約 977,217 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/423.html
子まりさはゆっくりできない 15KB このお話しは ふたば系ゆっくりいじめ 53 そんなに我侭いうなら自分で生きてね! ふたば系ゆっくりいじめ 90 私は鬼にはなりきれないのだ の2作品と繋がっています 子まりさは不満だった。 耐水性ダンボールのおうちの中で姉妹と共に生まれ育ち、両親には愛情を注がれていた。 母れいむは毎日素敵なおうたを歌ってくれたし、父まりさはお外に連れ出して帽子の上に乗せてお散歩してくれる。 両親共に笑顔を向けてくれない日は無かったし、姉妹分け隔てなく愛してくれた。 子まりさと姉妹は常に守られていて、意地悪で悪魔みたいな一番上の「元」姉をおうちから追い出し、近づけさせない。 強い風さんのゴウゴウと吹く怖い日はおうちのなかで楽しく過ごし、雨さんのやまない寒い日は家族みんなですりすりしあった。 ご飯は毎日食べさせてもらえたし、足りない、お腹が空いたといえば両親は平気で自分の分を子まりさに分けてくれる。 こんなに幸せに満ち溢れたゆん生を送り、育ってきた子まりさだというのに、それでも不満だった。 何が不満かといえば、「かいぬしさん」に対する両親の態度である。 「かいぬしさん」は毎日子まりさたち一家にご飯を持ってきてくれる存在である。 それは「にんげん」という生き物であるらしい。 自分たちと違ってとてもゆっくりできない生き物だ。 自分たちにとって、ゆっくりするという事は人生に置いて至上となる命題である。 そのために生きているといってもいい。 なので、ゆっくりできない「にんげん」という生き物は、自分たちの価値の対極にある、という事になる。 なんてくだらない生き物だ、と子まりさは思う。 ゆっくりできない存在ごときが、自分たちに毎日ご飯をくれているなんて。 聞けば、父まりさは狩ができない体だという。 昔に負った傷の所為だそうだ。 それでも痛むあんよを引きずって、子まりさたちを遊ばせるために外に連れ出してくれる。 誇らしい事だ。 親の鑑だ。 自分もいつか大人になって、父親になるときは父まりさのようにかくあるべしと思う。 こんな誇らしい父なのだから、体が満足で狩が出来たなら、さぞや美味しいご飯を沢山、それも毎日、取ってきてくれただろうに。 だがそれが適わない父まりさの代わりにご飯を持ってくるのはあの「かいぬしさん」というにんげんなのだという。 ゆっくりできないにんげんごときがご飯を持ってくるとは、子まりさは合点がいかない。 ゆっくりできるからこそ、子まりさや姉妹をゆっくりさせてくれるのが筋道という物だろう。 ならば、にんげんは何のためにご飯を持ってくるのか。 家族にご飯を調達してくるなんて、そんな偉大な仕事を父に代わって行うのは何故だろうか。 子まりさは数グラムの餡子脳を絞って思案した結果、ある結論に到達した。 すなわち、あのにんげんは仕事をちゃんとしていないのだ。 何故ならば、ゆっくりできない存在だから、ご飯も満足に取ってこれないのだ。 そう思う根拠の一つは、時々ご飯が足りないと思うときがあったからだ。 前述したが、子まりさはご飯が足りない、空腹だと思うときがあり、両親から配分された以上に余分に分けてもらう事がある。 育ち盛りの子まりさが足りないと思うという事は、それはご飯の調達量、狩の仕方が不十分だという事だ。 狩が満足に出来ないのは、ゆっくりできないにんげんという生き物にやらせた事だから、となれば辻褄もあう。 もう一つは、前の根拠をさらに補強する。 あんなに誇らしいと思う父親が狩をできたならば、子まりさに空腹を憶えさせはしないだろう、という思いである。 それは一種の信頼であり、信仰である。 他の全てで子まりさをゆっくりさせてくれる父まりさの唯一の欠点、それは体の不具にある。 それさえ無ければ、他の事同様に子まりさを満足させてくれるような、素晴らしいご飯を調達してくれる。 量だけではない。 味も、今子まりさが食べているようなものとは比べ物にはならないしあわせ~をさせてくれる美味なものを与えてくれるはずだ。 そういう期待が、否、確信が、子まりさにはあった。 だが、現実には父まりさは狩ができず、ご飯を持ってくるのは「かいぬしさん」である。 そして「かいぬしさん」の持ってくるご飯は足りない上に、本当なら父まりさが持ってきてくれるはずの美味しいご飯より数段劣っているのであろう、低品質な、物だ。 早合点してはいけない。 子まりさの不満点はそこではない。 本当に大事な事は、子まりさを満足させえない狩の成果しかできない、ゆっくりできない「かいぬしさん」ごときに、 誇りに思うはずの父まりさや母れいむが酷く怯え、常に下手に出て平身低頭しているという事なのである。 子まりさは、今日も見た。 おうちの戸口の隙間から、偉大なはずの父まりさが「かいぬしさん」に見っとも無くペコペコとしきりに、素敵な黒いお帽子が泥で汚れてしまうほど額を地面に擦りつけて ご飯を貰える事のお礼を卑屈に思えるほどの態度で述べている、情けない姿を。 そして、目の前で餌皿をひっくり返され、粒状のご飯を地面に撒き捨てられて、それを拾わされているのを。 「ありがとうごじゃいまず! まいにちありがとうごじゃいまず! これでゆっぐりできまず! おちびちゃんだぢと、ゆっぐりできまず! まりさはしあわせでず! かんじゃじでまず!!」 にんげんの脚の間に潜って股下をくぐりながら、父まりさは必死でご飯を拾い集めていた。 その父まりさの頭の上に、餌皿が落とされる。 ゆひぃ!と叫んで父まりさは集めていたご飯をいくつか口から溢した。 そして、逆さになって転がっている餌皿を口でくわえて、集めた餌を入れ、見栄えを整えておうちの中へと精一杯の笑顔で戻ってくる。 さあご飯の時間だよ、可愛いおちびちゃんたち!とにこやかに笑う父まりさの心の中で、どれだけプライドがズタズタにされている事だろうか。 この光景を初めて目にした時、子まりさの両目からはとめどなく涙が溢れ出したほどだった。 あんなに自分たちを愛し、守り、ゆっくりさせてくれている父まりさが、どうしてこんな目に合わなくてはいけないのか? それも、少しもゆっくりできない、にんげんなんて下等な生き物なんかに、こんな仕打ちをされて。 父の代わりに餌を運んでくるだけの役割しか出来ないくせに、それも、不十分な量と質のご飯しか持って来れないくせに。 子まりさは憤ったが、父まりさも母まりさも、それに共感はしてくれなかった。 ただ、いつになく落ち込んだ表情で、仕方が無いんだよ、「かいぬしさん」には逆らえないから、と答えたのみだった。 それを聞いて子まりさは大いに落胆した。 ゆっくりできないにんげんなんかに、何故に両親はこんなにも下手にでなければいけないのか、と。 その一件以来、子まりさは父まりさにも母まりさにも期待するのを辞めた。 急に、両親が誇らしく思えなくなってきたのだ。 にんげんはゆっくり出来ない。 ゆっくりすることは、至上である。 なのにゆっくりできないにんげんにヘイコラしている両親は、実は誇りでも偉大でもないのだ、そう思うようになり始めた。 自分だったら、そんな事はしない、と子まりさは姉妹に対して演説ぶった。 ゆっくりできない人間と違って、ちゃんと狩をする。 自分の子供たちに、空腹とか、足りないとか思わせない。 もっともっと美味しくてしあわせ~なご飯を見つけてくる。 そしてにんげんにも、あんな卑屈な態度は取らない。 毅然として立ち向かう。 そもそも、にんげんなんかに狩をまかせたりはしない。 それは両親への期待が裏切られたと思ったことによるものと、 まだ期待していたときの理想像としての親としてのかくあるべき姿への憧れがそうさせたのであろうが、 その時、子まりさは自分が見切りをつけた両親に、取って代わるつもりで居た。 自立心の現われであったかもしれないし、子供特有の万能感であったのかもしれない。 が、ついに子まりさは、姉妹と両親の前で、こう宣言したのだった。 「かりもまんぞくにできないおとーさんやおかーさんには、もうたよらないよ! まりさはあのにんげんをやっつけて、ぎったんぎったんにしてくるよ! ごはんももってくるよ! もうかりだってじぶんでできるとしごろなんだからね!」 「……で、ゆっくりできない人間が、何だって?」 「もうやじゃぁぁぁぁぁっ! まりしゃおうちかえりゅぅぅぅぅぅ!! いじゃいよぉぉぉぉもうたちゃかにゃいでぇぇぇぇ!! ぷすぷすしゃんやめちぇぇぇぇぇ!! たすけちぇぇぇぇぇ!! ごべんにゃしゃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 子まりさの全身は何十回と繰り返されたデコピンの傷跡で赤いまだら模様になっており、さらに数本のマチ針が刺されていた。 両目からとめどなく涙を流して赦しを請うその小さな姿には、数分前までの威勢は微塵もない。 さらに子まりさの、父とそっくりで自慢だった素敵なお帽子はとっくに取り上げられて、ぐしゃぐしゃにされて人間の足元に踏み潰されている。 意気揚々とおうちを出て庭をぴょんぴょん跳ねて行った子まりさが、対面した人間にどのような悪態をついたのかは言うまでもない。 身の程知らずの子まりさは、傲慢の報いに相応しい制裁をその身に受けて、開始数秒で心が折られてしまっていた。 なんとも情けないと思うなかれ。 所詮、ちょっと小突いただけで赤ゆっくり言葉に戻ってしまう程度の、文字通りほんの子ゆっくりなのである。 一発目のデコピンの痛みに悶絶し、二発目を指の輪っかをぐぐぐーっと力を入れて構えただけで恐怖で泣きながら同時にちーちーを垂れ流すのは子ゆっくりなら誰でも同じだ。 「飼い主さん」であるところのこの人間は、それでも容赦なくデコピンを食らわせ続け、子まりさが這って逃げる事も出来なくなるほど衰弱すると 応急処置に紙パックのオレンジジュースをかけてやった上でまたデコピンを何度となく食らわせ、さらに一定の区切りごとにマチ針を刺すという事を 7~8セットばかり繰り返した上で、ようやく小休止して詰問タイムに入ったのだが、 その頃には既に子まりさは人間が指でデコピンの輪を作ってチラつかせるだけで 「ゆぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃdrftgyh!!!!」 と泣き叫ぶくらいにトラウマを作ってしまっていた。 それでも、人間は自称「流石に鬼ではない」ので、体罰のほうはこの程度で許してやるつもりで居たが。 「でだ、まあ別に人間様に逆らおうってのはお前たちゆっくりには良くある事だから別にどうでもいい。 これだけ痛めつけられれば、人間がどんなに強くて恐ろしくて、逆らったら怖い存在か身にしみただろう? お前の父親みたいに素直になりたくなって来たか? ん? どうだ? 人間はゆっくりできないって言葉の意味が理解できたか?」 「わかりまじちゃぁぁぁぁぁ!! にんげんしゃんはきょわいですぅぅぅぅ!!」 人間はゆっくりできない。 子まりさは、酷い勘違いをしていた事を悟った。 ゆっくりできないのは、人間が自分たちより劣ってるとかそういう意味ではない。 子まりさは人間は自分たちにとってゆっくりできない存在で、ゆっくりさせてくれる事もできない、と解釈していたが 本当は「自分たちをゆっくりさせない」存在という意味だったのだ。 「理解できたなら、よろしい。 では、こんな事をして、後悔しているか? 申し訳ないと思っているか? どれだけ自分が馬鹿なことをしたか、わかっているか? 自分たちより強くて恐ろしい人間様に突っかかって、喧嘩を売って、痛めつけられて、ボロボロにされて… お前の父親みたいに、障害の残るかもしれないくらい怪我をして、反省する心があるのか?」 「りきゃいじまちたぁぁぁぁぁ!! きょうかいしちぇますぅぅぅぅ!! もうちわけありましぇんでちたぁぁぁぁ!! はんしぇいしちぇましゅから、ぶたにゃいでぇぇぇぇ!?」 「…はあ。 全然解ってないな、お前。 後悔して謝るのも反省するのも、俺にじゃないだろう?」 人間はため息を付いて、こいつ本当にアホだなと言いたげな哀れみを含んだ表情を子まりさに向けたが、 子まりさは何のことなのか全くわからないまままに涙を流して震えていた。 謝れば、許してもらえる。 必死に命乞いをして、もう二度と逆らいません、と誓えば、殺さないでもらえる。 痛いのも怖いのも嫌だから、もうこれ以上デコピンで体を打ち付けられるのも針で刺し貫かれるのもされたくないから、 とにかく謝って卑屈になって人間に許してもらおう、そうすれば助かる。 助かりたいという一心で、ただ謝るその意味も解らず謝ろうとしていた。 そんな子まりさに、人間は後ろのほうを指差して見せる。 その先には、子まりさの懐かしい幸せな記憶の一杯詰まったおうちと、涙を流しながらこちらを並んで見ている両親の姿があった。 「もうゆるじであげでぐだざい! こどものじだごどなんでず! じぶんのたちばがわがっでながっただけなんでず!! これがらはいいごにそだでまずから!! にどと、さからわぜまぜんがら!! ごはんもかんしゃするいいごにさぜまずから!! おねがいだからそのごのいのぢだけはぁ……!!」 「とってもゆっぐりできる、れいむのおちびちゃんなんでずぅぅぅぅ!! おねがいでず、ごろざないでぇぇぇぇ!! やんちゃでわがままでときどきばかなこだけど、いちばんかわいいちびちゃんなんでずぅぅぅぅ!! れいむのすでぎなまりざにぞっぐりないいごなんでず!! まりざとおんなじおちびちゃんは、もうそのこしかのごってないんでず!! れいむがみがわりになるから、おちびちゃんだけはあああああああ!!」 距離にして1mも離れていないが、小さな子まりさにはとても遠く感じられた。 ああ、何でこんな馬鹿なことをしてしまったんだろう。 あんなにも自分を愛し、心配し、涙し、身代わりになってもと命乞いまでしてくれる両親がいるというのに、 自分は何が不満だったんだろうか、と後悔して涙を流した。 今は子まりさは、自分がどれだけ愚かだったかわかる。 父まりさが、卑屈に這い蹲り泥まみれになってさえも、恐ろしい人間からご飯を恵んで貰って、 必死に自分や姉妹や母れいむを守ろうとして来たのに自分は気付かず、ただ人間に頭を下げる父を情けないと思ってしまった。 後悔しても、後悔し足りなかった。 偉大な父に守られて、その庇護の下でぬくぬくと甘えて、ただ安穏とゆっくりしていただけの自分。 そして甘えた上に父を見下し、思いあがった結果がこれだ。 全てに気付いた瞬間、子まりさは遥かかなた(に子まりさの距離感では見える)の両親に向かって叫んだ。 「おとーしゃんおかーしゃんごべんにゃしゃいぃぃぃぃぃ! まりしゃがわりゅいごでしたぁぁぁぁぁ!! ゆんやぁぁぁぁぁぁ!! しにちゃくにゃいよぉぉぉぉ!! おとーしゃんとしゅりしゅりしちゃいよぉぉぉぉぉ!! おかーしゃんのおうたききちゃいよぉぉぉぉ!! いもうちょれーみゅたちにあいちゃいよぉぉぉぉ!!」 「まりさぁぁぁぁ!!」 「おちびちゃぁぁぁぁぁん!!」 「まあ、別に殺すつもりはないし、許してやってもいんだけどな」 「「「ゆっ!?」」」 両親と子まりさの涙交じりの感動の叫びあいに水を指す形になったが、人間は唐突に制裁も仕置きもこれで終了、解放する旨を宣言した。 子まりさは充分反省したようだし、晴れて釈放。 両親にもお咎めなし。 ただし厳重注意勧告処分で、次に子らが同じような事をしたら、容赦はしないと思え。 全く当然だが両親・子まりさともに承服し、子まりさもマチ針を抜かれて自由の身となり、さっきまで痛めつけられたのも忘れて両親の元へと飛び跳ねて行った。 そして、三匹は感動の再会… 「と、ちょっと待て」 は、人間の手によって遮られ、子まりさは指でつままれて空中に持ち上げられた。 唖然として見上げる父まりさ・母れいむたち。 わけがわからないままに「ゆんやぁぁぁ!!」と叫ぶ子まりさ。 数秒の間を置いて、我に返った母れいむが猛然と人間に抗議をする。 「どおじでじゃまするのぉぉぉぉ!? ゆるじでぐれるんじゃながったのおおおお!?」 「お前ら、まりさ種の子が反抗するのって二回目だろ。 前も親に悪罵浴びせてたし、今度は俺に喧嘩売ってくるし。 なにか悪いものでも遺伝してるんじゃないのか? れいむ種の子はそういうのは無いんだろ? こいつ、口では反省したとか謝るとか言ってるが、多分その場しのぎだぞ。 絶対三日もすれば同じ事をするだろうな」 「ぞんなごどはじまぜんんん! ほんどうはすなおでいいごなおちびちゃんなんでず! そうならないように、まりざもよくいってぎがぜまず! だから……」 必死に我が子を庇う父まりさだが、人間は冷淡だった。 前にもこの一家の子供は甘えによる傲慢化から、騒動を起こした事があったのだ。 そしてその時は、子らの一匹が犠牲になるという悲劇もあった。 「そう言っておいて、こいつがまた同じ事をした時の責任は取れるのか? 流石に俺も次も許してやるほど心が広くは無いぞ? というか、他の子供もそうかもしれないって判断して、全員処分しようと考えるかもな 俺も怒ると結構冷静じゃなくなるからなあ…」 「ぞんなぁ…!!」 「まあ、将来の危険を無視して、この子まりさを今までどおり家に迎え入れるか、それともはっきり処分を下すかだな。 お前たちで決めればいい。 ただし、何か起こったときは、今度はこいつだけじゃ済まないからな?」 結局、両親は半ば以上人間に脅迫される形になったが、今回の騒動を起こし「かいぬしさん」の人間に反抗した子まりさを家から追放した。 子まりさは、今は前に自分の姉が家を追い出された後に棲むようになった小さ目のおうちを引き継いで一人で暮らしている。 もう自分で狩ができる年頃だとのたまっていたので、餌も与えてられていない。 庭の雑草を適当に自分で集めて食わせている。 まあ、大言壮語を吐いたのだから、実行して貰おう、という事だ。 両親は時折、子まりさの方を気にかけて心配そうな視線を送っているが、人間に4m以内の接近を禁止されているので近づく事はできない。 もちろん援助も禁止だ。 人間に貰った餌は量が不満で味も不満というのだから、食べる義務は無いとのお達しだった。 もっと美味しい餌を腹いっぱい探して食べればいい、真面目腐った顔で嫌味にしかいえない事を人間は言った。 子まりさは、本当に後悔したが、もう取り返しの付かない事である。 青臭くて苦くて、それまでの餌よりは美味しいであろう雑草をむーしゃむーしゃ…と沈んだ表情で食べている。 もう家族とすりすりし合う事もないし、母れいむのおうたも遠くから聞くばかり。 あまりゆっくりできているとは思えない毎日を送っている。 余談だが、子まりさと離れる事になった一家はその直後に新しく養子を迎えることになったが、そちらが上手く行ったのかそうでないのかは、また別の話。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 養子って前作の野良ゆか~。 ※こういう「実はストーリーが繋がっていた」っていうのは好き。普通にタイトルで続編が分かるのも好きだけど。 -- 2018-01-03 14 00 29 納得↓ -- 2016-08-28 00 16 23 ↓↓クソガキ -- 2015-12-28 18 39 58 ↓ぼっち害悪ざまあww -- 2015-01-21 00 31 52 人☆間☆と☆一☆緒☆に☆す☆る☆な☆ -- 2014-09-10 20 46 14 JOJOネタ 無駄無駄無駄無駄無駄 アルティメット飼い主様に勝とうなど寝言でも許さんぞ -- 2013-03-31 06 32 31 人間でも有り得るが、こいつは饅頭だ一緒にしちゃいけない、一つの間違いが全てを滅ぼす事もある そう、人の気分一つでなヒャッハー -- 2012-12-17 18 08 35 この子まりさはあんまり責める気になれんなぁ。人間だってガキの頃はこんなもんだろ。お前らが小学生の時に親父が上司や取引先に卑屈に土下座してるところを見たとしたらどう思う? お父さんは情けない!って思わないか?実際は家族を守るために頑張っているからこそなんだが、そんなことガキにはそう簡単に理解できんわ。 -- 2012-09-17 02 41 22 ↓×4 飼い主に半ば無理やり追い出されたって書いてあるだろ? -- 2011-12-27 04 53 03 地球に全く存在する価値もないクズでカスでゴミで虐待されるしかない生き物が 身の程を知れwwww -- 2011-11-17 01 33 08 小さい頃のおバカな万能感がきっちり書かれてるイイ話だった。 特に 親ゆの情けない姿=駄目な父親から、 情けないことをしても子供を守りたい=イイ父親 に子ゆの見る目が変わっていく所がいい -- 2010-11-14 12 02 13 人間の小学生も増長して我侭になったり、子供の間だけの小さい世界で強くなった気になったりするけど それでも893に喧嘩売ったりはしないわ -- 2010-10-05 05 41 24 子供が勘違いして調子に乗ったのは、はっきり言って親の教育が全然なってないのが原因 結局親どもは子まりさにきちんと教育する自信がないので我が身可愛さに巣からほっぽり出しただけの話 -- 2010-09-16 09 16 01 まあ、子供にありがちな反抗だねぇ 子供のする事だしゲスとは言えんから、子まりさが生き残る事ができてよかった -- 2010-07-17 03 05 23 まあ落ち着け どう考えても皮肉だ -- 2010-07-16 23 32 26 雑草より不味い餌が売ってるのかw -- 2010-07-16 22 55 47 雑草って それまでの餌よりは美味しいのか。 -- 2010-07-16 18 34 04 調子付くからこう言う事になる 馬鹿でゲスでどうしようもなく糞饅頭な子まりさは命が助かっただけでも感謝してね このお話はとってもすっきりーできたよ! -- 2010-07-09 04 43 16 こういう話は大好きです! -- 2010-06-19 22 37 23
https://w.atwiki.jp/trivia-mike/pages/3478.html
北朝鮮が労働力を補うため北朝鮮帰還事業で言われたスローガンだ。しかし実態は過酷な環境だった。
https://w.atwiki.jp/pikumin_think/pages/90.html
5階層 そこ等じゅうにカビが発生しているが、ピクミンに問題は無い。が、長時間いると花が散って葉になる。 出現する敵は キノポンガシグサ カビムシ マロガエル デイピッツ ムラサキショイグモ オナラシ バクレツキン オオキノポンガシグサ キノミン キノポンガシグサは5階に近付くにつれて異常な量になってくる。 カビムシやデイピッツ、バクレツキンも同じように増えてくる。
https://w.atwiki.jp/h_session/pages/5697.html
注釈: 以下のキャラクターシートは 「pukiwikiライクモード」用に作ってあります くれぐれもご注意下さい! 編集→このページをコピーして新規ページを作成→「悪魔の楽園/キャラクター名」 で、作成します 経験値などの欄は、“残量/獲得量”の書式で書いてください。(自明だとは思いますが) デモンパラサイト キャラクターシート 【初期能力値】 【基礎情報】 【ステータス】 □能力値 □行動値 □エナジー □衝動 □進化経路 □取得特殊能力 【共生武装】 【所持品】 【所持技結晶】 【収入と副収入】(2d6*2000 円) □所持金 【コネクションや他PCとの関係】 【パーソナリティ】 【設定】 【成長履歴およびセッション参加履歴】 デモンパラサイト キャラクターシート 【初期能力値】 satuki__ - 2D+2D+2D+2D+2D+2D = [6,6]+[1,2]+[4,2]+[6,6]+[5,4]+[2,1] = 45 [部分編集] 【基礎情報】 キャラクター名 本田 桃子 プレイヤー名 サツキ 種族 ■人間/□動物() 年齢 17歳 性別 女性 職業 風紀委員 共生生物 モリオン LV 4 経験値 50/1000(魔結晶:25/300) 消費経験値 メイン(950)サブ1(0)サブ2(0) 共生武装1(0)共生武装2(0) 能力元値(0)衝動限界(0) 技能を除いた総和(0)技能(0) 特別単位 1/6単位 ランク G 【ステータス】 □能力値 ○変身前 肉体 機敏 感覚 幸運 知力 精神 ・元値 3 9 3 12 6 12 ・能力値 1 3 1 4 2 4 ・技能 肉弾攻撃 運動 射撃攻撃 直感 特殊攻撃 礼儀 □□□ ■■□ □□□ □□□ □□□ □□□ 水泳 隠密 探索 賭博 知識:※ 統率 □□□ ■□□ ■■□ □□□ □□□ ■□□ 登攀 運転 芸術:※ 交渉 応急手当 尋問 □□□ □□□ □□□ ■■□ □□□ ■□□ 剛力 操作 知覚 社会 情報技術 魅了 □□□ □□□ ■□□ ■□□ ■□□ ■■□ ・変身修正 +1 +2 +2 +2 +5 +4 ○変身後 2 5 3 6 7 8 ○戦闘修正 肉弾D 肉弾防 射撃D 射撃防 特殊D 特殊防 2 3 5 4 9 4 □行動値 変身前(機+感+値) 変身による修正 変身後 行動値: 6 + 7 = 13 □エナジー 変身前(10+肉+幸+精) : 19 追加エナジー : +30 現在エナジー:0+0 □衝動 衝動 第1段階□ 第2段階□ 第3段階□ 第4段階□ 第5段階□ 暴走 1 2 | 3 4 5 | 6 7 | 8 9 | 10 11 | 12 13 14 | 15 | □ □ | □ □ □ | □ □ | □ □ | □ □ | □ □ □ | □ | □ □ | ■ ■ ■ | ■ ■ | ■ ■ | ■ ■ | ■ 自我 | 1.5 2.5 | 3.5 4.5 5.5 | 6.5 7.5 | 8.5 9.5 |10.5 11.5 |12.5 |□ □ □| 現在値:0 □進化経路 1LV 2LV 3LV 4LV 5LV プライム シャーマン セージ プリースト 6LV 7LV 8LV 9LV 10LV 1LV 2LV 3LV 4LV 5LV 6LV 7LV 8LV 9LV 10LV □取得特殊能力 名前 使用可能段階 コスト タイミング 距離 範囲 時間 効果 参照ページ 肉体修復 なし 衝動1点 通常 本人 本人 一瞬 エナジー3d点回復 P25 魔種吸引 なし なし 通常 接触 敵1体 戦闘終了後のみ 対象から悪魔寄生体を奪取できる。 P25 連続攻撃 4LV以上2段階 エナジー10点 通常 - - 一瞬 通常のタイミングで「攻撃」が行える。 P25 限定強化 2LV以上2段階以下 衝動1点 ターン開始/通常 本人 本人 3ターン 悪魔化せずに能力値と戦闘修正が、変身後の値になる(サイコロの数、行動値、エナジーは変わらない) プリズンP74 精神強化 なし なし 常時 本人 本人 ― 戦闘以外の【感覚】【知力】の判定+3 p.038 光線 なし 衝動1点 攻撃 20m 1体 一瞬 2d特ダメ 閃光 の特殊武器 p.038 衝動操作 なし 衝動1点 通常 10m 1体 一瞬 変身中のみ。対象の衝動を1点減点 p.038 治癒光 なし 衝動1点 攻撃 10m 1体 一瞬 判定不要。エナジーを2d+特ダ回復 p.038 聖なる息吹 3段階 なし 攻撃 本人 半径50 一瞬 1戦闘中1回。3d+特ダ+衝動x2回復 p.038 思考転送 なし 衝動1点 通常 1km 1体 6ターン 対象の頭の中に直接声を響かせる p.038 超感覚 なし 衝動1点 通常 本人 本人 18ターン 戦闘外の【幸運】【知力】判定に+5 p.038 治癒領域 なし 衝動2点 攻撃 本人 半径30 一瞬 判定不要。エナジーを3d+特ダ回復 p.039 【共生武装】 エンジェリックウィングLv2(エンジェリックウィング/「メルド+1」()/【行動値】+3) 【所持品】 学生パス(赤) 携帯電話 かばん 武器(肉弾ダメージ3D) 【所持技結晶】 経験値25点結晶 【収入と副収入】(2d6*2000 円) □所持金 0円(0カオス) 【コネクションや他PCとの関係】 【パーソナリティ】 生まれ 教祖 人生経験 悪魔憑きに家族や恋人を殺された 寄生された理由 いつのまにか感染 悪魔的特徴 片目が黒以外の鮮やかな色 悪魔に対する感情 滅ぼすべき敵 戦う理由 邪悪な存在を許せない 変身形状 頭頂部が冠状になっている 追加特徴 【設定】 □100の質問回答 http //www.rassvet.net/trpg100/100question.html 【成長履歴およびセッション参加履歴】 初期 :経験値1000点、魔結晶300点、6単位を獲得 20YY/MM/DD:を消費してを→に成長 20YY/MM/DD:に参加して経験値 点と魔結晶 点、特別単位 点、技能結晶 、円を獲得 経験値950点 メイン1 → 4レベルになりました。 (2009-05-20 00 38 48) 特別単位4単位と魔結晶275点を消費して、エンジェルウィング2Lvを取得しました。 (2009-05-21 04 32 09) 1単位消費して、アウターワンを取得、共生武装メルド+1に装着 (2009-05-21 21 04 43) コメント
https://w.atwiki.jp/vtsr/pages/243.html
【オリ】MEIKO様/雨の楽園 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1267569 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1267569 Vocaloid及びVocaloid2のオリジナル曲 使用VocaloidはMEIKO、初音ミク 製作者はBingoBongoP 一つ前のページにもどる
https://w.atwiki.jp/tohojojisi/pages/296.html
パパパパパォワ~、ドドン!! ・AD660年、レティ=ハーンがまりさに宣戦布告!! 「いろいろ言いたいことはあるが・・・・、レポ主、少し表でようか。」 STAGE4 STAGE5 STAGE6 REPLAY STAGE4 「『パターン化』はAD400年にレティ・ハーンさんから入手済みだよ。今回は三人東方ユニットがいるし、余裕で守りきれるだろうね。」 「おい、なんで霊夢が出てきてるんだ!?」 「だって主人公だもん! 一番手はあんたに譲ったけど、それでも早めに登場しないと話にならないもんね!!」 「うぅ・・・・ホントはお師匠様かアリスに出てきてほしかったんだぜ・・・・。」 「スイカはいいの?」 「あたしはスペルで連続攻撃ができるからね。むしろ必要なのさ。」 「今連続攻撃ができるのはスイカと、教練ルートから連続攻撃を取得した僕のまりさだけだね。それに引き換えこの巫女は・・・・・。」 「う、うっさいわね!! いいじゃない、ほら、あれよ。マスコットってやつよ!!」 「呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪・・・・・・・・」 「はぁ、まぁいいや。とりあえず倒すぜ?」 ・AD780年、水密がうどんさんの属国になることに同意します! ・AD800年、まりさ―レティ・ハーン停戦。 「ま、ざっとこんなところだな! 体験版といった感じだぜ。」 「そうね。準備運動にもならなかったわ。」 「貴女、一回無謀に突撃してピチュッたじゃない。」 「あ、あれは・・・・そう、ハンデよハンデ! こっちはキーボード操作だったのよ、うん!」 「れいむよわすwww」 「うっさい!!」 ・AD940年、「経済学」獲得。一番乗り! ・AD1020年、レティが「自由主義」獲得。 そう、関係ないね。 ・AD1080年、「判定見切り」獲得! ・同年、天子に「火薬」+「銀行」を渡してもこたんと和平させる。 「なんで?」 「妹紅が最初のターゲットだからな。一人蜂蜜酒で援軍もないだろうし。」 ・AD1090年、レティから780G の恐喝。拒否! 今は東方ユニットのアップグレードに金銭が必要。 ・AD1140年、「人形操術」獲得 ・AD1160年、「博麗式」がまだだが、弱ったもこたん相手なら十分と判断。開戦を決定! 「準備完了だね。『博麗式』は攻略中に完成するだろうからどこかのタイミングでアップグレードしようか。」 「この時点の世界情勢だぜ!」 「ここまでいい感じに情熱大陸だったわね。殆ど全員が常時誰かと弾幕ごっこをしている状態だったわ。」 「おかげで首領だというのに技術の進みがかなり鈍くて助かったよ。」 「現在の技術テーブルだな。」 「黒幕やうどんげの技術の進み方が早いわね。なるべく早めにたたいておききたいものね。」 「まぁ、でも無双モードに限らず、征服勝利狙いのときははぐれたやつから降伏させていく方が安全だ。予定通り隣のお釈迦様を攻略するぜ!」 STAGE5 パパパパパォワ~、ドドン! ・AD1160年、まりさがもこたんステージに挑戦!! 「さぁ、いよいよ本編攻略開始だぜ☆」 ・AD1160年、龍神の石造占領!! ・AD1170年、秘封倶楽部占領!! ・AD1190ねん、けーねのおうち占領!! ・AD1200年、水密がうどんさんから独立。 ・AD1210年、人間の里占領!! ・AD1220年、寺子屋占領!! STAGE1クリア!!(もこたん降伏) 「所詮1ボスってところだな。あっけなかったぜ!」 「私はEXボスだぁ~~~!!」 「ルーズドックの遠吠えが心地いいわね。」 「ところでこの面の終盤に気になる事象が起きてるね。」 「戦争中の相手に帰属希望って・・・・・自殺願望でもあるんじゃない?」 「ときどき頭がわいたような行動取るよな、市民。」 ・AD1230年、もこたんに全都市を返還。 ・AD1240年、「博麗式」完成。研究を「軍事科学」目標に。 パパパパパォワ~、ドドン!!×2 ・AD1250年、準備完了、まりさがフランちゃんステージに挑戦!! ・AD1260年、大図書館占領! ・AD1270年、紅魔館占領! STAGE2クリア!!(フランちゃん降伏) 「まだ二面だしな。サクサク行くZE☆」 「私もEXボスだよー!!」 「フランはお釈迦様におされ気味だったようで、既に大分弱っていたみたいだね。」 「次は船長を倒そうぜ! 理由はなんか国境際にスタックを集めていたからだ!!」 パパパパパォワ~、ドドン!!!×3 ・AD1300年、まりさが水密のステージに挑戦! ・同年、信貴山占領!! 「ざわ・・・・・・・・ざわ・・・・・・・」 パパパパパォワ~、ドドン! ・AD1310年、天子がまりさに宣戦布告!! 「そこまでよ!!」 「船長の宣戦依頼のようだね。どうする?」 「天子は強いからなぁ~、五人しかいない私達がばらばらに戦うのは効率がよくないなぁ。 船長とはいったん和平して先に天子を攻略しようか。」 ・AD1320年、ネズミ達の倉庫攻略!! ・同年、まりさ―水密(一時)和平。 「さぁ~、どんどん都市を占領しちゃおうね~~~。」 ・AD1360年、河童の胡瓜畑占領! ・AD1380年、妖怪の山占領! ・AD1400年、守屋神社占領! STAGE3クリア!!(天子降伏) 「途中横やりが入ったが、むしろ好機と標的を切り替えてやったぜ!」 「船長のスタックは初撃で壊滅していたからね。いつでも再戦できるよ。」 「次行きましょう。 クマ狩りなんてどうかしら? 理由? 近いからよ!!」 パパパパパォワ~、ドドン!!!!×4 ・AD1400年、まりさがくまさんステージに挑戦! ・AD1410年、旧都占領! ・AD1430年、三都市一斉攻略。 地霊殿、地下と地上を結ぶ縦穴、夢枕占領!! ・同年STAGE4クリア!! 「く、くま~~~(悲しげ)」 「なんで熊がボスなんだ?」 「さぁね。ボーナスステージなんじゃない?」 「(正直そろそろまともに登場したいのだが・・・・。)」 「(ナカーマ♪)」 「よし、船長と再戦しようじゃないか! 理由? 近い(ry」 パパパパパォワ~、ドドン!!!!!×5 ・AD1440年、まりさが水密ステージに挑戦! ・同年三都市同時攻略。 寅丸の船室、命蓮寺、幽霊客船占領!! ・AD1450年、飛倉占領! ・AD1460年、惨憺たる大海原占領! STAGE5クリア! 「さっき主力は叩き潰したからな。 正直無人の船を占領するだけの簡単なお仕事だったぜ。」 「ここまでまりさ単独での無双状態にはしないで、なるべく全員で戦うようにしてるよね?」 「私一人では数的限界があるからな。私達は五人で一つのチームなんだZE☆ なるべくみんなで強くならないといけないと思ってな。」 「さすがはわたしのまりさ/// みんなへの愛g・・・・」 「さすがは僕のまりさだ!! その思いやりと先見の明、称賛に値する!!」 「シャンハーイ!!!」 STAGE6 「しっかし、張り合いがないわねぇ。 首領なのに出てくるスタックはいいとこ皇帝どまりじゃない。」 「さっきも言ったけど常時戦争状態で誰もが戦力をすり減らしながら来たからね。」 「でも次はやばそうだぜ。 なんたって領土面積一位、属国にリリーを従えたうどん帝国が相手だからな!」 パパパパパォワ~、ドドン!!!!!!×6 ・AD1460年、まりさがうどんさん・リリーステージに挑戦! 「わっ、なんかいる!!」 「うわ~~~~、ため込んだわね。 ざっと100ユニット以上のデススタックに、後続からの増援あり、かぁ。」 「最終ステージにふさわしい陣容だな! 私達は手数は少ないが『特別奇襲』を持っている。これを活かしてヒットアウェイ戦法だぜ!!」 「補足しよう!! 都市に籠る(なぜか籠ってた。)デススタックに特奇持ちユニットで攻撃⇒移動力を使い切らずに友軍文化圏2マス以内にひっこむ戦術だ。反撃怖いからね。」 ・少女死闘中・・・・(AD1460~AD1510) 「何とか淤岐島の決戦に勝利したぜ! 倒したユニットは120以上だ。」 「こうなれば後はもろいわね。 さぁ~どんどん都市を切り取っちゃおうね~」 ・AD1510年淤岐島占領! ・AD1515年、三都市一斉攻略。 月都万象屋、因幡休憩所、蓬莱診療所占領!! ・AD1520年、三都市一斉攻略。 無名の丘、ヒエラコンポリス、新薬研究所占領!! ・AD1525年、永遠亭占領! ・AD1530年、二都市同時攻略、迷いの竹林、毒畑占領! 「宗主国うどんさん、お前の都市は後一都市!」 「リリーが独立したら降伏してもらおうか。それまでは飼殺そうね。」 ・AD1535年、リリーがうどんさんから独立! ・同年、二都市同時攻略、桜花結界、白玉楼占領! ・同年、STAGE6クリア! (うどんさん、リリー降伏) 「よーし! ノーコンティニュークリアでエンディングだぜ!」 「宴会だ―――!!」 「ここまで長かったわね。でもまりさのおかげでようやく幻想郷の戦火も消え・・・・」 「待て―――い!! 余の存在を完全スルーで大団円ムードに入るなど言語道断! 貴公らの首は柱に吊るされるのがお似合いだ!!」 「・・・・あの・・・完全に地が出てます・・・。」 「あー、EXTRAステージもあったな。 じゃあサクッとクリアしてくるZE!!」 「早く帰ってこないとお饅頭全部食べちゃうからね~~~!」 「・・・・・・・・・・・。」 パパパパパォワ~、ドドン!!!!!!!!×8 ・AD1540年、まりさがEXTRAステージに挑戦! ・同年、バクトリア占領! ・AD1545年、4都市一斉攻略。 八目鰻の屋台、まっくらもり、霧の湖、大蝦蟇の池(破壊)占領! ・AD1550年、蛍の川占領! EXTRAステージクリア!! 「よ・・・・よくぞこの私を黒幕だと見破った・・・・見事だ・・・・」 「はいはい、civ4に帰ってくださいね。まったくわからない人には本当にわからないネタなんだから自重しなさいってのに・・・」 「いまさらではあるが、わからない方のために一応補足をすると、ちらほら出てくるciv4の指導者たちは、この叙事詩のそれぞれの指導者の元となったAIの方たちだよ。本家civ4に近い挙動をするので今回ネタに据えてみたというわけ。」 「なんかすごい勢いで話がそれていってるが、次のターンにはクリアだぜ!」 「遅かったじゃない。お饅頭全部食べちゃったわよ?」 「がーんだな。」 ・AD1555年、まりさは東方戦火異変をクリアした!! (↑痛恨のミス。クリアしたのは1555年です・・・。) REPLAY 「・・・・というわけでまとめだぜ。」 「私達もこの異変で結構強くなったよー!」 「この毛玉は紀元前から私達に従軍していた癒しのモフモフだな。 抱くと気持ちいいぜ!」 「しかし、れいむよわすwww」 「し、しょうがないじゃない!! 私はほら、なんて言うの? そう、参謀タイプなのよ!!」 「参謀タイプ(笑)」 「もきーーーーーーー!!!」 「それと占領した都市を片っ端から解放したから、一部を除いて属国とは開戦以前より友好な関係になってしまったね。」 「ま、当然だよな! なんといっても異変を解決したんだし、そりゃあみんなからの尊敬も集まるさ!!」 「ちなみに勝利のターン開始時に、てんこがデレてきたよ。こんな感じ。」 「なんかこういうことされると情が移るよね。 姫様見かけたら思わず皆も貢いじゃうよね! ね!?」 「ご褒美をあげたくなっちゃうよな。」 「わくわく。」 「私がてんこを最大の敵に認定しました。」 「クリア後の主要なデータはこんな感じかな。」 「注目すべき点は、やっぱり序盤の官吏スリングショット前後のGNPグラフかな。一時的に先進グループに追いついていて、この一瞬の優位を逃さず技術交換でキャッチアップができたことが、今回スムーズに「判定見切り」に到達できた最大の要因かな。」 「あとは・・・・、そうだな、プレイ時間もかな。 無双モードは息抜きに最適だZE☆ まぁ、『待って、もう一ゲームだけ!』ってなって、結局変わらなかったりするんだけどな!!」 「私の軍事力グラフには触れてくれないんですね。ぐすん・・・。」 「ん? まぁまぁ頑張ったんじゃないの? というより他が不甲斐ないだけなんだけどね。」 「そこは大目に見てやろうぜ。 正直軍量は状況に左右されるからな。 今回はとびぬけた超大国ができなかった幸運な(不運な?)ケースだ。 尤も、超大国ができてしまったらほぼ詰みなんだけどな!」 「最後に、このテスト版の使用雑感でも述べておこうかな。」 「スコアボードの各文明ユニット表示は結構助かるぜ! 今までは相手に危険人物がいるかはログを見なければならなかったりしたからな。」 「ときどき表示がおかしくなったりしたけれど、これは無双モードだったからかしらね? プレイには支障はなかったわ。」 「他文明のスペル使用も状況把握に助かったな。たとえば、『にとりのスペル使用確認したらこっちの遺産換金のお知らせ!』 みたいな感じだな。」 「スペルに関しては現状調整が必要そうなのは小町とぬえくらいかしらね。 輝夜のスペルもうっとうしいけれど、あのくらいなら戦闘の役に立たないリスクを考えると丁度いいと思うわ。プレイ速度依存の調整は必要かもしれないけれど、ね。」 「永遠亭なら、相対して危険なスペル持ちはむしろ優曇華ね。 今回の様な東方ユニット中心の戦力ならともかく、通常ユニット中心のラッシュは優曇華スペルで壊滅することが珍しくないわ。 ダメージなら回復させればいいけれど、蛮族化は手の施しようがないわ。」 「とはいっても、要望出すばかりじゃなんなので、少し仕事をしてみたぜ。」 「以下レポ主からの報告よ。 今回のレポ投下が少し遅れた釈明会見ね。」 (←代理)「遅くなった理由は、萎え落ち!!・・・・・ごめんなさい、ちがいます。 新指導者の台詞パッチを作っていました。 前回のパッチの(ひなちゃん・虹川三姉妹・リリーWB・大妖精・小悪魔)に加えて、星蓮船の全メンバーと本読み妖怪の台詞を作成し、まとめました。詳細はDLの後メモ帳を見てくださいませ。 星蓮船EXTRAをようやく全キャラでクリアできたこと、また1.13正式版に間に合わせたく、このタイミングで作成していました。ウチはバリバリの文系人間なのでプログラミングなどはできないので、この程度の力添えしかできないのですが、このパッチがさらなる台詞の作りこみにつながれば幸いと存じます。また、製作者様に感謝しつつ、叙事詩のさらなる発展を願っております。」 「・・・・だそうよ? よかったわね、まりさ。もう台詞かぶりを気にしなくてもいいのよ。」 「わーい。」 「ともあれ、本レポはここまでだね。特に戦術的でもないネタレポなのでなんの参考にもならないとは思うけれど、少しでも楽しんでいただけたなら幸いだよ。」 「それではまた次回まで、ごきげんよう!!」 「(あたしゃ、ここにいるんだよー)」 レポも台詞も乙です。こういうグラフ見ると官僚制の大きさが良くわかるなあ -- 名無しさん (2010-11-10 23 35 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/20159.html
終着の楽園 パーフェクトエデン R 光/水/自然文明 (4) ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■自分のゴッドとオリジン・クリーチャーの召喚コストは、自分のバトルゾーンのゴッドとオリジンの数だけ少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1701.html
楽園の終焉 現代日本注意 ドス登場 何とかという地方都市の近くに大きな森が広がっていた。 一昔前ならよく見られた動植物にとっては最後の楽園でもあった。 もっとも、今その森の主要な生物はゆっくりと呼ばれる最近になって大発生した謎のナマモノである。 都市や農村でも多く見られるが、ここまで野生のまま、人間との関わりを持たずに生活を営むゆっくりは最早そうはいないだろう。 この森に棲むゆっくり達の群れもその数少ない群れの一つであった。 最も、そのゆっくり達の繁殖力は凄まじく、食害によって多くの森が昔の姿を失いつつあった。 ここでも他の動植物の繁栄を押しのけるまでに数を増やしたゆっくり達が森の主要なナマモノとなった経緯がある。 今ではゆっくり達の楽園と言っても過言ではないだろう。 この森に棲む群れはドスまりさが治める数百匹単位の一つの群れである。 この群れは先にも述べたとおり、極めて野生のゆっくりの原型に近い生態系を保っていた。 というのも、この森は広く、森の大部分がとある富豪の所有地であったため、人間すらもめったに立ち入らず、外因によるリスクがなかったのだ。 森の深くなったところにゆっくり達のコミュニティが存在し、そこにはとあるれいむとまりさの番が暮らしていた。 この二匹は幼馴染であったため、仲がよくいずれは将来を誓い合う伴侶にと決めていた。 そしてつい最近、二匹がにんっしんしても耐えられるまでに体が成長したため、ついに互いにすっきりしあい、晴れて番いとなったのだ。 「まりさのあかちゃんとってもゆっくりしてるよー♪」 「れいむのあかちゃんもとってもゆっくりしてるね!きっとわたしたちににてゆっくりしたこになるよ!!」 朽ちた木の窪みの巣の中でこんな微笑ましい会話が続いていた。 そしてついに互いの子供達が生まれた。れいむ、まりさともに4体ずつ生まれ、二匹とも大満足である。 「「「ゆっくちちていってぃえにぇ!!!」」」 プチトマト程の大きさの8匹が元気よく挨拶した。 「「ゆっくりしていってね!!」 二匹の愛の結晶に涙を流して喜んでいた。早速互いの蔓を千切り、赤ちゃん達が食べられるように咀嚼し、ぺっと吐き出した。 赤ちゃん達は両親の吐き出した最初のごはんに群がっておいしそうに食べ始めた。 「「「むーちゃむーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!!」」」 そんな赤ちゃん達を見て二匹はほほ笑んだ。確かに苦しいこともあったし、これからも苦しいことがあるだろう、 だがこの赤ちゃん達がいればどんなことでも乗り越えられる。そう二匹は確信していた。 次の日からまりさは狩りに出かけ、れいむは子守りをしてまりさの帰りを待った。 毎日のように美味しいごはんを食べ、赤ちゃん達もゆっくり成長していった。 赤ちゃん達が生まれて一月半も経つと、8匹はソフトボール程度の大きさにまで成長し、もう狩りに連れて行ってもいい頃合いである。 その日は家族10匹で狩りに出かけ、小さな虫やトカゲ、雑草等を食べて家に帰った。 そんな日が何日が続き、やがて子供達も狩りの時は単独でも行動できるようになっていった。 ある日いつものように親子で狩りに出かけたとき、一匹の子まりさが森の外れの方まで行き奇妙な音を聞いた。 ・・・ガガガガガガガ・・・・・ 今まで聞いたことのないようなゆっくりできない音だった。 「ゆっ?このおとはなんだかゆっくりできないよ!ゆっくりやんでね!!」 そんなことを言っても止む気配はない。子まりさは怖くなって両親の元へ帰り、そのことを報告した。 「そんなおとわたしたちもきいたことないよ!あしたどすにゆっくりきいてみようね。」 子供の言ったことが何だか分からないが、気になるので群れのドスに聞いてみることにして今日は帰ってゆっくりした。 次の日に家族は群れのドスまりさの元へ行き、“ゆっくりできない音”について報告した。 「ゆぅ・・・そんなおとドスもきいたことないよ、でもゆっくりできないおとがつづくようならなんとかしないといけないね!」 この群れのドスは古くから森に棲んでおり、群れの信頼も厚いゆっくりであった。 ドスは早速、そのゆっくりできない音を調べるために数匹のゆっくり達と子まりさをそこに行かせた。 だが調査に赴いたゆっくり達は二度と帰ってこなかった。 それからまた一月も経つとついにはゆっくり達のコミュニティにも“ゆっくりできない音”が響くようになり、また狩りにでたゆっくりが帰ってこない事件が続出した。 群れのゆっくり達はドスに“ゆっくりできない音”の正体を確かめるために同行してほしいと提案し、 行方不明になるゆっくりが続出していたため、黙って傍観してられないと判断したドスは調査に同行した。 ゆっくり達はより鮮明に聞こえるようになった“ゆっくりできない音”のする方向を目指したが、目の前の光景を見て絶句した。 ガガガガガガガガ・・・・・・ ドドドドドドドド・・・・・・ 今までゆっくり達の狩り場であった森の一角には既に一本の木も生えておらず、 人間達が見たこともない巨大な乗り物に乗り木を切り倒し、地面を均しているではないか。 そう、この“ゆっくりできない音”の正体は人間達のブルドーザーやチェーンソーによる開発に伴う騒音だったのだ。 「な゛に゛ごれ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!???」 「にんげんさん!ゆっくりやめてね!!きさんがいたがってるよ!!!」 この群れのゆっくり達にとって木は棲みかを与え、外敵や寒さから守ってくれる大切な存在である。 そんな木が人間達によって切り倒されていく・・・ゆっくり達には何をしているかは分からなかったが許せなかった。 だがゆっくり達がいくら叫んでも人間達は作業の手を休めようとしない。 怒りに震えたドスは人間達に叫んだ。 「ゆっくりやめてあげてね!!!」 流石に声が大きく、ロードローラーを操縦していた男がゆっくり達に気づいた。 「ん?なんだ、またゆっくりかと思ったら今度はやけにデカいのがいるじゃないか。」 「なんだじゃないよお!!きさんになにやってるの゛お゛お゛お゛!!?」 「何って見りゃ分かるだろ、木を切ってるんだよ。」 男は平然と答える。 「どぼじでぞん゛な゛ごどずる゛の゛お゛お゛お゛お゛お゛!!??」 「ゆっぐりしてないでざっざどやべであげてね!!!」 ゆっくり達も一緒になって抗議する。 だが男は「止めろって言われても俺にゃムリだ。もっと偉いサンに頼みな」と言って取り合わない。 「「じね!ゆっぐりじね!!」」 ゆっくり達は最後の手段とばかりにドスが止めるのも聞かずロードローラーに体当たりを仕掛けた。 勿論、そんなものが効くわけがないが。 男は煩わしそうな顔をして、躊躇いもせずにゆっくり達をローラーに巻き込み潰していった。 「「「ゆ゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?」 「どずぅ゛!ゆ゛っ゛ぐり゛だずげdゆ゛ぎぃい゛・・・」 ドスはその時悟った。今まで行方不明になったゆっくり達は皆このように嬲り殺されていったのだと。 事実、今まで行方不明になったゆっくり達は、このゆっくり達と同じように作業を中止させようとしたために殺されたのだ。 だがこうなってしまえばもはや関係ない。ドスは意を決してドスパークを撃つ態勢に入った。 「ゆっ、おじざん、よくもなかまたちをごろじだね!!」 「殺したっつかお前らが邪魔するからだろ・・・どっちか言うと事故だろこれは。」 男は悪びれる様子もなく答える。 「もんどうむようだよ!!しんだなかまたちのかたきはゆっくりしんでn・・・ゆ゛ぎゃ゛あ゛!!」 ドスが言い終わるのを待たずに男はロードローラーを進めドスも巻き込み踏み殺してしまった。 例え2m近い巨体を誇るドスまりさであっても鉄の麺棒の前では餡子の塊にすぎなかった。 「あーあ・・・こんなに汚れちまったよ、整備が大変そうだな、こりゃ・・・ おーい、またゆっくりを潰しちまった!水撒いてくれ、このままじゃ蟻が沸いちまうぞ!」 男はそう言うなりまた作業に戻って行った。 ガガガガガガガガ・・・・・・ ドドドドドドドド・・・・・・ ドスや調査に行ったゆっくり達も帰って来ず、ますます近づく“ゆっくりできない音”のために群れのゆっくり達は混乱状態に陥った。 やがて現れた人間や巨大な鉄の怪獣のためにゆっくり達は多くが殺され、生き残ったゆっくり達は森の更に奥へ逃れて行った。 その翌年、ゆっくり達のコミュニティがあった場所は巨大なゴルフ場に変わっていた。 毎日多くの人々がこのゴルフ場を訪れコースを回っていた。 そのゴルフ場には今でもたまにゆっくり達が現れる。 かつて森であったため、木々は所々残されており、そこで逃げたゆっくり達が暮らしていたのだ。 だがかつてのような広い森はなく、生き物は極端に少ない。そのため餓えたゆっくり達はコースへ出て人間にクラブで叩き殺されたり、 運悪く飛んできたボールに当たり命を落としたり、またある者は池に落ちてそのままゆっくり溶けて死んでいった。 ゆっくり達がまたコースへ出てきた。 大きな個体が2匹、やや小さな個体が7匹。内訳はれいむが5匹、まりさが4匹であった。 そう、かつてゆっくりの楽園があったときのあの家族だ。 このゆっくり達は子まりさがいなくなり、群れが崩壊した後も何とか森の奥へ逃げ、身を寄せ合って暮らしていた。 一年経てば通常大人になって、各々が家庭を持つのが普通だが、群れが崩壊し、森はコースによって隔てられてしまった上に、 極端に栄養状態が悪かったために子供も十分に成長できなかった。ここまで生き延びてこれたのは単衣に家族愛のお陰であろう。 ゴルフ場が出来てから、コースに囲まれた小さな島状の森に身を潜め、その小さな範囲で餌を探していたが、 やがて餌に困るようになり、ついにコースに出てきたのだ。 その時コースに人間がいなかったためゆっくり達はフェアウェイに降りてゆっくりし始めた。 「ゆー、ひさしぶりにゆっくりできるよ!」 「くささんもたくさんはえてるね!!」 「にんげんさんたちもいないから、みんなでゆっくりたべようね!」 家族は久しぶりに心からゆっくりできた。 やがて芝をついばみ始め少し経ったとき家族に異変が起きた。 「ゆ゛・・・な゛んだがゆっくり゛できな゛いよ゛・・・」 「みんなしっかりしてね!・・・ゆ゛べぇ゛え゛え゛え゛!!」 ゆっくり達は嘔吐し始め、やがて死んでいった。 「も゛っ゛どゆ゛っ゛ぐり゛じだがっ゛た゛よ゛・・・」 普通、ゴルフのコースに生えている芝はその青々しさを保つためや、雑草を除くために、 除草剤やその他多くの薬品が散布されている。異物に対する抵抗力の弱いゆっくりにとっては劇薬以外の何物でもない。 だがこんな光景はこのゴルフ場内では頻繁に見られることなのだ。 かつてゆっくり達の楽園であった森は既にその姿を失い、ゆっくり達も激減していった。 最早ここには二度と「ゆっくりしていってね!!!」のこだまが響くことはないだろう。 Fin どうも、またまた駄文にお付き合い頂きありがとうございました。 人間による開発とそれに翻弄される生物をゆっくりという形を借りて書いてみました。 コースに除草剤やら撒いているというのはうろ覚えです・・・ 確かそうだったとは思うのですが、書き終わってから不安になるってどういうこったいw 過去作品 男と一家 きめぇ丸の恩返し 丙・丁 ゆっくりハザード 永遠亭の怪 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1975.html
※冒頭のみ れいむとぱちぇりーには可愛い子宝が3匹いた 長女の子ぱちぇは、面倒見の良いお姉さん 次女の子れいむは、いつもおっちょこちょいだが家族を明るくしてくれる 末女の子れいむは、まだ赤ちゃん言葉も抜けない甘えん坊さんだ 夏のせせらぎで涼んでいる子供達を、寄り添う両親はうっとりと眺めていた ゆっくりの寿命は短い なぜならば簡素にしか作ることの出来ない巣に恐ろしい捕食者が侵入したり 思うように餌を集めれられなかったり、群れ同士のいざこざで命を落としてしまうからだ 大抵、巣立った成体は思うように生活できずに、家族もった者は食料を維持できずに 自然の厳しさと緩慢な性格から、長寿になる事は おろか子供を残す事すらたやすくない しかしこの家族は 決して家族を見捨てず愛に溢れたれいむと 常日頃と最愛のれいむと家族が幸せになるように思いをめぐらした思慮深いぱちぇりーによって すくすくと子供達は成長し 二人は今日までゆっくりと子供達と暮らすことが出来た ぱちぇはもう子供を生む体力はない、れいむも腹部に追った怪我ですっきりする事もできない 外敵から逃げ、凍える冬を越し、少ない食べ物で助け合い、過酷な数ヶ月を生き抜いた最初で最後の家族 自分達はそろそろずっとゆっくりする頃だろう 親しい知り合いはいないが、悲しんでくれる子供達がいる きっとただの餡子の塊となって、この世界から消えてしまうだろうが 子供達の心の中で自分達は生き続ける 可愛い子供達、自分達の知識と愛を注いだ子供達 きっと賢く逞しく育って、孫を ひ孫を成していくだろう 最愛の恋人と子供達に囲まれて、まるで天に昇るような母れいむだったが 本当に空を飛んでいた 「ゆぅ~?」 変な感触を感じてスィーから降りた成体まりさは辺りをうかがった 楽しく川辺をドライブしていたのだが お気に入りのキノコを食べ過ぎたのだろうか アレは味は不味いが、食べるとハイになる貴重なものだ その時のテンションなら美れいむでも美ありすでも落とせる気がしてくる そんな素敵ナンパ計画を練っていたのに、勢いを崩すとはゆっくりできないな 「ゆぐぐっ ゆぎぎぃ」 小石かなんかに衝突したと思っていたまりさだが、思いもしない結果に驚いた 背中をへこませ痛みにのた打ち回っているれいむがいたのだ 「ゆん! まりささまのじゃまをするからいけないんだぜ…」 とれいむに聞こえない声でつぶやくと ああ、このれいむが半端に怪我をしたら生涯面倒を見ないといけないのか 皮を見る限りだいぶくたびれているし、もっと若いれいむがいいなぁ とりあえず助けずにこのまま死んでくれれば良いが 「ゆんっ ふーっ ふーっ」 まりさはスィーについた返り餡を落として再び乗り込んだ すると痛みから立ち直ったれいむは這って川のほうへ近づいた 「ぱ ぱ ぱぁちぇりぃぃいいいい!!!!」 れいむの視線の先には成体ぱちぇりーがいた。大方友達か恋人だろう そのまま入水心中すればいい まりさは事故で覚めてしまった餡子脳にカツを入れるため 再び帽子の中のハイになるキノコをむしゃぼり食べ始めた 「で、でぃぶぅうううう!!! がぼがぼかぼっ」 「いまれいむが たすけてあげるからね!」 「ぱ、ぱちぇはいいがらぁあ! ごどもだぢを だずげなざいぃ!」 「ゆぅぅうう!? おおおおおぢびじゃんだぢぃいいい!!!?」 ぱちぇは比較的近い所に吹っ飛ばされたため、すぐにれいむに咥えられて浅瀬に戻されたが 軽い子供達は遠い中州の方まで流されていた 「おぎゃあああじゃああああああん!!!!」叫ぶ次女れいむ 「おみじゅ きょわいよぉおおおおおおお!!!」波に飲まれる末女れいむ 「おぢづぎなじゃいいい! ままが だすげにぎでっ ぐれっ がぼがぼがぼがぼっ」溺れている長女ぱちぇ れいむは己を省みず川へ突っ込み、頬を膨らまして浮き輪状態になって子供達を助けようとした しかし泳ぐことは出来ず流れに頼るだけの母れいむは直ぐに岸へと戻されてしまう 何回も何回も繰り返すが 「あきらめじゃだべよ! かぼぼっ おねーぢゃんがら ばなれないでねぇ! ゆぐぼぼぼっ」 長女は髪を妹達に加えさせてなんとか流れている流木を使いながら耐えている 「むきゅううう ぅぅうう …もうやだぁ!! おうぢにがえりだいよぉぉ!」 ついに泣き叫ぶ長女を皮切りに、次女れいむはふやけた部分から体が捻りきれて川底と水面に体が分離された 末女は溶けて表情のない皮だけが浮いていたが やがて散り散りになった 長女ぱちぇは 妹達の変わり果てた姿を呆然と見つめると、母れいむの視界に届かないどこかへ流れて行った 「ゆあああああああああああ!!!!! でいぶの おぢびじゃんだぢがぁああああ!!!!!!」 「むきゅううううううううう!!!!! ぱちぇの おぢびじゃんだぢがぁああああ!!!!!!」 かけがえのない子供達が藻屑となっている おお、ひげきひげきなんて思いながらまりさはキノコを完食した 自分のナンパライフを邪魔した、家族の愉快な末路を見て ノリを取り戻したまりさはスィーを転がし始めた 「ゆ?」 どうやら故障してしまったらしい なんてこった、あんな喜劇ショーとじゃ割に合わない せっかく誰かの巣で拾った まりさのスィーだというのに 動かないスィーに体当たりをすると、謝礼を請求しに夫婦に近寄ろうとする いつのまにやら夫婦の慟哭を耳にして駆けつけていた他のゆっくり達がいた 「だいじょうぶ れいむ? ぱちぇりー?」 「おちびじゃんがぁああ! おちびじゃんがぁあああ!!!!」 「わかるよー かなしいんだねー でも おちつくんだよー」 「みょーん! みょんみょん!」 なんだよ、野次馬かよ 毒ついたまりさはスィーを乗り捨てて 山で例のキノコでも補充にでもするかとその場を離れようとした 「ゆぎぃ! あいつだよ! あいつが れいむとぱちぇの おちびちゃんたちを!!!!!」 「わかるよー うわさの ぼうそうまりさだねー」 「ゆうかりんは みていたわ! あいつが れいむたちを はねたのよ!」 やべぇ バレてる だったら子供達でも救助して善人のフリでもすればよかったぜ スィーも故障しており、ココから逃げることも出来ないまりさは一つひらめいた とココまで考えました もしよかったら、好きに続きを書いてね!!! このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4657.html
「ゆがあああ!もうゆるざないよ!まりざだぢはずっどゆっぐりさぜでやるうう!」 衝動に任せて、都会派の矜持をかなぐり捨てて叫ぶありす。 もはや子まりさ達に対する家族の情など微塵も残っていない。 あるのは異様な姿になっても都会派でゆっくりしていた我が子を奪った悪魔への憎しみだけだった。 「れいぱーがこわいこといってるよ!」 「おお、こわいこわい」 「だいじょうぶだよ!おにーしゃんがあのれいぱーはうごけないっていってたよ!」 子まりさ達は自分よりも数段大きいありすに憎悪の念をぶつけられてなお涼しい顔。 自分達にだって大きくて強い親がいて、それ以上にいざとなったらあの男が守ってくれると思っているのだろう。 にやにやと笑みを浮かべてありすの方を横目で見やりながら、3匹で何か話し合いをしている。 「まりしゃ!やっぱりれいぱーはやっつけようね!」 「みんなであまあまさんをむーしゃむーしゃしようね!」 「おうちもおおきくなるね!とってもゆっくちできるね!」 元気良く不穏当なことを口走りながら3匹はありすのほうに振り向く。 どの子まりさも口から涎を垂らしながら、あくまでも純真な丸っこい瞳をきらきらと輝かせながら。 ぽいんぽいんとどこか間抜けな音を立てて、ゆっくりとありすに近づいてきた。 「ゆっくりできないれいぱーはゆっくちちんでね!」 「「ゆっくちちんでね!」」 そう言ってどこか攻撃的な笑みを浮かべる3匹の子まりさ。 しかし、彼女達は気づいていなかった。 自分達にもその笑顔が向けられていることを。 「ゆっくりしぬのはおちびちゃんたちだよ!」 「ゆ゛っ!?」 「「ゆっくちー!お、おかーしゃん!?」」 いつの間にやら彼女達の後ろにいたまりさが長女子まりさを問答無用に踏み潰した。 自分よりはるかに大きい成体のまりさにのしかかられた彼女は、苦しむ暇すらなかっただろう。 ある意味で彼女は幸せだった。 「お、おかーしゃん!どうちてこんなこどしゅるのおおおお!?」 「しょーだよ!まりしゃたちなにもわるいことちてないよ!?」 「ゆっくりだまってね!おちびちゃんたちはずっとゆっくりするんだよ!」 大声で宣言しながら小さく跳躍したまりさは次女まりさを噛み千切る。 問答無用の一撃は次女まりさをほぼ真っ二つにし、口の中に入ったものは咀嚼されずに吐き出された。 彼女は自分の半身を見て呆然とした表情を浮かべたまま、息絶えた。 「ゆゆっ!や、やめてね!?ゆっくりやめてね!?」 「まりさがやめてっていったときにやめなかったこはだれ?」 「やだぁ!?ずっとゆっぐぢやぢゃああああ!?」 残された三女まりさは逃げ道のないケージの中で、唯一の可能性を求めて一心不乱に跳ねる。 彼女の向かう先にあるものは、かつては母と慕った、お面の男曰くゆっくり出来ないれいぱー。 散々罵倒したけれど、赤ありすを食べたけれど、きっとたったひとりの子どもなんだから助けてくれるはず。 そう信じてありすの頬にへばりつこうとした瞬間、頬を膨らませての威嚇をされてしまった。 「ゆぐっ!ど、どほぢぢぇぇ!?」 「おちびちゃんをたべたいなかもののゆっくりはありすのこどもじゃないわ!」 「ゆううううううううう!ゆっくぢぢねぇ!?ゆっくぢごろぢのれいぱーはゆっぐぢぢね!?」 「そうだね、おちびちゃんのいうとおりだね!ゆっくりごろしするわるいこはゆっくりしんでね!」 直後、鬼の形相というにはいささか間抜けな表情で呪詛の言葉を吐く三女まりさをまりさの影が覆い隠した。 「ま、まりさぁ・・・!」 ありすはただただ嬉しかった。 まりさが最後の最後で自分を助けてくれたことが。 子ども達は全員死んでしまったけれど、また産めば良いんだ。 飼い主の男性の家で、まりさとずっとゆっくりして、もっとゆっくりした赤ちゃんを産もう。 「ゆふんっ!これでれいぱーのこどもはみんなゆっくりしたよ!」 そんなありすの夢想をまりさは相変わらず攻撃的な笑みを浮かべたまま打ち砕いた。 彼女の目には紛れもなくありすに対する憎悪の色が宿っている。 「ゆぅ・・・?ど、どういうことなの?」 かつてのパートナーの口から出た予想外の言葉に戸惑うありす。 彼女を一瞥してから、まりさはいつもお面の男が出入りするドアを見る。 彼の姿がそこにないことを確認した所で、再びありすを見ておもむろに口を開いた。 「ゆっくりおしえてあげるよ!まりさはね、ありすがだいきらいだったんだよ!」 「ゆゆっ!?そ、そんなのうそよ!?」 「うそじゃないよ!まりさはありすのせいでずっとゆっくりできなかったんだよ!」 ありすに向かって怒鳴りつけるように喋りながら、まりさは2,3度その場で跳躍する。 人間で言う所の地団駄を踏むに相当する動作なのだろう。 いつもは垂れ下がっている目じりをもわずかに吊り上げて、全身で怒りを表現している。 「まりさはね、ありすとおんなじくきさんからうまれたんだよ!」 「ゆゆっ!?そ、そんなの・・・」 「ゆっくりだまっててね!でも、まりさはおにーさんのおうちでおおきくなったんだよ!」 ありすはまりさの言葉が信じられず、困惑していた。 確かにありすの母に男性のまりさがレイプされて生まれたのがありすなのだから、まりさの姉妹がいても不思議ではない。 しかし、ならどうして生まれたその日、まりさ種の姉妹の姿を見ることが出来なかったのだろうか? 「おにーさんのおうちで、ずっとずっと・・・まりさはゆっくりできなかったんだよ!?」 「お、おにー・・・さん?」 「ありすのおにーさんじゃないよ!おめんのおにーさんだよ!」 その一言で、ありすはまりさの生い立ちをなんとなく理解した。 彼女もまたありすと同じ日に生まれ、誰かに引き取られた姉妹の1匹ということだ。 だが、それでもまだ疑問は沢山あり、矛盾もいくつか存在する。 「ど、どうして・・・ありずとゆっくぢしでくれたの?」 まりさの説明では彼女が今まで仲良くしていた理由がまったく分からない。 だからこそ、ありすはドアの方を見て男がいないことを確認すると、その質問をぶつけた。 あの男に脅されているのかも知れない。そんな淡い期待を込めて。 「おにーさんとのおやくそくだよ!」 「お、おやくそく・・・?」 「そうだよ!ありすをとってもゆっくりできなくするためなんだよ!」 ゆっくり出来なくするために一緒にゆっくりする。 矛盾しているようにも聞こえるが、要するに信頼を裏切られたときの絶望感を味あわせようということだろう。 その結果、ありすは我が子を我が子が食らうという信じがたいものを見せ付けられたのだ。 「ゆっくりりかいしたよ・・・で、でもまだゆっくりききたいことがあ・・・」 「ゆっくりだまってね!もうおはなしすることはないんだよ!」 言い終えるが早いか、ありすに触れるほど近くまで跳ねてきたまりさは彼女の頬に噛み付く。 ありすはその動作が攻撃であったことにさえ気づかずにぼーっとまりさの口元を見つめる。 そしてペッ、と吐き出されたものの正体が自分の皮であることを確認して、ようやく悲鳴を上げた。 「ゆああ゛あ゛あああ゛あ゛あ!ありぢゅのほっべさんがああ゛あ゛あ!?」 「ゆっくりしずかにしてね!」 「ゆぐっ!?」 そこにすかさず強烈な体当たり。 底部が焼かれていて踏ん張ることの出来ないありすはころんと転んでしまう。 焼け焦げた底部をまりさのほうに晒した格好で、何とか動かせる頬などを必死に動かすて起き上がろうとする。 が、何の意味も成さない。 「おお、みじめみじめ」 「ゆぐぅ!み、みな゛いでよぉ・・・ごのいながものぉ!?」 「まっくろあんよのありすよりはとかいてきだよ!ゆっくりりかいしてね!」 そう言いながら、まりさは再び彼女に体当たりを仕掛ける。 ありすはは仰向けの体勢からうつ伏せにさせられ、床と口づけする羽目になる。 地力で起き上がることも出来ず、舌と口を使って何とか横を向こうとするが・・・ 「ゆひぃ!?」 まりさに噛み千切られた頬が床と接触し、激痛となってありすを襲った。 痛みのあまりにありすは嗚咽を漏らし、めそめそと泣き始める。 そんな姿をまりさは薄ら笑いを浮かべたままただじっと見守っている。 「ゆっぐ・・・ゆひぃ・・・。やぢゃぁ・・・おうぢ、かえるぅ・・・」 「ありすにかえるおうちなんてないよ!ありすはここでずっとゆっくりするんだよ!」 「ゆっ・・・ゆぇ、お、おに゛ーさぁん・・・」 最後の希望である飼い主の男性に助けを求めるありす。 その直後、ケージのある部屋のドアがゆっくりと開いて・・・ 「いや、今頃くさい飯食ってるはずだから」 お面の男がのっそりと姿を現した。 「おお、まりさ。ついに話したのか?」 「そうだよ!すごくゆっくりできないかおしてたよ!」 「そりゃそうだろうな。そいつの飼い主もそんな顔してたよ」 あの馬鹿面は傑作だった、と男は大笑いする。 つられてまりさも一緒に大笑いする。 「ゆうううううう!あ、あぢずのおにーざんのわるぐぢいわな゛いでね!?」 「断る。お前の飼い主はでーべーそー」 「ありすのおにーさんはでーべーそー」 「「げらげらげらげらげらげらげらげらげら!」」 床に横むけに倒れた格好のまま憤るありすを指差して男とまりさはさっき以上に大笑い。 しかし、その爆笑は突然終わり、男は冷めた声でまりさに命令した。 「もうそいつには飽きた。まりさ、さっさと潰せ」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「あ、あやばりなさいよ゛!おにーざんにあやばっでね!?」 これぞゆっくりといった笑みを浮かべ、彼女に飛び掛るまりさ。 そんな彼女と男に向かってありすは吼える。 彼女達がその言葉を聞き入れるはずもなく、まりさはありすの皮を噛み千切った。 「ゆびぃッ!?」 「ありすはゆっくりしんでね!」 「そうだ。ありす、飼い主の悪口を言ったらゆっくりさせてやるぞ?」 口調だけでこれと言った意図のない思い付きだと分かるその言葉。 が、ありすにとって男性はまりさに裏切られた今となっては唯一無二の家族のような存在。 彼の悪口など言えるはずもなかった。 「そ゛、ぞんなの゛・・・どかいは゛ぢゃ、ないわ゛・・・!」 「・・・レイパーの癖に頑張るねぇ。今まで見た来た連中よりは優秀かも知れないな」 「ありずは、でいばーじゃ・・・ないわ゛よ!」 男に対する怒りが痛みを忘れさせるのか、まりさが噛み付いても悲鳴のひとつも上げない。 ただ彼の方を睨みつけたまま、延々と「いなかもの」だの「ゆっくりしてない」だのと罵倒を繰り返す。 「っち・・・優秀過ぎてつまらないな」 「さ、さわら゛だいでっ・・・ゆぶっ!?」 ありすの強情に業を煮やした男はケージからありすを引っ張り出すと、容赦なく床に叩きつける。 そして、ありすが二度と動かなくなるまでひたすら彼女を蹴り飛ばし続けた。 ありすが死んだ日から2週間ほど経ったある日。 「さあ、まりさ・・・行こうか?」 「ゆっくりついていくよ!」 男に抱きかかえられたまりさは満面の笑みを浮かべていた。 ありすは死んだ、これでようやくまりさは本当にゆっくりした生活を送ることが出来る、と。 自身の幸福な未来を信じ、幸せな家庭を想像して頬を緩めていた。 「おにーさん!まりさのはにーはどんなこなの?」 「・・・会ってからのお楽しみだ。でも、とってもゆっくりした子だぞ?」 「ゆぅうぅぅぅぅ!まりさ、どきどきしてきたよ!」 男と話しながら彼がまりさのためだけに連れてきたというハニーのいる部屋へと向かう。 彼のいつもと違ってもったいぶったゆっくりとした足取りに言おうなく期待感が高まってゆく。 素敵なパートナーとのすっきりーを想像するだけで思わず目尻が下がってしまう。 「おにーさん、ゆっくりいそいでね!」 「そう慌てるなよ。あと少しなんだから」 「ゆぅぅ・・・ゆっくりりかいしたよ」 男にこれ以上わがままを言ってはいけないと判断したまりさは少しだけ落ち込む。 それでもはやる気持ちを抑えきれないらしく、彼の腕の中でそわそわと底部や頬、口を動かしている。 「ついたぞ」 「ゆ~っ!ゆっくりたのしみだよ!」 やがて、男の足が止まった。 彼の右手がドアノブを掴むのを見つめながらまりさは頭の中で最初の挨拶の予行演習を始める。 もっとも、満面の笑みを浮かべて元気良く「ゆっくりしていってね!」と挨拶するだけのことなのだが。 ゆっくりとドアが開き、まりさの視界に清潔な白い部屋と丸いシルエットをした金髪のゆっくりの姿が飛び込んできた。 →ありす虐待エンドレス1へ このSSに感想をつける