約 2,045,472 件
https://w.atwiki.jp/3dsfcsiy/pages/120.html
かいとさんのページ フレンドコード 1590-4997-4932 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 備考 ↑へ移動
https://w.atwiki.jp/3dsfcsiy/pages/83.html
たつきさんのページ フレンドコード 2105-8698-9679 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 備考 ↑上へ移動
https://w.atwiki.jp/sainasu/pages/19.html
白石裕 さんの自己紹介 名前 しらいし裕(アイドレスでは白石裕に改名予定) 公式クラス Cランク 自己紹介(非公式でのSD経験なども含む) しらいし裕と申します。 自分も修行中の身ではありますが精一杯努力していきますので 皆で楽しく遊びましょう! 公式SDとして、都合が取りやすい曜日や、日時など教えてください。 土日ならば予め言っておいてくれれば大体対応可能です 平日だと水曜金曜はわりかし夜時間が空きます。 まずはご相談のほどを、出来るだけPLさん希望の時間でやれるよう努力します。 SDとしての気をつけていること 最近は時間管理とPLにいかに言葉で 臨場感を与えられるかを考えてやっています。 成功しているかはPLのみぞ知る… 勿論、SDとしての基本事項 (公平性等ルールブックに載っているもの)は押さえた上です。 初心者(TRPG、Aの魔法陣の初心者さん)に対してきをつけていること) ゲームが終わったときに次もやりたい!と思えるようなゲームに出来るよう気をつけています。 (初心者に限らずのことですけども) 公式セッション経歴(勲章も含む)
https://w.atwiki.jp/komyu/pages/142.html
六花咲き、鬼踊る 第1話 1. あの月は一体何を奏でているのだろうか。 あの月は一体何を詠っているのだろうか。 冬場に見る月はとても綺麗で、見るものの心を奪い取る。 冬場に輝く月は眩い金色で、見るものの目を奪いとる。 ―― ◇ ―― 「何をしているの?」 声をかけると、彼はこちらへと振り向き、 「月を眺めていた」 と笑みを持って返してきた。 その一言を答えるだけで、彼はまた月へと視線を戻した。 一緒になって月を眺めてみる。 東の空に浮かぶ月。 怖いぐらいに月は眩しい。 周りがとても暗いからなのだろうか。 だから月が何よりも目立っているから眩しく思えるのだろうか。 その眩しさの存在感が故に怖いと連想してしまったのだろうか。 「綺麗な月夜だね。 冬ならではだと思わないかい?」 優しげな声で訊いてくる。 うん、と返事だけを返し、視線はそのまま。 冬の時季は空気が澄み渡り、月も映える。 月が綺麗だといえば中秋の名月なのかもしれないが、今の時季でも見劣りしないと私は思う。 しばらく月を眺めていた。 ほかに何かやることもなかったからといえばそういうことになるのだろう。 月の美しさに心を奪われていたといえばそういうことにもなるのだろう。 月のほかに目に映るものがなかったからといってもそういうことにもなるのだろう。 今はただこうしているだけでいい。 月を眺めているだけでいい。 彼と一緒に並んでいるだけでいい……。 「寒くなってきた。戻ろうか」 彼が私の前へと出て、そう言った。 彼の吐く白い息が月の明かりで浮かぶ、空へと上がっていく様が見える。 それに合わせて私の白い息も上がっていく。 「うん、寒いね」 ふたりで月を背にした。 歩いていく中、私たちの向かう先に月で作られた二人分の影。 影はふたり仲良く並んでいる。 月は私たちふたりを見ているだけ。 まるで私達が月を眺めているかのように―― 第2話 2. 夢の中で見る月、それはふたりで見たときと同じように眩かった。 あの月が夢の中でも見ているようにも思えた。 それともあの月が夢の中までやってきたのかもしれない。 実に眩しい。 なのに、遠くを見渡すことができない。 あんなにも月が眩いのに、目の前は霧に覆われていた。 不自然といえば不自然だろうけど、夢だからという一言で尽きる。 さらに不自然といえば、手には何かを握っていた。 何を握っているのか、それははっきりとしない。 夢だからはっきりしないのだ、と勝手に納得してしまっている。 目の前には―― ―― ◇ ―― ここで目が覚めた。 夢を見ていたのだ、という考えだけが頭の中を駆け巡っている。 所々曖昧ではあったが、所々鮮明さもあった。 怖い……。 両肩を抱きしめ、うずくまるように体を丸めた。 体が震えている。 何だったのだろうか。 とても怖い夢のような気がした。 それとも、現実……なのだろうか。 それぐらい鮮明さを持っていた。 怖さを覚えるほどに曖昧だった。 分からない。 自分が何を感じ取っているのか。 夢なのか現実なのか、現実なのか夢なのか。 曖昧なのか鮮明なのか、鮮明なのか曖昧なのか。 夢が怖かったのか、分からないことが怖いのかさえも、 分からない―― 目を瞑り、もう一度眠りにつこうかとも考えた。 でも同じ夢を見たいとは思わないし、もう一度眠れる状態でもない。 ならばしかたがない、と両肩から手を放し、上体を起こした。 布団と毛布が捲れて上体があらわになると、寒さが体を包み込む。 冬の朝、部屋の中とはいえ寒いものは寒い。 ベッドから降り、窓へと歩んだ。 怖さからの震えか、寒さからの震えか、足元が覚束ない。 窓の結露を手で拭い、外を眺めた。 外は真っ白に覆われ、いつも見る景色とは違っていた。 いや、いつも見る世界とは違っていた。 雪が降り積もり、見える世界を変えていたのだ。 道理で寒いわけだ、と納得しながらも、 夢の内容を思い出そうとしていた。 思い出さなくてもいいというのにも拘らず―― 第3話 3. 雪に足跡をつけていく。 点々と、まっさらな雪につく足跡。 誰も足跡をつけていないところにつけていくのが好き。 まるで子供みたいだ、なんて言われてしまうけれど。 それでも好きなものは好きなのだ。 ―― ◇ ―― 日曜日とあってか、通りに人は少なかった。 車の往来も少ないおかげで、白いままの雪が多い。 雪も降り続き、傘にも積もっていく。 数年ぶりの大雪―― などとニュースでは取り上げていたが、雪の降らない冬よりも雪の降る冬が好きなので私にとってはありがたい限りだ。 雪の降らない冬は空っ風に晒されるだけで、身も心も寒くなる。 雪が降れば寒さに対して心も休まるというもの。 雪が降った方がいいなんて言っていると雪国の人に怒られてしまいかねないけれど。 椿の垣根の横を通り過ぎていく。 椿はこの白い世界の中で紅い明かりを灯していた。 紅い……。 何だろう、考えなければいいのに何かを考えてしまう。 椿の所為なのか、いや、この紅い色の所為だ。 紅い、紅い、紅い、紅いといえば何なのだろうか。 思い浮かばないのだけれど、何かを考えさせてくる。 怖い―― なぜだろうか、今朝の夢を思い出す。 思い出したくないからこの雪の降る朝に外へと出たというのに。 通りを歩いていくと、数ブロック先に何かが見える。 人に車に……車はパトカーのようだ。 こんな朝から何かがあったのだろうか。 近づいていくにつれ、そこは喧騒なものになっているのだと知ることができた。 人とパトカーの向こう、青いビニールシートが見え隠れしていた。 こんな後ろからでは何が起きているのかわからない。 集まる人たちの会話から事件が起きたということだけは分かった。 ただ、今聞いているだけの内容ではどんな事件かまでは分からない。 背伸びして人々の合間から覗ける青いビニールシートは通りの真ん中に何かを隠すように張られている。 紅い―― え、なぜ紅い色が頭の中を駆け巡るのだろうか? 椿の垣根はここから離れていて見えないのに。 なぜ、ここで紅い色を……。 「殺人事件だなんて、物騒な世の中になったわよねぇ」 誰かがそんなことを口にした―― 第4話 4. 「殺人事件だなんて、物騒な世の中になったわよねぇ」 その言葉が頭の中に残っている。 今朝のあの場所で事件が起こったのだそうだ。 それも、あまり口にはできないほどの状態の犯罪死体が早朝から見つかったというものだ。 青いビニールシートはその死体を人々の目に晒さないためだそうだ。 ―― ◇ ―― 「災難だったな。嫌な夢に、家の近くで事件だなんてさ」 昼過ぎに彼が家へとやってきて呑気にお茶をすすっている。 夢というのは本人しか見ないからそうやって他人事でいられる。 私の住んでいる近くで事件が起こったのに、随分と気楽でいられる。 何か言い返してやってもいいけど、そんなことをしたところで何かが変わるわけでもないのでやめた。 代わりに、彼のカップへお茶を注ぐ。 「でもさ、気をつけろよ。 事件が起こったということは、この近くに犯人がいるかもしれないんだから」 カップに注がれる様を見ながら彼はそう言った。 彼なりに心配してくれているということなのだろうか。 ありがと、とだけ返した。 そのまま時間が過ぎていく。 外は雪で、どこかへと遊びに行くのも億劫なものだから、無駄に時間を過ごしてしまっている。 お茶を飲みながら世間話をするだけ。 夕方になり、 「送っていこうか?」 と彼に訊ねたら、必要ないと返された。 事件があったばかりだからこちらとしても彼を気遣ったつもりだったのだが、女に送られる趣味はない、との一言。 「じゃあ、勝手にして」 「ああ、勝手にするさ」 彼は外へと出ると傘を広げた。 外は夕方だというのにだいぶ暗い、夜といってもいいほど暗い。 この暗さは、冬というのもあるだろうけど、この雪を降らせている雲の所為でもある。 「気をつけてね」 彼の背中へと言葉を送った。 ああ、とだけ返ってきて、彼は暗闇の中へと消えていった。 私はしばらくこの暗闇を眺めていた。 何かがあるというわけでもなく、ただ虚空を眺めていた。 意識がこの暗闇に吸い込まれていくような錯覚を覚え―― 第5話 5. 暗闇の中、耳鳴りが響いている。 人の声に似た耳鳴り。 頭の中で響き渡るので、とても気持ちが悪い。 人が頭の中で叫んでいるようで、とても気持ちが悪い。 音だけがこの暗闇の中を支配していた……。 ―― ◇ ―― 気がつけば、雪の降る中、街の通りを歩いていた。 傘も差さずに、雪をかぶりながら歩いていた。 雪は雨と違って傘を差さなくても気にはならないので、実際雪をかぶっていることはどうでもいいと思う。 でも、なぜこんなところを歩いているのだろうか? 家にいたはずだ。 玄関で彼を見送って……そのあと、どうなったのだろうか。 暗闇に吸い込まれていくような感じを覚え、今に至っている。 その間の記憶が全くといっていいほどない。 家からこの通りまではどんなに早足で来ようとも、十分はかかってしまう。 それに、家を出ようだなんて考えていたわけではない。 なのに、なぜ? 中に一本裏通りへと入り、建物の壁に背をつけてうずくまった。 記憶が全くないなんておかしな話なのだ。 私は膝に顔を埋め、記憶を手繰り寄せようとする。 どこから手をつけていいのか分からない。 全くない記憶なのだから、記憶の引き出しがどこにあるのかさえもわからないのだ。 「何か、悩み事? それとも、何かから逃げてるの? どちらでもいいけど、こんなところじゃ風邪ひくわよ」 声がかけられた。 誰だか知らない声、女の人の声、顔を上げてみれば―― 白い狐の面をつけた人が目の前に立っていた。 「やつれた顔ね、本当に“陰あり”なわけ?」 狐の面を外しながら私の顔を覗き込んでくる。 この暗がりの中でも、この人の鳶色の瞳が鮮やかに見える。 まるで、この瞳に吸い込まれてしまいそう。 そう、あの暗闇のように―― 「どうでもいいけど、何か言ったら?」 彼女は呆れたと言わんばかりに腰に手をあてて溜息を吐いた。 「何なら、相談に乗るわよ。 まあ、無料(タダ)というわけにはいかないけど、さ」 彼女は人差し指を立て、満面の笑みを見せた―― 第6話 6. 狐の面の彼女は「トバ」と名乗った。 近くのビルで仮装パーティがあり、帰りにたまたま私を見かけたから声をかけたとのこと。 狐の面はそのときに使った自前のものだそうだ。 そして、彼女は言った、私に声をかけた理由を。 そのときの私がとても居た堪れなく見えたのだそうだ―― ―― ◇ ―― 翌休日、私の前には彼女がいる。 お互いの都合で今日会って話をすることになったのだ。 私の淹れたお茶をすすりながら、私の話を聞いている。 それにしても、とても綺麗な人だ。 あの暗がりの中では分からなかったのだが、この明るい中で見るとなおさらその印象が著しい。 ついうっかり見惚れていてしまうときがある。 「夢遊病? それとも、オカルトチックな話? 前者なら病院に行くことをお薦めするし、後者でも病院に行くことを薦めるわ」 彼女はお茶の催促をしながらきっぱりと言い放った。 というか、どちらにしても“病院行き”扱いというのは、相談に乗ると言ったのに随分と酷い言い回しではないのだろうか。 ここで言い返そうと思ったのだが、彼女は顎を触れながら不敵な笑みを見せてきたので、思い留まることにした。 「夢遊病については、本当に病院に行った方がいいとして――」 彼女の瞳がまっすぐにこちらを捉えて放さない。 「オカルトチックなら興味があるわ」 背筋に寒気が走ったのを覚えた。 彼女の瞳はあのときの夜と同じく、私を吸い込んでしまうのではないかという感じがある。 「最近、何か起きたりしなかった? 何でもいいわよ、変な夢を見たとか、変なことが起きたとか。 些細なことでも構わないわ」 変な夢、変なこと、どちらもあった。 私の心を読まれたのだろうか? そう思うほどに、彼女の言葉は的確に射抜いてきたのだ。 夢のこと、殺人事件が近くで起きたこと、どちらも話した。 殺人事件について話す必要性はなかったのかもしれないけれど、後日あの殺人事件は猟奇型と報道されていたので変なこととして勝手に関連付けしただけだ。 「……そう、月の夢に猟奇殺人とは、ますますオカルトチックね。 あなた、猟奇殺人に関わっていたりするわけ?」 「ううん、ただ家の近くで起きただけ。 亡くなった人だって見ず知らずの人だったし」 やはり関連性はないのだろうと思うけど、彼女は何か思うところがあるのだろうか―― 第7話 7. 彼女は相談を乗ってくれたのだが、答えらしい答えは何ひとつ述べずに帰ってしまった。 仕方がないといえば仕方がないのかもしれない。 私の夢を他人が見れるわけではないし。 殺人事件を個人で解決ができるわけではないし。 答えてもらえないのは、 本当に仕方がない。 ―― ◇ ―― 積もった雪はもうほとんどが溶けてしまっていた。 残っているのはいつも日陰になっているところぐらいだ。 外は寒い。 空は黒く、星が散りばめられていた。 そして、欠けて消えてしまいそうな月がぼんやりと浮かんでいた。 住宅街から外れたところ、原っぱというか小高い丘がある。 公園になる予定というのを噂で聞いているが、下手に公園にするよりかは今のままの状態であって欲しいところだ。 夜になると、外灯などは一切ないので、とても暗い。 でも天体観測をするにはもってこいなので、特に空気の澄み渡る秋から春にかけての晴れた夜は人がやってくることも多々ある。 この丘の上で私はひとりで月を眺めていた。 そういえば、いつぞやの夜もここで彼と一緒に月を眺めていた。 あのときは、とても綺麗な満月だった。 だからといって、今日の月が悪いわけではない。 弓なりに欠けた月、明日か明後日には朔となるだろう。 そういう欠け行くだけの月も風情があると、私なりに思う。 カゴメ カゴメ カゴノ―― 月が謡ったのだろうか、私が口ずさんだのだろうか。 風がざわめき、歌が流れていく。 暗闇に吸い込まれる感覚がある、あの時と似た感覚。 ザザザ、と音がざわめいている。 風に揺れる竹。 ヨアケノ バンニ―― 歌は止まらない。 次々と流れ込んでくる。 止めることもできない。 ――ウシロノ ショウメン ダァレ 光が戻ってきたような感じがした。 意識が戻ってきたような感じがした。 一体、何だったのだろうか? これも、夢とかと同じように、私だけのことなのだろうか? それを考えると次第に怖さが心の奥底から湧き出てくる。 それよりも、ここはどこなのだろうか? あの丘にいたはずなのだ。 竹林に囲まれた社を前に、私は立っていた―― 第8話 8. かごめかごめ、小さい頃によく聴いた童謡だ。 この歌で遊んだのはよく覚えている。 鬼を囲んで、周りを回って―― 私は、鬼、ということなのだろうか? 気のせいなのかもしれないが、私の周りを何かが回っているのではないのかと思ったのだ。 ―― ◇ ―― 風で竹林が揺れている。 真っ暗な中、竹の揺れる音というのは実に怖いものだ。 何がそう怖がらせるのか、何がそう怯えさせるのか。 目の前に建つ社があるという趣もそれを相乗させているのだろうか。 社には明かりが灯っていない。 そもそも、ここにははじめてくるところだ。 丘の上からそんなに離れてはいないと思いたいが、如何せんどうやってここへ来たのか覚えていない。 彼を見送ったときと、同じ……。 だからといって……同じだからといって、こんなところで臆しているわけにはいかない! 私はかぶりを振って、前へと歩んだ。 何があるのか分からないが、社が前にあるのなら、調べてみるまで。 何かがあるから社の前にいたのだ。 何かがあるからここへと来たのだ。 あの時だって、何かがあったから私は街中を歩いていたのだ。 暗いからなのか、社は古ぼけたつくりに見える。 木組みの段を上ると、軋む音を立てるところがさらにそう思わせる。 段の上には、もとが賽銭箱だったか、朽ちた木片が散乱していた。 木片を避けて、戸の前に立つ。 ここで開けた瞬間に中から何かが飛び出てくれば漫画だな、と思いつつも戸に手をかけた。 戸は立て付けが悪くなっているのか、なかなか開いてくれない。 でも、鍵がかかっているというわけではなさそうだ。 ゆっくりとだけど、開いていく。 開けてみれば、その先は真っ暗闇しかなかった。 特に何かがあるようには見受けられない。 どこか気落ちした。 まあ、ここで何かに出てこられても困るので、何も出てこなかったことはいいことなのかもしれない。 何もないとはいえ、まだ心のどこかで引っかかるところがある。 中へと入り、社の中をぐるりと見渡した。 中は小ぢんまりとしていて、奥に祭壇だろう台がある。 お供えの成れの果てだろうか、そういうものしかなかった。 何だったのだろうか、ここに入ろうと思った気持ちは。 気落ちしか、しようがなかった。 調べようという気負いと何もなかったことの気落ちを抱え、私は家路につくことにした―― 第9話 9. 明るくなって改めて竹林に囲まれた社へとやってきた。 暗かったから何も見つけることができなかったのだろう、と思ったから改めてきたのである。 明るければ何かを見つけることかもしれないから、と思ったから改めてきたのである。 しかし、明るくても、空振りだった―― ―― ◇ ―― 歌が聞こえる。 風が流れる。 暗闇の中を歩いている。 空には月、地には紅。 そこには私が立っている……? また夢でも見ているのだろうか。 それとも、いつも記憶のないときはこんな感じだったのだろうか。 「月夜の晩に鶴と亀が滑ってるのか? かごめかごめを謡いながらとは、どんな遊びだよ、鬼?」 こちらへと声をかけてくるのは……彼だ。 何でここにいるのだろうか。 それに、いつも私に向けてくれる彼の顔ではない。 どこか怖い印象がある。 月の明かりをその瞳に宿し、刃物のようにギラギラと煌いている。 「それにしても、無残なやり方をしやがって。 お前の手にかけられた奴の気にもなってやれよ」 彼が私の足元を顎でしゃくって差した。 私の足元は紅く、月の明かりを反射して鮮明さが増している。 その色に、まるで背筋が捻じ曲がるかのような身の毛がよだつ思いがこみ上げてきた。 足元だけではなく、私自身も紅く染まっている。 なぜに、紅く染まっているのだろうか―― 分からない、何も分からない。 彼に質問を投げかけようと思っても、口が開かない、声が出ない。 「所詮は鬼か、人のなすことじゃないな」 彼がこちらへと近づいてくる。 彼の右手には空に浮かぶ月とは別に、細長い三日月が握られていた。 彼の瞳と同じく、ギラギラと煌いている。 何かがおかしい。 何かが、何かがおかしい。 何かが、何かが、何かがおかしい。 何かが何かが何かが何かが何かが何かが何かが何かが何かが―― 誰か、助けて―― 「さて、この大江安綱、一世一代の大勝負、鬼退治といこうか」 第10話 目が覚めた―― 夢だと分かって安堵するのだが、次の瞬間には吐き気が襲った。 胃の中には何もないので吐くものといっても胃液しかないのだが、幾度となく襲い掛かってきた。 今まで以上に夢が鮮明に見ることができたから、余計に怖かった。 それも、夢の中で私は彼の手で―― ―― ◇ ―― 「顔色悪いな、大丈夫か?」 彼が訊いてきた。 いつもの優しげな彼だ、夢とは違う。 何でもない、と答えたが彼は時折私の顔を見てくる。 心配してくれているようだ。 彼の優しさがとても温かく、私の心を包んでくれる。 幾度となく白い息を空へと送りながら、街中を歩いていく。 空は白い雲に覆われ、今にも雪が降るのかもしれないほどに寒い。 通りに面しての家電量販店、窓際にはテレビが並んでいる。 それでは、新たに猟奇殺人が起きたという報道がなされている。 私は、ふと足を止めてテレビを眺めていた。 猟奇殺人に興味があるというわけではないのだが、心に引っかかるものがあったからだ。 民放のアナウンサーが原稿を読んでいる。 アナウンサーの下には「またもや殺人事件」と字幕が書かれていた。 画面が切り替わり、事件の現場なのだろう場所が映し出された。 簡素な住宅街とアナウンサーは述べている。 見覚えのある住宅街―― また、私の家の近くで起きたのだ。 それを眺めていると私の背後に彼が寄って、私の肩に手を置いた。 「また、事件か。 ただでさえ寒いというのに、事件というのは嫌なものだな」 次の瞬間、私は彼の手を振り払っていた。 分からない、何でそんなことをしてしまったのか。 彼は手を払われたことで、きょとんと私を見ている。 「ご、ごめんなさい」 それだけを言うと、駆けた。 体が震えている、なぜ震えているのか分からない。 怖かったから、と言えばいいのだろうか。 優しい声だったのに、私は彼を怖いと思ってしまった。 あの夢の所為なのだろうか―― 彼を置いてどこまでも駆けていく。 後ろにはもう彼の気配はない。 突然手を払われた上に走って置いていかれたから、追ってもこなかったのだろう。 気がつけば、雪がハラハラと舞いはじめていた。 第11話 11. 彼から逃げるように走ったあと、ずっとひとりで彷徨っていた。 どのぐらい彷徨っていたのかは分からない。 次々と降りゆく雪を見ながら、ただ歩いていたかっただけ。 この雪で私の渦巻く心を凍らせて閉じ込めてくれないか、と―― ―― ◇ ―― 「また記憶がないとか? それとも、ここに何かがあるの?」 壁に背をつけてうずくまっていると、声をかけられた。 いつぞやのときと同じだ。 同じ場所、同じ声。 顔を上げてその声を見た。 彼女だ。 「いつからそこにいたの? もう、こんなに雪をかぶってさ」 私の頭と肩に積もった雪を払ってくれる。 ここを通りかからなかったら雪ダルマになってたね、と彼女は鳶色の瞳を細めながら言った。 私は彼女の手に引かれ、彼女の住むアパートへと連れてこられた。 私のいたところから歩いて数分のところにあり、高度成長期に建てられた感のある古い建物だ。 建物の側面には看板があり、全部の字を読むことができなかったが探偵事務所と書かれているものだった。 彼女の部屋へと通され、コーヒーが差し出された。 白い湯気がユラユラと立ち上り、それにあわせて香りが上る。 「探偵をなさっているんですか?」 カップを両手で抱え、その温もりを感じつつ訊ねた。 彼女はその問いに一度間を置いてから笑い出した。 「外の看板見てそう思ったの? あれは上の階よ」 彼女は幾度もカップに息を吹きかけてからコーヒーをすする。 結構間違えられるんだよね、などと笑みを見せた。 「といっても、暇なときはたまに手伝ってるけどね。 浮気調査とペット探ししか仕事なくてさ、私はペット専門で手伝っているけどね」 そういった談話をしながら時間が過ぎていく。 そんな談話の中、私は意を決し、言った。 新たな夢の話のことを、そして彼から逃げてしまったことを。 何でこんなことを言ってしまったのか分からない。 ただ、彼女なら相談に乗ってくれるのではないかという希望だ。 「夢はともかく、逃げるのは彼に悪かっただろうね。 今度会ったときにでも謝った方がいいよ」 彼女はそう言い、私から視線を外してコーヒーを一気に飲み干した。 私の手のカップも冷め、湯気は立っていなかった。 第12話 12. 彼女と話ができたからなのだろうか、少しは気が楽になった。 夢の話のついでに、竹林に囲まれた社についても話した。 彼女なりに何か調べてくれるとのことだ。 ―― ◇ ―― 降り続ける雪で街は白く染まっていく。 なぜだろう、雪が降っているさまを見ると、世界に静寂が訪れた気がする。 雪が降れば降ったで音というものはあるのだが、あの雰囲気が音のないように思わせるのだろうか。 実に静かだ。 縁側で、はんてんで身を包み、湯たんぽをタオルで包んで腹のところで抱え、ほうじ茶をすすっている。 雪の降り積もるさまを見るのが私なりの冬の愉しみ方だ。 ただ、今回はそんなに乗り気がしない。 なぜなのかは分かっている。 夢のことに彼とのこと、あとはあの社もあるだろうか。 短い間に色んなことが起きたのだ、そちらに気が殺がれてしまう。 息を吐いた。 それは何かを思っての溜息なのか、ただ息をしただけなのか。 私は立ち上がっていた。 お茶も湯たんぽもはんてんも全て置いて、私は家を出ていた。 無意識に足が向いた、といえば変な言い回しなのかもしれない。 でも、目的を持って向かっていたというわけでもない。 気がつけば、ここへと来ていた。 意識がなくてここへと来た、というわけではない。 ただ意識下にここへと来たいという思いがあったのだろう、だからここへと来たのだと思う。 竹林に囲まれた社―― 風もなく、雪の舞うだけのここはとても静かだ。 雰囲気だけでなく、音もない。 あるとすれば、私の吐息と足音のみ。 耳を澄ましてみるものの、かごめかごめは聞こえなかった。 社の中へと入る。 外は白いのに中はとても暗い、黒い。 そんな中、私と入れ違うようにして、何かが私の足元を通り抜けて外へと出ていった。 目でそれを捉えると、動物だ。 鼬、いや、白狐か。 雪が降っていたから、ここで雨宿りならぬ雪宿りでもしていたのだろうか。 白狐は立ち止まって私を一度見ると、竹林へと消えていった。 何も答えてくれないだろうけど、私は白狐の後姿に手を振っていた。 またね、と。 白狐との別れをあとに、社の中を見渡した。 いつ来てもここには何もない……はずだったけど。 ――狐の面が置いてあった。 第13話 13. 久々にぐっすりと眠れた気がした。 いや、夢を見ていたからぐっすりではないのかもしれない。 でも、悪夢にうなされて起きることはなかった。 久々に心地よい夢を見た気がした―― ―― ◇ ―― 朝起きれば、狐の面を抱えたまま眠ってしまったのだと分かった。 横になりながら狐の面を眺めていた覚えはある。 そのまま眠ってしまったということだろう。 狐の面は竹林に囲まれた社で見つけたものだ。 見たことのある狐の面からして、彼女のものではないかと真っ先に思った。 そして、あの社を調べてくれていたのだろう、と。 だとしたら、なぜ置いたままなのか、それだけは分からなかった。 夢を思い返してみる。 いつものように真っ暗な中にいるというのは変わらない。 でも、そのあとが違っていた。 あの社ですれ違った白狐が私の足元にいたのだ。 他は特に変わったことはない。 私がその白狐を構っていたというだけが続く夢だ。 そうだ、それだけでなく―― 「サトリ? それともユメミの方? 過ぎた力は命取りになるから、気をつけなさいね」 という忠告を受けた。 誰から受けたのかは分からない。 白狐ではなかったことだけは覚えている。 私は狐の面を持って出かけることにした。 彼女のものなら、彼女に返しておこうと思ったのだ。 それとも、社に戻した方がいいのだろうか。 どちらにしろ、出かけなければはじまらないのだ。 彼女の住むアパートの近辺までやってきた。 昼前だというのに、とても閑静な雰囲気に包まれている。 いや、“包まれていた”といった方がいいのかもしれない。 素っ頓狂な声が通りいっぱいにこだましているのだ。 通りの向こうから、その声はこちらへと走ってくる。 その前には動物……白くひょろ長いものだ。 ふと白狐を思い浮かべたが、そういったものではない。 白い動物は私の足元へとやってくると、私の後ろに隠れた。 白い動物、フェレットだ。 そのまま通り過ぎて逃げていくものかと思ったのだが、後ろに隠れれば私が助けるとでも思ったのだろうか? 「フフフ、ようやく……ハァハァ、捕まえられる。 久々に走るから……ッハァッ、息、切れ切れじゃないのっ」 フェレットを追いかけてきた女性が、両肩で息をしながらこちらを、フェレットを睨む。 その形相は、その……できれば口にしたくない。 あんな顔で睨まれれば、フェレットに限らず逃げると思うのに。 その辺りが分かって……たぶん、分かっていないだろう―― 第14話 14. フェレットを追いかけてきた女性、今にもフェレットを捕まえて食べてしまうのではないかなどと思わせる形相。 でも、そういう人ではないというのは聞いている。 これでも、すぐそこの探偵事務所の探偵さんだ。 おそらくペット探しのペットが逃げたから追いかけてきたのだろう、と容易に予想はついてしまう。 ―― ◇ ―― 探偵さんの手では捕まえられなかったフェレットは私の手で無事に確保され、探偵事務所へと運び込むという形となった。 フェレットは探偵さんの手にこれでもかというほど抵抗するので、ケージの中で大人しくしてもらうこととなった。 「あなたが、あの――」 探偵さんは私の顔をまじまじと見てくる。 彼女から私のことを聞いているとのことで、実際探偵さんと会うのは初めてということもあり、興味を持たれたのだろう。 「綺麗な瞳。 吸い込まれてしまいそうなほどに綺麗ね、あなたの瞳は」 探偵さんはそう言うけど、探偵さんの瞳も透き通った美しさというのだろうかとても綺麗なので、むしろ私が探偵さんの瞳に吸い込まれてしまうのではないかと思えた。 「全てを見透かしてしまいそうな瞳。 夢を見ると言っていたわよね?」 私は探偵さんの言葉にうなずいた。 フェレットを追いかけていたときの雰囲気が全く感じられない。 「誰かの意識を見ているのか、誰かの夢を見ているのか。 誰かの心を見ているのかもしれないわね」 思いもしないことを探偵さんは口にした。 誰かの心を見ている? そんなことがありえるのだろうか。 「サトリ? それともユメミの方?」 どこかで聞いたことのある……夢で聞いた言葉だ。 となれば、あとに続く言葉は―― 「過ぎた力は命取りになるから、気をつけなさいね」 そのままの言葉が探偵さんの口から出てきた。 夢のときの言葉がそのまま……。 「と言っても、何言ってるか分かんないか。 そうね、タマモちゃんに一緒にいてもらうように頼んでみようか。 あれ、それともタマオ? でも、やっぱりタマモ? 面倒だからタマでいいか、猫みたいな名前だけど」 探偵さんはそう言うと、にんまりとした笑みを見せてきた。 私は探偵さんの言っていることよりも、それを夢で聞いたことが同じことなのが気にかかった。 第15話 15. 「私があなたの力になるのは以前に言っていることだし。 改めて頼むことはないわよ。 それよりも、私は玉藻。 タマオでなければ、それこそタマじゃないわ。 何よ、猫みたいな名前って」 苛立っているのか呆れているのか、彼女は溜息を吐いて見せた。 彼女の部屋で、探偵さんの話をしたら彼女が最初に言った言葉だ。 ―― ◇ ―― 彼女の前に布で包んだ狐の面を出した。 これは、と訊きながら彼女は布を捲っていく。 「私のお面、ね。 どこに行ったのかと思ったら、あなたが持ってたの?」 彼女は狐の面をつけながら言った。 その言葉には笑みが含まれている、怒ってはいないようだ。 「持ってきちゃ駄目だった?」 「社で見つけたんでしょ? 置き忘れたのね、きっと」 狐の面の彼女を見ていると、ふと社で会った白狐を思い出す。 彼女と白狐が重なって見えてしまった。 同じ存在、というわけではないだろうに。 最近、精神状態がよくないから、そういう錯覚も起こすのだろう。 人と狐が同じわけないのだ、私は疲れているのだ。 どうしたの、と彼女が私の顔を覗いてくる。 私ははっとなり、彼女を見た。 どうかしていた、錯覚とはいえ、どうかしていた。 私は、何でもない、と首を横に振って答えた。 「狐の面なだけに、狐につままれたの? そんなわけないか」 彼女は狐の面をテーブルの上へと置いた。 「話は変わるけどさ、彼には謝ったの?」 彼……まだ謝っていない。 というよりも、会いづらいといった方がいい。 さっさと謝ればいいのかもしれないけれど、それができないでいた。 あまりにも、自分が矮小に見えてくる。 こんな自分だから、あんな夢を見てしまうのかもしれない。 不甲斐ない……自分。 「そうだ、これから彼のところへ行こうか? 私がついていってあげるからさ、謝っちゃえ」 ついていって……って、何を言い出すのだろうか!? 「さあ行くよ、グズグズしない」 私は、彼女の手につれられ彼のもとへと行くこととなった。 第16話 16. ひとりじゃ駄目だからふたりなら会いにいける、わけではない。 ひとりじゃ心もとないから、と彼女は思ってのことだろうけど。 私にとっては、何人で行こうとも変わらない気がする。 今、彼に会うには気まずい思いでいっぱいなのだ。 ―― ◇ ―― 彼のところへ行くはずだったのに……。 なのに、なぜこんなことになったのだろう。 分からない、分からないよ、誰か―― 何度も名前を呼んでも答えてくれない。 何度も泣き叫ぼうとも何も変わらない。 何度も、何度も、何度も―― お願いだから返事をしてよ。 お願いだから目を開けてよ。 お願いだから―― 私の腕の中で紅く染まっていく彼女。 手で押さえても、どんどん紅く染まっていく。 どうしたらいいの? 遠くから喚くような音が聞こえてくる。 私の声に負けんばかりの音が近づいてくる。 早く、早く来て。 じゃないと、彼女が。 私の目の前で時が流れていく。 私の目の前で景色が流れていく。 私の目の前で、彼女が運ばれていく。 私は、どうすることもなく、ただ見ているだけだった。 どれだけの時間が経ったのだろうか。 薄暗い廊下、白を基調とした建物の中。 白いのにとても暗い……。 私はその中、ソファに腰掛けてずっと待っていた。 彼女が笑いながら私の前にやってくるのを待っていた。 「あなたが、一緒にいた人かな?」 私の前に立つふたり。 どちらもスーツを纏っているが、男と女だ。 「警察のものだけど、話を聞かせてもらえないだろうか?」 男がそう訊ねてきた。 私は何も答えなかった、いや、答えられるような状態でなかったのかもしれない。 男は首をかしげ、女の方へと何かを話している。 「今日起きたことを話して欲しいの。 彼女がどうして刺されたのか、そのいきさつを話して欲しいの。 つらいのは分かるけど、協力してもらえないかしら?」 代わりに女の方が私と視線の高さを合わせて改めて訊ねてきた。 第17話 17. 小さな部屋へと通され、椅子へと腰掛けた。 長卓をはさみ、向かい側に女の人が椅子へと腰掛ける。 男の方は壁に背をつけて腕組みをしながら立っている。 「まだ落ち着いていないのは分かっているけど。 できる限りでいいから、話してね」 ―― ◇ ―― 街へと向かう通りを、彼女とふたりで歩いていた。 昼が過ぎて、午後をのんびりと過ごす時間帯といえばいいだろうか。 でも、事はまだ明るい時間帯だというのに起きてしまったのだ。 通りでは朽葉色のロングコートを纏った人が空を見上げていた。 どこか物悲しげで、雪が降るのを待っているのかと思わせる。 特に何かをしているというには見えなかった。 ただ、空を眺めているだけ。 自分とその人が重なって見えた。 私自身もああして雪が降るのを待っていたことがあった。 雪が降って、その冷たさに身を晒して、ただ凍えていようと。 「やれやれ、この寒い時季なのに、辛気臭い顔してさ」 彼女が小さな声で毒づいた。 寒い時季だからこそ、物悲しく思えてくる。 でも、彼女にとっては違うのだろう。 寒いときだからこそ明るくいこう。 心まで寒くならないように明るくいこう。 彼女ならこういう前向きな考えを持つと思ったのだ。 ロングコートの人の横を通り過ぎようとしたときだ。 目が合った。 それによって背筋に悪寒が走るのを覚えた。 関わってはいけない、と頭の中で響き渡る。 体が硬直し、思うように動けない。 直後、私は突き飛ばされていた。 何が起きたのか分からない。 地面に転げ、痛みを覚えたというのは分かる。 何に突き飛ばされたのか、なぜ突き飛ばされたのか。 分からない。 ただ、体を起こせば、彼女がうずくまっていた。 ロングコートの人は私を見るなり、口を歪め―― ノイズが音を支配していた。 ノイズが心を支配していた。 ノイズが……ただのイズだけが聞こえるだけだった。 そのあと、私はずっと彼女を抱えたままだったらしい。 動かない彼女を抱えたまま泣き叫んでいたらしい。 ロングコートの人がそのあとどうしたのかは分からない。 何が起きたのか、本当に分からない……。 コメント 正直言っちゃ悪いけど他の小説より小説らしくてとても良い 吹き出しだけの小説っておま、ライトノベルよりひでぇぞ(´・ω・) この場を借りて批判したこと他の人ごめんなさい お前が書けというなら厨二病炸裂のカオス小説だったらうpしますが -- ゆり (2009-02-15 10 48 50) 初コメントします。 その場を想像できる表現力が素晴らしいです これが読んだ感想として第一に言いたくなりました 無駄な行も無くて1話分のボリュームも丁度良いと思います -- グラロイド (2009-02-16 23 15 20) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gijin-kareshi/pages/670.html
開催期間 公式、モバゲー、GREE:2015年1月29日~2015年2月13日 entag!、pixivモバイル、BLobby、mixi:2015年1月28日~2015年2月12日 + イベント概要 イベント概要 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 早期クリア ステージステージ1 Forest ステージ2 Gate ステージ3 Clouds ステージ4 Kitchen ステージ5 Sweet ステージ6 Garden ランキング 個人目標 イベントガチャ コメントフォーム #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 早期クリア イベントページにログインしてから48時間以内にステージ6をクリアすると アバターが貰える。 アイテム Valentine for You 画像 部位 衣装 ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ステージ ステージ1 Forest 体力消費1 獲得ep? クリアに必要な体力 ? ステージクリアでビターチョコ×3 ・登山者に話しかけられた!あれ?キミたちー、この先は崖しかないよー 本当ですか!? ミルクチョコ×1, 営業スマイル5×1 ご心配なく! 営業スマイル5×1 我が道をゆく! なし ・フクロウが話しかけてきた。 リッチな生チョコ ビターチョコ×1 スタンダードな板チョコ 爽快クールガム5×1 実は苦手... なし ・フクロウが話しかけてきた。王子はとても気難しいヒトですが、どうか優しく接してあげてください。 わがまま王子? 100K しょうがないなぁ なし 任せてください ビターチョコ×1, 100K ・フクロウが話しかけてきた。このまま進むとチョコレート王国の門に着きます。 近いですね なし お腹すいた ビターチョコ×1 あとどれくらい? 100K ステージ2 Gate 体力消費2 獲得ep4 クリアに必要な体力 ? ステージクリアででビターチョコ×3 ・門衛が話し掛けてきた。チョコレート王国には、この泉に飛び込めば辿り着くことができますよ。 何かの冗談? なし 泉の他に方法は? ラブナッツ×1 この時期に泳げと? ビターチョコ×1, ラブナッツ×1 ・門衛が話し掛けてきた。貴方たち、どこへ行くんです? フクロウさんに聞いてみて 100K こっちが聞きたい なし チョコレート王国です ビターチョコ×1, ラブナッツ×1 ・奥の方で誰かが鼻歌を歌っている。~♪~~♪ 背後から近づく なし 正面から声を掛ける ビターチョコ×1 一緒に歌ってみる チョーシ丸×1 ・フクロウが話し掛けてきた。準備はいいですか? ちょっと待って! ビターチョコ×1 は、はい... 営業スマイル×1 何の準備? ビターチョコ×1 ステージ3 Clouds 体力消費4 獲得ep6 クリアに必要な体力 ? ステージクリアでミルクチョコ×3 ・ショコラ王子が話し掛けてきた。ねぇねぇ綿アメ持ってる? 持ってません なし チョコじゃなくて? 100K キャンディなら... ミルクチョコ×2, 100K ・ショコラ王子が話し掛けてきた。最近は砂糖菓子にはまってるんだ~ へ~そうなんだ~ なし どんな砂糖菓子? なし チョコレートは? 引換券×1, 100K ・ショコラ王子が話し掛けてきた。キミたちどこから来たの? ニンゲンの世界から... なし 泉の向こう側から... 100K ここはどこですか? ミルクチョコ×1, 5JIN ・ショコラ王子が不思議そうにしている。え?チョコレートを欲しがってる王子さま?? アナタじゃないの?! 爽快クールガム5×1 どこにいるの? ミルクチョコ×1, 爽快クールガム5×1 シラをきってる? なし ステージ4 Kitchen 体力消費6 獲得ep8 ステージクリアでミルクチョコ×3 ・見知らぬ男に呼び止められた!ん?もしや、王子が呼び寄せたニンゲンか? はいそうです ミルクチョコ×1, 100K いえ違います なし どちら様ですか? 100K ・騎士隊長が話し掛けてきた。ここは一番大きな厨房だ。ここにあるものは全て好きに使っていい。 材料も? なし 道具も? なし レシピも? ミルクチョコ×3 ・騎士隊長が話し掛けてきた。何を作るつもりだ? チョコマカロン 100K トリュフ ラブナッツ×1 ザッハトルテ ミルクチョコ×1 ・騎士隊長が話し掛けてきた。王子はわがままだからな、キツいことを言われても気にするなよ。 ショコラ王子との関係は? なし 何チョコが好きなの? ラブナッツ×1 どうしてわがままなの? ミルクチョコ×1、ラブナッツ×1 ステージ5 Sweet 体力消費8 獲得ep10 クリアに必要な体力 ? ステージクリアでスイートチョコ×3 ・チョコレート王子が質問をしてきた。お前たち、何か特別な材料でも使ってる? 特には… スイートチョコ×3, 爽快クールガム5×1 真心です ミルクチョコ×3, 爽快クールガム5×1 愛情です なし ・王子がチョコレートを食べているもぐもぐもぐ… …いかがでしょうか? なし …美味しいですか? スイートチョコ×1 …お口に合いませんか? なし ・チョコレート王子が質問をしてきた。ふ~ん、お前たちがニンゲンか。 お招き下さり光栄です スイートチョコ×1, ラブナッツ×1 早速ですがお召し上がり下さい なし ニンゲンは私だけです 100K, 引換券×1 ・チョコレート王子が質問をしてきた。お前たちはボクに何を作ってきてくれたのかな? ザッハトルテ 営業スマイル5×1 チョコマカロン 営業スマイル5×1 トリュフ スイートチョコ×1, 営業スマイル5×1 ステージ6 Garden 体力消費5 獲得ep12 クリアに必要な体力 ? ステージクリアでスイートチョコ×3 ・登山者が話し掛けてきた。…あれ?キミたち、山の麓にいたよね?いつのまに頂上にのぼったのー? 人違いです スイートチョコ×1, 爽快クールガム5×1 近道しました スイートチョコ×1, チョコレートフォンデュ ホワイト×1 瞬間移動です なし ・フクロウが話し掛けてきた。王子が大変喜んでおいででした。 嬉しい なし 褒美は? スイートチョコ×1 そうは見えなかった ビターチョコ×3, チョコレートフォンデュ チョコ×1 ・騎士隊長が話し掛けてきた。私も家まで送ろう。 その格好で? 100K お願いします なし 大丈夫です スイートチョコ×1, 100K ・チョコレート王子が話し掛けてきた。まぁその…気を付けて帰りなよ。 また来てもいい? ミルクチョコ×3, チョコレートフォンデュ ストロベリー×1 わがままもほどほどに なし 野菜も食べてね ハッカキャンディ×1 ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ランキング 順位(公式) 1位~300位 301位~1200位 1201位~7000位 7001位~20000位 アイテム Chocolate Prince Valentine Cake Chocolate Hat 無料ミニガチャ券 画像 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 部位 衣装 体装飾 頭装飾 - ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 個人目標 ep アイテム 5000 Chocolate King 衣装 4000 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 無料ガチャチケット 3000 Valentine Present 背中装飾 2000 Sweet Decoration 体装飾 1000 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 無料ミニガチャチケット 100 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 3000K ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 イベントガチャ ビターチョコ3個で一回まわすことができる Bitter レア アイテム ビタースーツ チョコ ミント ベリー 画像 部位 衣装 ノーマル アイテム バレンタインエスコート blue white black 画像 部位 衣装 アイテム Happy Valentines Day 青 赤 緑 画像 部位 体装飾 ミルクチョコ3個で一回まわすことができる Milk レア アイテム スイートボーイ brown blue green 画像 部位 衣装 ノーマル アイテム チョコレートレーナー チョコ ストロベリー ミント 画像 部位 衣装 アイテム チョコヘアピン チョコレート 赤ストロベリー ホワイトチョコ 画像 部位 頭装飾 スイートチョコ3個で一回まわすことができる Sweet レア アイテム バレンタインアイビールック レモン ミント ストロベリー 画像 部位 衣装 ノーマル アイテム チョコレートミニハット red yellow green 画像 部位 頭装飾 アイテム チョコレートスティック チョコ 赤ストロベリー ホワイト 画像 部位 背中装飾 ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 コメントフォーム 情報を募集しています。雑談は情報が分かりにくくなるためおやめ下さい。 ステージ6 Garden 騎士隊長が話し掛けてきた。 「大丈夫です」→スイートチョコ×1 -- (名無しさん) 2015-02-02 20 20 09 ステージ5 Sweet チョコレート王子が質問をしてきた。お前たちはボクに~ ザッハトルテ→ビターチョコ×1 -- (名無しさん) 2015-02-03 09 48 12 ステージ2 Gate 奥の方で誰かが鼻歌を歌っている。 一緒に歌ってみる → ミルクチョコ×1 -- (名無しさん) 2015-02-05 00 11 35 ステージ3 あなたじゃないの?→ビターチョコ×3 -- (名無しさん) 2015-02-05 01 30 33 ステージ6大丈夫ですスイートチョコ1個 -- (名無しさん) 2015-02-09 20 53 48 名前 コメント すべてのコメントを見る ▲
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/3803.html
こんこんさんの道│和(但州)│地部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi2/maki-3636.htm
https://w.atwiki.jp/gikare/pages/15.html
限定ガチャ【Arabian Night】時系列(2ch) 【5/9】 20時頃 entag!、pixivメンテナンス終了 限定ガチャ【Arabian Night】リリース・マラソンイベント開始 【5/10】 10 26 シーナ・チャンダナ/アリババが出ないとの書き込みあり 20 35 GREE、mobage、公式 メンテナンス終了 限定ガチャ【Arabian Night】リリース・マラソンイベント開始 【5/11】 12 04 運営に問い合わせメールを送ったとの報告 entag!もしくはpixivのユーザー(問い合わせは5/10の午前中と思われる) 現時点でシーナ・チャンダナ/アリババが出たという報告なし 18 48 運営よりメールの返信ありとの報告 23 52 シーナ・チャンダナを着用している生徒がいるとの報告 公式。複数のユーザーが目撃しているため間違いないと思われる 【5/13】 01 58 シーナ・チャンダナを着用している生徒がいるとの報告 GREE。複数のユーザーが目撃しているため間違いないと思われる 17 33 シーナ・チャンダナを着用している生徒がいるとの報告 公式。複数のユーザーが目撃しているため間違いないと思われる 現時点でアリババの目撃報告はなし 【5/14】 09 26 警視庁のサイバー犯罪課への通報報告 11 08 消費者庁への通報報告 16 17 回数についての疑問が投稿される スレッドに投稿されたガチャ報告をまとめたところ約900回になったとの書き込みがあり、通報時にも概算として申告されている 具体的な数字を出すなら信憑性の高いものが必要との意見が複数あり 20 25 ガチャ回数の集計について提案 重複スレを報告に使用してはどうか、他、報告方法・テンプレートについての話が進められる 23 50 ガチャ報告のテンプレなどは重複スレで行うよう誘導あり 【5/15】 08 42 ガチャ報告のテンプレ完成・報告受付開始 08 55 アリババが出たとの報告 mobageにて登録後、無料分で出たとのこと(画像貼り付けあり) 13:09 アリババを着用している生徒がいるとの報告 公式。複数のユーザーが目撃しているため間違いないと思われる 13:37 運営のテストアカウントらしきものの話題が挙がる 以降、晒しスレにてテストアカウントだと思われる生徒がピックアップされる 20:24 アリババを着用している生徒がいるとの報告 公式。現時点でアリババの目撃報告は2件 20:29 無料検証の報告 公式で新規登録→退会を繰り返して初回無料分のガチャを回している 23時頃 コンプガチャについてのインフォメーション発表 コンプリートガチャの取り扱いについてのお知らせ弊社が提供中のコンテンツに於ける全てのコンプリートガチャを 2012 年 5 月 31 日までに取り扱いを停止することを決定致しました。 以降は新たなコンプリートガチャの提供を行わず、よりお客様に安心してお楽しみ頂けるサービス提供を行う為、日夜努力する所存でございます。 今後も適切なサービス提供を目指し、サービスの向上に努めて参りますので擬人カレシを何卒宜しくお願い申し上げます。 23 59 初回無料検証について提案あり 検証回数の提案・報告用テンプレートの作成進められる 【5/16】 01:14 ガチャ回数の集計報告あり 15:32 退会者アカウントについて投稿 pixiv自体を退会しても擬人カレシ内の生徒データが残っている アプリ内のデータはアプリの運営側が削除しない限り消えないため、退会者のメンテナンスを怠っている可能性が高い 20:03 高額課金したがアリババが出ない旨の投稿あり 55,000円分回してシーナ・チャンダナが4、アリババが0 総課金額は90,400円 22:54 消費者庁へメールを送信したとの投稿 この時点で少なくとも3名が消費者庁へメールを送信している 【5/17】 00:47 集計結果途中報告 合計836回分のうちシーナ・チャンダナは3(0.35%)、アリババは1(0.12%) 06:26 通常ガチャに確変があるかどうかの話題 月末までに確変するだろうとの見方がほとんど 後日、すべての通常ガチャが月末まで確変状態となった 15:27 【Arabian Night】ガチャにアイテム追加 追加アイテムは5種+おまけ3種 アイテム追加に伴い、所持数でイベントを有利に進めることができる特典も追加(イベント開始時には最後の特典として「???所持-???」と記載されていた部分) 追加アイテムについては事前告知は一切なし(インフォメーションで「最後の特典については来週あたりに何かがあるかも知れません」との記載のみ) 【5/21】 21:57 ~5/18報告分の集計報告 合計1002回分のうちシーナ・チャンダナは6(0.60%)、アリババは3(0.30%) 【5/23】 10時~ entag!、pixiv イベント終了、メンテナンス開始 【Arabian Night】ガチャ終了 19時~ entag!、pixiv メンテナンス終了、新イベント開始 現在リリース中のガチャすべてが5/31まで確変状態となる 【5/24】 10時~ GREE、mobage、公式 イベント終了、メンテナンス開始 【Arabian Night】ガチャ終了 20時~ GREE、mobage、公式 メンテナンス終了、新イベント開始 現在リリース中のガチャすべてが5/31まで確変状態となる 【5/25】 20:55頃 コンプガチャについてインフォメーションあり ガチャ仕様変更 多数お問い合わせを頂戴しております。有難う御座いました。 先生の皆様には大変お楽しみ頂いていたとは存じますが、 今後ともお楽しみ頂けるガチャを随時更新させて頂きますので、宜しくお願い致します。 ◆コンプアイテムに関して コンプアイテムにつきまして多数のお問い合わせを頂き誠にありがとうございます。 お問い合わせ頂いた内容を協議させて頂いた結果、 皆様のご意見を踏まえ、よりお楽しみ頂きながらアイテムの取得ができる方法を模索しております。 方法に関しましては決定次第改めてご報告させて頂きますので、 誠に申し訳ございませんが、今しばらくお待ち頂けますと幸いでございます。 21:52 集計人wiki作成開始 【5/30】 10時~ entag!、pixiv メンテナンス開始 19時~ entag!、pixiv メンテナンス終了、会話イベント開始 現行ガチャ仕様変更 【5/31】 10時~ GREE、mobage、公式 メンテナンス開始 20時~ GREE、mobage、公式 メンテナンス終了、会話イベント開始 現行ガチャ仕様変更 ガチャを回すたびにポイントを取得、一定ポイントを貯めるとスタンプを付与 スタンプを最大数貯めると「特典アイテム+おまけ」をランダムで取得 ※特典アイテムは被ることもある様子 【6/1】 13:54 文春に体験談を投稿したら詳細を聞きたいとメールが届いた 【6/9】 0時~ 擬人カレシ不祥事まとめwiki完成(限定ガチャ【Arabian Night】のみ)←今ここ!
https://w.atwiki.jp/show/pages/34.html
相川さんのセミナー 大江さんのアドバイスに従って、相川さんのセミナーは独立させることにしました。 コメント・質問などあれば、遠慮なくお願いします。 ひょっとしたら、相川さんご自身から回答がいただけるかもしれません。 文章では、分かりずらいので、写真も入れないといけませんね。 このセミナーのまとめは、下の方から読んでください。 ランニング理論4)(4月8日) スプリントを行うとき意識すること 最後のまとめ。 短距離を走るとき意識することがまとめてある。 スプリントを行う時、意識する事 前半〈スタート- ~ 16歩目位〉 1、顎を引き、頭の後部~脊椎~仙骨を極力直線に保って、 2、股関節を屈曲させる(前に曲げる)事のみにより前傾姿勢をとる。(スタート後顔だけを起こしてゴールを見ないようにする。) 3、肩甲骨を固定し 4、指と手首を真直ぐに伸ばして、腕を外転させた(脇を外側へ開いた)状態から 5、肘の角度を固定する意識で(実際には肘の角度は変わってしまうが) 6、腕を前方やや内側と後方やや外側へ、しっかりと振って加速するが、 7、足の動きは意識しない。 8、スピードが上がるに従い、腕を振る方向を【前方やや内側件後方やや外側】から【前後】に変えていく。(腕を振る方向を変えていくと、体が自然に起きてくる筈です。) ★一連の動きが出来ていれば、骨盤が回って(前方へ振る足の膝が内側に入り)ストライドが広がる感覚があるはずです。 後半(17歩目位~) 1、体を地面と垂直になるところまで起こして、臍を少し後ろにへこませ骨盤をロックします。 2、肩甲骨を前傾固定し、 3、指と手首を真直ぐに伸ばします。 4、地面は全く蹴らずに、 5、腕をしっかり外転させて 6、体の真横辺り(腕が体よりも前に出ない位置)から真後ろに 7、肘の角度を固定する意識で、 8、しっかりと引く事により走ります。 ★一連の動きが出来ていれば、足が勝手に動く感覚になるはずです。 これで、相川さんのセミナーを終わります。 聞いた話を自分なりに解釈し、トレーニングを続けています。 どんな成果が出せるか楽しみですが、体に覚えさせ、慣れなければならないことが沢山あって、自分で満足が出来るのは、来年か、再来年かな。 お久しぶりです。こんなに細かく自分なりの解釈ができれば、あとは練習あるのみですね。私はどうしても足が流れてしまうので、いろいろな方法を模索中です… 中嶋さんも早くなれさせることが出来るようにがんばって下さい! -- やまちゃん (2007-05-03 01 30 38) やまちゃん、ありがとうございます。流れないようにするには、蹴らない事が一番だと思います。着地では足裏全体を着いて、その後足首の角度を大きくしないということを考えると、蹴らない走りができます。今日まで、ランニング禁止でしたので、とにかく歩きました。明日から、ランニング解禁ですが、走るのは次の土曜です。楽しみ!!! -- 中嶋 (2007-05-06 22 09 55) ランニング理論3)(3月26日) ストライドとピッチ 自分では漠然と歩数は50+αかなと思っていたが、数えてみたことは無かった。 ましてやストライドやピッチについては、ピッチを上げると早くなるが、ストライドが狭くなるので、自分にはピッチ走法よりストライド走法が向いているくらいしか考えていなかった。 しかし、タイムの目標を掲げてトレーニングをしているのであれば、少なくとも自分の実態は知っておく必要がある。 100mのタイム=歩数÷ピッチ。 ピッチは、1秒間に何歩走るか。 平均ストライド=100m÷歩数。 相川さんの考えでは、平均ストライドは、自分の身長の1.2倍くらいが良いとのこと。 もちろん個人差はあるが、目安として考えには良い指標ではないだろうか。 ピッチは、足の回転数だが、これは腕振りに関係しており、腕振りを強化すれば、足の回転数も上げることが出来る。 自分の実態を把握し、これをトレーニングに取り入れていくのも、良い考えだと思う。 最近ピッチを意識して、メトロノームを使っている。 何種類か買ってみた。 最終的には、時計型のものが良いと思った。 これについては、また次の機会に紹介したい。 腕ふりにメトロノームを使っているのはとても効果がありそうですね!特にペース配分が大事になってくる400mなどは威力を発揮しそうですね。私は腕を後ろに強く振って、いかに骨盤を速く回して、ストライドを稼ぐかだけを考えていました。また新しいことをこのページで教えてもらいました。腕振りを速くしようとすれば、力が入ったりして、骨盤との連動があまり感じられなかったりで難しいですよね -- やまちゃん (2007-03-27 21 17 33) やまちゃん、こんにちは。400でメトロノームを試したことは有りませんが、お役に立てれば嬉しいです。最終的には、ヤマハのME-120がお勧めです。時計型のものですが、私はベルトを外し、サポーターに取り付けて、上腕にはめて使っています。最初は手首に巻いていたのですが、耳までの距離が遠くて良く聞こえませんでした。来週末まで出張なので、帰ったら写真をアップします。骨盤との連動は、確かにピッチを上げると力が余計に入ってしまいますが、そのピッチに慣れてくると、余裕が出てきます。現状に甘んじないで、一つ上を目指す為には、こんな挑戦も必要ですね。 -- 中嶋 (2007-03-31 01 20 50) 座学ランニング理論(2)(3月13日) 自己本能による抑制(自己防衛本能による抑制を解除するプログラム) これは、現在の自分のレベルには余り関係の無い話であるが、今後トレーニングを続けていき、加齢で限界が下がってくれば、考えなければならないことかもしれない。 内容は、競技レベルが上がり運動強度が高くなっていくと、やはり脳が危険を感じ自己防衛本能により抑制をかけるというもの。 運動を始めたころはどんどん記録が向上いていくが、レベルが上がっていくにしたがって、記録の伸びが鈍化していくのはこの抑制が働いていくかららしい。 この抑制は一度の運動強度によって働くのではなく、ある一定期間の平均運動強度によって働くというのがこの仮説である。 そして、この期間がバイオリズムに当り、バイオリズムの周期には個人差があるようだ。 周期を測定する方法は、起床時の血圧・体温・心拍数を測れば知ることが出来、1ヶ月の人も居れば、2ヶ月の場合も有るようだ。 そしてトレーニングについては、次のように設定する。 例えば、週2回練習する場合、その日のベストタイムを、1週1日目85%、1週2日目90%、2週1日目93%、2週2日目96%、3週1日目98%、3週2日目100%と上げていき、4週目に100%より高い記録、つまり自己新を狙っていくと良い結果が得られるらしい。 この話の時にウェイトトレーニングについてのコメントも有った。 ウェイトトレーニングは走る練習を行った日に最後に行うか、走る練習の翌日に行うべきであり、ウェイトトレーニングを先にやったり、ウェイトトレーニングの翌日に走る練習を行うと、故障をする確立が高くなるそうだ。 これらの話は、まだ仮設ではあるが、相川さんが指導をしておられる中で、確かさが確認できているとのこと。 体の抑制が働くんですか、調整方法もこんなふうにすればいいとは・・・参考にさせてもらいます!ウエイトなどは結構がむしゃらにやっていく傾向があったので、これからは気をつけていきたいと思います。 -- やまちゃん (2007-03-16 22 08 43) やまちゃん、目の付け所が違いますね。ウェイトトレーニングの話は、聞いて良かったと思います。故障は気を付けないといけませんね。 -- 中嶋 (2007-03-17 23 29 15) Nice site. You are doing a great service to the web -- Lukeo (2007-03-24 19 04 46) Hi Lukeo,Thank you for your visiting my page and comment.I will appreciate if you will give me more specific comments. -- Nakashima (2007-03-26 22 06 10) 座学:ランニング理論(2月20日) 次の4項目の話をしていただきました。 1)連動動作 2)自己本能による抑制 3)ストライドとピッチ 4)スプリントを行うとき意識すること まずは、1)連動動作 から 体のパーツを動かすとき、一つのパーツだけを動かそうとすると、脳が危険と判断をする。 その結果、そのパーツを動かす筋肉に対し、抵抗する筋肉、すなわち拮抗筋が働き動作を緩慢にする。 例えば、腿を上げようとする場合、大腿四頭筋を使うが、足だけを単独に動かすと、その拮抗筋であるハムストリングも同時に働いてしまう。 無理に速くうごかそうとすると、筋肉を傷めることになる。 別のパーツ、例えば腕を逆の方向へ動かすと、脳は安全と判断し、拮抗筋が働かない。 これは、内的運動量が一致するからで、体トータルとしては、足と腕の運動エネルギーが相殺されエネルギーバランスが取れるからである。 このように、いくつかのパーツを組み合わせて動かすことを、連動動作 と呼ぶ。 例えば、サッカーでシュートをする場合、あらかじめ腕を上げておいて、腕を下げながら足を振れば鋭いシュートが出来る。 南米やヨーロッパの一流選手は相しているそうで(あまりサッカーは見ないので分かりませんが)、この辺りが日本の選手とに差との事でした。 陸上では、腕を振らないで走る人はいないが、短距離では、前半後半で連動動作を意識したランニングがタイムアップに繋がる。 2月7日に記述した腕振りとストライドの肩甲骨と骨盤の動きも連動動作であり、骨盤を意識することなく、正しく腕を振れば、骨盤がきちんと動くようになる。 前半のランニング 前半はトップスピードになるまで、地面を蹴るエネルギーと、蹴った後腕を後ろへ引きその時足を前方へスイングするエネルギーで推進力を得る。 地面を蹴るためには腕を前方へ振る必要が有り、前に出した足のスイング力と得るためには、腕は後方へも振る必要が有る。 従って、スタートから15歩目くらいまでは、腕は前後に大きく振る必要が有る。 後半のランニング 後半は、地面を蹴ると足が流れてしまい、その為足の引き戻しが遅れてしまうので、蹴らない動作にする必要が有る。 上腕と体の角度と大腿と体の角度は相関があり、腕を前に振ると足が流れる原因となる。 次に、これが重要なのだが、トップスピードの時の推進力は、足を前方へスイングするエネルギーで得る。 そのエネルギー効率を上げるためには、足が接地した時、反対の足の大腿はほぼ垂直まで戻っており、接地の足が蹴る動作になる前にスイングする足の運動エネルギーを得ておく必要が有る。 接地の足は蹴らない事と、スイングする足は速く戻すことが重要である。 以前、sionchanが「足が接地する前に後ろ足を戻す」と書いておられたのは、将に この事なのだろう。 但し、これを連動動作で行わないと速く動かせないので、足は意識せず腕振りで行う必要が有る。 腕は後ろに大きく振る。 前には大きく振らず、前に振った腕はすばやく後ろへ戻すということなのだろう。 DVD、本当にありがとうございました。少しずつ勉強しています。足のスイングと腕の連動の部分を見ていて、なるほどっ、と思いました。感覚で何となくとらえていたことを言葉にしてもらった感じです。でも僕は、足をコントロールしようという意識が強すぎてギクシャクしてたようです。今は腕振り中心に身体全体を躍動させる方法があるはずだと模索中です。 -- sionchan (2007-02-21 09 21 17) sionchan、コメントありがとうございます。足を意識しないで、有効に動かすヒントは、腕に有ったんですね。で、このところ、夜は腕振りを一生懸命やっています。メトロノームを使って、ペースを確保していますが、これが意外と効果が有りそうです。これについては、また報告します。 -- 中嶋 (2007-02-21 23 15 08) 走りのそれぞれの段階での「腕振り」の違い、、とても勉強になりました。私など漫然と走っていました。(意識せず、)また、さっちゃんの言葉;「足が接地する前に後ろ足を戻す」←これも勉強になりました、、。そして、それを連動動作の中でスムースに行うのが、「腕振り」への意識なんですね、、、。 本当にこの部屋は勉強なります。ありがとうございます。 -- くるくる (2007-02-23 11 50 47) くるくるさん、おはようございます。いろんな理論が発表されているので、全てが本当かどうかは分からない部分も有りますが、信じてやってみて結果を見ることだと思います。その過程で、自分でも考えることが重要だと思っています。ところで、sionchanは、無謀な目標を掲げている(失礼)400mランナーです。リンクを張っているので、一度訪問してみてください。とても楽しい気分になりますよ。 -- 中嶋 (2007-02-24 08 17 25) はじめまして!!相川さんの本にとても影響を受けて、なんとか相川さんの理論を実践しようとしているものです。このページにきてわからなかった所が少しわかった気がします。それで2月7日の腕ふりとストライドのブログをみていたのですが、肩のロックの部分がよくわからないので、説明してもらってもよろしいでしょうか?お願いします。 -- やまちゃん (2007-03-07 00 15 19) やまちゃん、はじめまして。訪問ありがとうございます。相川さんが本を書かれた時からかなり時間が経過しており、最新の内容は少し変わってきているように感じます。本を読むと、肩甲骨を意識的にスライドさせることが必要だと書かれていますが、今は、体幹を真っ直ぐにして、腕振りを行えば、それによって骨盤が回るようになると説明されているようです。重要なことは、軸をきちんと作ることで、脊髄が前後左右に曲がっていなくて、脊髄の延長線上に頭がある姿勢を作ることです。さて、お問い合わせの肩のロックですが、肩を回転させないということです。肩を進行方向と垂直の位置にして、肩を回さないで腕振りを行います。肩甲骨が動くので、肩の関節自体は多少前後に動きますが、胸回さないで保つ様な意識です。そうすると、自然と肩甲骨がスライドし、これにより股関節が回転します。歩きながら、またはジョッグをしながら、この動作をすると、骨盤の動きが確認できます。本のP90の写真の様に肩をまわす必要は有りません。下半身はこのイメージです。 -- 中嶋 (2007-03-07 22 03 57) 返信ありがとうございます。姿勢の維持と胸を保つような意識が必要なわけですね。中嶋さんのページはとてもわかりやすくてすごく自分の走りで悩んでいたところが解消されていっているように思えます。これからもお世話になることがあると思うので、よろしくお願いします!! -- やまちゃん (2007-03-07 23 02 33) 腕振り(2月9日) セミナーの最後にランニングフォームをビデオに撮ってもらい解説をしてもらった。 お願いをした6名のうち4名が腕振りに問題が有った。 自分は、手首の返しを指摘された。 腕を後ろに振るときに手首を返していた。 高校時代腕振りはリラックスしてということで、軽く小指だけを握っていた。 リラックスするということが、手首の力を抜くことだと考えていたようだ。 結果、手首が返っていた。 手首が返ると、腕を前に振って戻すとき、まず手首を戻し、それから腕を前に振る動作となる。 戻す動作が2段になり、テンポが遅れる。 もう一つの指摘は、(自分ではないのだが)、腕を前に振るときに、上腕が前に来てから肘が更に深く曲がること。 これも、前への腕振りが2段動作になり、腕振りが遅くなる。 例えば、1回の腕振りが0.01秒遅れると、100mを50歩で走る人なら、0.5秒遅くなることになる。 腕振りは、シンプルに行わなければならない。 手は、パーの状態、空手チョップの形が良いそうだ。 そしてここからが本題。 手首の角度。手首を上に曲げると上体は前に倒れる。 逆に手首を下に曲げると、上体は反り気味になる。 この手首の角度で、状態の角度を決める。 手首の角度で上体の前傾・反りに影響がでるなんて、、。びっくりです。明日、外で走ったときに試してみます!ほんの小さなことがこんなに大きく影響するんですね、、、。ほんとうにびっくりです。 -- くるくる (2007-02-10 20 59 11) くるくるさん、そうなんです。腕振りがこんなに大切だって思いませんでした。自分では、きちんと出来ていると思っていました。くるくるさんもいろいろ試してみると楽しいですよ。相川さんのような方に直接指導してもらえると一番ですが。 -- 中嶋 (2007-02-11 02 09 38) 腕振りとストライド(2月7日) これは、相川さんの本の主題だ。 正しい腕振りを行うことにより、股関節がうまく使えるようになる。 厳密に言うと、肩甲骨と骨盤は連動しており、肩甲骨のスライドで、骨盤が逆方向へ回る。 但し、その為に重要なのは、脊髄が真っ直ぐになっていること。 相川さんと一緒に、歩いたり、走ったりして、グランドを何度も回ってだんだんその動作が理解できてきた。 自分では、本を読んだときより、実地指導を受けたほうが、何十倍も実感できた。 現象としては、次の通り。 1)脊髄を真っ直ぐに伸ばす。 2)頭を脊髄の延長線上に置く。 3)肩を回転させないようにロックする。(進行方向と垂直に保ち回転させない) 4)脇に10Cmくらいの空間を作る。 5)肘を曲げた状態でロックする。 6)肘の角度を変えないで腕振りをする。この時、手のひらは広げる。(空手チョップの形) この状態で、歩いたり、ゆっくり走ったりする。 そうすると、骨盤の回転運動を確認することが出来る。 試しに猫背にしてみると骨盤は回らなくなるし、腕振りを変えると骨盤の動きは変化する。 例えば、腕振りを肩を支点にしないで、肘を支点にしたりすると、骨盤は回らなくなる。 自分でいろいろ試して確認してみると面白い。 要点は、体の連動を利用して骨盤を稼動させ、ストライドを稼ぐ。 直接骨盤を意識するより、腕振りを利用すれば、効果は大きい。 相川さんの本には、肩甲骨を水平にスライドさせることが書いてあるが、その必要は無いようだ。 ただ、正しく腕振りを行えば良い。 相川さんの本と平行して読ませて頂いています。腕振りの仕方で骨盤の回転が大きく左右されるのですね。実際に試してみてなるどと思いました。ほんのちょっとのことなのに、それに気づかず、マイナスな動きになってしまっているのですね。勉強になりました。ありがとうございました。 -- くるくる (2007-02-09 10 43 10) くるくるさん、コメントありがとうございます。全ては、ほんの小さなことの積み重ねだと思います。その結果、大きな違いが生まれてくるのだと思います。相川さんは、この説明のため、グランドを4周しました。その中で、連動がはっきり分かってきました。一度で良いので、ゆっくり歩いたり、走ったりしながら確認されることをお勧めします。 -- 中嶋 (2007-02-09 22 32 52) 足の着地(2月4日) これは何でしょう? ランニングフォームの分析をしてもらったとき、足の着地を指摘されたのは自分も含め3人。 特に自分は前から感じていた着地。 足の外側(小指側)から地面着いて、内側へ移動していた。 内反足と言い、これもロスになる。 これで、内反足を矯正する。
https://w.atwiki.jp/3dsfcsiy/pages/158.html
あきとさんのページ フレンドコード 0334-9457-5424 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 備考 ↑へ移動
https://w.atwiki.jp/3dsfcsiy/pages/253.html
くうやさんのページ フレンドコード 3437-3345-5109 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 備考 ↑へ移動