約 6,940,288 件
https://w.atwiki.jp/viparcadia/pages/20.html
ウィザード 魔法ジョブ 火力高いけど防御は紙 範囲魔法がやばい 少し前までダストフレイム取ってないやつは地雷()みたいな感じだったけど 今はキャップ開放で水とか風にも範囲あるし好きにしろ 現在、wizは命中特化が主流かな…まぁ、防御上げたりするより命中上げた方が状態異常で(゚д゚)ウマー出来たりする というか防御高くてもぼこぼこあたるとすぐ死ぬ DEX振りと命中付与した杖も持ちたい 範囲魔法は命中があまり高くなくても当たりやすい(命中補正がかかる) レベル23で課金杖が装備できるようになるがこれがあるのとないのでは大違い バザーで鍛錬無しが300k前後で売ってるからもしお金に余裕があれば買って損はしないはず。 ヨーグルトとかカルヴァトスなんかを食ったり飲んだりしつつ狩りしよう ケーキなんかもおいしい ※狩りでの注意事項 ウィンドカッター等の多段HITするスキルをmobに対して使用するとmobのAPが貯まりスキルを誘発させる恐れがあるから狩りでは使うな!!絶対だぞ!狩りで使いまくるともれなく地雷扱いされます 悪用しようとか考えちゃいけないんだからねっ!! どんどんやれお前ら^q^ 多段スキルかどうかどうやって調べるかと言うと採取物に向かって撃つと分かるよ 対人 基本は命中付与した杖で、ゲイルやショックウェーブ、ノイズ等で状態異常ハメ殺しになる 足おせーよ!!!って奴は付与やレア靴、もしくはライトウィンドで補え 行政区とか街中でPKと戦う場合は、警備兵がいる方向にゲイルで弾くと警備兵がPK殺してくれる 回避極のバード等にも命中が100超えてれば範囲で何とかなったりする PKやPKKしたいなら、命中上げて状態異常ある範囲ブッパでハメ殺そう IPTの集まってるど真ん中でぶっ放せばみんな地面にキスしちゃうよ! PKこわいのれす>< おすすめ魔法 ダストフレイム 一番早く使えるようになる範囲で威力も高いし大人気 ボディキュア 復活後の衰弱まで直せるすーぱー魔法 ファイアボール 対人でも狩りでもメインで使っていける 僕の場合は。 テラーフレイム ダストの上位互換 そのあまりの強さに相手が逃げ出してしまう中二魔法 パラライズウェブ mobを麻痺らせて行動不能にできる。pt狩りで余計なのまで釣らないように注意な ショックウェーブ ダスト等と違い、至近距離にも攻撃できる範囲魔法 命中上げまくってあれば鬼の強さを発揮する。 ゲイル 相手を弾いてスタンさせる魔法。おもに対人用 ノイズウィンド これ自体の威力は低いが、追加効果:混乱でつおい。おもに対人用 防御アップや回避アップの魔法の熟練度を上げても効果時間延長にしかならないそうな 他にも書いたけど殴りwizなんかねーから!ウェポンスキルは取らないでね
https://w.atwiki.jp/lieder_toeb/pages/28.html
ウィザード クラスチェンジ条件 アラインメント…N・C、MP…200以上 補正…攻-2 防-1 避-2 命+4 魔法攻撃強化 幅広い知識と深い経験から多くの攻撃魔法を使いこなすことのできる魔法使い。
https://w.atwiki.jp/nightwizard/pages/29.html
月衣(カグヤ)(Kaguya, Lunar Robe)とは、ウィザードたちが持つ、世界結界を中和する能力。 一種の結界のようなもの。 常識を遮る能力 これをまとっていると、一般人の攻撃が通じない。 「宇宙には酸素が無い」「海底では水圧により活動できない」などの科学的常識もスルーできるいろんな意味で非常識な力。 月衣の隙間 月衣と世界結界の隙間に、物をしまうことが出来たりする。 武器や防具(服)、マジックアイテムなどを格納するのが一般的だが、おむすびや水筒、救急箱、炊飯器などを入れておく者も稀にいる。 でも人間をしまうことは出来ない(原作で明言されている!)…が、動物はしまう事が出来る。
https://w.atwiki.jp/nightwizard/pages/159.html
"荒廃の魔王"アゼル=イヴリス(Azel Ivlis)は、第9話に登場した大魔王級エミュレイター。 CVは植田佳奈。 能力 自分の意志とは関係なく、ただそこにいるだけで周囲のプラーナを吸い尽くす能力を持っている。 普段は自らに巻き付けた特殊な帯で能力を抑え込んでいる(それでも、完全に封じ込めているわけではない)。 劇中、帯を緩めた結果ウィザードが消滅していったのは、アゼルの持つプラーナ吸収能力が拡散したためである。 ネタバレ 実は、アゼルはルー=サイファーによって造られた存在である(アゼルのクラスは「人造人間」)。アゼルはルーの「プラーナ吸収端末」と言える。 アゼルによって吸収された端末は自動的にルーに送られる仕組みになっており、これをコントロールできるのはルーしかいない。 性格 大魔王の中では比較的おとなしい穏和な性格。 その能力ゆえ裏界でも忌み嫌われ、普段はなにもない裏界の荒野に一人孤独にたたずんでいる。 原作におけるアゼル 「合わせ鏡の神子」ではルー陣営の魔王としてウィザードやベール=ゼファーらと敵対したが、それから間もない「最果てで君を待つ扉」の事件をきっかけにベルと行動を共にするようになった。 2nd Edition環境下における小説やボイスドラマではなぜか「さらわれ属性」が付いてしまい、ベルはアゼルがさらわれるたびに救出に奔走することになる。 元ネタ 堕天使アザゼルとイブリースが元ネタとされている。
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/95.html
5話 夜を駆ける - Hero s come back!- 前編 青い月匣で区切られたその場所は、なんの変哲もない小さな路地だった。 けれど、イノセントはそこに立ち入ろうとはしない。そこになにがあるのかも認識していない。それに疑問を差し挟むこともない。 彼らは常識を作り、常識に守られる者。 ゆえに、非常識が常識を排除している場について、認識することができない。 だから彼らは、そこに何がいるのかを知らない。 この町を脅かそうとする者と、この町を守ろうとする者たちがそこでにらみ合っていることも。 「私の敵、とはまた大きく出たっスねぇ」 ベホイミが軽口を叩く。相手―――ブランシェリーナは冷たい表情のまま、至極当然と言わんばかりに答える。 『敵だろう。お前達はこの町を守ろうとしているのだから』 「確かにそれじゃわかりあえそうもないっスね」 ベホイミとブランシェリーナの間に殺気の応酬が始まる。 どちらかというと直情径行の彼女は交渉事に向かない。いつもの笑顔のまま、メディアが代わりにたずねた。 「ブランシェリーナさん、あなたの目的はなんですか? なんでここに現れて、わざわざ邪魔な私達に宣戦布告じみたことをするんです?」 『これまでお前達は、私の計画を邪魔し続けた。その手際については見事と言っておこう。 結局邪魔が入るのなら、障害は計画の前に潰しておこうと思うのは悪いことではなかろう。 だから、私はお前達に布告する。明日午前0時、私は計画を成就させる』 その言葉に、ベホイミから放たれる相手への敵意がより強くなる。 相手に実体があれば即座に殴りかからんばかりの威圧を、しかし相手は涼しく受け流している。 メディアはそんな膠着状態を打開し、相手の情報を引き出すため続けて聞いた。 「なぜこの町を襲うんですか。この町には何もありません、ただ人が住むだけの、特殊な封印もなにもない町です」 『何もないわけではない。この町に住むウィザードであるのなら、ここがなんであるか知らぬわけはないだろう?』 「それは、この町が『交流区域』だということですか」 『然り』 この町がなんであるか、とウィザードに聞いて返ってくる言葉はそれしかない。 何か大きなものが封印されていたりはしない。魔導具の保管・管理も行っていない。強力なウィザーズ・ユニオンの支部や本拠もない。 そんな町に何かをする理由は、高位エミュレイターにはない。だから、これまでこの町で大きな事件が起きることはなかった。 その平和を崩した存在は、逆に問う。 『お前達とて知っているだろう。妖怪と人間は違う存在だ、真にわかりあうことなどできない。 生きる時間も考え方の根底も異なる存在と共に生きることなどは不可能だ』 「交流区域否定派ってわけっスか。さすがにいいトコのお嬢さんの考えることは違うっス」 不敵な笑みで、ベホイミは相手を挑発し自身を鼓舞する。こんな相手に、この程度の相手に負けたりなどするものかと。 人と妖怪が違う存在であるという考え方の人間は、ウィザードの中にも存在する。 聖教の使徒たる聖職者は、主の教えに背を向けながら人間の中に隠れひっそりと生きていた吸血鬼らを狩るために魔女狩りをやった過去もある。 他にも、純然と歴史を積み重ねた歴史ある魔術師や聖職者、神職の中には異端である人間外の存在を排除しようとする傾向のあるものは厳然と存在する。 そんな人物達が交流区域の制定についていくつか難色を示したこともあるが、人と妖怪は手を携えてその考えを打破した。 けれど、いまだにそんな町の存在を苦々しく思っている否定派はやはりいる。 ブランシェリーナは、そんな挑発にのることなくただ冷厳に二人を見るのみ。 『なんと言われようが、人間と妖怪は違う存在だ。 それは何があろうと変わらぬ事実、それを否定することに何の意味がある。 違う存在が同じ町に住むというこの町は、やはり異端にして不自然だ』 「不自然だから、壊すのですか」 『そう思ってもらってかまわん』 メディアがさらに何か言い募ろうとした時、投影映像の向こうのブランシェリーナはどこからか黒い装丁の本を取り出した。 本の装丁は黒。他に何の色も存在していない。何者にも侵されぬものとしての象徴色そのままの黒。 タイトルすらない本を、大事そうにブランシェリーナは抱えて言った。 『この本は、私の魔術師と錬金術の知識を総動員して作りあげた<血の文書(クリムゾン・ロウ)>「アンジュ」。 長き年月をかけ、全呪文を私自身の血で書き上げた、私専用の最高の魔導具だ。 これは、ある分量以上ののプラーナを分身体に吸わせることで「妖怪」や「妖怪に関わりの深い人間」に無差別に攻撃する、対都市用広範囲対象限定魔導具』 魔導書というものは、書という名の通り魔導に関する研究結果を記すものだ。 呪文や魔を呼び込む力ある言葉を大量に記したそれは、何も考えずに記し続ければ積み重ねられることで複雑な効果を持ち、暴発して人を傷つけることもある。 ゆえに、魔法の効能を薄めたり消したりする素材を使ったり、逆の属性の魔力を帯びさせることによって相殺させることで危険を薄め、 後にその研究に触れる者が安全に開くことができるようにするのがセオリーだ。 しかし、彼女の作った<血の文書>である『アンジュ』というのはその真逆の性質を帯びさせた魔導書ならぬ魔導具の一種だ。 ある手順にそって作った一冊の本に、使用する本人の血を混ぜたインクを使用して本人への同調性を強化し、そのインクを用いて魔導書に必要な呪文を書き記したもの。 それはけして他人に開けぬ代わりに使用者との強いつながりを有し、使用者の意のままに動く一種の使い魔に近いとされる道具だ。 もっとも、魔法も使えるが通常は使用者の能力を超えられないこと、使用者が定期的に血を抜いてインクを作らねば作れないこと、 一般的な使い魔のように動くことができないこと、インクを使って呪文を書いていた時の使用者の思念がどうしても影響を与えること、 何より作成に10年単位の時間がかかることが、この魔導具を廃れさせた。 けれど、濃度100%の使用者の血を用いて字を記して強化され、他者のプラーナを取り込んだ彼女の書はもはや出力の面では彼女を凌駕し。 今まで純粋に人の世から妖怪を消すという一つの目的に向けて作りあげられた『アンジュ』は、もはやこの町程度なら条件さえ整えればなんとでもなる域に達している。 そう説明し、ブランシェリーナはさらに酷な現実を突きつける。 『―――お前達が私にかまけている今の間に、最後の生贄のプラーナを取り込ませてもらった。 これで、後は全ての準備を終えて0時を過ぎれば、何もせずとも明日純粋な人間のみを残して後は綺麗に均等に吹き飛ばされる』 その言葉にベホイミとメディアに緊張がはしった。 ここに足止めされている間に、新たな犠牲が出てしまった。それはどうしようもなく取り返しのつかない失敗だ。 そんな二人の心情を無視したまま、魔術師にして錬金術師は皮肉気に微笑みながら本の表面をなぞる。 『10日ほどお預けを受けていたアンジュも少しはりきりすぎたらしい。 奪ってきたプラーナの量がかなりのものでな、これではイノセントなど一たまりもあるまい。 まぁ、アンジュが危害を加えられるのは妖怪かそれの近くにいるものだけだ。 ほんの数時間それが早まっただけにすぎんか。安心して眠れ、すぐに仲間ができるだろうよ』 ぎり、と歯噛みする音が響いた。 ブランシェリーナに対峙するベホイミは、その瞳に隠そうともしない怒りをたたえ彼女を睨みつける。 誰が悪い。 犠牲を出してしまった自分。犠牲を見過ごしてしまったこの町にいる全てのウィザード達。犠牲を出したこの女。 犠牲になってしまった側は、何一つ悪いことをしていない。 そんな、何一つ悪くないこの町の誰かが傷ついたことを、ベホイミは許せない。許すわけにはいかない。 そしてこれから先、0時までにこの女を止められなければさらに誰かが傷つくことになる。 失ったものは戻せない。それに思いを馳せるのは後でもできる。だから今は前を向く。前を向いて守りたいものを守り抜く。 だから、宣言した。 「お前の宣戦布告、確かに受け取った。 全力で今夜、お前の企みごとお前をぶちのめしてやる」 「ベホちゃん……」 『いい敵意だ。私の敵よ、余興にすぎんがお前を私の敵と認識する。 だから、全力でかかってくるがいい。お前達を排除した後、私は私の計画を成就させよう』 一足先に駅の西の公園でお前達を待っているぞ、と彼女は告げて、嘘のようにその場から消え去った。 月匣を展開していたメディアがそれを解くと、隣で拳を握り締めるベホイミに対して言う。 「ベホちゃん、とにかくベホちゃんのお友達と合流しましょう。あの人を止めるには少しでも戦力は多い方がいいです」 「そうだな」 そう彼女が言うと同時、ベホイミの0-Phoneが着信を告げた。 腹部に灼熱感。 頭は狂ったように痛みを信号として送り出す。 慣性上前に進む体のせいで、腹に突き刺さったものが肉とこすれ、さらにそこから痛みを全身へと訴える。 「……っ!」 漏れそうになる苦鳴を、柊はのどの奥でなんとかとどめた。 結果として、彼の手はレベッカに届いた。 レベッカがフードのついた服を着ていたおかげだ。最後の瞬間、何とか指先がフードに引っかかり、そのまま腕を全力で後ろへと振り切った。 ……そのせいでレベッカは後ろに引っ張られて地面に背中を思いきり打ちつけることになったわけだが、命に別状はない。 その代わり、レベッカが拾おうとした瞬間に勝手に開いた黒い本の中から現れた闇色の槍が、魔剣を持つ時間すら与えられなかった柊の腹部を貫通した。 もっとも、これまで前線で剣を振り続け痛みには慣れている彼がこの程度で戦えなくなることはない。 そのまま魔剣を引き抜き叩き斬ろうと月衣に手を伸ばしたその時―――彼の体から、力が奪われる。 一度だけ味わったことのある感覚だった。あんなおぞましい感覚を忘れられるはずもない、凄まじい脱力感。「荒廃の魔王」と相対した時に受けた感覚は、つまり――― (こいつ―――俺のプラーナ食ってやがるのかっ!?) プラーナとは、可能性であり存在の力。それを全て奪われればそこに存在することさえできない存在力。 物であれ生き物であれ、そこに存在するために全ての形あるものが持つ力だ。 存在を強制的に削られるおぞましい感覚に本能的な恐怖が首をもたげかけ―――しかし彼はそれをねじ伏せた。 「こ―――のぉっ!」 プラーナを奪っているのは自身に突き刺さったままの黒い槍だ。 ならばそれを抜けばいい。黒い槍の大本になっている開いた本に、全力で蹴りをいれる。 蹴り飛ばされた本は地面をごろごろと転がった。 槍が無理矢理に逆ベクトルの力を受けて引き抜かれることで風穴に栓をしていたものがなくなり、体から多量に血液が失われていくのを感じて一瞬眩暈が襲う。 体のあげる悲鳴の絶叫を、気合で無視して月衣から魔剣を引き抜き、青い月匣を展開する。 あまり時間はかけられない。さっさと終わらせてベホイミあたりに連絡をいれ、ヒーラーにあたりをつけてもらうのが一番手っ取り早く合理的だ。 失われる血は無視。時間の勝負なら自身の体調を気にする時間すら惜しい。転がる本に向けて一歩を踏み出そうとし――― 「<フォースブレイド>っ!」 最近開発された冥属性の詠唱魔法がはじめて聞く声と共に発動。闇を鍛ち固めたような重さを感じさせる刃が撃ち放たれ、黒い本を両断した。 本はさらさらと粉となり青い世界へと溶け消える。 そのあまりのあっけのない終わりに一瞬呆けたようにそちらを向いたまま硬直する柊。自分の覚悟はなんだったのかと思う光景だ、それも仕方のないことだろう。 そんな彼の背後に向けて、足音が近寄ってくる。その音はばたばたと騒がしく、あまりにも急いでいるようだった。 彼がそちらを向くと、そこにいたのは銀の髪を黒いリボンで二つに括り、赤い瞳をらんらんと輝かせた色の白いゴスロリの少女だった。 その容姿は人形のようだ。白い頬が、走ってきたせいで少し桃色に染まっているのでさえ美しいと思えるような極上の美少女。 今まで銀髪の少女にあまりいい思い出のない柊でさえ、一瞬その娘に目を奪われた。 別に好みとかそういう意味ではなく、美しいものを見た時に生まれる純粋な感動だ。結構本気で死にかけてるのに余裕だなこの男。 が、そんな感動も少女自身の次の発言で木っ端微塵に砕かれる。 「大丈夫でありますかっ!?」 どこの、っつーかどっちの軍曹だ。 そんなツッコミを通常なら入れられるのだろうが、HPレッドゾーンの柊はさすがに脱力しきってその場に座りこむ。 これまで張りつめていた緊張とか覚悟とか死の予感とかがこの少女一人に全て粉砕されたことも原因だろう。 彼の様子がその場に崩れ落ちたようにでも見えたのだろうか、少女は心配そうに駆け寄ってくる。 「生きてるでありますか、ちゃんと意識を保つでありますよ!?」 「生きてるよっ!?半分以上死んでる気がするけど、意識はある」 こんな会話ができるのも常識の外側にいるウィザードだからだろうか。 正直、この男の常識は非常識の存在であるウィザードの常識からすら外れている気がしないでもないが。 閑話休題。 意外に元気そうな柊に驚きつつも、少女は彼の左脇腹にぽっかりと空いた真っ赤な風穴をうわぁ、と呟きながらも検分する。 「これはまた綺麗に穴が空いてるでありますな。内臓とかぐっちゃぐちゃでありますよ」 「言うな、想像するから。お前は怪我人の残り少ない気力も削ぐ気か」 「そういうこと言わないと、怪我しても平気そうな顔してる怪我人は絶対反省しないから積極的に言えとウィザード研修受けた時に指導されたでありますよ」 「どんな指導者だよ……」 ツッコミにも覇気がない。 ともあれ、少女はその空洞の前に臆さず手をかざし、初歩の治癒魔法<ヒール>をかける。 非常に真剣な様子で、それに集中しすぎて、背中からどこかデフォルメされた形の、小さく可愛らしい蝙蝠の翼がにょきりと生えているのに気づいていないほどだ。 さすがに傷が深すぎるのかすぐに楽になることはないものの、数回かけられたことでじわじわと、やがてほぼ完璧に復調する。 魔剣を片付け、真剣に傷口のあった場所を見つめる少女に向けて礼を言う。 「助かった。ありがとうな、えーと……」 名前を聞いていないことに今更気づいて戸惑っている様子の柊を見てぴんときたのか、少女は笑顔で答える。 「わたくしはノーチェであります。あなたはなんという名前でありますか?」 「柊 蓮司だ。改めて助かった、ありがとうなノーチェ」 「治癒魔法は専門外なので少し心配だったありますが、失敗がなかったようで一安心でありますよ」 「怖ぇこと言うなよっ!?」 知人、というか幼馴染にヒーラー/陰陽師のくせによく大失敗で仲間をかなりの重傷に追い込む少女がいるため、 治癒魔法の恐ろしさをよく知る彼は全力でツッコミをいれた。 にゃはは、と頬をかきながら少女―――ノーチェはまじまじと柊の顔を見た。 「しかし、あなたが例の柊 蓮司でありましたか。こんなところで会うとは思っていなかったであります」 「例のってのはなんだ例のってのは」 「あ、0-Phoneで写真とってもいいでありますか?実家に送って自慢するでありますから」 「俺は珍獣かなんかかっ!?」 閑話休題。 柊はこの町に今いる定住者でないウィザードは自分以外に二人であることをベホイミから聞いている。 片方は桃月町でプラーナを狩る者であり、今レベッカを―――実際襲われたのは柊だが―――襲おうとしたウィザード、片方は別の理由で来ていると聞いていた。 検討はつくものの、一応確認をとるために彼はたずねた。 「お前なんでこの町に来てんだ?観光地でもなんでもねぇぞ、ここ」 「おぉ、それを聞いてくれるでありますかっ?」 えへへー、と嬉しそうな表情を隠しもせずノーチェはポケットから一枚の紙を取り出す。 桃月町の写真がいくつかプリントされ、でかでかと『日本の交流区域をゆく -桃月町3泊4日の旅-』とプリントされた紙に、柊が一瞬目を丸くする。 ノーチェは(ない)胸を張り、答える。 「ちょっと久しぶりに実家に帰ったら、背教者会議イタリア地方会議所でやってた福引のお知らせが届いてたのでありまして。 引きに行ったらなんと特賞でありますよ!もうこれは仕事を休んででも羽を伸ばせという神の思し召しとしか!」 背教者である吸血鬼が神の思し召しとか言うな、とローマ聖王庁関係者が見たら即座に断罪に走りそうな危ない発言をかますノーチェ。 ここにいるのが、世界情勢にも疎く信仰心もそう強くない柊だったのは彼女にとって僥倖だった。 というか、何やってんだ背教者会議。 なお、この福引は背教者会議のトップであるレオンハルト=ローゼンクラウンの肝いりで始まったことだというのは知らないほうがいいかもしれない。 表向きは交流区域の設立に大きく貢献した背教者会議への礼として、交流区域側がたまにこういったことをするらしいということになっているが、 実際はレオンハルトの「ちょっと日本式で福引とかやってみたくないかな?」の一言で始まったことだというのもやっぱり知らないほうがいいことだ。 柊はそんなもんか、と呟いてこの少女がこの事件に無関係であることを確信する。 ともかく、今見た光景についてベホイミに連絡するべきだろうと0-Phoneを取り出す。 コール一回で即座に相手は電話に出た。 「よう、今どこだ?」 『柊さん。今は学校の近くっスけど、それがどうかしたっスか?』 「悪ぃんだけど、ちょっと迎えに来てくれねぇか?口裏合わせんのに協力してくれ」 『……今度は何したんスか』 「ちょっとイノセントが月匣の中にいて、とある事情のせいで今起こすわけにはいかないから月匣解除できねぇだけだ。 状況報告はここまで来てくれりゃするから、ともかく早く来てくれるか?」 ベホイミは少しだけ考えたようだったが、確かに報告は後からでも聞けると思ったのか彼女は了解っス、と答えた。 それに礼を言って、電話を切ろうとし―――電話はかけた側が切るのが礼儀だ、って柊、お前学生時は不良じゃなかったか―――彼は、思い出したように言った。 「あ、あともう一つ。学校に近いなら男ものの制服のシャツ一枚拝借してきてくれねぇか?」 腹部を中心に広く赤黒い染みができており、かつ大穴が開いている代物を着て町を徘徊すれば100%職質ものだ。 代わりはバイト先にあるが、このままそこまで行くのも絶対マズい。ついでに雇用主の店長にいらぬ心配をさせるのも彼の本意ではなかった。 ベホイミが了解っス、というのを聞き、今度こそ電話を切る。 ふと見れば、ノーチェがにこにこ笑ってまだそこに立っている。 「どうした?なんか言いたいことでもあるのか」 柊に聞かれて、彼女は答える。 「はいであります!怪我を治した礼、と言ってはおかしいでありますが、ちょっと一夜の宿とごはんをくださいでありますよ」 「ツアー旅行じゃねぇのかよっ!?」 意外にケチだな背教者会議。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/fe_bot/pages/15.html
テスト - 管理人 2010-05-23 02 15 32
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/469.html
平日の過ごし方(動物編) 俺の名はどんぺり。 絶滅社の強化人間である緋室灯と共に暮らすフェレット。 必要とあらば釣りから人体切断マジック、そしてチョコの材料までなんでもこなせるスーパーペット。 これは、俺のとある平日の1日の物語である。 朝、灯が学校に行ったのを確認し、俺は外へと出た。 1つ伸びをして、今日何をするかを考える。 この世界に来て、毎日ちゃんと学校に通うようになってから、灯の精神は安定している。 命が目を覚まし、エリスや翠と一緒にいることがプラスに働いているのかもしれない。 最近は俺が見ていなくても、安定し、安らかに暮らせている。 灯もそろそろ自立する時期なのかもしれない。 少し寂しいが、彼女のような強化人間の精神を安定させるために作られたスーパーフェレットとしては、喜ぶべきことなのだろう。 気を取り直したところで、今日の予定を決める。 今日は久しぶりにプリンの顔を見ておくか。そう考えて俺は"動物園"へ向かう事にした。 ―――トリステイン魔術学院 犬、猫、鴉にハムスターと言った普通の動物から、どこぞの学校から流れてきた妖怪やサラマンダー、果ては手と髭の生えたマヨネーズの化け物なんてものまで。 今日も、ヴェストリの広場…別名"動物園"は多種多様な生き物たちでごった返していた。 ここが動物園と呼ばれるようになったのは、とある儀式の後のことである。 春の使い魔召喚。 この学園の年中行事であり、この学園の生徒が生涯を共に歩む"使い魔"を召喚し、契約する儀式が行われたのは、この学園世界にやって来てから。 聞いた話では、"異世界"から使い魔を召喚した例は数百年はあるこの学園の歴史でもたった1例だけ(たまに灯と共に行く管理棟の開発部で見かける、黒髪の少年がそれだと言う) 基本呼び出される使い魔は"この世界"の生き物。 去年までは"この世界"と言うのはこの学園があったハルケギニアとか言う世界だったわけだが、今年はあいにくとこっちに来てから行われた。 結果、儀式が行われたここヴェストリの広場には学園世界中から実に多種多様な生き物が召喚され、使い魔となった。 そして、その使い魔の関係者やら、巻き込まれて学園世界にやってきた野良の類やらよその学園のペット(まあこれは俺もそうだが)やらが入りこむようになり、現在に至る。 その、使い魔召喚の儀式のときにに召喚され、使い魔になった連中の中には俺の妹も混じっていた。それに気づいてからは、俺は時々こうして妹の…顔?を見に来るようにしている。 日向ぼっこしたり、メシを食ったり思い思いに過ごす連中を尻目に、俺はいつもの連中が溜まってる一角へと向かう。 (やあ、お久し振り) 俺の接近に気づき、去年からいたこの動物園の古株…ジャイアントモールのヴェルダンテが髭をぴこぴこと動かして挨拶してくる。 (おお、白いのじゃねえか。なんだ?妹に会いに来たのか?) 気さくに唸り声を続けるのは、同じく古株のサラマンダーのフレイム。 見た目は怖いが、慣れると意外と男気溢れる良い奴である。 (ああ、ここ1週間ばかり会ってなかったからな) 俺は軽く尻尾を振り、肯定の意を返す。"俺たち"は喋れないが問題は感じない。これで十分コミュニケーションが取れる。 (そうかい。だが、あいつは今はここにいないぜ?ご主人たちにつきあって勉強してるからな) (勉強熱心だよね。流石は元異世界…なんて呼べばいいんだろうね?彼女のことは?) 互いにあいつのことを口にしあうヴェルダンテとフレイム。 この学園世界ができる前から使い魔としてこの学園で暮らしてた、こいつらは割と仲がいい。 去年1年はこいつらの"主人"が色々大変なことに巻き込まれた年で、それで仲が良くなったと言う。 ちなみに普段はこいつらの他にも… (そう言えばシルフィはどうしたんだ?) いつもならもう1頭、こいつ等と親しい古株がいるはずなのだが姿が見えない。 例の"秘密の任務"とやらにでも行ってるだろうか? (ああ、彼女なら…怪我をして、寝込んでいるよ) そう言いつつヴェルダンテが広場の方を見た。 (いたいのね~…きゅい~) 俺たちの顔を見て泣きそうな顔でシルフィードが俺たちにきゅるるると鳴き声を上げる。 なるほど、元気が無い。 その原因となった負傷は一目で分かった。尻尾に包帯がぐるぐる巻きにされている。 かなり深い傷らしく、ところどころ血がにじんでいる。 (よぉ。ひでえ目にあったみたいだな) フレイムがにやりと笑いながら唸る。 (そうなのね!まったく酷い目にあったのね!) 興奮しながらシルフィードがその時のことについて鳴き出す。 俺も詳しくは知らんが、こいつは今こいつの主人と共に"組織の仕事"とやらをしているらしい。何でも世界の平和を守る仕事だとか何とか。 だが、こいつはいつまでたっても半人前扱い、組織の中じゃあ古株な癖にこいつの主人(確かタバサとか言う、灯に似た雰囲気を持つ魔術師だ)と一緒でないと任務につけない。 まあ、こいつも使い魔なんで、お姉さま(こいつは自分の主のことをそう呼ぶ)と一緒に任務につくのはいい。こっちに来る前も似たようなもんだったらしいし。 だが、後から入ってきた連中が先に1人前として認められるのがこいつには気に喰わない。 そんなわけでこの古代種(自称)、エヴァ様とか言う組織のえらい人に抗議したところ、こう言われたそうな。 『お前を一人前と認めろ、だと?そんなセリフはマモルの…いや、山芽の“アレ”にでも勝ってから言うんだな』 そしてそう言われたこいつは早速そいつに挑み…ボロ負けしたらしい。 (尻尾ばっかり狙うのは反則なのね!何が『トカゲの尻尾を切るのが最近のマイブーム』なのね!?トカゲと一緒にするんじゃないのね!?) ブンブンと全身で"怒り"を表現するシルフィード。 (あのウサギ…今度会った時にはぎゃふんと言わせてやるのね!きゅいきゅい!) そう言って怒りを露にしたそのときだった。 (―――へぇ?誰を、ぎゃふんと言わせるって?) あんぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!??????????? 驚き半分と驚き半分でシルフィが叫んで後退し、そいつに自らの意思をぶつける。 (なななななんでここにいるのね!?) そいつはその様子にぴこぴこと耳で答える。 (いや~アタシもさ、ちょ~っとやりすぎたかな~と思ってお見舞いに来たんだけど…その様子なら大丈夫っぽいよね~) 耳をぴんと立て、目を細めるそいつ。 (まあ、鱗の固さも分かったし、アタシも今度は本気出すからさ…もう一遍、やる?) (きゅきゅきゅきゅい!?) ブンブンと首を豪快に振り、拒否するシルフィード。涙目だ。どうやらこいつにボロ負けしたと言うのは本当らしい。 (まあまあ。落ち着いて。美しいレディ) 俺たちの中じゃあ一番の穏健派で通ってるヴェルダンテがそいつをなだめる。 (そうそう。こいつが尻尾落とされたらもう生えてこねえんだぜ?) フレイムは珍しく同情的…そういやあコイツもトカゲだったか。 (…冗談よ。アイツが忙しいらしくって暇だったから遊びに来ただけ。大体、ここでシルフィと遊んだりしたら、ご近所にも迷惑でしょ?) 敵意が無いことを示すように、そいつは耳をだらんと垂らし、ブニョッとした身体を揺らした。 それから、お互いに自己紹介を返す(シルフィの奴は怯えてずっと尻尾をかばっていたが) こいつの名は、耳之介。代々伊賀の里の忍びの家に仕える動物忍者だと言う。 特技は耳を振り回して真空波を出す“旋風長耳斬り”と言う、物騒なウサギだ。 耳之介は肩をすくめ、ピコピコと耳を動かす。 (ま、アタシとしてもさ。血がにじむような修行で身につけた技に対して舐めた態度取られたら、ムカッと来るじゃない?) 最初、シルフィは余裕で勝てると思ってたらしい。鍛えてるとは言え、ウサギはウサギ。空が飛べてブレスと魔法が使える自分の敵じゃないと。 そうして余裕の態度で挑んだ結果、危うく尻尾を失う惨敗だったと言うわけだ。 (ああ、そりゃお前が悪いわ) (そうだね。もう少し君は野生の勘を磨くべきだね) フレイムとヴェルダンテも割と厳しい意見を言う。 厳しい野生で暮らしてきた経験があるこの2匹にとって、相手の実力を正確に見抜くのは必須技能だったからだろう。 ちなみに野生で暮らした経験こそないが、そこに関しては俺も同感だ。見た目に騙されると、酷い目にあう事が多い。 (うう。分かったのね…) 今回の件でシルフィの奴も身を持って学んだのだろう。しおらしく、それを認めた。 キーンコーンカーンコーン… 隣の学校から、昼メシの時間を伝えるチャイムが聞こえてくる。 それに合わせたように(昼の時間なんてものは何処の学校も同じようなもんだからな)ガヤガヤとこの学校の生徒たちが食堂へと向かう。 (お、昼か…) 人間と違って餌の時間には縛られない俺たちは、だったらすぐさまメシと言うことにはならない。 て言うかむしろ後1時間くらい後に厨房に行けば、ここのコックたちから昼メシの余りが貰えるから、好都合なくらいだ。 (じゃあ、彼女も出てくるんじゃない?) おっと、そう言えば今日は妹に会いに来たんだった。そう思い俺は妹を探そうとして。 「お兄様!?どうしてこちらに!?」 可愛らしい人間の声で喋り、嬉しそうに“這いずって来る”妹の姿を見かけた。 (え~っと…何これ?) この場で唯一、妹のことを知らない耳之介が怪訝そうに妹を見る。 (ああ、彼女はどんぺりの妹だよ) (ええっ!?) 耳之介が驚いて目を見開く。 (だって、血が繋がってるとかそういう問題じゃないでしょ!?) そりゃ、そうだ。血は繋がってない。つうかプリンが産まれたのはこっち来てからだし。 「まあ、お兄様の新しいお友達ですか?」 そんな様子を見て、プリンは嬉しそうに触手を蠢かせながら俺に問いかける。 (え、ま~そうなんのかな?耳之介よ。よろしくね) ついさっき知り合ったばかりだが、まあいいやとばかりに耳之介が自己紹介する。 「これはこれは…あ、申しおくれました」 その様子に、プリンは丁寧に身体をくねらせて、自己紹介を返す。 「こちらで使い魔をやっております…プリンと申します」 お辞儀なのか上の部分を下に下げた瞬間、地面に触れたそこが音を立てて溶ける。 (ふ~ん。にしてもあんまり似てない兄妹ね?) そんな様子に半目になりながら、耳之介が問う。意外に怖いもの知らずな奴だ。 「ええ…実は私、灯お母様に“作られた”義理の兄妹でして、血は繋がっていないのです」 そりゃそうだ。“黄色い不定形生物”とフェレットが似てたら怖い。俺は苦笑して耳之介に事情を説明した。 こいつ…プリンの名前の由来は、そのものズバリでこいつが“プリン(注:作者談)”だからだ。 生まれた直後に、奇声を上げ床を溶かしながら這いずっていたこいつは、突如現れた銀色の鏡に吸い込まれて姿を消した。 後で聞いた話では召喚されて、使い魔としての契約した結果、知性を得たらしい(ちなみに契約のためにこいつに口づけをした女生徒は肉体と精神両方のダメージで3日間寝込んだそうだ) そして1週間後、こいつに再び再会した時には既に今の『お嬢様口調で喋り、理性もある名状しがたき使い魔』となっていた。 (にしても何で突然勉強なんか始めたんだ?) 俺が知る限り、頭は悪くないが、そこまで勉強熱心な奴ってわけでも無かったはずだ。 それを不思議に思った俺がプリンに尋ねると… 「それは…その…」 もじもじと身体をオレンジ色に染めてくねらせる。ん?この反応どっかで見たような… (もしかして…恋なのね!?) シルフィが嬉しそうに尻尾を振る。ああ、そうか…恋か…ってえ (*1))) 4匹して驚いた。そして。 「…はい。実は…一目ぼれしちゃったんです…」 (やっぱり!そうなんじゃないかと思ったのね!きゅい!) こと恋の話題になると張り切り出すシルフィは相変わらず嬉しそうだ。 「はい…まさか私の理想の殿方とお会いできることになろうとは思いませんでしたわ」 (ま、待ってくれ。確かお前の理想って…) 一方俺は状況についていけず頭を抱える。 っていうか… (“逞しくて人望があり、知的で出来れば魔法も使える、自分そっくりな人って言うか不定形生物”なんてものがいるのかこの世界!?) 前にプリンが言っていた、無茶苦茶な条件に対して聞き返す。 「はい…実は、近くの学校で“せんせい”をやっている方がおりまして…色まで、一緒なんですよ?」 俺の問いかけにプルプルと身を震わせて答えるプリン。 「それで、彼に相応しい女性となるには自分を磨かねばと思いたち、勉学に励んでいますの…」 その志は立派だと思うが、俺はまともに反応を返せなかった。なんて言うか、頭が痛い。 ちなみに、その日の午後、俺たちはその“せんせい”に会いに行き、本気でプリンの要求を満たす出来た人だと知ることになったのだった… * どんぺり@ナイトウィザード! フレイム、ヴェルダンテ@ゼロの使い魔 耳之介@陰からマモル! せんせい@SaGa2秘宝伝説 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/171.html
ソリア・グレイシス -範囲攻撃でエネミーを一網打尽- 長所 短所 範囲攻撃が豊富 魔法ダメージ化の手段がない 燃費が良い カバー系スキルのSLが低め 性能にクセが無い メジャーアクションを持て余しやすい クラスデータ ウィザードクラス 侍 デュアルクラス ファイター タイプ アタックタイプ 第一サブクラス 魔剣使い 第二サブクラス 大いなる者 第三サブクラス 人造人間 ステータス 耐久力 A 魔法力 E 打点 A 防御力・魔法防御力 B 回避能力 D 行動値 B 基本コンセプト・戦術 高い打点と豊富な範囲攻撃を活かして積極的に敵陣に切り込んで行くパワーファイター。 射程2sqの刀を所持しており、範囲攻撃を狙ったsqに撃ち易くなっている。 豊富なHPと、比較的高めな防御・魔防を持ち、1,2発殴られたくらいでは瀕死になりにくい。 《生命の刃》と《カバーリング》でHPを減らしつつ、隙を見て《憤怒》で特大ダメージを叩き出す。 《一意専心》《振り払い》によるBS耐性に加えて、《アームドシェル》を最大SLで取得しており、ステータスや能力にほぼ隙が無い。 攻撃やカバーだけでなく、《運命改変》や《従属の魔眼》《陰の気》等汎用性の高い支援スキルを持ち合わせている。 欠点・弱点 カバー系スキルのSLが低めな為、現時点では1人で盾役を完璧にこなすのは難しい。 また、メジャーアクションを《憤怒》と《マルチプルブレイク》しか取得していないため持て余しやすい。 今後の成長方針 カバー系スキルのSLを上げつつ打点を高める。 メジャーアクションはクラス的に選択肢が少なく、 回数制限の無い物は《捨て身の一撃》《魔空閃》のほぼ2択になる。
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/67.html
青少年、君としてはどうしたいワケ? パーソナルデータ 名前:アルフ・フェアー 第一属性地 第二属性地 種族 人間 性別 男性 年齢 27 ワークス コスモガード調査員 身長 182cm 体重 69kg 目の色 茶色 髪の色 茶色 肌の色 肌色 ウィザードクラス 龍使い スタイルクラス ディフェンダー 戦闘スタイル 銃剣士 概要 とある高名な龍使い一族の末裔。 英才教育を経て立派な龍使いになる・・・筈だった。 融通が利かず何でも家の枠にはめたがる父親とは昔から仲が悪く、龍使いとしての修行を全くしてこなかった。 代わりに独学で剣と銃、そしてディフェンダーとしての技術を磨いた。 16歳の時についに父親から勘当され、行く当てもなく彷徨っていたところ独学で学んだ技術を買われ、コスモガードに入団する。 元々家名を守るために時として非人道的な判断をする一族を嫌っていた。 自分らしく生活でき、窮屈で堅苦しい作法も無い今の生活を気に入っている。 フェアーの姓は勘当されてから名乗り始めた。 主にエミュレイター絡みの事件調査を担当し、危険な任務に就く事も多い。 顔は世間一般的にみればそこそこ良い感じ。性格は気さくで人柄が良く、女好き。 変なあだ名や愛称で人を呼ぶきらいがある。 直幸→青少年 伊緒→霧咲姫orお姫様 アメリア→アメリア様 トライ→ツンツン君 伊緒とは昔何かがあったらしい。 戦闘 武器は大剣に変形させたアイゼンブルグとハンドガン。 剣と銃の腕前もそれなりに高いが、最も得意とするところは敵の攻撃を身代わりになって受けるディフェンダーとしてのスタイル。 《カバーリング》で仲間のピンチに瞬時に駆けつけて大剣で華麗に弾く。 使用魔法・特殊能力など 《レンジドカバーリング》 種別:その他特殊能力 離れた場所にいる味方のピンチに颯爽と駆けつけて身代わりに攻撃を受ける。 ここは俺が頼りになるぜ! 《ワイドカバー》 種別:その他特殊能力 剣を地面に突き刺して球体状のバリアを展開し、自分の周囲にいる仲間を攻撃から守る。 おっとぉ! 称号 コスモガード調査員 主にエミュレイター絡みの事件調査を専門に行なう。多くの死線を潜り抜けてきた。
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/193.html
お腹が空きました・・・・・・ -大人を夢見る魔王の抜け殻- パーソナルデータ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURLを入力。サイズは自動調整されます) 名前 リディア・ムール 属性 天 / 風 一人称 私 種族 人間 性別 女性 年齢 12歳 ワークス ロンギヌス 身長 145cm 体重 37kg 瞳の色 金色 髪の色 金色 肌の色 色白 ウィザードクラス 大いなる者 デュアルクラス ガーディアン 戦闘スタイル 魔法使い 第一サブクラス 魔術師 第二サブクラス 異能者 第三サブクラス 勇者 概要 コネクション 名前 関係 アンゼロット 上司 アイルーン・レイ 仲間 マーテル・フェンネル 友達 スタイン・エクシス 友達 エリオット・メイティス 友達 ウィリアム・レッドグレイブ 友達 イコ=スー 転生体 フール=ムール 育ての親 セシリア・伊東 友達 500年前ロンギヌス精鋭部隊『白い月』に所属していた人物。 メンバー最年少でありながら、支援・回復のエキスパート。 パーティの生命線であり、戦闘時はリディアを護る様に陣形が組まれる為ちょっとしたお姫様状態。 やや引っ込み思案で、マーテルの後ろに隠れていることが多い。 ロンギヌス内で一部の層に絶大な人気があり、邪な気持ちで近づく紳士にはマーテルの容赦無いお仕置きが待っている。 それすらもご褒美とする紳士オブ紳士は未だかつて現れていない。 食いしん坊で、隙を見ては食料庫に忍び込み食料を物色している。 最近はマーテルに料理を教わっており、食事に対する情熱はとどまる所を知らない。 正体は魔王イコ=スーの転生体。 かつてイコ=スーがフール=ムールに破れ致命傷を負ったため、一時的に人間の赤ん坊に転生した。 つまり、リディアはイコ=スーに創られた存在であり、どちらかと言えば魔王に近い存在である。 イコ=スーがリディアの体から分離する際、分離が不完全でリディアの体に力の一部が残ってしまった。 魔王の抜け殻状態になった赤ん坊のリディアは3年間フール=ムールに育てられた後、アンゼロットに引き取られる。 フールと過ごした記憶は無いが、自身を拾ってくれたフールには感謝している。 姓の「ムール」はフールから取った。 どこか引っ込み思案なのはいずれイコ=スーが自分の命を狙いに来る恐怖感から来ている面もある。 ムーア保護地区でイコ=スーと寿命を迎えたらその力を返還する約束を交わす。 これにより引っ込み思案な面は徐々に消え、年相応の活発さを見せ始める。 食料庫侵入然り、意外と大胆な一面もある。 ウィルに対してはそこそこの好意を抱いており、 イコ=スーの一件後、ウィルをベッドで待ち伏せしてあわやR18セッションになりかけた。 大人になるまでしっかりエスコートしてもらう約束をしている。 戦闘 攻撃能力は一切持たないが、優秀な支援・回復スキルでパーティを支える。 武器・防具 アークウィザーズワンド 種別 箒 フール=ムールがリディアを引き渡す際に気まぐれで渡した杖。リディア本人はお守りとして大切にしている 叡智の水晶 種別 魔導具 リディアが白い月として初任務に赴く前夜、自室前に置かれていた水晶。贈り主は不明 小さな神域 種別 魔導具 魔王の力を増幅させる魔導具。リディアが任務で大怪我をした翌日枕元に置かれていた。贈り主は不明 魔法・魔装 マスターヒール 種別 治癒魔法 HPを大きく回復させる治癒魔法無茶はダメ・・・・・・です フリップフラップ 種別 治癒魔法:虚 HPを完全回復する高位魔法攻撃を受けすぎです。一度下がってください アースシールド 種別 付与魔法:地 大地の壁を作り物理攻撃をガードする。U1のそれを遥かに凌ぐ強度危なかった・・・・・・です ダークバリア 種別 付与魔法:冥 暗黒の壁を作り魔法攻撃をガードする。U1のそれをry来ます! レイソード 種別 付与魔法:天 味方の武器に光の粒子を纏わせ攻撃の威力を上昇させるしっかり働いてくださいね エアブレード 種別 付与魔法:風 味方の武器に風の刃を纏わせ、遠距離攻撃を可能にする遠くの敵は任せましたよ スモールシュリンク 種別 付与魔法 手乗りサイズに自身を小さくする。ちっちゃい生き物最高!そこのポケット・・・・・・借りてもいいですか? 特殊能力 領域作成 種別 魔王 自身のプラーナを周囲に張り巡らし、味方全員の能力を大幅に強化する領域を作り上げるさあ、行きましょう! 運命改変 種別 魔王 因果律を歪め、未来を少しだけ改変する。U1と違い意図的に扱えるくすっ・・・・・・ 従属の魔眼 種別 魔王 イコ=スーの魔眼で威圧するそこまでです! 陰の気 種別 魔王 敵の魔法や特殊能力を月衣に収束させ不発にさせるこれ以上させません 魔王顕現 種別 魔王 イコ=スーの力の代償。聖なる力に弱くなった私は・・・・・・ 神威顕現 種別 魔王 イコ=スーの力を完全に解放するこれが本気の本気です! 称号 お姫様 任務でも任務外でもお姫様状態。ちやほやされるのは苦手 食いしん坊ガール こちら食料庫前、異常ありません。潜入許可を! 大胆不敵ガール ベッドで気になるアノ人を待ち伏せ。ダイターン 魔王の抜け殻 『生きたい。大人になりたい』例え創られた存在であっても、少女は未来を望んだ