約 6,940,084 件
https://w.atwiki.jp/iwaretemo/pages/34.html
ウィザード アークメイジ エレメンタルマスター ウィザード 杖を使い、魔法攻撃を得意とする下級職業です。 様々な属性魔法攻撃を覚え、常に敵の弱点を攻める存在です。 杖、軽防具を装備可能。 スキル名 種類 備考 スパークスマイト 物理 風属性攻撃 一定確率で麻痺 ブレイズスパウト 魔法 火属性攻撃 バブルボム 水属性攻撃 グランドカラップス 土属性攻撃 ヴォルトスラッグ 風属性攻撃 低確率で麻痺 マジックウォール 3ターン物理耐性アップ スペルエンハンス 5ターンINTアップ 薬学 パッシブ HP回復アイテムの回復量が増える コンバートマジック INTの1/5をATKに加算 ディバウアーエリア 覚醒・魔法 無属性攻撃 高確率でRESダウン 魔法攻撃力強化1-2 パッシブ ステータス強化 素早さ強化1-2 物理防御力強化1-5 ウィザードマスター 全ステータス強化 アークメイジ スキル名 種類 備考 ロッドインパクト 物理 無属性攻撃 マグマオーシャン 魔法 優先-2 全体火属性攻撃 ランドスライド 優先-2 全体土属性攻撃 一定確率で怯み サンダージェネレイト 優先-2 全体風属性攻撃 ハイドロラッシュ 優先-2 全体水属性攻撃 マジックミサイル 優先-2 敵ランダムに無属性攻撃 カーススモッグ 5ターン敵一体の火水土風耐性ダウン アクセルマナ パッシブ 全ての攻撃魔法の威力と消費SPが一定数アップ 高速詠唱術 すべての攻撃魔法の優先度+2 ハントゴーレム ゴーレム族のダメージアップ テンペスト 覚醒・魔法 優先-1 全体風属性攻撃 クラフトエナジー 自分の最大HPの一定数%回復 魔攻・精神強化1-5 パッシブ ステータス強化 魔法攻撃力強化3-5 エレメンタルマスター スキル名 種類 備考 サラマンダー召喚 魔法 全体火属性攻撃 数ターンATKダウン ウンディーネ召喚 全体水属性攻撃 味方全体回復 シルフィード召喚 全体風属性攻撃 優先1 ドリアード召喚 全体土属性攻撃 高確率で猛毒 ノーム召喚 魔法補助 全体土属性攻撃 3ターン自分のDEFアップ メディテーション パッシブ 毎ターン一定数SPを回復 精霊の加護 火水風土耐性を数%アップ アブソーブマナ 通常攻撃時与えたダメージの数%のSP回復 サルベージマナ 敵撃破時SP回復 ハントゴースト ゴースト族にダメージアップ セレーネ召喚 覚醒・魔法 味方全体のSP回復 ヘリオス召喚 敵一体に火属性攻撃 高威力高消費 魔攻・素早さ強化1-5 パッシブ ステータス強化 素早さ強化3-5
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/367.html
休日の過ごし方(同好会編) 休日。 学園が転移して出来たこの世界に、休日出勤などと言うサラリーマン的なものは存在しない(一部教師除く) 毎週1度、所により2度は訪れる休日。学園世界において、その過ごし方は様々である。 学園都市や真帆良、蓬莱など“学生の遊び場”が充実している学園に遊びに行くもの。 購買で依頼を受けたり、自主的にダンジョンに向かったりして“冒険”に明け暮れるもの。 “研究者の楽園”ザールブルグアカデミーで学業を忘れてひたすら研究に勤しみ、議論を戦わせるもの。 自らの学園で、次の“学園対抗競技大会”に向けて練習や部活動に勤しむもの。 学園海や学園都市で“アルバイト”に精を出すもの。 そして、彼女、“元ウィザード:至宝エリス”の選んだ、休日の過ごし方は… ―――学園世界輝明寮 「ふんふんふ~ん♪」 寮のサロンで鼻歌を歌いながらエリスは準備にいそしんでいた。 「飾り付けもお茶の準備もOK。あとは…」 てきぱきと的確に準備を進めながら時計を確認する。 「もうそろそろ来るころだし、出しておこうかな」 とてとてと、寮に備え付けのキッチンに向かう。 完成させて、冷蔵庫で冷やしていたそれを取り出す。 艶やかな“黒”で覆われた、甘い匂いのケーキ。 「うん。ザッハトルテは初めてだったからちょっと不安だったけど、これならお2人にもお出しできそう…あ、生クリーム泡立てておかないと」 チョコレートケーキの王様と称されるそのケーキの出来栄えに満足し、エリスは“お客様”を迎える準備を再会する。 「ホタルさんとシャオちゃんは、今日はどんなお菓子を作ってくるのかな…?」 “お客様”の今日の“作品”に思いをはせながら… “部活動”と“同好会活動”。この2つは学園世界においては、普通とは異なる意味を持つ。 部活動が“学園内のみで行われる活動”であるのに対し、同好会活動は学園の垣根を超えて集まった、趣味人たちの活動なのだ。 そんなわけで、学園世界には普通のものから奇妙なものまで含む同好会が多く存在する。 和洋中にとどまらず、ファンタジー系未来系魔界系など、様々な分野の料理人たちがその腕を磨き合う『美食倶楽部』 “俺よりも強い奴と戦いたい”をモットーにタイマン限定での真剣勝負を繰り広げる『新白連合学園世界支部』(最近武器の使用も認められた) 学園内に持ち込んでいた様々な世界の漫画、ゲーム、DVDを持ちよって鑑賞、堪能するオタクの聖地『異世界視覚文化研究会』 そこから派生し、分裂した“特殊な趣味”の女子の集団『柊蓮司総攻め同盟』&『柊蓮司総受け連盟』(両者は混ぜるな危険と言われている) 大小様々、玉石混交、多種多様。この学園世界の混沌っぷりを表すかのように、同好会は星の数ほど存在する。 そして、その中に1つに至宝エリスが所属する、幻と呼ばれる同好会があった。 様々な伝説、名勝負、阿鼻叫喚を生んだと語り継がれる大会、『学園対抗競技会パティシエ部門』 その大会において和、洋、中。それぞれの分野のお菓子において“最高点”を叩きだした“お菓子つくりの女王”たちの、たった3人の同好会。 輝明寮に2人が到着したのは、ほぼ同時だった。 「御苦労さま。軒轅」 美しい銀色の髪を持つ少女が彼女を乗せてきた“星神”をねぎらい、なでる。 「…少し、遅くなってしまいましたね」 寮から少し離れた露地の屋根から華麗に着地し、軽く服装を“着替え”て、ポニーテールの少女が歩き出す。 「こんにちは」 「こんにちは」 のほほんと挨拶をかわしあう、2人の少女。 そして。 「「ごめんください」」 いつものように2人で扉を開けて、中の少女に呼びかける。 「いらっしゃい!シャオちゃん!ホタルさん!」 その2人を、エリスは最高の笑顔で出迎えた。 精密極まりない匠の技と生活に根ざした温かい心使いを併せ持つ“和菓子の達人”雲隠ホタル。 神に祝福されたと評される溢れる才能を、常に努力を忘れない謙虚さで磨いた“洋菓子の天使”至宝エリス。 悠久の中国の歴史と共に歩み、料理の腕を磨き続けた“中華菓子の仙女”守護月天 シャオリン。 『お菓子作り同好会』 ごく普通の名前でありながら、伝説と言われる同好会の会合が、今日もまた始まった。 ―――1時間後 「やっぱりシャオちゃんもホタルさんも凄いですね。私なんて、まだまだです」 こころなしシュンとして、エリスが2人に言う。 エリスは恥ずかしかった。お菓子の中でも特に難しいとされるケーキに挑戦して、うまくできただけで満足していた自分が。 やはり、この2人は凄い。エリスは2人のお菓子を食べて改めてそれを感じていた。 エリスが他の2人のお菓子を評する。 「シャオちゃんのお菓子、複雑なのにちゃんと1つにまとまっていて…凄く美味しかったです。それに、なんだか食べただけで元気が出てきたような気がします」 シャオが作って来たのは、八宝飯(フルーツを使った中国のおはぎ)だった。 中華菓子の宿命で見た目に派手さは無いものの、学園世界で取れる“異世界”のフルーツを数多く取り入れ、それを調和させた、絶品。 味だけで無く、食べた後のことまで考え抜かれた薬効の数々は、まさに数千年の歴史と知識の集大成とでも言うべき代物だ。 「ホタルさんのお菓子は…すごくシンプル。それなのに…私、食べた瞬間に“あ、私負けたな”って思っちゃうくらい、おいしさが伝わってきました」 ホタルが作ったのはごくごくシンプルな干菓子。口さがの無い人間なら“砂糖を固めただけ”と言うかも知れない。 だが、その余りのシンプルさはごく僅かなミスも許さない厳格さを持つ。最高の素材の、最高の瞬間。それをわずかでも間違えれば、ここまでの味には仕上がらない。 それを完璧に仕上げられるのは、やはりホタルの“心配り”と“鍛練”がなせる技と言えるだろう。 だが、そんなエリスの評価を聞いて、2人はそれぞれにそれを否定する。 「いいえ。そんなことないです。出来が良かったのは、私が作り慣れたお菓子なのと、材料集めを八穀に手伝ってもらったからだと思います。 …私はあまり要領がよくないから、エリスさんのように新しいお料理には中々挑戦できないんです」 ふるふると首を振り、シャオが言う。それはシャオの素直な気持ちだった。常に新しいお菓子に挑戦し、確実に上達していくエリス。 今の“主”との交わりから生まれた、自らの“変化”を受け入れるまで大変な苦労をした経験から、シャオはその“変化”を恐れない姿勢に憧れすら抱いていた。 「…私も、今回はあまり自分を褒められないですね。エヴァさ…知り合いから最高級の和三盆を頂き、それを生かしたシンプルなお菓子に仕上げましたので、 どちらかと言うと腕よりは素材の良さに頼ったものになっていたんじゃないかなって。やはりエリスさんは凄いと思います。 私も、エリスさんのケーキを食べてどうせならば他のお菓子の材料に使えば良かったなあって思いましたもの」 ここまでの“高級素材”を扱うのは初めて。そのことが材料を無駄にしないことがモットーのホタルに餡に和三盆を使う事をためらわせた。 それが悔やまれる。餡子に和三盆を使って和菓子を仕上げれば、より上を目指せた。そこに踏み込む“勇気”が足りなかった。 “普通の食材”でここまでの味を出すエリスのケーキを食べ、それを痛感したからこそ、失敗を恐れずに挑戦していくエリスが、ホタルには眩しく見えた。 「…えへへ」 「…ふふ」 「…くす」 そして、誰からともなく笑いだして、その沈黙を破る。 それがいつものパターンだった。 “知識”のシャオに“技”のホタル。そして“努力”のエリス。タイプの違う達人3人。“友人”であり“ライバル”である3人がお互いに認め合い、高め合う。 その姿勢が、この同好会の最大の特徴である。 それからしばし世間話に花を咲かせる。 「そう言えばさっきのケーキ…どうやって作るんですか?」 きっかけは、その話の中で何気なく飛び出したホタルの発言。その言葉にエリスが首をかしげる。 「ザッハトルテの作り方ですか?」 「はい。マモル様はどちらかと言うと洋菓子の方が好きらしいんです。これだけおいしいケーキならば是非作って上げたいなって」 「あ、私も聞きたいです。太助様に作ってあげたいので」 ホタルの発言に乗る形で、シャオも頷く。よく見ると、2人とも少しだけ、顔が赤い。 その2人を見て、乙女の直感で何となく察したエリスが、自分も顔を赤らめて、言う。 「…そうですね。じゃあ、みんなで作りましょうか。私も、柊先輩に何か作って行きたいなと思っていたところなので」 そして、恋する乙女3人は、いそいそと厨房へ向かった。 ―――更に数時間後 「…凄い」 完成した“ザッハトルテ改”の会心の出来栄えに試食したシャオは思わず息をのんだ。 「…そう言えば私たち全員で作るのは、初めてでしたね」 いずれ劣らぬ達人たちの、己の得意分野を最大限に生かした合作。 「…驚きました。お2人が凄いと言うのは十分に分かっていたつもりでしたけど。ここまでとは」 それはまさに最高傑作と言っても差支えない代物だった。 「と、とりあえず、私、部屋に戻ってラッピングの道具取ってきますね」 とにかく、これだけおいしく出来たのだから、柊先輩に早く食べてもらいたい。そう考えてエリスはいそいそと自室に戻る。 次にホタルがぶるぶると震える“任務用”の0-phoneに気づき、言う。 「…すみません。ちょっと電話がかかってきたので、少しだけ失礼します」 そう言うと文字通り疾風のごとく、ホタルが姿を消す。 「あ、そう言えば私も遅くなると伝えないと」 そのことに気づき、携帯電話を持っていないシャオが寮の入口にとてとてと据え付けられた電話へと向かう。 そして、厨房にはわずかな時間、誰もいなくなった。 「…うお!?こりゃすげえ!」 …“人間”は。 そして数分後、事件は起こった。 「け、ケーキが食べられてる!?」 エリスが驚きの声を上げる。 みんなでつくったケーキが、何者かに食い荒らされていたのを見て。 「いったい誰が…」 (ルーアンさんは今から先生がたの飲み会に行くって張り切ってましたから、違いますよね?じゃあ…) 「ほかの人が入った形跡はありませんね」 (先ほどの電話では山芽さんと耳之介はタバサさんと任務に出ていると言う話ですし…となると…) エリスの言葉を受けお互いやらかしそうな“身内”の顔を思い浮かべながら、シャオとホタルは考える。 そして。 (*1) ほぼ同時に同じ結論に至る。 「とにかく、今は犯人を逃がさないようにしないと!」 「はい!任せて下さい!」 ホタルとシャオが頷き合い、連携して行動を開始する。 「…天、明らかにして、星、来たれ…」 懐から古びた“環”を取り出し、シャオが朗々と吟ずる。 「月天は心を読ませたり…」 心清きものの前に現れ、主を不幸から守ると言う月の精霊、守護月天。 「…来々、塁壁陣!」 彼女に仕える星神の一柱。何人たりとも通さぬ結界を作り出す星神で持ってシャオは辺り一帯を封鎖した。 「なんだこりゃ!?通れねえぞ!?」 ざっくばらんな口調の可愛らしい声をホタルは聞き逃さない。 傍らにあったケーキ用のフォークを取り、目を閉じる。 視覚など、必要ない。音の方向と気配…それさえ追えれば、外したりは、しない。 「はぁ!」 そして、弾丸の如く飛び出したフォークが。 ビィィィィン 床にささり“それ”を床に縫い止めた。 「くっそ!何しやがる!あぶねえじゃねえか!」 うまく見動きが取れず“魔法”が使えないことに焦りながらそれは悪態をつく。 手のひらに乗るくらいの小さな身体。三角帽子とぷくぷくとしたまんまるほっぺ、そして手にはマラカス。 それの正体は… 「「「妖精さん!?」」」 「…おい!?お前らもしかして俺が見えてるのか!?」 3人の言葉に“妖精の王子ミルモ”が驚愕して聞き返した。 ―――学園世界B-38区画付近 「それにしても驚きましたね」 「ええ…まさか妖精さんの“学校”があるなんて」 「私も、精霊ですが精霊学校と言うのは聞いたことが無かったので、気づきませんでした」 この区画に昨日転移してきたと言う、その“学園”を訪れた3人が口々に感想を口にする。 妖精界にある“妖精学校”。当然通っているのは妖精のみだ。 本来妖精は妖精と契約した人間にしか見ることができないと言う。 だから“人間”がたくさんいても声をかけず、冒険していたところ、あのケーキを見つけてついつまみ食いをしてしまった。 それが先ほど出会った妖精、ミルモの弁だった。 あの後、ミルモに案内されて、3人は妖精学校を訪れていた。 今日作ってきた各々の“作品”と食い荒らされたケーキを持って。 妖精はみな、お菓子が非常に好きだと言う話で、大変喜ばれた。 「…そう言えば、お2人は、“これ”使いますか?」 ふと、何気ない様子を装ってはいるが少し赤い顔で、エリスは妖精たちに託されたものについて、2人に問う。 「…えっと」 「…ひ、秘密です」 他の2人も顔が真っ赤だ。 『あんがとな。お礼っつっちゃなんだが、こいつをもってけ。このマグカップがあれば、妖精を呼び出して契約できるんだ。 …何ができるかって?そりゃあおめえ俺らがやる手伝いっつったら“恋”に決まってんじゃねーか。 俺は楓の恋をかなえたから修業は終わってるが、他の奴はまだだからな。いつでも呼んでくれ』 そう言われて1人1つ妖精のマグカップを託された。使えば妖精が“恋”を応援してくれると言う。 恋する乙女であるところの3人には、とても嬉しい特典だ。 「ちなみに、エリスさんは…?」 ホタルがエリスに聞き返す。 「えっと、その…ひ、秘密です」 その問いに、耳まで真っ赤になりながら、エリスが俯いた。 全員、色々と考えながら、黙って居住区を目指し歩く。その空には、月と、いくつもの星が瞬いていた。 その後、彼女たちが妖精と契約したのか、恋の行方はどうなったのかは…秘密です。 ―――― 一方その頃。 「ええい何をするこの下がる男め!それはわらわがヒョロ夫のために作ったものだぞ!貴様が食ってどうする!?」 「そ、そうですよ!それは神様のために作ったものです!柊さん、食べちゃ駄目です~!」 「柊蓮司。それは命のためのもの。だから、食べちゃ、ダメ」 「黙れお前ら!ってかよく見ろ!どう見ても俺が“喰われて”んだろ~がああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」 様々な伝説、名勝負、阿鼻叫喚を生んだと語り継がれる大会、『学園対抗競技会パティシエ部門』 その大会においてそれぞれの分野のお菓子において“評価不能”を叩きだした“お菓子つくりの大魔王”たちの、たった3人の同好会。 その“作品”と某極上生徒会特別執行委員が文字通りの意味で喰うか喰われるかの戦いを繰り広げていたのだが、それはまた、別の話。 “和菓子の達人”雲隠ホタル@陰からマモル! 浅間山高校 “洋菓子の天使”至宝エリス@ナイトウィザード! 輝明学園 “中華菓子の天女”守護月天シャオリン@護って!守護月天 鶴ケ丘中学校 “妖精の王子”ミルモ@わがままフェアリーミルモでポン! “お菓子作りの大魔王”の3人@小ネタにつき割愛 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/2579.html
ウィザードリィ 狂王の試練場 ウィザードリィ ストーリーオブリルガミン 機種:FC,SFC,GBC 作曲者:羽田健太郎 編曲者:大野木宣幸(FC) 開発元:ゲームスタジオ(FC),Gung-Ho!(*1)(SFC,GBC),ローカス(GBC) 発売元:アスキー(FC,GBC),メディアファクトリー(SFC) 発売年:1987(FC),1999(SFC),2001(GBC) 概要 世界三大RPGの一角であるウィザードリィのシナリオ1のファミコン移植作。 遠藤雅伸氏率いるゲームスタジオが移植を手掛け、インターフェイスをファミコン向けに改良。 またBGMの作曲に有名作曲家の羽田健太郎氏、モンスターグラフィック・イメージイラストに末弥純氏を起用した。 上記の要素は原作者にも絶賛され、日本における「ウィザードリィ」のイメージを確立した作品となった。 後にスーパーファミコンで『ストーリーオブリルガミン』(*2)、ゲームボーイカラーで追加要素を含めたアレンジ移植版が発売された。 PCエンジン CD-ROM²版の収録曲については『ウィザードリィI・II』を参照。 サウンドテストの入り方(GBC版):町外れで中断をして、メッセージが出たら十字キーを上・下・右・左の順に押す。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 オープニング・テーマ 作曲:羽田健太郎編曲:大野木宣幸(FC) タイトル画面 オープニング66位ゲーム未収録236位(サントラ)1980年代100位 城 リルガミン城 ギルガメッシュの酒場 ギルガメッシュの酒場 冒険者の宿 冒険者の宿 ゲーム未収録180位(サントラ) ボルタック商店 ボルタック商店 カント寺院 カント寺院 町はずれ 町はずれ ゲームボーイ237位町曲205位 地下迷宮 ダンジョン キャンプ キャンプ 戦闘 通常戦闘 第1回ファミコン46位第2回ファミコン80位 全滅 全滅 ワードナ ワードナ戦 任務完了 エンディング SFC以降追加曲(曲名は暫定) ストーリーオブリルガミン SFC版総合タイトル~シナリオ選択各シナリオオープニングのメドレー アイテム入手1 イベントアイテム入手 アイテム入手2 イベントアイテム入手 アイテム入手3 イベントアイテム入手 ブルーリボン ブルーリボン入手 地下迷宮最下層 ダンジョン地下10階地下迷宮のアレンジGBC版では未使用 ワードナの魔除け ワードナ撃破~魔除け入手 GBC追加曲(曲名は暫定) モンスター配備センター ハイニンジャ戦、クリア後:宝物庫モンスター戦 宝物庫の門番 クリア後:宝物庫前モンスター戦 サウンドトラック ウィ・ラヴ・ウィザードリィ シンセサイザーによる演奏。ゲーム原音は未収録。 アポロン ゲームミュージックBOX ~メモリアル・サウンド・オブ・ウィザードリィ~[GAME SOUND LEGEND SERIES] 上記の復刻CD-BOX。
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/166.html
キャラクター名 -何か気の利いた一行紹介文- 長所 短所 長所 短所 長所 短所 長所 短所 クラスデータ ウィザードクラス クラス名 デュアルクラス クラス名 タイプ タイプ 第一サブクラス クラス名 第二サブクラス クラス名 第三サブクラス クラス名 ステータス 耐久力 ランク 魔法力 ランク 打点 ランク 防御力・魔法防御力 ランク 回避能力 ランク 行動値 ランク 基本コンセプト・戦術 基本コンセプトや戦術、立ち回り等 欠点・弱点 弱点や他のキャラに補って欲しい点等 今後の成長方針 今後特化していく分野や取得予定スキル・サブクラス等 クラスデータの「タイプ」は以下から最も当てはまるものを選択してください。 アタックタイプ:ダメージディーラーとして積極的に攻撃する ディフェンスタイプ:防御能力が高く、カバーリング等盾としての行動が得意 アヴォイドタイプ:回避能力を特化している スピードタイプ:行動値を特化している サポートタイプ:回復・付与魔法等味方のサポートが得意 オールラウンドタイプ:上記5タイプ全てが当てはまる 「ステータス」は基本値ではなく、特殊能力等を加味した数値を指します 主観で構いませんのでA~Eの5段階で評価してください
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/144.html
ここにカッコよく台詞を入れよう! パーソナルデータ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURLを入力。サイズは自動調整されます) 名前 キャラクター名 属性 第一属性 / 第二属性 一人称 一人称 種族 種族名 性別 性別 年齢 X歳 ワークス ワークス 身長 Xcm 体重 Xkg 瞳の色 X色 髪の色 X色 肌の色 X色 ウィザードクラス クラス名 デュアルクラス クラス名 戦闘スタイル スタイル 第一サブクラス クラス名 第二サブクラス クラス名 第三サブクラス クラス名 概要 コネクション 名前 関係 キャラ名 関係 キャラ名 関係 キャラ名 関係 ここに設定やセッションにおける活躍を書き込んでみよう 戦闘 戦闘能力について書き込んでみよう。ロールと実プレイに分割するかは調整中 武器・防具 武器名 種別 剣とか 説明 武器名 種別 剣とか 説明 武器名 種別 剣とか 説明 魔法・魔装 魔法・魔装名 種別 攻撃魔装:冥とか 説明詠唱なりキメ台詞なり 魔法・魔装名 種別 攻撃魔装:冥とか 説明詠唱なりキメ台詞なり 魔法・魔装名 種別 攻撃魔装:冥とか 説明詠唱なりキメ台詞なり 特殊能力 特殊能力名 種別 例えば害毒瘴気とかオリジナルで考えてみよう 説明詠唱なりキメ台詞なり 特殊能力名 種別 例えば害毒瘴気とかオリジナルで考えてみよう 説明詠唱なりキメ台詞なり 特殊能力名 種別 例えば害毒瘴気とかオリジナルで考えてみよう 説明詠唱なりキメ台詞なり 称号 称号名 説明 称号名 説明 称号名 説明 調整点 1 表のカラーリング 2 文字サイズ 3 戦闘に関する記述をロールと実プレイで分けるか 4 キャラクター画像の有無
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/168.html
日下祐一 -ダイスに翻弄される愉快犯- 長所 短所 多彩な役割を持てる ダイスの出目に大きく左右される プラーナ量が多い 範囲攻撃が無い 行動値が高い 打点を確保するためのコストが高い クラスデータ ウィザードクラス 大いなる者 デュアルクラス セイヴァー タイプ スピードタイプ 第一サブクラス 勇者 第二サブクラス 魔術師 第三サブクラス 仙人 ステータス 耐久力 C 魔法力 A 打点 A 防御力・魔法防御力 D 回避能力 C 行動値 A 基本コンセプト・戦術 《神威顕現》と《最後の力》によって確保されたプラーナを贅沢に使って戦う。 毎ターン《力の解放》及び《技巧の極み》を使用するため大量のプラーナ・MPを持っている。 また、3重のバリア魔法・出目コントロール・特殊能力打消し等の多彩な支援スキルを持ち、 《導引口訣》《ハードトリート》《メンタルリカバー》で回復面も充実している。 欠点・弱点 200オーバーの打点を維持するための消費が兎に角激しい。 2Pr,30MP,1CTを要するため、3~4ラウンド以降は息切れする可能性が高い。 攻撃と支援・回復を平均以上の水準でこなす事ができるが、 《混沌の運命》で他のキャラ以上に大きくダイスに翻弄されるため安定性は決して高くない。 今後の成長方針 《希望の魔力》を取得してバリア魔法を強化する。 同時に攻撃系のスキルを拡充予定。 余裕があれば《希望の星》等F対策も用意したい。
https://w.atwiki.jp/sperare/pages/127.html
ウィザード 外見 未調査 効果 戦闘中に中確率で相手の魔力を封じる。 入手方法 マジックエッグ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/nightwizard/pages/31.html
実在する人物、団体のページ。 主にスタッフ、会社、声優など。ただしアニメに直接関係の無い人物も含む。 原作 デザイン、発行 原作イラストレーター リプレイのプレイヤー その他の原作関係者 アニメ制作・製作 声優 レギュラー 準レギュラー ゲスト ビデオゲームに出演 アニメ未出演のキャスト その他 魔法大戦 ビデオゲーム カッコ内は、担当、役柄などを表す。 (キャラクター名)PLとなっている人は、そのキャラクターを原作リプレイで演じた人、つまり生みの親であることを示す。 ただし、もともとはNPCであるなど、生みの親では無い場合は表記していない。 原作 デザイン、発行 菊池たけし(原作、十文字冴絵PL) ファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.E.A.R.)(原作) エンターブレイン(出版社) 原作イラストレーター 石田ヒロユキ(イラストレーター) ぽぽるちゃ(イラストレーター、魔王デザイン協力) みかきみかこ(みかき未果子)(イラストレーター、赤羽くれはPL) リプレイのプレイヤー 菊池たけし →原作 矢野俊策(柊蓮司PL) 鈴吹太郎(ナイトメアPL) 田中信二(かわたな)(マユリ=ヴァンスタインPL) 矢薙直樹 →声優 小暮英麻 →声優 みかきみかこ →原作イラストレーター その他の原作関係者 田中天 伊藤和幸(アニメのノベライズ) 猫猫猫(コミック) アーミー小川(エンターブレイン社員) 井上純弌(希有馬、じゅんいっちゃん) アニメ制作・製作 山本裕介(監督) 藤咲あゆな(シリーズ構成・脚本) 吉村清子(脚本) 下谷智之(総作画監督) ハルフィルムメーカー(アニメーション制作) フリーマーチ(音響管理) 5pb.(音楽制作) BETTA FLASH(エンディング主題歌) TAMAYO → BETTA FLASH(アニメ制作・製作) 奥井雅美 声優 レギュラー 矢薙直樹(柊蓮司、真行寺命PL) 宮崎羽衣(志宝エリス、オープニング主題歌、蘭堂舞 PL) 佐藤利奈(赤羽くれは) 小暮英麻(緋室灯 PL、アンゼロット) 後藤邑子(ベール=ゼファー) 柚木涼香(リオン=グンタ) 小泉豊(キマイラ、ロンギヌス、ゴーレム、研究員、現場監督、怪鳥、ロンギヌス・コイズミ、ザ・ゲイザー) 準レギュラー 遠藤憲一(ナレーション) 渡辺明乃(キリヒト) 檜山修之(ナイトメア) 明坂聡美(マユリ=ヴァンスタイン、十文字冴絵) 金光宣明(教師、ロンギヌス、ウィザード) ゲスト 田中秀幸(安藤来栖) 木下紗華(ユウ) 桑島法子(ジョー=ガ) 久川綾(ラーラ=ムウ) 土師孝也(「おじさま」) 松来未祐(フェウス=モール) 皆口裕子(エイミー) 植田佳奈(アゼル=イヴリス、神宮寺百合子 PL) 小島めぐみ(ロンギヌス(ロンギヌス・コジマメ)) 荘真由美(くれは母(赤羽桐華)) 葉月絵理乃(ロンギヌス) 笹田貴之(ロンギヌス) 間宮康弘(化学教師) 前野智昭(生徒) 安士百合野(生徒) 村上歌菜(女性オペレーター) 杉崎亮(黒豹) 藤田咲(オペレーター) 中尾衣里(オペレーター) 河本啓佑(ウィザード) 影平隆一(ロンギヌス) 梶裕貴(ロンギヌス) 福島おりね(先生) 永田依子(子供A) 谷古美玲(子供B) 荻野晴朗(生徒A) 中田隼人(生徒B) ビデオゲームに出演 小林ゆう(望月チハヤ) 成家義哉?(成田空行) 佐藤英恵?(羽田あみ) 岩見聖次? 江尻拓己? 丹沢晃之? 治田知香子? 利根健太朗? 樋口健太? 宮川美保? 横町香織? アニメ未出演のキャスト 名塚佳織(パール=クール〔『最果ての数式』『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』〕) 清水香里(朔野美景〔『無常の月』〕) 古谷徹(月代一臣〔『無常の月』〕) 池田秀一?(サイモン=マーガス〔『愚者の楽園』〕) 田中天 →その他の原作関係者(グィード=ボルジア〔『愚者の楽園』〕) 若本規夫?(グィード=ボルジア〔『新訳・星を継ぐ者』〕) 平井啓二 力丸乃りこ 土屋実紀? 鈴木菜穂子? 中野大樹? 〆野潤子? 坂本梓馬?(マルコ〔『最果ての数式』〕) 奥島和美 成瀬誠 大竹みゆ(大竹裕子)? 田村ゆかり?(メイオルティス〔『蘇りし友、来たり』『シュヴェルトライテの槍』『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』〕) 矢作紗友里?(サクラ=ヴァンシュタイン〔『シュヴェルトライテの槍』〕) 高橋美佳子?(酒匂いぶき〔『シュヴェルトライテの槍』) 福山潤?(セオキルス〔『シュヴェルトライテの槍』) 杉田智和?(ロナミルス〔『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』) その他 魔法大戦 RUNE ビデオゲーム 5gk. →5pb.(アニメ制作・製作) 山北篤 細江ひろみ
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/50.html
地平線まで醜悪な化け物がそこかしこにはびこる、紅き月の昇る世界 そこに、それらを片端から切り伏せる男が一人 そのルーンの刻まれたバスタードソードを振るい、魔を砂へと変える。 「…と言うか、これだけいるなら援護くらいよこせよ!?」 青いブレザーは肘まで袖をまくり、ネクタイはだらしなく緩められている。 いや、むしろ戦闘中に正しい制服着用なんてものを期待する方が間違っているが、 念のために言っておくと、彼はいつもこの服装だ。 立派に不良学生、という服装ではあるが、実質は立派な不幸学生である。 その不幸学生と呼ばれる所以であるが、 「くそ、キリがねえよ!」 こうして、世界の守護者に召喚(別称拉致)をされてこのような使われ方をしたり、 何故か学年が下がったり、いじられキャラとなり挙句の果てにレベルを下げられたり、 幼馴染に弱みを握られ言いなりになったりと、それこそ多岐に渡る。 「お前らをさっさと殲滅して、俺は学校に行く!」 数分後、不幸学生こと柊蓮司の視界に映るエミュレイターはいなかった。 勿論、柊がその魔剣のみで斬り倒したのだ。この男は何かと不幸な目に合うが、ウィザードとしての能力は本物だ。 「あ~、学校の前に昼飯にしとくか…」 そう溜息をつくと、月衣の中に手を突っ込み、銀色をした弁当箱と水筒を取り出す。 なお、中身は普通の弁当であって断じて食べると昏倒したり逆に襲い掛かったりはしない。 それにこの弁当箱は銀色だが、実際にはステンレス製なのでそのような料理を保存することは不可能である。 そして食事を開始。 この弁当だけは日常的で、慎ましやかで特に主張の無い弁当である。 貧しい弁当とも言うが、そんな日常的な食品でさえ、今の柊にとっては心のオアシスであった。 そう、そんなオアシスに油断していたのが祟ったのだろう その弁当は確かに普通の弁当だったが、お茶を口にした瞬間、柊は眉をひそめた。 「……紅茶?」 はて、紅茶などと言う洒落たシロモノが我が家にあったろうか? そう言えば、妙に水筒が新しいような気がする。自分の水筒はもっと傷ついていなかったか――? そこまで思考が至ったところで、鉄格子が柊の周囲に突如、砂煙を上げながら突き立った。 「柊さん、ついに飲まれましたね?」 ――気品と力が感じられる、どこか面白がるような少女の声 ぎちぎちとぎこちなく振り返ると、柊を面白いものを見るように見つめる 「ああ、柊さんが最近つれないものですから苦労しました。 ――毎日毎日、心を閉ざしてしまった頑なな柊さんをおいしい紅茶で癒してあげようと奮闘する私の努力がついに実ったのですね!」 否、『ように』ではなく、確実に面白がっている。 そして柊は、その相手を確認した瞬間に吐ける限りの紅茶を吐き出していた 「ぶはっ!――アンゼロット!お前、また妙な毒入れたんじゃねーだろうな!?」 「心外ですわ!ただ少し、前に入れたものと同じレベルを下げる毒を入れただけですのに」 「だからそれのことだっ!」 そしてそんな言葉は当然のごとく聞き入れられずヘリのローターが回転する爆音と共に柊を閉じ込めた鉄格子は、遥か彼方の宮殿へと飛び去って行った。 「これからする私のお願いに、”はい”か”Yes”でお答えください」 浮かぶ白亜の巨城、アンゼロット宮殿内部。目の前の世界の守護者はそう切り出した。 「毎度毎度のことだが、拒否権くらい与えてくれてもいいんじゃないか…?」 「まあ!引き受けて頂けるんですね!?」 「誰もそんなこと言ってねえっ!」 まあ、解ってはいた。言ってみただけでもある。 もはや慣れてきたことを自覚して少し泣いた。 「で、結局何だ?」 「よくぞ聞いてくれました。ああ、柊さんの任務に対するモチベーションが上がっているようで何よりです!」 「お前は聞いてさっさと解決しねえといつまでも学校に行かせないだろ!?」 大げさに歓喜の表情を作るアンゼロットに声を荒げる、が 「では、任務の内容ですが……」 「聞けよ!?」 やはり軽く流された。 世界結界、それは常識に世界を固定し、同時にエミュレイターの侵攻から世界を守る存在 非常識的な内容を自然に、時に強引に改変し、常識の範囲に隠蔽する。 が、そんなことをすればどうしてもその分の『歪み』が発生する。 通常この歪みは世界に拡散する。 しかしもしも、この歪みが大きくなれば、いつしか世界結界は崩壊するだろう。 そして、その歪みのしわ寄せが一箇所に現れた。そこは即ち、 「昭和58年雛見沢村、そこが現在の世界結界の歪みが集中して押し寄せている場所なのです」 本来なら歪みを過去に飛ばせば、世界結界としてはそれが無かったことになるのと大差はない。 しかし、ここのところ余りにも世界の危機が多すぎた。柊自身が関わったものだけでも片手の指に余る程だ。 そんな修正に継ぐ修正、後付けに継ぐ跡付けの果て、それがこの『過去への歪み』である。 そして、そんなところをエミュレイターに侵食されればたまったものではない。 まず間違いなく世界結界は崩壊し、魔王級のエミュレイターが平気でぽんぽん侵入してくるであろう。 だが、そんな場所にエミュレイターが出現するものであろうか?過去に起こってしまったことになど介入できるものだろうか? その答えはYes、である。 歪み自体が指針として座標として決定されてしまったせいで裏界との『歪みのパス』のようなものができてしまっているのだ。 そのパスは非常に細く、そう強力なエミュレイターは通れない。下級エミュレイターを数体送るのが精一杯、と言ったところだろうか。 かつ、ある程度以上の『歪んだ存在』を置くことを許さない。つまり、何度かに分けて大群を送ることはできない。 こちらからもパスはできているのだが、問題なのは、制限もこちら側とて同じだということだ。 ウィザード側もかなりの低レベルでないと通ることはできない、しかし、駆け出しに任せられるほど軽い任務でもない。 「……と言う訳で、急ぐ話でもないのですが、レベルが下がり慣れていている柊さんにしか任せられないと判断したのです」 「下がり慣てるからってどんな理由だよっ!?」 と、締めくくるアンゼロットに突っ込みを入れるも、 「まあ、私は柊さんの実力を買っているのですよ? レベルの低い状態に慣れ、熟練のウィザードでもある貴方以上にこの任務向きのウィザードなんて、今の世界にはいませんもの。 駆け出しのウィザードに任せられるほどこの任務は安全なものではありませんし」 と、すらりとした指でカップを持ち上げ、優雅に紅茶を口に含んで軽く流される。 自身を評価していると言う点は柊としても嬉しくない訳でもない。 が、ここで柊は違和感を覚えた。今の言い方はどこか引っかかるのだ……。 「……おい、今のはどう言う意味だ?」 となれば、聞き返すしかないのは道理であろう。 「ああ、この件、雛見沢の地には奇妙な風土病が関わっていて、それがエミュレイターに利用される可能性があるのです」 「じゃなくて!」 柊は改めて語気を荒げ、 「駆け出しって、お前一体どこまで俺のレベルを下げやがった!?」 「この病は強いストレスか雛見沢を離れることにより発生し、強制的にプラーナを開放させ、擬似的なウィザードを生み出します」 「だから話を聞けえええ!!」 無情にもアンゼロットは説明を続ける。 「裏界から送れるエミュレイターの規模は一定ですが、現地で力をつけることは自由です。恐らくエミュレイター側は十中八九それを狙ってくるでしょう」 一息ついて続けるアンゼロットを、柊は静かに見つめる。 もはや無駄であることは悟った上、かなり重大なことであることも理解したからだ。 「もしくは、相手は『火山の噴火での有毒ガスによる滅亡』という歴史を改変して世界結界にさらに歪める、それだけのことで世界結界は破れ、あちらの勝利となります。 故に、これは相当シビアな任務なのです」 悔しいが納得できる。 しかし納得しかけた柊に、納得できない情報が与えられた。 「――なお今回、こちらからのアクセスは可能でも、柊さんからのアクセスは不能です」 「おいっ!」 「なので、連絡するときはこちら側からしかできませんし、事件を解決するまで柊さんをこちらに戻すことは不可能です」 「さらにおいっ!?」 ――何だそれは!? 「その特性上ロンギヌスも送れませんので、セーフハウスの用意などもできていません」 「ふざけるなっ!?」 「まあ、この紅茶でも飲んでまずは落ち着いてください」 「落ち着けるかっ!?」 すまし顔で紅茶を飲む悪魔アンゼロット、 実際、柊にとってはこの世界の守護者は悪魔だった。 「向こうの現地協力者として、ウィザードでもある『巫女』を確保しました。 今回の件を持ちかけたところ、運命とやらを打ち破る人材を求めると言う理由で彼女の家に住まわせていただけるそうですよ。 本当は野宿の方が面白かったのですが……、感謝しましょうね、柊さん?」 「面白いって何だよ!?」 流石に柊といえどツッコミ疲れたのか、方を上下させながら額の汗を拭う。 そう、突っ込みの一発一発に全力をかける、まさにプロの柊だからこその疲労だ。嘘だが。 しかし、その疲労が命取りとなった。 その、注意を払うことを忘れた瞬間、柊の足元に魔法陣が展開し、その中へ落ちてゆく 「頼みましたよ柊さん♪」 「アンゼロットォォォォォォ!!」 強い憎しみを目に浮かべ、何かにすがろうと右腕を上に伸ばすものの、虚しく空を掴み、柊は落ちていく。 浮遊感と閉ざされる視界、そして面白がるアンゼロットの笑み… こうして、柊の居る年代は下がったのだった…。 暑い…。 そう、そこは夏の世界。 しかし、柊が暑いのはそういう理由とは少し違う。 と、言うか、むしろ熱い…。 それも当然のことだ。生身で大気圏突入なんてすれば空気との摩擦で熱いなんてことは常識である。 「ぬああああああああああああ!」 そして柊は着弾した。弾丸のように、衛星レーザーのように降ってきた柊を現すには『着地』なんて言葉では生ぬるいのだ。 色濃く鮮やかに茂る草木を粉微塵に破壊し、クレーターを作る柊に、 「……あなたが?」 年を経て冷め切った者だけが放つことのできる冷えた声が耳を打つ。 柊の開いた目に映るは、風にさらさらと乗る青い長髪 それを持つのは、どこか冷め切った少女 「――あなたが、守護者とやらの言う『優秀な魔法使い』、でいいのかしら?」 ――それが、柊蓮司が昭和58年雛見沢村に来ての、初めての出会いであった…… ← Prev Next →?
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/39.html
キャラクターとしてのプロフィール 裏界とは別の異世界「冥界」からやってきた冥魔。知能や意思と言ったものは持っておらず、ただ破壊のみを目的とする。 元々人間のこぶし大の大きさほどしか無い脆弱な肉塊だが、有機物無機物問わずあらゆる物体を吸収し、肥大化していく。 わずか3日で街を一つ飲み込むほど成長したが、ウィザードと魔王の連合軍に倒された。 その後、ドグマによって残骸が持ち出され、博物館に解放された。展示物を吸収し、巨大な恐竜ベースのキメラとなって復活した。 PC達によって瀕死状態に追い込まれ、尚もあたりの物体を吸収して回復しようとするところをエイダによって爆破された。 戦闘スタイル・データなど 巨体から繰り出されるパワー攻撃に加え、範囲ブレス攻撃、長射程貫通攻撃などの直接攻撃だけでなく、 魔法やプラーナ吸収などの芸当もやってのける。 コメント HP高いし単体の強力なボスで良いかなーって思ったけど、思ったより苦戦して無かったですね。 配下の冥魔とか一緒に出しちゃえば良かったです。