約 6,939,639 件
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/112.html
(落ち着け) パーソナルデータ 名前:黒井静紅 第一属性冥 第二属性冥 種族 人間 性別 女性 年齢 28 ワークス ラビリンスシティ自警団 身長 145cm 体重 37kg 目の色 紫 髪の色 紫 肌の色 白 ウィザードクラス 落とし子 スタイルクラス キャスター 戦闘スタイル 害毒魔術 概要 ラビリンスシティに住むウィザードの少女。見た目は10代半ばの少女だが、立派な成人である。 “貪欲なる魔王”アー=マイ=モニカに声を奪われており、言葉を発することができない。他者の言葉は理解できるため、常にイラストボードを所持し、筆談で意志の疎通を図っている。 モニカを倒し、自分の声を取り戻すために“狭界の渡り手”パトリシア=マルティンと契約して落とし子となり、ウィザードの力を得た。 元々侵魔召喚師であり、契約した魔王の中でパトリシアが一番マシだと考えたため、彼女を召喚した。パトリシアとモニカが敵対していたことも、彼女を選んだ理由の一つ。現在は召喚術を行使することができない。また、契約の影響か10年以上姿が変わっていない。 感情や考えていることがほとんど表に出てこないポーカーフェイスの持ち主。本人いわく「元々こういう性格」らしい。それを自覚しているのか、筆談ではアスキーアートや顔文字を使って感情を表しているが、無表情なので親しい者以外には伝わりにくい。 姿が変わらないため、知り合いの居る表界で暮らすことができない。そのため、パトリシアの斡旋でラビリンスシティの自警団に所属している。シティの騒動にはモニカが絡んでいると考え、復讐の機会を伺っている。 戦闘 現在は召喚術を行使することができないが、元侵魔召喚師だけあって高い魔力を有しており、裏界の瘴気と合わせて放つ害毒魔術を得意としている。一度静紅がペースを握れば一方的に相手を蹂躙することができるが、瘴気に体を蝕まれながら戦っているため、長期戦は苦手。 武装・魔装 《ペイルライダー》 種別:擬似箒 “狭界の渡り手”パトリシア=マルティンの時空間を移動する力の一部を、擬似箒の形にしたもの。 《聖者の骸》 種別:聖遺物 死した聖人が身につけていた衣服の一部。所持することで超常の能力を得ることができる他、静紅自身を裏界の瘴気から守っている。 《ゴシックスローター》 種別:攻撃魔装 黒いレーザーを放つ攻撃魔装。裏界の瘴気によって制御の難しさと引き換えに破壊力を増しており、他にもナハトムズィーク、ヴォーテックストライデントも同様の効果を受けている。 使用魔法・特殊能力など 《瘴気の城塞》 種別:害毒瘴気 裏界の瘴気を身にまとい、攻撃の破壊力を上昇させる特殊能力。 (覚悟しろよ) 《カラミティインフルエンス》 種別:害毒瘴気 その身に受けた呪いや瘴気を対象に伝染させる特殊能力。一度に多数の呪いを相手に付加させることができるが、そのためには自身もより多くの呪いを受ける必要がある諸刃の剣。 (予防接種はすませたか?) 《リバースストライク》 種別:破壊瘴気 命を燃やし、攻撃の破壊力を上昇させる特殊能力。キャスターである静紅は体力も低く、前衛を勤める落とし子と比べて更に危険な特殊能力になってしまっている。 (しんどい) 《存在を喰らう者》 種別:呪術 攻撃にプラーナを吸収する呪いを乗せ、相手からプラーナを奪う特殊能力。 (プラーナうめぇっすなぁ……) 称号 落とし子 魔王と契約し、裏界の瘴気と力を得たダークヒーロー。魔王に復讐するために、少女は魔王に従う道を選んだ。 合法 28歳なので合法。 迷コンビ 姉御肌で気風のいいパトリシアと、ちょっと(どころじゃない)ミステリアスな一見幼女の凸凹コンビ。 フードファイター パトリシア「これでもう10杯目だけど……まだ食う気なのかい?」 静紅(いける)
https://w.atwiki.jp/krpg-c/pages/31.html
ウィザードについて ウィザード(コピー能力ウィザード)は原作星のカービィには登場しないKRPG.Cのオリジナルのコピー能力である。 魔法使いをモチーフとしたデザインで、片手に杖、片手に本を持っている 入手方法 未定... 技 未定...
https://w.atwiki.jp/enjoypvp/pages/15.html
ウィザード・ハイウィザードの特長(かなり暫定) 敵を牽制するSGに多種多様な殲滅魔法。 PT戦をする上でのアタッカーであり、ディフェンスの要。 ただしHP係数が低いので死にやすいし、狙われやすい職でもある。 考察予定(現在まとめ中) Wiz系について俺はこう思う。とか、こうしてる! などの意見を募集しております。 PT戦での気をつけていることや、対職業別でも構いません。 よろしければ、メールフォームより投稿してください。
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/358.html
目が覚めると、庭に穴が開いていた。 まるで漫画のように、上半身を地面にうずもれさせて、二本の足が天を向いている。 いろいろと、変なことには慣れている積もりだったが、甘かった。 「夏目、これはなんだ」 足元でニャンコ先生が言った。 先生に解らないものが、おれに判るわけは無いと思う。 「人間? かな?」 首を傾げている内に突き出していた下半身は、上半身を引き抜いた。 「ぶはっ! 畜生アンゼロットの奴っ! 覚えてろよっ!!」 泥だらけで叫んだのは、おれと同じぐらいの男だ。 青いブレザーに、濃紺のスラックス。ネクタイを緩めたその姿は、高校生のようだが、制服に見覚えがない。 勿論、男の顔にも見覚えがない。 その男は空に向って絶叫した後、おれたちの存在に気付き、 「あー、スマン。ここ何処だ?」 頭をかきながら、そんなコトを言った。 ナイトウィザード×夏目友人帳 嘘予告妖(あやかし)が多すぎる ~~柊蓮司と夏目貴志~~ ―――小さい頃から時々、変なものを見た。 他の人には見えないらしいそれらは、おそらく、妖怪と呼ばれるものの類。 事の発端は、何時もの事だった。 「アァァァァァンゼロットォオオオオオオオ!!! 俺を学校に行かせろぉおオオオオオオオオ!!!」 宮殿より排出された柊蓮司を拾ったのは、一人の少年。 「あんた、人間か?」 「失礼なっ!! 俺が人間以外の何なんだ!!」 少年の名は夏目貴志。 人在らざる妖をみる力を持つもの。 故に、誰にも理解されず、親類をたらい回しにされ、藤原夫妻に引き取られた。 そんな少年。 「へぇ。この辺には、結構妖怪がいるんだな」 「蓮司―――、あんた。妖(アレ)が見えるのか?」 ―――今は亡き祖母レイコも、妖をよく、見ていたらしい、 人々に気味悪がられた彼女は、やがて妖相手にやつあたりをはじめた。 のどかな田園に、伸びる魔の手。 田沼が、多軌が、名取が、そして数々の妖たちが、次々と襲撃を受ける。 そしてその牙は、ついに夏目に到達する。 「何だこいつらっ!? 妖じゃあないのか!?」 「逃げるのだ夏目!! コイツらは侵魔と呼ばれる連中だ!!」 「侵魔!? なんだそ―――!? うわぁああッ!!」 「夏目っ!!」 襲い来る裏界の尖兵。 見たことも無い異形に、立ちすくむ夏目。 本性を現した斑の疾走も虚しく、侵魔の牙が夏目を捉えた。 そう、誰もが思った瞬間。 閃く銀光。 肩口から脇腹まで、袈裟懸けに両断された異形が崩れ落ちる。 「大丈夫か? 夏目」 断末魔に、恐る恐る目を開けてみれば、目の前には巨大な剣を担いだ男の影。 魔剣使い―――柊蓮司。 「蓮司? あんた、一体何者だ?」 ―――妖をいびり負かし、子分になるよう証として紙に名を書かせ集めた。 持つ者に名を呼ばれれば、決して逆らう事のできない契約書の束『友人帳』。 「魔王……だって?」 0-Phoneを通して届いた言葉は、余りにも馴染がなく 『ええ。今回の黒幕は『女公爵』モーリー=グレイでしょう。 彼の魔王は、財宝の類に強い執着を示します。 恐らく夏目さんが受け継がれたレイコさんの『友人帳』を狙っているのだと思われます』 得体の知れない恐怖が、全身を駆け巡る。 「なあ、蓮司。 おれ、ココにいない方が良いのかな?」 ふと、零れ落ちた言葉。 「夏目。お前は何も悪くない」 「蓮司?」 「悪いのは全部、お前にちょっかいをかけてきたエミュレイターだ。 お前が、責任を感じなければないらないことなんて、何にもない!!」 「でも―――、おれが狙われてるんだ」 襲撃された友人も、妖たちも、すべて夏目が狙われたとばっちり。 その上、心優しい藤原夫妻まで巻き込んでしまったら。 そう考えると、怖ろしくて仕方がない。 「―――だったら、俺が護る。 お前も、お前の大切なモノも、全部俺が護ってやる!」 強い眼光―――それがどれだけ困難か知っている。 強い覚悟―――己一人の力は、ちっぽけなものだと知っている。 「それに夏目。お前は、一人じゃない」 柊蓮司の瞳には、吹きぬける風に、燃え盛る炎のような意思が浮かんでいた。 ―――遺品としてそれを継いで以来、 友人帳を狙う妖に襲われたり、希望者に名を返したり。と、てんてこまいの日々。 ついに夏目の前に現れた魔王。 白銀の光沢を放つ全身甲冑。 鳥肌を覚えるほどの威圧を放つ両手剣。 端正な相貌は、おぞましいほどに麗しく凛々しい。 ありとあらゆる財宝を求めるもの。裏界の宝物庫番。『女公爵』モーリー=グレイ。 月匣の中、夏目は一人きりでそれと相対する。 「さあ、友人帳を渡せ。それは人間風情には過ぎた宝。 このモーリー=グレイが有効に活用してやろうではないか」 恐怖が、身体を駆け巡る。 蛇に睨まれた蛙。蟷螂に出会った飛蝗。 絶対的な捕食者を前に、指の先まで夏目は怖気に支配される。 「さあ」 魔王が足を踏み出す。 それだけで、魂の底まで震え上がった。 断れば、命がないだろう。 頷けば、命だけは助かるかもしれない。 友人帳は妖との契約書。唯でさえ碌な事にならない妖との出会いを、加速させる厄介な代物。 答えなど、解り切っていた。 「……る」 「ほう? 良く聞こえなかった。もう一度言え」 うっすらと、魔王の貌に笑みが浮かんだ。 足が震える、歯の根が合わない。それは絶対に賢い選択ではない。しかし、 「断るって、言ったんだっ!!」 友人帳は、たった一つ、たった一つだけ祖母が残したもの。人と上手く付き合えなかった彼女の悲しみの記憶。 顔も知らないけれど、唯一血縁の自分ぐらいは、遺品を大切にしたいし、繋がりを持っていたい。 「友人帳に名を連ねている妖たちは、ある意味で祖母の恩人たちだ。 おれは、その名を預かっている。だから、おれには総ての名を妖に返さなければならない責任が在る!! ハイ、そうですか。と、簡単に渡せるか!!」 たった一人で、それでも夏目は一歩も引かず、裏界の魔王を睨みつけた。 ―――多くの妖を統べる友人帳。 これを持つ限り、妖との縁は切れないだろう。 振り上げられた剣が、落とされる。 脆弱な人間如き、剣圧で押しつぶす断頭の刃。 為す術なく、避ける事も受けることも、反応する事すらできず夏目の頭を直撃する。 そんなコトを、一体誰が許すと言うのか。 紅玉を砕くように、紅月を割る白い影。 狐のような、猫のように優美なシルエット。 陽光にも似た光の炸裂が、魔王の剣を吹き飛ばす。 「夏目は私の獲物で、友人帳は死後私が譲り受ける事になっている。 横取りはやめて貰おうか」 白い獣は、夏目を支えるように咆哮する。 「ニャンコ先生!!」 ―――用心棒。斑。 地を揺るがす衝撃。 巻き上げられた土塊岩盤が魔王を直撃する。 「何者!?」 大地の破片を両断し、声を挙げる魔王。 「キサマが、友人帳を持ったところで、面白くはない」 巨大な影が、夏目の傍らに寄り添うように。 「ミスズ!?」 ―――牛頭の巨人。三篠。 空中で身を翻し、着地する魔王の足元に陣が展開する。 わだかまる闇。伸展し、展開する黒の触腕が、甲冑の魔王を縛り上げる。 「嘗めるな!」 魔力を解放、魔王は拘束を弾き飛ばし、術を放った者を睨みつける。 「良い女だが―――。夏目に手を出すコトは、許さないよ」 夏目を抱きかかえるように、その女は笑った。 「ヒノエ!?」 ―――呪詛使い。ヒノエ。 「なんで、あんたたちが!?」 驚きを隠せない夏目に、ヒノエが笑って言う。 「言っただろう。夏目。弱いお前を、私たちが護ってやるってな」 今この場、月匣の最深部で魔王を取り囲むように並ぶ影。 一つ目が、牛頭が、河童が、紅峰が、子狐が、ちょびが、 「夏目様! 夏目組犬の会!! 参上しましたぁ!!」 夏目が今まで関わってきた妖たちが、夏目を護るために集結した。 「みんな、何で―――」 「だから、お前は一人じゃないのさ」 最後に、夏目の前に歩み出た柊蓮司が、己の魔器を魔王に向ける。 「皆、お前の為に集まったんだ。 お前が、誰も傷ついて欲しくないように、皆お前に傷ついて欲しくないんだよ」 神殺しの業を刻み、魔王の剣を取り込んだ魔剣。 斑、三篠、ヒノエを中心とした妖たち。 それらを前に、それでも魔王は、笑うことを止めない。 「面白い。面白いぞ貴様ら!!」 魔王の疾走が爆発する。 体重に魔力を上乗せした重たい一撃。 叩き落される一撃を、同じく突進した柊が受け止める。 軋む魔剣と魔剣。鍔迫り合いの下から、叫ぶ。 「言ってやれ、夏目!!」 首を振る。横ではなく縦に、今この場に集まってくれた妖たちの思いに答える為に。 「皆、あいつを斃すぞ!!」 鬨の声、歓喜の咆哮が月匣をゆるがせる。 赤き月の下、魔王の匣のその奥で、最後の戦いが始まった。 ―――それは、そんなある日の物語。 妖を見る少年と夜闇の魔法使いの出会いの御話。 なお、本編は予告なくその内容が変更される場合があるので、あらかじめご了承下さい。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/152.html
死にたいだなんて、贅沢なこと言うのね 年齢:21歳(外見) 初登場:学園編第二話「生きるということ」 輝明学園の学生食堂で働いている女性。才能に恵まれず、月匣の展開くらいしか出来ないほどウィザードとして未熟だが不死身に近い生命力を持っている。そのため、見た目よりもかなり長生きしている。 正体は上級エミュレイター「メギドラ」の実の娘。裏界の因子は奇跡的にほぼ全く受け継がなかったため、普通の人間と能力がそれほど変わらない。しかし、メギドラの不死性だけは遺伝した。 幼い頃、母親とともに「化け物の妻と子供」と周囲に虐げられた過去を持つ。母親だけは紅音の味方であり続けたが心労から病に倒れる。以来実の父と、不死の身体を持つ自分自身を呪うようになる。 第二話の冒頭で代々影に生きていた合礼一族の末裔、乱火に自分を殺す手伝いをするように(半ば強引に)依頼する。 紆余曲折を経て父メギドラと不死殺しの妖刀「鬼灯」が夜代町の近辺に現れたことを知り、鬼灯の力で父と自分を殺そうと考えた。 最後まで父親を憎み、鬼灯の力を開放させて殺そうとしたところをジューンに諭される。結果的にジューンと紅音の二人分の命を半分ずつ使って鬼灯の力を解放させたことで一名を取り留める。この時に不死性を失った。 その後は引き続き輝明学園の食堂で働いている。 GMからのコメント 設定、名前、アイコンすべてが分かりやすいキャラクターになりました。不死身というある種の恐ろしい力に悩む普通の女の人という感じのキャラを心がけました。人間にも関わらず超常の力を持っているというのは人間のウィザードにも当てはまることす。しかしPCをはじめ普通のウィザードはその力を使い、世界のために日々死線をくぐり抜けています。 対して彼女は不死身ではあっても戦う力を持たず、また持とうとすることもせず、長い間鬱屈と過ごしていました(乱火との会話ではあまり見えなかった側面ですが……)。 しかし、表界の秩序を脅かす侵魔を倒し、なおかつ自分のために命をかけてくれた人たちの姿を実際に目の当たりにすることで、また長年呪っていた不死性を失ったことで考え方が変わります。 第二話の事件をきっかけに紅音はようやく「生きるということ」のスタートラインに立ったと思います。長い間なんのアクションも起こさなかった自分を責めるかもしれないですが、これから紅音は人間としてちゃんと成長していくのです。 シナリオを書いたばかりの時は気付けなかったことですが、今こうして彼女の設定や第二話のシナリオ、PC達の活躍を見ると、こんな意味もあったんじゃないかなあと、しみじみ感じます。GMとPCでセッションを楽しむ、ということを改めて気付かせてくれたキャラ、シナリオでした。
https://w.atwiki.jp/katamematome/pages/472.html
作品データ タグ: 2010年代 修復 女性 展示される 書籍 服残し 漫画 瞳あり 破壊あり 脱衣 解除可能 ジャンル 漫画 種類 石化 性別 女 内容 魔法銃という魔法を使える銃が使える世界の漫画です。 激樹中でスザンヌというキャラクターが服の腰で石化され、展示されたり搬送中に事故が起き首が折れたりテープで修復されたりします。 その後解除されるようです(第4巻)。 画像・動画 ここに適当に動画とか画像とか タグ: 2010年代 修復 女性 展示される 書籍 服残し 漫画 瞳あり 破壊あり 脱衣 解除可能 リンク ブレット・ザ・ウィザード(3) https //www.cmoa.jp/title/134682/vol/3/ 立ち読みで3ページ目に本当に小さく石化されたスザンヌが見えます。 批評・コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/49.html
私に関わらないで...... パーソナルデータ 名前:水月レイン(みずつきレイン) 第一属性水 第二属性虚 種族 人間 性別 女性 年齢 16 ワークス 輝明学園高等部2年 身長 148cm 体重 39kg 目の色 翡翠 髪の色 藍 肌の色 色白 ウィザードクラス 異能者 スタイルクラス キャスター 戦闘スタイル 超能力者 概要 輝明学園に所属するウィザード。 ある日突然目覚めた異能の力を訓練を経て使いこなせるようになった。学園でも《萩原宗一郎》が一目を置くほどのウィザードである。 交友関係は淡白で、学内に気軽に話す間柄の人間は殆どいない。 学校では授業以外常にヘッドフォンをつけており、人付き合いそのものを面倒に思っている節がある。 両親は現在海外に赴任中。定期的にメールで連絡を取り合っており、レインの数少ない楽しみの一つ。 ヘッドフォンは以前両親からプレゼントされたもので、好みのジャンルは見かけによらずロック。 《ジューン》と容姿が妙に似ている。名前もJune(6月)にRain(雨)と不思議な縁を感じるが因果関係は不明。 戦闘 超能力と魔法を駆使して戦う後衛タイプ。 腕に異能の力で構成した剣を構築出切るため接近戦にも対応できる。 異能者の特徴は自己強化。治癒魔法や付与魔法も扱うことが出来るため、 白兵戦、魔法戦、回復、補助の全てに対応することが出来る。 武器・箒 《サイコブレード》 種別:超能力 左腕の延長線上に超能力で構成された紫色をした光の剣を生み出す。剣は腕の動きに連動するため間合いが広い 《禁書アルカ=バルカ》 種別:特殊 不気味な黒い装丁の魔導書。角で殴れば十分な武器となり得るが重いのでやらない 使用魔法・特殊能力など 《ヴォーティカルショット》 種別:低位魔法(攻撃:虚) 空間の歪みを黒い礫にして投射する魔法 虚空の礫・・・ 《ウォータープレッシャー》 種別:低位魔法(攻撃:水) 上空から清水を滝の様に浴びせる魔法 猛る激流・・・ 《ディメンジョンホール》 種別:中位魔法(攻撃:虚) 広範囲の空間を歪ませて対象を飲み込む魔法 歪む・・・呑まれろ 《ディストーションミラー》 種別:高位魔法(攻撃:虚) 空間を湾曲させる鏡を形成し、魔力を拡大して攻撃や補助を行なう魔法 虚無の鏡・・・ 《ヒール》 種別:低位魔法(治癒) 白い光が対象の傷を癒す魔法 癒しの光・・・ 《キュア》 種別:低位魔法(治癒) 白い光が対象の不調を癒す魔法 浄化の光・・・ 《ディフェンスアップ》 種別:低位魔法(付与) 透明な防御壁が対象を物理攻撃から守る魔法 考え中 《ディフェンスアップ》 種別:低位魔法(付与) 透明な防御壁が対象を物理攻撃から守る魔法 考え中 《プリズムアップ》 種別:低位魔法(付与) 光の防御壁が対象を魔法攻撃から守る魔法 考え中 リフレクトブースタ 種別:低位魔法(付与) 一時的に移動速度を高める魔法。様々な場面に応用できる 考え中 リフレクトブースタ 種別:低位魔法(付与) 一時的に移動速度を速める魔法。様々な場面に応用できる 考え中 ヘイスト 種別:低位魔法(付与) 一時的に対象の移動速度を速める魔法 考え中 スロウ 種別:低位魔法(付与) 一時的に対象の移動速度を遅くする魔法 考え中 《サイコブレード》 種別:超能力 腕の先に超能力で構成された光の剣を構築する超能力 考え中 サイコシールド 種別:超能力 超能力で構成された光が全身を鎧の様に覆い、ダメージを軽減させる超能力 考え中 《オーバーブースト》 種別:超能力 生命力を犠牲に自身の能力を潜在能力を超えてを上昇させる超能力 考え中 称号 超能力者 少女はある日突然異能の力に目覚めた。
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/201.html
全ての事は偶然ではなく必然。貴方が此処にいるのは、きっと意味があるのよ。 -ジャックを支える優しい妻- パーソナルデータ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURLを入力。サイズは自動調整されます) 名前 アリシア・レイ 属性 冥 / 天 一人称 私 種族 人間 性別 女性 年齢 23歳 ワークス 人妻 身長 156cm 体重 46kg 瞳の色 黒色 髪の色 黒色 肌の色 肌色 ウィザードクラス 異能者 スタイルクラス ヒーラー 戦闘スタイル 魔法使い 第一サブクラス - 第二サブクラス - 第三サブクラス - 概要 アイルーンの母。 小柄で可愛らしい外見で、非常にお茶目な性格。 それでいて肝が据わっており、幽霊屋敷探検ではかなり楽しんでいた。 アイルーンは母親似である事が伺える。 ルックス・性格共にどこかマーテルに通ずる部分が多い。 料理が得意で腕を毎日振るう一方、採掘された魔石の管理を任されている。 ネクストではないが、ジャックと共にかなりハイランクのウィザード。 ウィル達が未来から来た事・近々リリックスが魔王に滅ぼされる事をうっかり盗み聞きしてしまっても 「私はいつもと同じようにご飯を作って、主人を送り出して、アイルーンの世話をする。どんな未来になっても決して貴方達を恨まない」 と言い放った。 結果として、ウィル達により魔王を退ける事には成功するが、アイルーンを手放す事になる。 密かに家族3人が平和に仲良く暮らせる世界線の存在を夢見ている。
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/391.html
如月ジローの初恋@MOTHER2 「いいかジロー。今はまだ早いかも知れん。だが、いつかは本当に守りたいものをもて。それさえあれば力などいくらでも湧いてくるぞ。どり~む」 少年…如月ジローにとって敬愛する師匠である“おじちゃん”はよく彼にそう言っていた。 その言葉が嘘でないことを、ジローは知っている。 おじちゃんはいつだってジローも大好きなおばちゃんとマユリちゃんを守るために戦っていること。 そして、それゆえに“ナイトメア”と呼ばれる最強の夢使いなのだということを。 だからこそ、少年は誓っていた。自分もいつかは何よりも大切な“本当に守りたいもの”を持つと… そして、そのときは訪れた。この“学園世界”で… ―――輝明学園小等部 3年4組 「知ってるか?5年2組に“転校生”が来たらしいぜ」 放課後、級友から初めてその話を聞いたとき、ジローは思わず耳を疑った。 「転校生…?この“世界”で?」 思わず聞き返す。 「うん。なんか『ごかてーのじじょう』とかってやつで来たんだって。ものすごい可愛い女の子らしいぜ」 「転校生で、ご家庭の事情で、可愛い女の子か…」 ジローは思わず考え込む。この世界に危機が訪れている可能性について。 “学園まるごと転移”なら日常茶飯事だが、“1人で転校”してくるなんて事例はジローはこれまでにたった2例しか聞いたことが無かった。 そして、もしその“女の子”が他の“2例”と同様のケースだったならば… (確か、有名な魔王の中にも5年生くらいの女の子がいたはずだ…) 文字通りの意味で世界の危機なのかも知れない。 高等部に魔王が2人も“転校”して来たのはつい最近の出来事。 なんだかそのうちの片方が絡んで大変なことになったとも聞いている。 だからこそ、ジローはその子のことが気になった。 「なあその子のこと…」 「ああ、いたいた如月くん。悪いんだけどちょっと職員室まで来てくれるかな?」 タイミング悪く教室に入ってきた教師に声をかけられ、ジローは顔をしかめる。 「おっとついてねえな。じゃあ俺帰るわ。今日はみんなで遊ぶ約束してんだ。じゃあな!」 長くなるなと思ったんだろう。級友はさっさと行ってしまう。 「…それで、なんの用だ?」 子供らしい不機嫌さを隠そうともせず、ジローは横柄な口調で教師に問いかける。 「アンタがわざわざ来たってことは、厄介事なんだろ?“まほうせんせい”」 中等部の英語教師にして、ナイトメアの友人の親戚、“ヴァンスタイン”一族の魔術師である教師に。 「う~ん。厄介かどうかはまだ分からないな。とにかく、会ってほしい人がいるんだ」 「…今日来たっていう5年の“転校生”のことか?」 「あれ?知ってるの?君は確か3年生だと思ったけど」 「…なぁ~に。この程度の情報、僕ならばたやすくつかめるさ。どりぃ~む」 つい先ほどたまたま聞いたと言うことは伏せて、ジローは“ドリームキッド”としての顔で言い放った。 ドリームマン一族と呼ばれる一族がいる。 “魔術師”の名門ヴァンスタインと並ぶ“夢使い”の名門。 覚醒を果たしたドリームマン一族はみな“天才”と呼ばれるだけ才能を持った夢使いとなる。 如月ジローは、大人びた少年である。 ある意味においてそれは仕方がないのかも知れない。 彼が“夢使い”として覚醒したのは、小学生に上がるかどうかの頃。 覚醒してからは最高クラスの夢使いである“おじちゃん”に鍛えられ、ウィザードとしての腕を磨き、敬愛するおじちゃんに似せた彼のセンスに ぴったりの衣装に身を包んだ“ドリームキッド”として、幾多の修羅場を乗り越えてきた。 既に並みの大人のウィザードを遙かに凌駕する実力を持っており、魔王や冥魔との戦いの経験もある。 若干8歳にしてそこいらのウィザードなど足元にも及ばぬ、ベテラン。それがジローと言う少年であった。 数分後。 「さて、要件を聞こうか。どりぃ~む」 いつもの衣装に着替え、子供らしい高い声を精一杯低くしながら、ジローはまほうせんせいこと静=ヴァンスタインに問いかける。 「うん。さっきも言ったけど、会ってほしい人がいるんだ。職員室に来てくれないかな?ドリームキッド」 それに少しだけ苦笑いをしながら、静が職員室に向かって歩き出した。 ―――輝明学園 職員室 軽くウェーブのかかった金髪を肩口で切り揃え、真っ赤なリボンをつけた、碧い眼の少女。 奇麗な子だなと言うのが、ジローの第一印象だった。 「やあ。待たせたかい?」 「いいえ」 静の問いに少女は笑って首を横に振る。 「そっか。じゃあいいや。紹介するよ。小等部のウィザードの…」 「ドリームキッド、如月ジローだ。よく、覚えておくがよい。どりぃ~む」 精一杯の大人らしい声を出して威厳を出そうとする。 大抵の人はジローの衣装を見て、首をかしげ、それを聞いた時点でそのギャップに吹き出す。だが。 「ええ。ドリームキッドのジローね」 少女は不思議に思う事も吹き出しもせず微笑を浮かべ、すっと右手を差し出す。 「私はイーグルランドのツーソンから来た、ポーラよ。よろしくね。ジロー」 「え?うん、よろしく…」 いつもと違う反応に内心混乱しつつもジローは手を握り返す。 「それで、なんだって僕が呼ばれた?」 それを誤魔化すように静に問いかける。 「うん。君には彼女と組んで貰いたい」 「そうか。だが護衛任務なら正直ダグラスにでもやらせて…組む、だと?」 静の言葉にジローは眉をひそめる。 まるで目の前の少女が“戦える”かのようないい草に。 「その通り。彼女にはご家庭の事情から転入してもらったんだ。…“ウィザード生徒扱い”でね。 それで、輝明学園から1人、彼女に色々と教えるウィザードを出すことになってね。 適正と、なにより年齢から、君に頼もうってことになったんだ。まあ僕でも良かったんだけど、僕はもうサフィーちゃんのお守りでいっぱいいっぱいだしね」 輝明学園がまだファー・ジ・アースにあった頃、勝手に侵入してきて大問題を起こし、すったもんだのあげくに静が保護することになった異世界人の“吸血鬼”少女の名をあげ静が苦笑する。 あの後、保護と監視をかねて、その少女は輝明学園の中等部、静の受け持つクラスに編入し、勉強することになった。 そのため、当然今回の異変にも巻き込まれていた。 「ポーラはこう見えても向こうじゃ“世界の危機”を救ったこともあるらしいんだ。実力もある。 ざっと一通り試験をしてもらった感じじゃあ、ナイトメアに匹敵するってさ」 渡された資料に目を通し、静が簡潔に説明する。 「なん…だと?…いや、そうか。僕はサポートに徹せよと言うことか。それで、クラスは何だ?」 その説明に驚き、それじゃあ自分はいらないのではないかと考えたところで、ジローは思いなおした。 『実力は大事だが、すぐれた連携はそれよりも遙かに大事だ。1人で出来ることなどたかが知れている。 例え駆けだしでも連携が取れたウィザードが4人いれば、ベテランをたやすく打ち破る魔王すら凌駕することを忘れるな』 そんな、ナイトメアの言葉を思い出したのだ。 「クラスか…まあ、元々が異世界人だから僕らみたいなウィザードに完全に当てはまるわけじゃあないんだけどね…」 そう言うと静はちらとポーラの方を見る。 「君から説明してくれないか?ポーラ」 静に促され、ポーラは頷く。 「私は回復系以外のPSI…超能力が扱えるの。それとテレパシーと未来予知が少しだけ。 私はいわゆる超能力者…ウィザードの人たちは“異能者”って呼んでるみたいね」 自らの能力を簡潔に説明する。 「さて、自己紹介も終わったところで、君に1つ頼みたいことがある」 早速とばかりに静がジローに言う。 「頼みたいこと?何だ?」 「なに、最初だしそう難しいことじゃない。彼女を“家”まで送り届けて欲しいんだ」 「ふっ…無茶を言う」 それができれば苦労はしないと言うように、ジローは笑う。 学園世界で“家”に帰るのは、クエスターがアスガルドを見つけだすのに等しい高難易度任務であることは学園世界の人間なら誰でも知っている。 「いいや。無茶じゃないさ。少なくとも、ポーラに関して言えばね」 だが、それに静は笑って首を振り、答える。 「どういう事だ?」 「なあに行けば分かるさ。じゃあ頼んだよ」 ジローの質問にはまともに答えようとせず、静はジローとポーラを送り出した。 ―――学園世界B-369地区 学園世界特別居住区にほど近い場所に、その建物はあった。 「…なるほど。確かに学ぶところと言えば、そうなるのかな?」 制服のまま“子供たち”と遊ぶポーラを横目に、普通の服に着替えたジローはその建物を見上げる。 こじんまりとした、だが普通の家よりは大きな建物。庭には遊具が設けられ、幼い子供たちが無邪気に遊んでいる。 「―――ポーラスター幼稚園、か」 その新たに転移してきた“学園”であり、ポーラの“家”であると言う建物を。 「ねぇねぇ。お兄ちゃんお兄ちゃん遊ぼうよ!」 ポーラと同じく、外国人らしき子供たちが新しくやってきた“お兄ちゃん”に群がる。 「ああ、いいよ。じゃあ、何をして遊ぼうか?」 ジローとしてもこの少し年下の子供たちと遊ぶのはやぶさかではない。 そう考え、小学生、如月ジローの顔でにっかりと笑い、ジローは問いかける。 「う~んとね…じゃあ、世界の危機ごっこ!」 どうやら異世界でも子供たちの遊びは一緒らしい。 「今日は僕がネスをやるね!」「じゃああたしはポーラお姉ちゃん!」「ジェフ役はボクに任せてもらおう」「え…じゃあ俺プー?」 子供たちはあっという間に配役を決めて行く。 「さて、僕は何の役なんだい?」 一通り決まったところで、ジローはネス役の子供に聞く。 「えーとね…スターマンやって!」 「スターマン?」 異世界の世界の危機のことなんて知るわけも無いジローが不思議そうな顔で聞く。 「え~?スターマンを知らないのかよ。しょ~がね~な~。とくべつにおしえてやるよ」 子供たちが顔を見合せたあと、一斉に話し出す。 「スターマンはね、悪いうちゅ~じんなんだ」「ぎんがのころしやなの!」「ネスたちをじゃましたり、にんげんをさらったりするんだ」「グーギだかギーギっていうおやだまのちゅーじつなしもべなんだって」 口々に喋られて、混乱しながらも、とりあえず必要なことは理解する。 「そうか…つまりは悪い奴、悪役か。エミュレイターみたいな」 「えみゅれいたー?」 「いや、なんでもない。さ、やろうか」 普段はお姉ちゃんに押し付けている悪役を振られ、ジローは思った。 (次来る時はエミュレイターのお姉ちゃんも連れてこよう) と。 「みんなと遊んでくれてありがとう。助かったわ」 数時間後、遊び疲れて眠ってしまったこどもたちをベッドに入れ、ポーラがジローをねぎらう。 「いいや、僕も楽しかったし、いいよ」 「そう?そう言ってくれると、うれしいかな」 そう言って微笑むポーラに、ジローの胸はどきんと高鳴る。 「そ、それにしても…みんなよく寝てるね…」 それを誤魔化すようにジローは子供たちの方を見る。 子供たちはすやすやと安らかな寝息を立てて眠っている。 「ええ。みんな…疲れてるのよ。それに…寂しいの」 「寂しい?」 ポーラの言う事に首をかしげたときだった。 「…ママ」 子供たちの1人が、ポツリと呟く。 「ママ…パパ…僕はここだよ。ここにいるよ…はやく…迎えにきて」 ぽろぽろと涙をこぼしだす。 「…ああ、そっか」 それを見て、ジローはポーラの言ったことを何となく理解した。 この学園世界に輝明学園ができた当初、幼稚舎や小等部の生徒たちも中等部や高等部の生徒と一緒に寮で暮らすこととなった。 既に一人前のウィザードとして行動し、高等部に顔見知りもいるジローにとってはどうと言うことは無かったが、突然家に帰れなくなったクラスメイトが随分と寂しがっていたことを覚えている。 小学校3年生でもそうなのだから、小学校に上がる前だったら、余計にそうなんだろうなとジローは思う。 「…ポーラ?」 立ち上がったポーラを、ジローは不思議そうに見る。 「…だいじょうぶ。泣かないで」 ポーラは泣いた子供の手をとり、静かに歌い出す。 「…Take a melody…Simple as can be…」 透き通るような、きれいな歌声。 聞いているだけでジローの頭の中に父親と母親のことが思い浮かんで、きゅうと胸が締め付けられる。 「…ママ」 その歌声を聞いて、子供は泣き止み、またすやすやと安らかな寝息を上げる。 「…Sing a melody of love Oh love....」 歌い終え、ポーラは静かに子供のそばを離れる。 「…その歌は?」 子供たちを起こさないよう、小さな声で、ジローはポーラに問いかける。 「…ギーグの歌」 それに少しだけ複雑な表情で、ポーラは答える。 「ギーグ?」 「そう。ギーグ…全てを壊すだけの怖いものになってしまったギーグが、忘れないように心の中でずっと歌い続けていた歌。 優しくて、温かくて…とっても切ない歌。ギーグが他の全てを失っても忘れなかった、たった1つのものだから、私だけでも覚えていてあげたいと思ったの」 そう言って憂いを帯びた表情をしたポーラを見て。 ジローの胸はさっきとは違う感じできゅうと締め付けられた。 ―――学園世界居住区 学園世界にも侵魔の脅威は訪れる。 侵魔。それはジローたち“ウィザード”にとって倒すべき相手。 そして今日もジローは戦う。少女と共に。 「PKファイヤー…Ω」 少女が呟くようにその言葉を口にした瞬間、辺りの侵魔が一斉に劫火に包まれる。 「ディストーションハウル!」 とどめとばかりにいつもの衣装を着たジローが虚属性の最高レベル魔装を起動し、辛うじて生き残った侵魔にとどめをさす。 月匣が、晴れる。発生から1ラウンド持たずに。 「…やっぱりすごいなポーラは」 月匣が晴れ、元の喧騒が戻ってきた学園内で、ジローが感嘆し、呟く。 ポーラのPSIの強さは今までの戦いで何度か見て、理解している。 そこいらの雑魚魔王の魔法を遙かに上回る極めて強力な力だと。 ジロー自身高レベルの魔装を好んで使うからこそ嫌ってほど理解できる。 ナイトメアに匹敵する実力。それは嘘でも何でもなく、真実だと。 「こうも力の差があると、嫌になるね。僕が役立たずじゃないかって気分になるから」 やれやれと言うように、ジローが自嘲する。 「ううん。そんなこと無いわ。ジローがいたから、全部倒せたのよ」 そんなジローの言葉にポーラは笑顔で首を横に振った。 「私は丈夫な方じゃないから、攻撃されると辛いの。それに私、回復系のPSIは全然使えないから、怪我をしても治せない。 だから、ね。ジローが一緒にいてくれて本当に感謝しているの」 にっこりと無邪気な笑みを向けられ、ジローは顔を赤らめる。 「べ、別に…組んでるんだから仲間のフォローをするのは当然だ。どりぃ~む」 赤くなった顔を見られないように、仮面を目深に被る。 「大丈夫ジロー?顔が赤いわ。熱でもあるの?」 だが、それが却って目立たせることになったのか、ポーラが心配して、言う。 「な、なんでもない!」 なんだかそれがくすぐったくて、ジローは後ろを向いてしまう。 「そう?なら良いけど…困ったことがあったらすぐに言ってね。私とジローはもう“お友達”なんだから」 またいつもの、天使のような微笑みを浮かべ、ポーラが優しく、言う。 「お友達…か」 それを聞き、ジローは複雑な表情を浮かべた。 (なんだろう?嬉しいのに、残念な気もする…) 嬉しさと寂しさが入り混じったような不思議な感情。それはジローが8年生きてきて初めて感じる感情だった。 「どうしたの?」 「…何でも無い。行こう、ポーラ。もうすぐ授業が始まる。どりぃ~む」 ポーラにそんな風に感じていることがなんだか酷く恥ずかしいことに思えて、ジローはわざとぶっきらぼうに言ってジローはさっさと歩きだす。 「…?変なジロー?あ、待って」 その様子に首をかしげついていくポーラ。 そんな2人はまだ、気づいていなかった。 「…見ツケタ」 2人を見つめる、金色の影に。 ―――学園世界特別居住区 通学路 放課後、ジローとポーラは連れ立って幼稚園へと向かっていた。 「どう?こっちの生活にはもう慣れた?」 帰る道すがら、ジローはポーラに問いかける。 「ええ。割とすぐになじめたわ」 ポーラが頷く。ポーラがこちらに来てからはや1週間。 「ジローが色々と手伝ってくれたおかげね。ありがとう、ジロー」 いつもの優しいまなざしで、ポーラはジローを見る。 この1週間、連れ立ってモンスターの類と戦ったり、忙しくなったポーラの代わりに子供たちの世話をしてくれる人を探したり (輝明学園や光綾学園の生徒が手伝ってくれることになった) 子供たちと一緒に夜まで遊んだり、ジローは献身的と言ってもよいほどポーラのために行動していた。 「な、なぁ~に。仲間のために行動するのは当然のことだ。どりぃ~む」 なんだかその視線がくすぐったくてジローは目をそらし、仕事用の口調になってポーラに返事をする。 「…ふふ。そんなに硬くならなくてもいいのに。変なジロー」 それがおかしかったのか、ポーラが鈴のなるような声で笑う。 それを見て、ジローがまた不覚にもどきっとしてしまった。 「と、とにかく急ぐぞ。菖子だけに園児を任せておくのは、危険だ」 ジローが見つけてきた、先に幼稚園に向かったお世話役の少女…真面目だけどかなり運が悪く、肝心なところで大ポカをやらかす少女の名をあげ、ジローは幼稚園へと急ぐ。 「あ、待って」 それを慌ててポーラが追いかけた。 ―――ポーラスター幼稚園 「ポーラお姉ちゃん!ジロー!たいへんだ!」「ジョニーがいないの!」「おきたらベッドが空だったんだ!」「お姉ちゃんたちは心配しなくていいからここにいてって!」 帰って早々、ポーラとジローに子供たちがかけより、口々にピンチを訴える。 「おひるねのとき、何故か園長先生もポーラのママもねむっちゃったんだ。それで起きたら、ジョニーがいなくなってた。 今はポーラのパパとママ、サイカお姉ちゃんとエミュレイターのお姉ちゃんが友達と一緒に手分けして探してる」 園児の中でも頭がいい子が状況をまとめて2人に説明する。 「…ただいなくなったんなら分かるが、ポーラのパパとママが仲良く2人とも居眠りとはな…」 その説明に、ジローは嫌な気配を感じる。何か、悪意のようなものを。 「…とにかく、私達も手分けして探しましょう。みんなはここにいてちょうだい」 さっきからずっと考え込んでいたポーラが顔をあげ、園児たちとジローに言う。 「…待て。何か嫌な予感がする。1人では…」 「駄目よ!いい?すぐに見つける必要があるの。一緒では、時間がかかるわ」 ポーラが珍しく声を荒げ、ジローの提案を一蹴する。 「…ね。お願い。ジローは向こうを探して。私は、こっちを探すわ」 まるっきり正反対の方向をさし、ポーラがジローに言う。 「…分かった。はやまるなよ?ポーラ」 仕方ないと言った感じでジローは頷き、子供たちに見えないところでウィザードの衣装に着替え、走り出す。 「…それじゃあ。私も行ってくるわ。良い子にして待っててね」 園児たちに精一杯の笑顔で笑いかけ、ポーラは走り出す。 「…私がなんとかしないと。お願い。勇気をちょうだい…ネス」 目的の場所へ一直線に駆けながら呟いた言葉は、誰にも届かず、消えて行った。 ―――学園世界G地区 学園世界に点在するダンジョンの1つの前でポーラは足を止める。 「…ここね」 その奥から漂ってくる気配に、ポーラは身を固くする。 「…勝てるのかしら。私、1人で…」 弱音が口をついて出てくる。1人だけで何とか出来る相手なのか… ポーラがそんなことを考えていた、そのときだった。 「…勝てるさ。2人ならな。どりぃ~む」 すぐ後ろから聞こえた、聞きなれた声にポーラは思わず振り返り、驚いて言う。 「ジロー!?どうしてここに!?」 「…仲間の…友達のつきたくもないウソくらい、簡単に見破れる。これでも僕はウィザードなのだからな。どりぃ~む」 澄ました顔でジローはうそぶく。 「だ、駄目!ジローは帰って!テレパシーの気配で分かったの!相手は危険なPSIの使い手よ!多分ジローじゃ…」 「…実力は大事だが、すぐれた連携はそれよりも遙かに大事だ。1人で出来ることなどたかが知れている。 例え駆けだしでも連携が取れたウィザードが4人いれば、ベテランをたやすく打ち破る魔王すら凌駕することを忘れるな」 必死になってジローを帰らせようとするポーラを諭すようにジローがその言葉を口にする。 「僕の、尊敬する師匠の言葉だ。そりゃあ僕はポーラほど強くない。だけど、足手まといにはならない。そう、約束する」 言いたいことを言い終え、ジローはまっすぐにポーラを見つめる。 「…分かったわ。よく聞いて。多分この奥にいるのは…」 ジローの目に宿る、強い意志の光を見て、ポーラがため息とともに説明を始めた。 ―――ダンジョン内部 「キタカ…何ヤラ余計ナモノモ一緒ノヨウダガ」 その金色の男は2人を睥睨し、言う。 「…まさか、こちらに来ているとは思わなかったわ」 奥で眠っているジョニーが無事なのを確認しつつ、ポーラが目の前の男を睨みつける。 「アノブタニ頼ンダノダ。オマエタチヲ倒スタメト言ッタラ、快ク応ジテクレタゾ」 「そう…やはり彼は…」 その言葉に1人の少年を思い出し、ポーラが悲しげな顔をする。 「とにかく、そこをどくのだ。でなければ、お前は“悪夢”を見ることになるぞ。どりぃ~む」 目の前の男を挑発するようにジローが言う。 「悪夢カ…ソレナラモウ、見タゾ」 そんなジローの言葉に耳を傾け、男は一笑に伏す。 「私ノ一族ハ人間ニ2度破レ、ホロンダ。イマヤ“スターマン”一族ハ私1人。ナレバコソ、ヤレネバナラナイ」 辺りの空気が一変する。 「一族ノ無念ヲハラス。マズハオマエカラダ…4人ノ子供ノ1人ヨ!」 そして2人の前に…“さいごのスターマン”が立ちはだかった! 『よく聞いて。恐らくPSIと魔法は通じないわ…私が合図するまで、待機して』 プラーナを開放してスピードを上げつつ、ジローはじっとポーラの行動を待つ。 すぅっと息を吸い込んだポーラが一気にその力を開放する! 「お願い当たって…PKサンダー…γ!」 ポーラの掛け声と共に空から雷が降り注ぐ。 落ちてくる雷は3発。1発目と2発目は見当違いの場所に落ちる。そして3発目。 「グッ…サイコシールドガ!?」 轟音と共に直撃した雷がスターマンのサイコシールドごと貫き、シールドを破壊してダメージを与える。 「今よ!ジロー!」 「任せろ!…ディストーションハウル!」 その隙を見逃さず、ジローがありったけの特殊能力とプラーナを詰め込んだ自らの最大の攻撃魔装を起動する。 「グォォォォ…コノ音ハァ!?」 魂すらも削り取ると言う魔の音にスターマンが悶え、がっくりと膝をつく。 『もしジローが攻撃して、それでも倒せなかったら…逃げて。あとは私が、なんとかするから』 「やったか!?」 ありったけの力を出し切り、肩で息をしながら、ジローは攻撃をやめる。だが。 「ちっ!ダメか!」 倒れずに怒りの目を向けてくるスターマンに舌打ちをする。 「ジロー、逃げて!ここは私が引き受けるわ!」 「断る!」 ポーラの先ほどの忠告を一刀で切り捨て、スターマンを凝視する。 (僕にはまだ、できることがある!) 決意と共に。 「ヨクモ…ヤッテクレタナァー!」 怒りで逆上したスターマンが立ち上がってPSIを発動する。 「マトメテ…キエロ…PKスターストームΩァァァァァァ!」 ダンジョン内の空間が歪む。漆黒の空間が広がり、そこから“星”が無数に落ちてくる。 小型隕石の大雨。その威力は… (恐らく、僕もポーラも耐えきれない…だったら!) 一瞬で判断しジローは彼がやれるであろうことをする。 ジローは両手を広げポーラを堂々と仁王立ちをする。 「ジロー!?ダメ!やめて!」 ポーラはジローから立ち上るプラーナを察し、何をしようとしているのかを悟ったポーラが必死の叫びをあげる。 「…大丈夫。一発だけなら…君には届かない…いや、届かせない!」 悲壮な決意を込めて言葉を絞り出す。 「あとは頼んだよ…ポーラ」 そして、ジローは残ったプラーナ全てを開放して、防御魔法を使用した。 我が身を犠牲にして…ポーラを守るために。 「馬鹿!馬鹿ジロー!なんで…こんなこと…」 ポーラのPSIにより絶対零度の氷柱に閉じ込められ、凍りついたスターマンの前で、ポーラは倒れたジローを抱き、呼びかける。 「ふっ…大丈夫だ。これくらいあの冥魔の攻撃に比べれば…どうということは…ない」 ジローの本来の体力を軽く数倍上回る、“致命的なダメージ”を受けてなお、ジローは不敵に笑う。 (もっとも今回は、冴絵はいないがな…) 薄々は感じ取っていた。自分はまず間違いなく、ここで死ぬ。 「どうして…本当なら、私が守らなきゃならないのに…」 ぽろぽろと泣きじゃくるポーラを見て、ジローの心に生まれるのは、悲しみと…“満足感”。 「泣くな…ウィザードには…これは…ありえる…結末…なんだ…」 ナイトメアは言っていた。本当に守りたいものを持て、と。 そして自分は見つけることができた。そして、守れた。だから。 「…悪くない…結…ま…つ…さ」 声もとぎれとぎれとなり、息も弱くなっていく。 「おやすみ…ぽー…ら…」 そしてジローは動かなくなった。 「お願い。死んじゃいやよ!ジロー!!!!」 ジローを抱きかかえたポーラの青い瞳から、涙がぽろぽろと零れる。 ポーラの心が、荒れ狂う。悲しみと寂しさ。そして…後悔。 「なんで私には…回復のPSIが使えないの!?」 はがゆい。回復のPSIが使えれば…目の前の少年を助けることができるのに。 「どうして…どうして…」 徐々に体温を失っていくジローを少しでも冷やすまいと、ポーラはぎゅっとジローの身体を抱きしめる。 涙が止まらない。大切な人がいなくなる悲しみに、押しつぶされそうだ。 そんな心境だったからこそ、ポーラはそのときまで気づかなかった。 「…泣かないで。ポーラ」 ポーラの傍らに立つ、1人の少年に。 ――リングγ 声が、聞こえた。 (…だれの、こえ?) 死を迎える直前の悪夢にまどろんでいたジローはその声に疑問を覚えた。 優しげで、強い…少年の声。その声の主を、ジローは知らない。 だが、その声がもたらしたものは、強力だった。 「う、うわあああああああああああああああ!?」 膨大なプラーナ…文字通りの意味で“死人だって生き返る”位の力が流れ込んできたことにジローは半ば恐怖すら覚える。 意識が急激に覚醒する。まどろんでいた悪夢が壊れ、現実に、引き戻される。 「ここは!?」 がばっと立ち上がり、辺りを見渡す。 「…あれ?」 てっきりどっかの病室にでもいるのかと思ったが、それは違った。 ここは、あのダンジョンの中だ。 「気がついたのね!良かった…」 今度は安心して、ポーラは涙を流す。 「僕は一体…」 状況が理解できず、ポーラに尋ねようとした、その時だった。 「…ウォノレェェェェェ!!!!!!!!!!!!」 凍りついた氷柱が割れ、スターマンが飛び出す。 「クソ!あいつまだ…!」 それを見て死の淵から生還したことを悟ったジローが憤り、攻撃態勢を取ろうとする。だが。 「ううん。大丈夫よ」 それは、ポーラに止められた。 「どうして!?あいつまだ…」 「大丈夫なの…見て」 抗議しようとするジローに対して首を振り、ポーラはスターマンの方を指さす。 「ネスが、来てくれたもの」 頬を赤らめて、ちょっぴり誇らしげに、ポーラはその名前を口にした。 「…ネス?」 どこかで聞いたような名に首をかしげつつも、ジローはポーラの指さす方向を見て…理解した。 「…ああ、そうか」 真っ赤なベースボールキャップにバッド、青と黄のストライプシャツと半ズボン。 それは、一見すればどこにでもいる普通の少年。だけど。 「あいつ…すごい力の持ち主だ」 膨大なプラーナを持っていることをジローはすぐに見抜く。 ナイトメア並み…いやナイトメアすら上回る、とんでもない力。まさに“勇者”と呼ぶに相応しい力だった。 「グゥ!?オマエハ!?」 スターマンが目に見えて狼狽する。過去の戦いを思い出して。 8つのパワースポットを巡り、自らの悪魔に打ち勝った、4人の子供のリーダー。 スターマンたちが束になっても敵わなかった…最強の少年。 「…こっちに来てすぐ、ポーラの声が聞こえた…だから、来たんだ」 普段は温厚な少年は、怒っていた。誰よりも大切な“友達”を泣かせた目の前の敵に。 「よくもポーラを泣かせたな…許さない」 だからこそ、ネスは力をこめる。一発で、終わらせるために。 「…PKキアイΩァァァァ!」 そして、そのPSIは、ネスの思惑どおり、スターマンを一撃でかき消した。 ―――ポーラスター幼稚園 「やあ、遊びに来たよ」 あれから、ポーラは再び転校していった。 少年…ネスの通っている“オネット小学校”が、こちらへと来たから。 「まあ、ジロー!いらっしゃい!」 遊びに来たジローをポーラは笑いながら“2人で”出迎える。 「やあ、いらっしゃい」 ちょっぴり無口な少年…ネスは照れながら、それでも笑顔でジローを出迎える。 「あ、ジローだ!」「わーい!遊んで遊んで!」「きょうはショーコもサイカもいそがしくてこれないみたいなのですよ」 「ジローとネスとポーラお姉ちゃんがいれば、じゅ~ぶんさ!」 口々にはしゃぎ、駆けよる子供たちに笑顔を向けながら、ジローはちらっと2人の方を見る。 「心配してたんだ。ツーソンでポーラと一緒にポーラスター幼稚園が消えたって聞いて。ジェフとプーも気にしてた」 「うん…ごめんね。ネスも帰れなくなったのにこんなこと言うのはあれだけど…ちょっとだけ、嬉しいかな。 ネスと一緒に、勉強できるから」 柔らかな雰囲気で話す2人。ごく自然に、その手はつながれている。 「…どうしたんだ、ジロー?」 それを見るたび、ジローの胸はちょっぴり痛む。原因は分からないけど。 「…いや、何でも無い!何して遊ぶ?」 「んーと、じゃあね、世界の危機ごっこ!僕がひ~らぎやるから、お兄ちゃんはナイトメアの役ね!」 「分かった!任せとけ!」 いつか、少年は気づくのだろう。その感情の正体に。いつか、どこか、誰か別の人と出会ったときに。 何年かして、懐かしく思い出すのかもしれない。これが彼のはじめての“恋”であり、“失恋”だったってことに。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/twinmoon/pages/35.html