約 6,939,482 件
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/19.html
「ただいまー」「ただいまー」「おじゃましまーす」 気だるさに耐えかね、久々に上げてもらった鷲宮神社の離れの居間で打ち上げられたマグロの様に 寝転がっていた柊蓮司は、玄関から聞こえてきた声に反応してまだ倦怠感の残る身を起こし佇まいを 正して見せた。 幼馴染の実家も立派な神社であったためか、どうも神職の家の人と接するときには妙な緊張癖がつ いているな、などと他愛もない事を夢想しつつもみき叔母さんの用意してくれた茶菓子をパクつく。 お茶菓子を口にし、茶を飲んでも生命の危機がないなどという他愛のない事がこれほど幸福だとは 思わなかった…思わず目の淵に涙が溢れそうになるのをグッとこらえる。 今、彼は決してただ親戚の家に遊びに来ているだけではないからだ。 原因不明の時間巻き戻し現象の調査及び、可能ならその対処。百戦錬磨のウィザードである柊蓮司 の今回の任務に際し、最も適切な滞在場所にして…守るべき身内の住まう場所。 さまざまな思惑の果て、彼はこうして久々に親戚の家である鷲宮神社までやって来たのである。 それはさて置き。彼がお茶を啜って喉を潤したとき、ぱたぱたと複数の足音が居間に近付いてくる のがはっきりわかった。そう言えば…従姉妹のかがみ、つかさが陵桜学園に合格したと聞いた時以来 丸二年近く会ってなかったなぁなどと他愛もない事を思い出す。 …とりあえず、自分が高校生活で遭い続けた悲惨極まる日々の事は心の棚の上辺りに軽くポイ捨て する事にする。今この段階で自分の素性がばれる事は極めて良くない。 今の俺は私立輝明学園秋葉原分校卒業生の、普通の社会人だと自分の心に言い聞かせる。2年でも 1年でもないと、強く強く言い聞かせる…よし、もう大丈夫だと深呼吸ひとつ。 「あ、蓮にいさん!」 特徴的なリボンつきのヘアバンドを揺らして顔を見せたのは、柊つかさ。どこか暖かな陽だまりの ような雰囲気を感じさせる笑顔を素直に向けてくる。久々の再会になるがどこにもぎこちなさが感じ られないのは間違いなくつかさの才能だろう。などと思いつつ軽くサムズアップ。 「あ、卒業おめでとう。蓮司兄さん」 どこかぶっきらぼうな感じで言葉を掛けてきたのは、可愛らしく髪をツインテールに纏めた従姉妹 のかがみ。そういえば、ずいぶん昔にこの髪型が可愛いと京子姉さんが褒めてからずっとこの髪型な のかなと他愛のない事を考える。まぁ、卒業に関し祝辞を貰えるのはとても嬉しいものだ。素直にそ の言葉に応じて、自然に笑顔が零れそうになるのを堪えてみる…多分、堪えられた筈だ。自信はない のだが。 「…ぉー…ふむー…なーるほどー」 と、その時…かがみの真後ろから現れた小学生…のように見える陵桜のセーラー服を着た少女の視 線に少しばかりの戸惑いを感じた。まるでこちらを値踏みするような視線を感じる。何というか…ま るで悪戯好きな子狐が擬人化したような印象の少女は、まず柊の顔を、そして全身を眺めた後にその 手のあたりで視線を止め…まるで猫のように目を細めて笑った。 「上着の腕まくりにアンダーの赤シャツ。さらに指貫グローブとは…通だねぇお兄さんっ♪」 …きっかり数秒間の思考停止。 さらにその後、先ほどの少女の発言が意味するところの内容を考え…。 「い、いきなり何の話してやがるんだよおいっ!?こいつは別に趣味で…っ!?」 と、反射的にツッコミを返しそうになるのを必死に堪える。柊が手に嵌めている指貫の革グローブ は、魔剣を使った剣闘の際に手を保護し滑り止めになるという意図で選んだ実用品であって、決して 趣味の一品ではない。のだが…まさか目の前の少女にそんな事を暴露する訳には行かない。 「趣味で…何?」 柊の沈黙を妙にかんぐり、更に目を猫のように細めつつ笑顔で追求する小学生のような少女。どう もかがみ達のクラスメイトのようで、慌てて制止に入るつかさに笑顔で手を振って応対などをしてい る…。 背に腹は変えられない。こんな所でグローブが実用品だと言った所で信憑性もなければ、万一信じ られればえらい騒ぎになりかねない。誤魔化すのが一番だと納得させる…色々複雑だが。 「ま…まぁ、何でもねぇ…俺は柊 蓮司。かがみやつかさとは従兄弟の間柄になる。名前位言っても バチ当たんねぇんじゃねぇか?ちびっ子」 「ちっ、ちびっ!?…失礼だなー、失礼だなー…かがみんー、親戚付き合い考えたほうがいいよーぉ?」 「待ておい!?その言い振りはどう言う意図だこらっ!?」 「であってスグに馴染んでる…蓮にいさん、こなちゃんと気が合うんだねぇ~」 一拍間を置き、同時に絶叫 「「馴染んでなぁぁああああああいっ!?」」 などと愉快なやり取りを交わしつつも、柊蓮司は胸中で密かな決意を固めていた。 この家の人々は、紅い月の昇る宵闇の世界に生きていない。ここは陽だまりの似合う表の世界だ。 だからこそ、宵闇を渡る夜闇の魔法使い、ナイトウィザードである自分のようなものが頑張らねば ならない。この暖かな時間と世界を、守るために…と。 と、そんな決意を胸中で密かに固めている最中…。 何の予兆もなく。柊蓮司の前で世界から全ての色彩と音、そして動きが静止して欠落した。 目の前で猫のような笑みを浮かべている少女、泉こなたはかがみに話しかけている途中の姿のまま。 こなたに話しかけられているかがみは、困ったような笑みを浮かべたまま。 卓袱台の片隅に座ってお茶を注いでいたつかさもその姿のままで…ただ、世界が完全に静止している。 全てが静止した世界の中、一瞬で思考を剣闘の際のそれに切り替え、反射的に右の腕を世界の「壁」 の奥に沈めこみ、そこから一挙動で振り抜くのは古代の魔術文字の刻まれた、蒼い燐気を放ち煌く一 振りの魔剣。 これこそが幾多の戦いを彼と共に歩んだ柊の魔剣、神殺しの魔剣である。 月衣から引き抜きざまに振り抜いた刀身からは蒼いきらめきが飛沫の様に散り、静止した世界の空 気を鋭く斬り裂く。 しかし、魔剣を一挙動で構えたところで彼は妙な事に気がついた…。 普通、異世界からの侵略者「侵魔」の手による魔術的な結界「月匣」はそれが現出した際に「紅い 月」を空に浮かばせる。しかもその空気は異質な殺意のようなものに彩られていることが珍しくない のだが…この結界のようなものには…。 「悪意が…ねぇのか?」 思わず独りごち、構えた剣の切っ先を下ろす柊。この不可解な空間の中には悪意がまるで感じられ ない。むしろ、この空間に満ちているのは愛おしいものを包み込むような慈愛のプラーナ…。 そして、次の瞬間に虚空に浮かぶのは…暖かなきらめきを宿し宙に浮かぶ…こなたと呼ばれた少女 に瓜二つの少女の姿だった。 378 名前: 柊蓮司と終わらない日々 らき☆すたクロスSS [sage] 投稿日: 2007/12/02(日) 22 24 22 ID ???0 どこまでも深い慈愛を秘めたプラーナを宿し、虚空に浮かびつつ柊に何かを伝えようとするその少 女の様子を見ている限り、どうもこの結界は「月匣」と根本的に性質の違う何かだとしか思えない。 完全に警戒を解きはしないが、それでも剣を抜いたままでいる理由はないな。などと判断し魔剣を 虚空に突き込むようにして「月衣」に収める。するりと音を立てる感じで虚空に剣を仕舞った後でと りあえず、半透明なこなたに似た少女に向けて意識を集中させる。 「お願い…娘を…あと、そう君を、みんなが大事に思っている人を…助けて」 か細い「声」が、かろうじて柊の心に届いた。一途に他者を愛し続け、慈愛の心を忘れないままで 長い時間を過ごした者だけがなり得る、純粋な善意溢れるプラーナを宿した守護の魂。それがこの少 女の正体だ…と本能的に感じ。 とりあえず、目の前の幽霊の少女の発言の中にある「娘」とかいう件については思考の端に叩き出 す事にする。どう控えめに見ても、この目の前の少女の霊はこなたと同年代にしか見えないのだが…。 「まさかアンタ…この街に起こってる事件の陰でなんかやってるのは、アンタなのか!?」 柊の質問に対し、わずかに首肯して答える少女の霊…と、唐突にその姿がぼやけ始めた。 「今はまだ護れます…わたしが肩代わりして、みんなの世界を護っていけます。でも、それも… もう、限界が近いの…このままでは、そう君やこなた達が住む世界が…」 「おい!?待てよアンタ!何がここで起こってるのか、あんたは知ってるのかっ!?」 柊の必死の呼びかけに答えるだけの余力もないその幽霊は、ゆっくりと世界の中に溶けていく…。 必死に手をさし伸ばそうとするが、一瞬遅い。少女の霊は、悲しげな顔のままで世界に溶け込み…。 唐突に、世界に色と音。そして時間が戻ってきた。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/kunashi/pages/19.html
名前 第一属性 プレイヤー 生まれ 二つ名 第二属性 性格 奇妙な生活 ワークス 年齢 出身 性別 現在クラス GL クラス CL CL CL 所持金 借金 HP / 重傷値 MP / プラーナ / 最大内封値 解放力 闘気 クリティカル CF修正 ファンブル 筋力 器用度 敏捷度 精神力 知力 信仰心 知覚力 幸運度 移動力 / 戦闘能力値 基本値 クラス修正 特殊能力 未装備 武器 頭部 肩 上半身 全身 背 魔導書 その他 その他 装備状態 闘気 判定値 命中値 回避値 受け値 攻撃力 射程 防御力 受け防御力 魔導力 抗魔力 受け抗魔力 行動値 重量 特殊能力 CL 重複 タイミング 効果 アイテム 重量 特殊効果 タイミング 効果 0-Phone 0 マジカルフォン この能力を持つアイテムの所持者と会話する事ができる エスポラント ほぼ全ての言語を翻訳できる 魔法 属性 LV 系統 MP 発動値 カウント 時間 対象 射程 タイミング 効果 コネクション 詳細 相当 価格 設定
https://w.atwiki.jp/magsp1314/pages/15.html
テスト テスト
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/253.html
ミドルその1 深い森の中。 柊は頭から地面に突き刺さっていた。 両足が地面から生えているようなシュールな光景だ。 地面から生えた両足はしばらくそのままぴくぴく動いていたが、気がついたのかなんとか自力で地面から抜け出した。 「いってぇ……。ここはどこだ……ってそうだ!」 何かに気づいたように慌てて周囲を探す柊。 そしてすぐ近くに目的のものを発見して安堵する。 「よ、良かった、魔剣はちゃんとあるな」 昔、似たような目に遭って魔剣をなくしたことはちょっぴりトラウマになっていたらしい。 近くに刺さっていた魔剣と、落ちていた箒(テンペスト)を回収し、なくさないように月衣に収納する。 箒もアンゼロットに返却しないと後で何を言われるかわからないからな、と心の中で呟く。 「それにしても、本当にここはどこだ? 海からだいぶ飛ばされたみたいな感じだが……」 時刻はおそらく深夜。 空には満月が浮かんでいるし、飛ばされてから時間もかなり過ぎているようだ。 学校行けなかったなあ、と内心落ち込みながら月衣から0-Phoneを取り出す。 とりあえずアンゼロットあたりに連絡をとれば迎えぐらいは来るだろう。 そう思って0-Phoneを操作するが、ツーツーという電子音が聞こえてくるだけで全然回線が繋がらない。 不審に思って画面を確認すると、圏外と表示されていた。 霊界回路を使用している0-Phoneは滅多なことでは通信がとぎれないはずなのだが。 「なんだ? もしかしてさっきの衝撃で壊れたか?」 まいったな、と頭をかく。 「仕方ない、とりあえず近くに何かないか探してみるか」 0-Phoneを制服のポケットに押し込む。 とりあえず、箒を使って上空から周囲を確認してみればいいだろう。 そう思って柊が月衣から箒を取り出そうとした時。 「ほお、随分と可愛らしい侵入者だな」 闇に覆われた森の奥から少女の声が聞こえてきた。 「誰かいるのか?」 柊がそちらをむくと、闇に慣れてきた目に二人の少女の姿が映った。 同じデザインの制服を着た二人組の少女。 こんな時間にこのような森の中にいるということは、もしかするとウィザードなのだろうか。 確かに背の高い方の少女は頭から突起物が二本突き出ていて、関節もまるでロボットみたいに見える。 その見た目からすると、人造人間だろうか。 だとすれば、あの二人はウィザードで、見たことのない制服も輝明学園のどこかの分校のものだったりするのかもしれない。 見た目は二人とも外人っぽいが、言葉は日本語だし。 さっきまでいた場所を考えると、かなり遠くまで飛ばされたなあ、と思いながらも柊は現在地を確認しようと二人に話しかけた。 ***** エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルは真祖の吸血鬼である。 不死の魔法使い(マガ・ノスフェラトゥ)、闇の福音(ダーク・エヴァンジェル)とも呼ばれ恐れられる、最強の悪の魔法使い。 しかし、それも過去のこと。 大戦の英雄サウザンド・マスターの呪い≪登校地獄≫によって魔力を封印され、学生として日々暮らすことを強要されている。 それでも、今日の様な満月の夜であればいくらかはマシだ。 従者の茶々丸を連れ、夜の森を散策していた。 学校帰りのままの制服姿で森を歩く。 上機嫌というほどではないが、木々の間から漏れる月光は心地よい。 そうして歩いていたエヴァンジェリンの感覚に何かがひっかかった。 森の中、学園結界内に突然発生した魔力の力場。 ほんの僅かな間で霧散したが、明らかな異常。 「ふん、侵入者か……茶々丸、いくぞ」 「はい、マスター」 ここ麻帆良の警備員をさせられているからということもあるが、突然結界内部に侵入してくる相手には興味を覚えた。 エヴァンジェリンは己の従者を連れ、異常を感知した場所へと向かう。 そして彼女はその少年に出会った。 学園都市である麻帆良でも見たおぼえのない制服姿。 茶色い髪の、八歳ほどに見える少年に。 その少年は周囲をきょろきょろ見回して何か独り言を呟いているようだ。 「ほお、随分と可愛らしい侵入者だな」 そう声をかけると、ぱっと弾かれたように振り向く。 「誰かいるのか?」 その返答にエヴァンジェリンは少し面白そうな表情を浮かべる。 こんな夜の森の中で急に人が現れたというのに、多少は驚いたようではあるが、怯えても恐れてもいない。 もしも彼が単に道に迷っただけの少年だったとしても、これだけ冷静な反応を返すことはないだろう。 間違いなく『こちら側』の人間だ。 少年はエヴァンジェリンと茶々丸の方を見て少し何かを考えているようだ。 「なあ……悪いけど、ここがどこか教えてくれねえか?」 考えていたあげく、このようなことを訊いてきた。 エヴァンジェリンからすれば、とぼけているとしか思えない。 「ふん、しらばっくれるつもりか? まあいい、教えてやる。ここは麻帆良……麻帆良学園都市さ、侵入者」 「……じゃない? ……侵入者って……」 エヴァンジェリンの言葉に何か疑問でもあったのか、少年は首をかしげて何か呟いている。その様子に苛立ちを感じ、吸血鬼の少女は脅すように言った。 「子供だからな、殺しはしない……。 まあ、せっかくの満月だ。血ぐらいはもらうがな」 鋭い牙を隠しもせず、見せつけるようにニヤリと笑う。 普通の少年であったなら、驚くなり怯えるなりしたであろう。 「血? ってことはお前、吸血鬼か」 だが、少年は平然とそう返してきた。 「ふん、吸血鬼を見ても驚かないのだな」 やはり『こちら側』――魔法と関係する人種だったか。 しかも、年齢の割に吸血鬼を見ても驚かない程度には経験を積んでいる。 だとしても、エヴァンジェリンは従者も連れているし、なにより今日は満月。 この程度のガキならば軽くあしらえるだろう。 適当に拘束して学園長のジジイのところにでも突き出せば終わりだ、とエヴァンジェリンが考えていると。 少年はエヴァンジェリンの言葉をどう受け取ったのか、ぶっ飛んだ返答をしてきた。 「あ? 学生やってる吸血鬼なんか珍しくもないだろ」 その瞬間、周囲の空気がまるで凍り付いたように変わった。 ***** 「なあ……悪いけど、ここがどこか教えてくれねえか?」 とりあえず、現在位置の確認。 こんな夜に森を徘徊してる女子二名もなかなか謎ではあるが、一番切実な問題を先に解決してしまおう。 「ふん、しらばっくれるつもりか? まあいい、教えてやる。ここは麻帆良……麻帆良学園都市さ、侵入者」 その小柄な少女の返答に思わず首をかしげる。 「輝明学園じゃない? まあ、他の学園にウィザードがいてもおかしくないが……けど侵入者ってどういうことだ?」 日本のウィザード養成施設としては輝明学園が一番有名であるのだから、彼女達もその生徒なのだと思っていたがどうも外れたらしい。 輝明学園なら分校が多いから、どこの分校か聞ければ場所がわかったんだけどなあ。 少女が言う麻帆良学園とやらが何県あたりにあるのか確認しなければ。 名前からして日本にあるということは確実のようだが。 柊がそう考えていると、小柄な少女は魔力を吹き出しながらニヤリと笑った。 「子供だからな、殺しはしない……。 まあ、せっかくの満月だ。血ぐらいはもらうがな」 「血? ってことはお前、吸血鬼か」 やっぱり二人ともウィザードなのか、と納得する柊。 それならばこんな時間に出歩いているのも理由があるのだろう。 夜闇の魔法使い(ナイトウィザード)と呼ばれるくらいだ、ウィザード達の活動時間は夜が多い。 ……その割には柊は、昼間からアンゼロットに拉致られることが多い気がするが。 むしろ学校のない夜にしてくれと頼みたいぐらいだ。 「ふん、吸血鬼を見ても驚かないのだな」 なんでもないような柊の反応に不満そうな、それでいて面白そうなものを見つけたような表情をする少女。 何故彼女がそんな反応をするのか柊にはいまいちわからなかった。 ウィザードなら吸血鬼は割といるのだし、学生やってる吸血鬼だって輝明学園をさがせばそれなりに存在する。 そう、別に珍しくもないだろう。そう思ったことをそのまま口にした。 「あ? 学生やってる吸血鬼なんか珍しくもないだろ」 その言葉と同時に、明らかに周囲の温度が下がった。 柊は、間違いなく地雷を踏み抜いていた。 本人はまったく気づいていないが。 「ふ……ふふふふっ……ははははッ」 地を這うような低い声で笑う少女。不気味である。 「珍しくもないだと……ふ、ふふ、私を馬鹿にしているのかッ……!」 怒りで体を震わせる少女。 しかし、柊は自分の発言の影響にまったく気づいていない。 様子の変わった少女を見て首をかしげている。 「どうかしたか?」 その全然わかっていない態度が引き金になった。 「氷爆(ニウィス・カースス)ッ……!」 少女が呪文と共に投げた魔法薬によって発生した氷が、柊に向かって吹雪の様に吹き付ける。 冷気で生まれた白い霧が視界を覆った。 ***** 「チッ、ガキ相手にやりすぎたか」 自分の魔法が生み出した霧を見てエヴァンジェリンは呟いた。 相手を殺すほどの魔力は込めていないが、怒りのあまり子供相手には派手にやりすぎた。 だが、これで侵入者を無力化できたのだから問題ないだろう、とエヴァンジェリンは従者に声をかける。 「茶々丸。アレは適当に回収しておけ」 「はい――ッ、マスター、魔力反応が!」 これで終わりだ、と思っていた矢先、茶々丸が声を上げる。 「ほう……」 霧が晴れていく。 目を細めてそれを見たエヴァンジェリンは楽しげに笑った。 少年は倒れもせず、しっかりと立っていた。 その両手には、身の丈に合わない巨大な剣が握られている。 魔術文字が刀身に刻まれた、炎を纏うその剣は明らかにマジックアイテムだ。 「普通いきなり攻撃魔法撃つかっ!? 危ねーじゃねえか!」 「その剣……なるほど、従者か」 文句を言う少年を無視し、納得がいったように呟く。 先ほどまで徒手空拳だった少年が突然あのような剣を持っていたのだ。 間違いなくあの剣はアーティファクトだろう。 つまり、少年は魔法使いの従者(ミニステル・マギ)だということだ。 ならば、近くにマスターである魔法使いがいるはず。 そう結論づけたエヴァンジェリンは茶々丸に目で合図し、注意を促す。 しかし、少年はそんなエヴァンジェリン達の反応がまったく理解できていないようで、従者と呼ばれたことに対して文句を言っている。 「誰が従者だ、誰がっ! ――そりゃあ、アンゼロットにこきつかわれたり、 くれはに脅されていいように使われたりはしてるけどっ……!」 ちなみに後半は小声で、二人の少女には届かなかったようだ。 「とぼけるのもいい加減にするのだな……茶々丸」 「イエス、マスター」 エヴァンジェリンの合図と同時に茶々丸が少年へと向かって突っ込んでいった。 体勢を低くし、右の拳を打ち込む。 ガイノイドである茶々丸の、人間よりも速いスピードでの突撃。 しかし少年は、それに反応し、横へ跳ぶことでその攻撃を回避する。 「……ッ! だからっ、いきなり攻撃してくるなよ! 危ないって言ってるだろうがっ!」 ギリギリで回避したように見えた割には、余裕なのか文句を言う少年。 そこへ、方向転換した茶々丸の蹴りが襲いかかる。 それを後ろへ跳んで回避する少年。 回避されても攻撃を続ける茶々丸。 人よりも高い身体能力を駆使した攻撃が繰り出される。 だが繰り返し放たれる攻撃は、どれも回避されてしまい当たらない。 人外の速度で放たれた左の拳も、 それを回避したところを狙った右肘も、 足下を狙った足払いも回避される。 経験に裏打ちされたその動き。 年齢に見合わない、体格的にも異常なその動きは茶々丸の計算を狂わせる。 見たところ、気を使っているわけでもない。 それでいて戦士系の魔法使いの様に自分に魔力供給を行っているのともまた違う。 彼の動きは確実に茶々丸の予測を上回っていた。 しかし、攻撃が当たらなくとも彼女からすればなんの問題もない。 なぜなら。 「リク・ラク ラ・ラック ライラック! 氷の精霊17柱 集い来たりて 敵を切り裂け! 魔法の射手! 連弾・氷の17矢!」 エヴァンジェリンが詠唱と同時に両手に持っていた複数の魔法薬を投げる。 薬の容器が砕け散り、空中へと四散する液体が媒介となって氷の矢が放たれる。 それと同時に茶々丸が少年から離れる。 そう、これが狙い。 従者である茶々丸は敵を倒す必要はなく、主人であるエヴァンジェリンの詠唱時間を稼げばいいのだから。 彼女の攻撃を回避し、次の攻撃に備えていたところへの突然の魔法攻撃。 17本の氷の矢はそのまま直撃するかに見えた。 「っだあああああ!」 少年は手に持ったまま、使っていなかった魔剣を勢いよく薙ぐ。 空をはしる軌跡と共に生まれた衝撃波で、エヴァンジェリンの放った氷の矢が相殺された。 その光景にエヴァンジェリンの心が躍る。 「ははっ、それを防ぐか! 面白い!」 そして次の魔法を詠唱するために魔法薬を取り出す。 一度少年から離れた茶々丸も、再び少年へと突撃し、右の拳を突き出す。 「――さすがに俺も、問答無用でこれだけやられりゃ、黙ってるわけにはいかねえな」 そう呟いて少年は魔剣を両手で握る。 そして茶々丸の攻撃を、体勢を低くして彼女の懐へと飛び込むことで回避する。 そしてそのまま下段から上へと剣を振り上げた。 これまで消極的だった少年の突然の行動。 茶々丸はその攻撃をなんとか左腕で防ぐ。 しかし、防ぎきれずに左腕の表面に細かなひびが入る。 「――ッ、左腕損傷。戦闘への使用不可――」 茶々丸が人間であったなら、痛みで動きが鈍ったかもしれない。 しかし、彼女は人ではなく、人の姿をしているだけ。 痛覚を持たない機械、ガイノイドなのだ。 片腕が使用不能になろうともカウンターで蹴りを繰り出す。 「――っと」 至近距離からの一撃。 それを体を反らすことできわどくも回避する少年。 だが、ギリギリで回避したため、体勢を崩し、隙が生まれた。 そこへ右手で追い打ちをかける。 それを剣で受けることで防ぐ少年。 その勢いのまま、背中から倒れ込み、茶々丸が少年に馬乗りになったような状態になる。 茶々丸はその状態から少年を押さえ込もうとする。 「こ、んのおぉっ!」 だが、剣を振り上げられ、巴投げの要領で投げ飛ばされる。 宙を舞い、森の木へと叩きつけられる、その寸前で体勢を整える。 木の幹を蹴り、反動で起きあがったばかりの少年へと渾身の一撃を繰り出す。 それを横へと跳んで回避した少年。 「氷結 武装解除(フリーゲランス エクサルマティオー)!」 そこにエヴァンジェリンの魔法が襲いかかる。 少年はそれを魔剣で受ける。 先ほどまでの攻撃魔法を魔剣で防げていたことからの判断であったが、それは今回はその選択は失策だった。 「――なっ!?」 魔法を受けた魔剣が少年の手を離れ、宙を舞う。 エヴァンジェリンの使った魔法は相手に傷を負わせるものではなく、その武装を解除するための魔法。 丸腰になった少年へと茶々丸が襲いかかる。 それを見た少年が表情を歪ませる。 「悪いっ!」 その言葉と共に、少年は茶々丸の肩を踏み台にして跳ぶ。 回転しながら宙を舞う魔剣へと手を伸ばし、見事につかみ取る。 そして茶々丸の背後へと着地し、エヴァンジェリンの方へと駆けた。 「くっ……! 魔法の射手(サギタ・マギカ)!」 少年へと闇の矢を打ち出すエヴァンジェリン。 だが、少年は剣でそれを防ぎ、足を止めずにエヴァンジェリンへと迫る。 茶々丸が追おうにも、風の加護を受けたかのようなその速度には追いつけない。 そして、エヴァンジェリンまであと一歩の距離まで迫ったところで。 先ほどのエヴァンジェリンの魔法で凍り付いた地面に足をとられ、盛大に転んだ。 べしゃっ、という間の抜けた効果音が聞こえた気がする。 「…………」 「…………」 沈黙が空間を支配する。 茶々丸は無言で少年を押さえ込み、エヴァンジェリンは顔を引きつらせている。 「――ふ、ふふ……こいつは本当に私を馬鹿にしているのか? ここまであれだけの身体能力を見せておきながらこのタイミングで転ぶなどと……!」 そして怒りのまま、少年の頭を踏みつける。 「とにかく、そこのガキ! その剣から手を離せ。さもなくばこの距離で魔法を撃ち込む」 「ぐ……」 その言葉を聞いた少年の手から、剣が消える。 そこへ残るはずの仮契約カードを奪おうと、剣が消えたあとへと視線を移すエヴァンジェリン。 しかし、そこには何も残っていない。 「む? ガキ、カードはどこへやった」 少年からの答えを聞くために頭から足を離すエヴァンジェリン。 「……カード? んなもん持ってねえよ」 「しらばっくれるのも大概にするんだな、ガキ。 どう見てもあれはアーティファクトだろう。仮契約カードを出せ」 「はあ? なんだそりゃ。 だいたい、人のことをガキだって言ってるが、お前の方がガキだろ」 そう、少年――柊の実年齢からすれば、エヴァンジェリンの見た目の年齢は間違いなく年下に見える。 自分の年齢が下がっていること、現在の自分の外見年齢がエヴァンジェリンの見た目よりも年下であることを完全に忘れた台詞。 「誰がガキだッ!!」 その迂闊な発言によって、柊の側頭部にエヴァンジェリンの怒りのこもった蹴りが見事に決まり――柊の意識は飛んだ。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/nw2neta/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ツムツム攻略Wiki|ゲームエイト - Game8[ゲームエイト] 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】カレンチャンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ウマ娘】査定効率から見た取るべきスキルとおすすめキャラ【プリティーダービー】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【絶句】Wikipedia(ウィキペディア)に去年より低い金額を寄付したら…あまりにも酷い仕打ちを受けた - ロケットニュース24 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE ディーサイドトロイメライ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 異常熱波のカナダで49.6度、いま北米で起きていること(森さやか) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES パニシンググレイレイヴン(パニグレ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON スタスマ攻略Wiki【スタースマッシュ】 - Gamerch(ゲーマチ) 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン 【世界初!】モノの背景を全方位で執筆できるVintage Wiki「VOV」を正式リリース - PR TIMES プロジェクトセカイ攻略Wiki【プロセカ】 - Gamerch(ゲーマチ) パワプロ2021/2020攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ヌーラボ、「Backlog」の絵文字入力の補完機能やWiki編集の自動マージ機能を改善 - CodeZine(コードジン) ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/232.html
天空に紅い月が昇るとき、闇の眷属『エミュレイター』たちが人の世界へと侵入してくる。 彼らには『科学』という『常識で生み出された力』は一切通用しない。 闇に対抗しうる唯一の力、人々が遠き過去に忘れ去った『魔法』を駆使して戦う者たち。 その者たちの名は夜闇の魔法使い。 ……ナイトウィザード。 グアアアッ! 前方にはライオンとヤギの頭、胴のうしろに蛇の尾を持つ巨大な四本足の怪物、キマイラがほえる。 怒りに満ちた目、よだれをたらしながら大きく開かれた口、何よりも見上げるばかりのその巨体。 鎌首をもたげる蛇の頭のついた尾からは何かがこすれるような不気味な音が。 土の上とはいえ、地面にめりこんだ足からは、その重量がかなりのものであると予想できる。 怪物の目の前には髪をポニーテールに結わえたスーツ姿の女性が。 さらに女性の後ろには、小学生と間違われそうなくらいに小柄なセーラー服姿の長髪の少女。 厚く雲で覆われた星の見えない夜空の真上に煌々と輝く、紅い満月に照らされたふたりの目に恐怖はない。 ふたりと異形の化け物がいるのはフェンスで囲まれた、土があらわになっている巨大な空き地。 フェンスのそばには何本もの木が植えられ、青々とした葉を茂らせていた。 黒井の見つめる正面には3階建て、右手には4階建てと2階建ての鉄筋コンクリート製の建物が並ぶ。 そして足元の地面にはラインが引かれ、そこが運動をするスペースであることを示していた。 そこは、糟日部市にある陵桜学園高校の校庭、そしてふたりの通いなれた母校である。 女性は陵桜学園の世界史教師、黒井ななこ、そして少女は黒井が担任をしている3年B組の生徒、泉こなた。 エミュレイターと戦うふたりはこの地を守るウィザードであった。 キマイラへの攻撃をこなたに任せ、自分は周囲に漂うゴーストを倒すことに集中する黒井。 それでも、キマイラが炎を吐いたときには魔力で黒い球体を呼び出して、こなたを守ることは忘れてはいなかった。 何度も任務を共にしてきたふたりの信頼関係は高く、お互いの動きを注視することはない。 だが、常に互いの状況に気を配っていることに変わりはなかった。 おかげでこなたの攻撃は順調にキマイラにダメージを与え続け、黒井はその間に2体のゴーストを消滅させることに成功していた。 直後のゴーストの攻撃をかわし、魔力をこめた腕輪を通じて手から生じる闇の刃をかまえ体勢を整える。 間もなく、勢いよく振り払われた刃が3体目のゴーストを消滅させることに成功した。 だがゴーストを両断したそのとき「くっ!」という声が聞こえ、こなたが出遅れたことに気づいた! (あかん!) おそらく、かわした時にうっかり態勢を崩してしまったのだろう。 結果、立て直しに失敗したこなたは、キマイラの前に無防備なまま立つことに! こなたが攻撃を受ける前に何とかしなくては、そう思った黒井の背すじに寒気が走る。 大きく開かれたキマイラの二つの口の奥に、かすかな輝きが生まれたのに気づいたからだ。 ( 『火炎攻撃(ブレス)』がくる!) 黒井は手にした巨大な本を急いでめくり、こなたに向かい手をかざす。 そして一瞬の集中の後、聞いたことのない言語でつづられた呪文を、一息にそして大きな声で吐き出した! 「 《 暗き守り手、躍り出よ! 》 」 かざされた手のひらから巨大な暗黒の球体が飛び出し、こなたとキマイラの間に割って入る。 直後、キマイラの口から、滝の流れにも似た炎の激流が二人に向かってほとばしる。 鉄をも溶かす灼熱の炎を目に歯を食いしばるふたりだったが、炎はまつわりつくことすらできなかった。 こなたに向かった炎のほとんども、黒い球体に吸われて中心部をかすかに光らせただけだった。 ホッとため息をつく黒井だったが、そのとき一瞬だけこなたの姿がほのかに赤く輝いたことには気づかなかった。 黒井のおかげで大きなダメージを受けることのなかったこなた。 そしてそれはこなたに態勢を立て直すだけの時間を与えることとなった。 万全の態勢で攻撃のかまえを取るこなただが、その手に武器はない。 格闘技経験者とはいえ、通常の攻撃手段ではエミュレイターにダメージを与えることは不可能なのに。 だが、こなたに攻撃の手段がないわけではない。 なぜなら、こなたは自らの肉体を武器として戦うウィザード、龍(ロン)使いなのである。 「はあああっ!」 気合と共にこなたの拳がキマイラに突き出される。 直後、拳圧と思われる風と共に、何本もの電光がからみあいながらキマイラを直撃! バシッと何かがぶつかるような音と共に、キマイラの巨体が揺らぎだす。 ズン…… キマイラは倒れ付し、その姿があっという間にかき消されていく。 鈍い光を放つ紅い宝石をその場に残して。 大地に残された赤い宝石を無言で拾い上げ、黒井に手渡すこなた。 黒井はかるく感謝の言葉を返して、そばの空間に手を差し入れる。 ウィザードの使える個人結界『月衣(かぐや)』の効果で、ある程度のものはしまっておくことができるのだ。 「なんとか終わりましたね、黒井先生」 こなたが笑顔で語りかけると、少しだけ緊張が解けた黒井がうなずく。 ふだん口数の多い黒井ではあったが、このときばかりは口を開くことがままならなかった。 全力疾走直後のように荒い息を整えようとして動きが鈍くなっている、汗だくの黒井であった。 黒井はウィザードとはいえ、力に目覚めてからそれほど多くの実戦を経験したわけではない。 まだまだ戦いに無駄な動きも多いため、戦いによる疲労を少なくすることは難しかった。 一方のこなたは汗ひとつかいていない。 それはこなたのほうが歴戦の勇士であることを証明していた。 とはいえ時には力不足を感じることも多く、聞いている経歴に謎があることを感じている黒井であった。 黒井が手を空間から引き抜くと同時に紅い月が消え、戦いの痕跡がかけらも存在しない、ごく普通の夜景へと変わりゆく。 やがて息を整え終えた黒井がこなたに近より、そこで激戦があったとは思えないほどに軽い口調で声をかける。 「しっかし、よりにもよって陵桜学園に出るとはたいした連中やな」 「学校壊しちゃったらどうしようかと思っちゃいましたよ」 今にも舌を出しそうに、猫を思わせるような表情で笑うこなた。 先ほどまでとは別人を思わせるほどの変貌ぶりである。 だが黒井も慣れたもので、動じる様子を見せることはなかった。 「月匣(げっこう)張っとけば跡は何にも残らんから、その辺は心配しとらんかったけどな。 ちゅうか泉のほうが先輩やろ? そんな心配せんでもええって知っとるやないか」 「いやあ、月匣がいつ消えるか心配だったんですよ。あいつらが『月匣の主(ルーラー)』とは思えないし」 表情を変えないままのこなたの言葉に黒井は少し考え込む。 そして頭をかいてつぶやくように言う。 「確かにな。せやけど連中が消えたら月匣も消えたんや。連中の中にルーラーがおったんちゃうか?」 「まあ、どこかの『下がる男』みたいに魔王とばかり戦ってきたわけじゃないですからね。私もよくわかんないです」 こなたは肩をすくめる。 その姿が『無理に大人ぶっている子ども』を思わせてかわいいと黒井は思った。 こなたは他に何者かがいないかを確認するために、周囲をキョロキョロと見る。 そのそばで黒井もこなたの死角を補うように、あたりをチェック。 無言の連携がそこにもあった。 やがてあたりに誰もいないことを確認し、ホッとひと息ついて、こなたは言う。 「とりあえず、これでおしまいのようですね」 東の空高く輝く三日月の光の下、ふたりは胸をなでおろす。 と同時に、ふたりとも汗ばんでいることを思い出し、それぞれ手近な空間からタオルを取り出し汗をふいた。 汗だくの黒井とは対照的に、こなたはうっすらと汗をかいているだけではあったが。 「そやな。ほなら任務完了やな。連絡取る前にヒールしたろか? キマイラのブレス、ダークバリア使たとはいえ、無傷やないやろ?」 そう言って大きな本、魔道書を小脇に抱えてこなたに寄っていく黒井。 あちこち触れながらケガの程度を調べると案の定、こなたの手や顔に火ぶくれが見つかった。 「やっぱりなあ、魔法に耐性のあるウチもそうやし。 さて、ほならヒールするで、泉」 そう言って黒井は、キマイラたちとの戦いを思い出していた。 こなたも、黒井も、キマイラから2度もブレスを浴びていたのだ。 呪文が主戦力となる魔術師である黒井はともかく、こなたの受けたダメージは相当なものである。 普通なら消し炭すら残さずに消し飛んでいたはずであった。 実は、こなたのそばに出現させた暗黒の球体の正体は、ダークバリアという魔法の障壁であった。 球体のそばで発動する『攻撃力を持った魔法』を吸い寄せる魔法である。 とはいえ、キマイラの強力な火炎を防ぎきることはできなかったようで、こなたも黒井も、からだのあちこちに火ぶくれができていたのだ。 それでも、まともに火炎を浴びるより、はるかにマシであることは確かであった。 こなたのそばに立ち、黒井は魔導書片手に呪文を唱える。 「 《 清らなる、癒しの御手よ 》 」 黒井のからだが、こなたのからだが、うっすらと輝きだす。 こなたは自分に魔力が流れ込んでくること、それまであった痛みが少しずつ引いていくことを感じる。 しばらくたてば、火ぶくれが跡形もなく消えるであろうことは間違いなかった。 「先生、きょうもフォローありがとうございます。先生がサポートしてくれるからこそ、私が思い切って前に出られるわけで。 タンカーだけでは持ちこたえられませんからね。 ……あ、まあ、さっきは先生の後ろに立っちゃいましたけどね」 こなたの発するネトゲ用語に、黒井は出会った日にふたりで決めたことを思い出す。 『泉、ウチらの任務のこと、ネトゲのフリして話さんか? これやったら学校で話したりメールでやり取りしてもおかしないやろ?』 この言葉を聞いた時の、こなたの狐につままれたような顔を、黒井は今でも思い出す。 当時、それなりに社交性を発揮するものの、どこか覚めたところがあった、こなた。 そのためか友人らしい友人はおらず、どことなくクラスで孤立しかけていた。 とはいっても完全に孤立しているわけではなく、一歩引いたところからみんなを見ている感じであった。 そんなこなたが大きく顔をくずしたことが、その時のことを強く印象付けていた。 やがてふたりを包んでいた魔力の輝きが薄れる。 呪文の発動が終わったのだ。 「よっ……と。うん、全部治ったみたいですね」 精神集中を解いた黒井が、呪文を唱えている最中のこなたの言葉に答える。 「さっきのはしゃあないって、ふたりっきりで戦ったんやし。 ま、マジックユーザーだけでもしゃあないんや。これからも頼むで、泉」 続けて自分自身に呪文を唱える黒井を見ながら、こなたは答えた。 「こちらこそ、黒井先生」 笑顔で答えるこなたを見つめ、黒井はこなたの成長に思いをはせる。 どこか覚めたところがあり表面的な付き合いはできていたものの、親しい友人のいなかった入学当初のこなた。 その表情が人懐っこさのある明るいものへと変わり、多くの友人に囲まれるようになっていた。 なにが変化の理由だったのだろうかと思い返しているうちに、ひとりの少女とその友人たちの姿が浮かんでくる。 休み時間に、黒井が担任をしているこなたのクラスにちょくちょくにやってくる、髪をツーテールに結わえた神社の娘。 四人姉妹の三女で、こなたと同じクラスに双子の妹がいる、こなたがもっとも仲のよい友人。 柊かがみ。 彼女の双子の妹で、こなたと同じクラスにいる、柊つかさ。 そして、なぜかこなたたちと馬があう、学級委員を務めている優等生、高良みゆき 彼女たち3人とかかわりだすようになってから、こなたの表情が豊かなものへと変貌していったのだ。 (学級委員の高良や柊の妹にも影響受けとるけど、何より柊の姉のおかげやな) 黒井は温かい目でこなたを見つめる。 そんな黒井の視線に気づいたこなたは、キョトンとするばかりであった。 「黒井先生、どうかしました?」 無邪気な顔で見つめるこなたに、黒井は時の流れを感じていた。 そして、はじめてウィザードとして対面した時のことを改めて思い返す。 「泉、自分が三岬町から越してきたウィザードか?」 黒井の質問に無言でうなずくこなたに、黒井は返す言葉を失っていた。 ここで黒井が会うはずたったのは、少し前まで三岬町で活動していたベテランウィザード。 ところが、目の前に立っているウィザードは、自分の教え子だったのだ。 「先生が孤高の黒豹? じゃあ、自己紹介は省かせてもらいますね。 で、用件ですけど、私、日本コスモガード連盟から先生を指導するようにって頼まれました」 ほほえんではいるものの、黒井を見つめるこなたの目は覚めていた。 (あれから2年とちょっと……か。あっという間やったな) ひたっていた思い出から抜け出して今を思う。 そして、自分を覆っていた魔力の光が消えていることに、その時気づく。 「おっ、きっちり治ったみたいやな」 それまで痛みを感じていた部分に触れてみると、もう痛みは感じない。 治療は完璧に終わったようだ。 「さて、と」 携帯を取り出し、いずこかへと連絡を取る黒井。 しばらくコール音がなった後、出た相手に黒井が話し出す。 「日本コスモガード連盟ですか? 黒井ななこです。泉こなた共々、任務、無事に完了しました。 詳細は後ほど書面にて連絡しますよってに。ほなら」 黒井は携帯をしまい、こなたを見るとニヤリと笑って口を開く。 「泉、きょうはこれでしまいやな。だいぶ遅うなったけど、宿題忘れたらあかんで」 「うぇぇぇっ! 黒井先生、任務なんだから仕方ないじゃないですかあ」 「そないなことが理由になるかい。第一、任務のことはみんなに内緒にせなあかんのやなかったか? そんなんで宿題免除できる思うとったら大間違いやで。ほなら、学校でな」 こなたに手を振ってから小声で何かつぶやくと、黒井の姿はかき消すように消えた。 黒井は転送魔法を使って自宅まで戻ったのである。 直後、こなたも黒井と同じ転送魔法で姿を消すこととなった。 「で、いったい何の用だ? アンゼロット」 こなたと黒井が陵桜学園の校庭で激戦をくりひろげてから数日後、どことも知れない場所に立つ巨大な白亜の城のテラスに声が響く。 広々とした海の上に浮かぶ巨大な岩山がいくつもあり、そのひとつひとつの岩山の上に城が建てられている。 岩山は城の建てられている頂上付近と波打ち際につながる麓はしっかりとしているものの、その間をつなぐ部分はまるで針金細工のように細くなっていた。 巨大な城壁の上に高々と伸びるいくつもの尖塔が並び、全天を覆う青い空には巨大な星がいくつも見え、その中にはなんとわれわれの住む地球までふくまれていたのだ。 一幅のシュルレアリスム絵画のような光景に囲まれ、そびえたつ城。 その中のひとつ、もっとも巨大な城にその声は響いたのだった。 そこは、われわれの世界とは異質な場所にある、『世界の守護者』の居城であった。 テラスの中央に置かれた大きめの丸いテーブルに3人の人物が座り、そのまわりにはエンジ色の軍服を着た男たちが何人も立っている。 男たちは美形ぞろいと思われるが、その顔は仮面で覆われてよく見えない。 だがその表情は硬く、何かを警戒しているようだった。 テーブルでは人形を思わせる銀髪の少女と、白い小袖に緋袴という巫女装束の若い女性が、ひとりの青年を見つめている。 青年はTシャツにジーンズ、パーカーといったラフなかっこうをしており、どう見てもこの場にはそぐわない。 しかも、腕を組んで銀髪の少女をにらみつけており、とても穏やかな話しが行われているとは思われなかった。 先ほどの声の主はこの青年のようであった。 テーブルには三つのティーカップ。 青年の隣に座っている少女と、女性の分は少なからずカップの中身が減っていたが、青年の前に置かれたカップに注がれた紅茶は出された時のままであった。 「そんな怖い顔でにらまないでください、柊さん。怖い顔がもっと怖くなりましてよ」 「やかましい! とっとと任務の内容を教えやがれってんだ!」 笑顔を絶やさずに青年に話しかける少女の名は真昼の月『アンゼロット』、全てのウィザードに指令を出すことのできる世界の守護者である。 われわれの住む世界、『第八世界ファー・ジ・アース』とも呼ばれるこの世界は、幻夢神と呼ばれる神の見ている夢として生まれた世界である。 そして、大いなる観察者『ザ・ゲイザー』、そして本当の名前が不明でTISという呼び名で呼ばれる少女、この二柱の神の分身が代理でこの世界を治めているのだ。 アンゼロットはゲイザーの指示の元、永遠とも思える長い時間、この世界を守護してきたのである。 そんなアンゼロットに諫言をする者はいても、くってかかる者などまずいない。 ある種、この青年だけに許された特権とでも言っていいのだ。 とはいえ、青年の払った代償を考えると割に合わない特権ではあるが。 「ホント、柊は怒りっぽいんだから。せっかくアンゼロットがお茶を出してくれたんだから、少しは飲みなよ」 「何が入っているかわからないもん、飲めるか!」 青年はぷいと横を向く。 その大人気ない態度に、女性は隣で肩を落とすしかなかった。 ふてくされたような態度を取る青年をあきれ顔で見つめる、巫女装束の女性の名は赤羽くれは。 青年の幼馴染で陰陽師の名家と呼ばれる赤羽家の長女で、その力でエミュレイターと戦うウィザードのひとりである。 かつて『星の巫女』という運命を背負い、世界を滅ぼす原因になると世界中から狙われたこともあった。 だが、共に高校生だった青年とローマ聖王庁の使者、そして『星の勇者』の運命を背負った後輩と協力し、その宿命を打ち破ることに成功。 その時以来、青年への思いはさらに強くなったのだが、青年はいつまでたっても気づいてくれない。 それだけが、くれはの不満であった。 なお、巫女装束は中学時代からくれはの常服となっており、自宅、学校、その他を問わず常に同じ姿である。 それはくれはの通っていた輝明学園、そして赤羽家の特色であり、くれはもそのことに異議を唱えたことはなかった。 だが、他校の生徒との交流から巫女装束を常服としていることは『普通ではない』ということに気づいてはいる。 とはいえ、このまま家業を継ぐことはすでに決めており、他の服装をする機会が少ないことに不満は抱いていない。 そのくれはが見つめている青年の名は柊蓮司(ひいらぎ・れんじ)。 どこにでもいそうなガラの悪い青年にしか見えないが、世界の危機を人知れず何度も救ったことのある英雄なのだ。 もちろん、そんな彼がただの人間であるわけはない。 彼もまた日本コスモガード連盟に所属するウィザードのひとりなのである。 彼の活躍は『柊サーガ』としてウィザード、特に世界各地にあるウィザード組織の幹部たちに知られている。 魔王の力により、その名を冠した小惑星『ディングレイ』が地球に衝突するおそれがあるという危機に陥ったときが、彼の名が知られるようになった最初である。 このとき彼は小惑星を導く役目を担ったエミュレイター『星を継ぐ者』を、『星の勇者』が滅ぼす助太刀をしたのだ。 つづいて異世界『第一世界ラース=フェリア』に存在する魔王ディングレイの本体が、こちらの世界に戻ってきたところをラース=フェリアの戦士たちと協力して撃破。 これで、幼馴染のくれはが背負っていた『星の巫女』としての運命を完全に断ち切ることもできたのだ。 さらに金色の魔王『ルー=サイファー』が世界結界と呼ばれるエミュレイター排除の結界を操作し、ウィザードの持つ力を失わせようとする企みをも阻止したのだ。 これらは全て、ひとつの目的に沿って魔王たちの企んでいたものであり、その最終目的が七徳の宝玉の収集であった。 「どんな願いでもひとつだけかなえることができる」という宝玉の争奪戦、後にマジカル・ウォーフェアと名づけられた戦いの中心に、彼はいた。 だがアンゼロットにも裏界の魔王たちにもひとつの誤算があった。 宝玉がそろった時に起きるのは「願いをひとつかなえること」ではなく、裏界の皇帝『シャイマール』の復活。 シャイマールの力で世界を滅ぼすことこそが、宝玉の収集をアンゼロットに命じたゲイザーの真の狙いであった。 だが、その企ても大勢のウィザードたち、特に柊蓮司の手によって阻止されたのだった。 その他にも、彼は大きな戦いをいくつも経験している。 近い将来、自らが魔王となって、はるか未来で世界を滅ぼすことになるウィザードが、魔王として覚醒することを防いだこともある。 「柊力」と呼ばれる謎の力を狙ってきた古のウィザードを倒したこともある。 異世界に逃亡した魔王のかけらがその異世界を狙うものの力を取り込み、復讐に戻ってこようとすることを防いだこともあるのだ。 さて、柊蓮司が出された紅茶に手をつけないのには理由がある。 『アンゼロットのオモチャ』とも言われる柊蓮司がアンゼロットから受けたさまざまな仕打ちに、アンゼロットから出された紅茶が絡んでいるからであった。 任務完了の慰労と共に出される紅茶、それは次の任務の指令を出すための前置きでしかないことがほとんどであった。 時には紅茶を飲んだとたん眠らされ、次の任地へと連れて行かれたこともある。 こんな仕打ちを受けてばかりいたら、飲むことを躊躇するのもやむをえないと誰もが思うであろう。 と思うのは彼ばかり、他のだれもがそのことを気にも留めていなかった。 にらみつける彼の視線を軽く受け流してアンゼロットは口を開く。 「では、お話したいと思います」 ふたりの次の任地は埼玉県鷹宮市および糟日部市、任務の内容は陵桜学園で起きている異常事態の調査。 そして、鷹宮神社およびその関係者の護衛であった。 「柊」 「ああ」 鷹宮神社と聞いたとき、くれはと柊蓮司の顔つきが変わる。 神社の宮司一家は彼の親族にあたり、今の宮司と彼の父親は再従兄弟(またいとこ)の関係にあった。 親族としてのつながりは薄いが、赤羽家とのつながりもあり、宮司夫妻と娘の四姉妹とは彼が中学生のころまで、何度か顔をあわせたことがあったのだ。 ウィザードとなってからは任務に追われて会うこともなくなっていたが、彼は姉妹と一番最後に会ったときのことを思い出していた。 姉妹の上ふたりは自分の姉である柊京子とフンイキの似たところもあり、苦手な相手ではあったが、話し相手にはなってくれた。 だが、下の双子は近寄るそぶりすら見せず、口を聞くことすらできなかった。 双子の姉のほうからにらみつけられていたことを思い出し、つい苦笑する。 (そういや、『お姉ちゃん』のガードが固かったっけなあ) 「柊さんには陵桜学園高校で、それからくれはさんには鷹宮神社での護衛をお願いしますね」 「ちょっと待った!」 思い出にふけっている柊蓮司は、肩を震わせながら叫ぶ。 それは恐怖ゆえの震えではない。 かつて任務で行われた処置を思い出して、怒りに満ちているが故の震えであるのだ。 「まさかこの年で高校に通えって言うんじゃないだろうな、アンゼロット! 今さら高校生に『下がる』なんてイヤだぞ!」 「はわぁ、柊、また『下がる』んだ」 「下がってたまるか!」 「はわっ!」 柊蓮司の即答にくれはは驚く。 そんなくれはの顔と、アンゼロットの邪気にあふれる笑顔をよそに怒号があたりに響く。 その表情はそれまで以上にあせりを感じるものになっていた。 『下がる』 それは、彼がウィザードとなってからずっと、つきまといつづけている言葉であった。 彼の本来の二つ名である『裏切りのワイバーン』より、『下がる男』という呼び名のほうが知られていることも、それを証明している。 高校生の時、2年から3年に進級するはずが『なぜか』1年に学年が『下がった』のがそのはじまりであった。 その後、別の任務において成長した力が強すぎるという理由で、その能力を『下げられ』てしまう。 さらに別の任務では、せっかく復帰した高校3年から中学3年にまで学年が『下がり』、復帰後さらに別の任務において高校2年に『下がって』しまっていた。 しかも、アンゼロットに渡された『下がるお茶』で年齢まで『下がって』しまったことまである、という始末なのだ。 その結果、彼にとって『下がる』という言葉は既に忌まわしいものでしかなくなっていた。 「輝明学園とは勝手が違いますから、柊さんにも臨時雇いの職員という形で行っていただきます。 柊さんは陵桜学園の警備および用務員ということで、くれはさんは鷹宮神社のお手伝いということで。 それぞれ近くに住居も用意してありますので、このままお連れしますね」 アンゼロットは終始笑顔を絶やさぬまま言葉を締めくくろうとしたそのとき、くれはが言い出す。 「ねえねえアンゼロット。ちょっと、お願いがあるんだけど……」 席を立ち、まっすぐアンゼロットのそばに近寄るくれは。 周囲で警戒している精鋭部隊『ロンギヌス』のメンバーに、かすかに緊張が走った。 アンゼロットに危害が加えられることを警戒してのことである。 だが、くれはに危害を加える意図がないことを感じ取ったアンゼロットが、目でロンギヌスたちを制止した。 このやり取りに気づいたのかはわからないが、くれははそのままアンゼロットの脇に立ち、柊蓮司に聞こえないように小声で耳打ちをする。 その内容にアンゼロットは目をみはった。 「よろしいんですか?」 くれはは大きくうなずいて、ポリポリと頭をかきながら言った。 「ここら辺で、ちょっと思いきっとかないとダメだろうしね」 くれはとアンゼロットはそろって柊蓮司を見つめる。 彼はキョトンとするばかりであった。 「なんだあ?」 そのとき、急に何かを思いついたかのようにポンと手を打ってくれはが言う。 少々芝居がかって見えるのは、意図的なものなのであろうか。 「そうだ柊! たしか、鷹宮神社の親戚も『柊』だったよね? じゃあさ、呼び方変えてもいいかな? ……『蓮司』って」 「いいぜ! ……っていうか、前に向こうの連中と会ったときも、そう呼んでたじゃねえか。今さら気にすんなって!」 途中から赤くなってモジモジしながら話すくれはの言葉に、彼はあかるく答える。 それは何も考えずに発せられた言葉のようであった。 その態度にくれはとアンゼロットは頭を抱えるしかなかった。 だが、それを見た彼は頭をひねるだけであり、ふたりの落胆の度合いはますます深くなっていった。 「ダメだ…… ぜんっ…… ぜん、わかってない」 「柊さんが鈍感であることはわかってましたけど、これほどだとは……」 こめかみを押さえながらのふたりのやり取りに、キョトンとするばかりの柊蓮司であった。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/studentx/pages/1259.html
ウィザード(Wizard) / ベントレイ・ウィットマン(Bentley Wittman)→ウィザード(The Wizard)(法的に改名) (キャラクター、マーベル) 初出:Strange Tales #102 (1962年11月) 属性:人間、男性、地球人 概要 本名は元々ベントレイ・ウィットマンだったが、合法的にウィザードと改名、晴れて本名になった。 主にファンタスティック・フォー(FF)の敵として知られるB級ヴィラン。 準超人レベルの知能を持つ天才発明家だった。最初は発明品を金持ちに売って財をなしたが、後に自分の発明品を使って悪事を働く。 同時にチェスのチャンピオンで、脱出術を見せる奇術師でもあった。しかしFFの登場で脱出術が時代遅れになってしまったため、FFに恨みを抱く。 様々なタイプの半重力ディスクを使って空を飛び、スーツとでかいヘルメットで身を固め、ガントレットから爆発エネルギーを発射する。 なお、第四期のニューウォリアーズでは、ワンドラがウィザードのテクノロジーを利用したアーマーを使っていた。 最初、単身でFFに立ち向かったが敗北。しかしヒューマン・トーチを付け狙うペースト・ポット・ピートと組み、FFを倒すためヴィランを集めて、FFのライバルチームであるフライトフル・フォーを結成する(最初はウィザード、ペースト・ポット・ピート、サンドマン、マダム・メデューサ)。しかし、メンバーをいろいろ入れ替えるも一度も勝てなかった。 リーダーらの結成したインテリジェンシアに参加。ハルクらを手玉に取り、FFを含む多くのヒーローを次々倒し、捕獲・洗脳に成功した。 またカーネイジを操縦できると考え、カーネイジと一体化したことがある。 一時、(脳腫瘍により)強度のうつと記憶喪失を患っていたが、カーネイジと一体化することで治癒した。 家族 サラマンドラというクン・ルン人?の元奥さんがおり、怪力・超耐久力・火に耐える能力を持つ。 サラマンドラとの間にコールという重力を操る娘がいたが、ジョニー・ストームに色仕掛けをさせようとして失敗し、今は分かれている。 クローンの「子ども」が少なくとも23人おり、23人目の「ベントレー23」はFFに保護され、FF(フューチャー・ファウンデーション)と共に暮らしている。 アメコミ@wiki
https://w.atwiki.jp/sennkyo/pages/16.html
テスト
https://w.atwiki.jp/ragmayuserver/pages/76.html
ナイト|プリースト|ウィザード|アサシン|ブラックスミス|ハンター ウィザード 経験値 -- レベル -- 種族人間属性無サイズ -- HP --Int -- Vit-- Dex--Agi -- Luk -- Atk --Ar-- Def-- Mdef -- 100%Hit --95%Flee -- Skill Map(時間) --- アインブログ2F Drop(VP有) 男女1人ずつ居る。 大魔法の連射が危険すぎる。 LPや金ゴキ盾がないなら無視することを推奨。
https://w.atwiki.jp/logicalsan/pages/12.html
●フロントライン・ウィザード(秩序にして中立、ウォーフォージド) 14レベル・ウィザード アーケインキャスターはCCの為に、最前に出る必要が多々ある。 フロントライン・ウィザードは攻撃呪文を使う為に躊躇なく最前に出ることが出来る。 低攻撃力の敵からの攻撃は十分に防げる。種族の恩恵でかなりの完全耐性も保持している。 HPもそこそこにあるし、自己回復が可能。土壇場でもクレリックの手を煩わせない。 つまらない防御行動の為に、一番ベストのタイミングで呪文を発動するチャンスを逃すことなんかない。 ウィザードの強みを削らずに、弱点を消す。 この構築でウィザードが本来持ち得ない能力は回復能力くらいだが、細かい弱点が少ない為に通常では出来ないような立ち回りが出来ることが一番大きい点だ。 もし、タイタニック・ドーセントを(出来る限り沢山がいい)手にする事が出来たなら、一歩違ったプレイスタイルが可能になる。是非とも入手するべきだ。 ●初期能力値配分 【筋】08,【敏】14,【耐】18,【知】18,【判】06,【魅】06, ●特技(ネクロポリス用の選択) Lv 1:《Mental Toughness/追加sp》 Lv 1:《Maximize Spell/呪文威力最大化》(ウィザードボーナス特技) Lv 3:《Combat Casting/戦闘発動》 Lv 5:《Extend Spell/呪文持続時間延長》(ウィザードボーナス特技) Lv 6:《Improved Mental Toughness/追加sp強化》 LV 9:《Quicken Spell/呪文高速化》 Lv10:《Enlarge Spell/呪文距離延長》(ウィザードボーナス特技) Lv12:《Spell Focus/呪文熟練(死霊術)》 Mod6は他次元界が戦場とのことなので、《呪文熟練》(死霊術)、《抵抗破り》が復権する??? ●技能 17 ランク:〈Concentration/精神集中〉 8.5ランク:〈Balance/平衡感覚〉 8.5ランク:〈Spot/視認〉 8.5ランク:〈Listen/聞き耳〉 8.5ランク:〈Jump/跳躍〉 1 ランク:〈Tumble/軽業〉 (魔法装置使用を上げておくのも手?か) 8.5ランク+魅力-1+GH4+GL2+セヴンフィンガー5+魅力6装備で19.5 ●エンハンス [WFo]頑健さⅢ(6) [WFo]耐久力Ⅱ(6) [WFo]刻まれた鎧Ⅰ(1) [Wiz]力場操作Ⅰ(1) [Wiz]エネルギー操作Ⅲ(6) [Wiz]元素操作Ⅳ(10) [Wiz]元素の系譜Ⅲ(6) [Wiz]学者のエネルギーⅢ(6) [Wiz]知力Ⅲ(12) [Wiz]最大化強化Ⅰ(2) 装備込み・能力 ●能力値 【筋】16,【敏】24,【耐】30,【知】34,【判】08,【魅】08, 本:敏捷、耐久、知力に+3、他に+1本 装:筋力、敏捷、耐久、知力に+6、加えて全てに+1 ●基礎 HP:272(基礎20+竜10+GFL30+d4*14+CON10*14+装備16) SP:1211+(基礎600+知力21*14+MT80+特技150+EN80+装備) AC: 43(基礎10+鎧7+盾6+敏捷7+回避5+反発5+外皮3) 頑健:24(基礎4+耐久10+抵抗3+GH4+強化3)※ナイトシールド呪文込み 反応:18(基礎4+敏捷7+抵抗3+GH4) 意志:15(基礎9-判断1+抵抗3+GH4) ●装備パズル 左手:+5ミスラル・ライトシールド 鎧 :ブルードラゴンスケール・ドセント /(AC+6のドセントでも可) 眼 :ゴーグル・オブ・インクィシジョン 頭 :ミノス・レジェンス 首 :プロテクション5 他 :リターニー・オブ・ザ・デッド 外套:ストーム・リーヴァー・ナプキン 腰 :ベルト・オブ・ブルートストレングス 指1:耐久力+6 指2:チャッタリング・リング 手 :ブランブル・キャスター 腕 :ケイオスガード 足 :敏捷力+6 リターニー → グッドフォーチューンにすればフォーティは埋まる。(ミノスを入れ替えできる) 工事中 ●アーケイン・オーダー・オヴ・ジョラスコ(真なる中立、ハーフリング) 13レベル・ウィザード/1レベル・バード ハーフリングの治癒のマークは強力だが特技3枠潰さないと実用性の面では疑問が残る。 幸いにもウィザードはボーナス特技があり、若干の余裕が出やすい。回復の出来るウィザードの誕生だ。 バードを混ぜているのには色々な理由がある。 技能(魔法装置使用)、歌、回復+10%強化があるからだ。 別にバードを混ぜずにウィザードで貫き通しても大差はないと思うが。 多少ビルドをいじっても、基本はかわらないとは思う。下記には自分がベストだと思ったものを置くつもり。 ●初期能力値配分 【筋】06,【敏】10,【耐】18,【知】18,【判】08,【魅】08, ●特技(ネクロポリス用の選択) Lv 1:《最下級ドラゴンマーク/Least Dragonmark》 Lv 2:《Maximize Spell/呪文威力最大化》(ウィザードボーナス特技) Lv 3:《Mental Toughness/追加sp》 Lv 6:《Extend Spell/呪文持続時間延長》(ウィザードボーナス特技) Lv 6:《下級ドラゴンマーク/Lesser Dragonmark》 LV 9:《上級ドラゴンマーク/Greater Dragonmark》 Lv11:《呪文レベル上昇/Heighten Spell》(ウィザードボーナス特技) Lv12:《呪文威力強化/Empower Spell》 ●技能 17 ランク:〈Concentration/精神集中〉 17 ランク:〈Use Magic Device/魔法装置使用〉 17 ランク: ●エンハンス 装備込み・能力 ●能力値 【筋】16,【敏】12,【耐】28,【知】34,【判】10,【魅】10, 本:耐久、知力に+3、他に+1 装:筋力、耐久、知力に+6、加えて全てに+1 ●基礎 HP:258(基礎20+竜10+GFL30+d4*14+CON9*14+装備16) SP:+(基礎540+50+知力22*12+MT80+特技75+EN80+装備) AC: 41(基礎10+鎧11+盾6+敏捷1+回避5+反発5+外皮3) 頑健:24(基礎4+耐久10+抵抗3+GH4+強化3) 反応:18(基礎4+敏捷7+抵抗3+GH4) 意志:15(基礎9-判断1+抵抗3+GH4) ●装備パズル 左手:+5ミスラル・ライトシールド 鎧 :インシュレイテッド・アーマー 眼 :ゴーグル・オブ・インクィシジョン 頭 :ミノス・レジェンス 首 :プロテクション5 他 :リターニー・オブ・ザ・デッド 外套:ストーム・リーヴァー・ナプキン 腰 :ベルト・オブ・ブルートストレングス 指1:耐久力+6 指2:チャッタリング・リング 手 :セヴン・フィンガード・グラヴ 腕 :ケイオスガード 足 :ブーツ・オヴ・ジ・イノセント インシュレイテッド・アーマー → 初期敏捷を上昇させてドラゴンのレザーにする手も。