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2200円れいむ(後編) 15KB ・駄文注意 ・色々な作者氏のネタを使ってます、ご容赦を ・ 『ふたば系ゆっくりいじめ 346 2200円れいむ(前編)』を見ないとちんぷんかんぷんです ・重ね重ね申し訳ありません 2200円れいむ(後編) ペッパーあき 四日目。 朝 「たっだいま~」 「ゆっ!おかえりなさいおにいさん!!」 朝食を買いに行っていたお兄さんが帰ってきた 時刻は9時、少し遅めの朝食だ。 「おにいさん、なにをかってきたの?」 「れいむの大好きなあまあまさんだぞ~」 も う お わ か り だ ろ う 。 「ポンデさんだ!!」・・・パチィッ!!「カッ!!」 「なにやってるの?」 「いや・・・なんでもない・・・・・」 昼 「これは困った・・・・」 山の中腹にて、愛車のランボルギーニ・オワタがエンストしてしまった。 ランボルギーニなのに、エンストしてしまった、ぷんぷん!! ここから目的地までは、徒歩で行くには多少遠すぎるし 車も少し休ませておきたい。 今日はキャンプ場に行って、自然の中で苦しむゆっくり達をれいむに 見せてあげようと思ったのだが・・・・・仕方ない。 そう思いながらフラフラしていると、なんだか面白そうな群れを見つけた。 一匹のまりさを中心に、集まる数百のまりさ達。 皆、水上に浮かんでおり 葉っぱで中二っぽい眼帯をしている奴や、 草を銜えていかにも「俺!カコイイ!」モードの奴などもいる。 ゆんゆん言っている内容を聞くと、どうやら御一行は 川下にあるのうかりんの畑を奪い、果ては人間の群れの征服(笑)まで目論んでいるらしい。 「ゆっゆー!まりささまかいぞくだん!!しゅっこうなのぜー!!」 ここは川だ。 「おにいさん・・さすがにあれはないよ・・・」 「ああ、気が合うな、人間なら黒歴史モノだぞ」 「ゆっくりでもくろれきしさんだよ・・・・」 出発した途端にバランスを崩して海のもくず(笑)となっていくまりさ達を横目に 陸路でのうかりんの畑に向かう事にした。 川を下った所で出迎えてくれたのは 公務ゆっくりを排出することで有名な「国営実験農地」の看板と 「見学者はこちら」の矢印。 フェンス越しに中を覗いてみると なんともおいしそうなのうかりんと野菜・・・・・・ なんともおいしそうな野菜とのうかりんが見えた。 「よしれいむ!!ここに入るぞ!!」 「はたけさんだね!なんだかゆっくりできそうだよ!!!」 そうしてホイホイと施設に挿入っていったお兄さん達は手早く受付を済ませ、 のうかりんの下へ。 の「ゆっくりしていってくださいね」 れ「ゆっくりしていってね!!!!」 お「それより俺と一時のランデヴーを楽しまないかい?」 ま「ここのおやさいさんはまりさがいただいていくんだぜ!!」 ド「三つの山が一つになる・・・・」 それぞれの思惑が交差する中、状況は動きを見せ始めた・・・!! ガッ「なにするんだぜ!!おろsポイッゆわーい!おそらぶっ!ガリガリガリゆぎゃぁあああ!!!」 侵入してきたまりさをコンポストで潰すまでの時間、僅か五秒。 ・・・・のうかりん、オソロシス。 のうかりんの話によると、この畑の肥料の八割方がゆっくりで賄われているらしい。 その話を聞いた途端に、れいむが「もっとゆっくりしたかった・・・」と言い出したので放置 十分後にチョップすると意識が戻った。 なにやら巨乳のおねえさんに会ってきたんだとか 一度は逝ってみたいもんだ・・・・・ 余談だが、まりさ種が大量に溺死し上流から黒い水が流れてくることが 年に数回あるそうで、地元では「餡流水」と呼ばれ、親しまれているそうな。 五日目。 朝 少し垂れ下がりながらも、すくすくと伸びている緑。 そして、今にも目覚めんばかりに小刻みにプルプルと震えている数個の実。 緑・・・もとい茎の根元には、本来いるであろう筈の親の姿は無く 白く濁った水の入ったビーカーがある。 (れーみゅは、ゆっくち、うまれりゅよ!) そんなことでも思っているのであろうか、 まるで生まれ落ちた後には、絶対にゆっくり出来る未来があるというのを 確信しているようなそんな顔をしている。 プルプル・・プル・・・ (ゆゆ・・もうしゅぐだよ・・・きゃわいいれいみゅが・・・・) プチッ・・・ 「きゃわいいれいみゃがうまれちゃベチャ!ぶゆうっ!??」 生まれ落ちて僅か一秒、ゆん生初の痛みを味わったれいみゅは目を白黒させる・・・紅白なのに。 普通、実ゆっくりが落ちる時には、落下点におぼうしや軟らかい草などを敷きつめる だが、れいみゅが落ちたのは硬い鉄の床。 なぜなら、ここは加工所の一室だから、 ここではゆっくりをゆっくりさせるつもりなんて端からないから。 ゆっくりは痛みや恐怖を受けることによって、味に深みやコクが増す。 これは、涙を流す為に体内で餡子が活性化し、水分を作るということに起因している。 甘くなるのはその時の副作用とでも言えようか。 何不自由なく育ってきたゆっくりの餡子がパサパサしていて不味いのはこの為だ。 「ゆ”・・・ゆえーん!どぼぢでごんにゃごとじゅるにょおおおお!!?」 プチッ・・プチッ・・・・ベチャ! 「ゆっくちしちぇいっぶぇ!!」「ゆゆーん!まりじゅえ!!」 れいみゅが泣き喚いている間にも、次々と生まれ落ちる姉妹達、 皆が皆、泣き喚いているところに、生まれて初めてのあの言葉が聞こえてきた。 「ゆっくりしていってね!!!!」 「「「「「ゆっくちちちぇいっちぇにぇ!!!!」」」」」 「・・・・・ゆ?おきゃーしゃん?どきょにいりゅにょ?」 その言葉に反応するかのように、鉄の箱の一面が開く。 「おちびちゃんたち!こっちにきてね!!」 赤ゆっくり達は、疑いもせずにその言葉に従う、だって絶対にゆっくり出来る筈だから。 「そのうごくゆかさんのうえにのってね!!」 従う、なにせ初めて「ゆっくりしていってね!!!!」と声をかけてくれた相手の言葉だから。 「「ゆっきゅりー!!」」 「「すぃーしちぇるよ!!とっちぇもたのしいよ!!」」 ベルトコンベアの上、未知の感覚に酔いしれ、歓喜の声をあげる。 少々ゆっくりしていない速度で進むベルトコンベアは、遂に終点を迎え・・・・ 「おにいさん!!ゆっくりしていってね!!!!」 「なんだ、もうおっきしてたのか」 「そんなことよりおうどんたべたい!!!」 渾身のギャグをスルーされた・・・ だが今はそんなことどうでもいい。 「・・・はぁ?」 「おうどんたべたい!!!」 とかなんとか言いながら キリッ!とした顔でぽいんぽいん飛び跳ねているのがウザイので一応蹴ってみる。 ドゴムッ!!「ぶふぅっ!!・・・・おうどんたべたい!!!」 いつに無く強気・・・というか発作でも起しているのだろうか? 流石のお兄さんもこれには折れて、棚を漁りだす。 「しゃあねーな・・・あ、あったあった『ゆゆこ印の○朗うどん~吸引力の落ちない唯一つのうどん~』だ」 お湯をかけてたったの三分!目の前にはまるで触手のように動く無数の麺!! ・・・そしてからめとられるれいむ。 ガチャ!!「退避!!」バタン!! 「うわあああああああああ!!!!」 「これ食用じゃなくて虐待用だった・・・ごめんにぇ」 昼 「がごうじょばいやああああああ!!!」 「フーハハ!絶望しろ!!それが我の力になるのだァ!!!」 といっても、れいむを挽いて潰して粉々に粉砕死に逝くわけではない。 「粉砕されるのはれいむの同族だけだ、大喜びだろう。」 「よろこぶわけないでしょおおおおおお!!?」 「ナレーション読むなよ」 「おもいっきりくちにだしてたでしょおおおおおお!!!!」 てへりこ☆ 農村の中にそびえ立つ場違いな建物。 定期的にトラックで搬入されてくるゆっくり達の悲鳴が心地よく、 加工所だと知らずに自らおうち宣言をしにくるゆっくりが微笑ましい。 『月刊ONI−SAN』でのなりたい職業、辞めた職業ランキング共に一位の職場でもある。 なんでも、繁殖部署、育成部署に充てられたお兄さんは全員辞めてしまうとか。 「おお、ここだ『ゆっくり調教Gコース:赤ゆ揚げ饅頭製造工程ライン見学』」 「ばんぶるびぃぃぃ!!ばんぶるびぃぃぃ!!?」 「こねえよそんなもん」 ・・・・・・ポロッ・・コロコロ・・・・ 「ゆっ!ころころしゅりゅよ!!」 終着点の先は坂道、白い粉が常に吹き出ており、転がる赤ゆっくりを真っ白にしていく。 「ころころしゃんはゆっくちちてるにぇ!!」 「まりしゃがいちびゃんにょりなんだじぇ!!」 滑りがよくなった赤ゆっくり達は、その勢いを止める事無く、 黄色い液体の中へと突っ込んでいく。 ピチャ!バチャチャ!!! 「ゆう?」 普段のゆっくりは 「おみずしゃんはゆっくちできにゃぃいいい!!」などと言うが、 実は赤ゆっくりは「水」の危険性は理解していない なぜなら「水」は飲むものであり、体を綺麗にしてくれるものだからだ。 遺伝的に恐怖するのは「雨」だ。 「ぺーりょぺーりょ・・ちちちちあわちぇええええ!!!!」 「ゆっきゅりぃぃぃぃいいいい!!!!」 初めての食事、良すぎる食事、もうこのゆっくり達は野生では生きていけない、 これが最初で最後なのだから、生きていく必要もないが。 「ゆ・・・?・・くち・・・ゆ・・!!」 異変が起き始めた 「・・!!ゆ”・・!!??・・・・」 体に異常は無い、だが、声が出ない。 先ほど飲んだ「黄色い水」が、口内に膜を作ったのだ。 そして身動きが取れない、「白い粉」が「黄色い水」を程好く吸収したからだ。 前方に、待ち焦がれた親の姿が見える、本当の親ではないが。 そして開口一番。 「くずのおちびたちはそこでしんでね!!」 「おお、ぶざまぶざま」 「ゆっくりできるとおもったの?ばかなの?しぬの?」 「そんなめでみないでね!!きしょくわるいよ!!」 罵声の応酬・・・・ゆっくりできない 声も出せぬ、身動きも取れぬ赤ゆっくり達は、静かに涙した、 笑顔を貼り付けたまま。 ガコッ!!ウィイイイイイイイ!! しかし、状況は待ってはくれない。 世界が傾いていく、少しづつ、滑り落ちていく、そして、真っ逆さまに・・・・・ ベルトコンベアで運ばれてきた赤ゆっくり達に小麦粉を塗し、 とき卵が入ったトレーの中に落とす。 勝手に動いて体中に染み込ませてくれるので、非常に効率的だ。 そして、動かなくなったところで周囲にあるモニターに成体れいむが映る 恐らく、ゆっくりできないことを言っているのだろう。 「おちびちゃんたちとってもかわいいね!!!」 しかし、この通りさっきかられいむはごきげんだ。 ここが製造工程ラインである以上、結末は決まっているのに。 ガコッ!!ウィイイイイイイイ!! 機械の作動音と共に、トレーが傾いていく そして、パチパチといい音を立てている油の中へ・・・・・・ ・・・・・・ジュワアアアアアアアアアアアアアア!!!!! 「「「「「「「ぎゅべぇ!!?・・・・・・!!!!ゆ”!!・・・・!!?」」」」」」」 「ゆんやああああああああああああ!!!??」 「ヒャッハァアアアアアアアアアアア!!!!!!」 因みに、この時だけ特設スピーカーから中の音が聞こえる、加工所クオリティ。 「ほ~られいむ~あまあまだぞ~」 「だべだぐないっでいっでるでじょおおおおお!!!」 「こんなにいい顔してるんだぞーこいつらだって食べて欲しかった筈さ!」 『ゆっくり調教Gコース:赤ゆ揚げ饅頭製造工程ライン見学』 見学費:一人1500円・ゆっくり無料 お土産に、赤ゆ揚げ饅頭をプレゼント! お申し込みは年中無休、田舎加工所まで! 田舎工場広報係広報係長 六日目。 朝 「今日が最後だな」 「ゆんゆん」 「どこ行きたい?」 「どこもいきたくないよ」 「じゃあ俺が決めるぞ」 「いってもむだだとおもってたよ・・・」 れいむは・・・今日をなんとしてでも生き延びる事を考えていた。 明日の朝にはお兄さんが迎えに来る、元の生活に戻れると信じて。 「ダーツの旅~どんどんぱふぱふ!!・・・シャッ!!!」 野球で言うアンダースローのフォームで市内地図の拡大コピーへ投げる。 海に刺さったら海中へ行くのだろうか? ガッ!!「・・・・はい!研究所にけってーい!」 「めいきょうしすい・・・めいきょうしすい・・・」 昼 ピロリロピロリロ 「いらっしゃいませー」 「あのーすいません、ゆうかにゃん売ってますか?」 「oh・・・・crazy!!」 「yukkurisiteittene!!!!」 「I like susi! I love tuna!」 「Me too!」 辿り着いた研究所は、 真昼間だというのに暗雲が立ち込め、薄闇に包まれて禍々しいオーラを放つ 壁面は蔦に覆われ、鉄製の門は錆付いている。 「廃墟」や「幽霊屋敷」という名がしっくりきそうな場所だった。 「ここ・・・まだ使われてる筈なんだが・・・・・」 多少ビビリながらも、門に手をかける。 キィィィィィィィィィイイ・・・・・・ガガッ! 「「Holy shit!!!!」」 音的に駄目だ、そしてあまりにもバイオな雰囲気に 図らずも英語になるお兄さんとれいむ。 「兎に角・・・入るぞ、中は意外と普通かも知れん」 「ふらぐさんをたてないでね・・・・」 ガチャ・・ 薄暗い廊下。 終わりの見えない闇。 唯一の光は緑色光のライン。 謎の水音。 くぐもった様な声。 甲高い声。 そして、どこからか、感じる視せnバタン! 「はい、駄目でしたー」 「さすがにこれはやめたほうがいいよ・・・・」 「ほぅ・・・なら、れいむが帰るというならお前を残して俺は帰る れいむが帰らないというのなら、俺も帰らない」 「ふぇあじゃない・・・・のはいつものことだね、いくしかないならいくよ・・・」 「そうか、じゃあどうぞ一匹で行ってくれ!」 「どぼじでぞうなるのぉぉぉぉぉおおお!!?」 「帰らないとは言ったが、行くとは言っとらん!!!」 「もうやだおうちかえる!!」 「そうか!!それなら(ry なんやかんやで結局一緒に中に入ったお兄さん達。 入るときこそ躊躇ったものの、入ればどうと言う事は無い、ゆっくりしかいないのだから。 「しかしここのやつら・・・みんな寝てるな、なんかの実験か?」 ・・・ずりずり 「お?」 とあるガラスケース、その中にいる何の変哲も無いれいむがこちらに寄ってきた。 「ゆっくりしていってね!!!!」 「・・・・・・・・・・・・・」 「なんだこいつ?喋れないのk ボ ッ !! うおおおおおおおおお!!!?」 「ゆびいいいいいいいいいいいい!!?」 口から目が出てきた・・・いや、あそこが口だと誰が言った!!! さらに、目の少し下に新たに目!!・・・これがクリーチャーだ!!! 「逃げるぞ!!ここは危険すぎるっ!!!」 元来た道がわからない、我武者羅に走るしかない。 そして目の前にはまた見た目は普通のれいむ、口もある、だが油断はできない・・・!! 「いってこい れいむ !!」 「ジュブブシギデギデデべ!!!!」 「ゆんやああああああああ!!!!」 やはり普通では無かった・・・・・ 背後から聞こえてくる ドドドドドドドドドドドドドド!!! という音。 明らかにゆっくりの移動音ではない、こんな走り方をするのは 「ゆっくりしていってね!!!!」 あんなのまりさじゃないやい!! 「腐海に帰れぇえ!!そしたら死んでねぇっ!!!」 ふわふわふわ・・・・ 「エクスペクトパトロォナァァァァアム!!!!!」 「ゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っ」 「デコピン!」 「ゆぴい!・・・はじめてしっつしんっをゆういぎにつかってたのにぃぃぃぃい!!!」 「放置していくという手もあるんだぞ!あるんだぞ!!!・・・・生贄・・・・」 「おとりにしようとかかんがえないでねえええええええ!!!??」 「「もうやだ!おうちかえる!!!」」 夜 プロジェクトは無事に成功した。 そして俺は、この成功によって一気にエリートコースへと躍り出た。 つい一週間前までとは大違いだ、そう、一週間前・・・一週間前? なんだったっけ?なにかを忘れてるような・・・・・・ 「おにいさん?どうしたの?」 「えっ!?・・ああ、いやなんでもないよ」 この子はゆうかにゃん 今日、ペットショップで購入してきた俺の飼いゆっくりだ・・・・ 飼いゆっくり?・・・・・・一週間前・・飼いゆっくり・・・・・・れいむ!!! そうだ、完全に忘れてた・・・友人にれいむを預けたんだった・・・・ 道理で家にゆっくりフードがあったわけだよ・・・というか、流石に気づけよ・・・・ まあいい、どうせ死んでるだろうし、明日電話でも掛けるか。 七日目。 朝 プルルルルルルルプルルルガチャ 「はいよ、・・・・・へぇ・・・・はあ・・・・・うんうん・・・・そうか・・・・じゃあまたなー」 「おにいさん?どうしたの?」 「おう、丁度いいとこに」 「ゆう?」 「お前、捨てられたぞ」 「・・・・・・・・・・・・ゆ?」 「三つ選択死をやろう 1・俺に飼われる だが、今までと違って手加減はしないが 2・野良になる 生まれたときから飼いゆっくりのお前には厳しいだろうが 3・感想になる 少し前は串刺し方式だったんだが、今は轢き潰すらしいぞ さあ、選べ」 「ゆうぅぅぅぅ!!!れいむは!!れいむばあああああ!!!」 「へっ・・・へあっ・・・・・・」 「「ベークショイ!!」を”え”ら”ふ”よ”!!!!」 「ゆ?」「え?」 おしまい かなりの実験作・・・・・ いや、本当にすみませんでしたとしか 今回登場した海賊団は、一応『末っ子れいむの帰還』の子供に当たる世代です どこまでも設定使わせてもらいました はてさて、難航しているようですがコンペはどうなることやら ついでに、この作品のおまけを書こうかなとか思ってます 零武VS武裏馬裏鎖・・・・・・ 過去作 『ふたば系ゆっくりいじめ 300 顔面胡椒』 『ふたば系ゆっくりいじめ 302 壊れてしまったドスまりさの話』 『ふたば系ゆっくりいじめ 308 ユックリンの笛吹き』 『ふたば系ゆっくりいじめ 320 一般道とロードローラー』 『ふたば系ゆっくりいじめ 328 コンポストの中のゆん生』 『ふたば系ゆっくりいじめ 346 2200円れいむ(前編)』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 元飼い主のお兄さんは、何故れいむを飼っていたのかわからないくらいれいむに思い入れ無いな。 前提条件の崩れた作品はツマンナイ。 所々のアイディアは面白いのに。 -- 2018-02-01 15 31 43 選択死wwwwww -- 2012-08-16 18 48 14 holy shitwwwwwwwwww -- 2012-08-16 18 46 55 ヒャッハーさいっこーのSSさんだぜぇ!!もっとSSさんかいてね!! -- 2012-06-19 21 35 23 最後www -- 2011-08-17 21 23 38 オチワロタwwwww -- 2010-09-16 10 10 20
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「ふたば系ゆっくりいじめ 685 輝石の価値は/コメントログ」 ……………鬱 -- 2010-07-12 01 43 41 希少種を殺したやつ 殺す -- 2010-08-11 00 57 58 希少種はまんじゅうじゃないよ! 殺すなんてとんでもない!!! -- 2010-08-12 20 03 52 ゆっくりいしめssの話のつくりかたがなってないな そもそもゆっつくりいじめの話のできかたの基本的なパターンは いじめられるゆっくりの醜悪な面をみせたりゲスなイメージを最初に読者に与えることにより、 「このゆっくりはいじめられて当然だ」などの認識をもたせることができる。 普通のゆっくりまりさやゆっくりれいむはいじめられてるssの期間が長いので、何もしてない状態で、 いじめられていても読者はあたりまえだ、と思えるが、希少種のいじめはあまりみない上にこのssの希少種は無罪、 そんなssを見ても、読者はいじめの様子を心地良くは決して、思わないだろう、 希少種のありがたみをもっと作者はみるべき、そして読者が読んで心地よいいじめを目指すべき。 と、かなりの長文になったが、ようは神奈子様信者の俺にこのssは少々鬼畜過ぎた、ということ。 -- 2010-08-12 20 58 45 ゆっくりがゲスであれば虐める大義面分が立つだろうけど、 そんなケースばっかりじゃないでしょ。 生殺与奪の権は人間が持ってるんだから、希少だろうが 善良であろうが等しく死ぬべき。 -- 2010-08-15 16 27 27 どうも自分ルールを押し付けようとする自己中心的な奴等がいるねぇ ↓↓神奈子信者なのはいいけどさ、基本ゆっくりは東方と別物なのに混同するとか、侮辱も良い所 ↓↓↓ゆっくりは例外無く饅頭、なに勝手にオリジナル設定付けてるの? SS書くのは作者の自由、話の構成はその作者の裁量に委ねられる 作者は自分の書きたいものを書く、別に金を貰ってる訳じゃない、仕事じゃないアクマで趣味の域だ とどのつまり、希少種うんぬんだの、やめろだの言って強制するのは言論弾圧にも等しい 共産主義か独裁主義かよ それに、気にいらなかったら途中で読むのを止める権利があるのにそれをせずに文句たれるとか、自衛も出来ないのかよ -- 2010-08-16 03 41 42 あれだ、ちょっと読み終えた時発狂気味だったからわけのわからん自己中コメしてしまったんだが ようはジャンル的にこのssは需要を集めにくいんじゃね?っていうことをいいたかった。 違うジャンルで書けばもっと共感できんじゃね?ということをいいたかった。 -- 2010-08-16 12 24 26 他の人もいってるけど、別に作家でもないんだから需要なんて気にする 必要ないし、書き手が思うままに書けばいい。変に共感を得ようとして 無難にまとめれば、ありきたりの文章しか出来上がらない。 -- 2010-08-16 22 51 31 うーむなるほど -- 2010-08-17 22 21 27 稀少種でもなんでも可愛いゆっくりが理不尽に虐待されるのが大好きな俺にはとてもいいSSだったよ -- 2010-08-23 04 45 25 いや、そういう意味でいったのではなく、このまま、需要など関係なしに突き進むならなにも言わないけど、 もし需要をある程度集めたくてこういうssを作ったのなら、題材変えたほうがもっとよくなると思うという、 よければ参考程度に読んでくれるとうれしい、という事を言いたかった。 -- 2010-08-24 17 35 18 ↓あんた…今さら紳士ぶってもそれは通らんだろ…。あんたのやったことはただ自分が嫌いな類のSSに自己中なけちをつけただけじゃないか。 -- 2010-09-13 00 38 13 うーむ、さなえさんの奇跡か… 痛い目に会いたくないという心が、自分が3回痛い目に会えば助かるという理性を上回ったのかな? それとも、奇跡は理性では使えないのか… 希少種苛めで私はちょっと心が痛んだけど、考察SSとして良いんじゃないかな? -- 2010-10-25 17 40 58 希少種優遇が風潮、というかもはや常識みたいになってしまって虐待種差別反対派が異端扱いされつつあるこの状況下でこのSSをあげた作者さんに拍手を送りたい。こういう流されない人は、ゆっくりSS作者の中の希少種と言えるかもな。希少性にしても能力にしてもね。 まあ…内容は好みは別れるだろうけど、希少種の虐待そのものじゃなく、それをためらわない作者さんの主体性のある態度が俺は好きだ。 -- 2011-01-06 01 43 58 これさあ作者自身が希少種虐待を好きじゃないだろ 他の人があまりやらないから希少種虐待を書いただけだろ 要は他の作者と違う事をして目立ちたかっただけの只の厨二SSだな 書くんなら書くでもっと面白く書けよ知恵遅れが 希少種を虐待したくない人間が仕事だからと だらだら虐待するだけの鬱SSを読んで面白いと思うか知恵遅れが 考察内容も実につまらん、サイコロで1が出ない奇跡?はあ? つまんねえんだよ知恵遅れが ゆっくりの心理描写もないし人間が見たままをだらだら書いてるだけ 実験内容が面白ければそれでもいいが サイコロふって人間が嫌そうにだらだら虐待するだけ・・・ びっくりするほどつまんねえんだよ知恵遅れが 2回言うくらいつまんねえんだよ知恵遅れが この知恵遅れの作者はれいむのまむまむから奇形ゆとして 生まれるところからやりなおした方がいいね!今すぐでいいよ! -- 2011-06-16 15 37 24 ↓つ他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! -- 2011-07-02 18 04 28 ↓↓どぼじでぞん゛な゛ごどい゛うのお゛お゛お゛お゛おおおおおおおおおおお!? -- 2011-08-23 15 48 50 人が嫌になる発言をする奴のほうがよっぽど中二で知恵遅れなんだねーわかるよー。 -- 2011-10-23 00 43 55 ↓↓↓↓嫌なら読むな知恵遅れ 例えつまらんくても「ああつまらんSSだな」と『思う』だけにしろよ なんでわざわざコメントするかな お前の意見なんか誰も求めちゃいないんだよ そりゃみんながみんな『おもしろい』とは思わないだろうけど『おもしろい』と思う人だっているんだよ お前だって自分の好きだったり気に入ってるものをけなされたら嫌だろ?それと同じだよ知恵遅れ それにも気づかないんだかわざとやってんだかしらんがお前のほうが知恵遅れだよ 大事なことだから3回言ったよ 【知恵遅れ】。 -- 2011-10-23 01 11 13 ↓あーうー -- 2012-01-28 22 19 57 『自分の体』だけにしか働かない奇跡っていうのは悲しいな。そのせいで壊れたさなえとすわこはこの後どうなるんだろう。 善良な家族が人間のせいで滅茶苦茶に、ってシュチュエーションは他にいくらでもあるけど、善良な希少種を虐待というのはやっぱり慣れんなぁ‥。 あとコメント欄随分荒れてるな。ゆ虐の中でもこういうのは特に人を選ぶってことか。 -- 2012-01-29 04 18 49 希少種虐待はゆっくりできるね! -- 2012-04-07 00 08 53 ちゃんと前書きされてた通り希少種虐待物だと言ったろ?それに文句を付けちゃならんよ。しかもつまらないからって知恵遅れだとかそういったコメって評価や感想じゃないんだよそれは罵倒や罵声、中傷と言うんだよ良く言って批判だ。 しかもここはあくまで感想を述べるところしかもss自体にだそんなこともわからないバカはネットでコメするな荒れるだけだし迷惑だから 俺自身ゲス以外の虐待は好きじゃないから飼育係りの鬼為山が虐待が楽しくなったら読むのをやめようと思ったが結局全部読んでしまったな で感想は俺には向かない作品だなと思ったが言うならもっとすわこの虐待過程が欲しかったなまぁあったら途中で読むのをやめてたなww -- 2012-07-27 02 05 47 希少種優遇はあんまり好きじゃない。だからこういう作品もっと増えて欲しいね -- 2013-01-09 09 59 56 というか、元のふたばにせよここにせよ 18歳未満は入ってきちゃ駄目だし、SS読んじゃ駄目だし、感想を書き込んだりしちゃだめだろう -- 2013-02-08 02 46 36 いいキセキだった・・・ -- 2013-12-16 03 22 07 希少種虐待は最高だね。もっと増えてほしい! -- 2013-12-26 21 54 34 貴重な希少種虐待作品をありがとう もっと増えると良いな♪ -- 2014-05-07 19 25 17 希少種虐待の中でも珍しい作品だな。 もっとこういうのが増えるといいのにな・・・ -- 2017-08-02 10 33 52 注意書を読んでいないお子様がいるなw 私も希少種虐待反対派だが、観察系は嫌いじゃないよ。 嫌いなのは、理由なく希少種を虐待する話かな。 数が少ないから希少種、そんな希少種を意味なく殺すのはもったいない。 -- 2018-01-11 23 14 36 さなえ自身の身の安全にしか働かない奇跡の力か 悲しいね -- 2023-05-18 17 35 55
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「ふたば系ゆっくりいじめ 602 不良品の証/コメントログ」 もっとふくらませてよ・・・。 -- 2010-06-10 00 28 26 簡単にまりさを終わらせないでもっと悲惨な目に遭うのを見せれば・・・ -- 2010-06-26 02 02 56 ゲス制裁は仕方ない。バカの悲劇はかわいそう。 -- 2010-07-12 01 09 47 まぁ、勝手に番を作った上にすっきりー、挙句に自分が特別と勘違い、ただのゲスじゃん またはゲス予備軍、くたばって当然 -- 2010-07-12 01 55 57 次回作に期待するよ。 -- 2010-07-29 09 11 07 もっと馬鹿まりさを酷い目にあわせてほしかったな。もっと悲惨なゆん生を送らせてほしかった。 -- 2010-09-03 11 44 03 でもゲスでもないこのバカまりさじゃ制裁シーンがあってもあまり面白くなさそうだな -- 2010-09-04 09 17 09 馬鹿の悲劇は可哀想と言いたい所だが… まりさをすてるとおにいさんがひどいめにあうよ! 何て言う糞饅頭には同情する気にもならんなw 膨らませて欲しいのには同意。もっと面白くなりそうです -- 2010-10-18 23 40 00 バッジシステムの評価方法に疑問しか感じないぜ! -- 2010-11-16 06 16 54 この展開はゆっくり出来るね! 飼いゆが野良ゆと勝手に番になって捨てられる展開を初めて考えた人って マジで天才だと思う -- 2011-03-03 15 43 23 こりゃれいむのほうが頭いいかもな -- 2011-09-30 12 30 42 ↓でもれいむも当然ながらエサを取ることができないww どっちも馬鹿 -- 2011-10-14 22 15 35 ととと特別な野良(笑) -- 2012-02-03 07 55 33 最後のチビワロタ -- 2016-02-14 23 09 07 れいむは生粋の野良なのになんで自力でエサ取れないんだよw -- 2017-01-18 01 37 56
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都会の雨さんもゆっくりしてるね 32KB ・『町れいむ一家の四季』シリーズ秋編2。 ・随分前にコメントで「自然界の雨なんかに逃げちゃってダメな子ねぇ。町の雨編も作りなさい、ボ・ウ・ヤ」 とセクシーにせまられたので、町中の雨編です。 ・何気に作者自身がこれまでの流れを忘れています。ヤバイ。 『都会の雨さんもゆっくりしてるね』 D.O 10月。秋雨の季節。 3日ほど前から、町はしとしと雨さんが降ったりやんだりで、太陽さんが顔を出さない日々が続いている。 町の人間さん達もこのような日々は、気分悪そうな表情を浮かべているわけだが、 ゆっくり達としては命にかかわる問題だけに、より一層表情は暗い。 ゆっくりが雨に弱いのはもはや周知の事実であろう。 この時期には森のゆっくり達も、冬ごもりほどではないにしろ、 食料と干し草の布団をおうちの中に貯め込んで、数日、場合によっては一週間近くもの間、 おうちの中にこもりきりとなる。そうせざるを得ないというべきか。 濡れた地面や草原を行動すると、雨でなくともあんよがふやけて身動きが取れなくなることもあるのだ。 まして雨の日では、外で行動すること自体、命知らずと言えよう。 だが、雨が降ったからおうちでゆっくりしていようね、というわけにはいかないのが町ゆの宿命でもある。 今日も夜明け前かられいむ一家は活動を始めていた。 「もうゆっくちあるけにゃいよぉ。」 不満を漏らす彼女は末っ子れいむ。 「ゆっくちがんばっちぇにぇ。わがまましゃんはときゃいはじゃにゃいわ。」 それをいさめるのは長女ありす。 れいむ自慢のゆっくりしたおちびちゃんたちだ。 ゆっくりにとって、雨中の行動はひたすら危険なだけであると思われがちだが、 水たまりさえ避ければ、町中ではあんよもそれほどひどくはぬれずに済むので、 どしゃ降りでもなければ案外なんとかなるものだったりする。 そんなわけで、経験を積んだ町ゆの場合は、むしろこれを食糧独占のチャンスと考えることもある。 なにせゴミ捨て場まで、雨から逃れつつたどりつける経路を知っていれば、 他の野良ゆが動けない間に食糧確保できるのだから。 「ゆ!あめさんはこわいけど、ゆっくりしたごはんさんのためにがんばるよ。」 「ゆーん。ゆっ、ゆぴぃっ!おきゃーしゃん、あんよがぬれちゃっちゃよぉ。」 「ゆゆっ!あぶないから、あんよがかわくまでおくちのなかにはいってね。」 「ゆゆーん。ゆっくちー。」 「じゅるいわ!わざとみずたまりしゃんにはいっちゃわにぇ!」 「ゆーん、おくちのなきゃは、ゆっくちできりゅよー。」 「ゆぁーん!ありしゅもおくちでゆっくちしちゃいわー。」 「ゆぅ。しょうがないよ。いそがないといけないから、ちょっとだけだよ。」 無論、赤ゆ達をより安全なおくちの中に入れてゴミ捨て場まで運びたいのは、親れいむとて同じ気持である。 というより、出来ることならばおうちでゆっくりお留守番しておいてもらいたいのだ。 それがどちらも出来ない理由は、 第一に、おうちの中ですら安全の保障などどこにもないことであり、 第二に、親れいむだっておくちに赤ゆを入れていては、雨の中では命の保証などないことであった。 赤ゆを2匹も口の中に入れて、とっさの危機に機敏(笑)な行動ができなくては、一家全滅である。 子供想いの親れいむですら冷徹な計算の元に行動せざるを得ないのは、町ゆの悲しい宿命であった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「きょうはちょっととおくまでかりにいくよ。」 「ゆーん、ぼうけんだにぇ!ゆっくちりきゃいしちゃよ。」 今朝のれいむ一家の目的地は、隣町の飲食店街ゴミ置き場。 なんといっても、レストランなどの新鮮な生ゴミは、野良ゆから見れば、宝の山だ。 それにこの地域は、路地裏や庇の下など、多少は雨から守られた場所にゴミがおいてあることが多い。 距離があるので危険は大きくなるが、それでも遠出するのは、やむを得ない事情がある。 れいむのおうちの近場では、しっかりした扉付きのごみ集積所が多く、 扉に鍵がかけられてしまえば、ゆっくりでは手が出せない(ずさんな所もそれなりにはあるが)。 一応、路上ゴミ集積所だってまったく無いわけではなく、晴れている日ならばそれなりに良好な狩場にはなる。 だが、その路上ゴミ集積所もまた厄介なのだ。 ところ変わって公園近く。 しとしとと雨の振り続ける路上に、高く積み上げられたゴミを、 路地裏に延びた木の枝の下からじっと眺めているゆっくりたちがいた。 成体のちぇんとらん、そして赤ちぇんが30数匹。 どうすればこのような家族構成になるかは不明だが、 確かなことは、このちぇんとらんも成体になりたての若いゆっくりで、 しかも野良になってまだ経験の浅いつがいだということだ。 「わかるよー。あめさんのおかげでほかのゆっくりがいないんだねー。」 「ちぇぇん。これでおちびちゃんたちがいっぱいむーしゃむーしゃできるよ。」 「わきゃるよー!はやくむーちゃむーちゃしゅるよー!」×35 生ゴミの満載された、手付かずのゴミ袋まではほとんど離れていない。 赤ちぇん達は生まれてこのかた、多すぎる家族のせいで、満腹になるまでむーしゃむーしゃできたことなど一度も無い。 目の前の宝の山に赤ちぇん達は、雨中にもかかわらず一斉に駆け出した。 「わきゃるよー!」×35 「おちびちゃんたち、あわてないでねっ!」 ぽよんっぽよんっぽよんっ・・・ ・・・・・・ぼちゃんっ!×35 路上には、浅いものから深いものまで無数の水たまりができている。 ゴミ集積所の周囲だからと言って、特段配慮がなされているわけも無く、 そもそも集積所自体が水没していることもある。 ごはんの山に目がいっていた赤ちぇんたちは、ほとんど一斉に水たまりに踏み込んだ。 「ゆぴゃぁぁ!わきゃらにゃいよぉぉ!」 「おみじゅしゃんはゆっくちできにゃいぃぃ!」 「おちびちゃん!ゆっくりしないで、おみずさんからでてきてね!」 「ゆ・・・ゆゆ?・・・みゃみゃ、ぴゃぴゃぁ!あんよしゃんうごかにゃいよぉぉぉ!」×35 ここに来るまでに濡れた路上でしっかり水分を吸っていたあんよは、水たまりに突っ込んだことで、 一気に歩行できなくなるほどにふやけてしまう。 こうして身動きが封じられた後に、ゆっくりと雨の中で溶け死んでいくのは、 町に限らずゆっくりの、ごくごく一般的な死亡パターンだ。 「わからないよー!おちびちゃんたちいまたすけるよー!」 「おちびちゃんたち、らんのしっぽにつかまってね!」 「ゆぇぇぇん。ぴゃぴゃぁぁぁ・・・ゆびぇっ!あんよしゃんやぶけちゃぁぁあ!」 「おぢびぢゃぁぁあああん!」 「おにぇえぢゃぁん!わぎゃらないよぉぉぉ!」 「もっぢょ、ゆっぐ・・・わぎゃら・・・」 「ゆぴぃぃぃ!ぴゃぴゃぁぁ!はやぐおみじゅじゃんがらだじでぇぇぇ!」 「ゆぐっゆぐぅぅ、おちびちゃん!しっかりしっぽにかみついてね!こーん!」 ひょいっ! びりっ!ぼちゃぼちゃぼちゃ・・・。 水たまりの外から尻尾を伸ばしたらん。 その、らんの尻尾に噛み付いた赤ちぇん達は、無事に水面から離れ、 その大半は次の瞬間、チョコの重みであんよが破け、中身を水面にぶちまけた。 ついさっきまでまん丸のかわいいおちびちゃんだったものが、 洗濯を終えたあとのTシャツのように、ぴらぴらと尻尾にぶら下がっている。 「「ゆっ・・・、ゆっ!?ゆぎゃぁぁぁぁ!!おぢびぢゃぁぁぁぁああん!!!」」 ぽとぽとっ・・・ 少し時間を置いて、らんの尻尾に食い込んでいた歯が外れたのであろう、 中身を失ったおちびちゃん達の皮が、水面にぽとぽとと着水していったのであった。 小雨の中で憔悴しきったちぇんとらんの元に残されたのは、 あんよがふやけきった7匹の赤ちぇんのみ。 だが、多大な犠牲を払って、せっかく水たまりの隙間を潜り抜けてきた以上、 なんとしてでもごはんを手に入れるべきであった。 しかし、小雨は今もらん一家の上に降り続けている。 急がなければならない。 「ちぇん。ゆっくりふくろさんをあけるよ。」 「わかるよー。らんしゃまはそっちをかんでてねー。」 ビリビリと引き裂かれるびしょ濡れのゴミ袋。 その内側からは人間さんの食べ物の匂いがふわりと漂って来る。 野良の数少ないゆっくり、むーしゃむーしゃ。 姉妹の減った赤ちぇんたちは、それでも悲しみに釣り合って有り余るだけのゆっくりを手に入れようとしていた。 「わきゃるよー!」×7 大きく縦に引き裂かれたゴミ袋から、山盛りの生ゴミがぶちまけられた。 ゴミ袋から短冊状に引き裂かれたピニル片が、風に吹かれて、ぴらぴらと揺れる。 ちぇんもらんも、もはやくわえておく必要の無くなったビニル片をぺっと吐き捨て、 口いっぱいにたまったよだれを、おちびちゃん同様だらしなくたらしていた。 「ゆっくりいただきます!!!」×9 その時、ちぇんが口から離したビニル片が、雨水をたっぷりと巻き込んだまま、 風で浮き上がって、ふわりと赤ちぇんたちに覆いかぶさった。 「ゆぴゃぁっ、おみじゅしゃん、こわいよぉぉぉぉ」 「おちびちゃぁぁああん!いまどけてあげるよー!」 ちぇんは、おちびちゃん達に張り付いてゆっくりと命を奪おうとしているビニル片の端を噛み、 おちびちゃんからはがすために、思いっきり引っ張った。 かぷっ!「せーの、ゆいしょ!」ぺりぺりぺりっ! 「ゆゆーん!ころがっちぇるよー!」×7 ぽちゃん×7 「・・・・・・わきゃらないよー!」×7 水分をしっかりと吸って、ビニル片に体が張り付いていた赤ちぇん達は、 ちぇんがビニル片を思いっきり引っ張った勢いで、何とか引きはがされることに成功した。 そして、解放された勢いをそのままに、ころころと水たまりまで転がり、再びあんよを水たまりに着水させたのであった。 一方ちぇんは、 「ゆわぁぁぁぁん!ごみさんがおめめにくっついて、なにもみえないよー!らんしゃまー!」 「ちぇんっ、ちぇぇぇぇええん!」 赤ちぇん達の体からはがされた勢いで、ビニル片はちぇんの全身にまとわりつき、 その視界と体の自由を奪っていた。 「ゆあーん!わがらな『ゴロン、ボチャッ!』・・・ごぼごぼ・・・」 「ちぇぇぇぇぇぇぇぇえええん!!!おぢびぢゃぁぁぁん!!!」 そしてあんよを滑らし、顔面から水たまりに突っ込んだのであった。 水たまりは浅い。だが、おちびちゃんたちは奥まで転がり過ぎていた。尻尾は届かない。 それに、水たまりに飛び込んで家族たちを助けるには、らんのあんよも濡れすぎていた。 飛び込めば自分もすぐに動けなくなる。 しかも、おちびちゃんたちはともかく、 ちぇんは尻尾につかまらせて引き上げるには大きすぎた。 誰かに助けを・・・・・・ などと、らんが悠長に手をこまねいている間に、おちびちゃんたちの足元と、 身動きの取れないちぇんの水に接している部分から、 じわじわと溶けたチョコがにじみ始めていた。 それはらんに、時間切れであることを伝えていた。 「ぴゃぴゃぁぁあ、あんよが、あんよが・・・だじゅげでぇぇぇぇ・・・ゆっぐぢぃ・・・」 「ちぇぇぇぇぇえええん!!!おちびちゃぁぁぁぁあああん!!!」 身動きを取れない限り、いかにゆっくりとはいえ簡単に中身が流出していくことは無い。 ちぇんとおちびちゃんたちは、最後までお腹を空かせながら、ゆっくり、ゆっくりと中身を失っていったのであった。 その雨と涙に濡れた瞳の先に、全てをあきらめてごはんをむーしゃむーしゃし始めたらんを眺めながら・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆーん。ここはあめさんがこない、みちのすみっこをあるこうね。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」×2 「ぷりゅぷりゅぷりゅ!しゅっきりー。」 「ぺーろ、ぺーろ。ゆっくりしてね、おちびちゃん。」 「きれいになっちゃよ!しゅっきりー。」 小雨の中ならば、町中には雨を避けることができる場所は、そこかしこにある。 体に付いた雨のしずくを体を振って払い、互いにぺーろぺーろして体を乾かしながら、 体が溶けはじめないように慎重に歩みを進める。と、その時、 「ゆゆっ?まりしゃがあんなとこにいりゅわ!」 れいむがありすの示す方を見ると、歩道の側溝、その集水枡の中に、まりさ親子がいた。 グレーチング蓋の下で、れいむ達を疲れ切った表情で見上げている。 親まりさは帽子に乗って、集水枡に流れ込み続ける雨水に浮かんでいるが、あんよはしっとりと水を吸って餡子が透けている有様だ。 親まりさの傍らには、こちらも帽子に乗って水に浮かぶ子まりさが2匹。 疲れきっているのか、れいむ達の方を見上げることもなくうつむいている。 その周りには、赤まりさたちのものであったろう小さな帽子が5つ、ぷかぷかと浮いていた。 「ゆゆっ!まりさたちゆっくりしてないよ!」 「まりしゃおにぇーしゃん、どうちてしょんなところにいるにょ?」 「・・・・・・でられないんだよ・・・・・・。」 「ゆぁぁ・・・とっちぇもゆっくちしちぇにゃいわ。」 この親まりさ、実は最近育ての親とケンカ別れした若ゆっくりであった。 おうちを飛び出した理由となった無計画なにんっしんも、反抗期ゆえの過ちという有様。 優秀なまりさに育てられたために、食料に困ったこともなく、体ばかりは成体サイズだが、生活力は町ゆの水準以下と言わざるをえなかった。 そんな訳で、口うるさい親元を飛び出して意気揚々と、他のゆっくりが使っていなかった側溝の中をおうちにしてしまっていた。 結果は今の通り、雨に降られ、雨水の激しい流れに逆らうこともできずここまで行きついてしまったわけである。 運よく上には民家の木の枝が伸びていたこともあったため、雨を直接受けとめることはなかったが、 それにしても、閉じ込められてから3日、よくもまあ親子ともども生き延びていたといえよう。 「ゆー!こんなのとかいはじゃにゃいわ!まりしゃたちをたすけりゅよ!」 「「「えいえいゆー!」」」 親れいむはその体格を生かして、蓋を力任せにはずそうとする。 一方赤ゆたちは、その小ささを生かして入り口がないかと周辺を探す。 ・・・そして2分後、れいむ一家は出来ることは全てやり終え、ゆっくりとあきらめた。 「おちびちゃんたち、もういこうね・・・。」 「べ・・・、べつにないてりゅわけじゃにゃいわ・・・。なかまをみすてりゅのなんて、はじめてじゃにゃいもの・・・。」 まりさは、最後の力を振り絞ってオール(として使っている木の棒)を集水枡の壁に打ちつける。 これまで3日、コンクリート製の壁に何とか脱出口を開けようと、何千回と続けてきた行為であった。 その結果、オールの先端はもはや古い歯ブラシの様にボロボロになり、 一方壁の方は、こびりついていた泥がはがれてきれいな灰色の姿を取り戻していた。 数回オールを弱々しく壁に打ち付け終えると、まりさはふぅ・・・とため息をつく。 クマのできた目をぐったりとうつむいたままの子まりさ達に向け、オールを2匹の体にあてがうと、誰に聞かせるでもなく呟いた。 「おどーじゃん・・・わるいごでごめんにゃしゃい・・・。」 ぽちゃぽちゃん。 ・・・・・・・・・・ぼちゃん。 まりさの呟きが聞こえてまもなく、 れいむたちの背後では、饅頭が3つ、水に落ちる音が響いた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「おちびちゃん、もうなきやんでね。」 「おにぇーちゃん、ゆっくちしちぇにぇ。」 「も、もうないちぇなんかいにゃいわ!あめしゃんでぬれちゃったにょよ!」 しかし、集水枡まりさを助けようとれいむ達が奮闘している間に、雨は激しさを増してしまった。 れいむ達もさすがに移動をやめ、植栽の下で雨宿りをしている。 「ゆぅ。あめしゃんゆっくちしちぇにゃいよ。」 「そうだね。ここだと、はっぱさんからおみずさんがおちてくるよ。」 このまま植栽の下にいると、ゆっくり出来なくなるかもしれない。 濡れるのを我慢して、歩道を横切り商店の軒下に移動しようかとしていた、その時であった。 「おちびちゃんたち。おかあさんのおくちのなかに・・・」 ブロロロロォォォォ・・・バシャァアアアン! 「「「・・・・・・。ゆっ、ゆびゃぁぁぁぁあああ!おみずさんはゆっぐりでぎないぃぃぃぃいい!!!」」」 夜も明け、道路に増え始めた人間さんのすぃーは、勢いよく水たまりの水を跳ねあげる。 まるで、ゆっくりのことなど気にも留めていないかのように。 れいむ達も、突然すぃーに浴びせられた泥水は、さすがに避けることができなった。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・・・・」 「おぢびぢゃぁぁぁああん!!!おぐぢのながでゆっぐぢじでぇぇぇぇええ!!!」 親れいむは、一瞬で三途の川を渡り始めたおちびちゃん達をお口に放り込むと、 雨に濡れる歩道をゆっくり急いで横断し、店の軒下に駆け込んだ。 自分が濡れているのも構わず、おちびちゃん達をぺーろぺーろし続ける親れいむ。 その甲斐あって、親れいむ自身は少々ふやけてしまったものの、何とかおちびちゃんたちは意識を取り戻した。 「ゆ、・・・ゆぴっ。おきゃーしゃん、ゆっぐぢ。」 「おちびちゃぁぁぁん、よがっだぁ。ゆっぐぢぢで、ゆっぐぢぢでねぇぇぇ。」 「にんげんしゃんのすぃーはとっちぇもいなかものにぇ。」 「ゆぅ。こわいから、あんまりちかづかないよう・・・ゆゆっおちびちゃんっ!」 「?」 「か・・・かちゅーしゃさんがなぐなっでるよぉぉぉ!!!」 「ゆあーん。おにぇーちゃんがゆっくちできにゃいよー。」 「あ、ありしゅのゆっくちした、かちゅーしゃしゃんがー。」 最近では、飾りのないゆっくりなど、町中では珍しくもなく、同族に殺傷されることもほとんどなくなった。 飾りごとバッジを奪われた捨てゆっくりが町中にあふれているため、いちいち過剰反応していられないためだ。 だが、殺傷こそされないにしても、 飾りがない=ゆっくりできない、ということは変わらない。 長女ありすの狼狽は特に激しく、きょろきょろと周囲を見回しているが、景色など眼には映っていない有様だった。 「かちゅーしゃしゃん、ゆっくちちちぇぇぇぇええ!」 人間さんのすぃーのブレーキランプを見ては、カチューシャさんだと言って跳ねていき、 「ゆゆっ!『ぽふっ』ゆあーん、ありしゅのかちゅーしゃしゃんじゃにゃいー。」 炭酸飲料のペットボトルの赤いキャップを頭にのせてみては、がっかりする長女ありす。 「おにぇーしゃん、ゆっくちしちぇー。」 その落着きを失った姉の姿を見て、末っ子れいむもめそめそと泣き続けるばかり。 「ゆぅ・・・おちびちゃん、ゆっくり、ゆゆっ!?おちびちゃん、かちゅーしゃさんがあっちに・・・」 「ありしゅのかちゅーしゃしゃん!?」 そうしてしばらく探しているうち、親れいむがカチューシャを見つけた。 れいむ一家が雨宿りをしていた植栽の前の水たまりにぷかぷかと浮かんでいる赤いカチューシャ。 おそらく、先ほど泥水を浴びせかけられた時、カチューシャだけ吹き飛ばされてしまったのであろう。 「よかったね、おちびちゃん。これでゆっくりできるよ。」 「よかっちゃー!」×2 そして、その直後、大量の雨水はそこに浮かぶカチューシャごと、側溝に流れ込んでいった。 「ゆ・・・ゆっぐぢ・・・ありしゅ、もうゆっぐぢでぎにゃい・・・」 「おにぇーぢゃぁん、ゆっぐぢぢじぇぇぇぇええ!」 「みにゃいでぇ、ゆっぐぢでぎにゃいありしゅをみにゃいでぇ・・・」 「おちびちゃん・・・。」 飾りを失ったゆっくり、それは、うんうんより汚く、ゲスよりも不快で、 ぺにぺにのないありすよりも役に立たない、もっともゆっくり出来ないゆっくり。 実際はそうでもないはずなのだが、ゆっくり的にはそう言うことなのだ。 「すてちぇ・・・ありしゅみちゃいなゆっくちできにゃいゆっくちはおきゃーしゃんとゆっくちできにゃい・・・」 ・・・・・・。べしんっ! 長女ありすは、突然ほっぺに強い衝撃を受けて、歩道の真ん中あたりまで吹っ飛ばされた。 親れいむがもみあげで、長女ありすをひっぱたいたのだ。 「ゆぴゃっ!おきゃーしゃん?」 「おちびちゃん・・・おちびちゃんは、かちゅーしゃさんなんてなくても、れいむのかわいいおちびちゃんなんだよ。」 「ゆっ!」 「だから・・・だから、これでおわかれなんて、ゆっくりできないこといわないでね!」 「おきゃーしゃん・・・」 「しょーだよぉ。おにぇーちゃんは、とっちぇもゆっくちしたゆっくちだよ!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」 「れいみゅ・・・」 早朝の雨の中、人通りもほとんどない歩道上で、 不幸に見舞われながらも、れいむ一家は家族の絆を再確認したのであった。 「わかっちゃよ!ありしゅはかちゅーしゃしゃんがなくっちぇも、ときゃい『ぐちゃっ』・・・」 「やべっ、なんか踏んだ。汚ねぇ。」 そして、そんなことはどうでもいい人間さんの足が、 歩道の真ん中でうろちょろしていた赤ありすを踏みつぶしていったのだった。 目の前から消えた長女ありすの居たあたりから、飛び散ったカスタードを全身に浴びたれいむ親子。 その口の中には、これまで味わったことのない極上の甘みが広がっていた。 しばらく茫然としているうち、親れいむのほっぺにくっついていた、小さな粒が転がり落ちる。 それは、カスタードの圧力で飛ばされた、長女ありすのきれいなおめめだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 家族がまた一匹減ってしまい、気を落とすれいむ親子であったが、 だからと言って、今日はおうちに帰ってお葬式をあげよう、とはいかない。 雨も弱まってきたことだし、当初の予定通りゴミ捨て場さんに狩りに行かなくてはならないのだ。 アクシデント続きで、親れいむの予定より遅れてしまっているが、 ゴミを回収するすぃーは、れいむ達の狩りを待ってはくれない。急がなければ。 とはいえ、そろそろ本格的に多くなり始めた人間さんのすぃーは、容赦なく歩道に水しぶきをあげる。 道路のどこにでも水たまりができるわけではないが、 今れいむ一家の前に見える道は、町でも特に改修が遅れている範囲であり、 しぶきが激しく歩道にまきあげられている。 その様はさながら、対ゆっくり結界といった風ですらあった。 じゃばぁぁぁん 「「「わがらにゃ・・・」」」 じゃばぁぁ 「「わがら・・・」」 じゃばぁ 「わがらにゃいよぉ・・・。」 親れいむは、れいむ一家と同じく歩道を歩いていたちぇん一家70匹以上が、 わずか家3軒分も進まぬうちに全滅する姿を目の当たりにした。 「ゆ、ゆぅ。これはあぶなすぎるよ。とおくなるけどべつのみちにいこうね。」 「ゆっくちりかい「むきゅ、そのひつようはないわ」ゆ?」 そこには一匹のぱちゅりーがいた。 一口にぱちゅりーと言ってもいろいろだが、このぱちゅりーの瞳には、知性の輝きがなくもない。 ちぇん達よりは頼りになりそうである。 「むきゅん。とおまわりはきけんがふえるだけよ。これをつかうのよ。」 ぱちぇが取り出したのは、買い物袋。 「むきゅーん!これをかぶれば、あめさんおそるるにたる、なのよ!」 「しゅごーい!ぱちぇおにぇーしゃん、ありがちょー!」 さっそくれいむは頭に末っ子れいむを乗せて、その上から透明なビニル袋をすっぽりかぶる。 「ゆゆーん。まりさになったきぶんだよ!」 「むきゅむきゅ。でも、あんまりおみずさんををかぶらないほうがいいわ。ぱちぇのおてほんをみてるのよ。」 ぱちぇも、すっぽりと白地に企業のロゴが入ったコンビニ袋をかぶると、 水しぶきの降り注ぐ歩道に突っ込んでいった。 ブロロォォォォ・・・ばしゃぁぁん!「むきゅー!」 バシャバシャバシャ!「むぎゅっ!ふくろさん、まえがみえないわ!どいてぇぇぇ!」 ブォロロロ・・・プップー「糞饅頭!道路にでてくんじゃねぇ!!!」「むきゅぅぅぅ!まえが、まえがみえないわぁぁ!」 グシャッ!!! ・・・・・・・・・・。 ぱちぇの声が聞こえなくなった後、道路のど真ん中には、 紫色の布地と、その周囲に飛び散ったクリームの跡だけが残されていた。 しかし、彼女の献策と尊い犠牲により、れいむ親子はなんとか最大の難所を通り抜けることができたのだった。 「とおくなるけど、ちがうみちにいこうね。おちびちゃん。」 「ゆっくちりかいしちゃよ!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 雨が一時的にしろ降りやみ、れいむ親子は、大きな河川敷を持つ川に架かる、 橋の上をぽよんぽよんと進んでいた。れいむ親子は運が良かった。 もしも、雨がやんでいなければ、屋根一つない橋の上は進めず、 橋の裏側、鉄骨やパイプの細い足場を、ナメクジのように這い進んで川を渡る必要があったからだ。 「なつさんは、おみずさんがなくって、ゆっくりできなかったよ。 おちびちゃん、こんどなつさんがきたら、ここでおみずさんをのむんだよ。」 「ゆっくちりかいしちゃよ!」 親れいむは町の酷暑で、家族まとめて生死の境をさまよった経験がある。 その時は親れいむのさらに親であるれいむが、 河川敷までたどり着く道のりを知らなかったばかりに、乾きに苦しむこととなった。 ゆっくりの行動半径の狭さでは仕方がなかったとはいえ、水の不足は、親れいむのトラウマとなって未だに残っている。 だからこうして、また夏が来た時のために、おちびちゃんに知識を残していくのだ。 無論、親れいむも、次の夏を迎えた時のために対策を怠らない。そんなことしても、無駄であるにもかかわらず。 「?おきゃーしゃん、あにょでっかいかべしゃんはなんなにょ?」 「ゆーん。にんげんさんがつくったかべさんだね。れいむもよくわからないよ。」 川の上流には、金属でつくられた壁が、川をせき止めるようにして建てられていた。 ゆっくりにはよくわからない壁さんだが、要するに水門である。 川の水量や水の流れる向きを調整したりするために造られており、 むろんこの川にも大昔からいくつも設置されていた。 だが、ここ数年で、この町ではさらに数か所の水門が、ある目的のために新たに設置された。 『プォーーーーーン。これより、虹浦水門から湯栗水門までの区間における、ゆっくり洗浄を実施します。 河川敷から至急退去して下さい。繰り返します・・・』 5分後、水門の開放とともに、大小様々な、肌色をした大量の玉が、雨水で増水した水とともに下流に流れ込み始めた。 「ゆぅ?おきゃーしゃん。へんにゃにょがういちぇるよ?」 「ゆーん、なんだろうね?」 上流から流れ込んだ大量の水は、さらに下流にある水門でせき止められ、堤防内は見る見るうちに増水していく。 「しゅごーい!おみずしゃんいっぴゃいだよぉ。」 「ゆぅ、にんげんさんはすごいよ。ゆ・・・・ゆ?ゆ、ゆぁぁぁ・・・」 先に変化に気づいたのは、親れいむであった。 増水した川の両岸、堤防のあたりから、ぷかり、ぷかり、と新たに肌色をした玉が浮かびあがる。 その量は、2分、3分と経つうち、10、100、500と増えていき、気がつけば、川の水面を埋め尽くしていた。 その玉と一緒に浮かびあがって来たのは・・・・・・まりさの黒いお帽子であった。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・ゆ゛ぁぁぁああああ!!!」 「おっ、おちびちゃんたちみちゃだめぇぇえ!」 「やっ、やじゃぁぁぁああああ!にんげんしゃん、どぼぢでごんなことしゅるのぉぉぉぉおおおお!!!」 「おちびちゃん!みちゃだめ、みちゃだめぇ。はやくいくんだよぉぉぉ・・・」 ゆっくり洗浄、それは、梅雨・秋雨の増水時期に合わせて、川に設置された水門を開放、 堤防に巣穴を掘るゆっくりを溺死させて流しつくす作業である。 気候の安定した春の半ばと秋の初めに大量繁殖する町ゆっくりが、 ちょうど独り立ちして自分のおうちを探すのがこの時期。 巣穴作りに適した、土をむき出しにしている堤防には、役所の防災担当者が頭を抱えるほどの量の巣穴が掘られる。 放っておけば、ここでさらに赤ゆを産んだゆっくり達が、おうちの拡張のために巣穴を深く、大きく広げ始める。 町の安全を最優先とする以上、中途半端な同情など許される余地はなかった。 なお、ここ数年は、溺死させられた不幸なゆっくり達を供養するために、 年末の寒い時期、ちるのが川に大量発生する時期に合わせて、まりさに似せたぬいぐるみを川に流す、 『ゆっくり流し』と呼ばれる行事が行われるようになった。 昨年は、来場者20万人を記録している人気行事として定着しつつある。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむ親子はすっかり意気消沈していたが、 それでもむーしゃむーしゃと言うゆっくりを得るため、飲食店街へと向かう。 今目の前にあるのは、かつて親切なゆうかりんからお水をもらった、『がっこう』さん。 この敷地を通り抜ければ、目的地は目の前だ。 「ゆゆっ?おきゃーしゃん、にんげんしゃんがいりゅよ?」 「ゆっ、おちびちゃんかくれてね。」 「ゆー、ゆぅ?おきゃーしゃん、あのにんげんしゃん、はこしゃんとおはなししちぇるよ?」 「ゆぅん?なんだろうね?ちかづいてみるよ。」 れいむの視線の先、校庭をはさんで反対側には、雨の日、しかも早朝だというのに、 黄色いカッパと長靴を着こんだ、小学生くらいであろう人間さんの女の子が、 大きなバケツをひっくり返したような箱に向かって、話しかけていた。 ゆっくりにはわからないだろうが、その箱は、一般的にコンポストと呼ばれている、 家庭から出る生ゴミ等から肥料を作る道具であった。 「コンポストさま、コンポストさま、お友だちとなかなおりするほうほうをおしえてください!」 「ゆふーん、なんなのぜ。またじゃりもとおにーさんのおちびちゃんなのぜ。あまあまはあるのぜ?」 「はい、どーぞ。」 餡子のかたまりを2~3個コンポストの中にそっと入れる 「ゆふーん。かんしんなのぜ。むーしゃむーしゃ!じゃあ、おはなしをきいてあげるのぜぇ!」 「はい、じつは・・・」 「ゆーん。にゃんだろう、おきゃーしゃん。」 「ゆゆぅ、あれはきっと、にんげんさんのおねがいをきいてくれるはこさんなんだよ。」 「しゅごーい!れいみゅたちのおねがいもきーてくれりゅかなぁ?」 「ゆーん・・・」 「・・・きっとみんなつんでれさんなのぜ。あきゅんちゃんもきにしないで、もっとすっきりーをみせてあげればいいのぜ。」 「そうなんだぁ。コンポストさま、ありがとうございました。」 「ゆふぃ。おなやみそうだんはつかれるのぜぇ。にんげんさんもらくじゃなさそうなのぜぇ。」 と、人間さんがいなくなったのを見計らって、れいむ親子がコンポスト前に駆け寄った。 「・・・こんぽすとしゃま?れいみゅのおねがいきーちぇにぇ!」 「ゆゆっ!?まり・・・こんぽすとさまは、まだおねむのじかんなのぜぇ。あまあまがあるならおはなしきいてあげるのぜぇ。」 「ゆゆーん。にゃいよぉ。」 「ゆぅ、しけてるのぜぇ。まあ、はじめてなら、ただでおはなしきいてあげるのぜぇ。」 「ゆーん、ありがちょー。れいみゅ、おみずしゃんのなかでもゆっくちしちゃいんだよぉ。」 「・・・にんげんさんだって、おみずさんのなかじゃ、しぬときゃしぬのぜ。あきらめるのぜ。」 「ゆがーん!でみょでみょ、あめしゃんのなかでもにんげんしゃんはへーきだよ?」 「ゆぅ・・・ゆゆっ!?それなら、ここのゆうかりんにおねがいしてみるのぜぇ!」 ゆうかりんという名前を聞いて、親れいむも反応した。 ゆうかりん・・・夏の酷暑の中、貴重なお水さんをくれた、とてもゆっくりしたゆっくり。 「ゆっ!ゆうかりんはいまもいるの!?」 「なにいってるのぜ。このまり・・・こんぽすとさまのどれいなのぜぇ。 まいにちごはんさんをもってくるおしごとと、うんうんをかたづけるおしごとを、やらせてあげてるのぜ。 たんじゅんだから、ないておねがいしたら、きっとなんとかしてくれるのぜぇ。」 「・・・そう?コンポスト様。ゆうかは奴隷なのね。」 親れいむが振り向くと、そこには夏に出会って以来の、あの親切なゆうかりんが立っていた。 満面の笑みを浮かべているが、笑顔がなんだか怖い。 「ゆぎぇっ!?ゆうかりん、いつのまにいたのぜ!・・・さっきのはじょうだんなのぜ。」 「また、変な商売をしてるのね。」 「ゆっへへへ、おなやみをきいてあげてるだけなんだぜ。にんげんさんもよろこんでるのぜ。」 「ちなみに昨日の給食はカレーだったわ。朝ごはんを楽しみにしててね。」 「かれーさんはゆっくりできないぃぃぃいいいい!!!」 一方親れいむは、雨の中久々に出会ったゆうかりんに、母と一緒に過ごした夏の日々を思い出し、 おちびちゃんに戻ったように涙を流し始めた。 「?れいむ?ゆうか、何かひどいことした?」 「ゆあーん、おかーじゃーん、ゆうかりーん。」 すっかり困り果てたゆうかりんは、同じく困り果てている末っ子れいむを連れて、 取りあえず校内に引き上げることにした。 「・・・れいむは、あの時のおちびちゃんだったのね。 あのコンポストの中身は、あの時のまりさなのよ、覚えてる?」 「ゆーん、よくわからないよ。でも、なんでまりさはこんぽすとさまなの?」 「最初はゆうかがきっかけなのよ。仕事で不満がたまってたから、愚痴を聞いてもらってたの。」 「?ゆうかりん、きれいだし、すごくゆっくりできるのに。おしごとたいへんなの?」 「・・・ちょっと先生も子供達もイタズラ好きが多くって、疲れちゃうの。昨日だって、あんなのずっと挿れとけだなんて・・・。」 「ゆぅ、ゆっくりしてね。」 「大丈夫よ。ゆうかもそんなに嫌じゃないから。とにかく、それを学校のみんなに見られてたのね。 いつのまにか、子供達みんなの相談相手になってたのよ。あまあまとか欲しがらないなら、別に悪くは無いんだけど。 ・・・そんなことよりれいむ。」 「?」 「まりさのお話じゃないけど、いいものをあげるわ。」 「あみゃあみゃ?」 「ご飯さんはあげられないきまりなの。ごめんね。・・・」 「・・・ゆっくりしていけ。」 「ふらんだぁぁぁぁあああ!」×2 和室使用の豪華な校務員室では、ふらんがうとうととしながら服を着替えていた。 「後輩よ。最近忙しくなったからって一人増やしてくれたの。」 「ゆぅ。ふらんはゆっくちしたふらん?」 「・・・ニヤリ。」 「ゆびゃぁぁぁあああ!ゆっくちしちぇぇぇぇええ!」 「うー、なにもしてないのに。」 などと、末っ子れいむとふらんがじゃれ合っている間に、ゆうかりんは物置からスプレー缶を持ってきた。 「あった、これよ。いいもの。」プシュー! 「ゆげへぇ!へんなのかけないでね!ゆっくりできないよ。」 「傘用の防水スプレーよ。少しの雨さんくらいなら、はじいてくれるわ。 ゆっくり用じゃないから、長持ちはしないけどね。」 「ゆっ?ほんちょに?ゆうかりん、ありがちょー!」 「あなた達も大変だと思うけど、がんばってね。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ゆうかりんは、やっぱりゆっくりしたゆうかりんだった。 れいむ親子は雨の中を、生まれて初めて溶ける恐怖から解放されて、快適に歩いていた。 「ゆっゆーん!ゆうかりんしゅごーい!あめしゃんじぇんじぇんぬれにゃいよ!」 「ゆーん!よかったね!」 「きっちょ、こんぽすとしゃまがおねがいをかなえちぇくれたんだにぇ!」 「ゆ、ゆぅ・・・」 ともあれ、多くの犠牲を払いながらも、ついにれいむ親子は目的地に到着したのであった。 飲食店から出されて、回収を待つ半透明の袋の中には、ゆっくりしたご飯さんが見えている。 きいろいふわふわのおむれつさん、みみずさんみたいでおいしいぱしたさん、おやさいさんもたくさんある。 それは、町のゆっくり達が求めてやまない、宝の山そのものであった。 「ゆわぁぁ。はやくむーちゃむーちゃしちゃいよぉ。」 だが、雨はともかく、人間さんが見ているかもしれないので、危険はある。 末っ子れいむを近くの飲食店の軒下に残し、親れいむだけでゴミ集積所に向かうことにした。 生ゴミの入った袋は無傷。周囲には未だにゆっくりの影は無く、れいむ達で独占状態だ。 体はゆうかりんのおかげで雨粒をはじき、普段なら命がけの、雨中でのゴミ漁りもゆっくりとできる。 きっとすばらしいあまあまを見つけられるだろう。 「ゆっくりごはんさんをみつけるよ!」 「ゆっくちがんばっちぇにぇ!」 ずぼっ!ごそごそごそ・・・ 「・・すごいよぉ。こんなにいっぱい。おちびちゃんまっててね!・・・」 ごそごそごそ・・・ ブロロロロォォォォ。キキーッ! 「よーしゴミ積み込めぇ。」 「ういーす。」 ポイポイポイッ、ドサドサッ!ウィーン、グシャグシャグシャグシャ。 「終わりやしたー。」 「とっとと乗れぇ、次行くぞぉ。」 ・・・・・・ゴミ捨て場には何も残らなかった。 あまあまも、ゆっくりしたおむれつさんやぱしたさんも、親れいむも。 末っ子れいむは呆然としたまま、空となったゴミ捨て場を眺め続けた。 側溝まりさは、第1作『真夏−』では赤ゆっくりとして登場しています。 どの赤まりさとは言いませんが。 ちなみにふらんは、9月からゆうかりんの助手として勤務を始めています。 初々しくて可愛いと評判も上々みたいです。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. 本作品 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) 挿絵 by儚いあき 挿絵 by儚いあき いふ挿絵 by嘆きあき D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 初めて日本語を読めない人を見た気がする -- 2016-02-18 23 07 13 最後の挿絵が関係ない気がする、上手く言葉に出来ないけど、作者は凄いな -- 2013-01-16 10 51 19 イラストの赤キャップありすがなんだかロシア人みたいだ -- 2011-08-23 01 43 59 アリスが潰されるとことか あっさり感がすごくよかったです -- 2011-03-29 14 12 37 最後あっさりゴミになってワロタw -- 2011-01-20 04 08 43 このシリーズはゆっくりに対してドライなかんじがいいです。直接的な虐待でなくなんかしかたないよねってかんじの、人間にもありそうな不幸というか・・・ゆん生(人生)ってこんなこともあるさ。理不尽だねえ・・・ってかんじの。すみません、うまく言えない。 -- 2010-08-21 20 47 10
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「ふたば系ゆっくりいじめ 520 てるよ2 ~俺と希少種と森と~/コメントログ」
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1025 妖怪饅頭の話/コメントログ」 超面白かった。ぞくぞくした。 -- 2010-06-20 06 41 26 面白かったですね! 虐待無しでも夢中になって読んでしまった位に そう言えば、中国の妖怪でチョンチョンなんて言うのも居ますね、人の頭だけが飛んでる様な妖怪です 不吉な事が起きる前触れとも言われて居る妖怪です でもイラストとか設定見るとどう見てもゆっくりに見えてしまいますw -- 2010-07-20 01 12 44 そのゲスゆっくり達も甘味を多くの民衆に提供し飢饉が発生した時にも多くの人々を救うわけで・・・ それらも含めて豊穣の神からの「感謝」に対するお返しなのかもしれない -- 2010-07-31 23 22 09 妖怪噺は無条件で大好きです。 -- 2010-08-09 18 42 29 良い設定話だ。面白かったよー! -- 2010-12-07 22 20 24 ゆ虐界にアラマタ御大降臨か?! 最後の「40秒で支度しな!」まではそう思ってました。 -- 2010-12-12 16 14 23 「40秒で支度しな!」で最後はしっかり笑わせてもらったw -- 2011-08-13 01 46 59 ドーラwww -- 2011-10-25 20 56 11
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「ふたば系ゆっくりいじめ 130 数は罪 数は暴力 数は罰 上/コメントログ」 傷れいむ頭良すぎだろww -- 2010-08-10 00 01 50 いや、全員ゆっくりにしては頭良すぎなんじゃね?w 初日のミスの原因とか理解できなさそうw -- 2010-09-14 01 13 34
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『久城学園の不思議』 お借りします 23KB ※久城学園の飼育→久城学園の夜→と続いています この二つを読まないと、訳がわからないかもしれません ギャグです、ぬるいじめです HENTAI注意 今回の登場人物 まりさ 今回の主人公。 久城先生 学校の理事長。胡散臭い笑みが素敵なお兄さん。 鬼居先生 芽出先生(同僚のお姉さん。今回は登場無し)LOVEの人。 めーりん 金バッチ。中身は激辛ピザまん。 あらすじ 人間の卑怯な罠に落ちて、お帽子に鎖を取り付けられてしまったまりさ。 しかし、人間の手先となっためーりんを聡明なるまりさの作戦によって倒し、 ついに、自らの手で自由を手にしたまりさ・・・。 卑劣な手段で自分を捕また人間に、まりさの復習が始まるのだった・・・。 ・・・以上まりさの餡内(脳内)より引用。 以下本編 キーンコーンカーンコーン ・・・という鐘の音が鳴り響いていた校舎も今はしいんと静か。 それは、今が真っ暗な夜だから。 中等部の生徒達は既に家に帰り、昼間の喧噪が嘘であるかのよう。 その、真っ暗な校舎の隅をぽよん、ぽよんと跳ねる一つの影・・・。 ゆっくりまりさだ。 先ほど帽子を交換したまりさの事は心配要らないだろう。 あのおうちに居る限りは人間は手出しができない。 人間に使われている以上、れみりゃだって手出しは出来ないのだから。 たしかに、毎日人間がご飯を持ってくるのは魅力的だ。 町にいる間、まりさはちっともゆっくり出来てはいなかったのだ。 しかし・・・とまりさは思う。 もともとまりさは、人間が独り占めしている野菜を取り返しにきたのだ。 たしかに人間が持ってきた『きゅーしょく』とかいうのは美味しかった。 しかしだ、ケチな人間がわざわざまりさに持ってきたくらいだ。 あんなに大事にしているお野菜はもっと美味しいに違いないのだ 残念ながら、畑の周りには、人間が卑怯にも罠を仕掛けている。 それに、あのお帽子を交換したまりさも助けに行かねばなるまい・・・。 まりさ程ではなかったが、まりさはたしかにあのまりさ(山まりさ)の中にも見いだしていたのだ。 決して、人間に下ることのない強い意志を。 まりさは、元々飼いゆっくりだった。 とは言っても、飼い主が気まぐれに、捕まえてきた二匹に作らせた子供ではあるが。 子供が出来た途端、両親は捨てられた。 そんなことをする飼い主に、まともな躾が出来るはずはない。 しかも、野良の二匹から生まれた子供なのだ。 案の定自分の強さを勘違いし、増長したまりさは、春になって放り出された。 ・・・選別に、残ったゆっくりフードを持たされて。 運良くまりさは学校からの脱出に成功した。 それは、山まりさが連れてきた子ゆっくりの一部が校舎に侵入し、人間とれみりゃがそっちを追っていたためではあったが・・・。 まりさは、ひとまず自分の『おうち』へ向かい、その後近くの公園に集まっているゆっくり達を総動員。 人間のあの大きなお家へ攻め込む、という絵を描いていた。 ぽよん、ぽよんとまりさは進む。 おうちに残してきたれいむとおちびちゃんが心配だった。 聡明なれいむのことだ、何も心配はいらないだろう。 それに、まりさに万が一のことがあったときのため、お家にはれいむとおちびちゃんが暫く暮らせる食料を置いてきた。 だが、もし人間に見つかれば、卑怯な人間に何をされているかわからない・・・。 英雄であるまりさなら兎も角、普通のゆっくりが人間に適うはずはない。 学校の近く、路地裏に段ボールが積んである場所がまりさの『まいほーむ』だった。 まりささがおうちに近づくと、れいむの背中が見えた。 だが、様子がおかしい。 ・・・まるで、れいむの様子はおちびちゃんが永遠にゆっくりしてしまった時のように暗い・・・。 何かあったに違いない・・・自然とまりさのあんよは速度を増した。 「れいむっ!?どうしたんだぜっ!!!」 慌てて家に飛び込むまりさ。 家の中に変わったことは・・・ 居ない!ありさのおちびちゃんが居ない! それに、まりさが貯蔵しておいた食料が、食い散らかされていた。 「れいむ!いったいなにがあったんだぜっ!!!」 振り返ったれいむの目に映ったのは、一人のまりさ。 そのお帽子は・・・お帽子は・・・あの、まりさであった。 山から下りてきたばかりで、ご飯の取り方が分からずに飢え死にしかけていたあの。 れいむは、狩り(ごみ漁り)が上手だったし、夫であるまりさの残してくれた食料もある・・・。 だから、れいむはそのまりさを助けてやった。 水と、食料を与えてやることによって。 だが、あのまりさはご飯をひっくり返した。 「こんなまずいもの、たべられるわけないでしょぉぉぉぉ!?ばかなの!?しぬの!?」だ。 れいむが必死に集めた食料を・・・。 仕方なく、れいむはまりさが残した食料を与えてやった。 乾式のゆっくりフードだ。 万一、ご飯が取れなくなった時のため残しておくつもりだったが・・・。 次の日、れいむは食料を見つけることが出来なかった。 人間が、ご飯を捨てている箱にふたを付けたのだ。 どうせ捨てるなら、れいむたちにくれてもいいのに・・・。 だが、そんなことを言っても仕方がない。 れいむは、山から来たというまりさに子供を預け、少し遠くまでご飯を探しに行くことにした。 果たして、ご飯を見つけることは残念ながら出来なかった。 仕方がない・・・今日はまりさが残してくれた食べ物を食べよう。 早くまりさは帰ってきてくれないかな。 ・・・家に帰ってきたれいむが見たものは、食い散らかされたごはんと、 だれも居ない家だった。 まさか、人間が来たのか!? 慌てて何があったのか、この場に住む長老ぱちゅりーに訪ねる。 れいむに返って来たのは意外な答え。 「むきゅん・・・れいむがかくまっていたまりさが、 みんなのおちびちゃんをつれてにんげんのいえにいっちゃったの」 「ゆぅぅぅぅ!?」 「れいむ、ざんねんだけど、あなたをこれいじょうここにおいておくわけにはいかないわ。 あなたがここにいるとおちびちゃんをとられたほかのみんなが、とてもゆっくりできないもの・・・」 「ゆあ゛ぁぁぁぁぁぁ!れいぶはなに゛もじでないのにい゛ぃぃぃぃ!?」 「・・・おなじことよ。あなたがたすけたまりさがあんなことをしてしまったんだもの。 あなたがあのまりさをたすけなければ、おちびちゃんたちはぶじだったの!!!」 「でも゛・・・でも゛・・・でいぶのまりざががえっでくるがもじれないのに゛ぃっ!」 「・・・れいむのまりさも、にんげんさんのおうちにやさいをとりにいったんでしょう? ざんねんだけど、もうあきらめなさい・・・きょうはもうくらいから、あしたのあさまではいてもいいわ だけど、あしたおひさまがのぼったら、すぐにでていくのよ。 ゆっくりしないでね!!」 ゆっくりしないでね・・・ゆっくりにとって、これほどの拒絶があるだろうか? 兎も角れいむは、これ以上此処には居られないのだと悟り、涙を流した・・・。 そこへ、まりさが帰ってきたというわけだ。 あのお帽子を見間違えるはずはない。 助けてあげたのに、ご飯を食い散らしていった。 助けてあげたのに、おちびちゃんを奪った。 あの、憎い、憎い、まりさだと。 「ゆあ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ゆっぐりじないでじねえぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 憎しみを込めて飛びかかるれいむ。 まりさは、訳が分からなかった。 人間の居場所からやっと帰ってきたのに・・・おちびちゃんは居ない。 れいむは、ゆっくりしていない顔でまりさに攻撃を仕掛けてくる。 「れいむっ、やっ、やめるんだぜ!まりさはまりさなんだぜ!わからないのかだぜ!」 「わがらいでがああああぁぁぁぁぁぁ!!わがるがら、ゆっぐりじないで、じねぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆうぅぅぅぅぅぅ!?」 容赦のないれいむの攻撃。 最初は長いこと家を空けて拗ねているのかと思ったが、どうも違うらしい。 一体、何が起こったのか。 しかし、このまま攻撃を受け続ければまりさだってゆっくりできなくなる。 仕方がない、ちょっとれいむには落ち着いてもらうためだ。 軽くのし掛かって、押さえ込もう。 「ゆん!」 「ゆが!?」 まりさは、間違ってしまった。 それは、今まで通りの力で体当たりしてしまったこと。 ・・・一週間以上鎖で繋がれ運動はしない。 なのに、子供達が給食の残りを持ってくるためまりさの栄養状態は豊富・・・。 詰まるところ、その、デブっていた。 重さが増えれば、当然のしかかりの破壊力も増す。 さっきまで泣いて、体の水分が少なくなっていたれいむ。 ・・・食べ物が見つからず一日以上何も食べていない。 更にはさきほどのぱちゅりーの言葉。 死にそうなほど弱っていた(と思い込んでいる)れいむは、その重圧に耐えきれなかった。 体に圧力をかけられたれいむは、餡子をはき出して、永遠にゆっくりしたのだった。 「ゆがあぁぁぁぁん!なんでぇ!?なんで、えいえんにゆっくりしちゃうんだぜぇぇぇぇぇ!!!」 当然、まりさは訳が分からない。 軽く押さえ込んだだけで餡子をはき出してしまったのだから。 まりさは自分がデブっているという自覚など無い。 なんで、なんで、なんで、なんで。 訳が分からずに、騒ぐまりさの声は当然響き渡る。 その声を聞きつけて、他のゆっくり達が家から這い出てきた。 見れば、おちびちゃんを奪っていったまりさ(の帽子をかぶったまりさ)。 なぜここにいる。 おちびちゃんはどうした。 やっぱり、にげかえってきた。 おちびちゃんがいない。 きっと、にんげんにころされたんだ。 どうして、おまえがここにいる。 どうして、おまえはしんでないんだ。 「ゆ・・・ゆぁあ?」 まりさに向けられる、明らかな殺意。 まりさは、(ゆっくりにしては)聡明だった。 危機を感知する感覚が鋭かった、と言ってもいい。 此処にいてはいけない・・・まりさは、再び逃げ出した。 後ろでは、まりさを睨み付ける視線。 あの場のゆっくり全てがまりさを追いかけてきている気がした。 まりさは再び学校に戻ってきていた。 道行くゆっくりの全てから、殺意を投げかけられる。 まりさには、訳が分からなかった・・・。 何かが狂ってしまったに違いない。 そうだ、もう一度帽子を取り替えよう。 もう一度、人間のところでゆっくりしてあげよう。 そう思った。 校庭のれみりゃは、もう居なくなっていた。 先ほどまで、ほのかに付いていた高等部の明かりも消え、まりさを照らすのは月明かり。 遠くで光る街頭だけ。 まりさは、先ほどまで自分が居た犬小屋の前に帰ってきた。 だが、小屋の鎖には、自分の帽子が繋がれていない。 まさか!まりさの帽子をちぎって逃げ出したのか!? あわてて、小屋の入り口に向かう。 だが、黒くてどろどろに溶けた何かが、ぽつんと入り口に置いてあった。 何だろう?と近づくと、つーんとした臭いが漂ってくる・・・。 「ゆあああああ!くさい、くさいんだぜぇぇぇぇぇぇ!」 だめだ、とても臭くてくわえる事なんて出来ない・・・。 こんな臭い物、くわえることなど出来ない! 元々飼いゆで、それなりには美ゆっくりの部類に入っていたまりさはすぐにつがいをみつけた。 小汚いれいむではあったが、おうちを持っているのが魅力だった。 残念ながら、れいむは狩りが下手であった。 れいむが持ってくる食べ物は、みんなこんな酷いにおいのするものだったのだ。 まりさに、そんなものが食べられるはずがない。 まりさはれいむが取ってきた食べ物に口を付けることはなく、持たされたフードを食べ続けた。 ・・・れいむには決して分けることはなく。 だから、お野菜が有る場所があると聞いて、すぐに人間から取り返すことを選んだのだが・・・。 こんな臭い物が置いて有る以上、家の中には入れそうになかった。 呼びかけてみても返事はないし、外にお帽子もない。 おそらく、中には居ないんだろう・・・。 まりさはそう判断した。 ならば、こんな所に用はない。 そうだ、この大きなお家をまりさのものにしてやろう。 その方が、人間なんかに使われるよりもずっと家も喜ぶだろう。 まりさは、そう考え、校舎の周りを一周した。 すると、どうだろう。 侵入するのに丁度良い穴が開いているではないか。 この穴、風の流れを起こすために低い位置と高い位置に2カ所設置された通風口である。 本来であれば、このような通風口にはゆっくりが入ってこないようにするため、柵を取り付ける。 しかし、何故か此処に柵は付いて居ず、大きく口を開けた暗闇が広がっているだけであった。 ・・・まりさは思った。 この家は、まりさに使われたがっているんだっ! 間違いない、と。 まりさはそこから校舎に入っていった。 「きょうから、ここはまりささまのおうちなんだぜ!」 ポチャン。 まりさの『おうち宣言』に答えたのは、水の音だけ。 暗い校舎の中、まりさに答える物は誰もいない。 これで、この大きなおうちはまりさの物になったのだ。 いくら人間でも、人の家に土足で入り込み、家主を追い出すような無礼なことはしないだろう。 まりさのゆん生は、順風満帆である。 「ん?なにかいいにおいがしてるのぜ」 良くは分からないが、良いにおいがしている。 まりさは、周囲を見回した。 するとどうだろう? 並んだ白い容器に良いにおいのする玉が二、三個転がって入って居るではないか。 これは、まりさへの贈り物に違いない。 さしもの人間も、まりさの偉大さに気づき、早速贈り物を用意したわけだ。 「ゆふう、はじめからこういうたいどならまりささまもかんだいにならざるおえないのぜ。 しかたがないのぜ、このいえのにんげんはまりささまのどれいとしてつかってやるのぜ。」 器用にも、そう喋りながら玉を口に入れるまりさ。 口に入れた瞬間、何とも言えない臭いと、嫌なしょっぱさが口中に広がり・・・ 「ゆげぇぇぇぇぇ!なんなんだぜっ!」 まりさはそれをはき出した。 「ぐうううう!まりささまにどくをよういするなんて、にんげんめ、やっぱりいたいめにあわせないとだめなのぜ!」 はき出して正解であった。 トイレの芳香剤などを食べれば、生命力の強いゆっくりと言えど、死に至るであろう。 だが、自信のそんな幸運に気づかないまりさは、にんげんをやっつけると意気込み、先へ進もうとした。 幸い、トイレのドアは引き戸で、少し隙間も空いていた。 まりさは、こんな薄暗いところに興味は無いと、トイレの入り口に向け跳ね始めた。 「あかないよぉぉぉ」 が、急に聞こえてきた声に足を止める。 「な、なんなんだぜ?だれかいるのかだぜ?れいむ?ありす?」 「あかないよぉぉ、あかないよぉぉぉ」 「ゆっ!ひきょうなんだぜ、すがたをみせるんだぜっ!」 まりさが、何を言おうと声の主は開かない、開かないと繰り返すばかり。 二・三回、問いを返したが声の主は同じ事しか言わず、だんだんと腹が立ってきた。 まりさはそんな愚図には用は無いのだ。 こんな薄寒い毒の置いてある変な場所ではなく、暖かく食べ物のあるどこかに行かなくては。 「ゆ、そんなことまりささまのしったことじゃないのぜ。 あかないなら、そこでゆっくりしてればいいんだぜ。まりさは、おししいごはんを狩りにいくのぜ!」 「あかないの・・・ドアが・・・あかないのぉぉぉぉぉ!!」 まりさが、大声で声の主に叫んだ瞬間、バタン!とドアが開く。 中から、すごい形相の少女が涙を流しながら前方に手を伸ばす。 ゆううううう! 少女のあまりにゆっくりしていない様に腰(?)を抜かし、しーしーを漏らすまりさ。 いくら相手が愚図の人間だったとはいえいきなり出てくればまりさだって怖いのだ。 少女は目線の先に誰もいないことを確認すると、だんだん下に目線を下ろし。 「なーんだ、ゆっくりか。出てきて損した~」 トイレに帰っていった。 「な・・・!なんだったんだぜ?にんげんのぶんざいでまりささまをおどかすなんていちまんこうねんはやいのぜ!」 しまった、光年は時間じゃない・・・距離だ。 などと自分で突っ込む知能がまりさに有るはずもなく、不満を垂らしながら外に出た。 あんよがしーしーで濡れて、べちょべちょと気持ちが悪かった。 ―その1・トイレの花子さん― しばらく進むと、まりさの目に光が入ってきた。 宿直室である。 こんどはまともな食事にありつけるだろう。 まりさは、意気揚々と光に向かい、さっきのことを思い出した。 もしかしたら、また人間が居てまりさを脅かすために隠れているかもしれない・・・。 現に、中から人間の声がした。 さっきのようにしーしーを漏らしてはまりさの沽券に関わる。 まりさは、少々様子を見ようと、ドアの隙間から中を覗いた。 宿直室内部 「ああ、お前が無事で良かったよ」 「じゃおっ」 「ああ・・・一目見たときから、お前が・・・」 「じゃおおお(///)」 「しかし、俺には芽出先生という心に決めた人が・・・でも」 「じゃお?」 「そうだね・・・痛くしないから、さあ、おいで」 「じゃっじゃおー?」 鬼居先生の只ならぬ雰囲気に、慌てて逃げ出すががっちりと捕まれてしまう。 心なしか、鬼居先生の顔が赤い。 もしかしたら、病気なのかも・・・ 「・・・大丈夫、優しくするよ」 そう言いながら、めーりんのまむまむをそっと開き 「クロスッ・イン!」 自らのそそり立つモノをめーりんの中へ。 そして 「いでえええええええええええええええ!!!」 あまりの刺激に絶叫をあげる。 ・・・めーりんの中は辛いピザまん。 しかも、先ほどまで命の危機にさらされていたためか、激辛であった。 「いだだだだだ、でも、この痛みが、また・・・」 「じゃぉ!?」 人間でも痛いのに、ゆっくりのぺにぺになど突っ込めば死んでしまう。 めーりんが馬鹿にされるのはこんな理由であったのかもしれない。 少なくとも、ありすからは嫌われるのでは無いだろうか? 「ゆわぁぁぁぁ!な、なんなんだぜあれは!」 まりさは硬直していた。 さっきの何倍も恐ろしいモノを見た気がする。 まりさはあわてて宿直室を後にした。 ―その2・宿直室に響く叫び声― 「ゆ・・・おなかがへったのぜ・・・」 思えば、夕方から何も食べて居ない。 このような状態で人間に見つかれば、負ける可能性もある。 速やかに食事を探さなければ・・・。 そう考えながらぽよんぽよんと廊下を進むまりさの前に、小さな何かがあった。 たべものかもしれないのぜ!と思い、ゆっくりと近づく。 ・・・お饅頭? いや、違う、あれは・・・ 「まりさ、まりさなのぜ!?」 それは、まりさの子供だった。 が、良くみるとお帽子のかぶりかたがおかしい。 まりさは、お帽子はきっちりかぶる様に教えたのに・・・ 帽子は、子まりさの頭で不安げにゆらゆら揺れている。 あれでは、風が吹けば帽子が飛ばされてしまうだろう。 もう一度きっちりお帽子のかぶり方を教えなければ。 手のかかるおちびちゃんだ・・・ そうして、子まりさに近づき 「ゆああああああああああ!」 悲鳴を上げた。 子まりさは、右上の部分が、無い。 右目から頭にかけてがごっそりえぐられていた。 「ゆ・・・ゆう?」 「まりさ、だいじょうぶなのかだぜ!しっかりするんだぜ!」 子まりさが、声を上げる。 息はあることが分かってほっとしたが、このままではいつ永遠にゆっくりしてしまうか分からない・・・ ぺーろぺーろしてあげるために、子まりさの正面に回った。 親であるまりさの姿を確認し、子まりさも声をあげる。 「ゆ・・・にんげんに・・・かてるんじゃ、なかったんだじぇ?」 「ゆ?」 その通りだ、人間なんかまりささまにかかれば・・・ でも、どうしておちびちゃんは今そんなことを言うのだろうか? 「どう・・・して・・・まりしゃたちをおいて・・・にげたのじぇ?」 「ゆぅぅ!?まりさは、にげてなんかいないのぜ!? こうして、にんげんのおうちをまりさのものに・・・」 「みんな・・・しんじゃった・・・のじぇ・・・ まりさが・・・にんげんに・・・かてるなんて・・・いったから・・・」 「ゆううううう!おちびちゃん、なにがあったのぜ!」 「しねぇ・・・うそつきは・・・しねぇ・・・」 「ゆわあああああ!どぼじでぞんなごどいうのぜぇぇぇぇ!!!」 「しね・・・しね・・・しねぇ・・・」 「ゆわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!」 激情に任せ、まりさは子まりさを踏みつける。 それでもなお、しねぇ、しねぇ、と声がする。 まりさは、子まりさにのしかかったまま、踏む、踏む、踏む・・・。 「はあ、はあ、ま、まりさはわるくないのぜ! いうことをきかないおちびちゃんをおしおきしただけのなぜ! これは、あいがいきすぎたゆえのじこなのぜ! わるいのはおやにむかってしねなんていうおちびちゃんなのぜ!!!」 誰に言うでもなく、叫ぶまりさ。 そう、まりさは騒ぎすぎた。 夜の学校の管理者に存在を気づかせてしまう程度には。 「しねっ!しねっ!」 「ゆがあああ!まだしねなんていうのかだぜぇぇぇぇぇ!?」 そういって、ぐしゃぐやに皮と餡が混じった饅頭を踏みつける、が、 まりさは気づいてしまった。 廊下の端で月明かりを反射する羽に。 その声が、遠くから自分を狙う声だと言うことに。 「しねっ!し・・・」 夜の学校に放たれた、ふらんである。 学校に侵入してくるゆっくり対策の一つだ。 ゆっくりは1匹見つければ10匹居るといわれている。 学校に侵入されて隙間で子供でも生まれたら、駆除が大変なのだ。 そこで、夜間はふらんを学校に放っておく訳である。 「ゆああああああああああああ、どぼじでふらんまでいるのおぉぉぉぉ!?」 またしてもしーしーを漏らし、絶叫する。 これがふらんではなく、れみりゃだったならまりさは一目散に逃げていただろう。 だが、ふらんは・・・ 「あそぼー♪あそぼー♪」 侵入者がまりさだと気づくと、ふらんはにこっと笑いながら、ぱたぱたと近づいてきた。 ふらんは、まりさ種に対して何故だかこのように態度が変化する。 鳴き声も普段は『しね!』としかいわないのだが、『あそぼー』に変わり。 見た感じ、普段の殺意の波動剥き出しのふらんと違いにこにこと飛ぶふらんは可愛い。 が、この場合の『遊ぶ』とは鬼ごっこだ。 それも、捕まれば死。 まりさ種は本能的にふらんを恐れる。 その結果がこれである。 「あーそーぼー」 ゆわわ、としーしを漏らすまりさの周りをぱたぱた飛ぶふらん。 まりさが動き出すのを待っているのだ。 ふらんとしては、遊んでいるつもりなのである。あくまで。 「ゆわーーーーー!!」 しーしを周囲にまき散らしながらも、跳ねる、跳ねる。 その後をぱたぱた追っていくふらん。 この鬼ごっこは、まりさが疲れて足を止めるまで続く。 足を止めれば、中身を吸われ死ぬ。 走っている間は攻撃されないので、苦しみが、残りのゆん生の間永遠に続くのだ・・・。 「あそぼー♪」 そんなことお構いなしに、地獄の鬼ごっこを続けるふらんであった。 ―その3・廊下に聞こえる死の呪いの声― ―その4・廊下に誘う遊びの誘い― どれほど走っただろうか・・・? もう、まりさは走れそうになかった。 例え、足を止めれば死ぬと分かっていても死んだ方がましだとさえ思えてくる・・・。 死にたくはない、死にたくはないが、休みたい。 ふらふらになりながら、ふらんが自分を見失うことを願って教室の戸をくぐった。 「あそぼー、あそ・・・?」 急に、ふらんが教室の外で足を止めた。 「ゆ・・・?おって、こないのぜ?」 何故だか、ふらんは部屋の中まで入ってこようとしなかった。 このまま此処にいれば、安全だ。 まりさは、ほっとして教室の椅子、机と飛び乗ると、ほうっと息を吐いた。 ふらんは、相変わらず外でふらふら飛んでいるようだが、中に入ってこない。 流石に、ふらんを挑発する気にはならなかった。 此処には入って来れないと分かっても、である。 だが、外にふらんが居る以上ここから出ることはできないだろう。 あれだけ走ったら、お腹が空いた・・・。 まりさは、周囲を見回した。 月明かりに照らされ、部屋の中は見通しが良い。 部屋の中には、棚が並んでいた。 「ななな、なんなんだぜこれはあああああ!?」 今日何度目になるかという絶叫。 棚に並んでいたのは、ゆっくり。 もちろん、ただのゆっくりならばこんな絶叫はあげない。 顔の真ん中から二つに分けられ餡子がよく見えるれいむ。 目玉をえぐり出されたまりさ。 ぺにぺにを切り取られ、苦悶の表情のまま固まっているありす。 ビンの中でぷかぷかと液体につけられたぱちゅりー・・・。 色々な種類のゆっくりがそこには並べられていた。 そのどれもが、苦悶の表情を浮かべている。 こわい、こわい、こわい、こわい、 此処には居たくない! そうだ、こんな所から逃げ出さなければ! そう思い入り口を振り向けば、ふらん。 まりさは逃げ出せなかった。 此処に居るのもごめんだが、またふらんに追いかけられるのも嫌だ・・・。 どうすればいい、どうすれば! ふと、部屋にもう一つ扉が有るのに気づいた。 あわてて飛び込む。 少なくとも、この状況よりはましなはずだ。 「うっめ、これめっちゃうっめ!」 ぴちゃぴちゃと、何かをなめる音。 まりさが飛び込んだ部屋の先で、人間が何かを貪っていた。 「ゆっ!なにをたべてるんだぜ!まりささまがそれはもらってやるのぜ!」 ここは、まりさの家である。 この家にあるものはまりさのモノ。 人間が勝手にそれを食べるのは許されない。 だから、まりさがその食べ物を寄越せと主張するのは当然の事だ・・・。 まりさの中では、こうなっている。 人間は、その声に振り向く。 手には、饅頭。 りぼんの付いた饅頭だった。 「ゆああああああ!?」 「おやあ?ゆっくりですか、いけませんねぇ、こんな所に入って来ては。」 顔を餡子まみれにしてまりさに胡散臭く微笑みかける人間。 人間で言えば、顔を血で濡らして人間の足を掴んだ熊が目の前に出てきたようなものだろうか。 「ゆあ・・・あ・・・」 ついにはまりさの精神は限界を迎え、まりさは白目を向いて失神したのであった。 「おやおや・・・困りましたねえ?まあ、私が甘党だとばらされても格好が悪いですし・・・ 処分しておきますかねぇ・・・」 ―その5・理科室漂う餡子の香り― (いだいのぜぇぇぇぇぇ!?) まりさは、あまりの痛みに目を覚ました。 みれば、横には先ほど棚に並んでいた半分になったれいむ。 (ゆあああああ!なんなんだぜっ!あっちにいくんだぜぇぇぇぇぇ!?) だが、声が出ない。 聞こえるのは、うー、うーといううめき声だけ。 まりさの体は、セルロイドでコーティングされていた。 声どころか、体を動かすことも出来ない。 ただ、体の痛みだけが伝わってきた。 前方のガラス戸に映る自分の姿。 それは、さっきの子まりさと同じ。 1/4、右上だけが、餡子を剥き出しにされた、顔。 そこから、餡子と中枢餡が見える。 (ゆあ!ゆあぁぁぁぁぁぁ!!なんでっ、なんでまりささまがこんなめにあってるんだぜぇぇぇぇ!?) (たすけろぉぉぉ!だれか、まりささまをたすけろぉぉぉぉぉぉ!?) だが、聞こえるのは、同じようなうめき声のみ・・・。 誰も、まりさを助けない。 誰も、まりさに答えない。 (だずげろっ・・・だずげろぉぉぉぉぉぉ・・・) ゆっくり標本は、ゆっくりが生きた状態でコーティングしてしまうのが普通だ。 普通の生き物と違い、餡子が無くならなければ死なないゆっくりは、この状態でも一年は生きる。 その間、餡子が腐ることもない。 まりさの地獄は、始まったばかりであった・・・。 (だずげろ・・・だずげろぉぉぉぉぉぉ・・・) 「ふむ・・・この位元気なら、二年近く保つかもしれませんね・・・ねぇ?」 ―その6・準備室に響くうめき声― おまけ 「あら、鬼居先生は?」 「なんか、病院行くから今日は休みだってさ」 「珍しい事もあるものねえ?」 「そーだねー。」 あとがき 暫く間が開いてしまったのでリハビリです。 余り虐待出来ていないのですが・・・ すいませんです かいたもの ふたば系ゆっくりいじめ 349 久城学園のボランティア ふたば系ゆっくりいじめ 351 久城学園の飼育 ふたば系ゆっくりいじめ 354 久城学園の運動会~うえ~ ふたば系ゆっくりいじめ 355 久城学園の運動会~した~ ふたば系ゆっくりいじめ 358 久城学園の番人 ふたば系ゆっくりいじめ 363 久城学園の日常 ふたば系ゆっくりいじめ 365 久城学園の夜 これ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 鬼居先生はHENTAIなんですね。わかります。 -- 2012-05-19 15 26 28 フラマリかと思ったけどただの死亡フラグだったみょん。 -- 2010-07-09 13 01 51
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「ふたば系ゆっくりいじめ 549 胴付きにしてやったぞ/コメントログ」 続きは・・・? -- 2010-06-08 02 38 10 うん。続きないよね・・・ -- 2010-06-10 05 33 09 続き… -- 2010-07-07 07 46 49 続き…? まぁげす相手だから同情心が全然わかんわ…ざまぁw -- 2010-10-16 13 53 00 餡子入れたら普通に胴付きまりさになったんかなぁ -- 2010-11-13 01 16 12 続きをだせぇぇぇぇ!ゆっくりでぎなぃぃぃ! -- 2017-07-02 11 28 00 何も読んでないですが なんとかく感覚で好きです。 -- 2021-05-29 01 04 38
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ユックリンの笛吹き 7KB 駄文注意 多少人間いじめがあります 10KB?無理に決まってるでしょおぉぉぉぉ!!! ユックリンの笛吹き ペッパーあき あるところに「ユックリン」という町がありました。 ユックリンの町はその町名からもお察しの通り、某ゆっくり愛護団体の会員達が集まった 四六時中、やかましい町でした。 町の人々は皆、天使のように可愛らしい(笑)ゆっくりを愛していました ある時、この町に大変なことが起こりました。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ここをまりささまのゆっくりぷれいすにするんだぜ!!!」 「そろーり!そろーり!」「「「しょりょーり!しょりょーり!」」」 「かわいいれいむにあまあまをよこしてね!!」 「くしょじじいはどっかいっちぇにぇ!!」 「「「「ゆ~ゆゆんゆ~ゆくっり~していってね~」」」」 「おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!?そんなこともしらないの?ばかなの?しぬの?」 「うんうんしゅりゅよ!!!」 「おぢびぢゃんどごいっだのぉぉぉぉぉぉお!!!?」 町から程近い場所にある山から大量の野生ゆっくりが下りてきてしまったのです。 原因は勿論、ゆん口増加による山の資源の食い荒らしです、流石は餡子脳ですね。 大量の野生ゆっくり達は町の路地裏や、家の軒下などに住み着き、うざいことこの上ありません。 商店でも、ゆっくり達は大暴れです。 「おやさいさんはかわいいれいむにたべられてね!!!」「「きゃわいくっちぇごみぇんにぇ!!!」」 「うわああ!お前達!何をしてるんだ!!早くやめなさい!!」 「にんげんがおやさいをひとりじめしてるのがわるいんだぜ!!あとあまあまちょうだいね」 「いっぱいたべたらうんうんしたくなったよ!!」 モリュン 「なななななななな・・・なんだそれは!!天使のように可愛いゆっくりはそんなことしないんだぞぉぉぉ!!」 「「きゃわいっくちぇごめんにぇ!!」」 ゆっくり達は、人間が抵抗しないのを良い事に、町中を練り歩き、売り物の野菜などを食い荒らしていきます。 その上、ゆっくりの声があまりにも煩くて、夜もゆっくり眠れません。 追い払ってもどこからともなく続々とゆっくりは沸いて来るので 町の人々は仕方なく駆除に乗り出しました。 「ゆんやぁぁぁぁ!!いだいぃぃぃ!!どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉ!!!」 「あぁ・・・ゆっくりに手を出してしまった!俺はどうすれば・・・」 「やべるんだじぇぇぇぇぇえ!!!まりざをはなずんだじぇぇぇぇえ!!!」 「「ゆぴいぃぃぃぃぃ!おとーしゃーん!!」」 「私だってこんな事したくないわよ!!でも・・・でも・・・」 「おぢびぢゃんのがだぎぃぃぃぃぃい!!!!」 「「「「ぎゃんばりぇおきゃーしゃん!!」」」」 「どうしてこんなことに・・・」 ですが、この町に住んでいるのは、曲がりなりにもゆっくり好きばかり、一向に効率は上がりませんし いかんせん数が多すぎて被害は増える一方です。 町の人々は、何とかしてこの事態を解決すべく、連日会議を続けました。 流石にこれには会長も重い腰を上げましたが、何の解決策も見当たりませんでした。 加工所や研究所を野蛮な場所と決めつけ、完全に排斥した結果がこれです。 そろいもそろって頭を捻らせる町の人々。 その時、突然、笛の音が鳴り響きました。 『フォォォォォォォン・・・・・ンフオォォォォォォォォォォォン・・・・・・・・』 尺八です、たちが悪いですね。 尺八の音のした方を見てみると、見慣れない青年がジョジョ立ちしていました。 「やあ!僕はgy・・笛吹きお兄さん!!」 あからさまに怪しいですね、本当にありがとうございました。 これには町の人々も唖然としましたが、我に返って怒りをあらわにします。 「この忙しいときに何をしとるんだねチミは!」 「私達は今大変なんだ!わかったら出て行ってくれ!!」 しかし、平然とした様子でお兄さんは言い放ちます。 「まあまあそう怒らないで、僕がゆっくり達を追い払ってあげますから」 それを聞いた町の人々は騒ぎ出しました。 ざわ・・・・・ざわ・・・・・ その喧騒の中、会長が尋ねました。 「本当にそんなことができるのかね?」 「ええ、勿論です。この尺八で、今までたくさんのゆっくりを退治してきましたから」 町の人々は大喜びしました。 「おねがいだ!早くゆっくりの皮を被ったあの悪魔達を追い払ってくれ!見ているだけで辛いんだ」 「わかりました、ただし成功した暁には金貨を一袋もらいますよ」 これを聞いた会長は少しためらいましたが、他の解決策がない以上、素直に従うことにしました。 お兄さんはすぐに尺八を吹き始めました。 『フォォォン・・フォォフォォンホオオオオオオオオオオン・・・』 すると町中のあちらこちらからゆっくりが飛び出してきて、お兄さんの後ろに長蛇の列を作り始めました。 みな放心したような顔をしており、半開きの口からゆぅぅゆぅぅと意味不明の言葉を発しています。 お兄さんは町にいる全てのゆっくりを集めると、はぐれる者がでないように、ゆっくりと町から出て行きました。 そして、尺八を吹きながら大きな湖へと入っていきました。 するとゆっくり達も続いて湖に飛び込みます。 ここで演奏をやめるのがお兄さんクオリティ ゆっくり達は正気に戻りました・・・湖の中で。 「「「「「「・・・・・・どぼじでみずさんのながなのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!??」」」」」」 「だづげでね!!だづgがぼぢぃぃ・・・!!」「まりざざまのしたじきになるんだずぇぇぇぇ!!!!」 「・・・・ゆっhぢゅいyっはぃ!!!!!」 「ごびゅぼぁあ!!ゆべっつぼい!!!!」 「「「おぎゃあじゃあぁぁぁ・・・・・・・」」」 「でいぶのあんごさんもれないでねぇぇぇぇぇえ!!?」 「ぱぴぷぺぽー!!!!」 「おぼうしに・・・どぼじでのれないのぉぉぉぉ!??」「「ゆんびゃああああ!!!!!」」 「そんなことよりおうどんたべたい」 「「「もっど・・・ゆっぐ・・・・・が・・・」」」 湖に入ったゆっくり達は、皆溺れ死んでしまいました。 町に戻ったお兄さんは会長にいいました。 「さぁ、ゆっくりは追い払いましたよ、約束の金貨をください」 会長は金貨を一枚だけ渡し、鼻で笑いながら言いました。 「尺八を吹いていただけで追い払っただと?笑わせてくれるわ!! ゆっくり達は自発的に出て行ったんじゃないか!!金貨一枚だけでも有難く思え!!」 この会長、正に悪役、ついでに小者です。 「金貨を一袋と約束したじゃないか!!」 お兄さんがそう言うと、町の人々は 「金貨を一袋も貰おうとする欲張りはゆっくりしね!!」 だの 「用がないからさっさと出て行ってね!!ついでにあまあまちょうだいね!」 と言うような事を言って、一斉に罵ってきます。 流石にこれにはお兄さんも怒って、町の人々を睨み付けながらこう言いました。 「・・・・・・・・・恨みはらさでおくべきか・・・・・・・・」 その事件から数日が経つと、ユックリンの町の人々はお兄さんの事などすっかり忘れ去っていました。 やがて、町に皆で飼いゆっくりを持ち寄り自慢すると言う なんともアレなお祭りの日がやってきました。 広場に各々自慢の飼いゆっくり達を放しておき、祭りの準備に夢中です。 その時、どこからか、笛の音が鳴り響きました。 『ンホオォォォォォォォォォォォォォオ・・・・ンホゥンホォォォォォォォ・・・・・・』 その笛の音を聞いた飼いゆっくり達は、次々と町の外へ出て行きました。 人間には聞こえない音だったので、誰にも気づかれることはありませんでした。 ゆっくり達が集まったのは、丘の上・・・・ではなく、あの湖でした。 そして、まるで再現するかの如く、お兄さんはゆっくりと湖の中へ 尺八を吹きながら入って行きました。 町の人々が飼いゆっくりが居なくなった事に気がついたのは、それから一時間も後でした。 飼い主達は血相を変えて総出で町中を探しましたが、どこにも見当たりません。 そうこうしている間に町の外に探しに行った人達が帰って来ました。 皆、一様に悲壮な顔をしていました。 案内されたのは、あの湖でした。 「どうしてこんなことに・・・・・・」 「あぁ、あの時約束通りに金貨を渡しておけばこんなことには・・・」 その湖は、まるで町の人々の心を映したかのように、黒く染まっており その上に、まるで金貨を一袋ぶちまけたかのように、たくさんの金バッジが浮いていましたとさ。 めでたしめでたし。 前作の感想でも言いましたが、anko390『壊れてしまったドスまりさの話』は 今一度、練り直してみたいと思います 削除する予定がないのは、悪しからず 読んでくださる方、感想を書いてくださる方、アドバイスをしてくださる方 本当にありがとうございます 過去作 『ふたば系ゆっくりいじめ 300 顔面胡椒』 『ふたば系ゆっくりいじめ 302 壊れてしまったドスまりさの話 』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る コメント欄は賛否両論だな。 私的には、前半だけなら詰まらなかったが、 後半の仕返しがあっただけ楽しめたよ! -- 2018-01-31 23 19 43 「金貨を一袋も貰おうとする欲張りはゆっくりしね!!」 「用がないからさっさと出て行ってね!!ついでにあまあまちょうだいね!」 …言い回しがゆっくりにしか思えないw -- 2014-05-24 16 02 08 元ネタはネズミを溺死させて子供を楽園に連れて行くんだっけ? -- 2013-12-08 03 29 38 ↓×15の意味が全く解らん。ゆ虐サイトで何言ってんだ。 -- 2013-04-08 07 57 25 金貨一袋って金バッジの事かと最初思ってしまった、まぁ結果的に金バッジにはなったんだが 笛吹きの話ってこういう怖い話なのか、知らなかった、後これは面白い -- 2013-01-17 10 29 28 愛でってほんとキチガイばっか どこの※欄みても思うわ てかここの名前がふたば系ゆっくりいじめSSなのに入ってくるって馬鹿なの?死ぬの? -- 2011-12-31 21 22 25 これは・・・・最高のハッピーエンドだね!!! -- 2011-12-31 18 10 34 ユックリンの村人はすべて餡子脳か・・・ カワイソーダナー、アワレダナー(棒読み) -- 2011-08-25 13 47 08 会長ゲスすぎわろたwww -- 2011-03-14 19 53 03 約束を守らない人間共はざまぁww 元ネタだと罪も無い子供達が酷い目に合うからなぁ… 飼いゆには罪は無いけど、ペットが死ぬのと実の子が死ぬとでは比べたら… -- 2010-10-04 18 37 07 支援 -- 2010-09-17 22 22 03 いや可哀想ったって元ネタがアレだし むしろ元ネタのほうが酷いから -- 2010-09-09 14 03 25 腹いせに殺された飼いゆがかわいそう -- 2010-08-12 21 19 21 重度の愛で派はゲス化すんのか? -- 2010-07-11 23 40 16 ハーメルンの笛吹き男のパロディですね。 こんなにしっくり来るとはw -- 2010-07-11 18 16 47 ゆっくり出来たよ! -- 2010-05-23 02 41 26 くだらんつまらんしょーもないwww ゆっくりに恨みがあるなら他のことで解消しろwww -- 2010-05-03 03 11 39 すっきりー! -- 2010-03-01 16 32 54 くだらんつまらんしょーもない ゆっくりに恨みがあるなら他のことで解消しろ -- 2010-01-01 16 40 29