約 316,031 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2379.html
ゆっくり実験するよ!! 5KB 虐待-普通 観察 考証 実験・改造 ゲス 独自設定 たまには悪魔SSを離れて普通に虐待してみた。 (書いた小説) ふたば系ゆっくりいじめ 818 黒いオオカミ~chapter1~ ふたば系ゆっくりいじめ 838 黒いオオカミ~chapter2~ ふたば系ゆっくりいじめ 851 黒いオオカミ~chapter3~ ふたば系ゆっくりいじめ 894 ゆっくりが知ってはいけない、鬼ごっこ ふたば系ゆっくりいじめ 916 インフェルノ・ペスト ふたば系ゆっくりいじめ 957 暴飲暴食の豚王 ふたば系ゆっくりいじめ 975 自然の恵み ふたば系ゆっくりいじめ 1004 短編集 合体「ゆっくり×悪魔」 ふたば系ゆっくりいじめ 1037 短編集 選ぶとしたら・・・・ ふたば系ゆっくりいじめ 1112 スポーツでゆっくりを虐待!!in魔界 △注意事項△ 薬品や解剖する場面あり。グロテスク注意。 頭が良くなってるゆっくりがでます。 少し、おかしな設定もあります。 会話区分でゆっくり「」、悪魔【】です。 それでも良いという方はゆっくり読んでくださいね!! =始めに= ゆ虐待レストランへようこそ。 私は支配人のマッドと申します。 さて、今回のメニューは「ゆっくり実験するよ!!」です。 ゆっくりといういい加減な生命体をありとあらゆる手で実験するというお題です。 では、どうぞごゆっくりお楽しみください。 =ゆっくり実験するよ!!= 【では、ゆっくりをありとあらゆる方法で実験しようぞ】 ここは悪魔達の実験室。 彼の名はオー・ニィーサンという虐待家にして悪魔サイエンティストだ。 この研究の局長でゆっくりを使った実験を行うのだ。 さぁ、今回はどんな実験が行われるのだろうか? ・その1 オレンジジュース以外の物をかけるとどうなるか?・ オレンジジュースはゆっくりにとって万能薬。 病気だって、怪我だって。一瞬で治ってしまうのだ。 では、オレンジジュース以外のものでも治るのか? 部下たちが運んできたのは透明な箱。その中にズタボロになって餡子が漏れているれいむである。 「い゛、い゛だい゛・・・」 これは手の施しようが無く、風前の灯というやつだ。 ここで、オレンジジュースをかけてみる。 すると、たちまち皮が再生して元の状態となった。 「ゆっ!!ゆっくりふっかつしたよー!!」 このようにオレンジジュースをかけるとゆっくりは完全に治る。 「ゆっ!!れいむにあまあまちょうだいね!!」 定番が言ってきたのでれいむを箱に入れる 本題の実験を行うために硫酸を5滴ほどれいむにかける。 「ゆ゛っ!!?い゛だい゛、い゛だい゛、い゛だい゛ーーーー!!!!」 煙があがり、箱の中でのた打ち回る。 最初はリンゴジュースをかけるてみよう。 驚いたことに、オレンジジュースの数倍も再生したのだ。 勿論、市販のリンゴジュースだ。やはりあまあまと関係があるからか? 「ゆゆっ!?なんだか、ものすごくげんきになったよ!!」 しかも、物凄く元気になった上に皮が艶々している。 オレンジジュースが万能薬ならリンゴジュースはソーマ(インドの霊薬)だというのか? いい加減な生き物だが収穫があった。また、硫酸をかけて瀕死状態にさせる。 「ゆ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」 物凄い悲鳴を上げるが箱は防音なので聞こえない。流石は人間が作った品物だ。 次はブドウジュースをかけてみた。 普通に回復したがなんだか様子が変だ? 「ゆゆ~、にゃんだゃきゃ。とちぇも~、ふりゃふりゃ~するりょ~」 ・・・・・酔っているな。 ブドウジュースは回復するには回復するが泥酔になるという追加効果があるのか? これは興味深い結果が出た。後でゆっくり駆除の商品に繋がりそうだ さて、次の実験に移るので泥酔れいむに硫酸をいっぱいかける。 「ゆゆ~?にゃんだゃきゃ、とてもあちゃちゃきゃいねぇ~。ゆーゆゆーゆー♪ゆぼぼぼぼ・・・・・」 硫酸を温かいお湯だと勘違いして歌いながら溶けた。 これは凄いな・・・・ ・その2 中身を入れ替えるとどうなるのか?・ ゆっくりの中身は餡子、カスタード、生クリーム等だ。 希少種はそれ以上に様々な中身があると言うが残念ながら貴重なゆっくりのため解剖はできない。 中身を白餡にかえたりすると清く正しいゆっくりになるという。 ならば、白餡以外の物を入れるとどうなるのか? 試してみる価値はありだ。 「おいっ、じじい!!まりささまをゆっくりさせるんだぜ!!」 箱の中に入っているのはゲスまりさ。 このゲスまりさは他の野良ゆっくりの食料を奪ったり、騙したり、赤ゆを喰らったというゲス・ザ・まりさ。 「きいているのかくそじじい!!はやくまりささまをゆっくりさせるんだぜ!!」 流石はゲスきたない言葉を吐く吐く。 五月蝿いので催眠スプレーをかけて眠らせた。 このスプレーは眠りの精ザントマンが背負っている砂を水に溶かして気化させた特性スプレー。 象でさえ簡単に眠らせる事が出来る。 更に何をやっても起きない。では、中身を入れかけてみよう。 まずは割る。包丁を使って、こじ開ける さて、最初はカレーを入れてみよう。 ゆっくりは辛いのが非常に嫌うので拒絶反応が起きない様、中躯餡にも少しだけカレー液を垂らす。 んで、黒餡子を3分の2くらいとって、カレーを入れる。 後は傷を縫い合わせてオレンジジュースをかければ完成。 それと同時にゲスまりさが起きた 「ゆっ・・・」 さて、どんな反応するのだろうか?ここは定番の挨拶してみよう。 【ゆっくりしていってね】 「ナマステなんだぜ!!」 ・・・・・・・・ナマステ? 確かインドの挨拶だったような・・・・もしや、カレー餡にするとインドっぽくなるのか? 「どうしたんだぜ?一緒にヨガダンスしようなのぜ!!」 ヨガダンスてなんだよ。 そういいながら、クネクネと切れのある踊りを踊る。 だが、不思議とイラッ☆とはこない。 うーむ、どうもカレー餡にすると辛い食べ物に耐性+インド口調になるな。 次の実験に移ろう。 催眠スプレーをかけて眠らせる 割ってカレー餡を取り出す。次は抹茶クリームを入れてみた。 起きるとこう言うのだった 「・・・・紙さんと筆さんを貸してほしいんだぜ」 そう言うと紙と筆を貸した。筆を口でくわえて文字を書く。 文字に書かれていたのは・・・・"ゆっくり"と。 しかし、字がきれいに書けている。 「うまくかけましたぜ・・・」 そう言うと深々と礼をする。 それから小学1年生の算数ドリルと漢字ドリルをスラスラと書くのだった。 抹茶クリームだと、渋みと賢さになるに加えて物静かな性格になる。 これは新しい発見だ。 直ぐにレポートを作成してみよう。 尚、このゲスまりさ改めブレインまりさは人間世界の大学でさらに調べるのだった。 ゆっくりはまだまだ、奥が深い。 私は次なる実験でゆっくりが隠れた部分を探求しようと思う。 =あとがきだより= というわけで、期待ハズレな事してすみませんでした。 でも、たまにはこんな小説もいいでしょう。 ゆっくりというのは物凄くいいかげんな生き物。 様々な事を試してみると意外と使えたり、隠れた才能があるかも・・・・? トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりすごいw -- 2013-09-17 23 17 23 ナマステなんだぜ!カレーさんはLEEの30倍でよろしくなんだぜ! -- 2012-03-27 21 14 09 ナマステwww -- 2012-01-14 03 11 24 相変わらず文章が酷いな こんな短いSSなのに10箇所以上間違ってる -- 2011-08-27 03 01 24 俺が見た時は溶けると言うより焼けただれた感じだった。 -- 2011-01-06 04 13 00 硫酸ってかけても溶けないぞ。 -- 2010-08-26 22 41 26 なるほどゲスは中身を入れ替えればいいのか -- 2010-08-12 13 36 35
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/582.html
飾りの価値は 承 23KB ※俺設定 ※東方オリジナルの設定をほとんど無視します ※4回に分けます 飾りの価値は 承 母れいむが出産してから、およそ1ヶ月経った。 赤ゆっくりたちもピンボール大から、みかんくらいの大きさになっていた。 赤ゆっくりというより、子ゆっくりになっていた。 飾りのないれいむもまた、成長していた。 「おちびちゃんたち!!!きょうもゆっくりおうたをうたうよ!!!」 「「「「ゆ~☆」」」」 今日も巣の中で、母れいむと歌っている飾りのないれいむの姉たち。 「♪ゆ~ゆ~ゆ~ゆっくりしていってね~」 「「「「♪ゆ~ゆ~ゆ~ゆっくちちちぇいっちぇにぇ~」」」」 独特のリズムとメロディで歌う母れいむたち。 当然、その中には、飾りのないれいむは入っていない。 1匹だけ巣の隅っこで、暗い表情で母れいむたちを見つめていた。 飾りのないれいむが、母れいむの近くへ行こうとすると、 れいむの姉たちが、体当たりをしてきて、追い払ってしまうのだ。 母れいむも、それが当たり前かのように飾りのないれいむを無視し続ける。 「ゅぅ・・・ゅっ・・・ぃ・・・」 楽しそうに歌う母れいむたちを、見ていたら、飾りのないれいむも、 あの中に入って、みんなとお歌を歌いたい、とでも思ったのだろうか、 ついボソボソと小さな声で歌っていた。 「ゆゆゆっ!!!にゃんだきゃざちゅおんぎゃはいっちゃよ!!!」 「どぼぢでざちゅおんぎゃはいりゅのぉぉおおぉお!!!!」 「ゆんやあぁああ!!おみみぎゃけぎゃれりゅよぉおおぉお!!!!」 れいむの姉たちは、れいむのか細い歌声を雑音だといい、 ジタバタしながら、ゆーゆーと騒ぎ出す。 「まりしゃはもうゆるりゅしゃないのじぇ!!! ゆっくちできにゃいゆっくちはちねぇええええ!!!」 まりさは、飾りのないれいむに体当たりをした。 ベジッ!!! 吹っ飛ばされたれいむが壁に激突する。 「ゆげぇ!!!」 飾りのないれいむはあまりの痛さに餡子を吐き出した。 「ゆふん!!!まりしゃはつよいのじぇ!!! ゆっくちできにゃいゆっくちはゆっくちちねぇええ!!!!」 まりさは追い討ちをかけるかのように、れいむの体の上に、 圧し掛かり、その場でピョンピョンと何度もジャンプをしていた。 「いじゃいよぉお!!!ばでぃざっぁああ!!! や、や、やべでぇええ!!!!」 飾りのないれいむは、ひたすら叫んでいた。 「ゆゆ~ん!!!くじゅがくるしゅんでるよ!!!」 「ちゅ~ぱ~せーしゃいたいみゅ~!!!」 「れいみゅもやりゅ!!!!」 他の姉たちは、まりさを囃し立てる。 もちろん、母れいむは相変わらず、無言のまま無表情であった。 「ゆっくりただいま!!!」 そこへ、今まで狩りに出かけていた父まりさが帰ってきた。 「ゆっ!!ゆっくりおかえりなさい!!!」 「「「「ゆっくちおきゃえりなしゃい!!!」」」」 母れいむは、さきほどの態度が180度変わって、 笑顔で体をクネクネとしながら、父まりさに挨拶し、 れいむの姉たちも、飾りのないれいむのことなど、 忘れてしまったかのように、父まりさのところへ 駆け寄っていた。 「ゆ~ん!!!おちびちゃんたち!!! ゆっくりしてたかい!!!」 「「「「ゆっくちしちぇちゃよ!!!!」」」」 「きょうはおちびちゃんのためにおいしいおはなさんをたくさんとってきたよ!!!」 「「「「やっちゃぁああ!!!!!」」」」 巣の中で、ワイワイと騒ぎ出す姉たち。 「ゆゆ~ん!!!まりさはさいこうのおとうさんだよ!!!」 と、うっとりしながら父まりさの頬にす~りす~りする母れいむ。 「ゆん!!!れいむもこんなにかわいいおちびちゃんを うんでくれたからさいこうのおかあさんだよ!!!」 父まりさも母れいむも褒め称える。 「「「「ゆっ!!!きゃわいくちぇごみぇんにぇ!!!」」」」 そして、条件反射のように自身の可愛さをアピールするれいむの姉たち。 「れいみゅもおとうしゃんとしゅ~りしゅ~りすりゅ!!!」 「まりちゃも!!!」 「れいみゅも!!!」 「みんにゃでにゃきゃよくしゅ~りしゅ~りすりゅのじぇ!!!」 父まりさのまわりに、母れいむと子供たちが集まり、す~りす~りをし始める。 「「みんな!!!きょうもゆっくりたのしいね!!!」」 「「「「ゆ~☆」」」」 父まりさと母れいむたちは、子供たちと一家団欒の時を過ごし、 それは誰の目から見ても、ゆっくりした光景であった。 そんなゆっくりした光景の中に、当然、飾りのないれいむはいなかった。 これ以上、姉のまりさの体当たりを食らわないようにと、 ただ、ひたすら、痛みに耐え、声を出さないようにひっそりとしていた。 れいむの姉たちは、もう飾りのないれいむのことなど眼中にないのに・・・。 晩御飯は父まりさが取ってきた花であった。 野生ゆっくりにとって、花の蜜は、自然界で唯一手に入れることが出来る、 甘味であった。 「おはにゃしゃんはゆっくちできるのじぇ!!!」 「れいみゅうれちーちーでりゅよ!!!」 「まりしゃも!!!」 「ちゅ~ぱ~うれちーちーたいみゅ!!!はじまりゅよ☆」 巣の中央で、山盛りになった花を見て、感動のあまり、しーしーを漏らすれいむの姉たち。 我先にと言わんばかりに誰もが花に近づき、父まりさに礼も言わず、ひたすら食べ始めた。 「「「「む~ちゃむ~ちゃ ちあわちぇ!!!!」」」」 子供たちが花を食べて、ゆっくりしている姿を見て、満足する父まりさと母れいむ。 れいむの姉たちが花を食べるのに集中している隙に、 父まりさが飾りのないれいむのところへ向かった。 「ごめんね・・・おはなさんはあれだけしか・・・とれなかったんだよ・・・ だから・・・これで・・・がまんして・・・ね・・・」 と、飾りのないれいむに、いつもの苦い草を置いていく。 飾りのないれいむは、生まれてからずっとこの苦い草しか口にしたことがなかった。 れいむの姉たちとて、あの山盛りになった花をすべて食べられず、 たくさん残すことは、いつものことなのに、父まりさは、 飾りのないれいむには、いつもこの苦い草しか食べさせなかった。 「おとうさん・・・ゆっくりありがとう」 飾りのないれいむは、少し笑みを浮かべて、父まりさに礼を言った。 れいむの姉たちは、子ゆっくりになるというのに、 未だ舌足らずな赤ちゃん言葉で話すのに対して 飾りのないれいむは、すでに赤ゆっくり特有の舌足らずな感じもなくなっていた。 「ゆ・・・くり・・・して・・・いって・・・ね」 父まりさは、いつもと変わらぬ、よそよそしい態度で、飾りのないれいむを見ようともしない。 そんな光景を見て、母れいむは、いつもと同じ態度のままだった。 飾りのないれいむは、こういう生活を生まれてからずっとしていた。 母からは無視されて、姉たちからいじめられ、父からはよそよそしくされて、 飾りのないれいむがゆっくり出来る日は一度もなかった。 それでも、飾りのないれいむは、信じていた。 いつか、家族みんなでゆっくり出来る日が来ると言うことを。 そんなある日。 母れいむは群れのゆっくりたちのところへ、 子供たちを見せに行き、いかに自分の子供たちがゆっくりしているのかというのを、自慢する。 子供たちも、自身の可愛さをアピールし、群れのゆっくりたちは、みなゆっくりしていた。 もちろん、飾りのないれいむは、除け者にされていた。 「ゆぅ・・・れいむもみんなとゆっくりしたいよ・・・」 れいむは暗い表情で下を向き、溜息交じりに呟いていた。 「おちびちゃん・・・」 そんな中、木の陰から、父まりさの声がした。 不思議に思ったれいむは、1匹で声がした方へ向かっていった。 そこには、父まりさがいた。 「おとうさん!!!」 れいむは喜び、父の名を呼んだ。 「しずかにね・・・ゆっくりしずかにしてね・・・」 父まりさは、焦りながら、周りをキョロキョロと見回して、 誰も気づいていないことを確認した。 「おちびちゃん・・・いつも・・・にがいくささんばかりで・・・ ごめん・・・ね・・・」 いつもと同じよそよそしい態度だが、今日の父まりさは何か違っていると 飾りのないれいむは感じた。 「ゆっ!!!れいむ!!!おとうさんがくれるものなら、 なんでもおいしいよ!!!いつもありがとう!!!」 れいむは、父に向かい、満面の笑みで返した。 「きょうは・・・その・・・おわびで・・・ ふたりだけで・・・あまあまさんを・・・たべにいこうね・・・」 今までよそよそしい態度だったお父さんが、 初めて優しくしてくれた。れいむは嬉しかった。 涙が自然と流れてきた。 やっと、れいむも、みんなとゆっくりできるのだと思うと、 涙が止まらなかった。 「お、お、おとうさん・・・ゆっくりありがとう・・・ で、で、でも・・・あまあまさんは・・・ みんなで・・・たべたほうが・・・おいしいよ・・・ みんなでたべにいこうよ・・・」 そんなれいむを見て、困り顔の父まりさ。 「じゃ、じゃあ、ふたりであまあまさんを・・・ とりにいこうか・・・おうちにもってかえって・・・ みんなでたべよう・・・ね・・・」 れいむはとりあえず、そうしようと思った。 あまあまさんをたくさん持って帰ったら、 お母さんもまりさたちも自分に優しくしてくれるはずだと。 「ゆっくりりかいしたよ!!!」 父まりさと飾りのないれいむは、 人気のない森の奥深くへドンドン進んでいった。 出発した時には日は高く上っていたが、 今は、日が山に半分くらい沈み、綺麗な夕焼けが見えていた。 れいむはその光景を綺麗だと思い、眺めてながら、 ゆっくりと父まりさの後へついていった。 「ここだよ・・・おちびちゃん・・・」 れいむは、ある洞窟の前に連れて来られた。 「ここに・・・あまあまさんがあるよ・・・」 父まりさは、なぜか辺りをキョロキョロして、ビクビクと震えていた。 「やった!!!あまあまさんだよ!!!ゆっくりできるよ!!!」 そんな父まりさとは裏腹に、れいむはピョンピョンとその場で飛び跳ねた。 「おちびちゃん・・・よく・・・きいてね・・・ おとうさんは・・・あまあまさんのほかに・・・ きょうの・・・ごはんをとってくるから・・・ れいむは・・・ちょっと・・・ここでまっててね・・・ どうくつのなかは・・・あぶないから・・・ ひとりではいったら・・・だめだよ・・・」 と、この場にいるのがとても怖いとでも言った様な様子で、 今にも泣きそうな表情で、体を後ろに後ずさりしながら、 徐々にれいむから離れていく父まりさ。 「ゆっくりりかいしたよ!!!おとうさん!!! ごはんさんいっぱいあつめるのがんばってね!!!」 と、割れんばかりの声で叫ぶれいむ。 「じゃ、じゃ、ゆっくり、ま、まっててねぇええええええ!!!! ゆ、ゆ、ゆんやぁああああ!!!! こわいよぉおおおおぉお!!!!!ぉうちかえるぅうぅううっぅ!!!!!」 まりさはしーしを漏らしながら、全力疾走で森の中へ走っていき、消えていった。 「ゆっくりいってらしゃい!!!!」 れいむは笑顔でおさげをピコピコと上に振って、父まりさを見送っていた。 れいむは、笑顔で待ち続けた。 父まりさが戻ってくるのを。 お父さんと一緒に、あまあまさんを持って帰り、 おうちにいるお母さんと姉たちの笑顔を思い浮かべながら、 ずっと待っていた。 「♪ゆ~ゆ~ゆ~ゆっくりしていってね~」 そんなことを思い浮かべていると、嬉しくなり、 いつも母れいむと姉たちが歌っている歌を口ずさんでいた。 「むきゅぅうぅ!!!!なにやってるのぉお!!!れいむぅ!!!!!」 れいむが声が聞こえた方へ振り向くと、 参謀のぱちゅりーが息を切らしながら、 そこにいた。 ぱちゅりーは薬草を取りに、森の奥深くまで来ていた。 時間を忘れて薬草を取っていたら、もう夕方なので、 そろそろ巣に帰ろうとした時、なんだかゆっくりの歌声が聞こえたので、 誰かいるのだろうかと思い、やって来たら、 飾りのないれいむが、たった一人で呑気に歌を歌っていた。 そして、この洞窟を見た瞬間、ぱちゅりーは絶叫していた。 「こんなあぶないところにいちゃだめでしょぉおぉお!!!!!」 れいむは不思議に思った。 「ぱちゅりー、ここにはあまあまさんがあるんだよ!!! おとうさんがいってたんだよ!!!」 ニコニコと笑っているれいむ。 「そんなところにあまあまさんなんかあるわけないでしょぉおぉ!!! そこはどうくつはれみりゃのすのまえなのよぉおぉお!!! はやくにげるのよぉぉおぉおおお!!!」 ぱちゅりーは、冷や汗を垂らしながら、叫んでいた。 「ぷくぅー!!! なにをいってるの?ここにはれみりゃなんかいないよ!!! ぱちゅりーはけんじゃなんでしょ!!!ゆっくりりかいしてね!!!」 頬を膨らませて、ぱちゅりーを睨みつけるれいむ。 「ああ、も、も、もうしかたがないわぁ!!!!」 れいむのところを駆け寄り、れいむのおさげを口にはくわえたぱちゅりー。 嫌がるれいむをよそに走り出した。 「はなしてぇえええ!!!れいむはおとうさんとあまあまさんをとるのぉお!!! はなしてぇえええ!!!れいむはおかあさんとみんなでゆっくりするのぉお!!!」 下腹部をブルンブルンと震わせて、ジタバタするれいむ。 辺りはすっかり暗くなり、もう夜になっていた。 それでも、ぱちゅりーたちは、まだ群れのところへ戻っていなかった。 「はなしてぇええ!!!れいむはおとうさんといっしょに」 「う~う~あまあまだど!!!!」 空かられみりゃの姿が見えた。 「れ、れ、れみりゃだぁああああ!!!!」 れいむの悲鳴を聞いたぱちゅりーは、顔が真っ青になり、 とにかく逃げようと、一心不乱に走り出した。 しかし、れみりゃの方が早くて、ドンドン間合いを詰めて行く。 「う~あまあま☆」 れみりゃは右手を伸ばし、ぱちゅりーたちを掴もうとした。 「ゆんやぁぁあああああ!!!!!!!」 れいむが叫んだ次の瞬間、 「どすすぱぁっぁああく!!!!」 チュドゴォォオオォン 轟音と共に、眩しい光の塊がれみりゃを直撃した。 そこにはドスまりさが立っていた。 「むきゅぅ。どすぅ・・・」 ドスの姿を見て、 ぱちゅりーは疲れ果てたのだろうが、その場で倒れこんだ。 「ぱちゅりーがおそくてしんぱいしたから、むかえにきてよかったよ!!! でも、どうしてれいむまでいるの!!!こんなところへこどもがきちゃだめだよ!!!」 ドスは安堵の表情を浮かべた。 「どす!!!ぱちゅりーはひどいんだよ!!! おとうさんといっしょにあまあまさんをとるはずだったのに!!!」 れいむは再びドスに向かって、ぷくーと頬を膨らませた。 「えっ!?まりさ? たしか、ここにくるとちゅうさけびながら、すにもどっていたけど・・・」 れいむはドスに言った。 「おとうさんがどうくつのまえでまってて、いったから、 れいむはずっとまってたんだよ!!! それをぱちゅりーが、 おとうさんがあまあまさんがあるっていっていたところが、 れみりゃのおうちとかいいだして!!!れいむはおこったよ!!!ぷんぷん!!!」 ドスは信じられないという表情で、口をポカーンと空けていた。 「れいむ・・・もっとゆっくりおしえてくれるかなぁ・・・」 次の日。 「ゆんやぁぁああああ!!!!じにだぐないよぉお!!!! だれがぁぁああ!!!!だずげでぇええぇええええ!!!!!」 父まりさが、縄で柱に括り付けられて、泣き喚いていた。 その隣には、同じように母れいむもいた。 「どぼぢでごんなごどずるのぉおぉお!!!! でいぶばゆっぐりじでるんだよぉおぉおぉおぉお!!!!」 この2匹を囲うように、群れのゆっくりたちが、彼らを見つめていた。 昨日の夜、飾りのないれいむが、ドスにすべてを話し、 父まりさと母れいむを取り調べたところ、事実が判明した。 これ以上、飾りのないれいむを見たくないという理由から 父まりさと母れいむは、飾りのないれいむの殺害を計画した。 まず、母れいむが子供たちを使って、群れの注目を集めて、 その隙に、父まりさが飾りのないれいむを、れみりゃの巣の前まで連れて行った。 飾りのないれいむは、遊んでいる時に、 親の目を盗んで、誤って森の奥深くまで、 入ってしまい、れみりゃに襲われたと言う事故に見せかけようとしたのだ。 最初、ドスが父まりさと母れいむが問い詰めた時、 「そ、そ、そんなことはいってないよ・・・ こ、こ、このこのいっていることはうそだよ・・・」 汗をかきながら、挙動不審な態度を取る父まりさ、 「ゆ~おちびちゃんんん!!!れいむはしんぱいしてたよ☆」 営業スマイルのれいむ。 最初は、2匹ともしらばっくれていた。 どうせ、証拠はないのだから、このままやり過ごせば、 なんとかなると思っていた。 れいむの姉たちも、 両親同様、知らぬ存ぜぬと通していたが、 ぱちゅりーから、このままでは自分たちも死刑になると脅し、 本当のことを話せば、まりさたちの命は助けてやると言ったら、 手のひらを返したかのように、 「あのゆっくちできにゃいゆっくちがちんだら、 みゅれのゆっくちがみんにゃまりしゃたちにきゃわいそうだきゃらって、 ごはんしゃんをもっちぇくるっちぇいっちゃのはおとうしゃんとおきゃあしゃんなのじぇ!!!」 「きのうは、みんにゃのちゅうもきゅをあちゅめりゅようにきゃわいくうちゃえって、 おとうしゃんとおきゃあしゃんがれいみゅたちにいっちゃんだよ!!!」 「だきゃら、まりしゃたちはいっしょうけんみぇいにうっちゃっちゃのに!!!」 「あのゆっくちがいきちぇたらいみがにゃいことをしりゃないばきゃおやはゆっくちちね!!!」 ペラペラと喋りだした。 子供たちの証言により、ドスは父まりさと母れいむに死刑の判決を下したのだ。 飾りのないれいむは、 必死になって、ドスやぱちゅりーに両親を助けるように説得をした。 「れいむがわるいんだよ!!!れいむはうそをついたよ!!! れみりゃのどうくつにあまあまさんがあるなんて、おとうさんはいってないよ!!! あれはれいむのうそなんだよ!!!ゆっくりりかいしてね!!! だから、れいむをかわりにしけいにして!!!おとうさんとおかあさんはわるくないんだよ!!」 ドスやぱちゅりーは、 こんな純粋な心を持った子供を殺そうとした父まりさと母れいむが許せなかった。 それに、こんなゆっくり出来ないことを考えるゆっくりは、群れの秩序を崩壊させる。 そう思い、れいむの願いも虚しく、死刑の判決は覆らなかった。 父まりさと母れいむは、串刺し刑に決まった。 柱に括り付けられた2匹の周りに、口に木の枝をくわえたゆっくりたちが囲み始めた。 「やべでぇえぇえええ!!!! ばでぃざばわるぐないよぉおぉぉおぉお!!!! わるいのばぁああ!!!! かざりのないゆっぐりだよぉおぉおぉ!!! あいつがうまれでごなげればぁああ!!!! みんなだっでぇえええ!!! あんなゆっぐりでぎないゆっぐりがうまれだらっぁああ!!! おなごどずるでじょぉぉおぉお!!!」 「ぞうだよぉぉぉおおお!!! でいぶだぢだががっぁぁああ!!! わるいんじゃないよぉぉお!!! みんなだっでぇええええ!!! おちびじゃんだぢがぁぁああ!!! あのかざりのないゆっぐりをいじめでるのぉおぉ!!! みでみぬぶりじでだじゃないぃいぃい!!!!」 周りのゆっくりたちは、 父まりさと母れいむの言うことに反論できないから、 気まずい空気が流れ、彼らと目を合わせようとしない。 みな木の枝をくわえているが、彼らを刺すことに躊躇いがあった。 「もうやめてね!!! おとうさんもおかあさんもじゅうぶんこりたはずだよ!!! れいむはみんなにいじめられたことなんかきにしていないから、 はやくたすけてね!!!」 ドスとぱちゅりーに懇願するれいむ。 こんな状況でも両親を助けようとする。 「みんなだっでぇええ!!!! あのゆっぐりにぃぃいい!!! ごんあいじめがいいどがっぁあああ!!! あんないじめがいいどがっぁあああ!!! でいぶだぢにぃいぃ!!! いろいろどぉぉおいっでだのにぃい!!!!」 と、母れいむが叫んだ。 次の瞬間、周りのゆっくりたちは、 物凄い形相で、母れいむを睨み、 木の枝を力強くくわえて、一直線に走り出した。 これ以上、何か喋られると、今度は自分たちが危ない。 そう感じたのであろう。 しかも、そのゆっくりの中には、れいむの姉たちも混ざっていた。 ザグッ!!! ザグッザグッザグッザグッザグッザグッザグッ!!!! 「ちねぇぇえええ!!!ゆっくちできにゃいゆっくちはちねぇえええ!!!! 」 先頭切って、いじめていたまりさは、母れいむの右目に木の枝を突き刺した。 「ゆげぇぇええ!!!いじゃいいいぃいっぃいぃいい!!!!」 れいむの体に数え切れないくらいの木の枝が刺さっていた。 「おかあざんんん!!!!ゆっぐりぃいい!!!」 飾りのないれいむは体を弾ませながら、母れいむのところへ駆け寄った。 体中が裂け、餡子が物凄い勢いで漏れている母れいむ。 「おがあざんんんん!!!れいむがなおしてあげるねぇえ!!! ぺ~ろぺ~ろ」 れいむは泣きながら、母れいむの傷口を舐めた。 「やべろっぉぉおぉおおおお!!! ゆっぐりでぎないぃい!!!! おかざりのないゆっぐりばゆっぐりでぎないいぃい!!! でいぶのがらだがぁああああげがれるぅうぅううう!!!!」 が、そんなれいむに返ってきた言葉は無情だった。 ここまで献身的に接しても、母れいむはれいむのことを嫌っていた。 「じねぇえぇえええ!!!おまえばじねぇえええ!!! おまえのぜいでぇえええ!!!! おまえのぜいでぇえええええええ!!! ずべでおまえのぜいだぁぁぁあああああ!!!! じねぇええええええ!!!!! じねぇえええええ!!!!!!! じねぇえええええええええ!!!!!」 母れいむは睨み続けた。 その顔はゆっくりとはかけ離れていた。 まさに鬼。地獄を見てきたかのような修羅の形相。 そんな視線で飾りのないれいむを見てきた。 今まで、飾りのないれいむには、 無表情か作り笑いしかしてこなかった母れいむが初めて見せた感情。 それを見て、れいむは、初めて分かった。 自分は嫌われていたのだ。 生まれていた時から嫌われていたのだと。 飾りがないということだけで。 それが分かった瞬間、れいむは呆然とした。 自分が信じてきたものは・・・。 すべて妄想だった。適わぬ夢物語だった。 「おまえばぁぁぁぁあああ!!!! ゆっぐりじねぇぇっぇえぇぇえkぇrkfhkjrvんkmfcbsyhねrtvm」 バビュン!!!! 母れいむの頭が、怒りのあまり、 頭に餡子が溜まりすぎたため、爆発した。 辺り一面に黒い餡子が飛び散る。 体に刺さった無数の木の枝より、 飾りのないれいむに体を舐められたことの方が、 母れいむにとって、耐え難い苦痛だったのだ。 「で、で、で、でぃぶうぶぅうぅううぅ!!!! ゆんやぁぁあああああ!!! ゆっぐりでぎないぃいいぃ!!!! もうやだぁあああ!!!おうちがえるよぉお!!!」 最愛の妻の憤死を目の当たりにし、 体中から、いろんな液体を分泌させて、 体をジタバタともがく父まりさ。 母れいむの残骸から、餡子が止め処なく流れていくと、 小さい赤いリボンが出てきた。 れいむが生まれる前に母れいむのまむまむに残してきたものである。 呆然としているれいむだったが、何気なく、リボンをすくい上げ、 頭にリボンを置いた。 「え!?で、で、でいぶなの・・・おまえ・・・でいぶだっだの・・・」 父まりさからそんな言葉が出てきた。 父まりさだけでなかった。 「あれはまりしゃのいもうちょなのじぇ!!!」 「どぼぢでれいみゅがあんにゃちょこりょにいりゅのぉおぉお!!!」 「ゆんやぁああああ!!!!おきゃじゃりのにゃいゆっくちはれいみゅぢゃったにゃんちぇ!!!」 「しょんにゃ!!!まりしゃたちはいもうちょをいじめちぇいちゃの!!!!」 れいむの姉たちも、信じられないと言った顔をしていた。 彼らだけではない。 ドスとぱちゅりーを除く、すべてのゆっくりが唖然としていた。 群れのゆっくりたちは、飾りのないれいむのことを、 ゆっくりできないゆっくりとしか思ってなかった。 決して、飾りのないれいむであると認識していなかったのだ。 そして、れいむもまた、気づいてしまった。 今までドスとぱちゅりー以外から、れいむの名前を呼んで話をしていないことに。 「みんな!!!いいかげんにして!!! れいむはれいむでしょ!!! なんどいったらわかるの!!!!」 ドスは叫んでいた。 飾りがなくてもどう見てもれいむはれいむではないかと。 「むきゅ・・・」 ぱちゅりーは何か哀しそうに群れのゆっくりを見つめていた。 ぱちゅりーは他のゆっくりとは違い、知能はドスに近い。 だから、飾りのないれいむをれいむだと認識していたが、 群れのゆっくりたちが、ここまで、飾りがないとどの種類のゆっくりかも、 理解できないとは・・・と情けないと思っていた。 実は、ドスとぱちゅりーは、群れのゆっくりたちに、 何度も飾りのないれいむはれいむだということを教えていたが、 今に至っても、誰一人、認識していなかったのだ。 そして、飾りをつけた瞬間、みな誰もが、理解した。 「そんなに・・・そんなに・・・ おかざりさんがないと・・・ れいむのことを・・・ れいむだってりかいしてくれないんだね・・・ れいむは・・・ なんども・・・なんども・・・ じぶんのなまえをいったのに・・・ もういいよ・・・ れいむはゆっくりりかいしたよ・・・ れいむはもう・・・」 下を向いたまま、れいむは喋っていた。 そして、頭につけていたリボンをお下げで掴み、 それを地面に叩き付けた。 「ゆっくりりかいしたよぉぉおぉ!!! みんなからきらわれてたんだねぇえええ!!! みんなれいむのことがだいきらいなんだねぇえええ!!!! おりぼんさんがないだけでぇえええ!!!! どぼぢでそこまでれいむのことをきらうのぉぉおぉ!!! れいむはれいむなんだよぉぉお!!! どぼぢでわがらないのぉぉぉおおおぉ!!!!!!」 泣き叫ぶれいむの声が、森に響き渡る。 「ドス・・・ぱちゅりー・・・ れいむはでていくよ・・・ みんなからきらわれてるから・・・ でていくよ・・・」 ドスとぱちゅりーは困った顔していたが、何も言えなかった。 言いたくても言えなかった。 恐らく、れいむにとって、この群れでの生活は、 もう無理だとわかったから。 例え、群れのゆっくりたちが、このリボンをつけて、れいむだと認識したとしても、 れいむの受けた心の傷はもう癒せなかったから。 「あ、あ、・・・。れいむ・・・。」 ドスが言葉を詰まらせながら、れいむの名を呼ぶと、 「みんな・・・ゆっくりしていってね」 飾りのないれいむは、そういい残し、 ピョンピョンと飛び跳ねて、森の奥深くへ行ってしまった。 れいむは、泣きながら走っていた。 すべてを忘れるために、この故郷での出来事を忘れるために、 ゆんゆんと泣きながら、後ろから聞こえてくる父まりさの悲鳴を聞きながら、 ただひたすら走り去っていった。 続く。 あとがき 後半、駆け足過ぎた? 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ふたば系ゆっくりいじめ 250 ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ふたば系ゆっくりいじめ 263 飾りの価値は 起 挿絵 byM1 ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る お飾りのないれいむ美人じゃん!!れいむをいじめなければこうならなかったのに・・・ 群れのみんなも、いじめのしかたを、教えなければこうならなかったのに・・・・ 死んで苦しんで地獄にいってれいむに、見捨てられればいいのに・・・ -- 2016-04-05 21 52 50 ↓ゲスの群れとか攻めて来そうだな -- 2016-02-16 22 30 50 ドスとパチュリーとお飾りのないゆっくりで 群れを作るべきだ -- 2014-12-16 16 10 15 障害者には2通りあるんだ、まずは障害を持っているが自分に出来る事を頑張ろうとする純真な奴 もう一つは障害者であることを盾にするドス黒い社会の障害者の二通りだ -- 2012-12-17 19 39 11 ↓↓↓毎日のように、「不特定生物」によって自滅に近い惨死を遂げてる、 ひ弱で無力で、自分をむしろ害するような中途半端な知能しかない饅頭に、そんな高等な機能がついている訳がないと思うんだが……。 存在自体が道化にすぎないゆっくりが、その生態からしていかに愚かで性悪かが具現しただけの特徴だと思う。 -- 2012-09-02 00 03 12 ↓何その大怪獣決戦wwwもちろんドスとパチュリーは新たな群れを作りいなくなる、いなくなる直前きっと糞饅頭どもはドス何ていなくても平気だよだからお飾りがないゆっくりをゆっくり出来るゆっくりといってるバカなドスはさっさとでていってのたれしぬんだじぇとか言ってるに違いない -- 2012-07-06 17 49 57 このあとこの群れはれいぱーちゃんや糞豚饅頭やらキチガイの人たちがランチキ騒いで ぜんっめつ!したとさ!お~しまいっ! -- 2012-05-19 01 45 57 ↓↓飾りのないゆっくり=障害を背負った方々(←ごめんなさい) ドラマやらなんやらで何かと障害者って周りから冷たい目で見られてるよな? 飾りのないれいむも似たようなもの。 飾りが1匹1匹を判別する手段にあるなら、ゆっくりに扮した不特定生物によって絶滅を回避するための防衛手段じゃないかな?顔で識別するなら、飾りの有無関係なく識別するからさっきもいったように不特定生物に絶滅しかねないからね。 じゃあ、飾りまで似せてあったら? ゆっくり特有の材質で作られるだろうな、タンパク質でもなく、本物の布でも作られてない、なんかだと思う。 -- 2011-12-30 02 57 39 ドスはこの群れ滅ぼしてパチュリー・飾りの無かったれいむと新しい群れを作りに行くべき むしろこの群れ全員惨殺希望 -- 2010-09-27 16 00 10 どうしようもない無能ドスだな 飾りの無いゆっくりはゆっくり出来ないという当たり前の事を 考慮しないから群れに歪みが生じているのに -- 2010-09-07 03 02 39 被害者面する屑共ほど腹が立つものもなかなかないな 飾りの件も虐めの件もテメエらが加害者側の癖に -- 2010-08-26 20 26 00 やだ・・このドスカッコいい・・ -- 2010-06-04 03 17 23
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2664.html
カスタードキムチ鍋 3KB 虐待-普通 ギャグ 小ネタ 調理 現代 ぺにまむ 不味そう。 6作目です。 前作では私の力量不足が原因で多くの方々を不愉快にさせてしまったことを心よりお詫び申し上げます。 今作はゆっくりしていっていただければ幸いです。 広すぎず狭すぎない部屋の中、 数人の男女がテーブルを囲み座っている。 テーブルの上には大きな鍋が乗っておりぐつぐつと煮立っている。 部屋の中がキムチの香りに満たされる。 どうやらキムチ鍋のようだ。 キムチの香りが食欲を刺激する。 そうして、男女たちが鍋が煮立つのを今か今かと待っていると一人の女性が入ってきた。 彼女がこの部屋の持ち主であり今日の鍋パーティーの主催者である。 なぜか、一匹のゆっくりありすを抱いている。 「ゆっ?なにこことってもくさいわね。 とかいはなありすにはふさわしくないところだわ。 おばさんはさっさとありすをもっととかいはなところにつれていってね。」 ありすがほざく。ちなみに女性はまだ20代だ。 部屋にいた男女全員が顔をしかめ連れてきた女性を見る。 「どうしてこんなやつを連れてきた。」と目が訴えている。 「そうしたらこんどは、とかいはなすいーつさんと すてきなまりさをよういしてね。」 ありすがさらにほざく。 女性以外の全員がありすを睨む。 そんなことは気にも止めず にこやかに微笑んみながら女性はおもむろにありすを揺らし始めた。 「ゆっ?ゆっ!ゆっ!ゆっ!んほぉぉぉぉぉ!!」 当然発情するありす。 まるで画鋲の針のように、太く長いぺにぺにを屹立させる。 女性の突然の奇行に全員が唖然とする。 女性は発情したありすを鍋の真上に持っていきぺにぺにを鍋の方に向けた。 「んんんほぉぉぉぉ!!すっきりぃぃぃぃ!!」 ずびょ!ずびぃ!ずびゅびびび! ありすが絶頂を迎えカスタードを発射する。 カスタードが鍋に降りかかる。 カスタードまみれになる豚肉、白菜、ねぎ、う○い棒 数人が口を押さえながらトイレに走って行った。 「ふぅぅ・・・どうしてこの世はこんなにも悲しみに満ちているのかしら・・・」 突然、物思いにふけるありす。 そんなことはどうでもいいとばかりに女性は再びありすを揺らし始めた。 「ゆっ!やっやめなさい!こんな公衆の面前で・・・恥を知りなさい!!! んっ・・んっ・・んほぉぉぉぉぉう!!!」 再び発情するありす。すぐに絶頂を迎える。 「すっきりぃぃぃぃ!!」 ぽちゃ・・ 先ほどとは違いカスタードが全く出ない。 弾切れのようだ。 すると、女性はありすを両手で力一杯押しつぶし始めた。 「ゆげっ!!やめで!!ちゅぶれるぅぅ!!」 押しつぶされ徐々にしぼんでいくありす。 そのぺにぺにからカスタードが流れ出て行く。 「もっ・・ど・・ずっ・ぎりじ・・だか・だ・・・」 ありすは押しつぶされ皮だけになった。 皮だけになったありすを女性が包丁で適当な大きさに切り鍋に放り込む。 そうして、おたまで4,5回ほど鍋をかき混ぜた後鍋の中を見る女性。 先ほどまで食欲を刺激していた香りは甘ったるく不快なものになっている。 赤々とした色だったスープはカスタードと混ざり合い気味の悪い色になっている。 肉や野菜やう○い棒にはカスタードが染み込んでいる。 鍋の外周には熱で水分がなくなり固くなったカスタードがへばりついている。 鍋を見つめ満足げに頷いた女性は友人たちに微笑みながら言う。 「さあ!おたべなさい!」 「「「「「「食えるか!!!」」」」」」 おまけ 「こーぼねこぼねぇ~♪こぼねっ、ねぇ~♪」 「・・・ゆゆこさまそんなの食べたらお腹を壊しちゃいますみょん。」 料理はあとでゆゆこが責任をもって食べました。 「こぼっぎゃっ!!!」 「ゆゆこさまぁぁぁぁぁ!!!」 完 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 1232 捨てゆをひろってみた ふたば系ゆっくりいじめ 1236 焼き芋を買ってみた ふたば系ゆっくりいじめ 1244 ゆ虐戦隊!!ヒャハレンジャー!!! ふたば系ゆっくりいじめ 1255 みんなのうた 大きなドスまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1264 ごめんなさい トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 闇鍋だな -- 2013-06-20 10 04 01 ところでう〇い棒って鍋の具か?これ、キムチ鍋風にした闇鍋パーティーじゃないのか? -- 2012-10-03 11 35 46 なwんwとwいwうw。 おもしろかったよ! -- 2012-01-02 05 34 49 これどこを楽しんだらいいの -- 2011-07-14 21 15 27 ゆゆこさまあああああ -- 2010-07-25 16 37 01 画鋲の針は太く長くないと思う。 あと、キムチ鍋にカスタードクリームってただの嫌がらせ。 -- 2010-07-19 06 16 08 作者は楽しいと思ってるんだろうなあ・・・。 幸せそうでいいね。 -- 2010-06-21 04 29 07
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1033.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 487 罪/コメントログ」
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1900.html
ちょっとした憂さ晴らし 7KB 虐待-普通 小ネタ 野良ゆ 現代 虐待人間 mata ちょっとした憂さ晴らし マーラーあき 過去書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 716 中華料理店 麻辣 ふたば系ゆっくりいじめ 726 16匹の子まりさ 甘味処 ゆうか ふたば系ゆっくりいじめ 806 16匹の子まりさ11/16 ふたば系ゆっくりいじめ 820 私立! 亜瑠徒中学校野球部 ふたば系ゆっくりいじめ 832 私立! 亜瑠徒中学校野球部~マネージャー編~ ふたば系ゆっくりいじめ 847 美味しい水羊羹の作り方 ふたば系ゆっくりいじめ 895 ゆっくり童話~まりさ太郎~ ・今回も小ネタです、大抵イジメ止まりだから今回は1ランク上を目指してみる ・何でか知らないけどちょっと休もうと思った途端に「これ面白いかも」とか思ってss書いて・・・何やってんだ自分^^; ・最近自分は長編には向いてないとか思いだした・・・でも書きたい、書いてみたい ―――とある昼下がり 営業回りに出ていた会社員が公園で休んでいた・・・ 「・・・はぁ」 「今日も取引成立せず・・・か、やっぱりこの不景気に保険に入ろうって人は居ないのかな」 会社員はもう一度溜息をはき、タバコに火を付けた。 「・・・フゥー」 この公園には灰皿がないから代わりに缶コーヒーの空き缶に灰を落とす。 「このまま戻ったら・・・またどやされるよなぁ・・・(スゥー、フゥー)」 そして短くなったタバコを空き缶に入れ、またタバコに火を付ける。 それと同時に買っておいた缶コーヒーのプルを空ける。 「ッグ、ッグ、ッグ・・・ップハ」 そしてまたタバコ・・・と先ほどからこれを繰り返していた。 「このままぼやいてても仕方がないし・・・これ吸い切ったら仕事に戻るか」 と、思いコーヒーを飲もうとしたらタバコの頭が会社員の鼻に直撃した。 「アッチィーーーー!」 その拍子に飲んでいたコーヒーと吸っていたタバコは宙を舞った。 「ッツゥゥ、最近こんなのばっかじゃねぇか・・・何か呪われてんのか俺は!」 幸い火傷にはなってない様だと確認し、放り投げたタバコとコーヒーを探す。 「んーっと・・・あ、あったあった」 まずタバコを拾い、コーヒーの缶を拾おうと思った矢先・・・ 「これはれいむのジュースさんだよ!にんげんさんはてをださないでね!」 ゆっくりが現れた。 現れたのは茎付きれいむ1、子れいむ2、茎に付いてるのはれいむ2、まりさ1か どうやら親子らしい・・・ 「あのな・・・それは」 「ゆ!これはれいむのなんだよ!てをだしたらせいっさいっするよ!」 駄目だ・・・聞く耳持ちやしない。 「んー・・・お前、シングルマザーか?」 「そうだよ、れいむはシングルマザーなんだよ!だからあまあまちょうだいね、たくさんでいいよ!」 どうやらゲス化しつつあるらしい・・・ 丁度ムシャクシャしてた所だ、憂さを晴らさせてもらおう。 「分かった、じゃあお前らのゆっくりプレイスまで案内してくれ」 「ゆ?どうして?」 「あまあまが欲しいんだろ?案内してくれたらくれてやる」 「ゆっくりりかいしたよ、じゃあゆっくりついてきてね」 ―――5分後 シングルマザー(笑)のダンボールハウスに到着した。 「ここがれいむのゆっくりプレイスだよ!はやくあまあまちょうだいね!」 「分かった、ちょっと待ってろ」 俺は鞄から缶コーヒーを出し、少量を親れいむに飲ませた 「ごーくごーく・・・に、に、に、にがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 苦くて当然、何せ無糖ブラックだから。 「にがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」(ジョキン) あまりの苦さにれいむが悶えている隙を突き、ハサミで茎を切り落としてやる。 飾りもハッキリしてるし、寝息が聞こえているからまず死にはしないだろう・・・ 切った茎は鞄に素早く入れた、親れいむは気が付いていない。 「あれぇ?口に合わなかったか?(ゴクゴク)こんなに美味しいのに」 ワザとらしい棒読みだがゆっくりにとってはどうでもいいらしく 「ごんなのおいじぐないでじょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 と返される。 コーヒーは余程苦しかったらしく早くも涙目になっている・・・ 叩き甲斐のない奴だ・・・。 「じゃあこれならどうだ?」 昼飯の余りのタマゴサンドを親れいむに差し出した。 「むーしゃむーしゃ・・・しあわせぇー」 と、貪っている隙を突き子れいむ2匹をメントスで眠らせ、懐にしまう。 やっぱりと言うか何と言うか・・・気が付いていない様だ。 「どうだ?腹は膨れたか?」 「ゆ!まだおなかいっぱいになってないよ!はやくあまあまちょうだいね!」 「悪いがもう食い物は持ってない」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉ!」 案の定決まりきった答えだな・・・つまらん。 「れいむはシングルマザーなんだよ!かわいそうなんだよ!だからあまあまちょうだいね、たくさんでいいよ!!」 「シングルマザー?どこが?」 「ゆ?・・・ゆゆ!おちびちゃん、おちびちゃーーーーーーーーーーーーん!!!」 ようやく我が子が居なくなっている事に気が付いた親れいむは必死に呼び、探した。 「どぼじでおぢびぢゃんいなぐなっでるのぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉおぉおお!!」 「俺が知るかよ・・・」 ま、俺が盗ったからだけど。 「おぢびじゃーーーん!おへんじじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 と、大声で叫んでいる間に再びハサミを手にして親れいむのお飾りのリボンを切り取ってやった。 が、流石にこれには気が付いたらしい・・・ 「がえじで!れいむのおリボンがえじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 何となくその時の親れいむの顔が気に入らなかったのでズボンのポケットからライターオイルを取り出す。 そして飾りにライターオイルを振りかけ、着火してから返してやった。 「れいむのずでぎなおりぼんざんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 飾りはライターオイルの効果であっという間に燃え尽きた。 「あ゛・・・あ゛ぁ・・・」 そして親れいむが放心している間にタバコに火を付け、吸い始める。 「フゥー・・・」 そしてある程度吸った所で、火のついている方を親れいむのまむまむに刺してやった。 「あ゛・・・っぎゃぁぁぁぁぁっぁあああああああああああああああ!」 すかさず抜いてもう一度タバコに火をつけ、今度はあにゃるに刺してやる。 「っぎ、あづぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 「ゆ゛っ・・・ゆ゛ぐっ・・・」 親れいむは泡を吹き倒れた・・・が、まだ俺の気が晴れていない。 今度はもう一度ハサミを持ち、奥歯から順に歯を抜いてやる 抜くと言っても、歯茎ごと切り落とすのだが・・・。 噛まれない様に手ごろな木の枝を口の中にあてがい、作業に入る。 「あ゛がぁ、ふがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 よっぽど痛いらしく、常に声を出し続けている・・・ ま、止めないけど。 上顎の歯を切り落とし終わる頃には白目を向いて気を失っていた。 意識が戻る前に下顎の歯も切り落とす。 両顎の歯を切り落とし終わった頃に、ようやく親れいむの意識が戻る 「ふぇ、ふぇいふにょふぁぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ようやく気が晴れた俺は、その言葉と同時に再びタバコに火を付け、吸いだした。 「ふぁえふぇ!ふぇいふにょふぁふぉふぁえふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 「はあ?何言ってんのかわかんねぇよ!」 大体分かるけど聞く気はないとばかりに軽く蹴りを入れて転がしてやる。 「い、いふぁいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・」 「あーあ、上着もズボンも汚れちまったよ・・・」 そう言いつつ、親れいむを持ち上げて、ライターを取り出す。 「汚したのはお前なんだから、責任取れよ」 そう言って、親れいむの足をライターで焙り始めた。 「あふぁ、あふぁいいぃぃぃぃぃぃぃいぃいぃ!!!!(ドサッ)ふふぇっ!」 そして香ばしい香りがしだした辺りで、地面に落としてやる。 「さて、楽しんだし戻ると・・・っと、灰皿灰皿」 辺りを見渡し、そういえばここに灰皿は無いんだったと思い出した・・・ 「あ、これでいいか」 短くなったタバコは、親れいむの片目にジュゥゥゥっという音を立てて刺さった。 生きてはいるみたいだが落とした衝撃で気を失ったらしく、熱いとは言わなかった。 「じゃあな・・・っと、忘れる所だった」 俺は鞄と懐から子ゆっくりと赤ゆっくりをダンボールハウスの中に入れ、空き缶と一緒に公園のゴミ箱に捨てた。 親の方はこのまま放っておいても長くはないだろうし、せいぜい絶望して貰う事にしてその場を去った。 「さーって、もう少し頑張りますか・・・」 その後、ゆっくりの餡子を落とすのを忘れて営業回りをしていたら3人の鬼井山と契約が成立した・・・ これで部長にどやされる事はないだろう・・・ 良かった良かった。 ~~Fin~~ 中傷、侮辱、批判、感想 何でもどうぞ、たくさんでいいよ! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 騒がしくしてても食べ物を前にしたゲスシングルマザーには聞こえないだろうな -- 2010-09-11 04 50 11 子れいむが静かすぎるのが気になった -- 2010-08-06 12 58 13 良かったね!良い事すると良い事が返って来るものなのですよ、ゲスのしんぐるまざー(笑)駆除お疲れ様でした 出来れば子ゆと赤ゆも壮絶に虐待して欲しかったです -- 2010-08-06 03 00 31 ゆ虐開運法? -- 2010-07-09 21 42 41
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2456.html
まりさとまま 12KB 越冬 群れ 自然界 現代 人間なし 創作亜種 撮影まりさの出生の話です。 『まりさとまま』 希少種 独自設定満載 「まりさの思い出」の外伝です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー まりさは厳しい越冬の最中に生まれた。 両親の越冬はまりさを生んだ時点で失敗だったのだろう、 気が付けばまりさ1匹で生活をしていたのだ。 両親が何種だったのかも覚えていない、 分かるのは自分がまりさ種である事から片方はまりさだったのだろうと言う事だけだった。 まりさのお家は、何故か群れから離れた場所に作られている。 越冬で両親が死んだ後は、長が毎日まりさのご飯を持ってきてくれている。 でも何かがおかしい・・・・ 皆、まりさを怖がっている。 長ですら、あまり会話どころか目も合わしてくれない、 ただ毎日、ご飯を巣穴前まで運んで来てくれているだけだった。 春も半ばまで来ると、赤ゆだったまりさも子ゆまで成長していた。 ご飯は毎日、長が持ってきてくれているとは言え、 ベットの用意からうんうんの処理まで、自分でやらねば誰も面倒はみてくれない。 そんな生活からか、赤ゆ言葉は早々に抜け自立した子ゆに成長していた。 『まりさはかりをおぼえたいんだぜ!』 両親がいないので、しかたなく長に頼むまりさ、 しかし、子まりさに関わろうというゆっくりは、この群れにはいなかった。 『かりはドスがするから、まりさはゆっくりしているといいよ。』 長もまりさには何も教えてはくれなかった。 教えて貰えないなら独自にやるしかないと、まりさは自分で狩に出た。 両親から受け継いだ餡が良かったのか、まりさの運動能力はかなり良かった。 春の軟らかい草や、生まれたばかりの幼虫を食べて狩の腕前を着々と上げていくまりさ、 既に自分で食べる分は、自分で集めれるにまで上達した。 しかし、長はまりさへご飯を運ぶのを止めなかった。 『おさ、まりさはごはんさんはじぶんであつめれるんだぜ?』 『いいんだぜ、これはおそなえなんだぜ・・・』 『おそなえ?まりさに?』 『まりさのぱぱとままにだぜ・・・』 お供えと聞いて不思議がるまりさ。 長はまりさにまりさの両親の事を話す事にした。 この群れは人里よりそんなに離れてはいなかった。 そんな群れを守っていたのが、 まりさの母であった。 守ると言っても、何か行動して守っていたのではない、 村の厄を一手に引き受けていたのだ まりさの母は「ゆっくりひな」である。 彼女のいる群れは厄災より守られると信じている。 しかし、群れの厄を一手に引き受けると言うのは、 ゆっくりの限度を遥かに超えた量である。 毎日、ひなは何も触れもしないのに傷ついて怪我をしていく、 だがそれが、群れを守ってくれているのだと群れの長は感謝し、 ひなの生活に必要な物は全部群れで用意した。 だが感謝はすれども異形なるゆっくりに畏怖し、あまり近寄ろうとはしなかった。 ひなは常に1匹で暮らしていた。 群れに気を使い、出来るだけ離れた場所に巣穴を掘った。 そんなひなへのご飯を運んでいたのが、のちに番となる父まりさであった。 長から、ひなの世話をするように言われ、 群れで集めたご飯を、毎日ひなのもとへ届ける。 そんな日々を送れば、必然的にひなとも親しくなり、 情も湧こうと言うものである。 『ひな、ごはんさんをもってきたよ。』 『ありがとうまりさ、ゆっくりしていってね。』 『ゆゅ~ん。まりさは、はこんでるだけだよ、おれいをいわれるほどのことはしてないよ』 『そうじゃないの、いつもひなといてくれていることよ。』 いつの間にか父まりさは、ひなの巣穴に住み着くようになっていた。 その方が、世話をするには便利よかったのである。 2匹は番となった。 長はこの2匹が子を成せば、次世代の守護が生まれると歓迎した。 だがひなは子の話になる悲しげな表情を浮かべる。 この時、長や父まりさ達は、 ひなの心の内を読む事は出来なかった。 子を成す事がどう言う結果をもたらすのかを。 『ひな、まりさはひなとのおちびちゃんがほしいよ。』 まりさはひなによく子作りをしようと持ちかけた、 だがひなはその思いに応える事は無かった。 何か事情がある。 まりさもそれには気づいてはいた、 しかし誰しもが最愛の者との子を望む。 それはあたりまえの事である。 ある日、いつも通り子作りを持ちかけて断られた時、初めて理由を尋ねてみた。 『ひなはまりさがきらいなの?おちびちゃんはいらないの?』 『そうじゃないわ、ひなもまりさがだいすきよ。 でもおちびちゃんをつくるとまりさが・・・・・』 ひなはまりさに話した。 ゆっくりひなはその身体に仲間の厄災を受ける。 その厄は身内にも及ぶのだと言う。 子を成せば、その子を媒介にまりさも完全な身内となる。 「ゆっくりひな」ならまだしも、通常種のまりさでは厄には耐え切れない、 恐らくまりさは子を成した瞬間に、死んでしまうであろう。 だがまりさはその話を聞いた上で言う。 『やっぱりおちびちゃんをつくろうよ。』 『まりさがしんじゃうのよ?』 ひなはまりさの反応に驚く、 普通なら自分の命に係わると聞けば、身を引く事を考えるだろう。 だがまりさは、それでも子供を作ろうと言う。 『そうだね・・・でもおちびちゃんはとってもゆっくりできるんだよ。 ひながまりさといるよりも、もっともっとゆっくりできるんだよ。』 まりさの決意は固かった。 自らの命を懸けての子作りである。 まりさと一緒になるまでは、常に1匹で寂しそうにしていたひなに、 もっとゆっくりして貰いたかった。 そして、その子は次世代の守護として群れを守ってくれる。 まりさの想いにひなはついに応えた。 だが死ぬと判っているのに、何の準備もせずに子作りをする訳にはいかない、 まず、長に自分が死んだ後の事を頼んだ。 事情を知った長も、まりさを引き止めたが、次世代の守護のためと言われると強くは止めれなかった。 『わかったんだぜ・・・・まりさのおちびちゃんはどすがぜったいゆっくりさせてやるんだぜ!』 ひなと群れの為に、死を決意した勇気あるゆっくりに、長は誓いを立てた。 長に保護を頼むと次は食料である。 一応、ひなのご飯は群れから貰えるのだが、子作りは越冬中に行うとひなと話あったので、 何匹生まれるかわからない子供の分、 通常より余分に貯めこむ必要があったのだ。 晩夏から始めた貯蔵も、秋の終わりには巣穴に満載し過ぎて、 巣穴の拡張工事をしなければならなくなった。 こうして越冬に入る頃には、一家どころでない凄い量の食料を準備できた。 『ゆゅ~ん、これでひなもおちびちゃんもゆっくりできるんよ。』 自分は次の春は拝めないと知りつつも、 感無量なまりさであった。 越冬にはいる前日、ひなは珍しく夜遅くに長の巣穴を訪ねた。 長に越冬中に子作りをする事で起こるであろう真実を全て話し、いくつかの事を頼んだ。 その中には、番であるまりさも知らない事が含まれていた。 『じゃあいいね?』 越冬に入って暫くして、 ついに2匹は子作りに入りすっきりを始める。 お互いの身体を擦り合わせて、しだいに紅潮していく2匹、 その高まりはやがて頂点に達する。 『『すっきり~』』 その刹那、まりさの身体が大きく膨れる。 覚悟はできている。 まりさは膨れ今にも弾けそうな身体で言った。 『ひな、おちびちゃん・・・・・ゆっくりしていってね』 パーーーーーーーーーーン まりさの身体は肉片も残さずに弾け飛んだ。 群れの厄災をその身に受けた結果である。 『まりさ・・・・・まりさ・・・・まりさ・・・・・』 涙流しながらひなは何度も名前を呼ぶのであった。 だが泣いてばかりはいられない、次は自分が子を守る番なのである。 数日たち、ついに子供が生まれてくる。 まりさの忘れ形見である。 なんとしても守らねばならない、ひなは覚悟を決め出産の準備をする。 ゆっくりひなは常に1匹しか子を成さない、 決して生まれて来るのが1匹だけと言う事では無い、 1匹しか守れないのだ。 『ゆ・・・ゆ・・・・・ぐぅ・・・ぐぅう!』 産道が徐々に開き始める。 そして最初の赤ゆが顔を見せる。 『ユックチウマリェルヨ』 ポン 『ユックチシ・・・・ギュギュギュ』 パーーーーーーーーン 1匹目に生まれた赤まりさは、突如弾け飛んでしまった。 『ユックチウマリェルヨ』 ポン 『ユック・・・・ギギギギ』 パーーーーーーーン 2匹目も弾け飛ぶ。 次で最後の子供だ、 ひなは自分のお飾りであるリボンを、そっと顔を見せ初めている赤まりさにかけてやる。 『ユックチウミャレルヨ』 赤まりさはひなのリボンに絡まる形で産み落とされた。 『ユックチチテイッチェネ!』 最後の子供は無事に産声を上げる事ができた。 その刹那、ひなの身体が膨れていく、 先に亡くなったまりさと同じように。 子にうける厄災を自分のお飾りをかけてやる事によって、 全てその身に引き受けたのだ。 お飾りは1つしかない、 必然的に、子供も1匹しか助ける事は出来なかった。 ひなが長に頼んだ事の1つは、それは越冬明けには巣穴には赤ゆ1匹であり、 自分達は生きて育てる事が、出来ないであろうと言うことであった。 赤まりさは最初の食事をそのリボンを食べて育った。 このリボンを食べつくす頃には、 父まりさが必死になって貯めた食料を食べる事が出来るようになっているだろう。 『おちびちゃん・・・・・ゆっくりしていってね・・』 パーーーーーーーーーーーーーン! こうしてひなも弾け跡形も無く亡くなってしまった。 『ユックチユックチユックチ』 巣穴には事情を知らぬ赤ゆの声だけが響いていた。 こうしてまりさはこの世に生まれてきたのだ。 越冬を終えた長はまず最初にひなの巣穴に行き、赤まりさを保護した。 そして群れの守護として大事に育ててきたのである。 『まりさのままはむれをゆっくりさせるためだけにいきていたのぜ?』 話を聞いた子まりさが長に最初に聞いた事がこの疑問だった。 ゆっくりは基本、自分がゆっくりする為にしか頑張らない、他ゆの為に自分のゆっくりを捨てさした。 群れに対してまりさはそうイメージしたのである。 『それは・・・・どすにもわからないんだぜ・・・・』 長にもこれは答えられるはずがなかった。 群れを守るのは長としての使命である。 たしかに群れは守られたのかもしれない、だがそれはひなの能力によってであり、 決して長の力では無かった。 長が帰った後、子まりさは考えた。 群れは本当に必要なのか? チャリチャリチャリィィィ そう感じた時、子まりさの中から1本の鎖が現れた。 その鎖は地面に?がっている。 『ゆゅ?なんなのぜ?』 子まりさは巣穴を飛び跳ねてみるが、鎖は地面に?がったまま付いてくる。 重みも抵抗も一切感じない、ただ地面と子まりさを?いでいるだけだった。 その日から子まりさは、?がれた生活をしなければならなくなってしまった。 何処に行っても付いてくる。 何をしてても?がっている。 ある日、そんな鎖に変化が訪れた。 群れの仲間が子まりさを、あからさまに除け者にしたのだ。 子まりさは酷く傷ついた。 ピシ 子まりさの心が痛んだ刹那、鎖に罅が入った。 子まりさはその罅を見ていると、群れに嫌気がさしてくる気がした。 ピシ 仲間でのピクニックに誘ってもらえなかった時、 ピシ ありすの都会派なコーディネイトを子まりさの巣穴だけしてもらえなかった時、 ピシ 長が獲ってきた蜂蜜を子まりさだけ分けてもらえなかった時、 罅は子まりさが傷ついた分だけ入っていった。 不思議な事に、この鎖は子まりさにしか見えないらしく、 誰も罅はおろか鎖にも気が付かなかった。 鎖が罅で一杯になった時、子まりさは群れが嫌いになっていた。 そしてとうとう群れを出て行く決心をしたのだった。 とは言え、群れの守護として長の保護を受けている立場である。 一応、長に群れを出る事を相談した。 『まりさはひとりだちをするんだぜ、ゆっくりむれをでていくよ。』 『それは・・・・それはだめなんだぜ・・・ まりさはむれのまもりがみなんだよ?ゆっくりりかいしてね。』 長の言う事に子まりさは怒りを感じた。 群れの為に母のように、自分のゆっくりを捨てろと言うのか? これが仲の良い仲間なら、子まりさも身を挺して守ろうと思えるだろう。 だが大切とは名ばかりに、隔離されたかのような生活、 これが仲間だろうか? この疑問が鎖に最後の罅を生んだ。 ピシ・・・・ピシピシピシ・・・パッキーン 鎖は遂に断ち切れてしまった。 不意に子まりさの中から黒いリボンが噴き出てきた。 シュルシュルシュルシュル 1本どころの話では無い、 子まりさの身体中から沢山のリボンが噴き出し、次々に空へと舞っていく、 そしてそのリボンが止まった時、 異変が起こった。 『ゆ?ぎゅぎゅぎゅぎゅ・・・・・・ぐるじいんだぜ・・・・』 先ほどまで話をしていた長が苦しみだす。 呻きや悲鳴は群れ中から聞こえた。 『ぎぎぎ・・・わがらいよぉぉぉぉ・・・・』 『だでがでいぶばずげぇぇぇぇ・・・』 『ぶぎゅぎゅぎゅぅぅぅぅぅぅ!』 『ご・・ごんなぁぁぁどがいばじゃなぁぁぁぁぁ・・・』 やがて長が黒く変色しだす。 長は苦しみの中で、ひなと約束した事を思いだした。 「ひなのおちびちゃんを決して、仲間外れにはしないで下さいね、 仲間を大事に思う気持ちが無くなれば、楔は放たれてしまいます。 大切な仲間であれば、共に生きる気持ちを生んでくれます。 それを忘れないで下さいね・・・・・」 長はこの時、ひなの言っている意味が良く解らなかった。 だが今、ようやく理解する事が出来た。 守護とは群れを思う気持ちがあって維持できるのだと言う事を、 仲間でない者は守れないのだ、 長の群れは子まりさを仲間として扱っただろうか? 腫れ物を扱うかの如く、除け者にしていたのではないか?寂しい想いをさせたのではないか? 群れの態度が遂に、子まりさに決断させてしまった。 自分はこの群れの仲間では無い 今更、理解しても遅かった。 これまで封じられてきた厄災が群れに返される。 身に余る厄はゆっくりの身体を蝕んでいく、 長は消え行く意識の中で誤った。 『まりさ・・・ゆっくりさせてあげられなくて・・・ごめんなんだぜ・・・・』 その最後の想いは、言葉で子まりさに伝える事は出来なかった。 子まりさは身体から噴き出るリボンに気を取られ、 気が付けば群れ中のゆっくりが黒い塊と化していたのだ。 子まりさは、驚きはしたが哀れみは感じなかった。 もお自分は群れの仲間じゃ無いのだから・・・・ 子まりさは旅に出た。 群と言う物に嫌気がさしていたので、 世の中を見て周る旅に出る事にしたのだ。 後にフリーカメラマンのお兄さんに飼われる前の話である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 写真まりさの外伝を書いてみました。親にゆっくりひなを持ってきたのは、 「まりさので思い出」を書いた時に決めた裏設定です。 今回こんな形で出す事ができました。 ちなみに僕はこのまりさを「デスラッチまりさ」と呼んでおります。なんか語呂いいかなとw 相変わらず誤字・脱字は多いかもしれませんが勘弁して下さい。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっゆっゆ!! -- 2012-07-27 16 01 01 ↓撮影を介して厄を小出しに放出できてたのもあるんじゃないかな。 -- 2011-03-09 12 21 40 まりさにそんな過去があったのか…! -- 2010-12-31 12 55 27 そういうことだったんのか。 -- 2010-12-24 04 00 08 糞まりさのせいで不幸になったむれがかわいそう -- 2010-12-04 16 43 01 ↓群に属してないからたいして厄溜めてなかったんじゃね? -- 2010-09-14 12 10 40 昔…ジャンプでこんなの読んだことあるような…「アウターゾーン」だったかなぁ? -- 2010-07-17 04 06 49 あとあと矛盾が生じるよな。このまりさ母ひなの能力を受け継いでいるんだろ?あとの作品で、ぱちゅりーと番になっておちびちゃんが産まれているけど... -- 2010-07-02 02 18 12
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/744.html
れいむの歌を聞けぇぇえ!!! 9KB ※俺設定 ※むしゃくしゃしてやった ※反省はしていない れいむの歌を聞けぇぇえ!!! とある大都市、夕暮れ時の駅前にて・・・ 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「ゆっくちちちていっちぇにぇ!!!」」」 れいむと3匹の子れいむが駅の入り口の前で、 ゆっくりフードの空き缶を置いて、にこやかに笑っていた。 このれいむたち、風貌を見ると、 ボロボロの髪、泥に汚れた肌、ドス黒く濁った瞳、 まさに典型的、野良ゆっくりである。 恐らく、彼らの普段の日課はゴミ漁りあるのだろう。 最近、ゴミ漁りをしていると、 よく出食わした人間に殺されるゆっくりたちを見て、 効率の良い餌の取り方はないかと、考えていたのが、この親れいむである。 れいむは、昨日、衝撃が走った。 夕暮れ時の駅前で、 ボロボロの服を着て、ボロボロのギターを抱えたメガネをかけた青年が、 れいむからすれば、とてもゆっくり出来ない歌を歌っているのに、 人間から拍手された上、たくさんのお金をもらっているところを見た。 れいむ種は、比較的、ゆっくりたちの感覚では、 とてもゆっくり出来る上手い歌を歌えるという風に自他共に思われている。 当然、このれいむも例に漏れず、自分はあの青年よりも、 もっと上手くゆっくり出来る歌を歌えるという自負があった。 それにれいむは、あのみすぼらしい格好の青年より、可愛いし、 何より、可愛い3匹のおちびちゃんたちがいる。 これならば、あのゆっくり出来ない青年のファンを横取り間違いなしだと、 値踏みして、ゴミ置き場からゆっくりフードの空き缶を拾い、 ここにやってきたのだ。 さらに、れいむは、餌にありつけるだけでなく、 人間から自分たちが歌うことによって、たくさんの拍手に囲まれて、 尊敬される姿を思い浮かべると、気分がよくなってきた。 あまあまをたくさんもらえる上に、尊敬もされる。 れいむは、今、自分がとてつもなく崇高な存在に感じたのであった。 「ゆっ!!!これからかわいいれいむたちがおうたをうたうよ!!!」 「にんげんしゃんはゆっくちかんしゃしちぇにぇ!!!」 「おれいはあみゃあみゃしゃんかおきゃねしゃんでいいにょ!!!」 「このきゃんきゃんのなきゃにたくしゃんいれちぇにぇ!!!」 どうやら、子供たちも、同じ考えであるようだ。 親も親なら、子も子ということか。 「ゆふん!!!かわいいれいむたちのびごえによってもいいのよ!!!」 「「「ゆっ!!きゃわいくちぇごみぇんにぇ!!!」」」 まるで人間を見下し方のような表情のれいむたち。 「それではゆっくりうたうよ!!!にんげんさん!!!かんどうのあまりないちゃだめだよ!!!」 「♪ゆゆゆゆ~ゆっくりしていってね~」 「「「♪ゆっくちちていっちぇにぇ~」」」 れいむたちの歌声は、それはひどかった。 雑音、いや、雑音に失礼だ。 汚い音、いや、音に失礼だ。 振動する空気が可哀相だ。 空気に含まれるすべての成分は、耐え難い屈辱により、 振動して、音を発しているということだ。 この世に神々が物質を作り出したというのなら、 どうして空気にこれだけの苦行を与えるのか・・・ そう思えるほどのひどさであった。 人通りの多い駅前で、 みな一様に急いでいるため、そんなれいむたちの歌声を、 当然ながら、一切聞こうとしない。 それどころか、不快に思い、顔をしかめて、通っていく者たちが、ほとんどであった。 みな、汚物を見たくないかのように、 わざと視線を逸らして、通り過ぎていく。 もちろん、れいむたちの前に置いているゆっくりフードの空き缶に、 何かを入れる聴覚障害を持った者など皆無である。 「♪ゆゆゆのゆ~ゆっくりして」 カランカランカラン・・・ 駆け足気味のサラリーマンが、慌てていたあまり、 れいむたちの前に置いてあったゆっくりフードの空き缶を蹴り飛ばしていた。 「ゆ~!!!どぼぢでぞんなごどずるのおぉおぉ!!!」 れいむは顔を真っ赤にしてサラリーマンの方に向かい、頬をプクーと膨らませた。 が、サラリーマンは、れいむの方を振り返りもせず、気づいた時には、人ゴミの中に消えていった。 「れいむたちのおうたがうまいからってしっとしないでね!!!」 「ゆっくちできにゃいにんげんしゃんはゆっくちちね!!!」 「にんげんしゃんにはれいみゅたちのおうちゃのよさをりきゃいできにゃいんだにぇ!!!」 「お~あわりぇあわりゃ!!!」 もう、すでにそこにいるはずもないサラリーマンの悪口を言い続けるれいむたち。 ペッ!!! 髪を金髪に染めた不良少年が、れいむたちに向けて、唾を吐きかけた。 彼からすれば、路傍に落ちているゴミクズに唾を吐いただけであった。 「ゆべぇええ!!!きたないぃいぃ!!!!」 「どぼぢでしょんにゃこちょしゅるのぉぉぉお!!!」 「れいみゅたちはゆっくちちてるにょにぃいぃ!!!」 「ゆっくちあやまっちぇにぇ!!!」 今度は、不良少年に向けて、文句を言い出した。 が、当然、不良少年も、れいむたちの声が聞こえてないかのように、 通り過ぎていった。 「ゆぅうぅうぅうぅう!!!!どぼぢでだれもきいてくれないのぉぉぉおおぉ!!!」 「ゆぅうぅう!!!きいちぇにゃくちぇもいいきゃらあみゃあみゃしゃんをよこちぇ!!!」 「れいみゅたちはきのうきゃらにゃにもたべちぇないんだにょ!!!きゃわいしょうでしょ!!!」 「れいみゅたちをゆっくちしゃせないにんげんしゃんはゆっくちちね!!!」 歌を歌うという趣旨から、いつの間にか、物乞いに代わっていたれいむたち。 『なあ、お前たち・・・」 「「「「ゆっ!?」」」」 昨日のボロボロの服を着た青年であった。 汚らしい格好とは裏腹に、メガネを通して澄んだ瞳がキラキラと輝き、 爽やかな表情であった。 『どうして・・・お前たちは歌を歌うんだい?』 「ゆふん!!!ばかなおにいさんにはわからないんだね!!!」 「あみゃあみゃしゃんをたべりゅためだにょ!!!」 「しょんにゃこちょもわきゃらにゃいにゃんちぇ!!!ばきゃなにょ!!!」 「おにいしゃんでいいきゃら、あみゃあみゃしゃんをもっちぇきょい!!!」 青年は、ふぅと溜息を付き、 『・・・だから誰もお前らの歌なんか聞いてくれないんだぜ・・・』 と、れいむたちを見つめた。 「なにをいってるの!!!れいむたちはゆっくりしたいんだよ!!! ゆっくりりかいしてね!!!」 青年を睨みつけるれいむ。 『ゆっくりしたいだけなら、歌うだけでもゆっくり出来るぜ?』 青年は再びれいむに問いかけた。 「れいむたちはおなかいっぱいあまあまさんをたべたいんだよ!!! にんげんさんからはくしゅをいっぱいもらいたいんだよ!!!」 『そんなモノ、ゆっくりじゃないぜ!!!』 青年はれいむに向かって、叫んだ。 『オレがホントのゆっくりを見せてやる!!!』 青年は道行く人々の足を止めるほど大きな声を上げた。 すると、青年は、近くにあったベンチに立って、 『オレの歌を聞けぇぇぇぇっぇえええぇええええ!!!!!』 数分後 青年の周りには、大勢の人が集まっていた。 みな、彼の歌を聞き、みな口ずさみ始めた。 「ゆぅうぅううぅ!!!!!どぼぢでれいむたちのうたはきいてくれないのぉおぉおおぉお!!!」 れいむたちは、顔をはち切れんばかり膨らまして、怒りを露にしている。 『いました!!!あそこです!!!あの目障りなヤツは!!!』 突然、ある男性が駅員を連れてきた。 れいむたちは、あの男性が、青年のことを目障りなヤツと指差していると思い、 「おじさん!!!はやくあのゆっくりできないおにいさんをどっかにおいはらってね!!!」 「れいみゅたちのおうちゃがうちゃえにゃいにょ!!!」 「しょんにゃこちょよりはやきゅあみゃあみゃしゃんをもっちぇこい!!!」 「どぼぢでだれもれいみゅたちのおうちゃをきこうとしにゃいのぉぉお!!!」 ピョンピョンと飛び跳ねだした。 『あ~すみませんねぇ~』 駅員は、手にしていた籠にれいむたちを入れ始めた。 「ゆっ!?なにをするのぉぉぉおぉお!!!!」 「「「ゆぅ~おしょらをとんじぇるみちゃいぃい!!!」」」 『じゃあ、これから加工所に送っておきますんで・・・』 と駅員は、男性におじぎした。 「ゆっ!?かこうじょ!?」 「「「かきょうじょはゆっくちできにゃいぃいいぃいい!!!」」」 籠の中のれいむたちは物凄い勢いで泣き始めた。 「おじさん!!!あのおにいさんがめざわりだよ!!! はやくれいむたちをここからだしてね!!!!」 と、駅員に懇願するれいむ。 『まあ・・・あれもホントは規則違反なんだが・・・ 何だかなぁ・・・あれは邪魔しちゃいけない気がするんだよ・・・ あそこまで上手いとなぁ・・・』 と、苦笑いの駅員。 「ゆううぅうぅ!!!どぼぢでぞんなごどいうのぉおぉ!!! でいぶだぢばぁぁああ!!!ゆっぐりじでるんだよぉおぉ!!!! あんなおにいざんなんがよりぃいいい!!!! もっどおうだがうまいんだよぉおぉおぉおぉおおおおぉおお!!!!」 半狂乱で叫び続けるれいむ。 『お前らは汚物だから・・・』 吐き捨てるかのように言い放った駅員。 れいむたちは、ノリノリで歌い続ける青年を籠の中で、恨めしそうに見続けていた。 れいむたちの方が上手いのに・・・ れいむたちの方がゆっくりしているのに・・・ どうして・・・ そんな風にれいむたちは、悔し涙を流しながら、加工所行きの収集車に乗せられて、 青年のゆっくり出来ない歌をいつまでも聞いていた。 終わり あとがき 作者の趣味に走りました。 批判は覚悟の上です。 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ふたば系ゆっくりいじめ 250 ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ふたば系ゆっくりいじめ 263 飾りの価値は 起 ふたば系ゆっくりいじめ 265 飾りの価値は 承 ふたば系ゆっくりいじめ 283 飾りの価値は 転 ふたば系ゆっくりいじめ 286 飾りの価値は 始 ふたば系ゆっくりいじめ 292 時をかけるまりさ 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 299 時をかけるまりさ 中編 ふたば系ゆっくりいじめ 304 時をかけるまりさ 後編 ふたば系ゆっくりいじめ 309 時をかけるまりさ 完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 319 ありす 都会に行く ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 出だしの紹介から嫌な予感がしたけど、何も問題はない、面白い話だったよ -- 2012-12-17 20 40 16 批判するはずが無いww -- 2012-05-21 00 42 36 要するにれいむよりもジャイヤンの歌のほうがまし -- 2012-03-27 13 43 23 なにかはわからないけど感動しました^^ 続きとかはないですか? あったらおしえてください^^ -- 2012-03-21 00 16 17 この話の1番のイケメンは駅員さん -- 2012-03-03 23 36 41 ノーザンクロス聴きながら読んでたもれww -- 2012-01-06 23 04 25 バサラ並みに熱いゆっくりが出ると思ったのにw -- 2011-04-16 17 28 13 なんかジャイアンの歌聴きたくなってきた -- 2011-02-05 20 04 26 マクロスと聞いてなぜかゆっくりに爆薬を仕込んで特攻させる ゆっくり爆弾が思いうかんだ -- 2010-09-25 00 29 44 さすが、アルトとランカとシェリルの間に生まれた子供のだけはあるな -- 2010-08-18 16 32 03 どう見ても熱気バサラです -- 2010-08-16 23 42 03 どうみてもマクロス -- 2010-07-09 07 20 52 このお兄さん・・何者!?w -- 2010-06-19 23 55 54
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1032.html
罪 10KB 罪の自覚 「罪」 ※虐待の描写は殆どありません ※現代設定(?)です ※独自設定があります ※ネタ被りがありましたらご容赦ください ※淡々としています ―ブツン。 頭の中で音がした。 その直後。 瞼を閉じていても痛みを感じるような、強烈な光を顔に当てられてれいむは目を覚ました。 体を動かそうにも、何かで押さえつけられているため叶わない。 あんよに何かが触れている感覚があり、ヒンヤリとした空気が体を包んでいた。 「……ゆ、ゆゆっ? ど、どうなってるの?!」 パニックを起こしかけたとき、光が弱まり、白一色だった世界がぼんやりと輪郭を取り戻した。 れいむは手術室のような部屋にいた。 冷たいマットのストレッチャーに乗せられ、ベルトで縛り付けられている。 無影灯があらゆる角度かられいむを照らす。 それ以外に明かりはない。 れいむは自分を見つめる2人の人間に気付いた。 1人は白衣を着ている。知らないお兄さんだった。 もう1人はお姉さん。 そのお姉さんの姿を見たとき、れいむは叫んだ。 「!! おねえさん?! おねえさんなの?!」 彼女はれいむの飼い主だった。 だが、れいむの呼びかけには身体を震わせるだけで答えてくれない。 部屋の明かりはれいむに集中しているため、表情も良く分からなかった。 代わりに白衣のお兄さんがれいむに言った。 「おはよう、れいむ。気分はどうだい?」 「ゆ?! おにいさんはだれ?! ここはどこ?!」 「落ち着いて。私は医者で、ここは病院だよ。 君は大怪我をして、今まで手術を受けていたんだ。 もう少しで“永遠にゆっくりする”ほどの酷い傷だった。 れいむ、覚えていないのかい? 君はおうちのお庭で倒れていたんだよ」 そう言いながら、れいむを拘束していたベルトを外してくれる。 お兄さんが優しい声をしていたこともあって、れいむは幾分落ち着きを取り戻した。 そして、お兄さんの言葉で自分に何が起こったのかをゆっくりと思い出し、震えだした。 「……ゆ、ゆ……! ……あ、……あぁぁ……!」 れいむの脳裏に、あの恐ろしい出来事が再生され始めた。 * * * * * * * * * れいむはおうちの中にいた。 なんで? だってれいむは飼いゆっくりだから。 ここはお姉さんとれいむのゆっくりプレイスだ。 お姉さんはどこ? 昼間はお仕事があるから、れいむは独りぼっちだ。 もう慣れたでしょ? そう、れいむはとてもゆっくりしたれいむなんだ。 だから寂しくなんかない。 お姉さんが帰ってくるまで、ゆっくり待っていられる。 でもその日はいつもと違った。 前の晩に、れいむはお姉さんと些細なことで喧嘩してしまい、朝の挨拶もしていなかった。 バタン、と玄関のドアが閉まり鍵のかかる音がした。 お姉さんが仕事に行ったのだ。 いつもなら見送りをしていたれいむは、居間のソファーで不貞腐れていた。 「れいむはわるくないもん……」 そう言って、れいむはぷくぅ、と膨れていたが、 時間が経つうちに、自分がしたことを後悔するようになった。 「やっぱりわるいのはれいむだよ……。おねえさんごめんなさい……」 謝りたくても、その相手はいない。 我が儘だった自分に腹が立って、ゆっくりできなくなった。 「おねえさん……」 この世界で一番ゆっくりさせてあげたいお姉さんにひどいことをしてしまった。 その罪悪感が、れいむをますますゆっくりできなくさせる。 「おねえさん、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」 涙が溢れそうになるのを必死に堪える。 だって泣いたらゆっくりできないから。 お姉さんも言っていたじゃないか。 「笑顔が一番よ、れいむ。あなたに泣き顔なんて似合わないわよ」 いつのことだったか、微笑みながられいむを慰めてくれたお姉さん。 とっても暖かくていい匂いがした。 ―ああ、そうだ。 ゆっくりした想い出が、れいむの心を癒していく。 うじうじした気持ちを吹き飛ばす。 笑顔。 笑顔が一番だ。 お姉さんが帰ってきたらとびっきりの笑顔で迎えてゆっくりしてもらおう! いつの間にか、おうちの中は夕日で赤く染まっていた。 もうすぐお姉さんが帰ってくる。 ポヨヨンとソファーから飛び降りたとき、お庭に面した窓がガシャンと割れた。 冷たい風がれいむの頬を撫でる。 「ゆぅ?!」 振り返るれいむ。 窓を割って入ってきたのは黒帽子のゆっくりまりさだった。 「なかなかいいおうちなんだぜ! まりささまにふさわしいんだぜ!」 薄汚れた体。 典型的な野良ゆっくり。 そしてお決まりのセリフ。 「だ、だめだよ! ここはおねえさんとれいむのおうちだよ!」 反射的に叫んだれいむ。 まりさはそこで初めてれいむの存在に気が付いたようだった。 「……! ……なんだ、れいむだったのかぜ」 「こ、ここはおねえさんとれいむの……」 「うるさいんだぜ! にんげんなんかにかわれているゆっくりが、まりささまにさしずするんじゃないのぜ」 れいむを無視して、おうちを荒らそうとするまりさ。 手始めに、鉢植えに咲いている花を食べようとした。 「やめてぇっ!!」 鉢植えには赤い花が咲いていた。 れいむがお願いして買ってもらったものだ。 れいむとお姉さんはその花の香りが大好きだった。 思わず体当たりをするれいむ。 予想外の攻撃に、まりさは驚きの表情を浮かべて、そのまま転がった。 ポヨンポヨンと勢い良く、2匹はそのままお庭に飛び出した。 ドテッ、ボヨン、と地面に叩きつけられるれいむとまりさ。 暖かかったおうちの中から一転して、肌を刺すような寒さに襲われた。 「ゆうぅぅ……!」 今まで経験したことのない痛みと恐怖に震えるれいむ。 そんな中で、れいむはまりさがどれだけ辛い環境にいたのかを理解した。 まりさがどうしておうちの中に入ってこようとしたのかを理解した。 「……まりさ……ごめんね……れいむは……」 まりさの方を向いたれいむの目に映ったのは。 まりさはれいむを睨んでいた。 ゆっくりできない顔だった。 ブツブツと何かを呟いていた。 「……むの……」 「……? まりさ……?」 「くずのれいむのぶんざいでぇえええええええええええええっ!!」 跳躍するまりさ。 見上げるれいむ。 落ちてくるまりさ。 動けないれいむ。 ―たすけて、おねえさん。 強い衝撃を感じたのを最後に、れいむの意識は途切れた。 * * * * * * * * * ―ブツン。 「ゆわぁああああああ! あああああああああああ!」 「大丈夫だ。れいむ、落ち着いて。大丈夫だから」 必死になって暴れるれいむを誰かが押さえつける。 誰? この声は……確か……。 れいむが見上げると、そこには白衣を着たお兄さんがいた。 「全て思い出したんだね、れいむ」 「ゆ……? おにいさん……? まりさは……?」 「もう終わったよ。終わったことなんだ」 れいむが大人しくなると、お兄さんは手を離した。 部屋全体を照らす明かりがつく。 お姉さんがれいむを見つめていた。 「ゆうぅ……! おねえさん、れいむ……」 そこから先は言えなかった。 お姉さんは泣いていた。 最初はれいむが助かって、嬉しくて泣いているんだと思った。 でも違う。 お姉さんは、とても悲しそうな顔をしていた。 「……おねえさん……? どうしたの……?」 お姉さんはただ涙を流すだけ。 白衣のお兄さんがお姉さんに向かって言った。 「もう充分でしょう。この『まりさ』はれいむの記憶をほぼ完璧に追体験しました」 ―え? ―まりさ? ―まりさがどこにいるの? 混乱するれいむ。 ―れいむ? ―そうだよ、れいむはれいむなんだぜ。 ―あれ? ―いまれいむはなんて……? ―なんだろう、おかしいよ……おかしいんだぜ……。 ―きもちがわるい……たすけて……おねえさ……。 混濁する意識の中で助けを求める。 「システムとの接続は一時的に切ったから、君の自我の優位が戻ってきているんだ。 でも、れいむの記憶から得た知識で、これが何かは分かるだろう?」 お兄さんが何か言ってる。 ―なにをいってるの……? ―いみがわからないよ……? ―れいむを……まりさを……たすけて……。 お兄さんが目の前に何かを置いた。 ―ああ、これは……。 それは鏡だった。 自分の全身が映し出される。 鏡の中にいたのは。 「……ど……、どうして……まりさが……いるの……?」 そこにいたのは自分を襲ったまりさ。 帽子、髪型、目つき、口元。 忘れるわけがない。 「うそ、なんだぜ……? だって……まりさは……」 そう言った瞬間、全てを思い出した。 人間のおうちに侵入して、れいむに見つかったこと。 れいむと一緒にお庭に転がり落ちたこと。 れいむにやられたことで、激しい怒りを覚えたこと。 そして、れいむをぐちゃぐちゃになるまで踏み潰して、殺したこと。 「ゆわぁあああああああああああああああああああああっ!!」 まりさは絶叫した。 * * * * * * * * * 私はまりさに、自分のことを「医者」だと言ったが、実際は少し違う。 確かにゆっくりを治療したりもするが、本業はゆっくりの研究だ。 ストレッチャーの上のまりさには2本のコードが繋がっている。 ちょうど、こめかみの辺りに突き刺すような感じだ。 そのコードの先には機械と、れいむから摘出した餡子が接続してある。 試作品だが、上手く機能してくれた。 ここに運ばれてきたとき、れいむは既に蘇生が不可能な状態だった。 そしてれいむと共に連れてこられた、野良ゆっくりのまりさ。 辛うじて無事だった僅かな餡子と、健康な体。 れいむの飼い主の希望で、れいむの記憶をまりさに移植することとなった。 この処置の目的はふたつ。 ひとつは、まりさに己の罪を自覚させること。 そしてもうひとつは……。 「ゆぅううう……! ゆぁあああああ……!」 れいむの記憶に悶え苦しむまりさ。 それも間もなく終わる。 「まりさ」 私の呼びかけに、まりさは涙でいっぱいになった瞳を見開く。 「君が殺したれいむがどれだけ愛されていたか理解できたか?」 「……」 「君がどれほど酷いことをしたか理解できたか?」 「……」 「まりさ、この『まりさ』のことをどう思う?」 私は鏡の中のまりさを指し示す。 短い沈黙の後、まりさが呟いた。 「……このまりさは……わるいまりさ……だよ……。……ゆっくりできない……ひどいまりさだよ……。 ……だから……せいさいして……もう……ころして……」 「そうか、分かった。その願いは半分だけ叶えよう」 私はコンソールを操作した。 モニターの波形が大きく揺れ動く。 「ゆぐぇばばばばばばばばば……!!」 まりさはグルンと白目を剥き、痙攣した後、意識を失った。 * * * * * * * * * れいむが意識を取り戻したとき、目の前にお姉さんがいた。 「……おねえさん……? っ! おねえさん! おねえさぁんっ!!」 飛びつくれいむをお姉さんは優しく抱きかかえる。 その顔はいつもと変わらない微笑みを浮かべていた。 「おねえさん……! れいむ、こわいゆめをみたよ……! こわかったよぉ……!」 腕の中で泣きじゃくるれいむに、お姉さんは言った。 「大丈夫よ、れいむ。何もかも夢なんだから。私がいるから安心して……」 「本当にこれで良かったんですね?」 誰かがお姉さんに言った。 「ええ……。私にはこの子しかいないんです。たとえどんな姿でも……。 無理なお願いをして、申し訳ありませんでした。……心から感謝します」 彼女たちはそのまま部屋を後にした。 残されたのは1人の研究者。 「体は『まりさ』で、記憶は『れいむ』か……。 ゆっくりの本質はどっちにあるんだろうな……」 れいむの残骸からサルベージできた記憶は完全なものではない。 『まりさ』の自我は消え去ったが、あれを『れいむ』といって良いのだろうか? また、研究テーマが増えてしまった。 明かりを消し、研究者は部屋を出ていった。 (了) あとがき 最後までお付き合いいただきありがとうございます。 れいむ お願いだから話しておくれ 聞かせて欲しいんだよ れいむの救い方を! ゆっくりにとって従順は美徳だ 最高の美徳だよ だから話しておくれ…… ……話せよ! 話せったら話せ! この饅頭がァ!! どこかの狂王がこんなことを言っていました。 いつかは、ストレートにれいむが幸せになる話に挑戦したいです。 書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 392 お前たちに明日はない ふたば系ゆっくりいじめ 411 明日に向って飛べ! ふたば系ゆっくりいじめ 430 幸せ ふたば系ゆっくりいじめ 463 フォレスト・オブ・マッドネス トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓誰がうまいこと言えと・・・ -- 2011-07-01 03 58 28 ↓↓うんうん が詰まらんのか 良かったな快便なのはいいことだ -- 2011-06-30 00 29 20 いい話じゃないか -- 2010-12-07 14 48 17 うん!つまらん -- 2010-11-15 05 06 05
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1104.html
とてもゆっくりしたおうち 21KB 悲劇 理不尽 少し昔の田舎が舞台 特にヒネリ無し ・作者リハビリ中 『とてもゆっくりしたおうち』 D.O ここは、とある山のふもとの農村地域。 森沿いに作られた舗装もされていない農道と、田んぼに水を供給している小川の他は、 木々の緑と田んぼの緑ばかりが延々と続く、のどかな光景が広がっている。 そんな、めったに人の通らない森沿いの、これまた舗装もされていない道路脇に、一軒の物置があった。 物置と言っても、中には床も張られず地面をならしただけ、 木板の壁とトタン屋根も古ぼけた、扉すら付いていない小さな農具入れだが。 物置の中を見てみても、壁に掛けられているカマやクワはすっかり錆つき、 中に置かれた木箱や土のう、コンクリートブロックなどにも土ぼこりが積もっている。 わずかに置かれたワラ束や、麻袋に入ったモミガラも、すっかり乾燥しきっていて、 何年前から置きっぱなしなのかわからないありさまだった。 「ゆ・・・てね」 「ぅ・・・くち・・・てね」 そこに、とあるゆっくりの一家が住みついたのは、いつの頃からだろうか・・・・・・ 「ゆ~ん。おちびちゃん、ゆっくりうまれてね!」 「れいむとまりさににて、とってもゆっくりしたおちびちゃんだよー。」 「まりしゃ、もうすぐおにぇーしゃんになるんだにぇ!」 「ゆゆぅーん。れいみゅたのちみー。」 物置の奥隅に、外からは自分達の暮らす様子が覗けないように、 入口の反対側の壁に向かって横倒しにされた木箱の中では、そのゆっくり一家が今日も仲好くゆっくりしていた。 家族構成は、バスケットボールサイズの大黒柱・父まりさと、現在にんっしん中の母れいむ。 母れいむの頭上にはツタにぶら下がった5匹のかわいい実ゆっくり。 そして、両親と一緒に期待いっぱいの視線で実ゆっくりを眺めているのは、ソフトボールサイズの子れいむと子まりさ。 皆肌ツヤもよく、清潔で、現在とても良い環境で暮らしていることがうかがえる。 それもそのはずである。 この物置のすぐ裏の森は、人間の住処に近いということもあり、 他の野生ゆっくりはめったなことでは近づかず、虫も花も木の実も、食料は全部独占状態。 また飲料用にも水浴び用にもなる豊富な水源として、道路沿いにわずか数メートル進んだところに小川がある。 そして何よりこの、風雨にも負けない、とてもゆっくりしたおうちを手に入れたことが大きかった。 「おちびちゃんたちも、こんなゆっくりしたおうちにうまれるんだから、とってもゆっくりできるね!」 「ゆっへん!まりさがみつけたおうちなんだから、あたりまえだよ!」 「「おとーしゃん、ゆっくちー!」」 一見増長しすぎにも見えるが、父まりさの眼にうっすらと光る涙は、 このおうちを手に入れるまでに積み重ねた苦労、別れの悲しみ、手にいれたときの喜びが凝縮されている。 そもそも、この子れいむと子まりさには同時に生まれた姉妹があと7匹もいたのだ。 しかし、以前所属していた群れのナワバリ内では十分な広さと強度を持ったおうちが無く、 木の洞に作ったおうちはいつも、強風や豪雨によって破損しては、雨漏りを起こしておちびちゃん達の命を奪っていった。 そしてたび重なる悲劇に耐えられず、一念発起した父まりさは、 群れのナワバリを離れてゆっくりしたおうちを手に入れるべく行動に出たのであった。 それから数日後。 初めてこの物置を発見した時、父まりさは身震いするような感動とともに、強い疑念も持った。 「こんなにゆっくりしたおうち・・・にんげんさんがつかってるかもだよ・・・」 ゆっくり駆除のための山狩りを経験したこともある父まりさは、人間の脅威を十分に理解していた。 この辺りは人間のナワバリ。ならば、このおうちも・・・。 とはいえ諦めきれなかった父まりさは、それから2週間以上もの間、狩りの途中に時間を見つけては、この物置を覗くことを続けた。 そして、この物置には人間の住む気配が全くないことに気づき、ついに一つの結論に達したのであった。 「ゆー!ここには、にんげんさんはすんでないよ!きっと、にんげんさんもみつけてない、『あなば』だったんだね!」 所詮は野生のゆっくりである。この物置自体が人間の手により作られた物ということには気づかなかった。 そして現在。 物置の中の、さらに奥に置かれた木箱の中には、ワラ束をほぐしたカーペットが敷かれている。 さらに中央にはワラとふわふわの枯れ草を使って編み上げた、鳥の巣のような物まで作られていた。 鳥の巣状のそれは、まもなく生まれおちてくる赤ゆっくり達を受け止めるためのクッションであり、 おうちの中を上手に跳ねまわることが出来るようになるまで、 赤ゆっくり達がゆっくりと寝て過ごすためのベッドにもなる。 「いもうとたち、ゆっくちできてりゅ?」 「ゆふふ、だいじょうぶだよ。おねーちゃんたちもゆっくりさせてあげてね。」 「ゆっ!れいみゅ、がんばりゅよ!」 ぶるっ!・・・ぶるるっ! そして、新たな命を受け入れるための、万全の環境が整えられたおうちの中で、 ついに待望の瞬間がやってきた。 「ゆっ!まりさ、おちびちゃんたち、うまれるよ!」 「ゆうぅ・・・ゆっくりうまれてね!ゆっくりね!」 ぶるっ・・・ぶちっ・・・・・・ぽとんっ! 「ゆぅ、ゆっく・・・ゆっくちちちぇっちぇにぇ!!!」 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってねぇぇええ!」 「ゆっくち!ゆっくちちちぇっちぇにぇ!」 「ゆわーい!れいみゅ、おねーしゃんになっちゃよー!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 「ゆ~ん、ゆっくりしたおちびちゃんだよぉ。」 「おにぇーしゃん、しゅーりしゅーり!ちあわちぇー!」 「ゆっくちしてね!ゆぅん、すーべすーべしててきゃわいいよ~。」 にわかに賑やかさを増すおうちの中、家族の愛情と、自分を取り巻く世界の優しさを信じて疑わない、 キラキラとした表情を浮かべたおちびちゃんたち。 その姿に、一家は自分達家族の未来が暗示されているかのような思いがするのか、 ますます明るい笑顔になる。 「おきゃーしゃん、おにゃかしゅいちゃー。」 「ゆ!ゆっくりまってね!」 ぷちん。と、父まりさが、先ほどまで赤ゆっくり達のぶら下がっていたツタを母れいむの頭から千切り取り、 ポリポリと噛み砕いてから5匹のおちびちゃんの中央にペッと吐き出す。 「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」×5 「ゆわ~。いもうとたち、ゆっくちしてるにぇ~。」 「むーちゃ、むーちゃ。・・・ゆ~ん、まりしゃ、もっちょむーちゃむーちゃしちゃいよぉ。」 「ゆゆっ?ゆふーん!おちびちゃんたち、くいしんぼうさんだね!」 もうすでに体型がなすび型になるほど食べているのに、まだ満足できないらしいおちびちゃん達。 その姿は元気そのもので、なんとも微笑ましい。 「ゆっ!れいみゅおねーしゃんが、いもむしさんをあげるにぇ!」 「まりしゃはおはなさんをあげりゅよ!」 「ゆわーい。むーちゃ、むーちゃ!ち、ち、ちあわちぇー!」 「ゆわーん、れいみゅもたべさせちぇー。」 そんなくいしん坊たちに、自分達も大好物であるはずの、いもむしさんやお花さんを惜しげもなく持ってくる子ゆっくり達。 まだベッドから這い出すことも、上手に食べることもできない妹達に、一口サイズに千切って口移しで食べさせてあげている。 その光景は、両親の心を、餡子の底から暖めてくれた。 「おちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるね。」 「まりさは、こんなすてきなかぞくをもって、せかいいちしあわせなゆっくりだよぉ。」 「ゆふふ、なかないで。おちびちゃんたちがみてるよ。」 ・・・・・・こうして、生まれて間もなく存分に甘え、たっぷりと腹を満たした赤ゆっくり達は、 お口の周りをぺーろぺーろと綺麗にしてもらい、両親と姉の愛情たっぷりのすーりすーりを受けた後、 ベッドの中で、何の不安も恐れも存在しない、ゆっくりとした笑顔のまま初めての眠りについた。 子ゆっくり達もそれからまもなく、妹達のゆっくりと眠るベッドの周りにお布団(ワラ)を敷いて、 妹達の寝顔を見守るようにすーやすーやし始める。 安全なおうち、ゆっくりしたおふとん、奪い合う必要なんてない豊富な食糧。 ここには今、父まりさが追い求めた、本物のゆっくりプレイスの姿が存在していた。 そのゆっくりプレイスを温かく包みこむこの物置は、ゆっくり一家に約束された、明るい夢と未来の光にあふれていたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2匹の赤まりさと3匹の赤れいむが一家に新たに誕生した翌日。 父まりさは、今日も家族のために、朝から物置裏の森に入って狩りに励んでいる。 一方母れいむと子ゆっくり姉妹は、おちびちゃん達がベッドの中でお昼寝している間に、 物置から出てすぐの草地で日向ぼっこをしていた。 「おかーしゃん。いもうとたちもおそとでぽーかぽーかさせてあげちゃいね~。」 「ゆーん。そうだね。でも、まだおちびちゃんたちにはおそとはあぶないから、もうすこしまってね~。」 「ゆっくちりかいしたよ~。」 仰向けになって日にあたって、この上なくゆっくりしていた一家。 だが、その時突然、とてもゆっくり出来ない音があたりに響いた。 ガァーン!!!ガァーン!!!ガァーン!!!ガァーン!!! 「びっくりー!!!」 「ゆぁぁぁぁああああ!!!なんなのぉぉぉおお!」 まどろんでいた母れいむが音の先を振り向くと、その視線の先に驚くべき光景が映った・・・・・・ バリッ!バリッ! そこにいたのは、一人の人間さん。 人間さんは、母れいむ達の方など気にも留めず、作業を進めていた。 そう、れいむ達のゆっくりしたおうち、物置を解体する作業を。 「ゆふふ。きょうもたくさん、ごはんがとれたよ。おちびちゃんたち、よろこんでくれるね。」 その頃父まりさは、午前中の間に森の中を駆け回って、 お花や木の実、やわらかいイモムシなどを帽子いっぱいに集め、おうちへと戻ってきていた。 当然一日の収穫量としては十分な量ではあるが、午前中の間にこの量をかき集めるのは、 いかに手つかずの森であっても楽ではない。 これも父まりさが、少しでも早くおうちに帰って、おちびちゃん達とゆっくり過ごしたい、 その一心で一生懸命狩りに励んだ結果であった。 そうして父まりさが森から飛び出した時、その眼前では恐るべき光景が広がっていた。 「な・・・・な、な、なにやってるのぉ!れいむぅぅぅうううう!!!」 「れいむたちのおうちをこわさないでぇぇぇええ!」 ぽよんっ、ぽよんっ、と人間さんのあんよに体当たりをする母れいむ。 「おうちにひどいことしにゃいでね!ぷっきゅー!」 本気のぷくー!を人間さんに向けて行っている子れいむと子まりさ。 ・・・それは、父まりさの愛する家族が、人間さんに対して挑みかかるという、戦慄の光景であった。 「みんなやべでぇぇぇえええ!!」 父まりさは、お帽子の中の食べ物をバラバラとこぼしながら、全速力で人間さんと家族の間に割って入る。 その間も、釘抜きを片手に物置のトタン屋根をはがし続ける人間さんの手は、一切休まることが無い。 その人間さんの行動、母れいむ達の発言から、父まりさにもおおよその事情は掴むことができた。 「まりさぁぁぁああ!にんげんさんが、おうぢ・・・!おうぢぃぃいいい!!」 「おとーしゃんもゆっくりとめてね!ぷきゅー!」 だが、父まりさは家族の声には耳を貸すことなく、まずは人間さんに対して最善と思われる行動をとった。 「にんげんさん!ごべんなさいぃぃぃいいい!!」 「ゆゆっ!・・・おとーしゃん?」 人間で言えば、土下座。 額を地面にこすりつけ、ひたすら人間さんに許しを請う姿は、家族にどう映っているだろう。 しかし、父まりさには、自分のプライドなどとは天秤にかけられない、守るべき存在があった。 「にんげんさん!れいむたちがゆっくりできないことしたならあやまります! まりさのかぞくと、おうちだけはゆっくりさせてくださいぃぃぃいいいい!!!」 「まりさ・・・」 「「おとーしゃん・・・」」 父まりさは、母れいむ達が人間さんに何をやったのか、どうして人間さんがおうちを壊そうとするのか、 そのような事を確認するのは後回しでいいと考えた。 人間さんは強い。敵わない。 だから、もしも厳しい要求をされたとしても、全て譲ろう。 もしも、なにか気に障るようなことをしたのならば、必死で謝ろう。 ・・・ゆっくりした家族と、ようやく手に入れたおうち、それだけを守ることができるならば、他に何も・・・ やがてそれは、家族達にも伝わったのか、母れいむ、そして子ゆっくり達も、 父まりさと同様に、顔面を地面につけて土下座を始めた。 おうちを突然壊された怒りに我を忘れていたが、頭を冷やしてみれば、自分達の愚かな行為に後悔せずにはいられなかったのである。 しばらくの間、一家が地面に顔面をこすりつけ続けていたところ、 人間さんの近づいてくる音が聞こえてきた。 もしかしたら許してもらえず、ゆっくり出来ない目にあわされるのでは、 そう思うと父まりさは震えが止まらなかったが、人間さんの足音は父まりさの目前で止まり、そこで屈みこむ音が聞こえた。 もしかしたら噂に聞いたことのある、ゆっくりに優しい人間さんなのかもしれない、父まりさはわずかな希望を抱いた。 ・・・・・・。 だが、それから、人間さんは別に話しかけるわけでもなく、 相変わらず土下座を続ける父まりさの前に屈んだまま動く様子を見せなかった。 「?」 段々と、不安が再び大きくなってくる。 高まっていく緊張に耐えられなくなり、父まりさはそっと顔をあげ、 「ゆぅ?」 そして、目の前でコンクリートブロックを振りかぶっている人間さんの姿を見た。 ひゅっ・・・どむっ。 「ゆぷっ・・・!?」 ・・・・・・? 「ま、ま、ま・・・、まりさぁぁぁああああ!!!」 「おどーじゃん、ゆっぐぢぢでぇぇぇえええ!!!」 「・・・・・・ゆ゛!?・・・ぼ・・?」 異音に反応した母れいむと子ゆっくり達が目にしたのは、 父まりさが、コンクリートブロックを縦に脳天に投げおとされ、 Uの字に押しつぶされ変形している姿だった。 「おどーじゃん、ぺーろ、ぺーろ!」 「ゆっぐぢぢじぇぇぇええ!しゅーりしゅーりするからぁぁぁ!」 父まりさは栄養状態が良かったおかげで、皮膚が破れて餡子が漏れることはなかったが、 眼球は半ば飛び出し、ブロックにちょうど押しつぶされた形になる中枢餡は、 体内で真っ二つに引き裂かれていた。 生きてはいた。だが、残念ながら致命傷であり、意識こそまだあるものの、 もう二度としゃべったり、動くことが出来ない体になり果てていた。 「けがはないよ!おとーさんはつよいゆっくりだから、すぐによくなるからね!」 母れいむは、自分もそう信じていたので、子ゆっくり達にもそう言って安心させる。 一方、父まりさに非情の一撃を食らわした人間さんは、 子ゆっくり達が必死に父まりさを介抱している間に、 何事もなかったかのようにおうちの解体の続きを始めていた。 バリバリバリバリッ!! 「ゆぴぃぃぃいいいい!!!ゆっくちしちぇぇぇぇええ!!」 「おちょーしゃん、おきゃーしゃぁん!きょわいぃぃぃいいい!!」 「おにぇーちゃぁぁん!たちゅけちぇぇぇぇええ!」 そして、物置の壁が全てはがされ終えた頃、ついにそれまで壁に隠れていた木箱の中、 赤ゆっくり達のいる寝室が、太陽の光の下へとさらされた。 「おちびちゃんたち!にげてぇぇぇえええ!!!」 「いもうとたちにひどいことしないでにぇ!ぷっきゅー!!!」 だが、赤ゆっくり達は逃げられない。 「ゆぁーん、ゆっくちさせちぇー!」 「ゆっくちぃぃ!ゆっくちぃぃ!」 逃げ出せるはずがなかった。 そもそも生まれてまだ丸一日も経っていない赤ゆっくり達である。 満足に跳ねることもできず、その弱いあんよでは、這い進むのがやっと。 ベッドから出ることすら困難なほどなのだ。 しかも、先ほどからおうちを破壊する轟音にさらされていた赤ゆっくり達は、 恐怖が限界に達しており、5匹ともベッドの中央で身を寄せ合って震えることしか出来ない有様であった。 すっ・・・・・・。 「ゆぅぅぅぅぅ・・・。ゆぅ?」 「?・・・しゅーり、しゅーり。・・・ちあわちぇー。」 だが、母れいむ達の予想に反して、人間さんは赤ゆっくり達をベッドごと優しく持ち上げると、 人差し指でそっと赤ゆっくり達の頬をなで始めた。 「?・・・そ、そうだよ!おちびちゃんたちはとってもゆっくりできるんだよぉぉぉ!」 「しょーだにぇ!まりしゃのいもうとたちはとってもゆっくちできりゅんだよ!」 そうなのだ。 家族みんなでゆっくりしていた所に来て、酷いことをする人間さんだって、 なんの理由もなく酷いことをしている訳ではないはずなのだ。 穢れも知らない、誰にも迷惑をかけたわけではない、あんなにゆっくりしたおちびちゃんたちを、 いきなり酷い目に合わせるはずがない。 「ゆっ!ゆっくち!」 「ゆぁーん、れいみゅもしゅーりしゅーりしちぇー。」 人間さんもゆっくりしている。 きっと、可愛い可愛いおちびちゃん達の魅力が、あのゆっくり出来ていなかった人間さんをゆっくりさせてくれたのだ。 「おちびちゃんたち、・・・とってもゆっくりしてるよぉ。」 そして、人間さんは赤ゆっくり達を持ったまま物置を出ると、 そこから数歩離れた所にあった、深さ数cmほどの地面のくぼみに、ベッドをそっと下ろした。 そして、その上に、やわらかく土をかけた。 ばさっ。 「ゆぴっ!?やめち『ばさっ』・・・・!!」 ばさっ。ばさっ。 「・・・・ぴぅ・・!!・・・っ!!」 「・・・・・・お、おちびちゃんたちに、なにじでるのぉぉぉおおおおお!!!」 「ゆぁーん!いもうとたちがちんじゃうぅぅぅううう!」 止めさせようと叫び、駆け寄る母れいむ達。 だが、そんな言葉など聞こえていないかのように、人間さんは赤ゆっくり達の埋められた土山をポンポンッと軽く固めると、 その上にコンクリートブロックを3つ、蓋をするように積み上げた。 「ゆっくちいもうとをたすけりゅよ!ゆーしょ!ゆーしょ!」 「まりしゃもがんばりゅよ!ゆんせ!ゆんせ!」 ブロックは別にそれほど重いものでもないが、それでも3つ積み重なると、 ソフトボール程度のサイズしかない子ゆっくり2匹の手にはあまる。 だが、母れいむの体格ならば、それこそ怪我する覚悟があれば、体当たり一撃でどかすことができるはずだった。 その母れいむが、人間さんに頭を掴まれていなければ。 「やめてね!はなしてね!れいむはおちびちゃんをたすけるんだよ!」 だが、母れいむの懇願は無視され、頭を鷲掴みにされた母れいむは、先ほど重傷を負わされた父まりさの横へと置かれた。 そして、 「おちびちゃんが、おちびちゃんがぁぁああ!!」 人間さんは釘抜きを持った右手を軽く振りかぶると、 「はなしてぇ!れいむのおちび『ざしゅっ』ゆ゛・・・・・びぇ・・」 その右手を母れいむの顔面にめがけて、横一文字に振りぬいた。 母れいむの顔面はちょうど左目のまぶたから右目の脇まで引き裂かれた。 右目周辺の皮と餡子は荒っぽく引きちぎられて、周囲に飛び散った。 釘抜きの先には、母れいむの右目が突き刺さったまま残っていたが、 人間さんがびゅんと軽く釘抜きを振ると、地面にぺしょりと叩きつけられ、原型は残らなかった。 「・・ぼ・・・ぎゅ・・。」 この傷は深く、母れいむもまた父まりさ同様に中枢餡を傷つけられ、 意識はあっても、もはや話すことも、身動きを取ることも出来ない体になり果てたのであった。 一方、人間さんが母れいむを処理している間に、 そんなことなど全く気付いていない子ゆっくり達は必死にブロックをどかし続けている。 人間さんが戻ってきたころには、ブロックを3つともどかすことに成功していた。 「ゆぅ、ゆぅ、おもいいししゃんは、ぜんぶどかしちゃよ。」 「れいみゅ!まりしゃ!おへんじしちぇにぇ!」 すると、ブロックという重しから解放された地面が、もぞもぞと波打ち始める。 次の瞬間、ぴょろりと赤ゆっくり達の舌が地面から突き出し始め、声こそ苦しそうだが、 可愛くか細い呼吸音が5つ、無事に地面から響き始めたのだった。 「・・・っくち・・・。」 「ぁしゅけちぇ・・・ぁーしゃん・・・。」 「ゆー!まだみんなぶじだにぇ!・・・ゆーん、おそらとんでるみちゃーい!」 「ゆっくちたすけりゅよ!・・・ゆーん、おそらとんでるみちゃーい。」 そこに、人間さんが戻ってきた。 子れいむは右手に、子まりさは左手に、それぞれ掴まれ持ち上げられてしまう。 「ゆーん・・・ゆ!こんなことしてるばあいじゃにゃいよ!」 「にんげんしゃん、ゆっくちはなしちぇにぇ!」 だが、人間さんは子ゆっくり達を持ったまま、その場を離れてしまった。 「はなしちぇにぇ!ぷきゅーしゅるよ!ぷっきゅー!!」 「いうこときいてくれにゃいと、おとーしゃんとおきゃーしゃんにいいつけりゅよ!おこるととっちぇもこわいんだよ!」 その両親は、激痛と致命傷によって身動きが取れない中、必死で子ゆっくり達の方に視線を向けて、 絶望の中でほんの僅かに残された期待を、人間さんの背中に向けて、その流れる涙で訴えかけていた。 優しいが芯の強い長女れいむと、活発で思いやりあふれる6女まりさ。 9匹いた姉妹の中で2匹だけ残された、初めて授かった子供達。 とってもゆっくりした子供達、あのきれいな瞳を見れば、きっと人間さんも酷いことなんてできないはず。 子ゆっくり達のお願いが聞き届けられたのか、両親達の祈りが通じたのか、 人間さんはしばらく歩くと、腰をおろして子ゆっくりを持った両手を下ろした。 「ゆっくちりかいしたんだにぇ!」 「おねがいきいてくれちぇ、ありがちょー。」 だが、その両手の行き先は地面などではなく、 ・・・・・・ちゃぷん。 いつも一家が水浴びをする、小川の中であった。 じゃぶっ・・・ごぼぉごぼっ・・じゃぶじゃぶ・・ごぽっ・・・・じゃぶじゃぶじゃぶ。 しばらくして、顔と手を小川で洗った人間さんが戻ってきたとき、 その両手に子ゆっくりはおらず、また、あの朗らかな声はどこからも聞こえてくることはなかった。 父まりさも、母れいむも、意識が混濁していく中でなお、おそらくあの可愛い子れいむと子まりさとは、 2度と会うことが出来ないのであろうことを悟り、 「ぎゅ・・・・び・・・ぎゅぅ・・・・・」 「じゅ・・・ぎ・・・・・ごびゅ・・・・」 声にならない叫びをあげながら、もはや焦点の合わなくなった瞳から、涙を流し続けた。 「ぉにぇしゃ『どさっ』・・・」「・・・たしゅけ『のしっ』・・・」 「・・・・・・!!・・・!!」 そして人間さんは、地面から舌をピロピロ出していた赤ゆっくり達の上にブロックを優しく積みなおした後、 バリッ!バリッ!・・・・・・ガンッ!ガンッ!ガンッ! 両親の静かな叫びをかき消すように、 一家のゆっくりとしたおうちだった物置を、乱暴な音を鳴らしながらバラバラに解体していったのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− かつて、めったに人の通らない森沿いの、これまた舗装もされていない道路脇に、一軒の物置があった。 そこは、あるゆっくり一家の明るい夢と未来の光にあふれていた、とてもゆっくりしたおうちがあった場所。 しかし現在その場所には、草一本生えていない四角い地面と、なぜか無造作に積まれたコンクリートブロック以外、何も残っていない・・・ 挿絵 byキリライターあき 挿絵 byじゃりあき 挿絵 byキモあき 挿絵 byバケツあき 挿絵 by儚いあき 挿絵 by車田あき 挿絵 by余白あき 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 父まりさが狩最中にゆっくり一家が皆殺しになっていたら、ベリーグッドだったのに残念だぜ。でも、素晴らしい作品だっだぜ!ちゃお!!byゆっくり虐殺至上主義者より -- 2016-11-09 22 27 02 素晴らしかった!。欲を言えば、父まりさだけ狩りの最中で生き延びてたら更にゆっくり出来た。 -- 2013-07-03 23 41 11 すっきりぃぃぃぃぃぃ! -- 2013-03-26 16 32 02 すすすすスカッとするぜぃえええええええ -- 2013-01-28 05 42 44 まあゆっくりだしこれが普通 -- 2012-07-14 16 17 05 コンクリ動かすとか子ゆ凄いな 普通に驚いてしまった -- 2012-03-15 00 34 51 4枚めの絵のれいむの顔が必死で、 吹いた -- 2012-03-09 19 46 19 ↓あなたは蚊の話を聞いてから蚊取り線香をたくの? 農家の方にとってゆっくりの話す言葉なんか鳴き声以下の雑音でしかない -- 2011-10-27 21 57 16 ↓の↓ 害獣だからって少しくらい話し聞いてやれよ! -- 2011-10-27 21 00 53 皆さんの絵がとってもゆっくりできたよー、わかるよー -- 2011-10-17 01 27 16 作業と関係ない赤や土下座まりさまでやけに淡々と殺すとおもったら、そうか、害獣だったね。 駆除はしとかなきゃならないのか。 -- 2011-07-12 22 47 58 うおあああああああ!キリライターあきさんの絵の様な赤ゆっくり、握りつぶしてええええええ!! -- 2011-05-01 01 05 17 考え無しに森の資源を食い荒らすだけでなく無尽蔵に繁殖するようなゲスには相応しい末路 -- 2011-04-21 02 24 28 下等生物が!! -- 2011-03-13 13 50 22 父まりさは人間の恐ろしさを知っていただけにかわいそうだなw運がなかったなぁ。 -- 2011-01-24 11 06 59 虐待してやる価値も無いってカンジが素敵です。 -- 2010-11-21 10 28 32 必要以上に虐待するわけでなく ただただ解体に邪魔な「物」を除けて行く感じが良かった -- 2010-11-07 17 21 25 うーん、日常的な風景がなんともいえない雰囲気を味あわせてくれます。良かった。 農家の人にとっては、害頭は生かしておく理由がないからなー -- 2010-10-13 20 34 24 こういうシンプルなのもいいよね。 -- 2010-08-22 10 59 31 ほんの少しでも赤ゆと子ゆを苦しめてくれたらよかったのに・・・ -- 2010-08-22 04 54 59
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/455.html
末っ子れいむの帰還 14KB 久しぶりにSSに手をつけたら、自分がこれまで書いた部分の記憶がすっかり無くなっててびっくり。 派生作品書きすぎて収拾つかないよ。もう過去作品との食い違いはご愛嬌ということで。 そもそも今回は、『ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ』 の冒頭に入れ損ねたというだけのエピソードなので、ボリューム不足は否めません。 まあ、なんも書かれてないとゆっくり出来ない人のための、補完用と割り切ってください。 『末っ子れいむの帰還』 D.O 「ゆっくちしちゃいよ・・・。」 夏も後半、ゆっくり愛好者御用達のキャンプ場に程近い森の中に赤れいむは居た。 偶然舞い込んだ奇跡により、赤れいむを含むれいむ一家は、灼熱の町から風もさわやかな森へとたどり着いた。 しかし、ついに見つけた本物のゆっくりプレイスだと思った森は、 突然の豪雨によって地獄と化し、赤れいむから家族と、仲良くなった群れ全員の命を押し流していった。 家族の末っ子であった赤れいむは一匹で取り残され、森での孤独な生活を余儀なくされたのであった。 とはいえ、群れの使っていたおうちと、おうちの中の保存食料は、 赤ゆっくり一匹では一冬越すどころではないほど残されている。 毎日おうちを取り換えても、いつまでかかれば回り切れるか、れいむには想像もつかないほどだ。 まして、近所にはゆっくり愛好者のキャンプ場もあり(最近ゆっくりに会えずに意気消沈気味だが)、大型獣は現れない。 群れが追い払った小型の野生動物も、当分は戻ってこないであろう。 森は、ゆっくりの群れが消滅した後も、安全性に関して言えば、相変わらずゆっくりプレイスであり続けた。 「ゆーん。ゆっくちたべりゅよ!むーちゃ、むーちゃ・・・それなりー。」 「ごーきゅごーきゅしゅるよ!ごーきゅ、ごーきゅ・・・ふしあわせ。」 「すーやすーやしゅるよ!おやしゅみにゃしゃい!・・・・・・ゆぅ。」 だが本来、森暮らしの野生ゆっくりですら独り立ちまでは数か月を要する。 家族どころか友ゆ一匹いない孤独な生活は、何一つ不自由なくともれいむをゆっくりさせなかった。 ガササッ! 「ゆっ!にゃんにゃにょ!?ゆっくちしにゃいででてきちぇにぇ!」 カサカサッ! 「ゆぴぃぃぃいいいい!ゆっくちしちぇぇぇぇええ!」 先祖をさかのぼっても数十代に渡って町暮らしのれいむは、街灯一つない森の闇夜に全く対処できない。 音の正体が夜行性の昆虫の類であっても、捕食種に一晩中狙われているかのような想像を働かせてしまう。 「もりしゃんはゆっくちできにゃいよぉ・・・。」 結局、10回夜を過ごした頃には、 れいむはあのゆっくり出来ない人間さんの町へと帰る決心をしていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− しばらく我慢して森で生活した結果、かろうじて赤ちゃん言葉の抜けたれいむ。 孤独に耐えられなかったとはいえ、さすがに赤ゆではない。 無計画に町への帰還を試みたわけではなかった。 「まちさんにはかわさんがあったよ!かわさんをたどれば、まちさんにかえれるよ!」 ゆっくりらしい高度な知性を働かせた見事な計画である。 れいむにとって幸運(町に帰ることを幸運と言えればだが)だったのは、 この川が本当に故郷の町までつながっていたことであろう。 群れを根こそぎ飲み込んだこの川、町にたどりつく頃には結構な川幅になっており、 高い堤防と広い河川敷を持つようになる。 用水路も多く造られ、町内や、その手前の農地に流れる小川は大体この川を大本にしているのだ。 要するに、 れいむが、母と住んでいた広場と、隣町の小学校を隔てていた小川も、 れいむの祖母が春に竜巻に巻き込まれて散った河川敷も、 この川を下っていけば、いつか必ずたどり着くことができるのだ。 無事に旅を終えることが出来れば。 「ゆぅぅ・・・みちさんはゆっくりしてね。」 れいむの旅は、出発初日に早くも大きな壁にぶつかっていた。 川に沿ってひたすら歩み続ける。それは、ゆっくりが考えるほどやさしいことではない。 何せその旅程の前半は、森の中をひたすら進むことになるのだ。 「ゆあーん。がけさんばっかりだよぉ。もうあるけないよ。」 舗装された道路どころか、そもそも道がない。 大きな岩や太い木の根が行く手を防ぎ、 でこぼこ道はゆっくりからすると崖の連続にしか見えない。 ロープやピッケルなど使えるはずもなく、 段差の下に降りるには、我慢してべちょりと落下するしかない。無理だ。 ちなみにこの賢いゆっくりには、いったん川から離れて、進みやすい道を進むという選択肢もない。 「ゆーん。れいむ、もうまちさんにかえれないよ・・・。」 「ゆふーん!れいむ、なにないてるんだぜ!」 「ゆゆっ!?」 うなだれて涙目になっていたれいむに声をかけたのは、川にぷかぷかと浮かぶ数百匹のまりさの群れを率いた、一匹の森まりさだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆんゆん。よっくわかったのぜ!たびはみちづれなのぜ。」 「ゆん?」 「まりさたちもかわさんをくだっていくのぜ。れいむもいっしょにいくのぜ!」 「ゆぅ・・・でもれいむはおぼうしさんないよ。」 「ゆふーん。おちびひとりくらい、まりさがいっしょにのせてあげるのぜ。」 「ゆっ!ありがとうだよ!」 「ななつのうみをまたにかける、まりさかいぞくだんにおまかせなのぜ!」 どこで覚えた言葉かは不明だが、れいむが襲われないあたり、まりさのいう海賊とは、要するに義賊の類と思われる。 意味もなく眼帯(のつもりらしい葉っぱ)をつけてみたり、口に茎の長い草をくわえているあたり、何かの影響を受けたのだろう。 ともあれこうして、森の奥深く、キャンプ場から離れた小さな池に住んでいたのであろう自称海賊まりさの一味に出会い、 れいむは川を下っていったのであった。 「ゆーん。まりさたちはどこにいくの?」 「ゆふん!まりさたちは、おやさいさんをひとりじめしてるのうかりんから、おやさいさんをいただきにいくのぜ!」 「ゆゆっ!?おやさいさんはとってもゆっくりできるよ。のうかりんはひとりじめしてるの?ゆっくりしてないね。」 「おまけにわるいにんげんさんといっしょになって、ゆっくりたちをおいはらうのぜ!ゆるせないのぜ!」 「でも、にんげんさんとけんかするとあぶないよ。ゆっくりきをつけてね。」 「ゆん。にんげんさんなんてどってことないのぜ。まりさはきょうぼうなねこさんも、たおしたことがあるのぜ! でも、はんせいしておやさいさんをくれるなら、せいさいするのはのうかりんだけにしてあげるのぜ。」 「ゆーん。まりさはすごいね!」 こんな会話を交わしながらも、通常池や浅瀬を渡るのがやっとのゆっくりまりさからすれば、激流と言ってよい川を、 海賊まりさはこともなげに下っていく。 町までは一緒に行けないまでも、れいむの旅も大幅に期間を短縮できそうであった。 ちなみに周囲では、饅頭がバランスを崩しては水没し、その数はれいむに出会った当初の七割程度になっていたりするが、誰も気にしなかった。 そして、人間から見れば小さな小さな、ゆっくりからしたら致命的な大きさの、滝がすぐ先に迫っていることにも、当然誰も気を留めなかったのであった。 「ゆへん!たきさんにはびっくりしたけど、なんとかのうかりんのはたけまでこれたのぜ!」 「ゆーん。れいむはまちにいくから、ゆっくりおわかれだね。まりさもがんばってね。」 「ゆーん。せいぎはかつのぜ!れいむもゆっくりがんばってね!」 れいむは、まりさ海賊団の6匹全員にすーりすーりして別れを告げ、人間によって整地された川沿いの道を町へと歩いて行った。 「ゆーん。ゆっくりしたみちさんだよ。ゆっくりしたまりさたちのおかげで、まちさんにいけるよ!」 れいむと別れたまりさ海賊団は、無事目的地ののうかりんの畑にたどり着いていた。 ちなみに、入り口の看板には「国営実験農地」の文字。 実験と言っても、別に特殊な植物が育てられているわけではない。 実験対象は、まりさ達に目の敵にされているのうかりんの方である。 この地域での、ゆっくり農業適正試験が良好な成績を達成できれば、 現在施設管理など限定的な作業にのみ従事する、公務ゆっくりの活動範囲は大幅に拡大される事であろう。 優秀な胴付きゆっくりは、もはや人間社会に有用な労働力の一つなのである。 「ゆーんん、ゆふふーん。ゆゆー・・・」 そんな使命を知ってか知らずか、のうかりんは今日も鼻歌交じりに農作業にいそしんでいた。 好きな植物を好き勝手に育てられないのは多少不満だが、人間さんだってやりたいことだけやっているわけでもない。 少なくとも、自分の能力を十分に発揮できる環境を与えられていることに、のうかりんは満足していた。 まりさ海賊団が畑を進むと、(ゆっくりコンポストではない)普通のコンポストの中をのぞきながら、 ふんふんと満足げにうなずいているのうかりんが見えてきた。 「ゆほん!そこののうかりん!よっくきくのぜ!」 「?」 「ゆっくりおやさいさんをごうだつにきたのぜ!ひどいめにあいたくなかったらさっさとよこすのぜ!」 「・・・・・・。」 10秒後、畑の隅に新たに生まれた茶色い小山の前で、また肥料の材料が増えたと言うかのように、のうかりんは満足げに目を細めていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その30分後、見事に道に迷ったれいむは、結局頼りになる海賊まりさ達に合流するため、のうかりんの畑に戻ってきていた。 「ゆぅ。みちさんがかわさんからはなれちゃったからわるいんだよ・・・。 れいむはあかちゃんじゃないから、みちさんにまよったりしないんだよ・・・。」 自分に言い訳しつつ畑を進むと、茶色いものを猫車に入れて運んでいるのうかりんに出会った。 「ゆ。のうかりんはゆっくりしたのうかりん?」 「ゆっくりしたゆっくりにはゆっくりしてるよ。」 「ゆーん!まりさがわるいのうかりんがいるっていってたから、しんぱいしちゃったよ!」 「でも、この畑さんはゆっくりしてないから、早く出ていった方がいいよ。」 「ゆゆっ!?でもまりさたちにあわないと・・・」 「・・・ここにさっき来たまりさ達は、もう逝っちゃったよ。」 「ゆーん。まりさ、もういっちゃったの?こまったよ。」 「何かあったの?」 「れいむはまちさんにかえりたいんだよ。でも、みちさんがゆっくりわからないんだよ。」 のうかりんに案内され農場の隅には、数台のトラックが止められていた。 残念ながらのうかりんに使用が許可されているのは耕運機くらいだが、一応本物の農場なのでトラックくらいはある。 「あの右側のすぃーが町にいくわ。人間さんにみつからない方がいいと思うから、こっそり荷台にでも入ってなさい。」 「ゆっくりありがとう!」 「ゆーん、ゆっくりした子ね。町さんには私の妹もいるから、もし会ったらよろしくね。」 「ゆっくりりかいしたよ!ゆっくりさよーなら!」 こうしてれいむは、のうかりんに教えられたとおり、左側のトラックにこっそり乗り込み、 のうかりん印の新鮮野菜を運ぶトラックに便乗して、無事、森のキャンプ場へとたどり着いたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「どうじでもりさんにもどってきてるのぉぉおおおお!」 れいむは、きっとすぃーに乗っていた人間さんに見つかって、イジワルされたに違いないと、すっかり落胆してしまった。 もうすぐ日が暮れようとしている。今日一日は結局全て無駄になってしまったわけだ。 ともあれ、今日は疲れたのでおうちに帰って休もうとしていたところで、れいむは一匹のゆっくりと出会ったのだった。 「ゆ?ちょうどいいところに来たみょん。ちょっと聞きたいことがあるみょん。」 「ゆゆっ!?みょん?」 れいむの住んでいた元・群れのゆっくりプレイスにやってきたのは、一匹のみょんであった。 銀色の髪の毛はサラサラと輝き、青い両目も涼しげな、美みょん。 そのあご下には、鋼のごとく鍛え上げられた特大ぺにぺにがそびえ立っていた。 「師匠たちに挨拶しに来たみょん。でも、群れがどこにもいないみょん。」 「ゆ、ゆぅ・・・」 「群れが全滅かみょん・・・。残念みょん。」 「みょんのししょうさんって?」 「群れの長のまりさ師匠と、側近のみょん師匠だったみょん。 とってもゆっくりしてたのに、大雨で死んじゃうなんて、らしくないみょん。」 「ゆーん。」 その夜、れいむは旅みょんと夜遅くまで話に花を咲かせ、久しぶりに他のゆっくりの温もりを感じながら眠ることができたのであった。 「みょんは町に用事があるみょん。よかったら一緒に行くみょん。」 「ほんとうに!?やったよー。れいむひとりじゃまちさんにいけなかったんだよ。」 「みょんはもう何度も町に行ってるから心配無用だみょん。ゆっくり旅するみょん。」 「ところでれいむ、みょん。」 「なに?」 「すっきりーしたくないかみょん?」 「・・・れいむはこどもだから、すっきりーしちゃいけないっておかーさんがいってたよ。」 「もう赤ちゃんじゃないから大丈夫みょん。ちょっとすっきりーするだけみょん。」 「・・・きょうはしたくないよ。」 「そうかみょん。したくなったらいつでも言って欲しいみょん。」 「れいむ、みょん。」 「どうしたの?」 「すっきりーしたくないかみょん?」 「きょうはしないよ。」 「そうかみょん。」 「れいむ、みょん。」 「なに?」 「今日は天気も良くて絶好のすっきり―日和だみょん。」 「しないよ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「着いたみょん。」 「やっとついたんだね。やったよ、おちびちゃんたち!これからはここがれいむたちのおうちだよ!」 「「「やっちゃあ!ゆっくち!ゆっくち!」」」 旅を始めてからひと月後、れいむが子ゆっくりからすっかり成体に成長した頃、 ついに母と住んでいた町の広場にたどり着いたのであった。 みょんの頭上には、赤れいむが2匹と赤ありすが一匹乗せられている。 旅の最中にれいむがみょんとすっきり―して出産した可愛いおちびちゃんたちだ。 「じゃあ、れいむ、おちびちゃんたち、みょんはもう行くみょん。」 「ゆぅ。ほんとうにいっちゃうんだね。」 「おとーしゃんいきゃにゃいでー。」 「みょんにはやらなければならないことがあるみょん。 それを忘れて、れいむ達としあわせーな家族にはなれないみょん。」 「ゆあーん。ぴゃぴゃー、ありしゅたちをしゅてないでにぇー。」 「ゆぅぅ。れいむたちはずっとまってるよ。みょんがかえってくるのをまってるからね!」 「・・・やくそくするみょん。全部お仕事が終わったら、必ず迎えに来るみょん。」 ゆあーんおとーしゃーん、はやきゅかえってきちぇにぇー・・・ 「必ず帰ってくるみょん、今度こそアレに優勝して、必ず帰ってくるみょん・・・。」 みょんはれいむ達のもとを去り、以降れいむ達が生きている間、みょんが再びこの広場に戻ってくることはついになかった。 こうして、れいむはついに町へと戻った。 季節は秋を迎えて、もう酷暑に悩まされることはなくなったが、母も姉達も戻ってくることはない。 以前使っていたおうちは奇跡的に荒らされてはいなかったが、 みょんも去って、これから先、3匹のおちびちゃんを育てながら生きていくことは、並大抵のことではない。 ともあれ、これから先の物語については別の章に譲ることとして、本章は筆を置くこととする。 引越して、ネットから離れている間に「新人あき」さんが「そのまんまんあき」さんになっていたり、 餡庫SSがすごい勢いで増えていたりと、ビックリ。 穴場だと思って主戦場にしたんだけど、油断していると置いていかれるなあ。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. 本作品 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ・・・あれ?なんでありす?もしかしてみょんではなくありす ・・・? -- 2014-06-27 18 47 11 ま、真坂・・・みょんに偽装したありす、だったのか?恐るべし、、、 -- 2010-08-22 03 24 05 あれ?おちびちゃんにありすが居るの??? -- 2010-06-30 21 18 49 ゆっくりー! -- 2010-02-25 23 01 36