約 4,808,424 件
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/825.html
コロコロコミック 60 名前:水先案名無い人 :2005/06/25(土) 03 16 19 ID dkSgkl1R0 懐かしのコロコロコミック掲載作入場!! 死んだはずなのに生きていた!! 蟲の大群を撒き散らし一家まとめて甦った!!! 腐乱!! 魔界ゾンべえだァ――――!!! メディアミックスはすでに我々が完成している!! 大長編ドラえもん『のび太の恐竜』だァ――――!!! (ジェットコースターが)暴走ししだい止めまくってやる!! 哀しき改造人間 サイボーイだァッ!!! 拳銃の撃ち合いなら我々の立場がものを言う!! 愛銃ベレッタ M93R リトルコップ・弾!!! 真のぶっとびを知らしめたい!! 実は教師の息子 のんきくんだァ!!! TVアニメは3ヶ月打ち切りだったが単行本なら全20巻の大台だ!! 流血サッカー がんばれ!キッカーズだ!!! 打ち切り対策は完璧だ!! おちよしひこ スーパービックリマン!!!! 全掲載作のベスト・ツッコミは私の中にある!! 読者投稿ページの看板が来たッ スネ髪コーナー!!! タイマンなら絶対に敗けん!! パスポート所持者のケンカ見せたる 樫本学ヴ ぼくらはドラゴン少年団だ!!! 魔球忍術(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 野球漫画の男塾 かっとび!童児だ!!! 田宮模型から炎の竜(ファイヤードラゴン)が上陸だ!! ラジコンバトル漫画 ラジコンボーイ!!! 家族にいい生活をさせたいからゴルファー(守銭奴)になったのだ!! プロの旗包みを見せてやる!!プロゴルファー猿!!! めい土の土産に顔面ケツの穴とはよく言ったもの!! 名人の奥義が今 実戦でバクハツする!! ファミコンランナー 高橋名人物語だ―――!!! 動物王国こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ ムツゴロウが征く!!! レースがしたいからここまできたッ コース一切不明!!!! ミニ四駆のエンペラー(皇帝)ファイター ダッシュ四駆郎だ!!! ぽっくんは日本最上品ではなか全宇宙で最上品ぶぁい!! 御存知上流階級ギャグ おぼっちゃまくん!!! 特撮の本場は今やコロコロにある!! 私を驚かせる奴はいないのか!! ウルトラ怪獣かっとび!ランドだ!!! べびょぉぉぉぉんッ走行不能!! 唸る電ドリ!!! 忘れちゃいけないブレークイン!!! ミニ四ファイターだ!!! 超能力は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦サイキック!! 本家日本からサイキッド謎丸の登場だ!!! ボールはオレのもの 邪魔するやつは思いきりぶつけ思いきりアウトにするだけ!! 炎の闘球児 ドッヂ弾平 ガイ魔王復活を阻止に赤霧へきたッ!! 超能力ホラーバトル サイファー!!! ゲーム拳に更なる磨きをかけ ”ファミコンロッキー”轟勇気が帰ってきたァ!!! 今の自分に毛根はないッッ!! つるセコーつるピカハゲ丸!!! 中国四千年の拳技が今ベールを脱ぐ!! 香港から あほ拳ジャッキーだ!!! 異次元侵略者の前でならオレ達はいつでも全力だ!! 燃えるエスパー ユー・コップ 読み切りで登場だ!!! てめーら勉強はどーしたッ コレクターの炎 未だ消えずッ!! 探るも当てるも思いのまま!! 少年ビックリマンクラブだ!!! 特に理由はないッ 超人がアホいのは当たりまえ!! オヤジの名前はないしょだ!!! 金太舞次郎! 超人キンタマンがきてくれた―――!!! パ・リーグで磨いた実戦野球!! 森監督率いるデンジャラス・ライアン(ズ) かっとばせキヨハラ君だ!!! 実戦だったらこの漫画を外せない!! 超A級用務員 熱血カンフー倶楽部だ!!! 超一流ガキ大将の超一流の喧嘩だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ Moo.念平の日本男児!! あまいぞ!男吾!!! シールつき菓子はこの商品が完成させた!! ロッテの切り札!! ビックリマンだ!!! 二十二世紀の青ダヌキが帰ってきたッ どこへ行ってしまったンだッ 藤子・F・不二雄先生ッッ 俺達はあなたを忘れないッッッドラえもんの登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4作品御用意致しました! 連載六ヶ月 仮面ライダーBLACK!! テレポーテーション エスパー魔美!! 熱血硬派!おれは男だ!くにおくん! ……ッッ どーやらもう一作は記憶が薄れているようですが思い出ししだいッ 皆様に御紹介いたしますッッッ 新装版ドラえもん発売に合わせたかったネタだが…だいぶ遅れちまったなぁ 関連レス 64 名前:水先案名無い人 :2005/06/25(土) 03 26 01 ID LN3BF75x0 懐かしい!GJ! でもサイファーだけが何故か随分新しい気がする… 65 名前:60-63 :2005/06/25(土) 03 30 56 ID dkSgkl1R0 64 ㌧クス。確かに新しいけど、実はくにおくんも同じくらいの時期だったりする。 この二作は個人的に好きだったんで入れときたかったのさ。 しかし95年て…考えてみると俺この時期までコロコロ読んでたのかw 66 名前:水先案名無い人 :2005/06/25(土) 10 28 46 ID eVx5f7uI0 おれ、いつまでコロコロ読んでたかなあ・・・ スネカミコーナー終わったあたりかな。 マナヴの「学級王ヤマザキ」とかリアルで読んでた世代だもんな。 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/twitteringbird/pages/126.html
リブレ amazon 【タイトル】NightS 【出版社】リブレ出版 【判型】B6版 【ページ】XXXP 【初版発行】2013.02.09 【価格】720 円 【叢書】ビーボーイコミックスデラックス 【目次】 1 NightS 2 リプライ 3 感情スペクトル 【主な登場人物】 NightS 唐島 穂積 リプライ 関 高見 感情スペクトル 久郷 笛吹 仲屋 【あらすじ】 NightS 黒社会の駆け引きと恋の心理戦 運び屋の唐島は、どこか秘密めいていて色気のあるヤクザ・穂積の仕事を引き受ける。惚れて、探って、騙して、裏切られ。運び屋とヤクザの恋の心理戦の行方は――!? その後の2人の描き下ろしあり。 リプライ オーバーフロウ寸前、大人の純情 「声が震えてること、きっと気づかれていたと思う。自分が実は参っていたことに、俺はこの日初めて気がついた」“客にすら笑わないセールス”高見を知れば知るほど惹かれていく整備士の関だったが――。その後の2人の描き下ろしあり。 感情スペクトル 男子高校生のトライアングルラブ 隣のクラスの顔の綺麗な奴は、俺がツルんでる友人にいつも恋する熱視線。お前の恋に協力してやる、と持ちかけたのは自分なのに、どうしてだか心がざわざわして――。自然と惹かれてしまう…男子高校生の恋の始まり。 【デザイン】 雑誌掲載時そのままの美しいカラーをコミックスにおいてすべて収録してあり、外カバーをとるとその表紙にも美しいカラーが。 ファンには最高に嬉しい一冊。デザイナーさまに感謝したくなるような秀逸なコミックスでもあります。。 【その他】 ドラマCD発売予定あり。 2013年07月24日発売。 【コミック特設ページ】 Libre 【複製原画展】 コミックス発売を記念して複製原画展が開催されます。 『NightaS』複製原画展 詳細 【コミック発売書店特典】 描き下ろし漫画ペーパー(両面)期間限定封入2013年07月まで 【書店別特典】 サイン&コメント付きイラストカード アニメイト全店:BBC DX「NightS」本体表紙イラスト 文教堂(一部店舗除く)、アニメガ全店、J-BOOK:BBC DX「NightS」カバーイラスト Amazon:MAGAZINE BE×BOY 2009年5月号「NightS」イラスト 中央書店サンモール店コミコミスタジオ:MAGAZINE BE×BOY 2008年7月号「感情スペクトル」イラスト 【記事】 CREA2015年02月号ダイエット特集 福田里香さんの連載「BLマンガ基礎講座」、『NightS』について掲載。 2015年01月07日発売 定価780円 ( 2015.01.14 CREA WEBのtweetより ) 【お詫びとお知らせ】 ビーボーイコミックスデラックス「NightS」乱丁本について 10月中旬に出荷したビーボーイコミックスデラックス「NightS」(著者 ヨネダコウ)7刷において、乱丁本が混入。 交換品をお送りくださる旨、記載あり。 ※乱丁箇所は「リプライ」にあるとのこと。 ( 2016.10.31 noteより ) .
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/254.html
圭一は園崎本家に来ていた 魅音の母親から電話がきたからだ。 相変わらずでかい屋敷だ。廊下を歩くだけで緊張する。独特の雰囲気に飲まれそうだった。 そして、魅音の母・茜が待っていた 「良く来たね 今日はちょっと用事があってねぇ」 相変わらず凛とした美しさに独特の雰囲気 そして力強い目をしていた。 思わずドキッとした。 そして部屋に案内され この前の圭一伝説の話題になった。 「圭一君あんたは、大物になるよ。村のみんな そして婆までも味方に付けて沙都子ちゃんを救い出した。 若い者には出来ない芸当だよ。あたしは心底惚れたよ あんたの男気に・・」 圭一は照れながら有り難うございますと言った。さっきから、雰囲気が違う。 茜の目がトロンとして、俺の事を見つめている。何だろ?心臓がバクバクしている。 人妻の独特の色気が圭一を動かさない。 体がぞくぞくする。 音もなく茜が圭一に近付く 指でいやらしく圭一の顔をなぞる。顔を近づけて 「圭一君・・あんたの男気もう一回見せてもらえるかい。うふふ」 圭一はぞくぞく身震いした。どうする?男ならこのままヤるか・・ いや、待てよ・・親父さんは本職だよな。バレたら確実に※される。 でも、お袋さんは誘っている。確実に美味しい どうすればいいんだぁ~ 迷っている圭一をよそに茜は圭一の股間に手を寄せた。 男とは悲しい生物だ 股間が激しく反応する。 「若いねぇビンビンじゃないか。こんなに硬くしておばさん嬉しいねぇ」 理性が崩壊寸前耐えられる状況ではない。最後の理性を振り絞り言った 「おばさん・・ダメです。親父さんにバレたら※されます。 何より魅音にバレたくないです。ですから、止めて下さい。」 「圭一君 魅音が好きなのかい?」 はいっと答えた。本気で好きだから・・ 「圭一君なら良いよ。寧ろ圭一君以外はあり得ないからねぇ。 しかし、あたしの誘いを断る気かい?心配しなくていい。今は楽しまないと」 その頃魅音は家に向かっていた。頭の中は圭一の事を考えていた。 「あぅ・・圭ちゃん この前は格好良かったな 圭ちゃん見ているとドキドキする。」 真っ赤になりながら恋人の顔を思い出していた そして自分の部屋に戻ろうとしたら、茜の部屋から声が漏れた (何だろう?誰か来ているのかな?) 障子を少し開けると驚くべき光景があった。 茜が圭一の股間をしゃぶっている。 (えっ・・何が起きているの?何でお母さんと圭ちゃんが・・? 分からないよ・・) しかし、離れようとしなかった。自分でも驚いた (体が熱い・・・下半身がじゅんってする。 私興奮している・・・ ) 圭一は茜の思うままにされていた。 「うふふ‥若い臭いがたまらないねぇ・・元気で硬くてうちの旦那より大きいじゃないか。」 うわぁ気持ちいい・・これが人妻のフェラなのか。何とも言えない快感が体中に走る! 体が仰け反ったとき見覚えのある顔があった。 (えっ・・みっ魅音?) 魅音と目があった。 「うふふ‥魅音 何見ているんだい?入っておいで。」 魅音は部屋に入ってきた 何がどうなってんだよ。俺は下半身丸出し・・・ 「圭一君のアソコは元気がいいねぇ美味しいよくすくす」 「お母さん何しているの?止めて!圭ちゃんは私のものなの。」 そう言って魅音までもが俺の股間にある逸物をしゃぶっている。 (何なんだこの秘密の世界みたいな光景は? やべっ気持ちよすぎ) 器用に茜は着物を脱いで魅音も制服を脱いだ。そこには有り得ない光景だった。 園崎家次期党首の魅音その母親が裸で俺の目の前で立っている (こんな美味しい状況を見過ごす手は無いな。) 「あたしも圭一君気に入ってね!雛見沢には若い人が居ても ここまで良い若者はいないよ 久々に体が火照って仕方がないよ。」 「お母さん。もーーーー知らないよ?」 俺は魅音を抱き寄せキスをした。茜は俺の股間を舐めている (親子してエロいなくっくっく ) 魅音の胸を弄る兎に角弄る 乳首は綺麗なピンク色 何より大きいのに形が崩れていない。十分な重さと柔らかさ揉むだけで気持ちいい そして敏感すぐ喘ぎ声になる。 「あっ・・・んっはぁん・・ひんっ・・そこっ・・ひゃんあん・・いやっはっ・・やん あん・・圭ちゃん気持ちいいよーーーー」 茜のフェラも激しくなる 俺は対抗するように左手で茜のアソコを愛撫する 既にびちょびちょだった (凄いなこの濡れ方)手を離すと指先から汁が垂れていた 右手で魅音のアソコに指を入れると同じように濡れていた。 グチュグチュって音しながら中をかき混ぜた! 茜は圭一を押し倒した 「魅音 先に頂くよ!はぁん・・・大きくて硬くて太い・・・」 うぉ何なんだこの中は魅音と違う!締め付けが凄い!締め付けながら上下運動する。 (やばいぞイきそうだ) 「どうだい?圭一君これが大人のSEXだよ。んっはぁん・・・中に出して良いからねぇ」 凄すぎだ・・・我慢出来なそうな魅音が俺の顔の上に股間を乗せた 股間を舐めてあげながら腰を振った すぐに、絶頂感が襲った 俺は折角だから茜の中に思い切り出したよ。 茜もいったらしい ビクンってなった。 「圭ちゃん・・・私も我慢できないよぉー あぅ・・・入れちゃうねはぁーーーーーーーー」 (おいおい連続ですか? 休む無しですか? 俺大丈夫か? この際やってやるそれが男ならとことんやってやる) 「魅音気持ち良いか?胸弱いもんな!くっくっくっ」 乳首を甘噛みしつつ舐め回して弄った 騎乗位の形から座位 そして正常位の形に持って行った 魅音は何回イったか分からないぐらい喘ぎ声を出してるし。 「んっあっはぁん・・・もっとかき混ぜて圭ちゃーーーん」 (魅音可愛すぎるぞ! 俺も限界だ うっ) 中に分身を放出した。 茜と魅音はあはあ言いながら満足顔だった 後ろの方で殺気を感じた ぶしっ あれっ目の前が真っ暗になっていく。俺どうしたんだ? 振り向いたら・・・レナが・・・鬼みたいな顔で笑っていた 何で? END
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/229.html
わたし、圭ちゃんにとって、なんなのっ!! ねえ? 圭ちゃんにとって、わたしはなんなの……単なる、お友達なの? ねぇ、教えてよ!! 圭ちゃんにとって、わたしはなんなの!? 圭ちゃん、圭ちゃんの方から、わたしにキスしてくれたことないじゃないっ!! 圭ちゃんの方から、わたしを抱き締めてくれたことないじゃないっ!! わたし、圭ちゃんにいっぱい、アプローチしたのに……。 それでも圭ちゃんは気付いてくれなくて……。あの図書館でのことは、わたしの精一杯の勇気だったんだよ…… なのに、圭ちゃんは答えを出してくれなかった……。わたし、怖くなった。 もしかして、圭ちゃんは、わたしのことなんて、どうでもいいと思ってるんじゃないかって。 わたしは、だから怖くなった。『好き』って一言を、圭ちゃんに言えなくなった。だって、拒絶されたら怖いもんっ!! わたしの気持ちは、鬼隠し編の時から変わってない。だけど、圭ちゃんの気持ちは、わたしにはわからなかった。 わたしは、圭ちゃんとは撲殺の思い出しかもってない。だから、圭ちゃんとの新しい思い出を作ろうって、わたし、必死だった。 わたしも昔のわたしじゃなくて、新しい自分に変わろうって必死だった。圭ちゃんの好きな女の子になりたいって思った。 でも、どんなに頑張っても、圭ちゃんがわたしをどう思っているのかわからなかった……。わたし、こんなに圭ちゃんのことが好きなのに…… もしかしたら、わたしのこの想いは、圭ちゃんにとって迷惑なものなのかもしれない。 そんな風に、わたしは考えるようになってきた。だから、やっぱりわたしは圭ちゃんと友達でい続けようと思った。 圭ちゃんにとって、わたしってなんなのか……。それを考えるだけで、怖かったから。友達なら、こんな想いをしなくてもすむと思ったから…… わたし、このままでいいと思った……。わたし、このままでもいいと思ったのに…… でも、詩音達がバカップルになって、わたしは本当に一人ぼっちになって……。そしたら、このままじゃ嫌だっていう気持ちが湧いてきて……っ そして、やっぱりわたしは、圭ちゃんのことが忘れられないんだって思ったの。思いが抑えられなくなってきちゃって……っ だって圭ちゃんは、わたしの初恋の人なんだもの……。ずっと、ずっと好きだったんだもの…… わたしは……わたしは……っ。圭ちゃんのこと、わたし、鬼隠し編の頃から大好きだった。 だから鬼隠し編の頃、圭ちゃんに仲間じゃないって言われたとき、すっごく泣いたんだよ。すっごく泣いたんだから……っ。 でも、圭ちゃんとは笑顔で付き合いたいと思って。好きだったから、圭ちゃんにわたしの笑顔を覚えていて欲しかった。 そして、いつかまた、圭ちゃんと遊べるって思って……。 だからわたしは、圭ちゃんのお見舞いのあの時、精一杯の勇気を振り絞ったんだよ。 落書きしようと悪戯したよね。わたしにとっては、あれは精一杯の勇気だった。 もしかしたら、圭ちゃんともう遊ぶことはないかもしれない。でも、わたしはそうしても圭ちゃんが好きだった……。 圭ちゃんとの繋がりを消したくなかった……っ。だから、悪戯をしたんだよ。 あれは、圭ちゃんにとって、ささいな悪戯だったのかもしれないけど……。わたしにとっては、とても大切な悪戯だったの……っ たとえ嫌われても圭ちゃんとの関係を、唯一、繋げてくれる悪戯だったから……っ。 圭ちゃんがあの悪戯を受け入れられなかった時、わたしは本当に悲しかった。だから無言で殴られたんだよ……っ でも……。本当に長かった……。圭ちゃんとの再会までの時間は、わたしにとっては本当に長かった……。わたしは、一生懸命におはぎを作り続けた。 いつか、このお菓子が圭ちゃんの舌に届くんじゃないか、って…… でも、世界を経るにつれて、こんなことをしても、意味がないんじゃないかって思えてきた……。 だって、こんな小さなおはぎの味なんて、こんな大勢の人がいる世界で、圭ちゃんの舌にだけ届くなんてありえないもの……っ それでも、わたしはこのおはぎにすがるしかなかった……。あの悪戯にすがるしかなかった。 わたしにとっての、圭ちゃんとの接点。それは、このおはぎと、あの悪戯しかなかったから……っ そして、何度目のループのとき……、この世界に移ってきた時……。わたしの願いが、ようやく届いた…… 分校の教室で……。圭ちゃんが立っていた……。圭ちゃんは最初、わたしのことがわからなかったみたいだけど…… わたしには、すぐにわかった。心臓が張り裂けそうだった。心が……飛び出しそうだった。 そして、これが最後のチャンスなんだって思った。神様がくれた、最後のチャンスなんだって。 わたしの気持ちを圭ちゃんに伝える、神様からの最後のチャンスなんだ、って……っ だけど、圭ちゃんは、昔と一緒で、わたしの想いには全く気付いてくれなかった。だからわたしは、圭ちゃんに行動で知らせようと思った。わたしの想いを…… でも圭ちゃんにとって、わたしはいつまでも、学校の親友のままだった。わたしにとっては、精一杯の勇気だったのに……。 圭ちゃんはわたしのそんな心に、気付いてくれなかった……っ だから、わたしは怖くなったの……。もしかしたら、わたしのことを、圭ちゃんはなんとも思ってないんじゃないか……。だから、最後の賭けだった……っ 図書館での勉強会……。でも圭ちゃんはやっぱり、何もわたしに、示してくれなかった…… わたし、本当に怖くなって……。圭ちゃんの気持ちが、わからなくなって。だからこのまま、親友の関係でいいと思った…… でも、詩音達がバカップル化して…… ……わたしにだって、わかってた。圭ちゃんが、鬼隠し編の時とは違うってこと。 でも、わたしには鬼隠し編の時の圭ちゃんの思い出しかなかったんだもんっ。 悟史と詩音みたいに、症候群の治療中から今まで、ずっと一緒にいられたわけじゃなかったんだもんっ 圭ちゃんとの空白との時間……。それを取り戻そうと、わたしは必死だったんだよっ そして、わたしも変わろうと必死だった。過去のわたしじゃなく、あたらしいわたしになろうと必死だった そうすれば、圭ちゃんはわたしに振り向いてくれるんじゃないか……。 親友のわたしじゃなくて、新しいわたしなら。圭ちゃんは振り向いてくれるんじゃないか、って思ったの……っ だから、詩音のふりだってしたんだよっ。わたしも、変わろうって……っ。昔のわたしじゃなくて、新しい自分に変わろうって。 だけど、それでも圭ちゃんはわたしを見てくれなかった……っ。圭ちゃんは最後まで、わたしを見てくれなかった……っ 嫌いなら嫌いって、はっきり言ってよ……っ!! わたしに気のあるそぶりを見せないでよっ!! 今、ここで、わたしのことが好きなのか、答えてよぉ……っ そうしないとわたし、圭ちゃんのこと、いつまでも想い続けちゃうじゃない……っ!! 苦しいんだから……っ!! 想い続けているのは、とっても苦しいんだから……!!
https://w.atwiki.jp/nina09x2/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ツムツム攻略Wiki|ゲームエイト - Game8[ゲームエイト] 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】カレンチャンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ウマ娘】査定効率から見た取るべきスキルとおすすめキャラ【プリティーダービー】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【絶句】Wikipedia(ウィキペディア)に去年より低い金額を寄付したら…あまりにも酷い仕打ちを受けた - ロケットニュース24 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE ディーサイドトロイメライ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 異常熱波のカナダで49.6度、いま北米で起きていること(森さやか) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES パニシンググレイレイヴン(パニグレ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON スタスマ攻略Wiki【スタースマッシュ】 - Gamerch(ゲーマチ) 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン 【世界初!】モノの背景を全方位で執筆できるVintage Wiki「VOV」を正式リリース - PR TIMES プロジェクトセカイ攻略Wiki【プロセカ】 - Gamerch(ゲーマチ) パワプロ2021/2020攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ヌーラボ、「Backlog」の絵文字入力の補完機能やWiki編集の自動マージ機能を改善 - CodeZine(コードジン) ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/374.html
2008/01/05(土)投稿 あの日、心の内に秘めていた俺の肉欲が現実になった。きっかけは何気ない日常の一コマからだった。 「……なあ魅音、俺の履き古しのパンツなんか盗んで……一体何をしようとしてたんだよ……」 俺の目の前で顔を紅潮させている魅音に迫った。洗濯かごに入れて置いた俺のパンツを片手に握り締めている姿を見て俺は若干の失望を覚える。 「あ、あの……そのこれは……違うの……」 その大きい瞳を左右に大きく泳がせながら魅音はつぶやくように答えた。 「トイレ借りたときにさ、洗濯かごの中見たらさ……」 「……それで」 「け、圭ちゃんのがあって……その、いいにおいだったからさ……あの、つい……」 しどろもどろの魅音の告白に衝撃が走らずにはいられなかった。こっそり俺のパンツを盗んで、慰み物にしようとしてた訳なのか…… 「ごめんなさい!!圭ちゃん……わ、私……魔が差したというか……」 明らかに動揺の激しい魅音を軽蔑の眼差しで見つめる。いつも俺に見せ付けてくる勝気な性分はすっかり影を潜めている。もじもじと体を揺り動かし、涙目で謝罪をし続ける魅音が俺の嗜虐心をくすぐった。俺の底に眠っていた、人様には言えない変態的な欲求がじわじわと体を支配していった。 「……いいぜ魅音。誰だって間違いは起こしちまうからな……このことは誰にも口外しない」 魅音の表情が和らいでいくのを一瞥した後、俺は付け加えた。 「ただし、一つ条件がある」 多分それを伝えたときの俺は口角を醜く釣りあげ、ほくそ笑んでいたはずだ。魅音の表情がみるみると困惑したものとなっていく。 ……やっぱりお前っていい顔するよな……魅音。 「……圭ちゃん、これって……」 魅音は目の前に置かれた器具を目を丸くして凝視している。 透明のピストン式のガラス管、グリセリン液の入った茶色の薬瓶、精製水入りのポット、ビニールシート。 まあ驚いてしまうのも無理はない。 「もう勘付いてるかも知れねえが……」 「もしかして、さっき言ってた条件って……」 恐る恐る言葉をつむいだ魅音に対して、胸の高鳴りを抑えながら俺は答えた。 「……ああ、 これからお前のアナルを開発させてもらう……それが条件だ」 アナルという言葉に身体を震わせた魅音は少しの間、蝋人形のように固まっていた。 「……そんな……圭ちゃん、嘘でしょ……?」 「いや、俺は本気だぜ……」 「…………」 急に黙りこくる魅音。俺たちの間を沈黙が支配する。 意を決した俺は沈黙を破った。 「……いいんだぜ魅音……今日の魅音の行為をバラしちまっても。……あいつらどう思うだろうなあ……」 はっと魅音が顔を上げるのがわかる。 「まさか、女が男の下着を盗むなんて前代未聞だよなあ。しかもそれが、わが部の部長、クラスの委員長だもんな……それに……」 「やめてよ!!」 俺の話は途中で折られた。そして魅音は俺から目を逸らしゆっくりと言葉を続けた。 「……わかった。圭ちゃんの……その条件呑むよ……元凶は私にもあるし……」 落ちたのか? これから俺は魅音のアナルを味わうことができる……のか? 魅音の、仲間に醜態を晒したくはない手前、この尋常でない取引が結びついたのかもしれない。 いや、もしかしたら魅音もアナルプレイに興味を持っていたのかもしれない。今となっては、それを知る術は無い。 まるで覚めない夢を見ているようだった。肉欲にまみれた享楽はこうして俺の手中に転がり込んできたのだ。 「じゃあ、魅音ここに横になってくれ。うん、そうだ。体をこう、横にして……」 俺に言われたとおりに魅音は側臥位に付した。魅音の頬は淡く紅色に上気している。 「圭ちゃん、その……こんなことされるの初めてだから……」 「ああ、俺の言うとおりにしてくれ。そうすれば何も痛い思いをすることなんてないからな」 なるべく魅音を刺激させないように言葉を選んだ。ここまで来て逃がすわけには行かないのだ…… 「それじゃあ魅音、下着を脱いでくれ」 俺の言葉に促されて、魅音は自分の両手をその長めのスカートの中に伸ばした。手を差し込んだ形にスカートの生地が膨れ上がり、徐々にそれが足元に向かっていく。 「…………!」 魅音のほっそりとした指に引っかかった薄緑色の下着が顔を出した。しわくちゃになった魅音のパンツと恥らいながら脱衣する姿が俺にの下半身に火をつけていく。 魅音の下着が取り払われた。よって魅音のスカートの中は何もつけていない状態になる。 「よし、じゃあ……」 魅音のスカートに手をかけた。震える指先が魅音の陰部をさらけ出していく。 魅音の吐息が漏れるのを聞く。 ──こ、これが魅音の……! 露になった魅音の蕾とその2cmほど上に存在する桃色の裂け目。少しくすんだ色と桃色のそれを俺は脳の中に焼き付けた。 息を呑んで魅音の愛らしい蕾を視姦する。 「圭ちゃん……あまり見ないで……」 「お、あ……ああ、悪い」 恥らう魅音に正気に戻された俺は用意してあったローションを指に塗りこめた。すっと魅音のひだに触れた。心臓が火をくべられた様に激しく脈打つ。 魅音の半身がぴくりと動いた。 「リラックスしろ……魅音」 心の中では平静を保とうとするが、俺のペニスは激しく脈打っていた。魅音の肛口のひだから温かい体温が俺の指先から感じられた。そのまま指をくわえ込ませた。 「……ひあ……圭ちゃん……指が」 俺の人差し指を魅音のくすんだアナルに出し入れする。ぬぷりと腸液とローションが混じり合う音が辺りを支配する。 「……大丈夫だ。よくほぐしておかないと注射口が入らねえからな」 もっともらしい言い訳を立て、魅音のアナルを出来るだけ長く感じようと努めた。 数十秒ほどそうしていたが、これ以上やると魅音を不安がらせてしまう。そう感じた俺はゆっくりと指を引き抜いた。 「ん……」 照り輝く指を見つめる。魅音にバレ無い様に恐る恐るそのにおいを嗅いだ。 ───う……あ。こ、これ。 魅音の中のにおいを初めて嗅いだ。形容のできない甘美な香りが俺の鼻腔を突き抜けて言った。 そのにおいに酔いながら、俺はグリセリン水溶液に満たされたガラス管を手に取った。注射口を魅音のぬらぬらした光沢を放つ肛口にゆっくりと差し入れた。静かにシリンダーを加圧する。 「う……ああ……」 恐らく初めて味わう肛口内への異物感に困惑と羞恥が感じられているのだろう。その聞いた事の無い声と湧き上がる魅音への征服感が俺の勃起したペニスを痛いほど押し上げてくる。 「力を抜いて、リラックスしてろ……」 透明のシリンダーを徐々に押し込んでいく。目をつむり必死に異物感に耐えている魅音は眉間に皴を寄せ苦悶の表情を浮かべている。 ───ああ、いいぜ魅音。その苦しそうな顔、もっと見せてくれよ…… シリンダーを最後まで押し切った。 ───500ミリリットルは初っ端から少し多かったか…… 牛乳瓶二本分ぐらいを飲み込んだ魅音のアナルはひくひくと艶めかしく蠢いている。こぼれた薬液が魅音の太ももをつうっと伝っていった。 「……お、終わったの? 圭ちゃん……」 「ああ、これから薬液を充分に行き渡らせるため、少しこのままの姿勢でいてもらうぞ……魅音」 薄桃色をしたほっぺを携えた魅音は、こくりとうなずいた。 「……う……う、んん……」 魅音が声を漏らし始めた。薬液が隅々まで行き渡り、腸内の蠕動運動が著しくなったのだろう。 「圭ちゃん……あの……はぁ、はぁ……苦しい……の」 「もう少し我慢しろ……そうしないと薬液が中に残っちまう」 呼吸が荒くなり始めた魅音はしきりに俺を上目遣いで見つめてきた。 ───そんな目で見ないでくれよ……魅音……気が遠く……なっちまうだろ…… 整えられた両の眉尻を少しハの字に曲げ排泄欲を必死に耐えている魅音。その荒々しい呼吸音と苦しそうな顔が俺の嗜虐心を締め上げてくるのだ。 「そうだな、あと四十秒……我慢しような……魅音」 「よん……じゅう……」 ボソリとつぶやいた魅音は自らのお腹を両手で摩りながら、そのときを待つ。 「はぁ……はぁ……」 苦しそうに息を吐く魅音がそこに横たわっていた。額にはうっすらと汗の粒が浮かんでいる。 「よん……じゅう経ったよ……」 「よし、じゃあ……」 俺は限界に近い魅音の尻の下にビニールシートを敷いてやる。 「もし……かして、はぁ、んぁ……こ、ここで?」 「そうだぜ、魅音。その様子じゃあ下のトイレまでもちそうにないからな……」 何か言いたげに俺を一瞥した魅音だったが、 「……う……ぅんん!!……ああ……」 魅音の押し殺した声と共にくぐもった腹の音がはっきりと聞き取れた。 「さあ、魅音。もう……我慢しなくてもいいんだぜ」 決壊しそうなくすんだアナルをすぼませながら、魅音は言葉を紡いだ。 「い、いいの……? 出して……いいの?」 ぐっとお腹に手をあてている魅音に最後の言葉をかけてやる。 「いっぱい、出して……いいんだぜ……」 「んんん!あ……っ……あ……」 魅音の肛口がひときわ高く隆起した。 「んん……はぁぁぁ……」 俺の目の前で魅音の奔流が垂れ流されていく。いつも勝気な親友の尻穴から下劣な破裂音と粘度のある水音が響いてきた。俺の耳はその音に犯されていく。恍惚とした笑みを貼り付けた俺が魅音の醜態を見守る。俺の脈打つペニスはまるで怒髪天を貫くかのような勢いでそそり立っていた。 それからというもの、俺は魅音のアナルを徐々に開発していった。初めの頃は指を出し入れするもためらっていた魅音だったが、今ではあらゆるプレイを尻穴でできるようになった。俺の童貞は魅音に捧げた。もちろん魅音は今でも処女のままだ。処女なのにアナルを犯すという世の理を離れた背徳的な行為がさらに俺をエスカレートさせた。罰ゲーム用の衣装を着せて犯したり、浣腸液を仕込んだまま、登下校させたりもした。カメラを使ってハメ撮りしたこともある。顔を苦痛に歪めながら苦しみを忍ぶ魅音の表情を俺は求めるようになったのだ。 しかしだんだんとエスカレートする行為に魅音は涙を浮かべて静止を求めることもあった。そのときは俺に対して行った魅音の所業を暴露してやると脅してやった。 「お前が俺の下着を盗もうとしたこと……あのことをみんなにバラしてもいいんだぜ。お前のハメ撮りの写真付きでなぁ……」 その一言だけで魅音を押し殺しことができた。そのまま涙目の魅音を犯すのも一興だった。 俺の欲望を実現させてくれる魅音をどうして手放すことができようか……魅音の肛口にあったほくろの形やアナルの味を鮮明に思い出すことができるところまで来ているのだ。このまま魅音を貪り続けてアナルでしか感じることのできない女にしてやる…… ふしだらな享楽を貪り続けていたある一日だった。俺の家にとある来訪者が訪れて来る。 「こんにちは、圭ちゃん」 「おう……詩音か。いきなりどうしたんだよ」 魅音の妹である詩音がやってきたのだ。 こいつは魅音の双子の妹の園崎詩音。魅音とは瓜二つの存在ではあるが言葉遣いや性格は全く似ても似つかない。都会暮らしの詩音は少し垢抜けているといってもいいくらいだ。 ───詩音を犯したらどうなるんだろうか。 姉とは違い詩音は激しい感情の持ち主だ。その大きな瞳を激情に染めて俺を罵倒してくるのだろうか。激しい言葉に耳を犯されながら詩音のアナルを犯す。そんな妄想が俺の耳の中を廻っていった。 「まあ、あがれよ、詩音」 「ええ、そのつもりです」 普段とは何か様子が違っていた。いつも見せる笑顔がこの詩音にはなかった。一向に表情を崩さない詩音に不信感を募らせながら、俺は部屋に招いた。 「それでなんだよ、用事って」 改めて俺は用件を聞いた。真剣な眼差しで俺を見つめていた詩音は言った。 「単刀直入に言います。これ以上お姉に手を出すのはやめてください」 「……どういうことだ」 「とぼけても無駄です。圭ちゃんがお姉を食い物にしていること……全てお姉から打ち明けられました」 ───なるほどな……あいつ話したのか…… 詩音によると魅音は全てをさらけ出したらしい。あいつがそこまで、しかも実の妹に打ち明けるとは思っても見なかった。写真まで撮っていたのに。それを包み隠さずに詩音に話したのか? あの気の弱い魅音が……? 「……お姉は泣いていました。泣いて私にすがり付いてきて……」 詩音がぐっと俺を睨み付けた。 「あんな悲しそうなお姉……今まで見たこと……なかった……!」 いたたまれなくなった俺は怒りに染まる詩音から目を逸らした。心を落ち着かせて考えを整理する。先ほどから考えていたことだ。 魅音が俺に対して行った所業、その代価として魅音を犯し続けたこと。写真も撮ってある。 そのようなことを他人にしかも実の妹に話すか? あいつは園崎の頭首になる人間だ。それなのにそんなことを暴露したらそれこそ末代までの恥になる。村の信用とやらも失墜するはずだ。 つまりだ。魅音は誰にも話せるはずは無い。だから今、俺の目の前にいる奴は詩音のフリをした魅音だと思っている。詩音のフリをして俺を脅しに来たのだ。 一旦席を立ち、俺は言葉を紡いだ。 「しかし詩音、あいつは俺の下着を盗もうとしたんだぜ……」 そのまま、自分の机の前に立つ。 「それはわかっています。確かにお姉に非はあります。しかし、それに見合うだけの償いは行ってきたでしょう?」 詩音の語りを聞きながら俺は引き出しを引いた。 「だから、これ以上お姉にちょっかいを出すのはやめてください」 俺は机に常駐してあったイチジク型の携帯浣腸器を数個と罰ゲーム用に使っていた銀色に輝く手錠を一組忍ばせた。 「そうか……確かに筋は通ってるよな……詩音」 ポケットにそれらを忍ばせた後に再び詩音に向き合った。 「なあ、詩音。俺がこのまま魅音に手を出し続けたら、どうなると思う?」 「死ぬでしょうね」 間髪いれずに詩音は言い放った。まるで家畜を見るかのような目で俺を見据えている。一時の逡巡のあとに詩音は立ち上がりながら答えた。 「圭ちゃん。私としてもお姉としてもできるだけ穏便に済ませたいと考えています。だからこれ以上の厄介ごとを起こさないで」 そのまま踵を返す詩音。 「……えっ!」 俺は詩音の両足を両腕で抱くように掴んだ。 「なあ、詩音。それ本当に魅音から聞いたのかよ……」 「な、何を……言って」 むちっとした詩音の制服のスカートから突き出た太ももに指を沿わせる。 「あいつ、写真まで取られてたんだぜ。そんな中であいつがお前に打ち明けるわけねえだろ……」 核心を突く。 「お前、魅音だろ……」 「バ、バカな事を言わないでください」 思ったとおりの反応を見せる詩音に対し、俺は実力行使を決意する。 「なら調べさせてもらうぜ……お前の体をな……」 そのまま足を抱いたまま、詩音の重心をずらした。わずかな悲鳴と共に詩音は床に付した。 そのまま、手錠を取り出し後ろ手にはめる。うつ伏せに拘束された詩音を俺は時間をかけて視姦した。 「……圭ちゃん、ふざけているのならやめてください。……後がひどいことになりますよ」 伏しているのにもかかわらず、詩音は眼光鋭く睨みを利かせた。 「いつもより強気じゃあねえか……でもなあ……」 うつ伏せになっている詩音の制服のスカートをぱっとめくる。純白の下着に包まれた張りのある双丘が顔を出した。そのまま下着をめくり上げ肛口を露出させた。 ───ほら、言った通りじゃあねえか…… この詩音には魅音と同じ位置にほくろがあった。特徴的な形だったのでよく憶えている。 ほくそ笑んだ俺は空気にさらされている詩音のアナルに口をつけた。 「うぁ!! ……あんた、何をやって……」 ───なんだよ魅音……もう慣れっこだろ。このぐらい……それに 「味もあいつと同じ。やっぱりお前、魅音だろ。詩音のフリをしたな……」 やれやれ、こんなことをしてまで俺との仲を切りたかったのか。こいつは。 「お仕置きだな……魅音」 ポケットから携帯用の浣腸器を取り出す。魅音はその容器が何を意味するか気が付いたみたいで、拘束された両手と自由の利く両足を使って抵抗し始めた。 「……手を……離しなさいよ」 「うるせえなあ、お前が初めに突っかかってきたんだろうがよ……っと」 そのまま俺は魅音の両膝の辺りに腰を下ろした。これで動きは封じた。魅音の下着を下ろし、露出した双丘をぐっと外側に押し広げる。見慣れた色と形をした蕾が露になる。俺の唾液によってぬらっとした光沢を引き放っている。 「いくぜ」 そのまま浣腸器を魅音の中に差し込む。指に力を入れて中の溶液を注入していく。 「……や、やめ……く……うあ」 空になった容器を放り投げ新しいものに持ち替える。溶液を注入していくにつれて、魅音はくぐもった艶かしい声を上げた。全てを入れ終わった後に俺は魅音の様子を見る。顔を伺う事は出来ないが腹を手で押さえ、肛口はきゅっときつく結んでいる。今回はえらく効きが良いらしい。 「まあ、普通ならここで出させてやるんだけどな……」 既に息が荒くなり始めていた魅音を見下ろしながら俺はベルトを緩めた。 「はぁ……はぁ、やめ……ろ!」 そそり立ったペニスを魅音のアナルに押し当てた。 「このまま俺のを入れてやるよ……魅音」 ローションをたっぷり垂らした後に俺は一気に中に入れた。 「あう……ぐ!! 痛!うう、ああ……」 「う、おお……今日はやたらと締め付けてくるじゃあねえか……」 いつも魅音のアナルを犯していたが、このときは尋常でないほどの締め付けを感じた。まるで、俺のペニスが喰いちぎられそうなほどであった。もう慣れっこのはずの魅音も歯を食いしばりその苦しみ……いや快楽に耐えているのだ。それもそうだろう。強烈な排泄感と共に挿入されてしまっているのだから。 「動くぜ……魅音」 「くぁ……くっ」 ペニスの先端に魅音の生ぬるい腸液と内容物が感じられた。いつもよりきつい腸壁の蠢きが俺のペニスを襲った。動きに合わせて粘膜が擦れ合う音が部屋に響く。 「うおお、いいぜ……魅音」 俺の下で苦痛に耐えている魅音。その格好は制服に身を包み髪をストレートに下ろしている。まるで詩音だ。 「へへっ、魅音その格好似合ってるじゃねえか。わざわざ俺のために詩音から借りてきてくれたのか?」 返事をしない魅音はただ深く息を吸っているだけだった。 「お前の妹も一度犯してみたかったんだぜ……でも簡単なことだったんだよ。お前がこの格好をしてくれたら良かったんだ……」 腰の動きを加速させる。まるで詩音を犯しているみたいですげえ気持ちいい。 「……やる…………はぁ……ろす……!」 詩音が何かをつぶやいた。腰を振りつつ俺は聞き耳を立てた。 「殺……す……殺して……やる……!」 この期に及んで強がりを見せる魅音だったが、その声はまるで本当に詩音から発せられたものではないかと錯覚した。 「すっげえ、押し返してくるぜ魅音……出そうとしても、出せねえだろ……俺が蓋しちゃってるもんなあ……」 「う……くあ」 くぐもった腹の音が鳴った。魅音にも限界が近づいているのだろう。先ほどの咬みつくような声と間の抜けた腹の音のギャップが俺の射精欲をプッシュした。 「くっ! そろそろ出すぞ、魅音」 そのまま腰を突き立てて魅音の中に全てを注ぎこんだ。射精に合わせて体を振るわせた魅音に俺は声をかけた。 「良かったぜ、魅音……おまえもそろそろ出さねえとな……」 ずっとペニスを引き抜いていく。 「……う、ああ……あ、あ」 長い間魅音に蓋をしていた俺のペニスを引き抜いた。ぽっかりと魅音のアナルは俺のペニスの形にぱっくりと口を開けている。 「さあ、出しちまいな……」 「あ……ああ!!」 魅音の全てがその肛口から噴出していく。水気をはらんだ破裂音が漏れなく付いてきた。白色と透明と茶色の交じり合った色彩が俺の瞳を染めた。もう心地よいと思ってしまう魅音の臭気が俺の鼻腔から脳へと突き抜けていった。 結局、あの後魅音は一切口を利かずに出て行ってしまった。 ───やれやれあの後の処理、大変だったんだぜ…… まあそれに見合うだけの対価は十分いただいたのだが。 自分の部屋で射精の余韻に浸っていた俺にまたもや客が訪れた。 「こんにちは、圭一君」 「おう……レナか。どうしたんだよ」 こいつは竜宮レナ。俺と同い年で仲間思いの優しい奴だ。去年この雛見沢に引っ越してきたらしい。 ───レナを犯したらどうなるんだろうか ときおり見せるかぁいいモードとやらに入って、俺のペニスにはぅはぅとよがり狂うのだろうか。 それとも激情に任せて、俺に汚い言葉を吹っかけてくるのだろうか…… 「……どうしたの、圭一君?」 「あ、ああ……悪りぃ悪ぃ……」 俺の様子を見てくすりと微笑んだレナは言葉を再開した。 「あのね、これ。今日学校で集まりがあってね……」 レナが小さな新聞紙にタッパーを差し出した。そして学校でおはぎを作っていたことを俺に伝えてきた。 「おお、おすそ分けか。サンキュ。」 「ふふ、魅ぃちゃんたちと一生懸命作ったんだよ」 ──────え? 「……魅音もか?」 「そうだよ、圭一君」 俺の中で黒いもやが渦巻いていく。 ───嘘だろ……だって魅音はさっきまで…… 「レ、ナ。このおはぎどのくらい前に作ったんだよ」 「え、っと2,30分ぐらい前かな」 ───馬鹿な。30分前といえば俺が魅音を犯していたじゃないか。 こみ上げてくる不安が徐々に実を結んでいく。 「あのさ、レナ。本当にそれ魅音と作ったのかよ……」 怪訝な表情を浮かべたレナは答えた。 「どうしちゃったの……確かに魅ぃちゃんと作ったよ。知恵先生と校長先生も一緒だったから、気になるなら後で聞いてみたらいいよ」 俺は確かに魅音を犯していた。でもそのとき魅音は別の場所にいた。じゃあ俺が犯していたのは一体誰なんだよ? まさか本当に詩音だったのか……? 俺の家に来ていたのは。でもきちんと確認していたではないか。あの魅音のほくろの位置、そして味も。 ……もしかしたら。どっちとも同じ位置にほくろがあったというのか? 有り得なくは無い。ほくろの位置が似通っている奴なんて大勢いるだろう。それがただ姉妹だっただけで。 ……そうだ! 詩音の護身用のスタンガンはどうした? 詩音なら俺であろうと容赦なく使って来たはずだ。でも……詩音はあの時携帯していなかっただけでは? ただ俺に忠告に来ただけだ。武器のようなものは必要なかった……もしくは故障中だったということも考えられる。 つまり俺は魅音か詩音かの明確な区別が付かないまま、ことに及んでしまったのだ。 ───本当に俺は詩音を犯してしまったのか……? がくがくとタッパーを持つ手が震えた。 「どうしたの、圭一君……顔色、悪いよ……」 レナの言葉など耳に入らなかった。ただあの時の詩音との会話が俺の頭の中で反芻されていたから。 ───なあ、詩音。俺がこのまま魅音に手を出し続けたら、どうなると思う?─── ───死ぬでしょうね─── fin
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/424.html
「はぁ…はぁ、はっ…、け、圭ちゃん…ごめんなさい…もう少しでいいですから…、はぁ…我慢して下さい…、お願い、お願いします」 身体が異常に火照っていた。 俺は、汗まみれの身体をやっぱり汗まみれの詩音の背中に擦り付けてしまいそうになりながら、必死で身体を支えた。 頭がクラクラする、それはきっと汗と詩音の身体から発せられている獣みたいな匂いのせいだと思った、いつもはとてもいい匂いがする詩音の身体が、今は動物みたいに野性的で官能的とも言える香りを発している。 背中がとても熱い、それはきっとこんなに可愛い女の子と、こんなにくっついてしまっているからで、それはきっと… ここが、こたつの、中、だからだ。 始まりは、冬の雛見沢だった。 雛見沢での初めての冬に、俺は悲しいまで惨敗を喫していた…。 身体が、まだまるで寒さに慣れなくて、家でも部活でも登下校中でも俺はただひたすらにがたがた震えているだけだった。 そんな俺を見かねた魅音は、俺にこういってくれたのだった。 うちにもう誰も使ってないこたつがあるから、よかったらもってく?、と。 俺は歓喜した、何故なら俺の部屋には暖房器具というものが無かったから。 しかし、折り悪くその日、魅音は用事が出来てしまって家を夜まで空けなくてはいけないらしい。 でも取りに来てくれるのは構わないよというので、雪がゴウゴウと降る中、俺は少し首をかしげながら魅音の家の物置に向かったら、そこにいたのは、こたつで蜜柑を食べながら、はろろーんと悪戯そうに頬笑む魅音の双子の妹だった。 そこからの事はあまりよくは憶えていない。 二人でいつも通りにじゃれあっていたと思っていたら、魅音の婆さんの声が聞こえてきて血相を変えた詩音に、こたつの中に引きずり込まれたのだった。 そして俺達は閉じ込められてしまったんだ、この、こたつに。 閉じ込められたというのは、どうも物置の中に置いてあった色んなものが、こたつの上や回りに雪崩の様に落ちてきたからの様だった。 というのは、俺達はこたつの中に埋もれきってしまってるから、外の様子がまるで分からないからで、俺は仰向けになった詩音の上に四つんばいを崩したような体勢で、もうずっと動けないでいる。 魅音の婆さんは、ひとしきり魅音を探すと諦めたのか、また何処かに行ってしまった。 それから二人で何とかここから抜け出そうとしてみたもののこたつは、まるでぴくりとも動きもせずに、布も何かに押さえつけられてるのか、全く動きそうも無かった。 問題はいくつもあった。 まずいくら冬とはいえ、こたつの中というのは、相当に熱くて俺達はお互い汗をだらだらだらだらとかきながら、半ば意識朦朧となりかけていた。 …そして、もう一つの問題は互い違いの体勢のせいで、俺は詩音の露になっている太腿と汗にまみれて透けそうになっている薄い緑色の下着を目の前にしている事だ。 それまで一度もそんな風にして見た事のないその場所は酷く肉感的だった。 俺が無理に四つんばいの体勢になっているのも、このせいだ、何もしないでいたら俺は詩音の大事な場所に顔を密着させてしまうのだから。 …俺だって年頃の男なんだから、本当はそうしてしまいたい、詩音の白い太腿に顔を埋めて、まるで変態みたいに大切な所に顔を近付けてみたい。 でも俺は男だから、そして詩音を何だかんだと言っても本当に大切な仲間だと思っていたから、逆にそんな事は絶対出来ないと思ったのだ。 詩音が言うには、魅音が帰ってくるのは夜の8時を回るらしい。 それまでまだまだ時間はあるのに、俺は無理な体勢がたたってフラフラとするぐらい、意識が朦朧とし始めていた。 幸い空気は、僅かな冷気と共に隙間から入ってきて、そのおかげで俺は、もうボロボロだけれど、何とか体勢を保てていた。 異変に気付いた、いや、気付かれてしまったのは詩音の方にだった。 「…圭ちゃん、もしかして……」 詩音の手の動きに気付けなかったのは、意識が朦朧としていたからとは言っても、やはり最悪のミスだった。 「圭ちゃん、あんた…いつからこんな…何でこんな無理してるんですかっ!」 詩音の手が俺の腰を触ると、俺は酷くヒリヒリした痛みと共に腰をびくんと震わせてしまった。 無理に四つんばいになっていたせいで、俺の腰と背中はこたつの発熱する部分にずっと当たってしまって、少しだけ火傷に近い状態になってしまっていたのだ。 詩音の指が、俺の腰をはい回る度に俺の身体はびくんびくんと震えてしまう。 「や、やめてくれ、詩音、大丈夫だから、本当に大丈夫だから、頼む、やめてくれよ…頼む」 …その時、俺は酷く哀れっぽい声を出していたと思う。 だってこのままでは気付かれてしまうと思ったから。 「…熱っ、ズボンの金具が…圭ちゃん、そんな事言ってる場合じゃないんです、自分で分かるでしょう…?」 そんなのは最初から分かってるんだよっ、と言いたくなるのを必死でこらえた。 でもそれよりも怖い事があるから…だからこうやって頼んでるんじゃねぇか…詩音…。 詩音が、俺のズボンに手をかけたのが分かった。 俺は必死に暴れた、今、そんな事されたら…俺はっ! 「やめろ、やめてくれっ、詩音っ、頼むから…」 「暴れないで下さいっ、暴れるなっ!前原圭一っ!…いいじゃないですか、どうせさっきから私のは見てるんですからお互い様です…、そういう事なんでしょう?」 そうだっ、そうなんだけど違う…、違うんだよ、詩音… 詩音は、中々外せない金具にイライラしている様だった。 ふいに詩音の手がズボンから離れた。 そして腰の後ろに回される。 ズボンに吐きかけられる詩音の吐息が少しだけ強まった気がした。 「やめろ…何して、詩音、何する、うっ…」 ジッパーが、少しだけ、開いた。 詩音の熱い息が、強くなった気がした。 く、口で、開けてる…? 俺は身をよじって、必死に拒絶しようとした。 なのに詩音は信じられないぐらい強い力で腰を抑えつけると、更にジッパーを開いていく。 「あ…あ…あ…あああ…」 もう間に合わない…。 身体から力が抜けていく。 気付かれてしまう、これだけは、隠しておきたかったのに…。 そして俺は、自分のこれ以上ないぐらい勃起してしまったものが、戒めを解かれて、柔らかい何かに触れたのを感じた、感じてしまった。 これ、詩音の…顔だ…。 それを考えてしまった瞬間、俺のソレはびくんと震えて、背中にぞくぞくするような快感が奔った。 俺はもう何も言えなかった。 自分を最低だと思った。 仲間だの何だの言いながら、下着を見ただけでこんなになってしまった、こんな状況で。 それだけならまだしも今、こうして詩音の顔に自分の汚いモノを擦り付けたと思っただけでこんなに気持ちいいと思ってしまっている。 …本当に、最低だ。 詩音が、何ていうのかが怖かった。 何となじられても仕方のない事をしているのに、やっぱりそれは怖かった。 怒られて、口を聞いてももらえなくなるんだろうか…、それとも気まずくなって段々と疎遠になってしまうんだろうか… とても、怖い。 ふいに背中に手を回されるのを感じた。 擦られるように優しく背中を撫でてくれている。 「…詩音?」 俺の声は少し震えていたと思う。 「…大丈夫ですよ、圭ちゃん、私は気にしません、だから圭ちゃんもそんなに気に咎めないで下さい」 その詩音の声は今まで聞いた事なかったぐらい、優しくてあたたかくて、俺は汗とも涙とも分からないものをぼろぼろと流した。 <続く>
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/152.html
厚手の布、豪勢なフリルとレース、それでいて華美すぎないどこか禁欲的な感じさえする服。 メイド服を着た人物がベッドに座っているのを鏡で見る。似合わない。 見ていたくなくて視線を再びスカートに落とす。縫製の良い物だ。 生地も良い。レースも下品にならない程度に付いている。 その裾から覗く自分の足をたどる。 細いが女性らしさとはほど遠いその足に、入江はため息をついた。 この足がもう少し柔らかであれば…何度そう思った事だろうか。 黒いソックスに包まれたふくらはぎにそっと触れる。 足だけでない、腕も、胸も、女性らしい柔らかさからはかけ離れている。 この体が女性の様であれば…幼い頃から何度思っただろう、悔いただろう。 その度に自分の体を見てため息をつき、時には涙したのだった。 似合わない。似合っていない。 鏡の中に写る自分を横目で見てもう一度ため息をついた。 顔立ちは整っていて女性的な優しさをたたえているし、 色素の薄い髪の毛が流れるうなじや指先や繊細さは間違いなく女性の物なのだが その体つきは女性の物である。と断言できるほど柔らかではない。 例えばこの胸。 豪勢なフリルに飾られた別珍の生地を撫でる。 膨らみのない平らな胸ではこの服は似合わない。 例えば鷹野の様に豊かな胸を禁欲的なこの衣装に隠すから良いのであって、 入江の膨らみのない胸では全く、滑稽ですらある。 生地の感触を楽しむように胸元に手を這わせる。 平らな胸ではあるが布越しに胸の突起が感じられる。 足に逆の手を這わせる。 女性らしい柔らかい曲線とは違う筋張った足。 黒いソックスに包まれてはいるが女性らしさは感じられない。 昔から、昔からこうだった。 骨と筋、手に伝わる感覚も柔らかい物ではない。 子供の頃から痩せ気味だった。食べても太らない体質なのだろうか、 羨ましがる女友達の豊かな体のラインをこっそり隠し見た学生時代の記憶が読みがえって来た。 太股も余り肉がない。筋っぽくガーターベルトが不釣り合いだ。 その奥、唯一自分が女性である証拠の器官に触れるとそこは既に潤っている様だった。 どうしてこうなのだろう。何度女性らしくなりたいと思ったか。 豊かな乳房や柔らかな尻に憧れ、その都度涙してきた。 女性らしくない自分を嫌い男らしく振る舞い研究に精を出した。 研究の分野では研究内容が重視され、自分の性別など誰も気にせず居心地が良かった。 もう、誰にも女性として見て欲しいと思わない様になっていた。 高ぶる熱は時々こうして自分で処理すれば良いのだから。 下着の上から濡れそぼった秘所をまさぐる。 滑りを使い秘裂に指を沿わせその奥を浅く抉る。 皮を上げ敏感な突起に触れると愛液がまたあふれ出した。 胸元のボタンを空けささやかな膨らみの上にある淡い色の乳首に触れると甘いしびれが走る。 幼女の未発達な胸の様な入江の乳首は酷く敏感だった。 診察用のベッドに座り、メイド服を着て自慰に耽っている己の姿を思うとまた一段と滑りが増した。 誰もいない深夜の診察所で淫猥な行為にふける自分。村の人間は想像しないだろう。 それ以前に皆自分を男だと思っているに違いない。 その自分がメイド服に身を包み患者用の寝台で自慰をしている興奮。 背徳感とも言える感覚に快感が増す。 「…っく…あ、ふ…」 食いしばっていた口元から吐息が漏れる。息が熱い。 右手で胸元をまさぐり、左手で秘裂を抉る。 人差し指でクリトリスを下からつつく様に刺激し、中指と薬指でぬかるんだ秘裂を擦る。 あふれ出した愛液を掬い肉の隙間にそっと指を進める。 第一関節まで差し入れると中は熱く濡れていて掻き回しても抵抗はない。 もう一本、指を差し入れ浅い位置で掻き回すと下半身に血が集まったような切ない感覚になる。 入江は我慢できなくなり胸を触っていた手を下に伸ばす。 もうスカートは乱れ、ガーターベルトと品のいい黒いストッキングに飾られた太股の辺りまで下着も下ろされていた。 「んっ…あっ…こんな…もう…っ」 堅く目を瞑り己の体だけに意識を集中させる。 刺激を与え続けたクリトリスは堅く勃起し、触れるだけで体が高ぶる。 胎内に二本の指を深く突き入れ限界はもうそこまで来ていた。 強い刺激を与えると切なくなり半身を起こしているのも辛くなる。 両手を太股で挟むように足に力を入れ胎内を抉り肉芽を抓む指に力を入れ、 絶頂はもうそこまで来ていた。 寝台の上で正座する様に座り、熱くなった体を絶頂に追いやる様に一気に責め立てる。 「あっ……っ…んっ…っ」 細い喉を逸らせ堅く目を瞑った。絶頂を迎えたのだ 体が少し震え、それから力が抜けた。 息を整え、酷く敏感になった体からのろのろと指を抜くと両の手ともぬらぬらとした液体で濡れそぼっていた。 ため息をつく。何だか分からないが罪悪感と、酷い虚脱感があった。 軽く頭を振り、シャワーでも浴びようと思考を切り替える。 「あら、もういいんですか、入江先生」 鷹野が扉の枠にもたれ掛かるようにして立っていた。 ねっとりとした視線が絡みつく。いつもの白衣に身を包んだ姿は美しかったが、 いつからいたのか、腕組みをして婉然と笑う様を入江は恐ろしいと感じた。 「勝手に入ってしまってすみません。何度も声かけたんですけど、夢中だったみたいで」 「た、鷹野さん…」 情けない事に声が上擦っていた。 そうだろう。誰だって自慰の現場を見られれば動揺する。 それが恋人や親しい者ならまだしも相手は同僚だ。それにここは診療所である。 診療所、そう何故今ここに鷹野がいるのだろうか。 「鷹野さんは、何故こんな時間に…?帰られたはずでは」 確か今日診療所を閉める際に鷹野は帰宅すると言っていた。 なにせ誰も残っていないのを確認して自慰行為を行っていたのだから。 入江の顔が赤くなる。 そうだ、自慰行為を見られていたのだ。 いつからかはわからないがあの様子だとしっかり見ていたのだろう。鷹野の顔が見られない。 「入江先生って、随分と素敵な声でいらっしゃるのね」 くすり、と小馬鹿にした様な声で言われ鷹野を見上げると楽しそうに笑っていた。 髪をかきあげる。長い髪がさらさらと流れる様子に思わず見とれる。 見られていた、聞かれていたと言う動揺よりも鷹野の女性らしい仕草に意識がいった 「あんな風に押さえた声も素敵。…興奮しちゃうわ」 笑うように細められていた目が薄く開き、唇が耳まで裂けたかの様に薄く開かれる。 剥き出しの腕に鳥肌が立つのが見ないでも分かった。 どんな口紅を使っているのだろう、舌なめずりをする鷹野の真っ赤な唇を肉厚の舌がなぞる様子は酷く淫猥で下品ですらあった。 ぬめぬめと光る唇を薄く開いてうっそりと笑う。 一歩、また一歩とこちらに歩いてくる。 ヒールがゴム張りの床を鳴らすくぐもった音を入江にはどこか他人事のように感じられた。 目の前に迫っている鷹野の行動がわからない事には対応もできない。 「た、鷹野さんっ」 ベッドの横に立たれ見下ろされると流石に焦る。一体どう言うつもりなのだ。 「あら、まだ分からないのかしら、そんな素敵な格好しておいて」 入江は自分の格好を再確認した。 はだけられた胸元にスカートはめくり上げられ太股までが露出されている。 丸まった下着が足首辺りに絡まっているこの状態では言い訳もできない。 尤も鷹野は随分と前から自分の自慰を見ていたようだから言い訳の余地もないのだろうが。 「もう満足してしまったかしら…まだだったら、私がしてあげても良いのよ」 屈んだ鷹野が耳元でささやくとそこからざわざわとした感覚が広がっていく。 先ほど吐き出したばかりの熱が集まっていくの感じた。 「た、鷹野さん、一体何の話をしてらっしゃるんですか…」 声のふるえは隠せなかった。鷹野が笑うと耳に息がかかり、髪の毛の流れる音が聞こえた。 「あら、そんな事もわからないのかしら、私がしてあげるって言ってるのよ」 耳に熱を感じた。鷹野はベッドに片手をつき入江の耳を犯す。 耳朶にそっと触れられ、柔らかい部分を唇ではまれる。舌でなぞられると体が震える。 邪魔なのか髪の毛をかき上げられる際に触れた爪の感触にまでゾクリとする。 「あっ…鷹野さんやめて下さいっ…」 鷹野の熱い舌が耳の奥深くまで進入してきた。 脳を直接犯される感覚。ぐちゃぐちゃと厭らしい音が鼓膜に響く 背筋に走る悪寒と紙一重の快感。両の手でシーツを掴むが体を起こしているのがやっとだった。 一体何故こんなことに、考えてみても答えは出ない。 ただ、股間がもう濡れて来ている事は確かだ。自分で触りたい。 しかしシーツを掴んでいないと体が崩れ落ちて仕舞いそうだった。 開きっぱなしになっていた口元から唾液がこぼれる。 「もう…やめて下さい…んっ…鷹野さん…っ」 濡れた音をさせて、耳が解放される。 額を当てる様にして見つめられる。 これほどに至近距離で鷹野を見たのは初めてだったが、整った造作を感じるより、 その奇妙な笑い顔に意識がいってしまう。背筋に冷たい物が伝った。 「本当に、やめて欲しいと思ってるのかしら」 綺麗な優しく指が頬から顎をたどり顔を持ち上げられる。 「一人で浅ましく声を上げていたあなたに私は必要なんじゃなくて?」 そう笑った鷹野の熱い舌に唇をなぞられる感触を、どこか他人事のように感じていた。
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/121.html
夏の終わり3の続きです。 ===== TIPS 「あなた」 貴方の手は気持ちいい。ただ、ちょっと切ない。 まるで私を壊れ物のように扱うかのように優しすぎる。その優しさが切なすぎて私が声をあげてしまうくらいに。 貴方の唇は気持ちいい。ただ、ちょっと温かい。 親鳥が雛鳥の毛づくろいを手伝ってあげるかのように優しすぎる。その優しさが温かすぎて私の身体が火照ってしまうくらいに。 貴方の舌は私を狂わせる。ただ、私を狂わせる。 まるで媚薬を飲まされたかのように狂わせる。その狂気が愛しすぎて私の身体で貴方を包み込んでしまうくらいに。 貴方に触れられるのが好き。 全身を使って貴方に愛されているのを感じられるから。だから私はその愛を一身に纏って生きたい。 貴方に触れるのが好き。 全身を使って貴方を愛しているのを伝えられるから。だから私は貴方の傍から離れる事を望まない。 だからお願い、悲しい顔をしないで。 私が傍にいてあげるから。 貴方に愛を与え続けてあげるから。 貴方が私にしてくれたように、私も貴方にしてあげることができる。 だからお願い、笑顔を見せて。 貴方と描く未来はもっともっと明るいものだと信じているから。 ===== 100年という積年の想いを一つ一つ伝えるが如くに愛を注ごう。 ―――出来る限り優しく。 「ん、…ぅ、んっ」 何度か私から仕掛けたキスはどれもが強引だったから、今はここぞとばかりに丁寧に口付ける。触れるだけ、押し付けるように、擦り付けるように、啄ばむように、何度も何度も音を鳴らして口付ける。 ちゅ、と音がなる度に沙都子の瞑った睫毛がふるふると震える。…私を感じてくれていたら嬉しい。沙都子の唇は何度触れても飽く事なく、いつまでも触れていたいと思う…反面その唇にしゃぶりつきたいという欲も生まれる。舌先をちろりと出し上唇を軽く舐める。 「ん、っぁ…」 ビクリ、という沙都子の身体の反応を見ると多分軽い口付けだけではそろそろ物足りなくなってきている頃。…いっか、入れちゃおう。 想うが早いか沙都子の半開きの唇に舌を潜り込ませる。温かい。背中に回された両腕が私の服をぎゅっと掴む、眉間に皺を寄せ頬を染めて私の舌に応えようとおぼつかない動きで合わせる。沙都子を気持ちよくしてあげたい…私の想いを身体で伝えたい、そしてその一つ一つに一生懸命応えようとしてくれる沙都子を感じる。 自分の想いを受け入れてもらえる事がこんなに幸せな事なんだと…沙都子を通じてそれを知れることが何よりも嬉しい…。 「ふ、梨…花ぁ―…ぅん…む、…っちゅ」 「はぁ…っ、ん、沙、都子…」 ―ちゅ、くちゅ、ぴちゃり。 想い合う二人の熱い塊が触れ合う度に艶やかな水音が跳ねる。まだキスだけだというのに息が乱れ、お互いの額にはじんわりと汗が滲む。 最初こそ沙都子の感じる表情を見逃したくなくて卑怯だなと思いながらも、口付けながら目を開けていたけれど沙都子の舌の甘美な感触を味わうが如く目を瞑りその柔らかさや瑞々しさに溺れていた。 どのくらい濃厚なキスを続けていただろうか、頭は朦朧としてきて身体はキスだけでは物足りなくなった。 沙都子に覆い被さる形で上にいる梨花の手は自然と沙都子の耳を触れるか触れないかの優しさで包み込む。背中で服を握っている沙都子の力が強くなる。――あぁ、気持ちいいのよね、沙都子…。 目を瞑っていたって沙都子の存在を感じれる事が嬉しい…そして切ない。今までこんなに愛情に飢えていたなんて。そう頭で思うだけで心がきゅっと締め付けられるようになる。沙都子、沙都子…沙都子沙都子…っ! 耳を触れていた手は徐々に下へ向かい、耳、首、鎖骨、肩、二の腕、と沙都子というキャンバスに緩やかに線を描きながら、そして二つの柔らかな膨らみへと辿り着く。 本当はいつまでも味わっていたいけど、怖がらせてしまっては元も子もないから名残惜しい口付けを中断させる。 「沙都子…痛かったら言ってね?」 「…ええ…でも大丈夫ですから安心してくださいましね」 「…沙都子?」 「梨花に触れられるだけで幸せなんですから、少し痛くても構いませんのよ」 そう言って笑う沙都子の顔は穏やかだった。 ありがとう、と呟くとこの年の発育にしては大分進んでいる沙都子の胸へと両手を進める。吸い付いてくるような肌が心地よい…心なしか健康的な肌色に朱が混ざっているのは私を感じているからだと自惚れていいのだろうか。 こんな時にまでまだ嫌われないかと怯えてしまう自分が情けない。でもそれだけ沙都子が自分の中でどれだけ大切な存在かというのを改めて感じられる気がした。 「あ…っ、…ん」 「…どう?」 「んん…、ええ…とても、いい気持ち、ですのよ。まだ少し…くすぐったいですけど…ふぁ」 「そう…それなら良かった…」 一つ安堵の息を吐くと両手をふにふにと動かしながら沙都子の首筋に唇を、舌を這わせる。 汗に混じって沙都子の匂いがする…頭がクラクラする。この匂いに狂いそう…、もう狂ってるか―だって私の息がこんなにも荒い。 沙都子はというと、私の手の動きに、舌の動きに全て反応を示している。私の頬にかかる吐息が熱い。 「…やぁ…っ、梨花ぁ―…は、ぁ……っ」 「はぁ…っ沙都子…」 「身体が…ぁっ、あ…熱い…ですわ………!」 「ん…もっと、もっと熱くなっていいのよ沙都子」 ――まだ発達途中のはずなのに感度はいい様子。これは育て甲斐がありそうね…。 私が圭一と初めて性行為をした時はもっと味気なかったわね、なかなか濡れなかったし…ここまで気持ち良さそうな顔もした記憶がない。 そして、ここまで幸せそうな顔をしたことなんて全くない。 唇と舌が沙都子を所有の証と示すように肌に吸い付く。朱を帯びてる沙都子の肌に開くは紅い華。水着の跡がまだ残っている幼さとは不釣合いの華。私からの刺激で汗ばむ肌にはまるで私と同い年とは思えないような色香が増す。 その紅い華に負けじと胸の先端に存在している、これもまた吸い付きたくなるような色合いの乳首。先端は反り立ち、指とは違う刺激を求めているのか私を誘っているかのようにも思えた。 ならば、とその願い叶えてみせよう―沙都子を味わうたびに口から溢れる唾液を刺激を待つ乳首に触れさせる。 「ひゃっ、ぁぁあぁあぁっ…!!」 「ちゅ…ぷ、…気持ち…いい……?」 「や、ああああ…っ、な、んですの…コレ…ッ!? …っ、ふぁあん…っっ」 「沙都子…可愛い…好きよ」 「は、っ…ぅぁ…、ぁ…わた、く…しも…ぁ…す、き…です…あぁっ」 ―沙都子の身体が私の舌と同調するようにビクンビクンと跳ねる。どうやら胸、気持ちいいみたいね…なるほど。…インプット。 右の胸を左手で、左の胸を口と舌、そして空いた右手は跳ねた際に出来る背中と床の間に忍び込ませる。 抱きしめながらも背中には指でラインを引く。背中を緩やかに指先で撫でるとまるで胸を強調するように背中が突っ張る。 沙都子の両脚を開かせるために間に身体を割り込ませ舌を胸より下へと移動させる。確か左の胸を強く揉んで上げると声が一段と艶っぽくなったからそこの攻めは背中に回した右手を移動させ、痛くない程度に少し強く押し上げるように揉んであげる。 「ぃや…っ! …んんっ…はァ…」 「ここ…気持ちいいわよね、沙都子」 「ああぁッ、や…ぃあ……ぅンっ」 「そう…気持ちいいのよね…フフ」 啼くしか出来ない沙都子の声で反応を見る。やっぱり私の思った通りのように左胸は弱いらしい…ちなみに右の胸は舐めてあげると喜ぶ。 ―私の手で乱れる沙都子の啼く声を聞くだけで身体が火照る。多分見なくても私のは溢れてるだろう…絶対。沙都子に触れるだけでこんなにも身体が疼くんだから沙都子に触れられたら多分すぐトンでしまいそうだわ。 小さな可愛いおへそへくにっと舌を入れ込んで見るとまた身体が跳ねる。まるで全身性感帯のよう。…と、気づくと両脚に入り込んだ私の身体の両脇から圧迫感を感じる。ぷにぷにとした肌触りは沙都子の太もも。見ると腰は断続的にビクビクと飛び跳ねている、――あぁ、わかった欲しいのね。…でもまだあげない。だって可愛いんだもん。 ヘソを通り越し、舌は更に下へと進む。ちゅ、ちゅと音を立てて口付けながら進み腕も一緒に下腹部へと続く。 こう沙都子に触れていて思うこと、やっぱり沙都子の肌はどこを触っても気持ちがいいと思う。前に触れられた時だって身体が疼いた。惚れてる相手だから、なのかもしれない…。 目を前に向ければ未だかつて一度も見た事がない沙都子の知られざる秘所…、身体の下にある脱いだ服にまで滴ってる液体。甘い匂い。 ――ああ…そうか、沙都子が私の手でこんなに乱れてくれるのは…こんなにも沙都子が幸せそうな顔をしているのは私を好きだから。…だから私は沙都子の声に匂いに温かさにあてられて狂っているのは、そういう事なのか。温かいものなのね…愛情ってのは。 そう理解したら突然涙が零れた。 「…ん…ぁ…………り、か?」 「…ぇ? あ、ごめんなさい冷たかった?」 「ど、どうしましたの?何か、…私してしまいました?」 「ううん、違うの気にしないで…ありがとう」 はあはあと息を切らせながら身体を起こし違和感に気づき声をかける。こんな時にだって私を気遣ってくれる事、そんな小さな事にも沙都子なりの優しさと愛を感じてまた泣けてしまう。 「梨花? …そんなに悲しい顔をしないでくださいましな…私まで悲しくなってしまいますわ」 「え、悲しい顔…なんてしてる?」 「ええ…、とても。何かありましたの?」 「大した事ないわ…沙都子が好き過ぎて涙が出てきただけよ」 「そ、それは嬉しいですけど…でも」 「沙都子は優しいのです」 心配そうに眉間に皺を寄せる愛しき人を安心させるため下腹部付近にある腕を少し移動させて頬を触れてみる。 ――冷たい…… 「…沙都子?」 「なんですの?」 「…あなた、もしかして…泣いてる?」 「…ふふっ、梨花が泣いてるからですわ」 「嘘」 根拠なんかないんだけど、ここにも沙都子なりの優しさと愛を感じた。だからきっとこれは本当の答えではない。 「――……あながち嘘でもないんですけれど、ね」 「……」 薄暗い部屋の中でじっと沙都子の表情を読み取ろうと目を反らさず顔を覗く。少し俯いた顔が正面を向いて、観念した表情を表す。 「理由を説明する事は別に忍びないんですけど…梨花、聞いても泣いたり笑ったりしないでくださいましね」 「分かったわ…出来るだけ努力する」 聞く内容によっての問題だから確約は出来ないわよね…と自分で言った言葉を頭で反復して納得していると、ふぅという吐息と共に少し諦めた顔の沙都子が言う。 「梨花が優しすぎるからいけないんですわ」 「え?」 「梨花に触れられる度に胸が切なくて何故か涙が溢れてきましたのよ。梨花に触れられるのは好き。…気持ちいいですし、ね。でもそれだけじゃなくて、触れられる度に胸が熱くなるんです。何なんでございましょうねこれは…でもちっとも辛いわけでも悲しいわけでもないんですのよ。例えるなら嬉しい、とかそういう感情に近いものなんでしょうけれど…上手く説明できなくて申し訳ないですわね…って梨花?」 「……っ……」 「聞いてましたか?私のお話―って、あらあら泣いてしまわれましたのね。梨花は泣き虫さんですこと」 「うるさいわね…仕方ないでしょ」 「そうですわね、私も泣いてますから仕方ないですわね」 ぼんやりと涙する私の手を小さくて温かな手が包む。 「だからね、梨花」 そう話しかける沙都子の声は柔らかくて、それだけでもとまりかけた涙が溢れそうになる。 「もっと私に触れて欲しいんですのよ、もっと梨花を感じたいから」 ―外を見ればもう一番星が見えるくらいの時間なのに、遠くからひぐらしの鳴く声が聞こえた気がした。 ――――― 「私を、感じたい…」 「ええ。…最初に言ったではありませんか、忘れてしまったんですの?」 ちょっとムッとした顔で問い詰められる。今目の前にいる沙都子があられもない姿でいる事すら夢なんじゃないのかと思えるくらい幸せな事がありすぎて、頭とか胸がいっぱいでパンクしちゃいそう。だから言い訳じゃないんだけどちょっと前の発言なんて思い返すのもなんというか…自分の恥ずかしい発言を思い出すのと同時で出来れば思い出したくないんだけどそういえばそうだった、…ような気がする。 「…ほら、分かりますでしょう?」 「え?」 部屋が暗かったおかげで悶々としている私に気づかなかったのかそっと、沙都子の柔らかい小さな手が重ねられる。夏の暑さのせいか、はたまた目の前の幸せに戸惑っているのか手にはじんわりと汗が滲んでいて、ちょっと気持ち悪いけれど、その手を掴まれそのまま沙都子の胸へと導かれる。 「ほら、分かりますでしょう?」 「なっ! ななななな何が!?」 「―ドキドキ、してます…でしょう…」 「…え、ぁ…」 「…感じませんか?」 「…ううん分かる、…そうね、すごくドキドキしてるわ」 言葉の通り、沙都子の心臓はドクドクと早鐘を打っている。 ――というか私の胸がさっき触っていたとは言え、こう素面の状態で沙都子の胸に触れているという事実で沙都子のよりも破裂しそうな勢いで早鐘を打っているというのは秘密。 「梨花? 突然どうかしたんですの?」 「え、え? 何が…!?」 「どこか調子でも悪いんですの? …それとも私の裸改めて見たら貧相なものだな、って思ってるなんて事はありませんわよねえ?」 「ま、まさかそんな! 寧ろ私の身体の方が貧相で羨ましいくらい!! ただ…いきなりそんな事言われるなんて、びっくりしちゃって」 「ちょっと前の梨花はもう少し自分のする事に自信を持っていたような気がしましたけど…、鷹野さん達の一件があってから何かに怯えるように生活しているんですのね」 「え…」 「梨花はもっと巍然とした態度でいてもらわないと、私もなんだか調子が狂ってしまいますわ」 「だ、だって…」 見たことのある世界であれば誰だって巍然とした態度で物を言ったり、行動したりできると思う…けど今の今である世界は今まで望んでいても見られなかった世界で、ましてや相手が沙都子ならある意味爆弾を抱えているようなものであって…生きるか死ぬかの瀬戸際で…えっと、そのとにかく私は他の誰に対してもここまで怯えた事がないからそりゃ、沙都子が不思議に思う気持ちも分かる。 でも沙都子が私の思いもしない事ばかりを私に与えてくれるから戸惑っちゃう自分だって…仕方ないと思うんだけどな。 「もう…、おかしな梨花ですこと。梨花から来ないんでしたら私から」 「それってどういう――」 突然沙都子の両手が私の頬を包む。指先が耳にまで届きさわさわと動くものだから自然と首をすくませる。肩が上がったためか両頬に添えた手は更に耳元へ押し上げられる。 ――あ、私の耳に沙都子の指が入った。自分の指ではない異質な感覚にすら身体が火照るような刺激になり、ゾクゾクという背中から来る快感と外界からの音が途切れてなんだか不思議な感覚へと追い込まれる。 こんな暗闇の中で見つめられても輝きは失われずキラキラとしている瞳。月の光が窓から差し込み、それが瞳に反射してキラキラと綺麗。それが幻想的で目を反らす事が出来ない…私を捉えるこの眼から逃れる事が出来ない。私の全てが沙都子から離れる事を望んでいない、どんな些細な変化も見逃さないように。だから私も沙都子の緋色の瞳を見つめる。その輝きが睫毛に覆われると私の唇に柔らかい感触…優しい口付け。 「ん、ぅ」 柔らかさが気持ちよくて鼻にかかった声をつい出してしまう。 ぴちゃ、くちゅ、ちゅぷと沙都子の唇が開く度、私の唇から離れるたびに透き通った水音がくぐもって聞こえる…。あれなんか…変な、感じが…する―――…。 それが何なのか分かるのは沙都子の舌をもっと深く味わいたくて顔を傾けた時、かさりと耳に違和感。 ―そうだ、沙都子の指だ。…理解。だからこんなに私の口元で鳴っている水音が外からではなく内からの音で私の中に伝わってくるのか。私の耳には沙都子と生まれる水音しか聞こえない。沙都子の舌が口内で暴れると私の頭のてっぺんまで響く、沙都子を感じる…今舌を吸われる、柔らかい熱い塊に絡み取られて吸われ舐められる。 ――ああだめ…なんかおかしくなっちゃいそう…あ、沙都子の甘い唾液が流れ込んできた、甘い…あ、あ…。 目を瞑っているのに頭には白くちかちかとした光、腰が浮くような感覚がクる。全身がゾクゾクする。 ――これ…、あぁ…あ…ダメ、頭…うま、くかいてんしてくレな…イ。ゃ、だめ、ダメだめ…だ、め――ッッ! * 「…ぷはっ」 「ふ、ぁ…あ?」 「どうでしたか、梨花」 「え? …んぁ?」 「ちょっと、聞いてるんですの? 梨花ァ!?」 あと一歩のところで、ちゅぽっという小気味のよい音と共にそれは途絶えた。 頭がぼんやりする。絶頂寸前の余韻が残っているのか思考回路が少し鈍っている。もうちょっとでトびそうだった…沙都子ちょっとテクニック凄すぎるんじゃない? …というよりも身体……辛いわね…。 「あ、あぁ…うん、すごい気持ちよかった…ありがとう沙都子」 「い…っいえ! そんなお礼を言われるほどの事でもございませんわ!梨花が喜んでくれるなら私はそれで充分嬉しいんですから!」 「…そう、ありがとう……」 「そ、それでそれで、あの…梨花? 」 「ん? 」 「…えっと、あの……その、この後はど、どうしたら…?」 「へ?」 「…お恥ずかしい話でありますが、私そういう知識があまりなくて…こ、この後どうしたらいいのか分からないんですのよ」 「ああ…そ、そうだったわね。ごめんなさい私だけ……」 「あ、別にそういうつもりで梨花に言ったのではありませんわ。まあ確かにいつもの梨花とは違う感じがして、それはそれで新鮮で楽しいんですけれど…その、やっぱり……あの、身体がまだ熱いと言いますか……ちょっとは落ち着いたんですけど、あのあの…今その梨花にキッ……キスをしてなんだかまた身体が火照ってしまったんですの。だからその…」 「ああもう分かった! 分かったわよ…だからお願い、そんな恥ずかしすぎて脳味噌がシュークリームになりそうなくらい甘いこと言わないで…う、嬉しいけど…その恥ずかしい…」 「え、あ…と、そんなつもりではないんですけれど…ちゃんと伝えないとだめだと思って言ってるんですけど、…そうですわね少し控えますわ」 「………………でも、たまには聞きたいから言ってくれてもいいわよ」 私の思いがけない言葉に呆気に取られる沙都子。こんな拍子抜けした顔にはポカーンという音がよく似合う。 「……梨花って、随分と我侭なんですのね」 ――――― 「じゃあ…いくわよ?」 「え、ええ…お願いしますわ」 やり方が分からないっていうんだったら仕方ない、本当のところ私の身体も大分刺激が欲しかったからあのまま沙都子にシてもらいたかったというのもあったんだけど、この際もうどうでもよかった。…いやどうでもよかったという言い方はあまりよろしくないわね、沙都子の火照った身体を先に慰めてあげる事の方が先決だと苦渋を強いられながら決断したというのが正しいかしら。まあどちらにしても私の心は満たされるわけで、他の誰でもない沙都子のためだったらこれくらいの欲望を抑え付けられる事だって私には辛くない。だって…今日の今日までずっと抑え付けられていたんだから出来ないわけがない。それに沙都子に触れられるのも当然気持ちいいけれど、逆に私が触れているのも気持ちいいし、私の手で乱れる沙都子が見れるのも嬉しかったので見本を示すという感じで私が先鋒を切る事となった。 ―という事で、もう一度最初から仕切り直し! なんてのもお互いに何だか気恥ずかしいので、とりあえず下に組み敷く沙都子の背中が畳の上とは言え痛まないように敷き布団だけ敷いてその上に寝そべってもらうことにした。 やっぱり裸を見られるのは恥ずかしいと言う沙都子のために明かりはここぞとばかりに輝いている満月の月明りだけ。綺麗ね。――なぁんて思って見惚れたら思い返したかのように私だけ裸なんてずるいですわよ、なんていつもの沙都子の調子に言われてしまったので渋々沙都子より大分見劣りのある身体を披露する事になってしまった。 梨花の身体は細くて、線が綺麗でいいですわね…と布団に寝そべる沙都子が羨みと慈しみのある表情を浮かべながら私の背中へ両腕を回す。この表情は沙都子の好きな表情の中でもトップ3に入るくらいのもの、…そう悟史の事を思い出す時の顔だ。実の兄を思う沙都子の気持ちは親愛という言葉で成り立つというのに、正直私は沙都子が悟史へ持つ特別なそれに対しても嫉妬した。私も沙都子の事を笑ってられないわね、きっと私の方がこの子よりももっともっと欲深い貪欲なモノなんだと思う。 背中に回された両腕がするりと滑らかに弧を描く。ゾクリという感覚が全身に走る。――私ってこんなに感じやすいのかと危なく意識がそっちに集中しそうになるのをどうにか止めさせ、意識を沙都子の身体へともっていく。先ほどみた感じだと秘所は大分濡れているのだが、初めては何分痛い。いや、ホント痛い。あの痛みを男性が経験すると失神するという話もあるくらいだから女性は痛みに耐えながら生きているんだな。 精神的にも肉体的にも何らかの形でたくさん傷をつけられてきた沙都子だからこそ、初めてだから、と言って強引に事を進めるのは気が引けた。だから出来るだけそこへ向かう恐怖を取り除くため、そして私を感じさせるためにする事があった。 ……いや、さすがに女性のソコを舐めるのは初めてだから上手くいくか分からないけど、圭一にやってもらった時の事を思い出せばいいかもしれない。多分。 「…みぃ、ボクはこれが初めてだから沙都子がちゃんと気持ちよくなってくれるかどうか分からないのです」 「え? でもさっき梨花―…」 「それは知識としてあるだけの話なのです、実際誰かと試した事はないのです」 「あ、それもそうですわね…」 「それとも沙都子はボクが他の誰かと経験してもらいたかったのですか?」 「……梨花」 「冗談なのですよ、ボクは沙都子以外の女の人は興味ないのです。にぱ~☆」 「……あまり笑えない冗談ですわね…」 「――何か不思議な感じがしたら言って下さいなのです」 「不思議な感じ?」 「はい、気持ちいいのが続くと段々と自分の意思ではない何かが生まれてくる事があるのです」 「…それはどんなものなんですの?」 「みぃ☆それを言ったら沙都子はそれを意識してしまうから教えてあげません、なのですよ」 「…むぅ、よく解っていますわね」 「ボクは沙都子の事をずっと…ずっと見てきたのです、それくらいは解って当然なのです」 「…梨花」 「だから沙都子は……ボクの事だけ、を感じてくださいなのですよ」 「ええ、…梨花だけを感じさせて頂きますわ」 ちゅ、と感謝の意で軽い口付けを沙都子に落とす。 まだ完全に咲き誇っていない沙都子の花弁を下で花開くように恭しく舌で舐める。女特有の匂いとは別に沙都子の甘い…ミルクのような落ち着かせる匂いがする。その匂いに後押しされるように丁寧に丁寧に、花弁をなぞる。 「…ん、なんだか…くすぐっ、たいですわね…ふ…ふふ」 「まだまだ、これからなのですよ」 さっきの嬌声は身体がそれに対応していたからの事でどんな刺激も快感になっていたのだけれど、多少身体の火照りが落ち着いてしまったためか、まだ沙都子の身体では秘所への刺激も快感というより先にくすぐったいという感覚に近い。身体の発育は良くてもそういうところは多分歳を重ねないと発達しないのか分からない。…だって私と沙都子は同じ歳なんだから分かるわけもない。 「ふぁ…ぁ……」 「ん、ちゅ…どうですか? 沙都子…」 「はぅ…、ん…身体が…はぁっ、…熱くなってきまし…た…ゎ」 「いいのです…もっと、もっと熱くなるのですよ…」 さっきまでは体温も特に変わりはなかったのだけど、段々と熱が帯びてきた。次第に沙都子の余裕もなくなり、声が段々と艶めいた女の声になっていく。 その声がもっと聞きたくて、もっと気持ちよくさせたくて舌を押し付けるようにして舐める。…愛液の量も徐々に増えてきている、自分以外の女の人の味はこんなに魅力的なんだろうか?猫がミルクを舐めるように一滴たりとも逃さないとばかりに舐め回し、花弁に吸い付き吸い上げる。 ―じゅぷっ…ぢゅッ、ちゅぶぶ……ッッ! 「ひゃぁ…っ!やぁ…音、あ、恥ずかし、……んぁあああっ」 「沙都子のものですよ、ボクを感じている証拠なのです…もっと、声出していいのですよ」 「や、ぁあっ、だ、…めぇ」 「もう…止められないのですよ」 ――そう、止まる事なんて出来ない。先ほどは自分もしてもらいたいなんて思っていたけれど、今は沙都子の匂いに、声に、温かさに中てられてしまって自分を止めれない。止める気なんて毛頭ない。ただ…私は沙都子を、愛情を貪るだけ――! 「り、か…ああぁああ…ッッ!!」 「ん…沙都子…はぁッ、…どう?」 「あ、あ、…ああ!」 もう言葉を発する余裕もなくなったのか、私の問いかけに反応が鈍くなった。返答の代わりに聞こえる嬌声が耳に心地いい。たまに寝言でむにゃむにゃ言う声ですらドキリとした事がある沙都子の声が、まさかここまで色気の含んだ声になるなんて誰が想像出来るか…きっと今この場で沙都子を啼かせている私だけしか分かるまい。 ――他の誰にだって聞かせてやるもんか。 「沙都子、こっちはどう?ちょっと刺激が強いわよ」 「は…はひ、…ふあ、っ」 性感高まる刺激を与え続けてくると秘所には存在を強くしてくるものが現れる。花弁の上にちょこんとある芽。 まだ身体が温まってないと皮を被って保護しているのだけれど、血液が充満する事によってその主張は段々と膨張していきいつしか張り詰めたものとなる。その肉芽を軽く舐めてあげる。 「ああああああっ!」 「沙都子、今のはクリトリスというところよ。気持ちいいでしょう?」 「はあっ!はあ…っ、す、ご…」 「ふふっもっとしてあげるからもっと啼いて感じて。私だけに聞かせて、沙都子の声…」 「ふああああん…っ、や、はぁあっ!」 今まで感じた事のない強い刺激に沙都子は翻弄される。目線を上に沙都子の顔を見上げてみると顔が桜色に染まり目には涙を浮かべてる。頭をいやいやと左右に振りながらも沙都子の印であるかのような八重歯を見せるくらい大きく口を開け嬌声をあげている。――やばい、それを見ているだけでも頭おかしくなりそうかも。 肉芽を舌で上下に、左右に、はたまたぐるりと円をかくように、優しく舐める。感度がいいこの場所はあまりに強引過ぎると刺激が強すぎて痛みを伴う事がある。―というかあった。だから出来るだけ優しく、自分の中の激情を少し抑えながらも熱を加えて舐めまわす。 「んぁぁぁっ!な、…これ…梨、花ぁ…!!」 「なぁに沙都子…んむ」 「は、ぁ…頭、しろ…く、ぁあっあ、あ、ああああっ!」 「沙都子が私を感じてる証拠よ、怖くないわ…」 「や、あぁ…っ、はぅっ、あ、ぅ、ん…あ…だめ…ああ」 刺激が強く、それに耐えよう逃れようとするのか無意識に私の舌から逃げようと沙都子の腰が跳ね踊る。女の身体ってのは天邪鬼なもので、腰を振って刺激を貪ろうとするのにわざわざ自分から逃げてもっともっとと願う。本当に勝手なものだ。 ―今の沙都子は腰はおろか両脚ですら震えて跳ねて、身体が絶頂へ向けての準備が着実に進行していた。とろとろと甘い匂いを発しながら溢れてくる泉の根源は初めてだというのに、ひくひくと収縮してその口に咥えるモノを欲しがっている。…なんて淫猥なんだろう、この娘の…いや違う、女の淫奔さは。 その貪淫の欲を今すぐにでも解消させてあげたいが、沙都子の身体への苦痛を出来るだけ緩和させたい…という気持ちはどこへ行ったか、自分の手でもっともっと乱れた沙都子を見たい。感じさせたい。狂わせたい。啼かせたい。壊したい。沙都子に…私だけの沙都子に私というものを刻み付けたいっ!私だけの私だけのワタシダケノ―… 「ああっ!、はあ…ぅ…ん、ぁ…んああああ」 「沙都子…沙都子…」 「り、ぃ…か…ああああ、だめ、何か…く、る…ふぅっ…ああ…んぁ」 「イって…、私の舌でイキなさい」 「や、梨花…! 梨花ぁああっ!!」 「……沙都子ッ!」 初めての絶頂へ押し上げられる沙都子。経験した事のない宙に浮くような、身体の奥から突き上げられるような、息の詰まるような感覚に晒され、不安の塊が沙都子を覆う。沙都子の間に入っている私の後頭部をかき抱き私が今ここにいるという事で安堵感を得たのか嬌声は更に艶を増し大きくなる。 それに伴い私の舌から逃げられないように沙都子の両脚を空いてる両腕で押さえつけ、更に私の身体ももっと沙都子に近づける。もう、沙都子は私から逃げられない―― 「あ、や…ぁ…いやぁ! だめ、やぁ…怖い…ぅ、梨花…ぁっ!! 梨花ぁ! はぁ…梨花!」 「大丈夫…私がいる」 「んあ、あ、あ…ぁは…、な…か……来る…ああああ、ああっ」 「…イくのよ、沙都子」 ―じゅるっという音と共に沙都子は今までにないくらいの声をあげる。 「ああっ! ん――ああぁああぁぁああああっっ!!!!」 ――ビクビクビクッと身体が、四肢が跳ねる。達したのだ。 はあはあという乱れた吐息の中に余韻が残っているのかまだ少し喘ぎが混ざる。 「は、ぁ…梨花…ん…」 「気持ちよかった?可愛かったわよ沙都子」 「は、恥ずかしかった…ですわ…はぁ、ぅ」 「そう、それは大変だったわね。…でも、これで終わりなんかじゃないわよ?」 「…へ? り、か…? …ふぅ」 「私の貴方への想い…これだけじゃ足りない。もっと…もっともっと…もっと貴方の身体に私の存在を教えてあげるわ。一生忘れられないくらいに、私を感じさせてあげる。」 「…梨花…ぁ?」 「もう…止められない、止まらない。沙都子には私の全てをあげる、だから沙都子も私に全てを頂戴」 ――私の中の、100年も眠っていた鬼が目覚めた気がした。 夏の終わり5に続きます。
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/461.html
前回 鬼畜悟史~ソノザキシマイ~ 沙都子のにーにーを確認するだけなら学校でも済ませることができる。 しかし僕自身が聞いてもうまくはぐらかされる気もしたので、ここは詩音にいかせることにした。 詩音は沙都子に『ねーねー』として慕われているようだし、実際とても仲が良い。 もちろん終わったあとの詩音には『ご褒美』がある。 詩音は僕の話を聞くとすぐさま話を聞き入れ、沙都子に話しかけていた。 容易い。容易すぎる。このまま一日に一人のペースで落としていけば沙都子を含めてもあと3日で終わる。 あと3日が部活メンバー全員のタイムリミットなのだ。僕を傷付け、裏切った女たちを絶対に逃がしはしない。 たとえどんな事が起きても絶対に全員を喰らいつくし、僕の性奴隷にしてやる。 井の中の蛙は幸せでした 井戸の外に何も興味がなかったから 井の中の蛙は幸せでした 井戸の外で何があっても関係なかったから そしてあなたも幸せでした 井戸の外で何があったか知らなかったから Frederica Bernkastel ひ ぐ ら し のなく 頃 に ~ 鬼 畜悟史 ~ 第四話 ~にーにー~ 校舎裏に沙都子を呼び寄せ、率直に『にーにー』とはどちらを指すのか聞いてみた。 「詩音さんは何を言ってるのでございますの?にーにーはにーにーですわよ」 「じゃなくて、今の沙都子のにーにーっていうのは悟史君と圭ちゃんのどちらを指すのかってこと」 「それは……ん……えぇと……」 案の定、沙都子は悩みだした。 恐らく『にーにー』という言葉は両者に使っていたのでどちらかと聞かれても答えきれないと言った所だろうか。 「どっちですか?あ、両方というのは無しでお願いしますね」 「ぁぅぁぅぁぅぁぅ……」 困ってる困ってる♪あ~もう本当に可愛いな~。 これならレナさんがお持ち帰りしたくなる気持ちも分かる。 そんな事を考えていると沙都子が本当に小さく、ぼそっと、呟いた。 「圭一さんですわ……」 悟史君の予想が的中してしまった。 今の沙都子は恐らく圭ちゃんに恋をしているのだろう。しかし、流石に年齢差や圭ちゃんがレナさんを好きだと知っている事が告白に歯止めを掛けている状態。 そして、圭ちゃんを『にーにー』と呼ぶことでまるで恋人のような気分を擬似的に味わっている。 しかし例えそうであっても、沙都子には悟史君を嫌う要素なんていうのは無い筈だ。 仮にもかつては悟史君を『にーにー』だと呼んでいたのだ。その気持ちがすぐさま薄れることは無い。 やはり杞憂は杞憂のままだった。 私はそのまま踵を返し、その場を立ち去ろうとしたが沙都子が呼び止める。 「あの……詩音さん。少しお聞きしたいことがあるのですけど……」 「何ですか沙都子。遠慮せずにどんどん聞いちゃって構いませんよ」 沙都子はしばらく俯きながら何かを考えているようだった。 聞きたいんだけど、こんなこと聞いてもいいんだろうか? という心の声が丸分かりだ。 やっと決心した様子の沙都子。 しかし、その後続く沙都子の言葉は、私には全く予期できないものだったのだ。 「私のにーにーは……一体何を……詩音さんとやってらっしゃたんですの……?」 「何の話ですか沙都子?」 「私見てましたの。にーにーと詩音さんが裸で絡み合っていたのを」 え…………?私の身体が足のつま先から頭の先まで徐々に石化していくのが分かる……。 「一昨日でしたかしら。私はにーにーが詩音さんに家のお手伝いをして欲しいと頼んでいるのを耳にしましたの。 その時は、何故私も誘ってくれないのだろうと怒りましたわ。だけどすぐに考え直して、きっとにーにーは私に手を煩わせたくなくて言ってくれなかったのだと思いました。それでも私はにーにーの役に立ちたかった!だから……だから……!私は……にーにーを驚かせる意味も含めて、気づかれないように他の部屋から家の中に入りましたの!」 そ、そんな……。 まさか、沙都子が家の中にいるなんて考えもしなかった。 「私はにーにーを驚かせたかった!きっとにーにーは驚きながらも喜んでくれると思ってた!だから私はにーにーが居る部屋まで忍び寄って勢いよく開けようとしたんですの。そうしたら、中から詩音さんの声が聞こえてきましたわ。私は何の気もなしに襖を少し……少しだけ開けて、中を見てしまいましたの。そうしたら…………!」 沙都子は途中から涙目になりながらも『あの日』の出来事を語っていく その様子はとても見るに堪えないものだった。 「怖かったですわ!あんなにーにー見たこと無かった……!詩音さんだって!詩音さんはまるで洗脳されているみたいでしたわ。わたくしは襖の間からにーにーの顔を見ましたわ。詩音さんがにーにーに何かを誓ったときのにーにーの顔は、まるで悪魔のようだった!」 沙都子の言葉の一つ一つが私に突き刺さる。 私は何をやっていたのだろう。あんな悟史君が今まで好きだったのだろうか。 そんなはずは無い。私が好きな悟史君は……優しくて、でも心が強くて、私を心の中から暖かく包んでくれる太陽のような人だった。 なのに何処で、何処で悟史君は『悟史君』では無くなったのだろうか。 「詩音さんお願いです。あのにーにーはねーねーの理想の『にーにー』では無くなった。だからあのにーにーから別れてくれませんか。わたくしは決して意地悪で言ってる訳じゃないんですの。ただ、ねーねーが心配なんですの。このままいくとねーねーがどんなことをされるか分かりませんわ。だから……お願いですの……」 沙都子は私の痴態を見ても私をねーねーだと見てくれた。そして私を心から心配してくれている。 こんな沙都子を……私は……悟史君に売り渡そうとしていたなんて……! そっと沙都子の身体を抱きしめる。その身体は華奢で、こんな子にあんな心配をさせていた自分を殴り飛ばしたくなる。 今まであんなに好きだった悟史君を拒絶するのは辛かった筈なのに、この子は今まで全く辛さを見せなかった。 そして私はこの子の苦しみに気づけなかった! 「沙都子……!ごめんね……!!つらかったでしょう……!!」 「大丈夫ですわよ……。わたくし、耐えるのは慣れているんですのよ……」 私は涙が出てくるのを抑えることができなかった。 そしてそれを見て、沙都子も堰を切ったように涙が零れる。 私たちは抱き合いながら、しばらくの間二人で泣き続けていた……。 そして私たちは泣き終った後、二人で悟史君の心を元に戻す方法を探り合うことを誓い合い、 明日また興宮の図書館で会うことを約束して別れた。 けれども、今まで気づかなかった。 カラン…………。 空き缶が転がる音に私は、はっとする。 そう、私たちの他にさっきの話を聞いている人物の存在に気づかなかった。 そして気付いてしまった。 私の背後に悟史君が立っていることに。 ぞくり、と背筋が凍る音。 悟史君の鷹のような鋭く冷え切った眼光が私を射抜く。 「あ……ぁ……」 その眼光に射抜かれた私の心は既に悟史君に掴まれていた。 足がガクガクと震え、崩れ落ちる。 こんな悟史君を私は見たことが……無い。それは昭和57年に沙都子のことで喧嘩をしたときの比ではなかった。 そしてその首には血がわずかに見える。 悟史君の眼光は私にこう言っていた。コノ裏切リモノ、と。 謝る為の言葉さえも喉に突っかかって出てこない。 「悪い猫さんには躾が必要だね」 穏やかに、しかしその中に確実に怒りが混じった言葉。 悟史君が右手に握っていたバットに力が入る様子が見て取れる。 でも、恐怖で足が動かなかった。 私は……駄目かも知れない……。 沙都子、ごめんね その言葉を呟いたとき私は後ろから何かを背中に押さえつけられ……意識はそこでブラックアウトした。 「遅かったですわね。約束をしたほうが遅れるなんて無様にも程がありましてよ」 次の日。詩音さんと約束した通りに図書館で私たちは落ち合いました。 けれど遅れてきた詩音さんは体調が悪いのか少しフラフラしてる。 「どうかしましたの?なんだか凄く顔色が悪いように見えますけど」 「昨日は少し風邪を引いたみたいで。まだちょっと体調が優れないです」 「全く……。どうせこれからの事を考えていたら夜更かししてしまったんでしょう?今から二人で話すんですから そんなに考えなくても良かったのですのに」 詩音さんは本調子ではない様子。ここは私がしっかりしなければ! 「で、これからどうしますの?もしかしたらまたにーにーが雛見沢症候群を発病しているのかもしれませんから 一度監督の身体検査を受けさせるべきかも知れませんわね」 自分ひとりで今後のことについて詩音さんに話す。 でも、詩音さんはほとんど喋ってくれない。もしかしたらかなり詩音さんはきついのかもしれない。 「仕方ないですわね。今日はもうお開きにしますわ」 「え、沙都子?」 「今度来るときはもっと体調を整えてから来ることですわね」 今日はもう解散すると詩音さんに伝え、その場を立ち去ろうと思い詩音さんに背を向ける。 ばたん。 「………………?」 何の音?私の背中の後ろで何か変な音がした。 振り向くとそこには床に倒れた詩音さんの姿が。 「し、詩音さん!?」 急いで駆け寄り、身体を起こす。 しかし、私が駆け寄ったときもう一人駆け寄ってきた。 恐らく図書館の職員さんだろうと思ってその人物を見て…………。 「詩音!大丈夫かい詩音!」 なんとあのにーにーだったのだ。 にーにーがここに居る!?今日ここに来る事は二人だけの秘密だったはず! 一体何故にーにーが!? 「沙都子!」 呼びかけられ少し身体を震わせる。駄目だ。にーにーを私が怖がっていることを知られちゃ駄目だ。 それに、にーにーは本を読むのが好きだったじゃないか。だから本当にたまたまここに居るのかもしれない。 いつも通りの反応をするんだ。いつも通り。いつも通り……。 「何ですのにーにー!?」 「詩音を僕の家に運ぼうと思うから手伝ってくれ!」 にーにーの家……か。確かにここから近いし、部屋も多い。とりあえずにーにーの家で看病して監督に連絡するのが良いかもしれない。 けどあそこは『あの日』の行為を見たせいであまりいきたくなくなった。 でも今はそんなことを言ってられない緊急事態だ。 「よし!じゃあ行くよ!」 にーにーは詩音さんをお姫様抱っこして人目を気にせずに走る。 タクシーを呼びたかったけどお金が無くては仕方がないですし。 ふと、詩音さんのポケットの中にお金が入ってるんじゃないだろうかと思ったが そのときにはもうにーにーの家は近くだった。 詩音さんをお布団に寝かせ、額に水で濡れたタオルを被せる。 本当にどうしたのだろうか?大体、私の健康管理までしている詩音さんが自分の体調を悪くするなんて有り得ない。 一体何が……? 「詩音は大丈夫かな……?」 「詩音さんの事ですから明日にはケロってしているに違いありませんわ」 「そうだね……」 しばらく沈黙が場を支配する。私には『あの日』のせいでにーにーと話すことが思いつかなかった。 「ねぇ沙都子。ちょっと話があるんだけど」 「……なんですの?」 「沙都子はさ、一昨日僕と詩音のセックスを見てたよね?」 「え…………!?」 「誤魔化さなくてもいいんだ。あの時僕は気付いていたんだからね」 ばれていたみたいだ。では、にーにーはばれていることを承知の上で行為に及んでいたということ。 一体何のために? 「沙都子は今、僕のことを警戒しているよね。それは仕方ないと思う。誰だってあんなものを見れば僕を疑う」 「じゃあ……にーにーは何故、私に見せ付けていたんですの?」 するとにーにーは恥ずかしがりもせずさらっと言ってのけたのだ。 「沙都子にセックスの気持ちよさを伝えたかったんだよ」 躊躇いも何もなく、真面目にこんなことを言い出した。これじゃあ、私の方が恥ずかしくなってしまう。 「な……なんて破廉恥な事を……不潔ですわ!」 「破廉恥……?沙都子だっていつも言ってるじゃないか。早く大人になりたいってさ」 「確かに言ってますけど、それとこれとは話が違いますわよ!」 「何も違わないよ。大人はセックスをするんだ。だから沙都子にも早くできるようになってほしいんだよ」 あのにーにーがこんな破廉恥な人だったなんて……。男の人っていうのはみんなこんな感じなんだろうか。 でも、一昨日の詩音さんだってかなり気持ち良さそうな顔をしてらしたし……。 圭一さんだってロシア系AVなんて物を見てるらしいですし……。 「それでね、僕は思ったんだ。最近沙都子は身体的に成長してるし、そろそろ僕がセックスがどんなものか 教えたほうがいいかなってね」 「セ……セックス……ですの……?」 「ああ。嫌なら別にいいんだ。でも、沙都子だって早く大人になりたいよね?」 「それは……そうですけど」 「じゃあ練習しようか」 「……うぅ」 にーにーは早速ベッドやらなんやらの準備を始める。観念しよう。 今日はとりあえずにーにーに教えてもらおう。 「あの……にーにー、優しく……お願いしますわね」 「うん、分かってるよ。沙都子は僕の妹なんだから」 そう。沙都子は僕の唯一の肉親なんだから……ゆっくり、じっくり、調教してやるよ……! 「じゃあ、まずキスから行こうか」 「うぐぅ……」 「大丈夫だよ。何も怖くないし、僕に身を委ねてくれればいい」 まず、羞恥心に染まる妹の唇を奪う。年端もいかない少女━━しかも妹━━の唇は柔らかい。 「ふむぅ……む……はふぅ…」 最初はただ唇を合わせるだけのキス。そして徐々に激しく。 小さな舌を絡めとリ、僕の唾液を沙都子に塗り、沙都子の舌の裏を舐め、歯茎をなぞり、下唇を吸い上げる。妹は息づかいを荒くし、ファースト・キスをただただ味わっていた。その顔がたまらなく可愛くて僕はさらに舐め回す。 ぴちゅ、ちゅ、ぴちゃ…… 響き渡る音で、さらに沙都子は赤面する。耳だって真っ赤でまるで沙都子が沸騰したようだった。 その初々しい反応が僕をさらにたきつける。一切の抵抗を許さないように、さらに沙都子の口内を侵食した。 「はむぅ、うん、んん……!」 あらかた舐めてから沙都子に聞く。 「どう?気持ちよかった?」 「……すごく……変な気持ちでしたわ。これを…気持ちいいって言うんでしょうか……? それに、身体がこう……何かを求めるんですの……」 何かって?アレしかないだろう!だがまだ前戯が終わってない。終わったらたっぷりとその身体にアレを埋め込んでやる。 「よし、じゃあ次のステップに移ろうか」 「次は何ですの?」 「胸だよ、沙都子」 沙都子のボタンに手を掛け、全て外すとそこからは少し膨らんだ胸が出てくる。 ……ってか、おい。ノーブラだと?男を誘っているのか? まぁ、ブラジャーを外す手間が省けた。それに沙都子の乳首を早く見られたことでよしとしよう。 「沙都子は胸を大きくしたい?」 「もちろんですわ。大人の女の人はみんな大きいんですもの」 「じゃあ、胸は揉まれると大きくなるって知ってた?」 「そ、そうなんですの?じゃ、じゃあ、揉んで下さるかしら」 揉んでくださるかしら、だとさ。……も、萌える!赤面しつつも 『勘違いしないことですわ。胸が大きくなるから揉んで欲しいんですの!決して気持ち良いからなんて理由ではありませんわ!』 という感じのツンデレっぷりに萌え死んでしまう!しかも妹属性付きの上、(似非)お嬢様言葉という特殊能力付き!? これはもう喰ってしまうほかあるまい!ではさっそく……! 「ひゃあ!にーにー、そんなに激しく……きゃう!」 我慢できなくなった僕は、いきなり沙都子の乳首をしゃぶる。 まるで赤ん坊のように力の加減を忘れ、しゃぶりつつも余った手で沙都子の両胸を揉んでやる。しかしこれはこれでいい。 沙都子は胸を大きくしたがっているが、無理に大きくする必要を感じなかった。小さいものには小さいものなりの良さがあるようだ。 「あぅ……んっ、んぁ!これが…気持ちいいって事ですのね……」 やっと自覚し始めた沙都子に追い討ちをかけるように、今度は沙都子の乳房を舐めてやる。 乳房を、乳輪を、乳首を……。あらゆるところを舐め、沙都子に快感を蓄積させていく。 いつの間にか硬く尖った乳首を引っ張り、押しつぶし、吸い上げる。乳首を傷つけないように軽く噛み、舌で硬い乳首を転がしてやる。 すると沙都子は僕のあらゆる責めに色っぽい声をだして反応する。 胸を重点的に責められたせいかもしれないが、どうやら沙都子は胸が弱いようだ。これからのためにも記憶しておかなくては。 最後に強く乳首を吸い、唾液で濡れた乳首に息をふっと吹きかける。 「ふあぁぁぁぁ!」 沙都子はいきなりの温度差を伴う責めに対して過剰に反応してくれた。 よし。沙都子は既に出来上がっているようだ。これなら……。 「やぁ!」 沙都子のわずかな抵抗は無視して沙都子のズボンを下げると、やはりパンツには大きなシミが出来ていた。 そのシミの中心を布の上から強くなぞって見る。 「はぁ!ああふぅ!ひぅぅ!」 感度は十分。さて、妹の未開の地でも開拓するか。 沙都子のパンツを脱がせ、本人でさえも触らなかったスジが僕の前に披露される。 ……これが我が妹のスジなのか……。まだ毛も生えてない、とても小さな入り口を手で開き視姦するように凝視する。 そこからは愛液が溢れており、とても綺麗なピンク色をしていた。 ━━━そろそろ本気でヤるか。少し浮かれすぎて本来の目的を忘れかけていたようだ。 「魅音。起きろ」 僕は隣で寝ている「詩音」に話しかける。 「へ?そこにいるのは詩音さんですわよ?」 すぐに「詩音」は目を覚ました。そして、起きあがるとすぐに「詩音」の服を脱いでいく。 「詩音……さん……ですわよね……?」 そこにいる「詩音」は答えない。身に着けていたもの全てを脱ぎ終わると「詩音」のスカートの中に入っていたゴムバンドを取り出し それを自らの髪の毛に縛り付ける。何所からどう見てもその姿は「園崎魅音」だった。そして、その人物は遂に口を開く。 「いや~!私もそろそろ我慢できなかったんだよね!悟史……この子、頂いて良いんでしょ?」 「あぁ。僕の邪魔にならない程度なら沙都子は好きにしてかまわないぞ」 沙都子はこの状況に対応できていない。しかし、本能的に身の危険は感じているようだ。 だがその身体は僕にがっちり捕まえられていて動けない。 「にーにー……?これはどういうことですの?何故魅音さんがここにいらっしゃるんですの?」 全ては昨日計画されたことだった。 昨日僕はそれとなく沙都子と詩音の後を付けていった。当初目論見は達成されたように思えたのだが事態は予想外の方向性を見せる。 なんと沙都子が僕と詩音の性行を目撃してしまっていたのだ。あのときは確かに無防備だったかもしれない。 その上、沙都子は詩音に僕と離れることを勧め、それに詩音が賛成してしまった。 『にーにーがにーにーでなくなった』だと? 妹の分際で何をほざいている!お前は僕の疫病神でしかなかったのに、お前は何様なんだ!? そして詩音も。家畜が主人を裏切るなどあってはならない行為。家畜風情が……! 突然首が痒くなってきた。でも精神は限りなくクールだ。 あいつらは僕に逆らおうとしている。すぐに×しなければ。あぁ、痒い痒い痒い痒い痒い! 僕は詩音が沙都子と別れたあと、詩音の後ろから近寄る。 詩音は何かに気付き、僕を見て、そして跪いた。ゆっくりと近づく僕の手にはいつの間にかバットが収められていた。 その目だ。その目。自分より立場の強いものに怯える目。恐怖が織り交じったその顔。その顔をこのバットで殴りつければ その顔はひしゃげるのだろうか。そしてその身体から暖かい朱い水が溢れ出て来るのだろうか。 だが、僕がバットを振り下ろす寸前に詩音の背中からバチッ、っと音がして詩音が倒れる。 {詩音の後ろに立っていたのは果たして魅音だった。倒れた詩音を二人でじっと見つめる。 「この子、どうすればいい?」 「じゃあ地下拷問部屋でこいつを調教してやってくれ」 必要最低限な会話で終わらせる。そして帰ろうとしたときに思いついたのが今回の作戦だった。 魅音が詩音になりすまし、病気を偽り僕の家に連れてくる。最近沙都子は僕を避けている節があったので好都合だった。 そして、現在に至るわけだ。 「にーにー、離してくださいませ!こんなの……!」 「大丈夫だよ沙都子。悟史と一緒に気持ちよくなろうね……」 魅音に沙都子を押さえつけてもらった僕は、ついに沙都子のスジに手を伸ばしたのだった。 <続く> 鬼畜悟史~ペット~