約 5,187,191 件
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/387.html
注意書き 圭一による知恵、及び部活メンバーへの凌辱罵倒表現などがあります。 女性の尊厳を著しく傷つける単語、表現等があります。 長文です。 おまけにこれでまだ半分くらいの予定です。 朝、教室の中をドタドタと元気よく子供達が走り回っている。 彼あるいは彼女らは、一時間目の授業が始まる前のこのほんの少しの休み時間を、それぞれのやりたいことに費やしていた。 といっても、ほとんどが遊びたい盛りの少年少女達である。 勉強の予習をするまじめな生徒などはほぼ皆無で、男子は何やら机にラクガキをしているものや、教室内だというのに持ち出したボールでサッカーをしているものもいる。 女子は女子でそれぞれお気に入りのグループを作りおしゃべりをしていたり、馬鹿騒ぎをしている男子を注意しているものなどもいたりした。 やっていることは様々だが、みなに共通しているのは……その表情が笑顔であったことだ。 特に悩みもなく、何気ない学校生活を謳歌する、典型的な子供の表情だった。 しかしその教室の楽しそうな雰囲気の中で、彼女らのそれだけは別だった。 「……なんとか。 なんとかしないとだよね? このままじゃダメだよね……絶対」 「………………」 「な、なんとかっていったって、どうすんのさ……。 もう、これいじょう……」 彼女達三人は教室の隅っこの方に机を寄せ、この世の終わりかというほどの暗い表情で何やら相談ごとをしていた。 竜宮レナ、北条沙都子、園崎魅音。 彼女達はみなこのクラス内では部活メンバーとしてそれなりの主導権を持っている人物であるが、ここ最近はある一つの悩みによってその勢いがすっかり削がれていた。 いちおう委員長である魅音や、クラスのお母さん役でもあるレナが騒いでいる年少組を注意しないのは、彼女らにそんな精神的余裕がないからであった……。 「わたくし……も、もう耐えられませんわ……」 かすれるような声で、沙都子が言った。 すると彼女は、何かに怯えるようにガタガタとその体を震わせていく。 それに合わせて、座っているイスも一緒にカタカタと音を立てていった。 「あ、あの子……日に日にあの男のものになっていって……。き、昨日なんて、わたくしがいくら話しかけても、み~み~、み~み~って……。ネコのように、ただ鳴くだけなんですのよ? まるで、に、人形のようにされて……!あんなのって、あんなのってヒドすぎますわっ!!!……ううぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!」 喉の奥から搾り出すようにすると、沙都子はそのまま涙をポロポロと流していった。 そんな沙都子を見て、隣に座っていたレナが安心させようとギュっとその小さな身体を抱き寄せる。 「沙都子ちゃん……だ、だいじょうぶだよ。 レナがきっと、なんとかするから……」 「何が大丈夫なんですの!できもしないクセに、へたな気休めやめてくださいませっ!!!」 「!? ……ご、ごめん……」 沙都子が大声をあげると、レナは自分のあまりに軽率すぎた言葉を、恥じた。 本当に、何を根拠に大丈夫なんだろうね…と。 あの子の親友である沙都子には、今の状況がどれほどつらいものかよくわかっていたはずなのに……。 人の気持ちを傷つけないよう、わかってあげられるよう、常に気を遣っているレナ。 そんな彼女がこんな軽率な慰めをしてしまうほど、今の彼女達は追い詰められていたのだ……。 「ごめん……ごめんね沙都子ちゃん。 レナ、なんて馬鹿なんだろうね。…………………………ごめんなさい」 沙都子よりレナの方が年上だったが、人に謝罪する時にそんな上下関係など意味を為さない。 むしろ相手にまっすぐ伝わるよう、レナは間違っていたものを言いなおしてふたたび言葉をつむいだ。 そしてそのまま、胸の中にいた沙都子をギュっと抱きしめなおすと……ごめんなさい、ごめんなさい、とうわごとのように何度も何度も繰り返していく。 「ごめんなさい。 ごめんなさい沙都子ちゃん……何もできないレナを許して……」 「……こちらこそごめんなさい。 こんな……レナさんに当たるなんて、わたくし最低ですわ。ちがうんですの……レ、レナさんに、こ、こんなこと言いたいんではなくて……うぅぅっ!!!」 「うん……わかってる。 わかってるから、もう泣かないで……おねがいだから……」 沙都子がふたたびポロポロと涙を流しだすと、レナは彼女の目頭を指でぬぐってやろうとする。 沙都子が泣き止むまで、何度も何度もそうしてやるつもりなのだが……。 それでも彼女の目から流れ出るそれはちっとも止まらなくて、レナはこんなことしかしてやれない自分に憤りを感じた。 そして沙都子も、こんな時にまで迷惑をかけることしかできない、無力な子供の自分に恥じていった……。 「……………………」 そんな二人の様子を、あえて見ていなかった少女がいた。 魅音。 彼女はずっと、教室の窓の外の景色を眺めていた。 一見それは冷たいような仕草にも見えるが、彼女もまたレナや沙都子と同じようにあの子の様子に考えるところがないわけなかった。 そして大好きだった彼のことも……気にかからないわけがなかった。 レナと沙都子がこんな状態ならば、せめて自分だけはしっかりしていなければならない。 最年長者であるし、何より自分は部活メンバーの部長なのだ。 本当はその胸に一緒に泣き崩れたいほどの弱さを抱えながらも、魅音は今の状況をどうにかひっくり返せないものかと…ずっと思案していたのだ。 ………………だが、無理だった。 決心したところで……弱さを克服したところでどうにかなれば、世の中苦労しない。 ましてや彼女達が陥っている状況は、将棋でいう『詰んでいる』状態なのだ。 そこからどう王を逃がそうと他の駒を動かそうと、ルール上どうにかなるわけがない。 だから、彼女はこうつぶやくしかなかった。 「……………………もう、ダメなのかな……?」 「………………」 魅音のその質問に、レナと沙都子は答えない。 答えられない。 その言葉には、諦めや失望。 あるいは村の神様であるオヤシロ様に助けを請う意味でもあったかもしれないが、それはつぶやいた彼女にしかわからないことだった……。 少し前の明るい彼女らを知るものならば、この光景を見るとまるで別人ではないかと思えるほどの変わりぶりであろう。 それほどまでに今の彼女達は追い詰められていた。 正確には、彼女達自身は何の危機にも瀕していないのだが、今ここにいない部活メンバー。 古手梨花と前原圭一。 この両名のことで、最近の彼女らは放課後の部活すらやる気がなくなってしまうほど頭を悩ませていたのである……。 ガララララララッッ!!! その時、教室の扉が勢いよく開いた。 生徒という生き物の性なのか、その瞬間、教室内にいた誰もが条件反射的に席につこうとする。 ……しかし、現れたのは知恵ではなかった。 そこにはこの雛見沢分校で唯一の男の年長者である、彼が立っていたのである。 「おーっす、みんな! 今日も元気に勉強しようぜーっ!!!」 その男、前原圭一は教室の全員に聞こえるほどの声でそう挨拶した。 彼は左手にあまり中身の詰め込まれていないカバンを持ち、右手にはジャラリと音のする『それ』を握りながら教室の中へ入っていく。 それを見た子供達は口々に、おはようございま~す前原さん、や、今日も元気ですねー、などと他愛もない挨拶を交わしていく。 それには別段おかしなところもなく、年上である彼への多少の敬意くらいのものが感じられる程度で、みながみな圭一のことをおもしろいお兄ちゃんという認識以外もっていないようだった。 「…………………………」 だが、彼女達だけはちがった。 あいかわらず教室の隅っこに子鹿のように固まっている、レナ、沙都子、魅音。 この三人だけは、圭一のことを他の生徒達と異質な目で見つめていたのだ。 まず彼女達は、圭一が教室に入ってきても誰も挨拶を返そうとしなかった。 彼とは誰よりも親しいはずの彼女達が、である。 少し前なら圭一が登校してくると、挨拶どころか彼の机の周りに集まり談笑するほどだったというのに。 なのに今は彼の姿が見えていないんじゃないかというほどに、彼女達は自分の席に歩いていく圭一をオドオドした瞳で見つめてゆくのだった……。 「お~っす、レナ、魅音、沙都子ー! 今日も元気かー!」 そんな視線を感じ取ったのか、圭一は自分の席へと歩いていく中で隅にいる彼女達に声をかけてやった。 だが、やはり三人は答えない。 それは彼を無視するというよりは、どこか恐れているような……。 まるでライオンにでも声をかけられたように、彼女らは口を閉ざす。 それは圭一にとっても予定調和のようで、彼は右手に持っていた『それ』をわざとジャラジャラと揺らしてみた。 「!?…………う…………」 レナ、沙都子、魅音。 三人がほぼ同時にうめき声をあげた。 圭一の手に持たれている『もの』。 そして、それから出た音を聞いて……。 圭一の右手には、鎖のようなものが握り締められていた。 それは何周も何週も手のひらに巻きつけられていて、どんなことがあっても俺はこれを手放さない、という彼の気概のようなものが感じられた。 そして、その鎖が伸びている先……。 幾重にも重ねられた輪っかが紡いでいくその先には、『首輪』があった。 『首輪』というくらいなのだから、それは何らかの『生き物』の首についているはずで……。 そしてその生き物は、鳴いた。 「………………みー」 圭一のすぐ後ろをトコトコとついていきながら、その『子猫』は愛らしい声をあげた。 子猫が鳴いたことには意味はない。 何か訴えたいことがあるわけでもなく、前を歩いている主人を呼んだわけでもない。 本当に、ただ、鳴いてみただけ。 それは子猫の、ボーっとしたような様子からも簡単に見て取れた……。 「…………………」 自分の席に歩いていく圭一。 そしてそれについていく子猫の姿を、レナ達はひどくいたたまれない気持ちで見つめていた。 哀れみや諦め。そしてその瞳に謝罪の意味も込めながら、ずっとその子猫を……目で追う。その子猫は、変わった服装をしていた。 最後にあの制服を見たのはいつだったか……。 もう大分前のことなので、三人とも思い出せない。 子猫は……いわゆるメイド服と呼ばれるものを着ていた。 おそらくこの村唯一の診療所の所長が用意した物なのだろうが、それを主人である圭一は微妙に弄くっていた。 まずその頭にはメイドがよく付けているカチューシャはなく、変わりにピョコンと二つ、可愛らしいネコ耳が生えていた。 おそらく圭一の趣味なのだろうが、この鎖に繋いでいる生き物を猫扱いするためにわざわざ彼が付せたのだろう。 あるいは子猫自体に、自分は猫なんだ、と自覚させるためのものかもしれない。 次に、その胸元にも微妙な改造が施されていた。 ……改造とは少しおおげさか。 いくつかのメイド服には元々そうなっているものもある。 子猫の胸元には独立していくつかのボタンが付けられており、それを縦に外していくと、乳房だけがポロンと外に露出させられるようになっているのだ。 もっともその子猫には、『乳房』と呼ばれるほどの膨らみがまったくなかったため、この機能はまるで意味を為していないといえるだろう。 …………今後の成長に期待、といった意味なのだろうか。 最後にスカートだ。 これだけはあきらかにおかしいと断定できるものだった。 主に長さ的な意味で。 大抵のメイド服のスカートは丈が膝の上にくるほど短いものがほとんどだろうが、子猫のはとてもそんなレベルではなかった。 あまりに短すぎた。 それはもう、スカートなどとは呼べないほどに。 こういう時によく使われる表現で、少しかがむと見えてしまいそうな、というものがあるが、それですら生ぬるい。 子猫は今、圭一の後ろをトコトコと歩いている。 それだけなのだが、それでもう中身が全て見えてしまっているほどだ。 純白の布を当たり前のように晒しながら、子猫は恥ずかしがる感情も与えられていないように、それを隠しもしない。 いくらこの猫が幼いとはいえ、下着を丸見えにしたまま学校に登校してくるなど到底ありえない。 このスカートの丈こそがまさに、圭一がこの子猫にその欲望をぶつけている具現であるといえるだろう……。 「………………み~、み~、み~」 子猫がまた鳴い……ああ、もういい。 もういい。 もうそんな『比喩』などどうでもいい。 いいかげんしつこすぎるだろう。 その子猫は、古手梨花だ。 古手梨花が。 鎖で繋がれて。 首輪を付けられて。 メイド服を着せられて。 歩いている。 圭一のすぐ後ろを、ちょこちょこちょこちょこ。 可愛らしく歩いてくる。 ペットが主人と散歩でもしているように、かならず鎖の届く範囲で彼のそばに付き従っているのだ。 それは一見すると、ただの部活の罰ゲームのようにも見えるのだが……。 部活メンバーであるレナ達の様子を見る限り、それは正しくないと考えるのが妥当だった……。 「ん…………ふうっと。 ほら、こっち来い」 そうして圭一は自分の席にまで辿り着くと、どっかりとイスに座りつつ梨花を膝の上にくるよう、パンパンと自分のズボンを叩いた。 梨花はそれにさも当然のように従っていく。 あいかわらず短すぎるスカートの中身を惜しげもなく晒しながら、圭一の膝あたりにチョコンと座る。 その時どうも、彼の下半身のある部分にお尻がくるように座ったのは……どうも気のせいではないようだ。 「み~、み~。 みぃ~?」 これでいいのですか?とでも言うように、梨花はご主人様に首をかしげながら尋ねる。 それに圭一は黒い笑顔を浮かべながら、満足そうにつぶやいていく。 「よしよし、いい子だなぁ梨花ぁ? もうすっかり俺好みの肉奴隷になりやがって……くくくくく」 膝にいる梨花の頭をナデナデと撫でながら、圭一がついにその言葉を口にした。その単語を。 その単語の意味と、そこに初めのほうの沙都子の涙。 レナの消沈。 魅音の諦め。 …………まあつまり、そういうことである。 「あぁ……り、梨花ぁ……あ、あんな……に……ペ、ペットみたいにされて……」 梨花が圭一に可愛がられていく様を、沙都子がすがるような目で見つめる。 どこまで悲しいのか知らないが、そんなに心配なら彼女のそばにまで行けばいいものを。 圭一の席まではちょっと歩いていけばすぐに着く距離だ。 そこに愛しの梨花がいるのなら、今すぐにでも駆けて行けばいい。 実際、彼女はそうしようとしてイスから立ち上がろうとしたのだが……。 「…………沙都子ちゃん、ダメ………」 それを隣に座っていたレナが、やんわりと制する。 それをしてしまったら、間違いなく沙都子がもっと傷つけられるだろうということがわかったから。 あの鬼畜な男に、み~み~としか鳴けない身体にされてしまった梨花。 親友のそんな姿を至近距離などで見てしまったら、かならずこの子は苦しめられるだろうと感じたから。 さきほどの過ちをもう一度繰り返すわけにはいかないと、レナは沙都子を抱きしめるようにしながらイスから絶対に立たせなかった。 「我慢して沙都子ちゃん……レナも……レナもがんばるから……ぁ……」 「あぁぁ……り、梨花、りか、りかぁぁぁ……うぅうぅぅぅぅぅ……!」 今度もまた沙都子はレナに暴言を吐きそうになったが、彼女の気遣いがわからないわけではない。 素直にその胸の中に抱かれていく……。 梨花の元に行けないかわりに、柔らかい胸の中で声を枯らしながら泣いていくのだった……。 「…………うく……う、うぅ……うぅぅぅ!」 その時、レナのでも沙都子のものでもない泣き声が聞こえてきた。 ……魅音だった。 いままでずっと気丈にふるまっていた彼女だったが、梨花の姿。 そして圭一の変わり果てた姿を見ると、ついに彼女も我慢できずに涙を流してしまったのだ。 それはつまり、部活メンバー全員の敗北を意味するもので……。 その時廊下では授業の始まりを告げる鐘が鳴り響いていたのだが、今の彼女達にはそんなことはどうでもよかった……。 そうしてしばらく、時間にすればほんの五分程度だったのだが、レナ達にとっては永遠と思えるほどの時間が過ぎていくと、ようやく圭一と梨花に干渉しようとする人物が現れた。 彼女は廊下で鐘が鳴ってからほどなくして教室に入ってきた。 いつのまにか生徒が全員席についていたことが、彼女が教師であることをうかがわせる。 そしてその責務を果たしていくように、圭一の席の前までツカツカと近づいていった。 「…………ま、前原君…………」 ついに神様が彼の愚行を止めようと考えたのか、今この教室内で唯一の大人……知恵留美子が声をかけたのだ。 それは、考えてみれば当然のこと。 もう授業を始める鐘はとっくに鳴っているというのに、いまだ圭一は膝の上の梨花を猫可愛がり。 おまけにその梨花はおかしなメイド服を着ているのだから、教師という立場にいる彼女ならばいち早くそれを注意してもいいはずなのだ。 ましてや正義感の強い知恵ならば、今の梨花が置かれている状況を打破してくれることもできるはず……。 ただ泣き続けるしかないレナ達にとって、知恵は救いの神になれる存在だった……はずなのだが。 「……………………」 知恵が圭一の元へと向かっても、レナ、魅音、沙都子の表情は一様に暗いままだった。 あいかわらずどんよりとその瞳を曇らせ、教師である知恵に何も期待していないという様を表していた。 無駄なことを…とでも言うように。 そんなことを露も知らない知恵は、圭一にこう切り出していく。 「ま、前原君。 もう授業は始まっていますよ? 古手さんを席に着かせて、授業の用意をしなさい……」 「……あー、悪いですね先生。 今日はちょっと気分が乗らないんで、自習にしてください」 教師である知恵の注意に、圭一はさも当然のようにそう答える。 本来であれば、生徒が教師に自習にしろなどと口が裂けても言えるわけがない。 だが彼はまるで対等の立場の人間に言うように、それが敬語であるだけまだマシだという態度だ。 当然、知恵はこう口にしていく。 「じ、自習になんてできません。 できるわけないでしょう……?それに何ですか、その態度は。 わ、私はあなたの先生ですよ……?」 彼女がそう返すのは必然で、礼儀のなってない生徒を注意するのは教師の務めである。 圭一の態度はあまりに失礼で、それが男の教師であったなら頭を叩いていてもおかしくないかもしれない。 だからまだまだ知恵は止めない。 不良生徒を注意していく言葉を。 「は、早くしなさい。 あ、あなた一人の為に、じゅ、授業が遅れてしまいます……。前原君……前原君、き、聞いているんですか……?」 …………何かがおかしかった。 知恵の声が、震えているのだ。 正しいことを言っているのに、彼女は怯えている。 その注意する仕草もどこかオドオドしていて、正義感の強い彼女らしくない、自信のなさのようなものがにじみ出る言い方だったのだ。 そんな威厳のない雰囲気では、どんな生徒であっても聞き分けを持つはずがない。 だがそれでも知恵は続けていく。 まだ胸の中に残っていた、ほんの少しの勇気を振り絞って。 「は、はやく古手さんを降ろしなさい! いいかげんにしないと、先生も本気で怒りますよ!」 「………………………あ?」 知恵が少し語気を強めると、圭一の声色が変わった。 表情はそのままだったが、その口から出る声は別人かと思えるほど低かった。 そしてそれを、目の前にいる反抗的なメスにぶつけていく。 「……おい知恵。 おまえ、いつから俺にそんな口聞けるようになったんだよ……? なぁ」 「!?…………あ…………」 そのドス黒い圭一の声を聞いた途端、知恵の表情がみるみるうちに青ざめていく。 それはあきらかな恐怖。 または畏怖と呼べるものだというのが、その場にいる全員に見て取れた。 そしてそれを更に明らかなものにするため、圭一は続けていく。 「なぁ、答えろよ知恵。 おまえは俺のなんだ? 言ってみろよ、ほら」 「あぁ……や、やめて……こ、こんなところで……」 圭一のその言葉を聞くと、今度は知恵の顔がうってかわり真っ赤に染まっていく。 さきほどのは恐怖というのが適当だったが、今度は羞恥という言葉がピッタリ当てはまる表情だった。 そんな赤くなる知恵を眺めながら、更に圭一は続けていく。 「ほら、どうしたよ言えよ? ……何してんださっさと言えよ。 おまえはなんだ?」 「せ、生徒がいるから……こんな小さな子達の前で、そ、そんなこと言えない……」 「関係ねえだろ、そんなこと。 俺が言えっていってんだ。 早く言えよ……?………………言えっていってんだろうがよぉぉぉ知恵ぇぇぇぇぇっ!!!」 「………………ひぐっ!?」 圭一が教室中に響くほどの大声で叫ぶと、知恵はビクンっと背中を震わせた。 そして圭一の声に気づいた生徒達が、何事かと雑談をやめて知恵の方向を一斉に見る。 もっとはやくそれを決心していれば、生徒全員に聞かれることはなかったろうに……。 知恵はまだ幼い彼ら彼女らの視線を一身に受けながら、それを口にさせられていく。 「わたしく……ち、知恵留美子は……前原く……ご、ご主人様の、に、肉奴隷……です」 フルフルと震えながら、だがはっきりと聞こえる声で知恵は口にした。 その光景を見ている生徒達は何事かと思っていたが、普段のキリっとした『知恵先生』が泣きそうになっているということに興味を抱き、彼女の言葉をシーンと静まりながら聞いていく。 普段は静かにしろと言っても聞かないくせに、こんな時ばかりしっかり口を閉じる子供達が知恵にはひどく恨めしかった……。 「そうだなぁ。 おまえは俺の肉奴隷だよなぁ? なのになんだ、その態度は?」 「あぅ……ご、ごめんなさ……で、でも」 「でもじゃねぇっ!ご主人様に逆らっていいと思ってんのかよ、なぁ答えろよぉっ!!!」 「お、怒らないで……ご、ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」 圭一が怒りをあらわにすると、知恵は今にも泣きそうになりながら何度も謝罪の言葉を口にした。 さきほどもレナが沙都子に同じようにしていたが、これはまるでちがう意味の『敬語』であることが誰の目にも明らかだった。 「ごめんなさいごめんなさい、あ、あなたを怒らせるつもりじゃ……ご、ごめんなさいぃ……」 すがるような声を出しながら、知恵は何度も何度も自分が嫌われないためにする利己的な謝罪を繰り返していく。 生徒であるレナ達ができた謝罪を、教師である知恵ができないという矛盾。 その理由はひどく単純だった。 もはやそこには、生徒と教師という図式がなりたってなかったのだ。 まるで男が主導権を握っている痴話喧嘩のような、そんなみっともない会話が二人の間で為されていた。 「ちっ……まったく、少し目を離すとすぐこれだ。 まだまだ調教が足らねぇなぁ、知恵ぇ?」 「!?……い、言わないで……そ、それだけは……」 圭一が調教という言葉を口にすると、知恵は一瞬だけ教師の顔に戻ったように見えた。 こんなになってまでも、まだ言われたくないことがあるのだろうか。 知恵はタップリと涙を溜めた瞳でやめてやめてと首を振る。 だがドSの圭一が、ましてや今は反抗したメスをお仕置きしているのだから、その口先を止めるわけがなかった。 「や、やめて……い、言わな」 「放課後に毎日毎日突き刺してやってたもんなぁ? そのたびにすっげぇ喘いでよぉ。よっぽど溜まってるわけだ? そりゃそうだよな~、この雛見沢じゃあ若い男なんてそうそういねぇもんなぁ~? しまいには俺のに自分からむしゃぶりついてきて……」 「!?……あ、あああぁぁぁやめて、やめてぇ、やめてぇぇぇぇ……!」 圭一が次々と赤裸々な言葉を吐いていくと、ついに知恵は目からポロポロと涙を流しながら泣き崩れていった。 それだけはどうしても言って欲しくなかった、自分の浅ましい姿。 圭一が転校してきてから、知恵はさんざ彼にその若い体を弄ばれたのだ。 彼とのセックスに夢中にさせられていき、その甘い言葉にも酔っていった。 身も心も……。 何よりも彼女自身が、それを求めていたから。 今圭一が言ったとおり、この田舎で彼氏と呼べるものすら作れなかった知恵にとって、優しくしてくれる男というのはそれだけで魅力的だったのだ。 教師とて一人の人間なのだから、生徒に手を出してしまったことを非難するものはいない。……とは決していえないが、それを何もここで言わなくても……と知恵は泣き崩れながら思うのだった。 「ひっく……や、やめてくださ……い、言わないで……そ、それ以上、言わないで……」 「そういえば、放課後までガマンできないって、朝トイレで犯してやったこともあったよなぁ?あんときのおまえはエロかったぜぇ?出席簿持ったまま、あ~んあ~んって腰振ってよぉ?ハメられてるときも生徒のものは手放さないなんて、教師の鑑だよなぁー?」 「!? ひぐ……や、やめてくださ……わ、私が……わ、悪かったですからぁ……!」 「黙れよメス犬が。 まだまだあるぜぇ~? 昨日はわざわざ俺の家に来たんだよなぁ?家庭訪問だとかいって、最近梨花ちゃんばかり相手にしてる俺のを自分から咥えに来て。ご主人様のが欲しいんです、もうガマンできません、そんな女にあげるくらいなら、いますぐここで私を抱いて下さい、って言ったんだよなぁっ!」 「あぁ……ご、ごしゅじ……さまぁ……も、もう許して……ゆ、許してくだ………さ………」 「おまえ、23、だか4だったか? ちょうどセックスが一番きもちいい盛りだもんなぁ?よすぎてヨスギテたまらねぇ時期だもんなぁ! もうガマンできなくて、デ キ ナ ク テ!ついこんな小さな梨花ちゃんにまで嫉妬しちまったってわけだぁぁぁぁっ!!!」 「ち、ちがい……ま……あ、あれは……そ、そん……なつもり……じゃ…………」 「俺もビックリしたぜぇ?いきなり四つん這いになって!このままバックで犯して下さい。どうか肉奴隷知恵に、ご主人様のおチンポを咥えさせてくださいませ。だもんなぁ!おまけに!そんな小娘より絶対イイはずです!一生懸命締め付けます。腰もフリフリします。そのまま中出ししてもイイですからいますぐハメて下さい!ブチ込んでくださいご主人様ぁ!ほんと、聖職者のくせにドスケベな女だよなぁぁぁぁ知恵ぇぇええええぇぇぇっっ!!!」 「や、やめ……ひぐ……も、もう、やめ……てぇぇ…………も……う………も…………」 ……口先の魔術師とは、誰がつけた名だったか。 圭一はマシンガンのように次々と罵倒の言葉を吐き出していき、無数の弾幕で知恵の心をボロボロに砕いていった。 たとえ彼女が謝罪しようが、許しを乞おうが、泣き叫ぼうが。 反抗的な奴隷を躾けている主人にとって、たかがメス奴隷である彼女の言葉は届くはずもなかった。 それを彼女もわかったのか、それともそんな気力さえ尽き果ててしまったのか……知恵の声は時が経つほどにかすれていき、最後の方にはもう、誰にもそれは聞こえなくなるほどだった……。 「あう……えく……うぅぅ……ひぐっ、ひぐぅぅぅ、う、う、う……うぅぅぅ……」 止められない涙をボロボロと流しながら、知恵は自分の子供の頃を思い出していた。 少女時代わりとおとなしめな性格だった彼女は、近所のイジワルな子供達にイジメられることが多かった。 特に友達もいなかった知恵は、その人数という名の暴力と子供ゆえの残酷さに日々心を傷つけられていく。 誰も助けてくれなかった。 大人も子供も。 誰も助けの手を差し伸べてくれない。 そうしてイジメっ子達の罵声を耳に痛いほど聞きながら、知恵はただただ涙を流していくしかなかったのである。 そうすると彼らは、そんな彼女の泣く姿にも罵倒の言葉を浴びせるのだ。 や~い泣き虫、泣き虫留美子~、と。 「ひっく、えぐ……ごめんなさ……も、う、イジめないで……もぉ、う、イジメないでぇぇぇ……」 それなりに高い志をもって教師になった。 痛みを知っている彼女は正義感も強かった。 わざわざ教育委員会の意向を蹴ってまでこの雛見沢に来たことで、それはしっかりと証明されている。 誰にも疑えようのない、神聖でまっすぐな教育精神だ。 ……だが、肝心な中身の部分が変わってなかった。 身も心もずっと寂しかった知恵は、鬼畜な圭一の口先にあっさりと騙された。 男に優しくしてもらったことのなかった彼女は、麻薬のような甘美な快楽から抜け出せなくなったのだ。 だが、それは普通の人間ならすぐに自重できる程度の軽いもの。 ましてや教師の彼女なら、絶対にそうしなければならない。 でも知恵は弱かったから。 泣き虫留美子は寂しかったから。 ガマンデキナカッタカラ。 圭一の、好きだよ…愛してる…などという、まるで中身のこもっていない言葉にコロっと騙される。 本当にそう思っている男は、易々と何度も口にしないものだ。 安っぽくなるから。 だが女はそれを口に出して言って欲しい。 知恵もその例外ではなかった。 あとはもう、彼の口車に踊らされていくだけ……。 泥沼にハマるように。 圭一の言うことは何でも聞いてあげるようになったし、あげたいと思うようになった。 奴隷の素質十分だ。 レナのように夕食を作りに行ってあげたこともあったし、そうなると当然、あっさりと身体も差し出していく。 そんな知識も経験もないくせに、自分は年上だからとまだ童貞(知恵はそう思っていた)の圭一をリードしようなどと身の程知らずに考える。 彼が喜びそうな言葉はなんでも口にしたし、身体にも奉仕していく。 色 々 シテあげた。 そして頭の良い彼女は回数を重ねるたびに学習していき、すぐに圭一を人並み以上にきもちよくさせる術を身につけていくのだ。 真面目な性格の知恵は、セックスに関してもそうだったというわけだ。…………笑えない。 そしてその頃には知恵は前原君とは口にしなくなり、二人っきりの時は圭一と呼び捨てにするようになる。 すっかり恋人気分だ。 当の圭一は自分をメス奴隷としか見ていないというのに、本当に愛されてるな~♪などと勘違いしていく。 彼が卒業したら、結婚をほのめかしてみようかな……? などという、ロマンチックな人生設計まで立ててしまう始末。 前原留美子。 その単語をしきりに頭に思い浮かべながら、その気恥ずかしさにベッドで体をバタバタさせながら眠る夜もあった。 生まれて初めてできた、愛しい人。 ずっと一緒にいたいと思える、大切な人。 まさにその時の知恵は、幸せの絶頂だったのだ。 ……だが、そのあたりから圭一の態度がおかしくなる。 ひどく冷たくなる。 放課後にはすっかり自分を相手にしてくれなくなり、部活メンバーと頻繁に遊ぶようになる。 もちろんそれまでも部活自体はしていたのだが、それが終わると必ず職員室に寄ってくれたものだ。 そしてまだ仕事を続ける自分の傍にいてくれて、終わったら一緒に家まで帰るときもあった。 ……それがなくなった。 ぱったりと。 最初はただ、彼は忙しいだけなんだ…と都合よく考えた。 圭一は村の人気者であるし、恋人の自分ばかりにかまけろというのも女の身勝手だと思った。 こんな時まで、いちいち真面目にそう考えた。 ……だが、やはりおかしいと気づく。 学校が休日の日にも仲間と遊んでいるようだし、何より電話一本よこしてくれない。 恋人として一言も言葉を交わさない日々が続き、せいぜい授業中に生徒と教師としての会話くらいしかできなくなり、前原君としか呼べない自分にとてつもない寂しさを感じていった。 そしてついに、彼に直接こう聞いてしまった。 どうして会ってくれないの? どうして……抱いてくれないの? と。 圭一は何も答えてくれなかった。 何かを企んでいるのか、その顔にうっすらと冷笑を浮かべると……知恵の話を無視するようにまた部活メンバーの元に去っていってしまう。 彼の体にしがみついてでも聞こうと思ったが、生徒と教師という壁が世間の目を気にさせた。 そうしてただ無視されるだけの日々が続き、たちまち知恵の心にはとめどない悲しみが募っていく……。 自分にどこか落ち度でもあったのか。何気ない一言で彼を傷つけてしまったのではないか。一晩中、何日も何日も、寝ずに考えた。 それでも答えはでなくて……でるわけもなくて。 真面目な知恵は悩みに悩みに悩みぬいて、そうすれば絶対に『答え』が出ると思っていた。そしてついに、その愚かな結論に達してしまう。 ア ノ オ ン ナ タ チ カ ? チエルミ調教日誌 壱に続く……。 -
https://w.atwiki.jp/centa38/pages/15.html
私はpixivコミックで初めて少女漫画を読んでみました。 少女漫画は普通の男性が読む事は、あまり考えられないかと思います。 しかも、世間的に考えた場合は男性が少女漫画を読んでいる場合は、違和感が生じるというイメージがあります。 しかし、pixivコミックはそんな事を気にする必要がありません。
https://w.atwiki.jp/wiki1_claymore/pages/16.html
月刊ジャンプとコミックの進行状況 最新号プレビューhttp //jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/claymore/index.htmlhttp //mj.shueisha.co.jp/claymore/preview.html キャラ紹介http //jumpsq.shueisha.co.jp/contents/claymore/character/index.htmlhttp //mj.shueisha.co.jp/claymore/story.html コミック一覧http //jumpsq.shueisha.co.jp/contents/claymore/comics/index.htmlhttp //mj.shueisha.co.jp/comics/claymore/index.html 総集編http //jumpsq.shueisha.co.jp/contents/topic-claymore/index.html 連載分はカラーページとウソ予告と目次コメント、コミックは作者近影とカバー下もお忘れなく アニメ化時の公式サイト(2006/12~) http //www.j-claymore.com/ 特集ページ(2005/11)http //annex.s-manga.net/claymore/http //www.s-manga.net/movie/mv_claymore.swfhttp //annex.s-manga.net/claymore/top.swfhttp //annex.s-manga.net/claymore/digest.swfhttp //annex.s-manga.net/claymore/chara.swf お宝ゲッ島壁紙月刊ジャンプ200611大http //mj.shueisha.co.jp/wall/img/wall49-lg.jpg月刊ジャンプ200611小http //mj.shueisha.co.jp/wall/img/wall49-sm.jpg10巻表紙大http //mj.shueisha.co.jp/wall/img/wall36-lg.jpg10巻表紙小http //mj.shueisha.co.jp/wall/img/wall36-sm.jpg7巻表紙大http //mj.shueisha.co.jp/wall/img/wall25-lg.jpg7巻表紙小http //mj.shueisha.co.jp/wall/img/wall25-sm.jpg1巻見開き大http //mj.shueisha.co.jp/wall/img/wall11-lg.jpg1巻見開き小http //mj.shueisha.co.jp/wall/img/wall11-sm.jpg 連載 SCENE 連載時タイトル 話の流れ 各話タイトル 単行本 発売日 総集編 H13/7 SCENE1 銀眼の斬殺者 銀眼の斬殺者 第1巻 銀眼の斬殺者 2002/1/10 銀の断章 第1巻 H13/8 SCENE2 天空の爪 天空の爪 H13/9 SCENE3 魔女の記憶 魔女の記憶 H13/10 SCENE4 黒の書 黒の書 H13/11 SCENE5 まほろばの闇Ⅰ 第2巻 まほろばの闇 2002/5/6 H13/12 SCENE6 まほろばの闇Ⅱ H14/1 SCENE7 まほろばの闇Ⅲ H14/2 SCENE8 まほろばの闇Ⅳ H14/3 SCENE9 まほろばの闇Ⅴ H14/4 SCENE10 まほろばの闇Ⅵ 第3巻 微笑のテレサ 2002/11/6 H14/5 SCENE11 まほろばの闇Ⅶ H14/6 SCENE12 微笑のテレサⅠ 銀の断章 第1巻 H14/7 SCENE13 微笑のテレサⅡ H14/8 SCENE14 微笑のテレサⅢ H14/9 SCENE15 微笑のテレサⅣ H14/10 SCENE16 微笑のテレサⅤ 第4巻 死者の烙印 2003/5/6 H14/11 SCENE17 裁き 微笑のテレサⅥ H14/12 SCENE18 死者の烙印Ⅰ H15/1 SCENE19 宣戦布告 死者の烙印Ⅱ H15/2 SCENE20 死者の烙印Ⅲ H15/3 SCENE21 死者の烙印Ⅳ H15/4 SCENE22 死者の烙印Ⅴ 第5巻 斬り裂く者たち 2003/11/9 H15/5 SCENE23 つかめぬ虚空 死者の烙印Ⅵ H15/6 SCENE24 死者の烙印Ⅶ H15/7 SCENE25 切り裂く者たちⅠ 銀の断章 第2巻 H15/8 SCENE26 切り裂く者たちⅡ H15/9 SCENE27 切り裂く者たちⅢ H15/10 SCENE28 絶望の最果て ミリア加速中~クレア復活 切り裂く者たちⅣ 第6巻 果てなき墓標 2004/4/30 H15/11 SCENE29 研がれし牙 男覚醒者死亡~ミリアリベンジ宣言 切り裂く者たちⅤ H15/12 SCENE30 限界超えし者たち ガラテアの監視~デネヴの実験 切り裂く者たちⅥ H16/1 SCENE31 強圧の印 ミリアーズ解散~オフィーリア登場 果てなき墓標Ⅰ H16/2 SCENE32 血の遊戯 クレア両足切断~覚醒者登場 果てなき墓標Ⅱ H16/3 SCENE33 凶戦士と覚醒者 覚醒者変身完了~クレア、ラキ逃走 果てなき墓標Ⅲ H16/4 SCENE34 祈り オフィ、覚醒者に勝利~ラキとの別れ 果てなき墓標Ⅳ 第7巻 戦う資格 2004/11/4 H16/5 SCENE35 一縷の望み 死んだフリ失敗~右腕を失う 果てなき墓標Ⅴ H16/6 SCENE36 漣に抗う剣 左手も斬られる~イレーネ再び 果てなき墓標Ⅵ H16/7 SCENE37 戦う資格 高速剣を習う~オフィーリア覚醒 闘う資格Ⅰ H16/8 SCENE38 たったひとつの証 講習終了&餞別~ラファエラ登場 闘う資格Ⅱ H16/9 SCENE39 忘我の覚醒 覚醒オフィーリアとの戦闘~高速剣初披露 闘う資格Ⅲ H16/10 SCENE40 忘れていたもの 最後のゲーム、オフィーリア退場 闘う資格Ⅳ 第8巻 魔女の顎門 2005/4/28 H16/11 SCENE41 大切な者 ラキ捜し3ヶ月目、近くの討伐隊救出に向う 魔女の顎門Ⅰ H16/12 SCENE42 魔の強要 少女覚醒者とダフ登場、討伐隊に覚醒テスト中 魔女の顎門Ⅱ H17/1 SCENE43 歪んだ蹂躙 対ダフ、クレア両足骨折~ガラテア登場 魔女の顎門Ⅲ H17/2 SCENE44 美しき妖術 ガラテア、ダフを圧倒~少女覚醒者が現場へ 魔女の顎門Ⅳ H17/3 SCENE45 深淵の者 ガラテア妖術ネタバレ~リフル、覚醒者業界を語る 魔女の顎門Ⅴ H17/4 SCENE46 燃焼する意志 ガラテア妖力開放~覚醒しかけジーンに会う 深き淵の煉獄Ⅰ 第9巻 深き淵の煉獄 2005/11/4 銀の断章 第3巻 H17/5 SCENE47 三振りの大剣 ジーンも半覚醒~3人でダフと闘う 深き淵の煉獄Ⅱ H17/6 SCENE48 大剣の呼応 妖気読み高速剣に開眼~ジーン、ダフに一撃 深き淵の煉獄Ⅲ H17/7 SCENE49 深遠の力 リフル妖力開放&撤収~アリシア登場 深き淵の煉獄Ⅳ H17/8 SCENE50 北の戦乱 ラファエラに発見される~ミリア達と再会 北の戦乱Ⅰ H17/9 SCENE51 北の城壁 24人を5チーム分け~男覚醒者偵察3名登場 北の戦乱Ⅱ H17/10 SCENE52 北よりの使者 偵察3名との戦闘開始~ジーン部下戦闘不能 北の戦乱Ⅲ 第10巻 北の戦乱 2006/5/2 H17/11 SCENE53 深き術中 フローラ&ウンディーネ隊苦戦中~ジーン&ベロニカ隊勝利 北の戦乱Ⅳ H17/12 SCENE54 生存の道 偵察3名を殲滅~ウンディーネの秘密 北の戦乱Ⅴ H18/1 SCENE55 戦士の絆 フローラと和解~ラキ、イースレイ達と同行 北の戦乱Ⅵ H18/2 SCENE56 ピエタへ イースレイ下の元銀眼の獅子王ほか、全27体出撃 北の戦乱Ⅶ H18/3 SCENE57 獰猛なる爪 覚醒者3体損害に獅子王リガルド出撃~隊長4名敗北 ピエタ侵攻Ⅰ H18/4 SCENE58 魂の希求 ミリア敗死直前、クレア足だけ覚醒 ピエタ侵攻Ⅱ 第11巻 楽園の血族 2006/11/2 H18/5 SCENE59 臨界点 両腕も覚醒~リガルド死亡 ピエタ侵攻Ⅲ H18/6 SCENE60 死線の刃 ジーンがクレアを戻し死亡~シンシア、ゼルダ、旧ミリア隊計6名最後の戦いへ ピエタ侵攻Ⅳ H18/7 SCENE61 残された光 ガラテア組織本部へ~プリシラ、残された「光」のカウントダウン ピエタ侵攻Ⅴ H18/8 SCENE62 漆黒の謀計 イースレイ、全軍をリフル&ダフ、アリシア&ベスへの捨て駒にして南のルシエラと対峙 楽園の血族I H18/9 SCENE63 南の異観 ルシエラとイースレイ激戦中~ルシエラとラファエラは姉妹 楽園の血族II H18/10 SCENE64 捩れた絆 ラファエラの過去話~敗北ルシエラにトドメ 楽園の血族III 第12巻 魂と共に 2007/4/4 H18/11 SCENE65 北の終焉 七年後の世界、新47番クラリス登場~戦士達の墓を発見 魂と共にI H18/12 SCENE66 いまわの誓い ミリア、クレア、デネヴ、ヘレン、ユマ、シンシア、タバサ生存 魂と共にII H19/02 SCENE68 流転する定め クラリス、ナンバー4ミアータ付きに~西のリフル再登場 抗しうる者I H19/03 SCENE69 抗しうる者 リフルに対してナンバー3オードリー、ナンバー5レイチェルの剣技披露 抗しうる者Ⅱ H19/04 SCENE70 偽りの妖女 オードリー&レイチェル惨敗、ミリア達が救出~リフルとクレアの面会開始 抗しうる者Ⅲ 第13巻 抗しうる者 2007/10/4 H19/05 SCENE71 北の真実 プリシラがイースレイに勝っていた話をリフルより聞き出し逃走 抗しうる者Ⅳ H19/06 SCENE72 潰えた足跡 オードリーからガラテア逃亡中の情報入手~クラリス&ミアータ、ガラテア捜索中 抗しうる者Ⅴ H19/07 SCENE73 幼き凶刃 ミアータの能力紹介~ガラテア潜伏先発見 幼き凶刃Ⅰ H19/07(WJ) EXTRA SCENE 01 戦士の矜持 (テレサ時代、ローズマリーの話) 戦士の矜持 H19/08(WJ) EXTRA SCENE 02 幻影と凶戦士 (ミリアの回想、ヒルダの話) 幻影と凶戦士 H19/09(WJ) EXTRA SCENE 03 北の邂逅 (イースレイとプリシラの出会いの話) 北の邂逅 第14巻 幼き凶刃 2008/5/2 H19/10(WJ) EXTRA SCENE 04 錆なき覚悟 (クレアの訓練生時代の話) 錆なき覚悟 H19/12(JSQ.) SCENE74 淑女の祈り クラリス ミアータ、ガラテア潜伏先到着~シド、ガーク、ガラテアとの接触 幼き凶刃Ⅱ H20/01(JSQ.) SCENE75 赤き雨 ミアータとガラテア交戦中~鮮血のアガサ登場 幼き凶刃Ⅲ H20/02(JSQ.) SCENE76 思惑の果て ガラテア、ラボナ防衛を宣言~ミアータ大ダメージ 幼き凶刃Ⅳ H20/03(JSQ.) SCENE77 共依存 ミアータとクラリス号泣~クレア一行登場 幼き凶刃Ⅴ H20/04(JSQ.) SCENE78 叛逆の戦士達 神眼のガラテア~アガサ死亡 戦いの履歴Ⅰ 第15巻 戦いの履歴 2008/12/9 H20/06(JSQ.) SCENE79 東の深意 ミリアが辺境の村での話しと大剣の材質から、大陸外情勢を語る 戦いの履歴Ⅱ H20/07(JSQ.) SCENE80 七年の星霜 シドからラキ健在の情報入手~幼女連れのラキ、故郷で妖魔を斬る 戦いの履歴Ⅲ H20/08(JSQ.) SCENE81 遥かな契り No.6ルネとラキ&プリシラが会う~ルネ、リフルに捕獲される 戦いの履歴Ⅳ H20/09(JSQ.) SCENE82 醒めない悪夢 ルネはルシエラ+ラファエラ融合体を起こすことに~クレア・シンシア・ユマ、ヘレン・デネヴ、タバサ・ミリアが別行動 戦いの履歴Ⅴ H20/10(JSQ.) SCENE83 再会の目途 シンシアがワールドマップ解説~街での覚醒者退治でユマ活躍、戦闘後にルヴル登場 大地の鬼哭Ⅰ H20/11(JSQ.) SCENE84 蟲惑の使者 ルヴルが情報を話す~ルネ、脚をつなぐ 大地の鬼哭Ⅱ 第16巻 大地の鬼哭 2009/5/6 H20/12(JSQ.) SCENE85 護るべき大義 ルヴルと別れる~ヘレンとデネヴ、No.8ディートリヒを助ける 大地の鬼哭Ⅲ H21/01(JSQ.) SCENE86 侵された禁忌 ディートリヒが「悪魔」について忠告~ヘレンとデネヴ、イースレイと戦う 大地の鬼哭Ⅳ H21/02(JSQ.) SCENE87 殲滅者の帰還 デネヴとヘレンが妖力開放~「悪魔」たちが乱入 大地の鬼哭Ⅴ H21/03(JSQ.) SCENE88 盲目の狩人 「悪魔」こと「深淵喰い」についてディートリヒの解説 大地の鬼哭Ⅵ H21/04(JSQ.) SCENE89 (タイトル) (内容) 大地の鬼哭Ⅶ H21/05(JSQ.) SCENE90 (タイトル) (内容) 記憶の爪牙Ⅰ 第17巻 記憶の爪牙 2009/11/9 H21/06(JSQ.) SCENE91 (タイトル) (内容) 記憶の爪牙Ⅱ H21/07(JSQ.) SCENE92 (タイトル) (内容) 記憶の爪牙Ⅲ H21/08(JSQ.) SCENE93 (タイトル) (内容) 記憶の爪牙Ⅳ H21/09(JSQ.) SCENE94 (タイトル) (内容) 記憶の爪牙Ⅴ H21/10(JSQ.) SCENE95 (タイトル) (内容) 記憶の爪牙Ⅵ H21/11(JSQ.) SCENE96 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅰ 第18巻 ロートレクの灰燼 2010/7/7 H21/12(JSQ.) SCENE97 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅱ H22/01(JSQ.) SCENE98 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅲ H22/02(JSQ.) SCENE99 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅳ H22/03(JSQ.) SCENE100 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅴ H22/04(JSQ.) SCENE101 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅵ H22/05(JSQ.) SCENE102 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅶ 第19巻 幻影を胸に 2010/12/8 H22/06(JSQ.) SCENE103 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅷ H22/07(JSQ.) SCENE104 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅸ H22/08(JSQ.) SCENE105 (タイトル) (内容) ロートレクの灰燼Ⅹ H22/09(JSQ.) SCENE106 幻影と奇襲 (内容) 幻影を胸にⅠ H22/10(JSQ.) SCENE107 幻影と幻覚 (内容) 幻影を胸にⅡ H22/11(JSQ.) SCENE108 (タイトル) (内容) 幻影を胸にⅢ 第20巻 魔爪の残滓 2011/6/8 H22/12(JSQ.) SCENE109 (タイトル) (内容) 幻影を胸にⅣ H23/01(JSQ.) SCENE110 (タイトル) (内容) 魔爪の残滓Ⅰ H23/02(JSQ.) SCENE111 (タイトル) (内容) 魔爪の残滓Ⅱ H23/03(JSQ.) SCENE112 (タイトル) (内容) 魔爪の残滓Ⅲ H23/04(JSQ.) SCENE113 (タイトル) (内容) 魔爪の残滓Ⅳ H23/5・6(JSQ.) SCENE114 (タイトル) (内容) 魔女の屍Ⅰ 第21巻 魔女の屍 2011/12/7 H23/07(JSQ.) SCENE115 (タイトル) (内容) 魔女の屍Ⅱ H23/08(JSQ.) SCENE116 (タイトル) (内容) 魔女の屍Ⅲ H23/09(JSQ.) SCENE117 (タイトル) (内容) 魔女の屍Ⅳ H23/10(JSQ.) SCENE118 (タイトル) (内容) 魔女の屍Ⅴ H23/11(JSQ.) SCENE119 (タイトル) (内容) 魔女の屍Ⅵ H23/12(JSQ.) SCENE120 (タイトル) (内容) 深淵の爪と牙Ⅰ 第22巻 深淵の爪と牙 2012/6/4 H24/01(JSQ.) SCENE121 (タイトル) (内容) 深淵の爪と牙Ⅱ H24/02(JSQ.) SCENE122 (タイトル) (内容) 深淵の爪と牙Ⅲ H24/03(JSQ.) SCENE123 (タイトル) (内容) 深淵の爪と牙Ⅳ H24/04(JSQ.) SCENE124 (タイトル) (内容) 深淵の爪と牙Ⅴ H24/05(JSQ.) SCENE125 二度目の最後 (内容) 深淵の爪と牙Ⅵ H24/05(JSQ.19) EXTRA SCENE 戦士黎明編 戦士時代のイースレイ、リガルド、ダフの会合中に、リフル現る 収録予定なし、〔中国語版、中国語版〕 H24/06(JSQ.) SCENE126 訣別と終焉 龍の末裔アサラカムについて説明、リムトの首をとり雄叫び 深淵の爪と牙Ⅶ 第23巻 戦士の刻印 2012/12/4 H24/07(JSQ.) SCENE127 深淵の向かう先 (内容) 深淵の爪と牙Ⅷ H24/08(JSQ.) SCENE128 聖都の存亡 (内容) 戦士の刻印Ⅰ H24/09(JSQ.) SCENE129 戦士の帰還 (内容) 戦士の刻印Ⅱ H24/10(JSQ.) SCENE130 最後の戦陣 (内容) 戦士の刻印Ⅲ H24/11(JSQ.) SCENE131 聖都の前哨 (内容) 戦士の刻印Ⅳ H24/12(JSQ.) SCENE132 彷徨える者 (内容) 戦士の刻印Ⅴ 第24巻 冥府の軍勢 2013/6/4 H25/01(JSQ.) SCENE133 共鳴と糾合 (内容) 冥府の軍勢Ⅰ H25/02(JSQ.) SCENE134 冥府の軍勢 (内容) 冥府の軍勢Ⅱ H25/03(JSQ.) SCENE135 瞼の記憶 (内容) 冥府の軍勢Ⅲ H25/04(JSQ.) SCENE136 蝕む悪意 (内容) 冥府の軍勢Ⅳ H25/05(JSQ.) SCENE137 その者の名は (内容) 冥府の軍勢Ⅴ H25/06(JSQ.) SCENE138 曝かれた貌 (内容) 冥府の軍勢Ⅵ 第25巻 やみわだの剣 2013/12/4 H25/07(JSQ.) SCENE139 殲滅の聖都 (内容) やみわだの剣Ⅰ H25/08(JSQ.) SCENE140 無垢なる白刃 (内容) やみわだの剣Ⅱ H25/09(JSQ.) SCENE141 闇への衝動 (内容) やみわだの剣Ⅲ H25/10(JSQ.) SCENE142 魔法 (内容) やみわだの剣Ⅳ H25/11(JSQ.) SCENE143 遺された楔 (内容) やみわだの剣Ⅴ H25/12(JSQ.) SCENE144 時果の再会 (内容) 彼方からの刃Ⅰ 第26巻 彼方からの刃 2014/6/4 H26/01(JSQ.) SCENE145 希望の対価 (内容) 彼方からの刃Ⅱ H26/02(JSQ.) SCENE146 弱者の糧 (内容) 彼方からの刃Ⅲ H26/03(JSQ.) SCENE147 刹那の剣閃 (内容) 彼方からの刃Ⅳ H26/04(JSQ.) SCENE148 彼方からの刃 タバサ死亡 彼方からの刃Ⅴ H26/05(JSQ.) SCENE149 追憶の淵より オクタビア、クロノス死亡 彼方からの刃Ⅵ H26/06(JSQ.) SCENE150 今ひとたびの剣 テレサ再登場、泣くちびクレア 銀眼の戦士たちⅠ 第27巻 銀眼の戦士たち 2014/12/4 H26/07(JSQ.) SCENE151 無二の称号 テレサとカサンドラの戦い 銀眼の戦士たちⅡ H26/08(JSQ.) SCENE152 宿命が呼ぶ声 テレサとプリシラの戦い開始 銀眼の戦士たちⅢ H26/09(JSQ.) SCENE153 背負いしもの テレサ覚醒 銀眼の戦士たちⅣ H26/10(JSQ.) SCENE154 力と心 (内容) 銀眼の戦士たちⅤ H26/11(JSQ.) LAST SCENE 生の証 テレサ「ばっちい笑顔だな」 銀眼の戦士たちⅥ
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/118.html
CP:梨花×沙都子(リバあり) 設定:祭囃し編の後日談。 羽入は澪尽しのような状態でいると思ってください(存在はしているけど梨花の前に姿を現さない) 鷹野の企みを打ち破って平穏な日々を送れる、と毎朝目が覚めるたびに心が躍った。早起きした方が競って破る日めくりカレンダーで日にちを見るのが毎日楽しみだった。毎日が笑って過ごせて、隣には沙都子がいて。本当に幸せだった。 ――だが、いつからだっただろうか。 沙都子が私に目を合わさなくなったのは。 沙都子が私に触れなくなったのは。 沙都子が私から離れていったのは。 ――沙都子が家に帰るなりすぐ出かけるようになったのは――。 帰宅してものの数分で私服に着替えた沙都子は私が部屋の換気を行っている隙に出かけようとしていた。 「沙都子?」 「何ですの、梨花…私急いでいるんですのよ」 少し気まずそうな表情をしながら振り返る。 「…どこかに出かけるのですか?」 「え、ええ! 裏山にいって以前仕掛けたトラップの確認をしに―」 確か昨日も似たような事を言っていた。ああ確か診療所に仕掛けたトラップを確認するって言ってたんだっけ…。昨日はなんで断られたんだっけ、そうそう私が夕食当番だったから。 「ならボクも一緒に行きますです」 「いっ…いえ! 梨花には危険ですし私一人で行きますからっ」 「でも沙都子、今日の夕食当番は沙都子です。だからボクは沙都子が帰って来ないと飢え死にしてしまうのです。」 「ええ、ですからトラップを確認してから買い物にいくつもりでしたのよ?」 この反応は予想の内だった。だから私は昨日のうちにあらかじめ食材を買っていた。 「買い物は昨日済ませておいたのです。今日は何も買わなくてもいいのです、にぱ~☆」 「そ、そうでしたわね……あ、あぁ! 私詩音さんに―」 「沙都子」 「なっ、なんですの?」 「…みー、どうしてそんなにボクから逃げるのですか?」 「逃げてなんていませんわよっ!」 「逃げているのです」 「逃げてませんわっ!」 図星をつかれたのか沙都子の声が段々と大きくなっていた。 「みー…沙都子はボクのこと嫌いなのですか?」 「はっ!? な、何を言ってるんですの梨花!?」 「沙都子はボクと目を合わせてくれないのです…」 はっ、と息を呑む音がしたと同時に目が泳ぎ始める。 「そそ、そんなことないですわ! 梨花の気にしすぎなんですのよ!」 「…みぃ、沙都子。嘘は良くないのです」 「嘘なんて言ってませんわ、何なんですの梨花さっきから―」 「ボクは沙都子の親友です。だから沙都子がいつもと違うことくらい分かります」 「…っ」 俯き口を紡ぐ沙都子。 ――ねえ沙都子、どうして目を合わせてくれないの? 「何か悩んでることがあるのですか?」 「…」 ――私にも言えない事なの? 「みー…何か沙都子を傷つけることをしてしまってましたか?」 「いえ」 「ではどうして? 沙都子はボクからいつも逃げようとするのですか?」 「…親友でも、いえ親友だからこそ…知らなくてもいいことだってあるんですわ」 「みぃ? どういう意味なのです?」 その問いかけに返事はなく、もう言う事はないとばかりに踵を返し裏山へ向かおうとした。 「沙都子っ!」 「…梨花を飢え死にさせないように、ちゃんと帰ってきますから」 私の呼びかけに顔だけ振り返ってみせ、そう言うと走り出した。段々と小さくなっていく親友の後姿を見て、何に悩んでいるのか分からないことの悔しさと悲しさと切なさが一杯になって涙が溢れた。 ===== 「はぁ…はぁ、は…っ」 無心となって走った。木の枝が足を、腕を、顔を引っ掻いても気にしなかった。梨花が私を呼んで、私の手をとって、私の目を見つめて問いたださないように。ただそれだけが怖くて走った、寧ろ逃げたと言ってもいいくらいに。 裏山の立ち入り禁止の看板を見つけそこで息を整える。 トラップなんて何があってもいいように念には念を押して仕掛けてあるのだから頻繁に確認しにくる必要はないという事は私は当然、梨花も知っていた。だから言い訳はただの嘘という事は悟られていて、それでも何も聞いてこないのは梨花の優しさだと思ってた。 「…一応嘘とは言えども、裏山に来たんですから確認はしておいた方がいいですわね」 呼吸と身なりを整え誰に会うわけでもないこの裏山に入っていく。これだけの木々が立ち並んでいるのだから日が影ってしまえば出るのはさすがの私でも少し不安。だから早めに立ち去ろうと決めた。 …梨花を飢え死にさせないためにも、というのはあながち間違いでもないのだが、今日で終わらせる、と気持ちにケリをつける日だったから。 ――不謹慎ながらに山狗という部隊が来た時は楽しめましたわね。 散策しながらあの時はを思い出す、ただ梨花を守りたいとそう思う一心でいた。それは仲間であり、家族だったから。 にーにーが突然いなくなったのは私が守ってあげられなかったから…だから私は自分のかけがえのない人を自分が原因で失わないように努力していた。 足をぴたりと止める。 「これは圭一さんを驚かせようと梨花と考えて―…」 作ったばかりのトラップ。部活メンバーで裏山に来たら絶対仕掛けてやるんだと意気揚々と作った記憶がある。でもその機会は未だ訪れないからまだ発動してないわけで…その理由もよく分かっている。 「私が、梨花を好きになってしまってから全てがおかしくなってしまったんですわよね」 ―あの頃に戻りたい。 みんなで笑いあって、隣には梨花がいて、そんな生活に戻りたい。 ひぐらしの鳴く声をもっと穏やかな気持ちで聞きたい、ただそれだけなのに――― ――――― 叔母が死に、叔父が逃げ、兄が消えた。私は一人になった。 にーにーの匂いが残る部屋があるあの家は私一人ではどうしようもなくて、いつもにーにーに頼ってばかりいたから何をどうしたらいいのか分からなかった。 ご飯の炊き方やお味噌汁の作り方くらいは知っているけれど、オカズはどうしよう。雛見沢は外からのものや対立するものに敏感で、私…「北条」に一段と冷たかった。誰も助けてなんてくれない、と知っていた私は途方に暮れていた。 「沙都子、一緒にボクと暮らしませんか?」 「…え?」 そんな私に声をかけたのは友達の梨花だった。 梨花は古手家と言ってこの雛見沢では御三家と呼ばれる格式高い家柄でその頭首である梨花はオヤシロさまの生まれ変わりなどと謳われ私を忌み嫌う村の人たちのマスコット的存在であり、とても愛されていた。 いつから私の傍にいてくれたのかは分からないけれど、梨花は私を北条だからと言って特別視した事はなかった。にーにーがいてくれた時はにーにーにばかり頼っていたから気づかなかったけど梨花はずっと私を見守ってくれていたんじゃないかと思う。 「ボクも沙都子と同じでおとうさんもおかあさんもいないのです。」 「…」 「ご飯を食べるのは一人だと味気ないのです。それに一人前だけ作るのは難しいので作るたびに食べ終わるまで大変なのですよ」 「そうですわね…」 「沙都子が良ければボクの話し相手になってもらいたいのです」 「え?」 「一人でいるよりも二人でいる方がきっと楽しいのですよ」 そう言って梨花は私の手を取り笑った。まるで花が咲くように。そして私と梨花の二人の生活は始まった。 最初こそ戸惑いはしたものの、梨花との生活は色々な事が学べて楽しかった。 住み始めた頃は色々と梨花が世話を焼いてくれていたけれど同居しているんだから、と家事全般を梨花に教えてもらいながら生活していった。教えてもらいたての頃は上手く作れなかったけど、少しずつ料理が出来るようになって交代制になった。 梨花のご飯を食べるのはとても好きだけど、私が梨花にご飯を作るのも好きだった。失敗してしまった料理が食卓に並んだ時は「まだまだなのです」なんて言いながらも「沙都子の味がして美味しいのですよ」と花のような笑顔を絶やさずに完食してくれた。 いつも私の隣でにこにこと微笑みながら、いつも一緒にいるのが当たり前で。梨花が私の親友で、仲間で、家族である事が誇らしくてとてもうれしかった。だから何をするにも常に一緒に行動していたし、それが当たり前だと思うが如くにふるまった。そして梨花もそれが当然というように私の隣にいてくれた。 私の元気がない時は梨花の笑顔もどことなく影が宿っていて、そんな顔をしている梨花を見たくないと言ったら「沙都子が笑ってくれたらボクも笑うのです」と頭を撫でた。沙都子をなでなでなのですよ、なんて言いながら。 私の頭を撫でても問題がある人とない人がいて、その中でも特に心地よかったのは梨花と圭一さんだった。 言動や物の考え方こそ違うもののにーにーのようで、だから圭一さんに頭を撫でてもらうのは好きだった。それをしている時の圭一さんは優しい顔で、私も自然と笑顔になっていて、だからきっとこの瞬間も梨花は笑っていてくれるだろうと思って梨花に視線を投げかけたら…違った。ほんの一瞬だったけど、だけど何かが篭っている目をしていた。 私が瞬きをすると、「みー!ボクも沙都子をなでなでするのです」とさっきまでの黒い表情はなくなり、いつもの梨花が圭一さんと私の頭を取り合った。 その表情が忘れられなくて梨花に問いただしてみると、何の事か分からないとはぐらかす。梨花は何か私に隠してるのではないかと疑ったくらい。それが少し悲しくて顔を俯かせた。 「沙都子はボクのものなのです、圭一は悟史に似ているというだけでずるいのです」 「梨花?」 「沙都子の傍にいれるのがボクの幸せなのです。だからずっとずっと傍にいるのですよ? にぱ~☆」 「当たり前ですわよ、梨花とは切っても切れない関係なんですから!」 「み~☆まるで腐れ縁みたいな言い方なのです」 ―そう言う梨花の顔は穏やかだった。 ――――― 梨花の様子がおかしい時があった。それは鷹野さん達の目論見があった頃だったから、梨花は不安だらけだったと思う。 私に出来ることと言えば傍にいて梨花の不安を紛らわす事、笑わせてあげる事くらい、だから梨花が私の知らぬ男性と話し安堵の表情を向けていた時には非常に腹が立った。 その人は赤坂さんと言って、警察の方らしい。正直なところ警察はあまり好きではなかった。 それも関係してか赤坂さんの事を好きになれなかった。少しトラップでも仕掛けようかと思ったが、それも大人気ないと諦め梨花が信頼しているから私も信頼する事にした。 そしてあの一件以来、梨花の口から「赤坂」という単語が出ることが多くなった。赤坂から手紙がきたとか、赤坂が何月にくるだとか、赤坂に電話をしただとかそういう事ばかり。 もしかしてあの人のこと好きなんだろうか…そう考えるようになってからというもの、普段と変わっていないと思っていた梨花の食欲のなさが目に付いた。どうしたのと聞くのもおこがましく感じて、聞くのをやめた。 どうせあの赤坂という人を思って食事が喉を通らないとか言うんだろうと思ったら、また 悔しくて腹が立った。 梨花の笑顔が消え、食事も捗らなくなった。 あの赤坂という人がきてからの梨花は私の心をざわつかせた。心の奥に黒い靄がある。 それが引き金となったのか少しぎこちなくなっていた頃、レナさんや魅音さん、そして圭一さんが声をかけてきた。 「梨花ちゃんとケンカでもしたの?」 「いえ、そういうわけではありませんのよ」 「そう? それならいいんだけど、おじさんとしては心配なわけよ」 「ほほほっ、それはそれは大変申し訳ありませんですわね」 「沙都子、あまり抱え込むなよ?」 「え?」 「自分で思っている事を全て自分で解決しようとするとロクな目にあわないからな」 「そうだね、圭一君の言うとおりだよ。二人に何があったのかは分からないけど、でも 二人が元気ないのを見るのは寂しいんだよ、…だよ?」 「まあレナは元気じゃない二人をお持ち帰りしてもつまんないって言いたいんだけどね!」 「おい魅音…」 「あーっははは、ごめんごめん。でもね沙都子、何か力になれる事があったら言うんだよ」 「そうだぞ沙都子、悩みを打ち明けるのは恥ずかしいことじゃないんだからな」 「そうそう、梨花ちゃんも沙都子ちゃんも大切な仲間なんだからねっ☆」 「…お気遣い、ありがとうございますですわ…」 ――情けない。 周りに迷惑かけるなんて私らしくもない。こうやって悩んでるのだって私らしくない。みんなが心配しているんだから早くモヤモヤとした黒い感情をどうにかしなくては。 梨花に対しても、誰に対しても今までもった感情ではなかったからどうしたらいいのか分からない。みんなに相談してみようか…?でもどう伝えたらいいのか分からない…。どうしたら、どうしたら、どうしたら、どうしたら…。ああ、もうしっかりしろ北条沙都子!!!!クールになるんだ!! そうやって自分の気持ちを無理矢理盛り上げた結果、梨花に直接気持ちを言う事。梨花が誰かと話していると面白くないし、誰かに笑いかけているのも面白くない。何故と言われたら答えようがないのだけど、多分梨花なら私の言いたい事を分かってくれるはず。梨花の事にはレナさんや圭一さんや魅音さんには分からないだろう、だから梨花本人に聞くのが一番手っ取り早くモヤモヤを解消出来るんじゃないのかと思った。 思い立ったが吉日、梨花を探す。教室にはいない。日直じゃなかったからトイレ?、といつも一緒に行っているのに私に何も言わず一人で行ってしまった事にすら苛立ちを覚えたが、こんな感情とも今日でおさらばだと思うと心なしか気持ちがうきうきして足取りも軽くなった。 教室を出た先には梨花と、レナさんがいた。 遠目で見たから会話までは聞こえないが梨花が何かレナさんに話していた。 梨花の表情はとても暗く目には涙も浮かんでいて、私の隣にいるときは決して見せない顔をしていた。その反面レナさんはとても満ちた表情をしていて、きっと泣き顔のような梨花をかぁいいとでも思っているんだろう。 そんな梨花を、レナさんを見ているのが不快で二人に声をかけようとした瞬間目を疑った。 「り、か―…?」 レナの手が梨花の頬に触れ、二言三言梨花に話しかけると梨花が満面の笑みで返した。 ドクンッ と突然心臓が飛び跳ねたかのようなスタートを切る。鼓動が高鳴る、呼吸が乱れる。 そんな光景を目の当たりにして声をかけることが出来ない代わりに頭の中で感情が文字として駆け巡る。 ――なにをやってる?何をされている?レナさんはなんで梨花に触れているの?梨花はなんでそんな嬉しそうな顔をしているの?その笑顔をレナさんに向けてるの?私だけのものじゃないの?梨花は私にだって沙都子はボクだけのものだって言った、なのにどうして梨花は私じゃない人に触らせて喜んで最近私に見せなかった表情を他の誰かに見せるの?どうして?どうして?どうしてどうしてどうしてどうして、どうして梨花?どうして私だけを見てくれないの?こんなに毎日貴方のこと考えて、いつもいつも梨花の事ばかりで私はこんなにも貴方がスキ―――― 「…えっ?」 頭を巡る想いに、思いのほか大きな声が出た。 それは梨花とレナにも聞こえないはずもなく、声の主を探し、そして私は二人と目があう。呆然とした表情でたっている梨花と状況がいまいち飲み込めないレナさんが声を合わせて名前を呼ぶ。 「…さ、とこ…」 「沙都子ちゃん…!?」 突然のことで言葉も出ない梨花に代わってレナが弁明しようとする。ああ、呼吸がうまく出来ない。意識が遠くなる。 「嘘、ですわよ…」 「え? 沙都子ちゃん?」 「嘘だって、言ってくださいまし…」 「何? 何が嘘だって…―」 「嘘ですわよぉぉおぉっっっ!!」 頭がクラクラして、目の前が白く染まる。 ――最近あまり食欲なくてちゃんと食べてなかったからかしら…。梨花の笑顔でもあれば食事だって進むのに… 意識を飛ばす寸前「沙都子っっ!」と、梨花が私を呼んでくれた。ああ…梨花、私は貴方を―――― ブツン。 ===== 私の隣にはいつも沙都子がいた。 どの世界でも一緒に住み始めた頃は少し余所余所しかったが、段々と自分に心を開いてくれてきていると分かるとそれが予定調和とは言いながら嬉しかった。 今私が昭和58年の夏を超え秋を過ごそうとしているのも、100年の輪廻を繰り返しても心がボロボロになって何の感情を持たなくならなかったのも沙都子がいてくれたから。私が元気ない時は一緒に落ち込むわけじゃなく、私を元気付けようと色々な話をしてくれる。 沙都子は私を照らす太陽みたいなもので、その明るさに目を向ける私は向日葵のようだった。沙都子がくれる暖かさを私の全てで吸収したかった。だから沙都子の元気がないと私も元気がない。大抵の事は私が傍にいる事でその元気を取り戻せていたのだが、私が傍にいることによって失われる元気もあると言うこともあり傍にいたいのにいれないという心苦しい想いをした事もあった。 私は沙都子が好きだった。 何度も何度も同じ運命を歩み、そして何度も殺されて記憶が曖昧なところもあるくらいなのにどんな運命の世界でも私の思いは変わらず、沙都子を好きだった。 彼女が笑った時に見せる八重歯が好きだった。本人は食べにくいなんて言って気にしていたけど私にはとても可愛かった。八重歯だけではなく、沙都子を確立してくれるものの全てが愛しかった。 寝ている時に言う寝言も、寝顔も、布団を蹴っ飛ばして出してしまうぷにぷにのお腹も何もかも彼女が関係しているものが好きだった。 ―私は時を越え、ずっと沙都子に恋をしていた。 女の子同士の恋愛は一般的には特異というものだという事は知っている。けれど私が好きなのは女の子なのではなくて、沙都子なのだ。 女なんて周りにはいくらでもいる、魅音や詩音やレナや知恵や鷹野や他にもたくさんいる。ある世界では魅音が、詩音が、レナがそういう関係を持っていた事もあった。そういう事に興味がないわけではなかったが私は沙都子と肌を触れ合わせたかった。 とある世界では圭一と身体の関係を持ったことがあったが、沙都子とは結ばれないんだという悲しみを紛らわすために圭一を利用しただけの事であり、仲間とは想うが恋心を抱いたことはない。そしてそういう相手との交わりはただ空しいだけで身体から生まれる性感だけで、空虚の心を埋めようと盛りのついた犬のように毎日交わっていた。 どうせ終わる世界なのだとしたら沙都子に言い寄ってみようかと試してみたこともある。それは失敗に終わった。やはり女の子同士という異質なものに対して沙都子が嫌悪感に似た感情を覚えたのか私を嫌ってしまいそのうちに北条本宅へ戻りそこには鉄平が戻ってきてしまったという最悪な結果で終わったこともあった。 その世界は全てのサイコロの目が1のように感じ、沙都子と一緒にいれないという事がこんなにも寂しく苦しく、悲しい世界なんだと言う事を知ってからはもう沙都子を無理やり自分のものにしようという気は失せ、代わりに沙都子にとって大切な人になろうと想い時には励まし、叱り、そして恋の相談も受けた。 好きな子が自分じゃない誰かを好きになっていく様を見ているのはただただ切なくて、圭一が沙都子を恋愛対象としてみてくれないと泣き崩れたこともあり、苦しい恋愛をしている沙都子を見るのは生き地獄にも感じた。 こんなにも近くで沙都子を想って心を痛めているのに、沙都子の事を誰よりも大切で誰よりもかけがえのない人と想い慕っているのに、ただ私が女ということで恋愛対象にならないという事が悔しくて。自分の性別を呪った。 100年も生きた魔女と謳うこの私がたった一人の小娘に心捕らわれている事が滑稽だった。だけど私は例えここで不慮の事故で意識を飛ばしてしまったとしても、沙都子のために戻ろうというくらいの想いがあった。 それは決して伝える事は出来ないけれど――― ―――― 今いる世界は今までとは違う。今まで駒として扱っていたモノ達にもちゃんとした役割があったからこそ掴めた未来。だからループの世界で見たくても決して見れなかった世界がある。 例えば魅音とレナが圭一を取り合っていたり、とか詩音が色々なコスチュームを持って診療所に通っているとか本当に些細な事だけども同じ生活でここまで新鮮に思えることがなかったので、それがとても楽しかった。 そして今私が日々を刻んでいるこの世界では沙都子の様子も今まで見たことのない事になっていた。 まず日々の生活で沙都子は私の周りに対する人への態度が刺々しかった。 村の人たちや血の繋がらない親族のおかげで誰よりもひどい目にあっているから、人を傷つけようとする事は沙都子にとって滅多にないことなのに。 特に赤坂に対してはとても辛辣な態度で、赤坂自身は沙都子と直接の関わりがそんなにないのだから沙都子が赤坂を一方的に好きになれないとしても、そんな事で冷たい態度をとるという結果に結びつくのは安直過ぎる。事情をよくわかってない赤坂はさすがに沙都子に避けられていると思い頭を悩ますのだが、正直なところその理由が私ですら分からないのに上っ面の言葉だけで大丈夫、という事も出来ず少し困っていた。 反抗期なのかと思いたしなめようと沙都子に言うのだが、本人が自覚していなかったため理由を聞いても無駄、却って沙都子を余計に怒らせてしまったため逆効果に終わる。 何か見たくないところでも見てしまったのか。だから赤坂にだけ特別冷たいのかと思いマイナスイメージを取り払ってもらいたくて赤坂とのやりとりを沙都子に話した。話は聞いてくれているもののあまり快活ではない返答がかろうじて返ってくる程度で、さもどうでもいいかのように食事を取るのだがその食事の量も今までとは段違いに少なく、いつも沙都子との会話を楽しみにしていた食事時もあまり楽しく思えなくなってしまっていた。 ―沙都子が元気でいてくれればそれだけで幸せなのに、その幸せがなく世界が灰色になってしまった気がしていた。 そして私への態度もおかしくなった。なんというか少し他人行儀だった。 これもまた赤坂の時と同じように私には理由がわからなかった。知らない間に沙都子を傷つけてしまっていたのかと思い返してみても自分の中では思い当たる節が見当たらず、どうしたらいいのか分からず日々を過ごしていた。 折角勝ち取ったループからの未来は私は見たことがないのでどうなるかも分からなかったから、ひょっとしたら沙都子とは仲が悪くなってしまうような未来だったのかもしれないと頭を悩ませ、未来を嘆いた事もあった。 いつもは一緒に行動していたのにちょこちょこと一人で行動することが多くなり、それすらも私の心を締め付ける。そんな私たち二人を見かねたのか部活メンバーの圭一、レナ、魅音の三人が気を遣い私と沙都子の間に何があったのか聞いてきた。 正直な話圭一や魅音に話しても分からないと思った。理由なんかなく、ただ「なんとなく」。 だから3人一気に押しかけてきたときはなんでもないのです、と切り上げて後にレナだけを呼び出してみることにした。 レナは鋭かった。私が沙都子に対して抱いている感情に薄々気づいていた。 だから用件を伝えるのは容易だったのだけど、レナでやっと気づいたという事は沙都子を含め他の3人は気づいていないはず。 レナの言い分だと私の考えは予想通りで沙都子も私が好きだというのには気づいていないようだった。あの子は人の痛みには敏感だろうけど恋愛感情がどういうものかまだ分かってないと思ったから。詩音が悟史を好きという程度の漠然としたものは分かっていても、魅音が圭一を好きだというのが多分理解できないようなもんだろう。ならば何故沙都子は私から距離をとろうとしているのか、今まで一緒にいながらそれが分からない自分が不甲斐なくて泣けてきた。 そんな私をみてレナは優しく撫で、私に言った。 「沙都子ちゃんを信じていれば、絶対大丈夫だから」 そう言うレナに救われた気がして素直にありがとうと言った直後の事。え?という聞き馴染みのある間の抜けた声がどこからともなく聞こえた。声の主は探さなくても分かる。だけどどうか違っていて欲しいという願いもかけて声のした方に顔を向けたら予感的中、―沙都子だった。 その佇む沙都子の表情を見たら気づいてしまった。私とレナの会話を聞かれてしまっていた、という事。 ワタシガ サトコヲ スキダ トイウコトガ バレテシマッタ 頭にその情報が伝わってからその場に佇む沙都子への弁解の言葉も出てこず、レナが一生懸命弁明しようとしていた。沙都子はそれを聞かずに嘘だと叫び、その場に倒れた。沙都子に嫌われても構わない、でも沙都子の傍にいたい!そう思うが早いか沙都子の元へ走りより沙都子を抱きすくめた。元々線が細い沙都子の身体はもっと細く感じた。 後にクラスの子が沙都子が私を探していたという事を耳に入れた。沙都子は私に何を言おうとしていたのか、それが気になった。けれどそれを聞ける日はなかった。 夏の終わり2へ続きます。
https://w.atwiki.jp/higurashimaturi/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 文芸誌『早稲田文学』のホラー特集号が発売開始。ガッチマン氏とVTuberらとの「ホラーゲーム実況対談」のほかSCP財団やChilla s Artも(電ファミニコゲーマー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 【パワプロ】鬼滅の刃コラボガチャはどっちを引くべきか - Gamerch(ゲーマチ) 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation 【ウマ娘】解放結晶の入手方法と使い方 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) アーテリーギア‐機動戦姫-攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 異常熱波のカナダで49.6度、いま北米で起きていること(森さやか) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES 終末のアーカーシャ(終アカ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) パニシンググレイレイヴン(パニグレ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON スタスマ攻略Wiki【スタースマッシュ】 - Gamerch(ゲーマチ) 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン ヌーラボ、「Backlog」の絵文字入力の補完機能やWiki編集の自動マージ機能を改善 - CodeZine(コードジン) ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース ツムツム攻略Wiki|ゲームエイト - Game8[ゲームエイト]
https://w.atwiki.jp/voice_actor_m/pages/130.html
【2月】 02/06 高橋直純 風になって 02/06 ネオアンジェリーク~あかつきの天使~ 02/08 彩雲国物語 セカンドシリーズ ドラマCD3 番外編 02/14 「ひぐらしのなく頃に解」~character case book~ Vol.3北条悟史Link前原圭一 02/14 テニスの王子様「バレンタイン・キッス」/甲斐裕次郎 with 比嘉中 02/22 『鈴村健一の超人タイツ ジャイアント』~みんなが選ぶヒーローソングセレクション~ 02/27 DD-Dramatic Dive!岸尾大輔&浪川大輔 02/27 「おねがいマイメロディ」シリーズテーマ全集~ベスト・オブ・ベスト マイメロディ~ 02/27 今日からマ王 キャラクターソングシリーズ Vol.4 村田健 02/27 恋する天使アンジェリーク ボーカルベストアルバム 02/27 ラジオ AZUのラジオ 2007年11月はパニっ! 02/29 テニスの王子様 「ここで僕らは出会ってしまった」不二周助&手塚国光
https://w.atwiki.jp/2chmgo2pc/pages/193.html
お前ら鬼畜だからみんな死んでいいよ、ついでに管理人も死んでいいよ
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/57.html
ひぐらしデイブレイク ポータブル アルケミスト 2008.11.27 PSP ひぐらしのなく頃にのキャラでやる対戦ACTゲーム ひぐらしデイブレイクのPSP版 2対2で戦います。「ガンダム VS.」シリーズにシステム的に近い ひぐらしデイブレイク ポータブル メガエディッション 2009/11/26 PSP(UMD.DL) 追加要素や使用キャラが3人増えた バージョンアップ版
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/452.html
ひ ぐ ら し のなく 頃 に ~ 鬼 畜悟史 ~ たまにはKOOLな悟史もあり?全員制覇を目指す悟史の頑張り物語。 第一話~ハジマリ~(悟史×詩音) 第二話~オンナノコ~ 第三話~ソノザキシマイ~(悟史×魅音×詩音) 第四話~にーにー~(悟史×沙都子) 第五話~ペット~(悟史×沙都子×魅音、魅音×詩音) 第六話~異端者~(悟史+魅音、詩音、沙都子×レナ) 第七話~古手の巫女~(悟史×梨花) 第八話~罪滅し~ TIPS ある二人の邂逅 -
https://w.atwiki.jp/cohaku4/pages/2.html
アクセス数 - 前月 2021年12月 翌月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 シバ@mimi-個人用 ひぐらしのなく頃に 東方Project ひぐらしのなく頃に ひぐらしデイブレイク 東方Project 東方妖々夢 東方永夜抄 東方花映塚 東方文花帖 東方風神録 特設 (動画編) MyList投稿 単品投稿 (画像編) 投稿所 Hangame 麻雀 ご利用ガイド @wiki基本操作 @wiki練習ページ 更新履歴 取得中です。