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「奇形ゆっくり」 雪もだいぶ解けた頃。 草原には、越冬したゆっくりの姿が現れ始める時期だ。 森の中を歩き続ける僕。 僕は、ある条件を満たすゆっくりを探している。 探しているのは、単体のゆっくりではなく、子供を連れたゆっくり一家でもなく、発情したゆっくりありす でもなく、ゆっくりれみりゃなどの捕食種でもない。 僕が探しているのは、お互いを愛し合ったカップルのゆっくりだ。 それも、既に交尾を済ませて妊娠初期の…そう、そのタイミングが一番“いい”。 越冬後の初春になると、冬を生きて越すことができた安心感のためか、それとも家族計画を考えているのか、 多くのゆっくりが交尾を行う。 草原には結構な数のゆっくりが顔を出し始めているから、そろそろだと思うのだが… 「ゆっ!?おにーさん、ゆっくりしていってね!!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり」 すれ違うゆっくりには適当に返事を返しておいて、巣のありそうなところを手当たり次第に探していると… 「ゆぅ!!ゆっくりそだっていってね!!」 「ゆっくりいいこになってね!!」 狭い入り口から中を覗くと、ゆっくりれいむとゆっくりまりさのカップルがお互い寄り添っていた。 れいむの頭には3本の蔓が生えている。妊娠初期なのだろう、つぼみは固く閉じていてまだ子ゆっくりの 原型すら出来ていなかった。 ふむ…こいつらは、丁度よさそうだな。よし、こいつらにしよう。 そう決めると僕はこいつらを連れて帰るべく、ゆっくりに声をかけた。 「やぁ、ゆっくりしていってね!!」 「ゆっ!?ゆっくりしていってね!!」 本能に刻まれた言葉を僕に返す2匹のゆっくり。 「お、れいむは妊娠してるのかな?」 「そうだよ!!もうすぐのれいむのあかちゃんがうまれるよ!!」 「まりさのかわいいあかちゃんがうまれるよ!!」 どうやら、ちゃんと望まれて生まれようとしている子供のようだ。 ひとまず安心した。そうでなくてはこれからの計画も、意味がなくなるからだ。 「よし、これから赤ちゃんが生まれる二人のために、すっごくゆっくり出来るところを用意してあげたよ」 「ゆゆっ!?ゆっくりできるところ!?」 「おにーさん!!ゆっくりあんないしてね!!」 これから親になるというのに、この馬鹿っぷりはいかがなものか。 毎度のことだが、こいつらが絶滅しない納得のいく説明がほしい。 「よし!!じゃあお兄さんについてきてね!!」 息が上がらない程度のペースで、家へと続く道を走る僕。 家まではそれほど遠くない。ジョギングのペースで走って10分ほどだ。 だから僕にとっては軽い運動でしかないのだが…どうやら、2匹のゆっくりにとっては違うようだ。 「おにーさん!!もっとゆっくりしていってね!!」 「おいてかないで!!もっとゆっくりあんないしてね!!」 普通のゆっくりなら決してついてこれないペースではないのだが、妊娠しているれいむは頭に生えた蔓が折 れないように注意しながら跳ねなければならない。 「れいむ!!ゆっくりいそいでね!!」 ペースの遅いれいむに付き添うまりさも、同様である。 「そんなにゆっくりしてると、ゆっくり出来るところがなくなっちゃうぞー!!」 「ゆゆーっ!!??いやだよ!!ゆっくりしたいよ!!」 「ゆっくりいくからまっててね!!れいむ!!もっとゆっくりはやくしてね!!」 どんなに急かしても、こいつらは一定のペース以上速くはならない。 これは…何か別の方法を考える必要があるな。 ちょっとばかり考えて、思いついたのは… 「おーい、まりさ!」 「ゆっ!?」 「まりさがれいむを後ろから押して手伝ってあげれば、早くゆっくりできるぞー!」 「ゆゆ!!おにーさん、あたまいいね!!まりさゆっくりてつだうよ!!」 さっきから2匹の様子を見てわかったのだが、れいむは蔓が折れないように注意してペースを落としている のに対し、まりさは単純にれいむに付き添っているだけ。蔓に注意を払っているわけではない。 つまり、まりさはれいむがゆっくりしている理由がわからないのだ。 ゆっくり出来るところがなくなる、という僕の言葉に焦りを感じるとともに、ペースを上げようとしない れいむに苛立ちを感じはじめるまりさ。 だから…後ろから押して手伝ってやれ、という指示にも簡単に従う。 「れいむ!!もっとゆっくりいそいでね!!」 「ゆぎゅううう!!まりさあああああああああやめてよねええええええ゛え゛え゛え゛!!!!!」 ぐいぐいと後ろから押していくまりさ。それでもペースを上げるわけにはいかず、必死に抵抗するれいむ。 だが、身重の体ではまりさを押し返すことは出来ない。 そのまままりさの力に押し負けて、ペースを上げることになってしまった。 「やだあああああああああ!!あがぢゃんできなぐなっぢゃううううううう!!!!」 「れいむ!!はやくゆっくりできるところでゆっくりしようね!!」 まりさはれいむの悲鳴を聞いてないのだろうか? これから生まれる赤ん坊すら気遣わないあたり、やっぱり頭の中が餡子なんだなぁ。 しばらくして、もう少しで家に着くというところに差し掛かると… 「まりざやめでよおおおおおお!!!…ゆぎゅ!?」 まりさに押されてハイペースで跳ねていたれいむが石につまづき、顔面から倒れ伏してしまった。 あ、これはヤバい、と思った。その角度と、そのスピードが。 ボキッ!! 3本の蔓のうち、一番細かった1本が折れてしまったのだ。 「ゆぎゃああああああああ!!!れいむのおおおおおお!!あがぢゃんがああああああああ!!!」 ゆっくりらしからぬ速さで起き上がって、折れた蔓のもとへ駆け寄るれいむ。 その後を、まりさがゆっくり追いかけた。 れいむは、滝のように涙を流しながら萎えた蔓を見下ろしている。 その後ろのまりさは、ばつの悪そうな顔をしていた。 最初は悲しみの震え…そして、その震えは怒りに変わった。 「ゆぐぐぐぐぐぐぐ!!!!まりざのせいだよ!!まりざがうしろからおしたからだよ!!」 「ゆぎゅ!?まりさはわるくないよ!!れいむがゆっくりしすぎたのがだめなんだよ!!」 へぇ、ゆっくりも夫婦喧嘩するんだぁ。 「あかちゃんがああああああ!!!れいむのあがぢゃんがあああああ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「ゆっ…れ、れいむのせいだよ!れいむがころんだから――― 「はい、そこまで!」 このまま見ていても面白そうだったのだが、殺し合いに発展する気配を感じたので仲裁に入る。 「今のはどっちも悪くないよ。たまたま、その蔓が細すぎたんだ。たぶん折れなかったとしても赤ちゃんは できなかったよ」 「ゆっ!?そうなの!?」 「そうだよ。だから、残りの2本を大事にすれば良いのさ」 「ゆゆ!!わかったよ!!れいむのあかちゃんだいじにするね!!」 「まりさのあかちゃんゆっくりさせてあげるね!!」 あー、⑨でよかった。 2匹の仲直りは済んだので、すぐそこの自分の家に案内する。 玄関から入っていく2匹は、終始寄り添ったまま離れようとしなかった。 2匹を専用の部屋に案内し、準備を済ませると僕も2匹と同じ部屋に向かった。 僕が抱えているのは、最近幻想入りしたという毒入りギョーザと、2リットルペットボトルに入った廃油だ。 「おーい、ゆっくりしてるかい?」 「ゆっくりしてるよ!!おにーさんもゆっくりしていってね!!」 先に与えておいたお菓子を食べつくして、2匹は文字通りゆっくりしていた。 れいむが妊娠している以上、昔のように跳び回って遊ぶことは出来ない。 2匹にとっても、今までのように跳びはねるより、寄り添いあってゆっくりしてる方が満足できるのだろう。 ギョーザとペットボトルが視界に入るやいなや、跳ね寄ってくる2匹。 「ゆゆ!?それはなに!?」 「ゆっくりできるもの?ゆっくりできるならまりさにちょうだいね!!」 おお、食いついてきた。そうでなくちゃ困る。 「これはね、栄養価の高い食べ物だよ。もうすぐ赤ちゃんが生まれるれいむに食べてもらおうと思ってね。 これを食べれば、元気でいい子な赤ちゃんがたくさん生まれるよ!」 餡子脳にも理解できるように、説明は怠らない。 すると、期待通りれいむが食いついてきた。もう期待通り過ぎて怖いぐらいだ。 「ゆゆ!!れいむたべるよ!!さっさとそれをゆっくりちょうだいね!!」 「わかったわかった。まりさも食べるか?」 「まりさはいらないよ!!ゆっくりれいむにあげてね!!」 さっきのことを少しは反省しているのだろうか、それとも夫(?)としての自覚が芽生えてきたのか。 僕としてはれいむが食べてくれさえすればかまわないので、ギョーザを適当に床に置いて、大きい器に廃油 を移し替えた。 「むーしゃむーしゃ、しあわ…せ…?」 一口食べて、早速異変に気づいたらしいれいむ。 「おにーさん!!これすっごくまずいよ!!こんなのたべられないよ!! こんなものをたべさせるおにーさんとはゆっくりできないよ!!」 「わがまま言うなよ。元気な赤ちゃんが生まれなくてもいいのかい?」 「ゆぎゅ……がまんしてたべるよ…!」 赤ちゃんのため、って言っておけば大抵のことは我慢できそうだな、このれいむ。 眉間にしわを寄せて、いかにも不味そうな顔をしながら、ギョーザをちびちびとかじっている。 ダイオキシンとか、タリウムとか、メタミドホスとか、かなりヤバイ代物らしいんだが、体調には変化はな さそうだ。 実は、毒に対してはかなり耐性があるのだろうか? 「れいむ!!ゆっくりがんばってね!!あかちゃんのためにがんばってね!!」 毒入りギョーザを栄養食か何かと勘違いしている2匹。 まりさは、不味そうにギョーザを食べているれいむを応援している。 そのあと、いろいろヤバそうなものが浮いてる廃油にもれいむは口をつけた。 「ゆぎゅ、まずい……でもあかちゃんのためにがんばってのむよ!」 「ゆゆゆ!まりさもてつだってあげるね!!」 何を思ったのか、自らも廃油を飲みだすまりさ。 お前が飲んだら意味ねーだろ(笑) 目の前の不味い飲み物がなくなればいいとでも思っているのだろうか? さすが餡子脳。僕の予想の斜め上を常にキープしている。 そんなこんなで、3日間。 蔓には、少しずつ子ゆっくりの原型らしきものが現れ始める。 僕はすでにその異変に気づいていたのだが、2匹のゆっくりは気づかない。 出産自体初めてなのだろう、こういうものなんだ、と納得しているようだ。 そして。 いろいろヤバいものを体内に取り込んでいったれいむだったが、ついに…その時が来た。 出産のときである。 部屋の真ん中に陣取ったれいむ。 それを少し離れた所から、不安そうに見守るまりさ。 2匹の数週間の愛の結晶、そして僕の“3日間の努力”の結果が…今、目の前にその姿を現そうとしている。 小刻みに震えだしたれいむ。その時が近づいているのだろう。 最初は堪えていた声も、だんだん我慢できなくなってきたらしい。 「ゆ……ゆ…ゆゆゆゆ…!!」 プチッ! ぽとっ 一匹目のゆっくりの誕生である。 「ま、まりさのあがちゃんがうまれたよおおおおお!!!」 「れいむのっ、れいむのがわいいあがちゃんんんんんんんんんん!!!!」 遠くから見守ると決めていたまりさも我慢できなかったらしい。 赤ちゃんが生まれた嬉しさのあまり、すぐに生まれたての赤ん坊のもとへと跳ねてきた。 その時点で、2匹は初めて“異変”に気づいた。 「ゆ゛……ゆ゛ぐり゛……ぢででね゛……!!」 「なんなの!!このごおがしいよ!!!おがしいよおおおお!!??」 「ゆぎゃあああああああああああ!!??へんだよっ!!へんながおだよおおおおお!!!!」 このゆっくりには、口と呼べるものがなかった。 正確には、口のなり損ないのような…上唇と下唇がところどころ途切れながら癒着しているのだ。 だから、言葉を発しようとしても『ゆっくりちていってね!!』とはならない。 プチッ! ぽとっ 二匹目の誕生。れいむ種である。 今度こそまともな子供が生まれてほしい…そう願うれいむとまりさ。 しかし、そんな願いは無残にも打ち砕かれた。 「ゆっくりぃちていってにぇ……ありぇ?うごけないよ?!」 二匹目の赤ちゃんは、言葉は比較的しっかりとしていた。 しかし、この赤ちゃんには致命的な欠陥があった。 饅頭らしい弾力性が殆どなく、中身が液体のようにドロドロしているのである。 簡単に言えば…そう、やわらかすぎるのだ。 これでは、自由に弾力性を利用して跳ね回ることは出来ない …この赤ちゃんは、一生自力では動けないだろう。 「ゆっゆっ!!ゆっくりうごいてね!!ゆっくりはねてね!!」 異常に気づいたまりさが赤ん坊を手伝おうとするが、無駄なことだった。 「ゆっ…ゆっ…うぅ、うごけないよおおおおお!!うわああああああんん!!!」 「ゆぅ!!ゆっくりしていってねええええええ!!!」 自力で動けないことに絶望する赤ちゃんゆっくり。 そんな子供を目の前にして、どうしたら良いのか分からず泣き喚くまりさ。 それを遠くから見ているれいむの顔には、疲れの色が見え始めた。 プチッ!! ぽとっ 三匹目。 「ゆっくりちていってね!!…ゆゆっ!?くらいよ!?おかーさんどこおおおお!!??」 駆け寄ったまりさは絶望した。 その赤ちゃんゆっくりには…目がなかったのだ。 「おかーさんはここにいるよ!!ゆっくりしていってね!!」 「ゆっ!?みえないよおおおおお!!まっぎゅらだよおおおおおおおお!! おがーざあああああ゛あ゛ん゛ん゛ん゛!!!!ゆッぐりじゃぜでよおおおおお゛お゛お゛!!!」 大声で泣き叫ぶ赤ちゃんゆっくりを宥めようと、まりさが頬を摺り寄せるが… 「ゆぎゃ?!なに!?なにかぶつきゃったよ!?なんなの!?わがらないよおおおおお!! ごわいよおおおおおおおおお!!だじげでよおおおおおおおおおお!!??」 「こ、こわくないよ!!おかーさんだよ!!ゆっくりなかないでね!!!」 どんなに宥めようとしても、赤ちゃんゆっくりは泣き止まない。 そして、四匹目、五匹目…と順番に生まれていく。 生まれつき音の聞こえないもの。 硬すぎて跳ねることのできないもの。 「ぎょぎょぎょ」と気持ち悪い声を発しながら、芋虫のように這うもの。 目を覚ましても蔓から離れられず、終いには頭が破れてしまうもの。 十匹生まれれば十通りの奇形ゆっくりが生まれた。 赤ちゃんゆっくりにならずに、緑色の実のままの状態で落ちたものの方が幸運だろう。 その幸運すら、この一家にはなかった。 さっきまで、生まれてきた子ゆっくりと思う存分ゆっくりすることを思い描いていた親ゆっくり。 皆で草原をお散歩したり、水辺でゆっくりしたり、巣の中で固まって眠ったり… 畑のものを食べたらゆっくりできないよ、と教えてあげたり… いろんなことをしたかった。いろんなゆっくりをしたかった。 でも、それができない。この一家は、できないのだ。 そして、そんな一家を見てると僕は性的興奮に似た絶頂を覚えるのだ。 「さて、と…」 僕は次の準備に取り掛かる。 奇形赤ちゃんゆっくりに囲まれ、未だ泣き止まない親2匹に声をかける。 「やあ、赤ちゃんはかわいいかい?」 「ゆぐっ…へんだよおおおおおお…がわいぐないよおおおおおお……!!」 そりゃあな、僕だって見てて気持ち悪いもん。 でも、自分の赤ちゃんを“かわいくない”なんて言うなんて、困った親だなあ。 「そうかそうか、かわいくないか。じゃあ捨てちゃおう」 そう言って、目のない赤ちゃんゆっくりをピンセットでつまみあげる。 目の見えないゆっくりにとっては、その浮遊感は恐怖にしか繋がらないらしい。 「なに!?へんだよ゛!?ういでるよおおお!!??ごわいよおおおおお゛お゛お゛お゛!!!」 「おにーさんなにするの!?あかちゃんをゆっくりはなしてね!!」 まりさが僕に体当たりしてくるが、さすがゆっくり、全然効果がない。 むしろ、その弾力が気持ちいいくらいだ。 「だってかわいくないんだろう?だったら捨てちゃおうよ!」 「やめでよおおおおおお!!!がわいぐなぐでもまりざのあがぢゃんなのおおおお゛お゛お゛!!」 “かわいくない”ってところは否定しないのかよ(笑) 「かわいくないなら捨てちゃうよ!!ポイ!!」 鼻をかんだティッシュを捨てるように、赤ちゃんゆっくりをゴミ箱に放り込んだ。 ゆうううぅぅぅ、と悲鳴を上げながらゴミ箱の底に落ちていく、盲目ゆっくり。 底に溜めてある熱湯に突っ込んだそいつは… 「ゆぎゃあああああああ、あづいよおおおおおおおお!!!!みえないよおおおおおお゛!!!! ゆっぐりできないよおお゛お゛お゛お゛お゛!!!あがーぢゃんだじげでええええええ!!!!」 そんな悲鳴も、十数秒すると熱湯の中へ消えた。 「さーて、次はどいつにしようかな♪」 「もうやめでよおおおおおお!!!あがぢゃんずでないでええええええ!!!」 「えー、だってかわいくないんだろー?」 「おねがいじまずううううううううううう!!! れいむのあがぢゃんだずげでぐださいいいいいいいいいいい!!!」 子ゆっくりを片っ端から捨てるのも楽しいが、そこまで頼まれたらしょうがない。 僕は妥協案を提示することにした。 「…わかった。じゃあこうしよう!」 「ゆっ!?」 期待に目を輝かせる、親ゆっくり。 しかし、その期待はすぐに打ち砕かれる。 「れいむとまりさが赤ちゃんを一匹だけ選んでね!!その子だけは助けてあげるよ!」 「ゆううううぎゃああああああどおじでえええええええ!!??」 「どおじでそんなごといいうのおおおおおおおおおお!!??」 「選ばないと、全員捨てちゃうよ!!ゆっくりしないで選んでね!!」 「ゆぐっ!?」 選ばないと…子供が全員殺される。 それだけは避けようと、2匹は唯一の生き残りとする赤ちゃんを選ぶべく、辺りを見回す。 「おがーちゃん!!まりしゃをえらんでね!!」 「れいむしゅてられたくないよ!!ほかのこをすててね!!」 「ちにだぐないよおおおお!!おがーぢゃあああああん!!」 喋ることのできるものは、その言葉で親の気を引こうとする。 言葉を発せないものは、その目で親に訴えかける。 精神すらまともでないものは、何が起きているかも感知していない。 「早く選ばないと、全員捨てちゃうよ!!」 「ゆゆっ!!やめてね!!すぐえらぶからね!!」 そして、2匹の親ゆっくりが選んだのは…二匹目に生まれた、動けないゆっくり子れいむだった。 「どおじでええええええ!!??」 「なんでそのごなのおおおおお!!??」 「そのごはうごげないごだよ!?うごげるれいむをえらんでね゛!!」 選ばれなかった子ゆっくりは、たまったものではないだろう。 自由に動けるものは必死に母ゆっくりにすがろうとするが… 「ごめんね!!あのよでずっとゆっくりしてね…!!」 れいむは涙ながらに駆け寄った奇形子ゆっくりを跳ね飛ばした。 うまい具合に僕の足元に転がってきたので、そのままピンセットでつまみあげる。 「ゆぎゃあああああ!!!はなじでよおおおおお!!!」 「ごめんねー。でもお母さん達が、君たちの事かわいくないって言うからさー」 「ゆゆぅ!?れいむかわいいよおおおお!!!かわいいからすてないでねええ゛え゛え゛え゛!!」 そんな叫びも、ゴミ箱の中へ吸い込まれていった。 2匹の親ゆっくりは、自分達が選んだ一匹の子れいむを挟み込んで守っている。 悲しみと絶望に震えながら、唯一生き残るであろう子れいむを、しっかりと守っている。 「はーい、じゃあ君達はゴミ箱行きでーす!恨むならお母さんたちを恨んでくださいねー!」 「いぎゃああああああああああああああああ!!!!」 ぽいぽいとゴミ箱に放りながら、全体に聞こえるように呟く。 「あーあ、お母さんが、あんな毒入りギョーザと食べちゃったから」 「ゆっ!?」 「お母さんが、あんな汚いものを飲んだから、赤ちゃん皆かわいくなくなっちゃったよ!」 「なにをいっでるのおおおおおおおおおお!?」 「お母さんのせいで、皆気持ち悪くて汚い赤ちゃんになっちゃったよ!」 「おかしいよ!!ゆっくりせつめいしてね!!」 「ギョーザと飲み物にはね、危ないものが入ってたんだよ!!本当は食べちゃダメだったんだよ!」 そこまで説明して、やっと理解したらしい。 母体であるれいむは…自ら汚染物質を体内に取り込んだ。 それは子ゆっくりにも蓄積されていき、結果として奇形ゆっくりが生まれた。 やっと。やっと理解したのだ。 親ゆっくりも…そして、子ゆっくりも理解した。 自分がこんな酷い目にあっているのは、母親であるれいむのせいであるということに。 僕は心無い言葉を子ゆっくりに浴びせながら、次々とゴミ箱に放り込んでいく。 「おがーぢゃんのせいだあああああああああ!!!!だずげでええええええ!!!」 「はーい、お母さんがあの子を選んだので、皆あの世行きでーす!」 「おがーぢゃんなんがしんじゃえええええええええ!!!」 「その前に死ぬのはお前らでーす!!あの世でゆっくりしていってね!!」 「おがーだんだじげで!!みでないでだずげでよおおおおおおおお!!!!」 「お母さんはあの子を選んだので、君は助けてもらえません!!ゆっくり死んでね!!」 母ゆっくりを罵倒しながら、ゴミ箱の中へと消えていく子ゆっくりたち。 その言葉の暴力に、れいむとまりさは震えながら耐えている。 「ごめんね!!……あのよでゆっくりしてね…!!」 そして、選ばれた子ゆっくりを除くすべての奇形ゆっくりが…ゴミ箱の中でお汁粉に変わった。 一旦ゴミ箱を片付け、再び部屋に戻ってくる。 親子3匹がいるほうを見ると、どうやら最後の生き残りである子れいむが、両親を罵倒しているらしい。 「おがーぢゃんのせいでじぇんじぇんうごけないよ!!ゆっくりあやまってねええええ゛え゛え゛!!」 本当はすぐに飛び掛って噛り付きたいのだろうが、やわらかすぎて動けないので、それもできない。 その上、2匹の親ゆっくりの返答も酷いものだった。 「お、おかーさんは悪くないよ!!おかーさんはわるいものたべてないよ!!」 「そうだよ!!かわいくうまれてこなかったれいむがわるいんだよ!!」 「ゆぎゅううううう!!?どおじでぞんなごどいうのおおおお゛お゛お゛!!??」 生後10分で親子喧嘩か。すごいもんだな、ゆっくりって。 「はーい、そこまで!」 この前と同じように仲裁に入る。 「いいことを教えてあげるよ。二人の親のどっちかが死んで子れいむの食べ物になれば、子れいむは動ける ようになるよ!」 「ゆぎゅ!?ほ、ほんとうなの!!?」 それは親ゆっくり2匹にとって、衝撃であろう。 どちらかが犠牲にならなければ、目の前の子は一生動けないままゆっくりしなければならない。 親2匹は…どちらが犠牲になるか、選ぶことが出来るだろうか? 「どっちが食べ物になるか、ゆっくりしないで決めてね。ゆっくりしてると、手遅れになるよ!」 「ゆぎゅ!?それじゃれいむがあかちゃんのたべものになってね!!まりさはしにたくないよ!!」 急かされたせいか、焦ったまりさが思わず本音を漏らしてしまった。 となれば、二人の“ジョーカーの押し付け合い”はもう止まらない。 「どうして!?まりさがたべものになればいいよ!!れいむはあかちゃんうんだんだよ!?」 「れいむはあかちゃんうむだけで、ぜんぜんたべものとってこなかったよ!! やくたたずのれいむは、ゆっくりたべものになってね!!」 「おがーぢゃん!!げんがはやめでよおおおおおおおおお!!!!」 これが人間だったら恐ろしい会話だが、ゆっくりの場合だと笑えてくるから不思議だ。 さて…そろそろフィニッシュといこうかな。 「そうか、どっちも食べ物にならないなら…赤ちゃんが死ねばいいよね!!」 そう言って拳を振り上げ… 「やめでえええええええええええええええええ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「あがぢゃんにげでねええええええええええええ゛え゛え゛え゛!!!」 親2匹の絶叫とともに… グシャッ! 最後の奇形ゆっくりは、ただの潰れた饅頭になった。 「どっちも食べ物になってくれないなら、赤ちゃんは死ぬしかないよね!! だって、動けないままゆっくり生きていけるわけないもんね!!」 2匹は震えている。 「どうしたの?助けたかったの?でも食べ物になるほうを決めなかったよね。 助けたかったのに早く決めなかった二人が悪いんだよ!!」 それを聞いた2匹の、震えが…止まった。 そして… 「がああああああああああああ!!!???れいむのぜいだああああああああ!!!」 「まりざのぜいでじょおおおおおおお!!?まりざがたべものにならないがらああああ!!!」 2匹は、鬼のような形相で責任の押し付け合いを始めた。 「れいむのぜい!!ぜんぶれいぶがわるいの!!!ばかなれいむはゆっくりしね!!」 「ゆぎゅうううううう!!まりざがあがぢゃんだずげながったのがわるいの!!ゆっくりしんでね!!」 「ごろじでやるっ!!おおばがれいむなんがゆっぐりじね!!」 「まぬけなあほまりざは、ゆっぐりあのよであがぢゃんにあやまってね!!」 僕は外に通じるドアを開けておき、2匹を放っておいて自室に戻ることにする。 2匹の騒ぐ音がうるさいので、音楽を大音量で流してくつろぐことにした。 翌日。 2匹がいたはずの部屋を覗いてみると… そこにはゆっくり一匹分の餡子が、部屋を中心として放射状にブチまけられていた。 原形をまったく留めておらず、毛髪や飾りも残っていないので、れいむとまりさのどちらなのかわからない。 僕としては…できれば、れいむのほうに生き残っていてほしい。 あいつがまた子供を作れば、また奇形が生まれるに違いないからだ。 できれば、そうあってほしいな。 だってその方が、ロマンティックだろう? (終) 続く? あとがき 虐待スレ10の 340前後を見て、勢いで書いた! まともに読み返してないので、誤字とかあるかも!! 後悔はしてな・・・・・・いや、半分ぐらい後悔してる! でも、自分が読みたいものが書けたからOK! ゆっくり読んでくれてありがとう!! 作:避妊ありすの人 このSSに感想を付ける
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はじめに ゆっくり自爆、自滅モノです。 自分達で自滅した後、人間がトドメを刺してあげます。 ゆっくり自滅してくれ <1日目> バリン!ガッシャン!ガラスが派手に割れる音がする。 どうせ野良ゆっくりの襲撃だろう。最近多くてうんざりだ。 田舎町だし、近くに森があるから、そこら辺で繁殖してるんだろう。 「ゆっへっへ、まりささまにかかればこんなガラスなんてイチコロだぜ!」 あの脆弱な饅頭が石を使うとはいえ、どうやってガラスを割るほどの力を出せたのかは知らない。 ともかく、ゆっくりプレイス宣言だけは聞きに行こう。問題の部屋に入った俺が見たものは…… 「ゆっ……ゆっ……ゆっ……」 自分の底部に割れたガラスが刺さり、破れた皮から餡子を出して悶絶しているゆっくりまりさだった。 意気揚々と部屋に侵入したものの、割れたガラスの上に着地したのだろう。 「ゆぐっ……じ、じじい……だずげろ……」 うん、無理。ガラスが刺さってて食べられないし、捨てよう。 <2日目> バリン!ガッシャン!!ガラスが派手に割れる音がした。 「い゙だい゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!!!!!!」 そして、同時に悲鳴が聞こえてきた。 おい野良ゆっくり、今日はどうした。 部屋に入ると、体中ガラスまみれになったゆっくりれいむが悶絶していた。 体当たりでガラスを割って、その勢いで着地したら割れたガラスが見事に刺さったのか。 体のあちこちが切り裂かれている。 「ゆぐっ……お、おじいさん……だずげでね!」 「あのな、撮影で使うガラスとかは飴細工だから怪我しないんだぞ」 俺は悶絶するれいむに優しく諭し、優しく捨てた。 ガラスが刺さったゆっくりが一番処分に困る。ガラスと一緒に捨てられないからね! <3日目> 今日はガラスが割れる音がしない。 そりゃそうだ。換気のために戸を開けておいたから。 「いぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」 その代わり、入り口にびっしりと敷き詰めておいた画鋲の上で悶絶しているまりさと会うことが出来た。 「ゆっ……じ、じじい……たずげ」 「君は食べられそうだね」 「や゙め゙でえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙」 刺さった画鋲を全て取って、残っていないのを確認。 しかしこいつら、道中外敵に襲われないのかな? 聞いてみたら、れいむと子供達が野良猫やカラスに襲われたらしい。どうりで一匹なわけだ。 しかし焼く! 「あ゙づい゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙!!!」 食す! 「い゙だい゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙!!!」 美味い!! <4日目> 今日は部屋の中に入ってこない。さすがに疲れたか。戸は開けてあるんだが。 ……もしくは、別の家がターゲットになったのか。 そのまま夜まで待ったが、結局ゆっくりは来なかった。 眠いので寝よう。 おっと、その前に愛しのぱちゅりーとにゃんにゃんするぞー 「む、む、むちゅ、むちゅうううううううううう!!」 ちょっと嫌がってるけど愛情表現だろう。気にしない。 「お゙に゙い゙ざん゙はい゙づも゙ハードずぎる゙の゙お゙お゙お゙お゙お゙」 <5日目> 掃除のために、部屋の戸を開ける。 いつもゆっくりが侵入してくる部屋だ。どうもこの部屋は狙われやすい。 ゆっくりが侵入しやすい、一番目をつけやすい場所にあるんだろう。 戸を開けると、下からうめき声が聞こえてきた。 「「じじい!!たすけろ!!!ぢね!!」」 「ゆっ!!おじいさん、さっさとたすけてね!!」 そうだ、この部屋への入り口(いつもゆっくりがその位置からジャンプして部屋に飛び込んでくる)に 落とし穴を仕掛けたんだった。 3匹のゆっくりが仲良く入ってる。一番下は重さで潰れそうだ。 この寒い中、よく頑張ったね。ご褒美におはぎの材料になってもらうね。 「「「い゙や゙だあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」」」 <6日目> 今日はいるかな?部屋を覗き込むと、ゆっくりがいた。 「ゆぐうぐぐうぐぐぐう」 飼いゆっくりのぱちゅりーに手を出さないように、しっかりと躾けたふらんに食べられてる。 これだけゆっくりの襲撃が多いから、何か対策を…ということで、捕食種のふらんを飼っておいた。 値段は高かったけど、ふらんはよく動いてくれるからね。 「じ……じじ……ぃ」 ジジィとだけ言うと、まりさは息絶えたみたいだ。 「う~……お兄さん……これじゃたりないよ」 「ん、落とし穴は見てみたかい?」 念のため、昨日のゆっくりを処分した後再びセットしておいた落とし穴を確認させる。 「「「ゆ゙っぐり゙ざぜでい゙っ゙でね゙!!」」」 ほぅらごらん、こんなにおいしそうなゆっくりが。 「………………ニヤッ」 仲良くふらんの胃袋に収まってね! <7日目> 「ゆっ!ここはゆっくりできそうだね!!」 「ここをゆっくりプレイスにしようね!!」 おお、今日は無事潜入できたみたいだ。 「ゆっ!!くそじじい、はやくたべものをもってくるんだぜ!!」 「ゆっくりいそいでね!!」 飼っているふらんは気紛れな子で、これだけゆっくりが騒いでるのに出てこない。寝てるのかな。 「それはそうと君達、そこから動けるかい?」 「ゆぅ?なにをいってるのくそじじい、ばかなの?」 「れいむたちがうごけないなんて、じじいはほんとうにばか……」 「「うごけないいいいいいいいい!!!!」」 落とし穴を避け、画鋲をクリアしたゆっくりに与えられる第3の試練『トリモチタイル地獄』。 普通の床にトリモチを敷くと後始末が大変だから、タイルを敷き詰めてその上にトリモチをつける。 見事にはまってくれたようだ。 「お~い、ふらん」 「「ふらんいやああああああああああああああああああああああああああああああああああ」」 ふらんがトリモチを踏んでは意味が無いので、ゆっくりが乗っている以外のタイルは全て除去。 「………………ニヤッ」 仲良くふらんの胃袋に収まってね! <8日目> ガン!!ガン!!!ガン!!! 今日は戸締りをしっかりしておいた。そろそろ本格的に寒いし。 そんな部屋の戸を叩く音がする。 ガラッ「ゆべっ!!」べしゃっ タイミングを合わせて戸を開けると、体当たりしようとしたまりさが勢いそのままに顔から着地した。 ちなみに戸は体当たりでは壊せないように頑丈なタイプに変えた。 「ようこそまりさ君」 「ゆっ!!にんげんさん!!まりさにたべものをちょうだいね!!」 「何か見返りはあるのかい?」 「ゆっ!それじゃここをまりさのゆっくりプレイスにしてあげるね!!」 「オーケイ」 髪を左半分ほどそぎ落とし、左目を小麦粉で塗り固めて、底部左側も半分焼いて返してあげた。 帽子も奪っておいたので、多分生きていくことは出来ないだろうね。 逃げていくまりさが左側に大きく旋回しているが、気にしない。 <9日目> 夕方になったが、ゆっくりの襲撃はなかった。 さすがに懲りたのかも知れない。せっかく戸を開けて、お菓子も飲み物も用意しておいてあげたのに。 「とうちゃく~!」 そう思ってたら来た。噂をすれば何とやら、だな。しかし到着って何だ。 「ゆっ!たべものものみものもあるよ!」 「さすがばかでむのうなにんげんのおうちだね!!」 「さっそくたべるよ!!むーしゃ、むーしゃ……」 「さっそくのむよ!!ごくごくごく……」 「「ゆっぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ」」 言い忘れてたけど、お菓子は暴君ハバ○ロにハラペーニョソースをたっぷりかけたものだし、 飲み物はタバスコを一瓶そのままお皿に盛ったものだからね。 白目をむいて悶絶している2匹をふらんに与えてみた。 「……お兄さん、クソまずい」 「こら、言葉遣いがお下品だぞ」 <10日目> しかしゆっくりってどうしてこんなに数が多いんだ。そろそろネタ切れだぞ。 と思ったら、今日は本当に襲撃してこなかった。 もしかしたらゆっくりは諦めてくれたのかもしれないね! ~ゆっくりの会話~ 「ゆっ!きょうこそはなかまたちのかたきうちもふくめて、ここをうばうんだぜ!!」 「まりさぁ、もうやめようよ!このいえはゆっくりできないよ!!」 「……ゆぅ……やっぱりやめようか…だぜ…」 「ここよりほかのおうちにいこうよ!ゆっくりできそうなおうちはおおいよ!!」 「そうだぜ!おちびちゃんたちもいるし、ここはゆっくりできないからあきらめるぜ!」 「「「「まりしゃおきゃーしゃん、こんぢょはどきょにいきゅの?」」」」 「ゆっ!ここからちかい、あのおうちにいくんだぜ!」 「「「「ゆっくちできちょう?」」」」 「まりささまのめにくるいはないぜ!さあ、ゆっくりいそいでうばいにいくんだぜ!」 「ゆっ!まりさについていくよ!!」 「「「「まりしゃおきゃーしゃん、まっちぇ~!」」」」 ~会話終了~ ……数刻後。 ガシャン!!バリン!! 「ゆっ!ここならゆっくりできそうだぜ!!」 「ここをゆっくりプレイスにしようね!!」 「ばかでむのうなにんげんなんてまりさにかかればイチコロだね!」 「「「「ゆきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!」」」」 「さ~て、さんざんわらったところで、こうれいのアレ、いくんだぜ!」 「ゆっ!!おちびちゃんたち、せーの」 「「「「ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」」」」 声高らかにゆっくりプレイス宣言。 『いらっしゃ~い♪』 「ゆっ?」 そこに現れたのは、一人のお兄さん。 「ゆっ!くそじじい、ここはまりさたちのおうちだよ!!」 「ごはんをよういしたら、さっさとでていってしんでね!!」 「「「「しゃっしゃちょちんでね!!!」」」」 『んふふふふぅう~、これはとてもイジメ甲斐のありそうなゆっくりだねぇうふふうふふ♪』 まりさたちの背筋(?)に悪寒が走った。 卑屈な笑みを浮かべ、口から涎を出し(目は光っててよくわからない)、下半身むき出しのお兄さん。 手をワキワキと鳴らしながらまりさ達に近づいてきた。 「ゆっ……ゆっ……くり…………にげるよ!!!!!」 「ばりざああああ!!でいぶとこどもだぢをおいでがないでええええええ!!!」 「「「「まりしゃおきゃーしゃん、まっちぇええええええええ!!!」」」」 再び割れたガラスから逃げようとするまりさ一家。 しかし、 『ん~ふふふふぅふうぅ~どこへ行くのお兄さんから逃げられると思うの馬鹿なの死ぬの』 あっさりと捕まった。光の速さで用意された<透明な箱>に入れられるまりさ一家。 『ん~ふふうふふふ、今夜はオールナイトで楽しみましょうねぇ♪』 パチン、と指を鳴らしたお兄さん。その背後から、ニュッと虐待道具が姿を現す。 ありとあらゆる道具が揃ってるみたい。よかったね、まりさ一家。 「だずげでええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」 のどかな田舎町に、一家の悲鳴がこだました。 ********************************** 終わりです。読んでくださった方々、ありがとうございます。 こういうネタだと筆が進むのも早いです。 次の機会がありましたら、また読んで頂ければ幸いです。 今まで書いたもの すっきり魔ありすの調査? ゆっくりぱちぇ 必殺……?1~3 ゆっくり現代を生きるよ! このSSに感想を付ける
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注意書き これはゆっくり虐待というよりゆっくりとゆっくりの戦いです 当然ながら虐められないゆっくりがいます(虐めるわけじゃないし) ほんの少し過去作 ドスまりさの誕生 番外編1に関係する単語があったりしますが重要度はゼロに近いので読んだことがある人は苦笑いしてください こんかいゆっくり達が非常に頭がいい(人間並みに道具を使って文明を作ってたりする)のでそういうのが嫌いな人も読むときは注意してください 元ネタはフリーゲームの「KBAF」WW2が好きな人はやってみるといいかも では本編行きます これは、遠いところのお話 紫にスキマで異星へ追放されたゆっくりれいむ、まりさ、ありす、ぱちゅりー、みょん、ちぇん れいむとまりさに別れた戦いは500年も続きついに星中を巻き込んだ一大戦争になっていた… 「よわいゆっくりはつよいゆっくりをゆっくりさせるためにみをぎせいにするべきである」 あるゆっくりまりさの一言から500年にわたるこの戦争は始まった 最初はただの群れ同士の争いに近かった それこそアインシュタインの第四次世界大戦よろしく体当たりと噛みつきだけの戦いだった だが、お互いの勢力が援軍を求め一つの大陸全土を巻き込んだ大戦争になった そして敗れたまりさ軍は木で作ったいかだや自分の帽子などに乗り新天地を目指して旅立っていった これを第一次ゆっくり大戦と言う その数年後、新大陸に渡ったまりさ軍が新大陸を制圧、先住ゆっくりを支配し、ゆっくりしていたれいむたちを奇襲してきた まりさたちは見たこともない巨大な船で海を渡り、見たこともない乗り物に乗って空を飛んでいた れいむたちはこのまま何もできずに全滅するかに思われた だが、ぼうめいしてきたまりさの一団により新兵器の情報が伝えられただちにまりさ軍に対抗するための兵器を量産、なんとか硬直状態にまで持ち込んだ そしてこの星は 「よわきゆっくりはつよきゆっくりにしたがう」 まりさ軍と 「やわきものはつよくなり、つよきものはそれをたすけみんないっしょにゆっくりする」 れいむ軍との戦闘になった 他のありす、ぱちゅりー、みょん、ちぇんなどはそれぞれ思想に共感した方の軍につき、れいむやまりさも自分の種の思想に反発して裏切るものもいる 俗にいう仲間思いのゆっくりまりさなどはその代表でれいむ軍の英雄として表彰されたまりさ種は意外と多い いま、ゆっくりれいむは焦っていた 命令で隊長と友人、自分の三匹で偵察飛行に出た途中で6機の敵機と遭遇、友人は撃墜され、隊長も自分を狙っていた敵を落とした直後に撃墜されてしまった 敵はほとんど追撃らしい追撃をしてこなかったが愛機は右翼をやられ燃料餡子が漏れ出てしまっている このゆっくりれいむがのる「ゆしきかんじょうせんとうき にじゅういちがた」はれいむ軍の誇る最新鋭戦闘機だ この飛行機、見ただけでは人間には気づかないがゆっくりの一種である ゆっくりの皮でできた外郭を持ち、餡子を燃料としたゆっくりエンジンでプロペラを回して飛ぶ ゆっくりの一種というよりゆっくりの生体パーツを使った生体兵器とでもいうべきか 「このままじゃおちちゃうよ!もうやだ!!ぼかんかえる!!」 れいむは舌で操縦桿のスロットルレバーを押し込み、全速力で母艦に向かっていた 「ゆっ!!みえたよ!!これでゆっくりできるよ!!」 味方の艦隊が見えた、その中央に帰るべき母艦がある 正規空母「ぐれいとれいむ」れいむ軍の主力であり、象徴でもあるゆっくり空母だ だがぐれいとれいむもまわりの味方の船も対空砲で弾幕を張っている、対空戦闘中なのだ だがそんな事をれいむは知らない、少しでも早く母艦に帰ってゆっくりしたい、早くしないと餡子切れで海に落ちてしまう…れいむはそれしか頭にない 実際は右翼のタンクしか被弾していないので節約すれば二時間程飛べる、海に落ちてもタンクが空なら一時間は浮いていられるので味方の救助を待てる だがこの若いれいむはとにかくゆっくりしたいことしか頭になかった ぐれーとれいむの後ろにつき、着艦準備する 甲板上で何匹かのゆっくりが「着艦不可、やり直せ」の赤い旗をくちにくわえて振っているが知ったこっちゃない、こっちは被弾して燃料がないんだ、ゆっくりさせろ!! その瞬間ぐれーとれいむが急に方向を変えた 「なんで向きかえちゃうのぉ!?」 急速回頭中の船には着艦できない、やり直すしかない しかしもう一度やり直すという現実がれいむをさらに焦らせた 「むきゅう!おもかじいっぱいよ!!」 「ゆっくり!!おもかじいっぱいゆっくりー!!」 ぐれーとれいむの艦長である老ぱちゅりーは今回20発目の爆弾を回避しながらも内心は不安だった ここ最近味方が完璧なタイミングで敵の攻撃を受けるのだ たとえば空母の発艦、着艦時 艦隊が乱れた陣形を組みなおすために一時停船している時など完璧なタイミングで攻撃され、大きな被害を出している 味方の情報が敵に筒抜けなのだ 常に敵の潜水ゆっくりに見張られているのかもしれない 新型偵察機を有する敵基地が近くに隠されているのかもしれない 今回も敵基地を攻撃して第二次攻撃隊を発進させようとしたら敵の奇襲だ こんな状態で被弾したら甲板上の第二次攻撃隊の爆弾ゆっくりや魚雷ゆっくりに誘爆してしまう 直掩機も護衛艦も対空砲も頑張っている 戻ってきた第一次攻撃隊も戦闘機隊は少ない弾餡子、燃料餡子で頑張っている じつは毎年出てくる裏切り者、まりさ軍の裏切り者の中にスパイがいるのだがれいむ軍のなかにそれに気づくものはいなかった 「ぐれーとれいむ、ほんかんのそんがいは?」 「ゆっくり!しきんだんにはつですこししんすいがあるけどだいじょうぶだよ!!」 「ごめんなさい!かえったらしっかりしゅうりしてもらうわ!!」 「みぎほうこうさんじゅうど!ぎょらいがゆっくりしないでせっきん!!」 見張りゆっくりが叫んだ 「むきゅん!!おもかじいっぱい!!」 ゆっくり飛行機は意思を持たず、口と舌、足部分の圧力で動く生体部品の集まりだが艦船は巨大ゆっくりだ、艦橋内部に顔があり艦長の指示に従う エンジンゆっくり、発電ゆっくりなどと一体となっているため複数のゆっくりの集合体といってもいい それぞれが意思を持ちながらも艦本体のゆっくりの指示に忠実に従う、パソコンに接続されたプリンターのようなやつらだ いま機関室では機関科ゆっくり達がエンジンゆっくりの口の中にエンジンゆっくり用の餌をせっせと放り込んでいる 全力運転中のエンジンゆっくりは燃費が非常に悪い、疲れる仕事だが文句を言うゆっくりはいない、ここで自分が手を抜けばみんなゆっくりできなくなることを知っているのだ それゆえにゆっくり機関科は優秀なゆっくりしかなれない 「どお゛じでに゛げる゛の゛ぉ!!」 れいむは着艦失敗→後ろに移動→着艦失敗のループを繰り返していた 「あぶないよ!!ゆっくりしないでぼかんからはなれてね!!」 本日三機目の敵を撃墜したベテランのれいむが無線で呼びかける 「あぶないよ!!どおしてこっちにくるの!!はやくはなれてね!!」 甲板上のゆっくり達がみんなで赤い旗を振る だがそのどれもがれいむの耳には入らなかった 「てっきちょくじょう!きゅうこうか!!」 「むきゅん!とりかじゆっくり!!」 「ゆっへっへ、もうにがさないんだぜ!」 SBDゆっくどれすのパイロットである俺まりさは命中を確信していた いままでどんな訓練でも百発百中だった、実践は初めてだが今回も命中させる このために味方に先に突入させ弾幕の薄いところを狙ったのだ 「ゆゆっ!てきがうごくんだぜ!?」 まりさは一つの誤算をしていた 訓練標的は大きなネット、当然動かない。だが敵は30ゆっくりノット超と言うスピードで左右に動いているのだ まずい まりさは思った、このままでは当たらない 選択肢はこのまま爆弾を投下するか、投下しないで上昇してまた爆撃をするかだが訓練のつもりで降下しすぎた、今から上昇しても海面に突っ込むかもしれない 迷わずまりさは爆弾投下のスイッチを押した 「ゆっくりしね!!」 ゆっくどれすから投下されたゆっくり爆弾は自分の最初で最後の仕事をするために空を舞った、だが目の前に広がるのは青い海のみ、敵の船はどこにも見えない 「どおじでだれもいないのお!!」 ゆっくり爆弾とはその名の通り爆弾のゆっくりである 頭部に安全ピンがありそのピンが抜かれた状態で頭部に衝撃を受けると体内に詰まった発火餡子が爆発するのだ ゆっくり爆弾やゆっくり魚雷は自分が爆発することで仲間がゆっくりできるサポートすることを至上の喜びとする 逆に敵に命中できないのは何よりも悲しいことなのだ 毎日自分を磨いてくれた整備まりさ 「ぜったいどまんなかにぶつけてやるぜ」といった搭乗員まりさ 訓練でネットのど真ん中に突っ込むたびに褒めてくれた偉い幹部まりさたち 彼らのために死ぬ、その喜びがいま絶望に変わろうとしているのだ なんとか足に当たる安定板を動かして軌道修正をしようとする、だがそんなことではほんの数度しか落下コースは変わらない 「ごべんね゛びん゛な゛ぁ!ゆっく゛り゛はや゛く゛だたずだっだよ!!」 最期にそう叫んで海面に激突する、その衝撃で一気に弾け飛んだ 爆弾を落としたまりさ機は中途半端に高度を上げたため護衛の巡洋艦の対空砲火で撃ち落とされた せめて爆弾を投下しないで機体を引き起こせば…しばらく低空飛行を続ければ撃墜されないですんだかもしれない まだれいむの悪夢は終わらない、自分はただ母艦でゆっくりしたいのに、もう燃料餡子はないのに、なんでゆっくりできないんだ 低高度でふらふらとんでいる自分を狙っていた敵機を味方が撃墜した、だがそれに気づかないれいむは自分のすぐそばで海面に突っ込む敵機を見てさらにパニックになる 「も゛う゛い゛や゛だぁ!ゆ゛っく゛り゛さ゛せ゛て゛ぇ!!」 その時上空から三機の敵機が急降下してきた これはかわしきれるかどうかわからない、見張り員が悲鳴を上げた だがぱちゅりーはあきらめない まりさ軍から体が弱いと追い出された自分を拾ってくれたれいむ軍 元まりさ軍である自分の能力を認め、ぐれーとれいむの艦長にしてくれた指令ゆっくり そんな自分を信じて今まで一緒に戦ってきた1000匹以上のゆっくり達 彼女たちは今もゆっくりがんを空に向けている そして自分の命令をいつも聞いてくれたぐれーとれいむ 彼女たちのために、諦めるわけにはいかなかった 「むきゅ~ん!おもかじいっぱーい!!」 この日、れいむ軍の主力であり、象徴でもあった空母ぐれーとれいむは沈没した 原因は何度も着艦しようとしたれいむが着艦に失敗、そのまま甲板上の味方機に突っ込んでしまい大爆発を起こしてしまったのだ 艦長である老ぱちゅりーは最期まで環境のゆっくりの顔とゆっくりしていたという あとがき+少し補足 ゆっくり魚雷は足がスクリューになったゆっくり爆弾です、力尽きるか敵に命中すると爆発します 艦橋内のゆっくりの顔はマザー2のダンジョン男の顔のようなものを想像してください この星のゆっくりは過去に幻想郷で大量発生したゆっくりの一部を紫が間引きしようとしたときに えーりんが実験に使いたいと言ったため太陽系外のゆっくり以上の動物のいない地球型惑星に移した者の子孫です この星では軽く千年近く時間が経過してますが姫様の能力で時間を早くしているだけなので幻想郷では一年ぐらいしか経っていません 数万年、もしくは数億年分の時間をかけて進化の行く末を見る実験なのでえーりんは記録は取りますが干渉はしません ゆっくりに戦艦や飛行機の技術を教えたのは紫のきまぐれです 他に質問等があればスレとかで見たら答えます 続きは…未定です、虐めスレとは少し路線が異なると思うので「もう書くなバカ」とか言われたら続きは書きません でもそういうのがなければ気分しだいで続きを書くと思います 8月19日 1812 セイン このSSに感想を付ける
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☆ある意味拷問 221 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/08(水) 21 56 53 ID yIx/SQkI 一時間レスがなかったら、こなたとかがみがポッキーゲーム 222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/08(水) 22 58 09 ID LChqFsfY _,-,ニ二ニヽ、 // // //__ゞ`、 ヾ`ニ´ ゝ  ̄ `  ̄ l.、___,/ / / / l く‐´´ / / / / l 、 \ l / / /l ∧ l ヽ ヽ / / / _, _∠L、 / / l l ヽ ヽ l / // / / / / -H、 lト、 ヽ l // // イミ土=、_/ / l∧ l l `ヾ、 l/ l l イ llo / / // テテヵl ハ l l l l /. l. l し 」 l/ P / /l l N l . l W/ N 、 `‐ l l lN V かがみん、ポッキー買って来たよ . l ハ ト、 ー= ノlハ ハl l 、 「フ`‐- ,、-┬ T´ l l/ . l ,レ、 ヾ、 /、`Y/ l l l / rニミミヽ ヾ、-─┤ `┤ l / / ̄\ヾヽ ヾ、 l ll l / / ヽヾヽ lヽ l /l l / / l \ヾ、 l ヽ l //l / / l l ハ ヾ、l、、l l////l 223 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/08(水) 23 09 15 ID dY8FrJUs 時間レス成功されたようですねw ttp //www.uploda.org/uporg950980.jpg.html ニコ動のキャプで悪いw 思えばコレが俺にssを書かせたきっかけだったんだよなぁ…。 224 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/08(水) 23 32 50 ID yIx/SQkI ちょ!一時間もあれば誰か止めるだろうと思ったのにw とりあえずかがみ、おめでとう 225 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 00 16 12 ID e4q+f/H0 224 わざと止めなかったに…決まってんだろ。 226 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 00 18 02 ID 4uwPx8wB 止める理由がないからだろ…常考 227 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 00 33 09 ID QB/wf0p9 だが……一時間は長すぎた………息が…。 228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 15 18 02 ID nmZ5r2Yl ある意味、このスレ住人に対しての「1時間書込み禁止」だもんなぁ。 229 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 15 24 55 ID C0uUzkST おまえらの空気読みっぷりに感動した 今頃こなたとかがみは、ポッキーを両端からかじっているに違いない 230 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 17 32 36 ID /4K7jIBe ポリポリポリ… 次第に距離が近付く2人… かがみ「う……」 こなた「……(ニヤニヤ)」 ポリポリッむちゅっ かがみ「ちょっ…何すんのよ!」 こなた「だってかがみとしたかったもーん(ニヤニヤ)」 かがみ「な…なによ!…………う…嬉しいじゃない…」 こなた「ツンデレかがみん萌え~」 自重しろ、俺 231 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 20 19 07 ID C0uUzkST 230 俺の脳内バージョン 某ゲームで優勝したこなたと、ビリだったかがみ こ「とゆーワケでっ、ビリだったかがみには、私とのポッキーゲームを命じますっ !」 か「ち、ちょっと ! そんな恥ずかしいことできるわけないでしょっ !」 み「かがみさん、約束は守らないといけませんよ?」 つ (ドキドキ・・・) か「くっ・・・じゃあちょっとだけよ? 近づいてきたら、突き飛ばしてやるんだから !」 かくしてポッキーを両端からかじることになった二人 み「それでは・・・スタートです♪」 こ「むごごごごごごごごごごごっ」←あり得ないスピードでポッキーをかじり切るこなた か「んっん゛ー ?!!!」←こなたの気迫にビビッて、なすすべなく硬直中のかがみ ちゅっ☆ か「あ、あ、あ・・・キス・・・私のファーストキス・・・」 こ「ぷはぁ~、ごちそうさん♪」 か「こ、こんな形で・・・もっと、せめて、こう、ロマンティックに・・」 つ「あわわ・・・ゆ、ゆきちゃんどうしよう? お姉ちゃん達ホントにキスしちゃったよぅ~(汗)」 そっ・・・(包み込むように優しく、つかさの手を握り締めるみゆき) み「・・・つかささんの唇って、とっても柔らかそうですよね・・・」 つ「えっ? ええっ? ゆ、ゆきちゃん !?」 ダメだ俺 orz 232 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 23 22 59 ID MAumqQG9 みゆきさんフラグ立てんなw でも俺としては敢えて直前でこなたにポッキー折って欲しい、わざと ☆ラブ・ゲーム 第57回戦 ラッキースタジアム 観客:不特定多数 こ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0|0 か 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0|0 延長18回規定により引き分け 261 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/11(土) 08 52 26 ID Mn9TpPtS かがみんが嫁以外認めんっ! 262 名前:63[sage] 投稿日:2007/08/11(土) 13 04 10 ID aadhiQV4 三串で忙しくて数日ぶりに来てみたら 176がまた良ssを投下しているようだな。 GJ!! 261 俺はこなた受け派なんだが、 安心していいぞ。 俺の分析では場を重ねるごとに か が み ん が 嫁 に な る。 263 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/11(土) 21 33 12 ID 1oEvFvZY むしろ毎晩攻守交代で 264 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/08/12(日) 16 53 35 ID 5nH0bL7a Which do you like? こな×かが or かが×こな 265 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/12(日) 17 18 24 ID WhA9ow0u I like kona×kaga beter 266 名前:166[sage] 投稿日:2007/08/12(日) 17 26 27 ID Z/0B0q2t 263 こなた「じゃあ今日も私が先に攻めるね~。」 かがみ「ちょっと!最近いつもアンタが先じゃないのよ。 たまには交代しない?」 こなた「いいじゃ~ん。たいして変わらないってば。 それじゃあ始めるよ~。」 かがみ「お、おう。あんまり激しくするのは無しだからね…。」 こなた「りょうか~い。努力はしてみるよ。」 パカーン! こなた「よ~し、回れ回れ~! うし、3点追加~!」 かがみ「うわっ、また取られた…。」 こなた「ふっふっふ。いかなるジャンルのゲームであろうとも、 一切妥協しない。それが泉家の教えってやつなのさ!」 かがみ「あまり激しくしないでって言ったでしょ~が! 大体、あれだけ普段、野球はやだやだって言ってるのに、 どうしてゲームではこんなに張り切ってるのよ?」 こなた「それとこれとは話が別、って事でよろしく頼むよ。 さあ、今夜は夜通しでやるよ~。」 かがみ「うわ~。こりゃ明日は寝不足だな…。」 攻守交代とパワプロって単語見てたらこんなイメージが…。 やっぱり末期ですね、こりゃ。 ☆比翼連理} 295 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/14(火) 17 07 44 ID 2xIJI7we まだ19話見てない人はネタバレになるかもしれないからスルーしてくれ 今回の話は、ほとんどこなかが百合っぽいシーンがない めっちゃ凹んだ・・・ だけど、負けないぜ ! らき☆すたの中で、こなたとかがみほどお似合いのカップルはいない ! 俺は断言できる ! 296 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/14(火) 18 03 02 ID FdRV43EQ あの二人はまさに水魚の交わりだと俺は思うんだ。 こなたに対しては遠慮のないツッコミをいれられるかがみ。 つかさやみゆきの時とは違い活き活きとボケをかますこなた。 (かがみのツンデレを引き出せるのもこなたくらいだしね。) お互いのいい所がいい感じに同調してても~ほんと・・・ カナダに移住して結婚すればいいのに! 297 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/14(火) 18 39 21 ID WYNOeJaj お互い相手に思う事を、良いとこも悪いとこもハッキリ伝えつつも 特に後腐れはなく、常に一緒にいてしまってるとか… なんかもう理想的過ぎて嫉妬すらできません! 299 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/14(火) 21 38 35 ID HVpDZDCb 296 お互い誰かと結婚して、近所に住んで、ことあるごとに一緒に遊びに出てはダンナのグチ合戦…… という路線に萌えを感じてしまう俺は邪道ですかそうですか orz 300 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/14(火) 21 43 50 ID DOwfm6kH 299 逆にダンナにベタ惚れで会う耽美にノロケてそうだな、こなたは かがみもツンデレ発揮してグチは言うけど実はゾッコンLOVE(死語)だろうな 301 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/14(火) 22 53 46 ID 2xIJI7we なんだか残りの話数が少なくなってきたのだが… 修学旅行は間違いなくオリジナルの話のはず かなたさんが出てくる回も、おそらくほぼオリジナルだと思う 果たして京アニオリジナル話にこな×かがラブラブ路線は取り入れてもらえるのだろうか… せめて、みさおとこなたがかがみを奪い合う話だけでも22話23話辺りにねじ込んで欲しい 302 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/14(火) 23 10 13 ID mh+KjLka こなたがかがみの横でラノベ読んでいて 「奥付気になる?」って迫る話もやって欲しい この前の続編みたいなもんだし
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こんなかってなことをじっこうした;;泉です^^すいません;;かってなことを・・・どうしてもやりたかったんで・・・まぁ、コンテストに出たい方は、書き込みよろピク!! -- 泉 (2009-05-04 18 57 35) はぁ?なにこれ・・・かってなことして? -- リリアン (2009-05-04 18 58 25) すいませんm(_ _)m -- 泉 (2009-05-04 18 59 41) じゃあ、これけしていいですよ(*^_^*) -- 泉 (2009-05-04 19 02 17) リリアンさん偽な様な気がします,,, -- 名無しさん (2009-05-04 19 43 00) そうですか・・・。 -- 泉 (2009-05-04 19 44 58) あぁーーなんかいらいらする!! -- 泉 (2009-05-04 19 47 15) すいません,,,私のせいですか? -- 名無しさん (2009-05-04 19 53 59) 変なこといわないで!本物だヨ! -- リリアン (2009-05-04 19 56 12) 名無しさんって、あいことばランドしってる? -- 泉 (2009-05-04 19 58 00) わ,,,分かりません,,,。ごめんなさい,,無知で,,, -- 名無しさん (2009-05-04 19 59 57) イズミチィース -- キー (2009-05-04 20 52 07) おぉーキー^^ -- 雄樹 (2009-05-04 20 55 58) 雄樹ことねは? -- キー (2009-05-04 21 02 06) さぁ? -- 雄樹 (2009-05-04 21 02 34) はやくきてくれ0----アイラブことねー((うぜぇ -- キー (2009-05-04 21 06 58) ぁ -- リリアン (2009-05-04 21 07 48) 絵コンテスト参加そマース -- キー (2009-05-04 21 18 02) おぉ~みなどもーよくきてくれた!!キー参加ね^^ -- 泉 (2009-05-05 08 49 25) 審査員やりたい^^ -- 雄樹 (2009-05-05 08 55 23) おは~ゆうき 審査員ね -- 泉 (2009-05-05 08 59 43) ^^ -- かめ (2009-05-05 09 00 20) かめさん おはようです^^ -- 泉 (2009-05-05 09 01 51) 大体 -- 泉 (2009-05-05 09 08 16) だいたい 人数あつまった;;審査員 2名 出場者 3名 お題)ブーケ(人間板) ルール 1)書き終わったらまつ。2)自分で「うまい」などとかかない(審査員が評価するので)以上。 審査員の皆様へ・・・評価するときは、この4つをみてください 1、かわいさ 2、オリジナルさ 3、ていねいさ 4、うまさ をみて判断をしてください -- 泉 (2009-05-05 09 16 19) それじゃかいてくるぜ -- あああは (2009-05-05 10 03 57) うちも!! -- 泉 (2009-05-05 10 04 25) 参加したいかたは、絵をかいてください!!かきおわったら、ここに書き込みしてください!!でわ・・・はじめ!!! -- 泉 (2009-05-05 10 05 40) 描いたよ。 -- あああは (2009-05-05 10 17 07) まって;;うちもまだ・・今半分 -- 泉 (2009-05-05 10 18 23) OKもう投稿しといたからね。 -- あああは (2009-05-05 10 19 05) まっだかなー -- あああは (2009-05-05 10 23 22) 泉視ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね -- 名無しさん (2009-05-05 11 42 02) 泉sアナタに勝ち目はない -- 名無しさん (2009-05-05 11 45 10) だまれ!!じゃあ、名無しさんもかいてよ!かけないんでしょ?かけないくせにいってんじゃねー!!それか、逃げるんでしょ? -- 泉 (2009-05-05 11 50 51) 地味にケンカしてる・・・。 -- 名無しさん (2009-05-05 11 53 31) あんたが死ねとかかいたんじゃん -- 泉 (2009-05-05 11 55 21) それは、違う名無しさんが書いたんですけど・・・。 -- 名無しさん (2009-05-05 12 05 33) コンテストデスか? -- リリアン (2009-05-05 12 06 52) そのようですね。 -- 名無しさん (2009-05-05 12 07 42) ご飯なので、落ち -- 泉 (2009-05-05 12 08 35) 私は審査員をしたいです。いいでしょか -- 沙織 (2009-05-05 12 11 26) いいですよ^^ -- 泉 (2009-05-05 12 11 49) ありがとうございます。 すこし辛口な所もありますが。。。 -- 沙織 (2009-05-05 13 10 07) 辛口?ちょっとやめろよー -- 田中 (2009-05-05 13 12 41) 辛口がいいの!!ってか、田中さNはいってないのにいわないで -- 泉 (2009-05-05 13 13 41) お前言葉通じねーナ -- 田中 (2009-05-05 13 14 58) 泉さん。審査っていつからですか? -- 沙織 (2009-05-05 13 18 08) 無視かよおまえ新人だな! -- 田中 (2009-05-05 13 19 12) 荒らしを無視するのは当たり前ですけど -- 沙織 (2009-05-05 13 22 30) うざうざす -- 田中 (2009-05-05 13 24 27) いつでもです^^ -- 泉 (2009-05-05 13 25 55) 分かりました 審査してきます -- 沙織 (2009-05-05 13 26 52) すんな! -- 田中 (2009-05-05 13 27 45) なんで田中さんがきめんの? -- 泉 (2009-05-05 13 29 01) じゃあなんで沙織が決めんの? -- 田中 (2009-05-05 13 29 46) 審査募集していたし。 -- 沙織 (2009-05-05 13 31 03) でもお前に審査されたらかわいそうだ! -- 田中 (2009-05-05 13 32 16) なんでですか -- 沙織 (2009-05-05 13 33 17) 時間のも上げときマス^^ -- イチゴ (2009-05-05 16 17 44) ありが㌧♪ -- 泉 (2009-05-05 16 18 44) いちいちブーケさがすの面倒。。。。ですが、頑張ります!今からお風呂! -- 沙織 (2009-05-05 21 47 13) 5月5日のだけ探すのも、面倒ですもんね^^ -- 名無しさん (2009-05-05 21 48 34) 今、裸で書いてます。 -- 沙織 (2009-05-05 21 54 53) 風邪引いちゃいますよぉ! -- シフォン (2009-05-05 21 55 22) 大丈夫伝kfhsんlkd -- 沙織 (2009-05-05 22 02 34) 上の、くしゃみして手元がくるった -- 沙織 (2009-05-05 22 03 09) だいじょうぶですか? -- シフォン (2009-05-05 22 03 42) 服着ましたから大丈夫です。 -- 沙織 (2009-05-05 22 04 46) 審査大変ですががんばってくださいね^^ -- シフォン (2009-05-05 22 05 18) あ。そうだった。。。 -- 沙織 (2009-05-05 22 06 39) もし、審査点?が出てなかったら、5399掲示板に(ここ)書き込んでください。 -- 沙織 (2009-05-05 22 08 32) 5339 -- 名無しさん (2009-05-05 22 09 38) 行ってきます。 -- 沙織 (2009-05-05 22 10 25) まだだいぶあるよ。 -- 名無しさん (2009-05-05 22 11 08) 勝手にコンテスト開催かよww 澪吾いる?? -- 西城 (2009-05-05 22 12 22) いる ちょいと迷惑 ま、俺が言う事じゃないけど -- れい (2009-05-05 22 13 53) こないだの通信でさ蝶が言ってた事本当になった -- 西城 (2009-05-05 22 16 17) wwwなるほど で、何で俺を呼ぶ? -- れい (2009-05-05 22 17 24) 緊急倒し 今日2時 のお知らせに。 それじゃ寝落ちですわ -- 西城 (2009-05-05 22 20 04) 了解ww ゆうあだけは外しとけよ -- れい (2009-05-05 22 21 40) チャカノは別かよ 分った じゃ2時にそなえて寝る -- 西城 (2009-05-05 22 23 46) 有り難う ヒステリーに起こされないようになw -- れい (2009-05-05 22 24 54) ここで、関係ないことかかないで!! -- 泉 (2009-05-05 22 26 10) はいはい すいませんでしたね 澪吾≫余計なお世話だ -- 西城 (2009-05-05 22 27 07) 泉s ごめんなさい^^: -- れい (2009-05-05 22 28 38) れいさんはいいですよ^^西城さんはあやまりの態度が・・むかつく -- 泉 (2009-05-05 22 30 27) 有り難う御座います^^ -- れい (2009-05-05 22 31 26) 泉sの絵拝見させて頂きました とても上手いですね^^ それでは落ちます -- れい (2009-05-05 22 32 54) ありが㌧♪あと、バイバーィ^^のし -- 泉 (2009-05-05 22 34 21) 審査員の沙織様~大至急ここにきてくださいッ!! -- 泉 (2009-05-05 22 35 18) はい!なんでしょう! -- 沙織 (2009-05-05 23 18 47) あの、、審査っておわりました? -- 泉 (2009-05-05 23 21 12) まだあと約30分ありますから、まだまだやりますよ! -- 沙織 (2009-05-05 23 29 02) 沙織s!あゆみですっっ! -- あゆみ (2009-05-05 23 30 02) そうですか♪がんばってください^^ -- 泉 (2009-05-05 23 31 14) やっぱ合計点数の方がいいかも・・・ でも、みんな大変そうだから、止めとこう。(最悪でも65点以上はあげてます。) -- 沙織 (2009-05-05 23 42 11) 最高点数をここに書き込んでください。 -- 沙織 (2009-05-05 23 46 37) ブーケ書いたのに、点数ついてない。というのがあったら、番号教えて下さい。 -- 沙織 (2009-05-05 23 53 51) 5379です。 -- チロル (2009-05-05 23 56 49) あと3分・・・ -- 沙織 (2009-05-05 23 57 32) あともうちょっとで・・・12時 -- 沙織 (2009-05-05 23 59 34) どうですか?おわりましたが・・・ -- 沙織 (2009-05-06 00 05 02) わかりますた^^えっと、、、まぁ、うちの絵に点数が・・あとは、・・・だれだっけ -- 泉 (2009-05-06 00 23 57) 泉さんの絵のところに行ってきます。 -- 沙織 (2009-05-06 09 41 30) はい^^がんばってくださいッ!! -- 泉 (2009-05-06 09 42 28) もう、あとから参加する事は不可なんですね・・・OTL -- 名無しさん (2009-05-06 09 54 37) 泉さんに聞いてみないと・・・実行員は、泉さんですから・・・ -- 沙織 (2009-05-06 09 58 28) 泉さん、一応聞きます。もう参加は無理ですか?そうですか、無理ですか・・・( -- 名無しさん (2009-05-06 09 59 42) もう終わり時間じゃね!? -- 沙織 (2009-05-06 10 10 05) そうですね、はい。諦めますOTL -- 名無しさん (2009-05-06 10 22 02) え!?すみません・・・・なんか・・・ -- 沙織 (2009-05-06 10 24 24) もう一度コンテスト開いたら? -- あsd (2009-05-06 10 25 33) 沙織さん実行委員で -- あsd (2009-05-06 10 26 05) え・・・・・・・・ ・・・・そうですね・・・・・ -- 沙織 (2009-05-06 10 27 44) がんばって! -- あsd (2009-05-06 10 27 59) でも・・・お絵かきする の所押しても、書けないですよね・・・ -- 沙織 (2009-05-06 10 31 06) なぜ? -- 沙織 (2009-05-06 10 33 26) 描けますよ -- あsd (2009-05-06 10 36 07) いや・・・私のだけ書けない・・・というか、まちなみなんとかが出てて、下の方は×になっているんです・・・ -- 沙織 (2009-05-06 10 38 22) まちなみ参観会?が出ていて、下は×と・・・ -- 沙織 (2009-05-06 10 40 40) じゃ、私が描いていーですか? -- あsd (2009-05-06 10 42 48) 82点だったぁ★ -- 涼 (2009-05-06 10 44 09) ブーケ(人間)限定です。 -- 沙織 (2009-05-06 10 45 31) ↑まだやってたんだぁ・゚・(●´Д`●)・゚・ゴメーン -- 涼 (2009-05-06 10 45 55) だまれ!!じゃあ、名無しさんもかいてよ!かけないんでしょ?かけないくせにいってんじゃねー!!それか、逃げるんでしょ?れいさんはいいですよ^^西城さんはあやまりの態度が・・むかつく 暴言反対 -- 名無しさん (2009-05-06 10 47 05) 上の、泉さんですか? -- 沙織 (2009-05-06 10 49 58) あまりたくさん絵をかくと迷惑だと思うので、コンテストの絵は、一人一枚にしたほうがいいと思います。 -- あsd (2009-05-06 10 54 03) いえいえ・・・別にいいですよ -- 沙織 (2009-05-06 10 56 01) で、コンテスト開くんですか? -- あsd (2009-05-06 11 01 10) はい。今日のお昼12時に開催で、明日の夕方5時に終了。 -- 沙織 (2009-05-06 11 03 38) 実行員は、私で参加者募集中。(審査員も)一人6枚まで -- 沙織 (2009-05-06 11 04 42) 申し訳ありませんが6枚は、多すぎると思うんですが・・・ -- あsd (2009-05-06 11 05 34) むーー・・・では、3枚まで -- 沙織 (2009-05-06 11 06 24) で、何の絵を描くんですか? -- あsd (2009-05-06 11 08 06) 楽しかったので、また出場していいですか? -- シフォン (2009-05-06 11 12 08) いいですよ&ブーケ(人間版)と、ラムネ(人間版)です。 -- 沙織 (2009-05-06 11 14 05) 2人かくんですか? -- シフォン (2009-05-06 11 14 51) 昨日のとは、ベツですよね? -- 名無しさん (2009-05-06 11 15 41) はい。そうです -- 沙織 (2009-05-06 11 16 58) 2人かくの? -- 名無しさん (2009-05-06 11 17 55) いえいえ・・・どちらか一方か、一人だけでも。自由です。 -- 沙織 (2009-05-06 11 19 30) ですが、3枚まで。ブーケ&ラムネでお願いします。 -- 沙織 (2009-05-06 11 20 17) ブーケかラムネってことですか? -- シフォン (2009-05-06 11 21 27) コンテスト参加の絵は、その絵のコメのとこに、「コンテスト参加絵」と描いておいてください. ついでに、審査員やっていいですか? -- あsd (2009-05-06 11 22 39) はい。いいですよ。 -- 沙織 (2009-05-06 11 23 38) あと、ブーケだけ書く。もいいですし、ラムネだけ書くもいいですよ。両方もいいですし。 -- 沙織 (2009-05-06 11 24 43) 参加希望します。ところで…人間限定ですか?それともノーマルもOKですか? -- 朱雀 (2009-05-06 11 25 40) 擬人化です。 -- 名無しさん (2009-05-06 11 26 04) 擬人化かぁ・・・人間苦手なんだよなぁ;これを良い機会に、チャレンジしてみます。ブーケとラムネ、どっちでもいいんですね、了解です -- 朱雀 (2009-05-06 11 30 54) ブーケですよ^^;; -- 泉 (2009-05-06 11 34 06) 沙織さんが、新しくコンテストひらいたんですよ -- 名無しさん (2009-05-06 11 36 06) なぬ!!ぱくり -- 泉 (2009-05-06 11 37 26) ひらくのはいいけどさぁ~コンテストやるよみたいなポスた~かかないと・・あれだし;; -- 泉 (2009-05-06 11 38 30) あ・・・ぱくってすみません・・・ -- 沙織 (2009-05-06 11 39 25) あ・・ぱくりとかは、偽です^^;;あと、ポスターかいとくね^^ -- 泉 (2009-05-06 11 40 10) ありがとうございます。あと、ブーケとラムネを書いて下さい。(どっちでもいいです。書くのは。) -- 沙織 (2009-05-06 11 42 58) わかりやした^^ -- 泉 (2009-05-06 11 44 37) お願いしまーす -- 沙織 (2009-05-06 11 48 46) 初めまして -- あや香 (2009-05-06 14 10 53) ブーケ書いて -- あや香 (2009-05-06 14 12 55) www -- 名無しさん (2009-05-06 15 49 10) 名前 コメント
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泉 こなた(いずみ こなた) 『らき☆すた』の主人公。 声優は「広橋 涼」(らき☆すた初代声優) アニメ以降は「平野 綾」 ・性別♀ ・誕生日、5月28日(双子座) ・誕生石、エメラルド ・誕生花、ペパーミント ・年齢、16-19歳 ・血液型、A型 ・出身地、埼玉県 ・身長、142cm ・利き手、両手利き ・好き、チョココロネ.萌え ・嫌い、もずく.スポーツ中継 ・趣味、ゲーム(特にギャルゲー、RPG) アニメ.読書(漫画) ・好きな色、赤.黒 ・免許.資格、普通自動車免許 ・得意科目、体育(好きというわけではない) ・苦手科目、理系全般 「容姿」 膝まで届くほどの超ロングヘアで大きなアホ毛がある。 右目の下に泣きボクロ。 ・髪の色、薄青紫 ・瞳の色、ミントグリーン ・動物に例えるときつね(イタズラ好きだから) ・ハンドルネーム「konakona」 ・所属、私立陵桜学園(1年?組→2年E組→3年B組)→大学 「キャラパラメーター」 学力「☆2.5」 運動「☆5」 オタク「☆5」 家事「☆3.5」 胸「☆1」(極小) ・その他、コスプレ喫茶で週数回バイト中。 小柄で貧乳、青い長髪とアホ毛を誇るロリな外見と、オタクでオヤジな性格とのギャップ萌えのキャラである 元々父子家庭なので料理 、家事も結構得意だが、お昼はチョココロネ三昧である。 「家族構成」 父親「そうじろう」 母親「かなた」(故人) 長女「こなた」☆ ・初登場、episode1『活動開始』 1本目『つっぱしる女』1コマ目。 ・住所「埼玉県幸手市北3丁目14番18号」 初期の物語からメインキャラ4人で構成されていたが、ほぼ彼女を中心に回っていた。 現在でももっとも出番が多いキャラである。 独特の魅力があり、インターネットの内外を問わず、小学生からおじさん、おばさんと幅広い層に人気がある。 2年までは父、泉そうじろうとの二人暮らしであったが、現在は従妹の「小早川ゆたか」 大学入学の際に留学生の「パトリシア・マーティン」との四人暮らし(そうじろう勝ち組) ギャルゲー(18禁も含む)を少なくとも16歳の頃からやっているようだ。 絵はお世辞にも上手いとは言えないが、コンプティークやニュータイプなどに投稿し、徐々に上達してきてはいる。 2年の1学期に夏のコンプ祭に向けてコスプレ喫茶でバイトを始め、現在でも長きにわたり働いてる。 また涼宮ハルヒと声がよく似ているコスプレ喫茶店員としてよく知られる。 両利きで格闘技(合気道系)経験者の上、アミノ式の運動は全てできるなど運動神経は抜群なのだが本人曰わく、だるいのでやりたがらない。 ゲームに関しては凄まじいほどの記憶力を誇るがるが、人の顔はなかなか覚えられない。 体型に関しては気にしてはいたが、SHUFFLE!で「貧乳はステータスだ! 希少価値だ!」という台詞を聞いて自信を持ち、現在はこれ以上の成長については諦めている。 アニメイトにおいてはアニメイトとゲーマーズの両方で必ず同じものを買っていく「伝説の少女A」として、コミケでは彼女が買ったサークルは必ず大手に成長するという「伝説の少女A」として注視されている(アニメでの設定) らき☆すたのキャラクターは初期設定では14歳だったが、コンプティークの読者層が高校生以上が中心のため、高校生に変更された。 また、こなたにもちびっ子という設定はなく、担当編集者の提案により付加された物である。 原作初期のこなたは現在のこなたとは若干キャラが違い「クールこなた」と呼ばれている。 顔文字は『(=ω=.) (≡ω≡.)で表される。 右下のほくろがポイント! 交友関係 ・柊 つかさ 互いの呼び名は「つかさ⇔こなちゃん」 仲良し4人組の一人。 高校3年間同じクラス。 1年生の時につかさが外国人に絡まれているのを助けたのがきっかけで仲良くなった(ただ道を聞かれていただけだった) つかさの料理には絶対なる信頼を置いている。 ・柊 かがみ 互いの呼び名「かがみ、かがみん⇔こなた」 仲良し4人組の一人。 仲良し組みで高校3年間別クラスだった。 つかさ、みゆき繋がりで仲良くなった模様。 こなたがボケキャラ、かがみがいじりがいのあるツッコミキャラといった、作品を制作する上ではもっとも相性がいい。 ・高良 みゆき 互いの呼び名「みゆきさん⇔泉さん」 仲良し4人組の一人。 高校3年間は同じクラス。 1年生の時につかさが桜藤祭の準備で手伝ってもらっているのをみてついでに手伝ってもらい仲良くなった。 歩く萌え要素としてとても尊敬しているため、さん付けで呼んでいる。 また勉強もよく教えてもらっている。 ・小早川 ゆたか 互いの呼び名「ゆーちゃん⇔お姉ちゃん」 ゆい姉さんの妹(従姉妹) 現在は一緒に暮らしているため、最初は姉の威厳を保つよう努力していたが、そのうち無理はしなくなった。 それでも良いお姉として慕われている。 ・岩崎 みなみ 互いの呼び名「岩崎さん→みなみちゃん⇔泉先輩」 ゆたかの同級生。 ゆたかの親友であり、また胸ぺったんガールズ(貧乳仲間)の一員だと認識している。 ・田村 ひより 互いの呼び名「ひよりん、ひよちゃん、ひよひよ等⇔泉先輩」 ゆたかの同級生。 ゆたかに紹介されたところ、以前から買っていた同人サークルの人と判明。 その後はオタク仲間として親交を深めた。 ・パトリシア・マーティン 互いの呼び名「パティ⇔コナタ」 ゆたかの同級生。 ドラマCDではこなたが2年、ゆたかたちがまだ中学時代の冬コミで出会い、なつかれる。 アニメでは同じコスプレ喫茶に務め、CDも出している。 原作ではこなたが高校卒業後に泉家にホームステイしている。 ・日下部 みさお 互いの呼び名「みさきち⇔ちびっ子」 かがみのクラスメイト。 3年の時に改めて紹介され、しばらくして仲良くなる。 似たもの同士。 同じ大学の同じ学部に進学したことが判明し、以前にも増して仲がよくなる。 ・峰岸 あやの 互いの呼び名「峰岸さん→あーや⇔泉ちゃん」 かがみのクラスメイト。 3年の時に改めて紹介される。 近くの大学に進学したことが判明し、最近は一緒に行動することも増えている。 ・黒井 ななこ 互いの呼び名「黒井センセ⇔泉」 高校での担任。 高校3年間は同じクラスを受け持った。 ネトゲ仲間で友達のような関係。 ゲームの貸し借りもしている。 ・成実ゆい 互いの呼び名「ゆい姉さん⇔こなた」 父方の従姉。 幼い頃から面倒を見てもらったりなどしていたらしく、仲がよい。 ただ、ゆい姉さんのいい加減さにはちょっとあきれている。 旦那のきー兄さん(成実きよたか)のことはよく知らない模様。 ・八坂 こう 格ゲーにおいてこうが一方的にライバル視していたが、こうは卒業式においてこなたが先輩であることをしり、その後こなたが陵桜学園を訪れた際に互いに面識を持つ。 ちなみにこれまで面識があるのは桜藤祭の一部のルートのみだった。 その際は「先輩と呼ばれていた」 ・泉 そうじろう 互いの呼び名「お父さん⇔こなた」 父親。 子供の頃から晴海時代のコミケに連れて行くなどしてこなたを重度のオタクに鍛え上げた。 一緒に格ゲーををやったりエロゲーの話をしたりなど仲がよい。 ・泉 かなた 互いの呼び名「お母さん⇔こなた」 母親。 幼い頃に他界したためよく知らない。 しかしアホ毛を除けばそっくりになるように髪を伸ばしているらしい。 父親曰わく「抱っこした感じが、かなたに似てきたとのこと」
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前編へ 「ゆっくりしていってね!」 「「「ゆっくりしていってね!」」」 真夏の太陽を天に抱いた森の中、ゆっくりたちの声が木霊する。 大人のゆっくりのものが一つと、赤ちゃんゆっくりのものがたくさん。 群生する草を掻き分けて、最近の幻想郷ではよく見かけられるようになった、ゆっくり家族の姿が現れた。 「ゆっゆっ、おひさまきもちいいね!」 「ゆっくりできるね!」 「あ、アリさんがいるよ!」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 生まれてまだ間もないであろう、ミニトマト程度の大きさしかない赤ちゃんゆっくりたちは、元気にはしゃぎまわっている。 種類は全てゆっくり霊夢種であり、小さなリボンをはためかせて元気いっぱい飛び回る姿は人間の子供たちと左程変わりない。 そしてそんな微笑ましい光景を、後ろから優しい顔つきで見つめるゆっくりが一匹。 「あまり遠くに行かないでね!」 ゆっくり魔理沙だった。 バレーボール程度もある身体を揺らして、四方八方に行こうとする自らの子供たちに注意を向けている。 「おかあさん、アリさんいっしょにたべよ!」 「お母さんはだいじょうぶだよ! みんなで食べるといいよ!」 「わーい♪」 「ゆっくりたべるね!」 「おかあさんだいすき!」 列を成して歩くアリの集団を見つけた赤ちゃんゆっくりたちは、小さな舌を伸ばしてアリを食べ始める。 近くに湖が存在し、生き物がたくさん生息しているこの場所は、ゆっくりたちが過ごすには快適すぎるほどのゆっくりスポットだった。 幸せそうにアリを頬張る赤ちゃんゆっくりたちの姿を慈愛の表情で見つめるゆっくり魔理沙。 その左頬は、他のゆっくり魔理沙と比べて、ほんの少しだけ歪な形をしていた。 二週間前、人間の手によって失われ、そして再生した結果だった。 そう――このゆっくり魔理沙は、あの無礼な態度のせいで『お仕置き』されたゆっくりだった。 あの後、怪我による衰弱で意識不明の重態に陥っていたゆっくり魔理沙は、偶然通りがかったゆっくり霊夢に助けられた。 一週間の看病の末、餡子の大半を失っていた身体は万全とはいかないまでも回復。 お礼を兼ねての親愛の表現として身体を寄せ合って揺すり合い、ついムラムラしてそのまま性交に発展してしまった。 助けてくれたゆっくり霊夢は黒ずんで朽ちてしまったが、代わりに可愛い赤ちゃんがなんと七匹も生まれたのだった。 それからゆっくり魔理沙は母として、赤ちゃんたちを育てている。 右も左も分からぬ森の中での生活だったが、暮らし始めてみれば今まで暮らしていた場所より遙かに快適で、既に安住の地と化している。 あの男が言っていた野良犬やゆっくりれみりゃ、ゆっくりアリスの姿も見かけない。 ……あの男。 顔を思い出す度に、ゆっくり魔理沙の左頬がじくじくと痛み出す。 あの男には酷いことをされた。 ――しかし、あの男を怒らせるようなことを、自分は仕出かしてしまったのだ。 そう考えるゆっくり魔理沙。別に知能が上がったわけではなく、単にトラウマが生じているだけなのだが、本人はそのことに気付いていない。 ――今でも怒っているのだろうか。 あれ以来、人里には近付いていない。場所が分からないということもあるが、近付いてあの時と同じような目に合いたいとは、二度と思わなかった。 「おかあさん!」 思考に没頭していたせいか、ゆっくり魔理沙は自分の子供が目の前に来ていたことに気付かなかった。 慌てて思考を中段し、微笑みを作る。 「ゆっ、どうしたの?」 「みてみて、アリさん!」 赤ちゃんゆっくり霊夢が舌をべっと伸ばす。その先には、踏まれてぺしゃんこになったアリの死骸がくっついていた。 「えらいね! ちゃんととれたんだね!」 「ゆゆっ♪」 褒められたことが嬉しいのだろう、赤ちゃんゆっくり霊夢はその場で踊るように飛び回る。 その愛らしい姿を見て、ふと電撃のような閃きがゆっくり魔理沙の脳裏に浮かんだ。 この可愛い赤ちゃんたちを見れば、きっとあの男も許してくれるに違いない! それは人間からすれば何とも愚かな考えだったが、今のゆっくり魔理沙にとって天啓ともいえる閃きだった。 早速赤ちゃんたちを全員呼び集め、高らかに宣言する。 「今からお兄さんのおうちへしゅっぱつするよ!」 「ゆ?」 「おにいさんってだれ?」 「ゆっくりできるの?」 「とてもゆっくりできるよ! おいしい食べ物があるし、れいむたちよりも大きなれいむもいるよ!」 「ゆゆっ!?」 「いきたい!」 大はしゃぎする赤ちゃんゆっくりたち。「ゆっ♪」「ゆっ♪」と楽しげにその場で飛び跳ねている。 それが静まるのを待ってから、ゆっくり魔理沙は記憶を頼りに道を歩み始めた。 「それじゃ、ゆっくり行こうね!」 「「「ゆっくりいこうね!!!」」」 時は少し遡り、早朝。 俺は知人の美鈴さんから習った太極拳を練習していた。 別に拳法に目覚めたわけではなく、ここのところ働き詰めだったので、健康のためにやっているだけだ。 ゆっくり魔理沙に『お仕置き』してから一週間くらい経ったころだろうか、俺の勤め先でちょっとしたトラブルが生じた。 それ自体は解決したのだが、それの尻拭いのために俺や同僚たちは朝から深夜までずっと駆り出され、今日まで一週間ずっと働きっぱなしだったのだ。 おかげでゆっくり霊夢には寂しい思いをさせてしまった。こういうとき、畑仕事をしている人が羨ましいと思ったりもする。 だけどまぁ、五年前に外の世界から迷い込んできた外来人である俺に土地なんてあるはずもなく、こうして家を持てただけでも大したものなのだろう。 「……ゆ?」 ゆっくり霊夢が眠りから目覚めたようだ。きょろきょろ周囲を見渡し、俺と目が合うや否や、 「ゆっくりしていってね!」 とお決まりの挨拶。 うぅん、相変わらずぷりちーなナマモノだ。 頬ずりしたくなる衝動をグッと堪えて、朝食の準備に取り掛かる。 その間ゆっくり霊夢はずりずりと腹ばいで俺の足元に近付き、ずっと身体を摺り寄せていた。 普段こいつが起きる前に家を出ていたので、久しぶりのスキンシップが取りたいのだろうか。 萌え死ぬ。 足の親指で頬のあたりをくすぐってやりながら、てきぱきと料理を作る。 外の世界のガスコンロと比べて竈は使い辛い(そもそも使ったことが無かった)が、今ではすっかり慣れたものだ。 今日は夕飯にも再利用出来るシチューを作る。 器に注ぎ、おひたしに鰹節を振りかけて醤油をかけた皿と丁度炊き上がったお米を並べて完成。 テーブルの上に乗せ、少量を別の皿によそうと、ゆっくり霊夢が食べやすいように床に置いた。 「いただきます」 「ゆっくりいただくね!」 ゆっくり霊夢は舌を器用に使い、零さず綺麗にご飯を平らげる。うーん、美しい。 おっと、感心してないで俺も早く食べなくてはな。 外の世界にいた頃と比べてずいぶん質素になった朝食を手早く食べ終え、皿を水の入った桶につけておく。帰ったら洗おう。 「じゃあ、行ってくる。今日は通常業務だからいつもの時間に帰れるよ」 「ゆっ、本当!?」 「ああ。それに明日はお休みも貰っている。一緒に遊ぼうな」 「ゆっくり待ってるね!」 ゆっくり霊夢に見送られながら、俺は家の扉を閉めようとして―― ごしゃん。 「……」 忙しくて修理する暇のなかった扉が、ついにご臨終なされたようだった。 なんか変な方向に曲がっており、動かそうとしてもビクともしない。 どうしよう、時間をかければ直せそうではあるが、そうすると仕事の開始時間に間に合わない。 扉は中途半端に開いたままだ。別に泥棒に盗られて困る貴重品はないが、野犬やゆっくりたちが入り込んでくる可能性もある。 仕方無いので、雨漏りの修理用に何本かストックしてある木の板を裏から持ってきて、扉の前に置いた。 あとは野犬の目の高さくらいの位置にいらなくなった新聞紙を米を糊代わりにしてくっつける。 突撃されたらすぐ剥がれてしまうが、多少の目眩ましにはなるだろう。 「いいか、知らない人が来ても追い返すんだぞ。お前のリボンにつけたペット証があれば、誰もお前を傷付けないからな」 「わかったよ!」 ちょっと心配だったが、仕事はしないといけない。 俺は何度も振り返りつつ、家を後にした。 時間は過ぎて、三時を過ぎたころ。 ゆっくり霊夢が主人の作ってくれた手製の滑り台で遊んでいると、何処からか自分を呼ぶ声が聞こえた。 どうやら玄関の方かららしい。この家に来客は滅多に来ないので、ゆっくり霊夢は多少警戒しながら扉に近付いた。 「ゆっ、誰かいるの?」 「れいむ! まりさだよ!」 「ゆゆっ、まりさ!?」 聞こえた声は、懐かしい知人のものだった。 二週間前、たった一日だけ遊んだ友達。主人から家に帰ったと聞かされて残念な思いをした記憶が蘇る。 板と新聞紙の隙間から外を覗くと、確かに見覚えのあるゆっくり魔理沙の姿があった。 「どうしてここに?」 「遊びに来たよ! ゆっくりさせてね!」 「ゆゆっ! ゆっくりしていっ……ん……」 「……? れいむ、どうかしたの?」 ゆっくりしていってね、とお決まりの台詞が聞けると思ったゆっくり魔理沙は、訝しげな視線をゆっくり霊夢に送る。 ゆっくり霊夢を引き止めたのは、主人が出かける前に言った言葉だった。 『知らない人が来ても追い返すんだぞ』 何者かがこの家に来たのなら、自分は追い返さなければならない。 しかし…… 「ゆっくり入れてよ! れいむに見せたいこどもたちもいるんだよ!」 「ゆっ、子供!?」 ゆっくりとしての本能を刺激する単語に、ゆっくり霊夢はぴくりと反応して顔を上げた。 「そうだよ! みんな、れいむにあいさつするんだよ!」 ゆっくり魔理沙の言葉に、板の向こうから赤ちゃん特有の甲高い声が幾重にも折り重なって唱和された。 「ゆっくりしていってね!」 「おねえちゃん、おかおがみえないよ!」 「はやくいれてね!」 「そこはゆっくりできるところなの?」 「ゆっくりさせてね!」 ゆー、ゆーと甘い鳴き声。ゆっくり霊夢は理性と本能のせめぎ合いでおろおろする。 主人は、ゆっくり魔理沙たちが部屋に入ることを是としないだろう。 しかし、赤ちゃんたちを見たい衝動が心の内よりどんどん溢れてくる。 主人への忠節を取るか、自身の抑えがたい興味を優先させるか。 悩みに悩んで、ゆっくり霊夢が取った行動は、 「今、この板をどけるよ! ゆっくり下がってね!」 ゆっくり魔理沙たちは知らないゆっくりじゃないから大丈夫だという、後先を考えない愚者の選択だった。 「おねえちゃん!」 「ゆっくりしていくね!」 「ゆっ、ゆっ♪」 赤ちゃんゆっくりたちに纏わり付かれながら、ゆっくり霊夢は幸せだった。 加工所で生まれ、この家に引き取られてからずっと、ゆっくり霊夢は赤ちゃんというものを見たことがなかった。 ペット用のゆっくりは英才教育を受けるために誕生してすぐ親元から引き離され、ゆっくりブリーダーと呼ばれる人間の下で厳しい訓練を受けることになる。 だが、生まれたばかりの蜂が教わらなくても狩りの仕方を熟知しているように、種族の本能的な部分は親と子の愛情関係を完全に理解していた。 赤ちゃんゆっくりたちを見てゆっくり霊夢の中に浮かんでくる感情は、間違いなく『愛』と呼ばれるものだった。 「うわー、すごいね! ゆっくりできるものがたくさんあるよ!」 「みんなでゆっくりしようね!」 ゆっくり赤ちゃんたちは大はしゃぎで、家の中を飛び回っている。 特に目を引いたのは、主人がゆっくり霊夢のために作ってあげた手製の玩具の類だった。 滑り台にブランコ、蛙人形やシーソーなど、さながら小さな遊園地といった風情である。 赤ちゃんゆっくりたちは玩具に駆け寄ると、思う存分ゆっくりし始めた。 列を作り、順番に滑り台を滑り。 ブランコに乗って、どちらがより高い場所まで行けるか競い合い。 蛙人形に群がって、ゆっくりれみりゃ退治ごっこをして。 シーソーを使って、自分の身体が沈んだり持ち上がったりする感覚を楽しんだ。 生まれて一週間、森の中でこんな遊びをしたことはなかったのだろう。赤ちゃんゆっくりたちは終始はしゃぎっぱなしだった。 ゆっくり霊夢もそんな赤ちゃんたちに付き添うように遊んでいたのだが、 「ゆ~……ふぁ……」 急に眠気を感じ、ふらふらと壁にもたれかかってしまった。 今日までの一週間、ずっと帰りの遅い主人を待ち続け、早く寝ないで夜遅くまで待っていた結果がこれだった。 眠ってはいけないと思いつつ、意識が闇の中へと沈んでいく。 やがてくぅくぅと寝息を立て始めたのを、離れて赤ちゃんゆっくりたちを見守っていたゆっくり魔理沙が発見した。 「れいむ、れいむ?」 「ゆっ……くぅ……」 揺すっても起きない。 赤ちゃんゆっくりたちが、心配したかのように駆け寄って来る。 「おかあさん、おねえちゃんどうしたの?」 「つかれて眠っちゃってるだけだよ! しんぱいしないでゆっくり遊んでてね!」 ゆっくり魔理沙はゆっくり霊夢は起きないよう、小さな声で告げる。 だが赤ちゃんゆっくりたちは動かない。集まってきたのは、ゆっくり霊夢が心配だったからだけではないからだ。 「おかあさん、おなかすいたよ!」 「なにかたべさせてね!」 朝食の蟻を食べてから、この家に来るまでずっと移動中だったゆっくり魔理沙たちは、その間何も口に入れていなかった。 それに加えて、今激しい運動をしてきたばかりである。 空腹を訴えるのも当然の行動だった。 「ちょっと待ってね! お兄さんが帰ってこないと……ゆっ?」 言葉の途中で、ゆっくり魔理沙は鼻をひくつかせる。 漂ってくる、いい匂い。 食欲を促すその香りは、台所の竈の上に置いてある鍋のほうからしていた。 「あっちに、ご飯があるよ!」 ゆっくり魔理沙は竈のほうへと近付いた。 そこにはこの家の主人が今朝方作ったシチューの入った鍋がある。 だが、鍋はかなり高い位置に置かれており、普通は届く距離ではない。 ただ竈は角の部分が先に行くほど少しずつ丸みを帯びていく構造になっており、角の先端はゆっくりにとってただの坂と呼んでも差し支えない形状になっている。 あの部分まで飛ぶことが出来れば、鍋に届くかもしれなかった。 「いくよ!」 ゆっくり魔理沙は助走をつけ、竈の少し手前で思い切りジャンプした。 浮遊感。一瞬の空白の後、坂道の部分にギリギリ身体が届いた。 間髪入れず、もう一度ジャンプしようとする。 だが坂道での踏ん張りが効かずにバランスを崩し、そのまま床に落下してしまった。 「ゆぶっ!」 衝撃。口から餡子が少しはみ出る。 「おかあさーん!」 赤ちゃんゆっくりたちが心配して駆け寄ろうとするのを、ゆっくり魔理沙は静かに押し留めた。 「だ、大丈夫だよ! ゆっくりそこで見ててね!」 ゆっくり魔理沙は何事もなかったかのようにニッコリ笑うと、もう一度チャレンジするために距離を取る。 無論、痛くないわけではないが、それでも子供たちを心配させないために我慢しなくてはならない。 それは親になったゆっくりとしての本能だった。 「……ゆっ!」 気を落ち着かせ、もう一度トライ。タイミングを見計らって、竈の坂道へ一直線に跳躍する。 べしゃっ、と身体が押し付けられる感覚。その感覚を維持したまま、ゆっくり魔理沙はもう一度ジャンプした。 一瞬の緊張。果たして自分はどうなった? 答えは、身体に触れる床の感触で分かった。 ゆっくり魔理沙は、見事に竈の上に着地していたのだった。 「ゆっ! ゆっ!!」 「おかあさん、すごい!」 遙か下方で、赤ちゃんゆっくりたちがやんややんやの喝采を母親に送る。 その声に満足しながら、ゆっくり魔理沙は鍋に近付いた。 この鍋を持って床に降ろすのは、物理的に不可能だということくらいゆっくり魔理沙の知能でも分かった。 ならば、方法は一つしかない。 「ゆっくり落ちていってね!」 体当たり。がん、という衝撃と共に鍋の位置が少しずれる。 もう一度アタック。ずず、ずず……と少しずつ鍋がぐらつき、そして…… がしゃーーーん!!! 豪快な音を立てて、鍋が竈から転がり落ちた。 床にぶちまけられるシチュー。掃除するのにかなり苦労することになるだろうが、無論ゆっくりたちはそんなこと知ったことではない。 赤ちゃんゆっくりたちは歓声を上げてシチューに群がり、ぱくぱく食べ始める。 「ゆっゆっ、つめたいけどおいしいね!」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 「うっめ!!! メッチャうっめこれ!!!」 その様子を幸せそうに眺めていたゆっくり魔理沙は、床に水の入った桶が置いてあるのを発見した。 後で皿を洗うために浸けていたものだが、ゆっくり魔理沙にとってその桶は飲み水にしか見えなかった。 「みんな、お水もあるよ!」 地面に慎重に下りると、ゆっくり魔理沙は躊躇無く桶も引っくり返す。 水が一面に溢れ出し、勢いよく流れ出た皿は地面を擦って何筋もの傷を付けた。 「ゆゆっ、ちべたーい!」 「おみず、きもちいいね!」 「ごくごく、おいしーい♪」 赤ちゃんゆっくりたちは大はしゃぎ。風呂代わりに水浴びしたりするゆっくりまで現れる。 皆にとって、ここは最高にゆっくり出来る環境だった。 「……ゆっ!? みんな、何してるの!?」 と。 先程鍋を落とした音で目を覚ましたゆっくり霊夢は、台所の惨状を見て驚愕の声を上げた。 「あ、れいむ!」 ゆっくり魔理沙はぴょんぴょん飛び跳ね、フリーズしているゆっくり霊夢に近寄る。 そしていかにも自分は幸福です、というような顔で、 「おにいさんがまりさたちのために用意してくれたばんごはん、美味しいね!」 「……」 ゆっくり霊夢は口をぱくぱくさせるだけで反応しない。 「……? どうしたの、れいむ?」 不審そうな表情を浮かべるゆっくり魔理沙。気付いた赤ちゃんゆっくりたちも二匹の周囲に駆け寄った。 「おねえちゃん、どうしたの?」 「ゆっくりしていってね!」 「おねえちゃんのぶんもまだあるよ!」 悪意のない赤ちゃんゆっくりたちの言葉。 ゆっくり霊夢は何とか餡子の底から声を絞り出そうとして、 「ゆっくり霊夢っ!!!」 叫び声と、ぶち壊す勢いで開けられた扉の音にびくりと身体を硬直させた。 それは、ゆっくりが進入しないように置いておいた板が外れているのを発見し、慌てて帰宅した主人の声だった。 「ゆっ……ゆっ!?」 これはマズい、とゆっくり霊夢は思った。 何がマズいのかは分からなかったが、とにかく本能的な危険をゆっくり霊夢は感じていた。 どたどたという足音、そして、 「ゆっくりれいっ……む……」 惨状を見つけてしまう。 目を見開き、硬直する主人。 ゆっくり霊夢は固まったまま反応出来ない。 「……ゆっ!」 だが、大きな声に少し驚いたゆっくり魔理沙は、自分がここに来た目的を思い出した。 「みんな、来て!」 「ゆっ?」 「おかあさん、どうしたの?」 突然闖入してきた初めて見る人間の姿を興味津々に眺めていた赤ちゃんゆっくりたちは、母の言葉を受けてゆっくり魔理沙の周囲に集まる。 「みんな、お兄さんに『挨拶』するんだよ!」 「「「ゆっ!!!」」」 朝、ここに来る道中で母に教わった『挨拶』。 赤ちゃんゆっくりたちはぽかんと口を開けっぱなしの男に向かって、精一杯の愛らしい顔で、 「「「ゆっくりしていくね!」」」 言った。 ゆっくり魔理沙は順繰りに赤ちゃんたちを見渡し、 「お兄さん、この前はごめんね! 赤ちゃんたちをとくべつにかわいがっていいから許してね!」 そして、 「だから、みんなでここに住まわせてね!」 その日、ゆっくり霊夢はゆっくりれみりゃやゆっくりフランなど足元にも及ばない恐怖を味わった。 それはいつかの『お仕置き』すらも凌駕する、圧倒的なまでの修羅の形相だった。 「おにいさん、ここからだして!」 「おなかすいたよ!」 「ここじゃゆっくりできないよ、おうちかえる!」 赤ちゃんゆっくりたちの声。 俺はいらついた風を装い、ゆっくりたちを閉じ込めた透明の箱を蹴り上げる。 「五月蝿い、殺されないだけありがたく思え!!!」 「ゆゆっ!!?」 衝撃と振動。 赤ちゃんゆっくりたちは怯えて隅に固まり、震えながら泣き出してしまった。 「やめてね! 赤ちゃんたちに酷いことしないでね!!」 と、こっちはゆっくり魔理沙。 赤ちゃんゆっくりたちを入れた箱とは別の小さな透明の箱に詰められ、ずいぶんと苦しそうだ。 子供たちを庇おうとするその姿勢は、いつかの自分勝手な姿からは想像出来なくて少し吃驚する。 「お兄さん、まりさたちを許してあげて!」 更に別の箱、こちらは少し空間のゆとりがある透明の箱の中で、ゆっくりれいむは俺に温情を訴えかける。 ゆっくり魔理沙たちを家の中に入れてしまった罪で閉じ込められてなお、友達の安否を気遣うとは……流石我がペット。 ぶっちゃけた話、俺は別にそこまで怒り心頭というわけではなかったりする。 確かにあの惨状を目にした瞬間、ちょっと怒りの沸騰点が限界を超えかけた。 でもそこを鋼の精神でぐっと堪え、ゆっくりたちを閉じ込めるだけに留めている。 何故殺さなかったのか? 勿論『殺害』という直接的な攻撃を俺が嫌っているというのもある。 だがそれ以上に、 「ほーれほれ」 「ゆゆっ!? お、おかあさーん!」 「ゆっくりやめてね! 赤ちゃんを放してね!!!」 こいつらの泣き叫ぶ声と必死の表情が、最高に俺の心を満たしてくれる。 殺してしまったら、この愉悦は味わうことは出来ない。 自分の唇がすごい勢いでひん曲がっているのを感じる。 蓋を少し開き、赤ちゃんゆっくりの一匹を掴み上げた。 ああ、ゆっくり魔理沙の懸命な顔……そそる。 「しかしぷにぷにしてんなー、こいつ」 掌に乗せた赤ちゃんゆっくりの頬を突く。 最初は優しく、そして少しずつ力を込めて。 「ゆ、ゆゆっ、いたいよ! ゆっくりできないよ!!!」 最初はくすぐったそうにしていた赤ちゃんゆっくり霊夢だったが、力が入ると苦しそうな声を上げた。 その様子を見て、ゆっくり魔理沙が半狂乱で泣き叫ぶ。 「な゛ん゛でごん゛な゛ごどずる゛の゛ぉ゛ぉぉぉぉ!!?」 「何故? 分からないのか?」 いつかのような質問。あの時の痛みを思い出したのか、ゆっくり魔理沙がびくりと震える。 「ここは、誰の家だ?」 「お……お兄さんのおうちです……」 おぉ、覚えていたか。感心感心。 「で、お前は何をしていた?」 「あそんでました……」 「それは別に構わん。その次だ」 「お兄さんが用意してくれたおゆうはんを」 「違う」 赤ちゃんゆっくり霊夢にデコピン。 結構本気で叩いたからか、「ゆ゛ーっ!!!」と泣き出してしまった赤ちゃんの姿を見て、慌ててゆっくり魔理沙が訂正する。 「まりさたちのじゃないおゆうはんを勝手に食べてしまいました!」 「そして?」 「お水も勝手に飲んでしまいました!」 「ふむ」 もう一度デコピン。赤ちゃんゆっくり霊夢の泣き声が激しさを増す。 ゆっくり魔理沙は俺の動きを止めようと必死に箱をガタガタ揺らした。 無駄な努力ご苦労さん。 「さっき言ったよな? ここは俺の家だって」 「そ、そうです、だから赤ちゃんをゆっくり放してね!」 「あ?」 「は、放してください!」 ゆっくりが敬語を使ってるのは面白いなぁ。 「で、お前は人の家で、俺が俺のために作ったシチューを床にぶちまけたわけだ? お前の都合のために?」 「あやまります! あやまりますからまりさの赤ちゃんにひどいことしないでぇぇぇ!!!」 ゆっくり魔理沙の顔はもう涙で皮がべちょべちょになっていた。 うはぁ、やべぇ。超快感。 だけど台所の掃除と扉の修理で時間を使いすぎた。 はっきり言って俺は眠い。 今日はゆっくり魔理沙に『絶望』を知ってもらうだけで終わらせてしまうか。 俺は泣きながら俺の手を逃れようとする赤ちゃんゆっくり霊夢を指で掴むと、 「あーん」 「ゆ゛ゆ゛っ!!?」 大きく口を開き、奥歯に挟んだ。 「や゛め゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇぇ゛ぇ゛ぇ!!!」 そんなに騒がなくても食わないよ。 まだ。 俺は奥歯に挟んだ赤ちゃんゆっくりを見せ付けるように、ゆっくり魔理沙と他の赤ちゃんゆっくりたち、そしてゆっくり霊夢の箱を順繰りに回る。 「いいか、今からお前に問題を出す」 うっ、しゃべりづらい。 「お前が十秒以内に答えられたら子供は助けてやる。答えられなかったら子供は食われる。分かったな?」 「わ、わかったからいそいでもんだい出してね!」 歯と歯の間で母の名を呼びながら泣き叫ぶ(口の中に振動が起きて少し気持ち悪い……)赤ちゃんゆっくりを見つめて、ゆっくり魔理沙は俺を急かす。 おやおや、ゆっくりのくせにゆっくりしないでいいのかな? まぁいいや。 「問題。ゆっくり魔理沙には七匹の子供がいます。ある日ゆっくりれみりゃに襲われて二匹殺されてしまいました――」 逃げた先でゆっくりフランの群れに遭遇してしまい、また二匹無残に殺害されました。 更に発情期のゆっくりアリスと出会ってしまい、ゆっくり魔理沙は子供の一匹を犠牲にして逃れました。 しかし家に帰ると、そこはゆっくり霊夢の一家に占拠されていました。 ゆっくり霊夢たちに押し潰され、また一匹子供が死んでしまいました。 そうこうしてるうちにお腹が空いてしまったゆっくり魔理沙は、残った子供をぺろりと食べてしまいました。 さて、子供は現在何匹残っているでしょう――? 「ゆっ!? ゆ、ゆっくり……」 ゆっくり魔理沙は顔を顰めて考え出す。 くくく、所詮ゆっくりブレイン、答えられまい。 しかもゆっくりれみりゃなどの天敵の名前をわざわざ出している。本能的な恐怖で冷静な思考なで出来ようはずもない。 「なーな、ろーく」 「ま、まってね! ゆっくりかぞえてね!」 「ごー」 焦ってるゆっくり魔理沙も可愛いなぁ。 その頬を引っ張りたい。 「さーん、にー」 「ゆゆゆゆっくりしてね!!! ゆっくりして」 「いーち」 「ゆ……う゛わ゛あ゛あ"ああぁ゛ぁぁ゛ぁ゛ぁぁぁ゛!!!」 「ぜろー、残念でしたー」 やっぱり無理だったか。 ゆっくり魔理沙は何とかしようと、目に見えて暴れ出した。 だが狭い箱の中、己を苦しめるだけだ。 俺は口の中から聞こえる赤ちゃんゆっくり霊夢の泣き声を聞きながら、他の赤ちゃんゆっくりたちを閉じ込めた箱の前に移動した。 「おにいさん、なんでこんなひどいことするの!?」 「はなして! いもうとをはなしてね!」 「ゆっくりできないおにいさんはゆっくりしんでね!」 口々に喚きたてる赤ちゃんゆっくりたち。だけど俺が箱を蹴ると大人しくなる。 「非常に残念だが、こいつは死ぬ。あーあ、残念だなぁ。お前たちのお母さんがちゃんと問題に答えられてれば、こいつも助かったのになぁ」 まるでゆっくり魔理沙が全て悪いような言い方。 勿論、どう考えても悪いのは俺なのだが、ゆっくりの餡子脳ではそんなこと分かるはずもあるまい。 「お前たちのお母さんのせいでこいつは死ぬのかぁ。あーあ。酷い親だよなぁ」 「ゆっ!?」 「そんな、おかあさん!?」 赤ちゃんゆっくりたちが一斉に母親の方を振り向く。 ゆっくり魔理沙は違うと言いたげに身体を少しだけ揺らした。本当は首を振りたかったのだろうが、箱が狭くて身動きが取れないのだ。 「ち、ちがうよ! おかあさんは赤ちゃんをたすけようとしたよ!」 「それなら赤ちゃんは助かってるはずだよなぁ。もしかしたら、お前たちも見殺しにされるかもなぁ」 論理の破綻した言葉。 だが、それは赤ちゃんゆっくりたちを突き動かす原理になる。 「ひどいよ、おかあさん!」 「ここにつれてきたのもおかあさんだったよね!」 「れいむたちがひどいめにあってるのもおかあさんのせいなんだ!」 「おかあさんはゆっくりしね!」 「「「ゆっくりしね!!! ゆっくりしね!!!」」」 「や゛め゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛!!! ぞん゛な゛ごどい゛わ゛な゛い゛でぇ゛ぇ゛ぇぇ!!!」 子供を護ろうと必死だった母親が、護ろうとした子供たちに糾弾されて泣き叫ぶ。 人間ならば同情を誘う光景だが、こいつらはゆっくり。 快感しか生まん。 「さて」 俺は再びゆっくり魔理沙の前に戻り、口の中を見せた。 相変わらず、奥歯に挟まってがたがた震えている赤ちゃんゆっくり霊夢の姿がそこにある。 「こいつを助けたいか?」 「だずげであ゛げでぐだざい゛ぃ゛ぃ!!!」 「うん、でも駄目」 ぷちん。 俺は口を開けたまま、見せ付けるように奥歯で赤ちゃんゆっくり霊夢を押し潰した。 飛び散る餡子。意外と美味しいが、それよりも生命を奪った生理的な罪悪感を覚えてしまうのは俺がゆっくりを愛している所以か。 「う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!!!」 ゆっくり魔理沙のこれ以上ないという悲鳴。 いいね、ゾクゾクする。 先程の罪悪感はそれで消し飛んだ。 さて、じゃあ眠るとするか。 明日は休みだ。 もっと遊ぼうな、ゆっくり魔理沙…… 続く。 このSSに感想を付ける
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ゆっくり。その響きは嫌いではない。 私もどちらかといえばゆっくりした人間であるからかもしれない。 10年ほど前であろうか。 世の中でゆっくり種という謎の生物が発見され、その後爆発的に繁殖したと聞く。 しかし当時それを見たことのない私には、まったく実感の無い話であった。 その数年後、こんなゆっくりした私にも愛する人ができた。 妻と結ばれ、子を授かり、ゆっくりと平凡ながら幸せな生活を送るようになっていた。 丁度その頃に初めて、ゆっくりという生物を目撃した。 そのゆっくりは家族で楽しそうに野原を駆け回っていた。 後で調べたところ、ゆっくりれいむという種別だったらしい。 見た瞬間は正直面を食らった気分になったが、あまりに楽しそうなその姿を見てこちらも和んだ。 散歩に来ていた私と家族は、ゆっくりれいむ家族に食事を分け与え、ゆっくりとした時間を満喫した。 その後は私も妻も育児と仕事に必死で、ゆっくり達と出会う事も無くなっていたが、、 そんな思い出もあって、ゆっくり達に悪い印象は無かったと言い切れる。 しかしさらに数年後のある日。転機が訪れた。 その日は我が子が風邪をひいて寝込んでいたこともあり、いつもより早めに仕事を切り上げた。 栄養のつくもの食わせてやろうと、市場によっていつもより良い野菜と果物を購入して帰宅した。 ……私はただただ、呆然とした。 庭の畑が何者かによってぐちゃぐちゃに荒らされており、その横では妻が倒れていた。 幸い、気を失っているだけということはわかったが、その時点で私は気が動転していた。畑は妻が趣味と実益を兼ねて始めた小規模な物だったが、我が家の大事な食料源でもあった。 その後、無造作に家の扉が開かれているのに気づき、急いで中を確認しに入った。 強烈に悪い予感がした。 ……私はただただ、呆然とした。 4尺はあろうか。 ゆっくり種としては突出して重量感のあるその物体は我が子の寝床でドスンドスンと激しく跳ね続けていた。 「ゆっくりしようよ! ゆっくりしようよ!」 巨大なゆっくりれいむが大きな声でそう言っていた。 ……私はただただ、呆然とした。 その寝床には風邪をひいて高熱で倒れた我が子が横たわっていたはずだ。 私は寝床の上で跳ねているその物体に全力で体当たりし、寝床の上からどかした。 「れいむになにするの! ゆっくりできないひとはでていってね!」 その物体が何やら抗議してきたようだが、私の耳には入ってこなかった。 ……私はただただ、呆然とした。 我が子はやはり寝床で横たわっていた。息も絶え絶えに。 「ぜんぜんゆっくりできないよ! おうちかえる!」 そう言った巨大なゆっくりれいむはいつの間にかどこかへ消えていった。 ……私はただただ、呆然とした。 その後落ち着きを取り戻すまでは時間がかかった。 妻が起きてきた所でハッと我を取り戻し、医者を呼んだ後に妻に事情を聞くことにした。 曰く、突然巨大な物体が大事な畑を荒らしているのに気づき、それを阻止しようと畑にでて口論になったところ、その物体に体当たりを食らわされて失神してしまったらしい。 ゆっくり種の体はやわらかい。しかしあれだけ重量感があれば話は別だ。 あんなのに体当たりされたり、上で飛び跳ねられたら…… 大の男ならまだしも、女子供は命が危ないことは明白である。 そして事実……我が子は事切れてしまった。 医者は間に合わなかったが、間に合っても手の施しようは無かったかもしれない。 数日もすると、事実に耐えられなくなった妻は気をおかしくしてしまい、当分実家で預かってもらうことになった。 私もしばらく茫然自失となり、職を解雇されるまで至ってしまった。 そんな私がゆっくり種を憎む側の人間になるのに、さほどの時間はかからなかった。 しかし時として好機は来るものである。 近くの山にゆっくり加工所が開設されたのである。 私はそこの日雇いから入り、事あるごとに研究所に顔を出し、ゆっくりの生態について学ばせてもらった。 それから5年の月日が経ち、私はゆっくり加工所の研究員として活躍するに至っていた。私はこの5年間、ゆっくり種についての知識だけをひたすら溜め込んだ。 たった1つの目標のためなら、どんな事も苦にならなかった。 その中で、例の巨大なゆっくりれいむについてわかったことがある。 明らかにゆっくりとしては規格外のその巨体は、やはり突然変異的な物である。 環境汚染か、相当な悪食だったか、その辺りの理由が重なって産まれてきた、 生まれながらにしての巨体。 あんな化け物は恐らくこの地域には他にいないであろうことも予想できた。 そんな化け物の餡子はとてもじゃないが人間の食事に出すことなどできない。 何が混ざっているかわからない、極めて粗悪な餡子であるという仮説もたった。 日々研究を続けていた私も、ついに運命の出会いを迎えることになった。 野生のゆっくり種の生態調査のために出かけた山中で見つけた巨大な洞窟の中にゆっくりの巣を発見した。 遠目に見てもわかる。身の丈4尺はあろう、ゆっくり種としては突出して重量感のあるその物体。 あの日から一時として目から離れなかった醜悪な光景。 忌まわしき巨体がその子供達と思われる小さいゆっくり達と共に、ドスンドスンと跳ね続けていた。 子供達は通常のサイズな辺り、やはり突然変異なのか。 「ついに……見つけた……!」 私の本能が反応した。間違いなく奴であろう。 この時私の浮かべた笑みは、傍から見れば薄気味悪い事この上なかったであろう。 職場に戻るや、私は研究準備のため1週間の休暇を願い出た。 5年間土日もまったく休まずに研究を続けていた私が、である。 私の上長は急な願いにも関わらず、快く休暇を与えてくれた。 その日は早めに仕事を切り上げ、加工場で不要になった餡子を分けてた後に、早速先ほどの洞窟に向かった。 「ごめんくださーい、ちょっと中でゆっくりさせてもらいますよー」 私は洞窟の入り口でそう告げると、ゴザを広げて座りこんだ。 「「「ゆっ!?」」」 相変わらず洞窟の中を跳ねている子ゆっくり達が反応し、サッと親ゆっくりの後ろに隠れてしまった。 「おじさんだれ? ゆっくりできるひと?」 「ここはれいむたちのおうちだよ。 ゆっくりできないひとはでていってね!」 「ゆっくりできるひとなら、たべものをもってきてね!」 いきなり食料の要求ときた。しかしそんなことは想定済みである。 その時ふと例の巨大な親ゆっくりが声をかけてきた。 「おじさん、どこかであったことある?」 私は心底慌てたが、なんとか取り繕う。 「ははは、初めてだよー。キミ、すごくおおきいねー。」 我ながら白々しいが、ゆっくりには充分だったようだ。 「えっへん」 褒められていると思ったようだ。皮肉もこめたのだが全く通用するわけもない。 しかし、その愚かな点も今はありがたい。さらに追い討ちをかけることにした。 「さあどうぞ、甘くて美味しいよ! ゆっくりたべていってね!」 工場で分けてもらった餡子を取り出し、地面にぶちまけると、母ゆっくりの後ろに 隠れていた子ゆっくり達が、目にも見えない速さで食いついてきた。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 気づけば、一番疑っていた親ゆっくりが我先にと餡子に食いついている。 餡子の正体を知れば少しは動揺するのだろうか。それとも理解すらしないだろうか。 「おじさん、いいひとだね!」 「ゆっくりしていってね!」 「これおいしいから、もっといっぱいもってきてね!」 完全に気を許したようだ。しっかり食料を要求する辺り、どうにも分かり合えない気もしたが、もはや分かり合う必要も無いであろう。 日も落ちてきてそろそろゆっくりの行動時間もわずかだ。 早く計画を実行したい私は少し強引ながら、次の行動に移った。 「でもごめんね、ここではあんまりゆっくりできないんだ。おじさんがゆっくりできる所があるから、そこに行ってゆっくりするよ。」 「ゆっ!?」 「ゆっくりできるの!?」 「ゆーっ!ゆっくりしたいよ!」 「つれていってー!つれていってー!」 ありがたいことに、まんまと乗ってきた。 私はゆっくりれいむ一家を我が家に招待し、畑で取れた野菜を煮物にして食べさせてやった。 隠し味には少々睡眠薬を盛ってやった。明日からが楽しみである。 翌日。 寝室にいた子ゆっくり達が目を覚ました。 「「「ふぁー、すっきりー」」」 随分と熟睡されたようで何よりである。 「お? 起きたようだね。寝心地はどうだったい?」 心底どうでもいいのだが、一応軽く声をかけてみると反応が返ってきた。 「「「おじさんだれ?」」」 ……これだ。 ゆっくりを飼っている愛好家達はどうやって主人の事を覚えさせたのであろう。 あるいは強い心的外傷でも与えてやれば、嫌でも忘れられなくなるのであろうか。 私がこやつらの親ゆっくりを一時でも忘れたことが無いように。 邪悪な気持ちが噴出してしまう前に話を進めなければならない。 「おじさんはね、君達のお母さんのお友達だよ。」 「「「……ほんとに?」」」 今のこやつらにとって、私は初見の人間でしかなくなったためか、やはり警戒されている。面倒なことこの上ない。 「本当だよ。今はお母さんが食べ物を探しにいっているからね。戻ってくるまで、ゆっくりしていってね!」 その言葉に子ゆっくり達の体はピクンと反応し、強張った表情も一瞬にして氷解した。 「ゆっくりー!」 「ゆっくりまっているね!」 「おじさんもゆっくりしていってね!」 単純で扱いやすい。 食や住処への異常な貪欲ささえ見せないでくれれば、かわいい愛玩動物になり得るのかもしれない。 しかし今はその貪欲さを利用させていただく。 まずは食べ物を与えて手懐け直す必要があるため、私は子ゆっくり達の食事を用意した。「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 まったく意地汚い。もっとゆっくり食せばいいのに。 一通り食べ終わってゆっくりしている子ゆっくり達の警戒心が薄れている内に、さらなるゆっくりを与えてやることにした。 「ところで君達、もっとゆっくりできる所があるんだけど、行ってみるかい?」 加工場に勤務する者にとって、もはや常套句である。しかしそれゆえに効果は高い。 警戒心の無くなった子ゆっくり達の反応は異常に速かった。 「もっとゆっくりできるの!?」 「ゆーっ!もっとゆっくりしたいよ!」 「とっととつれていってね!」 どうしてこうも苛立たせるのか。これに関しては天賦の才能なのであろうか。 しかし、私は苛立ちを押さえ、とっとと畑の一角に子ゆっくり達を案内してやった。 「さあ、ここが新しいおうちだよ。これからはずっとここでゆっくりしていってね!」 私が一晩かけてこやつらのために作った、ゆっくりれいむを模った特製の小屋である。 「ゆーっ!」 「おかあさんにそっくりー!」 「いっぱいゆっくりしていくね!」 予想以上の大好評。作った甲斐があるという物だ。感謝の言葉のひとつもないが。 子ゆっくり達は早速家に駆け込むと、すやすやと眠りについた。 それも仕方ない。満腹な上にゆっくりを保障された空間が確保できたのである。 自画自賛になってしまうが、この子ゆっくり達がこれ以上ゆっくりできる空間は他には無いと断言してもいいだろう。 ……何せ母親の胎内なのだから。 昨晩、ゆっくり一家を眠らせたあと、一晩かけて親ゆっくりの体に手を加えた。 体内につっかえ棒を埋め込み、口内に一定のスペースを保てるようにした。 舌も下あごに固定し動かないようにした。おそらく喋ることも適わないだろう。 仕上げに口には扉を設置した。ゆっくりハウスの完成である。 ……ここまでやっても目覚めないことに、むしろこちらが戸惑ったのであるが、それは余談である。 やや突貫工事となってしまったが、おかげで安心してゆっくりできる環境を子ゆっくり達に提供してやることができた。 事実、子ゆっくり達はゆっくりハウスの中で「ゆー……ゆー……」と寝息を立てている。 ……一方の親ゆっくりは子供達を飲み込んでしまわないように必死であろう。 子ゆっくり達が親ゆっくりの口内に入っていく瞬間の親ゆっくりの表情は私の心に爽快感を与えてくれた。こんな気分は何年ぶりだろうか。 その夜は前日の徹夜の影響もあり、久々にゆっくり眠ることができた。 翌日、また子ゆっくり達が騒ぎだした。 母が帰ってこない、食事が無い、と。 実際は母は身近にいるし、食事も新しい住居の内部にあるのだが…… しかしまだまだ子ゆっくり達にはゆっくりハウスでゆっくりしていただきたいので 仕方なく食事を与えることにした。 「おじさんだれー?」 ……またか。 「ここはれーむたちがみつけたおうちだよ!ゆっくりできないひとはかえってね!」 ……いい加減にしろ。 「いっしょにゆっくりしたいなら、はやくたべものをもってきてね!」 ……この場で踏み潰してやりたい。 しかし再び湧き上がる邪悪な気持ちを、ここで発散してしまっては台無しである。 私はゆっくりハウスを作る際にできた副産物を、今日も振舞ってやった。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 昨日今日と与えた食事は餡子である。 人間が食すには粗悪すぎる餡子だが、ゆっくり達には気にならないようだ。 子ゆっくり達の食事量を考えれば2~3日分になるであろう量がとれた。 あまり取りすぎては親ゆっくりが死んでしまうので、最小限にとどめたのだが、 それにしてもこの量である。 無駄に巨大な親ゆっくりが私の役にたった唯一の瞬間であろう。 食事をするのを見届けた後、私は家に戻ってゆっくり休暇を満喫することにした。 その後、しばらくして子ゆっくり達がまた騒ぎ出した。 「おかあさん、どこー?」 「おかーさーん、はやくかえってきてね!」 「おうちでいっしょにゆっくりしようよ!」 食事中はすっかり忘れていたであろう母親の事をようやく思い出したのであろうか。 まったく薄情な奴らだ。 母親はこやつらのために何も食せず頑張っているというのに。 さらに翌日。 ゆっくりハウスにヒビが入っていることに気がついた。これはまずい。 子ゆっくり達を野原で遊ばせて、ゆっくりハウスの補修作業を行う事にした。 といっても、干からびない程度の水を与えるだけなのであるが。 あまり早く親ゆっくりが死んでしまっては興ざめである。 もっとゆっくりと苦しんでいただきたい所存であるのだから。 夕方になると子ゆっくり達が帰ってきたので、家に残っている最後のゆっくり餡子を振舞った。 もうこれ以上こやつらに何かを与えてやる気はない。 その後2日間、私は家の戸締りを厳重にした上で、家の中から隠れてゆっくり達の行動を観察していた。 母がいなくなり、食事がなくなった子ゆっくり達。 年長であろう姉ゆっくりが年少のゆっくり達をはげましているが、だんだん疲弊してきたことは手に取るようにわかった。 しかし少しすると、ゆっくりハウスの中から、何か喜んでいる声が聞こえてきた。 どうやら、ゆっくりハウスの中に存在していた餡子に子ゆっくり達が気付いたようである。 おそらくはゆっくりハウスの内部にヒビが入って漏れ出したのであろう。 おかげで親ゆっくりは痛みに耐えるようなすごい形相になってきている。 外から観察している私にとっては、非常に興味深い展開となってきた。 親ゆっくりは極度の飢餓状態に加えて、内部から餡子が漏れ出したことにより、意識が朦朧とし始めているようだ。 子ゆっくり達はそんなことなどまったくしらずに餡子にむしゃぶりついているようだ。 さらには体躯の左右バランスが悪くなってきている。 おそらく餡子流出の影響で体内に入れたつっかえ棒も倒れ、その意味を成さなくなっているのであろう。 親ゆっくりはもはや精神力のみでゆっくりハウスの形状を保っているのだ。 ゆっくりハウス崩壊の時はゆっくりと着実に近づいていた。 そしてその日の夕飯時に、ついにその時は来た。 子ゆっくり達の「「「いただきまーす」」」の声。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 いつもの食事風景が終わって半刻ほどしたところで、それは起きた。 ガタン! ゆっくりハウスが縦につぶれ、口の部分の扉がひしゃげてはずれてしまった。 つっかえ棒なしで口の中のスペースを確保し続けることに、限界がきたのであろう。 親ゆっくりももはや気力が尽きていたようである。 1週間何も食していない親ゆっくりの口に閉じ込められる子ゆっくり達。 「ゆ? ゆゆーっ!?」 「くらいよ、ゆっくりできないよ!」 「はやくだしてよ! もっとゆっくりしたいよ!」 もう親ゆっくりは、こやつらを自分の子供なんてことは認識できていないであろう。 そして親ゆっくりは本能の赴くまま、口内の物体を食しはじめた。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 久しぶりの食事を、涙を流しながら咀嚼する親ゆっくりれいむ。 悲しいほどに幸せそうである。 固定されていた舌も先ほどの衝撃の際に動かせるようになっていたのであろう。 畑の一角にはもはやゆっくりハウスの跡形はない。 ただ1匹の巨大なゆっくりれいむがゆっくり食事を楽しんでいるだけであった。 「ゆ゛ぐう゛ぅ゛!?」 「や゛め゛でえ゛え゛え゛え゛え゛!!」 「お゛があ゛ざん゛だずげでえ゛え゛え゛え゛!!!」 口内から何が起こっているかもわからない子ゆっくり達の悲鳴が聞こえてきたが、程なくしてその声も弱まっていった。 「むーしゃ!むーしゃ!ごっくん」 「しあわせー!」 親ゆっくりは相変わらず涙を流しながら、1週間ぶりの食事を堪能したようである。 それを見て、私の中で燻っていた邪悪な気持ちが昇華されたような気がした。 翌日、一週間の休暇を有意義に過ごした私は、いつもより早めに加工場へ出勤した。 あらたに手を入れなおしたゆっくりハウスを台車で運ぶためである。 栄養も与えてやり、肌艶ももどってきた。餡子も補充してやった。 おかげで過去の記憶があやふやになっているようだが、どうせ記憶力などは必要無い。 さしたる問題はないであろう。 私はこれをゆっくり加工場の新商品として、さらに機能を高めていこうと考えている。 私と同じようにゆっくりに辛い目に合わされた人間の気持ちを晴らすためにも。 これは害ゆっくり種の駆除にその青春を捧げた1人の男の戦いのドラマである。
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おかあさんのおくちのなか ある日私が買い物から帰ると、ゆっくりの一家が居間を占領していた。 私の姿に気が付いた一際大きいれいむ、恐らく母親であろうれいむが、ぽよーんぽよー んと跳ねながら近付いてくる。 「ゆっくりしていってね!」 どうやら、私が鍵をかけ忘れた台所の窓から侵入したらしい。 どうしたものかと眺めて居ると、その後から親れいむの子供と思しき小型のゆっくり達 が、あるものはぽいんぽいんと軽快に飛び跳ねながら、あるものは転がりながら母親の周 りに集まった。 「ゆゆ? おにいさんはゆっくりできるひと?」 「ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ! ゆっくりできないおにいさんはゆっくり しないでさっさとでていってね!」 「ゆっくりできるおにいさんなられいむたちにあまあまさんをちょうだいね!」 「「「「「「ちょうりゃいね!」」」」」 「ゆっくりしないではやくあまあまさんをもってくるんだぜ! でないといたいめをみる んだぜ!」 「「「「みりゅんだぜ!」」」」 おお、出て来るは出て来るは、直径40センチ程の親れいむに、子れいむが5匹、子まりさ が2匹、赤れいむ8匹、赤まりさ6匹の大家族だ。これまでの巣穴が手狭になり、子連れで引っ 越して来たのだろう。 床が三分にゆっくりが七分と言う壮大な眺めにしばし圧倒されていた私は、ふと常々疑 問に思っていたゆっくりの或る生態に関する疑問を解明しようと思い立った。 「勿論さ、僕はゆっくり出来るお兄さんだよ。その証拠にほら、沢山のあまあまを持って 来たよ!」 私はそう言いながら、先ほど「おかしのまちおか」で買ったお徳用チョコレートの袋を 買い物袋から取り出して見せびらかす。 「ゆゆ! そのあまあまさんをゆっくりはやくちょうだいね!」 「さっさとそのあまあまをまりさにちょうだいね!」 「りぇいむにもちょうらいにぇ!」 「ゆゆーん あまあまさんれいむのおくちにゆっくりおちてきてね!」 「ぐずなじじいはさっさとそのあまあまをおいてどっかにいくんだぜ!」 「ゆー♪ あみゃあみゃしゃんはしゅごきゅゆっくちできりゅよ! むーちゃむーちゃ…… ちあわせー!」 「ゆぎぎぎ、やめてね、おちびちゃんおねえちゃんのほっぺたたべないでね!」 「おちびちゃんきがはやいよ! ゆっくりまってね! おにいさん、さっさとそのあまあ まをかわいいれいむとれいむのおちびちゃんにちょうだいね!」 「ゆげぇ、おきゃーしゃんまりしゃをふみゃにゃいでにぇ!」 お菓子の袋を前に大興奮の一家。早くも我を忘れて押し合いへしあいだ……おいおい、 中には半分潰れてる赤ちゃんもいるぞ。 こんなところで数を減らされては、実験に差し障りが有る。私はお菓子の袋をしまいな がら、親れいむに向って話しかけた。 「お菓子をあげる前に、少し教えて欲しいんだ。れいむは敵が来ると赤ちゃんや子供を口 の中に隠すよね? あれって、何人まで入るのかな?」 あまあまへの期待によだれで顔中をべたべたにしていた親れいむは、急な質問に戸惑う。 確かに口の中におちびちゃんを隠すのはゆっくりの習性だ。しかし、意識してやっている わけではないので、改めて何人入るのかと聞かれても困る。 「ゆう……そんなのやってみないとわからないよ……」 「そう、それだ! 是非ここで何人のおちびちゃんが入れるか、試して貰いたいんだ。そ うしたら、このあまあま一袋はみんなのものだ」 「ゆゆ! ゆっくりりかいしたよ!」 ついに夢にまで見た人間のあまあまが手の届く距離に。興奮したれいむは、自分の周囲 に居た赤ゆっくり達に声を掛ける。 「おちびちゃん、おかあさんのおくちのなかにゆっくりはいってね!」 「「「ゆゆ! わきゃったよ!」」」 ゆっくり特有の長い舌を伸ばし、赤ゆっくりを一匹一匹口の中に運ぶ親れいむ。赤ゆっ くり達も親とのスキンシップが楽しいのか、 「ゆゆーん、おしょりゃをちょんでるみちゃいー」 「おきゃーしゃんのおくちのなかはしゅごくゆっきゅりできりゅよ!」 「ここはまりしゃのゆっくちぷれいしゅなんだじぇ!」 等と舌に巻かれて運ばれたり、口の中に入るのを楽しんでいる。 こうして五匹のあかちゃんが口の中に入った時点で、親れいむは舌をしまい、私に向き 直る。 「おにいさん、れいむのおくちのなかにはいるおちびちゃんは……たくさんだよ!」 「ああ、ゆっくりは3以上数えられないんだっけ。えーと、五人か。結構入ったね」 「ゆっへん!」 「……本当に、もうこれ以上は入らないのかい?」 私の質問に少し怯む親れいむ。確かに、ゆっくりのバカでかい口の中にはまだ余裕があ る。しかし、これ以上おちびちゃん達を入れたら自分もあかちゃんもゆっくりできないし、 あまあまを前に我慢も限界だ。 「そうだよ! もうおにいさんのごようはすんだんでしょ! やくそくどおりあまあまを ちょうだいね!」 「さっさとよこすんだぜ!」 「ぐずなじじいだね! もうれいむはおこったよ! ぷくー!」 親子揃っての大合唱に、このままでは実験の続行は不可能と見た私はお菓子の袋を破り、 地面にバラ撒く。 「みんなありがとう、ゆっくりたべていってね!」 一斉にお菓子に群がるゆっくり一家。親れいむは流石に口の中に赤ゆっくりを仕舞い込 んでいるのでお菓子に駆け寄ったりせず、子供達を舌で運び出している。まぁ、目はお菓 子に釘付けで口からはよだれがだらだらと垂れており、心ここにあらずといった様子では あるが。 「あかちゃんたちはゆっくりおかあさんのくちからでていってね!」 「ゆゆ! あまあまさんゆっくりれいむにたべられてね!」 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」 「ゆががが、それはりぇいみゅのあまあまさんだよ! ゆっくりかえしてね!」 「へっへっへ、はやいものがちだぜ!」 ゆっくり達の注意がお菓子に集まったところで、ゆっくりの退路を断つべく部屋の戸じ まりを確認。すかさず別室に行き、こんな事もあろうかと用意して置いた新しいアイテム を持って来た。実験第二段階のスタートだ。 「うっうー! れみりゃだどー! たーべーちゃーうーぞー!」 私が持って来たのは、ゆっくりれみりゃの帽子である。これを被りながら、れみりゃの 真似をしてゆっくり達に声を掛けると…… 「「「「!!!? うわあああああああ! れみりゃだー!」」」」」 「ゆう、ゆぅ、やっちょたべれちゃよ……むーちゃむーちゃ、ち、ちあわせぇぇぇーー!」 私をれみりゃと誤認し、本能に従って硬直するゆっくり達……中にはお菓子に気を取られ るあまり気が付かないものもいるが、私が手近でむーしゃむーしゃしている赤れいむを踏み つぶし、そのままれみりゃのダンスの真似を始めると、慌てて逃げ出した。とはいえ、ここ は森の中ではなく私の家の居間であり、逃げ道はない。自然とゆっくり達は部屋の隅に集ま り、母親を中心に固まってしまった。追い詰められた事を悟ったのか、比較的大きめの子ゆっ くり達が膨らんで威嚇を始める。 「ぷくー! ゆっくりできないれみりゃはゆっくりしないでさっさときえてね!」 「ゆっゆっゆ、ままままままりささまはれれれれれみりゃなんかこわくないんだぜ!」 うーん、がんばるなぁ。私が親子愛に感心しているその隙に、親れいむは赤ゆっくりを舌 で巻き取り、口の中に入れてゆく。 「おちびちゃんたち! おかあさんのおくちのなかにかくれてね!」 「ゆゆ! おきゃーしゃんのおくちのなきゃならあんじぇんだにぇ!」 「れみりゃがきえるのをゆっくりまちゅよ!」 次々と親の口の中に隠れてゆく赤ゆっくり。遂に全部の赤ゆっくり─当初14匹、私が先ほ ど一匹踏み潰したので、現在は13匹─が口の中に隠れた。流石に親れいむは苦しそうで、脂 汗でぬとぬとになりながらも、表情だけは不敵に 「ゆゆーん、これでばかなれみりゃはあかちゃんたちにてがだせないよ! ゆっくりりかい してね! わかったらゆっくりしないでさっさとしんでね!」 と私に勝ち誇った態度で命令して来た。 「なんと……まだ喋る余裕が有るとは!」 私はれいむのぼせい(笑)に感動して思わずひとりごちてしまった。よし、これなら更に 実験を進める事が出来る。 「うっうー、おくちのなかににげたあまあまはたべれないんだどー! でも、ほかのあまあ まをたべればいいんだどー!」 親れいむの周囲で「ぷくー」と膨らみながら威嚇を続ける子ゆっくり達をオーバーアクショ ン気味に指差す。 「「「「どぼじでぞうなるのおおおおおおおおお」」」」 これまでは、狙われているのは赤ゆっくりだと若干高をくくって油断していた子ゆっくり 達は、自分を標的にされて恐慌状態に陥り、或るものは砂糖水の涙を流しながら立ち竦み、 或るものは震えながら母親に体を摺り寄せ、兎に角少しでも私から離れようと足掻く。 その内、子まりさの一匹が目を輝かせながら姉妹たちに提案する。 「ゆ! そうだ! まりさたちもおかあさんのおくちのなかにいれてもらうんだぜ!」 「ゆゆ!? それがいいね! おかあさんゆっくりいれてね!」 「ゆう……でもおかあさんのおくちのなかはもうおちびちゃんたちでいっぱいだよ……」 赤ゆっくり13匹を口に入れ、もう限界に近い親れいむ。しかし、危険におののく子供達を 前に、やめてね! とも言えずに困惑気味だ。そこで私はダメ押しとばかりに、れみりゃダ ンスを踊りながら近付く。 「うー、おくちのなかににげられたらこまるどー! はやくたべるどー!」 ついでに、先ほど口の中に入るのを躊躇っていた親孝行な子れいむを踏み潰す。これがきっ かけになり、子ゆっくり達もおかあさんの口の中に体を突っ込んで行く。 初めの内こそ「おちびちゃんたち、ゆっくりおくのほうにいどうしてね!」とか「おねえ ちゃんたちはそろーりそろーりはいってね! おちびちゃんたちをふまないでね!」等と子 ゆっくり達を受け入れて居た親れいむだったが、その内口を閉じて子ゆっくり達を阻み出し た。勿論それで諦める子ゆっくりではなく、 「ゆー、もうすこしではいれるんだぜ!」 「まりさ! ゆっくりしないでいそいではいってね!」 「ゆぎぎぎ…おねえじゃんおざないでぇぇぇ」 と言う具合に体というか頭をひねりながら、ぐいぐいと親れいむの唇をめくり上げ、歯を こじ開けて中に入って行く。当然、先客の赤ゆっくり達は奥に向けてぎゅうぎゅうと押し込 まれ…… 「ゆぎぎぎぎぎぎ……まりしゃおねえじゃんおざないでええええええ! でいぶのあんごが ぶべぇ」 「みゃみゃだじゅげぶべら」 「ゆげぇ……もっちょゆっきゅりじだがっだよ……」 親れいむの口の奥深くで、新たに三匹の赤ゆっくりがくぐもった悲鳴を上げながら潰され た。無残に飛び散った餡子は、その周辺で矢張り押しくらまんじゅうをしていた赤ゆっくり の口に飛び込む。突然の甘味に驚いた赤ゆっくり達は姉妹の亡骸を「ゆゆ!? あまあましゃ んがありゅよ」とばかりに食べ始めてしまった。普段ならそうした同族食いは親や姉によっ て止められるのだが、ここは真っ暗な親れいむの口の中、咎める者はいない。 「あまあましゃんすごくゆっくりできりゅよー!」 「むーしゃむーしゃ、ちあわしぇー!」 「ゆゆ、にゃんだかひろくなっちゃようにゃきがするんだじぇ!」 こうしてあまあまを食べれば自分のスペースも確保出来ると気付いた赤ゆっくり達は、遂 に目の前に広がる突き当りの壁、即ち親れいむの餡子を食べ始めた。 自分の体内で恐ろしい事が起こっていると気付いた親れいむだが、既に口の中には10匹の 赤ゆっくりに加え、5匹の子ゆっくりが入り込み、とても声を出す余裕はない。最早脂汗で表 面をてらてらぬらぬらと光らせながら、「ゆぎぎぎ」とか「ゆががが」とか意味の無い呻き 声を出すのみだ。 そして今、最後の子れいむがお尻だけを親れいむの口に突っ込んで顔だけを出しながら 「ゆっへん! これでれみりゃもこわくないね!」と得意顔を浮かべた。 ……そう、遂に全部の子供がれいむの口の中に入ったのだ! れいむのぼせい(笑)がこ れほどまでとは!! 知的好奇心をすっかり満足させた私は、この子供思いの優しい親れいむを賞賛すべく、れ みりゃの帽子を取ってこれまでの非礼を詫びた。残念ながら親れいむは気絶していて反応は 無かったが、口から顔だけ出した子れいむが 「ぷくー! れいむをだますなんてひどいね! おにいさんはおわびにあまあまをもってきてね!」 と言うので、手近にあった餡子を掬って嘗めさせてあげたら許してくれた。優しくて聞き 分けの良い子で助かった。 その後、私は子れいむの案内に従って親れいむを彼女たちの本来の巣穴の近く(近所の森 だった)に帰すと、新たに生じた疑問──果たして、まりさのすてきなおぼうしの中には、 何匹の「おちびちゃん」が隠れられるのだろうか──を解明すべく、今度は成体まりさを探 す事にした。 私の知的探求の旅は、まだ始まったばかりなのである。 おまけ 『ゆゆ!? ここはどこなの?』 親れいむが目を覚ますと、そこはあの暖かくて広い「ゆっくりぷれいす」ではなく、すっ かり日も暮れて真っ暗な森の中であった。一体何が有ったのか? れみりゃが急に襲って来 て、おちびちゃん達をお口の中に隠した所までは覚えているのだが……そうだ、おちびちゃ ん達を早くお口から出さなければ! おちびちゃん達、暗くて狭い場所に閉じ込めてごめんね! 「ゆげえっ! ゆげげげっ!」 親れいむが激しくえづくと、愛しい我が子達が飛び出して来た。どの子も唾液まみれだが、 幸い体がふやけて死んでしまいそうな子供はいなかった。 「ゆゆ! おかあさんゆっくりしていってね!」 「ゆぐぐ、ごわがっだよおおおお!」 「ゆげぇ……やっど……ひろいどごろにでられだよ……」 1、2、3……たくさん、とてもたくさん。全員の無事を確認した親れいむは、長く続い た悪夢のような一日がやっと終わったのだと思い、子供達にぺーろぺーろやすーりすーりを して落ち着かせる。 「でいぶのがわいいあがぢゃんだぢにごわいおぼいをざぜでごべんでえええええ!」 「みゃみゃー、ぺーろぺーろ」 「すーりすーり……それにしても、あのおうちはれみりゃがでてぜんぜんゆっくりできない おうちだったよ……」 「あんにゃおうちはまりしゃしゃまにふしゃわしくにゃいんだじぇ!」 「ゆわーん、もうおうちかえりゅ!」 どうやら今回のお引っ越しは失敗のようだ。仕方が無い、元のおうちに戻ろう。親れいむ はそう判断し、子供達を促して巣の方に移動しようとしたが、その瞬間黒い影が視界を横切っ た。 「うーっ! うーっ!」 「「「「「「「「れみりゃだああああああああ!」」」」」」」」 今度は人間の変装等では無い、本物の胴なしれみりゃだ。子供達は咄嗟に母親に近寄り、 母親がその頼もしく長い舌ですくい取って口の中に匿ってくれる事を期待したが、親れいむ は歯を食い縛って決して口を開けなかった。 「おきゃーしゃん、おくちにいれてえええええ」 「れみりゃごわいよおおおおお」 親れいむは口に向かって擦り寄ってくる赤ゆっくりを跳ね飛ばすと、 「ごめんね……おちびちゃんたちをおくちにいれると、ゆっくりできないよ! ゆっくりり かいして、がんばってついてきてね!」 と言い捨てて、巣穴の方に行ってしまった。どうやら実験のトラウマのせいで、赤ゆっく りを口に入れる事が出来なくなってしまったらしい。子ゆっくり達も慌てて親に従って去っ てゆく。赤ゆっくり達は一瞬呆然としたが、すぐにれみりゃの脅威が迫って居る事に気付き、 親を追って必死に飛び跳ねる。 こうして「おかああさんのおくちのなか」と言う最大のゆっくりぷれいすを失ってしまっ た彼女らに、安息の日は有るのか? 赤ゆっくり達の苦難のゆん生は、まだまだ始まったばかりだ。 このSSに感想を付ける
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12月 2003年 http //www.getchu.com/soft.phtml?id=12404 197 :名無したちの午後 [sage] :03/12/13 00 05 ID A2XJB3IJ カラフルBOXの綾音が気に入ってます ずっと昔から主人公のことが好き 甘えてもくるし、頼りにもなる。時々料理も作ってくれる 夜寝る前に主人公の部屋の前にある窓から顔を出して会話イベントもある メインルート以外では主人公のことが好きだけど、主人公の幸せを願って それぞれのヒロインとの仲を応援してくれる(実際に行動して応援してくれる) でもめちゃめちゃ悲しそう… メインルートで主人公の恋人になれるとこれ以上ないというくらい喜ぶ姿が見れる などと何気に俺のツボをほぼ完璧に抑えた幼馴染だった… 他にもあるんだけどネタばれすぎるから回避かな… 198 :名無したちの午後 [sage] :03/12/13 00 11 ID gITOy+Gd マジでか・・・買わないといけなくなったじゃないか。 明日は傷モノだけの予定だったのに。 199 :名無したちの午後 [sage] :03/12/13 00 13 ID ARjfYXks 逆にそこまで想ってくれる幼馴染だと、修羅場多発の予感。そのへんはどう? 200 :名無したちの午後 [sage] :03/12/13 00 20 ID kb2NL+ls 購入ケテーイ 201 :名無したちの午後 [sage] :03/12/13 00 22 ID r4dphYKq 俺もカラフルBOX購入決定だw 修羅場スレの住人なんで修羅場はあってくれたほうが嬉しい まあ、なくてもいいが 202 :名無したちの午後 [sage] :03/12/13 01 42 ID A2XJB3IJ 修羅場状態はこのゲーム自体に皆無だった… そうそう、この子は基本的に主人公の幸せ願って他のヒロインと接するのを 応援してくれるけど嫉妬もしてくれるんだよね。しかも萌えるレベルの嫉妬 決して見るのが嫌にならずむしろ好感度がアップする感じの… 203 :名無したちの午後 [sage] :03/12/13 01 49 ID gITOy+Gd ハアハア 畜生!絶対買う 204 :名無したちの午後 :03/12/13 06 57 ID 4A+rgcsz 理想的な幼なじみだ・・・ 220 :名無したちの午後 [sage] :03/12/15 03 49 ID twC8EicX カラフルBOXの綾音のけなげさはいい。 他キャラと仲良くする主人公を少し離れたところから見てる時の表情がやばい。 多分197見てなかったらまず買うことはなかったから197氏に感謝。 全くノーマークだったからなあ。 221 :名無したちの午後 [sage] :03/12/15 03 50 ID vLX2pKsU 220 俺も今日買ってくるよ。 222 :名無したちの午後 [sage] :03/12/15 04 06 ID S/GZwZpD こなかな、空箱ともにエロは薄いから期待すんなよ・・・>新規購入者 334 :名無したちの午後 [sage] :04/09/30 15 37 31 ID 2nlcxxYm カラフルBOXの綾音との窓越しの会話は……あれは反則だな 綾音ルート以外ではあの日が来るのが怖かった。まぁそれゆえにさらに綾音の魅力が増すんだがな…… 最初から最後まで全力で好き好き光線を発してくれるのもいい