約 1,175,252 件
https://w.atwiki.jp/dqmsl/pages/479.html
No321 死神の騎士 死神の騎士 ランク S HP 28 503 特性 AI1-2回行動 タイプ 万能タイプ MP 21 234 転生先1 なし 系統 悪魔系 攻撃力 25 370 転生先2 なし 最大レベル 80 防御力 25 410 とくぎ かぶとわり(7),イオラ(14) 素早さ 17 261 リーダー特性 防御力10%アップ 賢さ 16 284 説明 深紅の鎧は死をもたらす者の証。巨大なバトルアックスを振り下ろし、敵の身体を血で赤く染める。 耐性 メラを半減 ヒャドを半減 ギラを半減 イオに弱い デインを反射 ベタンを無効 マヌーサを無効 スカラを半減 ピオラを半減 ボミエに弱い フールを無効 ダウンを半減 毒を半減 ねむりを無効 こんらんに弱い 斬撃封じに弱い 転生情報 なし 入手場所 備考 名前
https://w.atwiki.jp/uupgtyy/pages/453.html
1日目 キール「気持ちを形にするのって、大変なんだなあ……。」 キール「……お父さんは、どんな気持ちだったんだろう……。」 フレイ「キールくん……?」 キール「あ!フレイさん!」 フレイ「あの、大丈夫?なにか悩みがあるなら……。」 キール「あ……。」 キール「ううん、大丈夫。心配してくれてありがとね。」 フレイ「うん……?」 ※再度キールに話しかける キール「ありがとうね。心配してくれて。」 どういたしまして・恋人なら当たり前・別に心配はしてない ▼どういたしまして キール「えへへ♪」 ▼恋人なら当たり前 キール「あ……。そ、そっか……。」 キール「あらたまって言われると、なんだか照れちゃうね……。」 キール「……えへへ。」 ▼別に心配はしてない キール「え……。」 キール「そ、そっか。……そうだよね。」 キール「…………。」 ※この日フォルテに話しかける フォルテ「近ごろ、キールの様子がおかしいんです。」 フォルテ「何をしていても上の空というか、よく考えごとをしてるようで……。」 フォルテ「まったく……。悩みがあるなら話せばいいのに。」 2日目 町の住人に話しかける ○マーガレット マーガレット「カブ柄のポーチ。」 マーガレット「キールくんが都会で流行ってるって言ってたけど……本当なのかなあ?」 ○フォルテ フォルテ「なんだか、町がさわがしいようですね。」 フォルテ「キールがカブ柄のポーチについてウワサしているとか……。」 フォルテ「それが事実なら、また注意しておかないといけませんね……。」 ○シャオパイ シャオパイ「都会では、カブ柄のポーチがはやっているようだ。」 シャオパイ「まあ、キールのいうことだ。話半分に聞いているが。」 シャオパイ「しかし、ポーチか……。」 シャオパイ「アレの底に穴が開いていると、なかなか最悪なわけだが……。」 ○バド バド「まあ、果報は寝て待てって言うしなア。」 バド「ああ、気にしないでくレ。こっちのことダ。」 ○ポコリーヌ ポコリーヌ「キールくんからカブ柄のポーチの話を聞きマシタ。」 ポコリーヌ「ポーチの形をしたカブは食べられるハズ……。」 ポコリーヌ「では、カブ柄のポーチも食べられる可能性が!!?」 あるかも・ない ▼あるかも ポコリーヌ「ジュルリ……。」 ▼ない ポコリーヌ「エー。」 ○リンファ リンファ「ほら、このカブ柄のポーチ。」 リンファ「キールくんから話を聞いて、交換してもらったんです♪」 リンファ「え?誰にって、バドさんにですよ?」 3日目 キールに話しかける キール「…………。」 キール「オルゴールかあ……。」 フレイ(キールくん、また考えごとしてる……?) キール「結局、あの約束は、守ってもらえなかったけど、」 キール「……ボクなんかには、まだ守れないってことだったのかな……。」 フレイ「……あの、キールくん?」 キール「フレイさん!?」 フレイ「どうしたの?なんだか元気ないみたいだけど……。」 キール「あ、あはは!そんなことないよ!」 キール「そ、そうだ!バドさんに呼ばれてたんだった!」 キール「それじゃ、またね!」 フレイ「あ……。」 ※再度キールに話かける フレイ「キールくん――」 キール「ゴメン!バドさんに呼ばれてるから、また今度ね!」 フレイ「あ……。」 バドに話しかける バド「フレイ。どうかしたのカ?」 バド「ああ、もしかして、キミもポーチについて聞きに来たのカ?」 ポーチって?・キールくんの話してた? ▼ポーチって? バド「キールからカブ柄のポーチの話を聞いてないカ?」 ▼キールくんの話してた? バド「そうそウ。カブ柄のポーチの話ダ。」 バド「順調に広まってるみたいだナ。」 フレイ「……?」 バド「ああ、今のはこっちの話ダ。」 バド「で、ポーチがほしいなら、オルゴールと交換だゾ。」 フレイ「オルゴール?」 バド「あア。」 なんでオルゴールなんですか?・関係ないことを聞いてみる・キールの頼みごとって?(前2つ選択後出現) ▼なんでオルゴールなんですか? バド「この前、アーサーさんからお願いされたんだヨ。」 フレイ「え?」 バド「イメージにあったオルゴールを用意してほしいってサ。」 バド「でも、注文もあいまいだし、作るのもめんどくさいしなア。」 バド「ということで、集めてみることにしましタ。」 フレイ「ここ、鍛冶屋さんですよね?」 バド「オレがやってる鍛冶屋だかラ。」 フレイ「理由になってないのに納得しそう……。」 バド「で、まあ、ちょうどいいやと思って、」 バド「余ってたカブ柄のポーチをオルゴールと交換にしようかト。」 フレイ「どうしてそんなものが……?」 バド「商品の説明に『いま、流行の』って書かれてたから入荷してみタ。」 フレイ「くり返しますけど、ここ、鍛冶屋ですよね?」 バド「くり返すけど、オレがやってる鍛冶屋だかラ。」 フレイ「…………。」 バド「で、キールが頼みごとに来たから代わりにポーチの宣伝を頼んだんダ。」 バド「冷静に考えると、ポーチなんて鍛冶屋で売れるわけないしなア。」 フレイ「…………。」 →選択肢に戻る ▼関係ないことを聞いてみる フレイ「えっと……。」 バド「バドさんの昔って、どんな人だったんですか?」 バド「んー、と言われてもなア。普通の人だったとしカ。」 フレイ「どんなですか?」 バド「普通に、伝説の騎士とか呼ばれてたなア。」 フレイ「…………。」 バド「いや、ウソじゃないゾ?」 フレイ「…………。」 バド「ウソじゃないってバー。」 →選択肢に戻る ▼キールの頼みごとって? バド「なんでも、鍛冶を教えてほしいんだとサ。」 フレイ「鍛冶って、何か作るつもりなんですか?」 バド「さア。詳しくは聞いてないからなア。」 バド「とりあえず、オレが鍛冶を教えル。」 バド「かわりに、アイツにはウワサを広めてもらウ。」 バド「そういうことダ。」 フレイ「なるほど。」 フレイ「それにしても……。」 バド「うン?」 フレイ「どうしてキールくんはあんなにウワサ好きなんでしょうか?」 バド「んー、強くなりたいからじゃないカ?」 フレイ「強くなりたい?」 バド「オレにはそんな風に見えるなア。」 フレイ「強くなりたいからウワサを流すって、どういうことですか?」 バド「さア?そう見えただけだかラ。」 フレイ「…………。」 バド「まあ、そんなに気になるなら、本人に聞いてみたらどうダ?」 バド「お前たち、付き合ってるんだロ?」 フレイ「ま、まあ……。」 バド「ハッハッハ。キールもスミにおけないよなア。」 フレイ「…………。」 飛行船通り キール「あ、フレイさん。どうしたの?」 フレイ「バドさんから話を聞いてきたんだけど――」 アーサー「ああ、キール君。やっと見つけました。」 キール「アーサーさん?」 アーサー「オルゴールのウワサを広めてくれたそうですね。」 アーサー「そのことで、一言お礼を言いたくて。」 アーサー「ありがとうございました。」 キール「どういたしまして♪」 キール「って、そうじゃなくって!」 アーサー「はい?」 キール「どうしてアーサーさんが?」 アーサー「何がですか?」 キール「だって、オルゴールのことはバドさんにたのまれたんだよ?」 アーサー「あれ?キール君は聞いていないのですか?」 アーサー「元々、それは私がバドさんにお願いしたんです。」 アーサー「剣(つるぎ)の貴族のご当主から、どうしてもと頼まれまして。」 フレイ「ツルギノキゾク?」 アーサー「代々有能な騎士を世にだしている名家です。」 アーサー「私のお店のお得意様でもありますね。」 キール「その人になら、ボクも会ったことがあるよ。」 フレイ「え?」 キール「お姉ちゃんがお父さんの役目を引き継ぐときに、」 キール「同じくセルザウィード様の騎士として推されてた人だよね?」 アーサー「はい。」 フレイ「その貴族が、どうしてオルゴールを?」 アーサー「ご当主夫人の、故郷の思い出の品だそうです。」 フレイ「え?」 アーサー「夫人は異国の方なんですが、ずっと入院していらして、」 アーサー「もう一度、故郷に帰りたいとしきりに願っているそうですが、」 アーサー「彼女の体力ではそれも難しく……。」 アーサー「そこで、故郷を思い出せる品を、私に探すよう頼んだのです。」 フレイ「それが、オルゴールですか。」 アーサー「はい。」 キール「…………。」 アーサー「本当は、オルゴールをバドさんに再現してもらうつもりでしたが、」 アーサー「作るよりも集めた方が早いとおっしゃられたので。」 キール「めんどくさかったんだねー。」 アーサー「ええ。でしょうね。」 フレイ「…………。」 アーサー「まあ、手段は何でも、結果さえ出れば私は満足ですから。」 キール「でも、そういうことなら、もっともーっと、がんばらないとね!」 アーサー「え?」 キール「故郷って、その人の最初の場所だと思うから。」 フレイ「最初の場所?」 キール「そう。」 キール「その人が帰りたいと思える場所。」 キール「心に残った最初の風景のこと。」 キール「最後の最後に、それを思い出したいって言われたら、」 キール「なんとかしてあげたいって、やっぱり思うから。」 フレイ「キールくん……。」 フレイ「……うん。」 フレイ「じゃあ、私も手伝うよ。」 キール「え?」 フレイ「……メイワク、かな?」 キール「う、ううん!そんなことっ!!」 キール「ありがとう。フレイさん♪」 フレイ「どういたしまして。」 アーサー「それでは、オルゴールのことは、お二人にお任せしますね。」 フレイ「はい。」 キール「任されましたっ!」 キール「じゃ、とりあえず、町の人に話しに行こっか!」 フレイ「うん。」 フォルテに話しかける フォルテ「あ、キール!」 キール「お姉ちゃん?どうしたの?コワイ顔して。」 フォルテ「『どうしたの?』じゃない!!」 フォルテ「お前、バドさんと一緒になって何かウワサを広めてるらしいな。」 キール「あ、お姉ちゃんも聞いたんだ!オルゴールの話!」 フォルテ「はあ……。」 フォルテ「いいか、キール。」 フォルテ「武器というのは、扱いを間違えれば、思わぬ事態を引き起こす。」 フォルテ「人の言葉も同じだ。ときに人を傷つける刃となる。」 フォルテ「ただ目的もなくウワサを広めることでメイワクが掛かることもあるんだぞ?」 キール「うん!ボクもそう思うっ!」 フォルテ「…………。」 キール「自分の言葉には、ちゃんと責任を持たないとだよねっ!」 フォルテ「……いや、だからだな――」 フォローをいれる・もうちょっと見てる ▼もうちょっと見てる フォルテ「いいか?もう一度説明するから、よーく聞くんだぞ。」 キール「うん!」 フォルテ「では……。」 「武器というのは、扱いを間違えれば、思わぬ事態を引き起こす。」 ※以下繰り返し ▼フォローを入れる フレイ「あの、フォルテさん。実はですね――」 フォルテ「なるほど、そういうことでしたか……。」 キール「だから、どうしても、協力してあげたいんだ!」 フォルテ「…………。」 キール「お姉ちゃん!」 フォルテ「それは、誰のためにだ?」 キール「え?それは……。」 キール「その人のためでもあるけど、ボクのためでもあるよ。」 キール「ボクが、その人の気持ちを守りたいって思ったんだから。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「なるほど。『赤の騎士』か。」 キール「え?」 フォルテ「『戦えるから守るのではない。守るために戦うのだ。』」 フォルテ「かの偉大な先人も、そう語っていた。」 キール「そうだね。」 キール「ボクは剣を使えないけど。」 フォルテ「ん?」 キール「ううん。なんでもない。」 フォルテ「とにかく、だ。」 フォルテ「決めたからには、途中で投げ出すんじゃないぞ。」 キール「モチロンっ!」 フォルテ「よし。」 フォルテ「フレイさんにも、ご迷惑をお掛けしますが……。」 フレイ「ああ、いえ。そんなこと。」 フォルテ「…………。」 フレイ「どうかしましたか?」 フォルテ「ああ、いえ……。」 フォルテ「……以前は、私がその場所にいたんですけどね。」 フレイ「え?」 フォルテ「いえ、何でもありません。」 フォルテ「それでは、失礼します。」 町の住人に話しかける ○クローリカ クローリカ「カブ柄のポーチ……。」 クローリカ「あのサイズ、出先でちょっと眠るときには便利かもですね~。」 ○ビシュナル ビシュナル「キールくんがまたウワサしてるみたいですね。」 ビシュナル「なんでも、カブ柄のポーチがおしゃれではやってるとか。」 ○アーサー アーサー「ウワサのポーチは、確かに都会ではやっていましたよ。」 アーサー「もう一年以上も前の話ですけどね。」 フレイ(……バドさん、だまされてたんだなあ……。) ○ダグ キール「あ、ダグさん。」 ダグ「ン?なんダ?」 キール「このポーチのこと、知ってる?」 ダグ「ハ?」 フレイ「ダグなら当然、知ってるよね?」 ダグ「お……おウ!当然じゃねえカ!」 ダグ「えーっと、アレだよナ。なんつうカ……。」 キール「うん!都会ではやってる、カブ柄のポーチ♪」 ダグ「そ、そうだナ!都会で……はやってる……。」 ダグ「……のカ?」 フレイ「知らないの?」 ダグ「ば、ばっカ!そんなワケねーだロ!?」 キール「わあ!さすがダグさんだね!」 ダグ「お、おウ!それほどでもあるけどナ!」 フレイ「…………。」 ※再度ダグに話しかける ダグ「あのポーチ、なんだったんダ……?」 キール「なにが?」 ダグ「うオ!?な、なんでもねーっテ!?」 ○エルミナータ エルミナータ「このカブ柄のポーチ……。」 キール「あ、エっちゃんも交換してくれてたんだね!」 エルミナータ「当然よ!ウワサあるところに事件あり!」 エルミナータ「それより、なんでただのふくろがこんなに魅力的に思えたのかしら。」 エルミナータ「もしかして……。…………。」 エルミナータ「何も思いつかなったわ!」 フレイ(開き直った……。) ※再度エルミナータに話しかける エルミナータ「カブ柄のポーチ。」 エルミナータ「事件と結びつけるには……。ううむ……。」 ○ジョーンズ ジョーンズ「私にカブ柄のポーチ……。」 ジョーンズ「どう思いますか?」 キール「似合うと思います♪」 ジョーンズ「…………。」 ジョーンズ「似合わなくても、ナンシーが持ってきたら仕方ないですね。」 キール「あれ?」 フレイ「…………。」 ※再度ジョーンズに話しかける ジョーンズ「カブ柄のポーチですか。」 ジョーンズ「似合わなくても、ナンシーが持ってきたら仕方ないですね。」 ○ナンシー ナンシー「カブ柄のポーチがはやってるらしいわね?」 ナンシー「ジョーンズには……。」 似合う・似合わない ▼似合う キール「ボクもカワイイと思うなあ♪」 ナンシー「あら!やっぱりそう思う?」 ナンシー「ジョーンズったら、何を着ててもかっこいいんだもん♪」 ▼似合わない ナンシー「そうかしら……?」 キール「もー。フレイさん?」 フレイ「あ、ゴメン。つい……。」 ※再度ナンシーに話しかける ナンシー「カブ柄のポーチ、ジョーンズには……。」 似合う・似合わない →選択肢に戻る ○ブロッサム ブロッサム「ポーチっていうのは、意外と便利そうだね。」 ブロッサム「カブの柄だったら、あたしにも似合うんじゃないかい?」 ○ヴォルカノン ヴォルカノン「カブ柄のポーチの話を、よく耳にするようになりましたな。」 ヴォルカノン「クローリカの話を聞くに、一風変わったマクラのことですかな?」 キール「さてと……。」 キール「それじゃ、次に行こうか。」 フレイ「あのさ、キールくん。」 キール「ん?」 フレイ「さっきは聞きそびれちゃったんだけど……。」 フレイ「キールくんはバドさんに鍛冶を教えてもらいたいんだよね?」 キール「あ……うん。」 フレイ「じゃあ、そのために、このウワサを流してるの?」 キール「うーん……。」 キール「今はちょっと違うかなあ。」 フレイ「え?」 キール「お姉ちゃんにも言ったけど、」 キール「ボクも、心から手伝ってあげたいって思ってるから。」 キール「アーサーさんにオルゴールを頼んだ、その人のこと。」 フレイ「……そっか。」 キール「それにね、」 キール「ボクはあんまりウワサを流してるつもりはなくってさ、」 フレイ「え?」 キール「だって、いつも通り、みんなに話しかけてるだけだもん。」 キール「ボクの話を、いろんな人に聞いてもらいたいなってね。」 フレイ「そうなんだ……。」 キール「そうしてないと、なんだか落ち着かないんだよね。」 キール「なんていうか、そうだなあ……。」 キール「呪いみたいなものなのかな?」 フレイ「のろい……?」 キール「とにかく、これはボクのワガママってこと!」 キール「それでも、フレイさんはボクに付き合ってくれるの?」 うん・いいよ ▼うん・いいよ フレイ「キールくんといるだけで、私も楽しいから。」 キール「え……。」 フレイ「これは私のワガママだけどね。」 キール「…………。」 キール「えへへ。そっか♪」 キール「でも、今日はこのくらいで十分かな。」 フレイ「うん。」 キール「それじゃ、フレイさん。」 キール「黒曜館に行こっか!」 フレイ「へ?」 キール「ほらほら、早く♪」 フレイ「あ、ちょっと、キールくん!?わ、わあ!?」 ※再度キールに話しかける キール「黒曜館に行こ?ほらほら、早く♪」 黒曜館 キール「この洋館には、騎士のユウレイがいるんだよ?」 フレイ「え!?」 キール「……って、お父さんがよく言ってたんだ。」 フレイ「へえ……。」 キール「でも、ユウレイさんにはけっきょく出会えなかったけどね。」 キール「お父さんとお姉ちゃんとの3人で、よくここに訓練に来て、」 キール「本物のユウレイさんに会いたくって、色々ためしてみたんだけど。」 キール「真っ暗な部屋の中を、ろうそく片手に歩いてみたり、」 キール「物陰にかくれてないか、音をたてて確認してみたり。」 キール「でも、結局なにも見つからなかったよ。」 フレイ「……あの、それはキールくんが一人で……?」 キール「うん♪」 フレイ「フォルテさんは知ってるの……?」 キール「知らないと思うけど、なんで?」 フレイ「いや……。」 キール「聞こうとすると「思い出したくない」って、耳をふさいじゃうんだよね。」 キール「そういえば、お姉ちゃんのユウレイ嫌いもその時期からだなあ。」 キール「ボクはそういうのぜんぜん平気なのに……。」 キール「なんでだろうね?」 フレイ「う、うん……。」 キール「その代わり、ボクには剣の才能がないのかも。」 フレイ「え?」 キール「ねえ、フレイさん。『赤の騎士』って知ってる?」 知らない・フォルテさんが言ってた? ▼フォルテさんが言ってた? キール「うん、そう。」 ▼知らない キール「その人は、お父さんの形見だった、さびた剣をとても大事にしててね、」 キール「その真っ赤にさび付いた剣を、いつもお守り代わりに持ってたから、」 キール「だから、『赤の騎士』って呼ばれてたんだ。」 キール「でも……。」 キール「あるとき、その騎士が、この国をのっとろうとしてるって、」 キール「そんなウワサが流れたんだ。」 フレイ「え……?」 キール「その人は、お姉ちゃんと同じ、セルザウィード様の騎士だったから、」 キール「ウワサが本当なら、この国が大変なことになってしまう。」 キール「だから、悩んだ末に、当時の王様は騎士に手紙を書いた。」 キール「ウワサがウソなら、それを証明してほしいってね。」 フレイ「……それで、どうなったの?」 キール「数日後、王様のもとに返事が届いたんだよ。」 キール「一通の手紙と、さびた剣が1本きり。」 フレイ「その剣って、もしかして……?」 キール「そう。」 キール「騎士が大事にしてた、形見の剣だった。」 キール「そして、手紙にはただ一言、こうつづられてたんだってさ。」 キール「『この剣を、終生、王様にお預け致しましょう』」 キール「『剣がなければ、騎士は戦えませんから』って。」 キール「大事にしてた形見の剣を王様に預けることで、」 キール「彼は騎士としての自分を、全て王様に預けたんだ。」 キール「そして、その手紙を見た王様は、こう返事をした。」 キール「『そなたの騎士道、確かに見せてもらった』」 キール「『これより先は、私も貴君と同じ道を歩くとしよう』」 キール「それから王様は、預かった剣を、大切に大切に保管したんだ。」 キール「自分が王座を降りるその時まで。ずっと、大切にね。」 キール「これが、赤の騎士の伝説。」 フレイ「そうなんだ……。」 キール「でも、その話を思い出すたび、思うんだ。」 キール「剣を持たないボクたちは、」 キール「いったい、どうやって戦ったらいいんだろうって……。」 フレイ「え……?」 キール「なーんて、単なるヘリクツだよね!」 キール「ね、フレイさん。」 フレイ「ん?」 キール「ありがとね。」 フレイ「どうしたの?急に……。」 キール「うん。ちょっと思い出しちゃって。」 フレイ「え?」 キール「お母さんのこと。」 キール「もう、うーんと小さい頃の話だけど。」 キール「お母さんも、よくボクのワガママに付き合ってくれたから。」 フレイ「そうなんだ……。」 キール「お菓子が食べたいって言ったら、一緒になって作ってくれたし、」 キール「夜、一人で眠れない時は、いつも本を読んでくれた。」 キール「でも、病気でたおれて入院して、」 キール「そのまま……。」 フレイ「…………。」 キール「お母さんにはね、お気に入りのオルゴールがあったんだ。」 キール「引き出しの付いたオルゴールで、開けるとカワイイ音がした。」 キール「その引き出しには、小さなカギがついててね、」 キール「引き出しの中には、日記がしまってあったんだ。」 キール「入院してからも、まくら元に、ずっとソレが置いてあった。」 キール「その引き出しのカギは、お父さんが持っててね。」 キール「いつか、ボクがみんなを守れるだけ強くなったら、」 キール「そのカギをもらうって、約束してたんだけど。」 キール「でも……、」 キール「……あのカギ、どこにいったのかな。」 フレイ「キールくん……。」 キール「だからね、ちょっと分かるんだ。」 キール「オルゴールを探してあげたいって人の気持ち。」 キール「何もしてあげられない人に、何かをしてあげたいっていう気持ち。」 キール「……お姉ちゃんも、きっとそうだよ。」 フレイ「……うん。」 キール「だから、ありがとね。」 キール「付き合ってくれて。」 いいよ・今さらだよ ▼いいよ フレイ「だって、当たり前のことだもん。」 ▼今さらだよ キール「え?」 フレイ「私とキールくんは、もうとっくに付き合ってるじゃない。」 キール「あ……。」 キール「……うん。」 キール「えへへ……。」 フレイ「照れてるの?」 キール「そ、そんなことないよっ!」 フレイ「ふふ。」 キール「も、もうっ!からかわないでよー。」 フレイ「ゴメンゴメン。」 フレイ「オルゴール、いっぱい集まるといいね。」 キール「うん、そうだね。」 キール「はあ~あ、今日はなんだか、いろいろ思い出しちゃった!」 キール「それじゃ、そろそろ帰ろっか?」 フレイ「うん。」 自宅前 キール「とうちゃーく!」 フレイ「うん。お疲れさま。」 キール「今日は色々とありがとうね。フレイさん。」 フレイ「どういたしまして。」 キール「じゃあ、これは今日のお礼。」 キール「(ちゅっ)」 フレイ「え……?」 キール「それじゃあ、またね!」 フレイ「あ……。」 フレイ「…………。」 ※再度キールに話しかける キール「今日は色々とありがとうね。フレイさん。」 4日目 町の住人に話しかけると以下のように話す ○マーガレット マーガレット「フォルテはキール君のことが本当に大事なんだね。」 マーガレット「弟かあ~。妹や弟がいたら、きっと可愛いだろうなあ。」 ○フォルテ フォルテ「ああ、フレイさん。」 フォルテ「先日のキールのこと、町でウワサになっているようですね。」 フォルテ「でも、私もこれで良かったと思います。」 ○シャオパイ シャオパイ「ウチに泊まったお客さんが、カブ柄のポーチを持っていたが。」 シャオパイ「交換したオルゴールは、拾いものだと聞いたようだ。」 シャオパイ「あんなもの、どこで拾って来たんだろうな?」 ○アーサー アーサー「キール君のおかげで、たくさんのオルゴールが集まりました。」 アーサー「そのことでお礼を言いたいと思っているのですが……。」 アーサー「どうも最近は、バドさんの所に通いっきりみたいですね。」 ○ダグ ダグ「カブ柄のポーチ、都会で流行ってるんだよナ?」 ダグ「当然、オレは知ってるゼ!!」 ○エルミナータ エルミナータ「みんながみんな、カブ柄のポーチの話ばかり……。」 エルミナータ「でも、流行りものがあるところに事件ありよ!!」 エルミナータ「さあ、事件よ出てきなさい!バッチこーい!!」 ○ポコリーヌ ポコリーヌ「ワタシのカブ柄のポーチは、現在、せんたく中デス!」 ポコリーヌ「理由は、皆様のご想像にお任せしマス。」 ポコリーヌ「ただ、」 ポコリーヌ「おいしくはなかったとだけは伝えておきマショウ。」 ○リンファ リンファ「お客さんの中に、黒曜館へ肝試しに向かった方がいらっしゃって、」 リンファ「その近くの小屋で、宝の地図を見つけたんですって。」 リンファ「……実のところは子供のラクガキだったみたいですけどね。」 リンファ「でも、地図にある場所を掘り返したら、オルゴールが出てきたそうですよ。」 リンファ「異国風の装飾がかわいらしい、引き出し付きのオルゴールだったそうです。」 ○ジョーンズ ジョーンズ「キールくんがまた、ウワサ話を広めてるみたいですね。」 ジョーンズ「元気がいいのはいいことです。」 ジョーンズ「ですが、このところ少し顔色が悪いようにも見えますが……。」 ジョーンズ「それだけが心配ですね。」 ○ナンシー ナンシー「フォルテちゃんは、相変わらずキールくんに甘いのね。」 ナンシー「まあ、そういうところも、フォルテちゃんらしいんだけど。」 ○ブロッサム ブロッサム「カブ柄のポーチをオルゴールと交換してきたよ。」 ブロッサム「ああ、バドのところでね。」 キールに話しかける キール「あ、フレイさん。」 キール「…………。」 フレイ(キールくん、ちょっと顔色が悪い……?) 大丈夫?・何も言わない ▼大丈夫? キール「え?」 フレイ「いや、ちょっと調子が悪そうに見えたから……。」 キール「そんなことないよ!ほら、こんなに大丈夫!!」 フレイ「そっか……。」 キール「う、うん!」 ▼何も言わない キール「あ、ゴメン。ちょっと急いでるから、またね!」 ※再度キールに話しかける キール「あ、ゴメン。ちょっと急いでるから、またね!」 鍛冶屋 キール「この材料を、受け取ってくれば良いんだね?」 バド「あア。続きはその後ダ。」 キール「分かった!じゃあ、急いで行ってくるね!」 バド「いや、そんなに急がないでモ――」 キール「行ってきまーす!」 キール「わっと!?フレイさん!?」 フレイ「キールくん――」 キール「ごめん!ちょっと急いでるから!」 フレイ「あ……。」 バド「ふウ……。」 バド「やっと一息付けるナ。」 バド「お、フレイ。ちょうど良かっタ。」 バド「キールのことなんだが、もうちょっとなんとかならないカ?」 フレイ「何のことですか?」 バド「鍛冶のことだヨ。」 バド「オルゴールのウワサの交換条件だし、今日から教えてやってるんだガ、」 バド「まさかあんなに本気だとは思わなかっタ……。」 バド「おかげで、今日はずっとまじめに仕事してたんだゾ?」 フレイ「いいことですね。」 バド「いやいやいヤ。おじさん、たおれちゃうヨ?」 フレイ「…………。」 バド「それにしても、簡単なプレゼントかと思ってたんだガ。」 バド「あんなに張り切って、なにを作るつもりなんだかなア。」 フォルテ「バドさん!!」 フォルテ「ああ、フレイさん。」 フォルテ「すみません。バドさんに用があるので、ちょっといいですか?」 フレイ「あ、はい……。」 バド「なんダ?」 フォルテ「なんだ、じゃない!」 フォルテ「ほら、これを見ろ!とんだナマクラ剣じゃないか!!」 バド「おオ。見事に根本からポッキリいったなア。」 フォルテ「……なんでうれしそうなんだ?」 バド「んー。なんでだろうなア。」 フォルテ「あなたという人は……。」 バド「それにしても、ヤワな作りなのは認めるけド、」 バド「いつものお前だったら、こんな折り方しないだろウ?」 フォルテ「う……。」 フォルテ「それは、ちょっと色々あって、集中を欠きまして……。」 フォルテ「だ、だが、なまくらなのは本当のことです!!」 フォルテ「それに、キールに少し無理をさせすぎです!」 バド「むしろそっちが本題だろウ?」 フォルテ「う……。」 バド「まあ、そっちはオレも気にはなってるんだけどなア。」 バド「でも、アイツがあんなに本気で何かをするのは初めてだロ?」 フォルテ「それは……。」 バド「男には、そういう時があるんだヨ。」 バド「許されるなら、少しくらいの無茶はしたほうがいイ。」 フォルテ「でも――」 バド「だから、もう少しだけ、様子を見ててやらないカ?」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……分かりました。」 ※バドとフォルテに再度話しかける フォルテ「キールのことは、もう少し様子を見ましょう。」 フォルテ「確かに、あそこまでがんばってるあの子をみるのは初めてですから。」 バド「そうだなア。」 フォルテ「でも……。」 フォルテ「分かってるとは思いますが、それとナマクラ剣とは話が別です。」 バド「…………。」 ※再度キールに話しかける キール「ごめんね、今忙しいんだ!」 5日目 キールに話しかける フレイ「キールくん。」 キール「…………。」 フレイ「キールくん?」 キール「あ、フレイさん!ゴメン、ボーッとしてて……。」 フレイ「大丈夫?顔色悪いけど……。」 キール「あはは。ヘーキヘーキ!」 キール「それより、アーサーさんから聞いた?」 フレイ「え?」 キール「探してたオルゴールが、集めた中にあったんだって!」 フレイ「え!?本当に!?」 キール「うん♪」 キール「これもフレイさんが手伝ってくれたおかげだよ。」 キール「ありがとね♪」 ※再度キールに話しかける キール「探してたオルゴールが、集めた中にあったんだって!」 キール「これもフレイさんが手伝ってくれたおかげだよ。」 キール「ありがとね♪」 ※アーサー・バド・フォルテに話しかけると以下のように話す 〇アーサー アーサー「ああ、フレイさん。」 アーサー「オルゴールの件、ありがとうございました。」 アーサー「これもフレイさんが手伝ってくれたおかげだよ。」 フレイ「いえ、どういたしまして。」 アーサー「先方も大変喜んでおられましたよ。」 アーサー「探していたオルゴールは。幼い頃の友人にゆずったもので、」 アーサー「そっくり同じものが見つかるとは、夢にも思っていなかったと。」 アーサー「ともかくも、助かりました。ありがとうございます。」 〇バド バド「ふウ……。」 バド「こんなに鍛冶に精を出すのは、何年ぶりになるかなア。」 バド「キールがやたらと張り切ってるから、おじさんはお疲れモードだヨ。」 〇フォルテ フォルテ「ああ、フレイさん。」 フォルテ「探していたオルゴール、見つかったようですね。」 フォルテ「これでキールも、少しは落ち着けるでしょう。」 6日目 鍛冶屋 キール「じゃあ、この剣を、お城に届けてくればいいんだね?」 バド「あア。続きはその後ダ。」 キール「分かった!急いで行ってくるね!」 バド「いや、そんなに急がないでモ――」 キール「行ってきまーす!」 キール「わあっと!?フレイさん!?」 フレイ「キールくん――」 キール「ご、ごめん!今度もまた今度ね!?」 フレイ「いや、それ日本語がおかしい――」 バド「やれやレ。これでちょっと休めるなア。」 フレイ「バドさん。」 バド「ああ、フレイ。」 バド「またキールに会いに来たのカ?」 フレイ「それは……。」 バド「いやあ、若いっていいなア。」 フレイ「……それ、おじさんくさいですよ?」 バド「おじさんだからいいんだヨ。」 バド「それにしても、キールのヤツ、なにをあんなに急いでるのやラ。」 バド「こんなにかわいい彼女をほうっておいてなア。」 フレイ「…………。」 バド「あ、そういえバ。」 フレイ「?」 バド「アーサーさんから、預かりものがあったんだ。」 バド「キールにお礼だとサ。代わりに届けてくれるカ?」 フレイ「カブ柄のポーチ?この入れ物って……。」 オルゴールと交換してた?・見覚えがない ▼オルゴールと交換してた? バド「あア。」 ▼見覚えがない バド「忘れたのカ?」 バド「キールと一緒に、オルゴールのウワサを広めたんだロ?」 フレイ「ああ、あの時の……。」 バド「じゃあ、よろしくナ。彼女さン。」 フレイ「……っ。」 フレイ「か、からかわないでくださいよ。」 バド「ハッハッハ。」 フレイ「もう……。」 鍛冶屋外 ビシュナル「す、すみません!」 フレイ「あ、ううん。こちらこそ。」 フレイ「あ。ポーチが……。」 ビシュナル「ぼ、僕が拾いますから!」 ビシュナル「す、すみません。急に大きな声出しちゃって……。」 ビシュナル「その、ちょっと見られたくないものが入っていたもので……。」 フレイ「う、ううん、大丈夫。」 フレイ「それより、ビシュナルくんも、そのポーチ交換してたんだね。」 ビシュナル「は、はい!意外と役に立ちますよ。」 ビシュナル「それでは、ぼ、僕はこれで!」 ※再度バドに話しかける バド「アーサーさんからあずかった、カブ柄のポーチ。」 バド「中にお礼が入ってるから、キールに届けてくれってサ。」 バド「よろしくナ。」 ※アーサーに話しかける アーサー「キールくん、最近、忙しそうにしてますね。」 アーサー「ジャマをしても悪いので、用事はバドさんにお願いしました。」 キールに話しかける フレイ「キールくん。」 キール「あ、フレイさん。…………。」 フレイ「大丈夫?」 キール「え?」 フレイ「いや、やっぱり顔色が悪いように見えて……。」 キール「そんなことないよ!ほら、これくらい大丈夫!!」 フレイ「そっか。」 フレイ「あ、そうだ。これ、アーサーさんから。」 キール「あれ?このポーチって……。」 フレイ「うん。」 フレイ「アーサーさんも、協力してくれてたみたい。」 キール「そっかあ……。」 キール「うれしいね♪」 フレイ「……うん。」 フレイ「それと、これはあの時のお礼だって。」 キール「え?ボクに?」 フレイ「そう。キールくんに。」 キール「そうなんだ……。」 キール「……えへへ。何が入ってるんだろ?」 フレイ「開けてみたら?」 キール「うん!じゃあ……。」 キール「これは……。」 フレイ「手紙、だね。」 キール「とりあえず読んでみるね?」 キール「ええと……。」 前略 セルフィアの町における、神竜の騎士のウワサについて。 騎士という立場を利用し、馬に代わる乗り物を集めしこと。 町を守るという名目で、弟を守ることを優先せしこと。 騎士としての自覚に欠ける行動をくり返していると聞き及ぶ。 これが真実ならば、公私混同もはなはだしく、 そのような人間を騎士として推した我々の責任も重大である。 よって、信頼回復のため、 いま一度、現在の騎士の資質を確認した上で、 しかるべき態度をとる必要があると判断したものである。 当方としては、騎士称号のはく奪も考えている。 以上のことに反論があれば、その根拠を述べられよ。 それもあわせて、今後の処遇を決めるものとする。 草々 フレイ「え……?」 キール「なに、これ……。」 キール「どういうこと……?」 キール「どうしてお姉ちゃんが!?なんでこんなことになってるの!?」 キール「ねえ、フレイさん!!どういうことなの!?」 フレイ「キールくん!ちょ、ちょっと落ち着いて……。」 キール「ご、ごめん……。」 キール「この手紙、きっとお城あてのものだよね……。」 フレイ「うん……。」 キール「……それがどうして、アーサーさんから……?」 フレイ「それは……。」 フレイ「ビシュナルくんとぶつかったときかも!」 キール「え?」 フレイ「さっき、鍛冶屋の前で、ビシュナルくんとぶつかったの。」 フレイ「そのとき、二人とも、同じポーチを落として、」 フレイ「おたがいのポーチを、まちがえて拾ったのなら……。」 キール「…………。」 キール「……確かめてくる。」 フレイ「え?」 キール「ビシュナルくんに、聞いてみるんだ!」 フレイ「あ、ちょっと!キールくん――」 ※再度キールに話しかける キール「ビシュナルくんに、聞いてくる!」 フレイ「キールくん!」 ※ビシュナルに話しかける ビシュナル「…………。」 ビシュナル「あ!?姫!?」 ビシュナル「ど、どうかしましたか?」 執事の部屋 キール「じゃあ、やっぱり、この手紙は……。」 ビシュナル「はい。僕が預かってたものです。」 ビシュナル「フォルテさんに渡すようにって……。」 キール「そんな……。」 キール「ねえ、ウソだよね?何かの冗談だよね?」 ビシュナル「キールくんも、知ってますよね?」 キール「え……?」 ビシュナル「神竜様を守る騎士というのは、代々男性が受け継いできたこと。」 ビシュナル「特に決まりがあるわけではありませんが……。」 ビシュナル「その地位に女性がついていることを快く思わない人もいます。」 ビシュナル「もちろん、その地位をねらってる人もたくさん。」 キール「…………。」 ビシュナル「ですから――」 キール「……ボクのせいだ。」 ビシュナル「え?」 キール「ボクがお姉ちゃんにメイワクばっかりかけてるから……。」 ビシュナル「いや、なにも、それだけのせいでは――」 キール「……ねえ、ビシュナルくん。」 ビシュナル「え?」 キール「この手紙のこと、お姉ちゃんにはだまってて。」 ビシュナル「それは――」 キール「大丈夫。ボクがなんとかするから。」 ビシュナル「なんとかって、どうするつもりですか?」 キール「どうにかするんだ。」 キール「剣なんかに頼らなくても、それなりの戦い方があるよ。」 ビシュナル「キールくん……。」 ※再度ビシュナルに話しかける ビシュナル「キールくん……。」 ※再度キールに話しかける キール「大丈夫。」 キール「剣なんかに頼らなくても、それなりの戦い方があるよ。」 フレイ「キールくん……。」 一人で大丈夫?・私も手伝うよ ▼一人で大丈夫? キール「うん。」 キール「元々、こんな風になっちゃったのはボクのせいだから……。」 キール「ボクの力で、なんとかしなくちゃね!」 ▼私も手伝うよ キール「え……?」 キール「あ、えっと、気持ちはうれしいんだけど……。」 キール「でも、大丈夫だよ。一人で何とかできるから。」 フレイ「でも……。」 キール「それじゃ、またね!」 フレイ「あ……。」 ※バドに話しかける バド「しかし、大丈夫かナ。キールのヤツ。」 バド「フォルテのやつも、浮かない顔してるし、」 バド「ナンシーさんも顔色が悪いって心配してたガ……。」 バド「…………。」 ※フォルテに話しかける フォルテ「…………。」 フォルテ「キールがなにか隠しごとをしているんです。」 フォルテ「……今までは、こんなことなかったのに……。」 フォルテ「ナンシーさんも顔色がよくないと心配されてましたし。」 フォルテ「…………。」 ナンシーに話しかける ナンシー「フレイちゃん。ちょっと。」 フレイ「あ、はい。」 ナンシー「キールくん、何をそんなにがんばってるの?」 フレイ「え?」 ナンシー「あなたなら、何か知ってると思って。」 フレイ「それは……。」 ナンシー「ふう……。まあいいわ。」 ナンシー「でも、いい?フレイちゃん。」 ナンシー「ケンカしたり、ぶつかりあったり、」 ナンシー「そういうことも、違う人間同士だからできることなのよ?」 ナンシー「それもね、『そばに居る』ってことなの。」 フレイ「ぶつかりあうことが……?」 ナンシー「だってね、」 ナンシー「お互い近くに居なかったらぶつかることだって出来ないもの。」 ナンシー「大事なのは、どんな形でも、寄りそいあってること。」 ナンシー「「支える」ってことはね、寄りそってないとできない事だから。」 ナンシー「体じゃなくて、心がね。その人のそばにいないとダメなの。」 フレイ「ナンシーさんとジョーンズさんでも、ケンカしたりするんですか?」 ナンシー「ううん。記憶にないわ♪」 フレイ「…………。」 ナンシー「でも、そういうステキな人たちなら、いっぱい見てきたわよ。」 ナンシー「ケンカばかりしているように見えて、実はお互いを大切にしてる人たち。」 ナンシー「フレイちゃんにも、こころあたりがあるんじゃない?」 フレイ「それは……。」 ナンシー「受け入れるだけが、愛情表現じゃないってこと。」 ナンシー「まあ、そういうわけだから。」 ナンシー「キールくんのこと、しっかり支えてあげるのよ!」 フレイ「…………。」 ※再度ナンシーに話しかける ナンシー「大事なのは、どんな形でも、寄りそいあってること。」 ナンシー「あなたとキールくんはどう?お互いのこと、ちゃんと見えてる?」 フレイ「…………。」 フォルテ宅前 フォルテ「だから、何をコソコソとやってるんだと聞いてるんだ!」 キール「だから『言えない』って言ってるでしょ!?」 フォルテ「分かってるのか?」 フォルテ「ウソをつくということは、相手をだますということだぞ!?」 キール「ウソはついてないよ!まだ言えないって、いってるじゃん!」 フォルテ「そんなのはヘリクツだ!」 キール「ヘリクツでも何でも、お姉ちゃんには関係ないよ!」 フォルテ「な……!」 フォルテ「おい!キール!!」 キール「あ……。」 フレイ「キールくん……。」 キール「…………。」 キール「……っ!」 ※フォルテに話しかける フォルテ「キール……。」 フォルテ「……いったい、何をかくしているんだ……。」 展望広場 キールに話しかける フレイ「あの、キールくん……。」 キール「ゴメン。変なとこ見られちゃったね。」 キール「お姉ちゃんとあんなにケンカしたの、何年ぶりだろ……。」 キール「相手が傷つくことなんて、しない方がいいに決まってるって。」 キール「どんなときでも、相手を傷つけないようにしようって、」 キール「ボクはずっと、そう思ってたんだけどね。」 フレイ「…………。」 キール「でも、……言えなかったんだ。」 キール「かくしてることを話せって、お姉ちゃんに言われてさ。」 キール「……言えなかった。」 フレイ「うん……。」 大丈夫?・なんとかなるよ ▼大丈夫?・なんとかなるよ キール「うん。」 キール「実はね、資料はだいたいそろってるんだ。」 キール「お姉ちゃんが、歴代の騎士と同じくらいにがんばってたって。」 フレイ「じゃあ、あとはソレを持っていけば――」 キール「……ううん。ダメだと思う……。」 フレイ「え?」 キール「そもそも、女性を騎士にしてなければこんな問題にはならなかったって。」 キール「そう言われたら、どうしようもないんだ……。」 キール「だから、女性の騎士なんて、辞めさせてしまえって、」 キール「そう言われちゃったら、反論のしようがないから……。」 フレイ「そんなのって……!」 キール「バカげてるよね。」 キール「でも、お姉ちゃんが男だったら、こんな話にはならなかった。」 キール「それはね、きっと、本当なんだよ。」 フレイ「…………。」 キール「はじめてのことって、受け入れるのがコワイから。」 キール「そういうものを、受け入れたくないって気持ち、」 キール「それで自分の居場所を守ろうとする気持ち、」 キール「そういうのは、ボクにも分かるよ。」 キール「でも……。」 キール「そんな後ろ向きな考え方、ボクは納得できないから。」 キール「だから、ボクはあきらめない。」 キール「……絶対に、あきらめたくないんだ。」 フレイ「キールくん……。」 キール「ゴメン。グチになっちゃったね。」 キール「アーサーさんに呼ばれてるから、もう行かないと。」 フレイ「…………。」 フレイ「じゃあ、私も一緒に行くよ。」 キール「え?」 フレイ「キールくんが倒れそうになったら、私が支えてあげるから。」 フレイ「だから、私も一緒に行く。」 キール「フレイさん……。」 キール「……うん。」 ※再度キールに話しかける キール「アーサーさんに呼ばれてるから行かないと。」 キール「一緒に、来てくれるんだよね?」 フレイ「うん。」 アーサーに話しかける キール「アーサーさん。」 アーサー「ああ、キール君。待ってましたよ。」 キール「あの……。」 アーサー「そうあせらずに。」 アーサー「お茶を入れますので、私の家でゆっくり話しましょう。」 アーサー宅 キール「それで、話って……。」 アーサー「まずはコレを。」 キール「金と、写真……?」 アーサー「カブ柄のポーチに入れてあった、キール君へのお礼の品です。」 アーサー「写真は、送った相手と、例のオルゴールですね。」 フレイ「じゃあ、これって……。」 アーサー「はい。」 アーサー「キールくんに渡すはずだった、先方からのお礼です。」 アーサー「私がビシュナル君から預かってきました。」 アーサー「彼からは何も聞いていませんがね。」 キール「…………。」 アーサー「それで、キール君はどうするつもりなんですか?」 キール「え?」 アーサー「フォルテさんのことです。」 キール「どうしてアーサーさんが……。」 アーサー「これでも私は王子です。」 アーサー「都の情報については、それなりに詳しいつもりですよ。」 キール「…………。」 アーサー「……しかし、皮肉なものです。」 フレイ「え?」 アーサー「今回、フォルテさんを引きずり下ろそうとしている相手。」 アーサー「その筆頭は『剣の貴族』ということでした。」 キール「え!?」 フレイ「それって……。」 アーサー「そのお礼の品を送ってくれた方ですよ。」 キール「じゃあ、この写真の人が……。」 キール「え……?」 フレイ「どうしたの?」 キール「この写真のオルゴール……。」 キール「異国のデザインに。小さなカギがついた引き出し……。」 キール「これ、お母さんのだ……。」 フレイ「え!?」 アーサー「どういうことですか?」 えっと……・お母さんの使ってた? ▼お母さんの使ってた? キール「そう。」 ▼えっと…… キール「お母さんのお気に入りだったオルゴールなんだ……。」 キール「入院してからも、まくら元にずっと置いてあって、」 キール「引き出しの中には、日記がしまってあった。」 キール「引き出しのカギは、お父さんが持ってたけど……。」 キール「ボクがみんなを守れるだけ強くなったら、」 キール「そのカギをゆずってくれるって、お父さんと約束した……。」 アーサー「形見のオルゴールというわけですか……。」 キール「でも、この形見のオルゴールが家からなくなって、」 キール「もうすっかり、カギの話も忘れかけてたのに……。」 キール「じゃあ、ボクは……。」 キール「自分のワガママで、お姉ちゃんを困らせて、」 キール「そのあげく、お姉ちゃんは、神竜の騎士失格だって言われて、」 キール「そのうえ……、」 キール「ボクは何も知らないまま、その相手にお母さんの形見を、」 キール「お姉ちゃんの大事なものを、勝手に……。」 キール「…………。」 フレイ「キールくん……。」 アーサー「相手もなかなかの大人物です。」 アーサー「理由を話せば、オルゴールは返してもらえるでしょう。」 フレイ「じゃあ、フォルテさんのことも――」 アーサー「いえ、それとこれとは話が別です。」 フレイ「え?」 アーサー「騎士として剣を抜いた以上、決着が付くまで剣を納められない。」 アーサー「剣の貴族を名乗る以上、そこは曲げられないでしょう。」 アーサー「向こうにも体面がありますから。それだけは退くに退けないはずです。」 フレイ「そんな……。」 アーサー「貴族というのは、そういうものなんですよ。」 キール「『赤の騎士』の伝説になぞらえたら……。」 アーサー「え?」 キール「彼が王様に形見の剣をささげたように、」 キール「もし、このオルゴールを、永遠に相手に預けるって誓ったら――」 アーサー「…………。」 アーサー「……なるほど。」 アーサー「相手も騎士の家系なら、それに答えてくれるはず。」 アーサー「それなら確かに、剣を納める理由にもなるでしょう。」 アーサー「ただ、あの話と今回の話をどう結びつけるか……。」 アーサー「いや、そうか。」 アーサー「フォルテさんの剣と一緒に、手紙をそえれば――」 キール「それはダメだよっ!!」 アーサー「え……?」 キール「あ……。」 フレイ「キールくん……。」 キール「……ごめんなさい。」 キール「でもこの話は、お姉ちゃんに内緒にしたいんだ。」 キール「今回のことは、ボクが原因で起こったことだから。」 アーサー「ですが、さすがにこの話は、フォルテさんの協力なしでは……。」 キール「……うん。」 キール「そうだよね。分かってる……。」 キール「……ゴメン。やっぱり今の話は忘れて。」 フレイ「キールくん……。」 アーサー「ですが――」 キール「うまくいきっこないもん。」 フレイ「え?」 キール「もともと、今の作戦は単なる思いつきだし、」 キール「それに、ボクの言葉じゃあ、相手に届きっこないよ……。」 フレイ「でも、このままじゃあ……。」 キール「……ダメなんだ。」 フレイ「え?」 キール「ボクの言葉じゃあ……。」 キール「ボクなんかの言葉じゃあ、きっと……。」 キール「…………。」 フレイ「キールくん?」 キール「あれ……?」 キール「なんだか……、……ちょっと、景色が…………。」 フレイ「キールくん!!ちょっと、キールくんったら!?」 病院 フォルテ「ジョーンズさん!キールは!?」 ジョーンズ「過労です。少し眠ればすぐによくなるでしょう。」 フォルテ「そうですか……。」 フォルテ「キール……。」 フォルテ「……もう、心配させて……。」 ナンシー「フレイちゃん。ちょっと。」 ナンシー「キールくんのこと、あなたは知ってるのよね?」 ナンシー「フォルテちゃんにも、内緒にしなきゃいけないことなの?」 ナンシー「……まあいいわ。」 ナンシー「それにしても、なつかしいわね。」 フレイ「え?」 ナンシー「あの二人よ。」 ナンシー「キールくん、あんまり体が丈夫じゃなくってね。」 ナンシー「よく病院に運び込まれてたのよ。」 ナンシー「特に、お母さんが亡くなってからは、体調をくずしがちになってね。」 ナンシー「そのたびに、フォルテちゃんが、あんな風に付きそってたわ。」 フレイ「…………。」 ナンシー「でも、これからは、あなたが支えてあげなきゃね。」 はい・そうですね ▼はい・そうですね ナンシー「あら。今度は答えられたわね。」 フレイ「え?」 ナンシー「ううん。なんでもない。」 ナンシー「それじゃ、がんばってね♪」 フレイ「はい。」 クローリカ「すみませ~ん。」 クローリカ「フォルテさんはいらっしゃいますか~?」 フォルテ「どうしました?」 クローリカ「ああ、フォルテさん。」 クローリカ「すみません。お仕事があるので、お城に戻ってきてもらえますか?」 フォルテ「……そうですか。」 フォルテ「分かりました。」 クローリカ「よろしくお願いします~。」 フレイ「…………。」 ※再度話しかける 〇ナンシー ナンシー「これからは、あなたがキールくんを支えてあげなきゃね。」 〇ジョーンズ ジョーンズ「キールくん、少々がんばり過ぎましたね。少し眠ればすぐによくなるでしょう。」 〇アーサー アーサー「私は、キール君の言葉が町に広がるのを何度も見ました。」 アーサー「彼が思っている以上に、彼の言葉には強い力がある。」 アーサー「私は、少なくともそう思っていますよ。」 アーサー「ですが……。」 アーサー「今の彼は、そんな自分を信じられないようですね。」 フレイ「…………。」 〇キール キール「ううん……。……おねえ、ちゃん……。」 フレイ(うなされてるみたい……。) フォルテに話しかける フレイ「フォルテさん……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……私は、どうすればいいんでしょうね。」 フレイ「え?」 フォルテ「私が騎士になったのは、キールのためなんですよ。」 フォルテ「亡き母が、私に願ったから……。」 フォルテ「『キールを守って欲しい』と。」 フォルテ「そして、それが母の遺言になりました。」 フォルテ「だから私は、騎士になったんです。」 フォルテ「セルザウィード様の騎士ではなく、」 フォルテ「……弟の騎士にね。」 フレイ「そうだったんですか。」 フォルテ「ええ。キールは知らないでしょうけど。」 フォルテ「……自分勝手な動機でしょう?」 フレイ「そんなこと――」 フォルテ「でも、今の私は、その約束さえ守れていない。」 フォルテ「どうすればその約束を守れるのかも、分からない……。」 フレイ「フォルテさん……。」 フォルテ「あの子はどうして、鍛冶なんて始めたんでしょうね?」 フレイ「え……?」 フォルテ「いえ……。」 フォルテ「本当はもう、気付いてるのかもしれません。」 フォルテ「あの子が無理をしている理由も。」 フォルテ「それが、本当は誰のためなのかも。」 フォルテ「全部分かっているのに。」 フォルテ「いえ、全部分かっているからこそ……。」 フォルテ「私はまだ、心のどこかで、それを受け入れられないんです。」 フォルテ「私はあの子の騎士だから。」 フォルテ「私があの子を、守ってあげないといけないから……。」 フレイ「それって、どういう……。」 フォルテ「…………。」 ※再度フォルテに話しかける フォルテ「……私はあの子の騎士なんです。」 フォルテ「私があの子を、守ってあげないといけないんです。」 キールに話しかける キール「フレイさん……?」 フレイ「キールくん!」 フレイ「よかった。目を覚ましてたんだね。」 キール「うん……。」 キール「……ゴメン。心配、かけちゃったね……。」 気にしなくてもいいよ・今度おしおきね? ▼気にしなくてもいいよ キール「えへへ……。ありがと。」 ▼今度おしおきね? キール「あはは……。こわいなあ。」 キール「でも、ありがと……。」 キール「なんだかこの風景も、なつかしいな……。」 キール「ボクあんまり丈夫じゃなかったからさ。」 キール「よく、こうやって病院にお世話になったんだ。」 フレイ「うん。ナンシーさんから聞いた。」 キール「そっか……。」 キール「お姉ちゃんには、メイワクかけっぱなしだなあ。」 キール「今も昔も、ホントにさ……。」 フレイ「キールくん……。」 キール「最近ね、よく思いだすんだ。」 キール「亡くなったお母さんとのこと。」 フレイ「え……?」 キール「これは内緒なんだけどね。」 キール「お母さんが入院してからも、よく一人で会いに来てたんだよ。」 キール「悲しいことがあるたびに、大丈夫だって言ってほしくてさ。」 キール「……笑っちゃうよね。」 キール「ボクなんかより、お母さんの方が、よっぽどつらかったはずなのに。」 キール「大丈夫だって、言ってほしかったはずなのに……。」 フレイ「…………。」 キール「だから、お母さんは、お姉ちゃんに頼んだんだと思う。」 キール「ボクの騎士になってやってくれって。」 フレイ「キールくん……。知ってたの?」 キール「うん。知ってた。」 キール「ボク、病室の前で、二人の話を聞いてたから。」 フレイ「え……。」 キール「あの日、いつもみたいに、ボクはお母さんに会いに来てたんだ。」 キール「でも、お母さんがまだ眠ってたから、2階で遊ばせてもらってたんだよ。」 キール「あの日は雨が降っててね。」 キール「いつになったら晴れるんだろうって、窓際で本を読んでたんだ。」 キール「いつの間にか晴れた空から、オレンジ色の日が差し込んで、」 キール「階段をおりたおきには、お姉ちゃんとお母さんが話してた。」 キール「ボクは、こっそりかくれて待ってたんだよ。」 キール「話が終わった後、みんなを驚かせるつもりで。」 キール「それで、そのまま……。」 フレイ「……そっか。」 キール「あの時さ、お父さんも近くに居たんだ。」 フレイ「え……?」 キール「扉の前で、2人の話を聞いてたんだ。」 キール「今にも泣きそうな顔で、じっと、こぶしをにぎりしめて。」 フレイ「…………。」 キール「お姉ちゃんも、お母さんも、知らなかっただろうけど。」 キール「次の日、お父さんは、お姉ちゃんを騎士にするって決めた。」 キール「ボクは、それを見て、」 キール「みんなが幸せになれるなら、それでいいって思った。」 キール「それがいいって、思ったんだ……。」 フレイ「……うん。」 キール「お母さんが息を引き取った後、」 キール「お父さんとお姉ちゃんは、訓練ばかりの毎日だったなあ。」 キール「ボクは、家をキレイにして、ご飯を用意して、」 キール「あとは本を読んだりして……。」 キール「一人きりで、二人の帰りを待ってた。」 キール「結局さ、ボクはなにもできなかったんだ。」 キール「お姉ちゃんは、約束通り騎士になって、」 キール「お父さんも、もうここにはいなくて。」 キール「ボクは、たった一人、あのときのまま……。」 フレイ「…………。」 キール「……自信がないんだ。」 キール「ボクの言葉が、きちんと届いているのか。」 キール「みんなに嫌われてないか。独りになってやしないか。」 キール「そんなおくびょうな自分がキライで、変わりたいと思ったのに。」 キール「今度こそ、ボクも誰かを守れる人になりたいって。」 キール「そう、思ったのに……。」 キール「でも、やっぱり、ムリだったのかなぁ……。」 キール「ボクがもらえるはずだったあのオルゴールのカギも、」 キール「結局、どこにいったのか分からない……。」 キール「何かを守れるようになったら、ボクにくれるって約束だったのに。」 キール「言葉にして、約束したのに……。」 キール「……きちんと、言葉にしたはずなのにね……。」 キール「ウワサなんて信じるなって、お姉ちゃんはよく言うんだけどね、」 キール「ボクは、どんなウワサよりも、」 キール「ボク自信のほうが、ずっと、信じられないんだ。」 フレイ「キールくん……。」 キール「えへへ……。」 キール「全部、しゃべっちゃったなあ……。」 キール「……しゃべっちゃった。」 フレイ「…………。」 フレイ「……ちょっと、休んだら?」 キール「……うん、そうだね。」 キール「……ちょっと、しゃべりすぎて、つかれちゃったかも……。」 フレイ「おやすみ、キールくん。」 キール「うん。おやすみ。」 キール「……ゴメンね。」 フレイ「…………。」 ※再度キールに話しかける キール「…………。」 フレイ(キールくん……。) フレイ(一体、どうすれば、キールくんを助けられるんだろう……。) ※フォルテに話しかける フォルテ「キールのこと、バドさんも心配していました。」 フォルテ「普段はみっともない人ですが……。」 フォルテ「こんな時ばかりしっかりしてるんだから、ズルイですよね……。」 バドに話しかける バド「おオ。フレイ。」 フレイ「バドさん……。」 バド「キールの様子はどうだっタ?」 フレイ「…………。」 バド「浮かない顔だなア。どうしタ?」 フレイ「キールくんに、聞いたことがあるんです。」 フレイ「なんでウワサを広めるのかって。」 バド「ほウ。なんて言ってタ?」 フレイ「たしか、そうしてないと、落ち着かないからって――」 フレイ「呪いみたいなものかなって、言ってました。」 バド「呪い……ネ。」 フレイ「ちょっと気になるってくらいのことに、」 フレイ「呪いだなんて言葉、使うものでしょうか……。」 バド「…………。」 フレイ「バドさん、言ってましたよね?」 フレイ「キールくんがウワサを流すのは、強くなりたいからだって。」 バド「ああ、そんなことも言ったかもナ。」 フレイ「ちょっと、思ったんです。」 フレイ「もしかしたらキールくんは……、」 フレイ「自分の言葉に、きちんと力があるのかどうか。」 フレイ「どれだけの人が、自分の言葉を聞いてくれてるのか。」 フレイ「それを確かめるために、ウワサを広めちゃってるのかもって。」 バド「…………。」 バド「なア。フレイ。」 フレイ「はい。」 バド「今から、時間を作ってくれないカ?」 フレイ「え?」 バド「ウチで待ってるから。都合が付いたら顔を出してくレ。」 バド「キールのことで、大事な話があるんダ。」 フレイ「え?」 バド「待ってるゾ。」 ※再度バドに話しかける バド「ウチで待ってるから。都合が付いたら顔を出してくレ。」 バド「待ってるゾ。」 鍛冶屋 バド「よし、役者がそろったナ。」 フォルテ「フレイさん?」 フレイ「フォルテさん?」 フォルテ「バドさん。これはどういうことですか?」 バド「言ったロ?キールのことで話があるっテ。」 フォルテ「ですが……。」 バド「お前とキールが、今どんな立場に置かれてるのかは知ってル。」 フォルテ「どうして……。」 バド「これでも一応、親代わりだからなア。」 バド「子供が困ってるのを見たらまあ、色々と調べたりもするサ。」 フォルテ「バドさん……。」 バド「お前も知ってたんだろウ?フォルテ。」 バド「キールが何を隠してるのか。」 フォルテ「……はい。」 フレイ「どうして……。」 バド「アイツを助けるために、アイツを裏切ってくれる親友がいタ。」 バド「そういうことサ。」 フレイ「あ……。」 バド「でも、ソイツも言ってたけどナ。」 バド「今のアイツを助けられるのは、たぶん、キミだけダ。」 フレイ「え……?」 バド「なあ、フォルテ。」 バド「オマエも、認められないだけで、そう思ってるだロ?」 フォルテ「…………。」 バド「……やれやレ。」 バド「コイツはお前たちの父親から預かってたものダ。」 フォルテ「父から……!?」 バド「いつか、フォルテとキールの関係が、お互いを苦しめる時がくるかラ。」 バド「そのとき、二人のそばにいる人に、どうかこれを渡してくれってサ。」 バド「親友のたのみダ。受け取ってくれるカ?」 フレイ「え……?私に……!?」 バド「フォルテも、文句はないだろウ?」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……ええ。私も、それが正しいと思う。」 バド「そういうわけダ。受け取ってくレ。」 フレイ「……はい。」 色あせた手紙を受け取った。 バド「で、なんて書いてあるんダ?」 フォルテ「おい!?読むのか!?」 バド「呼んでほしくなけりゃ、アイツはそう言って渡すだろウ。」 フォルテ「いやいや、そういう問題ではなく!」 バド「じゃあ、お前は読まなければいいサ。さ、開いてくレ。」 フレイ「あ、はい。」 フォルテ「よ、読まないとは一言も……!」 バド「もウ。じゃあどうするんだヨ?」 フォルテ「……ええい、しかたない!」 バド「仕方ないなら読まなくてもいいゾ?」 フォルテ「こ、この……!」 フォルテ「…………。……読ませて下さい。」 バド「よろしイ。」 フォルテ「なんで貴様がえらそうなんだ!?」 フレイ「あの……読みますよ?」 バド「どうゾ。」 フォルテ「おねがいします!」 フレイ「…………。」 この手紙を君が読むとき、 娘と息子は苦悩していることだろう。 それは、私の妻が、 私の子供にかけた呪いのせいだ。 そして、それを解くことをためらった おろかなこの父親のせいでもある。 この手紙を読む君へ。 どうか、 二人を助けてやってほしい。 今の君たちなら、 全てを受け入れられると信じている。 だから。 どうか、2人を守ってやってほしい。 フォルテ「呪い……?」 バド「それと、このカギも一緒に預かっタ。」 フレイ「これは……。」 フォルテ「秘密基地のカギ……?」 フレイ「え?」 フォルテ「見覚えがあります。いつも父が持っていたカギです。」 バド「秘密基地っていうと、黒曜館近くの小屋あたりだよナ。」 フォルテ「!?」 バド「なんダ?そんな意外そうな顔しテ。」 バド「オレはアイツの親友だゾ?子供の頃の話くらい聞いてるサ。」 フレイ「でも、家のカギにしては、ちょっと小さすぎるような……。」 バド「そうだなア。本当にそのカギであってるのカ?」 フォルテ「いや……。何か忘れてるような……。」 フォルテ「……そうだ!」 フォルテ「このカギは、たしか母のものだったんです。」 フォルテ「でも、倒れた母の代わりに、いつも父が持っていて……。」 フォルテ「でも、なんのカギだったのか……。」 フレイ「それって……!」 家のカギ・ココロのカギ・オルゴールのカギ ▼家のカギ フォルテ「いえ、それにしては、やはり小さすぎる……。」 →選択肢に戻る ▼ココロのカギ フォルテ「いえ、そんなファンタジックなものではありません。」 フレイ「すみません……。」 →選択肢に戻る ▼オルゴールのカギ フォルテ「そう!母のオルゴールのカギだ!」 フォルテ「でも、どうしてフレイさんがそのことを?」 フレイ「キールくんが話してくれたんです。」 フォルテ「え……?」 フレイ「いつか、何かを守れるようになったら、」 フレイ「そのカギをもらう約束をしてたんだって。」 フォルテ「そう、だったんですか。」 フォルテ「…………。」 バド「寂しいカ?」 フォルテ「え!?」 バド「姉の知らない弟のことを、彼女が知ってテ。」 フォルテ「そ、そんなことは……!」 フォルテ「……ない……です。」 フレイ「でも、このカギが手紙と一緒にあるってことは……。」 バド「渡すつもりだったんだろうナ。そのカギを、アイツに。」 フレイ「じゃあ、キールくんのお父さんは、キールくんとの約束を……。」 バド「…………。」 バド「このカギはフレイに預けル。」 フレイ「え……?」 バド「アイツの代わりに、キミの手から、キールに渡してやってくレ。」 フレイ「…………。」 フレイ「はい。」 フォルテ「…………。」 ※再度話しかける 〇バド バド「親友の頼みダ。」 バド「そのカギと手紙、キールに渡してやってくレ。」 バド「あとは、キミに任せるヨ。」 〇フォルテ フォルテ「……知らなかった。」 フォルテ「父とキールが、そんな約束をしていたなんて……。」 フォルテ「…………。」 病院 フレイ「キールくん!?」 フレイ「……まさか、病院を抜け出して……。」 ナンシーに話しかける ナンシー「キールくん、病院からぬけだしちゃったの!?」 ナンシー「そう……ごめんなさい。行き先に心当たりはないわ……。」 ジョーンズに話しかける ジョーンズ「キールくんが、病院を抜け出した!?」 ジョーンズ「すみません。少し目をはなしたスキに……。」 ビシュナルに話しかける ビシュナル「キールくんがいなくなったんですか?」 ビシュナル「もしかして自宅に戻ってるんじゃ……。」 フォルテ宅 キールに話しかける フレイ「キールくん!?」 キール「あ。フレイさん……。」 フレイ「ダメだよ!まだ寝てないと!」 キール「……そんなヒマ、ないんだ……。」 キール「お姉ちゃんを助けないと……。」 キール「そのための何かを、何とか、見つけないと……。」 フレイ「でも……!」 キール「そうしないと、お姉ちゃんは……。」 フレイ「…………。」 フレイ「それは本当に、フォルテさんのためなの?」 キール「え……?」 フレイ「キールくんがフォルテさんを助けたいのはどうして?」 キール「それは……。」 フレイ「それがフォルテさんのためになるって思ってるから?」 フレイ「それとも、」 フレイ「そうしてないと、不安だから?」 キール「……!」 フレイ「キールくん、言ってたよね?」 フレイ「みんなに嫌われてないか、いつも不安だって。」 フレイ「今もそうなんじゃないの?」 フレイ「自分のせいで、誰かを傷つけたくないから。」 フレイ「それで、誰かに嫌われるのが怖いから。」 フレイ「そうなるくらいなら、自分が倒れた方がマシだって、」 フレイ「そう思ってるんじゃないの?」 キール「…………。」 キール「……でも、……だとしても。」 キール「それの何が悪いの!?」 キール「逃げてたっていいじゃない!」 キール「それで誰かが幸せになれるなら、誰も傷つかないですむなら、」 キール「それって幸せなことじゃないの!?」 フレイ「…………。」 そうかもね・でも……。 ▼そうかもね フレイ「……でもさ。」 ▼でも……。 フレイ「それなら、もしキールくんが幸せを見つけたとして、」 フレイ「けど、その幸せを守るために、誰かを傷つけるしかないって分かったら、」 フレイ「キールくんはどうするの?」 キール「それは……。」 フレイ「たとえ、幸せを見つけたとしても、」 フレイ「きちんとつかみ取らない限り、手には入らないんだよ?」 キール「…………。」 フレイ「その手で守ろうとしない限り、」 フレイ「どんなに望んでも、手のひらの上を通り過ぎていくだけだよ。」 フレイ「キールくんはそれでいいの?」 キール「ボクは……。」 フレイ「ただ眺めてるだけはイヤだから、」 フレイ「守られてるだけがイヤだから、何かを守りたいって思ったんじゃないの?」 キール「……ボクだって!」 キール「ボクだって、大切なものを守りたいよ……!」 キール「お姉ちゃんのことも!この町のみんなのことも!!」 キール「フレイさんとも、ずっと一緒に居たい!!」 キール「でも――」 フレイ「じゃあ、守ってよ。」 キール「え……?」 カギを渡す ▼カギを渡す キール「このカギ……。」 キール「お母さんのオルゴールの!?」 フレイ「うん。」 フレイ「それと、お父さんからの手紙も。」 キール「お父さんから……?」 フレイ「バドさんが預かってたんだって。」 フレイ「いつか、フォルテさんとキールくんがお互いを苦しめる時がくるから。」 フレイ「そのとき、二人のそばにいる人に、これを渡してくれって。」 フレイ「そう、書いてあった。」 キール「…………。」 キール「……読んでも、いいかな?」 フレイ「うん。」 キール「…………。」 キール「ねえ、フレイさん。」 フレイ「なに?」 キール「……お父さんは、気付いていたのかな?」 フレイ「え?」 キール「守るためには、傷つける勇気も必要なのに、」 キール「傷つく覚悟も必要なのに。」 キール「ボクはずっと、嫌われるのを怖がってばかりいたから……。」 キール「どうしても、その先に踏み出せなかったから。」 キール「だから……。」 キール「お父さんは、このカギを、ボクに渡せなかったのかな……?」 フレイ「…………。」 キール「でも……忘れてなかったんだ。」 キール「あの約束……。」 キール「ずっと、守ろうとしてたんだね。」 フレイ「うん。」 キール「ボクの言葉は……、」 キール「きちんと、届いてたんだ……っ。」 フレイ「……うん。」 キール「…………。」 キール「ねえ、フレイさん……。」 『ボクは愛されてた…かな』(ムービーセリフ) キール「…………。」 キール「フレイさん」 フレイ「ん?」 キール「もうちょっとだけ、ワガママに付き合ってほしいんだ。」 キール「どうしても、お姉ちゃんに、伝えたいことがあるから。」 キール「だから……。」 フレイ「……私も付いてっていいの?」 キール「うん。」 キール「……ううん、ちがう。」 キール「フレイさんに、ついてきて欲しいんだ。」 キール「キミにだけは、見届けてほしいんだ。」 フレイ「キールくん……。」 フレイ「……うん、分かった。」 キール「ありがとう。」 キール「それじゃあ、行こっか。」 ※再度キールに話しかける キール「お姉ちゃんのところに行こ。」 キール「それから……。」 キール「……ううん。これは、また後でいいや。」 ※ビシュナルに話しかける ビシュナル「キールくん……。」 ビシュナル「あの!王都からの手紙の件なんですけど――」 キール「飛行場で待っててくれるかな?」 ビシュナル「え?」 キール「ボクも後で行くから。」 キール「お姉ちゃんと一緒に。」 ビシュナル「キールくん……。」 キール「お願いします。」 ビシュナル「…………。」 ビシュナル「はい。分かりました。」 鍛冶屋 フォルテに話しかける キール「お姉ちゃん……。」 フォルテ「キール……。」 フォルテ「なんだ?」 キール「これ、読んでくれるかな?」 フォルテ「これは?」 キール「王都からの手紙。」 フレイ「キールくん……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「もう知っているよ。」 キール「え……?」 フォルテ「知っていたんだ。全部。」 キール「そっか……。…………。」 キール「……じゃあ、この写真のことは?」 フォルテ「……?」 キール「アーサーさんに頼まれて、ボクらが見つけたオルゴール。」 フォルテ「このオルゴールは、母さんの……?」 キール「……うん。」 キール「ボクがウワサを広めたせいで、このオルゴールが無くなって、」 キール「そして、それを届けた相手が、」 キール「いま、お姉ちゃんをここから追い出そうとしてる相手だった。」 フォルテ「……!」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……そうか。」 キール「……怒ってないの?」 フォルテ「どうだろうな……。」 フォルテ「悲しいのと悔しいのとがないまぜになって、」 フォルテ「正直、よく分からない……。」 キール「…………。」 フォルテ「それで、お前はどうしたいんだ?」 キール「え……?」 フォルテ「お前が選んだ道なら、私は全力でそれを守る。」 フォルテ「それが……。」 フォルテ「姉としての、私のつとめだ。」 キール「……うん。」 キール「お姉ちゃんは、そうやっていつも、ボクの味方でいてくれたよね。」 キール「どんなときでも。」 キール「お姉ちゃんは、ボクをずっと守ってくれた。」 キール「たとえ、自分がどんなに傷ついたって……。」 フォルテ「キール……?」 キール「ねえ、お姉ちゃん。」 キール「もう終わりにしよう?」 フォルテ「え……?」 キール「もう、イヤなんだ。」 キール「守るだけも、守られるだけも。」 キール「たぶん、どっちもツライんだ。」 キール「守られてることが。」 キール「守ることが出来ないのが。」 キール「もう、ツライんだ……。」 フォルテ「キール、お前――」 キール「今までありがとう。」 キール「ボクのことを守ってくれて。」 キール「でも……、」 キール「ボクの騎士でいるのは、今日でおしまい。」 フォルテ「お前……知ってたのか?」 キール「うん。」 キール「全部、知ってた。」 キール「お母さんとお姉ちゃんが交わした約束も。」 キール「お父さんがそれを見てたことも。」 フォルテ「……え?」 キール「でも、お父さんは何も言わなかった。」 キール「何も言わずに、お姉ちゃんの意志を受け入れた。」 キール「だからボクは、騎士になるのをあきらめたんだ。」 キール「それが、みんなの望んでることだって思ったから。」 フォルテ「……お前、まさか……。」 キール「うん。」 キール「本当は、ボクだって、誰かを守れる人になりたかった。」 キール「そんな風になりたいって、ずっと思ってたんだ。」 フォルテ「それなら……!」 フォルテ「それならなんで、最初からそう言わなかったんだ!?」 キール「……ゴメンね。」 フォルテ「なんでお前が謝るんだっ!」 フォルテ「何も知らなかったのは、私の方で……!」 フォルテ「私はずっと、お前を守ってるつもりで……!」 フォルテ「お前を、ずっと傷つけて……っ!」 キール「ちがうよ。」 キール「ボクたちは、ただ、守られてただけだった。」 キール「お互いのことを守ってるつもりで、」 キール「お互いに、ずっと守られてたんだ。」 フォルテ「…………。」 キール「でもね、お姉ちゃん。」 キール「ボクは見つけたよ。」 キール「本当に守りたいこと。」 キール「そのためになら、いつだって戦える。」 キール「たとえ、そのせいで、誰かを傷つけることになっても。」 キール「彼女を守るためなら、ボクは戦う。」 キール「戦えるんだ。」 フォルテ「キール……。」 キール「ボクはこれから、守る人になるよ。」 キール「この手で。フレイさんを守れるように。」 キール「強くなるから。」 キール「強くなってみせるから。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「お前はもう、私に守られてるだけではいてくれないんだな。」 キール「うん。」 キール「……ゴメンね。」 フォルテ「謝るな。」 フォルテ「それが正しいと思うなら、謝るべきじゃない。」 キール「……うん。」 キール「ねえ、お姉ちゃん。」 フォルテ「なんだ?」 キール「ありがとう。」 キール「いままで、ボクを守ってくれて。」 フォルテ「……ああ。」 フォルテ「ありがとう。」 フォルテ「いままで、私に守られてくれて。」 キール「……うん。」 フォルテ「だが、忘れないでくれ。」 キール「なにを?」 フォルテ「それでも、お前は私の弟だってことを。」 フォルテ「これからも。どんなことがあっても。」 フォルテ「お前は、私の弟なんだ。」 キール「……うん。」 フォルテ「それで、王都からの手紙はどうする?」 キール「うん。そのことなんだけど……。」 キール「『赤の騎士』の伝説になぞらえてみようと思うんだ。」 フレイ「それって……。」 フォルテ「どういうことだ?」 キール「今回のことは、色んな誤解があって、こんな風にこじれちゃったけど。」 キール「向こうだって、それにはもう気付いてるはずだよ。」 フォルテ「だが、相手は騎士の中の騎士だ。」 フォルテ「一度抜いた剣を、そうやすやすと納めることはできまい。」 キール「だから、騎士として、剣を納める理由をあげるんだよ。」 フォルテ「どういうことだ?」 キール「この写真のオルゴールを、相手に預けたままにするんだ。」 キール「赤の騎士が、形見の剣を王に預けたように、」 キール「この形見のオルゴールと、お姉ちゃんの剣を相手に送るんだ。」 フォルテ「赤の騎士が、当時の王に、自らの騎士道を示したようにか……」 フォルテ「確かにそれなら、同じ騎士として無視はできまい。」 フォルテ「だが、それは……。」 フォルテ「……母さんの形見を、永遠に失うということだぞ……?」 キール「……うん。」 キール「だから、お姉ちゃんに確かめたいんだ。」 キール「それでいいかって。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……では、剣は私が届けよう。」 キール「え……?」 フォルテ「手紙はお前に任せる。」 フォルテ「私は、剣を振ることしかできないからな。」 フォルテ「相手を説得できるかは、その筆にかかっている。」 フォルテ「たのんだぞ。」 キール「お姉ちゃん……。」 キール「大丈夫。もう用意はしてあるよ。」 フレイ「え……?」 キール「準備はしてあったんだ。」 キール「でも、最後の一歩を、どうしても踏み出せなかった。」 キール「一人きりじゃあ、きっとずっと、踏み出せなかった。」 キール「でも……。」 キール「キミが居たから、ボクは変われたんだ。」 フレイ「キールくん……。」 フォルテ「では、私は一足先に飛行場へ向かおう。」 フォルテ「フレイさん。」 フレイ「はい。」 フォルテ「キールのこと、よろしくお願いします。」 フレイ「……!」 フォルテ「剣がなければ、騎士は戦えませんから。」 フォルテ「剣を使わない戦いは、あなた方に任せますよ。」 フレイ「……はい!」 フォルテ「それでは。」 ※キールに話しかける キール「飛行場へ行こう、フレイさん。」 キール「この手紙を届けに。」 飛行場 キール「アーサーさん。お姉ちゃん。」 フォルテ「キール。手紙は持ってきたのか?」 キール「うん。」 アーサー「……本当に、これでいいんですね?」 フォルテ「はい。」 キール「……お願いします。」 アーサー「分かりました。」 ビシュナル「キールくん……。」 キール「手紙のこと、お姉ちゃんに教えたのはビシュナルくんなんだよね?」 ビシュナル「…………。」 ビシュナル「……すみません。」 キール「ううん。違うんだ。」 ビシュナル「え……?」 キール「あのままだったら、ボク、きっとダメになってたから。」 キール「一人で何とかしなきゃって思って、一人きりになるところだった。」 キール「一人でなんでもできるって思い込んで、」 キール「本当に、何もかもなくして、一人っきりに。」 キール「だから……。」 キール「ありがとう。」 キール「ビシュナルくんが友達でいてくれて、よかった。」 ビシュナル「……はい!」 アーサー「出発しますよ。」 フォルテ「行ってしまったな……。」 キール「うん……。」 アーサー「それでは、私たちもそろそろ。」 ビシュナル「……そうですね。」 キール「ねえ、お姉ちゃん。」 フォルテ「なんだ?」 キール「……ごめんね。」 フォルテ「謝るな。」 フォルテ「剣を抜いたことを後悔するな。戦うことに誇りを持て。」 フォルテ「お互いにそう信じているから、」 フォルテ「騎士というのは、どんな結末でも、胸を張って受け入れられる。」 キール「そっか……。」 キール「……でも、ボクにはできないよ。そんなこと。」 フォルテ「なに?」 キール「ボクは騎士じゃないから。」 キール「なにが正しくて、間違ってるかなんて、なに一つ自信がないし、」 キール「だから、間違ってたと思ったら謝るし、ウジウジ後悔もすると思う。」 キール「でもね、」 キール「それでも、きちんと立ち上がるよ。」 キール「後悔したり、謝ったり、間違ってたって思っても、」 キール「大切なものを守ることだけは、絶対にあきらめたりしない。」 キール「もう、絶対に。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……強いな、お前は。」 キール「え?」 フォルテ「いいや。」 フォルテ「私も、騎士として、新たな剣が必要だと思っただけだ。」 フォルテ「何を守るべきか。もう一度、考え直してみる。」 キール「そっか……。」 キール「じゃあコレ、お姉ちゃんに。」 フォルテ「これは……?」 キール「ボクの作った剣だよ。」 フォルテ「え……?」 キール「武器を作ったのは初めてだから、切れ味は全然だけど……。」 キール「でも、折れないように、何度も何度も打ったから。」 フォルテ「わたしのために……。」 バド「丈夫さはオレも保障するヨ。」 バド「いつも渡してるナマクラとは、わけが違うからナ。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……ああ、そうだな。」 フォルテ「今度は、きっと折れない。」 キール「うん。」 フォルテ「それじゃあ、私は先に行くよ。」 フォルテ「……がんばれよ、キール。」 キール「え?」 フォルテ「言っただろう?全部知っていたと。」 キール「あ……。」 フォルテ「それじゃあな。」 バド「さてと、オレもそろそろ昼寝に戻るかなア。」 バド「っと、その前に、これは独り言なんだガ。」 キール「え?」 バド「一度だけ酔いつぶれた親友が、オレに言ったことダ。」 バド「恥ずかしいから、息子たちには絶対に言うなと口止めされてたガ。」 バド「アイツ、ほこらしげに言ってたゾ。」 バド「『騎士は、剣を抜くことでしか戦えない』」 バド「『だが、キールは違う』」 バド「『違う力を持ってるんだ』」 バド「『あいつはいつか、誰よりも強くなる』」 バド「『それこそ、赤の騎士にも負けないくらいに』」 バド「『なぜなら――』」 バド「『俺の自慢の息子なんだから』……ってサ。」 キール「本当に……、お父さんが、そんなこと……?」 バド「言っただロ?独り言だっテ。」 バド「独り言で、ウソなんて言わないサ。」 キール「……っ。」 キール「……そっか。」 キール「……お父さんが、そんなこと……。」 キール「ねえ、フレイさん」 フレイ「うん。」 キール「ボク、愛されてたみたいだよ。」 フレイ「うん、そうだね。」 キール「うん……。」 キール「…………。」 キール「……愛されて、たんだ。」 フレイ「…………。」 フレイ「……うん。」 キール「…………っ。」 自室前 フレイ「送ってくれてありがとう。」 キール「ううん。お礼を言うのはこっちの方だよ。」 キール「ありがとう。」 キール「ありがとう、フレイさん。」 フレイ「うん。」 キール「それから……。」 キール「(ちゅっ)」 フレイ「え……?」 キール「これからも、ずっとずーっと、よろしくね。」 フレイ「あ、うん……。」 キール「それじゃあ、また。」 キール「あ、まって!」 フレイ「……?」 キール「えっとね……。」 キール「はい、コレ。」 フレイ「これ……結婚指輪!?」 キール「そう。」 キール「実は、最初に作り始めたのは、この指輪だったんだ。」 キール「材料集めからはじめて、バドさんに作り方を教えてもらって、」 キール「なんとか形にするまで、ちょっと、時間かかちゃったけど……。」 フレイ「そうだったんだ……。」 キール「……あのね、この指輪を作ってるとき、」 キール「ちょっとだけ、父さんの気持ちが分かったような気がしたんだ。」 フレイ「え……?」 キール「大切な人が喜ぶ顔を想像すると、それだけで心臓ドクドクってなって、」 キール「その笑顔を、ずっと守りたいって思った。」 キール「そのためなら、たとえ自分がその人に嫌われても……」 キール「それはやっぱりイヤだけど……、……でも、しょうがないって。」 フレイ「…………。」 キール「喜んでほしいのに、悲しませてもいいなんてね。」 キール「矛盾してるのに……、でも、根っこは同じ気持ちなんだよ。」 キール「これがきっと、……愛してるってことなんだね。」 フレイ「キールくん……。」 キール「フレイさん。」 フレイ「はい。」 キール「ボクは、キミを愛しています。」 フレイ「……!」 キール「だから――」 キール「ボクと、結婚してください。」 はい・ごめんなさい ▼ごめんなさい キール「……そっか。」 キール「ボクの全部じゃ……、足りなかったみたいだね……。」 キール「…………。」 キール「そろそろ帰らなきゃ。それじゃあね……。」 ※再度キールに話しかける キール「フレイさん。ボクは大切なものを守るよ。」 ▼はい 「うん。」 「ボクの全部をかけて、キミを幸せにしてみせるから。」 フレイ「……うん。」 →結婚式
https://w.atwiki.jp/299nobe/pages/473.html
竜騎士団の入団式。 この年の式はバロンの歴史に刻まれる一日となった。 若き見習い騎士達はひとりずつのその名を呼ばれ、彼らの所属を申し伝えられる。名を呼ばれた 青年達は次々と壇上に上がり、騎士勲章を受け取ると、まだ幼さの残る顔を誇らしげに輝かせて、 各々の隊の列に散っていった。 ところが、カインの名だけが呼ばれない。 そして、 「続いて騎士団長任命の式典を行う」 途端に会場内の騎士達が一斉に立ち上がった。どうやら事情を聞いていたらしい新人騎士も すぐに立ち上がり、何も知らない者だけが慌ててそれに習った。式典進行の騎士は、再び声を 張り上げる。 「竜騎士カイン=ハイウィンド、前へ!!」 驚きながらも前に進み出るカインの目に、壇上で待つ副長の姿が映った。そうして壇に上がった カインが礼をしようとした時、それを遮るように副長は深く跪いた。 「副長……! これは……!?」 「お待ちしておりました、団長」 驚くカインに、副長は優しく事実を告げる。 「団長? まさか…!?」 「そうです。我々はあの日から、ずっと貴方をお待ちしていたのです。 ………長い間でした。これでようやく肩の荷が降りた思いです」 「お待ちください! そんなっ、私はそのような器では!」 「いいえ、貴方は長として必要な資質を全て備えられている。それでも足りぬと言うのなら、 どうか我々に貴方をお支えさせていただきたい」 「ですが……副長…」 「さあ、この槍をお返ししましょう。これは貴方が持つべきものです」 副長は一本の槍を差し出す。忘れるはずもない、幼い日の彼自身が見つけ出した槍だ。 彼の手はあの時よりもずっと大きくなったのに、槍はなおいっそう長く重々しく感じられた。
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/110.html
数年前の"事故"によって作られた新しい町。 その冬木の街並みをスーツ姿の女性が歩いている。 年は若く、まだリクルートスーツを着ていてもおかしくない年齢だ。 だがその立ち振る舞いにはおよそ隙というものが存在しない。 電話をかけているというのに、年不相応の鋭い視線を周囲に走らせている。 「ああ、それでいい。あとの処理はお前に任せる」 彼女の名は真戸暁。 CCGに所属する対喰種捜査官である。 本来彼女がいるべき場所は喰種の活動が活発な東京である。 そんな彼女が何故この九州地方の一都市にいるのか。 アキラがこの冬木にやってきたのは他でもない、上層部からの指令である。 「気合を入れろ。お前がその調子では部下の士気にもかかわるぞ」 上層部から下された指令は"聖杯戦争"への参加であった。 胡散臭いオカルトの極み。 当然のことながらアキラは反対した。 だが上層部は強引とも呼べるほどの手腕で冬木市にアキラを送り込んだのだ。 「……まぁそれで回っているのならばいいが。 ああ、私のほうは大丈夫だ。心配することはない」 最初は上層部は気が狂ったのかと思ったが、彼女もサーヴァントの召喚に成功しているのだ。 だとすれば信じないわけにはいくまい。聖杯戦争というものの存在を。 「誰がお母さんだ。そっちはそっちでしっかりやれ、ハイセ」 そして日課となったパトロールと部下への連絡を終え、セーフハウスであるマンションのドアに手をかける。 部屋の中には召喚したサーヴァントが待機している。 そう―― 「アッキーおかえりなさい! 今日の晩御飯は炊き込みご飯よぉ!」 『オネエ口調の2メートル近い美男子』というなんとも形容しがたいサーヴァントが。 ■ ■ ■ ■ 「んー……ニホンってばいいところよねー。 なんて言ってもご飯がおいしいんだもの!」 炊き込みご飯を嬉しそうによそう成人男子。 召喚された当初は鎧姿だったが、解除している今はまるで普通の青年のようだ。 「……楽しそうだな、君は」 「あら、実際楽しいもの。 いい時代よね。アタシみたいな素人でもちゃんとご飯が作れるんだもの。 インスタントに炊飯器……文明の利器ってばサイコーよね……」 うっとりとした様子で卓上に並んだご飯を眺めるサーヴァント。 だがその直後、「あ」と怒ったポーズをとる。 「もう、命令だから従ったけど、なるべくアタシは連れて歩いてちょうだい! いくらアッキーが荒事慣れしてるっていってもサーヴァント相手だと分が悪すぎるんだから!」 「それは重々承知しているよ。だが君の"特性"は少々厄介だ。周囲の調査程度なら一人で出歩いたほうがいい」 「……ううっ、それを言われるとアタシ反論しづらいわね……」 痛いところを突かれ、苦笑いを浮かべる青年。 どこか愛嬌のあるその仕草に苦笑いを浮かべる。 「もしもの時は令呪で召喚するさ。君のことを信用してないわけではない」 そもそも信用していないならサーヴァントといえど部屋にいさせるはずもない。 アキラはそういう女だ。 「うーんそこは心配してないけどサーヴァントとしては傍で守ってないと心配って言うか……」 「君なら大丈夫だろう。戦闘時の動きは思わず見ほれてしまうほどに見事な動きだった」 数日前、サーヴァント召喚時に"何者か"の襲撃を受けたのだ。 慣れない魔術儀式に集中していたアキラは危険にさらされたが、魔法陣の中から飛び出した彼によって事なきを得たのだ。 「何せ開口一番『マスターに何しとんじゃボケがァ!』だったか。 あの時はなんとも男らしいサーヴァントだとおもったのだが……」 「やあね! 思い出さないでよ! 恥ずかしいじゃない!」 頬を赤く染めながらくねくねとしなを作る。 どう見てもどこかの二丁目当たりにいそうな挙動で、あの時の面影を見出すことは難しい。 「とはいえ召喚されたのがバーサーカーだと知ったときは驚いたよ。 バーサーカーといえば話の通じない狂戦士だと聞いていたからな」 そう、アキラが召喚したのはバーサーカーのサーヴァント。 理性なき狂戦士の殻(クラス)だ。 だが目の前の男はそうとは思えないほどに饒舌で温厚だ。 「まぁアタシがバーサーカーとして呼ばれているのって宝具のせいだしねー。 "キレると理性をなくし、狂戦士化する"。 "だが何でキレるかは本人にも把握できない" "しかも落ち着いたらテンション下がって力が抜ける" あらヤダ、羅列するとホンット厄介よねアタシの宝具……」 彼の持つ第一の宝具、"若き屍を曝せ(モルト・ジューヌ)"。 戦場での逸話を現代に再現する貴き幻想。 彼を狂戦士足らしめている原因は、端的に言えばこの男の宝具にある。 「あーもう、アタシってば昔からそうなのよねー。 キレると後先わかんなくなっちゃって……ケイ卿にも散々皮肉を言われたものだわ」 「サー・ケイ……アーサー王の義兄弟にして円卓の騎士の古株だったか」 「あら、アッキーってば詳しいわね」 「一応調べたからな」 真名は既に彼の口から聞いている。 だから彼がかの有名なアーサー王伝説の騎士だということも知っている。 だが『それだけ』なのだ。 "彼"の演じる役割は伝承によって大きく異なり、何が真実かはわからない。 「……ごめんなさいね」 「何の話だ?」 「もちろんアタシの話よ。 調べたならわかるでしょうけど、彼の王の周りには優秀な騎士たちがいた。 本物の円卓の騎士ならもっと貴女の力になれたかもしれないのに」 どこか力のない笑みを浮かべるバーサーカー。 「貴女が触媒として使ったのは彼の王の居城、白亜のキャメロットの欠片…… 確かに最高級の触媒ではあるけれど、アタシみたいな"円卓に数えられぬ騎士"をも呼び出す可能性がある。 これが円卓の欠片なら円卓の騎士が確実に呼び出せたんでしょうけど。 もし円卓の騎士だったら誰が呼び出されたのかしらね。 ガウェイン卿かしら。それともトリスタン卿? ふふ、ランスロット卿だとしたら、美人に弱いからアッキーのためなら張り切りそうね」 彼の口からは他の騎士の名前がよく出てくる。 だが彼は自分自身のことについて、肝心なことは何も語らない。 令呪で真実を告げろと命じることは簡単だろう。 しかし―― 「……かまわんさ。それでも」 「え?」 「今のパートナーは他でもない君だ。頼りにしている」 その言葉に偽りはない。 CCGだけではない。アキラ自身もオカルトの領域については素人同然だ。 知識面でも彼に頼る局面も多くなるだろう。 こちらから信用せず信用してもらおうなど虫のいいことを言うつもりはない。 であればいつか彼のほうから話してくれることもあるだろう。 数年前の自分ならこんな考え方は抱かなかったかもしれない。 様々な別れと出会いがあった。その果てに今の真戸暁がいるのだ。 「……ふふ、ありがと。 んもう、そう言われたら騎士の端くれとして頑張らないわけにはいかないじゃない!」 バーサーカーは手を差し出す。 「もう一度名乗っておくわ。 バーサーカー・サグラモール……円卓に数えられない未熟者だけど、マスターのため全力を尽くすわ」 「……ああ、こちらこそよろしく頼む」 差し出された手をしっかりと握る。 大きな手にかつてのパートナーのことを思い返しながら。 「……さ、冷めちゃったら味が落ちちゃうわ。ご飯の続きにしちゃいましょ」 「ああ、いただこう」 食事が再開される。 そのあと会話は少なくなったが、心地よい沈黙だった。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 サグラモール 【出展】 アーサー王伝説 【パラメーター】 筋力B 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具B 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 狂化:E~A++ 通常時は狂化の恩恵を受けない。 その代わり、正常な思考力を保つ。 だが一度激高するとマスターの命令を振り切ってしまう。 ――つまりキレると手が付けられない。 【保有スキル】 投擲(手斧):C 斧を投擲する能力。 命中率を向上させるほか、回避・防御された際に手元に手斧が戻ってくるように仕向ける技術も含む。 戦闘続行:B 名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。 「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」と表現される。 アーサー王に最後まで付き従ったことだけは確かなようだ。 伝承隠蔽:C 特殊隠蔽スキル。多種多様な伝承により、真実の姿が覆いかぶさる。 他者が情報を入手しても、真名などに辿り着きづらくする。 Cランクであれば宝具名を聞いたとしてもたどり着くことはほぼ不可能である。 "無辜の怪物"の派生スキルだが、自分の意思で選択している点が大きく異なる。 バーサーカーは伝説において、様々な役割を与えられている。 ――ある時はガウェインの友人として精霊の島で望まぬ戦いを繰り広げた。 ――ある時は悲嘆の騎士・トリスタンの盟友として彼の死を予言した。 ――ある時はモードレッドの義理の従兄弟として、彼と轡を並べた。 だがそれらについて彼はほとんど語らない。 何が真実か、それは歴史の闇と彼の中だけに埋もれている。 伝承偽装:C 伝承隠蔽からの派生スキル。 "真実が不確定である"という状態を利用し、下記のスキルのいずれかをCランク相当で使用できる。 ただし併用はできない上に戦闘中などの緊急時に付け替えることも不可能である。 皇帝特権とよく似たスキルだが、短時間ではなく長時間使用できること、二つ同時に行使できることが異なる。 (ただし二つ同時使用の場合は習熟度はDランク相当に低下する) 使用可能なスキルは破壊工作、魔術、ルーン魔術、単独行動、騎乗、仕切り直し、軍略、心眼(真)、医術、千里眼、対魔力、魔力放出、気配遮断のいずれか。 【Weapon】 二挺の斧 魔力によって編まれた斧。 破壊された場合に限り、再生することができる。 【宝具】 若き屍を曝せ(モルト・ジューヌ) ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1 バーサーカーがバーサーカーたる所以。 皮肉屋のケイ卿には「若き屍」とさえ言われたキレやすさの顕現。 通常1ランクアップである狂化によるステータスアップを2段階にする。 ただし一定時間経過後宝具の効力は解除され、更にステータスが一定時間ダウンする。 切欠があれば自動的に発動する宝具で、バーサーカー自身にも制御できない。 望み強き聖者の一撃(ラ・デザイロス・ゲイブ) ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大捕捉:300 コンスタンティノープルに伝わるとされた聖槍の切先。 その一撃を再現することで、疑似的な聖槍抜錨を引き起こす。 結果、瞬間的に聖槍に匹敵するエネルギー量を炸裂させることが可能となる。 "あの方"を一度殺したことによる神性特攻属性、聖なる血を受けたことによる魔性特攻属性を併せ持つ対神代兵装。 使用可能となる条件は以下の二つ。 一つ、スキル"伝承隠蔽"および"伝承偽装"を破棄すること。 二つ、マスターに己の過去を語ること。 ――未来を強く望むなら、偽りの仮面をはぎとり、過去を確定させねばならない。 【外見】 2メートル近い身長の美青年。 愛好する色は紫であり、髪の色やルージュの色も統一されている。 言動は完全にオネエだが、狂化時は素が出てしまう模様。 【人物背景】 アーサー王のもとに集った騎士の一人。 だが少なくことも彼の認識では円卓の騎士にカウントされていない。 様々な異名を持ち多くの物語に顔を出すが、時代と共に様々な性格・役割で語られる騎士である。 その伝承に影響され、自身の記憶も不確かなものになっている。 だがその記憶の中でも決して忘れられぬ光景がある。 ――モードレッドの一撃を無防備に受ける自分。 ――そして相撃ちとなる王と反逆の騎士の姿。 なぜ無防備なまま受けたのか。 その理由は思い出せないが、後悔がある。 躊躇なく反逆の騎士を仕留めていたら、王は助かったのではないか。 ……せめて親が■を殺すという悲劇を回避できたのではないだろうか。 【サーヴァントとしての願い】 詳細不明。マスターに従うつもりの模様。 【マスター】 真戸暁@東京喰種 re 【能力・技能】 喰種捜査官 クインケ[フエグチ]を有し、高い戦闘能力を有する。 また研究者としても優秀であり、クインケの改良案などを提案していた。 【人物背景】 喰種捜査官。 父親である真戸呉緒が殉職したことで、亜門鋼太郎のパートナーとなる。 父親譲りの効率を優先する性格で、簡潔な男言葉を用いるが親しい人間に対しては優しさを見せる。 母性的な優しさも持ち合わせているが、喰種に対しては一切の容赦がない。 reでは語り手である佐々木琲世率いるクインクスの上司として登場。 琲世がクインクスのリーダーとして所属いる時期からの参戦となる。 【マスターとしての願い】 任務の達成。
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1245.html
対訳 原作者フォン・ル・フォールの著作権保護期間は継続しています。したがって対訳テンプレートは当面公開することができません。 フランシス・プーランク没年 1963年1月30日 G・フォン・ル・フォール没年 1971年11月1日 ジョルジュ・ベルナノス没年 1948年7月5日 断頭台下の最後の女発表 1931年 カルメル派修道女の対話初演 1957年1月26日 News on カルメル派修道女の対話 METライブビューイング2023-24 ジェイク・ヘギー《デッドマン・ウォーキング》 作品情報 - 映画.com フランス・オペラの魅力を詰め込んだコンサート『フランス・オペラに恋して』が開催目前ーー指揮者 佐藤正浩に聞いた - http //spice.eplus.jp/ 指揮者マリオッティが奏でるモーツァルトとシューベルトの世界 - md-news.pia.jp METライブビューイング2022-23 R・シュトラウス「ばらの騎士」の上映スケジュール・映画情報 - 映画の時間編集部 《METライブビューイング2022-23/モーツァルト『魔笛』》 | 内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー カルメル派とは カルメル派の51%は世の無常さで出来ています。カルメル派の14%は鉄の意志で出来ています。カルメル派の9%は砂糖で出来ています。カルメル派の8%は記憶で出来ています。カルメル派の6%は優雅さで出来ています。カルメル派の5%はマイナスイオンで出来ています。カルメル派の4%は魔法で出来ています。カルメル派の2%は微妙さで出来ています。カルメル派の1%は希望で出来ています。
https://w.atwiki.jp/lieder/pages/40.html
オペラ作曲家別索引 BeethovenBelliniBergBerliozBizetDebussyDonizettiGounodHandelJanacekLeoncavalloMascagniMassenetMonteverdiMozartMussorgskyOffenbachProkofievPucciniRavelRossiniSaint-SaensStrauss J.Strauss R.TchaikovskyVerdiWagnerWeberWeill オペラ対訳完成 ジュリオ・チェーザレ アルチーナ フィガロの結婚 ドン・ジョヴァンニ コジ・ファン・トゥッテ 魔笛 フィデリオ 魔弾の射手 セビリアの理髪師 ノルマ 愛の妙薬 ランメルモールのルチア ファウスト ミレイユ リゴレット トロヴァトーレ 椿姫 アイーダ さまよえるオランダ人 タンホイザー ローエングリン トリスタンとイゾルデ マイスタージンガー ニーベルングの指環 パルジファル カルメン ウェルテル こうもり オネーギン ルサルカ カヴァレリア マノン・レスコー ボエーム トスカ 蝶々夫人 トゥーランドット ペレアスとメリザンド サロメ ばらの騎士 ヴォツェック 三文オペラ → 対訳完成作品一覧 その他対訳完成 マタイ受難曲 ミサ曲ロ短調 レクイエム ゲロンティアスの夢 対訳がズレるとき Windows ユーザの方 Mac ユーザの方 スマホ版 編集方法 編集方法 対訳練習帳 対訳サンプル htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 原語リブレット OPERA GUIDE このサイトについて このサイトについて ゲストブック リクエスト リンク集 htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 アクセス数 今日 - 昨日 - 累計 -
https://w.atwiki.jp/vocaloid_vocalo/pages/15.html
ワールドイズマイン 初音ミク 歌詞と動画 ワールドイズマイン 【world is mine】とは「世界は私のもの。」 という意味らしいです。 女の子のわがままな感じが可愛らしいですね! 作詞・作曲→ryoさん!! 歌っているのは初音ミク!! ワールドイズマイン 歌詞 世界で一番おひめさま そういう扱い心得てよね その一 いつもと違う髪形に気が付くこと その二 ちゃんと靴まで見ること いいね? その三 わたしの一言には三つの言葉で返事すること わかったら右手がお留守なのを なんとかして! 別にわがままなんて言ってないんだから キミに心から思って欲しいの かわいいって 世界で一番おひめさま 気が付いて ねえねえ 待たせるなんて論外よ わたしを誰だと思ってるの? もう何だか あまいものが食べたい! いますぐによ 欠点?かわいいの間違いでしょ 文句は許しませんの あのね?私の話ちゃんと聞いてる?ちょっとぉ・・・ あ、それとね?白いおうまさん 決まってるでしょ? 迎えに来て わかったらかしずいて 手を取って「おひめさま」って べつに わがままなんて言ってないんだから でもね 少しくらい叱ってくれたっていいのよ? 世界でわたしだけのおうじさま 気が付いて ほらほら おててが空いてます 無口で無愛想なおうじさま もう どうして! 気が付いてよ早く ぜったいキミはわかってない! わかってないわ… いちごの乗ったショートケーキ こだわりたまごのとろけるプリン みんな みんな 我慢します… わがままな子だと思わないで わたしだってやればできるもん あとで後悔するわよ 当然です!だってわたしは 世界で一番おひめさま ちゃんと見ててよね どこかに行っちゃうよ? ふいに抱きしめられた 急に そんな えっ? 「轢かれる 危ないよ」 そう言ってそっぽ向くキミ …こっちのが危ないわよ 情報 #blogsearch2 #blogsearch #bf #bf 昨日の人気のあるページ カウンターの値があるページは1つもありません。 ワールドイズマイン 初音ミク 歌詞と動画を含むその他の情報 初音ミク Wiki ユアライト #right(){ furigana(ゆあらいと) furigana()【登録タグ tags() 】} | nicovideo(sm30939787)| 作詞:[[エキゾチックかまたに]] 作曲:[[エキゾチックかまたに]] 唄:初音ミク **曲紹介 bold(){一つの光となる} -エキゾチックかまたに氏の12作目 -イラストをミハル氏、動画を葦沢けい氏が手掛ける。 **歌詞 あなたに触れている 息をしている 手を伝う温度が色となり 光ない世界の夜が明ける 色を失くした わたしはただ 独りの夜を泳いでいた あとどれだけ此処にいればいい? そしてわたしは出会ってしまう 淡い光に出会ってしまう その光は今にも消えそうで 虚ろな今日にそっと入り込む 温もりがある事 もう後に戻れない事も 知ってるんだ だけど寄り添った あなたに触れている 息をしている 手を伝う温度が色となり 瞼の裏側であなたを感じている そして気付いていた わたし達は歩ける距離が違う事を それでもと光を掴むんだ あまりに脆い現実だね あまりに酷い結末だね 運命さえ変えられるのなら 何かを捨てて何かを得て あなたは何を得たのだろう? わたしの「心」を貰ってよ 一つになって曖昧な今日を 終わらせられるなら それでいいんだ それが幸せだと わたしはただ思ってしまう 何も要らないよ 色は滲み 朧な光は静かに 離れていく そっと消えていく 明日はもう望まないよ だから最後は今まで見た事のない 一瞬の光を 手を握っている あなたに触れている 息をしている 手を伝う温度が色となり 瞼の裏側であなたを感じている そして終わっていく わたし達は強引に歩幅合わせては 暗い暗い夜を照らしていく 一つの光となる **コメント #comment() なにやってもまにあわない #right(){ furigana() furigana()【登録タグ tags() 】} nicovideo(sm39686228) 作詞:[[おゆまる]] 作曲:[[おゆまる]] 編曲:[[おゆまる]] 唄:鏡音リン **曲紹介 bold(){ big(){すみませんでした}} bold(){ small(){でも間に合わないので仕方ないと思います。}} -ネタ曲投稿祭2021秋参加曲。 -「[[ボカコレ間に合わない]]」に続き、「間に合わない」系楽曲。 -ゆっくり(SofTalk)も使われている。 -曲の元ネタは「[[なにやってもうまくいかない https //w.atwiki.jp/cevio_synthv/pages/256.html]]」。その他、動画内に「[[マフィア]]」や「[[悪ノ娘]]」を彷彿とさせる、というか動画内でも言ってるけどまんまじゃねーか!! -曲じゃない?[[うp主が曲と言い張れば曲です。それがボカロです まだボカロ聴いてんの?]]…でおなじみ、はゆ茶氏がイラスト・動画を手掛ける。おゆまる氏自身も動画を手掛ける。 -あと間に合ってるじゃねーか! **歌詞 (動画より書き起こし) (ネタ曲作るか課題をしばくか それともボカコレか 部活の本番定期試験 等諸々被ってら 大好きなわけがないからさ 定期テストはよ消えな ボカコレの後もネチャ曲作って ほらまた赤点だ) なにやってもまにあわない まにあわないっ 間に合わない!!! ネタ曲間に合わない!! ネタ曲間に合わない!! ネタ曲間に合わない!! 間に合わないったら間に合わない!! ネタ曲間に合わない!! ネタ曲間に合わない!! ネタ曲間に合わない!! 間に合わないったら間に合わない!! ってお~いおいおいおいおい(はい…はい…) ちょっと待った待った(リン様) お前ホントにそのネタで行けると思ってんの?(はい…なんでしょうか リン様) ねえお前本気?(はい…リン様) ホント~~~にそのネタで行けると思ってんの?(はい…はい…) ねぇねぇねぇ(はい…) まぁ百歩ゆずってよ ひゃ~~っぽゆずって(はい…) 「パロディ」とかならわかるけども(はい…) まんまじゃね バァチャンの遺産目当て #right(){ furigana(ばぁちゃんのいさんめあて) furigana()【登録タグ tags() 】} | nicovideo(sm39671386)| youtube(https //youtu.be/7s3GuQlPmKk){342,187}| 作詞:[[シャレオツP]] 作曲:[[シャレオツP]] 編曲:[[シャレオツP]] 唄:巡音ルカ **曲紹介 bold(){誰だよ} bold(){ワシの湯呑みにヒ素を混入させたやつは} -余生を過ごす資産潤沢なバァチャンの悲哀を 某アシッドジャズ風のスカナンバーに添えて。(投コメより) -シャレオツPのネタ曲投稿祭2021秋参加曲。 -元ネタ(某アシッドジャズ風のスカナンバー)はJamiroquai「Virtual Insanity」のこと。つまり、この動画はVarchanno Isamertyである。 -イラスト・動画もシャレオツPが手掛ける。 **歌詞 (動画より書き起こし) Woo BBA! Cool! So... BBA! Woo BBA! Cool! So... BBA! Woo BBA! Cool! So... BBA! 割と元気なウチのバァチャンは 御年も90で ボケてもいないし 足腰もピンピンで 金融資産潤沢に 株もやってる投資家で 配当金で 贅沢老後生活 まだお迎え来ないけど! そろそろくたばるはずさ! 名乗り出てくる親族 金の匂い嗅ぎつけて来る 父ちゃん 姉ちゃん バァチャンの遺産目当て 相続税率 50%持ってかれるし 骨肉の争い 始めだした親族 お前らには渡さん! 土地は絶対にやらん! 割と人生長く生きてきて 一片の悔いも無し 三途の川には 何も持っていけない この世に残すくらいなら おもいきって使いきって パチンコ 競馬に カジノにぶっ込んだ そろぼち迎えが来たか まだまだアタシャ死なんよ 誰だよ ワシの湯呑みにヒ素を混入させたやつわ! 父ちゃん ドンファン バァチャンの遺産目当て 相続税は 3600万非課税 血で血を洗う争い 焦りだした親族 保険金は渡さん! 金も絶対にやらん! 父ちゃん 姉ちゃん バァチャンの遺産目当て 相続税率 50%持ってかれるし UOT #right(){ furigana() furigana()【登録タグ tags() 】} nicovideo(sm39675792) 作詞:[[ほそまつちよ]] 作曲:[[ほそまつちよ]] 編曲:[[ほそまつちよ]] 唄:初音ミク、音街ウナ、東北きりたん **曲紹介 -ネタ曲投稿祭2021秋参加曲。 **歌詞 (動画説明欄より転載、一部編集) 顧客の求めるものを 僕は忘れはしない UOT 僕も好きだよ 君が悲しいときは 傍で教えてあげる UOT 元気出たでしょ 傷ついて涙流す前に この言葉思い出して UOT You can do it!! 信じてる! UOT まぁ、なるようになるからさ UOT You can do it!! 信じてる! まぁ、なるようになるからさ **コメント #comment() 山口だいすけ #right(){ furigana(やまぐちだいすけ) furigana()【登録タグ tags() 】} nicovideo_mylist( 【ニコニコ動画】%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%99%E3%81%91%E3%81%AE%E3%81%86%EF%BD%90%E5%8B%95%E7%94%BB ) **特徴 -音楽サークル「SURROUND ATTACK」所属。 **リンク -[[SURROUND ATTACK http //surroundattack.web.fc2.com/]] -[[piapro https //piapro.jp/seiichi]] **曲 #list_by_tag(山口だいすけ,100,sort=furigana,errmsg=まだ曲が登録されていません) **CD #list_by_tag(山口だいすけCD,100,sort=furigana,errmsg=まだCDが登録されていません) **動画 | nicovideo(sm3134712)| nicovideo(sm3742502)| | nicovideo(sm4563791)| nicovideo(sm4896846)| | nicovideo(sm5599392)| nicovideo(sm5985669)| | nicovideo(sm5989911)| nicovideo(nm7149072)| | nicovideo(sm7921266)| nicovideo(sm8091040)| | nicovideo(sm8091235)| nicovideo(sm10586157)| | nicovideo(sm11951434)| nicovideo(sm15486495)| ノーベル #right(){ furigana(のーべる) furigana()【登録タグ tags() 】} |ノーベルマイリスト|SURROUND ATTACKマイリスト| | nicovideo_mylist( 【ニコニコ動画】%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB )| nicovideo_mylist( 【ニコニコ動画】SURROUND%20ATTACK )| **特徴 -「SURROUND ATTACK」のメンバー。作曲やイラストを担当。 **リンク -[[SURROUND ATTACK http //surroundattack.web.fc2.com/]] -[[pixiv https //www.pixiv.net/member.php?id=331538]] -[[Twitter https //twitter.com/NOBEL66235]] -[[YouTube https //www.youtube.com/channel/UCpnVll2-rGbX1DxETFDWDlw]] **曲 #list_by_tag(ノーベル,100,sort=furigana,errmsg=まだ曲が登録されていません) **CD #list_by_tag(ノーベルCD トワイライト・ハイウェイ #right(){ furigana(とわいらいとはいうぇい) furigana()【登録タグ tags() 】} | nicovideo(sm39484629)| youtube(https //www.youtube.com/watch?v=eaxTDNUniGY){342,187}| 作詞:[[xion kohinata]] 作曲:[[xion kohinata]] 編曲:[[xion kohinata]] 唄:鏡音リン・レン (VOCALOID4) **曲紹介 bold(){「どうせ走り出したら止まらないんだ。何が起こってもみんな笑い飛ばして、僕らはいつまでも不思議なままでいよう!」} -動画投稿歴10年超、しかし心は永遠のルーキー。 br()金色の運転免許証を手に、気持ちは万年初心者マーク。 br()何事も、いつまでも初心を忘れずにいたいですね( ˘ω˘ ) br()そんな曲です。嘘です。 -氏のVOCALOIDオリジナル4作目。 **歌詞 (概要欄より転載) 無事故無違反を貫いたユース 見返せば並ぶ無数のフェイルセーフ 守られてばかりは嫌だった 憧れていた大人とワンダラー 曲がりくねり続く環状線 探した3/4番線 気付けば過ぎ去って何光年 アンコールは向こう 音の鳴る方へ 昔と変わらず馬鹿らしくノンストップ 無邪気な顔して飛び出したルーフトップ 陰る太陽と 睨むダイオード 僕らアウトローの 叫ぶヘイロー 焼けた空の下 楽しいことだけ考えてよう もう何もかも放って 解けないまま放って 飛び込んだトワイライト・ハイウェイ サイレンが追いついてしまうまで 止まらないままこうして 遠くまでまだ行こうぜ ムーディーなライトに乗せてRide on いつまでも不思議なままでいよう やりのこしたままのパズルのピース 振り向いた過去もうNever be the same ミラー越し伸びた摩天楼 すり抜け逃げろ 僕ら破天荒だろ? うるさいのが良いさクライアウトベイビー 強がるばかりドントクライなんてクレイジー 変われないままに 笑われたワナビー 変わらぬ歌に掲げろ "Say Cheese!" 座右の銘は "Everyday Going My Way" 黎明エスカトロジー #right(){ furigana(れいめいえすかとろじー) furigana()【登録タグ tags() 】} nicovideo(sm31395147) 作詞:[[黒猫零P]] 作曲:[[黒猫零P]] 編曲:[[黒猫零P]] 唄:鏡音レン **曲紹介 bold(){黎明と共に淡く咲いた空は綺麗に輝いていた。いつかの未来の様に。} -ギター:もってぃP -ピアノ:でふP -イラスト:山茶花歌唄 -Special Thanks:無名のFP & でーさんP & お米 **歌詞 ([[PIAPRO https //piapro.jp/t/qhj7]]より転載) 壅塞されたこの街の中 見え上げれば碧落とは笑えたもんだ 飛び交う叫喚と咽び泣く豎子の響 逃げ出すには充分だろう? 飛び立った一縷の羽に確かな自由を夢見たんだ ただ無限に広がる空の青碧だけを信じて… 雷鳴が鳴り響くその時 駆け出した。荷物と覚悟を手にして In the world which was dark and became damp. 今サヨナラを告げる。Eschatologyの前に… 砂嵐舞うこの大地は今 見上げれば灰色とは笑えたもんだ why does man kill each other? 交差する銃声に鉛の涙が落ちる 手に取った怒り翳し、確かな自由を描いたんだ いま奸佞邪智が渦巻く遥か彼方を目指して… 黎明が始まるその前に、駆け出した。荷物と覚悟を手にして In the world which was cold and became dry. 微かな奇跡信じて… LunaticWar 無意味な争いに 涙さえ枯れ果て暮れる悲しみに こんな非力で無力な僕に 何が出来るのだろうか…? 狂い出す羅針盤と、僅かなprobabilityに賭した もう後戻りはできない。覚悟は既に決めたんだ。 煉獄が燃え上がり崩れる 薄れゆく意識の中思い出した 『もう一度この空を二人で…』 あの日の誓いの為に 雷鳴が鳴り響くその時、 立ち上がる。荷物と覚悟を手にして In the depressed world 消えて無くなれ 夜に淡く燃えた空 eschatologyの前に… * 世界を滅ぼしたくなる夜に #right(){ furigana(せかいをほろぼしたくなるよるに) furigana()【登録タグ tags() 】} nicovideo(sm31390992) 作詞:[[ヒーリングP]] 作曲:[[ヒーリングP]] 編曲:[[ヒーリングP]] 唄:鏡音レン //**曲紹介 **歌詞 ([[作者ブログ http //rrrakr.blog50.fc2.com/blog-entry-337.html]]より転載) 今までありがとう 笑顔でさよなら 世界を滅ぼしたくなる夜に 何処かで誰かが泣いてる事実を 無かった事には出来ない 最後の最後に呟く言葉は 誰にも聴かれず 流れて消えた 隙間だらけの石畳 敷いた自分で躓いてる お早めにお召し上がれと 口に詰め込まれる善悪 いつの間にか敷かれるルール あっても使えない拒否権 立ち上がるための広さが足りない部屋で今日も歌う 覆う陰影 訳の分からないくらい遠い星の光より マンションの窓の光の方が心締め付ける もう抜け出せない蟻地獄で何を待つとしよう? 宛先不明の昨日がまた戻って来ないように 終わらせてやる 或いは意地でも生き抜くべきかな 未だに答えは決まらず続く まるで週刊誌の中吊り広告の見出しのような ぐちゃぐちゃしてる感情が 蝙蝠の群れの様に集る 身動きが取れないと言うが 本当は動く気が無いだけ 希望は安いアルコールだ 二日酔いのまま明日も行く 覆う陰影 春も夏も秋も冬も 誰も彼も 敵だ 敵だ 海も風も月も鳥も 何もかもが 敵だ 敵だ ヘッドフォンでも塞げないさ そんな言葉探す 脳に入り込み 食い散らかす言葉 欲しいのさ 一生懸命作り上げたものは意味がなくて 一矢報いるための最終手段さ この手で 終わらせてやる **コメント #comment() 似非和ろっく~鏡音レンの世直し番長~ #right(){ furigana(えせわろっくかがみねれんのよなおしばんちょう) furigana()【登録タグ tags() 】} nicovideo(sm31360651) 作詞:[[かずやな]] 作曲:[[かずやな]] 編曲:[[かずやな]] 唄:鏡音レン **曲紹介 bold(){面倒なことばっかりの世の中だけど、} bold(){夢と希望を持って生きていこうぜ!} -と、いう曲です。 br()政治的な意味合いは一切ございません。(動画概要欄より転載) -四弦:たけださとる **歌詞 ([[PIAPRO https //piapro.jp/t/Zbd3]]より転載) しょうもない世の中直しましょう 俺様気取りで行きましょう 何も変わらない毎日に 退屈ばかりを並べてさ 周り見渡せばぬくぬくと あいつも、こいつも、 そいつも、どいつも 仲良しごっこ 誰にも心を許さずに 独りで孤独を決め込んで 誰に頼まれた訳じゃなく 自分で背負った運命掲げて ドヤ顔番長 朧月夜に涙して 別れを告げたあの日から 届かぬ思いに手を伸ばし 見上げた空は… 泣けてくるほどに青かった 呆れるくらいの日本晴れ 浮世は辛いねうつけ者 俺様気分を上げましょう 円柱裂いては飛び出した 人生ぶら下げ傍観者 周り見渡せばこんなにも 知らぬが仏の絶景見渡し ドヤ顔番長 沈む夕日が赤く染め いつかの街並み懐かしく くだらぬ仕組みに縛られた 浮世を壊せ しょうもない世の中直しましょう 俺様気取りで行きましょう 今宵、盛大に打ち上げろ 浮世を照らせよ大花火 時には孤独を受け入れて 眠れぬ夜には涙して それでも掲げた志 己を信じて前を向け しょうもない世の中直しましょう 俺様気取りで行きましょう 見ろよ、夜明けが眩しいぜ 掲げた人生日本晴 **コメント #comment() 引用元 : http //www5.atwiki.jp/hmiku/rss10_new.xml 今日の人気のあるページ メルト 初音ミク 歌詞と楽譜、ギターコード (1) メランコリック 鏡音リン 歌詞と動画 (1) 上へ 合計: - 今日: - 昨日: - トップページの合計: - #ref_list 編集
https://w.atwiki.jp/forceofwill/pages/208.html
後悔の騎士 闇属性 [[リゾネイター:ナイトメア]] (闇)(闇)(1)/ATK 400/DEF 400 【常時】 このカードは墓地に置かれた時、[[[アディション:リゾネイター]]]として、対象のリゾネイター1体に設置する。設置後、下記の能力を発動する。 『【常時】設置されているリゾネイターはリカバリーフェイズにリカバーできない』 ヴァルハラの黎明で登場した闇属性 ナイトメアのリゾネイター。 エラッタによりどこからどのように墓地に送られても効果が発動するようになった。アディションを破壊する効果で破壊されてもまた設置できるので場にリゾネイターがいる限り何度でも使える。手札コストにすることでディスアドバンテージを軽減する使い方がいいだろう。 収録パック等 ヴァルハラの黎明 1-169 U エラッタ 適用日 2013年05月25日 修正前 【常時】このカードは戦闘で破壊された時、【アディション:リゾネイター】となり、このカードを破壊したリゾネイターにこのカードをアディションする。 このカードはアディション時に「【常時】アディションされているリゾネイターはリカバリーフェイズにリカバーできなくなる」となる Q A Q:『後悔の騎士』の常時能力はライフブレイクや、デッキ、手札から墓地に置かれた時も能力を発動しますか? A:はい、いずれの場合でも発動されます。『後悔の騎士』の常時能力はデッキ・場・ブレイクエリア・手札から墓地に置かれた場合、発動します。(13/06/08)
https://w.atwiki.jp/roting/pages/5.html
アーティスト名 1~9 A? B? C? D? E? F? G H? I? J K? L? M? N O? P? Q? R S? T? U? V? V? W? X
https://w.atwiki.jp/anifuwota/pages/16.html
レザマリでもつらくない