約 1,121,873 件
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/261.html
100 正義執行 ◆BEQBTq4Ltk 由比ヶ浜結衣を襲って来た男は無残にも死んだ。 誰が殺したかは明白であり、その場に居た由比ヶ浜結衣以外に有り得ない。 正当防衛と云う名の大義名分はあるが、人を殺したことに変わりはない。 その現実を認識した時、由比ヶ浜結衣の視界は全てが腐っているように見えてしまった。 元々由比ヶ浜結衣は殺しとは無関係な女子高生である。 広川が開いたバトル・ロワイアルに巻き込まれた哀れな参加者。 事の元凶は広川である。しかし浦上を殺したのは由比ヶ浜結衣だ。 警察が助けてくれるかもしれない。けれど、私は人を殺した。 殺しを行っても開放感に満ちることは無く、胸が苦しくなり、やがて錯乱する。 次に別の男が現れた時には完全に現実から逃げていた。 イヤダ、死にたくない。どうして、こんなことに……。 目に映る殺人者名簿がこれから自分を殺しに来る死神にしか見えなかった。 助けて。 比企谷八幡でも、雪ノ下雪乃でも、戸塚でもいい。 誰でもいいから、自分を救ってもらいたかった。 そして彼女は出会ってしまった。 正義を盲信するセリュー・ユビキタスに。 殺人者名簿に載っていた彼女に対し由比ヶ浜結衣は生きるために殺しに掛かる。 しかし結果は返り討ちに在ってしまい、己の生命を危険に晒すことになった。 殺し合いに巻きこれている時点で危険も安全も無いのだが、生憎そこまで頭が回る程冷静ではない。 死にたくない一心でセリューの質問に答えていた。 歯向かえば殺される、機嫌を損ねれば殺されてしまう、と。 錯乱状態でありながらも出来るだけ、ほんの少し出来るだけ頭を回転させる。 するとセリューの興味は殺人者名簿へと移ることになる。 事実を説明した結果、神が慈悲を与えてくれたのかその場で殺される結末を回避。 セリューは自分にある程度の共感を示すにまで至ったのだ。 由比ヶ浜結衣は引き金を引かずに、セリューと共に歩み道を選択した。 極限にまで磨り減った精神。どんな形でも支えになってくれる存在と離れたくない。 死を覚悟していた由比ヶ浜結衣に訪れたのは正義の味方だった。 しかしセリュー・ユビキタスの行き過ぎた正義理論に理解は示せなかった。 悪を許してはならないかもしれない。 けれど悪だからと云って全てを皆殺しにすることが許されていい筈がない。 悪と認識されたら自分も殺されてしまう。 無意識に由比ヶ浜結衣はセリュー・ユビキタスの顔色を伺うようになっていた。 こうして奇跡的に生命を保ち続けている由比ヶ浜結衣に重い現実が襲い掛かる。 比企谷八幡の死は彼女にとって一つの世界が終わるに等しい。 何が起きているか解らなかった。放送を理解したくないと思っていた。 聞こえる広川の声は比企谷八幡の死を知らせる悪魔の囁きで、受け入れたくない。 動揺から足を滑らせた由比ヶ浜結衣の意識は闇の中へと消え去った。 その時比企谷八幡の光もまた、闇の中へと消え去っていた。 目を覚まし島村卯月やロイ・マスタングと云った仲間が増えていた。 帰還したセリュー・ユビキタスは比企谷八幡の死に様を他者から聞き、報告してくれた。 どんな死に方をしたのか。 知りたくない、だけど彼を知りたい。矛盾が心の中で大きな渦を巻く。 セリュー・ユビキタスが語る比企谷八幡の勇姿。 それは由比ヶ浜結衣が知りたかった現実ではなかった。 盾にされた。 切捨てられた。 雪ノ下雪乃もその場に居た。 でも。 比企谷八幡は盾にされて、切捨てられて、死んだ。 何を言われているか解らなかった。 自分は人を殺した。ヒッキーは殺されていた。 何故。どうして。なんでこんなことに。言葉は幾らでも生まれる。 雪ノ下雪乃は何をしていたのか。 ナイトレイドがいたから、それが理由になるのか。 誰が真実を知っている――雪ノ下雪乃だ。 逢いたい。 比企谷八幡に。 彼の真実を知っている雪ノ下雪乃に。 逢って――心の中に溜まった泥をぶち撒けたい。 精神が更に追い込まれている由比ヶ浜結衣に対しセリューは任せろと言った。 外道を狩る、と。 その言葉が頼もしかった。信頼してはいけない悪魔の囁きが今は頼もしかった。 けれど、セリューは雪ノ下雪乃を殺すかもしれない含みを持たせていた。 悪に染まっているかどうかは目を借りるかもしれない。 つまり自分が雪ノ下雪乃を悪と告げればセリューは彼女を殺すこと。 これ以上大切な人が死んだら自分が自分を保てなくなってしまう。 雪ノ下雪乃は悪ではない。解り切っている。 だが脳内は最悪の結末しか導いてくれない。首を飛ばされる雪ノ下雪乃の姿が現れる。 行き過ぎた正義が、由比ヶ浜結衣には悪に見えて来ていた。 口から放たれる無数の言霊は小泉花陽に迫り、彼女の仲間であるμ'sを蜂の巣にしている。 少しでも考えればμ'sが殺し屋集団――セリューが定める悪ではないと解るのに。 南ことりとやらは確かにセリューへ殺意を向けたかもしれないが、小泉花陽は違うだろう。 己の正義だけを信じている狂人に対し、恐怖の面が増幅していく。 もしも矛先が自分に向いたら――死んでしまう。 どうすれば助かるのか、解らない。 正義を盲信するなど由比ヶ浜結衣には不可能だ。 セリューとは生きて来た世界が違う。優しい世界に殺意など必要ない。 彼女に対しどう接すればいいのか。 自分が死ななければいい。けれど、このまま一緒に居れば雪ノ下雪乃が殺されるかもしれない。 雪ノ下雪乃が殺されれば友達である自分も殺されるかもしれない。 闇が心を埋め尽くし、どうすればいいか解らないまま時間が過ぎていく。 そして後に現れたホムンクルスが彼女の方針を大きく揺らす声を出し――雪ノ下雪乃に会うために、生き残るために悲劇が生まれた。 【これからの物語】 疲労の果てに意識を手放したマスタングが回復するまでの間、仮拠点とする小屋を目指すセリュー達。 彼女を先頭に動いており、その数は五名である。 セリューに一番近いのは島村卯月である。極自然に傍をキープしている。 その後ろに由比ヶ浜が瞳を濁らし不安そうな表情を浮かべながら歩いてる。 後続にはウェイブが小泉花陽に気遣いながら歩いており、当然ではあるが女性の比率が多い。 一見総合戦闘力が著しく低いチームに見えるが、大方何かしらの力を所有しているのだ。 唯一の男性であるウェイブは帝都の軍人であり、彼の力は一種の完成形とも呼ばれている。 先頭を歩くセリューは生物帝具との連携で見た目からは想像出来ない破壊力と爆発力を秘めている。 一般人である由比ヶ浜は銃火器を所有しており、島村卯月は誰にも知られていないが帝具を所有している。 小泉花陽は戦闘能力を所有していないが、それが普通であり日常世界で異能を持っている人間の方が極端に少ない。 襲撃者が現れたとしてもある程度は対応出来るだろう。寧ろ返り討ちも視野に入る。 「小屋までもう少しですよ! さぁ!」 笑顔で振り向いたセリューは人差し指を天高く上げると激励の言葉を掛ける。 実際に歩いた距離と時間が比例しなく、遅い移動速度に彼女は発破を掛けたつもりだった。 しかし一行は元気に言葉を返す訳でもなく下を向いたり愛想笑いで流していた。 「私も頑張りたいんですがちょっと休憩しません?」 「俺も賛成だ。セリュー、少し休むぞ」 一刻も早く行動したいのはセリューだけであり、島村卯月とウェイブが休憩を提案した。 セリューはぐぬぬと声に出した後、数秒黙ってから承諾し一行は近場に腰を降ろした。 「気遣い出来ない私がいけませんね……」 「セリューさんが頑張っている証拠です。お茶どうぞ」 落ち込んでいるセリューに対し島村卯月はバッグからお茶を取り出し渡す。 仲の良い女性達を見ている光景はとても微笑ましいが状況が状況である。 殺し合いの中では非日常が理となり日常が浮いてしまう。彼女達は浮いている。 由比ヶ浜結衣と小泉花陽は目の前で仲良くお茶を飲んでいる二人に対し引いている。 何故彼女達はこうも平然としているのだろうか。或いは振る舞えるのだろうか。 由比ヶ浜結衣はセリュー・ユビキタスの恐ろしさを知っている。 島村卯月が彼女と仲良くしている光景が信じられない。 小泉花陽は愛する仲間をセリュー・ユビキタスに殺されている 島村卯月が彼女と仲良くしている光景が信じられない。 本来ならばセリューは正義を掲げ悪を断罪する言わば正義の味方とも捉えられる存在だ。 殺し合いの場でも戦闘・精神共に他の参加者を支える人物になれるだろう。 問題は尖り過ぎた正義感だ。彼女の中に存在する正義はこの世全ての悪を断罪する、つまり殺すこと。 定義は彼女が悪と認定した存在だ。誰かの知り合いだろうと悪は殺す。 爆弾に何て誰も触りたくない。 セリュー・ユビキタスに近づく島村卯月を由比ヶ浜結衣と小泉花陽は理解出来ない。 「ことりちゃんの荷物……」 小泉花陽はセリューから若干強引気味に譲り受けたバッグの中に腕を入れる。 このバッグは殺された南ことりが持っていた形見のような物。自分が持たなければと思っていた。 絶対にセリューには持たせたくない。これ以上私達の思い出を汚さないでほしい。小泉花陽の心が叫んでいる。 セリュー・ユビキタスの存在を許せない――いや、彼女は本当に同じ人間なのか。 人殺しの気持ちなど理解出来ないし、その人殺しが正義を掲げているなど有り得るのだろうか。 解らない、けれど殺し合いの中で彼女達に立ち止まっている暇など無いのだ。生きたいならば生きてみせるしかない。 力を貸して欲しい。そんな気持ちで南ことりのバッグから出て来たのはヘルメットだった。 少々機械的な部分はあるが変哲もない普通のヘルメットである。 小泉花陽はヘルメットの上部に付属していた紙を取ると書かれている文章に目を通す。 『サイマティックスキャン妨害ヘルメット』 名前から察するにサイマティックスキャンを妨害するヘルメットなのだろう。正直な感想である。 『自分が滞在しているエリア内の人の中で一番良好なサイコパスを自分のサイコパスとして監視システムに送ることが出来る』 説明を読んでも理解が出来ない。だが、このヘルメットは南ことりに支給された物だ。 彼女が使用したかどうかは不明だが、彼女の温もりを感じれる支給品はこのヘルメットだけである。 きっと南ことりが残してくれたヘルメットが自分を助けてくれる――小泉花陽はバッグに支給品を戻した。 「由比ヶ浜、顔色が悪いけど大丈夫か?」 「へ? あ、あぁ……えへへ」 一人輪の中から外れて座っていた由比ヶ浜結衣にウェイブは声を掛ける。 急な声掛けに可愛い声を上げた彼女の隣に座り、適当に草を毟る。 手放した草は風に乗ってどこまでも、どこまでも運ばれて流されていく。 「あのな、セリューは熱くなるとテンション上がって周りが少し見えなくなる奴なんだ」 セリューの仲間であるウェイブは彼女の言葉を疑わない。 しかしその言い分が万人に受け入れられないのも理解しているのだ。 殺伐な世界で生き抜いて来た彼らだからこそ理解出来る生と死が隣り合わせの緊張感。 由比ヶ浜結衣は彼らと同じように帝都で生きて来たのか、それは違う。 何の罪も無い、戦う必要も無い由比ヶ浜結衣にとって殺し合いの現実は非情である。 既に聞いている通り彼女の知り合いである比企谷八幡は放送で名前を呼ばれ死んでいる。 ウェイブはその傷を癒せるとは思わないが少しでもフォローしようと思い由比ヶ浜結衣に声を掛けた。 「少し……ですか。ウェイブさんとセリューさんは前からの知り合いだから……」 「それも解ってるつもりだよ。さっきは済まなかった、盾とかアイツが変なこと言っちまって」 彼は頭を下げる。 セリューはサリアと名乗った女性から聞いた比企谷八幡のことを話した。 内容は知人にとって聞かせたくない結末。それでもセリューは悪気無く、笑顔で言葉をガトリングのように連打した。 放たれた無数の弾丸は由比ヶ浜結衣の心を容赦なく穴開きにし、彼女の心は風すら通り抜ける程に空っぽ。 話題が小泉花陽を始めとするスクールアイドルに流れていなければ由比ヶ浜結衣は壊れていたかもしれない。 ウェイブは自分の言葉が少しでもセリューに対する印象が変わればいいと思っていた。 嘘も狡賢さも無い、仲間を大切にしている絆が存在する故に出て来た言葉だ。しかし。 「セリューさんには従っていますけど正直……いや、なんでもないです。 ――よっし! そろそろ行きません? セリューさん、私は大丈夫です」 「おい……」 会話を無理矢理終わらせるように元気を装って由比ヶ浜結衣は立ち上がった。 行動の理由は唯一つ、セリューの話をしたくないからである。 笑顔で立ち上がった由比ヶ浜結衣を見てセリューと島村卯月は同じタイミングで彼女らも笑顔になる。 三人の可愛らしい女性が笑顔だ、端から見れば何と微笑ましい光景だろうか。 由比ヶ浜結衣は心に闇を仕舞い込み、自分の生命を助けるためにセリューに同行している。 島村卯月は現実を受け入れながらも目を背き、矛盾から逃げるようにセリューに依存している。 セリュー・ユビキタスの笑顔には悪を根絶やしにする野望と夢が詰まっており、その性質は狂人である。 毒と闇と泥。暗いモノを背負い込む彼女達の笑顔、何時まで続くのだろうか。 「解りました! ガハマちゃんの言葉通り歩き出しましょう!」 右手を高く上げて太陽を指さすセリュー。その笑顔はお天道様にも負けない程に輝いていた。 ☆ イェーガーズ本部に辿り着いた狡噛慎也を待っていたのは静寂。 足跡こそ有るものの、人の気配が全く無く時既に遅しの言葉が適当な状況であった。 ――穂乃果から聞いていた連中は動き始めていたか。 一通り中を見回った狡噛慎也は西の方へ続いている足跡を見つめていた。 中で感じたことと言えば特段何もなく、血痕があったぐらいだ。話しに聞くセリュー・ユビキタスとやらに違いない。 小泉花陽、ウェイブ、ロイ・マスタング。穂乃果と黒子から聞いた三人の姿も無かった。 彼らはセリュー・ユビキタスと一緒に行動していると考えて間違いないだろう。 ――書き置きには図書館へ向かうと書いてあったが……違うな。 誰もいないイェーガーズ本部の中にあった書き置きは高坂穂乃果達に向けられていた。 誰が書いたかは不明だがセリュー・ユビキタスでないことだけは理解出来る。 高坂穂乃果達と出会って一番困るのは彼女だ、わざわざ自分の行き先を知らせる訳がない。 最も殺したいと思っている可能性が濃厚のため、彼女の可能性も否定出来ないが。 それに書き置きに従う必要はない。 本部入り口に戻ってきた狡噛慎也は足跡を見つめる。 図書館へ――向かっていない。 ――足跡の数からして五人か。 穂乃果達から聞いていた数と異なるが然程問題はない。 寧ろ建物の中に他の人物が居る可能性の方が高く、自然な結果である。 ――大きさ的に少年少女が多いな。 ――しかし成人男性サイズが一人分しかない。ウェイブとマスタング、どちらかが別のルートを通ったか? 足跡の大きさからセリュー一行を推測する狡噛慎也であるが、成人男性が一人しか確認出来ない。 小柄な人物ならば納得は出来るが、穂乃果達から説明は受けていない。 不自然と考えるべきか、或いは何かしらの理由で背負われて行動しているか。 戦闘で負った傷によって行動出来ない仲間を背負い歩く。 そう考えれば可怪しいことは存在しない。もしくは既に消されているか。 ――無い、な。どちらかが殺されていれば生き残っている方が抵抗する筈だ。 聞けば軍人であると言う。 仲間を見捨てて逃げる程愚かな男達ではないと信じたいのが本音だ。 ならば生きている線に賭け、足跡を辿るしか無い。 「晒し首を考えるような女だ。ロクな奴じゃないのは解っている」 無意識にタバコを取り出そうとした狡噛慎也は火を点けることなく、一度溜息を憑いてから歩き出した。 ☆ 小屋に辿り着いたセリュー一行は先頭である彼女を残して外で待機している。 セリュー曰く、片付けがあるから待っていてくれ。 言葉通りに従う彼女達はウェイブが見張りを担当し女性三人が休憩している。 剣を握り剣先は下ろしている。 人影或いは奇襲があっても対応出来るように警戒度は限界にまで高めていた。 「その服装――お前」 「軍服に反応か。見覚えがあって私を知らないとなると君はマスタング君と出会ったのかね?」 現れた眼帯の男。見た目は初老でマスタングと同じ青い軍服を纏っている。 ウェイブはマスタングから眼帯の男の話を聞いており、下ろしていた剣を持ち上げ臨戦体勢に移行。 どうしてホムンクルスばかりと遭遇するかは不明だが泣き言も言っていられないだろう。 彼と同じくマスタングから眼帯の男を聞いていた小泉花陽の表情が一瞬で緊張に包まれていた。 聞いた話が本当ならエンヴィーやキンブリーと同じように最も出会いたくない存在の一人であろう。 眼帯の男を知らない由比ヶ浜結衣と島村卯月。最初は状況を飲み込めなかったが流石に理解出来る。 ウェイブが言葉を多く語らずに臨戦態勢に移行したのだ、つまり目の前の男は敵であると。 由比ヶ浜結衣は眼帯の男から遠ざかり、島村卯月は自然とセリューが居る小屋へ近付いていた。 そして思い出すは殺人名簿。 「マスタングから話は聞いているぜ――ホムンクルス」 構えた剣が力みによって少し揺らぐ。 目の前のホムンクルスは隙一つ見せずに立っている。 武器も構えていないのに気を抜いていると吸い込まれそうな程に威圧感を放っている。 ウェイブの唾を飲む音が明るい草地に響いた。 「なら話は早い。マスタング君は何処かね、白井黒子君と高坂穂乃果君から聞いた話だと随分と傷を負っているようだが」 「テメェ、あの二人に何をしたッ!?」 「何もしとらんよ若造」 ホムンクルスの口から語られた彼女達の名前にウェイブの脳内には絶望の可能性が生まれる。 本能のままに叫ぶがホムンクルスは何もしていないと告げる。確証も無いままに。 「信じられっかよテメェといいエンヴィーといい人を化かす野郎のことなんざ」 「彼女達にも言ったが私も巻き込まれている立場何でね。出来れば争い事は避けたいんだよ。 闇雲に参加者を減らしても帰れる保証など無いのでね……さて、彼女達は私を信じてくれたが君はどうかね」 「穂乃果達がお前を信じた証拠があるのか? あってもエンヴィーと同類の奴を信じる気にはならないな」 「君の言う通りだ。私には証明出来るモノが無い。白井君と高坂君の名前を知っているのも。 君達とマスタング君が知り合いだと知っているのも。此処に君達が居ることを知っているのも――聞き出してから殺している可能性もある」 ホムンクルスの言葉が終わると同時にウェイブは走り出していた。 剣を掲げ一瞬で距離を詰めると眼帯側に刃を寄せ瞳を斬り捨てるように横に一閃。 しかし刃がホムンクルスに届くことはなく、響く金属音が肉を切れていない証明となる。 バッグから剣を縦に取り出したホムンクルス――ブラッドレイはウェイブの一撃を防いだ。 両腕で振るった攻撃に対し、予備動作無しで片手で受け止める。 力の差を見せ付けるつもりであったが、流石に咄嗟の行動では脆く、若干ではあるが靴底が大地を削る。 「行動の速さと踏み込み、太刀筋。素晴らしい力を持っているが惜しいな」 (このジジィっ、今のを防ぐのかよ――ッ) 「お前達は此処から逃げろ――っおぁ!?」 女性三人に対し叫ぶウェイブであったが彼の体勢が大きく崩れてしまう。 ブラッドレイが力を緩めるとウェイブの力は明後日の方向へ大きく逸れてしまい、数歩進んでしまった。 その足をブラッドレイに払われ、ウェイブは大地に倒れ込むこととなってしまう。辛うじて剣を手放してはいないが。 「少し話でもしようじゃないか」 「――ィ」 ブラッドレイはウェイブの顔近くに剣を振り下ろし彼に恐怖を刻み込む。 一度殺されるビジョンを持たされてしまえば、即座の行動に対し大きな抑制力へと変化する。 ウェイブの動きさえ止めてしまえば後は弱者だけだ、恐れる必要など無い――無論ブラッドレイは油断しないが。 「私はキング・ブラッドレイ。君達の名前を一人ずつ答えてもらおうか」 「……ゆ、由比ヶ浜結衣です」 「ぁ……小泉……花陽です」 「俺はウェイブだ……ちくしょう」 「島村卯月です」 「――ふむ」 島村卯月の名前を聞いた瞬間にブラッドレイの眉が少しの動きを見せた。 女性の中で一人だけ声を詰まらせること無く言い終えた精神力には感心する。 戦争とは関係ない彼女の境遇を考えれば大したものだ。 島村卯月、やはり彼女も盟友なだけはある。 「渋谷凛君と本田未央君の知り合いで間違いないかね?」 「未央ちゃんとり……凛ちゃんを知っているんですか!?」 ブラッドレイの口から出て来た大切な名前に反応した島村卯月は危険を省みず彼に近付いた。 一歩一歩に重さはなく、彼女達を思う気持ち一つで島村卯月は危険人物に近付いている。 最も渋谷凛と本田未央の名前を聞いてから彼女の脳内に危険信号は発生していない。 現段階においてキング・ブラッドレイは危険人物ではなく、大切な人達を知っているおじさんの認識である。 島村卯月の顔に闇は浮かんでいなく、心の何処かで渋谷凛が生きていることを夢見ていた。 「本田未央君から聞いている。同じ……アイドルグループの仲間とな。 そして渋谷凛君のことだが……残念であった。彼女は強い女性だったんだがね」 「二人は何処に居るんですか!? 教えてください!!」 「……君は」 迷い一つ無い瞳で島村卯月は二人の居場所をブラッドレイに尋ねている。 その姿は必死さに溢れていて、渋谷凛の居場所すら尋ねているのだ。ブラッドレイは考える。 彼女は死体の場所を尋ねているのか、それとも渋谷凛の死を受け入れていないのか。 前者ならば簡単だ。自分が手を下したのだから場所は解っている。 後者の場合ならば最善の注意を伴って彼女のフォローに回るべきだが、その必要は無い。 状況の展開によっては此処で島村卯月を殺す可能性があるのだから。 「辛いようだが渋谷凛君を殺したのはおそろくエンブリヲだろう。 私が駆けつけた時には既に遅くてな……逃してしまった。仇を取ってやれなくて済まな――?」 「エンブリヲさんのことはセリューさんが味方だって言ってましたよ、嘘憑かないでもらえますか?」 瞳は濁っていない。 全てが泥のような穢れで構成されている真っ黒で、一種の芸術性さえ感じられるような黒。 瞳は濁っていない――純粋な程に穢れで染まっているから。 島村卯月の最重要決定権はセリュー・ユビキタスに依存している。 セリューが正義を第一に考え行動しているように、島村卯月はセリューの判断を第一に行動している。 セリューが悪と言えば悪であり、正義と言えば正義である。 唯一小泉花陽に対するスクールアイドルへの批評や暴言は同じアイドルの仲間として認めていない節がある。 しかしそれ以外の要素は全てセリューに依存していた。 現にブラッドレイの発言によるエンブリヲが悪の証明はセリューが味方と言っているため、偽りの戯言と捉えていた。 「……セリューとやらに随分と肩入れしているようだね。 白井君達から聞いた話だと人格に問題がある危険人物だと思っていたが」 「島村はこの会場で一番最初に会ったのがセリューだ。なぁブラッドレイ、あんたもあいつの仲間に会ったならわかんだろ? 巻き込んじゃいけねえ人達がどれだけ恐怖に怯えているか、どれだけ不安になっているか。 ……確かにセリューはちょっと突っ走ることもあるけど平和を目指す気持ちと正義を信じる心は本物なんだ」 「それらしいことを言っているつもりだがね、ウェイブ君。 君とセリューとやらは仲間らしいが他の皆は違うだろう。信頼感が違う。 白井君達を殺しに掛かったらしいではないか、それでも君達は彼女を信頼するのかね」 ブラッドレイの言葉を聞いていた四人に電流が駆け抜けた。 彼が告げたセリュー・ユビキタスは白井黒子達を殺しに掛かった証言。 彼女達がセリューから聞いたのは真逆の状況であり、彼女は白井黒子達に襲われたと聞いていた。 食い違う情報。しかし発言者はホムンクルスでありその危険性はマスタングから聞いている。 信じるわけにはいかない――けれどセリューを完全に信じ切っているのは島村卯月しかいない 一番最初に反応を示したのは小泉花陽だ、考えるよりも先に発言していた。「やっぱり」と。 南ことりを殺害したセリュー・ユビキタスを小泉花陽は信用し切れていない。 無論キング・ブラッドレイも信用していないが、高坂穂乃果達が殺しを行う情報何て最初から受け入れることなど不可能であった。 あの二人がセリューを殺そうとするなど可怪しいと報告を受けた時に思っていた。 穂乃果は自分の大切な仲間だ。その仲間が人殺しに加担するなど有り得ない。 黒子は自分がこの会場で初めて会った人だ。年下ながら頼れる存在であり、小泉花陽を支えていた人物でもある。 氷を操る鳥に襲われた時も彼女は助けてくれた。何よりも殺しに加担するような人間何て有り得ない。 二番目に反応したのは由比ヶ浜結衣である。 その言葉一つが全てを物語っており、彼女の方針が大きく傾いた。 比企谷八幡の死から続く闇の渦は此処に真髄を見せ、悲劇の幕を開けることになる。 「あの人、やっぱ信用出来ないよ……」 三番目に反応したのは島村卯月だ。 彼女の中でセリュー・ユビキタスという存在は絶対である。 いつの間にか島村卯月の心を支配していた――恐らく南ことりが殺された時から。 あの時目撃してしまった光景が脳内に焼き付いている。忘れたくても忘れられない。 自分の首を触り目を泳がせながら、彼女の呼吸は乱れていく。 セリュー・ユビキタスが嘘を憑いていない、など絶対に言い切れることはない。 寧ろ聞いていた状況で白井黒子と高坂穂乃果が襲ってくる方が可怪しいのも理解している。 セリューの人格が破綻しているのも解っているつもりだ、けれど絶対である。 彼女は絶対だ、彼女に逆らえれば自分も殺されてしまう。首。彼女に従っていれば殺されることはない。 けれど、自分が所有していた名簿――渋谷凛の名前を潰され時、心から泥が溢れそうになっていた。 そして今も。 「セリューさんが嘘を……? でも、凛ちゃんと未央ちゃんを知っている人が嘘を憑いているのも信じられない……あれ? 私、何か可怪しいことでも言っているので、しょ、う、か……ううん、セリューさんが嘘を憑く筈がありません」 次に反応していたのがウェイブ――最初に反応していたのは彼かもしれない。 ゆっくりと立ち上がり、ブラッドレイの間合いから離れ彼の行動を監視する。 セリューの報告があった時、マスタング恒例のエンヴィー発言があったために流れてしまった。 言えばよかった、マスタングにお前はエンヴィーに囚われ過ぎだ、と。 因縁や恨みが在るのは解るが、何でもかんでもエンヴィーに疑いを掛けた所で何も進まない。 現に高坂穂乃果を敵視した時も、島村卯月達を敵視した時も。有り得ない、そう言いたかった。 気絶している彼を責めても仕方がない。今はブラッドレイに悟られないことを祈るばかりである。 エンヴィーが高坂穂乃果に変化したとして、何故白井黒子が協力するのか。 考えなくてもセリューの報告は崩壊しており、エンヴィーの件で流されていなければ恐らくイェーガーズ本部は血で染められていた。 「島村……可笑しくねぇ。お前は何一つ可笑しくないんだ……悪いのは、悪いのは……!」 セリュー・ユビキタスではない。彼女を放置していた元の仲間と汚れた世界だ。 誰が責任を取るのか。 同僚が為出かした取り返しの付かない事態にウェイブは拳を握り震えていた。 「さて、君達に教えて貰いたいのはマスタング君の居場所とセリュー・ユビキタスの居場所だ。 マスタング君から聞いているとは思うが別に私は無差別に殺し回っている訳ではない。 脱出を第一に考えているのでね。図書館にはその手掛かりとなる人物が居るのでな。彼と合流する前にマスタング君を借りたい。 ついでだが、本田未央君も図書館に居る。白井君達は音ノ木坂学院にでも行っていると思うが確証はない」 ブラッドレイが語った言葉には彼女達が求める情報があった。 島村卯月は本田未央に逢いたい。嘘や偽りの無い事実である。 小泉花陽は高坂穂乃果と合流したい――もう離れたくないから。 「一方的に話して申し訳ないがマスタング君とセリュー君の居場所を教えてもらえるかね」 「……………………」 誰もブラッドレイの言葉に答えない。 この中で一番行動するべき人間はウェイブであり、彼も自覚している。女性に押し付ける訳がない。 マスタングの居場所を教えても、ブラッドレイとは敵対関係だ。そして彼はエンヴィーの仲間。 教えた所で良い結末が訪れることは想像出来ず、マスタングが殺される未来が見える。 剣を構え、再び臨戦態勢に移行する。 セリューの居場所を教えても十中八九殺されるだろう。 仲間を売るような真似など誰がするものか、なら自分が此処で相手をして――。 「セリュー・ユビキタスなら彼処の小屋に居ます! お願いです、助けてください!!」 その言葉を聞いたブラッドレイの眉が動き、彼は黙って彼女が指を指した小屋へ歩き出す。 剣を軽く回した後に空を斬り、自分の状態を確認しながら着実に小屋へ向かっている。 渋谷凛を殺した所で、セリューに自分の悪評をばら撒かれては意味が無い。 何故殺したのか、敬意を示した渋谷凛に見せる顔が無い――のは二の次三の次であり、自分が動きやすい環境を創る必要がある。 無論渋谷凛に対しての思いは偽りではない。 殺人名簿が本物ならば自分やセリムのことが記載されているのは間違いないだろう。 タスクや本田未央と友好を築いた所で殺人名簿が露見されてしまっては信頼など簡単に崩れ落ちる。 ロイ・マスタングのことも記載されている筈だが軍人等何かしら理由を説明したのだろう。 でなかれば話で聞いているセリューとやらが殺している筈だ、つまりブラッドレイにも弁解する余地があった。過去形だ。 マスタングから自分のこと――ホムンクルスの情報が渡っていれば全てに意味が無くなる。 ウェイブの反応からして既に素性が明らかにされてしまったようだ。エンヴィーとも交戦していれば確実に黒判定であろう。 「礼を言うよ由比ヶ浜君。タスク君達と協力して首輪を外せることが出来たら君のも外してあげよう」 「タスク……やっぱりセリューの言っていることは全部デタラメ……ならヒッキーも――」 エンブリヲが正義でタスクが悪。セリューの証言である。 タスクが正義でエンブリヲが悪。ブラッドレイの証言である。 白井黒子と高坂穂乃果はセリューを殺しに掛かった。セリューの証言である。 セリューに白井黒子と高坂穂乃果は殺され掛けた。ブラッドレイの証言である。 比企谷八幡は盾にされて死んだ――セリューの妄言である。 ブラッドレイの発言から由比ヶ浜結衣のセリューに対する姿勢は完全に変わった。 いや、元々一貫していたが、恐怖故に隠していた思いが全面に飛び出すのだ。 セリュー・ユビキタスこそが悪である、と。 最悪だ、とウェイブは走り出しながら考えていた。 今まで黙っていたことが、目を背けていたことが此処に来て最悪の形で爆発してしまった。 元々セリューの行き過ぎた正義には注意をしなければと思っていた。 けれどそれは帝都の、世界の、民のためであり、仕方のない正義だと思い込んで自分に言い聞かせていた。 それがどうした、殺し合いに巻き込まれてからセリューが殺したのは小泉花陽の友人であり、守るべき存在ではないか。 自分はクロメ、天城雪子、名前も知らないけれど仲間だった犬。 助けたくても助けれない参加者が居た。自分の弱さが原因で救えなかった参加者が。 救える生命は全て救う――イェーガーズの仲間も同じ志を持っていると思っていた。 それは間違っていないと思う。 だがセリューが正しいかどうかを聞かれると黙ってしまう。 「やらせるかよォ!!」 縦に振り下ろした剣は振り返ったブラッドレイの剣によって防がれる。 更に一撃を加え体勢を崩そうとするが、ブラッドレイは顔色一つ変えずに防いでいた。 『セリューが間違っていようと仲間を見捨てるつもりはない』 仲間が殺されるのを黙って見ていられる程ウェイブは大人ではない。 溢れ出る怒りを剣先に乘せ、何度もブラッドレイの剣に叩き付けていた。 「戦う相手を間違えているんではないかね……まぁいい」 ウェイブが剣を振り上げた瞬間、ブラッドレイは空いている左腕でウェイブの顔面を掴み込む。 外から加えられる力によって歪む顔面だが、その力からは直ぐに開放された。 「――ガッ」 力だけでブラッドレイはウェイブの身体を宙に上げると、そのまま大地へ叩き付ける。 脳天から大地に叩き付けられたウェイブの口から血が飛び出し、草地を赤で染め上げた。 ブラッドレイは斬り付けようとしたが、自分の得物を優先するためにその場を後にし、再び小屋を目指す。 彼が歩き出したと同時に小泉花陽はウェイブの傍に駆け寄り、バッグから水を取り出した。 大丈夫ですかと声を掛けるも、目元を抑えて「ちくしょう」と小さく呟くだけだった。 「さっきからの物音は一体――!!」 「私はキング・ブラッドレイ。君をこれから殺す者だが何か言い残すことはあるかね」 小屋から出て来たセリューは得物を見付けた獣のように走り出す。 その表情は狂っているまでに黒い笑顔、悪を殺せる喜びに満ち溢れていた。 「殺人名簿にも載っていた男キング・ブラッドレイ! 私を襲うということは貴様は悪! 悪だ! 死ね!!」 日本刀を取り出しブラッドレイを斬り付けようとするセリューだがその一撃は防がれる。 構いなしに力で押し切ろうとするも、均衡を崩すことは出来ず、逆に押し返されてしまう。 後ろへ数歩蹌踉めいてしまい、その隙を狙ってブラッドレイが踏み込んでくる。 彼が繰り出す突きの下に刃を潜らせ、上に振り上げることで剣先を上空へ誘導し回避する。 ブラッドレイは瞬時に剣を引き戻し再度突きを繰り出すも、セリューは上から叩き付けるように防いだ。 「話は聞いているぞキング・ブラッドレイ、いやホムンクルス! マスタングはエンヴィーと天城雪子を間違えて殺したが私にそんな期待をするな、直ぐに殺してやる!」 「彼はそんなことをしているのか」 「馬鹿の一つ覚えのように会う人間全員に貴様はエンヴィーかエンヴィーか……そうやって人を殺しているんだ!」 「全く……本当に私の知っているマスタング君かね?」 剣を日本刀で上から押さえ付けていたセリューは踏み込み、ブラッドレイに頭突きをかます。 しかし躱されてしまい、彼に背を向ける形になったため、急いで振り返るが遅い。 「なっ」 下から上げられたブラッドレイの一閃に日本刀は遠くに飛ばされてしまう。 無防備になったセリューに対し彼は喉元を斬り裂こうとするが、これも遅い。 上空から降りてくる物体を避けるために大きく後退し、発生する砂煙から目を守るために腕を盾にする。 砂煙が晴れると其処にはグラトニーのような異形の怪物が降臨していた。 「ガアアアアアアアアアアアアアアアア」 「近くで喚くでない、狗め」 生物兵器であるコロが犬には似合わない肉と力を身に付けた姿でセリューを守るために小屋から飛び出して来た。 吠えるコロにブラッドレイは愚痴を零す。これで二対一だ。 ウェイブが真っ直ぐに走れるまでもう少し時間が掛かるだろう。 力量から察してウェイブは中々の腕を持っているが所詮はそれまで。 セリューも剣の腕は高くなく、この戦闘での懸念事項と言えば目の前に居るホムンクルスのような怪物だけである。 先に片付けるべきは怪物だ。走り出そうとするブラッドレイだが戦闘を中断するように声が聞こえてくる。 「やめてください、由比ヶ浜ちゃん!」 「離してよ……離してよったまむん!!」 戦闘が行わている地点から少し右に逸れている大地。 其処にはショットガンを構える由比ヶ浜結衣とそれを防ぐ島村卯月の姿があった。 島村卯月は両腕で銃身を掴み、対象となっているセリューに弾丸が飛ばないように力を振り絞って銃口を下へ逸らしていた。 「なんでセリューさんを撃とうとしているんですか!?」 「なんでって……あの人生かしといちゃまた被害者が出ちゃうよ……人が死んじゃう。 ヒッキーや首だけの……南ことりのように死んじゃう人が……もうやだよぅ……。 なのに自分は大切だからって穂乃果ちゃん達に襲われたって嘘を憑いていたんだよ、そんなこと有り得ないのに……ねぇ!」 溜め込んでいた泥が溢れ出し島村卯月に浴びせるように言葉を吐き出す由比ヶ浜結衣。 出会いも最悪だったセリューを信じるなど無理であった。恐怖で支配されている状態を信頼とは言えない。 同じ立場である島村卯月が仲間だと思っていたが違う。彼女は本気でセリューを信頼している節があった。 疑念は更に積もる。 比企谷八幡のことを自分の目の前で盾にされただの捨てられただの言いたい放題であった。 許せなかった。警察がどうしてそんなことを言えるのか。許せなかった。 ブラッドレイの言葉から泥はもう許容範囲以上に溜まり込んでしまった。 元々高坂穂乃果達を知らない由比ヶ浜結衣であるが、セリューから報告を受けた時に疑問が生まれていた。 一緒に行動していたマスタング達が有り得ないと言っていたのだ。どちらも会って間もないが信用は後者に傾いていた。 心の何処かでセリューを信じたくなかったのだろう。 「たまむんはさ……もう、壊れちゃったんだね――って私も、だから一緒だね」 「由比ヶ浜ちゃ――きゃっ!?」 緩んだ笑顔を一瞬だけ覗かせて。 由比ヶ浜結衣は島村卯月を飛ばし、尻もちを着かせた後で、ショットガンを一人、構えた。 由比ヶ浜結衣と島村卯月のやりとりを見ていたセリューの全身から汗が噴き出るような感覚に襲われる。 (高坂穂乃果達とのやり取りを誰かに――そんなの一人しかいない) 無論高坂穂乃果に襲われたことは偽りではない。 しかし説明の時には大分自分を美化していた自覚がセリューにはある。 元々高坂穂乃果達と行動していたウェイブとマスタング、小泉花陽には悟られなくなかったが遅かったようだ。 「ウェイブさんを攻撃したのはお前で間違いないな。そして妙なことを吹き込んだのも」 「はて、妙なこととは何のことかな。私の目では白井黒子君達が殺しに加担するような人間には見えなかったがね。 そして私も詳しくは知らないがエンブリヲは君の価値観で定める悪に該当するがまぁ……気にしないだろう」 ブラッドレイは自分が逃した白井黒子達と接触したらしい。 マスタング達への説明時にはエンヴィーの線も含んでいたが、彼らは自分を黒と見るだろう。 唯一幸いなのはマスタングがバッグから出ていないことだ。 話を聞く限りブラッドレイとマスタングは敵対しているらしく、まだ自分側に引き込めるかもしれない。 などと考えているが、セリューの思考はこの後、一時途絶えてしまう。 ☆ 島村卯月を押し飛ばした由比ヶ浜結衣はショットガンの狙いをセリューに定める。 ブラッドレイと戦闘を行っているが、会話に伴い動きを止めている今が好機。 震える指に無理矢理力を注ぎ込んでじっくりとトリガーを引く。 「だめ……だめぇ!!」 身体を起こした島村卯月はショットガンの銃身に多い被り強制的にセリューから狙いを逸らす。 対する由比ヶ浜結衣も無理矢理ショットガンを持ち上げ、再度構えるが今度は身体に島村卯月が纏わり付く。 「どうしてそんなにセリューを庇うの!? 庇って何があるの!?」 「セリューさんは私を助けてくれました……セリューさんは私を守ってくれたんです」 「目を……覚ましてよたまむん……っ」 「私はもう……セリューさんがいないと……凛ちゃんみたいに……りん…………ぁぁ」 話している内に由比ヶ浜結衣は島村卯月がセリューに依存していることを確信した。 確かに彼女に守ってもらえば生存率は上がるかもしれないが問題はそのセリューにある。 人格や行動、価値観に大きな問題があり、現に争いの火種になっている。 目を覚ませ。強い言葉を投げ付けたいが涙を流す島村卯月を見ると言葉が詰まってしまう。 開放してあげなきゃ、セリュー・ユビキタスから。 比企谷八幡をネタとして扱ったセリュー・ユビキタスを。 そして何よりも自分のために由比ヶ浜結衣はトリガーを今度こそ引いた。 「凛ちゃんみたいに死んじゃうのは嫌だ……嫌あああああああああ…… ………………あれ、私、撃た、れ……………………」 起き上がったウェイブは言うことを聞かない身体を無理矢理走らせた。 小泉花陽は現実から逃げるように顔を伏せた。 キング・ブラッドレイは目を見開いていた。 由比ヶ浜結衣はショットガンを手放し膝から崩れ落ちていた。 セリュー・ユビキタスはコロに腕を喰わせて鉄球を発動していた。 島村卯月はセリュー・ユビキタスを庇ってショットガンの餌食となってしまった。 「ああああああああああああああああああああああああ」 怒りによって表情を歪めたセリューが咆哮と共に大地を駆ける。 これから起こるであろう最悪の事態を防ぐためにウェイブも走るが速さが足りていない。 ブラッドレイとの戦闘によって本調子ではない。今の彼じゃ間に合わない。 由比ヶ浜結衣は自分が犯した罪から逃げるように意識を手放している。 迫るセリューの姿は見えているが、逃げることもせずに、黙って薄ら笑いを浮かべていた。 「ウヅキちゃんをよくもよくもよくもよくもよくもよくもぉおあああああああああああああああああああああ!!」 豪快に振り回された鉄球は遠心力を味方に付け飴細工のように由比ヶ浜結衣の頭部を粉砕した。 飛び散る鮮血と跡形も無く吹き飛んだ頭部から彼女が絶命したのは覆しようのない事実である。 その光景を見ていた小泉花陽は現実か夢か解らなくなっていた。 人が死んだ。しかしこんな呆気無く、簡単に人の生命は終わるものなのか。 苦しんで死んでしまった天城雪子とは異なり、一瞬で死んでしまった由比ヶ浜結衣。 考える内に頭が混乱し、溢れ出る嘔吐感を抑え切れず、彼女は下を向いたまま体内から嘔吐物を吐き出した。 「ウヅキちゃん! ウヅキちゃん!!」 頭部が失くなった由比ヶ浜結衣の身体を蹴り飛ばしたセリューは倒れている島村卯月の身体を持ち上げる。 無慈悲に飛んで行く由比ヶ浜結衣の死体から溢れる鮮血が血の雨となってセリューを包み込む。 島村卯月の身体を何度も揺らすが、反応は一切ない。 何故彼女が死なないといけないのか。どうして死ぬべき人間が死なないのか。 オーガもスタイリッシュも。大切な人達が死んで、悪が蔓延る世界は反吐が出る。受け入れられない。 悪が蔓延るなら。自分が断罪するしかない。 「ウヅキちゃん……後で埋葬してあげるから少しだけ待っててね」 瞳から溢れ頬を伝う雫を指で拭き上げると、セリューの顔は正義の味方へと変貌する。 牙無き人を守り、明日に恐怖を夢見る民を救う正義の味方。 世界を汚す悪と戦う正義の味方。 例え血が飛び散っても行く末は誰もが笑顔で暮らせる世界を目指して、正義の味方が悪を殺す。 己に無理矢理付加値を与え、正義を執行するための建前を創り上げる。 「悲しみのところに申し訳ないが、君も島村卯月君の後を追ってもらう」 島村卯月の元へ駆け寄ったセリューを始末するべくブラッドレイが近付いていた。 自分の悪評を振り撒くセリューを生かしたところでメリットは何一つ生まれない。 彼女が生きていれば多くの死者が出る。問題はないが脱出の手掛かりとなる参加者が殺されてしまっては意味が無い。 白井黒子達から受けた話通り人格が破綻しているセリューを生かす理由など――無い。 「お前が来なかったらこんなことにはならなかった」 セリューはショットガンを拾い上げると片手でそのまま弾丸を放つ。 身体を改造している彼女ならば反動など生身の人間程影響は受けず、無動作で行動。 不意を突く形になるがブラッドレイは信じられないことに剣一つで弾丸を全て捌く。 その光景に瞳を丸くするセリューだが、これから殺す存在だ、驚く必要も萎縮する必要もない。 「キング・ブラッドレイ、亡き友島村卯月のためにもお前を此処で殺す」 ショットガンをバッグに収納するとセリューは鉄球を振るいブラッドレイの眼帯側から仕掛ける。 死角を狙う初歩的な攻撃だが効果は見込める――と思い込んでいた。 「破壊力は有るかもしれんが大振り過ぎる」 自然な動きで鉄球の下を掻い潜ったブラッドレイは剣を構えセリューに接近。 躱された事に驚き、行動が遅れるセリューだが黙って斬られる訳にもいかず、蹴り出しブラッドレイの腹を狙う。 しかし逆に足を掴まれてしまい、身動きが不可能となってしまう。 迫るブラッドレイの剣は簡単にセリューの左目を貫いた。 「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 「私とのお揃いは嫌いかね」 刺さった後も力を込めて眼球を抉り潰すブラッドレイ。 痛みに耐え切れず顔を歪めて荒れ狂うセリューは強引に腕を振るい、鉄球を呼び戻す。 自分と鉄球の間にブラッドレイがいるため、背後からの攻撃となるが簡単に当てれる程ブラッドレイは愚かではない。 「くそおおおおお……殺してやる、死んで悔い改めろ!」 引き抜かれた剣、開けられた穴から血が吹き出しセリューは左腕で抑え流血を止める。 生まれたての赤児のように叫ぶ訳ではなく、生きている右目は憎しみを込めてブラッドレイを睨んでいる。 対象である彼は剣を抜いた後、セリューの目の前から離脱し鉄球を回避。 ウェイブ、セリューと連戦しているが未だに傷は無し。圧倒的な強さを見せ付ける。 「オラァ!!」 ブラッドレイの背後から剣を振り下ろしたウェイブだが一歩動かれ回避されてしまう。 気配を殺したつもりであったが、ブラッドレイに感知されていたようだ。 無防備となったウェイブの腹に膝蹴りを決め、彼の身体を折り曲げるともう一度足を振り上げ腹を蹴飛ばす。 大地を何度も跳ね上げながら転がっていくウェイブ、彼と入れ替わりにコロが身体を肥大化させブラッドレイに迫る。 口を大きく広げ噛み殺さんと覆い被さるように落下するがその地点にブラッドレイはいない。 「!?」 殺すべき対象が消え、戸惑うコロ。 ブラッドレイは――己より上にいた。 ウェイブを蹴り飛ばした後、迫るコロに気付いていたブラッドレイはコロよりも高く跳び、視界から逃れた。 コロの鼻の上に降り立つと有無を言わさず剣を横に一閃し、コロの両目を潰す。 「!?!?!?!?」 何が起きたか理解出来ないコロは本能と野生に従い己の目先に居るであろうブラッドレイを殺すべく両腕で潰しに掛かる。 しかし両腕は掌を合わせ豪快な音を響かせるだけに終わり、ブラッドレイは既に大地へ降下していた。 「錬成でも行うつもりか?」 掌を合わせた行為に皮肉を一つ飛ばすもコロにはそれこそ理解出来ないだろう。 煽られていると直感し大きく吠えるが、ブラッドレイは耳を防ぐ訳でもなく、迫る鉄球に対処しようと着地と同時に足を動かした。 「死ねええええええええええええええええええ!!」 着地の瞬間なら身動きは取れまい、セリューは鉄球を振るいブラッドレイを殺す。 「手応えアリ――なっ!?」 鉄球に付着していたのはブラッドレイではなく、彼が羽織っていた軍服。 「流石に今のは危なかったが……生憎、この目はよく見えるのでな」 (正義秦広球では動きが大き過ぎてブラッドレイには当てられない……) 鉄球が通り過ぎた地点から更に右へ視線を移行させるとブラッドレイが立っていた。 これだけ戦闘を行っても傷一つ付けられない、今まで対峙して来た悪の中で一番強い。 自分とウェイブとコロを相手に此処まで振る舞える人間はエスデスぐらいしか思い浮かばない。 エスデスよりも強いとは思わない。だが、キング・ブラッドレイは強い。認めざるを得ない。 「しかし私も四人相手は疲れる……どうかね、マスタング君。同じ世界の者として此処は一つ共闘するのもいいと思うが」 「黙れラース。お前まで生きているとなると広川の存在に疑問を抱くな。まるでお父様とやらも生きているように感じてしまう」 セリューが振り向くと、マスタングがウェイブに肩を貸しながら此方へ歩いている。 目が覚めたマスタングはバッグから出てくると傍に倒れているウェイブを助け、セリューの横まで辿り着く。 何も発言せずに視線を横へ逸し倒れている島村卯月とその奥に在る由比ヶ浜結衣だった身体を見つめる。 何が起きたか理解は出来ない。だが結果だけは解る。 誰にぶつければいいか解らない怒りを胸に秘め、彼はブラッドレイへ言葉を投げる。 「お前の目的は何だキング・ブラッドレイ。参加者を殺し回る男だとは……思いたくは無い」 「私の目的はこの会場から脱出し父上の元へ帰還すること……だが君は何を言っている? 『お前まで生きている』『お父様とやらも生きている』……まるで私達が死んでいるかのような発言だな」 「そうだホムンクルス。お前もセリムもお父様もエンヴィーも……グリードも全員死んだ。 記憶を操作されているのかもしれんがお前程の男が広川に洗脳されるとは思わん。 私を騙すつもりかもしれないが、その程度で欺けると思われているとは元部下として心外だ」 「良く回る口ではないか。 聞いた話ではエンヴィーと間違え参加者を一人殺したそうではないか。 どうだ、イシュヴァール人と同じように焼き殺したのかね、マスタング大佐」 「――ッ!!」 ブラッドレイの言葉を聞いてマスタングは無意識の内に焔を錬成していた。 迫る焔を軽く首を撚るだけで回避するブラッドレイは余裕の表情を浮かべている。 後ろでコロを燃やしている焔が、ブラッドレイの恐怖を演出しているかのように盛り上げている。 セリューはコロが燃やされていることに怒りを覚えるが、ぶつける相手はブラッドレイに絞る。 「マスタング……さん。貴方も断罪することになるかもしれませんが今はブラッドレイを一緒に殺しましょう」 「……話してからでは遅い、か」 「ええ。貴方がバッグの中で寝ている間にウヅキちゃんとガハマちゃんは殺されました」 「……っ、そうか。それは――本当なのかウェイブ」 「あぁ……本当、だ……ブラッドレイに殺された」 甘い。 セリューの行き過ぎた正義を目撃しても咎めなかったように。 出会う参加者全員にエンヴィーの疑いを掛けるマスタングに忠告出来なかったように。 ウェイブは真実を押し殺して現場が一番動く選択をした。偽りを吐いて、戦場を調整する。 此処で自分が本当の結果――由比ヶ浜結衣を殺したのがセリューと告げても状況は好転しない。 マスタングが敵に回る可能性も在る。それは避けるべきだ。ブラッドレイは強い、頭数が必要である。 「ウェイブ、何故そんな辛い表情を浮かべているんだ?」 「気にすんなよ馬鹿野郎……俺達は遅過ぎんだ……」 「君は本当にロイ・マスタング君なのかね。私が知っている彼よりも大分小さい男に見える。 バトル・ロワイアルで君が何を得たかは知らないが……その身柄、私が引き受けよう」 駆けるブラッドレイにマスタングは焔を錬成、これを回避される。 今度はコロを焼かないよう方角を調整したのが仇になったか、一人顔を歪めるマスタング。 二人の間にウェイブが入り、剣を剣で防ぐ。 その隙間を縫うように焔が迫る。当然のようにウェイブは回避するがブラッドレイも回避する。 しかも彼が移動した先はウェイブの目の前。剣を振るいウェイブの腕を斬り裂く。 「――テメェも斬られろ!」 ウェイブの左腕を美しく辿ったブラッドレイの剣。 斬り落とすには程遠いが一般人なら喚く程の傷を負ったウェイブ。だが弱音は吐かない。 密着したブラッドレイを斬り裂くべく右腕を払うも、上半身を折り曲げることで回避されてしまう。 体勢を整えたブラッドレイがウェイブを始末するべく動こうとするが、背後から匂う火薬に足を止める。 「塵一つ残らないように吹き飛ばしてやる! あの世で詫び続けろキング・ブラッドレイィィイイイイイ!!」 コロとの連携により正義初江飛翔体を放ったセリューが歪んだ黒い笑みを浮かべて叫んでいた。 初江飛翔体とは無数の小型ミサイルとでも覚えればいい。 キング・ブラッドレイを殺すために彼を包囲するようにミサイルが降り注ぐ。 「――ふむ」 ブラッドレイはミサイル全てを視界に捉え、自分が生き残る最善のルートを導き出そうとしている。 ミサイル全てが一斉に爆発する訳ではなく、誘爆して広がっていく。ならば抜けれる道は必ずある筈だ。 その目で捉えられぬモノなど存在しないと思っていた。が、外部からの干渉は予知出来ない。 「聞きたいことは山程あるがもう一度眠れ――フラスコの中の小人!!」 パチン。 乾いた世界に指を弾く音が響く。 マスタングはブラッドレイの恐るべき瞳を知っている。 無数のミサイルに囲まれようと一度に全て爆発すれば、「回避出来るかどうか見させてもらおうかッ!」 弾かれた指から焔が生まれミサイルに迫る。 既にウェイブとマスタングは爆発の範囲から逃れ――ている訳でもないが距離を取っていた。 伏せれば重症は免れる地点にまで移動済み、爆発の中心に居るのはブラッドレイだけだ。 次に近いのはセリューだがコロに庇ってもらえば死ぬことはないだろう。 決して表には出さないがマスタングは仮にセリューを巻き込んで殺してしまっても――真意は彼だけが知っている。 「余計なことをしおって!」 ブラッドレイの口から初めて怒りが零れる。 焔が到達するまで時間はそう掛からない。生き残る道は運任せと入ったところか。 無論生き残るが、その後の戦闘では不利になってしまうだろう。 マスタングを回収しセリューを殺す。 その後に図書館へ向かいタスク達と合流――計画が大きく逸れてしまった。 一度に多人数を相手にするのは不得意ではないが、個性が強過ぎた。 しかも近接のウェイブ、高火力のマスタング、全身武装のセリューと隙が無く、破壊力が高い組みだ。 此処まで傷を負っていなかったのが奇跡であろう。ホムンクルスでもなければ。 「さぁ死ね! 悪は滅びろ! イェーガーズの名の下に正義を執行する!!」 勝った。 勝利を確信してセリューが高らかに己の正義に酔いしれ天へ叫ぶ。 彼女が最後に見たのは無数の初江飛翔体に囲まれ、焔に追い打ちを掛けられるブラッドレイの姿。 そう、最後に見た光景だ。 最後に見た光景だ。 派手に暴れていた戦場にたった一つの乾いた銃声が響いた。 「……え?」 正義に酔っていたセリューが急に真顔となり驚いた声を上げる。 呆気に取られたようなその声はブラッドレイ達全員の耳にこべり付いている。 この状況を説明出来る存在などホムンクルスを含めて誰一人としていない。 「な、んで……」 蹈鞴を踏むように後退していくセリュー。 その足取は今にも崩れそうな程に脆く不安定である。 その光景を見てウェイブは叫びながら走ろうとするがマスタングがそれを抑える。 暴れ狂うウェイブだが走れば爆心地へ赴くことと同義であり、マスタングは全力で彼を止めている。 無理矢理頭を大地に擦り付け、爆発に備える形となってしまった。 「セリュー!! ちくしょおおおおおおおおお」 セリューはやがて己の生命が行方不明になったような、生きている感覚を無くす。 身体をスタイリッシュに改造された時でも感じなかった生命の損失を感じていた。 放たれた弾丸はセリューの口内に着弾し、彼女の意識は闇へ消えようとしていた。 弾丸が飛び抜けていないことからまだ、セリューの口内には残っているのだろう。 ブラッドレイもウェイブもマスタングも銃を持っていない。 持っているとすれば自分の中に入っているショットガンぐらいだが、バッグの中に収納されている。 それに弾丸は散弾ではなく、単発。つまり銃そのものが違う。 ならば射手は新手の悪しか存在しない。 焔がミサイルへ到達する最中、セリューが見た光景はマスタング達の後ろで銃を構えているスーツ姿の男だった。 「悪は……こひゅ……こ、コロ……殺す……」 現実から逃げるように何度も後退していた彼女を待っていたのは――浮かぶ会場故に存在する奈落。 「セリュ……あ」 ウェイブが延ばした腕は遥か遠くであり、届くはずも無い。 彼が掴んだのは虚しいだけの空気であり、マスタングの焔がミサイルを爆発させていた。 【それからの物語】 爆発が大地を容赦なく抉り、崩し、砂煙が舞い、草地は跡形も無い有様となる。 逸早く身体を起こしたマスタングは周囲を警戒しながら近況を確かめる。 「何も見えん……ウェイブは居るようだが」 砂煙と爆風が吹き荒れ視界は全て埋められてしまい、自分が何処に立っているかも解らない。 解ることと云えば近くで倒れているウェイブぐらいだ。 「花陽くんも無事だといいが……目を離しすぎた」 マスタングが目を覚ましバッグから出て来た時には既にブラッドレイが襲来していた。 交戦中のため自らも参加したが、戦闘に参加していない小泉花陽に対する配慮が欠けていた。 戦地からは離れていたが、無事であることを祈るばかりだ。 何とも詰めが甘い。自分を嘲笑うように分析するマスタングだが物理的に詰めの甘さを体感する。 「本当に目を離し過ぎだ、ロイ・マスタング大佐」 「ブ……ラッ……」 人間離れしたホムンクルス――ラースの眼ならば声を出して居場所を自ら曝け出しているマスタングに接近するなど容易いことだった。 拳を腹に叩き込まれたマスタングは唾を吐き、戦意虚しくその意識を手放してしまう。 倒れるマスタングの身体を受け止めたブラッドレイは半信半疑で己のバッグにマスタングを収納し始めた。 明らかに容量を超えているが、するするとバッグに吸い込まれていくマスタングを見ていると広川の技術力に感心せざるを得ない。 「君には失望……とはいかないが本当に私の知っているマスタング君か確かめさせてもらうとしようか。 それに言っていた私や父上が死んだとは面白いことを言うではないか……まるで未来から来たようだ。 あの錬成は人柱の証……真理に触れているのが『未来らしい』。どうやら私が思っている以上に事態は大きく動いているようだ」 計画に必要な人柱。それに該当するマスタングが死ぬ前に確保しようとしていたが既に人体錬成を済ませていた。 ブラッドレイの知るマスタングは決して人体錬成を行わない人間だった筈だ。 マーズ・ヒューズの時にも行わなかった。 もしものためにホークアイ中尉を媒体に人体錬成を行わせる計画もあったが、それも確実とは言えなかった。 気になると云えば白井黒子から聞いたマスタングは腕を欠損していたはずだ。 だが彼の腕は健在であった。つまり賢者の石を使用した疑いがある。 そしてセリューが言っていた参加者の誤殺。 ブラッドレイの知っているマスタングとは異なる人物が彼のバッグに収納されていた。 「ガァ……マスタングを、返せ……!」 背後から奇襲を仕掛けたウェイブに対し、振り向き様に拳を放つブラッドレイ。 顔面に吸い込まれた拳はそのままウェイブを吹き飛ばした。 「筋は悪くない。 今の君は迷い過ぎだ……私が完全ならば此処で殺しているんだがね。流石に疲れたよ」 無数の爆発から無傷で生還するのは流石のキング・ブラッドレイでも不可能だった。 己に向かう爆発に付着する面積を最小限に抑え、ミサイルの嵐を掻い潜っていた。 元々雷光の錬金術師――御坂美琴との交戦で左腕が不完全な状態であった。 もう少しで本調子へ回復するが、現状無理な交戦を重ねるのは体力の無駄な消費である。 よってウェイブは此処で見逃す。 マスタングを回収しセリューを殺す当初の目的は達成出来たのだから。 無論若くして強さを持っているウェイブの未来が楽しみであると――大総統キング・ブラッドレイとしての思惑が在るのかもしれない。 この場所から去ろうとする前に迫る魔弾を剣で弾き返す。 「全くムードも何もあったもんじゃない」 「完全な不意を狙って余計な行動はしていないが、お前は怪物かキング・ブラッドレイ。銃弾を弾きやがって」 「その声――狡噛慎也君か。君は私よりも先に消えたから此方へ来ていないと思っていたよ。 それにしてもこの状況で私を狙ってくるとは君の眼は随分と人間離れしている」 「俺は人間だ。お前の居場所が解ったのは声だ」 狡噛慎也。 ブラッドレイが白井黒子達と遭遇する前に彼女達に接触していた男。 シビュラシステムと云う興味深い世界から来たと告げる執行官。警察官だ。 「頼まれたんだよ。お前を殺せと云う頼みじゃ無いのが残念だ」 「高坂穂乃果から救援でも求められたのだろう。 私もセリュー・ユビキタスを排除しようとしていたから助かった」 「食えん奴だ。最後の一番汚い仕事を俺に押し付けやがって。 お前ならあのままセリュー・ユビキタスを斬る事も出来た筈だ。何が狡噛慎也君、だ。 最初から気付いていたんだろう、お前みたいな奴は上手く人々に紛れ込める潜在犯だ」 「褒め言葉として受け取ろうかね。 君も私と会話して気づいている筈だが私はむやみに人を殺すつもりはない」 「それが最悪なんだ。お前はそうやって一般の目からは安全圏に居ようとする、質が悪いクソ野郎だ」 「はっはっは……君といい雷光といい渋谷――まぁいい。面白い若者ばかりだ――また会うことを楽しみにしているよ狡噛慎也君」 その発言を最後にブラッドレイは砂塵の中へ消えて行った。 狡噛慎也は後を追うことも無く、風が全てを流すのを待っていた。 砂塵が消えた時、キング・ブラッドレイの姿は無かった。 狡噛慎也の瞳に映るのはミサイルよって分断されてしまった大地。 奈落の向こう側には本田未央の知り合いである島村卯月の死体が見える。 しかし駆け付けるにはエリアを大きく迂回しなければ辿り着けない。 主にセリューとマスタングの戦闘により炎だの銃声だの響いてしまった今、このエリアに滞在するのは危険である。 ――恨むなら広川を恨め。 セリュー・ユビキタスでもない黒幕或いはそれと繋がっている広川を恨め。 セリューも世界と運命が違えば正義感に燃える正義の味方だったかもしれない。 巡り合わせが悪いと思え。それで納得出来ないかもしれないが死んでしまえば物語は潰えてしまう。 ――広川は俺が殺してやるさ。槇島と一緒に、な。 狡噛慎也は倒れているウェイブの傍に駆け寄ると息を確認する。 口元に手を持って行った結果、息はある。つまりウェイブは生きている。 「ウェイブさんをどうするつもりですか……狡噛さん」 恐る恐る近付いて来た小泉花陽が震えた声で狡噛慎也に話し掛ける。 セリューとブラッドレイの戦闘が激化しマスタングが加入した後に狡噛慎也は駆け付けていた。 彼が真っ先に取った行動は無力で震えていた小泉花陽の保護だ。 森の中へ彼女を逃し名前を聞く。――ビンゴだ。狡噛慎也は胸の中で当たりを引いたことを確信した。 高坂穂乃果の名前を出し小泉花陽の顔に笑みが宿る。 事情と彼女の無事を説明した狡噛慎也は元凶であるセリューを殺さんと動き出した。 遠目でも解る。ドミネーターが不要な程に悪と断定出来る存在だった。 焔と巨大な怪物とミサイルが吹き荒れるB級映画のような戦争を彼は弾丸一つで終わらせた。 「セリュー・ユビキタスの仲間だから殺す、と思っているのか? 心配するな。こいつを殺すつもりなんて無い、一緒に助けてやる――っと」 ウェイブの身体を担いだ狡噛慎也は空いている手で東を示し小泉花陽に訴える。 「言った通り高坂穂乃果達は音ノ木坂学院を目指している。俺達も行くぞ」 小泉花陽は高坂穂乃果の無事を確認する度に笑顔になっている。 大切な人が生きている――もう誰も失いたくない思いなんて抱きたくないから。 ――煙草は……やめておくか。 そして戦地を後にして彼らは音ノ木坂学院へ向かう。 【由比ヶ浜結衣@俺の青春ラブコメはまちがっている。 死亡】 【D-5/一日目/午前】 ※限りなく正午に近い。 ※東西を分けるように奈落が出来ました。 【キング・ブラッドレイ@鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST】 [状態]:疲労(大)、腕に刺傷(処置済)、左腕に痺れ(感覚無し、回復中) 、両腕に火傷 [装備]:デスガンの刺剣(先端数センチ欠損)、カゲミツG4@ソードアート・オンライン [道具]:基本支給品、不明支給品0~2(刀剣類は無し) [思考] 基本:生き残り司令部へと帰還する。そのための手段は問わない。 1:図書館に向かいタスクらと一旦合流する。 2:稀有な能力を持つ者は生かし、そうでなければ斬り捨てる。ただし悪評が無闇に立つことは避ける。 3:プライド、エンヴィーとの合流。特にプライドは急いで探す。 4:エドワード・エルリック、ロイ・マスタング、有益な情報、技術、帰還手段の心得を持つ者は確保。現状の候補者はタスク、アンジュ、余裕があれば白井黒子も。 5:エンブリヲは殺さず、プライドに食わせて能力を簒奪する。 6:御坂は泳がしておく。 7:マスタングが目を覚ましたら認識の齟齬について問い正す。 [備考] ※未央、タスク、黒子、狡噛、穂乃果と情報を交換しました。 ※御坂と休戦を結びました。 ※超能力に興味をいだきました。 【ロイ・マスタング@鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST】 [状態]:気絶、疲労(大)、精神的疲労(極大)、セリューへの警戒 [装備]:魚の燻製@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース、賢者の石(8割ほど消費)@鋼の錬金術師 [道具]:ディパック、基本支給品 [思考] 基本:この下らんゲームを破壊し、生還する。 0:キング・ブラッドレイに対処する。 1:治療した腕で錬金術が使えるか試す。 2:ホムンクルスを警戒。 エンヴィーは殺す。 3:ゲームに乗っていない人間を探す。 [備考] ※参戦時期はアニメ終了後。 ※学園都市や超能力についての知識を得ました。 ※佐天のいた世界が自分のいた世界と別ではないかと疑っています。 【狡噛慎也@PSYCHO PASS‐サイコパス‐】 [状態]:健康、左腕に痺れ、槙島への殺意 [装備]:リボルバー式拳銃(3/5 予備弾50)@PSYCHO PASS‐サイコパス‐ [道具]:基本支給品、ノーベンバー11のタバコ@DARKER THAN BLACK 黒の契約者、ライター@現実 [思考] 基本:槙島を殺す。そして殺し合いも止める。 1:小泉花陽とウェイブを連れて音ノ木坂学院へ向かう。 2:槙島の悪評を流し追い詰める。 3:首輪解析の為の道具とサンプルを探す。 4:危険人物は可能な限り排除しておきたい。 5:キング・ブラッドレイに警戒。 [備考] ※『超電磁砲』『鋼の錬金術師』『DTB黒の契約者』『クロスアンジュ』『アカメが斬る!』の各世界の一般常識レベルの知識を得ました。 ※黒、戸塚、黒子、穂乃果の知り合い、ロワ内で遭遇した人物の名前と容姿を聞きました。 【ウェイブ@アカメが斬る!】 [状態]:気絶、ダメージ(中)、疲労(中)、左肩に裂傷、左腕に裂傷 [装備]:エリュシデータ@ソードアート・オンライン [道具]:ディバック、基本支給品×2、不明支給品0~4(セリューが確認済み)、首輪×2、タツミの写真詰め合わせ@アカメが斬る!、ディバック(マスタング入り) [思考・状況] 基本行動方針:ヒロカワの思惑通りには動かない。 0:キンブリーは必ず殺す。 1:マスタングをブラッドレイから救う。 2:地図に書かれた施設を回って情報収集。脱出の手がかりになるものもチェックしておきたい。 3:工具、グランシャリオは移動の過程で手に入れておく。 4:盗聴には注意。大事なことは筆談で情報を共有。 5:セリューの仇を……取るのか? 6:穂乃果…… [備考] ※参戦時期はセリュー死亡前のどこかです。 ※クロメの状態に気付きました。 ※ホムンクルスの存在を知りました。 ※自分の甘さを受け入れつつあります。 【小泉花陽@ラブライブ!】 [状態]:疲労(中)、精神的疲労(極大)、右腕に凍傷(処置済み、後遺症はありません)、セリューへの恐怖 [装備]:音ノ木坂学院の制服 [道具]:デイパック×2(一つは、ことりのもの)、基本支給品×2、スタミナドリンク×5@アイドルマスター シンデレラガールズ スペシャル肉丼の丼@PERSONA4 the Animation 、寝具(六人分)@現地調達、サイマティックスキャン妨害ヘルメット@PSYCHO PASS‐サイコパス‐ [思考・行動] 基本方針:μ'sのメンバーを探す 0:狡噛慎也、ウェイブと共に音ノ木坂学院へ向かう。 1:西木野真姫を探す。 2:穂乃果と会いたい。 3;μ'sの仲間や天城雪子、島村卯月、由比ヶ浜結衣の死へ対する悲しみと恐怖。 [備考] ※参戦時期はアニメ第一期終了後。 ※イェーガーズ本部に穂乃果への書き置き(図書館に向かう)を残しています。 私はこの世界に生きている悪が嫌いだった。 生かしておいても何一つ世界に役立たない屑が嫌いだった。 私はいつからか正義を追い求めて軍に入り、悪を排除するために生きていた。 その中でオーガ――偉大な師に出会った。 でも、悪に殺された。 ナイトレイド、その名は一生忘れない。 生物帝具をも得た自分ならばナイトレイドにも負けない。 オーガさんの仇を取れる。嬉しくて仕方無い。 自分の両腕と引き換えにナイトレイド一人を殺した。 足りない。 自分には強さが足りない。 エスデス将軍の元、特殊警察イェーガーズが結成された。 自分以外強烈な色物集団だが、其処が自分の居場所だった。 笑顔になれる、自分が居ていい場所、帰っていい場所。 でもスタイリッシュが死んだ。 みんな私から離れていく。 悪は嫌いだ。 殺さなきゃ。殺さなきゃ。断罪しなきゃ。 何時だって人々は正義に憧れて、平和を夢見ている。 私は戦う力を持っている。だから悪を殺して平和を勝ち取るんだ。 だから。 「私、まだ死にたくないよぉ……なんでこんなことになっちゃったのかなぁ」 セリュー・ユビキタスの瞳から溢れ出る涙は、美しく、儚く、一人の女性として見せる表情だった。 神が居れば此処で彼女を助けるのだろう。 神は存在しないかもしれない。だが彼女を助ける――仲間は此処に居る。 それは奇跡だった。 全てが偶然の重なりによって生まれた奇跡である。 キング・ブラッドレイや狡噛慎也も気付いていないたった一つの奇跡がセリュー・ユビキタスに祝福を齎した。 由比ヶ浜結衣がショットガンを放った時、銃弾は全て島村卯月が受け止めた。 だが島村卯月は血を流しただろうか。否、流していない。 銃弾を喰らっても平気な身体である可能性は無い。島村卯月は普通の人間である。 何故彼女は血を流さなかったのか。 それは衣服の下に纏っていた帝具クローステールが銃弾から守ってくれたから。 ナイトレイドの一員であるラバックが使用していた糸の帝具が島村卯月を守っていた。 ラバックはクローステールを使い多様な戦法を用いていた。 罠を張ったり盾として使用したり、衝撃を吸収するクッションとしても用いていた。 クローステールの恐ろしい所は一回でも身体に付着すれば心臓まで辿り着き斬り裂くこと。 セリュー・ユビキタスは由比ヶ浜結衣を殺し島村卯月に近付いて触れていた。 この瞬間――クローステールはセリュー・ユビキタスの足に付着していたのだ。 狡噛慎也の銃弾に倒れたセリュー・ユビキタスは奈落へ落下した。 しかしその寸前まで口内を撃たれているのに彼女は言葉を発していた。 本来ならば声はおろか呼吸も出来ない筈だが彼女は何故言葉を発せたのか。 今更ではあるがセリュー・ユビキタスの身体全てが生身であるとは言い切れず、事実機械人間の側面を持っている。 残弾は全て没収されているが――彼女の口内には隠し銃が備わっているのだ。 狡噛慎也が放った銃弾は隠し銃に当たり、セリュー・ユビキタスは生きていた。 そして足に付着していたクローステール。 全ての奇跡が重なった今、奈落の底へ落ちる前に、彼女は島村卯月によって陸地へ引き上げられていた。 「私――生きている?」 「セリューさん……っあぁ……良かった、私、私……」 陸地に上がったセリューは自分が生きていることに戸惑いを隠せない。 走馬灯まで見たのだ、死を覚悟していた。 悪を断罪出来ない今後と自分の弱さに涙を流しなから死んだ筈だった。 近くに寄り添っている傷付いたコロを見て、更に涙を流す。 そんな彼女を待ち受けていたのは涙を流して自分を抱きしめる島村卯月だった。 抱きしめられながらも現実へ適応出来ないセリューは咄嗟に左目を触る。 既に血は止まっているが、何も見えないのだ。 キング・ブラッドレイに潰された左目――つまりこれは現実。 「ウヅキちゃん……ウヅキ……ちゃん……ありがとう、私死にたくなかった……っ」 そして現実を認識する。 同時に涙が溢れ出るのを堪え切れなくなり、感謝の言葉と共に全てを流す。 悪と云えどキング・ブラッドレイの強さは本物であった。 今まで対峙してきた悪の中で一番の強さであり、人間離れした力には恐怖を感じていた。 「私、セリューさんが生きていて本当に良かった……あぁ」 「ごめんね……心配かけてごめんね、私が弱くて悪を裁けないから」 二人の女性が互いに抱き合い互いに涙を流す。 行き過ぎた正義の成れの果てに待っていたのは断罪でも執行でも無く島村卯月だった。 セリューが会場で初めて出会った無垢な民。 戦う力を持たない彼女が自分を救うとは思ってもいなかった。 守るべき存在に守られてしまいセリューは己の弱さを感じるが、今は違う。どうでもいい。 島村卯月。 彼女は絶対に守り抜く。正義に誓い彼女を生きて還す決意を此処に固めていた。 「ウヅキちゃん、私に着いて来てくれる? これからたくさん危険なことが待ち受けているけど、ウヅキちゃんは」 漏れた言葉は正義の味方らしくない弱音だった。 戦いの果てに待っているのが自分を受け入れない世界だとしたら。 憧れのためだけに戦い続けた結果、最後に訪れるのが誰もいない世界だとしたら。 セリュー・ユビキタスは壊れてしまう。 キング・ブラッドレイによって自分の証言の偽りが明かされた時、この世から消えたいと思った。 事態は自分で変える事が出来ず、ウェイブとマスタングが味方にならなければ確実に死んでいた。 もう、死にたくない。 「私はセリューさんに着いて行くことしか出来ません。首が、生命を守ってください……。 勝手でごめんなさい、でも私にはセリューさんしか……凛ちゃんみたいに死にたくな……うぅ」 彼女達は互いを求め合い、互いを大切し生きている。 人間は弱い。一人では生きれない。けれど、心を閉ざしていれば一生独りで幕を降ろしてしまう。 寄り添い合って生きなければ人間は脆く崩れてしまう。 それはセリュー・ユビキタスも島村卯月も同じであり、彼女達は人間である。 その涙は造られたモノではなくて、本物の涙だ。美しいと称せる程に輝いている。 「ありがとうウヅキちゃん。私、必ず貴方を守るから、だから――私も頑張るから一緒に頑張ろうね」 「はい……はいっ」 残された彼女達が進む道は茨以上に尖っており、これから幾つもの死体を見るかもしれない。 だが進むしか無い。己の正義を信じて進むしか無い。 戦わなければ死んでしまう。セリューの行動と人格は強烈過ぎた。今更悲劇のヒロインを気取れない。 彼女達が進む先は悪が蔓延るあの場所。 島村卯月の友である本田未央が居るあの場所。 ――図書館だ。 【セリュー・ユビキタス@アカメが斬る!】 [状態]:疲労(絶大)、精神的疲労(大)、左目損失(止血済み)、切り傷(それなり) [装備]:日本刀@現実、肉厚のナイフ@現実、魔獣変化ヘカトンケイル@アカメが斬る! [道具]:なし [思考] 基本:会場に巣食う悪を全て殺す。 0:島村卯月を最後まで守る。 1:悪を全て殺す。 2:エスデスとの合流。 3:エンブリヲと会った場合、サリアの伝言を伝えて仲間に引き入れる。 4:ナイトレイドは確実に殺す。 5:図書館をへ向かい襲撃する。 6:都市探知機が使用可能になればイェーガーズ本部で合図を上げて、サリアを迎え入れる。 [備考] ※十王の裁きは五道転輪炉(自爆用爆弾)以外没収されています。 ※他の武装を使用するにはコロ(ヘカトンケイル)@アカメが斬る!との連携が必要です。 ※殺人者リストの内容を全て把握しました。 ※都市探知機は一度使用すると12時間使用不可。都市探知機の制限に気付きました。 ※他の参加者と情報を交換しました。 友好:エンブリヲ、エドワード 警戒:雪ノ下雪乃、西木野真姫 悪 :後藤、エンヴィー、ラース、プライド、キンブリー、魏志軍、アンジュ、槙島聖護、泉新一、御坂美琴 【島村卯月@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]:悲しみ、セリューへの依存、自我の崩壊(小)、精神疲労(極大)、『首』に対する執着、首に傷 [装備]:千変万化クローステール@アカメが斬る! [道具]:ディバック、基本支給品 [思考] 基本:元の場所に帰りたい。 0:セリューに着いて行く。 1:セリューと行動を共にする。 2:セリューに助けてもらう。 3:凛ちゃんを殺した人をセリューに……? 4:死にたくない。 5:未央ちゃんは図書館に居る……? [備考] ※参加しているμ'sメンバーの名前を知りました。 ※渋谷凛の死を受け入れたくありませんが、現実であると認識しています。 ※服の下はクローステールによって覆われています。 ※自分の考えが自分ではない。一種の自我崩壊が始まるかもしれません。 ※『首』に対する異常な執着心が芽生えました。 ※無意識の内にセリューを求めています。 時系列順に読む Back 災厄の紅蓮は東方に消え… Next No brand people 投下順に読む Back 再会の物語 Next 間違われた男 096 Future Style キング・ブラッドレイ 118 扉の向こうへ 098 正義の戦士たちよ立ち上がり悪を倒せ セリュー・ユビキタス 113 不穏の前触れ 島村卯月 由比ヶ浜結衣 GAME OVER ウェイブ 108 No brand people ロイ・マスタング 118 扉の向こうへ 小泉花陽 108 No brand people 096 Future Style 狡噛慎也
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/17698.html
一緒に頑張りましょう!(いっしょにがんばりましょう!) 概要 一緒に頑張りましょう!とは、味方一人のHPを回復し10秒間術技中ののけぞりを防止する術技。 初出はレイズの島村卯月。 登場作品 + 目次 レイズ 関連リンク派生技 関連技 ネタ レイズ 習得者 島村卯月 味方一人のHPを回復し10秒間術技中ののけぞりを防止する 分類 術技 属性 無 HIT数 0 消費CC 7 基礎回復力 23 詠唱時間 - 習得条件 武器「ピースマイク」を入手 強化1 HP回復効果が10%上昇 強化2 回復効果の20%分を術者も回復 強化3 詠唱速度が5%上昇 強化4 HP回復効果が10%上昇 強化5 能力上昇効果時間が5秒延長 強化6 HP回復効果が20%上昇 味方1人のHPを回復し最大強化で15秒間、術技中ののけぞりを防止する。 オートだと回復術としてしか使わないので自操作で付与したいキャラを選んで付与する使い方がベター。 強敵キャラクターには仕様の関係で付与できないのが残念。 ▲ 関連リンク 派生技 ▲ 関連技 ▲ ネタ ▲
https://w.atwiki.jp/synchronica/pages/70.html
Details 「アイドルマスター シンデレラガールズ」より(島村卯月、渋谷凛、本田未央) Genre アニメ Level NORMAL ADVANCED TECHNICAL 3 9 13 Notes 90 165 359 BPM 170 Multi Mission 1 2 3 4 5 6 7 8 9 50 150 200 400 500 750 900 1150 1400 楽曲詳細 シンデレラガールズフェス第1週解禁曲(2016/1/26~)。 アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』第1話エンディングテーマ。 歌唱は、島村卯月・渋谷凛・本田未央(CV大橋彩香・福原綾香・原紗友里)。 楽曲自体は『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER We're the friends!』のカップリング曲として登場したのが初出。シンクロニカに搭載された「メッセージ」は、同アニメの主題歌シングル『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 01 Star!!』に収録されているものであり、アニメ用に再録されたものである。 楽曲番号は91。 動画 ADVANCED + Youtube(手元・AAA+FC 117.8%) TECHNICAL + Youtube(手元・AAA+FC 118.3%) + Youtube(手元・AAA+FC 118.4%) クラウン - クラウン名 達成条件 エンブレム報酬 獲得モチーフ 出会いのアネモネ ADVANCEDをランクA以上でクリア 出会いのアネモネ 春風 TECHNICALをランクA以上でクリア 春風 高鳴るリズム 全ての難易度でFULL COMBO達成 高鳴るリズム ふわり舞う期待 UNBROKEN COMBO達成 出会いのアネモネ 花咲くときめき ミッションレベル5以上をクリア 春風 導きのハーモニー 2人ともTECHNICALでUNBROKEN COMBOを達成 高鳴るリズム ドラマの予感 2人ともTECHNICALでFULL MULTI-COMBOを達成 - - 王者たちのリズム 2人ともADVANCED以上でSYNCHRONICAを達成 - - 神々のハーモニー 2人ともTECHNICAL以上でSYNCHRONICAを達成 - - 演出 エフェクト全体に渡って、島村卯月・渋谷凛・本田未央(あるいはキュート・クール・パッション?)のそれぞれのイメージカラーであるピンク・青・黄が基調となっている。 アウトロのノーツをタップするとガラスの靴が現れ、背景の階段を跳ねるようにして落ちてくる。 ビジュアルログサンプル コメント 曲の感想や譜面解説・攻略方法などはこちらにどうぞ (譜面情報の場合、文頭に[NOR] [ADV] [TEC] [PDR]のいずれかを添えて書くと、どの難易度に関する情報か分かりやすくなります) コメント
https://w.atwiki.jp/mbmr/pages/130.html
キャラクター別SS追跡表 ↓SSを追跡したいキャラを選んでください。 星輝子 № タイトル 作者 登場人物 017 彼女たちのためのファーストレッスン ◆John.ZZqWo 輿水幸子、星輝子、水本ゆかり 041 ドロリ濃厚ミックスフルーツ味~期間限定:銀のアイドル100%~ ◆FGluHzUld2 輿水幸子、星輝子、神崎蘭子 059 一人じゃない、星にウィンク ◆j1Wv59wPk2 三村かな子、栗原ネネ、星輝子 079 安全世界ナイトメア ◆kiwseicho2 輿水幸子、星輝子、神崎蘭子、水本ゆかり 087 私はアイドル ◆j1Wv59wPk2 輿水幸子、星輝子、神崎蘭子、水本ゆかり 096 魔改造!劇的ビフォーアフター ◆RVPB6Jwg7w 輿水幸子、星輝子、水本ゆかり 115 彼女たちの心を乾かすXIX(太陽)――ナインティーン ◆John.ZZqWo 輿水幸子、星輝子、水本ゆかり 126 さようなら、またいつか ◆p8ZbvrLvv2 輿水幸子、星輝子 148 ボクの罪、私の罪 ◆rFmVlZGwyw 十時愛梨、島村卯月、輿水幸子、星輝子 165 彼女たちが塗れるサーティー・ライズ ◆John.ZZqWo 十時愛梨、島村卯月、輿水幸子、星輝子 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/mywgame/pages/20.html
cute カード名 所持 特訓 カード名 所持 特訓 島村卯月 藤本里奈 【自称・カワイイ】 輿水幸子 【ステージオブマジック】 島村卯月 【ラヴリー☆ハート】 藤本里奈 【自称・スウィートヒロイン】 輿水幸子 【ピースフルデイズ】 島村卯月 【純情Midnaight伝説】 藤本里奈 【Lunatic Show】 輿水幸子 【ラブレター】 島村卯月 【ラブモリ☆パーリィー】 藤本里奈 【自称・パーリーピーポー】 輿水幸子 【スマイル・アンド・トリート】 島村卯月 【Virgin Love】 藤本里奈 【自称・魔法少女】 輿水幸子 【キラッ!満開スマイル】 島村卯月 大原みちる 安齋都 【P.C.S】 島村卯月 【モグモグバレンタイン】 大原みちる 【小さな名探偵】 安齋都 中野有香 【モグモグオータム】 大原みちる 【なぞときツアーズ】 安齋都 【ファイティングチアー】 中野有香 【パンパンの夢】 大原みちる 浅野風香 【プリティパティシエ】 中野有香 遊佐こずえ 【シークレットクイーン】 浅野風香 【明日また会えるよね】 中野有香 【マジカルエンジェル】 遊佐こずえ 大西由里子 【ラブ!ストレート】 中野有香 【ようせいのこ】 遊佐こずえ 【目覚めし淑女】 大西由里子 【Nothing but You】 中野有香 【ホワイトテイル】 遊佐こずえ 安部菜々 【秋風に手を振って】 中野有香 大沼くるみ 【アタシポンコツアンドロイド】 安部菜々 【太陽より熱く!】 中野有香 【だだもれエモーション】 大沼くるみ 【プリプリウサミン】 安部菜々 水本ゆかり 【ぷるんぷるんB.B】 大沼くるみ 【ウサミン・ザ・シークレット】 安部菜々 【クラシカルハーモニー】 水本ゆかり 一ノ瀬志希 【Halloween♥Code】 安部菜々 【清純令嬢】 水本ゆかり 【パフュームトリッパー】 一ノ瀬志希 【ドリーミング☆ウサミン】 安部菜々 【エアリアルメロディア】 水本ゆかり 【ミスティックエリクシル】 一ノ瀬志希 【凸凹スピードスター】 安部菜々 【Kawaii make MY day!】 水本ゆかり 【つぼみ】 一ノ瀬志希 工藤忍 【HARURUNRUN】 水本ゆかり 【インビテーション・ダイブ】 一ノ瀬志希 【ハッピーマジシャン】 工藤忍 福山舞 【アイロニカル・エトランゼ】 一ノ瀬志希 【私だけのステージ】 工藤忍 【リトルプリンセス】 福山舞 【クレイジークレイジー】 一ノ瀬志希 【夢追い人の光】 工藤忍 【マジカルガール・アクア】 福山舞 前川みく 栗原ネネ 椎名法子 【セクシーキャット】 前川みく 【水彩の乙姫】 栗原ネネ 【ドーナツ☆マーメイド】 椎名法子 【キャットパーティー】 前川みく 【すこやかな願い】 栗原ネネ 【Ring♪Ring♪フィーリング】 椎名法子 【マジメ/ネコチャン】 前川みく 古賀小春 【Kawaii make MY day!】 椎名法子 【ドリーミングブライド】 前川みく 【ふかふかプリンセス】 古賀小春 【スイートサマー】 椎名法子 【EVEROMORE】 前川みく 【あこがれのプリンセス】 古賀小春 今井加奈 【アヴァンチュール・シャト】 前川みく クラリス 【ファンシーガール】 今井加奈 【Take me☆Take you】 前川みく 【微笑みの聖女】 クラリス 【メモリアルデイズ】 今井加奈 【チャーミングキャット】 前川みく 【祝福のまなざし】 クラリス 持田亜里沙 赤西瑛梨華 【サンクスクラウン】 クラリス 【うたのおねえさん】 持田亜里沙 【】 赤西瑛梨華 佐久間まゆ 【ウサコちゃんとチアー】 持田亜里沙 【ぷるるんスポーティ】 赤西瑛梨華 【フィールマイハート】 佐久間まゆ 三村かな子 【吸血貴族】 赤西瑛梨華 【Love∞Destiny】 佐久間まゆ 【ふわふわスマイル】 三村かな子 松原早耶 【トリート・オア・トリート】 佐久間まゆ 【ホワイトウィッチ】 三村かな子 【ロワイヤルハート】 松原早耶 【イリュージョニスタ!】 佐久間まゆ 【パステルピンクな恋】 三村かな子 【キューティーチアー】 松原早耶 【魅惑のショウタイム】 佐久間まゆ 【ドルチェ・クラシカ】 三村かな子 相原雪乃 村松さくら 【Sweet Witches Night】 三村かな子 【フリルドウェスタン】 相原雪乃 【ピーチウェーブ】 村松さくら 【新春の彩り】 三村かな子 宮本フレデリカ 【ニューウェーブ・ピーチ】 佐久間まゆ 【スイートサマータイム】 三村かな子 【小悪魔メイド】 宮本フレデリカ 奥山沙織 【Tulip】 宮本フレデリカ 【ピュアリーガール】 奥山沙織 【アベニュー・モード】 宮本フレデリカ 【ピュアリー・ロワイヤル】 奥山沙織 【リュミエール・エトワール】 宮本フレデリカ 間中美里 【クレイジークレイジー】 宮本フレデリカ 【プリマヴェーラビアッジョ】 間中美里 小早川紗枝 小日向美穂 【パステルピンクな恋】 小早川紗枝 【はにかみ乙女】 小日向美穂 【花舞うまほろば】 小早川紗枝 【アタシポンコツアンドロイド】 小日向美穂 【あいくるしい】 小早川紗枝 【ユースフルロマンス】 小日向美穂 【華ほころびる宴】 小早川紗枝 【P.C.S】 小日向美穂 【美に入り彩を穿つ】 小早川紗枝 【shabon song】 小日向美穂 西園寺琴歌 【ビタースイート・タイム】 小日向美穂 【はりきりお嬢様】 西園寺琴歌 【ツインテールの風】 小日向美穂 【花園の春風】 西園寺琴歌 緒方智絵里 【ピュア・ユーフォリア】 西園寺琴歌 【冬のメロディー】 緒方智絵里 【絢爛華麗】 西園寺琴歌 【夢色クローバー】 緒方智絵里 双葉杏 【マイ・フェアリーテイル】 緒方智絵里 【ぐうたら王国】 双葉杏 【ビヨンド・ザ・スターライト】 緒方智絵里 【なまけものフェアリー】 双葉杏 【メリー・メリー・ホワイト】 緒方智絵里 【ハロウィンぷちデビル】 双葉杏 【Vast world】 緒方智絵里 【あんきら!?狂奏曲】 双葉杏 【銀のイルカと熱い風】 緒方智絵里 【リトルリドル】 双葉杏 五十嵐響子 【おーる・ふぉー・ふぁん】 双葉杏 【スイートクリスマス】 五十嵐響子 楊菲菲 【あったかハート】 五十嵐響子 【繚乱の舞姫】 楊菲菲 【ラブレター】 五十嵐響子 【ハートフェルトパーティ】 楊菲菲 【ドラマティック・ナイト】 五十嵐響子 桃井あずき 【With Love】 五十嵐響子 【艶姫大作戦】 桃井あずき 【桜の風】 五十嵐響子 【湯けむり大作戦】 桃井あずき 【P.C.S】 五十嵐響子 【お祭り小町大作戦】 桃井あずき 柳瀬美由紀 涼宮星花 【夏色ガール】 柳瀬美由紀 【小悪魔お嬢様】 涼宮星花 櫻井桃華 【お嬢様の一幕】 涼宮星花 【薔薇色お嬢様】 櫻井桃華 月宮雅 【ローズフルール】 櫻井桃華 【華・美・雅】 月宮雅 【明日また会えるよね】 櫻井桃華 【桜ガール】 月宮雅 【ディアマイレディ】 櫻井桃華 兵藤レナ 【Yes! Party Time!】 櫻井桃華 【セクシーバニー】 兵藤レナ 【キラッ!満開スマイル】 櫻井桃華 【ビューティーウィッチ】 兵藤レナ 【ドレミファクトリー!】 櫻井桃華 丹羽仁美 江上椿 【大傾奇娘】 丹羽仁美 【ゆかしい花椿】 江上椿 道明寺歌鈴 長富蓮実 【大器晩成】 道明寺歌鈴 【フィーチャースイートピー】 長富蓮実 【サンシャインビーチ】 道明寺歌鈴 【コール・ミー・メイビー】 長富蓮実 【桜の頃】 道明寺歌鈴 横山千佳 【えにしの結び手】 道明寺歌鈴 【マジカル☆プリティハート】 横山千佳 【ひたむきな歩み】 道明寺歌鈴 【小さなおひな様】 横山千佳 柳清良 関裕美 【二面性の天使】 柳清良 【スパニッシュダンサー】 関裕美 【グラマラス・ロワイヤル】 柳清良 【出会えた憧憬】 関裕美 井村雪菜 【恋が咲く季節】 関裕美 【ロマンチックナイト】 井村雪菜 【青春デビュー】 関裕美 【花畑マキアージュ】 井村雪菜 太田優 日下部若葉 【わんダフルチアー】 太田優 【ロワイヤルリトル】 日下部若葉 【ラブリーマイベイビー】 太田優 【ローゼスゴシック】 日下部若葉 棟方愛海 榊原里美 【わきわきハンター】 棟方愛海 【シュガーリーボディ】 榊原里美 【わきわきわんだほー】 棟方愛海 【スウィート・ロワイヤル】 榊原里美 【HARURUNRUN】 棟方愛海 輿水幸子 【愛盛り☆フラッペ】 棟方愛海 【自称・カンペキ】 輿水幸子
https://w.atwiki.jp/imas-weeklyrank/pages/445.html
順位 上下 タイトル 登録 再生 pts 1 New シンデレラレイプ!プロデューサーと化した先輩 399 27442 1771 2 New デレラジゲスト、です 209 30979 1757 3 New 漫才で覚えるアイドルマスターシンデレラガールズ 560 22066 1663 4 New ユ ッ キ の 夢 191 22729 1327 5 New 横浜モバゲーベイス高校奮闘記 第24話 287 19912 1282 6 New 武内PでFate/stay night番宣CM 434 15706 1219 - 【作業用BGM】 アイマスがもっと好きになる60分メドレー 338 17614 1218 7 New デレアニOPでお前らの愛がうるさい件 459 14807 1199 8 New 小鳥さんのGM奮闘記R Session22-2 509 12562 1137 9 New 【MAD】 フジキドP 334 12916 979 - しんでれらふぁんくらぶ 350 9867 843 10 New 島村卯月がんばガンバがんばガンバがんばガンバがんばガンバ頑張ります 268 11099 822 11 6↑ アタシポンコツNation Blue 448 6877 791 12 初 歯磨きだけでGO MY WAY!!演奏してみた 188 11996 787 13 8↓ 新春・甘酒攻め 耐久観察まつり【短編】 182 11030 733 14 New [ MAD ] 艦隊これくしょん OP × アイドルマスター 399 5382 668 15 New しんでれら・まじっく 掟破りの激闘編 Game3 140 10035 641 16 New 竹内P vs 島村卯月 216 8177 624 17 New 渋谷凛と武内Pの名刺天国 しゅぎょう 200 7841 592 18 New 【MMD】DECORATOR【J4U!!!!遅刻】 326 3684 510 19 16↓ 除夜m@s 14 年末恒例!人力あけおメドレー 126 7477 499 20 New アイドルマスターシンデレラガールズ第1話の背景と目が逢う瞬間 87 8227 498 21 New 武内Pの出現に焦りミスを犯した赤羽根P 46 8969 494 22 New 舞さんの行き当たりばったり冒険譚 27-1 196 4945 443 23 初 OFA 「虹色ミラクル」 全員分 130 6067 433 24 New 廃人Pの日常 38 7294 402 25 New しぶりんに期待する武内P 24 7218 384 26 4↑ 【島村卯月】私、mugenでも頑張ります! 93 5727 379 27 94↑ 【高垣楓】 こいかぜ 【DnB風remix】 170 3475 343 28 93↑ 【MAD】あのアイドルたちが早くも成長して帰ってきたようです 85 5111 340 29 New アイドル駄話~第九十二話前編~ 95 4892 339 29 New しまむらピンボール 134 4106 339
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/301.html
第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで 第三回放送までの本編SS 【日中】--12 00~14 00 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 126 名前のない怪物 ◆isnn/AUU0c C-4 セリム・ブラッドレイ 127 ならば『世界』を動かす ◆BEQBTq4Ltk F-2,C-1,D-2,D-1 ヒースクリフ(芽場晶彦)、エスデス、エドワード・エルリック、DIO、佐倉杏子 128 InevitabilisI was waiting for this momentPuella in somnio ◆dKv6nbYMB. D-5/北東部、D-6/駅周辺、D-7/電車内 空条承太郎、足立透、セリュー・ユビキタス、島村卯月、暁美ほむら、ロイ・マスタング、本田未央、狡噛慎也、タスク 129 Crazy my Beat ◆dKv6nbYMB. D-2 ジョセフ・ジョースター 130 新たな力を求めて ◆dKv6nbYMB. F-6 後藤 131 奈落の一方通行 ◆BEQBTq4Ltk 東に向かう電車内,D-7/民宿入り口 エンヴィー、ゾルフ・J・キンブリー 133 汚れた指先で ◆dKv6nbYMB. G-7/古代の闘技場 魏志軍 134 いつも心に太陽を ◆BLovELIVE. G-6/音乃木坂学院 高坂穂乃果、白井黒子、黒 135 PSI-missing ◆rZaHwmWD7k C-4,D-4(南) セリム・ブラッドレイ、御坂美琴 137 自由の刑 ◆dKv6nbYMB. F-2/超能力研究所・入口 槙島聖護 138 ひとりぼっち ◆w9XRhrM3HU F-7 上空,F-7 里中千枝、ヒルダ、銀、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 140 愛しい世界、戻れない日々 ◆dKv6nbYMB. E-5/崖っぷち,F-5 ウェイブ、小泉花陽、アカメ、雪ノ下雪乃、泉新一、キング・ブラッドレイ 144 見えない悪意 ◆dKv6nbYMB. F-7,F-8 エンヴィー、ヒルダ、足立透 【午後】--14 00~16 00 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 132 翔べない天使 ◆rZaHwmWD7k C-1/病院 エドワード・エルリック、佐倉杏子 136 正義の味方 ◆BEQBTq4Ltk C-8,C-7(西),D-7/民宿 空条承太郎、セリュー・ユビキタス、島村卯月、ロイ・マスタング、本田未央、ゾルフ・J・キンブリー 139 これから正義の話をしよう ◆isnn/AUU0c B-6,C-7 島村卯月、ロイ・マスタング、本田未央 141 銀を求めた黒は赤と会う ◆isnn/AUU0c H-2,H-3 ヒースクリフ(茅場晶彦)、黒 142 決意 ◆w9XRhrM3HU G-6/音乃木坂学院 高坂穂乃果、白井黒子、エンブリヲ 143 生の確立 ◆MoMtB45b5k F-6/市街地,G-5/市街地外 アンジュ、後藤、サリア 146 天秤 ◆w9XRhrM3HU D-4 狡噛慎也、タスク、御坂美琴 147 とんとん拍子 ◆BEQBTq4Ltk C-4,D-4 エスデス、セリム・ブラッドレイ、狡噛慎也、タスク 149 NO EXIT ORIONSilent today ◆BLovELiVE. B-6,B-6/346プロ,G-6/音乃木坂学院 西木野真姫、田村玲子、初春飾利、島村卯月、高坂穂乃果、白井黒子、エンブリヲ 150 LOOK INTO MY EVIL EYES ◆dKv6nbYMB. A-2/時計塔 DIO 152 どうせ最初から結末は決まってたんだ ◆BEQBTq4Ltk F-6/ジュネス,F-7/ジュネス タツミ、美樹さやか、鳴上悠、魏志軍 153 堕ちた偶像Before the Moment ◆w9XRhrM3HU F-4,F-3,G-5,F-5,D-4 ヒルダ、足立透、ウェイブ、小泉花陽、アカメ、雪ノ下雪乃、泉新一、サリア、後藤、エスデス 148 ティータイムと本性 ◆MoMtB45b5k D-5/図書館 キング・ブラッドレイ 155 誰が猫の首に鈴を付けるのか? ◆MoMtB45b5k C-2、C-1/南の道路、C-3 狡噛慎也、タスク、ジョセフ・ジョースター、エドワード・エルリック、佐倉杏子 【夕方】--16 00~18 00 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 145 かわいい破滅 ◆MoMtB45b5k C-5/上空 ゾルフ・J・キンブリー、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 151 かくして亡者の意思は継がれず ◆dKv6nbYMB. D-6/駅員室 島村卯月 154 これはゲームであっても、遊びではない ◆rZaHwmWD7k H-4 ヒースクリフ(茅場晶彦) 156 ずっといっしょだよ ◆BEQBTq4Ltk D-6/駅員室、D-5/図書室 島村卯月、キング・ブラッドレイ、御坂美琴 157 星屑の戦士たち ◆dKv6nbYMB. B-1/森林 ジョセフ・ジョースター、佐倉杏子 158 The World is Full of Shit,so I will Destroy The World ◆MoMtB45b5k G-2とG-1の境界付近/建物内,E-2,F-2/超能力研究所 足立透、雪ノ下雪乃、槙島聖護 159 It s lost something important again ◆ENH3iGRX0Y F-7 タツミ、美樹さやか、鳴上悠、魏志軍、里中千枝、銀 160 その血の運命Bloody Streamその血の運命(後編) ◆BEQBTq4Ltk A-3,A-2/時計塔 ジョセフ・ジョースター、佐倉杏子、DIO 161 それでも彼女は守りたかったんだ ◆dKv6nbYMB. C-5,B-5 ロイ・マスタング、本田未央、田村玲子 162 『嫉妬』 ◆dKv6nbYMB. F-6 エンヴィー、タツミ、鳴上悠、銀 163 MESSIER・CODE/VI952 ◆rZaHwmWD7k F-7 魏志軍、美樹さやか 164 交差 ◆ENH3iGRX0Y G-2,F-2,F-4 アカメ、泉新一、後藤、足立透、雪ノ下雪乃、ヒースクリフ(茅場晶彦) 【第三回放送】--18 00 話数 タイトル 作者 位置 登場人物 165 第三回放送 ◆dKv6nbYMB. ??? 広川剛志、フラスコの中の小人 【第四回放送までの本編SS】
https://w.atwiki.jp/kanakocafe2/pages/9.html
ここはアイドルマスターシンデレラガールズにて掲載される 『シンデレラガールズ劇場』において、かな子が出演している回を まとめるページです。 直リンクとか画像おいたりはしてません。 劇場は各自お手持ちの携帯電話、スマートフォン等でご覧ください。 話数 各話サブタイトル 出演箇所・その他 第2話 かな子と楓のぶらり温泉旅☆ 1コマ目カラー~ラストまで全コマ出演。 記念すべきCG劇場初出演作品。 共演:高垣楓 第21話 総選挙開催中! 4,5コマ目に出演 物議を醸した第1回シンデレラガール選抜総選挙のPR回。 千川ちひろが表舞台に立った貴重な映像資料でもあります。 共演:渋谷凛、前川みくにゃん、諸星きらり、双葉あんず 島村卯月、千川ちひろ(特別出演) 第26話 地獄の特訓プラン 2~5コマ目に出演 第1回アイプロ開催時に追加された作品でス。 このタイミングで【LIVEゲスト】三村かな子が登場しました。 共演:村松さくら、土屋亜子、大石泉 第52話 デレラジ今日のゲストは? 1コマ目カラー、3コマ目、5コマ目に出演。 かな子の中の人がデレラジにゲスト出演する為 告知を兼ねたコラボ作品でス。 共演:島村卯月、渋谷凛、城ヶ崎美嘉、城ヶ崎莉嘉 第78話 ごちそうさま 1コマ目カラー~ラストまで全コマ出演。 言うまでもなく、ガチャに【メルティスイート】三村かな子が 登場した時に追加された作品でス。 共演:緒方智絵里、柳瀬美由紀、持田亜里沙 第98話 お願い!シンデレラ 4,5コマ目に出演。 CD『お願い!シンデレラ』に合わせて追加された作品でス。 皆さんモバマスのCD買いましょうね! 共演:島村卯月、本田未央、渋谷凛、城ヶ崎美嘉、城ヶ崎莉嘉 神崎蘭子、多田李衣菜、小日向美穂、諸星きらり、双葉杏 第261話 ライブに向けて!かな子編 1~ラストまで全コマに出演。 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!! に参加するアイドルとしてインタビューを受けています。 共演:神崎蘭子、アナスタシア 第262話 ライブに向けて!蘭子編 1コマ目、3~5コマ目へ出演。 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!! に参加する神崎蘭子と共演しています。 共演:神崎蘭子、アナスタシア 第264話 ライブに向けて! きらり編 2~5コマ目へ出演。 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!! に参加する諸星きらりと共演しています。 共演:諸星きらり、神崎蘭子、アナスタシア、小日向美穂 第265話 ライブに向けて! 楓編 5コマ目へ出演。 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!! に参加する高垣楓と共演しています。 共演:高垣楓、城ヶ崎莉嘉 第266話 ライブに向けて! 莉嘉編 2,3,5コマ目へ出演。 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!! に参加する城ヶ崎莉嘉と共演しています。 共演:城ヶ崎莉嘉、高垣楓、 神崎蘭子、 アナスタシア、諸星きらり 第273話 ライブに向けて! 未央編 2コマ目へ出演。 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!! に参加する本田未央と共演しています。 共演:本田未央、島村卯月、渋谷凛、 諸星きらり、双葉杏、 城ヶ崎莉嘉、城ヶ崎美嘉 第405話 我が翼を浄化せよ! 1、3,4,5コマ目へ出演。 神埼蘭子との共演による、三村かな子の 新しい可能性「らんかな」への出発点です。 共演:神埼蘭子 第406話 湯あたりじゃないの… 1~5コマの全コマ出演。 らんかな!らんかな! 第2話で絡みのあった高垣楓も特別出演!! 共演:神埼蘭子、依田芳乃 フキダシ内出演:高垣楓、斉藤洋子 第424話 サンタ藍子の楽しい悩み 3コマ目、高森藍子の台詞フキダシ内に出演 第531話 そうだ虹といえば 1~5コマの全コマ出演。 スイーツ絡みで槙原志保と競演しております。 5コマ目の表情は鉄板です。 共演:槙原志保 第624話 ぱくっ 1~5コマの全コマ出演。 雪降る夜のプロデューサーさんとのひととき。 マシュマロキャッチ万歳。 共演:プロデューサーさん ※チェック漏れ、ミス等ありましたらご報告くださいませ。
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/360.html
◆MoMtB45b5k氏 氏が手がけた作品(186話まで) 話数 タイトル 登場人物 143 生の確立 アンジュ、後藤、サリア 145 かわいい破滅 ゾルフ・J・キンブリー、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 148 ティータイムと本性 キング・ブラッドレイ 155 誰が猫の首に鈴を付けるのか? タスク、狡噛慎也、ジョセフ・ジョースター、エドワード・エルリック、佐倉杏子 158 The World is Full of Shit,so I will Destroy The World 足立透、雪ノ下雪乃、槙島聖護 167 Over the Justice エスデス、島村卯月 174 絶望を斬る熱いだけじゃ生き残れない エドワード・エルリック、佐倉杏子、セリム・ブラッドレイ、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、DIO、ウェイブ、田村玲子、キング・ブラッドレイ、御坂美琴、後藤 180 望まれないもの(前編)望まれないもの(後編) 狡噛慎也、タスク、槙島聖護、アカメ、泉新一、雪ノ下雪乃 登場させたキャラ 2回 後藤、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、キング・ブラッドレイ、エドワード・エルリック、佐倉杏子、タスク、狡噛慎也、雪ノ下雪乃、槙島聖護 1回 アンジュ、サリア、ゾルフ・J・キンブリー、ジョセフ・ジョースター、足立透、エスデス、島村卯月、セリム・ブラッドレイ、DIO、ウェイブ、田村玲子、御坂美琴、アカメ、泉新一 氏に寄せられた感想 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sachiho_intro/pages/235.html
24/01/02現在 順位 曲名 歌手 初出年 1位 咲いてJewel CAERULA 2016 2位 Yes! Party Time!! 島村卯月,渋谷凛,本田未央,赤城みりあ,安部菜々 2016 3位 絶対特権主張しますっ! ゼッケンズ 2014 4位 cherry*merry*cherry 緒方智絵里 2016 5位 双翼の独奏歌 ダークイルミネイト 2018 6位 Sweet Witches Night 〜6人目はだぁれ〜 Sweetches 2017 7位 We're the friends! 渋谷凛,鷺沢文香,高垣楓,安部菜々,緒方智絵里,島村卯月,本田未央,姫川友紀,高森藍子 2014 8位 LET'S GO HAPPY!! 凸レーション 2015 9位 銀のイルカと熱い風 大槻唯,緒方智絵里,新田美波 2017 10位 Happy x 2 Days CANDY ISLAND 2015 11位 Starry-Go-Round 前川みく,大槻唯,姫川友紀,二宮飛鳥,アナスタシア 2018 12位 私色ギフト 凸レーション with 城ヶ崎美嘉 2015 13位 -LEGNE- 仇なす剣 光の旋律 Rosenburg Engel 2015 14位 in fact 橘ありす 2015 15位 SUN♡FLOWER 本田未央,片桐早苗,佐藤心,城ヶ崎美嘉,諸星きらり 2017 16位 メルヘン∞メタモルフォーゼ! 安部菜々 2017 17位 Heart Voice CANDY ISLAND with 輿水幸子 2015 18位 華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~ 神崎蘭子 2012 19位 DOKIDOKIリズム 城ヶ崎莉嘉 2012 20位 メルヘンデビュー! 安部菜々 2013 21位 Halloween♥Code 安部菜々,乙倉悠貴,前川みく 2017 22位 Love∞Destiny Masque Rade 2016 23位 アップルパイ・プリンセス 十時愛梨 2013 24位 エチュードは1曲だけ 渋谷凛,上条春菜,神谷奈緒,神崎蘭子,三船美優 2017 25位 ガールズ・イン・ザ・フロンティア 渋谷凛,早坂美玲,木村夏樹,小日向美穂,塩見周子 2018 26位 M@GIC☆ CINDERELLA PROJECT 2015 27位 Majoram Therapie 夢見りあむ,西園寺琴歌,大槻唯,北条加蓮 2023 28位 THE VILLAIN'S NIGHT Caper Parade 2021 29位 Trinity Field Triad Primus 2018 30位 Trancing Pulse Triad Primus 2015 31位 ダイアモンド・アテンション 喜多見柚,難波笑美,椎名法子,ナターリア,脇山珠美 2020 32位 Max Beat 高垣楓,鷹富士茄子,二宮飛鳥,松永涼,大和亜季 2019 33位 Can't Stop!! 片桐早苗 2015 34位 命燃やして恋せよ乙女 宵乙女 2017 35位 Absolute NIne 塩見周子,高垣楓,渋谷凛,前川みく,一ノ瀬志希,島村卯月,相葉夕美,城ヶ崎美嘉,向井拓海 2015 36位 生存本能ヴァルキュリア アインフェリア 2016 37位 スパイスパラダイス ポジティブパッション 2018 38位 Gossip Club 大槻唯,藤本里奈,城ヶ崎美嘉 2019 39位 TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!! 喜多日菜子,喜多見柚,南条光,日野茜,姫川友紀 2019 40位 TOKIMEKIエスカレート 城ヶ崎美嘉 2012 41位 アタシポンコツアンドロイド C5 2013 42位 あんずのうた 双葉杏 2012 43位 Romantic Now 赤城みりあ 2013 44位 Shine In The Sky☆ U149 2023 45位 凸凹スピードスター しゅがしゅが☆み~ん 2019 46位 ハイファイ☆デイズ L.M.B.G 2016 47位 Star!! CINDERELLA PROJECT 2015 48位 GEMSTONE 的場梨沙 2022 49位 風色メロディ 緒方智絵里 2013 50位 CoCo夏夏夏 Holiday 上田鈴帆,佐藤心,十時愛梨 2017 51位 SUPERLOVE☆ 城ヶ崎莉嘉 2016 52位 花簪 HANAKANZASHI 小早川紗枝 2014 53位 パステルピンクな恋 サクヤヒメ 2014 54位 お願い!シンデレラ 島村卯月,小日向美穂,三村かな子,渋谷凛,多田李衣菜,神崎蘭子,本田未央,城ヶ崎美嘉,城ヶ崎莉嘉 2013 55位 EVERMORE 二宮飛鳥,一ノ瀬志希,神崎蘭子,前川みく,城ヶ崎美嘉 2017 56位 ニャンと☆スペクタクル 前川みく 2016 57位 アンデッド・ダンスロック エルドリッチ・ロアテラー 2019 58位 Sing the Prologue♪ 久川凪,関裕美,遊佐こずえ,三村かな子,堀裕子 2020 59位 Shine!! CINDERELLA PROJECT 2015 60位 夢幻ノ救憐唱 ~堕チル星ノ調ベ~ 神崎蘭子 2019 61位 Blooming Days 安部菜々,五十嵐響子,緒方智絵里,道明寺歌鈴,早坂美玲 2017 62位 キラメキ☆ U149 2023 63位 Hungry Bambi キュリオスター 2021 64位 Myself 松永涼 2022 65位 EVIL LIVE BAD BEASTS 2021 66位 無重力シャトル 相葉夕美,城ヶ崎莉嘉,安部菜々,新田美波,多田李衣菜 2019 67位 Tulip LiPPS 2016 68位 N.O.R. ~Notes of Revolution~ 革命についての覚書 SOUL LEATHERS 2023 69位 Joker EMBER LAST 2020 70位 パ・リ・ラ Bom Dia 2021 71位 Naked Romance 小日向美穂 2013 72位 気持ちいいよね 一等賞! 姫川友紀 2015 73位 きゅん・きゅん・まっくす 一ノ瀬志希,乙倉悠貴,椎名法子,前川みく,棟方愛海 2019 74位 BEYOND THE STARLIGHT 城ヶ崎莉嘉,緒方智絵里,北条加蓮,川島瑞樹,大槻唯 2017 75位 キラッ!満開スマイル 島村卯月,小日向美穂,佐久間まゆ,櫻井桃華,双葉杏 2017 76位 モーレツ★世直しギルティ! セクシーギルティ 2018 77位 ネコドル☆オーバー・ザ・ワールド 前川みく 2022 78位 お散歩カメラ 高森藍子 2013 79位 あんきら!?狂騒曲 HappyHappyTwin 2017 80位 ストリート・ランウェイ ラピエサージュ 2022