約 883,798 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1530.html
※独自設定垂れ流し。 ※注意!ぺにまむすっきり大量。本当に大量。 ※餡子ンペ出展。 ※四十八手あき様の絵より多大なインスパイアをいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。 「ふぅ…。」 丘を登り終えると、お兄さんは汗を拭いて一息ついた。 研究一辺倒で篭りがちの彼には、ゆるい上り坂でもちょっときつい。 「さあて、ここにいるかな…。」 近くの村で彼が聞いたところ、小規模ながらここに群れがあるらしい。 その中に、私の目当てのゆっくりがいるといいのだが。お兄さんはそんなことを考えていた。 「おかされいむ」 必殺引篭り人 お兄さんが休んでいると、一匹のゆっくりれいむが通りかかった。 「ゆっくりしていってね!」 そのれいむに彼が声をかけると、 「…ゆ、ゆっくりしていってね!」 驚きながらも返事を返した。 「ちょっと聞きたいことがあるんだ。何もしないから話をさせてくれないか?」 「ゆっ!にんげんさん、おはなしってなに?」 彼には驚きだった。野生種だから警戒心が強いかと思っていたのだ。 「実はすごく母性の強いゆっくりを探しているんだ。」 「ゆー!それなられいむがそうだよ!れいむはむれのなかでいちばん『ぼせい』がつよいよ!」 れいむ種は母性(笑)が売りのゆっくりだ。まあそう答えるだろうな、とお兄さんは感じた。 「ただ強いだけじゃダメなんだ。すご~く強い、もうお母さんになるしかないっ!ってくらいの 強さじゃないと。」 「れいむはもうおかあさんになるしかないっ!くらいつよいぼせいだよ! むれのなかじゃ、れいむのぼせいにあやかりたいってゆっくりがいっぱいなんだから!」 ウソつけ。 お兄さんはつい本音を言いそうになった。が、ここはぐっとこらえてもう一度確認する。 「本当かい?じゃあ、すごく美ゆっくりなゆっくりまりさが 『れいむの赤ちゃんを産みたいんだぜ!』 とか言ったられいむはどうする?」 「ゆゆっ!?そんなのゆっくりしてないよ!あかちゃんをうむのはれいむのやくめだよ!」 「そのまりさがまむまむを開いて 『れいむのぺにぺにでおそらにとばしてほしんだぜ!』 って言ってきたら?」 口にしたら、さすがに鳥肌がたった。寒気のする発言をしてしまった。お兄さんは後悔する。 しかしれいむの返答はさらにおぞましかった。 「ゆーっ!そんなのまりさじゃないよ!まりさは、まりさはぺにぺにをぎんぎんにして れいむにおそいかかって、それでれいむのばーじんなひみつのはなぞののまむまむと いっせいいちだいのおおしょうぶを…。」 ごめんなさい。それ以上聞きたくありません。お兄さんは意識を強制パージしてしまう。 その後、れいむが5分以上も必死に訴え続けていたのだが、彼の意識は完全に現実から切り離されて おり、何も聞いていなかった。 5分後。 「…はっ!?そ、そうなのかー。すごくぼせいがつよいのかー。」 つい棒読みになってしまうお兄さん。なんだか変な口調になっていた。 「ゆゆゆ!!やっとわかってくれたの!?ゆっくりりかいしてね!」 れいむは必死だ。…そう、彼の求めているのは、こういうゆっくりなのだ。 「話を聞かせてくれてありがとう。お礼にこのあまあまをあげるよ。」 お兄さんはケースから一粒のお菓子を取り出した。 「あまあま!?ほしいよ!れいむ、あまあまたべたいよ!」 「じゃあ口を開けて。」 あーん、と開けた大口に放り込む。ぱああ、と喜びの顔になるれいむ。 彼はさらにケースから何粒か取り出して口に放り込んだ。そのたびにうれしそうな顔をする。 しかし、その顔もすぐに変わった。まぶたを重そうにしているれいむにさらにお菓子を食べさせると、 あっというまに眠ってしまう。 そう、どんなゆっくりも眠ってしまう魔法のお菓子。その名をラムネという。 お兄さんは眠り込んだゆっくりれいむをリュックサックに入れると、その場を後にした。 研究所に戻った彼は、さっそくゆっくりれいむの処置にかかった。 傍らには大量の栄養剤を投与し、さらに電気あんまを仕込んだ床の上で振動を与え続けている ゆっくりありすがいる。実はこのありす、れいぱーなのだ。 今このありすの頭の中には、ほかのゆっくりと『とかいはなあい』を交わすことしかない。 完全なるれいぱー状態だ。 お兄さんの研究は、このれいぱーの性質を逆転させられないか、というものである。 れいぱーありすの体液をほかのゆっくりに投与すれば、確かにそいつはれいぱーになる。 これは当然。では逆は? つまり、『犯されまくりたい』という状態、ニンフォマニア(女子色情症)なゆっくりは作れない のか、ということだ。 れいぱーありすの体液では『犯したい』という状態にしかならない。振動だけでは『すっきり』 すればすぐに元に戻ってしまう。 れいぱーのごとく無限に続く発情、それを実現させるにはどうすればいいか。 まずは無限の発情、これはれいぱーの体液を使う。 次に『犯されたい』という受け状態をどう確保するか、であるがこれには『母性(笑)』を使う ことにした。母性とはメスの気質が根底にある。より強力な母性を持つものは、それだけメス、 つまり『受けたい』という力が強いはずである。そのためにこのゆっくりれいむを捕まえたのだ。 (↓ここから下は気色悪いので読み飛ばしてくださって結構です↓) お兄さんはありすから体液を注射器で大量に取り出した。大量出餡にあたる行為だが、栄養剤の おかげでありすはぴんぴんしている。 次にこの体液を2つに分け、片方にラー油を混ぜる。下準備はこれで完了だ。 眠っているれいむにさらに数個のラムネを追加する。寝ていてももぐもぐと口を動かして食べる ほど、ゆっくりは甘味好きである。 れいむを振動盤にのせると、すぐにあごの下あたりにまむまむが見え始めた。 まずはれいぱーの体液をガラス棒にたっぷりと取り、まむまむに突っ込む。まむまむの内側に 大量の体液をしっかりと塗りこめていく。 その体液は不思議とよくなじむ。まむまむの内側はしっとりもちもちに変化していくばかりか、 体液をどんどんと吸い込みさらに妖しくてらてらと光っていく。 次に、まむまむの奥底にラー油添加の体液を落とす。数本のガラス棒でまむまむを開けば後は その中に落とすだけでいい。これで、いくらすっきりしてもラー油効果でにんっしんっは しない。 れいぱーの体液はなぜかすごく高性能で、痛みを感じさせない成分がある。 これとまぜることでラー油による痛みをれいむに感じさせずにひにん!が完了する。 あとはおでこのあたりにラー油添加体液をぬる。これで植物型にんっしんっもひにん!完了だ。 最後に体液をオレンジジュースで薄めたものをれいむの体のあちこちに注射しておいた。 仕込みは万全だ。 (↑ここまで。要するにれいむはすっごく改造されちゃいました。↑) 研究お兄さんは先ほどゆっくりれいむと出会った丘に戻った。いまだ眠り続けるれいむを草むらに 投げ込むとすぐに研究所に引き返す。 れいむにはリボンに高性能小型カメラ&マイクを仕込んである。これで研究所にいながられいむの 様子が観察できるわけだ。 そして研究お兄さんが見たもの。それはこのれいむの、世にもおぞましい転落のゆん生だった。 「ゆぴー…、ゆぴー…、…ゆ…?ゆっくりしていってねっ!」 元気に目覚めると、そこはいつもの丘だった。話していた人間もいない。 「ゆー?にんげんさん、かえっちゃったの?れいむ、ゆっくりねむっちゃったんだね!」 ついうっかり、などと考えているに違いない。眠らされて体を改造されたというのにのんきな事である。 そこに群れの仲間のまりさが通りかかった。 (ゆっ!あれはまりさ!…ゆー、まりさは本当に美ゆっくりだね!れいむ、およめさんになりたいっ!) などということを考えているのだが、口からもれた言葉は、 「まりさはびまりさだね!れいむ、まむまむがうずいてたまらないよ!」 大変に下品な内容だった。どういう餡子脳変換だろうか。もしかするとれいぱーの体液が中枢餡に 影響したのかもしれない。モニターを見つめる研究お兄さんは思った。 「ゆっ!れいむ!ゆっくりしていってね!」 「まりさ!ゆっくりしていってね!…それと、れいむですっきりしていってね!」 発言がストレートすぎる。 「ゆゆゆぅ!?れいむはまりさとすっきりしたいの!?」 「そうだよ!もうれいむのまむまむ、えくすぷろーじょんしそうだよ!」 「じゃあまりさのぺにぺにでますたーすぱーくしようね!」 聞くに堪えないんですけど…。自分でやっておいてなんだけど、もう監視カメラの音声映像を止めたい 気分だ。研究お兄さんはしかめっ面をしていた。 彼の気持ちなど当然のごとく無視し、2匹はあっという間にすっきりをし始めた。 「ゆっ、ゆっ…!れいむのまむまむ、きゅんきゅんしめつけてくるね!」 「いいよぉ…!まりさのぺにぺにがれーばてぃんさんだよぉ!」 「そろそろ…、いくよ!」 「れいむも…!」 「「すすすすすっきりー!!」」 さあ、ちゃんとひにんっ!はできているのか?ぐぐいっ、とお兄さんがモニターに近づく。 さすがにカメラはれいむのおなかを映せないため確認できない。ただ、画面の端を確認すると 頭から茎は生えていないようだ。画面下のれいむの肌はツヤツヤもちもち、さらにしっとり しているように見えた。 「ゆゆん…、れいむのまむまむはさいこうだよぉ。まりさついがんばっちゃった!」 「ゆーん、れいむもだいすきなまりさとすっきりできてしあわせー!だよ。ふたりであかちゃん そだてようね。」 「ゆっ!そうだよ。あかちゃんはげんきなの?」 そういってれいむを見る。しかしそのおなかは大きくなっていない。頭にも何も生えていない。 「れ、れいむ…?ぽんぽん、おおきくなってないよ…?あたまにもくきさんがはえてこないよ…?」 「ゆふー、ゆふー…。なにいってるのまりさ?れいむはまりさのあかちゃんをにんっしんっ…、 ゆゆゆゆ!?!?」 体に何も変化がない。まりさが落胆したのも当然だ。野生種にとって、赤ゆっくりは最上のゆっくり できる贈り物。好きな相手が赤ゆっくりを産めないとなれば、 「ゆっ!!れいむはにんっしんっ!できないだめゆっくりなんだね!もうれいむなんていらないよ!」 こうである。まりさはれいむを見限り、あっという間に群れへ帰っていった。 「ゆーっ!まってまりさ!れいむは、れいむはにんっしんっ!できるよ!」 れいむの声がこだました。 大好きだったまりさに捨てられ、落ち込んだれいむ。仕方なく群れに帰っていった。 そう、今まさに地獄と化そうとしている群れに。 「ゆー…、ゆっくりただいまだよ…。」 そう挨拶をしながら群れの広場に入る。そこには…。 「わ゛がら゛な゛い゛よ゛ー!」 「ごん゛な゛の゛どがい゛ばじゃな゛い゛わ゛!」 逃げ惑う群れの仲間達。それを追いかけるのは 「まちなさい!ありすがさいこうのあいをあげるわ!」 「こっちのありすはとかいはね!ありすのしこうのゆっくりをそそぎこんであげる!」 れいぱーありす達だった。群れはれいぱーに襲われていたのだ。 「ゆゆゆーっ!?」 れいむはあまりの出来事に驚き、すっきりの疲れもあって動けなくなってしまった。 そこにれいぱーが襲い掛かる! 「ゆ~ん!なんてとかいはなれいむなの!?」 「まあ、こんなにまむまむをくぱぁっとさせて!」 「ありすたちをさそってるのねぇぇええ!?」 どうやられいぱーの体液をたっぷりととりこんだまむまむは、ゆっくりを誘う力があるらしい。 てらてらと光り、ぬめぬめとうねるその部分は、火が害虫を誘うがごとくゆっくりをいやらしい気分に させて引き寄せる。 (い、いやだよ…、れいむはれいぱーなんてだいきらいだよ…。) そう思うものの、れいむの餡子の奥がなぜかうずく。 (ど、どうしたの…?れいむ、れいぱーのことなんてだいきらいなのに…、きもちわるいはずなのに…。 どうしてこんなに惹かれてるの!?) なお、この思いが口にもれるとこうなる。 「ゆー、れいぱーはすごくゆっくりとすっきりできそうだよ!さっきのまりさみたいなそーろーじゃ たのしめないよ。れいむはれいぱーとすっきりしたいよ!」 すごくストレートな発言に変換されていた。 もちろんありす達はその言葉に興奮も頂点だ。 「むほおお!なんてとかいはなの!いいわ、ありすがごくじょうのすっきりをあげる!」 「ありすにあいされてれいむはしあわせものよぉぉおおお!」 「いっぱいあいをそそぎこんであげるわぁぁぁ!」 一気にれいむに襲い掛かる。 「いいよっ!れいむですっきりして!れいむはいっぱいありすとすっきりしたいよ!」 この異常な状況で気がふれてしまったのか、それとも餡子の奥底から沸き起こる情欲に身をまかせて しまったのか。 れいむは素直にれいぱーを受け入れた。 「みんなっ!あそこでいやらしくゆっくりしているれいむがいるわ!」 「なんてとかいはなの!あんなにゆっぽりとぬれているまむまむははじめてだわ!」 群れの仲間を追い回していたほかのれいぱー達も、れいむに引き寄せられていく。 れいむを中心に、すべてのれいぱーが集まった。交代でれいむのまむまむをギンギンのぺにぺに で貫き、それをまっているありす達はれいむの頬といわず全身をすりすりで攻め上げていた。 「むほおお!すぐにありすのあかちゃんをはらませてあげるわあああ!」 「さあ、いっぱいありすのあかちゃんをうんでねぇぇぇ!」 ちなみに研究お兄さんはこの映像をみてあまりのおぞましさに吐き気を催しトイレに駆け込んでいた。 れいむ vs れいぱーありす軍団。恐ろしくもおぞましい勝負の結果は。 れいむの圧勝であった。 「ゆっ…、も、もうすっきりー!できないわ…。」 「ぜつりんすぎる…。こんなのとかいはじゃないわ…。」 「これいじょうはありすのあいがぶろーくんよ…。」 「なんでこれだけあいしてあげたのにあかちゃんができないの…。」 れいぱーありす達はすべてのすっきり能力を使い果たし、ヨボヨボになっていた。 れいむはというと。 「まだまだたりないよ!ありすたちはそーろーだね!」 とても元気であった。これにはモニター前の研究お兄さんも唖然としている。 (注射した体液がおかしな作用をしているのか?それともれいむの母性(笑)との相互作用の 結果だろうか…。なんにせよ、面白いデータが取れたな。) 元気どころかれいむはさらにお肌ツヤツヤ、しっとりもちもちとなり、健康そのものであった。 (どうやらありす達に注ぎ込まれた愛、じゃなくて精子餡が栄養分になってるようだな。 れいむはひにんっ!済みの個体。赤ゆっくり用に高栄養の精子餡が、赤ゆっくりができない ために母体の栄養になってしまっているのか。) 研究お兄さんからは見えないが、れいむのまむまむはさらに妖しく光っていた。小さな穴ではあるが、 ゆっくりが見れば一目でわかる。恐るべき誘引力をもったまむまむとなってしまった。 れいぱーありす達がれいむによって追い払われると、群れの全員がれいむを取り囲んだ。 「すごいわれいむ!あのれいぱーたちにかっちゃうなんて、すごくとかいはよ!」 「わかるよー!れいむはきゅうせいしゅなんだねー!」 「むきゅっ!ありがとう、れいむ!おかげでむれはすくわれたわ!あなたはむれのえいゆうよ!」 そんな感謝の言葉も、今のれいむには届かなかった。 (ゆぅ…。もっといっぱいすっきりしたいよ…。…れいむ、どうなっちゃったの?まえはこんな いんらんなことかんがえなかったのに…。) そんなことを考えていた。しかし口から漏れたつぶやきは、 「あのありすはそーろーだったよ…。あしたからつぎのえものをさがさなきゃ…。」 なんとも素直な言葉だった。 次の日。群れに2度目の災厄が襲い掛かる。 (…ど、どうしよう…。れいむ、すごくへんだよ…。あさからまむまむがじゅんじゅんするよ…。 こんなところ、ほかのゆっくりにみられたら…) 心の中では一応、以前のれいむとして考えている。 「おはようだぜ、れいむ!きのうはすごいかつやく…。」 だがゆっくりを前にすると、口が勝手にしゃべりだす。 「いいからさっさとぺにぺにだしてね!れいむのまむまむはじゅんびばんたんだよ!」 「なにをいって…、ゆ、ゆぎゃぁぁぁ!?」 「おはようれいむ!すごくとかいはなあさね!きのうはほんとうに…。」 「なにむだなあいさつしてるの?ばかなの?しぬの?」 「え、れいむあなたなにを…。い、いやぁぁぁ!?とかいはー!?」 「おはようなんだよ、れいむ!むれのえいゆうはとってもはやおきなんだねー、わかるよー。」 「ばかなまんじゅうどもをせいてきないみでくいたいだけだよ。」 「!?!?わ、わがらないよー!?ら、らんじゃまぁぁぁー!!」 出会うゆっくりは皆、れいむの餌食となっていった。恐るべきはそのまむまむ。妖しく光を反射 するソコは見るゆっくりすべてをギンギンのぺにぺににさせる最終兵器。 「むきゅー…。れいむ、わるいけどむれからでていってほしいの…。」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!?」 どうしても何も、群れのゆっくりのほとんどを『喰って』しまっているのだ。 番がいるゆっくりには強度の不和を、独り身のゆっくりには『すっきりへの恐怖』を。 れいぱーが襲ってきた以上に恐怖を撒き散らしているれいむを、群れの長であるぱちゅりーは 寛大にも追放処分で済ませようというのだ。 結局、群れのゆっくり達の怒号もあり、れいむは追放されてしまった。 普通のゆっくりであれば群れから距離を置き、森の中で自活すれば済む事も、今のれいむには完璧に 無理であった。なにせあのれいぱー群を一人で受けきったのだ。もうすっきりー無しの生活など 考えられない。むしろすっきりーこそが生活なのだ。 森の中にはいられない。れいむは森を出て街を目指した。 「…ゆゆっ!?な、なんていやらしいゆっくりなんだぜ!」 街のはずれ。そこで出会った野良ゆっくりまりさはれいむを一目見てとりこになってしまった。 しかしそこは街ゆっくりとしてのプライドがある。つい罵るような口調になってしまう。 (ゆー、このまりさはきたないよ…。) 「ゆ!まりささまをみてほれそうになってるのぜ?いいのぜ、ほれて!」 (あめさんがふったあとにおそとへでても、このまりさほどきたなくならないよ…。) 心の中で反発しても、 「まりさはそーろーまりさなの?そうじゃないなら、れいむのここでしょうめいしてね!」 もみ上げで自分のまむまむを指し示す。心と体の乖離は進む一方だ。 「ゆゆゆぅ!?まりささまをばかにするんじゃないんだぜ!てんごくにうちあげてやるんだぜ!」 そういってれいむに襲い掛かる。 「ゆっゆっゆっ!どうなんだぜぇ!?すぐにすっきりー!させてやるんだぜぇぇ!」 「どうしたの!?もっとはげしくできないの!それじゃほかのまりさとおなじだよ!」 ちなみに心の中ではこう思っている。 (こんなげすなまりさにおかされるなんて…!?でもくやしいっ…かんじちゃう…、ゆっ!ゆっ!) 悲劇のヒロインに酔っていた。ある意味では心と体は乖離していないのかもしれない。 そんなれいむの葛藤(?)も知らず、まりさはれいむに襲い掛かる。 れいむはれいむでもみ上げを器用に使い、まむまむをくぱぁっとさせていた。 「ゆっ!ゆっ!ど、どうなんだぜぇ!まりささまのびっぐぺにぺにですぐにすっきりー!させて やるんだぜぇ!」 「ゆっ、ゆぁん!な、なかなかだね!でもまだだよ!」 ちなみに研究お兄さんはもうすっきりー!の様子は見ないようにしている。対れいぱー無双の際、 あまりの気色悪さに吐いてしまったためだ。 「ゆっ!そろそろとどめなんだぜ…!ゆゆゆぅぅ…、すっきりー!」 「すっきりー!」 「…ゆはぁ、ゆはぁ…。ど、どうなんだぜぇぇ…。まりささまにほれたんだぜ!?」 「…ゆー!こんなんじゃたりないよ!」 れいむはまだまだ元気だった。自分にのしかかったままのまりさをお腹でぶるぶると震わせ、ぺにぺに をもう一度復活させる。 「な、なにするんだぜ!?」 「こうするんだよっ!」 れいむのモチモチお腹がボヨンとまりさを打ち上げる。 「ゆー!おそらをとんでるみたいなんだぜー!」 そして落ちてきたまりさをまむまむで受け止める! 「ゆっ!これくらいじゃないとれいむはまんぞくできないよっ!もういちどっ!」 「ゆー、おそらを…」×10回 「これでとどめだよっ!ゆっ!!」 「「すっきりー!!」」 れいむの対れいぱー奥義『すっきりすぱーく』が炸裂した。本来はれいぱーありすをうまく誘導し、 すっきりさせる際に地面に打ちつけるものだが、れいむはこれを純粋にすっきりのために使っている。 「ゆゆーっ!?」 まりさが大量に精子餡をれいむに放出した。改造版すっきりすぱーくの効用がこれだ。 まりさが急激にしおれていく。それに比例してれいむはツヤツヤのモチモチ、性欲全快の顔つきだ。 「ゆっ!なかなかだったよまりさ!」 「…ぜはぁ、ぜはぁ…。も、もうすっきりーなんてごめんなのぜ…。」 しおしおになってしまったまりさにお義理の礼を言うと、れいむはこれからのすっきりー!性活に 胸を躍らせながら街の中へと跳ねて行った。 その後れいむは街のゆっくりを一匹残らず『喰って』いった。研究お兄さんもさすがにこれ以上は 無意味と考え、モニターを切ってしまう。 「ふぅ、結局あまり有用なデータは取れなかったな…。れいぱーがある種の個体数調整にかかわって いることは確かだが、逆れいぱーには何の意味もなかったか…。ま、自然界に逆れいぱーが いないのが何よりの証拠かもな…。」 しかしお兄さんの考えは間違っていた。短いスパンで見ればただキモチワルイだけだが、長期で見た 場合に逆れいぱーは異なった影響をゆっくりの集団に与えたのだ。 「ねえまりさ!そろそろとかいはなあかちゃん…、つくらない?」 森の群れで番になった若妻ありすが言う。しかしその言葉にまりさは。 「…ゆ、ゆわぁぁぁ!?!?ずっぎりはごわいよぉぉぉ!!」 逆れいぱーれいむに喰われたときのことがトラウマとなり、まりさは『すっきり恐怖症』になっていた のである。 街も同様にすっきりを異常に怖がるゆっくりであふれかえってしまった。 こうして1匹のゆっくりにより、森の群れと街の野良ゆっくり達は赤ゆを作れなくなり、その個体数 を減らしていった。 図らずも研究お兄さんは手間のかからないゆっくりの根絶方法を作り出したわけだ。 街の野良ゆっくりがれいむを恐れて逃げ出すようになって数週間。れいむは『すっきり禁断症状』に 悩まされていた。 そしてれいむは禁断の方法に手を染める…。 「ゆゆうううううう!!ぞごの美お兄さんんんんん!! でいぶでずっぎりじでぐだざいいいいいいいい!!」 れいむはもみ上げをしきりにまむまむへと突っ込む。ジュボジュボと妖しい汁を噴出させて 誘うれいむ。 「いやらしい雌饅頭のまむまむをお兄さんのぺにぺにでめちゃくちゃに虐待してくださいいいいい!! でいぶを、でいぶをはやくおぞらにどばじでぇぇぇ!!!」 そう、れいむは人間を誘っているのだ。それも浮浪者達を。 「おうおう、このオナホは元気がいいなぁ!」 「ああ、なかなかのモノだったぞ!」 「おいおい、ゲテモノ喰いにもほどってもんがあるだろ!」 「いやいやいや!試してみろって!なかなか従順だし、なにより感触は最高だぜ! しかもあったけーしな!」 「…、確かに最初は気色悪かったが、よくよく見りゃなかなかのモノっぽいな…。」 「なっ!試してみろって!」 「はやく!はやく雌饅頭をめちゃくちゃにしてくだざいいいいい!!! もうでいぶはどうなっでもいいでずがらぁぁぁ!! ここを、ここをぶちこわしてほしいんでずううう!!」 浮浪者たちに囲まれ、れいむはどこまでも幸せだった。 …どうしたんだろう俺。こんなもの書いて、なんか変なものでも溜まっているんだろうか…? 批判は甘んじて受けます。 次回からは短編、直接虐待と言葉攻めの2本を考えております。 できたらその次に希少種しあわせー!物を書いてみたい。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ! ふたば系ゆっくりいじめ 216 子まりさの反乱 ふたば系ゆっくりいじめ 248 ゆっくりできない理由 ふたば系ゆっくりいじめ 387 れいむはよげんしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 464 ゆ身売買
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1151.html
ドン [(スペイン) don] 首領。親分。実力者。 ※ ※ ※ ※ ※ ドン れいむ ※ ※ ※ ※ ※ ここは森の外れにあるゆっくりの群。 人里から離れていることもあって人との諍いは遠く、守護者が見守っているお陰で捕食 種や山犬等の獣たちからの被害も極力抑えられていた。 守護者――つまりは、『ドス』という尊称を頭に着けることを許されたゆっくり。 緩やかにウェーブのかかった長い金髪に片方の頬にかかる三つ編み。頭に乗せた飾りは 白いリボンをあしらった鴉の羽根より黒い鍔広のとんがり帽子。その姿は見上げるほど大 きくなったとは言っても、『まりさ』と称するゆっくりの一種だった。 穏やかなほほえみで駆け回る子供のゆっくりたちを見守るその姿は、ゆっくりでなくと も実に『ゆっくりとしている』ように見える。そして、そのドスまりさの姿を見る群のゆ っくりたちもまたゆっくりした気分で日々を過ごしていた。 ただ、一匹のゆっくりを除いては…… ※ 「ふこーへーだよ!」 おうちにしている木の根の穴蔵に入ってくるなり開口一番飛び出した台詞がこれであった。 もっとも、それを聞いたこのおうちの家主であるぱちゅりーは、またか……、としか思 わなかった。 ぱちゅりーのおうちに転がり込んで早々にがなりだしたのは、しばらく前から不平不満 を垂れ流して群でも疎まれているれいむだ。ドスや賢い大人たちの指示で群では相手にさ れなくなってきたために、数日前から篭もってばかりで逃げ場のないぱちゅりーのおうち に押し掛けるようになったのであった。 非常に残念なことに、群の相談役という立場上ぱちゅりーまでもが無視するわけにはい かなかった。 「まりさばっかりひいきだよっ! れいむだってみんなにめーれーしたいんだよっ! ぱちゅりーはれいむをえらくしてねっ!!」 「むきゅ、なら河原でりーだーのお勉強をやってるわ。れいむもそこでお勉強したらどう かしら?」 確かにれいむの言うとおり、群ではまりさたちが先頭に立って他のゆっくりたちを指導 することが多い。だがそれは先達からきっちりと生き抜くための術を教育されたからでき ることである。生活に必要不可欠のことすら学ばず、のんべんだらりと過ごしてきたれい むでは役立たずも甚だしい。 だというのに、れいむはぱちゅりーの苦言を一笑に付した。 「おべんきょーなんてひつようないよっ! れいむはかしこいんだよっ!!」 「……3たす2は幾つかしら?」 「ゆ? なにわけのわからないこといってるの? ばかなの?」 「むきゅ~……」 延々とこの調子である。 れいむが連日言い続けてきたことを要約すれば、偉くなりたい、命令したい、ちやほや されたい、けど面倒なことはしたくない。そんな都合のいい話があるものか、とぱちゅり ーは思うがそれを直接言えば癇癪を起こすのが目に見えている。 とはいえ、それもこれもここ数日間、朝から晩まである。さすがに辟易してきたぱちゅ りーからぽろりと本音がこぼれ落ちてしまった。 「狩りもお勉強もしないでえらくなれるわけないでしょ、このおばか……む、むきゅ!?」 あ、と思ったときには本音をしっかりと口にしていた。 暴れられる。 このれいむは狩りにも参加しない、見回りにも協力しない、食っちゃ寝ばかりのぐーた らゆっくりではあるが、親の過保護のお陰で元来虚弱で小柄なぱちゅりーとは比較になら ないほど体格が良い。上にのしかかられて、一度でもピョンと跳ねればひ弱なぱちゅりー など潰されてしまうに違いない。 しかし、退路はない。おうちはお饅頭サイズのぱちゅりーなら何匹か自由に遊び回れる くらいの広さがあるとは言っても、その奥に座っている以上ここは袋小路に相違ない。 ゆっくりらしからぬ思考回路で進退窮まったことを理解したぱちゅりーは、せめて一思 いに永遠のゆっくりへ旅立てるようにと願いながら目を閉じた。 「ゆふっ、ゆっふっふふ……」 「……むきゅ?」 ところが予想した衝撃はいつまで経っても襲ってこない。それどころか、怒り狂ってる とばかり思っていたれいむからとても楽しげな笑い声まで聞こえてきた。 不思議そうにそぅっと目を開けて見ると、そこにはとってもご機嫌な、そしてあからさ まにこちらに見下した眼を向けるれいむの姿があった。 れいむに見下されるのはとってもゆっくりできないことではあったが、今は命があるだ けでも儲けものだった。 ぱちゅりーがこっそり安堵のため息をついていることには気づかず、れいむはにやにや 笑いながらぱちゅりーを嘲る。 「かんがえてみたらかんたんなことだったよっ! むれのけんじゃ、なんていってるのに ぱちゅりーはおばかだね! えらくなるのにべんきょうもれんしゅうもひつようなんてな いんだよっ!」 訝しげな表情を浮かべたぱちゅりーが口を開くより早く、れいむは『えらくなるほうほ う』を高らかに宣言した。 「おっきくなれば、みんながちやほやしてくれるりっぱなりーだーになれるんだよっ!!」 『ドス』という存在の見てくれのみを見てきたれいむの辿り着いた結論。 ぱちゅりーは、ただただ深くため息を吐いた。 ※ お饅頭サイズのぱちゅりーの前で、鏡餅(下段)サイズのれいむが「ゆっへん」と反り 返る。ゆっくりに張る胸がないから仕方ない。 「おっきくなれば、れいむだって『ドス』になれるよっ!」 大きさと強さや偉さがイコールで考えられているゆっくりとはいえ、単純に大きくなれ ばドスに成れると思っているゆっくりは――実のところ少なくなかったりする。それでも このぱちゅりーには、それが荒唐無稽な話だと理解していた。 一瞬前まで小馬鹿にしていた瞳を希望で満たしたれいむに、呆れた表情を浮かべたぱち ゅりーは簡潔に応えた。 「……れいむ、ドスになれるのはまりさだけよ」 「ゆがーん!?」 ぱちゅりーたちは脆弱なゆっくりの中でも極めて貧弱な部類に入る。 力は弱く、体力は乏しく、お肌の張りは成長しても他種のあかちゃんに匹敵する柔さで ある。そんな欠点だらけのぱちゅりーたちであるが、それらを補うのがゆっくりの中でも 群を抜く知識である。ごほんを読み、様々な話を聞いて多種多様な知識を仕入れることを 好み、忘れっぽいゆっくりでありながら記憶力も悪くない。ただし、その知識を知恵にで きるぱちゅりーは極めて希少ではある。 このぱちゅりーは、そんな数少ない知恵者の一匹だった。 「ぱちぇはこの群にくる旅のゆっくりから色んなお話を聞くけど、まりさ以外のゆっくり がドスになったお話なんて聞いたこと無いわ」 ドスまりさに似た存在ならばクイーンありすだろうか。何にしても巨体となったれいむ の存在は一度も耳にした覚えはない。いや、一つあったか。 「れ、れいむはいっぱいむーしゃむーしゃしていっぱいすーやすーやしてるよ!? おと ーさんもおかーさんもそうすればおおきくなれるっていってたよっ!? それにむれでれ いむよりおっきなゆっくりはドスしかいないよ?」 「それはおデブさんになっただけよ」 「ゆがーん!?」 一度死を覚悟したためか、ぱちゅりーの切り返しには迷いがない。『でいぶ』という 蔑称を使わなかったのがせめてもの優しさだった。 態度の割に繊細なれいむはショックの余り数分間放心してしまった。そして目覚めると 持ち前の忘却力を駆使して気を取り直し、再度ぱちゅりーに訊ねた。 「それじゃあぱちゅりー、れいむがえらくなるほうほうをおしえてねっ!」 「むきゅ~、そこに戻るのね……」 そんなれいむの態度にぱちゅりーは溜息しかでない。 幸いにも命を落とす事態にはならなかったが、事実を突きつけても忘却してしまっては 意味がない。結局は堂々巡りが続くのだろうか。そう考えるとぱちゅりーはゆっくりでき ない気分に陥った。 そんな時、不意にぱちゅりーは以前旅のゆっくりから聞いた噂話を思い出した。 「そういえばあまりにもありえないから忘れてたけど……」 「ゆ? れいむがえらくなるほうほう? しってるならゆっくりしないでおしえてねっ!」 即座に食いついてきたれいむにちょっと引きながら、それでも言うか言うまいかぱちゅ りーは悩んだ。しかし、じりじりと近寄ってくるれいむの圧力に負け、しぶしぶ口を開いた。 「むきゅぅ……れいむ、『ドン』って知ってるかしら?」 「どん? ドスじゃないの?」 「むきゅ、違うわね」 「ならしらないよ! ぱちゅりーはゆっくりせつめいしてねっ!」 「ゆっくり説明するから少し下がってちょうだい……潰されそうでゆっくりできないわ」 ずずいと近寄るれいむを牽制し、ぱちゅりーは餡子に記憶した噂話を思い返した。 「ドンというのはたくさんのゆっくりたちの頂点に立つ、ドスよりもクイーンよりもゆっ くりとした、すべてのゆっくりを従えるゆっくりなのよ。そしてドンはれいむたちの中か らしか選ばれないって、旅のみょんが教えてくれたわ」 「ゆゆっ!! ドスやクイーンよりもえらいのっ!?」 「むっきゅん。そう聞いたわよ」 「れいむがえらばれたゆっくりなのっ!?」 「むきゅ、それはわからな……れいむ、お願いだから下がって、こっちこなむぎゃーっ!!」 「ゆーっ♪ れいむはすごいよっ! れいむはドンれいむだよぉっ!!」 にじり寄る巨体に押し潰されそうになったぱちゅりーの悲痛な叫びも耳に届かず、れい むは自分勝手な妄想で歓喜に打ち震える。 ところがふと、肝心なことを聞いてないことに気付いた。 「ゆ? それでどうすればれいむはドンになれるの? もうドンなの?」 「お……おじえるがら……どいで……むぎゅぅ……」 幸いなことに、ぱちゅりーが壁とれいむに圧殺される寸前であった。 ※ 群のあるゆっくりぷれいすからお日様が昇る方へひたすら真っ直ぐ進んだ先にある森。 その森の奥に、まるでお月様を半分に割ったような綺麗な『椅子』がある。 その椅子に座った者は、総てのゆっくりから尊敬される至高のゆっくり、『ドン』にな ることができる。 しかしその椅子に座ることが許されるのは唯一、れいむだけであるという。 息も絶え絶えなぱちゅりーから漸く聞き出した情報を元に、れいむは旅に出た。 ありったけの食料だけを持ち、泣いて追いすがるおとーさんと悲痛な声で呼び止めるお かーさんを振り切り、悲しみと寂しさをグッと堪えて、れいむは初めて群の外へと飛び出 した。 一度だけ振り返ったゆっくりゆっくりぷれいす。ぱちゅりーだけが満面の笑みで見送っ てくれていた。 れいむはゆっくり旅をする。 あさひさんが昇って暖かくなってから目を覚まし、ご飯をしっかり食べてゆっくり食休 みをとって跳ね出した。 疲れたらお昼の時間。食べ終わったら草むらの上ですーやすーやお昼寝。起きたらゆう ひさんになっていた。 背の高い草を寄せて捻っててんとさんの完成。おうちほどゆっくりはできないけれど、 とりあえずはこれでがまん。こんなてんとさんの作り方しか知らないなんて、まったくぱ ちゅりーはゆっくりしてない。 ご飯を食べたらてんとさんに入って、明日に備えてゆっくり寝ることにした。 れいむはゆっくり旅をする。 旅のみょんは二回ゆうひさんを見るくらいで着いたとぱちゅりーは言っていたけど、れ いむが森に辿り着くまでにたくさんたくさんゆうひさんを見た。きっと、旅のみょんは大 げさにぱちゅりーに教えたんだろう。 そうしてれいむは森の奥へと辿り着いた。 森と言うには木々は疎らで、見上げれば空もよく見える。その代わり、生えている一本 一本の木がとても巨大だった。巨体のドスでも後ろに隠れることができそうな木など、れ いむはこれまで見たこともなかった。 そんな巨木の森を進んだ先に、果たして噂に聞いた『ドンの椅子』はあった。 「ゆ~……やっと……やっとみつけたよ……っ!!」 苦難の果てに踏破したドンへの道。 なめらかな白い光沢を湛えた、まるでお月さまの上半分を切り取ったような半円の『ド ンの椅子』。巨木の根本にそっと据え置かれたその姿は、ぱちゅりーから聞いた姿と一致 する。なにより、その縁には書いてあるのだ。 『どん れいむ』と。 「れいむがっ! れいむがドンだよぉおおおおおおおおっ!!」 まったく疲れても傷付いてもいないあんよに鞭打ち、れいむは飛び上がった。 そして何事も無くドンの椅子へと着地した。 椅子の内側は丸くくぼんでいて、れいむの躯をすっぽりと包み込んだ。その座り心地、 安定感はゆっくりしていると言わざるを得ない。このジャストフィットしている感覚は、 この椅子がれいむのために用意された物だと思わせるに十分だった。 「ゆっふぅ~ん♪」 目を閉じてドンの座の座り心地に酔いしれるれいむ。 これでれいむはゆっくりの中で、最高にゆっくりした、一番偉いゆっくりになれたのだ! この姿を群のみんなに、おばかなぱちゅりーに、偉ぶってばっかりのドスに見せつけて やろう。なんと言ってもドスなんかより、このれいむの方がゆっくりしているのだから。 この姿を見れば、涙を流して喜びながられいむをゆっくりさせるに違いない―― 陶酔するれいむの餡子には、そんなバラ色の未来予想図が描き出されていた。 輝ける妄想とドンの座の座り心地を時間をかけて存分に堪能すると、カッと眼を見開い て大音声で宣言した。 「れいむはドンれいむだよっ!! ゆっくりしていってねぇええええええええっ!!」 「…………」 すると、れいむの大音声で目を覚ましたゆっくりとバッチリ目が合った。 巨木の蔭に隠れて見えなかったが、ドンの椅子から見上げると真っ正面にそのゆっくり の顔があった。 「……ゆ? ゆゆっ!?」 直視していたのは真っ赤な双眸。視線を上げてゆけば緩やかにウェーブのかかった桜色 の髪があり、その上には三角形の白い布の付いた水色の帽子があった。 「ゆっゆっゆっ……っ!」 そして視点を引いて全体を見れば、巨木でなければ隠れようのない巨体。 そのゆっくりはにっこりと邪気のない笑みを浮かべると、友好的に挨拶をしてきた。 「こぼね~♪」 「ゆゆこだぁあああああああああああああああああああああっっ!?」 れいむは絶叫で返した。 まあ、捕食種を目の前にしたゆっくりとしての反応としては当然ではあった。ところが その時、れいむの餡はぱちゅりーの言葉を思い出した。 『ドンというのはたくさんのゆっくりたちの頂点に立つ、ドスよりもクイーンよりもゆっ くりとした、すべてのゆっくりを従えるゆっくりなのよ……』 「れ、れれれいむはドンだよっ! ドンなんだよっ! ドンれいむだよっ!! ゆっくり ならドンのめーれーをきいてねっ! ゆゆこはちかづかないでねっ! くちをひらかない でねっ? すいこまないでねっ? れいむをたべたりしないでねっ? ゆゆこはゆっくり できないからどっかいってねぇええええええええええええええええええええっ!!」 総てのゆっくりはドンの言葉を聞けとばかりに、深い森を震わせる大号令を発す。 ドンは総てのゆっくりを従えるゆっくり。ならば、たとえゆゆこであろうともドンには 逆らえるはずがない。 恐怖の涙が溢れる眼を見開いて、れいむはゆゆこに命じた。 その言葉を聞き、ゆゆこはれいむに近寄り、口を開き、深呼吸でもするようにれいむを 吸い込み、ゆっくりと咀嚼した。 「こ~ぼね♪」 そうして空になった『ドンの椅子』だけを吐き出すと、舐めて綺麗にしてから元の位置 へと置いた。ゆゆこもまた元居た位置へと戻り、食休みに入った。 からんころんと回るドンの椅子。 縁には文字が書かれているのが見て取れた。 縁に沿うように全部で三カ所、同じ文字が繰り返し書かれていた。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1223.html
黒あき(仮)です 他に名前被ってなきゃ幸いです ぬえで人間黒投下して削除に至りましたので、罪滅ぼしに虐げられる事が多いのでれいむ無双です 管理人さんもうしません ごめんなさい はじめに 下記内容が不快に思われる方はお控え下さい ※うんしーエクソダスゴールド(豊田監督Ver)が多少あります ※前半は平仮名ばかりなので、目や前頭葉が痛くなる人(自分です)は避けたほうが無難です 3D酔いに似た症状で癲癇になる人も居るそうです 画面の輝度を下げるか字体サイズを大きくすると多少緩和されるそうです ※人間の存在がない世界感です ※当然ですが駄文です ごめんなさい ※毎度毎度の事ですが、風呂敷を広げすぎて収束できてません ごめんなさい ※謝れば許されると思ってるのか?と思われた方、ごめんなさい ※言葉遣いが悪いのは芸風だと思って頂ければ幸いです ごめんなさい 「れいむ文明」 ケース1 「むきゅ、くぬぎさんのしたにすんでたまりさが さいきんみあたらないのだけど」 「ありすがしってるわ。つがいのれいむがにんっしんしてから、ばしゃうまのようにはたらかされて、そのうえ ごはんをあたえられずに、えいえんにゆっくりしちゃったのよ」 「ゆゆっ、れいむはわるくないよ!まんぞくにかりもできないまりさがわるいんだから、じごうじとくだよ!!」 「むきゅ、れいむ、あなたたしか れいむとまりさをさんびきづつしゅっさんっ したわよね?」 「ゆゆっ、れいむのおちびちゃんは れいむによくにたこだけだよ!」 「・・・れいむ、あなたまさか・・・」 「へんないいがかりはよしてね!ごみくずくそむしこえだめありすのくせになまいきだよ! れいむはしんぐるまざーなんだよ!かわいそうなんだよ!しょたいももてないれいぱーはゆっくりしんでね!!」 (むきゅ、ゆーざいね) ケース2 「むきゅ、いわのしたのちぇんのおうちに、いつのまにかやどなしれいむがすんでいるわ」 「まりささまがしってるのぜ。あめさんのひに、れいむがむりやり あまやどりにちぇんのいえにはいったんだぜ」 「ゆゆっ、そうだよ!そこでれいむは ちぇんにむりやりすっきりーさせられて、てごめにされたんだよ」 「そのわりには みおものちぇんが なきながらかりにいくのを、むれのみんながみてるのぜ」 「ゆゆっ、いやがるれいむをてごめにしたんだから、とうっぜんだよっ!れいむはかわいそうなんだよ!」 「「ゆゆゆ????れいむがてごめにされて ちぇんがにんっしん??」」 「・・・むきゅ、それでちぇんはどこにいったのかしら?」 「まんげつさんのよるのひに、ちぇんと ちぇんのおちびちゃんのひめいをきいたのぜ。 れいむとれいむのちびのわらいごえもきこえたのぜ。それからちぇんと ちぇんのおちびちゃんはすがたをけしたのぜ」 「むきゅ、まんげつさんはさくばんね」 「ゆゆっ!ふらんとれみりゃがたくっさんきたんだよ!れいむはひっしにたたかったよ!でもたぜいにぶぜいだったんだよ!!!」 「むきゅ、もういいわ。(ゆーざいね)」 ケース3 「むきゅ、よこあなのまりさ、せいかつはうまくいってるかしら?」 「ぱちゅりー、しんぱいしなくてもだいじょうぶだよ!まりさがかりをして、いとしいれいむが とてもゆっくりしたこそだてをしてくれるから、 もう2かいもふゆさんをこせたんだよ!」 「ゆゆーん、まりさったら。。。(ポッ」 「ビキッ)・・それはそうと、まりさににたこは こんかいもだめだったのかしら?」 「ゆゆぅ、そうなんだよ、まりさににたこは これまでいっかいもうまれてないんだよ」 「ゆぅ、まりさ、つぎがんばればいいわ!れいむはいつまでたってもまりさのつまですからね(ポッ」 「ピキピキ)・・ぱちゅは いだいなもりのけんじゃだから かずがかぞえられるのだけど、はるさんからこれまで、あなたたちは よんじゅうはちかいも れいむしゅばかりうんでるわね」 「「ゆゆ、たくさんのかずはかぞえられないよ!!」」 「そうね、まりさがきのみさんだけをかりであつめたとして、みっかであつめられる すべてのりょうとおなじくらいね」 「ゆゆっ!そんなに!?」 (むきゅ、もうしわけないのだけど、ゆーざいね) その夜、いや、数日前から長ぱちゅりーは悩んでいた。2年前に隣の群れから若ゆっくりだけでこの肥沃な土地に移り住んできたのだが、 当初各種1~2匹づつだった集団が、いつのまにか れいむ種ばかり目に付くようになってきたからだ。 確かにでいぶも存在したし、無意識のうちにれいむ種ばかり優遇する母親もいた。しかしそれらは本来れいむ種だけの問題ではないはずだ。 狩りがゆっくり界でもドベ2とダブルスコアくらい離れてレベルの低いれいむに、母親役を任せるのは仕方の無い事なので、 そういった問題がれいむ種ばかり目に付くと長ぱちゅりーは考えていた。 しかし、春からの追跡調査の結果、ゲスやでいぶでないれいむ種との番には、8~9割がた れいむ種ばかりが生まれてくることが確認できた。 「むきゅ、これはもう・・・やるしかないわね」 長ぱちゅりーは、ある決断をした。しかし、考えに耽っていた長ぱちゅりーは、巣穴の入り口に迫る影に気付くことはなかった。 翌朝、広場にあるおおきな石の前には、無残にも幾らかの断片となった長ぱちゅりーの死骸が散らばっていた。ご丁寧に中身は全て消えている。 「だ、だれがこんなひどいことをしたんだぜぇぇぇぇ!!」 「こんなのとかいはじゃないわ!!」 「わからないよーー!」 慌てふためくまりさ、ありす、ちぇん達と比べ、れいむ種は須らく自らの群れのリーダーの死骸を無表情で見下していた。 「ゆ!れいむは しってるよ!さいきんのおさはゆっくりしてなかったよ!これはえんっこんのせんがこいよ!!」 「ゆ!れいむが しってるよ!きのうれいむのびまりさに ちょっかいをかけにきたんだよ!まりさに にたこがうまれないのを れいむのせいにしてたんだよ!!」 「ゆ!れいむのところにもきたよ!ちぇんがむりやりすっきりーしたのに、れいむをうたがいの めでみてたよ!」 「ゆ!れいむもだよ!むのうなまりさが えいえんにゆっくりしたのを、れいむのせいだといわんばかりに ひなんされたよ!」 れいむ達は、ほとんど自ら白状している事にはまったく気付かず、それがれいむ種の潔白を示していると思い込んでいる。 しかし、他のゆっくり達には、長を殺した犯人達を特定させるに充分たる発言だった。 「れ、れいむ、そういえば きのうのばんおそとに・・」 「そういえば うちのれいむもでていったんだねー」 「むきゅ、さくばんれいむがしゅうだんで おさのおうちにはいっていくところを みたのだわ」 れいむ種以外のゆっくり達で広場はざわめき、れいむ達を疑いの目で見始めた。一方、先ほどの平静さを失ったれいむ種達は、額に青筋を立てて唸る。 「「「「「ゆぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」」」」」 「れいむぅ、まりさのれいむは けっぱくっだよね??」 横穴のまりさがこの状況下で尚、己の番を信じたくて、ただ一言やってないと聞きたくて問いかける。 しかし、愛する番から放たれた次の言葉は、まりさの期待していた言葉ではなった。 「そうだよっ!れいむがれいむたちとおさをグズグズになるまでひきずりまわしたよ!くそまずいおさだったよ!ケケケケケケケケケケ!!!!」 「ゆゆ!れいむぅなんでえ??」 驚嘆するまりさと、同属殺しにさらにざわついた広場で、どこかのれいむが叫んだ。 「けっていっだよっ!!れいむたちいがいはぜんぜんゆっくりしてないよっ!せいっさいだよ!!」 「「「ゆゆゆゆ!?」」」 1時間後、肥沃な土地の群れはれいむ種だけとなった。 広場では他のゆっくりの死骸をれいむが貪り、腹に収まりきらなくなれば糞をひり出しながら、涙と涎と食べかすにまみれた顔面全体で咀嚼を続けた。 あるれいむはひり出した糞の長さを競い、あまりの長さに糞と気付かぬれいむが糞に食らいつき、その甘さ加減に歓喜の失禁をする。 さらにその尿で出来た泥水に赤れいむが群がり、顔を突っ込む。 れいむが踊り、れいむが歌い、れいむがれいむと酒池肉林、狂楽快感の限りを尽くし、そして翌朝には150匹の赤れいむが産まれた。 どこぞのれいむが言った「これはれいむ ぶんっめいのよあけだよ!!」 しかし、1週間後には実に1000匹のれいむが構成していたれいむ文明は、当然の事ながらキャパシティオーバーとなり、 肥沃な土地を荒れ野原に変え、隣の群れと土地を襲い、そこも枯れ果てるとさらに隣の群れへ、土地へと進出していった。 そして爆発的に増殖していったれいむは、しかし3ヵ月後には地上から跡形もなく消え去っていた。 地球上の餌となり得る動植物を全て食い尽くし、壮絶な共食いの果てに。 飲み込んだ植物の種すらも餡子に変えられてしまった為、世に存在した大半の植物と昆虫は絶滅し、食物連鎖の崩壊に 肉食獣も草食動物もこの世から姿を消し去った。 大地は高山を除き悉く餡子で汚染され、雨によって海に流された餡子によって地球規模の赤潮が大発生した為、海に住む生物も殆どが絶滅した。 再び元の生態系に戻るには、また海から陸へ上がる生物の出現まで待たねばならないだろう。 骨格を持たないゆっくりは、通常下では化石になることすらなく、永遠に歴史から消え去ってしまったのだ。 何も無くなった大地に、ただ風だけが吹いていた。 ※もしかしたら原油はれいむ達が時間を掛けて沈殿して・・・いや、なんでもない。
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/407.html
基本データ 説明 はくれいじんじゃの みこおちゃを のみながらしずかに すごすのが すき。 タイプ ノーマル 特性 マイペース タマゴグループ ひとがたりくじょう 種族値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 合計 50 50 50 50 50 50 300 獲得努力値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 0 1 0 0 0 0 分布 場所 階層 Lv 備考 5のしま あきち 5 その他の入手方法 最初にオーキドからもらう 進化系統 ちびれいむ ┗Lv18でれいむ ┗Lv36でEれいむ 育成例
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3383.html
『れいむと俺』 4KB 愛で 変態 飼いゆ 現代 ぺにまむ 初投稿です。HENTAIです。いじめないです。ごめんなさい。 一匹の子れいむを拾った。 公園で他のゆっくりにいじめられていた所をヒャッハーしながら助けたのだ。 その子れいむはお飾りも綺麗で肌ももちもち、ゆっくりでいうところの美ゆっくり…のはずだが。 そんな事もあり、気になったので連れ帰った訳だ。 気を失っているのでオレンジジュースをかけ、目を覚まさせる。 「ゆっ……ゆ?!ここどきょ?…!!…に、にんげんしゃん……」 「ゆっくりしていってね」 「ゆっ!!ゆっくりしちぇいっちぇね!!!」 とりあえず挨拶を済ませた。 「あの…れいみゅは……どうちてここにいるにょ?」 「俺が連れてきたんだ」 「ゆゆ?れいみゅなんかを……?」 「いじめられていたようだが、何があったんだ?」 「ゆ……」 そういうと俯いてしまった。 俺は恐怖心を与えぬようそっとれいむの頭を撫でた。 「もうお前をいじめるやつはいないぞ。大丈夫だ」 「ゆん………れいみゅは…れいぱーのこだったにょ……。だきゃらゆっくちしてにゃいって……」 「ふむ。親はどうしたんだ?」 「みゃみゃは…れいみゅが出来たからしんじゃっちゃの……。れいみゅだけしにゃずにのこっちゃの……。ぴゃぴゃ(れいぱー)はせいっさいされちゃよ」 「ほう、腐らずに生まれ落ちたのか」 「ゆっ…ゆぐっ……れいみゅは…うまれちぇ…ゆぐっ……こにゃければ…ゆっ…ゆぐっ…」 なんという善良なゆっくり。 こいつなら飼ってもいいかな。 「なぁれいむ。俺の飼いゆっくりにならないか?」 「ゆっ?!れいみゅが…?れいみゅでいいにょ…?」 「あぁ、これからよろしくな」 「…っ…ゆっ……ゆえええええええん!!ありがちょう!おにーしゃんありがちょうううう!!」 そうして俺とれいむの生活が始まった。 時が経つほどれいむは賢く、良い子になっていった。 そしてつい最近金バッジを取得した。元野良とは思えないほどの自慢のゆっくりだ。 俺はそんなれいむがとても可愛かった。 そしてれいむも俺に存分甘えてきた。 …そしてとある日曜日… 「おおおおおおおおおにいさああああん!!!」 朝早くかられいむがバタバタと俺の部屋にやってきた。 「おにいさん!!おきてね!!れいむに…れいむに…!!」 ゆさゆさとお兄さんの体を揺らしながら訴えるれいむ。 「う…やめ……どうした?れいむ…」 「れいむにどうさんがはえてきたんだよ!!」 「は?!」 俺は飛び起きてれいむの姿を確認する。 そこには、胴付きれいむが居た。…………………………すっぱだかで。 「なんで服着て無いんだ?」 「しらべたんだよ!からだを!」 ちろりと全身を見ていると俺は股間に違和感を感じた。 …………朝勃ちしとるがな…。 「あー…あとで見てやるからちょっとあっちへ行っててくれ…」 「ゆ?どうしたの?おにいさん。ぐあいわるいの?」 「いや、なんでもないんだ。ただ…」 「ゆゆ?」 れいむは俺の膝に乗っかってきた。 その位置やヴぁい。 「ゆっ…なにかあたってるよ?」 「…っ…れいむ、あっちへ行っててくれ…」 「ゆっ!せっかくどうつきさんになれたからおにいさんにいっぱいすーりすーりするんだもん!!」 そう言いながら俺の背中に手を回し、腰を動かした。 「すーりすーり♪すーりすーり…すーり…すー…り…ゆふん」 れいむは顔を紅潮させた。全身すりすりにより発情したのだ。 「おにいさん…れいむね、おにいさんのことだいすき…だから…」 「れいむ…まりさじゃなくていいのか?」 「ゆんっまりさはすきじゃないよ!!れいむがすきなのはおにいさんだけ!!」 「そうか…」 そろそろ我慢の限界の俺は、れいむのまむまむに手を伸ばした。 ぬるっ びしょびしょと言っていい程ぬるぬるだった。 「お…おにいさぁ…ゆぁっ」 右手中指でぐちゅぐちゅとかき混ぜた。 ぐちゅぐちゅと音がなる度ぽたぽたと粘液が落ちていった。 程よくほぐれてきたところで俺は自分のモノを取り出した。 「ゆわぁ…おにいさんのおっきい…」 「本当にいいんだな?れいむ」 「ゆん…おにいさんだいすき…」 れいむの入り口はとても狭かった。 めりめりと聞こえてきそうな程…。少しずつ少しずつ俺のを咥えていった。 れいむのナカはあんこがうねっており、キツキツの締め付けでとても具合が良かった。 ゆっくりと時間をかけ全てを挿入した。 「れいむ、ゆっくり動くからな」 「ゆふっ…ゆんっ!おにいさんの…すきにしていいよっ…!」 俺はゆっくりと動いた。引き抜いたモノにはねっとりと粘液がついていた。 それをゆっくりと…次第に早く出し入れした。 「ゆっっゆあっ!ゆふっ!おにいっっさっ!ゆぁっ!だぃす…っ…きっぃっ!」 「俺も好きだよっれいむっ」 じゅぷっじゅっぐぷっじゅぷっ お互い徐々に高まっていく。 「ゆぁっ!ゆっゆふっ!おっ…おにいさっ…!れいむ…すっきぃっしちゃっ…ゅあっ!」 「出すぞっ!れいむのナカにっ!出すぞっ!!…っ…でるっ!!!」 「すっきりぃぃぃーーーーー!!!」 れいむのナカから引き抜くと後を追って白い液体がどろりと溢れてきた。 「ゆふっ…ゆふ…ゆふ…」 「れいむ、大丈夫か?」 「ゆんっ…ゆふ…だいじょうぶだよっ!」 「またやろうか」 「おにいさんのえっちっ!」 そうして俺とれいむの新しい生活が始まった。 あとがき ごめんなさい。 えっちぃのが書きたかっただけなんです。
https://w.atwiki.jp/touhoumother/pages/64.html
★博麗 霊夢 ◆全体的にまとまったステータスと必殺PKを持ち、回復もできるMOTHER2のネス互換の性能。 あの方が加入するまでは、回復はすべて霊夢が行わなければならないので、無駄遣いをして肝心な時にPPが無くなったなんてことないように。特に燃費の悪い必殺PKはどうしても急な火力が必要なとき以外は使わないでおいたほうが無難。 なぜかさびのもとが効く。どこが錆びるのだろう? 固有能力 ボム使用不可状態を無視 習得ボム 習得レベル 名前 消費PP 効果 初期 PKむそうα 20 敵全体攻撃を攻撃。基本威力90。 Lv2 PKライフアップα 5 味方一人のHPを100~回復。 Lv3 PKヒーリングα 2 味方一人のなみだ、毒状態を治療。 Lv8 PKフラッシュ 1 一瞬光る…が、何の効果も無い。意味のないネタ技。 Lv9 PKライフアップβ 12 味方一人のHPを300~回復。 Lv10 PKシールドα 8 味方一人に通常攻撃を半減するシールドを張る。 Lv11 PKヒーリングβ 4 ヒーリングαの効果に加えてフリーズ、ボム不能も治療。 Lv13 PKむそうβ 40 敵全体を攻撃。基本威力250。 Lv22 PKライフアップγ 20 味方一人のHPを1000以上回復する。 Lv26 PKヒーリングγ 30 味方一人の状態異常を完全治療し、ピチューン状態からHP1で復活させる。 Lv28 PKむそうγ 58 敵全体を攻撃。基本威力700。 Lv29 PKシールド∑ 32 味方全体に物理攻撃を半減するシールドを張る。 Lv37 PKヒーリングΩ 50 味方一人の状態異常を完全治療し、ピチューン状態からも完全復活させる。 Lv45 PKライフアップΩ 50 味方全体のHPを400~回復。 イベント PKむそうΩ 500 夢想天生。敵全体に9999のダメージを与える。サイコシールド無視。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/260.html
今日は日曜日。 大学の授業とアルバイトで疲れた体を癒す貴重な休日だ。 一人暮らしの俺は頭まで布団をかぶり惰眠を貪っていた。 その、ささやかな平穏を乱すノックの音。 無視しよう。と思ったが、いつまで経っても訪問者は立ち去らない。 それどころか、ドアを叩く音は激しさを増し、変な声まで聞こえてきた。 「……~! あけてよ~! ダーリ~ン!」 気色悪い単語が聞こえたような気がして、俺は目を開く。 「ダーリンってばー!」 俺は布団を跳ね除け、飛び起きた。 このまま放置するのは危険だ。 ご近所さんにあらぬ誤解を与えてしまう。 せっかくの休日を台無しにされた腹立たしさに頭を掻き毟りつつ、玄関へと向かった。 どしん、ばたん、とドアが揺れている。 なんて乱暴なノックだ。ひょっとしてドアを蹴っているのか? このアパートは安普請なんだぞ。壊れたらどうしてくれる。 「どちらさん? いったい何の用?」 ぱたりと音が止んだ。 俺はここぞとばかりに続ける。 「人の迷惑とかもう少し考えてよ。だいたい……」 寝足りないイライラも手伝って、とげとげしい口調になる。 しかし、俺の言葉は嬉しそうな声に遮られた。 「ダーリンっ!! あいたかったよっ!! ゆっくりしないで ここをあけてね!!」 「な……」 一瞬、呆気に取られる。 くそ。こいつのペースに飲まれては駄目だ。負けてたまるか。 「……ダーリンて誰だよ。意味がわかんねーよ。……ひょっとしてデンパさんか?」 「でんぱさん? よくわからないよっ! へんなこと いわないで はやくあけてねっ!」 「意味がわからんのは俺のほうだっつーとろうが! 警察を呼ぶぞ!」 「ひどいよー! せっかく あいにきたのに あんまりだよー! わーん!」 しょうもない押し問答の末、ついには泣き出す訪問者。 頭がクラクラする。俺が何をしたというのか。 「勘弁してくれよ……、……ん?」 (この声……どこかで……) うっとうしい泣き声。どこかで聞いたことのあるような気がした。 だが、目覚めたばかりで回転数の上がらない頭では、思い出せそうで思い出せない。 ここに至って、俺はドアスコープを覗いてみた。 誰もいない。 「あんた、いったい……?」 「れいむだよっ! かわいい かわいい れいむだよっ!! わーん!」 声はドアの下のほうから聞こえてくる。 「れいむって……ゆっくりれいむか……?」 「そうだよっ! わすれたふりをするなんて ダーリンも いけずだねっ!」 イラッとすると同時にゾワッとしたが、相手がゆっくりだと判り、俺は少しだけ安心した。 ゆっくりが相手ならドアを開けても大丈夫だろう。 「……わかったよ。ダーリン云々はともかく、ここで泣き喚かれたら近所迷惑だからな。 開けてやる。ドアから少し離れてろ」 「うんっ!!」 さっきのは嘘泣きだったんじゃないかと思えるくらい元気な返事だ。 つまらんことをほざいたら簀巻きにして海に叩き込んでやる。 俺はドアを開けた。 その瞬間、 「ダーリンっ!!」 れいむは勢いよく、俺の腹に飛び込んできた。 想像してほしい。 寝起きで無防備な人の鳩尾に、ボウリングボールくらいの重さの物体が直撃したらどうなるか。 れいむの跳躍は素晴らしかった。 「ぐえっ!?」 車に轢かれたカエルのような声を出し、俺はそのまま仰向けに倒れた。 ご、という音と共に後頭部を床に打ちつけ、目から火花が出る。 「なに……すんだっ……!」 もしかして新手のおうち乗っ取りか? 頭を上げると、俺の腹の上で、れいむがとても幸せそうな顔をしていた。 「ダーリン……。またあえて うれしいよ……」 俺を見つめ、にっこりと微笑むれいむ。 その目にはうっすらと涙が滲んでいた。 れいむとは違う理由で、俺も涙目だ。 痛むところを触るとデカイたんこぶになっている。 ともあれ、今ので眠気とは完全におさらばできた。 俺は無言で、れいむと見つめ合ったまま上半身をゆっくりと起こした。 そしてれいむをボカッと殴る。 「いたい! ダーリン ひどいよ!」 「やかましいっ! 不意打ちかましておきながら、どの口が言うか! おあいこじゃ、ボケ!」 本当なら今すぐにでも外に放り出してやりたいところだ。 が、怒りよりも、れいむに対する興味のほうがわずかに大きかった。 やはり見覚えがある。ような気がする。 俺は後頭部の鈍痛に顔をしかめながら、れいむを抱えて居間に戻る。 年中出しっぱなしのこたつ(さすがに布団は外してある)の上にれいむを乗せ、俺はそれに向かい合うかたちで腰を下ろした。 あらためてれいむの姿を見る。 バッヂが無いので飼いゆっくりではない。 しかし野良にしては綺麗だ。 「……で、お前は何で俺のことを『ダーリン』なんて呼ぶんだ? いや、そもそも前に会ったことがあるのか? 他にも訊きたいことは山ほどあるが、とりあえずそこから始めよう」 「ダーリン……。れいむとの であいを ほんとうにわすれたの……? さっき あたま うったせい?」 れいむは小首をかしげるようなポーズをとる。 俺が、平手打ちを食らわそうか、げんこつで殴ろうかと思案していると、 「ゆぅ……。ごめんね ダーリン。れいむ、あんまりうれしくって……」 しょんぼりするれいむ。 謝る顔が本当に申し訳なさそうなので気勢をそがれてしまった。 「……もういい。それより話の続きだ。俺とお前はいつ、どこで出会ったんだ?」 「れいむとダーリンが であったのはね……」 れいむの話を要約するとこうだ。 運命の出会いは今から三日前。 街で暮らすれいむは、ごはんを探している最中、悪い人間さんたちに見つかり、いじめられた。 そこへ颯爽と現れた俺がれいむを助け、名も告げずに立ち去った。 俺に一目惚れしたれいむは、後をつけ、このアパートを突き止めた。 一生懸命体を綺麗にして、会いに行く準備をした。 そして今、感動の再会に至る。 おわり。 ……思い出した。 「お前、あの時のれいむか……」 「やっと おもいだしたんだねっ! ダーリンっ!!」 俺の顔面にダイブしようとするれいむを片手で押さえつつ、俺は頭を掻いた。 たしかに、俺はこいつを助けたのだろう。 しかし、れいむは物語をだいぶん美化している。 あのとき。 大学から帰る途中だった俺は、小学生三人組にいじめられるれいむを見つけた。 なぜ、そんなことをするのかと訊くと、 「だって、いじめたらおいしくなるって聞いたんだもん」 という答えが返ってきた。 お前らこんなのを食うつもりなのか、と驚いていると、頬を抓られたれいむ自身が、 「れいむ、おいしいけど たべないでー! わーん!」 などとのたまう。 俺は呆れつつも、野良のゆっくりがいかにばっちくて不味いかを小学生たちに教えた。 「こんなん食べたら、腹壊して死んじまうぞ」 素直な彼らは、「がっかりー」と言いつつ、れいむを放って行ってしまった。 それだけだ。 俺としては、れいむではなく小学生を助けたつもりだったんだがな。 てか、これだけでいきなり「ダーリン!」、なんて押しかけられても判るか。 それに、今のところ恩を仇でしか返してないぞ。 やれやれ、と俺は大きく息を吐いた。 「……まぁ、だいたいの事情はわかった。俺もお前と再会できて嬉しいよ。よかったよかった。 じゃ、さよなら」 このままこいつといたらロクなことになりそうもない。 俺は紳士的にお帰り願おうとする。 しかし、れいむがじたばたと暴れるのでなかなか掴み上げることができない。 「やだよー! れいむ、ダーリンといっしょにいたい!!」 「ふざけんなっ! なんで俺がお前と暮らさにゃならんのだ!」 「ふうふは いっしんどうたい だよっ!!」 「その夫婦ってのをやめろ!! 怖気が走るっ!!」 再びむなしい言い争いが始まるかに思えたその時、ピンポーン、と呼び鈴の音が響き渡った。 ご近所さんの苦情だろうか? あれだけ騒いでたら、来るわなあ、やっぱり。 「……れいむ、ここで大人しくしてろ。絶対に玄関には来るなよ」 れいむを睨みつけて、俺は玄関に向かう。 謝罪の言葉を考えつつ、ドアを開けると、そこにいたのは意外な人物だった。 「か、母さん……! どうして……?」 「お父さんと喧嘩して、家出してきたのよ。二、三日泊めてもらうわよ」 「じょ、冗談じゃ……」 唐突過ぎるだろ。とはいえ追い返すわけにもいかない。 まずい、非常にまずい。 このまま部屋に入れて、れいむと対面したら大変だ。 なんとかせねば。 必死に考える俺の足に、何かがぶつかった。 「おきゃくさん?」 「!」 「あら、ゆっくりれいむ。可愛い」 力いっぱいれいむを蹴り飛ばしてやりたかったが、もう遅い。 お袋はれいむを抱え上げ、頭を撫で始めた。 「あんたがゆっくりを飼うなんてね~。意外だわ~」 「ま、まあね。一人だとやっぱり寂しいし。 ゆっくりなら、ここのアパートでも飼えるしさ……」 「でも、ペットを飼うなら連絡くらいしなさいよね。 それにしても、この子けっこう重いわね~」 やむを得ない。このままペットということで押し通そう。 あとはこいつが変なこと言わないようにご機嫌を取って……。と、俺はれいむを見る。 お袋の腕の中で、れいむはぷくぅっ、とふくれていた。 いかん、いかんぞ。 「れいむ、ペットじゃないよ!」 「あら、じゃあ何なのかしら?」 「れいむはダーリンの『つま』だよ!」 すべてが、真っ白になっていく気がした。 一週間後。 俺とれいむは商店街を歩いていた。 れいむのリボンには、飼いゆっくりであることを示すバッヂがついている。 あのときのれいむの『女房宣言』は、ごっこ遊びということでなんとか誤魔化すことができた。 ゆっくりと夫婦ごっこやってるという時点で、もういろいろと駄目な気もするが、HENTAI扱いされるよりはマシだろう。 あれだけ散々な目に遭った俺が、どうしてれいむを飼うことになったかというと、それはひとえにお袋のおかげである。 お袋はれいむをいたく気に入り、れいむもすぐにお袋に懐いた。 「おかあさま! ふつつかものですが、よろしくおねがいします!!」 「あら~。本当に娘ができたみたいだわ。うふふ」 洒落にならん。 俺はちっとも笑えなかったが、いいこともあった。 れいむの食費などの分だけ、仕送りを増額してくれるというのだ。 なんと、毎月プラス五千円。 それがあったればこそ、俺はれいむを家に置いてやることにした。本当である。 で、今日は振り込まれたばかりの仕送りで、夕飯の材料を買出しに来ていた。 「ダーリン、まってよ~!」 家で待ってろ、と言ったのに無理やりついて来たれいむが大声を出す。 「外ではその呼び方をやめろって言っただろ!」 振り返りつつ俺は怒鳴る。 周囲の視線に馴れ始めた自分が悲しい。 「なんで? ダーリンはダーリンでしょ?」 「お前、今日の晩飯抜きな」 「どうして!? ダーリンのいじわるっ!!」 「だからそれをやめろっつーとんじゃ!!」 「ダーリンのばか~っ!!」 「黙れ、このオタンチン!」 何十回目になるかわからないやり取りをしながら、俺たちは夕暮れの商店街を行く。 れいむのスピードに合わせていたら明日になってしまうので、俺は仕方なくれいむを抱える。 「ダーリン、まずは やおやさんだよっ!」 「はいはい、わかってるよ」 八百屋の前に来ると威勢のいい掛け声に迎えられた。 「らっしゃいっ! れいむちゃん、きょうも旦那と買い物かい?」 「うん! にんじんさんと、ごぼうさんをください!」 「あいよ、毎度あり! れいむちゃん、甘いもの好きだろう? イチゴもおまけしてやるよ」 「ゆわぁい! おじさん、ありがとう!」 れいむと買い物に行くと、いつもこうだ。 これも役得の一つである。 八百屋のおっちゃんの台詞にはいまだに納得できないが。 その後、いくつかの店を廻って、俺たちは家路についた。 買い物袋はれいむが器用に持っているが、そのれいむを抱えているのは俺だ。 もはやつっこむ気にもならん。 街灯が照らし始めた道に、俺たちの影が映る。 れいむが喋らないので、俺も喋らない。 黙っていれば、少しは可愛いやつなんだがな、と思っていると、 「ねぇ、ダーリン」 不意に、明るい声でれいむが言う。 「なんだよ」 「れいむ、とってもしあわせだよっ!!」 れいむの笑顔は、夜空に浮かぶ星よりも輝いていた。 (了) 挿絵:車田あき
https://w.atwiki.jp/thshinkour/pages/228.html
名称 対応キャラ 効果 リモート可否※ マイロードゆかれいむ 霊夢×紫 防御力アップ ○ ※○:問題なく成立し効果発動 △:成立はするが一部効果は使えない ×:成立するが効果は使えない -:成立しない 霊夢と紫?で発動する絆。 防御力がレベル9以下では10+レベル、10以上では20+(レベル×2)アップする。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2288.html
追われるれいむ 30KB 虐待 自業自得 野良ゆ 虐待人間 十二作目です。 麦茶あき 逃げていた。 ただ逃げていた― れいむは逃げていた。自分の子供たちと一緒に。 逃げなければこちらが殺されることを理解しているから。 すでに番のまりさは死んでしまった。 今れいむに残されているのはまりさとの間にできた子ゆっくりたちのみ。 子れいむ、子まりさ、末っ子れいむである。 カラカラカラッッ・・・・・・・・ あの音だ。 あの音が近づいてくる。 自分たちをゆっくりできなくする恐ろしい音。 後ろを向くといた。 その音を出している元凶、人間だ。 あの人間から逃げなければ。 ゆっくり、ゆっくりするために。 れいむたちは必死で逃げた。 追われるれいむ 「おちびちゃんたちいいいいいいい!!はやくにげるよおおおおおおおおお!!!」 「「「ゆわああん!!きょわいよおおおお!!!こっちきょないでえええええええええええええ!!!!」」」 追ってくる人間から必死に逃げていたれいむ。 逃げても逃げてもその距離は変わらず追いかけられていた。 人間の方は歩いているだけ。 わざと距離を保ち続けている。 その手には何故か玄翁。 それを地面に擦れ引きづられていく。 この玄翁のせいで番のまりさは潰された。 何故このれいむたちが追いかけられているかと言うと、 この人間の家にお家宣言したからである。 窓を割り侵入し、部屋を荒らしてこの人間を奴隷扱いにした。 もちろんそんなことをすればどうなるかはお決まりだ。 番のまりさは死んで、今そんな状況になっているのだから。 れいむたちをすぐ殺さなかったのはそれではつまらないから人間はわざと逃がし、恐怖を与えながら追いかけているのである。 れいむたちはこの人間の家から逃げ出し住宅街を走っていた。 狭い場所を通っても先回りした人間がいる。 隠れようにも隠れそうな場所はなかった。 「なんできゃくれしょうなばしょがないにょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「ゆっくちしないでぇれーみゅたちをたしゅけちぇよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 そんな言葉が届いたのか目の前にゴミ捨て場が見えた。 そこにはれいむたちと仲がいいまりさとありす一家がいた。 どうやら家族で狩りの最中のようである。 「おちびちゃんたち、こうやってこのふくろさんをやぶるんだぜ」 「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」 「ゆふふ、ものおぼえがいいおちびちゃんたちね」 「「「「たすけてえええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇ!!!!!」 「「「「ゆ???!!」」」」 まりさ一家が振り向いた先にはれいむ一家がいた。 ずっと走っていたせいか歯茎がむき出しで迫ってきた。 「ちょ、ちょっとれいむなんてかおしてるのよ!とかいはじゃないわ!!」 「なにがあったんだぜ??!」 「にんげんに・・ゆっくりできないにんげんからにげているんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「にんげんさん?」 「ゆ?もしかしてあれなんだぜ??」 まりさがおさげを指した先にはあの人間がいた。 れいむを見つけ玄翁を振り回している。 「ゆひいいいいいいいいいい!!!!もうきてるうううううううううううううう!!!!」 「「「きょわいよおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」 「なんだかゆっくりできないいなかものね」 「ゆふん、れいむまかせるんだぜ。まりさがあのにんげんをやっつけてやるんだぜ」 まりさは咥えていた木の枝を再び咥え直し、人間と対峙した。 「おいくそにんげん!!よくもともだちのれいむをいじめたんだぜ?!まりさがせいっさいしてやるからかくごするんだぜ!!!」 「「「おちょーしゃんかっこいいー!!」」」 「おちびちゃんたち、おとーさんのゆうしを・・・」 ドガッ!!・・・・バンッ!! 「「「ゆ??」」」 ありすたちは何が起こったか理解できなかった。 まりさが目の前で一瞬で消えたのだ。 どこに行ったか周りを見たらまりさが塀の壁にぶつかっていた。 「ま、まりさ・・・?」 「ゆべえ!!・・いだいいいい!!!!」 玄翁で殴られた痛みと塀の壁にぶつかった痛みで動けなかった。 人間はそんなまりさを玄翁で殴り続ける。 「ゆべ!!いだい!!やべ!!やめ!!ぎゃばっ!!!」 ガンッ!!ガンッ!!!ガンッ!!! 「やめてえええええええ!!!まりさが!!まりさがしんじゃううううううう!!!」 「おちょーしゃんをいじめりゅなぁぁ!!!」 「こにょくしょにんげん!!」 「ゆっくちちね!!!」 ぽふっぽふっ 子ゆっくりたちは自分の父親を救おうと人間の足に体当たりをするが、 そんな攻撃は人間の前では無意味だ。 子ゆっくりたちの体当たりを無視し、まりさを殴り続ける。 ガンッ!!!ガンッ!!!! 「あばぁ・・・・・・・・・・・やがべぇえ・・・」 殴られ続かれてまりさの体はもう潰れかかっていた。 眼球は飛び出し、餡子は飛び出て死に掛かっている。 最早助からない。 ガンッ!!! 最後の一撃でまりさの中枢餡が潰れてしまった。 まりさは「もっとゆっくりしたかった」とも言えずに殺された。 「まじざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 「「「おぢょうじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んん!!!!」」」 「まじざがあああ・・・!!れいむぅうう!!!どうして・・・・・・・・?・・・れいむ??」 ありすがれいむの方を振り向いたらいつの間にかいなくなっていた。 実はまりさが人間と対峙したときすでにれいむたちはいなくなっていた。 まりさたちにまかせ自分たちだけ逃げてしまったのだ。 「れいむおねーしゃんいにゃいよぉー??」 「ともだちのまりしゃもだわ!?」 「れいむううううううううううううう!!!!どこいって・・(ガンッ!!!)ゆぶぇ!!?」 「「「おきゃあああああああああしゃん??!!」」」 ニヤリと笑いながらありすを潰していく人間。 ありすはやめてと叫ぶがまりさと同じ結果になった。 子ゆっくりたちもである。 れいむは再び逃げ続ける。 このまま逃げても埒は明かない。 れいむは元々住んでいた公園に行くことにした。 そこには野良ゆっくりたちの群れがあり、きっとみんなならなんとかしてくれると思っていた。 ただれいいむたちは疲れていた。 走り続けていたせいで体に疲労が溜まってしまったのだ。 成体であるれいむならともかく子ゆっくりたちはいつ走れなくなってもおかしくはない。 やがて疲れたと言い止ってしまい、あの人間に殺されるだろう。 「おきゃー・・・しゃん・・・・・まりしゃ・・・」 「ゆっくち・・・・ゆっくち・・・」 「ちゅかれたああああ!!!!」 「ゆう・・・!!」 ―まずい、子供たちが駄々こねだした。 れいむはおちびちゃんたちをお口の中にいれ再び走ったが、思うように走れない。 中にいる子ゆっくりたちが外へ出ないよう口をしっかり閉じながら走るというのは予想以上に体力を使うからだ。 れいむは何か役くに立てそうなもの探した。 すると目の目にまりさがいた。 番を持っていない独身のまりさである。 「ゆ~ん♪きょうはいいゆっくりびよ「ばりざああああああああああああああああああ!!!!」ゆっ??!」 「そのおぼうしよこせえええええええええええええええええええええええええ!!!!」 「なんでそんなこと・・・ゆべあ!!!」 まりさはれいむの体当たりを喰らい帽子を外してしまった。 れいむはすかさずそれを捕り、中に子ゆっくりたちを入れた。 「ゆわーい♪ゆっくちできるじぇ!!」 「ふかふかだね!!」 「やっちょゆっくちできりゅよ!!」 れいむはおぼうしを被り再び走り出した。 「れいむううううううううう!!!まじざのおぼうじがえじゆばげ!!??」 まりさはあの人間に玄翁で潰された。 人間は逃げているれいむを見つめ追いかけた。 走るのに苦労しなくなったれいむだがまた問題が起こった。 子ゆっくりたちが腹を空かし始めたのである。 体力を消耗し、休憩中の子ゆっくりはゆっくりするために何か食べてゆっくりしたかった。 「おきゃーしゃん、おにゃかしちゃよ・・・」 「む~しゃむ~しゃしたいじぇ・・」 「くじゅおやああああああ!!!はやきゅれいみゅにごきゃんしゃんもっっちぇきょいいいいいいいいいい!!!!」 特に末っ子れいむが酷かった。 れいむはそんな子供たちのために何か食べさせてやろうと周りを見渡した。 母性(笑)というやつだろう。 すると目の前に都合よく狩りから帰る途中のちぇんを見つけた。 おぼうしの中には生ゴミが詰まっている。 「にゃ~ん♪きょうはいっぱいとれ「それよこせええええええええええええええええええええ!!!!」にゃ??!!」 ちぇんは突如現れたれいむにびっくりしてしまった。 しかもその顔はまりさ一家に見せたときよりも酷かった。 「こ、これはちぇんのなんだよー・・わかってねー・・」 「うるさいよ!!かわいそうなれいむにごはんさんをわたすのはだいゆちゅうのしんりなんだよおおおおおおお!!!?」 「わ、わからないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 れいむはちぇんに体当たりし、おぼうしの中から食料を出した。 それを食べてまりさから奪ったおぼうしの中にいた子ゆっくりたちにも分けてやった。 「「「む~しゃむ~しゃ、しあわせええええええええええええ!!!!」」」 「ゆふん、おなかいっぱいだよ~」 「ちぇんのごはんさんがああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 「うんうんちてあげりゅよ!!しゅっきりー!!!」モリンッ! 「にゃあああああああああああああああ!!!!にゃんでちぇんのおぼうしさんでうんうんしちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 末っ子れいむがちぇんのおぼうしの中にうんうんをしてしまった。 れいむたちもそれを見てちぇんのおぼうしにうんうんした。 「ゆふー、きれいにうんうんできたよ!ありがたくおもってね!!!」 「「「おもっちぇね!!!」」」 「おもわないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 腹がいっぱいになり体力が回復したれいむは公園を目指し走り出した。 ちぇんはおぼうしに付いたうんうんを必死に取ろうとがんばっている。 「にゃあああん!!ちぇんのおぼうしさああああん!!うんうんくさいのはにゃがっ??!」 ちぇんは潰された。 またあの人間である。 人間は再びれいむを追った。 やっとのことで公園に着いたれいむは群れがあるところにすぐさま駆け込んだ。 群れのゆっくりは見知らぬゆっくりが来てざわめいていたが、 れいむがおぼうしを取るとすぐにれいむだとわかった。 「れいむ、まりさはどうしたんだぜ??」 「それにこのおぼうしはまりさのじゃないまりさのよ?なにがったの??」 「うしろふぁっく??」 「くわしいはなしはあとでするよ!!れいむはゆっくりできないにんげんからにげてきたんだよ!!!」 「ゆ??にんげんさん??」 「にんげんさんからにげてきたんだね、わかるよー」 「なんでにんげんさんからにげてるのよ」 「れいむたちをころそうとしてるからだよ!!あのじじいはれいむのまりさをころしたんだよ!!」 群れのゆっくりたちがざわめく。 「ま、まりさがやられたの??!」 「ゆ、ゆるせないんだぜ!!せいっさいしてやるんだぜ!!!」 「しかもれいむたちのおうちをかってにはいってきたんだよ!!!ゆるせないよ!!」 「ごくあくなんだぜ!!!」 「とってもいなかものだわ!!!」 「ごうかん!!」 「むきゅう!!みんなそこまでよ!!!!」 奥からぱちゅりーが現れた。 群れのゆっくりたちは「おさ!!」といいれいむのところに道を開けた。 「れいむ、きいていいかしら」 「なに??!」 「まりさはころされたのよね」 「そうだよ!!」 「なんでかしら」 「わかんないよ!!いきなりころされたんだよ!!!」 「むきゅ・・・・」 ぱちゅりーは少し考えて・・・・ 「れいむ、おうちにはいってきたといったわね」 「いったよ!!」 「れいむたちのおうちはここにあるはずよ」 「れいむたちがみつけたおうちなんだよ!!あのじじいはあとからやってきたのにれいむたちをむししてまりさをころしたんだよ!!!」 「むきゅう、すべてがってんがいったわ」 「れいむ、あなたにんげんさんのいえにおうちせんげんしたのよ」 「ゆっ??!」 「かってにしんにゅうしてきたあなたたちをしまつしたんでしょね」 「なにいってるのおおおおおおお!!!??あれはれいむたちがみつけたおうちなんだよおおおおおおおおおおおおおおおお???!!!」 「しょーだしょーだ!!!」 「れいみゅたちがみちゅけたにょに!!!」 「おちょーしゃんはやられちゃったんだじぇ!!!!」 れいむはぱちゅりーの言った事に激怒した。 子ゆっくりもれいむと同じく怒り出したが。 「だまりなさい!!!」 「「「「ゆっ???!!」」」」 「あなたたちがばかなまねをしたせいでまりさがしんだのよ、にんげんのいえにおうちせんげんしちゃいけないってあれほどいったのに・・・」 「はあああああああああああああああああ????!!れいむがみつけたんだかられいむのものにきまっているでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!??」 「おばか!!・・・・もういいわ、あなたたちはいますぐこのむれからでていってちょうだい」 「ゆえええええええええええええ????!!どぼじでえええええええええええええええええええええ???!!」 いきなり追放宣言されたれいむはわけがわからなかった。 「にんげんさんにおわれているんでしょ?だったらここにくるかのうせいだってあるわ。そのせいでむれがほろんだらどうするのよ!!!」 「そんなのむれのみんなでやっつければいいでしょおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 「ばかすぎるわ!!!そんなことしてみなさい!!すぐにかこうじょのにんげんさんがあらわれてむれはぜんめつよ!!!!」 「かこうじょはゆっくりできないいいいいいいいいいい!!!!」 「れいむうううううう!!!いますぐでていきなさい!!!」 「ちぇんたちをまきこまないでねええええええええええ!!!わかれよおおおおおおおおおおお!!!!」 「どぼじでぞんなごというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 群れのゆっくりたちにまで見捨てられてはもうれいむに行くあてはなかった。 れいむはそんな群れに嫌気を指しおぼうしに子ゆっくりたちをいれ群れを出て行った。 「そんなにいうならでていくよ!!このゆっくりなしいいいいいいいいい!!!!」 れいむはこうえんの広場に出て公園の外に行こうとした。 その時群れの方から悲鳴が聞こえたのである。 「ゆ??なに??」 れいむが振り返るとあの人間がいた。 玄翁をゆっくりたちに殴りつけ潰し、ダンボールを踏み潰し群れを蹂躙した。 潰すたびに人間は笑った。 その表情は三日月の笑みをし、楽しそうに殺している。 群れのゆっくりたちはなんとかやめさせようと止めようとしているが抵抗する間もなく殺されていった。 「やべでえええええええええええええええええええええええ!!!!れいむたちをころさないでえええええええええええええええええええ!!!!」 「まりざばだじにだぐないいいいいいいいいいいいいいいいいゆがばあああああああ!!!!」 「おちびちゃんはつぶさないでええええええええええええええ!!!!」 「むきゅううううううううううううううううううううう!!!!!」 「おうちがああああ!!!おうちがああああああああああああああ!!!!!」 「いやじゃああああああああああああ!!!はにゃちてえええええええええゆび!?」 「ありしゅのいもうちょがああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 「やめるんだぜえええええええええええええ!!!いだい!!やべ!!ごめ!!ゆぶ!!」 「わがらな!!?」 「れいぷううううううううううう!!!!」 人間は次々とゆっくりを潰していった。 ぱちゅりーは逃げようとしたが掴まれて後ろから殴られようとしていた。 その時ぱちゅりーはその様子を見ていたれいむに気が付いた。 恨みの篭った目で睨み付け・・・・ 「このくそばかぐずでいぶうううううううううううううううう!!!!おばえのせいでむれがあああああああああ!!!もりのげんじゃのぱちゅがあああああああ!!!! (ガンッ!!!)ゆばっ!!?(ガンッ!!!)やべで??!(ガンッ!!!)ごべ??!(ガンッ!!!)むぎょ!!!(ガンッ!!!)ぶばあ??!!(ガンッ!!!)」 ぱちゅりーは中枢餡を潰され死んだ。 人間は向こうにいたれいむを見つめニヤリと笑い・・・こう言った。 イマカラソッチニイクヨ・・・・・・・・・ 「ゆひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 れいむは必死で逃げる。 公園を出て道という道を走り、逃げ続けた。 途中何匹かのゆっくりとすれ違ったが、後から来た人間にみな潰されていった。 「いだいいいいいいいいいいいいいい!!!!れいむなにもしでべ??!」 「きょわいいいいいいいいいい!!!!だれがだじゅ??!」 「なにもしてないのにいいいいいいいいいい!!!?まりさなにもしてないのにいいいいいいいいいいいいいいいい????!!」 「んぼおおあああああああああ!!!!もっどずっきり・・・・・」 道に歩いていた野良ゆっくりたちはわけもわからず死んでいった。 「ちがうううううううううう!!!でいぶのでいぶのせいじゃないいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 逃げながら潰されていくゆっくりたちを見る。 どれもこちらを睨んでいる様にしかれいむには見えなかった。 その時おぼうしが少し浮き、中から末っ子れいむが落ちてしまった。 「ゆ?おしょらちょんで・・・・・(ペチャっ!)ゆぴいい!!いちゃいいいい!!」 地面に落ちた衝撃で泣き出す末っ子れいむ。 痛みに耐え切れないのか必死で母親を呼ぶ。 「いじゃいいよおおおおおおおおおおお!!!おきゃああああしゃあああああああああああああああん!!!」 が、当のれいむには聞こえておらずそのまま行ってしまった。 「どぼしてええええええええ???!はやきゅきゃわいいいれいみゅをたしゅけろおおおおおこのくじゅおやああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 すでに時は遅し。 末っ子れいむが叫んだ後目の前が暗くなった。 恐る恐る振り返るとあの人間がいた。 玄翁片手で楽しそうだ。 末っ子れいむはあまりの恐怖でしーしーを漏らし、必死に助けを呼んだ。 「だれきゃあああああああああああああああああああああああ!!!!れいみゅをたしゅけろおおおおおおおおおおおおお!!! きゃわいいれいみゅがピンチにゃんだぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!! おきゃああしゃああああああああああああああん!!!はやきゅたしゅけてええええええええええええええ!!! もうくじゅにゃんていわにゃいからあああああああああああああああああ!!!! はやきゅ、はやきゅうううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!! はやきゅたしゅけろくずおやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 (ブチッ!!!) れいむには末っ子れいむが潰されたことは知らずに逃げていた。 だがたどり着いた場所は川である。 行き止まりになってしまい絶体絶命だった。 「かわさんがあってさきにすすめないよおお・・・」 その時おぼうしの中から子まりさと子れいむが出てきた。 「おきゃーしゃん、もうだいじょうびゅ??」 「それどころじゃないよ、かわさんがあってさきにすすめないんだよ」 「どぼじてきゃわさんがありゅのおおおおおお???!」 子れいむは目の前にある川に罵倒し始めた。 しかし、そんなことしても川は道を開けてくれたり干上がったりはしない。 ただ子まりさだけは何故か冷静でいた。 するとお飾りのおぼうしを脱ぎだし、川に置き子まりさは川に浮かんだ。 「ゆっくち~♪」 それを見たれいむたちは子まりさに自分たちも乗せてくれと言ったが、断られた。 そもそも子まりさのおぼうしでは乗っても沈んでしまうだけである。 だがれいむはあることに気づいた。 自分にはこれがあると。 それは奪い取ったまりさのおぼうしである。 れいむは近くにあった木の枝を拾い、以前番のまりさが子まりさに水上まりさのやり方を教えていたときを思い出し見よう見まねでやってみた。 見事おぼうしは浮き木の枝を使い子まりさの後に続いた。 「ゆふん、やっぱりれいむはてんっさいだよ」 「しゅごーい!!おきゃーしゃんういてりゅー!!」 子まりさと合流し、親子で楽しく笑いあう。 しかし何か大切なことを忘れている。 「れいみゅはああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ????!!」 れいむは子れいむの叫びに気づき岸の方を見た。 そこには置いてきぼりにされた子れいむが必死にこちらを呼んでいる。 「ゆわあああああああああああああ!!!?おちびちゃんをわすれてたよ!!!」 れいむは木の枝を使い岸に戻ろうとした。 後もう少し、後もう少しで岸にたどり着こうとしていた。 だが、れいむは何かに気づき急に反転し、子まりさの方へ引き返してしまった。 「お、おきゃあああしゃあああん???!!どぼじてええええええええええええええ!!!?? 「おちびちゃん!!にげるよ!!!」 子まりさもそのことに気づいた。 気づいていないのは子れいむだけである。 遠ざかっていくれいむと子まりさを必死に呼び戻そうと呼んだが二匹はそのまま向こうに行ってしまった。 「どぼじでええ・・・??!にゃんでれいみゅだけ・・・・???!!」 その時子れいむは気づいた。 後ろから来る圧倒的存在感に。 そこにはあの人間がおり、子れいむを見つめていた。 子れいむはようやく気づいた。 自分は見捨てられたんだと。 あの時れいむが引き返したのはこの人間がやってくることに気づいたからだ。 仮に子れいむを助けようとしてもすぐにやってきて川に沈められる危険性があったためれいむは子れいむを見捨てたのだ。 「あ・・・・・あ・・・・・・・・」 子れいむは自分が殺されることを理解していた。 人間は玄翁を振り上げ、子れいむを潰した。 潰されるまで子れいむは「助けて」と言ったがそんな言葉に耳を貸すわけでもなく潰された。 人間は川を航海中のれいむと子まりさを見つめニヤリと笑った。 れいむと子まりさはもう少しで川を渡るところだった。 二匹ともすでに子れいむは殺されたことは理解していた。 それでも子れいむのことは口にせず向こう岸に渡ろうとしていた。 「もうすこしだよ・・・・」 「ゆっ・・・・ゆっ・・・・・・・・ゆ??」 子まりさが何かに気づいた。 なんだかあんよが冷たい気がする。 何かと思い確かめてみたらお帽子に水が溜まっていた。 「おぼうしにおみじゅしゃんがあああああああああああああああああああああああ!!!!」 何故??!!と子まりさは思った。 確かに子まりさは水上まりさではないにしろまだおぼうしが溶けるには早かった。 子まりさの体が水に浸かり溺れていく。 体は水を吸って沈んでしまい、水の中に落ちた。 その時水の中に何かいるのが見えた。 にとりだ。 一匹のにとりが子まりさのおぼうしを破き、浸水させたのだ。 体を突かれ食われていく子まりさ。 必死にもがくが無駄だった。 その時にはすでに体は四散し、水に溶けていった。 何か言いたかったらしいが水の中なのでわからなかった。 「いやーうまかったねー」 「もういっぴきもたべようよ」 「みてきたけどあれ、れいむだったよ」 「えー??!まりさじゃないの??!」 「なんでまりさのおぼうしにのってるのさー??」 「まあいいや、きょうみあるのはまりさだけだし。むししよ」 「「「そーだねー」」」 ある意味れいむは命拾いしたのである。 れいむはやっとの思いで向こう岸に着いた。 途中、子まりさが沈んでしまったことに気づいたが自分にはどうすることもできなかった。 「まりさ・・・・おちびちゃん・・・・・・・・」 れいむは失った家族のことを思い浮かべていた。 まりさ、子まりさ、子れいむ、末っ子れいむ。 全て失ってしまった。 しかしまだ自分がいる。 なんとしてでも生き残り、あの人間に復讐するのだ。 「まっててねみんな・・・・・」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・・・) 「いつかかならず・・・・・・・・」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・) 「かたきをとるよ!!!」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・) 眉毛をキリッとさせれいむは空を見上げた。 空にはまりさたちが微笑んでいるように見えたようだ。 「みんな・・・・・・・・・・」 (ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・・・) 誰かが笑っている気がする。 れいむは後ろを振り向きその者に文句を言おうとした。 「さっきからうるさいよ!!だれがわらって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!!!」 だが言葉が止まってしまった。 れいむはその正体が信じれなかった。 こんな顔→(◎Д◎)し、汗としーしーを垂らしながら固まっていた。 目の前にいるものが信じられずに。 無理もない、何故ならそこにいるのは・・・・・・・ あの人間だったから。 「ゆわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!??」 れいむはわけがわからなかった。 何故ここにあの人間がいる?! 川を渡ったのにいつの間にかこちらにいた人間。 別になんら不思議ではない。 単にこの人間は橋を渡り、ここに着ただけに過ぎない。 なにせゆっくりが川を渡るスピードなぞ、ゆっくりが普通に這っているのとあまり変わらなかったのだ。 そのせいでこの人間は余裕で向こう岸に着いてしまっていた。 れいむはそれに気づかずにいつの間にか追いつかれていた。 「ゆっくりにげ・・・・・・!!」 れいむはこんな状況になっても逃げようとしたが、 人間に蹴られ10m先に飛ばされてしまった。 「おそらとんでゆばしっ??!」 コンクリの地面に顔から叩きつけられたれいむは余りの痛さに動けなかった。 その衝撃のせいで歯が何本か欠けている。 れいむは逃げようと這いつくばってでもこの場から逃げようとした。 しかし、人間はそれを許してはくれなかった。 玄翁を振り上げれいむを殴った。 ガンッ!! 「ゆがっ??!」 ガンッ!!ガンッ!!! 「ゆべ!!!ゆぎゃで!!」 ガンッ!!!ガンッ!!! (ケケケケケケケケケケケケケケケ・・・・・・・・!!!) 「ゆぎぃ!?ゆ、ゆがあああああああああああああああああああああああああ!!!!」 れいむは玄翁を叩きつけられる前にジャンプして逃げた。 力を振り絞り逃げようとする。 「ゆぎぃ・・・・!!ゆっくぎ・・・!!れいむは・・・・・ゆっくりするんだ・・・・・・!」 大した生命力である。 こんな状況になってでもゆっくりすることだけは考える餡子脳の性なのか。 その光景を見て人間はあることを思いついた。 れいむに近づき叩きつけるのではなく先ほどれいむを蹴飛ばしたようにれいむを殴った。 「ゆばっ??!おぞらどんでる???!!」 殴られた衝撃で飛んだれいむはまたもや地面とキスをした。 人間はまたれいむに近づき同じ様に殴る。 その衝撃でれいむの口から餡子が出てきた。 死の兆候である。 「ゆべばっ!!!いだいい!!いだいいいいいいいいいいいいい!!!!やだやだやだ!!!でいぶはゆぐびじだい!!!」 (ガンッ!!)「ゆがじば!!?・・・ゆぎぃ・・!!!ゆぐじ、ゆっくじぃぃいいいいいするううううううううう!!!してやるうううううううううううううう!!!」 (ガンッ!!!)「ゆぎゃら??!・・で、でいぶはおじびぢゃんとばじざといっじょに・・・・・ゆっぐりずるんだ・・・!!いぎで、いぎでゆゆっぐりいいいず・・」 (ガンッ!!!)「あぎゃあ??!・・くぞにんべんはじねええ!!・・・・ゆっぐぢできないにんげんはいばずぐじねええええええええ!!!!」 殴られ飛ばされてれいむの皮から餡子が出ている。 眼球は飛び出し、もみ上げの一本はいつの間にか取れてしまった。 人間は最後の一振りをれいむに叩きつけようとした。 その時。 「おばえにごろざれだみんばのぶんまでじねえええええええええええええええええええええええ!!!!」 そこで人間の動きが止まった。 れいむを見つめ何か考えている。 「・・・・??」 れいむは何故殴られなかったのかわからなかった。 すると人間は持っていた袋を開け、その中身をれいむの上に落とした。 ボトッ・・・ボトッ・・・ボトッ 中から出てきたのは餡子、カスタード、生クリーム、チョコだった。 れいむは落ちて来た物を必死に食べた。 「む~し゛ゃ!!む~し゛ゃ!!じあわぜえええええええええええええ!!!!」 れいむはきっとこの人間が自分のことを許してくれたのだと思っていた。 このあまあまはそのお詫びだろうと。 しかし、それは大きな間違いである。 れいむが餡子を食べているうちに中から赤い布が出てきた。 「ゆ??」 れいむは最初それが何なのかわからなかった。 だが見覚えがある。 餡子からかき出し姿を見せた赤い布の正体は真っ赤なリボンだった。 れいむはこのリボンのことをよく知っていた。 「おちびちゃんのおかざり・・・・??」 よく見ると周りにも見たことがあるお飾りが埋まっていた。 番のまりさのおぼうし、末っ子れいむのリボン、ゴミ捨て場にいたまりさとありす一家のお飾り、 うんうんをされたちぇんのおぼうし、おさぱちゅりーのおぼうしに群れのみんなのお飾り。 何故みんなのお飾りがここにあるのか一瞬理解できなかった。 だが気づいたしまった。 ここにある大量のあまあま、死んでいったみんなのお飾り。 れいむは顔を青ざめ答えにたどり着いてしまった。 これはみんなの中身だ。 「ゆべぇぇ!!?」 れいむは同族の中身を食べてしまったショックで自分の中身を吐き出してしまった。 この人間は潰していったゆっくりたちを律儀に袋に詰め込んでいたのだ。 逃げてばかりいたれいむはそんなことは知らなかった。 しかし今れいむはそんなことを考えている余裕はなかった。 死臭の匂いがするあまあまに埋もれているれいむはゆっくりできない匂いに苦しんでいた。 「ゆがあああああああああああ???!!ここはゆっくりできないいいいいい!!!だしてえええええええ!!!ここからだしてええええええええええ!!!」 人間はその様子を見て笑い出した。 もう思い残すことはないのか最後の一振りを掲げた。 逃げようとするれいむだがあまあまに足を捕られて動けなかった。 「ゆひいいいいいいいいいいい!!!いやだあああああああああああああああ!!!!ゆっくりしだいいいいい!!!ゆっくりずるんだあああああああああああああああああ!!!!!」 (ちね・・・・・・・・・・・) 「??!!」 人間の声ではない。 別の誰かだ。 れいむはこの声に聞き覚えがある。 その声の主はあまあまから聞こえてきた。 (れいみゅをゆっくちさせないくずはちね・・・・・・) 「おちびちゃん??!」 れいむは気づいた。そうだこれはおちびちゃんの声だ。 だが何故自分の子供が死ねと言ってくるかがわからなかった。 「おちびちゃん??!おかあさんにそんなひどいこといわないでね!!?」 (だまれ・・・・・・・このくず・・・) 「??!・・ぱ、ぱちゅりー・・・・??!」 ぱちゅりーの声まで聞こえた。 それに呼応して次々と声が聞こえてくる。 (しねえええ・・・・・・・・いますぐしねえええええええええ・・・・・・・・) (こっちにこい・・・・・・・ゆっくりできなくさせてやる・・・・・・・) (このいなかもの・・・・・・・よくも・・・・よくも・・・・・・・) (おまえのせいなんだよー・・・・・・・・・・・わかれよー・・・・・・・・・・・・・・) (くじゅちね・・・・・・くじゅはちねぇ・・・・・・・・) (もっとゆっくちしちゃかっちゃのに・・・・・・・・・) (すっきりしたかったのに・・・・・・・) (おまえのせいでむれが・・・・・・・・・・・・・・・・) (れいむたちかんけいなかったのに・・・・・・・・・・・・・) (ふざけるな・・・・・・・なにがゆっくりしたいだ・・・・・・・・・・・・・・・・・) (*1))))))) 「ゆええええええええええええええええええええええええええ????!!どぼじでそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!??」 死んだ後もゆっくりの残留思念のようなものがれいむを死に追いやろうとする。 家族、群れのゆっくり、巻き込まれたゆっくりたちはれいむを許したりはしなかった。 人間はそれに答えてやろうかという思いで玄翁を叩き付けた。 が、さっきあまあまを食べたせいか、一撃では死ななかった。 「ゆべあ!!!いだいいい!!!ゆべでぜ!!!」 (*2))))))) 「いやだああ!!あっぢに!!いきたぐない!!!ゆばば!!!ゆべべ!!!」 最後の一振り。 高く、高く上げ振り下ろそうとした。 「やべで・・・・・・・・・・ゆっくり!!!ゆっくりしだいいい!!!ゆっくりじでただけなのにいいいいいいいいいい!!!でいぶはわるぐないいいい!!!わるいのはこのにんげんだああああああああああ!!!」 (おまえがにんげんをおこらせたんだ!!!) (くじゅおやはちね!!!!) (れいみゅをみしゅてたくじゅが!!!) (いましゅぐちね!!!) 「うるざいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!ゲスはいますぐきえろおおおおおおおおおおお!!!! だれがああああああああああああ!!!!でいぶをたすけろおおおおおおおおおおおおおおお!!!! ばりざああああああああああああああああああああああ!!!!くそちびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! ぱちゅりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!! なんでたすけにこないんだああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!?? でいぶがかわぞうなでいぶがピンチなんだぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!?」 「ケケケケケケケケケケケケ・・・・・・・・・!!」 「??!」 「ユックリデキナクナッテシネ♪」 「いやだ!!れいむはゆ・・(ブシュウッ・・・!!!) れいむはまだ生きていた。 中枢餡が壊れていていつ死んでもおかしくはない状態だがそれでも生きていた。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・」 人間は地面に落ちているゆっくりの中身とれいむを袋に入れ詰め直し、 笑いながら自分の家へ帰っていった。 れいむは死ぬ最後まで苦しみ死臭の中で怨念たちの声を聞きながら死んでいった。 (な゛・・・・・ん・・で・・・?・・・・・・・・・・でい・・・・・・・ばるく・・・・・・・・・・・・・な・・・・・・・・) 最後までれいむは自分が犯した罪を理解しようとはしなかったようである。 あとがき 追われるって怖いよね 予想以上に容量が大きくなりすぎてしまったorz 法然しゃんが折れた「ぐんぐにる」の挿絵を描いてくれていたようです。ありがとうございます(喜) 餡庫には保管されてませんが画像だけはすでにわが手に 大切に保管しまーす 今まで書いたやつ 加工所本部 前編・後編 れいむその後 まりさその後 14番れいむのその後 れみぃと野良豆ゆっくり 前編・後編 あいつらの違い れいむはいい飼いゆっくりさ 折れた「ぐんぐにる」 ドスれいむ 挿絵:○○あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1458.html
「いくのぜ? いくのぜ? れいむううううううう!! んほおおおおおおおっ!!」 「やべでえええええ!! れいぶ、すっぎりじだぐ……すすす! すっきりいいいいいい!!」 絶叫が響いた。 女はその部屋に続く扉を開いたまま、硬直している。 目の前の光景が信じられないのだ。 ――れいむ……何があったの? 考えるまでもなかった。 床の上では、どこの誰とも知れぬまりさにのしかかられたれいむ――女の飼いゆっくり――が全身をぬらぬらと光らせ、体を紅潮させて恍惚としているのだ。 この状態のゆっくりを直接見たことはなかったが、知識としては知っていた。間違えようもない。 何より女は聞いてしまったのだ――先ほどのれいむの言葉を。 「ゆっへっへ。れいむのまむまむ、さいこうだったのぜえ?」 「ゆえええ……れいむのばーじんさんがあ……。れいむ、けがされちゃったよう……」 もう聞いていられなかった。 「何してるの?」 れいむの手前、動揺と怒りを押し殺して女が言うと、二匹のゆっくりはビクッと体を跳ねさせて振り返った。 「ゆっ!? ……ゆへへ、おねえさんはれいむのかいぬしさんなのかぜ?」 へらへらと笑うまりさを無視して部屋に入り、れいむを優しく撫でてやる。 「ごめん。ごめんね、れいむ。大丈夫――じゃないよね。ごめんね」 「お、おねえさあああん!! れいむ、れいむっ……ゆんやああああ!!」 女の顔を見て泣き出してしまうれいむだが、再び体を跳ねさせたかと思うと、ピタリと泣き止んだ。 その理由は、たった今れいむの額に発生した異物を見れば一目瞭然だ。 女は思わずそれから目を逸らした。 「あ……あ……れいむ、にんっしんっしちゃったよおおおお!!」 言われなくともわかっていた。 そこには真っすぐな茎が伸び、三つの実ゆっくりを実らせていたからだ。 体の中身が餡子だろうとクリームだろうと、ゆっくりだって生きている。 食事もすれば排泄もするし――もちろん妊娠だってする。 きれいな所だけを見ているわけにはいかないのだ。 女にだってそれくらいの覚悟はあった。覚悟がなければペットを、とりわけゆっくりを飼うことなどできない。 しかし。 ――こんなことって。 女は納得がいかなかった。 道をはさんだ向かいの店まで、ちょっと買い物に出ていただけだ。 少しだから……と戸締まりを怠ったのは確かに自分の不注意であったが、まさかこんなことになろうとは。 自分には覚悟が足りなかったのだ。悔しいがそう結論づけるしかなかった。 それでも目の前のまりさだけは―― 「ゆへへ。おねえさん、はなしがあるのぜ!」 まりさが女に話しかける。 癇にさわる面構えが売りである――なぜかそこが受けている――ゆっくりの中にあって、とりわけ相手を不快にさせる顔。 その言動からして、このまりさは間違いなく『ゲス』だ。 女はそう確信したと同時に、すぐにでも潰してやりたくなった。 しかしそうはしない。理由は、このまま衝動的に潰してしまっては“もったいない”からだ。 高めに高めた怒りでもって、どうせなら徹底的に殺してやろう。女はそう思った。 「ゆっ! おねえさん、まりさのはなしをきくのぜ!」 「れいむ、ちょっと待っててくれる? ……聞いてるわ。なに、まりさ」 何か言いたいのなら聞いてやる。 これも女の怒りを高めるための『儀式』だ。 「ゆ! ゆへへ……。おねえさん、そのれいむといっしょにまりさをかってくれなのぜ!」 自信たっぷりにまりさが言った。 ――やはりそうくるのね。 それは女が予想していた通りの言葉だった。 このまりさのように、飼いゆっくりを無理矢理妊娠させた上で、強引にその飼い主に取り入ろうという狡賢い野良ゆっくりは多い。 自分達の赤ちゃんのかわいさに、愚かな飼い主は気を許すだろう――そう考える餡子脳の中の餡子脳が、日々飼い主たちに制裁され続けている。 それでもこの手の被害が後を断たないのは、同じ手段で見事に飼い主と家、食事を手に入れた野良ゆっくりの存在が、彼女らゆっくりの間でまことしやかに囁かれているからに他ならない。 それならば自分も、と夢見る野良ゆっくりの何と多いことか。 しかし、それはあまりにも現実味がなさ過ぎる話だ。その飼い主とやらはよほどのお人好しか、頭のよくない人間のどちらかだだろう――女を含めた世間の飼い主たちは、これをゆっくりたちの都市伝説と考えていた。 「まりさとれいむのあかちゃんには、おとうさんがひつようなのぜ? だからまりさもれいむといっしょにくらすのぜ! おねえさんのせわになってあげるのぜ!」 「……それだけ? 他には?」 ないならそろそろ潰すけど、いいの? ――言外に女はそう言っていた。 「ゆっ!? あと、まりさがかいゆっくりになったおいわいにあまあまをもってくるのぜ! たくさんでいいのぜ!」 すでに飼われている――いや、飼われてやっているつもりらしい。 勝ち誇った表情のまりさから目をそらし、れいむを見る。 「ゆうう~」 れいむは惚けたように額の実ゆっくりを見ていた。 やはり気になるらしい。 「れいむ、つらいの?」 れいむのような植物型妊娠の場合、母体の栄養は茎を通して絶えず実ゆっくりに供給され続けることになる。 そのため、まだ十分に成長していないゆっくりが妊娠した場合など、最悪、茎が生えると同時に母体が死んでしまうことさえある。体の栄養、ひいては生命力を、かわいい子ども達に瞬時に吸い尽くされてしまうからだ。 いまだ成長途中にあるれいむだが、不幸中の幸いか、少なくとも死だけは免れたようだ。 それでも体に悪いことに変わりはないが。 「それ、すぐに取ってあげるからね」 「ゆっ!? な、なにをするんだぜ、おねえさん!?」 まりさが慌てたが関係ない。女が心配なのはれいむの体だけだ。 「れいむからもおねえさんにたのんでくれなのぜ! ゆっくりいってやってくれなのぜ!」 あくまで無視して茎に手を伸ばす女に向かって、 「ゆっ! れいむゆっくりしたあかちゃんをうむよ、おねえさん!」 れいむが嬉しそうに言った。 れいむは、 「ゆゆ~ん。あかちゃんたち、とってもゆっくりしてるよお~!」 陶然と実ゆっくりを眺めている。 そんなれいむと女を見比べ、まりさの下卑た笑みはますます深くなった。 女はそんなまりさの様子にも気づかず、ただ呆然とれいむを見ていた。 ――あろうことか、れいむは妊娠したことを好意的に受け止めているようだ。 信じがたいことに――と言ってしまっては嘘になる。実は女にもその予感はあった。 と言うのも、野良ゆっくりによる強制すっきりによってこういう症状に陥る飼いゆっくりは、決して少なくないからだ。 それが初めての妊娠だった場合などは、特に“ハマり”やすい。育ちが良く、俗に言う『箱入り』の飼いゆっくりならばなおさらだ。 それらは女のれいむに当てはまってしまっている。 女は「それでも、私のれいむなら……」と根拠のない思い込みに縋ってみたが、すぐに諦めた。 例えれいむが金バッジを取得するほど賢かったとしても、この事態を避けられたとは言いがたかったからだ。 逆のケースになるが、自ら進んで野良ゆっくりとすっきりした金バッジの話を、女は知っていた。 もしかしたらこれは育ちや教育の問題ではなく、持って産まれた資質の問題なのかも知れなかった。 「あかちゃん、ゆっくりうまれてきてね~。ゆゆゆ~」 「ゆっへっへ。おねえさん、みるのぜ? まりさににてかしこそうなあかちゃんなのぜ?」 女をはさんで会話する、れいむとまりさ。 「……れいむ」 居たたまれなくなって、とりあえずれいむの名を呼んでみた。 「ゆ? なに、おねえさん」 「あなた、産む気なの? それ……」 答えはわかっているが聞いてみる。 「あたりまえだよ! れいむのかわいいあかちゃん、おねえさんにみせてあげてもいいよ!」 「ちがうのぜれいむ。“まりさとれいむの”あかちゃんなのぜ!」 まりさが会話に入ってきた。 「ゆゆう~、てれるよお、まりさ~」 「ゆっへっへ、いまさらなにをてれることがあるのぜ?」 れいむは揉み上げを使って顔を隠すようにしながら、イヤイヤをするように体を揺すった。 まりさは相変わらずへらへらして――嘲るように女を見ているのは気のせいではあるまい。 「……」 女はもう一度れいむに呼びかけようとしたが、何を言ったらいいのかわからなくなり、やめた。 代わりに、再びれいむの額の茎に手を伸ばし、掴んだ。 「おねえさん! れいむのあかちゃんたちになにをするの? やめてね? やめてね?」 「なにをしているんだぜ!? きたないてであかちゃんにさわるなだぜ!」 途端に騒ぐ二匹。 「ごめんね、れいむ。かわいそうだけど――」 女は茎を引っ張る手に力を込めた。 すると 「やめてねええええ!? ゆっくりできないおねえさん……ばばあ! あかちゃんにさわったらゆるさないよ!!」 ――ばばあ? 反射的に茎から手を離す。 れいむの言葉づかいが信じられなかったのだ。 「……れいむ。そんな口のきき方をしちゃダメでしょ?」 「ゆっ! ばばあなんていってごめんね! でも、れいむのいうことをきいてくれないおねえさんなんてばばあでじゅうぶんだよ!」 「れいむ!」 女はつい怒鳴ってしまったが、れいむは悪びれない。 「かいぬしだからっていつまでもいばらないでね、このばばあ! ぷんぷん!」 れいむは野良ゆっくりだった。数カ月前、女が保護したのだ。 車に轢かれて死んだらしい、体の半分が潰れた親ゆっくりに縋って、道端で泣いていた。 最初は興味本位でれいむを飼い始めた女だったが、次第に情が移っていった。ゆっくりに限らず、ペットを飼う時なんて、誰しもそんなものなのかも知れない。 れいむはとても素直なゆっくりだった。 女の言いつけはきちんと守った。もちろん悪いことをする時もあったが、女が叱ればすぐにやめてくれた。 境遇こそ恵まれていなかったが、将来は優秀なゆっくりの証であるバッジの取得も――金は無理でも銀くらいは――夢ではないだろう。女はそう思っていた。 女と一緒にいるれいむは幸せそうに見えた。幸せだったはずだ。 それがどうだ。 「まりさ、おなかがすいたらおねえさんにいってね! すぐにごはんをよういしてくれるよ!」 「わかったのぜ、れいむ! おい、かいぬし! まりさにすぐごはんをもってくるのぜ! べーこんごはんさんでいいのぜ!」 「ゆっ! おねえさん、まりさにべーこんごはんさんをよういしてあげてね!」 出会ったばかりのまりさに影響を受けたのか、それとも妊娠したことで精神が不安定になっているのか。 徐々に女の知っているれいむとはかけ離れていくではないか。 こんなれいむを見ていると、女との今までの関係にも疑問が出てきてしまう。 素直なれいむ――そう思っていたが、ただ愚直なだけではないのか? 単に自分で考える頭が無いだけではないのか? それだけならまだいい。 もしかしたら素直に従ったふりをしているだけで、ていよく自分を利用していただけではないのか? 心の中では舌を出していたのではないか? 考えるほどに女の心は揺らいだ。 ただ、もう今までのように飼い続けることはできない。それだけは実感できたし、決意もできた。 結局、自分には覚悟が足りなかったのだ。 「おい、かいぬしいいい! きこえないのかぜ!? そのみみはかざりなのかぜ!?」 「ゆっ! おねえさん、まりさのいうことをきかないとれいむもおこるよ! またばばあってよぶよ!」 二匹の声は聞こえているが、女はそれどころではなかった。今後のことを考えていたのだ。 飼いゆっくりを処分したい場合、〈加工所〉に持ち込むのがセオリーになっている。 誰にも迷惑をかけないし、気持ち程度だが謝礼も貰える。 しかし多くの、特にマナーのなっていない飼い主はそうはしない。 路上に、山野に、ゆっくりを捨ててしまうのだ。 飼い主に見捨てられたゆっくりは『野良ゆっくり』として第二のゆん生を歩み始めることになる。 不法侵入や畑荒らし、そして飼いゆっくり襲撃など、野良ゆっくりによる被害が社会問題化して久しい。同じ野良でも、犬や猫による被害とは比べるべくもない。 過酷な野良生活に耐えられず、すぐに死んでしまう野良も多い。しかし死んでしまえばそれでいいというものでもない。ゆっくりの死体は――もちろん生きていてもだが――その土地の景観を大きく損ねるからだ。 これら捨てゆっくりの問題には国も頭を悩ませていた。急遽決まった「ゆっくりの不法投棄の禁止」というお触れも、これもあってないようなものである。ゆっくりを捨てる飼い主は、一向に減る気配を見せない。 中には『ゆっくりゴミの日』に、かわいがっていたはずのゆっくりを出してしまう飼い主もいるが――地域への影響はともかく、人間としてのモラルには疑問が残るところだ。 ともあれ、ゆっくりを飼った者として、最期までその面倒を見ることは大事なのである。 では女の場合、れいむとまりさの場合はどうするのか。 「れいむのかいぬしは、まったくつかえないのぜえ! こんなぐずがまりさのかいぬしになるのかとおもうと、はきけがするのぜ!」 騒いでいるまりさをちらりと見る。こいつの処分方法は最初から決まっていた。 もう一つの飼いゆっくりの処分方法――殺すのだ。 考えるまでもないことだった。もし頭を巡らせるとするなら、「いかに残酷に殺すか」、その一点だけだ。 しかしれいむは―― 「なにをしているの、おねえさん? ばかなの? しぬの? こんなぐずなかいぬしじゃれいむははずかしいよ!」 れいむが何を言っても、もう女は悲しくはなかった。怒りもあまりこみ上げてこない。 むしろ何だか楽しい。妙にハイな気分だ。 これが吹っ切れるということなのだろうか――そう、女は思った。 準備を終えた女は部屋に戻った。その両手はダンボール箱で塞がっている。 「おまたせ、まりさ」 「ゆっ! まちくたびれたのぜ! ばばあ!」 まりさがテーブルの上で怒鳴った。 今、この部屋にいるのは女とまりさだけだ。 「まりさと二人で話があるから」と、れいむには寝室に移ってもらった。今頃は食事をしているはずだ。 この部屋を出る時、れいむは「まりさ、まりさ」とうるさかった。少しの時間でも離ればなれになるのが嫌らしい。女の声は、その半分も届いていないようだった。 「それであまあまはどこなのぜ?」 まりさには「れいむには内緒で、あなただけ特別にあまあまを上げる」と言ってある。これはもちろん女の嘘だ。 「用意するからもう少し待っててね」 そう言って女は、ダンボール箱に入った品々をテーブルの上に並べ始めた。 まず、ステンレス製のキッチンバット。 次に水が少し入った円筒形のガラス容器。上に蓋と、横には大きな取っ手が一つ付いている。 同じように水の入ったペットボトル。 出刃包丁と刺身包丁、まな板。 スイッチの付いた円柱形の機械。 そしてオレンジジュースのパックだ。 「ゆゆ? あまあまがないのぜ? どういうことなのぜ、ばばあ!」 「言ったでしょう? これから用意するのよ」 言いながら女は、オレンジジュースのパックを開け、中身をキッチンバットに注いだ。 途端にまりさの目の色が変わる。 「ゆっ! おれんじじゅーすさん! まりさ、ぺーろぺーろするのぜ!」 「こーら、待ちなさい。まだ駄目でしょ」 まりさを制しながらパックをテーブルに置く。 女は次に刺身包丁を手に取った。 「ゆっ? ばばあ、それはなんだかゆっくりできないかんじがするのぜ?」 餡子脳なりに不穏な空気を感じとったらしいまりさだが、もう遅い。 「はい、まりさ。お帽子は取っちゃおうね」 「まりさのおぼうしさん! かえすんだぜえええ!!」 女はまりさの帽子を取り上げる。作業の邪魔だ。 次にまりさ本体を持ち上げてまな板の上に仰向けに寝かせ、左手でしっかり――ただし口は塞がないように――固定した。 女の細腕ではあるが、相手はそれに輪をかけて脆弱なゆっくりだ。もう身動きはとれない。 「なにするんだぜ、このばばあ!! まりさをはなすんだぜえ!!」 さかんに尻を振りながら怒鳴るまりさ。そこしか自由にならないとは言え、見た目にかなり滑稽だ。 思わず女も微笑む。 ――れいむなら、揉み上げもピコピコさせるのだろうか。 そんな事を考えながら、女は右手に持った刺身包丁を、まりさの体――しーしーの穴あたりに突き刺した。 賑やかに動いていた尻が止まる。 「ゆっぎゃああああああっ!! いだいいいいいいい!! ゆぎゅいいいいいいい!! なにずるんだぜえええええ!?」 動こうとしても、女の手と刺身包丁、二つの支えによってどうすることもできない。わずかに体がよじれる程度で、しかしそれがさらに痛みを増すようだ。 「いだいよおおおおおお!! はやくとるのぜえええええ!! これまりざがらぬいでええええええ!!」 部屋に響きわたる絶叫に、女は満足げに口元をゆがめる。この声を聞くためにまりさの口を塞がないでおいたのだ。 「いだいいいいいい!! ……おねえざん! おねえざんっ!! まりざ、ほんどにいだいんだぜっ!! ……むじずるなああああ!!」 女は刺身包丁から離した右手を左手と入れ替え、まりさの頭を押さえる。さらに入れ替えた左手でまりさの髪を掴んだ。 「いだいいだいいい! まりさのじまんのきんぱつさん、ひっぱらないでええ!! ぬけちゃゃうんだぜえええ!!」 髪を抜くつもりなどない。女は髪と頭を持った両手を引っ張る。 すると体に突き刺さったままの刺身包丁を支点として、まりさの体が長く伸びた。 刺身包丁の刃は寝かせてある。縦に引っ張っても、まりさの体を引き裂くことはない。 「ゆんぎいいい!? まりざ、のーびのーびじだぐないのぜえええええ!? やべろおおおおお!!」 まりさの悲鳴の素晴らしさに、思わずこのまま引きちぎってしまおうとも思ったが、女はその魅力的な衝動に耐えた。 それでは『これ』を持ってきた意味がなくなるではないか――女は右手に出刃包丁を取った。 まりさが目を剥く。 「やべで!! やべるのぜ!! ゆぎぎぎぎっ!! それはゆっくりできないのぜ!!」 「これは包丁さん、って言うのよ。覚えておいてね」 家庭教師のお姉さん、という風情の優しい口調で言いながら、ほどよく伸びて細くなったまりさの体に出刃包丁をあてがった。 「ゆぐうっ? な、なにをするきなのぜ? やべるんだぜ? やべでねえ!?」 左手に掴んだ髪を引っ張り、体を起こしてやる。これでよく自分の状態が見えるだろう。 「ほら、見える? まりさ」 「やべで! やべるのぜおねえざん!! いだいのはもういやなのぜ!! がいぬじはゆっぐりをゆっぐりざぜないどいげないんだぜええ!!」 「……うーん?」 女は小首を傾げ、困ったように笑った。 それを見たまりさは何を勘違いしたのかまくし立てる。 「……ゆへっ! ゆへヘへ! おねえざんはまりざをかったこどをわすれでいたのぜ? ならしかたないのぜ! いまならあまあまで――」 「あのね、まりさ。お姉さんは、まりさの飼い主になった覚えはないよ?」 言ってから、女は出刃包丁をまりさの体に落とし――そのまま一気に手前に引いた。 出刃包丁に赤黒い餡子をこびり付かせながら、まりさの体は横一文字に両断された。 「ゆぎゅうっ!! ゆぎゃぎゃああああああっ!! あああああああああ!! ぎゃああああああああっ!!」 「ふふっ。ほら、まりさ、もっとよく見て?」 女は髪を持ち上げてやる。まりさの上半分がまな板から浮いた。 「ゆぎゃああああああっ! ばりざのがらだがあああああああっ!! いだいいいいいいい!! いだいんだぜええええええ!!」 女はまりさから手を離し、しばらくその様子を見つめる。 「いだあああああいいいいっ!! ばりざのあんよおおおおお!! ゆっぐりじないでもどにもどっでええええええっ!?」 離れ離れになったまりさの上半分と下半分が、それぞれ激しくのた打ち回っている。 上半分には、さすがに目と口が付いているだけはある。涙に涎、絶叫と、賑やかさには事欠かない。 反面、刺身包丁に繋ぎとめられたままの下半分は、そういう意味ではとても静かだ。しかしその静けさが、逆に女の琴線に触れた。 「ふふふ、ちょっとかわいい」 無言でブルンブルンと不気味に動く下半分を見て、口元を綻ばせる。 ゆっくりの中身は全て餡子だ。 しかし俗に『餡子脳』というが、どこからどこまでの餡子が『脳ミソ』なのだろうか。 ひょっとしたら、この下半分にも『脳ミソ』と呼べる餡子が入っているのかもしれない。 口を付けてあげたら悲鳴を上げるのかな? ――そんなことを考えて、女はますます可笑しくなった。 下半分を、つんと指でつついてみる。 「このばばあああああああああ!! わらっでないでばりざをだずげるんだぜえええええええ!!」 「あら。ばばあなんて言われたら、助けてあげたくなくなっちゃうなあ」 もとよりまだ殺すつもりはないが、いたずらっ気を出したくなった。 出刃包丁をまりさの目に突きつけながら言う。 「お・ね・え・さ・ん、でしょ?」 「おでえざん!! おでえざんでず!! だがらだずげでえええええ!! ほうぢょうざんはやべでねえええええ!!」 「はい、よくできました。『包丁さん』も覚えてくれたんだね。ちょっと嬉しいかな」 女は満足して、まりさから出刃包丁を離した。 つい遊んでしまったが、あまりのんびりもしていられない。 何せ、目の前のまりさは真っ二つになっている。脆いわりにしぶとくできているゆっくりとは言え、これはさすがに致命傷に近いだろう。 のんびりしていてまりさに死なれでもしたらおもしろくない。 女は次の段階に進む事にした。 まりさを持ち上げて、用意しておいたバットに入れてやる。 「じみるうううううう!!」 傷口――と言うには派手すぎる体の断面に、オレンジジュースが染みるらしい。 しかしこの橙色の液体は、ゆっくりにしてみれば治療薬でもあるのだ。 「少しおとなしくしてね――どう? 痛みが引いてこない?」 「ゆぐううう……。すこし……らくになった、きがするのぜ……」 傷の痛みはあっさり落ち着いたらしい。つくづくデタラメな体だ。 「そう、よかった――でもね、まりさ。ずっとそのままにしていたら、いずれ餡子は流れ出しちゃうし、体も溶けちゃうわよ?」 「ゆゆっ!? なんとかしてくれなのぜ、おねえさん!!」 「ふふ、脅かしてごめんなさい。でも大丈夫よ。そんなに時間をかけるつもりはないから」 「ゆっ? どういういみなのぜ?」 女はそれに答えず、円筒形のガラス容器を手前に引き寄せた。容器の中の水が波打つ。 それから突き刺さったままの刺身包丁を引き抜いて、まりさの下半分を解き放ってやった。 その瞬間、また刺されるとでも思ったのか、まりさの上半分が大きく身を震わせた。 女はいまだ激しく蠢く下半分を指でつまみ、それをさりげなくまりさに見せ付けて、 「ゆゆっ! まりさのあんよ! かえすんだぜえ!!」 「だーめ」 ガラスの容器の蓋を取り、その中に放り込んだ。 ぽちゃん、と着水するまりさの下半分。 もしそれに目が付いていたなら――水の底に光る、金属製の刃を見つけただろうか。 「ゆうっ! まりさのあんよが!! おみずさんはゆっくりできないのぜええ!!」 女はバットの上の上半分に微笑みかけ、蓋を閉めてから、ガラス容器を持ち上げた。 そしてそれを円柱形の機械の上に乗せると、カチリと音がしてはまった。容器はこの機械の部品の一つだった これで準備は完了だ。 「はい、まりさ。もうすぐあまあまができるからね」 「ゆっ! あまあま? まちかねたのぜ! はやくよこすのぜ!」 さんざん痛い目にあい、死の淵をさまよいながらも「待ちかねた」とは――本当にわけがわからない。 こんな生き物の仲間を飼っていた自分を薄ら寒く思いつつ、女はその機械、ブレンダー――俗に言うジューサーミキサー――のスイッチを入れた。 騒がしい回転音。 内容量が多すぎたかもしれない――女は蓋を押さえた。 まりさの下半分を巻き込んで、細かく切り刻んで、ガラスの中の水が激しく回転する。 「ゆっ? まりさのあんよは? なにをしてるんだぜ、おねえさん」 水が濁ったことでガラス容器の中が見えなくなったからだろう、まりさが不安げに尋ねた。 その中で何が起こっているのかまでは、想像が及ばないらしい。 程なくして、ブレンダーの回転が止まった。 「はい、おまたせ。きっと美味しいよ。」 容器を台座から外し、蓋を開けて中身をよく見せてやると、さすがの餡子脳にも理解できたようだ。 「まりさのあんよがとけちゃったんだぜええええええ!?」 「粉々になってから溶けた、ってのが正解ね」 優しく訂正しながら、左手をまりさの口に突っ込み、無理やりこじ開ける。そのまま腕の力を使って、オレンジジュースの海に仰向けに押し倒した。 「ぎゅがががっ!? あぎおぐるんあぜ?」 女の右手にはガラス容器。その中身は、まりさの下半分を材料に作られた、言ってみれば餡子ジュースだ。 それをまりさの口に近づける。 「ぎぎゃがあああああ! がべええええええ!」 何をされるか悟ったらしいまりさが暴れるが、相変わらず女はお構いなしだ。 まりさの口に、まりさから作られたジュースを流し込んだ。 「ぎゃぼぎゃぼぎゃっ! ぎょぎゃぎょおっ!」 「吐いちゃ駄目だよー。しっかり飲んでねー」 女に口を開かされているので、吐き出そうにも吐き出せないのだろう。 まりさは涙を流しながら、原材料自分の液体を飲んでいた。 対して女は笑顔だ。楽しくて仕方がない。 「ぎぇぼぼぼぎゃっぎょべごごごっ!」 「んー? なに言ってるのかわかんなーい……はい、おしまい。ごちそうさまでした」 女がまりさから手を離した。右手のガラス容器の中には――ジュースは無い。全部まりさの口に注ぎ込んでしまった。 「どう、念願のあまあまは美味しかった? しあわせー、は?」 「……ど」 「ん? ゆっくりできた?」 「どぼじでごんなごどずるんだぜええええええ!?」 まりさがそう叫ぶと、口の中に残っていた餡が飛び散り、テーブルを、女の服を汚した。 もっとも、すでにそこら中が餡子まみれだ。さっきまでまりさの口に突っ込んでいた女の左手など特にひどい。 今さら女は気にしなかった。こんなに楽しいのに、そんなこと気にしている場合じゃない。 「あんよがないとおおおおお!! ぴょんぴょんもずーりずーりもできないんだぜええええ!?」 あんよどころの騒ぎではない。ぺにぺにもあにゃるも失ってしまっているではないか。 なんで気付かないのかな、と女は吹き出した。 「――ああ、まりさから作ったあまあまだから怒ってるのね? 確かに、それじゃ食べた気にならないかも知れないかも。単に体に戻ってきただけだものね」 「ちがうんだぜえええ! ばばあ――」 「じゃあこうしましょうか!」 女は胸の前で手を叩いた。わざとらしいくらいの「いいこと思いついちゃった!」という仕草だ。 「同じジュースを作って、れいむに飲ませてあげたらどうかな?」 「ゆゆっ!?」 「あの子がしあわせーになれたら、まりさも嬉しくなって――“ゆっくりできる”でしょ?」 「ばばあはなにをいってるんだぜえええええ!?」 ではさっそく、とばかりに女は機材をセットしはじめた。 ペットボトルから水を注ぎ足したガラス容器を、台座の上に乗せる。 それを見たまりさは、 「いやだ! いやだあああああああ!! まりざまだじにだぐないいいいいい!! おうぢがえるうううう!!」 バットの上でもがくが、しかし上半分だけでは逃げるどころか満足に動くこともできない。オレンジジュースが軽く波立っただけだ。 「そんなに動いたら溶けるのが早くなっちゃうよ」 女は泣き叫ぶまりさを摘み上げた。溶けて柔らかくなった表皮と餡子が少しこぼれた。 「ゆっ! おぞらっ! おぞらぼおおおおおおお!?」 恐怖が本能に勝ったらしい。まりさはお約束のセリフすら言う事ができない。 「お空を飛んでいるみたい?」 言いながら、女はまりさをガラス容器に入れた。 まりさは一瞬水に沈んで、すぐに浮かび上がる。 「ぶばばばっ! ばばあ……おねえざんっ! やべで! がぼぼっ! やべるんだぜええええ!!」 少し水を飲んでしまったらしい。いや、今も口の中に水は入り続けている。 大口を開けてこれだけ叫んでいれば当然だ。 「おねえざんんんんっ! ばりざをだずげでぐだざいっ!! あやばりばずがらああああっ!!」 命乞いをするまりさだが、もちろん女に助けるつもりなどない。 それはこのまりさを初めて見た時から決まっていたことだった。 「ばりざはまだじにだぐないんでずっ!! もっどゆっぐりじだいんでずっ!!」 それも無理な話だ。 まりさの餡子は水に流れ続けている。どのみち死は時間の問題だった。 「ばりざじにだぐないいいいっ!! やべでっ!! だずげでええええええっ!!」 まりさは命乞いを続けていたが――もういいだろう、と女は思った。元気が無くなってから殺すのもつまらない。 「ねえ、まりさ」 「だずげでぐだざいいいいい!! だずげるんだぜえええええええっ!!」 「最期に言いたいことはある?」 「さいごっでいばないでええええええ!? ばりざばもっどゆっぐりじだいいいいいいっ!!」 ――れいむの名を出すつもりはないらしい。 所詮、れいむはこの家に入り込むためのダシだったのだ。何とも思っていなかったのだろう。最初から最後まで。 「そう――じゃあね、まりさ。楽しかったわ」 女はスイッチを押した。 「だずげ……ゆぎゅぼぎゃぎゃぎゃ――」 先ほどよりも騒がしい回転音がして――やがて止まった。 「ゆっくりおおきくなっていってね!」 寝室では床の上に陣取ったれいむが、額の実ゆっくりに話しかけていた。 いつもならもう寝ている時間なのだが、今日は興奮していて寝付けないのだろうか。 女に気付いたれいむが、 「ゆっ! れいむのまりさはどうしたの?」 と聞いてきた。 ――また「まりさ」か。 女は思った。仲のよろしいことで。 「どこかに行ったわ。家に帰って準備でもして、すぐに戻ってくるんじゃないかな」 でまかせを言いながら「何の準備なのよ」と自分にツッコミをいれるが、 「ゆっ! さびしいけどゆっくりわかったよ!」 れいむは納得してくれたらしい。餡子脳様さまさまだ。 ハッと思い出したようにれいむが言った。 「ごはんがぜんぜんたりないよ! あかちゃんもいるんだからもっといっぱいちょうだいね!」 「……」 れいむの食器を見ると、なめたようにきれいになっていた。 妊娠したれいむには、いつもと同じ量では足りなかったらしい。 「ぐずぐずしないではやくちょうだいね! おんこうなれいむでもゆっくりおこるよ! またばばあってよんでもいいの? ぷくうううう!」 「……」 女がれいむの『ぷくー』を見たのは、これが初めてだった。そもそも外敵を威嚇するための行為で、間違っても飼い主に見せる姿ではないだろう。 自分の考えと行動に間違いがいなかったことを悟った女は、右足のつま先で、れいむの体の端を軽く踏んだ。 「いだいっ! ゆっ! なにするの!?」 「あっ、ごめん。足が滑っちゃって――あ、また。ごめんね」 言いながら、もう一度踏みつける。さっきよりも強く。 「いだいっていってるでしょおおおお! このばばあ!!」 「ほんとにごめんね? ――あ、今度は手が滑っちゃったあ」 女はかがんで、れいむの頬をつねった。柔らかい弾力が指に気持ちいい。 「いじゃいいいいいっ! やめでねええええっ!」 しばらく苦痛に歪むれいむの顔を堪能し――不思議と笑顔よりもかわいく見えた――手を離した。 「あはは。ごめんね、れいむ。お姉さんちょっと疲れてるみたい」 「ゆふうっ! れいむはにんっしんっしてるんだよ! なにかあったらどうするの!!」 涙目で怒鳴るれいむに謝る代わりに、女は濁ったジュースを差し出した。 「はい、これ。お詫びのあまあまだよ」 「ゆっ! あまあま?」 食器にジュースを注いでやると、れいむは一目散に飛びついた。 「ぺーろ、ぺーろ! ゆゆっ!? しししあわせえええっ!」 気に入ってくれたらしい。女はニコニコとその様子を見ていた。 「このあまあま、とってもおいしいよ!!」 「そう。全部飲んでいいからね」 「ぺーろ、ぺーろ! じゅーる、じゅーる! しあわせえええええ!」 れいむは無我夢中になめ続け、すぐに食器は空になった。 「ゆっくりごちそうさま!!」 「はい、お粗末さまでした」 「このあまあま、まりさにもたべさせてあげたかったよ!!」 女は、そう思うなら残しておいてあげればいいのに、と思いながらも、 「そうね。でも、アレはさっき食べたからいいのよ」 と言った。 するとれいむは、 「ゆっ!? れいむにないしょでまりさにあまあまたべさせたの? それでもれいむのかいぬしなの!?」 一転、怒りだした。自分の知らない所でまりさにあまあまを食べさせたことについてだ。まりさが「アレ」呼ばわりされたことには気付いていないらしい。 ――本当に面倒くさい生き物。よく今まで飼ってこれたものだと思う。 「ゆっ!? きいてるの、このばばあ!」 もう一度つねってやろうかと女が思ったその時。 玄関から、涼やかなチャイムの音が聞こえた。 「あっ、もう来たみたいね。さすがに早いなあ」 「ゆゆっ! まりさがゆっくりかえってきたの?」 まりさがチャイムを鳴らすはずがない。そもそも、そのまりさはもう永遠にゆっくりしてしまったのだ。 「そうじゃなくて。回収屋さんよ」 回収屋――『ゆっくり訪問回収サービス』の通称だ。年中無休、24時間電話対応。自宅にいながらにして〈加工所〉にゆっくりを持ち込むことができる。 〈加工所〉がはじめたこのサービスはすぐに人気を博し、近隣に〈加工所〉が無い地域を中心に、普段〈加工所〉に行く時間の取れない社会人や自営業、あるいは子どもや老人などに特に愛用されている。例えば深夜や明け方などは回収料が発生――謝礼から小額引かれる――のだが、それでも依頼してくる客は多いらしい。連日連夜休む暇のない重労働なのだ。 そこに、女が先ほど電話しておいたのだ。 「かこ……かこうじょおおおおお!?」 女が説明してやると、れいむが悲鳴を上げた。 回収屋についての説明を理解できたかはわからない。いや、おそらくは理解できていないのだろうが、〈加工所〉の単語に反応したのだ。 れいむはブルブルと震え、目には涙も滲ませている。 ゆっくりにとっての〈加工所〉の怖さは以前教えてあった。覚えていたらしい。 「なんでおうちにかこうじょがくるのおおおおお!?」 「だからあ――」 女はれいむの頬に人差し指を当て 「れいむをぉ、〈加工所〉にぃ、連れて行ってもらうのっ!」 優しく微笑みながら言った。 れいむの悲鳴が大きくなる。涙は滝のようだ。 「どぼじでえええええ!? れいぶかこうじょいぎだぐないいいいい!!」 「こーら、わがまま言っちゃだめでしょ?」 女はれいむを持ち上げた。 「いやじゃああああああっ!! かこうじょいやああああああっ!!」 「これは邪魔だから取っちゃいましょうね」 女はれいむの額から、実ゆっくりの下がった茎をもぎ取った。本当に、心底邪魔だと思っていた。 栄養源を断たれて、一瞬で黒ずむ実ゆっくりたち。 「れいぶのあがぢゃんがああああああ!!」 れいむの絶叫を聞いてから、女は茎をゴミ箱に放り投げた。 再び、チャイムの音がした。 「さ、れいむ。お客さんを待たせちゃいけないよ?」 「いやじゃああああああっ!! れいぶまだじにだぐないいいいいいっ!!」 「ふふ、大丈夫よ。すぐに殺されたりはしないってば」 調査やら何やらで、しばらくは生きていられるはずだ――多分。よく知らないが。 「ばりざああああああっ!! れいぶをだずげでねえええええええっ!!」 もうこの世にはいない愛しのまりさに助けを求めるれいむ。 それを聞きながら、女はまりさの悲鳴を思い出していた。 このれいむも、まりさも、実に素晴らしい悲鳴をあげる。彼女らの悲鳴を聞いていると心が躍るようだ。 ――そうだ。 ゆっくりを飼うことは自分に向いていなかったが。悔しいけれど、それは確かだ。 しかし、別のアプローチで可愛がることはできるのではないか。それはとても楽しいことで―― またチャイムが鳴った。 「はーい!」 これが片付いたら、ペットショップに行ってみるのもいいかもしれない。れいむやまりさのような可愛い子を見繕って―― 玄関に向かう女の足取りは軽かった。 (了) 以前書いたもの…… ふたば系ゆっくりいじめ 525 犬 ふたば系ゆっくりいじめ 532 川原の一家 ふたば系ゆっくりいじめ 554 ゴキブリ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 555 ゴキブリ(後編)