約 64,379 件
https://w.atwiki.jp/earthruinfes/pages/887.html
ニコニコ動画/【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせた 2009-04-28 【リンク】 クツノソコ森林公園 【くだまき】のび太のBIOHAZARD反省会【ボルゾイ企画】 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart18 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart17 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart16 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart15 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart14 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart13 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart12 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart11 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart10 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart9 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart8 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart7 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart6 【のび太のBIO HAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart5 【のび太のBIOHAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせたpart4 【のび太のBIOHAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせてみたpart3 【のび太のBIOHAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせてみたpart2 【のび太のBIOHAZARD】ドラえもん好きの友人を騙してやらせてみたpart1 【SKB】ワーストオブワースト【ボルゾイ企画まとめ】 ◇◆『ニコニコ動画』へ
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/455.html
前へ 「今回の特別ステージは……これです」 そう言って、司会者が右手のボタンを押す。 すると、ステージの床が金網に変化し、その穴から風が吹き始めた。 「何だよ、これ」 「このステージでは、強力な竜巻が起きます。 真っ直ぐ立って居る事すら難しい、このステージでは、上手く風を利用したトレーナーが、勝利を掴む事が出来るんです。 それでは、準備をして下さい」 『出木杉の奴……また姑息な手を… この風じゃ、クリスの攻撃を避けるのは余計に困難だ』 そんなスネ夫の考えを知ってか知らずか、クリスは言う。 「…早く……始めるぞ…」 スネ夫は、左手でボールを取った。 「試合……始め!」 「レジアイス…」「ジバコイル!」 2体のポケモンがステージに現れる。 でも、先手を取ったのはジバコイルの方だった。 「ジバコイル、かみなり!」 激しい雷音を発て、レジアイスに雷がレジアイスに直撃した。 だが… 「くっ、そんな…」 「…ははっ…そんなの無駄…」 レジアイスのボディには、傷1つ付いてはいなかった。 「ジバコイル、10万ボルト!」 強力な電撃が、レジアイスを襲う。 だが、やはりレジアイスの体は傷つかない。 「クソッ、何でだ!」 「…レジアイス……ド忘れ…」 スネ夫の気持ちとは裏腹に、クリスの指示でさらに特防は上がっていく。 「…最大限まで…特防を上げた……レジアイス…」 「ぐっ、また改造ポケモンか。 でも、スネ吉兄さんは最後の1体まで追い詰めてた。 勝機は絶対あるはず! ジバコイル、どくどくだ!」 ジバコイルの両腕から、勢い良く黒い液体が吹き出す。 「よしっ!これで持久戦に…」 「…ははっ…無駄……無駄無駄……」 「なっ、どくどくが…」 ジバコイルから噴出した毒液は、強風により掻き消された。 そう、このステージでは、どくどくの様な液体を当てる事は不可能。 クリスは、その事も理解した上でこのステージを選んだのだ。 「…もうそろそろ…反撃を始める……」 クリスの言葉で、レジアイスの巨体が動き出す。 その透き通った体の中央にある目は、スネ夫を捉えていた。 「…レジアイス……原子の力…」 巨大な岩石の塊を軽々と持ち上げ、ジバコイルに投げつけた。 「ジバコイル、避けろ!」 ジバコイルが体を横へずらそうとする。 だが、強風に煽られ、体は思う様に動かない。 石の塊は、巨大な金属音を発ててジバコイルに直撃した。 「ジバコイル!?」 「…ふふっ…もっと……もっとよ…」 次々と岩石が投げ込まれ、ジバコイルに反撃の余裕を与えない。 ジバコイルは、急所に当たるのを避けるので精一杯だ。 だから気付けなかった。 レジアイスが、ゆっくりと接近している事に… 「な!?ジバコイル、離れろ!」 ようやく気付き、叫ぶスネ夫。 だが、もう遅い。 すでに、ジバコイルはレジアイスの射程範囲内に居た。 「……レジアイス…アームハンマー…」 こん棒の様な右腕が振り上げられる。 クリスは勝利を確信し、フードの下で不気味な笑みを浮かべた。 だが、予想とは裏腹に、その腕の動きは止まった。 「…!?……どうして…」 初めて、感情が入った声を漏らすクリス。 そんなクリスを見て、スネ夫はにやりと笑った。 「幾ら硬い氷の塊だって、確実にダメージを与えれる技はあるさ。 そう、ソニックブームって技がね」 「…ソニックブーム…ですって?…… …なるほど…この風に紛れて…大量のソニックブームを当ててた……って訳ね…」 「へへっ、その通りさ! さっき原子の力を撃っていた、あの時にね!」 『まさか、この風をそんな風に使う何て… でも、甘い。まだ、レジアイスには力が残ってる』 「レジアイス…大爆発…」「!? しまっ…」 レジアイスの体が、眩しい光に包まれる。 そして、巨大な爆発が起こり、ジバコイルの体を一撃で吹き飛ばした。 「クソッ、まだあんな元気が有った何て!」 「…ははっ…勝負は……振り出しね…」 両者は、共に腰のボールを掴む。 そして、ボールから2体のポケモンが飛び出した。 「……アンタ…バカ?…」 クリスの二番手はレジロック。 それに対して、スネ夫が出したポケモンはクロバットだった。 「バカじゃないさ。クロバットなら勝機がある。 そう思ってコイツを出したんだ。例え、コイツが飛行タイプでもね」 「…そう…レジロック…ストーンエッジ…」 巨大な岩石の嵐がクロバットに迫る。 「クロバット、飛び上がれ!」 だが、スネ夫の指示により、クロバットはストーンエッジを避けた。 「…バカ……この風で……上手く飛べる…訳が無い…」 「どうかな?僕のクロバットを舐めるなよ」 スネ夫の言葉通り、クロバットは風に負けず、空を自由に飛び回っている。 それは、スネ夫が今までクロバットを必死で鍛えてきた証でもあった 「これが僕の一番のパートナー、クロバットの力だ!」 「…生意気な……ハエ… でも…私には……関係無い…」 レジロックの腕が、スネ夫の体に向けられる。 「クロバット!」 「…電磁砲…」 電撃の塊がスネ夫を襲う。だが、間一髪クロバットがスネ夫を助け出した。 「忘れてたよ…お前が人を狙う冷酷な奴だって」 「……はは…」 冷酷な目で、空中のスネ夫を見上げるクリス。 その顔は、既にスネ夫の心臓を握ったかのように、余裕に満ちていた。 「…破壊光線…」 鋭い閃光が空を割き、クロバットに乗ったスネ夫を襲う。 強風が吹いてる上、クロバットは高速で飛行しているのに、 レジロックの光線はクロバットの翼をかすめた。 『何て奴だ……こっちは避けるだけで精一杯だってのに… だけど、破壊光線を撃った今がチャンスだ!』 一気に急降下し、クロバットがレジロックの体に飛び込む。 「クロバット、鋼の翼!」 クロバットがレジロックの体を通り過ぎると、一瞬で肩の岩が砕けた。 「クロバット、さらに鋼の翼!」 Uターンし、またレジロックに突撃する。 レジロックが防御の構えを取った時には、既に足の一部が削り取られていた。 『…レジロックの硬い体が簡単に…… 風の回転と、落下の勢いを利用してるのね。全く…何て悪賢い奴なの…でも』 「……でも…もうお仕舞い…」 レジロックの体に、再び力が戻る。 「…レジロック…ロックオン…」 腕を前に突き出し、動き回るクロバットの体を捉えた。 「!?」 「…ははっ……レジロック…電磁砲…」 クロバットとスネ夫に、強力な電撃の塊が迫る。 『しまっ…避けられ…』 空中で爆発が起こり、眩しい閃光が弾けた。 「……はぁ、はぁ…うぐっ!」 スネ夫もクロバットも生きていた。 だが、無傷のクロバットと違い、スネ夫の体には大量の傷が付いている。 しかも、スネ夫の右半身の神経は、電撃によりマヒしていた。 「…まもるで……防いだの?… でも…アンタ自身は…守り……切れなかったのね…」 「…へっ!だからどうした! こんなの痛くも痒くも無いさ!(痛いよぉ、ママァ、助けてぇ) クロバット、また鋼の翼だ!」 また、クロバットの攻撃が再開する。 その激しい連続攻撃により、レジロックの体はかなり削り取られた。 「…無駄な……こと… こっちは…もう一発……当てれば…勝てる… …レジロック…ロックオン…」 再び、レジロックが先程の構えをとった。 「…終わり…ね……電磁…」 「同じ手を食らってたまるか!クロバット、超音波!」 ドーム内に強力な音波が響き、レジロックの電磁砲は足元に放たれた。 「…うそっ…」 「クロバット、鋼の翼!」 その隙を逃さず、クロバットの翼がレジロックを砕く。 気付くと、レジロックの体は、最初の頃よりかなり小さくなっていた。 「戻れ、クロバット」 クロバットが戻り、スネ夫は地面に尻餅をつく。 そして、代わりにナッシーが現れた。 「これで終わりだ、クリス」 「…そんなポケモン……潰して…やる…」 「出来るかな? ナッシー、サイコキネシス!」 「…無駄よ……レジロックには…そんな攻撃…」 そう言い切るクリス。 だが、そんなクリスの予想は外れ、レジロックの体は空中に浮き上がった。 「…そんな……有り得ない…」 「バカだね。 レジロックの重さを限界まで減らす為に、 僕はクロバットに今まで鋼の翼で攻撃させてたんだ。 それに、下から追い風だって吹いてるだろ?」 どんどんレジロックの体は上に上がっていく。 そして、天井ギリギリまで上がると、勢い良く地面に放たれた。 「戻れ、ナッシー…そして、クロバット! レジロックに向かって、最大まで加速して鋼の翼!」 「…レジロック……下に破壊光線…」 破壊光線がクロバットに当たる。 だが、クロバットの勢いは止まらない。 勢い良く落下するレジロックと、飛び上がるクロバットが上空で交わった。 レジロックの落下速度、クロバットの加速、下からの追い風…… その全てが足された渾身の一撃が、レジロックを切り裂く。 そして、レジロックの体は空中でバラバラに砕けちった。 「さぁ、後はレジスチルだけだね。早く出しなよ」 スネ夫は、勝利を確信してそう言った。 スネ夫はまだ2体残っている。 幾らレジスチルが強くても、状況は絶対にスネ夫が有利だからだ。 「……ふふっ…バカな…男……」 「何だと!」 クリスの言葉に反論するスネ夫。 クリスは、笑みを浮かべたまま言葉を続けた。 「…最後のポケモンが……レジスチル……って保証は無い…」 「…何!?」 クリスが空高くボールを投げる。 すると、ボールから見たことも無いほど巨大なポケモンが現れた。 「こ、このポケモンは…」 「…ふふっ…レジスチルは……前の戦いで…爆発した… だから…この子を…代用……これは…仕方がないこと… この……レジギガス…をね……」 デカイ とにかくデカイ ジャイアンのバンギラスよりもデカイ。 スネ夫は、しばらくその姿に腰を抜かしていた。 『ビビるな、僕! レジギガスは、特性のせいで出たばかりの時は少し弱い。 倒すなら今のう…』 ヒュンッ! そう思っていたスネ夫の横を、何かが通り過ぎた。 激しい轟音が鳴り響く。 横を見ると、クロバットにレジギガスの腕がめり込んでいた。 「そ、そん…な…」 「…悪い特性は……全て排除……ははっ… 限界まで能力を上げ……特性も無くした……レジギガス…」 スネ夫は、全てを理解した。 このレジギガスの強さを……そして、自分の勝てる確率の低さを… 呆然とするスネ夫。 スネ夫は、完全に試合を諦めてしまった。 『この試合…勝った』 そんなスネ夫を見て、自分の勝利を確信するクリス。 だが、そんな二人を見ていない所で、予想外の出来事がていた。 「…何?……レジギガスの様子が…」 急に苦しみ始めるレジギガス。 その腕には、ボロボロになったクロバットが噛み付いていた。 「クロバット、お前…」 「…レジギガス……そいつを握り潰せ…」 激しい音を発て、クロバットの体が潰される。 力無く地面に落ちたクロバットに、スネ夫は走って近づいた。 「…!? クロバット、お前さっきの攻撃…」 苦しそうな顔で笑うクロバット。 そんなクロバットを、スネ夫はボールに戻した。 「ナッシー、後は頼んだぞ」 ボールから無傷のナッシーが現れる。 だが、その瞬間、さっきと同じ様にナッシーにレジギガスの拳が襲った。 「…終わり?……じゃない…」 「ナッシー、最大パワーでリーフストームだ!」 ナッシーは倒れず、残った力で巨大な竜巻を作り出した。 ヨロヨロとバランスを崩しかけるレジギガス。 その姿を見て、スネ夫は一瞬希望を抱いた。 『やったか?』 「…甘いわ…」 竜巻が弾け、元気なレジギガスが姿を現す。 そして、その巨大な腕が空高く振り上げられた。 「……さよなら…」 「ナッシー、こ…」 腕が勢い良く叩きつけられ、地面が激しく砕け散る。 ナッシーがどうなったかは、簡単に想像がついた…… 「お、おい…あれ…」 観客の誰かがクリスを指差した。 一斉に、ステージのクリスに視線が集まる。 クリスの被っていたフードは、さっきの攻撃の風圧で外れていた。 「な、そんな…ウソだ…ろ?」 長い黒髪、痩せ細った小さな顔、そして、大きな丸鼻。 面影はまるで無いが、その顔は、のび太達が良く知っている人物だった。 「ジャイ子!!!」 ジャイアンは、我慢出来ずにそう叫んだ。 「ジャイ子!」 ジャイアンの声がドーム内に木霊する。 フードの中から出てきたクリスの顔は、紛れもなくジャイアンの妹であるジャイ子の顔だった。 「ジャイ子だって!? ジャイアン、それは間違いじゃないの?」 「間違いなく……あれはジャイ子よ」 のび太の質問に答えたのはジャイアンではなく、いつの間にか後ろにいたジャイアンの母だった。 「タケシ、のび太君。 ジャイ子は変わってしまったんだよ。 そう……出木杉様の忠実な下部になってしまったんだ。 あんなに痩せて、髪もボサボサにして……もうあんな子の事は忘れておしまい」 「…母ちゃん」 ジャイアンには直ぐ分かった。 この言葉の真意が、そして本当の気持ちが… 『母ちゃん、安心してくれ。 ジャイ子は俺が必ず助ける』 「オバサン、少し話を聞かしてくれませんか? その…ジャイ子ちゃんが変わってしまう…切っ掛けのような事を…」 「それが良く分からないんだけど… ジャイ子が変わる2日前に出木杉様が店に来たんだ。 その日の夜、ジャイ子がとても嬉しそうにしてたのを覚えてるよ」 「…やっぱり出木杉か! クソッ、俺のせいだ! 家族が狙われる事くらい…予想出来たはずなのに…」 ジャイアンが、思いっきり腕を床に叩きつけようと腕を振り上げた ――その時 《…えるか……の声が聞こえるか?》 「ふは…ふははははははァ! 勝ちましたよ、出木杉様ァァ! 出てきて下さいィ! そして……褒めて下さいィィ! このあたしの事をォォォ!」 ジャイ子の枯れた声が、ドーム内に響き渡った。 その絶叫にも似た声の余りの大きさに、観客全員が耳を覆う。 やがてドーム内の空気が戻り始めた頃、黒いミュウを従えた出木杉が姿を現した。 「頑張ったね、ジャイ子君」 「…出木杉様ぁ……相変わらずとても素敵です…」 ジャイ子が再会を喜ぶ中… 出木杉は計画が思惑通りに事が進む優越感に浸っていた。 《聞こ…るか?》 「その声……ミュウかい?」 のび太はなるべく小さな声でそう言い、隣のジャイアンを見た。 黙って頷くジャイアン。 どうやらジャイアンにも聞こえてる様だ。 「ミュウ…なんだい?」 《…私……木杉に操ら…てしま…た。 こ…以上、お前達…サポー…をする事…出来ない…許し…くれ》 「えっ!?」 思わず大声を出してしまい自らの口を抑える。 そして、のび太は聞いた。 「何が…あったの?」 《…私…頭に…特殊な…械が搭載さ…ていた。 そ…で身動き…止められ…あるポ…モンに思考を完全…操られ…んだ。 何故か…この試合が始ま…前辺りから…こう…て少し力…使えるがな…》 「おい、まさか!?」 「ジャイ子も……そのポケモンに!?」 二人の脳は、同時に1つの答えを弾き出した。 《も…分か…ただろ? そのポケ…ン…いや、デオ…シスは、生物…体内に特殊な電流…流し、 …分の支配…に置く事が出来…んだ。 た…し、一度に完全…操る事が出来るのは一匹のみ。 複数を一度に操…うとす…と、力が弱…る。 だから出木杉は…》 「…今日までミュウを支配してこなかった」 そう言って、のび太は前を見た。 良く見ると、出木杉が手に何かを持っている。 きっと、ミュウが逆らった時殺す為の機械だろう。 『クソッ…』 のび太には、どうする事も出来ない自分を責める事しか出来なかった。 スネ夫が負けた 敵はジャイ子 ミュウが操られた 余りに多くの事が一度に頭に入り、のび太の頭がパンクしそうになる。 そして、のび太の頭に浮かんではいけない言葉が浮かんだ。 『…もう無理だ』 ゆっくりと下を向くのび太。 ……だがその瞬間、ジャイアンが驚くべき事を口にした。 「スネ夫が……笑ってる」 「何笑ってるの? ついに頭がおかしくなったのかしら? お兄ちゃんの下僕さん」 「…いや、面白くてね。 余りに自分の思惑通りに事が進んでいるのが」 「何だって?」 そう言ったのは出木杉だった。 出木杉は、最初からジャイ子とジャイアンの兄妹対決を準決勝で再現する事を計画していた。 つまり、この試合でジャイ子が勝つことは、出木杉にとって計画通りなのだ。 それなのに、スネ夫は自分の計画通りに進んでいると言っている。 出木杉は、その事がとても気に食わなかった。 「骨川君、どういう意味だい? まさか…この試合君が勝つとでも言いたいのかい? もう…ポケモンも残っていないのに」 その言葉は聞いたスネ夫は、ニヤリと歯を見せて笑う。 そして、ジャイ子を指差し、こう言った。 「勝つんじゃなくて、勝ったのさ。 出木杉、ジャイ子の体を揺すってごらんよ」 その言葉を聞いた出木杉は、ゆっくりとジャイ子の肩に手を伸ばす。 「ジャイ子く……な…何だと!?」 ジャイ子の体は、ゆっくりと地面に吸い込まれていった。 深い眠りにつき……とても気持ち良さそうな表情をしたまま…… 「こ、こんなはずは……まさか、お前!?」 「そのまさか、さ。 前を見てみな」 前を見ると、さっき倒れたはずのナッシーが立っていた。 傷だらけで、片膝をついており、その体は今にも倒れそうだ。 しばらくそのナッシーを眺め、出木杉は言った。 「"こらえる"を使ったな…骨川…君」 「その通りだよ、出木杉。 僕はこの試合中に、クリスがジャイ子である事に気が付いたんだ。 理由は3つある。 まずは口調だ。 ずっと気になってたよ。 小さめで、途切れ途切れに喋る特徴的ある口調。 小さな声で喋るのは分かるが、声が途切れるのはいくら何でもおかしい。 そして、分かったんだ。 その喋り方が、正体を隠す為の作戦だってね」 その言葉を聞くと、出木杉は怪しく笑った。 「……良く気が付いたね、その通りだよ。 普通に《あいうえお》と言うと、声質が良く分かるけど… 《あ…い…う…え…お》と間を入れると、声質は分かり難い。 そう、バラバラのパズルでは、描かれた絵が分からないのと同じようにね」 「……それで気が付いたんだよ。 クリスの正体はバレると不味い人物……つまり、僕らに関係のある人物って事にね」 「2つ目の理由は…ジャイアンの話だ。 ジャイアンが言ってたよ。 ジャイ子が居なくなったって… そして、クリスの口調と、ジャイアンの話が、僕の中で1つに繋がったんだ」 「骨川君、1つ良いかい? 君は大きな勘違いをしているよ」 出木杉が、スネ夫の話に割り込んでそう言った。 そして、出木杉はさらに話を続ける。 「ジャイ子君が僕と話している間に、ナッシーを密かに接近させ、 催眠術でジャイ子君を眠らせた……そこまでは良かったよ。 でも、もう終わりだ。 ジャイ子君が眠っても、君の勝ちにはならない。 ジャイ子君に勝ちたいなら、あのレジギガスを倒さないといけないんだよ。 …君のナッシーにそれが出来るかい? 絶対無理だ。 ジャイ子君はもう直ぐ目を覚ましッ! そのナッシーを粉砕するッ!」 出木杉がそう叫んだ。 確かに…出木杉の言う通り、試合に勝つにはトレーナーを棄権させるか、 トレーナーかポケモンを戦闘不能にしないといけない。 相手が眠っているうえ、仲間であるジャイ子である以上、 スネ夫が試合に勝つには、改造レジギガスを倒さないといけないのだ。 圧倒的に不利な状況…… だが、スネ夫の顔はやはり笑っていた。 スネ夫の笑みを見た出木杉は、声を荒げ叫んだ。 「な、何がおかしいんだ!」 「…出木杉、お前も見てたんだろ? さっきクロバットがレジギガスに噛み付くのを。 あの攻撃は……ただの噛み付くじゃなかったのさ」 そうスネ夫が言った瞬間、レジギガスの巨体が地面に沈んだ。 ドーム内に轟音が鳴り響き、辺りが一面砂煙に包まれる。 その煙が晴れると、出木杉の顔は悔しさの色に染まっていた。 「…どくどくの牙だったのか。 今までわざわざあんな長い話をしたのも、 "どくどく"に気付かれない為の布石だったって訳だね」 「最初からナッシーにその指令を全て教えておいたんだ。 ここまで上手くいくとは……流石に思ってなかったけどね」 スネ夫の言葉を聞いた出木杉は、今度は楽しそうに笑う。 その顔は余裕に満ち溢れ、自分の計画に絶対的自信を抱いている……そんな顔だった。 「全く……君の思いつく作戦の狡猾さ、斬新さ、強力さには驚かされる。 完敗だよ……僕もまだまだ甘いって事かな。 …ミュウ、帰るぞ。 作戦の練り直しだ」 出木杉がそう命令すると、二人の体が光に包まれる。 だが、二人の体が消える直前、出木杉は再び口を開いた。 「骨川君、もう1つ質問だ。 クリスの正体が分かった3つ目の理由は?」 スネ夫は短く笑い、その質問に答えた。 「…簡単さ。 名前だよ。 クリスチーヌ剛田、略してクリス…だろ?」 「それでは、Dブロック決勝の勝者を発表します! 勝者は……骨川スネ夫!」 その名前が呼ばれた瞬間、スネ夫にドーム内から惜しみ無い拍手が贈られた。 『僕への…拍手だよな?』 スネ夫は、少し自分の頬っぺたを引っ張ってみた。 痛い…てか伸びてた爪が刺さった。 『夢じゃない…僕は勝ったんだ、あのクリスに』 予選でクリスから逃げ、一回戦では大怪我も負った。 二回戦で初めての完全勝利を味わい、命がけの修行も乗り越えた。 そして……現在。 あのクリスを倒し、自分はこのドームの全ての観客に認められている。 スネ夫は思った。 今まで頑張ってきて、本当に良かったと。 「スネ夫、戻って来いよぉ!」 後ろを向くと、のび太とジャイアンが手を振っている。 スネ夫は、ジャイアン達の方に足を伸ばした。 ――ミュウ? 『…ちょっと待て……まさか、ミュウは僕に…』 スネ夫の中で新たな答えが見つかり、作戦が作り上げられていく。 スネ夫は、伸ばしてた足を戻し、のび太達に背を向けた。 「ス、スネ夫?」 のび太達が驚きの声を上げる。 スネ夫は、後ろを向いたままこう言った。 「ジャイ子を放ってはおけないだろ? …僕は棄権して、一緒に下へ落ちる事にするよ」 「な、何言ってんだよ! せっかく…勝ったのに…俺はお前とも戦いたいんだぞ!」 「…ジャイアン、僕らはここに戦いに来てるんじゃない。 優勝して、ドラえもんと出木杉を助け出す為にここに来てるんだ。 僕には考えがある。 だから二人は……全力でジンを倒して、しずかちゃんを助けてくれ!」 「ス、スネ夫…お前…」 スネ夫が司会を呼び、事を説明する。 頷く司会、そして…司会は最後の確認をした。 「悔いは無いですか?」 「……はい」 司会がボタンに手を伸ばす。 「スネ夫!」 ジャイアンがスネ夫の名前を呼んだ。 「……お前、カッコ良かったぜ!」 一生続きそうな程盛大な拍手の中、二人の体は消えていった。 のび太とジャイアンは、拍手が鳴る間、まばたきもせず……その光景を見守っていた。 次へ
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/396.html
前へ ポケモンリーグの中に入った瞬間、みんな口をポカンと開けて立ち尽くしていた。 本来、小さい部屋がいくつも続いていたポケモンリーグ、それが今では大きな一つの部屋に統一されていたのである。 僕たちが通う小学校の運動場より広い部屋だ、驚くのも無理はない。 しかも部屋の両端には豪華な装飾が施されている階段があり、二つの階段はどちらも上にある20畳ほどの広間に続いている。 「それにしても、静かだね。信者も全くいないみたいだし・・・」 のび太の言う通り、この部屋にはいま僕たち以外の人間は1人もいないようだ。 「じゃあ俺たち、もうこの戦いに勝ったのか?」 「いや、それは違うよ。今から始まるんだ、最後の敵との戦いが・・・」 ジャイアンの言葉に僕が反論する。 「なんだって? じゃあ誰なんだ、その最後の敵って言うのは。」 「勿論・・・信者を従え、あのスネ夫君の事件の犯人で、僕に成りすましてのびた君の前に現れた人物のことさ。 そして今その人物は、この部屋の中にいる!」 衝撃的な僕の一言でみんなが騒ぎ出した。 「一体誰なの、そんなことをした人は・・・」 静香が恐る恐る聞いてきた。 もう覚悟は決めたんだ・・・僕はゆっくりと腕を上げ、人差し指を目の前にいる1人の人物に突きつけた。 「裏切り者は・・・君だったんだよ!」 僕の人差し指の先には、未来からやってきた猫型ロボットの姿があった。 僕の言葉を受けてすぐ、ドラえもんが反論してきた。 「どう言うことだよ出木杉君! まさか僕が秘密道具を使えるから、それだけの理由じゃないだろうね。」 「その通り。今から僕が説明するから、みんなには落ち着いて聞いて欲しい。」 みんなが緊張した面持ちで黙り込むのを確認すると、僕は語り始めた。 「さっき言ったこととちょっと矛盾しているかもしれないけど、やっぱり裏切り者を決めた最大の理由は、彼がいつでも秘密道具を扱える点にあるんだ。」 ここで何か反論があるかも知れないと思ったけど、だれも喋ろうとはしなかった。 みんなかなり緊張しているようだ・・・僕は再び話を続けた。 「じゃあ最初に、裏切り者がどうやって信者を味方につけたかを説明しよう。 じつは数週間前に、ちょっとした事件があったんだ・・・ヤマブキシティの警察署の資料室からあるテープが盗まれたんだ。」 「そのテープ、内容は一体何だったの?」 以外にも最初に口を開いたのを静香だった、僕は冷静に続きを語る。 「そのテープにはかつてのロケット団ボス、サカキの演説が録音されていたんだ。」 “サカキ”その名前を聞いた瞬間、全員の顔が一瞬強張った。 「勿論犯人裏切り者。通り抜けフープなんかを使えば簡単だっただろう。 で、何故こんなものを犯人が盗んだかと言うと・・・ドラえもん、ちょっとポケットを拝借するよ。」 僕はドラえもんのポケットを借りると、中から一つの怪しげな機械を取り出した 「これは声紋キャンディ(僕が名付けた)といって、マイクに声を吹き込むとキャンディが作られ、これを舐めるとしばらくの間舐めた人の声は吹き込んだ人物の声と同じになる。 そしてこれは機械に録音された声・・・そう、テープの音声でもキャンディを作ることが出来るんだ。」 「裏切り者はこれを使ってサカキの声のキャンディを作ったってことね。 でもなんでそんなことを?」 「信者たちのサカキへの忠誠心は絶対的なものだった。 それを利用しようと考えた裏切り者はキャンディを使ってテープを作ったんだ、ロケット団の次のボスを裏切り者にするという遺言テープをね・・・」 そう、犯人は僕たちだけでなく信者をも騙していたのだ、その姑息な手段によって・・・ 「これで信者が裏切り者に加担した理由は説明できただろう、さあどうだい? そろそろ自分が裏切り者だと自白する気になったかい?」 僕の問いに、のび太が横から口を挟んだ。 「確かに出木杉は信者が裏切り者に従った理由を見事に証明したよ。 でもいまのはドラえもんが裏切り者だという証拠にはならない! 君がさっき説明したことは、秘密道具を盗み出せば僕たちにだって出来るはずだ!」 「のび太君、僕はドラえもんが裏切り者だなんて一言も言っていないよ。」 「え、どういうこと?」 僕の予想外の言葉にのびたが驚く。 ―――遂にこの時が来たのか・・・みんなには、特にのび太には残酷な事実を明かすときが・・・ 「ドラえもんが裏切り者であるわけがないんだ、今からそれを証明してあげるよ・・・」 そういった次の瞬間、僕は懐からナイフを取り出すと、間髪いれずにドラえもんの懐にそれを突き刺した。 あまりにも一瞬の出来事だった・・・だれも僕を止めることはできなかった。 「で、でででで出木杉!お、お前・・・・・・ん?」 最初に異変に気付いたのはジャイアンだった。 ナイフで刺されたドラえもんの体、突然液体のようにドロドロと溶け始める。 だれもがその摩訶不思議な光景を呆然と眺めていた、そして変化を終えたドラえもんの体は、ピンク色の小さな生物に変わっていた。 「これは・・・メタモン?」 のび太が呟いた通り、その生物は名をメタモンというポケモンの一種だ。 そしてメタモンの得意技は“変身”・・・つまり先程までのドラえもんはメタモンが化けていた偽者だったのだ。 「ドラえもんはメタモンだった・・・なら本物は何処にいるんだよ!」 「本物はもうこの世に存在しない・・・このメタモンの持ち主、裏切り者に殺されたのさ。」 「そんな・・・でも、裏切り者はドラちゃんでもないし、私たちでもない・・・なら一体誰なの?」 「裏切り者の正体は・・・・・・ 僕たちと一緒にこの世界に来た仲間、骨川スネ夫だ。」 スネ夫・・・その名前が出た瞬間場が凍りついた。 だが早速その凍りついた場は、ジャイアンの大声でかき消された。 「何言ってるんだよ出木杉!スネ夫はもう死んだんだ・・・お前はあいつの死体を見たじゃないか!」 ジャイアンは・・・いや、他の二人も信じられないようだ、無理もないだろう。 僕だって最初にこのことに気付いたときはなかなか信じることが出来なかったんだから。 「君たちは不自然だと思わないのかい?メタモンだったドラえもんが僕たちと会話を交していたことを。」 「確かにそうね・・・一体何故か教えてくれない?」静香が問う。 「言われなくてもするさ・・・ここで先程出てきたこの道具、声紋キャンディに再登場してもらおう。 裏切り者・・・いや、スネ夫君はドラえもんの声を収めたテープも用意してキャンディを作ったんだ。 そして彼を殺害した後、メタモンを彼に化けさせる。そして“透明マント”という道具を使って常にその背後に立ち、喋れないメタモンの変わりにこのキャンディを使ってドラえもんの声で喋っていたんだ。 ドラえもんは機械音声だから、直接彼の口から言葉が発せられていないことに気付きにくかったのさ。」 「なるほど・・・でも、スネ夫は死んだはずじゃあ?」 「あの死体もメタモンによるフェイクさ、その証拠にあの死体はヤマブキへの輸送途中に消えているんだ。 死体を調べられたら困るから回収したんだろうね・・・ああ、ちなみにのび太君が見た僕もメタモンだよ。」 「何てことなの・・・ なぜ、スネ夫さんはこんなことを?」 「僕には分からない、でもそれは彼の口から聞けるんじゃないかな? もうこれ以上隠し通すのは無駄だよ・・・教えてくれないかい、スネ夫君。」 僕がそう言うと、突然何もない空間からマントが宙に放たれ、死んだはずだったスネ夫が現れた。 「まさかここまでの天才だったとは・・・出木杉、どうやら僕は君を見くびっていたようだ。 いいよ、教えてあげよう。全てをね・・・・・・」 スネ夫は冷静に・・・いや、冷酷に語り始めた。 「全ての始まりは・・・そう、あのゲームセンターの事件さ。 あの事件で僕は信者と戦った。そこで僕が闘った男・・・彼は大して強くはなかったが、衝撃的な一言を聞かしてくれた・・・ “自分くらいの力を持った信者は500人以上いる、それらを一つにまとめることが出来れば、この世界を征服することだって簡単だ”という一言をね。」 全ての始まりはあの時だったのか・・・僕があのとき彼の変化に気付けていれば、こんなことにはならなかったのかもしれない。 僕のそんな後悔の念を気にせず、スネ夫は話を続ける。 「この時はまだ、僕にも良心というものがあったのかな。 僕はこのことをドラえもんに報告した、これ以上信者を野放しにするのは危険だ、とね。 だがこの時、彼はとんでもない手段を思いついてしまったんだ。 “透明マントと通り抜けフープを使って、恐らく警察署にあるはずのサカキの声が収録されている資料を盗み出し、あの機械でキャンディを使って自分を次期後継者にする。 そして彼らに二度とカントー地方の平和を脅かさないように命令する“ そう、僕の計画の基盤を作ったのはドラえもんだったのさ。」 ドラえもんがそんな計画を立てなければ、スネ夫がこんな事件を起こすこともなかった・・・僕は全く悪くない彼を少し恨んでしまった。 「ドラえもんのこの話を聞いた瞬間、僕に悪魔が舞い降りたのさ。 “その計画を使えば、この世界を自分の物にできるかもしれない”という発想だ。 悪魔の赴くままに僕はドラえもんを殺害し、ポケットを奪い取った。 そして出木杉が言ったとおり、メタモン、透明マント、キャンディの三つを使ってドラえもんになりすました・・・」 今、二つのことが分かった。 一つはスネ夫の動機がこの世界の支配であること。 もう一つはやはりドラえもんは死んでいたということだ。 ドラえもんはもう帰ってこない、改めてその事実を知らされたのび太たちは、何を言っているかよくわからない叫び声を上げながら泣きだした。 そんな彼らを、スネ夫は冷たい目で見下ろしていた・・・ 「グレン島での会議の後、僕はトキワへ向かった。 邪魔なドラえもんは放っておいて自分だけセキエイ高原へ向かい、信者を率いてポケモンリーグを制圧した。 だがこの時また大きなミスを犯してしまった、ドラえもんをセンターに置きっぱなしにしていた上に、出木杉に目撃されてしまったことだ。 さいわいメタモンが寝ていたフリをしていたから喋らない理由が出来たが、お前はこれで僕の正体に一歩近づいてしまった・・・そうだろう、出木杉?」 「その通りさ、あのミスは痛かったね。」 本当はあまりそのことは気にしていなかったのだが、そんな返答をして話をこれ以上ややこしくしたくなかったのでこう答えた。 「修行から帰ってきた出木杉とのび太がイブキを連れてきたときは驚いたよ、おかげでチャンピオンロードで君たちをつぶす計画が駄目になってしまった。 そしてこのポケモンリーグに足を踏み入れた瞬間、お前は突発的な考えで僕の存在に気付いてしまった。 運も実力のうち・・・というけど、まさかあんなところでいきなり真実を見つけ出されるとは・・・ やっぱり、お前は警戒に値する人物だったよ、出木杉英才!」 これだけ絶賛されているのに、僕は全く嬉しくなかった。 スネ夫は全てを語り終えた・・・だが一つ、僕には気になる点があった。 「一つだけ解けていない謎があるんだ、数週間前に起こった信者の発電所襲撃事件、あの動機が分からないんだけど、教えてくれないかい?」 「いいだろう、教えてあげるよ。 発電所を襲った動機・・・それはこいつにあるのさ。」 スネ夫が指をパチンとならすと、部屋の隅にある小さな小部屋から突然1匹のポケモンが飛んできた。 黄色い体に電撃をまといながら飛ぶ鳥・・・伝説のポケモン、サンダーだ。 突然のサンダー登場に絶句する僕らに、スネ夫は自慢げに語り出した。 「僕は信者を統一した後、伝説のポケモンを手中に収めたいと考えた。 フリーザー、ファイアーは昔と同じ場所にいたのだが、サンダーは発電所が金銀の時から人の手に渡ったのでどこかへ行ってしまったんだ。 どうしてもサンダーを諦めきれなかった僕はある話を小耳に挟んだ。 “大量の電気がある場所に、サンダーは舞い降りてくる”という伝説だ。 だからカントー全土に電気を送っている発電所を乗っ取り、電気の供給をストップさせて発電所内に蓄えさせた。 そしてカントー全土が停電で暗闇に覆われている間にサンダーは現れ、僕は見事その捕獲に成功した、というわけさ。」 今の話で衝撃的な事実が一つ、明らかになった。 僕は恐る恐るそれをスネ夫に尋ねた。 「と、いうことは、君の手持ちにはいま伝説のポケモン三匹全てがいるということかい?」 スネ夫からは意外な返答が帰ってきた。 「確かに、伝説の三匹は全て捕獲した・・・でも、それは僕の手持ちには含まれていないのさ。」 「どういうことかい?」 「伝説のポケモンを全て手持ちに加える、それもいいだろう。 でももし君たちと僕が戦うことになった時、いくら伝説の三匹を所持していても4体1では勝ち目はないし、仲間をつけたとしても君たちとははるかに実力の差がある。 だから僕は3人の強力な部下、将来この組織の幹部になる人間をスカウトした。 三匹はその部下たちに預けたよ。」 「伝説のポケモンを扱えるほど実力の持ち主・・・その部下とは一体誰なんだ?」 「いいよ、紹介してあげよう・・・ 出てこい、僕の部下たちよ!」 スネ夫がそう言うとさきほどサンダーが出てきた部屋から3人の人物が現れた。 2人は始めてみる人物、1人はよく知っている人物だった。 スネ夫は1人ずつ部下を紹介する。 「一人目は電気ポケモンの使い手マチス、サンダーの持ち主だ。」 1m90㎝ほどの大きい体に迷彩柄の服を着ている金髪の男、クチバシティのジムリーダーマチス。 僕がクチバジムに挑戦したときは留守で代理を立てていたので見るのは初めてだ。 何故彼が信者に加担しているのかは分からない。 「二人目は氷ポケモンの使い手カンナ、フリーザーの持ち主だ。」 メガネをかけた30代後半くらいの女性、現四天王最強といわれるカンナ・・・こちらも見るのは初めてだ。 ポケモンリーグの戦いで行方不明になっていたが、まさかスネ夫の部下になっていたとは・・・ 「そして三人目は君たちも良く知っている男カツラ、ファイアーの持ち主だ。 かつてグレン島で死闘を演じたカツラ・・・あんなにいい人物だったこの老人が何故信者の味方になったのか、僕は残念かつ不思議な思いを抱いている。 電気、氷、そして炎・・・伝説のポケモンのタイプの使い手ではカントー地方最強の豪勢なメンバーを紹介したスネ夫は満足そうだ。 「ところで、なぜ僕がさっきからこんなペラペラと話しているか分かるかい?」 その問いに答える者はいない、スネ夫は狂ったように笑いながら言った。 「それはなあ、何も知らずにお前たちが死んでいくのはかわいそうだと思ったからだよ! ああ、僕はなんて優しいんだろう・・・お前たちもそう思わないかい?」 この瞬間、改めて悟った“スネ夫は本気で自分たちを殺すつもりだ”と。 「さあ、僕に最初に殺されたいのはだれかな?」 スネ夫がそう言いながら階段を登っていくのを見て、先程まで静かだったガキ大将が口を開いた。 「許せねえ・・・オレは絶対にお前を許さない、スネ夫! オレがお前の相手だ!みんなは他のやつを頼む!」 ジャイアンが階段を駆け上り、上の広場でスネ夫と対峙する。 のび太はマチスと、静香はカンナと、そして僕はカツラと下の広場で向かいあう。 ―――今、最終決戦の火蓋が切って落とされた 次へ
https://w.atwiki.jp/nobitahazard-wiki/pages/61.html
テストです。 -- (名無しさん) 2009-08-26 10 32 45 なんだか のびハザAEの解凍パスワード欄に「sunekichi」または「sunekiti」 と入力しても認証されません だれか正しいPW教えてください -- (ライフル) 2009-08-27 13 26 54 パスワードの答えは間違ってはいません。 あとは入力の仕方です。 とある2chのヒント コピー&ペースト ctrl+v 私が出来ることはこれぐらいしか出来ません -- (通りすがり) 2009-08-27 13 50 44 なぜラストシーンのび太が「やめっ!」と言ってそのあとストリームからの読み込みエラーと出る。なんで? でもストーリーは最高です -- (kk) 2009-08-28 12 24 17 AEの、パスワードって、「sunekiti」じゃないんですか? 本物を、教えてください。 -- (おしえて) 2009-08-29 10 27 14 sunekitiじゃなくてスネ吉あとは前文よく読んでやってください -- (通りすがり) 2009-08-29 16 33 11 ※が3つじゃないと駄目です。 sunekiti だと※が8つになってるでしょう。 あとは前文をヒントに頑張って -- (名無しさん) 2009-08-29 22 45 15 なるほど、そういう方法があったのか -- (名無しさん) 2009-08-29 23 48 36 起動の仕方がよくわからないんですけど・・・ 教えてください;; -- (?) 2009-08-31 11 38 19 起動したときエラーのウィンドはでますか?? -- (通りすがり) 2009-09-02 23 02 47 起動したら のび太セットは開けません って出てくる -- (名無しさん) 2009-09-05 12 34 24 ↑チップセットなどからのび太セットを別ののびハザからコピーして貼り付けるなどをすればいい。 -- (kk) 2009-09-05 14 54 06 ↑ありがとうございます! 早速やってみます -- (名無しさん) 2009-09-06 05 07 16 うわ~・・ 単純な事も分からない人だらけじゃん・・ 考えればわかる事なのに・・ -- (名無しさん) 2009-09-06 10 26 40 PWってなんですか? いくら何を読んでも、わかりません。 誰か教えてください。 教えれば、困っている人に、感謝されますよ。 -- (わからん) 2009-09-06 19 28 32 本家上書きってどういう意味ですか? -- (孫) 2009-09-06 19 33 23 本家のファイルというのがわからないんですが・・・ -- (孫) 2009-09-07 16 00 39 本家上書きというのの意味が分かりません誰か教えてください -- (いぬ) 2009-09-07 20 05 49 上の作品に、本家のびバザの欄があります。その作品のファイルにAnotherEditionのファイルの中のデータをすべて入れればいい。 -- (名無しさん) 2009-09-07 20 20 14 PWをといた後、いつものようにRPG_RTをクリックしようとしたらありませんでした。 どうやったら起動してプレイできるのですか?教えてください。 -- (名無しさん) 2009-09-07 23 08 15 なんでwikiを最初から読まない馬鹿ばっかなの? 読めばすぐわかることを聞くなよ、せめて調べてから聞きなよ つか真上の人は、すぐ上に書いてくれてる内容も読めないのか -- (名無しさん) 2009-09-08 05 15 22 ありがとうございます どうしてもわからなかったので助かりました -- (孫) 2009-09-08 19 19 25 PWヒントではなくて、答えを教えてください。 本当に何を読んでもわかりません。 教えてください。 -- (ん?) 2009-09-08 20 51 26 RPG2000をダウンロードしたのか? -- (名無しさん) 2009-09-09 07 41 00 PWことに関しては上をよく読め もう 答えが書いてあるも同然だから それでもわからないなら・・・・・ -- (通りすがり) 2009-09-09 20 38 50 スネ夫の従兄を知らないってことかな? -- (銀色の空) 2009-09-12 09 17 53 このゲーム確かハッピーエンドだと大変なものを手に入れたり 大変なものを取れる -- (名無しさん) 2009-09-12 15 11 33 ここで言わしてもらおう 「なんでwikiを最初から読まない馬鹿ばっかなの? 読めばすぐわかることを聞くなよ、せめて調べてから聞きなよ」 激しく同意。答えを教えてといっている馬鹿がいるが、 分からないのならやる価値なし。 この場の空気を汚して悪いが、それくらい分からないのなら AEには向いてない。横入りスマソ -- (名無しさん) 2009-09-13 14 26 27 PWは俺の場合全角入力できなかったんだが、コピペしたらなんとかなったよ -- (名無しさん) 2009-09-13 23 07 16 解凍パスワードがわかりません;W;パスワードはなんなんですか? -- (フーン) 2009-09-21 15 24 01 PWを入力したらメモ帳が出たんですがゲームが起動できません。 誰か教えてください -- (名無しさん) 2009-09-21 17 46 10 ちゃんと読めばわかるはずですが・・・ PWは半角で入力しても無駄ですよ。 それからRTが入ってないので解凍しただけではできません。 -- (名無しさん) 2009-09-22 21 48 30 ごめんなさい RTとはなんですか? -- (名無しさん) 2009-09-23 17 08 49 ヒント・・・3文字(***) ヒント・・・wikiではいとこって書いてる? ヒント・・・↑で見た名前をコピーすると、カンペキ!!! -- (・(^o^)/・) 2009-09-23 17 23 36 AEのRPG_RTがありません どうすればいいのでしょうか -- (名無しさん) 2009-09-23 17 30 57 あとそのヒントの答えを教えてください -- (名無しさん) 2009-09-23 17 35 11 AEの解凍パスで色々問題になったところもあった。 だから答えだけは教えられない。 ↑のヒントに付け加えて、「12チャンネルのリモコンで4機のゼロ戦を 飛ばせる人物」と加えよう。 それと、RPG_RTがないならダウンロードし直したら直るかも知れない。 -- (名無しさん) 2009-09-23 21 20 51 ヒントをまとめると 1・名前が3文字 2・Wikiにヒントあり 3・ラジコンの腕にかけては天才級。むしろ天才 4・スネ夫のいとこ 5・漫画で、スネ夫がもってたラジコンの大和の製作者 6髪型がアフロ ・・・の人物の名前が答え -- (名無しさん) 2009-09-23 21 24 37 研究所のユーザーとパスワードを教えて下さい -- (名無しさん) 2009-09-27 14 16 01 本家と同じだよ。 -- (名無しさん) 2009-09-27 15 22 34 本家のパスとユーザーを教えて下さい -- (名無しさん) 2009-09-27 16 15 44 ユーザ名 AKIRA PW RIN PW2 ADAM -- (名無しさん) 2009-09-27 19 35 09 ローマ字で半角全角と試してみましたが認識されませんでした。 -- (名無しさん) 2009-09-29 08 30 02 十字キーを操作してパスワードを入れるんだよ。 -- (名無しさん) 2009-09-29 16 32 43 何というか、コメントが「教えて」ばっかりになってるなあ。 そのくせヒントとか答え教えてもらってもお礼も言わないし。 「ヒントではなく答えを教えて下さい」って何なの。 教えちゃう人も優しすぎるよ。 -- (名無しさん) 2009-10-02 19 25 06 ↑よく言った!同士よ! 「確かに教えて」ばかりだよね。お礼も言わないし。 ただ、そういうのが多いせいで教えちゃう人が居るのかも知れないよ。 何度も同じ事聞かれたら、嫌になるからね -- (名無しさん) 2009-10-02 21 24 51 ここの質問のコメはwikiをちゃんと読めばほとんどわかることばっか…ちゃんと読めよ。馬鹿ども -- (kk2) 2009-10-03 00 34 26 ↑激しく同意。ただ、そう言ってもまだ聞く奴がたまにいるからね -- (名無しさん) 2009-10-03 11 22 36 お前らが分かっててもほかの奴らがヒントだけじゃ分からないんだろ 少なくとも俺は教えてもらわないと分からなかった 自分の頭とほかの奴の頭のレベルを一緒にするな -- (名無しさん) 2009-10-03 20 43 23 「スネ夫の従兄」でググればいいじゃん。調べもしないで教えてとかゾンビ化しちゃったの? -- (名無しさん) 2009-10-07 10 33 02 困っている人たちに対して、馬鹿とかいったりするのはいけません。 2つ上の名無しさんのいってることには尊敬しました。ちなみにパス は、少し頭をひねるとわかります。 俺流ヒント ・自力で解こうとしないこと。 ・下の「すべてのコメントを見る」もクリックしてみてください。 -- (nobiT) 2009-10-08 14 20 38 動力室のパスがわかりません -- (名無しさん) 2009-10-10 09 15 39 バカにはバカってちゃんと言ってやらないと よけいに哀れだよね -- (バカ) 2009-10-15 12 54 24 スネ吉だよ -- (フーン) 2009-10-15 17 23 52 あの~本家に上書きってどうやればいいんですか? -- (金田) 2009-10-26 18 10 34 ↑×3言ってる事はあってるが・・;まあ、いいか。 あれで分からないなら、多分クリアできないとおもうし -- (名無しさん) 2009-10-26 19 10 29 出来杉ショットガンセットが見つかりませんって出てきたんですが、どうすればいいですか?本家にショットガンセットが無かったので…。 -- (名無しさん) 2009-10-29 17 28 20 ↑出来ました。すいません。 -- (名無しさん) 2009-10-29 17 33 08 これの続編出てほしい -- (名無しさん) 2009-10-31 18 39 45 どうやったらベストエンドになりますか? -- (いえすう) 2009-11-01 10 38 23 ↑傘研究所の「捜査官」の死体の手帳を確認。のび太でラスボスを倒す。 苦手だからといって、のび太以外で行くと、ノーマルエンド、場合によっては なぜかエラーが起きるので注意。飛ばせばいいんだけどね -- (名無しさん) 2009-11-01 11 36 55 ありがとうございます! -- (いえすう) 2009-11-03 09 01 54 浅野強姦しようぜ! -- (名無しさん) 2009-11-11 14 46 59 ここにバカがいるよ -- (フーン) 2009-11-11 18 29 01
https://w.atwiki.jp/nobita-residentevil/pages/59.html
ザ・マーセナリーズ 制作者:957 氏 制作ツール:RPGツクール2000 概要 のびハザに登場したキャラクターを操って敵を倒していくミニゲームタイプの作品。 本家・ETからの変更点 作品全体を通したシナリオはなく、ステージ制になっている。 ステージに仕掛けが追加された。 その他 現時点で本編は未完成であるため、全てのシナリオをクリアすることは不可能である。間違っても新ステージ解禁の仕方が判らない等、スレで質問しないように。 未完成作品のため、プレイできるのはステージ1の『坑道』だけで、選択できるキャラクターものび太のみ。 更新が一度もされていないため、バグが修正されずに残っている。 最新版が公開されてから、一年以上更新がない。作者が失踪している可能性があります。 関連作品 The MercenariesRPGツクールMVで作られたミニゲーム
https://w.atwiki.jp/nobita-residentevil/pages/46.html
コメントフォーム wiki管理人は作品の攻略についての質問、バグ報告には対応できません。 当wikiに関する質問や要望、編集報告等を書き込む場所です。 URLの投稿はご遠慮ください。 荒らし行為や誹謗中傷は予告なく削除を行う場合があります。 のびハザの掲示板が閉鎖された以降 -- 黒猫 (2020-12-28 06 26 58) 15時20分ごろ荒らし行為があったため一掃しました -- wiki管理者 (2020-12-31 15 39 59) リザレクションのやつ、休憩所でエラー起こすぞ -- 名無しさん (2021-02-28 20 47 34) THE MARCENARIES -- 佐藤大介 (2021-04-11 15 11 15) のび太のバイオハザード THE MERCENARIES -- 佐藤大介 (2021-04-11 15 12 32) Resurrectionの病院エリアの通信機のムービーでエラーが起きました -- 名無しさん (2021-08-20 20 32 28) Resurrectionの日本語パッチ1.06序盤の下水道でエラー -- 名無しさん (2021-08-30 19 57 28) MVリマスター版どこいったらダウンロードできる? -- 通りすがりの人 (2024-07-02 19 15 11) 名前 投稿内容
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/61.html
【しずか】 ばちーん! ビンタの音が響く まだまさこと喧嘩をしているのだ まさこ「ちょ、イタタタ痛いわよ! つねるのは反則だったら!」 はぁ…はぁ… かれこれ30分経ったところで、しずかが話をきり出した しずか「…まぁ今からジム戦だし、とりあえず休戦しましょうか」 (いつか殺ってやるわ。 私がチャンピオンになったその日にね!) まさこ「えぇ。それがお互いのためよ」 (この糞アマが。 まあいいわフリーザー様と会うまでの辛抱よ) 二人がそれぞれの思惑を乗せてニビジムに挑もうとしたその時― 「待て!俺と戦え、ブス!」 わがままジャイアンが目の前に立ちはだかった 初のトレーナー戦が始まろうとしていた 【ジャイアン】 ジャイアン「お前は男の中の男だぜ!」 ワンリキー「何言ってんだよ、相棒! パートナーがお前で本当に良かったぜ」 二人はジュースを飲みながら友情を語り合っていた 虫採り少年から奪い取ったお金で。 血も涙もない奴らである 「早くお前の力を世に見せ付けたいぜ!」 そうジャイアンが言っていた時に格好のトレーナーを見つけたのである ジャイアン「…いたぜ!不細工なトレーナーが さらにボコボコにしてやる!」 自己中ジャイアンはしずかのもとへ向かった 「待て!俺と戦え、ブス!」 ビンタの応酬でボコボコに腫れたしずかとまさこの顔を見ながらジャイアンは言った そして 「あれ?しずか…ちゃん?」 やっとジャイアンは気付いたのだ しずか「そうよ、剛さん」 (いい度胸じゃない) ジャイアン「顔パンパンだぜ、何かあったのか?」 「転んだだけよ!ほっといて!頼んだわ、まさこ!」 (この豚ゴリラ絶対につぶす) ジャイアンとしずかの戦いが始まった― 【のびドラスネ夫】 3人はポケモンセンターにいた スネ夫は祈るようにピカチュウに呼び掛けている 「大丈夫だからね、ピカチュウ。絶対助かるから!」 (ここで死なれちゃ困るんだよ) のび&ドラ「スネ夫…」 その様子を感動しながら見ている二人 純粋な奴らである そして治療が始まって数十分後― ジョーイ「もう大丈夫です。強い一撃を受けていたみたいですけど、そんなに傷自体は深くなかったので」 「ピカー」 スネ夫にピカチュウが飛び付いてきた スネ夫「良かったな、ピカチュウ」 (ピカチュウGetだぜ!) のび&ドラ「スネ夫…」 その様子を感動しながら見ている二人 まったく。純粋な奴らである かくして完全に懐いたピカチュウをスネ夫はPTに迎え入れたのだ この男かなりの策士である 【出来杉】 出来杉はハナダにある、森の中にいた そこの地下に大きな施設がある。 もちろん内密にではあるが― なんとR団のために各地にレベル上げ専用の場所が配置されているのだ さらに楽にレベルを上げられるようにと相性まで考えてポケモンを出現させてくる (これがサカキの力…か) 出来杉は感心しながら淡々とレベル上げをしていた こんなシステムを作れ、そのための場所を各地に確保できるサカキの権力は計り知れないものがある ちなみに一緒に来た盾の下っぱはその間にハナダの家を襲うそうだ (待てないのかね、あのタコは。一人で動いたってテメエの実力じゃ捕まっちゃうよ?ま、僕が手伝ってあげるけどね) 黙々と出来杉はレベル上げをしている― そして二日後 (そろそろ行きましょうかねー) ついにR団出来杉の大暴れが始まった 出来杉 (ゴースLV23!) 現在 おたふくしずか (まさこLV15) 強欲ジャイアン (ワンリキーLV13) 感動中のび太 (カビゴンLV7) 感動中ドラ (ニャースLV7) 策士スネ夫 (メタモンLV5・騙されたピカチュウLV5) 暗躍出来杉 (ゴースLV23) しずかVSジャイアン(初顔合わせ) しずか「そんな馬鹿はボコボコにしてやりなさい!まさこ、れいと……あくまのキッス!」 (しまった。技がーー!) しずかは喧嘩ばかりしていて、まさこの技をまだよく把握していなかったのだ その一瞬の隙をジャイアンは見逃さなかった― ジャイアン「今だカメダ!からてチョップ!」 カメダのからてチョップがクリーンヒットした― (つーかあだ名決めてたんだねジャイアン) その瞬間にワンリキー(カメダ)もあくまのキッスを受けた ジャイアン「カメダ!?」 (ギリギリ助かったわ…) 息をつく間もなくしずかは次の指示を出す しずか「落ち着いてる暇は無いわよ、まさこ!おうふくビンタ!」 まさこ「しずか直伝のビンタを喰らいなさい!」 (だてに私もビンタ喰らいまくってないのよ!) げしげし けたぐりしずかに突っ込みを入れられながら まさこはおうふくビンタを― しなかった 勝者カメダ 決め技 しずかのけたぐり 【のびドラスネ夫】 3人はとりあえず近場の草むらでレベル上げをすることにしたのだが… スネ夫が一向にレベル上げに参加しないのだ 必死にメタモンに何か教えているだけなのである さすがに見兼ねたのび太たちが 「何やってるの?」と聞いても スネ夫「今はやりのメンタルトレーニング略してメタトレをやってるんだよ。今の時代は心からだよ」 としか言ってくれないのだ。それどころか 「じゃあついででいいからコイツを見ててくれよ」 と言ってやる気満々のピカチュウを渡してきたのだ 「ホントについでだけどいいの?」 と念を押しながら二人はピカチュウをあずかった そんなスネ夫のあまりの行動に半ば呆れながらも、のび太たちは黙々とレベル上げをした そしてそれぞれのび太がポッポを ドラえもんがキャタピーを仲間に入れレベル上げに励んでいた ドラ「やったよのび太君、トランセルがバタフリーに進化したよ!かわいいなぁ」 のび「いいなぁ。でも僕のカビゴン…さんとポッポも順調に育ってるよ!ドラえもんには負けないぞ」 ドラ「僕だって負けないさ!」 二人は仲良くレベル上げをしていた。しかし― のび太たちは知らない メタモンを使ったスネ夫の型破りな作戦が進行中であることを 【出来杉】 出来杉が着くと男は民家を荒らしていた 怯えている住民を尻目に。 (もっと上手くやれんのかね…) 呆れながらも出来杉は加勢をすることにした これも仕事である 「すみませーーん。少し遅くなりましたー」 出来杉は大して悪びれることなく言った R団下っぱ「遅すぎるぞ」 出来杉「許してくださいよ、今から倍働きますから」 と話しながら家の端で震えている夫婦に目をやり― 「余計なことしなければ命の保証はしますよ」 優しく語り掛けた 夫婦はコクコクと頷いている しかし― ファンフアンファンフアン R団下っぱ「ち。察が来やがったか!」 「どれだけ暴れたんですか。もう少し穏便にね」 出来杉は下っぱをたしなめた 下っぱ「うるさい、逃げるぞ」 (だからお前は三流なんだよ…) 貸してもらったドガースのモンスターボールを見ながら 出来杉は足を止めた― 下っぱ「何をしている!察が乗り込んでくるぞ!」 出来杉「アンタは勝手に逃げるなり何なりどーぞご自由に。 あとは僕がやりますんで」 下っぱ「!? どーなっても知らんぞ!」 出来杉「はーい」 (バカが) 二人は同時に思っていた 「ここで逃げたらダメでしょ」 出来杉は警官を倒すつもりなのである そう、今回の出来杉に与えられた指命それは― ハナダシティに行き、ロケット団の恐ろしさを見せつけて帰ってくる事だった (捕まらない程度に頑張りまーす) そこへ3人の警察官が入ってきた! 警察官「大丈夫ですか…!?」 ロケット団がまだ現場にいるのである これにはさすがの警官達も驚いた 「自首でもするつもりかな、坊や?」 警察官は目の前の少年に語り掛けた 出来杉「んー、そーですねー… 戦ってみましょうか?」 言うなり出来杉は仕掛けた! 現在の状況 のび太 (カビゴンLV14・ポッポLV12) ドラ (ニャースLV12・バタフリーLV13) 策士スネ (メタモンLV5・貸したピカチュウLV8) 自滅のしずか (まさこLV15) 棚ぼたジャイアン (カメダLV14) 戦闘間近出来杉 (ゴースLV23・補助技充実借り物ドガースLV20) 【しずか】 しずか「…」まさこ「…」 二人はしばらく茫然として言葉が出なかった 正直どーやってニビのジムリーダーを倒したのかも覚えていない。いや、何かイライラする名前だった それだけは覚えている そして長い沈黙を破ってしずかは言った しずか「今回のことは全面的に私が悪かったわ…」 まさこ「…」しずか「…」 そしてまた長い沈黙が訪れた おつきみ山をもう越えようかというその時― 「いいのよ、誰にでもミスはあるわ」 まさこは言った しずか「まさこーーぅ!!」 しずかはまさこぅの胸へ飛び込んだ― よしよし 違った、げしげし まさこはしずかにけたぐりをしながら和解をした しずかは喜んでそれを受け入れた トゥルリーン しずかに若干のMっ気が生まれた! 【ジャイアン】 「勝ちは勝ちだぜカメダ」 ジャイアンは優しく言った 「…」 カメダ(ワンリキー)は無言である あんな勝ち方では凹むのもわかるが。しばらくして― 突然ジャイアンが走り去っていったのだ! (ついに、相棒にも見捨てられちまったか。仕方ねえよな、こんなザコがパートナーじゃよ) カメダは石ころを蹴りながら考えていた しかし数分後 「カメダーー!」 ジャイアンが帰ってきた。右手にある物を持って 「それは?」とカメダが尋ねた。 ジャイアン「これか?これはな、付けた者は必ず勝てる『必勝ハチマキ』なんだぜ!」 カメダ「そんな物…」 「疑うのか?これはウチの家宝として代々受け継がれてきたハチマキなんだぞ!!」 カメダ「なんだって!?」 ジャイアン「嘘だと思うなら付けてみろよ、ほら」 と言ってカメダにハチマキを付けてやった カメダ「お、おおおぉう!!凄え、何だか力が湧いてくるぜ剛!これなら俺は勝てるぜ!!」 「そうか、良かったじゃねえか、カメダ。もうそれはお前の物だぜ!」 「…ありがとよ、相棒。もう俺は格好悪いところは見せねえ。このハチマキに誓ってよ!」 がしっ。二人は抱き合った!その影で― ぽい。優しいジャイアンは 【これで安心受験グッズ第三弾『必勝ハチマキ!』】のレシートを捨てた 【のびドラスネ夫】 レベル上げの甲斐あって難なくニビのジムリーダーを倒して二人は帰ってきた スネ夫「お帰りードラえもん、のび太」 「爽やかに言ってる場合じゃないよスネ夫」 のび太は言った ドラ「そうだよ、バッジも無くてどうすんのさ」 「そう思って今の間に鍛えてたのさ、コイツをね!」 そう言ってメタモンのモンスターボールを取り出した いちいち格好のつけたがる奴だ のび「何だーしっかりやることはやってたんだ」 スネ「当たり前だろ、じゃあ僕は華麗に勝ってくるぜ…う、うわっ!」 どしーん 勢いあまってこけてしまった。二人は目の前で笑っている スネ夫「く、くそぅ。かっこ悪…」 まあそれはご愛敬である スネ「じ、じゃあ行ってくるよ。ゆっくり待ってて」 そしてスネ夫がニビジムに入り数十分後― スネ夫はニビジムのバッジを付けて帰ってきた 【出来杉】出来杉VS警察官×3 ―いきなり出来杉は仕掛けた! 出来杉「行け、ゴースさいみんじゅつ!」 出来杉の速攻により警官一人はモンスターボールを出す前に寝てしまった 警官AとB「!?」 出来杉「驚いてる暇はないよ、お巡りさん!ゴース、もう一度さいみんじゅつだ」 咄嗟に二人は身構えた 警官AとB「くっ……!?」 (眠って…いない?) 眠らずにすんだ二人は顔を上げた。しかし― (いない!!) そう、出来杉の姿が見当たらないのである。さらに― 警官B「霧か!」 黒い霧が室内を覆い始めていたのだ (これはマズイ) 警官Bは一旦外に出ようとしたが… 警官B「!?」 体が動かないのである。その横で どさっ 人が倒れる音がした 「逃げられると面倒なんで黒い眼差しをつかわせてもらいました。ちなみに2回目のさいみんじゅつはドガースが黒い霧を使うための囮ですよ」 淡々と出来杉は言った 出来杉「それじゃおやすみなさい。よい夢を」 そこで警官Bの意識は途切れた― 現在の状況 のび太 (カビゴンLV17・ポッポLV14) ドラ (ニャースLV14・バタフリーLV16) 勝っちゃったスネ (メタモンLV5・貸したピカチュウLV10) M女しずか (まさこLV19) 優しいジャイアン (カメダLV19) 戦闘終了出来杉 (ゴースLV24・補助技ドガースLV20) 【しずか】 あの後踏まれることに悦びを感じていたしずかだったが その一行もやっとおつきみ山の出口まで来ていた しずか「ねぇ、まさこ?」 まさこ「何よ」 しずか「言いにくいんだけど、さ。おつきみ山を抜ける記念に― もうひと踏みしてくれない?」 げしげし まさこ「このアマ!癖になりやがって!」 あの後しずかは、かれこれ30分ほど踏まれ続けた結果 いけないものが開眼しようとしていたのだ 「あんあぁ!まさこ、いえまさこ様ーー!私めをもっとお踏み下さい」 しずかが怪しく叫んでる後ろからポケモンがやって来た 「ピッピーピッピー。ピッピピッピー」 ピッピだ。そしてしずかの傍までくると― 同じ体勢になった まさこ「またMか!」 げしげし 優しいまさこは踏んであげた 今ここに変態パーティが結成されようとしていた― 【ジャイアン】 僕はオニスズメ。いじめられているところをこの男に助けられた。それだけなら良かったんだけど… その後コイツはあまりにもナヨナヨしてる僕を見て― ジャイアン『このふぬけが!俺が鍛えてやる!』 と言って嫌がる僕を紐に繋いで強引に連れていったんだ せめてモンスターボール→ゲットの流れは守って欲しい ハナダのジム戦もひどかった。 なんと捕まえたばかりのLV10の僕をいきなりジム戦にぶつけた。対するヒトデマンはLV18 勝てるわけないじゃないか! ジャイアン「何事も挑戦だ。諦める前にとりあえず行ってこい」 ぶんぶん 僕は必死に首を振った。命に関わるからね。しかし― 「行・っ・て・こ・い」 がつん 殴られた いきなりHP半分からのスタートだ。 僕は泣きながらヒトデマンに向かっていった ぎゅーーーーーん 一撃でやられた。ひんしだ ジャイアン「立て、ふぬけ。そんなんで死にはしねえ。俺が殺すぞ?」 ひんしなのに。この男はポケモンのシステムを根本から覆す気なのか。 そして地獄の特訓が始まった― あれから 草むら→ポケセン→カメダさん→ポケセン→ジム→ポケセンを幾度となく繰り返してついに勝利した 僕は生まれて初めて努力というものをしたんだ! ジャイアン「よし、よくやったぞ。ふぬけ!やれば出来るじゃねーか これでお前もジャイアンブラザーズの仲間入りだぜ!」 そんな称号はどうでもよかったが、僕は生まれて初めて褒められた。その事が何よりうれしかった もう少し―頑張ってみようかな そして勝利の余韻に浸りながら(実際はスターミー戦ではカメダに手伝ってもらった) ポケモンセンターで回復していると― その時事件は起きた ドガーーーーーーーーン! ジャイアン「何の音だ!?」 カメダ「わかんねぇ、とりあえず行ってみようぜ!」 オニスズメ「じ、じゃあ僕はここでゆっくり回復して―」 がつん ピコンピコンピコーン 「…」 僕は黙って付いていった ジャイアンと出来杉の初バトルが行われようとしていた 【のびドラスネオ】 「僕出番少ないニャ」 かわいい声でニャースは言った 落ち込んでいるのだ のび「仕方ないさ。だってかぶってるんだもん」 スネオ「君を出すとドラえもんの出番が少なくなるからさ。なぁ?ドラえもん」 ドラ「そ、そそそんなつもりは無いよ!僕はニャースが大好きさ」 「んー。ホントかニャ?」 ドラ「ああ、もちろんだとも!目に入れたって痛くないさ」 「ぎゃーーー」 ニャースがドラえもんの目を引っ掻いたのはお約束だ 正直言ってドラえもんはキャラかぶっているニャースが嫌いだった 属に言う『おせじ』と言うやつである コイツは今までこうして生きてきたんだ のび太とスネオは顔を合わせてため息をついた スネオ「ま、まあ。そんなことよりさっさとジムに挑戦しようぜ!」 ピカチュウを持っているスネオは意気揚々とハナダジムへ向かって行く そういえばまだスネオの戦い方は見たことが無い のび「スネオ。ジム戦、僕も見学していい?」 スネオ「もちろんさ!僕の雄姿を見ておきなよ」 (この辺で一度安心させておいた方がいいだろう) スネオのバトルが始まろうとしていた 余談だが― 実は自称『僕』のニャースは♀なのだ。しかしこの時はみんな気付いていなかった 機械とポケモン禁断の恋が始まるのはもう少し先のお話 【出来杉】 警官B「う、うわあああぁぁぁ!」 俺は飛び起きた 恐ろしい夢【悪夢】を見ていたのだ(もちろんそれは出来杉の仕業なのだが) ジョーイ「だ、大丈夫ですか!?」 警官B「ジョーイ…さん?」 どうやらここはポケモンセンターらしい 「あの…私はいったい?」 ジョーイ「民家で警官が倒れてるって通報があったものですから。救急車でここまで―」 とジョーイさんが言ったところでやっと気付いた 警官B「!!ロケット団っ…痛っう」 まだ全身が痛む 「しばらくは安静にしてないとダメです!」 ジョーイさんは止めた 警官B「しかし―」 ドガーーーーーーーーン! 続きの言葉を遮るように爆発音が響いてきた ダッ 「こら、待ちなさい!」 俺はジョーイさんの声を背にしてポケモンセンターを飛び出した。 (この町を―守らないと) あの後出来杉は逃げずにあちこちで暴れ回っていた その途中でケーシーを捕まえて森の施設との往復を繰り返していたのだ 「暇だなあ」 ぱらっ 出来杉は【しずかアルバム体操服編】を捲りながらつぶやいていた さすがに正体ばれたかしら。見た人は内緒ね 現在の状況 のび太 (カビゴンLV22 ポッポLV16) ドラ (ニャースLV18 バタフリーLV23) ジム戦前スネオ (メタモンLV5 やる気満々ピカチュウLV16) 覚醒しずか (まさこLV20 MピッピLV12) ジャイアン (カメダLV25 ふぬけLV19) 暗躍出来杉 (ゴースLV25 ケーシーLV15 借り物ドガースLV20) 【ジャイアン】 ジャイアンブラザーズは噴煙のあがっていた民家へと着いた そこには黒い人影がある (あれは―) 「ロケット男!」 団 何かを眺めていたR男がこちらを見て少しビックリしていたのは気のせいか ジャイアン「この世界でそんなことするとは許せねー。 行くぜ、カメダ!ふぬけ!」 カメダ「おうよ、相棒! ちなみに防衛成功したぜ!金は… きっと使ってない!」 訳のわからない事を言いながら二人は向かって行った― ふぬけ「僕も、行かなきゃ…ダメかな?」 後ろでオニスズメは呟いていた R団「おもしろい、僕とやろうって言うんだ?」 歳で言えばジャイアンと同じくらいか。R団の少年はそう言うとゴースを繰り出した 【出来杉】 何やらニヤニヤしながら少女の写真を眺めている少年― そうです。わたすが変な出来杉です アルバムを見ながら悦に入っている出来杉は急に声を掛けられた 「ロケット男!」 (あっ? …豚ゴリラか!?) 何という事だろう (絶対にトップでやって来るのはしずかたんだと思っていたのに。 そしてR団だというのをいい事にあんな写真やこんな写真を撮ろうと思っていたのに!!) まだまだお子ちゃまな出来杉は怒りに燃えていた 目の前の豚ゴリラは何やら吠えている (うぜぇゴリラが) 出来杉は戦うことを決めた 「おもしろい、僕とやろうって言うんだ?」 極めて平静を装って出来杉は言った R団として。いや、出来杉としてもドラ一味との初めての戦闘だった 【しずか】 しずかはハナダジムをクリアした後、一足先にマサキの家に行くことにした 町はR団の話で持ちきりだったがしずかには関係ないことだった 「どうせ。めんどくさいイベントは全部アイツらが引き受けてくれるでしょ」 ジャイアンがそのイベントを必死にこなしている頃マサキの家に辿り着いた 中では――省略 「いやー助かったで。スマンかったな」 (こんのガキャー。人が下手に出とりゃつけあがりやがって) コラッタマサキが逃がされそうになった時は泣きそうだった ・・ 「良かったわね、私のおかげで元に戻れて」 (礼はいいからさっさと渡しなさいよ) 普段はSの源静香。いや、Sizuka Minamotoは冷ややかな笑みを浮かべていた コイツ両性か そしてマサキがチケットを出すと同時に奪い取って去っていった― 「糞ガキが。さて、体も戻ったことやし」 マサキは後続の人たちのために― コラッタになり続けるべく実験を続けた 「あんなマヌケな男が何で存在するのかしらね」 マサキの存在価値を否定しながらSM一行は来た道を引き返していた そこでハナダシティの惨状を知る (何が――あったの) 【のびドラスネオ】 スネオ「じゃ、言ってた通り僕から行かせてもらうよ」 のび太「いいとも。スネオの実力見せてもらうさ」 スネオのジム戦が始まったた スネオVSカスミ(ハナダジムリーダー) スネオ「行け、ピカ!」 カスミ「威勢のいいトレーナーね。行きなさい、ヒトちゃん!」 試合開始の合図が鳴ると同時に ―スネオが仕掛けた 「先手必勝!ピカ、電気ショックだ!」 カスミ「そんなに慌てちゃダメよ。ヒトちゃん、水鉄砲!」 辛うじて先手をとったピカチュウの電気ショックがヒトデマンに炸裂する 一気に半分以上は減っただろう。しかし― 「タイプの相性なんて百も承知!」 すぐに体勢を建て直したヒトデマンの攻撃により、ピカチュウもかなりのダメージを受けた (やはりレベル差か…) スネオはもう少し育てておけば良かったとも思ったが 今更そんな事言っても仕方がない 「ピカチュウもう一度!」 2発目の電気ショックを受け、あっけなくヒトデマンは倒れた― が、カスミは笑みを浮かべている。勝ちを確信したのだろう 「行きなさい、スターミー。本当のバトルはここからよ。そんなレベルで勝てると思わないことね!」 スネオ「思ってるさ。叩きのめせ、ピカチュウ!電磁波」 「遅い! ミーちゃん、バブル光線!」 ピカチュウが技を繰り出すより先にカスミの切り札が直撃した― 「ピ、ピカ…」 辛うじて耐えたがもう虫の息である。それでもピカチュウは全身から電磁波を放出させスターミーの動きを止める カスミ「後は運頼み…か。まあそれもいいでしょう ミーちゃんが動け次第とどめを刺してあげるわ」 カスミは勝ち誇ったように言った スネオ「運頼み?僕はそんなことしないよ、ピカチュウ影分身!」 (運頼みじゃねえか!) のび太はツッコミを入れたかったが我慢した スネオが命令を発すると2体のピカチュウが出現した― (どっちが本物なの…) カスミ「なるほど。動けなくした上、さらに攻撃を受ける確率を下げようと言うわけね。 おもしろいじゃない。ミーちゃ―」 カスミが命令を出そうとした瞬間 カスミ「なっ!?」 スターミーが電気ショックを受けたのだ これにはさすがのカスミも驚いた。スターミーは麻痺していたが、行動を起こす前に ・・ スネオの攻撃が来たのだ 「連続技!?」 衝撃の事実にカスミの動きが止まる― (しまった!ミーちゃんに指示を出してない!) そして 目の前にはピカチュウがいた 「電気ショック!!」 至近距離から放たれた一撃は、傷ついて麻痺したスターミーを倒すのには十分だった 「もったいない。1ターン無駄にしちゃったね。 いや、2ターンかな?」 ニヤリと笑いながらスネオは言った カスミ「そう言うことだったの、納得したわ。私もまだまだ甘い。 おめでとう、ブルーバッジはアナタのものよ」 スネオはカスミからバッジを受け取ってジムを出ていった 「待てよ、スネオー」 興奮したのび太が後ろから走ってきた のび「スネオ!凄いじゃないか!!今のバトル痺れたよ!特に後半の連続攻撃!!!」 (ああ、あれか) スネオ「!ばっかり使うなよ、恥ずかしい。そんな大したことはしてないさ」 (このアホは気付いてないのか) 「よーし。僕も負けずにジムで戦うぞー!!」 そういってのび太はドラえもんとジムに入っていった― スネオ「よくやったな、ピカ。それに、メタ」 メタモン「楽勝だよ」ピカチュウ「ピーカ!」 二匹のピカチュウはニッコリ笑った スネオが影分身と言った時、実際のピカチュウは初めの指示通り電気ショックを行っていた 一方でスネオは事前にメタモンをピカチュウに変身させて隠しておいたのだ そして影分身の合図と供にカスミの死角から出現させたのである 後は驚いて隙の出来ている敵をピカチュウが倒すだけだった もちろんシングルバトルの時、2匹で戦うことはその時点で反則負けだが 影分身したメタチュウは、ただ見学をしていただけなので問題ない それどころかスネオはバトルフィールド上より、わずか外側にメタモンを配置していたため もしメタチュウの方を誤ってカスミが攻撃すれば カスミ側の反則負けになるところだった スネオは勝つべくして勝ったのだ 現在の状況 のび太 (カビゴンLV22 ポッポLV16) ドラ (ニャースLV19 バタフリーLV23) スネオ (メタピカLV5 ピカチュウLV18) 両生類しずか (まさこLV23 MピッピLV17) 戦闘前ジャイアン (防衛カメダLV25 ふぬけLV19) 戦闘前出来杉 (ゴースLV25 ケーシーLV15 借り物ドガースLV20) 【ジャイアンVS出来杉】 「行け…ゴース」 「何!?」 ジャイアンは予想外のポケモンに驚いた まさかR団にゴースを使う奴がいたとは しかし、そんなことを言っている暇はない (カメダじゃ不利だ) 「ふぬけ!」 いない (あんのバカがー!) 込み上げる怒りを抑えジャイアンは言った 「仕方ねえ、カメダ。やってくれるか?」 カメダ「元からそのつもりだ!」 その瞬間カメダ君は― おねんねした 「よく寝てるね。ゴース…ナイトヘッドだ」 ジャイアン「起きろ!起きるんだカメダ!」 「…ナイトヘッド」 「お前の夢はこんなところで終わるのか?世界に挑戦するんじゃないのかー!」 「…ナイ―」 とその時 「警察だ!」 警官Bが入ってきた (このタイミングで来るなよ、ザコが) 「空気読めない奴だね。まぁいいさ、やってやるよ。 行け、ドガース」 出来杉はため息をつきながら言った ジャイアン「何言ってんだ!お前の相手はこの俺だろーが!」 「僕としてはそうしたいんだけどさ。どうやらその警官はそう思ってくれてないみたいでね」 警官B「絶対に逃がさない。行け、コイル!」 ジャイアンにとっては不本意だが2VS1のバトルが始まった― (コイル?雑魚にふさわしいじゃないか) 出来杉は余裕の笑みを浮かべている 警官B「先日はポケモンすら使わせてもらえなかったからね。 コイル、金属音!」 「迎え撃て、ゴース!催眠術だ」 出来杉お得意の催眠術が先に決まった。行動の遅いコイルでは当然の結果だ 「さて、次は―」 出来杉が次の命令を下そうとしているところに ぎぢぃ コイルの金属音が響く! (寝たんじゃないのか!?) さすがの出来杉もこれには驚いた 警官B「二度も同じ手にやられるわけにいかないからね」 そう言って警官Bはカゴの実を見せた 何だか警官Bかっこいいぞ この世界ではDPまでの技、道具が全て存在するのだ (そういや、初めに言ってたな) 「ちぃ、ドガース援護しろ。黒い霧!」 すぐさまゴースの異状を治す さらに出来杉はちらりとジャイアンの方に目をやると ワンリキーが起き上がるところだった (急いだほうがいいな…) 出来杉「じゃあ三度目はどうだい?ゴース。コイルに催眠術だ」 しかし― 眠らない! 「ちぃ、こんな時にはずしやがって。このバカが!」 すでに出来杉の顔から余裕の表情は消え去っていた 警官B「自分のミスをポケモンのせいにしちゃいけないよ。 外すことも想定しない君が悪い。コイル、スパーク!」 「なっ!」 (一撃でこんなに喰らうのか?コイツ…雑魚じゃない) 想像以上のダメージに出来杉も焦る しかしそんな余裕はない 「カメダ、みやぶれ!」 ジャイアンも臨戦態勢に入っている (戦闘じゃ負けたみたいで嫌なんだけど…仕方ない) 出来杉は決断した 「ドガース…自爆」 その号令と共に激しい爆音が室内を覆う! しばらく辺りは白い煙に覆われていた 煙が晴れ、立っていたのは― ゴースと コイルだけだった 「さすが、しぶといや」 出来杉は手放しで褒めた 警官B「なんて…ことを」 今の衝撃で屋根が崩れだしている (急がないとねー) 「止めは直接刺してあげますよ。ゴース!ナイトヘッド」 「くっ…コイル!スパー」 「遅いよ」 数秒後立っているのはゴースだけとなった 「雑魚のくせに時間かけさせやがって。 そこの豚ゴリラ同様ただじゃおかないよ?」 その時だった オニスズメの攻撃が出来杉をかすめたのは― (つばさでうつか!) 隠れていたふぬけはずっと戦況を見守っていた。 そして自分の腑甲斐なさを思い、泣いていた しかしHP赤ゲージの自分に何ができるだろうか いや、何もできはしない ふぬけはそういう結論に至った その時、凄まじい爆音が聞こえてきたのだ そして煙が晴れた後ふぬけの目には 倒れたカメダさんと泣きながら必死に呼び掛けているジャイアンの様子が飛び込んできた 後はよく覚えていない。覚えている事と言えば 泣きながら放ったつばさでうつ攻撃がR団の少年― の後ろに置いてあったアルバムを襲ったことぐらいだ 少年は泣き叫びながら写真を捕まえていた (つばさでうつか!) 出来杉「ふん、まだポケモンがいたのか。でもそんな的外れの攻撃じゃ――」 そこまで言ってやっと出来杉も気付いた。後ろを振り向くと アルバムの中から飛び出した写真が宙を舞っているところだった (うそだと言ってー) その後はまるでスローモーション 僕の写真が 花びらのように散りゆく中で― 出来杉は全ての写真を集められるという奇跡を祈っていた
https://w.atwiki.jp/boykira/pages/19.html
見やすさ・使いやすさ向上のため、新サイトへ引っ越しました。新サイトはこちらです! トップページ カレ一覧 学年・クラス別 メニューはこちら 学年・クラス順 このページでは、カレ(攻略対象)を学年・クラス別に、名前の50音順に表示しています。 1学年 2学年 3学年 教師・その他 1年生は青、2年生は緑、3年生は赤に色分けしています。 キャラクター名をクリックで詳細をご覧いただけます。 キャラ登場条件はこちら 1学年 藤城学園の1年生は、青いネクタイをしています。(していない子もいますが……) ヒロインの後輩。 宮ノ越 涼太(みやのこし りょうた)1-A 新海 凛十(しんかい りんと)1-B 桜沢 瑠風(さくらざわ るか)1-C 芳屋 直景(よしや なおかげ)1-C 宝生 瑞季(ほうしょう みずき)1-D ツヴァイ※ボイきら未登場1-? 野宮 一期(のみや いちご)星蘭学院 1年8組 2学年 2年生は緑色のネクタイをしています。(していない子もいますが……) ヒロインの同級生。また、ヒロインは一ノ瀬先生や如月斗真くんたちと同じ、2年A組です。 一ノ瀬 学(いちのせ がく)2-A(担任) 如月 斗真(きさらぎ とうま)2-A 北城 猛(きたしろ たける)2-A 守部 匡治(もりべ くにはる)2-A 喜多川 翔太(きたがわ しょうた)2-B 穂高 夏生(ほだか なつき)2-B 明神 堅梧(みょうじん けんご)2-B 周 圭斗(あまね けいと)2-C 廣瀬 櫂(ひろせ かい)2-C 鷺坂 柊(さぎさか しゅう)2-D 白川 基(しらかわ もとい)2-D 日向 湊(ひゅうが みなと)2-D 泉 愛之丞(いずみ ちかのじょう)2-E 逢坂 紘夢(おうさか ひろむ)2-E 鳴海 雅人(なるみ まさと)2-E 渡世 千里(わたせ ちさと)2-F アインス※ボイきら未登場2-? 雨宮 久遠(あまみや くおん)2-? 城戸 戦治(きど せんじ)星蘭学院 2年8組 冴刃 シン(さえば しん)星蘭学院 2年8組 3学年 3年生は赤いネクタイが特徴です。(していない子もいますが……) ヒロインにとって先輩。 真山 恭一郎(まやま きょういちろう)3-A(担任) 芹澤 悠吏(せりざわ ゆうり)3-A(理系進学) 鷹司 正臣(たかつかさ まさおみ)3-A(理系進学) 九条 生晋(くじょう きしん)3-B(文系進学) 黒霧 時宗(くろぎり ときむね)3-B(文系進学) 西園寺 蓮(さいおんじ れん)3-B(文系進学) 不破 渓士(ふわ けいし)3-B(文系進学) 加賀見 朔(かがみ さく)3-C(芸術進学) 桑門 碧(くわかど あおい)3-C(芸術進学) 月読 理京(つくよみ りきょう)3-C(芸術進学) 遊馬 百汰(あすま ももた)3-D(体育進学) 東雲 巽(しののめ たつみ)3-D(体育進学) 皇 アラン(すめらぎ あらん)3-D(体育進学) 瀬名 竜之介(せな りゅうのすけ)3-D(体育進学) 堤 誠志郎(つつみ せいしろう)3-E 桃越 ハル(ももこし はる)3-E 音琴 嵐(ねごと あらし)3-G 奥結 望(おくゆい のぞみ)3-H 壬生 虎冴(みぶ たいが)3-H 神凪 統(かんなぎ みつる)星蘭学院 3年1組 戌亥 幸太朗(いぬい こうたろう)星蘭学院 3年1組 教師・その他 大人のみなさんです。年齢を秘密にしているキャラが多いです。 一ノ瀬 学(いちのせ がく)古典教師 2-A担任 高村 英嗣(たかむら えいじ)生物教師 東麻 慶史(とうま けいじ)校務員 真山 恭一郎(まやま きょういちろう)数学教師 3-A担任 向井 和樹(むかい かずき)実習生 若桜 郁人(わかさ いくと)養護教諭(保健室の先生) ページトップへ
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/155.html
理科系の男じゃないよ 手抜きとか言わないでねorz -- 名無しさん (2007-01-05 15 33 54) ちょwwwwww北wwwwwwwww -- 名無しさん (2007-01-05 16 36 31) やっぱおまえ最高だよwww 小説のほうもガンバ -- 名無しさん (2007-01-07 11 08 13) おまwwwwwwwwwwやっぱスゲェwwwwwwのび太wwww -- 名無しさん (2007-01-07 17 59 05) まじ理科系の男wwww -- 名無しさん (2007-01-07 22 23 43) おいおいwww 何でこんなに -- 名無しさん (2007-01-11 19 30 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dorads/pages/9.html
87「AR3E6K」32 ドラミ(※) AX4P3ACT63EQ ルル(※) E3FR68WATK6M のび太とピー助 5TSBFS6JSH3B いじわるなスネ夫 3G7YNX56EQHN しずかのバイオリンひき NP45WABSR64S 余裕の黒マスク 324SA4SEEGR8 ドルマンスタインの命令 65WSTTA52AMT 無敵砲台 JW754XBAGNH8 呼びつけブザー BW4SR5PHB3KW ひらりマント 2AWQYFG3S752 ゴルゴンの首 ※ドラミとルルはパスワードでのみ入手可能なカード