約 64,252 件
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/21.html
ドラえもん のび太と真夜中のバンパイア 1 2 3 4 5
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2077.html
天体からの強力なエネルギーによって人工衛星が破壊される。 博士「が消滅?」 美夜子「えっ?」 研究員「そうだ。例の謎の天体の重力に捕らえられ、消滅した……」「あの距離で捕らえられただと? これだけの質量を持ってたとは……」 博士「問題は、あの天体が地球に向かっているという事実だ…… このままでは、地球は確実に」 研究員「地球の最期か……」「ボイジャーが最後に送信した映像を解析した。そちらに届いている頃だろう……」 博士「美夜子!」 美夜子「はい! 確認しました」 博士「モニターを切り替えろ」 美夜子「映像、開きます!」 開いた映像に博士は驚愕する。 すると映像が途絶える。 地球。 のび太は放課後に居残りさせられていた。 先生「野比くん! 全く。君はいったい何度言ったらわかるんだ? いつも×2こんな点数で恥ずかしくはないのかね? いいかね。君は勉強というものの大切さが全くわかっとらん! 算数というものだな、簡単な足し算や引き算ができれば生きていけるなどいう輩もいるが、そうではないんだ。わかったかね? 野比くん。難しい問題を解くということはだな、それ自体が目的なのではない……」 のび太は1回で文句を言うジャイアンを見つけ、慌てる。 のび太「今はダメ。すぐ行くってば! 先行ってて。だから今は無理なんだよ!」 先生「それを解くということによって物事の考え方を学んでいるのだ。従って今、君に足りないのはだね……」 のび太「今は無理なの!」 先生「野比くん‼︎」 河原では野球が行われていた。 しかし、のび太は相変わらずエラーばかりしていた。 野比家。 ママ「のび太!! 昨日あれほど行ったのにちっとも片付いてないじゃない。今日は、全部片付け終わるまで夕ご飯はなしです!」 ママが去った後、のび太は泣く泣く片付けを始める。 しかし、足を滑らせて漫画に埋もれてしまう。 のび太「ドラえも〜ん‼︎」 ドラえもんのび太の新魔法使い〜7人の魔法使い〜
https://w.atwiki.jp/nobitahazard-wiki/pages/14.html
ここから先はのびハザ各作品の攻略情報や小ネタ等へのリンクがあります。 情報不足により、攻略情報の記載が少ない作品や全く用意されていない作品も一部あります 注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。基本的に行き詰った場合に閲覧されることをお勧めします。 各作品へのリンク一覧 各作品へのリンク一覧 本家のびハザ 本家のびハザ2 EasyType版 DeathMode版 Nobihazaβ版 AnotherEdition版 ハイレベル版 VX本家リメイク版 新訳のびハザ Arrange mode版 無理のないバイオ? 無理のないバイオⅡ? 無理のないバイオⅢ? 無理のないバイオⅣ? ソード高難易度版 のびハザG版 のびハザGⅡ版 簡易版 HARD版 怖さ軽減版 Nobihaza+版 EscapeIsland版 いんぽっしぶる版 野比のび太のDead Space OUTBREAK版 The Dawn版
https://w.atwiki.jp/nobitahazard-wiki/pages/218.html
キャラクターファイル目次 クローン兵クローン出木杉 クローンのび太 クローンスネ夫 クローンジャイアン クローン雪香 クローン健治 クローン聖奈 クローン久下 クローン静香 クローンアシュリー クローンレオン クローン兵 出典:オリジナル(バイオハザードシリーズ(映画)?) 登場作品:Insanity Destiny・ID MVリメイク 原作 アンブレラ社の施設に捕らえられていた頃のアリスから採取した血液のDNAを元に、大量複製されたクローン。 物語序盤に登場する個体をはじめ、アイザックスのアリス計画のために多数の個体が次々と実験(実験区画はオリジナルのアリスを意識し、『I』や『II』に登場するアンブレラ社地下施設「ハイブ」やラクーンシティ病院を模した構造となっている)の犠牲となり、死亡していった。 遺体は血液のサンプルを採取された後、アンデッドの侵入を防ぐフェンスに囲まれた施設敷地内の素堀の窪地へ無造作に投棄されている。 服装は『I』と同じ。オリジナルのアリスが持つ超能力は使えない(『IV』ではクローン達も使えるようになっている)。 物語終盤において彼女の目前で起動した個体が、アイザックスとの最終決戦で勝利するきっかけとなる。 『IV』では、物語序盤にオリジナルのアリスとともにアンブレラ社の施設を襲撃するが、施設の自爆によってオリジナルを除いて全滅したと思われる。 Insanity Destiny ウェスカーの指示により、サドラー率いるロス・イルミナドス教団が製作したのび太達のクローン。 彼らを捕えた際に採取したDNAから製作したそうだが、ほんの三日間でオリジナル同様の姿に成長しているのだからその技術力は恐ろしい。 恐らくはウェスカーが未来からもたらした技術の賜物なのだろう。 容姿や能力自体はオリジナルに非常に精巧に作られているが、のび太達の言う通り経験まではコピーできなかったようだ。 ウェスカーの命令に忠実に働き、自分たちと同じ顔を持つのび太達を躊躇いなく殺害しようとするあたり、 彼らもまたプラーガによって精神をコントロールされていた被害者なのかもしれない。 クローン出木杉 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny・ID MVリメイク Insanity Destiny 新訳やG版での動作を意識しているのか、量産されたクローン兵たちの中では唯一銃とナイフの両方を装備しており、遠近両方に対応している。 また近接武器を装備しているためか、他のクローン兵に比べかなりアグレッシブなAIを組まれており、プレイヤーにかなり接近しようとしてくる。 楽しそうに「OK!」と叫びながらナイフを持って突撃してくるその様は、非常にゲスい狂気的である。やっぱり彼は悪杉君であった。 ID MVリメイク リメイク前と違い今回はアグレッシブに接近してくることもなく、良心的になった・・・と思いきや今度はいきなりマグナムを撃ち込んでくる。ナイフも相変わらず装備しており、危険な存在には変わりがない。彼はいつになっても悪杉君であった。 クローンのび太 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny・ID MVリメイク Insanity Destiny 何故か本編中では装備できないチェーンソーを装備している。 チェーンソーによる攻撃は一撃で即死。幸い動作はかなり遅めなので、接近される前に銃器で倒しておきたい。 チェーンソー男より動きは遅いものの、攻撃動作自体は速くなっており、また非常に珍しい斜め移動が可能という特徴があったりする。 ID MVリメイク チェーンソーや斜め移動は、しなくなったようだが出木杉と同じ装備をしているので出木杉が2体に増えたようなものである。 クローンスネ夫 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny・ID MVリメイク Insanity Destiny THE・固定砲台。スナイパーライフルを装備しており、一定間隔で射撃してくる。 攻撃を受けても全く移動することはなく、射撃方向こそ変えても、射撃範囲ではは直線一列のみ。 「まったく、マニュアル通りにやっていますというのは、アホの言うことだ!」 ショットガン等で軸をずらしながら攻撃すれば、反撃されずに倒すことができる。 軸をずらして戦えない場合は、等間隔な射撃を利用し、次弾が撃たれるまでの間に攻撃すればノーダメージで倒すこともできる。 ID MVリメイク 固定砲台ではあるのだが、こんかいは軸を合わせた瞬間撃ってくるAIになっており、ノーダメージでの通り抜けは厳しい。 しかし、ショットガンで軸を外して倒そうにも弾切れの問題があり、他の武器で正面から撃とうにも反撃が大きい。 ある程度距離を離すと正面でも撃ってこないので、そこで射程の届くもので撃ってしまうのがいいかもしれない。 クローンジャイアン 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny・ID MVリメイク Insanity Destiny オリジナルと同じく、金属バットを装備している。 こちらから近づくか、攻撃を仕掛けるまでは積極的に動いては来ない。 火器は装備しておらず、接近しなければ基本的に無害。触らぬゴリラに祟りなし。 しかし他のクローン兵より倒した際のアイテムドロップ率が高く、グリ-ンハーブ等の回復アイテムをドロップすることもある。 ID MVリメイク 非常に厄介なことにショットガンを装備している。 従来のショットガンの攻撃範囲をきちんと備えているのでかなり邪魔な存在。 クローン雪香 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny・ID MVリメイク Insanity Destiny 作中どころか、のびハザシリーズの中でも珍しい斜め移動をしてくる。 それ以外の能力的には特筆する所はなく、ハンドガンを利用して遠距離から攻撃してくるものの、 同じく遠距離攻撃能力を持つクローン久下等と比べれば体力も低いため、危険度はさほど高くはないだろう。 ID MVリメイク リメイク前と変わりはさほどない。 クローン健治 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny Insanity Destiny オリジナルと同様に、ナイフを装備している。しかし銃器は装備していないため、距離をとってしまえば基本的に安全。 ハンドガン等の銃器を使って、距離を取りながら戦おう。 クローン聖奈 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny Insanity Destiny オリジナルと同様にハンドガンを装備しており、遠距離攻撃してくる。 だが、特筆すべきはのびハザ改造版でも初の回復能力を持った敵であることだろう。 ダメージを与えると一時的に距離を取り、回復に専念しようとする。 体力はあまり高くないため集中的に攻撃すれば倒すのは楽なものの、 他の敵と同時に相手をしていれば回復で粘られ戦闘が長期化する要因になってしまう。 複数の敵がいる場合は、優先的に攻撃して先に倒してしまった方が楽かもしれない。 クローン久下 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny Insanity Destiny オリジナルと同様にハンドガンを装備しており、遠距離攻撃してくる。 基本的な動作は、銃装備の邪教徒ガナードや戦闘員ガナードと変わらないものの、 プレイヤーキャラとは常に一定距離を保ちながら攻撃してくるため、攻撃を当てづらく地味に厄介な敵である。 おまけに他のクローン兵と比べ体力が無駄に高めに設定されているようで、地味な見かけ以上にタフである。でも、やっぱ地味。 クローン静香 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny Insanity Destiny オリジナルと同様に、ナイフを装備している。しかし銃器は装備していないため、距離をとってしまえば基本的に安全。 同じくナイフ装備の健治や邪教徒と比べ体力は低く感じるものの、AIが異なりかなり回避に専念した動作を取ってくる。 基本的に軸があっていればすぐに軸をずらしてくるので、ハンドガンのような銃器で攻撃を当てるのは困難。 ナイフや高周波ブレード等を利用して倒すほうが楽だろう。 なお、オリジナルは応急処置が可能なのだが、クローン聖奈やクローンアシュリーと違って、彼女は何故か回復能力は持っていない様だ。格差社会イクナイ!! 因みに、ウェスカーからの性能評価としては以下の様になっている。 「野比のび太の友人。 それだけであり、特殊な能力などは何もない。 ただ、男は女に対して物理的危害を加えることに抵抗を感じるという性質がある。 「仲間」とやらを重んじる奴らはなおの事。 精神的苦痛を奴らに与えるために、クローンを製造して差し向ける価値はありそうだ。」 とのことだが、彼女の被ダメージボイスがクローンアシュリー程ではないにしろ色々とアレな為、一部の紳士諸兄にとっては返ってご褒美(検閲削除) そうでなくても(のびハザ的な意味で)日ごろの行いが色々とアレな彼女へのストレスを発散するいい機会(再び検閲削除) どうしてこうなった・・・ クローンアシュリー 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny Insanity Destiny オリジナルと同様にハンドガンを装備しており、遠距離攻撃してくる。 またクローン聖奈同様、敵では珍しい回復能力を持っている。動作的にはクローン聖奈とさほど変わらない。それにしても、死亡時の声が・・・(検閲削除) ID MVリメイク 原作同様の武器を装備できない設定に変えられた。 そのためクローン兵は出てこなくなってしまった。 被ダメージボイスをご褒美ととる人への対策なのだろうか クローンレオン 出典:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny Insanity Destiny 超空間/洞窟エリアのボス。ボスだけあって他のクローンより体力が高く、攻撃方法もハンドガン、ショットガン、キックと多彩。 特にショットガンは攻撃範囲が正面+上下の3列と広く、注意が必要。キック攻撃は発動が早く、怯み効果もあるのでこちらも中々に危険。 動きは素早く隙も少な目ではあるものの、動作自体はパターンが読みやすいので、動作をよみながら確実に攻撃していこう。 実は超空間のボスの中で一番パターン化し易かったりするのはここだけの話。泣けるぜ。 キャラクターファイル目次
https://w.atwiki.jp/switchsoft/pages/3037.html
ドラもじ のび太の漢字大作戦 版権キャラ 知識、学習 1,125円税込 文字を食べる魔物との対決方法は、ひらがなや漢字を正しく美しく書くこと。 文字の美しさが点数化されて、攻撃力がパワーアップ! レベルは幼児~小学6年生まで選べるよ。 「ドラもじ」は、ひらがなや漢字を書いて町中の文字を食べる魔物「字魔」と対決する書き取りバトルゲームです。 書いた文字は書き順、字形、とめ・はね・はらいの正確さにより点数化され、その点数が「字魔」への攻撃力になります。 レベルの選択は幼児から小学6年生までOK! 「ドラもじ」でゲームを楽しみながら、正しいひらがな・カタカナ・漢字をマスターしましょう。 メーカー 小学館 対応言語 日本語,中国語 (簡体字),中国語 (繁体字) 配信日 2021年2月4日 CERO A 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり 対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー, タッチスクリーン プレイモード x , テーブルモード, 携帯モード プレイ人数 1 人 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nobitahazard-wiki/pages/126.html
キャラクターファイル目次 ハンターハンターα ハンターβ ハンターγフロッガー ブラインドハンター アルフハンター シャドウハンター LOSSハンターβ 赤ハンター ハンター ハンターα 出典:バイオハザード1 登場作品:本家のび太のBIOHAZARD他多数 原作BIOHAZARD 正式名称は「ハンターα」。一般的に「ハンター」と表記される場合は、この「ハンターα」を指す場合が多い。 人間をベースに、T-ウイルスを使って爬虫類などの遺伝子を組み込み強化したB.O.W.。コードはMA-121。 類人猿レベルではあるが知能を有しており、調教次第で十数種類のコマンドを理解し、他の個体との連携も可能。 硬質な外皮を持ち、大型肉食獣と同等の筋力と反射速度を誇る。 兵器としては完成の域に達しており、その後も多数の亜種が開発されている。 高い耐久力と素早い動作に加え「首狩り」という即死攻撃までも持つ。 ゲームの後半にはゾンビに代わって大量に登場することから、多くのプレイヤーを苦しめ、恐れられた。 本家のび太のBIOHAZARD他 原作通り、ゲーム後半に学校中に出現する。 首狩りもしっかり再現されており、旅館クリア後は初見プレイヤーにとっての鬼門となっている。 EasyType版 南校舎3階に出現する「蘇りしハンター」は驚異的スピードと攻撃力を有しており、舐めてかかると痛い目をみるので注意! 倒さなくても進行に影響はないが、倒すと”ある隠しアイテム”を手に入れることができる。 腕に覚えがある人は、挑戦してみるといいかもしれない。 Gシリーズ どちらの作品も序盤から雑魚敵扱いで出てくる。 おまけに距離詰めダッシュが異常に速くなっているため厄介。 arrange mode 基本的に本家と同じ。 ただし、聖奈編では常時首狩り攻撃を使うので注意。 原因は体力70以下で首狩りをする設定で聖奈のHPが70と最初から首狩り発動条件に当てはまってるからだと思われる。 また、バグなのかは知らないが、首狩りモーション中に撃つと、モーションを保ったまま普通の時と同じようにこっちを追いかけてくることがある。 そのモーションの間は攻撃をいつ食らっても首狩り判定になるため、非常に危険な状態になる。 すぐ別のエリアへ行くか、強い武器で倒してしまおう。 ハンターβ 出典:バイオハザード3 LAST ESCAPE 登場作品:β版、無理のないバイオⅣ、本家のび太のBIOHAZARD2 原作BIOHAZARD バイオハザード1に登場したハンターαに、更に遺伝子改造を加え開発されたB.O.W.。 コードはMA-121β。実践データの収集のためラクーンシティに送り込まれた。 筋力はα型に若干劣るが瞬発力が上昇している。左利き。 ダメージ、音、接近には反応せず、視界に主人公が入る事でしか認識できない。 β版 左利きではない。 下水道や研究所にてボスとして登場する。 無理のないバイオⅣ ハンターαと動きは殆ど同じだが体力が高く、そこそこの確率でこちらの攻撃を回避してくる。 動きが素早く、敵の数が多い場所ではナイフで戦う方が無難だが、 ナイフ攻撃を回避されるとこちらが硬直してしまうので注意が必要。 間違っても正面から切り付けようなんてしてはいけない。 またハンターα(普通のハンター)の統率役なのか、これを倒すと周りのハンターαが逃げる時がある。 ハイレベル版 主に警告の立て札が立っている場所の奥で登場。 尋常ではないスピードで攻撃してくる。 本家のび太のBIOHAZARD2 ゲーム後半の旅館以降に出現。グラフィック及びAIが一新されて、より再現度が高くなった。 左利きである設定もしっかり再現されている。 因みに、初遭遇する個体のみは首狩りを行わない設定になっていたりする。 ハンターγ 出典:バイオハザード3 LAST ESCAPE 登場作品:無理のないバイオⅡ、無理のないバイオⅣ、迷宮大消毒 原作BIOHAZARD α型やβ型が、ヒトの卵子に爬虫類のDNAを組み込む事で作られるのに対し、 こちらは両生類の卵にヒトのDNAを組み込んで作られている。知能は他に比べ遜色無い。コードはMA-124γ。 開発チーム内では「フロッガー」と呼ばれており、その名の通りカエルを思わせる大きな口を持ち、 即死攻撃として「丸呑み」を使用してくる。目は退化しており外見上は確認できない。 乾燥に弱いため水辺などに湿気の多い場所に出現する。前述の通り目は退化している筈なのだが、認識方法はβと同じ「視認」となっている。 無理のないバイオⅡ 聖奈編で墓地の近くに一体だけ登場する。 基本的な動きはハンターαと大差ないが、即死技が異なり「丸呑み」を使用してくる。 無理のないバイオⅣ 基本はハンターαに近いが、若干動きが鈍く、 ハンターαが2マスごとに動くのに対しこちらは1マスごとに動く。 どうも正面ではなく真横に隣接すると、振り向くことも攻撃することもできないようで、一方的になぶり倒す事ができる。 隙が多いので倒しやすいが、攻撃力だけは高いので要注意。 迷宮大消毒 水辺から出現するトラップとして登場。本作においては倒すことはできない。 フロッガー 出典:オリジナル(バイオハザード3 LAST ESCAPE) 登場作品:OUTBREAK OUTBREAK 本作において登場する個体は、野生のカエルがT-ウイルスに感染することで自然発生したもの。 よって、厳密に言えばB.O.W.(Bio Organic Weapon=有機生命体兵器)ではなく、ハンターγとも区別されている。 これは原作におけるケルベロスとゾンビ犬の関係と同様である。 途中セーブができない本作の仕様上、大量に出現する雑魚敵でありながら即死技を持つために、相対的に脅威度が増している。 本作内で与えられている固有名称は、上述の開発チーム内での呼び名に由来すると思われる。 なお本作内で同じ立場であるイビーとは、あちらが固有名称が与えらずに行動パターンが本家と異なり、こちらは固有名称が与えられている一方行動パターンは本家に忠実と、対照的な扱いになっていたりする。 ブラインドハンター 出展:オリジナル 登場作品:新訳、G版、GⅡ版、野比のび太のDead Space 新訳 南校舎3階の蘇りしハンターと差し替えられているが、基本動作は変わらないようだ。 首狩りの硬直を狙えばC4爆弾1発で仕留めることも可能らしい。 G版 通常のハンターαを基に、大量のT-ウイルスを投与し強化された個体。 T-ウイルスの効果により表面の皮膚が腐敗し、視力を失ってしまったが、 聴力が異常発達し、身体能力も大幅に強化されている。 しかし弊害として、ハンター特有の命令を理解をするだけの知能の高さが無くなってしまった。 ただ狩猟本能のままに動き、見つけた獲物を切り刻むだけの存在である。 そのためB.O.W.としては失敗作であり、廃棄処分することが決まっていたようだ。 しかしバイオハザードが起きてしまったためか、逃げ出したいくつかの個体が研究所をさまよっている。 攻撃を食らった時は下手に暴れると死ぬまで解放してくれないようだ。 下手すると二回の攻撃で、首が飛ぶとか。 GⅡ版 基本的にはG版のものと変わらないが、やや弱体化しているようだ。 野比のび太のDead Space 無敵のボスとして登場。本作で登場するものは、正確には「リジェネレーター」であり、ハンターではない。 アルフハンター 出展:オリジナル 登場作品:ソードシリーズ ソードシリーズ 人面ハンター。ビジュアル的にキモい。 名前は内部データのもので低難易度版・高難易度版ともに共通。 高難易度版ではかなり機敏な動きを見せるが、EasyTypeの蘇りしハンターほどではない。 その異様なビジュアルや、人間が怪物に変化する描写などをみるに、CODE Veronicaに登場したモンスタースティーブがモデルではないかと思われる。 ただしあちらとは異なり斧は持っておらず、攻撃力も良心的で無敵ではない。 シャドウハンター 出展:オリジナル 登場作品:EI版、最終闘、迷宮大消毒 EscapeIsland ストーリーで重要な役割を果たす登場人物の一人(作中ではSハンターと省略)。 「タイラントの戦闘能力とハンターの汎用性を併せ持ったB.O.W.」を コンセプトとして、開発された試作の新型で開発者からは「Code:β」と呼ばれていた。 作中では無人島に迷い込んだのび太達を中盤までは陰から、 終盤では直接対面して脱出の手助けをするが……。 最終闘、迷宮大消毒 プレイヤーキャラの一人としてゲスト出演。 上級者向けの性能で扱いは難しいが、EI版で見せた勇姿が再現されている。 LOSSハンターβ 出展:オリジナル 登場作品:EI版 EscapeIsland Sハンターの量産タイプと思わしきB.O.W.。 通常のハンターαと比べ様々な点において強化されているものの、 オリジナル程の能力は獲得できなかったものと思われる(作中でのSハンター曰く「失敗作」とのこと)。 ゲーム序盤~中盤までは中ボスクラスの扱いであったが、 物語終盤からは他の雑魚敵に代わって大量に出現するようになる。 なお、ゲーム中盤に森に戻った際に現れる三体のLOSSハンターβは倒すことはできない。 負け確定イベントなので注意すること。 赤ハンター 出展:オリジナル 登場作品:Insanity Destiny Insanity Destiny ハンターの強化型と思わしき新型B.O.W.。GⅡ版に登場したアレクシアの様に、炎を操る能力を持つ。相手は機敏な動きをするのに対し、こっちは移動速度が大幅に低下する武器しか使えないので倒すのに一苦労する。 ゲーム中で正式名称は確認できず、内部データ上でも「赤ハンター」又は「ハンター赤」としか表記されていないため正式名称は不明。情報求む。 キャラクターファイル目次
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/297.html
前へ 現在の状況(新カントー編最後) 戦う順番で提示 スネオ クロバットLV82 ニドキングLV78 マルマインLV79 ガルーラ LV77 ファイヤーLV85 ポリゴンZLV80 全員への罪滅ぼしとしてレベルを上げる時間を少なくしてしずかと一緒に裏方もこなしたスネオ。 勝負の相手はロケット団三幹部の一人、ヒョウ。 彼は炎のように心を燃やして相手を倒せるのだろうか? しずか フシギバナLV82 ニドクインLV77 ペルシアンLV78 ミロカロスLV80 フリーザーLV85 ムウマージLV79 全員への罪滅ぼしとしてレベルを上げる時間を少なくしてスネオと一緒に裏方もこなしたしずか。 勝負の相手はロケット団三幹部の一人、ハル。 彼女は氷のように心を冷静にして戦えるのか? ジャイアン カイリキーLV85 ダグトリオLV79 ケッキングLV82 プテラ LV83 サンダー LV88 モジャンボLV81 ハナダの洞窟でレベル上げをして最終的にかなり強くなったジャイアン。 勝負の相手はロケット団副首領、カイ。 彼は稲妻のように今までの敗北を男に叩きつけることはできるのか? 出木杉 カメックスLV89 ピジョットLV81 フーディンLV83 ハッサム LV83 エレキブルLV84 ブラッキーLV87 ジャイアンと同じくしてレベルを上げて、その成果を三番目に出した出木杉。 勝負の相手は元ロケット団幹部、ソラ。 最終決戦。決着の行方は? ドラえもん ウインディLV92 ギャラドスLV87 メタグロスLV90 ハピナス LV85 ソーナンスLV85 トゲキッスLV85 幸せ卵、学習装置を駆使して相当自分の実力を上げたドラえもん。 勝負参加予定はなかったが出木杉誘拐の為ロケット団首領、サカキと戦うことになる。 実力はのび太に次いで二番目に高い。 のび太 リザードンLV97 ピカチュウLV93 エーフィ LV95 カビゴン LV94 ラプラス LV94 ミュウ LV100 全員の不思議な飴などを駆使して一人強化されたのび太。 勝負の相手は謎の男、ノメアロD。 最後に手に入れた切り札ミュウで彼は勝てるのだろうか? 主なキャラクターの設定紹介 『カイ』41歳 wiki新カントー物語3で初登場 家族構成 妻シーナ(享年31)8年前死亡 息子セイト(15歳)現在行方不明 娘ソラ(10歳)6の島ジムリーダー ロケット団副首領でサカキの右腕。 サカキに絶対的な忠誠を誓っている。 作戦の発案権を全て任ずる。 長い黒い髪に目つきが悪い為、見た目は不良。 黒いスーツでごまかしているが何処までごまかせているのかは不明。 タバコを愛用して、ライターをいつも持ち歩く(自分の戦術の為かライターを三つ以上携帯する)。 愛用のタバコはAIR SHIP。 性格は飽きっぽく、面倒くさがりやだが、団の時は性格を変える。 基本的には団の事を第一に考える仕事熱心な男だが、家族関係の時だけは別。 悪事に手を染める子供(ソラ)の将来を心配してクビにする等、親らしい所もある。 趣味はチェスで腕はプロ並。 勝負の相手はジャイアン。 手持ちのポケモンはヌオー、カブトプス、オムスター、キングドラ、?、?。 ロケット団会報誌『ROCKET』の発案者でもある。 『一番ロケット団を心配している人。団の事を一番考えている人だと思います』(ソラ談) 同誌でのアンケートで行われた、団員支持率は76%。 隊長以上の階級の者から唯一、全員支持を受けた。 だがめんどくさがりな性格が災いして下の者にほとんど理由を説明しないので下の者には受けが悪い。 『ハル』25歳 wiki新カントー物語3で初登場 ロケット団孤児院出身。 サカキに忠誠を誓う三幹部の一人。通称『赤い恐怖』 主に現場指揮を担当とする幹部。 赤い髪のショートカットで特注の赤いバイクスーツを愛用している。 BMW社製のバイクを愛用している。 性格はワイルド、感情的で行動的。 普段は情に厚く面倒見の良いお姉さん。 しかし余りの情の深さに団員からロケット団は不向きとも言われる。 仲間には甘いが敵には冷酷。 ヒョウとは孤児院時代からのライバル関係。 孤児院時代は実技部門の一位を独占していた。 会報誌で『ライバルはいませんか?』と言う問いに、 『ライバルは一人居るよ。だけどあいつの面白みの無さには呆れるね』とコメントしている。 趣味はバイクと温泉巡り。 勝負の相手はしずか。 しずかとは師弟関係。 手持ちのポケモンはギャロップ、ブーバーン、?、?、?、?。 ロケット団会報誌で幹部一の情熱家と書かれる。 『あいつのおかげで無茶な作戦を立てれる。あいつが居なければ団は成り立たない』(ヒョウ談) 同誌でのアンケートで行われた、団員支持率は83%。 下の者には好かれ、上の者には好かれない様である。 『ヒョウ』25歳 wiki新カントー物語3で初登場 ロケット団孤児院出身。 サカキに忠誠を誓う三幹部の一人。通称『青い恐怖』 主に労働実務を担当とする幹部。 金髪のショートカットで普段は眼鏡をつける(対戦時はコンタクト着用)。 服装に興味は無いがハルに無理やり買わされる等いろいろ気苦労が絶えない。 性格は冷静、理知的、一言で言うならクール。 実は感情の起伏が激しいが、他の幹部が幹部なので普段は表に出す事は無い。 団員からロケット団の為に生まれてきたと言わしめた人物。 仲間に厳しく、上にも厳しい。 ハルとは孤児院時代からのライバル関係。 孤児院時代は学業部門でいつも一位を独占していた。 会報誌で『ライバルはいませんか?』という問いに、 『ライバルは一人居る。だがあいつの破天荒さには呆れるな』とコメントしている。 趣味はトランプタワーと詰め将棋。 勝負の相手はスネオ。 スネオとは師弟関係。 手持ちのポケモンはユキノオー、トドゼルガ、?、?、?、?。 ロケット団会報誌で目立たないが団への貢献度は一番高いと書かれる。 『あいつのおかげで好き勝手出来る。あいつは団に必要不可欠な奴だよ』(ハル談) 同誌でのアンケートで行われた、団員支持率は83%。 下の者に厳しい為下の者には好かれないが、半年居るだけで彼への反抗は支持に代わる。 『ソラ』10歳 wiki新カントー物語3で初登場 家族構成 父カイ(41歳)ロケット団副首領 母シーナ(享年31)8年前死亡 兄セイト(15歳)現在行方不明 ロケット団三幹部の一人。通称『紫の聖女』 カイに忠誠を誓っていたが解任された為ロケット団を退団。 主に撤退、偵察などを担当していた。 紫色の長い髪、いつも悲しそうな表情でボールを見つめている。 母親の形見三匹(カイリュ―、?、?)と自分が使っていた(メガヤンマ、『ネイティオは現在行方不明』) ヒョウとハルの贈り物(?)、カイの退職祝い(?)が現在の手持ち。 カイの退職祝いはレベルが低い為か扱う事が出来ないので現状戦えるのは5匹。 残りの母親の形見は兄が持っていると思われる。 会報誌で『ライバルはいませんか?』という問いに、 『最近ロケット団に立ち向かう、一人の男の人』とコメントしている。 趣味は裁縫と料理。 昔は内気な少女だったが、今は明るく振舞い活発に生きることを目標にしている。 その為か最近は昔より笑顔を見せるようになった。 今現在も兄を探しているが見つかる様子は無い。 現在は6の島ジムリーダーを務める。 勝負の相手は出木杉。 ロケット団会報誌で団の心の安らぎと書かれた。 『よくやってくれている。団で一番若いのに幹部トップの実力とは素晴らしい』(サカキ談) 同誌でのアンケートで行われた、団員支持率は99%。 団人気№1。投票しなかったのはサカキ、カイだけ。 彼女を更迭した事でカイは立場が悪くなった? 『サカキ』 wiki新カントー物語3で初登場 ロケット団首領。 現在わかっている事は本気の手持ちにネンドールがいる事だけである。 ロケット団会報誌では厳しく強い理想のボスと書かれる。 『サカキは王だ。俺達は王に使える兵隊、それを決して忘れるな』(カイ談) 同誌でのアンケートで行われた、団員支持率は97%。 団人気№2。投票しなかったのはソラ(カイ様以外に投票はしません)と一部の下の者。 『ノメアロD』推定年齢15歳 wiki新カントー物語8で初登場 現カントーチャンピオン。 普段はDと呼ばれている。 極度の女顔。 普通に見たら女にしか見えないような華奢な体格。 更に長い青い髪で後ろはポニーテールという見た目が女みたいな顔に拍車をかける。 子供のように無垢で、相手を苦しめることを唯一の生きる意味という。 彼がこの世界の狂いの元凶なのか? ドラえもんとは知り合い? のび太に個人的な恨み(?)があるらしく勝負を挑む。 手持ちのポケモンはラグラージ、ガブリアス、?、?、?、ミュウツー。 余談だが彼の名前は偽名。 彼の本名は考えれば簡単にわかります。 本名から適当な予想できますから暇な人はどうぞ。 『ジュダ』年齢28前後 wiki新カントー物語11で初登場 シルフカンパニー社長御令息。 5の島ジムリーダーを務める。 一応オリキャラだけど現在出番はほとんど無い。 セキエイ本部 全員が中に入ると何かが目に付く。 それは奥でキラキラと光るドア。 『ふふふ、僕の城にようこそ。戦う人がドアを触ってよ。 それ以外の人には手出しできないようになるから。 最初は『青い恐怖』だよ、スネオ君』 アナウンスが流れ終えて全員がスネオを見つめる。 「最初はヒョウさんだ。僕が最初に行くよ」 スネオはそう言ってドアに向かう。 「負けるんじゃねえぞ!」 ジャイアンがスネオに激励の言葉を飛ばす。 「スネオさん、相手はあのヒョウさんよ。油断しないで!」 「油断できるような相手じゃないよ」 しずかの言葉にスネオが愚痴る。 「スネオ、頼むよ。出木杉君の為にも」 ドラえもんが図鑑を開けながら話す。 「スネオ、落ち着いていけば絶対に勝てるよ!」 「違うよ、のび太」 のび太の言葉にスネオが反論する。 「落ち着いていけば勝てるんじゃない。 熱く、相手を燃やす気持ちで戦わなきゃあの人には勝てない」 スネオの言葉にのび太が俯く。 「安心してよ皆。僕は勝ってくる。皆にバトンを渡して見せるよ」 スネオはそう言って扉に触れた。 セキエイ高原 氷の間 スネオが辿り着いた先には金髪で白いタキシードを着た男。 「服装がいつもと違いますね。本気って事ですか? ヒョウさん」 「『氷のイメージをつける』ということで無理やりハルに着せられた。 質がいいのを選んでくれたようだが、俺には合わないような気がするな」 ヒョウは愚痴を言いながらモンスターボールを構える。 「さあ、来い! 俺はお前との戦いを待っていたのだからな!」 スネオが腰から一つのモンスターボールを取る。 「僕も一人のトレーナーとして貴方と戦いたいんです。だから勝負だ、ヒョウさん!」 「ユキノオー!」「ニドキング!」 二人の投げたボールからポケモンが姿を現す。 セキエイ高原本部 「ヒョウさんの戦術が始まったわ」 しずかが呟く。 「どう言う事だ?」 ジャイアンが怪訝そうな顔で聞く。 「最初は必ずユキノオーを出すの。まずは霰状態にするのが氷パーティの基本でしょう?」 「なるほどね。そういえばサントアンヌの時も最初にユキノオーを出してきた」 ドラえもんが相槌を打つ。 「スネオはそれがわかってたからニドキングを出したのか。火炎放射を打てるから」 「ええ。ヒョウさんもそうくる事がわかっていてもユキノオーを出したの。 だからこのユキノオーは犠牲。確実に勝つ為のね」 しずかの解説が終わるのと同時にユキノオーは火炎放射で倒れた。 『次からは僕も知らないポケモンが来る。ここは相手の出方を見よう』 二つ目のボールを構えて、投げるヒョウ。 出てきたのはポワルン。 『ポワルンか! まずはニドキングに火炎放射を打たせよう! 速さならこっちの方が上だ!』 「ニドキング、火炎放射だ!」 「ポワルン、ウェザーボールだ!」 しかしスネオの考えとは裏腹にポワルンはクロバット並みのスピードで攻撃を開始する。 反応することもできずにウェザーボールを直撃するニドキング。 攻撃を受けたニドキングは呆気なく崩れ落ちた。 「馬鹿な! ニドキングがスピード負け!?」 自分の考えにミスが無いことを確信しているスネオは慌ててしまう。 その様子をヒョウは冷静に見つめる。 「次のポケモンを出せ、スネオ」 ヒョウが氷のような冷たい目でスネオを睨みつける。 『焦るな僕! 何かカラクリがあるはずだ! ポワルンのスピードを上げる持ち物とか・・・。 ! そうか、こだわりスカーフだ! ということはクロバット以外だとスピード負けするな。 でもここでクロバットはまだ使えない。ここはあいつで行くしかないな・・・』 スネオは胸からボールを取り出して、投げる。 「行くんだ、ファイヤー!」 ヒョウの目の前に現れる伝説の鳥ポケモン、ファイヤー。 飛んでくる霰を全て蒸発させ相手に威圧感を与える。 「切り札早くも登場か。いいのか?」 「出し惜しみして勝てる相手じゃないでしょう? ヒョウさんは」 スネオの言葉にヒョウは冷たい微笑を浮かべる。 「それもそうだな。では勝負再開といこう! ポワルン、ウェザーボール!」 「ファイヤー、火炎放射!」 ウェザーボールを受けながらもファイヤーは凄い勢いで火炎放射を放つ。 ポワルンは一撃で倒れた。 「お前の切り札、手っ取り早く潰しておいたほうが良さそうだな」 ヒョウはそう言いながら三個目のボールを投げる。 出てきたのはオニゴーリ。 「はは、切り札を出し惜しみするのか。その態度後悔するよ!」 「そう思うならさっさとかかって来い」 スネオはそう言いながらも嫌な汗をかいていた。 あのオニゴーリに何か嫌な予感を感じているからだ。 『でもファイヤーの火炎放射で一撃だ。ダメージ計算ツールでいくらやってもそう出るはず!』 スネオは攻撃する事を決意する。 「ファイヤー、火炎放射だ!」 ファイヤーの火炎放射がオニゴーリに直撃する。 だがオニゴーリは倒れなかった。 「何!?」 「判断を誤ったな。オニゴーリ、大爆発だ!」 刹那、閃光が煌いた。 セキエイ高原本部 「どう言う事だ! あの火炎放射を受けて耐えれるはずねえぞ!?」 ジャイアンが驚きの叫びをあげる。 「ヒョウさんの自信を見ると乱数って言うわけじゃなさそうね」 しずかも今回はわからないようだ。 「アイテムかなあ、気合の鉢巻じゃない?」 のび太の言葉に全員が気付く。 「そうだ! のび太君の言う通りアイテムだよ。多分彼は炎半減の実か気合の襷を持たせていたんだ」 ドラえもんの言葉に全員が頷く。 「シルフを乗っ取った価値はここで出ているわけね」 しずかはそう言いながら、自分達の相手がアイテムを駆使してくることに不安を感じていた。 大爆発の煙が消えて場を見ると二体とも倒れているのが見える。 スネオは早くも切り札ファイヤーを失った。 ファイヤーを回収して考えるスネオ。 『氷ポケモンといえば水ポケモンをイメージする。次はマルマインで行くぞ!』 両者、モンスターボールを構える。 「マルマイン!」「マンムー!」 ヒョウのポケモンを見た瞬間、スネオは自分のミスジャッジを痛感した。 『まずい、一撃でやられるぞ! もうマルマインは切るべきだ!』 「マルマイン、大爆発だ!」 スネオは不利と見て大爆発を指示。 煌く閃光。 勝負はわからなくなってきた。 セキエイ高原本部 「スネオさん、苦しいわね」 しずかが辛そうな表情で呟く。 「ここでマルマインを失ったことはそんなに痛いの?」 ダメージを受けているマンムー。 悪い風に状況を考えても3対3のイーブンにしか見えないのび太。 「彼のエースは恐らくトドゼルガ。僕と戦った時そうだったからね」 のび太はドラえもんが言ってもまだわからないようだ。 「つまり相手のエースに有利なポケモンを失ったんだよ。おまけにスネオは切り札を失った」 言うまでもなくファイヤーである。 のび太にも状況がわかってきた。 「スネオの戦略によるって事だね。スネオの顔を見る限り余裕はなさそうだけど」 のび太が言葉を言って全員の顔が青ざめていく。 全員は心配そうな表情で戦況を見つめた。 次へ
https://w.atwiki.jp/huxwari/pages/16.html
学年 クラス 初等部 1年( 8歳)A B C 2年( 9歳)A B C 3年(10歳)A B C 4年(11歳)A B C 5年(12歳)A B C ※5年生までしかないので現実の小学校と年齢はズレています 中等部 1年(13歳)A B C 2年(14歳)A B C 3年(15歳)A B C 高等部 1年(16歳)A B C 2年(17歳)A B C 3年(18歳)A B C クラスについては特に制限はありませんので自由ですが、 飛び級など、年齢と学年が合っていないものはNGです。 寮について ワリノアは寮制で、学年別にクラス,選択教科無関係で5人1部屋の寮があります(参加順です)
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/150.html
前へ 陸の洞窟。 アスナは日照りの強い地域をしらみつぶしに散策し、ようやくこの洞窟を発見した。 最奥では赤い体色の巨大なポケモンが眠るように立ちすくんでいる。 その鼓動はこの距離からでもアスナに無言の威圧をかけているかのようだ。 「炎ポケモン使いなら一度はゲットしてみたい伝説の炎ポケモン……」 これが送り火山の伝説にあった大陸ポケモン、グラードン。 確実に命中する距離まで近付き、アスナが手に持っているマスターボールを投げようとしたその時。 「誰!」 グラードンの足元で何かが動いた。 「やはり来よったか」 暗闇から現れたのは一人の老人。 その熟練した動きはアスナの投げる動作を牽制している。 「お前さんたちの自由にさせるわけにはいかんのでの。バトルフロンティアでのリベンジをさせてもらおう」 このままではグラードンを捕獲できない。 「ちっ、ジジィ、後悔するよ」 「爺ではない、私の名はウコンだ」 ウコンは杖を振りかざす。 「ウインディよ!」 ウコンが出したのはウインディ。 「あたしと炎ポケモンでやり合おってのかい?上等だよ」 ウインディに対しアスナはバクーダで応戦する。 「しんそくじゃ!」 ウインディが凄まじい速度で先制攻撃をかける。 「バクーダ、じしんで粉砕しな!」 アスナは命令するが、バクーダは動かない。 「どうした、早くやるんだよ!」 「無茶を言うな、そのポケモンは怯んでおる」 ウコンの言うとおり、バクーダは怯んで動けないようだ。 『くっ、なぜしんそくで怯むの?』 アスナはウコンのポケモンに不気味さを感じ、再び地震で攻撃する。 しかし、それは守るによって無効化されてしまう。 「ふぉふぉ、お前さんのバクーダは何をしてるんじゃ?」 『このジジィ、強い……』 「もう一回じし…」 「そろそろ退場してもらおう、ほえろウインディ!」 ウインディが吠えると、バクーダはボールに戻ってしまった。 「ちっ、戦いにくいったらありゃしない!」 アスナは代わりにマグカルゴを繰り出した。 「まぁこいつでも勝利はかたいさ、いわなだれ!」 「すまんな、まもらせてもらう」 ウインディに岩が直撃するが、ダメージがない。 アスナは舌打ちした。 『吠えて1ターン稼いで守るの成功率を上げたのか』 「久々にポケモンにめいれいするんでな、ふぉふぉふぉ」 ウコンは相変わらず笑っている。 「しかし次は防げないよ、いわなだれ!」 「それは痛いからの、交替じゃ」 ウインディが下がり、代わりに現れたのはケッキングだ。 岩雪崩が当たるが、さほどのダメージにはなっていない。 『ケッキングだって!これは本気になったウコンの手持ちね……』 となると、三匹目はアスナと最も相性の悪いあの水ポケモンのはずだ。 「ケッキング、じしん!」 ケッキングの地震攻撃がマグカルゴに直撃し、一撃でその体力をゼロにする。 「ま、まずいわね……」 再びバクーダを繰り出したアスナ。 ケッキングは生来の怠けグセで2ターンに一回しか動けない。 「じしんを食らいな!」 ケッキングに地震がヒットする。 しかしケッキングはまだ沈まない。 『どういうこと?』 岩雪崩と地震の累積ダメージはケッキングといえども耐えきれないはずだ。 その様子を見てウコンの目がさらに細く、鋭くなる。 「アスナとやら、力に溺れてバトルへの集中力を失っているようじゃな」 敵であるウコンに指摘され、神経を研ぎ澄ませるアスナ。 その目がケッキングに付けられている鈴を発見した。 「か、貝殻の鈴……」 「わかったところでもう遅い」 ケッキングの地震がバクーダを直撃した。 貝殻の鈴の効果で再びケッキングの体力が回復する。 「まさか貝殻の鈴、とはね」 「いつもはピントレンズなんじゃが、今回は負けられない戦いでのう」 先のウインディもおそらく王者の印を持たせていたのだろう。 『けど、タネがわかっても不利なことには変わりないわ』 次にアスナが出したのはバクフーン。 しかしウコンは回復の薬でケッキングを完全回復させてしまった。 「このケッキングを一撃で落とせるポケモンを私は持っていない……」 アスナは敗北を予感した。 しかし敗北を悟ったその時、アスナの頭に逆転勝利できる手段が思い浮かんだ。 「バクフーン、えんまく!」 バクフーンから黒い煙が吹き出す。 「ほう、命中率を下げようというのか。しかし一度の煙幕くらいでどうにかなるとは思えんが……」 そういうウコンの後ろで、不意に気流が乱れた。 思わず振り向いたウコンは、「そこにいたはずの」グラードンが消失しているのを目の当たりにする。 そしてグラードンがいたはずの場所にはマスターボールが転がっていた。 「し、しまった……」 マスターボールは煙幕の中から現れたアスナの手に戻る。 「ふふふ、ごめんなさいね」 「ぬぬ、まさかバトル中にグラードンをゲットされてしまうとは……」 ウコンは自分のミスを呪ったが、とりあえず戦うしかない。 ケッキングの地震がバクフーンを戦闘不能にする。 「じゃあ、グラードンのデビュー戦をしましょうか」 アスナが投げたボールから現れるグラードン。 覚醒したグラードンが現れると、一気に洞窟の気温が上昇していく。 「これがグラードンのひでり……」 周囲の天候すら変えてしまうその力にウコンも焦りを隠せない。 「だが、ワシの最後の切り札で倒してみせる。いけ!」 ウコンが繰り出したのは青く輝く四つ足の獣。 その美しい姿からオーロラポケモンと呼ばれる、伝説のポケモン・スイクンだ。 「なみのりを食らえ!」 スイクンの周囲から水が湧きだし、津波となってグラードンに襲い掛かる。 しかしその体力の高さに阻まれ、倒す迄には至らない。 「あら、まずいわね。じゃあ満タンの薬を使うわ」 アスナはグラードンの体力を回復させる。 「何度でも、何度でもなみのりをお見舞いしてやるわ!」 ウコンも一歩も引かない。 その様子を見て、アスナはにやりと笑った。 14回目の波乗りがヒットし、グラードンの巨体が揺らぐ。 しかしその体力はアスナの薬で回復されてしまう。 「まだまだ……もう、一回…波、のりを……」 ウコンの体がふらふらと傾く。 再び波乗りがグラードンを襲うが、やはりアスナの道具がグラードンを回復させてしまう。 ウコンの目が霞む。 「はははっ、じいさんもうダウン寸前じゃないか?」 洞窟内はグラードンの日照り、そして蒸発した波乗りの水蒸気でサウナ状態になっている。 温泉街育ちで耐性のついているアスナに対し、老いたウコンはすでに体力の限界を越えていた。 うすれゆく意識の中、ウコンはフロンティアブレーンの誇りを思い出し、最後の力をこめる。 「負けん、ワシは負けるわけにはいかんのじゃ……なみのりっ!」 しかしウコンの決死の思いも虚しく、スイクンは動かない。 「な、なぜ、じゃ……」 アスナがゲラゲラと笑う。 「じいさん、もうろくしたな。もう波乗りは15回使っちまったよ」 「ぐ、まさかワシが……そんなミスを……」 まだスイクンには吹雪がある、だがそれでも波乗りと同じ結果だ。 「くそ……勝てんかったか、ダツラ……ヒース、お主らに武運を……」 ウコンはゆっくりと崩れ落ちた。 海の洞窟。 イズミは最奥にいた伝説のポケモン「カイオーガ」を捕獲し、意気揚揚と帰るところだった。 「あのアオギリがアクア団を組織してまで追い求めたポケモンが、まさか私の物になるとはね」 アオギリの心酔ぶりも分からないでもない。 カイオーガにはそれだけの力があるのだから…… 「おっと、俺様の前でタダで帰ることはできねえぜ」 前方の岩影から現れたのは一人の男。 「あんた、誰よ」 イズミも突然の遭遇に呆れ返る。 「俺はファクトリーヘッドのダツラだ」 ファクトリーヘッド……確かバトルフロンティアのブレーンに与えられる称号だ。 「バトルフロンティアは出木杉様によって壊滅したはず。再就職先でも探してるのかしら?」 挑発するイズミにもダツラは微動だにしない。 「イズミ、だったな。アクア団より極悪な事に手を染めやがって……」 「あなたに出木杉様の素晴らしさなどわかるはずもありませんわ」 双方の話は噛み合う事無く平行線だ。 ダツラはボールを手に構える。 「フロンティアブレーン相手にカイオーガの使い勝手でも試してみましょうか」 イズミはカイオーガとキングドラを繰り出した。 「ダブルバトルか、おもしろい!」 ダツラも二つのボールを投げた。 現れたのはライチュウとライボルト。 レンタルポケモンを大量に抱えるバトルファクトリーのヘッドらしく、ダツラはかなりのポケモンコレクターでもある。 「カイオーガ対策は万全、ということなのかしら」 イズミは全く動じていない。 『ファクトリーから持ち出せたのはレベル50のものだけだが、勝てない相手ではないはずだ』 ライチュウの10万ボルトがカイオーガを襲う。 「カイオーガ、ねむりなさい」 カイオーガは目を閉じ、体力を回復させる。 「カイオーガのしおふきは脅威、ならば先に倒すしかない!」 続けてライボルトもスパークで攻撃する。 「カイオーガばかり狙ってくるなんて、あなたえげつないわね」 カイオーガはカゴの実を食べて目を覚まし、イズミは回復の薬を使う。 「このまま押し切る!」 ダツラのライチュウが再び10万ボルトでカイオーガを攻撃する。 『これでライボルトのスパークさえ当たれば!』 しかし、そのスパークより先にイズミが叫ぶ。 「カイオーガ、めいそう!」 特防が上がり、スパークを受けても耐えきったカイオーガ。 イズミはキングドラの命令ターンを回復の薬の使用に充てたのだ。 ダツラが歯噛みする。 「ちっ、ダブルバトルじゃなけりゃ……」 「シングルじゃ勝機はゼロでしょうに」 確かにそうだ。 イズミはまた回復の薬を使っている。 このままでは回復と瞑想を繰り返されて敗北してしまうのは明らかだ。 『もう一匹をやるか!』 ダツラはキングドラをターゲットに定めた。 「ライチュウ、10まんぼ…」 「かげぶんしん!」 ライチュウより先にキングドラが動き、影分身でライチュウの攻撃をかわしてしまった。 キングドラはすいすいの効果で素早さが上がっているのだ。 スパークは命中するものの、倒すまでには程遠い。 巧妙に回復を繰り返しながら回避と特防を上げていくイズミ。 すでにダツラのポケモンでは手に負えない事態になっていた。 「俺の負けのようだな」 「あんたが馬鹿だからね」 ダツラが首を傾げる。 水ポケモン対策もしてきた、戦術にもこれといって間違いはないはずだった。 分かっていないダツラにイズミがトドメを刺す。 「その場限りの借り物のポケモンばかり使ってるから、敵の技のデータすら覚えようとしないのよ、アンタは」 そう、カイオーガは捕獲したばかりではレベルが足りず、潮吹きは使えない。 ダツラは基本的な間違いを犯していたのだ。 「そうだ、確かに潮吹きは使えない……しかしそれなら瞑想も使えないはずでは」 イズミが部屋の奥を指差す。 そこには小太りの男が顔面を腫らして気絶していた。 「あれは、技おしえマニア……」 「グラードンを捕獲しにいった奴から連絡があってね。アンタが襲ってくることはお見通しだったのさ」 すべてを見抜かれていた。 ダツラががっくりと肩を落とす。 「俺の負けだ、ここは退くしかないな」 後退りするダツラにイズミが言い放つ。 「だからアンタは馬鹿だっていうのよ、私が危険因子を黙って見逃すとでもいうの?」 イズミの合図と共にカイオーガの鼻先が光り輝く。 「な、なにを……」 「ぜったいれいど!」 カイオーガから放たれた冷気の奔流がダツラを襲い、その体を瞬時に凍らせる。 「絶対零度は瀕死技、だけどそんな状態で何時間もいれば瀕死ではすまないわね」 イズミはカイオーガとキングドラをボールに収めると、悠々と去っていった。 「ん……」 ダツラは意識を取り戻した。 体はまだ自由には動かないが、生きているようだ。 自分は絶対零度を受け、凍らされてしまった。 『なぜ、俺は生きている……』 その時、体に生暖かい物を感じた。 「あ、意識が戻ったみたいですね」 その声を発した主を見てダツラは絶句した。 豊富な脂肪を持つ技おしえマニアが全裸でダツラの体を暖めていたのだ。 「あのまま、死なせてくれればよかったのに……」 体の自由が利かないまま、ダツラの生き地獄は続くのであった。 121番道路。 スネ夫はルネジムに挑戦する前に、戦力アップのためにサファリゾーンに向かっていた。 「出木杉がクリアフラグを立てたとしたら、おそらくあそこも拡張工事が終わってるはずだ」 サファリゾーンには殿堂入り後に現れる新たなゾーンがあり、そこではホウエン以外のポケモンを捕獲できる。 「ツボツボあたりをゲットできれば助かるんだけど……」 ツボツボの防御力は状態異常を使う自分と相性がいい。 その時。 スネ夫の体が影で隠れる。 上を向くと、白と赤の二色で彩られた大きな姿がこちらを見ていた。 「あ、ああああれあれあれは!」 スネ夫はあわててモンスターボールを投げた。 現れたのはクロバット。 「そうか、クリアフラグが立ったということはコイツも現れるんだ!」 黒い眼差しを忘れてしまったことが恨めしい。 「かみつくんだ!」 クロバットに噛み付かれて苦しがる紅白のポケモン。 それはクロバットを振り払うと、再び空へと消えていった。 スネ夫はその興奮にポケモンをボールに戻すことすら忘れて立ち尽くしている。 「そうか、あのポケモンだけは出木杉も容易にはゲットできないんだ」 あれこそが出木杉に対抗できる可能性がある唯一のポケモンかもしれない。 「もしかしたら今のポケモン……ラティアスだけでなく、ラティオスも飛び回ってるかもしれない」 スネ夫は一縷の希望が見えたことに胸を躍らせていた。 空の柱。 レックウザを捕らえるためにここへとやってきたナギ。 しかしレックウザのいる最上階手前には妙な格好をした優男が立ちふさがっていた。 「貴女をレックウザの元に行かせるわけにはまいりません。元ヒワマキジムリーダー、ナギさん」 「ここはカーニバル会場じゃなくてよ」 確かに目の前の男の姿はあまりにもこの場に似付かわしくない派手な姿だ。 羽飾りもかなり痛々しい。 しかしその珍妙男は恥じる事無く自己紹介をはじめた。 「ボクはフロンティアブレーンの一人、ドームスーパースターのヒースと申します」 フロンティアブレーン。 実力はジムリーダーをも凌ぐというポケモンバトルのプロフェッショナルだ。 「そ、そうは見えないわね」 「天空の神と交信しなくなった貴女には、私についている神の姿も見えないんでしょうね」 「天空の神……そんなものもいたわね」 ヒースのその言葉に動揺するも、ナギは引こうとはしない。 「神に愛された男であるこのヒースに貴女は絶対に勝てません……」 「あなたと一緒にその恥知らずな神様も倒してあげるわ」 ナギはチルタリスのボールを放った。 ヒースが繰り出したのはラグラージ。 「厄介なポケモンを持ってるわね」 ナギが呟くのも無理はない。 ラグラージは弱点が少なく有効打を与えにくいポケモンである。 しかしその主力攻撃は地震、水攻撃に注意していればさほどの敵ではない。 「ゴッドバード!」 チルタリスの全身に力がみなぎっていく。 しかし、その攻撃が炸裂することはなかった。 「ラグラージ、れいとうビームを放て!」 ラグラージから発射された冷気のビームが一瞬にしてチルタリスの体力を奪う。 いくら高レベルチルタリスでも、氷攻撃の前にはひとたまりもない。 「神の声が聞こえていれば、ラグラージの氷技も分かっていたかもしれないね」 「そ、そんな……」 ヒースのキザな物言いにムカつくよりも、自分の勝負勘がにぶっていることに愕然とするナギ。 力に溺れるあまり、強引な戦術を使ってしまっているのだろうか? 『そんなことはない、私は以前より強くなったはずよ』 ナギは続けてエアームドを繰り出した。 「かげぶんしん!」 エアームドが何体かに分身する。 「しかし、神に愛されているボクには効果はない!」 分身したにも関わらず、ラグラージの波乗りがエアームドに直撃する。 「う、運がよかったようね」 ナギの言葉にヒースは悲しい顔をする。 「これを運だと思っている時点で貴女に勝ち目はないよ」 ヒースに馬鹿にされたように感じナギは怒りを顕にする。 「エアームド、もう一度かげぶんしん!」 さらに残像が増え、エアームドの本体はどこにいるかわからない。 ラグラージの波乗りも外れてしまった。 「あなたの神様が昼寝している間に、もう一回積ませてもらうわ」 三回目の影分身を行なうエアームド。 ラグラージは攻撃を当てることもできず、ドリルくちばしを連続で受けて戦闘不能になってしまった。 ヒースは無言でラグラージをボールに戻す。 「やはり神を断った貴女のバトルは美しくない。早く終わらせましょう」 現れたのはリザードン。 「華麗にオーバーヒートです!」 リザードンからすさまじい熱波が撃ち出される。 「そんな命中率の低い技が当たると思っているの!」 ナギの言葉にヒースはくるくると回転する。 「ボクはここで攻撃を当てる!それがスーパースターというものさ!」 ヒースの叫びどおり、オーバーヒートがエアームドにヒットし、撃墜する。 「やはり貴女は神に見離されているんだ!」 ヒースの奇妙な動きはさらに速さを増していく。 「あんなナルシスト男に……私が負ける……」 ナギは膝をついた。 「さあ、次のポケモンを出したまえ」 ナギの手持ちはあと2体。 そのうち1体は秘伝要員で戦闘力はゼロ。 『神よ、この状況で私に勝利の秘策をお教えください!』 ナギはあの日以降怠っていた毎日の儀式に身を委ねた。 しかしその返事は返ってこない。 『やはり私は……神に見離された……』 ナギに残されたのはただひとつのモンスターボール。 出木杉から貸し与えられたリザードンだけだ。 「私には、これしか残っていない……」 ナギは力なくボールを宙に投げた。 そこに現れたのはまばゆく輝く神の化身。 七色に輝く羽がはばたく度に虹のような光が放たれている。 「まさか……ホウオウ!」 敵であるヒースも自分以上の美しい姿に思わず見とれてしまう。 「なんで、ホウオウが……」 そういえば旅立ちの直前に出木杉が意味深に笑っていた。 あの時にはもうボールはホウオウにすり替えられていたのだろう。 「出木杉様……私などのために……」 ナギはすでに神など信じていなかった。 信じられるのはこのホウオウの持ち主であるあの方のみ。 ナギは勝ち誇ったようにヒースを見下す。 「そのチンケな劣化ホウオウで本物に勝てるかしら?」 ヒースは立ち直ったナギの顔に迷いが消えているのを感じた。 『神への祈りが通じたとでもいうのか?』 「しかし互いに炎ポケモン同士、ダメージを与えるのは易しくないぞ!」 ヒースの言葉にナギが呆れたように答えた。 「その程度のポケモンと同列にしないでほしいわ。げんしのちから!」 「そ、そうか!しまったぁぁっ!」 ヒースの後悔もすでに遅く、ホウオウのすさまじい怪力がリザードンを襲う。 岩技である原始の力はリザードンの最大の弱点。 その攻撃に耐えられるはずもなく一撃でやられてしまった。 「あははは、ホウオウがさらに力を増したわ!」 ホウオウのオーラがさらに強くなっている。 原始の力の能力上昇効果だ。 「くそ、最後に残されたのはこの一体のみ!」 ヒースが投げたボールから現れたのはメダグロス。 何人もの挑戦者を退けたヒースの切り札である。 「神よ、私に力を与えたま……」 ヒースの言葉はここで止まった。 目の前のホウオウが七色の炎を吐き出したからだ。 「う、うつく…しい……」 聖なる炎の洗礼を受け、ヒースとメダグロスは光の中に消えていった。 「ふう、終わったわね」 ナギの足元にはキモイ服装のところどころが焼け焦げたヒースが倒れている。 「貴女は…神と話せたのか……」 そう問い掛けるヒースの顔面を踏み付けるナギ。 「いぎっ!顔は、顔はやめろ!」 「神なんていないわ。私を救ったのは私の主人、神ではない」 ナギはヒースの背中に付いている羽飾りを乱暴に引きちぎる。 「や、やめてくれっ!羽がないと、羽がないと……」 「羽をもがれたスーパースターがどんな様で帰るのか見物ね」 ただのタイツ男にされてしまったヒースを放置し、ナギは空の柱の最上階に向かう。 そこには緑色の巨体がとぐろを巻いて横たわっている。 ナギはその緑の塊…レックウザにマスターボールを投げた。 「ふふふ、これで我々の戦力は完璧。誰であろうと出木杉様に手を出すことはできないわ」 レックウザの収められたボールを握りながら冷たく笑うナギ。 その心はすでに出木杉のほうしか向いていない…… しばらく後。 「ヒース、無事か!」 ナギとの戦いの跡地に現れたのはジンダイ。 ヒースは塔の壁にその体を横たえていた。 ジンダイはヒースの無残な姿を見て目論みが失敗したことを感じた。 「やはり、勝てなかったか」 「その口振りからすると、ダツラやウコン爺も勝てなかったんですね」 ヒースの問いに無言で答えるジンダイ。 ヒースは塔の天井を見上げ、ぽつりと呟いた。 「あーあ、フロンティアブレーンもこれじゃ形無しですね。」 「ああ、我々は決められたルール内で戦いすぎた。彼らのような相手を戦うのは難しいのかもしれん」 そういうジンダイの顔が暗い。 「ジンダイさん、どうしたんですか?」 ヒースに問われ、ジンダイが重い口を開く。 「私のポケモンが盗まれた……」 「盗まれた?どういうことでしょう」 ヒースが疑問に思うのも無理はない。 データ通信以外の手段で他人のポケモンを奪っても、それを扱うことはできない。 「盗まれたのはフリーザー、サンダー、ファイヤー。俺の切り札だ」 ジンダイは探検家、冒険家としても有名だ。 いくらかの幻といわれるポケモンも所持しているが、その中でも別格の3体だ。 「暗がりでしか確認できなかったが、盗んだのはそれは「2頭身で丸い頭を持つ奇妙な生物」だった」 ヒースは首を傾げる。パッチールだろうか? 二人にもそれが何なのかは分からなかった…… キナギタウン。 再び集結したフロンティアブレーン達はウコンの病室にいた。 ダツラ、ヒースの怪我はそれほどでもなかったが、ウコンはまだ体を動かせるほどには回復していない。 「全員失敗か。我らの力も堕ちたものだ」 ウコンがベッドから体を起こす。 ヒースもダツラもただ悔しさを噛み締めるだけだ。 ジンダイがヒースとダツラにサイコソーダの缶を投げ、話し始める。 「我らの直面した問題はふたつ。まずはポケモンリーグ占拠事件」 デキスギという少年が不当な行為でポケモンリーグを占拠し、自らをチャンピオンとして部下(ツツジ、ナギ、イズミ、アスナ)を四天王に据えたこと。 彼らはホウエン地方に伝わる伝説のポケモンを入手し、その力を欲しいままにしている。 「バトルフロンティアも壊滅し、有望なトレーナー達はほとんど再起不能だ」 「リラ、アザミ、コゴミもな……」 ダツラが行き場のない怒りを壁にぶつける。 「しかし希望がないわけでもない。デキスギの元仲間だった少年達は力をつけてきているはず」 ジンダイの見つけたスネ夫という少年、彼とその仲間達ならこの事態をなんとかできるかもしれない。 「彼らには我々が極力バックアップをしてやろうと思う」 全員が頷く。 自分達は戦いに敗北した、リベンジするよりは若い可能性に賭けてみるしかない。 ウコンが口を挟む。 「だがバックアップしようにも、もうひとつの問題が邪魔をしよった」 ジンダイが悔しそうに頷く。 「ウコン殿の言う通りだ。第2の問題、伝説のポケモンの窃盗事件だ」 ジンダイの3鳥が盗まれた事件。 これは犯人の目的もデキスギとの関連も分かっていない。 「そしてついさっき分かったことだが、ウコン殿のスイクンも盗まれている」 ウコンはアスナとの戦いのあと、ジンダイに助けられて気が付いたときにはスイクンのボールは失われていた。 「どうなってるんだ?」 ヒースも空の柱から帰ってくるまでにいろいろ考えてみたが、答えは見つからない。 「とにかく、何かが動いてるのは確かだ。ヒース、お前のラティアスは大丈夫か?」 ヒースは複雑な顔で答えた。 「今となってはよかったのか悪かったのかは分からないが、ラティアスは空の柱に向かう前に逃がしたよ」 ダツラが驚く。 「お前のお気に入りだったじゃねえか!」 「あのラティアスを捕獲できるほどのトレーナーが現れればもしや、と期待しちゃってね……」 さびしく笑いながら遠い目で窓の外を見るヒース。 「とにかく、今の我らにできることをやるしかない」 ジンダイの言葉に皆が頷く。 「窃盗事件は私に任せてくれ、犯人の姿を見たのは私だけだからな」 ジンダイがそう言うと、ダツラはありったけのモンスターボールを抱えながら笑う。 「オレはキンセツに向かう。ファクトリーヘッドにしかできないことがあるからな」 「ボクはウコン爺が回復したらルネに向かうよ。その少年達に合流する」 ヒースが新しい羽飾りをひらひらさせる。 「では、何かあればポケナビで連絡を取り合おう」 ウコンの言葉を最後に、ジンダイとダツラはこの場を去り、ウコンは再びベッドに体を沈めた。 「ヒース」 「なんだい?」 ウコンは何かを言おうとしたが、その言葉を飲み込んだ。 「いや、なんでもない。ただ……」 ウコンは目を閉じながら呟く。 「決して油断するでないぞ。どんなときも、どんなときもじゃ」 「?」 その言葉の意味が分からず、ヒースは首を傾げた。 127番水道。 ドラえもん、のび太、しずかの三人はポケモン達を鍛えながらルネに向け進んでいた。 のび太は結局ドラえもんのホエルオーに乗って移動していた。 「あーあ、僕もポケモンで波乗りしたいや」 「じゃあ君のスターミーに乗る?」 「……」 ヒトデマンからスターミーに進化させて少しは大型化したが、やはり乗り方は二択。 以前のような嘔吐や遭難はこりごりと、のび太も仕方なく諦めていた。 そのとき、先行してミロカロスで波乗りしているしずかから声がかかった。 「ん、どうしたんだろ……」 しずかの指差す先には怪しげなヒレが波を割いて泳いでいた。 「あれは、サメハダー?」 以前のび太が釣ろうとしても釣れなかったキバニアの進化系だ。 「ドラえもん、あれに乗りたい!」 「いや、のび太くん、あれはやめたほうが……」 そう忠告ドラえもんの声は全く聞こえていない。 『あーあ、あんなのに乗ったら鮫肌で傷だらけになっちゃうよ』 のび太はホエルオーの先端に立ってすでに戦闘準備万端だ。 「よし行け、ピー助!」 トロピウスが現れ、サメハダーの上空を旋回しはじめる。 「のび太くん、ソーラービームは倒しちゃうから使っちゃダメだよ!」 ドラえもんのアドバイスが飛ぶ。 「そんなことわかってるよ。ピー助、そらをとんで攻撃だ!」 のび太の命令でピー助が天高く舞い上がる。 サメハダーは嫌な音を出すがトロピウスには聞こえていない。 十分な距離をとったトロピウスが急降下し、サメハダーに一撃を加える。 鮫肌と、返す刀で切り裂かれたダメージがあるが、トロピウスはまだまだ元気だ。 「のび太くん、今だ!」 「よし、いけ!ハイパーボール!」 のび太が渾身の力を込めて投げたボールは サメハダーから遠く離れた右の空に飛んでいった…… 「あれれ……」 ドラえもんは思わず顔を覆った。 のび太が野球が下手なことは分かっていたはずだ。 この距離での命中率はいいとこ40%だろう。 「あれっ?」 のび太の声が聞こえる。 恐る恐る顔を上げてみると、のび太は左下を見ている。 正面のサメハダーはすでに海面から姿を消していた。 ドラえもんものび太の視線を追うように左下の海面を覗き込む。 「え?どうして……」 そこには右の空に飛んでいったはずのハイパーボールが波間に浮かんでいた。 ハイパーボールを回収するのび太。 ドラえもん、そしてホエルオーに乗り移ったしずかも駆け寄ってきた。 「どういうこと?」 「私はサメハダーを見てたから……」 ドラえもんの問いにしずかは首を振る。 二人がのび太のほうを向くと、のび太は起こったことを語り始めた。 「ボールが跳ね返ったんだ。で、目の前を通って左側に……」 ドラえもんがハイパーボールを見てみると、中に何かが入っているようだ。 「ねえのび太くん、何か入ってるよ」 のび太は恐る恐るボールから「何か」を解放する。 紅白に彩られた大きなポケモンが現れた。 宙に浮くそのポケモンは不思議そうな顔をしてのび太を見つめている。 「あら、かわいい」 しずかが場違いな声を上げる。 「もしかして空を飛んでたコイツに偶然当たった……なんてことは……」 あるはずがない、と言おうとしたドラえもんは口をつぐんだ。 のび太はどちらかといえば不幸だが、時々とんでもない幸運を呼び込む事がある。 「ど、どうだい!こんなすごいの捕まえちゃった!」 ドラえもんは図鑑を調べる。 無限ポケモン、ラティアス。 どうやら人前に姿を現さないかなり珍しいポケモンのようだ。 「過程はどうあれ、すごいやのび太くん……」 ドラえもんは呆れたような感心したような、複雑な気持ちだった。 ルネシティ。 スネ夫がラティアスに傷を負わせたおかげで、のび太がそれをゲットしたことを当の本人は知らない。 「よし、さっさとルネジムを攻略するか」 スネ夫はルネジムに入った。 メモ帳とにらめっこしながら氷の床を踏むスネ夫。 答えはすべてそれに書いてある。 順調に氷の床を渡り最奥まで行き着くと、そこにはジムリーダーであるアダンが立っていた。 「よ、よかった。どうやら普通の挑戦者みたいだな」 アダンは何やら落ち着きがない。 「どうしたの、おっさん」 「おっさ……まぁいい。実は先日の挑戦者がひどい少年でな。無礼だし歌は騒音だし」 アダンがこめかみにしわを寄せる。 『アダン様が愚痴っておられる』 『確かに前回のバトルはひどかったからな』 ギャラリーからひそひそ声が聞こえる。 スネ夫はすぐにピンときた、その挑戦者はジャイアンだ。 「さて、バトルを始めようか」 アダンはラブカスのボールを投げ、スネ夫はジュカインを繰り出した。 「そっちの手持ちは全て研究済みさ、リーフブレード!」 ジュカインのリーフブレードがラブカスを一閃した。 「やはりラブカスでは力不足だな」 アダンがポケモンを収める。 『って、多分毎回言ってるんだろうな』 スネ夫が心の中で笑う。 「次は…」 「ナマズンでしょ。ぶった切ってあげるから早くだしなよ」 アダンは憎々しげにスネ夫を睨みながらナマズンを繰り出す。 そしてスネ夫の予告どおりリーフブレードの一撃で沈んでしまった。 『ああ、また無礼な挑戦者だわ』 『手持ちを先読みされて、アダン様のあの屈辱に歪んだ顔、りりしいわ』 外野の声にさらに顔を歪ませるアダン。 そんなアダンを知ってか知らずか、スネ夫のつぶやきが聞こえる。 「あー、あとはトドグラー、シザリガー、キングドラか。全部一発だな」 「これがバッジだ、さっさと持って帰ってくれ」 完全に不貞腐れたアダンからバッジをもらったスネ夫。 ついでにアダンに質問する。 「あの、ミクリって人を探してるんだけど」 秘伝マシンを入手するため、ミクリに会わなければならない。 だがアダンから返ってきた言葉はその計画をブチ壊すものだった。 「ミクリはポケモンリーグで何者かに敗れて行方不明だ」 そうか、ミクリはチャンピオンだった。 『これじゃあポケモンリーグに行けないじゃないか!』 スネ夫は目の前が真っ暗になったが、まだ望みはある。 「くそ、手間はかかるけど仕方ないか……」 スネ夫はルネジムを後にした。 次へ
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/263.html
前へ 日は高く昇り、地表を照らしている。 緑に映えた木々は道を挟んでいた―― 「ねえ、何で急に出しっぱなしにしたの?」 スズナに不意にきかれ、ジャイアンは首だけ振り返る。 スズナは並列して歩くココドラを示していた。 「そりゃぁ、ずっとボールの中じゃ可哀相だと思ってな! 他の奴も出していいんだけどな」 すると、スズナは露骨に嫌そうな顔をする。 「先にいっておくけど、リオルだけはやめてよね」 前の町では、リオルのある収集癖によってひどい目にあった。 スズナはずっとそれを気にかけていたのだ。 「?……別に出してもいいだろ?」 ジャイアンは昔のことをとっくに忘れたかのようにいう 〔その顔はにやけている〕。 スズナは身振りを強めた。 「絶対、嫌!」「いや、だから何d」「何?そんなに言ってほしいの?」 「べ、別に言ってほしいとかそうじゃ」「ほら、やっぱりわかってて 言ったんじゃない!」 痛い所を突かれ、ジャイアンはしどろもどろする。 スズナは少し頬を膨らませて先へ進み出た。 「……あ」(そういえば)ジャイアンは思いつくが速く手を伸ばす。 「?何が……ひゃぁぅ!!」 スズナの素っ頓狂な声が響く。 ジャイアンの手がスズナの髪の束をつかんでいた。 「ちょっと、離しなさ、ひゃっ!ぁ、やめ」 (へん、俺のことこけにしやがって!)「へへ、こうすれば何も言えま…… お、おい暴れるなよ!!」 ジャイアンが叫ぶが、スズナの発狂は止まらなかった。 奇妙な笑い方と共にのけぞるスズナ。 その時ジャイアンはスズナの足が高く振り上げられていることに気づいた。 (!!……くそ! こっち向きじゃ、見えねえ) ジャイアンは何とか回り込もうとしたが無理だった。 ‘いやいや、グッジョブですぜ、兄貴 ココドラは丁度いい角度からジャイアンに感謝した。 そうしている内に、一向は三叉路に踏み出た…… 「ねえ、それ何で乗っけてるの?」 のび太は今更ながらにきいた。 「?乗っけちゃ悪いか?」 ハヤトは不思議そうな顔をする。 その頭には、あの『SOS』を届けたムックルがいた。 ムックルは人のポケモンなので、ボールにはしまえないのだ。 「……いや、別に」 と言うのび太〔内心は笑いを堪えて必死〕。 常日頃から真顔であるハヤト。 のび太の問いを気に留めた様子はさらさら無かった。 そうしている内に、三叉路に踏み出していた。 こうして―― (ん、あれ?) (お、もしや) (え、ちょっと) (な、こいつ……) 四人は―― 「「「「あっ!!」」」」 異口同音。 落ち合った―― 次の町へ続く道。 その道の始まりにて。 ゲームは狂い始めた。 誰もが予期せぬ方向へ。 異常な事態は町へ着いてからも起こった。 久しぶりの再開で力強く抱き合ったジャイアンとのび太 〔大方ジャイアンの締め技だった〕。 二人はそれぞれの仲間に友達を紹介した。 そして、ポケモンセンターに入ったときだった。 「あ、あなたたち紫色のボールを持っているわね」 突然ジョーイに呼びかけられ、ジャイアンとのび太は頷く。 「あなたたち、お友達が二階で待っているわよ!」 その言葉に二人は顔を見合わせる。 紫色のボール。 そう、ゲーム開始時に受け取り、最初のポケモンを手に入れたボール。 それが召集のキーになっているということは―― ジャイアンとのび太は急いで二階に駆け上がる。 「あ、いっちゃった……」 スズナはそうつぶやき、ジャイアンの背中を見送った。 ふと、ハヤトとスズナの目が合う。 スズナの食い入るような目に、ハヤトは怪訝そうな顔をする。 「何だ?」 ハヤトは耐え切れなくなってきいた。 「ねえ、どうして頭にムックル乗せてるの?」 「関係ないだろ」「うん」「じゃあ何できく?」「何となくよ」 ハヤトは顔を反らした。 言い合いが嫌になったわけでもない。 ただ、スズナの目線が気に食わなかったのだ。 「やっときたね」 まず二人を迎えた少年。 「よおスネ夫!」 ジャイアンが挨拶する。「やっぱりお前だったか!」 「ああ、それと……」 スネ夫は奥を示す。 一人のお下げの少女が立っている。 「やあしずk」「しずちゃん!!」 のび太の言葉を切ってジャイアンが再び挨拶しる。 一瞬無表情だったしずかも、すぐに微笑み返した。 「呼んだのは僕らじゃないんだ」 スネ夫は弁解する。 「僕としずちゃんが来たときにも、紫のボールの所持者として連れてこられた。 おそらくゲームプレイヤー全員ここにあつまるはずなんだ」 「最初に到着したのはあたしよ。みんなを合わせて四人、来たことになるわ」 「ええと、最初にあったボールは六つだから……」 ジャイアンは思い出すように言う。 「あと二つ。盗まれたぶんだよ」 のび太が答える。 ジャイアンがはっとして、にやりとする。 「そうか、盗んだ奴がわかるのか……懲らしめてやんなきゃな!!」 ジャイアンは腕を鳴らした。 その時、誰かが昇ってきた。 全員がその人物を見る。 前言の通りなら、ジャイアンはその人物に制裁を加えるはずだったが…… 「じゃ、ジャイ子!!」 ジャイアンの愕然とした声が響く。 「お兄ちゃん! 会いたかった!!」 ジャイ子は兄に抱きついた。 (……い、妹を殴るわけにはいかねぇ!) 困るジャイアンの前に更なる人物が登場する。 「やあ、兄さん!!」 その人物の軽快な返事に答えたのは、スネ夫。 「スネキチ!スネキチじゃないか!」 スネ夫はスネキチに駆け寄った。 「お前なんで、……そういやアメリカから帰国するっていってたっけ」 スネ夫がスネキチの頭を撫でながら 「これで、六人そろったわk……」 言葉は途切れた。 目の前に登場した人物。それは 「出木杉!!?」 それだけでは無かった。出木杉の後ろから彼は姿を現した。 「……ドラえもん?」 のび太は声を掛けた。小さく、しかしはっきりと。 その姿は確かにドラえもんだった。 ――挑戦者、八名―― のび太、ジャイアン、スネ夫、しずか、ジャイ子、スネツグ、出木杉、そしてドラえもん。 ゲーム参加者は六人のはず。だが、その場の人数はそれを超越している。 全ての真実を知っているものはまだ、八人の中にはいなかった。 ――結局、八人が幾ら語り合っても、解決にはいたらなかった。 空が暮れなずむ。燃え盛る日は没し、青白い月が地を照らす。 この町の名はフスリ。 町の中心には、高い高いビルが聳えていた。 月光を浴びる高層建築物。それはこの町の黒い象徴。 突然十人分の宿泊予約が入り、ジョーイも驚いただろう。 ジョーイは八人を部屋へ案内した。 東側に伸びる通路。それを挟む様に十の部屋の扉がある。 のび太がドラえもんに何か耳打ちして、南側の部屋に入る。 ドラえもんがその右隣。 ドラえもんの左に二つ。しずかはそこに入った。 南側の一番右にハヤト。 その相向かいの部屋に、スネ夫がスネツグに別れを告げて入る。 スネツグはスネ夫の右隣。 その隣にジャイアンが入ると、ジャイ子、スズナの順にその側が埋まる。 出木杉がスズナの相向かいに入ると、ジョーイは一息ついて消灯した。 「やれやれ、今日は変な日ね……」 ジョーイは仕事場に戻っていった。 暫くして、一つ扉が開く。 北側の丁度真ん中の部屋。 そして南側の丁度真ん中からも誰かが出てくる。 最初に出てきた方は驚いた。 「まさか、……そうなのか?」 きかれた方はただ頷く。 「急いだ方がよさそう」 二人は通路の闇に塗れた。 (フスリ中心公園――メールの通りか) ジャイアンは走りながら公園を確認した。 (鋼同盟からのメール。それに書いてあった通り来たわけだ。 まどろっこしいことしやがるぜ) そう思いながら、ジャイアンはメールを握り締めた。 鋼同盟からのメカニカルメール。そこに書いてあったのはこうだ。 〈鋼タイプを持っているあなたへ。 あなたに話すことがあります。 次の町の中心公園にて、お待ちしております。 そこで会いましょう。 他にも集まる方はいます。 なお、我々は常にあなたのことを見張っています。 もし誰かに話したら、仲間の命はありません。 鋼同盟――『鋭羽』より〉 (俺がこのメールを手に入れたのは前の町に入る直前。 リオルが仲間になる前だ。 たしかリオルは鋼だが、ゲットする前にメールが来た。 てことは、この鋼タイプってのはココドラのことか。 見張られていたのは一日やそこらじゃないな。 ……しかし鋼タイプ使いにくるメールなら……) ジャイアンは先を走る姿をじっと見た。 (しずちゃんも何か鋼タイプを持ってるわけか) そう、しずかもメールを受け取っていたのだ。 それはあの銭湯で受け取ったメール。 鋼同盟からの召集メールを。 公園に一人の人物が待っていた。 「待っていたぞ。君たち」 その人物が告げる。 「……あなたは」「!!……お前は!!」 二人の前に立つ人物は頭にムックルを乗せて冷静に立っている。 「確かハヤトだったよな」 ジャイアンが確認する。 ハヤトはムックルを落とさないよう頷く。 「いかにも。そして、同盟での名は鋭羽だ。 ポケモンを使って来なかったことはよかった。 この町でポケモンを出すと少々やっかいだからな。 うっかり伝え忘れてしまった」 「ということは、メールを渡したのはあなたなのね」 しずかが鋭く問う。 ハヤトは再び頷く。 「俺の鋼ポケモンはエアームド。 エアームドにメールを括りつけ、君たちのいる町へ届けた。 エアームドの嘴は鋭い。括った紐を取るのは容易い。 さて、君たちを呼んだのは、他でもない」 ハヤトは一瞬間をおく。 「我々への加入をしてもらいたい。 さあ、もしよければ」「待ってくれ」 ジャイアンが話の腰を折る。 「あんたらの事を教えてくれ。一体なんなんだ。鋼同盟ってのは」 「確かにそうね」しずかが同調する。「まさかわけのわからないまま 連れ込むなんてことないわ」 ハヤトは面倒そうな顔をするが、すぐに平静を保つ。 「俺が話せる限りだが、話してやろう。 俺は鋼同盟は各地の優秀な鋼ポケモン使いで構成されている。 鋼の如く強硬な精神の元で、正義のために武力行使する。 それが我々だ。秘密裏に働く警察のようなものだな。 存在は警察でも上層部しか知らない。そしてその方々は我々を認め、 任務を送ることもある。 その大方は、表向きには出せない裏の事件の解決だ。 表には健全さを保っている組織などは、表向きに事件のことをばらしても 民衆が反発する。 そこで我々が裏から組織のボスを捕らえ、潰す訳だ」 (警察というより殺し屋のようなものね) しずかはそう思いながら相槌をうつ。 「そして」ハヤトの話は続く。「我々が数年前に任務を渡され、 以来梃子摺っている組織がある」 ハヤトは指を向けた。その方向へ、ジャイアンとしずかの目が向く。 町の中心の大きな黒い建造物だ。 「『フスリの振興』と呼ばれる会社だ。実際この町の振興には欠かせない大会社。 だがその裏である組織が働いている。それが『ロケット団』」 その言葉に、ジャイアンとしずかはピンとくる。 ポケモンを持っているものなら誰もが知っている敵。 ロケット団の名が耳に飛び込んできたのだから。 「ロケット団って、マジかよ」 ジャイアンが思わず口を出す。 「なんだ、名を知っているのか。なら話が速いだろう。 そう、奴らは悪の組織だ。まるで毒薬のように、見えないところで全てを蝕む。 フスリの名を借りて、会社を設立した。 会社の裏で奴らは行動している。 金儲け、そしてその資金はある研究所に運ばれているそうだ。 我々の調査で、漸く組織のアジトがここだとわかった。 しかし信仰者のような民衆が邪魔で会社をつぶすのは難しい。 下級の警察は鋼同盟を知らないからな。我々を怪しい奴らと決め込んだ。 おかげで同盟は総帥と四幹部以外全て会社に伝わった。 警察の上層部が何とか言ってくれればよかったものを…… おかげで民衆は我々を拒む。 俺はこの仕事を任されたんだ。四幹部の一人として。 暫く手詰まりだったが、ある時知らせが飛び込んだ。 俺はジムリーダーでもあるからな、他のジムからの連絡が来る。 その連絡によると、凄腕のジム破りが現れたらしい。 数日もすると他のジムからも連絡が来た。ジム破りなんて滅多にないことだ。 もしかするとそいつらは仲間なんじゃないか? 俺はふと思いついた。 俺は自分のところにジム破りが来ることを待った。 そして、のび太という少年が来た。ジム破りをしにな。 俺はその少年に無理やり言い訳をして旅に同行した。 そしてお前らのことを聞き、エアームドを送った。 もし鋼タイプを使う者がいたらメールを届けてくれ、と命令して。 それが、お前らのところに届いたメールの正体だ」 長い話だが、ジャイアンはその意味を理解した。 「俺らが強いから、その、ロケット団を倒すため協力しろってのか」 ハヤトは頷く。「返事は総帥にすぐ伝える。さあ、返事を」 「論外だ」 ジャイアンはどっかの漫画で書いてあった台詞を使ってみた。 ハヤトは眉を吊り上げる。「なぜだ?」 「俺らはお前らの同盟に関わってる暇はないんだ。 速くやらなくちゃならないことがあるんでな」 「あたしもそう。わざわざあなたたちに関わっている暇は無いの」 しずかの辛辣な言葉にハヤトは舌打ちする。 「総帥はお前らを欲している」 「だから何だ?無理やり連れて行くか?」 ジャイアンが問い詰めるが、ハヤトは首を横に振る。 「いや、仕方ない。今はまだ。 だが、覚えておけ。いつか我々は再びお前らの元に現れる。 おそらく我々がさらに困窮しているときだ。 その時は鋼の意思で、お前たちを連れて行く」 そう言うと、ハヤトは公園を去った。 ジャイアンはしずかと別々の道を通っていった。 一人になりたかったのだ。 しずかも同じく一人で考えていたかった。 自分が鋼同盟を蹴ったことを。 (あたし、本当はどうしたいのかしら) しずかは自問していた。 実はしずかはあることを考えていた。 この世界も悪くない。それに鋼同盟に入れば秘密裏にあらゆることができる。 それはしずかが望んでいたこと。 予想通り、鋼同盟の存在は大きかった。 そして、入るのか…… 数分前―― スズナは窓を覗いた。 あるポケモンの羽ばたきが聞こえたのだ。 そこにいたのはドンカラス、それに乗った男。 そして、 「あれは、武の妹じゃない」 ジャイ子がそこにいた。 ドンカラスに乗った男と話している。 男の名はアカギ。 スズナはその風貌を見て、前にジャイアンが話していた『悪い奴』を思い出した。 「そうだ、武の町を襲った『悪い奴』!」 それはジャイアンが旅の途中でごまかしに使ったウソだった。 スズナは急いで階下に降りた。 次へ