約 651,614 件
https://w.atwiki.jp/mofumohu/pages/21.html
6月26日 交流戦21 00~ お相手様 #量産型赤貝 試合形式 勝ちぬき 3連勝制限 大将無制限 会場 #もふもふ赤貝 募集人数 15人程度 結果 エントリー 【IRC名】【プロフ】【希望する順】【ホスト可否】【一言】 【IRC名】N_Itachi【プロフ】猫鼬【希望する順】どこでも【ホスト可否】可【一言】今の僕の中で一番熱い猫はノルウェージャンフォレストキャットです(キリッ -- 鼬 (2010-06-14 01 48 33) 【IRC名】sunflower【プロフ】サンフラワー【希望する順】できれば最初の方【ホスト可否】可【一言】オイラに任せときニャって~ -- ひまわり (2010-06-14 01 59 36) 【IRC名】sikigami【プロフ】式神【希望順】どこでも【ホスト可否】可【一言】そちらのchにリベンジしたい人がいるんでぇ… -- 式神 (2010-06-14 03 04 20) 【IRC名】motsunabe【プロフ】ふもっふ大統領【希望する順】始めの方で【ホスト可否】可【一言】Yes, we mofu! -- もつ鍋 (2010-06-15 01 25 09) 【IRC名】nemusu【プロフ】ねむす【希望する順】5【ホスト可否】可【一言】 (jouchijin) / ´д`\ アリーヴェデルチ! -- ねむす (2010-06-15 17 12 27) 【IRC名】suzu-【プロフ】suzu【希望する順】お任せ【ホスト可否】可【一言】通れば正義! -- suzu (2010-06-15 23 35 56) 【IRC名】housenka【プロフ】花嫁修業@鳳仙花【希望する順】ランダム【ホスト可否】可能【一言】|ω;)勝っていいすわぁ・・・? -- 鳳仙花 (2010-06-16 22 37 57) 【IRC名】oeyama【プロフ】エロ担当【希望する順】にんっしry【ホスト可否】可【一言】 今度は参加側 -- 名無しさん (2010-06-17 01 56 54) 【IRC名】kurotama【プロフ】くろねこ【希望する順】黄昏ランダム【ホスト可否】可【一言】 最近はマスコット勢だ -- くろねこ (2010-06-23 00 04 49) 【tumibkr】【罪袋少佐】【どこでも】【ホスト可】【補欠登録、そしていつものように違う書き込み形式】 -- (罪) (2010-06-23 00 12 05) 【IRC名】ALCO【プロフ】ΣALCO【希望する順】欲望の1番【ホスト可否】可【一言】死因:目の前に関羽 -- 名無しさん (2010-06-23 19 54 37) 【IRC名】kyouzyu【プロフ】京樹【希望する順】どこでもどこでもー【ホスト可否】否【一言】カップルのマンネリ打破には男を戦場へ送るに限る ところで兎と猫選ぶならどっち? -- きょーじゅ (2010-06-23 19 58 06) 【IRC名】kuuaru【プロフ】橙の式【希望する順】どこでもー【ホスト可否】不可【一言】あぁ、なんて橙日和なんだろう -- く~ある (2010-06-24 15 16 08) 【IRC名】korou【プロフ】狐楼【希望する順】どこでも【ホスト可否】可【一言】狐って、いいよね -- ころう (2010-06-24 20 30 29) 【IRC名】saiBAN【プロフ】人形裁判【希望する順】前のほう【ホスト可否】おk【一言】ごめんなさいばん☆ -- さい☆ばん (2010-06-24 20 36 26) 【IRC名】Fuzz【プロフ】ふぁず【希望する順】前の方【ホスト可否】可能【一言】枠空いてるんかな(・・ -- ふぁず (2010-06-26 12 15 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/5420.html
【検索用 きみのこえつきよのまんなか 登録タグ 2009年 VOCALOID き もじゃぶた 初音ミク 曲 曲か】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:もじゃぶた 作曲:もじゃぶた 編曲:もじゃぶた 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『君の声、月夜の真ん中』(きみのこえ、つきよのまんなか) ジャンルが説明出来ない、疾走感のあるバラードの様な歌 アルペジオのアコギ、疾走感のある太鼓、優しいピアノ等異種な音が組み合わさりながら成立している 夏の夜の様な潤いのあるメロディに突如重なる疾走感のある太鼓の音に癒されるつつ何かに駆り立られる 歌詞 傾きだす秤の上 時世は虚ろな夏雨 明日醒めるその瞬間 君は壊れたまま 空 水の音 月夜の真ん中 君の眼に映した景色のすべてが 忘れていた過去の中で 君の語る空想を聴く 波に沈む生けぬ記憶 指に巻いた糸は 赤 辿りて つながる運命 君の名を叫んだ遥かなあの日に もう 動かぬ 体を震わせ 抱きしめた流れる涙は幻 声無き鳥が降り立つ止り木にて 手を振る、靡いた髪が心捉え もう 動かぬ 体を震わせ 抱きしめた流れる涙は幻 空 水の音 月夜の真ん中 君の眼に映した景色のすべてが 今 消えゆく 世界の真ん中 君の手を掴んで帰りしあの場所 もう 忘れて しまった あなたの やさしさと かんじた本当のぬくもり コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1053.html
・『元銀バッジまりさの末路 上』と『元銀バッジまりさの末路 中』と『元銀バッジまりさの末路 下』と『元銀バッジまりさの末路 終の1』の続きです。 ・俺設定あり。 ・長すぎるので分割させてもらいます。 ・これで『元銀バッジまりさの末路』は完結となります。 天然あき その日以来、ゲスまりさに与えられた虐待は今までの比ではなかった。 カメラが映像を映してる限りゲスまりさは目を逸らす事も閉ざす事も出来ない。 だから、 『ゆごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?』 今透明な箱に詰められ、その中の先客であるナメクジが身体の上を徘徊するのを見ているしかない。 ぬるぬるする気持ち悪さ。 目を閉ざして現実を逃避する事も出来ない。 ただただ不快な感覚と光景に悶え苦しむしかゲスまりさには出来ないし許されない。 『ゆぐう゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?』 一際ビクンとゲスまりさが動く。 ナメクジがあにゃるの辺りを通ったのだ。 敏感な部分に不快なものが通った事にゲスまりさは悍ましさが体中を駆け巡る。 何度失神しかけた事だろう。 しかしどれだけ苦しんでも映像が餡子の中に流れる限り、意識を強制的に戻してしまうのだった。 『たずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ぇ!!!どうぢでばりざがごんなべに゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?』 ゲスまりさは心の中で嘆く。 跳ねる事も見る事も喋る事も自由に出来なかったゲスまりさが唯一侵されていない心にしかゲスまりさの思い通りになる場所は無かった。 しかし、 「じねぇ…じねぇ…」 そこに上がり込んでくるものはいた。 「おばえぎゃにゃんじぇいきちぇるんじゃ…」 自分の最後のよりどころにすらゆっくり出来ない奴はいた。 ゲスまりさにはそれはどうしようもなくうざったいものだった。 もはや毎度のものとなった呪詛にゲスまりさは恐怖はない。 だが煩わしさは何時まで消えはしない。 逃げ場なんて何処にもない。 あるのはただゲスまりさをゆっくりさせないプレイスしかなかった。 『ゆんひい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?』 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― またある日は、 「んほおおおおおおおおお!!?」 ゲスまりさの視界の中には発情したれいぱーありすがいた。 発情するまでの一部始終を見せられる。 そして、 「んぼごお゛お゛お゛お゛お゛!!?」 容赦なく切り落とされるのを見せられた。 『!!?』 ゲスまりさのぺにぺにがある部分がキュンとなる。 れいぱーありすと自分のぺにぺにを重ね合わせたのだろう。 「んぎょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 奇声を上げるれいぱーありす。 飼い主はそんなれいぱーありすを無視し、切り落としたぺにぺにをゲスまりさのあにゃるに突っ込んだ。 『ぷごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?』 今までうんうん以外を通した事のないあにゃるにペンライトサイズのれいぱーありすのぺにぺにが侵入したのだ。 痛くない訳がない。 そして、 『ゆ…ゆゆゆゆゆ!?』 ゲスまりさの腹部が膨らむ。 にんっしんしたのだ。 れいぱーありすのぺにぺにをまるごと注入したのだ。 ゆっくりは精子餡といわれるモノを体内に吸収するとにんっしんするらしい。 それと通常の餡の何が違うのか分からないがそれを口以外の部位から吸収すると高確率でにんっしんするのだ。 おそらく精子餡が大量に詰まっているのはぺにぺにだと判断し、飼い主はわざわざすっきりし終わるまで待ってやるつもりもなかったのでぺにぺにを切り落としてあにゃるに突っ込んだ。 その結果が膨らんだ下腹部だ。 『まりさ、にんっじんじぢゃっだんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?』 ゲスまりさもカメラを通してにんっしんしたのを理解する。 父親役をしていたゲスまりさには初めての事で驚いてはいたがすぐに母性が芽生えてきた。 『ゆっくりしてくんだぜ~♪』 顔も無いのに嬉しそうな感じが飼い主にも伝わってくる。 異形と化したゲスまりさから生まれたゆっくりがまともな形になるかどうかもわからないのによくもまぁ嬉しそうにしていられるものだ。 どうなるか飼い主にもわからない。 なので死なないようにれいぱーありすのぺにぺにがあった辺りにチューブを突き刺し、小麦粉でくっつけチューブの先をゲスまりさに加えさせ、チャックとガム テープで固定する。 そして、れいぱーありすをゲスまりさよりも高い位置に置いておけばれいぱーありす型の容器の飲むカスタードが完成した。 「ゆごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?ぬい゛でえ゛え゛え゛え゛え゛!!!ありずのとがいはなながみがでぢゃう゛わあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 れいぱーありすは動かないよう固定されてどうしようもない。 もはやれいぱーありすの役目はカスタードの容器以外何もないのだから。 そしてぺにぺにがあった部分からゲスまりさの口にカスタードが流れていくのをゲスまりさはカメラを通じて見させられる。 『ゆごお゛お゛お゛お゛ぎぢゃない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?』 股間部位から流れる液体を否応なしに飲まされるゲスまりさ。 それを見なければならない拷問。 拒否という行為全てを却下される中、ゲスまりさは供給されるありすのカスタードとオレンジジュースによる栄養をたっぷり摂って出産に望むのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「と…ぎゃ…」 中身を延々と吸われ、ほぼ皮のみとなったれいぱーありすがようやく死ねた頃、 それとは対称的にぶっくぶくに太ったゲスまりさが出産を間近に控えていた。 『う゛…う゛までぶ……』 のっぺらぼうとなった顔からメリメリと何かを出そうと穴が見え、ゆっくり特有のムカつくあの顔が見えてくる。 「ゆっきゅりりうみゃれりゅよ!!」 どうやら親があんな奇形でも子供には影響はないようだ。 『ゆ…ぐぎぃ…おちび…じゃん…』 あにゃるをぺにぺにで封をされ、れいぱーありすのカスタードを無理矢理飲まされ、全然ゆっくり出来ない中唯一の支えとなった我が子。 “おちびちゃんがいればゆっくりできる” それをゲスまりさは盲目的に信じていた。 子供が生まれれば今までゆっくり出来なかったのから解放されると思い込んでいた。 だからあの薄汚いれいぱーありすのカスタードも我慢して食べたのだ。 ゲスまりさにとっておちびちゃんが生まれて一緒にゆっくりする。 それだけが唯一の救いだった。 それがどれだけ有り得ない絵空事であろうと…信じる事でしかゲスまりさは自分を保つ事が出来なかった。 ポーン、と赤ゆっくりまりさが飛び出す。 本来ならつがいが受け止めるのだがその相手は既にゲスまりさの栄養となっているから出来ない。 なので床に顔面から突っ込んでしまう。 「ゆぴいいいいいいい!!?いちゃいよおおおおおおおおおお!!!」 赤まりさは生まれて最初の言葉は「ゆっくりしていってね!!」ではないようだ。 『ゆううう!!?おちびじゃんだいじょうぶなのかだぜ!!!』 ゲスまりさは我が子の泣き声に動揺を露にする。 もっとも、ただうねうねしているだけだが。 だがそうもしていられない。 『ゆぐ…!?まぢゃ…うばでる…』 メリメリと再びゆっくりが顔を出す。 髪を取ればそのままかなり顔を近付けたゆっくりに見える。 「ゆっきゅりときゃいはにうみゃれりゅわ!!」 今度はありす種のようだ。 『ゆ゛…おちび…まっべ…』 ゲスまりさは赤ありすの誕生に焦りの色を顔が無いのに浮かべる。 何故なら赤ありすが生まれたら着地する場所に赤まりさが泣き喚いているのだから。 このまま行けば赤まりさと赤ありすがぶつかってしまう。 生まれたばかりの皮が柔らかいお互いがぶつかり合えば惨事は免れない。 ゲスまりさはそれを理解出来るだけの知能を持っていたから恐怖した。 『おちび…じゃ…はや…どいで…』 ゲスまりさは懇願するが声も出せずただそこにあるだけの状態以外何も出来ない。 「びえええええええええええ!!!いちゃいよおおおおおお!!おきゃあしゃんたちゅけちぇええええええ!!!」 だが赤まりさは泣き喚くだけで一向に動こうとしない。 ゲスまりさとて動けるものならすぐに赤まりさの側に跳ね寄っただろう。 だがそれは出来なかった。 『だべ…ぼう…げんがい…』 ゲスまりさは我慢の限界を迎え、勢いよく赤ありすが飛び出した。 そしてゲスまりさの予想通り、 「どうちちぇたちゅけちぇくれにゃいのおおおお!!? もうやぎゃばあ゛あ゛!!?」 「どいちぇえええええ!!?ぴぎゃあ゛!!?」 見事にぶつかり餡子とカスタードの花を咲かせたのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『みょうしゅぐゆっきゅりうみゃれりゅよ!!』 心に胸踊らせ誕生の瞬間を待ち侘びる赤まりさ。 これからゆっくり出来る日々が来ると信じて今か今かとわくわくしながら待っていた。 今この時がピークだとは夢にも思わなかった。 同じお腹の中にいる姉妹達と一緒にゆっくりするのを楽しみにしていた。 生まれたらお母さんに元気に挨拶しよう。 可愛いまりさのゆっくりしていってねだったら喜んでくれる事間違いなしだと赤まりさは考えていた。 赤まりさはわかっていた。 自分がお姉さんになるんだと。 まりさがいもうとたちをまもるんだ!!とかそんな決意を胸に秘め、赤まりさは勢いよく飛び出し…、 「ゆゆ~ん、ゆっきゅばぁ!!?」 顔面から床に落下した。 赤まりさは訳が分からなかった。 これからゆっくりした日々が待っているはず…なのにゲスまりさは顔に激痛が走るのだろうか? わからなかった。 ゆっくりできる筈なのに全然ゆっくりできない。 どうしてだ?どうしてなんだ? 泣き喚きだす赤まりさ。 泣いたらお母さんが助けてくれると信じて。 ゲスまりさが子供に救いを求めたように赤まりさも母親に救いを求めたのだ。 だがいくら泣き叫んでも母親は来ない。 ますますわからない。 おかあさんはまりさをゆっくりさせてくれるのじゃないのか? どうしてこないんだ? ぜんぜんゆっくりできないよ…。 もうやだ、おかあさんのおなかにかえる。 一番ゆっくり出来た母の胎内に戻ろうと考えた瞬間、なにかが赤まりさに命中した。 赤まりさの後頭部に走る痛み。 そして少しの間途切れた意識。 だがそれは一瞬だけの事で後は痛みなんて来はしなかった。 だが痛みよりも赤まりさは何かを失ったような喪失感の方が強かった。 動かすのが不自由になった身体。 それは決して生まれたばかりだからではなかった。 そうして赤まりさはようやく気付く。 どうして思い通りに身体が動かないのか? それは単純な理由だった。 それは赤まりさの身体がバラバラに分断されたからであった。 自分の手足を失っていればそりゃ上手く動ける訳がない。 「ゆぴ…まりじゃの…もみあげしゃ…」 赤まりさの目の前に転がるもみあげと頭の一部。 「いびゃい…ときゃい…じゃにぁ…」 赤まりさと同じように死にかけている赤ありす。 後頭部が致命的損傷の赤まりさと対称的に赤ありすは顔面が潰れ、髪の大部分が潰れ、何とか機能を失わずに済んだのが口だけという有様。明らかに双方共に致命傷だ。 誕生から五分もたたずに二匹の赤ゆっくりは息絶えた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『お…ちびじゃ…』 ゲスまりさは呆然と見ているだけしか出来ない。 だがゲスまりさはそうでも中の子供達は出ようと動き出す。 「ゆっきゅりうみゃれりゅよ!!」 まむまむから赤まりさの顔が出てくる。 『おちびじゃ…ん…でない…で…』 ゲスまりさは懇願する。 生まれて初めて自分のお腹から生まれたゆっくりが二匹ともあんな惨状なのだ。 これなら生まれない方がいいと思うのも無理はない。 だがいくら耐えようとも結局は生まれ出るのを止める事は出来なかった。 受け取り手やクッションのない床に赤まりさが飛び出し、意外にも上手に着地する。 『ゆゆ…!…すごい…んだぜ…おちびちゃ…!!』 ゲスまりさは感嘆する。 どうやらこの赤まりさは先に生まれた赤まりさよりも出来るようだ。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!」 そして赤まりさが元気よく最初の言葉を告げる。 しかし誰からも何からも返事が返って来ない。 当たり前だ。親であるゲスまりさは喋る自由すらないし、他の赤ゆっくり二匹は赤まりさですら姉妹であるとわからない状態で息絶えていた。 「ゆ?ゆ?」 周囲には誰もいない。 実際には目の前に親がいるのだがその姿があまりにもゆっくりと掛け離れてる事から見ても親だと理解しようとしない。 唯一のゆっくりの証もいつの間にか飼い主にとられていたので気付かなかった。 「ゆゆう!!どうちちぇだりぇみょいにゃいにょおおおおおお!!?」 赤まりさが泣き喚く。 結局どうなろうがゆっくりは泣き喚くようだ。 だが本来ならそれをあやす筈の親は片方は身を持って栄養に、片方は身動きも何も出来なくなっている。 傍観者と同じだ。 当事者でありながら部外者というポジションは存外にゲスまりさの精神を苛んだ。 『ゆ゛…おちび…じゃ…』 慰めてやりたい。 すーりすーりしたい。 だがそれすらも許されない。 ゆっくりは自分のお腹から生まれた我が子に愛着を抱く。 れいむ種は母性があるとか子に異常に執着する等の特徴があるが、それは母親役を担う事が多い事から生まれた特徴である。 それが思い込みが激しいゆっくりにいつの間にか刷り込まれ、れいむの特徴が生まれただけであり、胎生で子供を生んだゆっくりはその子を強く愛する。 それは父親役の時や植物型にんっしんの時と比べても遥かに大きかった。 今ゲスまりさにとってこの赤ゆっくり達は希望であり、今までの子供達よりも遥かに大切な存在なのだ。 『うば…でるう゛ぅ…』 どうやらまだゲスまりさの中には赤ゆっくりがいるようだ。 「ゆやあああああああ!!!へんじしちぇええええええ!!?」 だが赤まりさが生まれてから誰にも返事してもらえなかった赤まりさは訳も分か らず泣き叫ぶだけで動こうとしない。 『ゆぎィ…ごのままじゃ…ちゅぶりぇ…』 このままではさっきの二匹の二の舞となってしまう。 どうすれば…。 ゲスまりさは出産の激痛の中必死に考える。 そして出した結論が、 「ゆっきゅりおしゃらをとんじぇりゅみちゃいいいいいい!!?」 むしろ逆に飛距離を付けて飛ばす事だった。 ひり出す力を逆に込めて勢いよく飛ばす。 そうすれば大丈夫だと考えたのだ。 だが、 「いびょ!!?」 床に落下した赤まりさ2はそのまま床にシミを作って二度と動かなくなった。 『ゆう゛う゛う゛う゛う゛どうじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?』 ゲスまりさは混乱する。 ぶつかってないのにどうして死んでしまったのか? それがわからないのだ。 そこに勢いつけたら逆効果だという考えは思い浮かばない。 「ゆ?ゆ?」 一方、赤まりさは突然の事に何が起きたかわからず呆然としていた。 そして、 「ゆ?にゃんにゃのきょれ…?」 ふと潰れた妹の赤まりさ2の遺骸に気付き、近付いていく。 『!!!』 ゲスまりさはチャンスと考えた。 まだお腹の中に出ようとするおちびちゃんがいる。 今なら誰にもぶつからず産めるチャンスだと結論した。 「ゆっきゅりときゃいはにうみゃれりゅわ!!」 その言葉と共に赤ありすが飛び出す。 そして着地する。 どうやらこの赤ありすも最初の赤まりさよりは出来がいいようだ。 「ゆっきゅりちちぇいっちぇね!!」 赤ありすが元気よく挨拶する。 「ゆっきゅりちちぇいっちぇね!!」 赤まりさがそれに本能的に返事する。 「ありしゅはありしゅよ!」 「まりしゃはまりしゃだよ!」 互いに存在を確認しあう。 「まりしゃはおねえしゃんにゃんだね!」 「ありしゅはいみょうちょにゃのね!」 お互いの確認が一通り終わったようだ。 「それじゃあいっしょにおきゃあしゃんをしゃぎゃしょうにぇ!!」 「わきゃっちゃわ!でみょおにゃきゃちゅいちゃわ…」 「ゆ!しょれもしょうだね! しょれじゃぎょはんもいっしょにしゃぎゃしょうね!」 二匹はそう言って意味もなく部屋の中を跳ね出す。 それでいい。少なくともこれで赤ゆっくり同士の衝突は避けられるのだから。 『ゆぎい゛ィ…!! うばでるう゛う゛う゛!!!』 「ゆっきゅりうみゃれりゅんだじぇ!!」 赤ゆっくりだぜまりさが生まれ、 「ゆっきゅりときゃいはにゆっきゅりしゅるわああああ!!!」 赤ゆっくりありす2号が無事に誕生した。 『やったんだぜ…これでゆっくりできるんだぜ…』 死んだ三匹を除いて四匹の赤ゆっくりが無事誕生した事にゲスまりさは安堵した。 これでゆっくりできる…そんな事を考えているのだろう。 だがゲスまりさは大事な事を忘れていた。 この場には食べられるものなんて死んだゆっくりの遺骸位しかない上に、ゲスまりさは動く事すら出来ない。 こんな状況で子供なんて育てられる訳が無いという事にゲスまりさは気がつかなかった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「おきゃあしゃん!!きゃきゅれちぇにゃいででてきちぇにぇ!!」 「いきゅらときゃいはにゃありしゅじぇみょおきょりゅよ!!」 「ゆああああああああ!!? どうちちぇいじわりゅちゅりゅのおおおおお!!?」 「ぷきゅうううううもうおきょっちゃんだじぇえええええ!!!」 『ゆあああああああやめでね!! ゆっくりできないんだぜええええええ!!?』 一向に部屋から出れず、親も見つからずゆっくり出来ない赤ゆっくり達はついに怒り出してしまった。 ゲスまりさはそれが自分に向けられているとわかり、ゆっくり出来ない。 だからといってカメラは機能しているから現実から目を背ける事も出来ない。 「ぷひゅうううううう!!にゃんでむちちゅりゅんだじぇええええええ!!?」 「ゆええええええんおにゃきゃちゅいたああああああああああ!!?」 「どうちちぇでちぇきゅれにゃいにょおおおおおおおお!!? とかいはじゃにゃいわああああああああああ!!!」 あやす者も宥める者も害を為す者もいないこの状況。 ただ生まれたばかりの赤ゆっくりは事態もわからず泣き喚く。 「ゆ!きっちょあにゃゆっきゅりできにゃいやちゅぎゃおきゃあしゃんをどきょきゃちゅれちぇっちゃんじゃよ!!」 すると上二匹が死んでるから結果的に長女となったまりさがゲスまりさこと饅頭モドキを母親を誘拐した犯ゆっくりだと決め付けた。 そこに根拠も理由もない。ただ誰かがそう決め付けた。それだけで十分だった。 「よきゅみょおきゃあしゃんをおおおおおおお!!!」 「おきゃあしゃんをきゃえしぇきょのいにゃきゃみょのおおお!!!」 「きょいちゅをたおしぇばおきゃあしゃんぎゃきゃえっちぇきゅりゅんだじぇえええ!!!」 何をしたらいいかわからない状況で初めて見つけた指針。 それが何の意味も無くても赤ゆっくり達はいつの間にか出来た「このゆっくりできないやつをたおせばおかあさんがかえってくる」という考えを盲目的に信じていた。 『や、やべるんだぜおちびじゃん!!?』 実の母親であるゲスまりさに体当たりを仕掛ける我が子。 ゲスまりさには全く意味がわからない。 おちびちゃんはゆっくり出来る筈なのにどうしてこんな事になるのだろうか? 赤ゆっくり達の攻撃はゲスまりさに傷一つ与える事も出来ない。だがゲスまりさに襲い掛かる精神的ダメージは多大なものだった。 「ゆびぃ…ゆぎい゛い゛い゛じねえ゛え゛え゛え゛…!!!」 「ゆひぃ…ゆひぃ…どうぢでじにゃにゃいのお゛お゛お゛お゛!!?」 だが食事もせず、無意味に体当たりし続ければすぐに疲弊してしまうのは当たり前だ。 『ゆううう…やめてくれたんだぜ。よかったんだぜ…』 ゲスまりさは安心する。 自分の思いが通じたんだとゲスまりさは考えた。 だが当然そんな事はない。 ただ単に空腹で衰弱しているだけだ。 「ゆ゛、ゆぅ…おにゃがずいだぁ…」 苦しげに呻く赤ゆっくり達。 親から何を食べればいいのかも教えてもらってない赤ゆっくり達には何かを食べるという選択肢すら浮かばない。 『ゆ、ゆうううう!!?おちびちゃんたちがおながずいでるんだぜええ゛え゛え゛!!!はやぐじじいはごはんもっでぐるんだぜええ!!!』 ゲスまりさは開かぬ口で命令する。当然届きはしない。届いても誰も言う事を聞きはしない。 ゲスまりさは自分では動けない。この赤ゆっくり達は誰も手助け出来ない。自分達で何とかするしかないのだ。 「ゆぴぃ…にゃにきょれ…?」 すると、ついに一匹の赤まりさがこの場で唯一食べられるものを見つけた。 言うまでもないがそれは姉妹となる筈だったゆっくりの残骸だ。 『ゆうううやめるんだぜおちびじゃん!!!』 ゲスまりさは我が子が餡子を分けた姉妹を残骸とはいえ食べようとしている事に気付き、必死で止めようとする。 ま、微塵も動けないから何もしていないと同じだが…。 共食いすら平気でしてきたゲスまりさだが、自分をゆっくりさせてくれる救世主(と思い込んでいる)が、姉妹を食うなんて真似を見ていられなかった。天使が悪魔の所業を行っているかのようなものだ。 ゲスまりさの信仰、「アイドルはウン●しない」みたいなありえない幻想を抱いていたゲスまりさにはショックだった。 だがそれを止めるものはいない。 「む~ちゃ…む~ちゃ…ししししししあわしぇえええええええええ!!!」 長女赤まりさが姉の残骸を食べた瞬間大声で叫ぶ。 ゲスとれいぱーのハイブリットが最初に食べた食事が姉妹の遺体というのもらしいと言えばらしい。 一度その味を知ってしまえばもう止まらない。 長女赤まりさは夢中で姉の成れの果てを貪り食らう。 「うみぇ、めっちゃきょれうみぇ!!」 「ゆゆう!?まりしゃもたべりゅんだじぇ!!!」 すると長女赤まりさに触発されたのかだぜ赤まりさも近くにあった姉の残骸を食べ始める。 そうなれば、他の二匹も食べ始めるのも当然といえば当然だった。 『ゆゆうううう!!?やべるんだぜえええ!!!おちびちゃんはぞんなごどじぢゃいげないんだぜえ゛え゛え゛え゛!!!』 共食いはゆっくり出来ない自覚はあったものの、他のゆっくりを下にして見下していたゲスまりさは抵抗はなかったが、おちびちゃんが同じおちびちゃんを食べるのはショックなようだ。 例えるなら貴族が奴隷を殺すのは一向に構わないが貴族が貴族を殺すのは許せない、そんな感じだ。 だがそんな勝手な思い込み等関係なく赤ゆっくり達は姉妹の残骸を食べ切ってしまう。 途中あまあまの奪い合いも発展したが饅頭モドキ(ゲスまりさ)という共通の敵がいる為協力する道を選んだ。 「おにゃきゃいっぴゃいになっちゃきゃらきょんどきょそやっちゅけりゅよーー!!!」 「「「ゆーーー!!!」」」 そうして再び饅頭モドキことゲスまりさに体当たりを仕掛ける。 それが全くの無意味だと気付くものはいなかった。 『や、やめるんだぜおちびじゃん!!? いっじょにゆっぐりずるんだぜ!!!』 ゲスまりさは必死に訴えるが閉じられた口は誰にも届かない。 「ちにぇ!!ちちぇ!!ちにぇえええええええ!!!」 赤ゆっくり達は無駄な体当たりを繰り返すだけであった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 赤ゆっくり達が生まれてから丸一日が経過…。 事態は明らかに悪い方向へと向かっていた。 「どうちちぇ…ちにゃにゃいのぉ…?」 「やしぇぎゃみゃんちにゃいでちゃっちゃちょちにゅんだじぇ…」 「ぼうやびゃ…おうちきゃえりゅ…」 「ときゃいはじゃ…にゃいわぁ…」 衰弱した四匹。 だが今回は栄養となるものは何処にもない。 ゆっくりは人間と同じように成長するまで親に依存する。 庇護なく生きていける程ゆっくりは強くない。 ただゆっくりと栄養失調で死んでいくだけだ。 それを助けるものはいない。 「おにゃきゃしゅいちゃよ…」 「ゆっきゅり…ちちゃい…」 「おきゃあしゃん…たちゅけちぇ…」 「にゃんで…まりざぎゃきょんなめに…」 苦しみを訴えるゆっくり、会った事のない母に助けを求めるゆっくり。 饅頭モドキはその光景を見ながらうねうねと動くだけだ。 『おちびじゃんげんぎだずんだぜ!!ゆっぐりずるんだぜ!!』 目があったのなら枯れる位まで泣き喚いていたのだろう。 最愛の我が子が苦しんで死んでいくのをただ見ているしか出来ないし、見ない事も許されない。 『おねがいずるんだぜ!だれがおちびじゃんだぢをだずげでほじいんだぜ!!! ゆっぐりじだおちびじゃんなん゛だぜ!! まりざのだいじなだいじなおちびじゃんなんだぜえ゛え゛え゛え゛!!!』 ゲスまりさに残された道は何かに助けを求め、祈る事だけだ。 だが祈れば必ず報いてくれるような神は何処にもいない。 ゲスまりさはただ子供が衰弱死するまでずっと見ているだけしか出来ないのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「も…ちょ…ゆっ…り…」 四匹の赤ゆっくりの中で最初の死者が出たのはすぐの事だった。 一番下の赤ありすは食べ始めるのが遅かったせいか食える量が少なかったのが原因だろう。 「ゆぁ…まりざの…いぼうどがぁ…」 悲しみに嘆く声も弱々しい。意識もかすんできているのだろう。 『おちびじゃんじっがりずるんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?』 何度嘆いたことだろう。 何度祈ったことだろう。 代わりに自分の命を持って行ってくれとまで願った。 それは今までのゲスまりさにしてみれば有り得ない事。 ただ一つの救いであり拠り処であったものがゲスまりさの心情を変えていた。 絶望の中の希望は希望の中の希望より遥かに大きく輝くのだ。 だが、絶望はその希望すら塗り潰す。 まるで沢山の希望を食い尽くしてきた報いとばかりに…。 「ゆぎ…どうじで…」 だぜ赤まりさが呻く。 「なんで…おぎゃあじゃ…たじゅげで…ぐれないの…」 『!!?』 ゲスまりさの身体が強張る。 「わりゅいごど…しぢゃなら…あやまりゅ…だぜ…。だがら…だずげ…おねぇ…じゃを…たずげ…」 助けてくれない母への言葉…。 『おちびじゃん!!おぎゃあじゃんはぎょぎょにいりゅんだぜ!!!いまたずげるんだぜ!!!』 それに対しゲスまりさはうねうねと動くだけ。目の前にいるのに決して言葉は届かない…。 「たじゅげ…で…」 もはやそれしか考えられない。 助けてほしい…。 今の苦しみから解放してほしい。 だぜ赤まりさは願う。 ゲスまりさと同じように。 今まで見た事のない母に。 生まれる前はずっと楽しみにしていた。 お母さんとすーりすーりしたりおうたを聞いたりしてゆっくりするのをずっとずっと楽しみにしていた。 その願いは何一つ叶わない。いい事さえ何も無いままただ朽ちていく。 「やじゃよぅ…ちにちゃきゅにゃいよ…」 二番目に生まれた赤ありすが嘆いている。 「ありしゅは…もっちょゆっきゅり…ちたい…きょんな…ときょで…ちにたきゅにゃいよぉ…」 自分がもう長くないのを理解しているのだが、それを認められないのだ。 「たちゅけちぇよ…まだなにもちちぇないのに…いにゃきゃみょのでもいいきゃら…」 ずーりずーりと赤ありすは死んだ妹の赤ありすに近付いていく。 「やじゃよ…ちにちゃきゅないよ…」 赤ありすは息絶えた妹赤ありすに寄り添う。 「みんにゃでいっしょに…ゆっきゅりしゅるはじゅ…だっちゃのに…」 自分と同じありすである妹赤ありすにすーりすーりを繰り返す。 生まれて最初に親とする筈だった、これから先何度もする事を思い描いていた親愛のすーりすーりは冷たくなった妹とだった。もちもちだった皮は固くなり、暖かみも何もない。 「や、やじゃあ…ちにちゃきゅにゃいぃ…」 生の欲求を赤ありすは訴えるがどうするかも思い付かない。 最初に食べた姉妹と今死んだ姉妹は見た時の形が違いすぎるのでそれを食べるという発想すら出来ない。 「どうちちぇ…たちゅけちぇきゅれにゃいの…」 『ゆう゛う゛う゛う゛う゛!!?』 その言葉がゲスまりさの心に突き刺さる。 「ありしゅが…きゃわいきゅにゃいの…?だきゃら…ちゅちぇちゃの…」 『ぞんなごとないんだぜ!!!おちびじゃんはとっでもがわいいんだぜ!!!』 ゲスまりさは叫び続けるがその声は決して届かない。 金バッジれいむの思いがゲスまりさに届かなかったように…。 赤ありすの身体がふらつき始める。 死ぬのが秒読み段階に入った証拠だ。 それに気付いた赤ありすは最後の力を振り絞って訴える。 「やばあ゛あ゛!!?じびだびゅにゃい゛い゛!!!ありじゅはとぎゃいはになぶに゛ょお゛お゛!!!とがいはになってゆっぎゅりずぶにょお゛お゛お゛お゛お゛!!!」 自分の叶わない願いを叫ぶ。 訴えればそれが叶うかもしれないと最後の願いとして…。 勿論それは叶わない。 赤ありすの行動は単なる体力の無駄な浪費に過ぎない。 「たぢゅげちぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!おやでじょお゛お゛お゛お゛お゛!!!たぢゅげにゃいにゃらざいじょがらうぶにゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 赤ありすは喚き続ける。 それは死ぬ直前まで続き、ゲスまりさの精神を苛む事になる。 「ちにぇえ…」 『!!?』 ゲスまりさは反応する。 長女まりさが今にも死にそうな体でありながらゲスまりさに体当たりしてくる。 それは、体当たりというよりもすーりすーりに近かった。 だが、まりさにとっては決して心安らぐ暖かいものではなかった。 我が子である長女まりさから憎悪を一心に向けられているのだから…。 「じねぇ…おみゃえがじにぇば…みんにゃ…ゆっきゅち…できりゅんじゃ…」 そこに何の根拠もない。 既に息絶えた一番下の赤ありすはもうゆっくりする事は出来ない。 だがもはや長女まりさにはそれ以外縋るものがない。 異形となり、絶望以外何も無かったゲスまりさが「おちびちゃんはゆっくりできる」という幻想に縋るしかなかったように、 長女まりさにも「このゆっくりできないやつをたおせばおかあさんがかえってきてゆっくりできる」という幻想に縋るしかなかったのだ。 だがその願いすら叶わない。 『ぼぅ…やべへぇ…』 もはやゲスまりさの心は限界だった。 死んだ方がマシ…ゲスまりさはそれを何回も思った。 何回もおちびちゃん達に「さぁ、おたべなさい!!」をしようとしたかわからない。 だがそれすらも許されない。 何も出来ず、ただ大切なものが目の前で朽ちていく…かつてゲスまりさが金バッジれいむの妹の子供を目の前で食い殺した時と似た状況が、今ゲスまりさ自身に降り懸かっているのだ。 『ごべ…なざい…あやばりまずがだ…がわりにまりざを…ごろじで…いいかだ…おちびじゃんを…おちびじゃんを…たずげでぐだざい…』 何に祈っているのかゲスまりさ自身にもわからない。 こんな状況にした飼い主にか、それとも金バッジれいむにか。 もしかしたら今まで自身が殺してきたゆっくり達にかもしれない。 『おちびじゃんは…なにぼ…わるいごどじでないんでず…わるいのはぜんぶ…まりざなんでず…』 今のゲスまりさなら虐待されて殺されても我が子が助かるなら一言も文句は言わないだろう。 子供達の代わりにお前が苦しめと言われたら喜んでその苦しみを受けただろう。だがゲスまりさは何もされない。それがゲスまりさにとって一番の苦しみであった。 「ちねぇ…まりしゃをゆっくちさしぇにゃい…きゅじゅは…ちねぇ…」 最愛の我が子からのありったけの憎悪がゲスまりさを苛む。 『ゆ…ぎぃ…ゆ゛…ぁ…』 疲弊したゲスまりさには逆ギレして否定する事さえ出来ない。 この赤ゆっくり達を否定するという事は自分の最後の希望を否定する事に等しいのだから…。 それだけは出来ない。 誰が地獄に放たれた蜘蛛の糸を望んで手放せるというのだろうか…。 それがいくら掴んだ時点でちぎれてしまうような脆いものであっても縋るしかないのだ。 「ちにぇ…」 身体が限界を迎えたのか遂に床に倒れ込む長女まりさ。 『おちびじゃ…』 ゲスまりさは届かない声で長女まりさに何か言おうとするが何も言葉が思い浮かばない。 「まりじゃぎゃ…やっちゅけりゅんだ…」 長女まりさが起き上がる。 「おみゃえみちゃいな…ゆっきゅち…しちぇないきゅじゅは…しぇいっしゃい…しゅるよ…」 再び、ペチ、ペチと弱々しい体当たりの内にも入らない体当たりをゲスまりさへとしだす。 「ちねぇ…ちねぇ…」 長女まりさは死ぬまでゲスまりさに体当たりし続けるだろう…。 最後までゲスまりさが自分の親である事に気付きもせず、ありったけの殺意と憎悪と敵意をゲスまりさにぶつけながら…。 そしてそれが、ゲスまりさにとっての最後の希望が潰える瞬間でもあった…。 『おちびじゃん!!じっがりずるんだぜ!!?じっがりしでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!』 その瞬間までには、そう時間は掛からなかった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「………久し振りだな」 四匹全ての赤ゆっくりが死んだ頃、飼い主がゲスまりさの前に姿を表す。 飼い主はゲスまりさの目となっているカメラに不具合が生じてないか確認し、口 を閉ざしていたチャックを開けてやった。 「どうじでおちびじゃんをたずげでぐれながっだんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 ゲスまりさは叫ぶ。 確かに飼い主なら赤ゆっくり達を助ける事等容易だっただろう。しかしそれはされなかった。 飼い主はあの赤ゆっくり達を見捨てたのだ。 「あのおちびじゃんだぢはなにぼわるいごどじでながっだのにどうじでなんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 悪いのはゲスまりさだ…あの赤ゆっくり達じゃない。 酷い事されるなら自分であってあの赤ゆっくり達じゃなかった。 そう考えたゲスまりさは何故助けなかったのかと泣き叫ぶ。 「ああ、そうだな。確かにあいつ等は俺に対して何の非もない…」 飼い主もそれに同意するように呟き、 「だからなんだ?」 一蹴した。 「ゆ?」 ゲスまりさは飼い主の答えに反応出来なかった。 「別に非があろうと無かろうと関係ない。お前だって何の関係もない野良ゆっくりを殺してたんだろ?それと同じだ。助けない理由は無かったが、助ける理由も無かったしな…」 「ゆ!!ぞんなのぎべんなんだぜ!!あのおちびじゃんだぢはじじいがかってにつぐらぜだんだぜ!!つくったんだがらぜぎにんどるべぎなんだぜ!!!」 ゲスまりさは引き下がらない。 何も出来ない分、言葉で飼い主を責め立てるしかないのだ。 「まぁ…確かに俺が作らせたな…ならいいじゃないか。別に死んでも」 それに対し、飼い主は表情を一切崩さずに告げる。 「いいわげないんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!おちびじゃんはゆっぐりでぎるんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!だからたすげないどだめなんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」 もはや支離滅裂な感情論だがゲスまりさはそう叫ぶしかない。 それ以外思い浮かばないのだから。 「…お前、前に自分の子供殺した癖によく言えるな…」 「ゆゆ!!?」 ゲスまりさはその言葉と共に思い出す。 かつてゲスまりさがせいっさいし、今はゲスまりさの餡内に呪詛を放ち続けるかつての我が子の事を…。 だが、 「あんなくずどもよりもおちびじゃんだぢのぼうがなんばいもがちがあったのぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 ゲスまりさは虚飾もへったくれもなく自分の本心をただ吐露する。 実際ゲスまりさにしてみればその通りなのだし。 「…何が違うんだ?両方ともお前を殺そうとしたゲスだぞ?」 飼い主は顔色一つ変えず問い掛けた。 「ゆゆ!?」 ゲスまりさはその言葉に戸惑う。 逆に問われてゲスまりさのも混乱し始めたのだ。 「お前れいむに言ったな。 自分の子供を殺した理由を“自分を殺そうとしたゲスだからせいっさいした”って」 飼い主はゲスまりさに返答の余地を与えず言葉を続ける。 「あいつ等は親であるお前を殺そうとしたゲスなんだから死んでも構わないだろ?」 「ゆ、ゆゆ…ちがうんだぜ…おちびちゃんたちはまりさがおかあさんとはきづかなかったんだぜ…だから、しかたないんだぜ…」 一度生まれた愛着は中々消えないようだ。勝手な期待も何もかも裏切られたのに律義なものだ。 自分がこれまで生んできたゆっくり達全ての愛情をこの赤ゆっくり達に注いでるようにも見えてくる。 「ふうん…親だとわからなかったか…そんな子供なら尚更助ける必要なんてないじゃないか…よかったよかった。死んでくれて」 「!!?」 飼い主の言葉にゲスまりさは反応する。顔があったなら怒りに満ちた表情をしているだろう。 「ふざげるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!おばえがばりざをごんなんにじだんじゃないがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! おぢびじゃんじゃなぐでおばえがじべえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 おちびちゃんを助けもしなかったゲスな飼い主に「死んでよかった」と言われてゲスまりさは我慢の限界を迎えた。 許せなかったのだ。自分の宝物で、今のゲスまりさにとっては全てだった我が子を侮辱される事だけは決して許してはならなかったのだ。 しかしゲスまりさは気付いていない。 その思いこそかつて散々踏みにじってきたゆっくり達がゲスまりさに抱いた感情である事を…。 そしてその感情も飼い主に仕向けられたものである事も…ゲスまりさにはわからなかった。 「黙れ」 飼い主はそう言って初めてゲスまりさを殴った。 「ぶげえ゛ぇ゛!!?」 ゲスまりさの身体に激痛が走るが視線は変わらない。 「中々ない経験だな。自分が殴られるのを客観的に見るなんて経験…」 「いじゃい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 この化物みたいな姿になってからしばらく直接的な痛みから遠ざかっていたゲスまりさには常人よりも大柄である飼い主の攻撃は強烈だった。 「さて、どんな気分だ?」 飼い主は相も変わらず淡白な口調で話し続ける。 「ゆ、ぎぃ…いびゃい゛ぃ…」 飼い主の言葉に反応もせずゲスまりさは痛みに喘ぐ。 「返事をしろ」 「ぶぎい゛ぃ!!?」 飼い主は再びゲスまりさに拳を放つ。 ちなみに飼い主は身長196cmあり、体重も100kgをオーバーしている。 その重さは脂肪ではなく筋肉によるものだ。 そんな飼い主の一撃を手加減しているとはいえ、受けてゲスまりさが無事でいられる訳がない。 顔は腫れ上がり、異形な外見を更にいびつに変貌させる。 もはやだれがどう見ても気味の悪いオブジェにしか見えず、どう足掻いてもゆっくりだとはわからないだろう。 「いびゃい゛…ぼうゆるびでぇ…」 痛みに喘ぐゲスまりさ。 たった二回の殴打でゲスまりさの精神は小枝を折る位簡単に折れた。 「許してほしいなら認めろ。お前の子供の死んで当然のクズだと…」 「ゆ、ゆぴぃ…」 ゲスまりさは腫れ上がった顔面(?)の痛みに苦しむ。 嫌だ痛い誰か助けて…。 ゲスまりさはもはや我が子に対する恨みの念は消え、ただこの激痛から逃れたいという考えしかなかった…。 ここに来てからゆっくり出来る事なんて何も無かった…。ゆっくり出来る筈のおちびちゃん達は勝手に死ぬし、ムカつくれいむは何度殺しても死ななかった。もう訳が分からない…。 大切なものはいとも簡単に死に、ムカつくものは無くならない…。まるで異次元にでも放り込まれたみたいだった…。 全てがゲスまりさの敵になったかのようだ…。 もうやだ…。 ゲスまりさはあっさりと絶望した。 あまりにも呆気なく、ゲスのありがちな思い上がりを信じぬく事も出来ずに逃げ出した。 「ごろじべぇ…もぅ…ゆっぐりでぎなぃぃ…」 ゲスまりさは懇願する。 もう何も考えたくない…死んで楽になりたい…そんな考えがゲスまりさの思考の大半を占めていた。 「………………」 そんなゲスまりさを飼い主は見つめ、 「そうか…そんなに大事だったか…それは悪かったな…」 謝った。 「ゆ?」 ゲスまりさは男の様子が変わったのに気付いた。 「だがお前の子供を復活させる事は出来ない…それに残念だがお前を元に戻す事も出来ない…だから…」 飼い主が何かを言っているがそんな事よりゲスまりさは早く殺してほしかった。 もう死ぬ以外ゆっくり出来ないとまで思っていた。 唯一の救いまで奪われたゲスまりさには死が最後の希望だった…。 だが…、 「お前を死なないようにしてやる」 飼い主はその希望すら許さなかった…。 「ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」 ゲスまりさは今の自分の状況も忘れて絶叫した。 「お前、何度もれいむを殺したよな?けどれいむは何回殺しても蘇っただろ?」 飼い主はそんなゲスまりさを嘲笑うでもなくただ淡々と言い続ける。 「あれは俺がそういう風に改造したんだ。だから死なない。お前もあいつと同じようにしてやる」 「ゆ!?ゆゆ…!!?」 ゲスまりさは恐怖した。 何もかもが敵になった世界から逃げる事も出来なくなるのだから…。 実際れいむは不死身などではなく、れいむと誤認させて、死んだら取り替えてい ただけなのだがそれを知らないゲスまりさは信じ込んでしまった。 「ゆ、ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?ごろじべえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 ゲスまりさは叫ぶ。 自らの命に何よりも固執してきたゲスまりさが自分の命を奪うように懇願する。 「だがそれじゃお前の死んだ子供の責任がとれない。せむて子供の分まで生きるべきだ」 だが飼い主はそんなゲスまりさの懇願を一蹴する。 「いいがらあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!あんなちびどぼのごぼなんでどうべもい゛い゛がだまりざをごろじべえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」 最愛であった我が子の事すら踏みにじって懇願するゲスまりさ。 だが、 「そこまで死にたいか…だが殺さない」 飼い主はゲスまりさの望み通りには決して動かなかった。 元から飼い主は死んだ赤ゆっくりの事などどうでもよかった。 ただ口実にしただけだ。 最初からそうするつもりだったのをゲスまりさが自分自身で招いた結果であるかのよう仕立て上げただけだった。 「それじゃ早速始めるぞ」 「ごろじべえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!ぞんなごどしばいでいいがだごろびでぐばざい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 そうして、ゲスまりさは狂ったように叶わない望みを懇願し続けるのだった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「ごみぇんなしゃいはんしぇいしましちゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 ……また、赤ゆっくりの叫び声が聞こえてくる。 「ゆぎょあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「たぢゅげろぐじょびゃびゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「………………」 ゲスまりさの目の前で繰り広げられていく惨状をゲスまりさは黙って見ていた。 目の前で拷問され、ねじねじされて裂かれて死んでいく赤ゆっくり達。 その大半はゲスまりさが生んだ子供だった。 飼い主の手によって死ねなくなったゲスまりさはかなり思い込みの要素も含めてかなり頑丈な身体となった。 それはゲスまりさにとって幸運等では決してなかったが。 動く事も目を閉ざす事も本来なら出来て当たり前な事すらも自由に出来ないまま日々を過ごしている。 だがそれを続けていれば生きる気力を失い、身体が限界を迎えて死ねるだろう。 ゲスまりさが死ねない身体になったと思っているだけで実際は比較的頑丈になっ ただけなのだから。 だから飼い主は一つ希望を与えてやった。 「お前の子供が金バッジを取得出来たら死ねるように元に戻してやる」と約束した。 ゲスまりさはそれだけを希望として生き続けている。 だが結果は、 「はやきゅぎょはんもっちぇきゅりゅんじゃぜぎょのどりぇい!!!」 「まりしゃはしゅ~ぱ~しゅ~やしゅ~やちゃいみゅにはいりゅよ!!おべんきょうにゃんきゃしっちゃきょっちゃにゃいんだじぇ!!」 酷い有様だった。 ゲスまりさも銀バッジをとってはいたが金バッジには至れなかった。 そして交配させるのは薄汚いでいぶやれいぱーばかり。 ゲスとゲスのハイブリッドが金バッジを取れる程世の中は甘くない。 「ゆごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 今日もまた、薄汚れ、異臭漂うでいぶとゲスまりさはすっきりする。 もはや誰からもゆっくりとは認識されなくなったゲスまりさと望んですっきりするゆっくりはいない。 だが飼い主はゆっくりの研究者であり、ゆっくりに対してはそこいらの虐待お兄さん達よりも及びも付かない知識を持ち合わせていた。 頭を開いてある部分に針を刺すだけでぺにぺにがいきり立たせられる。それをまむまむに突き入れ、すっきりさせられる。植物型出産は許されない。拒否も出来ない。生まれる際の補助もない。 殆どが出産の直後に死亡した。 生き残ったのも別室で赤ゆっくりが金バッジれいむではない別の教育ゆっくりに教育されるのをカメラの映像として無理矢理見せ付けられる。 そして結果として我が子はゲス判定され処分される。 何度も何度もその一部始終を見させられる。 本来なら狂ってしまうだろう…しかし飼い主の言葉が最後の希望となり、発狂を踏み止まらせる。 『ぢねぇ…ぢねぇ…』 『ゆっぎゅりでぎばいぐぶは…しぇいっじゃい…じゅる…よ…』 そして我が子の怨嗟がゲスまりさに安寧を許さない。 あれから新たに死んだ赤ゆっくり四匹の中身をゲスまりさに詰め込み、今までの比ではない怨嗟を浴び続けている。 「……………………」 もはやそれに対して憎まれ口を言う余裕すらない。 ただ受動するだけだ。 こうして、今回もゲスまりさの希望は潰えた。だがそれで終わりではない。 既に精神が壊れ、鎖に繋がれ、子供の種を撒く機械と化した中の餡子がまる見えのでいぶがスタンバイしている。 また、気持ちの悪いすっきりを味わう時が来た。何度経験しても慣れる事の出来ない悍ましい行為。 その醜悪な姿をカメラ越しに自分の異形と共に見せ付けられる。 「ずっぎびい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 重度の麻薬中毒者のように狂ったでいぶがすっきりを終えると無理矢理何処かへ引きずられていく。 その結果残るのは膨らんだ下腹部のみ。 『こんどこそ…こんどこそゆっくりできるおちびちゃんがうまれるんだぜ…!』 欲に貪欲な故に希望を捨て、諦められず浅ましく最後の希望にしがみつくゲスまりさ。 もはや我が子が金バッジを取ればゆっくり出来ると考えている。 死ねる事でゆっくり出来るのか、それとも飼いゆっくりの生活に戻れると思っているのかゲスまりさにはわからない。 何度目になるかわからないにんっしん。その度に膨らんだ下腹部を愛おしげにもみあげで撫でるゲスまりさ。 ゲスまりさは気付かない。 飼い主が赤ゆっくり達をゲスにするように仕向けている事を…。 それを他の教育中の赤ゆっくりにみせしめとして利用している事を…。 愛おしげ下腹部をさするゲスまりさのカメラに映るのは幸せそうにす~りす~りを行うゆっくり一家の映像。 赤ゆっくり達と楽しげに戯れる金バッジれいむ。 あまあまを幸せそうにむ~しゃむ~しゃするゆっくりまりさとれいむ。 これ異常なく幸せそうな映像。 ゲスまりさには絶対に届かない世界…。 『まりさは…ゆっくりしたいんだぜ…ゆっくり…』 ゆっくりしたいと願い続けるゲスまりさ。 そう思うという事は自分はゆっくりしていないと認める事に等しい。 次こそは次こそは…と何時までも思い続けるゲスまりさ。 そんなゲスまりさにも何時か終わりは来る。 だがそれまでゲスまりさがゆっくり出来る事は決してないだろう…。 そして、その日はまだ遠い未来になるだろう。 ゲスまりさは水に溶かしたゆっくりのうんうんを栄養にして注入されながらゆっ くりにしては破格の長寿のゆん生を送るが…ゆっくり出来る事は殆ど無かった…。 『まりさ…まりさはもう…にどとゆっくりできないよ…』 『そんなことはないんだぜ…まりさはゆっくりするんだぜ…』 頭によぎる金バッジれいむの言葉を必死で否定するゲスまりさはそれをまだ知らなかった…。 誰も助けなかったゲスまりさは誰からも助けられずに長い年月、終わりのない蜘蛛の糸を必死で登り続けるのだった…。 END あとがき 易々と100KB越える内容となるとは思いもしなかった。 その癖ゲスまりさの軸がぶれたりオチが弱めになってしまったのが痛い…。 見切り発車は良くないとつくづく思い知りました。 それはともかく完結まで長い時間をかけてしまい大変申し訳ありませんでした。 それでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。 過去に作ったSS ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ! ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上 ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中 ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!! ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下 ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!! ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう ふたば系ゆっくりいじめ 882 すっきりしたいわあああああ!! ふたば系ゆっくりいじめ 919 元銀バッジまりさの末路 終の1
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2673.html
※これまで自分の書いてきたSSの設定を引き継いでいます。 ※他SS様の設定をいくつか無断で使わせていただいてます。「おいおい俺の設定使うなよ」という方がおられれば削除いたします。 ※既出ネタの可能性があります。 ※名前を持つオリジナルキャラ多数出没。非匿名性を嫌う方は回れ右。 ※俺設定っていうレベルじゃねーぞ! 長屋緩慢饅頭百景 私が住む長屋には、何故かは知らないが、主にゆっくりを虐待することを好む人種──虐待お兄さん、もしくは虐待お姉さんと呼ばれる人々が多く住む。 今日は、この長屋の住人について少しだけ語ることにしよう。 私の隣の部屋に住む彼は、あるゆっくり菓子職人の弟子をしている。その名の通り、生ける饅頭であるゆっくりたちを多種多様な菓子へと加工するのが彼の生き甲斐だ。 昔は加工所に勤めていたらしいが、単純なシステムで生み出せるゆっくりの味には限界があると知り、菓子職人に弟子入りしたということだ。 普段は野山で捕まえたゆっくりを虐待しながら料理しており、よく私に味見(という名の毒見)をさせてくる。 どうも最近は、かの紅魔館にいる赤髪の悪魔に気があるとの噂があるが、よくは知らない。 「俺にとっちゃゆっくりはあれだな、材料だ」 「いぢゃい゛い゛い゛い゛ぃぃぃぃぃ!」 「材料を加工してるときが一番愉しいかな。ほい、ハゲ饅頭五つ目」 「ばりざのぎれいながみのげがぁぁぁぁぁぁぁぁ」 「む……きゅっ……むきゅ、きゅっ……」 「わがらないよぉぉ……」 「ああ、ありずの、どがいばながみがぁぁ……」 「どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「いや、饅頭に髪はいらんだろ」 そう彼は言いながら、鼻歌を歌いつつ子まりさの髪の毛を剃り落としていく。 私たちは普段、彼のことを『菓子職人』と呼んでいる。 いつも帽子を目深に被る彼は、いつの間にか『帽子屋』と呼ばれていた。 ゆっくりは主に髪飾りや帽子で個体識別をする。その帽子を扱った虐待を行うのが彼の日課だ。 たとえば頭に実を生やした母れいむがいるとしよう。彼は何も言わずに目も開けない赤ゆっくりの髪飾りを奪う。赤ゆっくりにも親ゆっくりにも傷をつけずに奪い取る。 生まれてきたわが子に髪飾りが無いとき、母はどのような行動をとるだろうか? 母性を発揮させて子を育てるか? それとも子と認識できずに潰すのか? 「どぼじででいぶのあがぢゃんだぢりぼんがないのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 逆の場合もある。わが子を胎生にんっしんっしている親の帽子を奪い取るだけである。時には別のゆっくりの屍骸から取り出した髪飾りを代わりに付ける。 親の中から這い出て初めて見る世界。後ろを振り返れば愛しの母。その母に帽子が無かったら? ゆっくりできない飾りをつけていたら? 「ゆゆっ! ゆっくりできないよ! ゆっくりできないおかーさんはしね!」 「やべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 そんな彼の飼いゆっくりは、髪飾りを持たないゆっくりゆうか種。しかしゆうか種には体つきで麦藁帽子を被るのうかりんと呼ばれるものがいるらしいため、帽子屋としては複雑な気持ちのようだ。 長屋の管理人である中年の彼を、私たちは『いとうじ』と呼んでいる。 彼の従者は双子のうぜぇ丸で、彼女らを使い天狗と交流を持っていると噂の人だ。天狗と人の間に生まれたという話もあるが眉唾である。 彼はゆっくりに関する情報を紙で纏め上げたもの──俗にいう、ゆっくり新聞の製作をしている。 愛で派、虐待派の中立を保っている記事はなかなか好評らしい。情報源は従者の双子うぜぇ丸というのがなんともいえない真実味をかもし出している。 また、ゆっくりの情報を扱うため、ゆっくりの群れに関しては私の知る限りでは一番詳しい人だ。 「今一番話題になってるのは『東のドス』の群れだぁな。何週間か前に大量発生したありすを殲滅したって話、おめぇも耳にしたこたぁあるだろ。よっぽど優秀なドスなんかね。 最近じゃ『騎馬めーりん』なんつーモンも出始めてるそうだ。オレぁめーりん好きなんだがな、あの辛味が。 あと西の『ゲストリート』のトップがまた変わったンだと。今度の奴はどのくらいもつのかねぇ? そういや最近、まりさとさとりのコンビがそこらを荒らしてるって噂があるな。なんでも闘技場出身の元ゆラディエーターだとか」 私が相変わらず凄い情報収集力だと言うと、彼はきまってこう言うのだ。 「オレの手柄じゃねぇンよ。オレの仕事はきめぇ丸の集めてくる情報を纏めるだけだって」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある右うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある左うぜぇ丸です」 「副音声です」 「ステレオです」 「「おお、ダブルでうざいうざい」」 「ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃ!」 そんな彼の趣味は、ゆっくりにゆっくりさせないことである。主にうぜぇ丸を使って。 いつも紺色の着物を纏う彼女は長屋の人々から『姫』と呼ばれている。 彼女が好むのは一般にゲスと呼ばれるゆっくりたち。ただ自分がゆっくりするために他のゆっくりを蹴落とす性格をしたものたちである。 自分のために幸せな家族を騙し、自分のためにドスを騙し、自分のために捕食種や人間に仲間を売る。そんな連中を自分の立ち位置から蹴落としてやるのが、たまらなく愉しいのだという。 「ただ無知なだけじゃダメなんよ。知らなかったから調子乗ってました、じゃつまんない。ちゃんと物事を理解して、多くのことを知って、その上でゆっくりを蹴り落とす」 「ごべんなざいぃぃぃぃぃ! じら゛な゛がっだんでずぅぅぅぅぅぅ!!」 「そんなゆっくりはなかなかいないんだよね。すぐにこーやって命乞いしちゃう。あたしが聞きたいのは、命乞いじゃないんだよねぇ」 「ゆ゛っ! やべでね! でいぶはどうなっでもい゛い゛がらばりざはだずげでね!」 「どぼじでぞんなごどい゛う゛の゛ぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「泣きながら言われても興ざめだわー」 このゆっくりも違う、と呟いて、姫はまりさもれいむも蹴り潰した。 そんなにゲスなゆっくりが見たいなら、西のゲストリートに行けばいいのではないかと聞くが、彼女は悔しそうに返した。 「そりゃ行きたいよ。でも人里の外なんて出られないじゃん。妖怪もいるし」 護衛をつければいいのではと言えば、 「前に上白沢先生に頼んだら、ゆっくりにも魂はあるんだって説教くらった」 ──これはまったく関係の無い話だが、後に彼女は永遠亭の詐欺兎に護衛を頼んで、ゲスたちの集うゲストリートへ赴くことになる。 その結果は……人間がゆっくりに知略で負けるという伝説を残すことになるのだが、それはまた別の話。 「ところで、あなたの紹介はしないの?」 私のことは別にいいだろう、ありす? せいぜい、自分で言うのもなんだけど潔癖症で、部屋にゆっくりの餡子がつかないように気をつけてる程度だ。 「……おにーさんなの? おねーさんなの? 今でもわからないからあなたとしか言えないわ」 私が男か女かなんて、些細なことだろう。 さて、田吾作さんの畑にまたゆっくりが侵入したそうだから行くとするよ。留守番よろしくね、ありす。 * * * * * * その部屋の主人が出かけ、主人に飼われているありすはため息を吐いた。 「またごまかされた気がするわ……」 と、突然部屋の扉が開く。主人が忘れ物でもしたのだろうか? だが、部屋に入ってきたのはありすの主人ではなく、ゆっくりの一家だった。 「ゆっ! なかなかゆっくりできそうなおうちだね! ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにしようね!」 「ゆゆっ? ありすがいるよ!」 「ありちゅはゆっくちできにゃいよおきゃーしゃん!」 「そうだね! れいぱーありすはゆっくりできないよ!」 もうすぐ冬のこの時期、人間の食べ物と家を奪い取るつもりで森から来たのだろう。 ありすは慌てず、主人から教えてもらった「こういう時になんて言えばいいか」を言った。 「ここはゆっくりできないありすのおうちよ! 隣のおうちのほうがもっとゆっくりできるわ!」 「ゆゆっ? ほんとう?」 「本当よ! 隣に住んでる人間はゆっくりをゆっくりさせてくれる人間よ!」 「ゆっ! いいこときいたね! それじゃあゆっくりできないありすはゆっくりできないぷれいすでゆっくりしないでいってね!」 ゆっくりできないはずのありすの言葉を簡単に信じて、一家は隣の部屋の扉に体当たりし始めた。 その扉から出てきた『菓子職人』の姿を見てから、ありすは部屋の扉を閉めた。 今日もまた、長屋のいつもの日々が訪れる。 「ほい、焼きれいむ一丁! 残すなよー」 「でいぶの゛あがぢゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 あとがきかもしれない ……これ、いいんだろうか? まぁいいや。 長屋の人々の話。ちゃんとゆっくりも虐待されてるよ! ぬるいけど。 長屋の入居者募集中。 この長屋の設定は著作権フリーですので、ゆっくり虐待系の中でのみ自由に使っても構いません。 ……でも誰がこんなの使うんだろう? ごめんなさい。 結局、田吾作さんって誰だ。 以上、EGSでした。 過去に投稿したもの 実力の無い話 つよいよわいつよいよわい 独善的シーソーゲーム 愛なき世界 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2886.html
※これまで自分の書いてきたSSの設定を引き継いでいます。 ※他SS様の設定をいくつか無断で使わせていただいてます。「おいおい俺の設定使うなよ」という方がおられれば削除いたします。 ※既出ネタの可能性があります。 ※名前を持つオリジナルキャラ多数出没。非匿名性を嫌う方は回れ右。 ※俺設定っていうレベルじゃねーぞ! 長屋緩慢饅頭百景 私が住む長屋には、何故かは知らないが、主にゆっくりを虐待することを好む人種──虐待お兄さん、もしくは虐待お姉さんと呼ばれる人々が多く住む。 今日は、この長屋の住人について少しだけ語ることにしよう。 私の隣の部屋に住む彼は、あるゆっくり菓子職人の弟子をしている。その名の通り、生ける饅頭であるゆっくりたちを多種多様な菓子へと加工するのが彼の生き甲斐だ。 昔は加工所に勤めていたらしいが、単純なシステムで生み出せるゆっくりの味には限界があると知り、菓子職人に弟子入りしたということだ。 普段は野山で捕まえたゆっくりを虐待しながら料理しており、よく私に味見(という名の毒見)をさせてくる。 どうも最近は、かの紅魔館にいる赤髪の悪魔に気があるとの噂があるが、よくは知らない。 「俺にとっちゃゆっくりはあれだな、材料だ」 「いぢゃい゛い゛い゛い゛ぃぃぃぃぃ!」 「材料を加工してるときが一番愉しいかな。ほい、ハゲ饅頭五つ目」 「ばりざのぎれいながみのげがぁぁぁぁぁぁぁぁ」 「む……きゅっ……むきゅ、きゅっ……」 「わがらないよぉぉ……」 「ああ、ありずの、どがいばながみがぁぁ……」 「どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「いや、饅頭に髪はいらんだろ」 そう彼は言いながら、鼻歌を歌いつつ子まりさの髪の毛を剃り落としていく。 私たちは普段、彼のことを『菓子職人』と呼んでいる。 いつも帽子を目深に被る彼は、いつの間にか『帽子屋』と呼ばれていた。 ゆっくりは主に髪飾りや帽子で個体識別をする。その帽子を扱った虐待を行うのが彼の日課だ。 たとえば頭に実を生やした母れいむがいるとしよう。彼は何も言わずに目も開けない赤ゆっくりの髪飾りを奪う。赤ゆっくりにも親ゆっくりにも傷をつけずに奪い取る。 生まれてきたわが子に髪飾りが無いとき、母はどのような行動をとるだろうか? 母性を発揮させて子を育てるか? それとも子と認識できずに潰すのか? 「どぼじででいぶのあがぢゃんだぢりぼんがないのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 逆の場合もある。わが子を胎生にんっしんっしている親の帽子を奪い取るだけである。時には別のゆっくりの屍骸から取り出した髪飾りを代わりに付ける。 親の中から這い出て初めて見る世界。後ろを振り返れば愛しの母。その母に帽子が無かったら? ゆっくりできない飾りをつけていたら? 「ゆゆっ! ゆっくりできないよ! ゆっくりできないおかーさんはしね!」 「やべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 そんな彼の飼いゆっくりは、髪飾りを持たないゆっくりゆうか種。しかしゆうか種には体つきで麦藁帽子を被るのうかりんと呼ばれるものがいるらしいため、帽子屋としては複雑な気持ちのようだ。 長屋の管理人である中年の彼を、私たちは『いとうじ』と呼んでいる。 彼の従者は双子のうぜぇ丸で、彼女らを使い天狗と交流を持っていると噂の人だ。天狗と人の間に生まれたという話もあるが眉唾である。 彼はゆっくりに関する情報を紙で纏め上げたもの──俗にいう、ゆっくり新聞の製作をしている。 愛で派、虐待派の中立を保っている記事はなかなか好評らしい。情報源は従者の双子うぜぇ丸というのがなんともいえない真実味をかもし出している。 また、ゆっくりの情報を扱うため、ゆっくりの群れに関しては私の知る限りでは一番詳しい人だ。 「今一番話題になってるのは『東のドス』の群れだぁな。何週間か前に大量発生したありすを殲滅したって話、おめぇも耳にしたこたぁあるだろ。よっぽど優秀なドスなんかね。 最近じゃ『騎馬めーりん』なんつーモンも出始めてるそうだ。オレぁめーりん好きなんだがな、あの辛味が。 あと西の『ゲストリート』のトップがまた変わったンだと。今度の奴はどのくらいもつのかねぇ? そういや最近、まりさとさとりのコンビがそこらを荒らしてるって噂があるな。なんでも闘技場出身の元ゆラディエーターだとか」 私が相変わらず凄い情報収集力だと言うと、彼はきまってこう言うのだ。 「オレの手柄じゃねぇンよ。オレの仕事はきめぇ丸の集めてくる情報を纏めるだけだって」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある右うぜぇ丸です」 「どうも、清く正しい、うざい顔に定評のある左うぜぇ丸です」 「副音声です」 「ステレオです」 「「おお、ダブルでうざいうざい」」 「ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃ!」 そんな彼の趣味は、ゆっくりにゆっくりさせないことである。主にうぜぇ丸を使って。 いつも紺色の着物を纏う彼女は長屋の人々から『姫』と呼ばれている。 彼女が好むのは一般にゲスと呼ばれるゆっくりたち。ただ自分がゆっくりするために他のゆっくりを蹴落とす性格をしたものたちである。 自分のために幸せな家族を騙し、自分のためにドスを騙し、自分のために捕食種や人間に仲間を売る。そんな連中を自分の立ち位置から蹴落としてやるのが、たまらなく愉しいのだという。 「ただ無知なだけじゃダメなんよ。知らなかったから調子乗ってました、じゃつまんない。ちゃんと物事を理解して、多くのことを知って、その上でゆっくりを蹴り落とす」 「ごべんなざいぃぃぃぃぃ! じら゛な゛がっだんでずぅぅぅぅぅぅ!!」 「そんなゆっくりはなかなかいないんだよね。すぐにこーやって命乞いしちゃう。あたしが聞きたいのは、命乞いじゃないんだよねぇ」 「ゆ゛っ! やべでね! でいぶはどうなっでもい゛い゛がらばりざはだずげでね!」 「どぼじでぞんなごどい゛う゛の゛ぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「泣きながら言われても興ざめだわー」 このゆっくりも違う、と呟いて、姫はまりさもれいむも蹴り潰した。 そんなにゲスなゆっくりが見たいなら、西のゲストリートに行けばいいのではないかと聞くが、彼女は悔しそうに返した。 「そりゃ行きたいよ。でも人里の外なんて出られないじゃん。妖怪もいるし」 護衛をつければいいのではと言えば、 「前に上白沢先生に頼んだら、ゆっくりにも魂はあるんだって説教くらった」 ──これはまったく関係の無い話だが、後に彼女は永遠亭の詐欺兎に護衛を頼んで、ゲスたちの集うゲストリートへ赴くことになる。 その結果は……人間がゆっくりに知略で負けるという伝説を残すことになるのだが、それはまた別の話。 「ところで、あなたの紹介はしないの?」 私のことは別にいいだろう、ありす? せいぜい、自分で言うのもなんだけど潔癖症で、部屋にゆっくりの餡子がつかないように気をつけてる程度だ。 「……おにーさんなの? おねーさんなの? 今でもわからないからあなたとしか言えないわ」 私が男か女かなんて、些細なことだろう。 さて、田吾作さんの畑にまたゆっくりが侵入したそうだから行くとするよ。留守番よろしくね、ありす。 * * * * * * その部屋の主人が出かけ、主人に飼われているありすはため息を吐いた。 「またごまかされた気がするわ……」 と、突然部屋の扉が開く。主人が忘れ物でもしたのだろうか? だが、部屋に入ってきたのはありすの主人ではなく、ゆっくりの一家だった。 「ゆっ! なかなかゆっくりできそうなおうちだね! ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにしようね!」 「ゆゆっ? ありすがいるよ!」 「ありちゅはゆっくちできにゃいよおきゃーしゃん!」 「そうだね! れいぱーありすはゆっくりできないよ!」 もうすぐ冬のこの時期、人間の食べ物と家を奪い取るつもりで森から来たのだろう。 ありすは慌てず、主人から教えてもらった「こういう時になんて言えばいいか」を言った。 「ここはゆっくりできないありすのおうちよ! 隣のおうちのほうがもっとゆっくりできるわ!」 「ゆゆっ? ほんとう?」 「本当よ! 隣に住んでる人間はゆっくりをゆっくりさせてくれる人間よ!」 「ゆっ! いいこときいたね! それじゃあゆっくりできないありすはゆっくりできないぷれいすでゆっくりしないでいってね!」 ゆっくりできないはずのありすの言葉を簡単に信じて、一家は隣の部屋の扉に体当たりし始めた。 その扉から出てきた『菓子職人』の姿を見てから、ありすは部屋の扉を閉めた。 今日もまた、長屋のいつもの日々が訪れる。 「ほい、焼きれいむ一丁! 残すなよー」 「でいぶの゛あがぢゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 あとがきかもしれない ……これ、いいんだろうか? まぁいいや。 長屋の人々の話。ちゃんとゆっくりも虐待されてるよ! ぬるいけど。 長屋の入居者募集中。 この長屋の設定は著作権フリーですので、ゆっくり虐待系の中でのみ自由に使っても構いません。 ……でも誰がこんなの使うんだろう? ごめんなさい。 結局、田吾作さんって誰だ。 以上、EGSでした。 過去に投稿したもの 実力の無い話 つよいよわいつよいよわい 独善的シーソーゲーム 愛なき世界 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/batorowa-genjo/pages/748.html
しん プロフィール 代表優勝キャラ1 称号 鋼鉄
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2068.html
ゆっくり加工場ベーシックを目指してみた 「ゆっくりしていってね!!!」 元気の良い掛け声とともに生まれた子まりさが始めてみたものは、体中から奇妙な管を生やし号泣しながら絶叫する母と、灰色の無機質な壁、そして温かみのない薄暗い照明の光だった。 「でいぶのあがぢゃああああああああああああ!!!!」 母の絶叫は止まらない。おかしい、自分が生まれたというのに母は全然喜んでくれない。おかしい。 「おかあさんゆっくゆべぇ!!!」 母の体から飛び出た勢いのまま、子まりさは背後にあった壁にぶつかった。壁はやわらかい素材だったのか、子まりさは餡子を吐き出すこともなく、少し跳ね返り下に落ちていく。子まりさの下には床がなく、真っ暗な空間が広がっていた。 「おがあぢゃあああああああああ!!ゆ゛っぐり゛だずげでええええええええええ!!」 母に助けを求めるが落下は止まらない。そのうち、母の姿も見えなくなり、子まりさは何かに激突して意識が途切れた。 「でいぶの、あがぢゃんが・・・」 母れいむは悲しかった。せっかく体を痛めて生んだ子がまた死んでしまった。まりさとのとてもゆっくりしたかわいい赤ちゃんだったいうのに。生まれたら赤ちゃんに色々なことを教えていっしょにたくさんゆっくりするつもりだったのに。 ふと、ここでれいむは違和感を感じた。自分とすっきりしたはずのまりさのことを思い出せない。どんなゆっくりだっただろうか。にんっしんしたのだから一緒にいたはずなのに思い出せない。なにより、こんなことが前にもあった気がする・・・。 「ゆっ?」 ふと、頭上から何か機械音が聞こえてくる。れいむからは見えないが、天井が開き、何かを先につけたアームが降りてきていた。そのアームの先の物体はどんどんれいむに近づいてくる。れいむはこの音に聞き覚えがあったように感じていた。どこで聞いたんだろう、どこで・・・。そしてれいむは、思い出してしまった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!もう゛ずっぎり゛じだぐな゛いいいいいいいいいいいいい!!!!」 アームの先端についていたのはまりさだった。ただし、普通のまりさではない。れいむと同じように体から管を生やしており、その上れいむと違って、まりさには目も口も帽子もない。目があった部分には管が刺さっているし、口はホッチキスのようなもので止められていてあかないようだった。 まりさはゆっくりとれいむに近づいてくる。まりさからなにやら良く分からない粘液らしき液体がたれ、発情しているのが分かる。良く見るとまりさ自身が小刻みに振動しているようだ。 「ごっぢごな゛いでえええええええええ!!」 れいむは子まりさを生んだとき以上の形相で叫ぶ。しかし所詮は無駄な行為だった。体中に刺さった管と足に食い込む金属により、れいむは体を曲げることさえ出来ない。 そんなことをやっているうちに、まりさがぴったりとれいむにくっ付く。そして伝わる心地よい振動。れいむは自分が興奮し始めているのを感じていた。体から良く分からない粘液が出始め、望まぬままだんだん興奮していく。 「ゆ゛っぐり゛や゛でええええええええええええ!!!お゛う゛ぢがえ゛る゛うううううううううううう!!!」 やめてほしいと訴えるも、まりさからの応えはない。当たり前だ。口がないのだ。いくられいむが叫んでも答えは何もない。愛のあるすっきりでも、ましてやレイプですらない。単なる機械的な行為でしかなかった。 「も゛う゛や゛め゛でえええええええええええ!!ずっぎり゛いいいいいいいいいいいい!!!!!!」 白目をむき、鬼のような形相ですっきりするれいむ。口から泡を吐き、ピクピクと痙攣しながら気絶していた。 このれいむは、目覚めるといつものように全てを忘却し、にんっしんしたことを喜び、そして再び絶望を味わうことになるのだろう。ゆっくり種の記憶力の悪さと、精神を守るための自己防衛本能、そしてそれらを上手く利用した加工場の完璧なシステムによって生み出された悲劇だった。 「・・・ゆっ?」 子まりさは衝撃で目を覚ました。床に激突した子まりさだったが、床は衝撃を吸収する特殊な床だったようだ。気を失っただけで特に外傷はなかった。床は少々傾いていて、子まりさは気絶したまま転がり、さらにその先にあったスロープを転がり、今居る場所に転がり込んだようだ。子まりさが感じた衝撃は転がり落ちた先の床に当たったときのものらしい。 「おかあさん、どこー?」 起き上がり母を呼んでみるが、返事はない。何度も呼ぶが、無駄な行為だった。子まりさは母を捜すことに必死で全く気づいてなかったが、床は動いており、どんどん先に進んでいた。 進んだ先にあったトンネルのようなものの中に入る。ここで動く床が途切れ、代わりに緩いスロープとなっていた。入ったとたん、上からシャワーより少し弱い程度の水がふって来る。 「ゆゆっ!つめたくてきもちいいよ!」 ゆっくりとスロープを下っていく子まりさ。床は良くすべる材質のようで、水のおかげもありスムーズに進む。 「すっきゆ゛っ!」 上からの水が途切れると、網目の床で出来た坂があり水は全て網から流れ落ちた。すっきりして坂に気づかなかった子まりさは突然のことで対応できず、そのまま転がっていく。転がっている間、四方から風が吹き付けていた。 「ゆぐぇ!」 坂の終着点の床に落ちる。最初の床と同じ、動く床のようだった。 「ゆっ!かぜさんきもちいいよ!」 坂と同じように風が吹き付けている。ある程度乾いていた体が完全に乾く。 「すっきりーっ!」 ようやく、すっきり出来たようだ。 ここで、やっと子まりさは床が動いていることに気づいた。だが、気づいただけで逆らって戻ろうとはしなかった。床の動きはとてもゆっくりだったし、何より先に進めばさらにゆっくり出来るのではないかという期待があった。母から引き離され、床に激突し、坂を転がり落ちたというのに。危険を回避するよりもさっきみたいにすっきりしてゆっくりしたいという欲望をとったようだ。さすが餡子脳。 再びトンネルのようなところに入る。このとき、子まりさの心にはゆっくりできる、という期待で満ち溢れていただろう。だが、その期待は裏切られることとなる。 「ゆっくりしていってゆ゛うううううううううううううううううう!!!!」 坂だった。期待に胸を膨らませ無防備だった子まりさはまたもや気づかず坂を転げ落ちていく。 落ちた先は、今までとは違い箱状の場所だった。子まりさより一回り大きい程度で、何とか起き上がれる広さはあったものの、かなり狭い。下は網目状になっている。 「どう゛じでゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛のおおおおおおおおおおおおおお!」 子まりさが叫ぶ、すると、間髪居れず箱の上方が塞がり、箱が動き出した。 「ゆっ!ゆっくりうごかないでね!」 箱はそのまま進んでいく。どうやら今までと違い、アームで上からつかみ進んでいるようだ。 「ぐるじいよ!ゆっくりやめてうぇぁ」 移動しながら天井が下がってくる。子まりさが身動きが取れない程度まで下がったあたりで止まる。口をあけることが出来ず、声を出すことが出来ない。そのまま箱は進んでいく。 「ゅ゛!!!!!!」 箱が進んだ先には、弱い火を出す機械があった。箱はその上空で停止すると、ゆっくりと火に向かって下がっていく。 「ゅ゛ぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 火は容赦なく子まりさの足を焼いていく。天井に押さえつけられており、はねることも出来ずただ焼かれる。弱い火のために命の危険は無いものの、二度と跳ねることが出来ないのは明白だった。 「もうやだおうちかえるうううううううううううううううう!!ゆ゛っ!とべないよおおおおおおおお!なんでえええええええええええ!?」 足を焼かれた子まりさを乗せた箱は火があった場所から少し離れると、箱は下に下ろされ、上部が開く。逃げ出そうと子まりさは飛ぼうとするも、足は焼かれており飛ぶことは出来ない。まもなくアームが上方からまりさをわしづかみする。 「ゆっくりやめてね!はなしてね!」 子まりさを掴んだアームは別の先が二股に分かれたアームの前に来ると静止した。 「はなしてっていってるでしょおおおおおおおおおおお!!!まりさのいうこときけないの!?!?!?!ばかなの?!?!?!」 子まりさはアームに向かって叫ぶが当たり前だが反応はない。さすがに足を焼かれてここがゆっくり出来ない場所だと分かったようだが、もう遅すぎた。 「ゆっ!こっちこないでね!」 子まりさの顔が先が二股に分かれたアームに向けられた。二股に分かれたアームの先はどうやら小さなドリルになっているようで、二股に分かれたアームは子まりさのほうにゆっくり近づいていき、それがそのまま子まりさの目に突き刺さった。 「ゆ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」 激痛に叫び声をあげる子まりさ。目を突き破ったドリルはゆっくりとまりさから抜かれつつ、水で溶いた小麦粉を先端から出して目があった部分を埋めていく。 「め゛がああああああああああ!!!め゛がああああああああああ!!!ばりざのきべいばぼべべがあああああああああ!!!」 ドリルが引き抜かれた後には目は存在せず、子まりさは見事な目無しゆっくりになった。子まりさは叫び続けるものの、子まりさを掴んでいるアームは無慈悲に次の行程へ進んでいく。 次の行程を行うアームの前で停止する。そして叫び続ける子まりさの口に先に釣り針のような返しがついている一本の細いチューブが差し込まれた。 「ゆっ!あまあまー!」 チューブから流れ出ているのはさまざまな栄養素が配合された少量の砂糖水だった。ついさっきまで目の痛みと失明のショックで叫んでいた子まりさは、初めて口にする味に夢中になり、口を硬く閉じて懸命に吸い始める。だが、これがいけなかった。 「・・・・!!!!!」 子まりさが砂糖水に夢中になっている間に、子まりさの口が両サイドにあるアームに挟まれてしまったのだ。子まりさはすっかり口をふさがれて、全く喋ることができない。その間砂糖水は流れ続けており、子まりさもそのうち口を塞がれていることを忘れて再び夢中で吸いだす。 何分かすると、はさんでいたアームは子まりさの口を離した。それに気づいた子まりさは口をあけようとするも、開かない。子まりさの生まれたててやわらかかったため、簡単に癒着してしまったのだ。 「・・・・!!!!!」 もがいている内に、別のアームが口があった部分を水溶き小麦粉でどんどん固めて、強固にしていく。アームが離れる頃には、口の痕跡はすっかり消え去り、子まりさは立派なのっぺらゆっくりになった。 こうしている間も、どんどん砂糖水が流れ込んでいく。甘い砂糖水のおいしさには勝てず、子まりさはどんどん飲んでいく。暫くすると、砂糖水は止まり、子まりさはぶるぶると震えだした。体が水分を過剰摂取しすぎて、体が維持できなくなってきているのだ。震えているのも体が解け始める痛みによる反応からだった。 子まりさが震えるとすぐ、先に毛がたくさんついたアームが子まりさの顎のしたあたりをさすって刺激する。すると、まりさの顎の辺りに穴が開き始めた。水分を過剰摂取したとき、排出するために使われる尿道だ。本来は親が舌でなめて刺激を与えることによって開くのだが、代わりに毛で刺激することで開かせたのだ。 準備が整い、水分を放出しようとする尿道。しかし、水分が出るより早く、口に刺さっているのと同じ、返しのついた細いチューブが差し込まれた。 「!!!!!!!!!!!」 痛みに体を振るわせる子まりさ。尿道にはチューブが突き刺さり、穴を塞いでいる。しかし、過剰に摂取した水分は排出しなければならない。幸いにも、チューブの中は空洞だ。チューブの中に放尿し始める子まりさ。 だが、そのチューブがつなげられている先は子まりさの口だった。自分が陰部から放出したものが、口に入り込んでくる。あまりの吐き気に吐き出そうとするも、口は完全にふさがれており吐き出すことは出来ない。結果、飲み込むしかなかった。 ちなみに、補足するとゆっくりの尿は別に汚いものでもなんでもない。単なる水分に過ぎないからだ。しかも、体の中の成分がある程度溶け出している栄養の豊富な液体だ。これにより、この子まりさは食事をしなくても少なくとも半年は死なない体となった。 アームにつかまれ、子まりさは進んでいく。もはや歩くことも見ることも喋ることも出来ず、ただ出来るのは聴くことだけ。その上自らが放出した尿をすぐ飲まなければ破裂してしまい、飲んだ水分はすぐ放出しないと解けてしまうという悪循環。正に地獄のような苦しみだった。子まりさの餡子はとてもおいしいものになっているだろう。 頭に逆流防止のストッパーのついたストローを刺される。もはや痛みに震えることしか出来ない。 ある地点まで来るとアームから下ろされ、そのまま袋詰めされる。袋にはこう書いてある。 「いつでも新鮮!加工所印のゆっくりレーション!!」 あなたの旅の友に、非常食に、忙しい時の腹ごなしに! 加工場新商品、ゆっくりレーション! 新鮮でおいしいゆっくりを、いつでもどこでも、どんなときでも味わえます。 その上常温で長期保存可能!ゆっくりが生きている限り、決して腐りません! 八意印の栄養剤配合で、栄養バランスもばっちり! 味もつぶあん、こしあん、抹茶餡、生クリーム、カスタードなど味もさまざま! 御購入は、お近くの加工所代理店、販売特約店まで! あとがき 勢いで初めて書いた結果がこれだよ!!! このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1942.html
ゆっくり加工場ベーシックを目指してみた 「ゆっくりしていってね!!!」 元気の良い掛け声とともに生まれた子まりさが始めてみたものは、体中から奇妙な管を生やし号泣しながら絶叫する母と、灰色の無機質な壁、そして温かみのない薄暗い照明の光だった。 「でいぶのあがぢゃああああああああああああ!!!!」 母の絶叫は止まらない。おかしい、自分が生まれたというのに母は全然喜んでくれない。おかしい。 「おかあさんゆっくゆべぇ!!!」 母の体から飛び出た勢いのまま、子まりさは背後にあった壁にぶつかった。壁はやわらかい素材だったのか、子まりさは餡子を吐き出すこともなく、少し跳ね返り下に落ちていく。子まりさの下には床がなく、真っ暗な空間が広がっていた。 「おがあぢゃあああああああああ!!ゆ゛っぐり゛だずげでええええええええええ!!」 母に助けを求めるが落下は止まらない。そのうち、母の姿も見えなくなり、子まりさは何かに激突して意識が途切れた。 「でいぶの、あがぢゃんが・・・」 母れいむは悲しかった。せっかく体を痛めて生んだ子がまた死んでしまった。まりさとのとてもゆっくりしたかわいい赤ちゃんだったいうのに。生まれたら赤ちゃんに色々なことを教えていっしょにたくさんゆっくりするつもりだったのに。 ふと、ここでれいむは違和感を感じた。自分とすっきりしたはずのまりさのことを思い出せない。どんなゆっくりだっただろうか。にんっしんしたのだから一緒にいたはずなのに思い出せない。なにより、こんなことが前にもあった気がする・・・。 「ゆっ?」 ふと、頭上から何か機械音が聞こえてくる。れいむからは見えないが、天井が開き、何かを先につけたアームが降りてきていた。そのアームの先の物体はどんどんれいむに近づいてくる。れいむはこの音に聞き覚えがあったように感じていた。どこで聞いたんだろう、どこで・・・。そしてれいむは、思い出してしまった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!もう゛ずっぎり゛じだぐな゛いいいいいいいいいいいいい!!!!」 アームの先端についていたのはまりさだった。ただし、普通のまりさではない。れいむと同じように体から管を生やしており、その上れいむと違って、まりさには目も口も帽子もない。目があった部分には管が刺さっているし、口はホッチキスのようなもので止められていてあかないようだった。 まりさはゆっくりとれいむに近づいてくる。まりさからなにやら良く分からない粘液らしき液体がたれ、発情しているのが分かる。良く見るとまりさ自身が小刻みに振動しているようだ。 「ごっぢごな゛いでえええええええええ!!」 れいむは子まりさを生んだとき以上の形相で叫ぶ。しかし所詮は無駄な行為だった。体中に刺さった管と足に食い込む金属により、れいむは体を曲げることさえ出来ない。 そんなことをやっているうちに、まりさがぴったりとれいむにくっ付く。そして伝わる心地よい振動。れいむは自分が興奮し始めているのを感じていた。体から良く分からない粘液が出始め、望まぬままだんだん興奮していく。 「ゆ゛っぐり゛や゛でええええええええええええ!!!お゛う゛ぢがえ゛る゛うううううううううううう!!!」 やめてほしいと訴えるも、まりさからの応えはない。当たり前だ。口がないのだ。いくられいむが叫んでも答えは何もない。愛のあるすっきりでも、ましてやレイプですらない。単なる機械的な行為でしかなかった。 「も゛う゛や゛め゛でえええええええええええ!!ずっぎり゛いいいいいいいいいいいい!!!!!!」 白目をむき、鬼のような形相ですっきりするれいむ。口から泡を吐き、ピクピクと痙攣しながら気絶していた。 このれいむは、目覚めるといつものように全てを忘却し、にんっしんしたことを喜び、そして再び絶望を味わうことになるのだろう。ゆっくり種の記憶力の悪さと、精神を守るための自己防衛本能、そしてそれらを上手く利用した加工場の完璧なシステムによって生み出された悲劇だった。 「・・・ゆっ?」 子まりさは衝撃で目を覚ました。床に激突した子まりさだったが、床は衝撃を吸収する特殊な床だったようだ。気を失っただけで特に外傷はなかった。床は少々傾いていて、子まりさは気絶したまま転がり、さらにその先にあったスロープを転がり、今居る場所に転がり込んだようだ。子まりさが感じた衝撃は転がり落ちた先の床に当たったときのものらしい。 「おかあさん、どこー?」 起き上がり母を呼んでみるが、返事はない。何度も呼ぶが、無駄な行為だった。子まりさは母を捜すことに必死で全く気づいてなかったが、床は動いており、どんどん先に進んでいた。 進んだ先にあったトンネルのようなものの中に入る。ここで動く床が途切れ、代わりに緩いスロープとなっていた。入ったとたん、上からシャワーより少し弱い程度の水がふって来る。 「ゆゆっ!つめたくてきもちいいよ!」 ゆっくりとスロープを下っていく子まりさ。床は良くすべる材質のようで、水のおかげもありスムーズに進む。 「すっきゆ゛っ!」 上からの水が途切れると、網目の床で出来た坂があり水は全て網から流れ落ちた。すっきりして坂に気づかなかった子まりさは突然のことで対応できず、そのまま転がっていく。転がっている間、四方から風が吹き付けていた。 「ゆぐぇ!」 坂の終着点の床に落ちる。最初の床と同じ、動く床のようだった。 「ゆっ!かぜさんきもちいいよ!」 坂と同じように風が吹き付けている。ある程度乾いていた体が完全に乾く。 「すっきりーっ!」 ようやく、すっきり出来たようだ。 ここで、やっと子まりさは床が動いていることに気づいた。だが、気づいただけで逆らって戻ろうとはしなかった。床の動きはとてもゆっくりだったし、何より先に進めばさらにゆっくり出来るのではないかという期待があった。母から引き離され、床に激突し、坂を転がり落ちたというのに。危険を回避するよりもさっきみたいにすっきりしてゆっくりしたいという欲望をとったようだ。さすが餡子脳。 再びトンネルのようなところに入る。このとき、子まりさの心にはゆっくりできる、という期待で満ち溢れていただろう。だが、その期待は裏切られることとなる。 「ゆっくりしていってゆ゛うううううううううううううううううう!!!!」 坂だった。期待に胸を膨らませ無防備だった子まりさはまたもや気づかず坂を転げ落ちていく。 落ちた先は、今までとは違い箱状の場所だった。子まりさより一回り大きい程度で、何とか起き上がれる広さはあったものの、かなり狭い。下は網目状になっている。 「どう゛じでゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛のおおおおおおおおおおおおおお!」 子まりさが叫ぶ、すると、間髪居れず箱の上方が塞がり、箱が動き出した。 「ゆっ!ゆっくりうごかないでね!」 箱はそのまま進んでいく。どうやら今までと違い、アームで上からつかみ進んでいるようだ。 「ぐるじいよ!ゆっくりやめてうぇぁ」 移動しながら天井が下がってくる。子まりさが身動きが取れない程度まで下がったあたりで止まる。口をあけることが出来ず、声を出すことが出来ない。そのまま箱は進んでいく。 「ゅ゛!!!!!!」 箱が進んだ先には、弱い火を出す機械があった。箱はその上空で停止すると、ゆっくりと火に向かって下がっていく。 「ゅ゛ぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 火は容赦なく子まりさの足を焼いていく。天井に押さえつけられており、はねることも出来ずただ焼かれる。弱い火のために命の危険は無いものの、二度と跳ねることが出来ないのは明白だった。 「もうやだおうちかえるうううううううううううううううう!!ゆ゛っ!とべないよおおおおおおおお!なんでえええええええええええ!?」 足を焼かれた子まりさを乗せた箱は火があった場所から少し離れると、箱は下に下ろされ、上部が開く。逃げ出そうと子まりさは飛ぼうとするも、足は焼かれており飛ぶことは出来ない。まもなくアームが上方からまりさをわしづかみする。 「ゆっくりやめてね!はなしてね!」 子まりさを掴んだアームは別の先が二股に分かれたアームの前に来ると静止した。 「はなしてっていってるでしょおおおおおおおおおおお!!!まりさのいうこときけないの!?!?!?!ばかなの?!?!?!」 子まりさはアームに向かって叫ぶが当たり前だが反応はない。さすがに足を焼かれてここがゆっくり出来ない場所だと分かったようだが、もう遅すぎた。 「ゆっ!こっちこないでね!」 子まりさの顔が先が二股に分かれたアームに向けられた。二股に分かれたアームの先はどうやら小さなドリルになっているようで、二股に分かれたアームは子まりさのほうにゆっくり近づいていき、それがそのまま子まりさの目に突き刺さった。 「ゆ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」 激痛に叫び声をあげる子まりさ。目を突き破ったドリルはゆっくりとまりさから抜かれつつ、水で溶いた小麦粉を先端から出して目があった部分を埋めていく。 「め゛がああああああああああ!!!め゛がああああああああああ!!!ばりざのきべいばぼべべがあああああああああ!!!」 ドリルが引き抜かれた後には目は存在せず、子まりさは見事な目無しゆっくりになった。子まりさは叫び続けるものの、子まりさを掴んでいるアームは無慈悲に次の行程へ進んでいく。 次の行程を行うアームの前で停止する。そして叫び続ける子まりさの口に先に釣り針のような返しがついている一本の細いチューブが差し込まれた。 「ゆっ!あまあまー!」 チューブから流れ出ているのはさまざまな栄養素が配合された少量の砂糖水だった。ついさっきまで目の痛みと失明のショックで叫んでいた子まりさは、初めて口にする味に夢中になり、口を硬く閉じて懸命に吸い始める。だが、これがいけなかった。 「・・・・!!!!!」 子まりさが砂糖水に夢中になっている間に、子まりさの口が両サイドにあるアームに挟まれてしまったのだ。子まりさはすっかり口をふさがれて、全く喋ることができない。その間砂糖水は流れ続けており、子まりさもそのうち口を塞がれていることを忘れて再び夢中で吸いだす。 何分かすると、はさんでいたアームは子まりさの口を離した。それに気づいた子まりさは口をあけようとするも、開かない。子まりさの生まれたててやわらかかったため、簡単に癒着してしまったのだ。 「・・・・!!!!!」 もがいている内に、別のアームが口があった部分を水溶き小麦粉でどんどん固めて、強固にしていく。アームが離れる頃には、口の痕跡はすっかり消え去り、子まりさは立派なのっぺらゆっくりになった。 こうしている間も、どんどん砂糖水が流れ込んでいく。甘い砂糖水のおいしさには勝てず、子まりさはどんどん飲んでいく。暫くすると、砂糖水は止まり、子まりさはぶるぶると震えだした。体が水分を過剰摂取しすぎて、体が維持できなくなってきているのだ。震えているのも体が解け始める痛みによる反応からだった。 子まりさが震えるとすぐ、先に毛がたくさんついたアームが子まりさの顎のしたあたりをさすって刺激する。すると、まりさの顎の辺りに穴が開き始めた。水分を過剰摂取したとき、排出するために使われる尿道だ。本来は親が舌でなめて刺激を与えることによって開くのだが、代わりに毛で刺激することで開かせたのだ。 準備が整い、水分を放出しようとする尿道。しかし、水分が出るより早く、口に刺さっているのと同じ、返しのついた細いチューブが差し込まれた。 「!!!!!!!!!!!」 痛みに体を振るわせる子まりさ。尿道にはチューブが突き刺さり、穴を塞いでいる。しかし、過剰に摂取した水分は排出しなければならない。幸いにも、チューブの中は空洞だ。チューブの中に放尿し始める子まりさ。 だが、そのチューブがつなげられている先は子まりさの口だった。自分が陰部から放出したものが、口に入り込んでくる。あまりの吐き気に吐き出そうとするも、口は完全にふさがれており吐き出すことは出来ない。結果、飲み込むしかなかった。 ちなみに、補足するとゆっくりの尿は別に汚いものでもなんでもない。単なる水分に過ぎないからだ。しかも、体の中の成分がある程度溶け出している栄養の豊富な液体だ。これにより、この子まりさは食事をしなくても少なくとも半年は死なない体となった。 アームにつかまれ、子まりさは進んでいく。もはや歩くことも見ることも喋ることも出来ず、ただ出来るのは聴くことだけ。その上自らが放出した尿をすぐ飲まなければ破裂してしまい、飲んだ水分はすぐ放出しないと解けてしまうという悪循環。正に地獄のような苦しみだった。子まりさの餡子はとてもおいしいものになっているだろう。 頭に逆流防止のストッパーのついたストローを刺される。もはや痛みに震えることしか出来ない。 ある地点まで来るとアームから下ろされ、そのまま袋詰めされる。袋にはこう書いてある。 「いつでも新鮮!加工所印のゆっくりレーション!!」 あなたの旅の友に、非常食に、忙しい時の腹ごなしに! 加工場新商品、ゆっくりレーション! 新鮮でおいしいゆっくりを、いつでもどこでも、どんなときでも味わえます。 その上常温で長期保存可能!ゆっくりが生きている限り、決して腐りません! 八意印の栄養剤配合で、栄養バランスもばっちり! 味もつぶあん、こしあん、抹茶餡、生クリーム、カスタードなど味もさまざま! 御購入は、お近くの加工所代理店、販売特約店まで! あとがき 勢いで初めて書いた結果がこれだよ!!! このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4046.html
『野菜を育てるとは』 10KB 考証 実験 改造 群れ 野良ゆ 現代 独自設定 季節感のズレはご容赦 「ゆっくりだしてね!」 「出すわけ無いだろうが。」 畑の側に仕掛けた落とし穴にはまって動けなくなっているのは成体になったばかりのまりさ。 「お前、ここが人間の畑だと言うことはわかっていたよな。」 こいつは一週間ほど前から畑の周りをうろうろして、進入する機会をうかがっていた。 その時に俺が水やりや草取りをしているところを見ていたはずだ。 それに俺の姿を見るとこそこそ逃げ回っていた事から考えても、人間の畑には行ったらただじゃ済まないと言うことは 理解しているはずである。 「ゆっ!しってるよ!はたけさんはおやさいさんがかってにはえてくるばしょだよ!そこをにんげんさんが ひとりじめにしているんだよ!だからまりさはわるくないよ!」 駄目だこいつ。ゲスじゃなくてすごいバカだ。 「あのな、お前も俺が水をやったり草を取ったりしているのはみてただろ。」 「みてたよ!」 「ああやって人間が世話をしないと野菜は生えてこないんだよ。だから人間の畑に勝手に入り込んで野菜を食べるのは ゲスのすることなんだよ。」 「そんなのうそだよ!まりさたちだっておやさいをそだてているからわかるよ!あんなのでおやさいがそだつわけないよ!」 「なんだって?」 こいつはちょっと変わっている。今までにも「おやさいさんはかってにはえてくる」と主張するゆっくりは数え切れないほど見てきたが、 そいつらは「野菜を栽培する」という概念そのものを理解していなかった。 自分たちが野菜を栽培してると主張しつつ、人間は野菜を育ててないというゆっくりは初めてだ。 「それならお前達が野菜を育てているところを見せてもらおう。本当に野菜を育てていたらここの野菜を分けてやる。 ただし嘘だったら潰す。」 「うそじゃないよ!みせてあげるからここからだしてね!」 「ああ、出してやるから案内しろ。」 まりさ達の住んでいる場所は畑からゆっくりの足で20分ほどの山の中だった。 「ここがまりさたちのゆっくりぷれいすだよ!!!」 「おかえりまりさ…どぼじてにんげんさんがいるのおおお!!!」 「んほおおおお!」 「わからないよー。」 「ちーんぽ、たんっしょうっ!」 俺の姿を見ただけで群れが軽くパニック状態になっている。以前に人間によほど酷い目にあわされたのだろう。 「あー、みんな、ゆっくりしていってね!!!ここの長は誰だ。」 「むきゅう…ぱちぇがおさよ…。にんげんさん、まりさがなにをやったのかしらないけど、ぱちぇがせきにんをとるから むれのみんなはゆるしてあげてちょうだい…。」 「いや、べつにまりさに迷惑をかけられた訳じゃない。俺は只ゆっくり達が野菜を育てているところを見せてもらいに来たんだ」 「むきゅう!?おやさいさんを!?」 「まりさがそう言ったんだ。それともまりさの嘘か?」 「うそじゃないわ…でも…」 「見せてくれたら群れのみんなに野菜を分けてあげよう。」 とたんに周囲の空気が変わる。 「おやさいさんをわけてくれるの!」「ゆっくりできるぜ!」「わかるよー!」「んほおおおお!」 降って湧いたような幸運に皆色めき立っている。 「しかし、見せてくれないなら群れのみんなを潰す。」 再び空気が変わる。 「つぶさないでええ!」「ゆっくりできないぜええ!」「わからないよー!」「んほおおおお!」 みな恐怖で叫び回っている。 「おさ、にんげんさんにおしえてあげてね!」「みんながゆっくりできなくなるよ!」 「むきゅう…わかったわ、にんげんさん。おやさいはこっちのほうにはえているわ。」 ぱちゅりーが林の中の少し開けた場所に移動する。そしてそこには、俺が今までに見たことのないナマモノが存在していた。 「…なんだこりゃ。」 そこにあるのは確かに野菜であり、立派なトマトやなすが実っていた。 問題はその土台となる部分で、ゆっくりが仰向けで地面に半分ほど埋まっている。 そして額のあたりから植物性妊娠でおなじみの茎が生えていて、それが途中で野菜の茎に接いである。 野菜に栄養を吸われて苦しいのか、どのゆっくりも凄い表情をしている。 「これは…たしかに野菜だな。」 「ほらね!まりさのいったとおりでしょ!」 「土台はゆっくりだよな。」 「むきゅ、そうよ。」 「一体…誰がこんな事を考えたんだ?」 ぱちゅりーの話によると、これは元々人間が始めたことらしい。 この群れは昔から人里近くの林の中でひっそりと暮らしていたが、たまに人里に降りて人間と衝突するゆっくりがいた。 ある日、群れに人間がやってきて、人間に迷惑をかけたゲスなゆっくりをれいぱーに襲わせ、額から生えた茎を途中で切って 野菜の苗を接いで土台とした上、地中に半分だけ埋めて見せた。 さらに人間は「土台のゆっくりを殺さず、なるべく苦しませつつ長生きさせろ。将来ゲスなゆっくりが出てきたらこれと同じ罰を与えろ。 収穫できた野菜は群れで食べていい。」 と群れの長に命令した。 それ以来、長が代替わりしても、群れの掟はずっと守られていた。 ゆっくりの餡子は植物の成長にきわめて好適らしく、通常は一年性である野菜も何年も繰り返し収穫でき、しかも果実の出来は上々。 肥料は雑草や落ち葉やうんうんを土台に食べさせてればよく、腐葉土で埋めてしまえば冬に凍死することもない。 人間と接触する危険を冒さずにおいしい果実を得られて、同時に群れ全体にゲスの末路を見せつける一石二鳥の制度である。 「わかったでしょ!おやさいをそだてるのはたいへんなんだよ!にんげんさんみたいなやりかたでおやさいがそだつわけないよ!」 成る程、そう言うことか。 まりさは生まれたときからこの制度を見て育った。 そのため、まりさにとって「野菜を育てる」とは「額に茎を接いで栄養を吸わせる」事と同一である。 それ以外の行為、例えば人間が野菜に水をやったり肥料をやったりしているのを見ても、それは「野菜を育てる」事だと認識できない。 故に人間の畑に生えてくる野菜は、人間の行為と関係なく「かってにはえてくる」ものだと解釈する。 これを愚かと笑うことが出来るだろうか。 人間だってゆっくりを使った栽培方法しか知らなければ、土で野菜を育てるなど天才か狂人でなければ思い付かないだろう。 これに関してはゆっくりの言い分にも筋が通っていると認めざるを得ない。 「よし、確かにお野菜を育てているところを見させてもらった。お礼にお野菜をあげよう。」 そう宣言すると群れのゆっくり達が歓喜の声を上げた。 「ゆっくりしてるよ!」「まりさのおかげだね!」「びっぐまらぺにす!」「んほおおおお!」 「ただし!今俺の畑には群れの全員に配るだけの野菜はない。 そこで!この群れのゆっくりのうち何匹かに野菜を育てる手伝いをしてもらいたい。 手伝ってくれたゆっくりには野菜に加えてあまあまもあげよう!」 そう告げると一瞬静まりかえった後、さらなる熱狂が群れを包み込んだ。 「れいむがいくよ!」「まりさもいくんだぜ!」「ちぇんもいくんだねー」「んほおおおお!」 ざっと数えただけで群れの八~九割が名乗りを上げている。 何しろ野菜に加え、野生のゆっくりにとって一生に一度食べられれば幸運と言うべきあまあまがかかっているのだ、 必死になるのも当然である。 「うーん、これだとちょっと多すぎるな…」 「むきゅ!そこまでよみんな!」 と、熱狂の中で存在を忘れられていた群れ長のぱちゅりーが声を上げ、皆が一斉に振り向いた。 「みんなむれのおきてをわすれたの!にんげんさんからなにかをうばうことも、にんげんさんからなにかをもらうことも ゆるされていないわ!それにあまあまなんてたべたらほかのものがたべられなくなるわ!」 どうやらこのぱちゅりーはかなり頭が良く、しっかりしたリーダーらしい。 その証拠に「ぱちゅりーのいうとおりだよ!」「まりさはむれにのこるよ!」と言うゆっくりが出始めた。 その一方「なにいってるの!このにんげんさんはゆっくりしているよ!」「れいむはいくよ!」「んほおおおお!」というゆっくりも もちろんいる。 最終的には群れの三割程度のゆっくりが手伝ってくれることになった。 「これくらいなら丁度いいな。」 引き留めようとする長ぱちゅりーを残し、俺はゆっくり達をつれて畑へと移動した。 もちろんその中には最初に畑に来たあのまりさもいる。 「むーしゃむーしゃしあわせー!」「おやさいさんはゆっくりしてるね!」「んほおおおお!」 野菜をもらって口々に喜びの声を上げるゆっくり達。 「まりさのおかげだね!」「まりさはゆっくりしてるよ!」「つぎのおさはまりさできまりだね!」 「ゆっゆ~ん、みんなほめすぎだよぉ」 その中心にいるのはもちろん例のまりさである。 さっきまでは恐い人間を群れに連れてきた厄介者扱いが、今やみんなをゆっくりぷれいすに導いた英ゆんあつかいである。 「さあみんな、次はあまあまだぞ~」 「ゆっ!あまあま!」「ゆっくりしないでちょうだいね!たくさんでいいよ!」「んほおおおお!」 ばらまかれたあまあまに先を争って食いつくが、次第にその動きが鈍っていく。 これは農芸用品店で売っている「ゆっくり誘因用ラムネ」(3kg入り3000円)である。 ちなみに野菜は摘果(果実の数を減らし、1個当たりの栄養を増やすこと)で摘み取った余りの実である。 わざわざなっている実を取るようなもったいないことはしない。 ほぼ全部のゆっくりが眠りかけた所でビニールハウス内に連れ込み、作業の準備をする。 ホットプレートの電源を入れ、野菜の苗を用意し、穴を掘っておく。 まずはホットプレートで1匹ずつ丁寧に足を焼いていく。 「ゆっくり…ゆげええええ!?おもにあんよがあついいいいい!」 「いやぢゃああああ!」 ラムネの量が少なかったせいか、途中で目を覚ますゆっくりが多いが特に気にしない。 要は動きを止めればよいのである。 一匹残して全部のゆっくりを足焼きした後、次の作業に移る。 「んほおおおお!」 さっきからこれしかしゃべっていないありす(これだけ足焼きしていない)を揺すって発情させる。 「んほ?ん…んほ…んほおおおお!!」 文章だと分かりにくいが振動を受けて発情し、れいぱー化したありすを足焼きしたほかのゆっくりにけしかける。 元かられいぱーじゃないのかと言う気もするが。 「やめてえええ!れいむのばーじんさんがあああ!」 「やめるんだぜ!まりささまはすっきりしたくないんだぜ!」 「ありすどうしなんてとかいはじゃないわあああ!」 口々に叫ぶが、足が焼かれているため抵抗できず、額から茎を生やしていく。 一本茎が生えたところで引き離して次のゆっくりをあてがったため、おそわれた側がすっきり死することなく 茎の生えたゆっくりを20匹ほど用意できた。 ここからさらに次の作業に移る。 「ゆうーん…れいむれいぱーのこどもをにんっしんしちゃったよ…でもぼせいあふれるれいむはこのこたちをりっぱにそだててみせるよ!」 茎の根元を切り落とす。 「ゆげえええ!おちびちゃんたちいいい!」 実ゆっくりと茎は後で俺が食べることにして、やはり根元から切り取った野菜の苗をテープと小麦粉を使って茎の断面に固定する。 それからスコップで穴を掘り、顔を上に向けてゆっくりを埋め土を入れて固定した。 「んほおおおお!」 そうだ、こいつが残っていた。 どうするか悩んだが、結局ぺにぺにを切って、そこに野菜の苗を接ぐことにした。 「んーほおおおお!」 あ、ちょっと鳴き声が変わった。 「どうしてこんなことをするんだぜえ!」 「やくそくがちがうわあ!」 「いや、違うことなど無い。 俺が言った『野菜を育てる』というのは『ゆっくりのやり方で野菜を育てる』ということだ。 俺は人間だから野菜の土台にはなれない。 だからお前達に野菜の土台として『手伝って』もらった。 人間がゆっくりのやり方に合わせた訳だから文句はないだろう?」 俺はそう言い残すとハウスの外に出て戸を閉めた。 「まりさのせいだよ!」「せきにんをとるんだねー」「んほおおおお!」 と言った元凶のまりさを責める声が聞こえてきたが、埋められた状態では手出しも出来ないだろうから放っておいた。 隣の家もこのビニールハウスから500mは離れているし、近所迷惑になることも無かろう。 むしろ叫び声が動物やゆっくりを遠ざけてくれる。 このやり方がうまくいくかどうかはわからないが、たとえ失敗してもバカなゆっくりを間引いたことになる。 「もうそろそろ秋の始まりだな…」 あの群れがうまく冬ごもりを成功させるといいなと思った。 ゆっくりのいう「おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!」が成立する状況を考えていたらこんな話になった。 今まで書いたもの anko3589 ゆっくり対土下座 anko3603 ゆっくりをリセット anko3900 虐待 反転 詭弁
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3284.html
ひたすら虐めます。 一行だけぺにが出ます。 作中では死なないゆっくりがいます。 もし何かしらの作品でネタ被ってたらすいません 「ゆぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! いじゃいよおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!」 森の中に1匹のゆっくりの悲鳴が鳴り響いた。 このゆっくりれいむは人間の男性に頭をわしづかみにされ、底部に刃物を突き付けられている。 男は突き付けた刃物をゆっくりとスライドさせてゆく。 しかし刃物は中身まで到達はしておらず、皮だけを傷つけている状態だ。 それでもれいむにとって痛みは強烈であり、刃物が動くたびに口から悲鳴と狩りでとったと思われる木の実や花などがこぼれ落ち、地面に散らばっていく。 れいむは訳が分からなかった。 今日は珍しくいっぱい収穫があり、巣にいるおちびちゃんも喜んでくれるだろう、 そう思い帰ろうとした矢先に、人間さんに出会った。 人間さんはとてもゆっくりできる、 れいむは小さい時に母親に教えてもらったことを思い出した。 ところが、その人間さんはいきなり"ゆっくりできないもの"でゆっくりできないことをしてきたのである。 れいむが口の中にあったものを全部吐き出してしまった頃には、底部が切り傷だらけになってしまっていた。 中身を傷つけていないので跳ねることはできないが、ゆっくりなら這いずるくらいはできるであろう。 だが今のれいむは痛みと混乱でそれすらできない状態である。 男の表情は、目が少々充血しており疲れ切った顔である。 「もうやだあぁ!! おうぢがえりだいぃぃ!!」 男の足元で跳ねることができなく、痛みでうまく這いずることもままならないれいむが泣き叫んだ。 男はそれを写真に収めるとれいむの下から離れていき、 「俺も帰りてぇよ」 と一声漏らした。 後方かられいむが男を呼びとめようと叫んでいるが、男は顧みずに足早に去って行った。 ゆっくりを討伐せずに対処 ゆっくりは畑を荒らし、家を占拠する。 これはどこの村でも共通する被害であり、最近になりうちの村に住む人もやられつつある。 俺の家は森より少し遠いためか、まだ襲撃はされていない。 しかし村の森に面している区画は大分やられているらしい。 特にこの村一大きい畑を所持している村長宅がかなり打撃を受けたと、回覧板で知らされた。 罠を張っていたがあまり効果がなかったとのことだ。 ゆっくりが罠をかいくぐるとは思いにくいので、大方かかった奴を踏み台にでもしたのだろう。 ふと回覧板の掲示の下の方に書いてあるものに目が。 そこには達筆で 『来たれ若者、わしに力を』 と書かれていた。 どうやら村長直筆の申し出であり、協力した暁にはそれなりの見返りがあるとか。 この時期の畑の収穫物は取り終え、一段落して暇を持て余していた俺はとりあえずこの村長の要望を受けてみることにしてみた。 俺は記載されていた日時に村長宅に赴いてみると、 そこには俺の他にも数名、良く見慣れた村の若者が集まっていた。 俺と同じで暇なやつが結構いるもんだな、と思いつつも挨拶を交わし談笑の輪に入った。 しばらくすると要望の主である村長がお見えになる。 いつもは優しくも厳しい良き老人であるのだが、この日は厳しい、いや怒りを隠し切れていないような雰囲気である。 まぁゆっくりに畑を荒らされたのだから仕様がないか… すると村長は物言わぬまま、集まった者達に紙切れを渡し始め、俺もそれを貰い受けた。 紙切れを見ると、 『れいむ50、まりさ20、ありす15、ぱちゅりー10、ちぇん10、みょん5』 と書かれてありるだけであった。 俺を含め集まった連中が、何のことやらと首をかしげていると村長がやっと口を開いた。 「そこに書かれている数字分だけ森のゆっくり共に恐怖を与えよ」 突然の申し出だ。 村長はさらに続ける。 「わしが直々に赴いてやってもよいのだが、如何せん体が言う事を聞かん時期になってきておる。 そこでお主らにはわしの"力"になって、代りに森に行ってきてもらう。わしも若い頃なら野山を…」 村長のありがたくも無意味な長話が続いている。 その長話を遮ったのは1人の若者の質問であった。 「村長。なぜゆっくり共に恐怖を与えるのですか。討伐ではなく」 「む。奴らを潰したところで被害は減らんよ。潰しまわったところで奴らは直ぐ湧いてくる。 それだけでは解決にはならん。わしはどうすれば良いか考えた。わしが若いこ…」 村長のとてもありがたく参考にさてもらった長話を要約すると、 最近はゆっくりが人間に対して警戒心を持たなくなってきているのが原因の大部分であはないかということ。 その解決のためにゆっくりに恐怖、トラウマを植え付けることで人間を恐れさせようとのことだ。 餡子脳はいやなことを忘れがちであるため、この行為を何周期か繰り返してみるのもよいと言っていた。 恐怖を与えるためでなのので、殺してはいけないようだ。 トラウマを遺伝子に焼き付けて次の世代にも継承してもらうためである。 幸いこの森にはドスは存在しておらず、ゆっくりが自由気ままに繁殖しているので、脅威になるものはいない。 俺は別段ゆっくりを虐待することに戸惑いは無いが、 「殺さずに恐怖を与える、か…」 って俺の割り当て、れいむ多過ぎじゃないか? 回りの声を聞いてみると、「ありすばかりかよ…」とか「こんなにみょんっているのか!?」など、人により割り当てが偏っているようだ。 こうする意味はあるのか…? その後俺達若い衆は様々なトラウマ植え付け用荷物を渡され森に駆り出された。 村長命令で割り当てが終わるか、怪我・病気以外では帰ってくるなとのこと。 偽りのないように証拠として"きゃめら"で撮影してくることも義務づけられている。 これはかなりの重労働であるな。 背中の荷物も少し重い。 「ゆ〜くりくりしていってね〜」 俺はゆっくり特有の挨拶をしながら森の中を突き進んでいくことにした。 こうすれば向こうから勝手によってくる場合が多いからな。 これがゆっくりが人間に警戒心を持たなくなっていることを示しているのか。 「ゆっくりしていってね」 ほらきた。 成体ほどのれいむ種である。一匹のところを見ると狩りにでもでかけてるのか。 「おにーさんはゆっくりできるの?」 ゆっくりできるよ、と言えば懐かれやすいし調子にものりやすい。 しかし今回はそうではい。 「ゆっくりできないよ」 さっきゆっくりしていってねと言いながら歩いていたので矛盾しているがゆっくり相手なら別段気にもしない。 れいむは俺がゆっくりできないと言ったので、少し怯えるように後ずさりしている。 だが逃がすわけにもいかない。 走り出そうとしたれいむを徐に掴み上げる。 記念すべき1匹目だ。どうしてくれようか。 「やめで! ゆっくりしないでれいむをはなしてぇ!」 俺はつかんでいる手をれいむのもみあげに持ち替えて、勢い良く(死なない程度に)地面にたたきつけた。 「ゆべぇ!!」 地面と思いっきりキスをしたれいむはゆーゆー泣きながら訴えてくる。 「どうじでごんなごどするのぉぉ!? でいむなにもわるいごどじでないのにぃぃぃ!!」 「悲しいけどこれ命令なのよね…」 「じゃんどごだえでええええぇぇゆぶええぇぇ!?」 俺の爪先がれいむの頬にめり込み、その勢いでれいむは吹っ飛び木に激突。 「ゆぎぎぃぃ!! い"だい"ぃ"ぃ"ぃ"!! どぼじでぇぇ」 れいむは訳も分からないようで、ただただ痛みに耐えるしかないようだ。 「これくらいでいいかな」 口から少し餡子が漏れているが大丈夫だろう。 ではさっそく記念写真だ。 きゃめらを取り出し、れいむと俺が移るようにしゃったーを切る。 このまま放置しておいたら捕食種に襲われてしまうかもしれないので、近くの草むらにうずめておくことにした。 遺伝継承の前に死なれてはあまり意味がない。 とまぁこれで後れいむは69匹だ。 まだまだ先は長い長い。 少し歩くと木の下あたりにゆっくりの巣らしきものを発見。 葉や枝で入口をカモフラージュしているが逆に丸わかりだ。 俺はそこに屈みこんで邪魔な枝などをどかしていく作業に移る。 その最中に中から"ゆ…"と聞こえてきたことから、ゆっくりがいるのは確実である。 巣の中の様子を窺えるほどになると中にいるのが、どちらも成体サイズのれいむとまりさであることが判明でき、 れいむの方は下顎のあたりが大きく膨れているので胎内にんっしんっであると思われる。 「ゆっくりしていってね」 「「ゆっくりしていってね」」 挨拶をすると2匹とも挨拶を返してきてくれた。 巣の中では作業がしずらいと思い、外に誘い出すことにする。 「君たちにゆっくりできるあま〜い物を上げようと思うんだけど、ちょっと外に来てくれないかな」 「まりさはいいけど、れいむはにんっしんっしてるからうごけないよ」 「ゆー、れいむもゆっくりしたあまあまほしいよ…」 「それじゃれいむは俺が運び出してあげるよ」 巣の中に手を伸ばしてれいむを巣の外へだしてやる。 それにしてもこいつらも人間に対してまったく警戒していない。 それを今から植え付けてやらきゃな。 「はやくあまあまちょうだいね。れいむはえいようがひつようなんだよ」 「はやくちょうだいね」 2匹揃って目を輝かせながら甘いものを今か今かと待っているが、あまり弁術で相手のも面倒なのでキッパリいくことにする。 「あまあま上げるなんて嘘」 「「ゆ…?」」 「お前ら人間がいきなり巣に入ってきたんだから、少しは警戒しろよー」 「なにいってるの!? はやくあまあまをおいていってね。そしたらゆっくりきえてね」 「だからあまあま何て無いの。騙されたの分らないの? 馬鹿なの? 死ぬの?」 まぁ死なせはしないが 「ゆゆ! れいむ、ゆっくりしないですにもどるんよ。てつだってあげるからゆっくりしないで!!」 まりさがれいむを巣に戻そうとしているが、そうはさせません。 戻ろうとしているれいむの頭を両手でつかみ持ち上げる。 「やめてあげてね! れいむをおろしてあげてね!」 「ゆゆ、おそらをとんでるみたい」 れいむの身を案じ、そわそわしているまりさとは対照的にれいむはこの状況を楽しんでいる。 警戒心が無さすぎるのも罪だね。 俺はそのれいむを肌が破れない程度に、だが勢い良く下顎の膨らんだ部分を木に叩きつけた。 「ゆげげぇぇ!!! ゆがあぁぁ!!! い"だい"い"だい"ぃぃぃぃ!!!」 「なにずるのぉぉぉ!? いだがってるでじょおぉぉぉぉぉ!!!」 まりさが叫んでいるが俺は手を休めず、ひたすられいむを木に叩きつけて続ける。 一か所を集中的にやってしまうと皮が破れやすくなってしまうので、れいむを回転させながらぶつける面を変えていく。 「ゆぎいいぃぃ!! だずげでぇまりざぁぁ!! いだいいだいぃ!! あがじゃんがじんじゃうぅぅぅぅうぅ!!!!」 「でいぶうぅぅぅ!!! どうじでごんなごどするのぉぉ!?」 「それが使命なもんで」 「ゆがあああああああああ!!!! ゆっぐりでぎないじじはじねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」 まりさが怒りにまかせて体当たりしてきたので、軽く踏みつけて押さえておく。 足の下で必死にもがいているが抜け出せるはずもない。 れいむはというと均等に下部分を叩かれ、餡は漏れていないが表面ボコボコで青あざみたいになっていた。 足の下のまりさを放してやるとれいむに駆け寄りすりすりしている。 「いじゃいよぉ…どうじでごんなめに……」 「れいむ、いままりさがぺーろぺーろしてあげるからね。ぺーろぺーろ」 「ゆっぐ…ありがどぉまりさ………ゆ!」 「どうしたのれいむ? いたいの?」 「おなかのしたがむずむずするよ…」 「ゆ! あかちゃんうまれるんだね!」 この状況下で出産するのか。 今れいむに暴力をふるった張本人が目の前にいるのに。 俺はその様子を観察することにした。 「ゆうぅ…なんかでそうだよ」 「がんばってれいむ!」 心なしかれいむはあまり苦しそう(出産に対して)ではない。 普通出産時は激しい陣痛襲われるのだが、叩き過ぎて感覚がマヒしたのか? 「ゆう…でるよ…」 「ゆっくりがんばって、れい…」 グシャァ 音と共に産道から出てきたのは薄黒い水状のものである。 「ゆ……なんなのごれええぇぇぇぇぇぇ!?」 「えええぇぇぇ!? ゆ、ええええええぇぇぇぇぇ!?」 まりさはこれが何なのか分からず戸惑い、れいむも何か戸惑っている。 「れいむのあかちゃんどこいったの!? ゆっくりへんじしてね」 「なにいってるのれいむ。あかちゃんはまだでてないでしょお!?」 「おなかのなかにあかちゃんいなくなってるのぉ! だからうまれたんだよぉ!」 「けど、でてきてのはこのゆっくりできないものだけだよ!?」 おそらくこのれいむは激しい暴行(俺が)を与えたことにより、未熟な胎児が潰れてしまい流産してしまったのだろう。 良く見ると、液体の中に小さな赤い物体も見受けられる。 そのことを認めたくないこの夫婦は我が子が目の前にいるにも関わらず、それを読んで探している。 俺はそれを写真に収め、やかましいまりさを蹴り飛ばしてその場から立ち去った。 お次の獲物は散歩中の子連れいむ。 れいむ種の割り当てが多いのでれいむを積極的に狙っていこうと思う。 子ゆっくりほどのれいむ種とありす種が3匹づつ。 番のありすは見当たらないところ、狩り中かレイプでもされてできた子なのか。 まぁそんなの知ったこっちゃない。 様子をうかがっていると親れいむが 「にんげんさんはゆっくりできるんだよ」 と子供に教え込んでいた。 人間はゆっくりできるものと、かなり浸透しているようなので今からその教えを修正しなければならない。 「ゆっくり〜〜」 挨拶をしながらゆっくり達の前に躍り出る。 「「「「「「「「ゆっくりしていってね」」」」」」」」 たった今、ゆっくりできる人間について話していたこともあり、ゆっくりは輝いている眼でこちらを見上げてくる。 その表情はもうすぐくずれるだろう。 「おにいさん、ゆっくりしていってね!」 「いやだよー」 「ゆ…ぐべぇぇぇぇ!!!」 俺は今回も意気よい良く、れいむの口に蹴りを入れた。 結構いい感じに当たり、歯も5,6本折れているようだ。 親れいむも分けわからずといった感じでのたうちまわっている。 子ゆっくりどもはその光景に驚愕の表情を浮かべていて、中には泣き出しているものもいた。 「なんでぇぇ!? どうじでぇぇ!?」 「ゆえーんゆえーん! おかーさん!」 「ゆっく、おかーさん、ありすがぺーろぺーろしてあげる」 「こわいよぉぉぉおぉ!!」 多種多様な声をあげる子供たち。 ついさっき親に教えてもらった、ゆっくりできるはずのものにゆっくりできない事をされたその親。 「どうじでぇ、にんげんざんはゆっぐりでぎぃぶべぇ!!!」 「できないよー、わかってねー」 再びれいむを蹴りあげる。 また歯が2本ほど抜け落ちた。 子ゆっくりはもう震えているだけである。 こいつらには手は出さない、こいつらの餡子脳に刻みつけるためだ。 そのために人間はゆっくりできないということをトラウマとともに植えつける。 「ゆがががが!!やめでね…おねがいだから…ゆるじで…」 「何を許してほしいの? 君は何にもしてないじゃん。これは俺が一方的にしてるだけだよ」 「なんでぇぇ!? やめでね、ごっちごないでね!」 「おかーさんにひどいことしないでぇぇ!」 「おかーさんにげてぇぇ!」 「ゆえーんゆえーん」 「ゆ…」 れいむが逃げ出したのですかさず回り込む。 ここで村を出る時に渡された物を使うことにする。 何分多く渡されたから、使ってやらなければな。 背中の荷物に手を伸ばし適当に抜いてみたところ、鎌が取れた。 中々良いものを引き抜くことができた俺はそれをれいむに見せつける様に振り回した。(危険ですので真似しないように) 「ゆ、ぞのゆっぐりでぎないものはなに?」 「こわいよー」 「おかーさんいじめると、れーむゆるさないよ」 「しねー」 「これはね、おめめサックサクー、お肌ザックザクーするものだよ」 その言葉で親れいむは愕然と口をあけ固まってしまった。 よほど恐怖であったのだろうか、動こうとしない。 子ゆっくりも鎌がゆっくりできないものと判断したのか、泣き出し、逃げ出したりしている。 「はい、じゃあおめめサックサクー」 「ゆ! ゆぎゃあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 親れいむが我に帰ったが時すでに遅く、鎌は眼の中に吸い込まれていった。 「ゆがああああああああああぁっぁぁあぁぁ!!! れいぶのおべべいだいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」 「ほーらほら、おかあさんだよー」 目に鎌が突き刺さったまま、暴れるれいむを抑えて子ゆっくりにその光景を見せつけた。 「ゆあああああああああ!! おかーさんのおめめがぁぁぁぁぁ!!」 「ゆやあああああああ!! どうじでぇぇぇぇぇ!!?」 「ゆええぇぇん!ゆええぇぇぇぇぇぇぇん!」 「ごんなのぜんぜんどかいはじゃないわよぉぉぉぉ!!」 「ゆ…ゆ…」 皆良い反応をしてくれる。 若干、恐怖のあまり失神してしまったやつもいるが。 俺はれいむの目から鎌を抜くと、ぱっくり割れた目からドロっとしたものが流れ出る。 鎌が汚れてしまったので、れいむの飾りでふき取った後、きゃめらを構えた。 「もう片方の目は残しといてやるよ。よかったなー」 「ぜんぜんよぐないいぃぃぃぃ!!!!」 「おかーざんのおべべをもどにもどじでよぉぉぉ!!」 「無理ぽ」 「なんでぇぇぇぇ!?」 「それじゃ、もう悪いことすんなよ」 「わるいごどなんでじでなよおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」 「ゆっへっへ、ここからさきはつうこうりょうをはらうんだぜ」 獣道を進んでいたらいきなり、野生のまりさが飛び出してきた。 「何が欲しいの?」 「そのにもつをぜんぶおいていくんだぜ、そしたらすぐにきえるんだぜ」 通行料だいぶとるんだな。流石ゲス種。だが断る。 俺は荷物から釘を取り出す。 「なんだぜそれは? それもわたすんだぜ」 「あわてるなよ、今やるから」 金槌も取り出して、まりさのオデコのあたりに釘を突き立てて、金槌を振りかぶる。 「いたいぜ、じじぃはやくそれをはすんだぜぃがああああああああああああああああ!!?」 でこに一本の釘が深く刺さった。 中の餡子にまで被害が出ているのでまりさは激痛でもだえ苦しんでいる。 あと4,5本刺しておくことにした。 ぐしゃ 「ゆぎいぃ!」 ぐちゅ 「ゆぐうぇぇ!」 ぐっちょ 「いだがいぃぃぃぃ!!」 ぐちぇ 「ゆらああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 中枢餡子にも達しておらず、餡子もあまり漏れていないので死にはせず、苦痛だけがまりさを襲っている。 はたから見たら釘が出来物みたである。 それを撮影し終え、もちろん通行料は払わず通り過ぎる。 その後もレイプ中のありすのぺにぺにだけを切り落とし、ちぇんの尻尾を一本だけ頂き、ぱちゅりーの巣を燃やし、れいむを罵り、まりさの髪を抜いたり、みょんを串刺しにしたり、れいむを投げ飛ばし、むーしゃむーしゃしているれいむ家族の餌を踏みにじって行ったり、偶然出会ったれみりゃを逆さずりにするなど様々なことをした。 日も暮れて、更に朝になり、ノルマの半分あたりから疲れがではじめた。 荷物も重いので休憩しがちにもなる。 途中で一緒に駆り出された者と何回か遭遇したが、皆だいぶ疲れた表情である。 殺してはいけないので、それが辛い。 殺すのであれば一瞬で済むのだが、恐怖を植え付けなければならない分、手間と時間がかかるからだ。 また、半分過ぎたころからゆっくりの対応が変わってきた。 少しずつ警戒し始めてきている。 おそらく人間はゆっくりできないという情報が伝わり始めたのだろう。 だがそれによりこちらに対して暴言を吐いてくるゆっくりも増えてきた。 これにより俺のストレスはさらに溜まっていき、42匹目のれいむで限界を迎えた。 「ゆっくりしてないで、れいむのまえからきえてね! そのまえにおかしをおいていってね! そしたらゆっくりしないでしんでね!」 「先に謝っとく、すまん」 「いみのわからないこといってないではやくしんでね!」 もうれいむの声など聞いてはいない。 疲れた。発散させてくれ。 「今からお前のことを殺すよ…」 「ゆ! りかいできないにんげんだね! れいむをころせるとおもってるの? ばかなの?しぬの?」 「死ぬのお前」 いままでのゆっくりに対しては手加減して手を加えていたが、今度はもっと強く、 れいむを蹴っ飛ばす。 「ゆばっはあぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁ!!!」 底部から蹴ろうとしたが、狙いが外れてしまい上唇付近を吹き飛ばすような形になった。 「ゆふぅぅぅ、いたひぃぃぃぃ……」 上唇がもげてしまったせいでれいむは濁音を発することができないでいる。 だが俺はそんなこと気にせず、更に蹴りつずけ、 「ゆはぁぁぁ、ゆけえぇぇ!」 木に当たり跳ね返ってきたれいむを踏んずけ、 「ゆううううううううう!!」 また蹴り飛ばす。 「ゆっくあぁぁぁ!! もうやへてえぇぇ! ひたひのやらあああああぁぁぁ!!」 ちょっと気分が良くなってきた頃には、れいむの皮はボロボロになって中身が漏れ出してきている。 「あ…あ…、なかいがでてる…しんじゃ…しぬうううぅぅ!!」 「殺すよっていったじゃん、」 「やら…しにたくない…れいむまだひにたくないおおおおおぉぉぉぉ!!」 これだけボロボロだとほっておいても死んでしまうが、ここまでした落とし前として自分の手で送ってやらねば。 「すまんな、でもだいぶすっきりできたよ」 「ごめんなはい、ごめんなはい、ゆるひてくらはい! まだひにたくないんです! たふけて、 たふけて、だれかたふけてええええええぇぇぇぇげっ!!」 俺はれいむの脳天から体重を乗せて一気に潰した。 辺りにはれいむの餡子が飛散している。 こいつは死んだのでさすがに写真に収めることはできないが、少し気持ちを持ち直す事が出来たので続きを再開することにした。 そして、 「おめでとう、君が記念すべき最後のれいむだ」 「ゆゆ!? にんげんさんはゆっくりできないよ! れいむはにげるよ!!」 これまでの山狩り?の効果もあってか、れいむは直ぐに逃げようとした。 だが逃がしません。ゆっくりさせません。 人間の恐ろしさを直に体感させなければ、餡子脳は中々理解してくれにないからね。 まぁ最後のやつということで 「ゆべらぁ!!!」 一発顔を殴るだけにしておいてあげよう。すかさず撮影。 れいむは痛みで泣きながら森の奥に消えていった。 俺は丸3日間森の中でゆっくりの相手をしていた。 村に帰ると多くの村人に歓迎された。 先に終え戻っていた者もいたが、皆疲労が顔に出ている。 村の主婦層の方たちが温かいお汁粉を作って振舞っていたが、俺を含め出行った者は気持ちだけを受け取りお汁粉には手出しせず、 「当分、餡子頭は見たくないな」 と苦笑いしているものもいた。 これを境に、ゆっくりによる村の被害は激減していく。 ゲスの関係上皆無というわけにはいかないが、ゆっくりはほとんど現れなくった。 定期的に俺達がやったような山狩りを小規模だが行っているので、この森の餡子脳どもには人間はゆっくりできないものと刻み込まれているだろう。 だが俺はこの活動に参加してはいない。 なぜなら、あの活動の報酬が、村長のとても人生の役に立つだろうと思われるありがたい長話だったからである。 あとがき〜 2作目です。 読みにくい、不快に思った方、すいません。 課題レポート書いてる時にふと思いついたので、その勢いで書いてしまいました。 反省はしていない。 虐めのネタは書いてる時に浮かんだ即席であるため、虐め自体はぬるめだったかもしれないです。 補足とするなら、撮った写真は村長のコレクションにされます。 ノルマの偏りに特に意味はありません。 ではまた機会があれば何かしら書こうと思います。 書いたもの 自称レイパー この作品