約 2,372,532 件
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/267.html
ヂェロニモとの死合の翌日。 レディ・ミィラは研究室に居た。 研究…否(いいや)。開発をしている物があるからだ。 それは…『麻薬』。 依存性が強く、よりブラッククロスが財を成す為の薬である。 そんな折りであった。 「邪魔をする。」 ある男がこの研究室に来訪した。 その男に対しレディはこう言う。 「久しいわね。」 そう。レディは知っている。 その男はかつて10年に及び共に研究をしていた男であるのだから。 そうだ、その男とは…! 「私の机はまだ残っているようだな。」 『Dr.劉』その人である!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○超鋼戦機カラクリオー外伝 クロガネの賛歌・番外 ー 地下プロレス最期の日 ー 第 3 話 「 世 界 の 誰 よ り も 貴 方 を 信 ず 」 レディは特に驚きもせずに。 「助手用にね、今日は非番。忙しいんだけど要件は?」 と返す。 劉は…。 「フム…。」 その机の椅子に座る。 そして書き物をしながら。 「(死合の)日日(ひじつ)が決まった。」 「その日、ハンドレッドは死す。」 「そう。」 「それはお前達の最期の日だ。」 レディ。 「言ったハズよ。Dr.劉。」 「私達は決して敗れはしない。」 劉。 「レディ。」 「お前は賢いが盲目な女だ。」 レディ。 「だからこうして生きて来れた。」 劉。 「その先が奈落の底と知りつつも突き進み。」 レディ。 「ヒラリと飛び越え、更に先へ。」 劉。 「此度の底は、底無し広大。」 レディ。 「知れているモノとでも…?」 「貴方の底が…?」 フゥー。 「ベタなアメリカンジョークを聞かされるよりも、ドン引きちゃうわ。Dr.劉。」 劉。 「フン…。」 劉は書き物を止め…。 レディを見据える。 思い浮かぶのは…。 10年前のあの言葉。 (『私だけの助手(モノ)』になるのだッッ!!!) その言葉が脳裏によぎるが…。 「もう。」 「『あの言葉』は問い掛けぬ。」 ー そしてDr.劉は、静かに語り始める。 「私はな、レディ。」 「私の研究さえ出来れば良い人間だ。」 「しかしな、レディ。」 「私はそれと同(おんな)じ位、やり遂げなければならぬと思っている事がある。」 ー それは。 ー『自分を超える事だ。』 「私は、あの男。」 「ジ・ハンドレッドに、己の『写し鏡』を見た。」 「ヤツもまた、信じるモノは『己一人』。」 ー 故に強い。 ー 故に『敗れない。』 「だがな、レディよ。」 「『この世に、Dr.劉は二人も要らぬのだ。』」 「『だから悪魔の頭脳は…。 その悪魔の肉体を憎み。 そして、討 ち 滅 ぼ す 事 を 望むのだよ……!!』」 劉、立ち上がる。 「さらばだ。レディ。」 「お前達に訪れる、最期の日。」 「その時は、せめて。」 「お前の頭脳だけは綺麗に取って置いてやろう。」 ー 劉は部屋を出ていく。 ー レディ。 「………。」 「変わらない人。」 「けれども。」 「だから、私は…。」 「貴方に『尊敬の念』を、抱いて止まないのよ…。」 そしてレディは、目にする。 Dr.劉が書き記したモノを。 それは今、レディが進めていた開発資料。 わずかな時間であったのに対し。 助手が1日でこなせる速度のゆうに3倍は…! レディ。 「本当に残念よ…。」 「劉…。」 ・ ・ ・ ・ ・ この時、レディ・ミィラが開発をしていたモノ。 それは後に、コマンタレヴ・ラプソディの時に使用する『陶酔麻薬 ジャンク・ジャンク・ジャンキー(トリプルJ)』の原型。 そして、Dr.劉の書き記したモノは、その完成へと大きく近づく一歩へとなるのだ。 〇その夜 BAR マスターは思った。 ガタいの良い二人だ。 一人は全身包帯。 もう一人は後頭部にバツの字の剃り込みを入れている。 後頭部にバツの字の剃り込みを入れている男。 ハンドレッドはこう言う。 「ワシは飲まぬ。」 「ワシは食さぬ。」 「だが、要件は聞こう。」 全身包帯だらけの男。 デビル・クラーケン…。 「………。」 「………。」 「……………。」 デビル・クラーケンは無言だ。 ハンドレッド。 「お前は、話す事が出来ぬのか?」 デビル・クラーケンは…。 「(コクリ)」 と頷(うなず)く。 ハンドレッド。 「ならば、書き記すが良い。」 デビル・クラーケンは。 「(コク)」 と再び頷(うなず)く。 以下のクラーケンのセリフは、筆記したモノである。 クラーケン。 「お前の師は『巴 二十八(ともえ にじゅうはち)』だ。」 ハンドレッド。 「その通りだ。」 クラーケン。 「ワイアード・ヂェロニモを放り投げたジャイアントスイング……。」 「自転をする際の重心移動が、『地獄の大雪山』と酷似していた。」 「あの技を使用出来る者は、この世でただ二人。」 「一人は、『巴 二十八』。」 「そして、もう一人…。」 「その男の名は『 車 慶兵衛(くるま けいべえ) 』 。」 「俺の…。」 「父親だ…。」 ・ ・ ・ ・ ・ デビル・クラーケンの筆記によるとこうだ。 父、車 慶兵衛は、巴 二十八と竹馬の友。 共に柔道に勤(いそ)しんでいたが、ふとしたことから、野球部に誘われた父は、その才を遺憾(いかん)無く発揮し、そしてのめり込んでいった。 巴 二十八と共に編み出した必殺投技『地獄の大雪山』。 車 慶兵衛は、それを必殺打法へと昇華をさせた『大渦潮打法(だい うずしお だほう)』にて、打つや飛ばすやの大活躍。 甲子園。プロ野球。そして、メジャーリーガー。 どんな球児も一度は夢見る、素晴らしい球歴。 車 慶兵衛は絶頂であった。 車 慶兵衛は最盛であった。 だが。 人は何時までも絶頂期が続く訳ではない。 穴がある。 ポッカリと深く。這い上がる事すらままならぬ暗闇の洞窟。 人は、その最盛が、華やかであれば華やかである程、深く暗い洞窟へと迷い込む。 車 慶兵衛もそうであった。 深く。暗く。這い上がる事の出来ぬ、人生の失態。 そして、車 慶兵衛の迷い込んでしまった。 その洞窟の名は。 “ 野 球 賭 博 。 ” “ 八 百 長 行 為 に よ る 永 久 追 放 。 ” 父は後悔した。 父は嘆き悲しんだ。 だが。それは犯してはならぬ、過ちであった。 もう……。 取り返しは付かない。 だが。 父は言っていたよ。 「俺はやっていない!俺はやっちゃあいないんだ!!」 ってな。 八百長は決定的なんだ。 証拠だってある。 音声も映像も残っているんだ。 だが父は口癖のように『俺はやっていない!俺はやっちゃあいないんだ!!』と言い続けた。 軽蔑(けいべつ)するだろう? 俺だってそうだ。 潔(いさぎよ)くないし…。 そう言う父を見る度に、俺は情けない気持ちになって、仕方が無かったよ…。 何というダメな大人だ。 過(あやま)ちを認めてこそ、新たなる人生を歩めるモンじゃないのか? だがな。 俺は…。 その考えが『如何に青臭い考え』かって思い知らされたよ。 父はな。 親父はな。 誰もがそう思うように。 誰もがそう望むように…。 『 息子の前では、 清廉潔白(せいれんけっぱく)な親父 で、ありたかったんだよ……。 』 だって、そうだろう? 誰だって。 誰だって…。 『 カッコを付けていたい。 』 『 愛する誰か 』と言うのが、居るモノだろう? 俺は…。 そんな親父の気持ちを…。 『親父が死んだ時、初めて気付いたんだ…。』 交通事故に遭って死んだのさ。 ダメ元で運ばれる救急車の中での話だ。 搬送(はんそう)される父は、こう言った。 『やってないって言ったトコロで、事実は変わらない事は解ってる…。』 『だがな…。俺はカッコ付けていたかったんだよ…。』 『愛する息子…。』 『愛するお前の前でな…。』 『あ~~あ…。』 『ダセェなぁ…。ダサくてダサく仕方が無ぇよ。』 『三枚目でも…。』 『カッコを付けて、生きていければって思ってたのによぅ…。』 『これじゃあ、とんだ…。』 『ヘタレ役だぜぇ……。』 それが父の最後の言葉となった。 俺は何が何だか解らなくなって。 そして、火が付いたように涙が溢れ出た。 痛い程の悲しみを覚えたからだ。 痛い程…。 『 親父の気持ちが、理解出来てしまったからだ。 』 ・ ・ ・ ・ ・ ハンドレッド。 「これから死合う相手に、お涙頂戴の同情話。」 「あまり褒められたモノではない。特に、この世界ではな。」 「感慨深いお人好し程、『死んでいく事』になる。」 クラーケン。 「じゃあ……。」 「こうして俺の聞いてくれるアンタを、俺はどう評せば良いんだ?」 ハンドレッド。 「お前を創り上げた者への『敬意』だ。」 クラーケン。 「敬意?」 ハンドレッド。 「そうだ。」 「尊敬の念だ。」 「ヤツがワシ等の前に立ちはだかるのなら…。」 「ワシ等は。」 「『全力を持って、ヤツを打ち倒さねばならぬ。』」 「そう言う関係だ。」 クラーケン。 「ならば…。」 「俺がDr.劉(ヤツ)と出会う事となった。『この話を続けよう。』」 ハンドレッド。 「話を聞こう。」 ・ ・ ・ ・ ・ 俺は父の死を受け入れられずにいた。 悔しかった。悲しかった。 父がどれほどの苦しみの中、生きてきたかと思うとやるせなかった。 悔しくて。 悲しくて。 やるせない日々が続く中。 俺は…。 この。 『 泥ったるく、胸焼け、腸切れるような日々に、 幕 を下ろすべく ……。 』 誰もが出来て。 誰もが恐れる。 狂気の行動へと走らせたのだ。 そう…。 その行動こそが…ッ! 「 『 世 界 を 、 敵 に 回 す 事 で あ る ッ ッ ! ! 』 」 クラーケンは猛る! 「 『 フシャシャァァァ ア ア ア ア ア ア ア アアアア ア アア アアゥウウ ウ ー ー ッ ッ ! ! ! 』 」 その声にBARのマスターがビビる! 「~~~~ッッ!!?」 そんなBARのマスターを気にせずハンドレッド。 「ほぉ…ぅ。」 ー 話は続けられる。 親父がやった事が、事実で! 親父がやった事が、誰からも忌み嫌われる事であろうとも!! 「 『 俺 は、 親 父 を、 誇 っ て 止 ま な い か ら だ ッ ッ ! ! 』 」 誰が、何と言おうとッ! 世界が、どう善悪を判断しようとッッ!! 「 『 俺 は、 誰 か が、 親 父 を 悪 く 言 う 事 に ッ ! 我 慢 だ な ん て 、 出 来 な い か ら だ ッ ッ ! ! 』 」 だからッ! 俺は、『世界を、敵へと回すッ!』 そ れ が … … ッ ! 偽 り の 中 、 俺 を 愛 し 続 け て 親 父 を 『 子 が 、 誇 る 事 だ か ら だ ! ! 』 「 『 俺 が 親 父 を …… ッ ! 愛 す る 事 だ か ら だ ぁ ぁ ぁぁああああああ あ あ あ あ あ ーーー ー ー ッ ッ ! ! 』 」 ・ ・ ・ ・ ・ ハンドレッド。 「その後。」 「貴様は、ブラッククロスへと入り。」 クラーケン。 「Dr.劉に見込まれ、改造手術を受け。」 ハンドレッド。 「そうして…。」 「『その体』を得た…。」 「…か。」 クラーケン。 「ああ。」 ハンドレッド。 「………。」 クラーケン。 「………。」 「なぁ…。」 「ハンドレッド。」 ハンドレッド。 「なんだ?」 クラーケン。 「俺は……。」 「アンタに、奇妙な因縁を感じている。」 ハンドレッド。 「因縁…?」 クラーケン。 「10年前。」 「アンタが、Dr.劉が創り上げたメタリックサンキストを倒さなければ、俺はこの体を得る事は無かったし。」 「親父が…。巴と竹馬の友でなければ、俺はアンタを近感を覚える事は無かったろう。」 ハンドレッド。 「かもな。」 クラーケン。 「そんなアンタだからこそ…。」 「アンタは。」 「『この世に、存在しちゃあいけないよ』。」 ハンドレッド。 「…?」 クラーケン。 「俺は『世界を憎んでいる。』」 「坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎いと言うが、神父もシャーマンも憎いつってるような憎さだ。」 「だから『友達になりたい』って思う人間が、いちゃあいけないよ。」 「『こんな世界でも好きになれる』。」 「そんな気持ちが、『 チッポケでも、あっちゃあいけないんだよ。 』 」 ハンドレッド。 「………。」 クラーケン。 「『信じるモノは、己一人なんでね。』」 「俺は。」 「アンタを『最期の日』を与えて…。」 「そして、アンタを『 葬 り 去 る … … 。 』 」 「そうして、俺は…。」 「『“改造人間”デビル・クラーケン』として…。」 「『この世界の 破 壊 を し て い く 。 』 」 ハンドレッド。 「………。」 「そうか。」 クラーケン。 「言いたい事はそれだけだ。」 「長話になっちまったな。」 ハンドレッド。 「………。」 クラーケン。 「一つ…。」 「答えてくれないか?」 ハンドレッド。 「………。」 「何だ。」 クラーケン。 「アンタ達は、Dr.劉に『尊敬の念』を抱き。」 「ヤツがアンタ達の前に、立ちはだかるのなら…。」 「アンタ達は。」 「『全力を持って、ヤツを打ち倒さねばならない。』」 「そう言ったな。」 ハンドレッド。 「ああ。」 クラーケン 「アンタは…。」 「一体。」 「『誰と一緒に戦っているンだい?』」 「教えてほしい。」 ハンドレッド。 「………。」 「妻だよ。」 クラーケン。 「………。」 「子は?」 ハンドレッド。 「おらぬ。」 「お互い……。」 「『そう言う体でな。』」 クラーケン。 「………。」 「そうか…。」 ハンドレッド。 「………。」 「ワシは……。」 「ワシ等は……。」 「『今、一体、自分達に何が出来るのか?』と。」 「選び。」 「淘汰(とうた)し。」 「それを実行(おこ)ない……。」 「『 こうして生きてきた。 』」 「その道すがら……。」 「悪路を歩み。」 「踏み入れてはならぬ場所にも、こうして足を踏み入れた。」 「『だが、後悔は無い。』」 「『自分一人しか、信じて生きていけぬ二人が。』」 「『こうして、二人して生きていく事に……。』」 「 『 そ の 意 味 が あ り 。 』 」 「 『 そ の 価 値 が あ る か ら だ 。 』 」 クラーケン。 「………。」 「熱烈なんだな。」 ハンドレッド。 「耳に障るぞ…?奴の嫌味トークはな。」 クラーケン。 「そう言うセリフがサラっと出る辺りが、熱烈なんだよ。」 ハンドレッド。 「絡むのだな。」 クラーケン。 「僻(ひが)みさ。」 そして、デビル・クラーケンは。 すくりと立ち上がり。 百文字を見つめ。 ゆっくりと。 しどろ、もどろと、語り始める。 クラーケン。 「ジ……。」 「ハンド……レェェド……。」 「リ……。」 「ン………。」 「グ………。」 「リ…ン…グ、デ……。」 「リング…デ。会…オ……ウ。」 「ジィ……ィィイイッ!」 「 『 ハァァァンド…… … … レ ェ ェェェェ ェ ェ ッ ド ! ! 』 」 それは、強い言葉であった。 しどろでありながら。もどろでありながら。 ハッキリした強い意志が、言葉となりBAR内に響くっ。 ハンドレッド。 「無論…。」 「死合うまでだ。」 「改造人間……ッ!」 「『 デ ビ ル ・ ク ラ ー ケ ン よ ! ! 』」 ハンドレッドもまた答えた。 強い言葉で。強い意志でっ。 クラーケン。 「(コク…ッ!)」 デビル・クラーケンは頷(うなず)き。 そして。 デビル・クラーケンは……。 「 『 フゥゥゥシャァアァァァ! 』 」 猛り。 「 『 フシャァフシァフシャ ア ア ア ! ! ! 』 」 奇声を挙げ。 「 『 フゥゥゥフフフフ フ シ ャ フ シ ャ ヤ ァ シ ャ ァ ァアアアア ア ア ! ! ! 』 」 そして、おもむろに……。 ボゴッ! ボゴッ! ボゴッ! ボゴッ! ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 自 分 自 身 を、 殴 り 始 め た 。』) ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 強 く 。』) ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 強 く 。』) ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 強 く ! 』) ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 強 く ッ ! ! 』) BARのマスターが、歯をカチカチ鳴らしながら、震えている! こんなガタいの良いミイラ男が、奇行に励んでいるのだ!! 『 恐怖を感じぬ、 訳 が 無 い ッ ッ ! ! 』 「 『 オォォォオ オ オ オ オ オ ーー ー ー ー ! ! ! 』 」(デビル・クラーケンは殴る!デビル・クラーケンは殴る!) 「 『 オ ボ ボ ボボボボボボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ゥゥ ゥ ウウ ウ ウ ーー ー ー ッ ッ ! ! ! 』 」(殴り続ける!殴り続けるゥー!) 歪んで!! ひしゃげ続けるその体駆は!! 奇妙なまでに……!! 『 不自然(アンナチュラル)な弾力性に満ちていて……ッッ!! 』 『 軟 体 軟 体 ィィィィ ィ イ イ イ イ イ イ イ イ イ イイ イイ イ イイイイイイ !!! 』 ヴァッァァァアアアアアーーーーーーンン!!(それがッ! 改造人間たる、デビル・クラーケンが 超 ボデ ィ ィ イ イ イ イ ー ッ ッ ! ! ) ハンドレッド。 「なるほど……ッ。」 「これが、Dr.劉が言っていた……ッ。」 「『その打たれ強さに 嗚呼、南無三だ と嘆き難儀する。』かッ!」 「良いだろうッ!デビル・クラーケンッッ!!」 「この死合ッ!」 「どちらに真に『耐撃たるか……ッッ!!』」 「 『 その身を持って、 思 い 知 ら せ て や る ッ ッ ! ! 』 」 ハンドレッドは、立ち上がりッ! 踵(きびす)を返して、こう言い放ったッ!! 「 『 リ ン グ で、 邂 逅(あ) お う ! “ 改 造 人 間 ”デ ビ ル ・ ク ラ ー ケ ン よ ッ ッ ! ! 』 」 ー そして、ハンドレッドはBARを後にした。 ー クラーケン。 「 『 オ ボ ボ ボボボボボボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ゥゥ ゥ ウウ ウ ウ ーー ー ー ッ ッ ! ! ! 』 」 奇行を続ける、クラーケンを余所(よそ)に…。 マスター。 「お・置いてきゃないれぇぇぇぇぇえええええええええええええ!!!!!?」 ー マスターもBARを後にした。 ー 〇深夜 アントン辰巳宅 『魔妖香酋長(まようがしゅうちょう) 』プカハンタは侵入していた。 日本地下プロレス協会会長『アントン辰巳』の豪邸にである。 プカハンタには熱望している事があった。 それは愛する『ジ・ハンドレッド』の為に生きる事…。 6年前。 プカハンタはヂェロニモの妹と結婚するハズだった息子を、 白いタキシードのキザ男に殺された。 息子は死ぬ前に、白いタキシードのキザ男に何をされたのかを話した。 許せなかった。 許せなくて許せなくて仕方が無かった。 だから、プカハンタはかつての旧知、『Dr.劉』を頼った。 劉は『改造人間の素体になるのなら?』との条件を出し。 プカハンタ達はそれに『YES』と答えた。 劉はヂェロニモに『人体改造』を施(ほどこ)す。 ヂェロニモは『鋼線(ワイアード)』と呼ばれる、強靭な肉体を手に入れた。 動物の細胞を組み合わせる事により、飛躍的(ひやくてき)に向上した“身体能力”で……。 ヂェロニモは『米国・地下プロレス協会』のリングにて、幾度と無くその手で『対戦相手を 殺 め た 』。 それが研究データを欲する『劉』の望んだ“成果(データ)”であり。 ワシ等もまた『白いタキシードのキザ男』を探し出すのに『金銭』を必要したからである。 ワシもまた『一族秘伝の薬学』を劉へと伝えた。 その事柄が一因となったのか……。 日々完成へと進む『劉クリーチャー(RC)』の研究に、劉は愉悦(ゆえつ)を覚えているようだった。 殺戮(さつりく)に次ぐ殺戮。そして仇を探し出す『復讐の日々』…。 遂に『待ちも望んだその日』が訪れる。 白いタキシードのキザ男は『日本地下プロレス』の『常連客』である事を知る。 プカハンタ達は『この地、最早、用は無し』と、日本へ向かった。 米国・地下プロレスにて連戦連勝を続けたヂェロニモは、すぐにもさま『地下プロレスの絶対王者』との対戦が決まった。 そして……。 その日が『 訪 れ た 』。 「レスラーへの賛歌 その8!」 「北斗の流星と呼ばれた、戦う国会議員へと!!」 「 ワ シ は 、 こ の 『 G I A N T S W I N G 』 を 捧 ぐる ゥゥウウウーーーー ッ ッ ! ! ! ! 」 グォォオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオンオンオンオンオ ンオ ン ン ン ン ォ オ オオ オ オ ! ! ! 「貴様の口内ごと顎を掴みッ!」 「ワシの剛力で持って、振りまわし続ければッッ!!!」 「その肺に溜め込んだ空気を、声帯を通して吐きだす事は出来まいッッ!!!!」 「 『 ちぇりぃぃいいいぁぁぁあああ あ あ あ あ ああああ ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」 グォォオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオンオンオンオンオ ンオ ン ン ン ン ォ オ オオ オ オ ! ! ! 剛力に任しッ! ヂェロニモをブン回し続けるは『地下プロレスが絶対王者ァー!!』 その名も『百文字 豪介ッ!』 『 “ ジ ・ ハ ン ド レ ッ ド ” で あ ぁ ぁぁ あ ああ あ る ゥ ー ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 それを見やるはリングサイド! 魔妖香酋長・プカハンタは、驚きも慄(おのの)いたッ!! ー 馬鹿なぁぁあああああああ!!! Dr.劉が創り出した超肉体! 更には、一族が英雄! かつてアメリカ大陸を『その足のみで横断をした男!!』 “音を奏でる男”サンド・アパッチオが伝承の、必殺奥義『 ア パ ッ チ の 雄 叫 び 』を 屋 内 で 受 け て 、 何 ぁ ぁ あ あ あ ああああ 故、 動 け る ぅ ぅ ぅ う う う う う う う う う う う う う う う ! ! ! ? ああ、ほんの一瞬! あと、ほんのもう一瞬あれば…! 『 断 固 相 殺 叫 技 ! ア パ ッ チ の 断 末 魔 ! ! 』 ヂェロニモが放たんとする『アパッチの断末魔』にて! 『白いタキシードのキザ男』もろとも、『 死 す 事 が 出 来 た 』の に … … ! ! ! ー 止めろぉぉおおおおおお!! ー 止めろ止めろ止めてくぅれぇぇえええええええええええええええええ!!!! グゥゥウウウウウン!!(最後の一回転ッ!) ウォォオオオオオオオオオオ!!!!(剛力終着、遠心力となりてッッ!!!) ゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!(観客席、目掛けてッ!!) ヂェロニモを、ブン投げッ! 放り飛ばしたぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!! 「 『 ウ ラ ラ ラ ァァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! ! 』 」(ヂェロニモは叫び声を挙げるッッ!!) ドッッ ッッ ッ パ ァ ァァ ァ ァ ァ ァア アアアアア ア ア ア ア ア ア アアア ア ア ア ア ン ン ンン ン ! ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 破裂音がした。 そして次の瞬間。 真赤な液体と……。 千切れて、爆(は)ぜた無数の肉片が飛び散って。 霧散をする……。 ネイティブ・アメリカン。 『ワイアード・ヂェロニモ』と呼ばれる男は…。 もう其処には『存在しなかった。』 そして、彼と。 魔妖香酋長とが、憎んで止まなかった…。 復讐と運命との決着を、望んだその男…。 『白いタキシードもキザ男』もまた…。 も う『 其 処 に は 』… … ! ! ー 王 者 が 下 し た 絶 対 の 審 判 は 、 ー 我 等 の 意 す ら も 汲 み 取 っ た『 粛 清 』。 静寂。 どよめきすらも起こらなかった…。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ この時……。 この老婆の胸に去来をしたモノは。 それは、実に『熱いモノ』であった。 同志・ヂェロニモを屠り去った、憎きは絶対王者(ジ・ハンドレッド)。 だのに彼奴に『敬意』を覚えてしまうのは『 何 故(なにゆえ)に ? 』 ー それは……。 『 取り戻してくれたからだ 』 。 こ の 老 婆 の … … っ 。 一 族 の『 尊 厳 』 を … … っ っ 。 ー そして……。 何よりも。 何よりも。 何よりも……。 『 ワ シ は 、 百文字(ハンドレッド)を、 愛 し て し ま っ た の じ ゃ よ … … っ 。 』 ー それは、実に『熱いモノ』であったっ。 女としての幸せなど、とうの昔に捨て去った、魔道を行く女、魔妖香酋長にして…っ。 彼を想うと『 熱いモノが込み上げてくるのだ…っ!! 』 ー 理解(わか)っている! 彼には妻(レディ・ミィラ)がおり、その間に、踏み込めない事など!! だが…! 彼等が月夜の下で、愛を語り合う『ロミオとジュリエット』ならば、 私はその足元で咲く『月見草』でも構わない…!!! ー 私は彼の…! 彼の側に居たいと思ったのだ!! ー 彼の体は恐らくは外法の手段に構築されている。 『表の世界』で生きる事が『許されぬ体』なのだろう。 な ら ば ! ー 守 っ て や る ! ー 守 っ て み せ る ! ! ー そ の 『 尊 厳 』を ! ー そ の 『 生 き る 場 所 』を ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ プカハンタは思考する。 『アントン辰巳』。 ヤツがハンドレッドに何をするかは解らない。 そう、辰巳はどんな卑怯で汚い手でも使う男…。 今ここで殺しておかねば必ずや“害”となるだろう。 幸いにも辰巳の豪邸はセキュリティが甘かった。 ならば。寝室に『毒香(どくこう)』を焚き、毒殺(どくごろ)ししてくれよう…!! (フヘラフヘラヒケェェ…!この部屋じゃな…!!) (どぅれ、ドアの鍵を開け…。) (ム?鍵はかけておらぬのか。不用心じゃな。) (だが、これであとは『毒香』を焚きさえすれば…!!) ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ プカハンタは驚愕(きょうがく)する…!! 「な…!何じゃと…!!」 「その姿…!!お主が『アントン辰巳』なのか?」 「アハッ♪アハハッ♪♪」 「深夜でドッキリ。老婆の夜這い…ってかぁ?」 「丁度良いぜ。ハンドレッドに少し灸(きゅう)を据えてやりたかったんだ。」 「プカハンタ。お前。贄(にえ)になりな…!!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 〇翌朝 ハンドレッド宅 朝である。静かな朝。そんな朝が一変する。 玄関先、そこに『置かれていた者』は…! レディ・ミィラ。 「ハンドレッドこれは…!!」 ハンドレッド。 「何と言う事をする…!!」 そ こ に は ! ー 両 手 足 が 千 切 ら れ 血 止 め を さ れ た 、 魔 妖 香 酋 長 ・ プ カ ハ ン タ の 姿 が 在 っ た 。 ーーーーーー 戻る リンク集に戻る ・・・続く。
https://w.atwiki.jp/playkarakurisrc/pages/36.html
勝利条件 敵の全滅 敗北条件 オスカー様の撃墜 味方増援 2ターン目 ギャラン 如光 セイザン 如光 ゲオルグ 如光 毘沙門隊隊員 如光(NPC) 敵増援 (無し) 獲得パーツ レネ 重装羅甲 リペアキット 攻略ポイント 何も考えずに攻撃するだけで勝ててしまうシナリオです。 むしろヤられる方が難しいかもしれません。 気を付ける点があるとすれば 初期配置に2機、増援で1機の 味方NPCがいるので、彼等に経験値をやらないように 無駄なく敵を倒すくらいでしょうか。 あとはSPを使わずとも充分戦える為 SP未使用で戦い、 戦闘終了後のボーナス経験値にあてるのがいいでしょう。 攻略方法としては次の2話から本格的に開始とします。
https://w.atwiki.jp/playkarakurisrc/pages/42.html
味方出撃 オッペンハイム ニセ妖爪鬼 ヘラ 羅甲パワード アセト 羅甲パワード ロビー 羅甲パワード 敵一覧 トシカワ Lv16 6型(O.M.S.仕様) ボブ Lv15 6型(O.M.S.仕様) イワン Lv15 6型(O.M.S.仕様) クロッカン Lv15 6型(O.M.S.仕様) パグールス Lv14 6型(O.M.S.仕様) 連合エリート兵 Lv14 7型 連合兵 Lv13 6型 連合兵 Lv13 6型 連合兵 Lv13 6型 連合兵 Lv13 6型 連合兵 Lv13 2型 連合兵 Lv13 2型 連合兵 Lv13 2型 連合兵 Lv13 2型 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ポーキュパイン・At 連合兵 Lv13 ポーキュパイン・At 連合兵 Lv13 ポーキュパイン・At 連合兵 Lv13 ポーキュパイン・At 勝利条件 敵の全滅 敗北条件 味方の全滅 味方増援 3ターン目 カンシュタイン Lv15 アムステラ物資補給艦 タリアス Lv15 羅甲(縞栗鼠隊仕様) 縞栗鼠隊 Lv14 羅甲(縞栗鼠隊仕様) ルン(鋼の爪) Lv18 指揮官用羅甲(ルン機) 敵増援 3ターン目 O.M.S.兵リーダー Lv15 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv13 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv13 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv13 6型(O.M.S.仕様) 獲得パーツ トシカワ 6型(O.M.S.仕様) アポジモーター クロッカン 6型(O.M.S.仕様) リペアキット ボブ 6型(O.M.S.仕様) カートリッジ イワン 6型(O.M.S.仕様) チタンプレート パグールス 6型(O.M.S.仕様) カートリッジ O.M.S.兵リーダー 6型(O.M.S.仕様) リペアキット クリア後 サンシロウチップ 攻略ポイント インターミッションで下準備 まだまだ序盤なので機体改造やアイテムの自由が利かない。 ここはアセトの援護攻撃を有効利用するためにアセト搭乗の羅甲パワードを優先的に改造して行こう。 また、弾数に不安があるならアサルトライフルかビームバズーカをアセトに装備させてもいい。 基本戦術 『しっかり経験値を稼いでおこう』 このステージは3ターンEPになると強力な助っ人達がオッペンハイムたちを助けに来てくれるが、 彼らに任せてしまうと他のパイロット達を育てることが出来ず、しかも仲間にならず去ってしまう。 なので、彼らを削り役に使用しとどめをオッペンハイム達に渡してあげよう。 トシカワ達チーム餓狼は強敵で回避しようにも命中率が高いので回避や反撃を控えめにしてトシカワ達に攻撃をされた場合、無理せず防御を選択肢して少しでもダメージを減らそう。 また、カウンター持ちのパグールスや援護攻撃持ちのクロッカンが曲者で、無理して突っ込むと返り討ちに合う可能性が非常に高いので、HPに自信がない場合は敵陣に突っ込まず、援護防御を持つヘラやロビーを中心に置いて低木や林など地形効果を利用して一体ずつ敵を蹴散らして行こう。 カンシュタインの乗っているアムステラ物資補給艦には隣接してる味方を2回まで回復出来る「整備部隊」があるので遠慮しないで使って行こう。
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/525.html
この物語には以下の要素が含まれます。 うわあ・・・やってもうた 様々な方面に土下座しなきゃならない展開 物語中盤でこの有様だよ・・・ 以上が気になる人はマジごめんなさい本当にこんな展開で すみませんでした。(ガクブル) そうじゃない人はゆっくりしていってね! 【凶骨鬼最終話・友情の終わり伝承の始まり】 崩壊しつつある基地内、三機の騎士型が激戦を繰り広げていた。 パイロットの誰もが達人級の腕を持ち誰が勝ってもおかしくない状況となっていた。 かつて彼ら三人は家族であり親友だった。だが、ユリウスという男を巡って三人は争う事が運命づけられた。 オスカーはユリウスの野望についていき彼の為にあらゆる手を使う事を選んだ。 カテリーナはどんな手を使ってでもユリウスの野望を止める事を選んだ。 ギャスディンはオスカーもカテリーナも打ち倒しこの事態を利用してユリウスを操る事を選んだ。 長時間に及ぶ技の応酬、そして遂に三人の内一人が脱落しようとしていた。 「武ってのは多面性を持ったものなんだ。こん中じゃあ、剣ならオスカーちゃんが一番、 その他の殆どの武術なら君が一番、ベッドの上で相手を丸裸にして殺す術なら僕が一番だ」 「義母上、こんな時に何を」 「こんな時だからこそだよ、いいかい、ウチの流派ってのは宇宙の全部の武を継承させなきゃならないんだ。 そして勿論の事だが、武を伝えるってのは書物や映像に残すだけよりも人体に染み込ませて残した方がずっといい。 ギャスちゃん、君はか弱い少女の格好をして大男に抱かれる様な武術を自分の身で再現できるかい?」 ギャスディンの脳内に過去の修行が思い返される。女性の衣装を着て敵に近づき倒す拳を修行していた時の事だ。 妹と二人でフリル付きのドレスを着てパンチラしながら語尾に「だわだわ」とつけながら踊ってみた。 それを見ていたカテリーナとトワイスが吐いた。 「私には向いてないのは否定できんな。そういうのはトワイスにやらせればいい。 あの出来そこないもそれぐらいは出来るだろう」 「そこなんだ問題は。ギャスちゃんが生き残れば君とトワイスちゃんとで大体の武術は次世代に継承できる。 問題は君がここで死んだ時だ。つまり、オスカーちゃんが勝利しちゃった場合はギャスちゃんが受け継ぐ分まで トワイスちゃんが負担しなきゃならない。オスカーちゃん、トワイスちゃんとケブレ家の事を頼んでいいかい?」 「貴女の最後の頼みならば拒否できるはずもありません。トワイス君の事はお任せ下さい」 「うん、これでちょっと安心して死ねるかな。ユリウス様が宇宙を制してもケブレ家と流派は残るからね。 オスカーちゃん、トワイスちゃんは今でこそあんなだけど、ご飯をいっぱい食べさせて運動もいっぱいさせれば すぐに立派に成長するから。あの子もダーリンやギャスちゃんと同じ戦闘民族だからさ」 その言葉を最後にカテリーナは力尽き、蛇頭(じゃず)は全機能を停止する。 残るは二人。ユリウスに対し、自分に都合よく捻じ曲げた事実を報告する事が出来るのはただ一人。 「・・・気に入らんな。これではまるで私が負けるみたいではないか」 「カテリーナ様には見えていたのでしょうね、私の勝つ未来が」 「言うではないか。義母上はこうも言っていたぞ、剣技以外は私が上だとな。 義母上が居なくなり、お前に集中出来るようになった今、剣の間合いには絶対に入らん」 「いえ、貴方にはどうあがいても剣の勝負で決着をつけてもらいますよ」 「ほう、秘策でもあるのか?それは楽しみだ。帰ったら武芸書にその秘策も記録しておいてやろう」 怪 傑 ミ ル ッ ト の 挑 戦 第 四 話 『火 事 場 の ヤ オ 力(かじばのやおぢから)』 これはスーパーエージェントであるドリスが修斗大会にこっそり混ざった アムステラ軍人を見つけ出し成敗する物語であーる! ◇◇◇ 【激戦(ヤオ)!熱戦(ヤオ)!超弩級決戦(完全にヤオ)!】 1ターン目 稲荷:ローキック(筋力B) ミルット:手四つ (さてと・・・乗ってくれるかしら) ミルットXの両腕が肩の少し上まで上昇し、パーの形で停止する。 それを見た稲荷仮面はローキックの構えを解き、同じ様に手四つの構えに移行した。 「さあ、まずはガチの力比べからの始まりだ!」 「やっぱり修斗ファイトといえばこれですよね!」 遠藤とフェミリアが全力でフォローする。ミルットXのクラス特性からいえば初手に手四つに 自分から持ち込むのは悪手でしかない。一戦経過で多少弱体化したとはいえ、 演歌花道とミルットXではパワーの差は歴然。組み合った瞬間に潰れないのはそれがヤオだからである。 「たあっ!」 ミルットXは演歌花道と手を組んだ状態を維持しつつ跳躍! 相手の真上で倒立のポーズを取り、そのまま着地しバックを取る。 「手四つからチョークスリーパーに移行した~~」 「ミルットXの特性故の軽業が見事に決まりましたね」 遠藤達も大変である。目の肥えた二人には分かっている、あんなバックの取り方が成功するのは 対戦相手の協力があってこそだという事をだ。 そして遠藤は少しだけ安心する。理由は知らないが稲荷仮面がミルットとヤオをして盛り上げてくれている。 大会前には考えられなかった事だ。 稲荷仮面はなぜミルットと息の合ったヤオが出来たのか? それは打ち合わせがあったからだ。打ち合わせはいつ行われたのか?今ここで、手四つの時にである! ◇◇◇ 【ドリスで学ぶカラクリ世界のプロレス】 「それじゃあ今回は手四つの勉強だ。お前、手四つが何か分かってるか?」 「そんぐらい分かってるわよ」 ドリスは両手をサッと上げて構えてみせる。 「こうやってお互いが手を組み合ってそのまま力比べしたり、バックの取り合いに移行したりする 序盤や中盤の試合運びで良く見られる光景でしょ?」 「分かってねーな、それでもスパイか?」 「何よ、間違った事は言ってないわよ。ググってもこれで大体合ってるし」 「ググるとかゆーな。もういい、俺とスガタで実際にやってやるから見てろ」 ブライアンが右手をゆっくりと頭の高さまで上げ、右手が頂点に達した後に左手を胸辺りに構える。 スガタがそれに合わせて両手を同じ高さに合わせリング中央でガッチリと組み合う。 体格で上回るブライアンが押し込もうとするが、スガタが倒れ込む勢いを利用して後ろに投げる。 「そぃ!」 「うおっ!」 ロープまで飛んでいったブライアンは勢い余ってリング外に落ちそうになる。 そこにスガタの水平蹴り。 「だおっ!」 「ノォォ!」 ブライアンはリング外に落下。戦況不利と見たのかそのまま場外を逃げ出す。 「うわ~んこわいよ~家に帰ってヨメとチュッチュしたいや~」 「あははー待て~」 スガタもリング外に降りて追いかけるが、ブライアンの逃げ足は速く、訓練室のドアの向こうまで 走り去ってしまった。スガタは仕方なくリングに戻りドリスに向かって叫ぶ。 「レフェリー、カウント!」 「え、アッハイ」 自分がレフェリー役と気づいたドリスはゆっくり目にリングアウトカウントを始める。 カウント15でブライアンが部屋に戻って来て、19でギリギリリングイン。 戻って来ると同時にスガタにジャーマンを決め戦況を五分に戻すと勝負を中断してドリスの方を見る。 「以上、これが手四つだ!」 「いや、手四つなんてオマケ程度で9割がヤオバトルだったんだけど。 一体いつあんな寸劇を打ちあわせしたのよ・・・あ」 「よーやく気づいたみてえだな。言ってみろ」 「手四つって要はリングで使う手話って事?」 「正解ですよー」 スガタは指を一本だけ出し、ドリスに向ける。 「これは真剣勝負しようぜっていうシュートサインです、でも指の向きを変えると真剣っぽく戦おうぜって言う エセシュートサインになります。で、指二本でやればまた別の意味に、さーて両手を使ったならいくつの言葉が 生み出せるでしょうか?」 「本物の手話には流石にかなわねえが、両手の高さ、構えの順序、手の開き方でプロレスに必要な事は 一通り伝えられる。相手も両手を使って返事出来るしな」 「なるほど」 「よし、理屈も分かった所でこれから一時間みっちり手四つの勉強だ!本番で対戦相手が 協力してくれそうな奴だったら使ってみろ」 「その前にいい?ブライアン大尉がさっきやった手四つはどんな意味だったの?」 「ああ、あれは『クソ漏れそうだから場外へ投げて』っていうサインだ!」 ブライアンの両手は僅かに濡れていた。 「聞かなきゃよかった」 ◇◇◇ 【稲荷仮面の正体】 「このままちょっとお話しいいかしら?」 後ろに回り込んでチョークの姿勢を維持したままミルットは稲荷仮面に話しかける。 この体勢なら勝負が続いていると観客に思い込ませたまま一分ぐらいは二人だけで会話できる。 ミルットの出したサインは『耳打ちしたい』という比較的よく使うサインで、 現在の地球で異種格闘を経験する者ならまず解読できる。 つまり、このサインを即座に理解した稲荷仮面は素人でもなければ宇宙人でもない。 ブラッククロスあたりから情報を得て修斗練習を積んだアムステラ人というレアケースも考えられるが、 そんな人物が正体だとしたらもっと自然に振る舞うはずだ。 つまりは味方、いやそれでけではない、ミルットは彼の名も知っている。 「狐面を被ってここに来たのは、本物を挑発する為かしら?スア隊の隊長さん?」 「なるほど、やはり君も『こっち側』か。ああ、その通りだ。 これを見た本物の狐面はどう思っているだろうな。しかし、よく私を特定できたものだ。 流石は米軍の美人スパイだな」 「そりゃあ、観客席の最前列でガタイのいいタイ人が食い入るように見守ってるし、 中国の武術家と対戦した事のある達人クラスのキックと肘の使い手ってなると一人しかいないじゃない」 それに加えて、アメリカでのプロレス訓練中に何度かスガタの口からユールとの対戦話を聞いていた事も ミルットが早めに正体に気付けた理由だが、それは黙っておいた。 (ステータスが更新されました) キャラクター名:ユール・パンチャーメー(稲荷仮面) 機体名:演歌花道(えんかのはなみち) 属性:中立・中庸 クラス:にしむらくん 筋力:B 敏捷:A 体力:B 技術:A 判断力:C 精神力:A 『クラス特性』 にしむらくん:最大の英雄。パンチ力と耐久力が激増しチャージパンチを放つ事も可能だが試合毎に弱体化していく。 『スキル』 ムエタイ:彼の持つ格闘技術。スア隊修斗に専用チップを搭載した状態で初めて真の力を発揮する。 多大な時間をかけた鍛錬から導き出されるその動きは速くそして読みづらい。すっごいジャンプとかするし! 対人戦時に相手の判断力をワンランクダウンさせるが、修斗に乗っている時はその多くが使用不可。 『プロフィール』 プロ・アマ混在の一般予選枠からの出場者。勝ち抜け候補と思われていた五木の存在を利用し 目立たないままあっさりと予選を突破する。どこのジムに所属しているのか、後ろ盾は誰なのか、 誰もそれを知らない。ただ分かっているのは顔のマスクが日本のお稲荷さんがモデルだという点のみ。 大会でどんな修斗に乗りたいか聞いても答えなかったので、五木の機体を奪って参戦したという設定になった。 そしてクラス特性を見てもらえばわかると思うが、大会運営は本気で彼の優勝を阻止しに来ている。 その正体はタイ王国陸軍少佐にしてムエタイ界の英雄ユール・パンチャーメー。 ドリスと同じく任務でこの大会に参加しているが、目的は多少違うようだ。 「ひゅーほほほ、今大会一番の不安要素が味方だと確認出来て安心したわ」 「君の見た目も怪しさでは負けてないよ。で、アメリカの美人スパイさんはこれからどうするのかね?」 「そうね、とりあえずこのままゴング鳴るまで情報交換でも」 ◇◇◇ 【稲荷仮面誕生秘話】 「失礼します」 「うむ、座りたまえパン・トリー(タイ軍での少佐の事)」 その日ユールはタイ王国情報部に呼ばれていた。 自他共に認める頭の固い戦闘特化型の軍人である自分が何故、情報部からの仕事が来たのか。 甚だ疑問だがまずは内容を聞く事に専念する。 「先日、我々は狐面のアムステラ人なる者の情報を入手した。日本と中国の高名な武術家に 挑戦し、手合せした後に逃走している。その二件からしばらくして、今度はアフリカでレゼルヴェ軍人と 『ゼリー玉』との交戦が記録された」 アムステラの陸戦機水鋼獣、タイ王国情報部では見た目と特性からこれを『ゼリー玉』と呼んでいた。 「『ゼリー玉』の出現と前後してギガント28号が空戦型と接触、我々はこの敵の行動は ギガントのパイロットの情報を得る為の動きだと推測、そして先の二件の狐男が関わっていると考えた」 「なるほど、私が呼ばれた理由が分かってきました。狐面の男は名だたる格闘家を狙って動いている」 「そう、もしかしたら次はパン・トリー、君がターゲットかもしれないし、これで打ち止めかもしれない。 どちらにせよ、こんなふざけた奴に主導権握られたままではいられんのだよ」 情報部局長は机の引き出しから狐の面を取り出してユールに渡す。 「目撃情報を元に作った狐面だ」 「貴方達情報部はこれを被った奴を追い詰める、そして私が今迄のファイター達の分も込めて徹底的に痛めた後 捕獲して情報を吐かせる、そういう事ですね」 「いや、恥ずかしながら狐面の男は我々の力だけでは見つけられないし、見つけたところで捕まえる事も難しい。 だからこれからパン・トリーにはこの面を被り、稲荷仮面として修斗大会に出場してもらう!」 「・・・は?」 「この面を被り、稲荷仮面として修斗大会に出場してもらう!」 「なんと、我が国の情報部はここまで無能だったか」 要するに、ユールが狐面の男と同じ格好で挑発し、相手の出方を待つという作戦だ。 狐面の男の情報収集力なら自分と同じ仮装をしたユールの事には間違いなく気付く。 とはいえ、気付いた所で狐面の男がタイ王国の予想通りに動いてくれる確率は非常に低く、 やらないよりはマシ程度の作戦でしかない。狐面の男がこういった挑発に乗りやすい性格なら別だが。 「頼む、この作戦を実行できるのはパン・トリーしかおらんのだ。それにこの作戦は修斗ファイトと アムステラとの癒着を調査する事も兼ねておるのだよ」 「むしろそっちの方が作戦の本命になりそうな気がするのですが・・・、まあいいでしょう。 私は軍人であり、ナックモエだ。カラテ・カンフー・プロレスをつまみ食いして逃げ回る様な男が どんな奴か気にならなくもない」 こうしてタイ王国情報部の工作支援の元、正体不明の戦士稲荷仮面は誕生したのだった。 そして色々あって現在。稲荷仮面は演歌花道に乗り、後ろから恋人の様に羽交い絞めにされた状態で ミルットと会話。彼女が自分とほぼ同じ目的で来た米国軍人だと知ると、彼女を信用しチョークから脱出する のに手こずっているフリをしながら情報交換した。 「・・・という事情でな」 「ひゅーほほほ、呆れた話ね。タイとアメリカの情報機関がお互いの介入を知らないまま別方向から同時に捜査、 状況に最初に気付いたのは道化を演じる私達。いつから私達は映画の世界に迷い込んだのかしらね」 「ふっ、確かにこの状況は映画の様だ。ならばラストシーンはどうなるのが好みだね?」 「そうね、これが映画なら大会参加者の中に本物のアムステラ人がいて、それを私達がぶっとばす!」 「それはいい、私も是非とも本物の狐面と戦いたいと思っていたところだ」 二人の希望は間もなく叶う。もっとも、今回の敵は狐面の男ではないのだが。 ◇◇◇ 【タリーナの悪い予感】 「ミルットさん凄い、あの稲荷仮面相手にチョークで攻め続けている。 でもダメージは入って無いなあ。稲荷仮面はいつでも脱出できそうだけど様子を見ているのかな」 ハンドサインの意味を理解出来ないタリーナはモニターから見える状況から推測するしかない。 仮にタリーナが手四つを利用したサインを知っていても、このモニターのサイズでは気づけなかっただろうが。 戦える精神状態じゃないと判断されたタリーナは意図的に迷宮に取り残されていた。 「はむはむ・・・このケーキ美味しい。今日ここに来てよかったと思える事がまた一つ出来た」 ソファーに座ってチョコレートケーキを食べながら試合を観察していると少しづつ気力が戻って来る。 迷宮内は意外と至れり尽くせりだった。二回連続で勝負に出なかったら失格というルールが無ければ このままここにずっと居たいと考える程度には快適だった。 「えーと、ミルットさんのチョークがポイントになってないのはチョークが緩いから。 でも稲荷仮面は脱出しない。稲荷仮面はキャベスさんとの勝負まで力を温存しているのか、それとも・・・、 そうだ、稲荷仮面は実はアメリカ軍人でミルットさんと組んでいるんだ!! だから二人はあんな上手にヤオが成立しているんだ!」 惜しい。 「うんうん、稲荷仮面の正体が密命を受けた軍人なら格闘団体に正体を明かさないまま強引に 参戦ぐらい出来るから、ってそもそも何で軍人がこんなヤオ大会に出てわざわざそんな事を!?」 タリーナは名探偵ではない。この作品の推理役は怪傑ミルットなのである。 情報も圧倒的に足りない現状、タリーナは稲荷仮面の正体には決して辿り着けない。 「はあ・・・考えても悪いイメージしか湧かないし、もう稲荷の謎は一旦置いておこう。 カナディ先生に受けた恩を返す事を考えないと。せめて一人撃破、次にゲッパーさんと当たる事ができれば そこそこ活躍しつつ退場できそう。その為にも研究&研究、チャンネルちぇんじ!」 モニターを切り替えゲッパー対ジェーンの試合が映し出す。 「ゲッパーぁ(笑い声)、祝・プールリング到着!俺様の華麗な水中殺法で落ちな!」 「させてたまるもんですか、これぞ必殺、『とある乙女の閃光魔術(シャイニングウィザート)』!」 プールリングの上では、でっかいビート板にまたがって、『やまだの術』でビート板ごと自分を浮上させながら 右へ左へと飛び回るゲッパーとそれを飛び膝蹴りで迎撃するジェーンの戦いが繰り広げられていた。 子供達大喜び、タリーナ大ガッカリ。 「こんなヤオ勝負何の参考にもならないじゃないですか、やだー!」 ジェーンのライフが0にならない様にゲッパーが気遣ってるのバレバレだった。 ジェーンはスターだから保護されている、自分がゲッパーと戦う時はガチに近い勝負を選んでくるだろう。 「ああ~、これはもう最後の勝負もヒントになるかもとか期待しちゃだめかも。チャンネルちぇんじ~」 三つ目のリング、ここにいるのは当然キャベスとマルー。 「ん?ここはちょっと期待してもいいのかな」 稲荷とミルットはバレない様にヤオ試合をしていた。 ジェーンとゲッパーは子供騙しのバレバレのヤオをしていた。 だが、キャベスとマルーの間には少なくともモニター越しにはヤオの雰囲気は感じ取れない。 マルーの機体が木刀を構える。 「あ、あれ?あの構え一体」 モニターに映された魔修は『ぼうじゅつスペシャル』とは違う構えを取っていた。 木刀を水平にし、草を刈る様に相手の武器か手首を切り落とす事を主眼に置いた構え。 タリーナに悪寒が走った。それは例えるなら、生まれてはならないモノが地の底から這い出てくるのを 目撃した時の様な嫌な感情。誰かがマルーを止めないと取り返しのつかない事になる、そんな予感がした。 ◇◇◇ 【キャベスも考える】 1ターン目 キャベス:様子見(敏捷やべえ) マルー:古流騎士剣・草薙(敏捷C、技術D) 「行くぞ」 マルーは魔修に装備した木刀を横に構えさせる。刃が無く重いこの木刀は斬撃に適さない。 そんな事知るかとばかりに横に薙ぎ払う。 「おっと」 爺3マイルドは最少の動きでこれを回避。 「かかって来い、練習にならない」 「うっさい、今ちょっと考え事しとるんじゃ」 マルーが次々と中段の斬撃を繰り返す。それを最小限の動きで避けるが反撃もせず、 腕を組んだまま考え中のキャベス。 「こ、これは・・・達人キャベスの刹那の見切りだ!」 「プールリングでの派手な戦いもいいけどこういうのもファイトの醍醐味ですよね!」 遠藤さんフェミリアさんマジ必死。稲荷以外ならサボれと命じた覚えはない。 ちゃんと戦いになって欲しいと願いつつ全力フォロー。 2ターン目 キャベス:まだ考え中(敏捷やべえ) マルー:古流騎士剣・根堀(敏捷B、技術D) 「こう、だったはず」 マルーは魔修の構えを下段に修正し、連続で斬りあげる。 「おっと、ちっとはやるの~」 だが、これもキャベスには届かない。軽く跳躍すると木刀の先端に飛び乗ってみせる。 オオオオオオオオオォォォォォ!!!!!!!!!! 神業を目にした観客から歓声が漏れる。 「すっげぇぇぇぇぇ、すげぇぇぇぇ、いくら爺3マイルドのスペックが高めでもこんなん物理的に無理だっての!」 「遠藤さん!ちゃんと実況して下さい!でもすっごい、なにこれぇー!」 今度は逆に盛り上げすぎである。この大会の主人公はキャベスではないのに、 こんなにハードルを上げられたら後々皆が困る。 でもそんな事情は全く気にせずキャベスは考え続けていた。自分の感じている違和感の正体について。 木刀の先端からぴょいと飛び降りて考え続ける。 「んんー、ワシは稲荷仮面を倒すのが目的でここに来た。稲荷ってのが一番強いって話を聞いたからじゃ。 でもなあ、稲荷より強い奴がこの場におって、そいつが大会の望む通りに動かんかった場合はどうすればええ?」 「さっきから何をしている、何を言っている」 「身分を偽ってこの場に来たのがおる。そいつは本当は稲荷以上に滅法強くてワシでないと止めれん。 そいつはまだ今ん所大人しくしとる。ならば今の内にぶっ倒すべきか、本性を現したのを見届けてから 動くべきか。ぶっちゃけ、どうせやるなら本気の方がええのう」 ブツブツ呟きながら距離を詰める。マルーは中段と下段の薙ぎ払いを繰り返すがその全ての斬撃をかいくぐり密着する。 3ターン目 キャベス:質問タイム・・・からのチョイヤぁ!(敏捷やべえ、技術えげつねえ) マルー:古流騎士剣・葉落(敏捷B、技術B) 「だから、さっきからマトモにたたかわず、何を」 上段の構えから連撃、太刀筋はさらに鋭さを増していく。 「てめーにも関係ある話じゃよ。おい小僧、そのヘルメットの下でなーに考えて戦ってやがる? 人に戦い方について文句言ってるが、てめーも随分おかしいって話じゃよ」 キャベスはさらに踏み込み、斬撃の隙間から抜き手を命中させる。 魔修の胸部が赤く点滅しライフブレイクの音が鳴った。 「・・・くっ」 「てめー、さっきから何かを確認する様な動きしやがって。ワシの聞いたマルーってガキと目の前のてめーは どうも一致しねえんだよ」 「それは、爺さんの考えは合ってる。今日のマルーは過去のマルーと同じじゃない」 マルーはキャベスの問いかけに応える。ヘルメットの奥の表情は誰にも見えなかった。 「一人の剣士がいた、彼の命は尽き、彼の意志は尽き、彼の正義は尽きた。 だが、彼の技はここに残る。ここに、この身に残す。彼の死の責任、それはこの身にあるのだから」 「悪い、何言っとるのかさっぱりわからん。取りあえず本気でこいや、てめーはそんなんじゃねえだろがよ」 (稲荷仮面がラスボスでない事が読者視点で確定しました。真ボスのデータを一部公開します) キャラクター名:トワイス・ケブレ 機体名:??? 属性:??? クラス:??? 筋力:A 敏捷:A 体力:AA 技術:すげえ 判断力:AA 精神力:B~Z 『クラス特性』 ???:現在乗っている機体による補正。もっとも、彼にとっては誤差程度のものだが。 『スキル』 衆手活性:彼の持つ流派の名であり、彼の生き様だ。未知の戦闘術を積極的に観察し、 それを習得しようとする。また、既に己の技術として取り入れ済みの戦闘スキルを相手が使ってきた場合、 お互いの技術値の差によって無効化、あるいは軽減する事が出来る。 (現時点では、アムステラ産のほぼ全部の戦闘技術の他、地球でこれまで対戦した相手の技、 そして共闘した黒天使隊の技に対応可能) 戦闘民族(弱):僅かに流れる戦闘民族としての血。強敵に出会った時、精神力を除くステータスが上昇する。 悲運:戦場に立つと一定時間ごとに発動し思わぬ強敵とのエンカウントを引き起こす。 彼の背負った運命は重く険しい。黄金のツメを装備した武道家級に試練が降って湧いてくる。 『プロフィール』 人にあんな事はやめて欲しいって言っておいて、こんな大会に変装して混ざってる快王だった。 まあ彼にも理由があってこんな事になったのでそれはもう少し先で説明するとして、 現状、彼はかなり追い詰められている。己に流れるケブレ家の血と意志、そしてミルット達軍人や キャベスが目を光らせているという事実が正体を隠し続ける事を困難としている。 がんばれ快王、大会をぶっ壊してしまいルルミーと同レベルの馬鹿と言われる事だけは避けるんだ! これはスーパーエージェントであるドリスが修斗大会にこっそり混ざった アムステラ軍人を見つけ出し成敗する物語であーる!(強調) 戻る (続く)
https://w.atwiki.jp/bellofelm/pages/188.html
縞パン 主に白地に水色のラインを施したツートンカラーのショーツ いちごやクマさんのプリント物と同じく 一部の愛好家から根強い支持を受けているアイテムである 関連項目 ヒルデガード・アムステラ
https://w.atwiki.jp/hinokami/pages/77.html
HiNo-神-Project -ヒノカミプロジェクト- 2011夏 コミックマーケット80 特設ページ 今回の商品は山盛りだよっ! ・神主ZUN 栓抜き缶バッチ ・東方神霊みょんっ 缶バッチセット ・東方 四季おりおり缶バッチセット ・嫁夢シリーズ vol.2 ・(再販)嫁夢シリーズ vol.2 ・(再販)森近霖之助 漢道ふんどし風タオル ・(あの企画も!!) ・(まだあるかなー・・・) 東方神霊廟 主人公陣ちびキャラの、かわいいストラップ ひとつずつ着けてもよし!4つ並べて着けてもよし! お得な4個セット価格350円!! 東方神霊みょんっ 缶バッチセット (トウホウシンレイミョンッ カンバッチセット) 1セット350円 ※単品販売は行いません 絵・制作 甘れもん 制作 ミストラル 火神はやて 制作秘話 甘れもん「なんか4コマっぽい缶バッチ作るんだけどいいネタない?」 ふにゃも「そうねー。東方神霊みょんっで行こうぜwww」(瞬間的かつ適当な思いつき) 甘れもん「えー。適当。」 数日後のふにゃも「まさか本当に商品になるとは思わなかった。でも反省も後悔もしていない。」 東方の歴代の人気キャラ4人による、四季おりおりの缶バッチ。 さりげなく、4枚つながってるんです。 お得な4個セット価格350円!! 東方 四季おりおり缶バッチセット (トウホウ シキオリオリカンバッチセット) 1セット350円 ※単品販売は行いません 絵 坂田 制作 ミストラル 火神はやて 甘れもん 寝る前に「ある儀式」をすると、あなたの嫁が夢に出てくる ふしぎな写真立てシリーズ、第2段!! 今回はえろえろいぬさくやさんです!! 嫁夢シリーズ vol.2 (ヨメユメシリーズ ボリュームツー) 一個300円 (十六夜咲夜) 絵 んにゃら 制作 火神はやて 「安心したまえ。これはフェイスタオルだ。さぁ、これで顔を拭かないか?」 ※ふんどし風のフェイスタオルです。ちなみに新品です。 ※清潔なものなので、安心して顔をお拭きください。 森近霖之助 漢道ふんどし風タオル 1枚 イベント500円 とらのあな 599円 パッケージイラスト でぃけ 制作 火神はやて ふにゃも 情人 甘れもん 冬コミC79で販売したものには腰につけるための紐がついていますが、C80から販売するものからは商品改良として紐がつきません。 ※夏コミC80での販売において、紐がついているバージョンとついていないバージョンが混在してしまいました。お詫びいたします。 2011/08/05 この先はまもなく公開!!ちょっとだけまってね! そう。悲しい事があったのさ。 そうさ。そのとおり。色々、いろいろだ。あぁ。 …そうか。聞いてくれるのかい?今日は長い夜になるよ? …アッーーーーー!!
https://w.atwiki.jp/bellofelm/pages/1136.html
P-3(プロトスリー) 3型試作機の愛称。 試作機は全て量産型と大きく仕様が異なっており、内容的には全く違う機体と言える。 とはいえ元となる機体であるので、カラーやペイントパターンを除く外見は共通している。 関連項目 P-3パールヴァディー P-3プレイアデス P-3プロメテウス P-3ペルセポネー
https://w.atwiki.jp/playkarakurisrc/pages/48.html
左から、A⇒B⇒C 味方出撃 マップA オッペンハイム ニセ妖爪鬼 マップB ヘラ 羅甲パワード マップC アセト 羅甲パワード 敵一覧 マップA イワン Lv21 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) マップB トシカワ Lv22 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) マップC クロッカン Lv21 6型(O.M.S.仕様) パグールス Lv20 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) 勝利条件 敵の全滅 敗北条件 オッペンハイム、ヘラ、アセトの撃墜 味方増援 なし 敵増援 なし 獲得パーツ イワン 6型(O.M.S.仕様) ガトリングキャノン トシカワ 6型(O.M.S.仕様) 高性能レーダー クロッカン 6型(O.M.S.仕様) スーパーリペアキット、ドリンク剤 パグールス 6型(O.M.S.仕様) スーパーリペアキット、カートリッジ 攻略ポイント インターミッションで下準備 このステージはオッペンハイム、ヘラ、アセトしか使うことが出来ないので各搭乗機の能力を上昇させるパーツを平均的に装備させよう。 ルン(鋼の爪)はこのステージで勝手に出て行ってしまうのでパーツを装備している場合は追い剥ぎしておこう。 基本戦術『準備万全で戦いに挑め!』 今回は黄昏よろしくの連戦ステージ、そんなに難しい構成ではないので全キャラを平均的にレベルを上げていれば簡単にクリア出来る。 マップA オッペンハイムのマップは出てくる敵が全部6型なので、初手気合からの敵射程外(左右)に移動させこっちの射程内に誘導しよう。 O.M.S.兵は格闘値が並なのでチェーンマインもそんなに怖くないのでマッハ!!!などの近接攻撃で一気に蹴散らして行こう。 マップB ところ変わってマップBはヘラ単体のステージ、戦いはマップAと同じで無理して敵の射程内に入らないで誘き寄せて一気に一掃してしまおう。 さらに、ヘラには精神の堅牢があるのでうまく使えば簡単に終わらせることが出来るだろう。 マップC 最後にアセトのいるマップC、こちらはクロッカンと、パグールスがいるので二人の能力に注意して戦って行こう。 アセトは下手に後ろへ下がると後手に回るので射程内に入ったら毎ターン集中を使って回避率を上げて援護攻撃の持つクロッカンを先に落とすと敵の火力を落とすことが出来る。 また、パグールスはカウンター持ちなのでを攻撃する時は自分のHPを確認してから攻撃しよう。
https://w.atwiki.jp/dragons_dogma/pages/148.html
巨乳姉ちゃん(バストMAX)は、身長が低いほど乳が張ってくる。身長が高いほど垂れてくる。乳パンパンで姿勢後ろMAXにするとある意味痴女。シルバーブレストが分かり易い - 名無しさん 2012-06-11 00 02 46 ただこの作品の低身長って頭身がかなりの奇形になるだろ。だいたい身長160~180付近が一番プロポーション良くなる。 - 名無しさん 2012-06-13 23 07 23 キャラクリで頭の大きさ変えられるけども - 名無しさん 2012-06-15 02 50 16 初期値から-2ぐらいまでは小さくなるけどそれ以下だと首が短くなるだけな気がするな - 名無しさん 2012-06-15 19 41 54 頭とかじゃなくて体型そのものが奇形になるんだからどうしようもない。一番細身とかにしてもなんかおかしいし - 名無しさん 2012-06-19 02 28 39 言えてる。幼女とか低身長じゃなくて、なんか小人かホビットみたいになる。 - 名無しさん 2012-06-25 06 44 27 体重が重いとダッシュ速度が違くない?100㎏クラスだとダッシュしても通常移動と大差ない。 - 名無しさん 2012-06-13 23 03 15 物持ちすぎて重量があるんだろ - 名無しさん 2012-06-13 23 08 50 遅いと思います。物もあまり持たせなかったけど明らかに小柄より大柄だと遅いです。戦闘中の動きも少し鈍い。途中で比べたから間違いないと思う。 - 名無しさん 2012-06-15 01 42 01 遅いよ ドラゴンズドグマプレイヤーナビゲーターに書いてある - 名無しさん 2012-06-15 05 59 03 大型と小型で多少の差はあるかもしれないが通常移動とダッシュが大差ないってのはさすがに無い。ダッシュと通常じゃ全然違うぞ。 - 名無しさん 2012-06-19 23 24 30 ニックネームって必要なのか? - nnj 2012-06-15 14 17 13 なくてもいいと思うけどあのキャラクリ画面で全部見ようとすると途中で嫌になると思う - 名無しさん 2012-06-15 14 22 16 いや、ニックネームは2バイト文字表示できない言語圏用のポーンネームだよ。ちなみに俺はニックネームから名前を選んだ。 - 名無しさん 2012-06-15 17 23 16 口調の詳細を知りたいな 誰か検証してくれないかなーチラッチラッ - 名無しさん 2012-06-15 18 46 28 あの「勝ったのは私のおかげ」みたいな口調は強気か気どり屋どっちなんだろう - 名無しさん 2012-06-15 18 47 58 強気の方だよ~ - 名無しさん 2012-06-19 01 40 19 DLCでハリーポッターのヴォルデモートみたいな鼻が追加されないかな - 名無しさん 2012-06-15 18 52 05 ポーンのページに神が舞い降りたのでそこで - 名無しさん 2012-06-15 19 03 07 チンポコちゃん - オケ 2012-06-21 21 19 16 リーチの長さと当たり判定の大きさは身長で、スタミナと所持限界は体重のみ影響かね? - 名無しさん 2012-06-25 18 41 45 移動速度が同じとあるので細かい意見をば・・低身長で徒歩が遅い、高身長で徒歩が早くなります。視点が高いから錯覚かなと思ったけどシモーヌと歩いたり競争すると差がわかると思います - 名無しさん 2012-06-26 16 41 12 チビデブの利点ってなんかある? - 名無しさん 2012-06-27 19 34 24 小柄だから攻撃を避けやすく、アイテムもそこそこの重量をもてる、ってところか? - 名無しさん 2012-06-27 20 40 30 何気にカプコンキャラがかなり入ってるのね - 名無しさん 2012-07-06 19 41 36 途中で ニックネーム変えられますか? - ジョ 2012-07-13 13 58 49 ゲーム内でキャラクリ券購入すれば、覚者とメインポーンの表示情報(名前、ニックネーム、ボイス、容姿)は変更可能。「キャラクリ券は何時何処で買えるの?」は場違いだから自分で検索しろ。 - 名無しさん 2012-07-13 15 29 21 一応キャラクリ券は決戦終了後リムショップで購入可能、質問ばっかだと面倒だからたまには自分たちで調べろよ。 - 名無しさん 2012-07-27 20 29 54 体格の影響についてなんだが、デカいほど吹き飛びにくくなるって話がなかったっけ? - 名無しさん 2012-08-08 16 26 14 強風吹いてる場所とかは、重い方が移動楽だね。ポーン担げば分かりやすいかな。耐風付けるか、転身のがもっと楽になるけどね。 - 名無しさん 2012-08-08 20 41 14 ニックネームってなんか意味あるんですか? - 名無しさん 2012-08-26 01 58 01 言語圏(正確には当該圏で標準使用する文字コード)が違う場合に、表示できない名称(文字列)の代替として用いられる。アメリカのプレイヤーともポーンの貸し借りが可能だけどアメリカの人にはカタカナの表示名は見えない(そもそも読めない)から、共通言語に近い英語表記(正確にはアルファベット表記)が必要になる。確かキャラクリエイトのチュートリアルで明言してたはずなんだが。 - 名無しさん 2012-08-26 11 06 29 ポーンの名前にR2-D2というのがいたんだがwww。ニックネームなんなのかな? - 名無しさん 2012-08-28 22 56 44 ニックネームじゃないな、最初っからその名前を入力しないと出ないしプリセットネームであるニックネームに他社版権物は危険すぎて採用できないしな - 名無しさん 2012-08-29 00 44 11 デフォルトの体にガッツっぽいのがある。ただし、片目を失っている。 - レタス 2012-09-30 12 57 18 ネットで色々見てたんですが名前にカタカナって使えましたっけ?、ひらがなだけじゃなかった?? - 名無しさん 2012-10-04 08 41 49 ひらがなの名前使ってる人の方が少ないですよ - 名無しさん 2012-10-04 08 46 11 名前にカタカナ使う方法を教えて貰っていいですか? - 名無しさん 2012-10-05 01 19 56 使っているのはコントローラー?キーボード?コントローラーならひらがながたくさん出てる画面でセレクト押せばカタカナ入力になる。キーボードならF7でカタカナ変換されると思うよ。 - 名無しさん 2012-10-05 03 58 15 名前に雷電がw - 名無しさん 2013-02-23 17 08 32 雷電てメタルギアの? - 名無しさん 2013-03-15 22 31 10 バーナビーつくりたいけど、どうやってできますか? - 名無しさん 2013-03-28 22 22 49 ちょっと質問させて、何故かメインポーン以外のポーンが全部ニックネーム表示なんだが、どうすれば正しい名前に表示変えれるの? - 名無しさん 2013-04-17 00 21 11 アカウントの言語設定の第一言語を日本語にすること - 名無しさん 2013-04-17 05 20 37 レス有難うございます.サブアカでやってたんですが、マスターアカからサブアカでのチャットを許可したら解決しました。 - 名無しさん 2013-04-17 21 28 41 所持重量のゲージ配分ってサイズ毎に違うの?Sサイズのメイポが30kgまでLightなのに、Mサイズの覚者が25kgでMediumに入っちゃうんだが - 名無しさん 2013-04-28 13 23 19
https://w.atwiki.jp/bellofelm/pages/1282.html
羅道(ラドウ) 機体データ 全長 8.2m 本体重量 --- 全備重量 --- パイロット ブラッククロス団員 所属 ブラッククロス スコットランド産小型量産機ランスロードを参考にブラッククロスで作られたものである。 ランスロードとの違いは2点。頭部やカラーリングが羅甲ベースとなっている事。 黒鉄蜘蛛に搭乗し蜘蛛が破損時、不意打ちを討つのが主な運用方法。 武装 小型銃 サーベル 主な活躍 外伝SS「黒の兄弟」 意見・感想 名前 コメント すべてのコメントを見る