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MISSING KING◆7pf62HiyTE 『貴方達が殺し合って、最後の1人になること以外に、このゲームに終わりなんてないのだから――。』 その声と共に2度目の放送が終わった。D-5のとあるビルの中、1人の青年は何を思うのか――― 彼は『金居』、人間の姿をしているものの彼は人間ではない。その正体はギラファクワガタムシの祖たるギラファアンデッド、アンデッドの中でも上級クラスとも言うべきカテゴリーKのアンデッドだ――― 彼は元の世界へ帰還し二度とこの戦いに巻き込まれないようにする為に先程の放送を行った女性―――プレシア・テスタロッサの殺害を目論んでいる――― 故に彼は集団に潜り込みつつ、参加者を減らしていきながらプレシアへの接触方法を模索していた――― その彼の手元では名簿と地図に放送で呼ばれた死亡者と禁止エリアに印が付けられていく、情報を纏めておく事は戦いにおいては基本的な事、それを怠るなど愚行以外の何者でもない。 そしてパンに砂糖水を付けた物を食しながら考えていく――― 「あの女から見ても殺し合いは思ったよりも進んでいない様だな」 その放送によると前の放送で語られた優勝者に与えられる御褒美によって殺し合いに乗った参加者が少ないと語られていた。そして、今度は何人か殺せば何かしらの御褒美を検討するという話が出たのだ。 これについて思う事はあるものの、それについては今は置いておき、まずはこれが語られた背景を考えてみる。 要するに放送で殺し合いに乗った人数がプレシアの想定よりも少なかったという事だ。考えてみればこれまでに金居が遭遇した面々で放送の御褒美に乗って殺し合いに乗ったと思われる人物は誰もいなかった。 彼と行動を共にしていた高町なのは、シェルビー・M・ペンウッド、武蔵坊弁慶にその動きは見られなかった。 また、先程ジョーカーとの戦闘で遭遇したギンガ・ナカジマ及びインテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシングの両名に関しても(ジョーカーを助けていた事が気になるがこれもひとまず置いておく)優勝を狙っているという様子は無かった。 ちなみにジョーカーの真意は不明なので置いておくとして、金居自身にしても別に優勝での御褒美を狙っているわけではない為、これまた御褒美での影響は無いと言える。 これから察するに最初の放送の時点での生き残り47人の中にいる殺し合いに反抗する連中(当然その総数は47より少ない)の中で御褒美での優勝狙いに切り替えた者は少ないと言えよう。 「1,2割と言ったところか」 この数字を多いと見るか少ないと見るかは不明、だがプレシアの想定より少なかったと推測される。 更に放送ではこんな事も語られていた。 『果敢に戦って死んだ者、仲間を庇って命を落とした者、些細なミスが命取りになった者、ほとんど事故のような形で死んだ者……』 前者2つは戦いでの死亡が原因と見て良いが、後者2つはどういう事なのだろうか? 『些細なミス』が戦いにおいてのものであればまだ良いが、本当にどうでも良い所での『些細なミス』だとしたら? そして事故のような形で死んだ者とはどういう事なのか? 「まさか不用意に禁止エリアに入る、もしくは建物からうっかり落ちて死んだ馬鹿な奴がいたとでもいうのか?」 勿論、彼等の死に様などどうでも良い。重要なのは戦いとは全く別の所で死んだ者がいるという事である。これでは殺し合いが進んでいるとなど言えないだろう。 故にプレシアは新たな御褒美の話を持ち出したのであろう。 さてこの放送だけで考えてみた場合、疑問を感じないだろうか? 最初の6時間で13人、次の6時間で9人、確かにペースは落ちているものの総数が減っている為、これではペースが落ちているとは言い難いはず、プレシア自身も順調と言っていた。 にもかかわらず、更なる御褒美の話を持ち出し殺し合いを加速させようとする―――些か奇妙な話と言えないだろうか? しかし、金居にしてみればペースが落ちていると推測出来る。 何しろ今回の死者9人の内3人の死亡には金居が大きく関わっている。つまり、金居の立ち回り次第で3人が死亡しなかった可能性があるという事だ。 その3人を除けば残りは6人、そしてその中で些細なミスや事故で死んだ者を除けばその総数は2~4人といった所だろう。最初の放送での死者13人から比較して飛躍的に減少してしまったと言わざるを得ない。 しかし、恐らくこの事実に気付いている可能性があるのはプレシアを除くとその戦いでの生き残りである自分とジョーカーぐらいだろう。 彼等以外は恐らくペースが落ちているとはまず考えないはずだ。 「むしろ逆にプレシア自身がペースを上げに出ていると見るはずだ、つまり……」 ならばどう考えるか? ペースが落ちていないのにペースを上げにいっていると考えるだろう。つまり、殺し合いを更に加速させて早期の決着を狙っていると推測出来る。 しかし、これはあくまでも『順調に進んでいる』と考えている者の推測だ、『順調に進んでいるわけではない』と考えている金居はどう思っているのだろうか? 「今の所はまだわからんか……」 金居はその結論についてを出さない事にした。何しろ殺し合いを望んでいるならば状況がどうあれ殺し合いの加速の為に何かしら策を講じる事は十分に考えられるからだ。 次の放送でまた動きが見られる可能性はある為、それを待ってから判断すれば良いと考えた。 次に気になったのは呼ばれた死者の中になのはとペンウッドがいなかった事だ。 なのはの所持品の中には学校で見付けたカードデッキがある。これはそれと契約しているモンスターの力を借りて仮面ライダーと呼ばれるものに変身する事が出来るものだ。 が、実はこれには重要な問題があって、モンスターに餌を食わせなければ所有者自身が喰われる様になるという制限があり、説明書にも『12時間に1人、契約モンスターに「生きた参加者」を喰わせないと所有者が襲われるようになる』等とあった。 金居はなのはにカードデッキの入ったデイパックを渡す前に説明書の存在に気付きそれを抜き取り自分が確認した後密かに処分しておいた。 つまり、金居以外はモンスターに餌を食べさせなければモンスターが所有者を襲うという事を知らないのである。 そして、金居の見立てでは放送を迎える前にモンスターがなのは達を襲うはずであった。何しろこの殺し合いが始まってから放送で12時間、誰かを食べさせていなければタイムリミットを迎えるはずだ。 「あの戦いの前に誰かが何者かを餌にしたか……」 考えられる可能性は4つ、1つは自分達が学校に行く前に前の持ち主が誰かを餌にしたケース、これならばタイムリミットは放送後になるはずだ。 「後は……」 残りの3つは何れも誰も餌にしていないケース、放送前にタイムリミットを迎えるパターンである。 まずはなのは達は誰かを犠牲にしたパターン、つまり前述の死者の内の誰かを餌にした可能性。 次に「生きた参加者」以外を餌にして切り抜けたパターン、説明書には「生きた参加者」とあったが餌であるならば代替えが利く可能性はある。それで何とかしたパターンだ。 そして最後は……モンスターそのものを撃破して切り抜けたパターン。 恐らくはこれらの内の何れかだろう。 「……一応頭には入れておくか」 真面目な話、これらの内のどのパターンでも金居にとってはどうでも良い。だが、もし仮に切り抜けたとしたらカードデッキの制限を知る可能性が出てくる。 最悪の場合は自分がそれを知った上で暴走を仕組んだ事を看破される可能性がある。つまり、金居が説明書を抜き取ったという事実にだ。 最初から説明書など無かった―――そう説明して切り抜ける事も出来なくはないが、12時間以内に人殺しを強要するものなど説明無しではあまりにも不親切すぎる為、乗り切れる可能性は低い。 そして同時に一度疑心を抱かれれば上手く切り抜けられようとも疑いの目はずっと向けられる。動きにくくなる事に変わりはない。 勿論、これは最悪のパターンだ。あの2人ならば未だ気付かない可能性はあるだろう。だが、どちらにしても用心しておいた方が良い。 さて、問題はここからだ。まずは金居の目的を達成する為にどうするべきかだ。 もう一度触れておくが金居の目的は殺し合いの打破でも優勝でもなく『プレシアの殺害』だ。 生き残るだけならば優勝を狙っても良いのではないのか? 確かにそう考える者も多いが実はそうではない。 考えてみて欲しい、プレシアは何の前触れもなく金居を含めた60人を連れてきたのだ。理由すらもわからずにだ。 いや―――実の所連れて来られた理由に関してはある程度推測が付く、彼女はどうやら参加者の1人であるフェイト・T・ハラオウンの母親だと放送で語られた。 そしてフェイトにはなのは他数多くの仲間が存在し、彼等の多くがこの殺し合いに連れて来られている。 同時に弁慶及びペンウッドとその仲間達も彼等の世界においてはなのは達の関係者であった。 金居自身は接点は無かったが、キングとジョーカー、及び天道総司が彼女達と何かしらの接点があった可能性がある。 つまり、プレシアはフェイト及びなのはの関係者、そしてその関係者からこの殺し合いのメンバーを選んだという事である。真面目な話金居にしてみれば完全なとばっちりだ。 ここで冷静に考えてみよう。プレシアの目的は不明だが仮にこの戦いが如何なる形であれ終わりを迎えた後、その後はどうするだろうか? 勿論彼女の目的が不明な以上断定は出来ない。だが―――もしかしたら再びこの馬鹿な遊戯を催す可能性はあるかも知れない。 そうなれば再び自分が巻き込まれる可能性は十分にあり得る。当然だが金居はこんな事に何度も付き合うつもりはない。 当然、2度も巻き込まれるとは限らないかもしれない―――しかし、並行世界から前触れもなく連れ去る力を持った彼女に対して永久に睨まれた状態は決して変わりはしない。 殺し合いから解放されたとしても、何事もなく過ごせるとは限らない。下手な動き1つで自身の命は脅かされる―――結局の所何も変わりはしないのだ。首輪の有無など関係ない。 そう、例えば元の世界に戻って全てのアンデッドを封印する寸前で彼女の気まぐれで消される可能性だってあるのだ。 勿論、これは可能性レベルの話でしかない。しかし格下の人間であるプレシアに睨まれ続ける状況をギラファクワガタムシのアンデッドである金居が許せるはずがないだろう? だからこそ金居はプレシアの殺害を考えた。プレシアからその技術を奪えば二度と巻き込まれる事もなく本来の戦いに専念出来るだろう。 しかし、未だその明確な方法は見えてこない。下手に殺し合いへの反抗グループにいたとしてもそれを良しとしないプレシアに首輪を爆破されて終わりを迎える。 故に金居はそのグループの中に潜みつつ、グループの力を削ぎながら殺し合いを進行させ続けプレシアとの接触方法を探っているのだ。 状況次第では優勝したタイミングでの接触での抹殺も視野には入れている。 だがこの方法すらも正直可能性が低いと見ている。故に別の手段も模索しているのだ。 その最中、放送で語られた新たな御褒美の話、勿論この時点では検討する程度の話なので実行されるのは早くて3回目の放送以降だ。 しかし、この話は非情に興味深い話であった。 プレシアは例として他の参加者の居場所を教える、支給品をもう1つ貰えるというのを出した。 では、一体どうやって御褒美を与えるというのだろうか? その瞬間、プレシアもしくはその手下が接触をしてくるのでは無かろうか? どういう方法で仕掛けてくるかは不明だが、これはチャンスと言えないだろうか? プレシアとの接触の機会―――狙ってみる価値は十分にあるだろう。 とはいえ、現状では実行されるかは不明、その条件も不明(例えば放送後3人殺したらという話なら下手に狙えるものではない)、接触の形すら不明である以上現状では過度な期待は出来ない。 それ以前に逆にある懸念がある。 金居と同じ事を考える参加者がいないとは言い切れない。プレシアはそれを考えていないのか? 殺し合いを打破する連中ではなく、殺し合いに乗っている連中が自分に牙を剥く可能性を考えていないのか? いや、考えていないならばあまりにもお粗末すぎる。 つまり、この接触に関してもプレシアは何かしらの策を講じている可能性があるという事だ。どちらにしても過度な期待は決して出来ないという事だ。 だが、光明が見えないわけではない。プレシアが今回の御褒美の話を持ち出したのは殺し合いの進度が悪かったからだ。 首輪を爆破という直接的な手段ではなく、御褒美の提案という間接的な手段で殺し合いを促した。参加者と接触するというリスクを背負ってでもだ。 だとすれば―――このまま殺し合いが長期化した場合、プレシアは殺し合いを促進させる為に次の手を打ってくるのでは無かろうか? 特定の殺し合いに乗った参加者に意図的に力を与える、障害となる参加者を排除する為の刺客を送り込む、参加者の内の誰かを自分の側に引き込む―――考えられる手段は幾らかある。 接触の回数が増えればチャンスも増える。その隙を突ける事が出来ればあるいは――― (生かさず殺さずということか) 当面の方針は定まった。金居は殺し合いの長期化を狙い、プレシアの介入をし向ける事にした。この手段がどれだけ有効かはわからないが試してみる価値はあるだろう。 だが加減は難しいだろう。殺し合いが促進してしまえばプレシアの介入は無くなるし、かといって過度に進行が止まれば首輪を爆破されてそれで終わりだ。 と言っても実際の所、すべき事が変わるわけではない。現状の金居の行動方針は実の所その目的を達する手段に合致している。能動的に他者と戦うわけでもなく、殺し合いに反抗するグループの妨害も暗にしているわけなのだから。 (だが、俺の策が読まれるわけにはいかない……) そして一番重要なのはこの事は決して口にしない事だ。プレシアは自分達を監視している以上、此方の言動は逐一把握している筈だ。故に一番重要なプレシアの抹殺に関する事だけは決して口にはしない。 一方、金居は改めて自分の知る人物がこの殺し合いでどう動くのかを考える。 天道……なのは達に語った通りこの殺し合いを打破する為に動く、考えるまでもない。 キング……なのは達に語った通り面白ければ何でも良いと考える奴は間違いなく危険人物(具体的には予想仕切れないが)、これもほぼ間違いないだろう。 ジョーカー……問題は奴だ。 なのは達には死神及び勝ち残れば全ての生命が滅ぶと説明しているが、これはあくまでも金居の世界におけるジョーカーの立ち位置でしかない。 しかし、この場で自分達の常識が適応されるとは言い難い。仮にこの場で奴が優勝したとしても世界が滅びるとは言い切れない。元の世界に戻ればアンデッドが多数居るわけなのだから。 つまり、実の所なのは達に話した事は実は的を射てはいないのだ。とはいえ、金居としてはジョーカーを封印するつもりであるので奴を危険人物として話す事については全く問題はないわけだが(実際、それ程間違ってもいない)。 だが、奴が本当に殺し合いに乗っているかどうかは正直わからない。と言うより真面目な話、殺し合いに乗っていない可能性はあった。 金居は前にジョーカーに会いにハカランダに行った時にその場に何人か少女達がいた。そしてキングにあった時のその内の1人の少女の画像を見せられたのだ。 キングによるとプロジェクトFがどうとかと言っており、同時に面白い鍵になると語っていた。 「そういえば……」 今更ながらの話だが、ハカランダで見かけた1人の少女となのはの面影が重なったのを思い出した。勿論これだけでは似ているだけの別人としか思えない。何しろ見かけた少女となのはとでは10歳ぐらい歳が離れているわけだから。 だが、参加者が異なる並行世界から連れて来られている事実から、異なる時間軸から連れて来られている可能性は十分にある。何しろ、なのはと弁慶の話では微妙に時間にズレを感じる事が出来るからだ。 弁慶の話ではランク試験後の時間経過がそれほど長くない(その後初戦闘後連れて来られたという話)のに対し、なのはの話ではランク試験が様々な事件があった事が語られているからだ。 「となれば、あそこで見かけたのは……」 その少女が約10歳のなのはの可能性はある。思い返せば見せしめで殺された少女(アリサ・バニングス)を幼くした少女もハカランダにいた様な気もする。 さて、あの場にいたのがなのはとその友人達だと仮定する。もしジョーカーが名簿を見て彼女達の名前を見付けたらどう考える? 彼女達を守る為に戦う可能性、つまりジョーカーが殺し合いに乗っていない可能性があるという事だ。 何しろあの男は表向きには相川始という人間として暮らしている。有り得ないとは言い切れない。 勿論、これは仮定のレベルでしかない。だがあの戦いを思い出せば可能性は無いとは言えない。 あの戦いではジョーカーを助ける様な形でにギンガとインテグラルが介入してきた。3者の間に何があったかは不明だが、ジョーカーとギンガ達は手を組んでいる可能性があるという事だ。 当然、2人は殺し合いに乗っていないはずなのでジョーカーは殺し合いに乗っていないという可能性が強まる。 ちなみにジョーカーから見て自分とキングは危険人物扱いされている可能性が高いので、ジョーカー及び彼女達が自分との戦いになった事については全く疑問はない。 「ジョーカーがどう考えていようが問題はないか」 ここまで考えたものの、実際これ自体はどちらでも問題はないと金居は結論付ける事にした。 殺し合いに乗っているならばそれなりに順調に殺し合いを促進させるだろうし、 殺し合いに乗っていないのならば殺し合いに乗った者を止める為の対抗勢力と成りうる、 どちらにしても自分やキングが奴の危険性を伝えているはずなので、最終的には奴が窮地に追い込まれる可能性が高い為、立場的にジョーカーの不利には変わりがない。当然、最終的には封印するつもりだ。 むしろ組んでいた場合、別のある問題がある。 金居がインテグラルを殺したのは危険人物であるアーカードを止められる彼女を排除する事で殺し合いを促進させる為だ。 だが、彼女が自分の死の可能性を想定していたとしたら? 最悪の場合を想定して何かの策を打った可能性がある。それがどのようなものかはわからない。だが、仮にその策が実れば……アーカードが殺し合いを止める切り札と成りうる可能性がある。 そして、もしその策が実行されるとすれば……その鍵を握っているのはジョーカーだ。ジョーカーが彼女と組んでいる場合アーカードの事を託された恐れがある。 「杞憂であればいいが……」 ところで、金居の知り合いは自分の事をどう語るだろうか? ジョーカーについては前述の通りとして、天道とキングはどうするだろうか? 天道については問題はないだろう、少なくても天道は自分の事を知らないはず。故に警戒される可能性は無い。 キングに関しては……一応協力関係を結んではいたがが信用は全く出来ない。奴は面白ければ自分を陥れる事ぐらい平然と行う。とはいえ、自分もキングを危険人物と説明している為、ある意味お互い様と言える話ではあるが。 その最中、金居は自分の身体の調子を確かめる。ダメージは回復済みですぐにでも行動出来る状態ではあるが、 「むやみやたらに変身は出来ないか……」 金居は先程の戦闘の際、何時もより身体の調子が悪いのを感じていた。恐らく何かしらの制限がかけられているのだろう。 考えてもみればそれも当然、制限が無ければ自分達アンデッドが圧倒的に有利だからだ。 むしろそれ以上に気になったのは連続して変身(というより元のギラファアンデッドの姿に戻る)が出来ないという事だ。 実際に先程からここに至るまで何度か変身を試みたもののそれは出来なかった。そして今もまた試したもののやはり変身が出来なかった。 変身が出来ない状態で襲われれば危険なのは言うまでもない。他の制限はともかくこの制限だけは早めに確認しておきたい。 「同じ条件ならばジョーカーが有利になるからな」 恐らくこれは自分達アンデッドや仮面ライダー、及びそれに準ずる者に課せられた制限だろう。という事は当然、変身回数が多ければそれだけ有利になるのは言うまでもない。 ジョーカーこと始は通常での戦闘ではマンティスアンデッドの姿を借りたカリスに変身している。しかし彼には本来の姿であるジョーカーに変身(元に戻るという方が正確)する事が出来る。 それ以前に始としての姿自体がヒューマンアンデッドの姿を借りたものでしかない。つまり……ジョーカーはアンデッドを封印したラウズカードの数だけ変身回数を有している事になる。 勿論並のアンデッドではカリスには遠く及ばないが客観的に見てもヒューマンアンデッドよりも強いのは明白だし、上級アンデッドに変身したなら十分に脅威となりえる。 ここまで言えばそれがどれだけ厄介かは容易に理解出来るだろう。 「……やはり最大の障害はジョーカーか」 考えをまとめた金居は移動の準備を始める。当面の目的地は当初の予定通りB-8の工場だ、表向きには首輪を持っていって首輪解除の手掛かりを探すという事になっている。 勿論、既に金居1人になった以上それに従う必要は無いわけだが、なのは達へのアリバイ工作もある為当面は従っておくべきだろう。 さて、ここで金居は首輪解除の可能性を今一度考えてみる。勿論、それ自体はまず不可能だと既に結論付けている。 しかし何事にも絶対という物はない。元々の自分達の戦いにしても根本的な異変がある以上何かのイレギュラーが起こる可能性がある。 そう、万に一つ首輪爆破に失敗する可能性が無いとは言い切れないのだ。首輪の誤作動が起こらないとは言い切れない。勿論、そんなギャンブルなどするつもりはない為、金居がその賭けをするつもりはない。 しかし、たった1つでも首輪爆破に失敗すればその時点で殺し合いは成立しなくなる。何しろ首輪が外れれば禁止エリアに逃げていればそれで生存は確定だからだ。 プレシアがその可能性を見逃すだろうか? いや、見逃さないと考えて良い。では、そんな根本的なルール違反が起こればどうするか? 恐らくプレシア自身が直接手を下しに出るだろう。 それは運良く首輪解除に成功出来た時にも同じ事が言える。つまりその後にはプレシアとの戦いが控えているという事だ。 が、プレシアの力を踏まえるならばそれが困難な事であり勝率は限りなく低い事は容易にわかる。 となるとどちらにしても金居の策……プレシアに近付く機会を得て彼女を抹殺する。これが現状で一番可能性のある手段だろう。 勿論、他の手段を模索しないわけではないが現状はこのままいくつもりである。 と、金居はデイパックの中身の再確認を済ませる。機会があればUSBメモリの中身も確かめておきたい所だと考えながら…… 「……ん?」 金居はある種の違和感を覚えた。 「待てよ……」 ここで金居達は別行動を取る事になった時の事を思い出して欲しい。 なのはとペンウッドは商店街や施設を回りそれから工場に向かい、金居と弁慶は首輪を持って直接工場へ向かうというものだ。 金居の覚えた違和感にお気が付きだろうか? そう、金居と弁慶の2人組の目的を考えるならばあるべきはずのものがここにはないのだ。 「首輪が無いぞ……」 金居の言う通り、彼の手元には首輪が無かった。弁慶のデイパックにも自分自身のデイパックにもだ。 同じ事を書くが彼等の予定では『首輪を持って』工場に向かう手はずになっていたはずだ。 ではその首輪は一体何処から手に入れるつもりだったのか? 学校にあった赤い恐竜の死体からだ。 何故首輪の回収をし忘れるという事態になってしまったのだろうか? 金居は首輪を解除する意思は無くなってはいたが集団の目的が首輪解除である以上、首輪の回収自体はやっておいた方が良いはずだ。 誤解の無い様に言っておくが、金居は首輪の確保をしない様にし向けたりはしていない。首輪の解除の意思がなくなっていたが故に金居本人自身が首輪の確保の事を失念していただけである。 「だが奴等は揃いも揃ってそれを忘れていたというのか!?」 しかしだ、自分以外の3人は首輪の解除を目指していたはずだ。なのに3人が揃いも揃って赤い恐竜から首輪を確保する事を忘れていたというのか? あまりにもお粗末な話だ。 とは言え、元凶があるとすればそれはやはり金居だろう。別行動を取る前、金居は積極的に3人と接触し不和の種をばらまいていた。それ故に3人が各々考えすぎてしまい目下の目的である首輪の確保を失念してしまったのだろう。 勿論首輪の解除の妨害は金居の目的に沿ってはいる。だが、この場で首輪の回収忘れはしてはならない失敗だったと言えよう。 同行者だった弁慶がいない為失敗が露呈する事はないが、弁慶の死自体が想定外の出来事である為それは問題ではない。この事はどう見ても失敗だろう。 が、失敗した事を悔やむつもりはない。問題はこれからどうするかだ、 「別に首輪が無くても構わないが……」 前述の通り金居は現状首輪の解除を狙うつもりは無い為、首輪が必要では無くなっている。しかし、 「いや、やはり首輪はあった方が良いか」 首輪を持っておいて損はないと金居は結論付けた。 何しろ首輪の解除方法を模索しているというアリバイ作りの為には首輪はあった方が良いし、首輪解除を目論むグループとの交渉材料として首輪を所持しておいた方がよい。 また、手元に首輪を抱えておけばその首輪は他の者には利用されない。つまり、暗に首輪解除の妨害を行う事が出来るという事だ。 そして、今の段階では首輪解除は不可能と見ているが、今後状況がどう変わるかは読み切れない。念のため首輪を所持しておいた方が良いだろう。 故に金居は再び学校への移動を始める。 あの場には今現在赤い恐竜の他にギンガとインテグラル、そして弁慶の首輪付き死体があるはずだ。 つまり運が良ければ4つ分の首輪を確保出来るという事だ。貴重な首輪、今後の為にも出来れば独占しておきたい所である。 それに現在位置のD-5が学校のあるD-4に近いという事もある。あまりにも離れていればわざわざ戻ったりはしない。 もっとも幾つかの不安材料はある。あの場にいた禍々しい気配の元凶やジョーカーと遭遇する可能性はあったし、既に首輪が彼等もしくは別の誰かによって確保されている可能性がある。 だが、学校に戻った頃には1時間以上経過しているはずである。その頃には連中も学校から立ち去っている可能性もある。 また、首輪が無くなっても別段問題はない。首輪があった方が良いとは思ったが解除を狙っていない以上絶対に必要というわけではないからだ。 「やれやれ、また学校に戻る事になるとはな……」 そう毒づきながら学校へと足を進めていく。 「……待てよ、学校にパソコンぐらいあるはずだな」 と、今更ながらに学校にUSBメモリの中身を調べられるパソコンが存在している可能性に思い当たった。 実際学校にはパソコンがあるが、金居が学校にいた時はその事にずっと気が付かなかったし、知っていたなのはも金居が惑わせた為に話す機会を失い話す事が出来なかったのだ。 「全く、手痛い失敗だな……」 そう呟きながらも今度学校に戻ったついでにUSBの中身も確かめておこう。後の事はそれから考えればいい、金居はそう思っていた。 金居の犯したミスはもしかしたらミスとすら言えないささやかなミスかも知れない――― もしかしたら今後に関わる致命的なミスかも知れない――― 今の金居の行動の何処かにも何かしらのミスはあるかも知れないし何のミスも無いかも知れない――― もしかしたら彼が起こした行動の中に既に致命的なミスはあったのかも知れない――― そして、それによって金居自身が消える要因になる可能性もあるかも知れない――― それを確かめる事は―――今は出来ない――― 【1日目 日中】 【現在地 D-5】 【金居@魔法少女リリカルなのは マスカレード】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式×2、トランプ@なの魂、いにしえの秘薬(残り7割)@魔法少女リリカルなのはSTS OF HUNTER、砂糖1kg×8、 カードデッキの複製(タイガ)@仮面ライダーリリカル龍騎、USBメモリ@オリジナル、S W M500(5/5)@ゲッターロボ昴、コルト・ガバメント(6/7)@魔法少女リリカルなのは 闇の王女、ランダム支給品0~1 【思考】 基本:プレシアの殺害。 1.プレシアとの接触を試みる(その際に交渉して協力を申し出る。そして隙を作る)。御褒美の話については状況次第。 2.基本的に集団内に潜んで参加者を利用or攪乱する、強力な参加者には集団をぶつけて消耗を図る(状況次第では自らも戦う)。 3.利用できるものは全て利用する。邪魔をする者には容赦しない。 4.学校に戻り死体から首輪を確保する。それが終わればUSBメモリの中身の確認を行う。 5.工場に向かい、首輪を解除する手がかりを探す振りをする。 6.もしもラウズカード(スペードの10)か、時間停止に対抗出来る何らかの手段を手に入れた場合は容赦なくキングを殺す。 【備考】 ※このデスゲームにおいてアンデッドの死亡=カードへの封印だと思っています。 ※最終的な目的はアンデッド同士の戦いでの優勝なので、ジョーカーもキングも封印したいと思っています。 ※カードデッキ(龍騎)の説明書をだいたい暗記しました。 ※殺し合いが適度に難航すればプレシアが介入してくると考えています。また、首輪を運良く解除出来てもその後にはプレシア達との戦いが待っていると考えています。 ※参加者が異なる並行世界及び時間実から連れて来られている可能性に気が付きました。 ※ジョーカーが殺し合いに乗っていないでインテグラルと組んでいた場合、アーカードを止める鍵になる可能性があると考えています。 ※制限に気が付きました。また、変身時間の制限も元に戻った後50分は再変身出来ない所までは把握しました。なお、変身不能から丁度1時間経過した為変身が可能になりましたがまだその事には気付いていません。 Back がんばれ! ウルトラマンメビウス 時系列順で読む Next 冥府魔道 ――月蝕・第二章(前編) Back がんばれ! ウルトラマンメビウス 投下順で読む Next 冥府魔道 ――月蝕・第二章(前編) Back Round ZERO ~ JOKER DISTRESSED(後編) 金居 Next Change the world ~変わる世界~
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キャラクター名:高町なのは (出典:魔法少女リリカルなのは) 戦士LV:3 魔法LV:9 精 神 力:7 H P:14 SIDE:LIGHT 魔法少女:魔法技はすべて効果LV+1D6 ユーノ・スクライア:結界はすべて使用時のチェックに+2(Ⅲ) 手出し一枚につき2レベル下げれる(Ⅲ) 「これが私の全力全開、だよ」:光線系魔法は見切り間合い不可・再使用可 「レイジングハート」(ターンの最初にどれか一つを選ぶこと) デバイスモード:通常状態(セリフも言わなくてよい) 「シューティングモード」:戦士レベル-2、魔法レベル+1、 すべての魔法攻撃はオールレンジに出来る 「シーリングモード」:魔法攻撃が当たった際に精神力チェックを要求でき、 当たると停止する。
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面倒臭いからほとんどPSPでやってる。 -- 2010-02-10 02 08 42 PSPでやるしセーブデータのバックアップ的にはPCやPS3使うが -- 2012-08-09 11 43 53
https://w.atwiki.jp/software-search/pages/15.html
PSP-VNC 種類 フリーウェア VNC 作成者 AhMan 説明 PSP版VNC 対応OS PSP 公式サイト 不明 ダウンロードサイト サイト1 サイト2
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罪(状態表) ◆LuuKRM2PEg 【2日目 深夜】 【現在地 C-9 スカリエッティのアジト前】 【天道総司@魔法少女リリカルなのは マスカレード】 【状態】健康 【装備】ライダーベルト(カブト)@魔法少女リリカルなのは マスカレード 【道具】支給品一式、スティンガー×5@魔法少女リリカルなのはStrikerS、カブトゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード、デルタギア一式・デルタギアケース@魔法少女リリカルなのは マスカレード 【思考】 基本:出来る限り全ての命を救い、帰還する。 1.まずはなのはとはやての口論を止め、それから体制を整える。 2.ここにいる全員を纏める。 3.キング及びアンジールは倒さなければならない敵。 【備考】 ※首輪に名前が書かれていると知りました。 ※天道自身は“集団の仲間になった”のではなく、“集団を自分の仲間にした”感覚です。 ※PT事件とJS事件のあらましを知りました(フェイトの出自は伏せられたので知りません)。 ※なのはとヴィヴィオの間の出来事をだいたい把握しました。 ※放送の異変から主催側に何かが起こりプレシアが退場した可能性を考えています。 【ヴァッシュ・ザ・スタンピード@リリカルTRIGUNA s】 【状態】疲労(小)、なのはとユーノへの罪悪感、融合、黒髪化九割 【装備】ダンテの赤コート@魔法少女リリカルなのはStylish、アイボリー(5/10)@Devil never strikers 【道具】千年リング@キャロが千年リングを見つけたそうです 【思考】 基本:殺し合いを止める。誰も殺さないし殺させない。 1.まずはなのはとはやてを落ち着かせて、それからフェイトのことを話す 2.かがみを守る 3.アンジールと再び出会ったら……。 4.千年リングには警戒する。 5.アーカード、ティアナを警戒。 【備考】 ※制限に気付いていません。 ※なのは達が別世界から連れて来られている可能性を把握しました。 ※ティアナの事を吸血鬼だと思っています。 ※ナイブズの記憶を把握しました。またジュライの記憶も取り戻しました。 ※エリアの端と端が繋がっている事に気が付いていません。 ※暴走現象は止まりました。 ※防衛尖翼を習得しました。 ※千年リングを装備した事でバクラの人格が目覚めました。以下【バクラ@キャロが千年リングを見つけたそうです】の簡易状態表。 【思考】 基本:このデスゲームを思いっきり楽しんだ上で相棒の世界へ帰還する。 1.そろそろ宿主サマを変えたい、しかしヴァッシュは利用出来そうにない。 2.千年リングを処分されない方法を考え実行する。 3.キャロが自分の世界のキャロなのか確かめたい。 4.こなたに興味。 5.メビウス(ヒビノ・ミライ)は万丈目と同じくこのデスゲームにおいては邪魔な存在。 6.パラサイトマインドは使用できるのか? もしも出来るのならば……。 【備考】 ※千年リングの制限について大まかに気付きましたが、再憑依に必要な正確な時間は分かっていません(少なくとも2時間以上必要である事は把握)。 ※キャロが自分の知るキャロと別人である可能性に気が付きました。 ※かがみのいる世界が参加者に関係するものが大量に存在する世界だと考えています。 ※かがみの悪い事を全て周りのせいにする考え方を気に入っていません(別に訂正する気はないようです)。 ※ヴァッシュを乗っ取る事はまず不可能だと考えています。 【ユーノ・スクライア@L change the world after story】 【状態】全身に擦り傷、腹に刺し傷(ほぼ完治)、決意 【装備】バルディッシュ・アサルト(待機状態/カートリッジ4/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式、ガオーブレス(ウィルナイフ無し)@フェレットゾンダー出現!、 双眼鏡@仮面ライダーリリカル龍騎、ブレンヒルトの絵@なのは×終わクロ、浴衣、セロハンテープ、分解済みの首輪(矢車)、首輪について考えた書類 【思考】 基本:なのはの支えになる。ジュエルシードを回収する。フィールドを覆う結界の破壊。プレシアを止める。 1.まずはなのはとはやてを止める。最終手段としては、バインドも使ってでも止める。 2.ヴィヴィオの保護。 3.ジュエルシード、夜天の書、レリックの探索。 4.首輪の解除は、状況が整うまで待つ。 5.ここから脱出したらブレンヒルトの手伝いをする。 【備考】 ※バルディッシュからJS事件の概要及び関係者の事を聞き、それについておおむね把握しました。 ※プレシアの存在に少し疑問を持っています。 ※平行世界について知りました(ただしなのは×終わクロの世界の事はほとんど知りません)。 ※会場のループについて知りました。 ※E-7・駅の車庫前にあった立て札に書かれた内容を把握しました。 ※明日香によって夜天の書が改変されている可能性に気付きました。但し、それによりデスゲームが瓦解する可能性は低いと考えています。 ※このデスゲームに関し以下の仮説を立てました。 ・この会場はプレシア(もしくは黒幕)の魔法によって構築され周囲は強い結界で覆われている。制限やループもこれによるもの。 ・その魔法は大量のジュエルシードと夜天の書、もしくはそれに相当するロストロギアで維持されている。 ・その為、ジュエルシード1,2個程度のエネルギーで結界を破る事は不可能。 ・また、管理局がそれを察知する可能性はあるが、その場所に駆けつけるまで2,3日はかかる。 ・それがこのデスゲームのタイムリミットで会場が維持される時間も約2日(48時間)、それを過ぎれば会場がどうなるかは不明、無事で済む保証は無い。 ・今回失敗に終わっても、プレシア(もしくは黒幕)自身は同じ事を行うだろうが。準備等のリスクが高まる可能性が高い為、今回で成功させる可能性が非常に高い。 ・同時に次行う際、対策はより強固になっている為、プレシア(もしくは黒幕)を止められるのは恐らく今回だけ。 ・主催陣にはスカリエッティ達がいる。但し、参加者のクアットロ達とは別の平行世界の彼等である。 ・プレシアが本物かどうかは不明、但し偽物だとしてもプレシアの存在を利用している事は確か。 ・大抵の手段は対策済み。ジュエルシード、夜天の書、ゆりかご等には細工が施されそのままでは脱出には使えない。 ※フェイトの死の真相を知りました。ヴァッシュを恨むつもりはありません。 【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】健康、はやてへの強い怒り 【装備】とがめの着物(上着無し)@小話メドレー、すずかのヘアバンド@魔法少女リリカルなのは、ケリュケイオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS、レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式×2、グラーフアイゼン@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ホテル従業員の制服 【思考】 基本:誰も犠牲にせず極力多数の仲間と脱出する。 1.はやてと話をして、かがみを守る。 2.全員と共にゆりかごに向かう。 3.はやてからかがみを守る。 4.出来れば片翼の男(アンジール)と話をしたいが……。 5.極力全ての戦えない人を保護して仲間を集める。 【備考】 ※キングは最悪の相手だと判断しています。また金居に関しても危険人物である可能性を考えています。 ※はやて(StS)に疑念を抱いています。きちんとお話して確認したいと考えています。 ※エリアの端と端が繋がっている事に気が付きました。 ※放送の異変から主催側に何かが起こりプレシアが退場した可能性を考えています。 【八神はやて(StS)@魔法少女リリカルなのはFINAL WARS】 【状態】疲労(小)、魔力消費(大)、肋骨数本骨折、内臓にダメージ(小)、複雑な感情、スマートブレイン社への興味、胸に裂傷(浅め) 、かがみへの強い怒り 【装備】憑神刀(マハ)@.hack//Lightning、夜天の書@魔法少女リリカルなのはStrikerS、 ジュエルシード@魔法少女リリカルなのは、ヘルメスドライブ(破損自己修復中で使用不可/核鉄状態)@なのは×錬金、 【道具】支給品一式×3、コルト・ガバメント(4/7)@魔法少女リリカルなのは 闇の王女、 トライアクセラー@仮面ライダークウガA’s ~おかえり~、S W M500(5/5)@ゲッターロボ昴、 デジヴァイスic@デジモン・ザ・リリカルS&F、アギト@魔法少女リリカルなのはStrikerS、 ゼストの槍@魔法少女リリカルなのはStrikerS、虚空ノ双牙@魔法少女リリカルなのはsts//音が聞こえる、 首輪(セフィロス)、ストラーダ(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、デイパック(ヴィータ、セフィロス) 【思考】 基本:プレシアの持っている技術を手に入れる。 1.なのはと話をして、かがみに引導を渡す。 2.バクラを警戒、ヴァッシュを乗っ取るか? 3.手に入れた駒は切り捨てるまでは二度と手放さない。 4.キングの危険性を伝え彼等を排除する。自分が再会したならば確実に殺す。 5.以上の道のりを邪魔する者は排除する。 6.メールの返信をそろそろ確かめたいが…… 7.ヴィータの遺言に従い、ヴィヴィオを保護する? 8.金居は警戒しておくものの、キング対策として利用したい。 【備考】 ※プレシアの持つ技術が時間と平行世界に干渉できるものだと考えています。 ※ヴィータ達守護騎士に心の底から優しくするのは自分の本当の家族に対する裏切りだと思っています。 ※キングはプレシアから殺し合いを促進させる役割を与えられていると考えています(同時に携帯にも何かあると思っています)。 ※自分の知り合いの殆どは違う世界から呼び出されていると考えています。 ※放送でのアリサ復活は嘘だと判断しました(現状プレシアに蘇生させる力はないと考えています)。 ※エネルは海楼石を恐れていると思っています。 ※放送の御褒美に釣られて殺し合いに乗った参加者を説得するつもりは全くありません。 ※この殺し合いにはタイムリミットが存在し恐らく48時間程度だと考えています(もっと短い可能性も考えている)。 ※「皆の知る別の世界の八神はやてなら」を行動基準にするつもりです。 ※夜天の書が改変されている可能性に気付きました。安全確認及び修復は専門の施設でなければ出来ないと考えています。 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】バリアジャケット、魔力消費(中)、全身ダメージ中、左腕骨折(処置済み)、悲しみとそれ以上の決意 【装備】添え木に使えそうな棒(左腕に包帯で固定)、ジェットエッジ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、レヴァンティン(カートリッジ0/3)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具①】支給品一式(一食分消費)、スバルの指環@コードギアス 反目のスバル、救急道具、炭化したチンクの左腕、ハイパーゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード、チンクの名簿(内容はせめて哀しみとともに参照)、 クロスミラージュ(破損)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、黒のナイフ@LYLICAL THAN BLACK、ラウズカード(ジョーカー、ハートの2)@魔法少女リリカルなのは マスカレード、首輪×2(ルルーシュ、シャーリー) 【道具②】支給品一式、ライディングボード@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具③】支給品一式×2、パーフェクトゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード、録音機@なのは×終わクロ 【思考】 基本:殺し合いを止める。できる限り相手を殺さない。 1.こなたとかがみを守る(二人には絶対に戦闘をさせない)。 2.かがみと一緒に、罪を背負う。 3.状況次第だが、駅の車庫の中身の確保の事も考えておく。 4.もしも仲間が殺し合いに乗っていたとしたら……。 5.ヴァッシュの件については保留。あまり悪い人ではなさそうだが……? 【備考】 ※仲間がご褒美に乗って殺し合いに乗るかもしれないと思っています。 ※アーカード、金居(共に名前は知らない)を警戒しています。 ※万丈目が殺し合いに乗っていると思っています。 ※アンジールが味方かどうか判断しかねています。 ※千年リングの中に、バクラの人格が存在している事に気付きました。また、かがみが殺し合いに乗ったのはバクラに唆されたためだと思っています。但し、殺し合いの過酷な環境及び並行世界の話も要因としてあると考えています。 ※15人以下になれば開ける事の出来る駅の車庫の存在を把握しました。 ※こなたの記憶が操作されている事を知りました。下手に思い出せばこなたの首輪が爆破される可能性があると考えています。 【ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】気絶中、リンカーコア消失、疲労(極大、回復中)、肉体内部にダメージ(極大、回復中)、血塗れ 【装備】フェルの衣装、デュエルディスク@リリカル遊戯王GX、治療の神 ディアン・ケト(ディスクにセットした状態)@リリカル遊戯王GX 【道具】なし 【思考】 基本:????? 1.ママ…… 【備考】 ※浅倉威は矢車想(名前は知らない)から自分を守ったヒーローだと思っています。 ※矢車とエネル(名前は知らない)を危険視しています。キングは天道総司を助ける善人だと考えています。 ※ゼロはルルーシュではなく天道だと考えています。 ※レークイヴェムゼンゼの効果について、最初からなのは達の魂が近くに居たのだと考えています。 ※暴走の影響により、体内の全魔力がリンカーコアごと消失しました。自力のみで魔法を使うことは二度とできません。 ※レリックの消滅に伴い、コンシデレーションコンソールの効果も消滅しました。 【泉こなた@なの☆すた】 【状態】健康、悲しみ 【装備】涼宮ハル○の制服(カチューシャ+腕章付き)、リインフォースⅡ@魔法少女リリカルなのはFINAL WARS 【道具】支給品一式、投げナイフ(9/10)@リリカル・パニック、バスターブレイダー@リリカル遊戯王GX、レッド・デーモンズ・ドラゴン@遊戯王5D s ―LYRICAL KING―、救急箱 【思考】 基本:かがみん達と『明日』を迎える為、自分の出来る事をする。 0.どうしよう…………? 1.スバルやリイン達の足を引っ張らない。 2.かがみんが心配、出来ることなら支えたい。 3.おばさん(プレシア)……アリシアちゃんを生き返らせたいんじゃなくてアリシアちゃんがいた頃に戻りたいんじゃないの? 【備考】 ※参加者に関するこなたのオタク知識が消されています。ただし何らかのきっかけで思い出すかもしれません。 ※いくつかオタク知識が消されているという事実に気が付きました。また、下手に思い出せば首輪を爆破される可能性があると考えています。 ※かがみ達が自分を知らない可能性に気が付きましたが、彼女達も変わらない友達だと考える事にしました。 ※ルルーシュの世界に関する情報を知りました。 ※この場所には様々なアニメやマンガ等に出てくる様な世界の人物や物が集まっていると考えています。 ※PT事件の概要をリインから聞きました。 ※アーカードとエネル(共に名前は知らない)、キングを警戒しています。 ※ヴィヴィオ及びクラールヴィントからヴィヴィオとの合流までの経緯を聞きました。矢車(名前は知らない)と天道についての評価は保留にしています。 ※リインと話し合いこのデスゲームに関し以下の仮説を立てました。 ・通常ではまずわからない程度に殺し合いに都合の良い思考や感情になりやすくする装置が仕掛けられている。 ・フィールドは幾つかのロストロギアを使い人為的に作られたもの。 ・ループ、制限、殺し合いに都合の良い思考や感情の誘導はフィールドに仕掛けられた装置によるもの。 ・タイムリミットは約2日(48時間)、管理局の救出が間に合う可能性は非常に低い。 ・主催側にスカリエッティ達がいる。但し、参加者のクアットロ達とは別世界の可能性が高い。仮にフィールドを突破してもその後は彼等との戦いが待っている。 ・現状使える手段ではこのフィールドを瓦解する事はまず不可能。だが、本当に方法は無いのだろうか? ※ヴィヴィオにルーテシアのレリックが埋め込まれ洗脳状態に陥っている可能性に気付きました。また命の危険にも気付いています。 【柊かがみ@なの☆すた】 【状態】両手首の腱及び両アキレス腱切断(回復済み)、腹部に深い刺し傷(回復済み)、つかさの死への悲しみ、サイドポニー、はやて(StS)に対する恐怖、脱力感 【装備】とがめの着物(上着のみ)@小話メドレー 【道具】なし 【思考】 基本:出来るなら、生きて行きたい。 1.????? 2.こなたを守る。 【備考】 ※一部の参加者やそれに関する知識が消されています(たびかさなる心身に対するショックで思い出す可能性があります)。 ※デルタギアを装着した事により電気を放つ能力を得ました。 ※変身時間の制限にある程度気付きました(1時間~1時間30分程時間を空ける必要がある事まで把握)。 ※エリアの端と端が繋がっている事に気が付きました。 ※第4回放送を聞き逃しました。その為、放送の異変に気付いていません。 【リインフォースⅡ:思考】 基本:スバル達と協力し、この殺し合いから脱出する。 1.かがみを警戒する……? 2.周辺を警戒しいざとなったらすぐに対応する。 【備考】 ※自分の力が制限されている事に気付きました。 ※ヴィヴィオ及びクラールヴィントからヴィヴィオとの合流までの経緯を聞きました。 ※ヴィヴィオにルーテシアのレリックが埋め込まれ洗脳状態に陥っている可能性に気付きました。また命の危険にも気付いています ※かがみに憎しみを抱いています。それによって、自己嫌悪も芽生えています。 【アギト@魔法少女リリカルなのはStrikerS】の簡易状態表。 【思考】 基本:ゼストに恥じない行動を取る 1.かがみを警戒する 2.はやて(StS)らと共に殺し合いを打開する 3.金居を警戒 【備考】 ※参加者が異なる時間軸や世界から来ている事を把握しています。 ※デイパックの中から観察していたのでヴィータと遭遇する前のセフィロスをある程度知っています。 Back 罪 時系列順で読む Next Round ZERO ~MOONLIT BEETLES 投下順で読む Next Round ZERO ~MOONLIT BEETLES 天道総司 Next Pain to Pain(前編) ヴァッシュ・ザ・スタンピード Next Pain to Pain(前編) ユーノ・スクライア Next Pain to Pain(前編) 高町なのは(StS) Next Pain to Pain(前編) 八神はやて(StS) Next Pain to Pain(前編) スバル・ナカジマ Next Pain to Pain(前編) ヴィヴィオ Next Pain to Pain(前編) 泉こなた Next Pain to Pain(前編) 柊かがみ Next Pain to Pain(前編)
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ゼロ因子適合者(ドライバー)その1 「EC感染者の完成形」とも呼ばれる、特殊な病化形態発動者。 ECウィルスに含まれる「ゼロ因子(ファクター)」は、通常休眠状態のままで起動しないか、あるいは排出されてしまうが、 適合体質をもつ者のみがゼロ因子の起動を行なうことが可能になる。 この「ゼロ」の起動により、使用者自身は通常のEC感染者をはるかに上回る肉体強化と、生体魔導融合による物理エネルギー生成能力をもつことになる。 ゼロ因子適合者(ドライバー)その2 ただしその強大な力の代償として、使用者は通常の視覚・聴覚・触覚(痛覚を含む)といった五感を失い、 ディバイダーあるいはリアクターによる索敵能力・危機感知能力に頼った行動をとるようになる。 トーマの場合は銀十字の書がトーマの感覚認識を代替し、危機感知によって攻撃・防御行動を自動的に行なっている。 感染 ECウィルスの感染は、通常はリアクターの接触によってなされている。 (なお、「人間型」を取るリアクターは、現在確認されているものでは「シュトロゼック」シリーズのみで、通常は無機物である) リリィとの接触によってECウィルスに感染した人々が死亡したのは、ECウィルスが起こす肉体の強制強化に耐え切れなかったため。 CWコネクト カレドヴルフ(CW)社製の武装端末に装備された通信技術。 CW社の特許技術によって、強度の魔力・電波遮断状況下でも通信可能。独自の暗号化技術により、傍受による解析も困難になるよう設定されている。 CW社が「管理局の通信機材」という膨大なシェアをもつ市場への食い込みを狙って立案・設計された、最新式の通信システムである。 Record11初出 特別救助チーム(レスキューチーム) 管理局で、災害対策を主に行なう「防災担当」。 その中で災害現場での救助活動を行なう、防災担当の選抜隊である。 特別救助隊メンバーに支給される「銀制服」【シルバー】(実際にはホワイトグレーだが、正式名称として「シルバー」が採用されている)は、 防災担当を志す局員たちにとってはあこがれの対象である。 レイジングハート・エクセリオン 単独飛行形態 ストライクカノンと「フォートレス」装備によって両手が完全にふさがってしまうなのはのため、 レイジングハート自身が申請してなしとげられた形態。 第五世代端末のシステムを一部組み込んでおり、魔力阻害状況下でも(若干のパフォーマンス低下は否めないものの)活動が可能となっている。 Silver Sters“Hundred million” トーマと銀十字の書、ディバイダー996による広域殲滅射撃。 圧倒的なエネルギー量は、銀十字の書に蓄積されたエネルギーとトーマ自身の生命力によって生み出されている。 ディバイダー996は砲身としてエネルギー生成の反動を吸収し、強大なエネルギー放出によってトーマの体を破損させない働きをしている。 ディバイダー718 リアクテッド グリップ下部に巨大銃器が生成され、実弾兵器の射撃が可能となる独特なリアクト形態。 左右のディバイダーはそれぞれ独立しており、別々の兵器をセットすることも、同時に同じ兵器を使用することも可能。 さまざまな兵器をセットできるが、多連装ロケットランチャーとガトリングガンが、アルが好んで使う組み合わせ。 Record12初出 AEC-00X「フォートレス」 CW社製の、航空魔導師用総合支援ユニット。 魔力非結合状況化での飛行制御・火砲制御を行なうメインユニットと、3機の「多目的盾」で構成される武装で、 それぞれの盾は「砲撃用の大型粒子砲」「中距離戦用プラズマ砲」「近接近用実体剣」を内蔵している。 いずれの盾も独立飛行が可能で、腕部に装着して使用することもできる。 パフュームグラブ アイシス自作の「コンバットギア」。 手首の先に装備されたバルーンから、粉塵や気化液を放出するための装備。 バルーン内には複数の「ボトル」をセットすることが可能で、複数の原料をバルーン内部で調合して、任意の効果を発生させることができる。 短距離瞬間移動(ショートジャンプ) 「瞬間移動」に該当する魔導技術自体はさほど珍しくない。 ただし、それらの術式は「移動開始/出現」には、通常「フェイズタイム」と呼ばれる、他の行動を取ることのできない時間が存在する。 「短距離瞬間移動者」は、鍛錬や術式調整によってフェイズタイムを「戦闘に使えるレベル」にまで短縮した者を指す。 特務六課部隊長・八神はやて二佐 管理局の魔導騎士であり、莫大な魔力とベルカ・ミッドハイブリットの魔導を使いこなす、通称「歩くロストロギア」。 独特すぎる魔法発動システムの弊害でAEC装備との相性が悪く、現時点では専用装備が準備されていないが、 蒐集行使型ストレージ「夜天の書」には、「魔導殺し」への対策が準備されているとのこと。 Record13初出 バルディッシュアサルト・ライオットブレードⅡ 「第五世代デバイス」の運用理論および素材技術における実験稼働機。 「魔力無効」状況における活動を行なえるよう、CW社系とは異なる変換技術を採用し、術者の魔力を機体内に蓄積、 変換して活動するシステムを搭載している。「二刀」「大剣」に加えて、「連結二刀」の形態も用意された。 ディバイダー695ランゲ・リアクテッド 巨大戦斧の姿をとるディバイダー。ディバイダー695は、アルの718と同じくリアクター内蔵型のため、 ディバイダーによる血液認証でリアクトが可能となっている。全身を覆う鎧化装甲とドゥビル自身の病化特性「高速再生」によって、 接近戦では不落の戦力となる。 ヘイムダル 八神はやてによる氷結魔法と、氷塊を利用した重量攻撃。 管理局法における魔導運用の可否に照らし合わせれば「極めて黒に近いグレー」に該当する魔法のため、 使用には「必要となる状況」の確認と複数の認可が必要となる。 再氷結および「ファランクスシフト」の使用時には、自己強化術式「ブラスターシステム」を使用し、魔力倍加をかけている。 カレン・フッケバイン フッケバインの首領。年齢不詳・素性不明の存在。 管理局が彼女の存在を認識したのは「フッケバイン一家」の活動開始後であり、それ以前のデータは存在していない。 事件発生時のデータからは、彼女も強度のEC感染者であり、ディバイダー・リアクターの保有者であるらしいということは確認されている。 Record 14 初出 マッハキャリバーAX スバル・ナカジマ防災士長の愛機「マッハキャリバー」は、前所属である遺失物管理部機動六課時代に支給された専用機であり、 移動支援魔法「ウィングロード」と格闘戦技「シューティングアーツ」を最大限に生かすために開発された機体でもある。 特務六課配属にあたり、後述のAEC07Xとの連携も含めて機体設計の見直しがなされ、大幅改良が行なわれた。 CW-AEC07X「ソードブレイカー」 他のCW社製AEC装備とは設計思想も機体構造も大きく異なる、独自の「防護装備」。 防刀・対衝撃機能をもつ外皮(アウタースキン)の中に、使用者の力を補助・増強するパワーサポート機能を内蔵している。 スバルの個人技能「震動破砕」を対鋼破砕用にチューニングして出力することで、対象の武器を破壊する機能ももつ。 銀十字の書 使用者の「武装端末及び独立管制ユニット」として機能する銀十字の書。 その行動思想はただひとつ、「自身と使用者にとっての危険を排除する」ことである。 使用者が危険にさらされれば、いかなる手段を用いても使用者を守る。 シュトロゼック 反応触媒(リアクター)・シュトロゼック4thとして生まれたリリィ。 誓約者と「銀十字」を救う方法は、彼女だけが知っている。
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悪魔とテロリスト 夜の暗さに拍車をかける鬱蒼と茂る林の中で、 一人の少女の瞳には誰にも負けない意思の輝きが放っていた。 許さない。 意思の輝きと共に発せられるのは、炎のように燃え滾った感情。 それが彼女の心を支配する絶対的な気持ちだった。 人一人を簡単に、それも惨たらしく殺し、 それでも尚飽き足らず娘のフェイトを含めた大勢の人たちに殺し合いをしろという。 その言動は高町なのはが信ずる正義の中に当然納まるはずもなく、 自然とこの殺し合いに対する強烈な叛意を内に養わせていった。 そしてそんな気持ちと共になのははプレシアについて幾つかの疑問を感じていた。 何故プレシアが生きているのだろうか。 なのはが最後にプレシアを見たのは、彼女がジュエルシードと共に 虚数空間に落ちいていくさまだった。 虚数空間では魔法は使えない。 よってどんな魔導師でもそこに落ちたら、帰り着くことは不可能だ。 つまり、それは魔導師にとって死を意味することになる。 普通ならそれで終わりだ。 だけど、たった一つだけなのはには帰ることができる可能性に思い当たることがあった。 それはアルハザードへ到着。 リンディ提督も何となしに呟いていたのをなのはは覚えていた。 プレシアほどの大魔導師ならアルハザードへの道のりを知っていたのではないか、と。 そしてそこに辿り着いたのなら、かつて次元世界を席巻していたというその技術によって 帰還が可能となるだろう。 しかし、それでもなのには不思議な事があった。 「アルハザードの技術でもアリシアちゃんを蘇らせることが不可能だったのかな」 プレシアが何故アルハザードを目指したのかといえば、 娘のアリシアを蘇らすことにあった。 そしてそこに無事に到着したのなら、アリシアを蘇生すればいい。 だけど実際にプレシアがしていることといえば、酔狂ともいえるこんな殺し合いだ。 当然、なのはには納得がいかないことだった。 「それともこれがアリシアちゃんを蘇らすことに繋がるのかな」 なのはは幼い脳で考える。 だけど、この殺し合いによって誰かが蘇るというのには、どうにも想像が及ばなかった。 尤もアルハザードの技術自体知らないなのはには、確実なことは言えない。 「それともこれがアルハザードへ行くための道のりなのかな?」 アルハザードへ到達したという可能性を捨て、また別の考えを抱く。 アルハザードに似た世界に落着し、そこにアルハザードへ道のりが記されていた。 何となく気持ち的にこちら方が正しいような気もしたなのはだけど、 人が殺しあうことによって生じる道というのも、やっぱり想像がつかなかった。 「やっぱりちゃんとお話したいよ」 なのははプレシアに話しかけるように、呟いた。 しばらくプレシアについて思いを巡らしていたなのはだったが、 やがて今がどういう状況にあるか再度認識するに至る。 そして今までの時間を取り戻すかのように慌ててバッグの中身を確認。 なのはは辺りの気配を窺いながら、手早く名簿を確認した。 自分の知り合いである人たちがたくさん呼ばれていることになのはは胸を痛めた。 そして先の会場でも気になったことだが、自分を含め、フェイトとはやての名前が二つあった。 今より大人の自分に、今より大人のアリサちゃんにフェイトちゃん。 それを確かに彼女は見た。 それもプレシア同様に幼いなのはを悩ませる問題だった。 あれを本当の自分だと仮定し、未来の自分だと考えてみる。 彼女があそこいるということは、今の自分は死ぬことはないということだが、 それはつまりこの殺し合いをから抜け出してたということになり プレシアを逮捕するに至ったということになるだろう。 だけど、それならば今、自分が経験していることは起こらないはずだ。 いや、過去のプレシアが行ったことだから、覆すことができないのだろうか。 それとただも単純にプレシアを取り逃がしただけなのだろうか。 だけど、この殺し合いが行われる場所が分かっているのだから、 そこを張り込んでいれば、防げるような気が……。 いや、でも……。 一つの答えを出し、一つの疑問を生み出し、 それに対する答えを導き出したところに、また新たな疑問が浮かぶ。 その絶え間ない連鎖にやがてなのはの脳は限界を迎えた。 「あぁ~、もう訳分かんないよ~」 なのはは頭を掻き毟りながら、その幼い顔を少し歪めた。 そしてそれを嘲笑うかのように夜風がなのはの顔を吹き付けていた。 しばらく風を受け、佇むなのは。 そこで思考の海に埋没して、自分の道を見失っていることに再び気がついた。 そしてそこで心機一転とばかりに、支給品の武器に目を向けた。 宛がわれたのはデバイスらしきカードだった。 「これは……インテリジェント・デバイスかな?あなたのお名前は何ていうの?」 沈黙。なのははほんの少しいたたまれない気持ちを味わった。 「そう、ストレージ・デバイスだね!」 そう言うやいなやなのはは左手に持ったカードを天高く掲げる。 そして自身に内に沸き起こった恥ずかしさを振り払うかのように叫ぶ。 「それじゃあ、お願い!セーット、アーップ!」 そう言ってなのはが言葉を発した途端、暗い夜に柔らかい光が煌々と放たれた。 彼女の服は瞬時に分解され、露になったその裸体にバリアジャケットが身に付けられていった。 そうして白い服を纏ったなのはの手に現れたのが、一本の杖だった。 「これはクロノ君の……デバイス?」 そう言いながらデバイスを仔細に見つめるなのは。 これが執務官クロノ・ハラオウンの持つデバイスなら文句はないだろう。 だが、何分初めて手に持つデバイスだ。 どういった役割を持ち、どういった距離で戦うことを前提にして作られているか そしてこのデバイスはどれほどの性能を有しているかを確かめてみなければならない。 いつ戦闘が始まるともしれないこんな状況では そういった確認を早急に行うのは当然のことだろう。 そして彼女は魔法の発動に準備を整える。 唱えるのは、ディバインシューター。 大した魔力消費もなく、使い慣れた魔法だ。 それ故にデバイスがどういったものであるかを知るのにはうってつけだった。 澱みなく魔力は流れ、魔法はついに形を成す。 「シューートッ!」 ピンク色に輝く10にも及ぶ光弾は、木々の間を縫うように進み 50メートルほど先の木にぶつかり、弾けた。 威力は下がっているようにも思えるが、大した問題はないだろう。 結果は良好だった。 魔法の発動に滞りもないミッドチルダ式のデバイス。 レイジングハートみたいに意思のやり取りが出来なくて寂しい思いはするはが これならきっと自分の全力に耐え切ってくれるだろう。 支給品に何が当てられるか不安だったが、どうやらそれは彼女にとって杞憂のようだった。 無論、パートナーのレイジングハートが手に入らなかったのは彼女にとって残念なことではあったが 差し当たっての不都合はない。 これで武器も確認したし この殺し合いにおいて叛意を告げる意気込みも問題ない。 幾つかの疑問がまだなのはの頭に残っていたが、 それも当の本人から話を聞けば問題ないだろう。 そして決意も新たに彼女は足を進めて、 ――木の根に引っかかりこけた。 にゃはは…… 自分のそそっかしさを、そう自嘲しようとしたところで S2Uの警告声が響いた。 「Caution!」 なのはは急いで立ち上がる。 しかし、倒れていたせいか、初動がおくれ 相手の接近を許してしまう結果となった。 なのは緊張した面持ちで相手を睨みつける。 いつでも魔法を発動できるように準備して。 「子供?それも日本人?」 しかし予想と違ってかけられた声に なのはの緊張はほんの少しだけ解けた。 * * 幾つもの戦闘を経験し、幾つもの死を見てきたカレンにとっても 今起こった状況に対しては理解が及ばなかった。 いつの間にか訳の分からないところに呼び出され、 誰とも知らない女の死を見せ付けられ、 その挙句、殺しあえという。 率直に言って意味が分からなかった。 例えばカレンが行う戦いは世間からはテロと誹謗されることはあれど 日本を解放するという目的があった。 そしてカレンが見てきた死というものも その目的のために礎となった意味のあるものであった。 だが、この殺し合いというものにも先の女の死にも意味が見出せない。 このような他を省みない野蛮な行いは侵略者ブリタニアに似通っていて腹が立つ。 おまけにお前は飼い犬だともいうようにつけられている首輪は人としての矜持が許せない。 反骨心が湧かないわけがない。 だが、その一方でいつの間にかつけられた首輪に、今、自分がここにいるという状況は 彼我の戦力差を雄弁に物語っているものであった。 常に戦いに身を置いてきたカレンにはそれが痛いほど分かり、 そのことに思いがいくと自然と気が挫けてしまう彼女がいた。 無論、勝てないと分かっているからといって戦わないという選択肢はない。 ゼロが現れるまで、実際にブリタニアには負け続きだったし、カレンもそれを否定するつもりはない。 だけど、そこには命をかけても成し遂げたいという目的があった。 日本解放。 それこそが至上の美酒であり、戦いの原動力でもあった。 だが、今この場で自分が命より大事と掲げる大儀に繋がるものはない。 カレンにとって自分の命より重いとされるのは日本解放であり、それを導いてくれるゼロだ。 ならば、それがない今は戦力の差に圧倒される現状、 つまりこの強いられた殺し合いを受け入れてしまってもいいような気がする。 幸いなことにここにゼロが呼ばれている様子はない。 名簿にもそれは記されていなかった。 この殺し合いとやらをどうしても躊躇う理由はない。 勿論、名簿に記されていたルルーシュ、シャーリー、スバルといった生徒会メンバーの安否は気になる。 だがそれも彼我の実力差を思えば、しょうがないように思える。 それならば、あいつの言葉通りこの殺し合いにのってみよう。 心の中で大きく呟く。 しかし、カレンにはそれも疑問に思えた。 この殺し合いの目的が分からない以上は、例え勝ち残ったところで自身の身の安全は保証されない。 そしてそれが正解とばかりにプレシアは最後に残った一人の処遇について言及していなかった。 優勝者を元の場所に還してくれるのであれば、カレンにとって言うことはない。 自分がいなくても、ゼロがいれば日本解放をやってくれるという確信はあるが やはり自分がいれば戦力の足しにはなるだろうし、自負かもしれないがゼロも喜ぶと思うからだ。 それに何より亡くなった兄の為にも日本解放をこの目にしたいとカレンは思う。 だが、現状ではそれすらも判断できない。 つまりは、今の段階では殺すという積極的な行動はできないということだ。 するべきはこの殺し合いの目的、及び脱出ための情報の収集。 平行して主催者、参加者の情報も獲得といったところか。 他の参加者と一緒に脱出できるというのなら、別段文句はない。 しかし、それが叶わないとなれば、他の参加者との戦闘という選択肢が生じてしまう。 そうなった場合、有利に事を進めるためにそういった情報が必要なものとなるだろう。 そしてプレシアという名前だったか、あの女の情報があれば、 自分が一人で対峙した時にも足元をすくってやれるかもしれない。 ブリタニアにも似た蛮行をなす女だ。 それこそ情け容赦なく殺してやることが出来る。 当面の行動目標は決まった。情報収集だ。 勿論、既にこの殺し合いに乗った人がいるというのなら、容赦する理由はない。 自分ならそう遅れをとることもないし、黙して語らずといった手合いの遇し方も心得ている。 それに幸いなことに支給された武器の中には物々しい銃が含まれていた。 気に食わない女に支給された武器に頼るのも馬鹿らしく思えたが、 いつ襲われるともしれないこの状況では、文句も言ってられないだろう。 そしてそういった自分の気持ちを励ますかのように 林の中から光が自分の方に届き、人がいることを教えてくれていた。 カレンは警戒をしめしながらも情報を求めて歩いていった。 * * 「それでお前の名前は高町なのはといったか?」 「あ、はい」 「そしてこの殺し合いには乗っていない。確かだな!?」 「はい!間違いありません!」 屈託なく喋るなのはにカレンは警戒を解いた。 こんな子供に殺し合いが出来るはずがない。 そして同じ日本人がこんな所にさらわれているか事を知り、カレンの中には新たに主催者に対して苛立ちが沸いた。 それもこんな年端もいかない子供も攫ったとなれば、その怒りの度合いは計り知れないだろう。 「くそっ!あの女め!」 カレンは忌々しげに言葉を吐き捨てる。 だが一時の感情で目的を見失うほどカレンは未熟ではない。 すぐさま本題に話を移す。 「それでなのは!あのプレシアという女について何か知っているか?」 「あぁ、はい、でも……」 なのはには説明が躊躇われた。 管理局及び魔法の存在は秘匿事項だ。 それを知らない人にはそう簡単に話すべきではない。 だが、こんな差し迫った状況ではそんな暢気なこともいってられないような気もしていた。 「何だ!?知っているのなら話せ!人の命がかかっている状況なんだぞ!」 「……そう、ですよね」 捲くし立てるカレンに怯んだからというわけではないが、 なのは知っていることを話すことにした。 彼女が言ったとおり、今は人の命がかかっているのだ。 自分の悠長な判断によって、それを疎かにしてはならない。 「あのですね……」 そう言ったところで、なのはの口は閉じられた。 新たな参入者が現れたのだ。 奥にある木の陰から現れたのは小柄な女の子だった。 見たところ、10歳より少し上といった程度だろうか。 タイトな青色のスーツを身に纏い、 目を見張るような銀髪が目を引いた。 片目に眼帯をしているのがひどく印象的だった。 そして容姿に似合わない鋭い目つきが剣呑な雰囲気を放っていた。 その参入者を得て、カレンは警戒を示した。 成るほど、確かに目の前の女は高町なのはと同年齢ぐらいの少女だろう。 だが、その身には人を殺したともいえるどこか危なげな雰囲気があった。 カレンは咄嗟に銃を構え、相手を牽制する。 「止まれっ!」 「随分と無粋な挨拶だな」 だが、少女は平然とそれを受け流し、皮肉を交えた挨拶をした。 「悪いけど、こっちも命がかかっているんでね」 「ご覧の通り私は武器をもっていないだろう。それでどうやって人を殺せという。 有利なのはお前であって、不利なのは私だ。それで何故怯えるほどの警戒感を示す? 恐いのならどこぞに隠れていればよかろう」 少女は両手を軽く上に挙げて、殺し合いに乗っていないことをアピールした。 「あの、カレンさん、落ち着いてください」 「その女のほうがよほど立派だな。姉として……いや、年長者として恥ずかしくないのか?」 カレンはそれを明らかな挑発としてとった。 だが、そこでそんな言葉に乗るほどカレンは愚かではなかった。 銃をより力強く構え、質問する。 「では、確認する!お前はこの殺し合いに乗っていないんだな!?」 「ああ、乗っていない。姉が一人、妹が一人参加しているのだ。 どちらも私にとって大切な姉妹だ。彼女たちに危険が及ぶような真似は出来ない。 それに……だ」 そう言いながら、彼女はバッグを開ける。 俄かにカレンの警戒心の度合いは跳ね上がる。 「待て!何をする気だ!?」 「バッグを開けるだけだ」 少女は呆れたように呟く。 「そんなに心配ならそこの女に開けてもらっても構わない」 「なのはっ!」 「あっはいっ!」 なのははバッグを受け取り中を検める。 中から出てきたのは、工具に鍋やフライパンといった調理器具だった。 「私に支給されたものはどれもハズレだ。工具セットに料理セット、そして翠屋のシュークリームだったか? どれも人を殺せるようなものではない」 「ふぇっ?翠屋?」 なのはの呟きを無視してカレンは叫ぶ。 「なのは!一応中身を確認して!」 「はい!」 そして一通り確認して、なのははカレンに告げる。 「どれもその女の子の言ったとおりです」 「そう」 そこでやっとカレンは銃を下ろした。 「全く心配性だな」 「うるさいわねっ!」 そして少女はなのはからバッグを受け取る。 何故か右手にフライパンだけを残して。 「それはしまわないの?」 「何か手に持ってないと不安でな」 「呆れた。あんたも随分と心配性なんじゃないの!」 「違いない」 「それであんた、名前は何ていうの?」 「チンクだ」 「チンク?変わった名前ね。日本人でもブリタニア人でもない。 EUの人?」 「さあな。どこの国で生まれたかというのは知らないんだ」 「ふーん、あんたも苦労してるんだね」 「……それでそちらの女の子の名前は?」 「なのはです。高町なのは」 「高町……なのは、だと?」 その名前を聞き、今まで冷静とも言えたチンクは僅かに狼狽を見せた。 何故なら彼女の知っている高町なのはと目の前のなのはでは様相を異にしていたからだ。 確かにこのなのははチンクの知る高町なのはの面影を深く有していた。 茶色いの長い髪に、大きくてすんだ瞳。 そしてややもすれば同性でも見とれてしまうような愛らしい笑顔。 だが、それとて単なる印象の問題。 それがあの高町なのはであるという証明にはならない。 では、この少女が偽名を用いているということだろうか。 その考えは馬鹿らしく思える。 全次元において勇名、悪名問わずにその名を馳せる彼女の名前を 偽名として持ち出すには余りにデメリットが大きい。 何故なら名前と共にその顔も広まっているからだ。 そんな簡単にばれるような嘘をつくなど、それこそ馬鹿か狂人のすることだろう。 だが、彼女が馬鹿にも狂人にも見えないし、嘘を言っているようにも見えない。 それならば、彼女は一体何者であるか。 ドクター・スカリエッティの元にいるチンクには容易にその答えが思いついた。 この少女も恐らくはプロジェクトFの遺産なのであろう、と。 高町なのはは優秀といった言葉をそのまま体現したかのような魔導師だ。 なればこそ、ドクター以外にもどこぞの科学者や軍事機関が彼女のクローンを作り、 魔導師について研究をしたり、自軍の戦力の増強を図るというのは簡単に考え付くことだった。 そしてそれは名簿に載っていたもう一人のフェイトと八神はやてがクローンであると 喚起させるものであった。 「なるほど。お前が名簿に載っていたもう一人の高町なのはの正体か」 「ふぇ?もう一人の私を知っているんですか?」 チンクの思考を中断するように、なのはが訊ねてきた。 「お前は知らないのか……。成るほど」 「ちょっとあんた!何を知っているの!?」 そこにカレンが割り込んできた。 先ほど年長者としての心得を授けられたせいだろうか なのはを庇うように物言いだった。 「すまない」 だがチンクはそれを褒めるわけでもなく、一言謝るとすぐさまバックステップした。 そうして距離が出来上がると、彼女は右手に持ったフライパンをカレン目掛けて 軽く放った。 「一体なんのつもりっ……!!」 カレンは抗議の声を上げつつ、そのフライパンを手で振り払おうとした。 だが、彼女の声は最後まで発せられなかった。 「IS、ランブルデトネイター」 代わりに聞こえたチンクの静かな声 そしてそれと共にフライパンは爆発した。 振り払おうとした左手は爆発に巻き込まれ、 血と共にその肉を辺りに四散させた。 爆発の勢いはそれに留まることなく、 その余波によって身体までも後方に吹き飛ばされた。 その身は後ろの木へとぶつけられ、その衝撃の強さはカレンのうめき声によって知らされていた。 そしてそこに届けられる謝罪の声。 「すまない。気が変わった」 だが、そこに相手の許しをこうような姿勢はなかった。 「チンクちゃん!何のつもり?」 なのははカレンに気を配りながらも訊ねる。 何故チンクがこんなことをするのか。 ちゃんと話を聞いて、彼女の気持ちを知りたかった。 願わくば、ただの誤解による出来事だと信じて。 だけど、なのはの耳に届けられたのは余りに予想とはかけ離れていたものだった。 「お前がプロジェクトFの遺産であるなら、持ち帰った方がいいと判断しただけだ」 「何を言っているの?言っていることが分からないよ」 「本当に知らないのか?呆れたやつだな」 「だから何を言っているの!?」 「お前がクローンだということだ」 言葉と同時にチンクはバッグから取り出した鍋を放る。 チンクの言葉に一瞬呆けるなのはだったが、すぐさま目の前の状況を理解。 それを爆発物と警戒したなのはは急いでシールドを張った。 「ラウンドシールド!」 だが、鍋はシールドにぶつかって地面に転がるだけであった。 「えっ?」 そんな疑問の言葉と同時に背後から衝撃を受ける。 その正体はなのはの後頭部を狙ったチンクの回し蹴りだった。 人の身を超えた戦闘機人の攻撃。 幾らバリアジャケットを着込んでいるからといって大丈夫であるという保証はない。 なのはは地面に顔をぶつけながら、吹き飛んでいった。 だが仮にもなのはもPT事件と闇の書事件で戦闘経験を積んできた身。 攻撃を受ける瞬間、身体を包むフィールド系の防御魔法で更にバリアジャケットを補強し、ダメージを和らげていた。 尤もそれで全てのダメージを緩和できたというわけではない。 脳に残る衝撃がまだなのはの身体との連絡を妨げていた。 「なるほど。腐っても高町なのはか」 そう言いながらチンクはなのはに歩み寄る。 なのはもよろめきながらも立ち上がろうとするが、 まだ身体が言うことを聞かない。 そこに突如として響く銃声。 見ればカレンが地面に倒れながらも銃を撃っていた。 地面に伏せての片手での射撃に、左手欠損による痛み。 そんな条件による射撃など大した精度は持ち合わせていないだろう。 だが、それがどうしたとばかりにカレンは気勢を上げる。 「日本人をっ!!!嘗めるなーーーーっ!!!」 気合と共にカレンは引き金を立て続けに引く。 しかし、チンクはそれを冷笑に付した。 彼女は戦闘機人だ。 幾ら質量兵器といえど、 普通の銃弾程度でどうにかなるようでは、最初から作られはしない。 そしてそれを示すかのようにチンクは佇み、言葉を返す。 「戦闘機人にそんな銃など……」 無意味。そう言おうとしたところで、チンクの言葉は止まった。 身体には確かに銃痕が刻まれ、その銃弾は強化フレームに食い込んでいたからだ。 チンクは舌打ちしながら、咄嗟に手近な木の陰に隠れる。 そしてそんなチャンスを見逃すほど、高町なのはの信念はゆるくない。 襲い掛かる身体の反抗を無理やり意思の力で押さえ込み、 すぐさまカレンの元にかけより、飛行魔法を発動。 脱出の準備にとりかかる。 チンクとて稼動歴の長い戦闘機人。 大人しくそれを逃すほど甘くはない。 すぐさま鍋の蓋を投げ込む。 だがナイフほど手馴れた投擲武器ではない故 狙いは甘く、飛距離も出なかった。 投げられた武器は高町なのはとカレンに届くことはなかった。 「やはり慣れぬ武器で戦うべきではないな」 そんな自戒の言葉を呟く。 まだろくに戦闘経験を積んでいないであろうクローンだ。 労せず捕獲できると思ったが、存外、相手も戦いを知っているようだった。 それに加えて自身の身体への違和感。 どうやらこの会場において自分の身体はいつもと違うようだ。 気がつかぬうちに、こんな所に呼び出されたのだから、そういった処置がされてないと言い切れないだろう。 そしてそれと共に首輪の不快さが増し、チンクを悩ませた。 この殺し合いとやらに呼び出された時は随分と自分の不覚さを呪ったが、 幸いなことにクアットロもこの会場にいた。 彼女ならこの首輪を解析し、取り外せると思い、 本来の任務を優先させてしまったが、少し早計だったかもしれない。 こんな制限がかかっていたら、クアットロも怪しいものだ。 いらぬ敵を作ってしまったな。 チンクは自嘲する。 そして溜息一つ吐き、放り投げた鍋を拾い上げながら 最後とばかりに逃げてゆく高町なのはを見やった。 だが、不思議なことに高町なのははある一点に留まっていた。 一体何をしているのだ。 そう疑問に思うと同時に高町なのはの魔力集束を観測。 チンクの顔に冷や汗が浮かぶ。 「まさか!まさか撃つのか!?あんなところから!?」 次の瞬間、限界点までに達した魔力の光が咆哮をあげた。 「ディバイーーーン!!バスターーーーーーーーー!!!」 聞こえるはずのない彼女の声と共に 強大な光の帯が一直線にチンクに向かい、飲み込んでいった。 * * なのはとカレンは夜空を飛びながら、病院に向かっていた。 人を背負っているせいだろうか、なのははいつもより飛行を困難に感じていた。 だからといって速度を緩めるわけにはいかないが。 「すごいね、なのは。空を飛べるんだ」 「はい。後でちゃんと話しますから、今はゆっくりしていてください」 「すごいね、なのは。あの攻撃」 「はい。それもちゃんと説明しますから、ゆっくりしていてください」 「なのはは日本人なんだよね?」 「はい、そうです。高町なのは。正真正銘日本人です。だから今は喋らないでください」 なのはの言葉と同時に後ろに背負ったカレンは口を閉じた。 気絶したわけではないみたいだが、容態が気になる。 急いで病院に向かうべきだろう。 そしてなのはを悩ますもう一つの懸念事項。 『お前はクローン』 そんな言葉が胸に響く。 自分にはアリサ、すずか、フェイト、はやて、それに家族との記憶がちゃんとあるし、 自分はクローンではないとも思える。 だけど、アリシアのクローンである親友のフェイトもアリシアの記憶をちゃんと有していた。 だとしたら、自分の記憶も偽りなのだろうか。 自分の名前が二つあったということはどちらかがオリジナルで どちらかがクローンということなのだろうか。 私は一体誰なんだろう。 * * 倒れた木と巻き上げられた土砂の下でチンクは笑っていた。 「成るほど。クローンが作られるわけだ。 非殺傷設定でなければ間違いなく自分は死んでいただろう。 想像してみろ。あれが10人、100人ともなり砲撃を加えてくるのだぞ。 それこそ管理局をねじ伏せ、次元世界全てを席巻できるほどの戦力だ。 ドクターの切り札であるゆりかごもそれには耐えられるかどうか」 そんな光景を頭に浮かべ、思わず身震いするチンク。 勿論、父の言葉どおりFの遺産、タイプ・ゼロの捕獲は続ける。 だが、もしあの暴虐ともいえる力が妹に及ぶのなら躊躇いはない。 殺してやるぞ、高町なのは。 【1日目 深夜】 【現在地 E-8】 【高町なのは(A s)@魔法少女リリカルなのはA s】 【状態】疲労(中) 【装備】S2U@リリカルTRIGUNA s 【道具】支給品一式、ランダム支給品0~2個 【思考】 基本 プレシアと話し合いをする 1.カレンの治療 2.仲間との合流 3.もう一人に私に会って…… 【備考】 ※制限に気がつきました ※自分がクローンではないかと思い悩んでます ※パラレルワールドという考えには至っていません ※プレシアの目的がアリシアの蘇生か、アルハザードへ到達するためにあると思っています ※S2Uがなのはの全力に耐えられるかは分かりません 【1日目 深夜】 【現在地 E-8】 【カレン・シュタットフェルト@コードギアス 反目のスバル】 【状態】疲労(小)、重傷(左手欠損) 【装備】ヴァッシュの銃 (0/6)@リリカルTRIGUNA s 【道具】支給品一式、ランダム支給品1~2個 【思考】 基本 元の世界に帰る 1.病院で治療 2.なのはから情報を得る 【備考】 ※なのはとチンクが普通の人間でないことに気がつきました ※ここが日本でないことには気がついてます ※異世界の存在には気づいてません ※参戦時期はSTAGE10でいなくなったゼロを追いかけていったところからです 【1日目 深夜】 【現在地 D-8】 【チンク@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】疲労(大)、身体の幾つかに銃創(戦闘にそれほど支障はないです) 【装備】鍋 【道具】支給品一式、工具セット、料理セット、翠屋のシュークリーム@魔法少女リリカルなのはA s 【思考】 基本 姉妹と一緒に元の世界に帰る 1.クアットロに会い、制限の確認、出来れば首輪の解除 姉妹に危険が及ぶ存在の排除 2.Fの遺産とタイプ・ゼロの捕獲 3.機動六課を警戒 【備考】 ※制限に気がつきました ※幼なのはがクローンであると認識しました ※この会場にフェイト、八神はやてのクローンがいると認識しました ※ディバインバスターの直撃を喰らいました ※しばらくは動けません ※料理セットは一人暮らしの人に向けて販売されている簡単な調理器具の一式です ※参戦時期はスバルのISを喰らって、生体ポッドで修理中の時です Heart of Iron 本編時間順 Railway Track 特別捜査、開始 本編投下順 Railway Track それは最悪の始まりなの 高町なのは(A s) - GAME START! チンク - GAME START! カレン・シュタットフェルト -
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【平成ライダーサイド】七話「キンタロス怒る」Aパート 【AAMON日本支部 司令室】 仮面ライダーラルク・三輪夏美は、グレイブ・志村純一に呼ばれ、司令室に来ていた。 「何よ純一?何か用?」 「お前に指令を与える。」 志村は一枚の折られた用紙を懐から取り出し、夏美に投げ渡す。 夏美はそれをキャッチし、開いて読む。 それには、沢山の人名が書き記してあり、横には子供の写真がはってあった。 「何コレ?」 「見ての通り子供のデータだ。」 「子供ぉ?」 夏美は顔をしかめ、志村を見つめる。 「ただの子供じゃない。勉強、スポーツ…全てにおいて優秀な子供達だ。」 「へぇ…で、これをどうしろって?」 「さらって来い。」 「ええ!?」 「全員、改造人間や未来の幹部候補するんだ。文句は無いな?」 「あたし一人でやるのぉ?」 「安心しろ…トカゲバイキング!」 「グルルルルルルルル!!」 雄叫びが轟き、司令室にトカゲ型の怪人が現れた。 「GODの悪人怪人として、その名を轟かせた怪人、トカゲバイキングだ。コイツと共に作戦に当たってもらう。 トカゲバイキング、お前も分かったな?」 「お任せを!私は可愛い子供が大好きです!必ずや、作戦を成功させて見せます!グルルルルルルルルル!!」 トカゲバイキングは不適切な発言をし、志村に作戦の成功を誓うと、司令室から出て行った。 「…大丈夫なの?」 「多分な。」 【翌日】 夜も更けた時間帯…塾帰りの二人の少年と一人の少女が、おしゃべりをしながら帰路についていた。 「でさ~…なんだよ。」 「マジかよ!」 「…あら?待って!」 少女は、道の真ん中に黒づくめの男性が立っていることに気付き、少年達を呼び止めた。 「何だよおじさん?」 「通れないだろう?」 「どいてくださいな。」 三人は黒づくめの男に道をどくよう頼むが、男はどこうとしない。 それどころか、薄気味悪い笑い方で笑い始めた。 「クククククククク…」 『!?』 「可愛い子供達だ…私は子供が大好きだ!…おじちゃんが抱っこしてあげよう…」 男は黒い服を剥ぎ取り、怪人・トカゲバイキングに変身する。 そして、子供に襲い掛かった。 「グルルウゥゥゥゥゥウ!!」 『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!』 【三日後 デンライナー食堂車内】 その三日後、フェイトは良太郎と共に、エリオ、キャロの二人を連れ、デンライナーの見学をさせにきていた。 「皆!フェイトちゃん達を連れてきたよ!」 「モモタロス!皆!久しぶり!」 「おお!フェイトじゃねーか!」 「四年経って更に可愛くなったねぇ~…フェイトちゃん♪」 「デートなら断るよウラタロス。エリオ、キャロ。」 『はい!』 フェイトと良太郎の背後に立っていたエリオとキャロは、フェイトの前に移動し、座ってコーヒーを飲んでいるモモタロス達に敬礼する。 「エリオ・モンディアルです!」 「キャロ・ル・ルシエです!」 「おうおう、元気がいいじゃねーか!俺はモモタロスだ。宜しくな!」 「僕はウラタロス。宜しくね♪」 「俺はキンタロスや!よろしゅう頼むで!」 「僕、リュウタロス!ダンスを教えて欲しいんだったら、いつでも言ってね!」 「私の名はジーク…こやつらの主だ。」 『いえいえいえいえ。』 ジークの発言を即否定するタロス達。 「えーと…」 キャロはイマジン五体を見つめ、右手の人差し指でモモタロスを指差す。 「あん?何だ…」 「…モモちゃん。」 「ああ!?」 キャロは次にウラタロスを指差し… 「ウラちゃん。」 「へ?」 次にキンタロス… 「キンちゃん。」 「おお!?」 次はリュウタロス… 「リュウちゃん…」 「ふぇ?」 次にジーク… 「…」 「…」 「…ジーちゃん。」 「ぬあっ!?ジ…ジーちゃ…」 最後にイマジン全員に向かって… 「こんな呼び方で…良いですか?」 「お…おお…」 「別に…構わないよ…」 「構へんで…」 「い…良いよ…うん…」 「待て!ジーちゃん…ジーちゃんは止め…」 『図が高い!!』 「うぅ…ジーちゃん…」 ジークは四タロスに一喝され、テーブルの上に顔を沈めた。 「こんにちはー!」 タロス達とのやり取りを終えたのもつかの間、次はデンライナーのアルバイト乗務員・ナオミがエリオとキャロの前に歩き寄り、手製の極彩色コーヒーを二人に出す。 「エリオちゃんに、キャロちゃんですね?あたしは、デンライナー乗務員のナオミでーす♪宜しくね!」 『は…はい…』 二人はコーヒーを受け取り、フェイトと共に空いている席に座った。 良太郎はフェイトの向かい側に座る。 「エリオ君…すごいコーヒーだね…」 「う…うん…飲めるのかな?」 「おやおや…可愛いお客さんですねぇ…」 独特の台詞回しが効いた声が食堂車内に響き、入り口のドアが開いて、デンライナーのオーナーとコハナが車内に姿を現した。 「ハナさん…」 「久しぶりね、フェイト。それと…」 コハナはエリオとキャロの方を向き、二人に微笑む。 「エリオ、キャロ、私はハナ。宜しくね!」 『よろしくお願いします!』 二人はフェイトからコハナはこう見えてフェイトより年上と聞いていた為、敬語でコハナに対応した。 「しかし…これが…フェイト君の子供達ですか…」 『ええええええええええええ!?』 オーナーの何気ない爆弾発言に、四タロス+ジーク、コハナ、ナオミの七人は驚愕し、目を大きく開く。 「あ…あの…皆…エリオもキャロも、フェイトちゃんの養子みたいなもんだから、産んだ子供って訳じゃないよ…」 「な…なんでぇ…ビックリさせやがって…」 「驚きました~」 良太郎のフォローにより、その場は丸く収まる。 「もうオーナー…止めて下さいよ…」 フェイトは少し顔を赤らめながらオーナーを非難する。 「ハッハッハ…失礼…おっと、こんな話をしている場合ではありませんでしたねぇ…」 オーナーは背後に手を回し、新聞記事を取り出す。 「お…おっさん…どっから出したんだよ…」 「モぉモタロス君…細かいことは気にしてはいけません…それより良太郎君、フェイト君、その記事、読んでみてはいかがですか?」 『え?』 二人は新聞を受け取り、二人で読み始める。 記事の一面には、「二日間で十五人の子供が失踪 新手の誘拐か?」と書かれていた。 「子供が…」 「三日で十五人も…」 「この子供達は、皆十二歳以下の子供で、スポーツや勉強の成績が素晴らしい子供達です… AAMONの臭いが…ただよって来ませんかぁ?」 オーナーの不吉な台詞に不安を覚え、表情を曇らせる。 「酷い…子供を何人も…」 「許せない…!」 「でも…」 エリオは良太郎とフェイトに横から話しかける。 「どうやってあぶり出すんですか?ターゲットが子供じゃ、フェイトさんも良太郎さんも…」 「私が…変装して囮になります。」 『!?』 突然のキャロの発言に、車内の全員が驚愕し、一斉にキャロを見る。 「きゃ…キャロ!何言ってるの!?相手はAAMONかも知れないんだよ!」 「キャロ、落ち着いて!そんな危険なこと…」 「僕も反対だよ!君には危険すぎるよ!」 「エリオ君、フェイトさん、良太郎さん、ありがとう…でも、私だってライトニングの一員です!皆の役に立ちたいんです!」 『キャロ…』 「気に入ったで!」 キンタロスはテーブルをガンと叩き、椅子から立ち上がる。 「キンタロス?どうしたの?」 「そこのお嬢ちゃんの度胸、気に入った!この歳で囮になるなんて、そうそう言えるもんじゃあらへん。 俺がボディーガードになって、きっちり守ったるわ!」 「キンちゃん…」 「キャロ!宜しく頼むで!」 「うん!」 【翌日】 翌日の夜、キャロはカバンを提げ(中にはフリード入り)、人気の無い街を歩いていた。 後ろからはブロック塀や電柱に隠れながら、良太郎にキンタロスが憑いた状態であるK良太郎が付いて来る。 フェイトやエリオもボディーガードをすると言っていたが、あまり大勢では目立ってしまうので、結局K良太郎だけでキャロを護衛することになった。 「(安心せいキャロ…お前は俺が守ったる!)」 K良太郎は歩いているキャロを見つめ、一人気合を入れる。 そんな時だった… 「お嬢さん…」 「は!?」 キャロの前に、黒づくめの男が現れた。 「(キャロ!)」 「あ…あの…何ですか?」 「貴方の名前や写真はありませんが…貴方は可愛い…」 男は服装をはぎ捨て、トカゲバイキングに変身した。 「おじちゃんが抱っこしてあげましょう!」 「か…怪人!?」 「そこまでや!」 ブロック塀の影から、K良太郎が飛び出し、キャロの前に立つ。 「貴様!電王か!?」 「キンちゃん!」 「化物!俺が相手や!」 K良太郎はデンオウベルトを腰に巻きつけ、黄色いボタンを押し、ライダーパスを取り出す。 「へんし…」 「させん!グルオォォォォォォォオ!!」 トカゲバイキングは口から緑色の粉を吐き、K良太郎に吹きかける。 すると、K良太郎の体は石のように硬直してしまった。 「な!?」 「キンちゃん!」 「なんやコレ…動けへん!」 「はっはっは…特殊な硬化剤だ。貴様は半日は動けん。さて…今の内に…」 「キュクル~!!」 カバンからフリードが飛び出し、トカゲバイキングに襲い掛かる。 だが… 「ヌン!」 「キュウ!」 裏拳で簡単に叩き落されてしまい、フリードは道路の上に倒れて気絶してしまう。 「フリード!」 「ははは!今度こそ頂きだ!」 「きゃあ!」 トカゲバイキングはキャロを担ぎ上げ、猛スピードで逃げていく。 「ハハハハハハハハ!!」 「キンちゃーーーーん!!」 「キャロ!!オォォォォォォォォォォオ!!」 K良太郎は気合で硬化剤の効力を振り切り、トカゲバイキングを追いかけていく。 「キンちゃーーーーーーーん!!」 「キャロオォォォォォォォォォォォォォォォオ!!」 K良太郎は加速し、少しずつトカゲバイキングに近づいていく。 やがて、追いつける距離まで近づき、手を伸ばした瞬間… 「残念。」 「な!?」 トカゲバイキングは、キャロと共に瞬間移動で姿を消した。 「あ…あ…」 K良太郎は地面に膝を付き、昼間、そして先程言った台詞を思い出す。 『俺がボディーガードになって、きっちり守ったるわ!』 『安心せいキャロ…お前は俺が守ったる!』 「何が…キッチリ守るや…何が…俺が守ったるや…!」 K良太郎は地面に拳を何度も何度も叩きつけ、瞳から大粒の涙を流す。 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」 夜の闇に…K良太郎の悲しい叫びが響いた… 前へ 目次へ 次へ