約 3,277,202 件
https://w.atwiki.jp/matomehameln/pages/16.html
なのはシリーズ 【作品名】魔法ニンジャ活劇 【作者名】ダニール 【URL】https //novel.syosetu.org/4455/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷条件又は注意事項】 オリジナル主人公 キャラ背景や年代の設定変更 【あらすじ・概要・感想】 記憶の無い主人公がテスタロッサ一家に引き取られた事から始まるほぼオリジナルなストーリー 現在は原作無印に該当する時代の切りの良い所まで投稿されている 設定変更があるので読み進めると「あれ?」という点が出てくるが、一応最後まで読む事で疑問は解決した 文量は多めで描写等も安定しているので、まとまった話をまるっと読みたい人にはお勧め ちなみにニンジャと題名にあるが、これは主人公の能力や格好がそれらしく見えるというだけであり チャクラやジツを使ったりはしない、あしからず 【作品名】凡才 【作者名】マダラッコ 【URL】https //novel.syosetu.org/6719/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷条件又は注意事項】原作はリリカルなのはだが、その要素は薄い 【あらすじ・概要・感想】 高町恭也、赤星勇吾の交友を描いたまったりする短編。魔法少女成分を期待してはいけない。 日常の1シーンを切り取ったようなその空気感、読後感が良い。 さらりと読め、読んだ後縁側でお茶をすすりたくなるようなSSだった。 【作品名】ユーノの子育て日記R 【作者名】ZEROⅡ 【URL】https //novel.syosetu.org/2288/ 【あらすじ・概要】 Vividの時代を舞台にユーノの立場を変更し、マテリアル3人娘を混ぜ込んだ作品 マテリアルは設定改変されていて闇の書とは無関係な存在となっている、と思う この時代にこのキャラを入れてきゃいきゃいさせたいという目的が明確に感じられ そして正しくほのぼのとした日常の描写がされている ユーノの立場改変の過程で多少のシリアスがあるが、それほど引っ張る事もなく解決する 読んでいて、とても安心 【作品名】すべては奴を倒すため 【作者】明日はきっと雨が降る 【URL】http //novel.syosetu.org/7367/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷条件又は注意事項】 オリ主 【あらすじ・概要・感想】 幼少期からなのはを超えるべき壁と定め、修練を重ねる少年の話 潜在的にかなりの魔力量は持っているものの、体質からか魔法は上手く使えない 近接戦最強を謳い、打倒高町なのはと常々宣言しているが、なのはからは可愛い弟分として見られている 若干のご都合主義はあるが、一話ごとの文量はそれなりで恋愛要素もほとんどなし チ―レムの多いリリなのに嫌気が差している人も読めると思う 【作品名】逆行なのはさんの奮闘記 【作者名】銀まーくⅢ 【URL】https //novel.syosetu.org/598/ ①【あらすじ・概要】 28歳独身なのはが歳下の男に告白されて幸せ絶頂の時にフェイトに刺されて無印に逆行 ユーノには未来の恨みで冷たく当り、フェイトは親友を超えて調教の領域で手なずけてる 思考の節々がナチュラルになのはさんだが基本万事いい方向に向かいまくる ②【地雷要素又は注意事項】軽いノリ、パロネタ多し 【あらすじ・概要・感想】 とうとう結婚のできないまま齢28を数えてしまった高町なのはさん。やっとこ出来た彼氏からプロポーズされるもヤンデレズは怖かった。私と一緒に死んでくれるよね、とばかりに無理心中。気付けばなのはさん(28)は無印開始時の年齢、高町なのはちゃん(8)になっていた。 文体は一人称、地の文からして口語が多い、序盤は少し読みにくいものを感じてしまうかもしれない。中盤あたりからはこなれてきたのか、情景や動作の描写もまた入るようになり、文章力は上がっている。 短所として、高町なのはの面影が微塵もない事だろうか。いみじくも作中でプレシアが呟いた通り、脳筋娘に仕上がっている。口も悪く、砲撃大好き。先の事をあまり考えない少年誌的NANOHAさんと言える。 当然ながらノリも男性的、使うネタ、ふしぶしに混ざる荒い言葉も、どちらかというと男オリ主が下地に憑依していて、その影響であんな風になってしまっているのだと考えた方が納得できたかもしれない。 全体的にコメディとしてのノリが古い、センスも今ひとつ。作者にはすまないが、正直言ってスベっている。笑えない。 長所として、バトルシーンなどが妙に練り込まれており、なかなか秀逸。シリアス場面の心情描写やキャラの個性の立て方も悪くない。むしろこれはネタ作というより全体的にシリアス路線で行けば化けたのではないか。 個人的評価は、佳作にはできないが惜しい作品。 主材料に据えているはずのコメディが今ひとつなのに、副材料のシリアスが良い味を出している。 傑作というより奇作怪作のたぐいかもしれない。 【作品名】魔法少女リリカルなのはViVid~ダンブルドア異世界記~ 【作者名】大魔元帥 【URL】http //novel.syosetu.org/3933/ 【あらすじ・概要】 校長がヴィヴィオに憑依 始まったばかりで短いから説明不足か出し惜しみしてるだけなのかよくわからないが今の所は文章的にも設定的にも弱いところがあるとしか言いようがない というかダンブルinヴィヴィオには妹がいるらしくこっちが元のヴィヴィオクサイ 今後に期待という意味で今回紹介させていただく 【作品名】「俺、シグナム先生と結婚する!」 【作者名】Vitaかわいきつら 【URL】http //novel.syosetu.org/1370/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【長さ】中編12話72,758文字 【状態】完結 ①シグナム(のおっぱい)一途な青年が主人公。 プロローグは少年の頃からスタートで、ダイジェスト的にシグナム一途になる所から今に至るまでが描かれ。 現在魔法について知り物語が動き出した所。 まだ序盤のためにストーリーについては判断しかねるが、目的が一貫しているためにとっつきやすさはある。 また描写も上手くはないものの必要最低限は描けており、気になるというほどでもない。 三人称なのが個人的には好みである。 主人公がおっぱい星人であるがハイテンションではなく、 真面目な青年というように比較的落ち着いた風に描かれているためにそこまで問題なく受け入れられるのではないだろうか。 剣道だと同年代最強だが一般人的な強さに過ぎず、 シグナムには全く及ばない強さが程よく、作風に合っていると思う。 ②【紹介理由・感想】 最近ロリヒロインものばかり読んでたので反動で。あと同作者のチラ裏エター再開しねーかなーと 正直オリ主に魔力要らんかった気がしないでもないがまあ一緒にいる理由付けにはちょうどいいか 【地雷要素又は注意事項】 オリ主、おっぱい星人、おっぱいネタ、オリ主による自分語りがティアナに流れ弾、捏造剣道知識 ③作者も後書きで述べていたが、プロローグは凄く面白そうで期待できた。そこから序盤にかけてはその期待感で面白く感じる。 が、最後まで期待感のままで終わる。 設定からして長編向きではないんだろうなあといった所。 展開のさせかたによっては面白くなったかもしれないが、期待感を煽られたが盛り上がらなかったので作品としては微妙か。 戦闘描写などは割合しっかり描かれてるが、リリカルなのはの戦闘として見ると地味。 剣道として見たら物足りないという惜しいものになっている。 寧ろ中編にせず短編で描いたほうが良かったかなあって感じ。 プロローグと序盤は凄い面白くなりそうだから見ても良いと思うが、消化不良に終わる。 取り敢えず打ち切りぎみでも完結を描いたことは素直に称賛したい。 【作品名】魔法少女リリカルなのはF 【作者名】ごんけ 【URL】https //novel.syosetu.org/469/ 【あらすじ・概要】 なのは世界に飛ばされた士郎がはやての家に住みつく話 最初はアーチャー口調だったのだが、飛ばされた際に肉体が若返ったためにだんだん士郎口調になっている 肉体に引っ張られて口調が変わるということがあるのだろうか…… 全体的にほのぼの。ヴォルケンズがまだ出てきていないのでこの先どう転ぶかはわからないが、今のところは面白い作品 ただ、たまに文章がおかしいときがある 【作品名】幻想幼女リリカルキャロPhantasm 【作者名】もにょ 【URL】https //novel.syosetu.org/814/ 【原作】魔法少女リリカルなのは ①にじファンからの移転組 現在は19話ほど投下されているがにじファンでは80話くらい投下されていたはず 原作キャラであるキャロへの憑依ネタだが、純粋な憑依モノではなく東方Projectとクロスしている 内容はいわゆるオリ主TUEEEEE系 具体的には東方キャラの能力を再現できるデバイスでMUSOUする毒にも薬にもならない話 ②にじファン時代から時折ランキングに載るなど知名度だけならば洞窟でも屈指であろう本作品 タグにキャロ魔改造とあるがオリ主が憑依しただけなので、実際はキャロ魔改造でもなんでもないオリ主物である 余談ながらシリアルとはコミカル+シリアスの造語で、私の知識が誤ってなければニコニコ動画発祥のスラング ただ二十六話現在で大凡シリアスと思しき展開はない キャロに憑依した主人公の一人称(ですます口調)を中心に展開される 終始敬語で展開される一人称はよくあるハイテンションオリ主ギャグと相俟って、人によっては鬱陶しい要素となるかもしれない 時折別視点での一人称や三人称が唐突に展開される傾向にあるので、それも読者によってはマイナス要素になると思われる 描写や文章作法自体に可もなければ不可もないのだが、上記諸々の要素により少々灰汁のある作品ではなかろうか また作中節々で原作介入などの面倒事を避けたいとのスタンスでありながら話の随所で妙なリスクを負おうとするなど、 火中の栗を拾う為に夏の火に吶喊する虫の如き後先をしない典型的オリ主な点も本作品の主なマイナス要素であろう キャロに憑依(転生?)した主人公は修行により三、四歳の時点で本来のキャロ並の実力を得、原作より早期に村を追放される 一切修行せず才能のみで六歳のとき村を追放された本来のキャロと、修行したことにより早期に追放される主人公は一見整合性がある しかしこれも読者によってはオリ主物の典型的な修行()演出と取られかねない要素であるので留意されたし (ただ「無力な子供の振りしてればいいんじゃね?」とした矢先に「魔力の運用」の練習をするのはさすがにダブスタではなかろうか) 村を追放される際に宝物庫から「幻想縁起」というアイテムを貰った主人公はそれの封印を解き、八雲藍(仮)と邂逅する デバイスであり隷属である為に「幻想縁起」から離れられない藍(仮)の境遇を不憫だと思った主人公は藍(仮)と対決することになる (ここはアニメの世界だがここの住民は皆生きてるんやというよくある転生ダブスタなので読者によっては苦手と思われる展開であろうか) なんやかんやで勝利した主人公はユニゾンデバイス藍(仮)と契約し、ここで暫定的ながらも東方勢の能力をすべて得たも同義となる 最初こそ紫など大妖怪の能力は碌に発動できなかったが、話が展開するにつれてなんやかんやで様々な能力が幅を利かすTUEEE要素となった 博麗の巫女の結界術やスキマによる瞬間移動などに、なのはメンツが驚愕する小粋な演出も忘れない 現状では微妙な能力クロスとユニゾンデバイスの藍(仮)、それと何故か管理外世界に存在する妹紅と輝夜と東方要素としての魅力はそれほどない リリなのに関してもキャロは中身主人公なので一切別物、主人公TUEEEに弄ばれるリリなの勢などこれまたそれほど魅力はないと思われる 私はにじファン時代の本作品はノータッチであったのでここからの展開がどうなるかは一切知らないのだが、 このまま似たような展開が続けられるのであれば先の展開にはあまり期待できないと評する他ない 最新二十六話にて主人公がいよいよ幻想郷に向かうと思われるので、きっとここからシリアス(シリアル)展開に入るのであろうか (「幻想縁起」に関して、裏があると思しき幕間が作中で都度撒かれていた節がある) 癖はあるものの描写自体に不可はなく諸々の要素もスコップを爆ぜさすほどの破壊力はないが、本作品はよくあるオリ主物の域を外れていない リリなのと東方という二次人気作に肖ったはいいが、二兎追う者は一兎も得ずという結果になったのではと苦言を呈したい 総評としてTUEEEしながら奔放に周囲に被害を齎すよくある典型的オリ主物であるので、 本作品も頭を空にしなければ人によっては読むのが苦になるかもしれない一品である 【作品名】魔法少女リリカルなのは~雁字搦めの執務官~ 【作者名】紅月玖日 【URL】https //novel.syosetu.org/1190/ 【あらすじ・概要】 非転生オリ主モノ ツッコミは少なめで済むなと思ったら最新話でオリ武術が出てきてああうんって感じに 内容は原作キャラよりやや劣る魔導師ランクAA-な執務官がトリッキーにがんばるという話だと思う A'sのなのは撃墜アースラ収容後から開始してすぐにヴィータ無力化とかしている ただし特に原作の流れへの影響は無さげで俺TUEEEEEが見せたかっただけに見える 努力とアイデアと根性で泥臭くというがどうせ面白トリックプレイに走るだけだろう タグが簡潔なのは非常に好感が持てる 【作品名】レアスキル持ちのなのはさん 【作者名】子義 【URL】http //novel.syosetu.org/884/ ①【あらすじ・概要】 再構成モノ ユーノに合う前にジュエルシードを拾ったなのはさんが断片的な未来視のようなレアスキルに目覚める話? レアスキルが未来視なのかデバイス無しでの魔法運用なのかちょっと分からない まだ4話しかない上ほとんど話が進んでいないので内容については言及し難い ただ八神家に突撃して猫に目をつけられたというのは誰でも想像できるのであとがきで明言するのはやめてもらいたかった コレもタグが簡潔で良い ②【地雷要素又は注意事項】パロネタがちょこちょこ 【あらすじ・概要・感想】 無印時点での高町なのはが主人公。拾ったジュエルシードの影響で未来の知識が、記憶が、最盛期の経験がダウンロードァッッ! LV99なのはちゃん爆誕の瞬間である。 とはいえ知識も記憶も穴だらけ、大人の記憶に少女の感性、力に振り回されないだけまだマシか。 子供の感性のままに走った結果、ユーノと邂逅するより先にはやてと出会う。 同時進行するジュエルシード事件、闇の書の起動、動かざるを得ない猫の使い魔、果てやあのドクターまでが動きだした。 バタフライエフェクトはとこまで波及し、どこに帰着するというのか。 文体は三人称、地の文は普通でありライトノベル感覚でさくさく読める。 短所としては、際だって酷いと言える部分は見あたらない。 目に付いた部分といえばなのはの口調がにゃーにゃー言い過ぎたり、なのなの言い過ぎたりしているあたりか。 ご都合主義的な展開や、妙に感情的にされているキャラも見受けられるがそこは好きずきだろう。 パロネタは多いというより挿入箇所がちぐはぐで悪目立ちすると言える。そこにわざわざネタ入れなくていいだろう、という所でネタが入っている事がかなりあった。 長所として挙げられる部分は、まずその構成力。原作キャラに原作知識を突っ込んでみたらどうなるのか── もしかしたらこうなるのか、その上でこんな展開になってしまうのか、という部分がしっかり考えられていて、再構成ものとして頷けるクオリティになっている。 個人的な評価として、良作に入るだろうと思う。 この作者さんのはネギまモノを最初に読んでいたので主人公持ち上げすぎるのではないかと用心しながら読んでいたが、今作についてはその心配はなさそうだ。 キャラの造形に関しては首を傾げるような部分もあったが、変に低脳化しているわけでもなく許容範囲。 全体的なノリは緩めで、緊張せず、のんびり構えて読む事ができる。欲を言えば話にもっと大胆に起伏をつけても良いとは思ったが。 現在、なかなか見ない展開、これから面白くなってきそうな所で更新が停止しており、今後が待たれる。 余談だが、闇の書が笑いの衝動で身を震わせたりくるりと回ったりするSSは初めて見たかもしれない。 【作品名】『転生オリ主に会う前に、僕の話を聞いてくれ』 【作者名】鬼火 【URL】https //novel.syosetu.org/179/ 【原作】魔法少女リリカルなのは ①【あらすじ・概要】 ハーメルンで跋扈している転生オリ主物に、ある意味で啓蒙的な衝撃を与える一作。 魔法少女リリカルなのはが題材ではあるが、知らなくても十分に本作の内容は楽しめる。 むしろ転生オリ主というジャンルを知らないと楽しめない恐れあり。 文法もきちんと守られていて、改行空白も良い感じに入って目が滑ることがない。 一話完結の短編なので、さっと読めるの嬉しい所。 思わず膝を叩くような作品でした。 ②【紹介理由・感想】 タイトルに偽りなし。これほどまでに痛烈に転生オリ主という存在をメタファーな内容とはいえ書ききった作品はないだろう。 皮肉でもなく、批判でもない、ハーメルンに溢れる転生オリ主を、嫌になるほどうなずかせてもらえる。 魔法少女リリカルなのはという作品を知らなくても、読めるのも良いところであるが。 それもそれである意味痛烈な皮肉なのかもしれない。 【地雷条件又は注意事項】メタファー 【作品名】踏み台転生者に憑依しました 【作者名】黒雛 【URL】https //novel.syosetu.org/339/ ①【あらすじ・概要】 テンプレオリ主に憑依した主人公。 高感度マイナスからのスタートであるが、 恋愛より戦闘に重きをおくという作者の言葉通り魔法関連でなのはと普通に話すようになるだけで高感度は基本低いまま。 文章は主人公一人称+その他三人称で充分描写されている。 ストーリーは結構なオリ展開が入るために嫌いな人は嫌いに思うだろうがオリ展開が楽しめるならそこそこまとまっている。 殆どが戦闘。チートな魔力と武器ではあるがそこまで強いという印象は受けない。 今大きなオリイベント発生中のため、この後どうなるかで評価が決まると思われる。 難点をあげるならば主人公の一人称か。「w」や「☆」などが頻度は極稀なものの疲れており、三人称とくらべてテンションが高いためにそこが気に入らないひとはいるだろう。 ②【地雷要素又は注意事項】オリ主、神様転生(憑依) 【あらすじ・概要】 タイトルの通り、銀髪オッドアイのテンプレオリ主キャラに憑依してしまうというオリ主の話 デバイスがTODのソーディアンのディロムスとアトワイト 憑依前は原作キャラにしつこいほどアプローチをしていたために、好感度最低の状態から始まる が、事件に関わった原作キャラとの邂逅で徐々に打ち解けていく。勘違い要素は低め 肉体と精神に齟齬があるのか、内面は明るめでも外面はぶっきらぼうで表情の変化が乏しい 設定が地雷に見えるけど、戦闘シーンが丁寧に書かれていてシリアスな展開が多い 無印から開始しているが、ジュエルシードの事件が原作とは違いオリジナルの展開になっている 【作品名】魔法少女リリカルなのはZX 【作者名】bmark2 【URL】https //novel.syosetu.org/2714/ ①気付いたら憑依してた主人公がなのはの世界で頑張るお話。 オリ主はリリカルなのはについての知識はない。個人的にロックマンが好きなので頑張ってもらいたい。 気になるところは主人公の個性があまり出てない。 ②簡単に言えばオリ主(原作知識なし)がなのはの世界でいろいろやる話。 そこまでおかしいってレベルの文章じゃないけど、読んでると戦闘シーンが多くて疲れるかも。 ただ描写はしっかりしてる方だと思う。 【作品名】(略)のはAce -或る名無しの風- 【作者名】Hydrangea 【URL】https //novel.syosetu.org/1475/ 【あらすじ・概要】 少し変わった掲示板形式 最初から一風変わってるので、序盤で大丈夫なら後は素直に楽しめると思われ 人によって評価が分かれるであろう奇作 【作品名】【習作】完膚なきまで空転せよ! 【作者名】のんべんだらり 【URL】https //novel.syosetu.org/3471/ 【あらすじ・概要】 逆行ユーノの別人憑依で一人称視点 変な読み難さはなく、文字数も程良い感じ 特別目立つ面白さはないものの安定はしていると感じる作品 【作品名】『魔法少女リリカルなのは』 作者:『転生者』 【作者名】am24 【URL】https //novel.syosetu.org/3742/ 【あらすじ・概要】 リリカルなのはの二次 愉快犯的な転生者がネットにリリカルなのはやとらハのSSを公開。それにより原作の流れが変化していく とらハ勢の出番が多くて楽しい。とりあえず恭也はもげろ 【作品名】魔法少女が許されるのは15歳までだと思うのだが 【作者名】神凪響姫 【URL】https //novel.syosetu.org/3962/ 【あらすじ・概要】 リリカルなのはの主人公憑依というか一部キャラの性格改変モノ なのはに丁寧腹黒系の人格が憑依している、原作知識等は無し 呼吸するように憑依した自分を偽り、地の文で突っ込みが入る類のギャグがテンポ良く続く 兄のシスコン設定等ネタ系二次創作のテンプレ要素を含んでいるので苦手な人は注意 【作品名】あぁ神様、お願いします 【作者名】猫毛布 【URL】https //novel.syosetu.org/3263/ 【あらすじ・概要】 どっかのスレで名前上がってたんで読んでみたが、意外にもしっかりとしてきた作品。 オリ主の設定が悲しい過去持ち、斜に構えた性格、チート能力、他にテンプレ転生者ありととてつもなく地雷要素があるので序盤で切るやつも多いだろう。俺もそれで前切ったし。 しかしそれを乗り越えると良い意味で期待を裏切ってくれる。 まず地雷要素絡みを述べると。 オリ主の能力が『分割思考』で魔法に関してはチートだったり、もう一つのチートとして『触手』のお蔭で魔力容量もチートだったりするのだが代償を設けることで(それでもチートだが)バランスを保っている。 主人公の過去もありチートだけどそこまで鼻につくものではないように思う。 恋愛関連も複数(三人くらい?)に好かれる描写はあり尚且つ主人公は鈍感という設定もあるために地雷要素だが、まあ耐えられないほどしつこい恋愛展開はない。 会話などで主人公が言葉遊びを好んでいるためにそれが合わない人はきっとこの作品自体読むのは難しいと思う(わりとずっとそんな感じで進んでいくため)しかし合うならば終盤までには癖になるんじゃなかろうか。 また『分割思考』の名の通り主人公の一人称で色々な思考が描かれるのだが、わりとはっちゃけているハイテンション(に近い)思考もあるので気持ち悪く思う可能性もある。 行動も気持ち悪いことしていたりする。 他の転生者に関してだが、一貫して所謂踏み台転生者のように描写されているため(あながち間違ってないのだが)拒絶反応を起こす人もいるだろう。結構駄目な奴的な扱いなので(オリ主サイドにとっては)注意。 最後とか所々で良い扱いされるけど。 またオリ主SUGEE的要素、勘違い要素などなど地雷要素となりえるものはふんだんに含んでいる。いちおうそれらに理由となり得るものがあるので明確な地雷ではない。 他の地雷作品よりは丁寧に上手く料理されてるため多少の地雷を耐えれば楽しめる筈。 特に無印を越え、A'sの中盤から面白くなってくる。そこから終盤にかけては伏線を散りばめたりして最後に回収するのは爽快。これまでの主人公の行動などが意味を成しているのがわかる。エピローグなどの余韻は心地よいものであると思う。 そして何より本編が完結していることを評価したい。作者としてはそれで終わりにするつもりだったらしいがルート分岐させて諸々を諸々するらしい。 地雷要素を起爆させないで描いているとでもいうか、最後まで読んで面白かったなと思える作品だった。 【作品名】無能少女マジだるなのは 【作者名】ポイテーロ 【URL】http //novel.syosetu.org/21457/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【あらすじ・概要・感想】 物語は1期からスタート。原作知識なしのマダオなオリ主がなのはに転生。 幼女の身体じゃ、酒もたばこも女も嗜めないので少し禁断症状が出てる。 吾輩は猫である的な文体で海鳴市の様々な出来事に突っ込みを入れる。文章力はなかなか。 【地雷要素又は注意事項】 TS転生。主人公の性格はズボラなオッサン。なのはの婆さん等に関してオリ設定あり。 本人が原作イベントに遭遇しないせいで、脇キャラやモブが代わりに何とかする。 【作品名】オリ主ハウス 【作者名】朝苗 【URL】http //novel.syosetu.org/34471/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】 オリ主 転生者複数 神様転生 キャラクターの能力・容姿持ち 【あらすじ・概要・感想】 「神様転生でdiesiraeの能力持ち主人公:容姿練炭」「王の財宝持ち転生者:容姿子ギル」「すべての斬魄刀持ち転生者:容姿一護」の三人が原作介入していく話。 ここまで書いて地雷要素満載ということが分かっていただけたと思う。上記の要素で絶対受け入れられないと思うなら読まない方がいい。 現在のところ原作開始前で、転生者が3人仲良く日常を過ごしているほのぼの話が多い。転生者複数でよくある主人公だけ特別な転生者だったり、転生者同士の争いだったりは皆無。使いこなせないチートを主人公たちが頑張ってどうにかこうにかしながら日常をすごす話。 理想郷にあった「パチ物語」やハメでエタってる「テンプレチートオリ主のテンプレな物語」によく似た雰囲気。 原作突入したらどんな話になるのか不安と期待が入り混じってる。 【作品名】レヴィちゃんのお尻はキュート 【作者名】グラビ屯 【URL】http //novel.syosetu.org/31226/ 【原作】 魔法少女リリカルなのは 【長さ】長編 【状態】連載中 【地雷要素又は注意事項】 オリ主 パンツ 【あらすじ・概要・感想】 稀代の下着職人である主人公がレヴィのお尻に惚れ込み、イチャコメ(?)に似たような何かをする話 題名から分かる通りマテリアルメインで、山も谷も無い日常コメディもの。パンツを履かせたり尻を揉んだりと、ちょっとあざといエロコメも混じってるから嫌いな人は居るかもしれない 深いこと何も考えずに読めるので、俺は結構気に入っている。ああレヴィもいいけどシュテルも可愛いなぁ 【作品名】楽しく逝こうゼ? 【作者名】piguzam] 【URL】http //novel.syosetu.org/6908/ 【原作】 リリカルなのは ①【地雷要素又は注意事項】 オリ主 残酷な描写 ご都合主義 【あらすじ・概要・感想】 とにかくはちゃめちゃで今時珍しい熱血お馬鹿だけど常識人な主人公がクレイジーダイヤモンドと波紋をひっさげてジョセフのごとく原作キャラを巻き込んでヤンチャするお話 ただ、おかしなアンチ要素とかはまったくないので基本的に原作キャラと良い意味で絡んでくれる所も高ポイント ストーリーもはちゃめちゃでシリアスをシリアルに変える主人公だけど決めるべき場所はビシッと締めてくれるので良い意味で読んでいて楽しいお話である スクライドのカズマやテイマーズのマサルダイモンみたいな主人公が好きな方はオススメ ハーメルンではAs編の始めまでしか更新されてないけど、TINAMIでAs編の最後から変則的StSまで読めるので続きが気になる場合は検索しておくれ 細かい事は気にせず頭からっぽにして読むのがオススメ ②転生オリ主特典添えジョジョ能力のみクロス。 その場その場のノリで動くハイテンションオリ主がフェイトソンをナデポしたり、ナノハチャンを小馬鹿にする話。 三話まで読了。 にじふぁん平均的なゴミ。テンプレに醤油をかけただけレベル。 能力はクレイジーダイアモンドと波紋。 スタンドがオリ設定でリンカーコア持ちには見える。 それはいいのだが、なんか知らんが特典が足りんかったとか言い出して波紋を流した物は宙に浮くとかいうイミフ改変。 あらゆる意味でにじふぁん作品じゃないだろうか 【作品名】リリカルなのはに転生 【URL】http //novel.syosetu.org/47486/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【読んでほしい点】 学生の妄想をそのまま生で味わいたい人にオススメの一品 外見が能力が一方通行、知能が無いに等しい踏み台達、何故かオリ主に惚れてる原作主要人物たちと香ばしい要素が溢れ出てる テンプレから外れようとオリジナルな展開をしようとしてる部分はちょっとだけ好印象 中高生の黒歴史をみて思わずほっこりしたい人にオススメ 【地雷要素又は注意事項】 各話毎に書かれる作者自身のあとがきが大変痛々しいので大変注意 一例『踏み台転生者を主人公をかっこよくするための存在なので扱いはめちゃくちゃザツです笑』 という文を読んだ時は痛々しさのあまりブラワザバックを押すレベル 感想欄は絶賛ばかりなので自演と正気を疑うレベルだったが、きっと楽しんでいる人もいるのだろうと思う(白目 【作品名】魔砲使いになった理由 【作者名】タニアホテル 【URL】http //novel.syosetu.org/18282/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【長さ】長編 【状態】連載中 【あらすじ・概要】 原作のような才能のないなのはが主人公な死に戻りループもの 敵はSTGのボス並に強化されているため何度も死ぬ 歳相応の反応や考え方をしており、日常パートと非日常パートの落差が良い 【地雷要素又は注意事項】 死に戻りループ作品ということもあり、非常に死にやすい また、魔法も最新話まで手探りで強化を進めているため強くなる速度はかなりゆっくり 【作品名】アンチリリカルな日々 【作者名】平乃 【URL】http //novel.syosetu.org/51486/ 【原作】リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】 地の文がたまに長い 【あらすじ・概要・感想】 タイトルに反して別にアンチテーゼという感じでもなく、魔法少女が魔法少女の服をコスプレ扱いするという不条理さが笑える。 【作品名】転生失敗!八神家の日常 【作者名】ハギシリ 【URL】http //novel.syosetu.org/52556/ 【原作】リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】誤字がたまに多い 【あらすじ・概要・感想】 トラックに轢かれたけど転生できなかった主人公だが、もともと原作世界の人物なので全く問題ないという珍しい作品。主人公の姉や友達がやらかすシュールギャグは必見 【作品名】パンツ脱いだら通報された 【作者名】烈火1919 【URL】http //novel.syosetu.org/48900/ 【原作】リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】下ネタ 【あらすじ・概要・感想】 もはやタイトルがすべての作品。主人公が次々とやらかす予想の斜め上を行く奇行が面白い。オリ主がヒロインにゴミ扱いされる珍しい作品 【作品名】すずかお嬢様の下半身事情 【作者名】酒呑 【URL】http //novel.syosetu.org/52192/ 【原作】リリカルなのは 【あらすじ・概要・感想】 タイトルは完全地雷。パロディを読んでいた筈なのにいつのまにかラブコメってた。 【作品名】オレを踏み台にしたぁ!? 【作者名】犬神リンク 【URL】http //novel.syosetu.org/24648/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】 オリ主 アンチ・ヘイト 勘違い 憑依 転生者複数 神様転生 【あらすじ・概要・感想】 神様転生で王の財宝、ベクトル操作、ニコポナデポを貰ったオリキャラに憑依する話 ただし上記の能力は主人公が憑依した時点で喪失している ある日、目が覚めたら陽の光に煌めく銀髪に、赤と青のオッドアイ。そして不自然なまでに整った美貌の10歳くらいの少年になっていた憑依主 これはどういうことかと自分がいた部屋を探してみると日記を発見する。そこには銀髪転生者の少年の能力や彼の立ち位置が書かれていたが 憑依主はこれを元々の体の持ち主の少年の妄想ノートと断定 勝手に「この体の彼は見た目とヲタ趣味のせいで友人がおらず妄想の世界に逃げ込むしかなかったんだ」と憐れむ そこからもしも本来の体の持ち主がいつ帰ってきてもいいように彼らしく振る舞うことにしようとするが 実は銀髪転生者は持っていた力で好き放題振る舞っていたせいで周囲から嫌悪されていた 内容は勘違いもの。主人公は一切戦わない。自分なりに周囲にアドバイスしたりするが 何故か常に明後日の方向に事態が暴走していくお話 なお、タイトルはあれだがガンダム要素は一切ない 【作品名】Magic game 【作者名】暁楓 【URL】http //novel.syosetu.org/3558/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【長さ】長編 【状態】連載中 【あらすじ・概要】 神様の悪意のある遊びでオタクたちが1期海鳴に集団転生、願いを叶えるスターチップのためにバトルロイヤル! 悪意を持って転生させた神様にオリ主たちは反逆するぜ!ついでに神の指令でなのはのストーリーに関わってくぜ! 【地雷要素又は注意事項】 神様転生 大量のオリキャラ アンチヘイトタグあり(あまり気にならなかった) ぱっと最新を見たら 34 38 40(リリカルなのは 黄色評価 転生者複数)の要素があったのでレビュー 評価できる点としては継続力 無印以前からスタートでA'sマテリアル編空白期まで書いていることはハメの中では相当評価できることではないのであろうか 作者の中で書きたいことは最後まではっきりしているようなので今後の更新にも期待できる また神への反逆というテーマがあるためただ原作沿いで終わることがなくオリジナル展開にも期待ができる 欠点としてはオリキャラの出番がかなり多いSSなのに日常シーンの地の文が少ないため何をしているのかよくわからなくなること 反面戦闘シーンはこだわりがあるらしく細かく描写されて拮抗したバトルが多いためそこそこ読み応えがある 原作キャラ崩壊もしていないのでオリキャラだけで話が進む序盤を乗り越えられる人は読めるのではないだろうか 個人的には悪意のある神様転生・転生オリキャラ一杯・無印スタート・泥臭い戦闘スタイルとどっかの理想郷のSSとくらべてしまう為イマイチではあった 【作品名】元踏み台ですが? 【作者名】偶数 【URL】http //novel.syosetu.org/53512/ 【原作】 魔法少女リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】オリ主 複数転生者 【あらすじ・概要・感想】 オリ主がなのはと交際を始め失恋した原作ヒロイン達を元踏み台の主人公が慰める切ない物語 正統派オリ主に惚れてる原作キャラ達がクズっぽく見えてアンチ風になってしまってるのが勿体ない 原作がリリなのじゃなくて元からハーレム主人公がいる原作なら違和感なくなるんだろうけど まだ出番がない正統派オリ主に読者の期待値が高くなりすぎてるからエタりそうな気配が濃厚 【作品名】san値直葬? 何それ美味しいの? 【作者名】koth3 【URL】http //novel.syosetu.org/6194/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【長さ】長編 【状態】完結済 【あらすじ・概要】or【紹介理由・感想】 アザトース含む3柱がリリナノに転生者を一人ずつ送り込むゲームをしてる世界 しかしアザトースによって生み出された肉体が普通の人間であるはずもなく、徐々に狂気に蝕まれ、邪神への道を歩んでいく話 転生者複数、神様転生とかこの時点でスゴイ地雷臭がするんだけど、そこを堪えて序盤を乗り切るとそこそこ面白い 狂気や戦闘の描写が全体的にチープではあるけれど、クトゥルフ要素を取り入れている作品の中では読める方 【作品名】幽霊たちでリリカルマジカルゥ! 【作者名】じーらい 【URL】http //novel.syosetu.org/53499/ 【原作】リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】 オリ主 ハイテンション 【概要・感想】 幽霊アリシアと幽霊オリ主が漫才する話 テンション高めに進行する割に無理矢理テンション上げてるイタさはあまり感じない稀有な作品 最新話で蘇生した。今後の展開に期待してる 【作品名】天才少女リリカルたばね 【作者名】凍結する人 【URL】https //novel.syosetu.org/122773/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【長さ】長編 【状態】連載中 【概要】or【紹介理由・感想】 なのはの世界にISの束さんがいたら?というキャラクロス再構成もの。 原作でも扱いずらさ満載の束さんを主役に据えている。 モルモットのユーノ君とお話してコミュ力回復して人間らしくなってく束さんの成長を優しく見守るなのはさんが個人的に一番の見所。 【地雷要素又は注意事項】 リメイク作品 なのはさんが千冬枠 【作品名】最近の小学生が大学生時代の俺よりもしっかりしている件について 【作者名】全裸羊ローブ 【URL】https //novel.syosetu.org/121918/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】 オリ主で説教要素あり 【概要・感想】 短編の方のランキングで結構目に付いたので読んでみたんだが、なのは達が前世の記憶ありなオリ主の前世の頃の小学生時代と違って凄くしっかりしているのでもっと小学生らしくしろよ!って言う説教の話。 幼稚園~小学中学年の頃の行動にそういう事もあったなぁ……と昔の小学生だった頃の自分の事をふと思い出す切っ掛けになって懐かしい気持ちになった。 別に何が良かった訳でもないんだけど、懐かしい気持ちにさせてくれたのでレビュー。 【作品名】噛ませ転生者のかまさない日々 【作者名】変わり身 【URL】https //novel.syosetu.org/50317/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】 オリ主、日記形式、噛ませ犬 オリ主の名前が六千六百六十六堂院ベルゼルシファウストとか言うレジェンド 二次ヲタがリリカルなのはの世界にハーレム目的で魔力SSSチート、女の子AIデバイス 生活に困らない資金、銀髪オッドアイの容姿といった核地雷級の踏み台転生者になるものの 自分から見た世界が三次元である事に絶望、原作ヒロインたちに完全に執着を失い 原作ヒロインと真のオリ主と思われる転生者を一歩引いた状態から眺めていく物語 目立ちたくないオリ主ではなく、痛い行動等でガンガン目立つ行動をするものの 面白い具合に物語に直接かかわらずにずっとゲームしたり趣味に走ったりしてる 後ヒロイン枠の眼鏡っ娘が可愛い 【作品名】仮面と変態と常識人と 【作者名】あんころもっちー 【URL】https //novel.syosetu.org/1890/ 【原作】リリカルなのは (×ペルソナシリーズ) 【地雷条件又は注意事項】 TSオリ主 複数転生者 一部神様転生 原作キャラ一部改造 【あらすじ・概要・感想】 良く解らない内にTS転生をしていた、とらハ知識しか持っていない主人公が無印の時代で色々な問題に直面していくお話 踏み台転生者や巻き込まれ型の展開、TS主人公等々と設定や環境面の地雷要素が目立つが 文章や描写はそれなりのレベルに書かれていて、文字数も十分にある また、能力だけでなく実は融合していたペルソナシリーズの世界観や主人公の容貌など それぞれの作品や背景を知っていると、いかにも何らかの関係や意味を匂わせる要素を組み合わせていて 場当たり的にキャラクターや能力を持ってきたのではなく、一つのテーマを設定して話を作っていると感じられる 今後の展開が少し気になる作品 【さくひん】リリカル・パニック! 【作者名】ジェスタ 【URL】https //novel.syosetu.org/1209/ 【原作】リリなの × フルメタ ①【あらすじ・概要】 リリカルなのはと懐かしきフルメタルパニックのクロス 加減を知らずアースラの訓練施設を模擬戦で破壊した魔法少女三人娘をメリダ島で相良が躾け直すお話。躾ってレベルじゃねーぞ! 基本ギャグ進行。 なのは側はPSPのBOA後、フレメタ側は時間軸が合わせられないのでパラレル時空らしい。 ②【地雷要素又は注意事項】クロスオーバー 【あらすじ・概要】 リリカルなのはとフルメタルパニックのクロスオーバー 闇の書の欠片事件以降で、膨大な魔力のせいで破壊ばかりするなのはたち三人に クロノが管理局と協力関係にあるミスリルの相良軍曹に彼女たちの矯正を依頼するというストーリー コメディであり、両者の特徴をよくつかんで書いてある作品 逆に言うと両方の知識が無いとネタがわからない物が多い 作者はバクガールズ書いてる人 【作品名】とあるチートを持って! 【作者名】黒百合 【URL】https //novel.syosetu.org/1835/ ①【あらすじ・概要】 無印に特典持ちで勘違いオリ主として転生した主人公だが、物語開始前になのはを泣かせて正気に戻る。 でも改心前の痛い勘違いキャラが元祖三人娘ともう一人のオリ主に知れ渡ってて可哀相な位酷い目に合うお話。 全編ギャグ、ヒロインはデバイス。 ②【地雷条件又は注意事項】・神様転生・地の文がキツく感じる人が多いかも・デバイスとの掛け合い・踏み台っぽいオリ主 【あらすじ・概要・感想】 現在24話。他連載作品はNARUTOのTSオリ主物が一本。 なのはは一期しか見たこと無かったから、ウィキと大百科を頼りに以下略。 行動が変態的すぎて原作キャラクター達からひかれまくりの銀髪オッドアイ(主人公)。 性質の悪いことに、彼は自分が彼女たちに好かれているという勘違いをしている(勿論、実際は真逆である)。 ある日なのはにセクハラ行為をしてしまった主人公は、それが原因で転校する事態に。 半年後中二病を克服したオリ主だったが、未だに原作キャラクターの前には顔を出せない。 変装した主人公は図書館で月村すずかと偶然再会する。 そこで誘われてお茶会に出席するのだが、他の転生者に正体を見破られてしまい……。 そこそこオススメできるかもしれない。 【作品名】マテリアルズRebirth 【作者名】てんぞー 【URL】https //novel.syosetu.org/12715/ 【あらすじ・概要】 マテ娘+ユーリのクローンらと、オリ主のイチャイチャもの。 オリ主ものではあるがチートではなく、あくまでそこそこ優秀な魔導師な所が好感。割と庶民臭い所もグッド。 マテ娘達はクローンではあるものの、原作マテ娘をややコミカルにした感じなので違和感はない。 まだマテ娘らが子供なので恋愛描写は殆どないが、今後に期待。 【作品名】白き不屈の魔導師 【作者名】子義 【URL】http //novel.syosetu.org/8327/ 【あらすじ・概要】 並行世界の男なのはが女なのはの前に現れて、という話。 物語は好きだけどもうすぐ二か月ほど更新なしなのでペースは遅め。 とりあえず原作なのはさんチート。男なのは涙目 【作品名】魔法少女リリカルなのはStrikerS~道化の嘘~ 【作者名】燐禰 【URL】https //novel.syosetu.org/3473/ 【あらすじ・概要】 よくあるなのはをかばった男オリ主が正体隠して6課行き。 よくあるけどこういう展開好きだから特に気しない。 だけどペースが遅いのでちょっともどかしい。2か月更新なし 【作品名】魔法少女リリカルなのは―流水の魔導師― 【作者名】竜華零 【URL】https //novel.syosetu.org/1004/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷条件又は注意事項】オリ主、オリキャラ、やや説教 【あらすじ・概要・感想】 もはやリリなのには付き物と言えるよくある管理局所属のオリ主魔導師の話。 闇の書事件の事故で父親が死んで母親は精神が弱り、リンディに引き取られて育った結果 執務官補佐という役職の下、クロノのとは兄弟のような関係となっている。 オリ主の過度の蹂躙という訳でも過度のアンチ・ヘイトがあるという訳でも無く 基本的に原作の展開をなぞりつつもある程度のオリ展開も交えて話が進んでいく。 上述の人間関係上、クロノの見せ場は3割増しといった感じで彼のファンにはオススメだろうか。 空白期含めて無印~stsまでの話が完結しており、現状はA's編まで読み終えているが、なかなか面白い作品だと思う。 注意としては序盤数話に三転リーダーの使い方とかで文体が怪しいということ。 主人公の経歴上、闇の書事件関連で少々の衝突があることと、多少の説教成分が含まれることか。 凡百のチートオリ主が使うSEKKYOよりかは遥かにまともであるけど、そういうのに抵抗がある人は注意が必要か。 極端な蹂躙などは無いと言ったが、逆を言うと話が淡々としすぎているみたいに思う人もいるかもしれない。 【作品名】リリカループ 【作者名】にえる 【URL】http //syosetu.org/Novel/5817/ ※現在実験室のフラスコに統合されています 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷条件又は注意事項】オリ主・オリキャラ 【あらすじ・概要・感想】 奇作と言うか発想がモノを言うネタ作品と言うか頭をからっぽにして楽しむ作品 タイトルの通りループもので主人公が死ぬことから物語が始まる オリ主とオリキャラが居るものの作風が軽いので気にならないと思われる なんとなく勢いに身を任せたまま深く考えずに楽しみたい時読むのに向いている印象を受けた 多少の脳内補完は必要かもしれない 【作品名】I,Sniper 【作者名】ゼミル 【URL】https //novel.syosetu.org/14570/ 【原作】魔法少女リリカルなのはStrikerS 【地雷条件又は注意事項】 シリアル、というか突き抜けすぎなギャグ、オリ主、転生、変態 【あらすじ・概要・感想】 スカリエッティ一味に所属するスナイパーな転生オリ主の全三話の短編。 冒頭からの転生カミングアウトから地雷だと思いきや第一話後半でのぶっちゃけでそれも吹き飛んだ。 オリ主がとにかく清々しいくらいの変態であり、スカリエッティの頭脳も駆使しながら 自らの欲望に忠実すぎるくらいに従い、六課の魔導師達をその毒牙にかけていく完全なギャグ話である。 ギャグチートと言っても単にチート能力でやりたい放題やるだけの陳腐な話ではなく 自らの技能と知識をフル動員して自分の欲望を満たす為に全力全快に行動しているところも好感が持てるポイントだろうか。 変態と上述してるが本当に文字通りであり、特に二話ラストでの描写はもはやただのアウトでしかない。 突き抜けたバカというのはこういうのを言うのかもしれない。 注意点は……このバカ短編に特筆することはあるんだろうかとも感じてしまうが 突き抜けすぎて逆に引いてしまう可能性があること、それでも転生オリ主には変わりないといった点だろうか。 特にオリ主の地の文が色んな意味で懇切丁寧なので、それを許容できるかどうかもあるか。 【作品名】もし幻想郷にBARがあったら 【作者名】ゆーむ@狐巫女 【URL】http //novel.syosetu.org/11779/ 【原作】東方Project 【地雷条件又は注意事項】 オリ主、淡々、構成に難あり 【あらすじ・概要・感想】 ほぼタイトルそのまんまで、あるオリ主妖怪が経営するBARとそこにやってくるキャラとの交流が中心。 常連客の脇巫女や騒霊三姉妹などを筆頭に、オリ主との様々なちょっとしたエピソードで話が進んでいく。 転生でもチートでもハーレムでも無く、典型的地雷要素は見当たらない作品……かな? 幻想郷にBARという時点で何かがおかしいかもしれないが、あまり深くツッコんだら負けだと思う。 ともあれ一話辺りの文量や展開もクドくなく、幻想郷住民とのちょっとクスりと笑える話の数々を楽しめたらと思う。 注意点としては一話辺りの文量が少ない割に改行が多く、少々読みにくい感じがすること 場面転換がわかりづらくて、どういった状況下にあるのかを把握しづらいこととかだろうか。 他、東方の設定に関して色々とありそうだけど東方二次にはお約束でもあるので、こっちはそこまで気にする程でも無いか。 【作品名】魔法少女リリカルなのは これがメイドの歩む道 【作者名】クラッチペダル 【URL】https //novel.syosetu.org/2503/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷条件又は注意事項】 オリ主、オリ展開、流れが唐突 【あらすじ・概要・感想】 幼少期、一人ぼっちの寂しさで泣いていたなのはの下に突如姿を現し そのまま住み込みで高町家のメイドになってしまったある女オリ主の物語。 オリ主であるメイドさんは自らをさすらいのメイドと自称する謎多き人物。 お嬢様であるなのは一筋のあります口調で超絶武闘派なウザ可愛いメイドさんの活躍が一番の見所。 魔法も使わず素手ゴロ一つでなのはと共に戦いに乗り出すその姿は色んな意味でオーバースペックである。 とはいっても年相応の羞恥心も持つ可愛らしい一面もあったりするのだが…… 未だに無印編の終盤であるが、今後が楽しみな作品。 注意点としては色々と唐突で粗の多い駆け足気味な展開が多いこと。 未だに全容が明かされていないとはいえ、オリ主がなのはに仕えることになった経緯とか オリ展開でのなのはの身を案ずる士郎への説得と心境の変化が早すぎるなどが目に付く点だろうか。 【作品名】魔法少女リリカルなのは~復讐者の選ぶ道~ 【作者名】びーびー 【URL】https //novel.syosetu.org/6319/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷条件又は注意事項】オリ主、アンチ・ヘイト、文体に難あり 【あらすじ・概要・感想】 タイトルの時点で言うまでもない、リリカルなのはではお約束の闇の書&微量の管理局アンチ・ヘイト物。 過去に闇の書の守護騎士に両親を殺され復讐を誓う女オリ主がレジアスの支援の下管理局の魔導師となり A's編での闇の書事件に関わるというこれまたよくある構成。 動機が動機故にオリ主の精神は色々と不安定、仲間を気遣ってるように見えて自分のワガママを押し通したいだけの方便にも見えたり。 それでも実直に管理局員としての責務をこなし、闇の書事件を無事に解決したと思いきや…… この話の本番は寧ろ本編終了後の主人公が暴走するところからと言えなくもない。 無駄に話を引っ張らず、復讐というマイナスな動機を肯定しきることも無く オリ主が肯定されて勝利して終わることも無く、寧ろバッドエンドな完結の仕方もなかなかで 中途半端にアンチ・ヘイトを謳ってチートでやりたい放題する陳腐な話ではなかったことから、個人的にはなかなか面白く読めた作品。 注意点は言うまでもないがアンチ・ヘイトという時点でまず人を選びまくるのでそこは注意。 闇の書の設定については色々と改変があるのかもしれないが、自分はそれ程詳しくないのでわからん。 率直に言ってしまえば「はやてより前の主の時に普通に人を殺してた」というテンプレに則ったものなので そういうのが嫌いという人にもオススメできない。 あと、三点リーダーが使えてなかったり「」の中に「」を使ったりと文章構成にも粗が多い。 あまり深く考えずにサックリとなのは系のアンチ・ヘイトを読みたいという人向けと言えるかもしれない。 【作品名】レジアス曰く、儂の部下が最強過ぎて困るんだが 【作者名】ころに 【URL】https //novel.syosetu.org/5787/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷条件又は注意事項】オリ主、チート、キャラ改変、やりたい放題 【あらすじ・概要・感想】 所謂リリなのの最強オリ主物、といっても全編通してギャグなのでその手の話に付き物の不快感は薄いと言っていい。 レジアスの部下でラーメン大好きな女オリ主が最強(物理)な力でやりたい放題、その所為でレジアスも常に胃を痛めている苦労人に。 どういうわけかゼストが生き残っていたり、スカリエッティも色んな意味で影響受けまくってたりとギャグ特有の平和時空。 オリ主に相対する機動六課の面々のお通夜ムードには不覚にも笑ってしまった、あとはやてちゃんマジ外道&ザフィーラマジ忠臣。 他にも奇妙な黒タイツの集団とか、平和的終わりを迎えちゃってるプレシア&アリシアとか、只管にカオスな世界が繰り広げられている。 「やりすぎちゃいました」「四肢骨折程度に留めろと言ったろ!」←レジアス中将、それなんか違う。 注意としては、やはりギャグと言ってもチートには変わりないのでそれが嫌いな人にはオススメできないこと。 あと、地の文が恐らくオリ主の口調なのだろうが、本人が居なくとも変わらないので文体に結構クセがあること。 書きたい場面でぶつ切りになっているので時系列が飛び飛びでわかりにくいこと、などだろうか。 【作品名】リリネギカルま! 【作者名】藍上 尾 【URL】http //novel.syosetu.org/14911/ 【原作】リリカルなのは×ネギま! ①コンナハズジャナカッタ悲しい過去を背負って死んだ最終回後のネギがアリシアクローンに憑依する。 元の人格も残っており二重人格状態。 エピソード1まで読了。 文も整っており、ちゃんとゴールを決めて書いている感もある。 内容も悪くなく地雷要素は俺tsueeeeくらいじゃなかろうか(原作通りではあるが ただもうネギが誰これ状態。 話が進むにつれて出て来るのかも知れないが読んだところまでではネギである意味が全くない。 これからに期待といったところか ②【地雷要素又は注意事項】 捏造、オリ設定、TS? 【あらすじ・概要・感想】 原作とは違う歴史を辿ったネギが何らかの要因でプレシアのプロジェクトFATEの素体に精神だけ飛ばされて、身体の本来の持ち主と二重人格のような状態になって生きていく話 ネギは原作のような子供ではなく色々な悲劇や戦場を見てきた大人なネギであるのでそこは安心 戦闘方法は基本的に殴る蹴る 強さ的には原作メンバーに並ぶかどうかといったところ ただし身体の主導権をネギに渡して戦ってもらうことができ、その際に闇の魔法を使う場面が来るのだが…… 全体的に良い意味でなのはっぽい物語なのでおすすめ ただしフェイト、古、闇の魔法と設定上の不安要素もあるのでそれに対してどう対処するかも見どころかと ちなみにヒロインはユーノである 【作品名】ボクは仗助、 君、億泰 【作者名】ふらんすぱん 【URL】http //novel.syosetu.org/5964/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【長さ】長編 【地雷要素又は注意事項】転生者複数 【あらすじ・概要】 時期は無印、オリキャラはなのはたちと同い年で、ジョジョの東方仗助と、虹村億泰に転生したキャラ。それぞれスタンドが使える 他にもなのはの幼馴染に一人だけ転生者有り 原作はリリカルなのはではあるが、ジョジョも一部改変されクロスしていて (例えば花京院が生存している、アンジェロを捕まえたのが仗助の祖父と高町士郎に改変されている) ジョセフや承太郎などジョジョのキャラクターもちょっとだけ出てくる 作品としてはコメディ この仗助たちはジョジョの原作は微妙に覚えているが、リリカルなのはは全く知らない上 察しが悪いので、夜の一族である月村家に対して妙な誤解をして話をこんがらがらせたり、 (なまじジョジョの吸血鬼を知っているので、月村忍を自らを吸血鬼と名乗る頭のいかれた人だと勘違いしたり) ジュエルシードがらみの事件をスタンドの仕業と考えたりする そのあたりの仗助たちの思考や行動が笑いを誘う やや空行が多く一話が短いのが難点だが、OHANASIなどなのは二次テンプレの 笑いどころがわからない寒いギャグはほとんどないので、純粋にコメディとして読める作品 【作品名】おたくなはやてちゃん 【作者名】凍結する人 【URL】http //novel.syosetu.org/11460/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【長さ】長編・長期更新なし 【地雷要素又は注意事項】アニメネタ 【あらすじ・概要】 ヴォルケンリッター登場前、足が不自由なはやてがもし「おたく」だったらというIFの話 そんなはやての影響を受けてヴォルケンリッターもおたくになっていくさまが面白いコメディ そのため、他のアニメや漫画のネタが多い 【作品名】ある日の会話、アースラにて 【作者名】茅橋 小春 【URL】http //novel.syosetu.org/7960/ 【原作】リリカルなのは 【長さ】短編 【状態】完結 【あらすじ・概要】 時系列的には闇の書事件後。なのは、フェイト、ユーノ、クロノがデバイスや管理局の来歴について独自設定を交えながら会話する。 ありそうだなと思える歴史と露骨に綺麗すぎず、かといって貶められたわけではない管理局の描写はいいバランスで個人的に好感触。 【地雷要素又は注意事項】 物語というより設定の説明としての要素が強いかもしれない。 【作品名】魔法少女リリカルなのはViVid Another Story 【作者名】インド人を右に 【URL】http //novel.syosetu.org/1133/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【長さ】長編 【状態】連載中 【あらすじ・概要】or【紹介理由・感想】 vivid編から始まる作品 主人公は原作の主人公達が通う学園の中等部の生徒だが、性格は根暗、魔法がからっきしで学年の落ちこぼれという、マイナスから始まる珍しいタイプ とはいえ、本当に何の才能も無いわけでは無く、主人公だけが持つ特殊能力がある。 が、扱いが難しいので戦闘場面ではここぞという時にしか使えず、基本は相手の不意を突いた攻撃や作戦など、主人公の知略が主になる。ジョジョ二部のジョセフの様な戦い方 原作の人物との交流や、自身の暗い過去から起因する胸に秘めた復讐心を糧に、少しずつ成長していく過程を楽しめる作品 【地雷要素又は注意事項】 主人公のデバイスがウザい、俺は気にしなかったが多くの人がウザがるだろう 暗い過去、復讐が暗い過去()、復讐()に見えてしまう人は読まない方がいい 全体的に行間が多くて、指がやや大変 【作品名】されど殺人者は魔法少女と踊る 【作者名】お茶請け 【URL】https //novel.syosetu.org/9590/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】グロ描写 クロスオーバー 【あらすじ・概要・感想】 されど罪人は竜と踊るの猟奇殺人鬼ヒルダがリリカル世界に来て暴れる話 なのはの時系列はJS事件の前 まだなのは達とは接触してないけど文量は多いし文章力も地の文がされ竜っぽさを表現できていると思う ただ、され竜を読んでないときついかもしれない され竜の用語が結構出てくるし原作キャラの名前も出てくる オリキャラも出てくるけど文章力のおかげか不快さはあまり感じられなかった 更新はそんなに早くない 【作品名】テスタロッサ家の日記帳 【作者名】Mamama 【URL】http //novel.syosetu.org/16326/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【長さ】中編 【状態】連載中 【地雷要素又は注意事項】オリキャラ、一部日記調 【あらすじ・概要】 アリシアがたまたま見つけた無地の日記帳にアリシアとプレシアが日記を綴るという話 プレシアが離婚して以降のテスタロッサ家の日常が綴られていく 一部日記調であるが、基本的にどういった背景で日記が書かれているのか描写されているので読みやすいと思う 原作知ってる人はだいたい想像できると思うけど、かなりシリアスなのでほのぼのとかコメディ期待した人は読まない方がいい 日記を書くプレシアの心理描写がうまい。天才の彼女と母親としての彼女の姿がよくかけていると思う オリキャラは同僚などがチョイ役で出る程度 無印完結まで続く予定らしいのでプレシアが無印のあの結末に至るまでの軌跡を描く作品になると思われる 作者は長谷川千雨は喫茶店に足を運ぶを書いていた人 【作品名】吸血姫に飼われています 【作品名】ですてに 【URL】https //novel.syosetu.org/8469/ 【原作】魔法少女リリカルなのは 【地雷要素又は注意事項】ヤンデレ 【あらすじ・概要・感想】 すずかさんに飼われる話 読み途中なので詳しくは語れないが、心情描写が秀逸 なんだかよくある説教系とは違った何かを感じる きちんと心のこもった薄っぺらくない説教というか…… 文章力もあるし、キャラの掴み方も的確 最近読んだなのは二次の中では一二を争うレベル 【作品名】知世の野望 ~The Magic of Happiness~ 【作者名】(略して)将軍 【URL】https //syosetu.org/novel/118949/ 【原作】カードキャプターさくら、魔法少女リリカルなのは、その他 【地雷要素または注意事項】メインストーリーはなのはだが、2章から大きく脱線していく、展開改変、クロスオーバー、魔改造 【あらすじ・概要・感想】 フェイトとの初邂逅時、ピンチのなのは達の前に さくらカード編後のさくらが乱入してくるところから始まる話 基本は、なのはとフェイトを主軸にしたジュエルシード争奪戦だが ユーノが早い段階で元の姿に戻るうえ、2章以降はその他に含まれる作品が混ざってくる 基本的に、ある作品以外は、メインキャラが小学生括りでまとめてあるので 意外と話はまとまっている感じ
https://w.atwiki.jp/mercuric/pages/42.html
高町なのは 特殊能力 総合性能 ◆神暦2017年 7月 中旬 /i! / | \ ̄ ̄`ヽ > --ァ ノ __ _ ヽ ', ___ / イー-、 >. < ヽ `ー-- \ | >. ´ ', _ _ _ > _ _ ヽ > --- 、 ヽ ! / }、 _ _ >´、 ヽ i / ミ、 } / _ _ /! i メ´ ` ヽ ヽ. } .! / > ´  ̄ `゙ У ´ .ソ/ ハ j ', ト ! ', // / { / / / ィ,. =ミ ,ィfニミ、 ハ! ト, } { ト ゝ 〃 ; i ./ /,ィし! イし! }} /! ! }/ >====ァ、 __ノ } ヽ ヽ / イ i 弋ソ ,. ゞ''’ { ヾ/ / ,,..イ´ / >. ´{___ ノ >--` // { ハ , --. 、 从 } ̄ `ヽ... ,,> ´ / / / ,,.ィ ' (. r- 、,.ィ==ヾ} `ヽ. { ソ __彡 ./ / /´ { { ,′, i ` rー-- 、 ハ V ̄ `ヾ} i }-` ニニ ≦` ー イ '; ! i { ノ ;; 7ニ__¨´ //.}ー'' ∨--.、 Vレ' }- {二二} 〈〈 ヽ._ --―= ヾ | `¨ー-; 、-.へ` < ヽ ,'/ ノ }__ ヾ! iゝ ∨\/∨ .} }ヾ / `>=..,{___ ,ハ ', ヽ \ \) {/ ''´ ヽ } ヾ /___// ∨ ̄ },ノ ヽノ / } ハ,r- ミ ○_> ヽ /´/´゙/ r-、 Y rヽ' /イ ト-- ''´ ̄i `ヽ (__/ `7 `/.--Vヘ¨\ \__// ! ! {__// / / } } ./ヽ.ノ__{ ヾ j /三i} 乂/ .レ' .{( V Vハ. ヾニ/ ヽ ` ミ__{三三{{ Vハ >ーァ ノ ̄ ̄´ V ヽ. //´/ / / /\\// `ヾ_____ {二二ミ ー- '' / , \/ ', ∨  ̄ ̄ ー-- 、 _,ゝ / / __ ヽ. ∨ ` < > ´ i i ,.ィ≦二 -- ー-ミ、 ゞ=- 、 ー-- ォ \ / | !/ -― =ニ二__ ∨ \ ヾー- 0 | ヾ, / レ'アヽ二彡´ヾー=ヘ `マー- ∨ | '. / // ',. | `ヽ __ヽ,._ ヽ V~! / / ハ ',. ! \/ `ヽ \ V ./ / /. ', ', i ,′ \ ', | 〃' |. '., ';! , \ } ! { ! {ヽ ', , \ ノ ム i } | \ ', .′ >ー __ / } | ハ ,j! \ ', / ー -イ ¨´ | { } / / ヽ. } / ヽ〃 { ` / / ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── 高町なのは Lv1500 ―― 第七階梯 ( 130,500 P ) 87p HP : 2,300,000 / 2,300,000 MP : 1,375,000 / 1,375,000 SP : 3000 / 3000 STR : 4500 AGI : 19500 DEX : 26000 INT : 27500 VIT : 23000 LUK : 10000 特殊能力 ● 別世界の主人公 ポイント計算がやる夫と同等。レベルアップがやたら早い。出番:多。 ● 管理局の白い悪魔 敵対者に恐れられた黒い称号。ステータス補正に+50%。 ● 全力全開(真) 潜在能力を限界まで解放したなのはの全力状態。 MP ・ SP消費量2倍 / 追加ダメージ+120% / HP倍率+2 / 被ダメ ・ 被魔ダメ-30% ● 特製のバリアジャケット カルペ・ディエムで活躍できるように新調した生存重視のバリアジャケット。 HP ・ MP ・ SP倍率+1 / 被ダメ ・ 被魔ダメ-20% ● フェイトのりぼん お守り代わりに持ってきたフェイトのりぼん。 友情と言う名の信仰により、HP ・ MP倍率+1 / ステータス異常無効。 ● レイジングハート ・ エクセリオン 高性能デバイスにして なのは の相棒。 オートチャージ / カートリッジ機能 / 高精度解析 / 緊急シールド / 変形機構搭載。 クリティカル+30% / 自命中率+50% / 敵回避率-50% / MP倍率+2 ● やる夫への想い 好きです! 戦闘開始直後にステータス倍率+0.2。(LUK除く) ● 絶好調 現在絶好調! 自命中率+30% / 敵回避率-30% ● 撃墜姫 数多の強敵を撃ち倒してきた女性に捧げられる称号。 彼女に倒された者は、彼女の願いを一つ叶えないといけない気になってしまう。 ● 不屈の精神 HPが0になると復活、全快する。体力比 200% ダメージで即戦闘不能に。 ● 強者 七階梯以上の標準スキル。敵攻撃時に割り込みを入れる。 ● スターライトブレイカー(真) 高町なのは が持ち得る最大最強の魔法。 周囲の魔力を一点に集め、さらに圧縮して一気にぶっ放す集束型魔法。 起動魔力のコストは多くないが、術者単独の発動でもかなりの威力を有し、 さらに敵味方が消費したMPの量に応じて威力が増大するおまけ付き。 ● 金獅子の鬣 ・ 金獅子の瞳 ヤミの魔改造によるドリスストーンアミュレットのもう一つの未知(カタチ)。 ドリスストーンアミュレットはネックレスと指輪に分かたれ、ネックレスはレイジングハートに、指輪はなのはに贈られた。 このネックレスは余剰魔力や使用後魔力を即座に吸収する力があり、指輪を持つ者の体調・意志に合わせて適切に還元されるようになっている。 これによりスターライトブレイカーの威力を向上し、集束ターン数を下げる効果がある。 総合性能 自命中率+130% / 自回避率+50% / 敵命中-50% / 敵回避-130% クリティカル率+80% / HP倍率+4 / MP倍率+4 / SP倍率+1 LUKを除くステータス倍率+0.2
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/810.html
第三章『彼方の行方』 我等はこれより道を行く 奴等は後ろから見てるだけ 全てを知るから我等に託し ● 不意に戻った感覚が、佐山に身を包む暖かさを知らせる。 ベッド、か? 横倒しの身、背面にはシーツの硬さ、前面には掛け布団の軽さがある。 瞼を開けて見えるのは白い天井と灯る蛍光灯、身を起こせば同色の部屋や配置物も確認出来る。瓶の並ぶ戸棚、モニター付きの机、壁には午後八時半を示す時計がある。それらが佐山に現在位置を予測させた。 「医務室、か」 む? そこで佐山は違和感を得た。言葉が覚えの無い声で紡がれたからだ。 「――女性の声?」 今も出るのは女性のもの、思えば妙に身も軽い。そこで佐山は部屋の角に鏡を発見、ベッドから移動する。 「今度は一体何だ?」 最早楽しみですらある異常事態、鏡の前に着けば自身の姿が見れた。 「・・・誰だ君は」 女性が映っていた。赤い瞳と銀色の長髪、体つきも如実に現すタイトな黒服。体格も顔の造形も、その他全てが佐山本来のものと異なる。だが一つだけ、本来の姿と共通するものがあった。 「腕の傷痕。・・・私が異形から与えられたものか?」 川沿いで人狼の牙を受けた位置、そこには白く膨らんだ円形の皮膚がある。それを見て思うのは、あれは夢ではなかった、という確認と、あの深い傷がもう治るのか? という第二の疑問だ。 だが当面の問題は、この姿だ・・・ どーしたものか、と佐山は考えていると、かつて見ていた特撮“帰って来たトラウマン”を思い出す。 あれは全裸巨人に変身して都心で戦うというトラウマを抱えた主人公が、しかし秘密組織によって連れ戻されて戦わされるという人格矯正をテーマとする作品だ。それに寄ると変身する原因は、 「体内にスガタカワリンが溜まる為・・・!!」 そこで気付いた。女性の異常に膨らんだ胸部に。 ここにスガタカワリンが溜まっているな!? 佐山は確信、即座に掴んで絞る。出ろ諸悪の根源め、と思いを込めて。そうすれば、 『・・・何をしている、お前は』 突然、脳内に声が響いた。 出たな、スガタカワリンの精め・・・!! 『・・・何だそれは』 佐山は声を無視、より一層の力を込めて絞る。 『――もう少しユニゾンした方が良いのだが。・・・解った、出るからもうやめろ』 脳内音声の屈服と共に変化が起きる。佐山の体から人影が出て来るという変化が。それは、先ほど鏡に映ったのと同じ姿の女性だった。横目に鏡を見れば、簡素な寝間着を着る佐山本来の姿がある。 「・・・よもやシャマル達以外に手を出す者がいるとは」 銀髪の女性は佐山を見て溜め息。誰だ、と佐山は問おうとし、 「何やってるんだよ君は!」 顔面にスリッパを叩き付けられた。聞き覚えのある声と共に。 「・・・新庄君」 医務室のドアを背景に立つのは、茶色のスーツにスカート姿の新庄だ。 「見舞いに来れば君って人は! 覗き魔じゃなく変態だったんだね?」 「誤解だ新庄君。私はこのスガタカワリンの精を体から搾り出すべく・・・」 「何だよスガタカワリンって! 君の脳内物質!?」 「まあまあ、そのぐらいにしときましょ?」 新庄の後ろ、ドアを閉めて新しい人影が入ってくる。新庄と同じ茶色のスーツ、その上に白衣を着た金髪の女性だ。 「でも佐山君だっけ、貴方良い目をしてるわね? ・・・リインの胸に目を付けるなんて」 「先生っ!」 うふふ、と黒い笑いを浮かべる女性に新庄が注意する。 「・・・誰だ貴女は。それにここは一体・・・?」 「ここは時空管理局っていう組織の医務室よ。私は医療関係の長でシャマル、こっちは補佐を兼任してくれてる、リインフォースよ」 「先生、何言ってるんだよ! それは機密事項で・・・」 「隠す必要は無い」 それをリインフォースと呼ばれた銀髪の女性が遮る。 「どのみち彼はこの時空管理局へ来る事になっていた。・・・そうだろう? 佐山・御言」 「・・・私が呼ばれたのはIAIだが?」 「そのIAIの裏の顔だ、この時空管理局・地上本部は。・・・IAIの最奥地下に隠された主要施設、IAI社員達でも知らない特殊区画だ」 「・・・本当はね、問われても答えちゃいけないんだよ?」 囁いてきた新庄に、そうか、と頷きを返し、 「――ではリインフォース君とやら、君は何故私にそんな事を話す。・・・君にその権限が?」 「権限があるのは私ではない、お前だ」 話そう、とリインフォースは続け、シャマルは可笑しそうに喉を鳴らして笑う。 「お前は見てきたな? 山中で空間の異変や人狼を。――あれらはかつて滅んだ十の異世界、その残滓だ」 ● 「・・・で? そんなトンチキ話を私に信じろと?」 リインフォースの眼前、佐山が茶色のスーツを着込みつつ言った。着替えとして渡した地上本部の制服で、手首には自弦時計も付けさせた。着替え終えた佐山の右手には耳まで赤くした新庄の後ろ姿と、 「何考えてるの佐山君、女の子三人の前で生着替えなんてっ!! ・・・眼福だわぁ」 「前後の台詞が一致していないのだが? 大体貴女が女の子という歳かね」 薄ら笑いを浮かべたシャマルを一刀両断、リインフォースに佐山が向き直り、 「で、リインフォース君。・・・嘘ならもっとマシな事を言ってみては?」 「嘘ではない。まずは結論に至る説明を聞いてくれないか」 抗議に喚くシャマルを背景にリインフォースは答える。佐山はしばし間を空け、 「いいだろう。ここで頭から否定しても仕方が無い、話してみたまえ。・・・十の異世界があって、何故それが滅びた?」 ああ、とリインフォースは頷き、 「十の異世界はこの世界を中心とし、一定周期で交差して影響を与え合っていた。しかしある時、全ての交差周期が重なる事が判明した。そうなった場合、最も強い世界だけが生き残り・・・他は全て滅びる事も」 「それはいつの事かね? まさか明日とでも?」 「予測での衝突時刻は・・・この世界で言う一九九五年とされていた」 「・・・そんな事は起きなかったが?」 「当然だ、全ての異世界はそれ以前に滅ぼされたのだから。・・・お前の祖父達によって」 何? と佐山は返し、新庄も初耳だったのか目を丸くする。 「リインさん、どういう事? 佐山君、だっけ。まさか彼、八大竜王の孫って事・・・?」 「――八大竜王?」 十の異世界を滅ぼした者達の総称だ、リインは短く答え、 「そうだ、新庄。・・・この少年の祖父の名は佐山・薫、二つの異世界を滅ぼした男だ。そして我々は世界の存亡を賭けたその争いを―――概念戦争と呼んでいる」 そこまで聞き、佐山は顎に手を当てる。ここまでの説明を吟味する様に。 認めるか? 佐山の孫・・・ リインフォースは佐山の答えを待ち、そして出された佐山の答えは、 「条件次第では信じても良い」 というものだった。その言葉にシャマルが軽く驚き、 「あら、随分早く納得するのね」 「言っただろう、条件次第で、と。・・・それに私の中には君達を肯定する記憶がある」 「・・・山中での記憶、か?」 あぁ、と佐山は頷く。 「閉じられた空間、脳裏に響いた声、有り得ない異形、炎を吹く貴金属、さっきリインフォース君が私の体から出てきた事も含めてもいい。・・・そして極めつけは新庄君の感情だ」 「ボク・・・の?」 新庄が佐山の顔を見た。佐山は深々と頷き、 「あの時、君の表情は本物だった。真性の恐怖と緊張、腹に浮いたあの冷たい汗は演技で出せるものではない。・・・そう、腹に! 露にされた君の腹に浮いた汗は! 真なる君の感情!!」 「腹腹連呼しないで! ・・・ていうか誤解されるからやめてよ!?」 新庄が佐山のネクタイを牽引、喉を封鎖して言葉を止めさせた。 随分仲が良いのだな・・・ 慌てる新庄と痙攣する佐山、それを診るシャマルを眺めながらリインフォースは思う。 「――で」 顔を青ざめつつ佐山が復帰。リインフォースに向き直り、 「確かに異常事態はあった、しかしあれらが異世界の証明とはなりえない。世界は存在するからこそ証明されるのだからね。・・・十の異世界の存在証明は出来るのかね?」 「厳密な意味では出来ない、もう滅びているのだから」 しかし、と続け、 「解るだろう? どんな現象もある一定以上はトリックと考えない方が自然となる。異世界も同じだ、ある一線を超えた時から世界は別世界となる。・・・シャマル」 「はぁい。―――クラールヴィント」 佐山の隣、シャマルが腕を伸ばした。その人差し指と薬指には金の指輪がある。 『お呼びですか、ロード』 シャマルの指輪から女性の声が響いた。 「・・・人語を解する指輪とは。呪われていたりするのかね?」 「違いますぅっ! この子は私の大事なデバイスなんだから!! ・・・クラールヴィント、この失礼な子に見せてあげて? ・・・概念という、異世界の力を」 『Tes.。――近辺の概念をトレース、合一展開します』 金の指輪が小さく光り、 ―――地に足がついている。 世界が一変した。 ● 佐山の脳裏に響くのは自分のものに似た声、山中で聞いたものと同種だ。だが今回は別の異変もある。 「――腕時計が」 先ほどスーツと共に渡された黒い腕時計、それが振動していた。文字盤に一瞬赤い字が走る。 仕掛け時計か・・・? 見れば時計はその針を止めていない。山中ではあらゆる機械がその動きを止めていたのに。 「それは自弦時計という、概念空間に入る為のストレージデバイスだ」 リインフォースが腕時計を指して言う。 「デバイスとは?」 「概念を扱う機械達の事だ。多くは自我を持たないストレージデバイスという機種で、それはその一つだ。・・・シャマルが持つクラールヴィントの様に、意思を持つものもあるが」 「概念空間に概念? ・・・何だそれは」 「――説明しよう」 リインフォースは机へ移動してモニターを操作する。映されるのは、十の球体が一つの巨大な球体を囲んで並ぶ映像だ。 「十一の世界は歯車に見立てられ、Gと呼ばれていた。それぞれ1stーG、2ndーG、3rdーGという風に呼び分けられ・・・それぞれ個性を持っていた」 十の球体に1stから10thまでの数字が割り振られる。 「各Gの常識は全く異なっていた。あるGでは文字が能力となり、別のGでは金属が命を宿した。理屈も何もない・・・“それはそういうものだから”としか良い様の無い根本原因、それを概念と呼ぶ」 そこで映像は、“概念”と書かれた一つの球体が浮かぶものに切り替わる。 「概念を含んだ区域を概念空間、入った際に聞こえる声は概念条文と呼ばれる。概念条文は含まれた概念の象徴で・・・一定以上の強さを持って初めて声に聞こえる」 球体は大きな半球型となり、載せる字も“概念空間”と“概念条文”へと変わる。 そして急接近して内部に侵入、今度は波形が表示された。 「私達は概念を、変化する一定周期の震動波・・・つまり自弦振動だと考えている」 「ならば十のGとは――各々で自弦振動の周期が異なった世界という事か」 その通り、とリインフォースは応じ、それと同時に波形が三本に増えた。 「自弦振動は三種存在する。一つは世界そのものの自弦振動で、他の二つは世界に存在する全てのものが持つ自弦振動だ。所属Gを示す母体自弦振動と、個性を示す個体自弦振動という」 「ふむ。・・・三種の自弦振動、か」 「難しい事は無い。世界の自弦振動は地方別の風土、母体自弦振動は姓、個体自弦振動は名前の様なもの、そう思えば良い」 成る程・・・ 「名前が違えば別の人、姓が違えば別の家系とされるのと同じか。ならば山中で私が閉じ込められた空間は姓、・・・母体自弦振動のズレた空間か」 「少し違う、母体自弦振動が完全にズレればその空間は掻き消える。あれは母体自弦振動を一部ズラしたものだ。そうすればズレたものは二分化する。通常空間側と異世界側の両方、同時に重なって」 「あの山中は・・・通常空間側と異世界側に二重化したのだな? 振動差で異世界側にあるものはそこから出られず、通常空間側からの影響も受けない」 要するに、と佐山は区切り、 「世界の一部を間借りして異世界を再現する、・・・それが概念空間か」 「そう。そして概念空間を出入りするには母体自弦振動を合わせる必要がある。その変調を起こすものは“門”と呼ばれ、それを発動するのがその自弦時計だ」 リインフォースの指摘に佐山は黒の腕時計を見やる。機能の割に随分小さな機械だ、と思い、 「・・・ではこの時計を持っていなかった私が概念空間に入れたのは?」 「お前の個体自弦振動を密かに読み取り、入れるよう概念空間に登録させた者がいると聞く。・・・大方、大城の孫だろう」 聞き覚えのある姓に佐山は気付くが、しかし今は最後の確認を、との判断で後回しにする。 「・・・で、ここがその概念空間という証拠は?」 「それについては自分で確認した方が早いわ」 シャマルの声に佐山がそちらを見やれば、 「――壁に、立つだと?」 シャマルはドアのある壁、そこに垂直に立っていた。佐山から見てシャマルの体は真横に見える。 「今この部屋に展開されている概念条文は“地に足が着く”。つまり足裏側が下となり、引力の方向は個人で異なるの。・・・5thーGの概念を変化複製させたものなのよ?」 「真横の顔に話されるのも妙な感覚だが・・・変化させた複製? 新しくは作れないのか」 「概念は世界の根本、洒落て言うなら神の創造物よ? 人の身で作るのは矛盾するわね。・・・研究はされたそうだけど成功例は聞かないわ。今は劣化版、せいぜい亜種を作るのが精一杯」 「・・・これで解ってくれたかな、佐山君?」 新庄は窺う様に言う。その声色に浮かぶのは、やっとかな? という期待だ。しかし佐山は、 「あと一歩、かな。もう少し現実離れして欲しいのだが」 「・・・注文の多い人だね」 新庄は溜め息をつく。その様子にシャマルは笑みつつドアまで移動し、 「だったらこんなのはどうかしら?」 シャマルはしゃがんでドアを開く。そこに見えるのは通路ではない。 「・・・何だこれは」 見えたのは巨大なフロアだった。そこには作業着姿の人間達や異形達があり、それに稼働練習なのか巨大な人型ロボットがタンゴを踊る姿もある。シャマルと同じく、壁も天井も床として。 「あっちは元々地上本部で展開されていた概念空間ね。今私達がいる概念空間は、クラールヴィントがそれを読み取って展開したものなの。・・・同種だから連結させる事も出来たって訳」 「どうだ? これで私達の話を信じてもらえただろうか」 佐山は軽く頭を抱え、 「――ああ良いだろう。認めようじゃないか、その異世界とやらを。否、こんなトチ狂った事実がこの世界の現象と言えるものか」 新庄とシャマルは、やったぁ、とハイタッチ。リインフォースは薄く笑っていた。 ● フロアの人々に挨拶して扉を閉め、佐山達は話を再開した。 「つまり概念戦争とは、概念の所持量を巡る争いだった訳か」 「そうだ。世界そのものと言える超密度の概念、それを概念核というのだが・・・それを五割以上を失うとGは滅びる。そして現在、十種の概念核は全てこの世界にある。管理局が全て持つかは別にして」 「時空管理局は、そういった時も空間も異なる異邦人達に対応、管理する為に設立した組織って事ね」 「最初は本局っていう所だけだったんだけど、概念戦争に出る為にこの地上本部が作られたんだって」 「そして佐山・薫は初期の地上本部に所属、その一員として十のGと戦い、概念核を奪い滅ぼす事で戦いを終わらせた。――この世界の勝利でな」 ふむ、と佐山は応じ、 「それについていいが・・・しかし解せない。何故今になってそれを話す? 祖父が亡くなったから、という訳ではないだろう?」 あ、と新庄は口を開ける。 「そ、そう言えば何で?」 「新庄ちゃん・・・何も知らずに説明してたの?」 だって、と涙目の新庄にシャマルは苦笑し、 「それはね? この世界、LowーGが・・・再び滅亡の危機に瀕しているからよ」 「何?」 その答えに佐山は身を乗り出す。それはどういう事だ、と。 「それに抗う為に管理局は一つの計画を起こした。全竜交渉という計画を」 「交渉・・・? 一体誰と交渉するのかね。いや、それよりも世界の滅びに抗う手段が?」 ある、とリインフォースは答え、それは、と続けようとした。その時、 「それ以上言ったら困っちゃうでなーッ!?」 突然医務室のドアが開き、一つの物体が飛び込んだ。 それは老人だった。眼鏡をかけた初老の男、それがCの字の体勢で飛来したのだ。 「・・・ッ!?」 佐山は反応、右の拳を初老の腹に叩き込む。そうすれば今度は>の字になり、ドアの向こうへ飛び戻る。 今の顔と声に覚えが・・・ しかし佐山はかぶりを振る。あんな珍動物を知る筈が無い、そう思うからだ。だが、 「・・・ふ、ふふふ。葬式以来だな、御言君。――覚えておるかな? この大城・一夫を」 吹っ飛んだ老人が戻ってきた。今度は這いつくばった姿勢で、トカゲの様に。その顔に佐山は、あぁ、と頷き、 「そう言えば私は貴方に呼ばれたのだったな、御老体。・・・どうした、そんな這いつくばって。客を呼んだのなら茶の一つも出したまえ」 「うわ久しぶりに腹が立つナイス反応じゃな!?」 見下ろす佐山に大城は立てた親指を下に突き出す。それから佐山はリインフォースに今一度問うた。 「一つ聞き忘れたのだが・・・概念空間内で破壊があった場合、どうなる?」 「ああ、概念空間には元々存在したものの自弦振動が一部使われている。一度壊れた位ならば問題無いが・・・幾度も使用すれば何らかの形で本体にも被害が及ぶだろう」 「リ、リインちゃん!? そんな不吉な事言っちゃ大城泣いちゃうでなー!?」 「大城全部長! その穢れた口でうちのリインを呼ばないで下さい!」 「何っ? わしの発言って全否定ー!?」 シャマルは大城に詰め寄り、しかしリインフォースはどちらも無視して、 「しかしこれに生物は含まれない。少量の自弦振動では生命力に乏しく、未来への可変性も無い。動くだけですぐに砕けてしまう」 「山中の概念空間に動物がいなかったのはその為か。・・・つまりここにいる御老体は生100%か、実に汚らわしい」 「あ、汚らわしいになった! 穢らわしいから汚らわしいになったよ!?」 「・・・何を言っているのかね、どちらも同じ言葉ではないか」 「何か違うのっ! こう、含まれたグレードというか意味合い的なものがー!!」 うわぁん、と大城は泣き真似。佐山達は、痛いものを見た、という顔でそれを見下す。 「あ、あの皆!」 そこに新庄の声がかかった。 「大城さんが何しに来たか聞くべきだと思うんだ! 地上本部全部長が来るからには何か訳がある筈だよ!」 「だそうだが御老体、何か弁明はあるかね?」 「いきなり問い詰め系!? ・・・だってリインちゃんに全竜交渉の事まで言われたら、わし、出番無くなっちゃう」 「よーし諸君、今からこの痛い老人を拷問にかけようと思うのだが?」 「さんせー」 「異議はない」 「し、新庄君! 今わし酷い目に遭いそうなのだが助けてくれんかね!?」 「・・・」 「そっぽを向いちゃいやぁーッ!?」 それから数刻、包帯で簀巻きにされた大城に佐山は、 「で? 止めたからにはしっかり説明して貰おうか。全竜交渉とは何だ?」 「老人虐待の若人には教えないもんっ。・・・あぁうそうそ、だからその座薬はしまってお願いだから」 ふう、と大城は溜め息を一つ。 「この世界がマイナス概念で滅びそうなのは聞いたでな? それを知った管理局は全概念核を解放、このLowーGを強化してそれに対抗する事を決定した。その為に各Gの生き残り達と交渉し、概念核の使用許可を得ねばならん」 ふむ、と応じた佐山に大城は言った。 「それが全竜交渉。・・・そして我等が八大竜王、佐山・薫はその交渉役を君に譲ると言ったのだよ」 ● 「―――これが1st-G勢力の現状となります、至様」 Sfが書類を机に置いた。至はそれに反応もせず、書類の一枚を取って紙飛行機を作る。それを飛ばせばSfの額に当たり、 「・・・何か反応したらどうだ、Sf」 「では・・・至様、その折り方では空気抵抗が増えて飛び難いかと」 「そこじゃないだろ言うべきは!? ・・・全くつまらん奴だなお前は」 「Tes.、それが至様のご要求ですので」 そう答えたSfに至は、はん、と鼻を鳴らて残った書類を見やる。 「管理局に恭順した和平派、奴等を引き込もうと交渉に来た王城派の人狼は死んだ、か。それを発見した通常課にも死者数名、Sf、お前これをどう思う?」 「後の1stーGとの全竜交渉で、交渉材料になるかと」 「彼等の犠牲は無駄にしない、と言うんだ馬鹿。・・・覚えておけ、とりあえず表向きはそう言う、と」 「Tes.、ですが意訳として解り難いかと」 解り難いからこそ良いんだよ、と至は呟き、しかし、と続ける。 「親父も大変だな、王城派みたいな雑魚に振り回されて。1stーGの概念核、その半分を持つのは奴等ではなく市街派だというのにな」 「それ故に市街派は高い戦闘力を有します。迂闊に手を出せば被害は甚大かと」 「だから佐山・御言を交渉役にする、か? あんなガキに随分入れ込むな、親父も。・・・随分甘くなった」 「かつての一夫様は今と違ったのですか?」 「ああ、昔はそれこそ俺達を死地で鼓舞したものだ。・・・今は影も形も無いが」 「・・・全竜交渉とは如何様にして行われるものなのでしょうか」 「知りたいか」 「いえ別に」 「では教えてやる」 至は再び書類を一枚取り、手元で折っていく。 「十のGはそれぞれ独自の概念で作られていた。それらを総じてプラス概念というが、・・・逆にこのLowーGは何の力も無い、むしろ害を有するマイナス概念で作られていた」 「Tes.、それ故にLowーGは最底辺の世界とされ、真っ先に見捨てられたと」 「ああ、マイナス概念などあっても仕方ないからな。十のGは己の世界が滅びるのを厭い、LowーGを戦闘の場所に選ぶ事も多かった」 「各Gの生き残り達がLowーGに向ける遺恨はそれですか? 最底辺の世界が生き残った、と」 「理由の一つに過ぎんさ。・・・だが結果的に十のGは滅び概念核はLowーGに持ち込まれ、多くは管理局によって封印された。これが解放されればLowーGの常識が崩れるからな」 言葉の合間に紙を折り、擦る音が響く。 「だが十年前、ある事件を期に概念核が活性化した。放置すればLowーGが今よりも、それこそ自壊する程マイナスへ傾く事が解ってな、最早世界が変わるのを覚悟しての事だった」 しかし、という区切りが入り、 「分割された概念核は恭順しない生き残りが持つものも多く、その使用許可を得る為の・・・交渉が必要となった」 今さら勝者気取りで好き勝手は出来んしな、と至は笑う。 「マイナス概念の活性化に対抗してですか? ぶっちゃけ真実とは思えませんが」 「その証拠はお前自身だ、Sf。お前の体を造る技術元、3rdーGの戦闘機人達が何時目覚めたのか言ってみろ」 「・・・一九九五年、十二月二十五日です」 「そして聖者誕生と浮かれる日本で、その日何が起きた?」 「Tes.―――関西大震災が」 「そうとも。大阪を中心にして関西広域に広がった大災害。あれを期に概念核が活性化、LowーGにも僅かだが概念が漏れ出し、彼女達もギリギリで動ける様になった」 「・・・」 「マイナス概念の活性化は今も進行中、臨界点は活性化より十年後と予測されている。・・・つまり」 「二〇〇五年、今年の十二月二十五日ですか」 Sfの確認にも応えず、至は折り紙と化した一枚を書類の上に置く。その形を見たSfは、 「船、ですか?」 「馬鹿め、塔だ。・・・こう見るんだよ」 そう言って至は折り紙の置き方を変えた。そうすれば、確かに突き立つ塔に見える。 「これが、全ての始まりだ」 ● 黒い風は深夜の空を流れる。 漆黒に重ねられた漆黒は見る者にそれを判別させず、文字通り疾風となってある場所に入り込む。 そこで一つの偶然があった。疾風となったそれが、その場所である少女にぶつかったのだ。 その身の体現と同じ名を持つ少女に。 「ひぇっ!? ・・・か、風か? 驚かさんといて」 八神・はやて。黒の風は尊秋多学院校舎で、彼女の髪をそよいだ。 ―CHARACTER― NEME:大城・一夫 CLASS:地上本部全部長 FEITH:史上最高の変態 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/694.html
君の声聞いた気がして 失われた時間さ迷う 存在さえ忘れられた この想いはどこへ続くの? 俺に立ち向かうすべての 相手は後悔するだろう 半端にウロウロするなら 何もせずにじっと見てな 「……イマジンが……!?」 「クソ……待て!!」 今、彼らの目の前で一体のイマジンが一人の女性の体の中へと入っていった。 もちろん中へ入るといっても、そのまま体内へ入る訳では無い。 イマジンは女性の体を真っ二つに割り、その中に現れた緑色の空間-過去-へと飛び込んだのだ。 二人はすぐに女性に近寄り、一枚のチケットをかざす。 そうすると、チケットにイマジンの姿と、過去の日付が記されていた。 「2004年、10月9日……。」 「……この日付に、覚えは?」 二人はチケットを見ながら女性に問い掛ける。 「…………!?」 だが、女性の様子がどこかおかしい。この日、彼女の身に何かが起こったのだろう。 「……この日に、何かあったんだな?」 「ば……化け物が……」 「化け物だと……?」 もう一度問われた女性は、恐る恐る言う。 どうやらこの女性は2004年の10月9日、「化け物」に襲われたらしい。 「(化け物だと……?)」 「……侑斗!」 「……ああ、わかってる!行くぞデネブ!!」 侑斗と呼ばれた少年は、すぐに元の寡黙な表情を取り戻し、「デネブ」と呼び返す。 次の瞬間、空を裂いて巨大な二両編成の列車……『ゼロライナー』が現れる。 Extra ACT.03「ACTION-ZERO」 「うーまーいッ!!これがショ・ミーンの味か!」 「あはは、剣君ホントに美味しそうに食べるね」 「ああ、なんせ俺は美味しそうに食べる事においても頂点に立つ男だからな!!」 剣は美味しそうに熱々の豆腐を頬張りながら、いつも通りの台詞を口にする。 現在、剣が食事をしているのは八神家だ。剣はなのは達と一緒に八神家で夕飯をご馳走になっている最中なのだ。 ちなみにメニューは寄せ鍋だ。 何故こうなったのかというと、数時間前に遡る事になる。 ……………… ………… …… 同日、03 05PM 今日は何事も無く学校も終わり、なのは達もあとは自宅へと帰るだけだった。 そんな時…… 「今日は久々にうちで鍋パーティーするねんけど、良かったらなのはちゃん達も来ぉへん?」 突然話題を振ってきたのははやてだ。 「「鍋?」」 「うん。もうすぐキャンプもあるし、久々に皆で晩御飯でも食べたいなぁって思ってん。楽しそうやろ?」 凄く楽しそうに、満面の笑顔で言うはやて。 そんなはやてを見たなのはとフェイトは顔を見合わせ…… 「「うん、喜んで!」」 こうして現在に致る訳である。 「ところで、主はやて……」 「ん?何や、シグナム?」 シグナムに話し掛けられたはやては、白菜を頬張りながら返事を返す。 「先ほどの説明で高町やテスタロッサがここにいるのはわかりました……ですが。」 シグナムは今度は冷静な面持ちで箸を置き…… 「何故この男までここにいるのでしょう?」 次にシグナムが睨んだのは凄いペースで鍋の中身を平らげていく剣だ。 「細かい事を気にするな!それよりこの白いヨーグルトは一体何だ!?」 「あ、それはヨーグルトじゃなくて、豆腐だよ。気に入ったの?」 「なにぃ……!?トゥーフーだとぉ!!」 フェイトに教えられた剣は驚いた表情で豆腐を見つめる。 「いや……剣くん、トゥーフーじゃなくて……」 「うまい!このトゥーフーとやら、気に入った!!」 「駄目だ……聞いちゃいねぇ。」 シャマルの言葉を遮り、一人で感動している剣に流石のヴィータも呆れた表情だ。 そんな時、ふとなのはの目はふとテレビの画面へと移る。 「あれ……?」 「どうしたの、なのは?」 「あのドラマに出てるの……」 画面に映し出されているテレビドラマには、どこかで見覚えのある人物が出演していた。 『悪いオーラが見える……』 「トゥーフー……あっさりとした味の中にも独特のコクと奥深さがある…… この高貴な味こそ、ノブレス・オヴリージュ!!」 なのは達はテレビ画面に映る人物と、目の前で美味しそうに豆腐を食べながら訳のわからないことを言う剣を見比べる。 「あはは……そっくりだね……」 「世の中には三人同じ顔がおるって言うけど……」 「うん、ホントに似てるねぇ……」 三人は剣とドラマの人物を比較しながら箸を進める。 すると…… 「なぁ、この難波って奴、天道総司に似てねぇか?」 ヴィータの言葉に固まる一同。 なんと、テレビ画面には剣のそっくりさんだけでは無く、天道のそっくりさんまで写っているというのだ。 「……そんなアホな~」 「う、うん。そうだよヴィータちゃん、いくらなんでもキャラが違いすぎるよ~」 「きっとただのそっくりさんだよ?」 「……や、やっぱそうだよな?」 一同はまた元の笑顔を取り戻し、楽しい夕飯の時間を再開した。 剣だけはテレビには目もくれずに嬉しそうに鍋-というより豆腐-を食べ続けていたが…… 「侑斗、さっきの女の人が言ってた化け物って……」 「……さぁな。既に2003年に別のイマジンに出くわしていたか、それとも……」 ゼロライナー車内、侑斗とデネブはさっきの女性の言っていた化け物について考えていた。 「まさか……ワーム?」 「ああ。奴らは1999年には地球に現れている。2004年に奴らが人を襲っていてもおかしく無い」 「でもワームに襲われたなら、あの女の人が今生きてるのはおかしいんじゃないか?」 「あぁもう……知るかよそんなこと!行けばわかる!!」 苛々していた侑斗はデネブを怒鳴り付ける。 「そ、そうだな……ごめん、侑斗」 「……ったく!」 シュンとした態度で謝るデネブに、侑斗は「フン!」と不機嫌そうにデッキから外の景色を眺める。 存在しない存在を 証明し続けるためには ゼロというレール駆け抜け 止まる事など許されない…… 「(侑斗……)」 デネブは不機嫌そうな侑斗を見つめる。 「(孤独だけを強さにする心を……痛い程分かってる……)」 こんな性格のせいか、侑斗には昔から友達ができないのだ。 そんな侑斗を心配し、また思いやるデネブはまさに、父親の様な存在だろう。 「(……だから俺はいつでも侑斗と一緒に戦う……。)」 それがデネブが心に誓う、戦う理由だ。 一方の八神家では、過去の思い出話に花を咲かせていた。 勿論剣はそんな話を全く知らないために、興味津々といった感じだ。 はやてもこの頃のなのは達の話にはあまり詳しくは無い。その点でははやても興味津々と言えるだろう。 「……そのジュエルシードという宝石が犬や植物に取り付くというのか?」 「うん……ユーノくんと初めて会って、レイジングハートを受け取って……」 なのはは3年前の自分の物語を話し始める。 ユーノの世界で発掘された21個のジュエルシードが、事故でこの世界に散らばってしまったこと。 一人ぼっちでジュエルシードを回収しようとしていたユーノの手伝いをし、魔法少女となったこと。 なのはの丁寧な説明に剣やはやて、それからヴォルケンリッターの一同も次第に話に引き込まれていく。 「……それでね、こんなことがあったんだ」と、一つのエピソードを語り始めるなのは。 それはなのはがまだレイジングハートやバリアジャケットを使いこなしていなかった時期の話。 「一つ目のジュエルシードを封印してすぐの話なんだけどね……」 なのははそう言い、二つ目のジュエルシードの回収時の出来事を思い出していた。 そして、今からなのはが話そうとする歴史は、こうしている間にも改変されようとしているのだった…… -2004年10月9日- 「はぁ、はぁ……」 一人の女性が、ランニング中に海鳴市のとある神社に立ち寄った時の事だ。 「……っ!?」 神社に入った瞬間、女性の足が止まった。 なんと、目の前の子犬が、突然巨大な化け物-犬獣-へとその姿を変えたのだ。 犬獣は巨大な漆黒の体に、4つの瞳をギラつかせ、まさに化け物といった印象の姿をしている。 「あ……!?」 学校から下校途中のなのはが何かの気配を察知する。 「(ユーノくん、今のって!)」 「(ジュエルシードが発動した!すぐに向かって!!)」 「……うん!」 念話でユーノと連絡を取ったなのはは、すぐにジュエルシードが発動した場所へと走り出した。 吠える犬獣を前に、ランニングをしていた女性はついに意識を失ってしまった。 そんな女性の体から大量の白い砂が零れ落ち、白いイマジンが現れる。 白いイマジンは、フクロウの様な印象の外観をしており、両肩からは翼が生えている。 このイマジンは、取り付いた女性のイメージする「フクロウと鳥たち」のフクロウをモチーフとした『オウルイマジン』だ。 「何だ……コイツは?」 犬獣を見たオウルイマジンは、最初は少し驚いたが、すぐに自分のするべき事を思い出す。 この化け物が勝手に暴れてくれるなら好都合だ。オウルイマジンはその場を飛び去ろうとするが…… 「何……!?」 凄まじい轟音を響かせて現れたのは、漆黒の列車-ゼロライナー-。 その列車に逃走を遮られたオウルイマジンは、「今度は何だ!?」という表情でゼロライナーを見つめる。 すると、ゼロライナーから一人の男……『侑斗』が降り立ち…… 「貴様……さっきの男か。」 「ったく、手間掛けさせやがって……!」 侑斗は苛立ちながら『ゼロノスベルト』を手に構え、それと同時にゼロライナーもいずこかへと姿を消す。 その時だった。 「ぐぉおおおおおおおおッ!!!」 「うわッ!?」 突如として巨大な犬獣が侑斗に襲い掛かってきたのだ。 まったく、この手の敵があえて悪者には襲い掛からずに、良い者側に牙を剥くのはもはやセオリーと言っても過言では無いだろう。 「クソ!なんなんだよコイツは!!」 『侑斗、アレ!!』 「な……!?」 突然襲い掛かってきた犬獣に悪態を付いていた侑斗は、どこからか聞こえて来るデネブの声に反応し、神社の入口辺りを見る。 そこにいるのは、まだ幼いどう見ても小学生な少女……高町なのはだった。 しかもタチの悪いことに、犬獣はなのはへと走りだし、イマジンはどこかへと逃げようとしている。 『どうする、侑斗!?』 「んなモン決まってんだろ!!」 デネブの問いに即答する侑斗。今なのはを見捨てても被害に合うのはなのはだけだ。どうってことは無い。 だがイマジンを逃がせば、大勢の人間が死んでしまい、下手をすれば世界を消滅させる可能性だってある。 侑斗はイマジンが逃げようとする方向へと走りながら、ゼロノスベルトを腰に装着する。 「デネブ、カードは残り何枚だ!?」 『残り16枚だ!』 「チッ……まだしばらくは大丈夫か……!」 言いながらゼロノスベルトの上部レバーを右側へとスライドさせる。 「変身!!」 『Ultair Form(アルタイルフォーム)』 侑斗は腰のカードケースから取り出した『ゼロノスカード』をゼロノスベルトへ装填-アプセット-する。 次の瞬間、侑斗の体を二本のレールの様な物が走る。 「なのは、早くレイジングハートを起動して!」 「えぇ……!?き、起動って何だっけ!?」 なのはは目の前に迫る犬獣に、完全にパニクっていた。 しかもこの当時のなのはは、まだ一度しか変身した事が無い。咄嗟に変身しろと言われても無理な話だ。 「……ッ!?」 なのははついに目前まで迫った犬獣に、目をつぶった。 「(間に合え……!!)」 侑斗……いや、『仮面ライダーゼロノス アルタイルフォーム』は、飛び去るイマジンとの距離を詰めていた。 あと少しで追いつける。 ゼロノスとイマジンとの距離を見れば、誰もがそう思うだろう。 しかし、ゼロノスの目的はイマジンでは無かった。 なんと、もう少しで追いつけるというのに、途中で立ち止まってしまったのだ。それも猛進する犬獣の目の前でだ。 「うぉおおおおおりゃあああ!!!」 ゼロノスそのままゼロガッシャーをサーベルモードに連結し、犬獣の突進を受け止める。 「え……何……!?」 なのはには何が起こったのかがわからなかった。 突然、雷と一緒に誰かが割って入ったと思えば、目の前で緑の装甲に身を包んだ戦士が自分を守るように犬獣を受け止めているのだ。 『Set Up』 さらに、なのはが持っていた赤い飴のような宝石-レイジングハート-が輝き、自分の体を光が包む。 起動パス無しでレイジングハートを起動させた事には、流石のユーノも驚いているようだ。 だが、それよりも気になるのが、目の前の緑の戦士……ゼロノスだ。 「(もしかして……管理局の人かな?)」 ユーノがそんなことを考えているとも知らずに、ゼロノスは犬獣を弾き飛ばし、ゼロガッシャーを肩に乗せる。 俺に立ち向かうすべての 相手は後悔するだろう 半端にウロウロするなら 何もせずにじっと見てな 「最初に一つ言っておく……!俺は今、か~な~り!機嫌が悪い!!」 まさかこんなイマジンでも無い相手に貴重なカードを使う羽目になるとは思っていなかったのだ。 『侑斗、偉い!侑斗なら女の子を助けると思ってた!!』 「うるっさい!!」 苛々していた侑斗は、柄にも無い事を言われ、さらに逆ギレする。 「何?この人達……?」 「さ、さぁ……?僕にもわからない……」 なのは達もゼロノスの登場に戸惑っているようだ。 「お前も、逃げれると思うな!!」 ゼロノスはゼロガッシャーをボーガンモードに連結変形させ、オウルイマジンに向けて連射する。 「何ッ!?」 ゼロノスが発射した全ての光弾に当たったオウルイマジンはすぐに地面に落下する。 さらに侑斗は、ちらっとなのはを見て、「コイツ魔導師だったのか……」とようやく気付く。 ならばあの犬獣は魔導師であるなのはに任せても大丈夫だろう。 「おい、そこの魔導師!あのイマジンは俺が殺る!その化け物はお前に任せた!!」 「あ……え?イマジン……?」 ゼロノスはなのはに向かってそう叫んだ。もちろんこの時代のなのはにはイマジンなんて言葉に聞き覚えは無い。 「とにかく、邪魔だけはすんなよ!!」 「う、うん……わかった!」 その言葉を聞いたゼロノスは、すぐに落下したオウルイマジンへと走り出した。 「なのは、とりあえずジュエルシードを!」 「……うん!!」 取り敢えずなのはは、ユーノの言う通りにレイジングハートを犬獣へと向ける。 ちなみにこの当時のなのはには技と言える技はほとんど無い。 「ぐおおおおおおッ!!」 さっきのゼロガッシャーの攻撃で吹っ飛んだ犬獣は、再び体勢を立て直し、今度はなのはへと飛び掛かる。 「わっ……!?」 なのはは咄嗟にレイジングハートを振り上げた。 すると、レイジングハートは自動的にプロテクションを発動。そのまま犬獣を弾き飛ばす。 「大丈夫、なのは!?」 「うん……あんまり痛くは無いかも」 なのはの安否を心配するユーノに、なのはは大丈夫だと主張する。 そして、今が封印には絶好のチャンスだ。 「なのは!」 「うん、封印っていうの、すればいいんだよね?」 『Sealing Mode』 なのはの声に反応したレイジングハートは、再び自らの意思で封印用モードであるシーリングモードに移行する。 同時にレイジングハートからピンクに輝く翼のような光が現れる。 「逃げんな!戦え!!」 ゼロノスは回避を続けるオウルイマジンに、ボーガンモードにしたゼロガッシャーを連射する。 「く……!管理局の犬め!」 「何だとぉ!?冗談じゃない!誰が管理局の犬だ!!」 オウルイマジンの一言により侑斗はさらに激怒したらしく…… 「おらぁッ!!!」 「な……!?」 一気にジャンプで飛び上がったゼロノスは、オウルイマジンの両足をがっしりとホールドし、そのまま地面にたたき付ける。 「この野郎!」 そして再びゼロガッシャーをサーベルモードに変形させ、オウルイマジンに振り下ろす。 「うわっ……ちょッ……クッ……!!」 それも一度では無い。倒れたオウルイマジンに何度も何度もゼロガッシャーを振り下ろすのだ。 さすがにその光景はデネブも見兼ねたらしく…… 「侑斗……!!」 「はぁっ!おりゃあ!!」 デネブは侑斗を止めに入るが、それも聞く耳を持たずにゼロガッシャーを振り下ろし続ける。 「侑斗……落ち着け!侑斗!!」 そこでデネブは無理矢理ゼロノスをオウルイマジンから引き離す。 「……何すんだよッ!!」 デネブの余計な行動にいらついたゼロノスはデネブにヘッドバットをかますが、もちろんあまり効いていない。 「駄目だ侑斗!こんな戦い方、卑怯すぎる!」 「あぁもう……面倒臭いな!じゃあお前やれよ!!」 「了解!!」 デネブは少し嬉しそうにそう言うと、すぐにゼロノスの背後に立った。 そしてゼロノスはベルトからカードを抜き取り、再びレバーをスライド。さらにもう一度カードをアプセットする。 『Vega Form(ベガフォーム)』 機械音声が『ベガフォーム』と告げ、デネブがゼロノスと合体。 肩にはデネブの手……ゼロノスノヴァが装着され、胸についたデネブの顔が特徴的だ。 やがて頭に装着されたドリル型電仮面は、星型に展開。これが、『仮面ライダーゼロノス ベガフォーム』だ。 いつかたどり着くだろう すべての謎 説き明かされ そして、ゼロノスがベガフォームになった途端に、ゼロノスが立っていた地面が「ズンッ!」と沈み込む。 止まったままの時計の針 動くさきっと さらに強い風が神社全体に吹き込み、周囲の木々がざわつく。ゼロノスのマントもそれに合わせてはためいている。 もう任せておけない 悲しい歴史いらない ゼロノスはゼロガッシャーを構え直し、オウルイマジンを睨みつける。 そのためだけに見せる本当の強さ……『ACTION-ZERO』! 「最初に一つ言っておく!!」 「お前もかよ!?」 「正直、お前よりもあの犬みたいな化け物の方が気になる!!」 「なら、あの犬をなんとかしにいけよ!?」 デネブの人格が表に出た状態のゼロノスは、侑斗の真似か決め台詞を言う。 まぁ少し間が抜けているイメージがあるのもデネブの特徴だ。 オウルイマジンはツッコミながら羽手裏剣をゼロノスに飛ばすが…… 「……わかった!!」 デネブはオウルイマジンの言葉を「早く自分を倒して、あの女の子を助けろ」と勝手に解釈。 羽手裏剣を全てゼロガッシャーでたたき落とす。 「チッ……!」 オウルイマジンも少し悔しそうに再び羽を飛ばそうとするが、ゼロノスはそれを許すつもりは無かった。 「これで終わりだ!」 『Full Charge(フルチャージ)』 ゼロノスは一瞬の内にゼロガッシャーをボーガンモードに変形、さらに ゼロノスベルトから取り出したカードをゼロガッシャーのスロットに押し込む。 同時に、ベルトの黄色いV字マークが輝き、ゼロガッシャーに光が集まる。 「……な、何!?」 うろたえるオウルイマジン。ゼロガッシャーの中心は、稲妻のような光を集めながら自分を狙っているのだ。 「クソ……フン!」 オウルイマジンはそれに対抗し、今までに無い程に無数の羽手裏剣を飛ばすが…… 「はぁッ!!」 ゼロノスはそれを無視し、光の矢と化した閃光を撃ち出す。 そのまま矢-グランドストライク-は一気に全ての羽手裏剣を撃ち落とし、オウルイマジンを貫通。 「うわぁあああ……!?」 そして、オウルイマジンの体はV字型に発光し、次の瞬間には爆発していた。 『あの魔導師はどうなった!?』 侑斗はイマジンの撃破後、すぐに犬獣と戦闘していたなのはを思い出す。 「リリカルマジカル、ジュエルシード・シリアル16!封印!」 『Seal』 調度ゼロノスがイマジンを撃破した頃、なのはは犬獣に取り付いたジュエルシードを封印しようとしていた。 犬獣はなのはが放った桜色の光に拘束され、身動きが取れない状態にある。 なのはが封印の呪文を唱えた途端に、犬獣から青く輝く小さな光が飛び出した。 青い石……ジュエルシードは吸い込まれるようにレイジングハートに接近する。 後は封印するだけだが、そう思い通りには行かない。 「え……何!?」 なんと、ジュエルシードはレイジングハートに封印されずに、倒したはずのオウルイマジンの体に吸い込まれたのだ。 そしてイマジンの体は一気に大型化し、まるで鳥のような巨大な化け物へと変貌する。 名付けるとするならば『シードギガンデス ヘヴン』とでも言ったところか。 「まさか……ジュエルシードがアイツの願いに反応した!?」 「そんな……!?」 なのは達もこの意外な展開には面食らっているようだ。 「侑斗!コイツ……ただのギガンデスじゃない!」 『んなこと見りゃ分かる!多分、あの青い石の影響だ!』 侑斗達も、この状況を分析。こうなった場合の対象方とは…… 『ゼロライナーだ!!』 「わかった、侑斗!」 次の瞬間、またしてもどこからかゼロライナーが現れ、ゼロノスは急いでゼロライナーに飛び乗る。 「あの人達……何する気なのかな?」 「戦うのかな?あの電車で……」 なのは達にしてみればもう何がなんだか分からないといった感じだ。 特になのははまだ魔法すら馴染みが無いというのに、二回目の実戦で いきなりこんな「戦う列車」を見てもそう簡単に納得が行く訳が無い。 そうこうしてるうちに、すぐにゼロライナーの先端は180度回転し、ドリル状に変形する。これが制御車両でもある『ゼロライナードリル』だ。 『一気に決めるぞ!』 「ああ、わかってる!」 ゼロライナー車内、マシンゼロホーンというバイクに跨がりながら二人のゼロノスが息を合わせる。 シードギガンデスはそんなゼロライナーへ向けて無数のニードルを発射するが…… 「レイジングハート!」 『Protection』 すぐにプロテクションを作動させたなのはが介入。それらを全て弾き、ゼロライナーを守る。 『そこの魔導師!』 「え……!?」 「なのはの事だよ!!」 突如、ゼロライナーから聞こえた声に困惑するが、ユーノのお陰ですぐに自分の事だと気付く。 ちなみに当然の事だが、ベガフォームに変身しているからには聞こえる声もデネブの物である。 「な、なんですか!?」 『一気にゼロライナーで突っ込む!キミはその隙にあの宝石を封印してくれ!!』 「えと……わかりました!」 威勢よく返事を返すなのは。そうと決まれば、なのはもすぐに行動を開始する。 まだレイジングハートはシーリングモードのままだ。このままゼロライナーが攻撃する チャンスを作るために、シードギガンデスを拘束する。 「レイジングハート!!」 『Standby ready』 なのははすぐにさっきと同じように桜色の光でシードギガンデスを拘束。 だが…… 「う……さっきのより強い……!!」 流石にイマジンに取り付いただけに、さっきの子犬に取り付いていた犬獣とはパワーが段違いなのだ。 「……早くしないと、拘束が解ける!」 『デネブ!今のうちに一気に決めろ!!』 「任せろ、侑斗!」 強き者に強き力 言っておく「かなり強いぜ!」 ゼロライナーは先端のドリルを高速回転させながら、一気にシードギガンデスへと突っ込む。 極めつけのVega Ultair 始まるBattle『ACTION-ZERO』! 「行ける……!!」 シードギガンデスに突き刺さるドリルを見たユーノも、ゼロライナーの勝利を確信する。 強き心強き願い 重なる時 無敵になる 『ブチ抜け!!』 侑斗もシードギガンデスの腹部を貫いてゆくドリルに、気合いを入れる。 デュアル仕様Vega Ultair 繰り出すAttack『ACTION-ZERO』 そして、ゼロライナーはシードギガンデスを貫通。一気に車両全体がシードギガンデスの体を突き抜ける。 「今だ!」 「うん、今度こそ……!リリカルマジカル、ジュエルシード・シリアル16、封印!!」 なのはは、桜色の翼が生えたレイジングハートを、ドリルによって風穴を開けられたシードギガンデスにかざす。 強き者重なれば…… 極めつけのVega Ultair ACTION-ZERO そのままシードギガンデスからジュエルシードが取り出され、レイジングハートに吸収される。 後は残ったギガンデスヘヴンを片付ければ終わりだ。 ゼロライナーはUターンし、再びギガンデスに突進。そのままギガンデスを打ち砕く。 それは最強の意味…… デュアル仕様Vega Ultair ACTION-ZERO…… そうしてゼロライナーは、なのは達の前で停車することなく、再びいずこかへと消え去っていったという。 全てが終わった後、神社は何事も無かったかのような平穏を取り戻す。 イマジンに取り付かれていた女性も、意識を取り戻して自宅へと帰ったらしい。 「えと……何はともあれ、これでよかったのかな?」 「うん!完璧だよ、なのは!!」 二人はゼロライナーが消えた夕焼け空を眺めながら、笑顔で顔を見合わせた。 そんな時、何かに気付いたなのはは足元に落ちていた物を拾い上げる。 「何かな、これ?」 「キャンディ?」 「やっぱり、そうだよね?」 なのはの問いに答えるユーノ。それはどう見てもキャンディだ。 なのははそのキャンディをにぎりしめ、再び空を見上げる。その表情はとても爽やかだ。 「また、会えるかな?」 「うん。きっと……そのうち」 ユーノは笑顔で答えた。 「……と、まぁこんな話があった訳で……」 こうして話は現在に戻る。 既に鍋は全員にほぼ完食されており、今は平和な雑談ムードだ。 「戦う電車かぁ……ってそんなアホな!」 「お前、頭でも打って幻覚でも見てたんじゃないか?」 一同は黙ってなのはの話を聞いていたが、はやてとヴィータが真っ先にコメントする。 「でも、その話が本当ならまた会えるかもね。その電車の人に」 「うん!そうだよね?」 否定的なヴィータに対し、フェイトは楽しそうに言う。だが、そこでなのはは一つの異変に気付く。 「……剣くんは?」 なのはの言葉に一斉に剣を見る一同。すると…… 「うん……マイラヴァ~……ミサキーヌぅ……」 「「「……寝てる?」」」 なんと、幸せそうな顔をして眠っているのだ。 「にゃはは……私の話も長かったし、仕方ないかな?」 苦笑いしながら言うなのは。 「疲れてるみたいだし、休ませてあげよっか」 「うん、そうやな。後でじいやさんに連絡しといたらええか」 フェイトとはやてもそれに返事を返す。剣がどこまで話を聞いていたのかは不明だが、まぁそこはいいとしよう。 鍋も食べ終わり、なのははふと八神家の窓から夜の空を見上げた。 「ベガと、アルタイル……か」 あの緑の戦士は今もきっとどこかで戦っているのだろう。 闇の中で唯一光る「真実」を守るため…… ゼロライナーは今日も時の中で旅を続ける。 約束の場所まで…… 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/irosumanoss2/pages/133.html
「全力全開!!」 人物 私立聖祥大附属小学校在籍 小学3年生 声は田村ゆかり 性格 明るく優しい性格で正義感も強い 原作は魔法少女リリカルなのはだと思われがちだが実際はとらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜の登場人物〔ちなみに主人公は彼女の兄〕 原作設定では誕生日は3月15日 身長は129cm。体重は24kg。血液型はO型 SSにおける高町なのは 第4章から登場しそれ以降は毎回登場 戦闘にもよく参加し敵を倒すこともある 原作と比べるとやや気性難で突然語気が荒くなることも ボケをやらかすことは殆ど無く役回りはほぼ突っ込み 補足 ニコニコ上では管理局の白い悪魔と呼ばれている テラカオスに魔王の魂を植えつけられ敵になっていたことがある その際ピコ麻呂により救われ、その後魔王を体から追い出すことに成功 歳が近いためか江戸川コナンと相性がいい 中野梓は彼女のファンである イロスマゾーンの件で仮面ライダーゼロノスに恨まれている パズルゲームが好きなのでピコ麻呂のぷよぷよ禁止令が苦手 技 強力な射撃系魔法を得意する 超能力は持っていないためすべて魔法である ディバインバスター 直射砲撃魔法 エクステンションやフルバーストなどバリエーションも多い アクセルシューター 誘導制御系魔法 一度に数十発魔法玉を発射する エクセリオンバスター 大威力の砲撃魔法 かなり強い スターライトブレイカー 最大奥義 特大の力ではなつ収束砲撃魔法 スターライトブレイカーDD ライトとの連携技 ライトプリズムと同時発射で威力倍増 チェーンバインド 数少ない拘束系魔法 魔王シューベルト 化身、見た目はニコニコRPGの魔王 化身技は魔王の斧 グランドソード開放 グランドソードのエネルギーを開放し時空ごと敵を切り裂く フォームチェンジ グランドソードフォーム 魔王シューベルトを化身アームドすることで進化する グランドーソードを使うほかレイジングハートとグランドソードを合体できる 関連 フェイト・テスタロッサ 中野梓 以下白い悪魔つながり 都営5300形:交通局の白い悪魔 ノロイ 2Jレースカー エラー娘
https://w.atwiki.jp/yaranaioheroine/pages/34.html
◎ なのやん(完) ◎ 魔法少女の冬(完) ◎ やらない夫でペルソナのようです ~W.O.M~(エ) ◎ やらない夫とフェイトが職場でイチャイチャする話(完) ◎ やらない夫の『オレの幼馴染がこんなにアホなワケが無い』 ◎ やらない夫は甲子園を目指すようです(リレースレ)(完) ◎ やらない夫は「魔女」と戦うようです(完) ◎ やる夫の新米軍人生活 ◎ リリカルタイズ(完) ○ 水銀燈はレミュオールの錬金術師のようです(完) ○ やる夫が口笛を吹きながら荒野に旅立つようです ○ やる夫とやらない夫には『人』を救う理由がないようです ○ やる夫は魔王となって絆を取り戻すようです △ 彼らは結婚してからお互いを知る羽目になったようです(エ) △ やらない夫はお悩み相談所をはじめたようです(完) △ やらない夫は聖杯戦争で死に続けるようです(完)【R-18】 △ やらない夫は破壊神より強い化物と呼ばれるようです(完) △ やらない夫は融合世界で生きるようです【R-18】 △ やらない夫はロリコン呼ばわりされるようです(エ) △ やる夫達はなんかスタンド使いになっちゃったみたいです △ やる夫のDサマナー伝 △ リリカルマジカルイノセンツな世界で生存戦略 そのに(完) △ 【あんこスレ】りりかるまじかるなの【R-18】 ◇ 【R-18 (G)】 やらない夫がRanceの世界で魔人となるようです 2 【あんこ】 ◇ やらない夫先生とフェイトおねーさんの楽しくクッキング(完) ◇ やらない夫は5人の軍隊を率いるようです(完) ←風浦可符香 フに戻る 藤林杏→
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/809.html
高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやて、共に19歳。アリサ・バニングス、月村すずか、と同様に私立聖祥大学の1回生である。 夜空を見上げる度になのはは思う。この空が偽りでさえなければ或いは、と。 昼は変わらなくとも、青みの少ない夜空は飛んでいてもどこか濁っている様な気がして閉塞感を感じさせる。 輝く星達は不規則に瞬き、流れていく。透き通る様に青い本当の空と美しい星は彼女の前から、いや世界から失われた。 何故そう思うのかは解らなくとも、確かに薄紫に曇った今の空は昔の空とは違う。 誰もが理由は知らねども原因は知っている。それは10年前に地球を貫く光と共に突如開いた巨大な穴、東京の地獄門〔ヘルズ・ゲート〕、ブラジルの天国門〔ヘヴンズ・ゲート〕。 この二つの門が世界から本物の空と宇宙への道を奪った。空は人類を拒絶し、人が行けるのは成層圏まで、人工衛星は使い物にならなくなってしまった。 政府はヘルズ・ゲートのその最奥にあるものを隠すかの如く、壁を築いた。直径にして10kmの範囲が500mを越す巨大な壁で覆われ、更に外側2kmも立ち入ることはできない。 故にその最奥に何があるのか、誰も知らない。 門の出現によって奪われたものは空だけではなかった。おそらく、知っているのはなのは達だけだろう。 惑星を覆う天蓋は別世界への道をも閉ざした。 偽りの空はなのは、フェイト、はやて、その家族、そしてなのはを訪ねたユーノ・スクライアごと人々をこの世界へと閉じ込めてしまった。全ての通信手段も転移魔法も通用しない。 10年の時が流れても管理局が動いた気配はない。動いていても解るはずもない。 もしも空がこうでなければ、今頃ミッドチルダで本格的に管理局の仕事に就いていたかもしれない。そう思うと少し胸が疼く。 今でも錆び付かない程度に魔法の訓練は怠っていないし、人を助ける為にこの力を使うこともあった。だが仕事と呼ぶには程遠くほとんど趣味に近い。 考えて答えの出ることは無いが、この空が自分の未来を変えてしまったのかもしれない――そう思えてならない。 だが、人はどんな状況にも慣れてしまう。空が変わっても、人々の営みに起きた波紋はやがて収束し、日常を適応させていった。それはなのはも例外ではない。 唯一『天国戦争』と呼ばれたヘヴンズ・ゲートを巡っての戦争を除いては。 5年前に起きた激しい戦争は謎の発光現象、それにより門から半径1500kmが世界から分断された不可侵領域へと変じた『天国門消滅事件』によって勝者のいないまま終結した。 その夜のことは今でも鮮明に覚えている。記憶にあるのは空を埋め尽くす流星群。 あの夜、なのはも無数に流れる幾千万の星を一晩中眺めていた。一つ一つ消えていく星の輝きはまるで消えゆく命のように哀しげで儚げだった気がする。 10年前、不可解な事件や犯罪が急増した。常人には到底不可能なはずの事象が世界中で起こり出したのだ。 なのはもそれを目の当たりにしたのはつい最近だったが。 ひょんなことから、ある事件を独自に追った際、黒衣に身を包んだ仮面の男と出会う。仮面の男は腕から青白い電気を発生させ、なのはの追っていた犯罪者を殺害。 男は息絶える寸前に仮面の男を指し『黒の死神』と言い残した。 仮面の男も犯罪者も、『契約者』と呼ばれる存在だと知ったのはずっと先の事だ。 次の日、翠屋に新しいアルバイトの青年が雇われた。名前は李舜生〔リ・シェンシュン〕。 留学生らしい彼は大人しく、且つドジで放っておけないような、そんな好青年。 彼が現れた日から、彼女と彼の頭上にはある星が瞬き出す。昏い輝きを放つ星は見上げる度、何故かなのはの気を引いて止まない。 その星の名〔メシエ・コード〕――『BK201』と共に。 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/girlwithlolipop/pages/138.html
高町なのは 【出典】 魔法少女リリカルなのは 【マスターとしての願い】 願いと呼べるものはあるが、他人を殺してまで叶えるという願いはない。 【weapon】 『天のレイジングハート』 「風は空に、星は天に。輝く光はこの腕に――不屈の心はこの胸に」 インテリジェント・デバイス。 魔法の行使を補助する、発動の手助けとなる処理装置、状況判断を行える人工知能も有している。 意志を持つ為、その場の状況判断をして魔法を自動起動させたり、主の性質によって自らを調整したりする。 待機状態における赤い宝石型のスタンバイモード、基本形態である杖型のデバイスフォーム 、 砲撃魔法に特化した羽を広げたようなフォルムのシューティングモード、 ある一つの魔法に魔力を向けるシーリングフォームがある。 【能力・技能】 『魔導師』 魔導師として高い適正を持ち、一桁の年齢でありながら上位階級であるAAAクラスに匹敵する才能を持つ。 持って生まれた莫大な魔力と瞬間出力を軸に、 生半可な攻撃ではびくともしない防御力と、 圧倒的な火力を持つ一撃必殺の『砲撃魔導師』という戦闘スタイルを、レイジングハートと作り上げた。 そのためか、バリア出力・砲撃射程・魔力放出は本作登場の全キャラクター中トップクラス。 手数で押すタイプではなく、相手の攻撃を受けきった上での一撃必殺タイプのバトルスタイルである。 魔法において天賦の才に恵まれた、いわゆる天才児である。 【人物背景】 9歳。 海鳴市に、両親と兄、姉とともに暮らしている。 3人兄妹の末っ子で、姉とは8歳、兄とは10歳離れている。 私立聖祥大学付属小学校に通う、ごく普通の小学3年生。 この世界ではごくまれという魔力を秘めている。 しかし、異世界の少年ユーノと出会うという偶然がなければ、それに目覚めることはなかった。 性格は穏やかで誰にでも好かれる明るい少女。 ただ、嫌われたり、迷惑をかけないように、そういう少女を演じていた、という部分がある。 父母/兄姉は仲が良く、なのはにも温かいが、本人は若干孤独感を感じることもあるようだ。 幼い頃に父が事故で入院、母は喫茶店で忙しく、兄姉は看病と家業の手伝いで、彼女は家で一人ぼっちのことが多く、人格形成に影響したらしい。 また本人はあまり自覚が無いが「正義」の心にとても篤い。 一度自分で決めたことは、何が何でもやり通すという意志の強さを持つ。 逆に言えば、他人に言われたことでも自分が納得しない限りは聞き入れようとしない。 言わば、かなりの頑固者である。 また、何かを悩み始めると一人で抱え込んでしまい、他人には一切相談せずに自分一人で解決しようとする傾向がある。 一期9話後からの参戦。 【方針】 帰還する。
https://w.atwiki.jp/bluebloodyaruo/pages/166.html
駒城王国領木更津領主テスタロッサ家令嬢。王女なのはの乳姉妹 名剣バルデッシュを駆り自ら武勲を立てる漢女 当初は嫁入りのために全うに春香と料理の修行もしていたが、新城の脅しを間に受けた結果武勲を立てて新城に嫁入りを狙うように 対騎士戦闘でキルスコア2をマークする歴戦の戦士 バイパー村の位置を探るべく名主の息子ユーノとそのお供にエリオを派遣したのは彼女
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3629.html
7:百合ショッカーの陰謀編 ミッドチルダ首都クラナガン、かつて時空管理局ミッド地上本部と呼ばれた場所は今や百合ショッカーのアジトと化していた。 その内部では、百合ショッカーの幹部が集まり会議が行われていた。 「現状を報告せよ。」 百合ショッカー首領としての椅子に座るフェイトの傍らに立つ全身を銀色の鎧で覆われた男、彼はBLACKの世界の ゴルゴムから百合ショッカーに参加し、現在は首領の補佐官として実権を握っていたシャドームーンであった。 そして首領なんだけど、首領の椅子にどっしりと座るだけで微動だにしないフェイトに代わってシャドームーンが 各隊からの報告を耳にし、同じく報告書にも目を通して行く。 「なるほど。やはり短期間で勢力を拡大させすぎたのが仇となったか。面を広げすぎた為に各方面それぞれの戦力が 薄くなり、その為に点の戦力にその薄まった戦線に穴が明けられてしまっている。」 確かに百合ショッカーは各世界に戦力を送り込んでいるが、それ故に個々の戦力低下を招き、 それが各世界で百合ショッカーに対しレジスタンス活動を行う者達に不覚を取る所以となっていた。 「現在頭数を増やす為に各世界の百合厨の確保と共に百合戦闘員・百合怪人化改造を急ピッチで行っております。」 「急がせろ。」 「はっ。」 次にシャドームーンがある一方を向く。そこには互いに隣り合って座る死神博士改め百合神博士と ジェイル=スカリエッティの姿があった。 「所でお前達が作っていると言う百合生命体とやらは何時出来上がるんだ?」 「心配せずとも間も無く完成する。」 未だ百合生命体とは一体何者なのか謎に包まれているが、シャドームーンに睨まれても臆する事無く百合神博士は 質問に答え、それに合わせる様にスカリエッティもまた口を開いていた。 「それにしても百合ショッカーの技術は素晴らしい。私もまだまだ勉強させられる事ばかりだよ。 あと兵員不足の件だが、私がかつて使っていたガジェットの再生産である程度カバーが出来ると思う。」 「ガジェット…? あの無人兵器の事か…。当てになるんだろうな? 試験的に導入した機体が 秋葉原の世界でブラックサンに破壊されまくったと報告書に書いてあるぞ。」 「相手は仮面ライダー。それは致し方ない。しかし、そうでない者達にとっては十分脅威だろう?」 「だと良いがな…。」 スカリエッティーは百合神博士の百合生命体作りに協力する傍ら、百合ショッカー全体の兵員不足を カバーする為にガジェットの再生産も行っていた。その内の初期再生産型とも言える物が、秋葉原の世界で BLACK及びV3に破壊されたガジェットなのだが、確かに仮面ライダーには敵わずとも そうでは無い者にとっては脅威と言えるのかもしれない。 続いてシャドームーンはまた別の方向を向く。そこにいたのは… 「お前達宇宙人傭兵部隊の戦果も思わしくないみたいだな。メロンブックスの世界でマグマ星人部隊が 全滅したと報告書には書いてあるぞ。そこはどうなのだ? ヒッポリト星人にテンペラー星人!」 シャドームーンの視線の先にいたのはヒッポリト星人とテンペラー星人。彼等が宇宙人傭兵部隊の 代表としてこの会議に出席している様子であった。 「我々が貴様達に協力した事を理由に光の国の奴等が介入を始めた様だ。だが心配はいらん。奴等は我々が倒す。」 「それに、我々はあくまでも外部協力者。百合ショッカーの傘下に入ったわけでは無い事を忘れるな?」 「傭兵風情が…。」 不敵な態度を取るヒッポリト星人とテンペラー星人にシャドームーンも小声で愚痴っていたが、彼が次に向いた方向、 そこにはヴィータ・シグナム・スバル・ティアナの四人の姿があった。 「お前達の方はどうなのだ? 高町なのはを生け捕りに出来る所まで接近しておきながら何もせず帰ったと言うじゃないか。」 「あの時は軽い挨拶をした様なもんだ。次は絶対捕まえてやるよ。」 四人は不服そうな表情を取り、ヴィータが彼女等を代表して答える。それに対しシャドームーンは腕を組みながらこう続けていた。 「だと良いがな。高町なのはを生け捕りにして首領と再び引き合わせ、さらにユーノ=スクライアを闇に葬れば あらゆる世界の百合厨どもは大喜びして我等百合ショッカーを称えるだろう。そうすれば百合ショッカーの支配体制は万全となる。」 そう言いながらシャドームーンは首領の椅子に座ったまま微動だにしないフェイトへ視線を向ける。 「………………………。」 ヴィータ達四人もまたフェイトの方をじっと見つめていた。