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フランとゴリラの大冒険!迷宮時計編 『VSシスターセシル』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は懐かしのアリマンヌ児童館に行こう!」 「ウホウホ……じゃねーよ!何で俺がゴリラなんだよ!」 「えー、だって人類よりゴリラに近くない?」 「酷いなお前……」 フランとゴリラが聖アリマンヌ教会附属のなかよし児童館に行くと、美しいピアノの音色が聞こえてきました。 「これ弾いてるの、きっとセシルだよ」 「ふむ、ずいぶん上手いな。プロ級じゃないか?」 「ふふふー、自慢の幼馴染みです!」 「だが、何だろう。この曲の美しさの中に感じられる深い哀しみは……」 「おおう、音楽センスも冴えてるぜ流石だぜ。――そうなの。彼女も私と同じで捨て子なんだ。ま、児童館のみんなはそんな子が多いけどね」 「……ふむ」 そして、フランとゴリラは児童館の中に入っていきます。 フランの予想は大正解! 礼拝堂のピアノを弾いていたシスターセシルが来客に気付いて出迎えました。 「久しぶり。この方が例の彼氏?素敵な人じゃない!フランったらやるねー」 「ただいま、セシル。あんまり児童館に顔を出せなくてゴメンね」 「ドーモ、彼氏のゴリラです」 「えっゴリラ!?」 だけど、おやおや?児童館のみんなの様子がおかしいです。 なにやらひどく落ち込んでいます。 「どうしたの?」 「ウホウホ」 シスターセシル達が言うには、シスター長が教会の金を横領してホストに貢いだ挙句に夜逃げしてしまったそうです。 お陰で、元々苦しかった聖アリマンヌ児童館の台所事情は火の車。今にも閉鎖の危機に瀕しているのです。 「そうだったとは・・・」 「ウホウホ」 「そうだ、こんなところにパスタがあるわ」 「ウホウホ」 フランはキッチンタイマーとパスタの束を取り出して、得意の料理を児童館のみんなにふるまいました。 それはもう最高にアルデンテな出来映えで、シスターセシルと児童館のみんなは少し元気が出てきました。 でも、たった一食のパスタでは台所事情が抜本的に改善するわけもありません。 それに、フランの作ったシーフードパスタはとっても美味しかったけど、魚介類が苦手な子どもも多いのです。 リュネットちゃんみたいに、海の幸が大好きな子ばかりならいいんですけどね。 「そうだ、こんな所にキノコがあるわ!」 「いや、キノコじゃなくて剣だが」 「まあまあ、キノコも剣もアレの隠喩だから一緒一緒!」 「おい……俺のキャラ壊しすぎだろ……」 そう言いながらも、ゴリラはどこからともなく『けんの山』を大量に取り出しました。 『けんの山』とは、基準世界における『きのこの山』のニッチを占める人気のお菓子です。 歴史の復元力によって、この世界の歴史と文化は基準世界とほとんど同じ経過を辿っていますが、このように細部は色々と違いもあるのです。 ともかく、チョコレート菓子が嫌いな人間なんてほとんど居ません。 セシルもみんなも『けんの山』を食べて大喜び! 「ピアノ弾くぞ!ピアノ弾くぞ!ピアノ弾くぞ!」 「昆布で殴るぞ!昆布で殴るぞ!昆布で殴るぞ!」 「ボンバー!ボンバー!ボンバー!」 「俺の筋肉だ!俺の筋肉だ!俺の筋肉だ!」 チョコレートには、人間の脳を活性化させる魔法のような効果があることは皆さんご存知ですね! そして、ゴリラが良いことを思い付きました! 「そうだ。今度、女性限定の世界格闘大会が開かれるって話、聞いてないか?俺も女装して参加しようと一瞬思ったんだが」 「やめて!」 「賞金がすごいって話だぜ。誰か腕っぷしの強いシスターとか居ないか?」 「うーん、フラン、出てくれる?」 「うー、ゴメン。わたしちょっといま別件でたてこんでて……」 「はいっ!私が出ます!」 「駄目。大事な話の最中だからリュネットちゃんは向こうで遊んでてね」 「私つよいのに……」 シスターセシル達は、リュネットちゃんが兵器であることを、まだ知らないのです。 「そうだ、マリー!」 「あ、マリーならば行けそう行けそう!」 シスターマリーは、ちょっと不良っぽい女の子ですが正義感に溢れていて、我流の喧嘩殺法も中々の強さです。 よし、マリーに頼んでみよう、とフランが腰を上げましたが、セシルは引き止めました。 「慌てないで、フラン。マリーをその気にさせるには、まずはエルザに話した方が早いよ」 「なるほど!」 シスターエルザは、幼い頃からのマリーの親友で、マリーの扱いならば聖アリマンヌ教会で最も上手いのです。 でも、実はエルザは重い病を患っていて……というお話は別の機会にいたしましょう。 これは、フランシスカとゴリラの物語ですからね! 「目的のシスター服ももらえたし、今日もいい事したね!」 「ウホウホ!」 「あの……ゴリラ扱いしたの怒ってる?」 「べつに」 「ううー、ごめんなさい」 「気にしてねぇよ」 「ふふ、明日も一緒に出掛けようね!」 「おう」 めでたしめでたし。 (裏決勝戦【過去】地下墓地に続く) このページのトップに戻る|トップページに戻る
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【作品名】夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 【ジャンル】漫画 【名前】ヴィクトル・りら・フランケンシュタイン 【属性】手品師 【大きさ】竹箒を持った成人女性相応 【攻撃力】【特殊能力】を参照 【防御力】太さ30cmほどの木の幹を折る蹴りをくらって無傷 【素早さ】反応は1mの距離から発射された銃弾を発射後回避できるキャラと同程度 移動速度は大きさ相応、飛行速度は箒の速さと同じ 【特殊能力】様々な手品を使う 竹箒に乗って飛行する。竹箒を単体で飛ばすこともできる(箒の柄の先は刃物) 速さは同程度の反応のキャラが3mほどの距離から飛んできた箒を避けられないくらい 壁などから黒い手を無数に生やして相手を拘束する。黒い手は同程度の反応のキャラが避けられない速さで相手をつかむ 乗用車を片足で止めるキャラの身動きを完全に封じることができる 一瞬で相手を金属製のマジックボックスに首だけ外に出た状態で拘束する。思考発動。 一瞬(推測)で30mほどの剣を空中に出現させる。剣で攻撃した描写は無いが操っていたので攻撃力は大きさ相応 無数の剣(20本以上)を空中に展開し、全方向に撃つ。威力は金属板を凹ませる程度 弾速は同程度の反応のキャラがぎりぎりガードできるくらい 【長所】種も仕掛けも御座いません 【短所】明らかに手品の域を超えている 【戦法】竹箒に乗って飛んだ状態で参戦 相手が人間サイズなら初手で相手を拘束してから剣で攻撃 そうでないなら30m剣で攻撃 4スレ目 423 :格無しさん:2011/09/19(月) 00 09 40.39 ID kRJJREm0 ヴィクトル・りら・フランケンシュタイン考察 反応は通常神楽に等しい。 ○神崎アリア 戦法勝ち ○リザ・ホークアイ 拳銃一発くらいなら耐えられるか。勝ち ○ショチトル 操縦者を拘束勝ち △津村斗貴子 倒せない倒されない ○ドグラハンター 戦法勝ち ×白崎チカ 屈服負け ×西澤桜華 殴られまくって負け ○モーラ 戦法勝ち ○毛利蘭 相手にしてみればナイフでぶっ刺されるようなものなので倒せる ×神楽 通常神楽程度の反応なのでボコられて負け ○本多愛 剣で切り付け続ければ倒せるかも ○○キン肉小百合、吹雪 飛び道具食らう前に刺せるか △△源静香、ポポミ 頑丈すぎ分け ○アルクェイド 戦法勝ち ×岩下明美 膠着ルーベライズ負け △水坂燐 倒せない倒されない ×仮面の女 無理 ×雨宮桜子 精神攻撃負け 岩下明美>ヴィクトル・りら・フランケンシュタイン>アルクェイド・ブリュンスタッド
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俺の嫁と幻想入り 動画リンク コメント・レビュー 俺の嫁と幻想入り 何人目の幻想入りか 作者 ひとこと 主人公 動画リンク 新作 一話 コメント・レビュー 名前 コメント すべてのコメントを見る ※この作品のレビューを募集しています。レビューについては、こちらもご覧下さい。
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《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》 効果モンスター 星10/炎属性/悪魔族/攻 3700/守 0 このカードは通常召喚できない。 このカードは「フォービドゥンフルーツ」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。 このカードがモンスターと戦闘を行う時、ダメージステップの間のみ相手モンスターの守備力は0となる。 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、このカードの攻撃力が そのモンスターの守備力を越えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。 このカードは1ターンに1度、フィールド上のカード1枚を破壊する事が出来る。 《紅き月 レミリア・スカーレット》の上位種であり、特殊召喚モンスター。 3700の攻撃力に加え、守備力の下げ幅が相手に左右されず貫通は生かしやすいが自分が守備表示になると途端に脆くなる。 後半の除去能力はノーコストだが、自身が特殊召喚モンスターである点を考えるとアドバンテージにはなりにくい。 制限カードになり手札に揃いにくくなったが、《カタディオプトリック》は召喚が容易になるので入れておきたい。 《亜空間物質転送装置》で帰還させれば自壊デメリットは回避できるが相手ターンに守備表示にされれば《ワイト》にも殴り倒されてしまうのが難。 《最終突撃命令》や《軍神ガープ》で攻撃表示を維持するのも一つの手であるが、このカードの攻撃力は高いので今度は《ハンマーシュート》を受けやすくなる。 その場合は《恋の迷路》で返り討ちにしたい。 手札次第ではこのカードと《紅き月 レミリア・スカーレット》、《紅き月の従者 十六夜咲夜》を一度に揃える事も可能。 下記の様に最低でも5枚のカードを揃えければならないため、実用的ではないが覚えておくといいかもしれない。 (《カタディオプトリック》→《フォーオブアカインド》→トークンを生贄に《紅き月 レミリア・スカーレット》→《血の懐中時計》。 フランドールを自壊させない為には《過去を刻む時計》をあらかじめ伏せておく必要がある。) 破壊効果名は 「禁弾「スターボウブレイク」」 攻撃名は 「禁忌「レーヴァテイン」!」 貫通&守備力0効果時のメッセージは「フランドールが攻撃する時相手の守備力は無意味となる!」 余談ではあるが、CGIのCPUレミリアは攻撃力・守備力が同じでレベル4の《フランドール・スカーレット》を使用してくる。 もう一つ余談だが、禁止カードを含めると2番目にスペルカードが多い。愛により1番多いスペルカード数となりました。 原作・アニメにおいて―~ 東方紅魔郷、エクストラステージボス。ありとあらゆるものを破壊する程度の能力。 レミリアの妹であり、吸血鬼。推定495歳以上。 関連カード 《紅き月 レミリア・スカーレット》 《恐ろしい波動 フランドール・スカーレット》 《フォービドゥンフルーツ》 《カタディオプトリック》 《フォーオブアカインド》 《レーヴァテイン》 《過去を刻む時計》 《そして誰もいなくなるか?》 《恋の迷路》 《フランドール・スカーレット》 《カゴメカゴメ》 《禁じられた遊び》 《クランベリートラップ》 《495年の波紋》 フランドール
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フランケル(オス) 属性 副属性 タイプ 副タイプ レアリティ コスト 水 - スピード - L☆6 42 レベル スピード スタミナ 根性 1 846 564 141 99 4230 1692 423 スキル/強化型 アースムーヴ/- Lスキル/強化型 ワールドモンスター(1ターンで4属性以上で同時にアタックするとスピード4.5倍)/- 進化素材1段階 英2000ギニー 英2000ギニー 英インターナショナルS 英インターナショナルS 優勝盾(水) 進化素材2段階 英インターナショナルS 英チャンピオンS クイーンエリザベスⅡ世S レジェンド像 レジェンド像 入手方法 転生馬
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基本情報 デッキ名:妖夢1フランドール2諏訪子1 作成者: ゆき 最終編集日:2010/2/10 デッキ構成 Leader Lv1 魂魄 妖夢 Lv2 フランドール・スカーレット Lv1 洩矢 諏訪子 2x 黒い春告精 3x 獄界剣「二百由旬の一閃」 3x 人符「現世斬」 3x 禁忌「クランベリートラップ」 3x 禁忌「フォービドゥンフルーツ」 3x 禁弾「スターボウブレイク」 3x 開宴「二拝二拍一拝」 3x 蛙狩「蛙は口ゆえ蛇に呑まるる」 2x 平穏 2x 半幽霊 3x 弾幕遊戯 3x パワーアップ 3x 手加減知らず 1x 禁じられた遊び 3x 癇癪 戦法 とりあえず弾幕遊戯を貼りましょう。 そして序盤はフルーツや現世斬、後半はスターボウブレイクで殴ります。 癇癪と手加減知らずがあるので、終盤力の安定感はなかなかのものです。 欲しいカードがこない場合は、みょんの体力にものを言わせて粘ります。 弱点 弾幕遊戯がこないと、命中がとても心細いです。 神隠しで剥がされたらゴメンナサイ。 一応回答として半幽霊や黒い春告精などを入れていますが、橙やレミリアなど、 大きな高速移動スペルを持っているキャラだと、かなり苦戦しそうです。 おそらく完勝か完敗か、どちらか極端な宴になるでしょう。 自分で書いておいてなんですが、安定感の求められる大会なんかでは 向かないかも……。 たまには大味な宴もプレイしてみたい、という方は一度ぜひ。 応用 恐ろしき波動戦っている環境次第では、非常に効果的なイベントだと思います。 香霖堂弾幕遊戯を貼らないととにかく命中が心細いので、こっちもありだと思います。 名前 コメント
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場で「フランドール・スカーレット」として扱われるカード 紅月の女王チーム フランドール・スカーレット(裏向きキャラクター) ふにゃん((自動α))
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もっと!?不思議の幻想郷 新wiki もっと!?不思議の幻想郷の移転先wikiです。 編集は新wikiのみでお願いします。 以下旧コンテンツ (移転終了次第削除予定?) ※新wikiが見られない方のために保存していますが、編集はお控えください。(2011.10.29現在) 【はじめに】 ┣Q&A ┣初心者向け攻略の手引き ┃┣不思議の幻想郷 ┃┃┣初心者のマヨヒガ(1)/(2) ┃┃┗初心者向けふし幻縁起 ┃┗もっと!?不思議の幻想郷 ┃ ┣不思議の寺子屋(作成中) ┃ ┗ダンジョン立ち回り講座 ┣テクニック集 ┗動き方講座 【メインページ】 ┗もし幻製品版 【アイテム】 ┣装備品 ┃┣武器/防具/お守り ┃┗基礎値/強化限界/印数 ┣薬/調合/スペルカード ┣お札/スキマ ┗その他 ┗文々。新聞 【ダンジョン・施設】 ┣シナリオダンジョン ┃┣幻想郷ルート(10階) ┃┗月光城ルート(26階+α) ┣持込み不可ダンジョン ┃┣不思議な亜空間(99階) ┃┗不思議の古井戸(99階) ┣追加ダンジョン ┃┣隙魔城・跡地(29階+α) ┃┣地底世界(15階+α) ┃┣玉兎の修練所(99階) ┃┗画竜点睛(ネタバレ注意)(??階+α) ┗施設 ┣博麗神社 ┣人里 ┣河城ファクトリー ┗河城ナズーリンランド(工事中) 【データ】 ┣モンスター ┃┣紅・妖・永 ┃┣風・地・星 ┃┣花・緋・その他 ┃┗特殊な敵・店主 ┣モンスターハウス ┣印 ┃┣武器(特効/破壊/その他) ┃┣防具(耐性/その他) ┃┗その他 ┣状態変化(工事中) ┣経験値テーブル ┣もし幻アイテム値段識別 ┗ダンジョン別アイテム出現表 ┣装備品 ┗装備品以外 【システム】 ┣弾幕 ┣共鳴 ┣合成(工事中) ┣罠 ┣特殊地形 ┗幻想郷縁起 【ネタバレ注意】 ┣ボス ┣画竜点睛ボス ┣花果子念報 ┗博麗戦記 【TIPS】 ┣実用的な知識 ┃┣アイテム鑑定方法 ┃┣香霖堂 ┃┣武器防具育成法 ┃┗テクニック集(もし幻版) ┣トリビア ┃┗装備値段算出方法 ┗検証 ┗禍印検証 【その他】 ┣IRC(もし幻版) ┗ツール類
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神と友人と幻想で 動画リンク コメント 神と友人と幻想で 1524人目の幻想入り 作者 ひとこと 主人公 動画リンク 新作 一話 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「妹様、お茶にしましょう。図書館に来て下さい」 もうすぐ優雅なお茶会の時間だ。 それにフランを誘うため、咲夜が地下室にやってきた。 「ねぇ咲夜、これ見て? 私が描いたんだよ」 咲夜が部屋に入るなり、フランは手にしたスケッチブックを見せた。 それにフランは何枚かの絵を描いていた。 例えば自分が姉と遊んでいる絵、紅魔館の中庭、花や小動物など。 いかにも純粋無垢な子供が描きそうな絵ばかりが並んでいる。 「頑張って描いたんだけど、どうかな? あまり上手くないかも・・・」 「そんなことありませんよ? とってもお上手です」 そう言う咲夜は実に嬉しそうだ。 実際、フランの絵は見た目の年齢の割には上手かった。 しかしそんなことよりもフランが自分に絵を見せてくれたのが嬉しかったのだ。 己の主人の妹に初めて会った時、彼女は全く心を開いてくれなかった。 自分のことを新しい玩具にしたいなどと言われて度肝を抜かれた。 主も妹は手に負えない暴れ者だと言っていた。 そんな出会いから少しずつ距離を縮めていき、今ではこうして普通に会話が出来るようになった。 それどころか、彼女と一緒にいる時間が最も長いのは、その世話をしている自分なのかも知れない。 今の二人の関係は単なる主の妹と館のメイドではなく、もっと重たいものになった。 「まぁ! これ・・・私ですか?」 「そうだよ、咲夜だよ。」 「ありがとうございます。私・・・この絵が一番好きです」 1ページ丸々使って咲夜が描かれていた。 気のせいかも知れないが、咲夜はこの絵が一番丁寧に描かれているような気がした。 「あー・・・気分悪い・・・体だるいよ」 「昨日、飲みすぎたんじゃないの?」 「いや、二日酔いじゃない。と言うか、ここんとこずっとこんな感じよ」 「珍しいこともあるものね・・・」 「全くよ。何てことだ、このレミリアが・・気分が悪いだと・・・」 元来、吸血鬼は極めて頑丈な種族。 そのレミリアが体調不良を訴えるなんて、まずありえない筈だった。 最も、24時間365日、ほぼ常に体調の優れないパチュリーはあまり心配する気にならなかったが。 「お嬢様、パチュリー様、お茶の時間ですよ」 そこに咲夜とフランがやってきた。 「あ、咲夜。悪いけど今日は・・・」 「お姉様、パチェ! ねぇ見て? 私、絵を描いたのよ」 フランが早速、手に持ったスケッチブックを見せてきた。 「・・・あんたもよく飽きないよね」 「まぁ、上手いんじゃないの?」 レミリアもパチュリーも、あまりそれに興味を示してはくれなかった。 「ちょっと、もっとちゃんと見てよ! これがパチェで、これがお姉様だよ」 フランにとっては、二人の反応が咲夜のそれよりも大分薄いのが不満だったらしい。 しつこく自分の作品を見せ付ける。 「・・・これはね、皆でお食事しているところ。それでこっちはね・・・」 しかし、それでも二人は真面目に見ようとはしない。 レミリアはぼんやりと宙を見ているし、パチュリーは本から一瞬だけ目線を移すだけだ。 「ねぇ、だからちゃんと見てってば! これなんて結構上手く出来て・・・」 「うるさい! フラン! 私は今、気分が悪いのよ!! 静かにしてくれる!?」 「お姉様・・・?」 体調が悪い時に周りで騒がれたのではたまったものではない。 レミリアはつい、妹を怒鳴りつけてしまった。 「お嬢様、お体の調子が優れないのですか?」 「まあ、そうね。悪いけど、やっぱり紅茶はいいよ。しばらく部屋で休んでるから」 「お医者様をお呼び致しましょうか?」 「いや、そんなに大げさなものじゃないよ。ちょっと疲れてるだけだと思う」 「レミィ、それならいい薬があるんだけど・・・凄いのが。それこそ死人だって・・・」 「・・・遠慮しとく」 「それじゃ咲夜、ゆっくり休ませてね」 「はい、分かりました。お大事に」 こうしてレミリアは紅茶を楽しむことなく図書館を後にしてしまった。 「・・・何よ、お姉様ったら。怒鳴ることないじゃないの」 「まぁまぁ、妹様。お嬢様も少し虫の居所が悪かっただけですから・・・」 「それより、早くお茶にして欲しいんだけど・・・」 「あ、そうでしたね。すみません」 パチュリーの一言で、咲夜はやっと紅茶の存在を思い出した。 「ねぇ、咲夜。今日のお菓子は何?」 「今日は妹様の大好きなクリームレモンタルトですよ」 「本当!?」 「ええ、お嬢様の分も食べていいですよ」 先程の不満はどこへやら。フランは再び満面の笑みを浮かべた。 「ありがとう! 私、咲夜のこと、大好きだよ!!」 「ふふ、私も妹様のこと、大好きですよ」 その日の夜・・・ 「お嬢様、気分は良くなりましたか? もうすぐお夕食の時間ですが・・・」 「・・・・・・・・・」 ・・・ドア越しに話しかけてみたが、反応がない。 恐らく主はまだ眠っているのだろう。 ゆっくり休ませろとも言われていたし、自分も無理はしない方がいいと思う。 そういった理由で、咲夜はレミリアを放っておくことにした。 しかし、この時の咲夜には知る由もない事だったが・・・彼女の主は、既にもう死んでいたのだ。 『どく・・・んっ・・・』 「ひ・・・ひぃっ!?」 少し時間は遡り、レミリアが眠りに就いてから1時間ほど経った頃。 突然やってきた『どくん』に彼女は叩き起こされた。 「・・・何よ? なんか今・・・」 何やら嫌な振動を感じて飛び起きたものの、その正体を特定するまでには至らない。 しかしそれが外からではなく、己の体の内側から来たものだということは分かっていた。 すっかり眼の覚めた彼女は、取り合えず水でも飲もうかと上体を起こしたが・・・ 『どく・・・んっ・・・』 「あが・・・ぁっ!!!」 また来た。 今度は分かる。・・・これは心臓の鼓動だ。 心臓がぎゅぅぅっと搾られる感覚。 (私の心臓・・・どうなってるのよ!?) 背中から生暖かい汗が噴出す。奥歯から苦い唾液が分泌される。 『どく・・・んっ・・・どく・どく・どく・・・どっ・・くん』 例の大きな脈だけではない。心臓の鼓動そのものが不規則になっていく。 「嫌・・・! 嫌・・・! 来るな・・・来ないで・・・!!」 レミリアは暴れる心臓を何とか落ち着かせようとして、大きく深呼吸する。 『どくっ・・・・・んっ』 「やだ! やだ! やだぁぁぁぁぁぁ!!!」 それでも心臓はレミリアの懇願を無視して異常な動きを続ける。 『どくん』の度に彼女の体は大きく痙攣していった。 「嘘・・・嘘だよね・・・? こんなのって・・・」 『どくっ・・・・・んっ!!』 「嘘よっ・・・!」 「だって吸血鬼の私が・・・不死身の私が・・・」 『どくっ・・・・・・! んっ!!!』 「がぁぁっ・・・!!」 「静まれ・・・静まれ・・・私の心ぞ・・・」 『どくっっ・・・・・・・・・!! んっ!!!』 「何で・・・どうしてよ・・・!!!?」 いつまで経っても彼女の心臓は落ち着きを取り戻さない。 それどころか時間が経つにつれてますますおかしくなっていく。 「そうだ・・・! 咲夜を呼べば・・・!」 いよいよ困り果てたレミリアは咲夜に助けて貰うことにした。 机の上にある呼び鈴目指して立ち上がる。 その時・・・ 『どくっっっ・・・・・・・・・・・・・・・』 「・・・・・・・・・っっっ!!!」 今までで一番大きな波が来た。 いや、大きいだけではない。 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 ・・・心臓が動かないのだ。 ぎゅぅぅっと搾られるところまでは同じだが、そこから一向に解放されない。 まるで固まってしまったような・・・ これが決定打。 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 (嘘・・・? これで終わり・・・? 本当にこんなのが私の最後・・・?) 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 嫌だ・・・咲・・・夜・・・パチェ・・・助けてよ・・・嫌・・・こん・・なのって・・・・ 翌朝。 「お嬢様、お体の調子はどうですか?」 結局、昨日丸一日レミリアは起きてこなかった。 いくら不死身の彼女でも流石に心配になってくる。 この朝、咲夜はお粥と特製の体にいい紅茶を持って主の寝室へ向かった。 ショウガ、長ネギ、ニンニク、朝鮮人参、スッポンの生血、高僧の胆、エリクサー・・・ 館中から精のつきそうなものを掻き集めて作った、咲夜のとっておきだ。 恐らくはとんでもない味に仕上がったのだろうが・・・ 昨日の夕食を口にしていない主なら、きっと飲んでくれる筈。 もしくは無理やりにでも飲ませよう。 暢気にも、彼女はそう考えいた。 ガチャリ 「お嬢様・・・? 入りますよ?」 やはり何の反応も返って来なかったが、流石にもう起きているだろう。 咲夜は構わず部屋に入った。 そこで彼女が見たものは・・・ 「お嬢様・・・! そんな・・・!!!」 レミリアの体は半分ベッドから飛び出し、その頭が床に付いている。 「まだ寝てらしたなんて・・・!!」 咲夜は非常に驚いた。 あれから優に半日は超えている。 なのに、まだ眠っているなんて・・・ 第一、あの寝相の悪さは何だろうか・・・と。 「お嬢様・・・唯でさえ体調が悪いのに、この上風邪でもひいたら・・・」 咲夜はレミリアを抱きかかえ、ベッドへ戻そうとした。 しかしその顔を見て、咲夜はドキリとした。 レミリアの顔は恐怖と苦痛に支配されたまま固まっていた。 眼はカッと見開き、口は半開きで、舌がだらしなく飛び出している。 「なんだ・・・起きていらしたなら返事くら・・・・・・お嬢様・・・?」 一瞬、主は起きているのだと思った咲夜だが・・・様子がおかしい。 全く動かないのだ。 「お嬢様・・・!? お嬢様・・・!? 返事をしてください!! お嬢様!!!」 しかしどれだけ呼んでも、レミリアは反応しない。 視線は宙を漂ったまま、瞼さえ動かさない。 どうやら起きてはいないが、眠っている訳でもないようだ。 世の中には眼を開けたまま寝る人もいるらしいが、それにしてもこれほど見開きはしないだろう。 「そんな・・・朝っぱらから性質の悪い冗談はやめてくださいよ」 勿論、これは冗談ではない。 咲夜はやがて、レミリアの体が酷く冷たくなっていることに気が付いた。 「そんな訳・・・無いわよね・・・?」 咲夜はレミリアをベッドに寝かせ、恐る恐るその心臓に耳を付けた。 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぅ・・・ぅぁぁ うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」 「お姉様!! 眼を開けてよ! 私、こんなの嫌だよ!!!」 2階のホールにフランの叫びが木霊した。 紅魔館当主、レミリア=スカーレットが死んだ。 その報告を受けて、館中の者が集まった。 姉の遺体の傍で泣き崩れるフランを中心に、パチュリーや咲夜、その他の従者達が円を作っている。 泣いているのもフランだけではない。誰もが沈痛な面持ちだった。 パチュリーはレミリアの亡骸を見た瞬間、貧血で倒れそうになった。 咲夜は誰が何を話しかけても上の空だ。 「これは多分・・・呪いの一種ね」 溢れ出しそうな涙を堪えて、パチュリーが説明した。 「呪い・・・?」 「そうよ・・・それも相当強い呪いよ。そのせいでレミィの心臓は・・・」 「誰が呪ったの・・・?」 「分からない。下手をしたら術師はもう死んでいるのかも・・・」 「パチェなら呪いを解くことが・・・出来る?」 パチュリーは首を小さく横に振った。 「悪いけど・・・呪いを解けるとか、解けないとか・・・そういう問題ではないの・・・ ・・・レミィはもう、死んでいるから・・・」 「嫌、嫌・・・お姉さまぁぁぁぁ!!! 死んじゃ駄目っっ!!!!」 フランは再び泣き出してしまった。 「でも・・・レミィを生き返らせる方法なら・・・無い訳じゃないけど・・・」 「え・・・?」 思いも寄らぬパチュリーの一言にその場の全員がどよめいた。 「パチェ!? 本当なの?」 「本当だけど・・・ ・・・何を犠牲にしてもレミィを生き返らせる覚悟はある?」 「犠牲・・・?」 「ねぇ、あなた達はどうかしら? どんなことをしてでも・・・レミィに生き返って欲しい?」 パチュリーは周りの者達にもそう聞いた。 「はい・・・! お嬢様を救うためなら・・・何だってします!!」 張りのある、凛とした声が挙がった。 誰よりも早く、咲夜がその覚悟があることを宣言したのだ。 「私も! 私もお姉様を助けたい!! お願い、パチェ!!」 続いてフランも宣言した。 「パチュリー様! 私も協力します!!」 「私も!!!」 「私だって!!」 美鈴、小悪魔、妖精メイド達・・・と、次々と名乗りを挙げる者が出てきた。 「・・・そう。あなた達の気持ちは分かったわ」 「・・・それじゃ、フラン・・・」 「・・・何?」 「あなた、レミィの代わりに死んで」 「え・・・?」 「あなたの心臓をレミィの死体に移植するの。 実の姉妹の心臓、きっと生き返らせることが出来る・・・」 「で、でも・・・それじゃ私は・・・」 「死ぬ。でもレミィは生き返る。」 「お姉様が・・・生き返って・・・でも、私は・・・死ぬ・・・?」 「他にレミィを生き返らせる方法は無いわ」 「誰か他の吸血鬼から移植するとか・・・」 「駄目ね。あなたの心臓で無ければ意味が無い」 「・・・分身は?」 「何?」 「私の分身から心臓を取り出して、それをお姉様に・・・ そうすれば私もお姉様も・・・」 「・・・話にならない」 フランの命乞いにも似た提案はあっけなく却下された。 「これは単なる心臓の移植手術じゃないわ。 言うなら命の移植。 レミィの命に釣り合うものと言えば、それはもう妹であるあなたの命しかない」 「そんな・・・本当に、それしか道は・・・」 「もうこれしかないのよ。 いい?そもそもレミィに呪いをかけた奴はかなり高度な魔法使い。 それこそ私より上かもし@'ない。 そして、恐らく呪いを%#"$時に~;ヌ*を捨てている。 つまり本来$#、どんなことをしても、*\+"ることは絶対+ "ない。 でも、$}#_シネ"+ タ"$~|=)(は等価交換\応''"$?" ポ `-れるもの。 そ!"..レミィ@`死/ニテ/\###%フラン$死==カェ^と*;!変更し=}ヌヌヌ}?*"いい。 *?++@$アオ%フランでないと{ ;"#。 スキマ[]["%$%鬼=#*//?"%命}+=^吸血鬼~*ト@`}{" ,,/ 違う。 どカカする? ヒ%!}*? 死``*@"!!$ *+デ;$$死ね]??%",+,.」 フランは遂に、パチュリーが何を言っているのかが理解出来なくなっていた。 「分からない・・・私はどうすればいいの・・・?」 「それを決めるのはフラン、あなた自身よ。私はただ、道を示すだけ」 「分からない・・・分からないよ・・・」 「咲夜さん・・・?」 「メイド長・・・!!」 その時、それまで唖然として見守るだけだった周りが急にどよめき立った。 その声に反応したフランが顔を上げる。 そこには、先程のパチュリーの宣告に匹敵するほど衝撃的な光景があった。 ・・・見知らぬ女が・・・こちらにやってくる。 そしてそいつは多分、自分の味方ではない。 「来ないで!!」 フランは恐怖のあまり、声を挙げてしまった。 「どうしたんですか、妹様? そんなに声を荒げて・・・」 女がニコリと笑った。 不思議なことに・・・その笑顔は、あの優しい咲夜と同じものなのだ。 ・・・でも、その女が咲夜である筈が無い。 「待って! 待ってよ! こっちに来ないで!!」 「嫌ですわ、妹様。どうしてそんなに怖いお顔をなさるのですか?」 「来ないでって言ってるじゃない! 私はあなたが怖いよ!」 「まぁ! 私は怖くなんかありませんよ? ほら、妹様? いい子ですから・・・」 咲夜の口調はいつも通り、とても優しいものだった。 しかし、彼女の後ろに陣取るメイド達には見えていた。 咲夜が後ろ手に・・・ナイフを握っているのを。 「妹様、一緒に遊びましょうよ。 お歌を歌いましょうか? それとも、また私の絵を描いて下さいますか?」 「嫌だ! 嫌だ! 来るな! 来るなぁぁぁ!!!」 逃げまとうフランを、咲夜は追い詰めていく。 「・・・いい加減にしてよ!!!」 とうとう逃げ道が無くなったフランが、その拳をグッと前に押し出した。 「妹様・・・何をするおつもりで・・・?」 「これ以上近付いたら・・・いくら咲夜でも・・・殺すよ・・・?」 「本気ですか・・・? 妹様?」 「本気だよ。それが嫌なら・・・」 彼女にとってはこうするしかなかった。 今の感情は、最近めっきり少なくなったあの発作に似ている。 しかし、そんな脅しも咲夜には通じない。 「パチュリー様・・・私の心臓で代用することは?」 「出来る訳が無いでしょ? 代わりになるのはフランの心臓だけよ」 「・・・残念ながら、私ごときの命ではお嬢様を救えないらしいです。 ですから妹様? 私を殺しても無駄ですよ?」 「何言ってるの? 私は別にそんなことを言ってる訳じゃ・・・」 「やはり、お嬢様を救うには妹様の心臓でないと・・・」 咲夜が隠し持っていたナイフを頭上に掲げた。 それがギラリと冷たい光を放つ。 「な、何する気なのよ!? 咲夜!!」 「そんなの決まっているじゃないですか。 ・・・妹様を殺すんですよ 妹様の心臓を抜き出して、お嬢様に差し上げるんです。 そうすれば・・・嗚呼・・・お嬢様が生き返ります」 「嘘だ・・・咲夜はそんなこと・・・」 「では少しチクリとしますが、我慢してくださいね」 咲夜がフランの胸元へ、そのナイフを宛がった。 「・・・こんなのおかしいよ」 「妹様・・・? 何がですか?」 「こんなの絶対におかしい。 いくらお姉様を生き返らせる為だからって、殺すとか・・・おかしいよ。」 「妹様。申し訳ございませんが、これもお嬢様のた・・・」 「だって、私達・・・家族じゃないの!!」 「・・・・・・家族・・・?」 「どうして家族なのに、殺すとか言えるのよ!? 酷いよ!! もしも私が咲夜で、咲夜が私だったら・・・ 私は絶対そんなこと言わないよ!!!」 そのフランの言葉を聞いた途端、咲夜の顔は青ざめていった。 「そうよ・・・私にとって妹様はとても大事な・・・家族・・・ なのに私、何てことを・・・ ・・・・・・・・・ お恥ずかしゅうございます。妹様・・・ これではお嬢様に合わせる顔がありません・・・」 「・・・もういいよ。 怖かったけど、咲夜もお姉様のこと思ってやったことだから・・・」 フランは項垂れる咲夜にそう言った。 「申し訳ございません・・・申し訳ございません・・・妹様」 咲夜はフランのあまりの優しさに、感極まって泣き出してしまった。 「泣かないで、咲夜。 だけど、もうやめようよ。殺すとか、そういうのは」 「勿論です。二度と妹様を殺すなどとは言いません」 「うん、お姉様を生き返らせる方法だってきっと・・・」 「嬉しいです。妹様がお嬢様のため・・・自分から死んで下さるなんて・・・」 「えええっ・・・!?」 咲夜がそう言った瞬間、フランにナイフが手渡されていた。 「待ってよ!! 何でそうなるのよ!?」 「え? 当然じゃないですか?」 「何が!? 別に私は死ぬなんて一言も・・・」 「だって、妹様が死ぬ以外にお嬢様が助かる道は無いんですよ? その上で妹様を殺しちゃいけないとなったら、もう自分で死ぬということではないですか?」 見知らぬ女はそう言った。 「そんな・・・違う・・・私は・・・」 カーン カーン カーン カーン 「あら? もうこんな時間?」 その時、紅魔館の大時計が10時の鐘を鳴らした。 いつもならとっくに朝食が終わっている時間だ。 「それでは私は急いでお食事の準備をしますね」 瀟洒なメイドはそう言うと、他の従者達を掻き分け出て行ってしまった。 「パチェ・・・私はどうすればいいの? 死ななきゃ・・・いけないのかな・・・?」 今のフランにはパチュリーだけが救いだ。 「私は道を示すだけ。全てを決めるのはあなたよ」 なのに、パチュリーはそう言って突き放した。 後編に続く フランちゃんネタ:27スレ163(後編) 咲夜wwwwww -- 名無しさん (2012-03-19 13 10 58) うわぁ… お姉さま死んだん? 吸血鬼だよ?フランかわいそ… さくやうぜー -- フラン (2013-11-10 19 34 17) 面白い -- 名無し (2014-05-24 17 05 06) URWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW -- さくや (2014-05-24 17 09 43) フランたん(´・ω・`)カワイソス -- エリ姫焼肉 (2014-12-07 18 47 04) 咲夜最悪 -- 名無しさん (2015-02-06 17 41 42) あの… 吸血鬼ってニンニク入りの紅茶 飲んでいいの?ダメだよね すみません(/´△`\) -- 場違いさん (2015-03-20 19 25 40) レミィ生き返れ―。 -- 名無しさん (2015-08-14 14 03 10) ↑やる気ねぇなww -- 名無しさん (2015-08-14 14 03 52) パチェは魔法使いのくせにザオリクも覚えてないのか… -- 名無しさん (2015-08-14 15 41 33) 冥界から魂を持ってきて何かを依り代にお嬢様復活すればいいんじゃ、又はサーヴァント的なもので召喚! -- 名無し (2015-08-26 02 45 12) よし、 フランなんてどうでもいい レミたんを早く生き返らすんだ -- レミたん廚 (2015-12-29 21 39 38) ↑おま…俺はともかく、全国のフランファン敵に回すぞ。 それはともかく、途中でパッチェさんが「レミィ、それならいい薬があるんだけど・・・凄いのが。それこそ死人だって・・・」って言ってた奴は効かないのかな。術に効果ないのか? -- ひっそり暮らすフラン廃 (2015-12-30 09 20 28) ↑フランファンとフランはクズだから大丈夫。 -- 名無しさん (2016-01-05 14 40 51) ↑つまり血が繋がってるレミリアもクズ -- 名無しさん (2016-01-06 09 50 21) は?レミリアの方が能力的にも(全面から見て)強いし クズでないw -- 名無しさん (2016-01-13 23 37 29) そういえばフランちゃんとレミちゃんってどっちが人気ランキング高かったっけ 今この状況をスカーレット姉妹が見たら何て言うかな -- 名無しさん (2016-01-15 19 49 44) 私が見たからにはフラン4位レミリア8位で レギュラー抜けたのだよWWザマァWW -- 名無しさん (2017-07-02 13 22 01) レミリア死ねごみチビファッキュ☆クソ以下血が繋がっていてもフランはフラン。レミリアはクソ以下 クソ以下とフランチャンを一緒にするなー! -- 名無しさん (2017-07-02 13 26 09) レミリア能力使ってないつまり使えてないただのごみww -- 名無しさん (2017-07-02 13 28 03) レミリアレギュラー抜けたの?ww ザマァ -- 名無しさん (2017-07-02 13 29 22) フランはもういい、レミリア生き返れェェェェ!(・益・) -- レミィ廃 (2017-07-28 12 53 02) ごめんね....フランファンよ.... レミリアはフランより人気ランキング上になったんだよ笑 ドンマイ -- レミリア好き (2019-11-11 19 43 41) 名前 コメント