約 4,739,424 件
https://w.atwiki.jp/lufas/pages/281.html
雪歩メール「どうしても```」 取得条件:ドームでの引退コンサートを成功させる(ノーマルエンド) プロデューサー、雪歩ですぅ```。 お別れしたのに、メールを出してしまって、す、すみません```。 うぅ、だけど```、どうしても、どうしても```、言っておかないと。 私にとって、プロデューサーは```。プロデューサーじゃなくって```。 だけど、もう会えなくって```。 わ、私```、どうしたらいいのか、わかりません```。うぅっ```。 せっかく、ちゃんとお別れをしたのに、こんなメールで、すみません```。 また会いたいですぅ```。ずっとずっと```、 いっしょに、いたかったです```。 雪歩メール一覧に戻る トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/3074.html
どうして【登録タグ と ワールドワイドP 曲 鏡音リン】 作詞:ワールドワイドP 作曲:ワールドワイドP 編曲:ワールドワイドP 唄:鏡音リン 曲紹介 リンの心の叫びを、切ないバラードに乗せて。 suzuサンのイラスト「冷たい雨」を3日眺めてでてきた曲らしい。 現在は暫定版。suzuサンとコラボで動画制作中。 歌詞 (PIAPROより転載) どうして うたわせるの どうして うたをつくるの あなたの 描いた とおり 私はうたうけれど 私は 言葉しらない わからない おしえて! ☆言葉のいみを 想いのたけを 聞かせたい こと とき ひと メロディの意味 あなたの気持ち 歌の思いを おしえて わたしは あなたの ために うたう 誰とも しれない 人にむかって わたしは あなたの うたを うたう ことばでも ないおとを わからない ままに 紡ぎだしてうたう おしえて! ☆繰り返し どうして おしえて わたしは あなたのこと どうして おしえて あなたは わたしのこと コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/twitteringbird/pages/24.html
初出誌:大洋図書「CRAFT」Vol.31~Vol.36 単行本: どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26) 大洋図書 2009.09.01 630円 ISBN 978-4-8130-5147-3 1 どうしても触れたくない 初出誌:「CRAFT」Vol.31(2007年01月23日発売)34P 950円 950978-4-8130-1066-1 2 どうしても触れたくない 初出誌:「CRAFT」Vol.32(2007年04月19日発売)28P 950円 978-4-8130-5057-5 3 どうしても触れたくない 初出誌:「CRAFT」Vol.33(2007年07月19日発売)38P 950円 978-4-8130-5076-6 4 どうしても触れたくない 初出誌:「CRAFT」Vol.34(2007年10月17日発売)33P 950円 978-4-8130-5092-6 5 どうしても触れたくない 初出誌:「CRAFT」Vol.35(2008年01月19日発売)33P 950円 978-4-8130-5114-5 6 どうしても触れたくない 初出誌:「CRAFT」Vol.36(2008年04月19日発売) P 950円 978-4-8130-5125-1 【主な登場人物】 嶋 俊亜紀(しま としあき) 外川 陽介(とがわ ようすけ) 小野田 良(おのだ りょう) 【あらすじ】 無遠慮で図々しいように見えて、気遣いを忘れない外川に惹かれる嶋だが、傷ついた過去の経験から、一歩踏み出せずにいる。一方、忘れることのできない記憶を抱えながらも外川は傷つくことを恐れず、嶋を想う心を隠さない。好きだけど、素直にはなれない。嶋の想いの行方は---。 【コメント】 ヨネダコウ先生のデビュー一作目にして一冊目の単行本となる記念すべき作品。同人活動時代の「恋成」( REBORN! )発表時、最初に声を掛けられた出版社からのデビューとなった。単行本に収録されている短編3作「週末」「小野田課長は憂鬱」「夜明け前」は、単行本発表にあたり書き下ろされた作品。 「 俺に恋してどうすんだ 」次→
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/1754.html
【検索用 たいよう 登録タグ 2008年 8秒P VOCALOID た 初音ミク 曲 曲た】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:8秒P(8病P) 作曲:8秒P(8病P) 作画:8秒P(8病P) 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『たいよう』 たいよう痛いよう 初音ミクが歌うほぼ4コマ劇場 驚異的な中毒性があり気づくと何回もリピートしている。 歌詞 たーいよーが あったかい~ あったかい~ あったか あ~~ コメント ちょち見てくる -- 流石兄弟 (2010-01-03 12 33 42) ループさせると最高です^^ -- aqua (2010-10-07 19 36 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hashihime/pages/85.html
【安価】パルスィは宿を繁盛させたいようです2【孔明】 【安価】パルスィは宿を繁盛させたいようです【内政】
https://w.atwiki.jp/niconico2nd/pages/477.html
どうしてこうなったⅠ ◆jVERyrq1dU 「残り32人……もう半数切ったのか……」 放送で右上が言った、残り半数という言葉が耳に残る。なんだか意外だった。 こんな俺でもここまで生きてこられたのだ、と無駄に誇らしい気分になってしまう。 カイトは名簿を取り出し、死者の名前に斜線を引いた。クラッシャーの名前に斜線を引いた時、心地よい達成感を感じた。 (もう、半分……もしかしたら、いけるかも……生き残れるかもしれねえ) カイトは自嘲気味に笑う。生き残ると言うのはつまり優勝すると言う事なのだが、 そのためには兄弟やアレクのような仲間も殺さなければならない。 そんなことまで考えて、カイトが『いけるかも』と考えたのかどうかは定かではない。 (残り半分。残り半分だ。いける。きっといける。今までの俺でもここまで生き残って来れたんだ。 力を手に入れた俺なら、後半戦だってきっと……!) 辺りを見回す。そういえば、クラッシャーの死体の上半身がどこかに飛んで行ってしまっている。 出来ればリンに、今まで彼女を苦しめてきたクラッシャーの死体を見せたいと思っていたので、上半身を探す事にした。 クラッシャーの無残な姿を見た時のリンの反応が楽しみだ。きっと洗脳が解けて元のリンに戻り、感謝してくれるだろう。 本当に、楽しみだ。 ▼ ▼ ▼ 得体の知れないざわめきがリンの胸を焦がした。何かが、決定的な何かがつい先ほど起こった気がする。 私の知らない所で、私の知らない間にきっと何か恐ろしい出来事が起こった。間違いない。 奇妙なくらいに嫌悪感を催すその胸騒ぎは、ロードローラーで北へと走れば走るほど、一層強くリンの胸をざわめかせる。 何かが起きたのだ。リンは胸を押さえて、確信する。根拠なんて何もないが『予感』で分かる。 もうすぐ途方もない悲しみが私を襲うはずだ。 そして放送が流れる。リンは首を傾けて、夜空に浮かんだ右上の姿を涙を流しながら睨んだ。 放送が流れ終わり、リンはロードローラーを止めひとしきり泣いた。 身分の低いクラッシャーのために涙を流すなど、過去の自分からは考えられない事だった。 この殺し合いに放り込まれてから、リンの価値感は劇的に変化した。ここは誰もが同じ立場に立ち身分関係なしに殺し合う世界。 その世界でリンは痛みを知り、自分はどんな人間も逆らう事が出来ない高貴な王女などではなく、一人の娘だと言う事と 拷問されれば苦しいし、処刑されれば死んでしまう下劣な奴隷どもと自分は同じという事に気付いた。 ちっぽけな自分に気づいてからは、クラッシャーの存在がとても愛おしく思えるようになった。 気付くまでは高貴な身分であるリンを守るのは当然の事だとクラッシャーに欠片も感謝していなかった。 そうではないのだ。クラッシャーは、リンが高い身分に位置する人間だから守っていたわけではない。 リンという一人のちっぽけな娘を有り難い事に大切な存在と見なしてくれて、非力なリンを守っていたのだ。 無償で、優しく、文句を言われても決して離れずにいてくれた。 駅での戦いの間、ずっと私の事を最優先に考えていてくれた。 かつて愛しかったあの人は、早々に私を見捨てたと言うのに…… かつて王女だった少女の価値感は完全に崩壊し、残ったのは一人の娘。 死ぬ事に、苦しい事に、悲しい事に身分なんて関係ない。刺されれば痛いし、殴られたら骨が折れるし、切られれば死ぬ。 この世界はそんな世界。非力なリンが殺し合いを制する事など今考えてみれば到底出来るはずもない。 心の底から信頼出来て、頼れる存在は、レンを除くとクラッシャーしかいない。 この世界では自分を守ってくれる人間とは、当然のようにいるものではなく、代わりのきかないかけがえのない存在なのだ。 それなのに、それなのにクラッシャーは死んでしまった。勝手に私の言いつけを破って勝手に死んだ。 「どうして……!どうして私を置いて逝くのよクラッシャー……!レンとはいつまで経っても会えないし、私はこれからどうすればいいのよっ!」 ロードローラーのハンドルに顔を埋めてリンは泣き叫んだ。絶望に身を震わせ、自暴自棄になりハンドルに額を何度もぶつける。 子供のようにわんわんと泣き叫び、彼岸へと逝ってしまったクラッシャーの名前を何度も叫んだ。 助けて、助けてクラッシャー。貴方がいないと私は死んでしまう……!他の参加者達は誰も私に優しくしてくれないわ……! 貴方だけが、貴方だけが私を王女様として扱ってくれたのに──── 「リ、リンか!?そこで泣いているのはリンなのか!?」 ふと気付くと、目の前にリンを見捨て、保身に走ったかつての思い人が立っていた。 リンはロードローラーの運転席に座ったまま、泣きはらした目でカイトへと視線を向けた。 「カイト様……」 未だに『様』とつけてしまったのは、単なる習慣でそう呼んでしまったのか、 それとも未だに自分はカイトの事を愛しているのか、リンにははっきりと判断できなかった。 「な、泣き声が聞こえて、もしかしたらと思って来てみたんだ。無事で良かった!本当に」 ロードローラーの正面に立って声をかける。カイトの目には涙が滲んでいた。 「本当に心配していたんだ。俺がお前を元に戻す前に、お前に死なれたらどうしようかと……俺は……俺は」 リンは何故か懐かしい気持ちになった。カイトは自分の事を思ってくれている。 今までずっと愛してきたカイト様のように、私の事を思ってくれている。 (なんだ。今まで通りじゃない。カイト様優しいし、下劣な奴隷は傍にいない) もしかして、あの駅での一件は全て夢だったのではないだろうか…… 本当はクラッシャーなんて初めからいなくて、カイト様だって本当は優しく接してくれていたのに、 私が勝手に混乱してあのような酷い妄想をしてしまったのではないだろうか…… 「来てくれ、リン。お前に見せたいものがあるんだ。今までお前を苦しめ続け来た極悪人の、なれの果てを見せてやる」 カイトが歩き出す。リンは少しの間、カイトを信じていいのかどうか逡巡したが、 カイトの「来いよ!」という自信に満ちた声に押され、流されるままアクセルを軽く踏みゆっくりとカイトの後を追った。 「駅では少し情けない姿を見せちまったけど、これからは心配しなくていいぜ? これからは俺が守ってやる。今までカッコ悪いところばっかり見せてきたけどさ、安心していい。 なんつったって俺はお前の兄ちゃんだもんな!」 違う。貴方は私の兄などではない。相変わらず私達の間には何らかの食い違いがあるようだ。 しかし、違和感こそあれど、今のカイト様の言葉には、駅の時とは違う、安心感のようなものがあった。 この人ならきっとどんな逆境にも負けない。そう感じさせるほど、今のカイト様は自信に充ち溢れている。 そんなカイト様の言葉に耳を傾けながら、私はふらふらと後を追う。 今のカイト様を見ていると、本当に駅での一件は夢だったのではないかと思えてくる。 妄想染みた馬鹿な考えだとは自分でも気づいている。けれど、本当にそう感じてしまうのだ。 カイト様が元に戻ったからなのか、あるいは駅での一件を、クラッシャーの存在をなかったことにしたいから、 私はそんな妄想に取りつかれているのかもしれない。 カイト様が先導して辿り着いた所には、三人の人間が転がっていた。 一瞬死体かと思い、ギョッとしたが、すぐにただ気絶して寝転がっているだけだと言う事に気づく。 「カイト様、いったい何があるんですか?見せたいものとは、この気絶している三人の事ですか?」 私の言葉を聞き、カイト様は僅かに顔をしかめた。 「……様をつけるのはもうやめろ」 「…………」 無言の私を放置して、カイト様はある方向へと指をさした。指示した先には、人間大の何かが二つ転がっていた。 暗くてよく分からないが、ぴくりとも動かないと言う事だけは何故か分かった。 アレを見た瞬間、なにか、とてつもなく嫌な悪寒が私の全身に走った。 「あれは何ですか?」 「……分からないのか?」 「暗くて、分かりません」 「近づいて見ればいいじゃないか」 カイト様は至極当然の事を言った。確かにその通りだが、私の体はあの物体に近づく事を何故か頑なに拒否している。 「早く見に行けよ」 カイト様が苛立ち紛れの声で私を急かす。 私はカイト様と二つの物体を何度も交互に見比べる。額には、いつの間にか汗が滲んできている。 「いや、です」 漸く絞り出した言葉。 「どうしてだ?」 「なんとなくです」 嫌だった。どうしても近づきたくなかった。あの物体の正体は何なのか、確かめる事が恐ろしかった。 「心配しなくてももう動かないよ」 「嫌……いやよ……何かいや」 私は首を振る。何度も何度も首を振る。 カイトは薄く笑った。本当に優しい笑みだった。まるで兄が妹をからかうかのような…… 「お前、アレがなんなのか、実は分かってるんだろ?分かっていないふりをしているだけだ」 「…………」 「正体に気づいているけど、確認するのが怖いんだな。弱虫だ、リンは」 「…………」 「そう。御察しの通り、アレは死体だ。誰の死体だと思う?」 その言葉を聞いた途端、私の体は硬直した。死体を怖がる妹を可愛がるかのように、 カイト様はロードローラーに近づき、私に手を差し伸べた。 「怖いなら一緒に見に行こう。お前はあの死体が誰なのか確認しなければならない。 多分、確認したその時、お前の洗脳は解けて、お前は元に戻るはずだ」 カイト様は私の手を握る。これから確認する事実を予感し、恐怖で足が萎えてしまった私を強引に引っ張る。 私は引かれるがまま、ロードローラーから半ば無理やりに下ろされ、二つの死体へと引っ張られた。 「どうせ放送でもう知ってるんだろ?誰が死んだかって事を」 カイト様が私の顔を覗いてにやりと悪戯っぽい笑みを浮かべた。 「誰があいつを殺したと思う?誰がハクとお前の仇を取ってやったと思う?アレクじゃないぜ。実は俺なんだ」 近づく。近づく。ゆっくりと、しかし確実に二つの死体へと距離を詰める。 相変わらず、私の全身はあの死体に近づく事を拒否していた。出来る事ならば一生確認したくないと思っていた。 確認さえしなければ、もしかしたら生きているかもしれない、という希望に縋る事が出来るからだ。 しかしカイト様は確認しない事を許してはくれない。私に確認する事を強いる。 全くの善意で、妹を喜ばせようと、カイト様は私にこれ以上ない苦行を強いる。 「いやよ……いやよ……いや、いやぁ」 恐怖で歯がかちかちと音をたてる。震える唇から漏れたか細い私の声は、妹を喜ばせようと躍起になっているカイト様の耳には届かない。 「いや、いや……いや」 「見ろ。クラッシャーの死体だ。アレクじゃなくて、俺がクラッシャーをぶっ殺したんだ」 その死体はクラッシャーだった。この世の時間が凍結したかのような気分に陥る。 私の顔は唖然とした表情のまま固まり、声一つ漏らす事が出来ない。 目の前の凄惨な光景、変わり果てたクラッシャーの姿が私の心と全身を揺さぶる。 クラッシャーは死んでいた。間違いなく死んでいた。カイトに殺され死んでいた。 上半身と下半身が真っ二つに別れ、それぞれ黒こげになり、クラッシャーは死んでいた。 無残にも残酷なまでに強力な力で殺されていた! カイトに────! 「上半身がどっかに飛んで行って、見失ってたんだが、 お前に上半身下半身揃ったクラッシャーの死体を見せたくて探し回ったんだよ。結構苦労したな」 「…………」 「お前に正気に戻って欲しくて俺は精一杯頑張ってこいつを殺したんだけど、 何故か知らないけどアレクの奴が訳の分からない理論で俺にキレてな。 正直、認められなくてイライラしてたんだ。でもリンは喜んでくれるよな?もう正気に戻ったよな?」 リンは何も喋らない。カイトが一方的に話した言葉も、彼女の心をただ素通りしていくだけだった。 光の失った眼で変わり果てたクラッシャーを見下ろす。クラッシャーは動かない。どれだけ待ってももう二度と動かない。 このゲームは残酷だ。王女であり、かつて暴虐の限りを尽くした悪ノ娘ですら、バトルロワイアルに放り込まれればただの一人の少女と化す。 王女である時は庇護者など腐るほどいたが、この世界ではそうはいかない。 この世界では、慈愛と憧れの象徴であったカイトは駄目人間と化してしまい、かつての召使とはいつまで経っても再会できない。 リンにとって、この世界での唯一の庇護者はクラッシャーのみだった。そのクラッシャーは死んでしまった。 かつての思い人によって殺された。無残に、呆気なく、理不尽に…… ▼ ▼ ▼ ゆっくりと瞼を開く。どうやら俺は気絶してしまっていたらしい。 いったい何があったのだろうか。トキがカイトに何かしようとするのを止めようとして、それから…… どうも記憶が曖昧だ。何かが起こり、自分は気絶してしまったのだが…… 覚醒しつつある意識と並行して、不明瞭だった視界も次第にはっきりしてくる。 目の前に広がる凄惨な光景を目の当たりにして、俺は言葉を失った。 人が沢山転がっている。見覚えのない人間達。その中にトキが含まれているのに気付いた時、俺はますます混乱した。 しかし、そんな混乱をさらに上塗りするような、吐き気を催す光景に俺は気付いた。 転がった人間達のちょうど真ん中のあたり、トキの死体のすぐ傍に、カイトとリン、そしてクラッシャーの死体があった。 「どうしたんだよ、リン。見ろ!クラッシャーは死んだんだ!もうお前を困らせる奴はいない! 洗脳は解けたよな?何か喋ってくれよ……頼むから、頼むから喋ってくれよ!」 リンの肩を強く掴んで、必死に呼びかけるカイト。カイトはリンの不穏な様子に不安と焦燥を感じ、泣きそうになっていた。 やってしまったか……。俺はその光景を見ただけで、カイトが何をしたのか容易に想像が出来た。 無知とは罪なものだ、俺はどこか他人事のような気持で呟く。 立ちあがって、カイト達の元へ向かわなければならない。トキが何故死んだのか、俺のすぐ傍で気絶している男女はいったい何者なのか。 気になる事は沢山あるが、今何よりも最優先すべきなのは、カイトとリンを落ち着かせる事だ。 俺は倦怠感漂う体に鞭を入れ、立ち上がろうとするが、思うようにいかない。どうやら俺は脳を揺さぶられて気絶したらしい。 思うように力が入らず、そして頭が働かない。とにかくカイトの所に向かいたい。 その思いをばねにして、俺はやっとの事で立ち上がり、二人の元へととぼとぼと歩み寄る。 カイト、声を出して呼びかけたが、小さな声しか出ない。全身が鉛のように重い。近づくだけで精いっぱいだ。 「なあリン! リン!どうしたんだよいったい!」 リンの肩を揺さぶりながら、カイトは必死に叫んだ。リンの目に光がない。 底なし沼のような深い虚無を携えたその瞳が、俺の目に留まった。かつてないほどにリンは傷ついている。 俺の想像が及ばないくらいに、リンの心は深く抉られてしまったようだ。 「なんでだよ……クラッシャーを殺せば元に戻るんじゃないのか……? どうして、どうして……」 カイトは頭を抱えている。その時、リンが小さく呟いた。 「クラッシャー……」 リンのか細い声を聞き、カイトはわなわなと震え、呆然とした顔をクラッシャーへと向ける。 リンとクラッシャーを何度も交互に凝視し、何を思ったのか、カイトはクラッシャーの死体を踏みつけ始めた。 「…………ひっ!!」 リンが短い悲鳴を上げたのを無視して、カイトはクラッシャーを何度も何度も踏みつけた。 「こいつが!!こいつが全部悪い!!死んでからもリンを洗脳し続けやがる!! さっさと堕ちろ!!地獄に堕ちろ!!」 「やめて……お願いだからやめて……もう許してあげて下さい……!」 リンがカイトの体に飛びつき必死に止めようとするが、たかが少女が成人男性であるカイトを止められるはずがなかった。 カイトが上半身を振るうと、リンは簡単に跳ね飛ばされ、地面にべしゃりと叩きつけられる。 「どうだ!!思い知ったかクラッシャー!!くたばれ!!もっとくたばれ!!永遠に死ね!! いい加減リンに纏わりつくのはやめろ!!」 跳ね飛ばされたリンはすぐに立ち上がる。泥だらけになっても構わず、再びカイトに飛びついた。 しかしまたもや跳ね飛ばされる。それでもリンはクラッシャーの死体を守るために立ち上がる。 何度も何度もカイトの邪魔をして、その度に跳ね飛ばされ、彼女の体は泥泥に汚れた。 「いい加減にしろ……!いい加減にしろカイトォォ……!」 俺は今出せる最大の音量の声でカイトに呼びかける。 しかし声は届かない。脳震盪によって力が入らない全身を、俺は心の底から恨めしく思った。 「もうやめてあげて────お願い、お願いしますから……」 リンがカイトの一瞬の隙を突き、カイトとクラッシャーの間に潜り込んだ。 クラッシャーの死体の上に覆いかぶさり、クラッシャーの盾となる。 カイトは顔を歪ませ、リンを睨んだ。 「やめろ……!クラッシャーを守るなんてやめろ……! そいつは悪い奴だったんだろう?人を殺してお前を誑かした悪人じゃねえか…… どうしてそんな屑を守るんだよ。お前がそんな事したら、俺の方が悪者みたいじゃねえか……!」 やめてくれ、やめてくれと言いながら、カイトはリンの服を掴み、クラッシャーから引きはがそうとする。 しかし、リンはクラッシャーの死体に必死に抱きつき、離れようとしない。 「カイト……」 俺はカイトのすぐ後ろから声をかける。カイトはぴたりと動きを止め、どうしてもクラッシャーから離れないリンから手を離し、後ろを振り向く。 カイトの顔は不安と焦燥と後悔で、ぐちゃぐちゃに歪んでいた。元の整った顔立ちの面影はどこにも見られない。 「なんだ、起きてたのかよアレク」 今にも壊れてしまいそうな顔をしていながら、俺に対しては未だに強気だ。 カイトは虚勢を張っている。俺はすぐに気付いた。 「素っ込んでろよ雑魚が……!今から俺がリンを元に戻すんだ。クラッシャーから救うんだよ。 こんなところでしゃしゃり出て、邪魔するんじゃねぇ!」 カイトは啖呵を切りながら、俺を間近から睨みつける。俺はふらふらする体に精一杯力を込めて、声を出す。 「目を覚ませ……何度も言ってるだろうが。クラッシャーはリンの味方だったんだ…… クラッシャーが死んで、リンが悲しむのは当り前だろう……? 現実から目を離すな……!逃げるな……!自分の過ちを認めてしまえ……!」 俺はカイトの頬を平手打ちした。パン、という乾いた音が響く。 「てめえ……!」 その直後、俺の腹に衝撃が走る。カイトに思い切り殴られたのだ。俺を嗚咽の声を上げる。 カイトは変身を解いている。しかし生身とはいえ、重傷の、そして無抵抗の俺にとって、カイトの拳は酷くきいた。 ごほごほと咳きこみ、酷い吐き気を感じた。立つのは到底無理だった。その場に中腰になって、必死に腹を押さえる。 痛い。苦しい……畜生、俺はいつもこんなんだ。土壇場になるといつも駄目なんだ、俺は……。 「お、俺が現実逃避しているだと……そんな馬鹿な事があるかよ。俺は何も間違ってなんかいないんだ」 「クラッシャー……クラッシャー……」 カイトの目に、涙を流しながらクラッシャーの死体を抱きしめるリンの姿が目に留まった。 俺はやばい、と直感した。 カイトがライダーへと変身し、リンの体を蹴りあげる。 リンの体は紙屑のように宙を舞い、クラッシャーから離れそして地面に激突する。 どうやら腹を蹴られたようだ。青い顔をして、リンは胃の中のモノを吐瀉した。がはがはと咳きこみながら、全て吐瀉する。 鼻からも吐瀉物が飛び出している。彼女の顔立ちもまた、カイトと同じようにかつての面影を残していない。 カイトはリンが離れたクラッシャーの死体に向けて、殺した時と同じように電撃を放つ。 空気を切り裂く炸裂音と共に、クラッシャーの死体に火が灯り、燃え盛る。 「あ、、ああああああああああああああああああああああああ!!!」 リンが悲鳴を上げながら、燃えるクラッシャーへと這って近づく。 「カイト……やめてくれカイト……」 俺に出来る事はただカイトへと制止の言葉を叫ぶだけだった。 燃えるクラッシャーの体へ飛びこもうとするリンを、カイトは襟首を掴んで引きとめる。 カイトの制止を引きはがそうと必死に暴れ回り、子供のように恥も外聞も気にしない様子で泣き叫んでいる。 時折クラッシャーという言葉が聞こえてくるが、それを除けば、彼女の叫び声のほとんどが理解不能の獣のような唸り声だった。 リンは壊れてしまうのだろうか。このままでは、実の兄の善意によって、彼女は壊されてしまう。 「どうだ!これで元に戻ったか!?いつものリンに戻ってくれるか!?」 「やめてくれ、カイト……もう充分だろう……?まだ暴れ足りないのか……!」 俺は苦しみで喘ぎながら、燃え盛るクラッシャーの前に佇むカイトに声をかける。 カイトは返事を返さない。ただ黙ってクラッシャーを見ている。 俺は暴れ回るリンをカイトの手から奪い、抑え込む。このままでは自分から炎の中に飛び込んでしまう。 「クラッシャー!クラッシャー!!」 がっちりと抑えつけられたリンは身動き一つとれない。 それでも相変わらず暴れ回り、クラッシャーの名前を叫んでいる。 「カイト……!クラッシャーの死体を燃やして、何か好転したか!?」 「…………」 「自分の過ちを認める事は、何も恥ずかしい事なんかじゃない!」 カイトは黙っている。じっとクラッシャーを見つめている。 「やめて……許してあげて……」 カイトはクラッシャーから目を離し、光を失った眼で静かに呟くリンを凝視した。 放心した表情から、さらに血の気が消える。カイトの目から力が消え、ライダーの状態から普通の状態へと戻る。 カイトは両膝を付いて、項垂れる。どうやら気づいたようだ。 クラッシャーを殺しても、彼の死体を燃やしても、リンはカイトの知っているリンに戻らなかった。 そしてリンは相変わらずクラッシャーを慕い、リンのためを思って行動しているカイトに、悪魔を見るような視線を向ける。 さすがのカイトも気付いたようだ。リンにとってクラッシャーは大切な人だったと言う事。 カイトがクラッシャーを殺した直後にした俺の話は、怒りに任せて否定していいような、そんな軽々しい話ではなかったと言う事。 あいつは俺にも勝る力を手に入れ、正義の力を手に入れたと錯覚し、自分の全てが正当化されたような心地に陥っていた。 クラッシャーを殺す事も正義。自分の全てが正義。俺のように、異議を唱える者は悪。 自分が正義などではなく、クラッシャーがリンを洗脳しているなどという話は全て自分の思い込みだったと言う事を自覚した時、 カイトは地面に手を付き、項垂れ、大粒の涙を落した。 カイトは何も変わっていなかった。自分の事をヒーローだと錯覚していただけなのだ。 夕日が落ち、辺りに夜の帳が下りる。俺は項垂れているカイトをひとまず放置して、リンの介抱を行った。 リンの顔に着いた吐瀉物や泥をペットボトルの水で洗い流す。その間、リンはずっと無言だった。 目の焦点が合っていない。一連の悲劇に、放心してしまっているようだ。このまま壊れてしまわなければいいが…… 俺は悪い予感を無理やり拭い捨てて、ペットボトルの水を飲む。 地面に座り込み、リンと同じように放心しているカイトに目をやる。 俺にはカイトを正気に戻す義務がある。ハクやクラッシャーが死に、 リンやカイトが傷つくのを今まで目の前で見てきたにも拘らず、俺は何も出来なかった。 このままではまさに、いつかカイトに言われた役立たずのヒーローになってしまう。 俺は死んだハクが為そうとした事の続きを、俺の手で成し遂げたい。カイトに勇気を授けてやりたい。 何故なら俺はヒーローだからだ。ハクにもカイトにも、かつて俺はヒーローと呼ばれた。 本物のヒーローなら、カイトに勇気を授けてやる事だって、きっと出来る。 薄暗闇の中、燃え盛る死体が爛々と輝く。夕暮れ特有の涼やかな風が背中を流れたが、心地よさはない。 正面にあるクラッシャーの死体から感じる熱気が、心地よさの全てを奪い去っている。 カイトはひたすら沈黙を保っている。ここまで大暴れしたが、リンは何も変わらなかった。 この結果を見て、カイトが何を思っているのか、俺には想像できなかった。 「お前が何を思い、クラッシャーを殺したのかはよく分かっているつもりだ」 俺はぽつりと話を切り出す。カイトが聞いているのかどうかは分からないが……とにかく落ち着いた声を出そうと努めた。 「お前はただ、リンと自分を救いたかっただけなんだ」 「……お前がクラッシャーを殺した直後、お前の事を頭ごなしに悪いと言ったのは本当に後悔している。 お前がクラッシャーを殺害したのは、事態が好転すると思って、良かれと思ってやった事だ」 しばらくの間、沈黙し続けたカイトだが、俺の言葉を聞いた後、小さく「そうさ」と呟いた。 「全部良い事と思ってやったんだよ。クラッシャーは悪者だと信じたかったんだ。 クラッシャーを殺せばリンは元に戻る、危険人物も減る、そう信じ込みたかったんだよ。 そう信じて俺は暴れた。力を手に入れた時は本当に嬉しかった。 クラッシャーを殺した時は何かをやり遂げたかのような気持ちのいい達成感を感じた。俺は……」 俺は溜息をつく。カイトの体が、なんだかいつもよりとても小さくなっているように見えた。そして俺は口を開く。 「……クラッシャーは悪、自分は正義。お前はそう信じ込んで暴れたわけだ」 「そうだ。だが、事態はそんな善悪の二層構造なんかじゃなかった。そんな単純なものではなかった」 「違う……!クラッシャーは悪人じゃないわ……あんたが悪よ。悪悪悪悪……!信じられない、あんな酷い事……!」 リンが焦点の合っていない眼をカイトの背中に向けて、罵る。カイトの背中が、ますます小さくなる。 クラッシャーを殺し時の、俺を罵っていた時のかつての威勢は感じられない。 「そうさ。リンの言うとおり、見方を変えれば俺の方が悪人だったんだ! なんつったってクラッシャーはリンの事を守っていたんだからな! しかもアレクの話からすると、 クラッシャーは改心の余地ありだったらしいじゃねえか。こいつにとって、俺が正義であるはずがない!」 「その通りだ。お前は正義の味方なんかじゃない。だが、反対にお前を悪と厳密に決める事も出来ない。 お前はなんといっても、殺し合いに乗った危険人物の一人を排除したのだから……」 カイトは涙こそ流していないようだが、背中からは、これ以上ないほどの悲しみが感じられた。 「リン……お前はクラッシャーに洗脳されていたわけじゃないのか?」 ぽつりと言ったが、リンはカイトの事をひたすら罵り、時折クラッャーを懐古して悲しむばかりで、質問に答えようとはしない。 「どうしてクラッシャーがこんな目にあわないといけないの?どうしてクラッシャーが殺されなきゃいけないの? どうして私からクラッシャーを奪うの?どうしてどうしてどうしてどうして────」 狂ったように同じ言葉を繰り返すリンを、固く抱きしめた。リンはもう暴れていない。 深く深く傷つけられたリンの事が、どうしようもなく哀れに思えて、とてもとてもやるせない。 「……お前とリンの話に食い違いが生じるのは、洗脳だとかそういう特殊なものじゃなくて、 ただ単にリンがお前の知っているリンじゃないと言う事なんじゃないか……?」 「どういう意味だ……」 「同姓同名のよく似た他人……いや、それだとリンがカイトを『様』付けして慕うのはおかしいな……」 「…………わかんねえ。どうしてリンはこうなったんだ……?」 「あんたの、方こそよ……」 リンの目に僅かに力が戻り、強烈な憎悪をこめてカイトを睨む。 「どうして貴方はそんなに駄目なの?どうしてそんなにクズになってしまったの? かつての貴方はどこに行ってしまったのよ……優しくて勇敢で完璧だったカイト様はどこに消えたのよ!返してよ!」 リンの言葉は、何故か俺の胸にまで突き刺さった。罵られている本人はもっと深く傷ついただろう。 「わかんねえよ……もう自分が分からない。どうして俺はこんなにクズ野郎なんだ?俺は普段からこんな奴だったのか? クズで卑怯で臆病で、俺は本当にどうしようもない奴だ……これが俺の本性なのか……?」 一陣の風が吹き、クラッシャーの死体の炎を一瞬だけかき消した。 炎から垣間見えたクラッシャーの死体は、すでに真黒に炭化していた。 カイトの問いかけに応えてやる事が出来ない。辺りはしんと静まりかえり、死体が燻る音だけが響く。 どうしてこうなったのだろう。誰が悪いのかと言えば、勿論主催者なのだが…… 俺達はこの惨劇を食い止める手段がどこかにあったのではないか? 俺がもっと頑張っていれば、こんな事にはならなかったではないか…… 今回の惨劇を生み出したのは、リンを傷つけたのは、紛れもなくカイトだ。俺がなんとかすれば止められたかもしれないが、今回は無理だった。 カイトが精神的に復活しなければ、どうしようもない。 「誰だって死ぬ事は怖い。肉体的な意味でも、精神的な意味でも…… だから人は自分の身を守るし、自分の心を守るために、自分を正当化しようとする。 カイト、お前はそれが、自分を正当化しようとする心の働きが、特に顕著だったんだよ。 言っちゃ悪いがお前は臆病者だ。だから……な」 カイトは反論一つせず、俺の話に耳を傾けている。 「だが、どんな臆病者でもヘタレでも、成長できる可能性はあるはずだ。 いや、例え可能性がなくても、俺がお前を成長させてやる。お前を勇敢にさせてみせる。 ハクが生きていたら、きっとお前を見捨てはしないだろう。同じように、俺もお前を見捨てない」 死体の炎が燻り、火力が次第に弱まっていく。カイトは項垂れたまま、何も反応しない。 俺の言葉を聞いているのか聞いていないのか、はっきりしない。 「自分の気持ちに正直になれ。リンとクラッシャーに対して、何か思う事があるはずだ。 俺はお前の事を根は優しい奴だと信じている。妹のために殺人鬼に立ち向かう兄などそういない。 だからこそ、自分の本当の気持ちに気づいてほしい。実は後悔しているんだろ……? ────リンに謝れ。クラッシャーを殺してすまないと、心の底から謝罪しろ」 俺の声が虚空に空しく響く。カイトは無反応だ。辺りは静まり返っている。 リンの涙ぐむ声を除くと、辺りは静まり返っている。俺、カイト、リン、三人が三人ともどこか空虚な気分だった。 やるだけやって、これ以上なくらいに悲しい気持ちになって、もうどうでもいい。 ついそんな、投げやりな気分になってしまう。どうしてこうなったんだ。俺は、俺達はどこで道を間違えた…… カイトがゆっくりと立ち上がり、俺の方へと顔を向ける。 悲しみと屈辱と後悔にまみれたカイトの表情は、見るに堪えないものだった。 「俺は……俺は悪くない!」 「まだ、言うのか……確かにお前だけが悪かったわけじゃない。だが、リンには謝れ」 「俺は悪くない。悪くないんだ!仕方がなかったんだ……」 「カイト!」 般若のように顔を醜くしかめながら、カイトは必死に主張した。本当に、どうしようもなく弱い男だ…… 「謝ってくれなくても結構ですわ」 「リン……何を……」 リンがぎらついた眼をカイトに向ける。 「そんな見え透いた見当違いな謝罪、そんなものはいらない。 どれだけあんたが謝っても、クラッシャーはもう二度と帰って来ないのよ!」 「リン……し、仕方がなかったって言う事が分からないのかよ!俺にどうしろっていうんだよ!」 「もう消えてよ!あんたなんかもう二度と見たくない!消えて!二度と私の前に現れないで!」 「おい、リン……」 カイトの顔がさらに歪んだ。 「何よ……あんたって本当に口だけ。口では私の事を大切に思ってるだとか、自分は兄だから守るのは当たり前だ、 なんて言っておきながら、土壇場になったらあんたはいつも逃げるじゃない!いつも私を見捨ててばっかり! その上、私があんたの思う通りに動かなかったら、構わず私を殴るじゃない!蹴るじゃない! その点、クラッシャーはそんな事しなかった!いつも私を第一に考えてくれた!」 リンは罵りながら、カイトに掴みかかろうとする。俺は何とか、寸前のところでリンを止めた。 「もうやめろリン!」 叫ぶ。だが、リンの罵りは止まらない。カイトは何も口が出せないでいる。ただ、わなわなと震えているだけだ。 「どうしてクラッシャーが死んであんたみたいなクズが生き残ってるの!?生きていて恥ずかしくないの!? クラッシャーに申し訳ないと思わないの!?クラッシャーに殺されれば良かったのに!」 「あ、ああああああ……アレク、俺はどうすれば……どうすればいいんだ……どうすれば!!」 リンの一言がトドメだった。カイトは痙攣をおこしたかのようにわなわなと震え、地面に四つん這いになる。 その間もリンはカイトに向かって消えろ!と繰り返し叫んでいる。 「謝れ!何でもいいからさっさと謝っちまえ!!許してくれるまでリンに謝り続けるんだ!!」 カイトの心に積もりに積もった罪悪感は、ついにここで決壊する。 その時、カイトは思い切り吐いた。吐瀉物には血が混じっている。 呻きながら、涙を流しながら全てを吐き出すカイトに、リンは驚いたのだろうか、沈黙する。 あり得ない量を吐き終えたカイトは地面に頭をぶつけ始める。何度も何度も執拗に頭をぶつけ、ついに額から出血した。 ────壊れてしまった! 目の前の光景を見て、俺はそう直感した。 「カイト!カイトォォ!!」 「リ…ン。俺が悪い!俺が悪いんだ!!」 「やめろ!」 俺はリンの傍から離れ、頭を打ち続けるカイトを止めに入る。 「もう嫌だ……どうしてこうなったんだ……どうしてこんなに悪い事ばかり起こるんだ」 「カイト!悪いのは主催者なんだ!気をしっかり持て!お前は悪くないんだ!」 このままでは取り返しがつかなくなってしまう。お互いがお互いを憎み、また死人が出てしまう。 この状況を、右上や左上は楽しそうに見ているのだろうか。そう考えると本当に腹が立った。 「クラッシャー!ああ、ここにいたのねクラッシャー!」 リンが地面に落ちている刀を拾い、相変わらず焦点の定まっていない眼で凝視している。 訳の分からない光景に、俺とカイトは目を疑った。 「何を、しているんだリン」 「ああああああああああ……!クラッシャ……ああああ」 奇声を上げて刀を抱きしめるリン。かろうじてクラッシャーという単語だけは聞きとれる。 よくよく刀を見てみると、ある事に気づく。あれはクラッシャーが愛用していた刀だ。 まさかリンはあの刀をクラッシャーと錯覚しているのか?そんな馬鹿な話、本当にあり得るのか? 「どうしてなんだよ……ああ、どうして俺はこうも馬鹿なんだよ!畜生」 「そうよ。レンを見つけるのよクラッシャー。クラッシャー!早くあのバカな召使を探しなさい! こんなになるまで私をどうして放っておいたのよ」 「お前ら落ち着け!!!」 リンとカイトはそれぞれ独り言を叫んでいる。生憎俺の体は一つだ。 どちらか一方しか止める事が出来ない。俺一人ではこのカオス過ぎる状況を鎮静させ事は出来ない。 「レン……助けてレン……クラッシャーが死んでしまったわ……」 リンがぶつぶつ言いながら、ロードローラーに向かって歩いていく。 俺はカイトから離れ、リンの前に立ちふさがる。 「何をする気だ」 「レン……」 sm189 魔法少女十字軍 -Magic girl crusade- 時系列順 sm190 どうしてこうなったⅡ sm189 魔法少女十字軍 -Magic girl crusade- 投下順 sm190 どうしてこうなったⅡ sm182 悪ノ娘 鏡音リン sm190 どうしてこうなったⅡ sm185 Food war ブロリー sm190 どうしてこうなったⅡ sm186 ―――世紀末 紅美鈴 sm190 どうしてこうなったⅡ sm186 ―――世紀末 相良左之助 sm190 どうしてこうなったⅡ sm186 ―――世紀末 アレックス sm190 どうしてこうなったⅡ sm186 ―――世紀末 KAITO sm190 どうしてこうなったⅡ
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/383.html
649 名前:NPCさん :04/07/05 17 59 ID ??? どんなネタにせよ、GMとPLの間の信頼関係が必要ということで。 マジックアイテムを渡したり壊したりするのも、 PCの身内を殺したり誘拐したりするのも。 自分の卓のGMは悲劇大好きだったので、どんな手段を尽くしても最後は悲劇になったよ。 ルールを曲げて飛んできてクリティカルする矢とか。 NPCを助けたら、自分が一緒にいると不幸になるとか言って自殺されるし。 最後は頑張っても無意味だということに気がついたので、逆に気楽になったね。 スレ23
https://w.atwiki.jp/niconico2nd/pages/479.html
どうしてこうなったⅢ ◆jVERyrq1dU 「トキは訳の分からねえ力で志々雄とうさぎ女を倒した後、目覚めたカイトに殺された、ってこいつは言ってるぜ」 「こいつとは誰だ?」 「…………説明しないと駄目か?」 アレックスが当然のように頷く。左之助は面倒臭そうにして、なかなか説明を始めなかったが、 譲らないアレックスの態度を見て、渋々マッハキャリバーについて説明を始める。 アレックスは初めこそマッハキャリバーについて驚いていたが、 今まで主催などが持つ未知の技術に触れて免疫がついていたため、すぐに受け入れる事が出来た。 「嘘じゃないだろうな……」 「こんな嘘ついてどうするんだよ」 さも当然のように左之助は言った。まるで信じて当然という態度で接する左之助に対して、アレックスはほんの少し苛立ちが募った。 確かに、納得出来ない事はない。カイトはトキからの攻撃を受けて気絶したのだから、 気絶から目覚めた後にトキの事を敵と勘違いしたまま殺してしまうのも充分あり得る話だ。 あの時カイトは平静を失っていたのだから、恐怖と怒りのままトキを殺す事はいかにもありそうな話である。 むしろそうでない方が不思議なくらいだ。左之助の話はおそらく嘘ではない。真実だろう。 しかし、アレックスはカイトに話を聞くまで、トキを殺したのはカイトだと断定したくはなかった。 断定して、もし万が一左之助の話が偽りだった場合、カイトはまたも傷つくだろう。 もうカイトにこれ以上の苦難を味あわせたくはなかった。これ以上カイトを追い詰めると、きっと狂ってしまうだろう。 「そこの女は、お前の知り合いか?」 「ん? ああ、そうだな。おい起きろ」 左之助は地面に倒れている女を軽く蹴った。女性に対してそんな行動をとるのはどうかと思い、アレックスは顔を歪める。 何か一言言ってやろうかと思ったが、アレックスが口を開く前に左之助はマッハキャリバーに小言を言われていた。 「構うか。体中痛くてしゃがみ込むのが辛いんだよ。立ったまま蹴り起こすのが一番楽だ」 そう言ってまた蹴った。 機嫌の悪そうな顔で美鈴は目を覚ました。蹴っている左之助と目が合い、恨めしそうな視線を送って見たが、 左之助は美鈴の恨みなど意に帰さず、飄々とした態度で「よう」と声をかけてきた。 「何がよう、ですか。もう少し別の起こし方があるでしょう?」 「まあいいじゃねえか。お互いまだ命がある事をまず喜ぼうぜ」 「そう言えば……お前達はどうしてここで気絶していたんだ? と言うより、ここで何があった?」 騒動を収めたトキをカイトが殺したという話は聞いている。しかし、分からないことだらけだった。 美鈴が全身の激痛に耐えながら立ち上がり、アレックスにじとりとした視線を送る。 左之助とアレックスを見比べ、すでに和解は済んだという事を理解する。それから美鈴は辺りを見回し、眉をひそめた。 トキが死んでいるのだ。頭を叩き割られている。てゐと、自分達を裏切った志々雄の姿はない。分からないことだらけだ。 さらに、すでに日が沈んでいる。主人であるフランとの待ち合わせ時間に遅刻してしまった。 アクシデントがあったとはいえ、なんということだ。美鈴は項垂れ落ち込んだ。 とにかく、今分かる事からはっきりさせていかなければならない。 「さて、本当に何があったんでしょうか……左之助さん。分からないことだらけです」 「まあ、そこら辺の心配はいらねえよ。マッキャリが全部見ていた」 「マッキャリ……?」 「ああ、本当はマッハキャリバーって言う無駄に長ったらしい名前なんだが……」 左之助は美鈴にも、マッハキャリバーの存在を説明する。今まで特に隠していたわけではないが、説明する暇がなかった。 左之助、美鈴、アレックスの三人はいずれも戦いの途中で気絶してしまい、事の顛末を知らない。 しかし、左之助が装備しているマッハキャリバーだけは最初から最後まで、戦いの全てを見ている。 「通りで奇妙な格好をしていたんですね。少し安心しました。それは左之助さんの趣味じゃないんですね」 どういう意味だ、と左之助は無駄にほっとしている美鈴に白い眼を向ける。 「まあ、そういう訳だからよ。説明頼むぜマッキャリ」 『……どうして突然略すんですか』 「略されたくなかったらもっと簡潔な名前に改名しろよ」 「…………」 アレックスと美鈴は、左之助とマッハキャリバーが語る騒動の真実に、熱心に耳を傾ける。 左之助が勘違いしてアレックスを殴り、気絶させた後、何者かからの狙撃があったらしい。 トキの説得によりメタナイトという仮面の一等身が狙撃手の撃退に向かったが、未だに帰ってきていない。 それからすぐ後に包帯男、志々雄が現れ、ウサ耳幼女、てゐと共に奇襲を仕掛けてきた。 左之助と美鈴は彼らによって重傷を負わされ、そこで意識を失った。 同じく重傷を負ったトキはそれでも果敢に志々雄達と戦ったが、まるで歯が立たなかった。 いよいよトキが殺されようとする時、少女、逢坂大河が現れ、トキの盾となり死亡した。 彼女は完全に燃やしつくされ、死体も灰としてしか残っていない。 彼女の死に激高したトキは『何かよく分からない力』によって突然覚醒し、圧倒的強さで志々雄とてゐを殺した。 その後トキは瀕死の肉体を引きずって、心肺が停止していた左之助と美鈴を蘇生させた。 殺人鬼二人が死んでから少し経った後、トキによって問答無用で気絶させられていたカイトが目覚め、 トキは悪人だという勘違いをしたまま、重傷だったトキをスケボーで滅多打ちにして殺した。 「とまあ、こんな感じらしい……ぜ」 「トキさん……大河さん……」 美鈴と左之助の顔色は重く暗かった。アレックスも例外ではないが、 美鈴と左之助と比べてカイトへの理解があるため、彼の悲しみは一層複雑なものだった。 「ついさっきこの辺りを適当にぶらついてみたら、肉片が沢山落ちていた。多分アレは志々雄かてゐのもんだな。 あそこの辺り、地面が黒ずんでいる場所は多分大河が死んだところだ」 「そしてトキさんの死体に、良く分からない謎の黒焦げ死体……ほとんど炭になっているようですね」 左之助が補足し、美鈴が確認するように言う。 「メタさんはどうなったんでしょうか……」 「…………」 二人の顔にまた影が差す。狙撃手の元へ向かったメタナイトが帰ってきていない。 撃墜は成功したのだろうか。それとも何かあったのだろうか。そもそもあの狙撃手はいったい誰なのだろうか。 十中八九、志々雄かてゐなような気がするが、そうと断定できる根拠はどこにもない。 「アレックス、お前も放送を聞き逃したらしいな」 「ああ……すまない」 一言カイトに尋ねていれば良かったものの、アレックスは後悔する。殺し合いが始まってから、ずっと後悔してばかりな気がする。 「ま、情報交換はこれくらいにして、これからどうするつもりだ?」 「俺はカイトを探したいんだが……」 「そうだな、そいつとメタナイトを探さないとな。で、どこに行ったんだよそいつらは」 それが分かれば苦労しない。途方に暮れる三人。 しばらく誰も口を開かなかったが、美鈴が思い出したかのように唐突に口を開く。 「あの黒焦げ死体はいったい誰なんでしょうか……見たところ、ついさっきまで燃えていた感がありますが……」 「あれは……」 アレックスの顔に影がさす。説明するのが恐ろしく憂鬱だった。出来れば話したくはない。 しかし、美鈴と左之助が意味深に黙り込むアレックスの顔を覗き込んできたため、話さざるを得なくなる。 「あの死体は、キーボードクラッシャーという男だ。────あれもカイトが殺した」 「……またカイトですか」 美鈴が呆れたように言った。カイトと言う男は、トキの死だけに関わっているわけではないらしい。 「カイトって奴は、本当に悪人じゃねえんだろうな。殺されたクラッシャーってのはどんな奴なんだ?」 「クラッシャーは、殺し合いに乗っていた奴なんだが……」 左之助と美鈴は拍子抜けしたように顔を見合わせる。 「それなら、まあ、クラッシャーの事に関しては何の問題もないですね」 「だな。トキまで殺してる事からしてかなり落ち着きのない野郎な気はするが……」 アレックスは勝手に納得している二人をほとんど恨めしげに睨んだ。睨まれている事に二人は気づいていない。 何も悪い事を言ったなどと考えていないからだ。殺し合いに乗っている者が殺されたところで何の感慨もわかず、 むしろ喜ぶ二人が、今のアレックスには別の生き物のように見えた。 「結局、カイトって人がトキさんを殺したのも勘違いかららしいですし……仕方がないんでしょうか」 「一発殴ってそれで終いにするしかねえだろ。トキって奴が、カイトと殺し合う事を望んでいるとは思えねえぜ」 「打算的な事を言うようでなんですけど、クラッシャーという人を殺したくらいなんですから頼りがいがありそうですしね…… ここで無暗に敵対するようではやっぱり、駄目ですよね……」 「お前ら、クラッシャーが死んだ事については何も思わないのか?」 アレックスの唐突な一言に、二人はぽかんとしている。 「クラッシャーは殺し合いに乗っているんだろ?」 「────事情があったんだよ……あいつは死んでいい男じゃなかった」 重々しくアレックスが言ったのを見て、美鈴は息をのんだ。左之助は特に何も反応していない。 クラッシャーの死はどうでも良くて、トキの死は大いに悲しむ。アレックスはどうしても納得出来なかった。 クラッシャーさえ生きていれば、和解出来ていればリンもカイトも……そしてハクも……! 事情があったと聞いて息をのんだ美鈴はまだ許せるが、それでも平然としている左之助に怒りが募る。 アレックスは思わず、感情に任せて言い散らかした。 「クラッシャーはただ単純に死にたくなかっただけなんだよ。主催者に立ち向かう勇気のないものは、 ルール通り殺し合いに乗って優勝を目指すか、何もせずに右往左往するしかないだろう? 殺し合いに乗っている奴全員が悪なわけがあるか。主催者に逆らうだけの勇気と力がなくて、 それでも死にたくなくて、元の日常に戻りたくて、ルールに従い優勝を目指す。 お前らはそんな奴がいるって事を想像した事があるか!? 死にたくなくて死にたくなくて、優勝目指したのがクラッシャーという男だ。 ────それすら出来ないのがカイトだ……」 美鈴は失言したと気づいたのか、沈痛な面持ちだ。しかし、左之助は違った。未だに平然としている。 「そんなもん知るか。殺し合いに乗った奴は、この世界では悪なんだよ」 「そんなぶっきら棒に決めつけていいのか!?」 猛るアレックスに左之助は冷たい目を送る。 「だったらお前は、やむを得ない事情があって殺し合いに乗ったカワイソーな奴に、大切な人を殺された時どうするつもりだ? 可哀想な殺人鬼に同情して許すってのか。馬鹿じゃねえのか」 アレックスは反論できず、口を閉ざす。 「お前はどう考えてるのか知らねえけどな。俺にとっては弱い奴を助ける事が最優先なんだよ。 殺さない奴を俺は殴らねえが、殺す奴は問答無用にぶん殴る。殺し合いが収まるのなら俺は何でもいいんだ。 それにな……極論言っちまえば、悪だとか正義だとかは後付けじゃねえか。その場の常識に従う奴が正義で、逆らう奴が悪だろ? 正義だった奴らも時代が変われば悪と罵られるかもしれねえ。赤報隊のようにな」 「…………やむを得ず殺し合いに乗った連中の、気持ちはどうなる……」 「どうにもならねえよ。仕方がない事だ。俺はそんな連中よりも殺し合いに乗っていない奴らの気持ちを優先してやりたいね。 まあ、殺し合いに乗っていない奴らとやむを得ない事情で殺し合いに乗ってる奴らのどっちを守りたいかって事だな」 「両方とも守ろうとは思わないのか!?お前達はそれなりに戦える力を持っているんだろう!?」 「俺は殺す奴から殺さない奴を守るだけだ」 睨みあい、一触即発の二人を美鈴が間に入って宥める。アレックスは見るからに怒っていたが、左之助は未だに冷静だった。 「お前、少し休んだ方がいいんじゃねえか?」 「そう、ですね。まあ、アレックスさんの気持ちは分かりますけど……もう少し落ち着いて……」 アレックスの考えをまるで理解しない二人の言葉。美鈴は、アレックスに哀れなものを見るような視線を向けてくる。 なるほど、俺は気がふれていると思われてしまったようだ。そうじゃない。俺は正気だ。 どうして理解してくれないんだ…… 「お前らは、クラッシャーの事情を何も知らないから、そんな事が言えるんだ…… クラッシャーだって、何をやっても悪い方向にしか転がらないカイトだって、きっと何とか生まれ変われたはずなんだ。 俺の手でなんとか生まれ変わらせて……やりたかった」 アレックスがぽつりと言った後、美鈴が「そうかもしれませんね」と気を使うように言った。 それがますますアレックスの琴線に触れたが、もう何も言わなかった。 俺がこいつらなら、手早くカイトとの関係を絶っていたのだろうか。 俺が左之助や美鈴なら、カイトのあまりの駄目さと卑怯さに落胆し、あいつを見限るのだろうか。 もしかするとあまりのカイトの駄目さに嫌気がさし、殺してしまうかもしれない。 アレックスにとってはあり得ない事だが、やむを得ず殺し合いに乗るような者を否定する左之助ならば、 カイトを否定しても不思議ではないだろう。 アレックスは溜息をついた。左之助と美鈴の言い分は確かに理解出来る。 殺し合いを止めようとする人間が、殺し合いに乗った連中に同情してしまうなど、本末転倒もいいところだ。 きっぱりと割り切る必要があるのだが、アレックスにはどうやってもそんな気にはなれない。 駄目な奴だって悪事を働いた奴だって、それぞれに理由がある。彼らは彼らで苦しんでいる。 そして、道を正してやる事だってできる。ハクが立派になれたように、クラッシャーに改心の余地があったように…… だから、カイトもきっとやり直せるはずだ。俺が必ず、改心させる。カイトを一人前の男に成長させると誓う! 「気のせいですかね。何か悲鳴が聞こえませんか?」 唐突に美鈴が口を開く。耳を澄まして、ある一点を指差す。 確かにその方向から何かが近づいてきているような音が聞こえてくる。 「どうやら気のせいじゃないみたいだぜ。誰か知らないが、こちらに来てる……」 「カイトだ。この声はカイトだ……」 「自分でどこかに消えて自分でまた戻ってきたわけか。何がしたいんだ?」 事情を知らない左之助の言葉は、逐一アレックスの心を逆撫でる。 「あいつは本当に傷ついている。再会できなかったかもしれないんだ。戻って来てくれただけでも、御の字だ。 頼むから、暖かく迎えてやってくれないか?」 「……お前、嫌にあいつの肩を持つんだな」 「事情があるんだよ……話すと長いが……」 アレックスの沈痛な表情を、左之助はけろっとした顔で見ている。 「いくら事情があろうとな。トキを殺した落し前はつけさせて貰うぜ」 「…………」 左之助と美鈴は、トキの死体を悔しそうに凝視した。アレックスは何も言えなかった。 カイトの声が次第に大きくなっていく。どうやら錯乱しているようだ。 今度は何があった、と思い、アレックスはまた心を重くする。カイトを落ち着かせようと、アレックスは彼の名前を呼んだ。 カイトの喚き声が止み、一直線にこちらに向かってくる。闇の中からカイトが現れ、アレックス達三人の前で、力なく座り込んだ。 「カイト……今度はいったい何があったんだ」 「化け物が……化け物がいたんだよ。俺はまた逃げちまった……」 化け物という言葉に、左之助と美鈴は目敏く反応した。美鈴はすぐさまカイトがやって来た方向に意識を集中させる。 つい数時間前に感じた邪悪な威圧感が、さらに強くなって感じられた。いったい向こうに何がいるんだろう、 得体の知れない怪物への恐怖感から、美鈴は僅かに体を震わせる。 「化け物……か。トキを殺したようにそいつも殺そうとは思わなかったのか?」 左之助はカイトの胸倉を掴み、引き起こす。突然そんな事をされたカイトは、当然のように驚いている。 混乱して、目を白黒させながら左之助を見る。その顔には恐怖の色が浮かんでいた。 「ト、キ……? トキって誰なんだよ」 「やっぱり知らねえらしいな。お前がついさっき殺した白髪頭の野郎だ。どうしてあいつを殺したんだ?」 「どうしてって……あいつは悪人、だろ……? おい、まさか……」 カイトの顔が病人のように白んでいく。さすがのカイトも、真剣な表情の左之助を見て気がついた。トキは──── その瞬間、カイトの頬に電撃のような痛みが走った。左之助に殴られたのだ。 天地が逆転したかのような心地に陥り、カイトは正面から地面に倒れた。 「おいやめろ!何も知らなかったんだから────」 「知らねえからって許される事だと思っているのか?一発ぶん殴らねえと気が済まねえよ」 アレックスの言葉をすぐさま叩き斬る。左之助はぎらついた視線をアレックスに向ける。 「正直言って俺はこいつと……こいつの肩をやたらと持つお前が気に食わねえ」 「だ、だが、カイトの事情を知らないお前に、一方的に殴る権利なんてあるのか!?」 「権利なんて知らねえよ。気に入らねえから殴る。悪いか?」 左之助の発言に驚愕しているアレックス。こいつはただ暴れたいだけなんじゃないか? 気に入らないから殴ったなんて……信じられない。アレックスは縋るように美鈴に視線を移す。表面上は中立を保っている彼女も、 内心では、左之助がカイトを殴った事が嬉しいのだろう。顔が僅かに綻んでいた。 「怪物だかなんだか知らねえが、また逃げて来たってわけか」 左之助が倒れているカイトに言葉を浴びせる。 「どんな事情があるのか知らねえけどよ。お前はこのまま一生逃げるつもりなのか? もしそうだとしたら、さっさと俺の前から消えな。気に入らねえんだよ。守る価値もねぇ」 左之助の乱暴な扱いは、カイトの心をさらに抉った。そうだ。自分はまた逃げたのだ。 さらに、俺が殺したトキは実は悪い男ではなかったらしい。今回ばかりは完全に俺が悪い。 クラッシャーの時とは全く場合が違う。この俺が、クラッシャーのような奴ではなく、この俺が、 殺人鬼、クズ、ゴミ────悪……! 「お前に……お前のような奴に何が分かる。何も知らないお前が……俺はクズだから、仕方がないだろうが」 ふるふると震えながらカイトはぽつりと言った。その小さな小さな声は、左之助の耳には届かない。 はっきりとカイトは自覚した。自分はクズなのだ。この駄目な自分が、本当の自分であるようだ。 全て自分が悪いと、自分はクズなのだと自覚してしまった時、カイトの心の中で何かが弾けた。 今まで溜めに溜めた負の感情が、奔流のように心の中を疾走し、カイトを闇に染めていく。 もうどうしようもならなかった。もうどうやっても止める事が出来なかった。 どうやろうとも、クズな性質を治す事が出来ない。当然だ。今までの、極限状態の俺の有り様こそが、俺自身の本性だったのだ。 アレクは間違っている。あいつは俺の事を根は優しい奴だと言った。違う。それは間違いだ。 何故なら俺はクズだからだ。俺は今まで、全ての人間に劣る最低最悪の本性からひたすら目を背けて生きてきたらしい。 俺は正義だ、俺は悪くないと喚いて、クズな本性を誰にも悟られないように必死に押し隠し生きてきたのに過ぎないのだ。 アレクは言った根は優しい奴だと。リンは妙な印象を俺に抱いていた、俺は憧れの王子様なのだと。 ハクは期待していた、俺が勇気に目覚める事を。はっぱ隊員は俺に希望への話を持ちかけてくれた、そしてその後死んだ。 俺の本性を見抜けず、俺の人生を賭けた必死の擬態に欺かれた連中はみんなみんな不幸になった。 俺はクズの本性が出そうになった時、いつもいつも自分を偽って生きてきた。卑怯な行いも仕方ないのだ、俺は悪くない、 と懸命に本性から目を退けて生きてきた。 俺と行動を共にした連中は言う。 「お前は根はいい奴だと信じてる」 「カイトさんが来てくれて嬉しいです」 「カイト様!」 「これから頑張れば大丈夫だって。怖いのは誰だって同じだ」 馬鹿がてめえら……騙されやがって。俺の本性はクズだ!ゴミだ! ────俺の本性は悪なんだ!!! それなのにてめえらは俺の必死の演技に騙され、俺を信用して来たんだ。 どうしようもないクズの俺をな!!!!てめえらは自業自得だ!!クズの俺に騙されやがって!! 俺を勝手に信頼したお前らが悪いんだよ!!死んで当然、不幸になって当然だ!! 「おいカイト!大丈夫か!」 アレックスがカイトの体を揺する。いつまで経っても立ち上がらないカイトが心配で、 アレックスはいても経ってもいられなかった。きっといつか、カイトを勇気を持った強い人間に変えてみせる、 ついさっき決意したのだ。カイトにはこのまま死んでほしくなかった。 「おい、化け物ってのはどんな奴だった?」 左之助がカイトに声をかける。カイトは体を起こし、殴られた傷を痛そうに擦りながら、化け物の特徴を左之助と美鈴に伝える。 事細かに伝えていく内に、美鈴の顔が次第に深刻になっていく。 「それってもしかしてブロリー、ですか?」 名前は知らない、とカイトは返答した。美鈴はバクラ達から聞いた、ブロリーについての情報を思い出す。 カイトの言った化け物の特徴と、バクラの言ったブロリーの特徴が見事に一致している。 参加者の中で間違いなく最強クラス、そんな殺人鬼がすぐ傍に居るのだ。 「カイトさんの話だと、ブロリーは瀕死、なんですね?」 カイトは頷いた。持っている銃で撃っていれば、何とかなったかもしれない、と途方に暮れた顔で言った。 一々絶望するネガティブなカイトを放置して、美鈴は思考する。 ここは、今すぐにブロリーを殺すべきなのではないだろうか。カイトの話だと、今、ブロリーは瀕死。 危険人物を排除する絶好のチャンスだ。しかし、ブロリーを倒しに行く事はフランとの約束を破るという事だ。 美鈴は左之助の顔へと視線を移した。 「行くしかねえな。美鈴」 「そんな……行くと言っても……メタさんは、どうしましょうか」 未だに帰って来ないメタナイトが心配でたまらない。メタナイト以外にも、ご主人さま、フランの事も気にかかる。 はたして自分はメタナイトとフランを放置したままブロリーを倒しに行っていいのだろうか。 ブロリーが瀕死なら、確かに今が倒しどころなのだが……ブロリーを倒す事が出来れば、 フランの命の危険を軽減させる事が出来るのだが…… 「探したいなら探してきて構わねえぜ」 「うーん……そうしたら、左之助さん一人でブロリーと戦いに行くでしょ?」 「あー……心配するなって。多分何とかなる」 何とかなるとは思えなかった。ブロリーが瀕死とはいえ、同じように美鈴も左之助も重傷を負っている。 勝つか負けるかの激しい戦いになるだろう。死を覚悟しなければならない。 「メタさんがいれば、戦いも有利に進められるのに……」 一刻を争う事態だというのに、戦力が揃わない。 「丁度いい戦力ならそこに居るぜ?」 左之助がカイトとアレックスを指差す。カイトはびくりと反応した。 「俺は行かねえぞ……アレクも行かせない」 三人の目が、同時にカイトを捕らえた。カイトは卑屈な目をして、さらに言葉を紡ぐ。 「俺なんて戦力になりはしねえよ。アレクも同じだ。ついさっきリンに刺されたらしいじゃねえか…… 行かせられるか……アレクに死なれたら天国に行ったハクに申し訳が立たねえんだよ。 ハクへのせめてもの罪滅ぼしだ……アレクをみすみす死なせるような真似は絶対にしたくない」 確かにアレックスは、先ほどリンに刺されてからずっと顔に血の気がない。 見るからに苦しそうだし、喉が渇くのか、ひっきりなしに水を飲んでいる。 「カイト……俺は別に」 アレックスは所在なさげに美鈴と左之助を見た。 「そのブロリーという奴が危険人物なら、俺は────」 「別に構わねえよ」 アレックスの台詞に割り込むようにして、左之助が口を開いた。 「お前だってついさっき言ってたじゃねえか。カイトを生まれ変わらせたいだとかなんとか。 丁度いいからここはカイトの言う事を聞いて引きな。俺がブロリーを殴っている間に、その馬鹿を更生させてやれよ」 それを聞いて、カイトの湿った視線がアレックスを捕らえた。 (アレク……そんな事を言っていたのか) 「確かに言ったが……」 アレックスは曖昧な態度をとっている。すぐ傍に倒すべき敵がいるのに、ここで背を向けていいものかと迷っているようだ。 「そうだな……お前らはメタナイトのような強い連中を探し出して、援軍を頼んでくれ。 ブロリーを倒すために、二手に別れる事にしようぜ。これならいいだろ?」 「それは……結構いい考えかも知れませんねぇ」 美鈴が大きく頷く。メタナイトの安否も確認できるし、彼らにフランを保護してやってくれと頼んでおけば、 ある程度彼女の安全も保障される。ブロリー打倒への仲間を集める事も出来る。一石二鳥どころの話ではない。 「そのついでに、さっき言ってたリンとか言う女も捕まえてやればいい」 「…………」 アレックスは沈黙している。 「アレク、そうしよう。俺はブロリーの所にまた戻るのは絶対に嫌だ」 「相棒もそう言ってるぜ」 アレックスは押し黙り、考え込んでいる。根拠はないが、何か嫌な予感がした。 勿論気のせいだろうが、全てが水泡に帰してしまうような悪い予感が、一瞬脳裏に走った。 「なあアレク」 「……そうだな。リンも放っておくわけにはいかないし」 「決まりだな」 左之助は嬉しそうに笑った。 最後に四人はそれぞれ持っている情報をなるべく細かく伝えあった。 美鈴は、フランという女の子を見つけたら、私は危険人物を排除にしに行く事になったと伝えて欲しい、 とアレックスに頼んだ。カイトは、他の三人が知らない放送の内容を伝えた。 トキ、てゐ、志々雄、大河の死が告げられた時、三人はそれぞれ複雑な表情を見せた。情報交換が終わり、いよいよ別れる時が来た。 カイトは結局、最後の最後まで、ブロリーがブレイバックルを身につけパワーアップしている事を、左之助と美鈴に伝えなかった。 「何か罰が当たりそうですが、トキさんの死体にメタさんへの伝言を張り付けておきましょう。 言っちゃ悪いですけどいい目印になりますからね。本当はすぐに埋葬してあげたいところですが……」 「埋葬している暇なんてないからな……」 トキの死体に紙を張り付ける。紙にはメタナイトへのメッセージが書き込まれている。 美鈴と左之助はブロリーを倒しに行ったという事、カイトとアレックスという者に増援を呼ぶよう頼んであるという事、 メタナイトがこの紙を見たら、すぐさま対ブロリーへの援軍に駆けつけて欲しい、しかし、無理なら来なくても構わない、 と言った事が紙に書かれている。 「すまないな……力になれなくて」 「いいですって。そんな事より、カイトさんを何とか立派にしてあげて下さいよ」 「その通りだな。どうも俺には出来そうもないが、細かい事ばっかり考えるお前ならなんとなくできそうだ」 アレックスと美鈴、左之助はそれぞれに言葉をかけ合い、別れを告げる。 カイトだけがその輪から離れ、幽霊のような覇気のない目で突っ立っている。 最後に落ちていたデイパックを拾い、各々に振り分ける。 アレックスとカイトはブロリー打倒への仲間を探しに、そして左之助と美鈴はブロリー打倒へ、それぞれ歩き始める。 二組はどうも互いにいがみ合ってばかりで、お世辞にも意気投合したとは言えない。 それでも、目標は同じ。バトルロワイアルを阻止する事。一人だけ、異端児が混じっているような気がしないでもないが…… 「アレクさん、何か不安ですね……色々背負いこみ過ぎてしまっているというか……」 美鈴は言う。左之助は何か考え込んでいるようで、返事を返さなかった。 (鳥頭の癖に何を考え込んでいるんでしょうか……) 美鈴はしばらく左之助を眺めた後、視線を前方に戻した。 結局、美鈴はブロリーの打倒へ向かう事にした。フランとの約束を破る行為だが、最強クラスの危険人物を排除できる、 折角の大チャンスを失いたくはない。生真面目なアレックスにフランを保護してくれと約束させたのだから、 きっと悪いようにはならない、はずだ。そうだと信じたい。 ともかく、今はブロリーだ。美鈴は前方を見据えて、気を引き締める。 アレクを見ていると、どうも剣心の事を思い出してしまう。何もかも自分で背負いこみ、単純明快な答えをなかなか出す事が出来ないあたり、 剣心とアレクは似ている。全部割り切ってしまえばいいのに。悩んでいて何か前進するのだろうか。 気に入らない奴は殴ればいいし、気に入った奴は助けてやればいい。それだけでいいじゃないか。 善悪なんて、状況によって変化するものだ。そんなものを突き詰めて考えたところで仕方がない。 (ちっ……むしゃくしゃしやがる……) あんな風に、己は絶対に正義だと信じ込もうとする奴を見ると、どうもイライラする。 絶対の正義なんてあるわけがない。気に入る奴と、気に入らない奴がいるだけだ。 政府に奉仕した赤報隊が悪と呼ばれたように、悪と正義の境なんて案外曖昧なものなんだ。 そんな事を考えても頭が痛くなるだけだ。だから俺は初めから考えない。ただ自分の思うように拳を振るうだけだぜ。 (アレックス、お前にとって俺は悪か?) 倒すべき志々雄はすでに倒され、自分が目覚めた時には戦いの全てが終わっていた。 左之助は力を持て余していた。イライラしている時には限界まで暴れてすっきりするのが一番いい。 ブロリーを思い切り殴って、全てのわだかまりを払拭させたい。 正義だとか悪だとか議論するよりも、目の前の『敵』を倒す事の方がずっと大事だ、と左之助は思う。 正直言って、カイトが、自分達はブロリーを倒しに行かないと言った時、左之助はしめたと思った。 アレックスのようないらない事を一々考えて悩む奴と共闘するのは煩わしくて嫌だった。 喧嘩というものはすっきりしているのが一番いい。悪だとか正義だとかの議論は、戦いが終わった後からいくらでもやればいいのに、 あいつは戦う前から悪だ正義だとか言って勝手に悩んでいる。悩む暇があったら、目の前の敵を倒すべきだ。 左之助は背後に目を向ける。アレックスとカイトの姿はもう見えない。 奴にとって、俺はさぞかし異端に見えただろうな、左之助は思う。 アレックス、お前にとって、単純な理由で拳を振るう俺は正義か?それとも悪か? (ま……俺を悪と呼んでくれても、別に構わねえぜ。 お前がそう呼んでいる間に、俺は一人でも多くの『気に入らねえ奴』を、殴り飛ばしてやるだけよ) 左之助の背中に書かれた『悪』の一文字が、風に吹かれてひらりと舞った。 【D-4 草原/1日目・夜】 【紅 美鈴@東方project】 [状態]頭部にダメージ(大)、右脚に銃痕、フランドールへの絶対的な忠誠 [装備]無し [道具]支給品一式、医療品一式、禁止エリア解除装置@オリジナル、スタポカード刺しクリップ@ Ragnarok Online、リボン@FFシリーズ [[思考・状況] 基本思考:参加者の救出及びゲームからの脱出 1:ブロリーを倒す 2:ブロリーを倒した後、映画館へ向かいフランドールと合流する。フランドールの意思を最優先 4:十六夜咲夜を警戒 5:知り合いの情報集め 6:殺し合いに反対する者を集める 7:ちゃんとした剣をメタさんに持たせたい。メタさんの安否が気になる 8:脱出方法を確立する [備考] ※主催が簡単に約束を守ってくれる、とは考えていないようです。 ※フランドールと情報交換をしました。 【相楽左之助@るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~】 [状態]:肩から脇腹にかけて斬り傷と重度の火傷、左脚に銃痕 [装備]:マッハキャリバー(ローラースケート状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS リボルバーナックル@魔法少女リリカルなのはStrikerS [道具]:支給品一式 [思考・状況] 1:これが俺だ。全部守って闘う。 2:ブロリーを倒す 4:二重の極みが打てない……だと……? 5:主催者相手に『喧嘩』する。 6:弱い奴は放って置けねぇ。 7:主催者になんとかたどり着く方法を模索する。 8:最悪の場合は殺す。でもそんな最悪の場合には絶対持ち込ませねぇ sm190 どうしてこうなったⅡ 時系列順 sm190 どうしてこうなったⅣ ~カイトの本性~ sm190 どうしてこうなったⅡ 投下順 sm190 どうしてこうなったⅣ ~カイトの本性~ sm190 どうしてこうなったⅡ 鏡音リン sm190 どうしてこうなったⅣ ~カイトの本性~ sm190 どうしてこうなったⅡ ブロリー sm190 どうしてこうなったⅣ ~カイトの本性~ sm190 どうしてこうなったⅡ 紅美鈴 sm190 どうしてこうなったⅣ ~カイトの本性~ sm190 どうしてこうなったⅡ 相良左之助 sm190 どうしてこうなったⅣ ~カイトの本性~ sm190 どうしてこうなったⅡ アレックス sm190 どうしてこうなったⅣ ~カイトの本性~ sm190 どうしてこうなったⅡ KAITO sm190 どうしてこうなったⅣ ~カイトの本性~
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/15732.html
【登録タグ hiro’ と 初音ミク 曲】 作詞:hiro’ 作曲:hiro’ 編曲:hiro’ 唄:初音ミク 曲紹介 卒業シーズンは終わっちゃいましたが、今回は「別れ」がテーマです! hiro’氏が10代の時に作った曲。 歌詞 (ピアプロより転載) いつもと同じように過ごしていたはずなのに 些細な事で 君を傷つけて 君も前の人と同じように僕から去ってくの? 仕様がないかな こんな出来の悪い僕だから この部屋から出てゆく君の後ろ姿 見ないようにしてたけど やっぱり駄目だった 今ならまだ手を伸ばせば届きそうなのに.. どうして この手は動かない? 今言わなきゃいけない事がたくさんあるはずなのに.. どうして 何も話せない? ただ去りゆく君を見てた 君と共に過ごした長かったようで短い 笑顔の絶えない暮らしにはもう戻れない 二度と歌えない あの日二人歌ったうた 他に何もなくてもそれだけで幸せな日々だった 初めから独りだったと言いきかせても 君との想い出を今もまだ消せなくて やっぱり駄目だった ただ君がいなくなっただけ たったそれだけの事のはずなのに.. どうして こんなに苦しいの? いつかはこんな日が来るとわかってたはずなのに.. どうして 泪こぼれるの? 想いが込み上げてくる.. もし.. もう一度だけ会えるのなら「ありがとう」と言いたい こんな僕と付きあってくれて.. 別れの時はつらいけれど君が決めた事だから 大好きだったよ さようなら 本当幸せでした バイバイ.. コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/banana/