約 3,811,246 件
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/2618.html
SIMPLE DSシリーズ Vol.42 THE 廃屋病棟 ~呪われた病院からの脱出~ メーカー D3PUBLISHER 発売日 2008/7/10 対応機種 DS 廃墟と化した「坂の上総合病院」を舞台に、20年前に起こった連続殺人と、若者4人の不可解な死の謎を追う 心霊物のホラーアドベンチャー
https://w.atwiki.jp/sinraf/pages/2619.html
0720_大魔導マジコ能力 限界突破 必殺技:スターダスト・アンク ゲームオリジナルカード 0720_大魔導マジコ/コメント 0720_大魔導マジコ 人間界 0720 大魔導マジコ (だいまどうまじこ) 勢力・陣形 タイプ コスト 基本技 ペンタヒューム 力 6 ランダムに敵を攻撃【威力300】 能力 初期ステ Lv 0 HP 770 攻 640 防 530 速 110 5 847 672 556 111 10 924 704 583 112 15 1001 736 609 113 20 1078 768 636 1141段階突破 20 1138 818 676 114 25 1215 850 702 115 30 1292 882 729 116 35 40 2段階突破 40 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 45 50 55 60 3段階突破 60 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 65 70 75 80 4段階突破 80 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 85 90 95 100 このページの先頭へ 限界突破 限界突破 Lv上限 コスト HP 攻 防 1段階 40 7 +60 +50 +402段階 60 8 + + +3段階 80 9 + + +4段階 100 10 + + + 必殺技:スターダスト・アンク 効 果 技Lv 威力 ランダムに敵を攻撃 パニッシャーズの枚数によりダメージアップ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 450 468 492 516 540 558 582 606 630 672 技ランク 補 足 H・SP・極(コスト6) スクショがあれば貼る 編集 この技の説明 / この技の威力一覧 / この技を持つカードの一覧 このページの先頭へ ゲームオリジナルカード レアリティ「W」で登場したオリジナルカード フロンティアでは2013年9月17日~10月22日、フロンティア+では2013年9月19日~10月24日の 期間限定で「神羅万象カード・改」より引くことが可能だった。 8323_大魔導マジコとイラストは同じのアナザーで、背景とステータス、必殺技(技ランク)が異なる。 フロンティア 実装日:2013年9月17日 フロンティア+ 実装日:2013年9月19日 このページの先頭へ 0720_大魔導マジコ/コメント マジコ的には初の実用的な6コス - 名無しさん 2013-09-21 18 54 52 ぶっちゃけSを強化して襟で使った方が強いんじゃね? - 名無しさん 2013-09-21 21 59 10 リーダーにして戦闘始まるとアゾットがQBにしか見えない - 名無しさん 2014-05-06 10 19 11 名前 ステータス/技威力等の追加掲載依頼は以下↓↓にご記入ください コメントの最初に、カード名として【 [[0720_大魔導マジコ]] 】を入力(【 】内をコピペ)してください (ステータス掲載用コメントは全カードで共有します。カード名を入れないと、どのカードのステータスか判りません)。 Lv20 HP952 功624 防528 速124 - 10214_武神将ヘルマティオ 2015-02-02 18 11 01 名前 このページの先頭へ
https://w.atwiki.jp/wiki13_sumaburax/pages/383.html
マリオ ルイージ ピーチ クッパ 崖から追い出されたら死ぬ。横Bで道連れでもやっとけ。 掴み抜けから空上が確定。早めにバーストする方法でもあるので、狙ってみる価値はアリ。 余談だがプリンの逆を向いて転がるを受けるとガーキャン掴みがしやすい。無駄にでかい図体のお陰で簡単だぞ。 ドンキー ディディー ヨッシー ワリオ プリンの対ワリオは対4強と同じくらいきついらしい。相手の空前や空後、横Bにたまに判定で負けるので空下やタイヤでゴリ押し。 リンク ゼルダ ガノン 大体のプリンは空中をふわふわと滞空しながら、こちらの隙にはたく等で差し込み空中攻撃の連携を決めようとする(地上戦を仕掛けるプリンなどまずいないだろう・・・)。 そこで相手の空中ジャンプの回数を数えながら、こちらに向かってきたらガードや回避でやり過ごし後隙にガーキャンから反撃したり、先読み気味にSJ空上、大J空上空Nを置き、離れようとしたらすこし間合いを詰めてまた様子を見る、というのが基本となる。 振り向き掴みや引き横Bも適度に織り交ぜ、相手の差し込みを逆に狩ろう。横Bは外すと少しリスキーなので使いどころを見極めて。 崖から追い出されると死亡フラグなので、ダメージで勝っていても危ないと感じたら思い切って道連れもアリ。 基本は相手のペースでゲームが進むが、流れを取った時の火力はこちらが圧倒的に上なので、じっくり構えて戦おう。 トゥーン サムス ゼロスーツサムス ピット アイスクライマー ロボット カービィ メタナイト デデデ オリマー フォックス ファルコ ウルフ ファルコン ピカチュウ ゼニガメ フシギソウ リザードン ルカリオ プリン マルス アイク ネス リュカ G&W スネーク ソニック
https://w.atwiki.jp/ryumemo/pages/17.html
<波動の注意点> バイソン側はリュウの中足がきついため、さがりでスカシを狙ってきます。 そして、下がった分前に出るためにダッシュストレート等を打ってくる。 これらの戦い方に対して、普通に波動で押す戦術を狙っても効果が小さいと思います。 なので、バイソン戦での波動は 1.遠距離でのゲージ貯め+状況作り セビ取りを確認して昇竜空振りなどで真空ゲージ貯めをしたり、攻める必要があるときに中間距離へ出る布石の ために打つ波動ですね。 2.近距離 バイソンがさがって大足や遠大Kを刺そうとしているときに打つ波動。 これら以外の波動は、基本的にカモにされてしまうことが多いです。 かなり間合いが離れていても、バイソンに貯めがあるとスパコンやアマキャンウルコン、ヘッド等で抜けられます。 このあたりには最大限注意ですね。 <対空> バイソンの早だしJ大Kはとても強力で、しっかり反応しないと間に合わないことが多いです。 もちろん、昇竜でしっかり落とすのが基本ですが、反応が間に合いそうにない場合として、 立大P(近大P、遠大P)対空 がとても有効です。 ワンボタンな上、昇竜が殺されてしまう場合もある、真上付近の被せを落とせます。 <ダッシュストレート対策> 中足置き(昇竜や真空準備)、垂直が対策になります。 垂直に対しては、見てからダッシュアッパーで撃墜>ウルコン といった対策があるので、バイソンのリベンジゲージによっては中足置き重視が良いでしょう。 <起き攻め> バイソンは起き攻め回避の技が豊富です。 1.EXダッシュストレート 投げや、思い切った中足昇竜セビ重ね(安定かつ、最大リターン) 2.バクステ、ターンパンチ 重ねに大足を仕込む。できれば、ガード>大足と仕込みたい。 3.ヘッド 詐欺飛び、小P持続重ね 3はバイソン側もやりたくない動きなので、基本的には2をしっかりつぶした上で、1を誘う感じになります。 3にはしっかり読むか、安定行動を取りましょう。
https://w.atwiki.jp/ygodark/pages/20.html
最強のデッキ。 悪魔のカードと言っても過言ではない。初期のクセに非常に長いテキストを持つ。しかもその半分がデメリット。こんな奴等に勝てるわけがない。 しかも、奴等はこちらにどんなモンスターがいようともダイレクトアタックしてくる。 例えオベリスク3体並んでいても、そいつらを無視してダイレクトアタックしてくるのだ。 この最強のデッキに対して如何に立ち向かうか、頭を悩ませるデュエリストも多いだろう。ここでは、その最強デッキ、トゥーンへの対策を考えて行こうと思う。 おすすめ対策カード サイクロン ハーピィの羽帚 シンプルイズベスト。トゥーンワールドを破壊すると、トゥーンは無力化する。恐らく次のターンにはトゥーンのもくじという最強カードでサーチしてしまうので、破壊したターンで一気に盤面を崩してしまおう。召喚酔いの弱点を潰す防御カードも貫けるぞ。 しかし、トゥーン側は封魔の呪印で止めてくるので注意。勝てない。 ブラックホール 激流葬 ミラーフォース 邪魔な敵はぶち殺そう。アド回収力は初期にしては高いものの、崩された盤面を瞬時に立て直す能力はトゥーンには無い。 しかしトゥーン側が何の対策もしていないわけがない。封魔の呪印や魔宮の賄賂で止められ、そのままぶちのめされるだろう。勝てない。 スピリットバリア モンスターがいると戦闘ダメージを喰らわない最強のカード。ダイレクトアタック以外のステータスは貧弱なモンスターばかりのトゥーンにこれを使えばトゥーンは無力化するぞ! しかし、トゥーンはサイクロンを打ってぶち壊すので無意味。勝てない。 スキルドレイン 効果が無くなればトゥーンはただの雑魚モンスター!フハハハハ!!と、思っただろう?違うんだよなあ。 トゥーンのテキストは、ほぼ半分以上がデメリット効果。これは何を意味するか…わかるな? このカードは逆にトゥーンを強化してしまうのだ!!!トゥーンワールドが失われることを恐れずに無双するトゥーンを止められるものはもういない。勝てない。 トゥーンモンスター お忘れだろうか。トゥーンモンスターはトゥーンモンスターが相手フィールド上にいるとダイレクトアタックできないのだ!! トゥーンに勝つにはトゥーンしかない!!しかし、トゥーンが少なくては意味が無い。ほぼトゥーンデッキに変えて、ようやくトゥーンと互角の勝負ができるのだ。トゥーン…恐ろしい子! 結論:トゥーンは勝てない。 対策プレイング 大会にトゥーンデッキで出るようなデュエリストの魂はもはや神のレベルまで達している。こんな奴には暗黒テクニックが効くはずもない。 勝てない。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/m3dsreal/pages/2.html
メニュー トップページ 主な特徴 他のマジコンとの比較 初期設定 使い方 チートについて Homebrewについて microSD動作報告 掲示板(2ちゃんねる内) ファーム更新履歴 M3さくらについて 2ちゃんテンプレ 未整理情報 リンク集 アクセスカウンター 昨日: - 人 今日: - 人 合計: - 人 プラグイン メニュー メニュー2 @ウィキ ガイド @wiki 便利ツール @wiki 更新履歴 取得中です。
https://w.atwiki.jp/msrmyaru/
本サイトの趣旨 ウェブ上におけるラジコンヘリの情報は整理されておらず、調べるのも一苦労。 オープン編集できるwikiによって整理された情報をみんなで広く共用すること。 ラジコンの技術向上、安全確保、愛好者の増加、社会的地位の向上を目的とします。 また、ショップ、ブログ、プロダクト等ラジコンウェブ情報全般のポータルサイトを目指します。 本サイトの使い方 編集方針 編集方法 2012/4/20 サイト開設 Wiki勉強中です by管理人
https://w.atwiki.jp/kuriki_fan/pages/33.html
雪崩が起きやすい地点かどうかや、撤退するか否かなどを判断する際、栗城は都度無線でベースキャンプに指示を仰いでいたことから、「ラジコン」と呼ばれるように。 2010年のアンナプルナ 2008年のマナスル 2010年のアンナプルナ 操縦者(*1)「登頂も中継も生きてこそでしょ 生きてこそでナンボの話でしょ そんな無理して もし帰ってこれなくなったらどうするんですか?」 栗城『・・・・・』 操縦者「登山も中継も僕で良ければ再トライでも再々トライでもそのまた次でも何回でも手伝うから下りて下さい!」 栗城『ごめん・・・・ ありがとう・・・・ 下ります(泣)』 操縦者「ありがとう 元気に会える事を楽しみにしてます」 …完全にラジコンです。ありがとうございました。 ∧_∧ ( ´ω`) ┐ ( つ凸O) ⊥_ | | ≡┌┘栗└┐ (__)_) ≡└。──。┘ 7800m以上はやっぱ無理だお おぉんおぉん(泣) 2008年のマナスル 午前7時、陽が地平線の先から上りはじめ、ヒマラヤの氷に青い光が広がっていく。 それでも僕の体は温まらない。 むしろマナスルの山頂が見え、その距離感が僕の光を奪っていく。 「どこで引き返そうか」 そんな言葉が何度も頭の中をよぎった。 「時間切れだ。栗城はよく頑張ったよ。降りてきて」 そう無線で言ってほしかったが、無線が通じない。 http //ameblo.jp/kurikiyama/entry-10153544939.html
https://w.atwiki.jp/gods/pages/17352.html
ダイジコンゴウ(大慈金剛) アミダニョライの別名。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1490.html
・餡子ンペ夏出展作品 ・テーマ:入っていないものはないよ!!=全部!! ・アレ?何か似たような作品があったような…まあいいか!! ・ちょっとHENTAIあり 「おお当たりぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!一等、最新型ラジコンが当たりましたぁぁぁぁぁぁっぁ!!」 俺はいつも利用している福引を偶然で拾った福引券で拾って福引をした… そうしたらなんと一等をゲットしてしまった。 「うお!!マジで!!やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 俺は天にも昇る勢いで飛び跳ね、周りの偶然居合わせたおばちゃん達も俺に拍手をしてくれた でもなぁ…ラジコンなんだよねぇ… 「はい、これが最新型のラジコンだよ!!」 そういわれ受けとったラジコンを見て、俺は思わず突っ込みを入れてしまった 「なんでゆっくりの形しているんだよ!!」 ラジコン 「おやだんな、ゆっくりお帰り」 「ただいま」 家に帰ると家で飼っている胴つきのゆっくりこまちが迎えてくれた。 しかし珍しいな、いつもはグータラ寝ているのに 「今日は珍しいな。どうしたんだい?」 「いやねぇ、何か面白そうな予感がしてね。 お、だんな、なにか面白そうなものもっているじゃないか?」 そういうとこまちは俺が脇に挟んだ箱に視線をやった。完全に気づかれたな。 「ああこれ?町で買い物してたら福引で当てたラジコンなんだけど」 「ラジコン?ちょっとみせてくれないかい?いや、むしろくれないかい?」 「ああ、構わないけど…」 こまちは脇に挟んであったラジコンの箱をひったくると 包装紙に覆われたラジコンの包装紙をビリビリに破いていった。 その様子はおもちゃをもらって大はしゃぎしている子供のようだった。 「だんながあたいにくれたおもちゃ♪きっといいもの…が…」 こまちは中に入っていたものを見て、こうちゃくした。 「…なんでれいむ?それになんでこんなに大きいんだい?」 どうやら不細工なれいむだったらしく、明らかにいやそうな顔をするこまち。 そりゃあゆっくりえーき一筋のこまちからすればどんなゆっくりでも不細工になるだろうが… ここまでいやそうな顔するか? 「…えーき様のほうがよかったのに(ブツブツ)」 せっかくの福引の一等をここまでいやそうな顔されたらこっちまで気分悪くなってくるよ…よし!! 「あーそうか。そんなにいやなのか。そいつは悪かった。 じゃあこれはとなりのゆうかちゃんにでもあげてくる」 「え!?いやそういうわけじゃあ」 「あーあ、お兄さん悲しいなぁ。せっかく喜んでもらおうとおもったのになぁ」 「ごべんなざいぃぃぃぃぃぃ!!ゆっくりわがままいっでずみまぜんんんんん!! あだいごのらじごんざんもらっでうでじいでずぅぅぅぅぅぅ!!」 本当、素直に喜んでくれればいいのになぁ… 「おし、セッティングは終わったぞ。」 「ありがとう、だんな!!」 さっそくラジコンを組み立ててはみたが予想以上のラジコンだった。 「え~なになに。完全体感型新世代ラジコン『ゆっくりれいむ』。 これであなたもゆっくりれいむになりきれます…か しかしめちゃくちゃ凝っているなコレ」 俺は組み立て終わったラジコンをそう思った。もらった時から妙にでかいなと思っていたら専用のスクリーンに 変換マイクまでついていやがった。重いわけだ 「じゃあさっそく始動させるね!!」 「おう!!」 そういうとこまちはリモコンのスイッチを入れて電波をラジコンのれいむに送った。 キュイィィィィィィイィィィィィィィィン 「おお!!ついた!!ついたよだんな!!」 こまちは大はしゃぎになってそう俺に言った。 こまちがはしゃいでいる間にいつの間にか目の前のスクリーンに 『NOW LOADING』の字が浮かぶとしばらくして景色が写った。 もしやと思いラジコンれいむをスクリーンの前に持ってくるとそこには付属のスクリーンが写っていた やっぱりこれはラジコンれいむの見た景色が写るらしい 「すごいすごい!!じゃあだんな!!もしかしてこれって」 そういうとこまちは付属のマイクを持ってマイクにしゃべりかけた 「ゆっくりしていってね!!」 『ゆっくりしていってね!!』 ラジコンれいむの口から声が聞こえた。れいむ種特有の声だった。 「だんな!!このラジコンすごいよ!!こまちの声がれいむになっちゃったよ!!」 「うへぇ~、ここまでハイテクなもんだったとはしらなかったよ。大事にしろよ!!」 「うん!!あたいだいじにするね!!」 小町は満面の笑みで答えた。 「ここをれいむのゆっくりプレイスにするよ!!」 『ここをれいむのゆっくりプレイスにするよ!!』 それからこまちは一週間毎日のようにラジコンで遊んでいった。 最初たどたどしかったラジコンれいむの動きも今ではどこにでもいるゆっくりれいむ に見えるぐらい滑らかなものとなった そしてだんだん慣れていくにつれて外で動かして野良や友達のゆっくりをからかって遊んでいるみたいだ 「しんぐるまざーってかっこわらいだよねー」 『しんぐるまざーってかっこわらいだよねー』 『うがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!かわいそうなでいぶはかっこわらいじゃないぃぃぃぃぃぃぃ!!』 「あ、おにいさんの布団に忍び込んでおねしょしたまりさ!!ゆっくりしていってね!!」 『あ、おにいさんの布団に忍び込んでおねしょしたまりさ!!ゆっくりしていってね!!』 『どぼじででいぶはぞんなごどじっでいるのぉぉぉぉぉぉぉぉ!! みんなにはだまっててね!!でないとまりさまたみんなにわらわれちゃうよ…』 なんともほほえましいのか可愛らしいことをやるものだと思いつつ俺はこまちのようすを見ていた。 こまちもいろいろ新しい遊び方を開発しては実践し、それなりにゆっくりしていた。 俺との仲睦まじいスキンシップの時間が減ったのは少し寂しいが… だがそんなある日のことだった… 「よし、今日は森の中を走らせてみるよ!!」 こまちは操縦にかなり慣れてきたのか町の裏手にある山に ラジコンれいむを繰り出して山を散策することにした。 「山はだんながなかなか連れていってくれないから楽しみだなぁ」 飼いゆっくりでもあるこまちを山に連れて行くことは非常に危険であり、 タチの悪いゆっくりに絡まれて殺されるなどの事件が 発生していることもあり、飼いゆっくりが森に行く機会など普通はない。 何度もお兄さんに連れて行ってほしいとせがんでいたこまちにとっては楽しみでしょうがなかったのだ。 森の光景はいままで人間と近いところでしか生活してこなかったこまちにとってはまるでおとぎの国のようだった。 「ゆわ~、とっても木がいっぱい!!それにとってもお日様が気持ちよさそう!!」 こまちははじめてみる森の景色をモニターで堪能していた。 生まれてすぐにペットショップで売られ、今のお兄さんに買われて今に至るまで森に入ったことのないこまちには とても新鮮なところだった。 こまちはもっといろんなものが見たいと考えてコントローラーを駆使してさらに奥へとラジコンを進ませる。 そしてすぐ近くになにかひらけた広場のような空間が見えてきてそっちに行こうかなと考えたちょうどそのとき お兄さんが声をかけた 「お~い、こまちぃ!!おやつの時間だよ!!こっちにおいで!!」 「今あたいは手が離せないから持ってきてくれよだんな!!」 「いけません!!早くこないとこまちの分も食べちゃうぞ!!」 「ゆえぇぇぇ!!そんなことしないで頼むよ!!」 「だ~め!!なかなかこないからもう食っちまうか!! う~ん、今日のプリンは旨そうだな!!あ~~~~~」 「ぢょっどまっでぇぇぇぇぇぇぇ!!いまいぐがらだべないでぇぇぇぇぇぇ!!」 観念したこまちはコントロールを放り投げて台所に向かっていった。 また戻ってきたら再開するつもりだったのか、電源はつきっぱなしだった。 『ゆ~?おきゃあしゃん!!へんなゆっくちがいるよ!!』 『ゆ?…なんかかわったれいむだね!!ゆっくりしていってね!!』 『…おへんじいにゃいね』 『ゆ~ん…わかったよ!!おなかがぺーこぺーこなんだね!!だからおへんじするゆっくりもないんだね!!』 『ゆん…それはきゃわいしょうだよ…おきゃあしゃん!!』 『わかっているよおちびちゃん!!ゆっくりできないなんてかわいそうだもんね!! おうちですこしゆっくりさせてあげよう!!』 『ゆん!!しゃしゅがれいみゅのおきゃあしゃん!!』 『じゃあゆっくりあんないするね…ゆぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!とってもおでぶさんなれいむだね!!』 『ゆへぇ!!どうやってゆっくちちてもりゃうにょ…』 『しかたないからちょっとこ~ろこ~ろしてもらうよ!!いくよ!!』 ドン!!…ころころころころ 『ゆあぁぁい!!こ~ろこ~ろしてきたよ!!しゃしゅがおきゃあしゃん!!』 『ゆふふふふ!!それでもあるよ!!じゃあおうちにいこうね!!』 「ゆふぅ~、駅前のケーキ屋さんのぷりんはとってもおおきくてあたい満腹だよ」 ちょっとお腹が大きくなったお腹をなでながらこまちが部屋に戻ってきた どうやらお気に入りの『PAD長が羨む二つのお山ぷりん』を食べてご機嫌なようだ。 ちなみにこのプリンはなぜか胴つきのさくや種に大好評なのだ…なぜだろう 「どっこいしょっと…ゆえ!!」 『はいごはんさんぢゃよ!!いっぴゃいちゃべてゆっくちちてね!!』 「うわぁぁぁ!!の…野良のゆっくりだぁぁぁぁぁ!!だんなぁぁぁぁぁぁぁ!!」 こまちは予想しえなかった事態に驚き、すぐにお兄さんを呼んだ。 まさかちょっと離れている間に野良に囲まれるとは考えていなかったなのだ。 数分後… 「こまち、なんでラジコンが裏山の野良の巣にあるんだ」 「ゆへへへ、ちょっと探検したくなっちゃって」 「…はぁ、まあいいよ。こまちにあげたものだから自己責任でどうにか」 「ぞんなごどいばないでどうじだらいいがごまぢに教えてぇぇぇぇぇ!!」 「どうにかねぇ…まあとりあえずいきなり攻撃したら間違いなく他の野良に襲われて壊されるな、 そこまで耐久度なさそうだしちょっとマイクを貸してみ」 「ゆ…ゆん…おねがいだんな」 こまちは涙目になりながらマイクをお兄さんに渡した。 『おきゃあしゃん!!このゆっくちぜんぜんちゃべてきゅれなやいよ!!』 『かわいそうだけど…もうえいえんにゆっくりしちゃったみたいだね… おちびちゃん…せめてうめてあげようね…」 『ゆん…かわいちょうだ』 むく!! 「ゆっくりしていってね!!」 『ゆぁぁぁぁぁ!!おきゃあじゃぁぁぁぁぁぁん!! このゆっぐぢえいえんにゆっぐじじでながっだよぉぉぉぉぉ!!』 『よがっだよぉぉぉぉぉぉぉ!!ゆっぐじじでいっでねぇぇぇぇぇぇぇ!!』 どうやらまだ永遠にゆっくりしていなかったということを知らせることには成功した。 お兄さんはそう判断した。 一番の問題はどうやらクリアーできたようだがそれでもまだ安心できない。 どうやってここから出るか?そのことだ。 ただですら外見が少し違うだけで迫害をするのがゆっくり… この家族はきわめて優良だったこともあって運がよかったが 他のゆっくりに遭遇したらその場で襲われて破壊されるかもしれない。 できるだけ無傷でラジコンを回収してやらないとこまちが塞ぎこみそうだ!! そう判断したお兄さんは言葉を選びながら慎重に話を進めた。 「れいむはれいむだよ!!ゆっくりしていってね!!」 『『ゆっくりしていってね!!』』 『れいむはどうしてあんなところでゆっくりしていたの?』 「ちょっとぽんぽんが痛くなってきてそのままちょっとゆっくりしちゃったみたい!! でも少しお昼寝したらよくなっちゃった!!」 (だんな…なんかキモイ…) (一体だれのためにやっていると思っているんだ!!あぁ!?) (…ゆっくりごめんなさい…) 『でもゆっくりげんきになってよかったよ!!れいむはたびゆっくり?』 「(たびゆっくり?まあそうそうに抜け出すには都合がいいか) うんそうだよ!!れいむは旅ゆっくりなんだよ」 『ゆわぁぁぁ!!たびゆっくりをはじめてみちゃよ!!おねえしゃん!! れいみゅにおはにゃしをきかせちぇ!!』 「(げ!!こいつはちとまずい事になりそうだ)でもれいむは」 『れいむからもおねがいするよ!!ゆっくりできるおはなしをゆっくりたくさんきかせてね!!』 「(やっぱりやっかいなことになっちまった…しかたない) うん分かったよ!!(とりあえずありえそうな話を適当に話すか!!)」 それからお兄さんはれいむ親子にその場で即行で作ったお話や噂話を聞かせた 人間とらぶらぶちゅっちゅしたら人間になったゆっくりのお話 悪いことをしていたれいむがとり殺される話 ゲス一家と飼いさくやとのほのぼのギャグ話 そしてその様を盗撮していたHENTAIの家に上半身しかないでいぶがやってきたお話など 娯楽の足りないゆっくりにとってはまさしくとても心躍るお話の数々を聞かせてやった。 隣にいたこまちも何故か聞き入り、途中かられいむ親子の歓声に何事かと思って入っていた群れのゆっくり達も どんどんれいむのお家に入ってきてお話に夢中になって聞きだした。 そして10話以上も話した所で外からゆっくりが固まりになってこっちにやってきた 『いったいなにごとなんだぞ!!』 「!?」 そのゆっくりはゆっくり基準で屈強なゆっくりに囲まれてこちらに近づいてきた。 『いったいなにごとなのかせつめいするんだぞれいむ!!』 『お、おさ!!ゆっくりできるゆっくりがたおれていたからゆっくりてあてを』 『むれにかんけいないゆっくりをいれたらいけないとこのまえいったはずなんだぞぉぉぉ!! むかえいれたゆっくりがゲスだったらみんながゆっくりできなくなるんだぞぉぉぉぉ!! そのゆっくりはどこなんだぞ!!』 『そのゆっくりならゆっくりあそこで』 そう親れいむが視線をこちらにやると、長と呼ばれたゆっくりがこっちにやってきた。 そのゆっくりは… 『れいむはゆっくりできるゆっくりかこれからしつもんするぞ!! うそをついたらしたさんをひっこぬくからしょうじきはなすんだぞ!!』 ゆっくりえーきだった。しかも胴つきの。 お兄さんからすればなんともやっかいなゆっくりでてきたものだと思った。 群れの長、しかも普通のゆっくりより賢い胴つきのゆっくりえーき。 こいつの前ではその場しのぎの嘘はすぐに見破られそうだ。 「さて、どうしたものか」 ガ!! 「!!こまち!!一体どうした」 考えごとをしていたらいきなりこまちがお兄さんの手に持っていたまいくを奪った。 その顔は明らかにどこか変だった 「だんな…やばいよ…ほんとやばいよ…えーきさまだよ…やばいよ…なまえーきさまだよ… ゆへへへへへへへ!!なまえーきさまだぁぁぁぁぁぁぁ!!」 お兄さんはこまちの豹変にドン引きになった 『それじゃあきくぞ!!れいむはどこからきたんだぞ!!』 (おいこまち!!きいてきてるぞ!!なにか答えろ!!) (えーき様に!?なにかお話を!?ゆひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!) (あぁぁぁぁ!!そんなことはいいからはやくなにか話せ!!) (えーき様とお話ぃぃぃぃぃ!!ゆへへへへへへへへ!!ゆへへ!ゆへへへへへへへ!!) (あぁぁぁぁ!!もういい!!かせ!!) (いやあぁぁぁぁぁぁ!!こまちとえーき様をはなればなれにさせないでぇぇぇぇぇ!!) (あぁぁぁぁぁ!!もう!!ゆるせこまち!!) ドン!! (えーき様のパンツはなにい…) 「ゆ~んとね、れいむはね、おひさまがのぼるところからきたんだよ!!」 『おひさまがきたところからきたのならそっちのほうこうにべつのゆっくりのむれがあるはずなんだぞ! そこのおさはどんなゆっくりだったんだぞ?』 (たしかいぜん駆除されたゆっくりの群れの長はまりさだったな。 かなりのドゲスで駆除されたときも小さく新聞に載っていたよな) 「ゆんとね、今はいなくなったけどたしかとんでもないドゲスだったよ!!」 この言葉に周りのゆっくり達はどよめきの声を上げた。 この群れにはドゲス率いるゆっくりの群れがつぶれたことを知るゆっくりが いなかったようだ。 だが、長ゆっくりは冷静に思考を巡らせ、れいむの顔を見てはっきりと言った 『たしかにここさいきんあのゆっくりできないげすたちがこのむれにはいろうとむりやりしているぞ!! どうやらほんとうのことをいっていそうだぞ!!…じゃあさいごだぞ!! れいむはどんなゆっくりなんだぞ?』 (なるほど、ここで自分をとてもゆっくりできるゆっくりと言ったらでいぶとみなせるし、 逆にやたら謙遜していったら逆に不自然、ならここは) 「れいむはただの旅ゆっくりだよ!!」 (ちょっと不自然かな?) 『よくわかったんだぞ!!どうやられいむはゆっくりできるゆっくりみたいなんだぞ!! ゆっくりしていくとよいぞ!!ところでれいむはどのくらいむれにいるんだぞ? えーきにもいろんなおはなしをきかせてほしいからたのむぞ!!』 (よし、ここでもう行く言えば万事OKだ) 「わるいけどれいむは」 ガシ!! 横からこまちが手にもったマイクを横取りした 「こまち!?」 「れいむはしばらくここに留まろうと思うよ!!ちょっとあんよを休めたいし!!」 『そうなのかだぞ!!えーきはとってもうれしいぞ!!』 『しばらくれいむのおうちをゆっくりプレイスにしてもいいからね!!』 「ゆん!!ゆっくりありがとう!!」 『じゃああとでえーきのおうちにきてほしいんだぞ!!いろいろおはなしをききたいぞ!!』 そういうとえーきは取り巻きのゆっくりと一緒に引き上げていった どこからかやってきた群れゆっくりもそれに続いて家から出て行った そのころ俺はこまちを問い詰めていた 「おいこまち!?どういうつもりだ!!」 「………」 「おい!?きいているの…」 ぼとぼとぼとぼと!! こまちは鼻から自分の中身を垂れ流しにしていた 「うわ!?お前大丈夫か」 「だんな…ヤバイ…やばいよ…あたい…えーきさまとおしゃべりしちゃった…」 「あぁあぁ、わかったから鼻中身をふけ」 ブビィィィィィィィィ!! 「んで、お前なんであんなまねをしたんだ?」 「だんな、あたい、あのえーき様と」 「あのえーきと?」 「一緒にずっとゆっくりしたい!!」 一瞬俺はポカンとしてしまった 「というと一目ぼれしたの?」 「だって、だって…あんなにすてきでワイルドなえーき様…なんかみてたら…胸さんがキュンとしちゃったんだよ… あたい決めた!!あのえーき様のお嫁さんになる」 「まあ、それでお前が良い子になってくれるんなら俺はもう一人ゆっくりを迎えても良いけどな ただ群れの長をやっているゆっくりだぞ。家のゆっくりになってくれるかどうかもわからんぞ」 「無理でもやる!!そう囁いているんだよ、あたいのゴーストが」 「いや、それ欲望だから。それでラジコンをあの群れに置いたのか?えーきを口説くために」 「そのとおりさ!!ゆふふ、どうだい?あたいの完璧な作戦は?」 「まあラジコンはもうおまえのものだから徹底的に破壊されても俺は知らないからな」 かくしてこまちの壮絶?な作戦は開始された。 名づけて「えーき様はあたいのもの!!パンツ、衣服から髪の毛一本あたいのもの!!」作戦!! 作戦の内容は至って簡単。いろんな話を聞きたいと考えてるえーきにいろんな話をしつつ、その都度に口説いて 自分の方に振り向いてもらうようにし、 最終的には自分のお家に来て一緒にゆっくりしてもらおうという欲望丸出しな計画だった。 幸いにも飼い主であるお兄さんは新たにえーきを飼う事に否定的ではなく、むしろくるならOKと考えている。 これはありがたい。 こまちはそれからラジコンをあのれいむ親子の巣に置き、毎日のようにえーきの所に赴き、自分の今までの体験や お兄さんに教えてもらったお話をした 「それでね、その群れは結局れみりゃやふらんの群れに襲われてなくなっちゃったんだよ!!」 『こわいおはなしなんだぞ!!これからはなずーりんもばかにできないんだぞ!!』 (あぁぁぁ!!できたらぎゅっとしたい!!おもいっきりぎゅっとしたいぃぃぃぃ!!) えーきと話を続ける事でえーきは少しづつではあったがラジコンれいむにだんだんいろんな事を打ち解けていった。 そしてえーきはアジコンれいむにいろいろな群れの問題を話していった 言うことをなかなか聞いてくれない群れのゆっくり 最近になって厳しくなってきた人間の対策 そして、こちらの群れのゆっくりと偽って悪さをするゲスゆっくり その話を聞いていたこまちはこのままではまずいのでないかと考えはじめていた。 そう考えたこまちはさりげなくえーきに聞いた 「群れのゆっくりは長のお話を聞いてくれているのか?」と その答えはある程度こまちの予想通り、群れのゆっくりは一部を除き、 幹部も含めてあまりえーきを長とは認めていないかのような回答が来た。 もともと希少種な上に胴つき、その上先代の長に認められたという理由で 長をやっているゆっくりがいることが気に入らないのだ。 これが災いしないだろうか?こまちはそう考えた。 だがその不安が現実になったのはそれからすぐの事だった。 それはいつものようにこまちがえーきとお話をしていたときだった。 長の家に幹部ゆっくりが強引に入ってきたのだ。幹部ゆっくりの顔はまったくゆっくりしていなかった。 「おさ!!たいへんなのぜ!!むれににんげんさんがやってきたのぜ!!」 「ゆえぇぇぇぇぇ!!たいへんなんだぞぉぉぉぉぉぉ!!」 そういうと長は大慌てで外に飛び出した。こまちは外の様子を伺うべくラジコンのコントローラーを握り ラジコンを外に向かわせた。 外では群れのゆっくりがざわついており、そこの中心に加工所の人間と思われる人間がいた。 こまちはラジコンをそっちの方向へ向かわせ様子を見た。 長と人間が話をしていた 『こいつは驚いたな、まさか胴つきのえーきが長をやっている群れだったとはなぁ』 『にんげんさん、いったいえーきたちになにかようなんだぞ?』 『そうそう、お前の群れは今まで特に問題を起こさなかったから 今までこちらも特に対応はしてこなかったんだが、 ここ最近畑の野菜が野良ゆっくり、特にゲスと思われるゆっくりのせいで被害が拡大している。』 『ゆぇぇぇぇ!!えーきのむれのゆっくりはそんなことしないんだぞ!!』 『はっきりいおう、人間にとってはお前のゆっくりだろうがなかろうがまったく関係ない。 問題は、野良のゆっくりのせいで人間の野菜に被害が出ているということだ』 『そんなぁぁぁぁ!!えーきたちはなにもわるいことしてないのにぃぃぃぃぃぃぃ!!』 『だったらお前達でどうにかすることだ。次に被害が出たらお前達の群れを潰す。わかったな!!』 『くろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉ!!』 そういうと加工所の人間は群れを後にした。残されたのは長と幹部達だった。 こまちは長を元気つけるべくラジコンを近づけた 「えーき様、あの、えっと」 『わるいけどえーきはこれからかんぶのゆっくりとたいさくをかんがえないといけないんだぞ…だから』 「れいむも知恵を捻るよ!!」 『でも…れいむはたびゆっくりなんだぞ?…いいのかだぞ?』 「いいよ!!れいむお手伝いしたいよ!!」 『ありがとうなんだぞ!!じゃあえーきのおうちにきてほしいんだぞ』 こまちはこの出来事を逆にチャンスにすることにした。 一つはえーきを守るため、もう一つはえーきに気に入られるため。 こまちはよい知恵を求めて移動し、えーきのお家での会議中にお兄さんから良い知恵を授かった。 こまちはその知識を使って案を出し、会議はなかなか悪くない結論をだして終了した だが会議中、幹部達が妙に怪しい笑みを浮かべていた事に、長もこまちも気がつかなかった それから数日後… 『どこからでもくるんだぞ!!にんげんさんのおやさいさんはえーきがまもるんだぞ!!』 会議で導き出された結論、それは24時間体制で人間の畑の監視をすることだった。 幹部ゆっくりとえーきが信頼しているゆっくりで交代しながら人間さんに気づかれない程度に畑から離れ、 ゲス達が畑に入ってこないように監視をした。 『これもれいむのおかげなんだぞ!!れいむがいなかったらこんなゆっくりできるあんはでなかったんだぞ!!』 「ゆん、そんな事ないよ。れいむはむかしきいたお話を話しただけだよ…」 この案を出した一件でれいむは長にさらに認められ、 長が昼、れいむが夜の監視の総指揮を受け持つことになった。 幹部ゆっくりからは不満の声が上がったが、長の鶴の一声で決定され、 さらにれいむがこれ以上ないくらい良い案を提案した 事もあってかしぶしぶ受け入れるという形で認められた。 「ところで長?あの幹部達はどうしてあんなにれいむの提案を受け入れようとしなかったのかな? それに言うことが何故かゲスっぽいし」 こまちは少し気になってえーきに聞いた 「いまのかんぶたちはまえのおさのかんぶのこどもなんだぞ!! まえのかんぶはとってもかしこかったんだけど いまのかんぶはあまりかしこくないんだぞ!!えーきとしてはもっとかしこいゆっくりに かんぶをやってほしいんだけどかえようとしたらなぜかもうはんたいするゆっくりがいるから こまっているんだぞ!!だからあのかんぶたちのいうことはあまりきにしなくていいんだぞ!!」 えーきははっきりとそういった。 言われてみれば確かに幹部という割にはおつむが少し足りないし所々ゲスっぽい発言が見れた。 これは周りの静止を振り切ってでも幹部を変えるべきだろうと考えたこまちはその旨を伝えた。 最初公平性を欠くという理由からためらい気味だったえーきだったが れいむの話に共感したのか少し考えさせてほしいとこまちに言った。 その日はそのまま起こった出来事の報告をしあい、交代をした。 その日の事だった。 こまちは毎日のようにラジコンを操作していたために疲労が溜まり、 その日に限ってうたた寝をしてしまった。 まあ、わざわざ夜になってからやってくるゆっくりがそうそういるわけがないので、 こまちでなくとも緊張感が緩み寝てしまってもしかたない。 そのため、こまちは幹部まりさに声をかけられるまで自分が操作しているラジコンが 蔦でグルグル巻きにされていることに気がつかなかった。 『れいむ、起きるのぜ』 だがこまちは眠っている!! 『れいむ、起きるのぜ!!』 だがそれでもこまちは眠っている!! 『どっどどおぎるんだぜでいぶぅぅぅぅぅぅぅ!!』 「ゆわぁぁぁぁぁ!!すみませんえーきさまぁぁぁ!!」 なにか変なことを言ってはいたが、こまちは一応目を覚ました。 「ゆぅ、ん?まりさ?一体何の用?って!!まりさぁぁ!!畑が!!畑が!!早く止めない…ゆ?」 こまちは畑がゆっくりによって荒らされて光景を見た!! 畑はゆっくりによって強引に引っ張られ、無残な姿になっていっていた。 すぐにとめようとこまちはコントローラーをいじったが、何故か動けなかった。 『ゆっへっへっへ、うごけないかだぜ?まずはじぶんのからだをゆっくりみるんだぜ!!』 こまちはラジコンの目を下に向けた。そこには蔦で身動きを封じられたラジコンの姿があった 「まりさ!!これは一体なんのつもりなの!!」 『なんのつもりなのかだぜ?みてわからないかだぜ?かりなのぜ?』 「何が狩りなの!?人間さんのお野菜を盗もうとしているんじゃない!?」 『まだわからないのかだぜ?まりさはただかりをしているだけなのぜ? なんでかりをやっちゃいけないのかだぜ?』 「長はお野菜をとっちゃ駄目だってあんなにいっていたじゃないか!!」 こまちは叫ぶ。だがまりさはニヤリと笑うとはっきりとこういった 『なにがおさなのぜ!!あんなきもちわるいやつがおさだなんてはきけがするんだぜ!!』 この時、こまちはすべてを悟った。 胴つきのゆっくりは野良の世界ではあまり歓迎されない、むしろ嫌われるのだ。 この傾向は賢いゆっくりであるほどなくなると言うが、 このまりさははっきりと拒絶の意思を見せた。 どうやら最初からこのまりさは長の命令を無視し、幹部という立場を悪用して今まで野菜を盗んでいたのだ。 「そんなことをしたら人間さんが怒ってまりさをゆっくりできなくしちゃうよ!! 今ならまだ間に合うよ!!だから」 『なにがまにあうのぜ?ばかいうんじゃないぜ!! だれがゆっくりできないやつのいうことなんてきくとおもうのぜ!! だいたいあんなやつゆっくりできないおさがむりやりおさにすえつけたげすなんだぜ!! みんなあんなやつのいうことなんてきくきもないのぜ!!』 「何言っているの!!だからといって長の言うこと無視しちゃだめでしょ!!」 『うるさいんだぜ!!』 あまりにこまちの言うことに頭にきたまりさが横に置いていた木の棒を加え、 それをラジコンめがけてさした。 棒はラジコンの目の部分から中に入り込み、そのまま回路の一部を切断してしまった。 「な!!何をするんだ!!」 『…』 「ゆえ?もしもし!!もしもし!!」 『…』 さっき刺さった木の枝はどうやらマイク機能を壊してしまったようだ。 いくら叫べどもラジコンからラジコンの声は聞こえてこない。 まだ無事であるラジコンの耳からまりさの声が聞こえてくる 『ゆっへっへっへ!!まりささまにさからうからこんなめにあうのぜ!! おまえはそこでえいえんにゆっくりすればいいのぜ!!ゆっひゃひゃひゃひゃ!! れいむ!!そろそろもどるよ!!』 『ゆっくりりかいしたよ!!』 『わかるよー、きょうもたいりょうなんだねー!!』 『これでいっぱいむ~しゃむ~しゃできるね!!』 『まったく、いなかもののおさのせいでこんなよるにかりにでなきゃいけないなんて!! とかいはじゃないわ!!』 後ろですき放題言うのは会議の時にいた幹部ゆっくりたちだった。 どうやら今のいままで幹部という立場を悪用して好き放題に野菜を盗んでいたのだろう。 『ところでまりさ!!おさにはなんてうそをいっておこうかしら? まためんどうになるのはとかいはじゃないわ!!』 『だいじょうぶなんだぜ!!こんどはこいつといっておけばいいんだぜ!! どうせどこからきたわからないゆっくりなんだぜ? それにあんなゆっくりしていないおさはもういらないからそろそろおいだすんだぜ!! ありす、れいむ、みみをかすんだぜ』 『…なにかしら…まりさったらほんとうにゆっくりしているわ!!』 言いたい放題言った幹部ゆっくり達はそのまま野菜を口にくわえたまま何かを話し合いながらそのまま群れへと戻っていった。 ラジコンは蔦に絡まったまま身動きがとれず、そのままなすすべもなくその様子を後ろから見ていた。 明朝… 『はぁー、カメラを忍ばせておいて正解だったよ…』 どこから来たのか、男が茂みに置いていた携帯カメラを取り出した。 『さてと、犯人はどいつだ…』 男はそういうとカメラを操作し、録画した内容を再生し始めた。 『あん、このゆっくりは…えーきの群れの幹部ゆっくりか… さてはこいつら長に黙ってこんなまねをしてたのか、ようやくしっぽをつかんだぜ!! どうりであの加工所認定のドスを駆除しても被害が一向に減らないわけだ。さてと加工所に連絡するか これでようやく悩みの種から開放されるぜ』 そういうと男はカメラを持ったまま家に戻っていった。 「おーおー、大ピンチだな。どうするこまち」 「……」 一部始終をこまちの後ろから見ていたお兄さんは関心なさげにそういった。 一方のこまちは静かにどうするべきか考えていた。 (どうするこまち。明日には加工所のおにいさんがえーきさまを永遠にゆっくりさせちゃうよ… あんなゲスたちのためにえーきさまが永遠にゆっくりしちゃうなんてこまちは認めないよ!! …ゆん!!決めたよ!!もうコレしかないよ!!) すく… こまちは静かにたった。 「こまち?どうしたんだ」 「……」 お兄さんはこまちに尋ねたがこまちは部屋の片隅置かれてあった こまち用のおもちゃの鎌を手に持つと、静かにこう言った 「えーき様を助けに行く」 「はぁ!?お前本気で言っているのか?加工所のゆっくりに殺されるかもしれないんだぞ!!」 「それでも!!あたいはえーき様に永遠にゆっくりしてほしくない!! こまちと一緒にゆっくりして!!すごくゆっくりしてほしい!!旦那!!止めないで!!」 そういうとこまちは一気に玄関まで走り出した。 「おいこまち!!待て!!」 お兄さんは呆気にとられながらもこまちを追いかけようとしたが、 完全にその姿を見失ってしまった。 「ああくそ!!俺はどうなっても知らないからな!!」 翌朝… 一台のトラックが森の入り口で止まった。 「主任、この森の群れっす」 「この森か、まさかあのえーきの群れが真犯人とは思いもしなかったよ」 加工所の制服を着た男二人は会話しながらトラックから降り、後ろの荷台の扉をあけ始めた。 「しかしあのえーきは今回のことに関わっていたんでしょうか?」 「そんなこと俺の知ったことじゃあない。問題は警告したのにも関わらず、 えーきの群れのゆっくりが問題を起こした。 指示を出してやったのなら確信犯。指示をだしていなかったにせよ えーきでは群れのゆっくりを抑えられないという事だ。 その責任をしっかりとってもらうことになるな」 がちゃ!! 荷台の扉が開いた。 「よしお前ら良く聞け!!今回のターゲットはこの森に生息しているゆっくりだ。 どうせこの森に飼いゆっくりが近寄ることなんぞない。いいな、皆殺しにしろ。」 『うー!!』 『しね!!しね!!』 この言葉を引き金に、荷台に詰まれていたゆっくり達は空へと舞った。 目的はゆっくりの皆殺し。いっぱい首級(飾り)を持って帰ったらおいしいプリンが食べられる!! そう思いながら捕食種たちは森へと向かっていった。 その様子を影でこっそり見ていたこまちは捕食種の群れの後をつけるように森の中へと入っていった。 一方そのころ群れでは… 「とゆうことはあのれいむがはんゆんだったのかだぞ?」 「そうなんだぜ!!まりさちゃんともくげきしたんだぜ!!」 群れへと帰ったまりさは群れ衣をラジコンれいむに擦り付けるべく嘘の報告を長にしていた所だった。 まりさの言い分はこうだった。 一緒に見張りをやっていたら急にれいむが自分に襲い掛かり、 気絶させた後野菜さんを好き放題食い荒らしいたのだと。 自分は必死に説得したが逆に永遠にゆっくりさせられると思い、 咄嗟に転がっていた木の枝で目をさして逃げ帰った。というものだった。 群れのゆっくりはこのホラ話を簡単に信じたがえーきには通じなかった。 ゆっくりえーきの「白と黒をはっきりする程度の能力」がまりさの言うことを黒と見抜いたのだ。 「まりさ…うそをいうんじゃないぞ…ほんとうのことをいうんだぞ!!」 「ゆっへっへ、なにをいうんだぜおさ?まりささまはほんとうのことを!!」 「うそをいうんじゃないぞ!!えーきにはまりさがうそをついていることがわかるんだぞ!! はやくほんとうのことを」 「…おさはいいかげんにしてね…」 静かだがはっきりとした声で別の幹部のれいむが言った 「なにをいっているんだぞれいむ?えーきは」 「そうやってまりさをおとしいれてすっきりーしようとしているのはみえみえだよ!!このゲス!!」 アリスが続いて言う 「ゆえ?…ゆえ?…」 えーきには何がなんだか分からなかった。 必死に弁明しようとしたが周りのゆっくりの同調した声でかき消された。 「そうなんだぜ!!やさいをとっちゃいけないなんていみふめいなんだぜ!!」 「すっきりせいげんなんていなかものなものなおきてをつくるなんて!!とんだいなかものね!!」 「わかるよー!!げすなおさなんだねー」 「ふにゃちん!!そうろう!!したいれ!!」 騒ぎ立てる群れゆっくり。みんなここぞとばかりに不満をぶちまけ始めたのだ。 長をかばおうとするゆっくりは一匹もいなかった 「ひっぐ…ゆっぐ…えーきは…みんながゆっくり…できるよう…ゆっくりしないで… ひっぐ…がんばったのに…ひっぐひっぐ…ひどいぞ…」 えーきは今にも泣き出しそうな顔で言った。色々言われ続けてきたのを我慢して働き、 その結果が「げす長」。 えーきの心は折れそうになったのだ。 今が好機と見たまりさはずずいと前に出てきて、高らかに宣言した。 「こんなゆっくりできないおさにかわって、まりさがおさになろうとおもうのぜ!! まりさがおさになったらおやさいさんをとってきてのいいのぜ!!「ゆ!?ほんちょ!!」 すっきりーせいげんもはいしするのぜ「うほ!!なんていいおさ!!」 そしてさいしゅうてきにはあまあまをゆっくりのものにすべく、にんげんをどれいにするのぜ!! さんせいするゆっくりはどれだけいるのぜ!!」 『ゆおぉぉぉぉぉぉ!!まりさ!!まりさ!!まりさ!!まりさ!!まりさ!!まりさ!!』 群れゆっくりのほぼ全員が賛同の声を挙げた。 「ゆっくりありがとうなのぜ!!じゃあまりさがこれからあたらしいおさなのぜ!! てはじめに!!ゆっくりしていないおさをせいっさいするんだぜ!!」 『ゆおぉぉぉぉぉぉぉおぉぉ!!せいっさい!!せいっさい!!せいっさい!!せいっさい!!』 「ゆぅぅぅ…みんな…ひどいぞ…あんまりなんだぞ…あんまりなんだぞぉぉぉぉぉぉ!!」 えーきは群れの為に尽くしたにも関わらずこのような仕打ちで返され、 えーきはついに泣き出してしまった。 「せいっさいなん…ゆ?」 このとき、まりさは空が少し曇ったことに気がついた。ただ曇り方がおかしい。 雲というのはもっと光を通しつつ全体を多い隠すのだが これはとても小さい影のようなものがいくつもできていたのだ。 なにかがおかしい。そう判断したまりさら群れゆっくりは空を見た。そして恐怖に震えた 『うっうー、ごはんがいっぱいなんだぞー!!』 『しね!!しね!!』 大量のゆっくりれみりゃとふらんが群れの集落の上空を覆い隠すかのように殺到していたのだ!! 「どぼじでれみりゃとふらんがこんなにいるのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 長まりさが叫ぶと同時に群れは恐慌状態となり、 それを待っていましたといわんばかりに捕食種たちが一斉に襲い掛かってきた。 「うー!!いっぴきたりともにがすな!!おおくかったゆっくりにはごほうびのぷりんがくるぞ!!」 隊長格の胴つきゆっくりふらんが叫ぶ。 指示を出された捕食種は聞いているのか聞いていないのか分からないが、 とりあえず近くにいるゆっくりから片っ端に 捕まえ、痛めつけながら中身を吸っていった。 「いやぁぁぁぁぁっぁぁっぁぁあ!!すわないでぇぇぇぇぇぇぇ!! あんこさんすわないでぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「あまあまだどー!!いっぱいだどー!!」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!」 「ひっぐ…えーきは…みんなのために…ぐすんぐすん…がんばったのに…」 えーきはショックからいまだ立ち直れずにいた。 その場で膝を抱えて丸くなり泣いていた。 その様子を隊長格のふらんが見逃さなかった 「うー、おまえがこのむれのおさのゆっくりえーきだな」 「……ひっぐひっぐ」 ふらんはえーきの前に降り立ち、泣きじゃくるえーきに語りかけた。 えーきはなんの反応も示さずただ泣きじゃくっていた。 そんなえーきを、ふらんは無言で殴りつけた 「しね!!」 「ゆぶごぉ!!」 頬に一発拳が入った。えーきの小さな体は数cmふき飛ばされた。 「ゆぐぅ…もうやだぁぁぁぁぁ…えーきはがんばったのにぃぃぃぃ…ゆわぁぁぁ…」 「そんなことふらんはしらない。はっきりしていることはひとつ、おまえはむれのとうちにしっぱいして にんげんさんにあだなすことをしたということだ」 「……もう…ゆっくり…したくない…えいえんに…ゆっくりしたい…よぉ…」 「うー、さいごのおねがいぐらいはきいてやる。」 そういうとふらんは懐から棒のようなものを取り出した。 加工所のゆっくり殲滅部隊にのみ配備されている武器である。 基本的には警棒と同様の長さなのだが先端にはゆっくりの皮を破りやすいように 少しとがっており、対ドス戦にも使用されたなかなか優秀な武器なのだ。 「せめてくるしまないようにひとおもいにちゅうすいをつらぬく」 「…えーきは…もう…つかれたよ…」 ふらんが棒を構え、えーきは覚悟を決めて目を閉じたそのときである!! 「させるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 やっと捕食種たちに追いついたこまちが手にもった鎌でふらんを殴り飛ばした。 「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 ふらんはあまりの思わぬ奇襲を受けなすすべもなく吹き飛ばされた 「ゆえ…こまち?」 「えーき様!!はやくこっちに!!」 そういうとこまちはえーきの手をつかみそのままもと来た道を走り出した。 「うぅぅぅぅ…ふらんからにげるやつは…こんてにゅーできないよ…」 吹き飛ばされたふらんはふらつきながらも立ち上がり、えーき達が逃げた方へと歩き出した。 「うー、かわったあまあまだどぉー!!いただきま」 ブン!! 「うぅぅぅぅぅぅ!!ざぐやぁぁぁぁぁ!!ざぐやぁぁぁぁぁ!!」 「ああ糞!!きりがない!!」 こまちはもと来た道を必死に走っていた。右手に鎌を持ち、左手にえーきの手を握りながら後を追ってくる 捕食種達を撃退しながら必死に逃げていた。 「えーき様!!大丈夫ですか!?」 「………」 こまちはえーきに無事を聞くがずっと俯いていた。 このままでは二人ともやられてしまう!! そう判断したこまちはどこか一時的でもかまわないから身を隠せるところを探した 「ゆっと…あそこなら大丈夫そう!!えーき様!あそこまで走りますよ!!」 こまちはえーきをつれて洞窟に逃げ込んだ。 だが、それは間違った判断だった。 「ゆっくりしね!!」 ドス!!洞窟に潜んでいたゲスまりさがこまちの腹を刺した 「ゆ…あたい…刺された?」 バタン!! 「ゆっへっへっへ、まんまとまりささまをはめてくれたんだぜこのゲスえーき!! …ゆ?だれなんだぜこいつ?」 「こ…こまち!?」 えーきはふらふらとした足取りでこまちに近づいた。そしてこまちの手を握った。 こまちの腹から中身が流失していた。 「こまち…なんでえーきなんかをたすけようとしたんだぞ… えーきは…みんなからはいらないゆっくりなんだぞ…なんでなんだぞ」 「あたい…えーきさまを…ずっとみていたんです…ちょっととおいところから…」 「えーきを?」 「こまちは…ひとめぼれしたんです…えーきさまに…」 「そんなこと…いまいわれても!!えーきにはどうすることもできないんだぞ!!」 「えーき様…いっしょ…に…ゆっく…」 こまちは目を閉じた。意識を失ったようだ。 「こまちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 「だれなんだぜこのゆっくり?まあいいんだぜ!! まりささまのかんっぺきなさくせんをじゃましたえーきはゆ」 「くろ」 「ゆ?」 えーきはこまちの鎌をゆっくり拾うと、まりさをぶっ飛ばした 「ゆべぇぇぇぇぇぇぇぇぇっぇ!!」 「くろ!!くろ!!くろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 えーきは涙を流しながらまりさを鎌で殴りつけた 「なんでこまちをさしたんだぞ!!あんなにゆっくりしているこまちを!!どうしてさしたんだぞ!!」 「ゆべ!!ゆぼ!!ゆげぇぇ!!」 「くろ!!おまえはくろだぞ!!どうしようもないくらいくろ!! えーきはくろかもしれないけどおまえはもっとくろなんだぞぉぉ!! ゆっくりしねぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「ゆべぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 まりさは盛大に中身をぶちまけて洞窟の奥に吹き飛ばされた。 「…まだたすかるかもしれないぞ…」 えーきはこまちの容態をみてそう判断した。 腹からの流失がかなりひどいが早く手当てをすれば助かるかもしれない。 「いやぁぁぁぁぁぁぁ…おちびちゃんをころさないでくださいぃぃぃぃぃぃぃ!!」 「みゃみゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 …山の至るところで悲鳴が響き渡るこの山で手当てができる訳がない。 だが人間さんなら手当てができる。自分はどうなっても良い。 だがせめて、自分を愛してくれたこまちだけでも!! 「ゆっくりだぞぉぉぉぉぉ!!」 えーきはこまちを背中でおぶった。 こまちの体はえーきより一回り大きく、正直重かったがえーきはあきらめる訳には行かなかった 「こまちはぜったいえいえんにゆっくりさせないんだぞぉぉぉぉぉぉ!!」 体がふらつくものの完全に立ち上がった。 えーきが掛け声と同時に一歩を踏み出したそのときであった。 ガサ!! 「ゆ?れいむ?」 一週間後… 「えーき様…じゅる…くちゅ…」 「こまち…ちゅ…じゅる…」 「ぷはぁ…えーきさまの唾…とってもあまいです…」 「こまちのも…あまいんだぞ…」 「じゃあえーき様のここはもっとあまいんですね…」 くちゅ…くちゃ… 「ゆぅん!!…そこはあまくなんかないんだぞ…」 「…えーきさまのおしるはみんなおいしいんです…」 「…へんたい…」 「えーきさまを味わえるんならこまちはへんたいでいいです…じゃあさっそく味見を」 「ゆぁぁぁぁぁ…そんな所に舌をいれないで…」 「お二人さん、そういうことはできたら昼間にやって欲しくないんですが」 俺はふたりの間に割り込んでそういった。 一週間前ラジコンを操作してえーきとこまちを安全にここまで誘導して手当てをしたまでは良かった。 手当てが間に合ったこともあってかこまちが早く治ったことまでは良かった えーきが一緒に住むことを許したまでは良かった。 …だが時間帯も考えずにここまでいちゃいちゃするとは思わなかった。 「旦那ぁ、今いいところだったんだから邪魔しないでよー」 「えーきもこまちともっとすっきりしたいぞー」 「だからといって好き勝手したら駄目だ。言うこと聞かないなら飯抜きだ」 「「いやぁぁ!!ごめんなさいぃぃぃぃ!!ご飯さんはむ~しゃむ~しゃしたいですぅぅぅぅ!!」」 やれやれ手のかかる娘がもう一人増えたな… こんなことならラジコンをこまちにやるんじゃなかったな… そう思いながらも俺はぼろぼろになったラジコンを見た。 蔦を抜けるときに無茶な動きをさせ、 このうちに誘導するときにも襲ってくる捕食種たちを撹乱したり撃退したりで かなり無理をしたせいでもう動かなくなったが、 こまちにとっては何物にも変えられない宝物となっただろう。 なんせラジコンが恋人を連れて来たんだからな… 「それで邪魔に入ったゆっくり小こまちのせいで長を逃したというのか」 「うう、そうです…でもそのかわりに」 「ゆ?いだいなまりささまをとっととだすんだぜぇぇぇぇぇぇ!!」 「なんだこのゲスは」 「うー、いちれんのはたけあらしのしんはんにん。 えらそうなゆっくりをじんもんしてききだした」 「そうかそうか、じゃあたっぷり料理しないとな」 「ゆ?なんなんだぜ!!なんなんだぜあれぇぇぇぇぇ!!」 「うー、ゆっくりしね♪」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「そう簡単に殺すなよ。この世の生き地獄をたっぷりあわせつつ、殺さないようにしろよ」 「ゆっくりしね♪ゆっくりしね♪」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!もうぬいでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!ゆぶごぉ!!」 「うー、うっかりかんつうしちゃった…」 「ぼうゆるじでぇぇぇぇぇぇぇ…」 完 あとがき サイズの関係で襲撃の所からかなり描写が薄くなってしまいました。反省。 作者:ブレあき