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【種別】 魔術理論・魔術 【元ネタ】 Wikipedia-類感呪術 【初出】 新約十七巻 原理自体は一巻から登場している。 【解説】 「形の似たもの同士はお互いに影響し合う」という発想に則った魔術。 自分の体の動きを相手の体の動きとリンクさせ、相手の有り様を自分に再現する手法。 魔術を『感染』と『類感』という大雑把に二つの分類に区切ったときの片割れで、言うなれば究極のごっこ遊び。 魔術業界では基本中の基本のような技術で、作中でもインデックスやステイル、五和など多く..というよりほぼ全ての魔術師が何らかの形で使用している。 アレイスターレベルの達人にもなると、 動きを完璧にリンクさせ、相手が使用している霊装を再現することすら出来るらしい。 また、逆に相手を自分にリンクさせ、自分の有り様を相手に再現させることも可能であり、 例として「丑の刻参り」や「呪いの人形」などが挙げられている。 どちらも人の形を模したモノ=人の体に影響を与えるという発想がベースになっている。 現実の世界でも広く浸透した考えであり、現代においても 「髪の毛を模した海藻類を食べることで髪が黒くなる」 「お日さまを模したてるてる坊主を吊るすことで本物の太陽を呼び、雨を晴らす」 「人間の脳と似た形の胡桃を摂取すると脳の病に効く」 等々、枚挙に暇がない。 作中でよく使われる偶像の理論は、この理論を言い換えたものである。 【関連】 →感染魔術 →金枝篇(きんしへん) →霊的蹴たぐり
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「……なんかお前の顔見るたびに厄介事に巻き込まれてる気がするんだけどそいつは上条さんの気のせいだったりするんでしょうかねステイル君」 「心外だね。君が勝手に首を突っ込んでくるだけだろう。で、今回のあらましだが」 「やっぱりかよ! やっぱりなのかよ!」 「シェリー=クロムウェルが“とある魔導書”の原典を手に入れてね。その解読のためにあの子をロンドンに連れて行くことになった」 「……はい?」 「で、道中の便利な盾として君を貸すと学園都市が申し出てくれてね。そういうわけだから三十分以内に荷造りをしてくれ」 「俺は盾かよ! てか初の海外旅行が魔術がらみですかー!」 「えーと、俺にはただの汚い紙切れにしか見えないんだけど、それってそんなにすげーもんなのか?」 「あんまり直視しない方がいいわよ。万が一汚染されたら廃人になるから」 「ひゃっほうそいつを先に言えちくしょう!」 「召喚の基本陣をヘブライ語とエノク語の二重結界で括ってる。術式の内容は錬金の悪魔ザガンの召喚みたいだけど……これって、まさか」 「そうよ、禁書目録。これは『赤の書』の一ページ」 「レッドブック? 絶滅危惧種のデータリストか?」 「……とうまは知らないかもしれないけど、赤の書っていうのは伝説の魔導書なんだよ」 「ああ、前の『法の書』とかみたいなもんか。でも一ページってのはしょぼくないか?」 「ううん。本物の『赤の書』なら一ページでも『ソロモンの小さな鍵』が紙屑になるほどの価値があるんだよ。『赤の書』は写本が存在しない、実在さえ疑われていたものなんだから」 「まあ、そうよね。信じるのが馬鹿らしいわ。悪魔ベルゼブブが人間を堕落させるために自ら執筆した魔導書なんて、ね」 「……誰だ、てめェ」 「素晴らしい。クシエルの霧の中で意識を保つとは。君はこの手の魔術に耐性があるようだな。私は才能のある若者が好きでね。赤の書とその少女を置いて立ち去れば、君には手出しをしなくてすむんだが、どうかな?」 「ふざけんな!」 「そうか。残念だ。それでは君を打倒して、頂くとしよう」 「つまり、俺にもあっちに行ってこいってことか」 「ふむ。アレに幻想殺しが潰されるのは少々困るからな。せいぜい守ってやるといい」 「……あの魔術師が誰なのか知ってるのか、アレイスター」 「ああ。――私の息子だ」 「私のエセルドレーダは足止めもできないほど無能ではないよ。悪魔ベルゼブブは既に召喚されている。ここに、私の中に」 「……それで、何をするつもりなんだ?」 「無粋なことを訊く。知識の収集こそが目的であって、それで何をするかなんて二の次さ。切手のコレクターがコレクションで手紙を出すかい?」 「……そうか。そんなことのために、人体実験を繰り返してたってのか。それなら俺は、テメェのそのふざけた幻想を――ぶち殺す!」
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【種別】 地名・施設名 【初出】 新約八巻 【解説】 『グレムリン』の擁する海上要塞。その名のとおり、難破船や廃棄船の集合体。 位置は北海と予想されていたが、そこにあったのはロキにより擬装された拠点であり、 実際には各国の裏をかいて学園都市の勢力内である東京湾に存在した。 周囲はモックルカールヴィが巡回・警護しており、揚陸するのも容易ではない。 内部では『主神の槍』の精錬が行われており、 学園都市で捕獲した垣根帝督の一部が埋め込まれている。 【関連】 当ててやる。○○、または××だ
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【種別】 人名 【初出】 創約三巻 【解説】 『木原一族』の一人である、学園都市暗部の研究者。 マッチ棒のように痩せ細った身体をした高齢の男性で、青いつなぎを着た上に白衣を羽織っている。 研究者としてかなり高い地位にあり、暗部のスクープをいくつも追いかけてきたベニゾメ=ゼリーフィッシュをして「ちょっと大物過ぎる」と評すほどの人物。 レディバードを開発しアンチスキル=アグレッサーを型落ち呼ばわりするなど、その技術は本物。 しかし高齢なこともあってか他の木原と違い自身は戦闘に介入せず、基本的にレディバードに命じて相手を始末させている。 レディバードに「アンドロイドの研究が進めば人体実験は必要なくなる」と語っていたが、 彼女にその本当の機能を教えず、置き去りを平然と実験材料として使い潰そうとするなど、実際は『木原』らしく極めて冷酷な本性を持つ。 イラストのはいむら氏によると、瞳と手袋の黄色は危険色とのこと。 【作中での行動】 オペレーション・ハンドカフスの発令を受け、レディバードと行動を共にしながら学園都市からの脱出を図る。 パラサイトハードウェアで警備員の回線を破壊するなどの工作を行いながらレディバードを使って警備員と戦闘を繰り広げ、 最終的にはカキキエ隧道にまで辿り着く。 カキキエ隧道ではフリルサンド#Gを下し、協力して学園都市を脱出することをドレンチャー=木原=レパトリに提案するが、 交換条件としてドレンチャーが保護していた置き去りの子供たちを自分の実験材料として使わせることを要求したため、決裂。 レディバードにドレンチャーを始末させ、置き去りを守ろうとする浜面仕上も同様に始末させようとしたが、彼女が浜面に敗北したことで呆然となる。 生き延びて次世代機を開発するために起死回生を狙い、ニコラウスの金貨を使って浜面の銃を暴発(爆発)させようとしたが、 予想していた「銃の機関部の破裂」ではなく「引き金を引かずに弾丸が発射される」という現象が発生し、発射された弾丸は射線上にいた端数自身に命中。 胃を貫かれて漏れた胃酸で自身の内臓を溶かされ、5分以上も苦しみ抜いた末に死亡した。 【備考】 暴発とはそもそも「引き金を引かずに弾丸が発射される」という現象を指す言葉であり、 「銃の機関部の破裂」などと言った現象は暴発ではなく腔発という。 よって端数が後者を指して『暴発』と言ったのは厳密には誤用であり、 『暴発』をニコラウスの金貨に念じれば「引き金を引かずに弾丸が発射される」ことになるのは当然である。 つまり結果だけ見れば、端数はそれと知らずに自殺をしたことになる。
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ここはオリキャラスレに投稿されたSSを載せる場所です。 投稿されたSSにタイトルが無い場合は登場人物だけでも明記してください。 保管庫に登録されているSSの設定を引用する際には、登録された時期と原作の動向に対してより一層の配慮をしてから制作して下さい。 魔術サイド ハーティ×ヴィクトリア イギリス清教必要悪の教会に所属するハーティ=ブレッティンガムとヴィクトリア=ベイクウェル。 拷問官とスケバンのコンビがイギリスの為に悪い魔術師と戦うというお話。 とある土産の珍奇騒動《カーニバル》 旅行と人にお土産を渡すのが趣味である日系魔術師・尼乃昂焚。 彼のお土産を巡る珍道中とお土産を渡された人々との珍奇騒動《カーニバル》を描く短編集。 とある教会の魔術師達の日常 必要悪の教会に所属する魔術師達の日常を書いた短編。 当然、その中には一人や二人や三人以上は性格的に難がある人間が居るわけで。 とあるお嬢様の誘拐騒動 オカルトコレクションが趣味の中学生、ヴァージニア=リチャードソン。 彼女を狙う誘拐犯と、それを阻止するイギリス清教の魔術師達の戦いの結末は――。 とある魔術の騎士讃歌(キャバリック・ロマンス) 人は絶望の中で生きている。崇高な理想もいずれ錆び付いて、音を立てて崩れ落ちる。 その様を止められる人間は少なく、何もできない無力さに流されるものもいるだろう。 しかし、もしも。 諦めず、もがき続けることが出来たのなら? 或いは。 渇望を捨てきれず、力を得んとしたのならば? その先にあるのは―――――――――――――――――――――――――――――――。 とある魔術の人間賛歌(ヒロイック・マイソロジー) 人を超えた存在のなかに魔術師というものがある。 彼らは力を欲するが故に道を踏み外す。 しかし、だからこそより人間であろうとする者もいる。 それは、こんな思いを持つ人間たちの物語。 とある魔術の日常風景(ワンシーン・ワンカット) 異世界の法則である魔術を扱う者を魔術師と呼ぶ。 彼らは。彼女らは。どんな想いを胸に抱き、どのような日常を過ごしているのか。 これに記されるは世界各地で活動する魔術師達の日常を切り取った風景(ワンシーン・ワンカット)。 魔術SSなら読み切りでも短編でも誰が書いてもOKです! 科学サイド 蟻群矜持《ボトムスピリット》(現在、リメイク中) 姉を暴行して重傷を負わせたスキルアウトに復讐を誓い、無能力者狩りをする毒島拳。 同じ目的を持つスキルアウトチーム軍隊蟻《アーミーアンツ》と共に事件の真相を究明していくことになるが―――― 霧の盗賊vs―― “霧の盗賊”がメインのストーリー とある学園の紛争記録 風輪学園の裏で起きていた『アヴェンジャー』による暴力やかつあげ。それに対処すべく風紀委員159支部は学園内のLEVEL4に協力を要請する。 様々な人物の思惑、策謀、信念が混じり合った時、その先に見えるものとは―――― とある支部の日常生活 学園都市第6学区に支部を構える風紀委員(ジャッジメント)第176支部に所属する少年少女たちの日常、グラビトン事件、幻想御手(レベルアッパー)事件、スキルアウトブラックウィザードなどとの交戦を描いた物語。 常盤台ばかるてっと! 名門お嬢様学校に通ってるのに、派閥もない、地位もない、名誉もない。 その上、気品も優雅さもオーラも足りない。お嬢様力ゼロの4人組。 それでも彼女たちは今日も楽しく生きています。 大地×…… 学術の街、学園都市。 この物語は、そんな科学の街では癒せない人々の心の隙間を埋める喫茶店、『恵みの大地《デーメーテール》』でのお話。 クリスマスイブの日に とある事件がきっかけで知り合った男女、煙永流美と波賀明兎。 煙永は波賀に借りを返すためにクリスマスイブの日に遊園地に誘うが・・・ テキスト×ブラックウィザード 白濁した悪のカリスマが闇の覇道を進んでいるのと同じ時期、学園都市の闇では新たな抗争が生まれようとしていた。 もう一つの暗部組織『テキスト』と新興スキルアウト『ブラックウィザード』が交差するとき、物語は始まる――! とある風紀委員たちの志 学園都市における学生たちによる、治安維持組織「風紀委員」(ジャッジメント) それに関わる人々はどのような思いを抱いているのだろうか。 該当キャラの作者さん大歓迎! 雲は流れ行きて 学園都市の裏に存在する暗部組織の一つ「クラウド」の物語 とある窓の無いビルの内部から 学園都市にいる個性的な学生たち、その様子を少し覗いてみましょう。 獣耳衆の華麗な日常 学園都市でも最も馬鹿げた組織と名高い「獣耳衆」。 そんな彼らの毎日は、やはり馬鹿げているのであった。 とある暑い日の思い出 明知黄道十二星座の名を冠する学生たちと、とある他校生たちのちょっとした暑い日の思い出 とある科学の修復者(デバッカー) 0章 限りなく深い学園都市の暗部から「置き去り」を救うために奔走する 少年少女達の物語の序章。いわゆる導入SSです。 とある猫娘達の日常 置き去りを非道な実験から救う為の組織「チャイルドデバッカー」 そこに所属する少女達の戦いの物語…では無く。 そんな少女達の平和な日常の物語。 とある暗部の巡一座(ラストループ) 新しく誕生した暗い『闇』の部隊として学園都市の『闇』を巡る一座(トループ)の物語。 不定期更新予定です。 科学と魔術が交差する物語(両サイド) とある暗部の戦闘報告《テキスト》 学園都市の学生が魔術サイドの人間に誘拐された。 科学と魔術の境界を越えた事件の犯人ディアス=マクスターを追うため、科学サイドからは暗部組織テキストの星嶋雅紀が、 魔術サイドからは必要悪の教会《ネセサリウス》のハーティ=ブレッティンガムが派遣される。 強欲の杯 尼乃昂焚が提唱する「全ての強欲に終止符を打つ計画」―――天地開闢《ワールドルーツ》 第三次世界大戦を終え、学園都市が幻想殺しを失ったことで舞台は整った。 昂焚とユマ、風紀委員、イルミナティ、暗部組織、神道系、警備員、イギリス清教、スキルアウト、科学者たち それぞれが胸に欲望を抱き、使命を抱き、世界を股に掛けるトラブルメーカーが催す舞台の上で踊り始める。 ※とある土産の珍奇騒動の続編です。 とある高校の中華麺王(ラーメンマスター) とある平凡な高校の2年生にしてラーメンバカでもある福百紀長。 彼女のラーメンを求めて今日もいろいろな客がやってくる! とある男子高校生の日常シリーズ 主に成瀬台高校生が中心となって綴られて行く物語。 ギャグにシリアス、短編・中編・長編何でもござれなシリーズ展開。 さあ、少年少女達が描いて行く熱い青春の1ページを見逃すな!! 電脳歌姫の学園都市レイディオ! SS作者の脳に怪電波が届いた時限定で放送される“電脳歌姫の学園都市レイディオ” ありとあらゆるご都合主義が罷り通るカオス空間で繰り広げられる驚愕のラジオ番組とは・・・! ※メタネタ注意 十六歳のはろ・あーばいと 学園都市に暮らす魔女の末裔(無職)、ジークリンデと執事のザイフリートが紡ぐ物語? 思い立ったが吉日、妄想が冷める前に書き殴るショートショート・サイドストーリー。 闇城降魔「安価でめんどくさい夏休みを送る」 学園都市に暮らすごく普通の高校生、闇城降魔の物語。 …と思いきや、すべてが安価で決まるSS。 時にギャグあり、時にシリアスあり。常に予想のつかない展開へと話が進んでいく! 果たして闇城は無事に夏休みを終えることができるのか? その他 SS用語集 各SSで登場したオリジナルの用語やアイテム、組織などを網羅。 禁書@wiki並みに無駄に細かいところまで載せてみよう。
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【種別】 組織名 【初出】 新約七巻 【解説】 学園都市・第七学区内、『学舎の園』に存在する学生主導の非公式サロン。 メンバーは20人前後。 表向きは弓道の自主練集団のような体だが、 実際は金融取引を軸とした大企業へのコネ作りを目的とした集団。 リーダーの趣味全開で、着物や掛け軸と言った純和風な物品が大好きらしい。 銀行のような見た目の小さめのビルを丸ごと借り切って本拠地としており、 会員は特殊なカードキーで施錠された強化ガラスの扉から出入りしている。 強化ガラス扉には景観保護のために細工がされており、 外から見ると古い銀行のロビーの様に見えるが、実際に中に入ると畳と障子のお座敷が広がっている。 これはホログラム技術のようなもので、 ガラスにCDの様な細かい凹凸をつけることで光の加減を調背しているらしい。 『学舎の園』に侵入したとされる魔術師・梅咲優雅が持ち込んだ霊装『明王の壇』を捜索する上条当麻達が、 『「純和風の骨董品」を24時間以内に運び込んだ』という条件で絞り込んだ結果、この組織の名前が浮上。 何とかカードキーを入手して内部に忍び込んだものの、それらしき霊装を発見することは出来なかった。 その際、第三者として上条に協力していた食蜂操祈に、 「その情報は本当に正しいのか?」」と疑問を投げかけられたことで違和感が露呈。 結果、そのような魔術師の侵入事件は起こっておらず、 上条を足止めしたかった土御門元春の策略だと判明している。
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『INDEX Z.O.E』 『有史以来、人類は様々な力を手に入れ、 文明はその力によって導かれて歩んできた。 では、天使ほどの力が導く文明の行き先は何だ』 学園都市理事長――アレイスター・クロウリー。 「配達に出る」 『上条当麻、注文受付――配達まで二十』 イギリスの日本人街。 自転車に乗った一人の少年。 ポケットから飛び出した携帯電話のゲコ太ストラップが揺れている。 「珍しいな」 『何です?』 「シスターだ――それにしちゃ随分変わってる」 倒れ伏している銀髪碧眼の白い少女。 『この日本人街にシスターが?』 「それも馬鹿に小さい。何だありゃ」 少女を束縛する異能の力。 「魔術――」 科学の生み出した力――『超能力』が襲い掛かる。 「自転車と寿司をやられた!学園都市の奴らだ……」 『学園都市って、日本の?――さん……!』 「……!」 幻想殺し――イマジンブレイカーが少女の戒めに解く。 「動けぇぇッ!!」 「おはようございます。戦闘行動を開始します」 「魔道書図書館、『禁書目録』――インデックスです。術式の説明を行いますか?」 「ここ半年で、世界の事情は大きく変わったわ。今の学園都市の戦力は圧倒的よ。 魔術サイドも必死の抵抗をしたけど、戦争ってほどのものも起こらなかった。 世界が学園都市のものになるまで、あっという間だったわ。 ヒューズ・カザキリはもう起動準備に入ってるわ。 ヒューズ・カザキリを動かすことも止めることも、この二人にしかできない。 この二人を手にしたものが人類最高の権力を握るって仕組みね」 上条当麻の右手が雷撃を打ち消す。 「目的はインデックスか!?」 『さあ?』 『超電磁砲』――レールガンと呼ばれる少女が青白い電光を身に纏う。 「学園都市にしたってやり方が荒すぎる!……指揮官は誰だ」 『カミヤン――』 立ち塞がるのは、怨霊が憑依した機械仕掛けの人形。 無数の折り鶴が羽ばたく。 「おまえ――土御門か!?」 『禁書目録は学園都市の中枢で自爆するようセットされているけり。 必要になれば禁書目録は術式を起動させる――そういう命令であるのよ』 イギリス清教、最大主教――アークビショップが運命を告げる。 自らの意思で『守る』ために戦う白髪の少年が、上条当麻の前に現れる。 『学園都市に行くのか?おい、クソガキ――答えろよ。学園都市に行くんだろォ?』 「だったら何なんだ」 『そのガキはなァ、学園都市の中枢で死ぬするつもりなんだよォ!!』 「ぐあああ!あああああ!うう……ああ!」 少女に支えられ、失われた少年の記憶が蘇る。 「インデックス、後はお願いね」 『超能力者』――レベル5の第3位、御坂美琴が少年に拳を振るう。 「何でこの輸送機に乗って来たの!?」 「天草式の皆に何かあったら許せねぇ……」 「殺してはいないわ」 「信用できねぇよ」 「もう一度死んだも同然の身だ――俺は、自分で蹴り着ける」 幻想殺しの少年が、決して引き返すことの出来ない道へ踏み出す。 「駄目よ――!」 「見ろ!天使との完全なる融合――全てを終わらせる破壊を!!」 世界が白い闇に染まる。 その中で、二人の少年が各々の思いと共に――光の中心へ駆ける。 黒い翼の羽ばたきと、竜の咆哮が重なる。 「うおおおおおおォォ!!」 「止まれえええッ!!」 「あんたは今、失った記憶を魔術で補強しているわ。 その魔力はインデックスが供給されてる。 つまり、インデックスから離れれば――全て忘れてしまうのよ」 『この二人の力は互角』 冥土帰し――ヘブンキャンセラーが語る。 『だが、幻想殺しがアレイスターに対抗するためには 一つ、欠けているものがある。能力を最大限に引き出す術式だ。 勝てるかどうかは能力者しだい――」 上条当麻の拳が幻想を壊す。 「邪魔だぁッ!!」 その力は幻想を殺す――上条当麻。 その運命は世界の救済を、命と引き換えに――禁書目録。 その力は正しいと思えることに――御坂美琴。 その運命の『向き』―ベクトル―を変える―― 一方通行。 「アレイスターの目的は支配ではない。 ――破壊だ」 破滅へのカウントダウンが始まる。 「来た……!」 『ねえ……私がいなくなっても、必ず――必ずあの子達を止めて』 少女の願いは―― 「アレイスター……!うおおおォォ――!!」 「待て、一方通行!」 『天使は私を選んだ。世界の意思が…人類の無意識が、終末を望んでいるのだ。 見ろ!これが神の意思だ!!』 二人の少年が絶望に立ち向かう。 「妹達――シスターズが何人死んだと思ってる!」 元・世界最強の魔術師であり、現・世界最高の科学者が少年の記憶――思い出を奪う。 「うあああああ!?」 『喜べ。おまえも計画の一翼を担っているのだ』 『私達、仲間でしょう?』 少女の思いは――少年に託される。 『おまえは私の元へ帰ってきたのだ』 アレイスター・クロウリーが少年を出迎える。 そして、妹達20001号、最終信号、打ち止め――ラストオーダーが静かに眠る。 『戦闘終了――アレイスター・クロウリーの勝利です。お疲れ様でした』 「御坂。一仕事できちまった」 『どうする気?』 「また記憶を無くしたら、思い出させてくれ」 『……あんたは負けないわ』
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【種別】 人名 【元ネタ】 テクパトル(Tecpatl)はアステカ文明の暦における18日で、シンボルは「火打石」 【初出】 名前の初出はとある科学の超電磁砲SS 第三話 登場は十九巻 【CV】 柳田 淳一 【解説】 『翼ある者の帰還』に所属する魔術師で、ショチトルやトチトリの上司。 組織内では作戦の立案・実行を行う前線指揮官のような立場にあり、実質的に組織を動かしているのも彼。 ショチトルやトチトリの言動からして人望はあまり無く、二人とも折り合いが悪いようだ。 組織からの指示に従い学芸都市への攻撃を指揮し、勝利を収めた。 しかし、勝利を収めても自分たちの暮らしや立場が何一つ変わらず、 指示を出すだけだった上層部の老人達の利権を守っただけだったことに怒りを覚え、老人達を粛正。 結果として組織としても個人としても行くべき方向を見失ってしまう。 その後、命令違反を犯したショチトルとトチトリを『原典』を組み込んだ兵器として利用し、 裏切り者であるエツァリを抹殺するために学園都市暗部へ潜入。 暗部の情報を得られる統括理事の一人潮岸との入れ替わりを狙い、美濃部の外見を奪って潜伏していた。 潮岸のシェルターがグループの襲撃を受け、潮岸の利権が揺らいだことで彼を見限り正体を現した。 エツァリとの戦闘では暦石の派生系である原典『月のウサギ』を用いた。 しかし、自身の原典からの汚染を防ぐ仕掛けを施すなど魔道書の内容を理解しようとせず、 加えて『月のウサギ』の記述をエツァリが写本したことで原典に見限られ、自身の魔道書に殺害されてしまった。
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【種別】 人名 【初出】 十五巻 ファミリーネームは新約一巻にて判明 【CV】 内田真礼 【概要】 【性格】 【能力・スキル】 【作中での行動】 【口調】 【備考】 【余談】 【概要】 学園都市の暗部組織『アイテム』のメンバーの1人。 レベル0の女子高生。 金髪碧眼のフランス人形のような容姿の少女。 年下の絹旗よりスタイルは控えめらしいが、最近急成長している。 好物は鯖缶で、食べられないと「禁断症状で幻覚を見る」ほどらしい。 フレメアという妹がいる。 【性格】 お調子者で何事にも楽観的。 学園都市の暗部にも本来あまり興味が無く、面倒事を避けて、楽しく暮らしていけたらいいと思っている。 『アイテム』にいるのも、広く浅い友達の一端くらいの認識。 可愛らしい外見に気を配っているのもその為であるようだ。 その軽さは仕事の殺人についても同様であり、 雇い主の目的や殺す相手の善悪、人生などどうでもいいと吐き捨て、 命を摘む瞬間に「相手の運命を支配した気分になれる」と語るなど生死観はかなり歪。 麦野曰く「血まみれの手を石鹸で洗ったらそのまんま笑顔でファンシーショップに出かけるようなヤツ」。 一方仲間や友人には優しく、滝壺を気遣う心を見せ、その身を心配している。 作者は後書きで「善悪がないキャラクター」「作中でも極めて珍しい立ち位置」と評している。 浜面によれば面倒だったのか覚えられないからなのかは分からないが、 パスワードなどの暗号を同じ並びにしてしまう傾向があったらしい。 その結果、よく麦野や絹旗に絞られていたとか。 麦野や絹旗にも詰めの甘さを厳しく指摘されており、 「おしおきじゃすまないミスを犯す」「ここぞという時に限って超使えない」などと評され、 仲間内での信頼度は高くないようだ。 その指摘は正しいのか口がとても軽く、自らの保身にすぐ走る。 これが後の悲劇を生む要因となってしまう。 麦野に対しては美琴に対する黒子のようなポジションにいたようで、 アニメ『超電磁砲S』ではファミレスで麦野と共に美琴と再会した際、そこに現れた黒子と口論をしている。 その後、何故かお互いの慕う人物の自慢話合戦となり、お互いの慕う人物の胸をもみ合う事となった(当然二人は軽く制裁された)。 もしもあの抗争で何かが違っていれば、今でも仲良くしていたのかもしれない。 【能力・スキル】 トラップや爆発物を使用した戦闘を得意とする。 爆弾は主に遠隔起爆できるリモコン式を使うが、場合によっては時限式・着火式のものも使用する。 特に多用するのが着火すると貼り付けた箇所を焼き切るテープのような道具で、 テープの進路に爆弾を置いて起爆したり、相手の誘導・妨害などマルチに使える。 好物のサバ缶も(火力を落とした)同様のツールで開封している。 なおフレンダがカバン等を持っている様子はないが、 戦闘時はこれら大量の爆発物をどこからともなく取り出している。 身体能力と格闘技術もかなり高く、 爆弾を利用して本命の爆弾に追い込んだり、 窒素ガスを気化爆薬と信じこませ能力使用を封じたりと心理戦も得意。 能力の有無や詳細については長らく不明だったが、 『超電磁砲』編集の荻野氏が「フレンダは無能力者(レベル0)である」と明かした。 【作中での行動】 『とある科学の超電磁砲』では本編初登場以前の時系列に登場。 その当時(7月24日)は麦野に抱きついてじゃれ付くほどの仲良しさを見せ付けている。 8月18日(19日?)には『アイテム』として受けた依頼で、 絶対能力進化実験の妨害活動を行っていた御坂美琴と交戦。 巧みな口ぶりと演技により美琴の電撃能力を完全に封じて肉弾戦に持ち込み、 不眠不休で連日動き回っていた為か美琴の体力が落ちていた事もあり、 あと一歩のところまで追い詰めたが、美琴を激昂させたことにより敗れる。 その後、乱入してきた麦野に助けられて戦闘援護に回るが、 美琴と雌雄を決することにこだわる麦野の指示により滝壺を連れて研究施設から退避し、 絹旗と合流した後は移送の護衛を行なった。 『超電磁砲』43話では、麦野が大覇星祭の選手宣誓の勧誘をされたときに代わりに引き受けようとしていた。 『超電磁砲』78話では絹旗の回想で登場。アイテム内で絹旗より年上にもかかわらず貧胸だったが、急成長している。 「妹に揉まれるからかな」と適当にアタリをつけているが、サイズが大きくなる関係で下着を頻繁に買い替えているようだ。 その後の80話でも再登場。 スーパーで最後のサバ缶を買った佐天涙子とひょんなことから交流を持つ。 ある日、佐天はピンセットを求めるスクールに 「どんな小さいものでも挟む箸名人のカード」を所有したことから目をつけられ、下部組織の人間に拘束されてしまう。 現場を目撃していたフレンダは佐天を難なく救出するも、連絡を受けた誉望万化の指示で弓箭猟虎が出動。 人混みに紛れた近距離狙撃という元来の狙撃のセオリーから外れた特性に加え、 トラップやフェイントにも引っ掛からない相手に追い詰められていく。 憔悴した思考の中で、フレンダは保身のため佐天を囮にしようとするが、なんと佐天が自ら囮になることを提案する。 死の恐怖に怯えながらも命を懸ける覚悟を見せた佐天を認め、大量の偽ヌイグルミ爆弾を抱えさせた。 それを見た弓箭猟虎は「目撃者と黒毛(佐天)の口封じに加えて追跡者(猟虎)の排除を狙った」と勘違いしたことで、 タイマー音のする爆弾に思わず狼狽。これはフレンダがぬいぐるみの爆弾を使うことを逆手に取ったトラップであった。爆破を凌ごうと柱の陰に隠れたところを見つかり、会敵となった。 破片効果のない衝撃破のみに絞った小型爆弾を格闘戦に用いるなど、「酔狂」と評された戦闘スタイルで猟虎を驚かせるが、 満身創痍の身だったためにやはり追い詰められる。そこで、フレンダはあらかじめ仕掛けていた燃料気化爆弾を一斉に起爆。 嗅覚を用いる猟虎は酸欠に陥り、フレンダの小型爆弾で割れたガラスへと酸素を求めて走った。 猟虎が空気を吸おうと口を開けたところ、爆煙の中から現れたフレンダが小型爆弾を押し込む事に成功。 さらには一瞬のスキを突いて弓箭猟虎を外に蹴落とし、ヌイグルミ爆弾数体を投下して起爆させることで勝利した。 その後、佐天涙子の携帯にはフレンダからのメッセージが受信され、再び食事の約束を取り付けていた。 しかし約束の一週間後、佐天の携帯に返事が返ってくる事はなかった。 10月9日に起きた素粒子工学研究所での対『スクール』戦で負傷?し、 『アイテム』とはぐれた後に『スクール』と接触(捕まった可能性もある)。 その際に自らの保身を図り、情報を渡す見返りに逃がしてもらったが、 裏切りを許さない麦野に粛清され、胴体から真っ二つになり死亡した。 アニメ『禁書目録Ⅲ』にて粛清直前のフレンダ、上半身のみとなったフレンダの凄惨な姿と絶望的な表情が描かれている。 その際、浜面は「フレンダだって相当の使い手のはずなんだ。(だった)」と発言している。 上述されているように決して善良とは呼べない人物だが、彼女が「仲間を裏切ってまで、生きて帰りたかった場所」を想像すると、 単純な悪人とは違った別の側面が見えてくるかもしれない。 亡骸は、第一〇学区の墓地に埋葬されている。 このようにフレンダは死亡した筈だったが、新約5巻終盤にて突如彼女と思われる人物が麦野の前に現れた。 …が、新約6巻で、これは麦野の義眼へ電磁的介入を行った事による偽装であると明かされた。 また、フレンダに見えるのは麦野だけで、居合わせた絹旗には女装趣味のオッサンに見えていたらしい。 新約12巻では、物語の舞台となったダイヤノイドの一室にあった彼女の生前の片鱗が描かれた。 そこには彼女の『遺産』と呼ばれる、軽く1000人は超える程の友人達に宛てられた、誕生日を祝うプレゼントが大量に保管されていた。 中には麦野に宛てられたものもあり、映像に映るフレンダの屈託のない笑顔を見た浜面は「絶対に麦野には見せられない」と決意を固めていた。 サンジェルマンの言葉に突き動かされ、殺意と復讐心に駆られた藍花悦の偽物は、彼宛のプレゼントに遺されたメッセージによってその本来の名前を取り戻した。 【口調】 「結局」という単語を文中に入れる。語尾に「~訳よ」がくることも多い。 例)「結局、浜面ってキモいんだけど」 「自信満々の能力者を嵌めたこの瞬間が最っ高ーに快感な訳よ!」 【備考】 漫画版『超電磁砲』第八十三話にて、弓箭猟虎に 「Ha det bra(サヨナラ)!」 と言い放つシーンがある。 これはノルウェー語で「バイバイ」「さよなら」を意味する言葉であるため、 セイヴェルン姉妹はノルウェー出身である可能性がある。 【余談】 アニメ『超電磁砲S』18話で、フレンダがレベル4であるというような記述がされていたが、 アニオリの上本編での言及もないため一説に留まっていた。 また、フレンダが爆発物をどこからともかく取り出していることから、 ファンの間では「アポート系の能力者なのでは?」と考察されていたこともあった。 …が、上記の通り無能力者と明かされた為、爆発物の出し入れについては結局謎のままとなった。 絹旗が砂皿緻密に反撃した際も携行型対戦車ミサイルを同じくどこからともかく取り出していたため、『アイテム』の所有している何らかの科学技術だったのかもしれない。
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【種別】 霊装・伝承 【元ネタ】 ケルト神話に登場する魔剣。 英語文献ではアンサラーとされることも。 強力・無敵と喧伝される割に実際に使われている場面がないと言う点など豊穣神の剣との共通点が多い。 wikipedia― フラガラッハ 【初出】 十八巻 【解説】 ケルト神話発祥の剣。実際の霊装として品が現存するかは不明。 騎士団長のパターン魔術の理論に伝承が利用されている。 明記はされていないが、元ネタからひとりでに動いて急所に向かう「的確精度」が該当すると思われる。