約 2,676,083 件
https://w.atwiki.jp/wiki14_k2/pages/4.html
ワドルディのとある1日 ~登場人物紹介~ ワドルディ 年齢 わからん(オイ だいたい14歳 中学生(本当は嘘)(これでは中学生) ワドルドゥ 年齢 わからん(オイ だいたい13歳 中学生(嘘) アドレーヌのことがLOVE ナレーター(作者) 作者は小学生 12才 アドレーヌ 年齢 てきとーに13歳 絵が好きで・・・・それだけ カービィ 年齢 ???歳 食いしん坊 でも中学生 メタナイト 年齢 23歳? ワドルディ達の担任 ほかにもでてくるが、めんどくさいy(蹴 ワドルディのとある1日 第1話 ワドルディ「ふわ~ぁ、よ~ねた~」 ナレーター「お、やっと起きたか、早くしないと、学校おくれるぜ!!」 ワドルディ「ゲ、本当だ!!もういかないと!!!!」 ナレーター「あーあ、クチナシ(ワドルディ)遅刻だー。」 カービィ 「おはよー、おそいねー、クチナシ。」 ワドルディ「そのあだ名やめてくんない??」 ワドルドゥ「カービィ、んなことゆうなよ、なあ、ク・チ・ナ・シ。」 ワドルディ「やめんか!1つ目!!」 メタナイト「URUSEEZO!1TUMETOKUTINASI!!! ワドルディ「普通にしゃべれや。」 メタナイト「んなことより、転校生を紹介する。」 アドレーヌ「転校生のアドレーヌです。アドって呼んでください。」 ワドルドゥ「(かわいいな・・・好きになっちゃうかも・・・)」 カービィ 「ねー、クチナシー、顔赤いよー」 ワドルドゥ「え??なんでもないよ」 ナレーター「ほれたとか?」 ワドルドゥ「ちがうちがうちがう・・・・・」 アドレーヌ「ねー、きみ、なんて名前なの?」 ワドルディ「ワ、ワドルディです・・」 アドレーヌ「へー、じゃあ、ワド君でいい?」 ワドルディ「う、うん、いいよ・」 ワドルドゥ「(ガーーーーーーーーーーーーーーーーン)」 ナレーター「こうして、クチナシとアドに愛が芽生えたとさ。めでたし、めでたし、目、出たし」 メタナイト「次回は、地獄なみの授業だーーー!!」(笑) 全員 「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 ナレーター「おしまいの前に・・・」 カービィ 「お腹すいたー。」 カービィ 「スウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ」 ワド2人 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」 ナレーター「これから最後には、吸い込むことにします。よろしくお願いします」 ワドルディのとある1日 第2話 マリカビ ワドルドゥ「あーあ、ワドルディはうらやましいよ」 ワドルディ「それはどうしてですか?」 ワドルドゥ「アドとラブラブになっちゃって」 ワドルディ「そーかなー」 メタナイト「はい、では今から授業開始です」 ワドルドゥ「なんだろう・・・」 メタナイト「1から6時間目まで国語です」 ワド2人 「え~~~~~~~~~」 メタナイト「やらなかったら即処刑(笑)」 ワドルディ「ソリャナイデスヨーメタナイトせんせー」 ブレード 「バッカじゃねーのー?」 ナレーター「↑ブレードナイトの略です」 メタナイト「(無視)では、はじめます」 ナレーター「1~4時間目まで省略」 メタナイト「では、給食の時間です」 カービィ 「まってましたーーーーーーーーーーーーーーー」 ワドルディ「今日は、焼肉丼にビーフンスープかー」 ワドルドゥ「マリカビの給食引用かよ!」(2006年3月10 日) ナレーター「わぁい、僕も食べる」 ワドルディ「てめーは姿すら無いだろ」 ナレーター「 」 ワドルドゥ「ふー、食った食った」 ナレーター「 」 ワド2人 「何ていったんだよ!!」 ナレーター「お前には口がないだろ!!」 ワド2人 「うっ・・」 ナレーター「省略して帰りの会~」 メタナイト「みんな、さようなら」 全員 「先生さようなら!」 PM3:20 アドレーヌ「ワドルディ君、4時遊べる?」 ワドルディ「うん、遊べるよ~」 アドレーヌ「じゃ、4時になったら来てくれる?」 ワドルディ「うん、家はどこ?」 アドレーヌ「えっと、この道をいけばあるよ」 ワドルディ「わかった、じゃねー」 PM4:00 ワドルディ「あ、そろそろだ、いかないと」 タタタタタタタタタタタタタタタタタ・・・・・ アドレーヌ「あ、よくきたね ナレーターさんも」 ナレーター「いやー、どーもー」 ワドルディ「すげー、そこら中絵ばっかりだ」 ナレーター「カービィの絵だ」 アドレーヌ「呼んだ理由はこれだよ」 ガタガタガタガタガタガタ・・・・ カービィ 「ハーイ、カービィでーす」 ワドルドゥ「・・・(カービィに吸い込まれ意識不明) カービィ 「スウウウウウウウウウウウウウウウウ」 ワド2人 「うわあああああああああああああああああああん」 ナレーター「こうしてワド2人は、カービィに吸い込まれてしまいましたとさ」 次回予告 想像してくだs(蹴 ワドルディのとある1日 第3話 ワドルドゥ「(メタナイト先生が剣をもってる・・・)」 メタナイト「あ、そうだ!また新しい生徒を紹介する」 ワドルディ「どんなやつだろー」 マルク 「よろしくなのサ」 カービィ 「ゲ、マルクだ・・」 マルク 「あ、カービィ キミが小さい頃は僕がいじめていたね~」 カービィ 「なんでここに??」 マルク 「作者の許可を得たから」 ナレーター「そうだ」 メタナイト「俺でも逆らうことができないからな、はっはっは~」 アドレーヌ「先生、早く授業を」 メタナイト「お、そうだった さすがは特特生だな~」 ナレーター「おっと、この小説を読んでるきみには、みんなの場所をいってなかったよな~ いまから教えるから、覚えろ」 ナレーター「縦に2列、横に4列だ 前の4人は右から、アドレーヌ・ワドルディ・カービィ・マルクの順番だ 真ん中は、右から ブレード・ワドルドゥ・残りは空きだ」 ワドルディ「すげーやらしい説明だ・・・」 ワドルドゥ「すごくやらしい説明だ・・・」 マルク 「いやらしい説明なのサ・・・」 カービィ 「とてもやらしい説明だ・・・」 アドレーヌ「分かりやすい説明だよ・・・」 メタナイト「担任も勉強になります・・・」 ナレーター「↑だろーーーーーーー・・・」 次回予告 だからいったろ 想像しろっt(殴×100 グハァ ワドルディのとある1日 番外編1話 ワドルディ「今日は番外かー」 カービィ 「らっしゃい、らっしゃい!!」 ワドルドゥ「あ、カービィ なにやってんの?」 カービィ 「エアライドマシン売ってるんだよ」 ワドルディ「買うよ、いくら??」 カービィ 「~スターってつくものは100000000円で、トロッコは500円だよ」 ワドルディ「あ、1500円あったから、トロッコ3つ!!」 カービィ 「毎度~」 ワドルディはワド村 ワドルディ「トロッコ乗らない??」 ワドルディ2「わーい、乗る乗るー」 ワドルディ3「・・・・・・ボクモ・・・」 ワドルディ「わーい」 エアライド村 カービィ 「 ワドルディのとある1日 第4話 前回のあらすじ マルクが宇宙学校へ転校し、アドレーヌが世界絵画大会に出てしばらく休みになった ワドルディ「やっべぇ!遅刻しちまう!!」 ナレーター「プペポ中学校到着」 メタナイト「ワドルディ君、おそいよ」 ワドルディ「すみません」 メタナイト「一生廊下にたってろ」 ワドルディ「無理(即答」 メタナイト「じゃ、退学」 ワドルディ「じゃ、って・・・」 ブロンド 「や~い、おこられてやんの~」(爆笑) メタナイト「ブロンドバード君、退学です」 ブロンド 「そんなぁぁぁぁぁぁ・・」(放心&石化) ワドルディ「おっ、鬼だ・・・」 ナレーター「1時間目、国語」 メタナイト「はい、ではこの『埃及』という字を読んでください」 ワドルドゥ「はい、『さいきゅう』です」 メタナイト「顔洗ってこい・・」 ワドルドゥ「が~~~~~~~~~~~~~~~ん」(気絶&石化) メタナイト「馬鹿はほっといて・・次はワドルディ君!」 ワドルディ「えーーと・・エジプト?」 メタナイト「正解!!」 カービィ 「お腹減ったよ~~~・・」 メタナイト「もしもし、食いモンやですか?大至急、プペポ中学校の1年A組まで、カービィピザをよろしく」 ナレーター「1時間目終了、2時間目数学」 メタナイト「おお、やっときたかカービィにやってくれ」 カービィ 「わあ、おいしそ~」 ナレーター「2時間目終了、3時間目理科」 ワドルディ「授業やってねぇぇぇぇぇ!!」 ナレーター「3・4時間目は無残なので省略」 ワドルディ「めんどくさいだけじゃn」 マリカビ(作者)「(怒)それいじょういうと、おわりにs」 カービィ 「おいしかった~」 ワドルディ「作者を・・食った・・・・」(泣) カービィ 「なんか物足りないなぁ~」(ワドルディのほうを向く) ワドルディ「学校終わったので帰りま~す」(逃) カービィ 「スウウウウウウウウウウウウ!」 ワドルディ「ぎゃああああああああああああ!!!」 ナレーター「ワドルディは、カービィの餌食となりました」 ワドルディのとある1日 第5話 メタナイト「明日からは夏休みです」 ワドルディ「いっぱい遊べるぞー」 メタナイト「あ、いい忘れましたが、夏休みの1週間に1回学校にきてもらいます」 カービィ「え~、やだぁ」 メタナイト「カービィ君は、世界一の有名人なのでこなくていいですが、ワドルディ君と、ワドルドゥ君と、残りの糞ドモはきてください」 ブレード「せんせ~、糞ドモ扱いしないでください」 メタナイト「え~、めんどくさいし~、ザコいし~」 ブレード「ワドルディやワドルドゥだってザコじゃないですか」 メタナイト「♪~♪♪~~」(口笛) ブレード「無視しないでください」 メタナイト「うるさいなぁ・・ギャラクシアクラッシュ2★」 ナレーター「ギャラクシアクラッシュ2とは、ソードカービィのソードビームの威力の約564532,6534倍あるってこと」(意味不 効果音「dbgfbxvgsxvjbんc」 ナレーター「南無」 メタナイト「一件落着」 ワドルディ「終わりよければすべてよし」 ワドルドゥ「一日一膳」←史上最大の馬鹿 ブロンド2「三度目の正直」←史上最大のアホ ブレード2「さるも木から落ちる」←(怒×∞) カービィ「スウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ」 ブロンド2・ブレード2「うわあああああああああ!!?」 カービィ「お腹すいたーーーー・・・」 ワドルディ「宿題進めないとーーーー」(逃) カービィ「ワドレディ日誌ハケーーーーン!!」 ワドルディ「返せーーーーー!!」 カービィ「スウウウウウウウウウウウウウウウウウ」 ワドルディ「し、しまったぁーーーーーーーーー」 ナレーター「ワドルディは、カービィに餌食となりました」 マリカビ「これからも、よろしく!!」 ワドルディのとある1日 第6話 ワドルディ「今日から夏休みだー」 ナレーター「つーか、明日学校じゃん」 ワドルディ「そーだったーーー」 効果音「ピンポンパンポン」 ワドルディ「あ、誰か来た」 ワドルドゥ「毎度おなじみのワドルドゥです」 ワドルディ「おなじみじゃねーよ。まあ入れ」 ワドルドゥ「邪魔するぞ」 ワドルディ「帰れ」 ワドルドゥ「おじゃまします」 ワドルディ「なにするー?」 ワドルドゥ「ゲームね」 ワドルディ「オーケー、スマブラDXか、カビエアね」 ワドルドゥ「じゃ、カビエアで」 ナレーター「わぁい、僕もやる~」 ワドルディ「じゃ3Pで」 ナレーター「カビエアスタート」 ワドルディ「わ~い、ハイドラゲット」 ナレーター「あ、ドラグーンだ」(ドラグーン=マシン) ワドルドゥ「くらえ、レックスウイリーその場スピン!」 ワドルディ「ぎゃああああああああ!!」 ワドルドゥ「今のうちにハイドラを・・・」 ナレーター「ハイドラもドラグーンもいただく」 ワド2人「が~~~~~~~~~ん」 ナレーター「2時間経過」 ワドルディ「ね~、スマブラDXやろ~」 ワドルドゥ「OK!」 ナレーター「やろ~」 ワドルディ「じゃ、マリオで」 ワドルドゥ「俺は、リンクで」 ナレーター「仕方ない、カービィで」 ワドルディ「ステージは終点で」 ナレーター「ゲームスタート」 ワドルディ「マリオトルネード!」 ナレーター「なんの、吸い込み!」 カービィ「ワド~、遊ぼ~」 ワドルディ「今いけないから、入って」 カービィ「あ」(スマブラでやられてるのを見た) ワドルディ「やべぇw」 カービィ「僕をいじめるやつは許さない!吸い込み!」 ナレーター「俺は逃げる」 カービィ「スウウウウウウウウウウウウウウウウウウ」 ワド2人「うわあああああああああああん」 ナレーター「こうしてワド2人はカービィの餌食となりました」 ワドルディのとある1日 第7話 ワドルディ「っち、作者がめんどくさいとか言って一気に9月かよ」 マリカビ「めんどいものはめんどいんだよ」 ナレーター「つーかあと30秒で学校だよ」 ワドルディ「げ、やべ先生に殺される」 ナレーター「9分送れてプペポ中学校到着」 メタナイト「2学期始まりから遅れる馬鹿がいるとは思いませんでしたが」 ワドルディ「スミマセン」 メタナイト「次もこんなことがあったら、処刑です」 ブロンド3「怒られすぎ」(笑) ナレーター「メタナイトがブロンド3を切りつけた ブロンド3死亡」 メタナイト「ワドルディ君もこうなります」 ワドルディ「はい」 ナレーター「1時間目数学」 ワドルドゥ「マリカビの好きな授業だ」 メタナイト「ワドルドゥ君うるさいよ」 ワドルドゥ「すみません」 メタナイト「え~、(+7592)ー(+57899)の答えはなんでしょうか?」 ワドルディ「わかるかーーー!!」 ワドルドゥ「しるかーーーーーーーーーー!!!!」 カービィ「わかった、-50307です!」 メタナイト「正解!どっかのバカとは違いますね」 ナレーター「1時間目終了2・3・4時間目省略で給食」 カービィ「ほいひい、ほいひい」 ワドルドゥ「飲み込んでからいえよ」 ワドルディ「おいしい、おいしい だろ?」 カービィ「正解!」どっかの1つ目ハゲとは違うね」 ワドルドゥ「俺ははげとらん、先生やカービィのほうg」 メタナイト「カービィ君2人とも吸い込みなさい」(激怒) カービィ「スウウウウウウウウウウウウウウウ」 ワド2人「うわあああああああああああああああああ」 ナレーター「こうして、ワド2人はカービィの餌食となりました」 マリカビ「最近ネタがほとんどないので、おもしろくないかも」 ワドルディのとある1日 第8話 ワドルディ「今日は休みだー、パソコンやろー♪」 効果音「カチャカチャカチャ」 ワドルディ「何々、カービィに勝つには・・」 効果音「ピーンポーンポンポンポン」 ワドルディ「(ナレーターの野郎・・)はーい」 ナレーター「はーろ♪」 ワドルドゥ「サッカーしよーゼ」 ワドルディ「え?ああ、今は無理なんだ」(汗) ナレーター「えー、じゃあ後から誘うから」 ワドルディ「じゃねー」 ナレーター「(っち、いじめようと思ったのに・・)」 ワドルディ「さて、続きは・・何!そうだったのか!!」 カービィ「こんにちは~、食べにきました~」 ワドルディ「カービィ、覚悟!!」 カービィ「弱点は克服したんだよ~」 ワドルディ「なに~!!」 カービィ「では、いただきま~~す!!」 ワドルディ「ぎゃああああああ!!家がぁぁぁぁぁ!!!」 カービィ「物足りないなぁ~」 ワドルディ「あ、サッカーしに行くから~」(逃) カービィ「スウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」 ワドルディ「うわああああああああああああ!!!」 ナレーター「こうして、ワドルディはカービィの餌食となりました」 ワドルディのとある1日 第9話 ワドルディ「あ~、暇~」 ワドルドゥ「ゲームやろ~」 ワドルディ「じゃ、スマデラね」 ワドルドゥ「PAR持ってきた」 ワドルディ「じゃあやろう」 ナレーター「1時間後」 ワドルディ「全員でベリーハード制覇できた!」(大汗) 効果音「ガシャーン!←ガラスが割れた音 ドカーーン!←ゲーム機に当たった音」 ワドルディ「ああああ・・・僕のスマデラとゲームキューブが・・・」 ワドルドゥ「あああああ・・・・俺のPARが・・・」 ナレーター「説明しよう、PARとは、プロアクションリプレイの略というわけだ」 ブロンド4「あったあった、サッカーボール ばいばい」 ワドルドゥ「ちょっと待て」(怒×10000) ワドルディ「貴様・・」 ブロンド4「わあああああああ・・ 許してね(はぁと)」 ワドルドゥ「許さん!はどうビーム!!」 ワドルディ「パラソルアタック!」 ブロンド4「ぐはあああああああああ!!!!」 ワドルディ「正義は必ず勝つ・・」←ウザイ ワドルドゥ「でも、ゲームはどうしよう・・」 ワドルディ「くずカス屋に行こう!」 ワドルドゥ「そうしよう」 ナレーター「くずカス屋」 ワドルディ「このでかいところに入れる」 効果音「ガタガタガタガタ」 ワドルドゥ「そして、入れた物の名前をやる」 効果音「gjgfgbbvxhwx」←変 ワド2人「お待ちかねのお金がでてくる」 効果音「チャリーーン!」 ワドルディ「おっ!8394Dでてきた」 ナレーター「Dは、お金の単位(例 1デデン) ワドルドゥ「山分けして、4197Dか」 ワドルディ「そういえば明日は学校祭だよな」 ワドルドゥ「うん」 カービィ「あっ!あんなところにトマトとりんごが!」 ワド2人「ぎくっ!!!」 カービィ「スウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ」 ワド2人「ギャアアアアアアアアアア」 ナレーター「ワド2人はカービィの餌食となりました」 ワドルディのとある1日 第10話 ワドルディ「学校祭なにするんだろ~」 メタナイト「学校祭は、通称スマッシュ学園校です」 ワドルドゥ「先生、何をするんですか?」 メタナイト「バトルロイヤルか、リアル劇のどちらかにします♪」 ワド2人「リアル劇希望」 メタナイト「バトルロイヤルが6574票で、リアル劇が6573票なので、バトルロイヤルにしまs」 ワドルディ「意義あり」 ワドルドゥ「弱いからだろ」 ワドルディ「ちがう!(何故それを?)」 メタナイト「↑↑↑却下」 ワドルディ「ええーーーーー・・・」 ナレーター「学校祭当日」 効果音「fれfdげfwべvdwxytfbrふぇx」←バトルロイヤル中 ナレーター「100000人中99999人がカービィに食べられました」 カービィ「My Is チャンピオン!」 ナレーター「ワド2人はいつのまにかカービィの餌食となりました」 ナレーター「カービィのお腹の中」 ワドルディ「暗いよ~~~~」(怖×10000000) ワドルドゥ「・・・・・・」(死) ワドルディのとある1日 第11話 ワドルディ「はぁ・・・ どうしよう」 ナレーター「んなことより学校遅刻するぞ」 ワドルディ「今日は休む」 ワドルドゥ「俺も」 ナレーター「そうか、じゃあな」 ワドルディ「なにする?」 ワドルドゥ「さっきから考えてみれば、今日お前の誕生日じゃん」 ワドルディ「マジかよ・・」 ナレーター「お~い、ワドルディ~!!」 ワドルディ「なんだよ・・」 ナレーター「アドから伝言と贈り物が」 ワドルディ「なんだ?」 ナレーター「伝言は・・」 ワドルディ「伝言は・・?」 ナレーター「忘れちゃった♪」 ワドルディ「待て」 ナレーター「贈り物はこれ」 効果音「ど~~ん!!」(意味不) ワドルドゥ「でけ~」 ワドルディ「なにが入ってるんだ??」 ナレーター「ドラえもんから奪った、『見破りめがね』~」 ワドルディ「なんだった?」 レーター「横じゃわからんから上から」 ワドルディ「なにがはいってんだ?」 ナレーター「ケーキ」 ワドルドゥ「ワドルディ、お前は口がないんだから意味ないぞ」 ワドルディ「あるよ」(星のカービィアニメ第92話参照) ワドルドゥ「俺にも口がない・・」(泣) 効果音「ガチャ」 メタナイト「誕生日おめでとう!」 ワドルディ「あ、先生」 デデデ大王「俺様だってきてやったぞ」 ワドルディ「・・・・・・」 カービィ「スウウウウウウウウウウウウウウ」 デデデ大王「ぎゃああああ」 ワドルディ「何故大王を・・・?」 カービィ「邪魔(即答」 ワドルディ「そうか」 ワドルドゥ「このビームの杖はプレゼントだ」 ワドルディ「ありがとう!」 ナレーター「俺からはゲームソフトだ」 ワドルディ「あ、スーパーマリオストライカーズだ(古」 メタナイト「はい、勉強の参考書」 ワドルディ「ありがとう(いらね~~~)」 カービィ「僕からは宇宙船だよー」 ワドルディ「それからやるか」 ナレーター「そして、宇宙船内」 ワドルディ「10人乗りだから安心」 効果音「ビー、ビー、ビー」 ワドルディ「どうしたんだ?」 メタナイト「俺が操縦桿を切った」 ワドルディ「墜落するーーーーーーーーーーーー!!」 ワドルドゥ「ぎゃーーーーーーーーーー」 ワドルディのとある1日 第12話 ワドルディ「墜落するーーーーーーーーーーーー!!」 ワドルドゥ「ぎゃーーーーーーーーーー」 メタナイト「ホゲーーーーーーーーー!!」 カービィ「わーーい たのしーーーーい♪」 効果音「ひゅ~~~~~ ドカーーーーン!!!!」←墜落 ナレーター「3時間経過」 ワドルディ「うっ・・・ ここは・・・?」 ワドルドゥ「何とか助かったみたいだ」 メタナイト「ここは、プププ砂漠だ」 ワド2人「砂漠ーーーーーー!!??」 カービィ「あ、骨だ」 ワドルディ「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 カービィ「カルシウムたっぷり♪」 ワドルドゥ「食うな!!」 メタナイト「それにしても暑い」 カービィ「吸い込み~!」 メタナイト「あ、砂が・・」 ワドルディ「どんどんなくなってく~~!!」 ナレーター「そして、10分後」 ワドルディ「・・・・・暑い」 ワドルドゥ「・・み・・・・水・・・」 カービィ「はい」(ミミズをわたす) ワドルドゥ「ミミズじゃねぇーーーー!!!」 メタナイト「見ろ!あそこに湖が!!」 ナレーター「湖」 ワドルディ「・・・・・・・」 ワドルドゥ「これって湖じゃなくて海じゃん!!」 カービィ「元の星についたってことだね!」 メタナイト「違う 他の星の海だ」 ワドルディ「どうしよかな」 カービィ「お腹減ったぁ~」 ワドルドゥ「宇宙船はこわれたし・・」 カービィ「お腹減ったぁ~~!!」 ワドルディ「うるさいぞ」 カービィ「お腹減ったぁ~~~~~~!!!!」 ワドルドゥ「・・・なんかすげ~怒ってるぞ」 カービィ「お腹減ったぁ~~~~~~~~!!!!!!!!!」 ワド2人「逃げろ~~~~~~~~~~~~~~~!!!」 カービィ「まてぇ~~~~~~!!! りんごとトマト!!」 メタナイト「このピンクボール! 切ってわるやぁ!!!」 カービィ「ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」 ワド2人とメタナイト「うわああああああああああ」 ナレーター「こうして3人とも食べられ、カービィはワープスターで1人で帰りましたとさ めでたしめでたし」 ワドルディのとある1日 第13話 ワドルディ「今日は見学に行くぞー」 ワドルドゥ「2泊3日だよ」 メタナイト「遅れた人はいませんね」 ワドルディ「先生、どこに行くんですか?」 メタナイト「略してデデデ城」 ワドルディ「いやだああああああああ」 メタナイト「いくんだああああああああああああ」 ワドルドゥ「早く行きたいよー」 メタナイト「出発♪」 ナレーター「デデデ城前」 ワドルディ「やっとついた(汗」 ワドルドゥ「はぁ、はぁ・・・(疲」 ワドルディ「中学校とデデデ城が遠いよー」 メタナイト「え?かるーく1000㎞です」 ワド2人「遠すぎるわーーーーーーーーー!!!」 メタナイト「んなことより入るぞ」(無視) ナレーター「デデデ城1階」 ワドルディ「荷物はどこに置くんですかー?」 メタナイト「はぁ?俺が知るか馬鹿野郎」(大爆笑) ワドルディ「まあ自由だからいいか」 ワドルドゥ「ここって2階と3階への階段しかない」 ワドルディ「2階へいこう」 ナレーター「デデデ城2階」 ワドルディ「あれ?ここに2つ部屋があった」 ワドルドゥ「1つ目は・・・」 効果音「がちゃ」 メタナイト「ワドルディ君、俺の部屋に何のようだね??」 ワドルディ「し、失礼しました!」 ワドルドゥ「どうだった?」 ワドルディ「メタの部屋」 ワドルドゥ「2つ目は俺がいくよ」 効果音「ガチャン」 ワドルドゥ「・・・・・・・・・・」 効果音「がちゃ」 ワドルディ「どうだった?」 ワドルドゥ「どうやら食料保存室のようだ」 ワドルディ「2階に3階への階段がないから1階へもどろう」 ナレーター「1階へ行き3階へ」 ワドルディ「ドアは1つかよ」 ワドルドゥ「2人で入ろう」 効果音「がちゃ」 ブロンド5「よー遅かったな」 ブレード4「30分オーバーだぞ」 ブロンド6「メタナイト先生が『後は自由に』って」 ブレード3「ゲームもあるぞー」 ブロンド7「DVDやビデオもあるよー」 効果音「カンカンカン」 ワドルディ「なんだ?」 コックカワサキ「みなさん、夜食の時間です」 ブレード・ブロンド全員「うわ~~~~~い!!!!!!」 ワドルディ「(よかった、ちゃんとあたるんだ、ご飯)」 コックカワサキ「晩は、カレーライスです」 ナレーター「食事のところは省略」 メタナイト「9時までに寝ろ、じゃないと処刑だぞ」 全員「は~~~い」 ワドルドゥ「今は8時50分だぞ、もう俺は寝るから」 ナレーター「9時」 メタナイト「(よし、全員ねてるな)」 ナレーター「終わり 14話に続く」
https://w.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/769.html
ある一日。 「あ、茶柱」 『ただのごみじゃん』 「あ、虹」 『霧吹きでも造れるのに何感動してるの?』 「あ、あの野良猫可愛いおいでーって何で威嚇して逃げるのかな」 『…わ、私猫嫌いだもん』 「いや猫じゃらし持って言われても」 「あっ、流れ星」 『昔の表現で星が落ちると誰かが死ぬとかあったよね』 「…何でそこは迷信で来るのさ?」 「さて勉強勉きょぅうっ!?」 『とっとと寝なさい』 「って金縛りやめて!」 『五月蝿いわね私明るいと眠れないの最近毎日遅くまでゴソゴソやられて迷惑してるの』 「ってパワーアッpぐがが」 『大体目の下に隈作られたらまるで私が祟ってるみたいじゃないこんなにしっかり護ってあげっていいから寝なさい首絞めて落とすわよ』
https://w.atwiki.jp/joban_415/pages/447.html
かめだいっかのポチ【亀田一家のポチ】[名詞] 言わずと知れたTBS(東京放送)の実質的蔑称。 試合を独占中継したり、局全体で何かと持ち上げているように、いまやボクシング世界紛い物王者・亀田興毅(とその一家)の“飼い犬(ポチ)”に成り下がったから。
https://w.atwiki.jp/anti_s/pages/28.html
【マクロスF】シェリルアンチスレ18【厨立入禁止】 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1252316321/ 365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 09 19 22 ID 1f2S+TEp 「シェリルの歌って良いよね」 の一言から[[シェリル厨]]にランカアンチ仲間に認定された 一瞬何が起きたか分からなかったけど、ようするに ①シェリルの歌が好き なら ②シェリルが好き だったら ③ランカ嫌い って連想したんだな… ②までなら普通だけど③になる思考回路が理解出来ない 366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 11 16 41 ID RKzNF6tL 365の心境をポルナレフが語る ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ (.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! |i i| }! }} //| |l、{ j} /,,ィ//| 「シェリルの歌って良いよね」 の一言から i| !ヾ、_ノ/ u { }//ヘ シェリル厨にランカアンチ仲間に認定された |リ u' } ,ノ _,!V,ハ | /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言っているのか わからねーと思うが /' ヾ|宀| {´,)⌒`/ | ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった… ,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉 |/_/ ハ !ニ⊇ '/ } V ヽ 頭がどうにかなりそうだった… // 二二二7'T'' /u' __ / /`ヽ /'´r ー---ァ‐゙T´ '"´ / /-‐ \ 催眠術だとか超スピードだとか / // 广¨´ /' / /´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ ノ ' / ノ `ー-、___/ // ヽ } _/`丶 /  ̄`ー-{ ... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… 367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 12 02 30 ID GM7aTmj3 映画はシェリルにあげるからOVAでは最初の予定のアルランブレとバルキリーファイトをみせてくれ そっちの方が売れるよ シェリルはいらない 368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 12 25 08 ID 3ekVsEyn 365 ねえよww この先粘着されないように気をつけるんだな じゃないといつまでもランカsageのシェリルage聞かされるぞ 369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 12 45 11 ID GM7aTmj3 365 お前もはっきり言えばいい シェリルの歌だけ好き シェリルの人格は嫌いって 370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 13 09 51 ID 1f2S+TEp 366 マジでそんな感じになったw 368 369 アドバイスありがとう 正直に 「自分は歌が好きなだけで、シェリルは興味無い ついでにランカにも興味無いからアンチにはならないよ」 と言っておいた それ以来連絡無いけどシラネ(゚⊿゚) 公衆電話からイタ電くるようになった時期と被るけどシラネ(゚⊿゚) 偶然だと思いたいからシラネ(゚⊿゚)って事にしておく 371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 13 39 10 ID 3JLh+6sK え 普通に怖いんだけど 372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 13 51 39 ID HILMA6xL 370 警察に訴えたら? 373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 13 54 36 ID 1f2S+TEp 改めて自分の書き込みを見たら、書き方がおかしかったorz 365の目に合ったのが一月前で 370の返答をしたのもその時だから 368や 369に貰ったアドバイスとイタ電は関係無い なんか 370の書き方だと今返事して今イタ電が始まったみたいで変だよな 374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 13 59 23 ID HILMA6xL 373 警察に訴えたほうがいいよマジで イタズラ電話はすぐに調べてもらえる 375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 14 28 49 ID 2/My2eAs 373 自分の携帯電話に公衆電話からいたずら電話が入ってきたら・・・非常 に迷惑です。かといって、公衆電話からの着信全てを拒否設定してしま うわけにはいかず、困ります。 そこで、これを解決する方法を紹介します。 契約の通信事業者によりサービス内容が若干異なるかも知れませんが、 一般回線のイタズラ電話拒否サービスも同様です。 直前に掛かって来た電話を拒否登録します。 すると、公衆電話1台1台を個別に拒否することが可能です。表示こそ、 「公衆電話」と出ますが、公衆電話も個別識別子を持っています。 例えば、いたずら電話の犯人が、○○駅西口に2台並んだ公衆電話の左か らかけたとして 着信側が拒否登録すると、その1台のみが拒否されます。 続けて、右の公衆電話からかけて来たら、それも拒否登録します。 以後、○○駅西口の2台は左右共にロックアウトされます。 近頃は公衆電話もめっきり見かけなくなりましたから、この繰り返しに よって、犯人の行動圏内の公衆電話を全て拒否してしまうことが出来ま す。 ただ、NTT-DoCoMoのサービスを調べたところ、登録不要、無料というの は、良いのですが、登録上限件数30件、それを超えると古い登録から順 に上書きされる仕様になっています。 376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 14 31 18 ID 2/My2eAs 373 http //tantei.web.infoseek.co.jp/meiwaku/taiho.html 今は振込み詐欺などの関係あらボックスにカメラついてる場合があるから特定は可能 興信所頼めば簡単に特定できるし金額も安い 377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 14 40 45 ID 1f2S+TEp 372 374 375 376 ありがとう とりあえず着信拒否して それでも公衆電話を変えて続くようなら警察や興信所に相談も考えてみる 今更だけどスレを変な流れにしてごめん 429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 20 50 50 ID hUjX1Jv5 前にシェリルファンにストーカーされてると書いた者だが とうとうシェリルファンに包丁向けられてしまったよ 原因はシェリルのポスターのことなんだが もう嫌になる 431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 21 00 12 ID Ezeh88nl 429 怖いな お前みたいな被害者が現れないように 公式によるシェリルマンセーを糾弾するサイト作るべきだと思うよ マクロスを汚してるわけだし マクロスファンのためにも劇場版反対行動するだけで大分違うと思う 自分一応ウェブデザイナーだから暇見つけて作るわ 出来たら報告する 434 :429:2009/10/04(日) 21 58 46 ID hUjX1Jv5 前からこの友人とは意見が合わなくて 「シェリル様は世界で一番綺麗で性格よくてランカは糞! シェリルからアルト奪った人殺し女 早く死んで欲しい」 って堂々と言うからうざくなって「ランカ好きな人だっているんだよ」と言ったら 「ランカ好きなひとがいるって信じられない!人間性疑うわムキーーー」 キレたのでこいつには連絡しなくなった この前俺が他の友人とシェリルのポスターは品がないと言ったら聞いてたらしくて 包丁持ち出して「そんなこと言うなんてしんじられないふじこ」って言うから警察に相談しようと思う
https://w.atwiki.jp/yu-gi-oh-2chdic/pages/1019.html
トロン一家の脅威(とろんいっかのきょうい) 遊戯王ZEXALで流れたBGM。サウンドデュエル03 Disc1 トラック5に収録。 初出は33話でⅣが本気のファンサービスで鉄男たちのモンスターをループ効果ですりつぶしたシーン。 このほか、トロンが《No.69 紋章神(ゴッドメダリオン)コート・オブ・アームズ》で超銀河眼の光子龍の効果を吸収するシーンなどでも使われた。 重厚な打楽器とコーラスが緊迫感を作り出し、まさにトロン一家の脅威を演出するBGMである。 作曲 福田康文
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/518.html
ジュドー、ガロード、アル「海だ―――!!」 アムロ「はしゃぎすぎだぞお前ら」 シロー「いいじゃないですか…二年ぶりの海だから嬉しいんだろ」 アムロ「確かにな。去年は俺とシローの都合で行けなかったが…今年は誰一人欠ける事無く一家全員で来れたんだ…しかも二泊三日!ゆっくり出来るぞ」 ロラン「うわあ、いい所ですね。あ、岩場もある…夕食は魚介類でいきますか!」 アムロ「しかし、本当にいい所だな…よく見つけたと言うか…」 シロー「去年この辺をパトロールした時見つけたんだよ…皆と行くには絶好の所だなって…」 ウッソ「兄さん…泊まる所ってこの別荘?」 シーブック「立派な別荘だな…」 アル「間違いじゃないの?」 ロラン「間違っていませんよ。本当にここです」 コウ「家計…大丈夫か?」 ロラン「大丈夫ですよ。この日の為に前々から貯蓄していますし心配しないで。さ、早く荷物を入れてください」 カミーユ「ロランが大丈夫って言うなら大丈夫だろ。ほら、荷物入れようぜ」 シロー「おう、俺も手伝う」 ギンガナム「海-は、広い-な、大-き-いな-!!」 キラ「なんでギンガナムが!?」 ロラン「この立派な別荘のオーナーです」 カミーユ「ギンガナムの別荘?…てっきりハイム家かディアナ・ソレルの別荘かと…」 アムロ「一家を代表して礼を言う。こんな立派な別荘を貸していただいて…」 ギンガナム「礼には及ばない。いつも小生が世話になってるせめてもの恩返しと思ってくれればな。遠慮はいらん!我が家と思いくつろいでくれ」 キラ「アムロ兄さんは知っていたの?」 アムロ「ああ、ロランと今回の海水浴の相談していた時にギンガナムが泊まる所を用意するって言ってくれてな…しかし、こんな立派な別荘とは思わなかった」 キラ「ギンガナム…」 アムロ「ありがとう、ギンガナム」 ウッソ「やっぱりギンガナムさんはいい人なんですね」 ギンガナム「照れるではないか、そんな事を言われると」 シロー「さ、荷物いれて一休みしたら皆で海行こうぜ!」 全員「おお!!」 ジュドー、ガロード、アル「海だ―――!!」 シーブック「はしゃぎすぎて怪我するなよ」 アムロ「結構、人が多いな」 キラ「絶好の海日和ですからね」 ギンガナム「絶好の海日和である!!」 キラ「ギンガナム!?しかも褌!?」 ドモン「褌こそが男の象徴!」 キラ「そんな、ドモン兄さんまで!?」 ギンガナム「違うなぁドモン!男ではなく漢だ!!」 ドモン「おお、そうか!…漢の象徴!!これでいいんだなギンガナム!!」 シーブック「何、意気投合してんだよ…」 シロー「お、ウッソ。新しいカメラか?」 ウッソ「はい、皆のスナップを撮ろうと思って…(カメラ持って来て正解だ!綺麗なお姉様達がたくさん…)」 ロラン「潮の香りが何とも言えないですね…あ、海の家もあるんだ。今日はお財布にもゆとりがあるし、お昼はこれで決まりですね」 岩場の方ではジュドー達が飛び込みをしていた ガロード「1番ガロード・ラン、行きます!!」 ドボーン! ジュドー「2番ジュドー・アーシタ、行きます!」 ドボーン! アル「ヒイロ兄ちゃん、飛び込みして見せて!」 ヒイロ「…了解…」 ジュドー「飛び込むんなら高い方が面白いぞ!」 ヒイロ「…高い所?…」 ヒイロは上を見上げ絶好のポイントを見付けるとそこへ上っていく ガロード「マジで?あの高さから?」 ジュドー「おい、そこは危険だぞ!?」 ヒイロ「3番…ヒイロ・ユイ…飛び込む…」 ヒイロはそう言うと10mはあろうかと言う所から天高くジャンプし綺麗な放物線を描きながら頭から海に飛び込む ドチャッ!! ジュドー「岩に直撃した!!」 アル「海面に…血が…血が…」 ガロード「きゅ、救急車!!」 コウ「あいつら、何やってんだ…」 キラ「ロラン兄さん、ジュース貰うね…って、ロラン兄さんは?」 アムロ「ロランなら着替えに行ったぞ」 キラ「ああ、そうなんだ…」 ロラン「よし、着替え完了!泳ぐのは久しぶりだから楽しみだな」 ロランは銀髪を後ろ髪に結び更衣室から出てくる。そして、着替えと自分の手荷物を胸に抱き抱えアムロ達のいる所に歩いて行く ロラン「なんか…皆に見られている気が…どこか可笑しいのかな?」 皆が見るのは当然だった。傍目から見るとまるでトップレスの少女が歩いて来る…それに近い光景だ。後ろ姿はまさにそれそのもの。 そして、数人の男子は股間を抑えながらロランを見ている ロラン「なんだろう?可笑しな人達だな…」 グエン「やあ、ローラ。奇遇だね」 ロラン「あ、グエン様?グエン様もこちらで海水浴ですか?」 グエン「ああ、この近くに私の別荘があってな…君は一人で来たのかい?」 ロラン「いえ、兄弟達と一緒に…グエン様の別荘が近くにあるんですか?」 グエン「すぐそこだよ。あの丘に見える白い建物があるだろ、あそこだよ。まあ、気が向いたら来てくれたまえ」(ちッ!やはり他の兄弟もいるのか…) ロラン「じゃあ、夕方にでもお邪魔します」 グエン「そうか…待っているよ、ローラ…」 グエンは爽やかにロランの下を去っていく… ロラン「グエン様の水着は、白のビキニか…派手だな…」 ロラン「ただいま」 アムロ「お、着替えてきたか?」 ロラン「はい…なんか皆僕をジロジロ見ているんですけど…どこか可笑しいですか?」 アムロ「どこか、可笑しいって…!?」 ロラン「どうしました?」 アムロ「い、いや…別に、可笑しくは…無いよ」(ビックリした…トップレスの女の子かと思った) ロラン「そうですか?…あ、そう言えばグエン様もこの海に来てましたよ」 アムロ「何、グエンが!?」 ロラン「はい、近くに別荘があるらしく後で来ないかって誘われました」 アムロ「そうか」(グエンのヤツ嗅ぎ付けたな…と言うことはシャアもここのどこかにいるな…夜は気を付けなければ) ロラン「さッ!アル、一緒に泳ごうか!」 アル「うん!学校で泳ぎ覚えたから負けないよ!」 コウ「色っぽくなったな…」 アムロ「コウ!!?」 コウ「え?ち、違うよ!そういう意味じゃなく!…大人っぽくなったって言いたくて…」 シロー「頼むから…過ちは犯すなよ…」 コウ「違ぅ………はい……」 ジュドー「かき氷食おうぜ!!」 ガロード「だったら、そこに貸しボートあるから海の上で食わない?俺、ボート借りてくるよ」 ジュドー「いいな、それ。じゃあ、俺かき氷買ってくる!」 ガロード「すいません。ボートいいですか?」 オルバ(兄さん、お客さんだよ…どうすればいいんだい?) シャギア(オルバよ、私は今手が離せない…接客は教えた通りにすればよい…何事にも笑顔を絶やさず、それが基本だ) オルバ(わかった、兄さん…やってみるよ) ガロード「あの~、すいません…」 オルバ「はい、お待たせしてすみません。ボートですね?1時間300円です」 ガロード「はい、300円…って、稼ぎ時のシーズンなのに結構安いですね」 オルバ(兄さん、他の事を話しかけられた!どうすれば?……兄さん?…兄さん!?) ガロード「あの…どうしました?」 オルバ「え?ああ、何でもありません」 ガロード「大丈夫ですか?笑顔…引きつってますよ」 オルバ「ご、ご心配なく…大丈夫です。それでは、1番ボートを使ってください」 ガロード「1番ね。ありがと!」 ガロードはボート置き場に走っていく オルバ(兄さん、やったよ!始めての売り上げだよ!) シャギア(オルバよ、やったか!私の方も今、かき氷が二つも売れた!占めて400円の売り上げだ!) オルバ(二つも!?流石は兄さん…やっぱり、兄さんには敵わないよ) ジュドー「買ってきたよ!」 ガロード「おお!こっちも準備万端だ!」 ジュドー「そうだ。ガロード。かき氷の店員、面白いヤツだったぜ」 ガロード「それを言うなら貸しボートの店員も不思議なヤツだったよ。なんか急に黙ったと思ったらいきなり変な笑顔振りまいて」 ジュドー「そうそう、こっちもそんな感じ。もしかしてそっちの店員と電波飛ばし合ってるんじゃない?」 ガロード「ハハハハ、絶対そうだよ!」 ロラン「皆さーん、お昼ですよー!………なんか、集まり悪いなぁ…」 シロー「しょうがないだろ。集まった奴だけでお昼にしようぜ。な、アル!」 アル「焼きそば食べゆー!」 シロー「おおー!!って、ジュドー達が来ないのはわかるが、コウはどこ行った?」 シーブック「あれ?さっきまでここに…」 コウは一人浜辺を歩いていた コウ「くそッ!俺が弟に手を出す訳無いだろうが、変態達と一緒にするなっての!………でも、色っぽかったのは事実……俺って不意に思った事が口に出るんだよな… 周りも気にせず………もしかして、変態なのかな…」 シーマ「あら、コウじゃないか。奇遇だねえ」 コウ「げッ!?シーマ!!なんて格好を…」 相変わらずの厚化粧、際どいビキニ。そしてスーパーモデルのようなプロポーションを男共に見せ付けるようにフェルモンを撒き散らしながらコウに向かい歩いて来る。 コウはシーマの登場に嫌気を覚えながらも心臓をドキドキさせ鼻血を流している シーマ「あらあら、若いねぇ。ほら、顔を貸しな。鼻血を拭いてあげるから」 コウ「な、何を!?」 シーマはコウの顔を掴むと胸の谷間に押し付ける。その瞬間、コウは鼻血を噴水のように撒き散らしながらその場に倒れ気絶した シーマ「あら、気絶したのかい?若すぎるってのも罪だねぇ…介抱してあげなきゃ」 ウッソ「シーマさん発見!ああ、ビキニ姿のシーマさん、いいなぁ……って、あれコウ兄さん?何してるんだ?…気になる…」 シーマ「さて、どこで介抱したらいいものか…」 ウッソ「シーマさ~ん!!」 シーマ「あら、あんたは確かコウの弟の…」 ウッソ「ウッソです。コウ兄さんどうしたんですか?」 シーマ「どうしたって…鼻血を拭いてあげようとしたら突然倒れたのさ」 ウッソ「それは仕方ありませんよ。シーマさんみたいな美人なお姉様にそんな事をしてもらったら誰だって倒れますよ」 シーマ「美人なお姉様って、まあこの子ったら口が上手いねぇ」 ウッソ「嘘じゃないです!最高ですよ、シーマさん!!」 シーマ「本当かい?嬉しいねぇ…あんた、ウッソって言ったかい?」 ウッソ「はい!」 シーマ「ウッソ、コウを日陰で休ませてあげな。私はちょっと用事があるから行くね」 ウッソ「はい!わかりました!」 シーマ「いい子だねぇ…あんたの事は覚えておくよ」 ウッソ「は、はい!ありがとうございます!」(よし、名前を覚えてもらった!) ギンガナム「ドモンよ…何故今時の若者は褌を着用しないのだ?」 ドモン「それは俺にもわからん…だが、一つ言えることは軟弱な男子が増えつつあると言う事だ」 ギンガナム「ぬう、それは小生も多々思う…やはり闘争を忘れた人間は堕落の道を歩むだけか…」 ドモン「戦の衣と書いて褌と言う。男子たるもの褌を締めてこそ漢が光ると言うもの…なのに俺の兄弟達はその事をまるで理解しない!」 ギンガナム「褌こそが究極の下着!布地ひとつで漢の象徴を隠し保護し、しかもそれを腹まで巻けばサラシになる!これを着用せずして何が漢ぞ!!」 ドモン「こんな近くに俺の良き理解者がいたとは…ギンガナム、今までの俺の非礼を謝る」 ギンガナム「そんな小さな事は気にするな。それよりも我々にはやる事があると思うのだが」 ドモン「そうだな…褌の普及!それこそが我々の目的…いや、漢としてのやるべき事!」 ギンガナム「まずは、同志を集める事だな…小生の下に同志は何人かいるが…」 ドモン「何!同志がいるのか!?」 ギンガナム「うむ、今のところ百余名ほどな。小生の部下メリーベルを始めマヒロー隊など約四十名。エギーユ・デラーズ直下のガトーを始め約五十名。ティターンズのバスクとヤザンを筆頭に約十数名。 さらに、ギデン、レビル、ドズル、ラル、ノリス、ラカンなどの有力者など多数いるぞ…もちろん君の師匠もな」 ドモン「俺の師匠が褌を愛用していたのは知っていたが…まさかこれほどの面子がいたとは…」 ギンガナム「褌は国境を越える!たとえ、敵対する者同士でも褌を締め一同を会せば理解し合える!褌一つで絆が生まれる!そこで、我々は考えたぁ!!」 ドモン「おおッ!!」 ギンガナム「どうすれば、褌が昔のように普及し愛用されるかを!!」 ドモン「そ、それは!?」 ギンガナム「キャンペンガールが必要であるッ!!」 ドモン「なにィ!!?」 ギンガナム「驚くのも無理は無い。今の世の中この軟弱な考えに頼るしかないのだ…小生とてこのような事はしたくない。だが、背に腹は変えられない!とりあえず普及させねばならぬのだ!!」 ドモン「軟弱な思想を正すため軟弱な力を借りるとは…寒い時代になったものだ……しかし、キャンペンガールと言っても当てはあるのか?」 ギンガナム「小生の部下に女性は一人、メリーベルなのだが…あの女はモデルには程遠い……せっかくのこの夏、この海。何人かスカウトをしようと思う。手伝ってくれるか?」 ドモン「もちろんだ、手伝わせてくれ!」 キラ「あれ、シロー兄さんは?」 ロラン「シーブックと釣りに行きましたよ。もうそろそろ帰って来ると思うけど」 キラ「そうなんだ…ドモン兄さんは?ギンガナムも居ないみたいだけど」 アムロ「二人とも意気投合してどこか行ったよ」 キラ「あの二人…なんか別の意味で危険だな…」 シロー「大漁、大漁!!」 シーブック「シロー兄さん、釣り上手いね」 シロー「署内の釣り大会の優勝者だぞ、この俺は」 シーブック「明日も一緒に釣りしませんか?俺も本格的に釣り覚えたいし」 シロー「おお、いいぞ!おーい、ロラン!こんなもんでいいか?」 ロラン「ありがとうございます、シロー兄さん。わッ、クロダイも釣れたんですか?これだけ釣れれば豪華な夕ご飯になりますよ」 カミーユ「それにしてもかなり釣ってきたな。形も大きいし…キスにクロダイ…これってカワハギだっけ?」 アムロ「お、今日の夕食は海鮮料理か」 ロラン「海鮮料理も作りますけどバーべキュウを主体にしましょう。さっき僕、潜ってアワビやサザエ、カキも捕って来ましたから。シロー兄さんの釣ってきたキスやクロダイ、焼いて食べても美味しいですよ」 アル「まるでパーティーだね」 ジュドー「ロラン兄ィ、蛸捕まえたよ!」 シロー「おお、すごいな!」 ジュドー「そこの売店でカニの疑似餌買ってきて岩場で泳がしていたら、いきなり食いついてきてさ、やっとの思いで捕まえたよ」 ロラン「結構大きいですね。たこ焼きも作りましょうか。後はアムロ兄さんのお酒のおつまみで酢の物とか、アワビと合わせて醤油バターで炒めても美味しいですよ」 アムロ「醤油バター焼きか…いいな」 シロー「ロラン、クロダイとキスを少し刺身にしてくれる?」 ロラン「もちろんそのつもりですよ。蛸も少し刺身にしますから。よし、取り掛かりますか。カミーユ、バーベキュウの準備お願いします。シーブック仕込み手伝ってくれる?」 カミーユ、シーブック「OK!」 シロー「ロランのヤツ、板についてきたな…」 アムロ「ああ…本当は遊び盛りの17歳なんだが…学校にも行かず自分の好きな事もせず文句も言わず朝早くから夜遅くまで良く働いてくれる…有難い事だが、これ程の苦労を嫌な顔一つ見せずやっている姿が不憫で…自分が情けなく思える…」 シロー「兄さん、それは俺も皆も思っている事だよ…全員の食事、洗濯、家の掃除、庭先の手入れ、俺達が思うより遥かに重労働だよ。だから皆ロランに負担を掛けないように出来る限りの事はしている。 最近はカミーユやシーブック、ウッソ…それにアルまでも自主的にロランの手伝いをしている。俺も早く結婚してロランの負担を減らしたいと思っているんだが…」 アムロ「アイナさんの兄さんをまだ説得してないのか?」 シロー「サハリン家に昔から従事のしているノリス・パッカードの協力をやっと得て今説得中だよ。だが、中々話が進まなくて…」 アムロ「障害が多いか…」 ロラン「何の話しているんですか?」 シロー「いや、なんでもないよ」 アムロ「久々のゆっくりとした休みだ。シローとも話したい事があってな…」 ロラン「そうですか。最近忙しくてアムロ兄さんとシロー兄さん家で会う機会が減りましたからね。ご飯が出来るまでゆっくりお話していて下さい」 アムロ「ああ、ありがとう」 ウッソ「ただいま~!」 シロー「お帰り!って、コウどうした?」 ウッソ「コウ兄さんには夏の刺激は強すぎるみたいです」 シロー「はあぁ…コウは何時になったら大人になるのか…」 キラ「ご馳走様―!」 ウッソ「美味しかったです!」 シーブック「結局ドモン兄さんとギンガナムは来なかったな」 カミーユ「来ないのは放って置くしかないよ」 ロラン「ふう、お腹一杯だ。でも、ドモン兄さんやギンガナムさんにも食べて貰いたかったですね…ちょっと余っちゃいましたよ」 ジュドー「しょうがないじゃん、来ないものは」 ガロード「一息入れたら花火やろーぜ!色々買ってきたからさ」 アル「んふー!んふんふー!!」 ロラン「アル、落ち着いてよく噛んで食べなさい。アルが食べ終わるまで待ってるから」 ジュドー「アル、早く食わないと先にやっちゃうぞ」 ロラン「ジュドー!急かさないの!」 シロー「ん?ヒイロ、何見ているんだ?」 ヒイロ「テレビ…ドモンとギンガナムが映っている…」 シロー「ん?どれどれ…!?」 テレビのリポーター「今現在、女性数名を誘拐しようとした男達が逃走中です!幸い女性は警察に保護され怪我などは無い模様ですが、警察官数名が女性を救出する際軽傷を負ったとのことです! 被害者からの話では、男達は誘拐する際、褌を着けろ、革命を起こそうなどと口走っていたようです。 あ、今その容疑者と思われる男達が走りました!凄い足の速さで逃げて行きます!駄目です、追いつけません!とりあえず、スタジオに返します!」 ニュースキャスター「いや~、怖い事件ですね。真昼の海水浴場での犯行と言う事ですが、コメンテーターのトレーズさんどう思われますか?」 トレーズ「おそらく一部の過激な革命家気取りの者ですね。それにしても真昼に事を起こすとは、美しさに欠けます。…とは言え、この犯人動きだけはかなりのもの…今の警察組織ではこの犯人を取り押さえる事は無理でしょう。 私の組織の者を派遣しましょうか?今の警察とは違い私の組織、「OZ」は…」 ニュースキャスター「トレーズさん、ありがとうございます!この事件はまた詳しい事が分かり次第お伝えします。では、次のニュースです」 全員「…何してくれてんだ、あの二人は…」 ジュドー「ロケット花火行くよー」 ガロード「わ!こっちに向けるなよ!」 シロー「危ない事はするなよ!」 アムロ「シロー、ビール飲むか?」 シロー「ああ…ありがとう、兄さん…」 アムロ「で、実際の所どうなんだ?」 シロー「かなり難しい…それが現状ですね」 アムロ「そうか…相手は一度潰れかかった会社を元通り以上に立て直した程の男だ。説得に手こずるのも無理は無い…か」 シロー「アイナも俺の為、色々としてくれて嬉しいんだが…やはり自分自身で決着をつけたいな…自分の為にも…ロランの為にも」 アムロ「そうだな。お前ならそう言うと思ったよ。俺もロランの負担は軽くしてやりたいと思うが…」 コウ「アチ!こらアル、熱いよ!」 ロラン「アル、コウ兄さんを虐めるのは止めなさい!」 シロー「ロラン、大変だな」 ロラン「まったく、ジュドー達がアルに変な事を吹き込むから…隣、いいですか?」 シロー「ああ、座ってくれ」 ロラン「でも、いいですね。皆仲良くこうしているのも…平和って感じがするなぁ」 シロー「…そうだな…」 アムロ「なあ、ロラン…」 ロラン「なんですか?」 アムロ「すまない!」 ロラン「え?なんです!?」 アムロ「本来なら俺が早く嫁をもらって家を支える筈が、いつもお前に苦労ばかりかけて…俺は家長として失格だ!」 シロー「朝早くから夜遅くまで皆の世話を…学校にも行かせずお前の青春時代を俺は…俺は…」 ロラン「なんでもないですよ、好きでやってる事ですから。苦とは思っていません。だって、家の仕事をしていると大好きな皆の顔が見れますし、美味しい料理を作ると皆の笑顔が見れます。…こんな嬉しいことは無いですよ」 アムロ、シロー「ロラン…」 ロラン「時間はあります。だからアムロ兄さんもシロー兄さんも慌てず急がず、大事な事はじっくりやって下さい」 シロー「…ロラン…今はお前のその言葉に甘えさせてもらうよ」 アムロ「何だか…お前と話していると、俺の方が子供に思えるよ…でも、無理はするなよ」 ロラン「無理はしませんよ。それよりシロー兄さん、アイナさんの為にも頑張ってください」 シロー「ああ、わかった…ありがとうな、ロラン」 ウッソは一人、カメラを手に持ち暗闇の浜辺を歩いていた ウッソ「やっぱり、夏とは言え夜になると冷えるな…それにしても夏の夜だって言うのに人がいないな…」 本来なら数え切れない程のカップルがいるはずの夜の砂浜だが、人っ子一人いない状態だった ウッソ「寒いから皆籠っているのかな?…帰るか…」 ウッソが帰ろうとしたその時、砂浜に座る一人の女性の姿を発見した ウッソ(一人?…何してるんだろ?) ウッソは気配を殺して女性に近づいていく…じわり、じわりと。その時月明かりが射し込み女性の姿を現す ウッソ「シーマさん!?」 シーマ「誰だい!?……あんた、ウッソじゃないか」 ウッソ「シーマさん、こんな所でどうしたんですか?」 シーマ「それはこっちの台詞だよ。子供はもう寝る時間じゃないのかい?」 ウッソ「いや、夜風に当たりたくて…」 シーマ「カメラを手にしてかい?」 ウッソ「え!?いや、これは…」 シーマ「フフ…ま、いいさね。ほら、こっちに座りな」 ウッソ「はい、ありがとうございます……うッ!?シーマさん、お酒臭いですよ」 シーマ「はは、やっぱり匂うかい?ちょっと飲みすぎたかねぇ」 ウッソ「何かあったんですか?なんかいつもと違いますよ」 シーマ「ちょっとね……はあ…折角は根を伸ばしに来たのにこんな事になるなんてねぇ」 ウッソ「どうしました?」 シーマ「やっと取った大口の取引先が、さっき契約を打ち切るって言い出してさ…まったく嫌になるよ…」 ウッソ「そうだったんですか…大変ですね」 シーマ「あたしもあんた位の年の頃が懐かしいよ…気兼ねする事無く面白おかしく過ごせてさ……ハハッ、愚痴っぽくなってしまったな…御免な」 ウッソ「何でもないですよ……それにしても冷えますね」 ウッソはそう言うと立ち上がり自分の着ていたパーカーをシーマの体に掛ける シーマ「ありがと…」 ウッソ「でも、こう言うとおかしいですけど…嬉しいです。シーマさんのイメージって、勝気で他人に弱みを見せないって言うのが強いんですけど…シーマさんの本音が見えたって言うか…僕でよかったら愚痴でも何でも聞きますよ」 シーマ「おかしな子だねぇ……でもウッソ、あんた優しい子なんだね……じゃあ、早速あんたの肩貸してくれるかい?」 シーマはそう言いながらとウッソの肩にもたれ掛かる ウッソ「シーマさん…」 シーマ「…ん…暖かい…」 シーマはそのまま静かに寝息をたて眠りについた ウッソ「疲れが溜まっているんですね。ゆっくり寝て下さい…」 朝 ロラン「ユニヴァース!!…ユニヴァース!!」 コウ「ロラン、五月蠅いぞ。朝からこんな所で何やってんだ?」 ロラン「おはようございます、コウ兄さん。いや~朝の海を見てたら、なんか叫びたくなって…ほら、朝焼け!」 コウ「本当だ、綺麗だな…」 ロラン「そうでしょう、そうでしょう。これが大自然のすばらしさです。…ユニヴァース!!」 コウ「ところで、シロー兄さんとシーブックは?部屋に居なかったけど…」 ロラン「ユニ……二人で朝釣りに出掛けましたよ。それよりもウッソです!ドモン兄さんとギンガナムさんが帰って来られないのは分かりますけど、何をやっているのか…」 コウ「あ、あれウッソじゃない?」 ロラン「本当だ…ウッソ!!」 ウッソ「おはようロラン兄さん、コウ兄さん」 コウ「おはよう。ウッソ、昨日…」 ロラン「おはようじゃ無いでしょう!外泊するのは構いません。でも、する時はするって教えてくれないと…心配するでしょうが!!」 ウッソ「御免なさい…本当は連絡しようとしたんだけど…」 ロラン「言い訳は聞きません!」 コウ「まあ、ロランいいじゃないか…ウッソだって反省はしているんだし…」(おいおい、無断外泊ぐらいでこんなに怒らなくても…) ロラン「コウ兄さんは黙ってて!」 コウ「…はい…」 ロラン「ウッソ、何で怒るか分かるでしょう?」 ウッソ「うん…」 ロラン「まあ…ウッソは初犯ですし、これ以上怒りません。折角の楽しい海水浴が楽しくなくなりますからね」 ウッソ「本当に御免なさい、ロラン兄さん…」 ロラン「うん、これからは気を付けてね。…でも、本当は何をやっていたんですか?」 ウッソ「それは、ちょっと…」 ロラン「気になりますね~。もしかして女の子と一緒だったとか?」 ウッソ「違いますよ…人助けって言うか…」 ロラン「まあ、そう言う事にしておきますか。さ、朝ご飯作らなきゃ!」 ウッソ「僕も手伝います!」 ウッソはそう言いながら、ロランの後に続き歩いて行く。そして振り向きコウに向い不敵な勝ち誇った笑みを見せる コウ「な、何なんだ…ウッソの奴…勝ち誇った顔して…」 アムロ「ロラン、午前中に買出しに行くけど一緒に行くか?」 ロラン「そうですね…ちょっと野菜関係が不足してますので一緒に行きます」 シロー「買出し行くんなら、飲み物も頼むね。海の家、値段が高いからさ」 アムロ「わかった。じゃあ行こうか」 アムロとロランは車に乗り込み買出しに出かけていった シロー「よし、海行くぞ!」 アル「はーい!」 シロー「ジュドー、場所取り頼むな。俺達、荷物持って行くから」 ジュドー「オッケー!ガロード、一緒に行こうぜ」 ガロード「おお!」 キラ「…はあ…」 シロー「どうした、ため息なんかついて」 キラ「いや…なんかギンガナムが居ないと変に気が抜けて…」 シロー「ライバルが居ないと寂しいか?」 キラ「そんなんじゃないよ!…そんなんじゃないけど…そうなのかな…」 シロー「まあ、お前にとって、いつの間にかそう言う存在になったのかもな」 キラ「そう言われるとなんか複雑だな…」 シロー「ハハハ、そう言うなよ。それにしてもウッソ。お前、何鼻の下伸ばしてるんだ?」 ウッソ「え?の、伸ばしてないよ」 シロー「なんか、今日朝帰りしてからおかしいんだよな…何かあったのか?」 ウッソ「何も無いよ…別に…」 コウ「そうなんだよ。俺が聞いてもニヤニヤするだけで何も言わないし」 シロー「なんか隠しているな?…ま、別にいいか。気になるけど聞かないよ……それよりロランからしこたま怒られただろ?」 ウッソ「うん…ロラン兄さんからあんなに怒られたの初めてですよ。」 シロー「そうだろう。ロランも怒ると怖いんだよな。俺も4年位前に無断で外泊して怒られたんだよな。一人分の食費が無駄になりましたよ、どうするんですか!?って。それ以来、家に帰れない時は前もって連絡するようにしてるよ」 ウッソ「他の人から怒られるより凹みましたからね…今度からは気を付けますよ」 シロー「そのほうがいいな。アルも覚えておけよ」 アル「うん、わかった!」 ジュドー「場所取り完了したけど…皆遅いな」 ガロード「ただ待ってるのもつらいよな」 カミーユ「あれ?お前達だけ?シロー兄さん達は?」 ジュドー「カミーユ兄さん、シーブック兄さんもどこ行ってたの?」 シーブック「フフフ、これを見よ!」 ガロード、ジュドー「スイカだ!それにメロン!!ど、どうしたんだよ!?」 カミーユ「さっき、散歩していたらスイカ畑で働いているお爺さんが居たんだよ。で、そこの畑の持ち主のお爺さんと話をしていて帰り際に好きなの持って行けって言われてな」 シーブック「最初は断ったんだけど、お爺さんが、気に入った!遠慮は要らんからほれっ!って押し付けたんだよ。そこまで行くと逆に断るのも悪いなと思って貰ったけど」 ガロード「ふ~ん、そうなんだ…でも、これでスイカ割り出来るじゃん!」 ギンガナム「小生に割らせて貰おうか!!」 全員「ギンガナム!?」 ドモン「ハアハア…撒いたか?」 ジュドー「どうしたんだよ!?ドモン兄さん、ギンガナム…髪、金髪にしちゃって…サングラスまで掛けて…似合わないよ」 ドモン「追っ手を振り切る為の変装だ…まったく、俺達が何をしたって言うんだ!?」 シーブック「あんた等、褌は?」 ギンガナム「目立ちすぎる故に仕方なくトランクスを履く羽目に…」 カミーユ「逆に目立つよ…あんた等…」 ガロード「ほら、警察の方々がこっち見てるよ」 カミーユ「冷たい言い方だが、あんた等俺達に近づくな!仲間だと思われる!」 ガロード「ほら、こっちに来たよ!」 警察官1「失礼、警察ですが捜査に協力お願いします」 シーブック「何かあったんですか?」 警察官2「ええ、昨日変質者が現れまして…其方の方、ちょっとサングラスを取って頂けますか?」 ギンガナム「小せ…いや、私を疑っているのか?」 警察官1「確認ですよ。お願いいします」 ドモン「逃げるぞ!!」 警察官2「逃げた!やはりこいつ等だ!応援を!!」 ギンガナム「完璧な変装を見破ったとでも言うのか!?」 警察官1「それで変装のつもりか!バレバレなんだよ!!」 ジュドー「アホ二人、行ったけど良かったの?」 カミーユ「ものまま家にも帰らないでほしいよ…」 ドモンとギンガナムは浜辺からかなり離れた山の中に逃げ込んでいた ギンガナム「ぬう、警察の数も増えて来たな…このままでは…」 ドモン「このまま逃げるのは俺には我慢できない!」 ギンガナム「どうするつもりだ?」 ドモン「ギンガナム、逃げてくれ!奴等は俺が引き受ける!」 ギンガナム「何だと!?」 ドモン「今、俺達が捕まる訳にはいかない!だが、警察の数は増え逃げ場が無くなるばかりだ。だったらお前だけでも!」 ギンガナム「ならば小生も戦おう!友を見捨てる訳にはいかない!」 ドモン「友…か……嬉しい話だが、お前だけは逃げろ…俺の為ではない、褌の未来の為に!!」 ギンガナム「褌の未来の為……苦ッ!わかった。お前のその気持ちありがたく頂く」 ドモン「来た!早く行け!!」 ギンガナム「すまない!ドモン、お前の行為は無駄にしない!!」 警察官「居たぞ!こっちだ!!」 ドモン「通さん!貴様達のような輩はここから一歩も通さん!!」 警察官「なめるなー!!」 ドモン「うおぉぉぉー!!」 ギンガナム(ドモン、死ぬなよ…生きて必ず小生と…小生と…) 110 名前:一家の夏休み 16投稿日:03/07/09 22 50 ID ??? ジュドー「シロー兄さん、遅い!」 シロー「悪い悪い。お、カミーユ来てたのか…って、スイカじゃないか!?」 アル「メロンもある!」 カミーユ「親切な人からの頂き物です。後でスイカ割りしましょう」 シロー「後でお礼を言いに行かなきゃな…」 キラ「パラソルここに立てますね…って、ジュドー兄さんどうしたの?」 ジュドー「いや…昨日カキ氷買った店、安かったから行こうとしたら看板閉まってて…」 ガロード「貸しボート屋も看板閉まってたな…潰れたのかな…」 アル「遊んでくるね!」 ヒイロ「海に入る前に…準備運動しろ。昨日の俺のように…怪我をしたくなかったら…」 ガロード「お前のは違うだろ…岩に頭から飛び込めば準備運動したって怪我するよ…ってゆ~か、死ぬよ普通…」 デュオ「お、ヒイロじゃないか!何してんだ?」 カトル「家族の方と海水浴ですか?」 ヒイロ「デュオ、カトル…どうしてここに?」 デュオ「海水浴に決まってるでしょうが。それにしてもお前、そのトランクス似合わね~な。センスがおかしいんじゃない?」 カトル「デュオ止めなさい…中傷はいけない事ですよ」 ヒイロ「…似合わないか?」 デュオ「ダサダサだよ。ピンクのチューリップ柄なんて」 デュオは腹を抱えて笑っている ヒイロ「…そんなに可笑しいか…」 デュオ「ハハハハ…いや~悪い悪い。何怒ってんだよ。ジョークじゃん」 ヒイロ「リリーナから貰ったこのトランクスが…可笑しいか!?」 デュオ「お、おい!何切れてんだよ!危ねぇ!おい、止めろ!!」 ヒイロ「殺す!」 デュオ「面白れぇ!死神を殺すってか!?やれるもんならやってみろ!!」 カトル「ヒイロ止めなさい!デュオも!待ちなさーい!!」 シロー「友達か?」 カミーユ「友達…じゃない?」 111 名前:一家の夏休み 17投稿日:03/07/09 22 52 ID ??? オルバ「兄さん…無職になっちゃったね…」 シャギア「言うな、オルバよ…まだ我々にはチャンスはある」 オルバ「結局売り上げは二人合わせて700円…海の家でラーメンも食えないよ…」 シャギア「…実はな、その700円も貸し屋台代と材料費に消えた…それどころか逆に借金が増えてしまった…」 オルバ「そんな!?…じゃあ僕達はこれからどうやって…」 シャギア「泣くなオルバ!泣いても何も解決はしない!」 オルバ「なら何故兄さんは泣いてるの!?」 シャギア「泣いてなどいない!」 オルバ「泣いてるじゃないか!!」 シャギア、オルバ「…………」 シャギア「…すまない、オルバよ……私が不甲斐無いばかりに…」 オルバ「やめてよ兄さん!…兄さんの口からそんな言葉は聞きたくないよ…」 シャギア「…オルバ…」 オルバ「…兄さん…」 シャギア、オルバ「・゚・(´Д⊂ヽ・゚・うあ゛ッ!うあ゛ぁぁああ゛あぁあぁあぁぁあぁぁぁ!!」 112 名前:一家の夏休み 18投稿日:03/07/09 22 54 ID ??? コウ「無口で無愛想なヒイロにも友達と彼女がいる……他の兄弟達にも…ああ見えて皆結構顔が広いからな……それに引き換え俺には友達はキースだけ…後は嫌な先輩にキッチーな女、年増の女… なんか疫病神が付きまとってんのかな…」 キラ「そんな事無いでしょう?もっと外に出て遊んだほうがいいんじゃないですか?」 コウ「でもな、なんか苦手なんだよな…大学の他の連中はクラブに行ったり合コン行ったりで楽しそうなんだけど…俺が一緒に行ってもなんか俺一人取り残されてる気がして。話も合わないし…」 キラ「コウ兄さんと話が合う人なんて中々いないですよ、僕達以外は。だから、社交的になる為にもっと外の勉強もした方がいいですよ。情報誌を買うとか」 コウ「情報誌なら買ってるよ」 キラ「MSのでしょ?じゃ無くてファッション誌とかそう言うやつ」 コウ「え~…興味無いよ」 キラ「だから、彼女出来ないんだよ。そうだ、シーマさんは?あの人なら問答無用で彼女になるよ」 コウ「ちょっとな…歳も離れてるし、何より怖い」 シーマ「誰が怖いって?」 コウ「げッ!?シーマ!!」 キラ「シーマさん!?」(な、なんて際どい格好を…) シーマ「驚く事は無いだろ?ほらぁ鼻血を拭きなって…」 コウ「いいって!俺が一人で出来るよ!」 シーマ「折角拭いてあげるって言うのに…まあ、いいさね。そうだ、今日の夜この浜辺で花火大会があるんだよ。一緒にどうだい?」 キラ「花火大会あるんですか?」 シーマ「本当は昨日にやるって話なんだけど、今日に延びたんだってさ…どうだい?」 コウ「いいよ、別に…」 キラ「コウ兄さん、一緒に行きなって!こんなチャンスめったに無いよ!」 コウ「何だよお前まで一緒になって?別にいいって…」 シーマ「じゃあ、7時頃迎えに行くね。たしかあんた達の泊まってる所って…」 キラ「あの道を登った所に一軒だけポツンと別荘があります。そこですよ」 シーマ「そうかい。じゃあ、コウ…迎えに行くから待っててね」 キラ「やったじゃん、コウ兄さん!上手くいけば卒業できるよ!!」 コウ「卒業出来るって…」 113 名前:一家の夏休み 19投稿日:03/07/09 22 56 ID ??? ロラン「明日のお昼には家に帰るから…とりあえず食材はこんな所かな…」 アムロ「ロラン、そろそろレジに並ぶぞ!」 ロラン「今行きます」 アムロ「流石にレジ混んでるな。お、このレジ空いてる…って貴様!!」 シャア「む、アムロか…何故ここに?」 アムロ「それは此方の台詞だ。貴様こそ…って、何してんだ?」 シャア「値引きのシールが貼られてあるのに値引きにならんと言うのだ、この店員は!!」 店員「ですから、お客様。この商品は12時を回ったら値引きになる商品ですので…」 シャア「なら何故こんなに早くからシールを貼る!このシールは飾りだとでも言うのか!?それに時間制限が書いていなかったぞ!」 アムロ「せこい真似はよせ!見苦しいぞ!」 ロラン「どうしたんですか?」 シャア(ロラン君!?…仕方ない、ロラン君に見苦しいところは見せられん!ここは引くか…) アムロ「いやあ、この赤い奴がな…」 シャア「や、失敬。まあ、私の見間違いだったようだ。君、すまなかった。早くレジを済ませてくれたまえ」 店員「はあ…それでは、5862円になります」 シャア「うむ、では6000円。釣りはいらない」 ロラン「流石はシャアさん!太っ腹です!」 アムロ「それで太っ腹って言うのか?」 シャア「待たせたな。さあ、会計を済ましてくれ」 ロラン「はい!」 店員「ピーマン…円、玉ねぎ…円、トマト…円、………円……」 ロラン「ちょっと待って下さい!!」 店員「え?」 ロラン「この商品は値引じゃないんですか!?シール貼られてますよ!?」 店員「こ、この商品は12時を回ってからの値引きですので…」 シャア「そうだろ?ロラン君!おかしいよな!?」 ロラン「どこにも表示はして無かったですよ!?」 シャア「そうだそうだ!値引きしろ!!」 ロラン「それにこのトマト!傷物をこの値段で売るんですか!?おかしいですよ!」 店員「それでは他の物と交換いたします」 ロラン「他のもそうでした!ただとは言いません。傷物でも食べる事は出来ますから、トマトも値引きでお願いします!」 店員「…承知いたしました…」 アムロ「ロラン…お前まで…」 114 名前:一家の夏休み 20投稿日:03/07/09 22 58 ID ??? シャア「いや~、ロラン君のおかげで私も値引きできたよ」 ロラン「値引きは家計を預かる者の基本です。お手の物です!」 アムロ「ロラン、お前の買出しはいつもあんな感じなのか?」 ロラン「あの程度の事は日常茶飯事ですよ。なるべくお金は出したくないですからね」 アムロ「苦労をかけるな…」 シャア「それにしても見事なものだな。まさか私の買い物もあれだけ値を下げられるとは…やはり君は私の母になる…」 アムロ「止めろシャア!そこまでだ!」 ロラン「私の母って?なんです?」 シャア「いや、すまない。聞き流してくれ」 ロラン「そうですか…ところでシャアさんも海水浴ですか?」 シャア「そんなところだな。大きな仕事にケリが付いてなドライブがてら近くに来たのだ」 アムロ「大きな仕事って…まさか」 シャア「そのまさかだよ。豊富な資源を所有しているウィナー家との商談が成立したのだよ」 アムロ「接触していると噂では聞いていたが…まさか…」 シャア「アムロ、君は時間の流れが見えてないようだな。そんな事では我が社には追いつけないぞ」 アムロ「くッ!」 ロラン「シャアさんは今日は泊まりですか?」 シャア「いや、泊まりたいのは山々だが今日は帰って明日の仕事の仕度をしなくてはな…君と別れるのは寂しいが…」 ロラン「そうですか…」 シャアはロランに別れの言葉を言いその場を跡にする。 ロラン「この不景気なのに…すごいですね…」 アムロ「俺だって本気を出せばそれくらい……ブツブツ…」 115 名前:一家の夏休み 21投稿日:03/07/09 23 01 ID ??? シロー「お、買出し終わったか?」 ロラン「はい、ちゃんとビールも買ってきましたよ」 シーブック「…アムロ兄さんどうした?」 ロラン「ちょっと機嫌が悪いみたいです。そーっとして置きましょう…ところでアルは?」 カミーユ「クリスさんもここに来てて一緒に遊びに行ったよ」 ウッソ「そう言えばさっきグエンが来てロラン兄さんを探してたよ」 ロラン「グエン様が?…あ、そう言えば!!」 グエン「ローラあぁ!!何故、昨日来てくれなかったぁ!!」 ロラン「グエン様!?すみません!すっかり…」 グエン「寂しかった…寂しかったんだよローラぁ!」 ロラン「本当にすみません!約束を破ったお詫びは何でも言う事を…」 ロランはそこまで言いかけて、しまった、っと思い口を噤み、恐る恐るグエンの顔を見る。グエンは薄気味悪い笑みを浮かべていた グエン「それならば今日こそは来てもらう!もちろん一人で!!」 ロラン「ハイ…わかりま…」 シロー「馬鹿!ロラン!グエンの作戦だ!」 グエン「横槍は止めて頂こう!ローラは私との約束を破った。それに対しローラはお詫びとして何でも言う事を聞くと言った!」 シロー「くッ!べらべらと減らず口を!」 ロラン「シロー兄さん、いいですよ…いつも弟達に約束を破るなって言っている僕が約束を破ってしまったんです…嘘つきにはなりたくないですし、 お詫びをするのは当たり前のことですよ…」 ウッソ「グエンの言う事なんか無視しなよ!」 ロラン「駄目です!非は僕にあるんです。これが僕のけじめです」 ロランは少し目に涙を溜めウッソに問い正す。嘘をつく、決まり事を守らなければこうなると…ウッソはロランのその覚悟に気圧される。 グエンはロランの涙目を見て快感を覚える。まるで背筋に電流が走ったような… グエン(我が世の春が来たな…これでローラにあんな事やこんな事が…) ウッソはグエンのにやけた顔に腹立たしさを感じていた ウッソ(何でこんな奴に…) グエン「それではお詫びとして今日の夜、私の別荘に来てもらおう。これを着て!」 ロラン「浴衣?」 グエン「そうだ!必ず着用して来てもらう!」 ロラン「わかりました…必ず着て行きます」 グエン「それでは、楽しみにしているぞ」 116 名前:一家の夏休み 22投稿日:03/07/09 23 03 ID ??? シロー「本当に行く気か?」 カミーユ「行かなくてもいいんだぞ。怖いんだろ?」 ロラン「怖くは無いよ…グエン様だって人の子だもん。まさか取って食おうなんて事は…」 ウッソ「ロラン兄さん…この浴衣、女物だよ…」 ロラン「……」 シーブック「…食われるな…」 カミーユ「そーゆー言い方は止めろ!」 ロラン「大丈夫…ですよ…」(食われるって?) シロー「ヒイロを護衛に付けようか?」 シーブック「ヒイロはさっき決着を付けに行くって、どこかに行ったよ」 シロー「くッ!肝心な時に限って使えない!」 ロラン「だ、大丈夫です!変な事されそうになったら抵抗しますし…こう見えて腕に自身ありますから!」 シロー「…に、見えないんだよな…お前の場合…」 ロラン「…言わないで下さい…」 117 名前:一家の夏休み 23投稿日:03/07/09 23 06 ID ??? 夕刻 シロー「にしても、その浴衣綺麗だな…」(アイナが着たらなおさら…) カミーユ「かなり高い物みたいだな…」 シーブック(…絶対、食われるな…) ウッソ「ロラン兄さん、本当に行くの!?」 ロラン「けじめですから…」 シロー「ロラン、身に危険が及ぶ時はこのボタンを押せ。すぐに駆けつける」 ロラン「わかりました…それでは行ってきます」 ウッソ「行っちゃったね…大丈夫かな」 シロー「ヒイロの荷物からスタンガンを出して持たせたからな…」 キラ「ただいま~!あれ?ロラン兄さんは?」 シロー「ちょっとな…」 キラ「そう言えば、今日花火大会あるって」 ウッソ「へ~そう…」 キラ「何だよ、その気の無い返事は…それでね、コウ兄さんがシーマさんから一緒に行かないかって誘われて一緒に行くって…」 ウッソ「何ィ!!!」 キラ「何なんだよ、いきなり…」 ウッソ「時間は!?どこで!?」 キラ「確か7時頃…迎えに来るって言ってたな…」 ウッソ(花火大会…二人っきり…これはロラン兄さんの心配をする所じゃないな) カミーユ「コウは?」 シーブック「憂鬱そうな顔をして2階に行ったよ」 シロー「花火か…よし、皆で見に行くか!」 全員「おおー!」 カミーユ「ロランの事は?」 シロー「あいつも男だ!一人で何とか出来るだろ!それに発信機つきの警報機とスタンガンを持たせたんだ。大丈夫だよ」 シーブック「その発信機から反応が消えたよ…」 全員(キラ、ウッソ除く)「何ィー!!?」 キラ「え?何?どうしたの?」 143 名前:一家の夏休み 24投稿日:03/07/14 00 01 ID ??? ロラン「やっぱり止めようか…でも、また嘘をつく事になる…でも、シーブックの一言が気になる…皆にこの別荘の住所言うの忘れたし…」 ロランはグエンの別荘の目の前まで来ていた。兄弟達に啖呵をきったものの入るか入らないか迷っていた。その時、グエンの別荘の重厚な扉が開く グエン「待っていたよ。ああ、やはりその浴衣は君にぴったりだ」 鮮やかなアサガオが描かれたその女物の綺麗な浴衣は派手でも無く、地味でも無くロランにピッタリとマッチしている。まさにグエンのセンスが現されていると言っても過言ではない。恐らく百人中百人がロランを女性と思えよう。 内心ロランもこの綺麗な浴衣を着たとき満更でもないと思えていた程である ロラン「遅くなりました」 グエン「まあ、入りたまえ」 ロランが中に入りグエンが扉を閉める。そして鍵をかける ロラン「グエン様!?」 グエン「安心したまえ。君の兄弟達が邪魔をしないとも限らない。言わば保険だよ」 鍵の方を見るとそれは内側から鍵を使って掛けられる仕組みになっている。扉も分厚い。 ロランは他の逃げ道を見付けようと別荘の中を見回す。シローから渡された警報機をいつでも押せるように警戒しながら… グエン「そうそう。この別荘の周りは半径300メートルに渡り強力な磁場が発生している。発信機や警報機の類の精密機器は恐らく故障していよう。」 ロランはその一言に反応し浴衣の袖に隠している警報機を取り出した。そしてスイッチを押す…が、何も反応は起きない。ロランは素早くスタンガンを取り出しグエンに向かい構えを取る ロラン「何をする気ですか?…返答次第ではグエン様を…」 グエン「クックックックッ…ローラ、君にそんな物騒な物は似合わない。それにそんな物で私をどうにか出来るのかな?」 ロラン「これはスタンガンです。僕の弟が作った物で普通の物よりも遥かに協力です!このスイッチを押すと…」 ロランはそう言いながらスイッチを押す。が、出るはずの電撃の火花が出ない。 ロラン「そ、そんな!?」 グエン「ハーハッハッハッ!言っただろう!機器関係は故障すると!無駄な抵抗は止めたまえ…」 144 名前:一家の夏休み 25投稿日:03/07/14 00 01 ID ??? ロランはスタンガンを投げ捨てるとグエンに向かって殴りかかる。が、その拳はグエンの顔の前で弾かれる ロラン「何!?」 グエンの周りに不思議な物体が浮いている グエン「無駄だと言っただろ、ローラ。私の体の周りにはプラネイトディフェンサーと言うあらゆる攻撃が無効になるビームシールドのようなシステムが機能している。下手をすると君が怪我をすることになる」 ロラン「卑怯な…」 グエン「卑怯と言ったかね?それは君の事では無いのか!?ローラ、君は口約束とは言え約束を破ったのだよ。君は嘘をついた挙句、私に暴力も振るおうとした。卑怯なのはどちらかね?」 ロランは何も言えずにいた。グエンの言う通りだから…ロランは心の底から後悔している。もしかしたら昨日の内に行っておけばこのような事にはならなかったかもしれない。これが約束を破った代償だ。ロランは悟った。 自分は何をされようと文句の言える立場ではない事を… グエン「そんなに怯えなくてもいいさ。別に取って食べようと言う事じゃない。私は君とのひと時を過ごしたいだけだ。さ、ローラ…こちらへ…」 ロラン「…はい…」 145 名前:一家の夏休み 26投稿日:03/07/14 00 03 ID ??? シロー「それじゃあ、花火見に行くぞー」 ジュドー「あれ?ウッソは行かないのか?」 ウッソ「うん、ちょっと具合が悪くて…」 キラ「コウ兄さんに言っておいてね。がんばれって」 ウッソ「わかった」 全員「行ってきまーす!」 ウッソ(誰がコウ兄さんに渡すものか…) ウッソは静かにコウの部屋に行く コウ「あ~…もう少しで7時になる……どうしたものか…」 ピンポーン コウ「来た!?」 シーマ「コウ、居るんだろ?迎えに来たよ!」 コウ「どうしよう、どうしよう……ウグッ!!?」 ウッソは静かに忍び寄り後ろからコウの首を絞めた! ウッソ(コウ兄さん、ごめん…渡さないよ…) コウ「だ、誰だ!?…く、苦し…い……」 ゴト! …コウはあっけ無く落ちた…気絶して床に横たわるコウを見ながらウッソは話しかける ウッソ「…やっと落ちた……コウ兄さんが悪いんだよ?シーマさんの事をはっきりさせないから…そんな人にあの人を任せられないよ…」 シーマ「コウ!?居ないのかい?」 ガチャ ウッソ「シーマさん?」 シーマ「ウッソじゃ無いか」 ウッソ「シーマさん…浴衣姿最高です!」 シーマ「ありがと。ところで、コウは居るかい?」 ウッソ「コウ兄さんなら足早に出かけましたよ?…どうしたんです?」 シーマ「これから花火を見に行く約束をしてたのさ……逃げられたか…」 ウッソ「約束してたんですか!?コウ兄さん…約束を破るなんて……シーマさん、申し訳ありません!!兄が約束を破るなんて、本当に情けないと思います!」 シーマ「まあ、いいさね…約束が破られるなんていつもの事さ…」 ウッソ「シーマさん…」 シーマ「一人で花火を見るのもなんだし…ウッソ、一緒に行かないかい?」 ウッソ「シーマさんがよろしければ…兄の代わりにはなりませんが…」 シーマ「そんなの気にしないで…あんただって十分いい男だよ」 ウッソ「ありがとうございいます!」 シーマ「それじゃ行くかい?」 ウッソ「はい!!」 146 名前:一家の夏休み 27投稿日:03/07/14 00 04 ID ??? グエン「ローラ、こちらのテラスに来たまえ」 ロラン「…はい…」 グエン「どうした?いつもの元気が無いが?嬉しくないのかね?」 ロラン「…いえ、嬉しいです…」 グエン「それならそんな暗い顔しないで…折角の料理と景色が台無しになる」 ロラン「…申し訳ございません…」 ロランは憂鬱な表情を浮かべながらテラスにある椅子に腰をかける。そして外の景色を眺めながら一人物思いにふける ロラン(綺麗な景色…もしかしてこれが僕の見れる最後の…) グエン「さあ、ローラ!スパークリングワインだ。グラスを…」 グエンがロランのグラスにスパークリングワインを注ぎ自分のグラスにも注ぐ。それをロランは魂の抜けた表情で見つめている ロラン(…もう…考えるのはよそう…) グエン「(そろそろだな…)さあ、ローラ。グラスを手に」 ロランはグエンに言われるがままグラスを手にする グエン「私と愛しのローラに…乾杯!」 ロラン「…乾杯…」 その時だ! ドーンッ!ドドーン!! ロランの目の前に花火が打ちあがる ロラン「花…火?」 グエン「どうかね?私はこれを君に見てもらいたくてな…」 ロラン「この花火を?」 グエン「ああ、そうだ。本来なら昨日行なわれるんだが…昨日は君が来なかったから中止にした」 ロラン「中止にしたって?」 グエン「毎年ここで花火大会をしているんだよ。そして私はそのスポンサー。中止にするぐらいわけは無い…」 ロラン「グエン様…」 グエン「誰にも邪魔されず、ただ純粋にこの花火をこの特等席で君に見てもらいたくてな…」 ロラン「グエン様…僕、グエン様に何かされると…勘違いしてました!僕…」 グエン「気にするな、勘違いは誰にでもある。さ、遠慮なく飲みたまえ」 ロラン「はい!」 グエン(フフフ…ローラ、勘違いなどではないよ…たくさん飲ませて酔いつぶれたところを…) 147 名前:一家の夏休み 28投稿日:03/07/14 00 05 ID ??? ドモン「花火…か……ギンガナムは何とか逃げただろうか…」 暗闇の森の中でドモンは一人夜空に上がる花火を見ていた ドモン「しかし、警察も中々のものだ…まさかこれほど手こずるとは…しかし俺は捕まるわけにはいかない…なぜなら友と約束したからな…」 ドモンは赤い鉢巻を締め直すと森の中を歩く ドモン「生きてギンガナムと…それまでは誰が相手でも死ぬ訳にはいかない!待っててくれ、ギンガナム!!」 その頃ギンガナムは… ギンガナム「た――まや―――!!」 キラ「ギンガナム五月蝿い!」 シロー「折角、静かに花火見てたのに…」 ジュドー「ギンガナム、ドモン兄さんは?」 ギンガナム「知らん!!」 ジュドー「知らんって…仲よかったじゃない?」 ジュドー「警察に追われてんだろ?ドモン兄さんを見捨ててきたのか?」 ギンガナム「見捨ててなどいない!ドモンが逃げてくれって言うからそうしたまで…本来なら小生がドモンの代わりになり警察の足止めをしなければならないのに…」 キラ「それって見捨てた事になるんじゃない?一緒に戦うべきだよ」 ギンガナム「…やはり、そうか?」 キラ「それが男ってもんでしょ?」 ギンガナム「ぬう…そうだな…キラの言う通りだな」 キラ「じゃあ、行ってあげなきゃ!」 ギンガナム「よし!花火が終わったら行く事にしよう!!」 キラ「今行けよ…」 148 名前:一家の夏休み 29投稿日:03/07/14 00 07 ID ??? その頃、ウッソとシーマは高台にある神社の石段に座り花火を眺めていた シーマ「綺麗だねぇ…」 ウッソ「そうですね。でもシーマさんの方がもっと綺麗ですよ」 シーマ「嬉しい事言ってくれるねぇ…あんたよく見ると可愛いね」 ウッソ「可愛いなんて…そんな……僕は男ですよ…」 シーマ「もう、立派な大人の男だって言いたいのかい?」 ウッソ「子供に見られるのはちょっと…」 シーマ「そうかい…あんたのプライドを傷つけたかねぇ?…だとしたら、ごめんな…」 ウッソ「何でもないです。シーマさんこそ僕なんかと一緒で…楽しいですか?」 シーマ「フフ、楽しいさ…それに、あんたと一緒に居ると、なんか…安らぐよ」 ウッソ「でも、本当はコウ兄さんと二人っきりだったらいいんでしょ?」 シーマ「まあ、欲を言うと……でも、あんたは…」 ウッソ「シーマさん!」 ウッソはシーマの両肩を掴む シーマ「な、なんだい、急に?」 ウッソ「僕…シーマさんの事が…」 シーマ「お止しよ、からかうのは…あたしには…」 ウッソ「コウ兄さんには渡しません!」 シーマ「…それに…年齢が…」 ウッソ「関係ありません!…コウ兄さんには悪いけどシーマさんを任せられません…必ず幸せにしますから!…シーマさん…」 シーマ「ウッソ……そう言ってもらえるのは嬉しいけど…」 ウッソ「シーマさん……僕、あなたを奪います!」 ウッソはそう言い、シーマの肩を強く握ると顔を近づける シーマ「ちょ、ちょっと、ウッソ!?」 シーマはキスをされる事に気づき、どうしたらいいか分からずオロオロするばかりだ。そうしている間にもウッソの顔は近づいて来る。シーマは、キスをされる、もう駄目だ、と思い目を瞑り体を硬直させる ウッソ(シーマさん…体を硬直させるなんて、可愛いよ。可愛すぎるよ!……もう、食べちゃいたいぐらい…それじゃあ、頂きます…) ウッソがキスをしようとしたその時、神社のお堂が開く! マリア「罪深き子羊が見えます!」 シャクティ「…お母様…私にも見えます」 ウッソ「げ!?シャクティ!?」 シーマ「え?何?」 マリア「あまりにも重いその罪…どうしましょう?」 シャクティ「私に任せて頂けますか?お母様…」 マリア「…シャクティ…あなたに任せます」 シャクティはゆっくりとその場を立ち、ウッソに向かい歩いて来る ウッソ「シャクティ…どうしてここに?」 シャクティ「ここはお母様の社です…ウッソ、貴方は私という者が居ながら…」 ウッソ「シャクティ…これには深い訳が…」 シャクティ「ギロチン?それとも宇宙漂流?最後くらい選ばせます」 ウッソ「シャク…ティ…」 シャクティ「さあ、どちらに?」 ウッソ「…ごめん!!」 シャクティ「逃げた!?」 マリア「逃がすでない!!」 ウッソはすざまじいスピードでその場から離脱する。シャクティとマリアはそれを追いかける。その場にはシーマ一人が取り残された シーマ「…何だかよくわからないけど…助かった…」 149 名前:一家の夏休み 30投稿日:03/07/14 00 09 ID ??? グエンの別荘では… グエン「ローラ、もう止めたまえ」 ロラン「五月蝿い!もっと酒持って来いって言ってんだろ!」 グエン(まさか、ローラが酒乱だったとは…) ロラン「御曹子!酒持って来いって、聞こえねえのか!?」 グエン「ああ、待っていてくれ。今…」 ロラン「メ゛―リさんのヒッツッジー!ヒッツッジー!メーメー!!」 グエン「この睡眠薬入りを飲ませて眠らせなければ…あんなのはローラじゃ無い!」 ロラン「御曹子!どこ行った!?出て来い!」 グエン「はい、こちらに!」 ロラン「おお、居た居た。ちょっと、僕の言う事を聞いてくれますか!?」 グエン「何でございましょうか?」 ロラン「ディアッカの真似をしろ!」 グエン「ディアッカ?…と、言いますと?」 ロラン「グレイト!って…いつもやってるじゃん!」 グエン「はあ?」 ロラン「ほらあ、早く!」 グエン「まあ、ローラ落ち着きたまえ。ほ、ほら、お酒」 ロラン「ああ、ありがとさん……んぐ、んぐ、んぐ…プハー!!」 グエン「美味しいかい?」 ロラン「うめー!結構いい酒でしょう、これ」 グエン「ああ、一本15万円の酒だ」 ロラン「ふ~ん…もう味分からないしどうでもいいけど……ふあぁぁ…ちょっと眠くなってきた…」 グエン「だったら、横になったほうがいいぞ」 ロラン「…ん…寝る…」 グエン「さあ、こちらへ」 グエンは、ぐでん、ぐでんになったロランを連れベッドルームに入る グエン「さあ、ローラ。横になりたまえ…」 ロラン「クー…クー…」 グエン「…もう、寝てるか…」 グエンは眠っているロランを静かにベッドに寝かせるとネクタイを緩める グエン「しかし、手こずらせてくれた…だが、ここからは私の独壇場だ!」 グエンはベッドに腰をかけロランの銀髪をかき上げる グエン「ああ、やっぱりローラはおしとやかに、こうでなくては…」 ロランの腰に手を回しゆっくりと浴衣の帯を外していく。っと、その時ロランの目が見開く ロラン「ディアッカ…何しようとした?」 グエン「い、いや…暑いかと思い、ちょっと浴衣を…」 ロラン「ふ~ん…苦しい言い訳だね…」 ロランはそう言うと立ち上がり千鳥足でテラスに戻って行く。そしてテラスの手すりに上り叫ぶ! ロラン「ユニヴァース!!ここは良い所だぞー!皆、早く来-い!!」 グエン「ローラ、危ない!そこから降りなさい!」 ロラン「五月蝿い、ディアッカ!邪魔をしないで!」 グエン「だから、ディアッカって誰なんだ?ああぁあぁ…もう、どうしたものか………それよりも睡眠薬、効いてないのか?」 ロラン「つーきの友よ―――!!」 グエン「こうなったら実力行使だ。直接注射器でこの痺れ薬を打ち込む!」 グエンは恐る恐るロランに近づきロランを羽交い絞めしテラスから降ろすと注射器を首に押し当てる グエン「すまないローラ。こうでもしないと収集がつかなくなる…こんな野蛮な行為に出てしまった事を許してくれ…ローラ」 ロラン「デイアッカ…今、女の名前を呼ばなかったかい?」 グエン「は?な、何を!?」 ロランはグエンの隙を突き、素早く体を入れ替えるとグエンから注射器を奪い取りグエンの首に押し当てる ロラン「デイアッカ…覚えておけ。戦場で恋人や女房の名前を言う時はな…瀕死の兵隊が甘ったれて言うセリフなんだよ!!」 ロランはその言葉を吐くと注射器の中身をグエンの体内に打ち込む グエン「だから、ディアッカって誰なんだ!…ローラ…前の、おしとやかなローラに…戻って…く…れ…」 グエンはその言葉を最後に体の自由が利かなくなり倒れる。ロランは倒れているグエンを見下ろしながら不敵な笑みを浮かべる ロラン「…任務続行…」 203 名前:一家の夏休み 31投稿日:03/07/25 22 16 ID ??? 翌朝、ロランはベッドで目が覚めた ロラン「う~…頭が痛い…」 ロランは完全な二日酔いだった。グエンと酒を飲んだ記憶はあったがそれからどうなったかがまったく記憶が無い ロラン「ここは、確かグエン様の別荘…一緒にお酒飲んで…あれ?グエン様?」 辺りを見回すがグエンの姿は無い。ロランはベッドから降りる…が、何か体が不快に思い鏡を見る。素っ裸だ! ロラン「なッ!?何で裸なんだ!?」 ロランはすぐさま近くに落ちている浴衣を羽織ると昨日の出来事を思い出そうと一生懸命頭をフル回転させるがまったく思い出せないでいた ロラン「昨日何かあったのかな…それとも、ナニかされたのかな…とりあえずグエン様に聞くか…ちょっと怖いけど…」 ロランはグエンを探しに別荘内をうろつく ロラン「グエン様―!グエン様―?もう、この別荘無駄に広いな…グエン様―!」 グエン「ロー…ラ…」 ロラン「グエン様!?」 ロランは微かに聞こえた声を頼りに声のするテラスに歩いていく ロラン「グエン様―!こちらですか!?グエン様-!…グエン!?」 グエン「…やあ…ローラ…」 ロラン「グエン様!なんて格好を!?」 グエンはテラスの手すりからロープで縛られ、宙吊りにぶら下がっている。その姿はおぞましいもので素っ裸にされた挙句、女物のカツラをボンドでくっ付けられ、顔は識別出来ないほど落書きされ、肛門にはスパークリングワインのボトルが差し込まれ、 グエン自身には蝋燭の蝋と思われる物で封印されてある グエン「酷いじゃないか、ローラ…君がこんな風にやったんじゃないか…」 ロラン「冗談言わないでください、僕がこんな事する訳無いでしょう!」 グエン「君は酔いに任せて私の体を…うッうッ…」 ロラン「ちょっと待って下さい!僕…酔っ払ってグエン様に何かしたんですか?」 グエン「…良かったぁ…」 ロラン「はあ?」 グエン「あのようなプレイも悪くない。身動きの取れない中、目隠しをされ、何が起こるか分からないあのドキドキ感…蝋燭の熱い雫…襲い来る罵声と卑猥な言動…私は新たな快感に目覚めた!!」 ロラン「……」 グエン「ローラ、どこへ行く!?待ってくれ!」 ロラン「勝手にしてください…」 グエン「目覚めさせたのはローラ、君だぞ!?ちょっと、何処へ?…ああ、そうか!これもプレイの一つだな!?放置プレイ!素晴らしいよ、ローラ!!」 ロラン(もう…グエン様とは、付き合いきれません) ロランはそのままグエンの別荘を後にする 204 名前:一家の夏休み 32投稿日:03/07/25 22 17 ID ??? カミーユ「朝ごはん出来たよー!」 シロー「ふあぁぁ……昨日は夜更かしが過ぎたな…」 シーブック「大丈夫ですか、シロー兄さん」 シロー「久々アムロ兄さんの愚痴に付き合わされたよ」 アムロ「…おはよう……シロー、昨日はすまなかった…」 シロー「お互い様だよ…俺も愚痴ってたし…」 カミーユ「二人とも自棄酒でしょ?何時まで飲んでたの?」 アムロ、シロー「覚えてない…」 キラ「おはよー…あれ?コウ兄さんとウッソは?」 シーブック「無断外泊だ…ヒイロは毎度の事だが、ロランが居ないからって許されないな…」 アムロ「…ロランはまだ戻らないか?」 カミーユ「…昨日、シーブックと二人で夜通し探したけど…見つからなかった…」 シロー「無事だといいが…」 ガロード、ジュドー、アル「…おはよ…」 シーブック「元気無いな、お前ら」 ガロード「…今日でこの海水浴が終わると思うと…」 ジュドー「…悲しくなって…せめてもの思い出に…」 アル「…三人で夜通しトランプしてたら…」 ガロード、ジュドー、アル「さらに悲しくなった!(泣)」 カミーユ「気持ちは分からないでも無いが…ちょっと大げさだぞ」 アムロ「お昼にはここを出発するからそれまで自由時間だ。最後に思う存分遊んで来い!」 ガロード、ジュドー、アル「おおー!!」 シーブック「あの三人は落ち込みも早いが、立ち直りも早いな」 205 名前:一家の夏休み 33投稿日:03/07/25 22 21 ID ??? アムロ「ジュドー達の荷物もまとめてくれるか?」 シロー「俺がやる。カミーユはヒイロとドモンの荷物を頼む」 カミーユ「あ、ちょっと今ロランの荷物を…」 シーブック「おれがやっておくよ」 ロラン「ただいま帰りました…」 アムロ「ロラン!?」 シロー「ロラン、体は?怪我は?大丈夫か!?」 ロラン「大丈夫ですよ」 カミーユ「グエンに何もされなかったか?」 ロラン「(僕が何かしたんだろうけど)何もされませんでしたよ」 アムロ(まさかあのグエンが…ロランと一夜を共にして、何もしてないとは考えにくい!) シーブック「く、口止めするように言われたのか?」 ロラン「まさか!そんな事は無いですよ……ただ、一緒に花火を見ながらお食事しただけですよ………そ、それ以外は何も…」 アムロ、シロー「何でそこで目を逸らす!!」 シーブック「何かされたな!」 カミーユ「くそ!グエンの奴!」 シロー「グエンの別荘は何処だ!?教えろ!!」 アムロ「よくも俺の大事な弟を!!許せん!!」 ロラン「止めてください!行かない方がいいですよ!酷い事になって!!…」 アムロ「ど、どう言う事だ?」 シロー「ま、まさかお前のその細腕で返り討ちにしたのか?」 ロラン「返り討ちって言うか…その…」 カミーユ「ん?ロラン…お前、酒臭いぞ」 シーブック「本当だ…かなり飲んだ?」 ロラン「…はい…未成年だから本当は飲んじゃいけないんですけど…逆らえなくてつい……一杯だけのつもりだったんです!」 シロー「そうか…(グエンが酷い事になっているって言うのが気になるが)だったら、グエンが返り討ちに遭ったのも納得だな…」 アムロ「(グエンめ…自ら地雷を踏んだな…)よかった…ロランに何もなくて…」 カミーユ、シーブック「ちょっと兄さん!それでいいの!?」 アムロ「ロラン、荷物をまとめるのを手伝え」 ロラン「はい!」 シロー「さーって、ジュドー達の荷物もまとめるか!」 カミーユ、シーブック「どうなってるんだ?」 206 名前:一家の夏休み 34投稿日:03/07/25 22 22 ID ??? アムロ「おーい!そろそろ帰るぞ!!」 アル「えー!?もう帰るの?」 ガロード「もっと遊びたいんだけどな…」 ジュドー「しょうがないよ、俺達が休みでも兄貴達が仕事あるし…」 ガロード「そうだな……よし!じゃあ、シャワー浴びて着替えるか!」 アル「また、来たいな…皆で」 アムロ「しかし…来た時より幾分人数が少ない気が…」 シロー「全員いるでしょ?ドモンは抜きにして」 アムロ「そうだな…ヒイロもいつの間にか居なくなったし…途中離脱者を除くとこんなものか…」 ロラン「ウッソが居ないけど…」 カミーユ「そうなんだよな…探したんだけど居ないんだよ」 シロー「ロランに怒られたのがショックだったりして」 ロラン「そんな!…そうなのかなぁ…」 シーブック「でも、別荘に置き手紙置いておいたから大丈夫だろ。あいつもああ見えてしっかり物だし。キラみたいにふてくされないし」 キラ「どう言う意味さそれ!」 カミーユ「ロラン、心配するな。お前のせいじゃないよ」 ロラン「そうですか?」 ジュドー「遅れた!ごめん!」 ガロード「ほらアル、乗れよ。さ、行こうぜ!」 アムロ「よし、皆乗ったな!?出発するぞ!」 全員「おおー!」 アル「帰りたくないよー!」 その頃、別荘では… コウ「兄さん?皆?どこに居るの?」 207 名前:一家の夏休み 35投稿日:03/07/25 22 23 ID ??? こんにちは、ロラン・セアックです。 早いものであの海水浴から一週間が過ぎました。 あれからと言うものアムロ兄さんはシャアさんに遅れを取ったのがよほど悔しいのか会社に行ったきりです。仕事もいいですけど体に気を付けてもらいたいです。 シロー兄さんも職場とアイナさんの実家に行ったり来たりです。早く幸せを掴み取ってほしいと思います。 ドモン兄さんはギンガナムさんと一緒に居るらしく、まだ帰ってきません。時々テレビで見かけるんですけど…何をやっているのやら… ヒイロはまだお友達のデュオ君と喧嘩してます。カトル君と言うお友達が仲介をしているみたいなんですけど…生傷が絶えません…家に有る救急箱が昨日で空になりました… 他の兄弟達は皆元気ですが…そうそう、置いて行かれたコウ兄さんが4日前に帰って来ました!…帰って来たのはいいんですが、それ以来コウ兄さんは誰とも口を聞きません。 それから困ったことに…グエン様があれ以来、変なスイッチが入ったらしく僕に向かって 「女王様!卑しい私にお仕置きを!」 と言ってきます。…僕は女王様じゃないのに… それよりもウッソです!何で帰って来ないのか…もしかしてあの時の怒り方が悪かったのか… お友達のシャクティちゃんもウッソの事が心配で毎日家に来ています。 ウッソ…怒らないから帰って来て下さい! 208 名前:一家の夏休み ラスト投稿日:03/07/25 22 27 ID ??? どうも、ウッソ・エヴィンです。 あの日から一週間…いまだにシャクティから逃げている最中です。 一度家に帰ろうとしたんですけどシャクティが家の前に陣取ってました。 何食わぬ顔で学校に行ったらマリアおばさんとクロノクルさんが追いかけて来ました。 シーマさんの家に逃げ込みましたがシーマさんは顔を赤くして 「ウッソ、ごめんなさい!」 と、言って家に入れてくれませんでした……シーマさんったら、照屋さんなんだね… ジュンコさん達に匿ってもらおうとしたんですけど…徹底的に無視されました…ちらほらシャクティの姿が見えたからおそらくシャクティの仕業かと…完璧な根回しです。 事情を説明しようと家に電話をかけようとしたんですけど、シャクティが家の電話機に逆探知機を仕掛けてるのを見ました。八方塞です… それに何故か家の前にはギロチン台があります…昨日シャクティがイエロージャケットの人達を引き連れ、設置していました。僕の兄弟達は珍しそうに眺めてました。シャクティは兄弟達に、 「これは、中世の珍しいオブジェです。見た目は恐ろしいですけどご心配なく。刃引きしてありますから」 と、説明してたけど…あれは刃引きしてない代物です。切れ味抜群です。シャクティは本気で僕を狙ってます… …ついさっき、シャクティから電波が飛んできました…シャクティは、 「そこにいるんでしょ?そろそろ出てきたら?…楽になるわよ…」 って、言われたので僕は 「なんでここまで追い詰めるの?ギロチンまで置いて…」 って、言うとシャクティは 「貴方の様な人を分からせる為の必要悪なのよ。逃げるのは止めにして潔く出てきて下さい……あなた一人では逝かせませんから…」 …そんな事って…ある?……シャクティ…おかしいよ……いくらなんでもおかしすぎるよッ!! そろそろ僕の疲労も限界です。ロラン兄さんごめんなさい。正直助けてもらいたいです。 誰でもいいから僕を助けてください!! link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ 5コマ以上 ガンダム一家 グエン・サード・ラインフォード ロラン・セアック 夏休み 海
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1693.html
伊藤組の朝は早い。 起床は朝の5時半。 これは、組長である伊東観柳斎の起床時間でもある。 「……む」 観柳斎は年齢を感じさせない逞しい男だった。 盛り上がった筋肉を和服で隠し、蓄えた髭と総髪は堅気の者とは一線を画す雰囲気をかもし出している。 「……組長、おはようございます」 「辰由か」 観柳斎は、重々しい声で襖の向こうに傅く忠臣の声に答える。 「いつも通り、朝礼は6時丁度に……」 「応」 午前6時丁度の朝の朝礼は、ここ伊藤組の伝統であった。 「……時に辰由」 「はっ」 襖越しの忠臣は、観柳斎の言葉に短く答える。 「……今日のワシは如何か?」 「……今日の組長は『絶好調』だと存じます」 「そうか、やはり『絶好調』であったか……」 うむ。と一つ頷き、観柳斎は身を起こした。 清々しい朝の始まりである。 鋼の心:番外編 ~Eisen Herz~ 伊藤組のとある一日(前編) 伊藤組の一室。 20畳を優に超える畳敷きの大広間に、朝礼に参加する組員たちが勢揃いしていた。 アットホームをウリにするのどかな極道一家ではあるが、序列の上下ははっきりと決まっている。 上座から下座まで、2列に向き合い列を作り座する組員達。 組長の座までの距離が、そのまま組内の序列となる。 その中でも最も組長の座に近い場所に、永倉辰由の姿があった。 「では、これより朝礼を始めます」 雑談に興じていた組員達も、彼の一言で静寂に還る。 「……」 すっ、と辰由は深呼吸をし、言った。 「貴様らの特技は何だぁ!?」 『警邏、清掃、老人介護っ!!』 「貴様らの目的は何だぁ!?」 『防火、防犯、町内美化ぁ!!』 「貴様らは極道を愛しているか、伊藤組を愛しているかぁ!?」 『ガンホー、ガンホー、ガンホォーッ!!』 「では、組長からの挨拶です」 先程の熱狂を何事も無かったかのように流し、辰由は上座を見る。 「うむ」 一同の視線を一身に受け、観柳斎は重々しく口を開いた。 「今日のワシは、『絶好調』であるっ!!」 『おぉーっ!!』 沸き立つ伊藤組の組員達。 これが伊藤組の朝礼であった。 「……何なのよ一体……」 上座、辰由の対面であきれ返る美空。 組長の娘である彼女は、立場上辰由よりも上位に位置する。 まあ、さり気無くその横(上座側)に、フェータ用の小さな座布団(組員手製)が置かれているのは愛嬌。 なお、客員であるリーナとレライナの席も美空のすぐ横に置かれていた。 「お嬢、そしてちっこい姐(あね)さん。おはよう御座います!!」 組員達が続々と、美空とフェータに挨拶をしに訪れる。 「おはよう御座います芦屋さん」 「はい、今日もお元気そうで何よりです、ちっこい姐さん!!」 芦屋と呼ばれた組員が、フェータに微笑まれ強面を綻ばせる。 「おはよう、芦屋」 「はい、お嬢」 美空相手だと割りと軽い。 「あ、芦屋さん目の下に隈が出来てますよ?」 フェータの指摘に芦屋は照れたように頭を掻いた。 「申し訳ありやせん。実は新作のRPGに嵌まってまして、徹夜を……」 「ダメです!! 皆さんは体が資本なのですよ!? 風邪でも引いたら如何するのです。……私も心配しちゃいます!!」 「はっ、申し訳ありやせんでした、ちっこい姐さんっ!!」 「もう、めっ!! ですよ」 「ははぁーっ!!」 フェータの小さな指でおでこを突つかれ、平伏する芦屋。 伊藤組において、フェータは『ちっこい姐さん』として組員達のアイドルと化していた。 「羨ましいぞ、芦屋ぁ!!」 「畜生~っ。俺もちっこい姐さんに『めっ!!』してもらいてぇ~!!」 「ああ、俺もだ。あのちっこい指で『めっ!!』ってしてもらった時の恍惚感は忘れられん!!」 「くそう、明日は俺が『めっ!!』してもらうんだぁ!!」 呆れ顔の美空が一言。 「……この変態どもめ」 と呟いても。 「ああ、いえ。別にお嬢の『めっ!!』では、そういう事無いんで」 「あれはちっこい姐さんだから良いんですよ」 「お嬢じゃなぁ……」 はぁっ、と溜息を付く始末だった。 「お嬢、宜しいでしょうか?」 「……ん、辰由?」 誰から殴ろうか考えていた美空は、辰由の声で振り返る。 「組長がお呼びです。奥の間へどうぞ……」 「……げっ」 美空は、とても嫌そうな顔をした。 もう、お見せできないのが残念なくらい、嫌そうな表情だった。 「組長。お嬢をお連れしやした」 「ご苦労、辰由」 観柳斎は床の間の奥で鷹揚に頷く。 「で、何の用よ?」 「うむ」 若本さん張りの渋い声で答え、立ち上がる観柳斎。 「美空たぁ~ん。今日はパパと遊ぼぉ~」 「ダメ」 「そ、即答だとぉ!?」 「組長、気をしっかり!!」 よろめく観柳斎をすかさず支える辰由。 「な、何故だ……? 今日は美空たんとオセロでもしようと思っていたのにぃ!?」 「……って言うか、なぜオセロ?」 「だってワシ、囲碁も将棋も出来んもん」 「胸張って言う事か!?」 「……ぅうっ……。辰由ぃ~、美空たんが冷たいよぉ~」 「組長が子分に泣き付くなぁ!!」 「だってぇ~、美空たんが冷たいんだも~ん」 「お嬢、今日は何か用事がおありなので?」 「うん」 美空は頷く。 「今日は祐一を家に呼ぼうと思って」 「―――何?」 伊藤観柳斎が固まった。 「お昼までに落ち合って、家に招待するのよ」 「まっ、待て、美空たん!?」 「ん?」 「わ、ワシ、初耳」 「何が?」 「ゆ、ゆういちって、誰じゃ?」 「友達」 「……何と言うか、男の子みたいな名前じゃが、ちゃんと女の子なんじゃろうな?」 「あん? 何言ってるの? 祐一は男の子よ?」 「いあかぁ~ん!! 良いか、美空たん。世の中の男なんて物はな、み~んな美空たんのプリティボディを淫らな目で見る変態ばかりなんじゃ!! そんな不埒な輩を美空たんに近づける訳には行かん!! どうせワシの可愛い美空たんをあんな事して、こんな事して、あまつさえ、せ、せ、せ、接吻を試みたりする淫獣なんじゃ、そんな奴は敵じゃ、敵。パブリックエネミー発生に付き世界の防衛機構がブギーポップとかエクセレントウォーリアーとか英霊エミヤとか絢爛舞踏とか呼び出して大惨事になるんじゃ~」 「組長。既にお嬢が居ません」 「なっ、何じゃと!?」 『変態ばかり』の辺りで既に姿が消えていた。 「いかん。いかんぞ辰由。組員を召集しろ、伊藤組臨戦態勢じゃぁ!!」 伊藤観柳斎の暴走が始まった。 「へぇ、お嬢が男を……」 「やるなぁ、お嬢」 「俺、一生男に縁が無いかと思ってた」 「いやあ、目出度い目出度い」 「まさか『あの』お嬢が男連れ込むとは~」 組員の反応はこんなものであった。 「貴様らぁ~、ワシの可愛い美空たんの一大事に何事かぁ!? 緊張感を持て、緊張感を!!」 「でも組長。ここらで男捕まえとかないと、お嬢一生行かず後家ですよ?」 「いいんじゃ、美空たんは嫁になど出さん!! 幼い頃の約束どおりワシのお嫁さんになるんじゃぁ~!!」 「流石にそれは問題があるような気が……」 暖簾に腕押し、観柳斎の怒りも組員達には伝わらない。 「組長、ここはこの辰にお任せを……」 「おお、辰由、言ってやれ、言ってやれ」 「はっ!!」 ここで辰由、コホンと一つ咳払いをして小さな声で呟いた。 「実は……。お嬢から聞いた話によりますと。その島田祐一とか言う少年。フェータさんを裸に剥いて弄り回した事があるとか……」 ……………。 ……………。 ……………。 ……………。 ……………。 ……………。 ……………。 ……………。 「……んだとぉ?」 ポツリと、静寂の中に声が漏れる。 「ちっこい姐さんを、剥いただとぉ!?」 「お嬢はともかく、ちっこい姐さんに不埒な事かましたのか、そのガキャぁっ!!」 「だぁぁっ!? 島田とか言ったな、ごらぁ。落とし前付けさせてやらぁっ!!」 「おう、新井ぃ!! 俺の長ドス出せやぁっ!! そのガキャ斬り刻んで天海の海に沈めてやらぁっ!!」 「チャカだせ、チャカ。蜂の巣じゃそのガキャぁっ!!」 組員全員大激怒。 気の早い者は既に懐からドスやら拳銃やらを抜いて臨戦態勢を整えている。 伊藤組に、にわかに不穏な空気が立ち込めた。 「あれ~、皆さん集まってどうかしましたか?」 「あっ、ちっこい姐さん!?」 フェータの声にさっと武器をしまう組員一堂。 「あれ? 今拳銃とか、ナイフとか……」 『気のせいです、ちっこい姐さん!!』 組員の声が一つに揃う。 「でも、確かに……」 『気のせいです、ちっこい姐さん!!』 「そ、そうなんですか……?」 「フェータさん。そろそろ剣術の稽古のお時間かと……」 辰由が咄嗟に話題を切り替えた。 「あら、もうそんな時間ですか……」 「はい、今日も抜刀の練習をなさるのでしょう? 久々にこの辰が巻き藁を作らせて頂きやす」 「まぁ、ありがとうございます。辰由さんの作る巻き藁は、斬り心地抜群なんですよぉ~」 こうしてフェータは辰由に連れられ道場へ。 組員達は、島田祐一対策会議を開始した。 『島田祐一対策委員会本部』 達筆な筆(観柳斎直筆)でそう書かれた、木の看板の架けられた一室で組員達が頭を寄せあう。 会議開始から1時間。 結論として、島田祐一は全殺し。 屍骸はバラしてコンクリに詰め、天海の海の底に沈める事で話が付いた。 だがしかし、会議は紛糾する。 「いいか、よく聞け。俺なんかちっこい姐さんにナデナデしてもらった事があるんだぞ!? その恩義に報いる為にも俺が止めを刺すっ!!」 「馬鹿なっ!? 俺はちっこい姐さんに『いつもお疲れ様です』と栄養剤の差し入れを貰った事があるんだ!! その借りをお返しするチャンスを棒に振れと言うのか!?」 「お、俺なんかちっこい姐さんに『サングラスが素敵ですね』と言われた事があるんだぞっ!?」 「なんだと、許さーん!!」 まあ、こんな感じで、誰が島田祐一に止めを刺すかで揉めていたのだ。 各々既に、ライフルやら刀やらダイナマイトやらを装備し、これから他所の組か警察にでも殴りこむ気だと言わんばかりの重武装。 デフコン的には既に『2』だ。 「あら皆さん、また集まって。今日は仲良しさんですね」 「あっ、ちっこい姐さん!?」 フェータの声にさっと武器をしまう組員一堂。 「あれ? 今ライフルとか、刀とか……」 『気のせいです、ちっこい姐さん!!』 組員の声が一つに揃う。 「でも、確かに……」 『気のせいです、ちっこい姐さん!!』 「だって、そこに一つ落ちてますよ?」 フェータの指の先にはAK47、俗にカラシニコフと呼ばれるアサルトライフルが落ちていた。 こんなの。 世界に銃は数あれど、このカラシニコフほど普及した銃は皆無である。 ソ連で開発されたこの銃は、安価で信頼性も高く、異常と言っても過言では無い生産性が特徴だ。 ちょっとした知識があれば、町工場程度の設備でコピー生産できる程である。 もちろん、ここ伊藤組でも愛用されていた。 「それ、AK47なんじゃ……」 『……………』 流石に現物を前にしては誤魔化しきれないか……。 組員達が覚悟を決めようとした瞬間、彼が言った。 「こ、これ。お菓子ッス!!」 「や、山南!?」 奴の名は山南三郎。通称サブ。 若手ながら辰由の信頼も厚い出世頭だった。 「え、でも、これって……」 「お菓子ッス!!」 山南。それは流石に苦しいだろう? 組員達の視線がそう告げる中、彼はAK47を手に取った。 全長90cm弱、重量4kg強。 ずっしりとした鉄の塊を―――。 「ほら、お菓子なんッス!!」 ―――山南はバリバリ食べ始めた!! ごりゅ、ごりゅ、ごりゅ、ごりゅ。 銃身を咀嚼し。 めきょ、ばきっ、めりっ、もぎゅ。 銃握を噛み千切り。 べきき、べきっ、ばきょ、ごぎゃ。 マガジンを飲み込んだ。 ……言っておくが、普通アサルトライフルは食べられない。 (耐えろ。耐えるッス。自分!! ここで負けたらちっこい姐さんの信頼がパァッス!!) 山南三郎は顔面を紫色に変色させながらも、金属と硬木で構成されたライフルを平らげる。 (そうッス、自分は『あの』お嬢の料理も完食できた数少ない“漢”ッス!!) 山南、カッと目を見開き、カラシニコフを食べる速度を上げる。 (そう考えれば楽ッス!! お嬢の料理に比べたらこれは結構イケルッス!!) 銃床を嚥下し、トリガーガードを飲み込むと、AK47が一丁、この世から消滅した。 なお、刑事事件の証拠隠滅の方法に『食べてしまう』と言う物がある。 だがしかし、今までの古今東西、銃を食べて証拠隠滅した者は居ない。 ……いや、居なかった!! そう。 彼こそが!! 山南三郎こそが、その最初の一人であるっ!! まあ多分、最後の一人でもあると思うが……。 「ほ、ほらちっこい姐さん。お菓子だったッスよ?」 「はへ~、そうでしたか。わたし、勘違いしちゃいました」 「い、いえ。お分かりいただけて何よりッス……」 山南、脂汗だらだら。 って言うか、密かに死相出てる、死相出てる。 「あっ!! でもダメですよ、山南さん!?」 「な、なんッスか?」 「それ、皆で食べる筈だったのでしょう? 独り占めはいけません!! めっ!! です」 フェータの指が山南のおでこを突っつく。 「は、はひ。すみませんッス。ちっこい姐さん」 (うぬぅ、三郎、羨ましい奴……) (耐えろ、今は奴の所業を称える時だ……) (山南、なかなかやるな……) こうしてまた、山南三郎は伊藤組での評価を上げた。 「フェータさん、訓練お疲れ様です。あちらの部屋に『三直屋』のタイヤキを用意してあります。どうぞお召し上がりを……」 「あら、ありがとう御座います辰由さん。―――皆さんもご一緒に如何ですか?」 微笑むフェータに組員達が相好を崩す。 「はい、是非ご一緒に!!」 「光栄です!! ちっこい姐さん!!」 「ありがたや、ありがたや~」 「うぅ、ちっこい姐さんとティータイムなんて、これは夢か?」 沸き立つ組員を前に、フェータは三郎に向き直る。 「でも、山南さんはお菓子を独り占めしてしまったので、ダメです。私が一個では多いので、私と半分こだけですよ?」 むしろその方が嬉しい。 「流石にそれは許さ~ん!!」 「このやろ、このやろ」 「山南~っ!!」 山南三郎はタコ殴られた。 「注進、注進!!」 と、その場に駆け込んでくる組員が一人。 「あっ、これはちっこい姐さん!! 失礼いたしやす!!」 急いでいてもフェータへの礼は忘れずに、それが伊藤組組員のルール。 「何がありました、服部?」 辰由が落ち着いた声で問う。 「それが、島田祐一が現れやした。お嬢も一緒です!!」 「あら、祐一さんもう来たんですね」 ててて、と出迎えに走るフェータ。 途端に殺気立つ組員を、辰由が抑えた。 「……判っているとは思いますが、お嬢とフェータさんの前で荒事は禁止ですよ?」 「はっ、承知してやすアニキ」 「お嬢はともかく、ちっこい姐さんの前で不埒な真似は出来やせん!!」 「だが見てろ。島田祐一~っ」 「生きて伊藤組の敷地から出られると思うなよぉ~」 『おーっ!!』 組員は、それぞれに武装を隠し持ち、島田祐一の出迎えに赴いた。 続く 鋼の心 ~Eisen Herz~へ戻る
https://w.atwiki.jp/relay_campaign/pages/231.html
――はじめに懺悔をするならば、ワタシは幸せになどなってはいけなかったのだ。 “その日”は突然にやってきた。いや、思えば“あの日”も突然にやってきたし、大抵の日はワタシの都合など気にせずに突然やってくるのだろう。 ワタシはそれなりの悲劇を体験しているが、このご時世ではそれもありふれたものかもしれない。いや、孤児などどの時代でもいたのだろうか。 別に何でもいいが、事実としてワタシは過去に家族を失っていて、同情を誘う身の上話を持っていて、どこにでもいるような孤児だった。 いや、——自分のことながら思考がぐちゃぐちゃだ——どこにでもいるような孤児ではなかっただろう。ワタシは、とても幸せだった。優しい母に姉、かわいい弟妹もいた。少しでも恩返しができればと思い、始めた冒険者の仕事も順調だった。 何もかも過去形だ。ふたたび現在形で語ることはおろか、もはや未来形で夢見ることすらワタシには許されない。 \(^o^)/ 今日はワタシとヴィスタリアが修道院で留守番をしていた。 留守番というか子守? チビたちの面倒を見るのは年長者の務め、ワタシがここに来た時からあった決まりだ。 月に何度か、シスターが修道院を空けることがある。そんな時は私たちが代わりに留守を預かる。そんな日だった。 お昼ご飯を終え、片付けと掃除の時間。いつも通り、みんなで早く終わらせて自由時間に入ろうかなんて話をしていた時だった。 短い悲鳴と人が倒れる音が聞こえた。さては誰かつまずいて転んだな、声からしてジニアだろうか。あれで結構抜けたところがあるからな。 もう一度倒れる音が聞こえた。せっかちさんが多いようだ。自由時間はまだだが、ヴィスタリアがいるからはしゃいでいるのかもしれない。まあ、それとなく注意してくれるだろう。 絹を裂くような悲鳴が聞こえた。ただ事とは思えない。どうしたのだろう? ヴィスタリアはいないのだろうか? さすがに不審に思って様子を見に行く。 「え……?」 目の前の光景に思考が停止した。 ヴィスタリアが、サーラを、刺し貫いている。 どういうことだろうか、ヴィスタリアはいつもの剣を持っていて、それはサーラの胸を貫通して血を滴らせている。 サーラも痛みに顔をしかめているが、それ以上に状況を理解できずに混乱したような表情だ。きっとワタシも同じようなものだろう。 「あら、どうしましたの? マトリ、私を止めなくてもよろしいのかしら?」 きれいな声だ、ヴィスタリアが何か言っているようだがよく分からない。 サーラが苦痛の叫びを上げて倒れた。気が付けばその近くにはもう一人倒れていて、血だまりを作っている。 ヴィスタリアを挟んで青ざめた顔のジニアが見えた。口を震わせて「やめて」と声にならぬ声を上げているようだ。 「まだ呆けていますの? 何もしないなら状況は好転しませんわよ、っと」 軽い調子で剣を振るう。犠牲者がもう一人増えた。流石にワタシも我に返る。頭に血が巡ってきた。 「貴様、誰だ?」 最低限の護身として持っていた短銃を突き付けて誰何する。考えてみれば当然の話だ。あの優しいヴィスタリアが一緒に暮らしてきた家族を手にかけるなどできるわけがない。 魔法かなにか、変装に長けた者が、この修道院の誰かに恨みでも持っていたのだろう。 ちらりと確認すれば斬られた子たちもまだ息はあるようだ。すぐにこいつを片付けて手当てしてやりたい。 「誰って、あなたのお姉ちゃんのヴィスタリアですわよ。……もしかして偽物だとでも思っています?」 いつもの美しい声、少しだけ「お姉ちゃん」を強調する口調、嫌味に感じないくらいの上品な振る舞い、どれも完璧だ。 でも違う、もし万が一これが本人だというなら今日限りで絶縁だ。こんなことをするような者を姉と慕えるわけがない。 「当然だろう、誰が見ても気付く。まさかこんなことをして本人に擬態できていると思っていないだろうな?」 「ふふふ、偽物というのなら、ここ数ヶ月はあなたと過ごしていたワタシの方こそ偽物ですけどね」 あまりにも荒唐無稽な話だ。他の者ならともかく、ワタシがそんな長い期間騙されるわけが―― 「ドッペルゲンガー、ご存知ありません? 高位の魔神ですが、対象の記憶や技術も含めてすべて模写する能力を持っているそうです」 「残念ですけど、事実としてあなたは騙されていますの。その間に気づいていれば、もしかしたらこの子達も助かったかもしれませんわね?」 「うるさい! もしキミが本物でも! ワタシは止めるぞ!」 もうヤケだった。難しいことを考えるのもやめだ。たとえ彼女が本物だとしても、ワタシの家族を傷つけるというなら容赦はしない。さっきいったとおり、絶縁だ。 「それと、さっきからまるであなたが私を抑えられる前提でお話ししているようですけれど、あなたでは無理だと思いますわよ」 「やってみないと分からないだろう、手加減はしないぞ」 そう言うか否か、ヴィスタリアが動く。ワタシも覚悟を決めて射撃する。 ……大丈夫、動けなくなる程度にダメージを与えればそこまででいい。 「ふふん、迷いが見え見えの攻撃ですわね、全然当たる気がしません」 恐怖で動けなかった子の首にヴィスタリアが刃を当てがう。 「さて、あなたが止められなかったせいでこの子が死んでしまうわけですが……」 「やめろっ!」 「やめません」 こんな状況でなければ見とれてしまいそうな笑顔で首を刎ねる。 「あらら、死んじゃいましたね」 「うわあああああああ!!!」 銃を乱射する。しかしマトモに狙いをつけていない弾が戦場に舞う華を捉えることはない。 そして彼女は次の子に刃を突きつける。 「さてどうしましょうか? このままでもいいですけど、あなたにもチャンスをあげますわ」 そう言ってこちらにナイフを投げ渡してくる。 「それでジニアを痛めつけてあげて。その様子が面白かったら、その間は待っててあげますわ」 悪魔のような提案だった。振り返ってジニアを見る。震えていた。話を聞いていたのだろうか、ナイフを凝視している。 ワタシは動けない。体も思考も、凍りついたようだった。 「ほら、まずはナイフを持って。じゃないとこの子の首と胴がお別れしてしまいますわよ?」 「ま、待って、持つから、やめてくれ」 ナイフを手に取る。 「それじゃあまずはジニアを捕まえて、逃げないように脚の腱でも切ってくださいな」 ジニアの後ろを取る。ひとまず腕を捕まえて動きを封じる。 捕まえた腕が震えている。それでも気丈に「わたしは大丈夫だから、気にしなくていいよ」なんてワタシに微笑む。 「早くしてくださいな。あなたの迷いでまた1人死んでしまいますわよ?」 ナイフを握り込んでジニアの踵を見つめる。ここを切れば、とりあえず1人は助けられる。助けられるけど……。 「できない……できないよ……どうしてこんな酷いこと……」 「では残念ですけどこの子はここまでですわね。ごめんなさい、マトリの中であなたの命はジニアの脚よりも軽いものみたいですわ」 また綺麗に首を刎ねる。 「さて次の子ですが、この子はどうでしょう」 「やる、やるから! もうやめてくれよぉ!」 ジニアを組み敷いて足首に刃を押し付ける。苦痛の声が上がる。これでいいのだろうか。 「そんなやり方では無駄に痛めつけるだけですわよ? もしかしてそのつもりでやってます?」 「そんなわけないだろう! もういいだろ、もうこんなこと、終わりにしてくれ……」 「まだまだですわ。というか、面白いから見逃してましたけど、私の指示をちゃんと実行してくださいな。ほら、もっと強く押し付けて」 泣きそうに、というかもう泣きながらナイフを押し付ける。悲鳴を上げていたジニアの声も枯れてきたようだ。ごめんなさい……ごめんなさい……。 涙でぐちゃぐちゃの視界の中、震える手でナイフを押し付けていると、バチンという音が聞こえた。 「切れた、切れたぞ、これでいいんだろ!?」 「よくできました。それでは次は喉を潰してくださいな」 相変わらずの笑顔だが。ワタシはもう限界だった。 「できるわけないだろう! もうやめてくれ! どうしてこんなことするんだ、ワタシが嫌いならワタシをやればいいだろう!」 「あなたのことは大好きですのよ、私だってこんなこと、本当はしたくありませんの」 「でも”あの方”があなたの苦しむ姿を見たいとご所望ですの」 「どうしてそんなやつの言うこと聞くんだよ! そいつはシスターやジニアより大事なのか? そんな――」 「大事ですわ。私に本当の愛を教えていただいた、何よりも優先すべき方ですの」 そう言う彼女はこれまで見た中で一番素敵な笑顔で、きっと"あの方"とやらを本当に愛しているのだろうなと、そう思った。 だめだ、涙が止まらない。チビたちが斬られても立っていられた。自分の手でジニアを傷つけてもまだ諦めないでいられた。 でもヴィスタリアの心が自分の知らない、悪意の塊のような奴に奪われたことを知った途端、視界が明滅した。呼吸の仕方を思い出せない。まるで世界からワタシだけ置いていかれたような気さえした。 「ふふふ、そういえばあなた、先の災禍で家族を失ったと仰ってましたわね? そのとき、どうしてあなただけ生き残ったか、ご存知ですの?」 急に過去の話をされる。何か関係のあることなのだろうか。……この地獄にはまだ底があるのだろうか。 「”あの方”が、ある街を滅ぼした際、気まぐれで1人の子どもを生かしましたの」 「この子が成長して、もう一度家族を得て、過去を乗り越えようとしたとき、再び全てを奪おう。そうすればきっと、面白いものが見れるだろうと、そう思ったそうですわ」 「最近のあなたは楽しそうでしたからね。今の気持ちはどうですの? 自分が幸せになったせいで、周りの人まで巻き込んで不幸になったその気持ちは?」 ああ、全部決まっていたことなんだ。ワタシが人並みの幸せなど、望んではいけなかった。 きっとここも、”あの日”と同じように蹂躙されて、またワタシだけが残される。悪魔の愉悦のために、ワタシはずっと踊らされるんだ。 「あら? もう壊れてしまいましたの? ならこの子ももう用済みですわね」 ワタシのせいでまた1人失ってしまった。 この地獄はいつまで続くのだろう。ワタシがいるから、みんな不幸になるのだろうか? それならもう、ワタシなんて、居なくなってしまえばいいのに……。 ヴィスタリアがこちらに歩いてくる。相変わらず視界はぐちゃぐちゃだが、それでも彼女の姿だけははっきりと見える。 「ではそろそろ終わりにしましょうか」 よかった、もうやめてくれるんだ。 「あなたはいつか、私の目を好きだと言ってくれましたよね? 実は私も、あなたの宝石みたいに綺麗な瞳がずっと羨ましかったの」 「最後にその瞳、プレゼントしてくださらない?」 「…………分かったよ。それでキミが満足するなら、お安い御用だ」 ナイフを見つめる。ワタシの顔が反射して見える。 泣き腫らして、充血して、暗く澱んでいる。こんなものでいいなら、最初から差し出せばよかった。 自らの顔に刃を突き込む。堪え切れない痛みに叫びをあげた。先程自分がジニアにしたことがどういうことか、身をもって分かってしまう。 心の中で何度もごめんなさいと繰り返しながら続ける。 ……痛みで何も分からなくなってきた頃、シスターの声が聞こえた気がした。 ごめんなさい。ワタシのせいであなたの大切な場所を壊してしまいました。 /(^o^)\ その後、どういう経緯を辿ったのかは知らないが、修道院は元に戻った。流石に死んでしまった子は助けられないが、重傷を負った子たちは全員治療され、魔神の苗床にされていたというヴィスタリアも正気を取り戻した。 少なくとも表面上は、以前の日常の登場人物が戻ってきた。 しかしもう元には戻れない。 シスターは極力修道院を離れないようになり、離れるときには必ずミシェル姉さんが留守を守るようになったという。 ジニアはいつも通りの振る舞いをしようと心がけているようだが、極度に刃物を恐れるようになったという。 ヴィスタリアはあれからずっと、ワタシに謝罪し続けている。何をするにもワタシの顔を伺うし、ワタシが以前のようにお姫様扱いするととても気まずい顔をするようになった。 何より、あれから一度も目を合わせてくれなくなった。 そしてワタシは、もうダメだった。幻覚と分かっていても右目の痛みは消えないし、ジニアに近づくことを躊躇ってしまうし、ヴィスタリアが視界から消えると不安に襲われる。 それともうひとつ、ワタシは自分の幸せが恐ろしいものに思えるようになってしまった。 この先ずっと、ワタシは幸福を避けて人生を歩んでいかなくてはならないのだろう。いつどこであの悪魔に目をつけられるか分からないのだから。 あのあと、謝罪のために一度だけ修道院を訪れたが、もう二度と足を踏み入れることはないだろう。 もう少し落ち着けば、何処かに宿を借りてヴィスタリアとの生活も終わらせるつもりだ。 冒険者としての活動も暮らしていくための最低限にしよう。 可能な限り人との繋がりは断つべきだ。あの悪魔がいつ気まぐれを起こすか知れない。 ――これからはワタシが孤独に耐えればいいだけの話。ただそれだけの話だ。 ―――了――― くぅ疲w 思ったよりもシリアスな雰囲気になってしまったので閲覧注意。 まあ「……という夢を見たのさ」って話なので軽く流して欲しい。 頑張ってみたけど、各キャラの口調とか、特に後半のマトリに関してはトレースが怪しいので、原作者様におかれましては校正のほどよろしくお願いします。 マトリには幸せになって欲しいね。 原作者コメント とりあえず気づけた範囲の誤字を修正しました。 口調等の校正に関しては脳内でキャラを動かす必要があるのでお時間を頂きたく思います。 致命的な違和感はないように思えました。 流石にこのままだとジニアがあまりにもあんまりなので甘ったるい何かを書こうと思います。
https://w.atwiki.jp/kasunaito/pages/32.html
388 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 03 51 04 ID oIm/uK96 ナイトの名前見てワラタwwwww Wyetisじゃねーかwwwwwwwww 俺こいつの事知ってるwwwww ってかこいつのリアル兄弟と一緒に昔裏LS創設したほどの仲だったwwwwwwww 詳細ほしければ書くぞwwwwwwこいつはガチで勇者思考内藤wwwww 392 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 03 58 27 ID oIm/uK96 おkwwww こいつはリアル弟も首赤で、昔同時期くらいに75なった奴数人で新規に裏作ろうってなった、俺はその弟赤とフレ。 この裏LSは、実はガル鯖スレじゃ悪名高い。理由は、初心者中心でいいLSだったんだが、 この兄弟がなかなか頑固なのもあって、実は裏協定団体と何度もモメたから 創設新団体ということもあって、sh中心で集めたメンバーの中には、鯖屈指のアイタタキャラCなども混じり、 叩けばホコリの出るLSだったから、度々鯖スレで笑いものにされた 時を同じくしてLSに晒し厨スネークの侵入を許し、一気に瓦解していった 397 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 04 07 42 ID oIm/uK96 弟赤は、絶対に誰もが納得するルールを作っていこうと、鉄の掟を提案した。 当時は俺も幹部の一人として賛同し、専用のルール作成委員会まで作って、 毎週の様に半ギレになりながらも、お互いルールに対して意見を出していった (実際にLSが裏に突入するまで三ヶ月くらいLS構想を練った) その中のいくつかを挙げると ・ロットはポイント制とオークション形式のハイブリッド ・戦術参謀、指揮、釣り、囮、P管理、アドバイザー、出席係、金庫番、撮影班、 裏テル窓口などの役職についた者は参加ポイントに上乗せ ・役職は三ヶ月ごとに立候補を優先して入れ替え などなど。その中の一つに、レイズは基本1で、白の采配に任せること、 蘇生アイテムは持参すること(盾と囮のみ、LS資金から配給)ってのがあった 403 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 04 12 03 ID oIm/uK96 わかる つっこみどころ満載だよな LSについてはおいおい解説する んで、そのレイズ1で起きるっていうルール守らない奴が初期はたまにいたんだ 具体的には、赤がかけたレ1を離籍のふりして無言で切って、白が来るのを待つのがいた 裏終わったあとは反省会が必ずあって(必ず出席)そこで問題になったとき、 Wyetisは声たからかに、 390のご高説を垂れた ------------------ 390 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 03 53 13 ID a8cHAQ3P ガル鯖スレにこんなのあったぞw 232 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 00 11 41 ID BSHuTuyy 229 Wyetis好きなやつはいないと思うw 157 名前:既にその名前は使われています mailto sage [2006/12/09(土) 23 23 35.63 ID AAUc21Jh] 裏LSに入りたてのころ時間も金もなくて蘇生アイテムを用意せずに 参加していたら同じPTだったWyetisって奴に裏で死んで泣くような 奴はここにはいないだろ?攻略の邪魔になるからどのレイズでも文句言うな! と言われた事があって その通りだなと猛烈に反省し以後、蘇生アイテムは なにかない限りちゃんと掛けるようにしたし事故でかかってないときはレ1ください って言うようにしたのに・・・・ あんた・・・@3000だからレ3くれってどういうこと? LSリーダーのリアル弟が時間ないからってわざと兄貴であるあなたを選んで レ1掛けたんでしょ? それ拒否って3じゃねーと嫌だってなんじゃそれ? ----------------- 408 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 04 18 24 ID oIm/uK96 反省会でナイトのWyetisが怒ったのは、かなり効果があった。 俺は最初裏テル窓口も兼任し、誰が無言でレイズ切ってるか知ってて黙ってたんだが(窓口は守秘義務があった)、 そいつが自分から名乗り出て、みんなに謝罪した。 Wyetisも、わかってくれればいいんだ、と落ち着いたし、俺も周りのみんなも、LSが強く結束したのを感じた。 そこからの攻略はすごかったよ、シーフもナイトも、進んで犠牲になる一方で、 適格な順番で次々とモブを倒し、四国を制覇した 414 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 04 27 19 ID oIm/uK96 ちなみに突入は土曜日の8時だった(七時集合でブリーフィング) LSはある程度の人数に達し、弟赤の提案で、裏の突入がない日に「ルール再検討会議」が開かれ、 新規加入者の意見も取り入れて、後発もモチベ保てるように、ルールの改訂を多数決で行っていった。 それを境に、新規加入は紹介をメインにすることになったな。 氷河もクリアし、ザルカにも手を出し始めた頃かな、順調だったLSに亀裂が入った。 今思えば、俺も何か手を打つべきだった。 Wyetisがなにげなく、「そろそろ保険稼がないとな」って言ってた。 当時は墓やウルガランメリポの時代。ナイトに居場所はなかった。 俺はそんな気にも止めず、LSの何人かとメリポいって保険稼いでいたが、 Wyetisに声をかけるのはいつも弟赤だけだった 415 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 04 35 46 ID oIm/uK96 弟赤は不遇ジョブや、ユニ装備の連中みんなに声をかけて、ルフェーゼなんかに行っていた 俺も一緒に何度か行ったが、アライアンスで行うメリポは正直、そんなにウマくなかった その一方で、LSの参謀は交代し、すごい猫が入ってきていた。ネット上の攻略サイトを網羅し、 自分で攻略マップを作成し、進んで囮もこなす。 四国含め、裏の殲滅効率は大幅に上昇していく一方で、そいつの作戦は囮回数も半端なかった。 そんな時だった。忘れもしない氷河。一番下ったとこのモンクNM魅了祭りで、久しぶりに半壊した。 俺みたいにメリポできるジョブは、「どんまww」みたいな感じで面白がってたんだが、 今思えば、きっと稼ぎにくい連中と温度差があったんだと思う 424 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 04 48 48 ID oIm/uK96 倒れているWyetisが言った。 「@3000しかないんだ。レイズ3もらえないか」 ん?と思ったが、まぁ仕方ないなと思いながらうちのPTにいた白さんに、 「兄貴(Wyetisの愛称)に3あげてもらっていい?」 白さん「はい^^」 そして再びWyetisの方を見たとき、気付いた。奴の前に、弟赤が立っていた。 弟は言った「兄貴、すまないが今日はクリア希望者もいるから1で我慢してもらえるかな@@」 その言葉を無視したわけじゃないと思う。 だけどWyetisは言った。 「@3000しかないんだ;」 「恥ずかしい話だが、来週は忙しくて、次までに保険稼ぐアテがない」 盾役には前述した通り、ナイトにはリレイズゴルゲ、忍者には蘇生の髪飾りが支給される。 LSが静まり返った。白さんが近付いて、レイズ3をかけ、奴は起き上がった。 今思えば、白さんを止めるべきだった。 次の日、 390が書き込まれた 438 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 05 05 59 ID oIm/uK96 俺もたまに鯖スレは見ていたが、その時だけなぜか見てなくて、事態を知るのが遅れる事となる。 当時、ちょこちょこ晒しが起きていた。当初は対立する裏LSの扇動だろうと考えていた。 なぜ他の裏LSがそんな事するかというと、うちのLSは四国にも飽きはじめていたが、 北国が二ヶ月に一回あるかないかという状態だった。 四国攻略中に、弟赤は裏協定に勧誘され、その中に入っていたが、LS内では不満が反省会の度に紛糾し、 弟赤は協定とみんなの板挟みになって苦しんでいた。 しかし、ここで弟赤は、重大な事実を知ることになる・・・・ 445 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 05 19 04 ID oIm/uK96 裏協定には各リダのみが書き込める掲示板があり、ルールは確か以下の通り。 サブ的なポジだった俺は一度だけ代理を務めた事がある。 毎週火曜までに第一希望、第二希望を申請。 かぶった所同士でダイス。勝っても負けても、同じ場所は二度続けて希望する事は出来ない。 火曜~金曜の間に連絡が取れなければ、ダイス放棄と見なす。 一見公平なルールだったが、思わぬ落とし穴があった。 二週ほどダイスで負けが続いた頃、弟赤が、土曜全6LS(7つあったが、一つはお休み中)の 突入場所の統計を取ったとき、突入場所と回数に、ある偏りが見られた。 ログを漁ると、うちのLSの希望が希望する場所には、かならずかぶるLSがいたが、 他のLSは、お互いを避ける様に希望場所がそれぞれ異なっていた。 弟赤の脳裏によぎる、ある疑念・・・ 一方、反省会で無邪気に笑うLSメン 「カニボス(弟赤の愛称)ダイス弱すぎだからなあw」 「ダイス特訓するしかありませんね^^w」 「次負けたらリダ交代だなww」 残酷な事実が、明らかになりつつあった 446 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 05 24 31 ID oIm/uK96 弟赤がどうやって奴らの秘密を暴いたのか、詳しくは知らない。 弟赤は一人で戦っていた。 俺がその事実を知ったのは、同じ土曜に活動する他のLSに所属するフレからの進言だった。 「はやくその裏から離れたほうがいい」 弟赤は、五つのLSの不正を暴いていた。 ややこしい話だが、裏協定には、闇掲示板なるものが存在したのだ。 それを利用するのは、うちを除いた五つのLS。 451 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 05 26 06 ID oIm/uK96 トリつけとく 460 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 05 33 54 ID oIm/uK96 五つのLSは、談合していた。これだけ書けば十分だろう。 毎週持ち周りで休み候補のLSが、うちのLSに当て馬として送り込まれていた 464 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 05 38 36 ID oIm/uK96 五番目のリダは謝罪し、全てを話してくれた一方で、シラを切る四つの古株リダ達。 掲示板のURLまで突き付けられても、五番目のリダが勝手にやった事と言い出す言い訳は、もはや無理があった。 466 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 05 43 06 ID oIm/uK96 これを機に、うちの裏は協定を脱退する事になる。 北国独占LSとして鯖スレに名前が上がり、アイタタキャラC君をはじめ、 叩けば埃の出るメンツが次々と槍玉にあがる。 当初は対立LSがサーチして好き放題書いてるんだと思っていたが、 裏攻略中の会話なども漏れたり、前述したアイタタCさんが、 デジョンカジェル二刀流で裏サンドを戦い抜くSS等が晒され、これはおかしいぞという流れになっていた。 凄腕のスネークがLSに紛れ込んでいた 470 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 05 50 22 ID oIm/uK96 この、LSに裏切り者がいるという事実は、元々気が短い上に、 前述したレイズ3事件で晒されたWyetisを強く刺激する事になる カジェル事件後の反省会、まずは幹部、参謀からの一言を終え、挙手による発言がスタートしたとき、 Wyetis(彼事態は役職にはついていないヒラ参加者)が口を開く 「出てこい」 ----------------- 471 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 05 50 23 ID adl9QLZf 裏掲示板とか妄想っていうか、北国占有する為の自演なんだけどなwww 472 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 05 51 14 ID oIm/uK96 671(471のミスと思われる) 確かそういう事にされてたなwww鯖スレではw ----------------- 473 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 05 51 20 ID uPn5f0w2 >デジョンカジェル二刀流で裏サンドを戦い抜く これは捏造SSだよな?!wwww 479 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 05 54 29 ID oIm/uK96 473 残念ながらガチ 現場で注意されて、「気付きませんでした(^_^:)」とC君は言っていた。トゥルーストライク連打しながらな 全然トゥルー(真実)じゃないっていう・・・ 話が逸れたな ----------------- 512 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 06 19 17 ID oIm/uK96 「出てこい」 「いるんだろ、(2chに)書き込んでるのが」 弟赤もさすがに無言。凍り付く東サルタ門前の原っぱ。 いつもはおとなしいメンバーが口を開く 「誰がやってるとか」 一息ついて続ける。 「大事なのはそこじゃないと思います」 確かにそうだ。叩かれるなりの隙が俺達にはあった。 C君をきちんと教育していなかった事もあるし、そもそも五つのLSが談合していたところで、 それを取り締まるルールは協定にはなかった。 仲のいいリダ同士の『円滑に突入する話し合い』と言えばそれまでだ。 四国攻略中は協定に世話になったし、未クリア者の受け入れ、攻略の交換留学など交流もあった。 北国が視野に入ってきて、我を通したカタチになる。 --------------- 516 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 06 24 04 ID OQ2qUnHN なんかこの流れはガル鯖板で大物捏造犯T氏が降臨してる状態に酷似してるな。 たとえ嘘であろうとも3~4つのIDを巧みに使い分けて既成事実を構築していくというwww 517 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 06 25 14 ID oIm/uK96 チョコ掘りをわざわざ中断してアルテパでレイズくれるっていうあの人はまだ健在なのかwww懐かしい 518 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 06 26 52 ID oIm/uK96 黒サポ赤でレイズくれるんだっけか --------------- 519 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 06 33 25 ID oIm/uK96 合間に我が裏LS Wild and Coolの説明を補足しとくと ・19 00集合(19 10だったかも)~ブリーフィング ・20 00突入 ・大体2-3時間で排出(23 00くらい?) ・反省会30-60分(勝手に帰ると参加P×) ・反省会の会場は東ロンフォ門前、バタリア門前、東サルタ門前、南グスタ門前だったはず て流れだった。今思うと拘束時間ワロエナイ あと会議にもランクがあって、重要な話し合いは、パールだけ付けたまま レベリングや遊び行きながら聞くのは許可が必要だった 524 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 06 38 05 ID 06qlthNY あと頻繁に質問でてる撮影係は、SSを撮影、もしくは受け取ってHP内の写真館に掲載する仕事だったはず 正式名は「戦場カメラマン」 可愛い白タルさんがずっとやってたはず ちなみに写真館の壁紙はタルタルがゴルフのスィングしてる絵で、スィングの掛け声が 「ワーン、ターン、メェーン!」 デジョンカジェル二刀流事件のときは、カメラアングルから犯人割り出そうと何人かで頑張ってたな 527 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 06 41 02 ID 06qlthNY そうだ、あらかじめ言っておくと 俺が割り出されるのは時間の問題 ----------------- 529 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 06 42 49 ID OQ2qUnHN 524 なぜIDを変えたのかな?w 530 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 06 44 03 ID 06qlthNY ケータイだからだ トリ付けたのはこのため ----------------- 531 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 06 45 57 ID WbTD5aCF なんかもう終わりっぽいから、質問に答えてくれ ・結局スネークは発見できたのか ・スネークは古参LSからの差し金だったのか ・カスナイトの発言から、どのくらいの期間でLS崩壊に至ったのか ・LSでのカスナイトの言動などについて ・古参LSの晒し この辺まで知りたい 534 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 06 50 49 ID 06qlthNY 531 ・スネーク容疑者は何名かいたが、特定には至らなかった ・カスナイトうんぬんはエインでの事件なので、そちらは知らない ・同上 ・WAC(LSの愛称)では、残念ながらWyetisは二番手くらいに位置するベテランナイトだった ・・・主力盾は忍者だったけど ・古参LSは逃げ切った ----------------- 538 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 06 58 16 ID 06qlthNY Wyetisはリーマンプレイヤー(漁業だったかも・・・確か僻地のはず)だから、装備もそんなにない 裏LS時代から、ジュワ欲しい、アマルテアの毛皮欲しいってちょこちょこ言ってた たしか、裏のメンバーのアライアンスで、アマルテアのホーリー羊突撃してたはず 539 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 06 59 56 ID pytC2jVj んで参加メンバーは興奮した!楽しかった!また企画してくれ!の賛否の嵐だったって話は本当なのか?(ブログ参照) 540 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 07 00 37 ID pytC2jVj アマルテアの事なw 541 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 07 03 10 ID 06qlthNY たぶん本当 裏のメンバーは割とネ実にも疎いまったり系のパンピーが多かったからね 準廃にも何人か、無口だけどいい奴もいた 一人だけリディラー(WAC最高戦力)がいて浮いてたけどそいつも悪い人じゃなかった ----------------- 543 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 07 36 02 ID zgIi+J2U 弟赤(カニボス)がかなり美化されてるとこを見るとマジで元内部か… ちなみにカニボスの引退理由はリアル女ができたから… (他のネトゲに移行してるから時間都合回線都合ではない) でも三ヶ月くらいでフラれてるw 兄貴は仙台在住だな。カニボスの実家も仙台。 裏LSには邪気眼使い(後はわかるな?)のPaanって雑魚も所属。 ネ実民が好きなネタはこれくらいか ----------------- 623 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 09 55 42 ID RtzrgXlI やあ 時系列間違ってたかな でも一個一個のピースは記憶にあるよね? 627 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 10 00 55 ID RtzrgXlI 俺が知ってるWyetisはフルアダマンのデュランダリストだった 休みがちだったが、本命ナイト希望者が少なかったのでウ゛ァラー胴二番手が三番手だったはず 弟と違って、彼は何かがずれていた。普段から弟赤は苦労しているんだろうなって思った 629 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 10 04 01 ID RtzrgXlI レイズ3事件でやばかったのは レ1を無言で切った前衛が問題になったのに(再度もらったのもレ1) レ3要求して実際レ3もらってしまった兄貴には、みんなアハハで済ませ、 その日の反省会で問題にならなかったことなんよ 648 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 10 27 33 ID UFHcacFn 兄貴は幹部じゃなかった。LSの仕事もほとんどやってなかったし、創設からいるkど、ヒラみたいなもん。 反省会では貴重な盾役からの意見を述べてたし、信頼してる人も多かった 本人は、イージス狙ってたっぽい ----------------- 644 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 10 20 03 ID BSHuTuyy 632 このリーダー=このスレのナイトなの? 649 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 10 28 23 ID UFHcacFn 644 Wyetisは裏リーダーの弟です 650 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 10 29 47 ID UFHcacFn LSのサイトやっぱりまだあったのか・・・ 俺のIDとPASSまだ使えるのかな・・・ ----------------- 661 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 10 45 49 ID UFHcacFn 初期の頃はみんな慣れてなくて、いろいろ珍事件も起きた。 裏ウィンダスでようやっと西側攻略行けたと思ったら、 橋に沸いた大群にWyetisがビビっちゃって、逃げすぎてコルモル邸に突っ込んじゃった事とかもあったw 裏やった事あるなら分かると思うが、コルモルさんの家は戦力的に不安がある場合、 壁際歩いてスルーすべき場所 俗に言う コルモルさんびっくり事件 ----------------- 663 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 10 49 03 ID /IkbySzj 後衛さんたちと一緒に魔法が届くギリギリの距離まで下がり、 装備を鎧から、MP回復優先のバーミリオンクロークへ、 リッターゴルゲットからパレードゴルゲットに着替え、 それでも剣と盾だけは手放さず。 それでも剣と盾だけは手放さず。 闇杖、光杖どこいったー!! せっかく与えられた役割もまじめに果たさない屑など邪魔なだけ 664 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 10 54 58 ID UFHcacFn 兄貴闇杖もってたっけ 昔はバミもなかったよ ----------------- 676 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 11 07 31 ID UFHcacFn Wyetisは金策とか後衛上げとかするタイプじゃなかったよ 裏の参加費でさえ、弟に借金して分割で払ってたようなきがする 713 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 11 41 15 ID Mu0rdTyn ブログ大変な事になってるね もうあまり喋らないほうがよさそうね 731 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 11 54 29 ID rpKyMMzR 725 んあー、こうなるからサイトは出さなかったのに でもマキさんいいだろ?大人な雰囲気かもし出すタルだぜ WACはタル姫の品揃えだけで言えばガルーダイチ 733 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 11 58 37 ID rpKyMMzR WACはジョブ差別、PC蔑視する発言したらペナルティってちゃんと規約に書いてあったよ 748 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 15 22 ID rpKyMMzR Wyetisは、裏で培ったノウハウをもっとエインで見て欲しかったんだと思う チャンスすら与えられずに、カスナイトとか言われたらそらキレるわ 俺エインやったことないけどね 749 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 15 38 ID tYDfx8EEhttp //minus-k.com/nejitsu/loader/up24874.jpg おいwwwwこいつヴァルハラ胴もってるじゃんww 750 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 16 57 ID rpKyMMzR うお、兄貴持ってたのか 755 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 19 38 ID tYDfx8EEhttp //minus-k.com/nejitsu/loader/up24876.jpg 違う方向からも左にアダマンナイト置くとか・・・ 760 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 21 06 ID rpKyMMzR 755 俺の知ってるWyetisは左の装備だった ウ゛ァルハラ取れたからエイン抜けたのかな ----------------- 771 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 26 21 ID RAS+IgD4 749 755 なんだよ ヴァルハラブレストもってるのかよw だったら装備取れたし武王胴でも欲しくなって違うLSに 行こうとして抜けたんじゃないの?w 775 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 29 38 ID rpKyMMzR ウ゛ァルハラ取って神ナイトに近付いた兄貴の一人勝ちに見えるなwまだ裏やってるって事は、 本気でイージス目指してそうだし そしてこの流れだと詩人もタダでは済まなそうw 779 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 32 32 ID rpKyMMzR これだけの詩人だ、たぶん名前聞けば俺も知ってる名前なんだろうな・・・ 783 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 34 50 ID rpKyMMzR 嘘と、必要以上に語らないのは別物だよ ----------------- 784 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 35 23 ID SvbgmO/+ Uchino馴れ合いLSのリーダーは面倒見良くてAFも限界も手伝ってくれたが、 「エインとサルベは装備とジョブ揃うまでは迷惑になるからやめておけ」 ってどキッパリと言われたなー 785 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 36 28 ID rpKyMMzR 784 いいリダだろw 優しく、かつ頭が回る人だと思う 786 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 12 36 31 ID QUQ6f5Tb まてまてwwwww アダマンナイト、例えヴァルハラ有ろうが常時着てるカスナイトにエインに居場所なんてないw エインは各前衛が削りに集中しなければならないコンテンツ。 ナイトと言えど削りに集中しなければならないw 装備はアタッカー前衛にに準拠。こんなもん調べたらすぐわかるw こんなカスナイトに装備品を皆と同等権利でロット可能とか発狂もんだとおもうがww 787 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 37 16 ID l7sZsbz1http //minus-k.com/nejitsu/loader/up24878.jpg さらにもう一枚微妙だけど頭はクリムゾンマスク?かな 788 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 37 31 ID rpKyMMzR 786 だからウ゛ァルハラを機に責任感じてやめたんでしょ? ----------------- 792 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 38 37 ID rpKyMMzR あ、兄貴はなんとかマスクってちょいとレアなエクレアもってたはず LSイベントで手伝ってもらった宝物 795 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 40 37 ID rpKyMMzR あ、でも戦闘中につけてるから、バハムートマスクかも・・・あっちはおしゃれだったと思う しっかし、兄貴かっこよくなったなあw これはいいナイトだわw ================================================================= ※まとめ者注釈:バハムートマスクはありませんwロウヒマスクですw※ ================================================================= 799 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 12 41 55 ID rpKyMMzR でもウ゛ァルハラヘルム?は取らずにやめてるし ~~~ちょっと残す~~~ 800 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 43 57 ID R/WcmGrq 裏はヴァルハラ頭胴でディフェンダーして挑発してるぜ 801 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 45 06 ID l7sZsbz1 beforehttp //minus-k.com/nejitsu/loader/up24879.jpg afterhttp //minus-k.com/nejitsu/loader/up24878.jpg しかし、サポ戦でエインいきました^^ 802 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 12 45 55 ID QUQ6f5Tb 799 そういう問題じゃない 役にたってないのに、エインで貴重なドロップのヴァルハラ胴を譲渡したってのが問題。 ヴァルハラはナイトメイン。いわゆるイージス持ちとかにロットさせたほうが有意義だし 使い方わかってるだろうしなw 兄貴じゃSS見る限り使いこなせない。 「役に立ってない、これからも永遠に役に立たないであろうカスナイトに貴重なアイテム 渡すのは滑稽」 ================================================================= ※まとめ者注釈:ぽいとさんでしょうかw※ ================================================================= 803 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 46 54 ID RlUmHivl 戦闘に参加したんだからロットは当然の権利だろ! 胴以外ゴミだし、カスまで言われてそれ以上LSをナイトで守ってやる必要ないと思うが!? 続けたら続けたで叩くくせに、やめても叩くんだろう? しかもぬけた後別のLS行ったなんて書いてないぞ 裏は最初から最古参として活躍してるみたいだし あと糞コテ特定した。お前Zirだろ!裏No 1のナイト奪われて悔しいのか 804 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 46 59 ID HpuGTQOM ①ソボロげっとw ②ちょっと用事を思いついたので抜けます ③でもやっぱり大した用事じゃなかったので再ログインしましたw ④役に立ってないのにソボロ貰った責任を感じたので戻らずにバリスタいくっていうw ①ヴァルハラげっとw ②カスナイト呼ばわりされたのでブログで愚痴ります ③でもやっぱりアイテムは欲しいので1年間続けましたw ④役に立ってないのにヴァルハラ貰った責任を感じたので抜けて別のLSにいくっていうw どうみてもよしくんと同レベル ~~~ちょっと残す~~~ 807 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 49 21 ID l7sZsbz1http //minus-k.com/nejitsu/loader/up24880.jpg ところでこれも奴だったりするのかな・・ だったら装備取れたから抜けただけじゃないの?w ~~~ちょっと残す~~~ 828 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/21(水) 12 59 35 ID 7Fq0JwYe あと、SS見る限りスコハ緑ズボンのシーフとか長ズボンのモンクもいるみたいだし、 そーいうLSで「カスナイト」呼ばわりする詩人の方が空気読めてないと思う だったら詩人様が廃人LSにいけばいいんじゃないですかねぇ… 833 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 13 02 20 ID m1wbnR4c 828 だからSSは裏LSのだってw詩人はエインw 裏はユニクロ初心者多いLSだったよ ----------------- 838 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/21(水) 13 05 40 ID m1wbnR4c あと俺Zさんじゃないw Zさんはたぶん、ウ゛ァルハラ頭胴さっくり取ってWACのメインナイト張ってると思う サンネン前の時点でクリムリディル武王ダルマオクレいろいろ持ってたし Wyetisは一緒に写りたくないのか、SSには見当たらないけどね --何したいんだか意味不明なので一番下に-- 892 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 14 04 16 ID BAJD8d/P 783 俺の認識はこうだ。始まりはカニボス(垢弟)が連続してダイスに負けたことから始まる。 ttp //yui.at/bbs2/sr2_bbss_u.cgi?action=show amp;section=759nao amp;txtnumber= amp;mynum=3005 ttp //hidebbs.net/bbs/dynamis ttp //up3.viploader.net/ippan/src/vlippan026099.jpg ttp //viploader.net/ippan/src/vlippan026101.jpg と邪推していた。(のちに晒された協定板から鯖スレで解析されたが、邪推は邪推だったことが証明される) ttp //viploader.net/ippan/src/vlippan026102.jpg 疑心暗鬼になっていたカニボス(垢弟)に追い討ちをかけるがごとく、ダイスCGIの導入が検討される。 結果は当人同士の了承の基に使用することが決定。 ttp //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org285659.jpg ttp //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org285660.jpg ルールを改定するべく奔走するも失敗。 板ばさみのカニボス(垢弟)は苦肉の策で21:30には退出するとするが、晒されたら破棄とすると提案し脱退するも このSSらがリークされて、晒されたらの条件は最初から破棄するつもり(自演・途中退出を嫌がるメンバー等)の 提案だと指摘される。 案の定晒されるが21:30に退出していた(写真館11/3参照)が、1年ほど(?)で突然退出しなくなり現在に至る。
https://w.atwiki.jp/mikoryu/pages/610.html
ヤーネ・デ・レイケは巫女連盟直属の巫女である。 "正義"の名の元に巫女狩り───所謂『モノリス』に所属している危険な巫女を取り押さえ、収容所兼監獄である『奈落』の輸送係に渡すのを主な任務としている。 彼女の"正義"は揺るがない。 何故なら彼女自身が"正義"を"執行する者"だと信じて疑わないからである。 相手にどんなに悲しい過去があろうが、どこかの誰かに強い恨みを持ってようが、ただ罪を犯した者に対して正義を執行する。それが彼女の"なすべき事"であり、巫女に選ばれた理由だと考えている。 無力化した罪人を『奈落』の輸送係に任せ、巫女連盟本部へ赴き報告する。そんなヤーネの日常に、今日は一つだけ非日常が混ざっていた。 (あの人は……) 報告を済ませたので本部を出ようとすると、ベンチに腰掛け、朧げにどこかを見つめる女性がいた。血の通ってなさそうな白い肌と髪、着用している灰色のセーラー服には、スカーフをしていなかった。 確か、彼女も巫女である。 「こんにちは。カーシャフトさん。今、何をされているのですか」 ヘレン・カーシャフト。 自分と同じく巫女連盟直属の巫女で、ヤーネとは対照的にドラゴン討伐を主に行っている巫女であった。 「……?……あぁ、ヤーネか。そうだな、今日は定期検診を受けて、今は結果を待っていた」 だいぶ放心状態だったのであろう。話し掛けられている事を理解するのに少し時間がかかっていた。詳しくは知らないが、彼女は自我を代償に巫女になったらしい。見つめていると此方が引き摺り込まれそうな虚な瞳に抑揚のない声の無機質さはまるで人形の様だった。 他愛の無い質問に淡々と帰ってくる応答。 それを繰り返すうちに、もう少し違った反応を見たいと思う様になり、ヤーネはある種の禁じ手を使うことにした。 「弟さんは元気ですか」 それまでただ事務的で簡素な返事しかしなかったヘレンがピクリと僅かに反応する。ヘレンにとって弟とは、巫女である理由である程に非常に重要な存在だと以前誰かから聞いた。 「この前弟に……ランドルフに久しぶりに会った時、怒られた」 「あら、何故」 「『自分の身体を傷を付ける様な戦い方をするな。残ったらどうするんだ』と」 ポツポツと紡がれる言葉を聞くに、ヘレンの弟はどうやら現在の彼女と巫女になる前の彼女は別人格と思い込んでいるらしい。 最早八つ当たりの様な弟の我儘に対して呆れた様子を見せるヤーネを見て、今まで微動だにしなかったヘレンの顔が少しだけ俯く。 「まぁ、それは酷い。貴方の巫癒能力なら傷なんて跡形も残らないでしょうに」 普段表情を変えることのないヘレンがヤーネの言葉を聞いて微少だが、悲しそうな色を浮かべる。 「ランドルフに悪気は無いんだ。悪いのはすべて私だ」 何をどうしたら自身のせいになるのかまるで理解できないが、自我を失ってもどうやら自責の念はまだ残っているらしい。 「でも、ドラゴンを討伐したのは貴方の実力でしょう。戦い方を変えようとして、捕食されたら元も子もありません」 そうヤーネがフォローを入れると、ヘレンの暗い瞳が揺れた気がした。 そして口を開き、何か言葉を発しようとした時、白衣を着た男が現れた。 「ヘレン。結果が出たから此方に……あれ、こんにちはヤーネ。君がヘレンと会話だなんて珍しい」 この男は連盟に所属する研究員の一人だ。未だ珍しい『造られた神話』の神を宿す彼女の面倒を見ると同時に、データを取っている。ヘレンは重要な戦力であり、貴重なサンプルでもあるのだ。 闖入者の登場によりいつの間にかヘレンの表情は無に戻っていた。これ以上話を続けるのは困難だと判断したヤーネは腰掛けていたベンチから立ち上がる。 「……弟さんについては、もっと腹を割って話し合いをした方が宜しいかと。誤解したまま戦い続けるのもお互いに辛いでしょうし。 それでは私は失礼します。幸運を」 「…………善処する」 研究員の男にも簡単な挨拶をすまし、その場を後にする。ヤーネは少し遅くなった昼食を取ろうと、最近気に入っているカフェに向かって歩き出した。