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神器 鳥の唾 魚の魂 熊の筋 未知の歯車 銀の装飾 ヴァルキリーの怒り 天使の羽毛 猫の足音 天女のひげ 石の根 フレイヤの宝石 トールのグローブ アイアンメイデン 太陽神の象徴 魂の息吹 雪の結晶 嵐の微兆 静かな波 押し寄せる波 流れる空気 が5個ずつ必要となります。 名前 s 効果 装備箇所 装備可能職業 ミョルニール 0 DEX+40,STR+15無限攻撃ヘイスト 武器 剣士系・商人系 ブリュンヒルデ 0 BaseLv×20倍MHP増加 BaseLv×5倍MSP増加 物理魔法攻撃+10% MDEF+10 ノックバックしない 精錬・破壊不可 鎧 全職業 スレイプニール 1 MHP/MSP20%増加,SP回復力15%向上,MDEF+10 無限移動ヘイスト 精錬・破壊不可。 靴 全職業 アスプリカ 1 全ての属性の物理攻撃に対する耐性+30% Flee+30 MDEF+5テレポートlv1使用可能 精錬・破壊不可 肩 全職業 メギンギョルド(力) 0 STR+50 MDEF+10 アクセサリー 全職業 メギンギョルド(速) 0 AGI+50 MDEF+10 アクセサリー 全職業 メギンギョルド(体) 0 VIT+50 MDEF+10 アクセサリー 全職業 メギンギョルド(知) 0 INT+62 MDEF+10 アクセサリー 全職業 メギンギョルド(素) 0 DEX+50 MDEF+10 アクセサリー 全職業 メギンギョルド(運) 0 LUK+60 MDEF+10 アクセサリー 全職業 ブリーシンガメン 1 STR.AGI+10 INT+14 VIT+10 LUK+12 MDEF+5 アクセサリー 全職業 ロードカホの角 1 STR+10 INT+14 VIT+20 AGI+20 LUK+42 MDEF+10 頭 全職業 合成神器 各神器2個ずつをNPCで合成し、作成します。 メギンに限り、全種類合成で作成できます。 名前 s 効果 装備箇所 装備可能職業 ミョルニール神 4 DEX+100 STR+40 無限攻撃ヘイスト 書いていないがランダム属性攻撃 武器 剣士系・商人系 ブリュンヒルデ神 1 BaseLvの50倍 MaxHP増加,BaseLvの20倍MaxSP増加。ATK+25%,MATK+25% MDEF+10 鎧 全職業 スレイプニール神 1 HPSP+30% SP回復力50%追加 MDEF+10 無限移動ヘイスト 精錬.破壊不可 靴 全職業 アスプリカ神 1 すべての属性の物理攻撃に対する耐性+30% Flee+150 完全回避+10 Hit+150 MDEF+10 テレポートlv1使用可能 精錬・破壊不可 肩 全職業 メギンギョルド(神) 0 STR+60 AGI+60 INT+70 VIT+60 DEX+60 LUK+70 MDEF+10 アクセサリー 全職業 ブリーシンガメン(神) 1 STR+30 AGI+30 VIT+30 LUK+30 INT+35 アクセサリー 全職業 ロードカホの角(神) 2 STR+30 INT+35 VIT+50 AGI+50 DEX+30 LUK+60 MDEF+15 常時コートになる(頭のみ) 頭 全職業 升神器 (神)神器全種と天下券10級~19級10枚ずつ必要となります。 名前 s 効果 装備箇所 装備可能職業 ミョルニール(升) 4 DEX+100,STR+100,INT+105無限攻撃ヘイスト 武器 剣士系・商人系 ブリュンヒルデ(升) 2 BaseLv×100倍MaxHP増加,BaseLv×40MaxSP増加,ATK・MATK40%増加,MDEF+15ノックバックしない,破壊不可 鎧 全ての職業 スレイプニール(升) 2 MHP・MSP35%増加, SP回復力75%向上,MDEF+15,無限移動ヘイスト,破壊不可 靴 全ての職業 アスプリカ(升) 2 すべての属性の物理攻撃に対する耐性+40% FLEE+200 完全回避+30 HIT+200 MDEF+15 テレポートLv1使用可能 肩 全ての職業 メギンギョルド(升) 1 STR+100,AGI+100,INT+105,VIT+100,DEX+120,LUK+140,MDEF+15 アクセサリー 全ての職業 ブリーシンガメン(升) 2 STR+50,AGI+50,INT+70,VIT+50,LUK+60,MDEF+15 アクセサリー 全ての職業
https://w.atwiki.jp/whoopsaba/pages/34.html
太陽のブリュンヒルデ STR+50 DEX+50 HP/baseLv*20% SP/baseLv*5 全てのモンスターに物理ダメージ+10% 魔法攻撃力+10% Mdef+10 絶対にノックバックしない 絶対に壊れない テーブルは 縦棒で くぎります テーブルは 縦棒で くぎります テーブルは 縦棒で くぎります
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/876.html
ここ学園都市に住まう生徒は主に学生寮に住んでいる者が大半だ。 そんな中で春咲桜は親が科学者で学園都市に居を構えていることもあり、一軒家に住んでいた。 但し、当の両親は仕事のためかほとんど家にはいない。同様に春咲桜も中々家に帰らない、否、帰ろうとしない。 その理由は、言わずと知れた長女及び三女による家庭内暴力である。 特にここ最近は救済委員活動をしていたために、連日に渡って家に帰っていなかった。 「・・・」 春咲が住む一軒家は学園都市の技術がふんだんに使われている。今春咲が通過した門扉もその1つ。かの風紀委員支部と同じように、 指紋、静脈、指先の微振動パターンの3つを認証しなければ中に入れない仕組みになっていた(それ以外の人間は、家に居る者が監視カメラで確認した後に入れている)。 「・・・ただいま(ボソッ)」 そんな家にあえて帰って来たのには理由がある。それは、彼女の姉である春咲躯園のことである。 春咲は今日の会合で初めて姉が救済委員であることを知った。それは、何故なのか?その理由をそれとなしに聞こうと思っていた。 春咲からすれば、いくら過激派とはいえ躯園が花多狩や農条のように救済委員として活動していることが信じられなかった。自分よりレベルが低い者を蔑むあの姉が。 もしかしたら、自分のように他人には言えない、家族にさえも言えない何かを抱えているのではないか。 そう思った―“思ってしまった”―春咲は、自分への暴力を覚悟して我が家に舞い戻ったのである。 「・・・躯園お姉ちゃん・・・林檎ちゃん・・・もう寝た?(ボソッ)」 界刺に肩を貸して歩いていた春咲は、帰宅がかなり遅くなってしまっていた。故に、春咲は姉が自分より早く帰宅していると考えていた。 一応救済委員活動用の服等はコインロッカーにしまってきたので、そこまで不審がられることはない。何せ救済委員加入前でも家に帰らなかったことは幾らでもある。 「(うん?居間の明かりがついている?もしかして・・・)」 玄関からの渡り廊下を歩いている最中に、居間の明かりがついていることに気が付いた春咲。もしや、姉はまだ眠っていなかったのか。 そう考えた春咲は、居間に向けて足を動かす。そして、居間に入る扉の前に立つ。 「躯園お姉ちゃ・・っっっ!!!!!」 居間へ入る扉を開けた瞬間、突如として頭の中に大音量で響き渡る“音”。その“音”によりその場にうずくまる春咲。 「グアアアアァァァッッッ!!!!アアアァァッッ!!!!」 思考が弾け飛ぶ。それこそ、頭が“音”で崩壊しかねない程の痛みにまともに言葉を発することができない春咲に、その“音”の発生源から声が掛かる。 「や~と帰って来たか。桜、ここんトコずっと家に帰って来なかったよな。何処ほっつき歩いてたんだ、コラ。この林檎ちゃんの手を見てみろよ」 その声の主は春咲林檎。春咲家三姉妹の三女である。普段ならツインテールにしている髪は、今は解いている。 「お前が帰って来ねぇから、ずっとあたしが家事をやる羽目になってたんだぞ!おかげで手がカッサカサだっつーの! おい、桜ぁ。お前って才能ねぇんだから家事位キチッとやれって、うん?」 「グハッ!!ゴホッ!!」 林檎は己の能力『音響砲弾』で苦しむ春咲の腹めがけて蹴りを叩き込む。もちろん春咲にはそれを防ぐ力等残されていなかった。 「あ~、やっぱり桜が苦痛に歪む顔って格別だなぁ・・・。あ、いいコト思い付いちゃった」 そう言いながら、林檎は春咲の着衣を全て脱がしていく。春咲が抵抗しようとするとすかさず『音響砲弾』のボリュームを上げて動きを封じる。 「よ~し。これですっぽんぽんだあ。クスッ、林檎ちゃんの思い付いたいいコト発表!!パチパチ!!それは・・・桜の体に“血文字”を刻むコトでぇす!!」 「!!!アアアアァァァッッ!!!」 裸になった春咲が“音”に苦しみながらも林檎の言葉を理解した瞬間に、林檎が春咲の腹めがけてジャンプする。その着地先は・・・ 「グハアッッ!!!ゴホッ!ゲホッ!」 「大丈夫。外から見える所には傷刻まないからさ。この林檎ちゃんにぜーんぶ任せなさい!まずは・・・このわき腹当りかな~」 林檎の手に握られているのは・・・カッターナイフ。それを目にした春咲は青ざめていく。 「んで、次はおへそ。その次は脇。太もも、背中・・・お乳は・・・最後にしよう。キャハッ!!想像するだけでゾクゾクしてくる~。たまんない!」 「・・・や・・・やめ・・・て・・・」 春咲は掠れ声ながらも懇願する。自分はこんな目に遭うために帰って来たわけじゃない。躯園に会って話をするためである。だが、 「何だぁ。林檎ちゃんに反発する気かぁ~。能無し風情の穀潰しが!!こうなったら、最初はこの左のお乳にしてあげる。」 「や・・・や・・・やめ・・・ギャアアアアアァァァ!!!!」 そうして、春咲桜にとっての地獄―春咲林檎にとっての快楽―は、明け方近くまで続いた。 一方、春咲と別れた界刺は、携帯電話のアドレス帳を開いていた。これから連絡を取る人物のアドレスを選び、掛ける。数コール後、 「ど、どうしたんですか~。こんな夜中に・・・。ハッ、ま、まさか春咲先輩の身に何かあったんですか!?」 「いや、何も無いよ」 「ハッ、ハァ~。もう!驚かさないで下さいよ。心臓がビクビク言ってますよ」 「あー・・・ゴメンね、リンちゃん」 その相手は一厘であった。彼女は常盤台の学生寮で就寝していた。 「いや・・・別にいいです。・・・もしかして、救済委員の活動中ですか?こんな時間まで?」 「いんや、今はその帰宅途中だよ。まぁ、救済委員の活動時間帯って主に夜だから、こんな深夜になるのは普通だね。ある時は午前3時過ぎまでやってたかな」 「・・・そんな遅くまで」 一厘は界刺から耳にする救済委員の活動実態に驚きと申し訳なさを抱いていた。こんな時間帯まで活動していたら、確かに春咲の疲労は半端では無いだろう。 もちろん、この電話の向こうにいる男にとっても同様に。 「・・・すみません」 「ん?何でリンリンが謝るの?」 「だって・・・」 「変な気を回さなくていいよ。君は君のやるべきことがあるんだろ?それに集中すればいい」 「・・・はい」 界刺の言葉に一厘は、しかしどうしたって申し訳なさを感じずにはいられない。己の力で解決することが叶わない、自分自身への怒りも同時に感じる。 「そんなことより・・・報告がある。だから、こんな時間帯に電話をしたんだよ」 「報告?何ですか?」 「今日・・・もう昨日か、リンちゃんに調べてもらった春咲家の長女・・・実は彼女も救済委員だった」 「えっ!?それって・・・」 「詳しいことはまだわかんないけど。救済委員にも穏健派と過激派って分類があることくらい、風紀委員の君なら知ってるだろ?」 「は、はい!」 「彼女・・・春咲躯園はその過激派に属する救済委員だった。ちなみにお嬢さんも知らなかったみたいだよ。知っていたら救済委員になっていないってのは本人の弁だけど」 「・・・何と言うか、すっごい運命的な何かを感じますね」 「嫌な運命だけどね。不幸中の幸いというか、春咲躯園の能力についてもわかったのが救いかな。あのお姉さん・・・お近付きにはなりたくないね」 「会ったことないですけど・・・やっぱりヤバい系ですか?」 「うん、ヤバい系。俺もこんなことしていなけりゃ一生関わり合いたくないってタイプだな」 界刺の報告から会話を続ける2人。 界刺から、明日(正確には今日)における春咲の様子をそれとなく観察して欲しいと指示される一厘。 「わかりました。それとなく春咲先輩の様子を探ってみます」 「よろしく。それと・・・君のルームメイトにもちょっと代わってくれないかな」 「え・・・形製さんにですか?形製さんって夜中に起こされるのをすごく嫌っているんですけど。『美貌に悪影響が出る』とか何とか」 界刺の依頼に顔をしかめながら、ルームメイトの方に視線を向ける一厘。そのルームメイト―形製流麗―はぐっすり寝入っていた。 「はぁ?バカ形製の美貌?んなもん知ったこっちゃない!あいつ、自分の顔を『美貌』って形容してんのかよ。あ~、気色悪い」 界刺の形製に対する嫌味・悪口は止まらない。 「そもそも、あいつが自分で自分のことを美しいなんて思ってるのが信じられねぇ。美しいってのはあくまで他人の評価だ。自分で評価を下す代物じゃ無ぇ。 それに、あいつの何処が美しいんだ?逆に、美しい部分ってあるのか?俺からしたらあいつには美しさというもんは・・・」 「は~い、バカ界刺。君にとってあたしには美しさというものが・・・何だって?」 界刺は思わず息を止める。今電話の向こうから聞こえた声は・・・ 「い、イヤだな~リンリン。アホ形製の声真似なんかしなくたっていいって。だからさ、さっさとあいつを起こしてくれる?」 「フフッ。一厘に頼まなくたって大丈夫だよ、アホ界刺。どっかのマヌケ界刺の大きい声で、ぐっすり就寝中だったのを叩き起こされたから」 つまり・・・一厘が界刺の愚痴が始まった瞬間に携帯電話を形製の耳元に持っていった・・・というのが真相である。 「ねぇ・・・あたしは睡眠を邪魔されるのが大嫌いだってことは知ってるよね?事と次第によっては・・・わかってるわよね?フフッ」 「ま、まさか・・・。この前みたいな腕立て・腹筋・背筋地獄を・・・!?」 「いや、それ以上のこと。さ~て、何がい・い・か・な?」 「ま、待て!!ちゃ、ちゃんとした用件ならあるぞ!!だから、そんな嬉しそうな声ではしゃぐな!!」 「さ~て・・・どうしっよかな~」 界刺と形製のやり取りを見ながら、一厘はほとほと感心する。何時も界刺にからかわれている一厘にとって、形製の応対は見習う所満載だ。 「・・・形製。冗談はここまでにしようぜ。大事な話だ」 「・・・全く。君の方から言ってきたんじゃないか。大事な用件なら早く言ってよ」 界刺の声が低くなる。これは、界刺が真剣になった証拠である。それに応じて形製も声のトーンを落とす。 「明日(正確には今日)の放課後、会ってくれ。場所は『恵みの大地』」 「何の用で?」 「俺に“保険”を掛けてくれ」 「!!」 形製の表情が驚愕に染まる。その変化に一厘は怪訝な視線を向ける。 「“保険”・・・今回君が関わっていることは、そんなにヤバいことなのか?」 「ヤバいっていうか・・・俺なりに見極めたいことがあってね。それに対する“保険”って形かな?」 「・・・何ならあたしも参加しようか?そうすれば・・・」 「駄目だ」 「!!」 「お前は『シンボル』の隠れメンバーで、参謀で、切り札だ。そんなお前を軽々しく命のやり取りしている場所に出せるかっての。そんなこと、お前が一番よくわかってるんじゃなかったっけ?」 「・・・そうだね」 「だから、今回俺が関わっている件にお前の助力は最低限でいい。本来なら俺1人で片付けるつもりだったけど、そうもいかない空気になって来たんでな」 「そうか・・・わかったよ。それじゃあ、明日『恵みの大地』で」 「ああ。待ち合わせの時間はまた連絡するから、よろしくな。じゃあ・・・」 「界刺!!」 「ん?何?」 「死んじゃ駄目だよ。必ず・・・生きてあたしに文句を言いに帰って来てよ・・・!!」 「・・・ああ。わかってるって。お前に言われなくてもな」 そして、通話が途切れる。静まる室内。重苦しい空気。形製は通話が途切れた後からずっと携帯の画面を見続けている。その目は前髪のせいで見ることはできない。 この重たい沈黙に耐え切れない一厘が、場の空気を変えるために何かを喋ろうとしたその時、 「はい、一厘。これ」 「えっ?あ、ありがとうございます」 形製は持っていた携帯を今更のように一厘に返す。それを受け取った一厘は、言葉を続ける。 「だ、大丈夫ですって。界刺さん、ああ見えていざという時は頼りになるんですから。今回の件だって、力不足の私に代わって色々対処を・・・」 「『頼りになる』・・・?君は本当に心の底からそう思っているのか?君は本当に“それ”で納得しているのか?」 「えっ?それってどういう・・・」 「それに!『界刺が頼りになる』?そんなことは・・・わかってる。あたしが一番よく知っている!!」 「ご、ごめんなさい・・・。出しゃばった真似でした」 しかし、その言葉を遮るかのように形製が言葉を発する。怒りさえ込められたその発言に謝るしかない一厘。 そして、形製は一厘に向かい合う。その目は、その表情はまさに真剣そのものであった。 「一厘・・・」 「は、はい」 「これは・・・君への忠告。心の片隅にでもいいから、覚えておいて」 「・・・はい」 形製の忠告。きっと、それは一厘鈴音という少女にとって今後の自分を形作るに当ってキーポイントになるであろう言葉。 「界刺は・・・容赦しないよ」 「・・・えっ?そ、それだけですか?」 「うん。それだけが言いたかった。どうやら君は界刺という男のことを、まだよく理解していないようだから」 一厘は拍子抜けする。それも当然、何時も界刺にからかわれている一厘にとってからすれば、界刺の容赦の無さは十全に知り得ていた。 成瀬台のグラウンドで、バイキングで、公園で見て、聞いた界刺の姿は今でも一厘の記憶に深く刻まれていた。 「それじゃあ、おやすみなさい」 「えっ、あっ。・・・お、おやすみなさい」 形製は深く説明せず、言うだけ言った後に速攻で床に入ってしまった。そのために、一厘は忠告の意味を問うタイミングを逸してしまった。 仕方無く自分も床に入る一厘。彼女は形製の忠告の意味を考えながら、睡魔に吸い込まれていった。 「はぁ・・・何時になったら私の前に白馬の王子様は来てくれるのかしら」 朝っぱらから、何やら妄想に浸っているこの少女の名前は吊橋恋呼。彼女は国鳥ヶ原学園に通う中学2年生にして、同校の風紀委員に所属する生徒である。 「もしかすると、待っているだけなのがいけないのかも。こうなったら、私の方から仕掛けるべきなのかな。 そのためには・・・王子様との出会い溢れる場所に赴く必要があるわね」 ただ、彼女には妄想癖がある。 それは理想の王子様像を追い求め彷徨い続けるといったものであり、友達や風紀委員に理想像を語るだけ語りまくるという、何ともハタ迷惑なものであった。 「そういえば、最乃が言っていたわ。最近色んな男性が集まる焼肉屋があるって。全く、ノーマークだったわ!業種で敬遠していたけど、これからはそうも言っていられ・・・」 「朝から騒々しいな、吊橋?」 「げっ!!雅艶・・・先輩」 そんな吊橋の妄想を打ち破ったのは、同じ国鳥ヶ原学園に通う・・・雅艶。 「何だ、嫌そうな顔をして。心外だな」 「心外も何も、私達国鳥ヶ原学園の女子生徒にとってアンタは本来ならば敵なのよ!!」 「ん?何故だ?」 「い、言わないとわからないなんて・・・。アンタの頭はどうなってんのよ?」 「そんなことを言われてもな。わからないものはわからん」 吊橋の怒りのボルテージが一気に最高潮にまで達する。そして・・・over!!over!! 「もう、あったまに来た!!それじゃあ言ってあげるわ。 アンタが私達国鳥ヶ原の女子生徒の裸身を全て見ているからよ!!ついでに何枚かこっそりとヌード絵も描いていることも知っているわよ!!」 「裸身?ヌード絵?何だ、それは?」 「はっ!?わ、私をからかってるんじゃないでしょうね?」 吊橋は知らないことだが、今の雅艶は七刀の『思想断裁』によって、“ヌード絵を描く”という思考ができない。 裸身についても七刀に“断裁”される際に、雅艶が救済委員だけでは無く今までの全ての裸身を思い浮かべていた(!!)ために、 雅艶の記憶から裸身に関する全ての記憶が吹っ飛んでいるのだ。 「ア・ン・タ・の・『多角透視』で!!学園中の裸身を全て見て!!しかも『芸術の一種』なんて理由でヌード絵を描いていたって言ってんのよ!!」 「・・・裸身?ヌード絵?芸術?・・・・・・あ、頭が・・・痛い」 「ちょ、ちょっと!どうしたのよ、うずくまっちゃって!!こ、これって私のせい?」 狼狽する吊橋を尻目に雅艶は己の記憶と格闘する。無い筈の記憶。それなのに、何処から思い出せと訴えてくるこの痛みは・・・・・・ 「・・・・・・」 「ね、ねぇ。雅艶・・・先輩。だ、大丈夫・・・」 「があぁぁっっ!!!」 「うわっ!」 蹲っていた雅艶を心配して声を掛けようとする吊橋。だが、突如として雅艶は叫び声を挙げながら、立ち上がった。 「・・・思い出した。思い出したぞ!!裸身!ヌード絵!!芸術!!!全く七刀の奴め。くだらん真似をしてくれる」 「な、何。どうしたの?どうなってんの?」 「いや、こっちの話だ。驚かせてすまなかったな」 「は、はぁ・・・」 七刀の『思想断裁』によって切り捨てられた記憶が復活したのである。何故か? 『思想断裁』によって斬られた“傷”とは、すなわち“心の傷”である。間違っても外傷等では無い。 そして、『思想断裁』によってできた傷が何らかの理由で治った場合、斬られた記憶は復活するのである。 ここで厄介なのは、外傷ならば自然治癒可能だが、“心の傷”を治癒するというのは並大抵のことではない。それには、本人の強靭な意思や切欠等が必要になる。 雅艶の場合は吊橋の言葉が切欠になったとはいえ、記憶を復活させるに至った最大の要因は彼に備わっている強靭な意思である。 言い換えれば、それだけ裸身やヌード絵に執着していたということである。恐るべし、芸術。 「それより、お前に調べて欲しいことがある」 「えっ・・・また救済委員絡み?いい加減にしてよ。こっちはアンタの小間使いじゃ無いっつーの」 「別にいいだろう?学園内の治安活動に協力しているんだ。ギブアンドテイク。いい言葉じゃないか」 「・・・・・・全く。面と向かって言い返せない当りに、この学園内の治安の悪さが証明されているような気がするわ」 「学園外でも・・・だろう?」 「・・・はぁ」 吊橋は溜息を吐く。それもその筈、現在国鳥ヶ原学園では、学園内外で様々な問題が発生している。 スクールカースト、近隣の工業高校との確執等、問題は山積みだ。 雅艶はそこに付け込み、学園内で起きた事件を『多角透視』によって発見・監視し、それを同校の風紀委員達に教えているのだ。これがギブ。 その代わり、風紀委員は雅艶の救済委員活動を見逃している。これがテイク。 「で、何なのよ。その調べ物って」 「何。人探しをしてもらいたいだけだ。この少女のな」 「またヌー・・・おや、珍しい。雅艶・・・先輩が見せる人物絵がヌード絵じゃ無いのは」 「・・・たまたまだ」 それは、少女の似顔絵であった。似顔絵といっても雅艶程の描き手ならば、それは写真に迫る程の代物だ。 「『書庫』を使って、この少女の身元を調べて欲しいんだ。できれば今日中に」 「・・・救済委員として必要なこと?」 「ああ。必要なことだ」 「・・・わかったわ。何とか放課後までには調べ上げておくわ」 「すまない」 そうして、雅艶と吊橋は一緒に登校していく。実は、雅艶は昨日の会合で、春咲の態度に不信感を抱いていた。 それは・・・春咲躯園が現れて以降、茫然自失状態であった春咲に対するもの。彼の『多角透視』ならば、ガスマスクをしていようとその人物の顔はお見通しである。 そして、あの時春咲の顔に浮かんでいた表情は・・・驚愕と蒼白。 「(さて、どうなるか。そして・・・『シンボル』のあの男がどう動くのか・・・楽しみだ)」 始まるのは、絶望へのカウントダウン。春咲桜が自ら望んで踏み入った領域は・・・彼女に鋭い牙と爪を向けようとしていた。 continue!!
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「(ねぇってば!一体どういうことか説明してよ!春咲先輩が卑怯ってどういうこと!?)」 「(・・・そんなこともわからなかったの?リンリンって、ひょっとして人を見る目が無かったりして)」 「(こ、この男に馬鹿にされるのがこんなに腹が立つなんて・・・鉄枷以上だわ)」 「(・・・わからなかった)」 深夜の道を駆け足で進む界刺、水楯、一厘の3人。目的は1つ。風紀委員159支部メンバーの1人、春咲桜を尾行するためである。 「(いいから、さっさと教えなさいよ!ボケナス界刺!)」 「(君・・・ホントに口が悪いね。そんなんじゃあ、男にモテないよ?)」 「(あ・ん・た・にだけは言われたくないわよ!)」 「(・・・何だか流麗が隣にいるみたい)」 彼等3人はヒソヒソ声で会話のやり取りをしている。春咲に気取られないようにするためである。 「(仕方無いなぁ。そんじゃあ観察眼がナマクラも同然なリンちゃんのために、わ・か・り・や・す・く・説明してあげる)」 「(くぅ~!!!クソ腹立つ!!!)」 「(と、その前に1つだけ質問があるんだけど)」 「(何よ!!)」 「(彼女・・・春咲って子のレベルは幾つ?)」 「(・・・レベル2よ)」 「(・・・そうか)」 「(喉渇いた・・・)」 春咲桜はある公園にいた。急いでいたために、喉が渇いてしまったのである。 「(まだ、集合時間までには時間があるし・・・自販機で飲み物を買おう)」 公園内のベンチに荷物を置き、近くにある自販機に足を運ぶ春咲。 自販機にお金を投入し、好物の『ブロッコリーコーラ』を選択する。自販機から取り出し、コーラの栓を開け、口を付ける。 「ゴクッ、ゴクッ、プハー。・・・おいしい」 「よ!イイ飲みっぷり!!惚れ惚れするねぇ!」 「!?」 その最中に、急に後ろから声を掛けられ驚く春咲。振り返ると、 「か、界刺さん!?」 「え~と、何々。『ブロッコリーコーラ』・・・何だかマズそうな音の響きなんだけど。何かこう、組み合わせちゃいけないような」 「こ、これはこれでおいしいんです!というか、何でこんな所にあなたがいるんですか!?」 『ブロッコリーコーラ』について言及する界刺に戸惑いながらも、冷静に質問をする春咲・・・ 「いやね、君が店に忘れ物をしていたから届けに来たんだよ」 「忘れ物?」 であったが、 「この・・・ガスマスクさ!」 「!!!」 瞬間―春咲は心臓が止まるかと思った。瞬間的に自身の能力『劣化転送』を発動する。 「おっ!」 「(な、何で『アレ』が店に!!?わ、わた、私!!バッグの中に入ってるのを確認して店を出たのに!!!ど、どうして!!?)」 混乱の極みにある春咲。何故なら『アレ』は春咲が向かう場所で絶対に必要な物、春咲が持っていることを誰にも知られてはいけない物であるからだ。 そんな思考の迷宮に嵌りつつある春咲を界刺の一言が現実へ引き戻す。 「空間移動能力か・・・スゲーな」 「・・・・・・スゴイ?」 それは、春咲の能力『劣化転送』への賛辞の言葉。今まで春咲が・・・159支部のメンバー以外からは聞いたことの無い言葉。 「私の能力が・・・スゴイ?自分の手元にしか移動できない、移動できるのは手元にあるものだけ、重量も30kg以下っていう低レベルなのに・・・ですか?」 「ああ、スゲーよ。空間移動を行使できるって時点で俺はスゲーと思うよ」 『あなたの能力名が低レベルの分際で物体転移だったら同じ物体転移能力の人に失礼。だからあなたの能力名は今日から劣化転送よぉ?』 「レベルなんてどうでもよくね?能力ってのは使う奴次第だし。この能力を生かすも殺すも君次第だろ?君次第でこの能力は化けると思うぜ?」 「・・・随分とわかったような口を利くんですね」 「ん?」 いつの間にか俯いていた春咲から声が漏れる。それは怒りが篭った声。 「さっきもそう・・・『身の程を弁えろ』?『自分の才能を見極めて行動しろ』?あなたに・・・あなたみたいな高位能力者に私の何がわかるって言うんです!!」 「・・・」 『雑草がどれだけ頑張っても周りにとっては邪魔なだけ。分かるぅ桜?』 「あなたみたいな能力者がいるから!!無能力者やレベルの低い能力者が反発するんです!!『どうでもいい』?あなたは・・・傲慢です!!」 「おたくの支部にだってレベル4がいるけど?」 「破輩先輩達はあなたとは違います!!すごく優しくて・・・時には護ってくれて・・・」 「んで、憎らしいってか?」 「!?に、憎いだなんて・・・そんなことあるわけない!!」 「それじゃあ、何で鉄枷の野郎を俺に嗾けたんだ?」 「嗾ける・・・鉄枷君を・・・?何で私がそんなこと・・・」 「君・・・ここまできて白を切るつもりかい?卑怯だね、君は」 「卑怯!?な、何を言って・・・」 春咲の態度を見てある決断をする界刺。そして、口を開き始める。 「君は俺達に尋ねたよね?『高位能力者から見て無能力者やレベルの低い能力者はどう映る』と?」 「え、えぇ」 「それに対し真刺、涙簾ちゃん、仮屋様は『何も思わない』『レベルなんて関係ない』と答えた。そうだね?」 「その通りですよ!それがどうし・・・」 「でも、君は納得しなかった。違うかい?」 「!!」 「もし、真刺達の答えで納得しているなら俺には聞いてこないよね?」 「そ、それは界刺さん1人だけ聞かないってわけには」 「だとしても、俺の回答を受けての君の反応は真刺達の時とは違っていたよ? 真刺達の回答を聞いた159支部のメンバーが納得の表情を浮かべていた時、君1人だけ浮かない顔をしていた」 「!!」 「ところがだ。俺の時は君、確か俯いていたよね?俺はその態度を見て最初は『何かカンに触ったのかな』くらいにしか考えてなかったけど・・・ 違うね?あれはわざとだろう?鉄枷を俺に嗾けるための演技だろう?」 「ち、違っ・・・」 「なら、何で鉄枷に謝らなかった?」 「えっ・・・?」 「君は俺にしか謝っていない。『自分が変なことを質問したせいで鉄枷が俺を殴った』ことについて、鉄枷が一番悪いと君は決め付けた。君のために怒ったあいつをね」 「そ、そんな・・・私だって変な質問をしたせいでってちゃんと・・・」 「それを鉄枷に向けて言ったの?言ってないでしょ?君は最初から鉄枷に謝る気が無かったんだよ。 君は鉄枷が自分のために怒ったのは認めても、自分が直接手を汚したことじゃないから、鉄枷に対して謝罪という選択肢が浮かばなかった。 何故なら、俺を殴ったのは鉄枷の自発的行為だと君が考えているから。いや、そう仕向けたから」 「!!」 「『私、鉄枷君を許さないから』?・・・笑わせんな。 俺が光学系能力者ってのは知ってんだろ?そんな俺の目に入る光をちょちょいと曲げればさ、 俯いている君の表情くらい見るのってわけないんだよね~。あの時の君さぁ・・・笑ってただろうが・・・!!」 「・・・!!」 静寂が訪れる。 「・・・・・・見られちゃってましたか」 「ああ、見えてた」 「やっぱり高位能力者ってスゴイですねぇ」 「まあ、それなりにはスゴイんじゃねぇ?」 世間話のような会話。しかし、剣呑とした空気は以前収まる気配を見せない。 「で、どうするんです?このことを破輩先輩達に言うんですか?」 「言うかどうかはまだ決めていないけど、もし言うんならこれだけじゃ無い」 「えっ?」 「君がこれから向かう先・・・『救済委員 ジャスティス 』との接触を図ることももちろん言うよ」 「なっ!?何で・・・はっ!光学系能力・・・まさか、さっきの忘れ物って!!」 「うん、ウソ。君がバッグをベンチに置いて自販機に行ってる時に、不可視状態でゴソゴソと。 まさか、『救済委員』という文字を拝むことになるとは思わなかったけど。・・・そんなに今の環境が嫌かい?」 全てバレている。そう判断した春咲は重い口を開く。 「ええ・・・嫌ですよ。嫌に決まってるじゃないですか!!私の周りはレベルの高い人ばかり!!私だけが、私のレベルだけが低い!! 何で私なの!?何で私だけなの!?家族の中で、何で私は除け者にされちゃうの!!? 風紀委員の皆は・・・優しい。でも、誰1人だって私の本当の気持ちに気が付かない!!気が付いてくれない!! 『大丈夫だよ』って。『レベルなんて関係無い』ってそればかり。大丈夫なわけ無いでしょ!!関係無いわけないでしょ!!! そんな・・・こんな私に気を使ってくれる皆が・・・とてつもなく煩わしかった!!その気配りが・・・私だけが無力だと証明しているかのようで!! 私は・・・私は無力なんかじゃ無い!!弱くなんか無い!!だから証明する!!証明する場所がいる!!私1人だからこそ意味がある場所が・・・必要なの!!!」 それは、春咲桜という少女が心の奥底で眠らせていた嫉妬であり、羨望であり、憎悪であった。 「ふ~ん、そっか。多分だけど・・・死ぬよ、君?」 「死なんか恐れない!!今の・・・今までの私でいるくらいなら、死んだ方がマシよ!!」 界刺の忠告も今の春咲には届かない。そう判断した界刺は踵を返す。 「死んだ方がマシ・・・か。あ~、アホらし。ヤメだヤメ」 「えっ・・・」 「君が馬鹿やって馬鹿な目を見るって言うんだから、それでいいんじゃない?馬鹿は死ななきゃ治らないってのはこういうことを指すんだな」 「・・・・・・」 「だからさ、君の仲間へチクるのもやめとくよ。」 「えっ」 「君はさ、少し社会勉強をした方がいい。そして痛い目を見るといい。その代償が死であっても。今の君は・・・まるで蛙さ。井の中のね。人のことは言えないけど」 そうして界刺は去って行った。その背を見送る春咲はしばし呆然としていたが、ふと時計を確認し、慌ててバッグを持って集合場所へと向かって行った。 「・・・よく我慢したね、リンリン?」 「・・・あなたが『絶対に出てくるな』って言うからでしょ?でなきゃとっくに飛び出てるわよ」 「・・・危うく飛び出そうな所を私が抑えました」 「シー!!それは内緒にしておいてよ!」 「やっぱり・・・。ありがと、涙簾ちゃん」 ここは、公園内部。実は一厘や水楯は界刺の能力で不可視状態に身を置き、その上で界刺と春咲のやり取りを一部始終観察していたのである。 「春咲先輩・・・まさかあんな風に思っていただなんて」 「ありゃ、相当参ってるな。ストレス爆発寸前ってヤツ?あの手の女の子は何をするかわかったもんじゃないよ」 「春咲先輩に限ってそんな!」 「いや、あれはヤベーな。おそらく周囲にバレないためにも風紀委員と『救済委員』、二束の草鞋を履くつもりなんだろうが、 普通に考えたって体力的・精神的に休まる時が無いねぇ」 「・・・どうにかしてやめさせられないんですか?」 「・・・無理だろ。むしろ、無理矢理やめさせるなんて強硬手段を取ったら・・・それこそ取り返しのつかないことになりかねない」 「・・・どうしたらいいんだろう、私?春咲先輩・・・」 仲間の心情を慮れなかった自分の不甲斐無さから涙声になる一厘。このまま黙って見ているしかないのか?一厘の心が罪悪感に呑まれそうになる。 「・・・何とかなりませんか、界刺さん?」 そんな時、水楯が界刺に話し掛けた。 「涙簾ちゃん・・・」 「あの人・・・すごく苦しんでいます。かつての私のように、人を信じられなくなっています」 「水楯・・・さん?」 普段は寡黙な水楯が言葉を連ねる。 「でも・・・私は界刺さんと出会って救われました。変わることができました。その結果、今こうやって界刺さんの隣に立つことができています」 「・・・」 「だから・・・界刺さん。あの人を、春咲さんを救えないでしょうか?自分で自分を追い詰めている彼女を、私達の手で」 「・・・で、きるん、です、か?春咲先輩を助けることが・・・?あなたなら・・・!」 水楯の言葉を受けて一厘が顔を上げる。その視線の先にいる男―界刺―に向けて声を挙げる。 「・・・・・・はぁ、しょうがねぇなあ。ったく、筋肉痛になるわ、男にぶん殴られるわ、極め付きは女難かよ。あの子じゃ無ぇけど嫌になるぜ」 「それでこそ、界刺さんです」 「というか、これって鉄枷って野郎の仕事じゃないか?」 「仕方ありません。あの人ってすごく鈍臭そうですし」 「涙簾ちゃんってさ・・・もしかしてドS?」 「さぁ、どうでしょう?」 界刺がものすごく嫌そうな顔で水楯を見るが、水楯は素知らぬ顔のまま。そのやりとりを見て一厘は声を出す。 「界刺さん!」 「わかったわかった。あの子に関しては俺がどーにかする。最近溜まりに溜まってるストレスのウサ晴らし相手に丁度いいしな」 「ウ、ウサ晴らし?」 「だからリンちゃん。他の159支部メンバーにはこのことについて絶対に喋るな。普通にしてろ。いいな?」 「わ、わかりました!」 「涙簾ちゃん。今回のことは基本的に俺1人で対処する。でも、対処し切れなくなった時は力を借りるかもしれない。それでいい?」 「はい。私は何時でも界刺さんの力になります」 「リンリン。君の力も借りなきゃいけない時があるかもしれないけど、いいかい?」 「・・・もちろんです!春咲先輩を救えるなら何時だってこの力、あなたに貸しますよ!!」 「んじゃ、行きますかね。はぁ、明日のテストがヤベェかも」 「?何処に行くんですか、界刺さん?」 水楯と一厘と今後の動きを協議した後何処かに向かおうとする界刺に水楯が声を掛ける。 「そんなの決まってるじゃん。学園都市の人間を守りに行くんだよ」 春咲は第7学区に居た。何故いるのか?それは、この先に居る『彼等』に会うためである。 「お、遅くなってすみません」 「やっと来たわね。待ちくたびれた的な?」 「と言っても10分くらい遅れた程度だし、待ちくたびれたという程じゃ無いわ」 「待ち合わせ時間に遅れたことには変わりないでしょう?これでも暇じゃ無いのよ?」 春咲の目の前には4人の男女が居た。その内の2人―峠上下と花多狩菊―が遅れて来た春咲に向けて言葉を発する。 「そもそも、あなたがこいつと最初にコンタクトを取った的な話を聞いてるけど、ちゃんと時間厳守的な話はしてるんでしょうね?」 「ええ、それはちゃんと」 「ほ、本当にすみません」 遅刻したことを謝る春咲だが、峠の機嫌は中々直らない。とそこに、 「もういいじゃないか、峠。こいつも謝っているんだし。ちゃんと反省してるってね」 「反省ねぇ・・・。そんなマスクを付けてちゃサッパリ的にわかんないけど。謝る時くらい外したら?」 「そ、それは・・・」 「別にいいじゃねぇか。マスクくらい付けたってよ。第一それを言ったら、こいつはどうなんだよ。なぁ、ゲコ太マスク!!」 「その通り!!人間なら誰しも仮面(ペルソナ)という名の鎧を身に纏っているものだ!!このゲコ太マスクも然り!!」 「あなたが言っても、余り説得力的なものを感じれないけど・・・いや逆的か?・・・頭がこんがらがってくるわ」 4人の内のもう2人―農条態造とゲコ太マスク―が割って入り、峠を落ち着かせる。 実は、春咲は変装してここにやって来たのである。黒のライダースにニット帽、そして顔にはガスマスクを付けており、 格好からは春咲を特定することは困難である。さすがに声で女であることはバレてしまうが。 「まぁ、いいわ。ウチにもこのゲコ太マスクのような奴もいるし、正体を隠したい的な事情ならそれでもいいわ。 今のあなたのように戦闘中にガスマスクを付けている『救済委員』もいるしね。あれは能力的に仕方無くだろうけど」 「よし。それじゃあ、ガスマスク有りでOKってね。あ、そういえば君の名前を聞いていなかった。何て名前なの?」 「あ、安田って言います。よろしくお願いします」 「安田ちゃん・・・ね。わかった。俺は農条態造ってね。よろしく」 「拙者はゲコ太マスクと申す者。おぬしとは気が合いそうだ。よろしく頼むぞ!!」 「最初会った時に名乗っているけど、改めて自己紹介するわ。花多狩菊よ。よろしく」 「・・・はいはい、わかったわよ。自己紹介的なヤツをすればいいんでしょ。峠上下。よく覚えておきなさい」 「は、はい!!」 お互いの自己紹介が終わり、安田もとい春咲はようやく緊張の糸を解していく。 これから目の前の人達や、今はこの場にいない人達と共に『救済委員』として活動することになる。 風紀委員の時は、周囲に頼れる仲間がいた。自分よりレベルも高い心強い能力者に囲まれていた。 ある意味護られていた・・・それが春咲には苦痛だった。己の無力さを浮き彫りにしているようにしか見えなかった でも、ここ―『救済委員』―ではそうはいかない。0からのスタートだ。活動も人間関係も何もかも。 果たして自分に何ができるのか?レベル2程度の能力しか無い自分がどこまでやれるのか? ひょっとしたら危険な目に遭うかもしれない。命の危険に関わる事態に遭遇するかもしれない。あの男が言ったように。 でも、やろうと春咲は決めた。もう、誰かに護られ続けるのは嫌だ。弱い自分が嫌だ。強くなりたい。例え自分がどうなろうとも。 そう自問自答していた春咲に、峠から声が掛けられる。 「安田っつったわね、あなた。さっきから何をボケーとしているか知らないけど、早くそっちの連れの紹介的なことをしてくれない?」 「峠がマスクについてイチャモン付けたからでしょ?・・・と言っても私も聞いていなかったけど・・・安田さんの他にもう1人加入したい人がいるなんて話は」 「えっ・・・?」 峠と花多狩の言葉に思わず疑問の声を出す春咲。そこに農条が付け加える。 「全く、峠がくだらないことを気にするから安田ちゃんも言い出し辛かったんだと思うってね。 そういうことだから、安田ちゃん。後ろにいる君と同じ“ガスマスク”を被っている奴の紹介よろしくってね!」 「えっ?後ろって・・・」 ここに来たのは自分1人だけ。そう思った春咲が後ろを振り返った先に居た人間とは・・・ 「本っっ当っうにすみませんでした先輩方!!!自分なんかのためにわざわざ貴重なお時間を割いて頂いたこと、誠に感謝しております!!」 そこに居たのは、春咲と同じライダースにニット帽を被り、春咲のと一回り大きさの違うガスマスクを付けた男の姿であった。 「先程の農条先輩とゲコ太先輩の言葉、自分、感激しました!! マスクの有無で当人の人格など左右されないとのお言葉、自分も全く以ってその通りだと考えます!!」 「そうか!!おぬしもそう思うか!!拙者、おぬしとも気が合いそうだ!!」 「俺は人格云々まで言った覚え無いけど・・・そう感じ取ってくれるなら、俺も何だか嬉しいってね」 思わぬ賞賛の言葉に気を良くするゲコ太マスクと農条。そんな光景を尻目に春咲は混乱していた。 「(な、何なのこの男?何時の間に私の後ろなんかに・・・というかこの声って)」 ガスマスク男が何時から自分の後ろに居たのか疑問に思う春咲であったが、次第にその疑問は“何時から居た”では無く“この声は何処かで”に変わっていく。 「さっきからうるさい!!・・・結局、あなたも『救済委員』になりたい的な話かしら?」 「よくぞ聞いて下さいました!!いかにも自分、尊敬する安田先輩の言葉を受け、恥ずかしながら『救済委員』の末端に加わりたいと思った次第で」 「えっ!?私、そんなこ・・・」 「偉大なる安田先輩曰く!!『無能力者やレベルの低い能力者の気持ちを知ろうとすらしない奴なんて生きる価値無し』と。 自分、その言葉にいたく衝撃を受けまして、こうやって参上した次第であります!! あ、自己紹介が遅れました。自分、気高き安田先輩が下僕、刺界(しかい)と申す者であります!以後お見知りおきを!!」 「(この声・・・やっぱりさっきのバイキングにいた『シンボル』の・・・)」 刺界と名乗る男―光を操作して春咲と同じ格好に映るようにした界刺―が大声で捲くし立てる。その怒涛の勢いに呆気に取られる峠達。 「えっ、えっと、刺界さんね」 「その通りであります!!」 「じ、事情はよくわかったわ。何だかすごく安田さんを尊敬しているようね」 「は!!自分、誇り高き安田先輩を心の奥底から尊敬しております。この思い、もはや崇拝にすら達する程!!」 「・・・・・・フフッ」 「・・・・・・何だか知らないけど、また変的な奴が来たもんだわ」 「ま、いいじゃないってね。面白そうな奴だし」 「うむ!!農条の申す通り!!」 界刺の言葉に苦笑いする花多狩と呆れ切っている峠とは対照的に面白がる農条とゲコ太マスク。 「ありがとうございます!!自分、粉骨砕身の気概を持って活動に全力を尽くす所存であります!! 先輩方、これからご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します!!」 「(えっ、えっ、ど、どうなってるの!?一体全体、何でこんな流れになっちゃってるの!?わ、わけわかんないよ~!!!)」 春咲の混乱を完全に無視して進んだ春咲と界刺の『救済委員』加入話。ここから物語は再び加速する・・・かもしれない。 continue・・・?
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ポイント表 〇は出席△はP据え置き空白は欠席です 編集の都合上長期欠席の方は名前を一時的に非表示です復帰したら戻します。 1 ロスヴァイセ(Rossweisse){Ros}グリムゲルデ(Grimgerde){Gri}ジークルーネ(Siegrune){Sie} 2 ヘルムヴィーゲ(Helmwige){Hel}シュヴェルトライテ(Schwertleite){Sch}ヴァルトラウテ(Waltraute){Wal} 3 オルトリンデ(Ortlinde){Ort}ゲルヒルデ(Gerhilde){Ger}ブリュンヒルデ(Brunhilde){Bru} 名前 Point 所持羽 2/21 2/28 3/7 3/14 3/21 3/28 4/4 4/11 4/18 4/25 1 2 3 Odin 2sch 1ros 3ort 3ort 2Wal Odin 1R 2v 3b Agniesica 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 △ 〇 〇 〇 〇 Asuyou 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 △ 〇 〇 〇 〇 Chloee 10→10 ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △ 〇 〇 Cyacya 5→6 ☆ ☆ ☆ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Cyocorune 5→6 ☆ ☆ ☆ 〇 〇 △ ☆ 〇 〇 〇 Cyoro 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Daichin 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ △ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Dsarada 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Edwars 5→5 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 △ 〇 △ ☆ 〇 △ △ Eteluna 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Genhilu 8→9 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Gjack 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ △ △ 〇 〇 〇 ☆ 〇 〇 〇 Heyes 10→10 ☆ ☆ ◎ 〇 〇 △ 〇 〇 〇 〇 〇 Kawairechan 10→9 ☆ ☆ ◎ 〇 △ 〇 △ 〇 〇 〇 〇 Keid 7→6 ☆ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △ Kzzy 10→9 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 ☆ 〇 〇 Lafear 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 ☆ 〇 〇 △ Leia 4→5 ☆ ☆ ☆ 〇 〇 〇 〇 〇 Maaya 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Minoreturn 8→9 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Otohiko 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Rack 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 △ 〇 〇 〇 〇 salvia 1→2 ☆ ☆ 〇 〇 Saldauker 8→7 ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Sevenstars 6→7 ☆ ☆ ☆ 〇 〇 〇 ☆ 〇 〇 〇 Spiral 10→9 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 △ △ △ ☆ 〇 - Shigen 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 △ 〇 ☆ 〇 〇 〇 Teto 10→10 ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Vandersnutch 7→8 ☆ ☆ ☆ ◎ 〇 〇 〇 〇 △ 〇 〇 〇 〇 Yasin 6→6 ☆ ☆ ◎ △ △ △ 〇 〇 ☆ △ △ △ Yumichin 10→10 ☆ ☆ ☆ ◎ △ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Zogg 8→9 ☆ ☆ ☆ 〇 〇 〇 〇 〇 ☆ 〇 〇 〇 羽管理者 name Wing1 Wing2 Wing3 ロスヴァイセ グリムゲルデ ジークルーネ ヘルムヴィーゲ シュヴェルトライテ ヴァルトラウテ オルトリンデ ゲルヒルデ ブリュンヒルデ Lirica 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Moll 〇 〇 Seiratan 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 Usyasu 〇 〇 〇 × 〇 〇 × 〇 ×
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とある魔術の禁書目録(インデックス) バンダイナムコゲームス 2011年1月27日 PSP アニメ化もされたラノベ『とある魔術の禁書目録』を題材とした 3D対戦格闘アクション 関連 とある科学の超電磁砲??
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有志によるイメージイラスト 男皆鯖集合カラーイラスト (左からカルナ、ソロモン、ジェヴォーダンの獣、アルジュナ、ローラン、シグルド、チンギス・ハン) 女皆鯖集合カラーイラスト (左上からマザー・ハーロット、プテサン・ウィ、ブリュンヒルド、聶隠娘、アンチキリスト。左下から清姫、ジャンヌ・ダルク、アタランテ) マザー・ハーロット プテサン・ウィ ブリュンヒルド 聶隠娘 アンチキリスト 清姫 ジャンヌ・ダルク アタランテ みんなでかんがえる聖杯戦争イメージイラスト ヒルデガルト・フォン・ノイエスフィール 管代優介 ファーティマ・アブド・アル・ムイード 高波夏海 高波夏海、蔵馬鉄人 志那都みこと 管代玄耶 住人(一次) 第二次マスター① 第二次マスター② アタランテちゃん① アタランテちゃん② インドラジットさん① インドラジットさん② カイニスさん① カイニスさん② カイニスさん③ セイレーンさん① セイレーンさん② ネブさん① ネブさん② ネブさん(狂)① ネブさん(狂)② ネブさん(狂)③ ネブさん(狂)④ ハーロットさん① ハーロットさん② ハーロットさん③ ハーロットさん④ メフメト2世① メフメト2世② メリーさん① メリーさん② メリーさん③ メリーさん④ 牛御前さん① 牛御前さん② 荒ぶる正装のファラオ王 冬将軍さん ベーオウルフ① ベーオウルフ② ベーオウルフ③ ベーオウルフ④ マザー・ハーロット 騎乗バビロン M・H(色なし) M・H(色つき) M・H(色つき修正版) M・H(色なし修正版) M・H(色つき帽子マントなし修正版) M・H(色なし帽子マントなし修正版) 大淫婦① 大淫婦② 大淫婦③ ヘイドレク① ヘイドレク② ローラン① ローラン② ローゼン① ローゼン② 張三豊① 張三豊② フィン① フィン② エドワード・ティーチ エドワード・ティーチの船の悪性精霊 アン・ズォン・ウォン アン・ズォン・ウォンと鉄扇公主 鉄扇公主 鉄扇公主とラメセス二世 ラメセス、コーロア ラメセス二世と本多忠勝 スキュラ ディートリッヒ・フォン・ベルン リナルド ケルトハル・マク・ウテヒル ブリュンヒルデ ヘクトル パラケルスス エリザベート・バートリー パーシヴァル トロニエのハーゲンさん リオネスのトリスタンさん 弦歌幻奏&無銘銀剣 トーマス・サム卿 トムの針剣と釦盾 深海の女王セドナ リチャード獅子心王 ペンテシレイア ザッハーク 日本武尊、ヘクトル、パリス、ラーマ 右:宮本武蔵 左:日本武尊 一次皆鯖集合① 一次皆鯖集合② 一次皆鯖集合③
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永続罠 ①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 攻撃力2000以下のモンスターは攻撃宣言を行えない。 このカードがフィールドから離れた時、自分のデッキから 「ワルキューレ・ブリュンヒルデ」1体を特殊召喚する事ができる。 DM第191話「モンスター抹殺の女神」で登場。 ジーク・ロイドが使用。
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【種別】 宗教 【元ネタ】 Wikipedia - 北欧神話 【初出】 一巻 【解説】 北欧圏に伝わる多神教神話。 十字教布教の影響で現代では宗教としては衰退しているが、魔術サイドにおいてはルーン魔術に代表されるポピュラーな存在である。 北欧圏外の一般人にも何となく知られている割に、その教義や体系の印象が薄い「身近で遠い宗教」であり、十字教のような「君臨する宗教」とは対照的に「浸透する宗教」の代表格とされる。 代表的な魔術はルーン魔術やセイズ魔術など。 闘争を軸とした神話のため武器や防具などの伝承が多く、作中では沢山の霊装が登場している。 【関連】 新たなる光 アルファル オティヌス 主神の槍(グングニル) 大船の鞄(スキーズブラズニル) 黒小人(ドヴェルグ) 豊穣神の剣 北欧王座(フリズスキャルヴ) ブリュンヒルド=エイクトベル 破滅の枝(レーヴァテイン) ワルキューレ
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Top 2007.06.06 追加 [ クエスト | 武器 | 防具 | アイテム | 合成 | だいじなもの ] 2007.06.06 バージョンアップ 追加だいじなもの だいじなもの 説明 月光の鉱石 ロ・メーヴの遺跡の力が注がれた光の鉱石。強力な月光のエネルギーを秘めている。 山猫少尉バッジ 傭兵派遣会社「サラヒム・センチネル」の黄金の階級章。中央にシンチレーター製のマグロが1匹、象嵌されている。 ロスヴァイセの羽 鳥のものに似た無色透明の羽毛。戦乙女ロスヴァイセ(Rossweisse)が残したもののようだ……。 グリムゲルデの羽 鳥のものに似た無色透明の羽毛。戦乙女グリムゲルデ(Grimgerde)が残したもののようだ……。 ジークルーネの羽 鳥のものに似た無色透明の羽毛。戦乙女ジークルーネ(Siegrune)が残したもののようだ……。 ヘルムヴィーゲの羽 鳥のものに似た無色透明の羽毛。戦乙女ヘルムヴィーゲ(Helmwige)が残したもののようだ……。 シュヴェルトライテの羽 鳥のものに似た無色透明の羽毛。戦乙女シュヴェルトライテ(Schwertleite)が残したもののようだ……。 ヴァルトラウテの羽 鳥のものに似た無色透明の羽毛。戦乙女ヴァルトラウテ(Waltraute)が残したもののようだ……。 オルトリンデの羽 鳥のものに似た無色透明の羽毛。戦乙女オルトリンデ(Ortlinde)が残したもののようだ……。 ゲルヒルデの羽 鳥のものに似た無色透明の羽毛。戦乙女ゲルヒルデ(Gerhilde)が残したもののようだ……。 ブリュンヒルデの羽 鳥のものに似た無色透明の羽毛。戦乙女ブリュンヒルデ(Brunhilde)が残したもののようだ……。 冥衆の護符 紐をつけた青い半透明の石。タラッカ入江のコルセアの財宝にかけられた隠蔽の魔法を見破ることができるらしい。 輝金の短剣 ナシュメラに渡された霊銀の短剣。柄に輝金の装飾が施されており柄頭には双蛇のカメオが嵌め込まれている。 虚影の器 虚像の器の改良型で、写影を連続して記録できる装置。ただし、記録できる時間はごくわずか。 サラヒム傭兵士官学校教本 本校は、聖皇陛下の勅命に……中略……「実習費」はサラヒム社の人事担当に納入すること……後略……と、記されている。 ビヤーダの紹介状 天蛇将ルガジーンの副官ビヤーダが認めた紹介状。五蛇将の部下への取材に役立ちそうだ。 エインヘリヤルの証 ルーン文字が刻まれた赤色の石。「汝、エインヘリヤル冥府の門前にて謁見を許す」と、記されている……。