約 1,192,662 件
https://w.atwiki.jp/lord_of_vermilion/pages/512.html
09 7/2判明分までの情報を表に反映記載。『混沌からの回帰』初登場の特殊技効果は、ほぼそのまま文章記載。既存特殊技は要約。 -- (HerMit) 2009-07-04 13 12 04 ベビーモス× → ベヒーモス〇 と思われます -- (名無しさん) 2009-07-06 10 19 04 新使い魔「ストリガ」と新特殊能力追加(種族は現段階 未判明)。「だいだらぼっち」のレアカード情報追記。 -- (HerMit) 2009-07-08 01 20 13 PRダンピが付いてるオヒブクって皆さん買いますか? -- (山こう) 2009-07-08 20 41 58 ↑そういうのは他所でやってくれ -- (名無しさん) 2009-07-09 18 43 49 ストリガは一体どの種族なのだろう。スペシャル的に獣・海は除外されそうだけど・・・魔種っぽい? -- (名無しさん) 2009-07-09 22 56 16 ↑しかし魔種であの特殊は少々難ありじゃ? -- (名無しさん) 2009-07-10 22 31 35 一応ローマ神話的にはハーピーやセイレーンの様な鳥女で描かれているみたいだが一説には魔女ってのもあるんだよな〜。小説に出てきたウィッチと対峙した魔女かな? -- (名無しさん) 2009-07-10 23 03 58 今度こそ【】死神が来て欲しい(●Λ●) -- (名無しさん) 2009-07-10 23 07 09 ストリガって吸血するらしいね。不死? 鳥っていうとどうしてもハーピー→超獣をイメージしちゃうけど -- (名無しさん) 2009-07-11 06 51 44 ぶっちゃけスクエニは神話に基づいてたりオリジナルだったりで使い魔の名前だけじゃ種族が予想しにくい(;´д`) -- (名無しさん) 2009-07-11 10 20 09 ストリガ=不死に一票 -- (名無しさん) 2009-07-11 14 33 29 今回の追加枚数は40枚かなぁ? -- (名無しさん) 2009-07-13 08 44 12 ストリガはハーピーのコンパチっぽいから鳥獣じゃない? -- (名無しさん) 2009-07-13 10 00 47 別にコンパチだからって種族も合わせる必要はないんじゃない? -- (名無しさん) 2009-07-13 11 07 01 ケルピーはユニコーンのコンパチだし -- (名無しさん) 2009-07-13 12 17 07 タールマン、蛮酒と入れ換えようっと。 -- (名無しさん) 2009-07-14 12 55 22 猿田彦ってなんのために出てきたんだろうね? -- (名無しさん) 2009-07-17 21 50 44 ↑ 「10コス4速雷攻が欲しいけどユニコーンだとスペックがいまいち」って人の為じゃない? -- (名無しさん) 2009-07-18 07 11 46 ↑失礼、ユニコーンは3速でした -- (名無しさん) 2009-07-18 10 40 14 いい加減亜人にランスロットとか伝説系の使い魔がきてほしい・・ -- (名無しさん) 2009-07-18 13 24 04 ↑↑↑主人公が2つの攻撃属性を持つ事によって相手の属性無敵をある程度無視できる、と考えれば同族メタ以外でも活躍の場はある。本体の雷攻はオマケに過ぎない。 -- (名無しさん) 2009-07-18 15 36 19 興味ない このゲームに -- (名無しさん) 2009-07-24 20 37 22 ↑帰れ -- (名無しさん) 2009-07-24 21 13 10 カリオストロはいいとして他は微妙すぐる…。 -- (名無しさん) 2009-07-25 16 10 53 ミラってつよいのか? -- (かかか) 2009-07-25 18 12 39 てゆーか情報あんまりないんだね -- (名無しさん) 2009-07-25 19 02 10 情報ない新レア引いた時の感動は凄まじいが……モノによるか。 -- (名無しさん) 2009-07-25 21 37 17 現状、スペックが明らかになってるの見る限り、亜人・不死を中心に強化されるみたいだね・・・。あとは他に追加されるカード次第か・・・。 -- (名無しさん) 2009-07-26 01 22 48 ↑新しい特殊持ちのみ見るなら。 -- (名無しさん) 2009-07-26 01 24 12 スレちがいかもだけど、明日はバージョンアップだけで新カード排出は明後日からって本当? -- (すも) 2009-07-26 16 57 40 その発想は無かった -- (名無しさん) 2009-07-26 17 50 27 地方によっては排出の日が遅れることがあるとかじゃない? -- (名無しさん) 2009-07-26 18 40 27 新カード排出してるとこってもうあるの? -- (名無しさん) 2009-07-27 11 35 26 ↑ある。2ch行ったら? -- (名無しさん) 2009-07-27 11 49 12 返答ありがとうm(__)m行ってきます。 -- (名無しさん) 2009-07-27 11 54 09 何か今回のバーウプは酷いな・・・。使い魔は種族ひいきし過ぎ。まぁピンダメ弱体らしいけどな。 -- (名無しさん) 2009-07-27 13 21 45 このwikiに入って来てる情報量を見てもやった人間のいなさが明白 -- (名無しさん) 2009-07-27 14 18 47 確かに少ないな、ホントに今日は27日か? -- (名無しさん) 2009-07-27 14 24 16 SNSならだいたい出てるみたいだけどな…やる気のある奴がいないだけだろ -- (名無しさん) 2009-07-27 14 38 18 新カードの排出率がかなり低いらしいからな。やる気でないのも無理はない。 -- (名無しさん) 2009-07-27 14 57 25 ピンダメの弱体化はなさそうですよ -- (名無しさん) 2009-07-27 15 25 15 なんかタールマンのexcが当たったんだけど -- (名無しさん) 2009-07-27 15 38 12 No.244 超獣 カリュドン -- (名無しさん) 2009-07-27 16 16 35 ↑HP400 ATK40(単数) DEF30 速度4 コスト10 特殊技 フレイムウェポン 味方のプレイヤーキャラクタの武器に一定時間、炎属性を付加する。特殊技ゲージの溜まりが遅い。 -- (名無しさん) 2009-07-27 16 20 36 ↑何度もすいません。コモンカードでスキルは無しです。こんな感じでよろしいでしょうか? -- (名無しさん) 2009-07-27 16 25 10 ↑攻撃属性は撃です… 本当にすいません -- (名無しさん) 2009-07-27 16 27 59 No.282 不死 ブギーマン( HP420 ATK40(撃単数) DEF50 速度2 コスト15 -- (名無しさん) 2009-07-27 16 30 05 ↑レアリティ:コモン スキル ゲート・サーチ 特殊技 アンデッドキラー 味方のプレイヤーキャラクタの武器に一定時間、光属性を付加する。特殊技ゲージの溜まりが遅い。 -- (名無しさん) 2009-07-27 16 33 01 ↑&↑↑↑ 報告乙 追加は42枚らしいからブギーマンが最後のNoだな -- (名無しさん) 2009-07-27 16 34 38 No257 神族C インドラ コスト20 速度4 HP460 ATK55雷単 DEF50 特殊:ヴァジュラの雷光 雷属性ピンダメ -- (名無しさん) 2009-07-27 16 36 26 No.256 神族 カーマ (コモン) HP380 ATK35(光単数) DEF40 速度3 コスト10 スキル サーチ 特殊技 因果応報 範囲内の敵一体に光弱点を付加する。 -- (名無しさん) 2009-07-27 16 39 49 No.252 神族 サンダーバード (コモン) HP460 ATK45(雷単数) DEF35 速度4 コスト15 スキル 無 特殊技 プラズマウェーブ 範囲内の敵全てに雷属性のダメージ。 -- (名無しさん) 2009-07-27 16 42 17 No.281 不死 リャナン・シー (コモン) HP400 ATK55(闇単数) DEF65 速度2 コスト20 スキル:ゲート・シールド 特殊技 妖精の贈り物 範囲内の味方使い魔全ての特殊技ゲージが一定量増加する。 -- (名無しさん) 2009-07-27 16 45 12 No.270 海種 ローパー (コモン) HP360 ATK40(闇単数) DEF40 速度3 コスト10 スキル:シールド 特殊技 放電溶液 範囲内の味方一体が雷属性の攻撃に対して無敵になる。 -- (名無しさん) 2009-07-27 16 47 44 No.263 魔種 ストラス -- (名無しさん) 2009-07-27 16 48 49 ↑(コモン) HP400 ATK55(闇単数) DEF40 速度4 コスト15 スキル:サーチ 特殊技 悪魔の宣託 範囲内の敵一体の防御力を一定時間、大幅に下げる。 -- (名無しさん) 2009-07-27 16 50 38 報告乙 インドラはスキル無しで良いんだろうか? -- (名無しさん) 2009-07-27 16 53 05 No.262 魔種 ドッペルゲンガー (レア) HP450 ATK40(光複数) DEF30 速度3 コスト15 スキル:無 特殊技 自虐の権化 味方のプレイヤーキャラクタの武器に一定時間撃属性を付加する。特殊技ゲージの溜まりが遅い。 -- (名無しさん) 2009-07-27 16 55 15 とうとう同種狩りが公式に解禁か…悪いとは言わんが種族ごとの弱点って概念があんまり意味無くなったし…終わりが見えた気がする -- (名無しさん) 2009-07-27 17 16 50 報告乙 とりあえず反映。報告者の方には感謝。編集が競合してしまった方、失礼しました。間違いがあれば指摘よろしく。 -- (名無しさん) 2009-07-27 17 18 49 No.275 機甲 アルファード コモン HP 340 ATK35(撃単数) DF 50 速度3 コスト 10 スキル;サーチ 特殊技 急速充填 範囲内味方使い魔全ての特殊ゲージ一定量増加 -- (カルピ) 2009-07-27 17 27 19 No.274 機甲 【暴走】デネブ (レア) コスト 10 HP 420 ATK 30 光単 DF 35 速度 1 スキル;アルカナ、ゲート、サーチ 特殊技 EMPジェネレーター 味方のプレイヤーキャラクターの武器に一定時間、雷属性を付加する。特殊技ゲージの溜まりが遅い -- (カルピ) 2009-07-27 17 37 38 No.243 超獣 パピルサグ (コモン) コスト20 -- (カルピ) 2009-07-27 17 40 27 ↑HP 440 ATK 65 光単 DF 45 速度 3 スキル;ゲート 特殊技 メタルコクーン 自身の防御力を一定時間大幅に上げる。連番で失礼します。 -- (カルピ) 2009-07-27 17 42 55 No250 親族 アズラエル (レア) コスト10 HP420 ATK30 -- (名無しさん) 2009-07-27 17 56 48 ↑雷単 DF35 速度3 スキル -- (名無しさん) 2009-07-27 17 58 58 ↑ゲート サーチ 特殊技 ライトニングギアス 範囲内の敵全てに雷属性のダメージをあたえる。さらに、防御力を一定時間下げる。 -- (名無しさん) 2009-07-27 18 03 30 海種 R アクアナイト コスト25 速度4 光複数 -- (イクス) 2009-07-27 18 16 08 ↑攻60 守55 スキルなし 特殊技 背水の陣 -- (イクス) 2009-07-27 18 18 03 ↑ 味方の施設がすべて封印される代わりに範囲内の味方の攻撃力、防御力、移動速度が上がる。ただし、効果終了後に自身は死滅する。特殊技によりこの効果を消すことはできない。特殊技のたまりが遅い -- (イクス) 2009-07-27 18 20 18 ↑ HP 400 -- (イクス) 2009-07-27 18 22 27 オートマトン 不死(コモン)コスト10 -- (名無しさん) 2009-07-27 18 34 15 ↑ HP360 ATK35(単) DEF45 3速 サーチ持ち -- (名無しさん) 2009-07-27 18 35 39 ↑特殊技「バトルサウンド」 範囲内の味方1体の攻撃力を一定時間上げる。 -- (名無しさん) 2009-07-27 18 36 44 ↑通常攻撃属性「撃」、特殊技種類「強化」、カードナンバー「279」、イラストレーター「小城崇志」 -- (名無しさん) 2009-07-27 18 44 24 アクアナイトの絵師ですが、塚本陽子さんです。 -- (イクス) 2009-07-27 21 29 52 闇複メフィストだけとか… -- (名無しさん) 2009-07-27 22 06 03 まさかの同種族メタ用特殊技か…。 末恐ろしい・・・ -- (名無しさん) 2009-07-27 22 12 29 魔種No.263 ストラス:速度3です(イラスト「仙田 聡」) -- (名無しさん) 2009-07-27 22 17 34 カリオストロはカードNo.246、スキル無し、絵師「春乃壱」です。 -- (名無しさん) 2009-07-27 22 22 37 ベヒーモスとイエティにさほど差が見えないんだが… -- (名無しさん) 2009-07-27 23 08 28 No.258 セーフリームニル 神族C HP460 ATK25炎単 DEF30 コスト10 速度3 スキル:なし 特殊:範囲内の味方全ての移動速度を一定時間上げる。ただし、特殊技ゲージの溜りが遅い。 -- (名無しさん) 2009-07-27 23 35 50 ↑特殊技名抜けてました 逃走本能 -- (名無しさん) 2009-07-27 23 37 51 機甲種No.273 ミラ イラスト『山宗』 -- (名無しさん) 2009-07-28 00 15 23 今回クロスオーバーはないの? -- (名無しさん) 2009-07-28 11 26 26 イラストは 超獣NO.243パビルサグ、超獣NO.244カリュドン、不死NO.281リャナン・シー共に『小城祟志』 神族NO.252サンダーバード『タカヤマ トシアキ』 神族NO.256カーマ、不死NO.278バーバ・ヤーガ共に『Tomatika』 魔種NO.266タールマン『甲壱』 不死ブギーマン『仙田 聡』 カードナンバーでは、【獰猛】ニーズベックはNO.242 シヴァはNO.267です -- (名無しさん) 2009-07-28 13 49 22 No.265 パズズ 魔種C HP400 ATK45炎単 DEF25 コスト10 速度4 スキル;ゲート 特殊技:悪霊の護符 範囲内の味方一体が撃属性の攻撃に対して、一定時間無敵になる。 イラスト:Nottsuo -- (名無しさん) 2009-07-28 14 02 07 ↑*7複攻ってところとLv上限かな・・・ -- (名無しさん) 2009-07-28 14 25 06 いwwwwwwwwwろwwwwwwwwちwwwwwwがwwwwwwwwいwwwwwww -- (名無しさん) 2009-07-28 16 40 06 インドラってダンピのコンパチっぽい。 -- (名無しさん) 2009-07-29 13 59 22 イラストレーター同じ人ばっかだな…いい加減センモニ変えた方がよくね?天野や野村大々的に紹介されてるけど結局一枚しか書いてないっていう -- (名無しさん) 2009-07-30 03 27 36 カイチの速度が4になってるのでどなたか修正をお願いします -- (名無しさん) 2009-07-31 12 54 38 【暴走】デネブ引いたけど暴走しない…… -- (名無しさん) 2009-07-31 17 42 13 関係ないコメントは控えようぜお前ら・・・ -- (名無しさん) 2009-08-02 09 51 37 デネブが暴走しても恐くない。 -- (名無しさん) 2009-08-03 13 51 01 インドラの絵師は小城崇志、パズズはNottsuo、ボーグルはタカヤマ トシアキ、【】デネブは山宗、クラウンは一徳 -- (名無しさん) 2009-08-06 22 04 17 デネブはむしろ暴走する前のが怖かった -- (名無しさん) 2009-08-07 00 42 27 センモニのイラストレーターでKEIとか黒執事の人とか黒神の人とか出せば人口増えるんじゃないかな? -- (名無しさん) 2009-08-07 00 43 54 ↑増えると思いますが、LoVⅡ稼働までムービーの内容の更新は残念ながら望めないでしょう…。 -- (HerMit) 2009-08-09 23 11 16
https://w.atwiki.jp/bananafish/
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます ■ 新しいページを作りたい!! ページの下や上に「新規作成」というリンクがあるので、それをクリックしてください。 ■ 表示しているページを編集したい! ページ上の「このページを編集」というリンクや、ページ下の「編集」というリンクを押してください。 ■ ブログサイトの更新情報を自動的に載せたい!! お気に入りのブログのRSSを使っていつでも新しい情報を表示できます。詳しくはこちらをどうぞ。 ■ ニュースサイトの更新情報を自動的に載せたい!! RSSを使うと簡単に情報通になれます、詳しくはこちらをどうぞ。 ■ その他にもいろいろな機能満載!! 詳しくは、FAQ・初心者講座@wikiをみてね☆ 分からないことは? @wikiの詳しい使い方はヘルプ・FAQ・初心者講座@wikiをごらんください。メールでのお問い合わせも受け付けております。 ユーザ同士のコミュニケーションにはたすけあい掲示板をご利用ください 要望・バグ・不具合報告はメールでお気軽にお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/ssmrowa/pages/22.html
「…………」 森の中、少女は地面に腰を落としていた。 その表情は蒼白で、呆然としていた。 突然どこだかよくわからない場所に連れてこられたと思えば、殺し合いの開始が言い渡され、一人の男の首が… 「……ウッ」 あの時の光景を思い出し、思わず嘔吐しかけるが、なんとかそれに耐える。 ただの中学一年生に過ぎない彼女…古谷向日葵にとってはあれはあまりにも衝撃的な光景であった。 「と、とにかく、移動しませんと…」 しかしそれでもなんとか気力を振り絞った向日葵は、デイバックを背負い立ち上がる。 こんなところに座り込んでいたら殺し合いに乗り気な人物に襲ってくださいと言っているようなものだ。 それに…とにかくなにかしていないと、またあの光景が蘇ってきそうで怖かった。 ガサッ 「だ、誰ですの!?」 ビクリとしながら、音のした方を振り返る。 そこにいたのは、一人の少年だった。 歳は自分より少し下だろうか。 服装は軽装で、頭には赤いヘルメットのようなものをかぶっている。 そして…その少年は険しい顔をしながら… 「うおおおおおおおおおお!!」 こちらに向かって走ってきていた! 「きゃっ!」 思わず後ずさりながら、両手を顔の前に出して防御とも呼べない防衛のポーズをとる。 デイバックの中は未だ確かめておらず、手元には武器などない。 とっさのことに、他に取れる行動などなかった。 そんな向日葵に構うことなく、少年は彼女に向けて走り、その距離をどんどんと縮めていき…… 「……あら?」 …通り過ぎていった。 やがて数メートル先の茂みで走るのを止めた少年は… 「はぁ~~!間に合った~!」 …小便をしていた。 こうしてコロッケと古谷向日葵は出会った。 あの後、ズボンを下ろして小便をするコロッケに向日葵が顔を赤面させるなどといったことがあったりもしたが、お互い敵意はないことを確認し、行動を共にすることになった。 そして二人は現在… 「このイカ焼き、上手いな~」 「………」 朝食中であった。 ちなみにコロッケが食べているのは彼の支給品である「はずれ」と書かれたイカ焼きである。 一方の向日葵は、先ほどから共通食料であるパンを手に持ったまま、手を付けていなかった。 「ヒマワリ、食わないのか?」 「え、ええ…ちょっと食欲が」 「だめだよ、ちゃんと食べないと大きくなれないって父さんも言ってた」 「…そうですわね、いただきます」 コロッケに促され、パンを口に運ぶ。 「あの、コロッケさん」 「ん?なんだ?」 「コロッケさんは、誰かお知り合いの方がこの場所に呼ばれてますか?」 あの場には知り合い同士が呼ばれていると鳩山ユキヲ(本当にあの元総理大臣なのだろうか?)と名乗った男は言っていた。 あいにく向日葵は、何が起こったのか混乱していたこともあり、知り合いを探す余裕などなく誰がいるか分からないのだが… 「う~ん、少なくともフォンドウォーって名前の仲間は見かけたよ」 「フォンドウォーさん…ですか」 「うん、背が高くて黒ずくめの格好だからすぐに見つかったよ!」 「く、黒ずくめの長身…」 聞く限りの印象では怖そうなのだが、どういう知り合いなのだろうか? 「ヒマワリは誰か知り合いが呼ばれてるのか?」 「残念ながら、分かりませんわ…」 そう言いながら、脳裏に浮かんだのは一人の幼馴染の姿だった。 バカで非常識でわがままで。 だけれども…いや、だからこそ放っておけない大切な存在。 (櫻子………) 心中で、その幼馴染の名を呼ぶ。 (もし、櫻子が死んでしまったりしたら…) そんな想像をしてしまって、慌てて首を振った。 そんなこと、考えたくもなかった。 (どうか、無事でいて…) 一方のコロッケ。 比較的能天気そうな様子を見せているが、それでも不安が無いわけではなかった。 いや、彼の場合、不安以上に…その胸に宿るのは怒りだった (仲間で殺し合いなんて…そんなの絶対に駄目だ) かつてピザの斜塔で禁貨をかけて行われた【裏バンカーサバイバル】 そこでは、脱落者が次々と壁の一部にされて死んでいった。 コロッケ自身が手を下して死んでしまった仲間もいた。 それでも戦いを拒む事などできず、無理やり生き残りをかけた戦いを強いられた。 この殺し合いは…そんな忌まわしき戦いの再来と言ってよかった。 (みんなで、帰るんだ) 最初の場所で、ユキヲという男は最後の一人になるまで戦えと言っていた。 その話を聞いたとき、コロッケの脳裏に浮かんだのは、雨の中動かない父の姿。 呼べども呼べども起きることのない父。 メンチがずっと一緒にいてくれたとはいえ、その瞬間だけは、確かに彼は孤独だった。 (一人ぼっちは、さびしいんだよ…) 朝食を終えた後、ひとまず二人は森を抜け、近くにある博物館を目指すことにした。 誰がいるかわからないとはいえ、知り合いを探そうと思えば、地図上にある施設に向かってみるのが最適だろう。 「それじゃあ行きましょう、コロッケさん」 「待って」 デイバックを背負って歩き出そうとしていた向日葵の腕を、コロッケがつかんだ。 「どうしたんですの?」 「う、うう……」 コロッケはうめき声をあげていて、身体も震えていた。 そんなコロッケの様子に、向日葵も心配になる。 朝食の時は元気そうだったとはいえ、やはり自分よりも幼い子供。 やはり、殺し合いというこの舞台が怖いのだろうか。 「大丈夫で……」 ぷう~~~~ん 「……え?」 突然聞こえてきた声に、思わず向日葵は目を点にした。 辺りに立ち込める臭い。 そう…それはおならだった。 「あ~、スッキリした~!」 「お、女の子の前で、お下品ですわ!!」 【B-4/森/一日目-朝】 【コロッケ@コロッケ!】 [参戦時期]:グランドパーティ終了後~バーグと再会する前 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、不明支給品(0~2) [スタンス]:対主催 [思考] 基本:仲間と合流して殺し合いを止める 1:向日葵と共に博物館へ向かう 2:仲間を探す 【備考】 ※支給品の一つ【はずれのイカ焼き@コロッケ!】を消費しました 【古谷向日葵@ゆるゆり】 [参戦時期]:不明 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、不明支給品(1~3) [スタンス]:対主催 [思考] 基本:知り合いを見つけたい 1:コロッケと共に博物館へ向かう 2:知り合いを探す、特に櫻子が心配 【備考】 影の功労者達 投下順 黒い白馬に跨った詐欺師が少女と共に前へ前へとバックした GAME START コロッケ 信じていいの? GAME START 古谷向日葵
https://w.atwiki.jp/kagamin_bocchi/pages/49.html
by、佐賀県 「うげ……風邪引いた…………」 体温計の数値は38.5℃。今朝起きたら布団が丸ごとはだけていたから、多分体を冷やしてしまったのだろう。 腹の具合が悪い。熱があるとわかると急に頭も痛くなってきた気がする。大学はあるけど休むしかない。テスト近いのに、大丈夫かな。 「とにかく薬……薬……ってあれ? ないの……?」 常備薬の入った箱を漁って見たが、風邪薬が一つも入ってない。 一人暮らしでこの状況は絶望的だった。だが幸いにも歩くことが出来ないほどの重態じゃない。 自分で薬を買いに行こう。私は服を着替えて、自転車の鍵を持って外に出た。 しまった。そう思ったのは近所のコンビニに来たときだった。 よく考えればコンビニに風邪薬は置いてないのだ。脳の回転がまずいことになっているらしい、こんな初歩的なミスをするなんて、私らしくも無い。 仕方無い。帰って、薬局の開く時間まで待とう。 「あ~……頭痛い……吐き気がする……それに夏だってのに寒いわ…………」 とりあえず食べられそうなものをと思って、プリンとアイスとヨーグルトを買っておいた。しかし今はとても口にする気になれない。 家に着いて、布団に潜り込む。それから薬局の開店時間まで、ひたすら布団にくるまってう~う~とうなっていた。 ひたすら気分が悪い。死にそう。吐くものも無いだろうに吐き気が止まらない。喉も痛いし鼻も詰まる。風邪の症状がメドレーで襲い掛かってきていた。うっぷ。ちくしょう。死にそうだ。 近所のドラッグストアの開店時間になった。私は立ち上がろうとしたとたん、床に倒れ込んだ。こけた時の衝撃で吐いた、その場で床に。汚い。しかし掃除をする元気があるわけがない。 「ごほ……げほ…………」 這うようにして洗面所まで行き、口の中をゆすいだ。 それから熱を測りなおしてみた。1分後、体温計の示した数値は………… 「40.5℃…………朝より上がってるし…………」 まずい。本気でまずい。症状も目で見てわかるほど悪化している。頭が痛い。景色がぐにゃぐにゃする。 こんな状態で外に出るのは果てしなく危険だとわかっている。でも、自分で行かないと、他に薬局まで薬を買ってきてくれる人なんて…………私にはいない。 さっき床に吐いたとき、服が汚れたから着替えることにした。ひどく汗をかいたので下着も替えることにした。 辛さと、みじめさとで、私は泣きたくなった。 いや、泣いた。涙をぼろぼろこぼして泣いた。寂しい、辛い、誰か、誰か助けて。おかあさん。おとうさん。 ノスタルジーな感傷に浸ってる場合ではない。動け私の体。じゃないとやばい。今死ぬ。本気で死ぬ。昔の人は風邪が原因で普通に死んでたんだぞ。 ましてこの21世紀に風邪で死にましたなんて文明人としての恥だ。おまけに大学生がアパートで孤独死なんて洒落にならない。私は外に出て、文字通り必死で薬局を目指した。 自転車は使えない。確実に転ぶ。徒歩で行くしかなかった。 これほど孤独を痛感したことは無かった。自分がこんなに弱い存在だったと初めて知った。 そう、私は孤独なんだ。風邪を引いてなくても変わらない。私は一人。大学に入ったときからずっと、これからもずっと。 大学を出て、働き出して、どうするんだろう? きっと今と変わらない。孤独な生活が待ってるんだと思う。自分から変わろうとしないで、一体何が変わるものか。 これからも私は一人ぼっちで生きていくんだ。一人分のご飯を作って、一人で食べる。そうやって、30歳になっても、40歳になっても、ずっと一人ぼっち。そしていつか今日みたいに。本当に誰にも助けられないでアパートの一室で孤独死するんだ………… 「おーっす、どったの柊ぃ? 気分悪そうジャン」 女の声が聞こえる。誰だよ? あたしがこんなダブルで胸くそ悪い時に、そんな嬉しそうな明るい声で話しかけてくるやつは? 「………………日下部? 奇遇ね……あんた何してるの?」 ぼやっと歪んだ視界の中に、高校の頃の同級生、日下部みさおの姿があった。別々の大学に進んでからはほとんど連絡もとってなかった仲だ。それがなんで今、ここにいるのだろう? 「そりゃ柊が心配だったから来てあげたんだよ! 風邪なんだろ? もう安心していいよ。柊っちは一人じゃないからね! あたしはずっと柊の友達だよ!」 大きく開いた口から八重歯を覗かせて、屈託の無い笑顔で日下部が言った。 私が友達……、そう言ってくれるのはすごく嬉しい。涙が出そうになるほど嬉しい。 私にも確かに友人がいた。きっと彼女らが今の私を見たら、そんな風に優しい言葉をかけてくれるのだろう。そう思う。本当にそう思う。きっと彼女がここに居れば。そう言ってくれるのだろう。 「…………はいはい。もういいわよ……。黙って……。わかってるわよ…………」 目をこすり直して、もう一度前を見る。 そこには誰もいない。ただむなしく町の景色を映し出す透明な空間があるだけだった。 今度こそ私は涙を流した。嬉しくてではなく、ただ悲しくて。 「だ、大丈夫ですか……? 顔色すごく悪いですけど……」 ドラッグストアの店員、アルバイトらしき若い男性が私を見てそう言った。 私は、大丈夫です、と心にも無い言葉を返して店を後にした。買った薬はその場で栄養ドリンクと一緒に飲んだ。でもすぐに効く訳が無いのでまだ気分はすこぶる悪い。 でもこれで後は帰って寝てれば、そのうち治るだろう。そう思うと気分は楽になった。あとは帰るだけ、帰って布団に潜り込むだけでいい。私は帰路を急いだ。 しかし一つだけ問題があった。体がもう限界なのだ。おそらく熱はさっきよりもっと上がっているだろう。 下手したら42℃を超えているかもしれない。頭だけでも急いで冷やさないと本気で後遺症が残りかねない。20代のうちから将来のアルツハイマーの種を植えておくなんぞ冗談ではない。 急ごう。目の前がふらふらするから急げないけど、できるだけ早く帰るようにしよう。私は危うい足取りで家を目指して歩いた。目の前の景色がよく見えなかった。だから、前から歩いてきた男の集団にも目が行き届いていなかった。 前から歩いてきた男性に、私は思いっきり正面衝突した。 「痛っ! おうそこの女あ、どこ見て歩いとんじゃいっ!」 低い男の声が頭の中にぐわんぐわん響く。私は肩を掴まれて無理やりに振り向かされた。 目の前には男が数人、私より頭一つ大きなその男たちはどれも派手な出で立ちで、茶色に染めた髪を跳ね上げていたり、無骨な大きいピアスをぶら下げていたりと、少しまともとは違う格好をしていた。 「おらなんとか言ったらどうねっ!? ヒトに肩あぶつけといて黙って行こうっちゅう法は無かろうがっ!」 胸倉を掴み上げられ、がくがくと揺らされた。頭が痛む。何か言おうと思っても、意識が混濁していて口がうまく動かない。 「こんボケがっ! ボーっとしおってヤク中かいワレ!!」 ばっ、と急に体を投げ捨てられた。私はそのまま路肩に倒れ込んだ。男たちはニ、三言悪態をついてから去っていった。 立ち上がろうと思ったが、うまくいかない。私は立ってているのか、それとも横になっているか、よくわからなかった。 通行人たちは何も気にせず私の傍らを通り過ぎていく。むしろ心一つ近寄りたくない風に、早足で去っていくように見える。無論だれも私に心配して話しかけたりはしない。都会の人間なんてこんなものだ。逆の立場なら私だってそうしただろう。 そうだ。だから私は今ここに一人でいるんだ。誰にも気をかけない人間は、誰にも気をかけられない。そういうもの。自然の摂理だ。 思えば高校の頃の友人たちは変わり者だった。私はどれだけ彼女たちが人懐こい猫のようにじゃれ付いてきても、ずっと突き放すような冷たい態度ばかり取っていた。みんな本当はすごく私に気を使ってくれていたのかもしれない。 私はなんとか立ち上がった。だけどどこに向かって歩けばいいのだろう。一人暮らしのアパートの部屋? そこに何があるの? いくつもの月日をそこで過ごしたけど、一体何が変わった? 何も変わってない。同じ毎日の繰り返しばかりだった。 いつもそこには自分一人だけ。きっとあの部屋をビデオカメラで撮影していたら、その映像は延々と同じ景色が続いていることだろう。いや、あの部屋だけじゃない。私の回りはいつも虚無に満ちていた。一人ぼっちで過ごす毎日がずっとずっと続いていた。 楽しくも無い日々。これまでも、これからもずっと変わらない日々。そんなものに何の執着があって、私はこんなに必死で生きているんだろう? よくわからなかった。 ああ、足元がおぼつかないと自分でもわかる。ふらふらする。車の音が聞こえる。横断歩道。信号の色はよく見えない。また車の音が聞こえる。私は、ただ前に足を踏み出そうとした。 「やっほーかがみん。久しぶりだね。大学は休み? 何してるの?」 と、そこで後ろから話しかけられた。私は振り向いて、自分より頭一つ低い位置にあるその顔を見た。 こなた……? あんたこそ何してるのこんなところで? 「私は、なんか大学で『はしか』が流行ってるとかで休みになったんだよ。かがみのトコは大丈夫?」 あ~、そういやなんかニュースでやってたわね。ひょっとして、ウチの大学も今日は休みだったのかしら? だったら授業のことは気にしなくてよかったのね。 「それでアキバにでも遊びに行こうと思ってたんだけどさ。急にかがみんの顔が見たくなっちゃってねー、家まで行っても留守だったから探したんだよ?」 そう……、…………はあ……、うれしいこと言ってくれるわね……、さすが幻覚なだけあるわ…………。 「ん? 何言ってんのかがみ?」 わかってるわよ。どうせあんたも消えるんでしょ? 私に友人は確かに居た。でももういない。だから、もし目の前にひょっこり現れたとしても、それは夢であって、現実ではないんだ。 「あれ……? ひょっとしてかがみ調子悪い? なんかすっごく顔が真っ赤なんだけど」 …………こなた、こうして面と向かって言うことは最後の最後まで無かったけど、私あんたを親友だと思ってた……。 「ほへ? 何言ってんのかな、かがみん? 死亡フラグ立ってるよそのセリフ……」 いいじゃない。どうせ消えてなくなる幻なら最後まで言わせて……。 私ね。みゆきより、つかさより、他の誰よりあんたが好きだった。冷たく当たってばかりだったけど、本当はすごく好きだったのよ。惹かれてたんだと思う。自分の気持ちにどこまでも素直なあんたに。 ずっと素直になれなくてごめんね。こんな私に、ずっと優しくしてくれて、ありがとう。本当にあんたには感謝してるわ。 「ど、どどどしたのかがみ? なんかヘンだよ!? 妙に顔も熱っぽいし……私そういう系はROM専で、自ら参加するのはちょっと…………」 勘違いしないでよね……、別に私が言ってるのは、そういうアブノーマルな関係じゃあ…………。ああ、でもそれもいいかな……? だってそういう関係になっちゃえば、ずっと一緒にいられるんだもんね。 こなた…………お願い、どこにもいかないで……。私を一人にしないでよ…………………… 「あれ? かがみ? おわっ! ちょっと奥様、街中でそんな大胆な!! …………ってあれ? もしもし、かがみ……? かがみっ! わーすごい熱っ! ちょっ、しっかりしてよかがみー!」 目が覚めたら、そこは自分の部屋だった。 私、どうやって帰ってきたんだっけ? 確か薬を買いに行って、その帰り道だったはず。そこまでで記憶があやふやになってるけど………… 体を起こす。体調はだいふ回復しているようで、楽に上体をあげることができた。 ぽとり、おでこの上に乗っていたらしい濡れタオルが腹の上に落ちた。 「おー、やっと起きたねかがみ。もう夕方の5時前だよ」 「大丈夫、お姉ちゃん……? もう熱は下がった?」 「念のため今からでも病院に行って診てもらったほうが、よろしいかもしれませんね」 声が聞こえた。懐かしい声。みんなの声を電話越し以外で聴くのはずっと久しぶりだった。 でも、まるで昨日の事のように思い出せる。あの頃と変わらない。みんなの声が、姿が、そこにはあった。 「つかさ……。……みゆき。……こなた…………」 手狭なワンルームの部屋に3人が並んで立っていた。今まで自分一人でいたから、この部屋がこんなに狭かったなんて思っても見なかった。 もう頭痛もしていない。意識ははっきりしている。だからわかる。これは夢とか幻とかじゃなく、本当にみんながここにいるんだ。 「どうして……? なんでつかさたちが私の部屋にいるのよ?」 「こなちゃんがね、電話してきてくれたの。お姉ちゃんが急に倒れたから、って。それで私も大急ぎで来たんだよ」 「私も同じく、泉さんからお電話をいただいてすぐに。心配でしたが、ただの風邪だったようで、一安心です」 そうなの、迷惑かけたわね。私はそう言おうとした。迷惑だったわね。でも別に平気よこのくらい。私は別に風邪を引いたくらいで、体と心が参るほど弱い人間じゃあ…………そう言おうと思って…………。 「…………ありがとうみんな。わざわざ私のために来てくれて、本当にありがとう…………」 そう、呟いた。 ありがとう。本当にありがとう。心からそう思った。 強がってばかりだったけど、すごく寂しかった。会いたかった。みんなに。 「そ、そんな。当たり前だよ。ねえ、ゆきちゃん?」 「ええ、だって私たちは友達じゃないですか」 みゆき……、つかさ……。そっか…………。そうだよね………… 「ん~~?? 久しぶりのかがみんはなんかデレっぽくなったね~! かわいいよぉ~かがみ~ん」 「おわっ!? ちょ、なにをする! じゃれつくなこのっ!」 こなたは体を軟体動物のようにうねうねさせながら、私の頬をつんつん突っついた。 「あれ~かがみさっき言ってたよね? 私のこと親友だと思ってるんでしょ~?」 ぴしっ、私の思考回路が瞬間凍結した。 あれは、まさか、夢でも幻でもなくて、本当にこなただった……? 「ね~かがみん? 私たち親友なんだよね~、あたしのこと大好きだって言ったよね~」 「すっ! 好きとは言ったけど、大好きとまでは言って…………はっ!?」 「や~ん! かがみんに告白されちゃったー! かあいいよぉかがみ~! お持ち帰りしたいー!!」 「あっははは、こなちゃんそれ私のネタだよ~」 「あらあら、泉さんも隅に置けませんわね」 「だーっ!! 帰れお前らー! もういいから帰れーー!!!」 結局、その日はみんな夜までずっと私の部屋にいた。いつ熱がぶり返すかわからないし、心配だから、と言うことで。 夜になって、つかさとみゆきは私の部屋を後にしたが、こなたは明日も大学が休みなので泊まらせてくれと言ってきた。断ろうにも、散々世話になった手前そうは言えない。聞けば、街中で倒れた私を家までこなたが一人で運んでくれたそうだった。 しかもその後も付きっ切りで看病して、起きたときにはお粥まで作ってくれていた。これを無下に扱ってはさすがにバチが当たるかもしれないと思った。 客用の布団は一応あった。ただし今までたまに遊びに来たつかさが数回使用した程度で、ほとんど新品同様だ。それをこなたに出した。 え~かがみと一緒のお布団で寝たい~、とふざけたことを言ってきたが無視した。 「じゃ、電気消すわよ」 「うん。いいよー」 部屋の灯りを落とす。外からは街の明るさと車の行き交う音が微妙に部屋に入ってくる。それでも部屋は静かだった。いつも通りの私の部屋の静けさだった。 「…………あのさ、かがみ」 「……なによ」 ふと、こなたが話しかけてきた。 「ん~、いや、何でもナインだけどね…………」 こなたはそう言って口をつぐんだ。私は黙っていた。すると、こなたがまた話し出した。 「かがみがさ……もし寂しかったら、いつでも私に電話していいからね…………」 「………………なに言ってんのよ……、別に、寂しくなんかないわよ…………」 「ん~……、じゃあ、寂しくなくてもいいから、ちょっとでも私のことが頭に浮かんだらさ、電話とかメールしてね…………」 「…………………………わかったわよ。しょうがないわね…………。でもあんた、高校の頃は携帯にかけても全然出なかったじゃない…………」 「今はちゃんと持ち歩いてるよ。だからね……今日みたいな時も、電話してくれたら、私どんなに忙しくても、絶対かがみのこと助けに来るから。……私がそうしたいから…………」 それっきり、私たちは二人とも何も言わなかった。 聞こえてないわよね……? いくらなんでも……ひぐっ……こんなの恥ずかしすぎるわよ…………うぐっ……優しくされたのが嬉しくて、泣いちゃうなんて………… 枕に涙の粒が落ちる。頭まで布団をかぶって、嗚咽を殺して私はひっそりと泣き続けた。 ありがとう。こなた。本当にありがとう。私は心の中で何度もそう繰り返した。 あの頃の夢をよく見た。 高校生の私。制服を着た私。 クラスの違う友達と一緒に、なんてことない世間話をしていた。 つかさはいつも笑っている。こなたはまたバカなことを言っている。みゆきも天然な事をよく口にする。 私はいつも、あの頃の夢ばかり見ていた。あの頃は楽しかった。あの頃に戻りたかった。 だから目が覚めて、薄暗い部屋の天井を見るたびに泣きたくなった。楽しい夢の世界から、一人ぼっちのいつもの自分に戻ってしまうから。 夢の続きを見ていたくて、枕に顔をうずめた。でも夢は夢。いつか終わる。終わったらまた一人。それがすごく嫌で嫌でしょうがなかった。 でも頑張ってみよう。そう思った。 あの頃の明るく輝く日々を、もう一度作ってみよう。あの頃は、私が黙っていても、つかさが、こなたが、みゆきが周りを回って私を照らしていた。私が黙って、冷たく澄ましてても、みんなが明るく楽しませてくれていた。 それが私にも出来るかもしれない。いや、みんなやっていることなんだ。だから私にもきっと出来る。 ずっと諦めてた。でも私はもう一人ぼっちは嫌だから。私も明るく輝いてみよう。精一杯努力してみよう。 幸運の星になれるよ。私もきっと。 完
https://w.atwiki.jp/titech_bocchi/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/kagamin_bocchi/pages/101.html
※このスレのオリキャラは全てかがみの別の人格です 台詞をすべてかがみ「」に変換すればただかがみが一人で騒いでるようにしか見えません かがみは毎日のぼっちのあまりの辛さに精神に重い病気を患ったのです
https://w.atwiki.jp/kikipedia/pages/568.html
0001-0050/0051-0100/0101-0150/0151-0200/0201-0250/0251-0300/0301-0350/0351-0400/0401-0450/0451-0500 0401 Pocopen(2007-11-8)応援団:団長-akin8823 所持金:5800ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:5900ペソ 氷の彫刻 雪女さん まァまッ、結晶町二丁目の雪女さん ありがとうございますノシ持込みも大歓迎なのね☆ぽっ☆ この氷像の殿御、アタクシも好みですわァ♪・・・でも、どおして!? どおして!?雪子先生も、雪女さんも、中にw 中にィww(爆) 0402 Pocopen(2007-11-8)スネ愛護班-nanaki 所持金:2200ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:2300ペソ 首切れメリーゴーランド 首切れ馬 まぁ!! 血黙り町の首切れ馬さんまで、ありがとうございますノシ ん~ww エクセレント なのね☆樹木子で制作されているだけあって、大迫力のメリーゴーランド なのね。メリーゴーランドに、「迫力」を付加するのは・・・貴方様だけ・・・いや、妖界ならでは(笑)なのね。 0403 akin8823(2007-11-8 )姐さんとネタかぶってましたね。すみません(^_^;)スネ組制作 スネコスレンジャー・コスチューム 元は図工の課題だったのですが、親御さんが制作した作品続出で、、、、じゃあいっその事「園児が着た状態で学園祭に出展しては?」という事になりまして学園祭終了までスネ組は全員がスネコスレンジャー状態です。「可愛い」と好評なのはいいけど最近なにか”酸っぱいかほり”が漂い始めております。。 0404 shion(2007-11-9)私も出品するしか~… 馬鹿より 能無いメーカー お名前を入れるんだうまー。 しかーし、何も起こらないんだうまーー。 0405 hyousen(2007-11-9)「うましか」さんの口調がムテキな感じですwwではでは、コチラもまたまた作品出展☆ 妖怪名 七本鮫 作品名 さめはだボーリング 1 「がんばって 2 「ボーリングセットを 3 「つくりました★ 4 「レーンがボツボツしていて 5 「いかんせんボールのすべりが~わるぃんだけどぉ~ 6 「そこはポンド数でごまかしてチョ! 7 「あ、ピン七本しかつくってないよ! 全 「う!! 0406 KARASU(2007-11-9)出品者 世の中の仕組一同 作品名 シュール人生ゲーム 一ヶ月かけて作りました。マスは「何となく歩いていたら小袖坊に袖を引き千切られた」とか「天狗の礫を浴びまくる」とかそんなん。 0407 Pocopen(2007-11-10)応援団:団長-akin8823 所持金:5900ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:6000ペソ あきさん おはようございますノシ いえいえ。 狙ってるのかと思いましたよ!連続してただけに よけい面白くて楽しませて頂きましたww スネコスレンジャー・コスチューム スネ組制作 わァお!! とぉ~ってもソソルのね☆ んじゃァー、此のまま全員がスネコスレンジャー状態で、「発表会」にもでてもらうか・・・発酵するな、タブン。。 0408 Pocopen(2007-11-10)鬼事メーカー/shion 所持金:1400ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:1500ペソ 能無いメーカー 馬鹿より うまァーー! 血黙り町二丁目の馬鹿さん、ありがとうござい なのね☆ ふむむ・・・名前を入れるぅ・・・ ・・・ ・・・ ?アチシの名前が悪いの? なんで? 何も起こらないんだうまーー。と、皆、つい、叫んでしまうまーー。 0409 Pocopen(2007-11-10)スネ愛護班-hyousen 所持金:2100ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:2200ペソ さめはだボーリング 七本鮫 にゃは~、肌町一丁目の七本鮫さん ありがとうなのね☆ 力技でボツ押してけ!の、ボーリングセット!?なのね。ドゴォーーーーんっとぶち込むのね!!「う!!」 指が、もげそう・・・ 0410 Pocopen(2007-11-10)暗部:司令部-KARASU 所持金:7250ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:7350ペソ シュール人生ゲーム 世の中の仕組一同 シュールな一ヶ月を費やして作ってくれたのね。マスは、シュールに満ちた出来事で埋め尽くされている のね☆此れで、当園も、年末商戦に参加するのね!! 発売に向けて、またもやシュールな日々を送ることになるのね。 0411 yoshino(2007-11-20)あきさんのお品、暗部作よりブラックでやられましたよwwwではでは…あら? 暗部で何やら動きが…<暗室(暗部職員室の略)にて>油:「桐一先生、どうなさいました?」桐:「宝田先生から、校門のところに置いてあったと渡されまして…」紅:「ボトルシップねェ、学園祭の作品かしらァ」神:「死の匂いはしないな…悪意はないようだ」瑪:「父兄の作品でしょうか。ジョ兄ウォーカーの瓶だし…」香:「ラベル貼ったまま作ったんですね、わぁ器用♪」瑪:「そういう問題じゃないでしょ! 一体誰が…」雪:「ひとまず、ラベルを剥がしますね。ふーっ!」一同:「おーっ!」油:「船に、文字が書いておる…なになに…ん??」紅:「えーっとォ、るまけあつま…これなにィ?」神:「この船の名前なんだろ」桐:「ですが、意味が解りませんよ」香:「右から左に読んだりして」瑪:「またトボけたことを…あ、もしかして」雪:「まつあけまる…松…あけ…丸…松明丸!?」瑪:「あ、ボトルに薄く『タイマツマン様』って書いた跡が…」油:「キープしてたボトルなのか…」一同:「…」香:「へぇ、飲み屋さんとか行くのね。いつかサイン貰えるかしら♪」というわけでタイマツマン 制作 ボトルシップ 教訓…漢字の書き取りをきちんとしておかないと、大人になって恥をかきます。 0412 KARASU(2007-11-20)めもめもめもめも 作品出すのすーっかり忘れてました。なので出します。出品者 組を超えて暇な園児一同 作品名 だらだらグッズ 一度使ったら二度と起き上がりたくなくなる枕、一度使ったら二度と出られない毛布など、兎に角だらだらするためのグッズを作ってみました。学園祭が終わったら売っても良いよ、ということになっています。 0413 Pocopen(2007-11-30)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4650ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:4750ペソ よしのさん お久しぶりです、おはようございます~ノシノシレスが大変に遅くなり申訳ございませんww暗部構成員総出演での作品紹介!? ありがとうございますぅ~♪ではッ ボトルシップ 制作:タイマツマン え~w、暗室!(爆) 暗部専用職員室の存在が明らかにィww更に、タイマツマンの飲み屋通いが、発覚してしまいましたねッ☆ジョ兄ウォーカー(w爆)の、勿論! 赤ラベル♪おっとォ、アレは何だァ??? ひゅゥるるゥ~ドオぅっ 「萌える・・・ンッンー 燃える漢!タイマツマン参上ォ」 好きな色は、赤仕事は、完全燃焼趣味は、ボトルシップの制作(仕事は豪快にいくが、趣味は・・・ちまちましてるのさ。)そして、スナック「炎裸煙裸」の常連客だぜっ!(照w)ママの炎裸ちゃんに惚れてる事は、此処だけの話だぜェ。あっと、そうだった!皆、漢字の書取してるかなァ~? あっしの船の名前もドンドン書いてくれよな!!じゃっ、百マスの中で皆に会えるのを楽しみにしてるぜィ!ノート・・・燃やしちまったら、勘弁なッ。ハァッハッハッハァ~じゃァなッ!・・・ドオぅっ 0414 Pocopen(2007-11-30)暗部:司令部-KARASU 所持金:7350ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:7450ペソ からすさん お久しぶりです、おはようございますぅメシ いえいえ~そんなァ、私の方が・・・すーっかり忘れてましたって、感じで・・・申し訳無い限りです。ありがとうございます☆だらだらグッズ組を超えて暇な園児一同 一度使ったら二度と起き上がりたくなくなる枕 一度使ったら二度と出られない毛布など、兎に角だらだらするためのグッズ。※学園祭終了直後に、販売致します。 だらだらする・・・いいですねェ☆ 冬に、こんな魅惑の!?グッズは命取りです!我家にもあるよ!「だらだらグッズ」・・・そうか、グレート幼稚園の学園祭で購入してきてたのかッ!!今年もイソイソと出掛けていったが・・・またか!? 買って来るのか!? 増えるのか!? 二度と起き上がらないつもりか!?・・・ポポポ家の運命や如何に!! 0415 hyousen(2007-11-30)こんばんはノシノシ かなり久々になってしまいましたが、じゃきんと作品を展示させていただきます☆ 出品者 米かし 作品名 米だ字 「小豆洗い」さんの友人「米かし」さんが日々洗ってるだけってのもなんだからと、言う理由で凝り出した細字書きの作品集。ただし、作品集としてひとつにまとめる方法が「おむすび」にする、というものだったため、梅干パワーで赤く染みてる作品がある、内側の作品を垣間見るのがとても面倒くさい、などやや難あり(笑) 0416 KARASU(2007-12-5)もこもこですw 妖怪名 疫病神 作品名 陰古縁座(8万倍サイズ) 今年もこの季節が来ましたねめでたし。 0417 Pocopen(2007-12-9)スネ愛護班-hyousen 所持金:2200ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:2300ペソ ひょうせんさん おはようございますノシノシ じゃきんと展示して頂き、ありがとうございますぅ。 米 だ 字 米かし 日々の単調さにちょっぴり疑問を抱き、発起した!?「米かし」さんwありがとぅ!!しかし、作品集としてまとめる程に熱中していたとは。やや難あり(笑)らしいですが・・・・・・どれどれ。梅干パワー(笑)みなぎる作品!!思い切った塩加減で、その輝きを増してる作品!! などなどおむすびにまとめた甲斐は・・・あった・・・感がいたしますぅ。 0418 Pocopen(2007-12-9)暗部:司令部-KARASU 所持金:7450ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:7550ペソ からすさん おはようございますノシノシ もふぉもふぉです!陰古縁座(8万倍サイズ)疫病神 はい。来ましたねェ、もうすっかりそんな季節ですぅ。疫病神さんwwう~ん・・・やる気満々ですかァ?ともあれ!? 見惚れてしまう びゅ~てふぉ~な作品です。ありがとうございますぅ!疫病神さんならではの作品ですな。・・・見ただけで感染しそうですよォ 0419 Pocopen(2007-12-9)先日、無事に学園祭も大盛況の中終えることが出来ました。此れも、ひとえに皆様方々のお陰でございます。バザーに出品して下さいました方々・・・儲けさせて頂きました☆渾身の作品を出展して下さいました方々・・・ポポポの森美術館に寄贈しておきましたァ☆ありがとうございましたァ!!!!かァ~なァ~りッ!! レスが遅れていたにも関わらず、最後までお付き合い下さいましたこと深く深く深くお礼申し上げます。では! 皆様ガタガタまた、あう日まで☆ 0420 Pocopen(2008-3-26)突然ですが帰って来たぞッ 帰って来たぞォー ポ~ポ、ポポポォ~♪はいッ! ただいま☆もうすぐ四月 新しい年度の始まりッスね♪そォ!! 身体検査 の季節よォーーーー(ホント!?)そんなこんで(?) 此処 グレート幼稚園でも、身体検査が行われますぅ~ しかぁ~しッ!ポポポの森は妖怪達の森グレート幼稚園は 妖怪さん達だけが通う幼稚園だったら、だったら、だぁ~ったらッ!身体検査も、ちょっと!?変わっているはず! その実態とは!?久しぶりだったんで(笑) 前振りハリキっちゃいましたがwと、言う訳で其のちょっと!?変わった身体検査を ご投稿下さいませ。○○検査 ○○検診 ○○測定 を書いて頂きましていったい 何を! 調べるのかいったい どこを! 測るのか などなど楽しくも たぶん無駄な 身体検査の投稿を お待ち申し上げております。 0421 hyousen(2008-3-27)Pocopenさん、こんばんは。身体検査!!新学期といえば、新しい教室、新しいセンセイ、そしてコレですねwwではでは、こんなものでしょぅかとオッカナビックリ ジュウ検査 主に火の妖怪さんたちが測定する検査。和紙でつくった〔こより〕を徐々に近づけてゆきどの程度の距離でそれがジュゥと音を立てるかを測定します。陽火と陰火の差を測るのが測定の趣旨らしいのですが一説ではただの紙屑処理との声も(笑) 0422 KARASU(2008-3-27)身体検査…。えっと。 皿測定 河童の皿のサイズを測る。別名:ハゲ進行検査 0423 Pocopen(2008-3-27 )スネ愛護班-hyousen 所持金:2300ペソ 検査料 100ペソ × 一種類 合計:2400ペソ hyousenさん おはようございます!早速のご投稿 誠にありがとうございます。新学期・・・うんうん。新しい教室、新しいセンセイ、そしてコレですよねーご同意ありがとうございます(笑)それでは、一体何を検査!したのでしょう・・・ ジュウ検査 主に火の妖怪さんたちが測定する検査。和紙でつくった〔こより〕を徐々に近づけてゆきどの程度の距離でそれがジュゥと音を立てるかを測定します。 えw きましたねェ『楽しくも たぶん無駄な 身体検査!』ですが! 予想に反して!?実用的でもありましたねェ☆だって、だって、紙屑処理 出来ちゃうんですからぁ~(w爆)それに、タイマツマンを有している我が園にとってこれ程 重要な検査はございません。アツイモノ達勢揃いの「新撰組」の皆さんも必須ぅの検査となっておりますそォ!! たとえ陽火と陰火の差を測定出来ずとも園内は紙屑一つ落ちていない クリーンな状態を保てます。 0424 Pocopen(2008-3-27)暗部:司令部-KARASU 所持金:7550ペソ 測定料 100ペソ × 一種類 合計:7650ペソ KARASUさん おはようございます!早速のご投稿 誠にもってありがとうございますノシ ではでは、一体何を測定してくれたんでしょうか? 皿測定(別名:ハゲ進行検査)河童の皿のサイズを測る。えっと、字の色が色だけに・・・血液検査かと・・・河童の皿! 大きければ良い という訳では無かったようです・・・この測定には、何やら切なる想いが駆け巡っているような!?いやっ! むしろ進行が芳しくない方が 「ダメじゃん!」な感じでしょうか?「やっべェー オレっちの皿 ちぃさッ!」「やったァー♪ おいらは、去年より0.4㎜広がってたじょォー」どちらにしろ!? 河童さん達の一喜一憂が見られる貴重な!?日では、あるようです!(笑) 0425 yoshino(2008-3-27)Pocopenさんノシノシ こちらでは、お久しぶりですネ☆出会いの季節に相応しい、爽やかなお題に目を輝かせながら、腕を揮わせていただきますゞ 飢えすぎ検診 スネコスリ組の総出で、他の園児たちの餓鬼度を判定します。大切なスネコスリたちを毒牙にかけそうな分子を発見したら、即ブラックリスト(=暗部名簿)入り!wどんな道具を使用するかは、企業秘密です♪ 0426 hyousen(2008-3-27)ではでは、続きましたこんなもの 排ガス量検査 狸さんや川獺さんイタチさんなど、化ける動物さん系の妖怪さんが行う腸の検査です。煙々羅さんなどがフラリと検査をしたりするそうですが大抵、他の身体測定終了時(=最後)にとりおこなわれるケースが多いようですナ。お尾篭なコトで(恥) 0427 Pocopen(2008-3-28 )暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4750ペソ 検診料 100ペソ × 一種類 合計:4850ペソ yoshinoさん はい、お久しぶりです☆ それでは~、存分に揮って頂いてるんで(w爆)早速、どんな検診が行われたか見てみましょう~♪ 飢えすぎ検診スネコスリ組の総出で、他の園児たちの餓鬼度を判定します。大切なスネコスリたちを毒牙にかけそうな分子を発見したら、即ブラックリスト(=暗部名簿)入り!w爆!えw 流石!! ”キング ” です! あまりにもピッタリとハマリ過ぎてて、「越後の虎」もお喜びなのでは!?(笑)そうですね。この検診も、我が園にとっては欠かすことが出来ないものです。スネコスリ組の教室は、デカイ檻で出来てますからねェ~この検診ばかりは、暗部もスネ愛護班も厳戒態勢!?どんな道具・・・って、やっぱ・・・ねェ!?ヨダレを測定・・・するんでしょうか・・・暗部に保管されている「ブラックリスト」は、コレ!だったのか(爆) 0428 Pocopen(2008-3-28)スネ愛護班-hyousen 所持金:2400ペソ 検査料 100ペソ × 一種類 合計:2500ペソ hyousenさん 続きまして ありがとうございます!それでは、今回は何を検査して頂けたのでしょうか?排ガス量検査 狸さんや川獺さんイタチさんなど、化ける動物さん系の妖怪さんが行う腸の検査です。えっと・・・肺じゃなくて、腸の!検査なんで・・・やっぱ、アッチですか!?(爆)音の測定もしたり!? dBデシベルでw煙々羅さん! 必ず最後にお願いしますよォー。 0429 KARASU(2008-3-28)某烏のヨダレはビーカーとかじゃ収まりません。ユーラシアプレートを覆い尽くします。 食診 とりあえず食べる。食べた量で健康かどうか測る。 0430 yoshino(2008-3-29)めもめもめも… 侠客検査 園内で学んでいる正義感が、しっかり身についているか測定します。年中組以上が対象。間違ったことを覚えていないか、困っているお友達を助けられるかどうかなど、特別な教材を用いて確認していきます。あれれ?な子どもたちには、宝田先生と近藤先生の補習が待っています☆ 0431 nanaki(2008-3-29)死力検査 手の目、尻目、百目、目目連などの目の妖怪さん限定の検査。その妖怪によって、使用する測定器具は違い例えば尻目の死力測定法は、逆立ちして目を見るというもの。妖怪の視力は眼力が強いほどいいとか。 0432 hyousen(2008-3-29)ムチュ測定 白坊主や黄粉坊、土転びや有夜宇屋志などといった妖怪さん達のまんまる体格のムチュムチュ度を精査に測定します。もちろん、専門担当医は寝肥女医 S でございます。ムチュ。 0433 nanaki(2008-3-29)骨密度測定 化鯨や狂骨、目競、骨女などの骨系妖怪の骨密度を検査します。ちょっとヘルニア気味の妖怪さんには、骨に活力を!でおなじみの「件乳」を贈呈しています。 0434 yoshino(2008-3-30)だんだんと、身体検査からかけ離れそうな予感… 髪育検査 おとろしさん、髪鬼さん、毛羽毛現さん、毛娼妓さん、魍魎さんなどを中心に、毛髪の育ち具合を調べるというもの。その妖怪さんに相応しい毛量、毛質が望まれます。育ちすぎのお友達には、もれなく黒髪切りさんか髪切りさんのカットがついてきます。お好きな方をご指名ください。 0435 KARASU(2008-3-31)伸長検査 見越し入道の身長とかろくろくびの首とかがどれくらい伸びるかを検査する。結果が悪かった妖怪は氷泉先生に特訓される。 0436 hyousen(2008-3-31)特訓させるんだwwww ほこり測定 からかさやちょうちんなどなどなど付喪神な妖怪さんが毎年とりおこなっている測定です。ほこり量が余りにも足りてない妖怪さんは幼稚園の物置で2、30分激しく遊んでいただきますw 0437 Pocopen(2008-4-1)暗部:司令部-KARASU 所持金:7650ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:7850ペソ KARASUさん こんにちは! ありがとうございます(メリメリ) ちッ! ビーカーじゃ収まりやがらないのか!!ユーラシアプレートを覆い尽くし、そして埋没させる気かッ!!!?※某烏さん 絶対に「飢えすぎ検診」は、受けないで下さい。(爆)さて、気を取り直して!? 食診 とりあえず食べる。食べた量で健康かどうか測る。えwこれまた、某氏が、ぶっちぎりそうな検診でございますなァ~じゃァ、解りやすく一皿200gで用意しましょうか・・・ん? 此の位じゃ皿が何枚あっても足りないww!!!? 伸長検査 見越し入道の身長とかろくろくびの首とかがどれくらい伸びるかを検査する。結果が悪かった妖怪は氷泉先生に特訓される。伸長ねェ~ w爆!!またまた、氷泉先生の裏の顔!?が、発覚しました!どんな、特訓をなさるんでしょうか? ドキドキ・・・ 0438 Pocopen(2008-4-1)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4850ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:5050ペソ yoshinoさん こんにちは☆ ありがとうございます(メリメリ)ではでは~♪侠客検査 園内で学んでいる正義感が、しっかり身についているか測定します。年中組以上が対象。間違ったことを覚えていないか、困っているお友達を助けられるかどうかなど、特別な教材を用いて確認していきます。アツイモノ達勢揃いの「新撰組」をはじめ、やはり我が園には欠かせない検査です☆ とは言え・・・何が気になるって、特別な教材でしょッ!!(爆)そして、更に気になってしょうがないのが・・・宝田先生と近藤先生の補習の内容ですぅwwうん、うん。 アツイ補習なのは確かでしょう(笑)だんだんと、身体検査からかけ離れそうな予感…まァ~ね☆ 予感が的中する予感が私もします!!(w爆)髪育検査 おとろしさん、髪鬼さん、毛羽毛現さん、毛娼妓さん、魍魎さんなどを中心に、毛髪の育ち具合を調べるというもの。その妖怪さんに相応しい毛量、毛質が望まれます。いやァ~(爆) 相応しい毛量、毛質・・・って! まぁ、やはり・・・あるんでしょうなァ~そして、此方も勿論! アフターケアは万全ですwしかも、びみょwwな(笑)選択肢付き! 0439 Pocopen(2008-4-2)スネ愛護班-nanaki 所持金:2300ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:2500ペソ nanakiさん こんにちは~☆ ありがとうございますノシノシ ではでは、早速♪ 死力検査手の目、尻目、百目、目目連などの目の妖怪さん限定の検査。し、し、死力!! 流石です☆眼力の強さが、死力のバロメーター!一睨みで相手を死に追いやる事も可能!?勿論!我が園の「目組」の皆さんも受けてます☆目の妖怪にとって、目は命 ですもんねェ~。それにしても、測定器具です! 結構種類がありそうでw各測定方法も気になりますねェ。 尻目さんは・・・逆立ち(爆) うん! よく見えます☆ 骨密度測定化鯨や狂骨、目競、骨女などの骨系妖怪の骨密度を検査します。「骨が命」の骨系妖怪さん達にとっては、ありがたぁ~い測定です。この機会に 是非測定をお勧め致します。更に! 嬉しいことには、骨に活力を!でおなじみの「件乳」の贈呈があるそうです。あの!妖界に於ける毎日の必須食品ですね(笑) よくかみかみして飲むのだとか・・・至れり尽くせり♪ 受けなきゃソンソン~ 0440 Pocopen(2008-4-2)スネ愛護班-hyousen 所持金:2500ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:2700ペソ hyousenさん こんにちは~。特訓の合間に!?ご投稿 ありがとうございますノシ ではでは、早速♪ムチュ測定 白坊主や黄粉坊、土転びや有夜宇屋志などといった妖怪さん達のまんまる体格のムチュムチュ度を精査に測定します。ムチュムチュww(爆) めっさ 気持ち良さそうでございます☆ それから~「寝肥女医 S」w 是非ともお会いしたいッス。白衣ッ! 白衣ッ! は・く・いィーーーー!!!! しかも複数形!?あぁ~~ どこかの何かが・・・ぷっつり切れていく気がしますぅ。やはり、こちらから出向いて行かなければいかんのでしょうな・・・勿論よね! ほこり測定 からかさやちょうちんなどなどなど付喪神な妖怪さんが毎年とりおこなっている測定です。おォ!! 「付喪組」が毎年受けていたのは、コレ!でしたか(w爆)そして、物置の快音!?の正体も判明しましたw毎年、この時期だけはキレイになるね・・・物置☆毎年、この時期を境に、強烈に埃っぽくなるね・・・「付喪組」☆ 0441 yoshino(2008-4-2)やっと5,000ペソ達成だわww二大巨頭の凄さといったら…(汗)ではでは、久しぶりに裏の催し…-暗部PRESENTS- 与亡接種 園児たちの身体検査が行われる中、残った暗部の先生方によって行われる、いわゆる『タイマツマン対策』の一環。管狐さんから拝借してきた筒を細工して注射器を作り、その中には火間虫入道さんの血と汗と涙(これが、なかなか採れない!w)やら、豆腐小僧さんの紅葉豆腐エキスやらを配合した特殊薬剤を封入。これを、タイマツマンの飛来に合わせて放ちます。結果は…聞かない約束でしょ♪ 0442 KARASU(2008-4-2)耐重検査 山男や天狗、河童などがどれくらいの重さまで耐えられるか検査。あんまり力が足りないようだと暗部が特訓。 0443 yoshino(2008-4-2)拝金力測定 なかなか裕福さとは縁遠い妖怪さんたち。そんな中でも、金運をもたらしそうな園児を見つけるための検査です。百々目鬼さんとか手の目さんとか、そういう意味ではなくて…(汗)サーカス団に売り込むとかでもなくて…(滝汗)瑪瑙先生に任せたら大丈夫でしょう。 0444 Pocopen(2008-4-4)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:5050ペソ 検診料 100ペソ × 二種類 合計:5250ペソ yoshinoさん こんにちは☆ 5,000ペソ達成だわwwおめでとうございます~♪凄い事でございます!! ありがとうございますノシノシ流石、暗部! キングでらっしゃいますしィwではでは、久しぶりに裏の催し…(笑)を拝見。-暗部PRESENTS-与亡接種 園児たちの身体検査が行われる中、残った暗部の先生方によって行われる、いわゆる『タイマツマン対策』の一環。管狐さんの筒・・・注射器というより・・・水鉄砲!?(w爆)ふんふん、火間虫入道さんの涙は採りにくい・・・ほろりと来るツボを暗部は押さえてますからね~。しかし、特殊薬剤・・・どんな色なんだぁ? すっげェー色だろうね☆結果は…聞かない約束でしょ♪ ・・・お、恐ろしやぁ~wタイマツマン! ご愁傷様 拝金力測定なかなか裕福さとは縁遠い妖怪さんたち。そんな中でも、金運をもたらしそうな園児を見つけるための検査です。w爆!!!!アッハッハッハ~・・・拝金力って、拝金力ってェーーーー笑いすぎでコメント出来ません。・・・瑪瑙先生!お願いします。・・・サーカス団に売り込まないんだ・・・(爆) 0445 Pocopen(2008-4-4)暗部:司令部-KARASU 所持金:7850ペソ 検査料 100ペソ × 一種類 合計:7950ペソ KARASUさん ぶっちぎりで8000ペソ目前ですね☆ こんにちは! 耐重検査山男や天狗、河童などがどれくらいの重さまで耐えられるか検査。あんまり力が足りないようだと暗部が特訓。うまいッ!!耐重とは、たくみだねェ うわてだねェ あっ、じょうずだねェ~☆(by ドロン○ョ様) 何かと此の時期、忙しい暗部の皆さんwですね☆『皆さん ガ・ン・バ』 0446 yoshino(2008-4-4)Pocopenさんの腹筋を揺さぶるべく、参りまするゞ 足底測定 足洗邸さん、足長さん、一本だたらさん、だいだらぼっちさん、手洗い鬼さんといった足が命の妖怪さんたちが健やかな足底を維持しているかどうかを調べます。大きな身体を支えるだけの面積を備えているか、面の皮ならぬ足の皮がきちんと厚さを保っているか、偏平足でないかなどを綿密に測ります。あ、舟幽霊さん、ここは測程測定じゃないから!w 0447 yoshino(2008-4-7)せっかくなので(?)連投いきます!w 顕砂検査 砂かけ婆さん、砂ふらしさん、狗賓さん、砂洗いさんなど、砂を使う妖怪さんたちの、砂の状態を調べます。砂が少なかったり湿っていたりしたら、要注意。特に砂の出が悪かった子や、砂の質がよくなかった子は、学園の砂場でめいっぱい戯れてください。賽の河原でできていますので、後片付けしなくていいですよ。 0448 kagehiroi(2008-4-8)ここのスレでは初投稿させて戴きます。 味測定 封クンや、人魚さん、鼈さん、子泣きばばあさんなどが行う検診 取敢えず検診医の方がかじってみて味を判断する検査です。不味さ加減や旨さ加減、検診医さんの体調変化等で判断します。中途半端な旨さだった場合は食生活管理によってより不味い体、より旨い体に改善します。小豆研ぎクンや豆腐小僧クン等の食べ物を扱う妖怪さんたちも、対象ですが、小豆研ぎクンは小豆の数が変わると言って拒否してます。あまりに美味しくなりすぎるとかじられる量が多くなる気がするのは、検診医のひだる神さんに聞いてください。 0449 Pocopen(2008-4-9)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:5250ペソ 検査料 100ペソ × 二種類 合計:5450ペソ yoshinoさん こんにちは☆私の腹筋を揺さぶるべくのご参上! 誠にありがとうございます♪揺さ振ってェ~って事で、早速早速 足底測定 足洗邸さん、足長さん、一本だたらさん、だいだらぼっちさん、手洗い鬼さんといった足が命の妖怪さんたちが健やかな足底を維持しているかどうかを調べます。・・・ぐぅェw(爆) キングぅwwやっぱりキングぅ~ ダブル!?なネ~ミングぅ ぐぐぐぐグぅ~~(by○ドさん風)そうだね。「足が命」の妖怪さん方もいらっしゃるから、必要な測定です。こ~見ると、皆・・・デッカイね☆ 気が付かなかったYO!ってか、足の皮ww偏平足は、命取りです!! 人前に出せませんYO!合格しなかった者には、キング直々の指導があります。(何のだ?w爆)・・・舟幽霊さん、「はい、丸太あげるから。並ばないでね!」せっかくの!(笑)連投! ありがとうございますノシノシ 嬉しいッスYO 顕砂検査砂かけ婆さん、砂ふらしさん、狗賓さん、砂洗いさんなど、砂を使う妖怪さんたちの、砂の状態を調べます。砂が少なかったり湿っていたりしたら、要注意。・・・くッ・・・くくくッグフッグフッ(堪え切れませんw)あ、あれッ!? 先刻の「足底測定」で、免疫!?が出来てたはずなのに・・・笑っちゃったwwどうしてだろう・・・? オカシイナ・・・? 見ると笑うから見れないYO思い出しながらコメントするYO「砂が命」の妖怪さん方が受けるんですね。 湿気は天敵と。こちらも、アフターケア万全です!てゆ~かぁ・・・学園の砂場・・・賽の河原だったんだぁ!(爆) 連投での揺さ振り攻撃! お見事でした☆ ツボりましたYOまた一つ、腹に笑いのスジが刻まれました(笑) 0450 Pocopen(2008-4-9)kagehiroiさん 所持金:0ペソ 検査量100ペソ × 一種類 合計:100ペソ kagehiroiさん こんにちは。 おォ!! 初のご投稿w誠にありがとうございます。嬉しいです♪ 味測定 封クンや、人魚さん、鼈さん、子泣きばばあさんなどが行う検診取敢えず検診医の方がかじってみて味を判断する検査です。不味さ加減や旨さ加減、検診医さんの体調変化等で判断します。中途半端な旨さだった場合は食生活管理によってより不味い体、より旨い体に改善します。えっと・・・ダイレクト!(w爆)検診医のひだる神さんが、かじって味見するんですね。そりゃぁ~美味いと ガッツリいかれるでしょ!(笑)体張って検診してますからねェ・・・其の位の役得がないとね☆そっかぁ~園内に張り出される『美味いモノ!ランキング』は、ひだる神さんの体を張った賜物かぁ。今年の栄えある一位は・・・ダレかなぁ~(ワクワク・・・かじりませんYO!?)そして、より不味い体を獲得したのは、ダレだ?(w爆) ポポポの森の、その名も「グレート幼稚園」
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/635.html
Ⅰ どっとなだれ込むように海岸へ迫った緑も、生々しい岩肌を露出させている鋸山も、しばらく見納めとなると感慨深いものがある。 幼いうちから見慣れた山のかたちと向きあって、俺はじっと耳を澄ます。燃え上がるような蝉の鳴き声の渦に、身を投げ出してみる。両目に浮かぶのは、幼い頃に走り回った雑木林の山道や、花火のもたらす硝煙の匂い。学校帰りの内房線。生まれ育ったこの町で積み重ねてきたものは、自分の思っていた以上にたくさんあった。そういった故郷の大切さを知ったのも、大学に進学して東京に暮らすようになってからである。 「えーた、何してるの? 早くおいでよ!」 連れの美那子が俺を呼んでいる。振り返ると、背景の浦賀水道が午後の日に照らされ、ぎらぎら輝いていた。まるでその輝きがそのまま透過しているかのように、瞳がきらめいている。美那子はキャリーバッグの取手を引っ張り上げると、こう言って俺をせかした。 「早くしないと、フェリー出ちゃうよ? この暑い中、何十分も待つの嫌だからね!」 はいはい、今行きますよーっと。 そう大声で言ってから帰省の荷物を肩にかけ、俺は美那子のもとへ歩き始めた。 日差しがとにかく眩しくて、両腕の皮膚をちりちりと焼く。鼻の奥が焦げ付いてしまいそう。右手に握っているミネラルウォーターのペットボトルも、もう空っぽだ。 でも、そんな暑い夏ももうすぐ終わろうとしていた。 自動券売機で片道ぶんの切符を買う。ビワだか牛乳だかサザエだか、フェリーの発着場はお土産を売る店員の声で賑やかだ。そんな夏休みの喧騒を掻き分け、俺たちは「かなや丸」の乗船口へ向かう。帰省のさい、いつもはJRの直通電車で東京まで帰ってしまうのだが、今回は美那子の提案で東京湾フェリーに乗船し、横須賀を回ることにした。 フェリーに乗り込んでようやく落ち着いた美那子は、さっそく船内の売店で菓子パンなぞを買っている。美那子は実家の近くに住んでいた幼なじみで、今は都内の大学に通っている。たまたま俺と帰省の日程が合ったので、一緒に東京へ戻ることになった。 背が高くなっても、短めの髪やぱっちりとした大きな目元、日焼けした黒い肌は昔とちっとも変わらない。今日はワンピースみたいな黄色のロングTシャツに、ホットパンツを履いている。この帰省で久しぶりに美那子と対面したが、自分の中で思い描いていた美那子のままでいてくれて、本当によかった。 生まれも育ちも学校もずっと一緒だったが、お互い大学に通うことになってから、はじめて別々になってしまった。その大きな変化を、美那子はどう受け止めているのかは知らないが・・・・・・。 「ねね、えーた。デッキ上ってみない?」 「ああ、いいよ。行こうか」 不意に呼ばれて俺は少し戸惑った。いつの間にか、美那子の接近を許していたことに戸惑った。美那子は俺と会話をするとき、いつも顔を近くに寄せてくる。そんなささいな癖も、昔のままだった。「ほい、これあげるよ」などと言われ、海軍カレーパンなるものを受け取った。 「フン」 美那子のかぶりついた跡を見てから、照れ隠しのためカレーパンを口いっぱいに詰め込んだ。 階段を上がって甲板に出たとき、船がゆっくり旋回をして向きを変える。三浦半島の久里浜に向けて進行を始めた。 故郷が離れていく。散々見慣れた南房総の山々も、こうして船の上から離れていくのを眺めていると、とても切なくなってくる。 ため息を吐いた。こんな風にして一人、大海原へと投げ出されていった自分は、これからどこへ向かっていくのだろう。 そんなことを思いたくなるのも、俺が「異能者」であるからなのかもしれなかった。 Ⅱ 「うわー、見て見て! すごーい!」 美那子は大喜びで一羽の鳥に指をさした。海を進む俺たちと並ぶようにして、かもめがすぐ目の前を滑空している。翼を広げたまま静止しているこの海鳥に、年配の乗客がカメラを構えていた。 俺は高校生時代に遭遇したある事故をきっかけとして、「異能者」であることが判明した。 事故といっても水の事故で、美那子が溺れたのを助けに出たときに能力が発露した。まさか、この俺に特別な力があったなんて夢にも思わない。 それから俺は、とにかく「強くなること」を目指してきた。俺の通う学校――双葉学園は、異能者を育てる学校だ。この学校を選んだおかげで俺は自分の異能に相当詳しくなれたし、異能者としても大幅な成長を遂げられたと自負している。だから、俺にとってベストな選択肢であったはずだった。 それなのに、時折「疑問」を感じるときがある。自分の選択に自信を持てなくなり、臆病な気分になるときがある。どうしてそんなナーバスな気持ちになってしまうのか、俺にはよくわからない。美那子とこうして一緒に行動している、今がまさにそんなときであった。 田舎の友人も美那子もみんな、普通の大学に通っていたり普通の生活を送っていたりしていた。それに比べて、俺はいったいどういう方向へ突き進んでいるのだろう。みんなとは違った生き方をしている自分に、どことなく孤独に似たようなものを感じていた。 新学期が始まれば、また異能者としての生活が待っている。異能について深く学び、訓練に明け暮れる多忙な日々が待っている。双葉島という箱庭で繰り広げられる、一味変わった日常。でも、学園生活やラルヴァとの戦いを終えたその先に、いったい何が俺を待ちうけているのだろう? 俺は将来どうなっているのだろう。 重たいため息を一つ吐いてから、俺は周りを見渡した。東京湾を出てきたコンテナ船が、たくさんこちらに向かってきている。フェリーがなぞる航跡に、太平洋に出て行くタンカーが真っ直ぐ直角に交わった。雑然としてせわしい浦賀水道は、こうしていくつもの航路が縦横無尽に交錯し続けている。 真正面から吹きつける潮風が気持ちよかった。地上で熱せられた体が冷やされて、疲れが抜けていくのを感じる。ふと上を見ると、まだかもめがフェリーと並んで飛んでいた。このかもめはウミネコだろうか、群れから離れ、風の強い浦賀水道を悠々と横断している。 俺みたいだな、と唐突に思った。実家や友達、故郷から離れ、よくわからない都市伝説の世界に首を突っ込んでしまっている俺。このどこまでも広がる海原をあてもなく飛び回っている、はぐれもののウミネコのようなものだ。それはとても心細いことだと思う。 「えーた、こっち来なよ! 眺めがとってもキレイだよ!」 呼ばれて振り返ると、いつのまにか美那子は反対側の手すりに移動していた。相変わらず、あいつは年甲斐もなくはしゃいでいるようだ。俺は美那子のところへ行く。 海が傾いた日差しに照らされて、ゆらゆらと白銀に輝いていた。 もう少し経てば日没だ。遠くを見やると、物見やぐらを連想させる火力発電所の煙突が三本、黒い影となって屹立している。 終点の久里浜が近づいていた。 Ⅲ 久里浜に着いてから、俺たちはフェリー発着場の隣にある小さな浜辺に寄った。美那子が寄りたいと言い出したのだ。 浜辺ではボールを蹴り上げて遊んでいる円陣組や、バーベキューをして鉄板を囲んでいる若者たちがいた。午後であるためか、もしくは港の脇にある小規模な浜辺なためか、海水浴を楽しんでいる人間は一人も見られない。俺たちの乗ってきたかなや丸が、久里浜港を出ていった。 波打ち際を美那子は裸足で歩いている。一人で波を蹴り上げたりして遊んでいる。 本当に海が好きな奴だなと俺は思った。そういうところが昔と何も変わっていない。そんな美那子を見ていると、将来について深く悩みこんでいた自分が、余りにも馬鹿馬鹿しく思えてきて苦笑が漏れてしまいそう。 いや、もしかすると美那子にとって「海」としばしのお別れだから、ああして波と戯れているのかもしれない。 彼女は今、内陸部の大学に通っている。下宿先も学校の近くだから、これから海とは無縁の生活を送ることになるのだ。もちろん美那子は美那子なりに楽しくやっていることだろうということは、俺がいちいち考えるまでもないことなのだろうが・・・・・・。 「えーたもこっち来て遊ぼうよお!」 と、美那子は俺に両手を振って言った。そのとき、夏の日差しよりも美那子の笑顔が眩しく映った。なんとなく照れくさかった俺は、その場で片手を振って応えてあげる。 西から照りつける日があまりにも暑くて、背中を汗が流れていった。喉が渇いていた。 飲み物が欲しい。美那子のぶんも適当に買ってこようと思い、俺は浜辺を上がる。 コンビニの看板が県道沿いの先にうかがえたが、美那子を残して遠くまで行くのもはばかれるので、近場の自動販売機で済ますことにする。アクエリアスを自販機から取り出したあと、ミネラルウォーターのボタンを押した。 自動車の往来が落ち着いてから、俺は県道を小走りに渡ってもとの浜辺に戻ろうとする。バーベキューをしている若者たちは、いよいよ紙製の白い皿を取り出していた。サッカーをしている円陣から、ボールがあさっての方向へと飛び出してしまい、全員が爆笑を交えながらボールを追いかけていた。 そういった光景を横目にしてから、俺は美那子のほうを見る。美那子は、何か見つけたのだろうか、足を膝まで波に浸して何かを見つめている。 そして次の瞬間、美那子が細長い触手のようなもので腕をつかまれて、一気に引きずり込まれたのを見た。 「美那子!」 背筋がぞっとした。とっさに走って近づいたとき、美那子の細い腕が暗い色をした海中へと沈んでいった。 触手はクラゲのものにしてはかなり太くて、毒々しいピンク色をしていた。俺はその触手に見覚えがあった。その異形を忘れられるわけがなかい。 終わり行く夏を遊び呆けている若者たちは、誰も一人の少女が海中へ呑み込まれていったことに気づかない。・・・・・・むしろそのほうが、俺にとって都合が良かった。 「上等じゃねえか」 俺は怒りに震えた。帰郷をしていて、しばらく惰眠を貪っていた魂源力が奮い立つ。ボストンバッグとキャリーバッグが固めて置いてあるところに飲み物を放ったあと、正面から海に突っ込んでいった。 Ⅳ 汚い海だな、というのが正直な感想だった。夕方になろうとしている時刻のためか、海はますます暗く濁っており、沈みゆく美那子を追うのにやや苦労した。 美那子だって海辺で育った奴だ。パニックに陥ることなく、海底に引きずり込もうとしている化物の触手を殴打したりして必死に抵抗していた。しかし、俺にはわかる。そいつを倒すのは一筋縄ではいかない、まったく別次元の異形であることを。 俺が追いついて美那子の体をつかんだとき、美那子はこらえきれずにごぼっと泡を口から吹き出した。苦しみもがいているうちに、俺は右手に魂源力を込めて触手を握りつぶす。 異形から分離した美那子を肩にかつぎ、すぐに浮上を始めた。「もう、大丈夫だ。俺がついている」。そう、水中で「ささやきながら」 もう敵は追ってこなかった。真っ赤な尻尾を漂わせながら、ほの暗い沖のほうに消えていったのを確認する。 「げほっ! ごほっ!」 水中から顔を出した美那子は、強く咳き込んで海水を吐き出す。俺は美那子をおぶって、浜辺に向かって泳いだ。 砂浜でへたりこんだ美那子は、開口一番にこう言う。 「ぜー、ぜー、・・・・・・なんなの、なんなのあれ!」 「まあ、落ち着こうな。世の中にはお前の知らないところで、おっかない化物がいるもんなんだぜ」 「おっかないってモンじゃなかったって! すっごく長い触手みたいなものが伸びてきて、腕つかまれて、ぐおおおおっと」 動転している美那子をほっといて、俺は海を見つめる。眼球のなかに炎を感じていた。おもむろにシャツを脱ぎ捨て、砂浜に放る。 「ねえ、えーた、何始めるの?」 「ちょっとひと泳ぎしてくるわ」と、俺は言った。「とりあえず物陰で着替えてこいよ。あと、カバンのあたりに飲み物あるから、好きなもの飲んで待ってな」 「危ないからよしなって! えーた!」という言葉を無視して、俺は暗い海中へ滑り込む。 「久しぶりじゃねえか・・・・・・」 と、港の沖まで潜ってやってきた俺は心の中でそう呟いた。 なかなか光の差し込んでこない濁った視界の向こうを、ゆらりゆらりと一枚の巨体が身を翻している。 それは、成人男性ぐらいの体長はあるエイだった。トビを思わせる大きな胸ひれで水を掻き分け、鞭のような長い尻尾は先端が尖っている。先ほど俺が潰した尻尾を、すでに再生させていた。 不気味な赤い色を帯びたエイが、こちらを振り向く。目と目が合ったとき、俺はニヤリと笑った。 「高校のとき以来だな。あんときも浜辺で遊んでた美那子を引きずり込んでくれたよな」 はっきりと聞こえたことだろう、ニンゲンの言葉にエイのラルヴァは大きく目を開いた。俺はエイにむかって指をさし、こう大声で「怒鳴った」 「俺はお前と決着を着けるために今日まで修行してきたんだ! 昔の俺だと思うなよ!」 俺の異能は水中戦闘特化だった。肺呼吸を行う人間であるにも関わらず、魂源力の恩恵を受けている俺はこうして海中でも会話ができる。たとえ人生を狂わせるような激流の中だろうが、一筋の光の届かない孤独の深海だろうが、地上にて躍動・疾走・跳躍するがごとく俺は海の中で暴れまわることができる。 こんな力に目覚めたのも、過去にこのラルヴァによって美那子を沖に引きずりこまれたのがきっかけであった。「美那子を離しやがれえ!」。思わず怒鳴ってしまったその言葉は水中にもかかわらず克明に響き渡り、自分でも驚かされたものだった。 「覚悟しやがれ!」 素早くエイとの距離をつめると、俺は巨大な胸ひれを殴って穴を開けてしまう。 水中のほうが地上よりも体が軽く感じる。この自由な三次元空間が、俺のバトルフィールドだと言ってよいだろう。双葉学園において、水を得た魚という表現はまさに俺のためだけにあるのだ。 俺の通っている大学には、龍河弾という超人がいる。竜の血を全身にめぐらせた彼は、恐らく地上で最強に近い生物に違いない。 なら、俺は海中での最強を目指してやる! 血潮がたぎる。筋肉が激しく伸縮する。俺は大きな穴の開いた胸ひれを両手でつかみ、ばきばきと大胆に破り捨ててしまった。 ところが、俺の心臓をめがけて尖った尻尾が飛んできた。 「ぐおっ!」 直撃してしまう。胸板に空いた穴から、煙のように血液が舞い上がった。エイはふらふらと俺から距離をとって逃げようとするが。 「・・・・・・残念。全然効いてない。伊達に鍛えてないんだぜ」 そう、俺は堂々と言ってやった。エイは憤怒に満ちた眼球を俺に向ける。 「前回は尻尾の毒にまんまとやられてしまったからな。でも、言っただろ?」 もう一度エイに急接近し、尻尾をつかみ上げる。ばたばたと暴れて抵抗するエイに、俺は直に魂源力を叩き込んだ。 エイはばっと燃焼し、黒焦げになってしまった。尻尾が根元からちぎれ、本体は燃えカスを上げながらぶくぶく沈んでいく。俺は手元に残った尻尾を海底に投げ捨てると、こう言い放った。 「昔の俺とは違うってな・・・・・・」 Ⅴ 美那子を守りたかったというのが、双葉学園で頑張ろうと思った真の理由だった。 あのエイは美那子を海底に引きずりこんで、食おうとしていたに違いない。高校生のときは美那子を助け出すのがやっとで、反撃するのもままならなかった。一発ぶん殴らないと気がすまなかったが、結局毒針をもらってしまい戦闘不能に陥ってしまった。 (また、その子を狙いに来るからナ) 激痛にもがき苦しみながら浮かんでいく俺に、あのラルヴァは確かにそう言った。無力なニンゲであった俺に、轟然とそう言い放った。だから、俺は強くなる必要があったのだ。 俺と美那子を乗せた三両編成の電車は、右に大きくカーブを描くと終点に到着する。列車が停止すると同時に、美那子が立ち上がって俺の顔をうかがった。 「ほら、着いたよ。もしかして眠い?」 「いいや、そんなことないぞ」 表はすっかり真っ暗になっていたが、美那子の希望で寄り道をすることにしたのだ。鶴見駅を出たローカル線は、ネオンの目に付く都会を離れるにつれ、物静かな暗闇の世界へ足を踏み入れていった。 扉が開いた瞬間、冷たい潮風がばっと車内に入りこんできて一気に眠気がすっ飛ぶ。電車を降り、俺は美那子に手招きされてホームの手すりまで寄った。 すると、青くライトアップされた鶴見つばさ橋が目に飛び込んできた。 「・・・・・・こりゃ、すげえや」 と、俺は漏らした。この駅は運河に面しており、京浜工業地帯や往来する船を一望できる。なかでも一番目を引くのが、首都高速湾岸線の通っている大規模な逆V字のつり橋だった。 「えーたにこの夜景見せたかったんだあ。キレイでしょ」 「ああ。港もけっこう美しいもんだなあ・・・・・・」 「ここは夜景を楽しむためにある駅なの。帰りの電車まで一時間近くあるから、一緒にのんびりしてよっ」 一時間、ねえ。 絶えず吹き付ける横風のとどろきに加え、小刻みな波がホームの真下をぴちゃぴちゃ舐める。手すりに両腕を乗せてどっと寄りかかると、俺は火照った頬を夜風にさらした。 「私ね、子どものころに横浜のベイブリッジを見たことがあるの」 俺は美那子のほうを向いた。横浜ベイブリッジは鶴見つばさ橋の隣にあるつり橋で、ここからでも青くライトアップされているのが見える。 「みなとみらいじゃなくて、少し離れた小高い立地にある公園からね。夜に見たんだけど・・・・・・すごく怖かった」 「怖かった?」 「うん。だって、あんなにも遠くから眺めていたはずなのに、ほの暗い色をしてぬぼっと浮かび上がってて、なんか街をすべて飲み込んでしまいそうなぐらい巨大に見えたの」 「まあ、見ようによっちゃ不気味な色をしてるよな」 「『存在してる』ってそういうことなんだと思うんだ」と、美那子は言った。「上手に表現できないけど、ベイブリッジは確かにそこにあるんだってこと。そこに強く存在しているんだってこと。ほら、あの煙突の、点滅している白い光だって。あの港をぎらぎら照らすオレンジのライトだって。『存在』を示すためにああして強く強く光ってるんでしょ?」 美那子の言いたいことが、おぼろげながらもわかってきた。ナトリウムランプが横一直線に連なった首都高も、ちかちかライトを点滅させながら低空飛行をしている旅客機も、この暗闇のなかで『存在』を強く示すために輝いている。すなわち、色とりどりの明かりは人々の営みのしるし。 宝石のように仕組まれてちりばめられたわけではない。人や物といった『存在』のしるしが街の成長とともに配置されていった結果、俺と美那子が目の当たりにしているこの風景は実現している。人間の生み出した偶然の産物だ。 「だから、夜景は美しい」 「わかってんじゃん、えーた」 フン、と俺は照れ隠しにそっぽを向いた。向こうの埋立地に伸びた煙突から、紫色の炎がゆらめいたのを見る。 それにしても俺は、何のために存在しているのだろう。 因縁の敵と決着をつけて、とりあえずは一区切りついた。今後は異能者として人とは違う教育を施され、普通の人とは違う人生を歩むことになるだろう。美那子を守ってやりたくて双葉学園に入学したはいいが、俺はこれからどうなっていくのだろう。どんな生き方をしていくのだろう。 「えーたさあ」 と、美那子がつり橋をぼんやり見ながら話しかけてくる。 「どこの学校でどんな生活をしてるのか知らないけどさ、たまには私に顔を見せてよ。こうして帰省のついでで会うだけじゃあさ、気になってしょうがないよ」 美那子は俺が双葉学園に通っていることを知らない。異能者であることも知らない。俺が何を学んでいるのかも知らないし、俺がどんな毎日を送っているのかも知らない。 「会えないの? 暇なときに」 「あいにく俺は忙しいんだ。下宿先からなかなか離れられない」 「そう・・・・・・」 本当だったら、俺の暮らしている島にでも招待したいぐらいだった。双葉学園で勉強していることや何より自分の力について、何から何まで教えてあげたいぐらいだった。お前のために俺は強くなったんだということを、告白してやりたい。しかし、それは許されない。なぜなら俺は「異能者」だから。 美那子のためを思って選んだ選択が、美那子と俺を隔てる高い壁を構築してしまった。何てことだろう、とんでもない皮肉じゃないか。 俺はようやく理解する。俺は独りぼっちが寂しかったのだ。「美那子と離れたくない」「ずっと一緒にいたい」。その欲求が、俺を悩ませているものの正体だった。美那子の見ている目の前で、大海原に向かって叫んでやりたい胸の中の本音。フェリーに乗る前からずっと、美那子とまた離れ離れになるのが辛かった・・・・・・。 進学して、離れてようやく知った『存在』の大きさ――。 俺はわざとらしく大きな息を吐いて、高ぶった気持ちを落ち着けようとした。すっと夜空を見上げてみると、一点の明かりが目に入る。 「この海芝浦駅はね、夜景がとっても綺麗だからデートスポットとしても有名なんだ。んまあ、いつか彼氏でもできたらまた来ようかなあ・・・・・・」 「・・・・・・確かに俺は全寮制の、ちょっと厳しい環境の下で暮らしてるから、ふだん会うことは難しい。それでも連休なら都合がつくと思うから、また船乗ったり海見たり、二人で一緒にここに来たりしような」 「ほんと?」 「ああ、約束するよ。それまで俺も、孤独な学校生活頑張るわ。あのキレーな明かりのことをお前のことだと思って、頑張っていくから」 ぎこちない動作で俺が指した方向を、美那子は見上げる。 くっきりと夜空に映える、シャープな三日月。 ずっとその『存在』に気づけなかった美那子は、ふっと吹き出してから、頬を赤らめてもじもじとはにかんだ。 「そ、その、はっきりと言えねーけど、お前は俺にとってそういう『存在』なんだ! いくら世間と隔てられたわけのわからない環境のなかにいても、輝かしいお月さまだけは見ることができる! お月さまだってたとえ地球から気が遠くなりそうなぐらい離れていても、ずっと俺たちのことをじっと見つめてくれているだろう? あんなつり橋や港の明かりなんかよりもずっとずっと明るい色をしていて眩しくて大きくて、ずっと側にいてくれるような身近な『存在』じゃねえか。つまりお前は俺にとってそういう『存在』であって、どんなことがあっても俺の心の中で離れることはなくってああもう、何が何だかわけがわからねえ・・・・・・」 「じゃあ、私もあの月のことをえーただと思うことにするよ」 間抜け面をして絶句した。 理解が後から後から追いついていき、どんどん顔が紅潮していったのを感じる。美那子は顔を近くに寄せてきて、俺の目を覗き込んでいる。ぱっちりとした二重まぶたの上目遣い。俺はそれ以上、美那子を見ることができずに体ごとそっぽを向いてしまった。 「聞こえていたよ」と、そんな俺に美那子がささやく。俺の背中に手のひらをぴったりつけて、こう言う。「『俺がついているから大丈夫』って。海の底で言ってくれたよね。聞こえたよ、えーたの声。・・・・・・昔もそうやって私のこと、助けてくれたよね。覚えてるよ」 鶴見線の車掌はあえて笛を鳴らさず、静かに帰りの列車は俺たちを残して発車した。赤いテールサインが闇に紛れて消えていった。 これから自分がどんな生き方をしていくのかなんて、いくら悩んでもわかりっこない。でも、今は深いことを考えずに、時間のあるときに好きな人と一緒に波打ち際を歩いていければいいのではないか。 対岸の煙突から、フレア・スタックがひときわ強く輝いた。 それは情熱を思わせるとても真っ赤な炎だった。 トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/gensounoutage/pages/703.html
永夜抄から星蓮船まで キャラ スペル 読み リグル 蛍符「地上の流星」 けいふ「ちじょうのりゅうせい」 蛍符「地上の彗星」 けいふ「ちじょうのすいせい」 灯符「ファイヤフライフェノメノン」 とうふ「ふぁいやふらいふぇのめのん」 蠢符「リトルバグ」 しゅんふ「りとるばぐ」 蠢符「リトルバグストーム」 しゅんふ「りとるばぐすとーむ」 蠢符「ナイトバグストーム」 しゅんふ「ないとばぐすとーむ」 蠢符「ナイトバグトルネード」 しゅんふ「ないとばぐとるねーど」 隠蟲「永夜蟄居」 いんちゅう「えいやきっちょ」 「季節外れのバタフライストーム」 「きせつはずれのばたふらいすとーむ」 蛍符「地上の恒星」 けいふ「ちじょうのこうせい」 蝶符「バタフライストーム」 ちょうふ「ばたふらいすとーむ」 ミスティア 声符「梟の夜鳴声」 せいふ「ふくろうのよなきごえ」 声符「木菟咆哮」 せいふ「ずくほうこう」 蛾符「天蛾の蠱道」 がふ「すずめがのこどう」 毒符「毒蛾の鱗粉」 どくふ「どくがのりんぷん」 猛毒「毒蛾の暗闇演舞」 もうどく「どくがのくらやみえんぶ」 鷹符「イルスタードダイブ」 たかふ「いるすたーどだいぶ」 夜盲「夜雀の歌」 やもう「よすずめのうた」 夜雀「真夜中のコーラスマスター」 よすずめ「まよなかのこーらすますたー」 「ブラインドナイトバード」 「ぶらいんどないとばーど」 鳥符「ヒューマンケージ」 ちょうふ「ひゅーまんけーじ」 鳥符「ヒューマンケージダブル」 ちょうふ「ひゅーまんけーじだぶる」 鳥符「ミステリアスソング」 ちょうふ「みすてりあすそんぐ」 慧音 産霊「ファーストピラミッド」 むすひ「ふぁーすとぴらみっど」 始符「エフェメラリティ137」 しふ「えふぇめらりてぃ137」 野符「武烈クライシス」 のふ「ぶれつくらいしす」 野符「将門クライシス」 のふ「まさかどくらいしす」 野符「義満クライシス」 のふ「よしみつくらいしす」 野符「GHQクライシス」 のふ「GHQくらいしす」 国符「三種の神器 剣」 こくふ「さんしゅのじんき けん」 国符「三種の神器 玉」 こくふ「さんしゅのじんき たま」 国符「三種の神器 鏡」 こくふ「さんしゅのじんき かがみ」 国体「三種の神器 郷」 こくふ「さんしゅのじんき きょう」 終符「幻想天皇」 しゅうふ「げんそうてんのう」 虚史「幻想郷伝説」 きょし「げんそうきょうでんせつ」 未来「高天原」 みらい「たかまがはら」 旧史「旧秘境史 -オールドヒストリー-」 きゅうし「きゅうひきょうし -おーるどひすとりー-」 転世「一条戻り橋」 てんせ「いちじょうもどりばし」 新史「新幻想史 -ネクストヒストリー-」 しんし「しんげんそうし -ねくすとひすとりー-」 「日出づる国の天子」 「ひいずるくにのてんし」 「無何有浄化」 「むかうじょうか」 光符「アマテラス」 こうふ「あまてらす」 包符「昭和の雨」 ほうふ「しょうわのあめ」 葵符「水戸の光圀」 きふ「みとのみつくに」 倭符「邪馬台の国」 わふ「やまたいのくに」 てゐ 「エンシェントデューパー」 「えんしぇんとどゅーぱー」 兎符「開運大紋」 うさぎふ「かいうんだいもん」 兎符「因幡の素兎」 うさぎふ「いなばのしろうさぎ」 脱兎「フラスターエスケープ」 だっと「ふらすたーえすけーぷ」 借符「大穴牟遅様の薬」 しゃくふ「おおなむちさまのくすり」 鈴仙 波符「赤眼催眠(マインドシェイカー)」 はふ「まいんどしぇーかー」 幻波「赤眼催眠(マインドブローイング)」 げんは「まいんどぶろーいんぐ」 狂符「幻視調律(ビジョナリチューニング)」 きょうふ「びじょなりちゅーにんぐ」 狂視「狂視調律(イリュージョンシーカー)」 きょうし「いりゅーじょんしーかー」 懶符「生神停止(アイドリングウェーブ)」 らんぷ「あいどりんぐうぇーぶ」 懶惰「生神停止(マインドストッパー)」 らんだ「まいんどすとっぱー」 散符「真実の月(インビジブルフルムーン)」 さんふ「いんびじぶるふるむーん」 月眼「月兎遠隔催眠術(テレメスメリズム)」 げつがん「てれめすめりずむ」 「幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)」 「るなてぃっくれっどあいず」 波符「月面波紋(ルナウェーブ)」 はふ「るなうぇーぶ」 散符「栄華之夢(ルナメガロポリス)」 さんふ「るなめがろぽりす」 散符「朧月花栞(ロケット・イン・ミスト)」 さんふ「ろけっと・いん・みすと」 波符「幻の月(インビジブルハーフムーン)」 はふ「いんびじぶるはーふむーん」 狂夢「風狂の夢(ドリームワールド)」 きょうむ「どりーむわーるど」 惑視「離円花冠(カローラヴィジョン)」 わくし「かろーらう゛ぃじょん」 幻爆「近眼花火(マインドスターマイン)」 げんばく「まいんどすたーまいん」 幻惑「花冠視線(クラウンヴィジョン)」 げんわく「くらうんう゛ぃじょん」 弱心「喪心喪意(ディモチヴィエイション)」 じゃくしん「でぃもちう゛ぃえいしょん」 喪心「喪心創痍(ディスカーダー)」 そうしん「でぃすかーだー」 毒煙幕「瓦斯織物の玉」 どくえんまく「がすおりもののたま」 生薬「国士無双の薬」 しょうやく「こくしむそうのくすり」 迫符「脅迫限界(オプセッショナー)」 はくふ「おぷせっしょなー」 幻弾「幻想視差(ブラフバラージ)」 げんだん「ぶらふばらーじ」 幻兎「平行交差(パラレルクロス)」 げんと「ぱられるくろす」 長視「赤月下(インフレアドムーン)」 ちょうし「いんふれあどむーん」 短視「超短脳波(エックスウェイブ)」 たんし「えっくすうぇいぶ」 赤眼「望見円月(ルナティックブラスト)」 せきがん「るなてぃっくぶらすと」 永琳 天丸「壺中の天地」 てんがん「こちゅうのてんち」 覚神「神代の記憶」 かくしん「かみよのきおく」 神符「天人の系譜」 しんぷ「てんじんのけいふ」 蘇活「生命遊戯 -ライフゲーム-」 そかつ「せいめいゆうぎ -らいふげーむ-」 蘇生「ライジングゲーム」 そせい「らいじんぐげーむ」 操神「オモイカネディバイス」 そうしん「おもいかねでぃばいす」 神脳「オモイカネブレイン」 しんのう「おもいかねぶれいん」 天呪「アポロ13」 てんじゅ「あぽろ13」 秘術「天文密葬法」 ひじゅつ「てんもんみっそうほう」 禁薬「蓬莱の薬」 きんやく「ほうらいのくすり」 薬符「壺中の大銀河」 くすりふ「こちゅうのだいぎんが」 「天網蜘網捕蝶の法」 「てんもうちもうほちょうのほう」 薬符「胡蝶夢丸ナイトメア」 くすりふ「こちょうむがんないとめあ」 錬丹「水銀の海」 れんたん「すいぎんのうみ」 秘薬「仙香玉兎」 ひやく「せんこうぎょくと」 輝夜 難題「龍の頸の玉 -五色の弾丸-」 なんだい「りゅうのくびのたま ーごしょくのだんがん-」 神宝「ブリリアントドラゴンバレッタ」 しんぽう「ぶりりあんとどらごんばれった」 難題「仏の御石の鉢 -砕けぬ意志-」 なんだい「ほとけのみいしのはち -くだけぬいしー」 神宝「ブディストダイアモンド」 しんぽう「ぶでぃすとだいあもんど」 難題「火鼠の皮衣 -焦れぬ心-」 なんだい「ひねずみのかわぎぬ -こがれぬこころ-」 神宝「サラマンダーシールド」 しんぽう「さらまんだーしーるど」 難題「燕の子安貝 -永命線-」 なんだい「つばくらめのこやすがい -えいめいせん-」 神宝「ライフスプリングインフィニティ」 しんぽう「らいふすぷりんぐいんふぃにてぃ」 難題「蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-」 なんだい「ほうらいのたまのえだ -にじいろのだんまく-」 神宝「蓬莱の玉の枝 -夢色の郷-」 しんぽう「ほうらいのたまのえだ -ゆめいろのさと-」 「永夜返し -初月-」 「えいやがえし -しょげつ-」 「永夜返し -三日月-」 「えいやがえし -みかづき-」 「永夜返し -上つ弓張-」 「えいやがえし -かみつゆみはり-」 「永夜返し -待宵-」 「えいやがえし -まつよい-」 「永夜返し -子の刻-」 「えいやがえし -ねのこく-」 「永夜返し -子の二つ-」 「えいやがえし -ねのふたつ-」 「永夜返し -子の三つ-」 「えいやがえし -ねのみっつ-」 「永夜返し -子の四つ-」 「えいやがえし -ねのよっつ-」 「永夜返し -丑の刻-」 「えいやがえし -うしのこく-」 「永夜返し -丑の二つ-」 「えいやがえし -うしのふたつ-」 「永夜返し -丑三つ時-」 「えいやがえし -うしみつどき-」 「永夜返し -丑の四つ-」 「えいやがえし -うしのよっつ-」 「永夜返し -寅の刻-」 「えいやがえし -とらのこく-」 「永夜返し -寅の二つ-」 「えいやがえし -とらのふたつ-」 「永夜返し -寅の三つ-」 「えいやがえし -とらのみっつ-」 「永夜返し -寅の四つ-」 「えいやがえし -とらのよっつ-」 「永夜返し -朝靄-」 「えいやがえし -あさもや-」 「永夜返し -夜明け-」 「えいやがえし -よあけ-」 「永夜返し -明けの明星-」 「えいやがえし -あけのみょうじょう-」 「永夜返し -世明け-」 「えいやがえし -よあけ-」 「蓬莱の樹海」 「ほうらいのじゅかい」 新難題「月のイルメナイト」 しんなんだい「つきのいるめないと」 新難題「エイジャの赤石」 しんなんだい「えいじゃのせきせき」 新難題「金閣寺の一枚天井」 しんなんだい「きんかくじのいちまいてんじょう」 新難題「ミステリウム」 しんなんだい「みすてりうむ」 妹紅 時効「月のいはかさの呪い」 じこう「つきのいはかさののろい」 不死「火の鳥 -鳳翼天翔-」 ふし「ひのとり -ほうよくてんしょう-」 藤原「滅罪寺院傷」 ふじわら「めつざいじいんしょう」 不死「徐福時空」 ふし「じょふくじくう」 滅罪「正直者の死」 めつざい「しょうじきもののし」 虚人「ウー」 きょじん「うー」 不滅「フェニックスの尾」 ふめつ「ふぇにっくすのお」 蓬莱「凱風快晴 -フジヤマヴォルケイノ-」 ほうらい「がいふうかいせい -ふじやまう゛ぉるけいの-」 「パゼストバイフェニックス」 「ばぜすとばいふぇにっくす」 「蓬莱人形」 「ほうらいにんぎょう」 「インペリシャブルシューティング」 「いんぺりしゃぶるしゅーてぃんぐ」 「フェニックス再誕」 「ふぇにっくすさいたん」 貴人「サンジェルマンの忠告」 きじん「さんじぇるまんのちゅうこく」 蓬莱「瑞江浦嶋子と五色の瑞亀」 ほうらい「みずのえのうらのしまのことごしょくのずいき」 萃香 萃符「戸隠山投げ」 すいふ「とがくしやまなげ」 萃鬼「天手力男投げ」 すいき「あめのたぢからおなげ」 酔符「鬼縛りの術」 すいふ「おにしばりのじゅつ」 酔夢「施餓鬼縛りの術」 すいむ「せがきしばりのじゅつ」 鬼符「ミッシングパワー」 きふ「みっしんぐぱわー」 鬼神「ミッシングパープルパワー」 きしん「みっしんぐぱーぷるぱわー」 符の壱「投擲の天岩戸」 ふのいち「とうてきのあまいわど」 符の弐「坤軸の大鬼」 ふのに「こんじくのおおおに」 符の参「追儺返しブラックホール」 ふのさん「ついながえしぶらっくほーる」 鬼火「超高密度燐禍術」 おにび「ちょうこうみつどりんかじゅつ 疎符「六里霧中」 そふ「ろくりむちゅう」 「百万鬼夜行」 「ひゃくまんきやこう」 鬼気「濛々迷霧」 きき「もうもうめいむ」 酔神「鬼縛りの術」 すいしん「おにしばりのじゅつ」 霧符「雲集霧散」 きりふ「うんしゅうむさん」 鬼符「大江山悉皆殺し」 きふ「おおえやまことごとくみなごろし」 吐息「小鬼の深呼吸」 といき「こおにのしんこきゅう」 火弾「地霊活性弾」 かだん「ちれいかっせいだん」 「百万同一鬼」 「ひゃくまんどういつき」 四天王奥義「三歩壊廃」 してんのうおうぎ「さんぽかいはい」 文 風符「風神一扇」 かぜふ「ふうじんいっせん」 疾風「風神少女」 しっぷう「ふうじんしょうじょ」 岐符「天の八衢」 きふ「あまのやちまた」 岐符「サルタクロス」 きふ「さるたくろす」 風神「風神木の葉隠れ」 ふうじん「ふうじんこのはがくれ」 風神「天狗颪」 ふうじん「てんごおろし」 風神「二百十日」 ふうじん「にひゃくとおか」 「幻想風靡」 「げんそうふうび」 「無双風神」 「むそうふうじん」 塞符「山神渡御」 さいふ「やまがみとぎょ」 塞符「天孫降臨」 さいふ「てんそんこうりん」 塞符「天上天下の照國」 さいふ「てんじょうてんげのてるくに」 魔獣「鎌鼬ベーリング」 まじゅう「かまいたちべーりんぐ」 旋符「紅葉扇風」 せんふ「こうようせんぷう」 突符「天狗のマクロバースト」 とっぷ「てんぐのまくろばーすと」 風符「天狗道の開風」 かぜふ「てんぐどうのかいふう」 突風「猿田彦の先導」 とっぷ「さるたひこのせんどう」 逆風「人間禁制の道」 ぎゃくふう「にんげんきんせいのみち」 竜巻「天孫降臨の道しるべ」 たつまき「てんそんこうりんのみちしるべ」 旋符「飄妖扇」 せんふ「ひょうようせん」 旋風「鳥居つむじ風」 せんぷう「とりいつむじかぜ 風符「天狗報即日限」 かぜふ「てんぐほうそくじかぎり」 鴉符「暗夜のデイメア」 からすふ「あんやのでいめあ」 メディスン 毒符「神経の毒」 どくふ「しんけいのどく」 毒符「憂鬱の毒」 どくふ「ゆううつのどく」 霧符「ガシングガーデン」 きりふ「がしんぐがーでん」 毒符「ポイズンブレス」 どくふ「ぽいずんぶれす」 譫妄「イントゥデリリウム」 せんもう「いんとぅでりりうむ」 幽香 花符「幻想郷の開花」 かふ「げんそうきょうのかいか」 幻想「花鳥風月、嘯風弄月」 げんそう「かちょうふうげつ しょうふうろうげつ」 小町 投銭「宵越しの銭」 とうせん「よいごしのぜに」 死神「ヒガンルトゥール」 しにがみ「ひがんるとぅーる」 死歌「八重霧の渡し」 しか「やえぎりのわたし」 古雨「黄泉中有の旅の雨」 こう「こうせんちゅううのたびのあめ」 死価「プライス・オブ・ライフ」 しか「ぷらいす・おぶ・らいふ」 舟符「河の流れのように」 しゅうふ「かわのながれのように」 霊符「何処にでもいる浮遊霊」 れいふ「どこにでもいるふゆうれい」 恨符「未練がましい緊縛霊」 うらみふ「みれんがましいきんぱくれい」 地獄「無間の狭間」 じごく「むけんのはざま」 死符「死者選別の鎌」 しふ「ししゃせんべつのかま」 薄命「余命幾許も無し」 はくめい「よめいいくばくもなし」 換命「不惜身命、可惜身命」 かんめい「ふしゃくしんみょう、あたらしんみょう」 霊符「古き地縛霊の目覚め」 れいふ「ふるきじばくれいのめざめ」 魂符「魂の遊戯」 こんぷ「たましいのゆうぎ」 魂符「生魂流離の鎌」 こんぷ「いくたまりゅうりのかま」 四季映姫 罪符「彷徨える大罪」 ざいふ「さまよえるたいざい」 審判「ラストジャッジメント」 しんぱん「らすとじゃっじめんと」 嘘言「タン・オブ・ウルフ」 きょげん「たん・おぶ・うるふ」 審判「十王裁判」 しんぱん「じゅうおうさいばん」 審判「ギルティ・オワ・ノットギルティ」 しんぱん「ぎるてぃ・おわ・のっとぎるてぃ」 審判「浄頗梨審判 -射命丸文-」 しんぱん「じょうはりしんぱん -しゃめいまるあや- 静葉 葉符「狂いの落葉」 ようふ「くるいのらくよう」 穣子 秋符「オータムスカイ」 あきふ「おーたむすかい」 秋符「秋の空と乙女の心」 あきふ「あきのそらとおとめのこころ」 豊符「オヲトシハーベスター」 ほうふ「おをとしはーべすたー 豊作「穀物神の約束」 ほうさく「こくもつしんのやくそく」 雛 厄符「バッドフォーチュン」 やくふ「ばっどふぉーちゅん」 厄符「厄神様のバイオリズム」 やくふ「やくがみさまのばいおりずむ」 疵符「ブロークンアミュレット」 きずふ「ぶろーくんあみゅれっと」 疵痕「壊されたお守り」 きずあと「こわされたおまもり」 悪霊「ミスフォーチュンズホイール」 あくりょう「みすふぉーちゅんずほいーる」 悲運「大鐘婆の火」 ひうん「おおがねばばのひ」 創符「ペインフロー」 そうふ「ぺいんふろー」 創符「流刑人形」 そうふ「るけいにんぎょう」 にとり 光学「オプティカルカモフラージュ」 こうがく「おぷてぃかるかもふらーじゅ」 光学「ハイドロカモフラージュ」 こうがく「はいどろかもふらーじゅ」 洪水「ウーズフラッディング」 こうずい「うーずふらっでぃんぐ」 洪水「デリューヴィアルメア」 こうずい「でりゅーう゛ぃあるめあ」 漂溺「光り輝く水底のトラウマ」 ひょうでき「ひかりかがやくすいていのとらうま」 水符「河童のポロロッカ」 すいふ「かっぱのぽろろっか」 水符「河童のフラッシュフラッド」 すいふ「かっぱのふらっしゅふらっど」 水符「河童の幻想大瀑布」 すいふ「かっぱのげんそうだいばくふ」 河童「お化けキューカンバー」 かっぱ「おばけきゅーかんばー」 河童「のびーるアーム」 かっぱ「のびーるあーむ」 河童「スピン・ザ・セファリックプレート」 かっぱ「すぴん・ざ・せふぁりっくぷれーと」 早苗 秘術「グレイソーマタージ」 ひじゅつ「ぐれいそーまたーじ」 秘術「忘却の祭儀」 ひじゅつ「ぼうきゃくのさいぎ」 秘術「一子相伝の弾幕」 ひじゅつ「いっしそうでんのだんまく」 奇跡「白昼の客星」 きせき「はくちゅうのきゃくせい」 奇跡「客星の明るい夜」 きせき「きゃくせいのあかるいよる」 奇跡「客星の明るすぎる夜」 きせき「きゃくせいのあかるすぎるよる」 開海「海が割れる日」 かいかい「うみがわれるひ」 開海「モーゼの奇跡」 かいかい「もーぜのきせき」 準備「神風を喚ぶ星の儀式」 じゅんび「かみかぜをよぶほしのぎしき」 準備「サモンタケミナカタ」 じゅんび「さもんたけみなかた」 奇跡「神の風」 きせき「かみのかぜ」 大奇跡「八坂の神風」 だいきせき「やさかのかみかぜ」 秘法「九字刺し」 ひほう「くじさし」 奇跡「ミラクルフルーツ」 きせき「みらくるふるーつ」 神徳「五穀豊穣ライスシャワー」 しんとく「ごこくほうじょうらいすしゃわー」 祈願「商売繁盛守り」 きがん「しょうばいはんじょうまもり 御籤「乱れおみくじ連続引き」 みくじ「みだれおみくじれんぞくびき」 蛇符「雲を泳ぐ大蛇」 へびふ「くもをおよぐだいじゃ」 奇跡「ファフロッキーズの奇跡」 きせき「ふぁふろっきーずのきせき」 神奈子 神祭「エクスパンデッド・オンバシラ」 しんさい「えくすぱんでっど・おんばしら」 奇祭「目処梃子乱舞」 きさい「めどでこらんぶ」 筒粥「神の粥」 つつがゆ「かみのかゆ」 忘穀「アンリメンバードクロップ」 ぼうこく「あんりめんばーどくろっぷ」 神穀「ディバイニングクロップ」 しんこく「でぃばいにんぐくろっぷ」 贄符「御射山御狩神事」 にえふ「みさやまみかりしんじ」 神秘「葛井の清水」 しんぴ「くずいのしみず」 神秘「ヤマトトーラス」 しんぴ「やまととーらす」 天流「お天水の奇跡」 てんりゅう「おてんすいのきせき」 天竜「雨の源泉」 てんりゅう「あめのげんせん」 「マウンテン・オブ・フェイス」 「まうんてん・おぶ・ふぇいす」 「風神様の神徳」 「ふうじんさまのしんとく」 神符「水眼の如き美しき源泉」 かみふ「すいがのごときうつくしきげんせん」 神符「杉で結ぶ古き縁」 かみふ「すぎでむすぶふるきえにし」 神符「神が歩かれた御神渡り」 かみふ「かみがあるかれたおみわたり」 諏訪子 開宴「二拝二拍一拝」 かいえん「にはいにはくいっぱい」 土着神「手長足長さま」 どちゃくしん「てながあしながさま」 神具「洩矢の鉄の輪」 しんぐ「もりやのてつのわ」 源符「厭い川の翡翠」 げんふ「いといがわのひすい」 蛙狩「蛙は口ゆえ蛇に呑まるる」 かわずがり「かえるはくちゆえへびにのまるる」 土着神「七つの石と七つの木」 どちゃくしん「ななつのいしとななつのき」 土着神「ケロちゃん風雨に負けず」 どちゃくしん「けろちゃんふううにまけず」 土着神「宝永四年の赤蛙」 どちゃくしん「ほうえいよねんのあかがえる」 「諏訪大戦 ~ 土着神話 vs 中央神話」 「すわたいせん ~ どちゃくしんわ vs ちゅうおうしんわ」 祟符「ミシャグジさま」 すうふ「みしゃくじさま」 源符「諏訪清水」 げんふ「すわきよみず」 土着神「洩矢神」 どちゃくしん「もりやしん」 蛙休「オールウェイズ冬眠できます」 かわずやすみ「おーるうぇいずとうみんできます」 祟り神「赤口(ミシャグチ)さま」 たたりがみ「みしゃぐちさま」 合掌「だいだらぼっちの参拝」 がっしょう「だいだらぼっちのさんぱい」 「獄熱の間欠泉」 「ごくねつのかんけつせん」 「マグマの両生類」 「まぐまのりょうせいるい」 「幻想郷空中神戦」 「げんそうきょうくうちゅうかみいくさ」 衣玖 電符「雷鼓弾」 らいふ「らいこだん」 雷魚「雷雲魚遊泳弾」 らいぎょ「らいうんぎょゆうえいだん」 魚符「龍魚ドリル」 ぎょふ「りゅうぎょどりる」 雷符「エレキテルの龍宮」 らいふ「えれきてるのりゅうぐう」 棘符「雷雲棘魚」 いばらふ「らいうんきょくぎょ」 光星「光龍の吐息」 こうせい「こうりゅうのといき」 羽衣「羽衣は空の如く」 はごろも「はごろもはそらのごとく」 龍魚「龍宮の使い遊泳弾」 りゅうぎょ「りゅうぐうのつかいゆうえいだん」 光珠「龍の光る眼」 こうじゅ「りゅうのひかるめ」 雷符「神鳴り様の住処」 らいふ「かみなりさまのすみか」 雲界「玄雲海の雷庭」 うんかい「げんうんかいのらいてい」 羽衣「羽衣は時の如く」 はごろも「はごろもはときのごとく」 珠符「五爪龍の珠」 たまふ「ごづめりゅうのたま」 天子 地符「不譲土壌の剣」 じふ「ふじょうどじょうのつるぎ」 非想「非想非非想の剣」 ひそう「ひそうひひそうのつるぎ」 天符「天道是非の剣」 てんぷ「てんどうぜひのつるぎ」 地震「先憂後楽の剣」 じしん「せんゆうこうらくのつるぎ」 気符「天啓気象の剣」 きふ「てんけいきしょうのつるぎ」 要石「天地開闢プレス」 かなめいし「てんちかいびゃくぷれす」 気符「無念無想の境地」 きふ「むねんむそうのきょうち」 「全人類の緋想天」 「ぜんじんるいのひそうてん」 要石「天空の霊石」 かなめいし「てんくうのれいせき」 乾坤「荒々しくも母なる大地よ」 けんこん「あらあらしくもははなるだいちよ」 霊想「大地を鎮める石」 れいそう「だいちをしずめるいし」 天地「世界を見下ろす遥かなる大地よ」 てんち「せかいをみおろすはるかなるだいちよ」 剣技「気炎万丈の剣」 けんぎ「きえんばんじょうのつるぎ」 天気「緋想天促」 てんき「ひそうてんそく」 キスメ 怪奇「釣瓶落としの怪」 かいき「つるべおとしのかい」 ヤマメ 罠符「キャプチャーウェブ」 わなふ「きゃぷちゃーうぇぶ」 蜘蛛「石窟の蜘蛛の巣」 くも「せっくつのくものす」 瘴符「フィルドミアズマ」 しょうふ「ふぃるどみあずま」 瘴気「原因不明の熱病」 しょうき「げんいんふめいのねつびょう」 パルスィ 妬符「グリーンアイドモンスター」 とふ「ぐりーんあいどもんすたー」 嫉妬「緑色の目をした見えない怪物」 しっと「みどりいろのめをしたみえないかいぶつ」 花咲爺「華やかなる仁者への嫉妬」 はなさかじじい「はなやかなるじんしゃへのしっと」 花咲爺「シロの灰」 はなさかじじい「しろのはい」 舌切雀「謙虚なる富者への片恨」 したきりすずめ「けんきょなるふしゃへのかたうらみ」 舌切雀「大きな葛籠と小さな葛籠」 したきりすずめ「おおきなつづらとちいさなつづら」 恨符「丑の刻参り」 うらみふ「うしのこくまいり」 恨符「丑の刻参り七日目」 うらみふ「うしのこくまいりなのかめ」 勇儀 鬼符「怪力乱神」 おにふ「かいりきらんしん」 怪輪「地獄の苦輪」 かいりん「じごくのくりん」 枷符「咎人の外さぬ枷」 かせふ「とがにんのはずさぬかせ」 力業「大江山嵐」 ちからわざ「おおえやまあらし」 力業「大江山颪」 ちからわざ「おおえやまおろし」 四天王奥義「三歩必殺」 してんのうおうぎ「さんぽひっさつ」 さとり 想起「テリブルスーヴニール」 そうき「てりぶるすーぶにーる」 想起「恐怖催眠術」 そうき「きょうふさいみんじゅつ」 想起「二重黒死蝶」 そうき「にじゅうこくしちょう」 想起「飛行虫ネスト」 そうき「ひこうちゅうねすと」 想起「波と粒の境界」 そうき「はとりゅうのきょうかい」 想起「戸隠山投げ」 そうき「とがくしやまなげ」 想起「百万鬼夜行」 そうき「ひゃくまんきやこう」 想起「濛々迷霧」 そうき「もうもうめいむ」 想起「風神木の葉隠れ」 そうき「ふうじんこのはがくれ」 想起「天狗のマクロバースト」 そうき「てんぐのまくろばーすと」 想起「鳥居つむじ風」 そうき「とりいつむじかぜ」 想起「春の京人形」 そうき「はるのきょうにんぎょう」 想起「ストロードールカミカゼ」 そうき「すとろーどーるかみかぜ」 想起「リターンイナニメトネス」 そうき「りたーんいなにめいとねす」 想起「マーキュリポイズン」 そうき「まーきゅりぽいずん」 想起「プリンセスウンディネ」 そうき「ぷりんせすうんでぃね」 想起「賢者の石」 そうき「けんじゃのいし」 想起「のびーるアーム」 そうき「のびーるあーむ」 想起「河童のポロロッカ」 そうき「かっぱのぽろろっか」 想起「光り輝く水底のトラウマ」 そうき「ひかりかがやくすいていのとらうま」 燐 猫符「キャッツウォーク」 ねこふ「きゃっつうぉーく 猫符「怨霊猫乱歩」 ねこふ「おんりょうねこらんぽ」 呪精「ゾンビフェアリー」 じゅせい「ぞんびふぇありー」 呪精「怨霊憑依妖精」 じゅせい「おんりょうひょういようせい」 恨霊「スプリーンイーター」 うらみたま「すぷりーんいーたー」 屍霊「食人怨霊」 しりょう「しょくじんおんりょう」 贖罪「旧地獄の針山」 しょくざい「きゅうじごくのはりやま」 贖罪「昔時の針と痛がる怨霊」 しょくざい「むかしどきのはりといたがるおんりょう」 「死灰復燃」 「しかいふくねん」 「小悪霊復活せし」 「こあくりょうふっかつせし」 妖怪「火焔の車輪」 ようかい「かえんのしゃりん」 空 核熱「ニュークリアフュージョン」 かくねつ「にゅーくりあふゅーじょん」 核熱「ニュークリアエクスカーション」 かくねつ「にゅーくりあえすかれーしょん」 核熱「核反応制御不能」 かくねつ「かくはんのうせいぎょふのう」 爆符「プチフレア」 ばくふ「ぷちふれあ」 爆符「メガフレア」 ばくふ「めがふれあ」 爆符「ギガフレア」 ばくふ「ぎがふれあ」 爆符「ペタフレア」 ばくふ「ぺたふれあ」 焔星「フィクストスター」 えんせい「ふぃくすとすたー」 焔星「プラネタリーレボリューション」 えんせい「ぷらねたりーれぼりゅーしょん」 焔星「十凶星」 えんせい「じゅっきょうせい」 「地獄極楽メルトダウン」 「じごくごくらくめるとだうん」 「ヘルズトカマク」 「へるずとかまく」 「地獄の人工太陽」 「じごくのじんこうたいよう」 「サブタレイニアンサン」 「さぶたれいにあんさん」 制御「セルフトカマク」 せいぎょ「せるふとかまく」 遮光「核熱バイザー」 しゃこう「かくねつばいざー」 核符「クリーピングサン」 かくふ「くりーぴんぐさん」 光熱「ハイテンションブレード」 こうねつ「はいてんしょんぶれーど」 地熱「核ブレイズゲイザー」 ちねつ「かくぶれいずげいざー」 鴉符「八咫烏ダイブ」 からすふ「やたがらすだいぶ」 核熱「核反応制御不能ダイブ」 かくねつ「かくはんのうせいぎょふのうだいぶ」 「アビスノヴァ」 「あびすのう゛ぁ」 熱符「ブレイクプロミネンス」 ねつふ「ぶれいくぷろみねんす」 「ホットジュピター落下モデル」 「ほっとじゅぴたーらっかもでる」 核熱「人工太陽の黒点」 かくねつ「じんこうたいようのこくてん」 こいし 表象「夢枕にご先祖総立ち」 ひょうそう「ゆめまくらにごせんぞそうだち」 表象「弾幕パラノイア」 ひょうしょう「だんまくぱらのいあ」 本能「イドの解放」 ほんのう「いどのかいほう」 抑制「スーパーエゴ」 よくせい「すーぱーえご」 反応「妖怪ポリグラフ」 はんのう「ようかいぽりぐらふ」 無意識「弾幕のロールシャッハ」 むいしき「だんまくのろーるしゃっは」 復燃「恋の埋火」 ふくねn「こいのうずめび」 深層「無意識の遺伝子」 しんそう「むいしきのいでんし」 「嫌われ者のフィロソフィ」 「きらわれもののふぃろそふぃ」 「サブタレイニアンローズ」 「さぶたれいにあんろーず」 ナズーリン 棒符「ビジーロッド」 ぼうふ「びじーろっど」 捜符「レアメタルディテクター」 しゅふ「れあめたるでぃてくたー」 捜符「ゴールドディテクター」 しゅふ「ごーるどでぃてくたー」 視符「ナズーリンペンデュラム」 しふ「なずーりんぺんでゅらむ」 視符「高感度ナズーリンペンデュラム」 しふ「こうかんどなずーりんぺんでゅらむ」 守符「ペンデュラムガード」 しゅふ「ぺんでゅらむがーど」 宝塔「グレイテストトレジャー」 ほうとう「ぐれいてすととれじゃー」 小傘 大輪「からかさ後光」 たいりん「からかさごこう」 大輪「ハロウフォゴットンワールド」 たいりん「はろうふぉごっとんわーるど」 傘符「パラソルスターシンフォニー」 かさふ「ぱらそるすたーしんふぉにー」 傘符「パラソルスターメモリーズ」 かさふ「ぱらそるすたーめもりーず」 雨符「雨夜の怪談」 あめふ「あまよのかいだん」 雨傘「超撥水かさかさお化け」 あまがさ「ちょうはっすいかさかさおばけ」 化符「忘れ傘の夜行列車」 かふ「わすれがさのやこうれっしゃ」 化鉄「置き傘特急ナイトカーニバル」 かてつ「おきがさとっきゅうないとかーにばる」 傘符「大粒の涙雨」 かさふ「おおつぶのなみだあめ」 驚雨「ゲリラ台風」 きょうう「げりらたいふう」 後光「からかさ驚きフラッシュ」 ごこう「からかさおどろきふらっしゅ」 一輪 鉄拳「問答無用の妖怪拳」 てっけん「もんどうむようのようかいこぶし」 神拳「雲上地獄突き」 しんけん「うんじょうじごくづき」 神拳「天海地獄突き」 しんけん「てんかいじごくづき」 拳符「天網サンドバッグ」 こぶしふ「てんもうさんどばっぐ」 連打「雲界クラーケン殴り」 れんだ「うんかいくらーけんなぐり」 連打「キングクラーケン殴り」 れんだ「きんぐくらーけんなぐり」 拳打「げんこつスマッシュ」 けんだ「げんこつすまっしゅ」 潰滅「天上天下連続フック」 かいめつ「てんじょうてんげれんぞくふっく」 大喝「時代親父大目玉」 だいかつ「じだいおやじおおめだま」 忿怒「天変大目玉焼き」 ふんど「てんへんおおめだまやき」 忿怒「空前絶後大目玉焼き」 ふんど「くうぜんぜつごおおめだまやき」 水蜜 転覆「道連れアンカー」 てんぷく「みちづれあんかー」 転覆「沈没アンカー」 てんぷく「ちんぼつあんかー」 転覆「撃沈アンカー」 てんぷく「げきちんあんかー」 溺符「ディープヴォーテックス」 できふ「でぃーぷう゛ぉーてっくす」 溺符「シンカブルヴォーテックス」 できふ「しんかぶるう゛ぉーてっくす」 湊符「ファントムシップハーバー」 そうふ「ふぁんとむしっぷはーばー」 湊符「幽霊船の港」 そうふ「ゆうれいせんのみなと」 湊符「幽霊船永久停泊」 そうふ「ゆうれいせんえいきゅうていはく」 幽霊「シンカーゴースト」 ゆうれい「しんかーごーすと」 幽霊「忍び寄る柄杓」 ゆうれい「しのびよるひしゃく」 星 宝塔「レイディアントトレジャー」 ほうとう「れいでぃあんととれじゃー」 宝塔「レイディアントトレジャーガン」 ほうとう「れいでぃあんととれじゃーがん」 光符「アブソリュートジャスティス」 こうふ「あぶそりゅーとじゃすてぃす」 光符「正義の威光」 こうふ「せいぎのいこう」 法力「至宝の独鈷杵」 ほうりき「しほうのどっこしょ」 法灯「隙間無い法の独鈷杵」 ほうとう「すきまないほうのどっこしょ」 光符「浄化の魔」 こうふ「じょうかのま」 「コンプリートクラリフィケイション」 「こんぷりーとくらりふぃけいしょん」 白蓮 魔法「紫雲のオーメン」 まほう「しうんのおーめん」 吉兆「紫の雲路」 きっちょう「むらさきのうんろ」 吉兆「極楽の紫の雲路」 きっちょう「ごくらくのむらさきのうんろ」 魔法「魔界蝶の妖香」 まほう「まかいちょうのようこう」 魔法「マジックバタフライ」 まほう「まじっくばたふらい」 光魔「スターメイルシュトロム」 こうま「すたーめいるしゅとろむ」 光魔「魔法銀河系」 こうま「まほうぎんがけい」 大魔法「魔神復誦」 だいまほう「まじんふくしょう」 「聖尼公のエア巻物」 「ひじりあまぎみのえあまきもの」 超人「聖白蓮」 ちょうじん「ひじりびゃくれん」 飛鉢「フライングファンタスティカ」 ひばち「ふらいんぐふぁんたすてぃか」 飛鉢「伝説の飛空円盤」 ひばち「でんせつのひくうえんばん」 ぬえ 妖雲「平安のダーククラウド」 よううん「へいあんのだーくくらうど」 正体不明「忿怒のレッドUFO襲来」 しょうたいふめい「ふんぬのれっどUFOしゅうらい」 鵺符「鵺的スネークショー」 ぬえふ「ぬえてきすねーくしょー」 正体不明「哀愁のブルーUFO襲来」 しょうたいふめい「あいしゅうのぶるーUFOしゅうらい」 鵺符「弾幕キメラ」 ぬえふ「だんまくきめら」 正体不明「義心のグリーンUFO襲来」 しょうたいふめい「ぎしんのぐりーんUFOしゅうらい」 鵺符「アンディファインドダークネス」 ぬえふ「あんでぃふぁいんどだーくねす」 正体不明「恐怖の虹色UFO襲来」 しょうたいふめい「きょうふのにじいろUFOしゅうらい」 「平安京の悪夢」 「へいあんきょうのあくむ」 恨弓「源三位頼政の弓」 こんきゅう「げんざんみよりまさのゆみ」
https://w.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/18.html
当ページでは、橋爪大三郎と大澤真幸による『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)に記述されている、単純な事実に関する膨大な量の間違い・誤りを扱う。間違いだらけの「ふしぎなキリスト教」が容量オーバーになったため、歴史篇を分割して作成。 2012年6月2日現在、2012年7月18日現在、130個以上の誤りが挙げられているが、まだ未完成。なおこの誤りの数は明らかな誤りのみをカウントしたものであり、疑問符が山ほどつく「ふしぎなキリスト教」に挙げられている項目数は含まれていない。まだまだ対応出来て居ない間違いがあるため、今後さらにページを分割することも有り得る。 ※ 当ページ編集者は、「少しくらい間違っててもいいじゃないか」という価値観・感想には拠らない。 間違いの量が桁違いに多い(当ページにまとめている通り)。「少しくらい」のレベルを遥かに超えて居る。 理系ではそんな事は許されないが、文系でも同じ。真面目な文系研究者に失礼。 関連する研究をしている人々の努力と業績を一切無視して講釈するのは、学者も、金を払っている一般読者も愚弄している。 p254 大澤「「西洋」を理解するというぼくらの目標」と言ってながら、実際には西洋で一般的な解釈を説明する内容ではなく「橋爪独自解釈」がだらだらと書かれているというのでは、宣伝文句に偽りがある。 ※ 本ページにおける「参考文献」は、学術論文に使用出来るレベルのものとは限らない。一般向けにアクセスし易い便によって選定されることもある。 間違いだらけの「ふしぎなキリスト教」 聖書篇(総合・旧約) 聖書篇(新約その1) ・ (新約その2) 神学篇 他宗教篇(仏教・神道・イスラーム)(間違いだらけの惨状は他宗教の記述でも同様。これで比較が可能なのでしょうか?) 疑問符が山ほどつく「ふしぎなキリスト教」 「ふしぎなキリスト教」以外の良い入門書(あるんです!)紹介 (誠実な著者による良書からこそ学びましょう^^) 歴史についての間違い 歴史 頁数 誤りのある記述の引用 正しくは 参考文献 p26 「ローマ軍の手でエルサレムの神殿が壊されて、ユダヤ民族は世界中に散らされてしまったんですね」 (東京工業大学で行われた2004年度の宗教社会学のレジュメから窺われるように)橋爪氏が、ユダヤ民族が世界中に散らされたのはローマ軍によってエルサレムが破壊された70年以降だ、と考えているのであれば、明確に誤りである。紀元前から既にディアスポラのユダヤ人がいたことは確かである(たとえば、ディアスポラのユダヤ人の一人として、本書で何度も取り上げられているパウロが挙げられる)。しかし、70年以前にディアスポラのユダヤ人が既にいたことを承知しつつ、しかし大雑把にユダヤ教の流れを語るためにこのように述べているのかもしれない。大澤氏が102頁で「バビロン捕囚の後に、ディアスポラ(離散の民)ということが言われるようになります」と語っていて、それを橋爪氏は訂正していないから、こちらであるかもしれない(このような橋爪氏の説明は、前提とする読者のことを考えれば大雑把に過ぎると思われるが、この点については議論が分かれるところであろう)。なお、大澤氏がこの「ディアスポラ」が何を意味するのか分かった上で語っているのか、かなり怪しいことも指摘しておこう(102-103頁で大澤氏は、ディアスポラのユダヤ人を寄留者と同じように理解しているようだし、「特定の土地に定住しきらない移動する」人々とも考えているようだが、ディアスポラのユダヤ人はユダヤの地以外に寄留ではなく定住している人々のことも当然指す)。 Catholic Encyclopedia Diaspora p33p34 「イエス・キリストの時代には、神殿で儀式を行う人びとはサドカイ派、律法を守る人びとはパリサイ派、と呼ばれていた」「神殿で儀式を行ない、ヤハウェに犠牲を献げるのが、祭司たちです。サドカイ派は、こういうグループだった」 神殿で儀式を行う人びとは、祭司であり、その中にはサドカイ派の者もいたが、全てがそうであるわけではなかった。サドカイ派は当時のセクトの一つであって、モーセ5書のみを権威あるものと認め、口伝律法、霊魂不滅、復活思想を認めない点に特徴があるが、しかし当然律法を守っていた。この点から、「律法を守る人びとはパリサイ派」とは珍妙な説明であることが分かろう。そもそも程度の差こそあれ、ユダヤ人であれば誰でも律法を守っていたのだから。パリサイ派は律法をただ守っていただけではなく、より厳格に守ろうとしたセクトであり、且つ成文律法(モーセ五書)のみならず口伝律法にも権威を与えていたセクトである。 A.J. Saldarini, Pharisees, Scribes, and Sadducees in Palestinian Society p34 「バビロン捕囚から戻ってからは、預言者が現れなくなる。実際には現れたのでしょうが、見つけ次第、弾圧されるようになった。」 典拠不明。橋爪氏は捕囚後の預言者であるハガイもゼカリヤも居なかったと主張したいのだろうか。「聖書には書かれているが実在しなかったと思う」というのであれば、典拠をつけてそう主張するべきだ。橋爪氏がハガイもゼカリヤも知らないだけではないかと疑われる事を避けるためにも。 預言者ハガイが、ユダの総督シュアルティエルの子ゼルバベルと、大祭司ヨツァダクの子ヨシュアに対して預言した際、ハガイは「弾圧される」どころか、ゼルバベルとヨシュア、および民はハガイに耳を傾け(ハガイ書1章12節)、ハガイの預言通りに神殿再建に取り掛かっている(ハガイ書1章14節)。 HAGGAI - Online Information article about HAGGAIZECHARIAH - Online Information article about ZECHARIAHハガイ書1章12節ハガイ書1章14節 p34p112 「イエスが処刑されたあと、エルサレムの神殿が破壊され、神殿を拠点にしていた祭司がいなくなった。預言者もとっくにいない。律法学者だけ残った。これが、いま私たちが知っているユダヤ教です。」「律法学者(イエスの時代には、パリサイ派と呼ばれた)」 エルサレム神殿崩壊後に残った集団が「いま私たちが知っているユダヤ教」を作った、と言いたいのであれば、ファリサイ派が残った、と言うべきであろう。律法学者は読み書きに関する能力を持った人びとを指すのであって、従って神殿崩壊後に主流となったファリサイ派以外のセクト、つまり神殿崩壊と同時あるいはその後に歴史から姿を消してしまったサドカイ派、エッセネ派にも律法学者がいたのである。従って、律法学者が「イエスの時代には、パリサイ派と呼ばれた」とは明確な誤りである。 A.J. Saldarini, Pharisees, Scribes, and Sadducees in Palestinian Society p41 「イスラエルの民には、ヤコブの十二人の息子をそれぞれ先祖だと信じている、十二の部族がある」「ヤコブの十二人の息子の子孫が、イスラエル十二部族となり、めいめい土地を割り当てられて、カナンの地に定着します」 ヨセフ族がマナセ族とエフライム族に分かれ(マナセとエフライムはヨセフの息子であり、従ってヤコブの孫である)、ユダ族、イッサカル族、ゼブルン族、ルベン族、シメオン族、ガド族、ベニヤミン族、ダン族、アシェル族、ナフタリ族、レビ族、マナセ族、エフライム族、の十三部族とする伝承が一般的。土地の割り当てについて述べるならば、この伝承に基づく区分を採用すべきである。何故なら、橋爪氏の言葉に従えば、レビ族も土地を取得したことになってしまうからである! Catholic Encyclopedia:Jewish Tribe p41 「南側のユダ族が広い範囲を占めていて、北側に残りの部族がいる」 南北王朝時代の南ユダ王国とユダ族の土地の混同。時代も違う上、ユダ王国はユダ族だけの土地ではない。ベニヤミン族の土地もユダ王国に属する。また、仮にユダ族の土地だとしても、民数記26章とヨシュア記19章などを参照すると分かるように、別に広い土地だったわけではない。 Tribe of Judah, Territory of Judah. Jewish Enyclopedia Old Testament Map 4 - The Tribes of Israel p133-4 「イエスについては、文書記録があります。でもそれは、福音書に限られる。キリスト教の初期教会が伝える福音書がすべてだと言っていい」「別の記録、たとえば、ユダヤ教側の文書とか、イエスを十字架で処刑したローマ側の文書とか」は「見つからなかった」 イエスと同時代のユダヤ人フラヴィウス・ヨセフス(37年頃から100年頃)が93年か94年に著した『ユダヤ古代誌』18・63以下にイエスについての証言がある。尤も、この個所がヨセフスの真筆であるかについては議論があるが。 『ユダヤ古代誌』18・63以下 p139 「いつキリスト教が成立したかというと、それは、パウロの書簡によってである」。 聖書学の分野では一般に、パウロはユダヤ教に属すると考えられている。イエスをキリストと信じる人びとが、自分たちはユダヤ教徒であるかどうかというアイデンティティに関わる問題を自覚し始めたのは、パウロの死後であり、第一次ユダヤ戦争が終わってから、つまり70年以降である。 佐藤研『聖書時代史―新約篇』岩波現代文庫、2003年、144頁以下]上村静『旧約聖書と新約聖書』新教出版社、2011年、259頁以下。 p150p207 「当時、『義の教師』という人びとがいて」「歴史的実在としてのイエスは」「義の教師」 「義の教師」は死海文書に現れ、クムラン教団を作った人物あるいはこの教団の指導者を指していると考えられている。橋爪氏が「義の教師」という言葉でどのような人びとあるいは集団を指しているか不明であるが、「義の教師」はテクニカルタームであるから、この名称を用いては誤解を招く。従って、訂正が必要。 死海文書入門講座Ⅵ 和田 幹男 VI 正義の教師-クムラン教団の起源を求めて p161 ヘロデ大王の死後、四人の息子が国土を分割した 歴史的事実としてヘロデ大王の息子のうち、存命したのはアルケラオス、ヘロデ・アンティパス、フィリッポスの3人だけである(他は処刑された)。アルケラオスは「民族統治者 ethnarches」としてユダヤとサマリアを、ヘロデ・アンティパス及びフィリッポスは「四分領守 tetrarches」として、前者がガリラヤとペレアを、後者が北トランス・ヨルダンを支配した。「民族統治者」も「四分領主」も「王」ではない。ローマの皇帝の承認なしで「王」を名乗ればローマに対する反逆罪となる(なお、ヘロデ大王は遺言でアルケラオスを王としたが、これはアウグストゥスに許されず、従ってアルケラオスは「民族統治者」になったのである)。これを押さえずにイエスの時代を語れない。なお、第14版では「三人」と正しく訂正されていることを付言しておこう。 Herod the Great BiographyHerod Encyclopædia Britannica山我 哲雄 (著), 佐藤 研 (著) 『旧約新約聖書時代史』p169 - p170, 教文館 (1992/02) ISBN 4764279037 p161 「さらに、ローマの総督がいて」 同頁の文脈から見ると、当時のユダヤにはヘロデ王家(ヘロデ大王の息子アルケラオスのことであろう)、サンヘドリン、そして総督が同時期にいたように書かれているが、ヘロデ大王の後でユダヤとサマリアの支配者となったヘロデ・アルケラオスが失脚し(6年)、その後、ユダヤとサマリアはローマの属州となり、その結果ローマ総督が派遣されたのであって、アルケラオスと総督が同時期にいたわけではない。 佐藤研『聖書時代史―新約篇』岩波現代文庫、2003年、24頁。 p164 「イエスは、モーセの律法に違反する重大刑事犯なので、議会が逮捕して裁判にかけた。王もいたけれど、宗教法に関することなので、関与しなかったと思う」 上に挙げたように、当時のあの時代のユダヤ属州はローマ統治下なので王は持てない。「ユダヤの王」を名乗ったらローマに対する反逆罪で国ごとつぶされる恐れがあった。だからユダヤ属州には王はいなかったし、イエスがユダヤの王だと思われたらローマににらまれる可能性があった。大勢を守るために一人を殺そうと大祭司カイアファが判断した、というのは福音書にもある記述。ヘロデ大王が死んで領土が分割され、ヘロデ・アグリッパ一世がまたローマに認めてもらうまで、その間の期間にユダヤ属州に王はいない。そもそも、「金の冠」のかわりに「イバラの冠」、「王笏」のかわりに「葦の棒」、「紫の衣」のかわりに「裸に兵士の赤いマント」というのは、「王になれない偽者の王だ」っていう見せしめ、精神的な拷問の意味もあった。そして十字架にINRI、「ナザレのイエス ユダヤの王」が罪状書きとされた。ローマ帝国の総督ピラトは「イバラの冠」などでイエスを王になれない偽者の王として飾り立て、ユダヤ人たちに「見よ、あなたたちの王だ」と見せ付けてさらしものにする。それに対してユダヤ人は「わたしたちには、皇帝のほかには王はありません」と答える(ヨハネ19:14-15)。イエス裁判のシーンでピラトがイエスに真っ先に聞くのは「お前はユダヤの王なのか」ということなどは、すべての福音書に共通している。当時のユダヤ属州に「王」がいてはいけなかった、ということが前提でないと、イエス裁判のシーンは成立しない Jesus Christ The Political Situation Encyclopædia Britannica Judaea Encyclopædia BritannicaPontius-Pilate Encyclopædia Britannica p167 「パウロは」神の子を「どう考えていたか。……神の子とは、どういうアイデアかというと、まず、あちこちの国王がそのように主張していた。成り上がりの王が、自分の血筋を誇れない場合、「自分は太陽の子だ」とか「神の子だ」とか主張したんです。それは、パウロも知っていたと思う。だから、当時、神の子という考え方がまったくなかったわけではない」 パウロはローマ帝国の中で生きていたのだから、「あちこちの国王」の話をするのではなく、ローマ皇帝崇拝を語るべきであろう。というのも、初代皇帝アウグストゥス(在位前27-後14年)がまさに「神の子 divi filius」の称号を得ているからである。左記の指摘に対し、divi filiusであってDei filiusではない、との指摘が寄せられたので、当時のコインや碑文で、ローマ皇帝がギリシャ語で「神の子(theou hyios)」と呼ばれているものが幾つもある、ということを指摘しておきたい。更に、現在のトルコにある小アジアの都市プリエネから出土した、紀元前9年に発令された暦の勅令に関する碑文『プリエネ碑文』では、アウグストゥスが端的に「神 theos」と呼ばれていることも、ついでながらここで指摘しておこう。だから、イエスが「神の子」であると語ることは、ローマ帝国に対する抵抗の意味もあるかもしれない。以上から、パウロは「神の子」という概念があることを「知っていたと思う」と曖昧に語るのは困難であろう。彼は、ローマ帝国反逆者の処刑法である十字架刑に処せられたイエスを自覚的に「神の子」と呼んでいるのであり、それがローマ皇帝に対する或はローマ皇帝をそのように呼ぶ人々に対する批判をも意味することを自覚していた、と考えるのが妥当である。 Richard Niswonger, New Testament HistoryRichard A. Horsley, Paul and Empire Religion and Power in Roman Imperial Societyプリエネ碑文 p172 「当時のユダヤ教のグループには、パリサイ派とサドカイ派のほかいに、エッセネ派というのがあって、…。エッセネ派は、裁きの日は近いと考えて、人里離れた山の中にこもり、独身主義で祈りの生活を送る、みたいな人びとなんですね。独身主義で祈りの生活を送っていたら、五十年もすればその集団は消滅してしまうわけで、だからいなくなってしまったグループなんです」 イエスと同時代のヨセフス(37年頃から100年頃)の『ユダヤ戦記』II・8・4には、エッセネ派は山の中に出はなく「一つの町に住んでいるわけではなく、各町ごとに(共同住宅に)定住している」と書かれている。更にヨセフスは、エッセネ派にも様々なグループがあり、あるエッセネ派のグループでは、結婚を認めている、と報告している(『戦記』II・8・13)。つまり、橋爪氏はエッセネ派の多様性を考えていないのである。橋爪氏はエッセネ派の中のクムラン宗団を念頭において発言されたと思われる。この集団は紀元前2-1世紀には出来上がったと考えられるが、滅びたのは結婚しなかったからではなく、ローマ軍に占拠されたからである。70年頃と考えられているから、50年以上は消滅せずに残っていたのであった。エッセネ派はエルサレムの神殿がなくとも信仰は守れると主張した。そのため、一部の研究者は、このセクトが洗礼者ヨハネやイエスにも近い存在だった考える。エッセネ派が歴史の表舞台から消えていった理由は様々考えられているが、そののひとつとして、紀元70年のエルサレム神殿の破壊が挙げられるかもしれない。ローマによる弾圧に加え、神殿を失ったため、神殿に対抗する勢力として自らを規定していたグループであったため、存在意義が薄れてしまったのである。そのため、律法学者のファリサイ派の一部と合流していったと考えられている。また、これは橋爪大三郎の『性愛論』などにもみられる彼の独自の考え方であるが、独身主義をとった集団は滅びる、というものがあるらしい。その根拠は不明である。そもそも、独身主義や禁欲主義の団体は新人の入会を拒むとは限らない。カトリックの聖職者は独身が原則であり、正教の修道士聖職者は独身者であり、両教会にも修道制があるが、極めて長い期間存続しているのをどう説明するのだろうか? 死海文書入門講座II 和田 幹男 Ⅲ Ⅱ キルベト・クムランの発掘調査死海文書入門講座Ⅲ 和田 幹男 Ⅲ キルベト・クムランにいた住民は誰かEssenes - Jewish Encyclopedia Essene - Encyclopedia Britanica p173 大澤「イエスのグループを、エッセネ派と違うというので、『ナザレ派』と呼ぶ人びともいる」 典拠不明。誰がこのように言っているか、明言して欲しい。もちろん、イエスのグループを「ナザレ派」と呼ぶ研究者はいるが、それはイエスのグループをユダヤ教内部の一派と捉え、エッセネ派のみならずファリサイ派やサドカイ派からも区別するためである(例えば、出村彰『キリスト教入門2歴史』日本基督教団出版局、1981年(4版)、8頁など)。エッセネ派とだけ区別するだけの名称では、情報として不十分である。 出村彰『キリスト教入門2歴史』日本基督教団出版局、1981年(4版) p216 「(ユダの福音書が英訳されたことは)日本では一行もニュースにならなかった」 たとえば日経新聞が2006年4月7日に伝えている。日経新聞を始めとした諸新聞はニュースを伝えていない、と橋爪氏は言いたいのか。 歴史を覆す大発見! 「ユダの福音書」が明かす、イエス・キリストの最後の言葉 p236 「そもそも、教会というものができたことが、パウロの最大の貢献ですね」 パウロ以前に教会は(その形態がどのようなものであれ)各地にあった、と考えるのが自然。そもそも、パウロは『ガラテヤの信徒への手紙』1章13節で、召命を受ける/回心する前に「わたしは、徹底的に神の教会を迫害し、滅ぼそうとしていました」と述べている。もし教会がパウロによって成立したのであれば、パウロがキリスト者になる前には教会が無かったことになる。しかし、パウロはキリスト者になる前に教会を迫害し、滅ぼそうとしていた。矛盾である。 ガラテヤの信徒への手紙1章 p237 「ユダヤ教」はローマ世界の神々を礼拝しなかったが、「ユダヤ人コミュニティに閉じていたので」、そのようには「見えにくかった」。だから「キリスト教は、初めて公然と現れた一神教として、人びとに深い印象を残した。キリスト教は無神論だから、神を拝まないのだろうと言われていたほどです」 事実と異なる。キリスト教以前にユダヤ教の人々がローマの神々を礼拝しなかったので、既に人々の注目を集めていた。例えば、前1世紀の修辞学者アポロニオス・モロン(キケロやカエサルの師匠)は、ユダヤ人を「無神論者」と罵っているが、これはユダヤ人が自分たちの主以外を礼拝しなかったからである。そもそもこのようにユダヤ人が侮蔑されたのも、彼らがヘレニズム世界に広く、しかもかなりの人数が住んでいたからである。ユダヤ人がいない土地を探すのは困難である、と当時言われていたほどであり、更に、ユダヤ人の中には上層階級に属し、政治的に活躍した人物も居た(たとえば、アレクサンドリアのフィロンの甥であるティベリウス・ユリウス・アレクサンデルは、ユダヤ総督やエジプト領事にもなった)。 野町啓『学術都市アレクサンドリア』 p238 (「19 初期の教会」の項目内で)「ユダヤ教のシナゴーグは、男女別々に着席する。イスラム教のモスクもそう。キリスト教の教会は、男女いっしょに座る。」 現代では確かに大半の教会が、教会堂内で祈る位置につき、男女の区別をしていない。しかしこの個所では橋爪氏は初期教会について語っているので誤り。初期教会においては男女の位置は区別されており、これは最近まで守られていた習慣である。4世紀のエルサレムの聖キュリロス(イエルサリムの聖キリル)も、教会堂内では男女それぞれ祈るよう教えている。またギリシャ正教会、コプト教会など、男女を教会堂内の位置で(教会堂の左右などで)分けるという習慣を守っているものが今でも一部存在する(正教会の全てで守られているわけではないが、守っている者・地域も少なくないということ)。なお、「座る」というのも一面的に過ぎる。正教会は立って祈るのが基本的姿勢である。現代の一部教会を見ただけで、初期教会や世界中の教会につき、勝手に想像して断定するべきではない。 Separate Church Seating ArrangementWhy do men and women sit on different sides in the church?Greek Orthodox Funeral for a Priest_Choir of Saint Sophia Greek Cathedral London(ギリシャ正教会聖ソフィア大聖堂での埋葬式の動画、ロンドン) p251 「180頃 『新約聖書成立』」 新約聖書が成立とは何を指しているのか不明である。新約聖書に収められている全ての文書が出揃ったのが180年頃と言うならば、遅すぎる(一般に、新約聖書諸文書の中で最も新しいのは『ペテロの手紙二』であり、これが150年より後に執筆されたと考える研究者はほぼいない)。テルトゥリアヌスが初めて「新約聖書」という名称を用いたことを誤って「新約聖書成立」と書いているのだろうか。しかし、テルトゥリアヌスがキリスト者となったのは180年より後であるから、早すぎる。正典としての『新約聖書』が成立した、という意味であるのか。しかしこれも、全くの間違い。そもそも西方教会において現行の新約聖書に含まれるのと同じ27書が正典とされたのは393年のヒッポーの宗教会議においてであり、397年の第3回カルタゴ宗教会議にて正典目録が発布されたのである(東方教会はもっと遅い)。 Catholic Encyclopedia Canon of the New Testament p255 「(五大総主教座エルサレム、アンティオキア、アレクサンドリア、コンスタンティノープル、ローマのうち)最初の三つはまもなく開店休業になって」 開店休業どころか、どの総主教庁も正教会のものも非カルケドン派のものも、全て現代まで存続している。この論法だとこの前永眠したコプトのシェヌーダ3世も「開店休業の主」だった事になるのだから、橋爪氏はコプトに対して非常に失礼なことを語っているのではないだろうか。また、トゥルーリ公会議では「ローマ、コンスタンティノポリ、アレクサンドリア、アンティオキア、イェルサリム」という序列が定められているが、何でこんな並べ方をしたのかは不明。 The Quinsext Council (or the Council in Trullo), 692 , CANON XXXVI.参照 コプト正教会の教皇シェヌーダ3世が死去、エジプト (AFPBB 2012年03月19日 09 54) p256 「全部で六回開かれた公会議の内容をすべて承認している(正教とカトリック)」 正しくは7回。これは「細かい間違い」ではない(「幾つの公会議を承認しているのか」がカルケドン公会議を認める側と認めない側を分ける分水嶺になっているため)。なお、14刷では正しく7回と訂正されていることも付言しておこう。 OCA - The Orthodox Faith - Volume I - DoctrineSources of Christian Doctrine - The Councils(アメリカ正教会) p256 「東方教会と西方教会が分裂したのは、スポンサーであるローマ帝国が、テオドシウス帝の死後、東西に分裂したからです(395年)。分裂してしばらくすると、両教会合同の公会議が開けなくなった。道中の警護や経費の負担ができないからです。」 高校の受験世界史通りに「1054年」を目安にせよとは言わないが、395年に起点を求めるとは幾らなんでも早過ぎる。正教とカトリック双方から有効性が認められている全地公会(第三:431年、第四:451年、第五:553年、第六:681年、第七:787年)は8世紀まで開かれているのであり、「ローマ帝国が分裂したから共同の公会議が開かれなくなった」というのは、もはや「解釈の違い」ではなく「事実に反する」。加えて、「帝国の分裂」=「教会の分裂」と簡単に言えるような事態だったら、イリュリクム統治領の教会管轄権の問題は起きよう筈も無い(イリュリクム統治領は東ローマ帝国治下だったが、教会管轄はローマ司教に帰属していた)。 久松英二『ギリシア正教 東方の智 (講談社選書メチエ)』28頁 - 29頁 OCA - The Orthodox Faith - Volume I - DoctrineSources of Christian Doctrine - The Councils(アメリカ正教会) p258 大澤「そもそもなんでローマ教会がラテン語を使ったのかよく解らない」橋爪「本来なら、ギリシア語であるべきですね」 「ローマ教会がなぜラテン語のみを使うようになったのかよく解らない」というのなら解るが、4世紀のシリアの聖エフレムだってシリア語使っていたのだから、ローマ教会が現地のラテン語を使ったことまでは、別段不思議がることではない。そもそもシリア語で膨大な著作を残した聖エフレムの存在を、橋爪氏も大澤氏も全く知らないと思われる。 St. Ephrem (Ephraem, Ephraim) the Syrian, (A.D. 373)(シリア正教会 アメリカ合衆国西部大主教区) p275 「初期教会は、ローマ帝国のただの任意団体で」 キリスト教が宗教法を作れない(間違い)、というところに現れた意味不明な記述である。初期教会がローマの国教となっていなかったことの表現のつもりかもしれないが、「任意団体」と言う限りは「公認」されていた(少なくとも適法と看做されていた)組織を意味するが、そのような歴史的事実は無い。ローマにおけるキリスト教の公認は4世紀である。そもそも「任意団体」という概念をあてはめること自体何が言いたいのか不明。任意団体は「法人」に対置される概念であって、団体の適法性・違法性は法人化の有無には拠らない。「公認」されたら「法人」と言いたいのか?「橋爪は宗教学者ではなく宗教社会学者だ」と擁護する向きもあるが、仮にも「社会学者」であれば、「法人」と「任意団体」の概念の違いを押さえてから発言するべき。 任意団体とNPO法人の違い | 京都市市民活動総合センター(流山市のウェブサイト内ページが消滅したため、参考リンクを変更) p312 「クジラに脂身がたくさんあって油が採れるとなれば、クジラを獲ってロウソクをつくってもいいし、(中略)こんなことは、キリスト教徒しかやらないんです。」 鯨油は江戸時代の日本でも照明・農薬など多目的に利用されていた。本書を読むと、キリスト教のみならず、日本の宗教・日本の歴史も誤解する。これも瑣末な間違いではない。間違いそのものも問題だが、橋爪氏による勝手な結論(キリスト教徒の特殊性強調)に合わせて、前提となる基本的な歴史的事実(日本人も同じことをしていた)が捻じ曲げられてしまっているという構造が、本質的問題である。 平戸市生月町博物館鯨の利用 外部リンク 間違いだらけの『ふしぎなキリスト教』とそれを評価する傾向につき 誤りと誤解と偏見に満ちている本, 2011/7/13 映画瓦版の読書日誌 ふしぎなキリスト教 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判まとめ一覧 - Togetter 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判100- Togetter 最新 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判1 - Togetter(2以降と別のまとめ製作者によるもの) 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判2 - Togetter(2以降のまとめの始まり)