約 1,487,923 件
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/1343.html
それが最後の言葉だった 作詞/42スレ440 行ってくるよ 帰ってきたら 一緒に暮らそう 行ってらっしゃい 待ってるねと 彼女の声 彼と暮らした 三日間 大事にしてるよ この思い出 羽ばたかぬ 翼と 空を舞い 風とともに 鉢巻を濡らして 愛するものに 嘘だけ 喋った事 この海とともに 心を濡らして
https://w.atwiki.jp/senjutu/pages/278.html
#blognavi 「邪気は… 運の良くない人には 誰にでも とり憑くもの」です。 すると~ どうなるか? 困った出来事とかが 頻発して起こるのは~「邪気の専売特許の裏技に… たまたま 見込まれたことの 不快な結果です。(>_<) ◆ ところでその「邪気ってものは 何」でしょう? (@_@) お尋ねあれば~ 私の答えをお知らせします。 カテゴリ [邪気] - trackback- 2007年06月19日 07 44 56 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/2613.html
このページはこちらに移転しました それが最後の言葉だった 作詞/42スレ440 行ってくるよ 帰ってきたら 一緒に暮らそう 行ってらっしゃい 待ってるねと 彼女の声 彼と暮らした 三日間 大事にしてるよ この思い出 羽ばたかぬ 翼と 空を舞い 風とともに 鉢巻を濡らして 愛するものに 嘘だけ 喋った事 この海とともに 心を濡らして (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/namxcap/pages/126.html
飛竜 行動開始時 「俺か…」 「俺が行く」 「退いていろ」 「始める」 「任務再開だ」 「行くぞ」 攻撃時 開始「通らせてもらう」 「露と消えるが良い」 「任務を開始する」 「任務の邪魔だ」 「切り刻む」 「これも任務に過ぎない」 「消え失せろ」 「俺の邪魔をするな」 「茶番は終わりだ」 「地獄へ行くがいい」 「この場で始末する」 「貴様と遊んでいる暇はない」 「見逃す訳にはいかん」 「目標を捕捉」 「斬り捨てる」 「そこをどけ」 「俺から逃げられるとでも」(体力:中傷時) 「終わらせる」(体力:中傷時) 「ここで決着を着ける」(体力:中傷時) 「潔く死ね」(体力:中傷時) 「ここが貴様の墓場だ」(体力:中傷時) 「貴様は潰す」(体力:中傷時) 「時間がない、行くぞ」(体力:瀕死時) 「…死ね」(体力:瀕死時) 「俺の手で冥土に…送ってやる」(体力:瀕死時) 未撃破「生き残ったか」 「硬いだけか」 「結末は決まっている」 「ここからか」 「任務を続行する」 「仕損じたか…」 「死に損ないが」 「しぶとさだけは一人前か」 「その場凌ぎにすぎんな」 「次は殺す」 「とんだ茶番だ」 「外したか…」 「時間がない。ここまでだ」 「甘さがあったか」 「まだ動けるのか…」 「まだやるか」 「耐え切っただと…」 「次で終わらせる」 「わかったら消えろ」 撃破「終わりだ」 「下らん時間を過ごした」 「結果が全てだ」 「これが結果だ」 「雑魚が」 「雑魚と遊んでいる時間はない」 「地獄へ行くがいい」 「時間の無駄だった」 「他愛もない」 「次の相手はどこだ」 「取るに足らん」 「任務完了」 「目標は沈黙」 「目標を殲滅」 「くだらん時間を過ごした」 「目的は、ただ一つだ」(体力:中傷時) 「勝負はついた、消えろ」(体力:中傷時) 「俺の邪魔をするからこうなる」(体力:中傷時) 「勝利自体に意味はない」(体力:中傷時) 「終わった。次だ」(体力:中傷時) 「手間取った。次だ」(体力:中傷時) 「抹殺完了」(体力:中傷時) 「先を急がなければ」(体力:中傷時) 防御時 開始「甘い考えだ」 「良いだろう…」 「受け流せばいい」 「怖気づくのか?」 「俺が相手だ」 「俺はここに居る」 「俺を倒してから行くがいい」 「ストライダーを侮らないことだ」 「貴様が俺の相手か」 「貴様では俺は倒せん」 「この程度か」 「これが貴様の間合いか」 「倒せるのか?俺を」 「誰だろうと同じことだ」 「いつでも構わん」 「本気で来い…!」 「問題ない。来るがいい」 「俺を止めるつもりか」(体力:中傷時) 「来るがいい…」(体力:中傷時) 「ここは通さん…」(体力:中傷時) 「狙いを絞ってきたか…」(体力:中傷時) 「補足されたか」(中傷時) 「負けはせん」(中傷時) 軽傷「下らん」 「様子見か?」 「予測の範囲だ」 「話にならん」 「効いてはいない」 「大したことはないな」 「どうということはない」 「もう御終いか?」 「見掛け倒しか」 中傷「使えるらしいな」 「行動に支障は無い」 「貴様には過ぎた力だ」 「急所は外した。問題無い」 「芸の無い攻撃だ」 「自分に負けは認めん…」 「そろそろ目障りだ」 「これが貴様の本気か?」 瀕死「抜かったか…!」 「不覚を取ったか…!」 「貴様は赦さん」 「ふっ、予想以上か」 退却「任務失敗…!」 技使用時 必殺技「ラグナロク」使用時「黄昏(たそがれ)に消え去るがいい…」「ラグナロク!」 回避カウンター「ヴァジュラ」「もらった…ヴァジュラ!」 スキル「気配を消す」使用時「見えまい…!」 スキル「急所をずらす」使用時「俺は死なない」 スキル「サイファー出力増加」使用時「リミッター解除」 スキル「レギオン」使用時「レギオン!」 「貴様だ、行け」 スキル「スライディング攻撃」使用時「足をもらう!」 スキル「印を結ぶ」使用時「印!」 アイテム獲得時「これか…」 掛け合い・名セリフ 44話にて「貴様等にそんな玩具は必要ない」 「人間全部が天使みたいになると…本気で思っているのか?」 グランドマスター「変革には多少の犠牲がつきものだ」飛竜「…では、貴様が最初に死ねばいい」
https://w.atwiki.jp/kskani/pages/342.html
それが俺のジャスティス ◆h6KpN01cDg 神社の中。 そこに、一人(?)のロボット超人の姿があった。 「……もうそろそろか……」 先ほどまでギュオーといた神社に一人戻ってきたウォーズマンは、時計に視線をやりそう呟いた。 時間は11時50分。あとわずかで放送が始まる。 思った以上に時間が経ってしまったのは、自らの無力さに途中で立ち止まったり歩いたり、を繰り返していたからだ。 いくら草壁メイが小さな子供でギュオーが普通の人間でなくても、死体を埋めるというのは2、3分で終わることではないだろう。 とりあえず放送を聞いてここでギュオーを待とう、彼はそう決めた。 戻ってきているか、と期待した朝倉涼子もいない。朝倉もおそらくは放送で草壁メイの死を知ることになるのだろう。 その時、あの少女はどんな思いを抱くのか。 ―――しかし、本当に任せてきてもよかったのだろうか? 草壁メイの死体を思い起こす。 幼女にはあまりにえげつない、残虐な殺戮の後。思い出すだけで怒りがおさまらない。 ウォーズマンがそう思ったのは、決してギュオーが本当は彼女の死体を埋めておらず首輪だけ奪った、などと疑っている訳ではなく、個人的な感情の問題だった。 確かに、ギュオーの言ったことには一理ある。 自分で草壁メイを埋めるのは辛い。自分がいたいけで無力な少女を守れなかったという事実を深く実感することになるからだ。 事実、未だにウォーズマンは少女の死に動揺と怒りを隠せていない。目の前に草壁メイを殺したと名乗る人物が現れたら、おそらく罠や仲間の存在など確認もせず、その人物に殴りかかるだろう。 しかし、だからこそ、本当は自分が埋めるべきではなかったのか? 自らを「まっくろくろすけ」と呼び慕ってくれていた草壁メイを埋葬するのは、いくら辛くても己がやらなければいけなかったのではないだろうか? そう、あの紫の髪の男に殺されたホリィのように。 それが、草壁メイに対する……否、全ての守るべき人間に対する手向けではないのだろうか。 「……いや」 しかし、ウォーズマンは一人言い聞かせるように頭を振る。 「ギュオーに任せたのだ。俺が今更手を出すことではない……」 悪の組織につかまり改造を受けた、と言っていたギュオー。 彼が好意で草壁メイを埋めてくれたのだ、きっとそれでいいはずだ。 自分を思い悼んでくれる人物に埋められるなら、少女も本望だろう。 「……」 そのはずだというのに。 何かが、引っかかって仕方がない。 先ほど割れた像といい、何かを隠しているらしいギュオーといい。 「……いや、だめだ、信じなければな」 しかし、そのわずかな疑念はそれ以上に発展することはない。 ウォーズマンは、どこまでもどうしようもなく正義超人だったのだから。 「……朝倉は無事なのだろうか?それに、ホリィという少女の知り合いや草壁メイの姉も……」 『やあ、参加者の皆。元気にしているかな?』 ウォーズマンが、少しの間同行した朝倉や守れなかった少女たちの知り合いについて想いを馳せ始めたとき――― その厭味ったらしい男の声が、聞こえてきた。 ※ 「……アシュラマンが……?」 気に障る男の放送が終わり、ウォーズマンは呆然としていた。 一番はじめに名前を呼ばれたホリィを悼んでいる間もなく、自らの仲間であった男の名前が呼ばれたのだ。 その次には草壁メイの名前も呼ばれたが、それはあまり気に止められなかったのは無理もないといえば無理もない。 「あの男がこんなところで……!」 かつては悪魔超人だったとはいえ今は自らの仲間。 やや不安要素もあるが、きっとここでも正義を奮ったと信じたい。 そんなアシュラマンが死んだ? しかし、どこかウォーズマンは冷静でもあった。 心の底から湧きあがる激しい怒りと憎悪とは裏腹に、頭では死を受け入れることができていた。 先ほどの神社で割れた像を思い起こす。 やはり、か――― 信じたくはなかった。納得したくもなかった。しかし。 やはり、あれは不吉を知らせたのだ。アシュラマンという一人の仲間の訃報を。 「……」 だが。 もちろん、それはただ『受け入れられた』だけ―――許せる訳は、ない。 「……また五人……しかも殺した人間にご褒美、だと……?人の命を何だと思っているのだ!」 アシュラマンの死に動揺しつつも、そのすぐれた聴覚はきちんと草壁タツオの次なる言葉を聞き取っていた。 曰く、三人以上殺したものには、ご褒美として探し人の場所を教えてやる、と。 自らのような正義超人はそのような理由で人を殺すなど絶対にしはしないが、弱者ならどうだろうか。 心弱く、知り合いにすがることで精一杯の人間が、今の放送を聞いたらどう思うだろうか? 他の人を殺してでも知り合いに会いたいと思うかもしれない。 ホリィを殺した男や、草壁メイを傷め付けた人物が情報を目的に更に多くの人物を殺めるかもしれない。そんなことを、ウォーズマンが放っておけるはずもなかった。 「くそ……許さん、許さんぞおおおおおおっ!」 一人、吠える。少女二人と、大切な仲間―――奪われた悲しみは、どこまでも深く重い。 しかしそれでも、彼は悲しみに伏せることも、狂うこともできはしない。 ただ、正義の名のもとに悪を倒し、弱者を守り抜くだけだ。 「……特に草壁タツオ……お前だけは絶対に許さん!」 あの男は、メイと同じ名字だった。 それはつまり、メイの知り合い―――年齢差からしておそらく父親。 その草壁メイが死んだというのに、あの反応は何だ? 一切の動揺も見えない。ためらいも悲しみも感じられない。 あの男は、本当に人の子か!? 自らに対する後悔の念も合わせて、草壁タツオに対する怒りが渦巻く。 「貴様らの悪行の数々、絶対に許しておけん!自らの娘を……」 そこでふと、何かを思い出す。 いまだに怒りは収まることを知らないが、嫌な予感がして地図を見る。 するとそれは、案の定だった。 先ほど、(危うく忘れかけていたが)聞いた禁止エリアの位置。 「あの男っ……何を考えている!?」 そこに、草壁メイの遺体があるH-05が含まれているではないか。 まだ禁止エリアまでは時間があるとはいえ、このままでは草壁メイは初めの場所で死んだ少年のように、液体と化してしまう。 それも―――自らの父親の手で。 「……そうは、させるか……!」 守れなかった。救えなかった。……どうしようもならなかった。 それならせめて―――死後だけでも守ってやりたい。 ホリィ、メイ、そしてアシュラマン―――死んだ仲間たちのためにも。 あのあどけない少女を、このままあんな血も涙もない父親に、死んで尚弄ばせるわけにはいかない。 「今ならギュオーもまだ向こうにいるはずだ。朝倉が戻ってくるかもしれないが……すぐ戻れば問題ないだろう」 草壁メイを、安全な場所に埋めなおさなければ。 ウォーズマンの決意は早かった。 「待っていろ、草壁メイ……。お前をこれ以上傷つけるわけにはいかん!」 そして、ウォーズマンは神社を飛び出す。 向かうべきはもちろんH-05……ギュオーが草壁メイを埋めているであろう場所へ、と。 ……ちなみに、仲間の死に憤り草壁メイのことを憐れむ彼が、不可解な禁止エリアについて『少なくとも今』は追及しなかったのは、また別の話である。 【F-05/森/一日目・昼過ぎ】 【名前】ウォーズマン @キン肉マンシリーズ 【状態】全身に中度のダメージ ゼロスに対しての憎しみ、アシュラマンの死に怒り 【持ち物】デイパック(支給品一式、不明支給品1~3) ジュエルシード@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【思考】 1:H-05の森へ行き、ギュオーと共に草壁メイの遺体を移動させたい。 2:ゲンキとスエゾーとハムを見つけ次第保護。 3:正義超人ウォーズマンとして、一人でも多くの人間を守り、悪行超人とそれに類する輩を打倒する。 4:紫の髪の男だけは許さない 5:最終的には殺し合いの首謀者たちも打倒、日本に帰りケビンマスク対キン肉万太郎の試合を見届ける。 【備考】 ※ゲンキとスエゾーとハムの情報(名前のみ)を知りました ※ゼロス(容姿のみ記憶)を危険視しています ※ギュオーのことは基本的に信用していますが、彼の発言を鵜呑みにはしていません 時系列順で読む Back 会議は笑う Next 舞い降りたWho are you? 投下順で読む Back 会議は笑う Next やろう、ぶっころしてやる! 第一印象がいい奴にロクな奴はいない ウォーズマン 黒は一人でたくさんだ!(前編)
https://w.atwiki.jp/magicacell/pages/19.html
[二日目/朝] 聖杯戦争。 それは魔法少女たちによる釁られた戦いだ。 神父さんは、私にそう語って聞かせた。 寝ぼけた眼で、自分の左手に刻まれた三画の刻印を見やり、私は思う。 ああ。あれは、夢じゃなかったんだ。 月の綺麗な昨日の夜更けに、私が呼び出したサーヴァント。 ――ライダー。 三騎士のクラスには届かなかったものの、私の招来に応えてくれた英霊。 混乱のせいでどんなやり取りを交わしたかは覚えていないけど、ファーストコンタクトは概ね良好だったような気がする。 ……しかし召喚に成功した安堵のあまり、そのまま寝てしまったというのは我ながら、情けない限り。 肝心なところで締まらないのはそろそろ何とかしたいところだと真摯に思う。 それは兎も角。 私はこれで、とりあえずスタートラインには立てたことになる。 聖杯戦争がどういうものかは、神父さんから聞いた。 聞いたからこそ、私がやらなくちゃならない。 きっと、これは私にしか出来ないことだから。 魔法少女―― キュゥべえと契約し、騙された女の子たち。 私も、その一人。 どうしてキュゥべえが現れないのかはわからないけれど、だからこそ、今しかない。 昨日から仮病を使っていたから、部屋の時計が既に遅刻確定な時間を指していることにも驚きはしなかった。 家族に心配をかけるのは申し訳ないからあまりやりたくはなかった。でも、今日はしなくちゃならないことがある。そう前もって決めていたから、体調不良と嘘をついて、今私は学校を休んでいる。 サーヴァントとの、意思疎通。 召喚時に満足に出来なかった分、今日は一日たっぷり使って――お互いのことを知っておく必要があると思った。 ……いくら私でも、碌に会話すらしていないような状態で無防備に外出することが危険なことは分かる。神父さんによれば私は六番目のマスター。つまり、少なくとも五人の魔法少女が、既にサーヴァントを召喚してこの町へ潜んでいるのだ。 怖いと感じる想いは、勿論ある。 ただ、それ以上に強い想いがあるから、私はそこへ身を放り込むことが出来た。 ――悲しい。 初めて聖杯戦争について聞いた時、私はどうしようもなく、悲しくてたまらなかった。 そして思った。 見滝原の魔法少女として、やらねばならないことがあると。 それはあまりにも――きっと誰に聞かせても、反対されるどころか笑われてしまうようなバカげたコト。 ライダーのサーヴァント。 私の、サーヴァント。 彼は、どんな反応をするだろうか。 きっと、怒られるに違いない。 最初から関係性を悪くしてしまう未来が見える。 それでも。私には、胸の内を隠したまま、“仲間”と戦っていくなんて器用なことは出来そうにもないから。 だから、正直に話すことにした。自分が聖杯戦争に参加する理由。 聖杯戦争の、解体。 そんな――あまりにも矛盾した理由を。 ◆ 「ふああ……」 欠伸を押し殺すこともなく漏らして、――鹿目まどかは、リビングへと歩を進めていた。 家には自分以外誰もいないらしい。母の詢子はいつも通り会社勤めで、弟タツヤも学校へ行っている。ここまでは予想通りなのだが、この静けさからするに父・知久も何処かへ外出しているようだ。 どうしたんだろうと思わないでもないが……結果から言えば好都合だった。 ぺたぺたと、裸足で廊下を歩いていく。 程なくして、リビングへ辿り着いた。 扉を開け、ラップのかけられた朝ご飯が置いてあるテーブルへ近付く。 ベーコンエッグの乗った食パンに、レタスとトマトのサラダ。スープが冷めてしまっているのが少し残念だったが、そこは寝坊をしたこちらの落ち度として諦めるしかない。 「……あれ?」 ――と。 その時、初めてまどかはこの空間に存在する“違和感”に気付いた。 何故にそんなにぺらぺら言葉が出てくるのだろうと思うくらい、真実“捲し立てる”という表現こそ正しいであろうテレビショッピングの売り子。……問題は無論そこではなく、何故テレビが誰も居ないのに点いているのかということ。 消し忘れだろうか。不思議そうな表情を浮かべながら、まどかは振り返り。 硬直した。 比喩抜きに、その場で硬直した。 何故今の今まで気付かなかったのか、自分でも信じられない。 きっと、余りにも大きすぎる違和感だったから、見落としてしまったのだろう。 それほどまでに、その人物は鹿目まどかの世界の中で浮いていた。 薄ぼんやりと思い出される、昨夜の記憶。 そうだ、この人が―― 「ぬう……なんと興味深い代物! 現代にはこのように面妖な宝物が溢れているというのか…… 良い! 心が踊る! 余の時代にもこの男が居たならば、余の行軍も数倍は利便に進んだかもしれぬな」 テレビショッピングを前に、子供のようにはしゃいでいる大男。 明らかに現代の風景から浮いた外套と鎧帷子姿の、日本人離れした赤毛の巨漢。 その光景はあまりにもシュールレアリスムにあふれており、事実上初の邂逅であるというにも関わらず、まどかは呆気に取られてしまった。家の煎餅を勝手に食べていることなど、彼の豪快さを前にしては心底どうでもよく思えてくる。 この人が、私のサーヴァント。 三画の令呪によって繋がれた、無双の英霊が一騎。 未だ自分の存在に気付かず、テレビへ熱狂する大男へ……まどかは恐る恐る声をかけた。 「――あの」 「ほう! 濯いだ瞬間キュキュっと食器の汚れが落ちる油……面白い! 余の時代にも厨房に立つ者は常々肉の油が染み付いて取れんと嘆いておったものよ! 益々興味深いぞ、この時代は!」 「あの!」 ライダーの貌が、まどかの方を漸く向く。 意を決したように、呼吸を整え、問う。 「昨日のこと、あまりよく覚えてなくて……それで。 貴方が、私のサーヴァント――なんですよね。“ライダー”さん」 一瞬の逡巡すらなく。 間髪入れずに、ライダーはニヒルな微笑みを浮かべて。 そして返答する。 「――応とも。いかにも余が、うぬの呼び出したサーヴァントに他ならん」 威風堂々・豪放磊落―― この英霊を評するならば、そんな言葉以外にない。 たとえ今、過去、未来のあらゆる存在を連れてきても、この男を“折る”ことの出来る存在など居りはすまい。 まさに“王者”。 魔法少女として過酷な定めを背負っているとはいえ、ある程度の平和が確約された世に生を受けたまどかでさえ、この人物にはそんな感想を抱かざるを得なかった。 「我が名は征服王イスカンダル。昨夜にも名乗ったつもりであったが、記憶が朧気ならばもう一度名乗っておくとしよう。そして余からもだ、小娘。問おう」 イスカンダル――征服王。 歴史の授業で、耳にしたことがあった。 マケドニアの覇者。 アレキサンドロス三世、アレクサンダー大王、或いはイスカンダル。 世界史の分野にさほど詳しいわけではなかったが、そんな渾名や伝説から弱小さを感じる者など居るはずがない。 「――貴様が、余のマスターで相違ないな?」 「……は、はい! 鹿目まどか――私が、貴方のマスターです!」 良し。 破顔するライダーのサーヴァントを前に、まどかは思う。 この男ならば――どんな英雄豪傑と相対しても、負けはしないに違いないと。 そんな、価値観を一変させるような邂逅。 時間にして、午前九時三十分。 この時を以って、鹿目まどかの聖杯戦争は――真に“始まった”。 ◆ 「――ふむ。ならば小娘、貴様は聖杯を拒む……というのだな?」 喧しく騒ぎ立てるテレビの音声は、もう消えていた。 難儀な話題ではあるが、先延ばしにするわけにはいかない。 そう思ったまどかは、ライダーへと“本題”を切り出した。 ――即ち、自身の聖杯戦争に対する歪んだ体勢を。 願いを求めず、この戦争を止め、解体するという目的を。 ライダーはそれを聞けば、ふむと頷き……そして先のように、問い返す。 こくり。 まどかが頷けば、ライダーは腕組みして唸った。 「余はな、さしたる願いは持たん」 窓から見える外の風景へ目を向けて、ライダーは言う。 聖杯に託す願いがないという時点で、サーヴァントとしては異端である。 だが、この征服王に限っては頷ける話だ。 その生き方は伝承に聞くだけでも圧巻の覇道一色。 実際に言葉を交わせば交わすほど、聖杯という宝具を用い願いを叶える等と謳う風には見えなくなっていく。 「この現代を制覇し……軈ては征服し尽くてやろうとは思っているが、その道筋を聖杯なぞに委ねては征服王の名折れよ。故に余自身の手で成さねば意味がない。だが、聖杯が全くの無用かと言われれば、それも否だ」 実に他愛ない調子で世界征服を語る姿にも、まるで荒唐無稽なものを感じない。 彼ならばやってのけると、理屈より先に直感で理解してしまう。 しかし、彼が如何な豪傑であれども、その肉体はサーヴァントという器に縛られたままだ。 聖杯戦争が終われば消滅し、あるべき場所へ戻っていく。 「有り体に言えば、受肉だな。本来の肉体が戻れば、興の乗らん縛りとは無縁で動くことも出来るだろうよ。つまりだ、小娘よ。貴様の望みは解ったが、余を納得させるだけの理由が足りん」 ライダーにとってまどかの道へ従うことは、謂わば。 聖杯という、この現代に於いて再び夢へ挑む切符を、自らの手で破棄することを意味する。 当然、二つ返事で了承できるものではない。 まどかは、思わず黙り込んでしまう。 何しろ相手は、遙か太古から現世まで語り継がれる大王だ。 それを納得させるなど、容易なはずがない。 ――ふと。令呪の存在が頭に浮かぶ。 神父の説明を思い出す。 “令呪はサーヴァントへの絶対命令権だ。 対魔力のスキルを持つサーヴァントにも、令呪を受け入れる契約を交わしている以上は問題なく作用するだろう。 ――然しだ。令呪の効力は瞬間的で、且つその内容が明確であればあるほど効力を増す。 逆に長期的で曖昧な命令であれば……必然、その効力は弱くなっていく” ……駄目だ。 小さく頭を振って、頭の中に思い浮かべた可能性を否定する。 方針の強要は神父の説明へ当て嵌めれば、紛れもなく後者の部類。 それに、サーヴァントへ無理やり自身の考えへ頷かせるなどまどかとしても本懐ではない。 彼は道具ではなく、共に戦ってもらう“仲間”なのだ。 自分の思い通りに事を進めるために、令呪などという道具に頼るのは――言うまでもなく、ズルだ。 「……だって、悲しいですよ。こんなの」 「ふむ?」 気付いた時には、声が口から溢れていた。 聖杯戦争に参加したのは、確かに短絡的な一時の感情に任せた結果である。 けれど――まどかは今でも、その選択に後悔などしていない。 むしろ、ああしなければならなかった――とさえ、思っている。 「みんな、色んな願いを持って魔法少女になった。……でも、本来魔法少女っていうのは、夢と希望に満ちた存在。誰かを助けて、誰かの笑顔の為に行動できる――そんな、ユメみたいな存在のはずなんです」 願いは、数あれど。 最初はみんな、そういう思いで魔女と戦ってきたはずだ。 それが、魔法少女の真実を知るにつれて――歪んでいった。 聖杯戦争のような、魔法少女の本来のあり方と明確に異なった戦いに望みを託すしかなくなるほどに、彼女たちは追い詰められ、摩耗し、傷ついて、変わっていってしまった。 「魔女になりたくないのは私だって……誰だって同じ。私だって、運命を変えられるならそうしたいと思う。だけどその為に魔法少女同士で戦う、殺し合うなんて。そんなの絶対におかしいって、何度でも言い返せます」 だから、たとえそれしか希望がなくても。 聖杯戦争という仕組みに鹿目まどかは否を唱える。 破壊せんとする。流水の流れに背く川魚が如く。 「ライダーさんにとって、聖杯が必要なことは分かります。それでも、私だって譲れない」 ライダーは答えない。 ライダーは応えない。 ただ、少女の目をじっと見つめていた。 「私は――聖杯戦争を認めない」 確固と断ずる。 魔法少女同士で戦う趣向へ、まどかは納得出来ない。 先のことなんて何も考えていない、馬鹿げた理想論。 もしも非業の最期を遂げ、それを改変したいと願う英雄が召喚されていたならば、この陣営の決裂は不可避のものとなったろう。聖杯戦争の否定は即ち、サーヴァントの存在意義の否定と同義である。 だからこそ、彼女は運が良かった。 征服王イスカンダルとは、最果ての海(オケアノス)を目指した覇者(ライダー)。 見果てぬ夢、向こう見ずな願い、無鉄砲な戦い――そういうものに“慣れている”英霊。 それ以前に、第一。 一介の子女の分際で、サーヴァントへ毅然と決裂必至の喝破を飛ばしてみせる姿が、彼を不服にさせる道理はない。 「……言うではないか、それでこそこのイスカンダルのマスターよ」 ライダーが浮かべた表情は、笑み。 口にする言葉は、まどかへの賞賛であった。 まどかは驚愕に顔を染め、ライダーを見上げる。 大きくごつごつとした無骨な手が、桜色の髪の毛を無神経にわしゃわしゃと撫でた。 「気に入った。どれ、せめて飽きるまでは――貴様の妄言に付き合ってやろうではないか、小娘」 「……! 本当、ですか……!?」 「男に二言は無い。余が飽きるようなことがあれば話は別だがな……尤も」 不敵なものへ、笑みの形が推移する。 見据えるのは己がマスターでも、現代の景色でもない。 聖杯戦争。程なく訪れるだろう、英雄豪傑たちとの闘争だ。 剣士、弓兵、槍兵、魔術師、暗殺者、狂戦士。 その中には必ずや、自分よりも強大な英霊が存在することだろう。 「此度の遠征。退屈を想う暇すらも、与えてくれはせんのだろうなあ」 良し。 もう一度、ライダーは頷いた。 心が躍る。何処の英霊が来るか知らないが、存分に競わせて貰おうではないか。 魔法少女(マスター)、鹿目まどか。 騎兵(ライダー)、イスカンダル。 その主従が目指すは――“聖杯戦争の破壊”。 ■ステータス情報開示 クラス:ライダー 真名:イスカンダル 属性:中立・善 パラメータ:筋力B 耐久A 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具A++ クラススキル: 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。 ただし、竜種は該当しない。 固有スキル: 神性:C 明確な証拠こそないものの、多くの伝承によって最高神ゼウスの息子であると伝えられている。 カリスマ:A 大軍団を指揮する天性の才能。 Aランクはおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。 軍略:B 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 自らの対軍宝具の行使や、 逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。 宝具: 遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ) ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:100人 「神威の車輪」による蹂躙走法。『神威の車輪』完全解放形態からの突進。雷気を迸らせる神牛の蹄と車輪による二重の攻撃に加え、雷神ゼウスの顕現である雷撃効果が付与されている。 猛る神牛の嘶きは通常使用時の比ではなく、静止状態から100mの距離を瞬時に詰める加速力を持つ。 神威の車輪(ゴルディアス・ホイール) 由来:ゴルディアス王がオリュンポスの主神ゼウスに捧げた供物であったものをイスカンダルが自身の佩刀「キュプリオトの剣」で繋いでいる紐を断ち切って自らのものとしたという故事から。 彼が「騎乗兵」たる所以である、二頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)が牽引する戦車(チャリオット)。地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能。神牛の踏みしめた跡にはどこであれ雷が迸る。 キュプリオトの剣を振るうと空間が裂け、どこであろうと自在に召喚できる。戦車は各部のパーツを個別に縮小・収納が可能で、走破する地形に合わせた最適な形態を取ることが出来る。御者台には防護力場が張られており、少なくとも血飛沫程度なら寄せ付けない。 地上で通常使用した場合の最大速度は約時速400Kmほど。真名解放無しでも対軍級の威力・範囲を持ち、初見でのウェイバーの見立てでは「近代兵器に換算すれば戦略爆撃機にも匹敵」。キャスターが呼び出した膨大な数の海魔がひしめくトンネルも、雷撃を纏った掘削機の如く軽々と海魔たちを粉砕し踏破している。下記の『王の軍勢』と同時使用することもできる。 王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ) ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人 由来:マケドニアの重装騎兵戦士団。 召喚の固有結界。ライダーの切り札。 展開されるのは、晴れ渡る蒼穹に熱風吹き抜ける広大な荒野と大砂漠。障害となるものが何もない地形に敵を引きずりこみ、彼が生前率いた近衛兵団を独立サーヴァントとして連続召喚して、数万の軍勢で蹂躙する。 彼自身は魔術師ではないが、彼の仲間たち全員が心象風景を共有し、全員で術を維持するため固有結界の展開が可能となっている。要は、生前の軍団を丸ごと召喚・復活させる固有結界。 時空すら越える臣下との絆が宝具にまで昇華された、彼の王道の象徴。 征服王イスカンダルの持つカリスマ性を最大限に具現化したものであり、召喚される中にはライダー本人よりも武力に優れた者や、一国の王としてBランク相当のカリスマを具える者も複数いるらしい。これは彼が生前、個人として武勲を立てた英雄ではなく、軍勢を指揮して戦った英雄であることに由来する。 召喚された臣下はそれぞれ英霊として座にあるサーヴァントであり、全員がランクE-の「単独行動」スキルを持つためマスター不在でも戦闘可能。なお、聖杯戦争のルールに従って召喚されているわけではないのでクラスは持っていない。また、ライダーの能力の限界として、臣下が自身の伝説で有しているはずの宝具までは具現化させることはできない。 一度発動してしまえば近衛兵団はライダー曰く「向こうから押しかけてくる」ほか結界の維持は彼ら全員の魔力を使って行われるため、展開中の魔力消費は少なく済む。ただし、最初に彼が『英霊の座』にいる軍勢に一斉号令をかける必要があるため、維持は簡単でも展開そのものに多大な魔力を喰う。また、軍勢の総数が減るに従って負担が激増していき、過半数を失えば強制的に結界は崩壊する。 本来、世界からの抑止力があるため固有結界の中にしか軍勢は召喚・展開できないが、一騎程度であれば結界外での召喚や派遣も可能。劇中では英霊馬ブケファラスや伝令役としてミトリネスが結界の外にも現れている。 前の話へ戻る 次の話を読む
https://w.atwiki.jp/vipdetenho/pages/420.html
半年以上前から個室1901に顔を出す 最近初段になれてルンルン状態の 役満縛り大好き、雑談大好き、タンヤオもリューイーソーも大好きなboy 特技:タンヤオのみで和がって場をしらけさせること GO!!バックブレイダー!! 落ち着けハマーD!!!
https://w.atwiki.jp/talesrowa/pages/225.html
それが漆黒クオリティ 「何とか離れられたわね……」 「そうですね。私も迷わずに来れて安心です……」 「ぜぇぜぇ……はぁはぁ……そ、そうだな……。無事で何よりだ……。ぜぇぜぇ……」 燃え盛るG5の町を遠巻きに見れる位置にある木陰。 ユアンの指示で北上していた漆黒の翼の面々は、とりあえずここまでたどり着いていた。 ジェットブーツやナイトメアブーツのお陰で、そこまで時間を掛けずにここまで着くことが出来た。 ……ブーツを履いている者は、だが。 三人の中で唯一ブーツを履いていなかったグリッドは、彼女達に必死についていこうと走った。 その結果が、今の死にそうな息切れである。 グリッドは、自分のことを考えずにブーツの力で疾走したメンバー達を非難する。 「ぜぇぜぇ……き、君達には、俺を気遣う心はないのか? もう少しペースを合わせてくれても…………」 しかしプリムラ達は心外そうな顔をして答えた。 「だってさ、ユアンが全力で逃げろって言うからさ……」 「私は……プリムラさんについていかないと迷子になりそうだったので…………」 全く罪悪感を感じていない二人に、グリッドは遂にキレた。 「だぁぁ!! 我等が漆黒の翼のリーダーは誰だ!? 思い出してくれ!!」 疲れているはずなのだが、彼はそれを気にせずに、そんな大声を出した。 すると彼女達は即答する。 「ユアンでしょ?」 「ユアンさん……ですよね?」 「ぐはぁぁっ!!」 グリッド にかいしんのいちげき! こうかはばつぐんだ! 「違ぁぁぁう!! リーダーは俺だ。音速の貴公子グリッド様だ!!」 多大な精神ダメージを受けながらも、グリッドは何とか立て直し、そう叫ぶ。 「知ってるわよ……。でもさ、実際さ……」 「今回の作戦もユアンさんの発案ですし、実質は……」 「うぐぐ…………」 その言葉に反論も出来ないグリッドであったがそんな時だった。 燃え盛る町の方角から野太い雄叫びが聞えてきたのは……。 「な、何だ、あの雄叫び…………?」 「ユアンさん……ではないですよね?」 ユアンではない声が町から聞えてきた、ということはつまり―― 「牛よ! あの牛の怪物がきっと叫んだのよ!!」 プリムラの言葉に、二人は息を飲んだ。 恐らく、そうに違いないだろう。 しかし、こうも雄叫びを上げるということはやはり相手は凶暴で手に負えないような敵だったのであろう。 離れて正解だったようだ……。 そう思うと同時に、彼等の脳裏には一つの心配事が浮かぶ。 それは一人で町に残ったユアンの安否。 プリムラがそのことを口にした。 「……ユアンの奴……無事かしらね」 「き、きっと大丈夫ですよ! ユアンさん町を燃やすくらい強い方ですし!」 プリムラの不安をカトリーヌが払拭しようとする。 「あ、あんな強い方がそう簡単にやられるはずありません! そうですよね、グリッドさん!?」 話を振られたグリッドは、うんうんと頷く。 「あ、あぁ。……あいつも漆黒の翼の端くれ。漆黒の翼の名に泥を塗るようなことはしないだろうしな! わははは!!」 といつも通りに笑って見せていると、今度は轟音が聞えてきた。 そう、それはまるで大砲を撃つかのような……。 「や、やっぱりそうよ!! あの音、きっと牛の持っていた大砲の音よ!」 音を聞いて、プリムラはさらに叫んだ。 カトリーヌも不安そうな顔をする。 「じゃ、じゃあ戦闘が始まっているって事ですか?」 「何とか勝つか逃げるか出来ればいいんだけどね…………」 プリムラとカトリーヌは心配そうに町を見ていた。 それ以降も断続的に火の海から聞えてくる連続した轟音。 もし、これがプリムラの予想通りの砲撃(と思われる)音だったら、相手は相当苛烈な攻撃を繰り広げているに違いない。 そして、一向にユアンがこちらに向かってくる気配が無いのを見ると、恐らくユアンはその戦闘に…………。 三人が一様に不安を感じる中、一人の男が立ち上がった。 漆黒の翼のリーダー、グリッドだ。 「ど、どうしたの? いきなり立ち上がって…………」 プリムラが、突然の彼の行動に驚きながら尋ねる。 すると、グリッドはただ一言、燃え盛る町を指差してこう言った…………。 「ユアンを……助けに行く!!」 グリッドの突然の言葉に、方向音痴かつバカップルである事を除けば常識人であるカトリーヌが、反対する。 「しょ、正気ですか!? ひ、火の海ですよ!? 敵もいるみたいですし……どう考えても危険ですよ!!」 だが、そんな言葉で引き下がるようなグリッドでは無い。 「火の海、凶悪牛……確かにユアンが『逃げろ』というのが正しいくらい危険だな……。 だが! だからといってリーダーであるこの俺が、仲間の危機を救わないわけには行かないだろう! リーダーが仲間を見殺しにする決断など下せるはずがない!!」 そう言い切ると、彼は今度は二人に向き直る。 「しかし、仲間までもを危険な目に遭わす訳にもいかないからな。君達には俺がユアンを連れ戻してくるまで、ここで待機して欲しい」 「そ、そんな……」 カトリーヌは、余りに無茶なその提案に、思わず言葉を詰まらせる。 すると、今度は彼女の横に座っていたプリムラが、口を開く。 「待機していてくれ? ……そんなの水臭いじゃない」 そう言って立ち上がると、グリッドと向き合った。 「グリッド……あなたがそこまで仲間思いだったなんて……感動したわ!!」 「プ、プリムラ?」 「私も考えは一緒。ユアンは私にとっても仲間だもの! 仲間なら助けなくちゃ、よね!? 私もグリッドについて行くわ!!」 プリムラは、親指を上に突き立てる。 一方のグリッドは、感極まるという面持ちだ。 「お、おぉおぉお!! プリムラ! 君は漆黒の翼の鑑だ! 君こそ団員に相応しい!!」 「グリッドが仲間思いのリーダーだって事は十分に分かったわ! あんたが大将よ!」 お互い手を握り合いながら、無駄に熱い言葉を交わす。 そして、そんな二人を見て、カトリーヌは戸惑ってしまう。 「あ、あの~……だけど町は火の海で危険なんですよ? それでも……」 「よし! そうと決まったら、早速出発だ!! 目標G5の町! ミッションはユアン救出! 漆黒の翼、行くぞ!」 「お~~!!」 最早、カトリーヌの言葉など聞えぬ二人は、そう言うや否や南へ向けて駆け出していった。 「…………行っちゃった」 一人残されたカトリーヌ。 彼女には一人でここに残って帰りを待っているという選択肢もあったが…………彼女はふと自分が首からぶら下げていた物に気付いた。 「って、あぁっ! クレーメルケイジ!!」 彼女達の数少ない攻撃手段の一つ、晶霊術を使うのに必要なアイテム。 それをプリムラ達はカトリーヌに預けたまま、出て行ってしまっていた。 カトリーヌは慌てて立ち上がると、平原を走っているグリッドとプリムラの姿を確認する。 二人とも、まだ姿がはっきりと分かる距離にいる。 「まったく……これを忘れてどうする気なんだろう……」 ジェットブーツさえあれば、装備の無いグリッドには最低限追いつけるだろう。 それに背中を追っていけば、迷子にもならない。……恐らく。 とりあえずクレーメルケイジを届けよう。 しかし、それからまたここに戻ろうとするのは危険であろう。 何せ、自分は方向音痴なのだから。 だからといって、これを届けないわけにも行かない。 つまり結論は一つ……。 「結局、グリッドさんについていく事になるなんて……。私も……やっぱり漆黒の翼の一員って事かなぁ?」 カトリーヌはそんな事を呟きながら、グリッド達の背中を高速で追いかけていった。 【グリッド 生存確認】 状態:健康 疾走による疲労 所持品:無し 基本行動方針:生き延びる。 漆黒の翼のリーダーとして行動。 第一行動方針:町へと戻る(ユアン救出) 【プリムラ・ロッソ 生存確認】 状態:健康 所持品:セイファートキー、ソーサラーリング、チャームボトルの瓶、ナイトメアブーツ、エナジーブレット 基本行動方針:仲間と共に脱出。ミクトランを磔にして島流し決定。 第一行動方針:町へと戻る(ユアン救出) 第二行動方針:出来ればC3行きを提案 【カトリーヌ 生存確認】 状態:健康 所持品:マジックミスト、ジェットブーツ、エナジーブレット×2、ロープ数本、C・ケイジ 基本行動方針:帰りたい。生き延びる。 第一行動方針:グリットとプリムラを追いかける 現在位置:F5平原→G5の町へ 前 次
https://w.atwiki.jp/ggenew/pages/166.html
シナリオ攻略 初期配置 自軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 プトレマイオス スメラギ・李・ノリエガ 1 副長 なし通信 クリスティナ・シエラ操舵 リヒテンダール・ツエーリ整備 イアン・ヴァスティゲスト ラッセ・アイオン GNアーマー TYPE-D ロックオン・ストラトス 1 艦載、リーダー ガンダムキュリオス アレルヤ・ハプティズム 1 艦載 ガンダムヴァーチェ ティエリア・アーデ 1 艦載 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 ポイント 備考 ガンダムスローネツヴァイ アリー・アル・サーシェス 1 GN-X ダリル・ダッジ 1 GN-X パトリック・コーラサワー 1 GN-X セルゲイ・スミルノフ 1 2ターン目から行動開始 GN-X ソーマ・ピーリス 1 2ターン目から行動開始 GN-X 国連兵 27 自軍増援 ロックオンとサーシェスが交戦後 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ガンダムエクシア 刹那・F・セイエイ 1 マスター 敵軍増援 ロックオンとサーシェスが交戦後 MAP上部 機体 パイロット(艦長) 出撃数 ポイント 備考 アルヴァトーレ アレハンドロ・コーナー 1 GN-X 国連兵 6 MAP左下(プトレマイオスの左側が拡張して出現) 機体 パイロット(艦長) 出撃数 ポイント 備考 ドミニオン ナタル・バジルール 1 ストライクダガー 地球連合兵 3 艦載 フォビドゥンガンダム シャニ・アンドラス 1 カラミティガンダム オルガ・サブナック 1 レイダーガンダム クロト・ブエル 1 ストライクダガー 地球連合兵 10 アルヴァトーレ撃破後 機体 パイロット(艦長) 出撃数 ポイント 備考 アルヴァアロン アレハンドロ・コーナー 1 アルヴァトーレの位置に出現 刹那がアレハンドロ(アルヴァアロン)を撃破後 MAP上部 機体 パイロット(艦長) 出撃数 ポイント 備考 GNフラッグ グラハム・エーカー 1 MAP右下 機体 パイロット(艦長) 出撃数 ポイント 備考 デストロイガンダム ステラ・ルーシェ 1 ガーティ・ルー イアン・リー 1 ウィンダム(ジェットストライカー) 地球連合兵(ロゴス) 3 艦載 カオスガンダム スティング・オークレー 1 ネオ専用ウィンダム ネオ・ロアノーク 1 アビスガンダム アウル・ニーダ 1 ウィンダム(ジェットストライカー) 地球連合兵(ロゴス) 10 攻略 このステージでは、ようやくプトレマイオスに武装が装備されて、敵に攻撃を仕掛ける事が出来るようになる。 但し、移動及び回頭する事が出来ない。 さらに、WB1・WB2の両イベント直後にプトレマイオスのHPが減少する。 敵軍に上下に挟まれている状態からスタートする上、スメラギが撃墜されたらゲームオーバーになる為、注意が必要。 WB1発生後、ガンダムスローネツヴァイは戦場から離脱する。 敵軍主力のGN-XはこれまでのAEUヘリオンやティエレンとは比較にならない強さなので 自軍が育っていない場合は注意が必要。武装はBEAM系のみなのでOP等で対処しよう。 ゲストではやはりGNアーマーが優秀。上手く使ってGN-Xの高いHPを削っていくと良い。 ガンダムエクシアのTRANS-AMシステムを使うと1ターンの間だけ機体性能が大幅に上昇するため WB2を発生させるのに有効活用できる。1ターン後に性能が低下するので、 WB2発生直後に現れる敵増援にエクシアを撃破されないよう、しっかり守ること。 アルヴァトーレは特殊防御のGNフィールドでBEAM1・2を無効化し、BEAM3と実弾を軽減する。 デストロイガンダムも陽電子リフレクターでBEAM射撃を無効化する。仕掛ける際は注意。 また、アルヴァトーレ、デストロイガンダムは強力なMAP兵器(威力10000)を有しているので、 うっかり射程内に入ってしまわないように。 GNアーマーやガンダムヴァーチェは脱出機能を備えているので 囮に使ってみても良いかもしれない。脱出後の機体も削り役としては十分な性能。
https://w.atwiki.jp/demobura/pages/61.html
久遠 ミカエル台詞集 ~ボイス~ 待機メッセージ 「世界は、俺を必要としている!」 キャラ決定時 「世界の涙は俺が拭う!」 登場シーン 久遠「俺に誓え!」 ミカエル「私の力、全部託すよ!」 久遠「エンゲージ!」 通常技 「はぁっ!」 「でやぁっ!」 射撃 「行け!」 「光よ!」 「邪魔だ!」 投げ カウンター 必殺技 (ヘブンスラスト)「行くぞ!」 (ヘブンスラスト・EX)「」 (エリアルジャッジ)「させるか!」 (エリアルジャッジ・EX)「そこか! 落ちろ!」 (クレストバッシュ)「来い」 ブライド必殺技 ミカエル「そこまでだよ!」 ミカエル「貴方の為なら!」 ミカエル「オッケー♪」 超必殺技 (通常) ミカエル「光の剣を御許に」 久遠「愚か者に白き裁きを!」 (クライマックス時) ミカエル「光の剣を御許に」 久遠「審判の時は来た!」 ミカエル「世界に懺悔して!」 久遠「これが報いだ!!」 クライマックス発動 久遠&ミカエル「この手に光を!」 ダメージ 声援 (エンゲージレベル1⇒2)ミカエル「すごーーーい!」 (エンゲージレベル2⇒3)ミカエル「その調子!」 ミカエル「しっかりー!」 ミカエル「傷は浅いよ!」 受身 「無駄だ」 ダウン 「何だとォッ」 ラウンド間デモ 「フン・・・面白い」 「貴様ァ・・・」 「遊びは終わりだ」 K.O 「馬鹿なぁぁーっ!!」 「おのれぇぇぇー!!」 特殊K.O (対零彗)「れいぜぇぇぇぇぇい!!」 ~テキストメッセージ~ スタート時 久遠「世界の嘆きが聞こえる。時は来た、今こそ世界を正しく導く。」 イベント戦 (vsリヒト) リヒト「あいかわらずしかめっ面してどうした?生徒会長。悩みがあるなら聞いてやってもいいぞ。」 (vs零彗) 零彗「久遠、待ってたぜ。見ろよ……この星空を。決着をつけるには最高のステージだ。」 久遠「やはりここに来たか、零彗。探す手間が省けた。俺が貴様を裁く。希望を裏切った貴様を。」 零彗「お前の希望と俺の愛。どちらか一つなんて悲しいな。お互い想いは同じなのによ。」 久遠「……………同じ?幻想に溺れた貴様が俺と同じだと?クク……! 笑わせるな天羽零彗!!」 (vs零彗戦後) 久遠「世界は貴様を許しはしないが、最後の懺悔だけは聞いてやろう。だが……今は他にやる事がある。」 零彗「久遠、お前何考えているんだ?」 (ラスボス戦前) 久遠「おごるな、狂王よ。貴様のような外道に世界を与えられるつもりなどない。今こそ、白き裁きを受けよ!」 乱入時 「貴様は今世界敵になることを選んだ。その罪の重さを教えてやろう。」 「俺の前に立ち塞がる者は倒す。それだけのことだ。」 勝利メッセージ (アーケード版) (対明日真)「暴れるのも悪くないがその辺にしておけ。それ相応の処分を下すぞ。」 (対リヒト)「裁きか完全服従か、好きな方を選べ。」 (対エメリア)「貴様には仮初めの平和が似合いだ。陽だまりの中でのぼせていろ。 」 (対蒼矢)「気が済んだか?天使との契約はお前が思うほど甘くはない。」 (対乃亜)「俺の邪魔をするな。」 (対にぃな)「帰れ。お前は足手まといだ。」 (対零彗)「後悔すらも罪になる。永久に苦しめ、それが貴様の選んだ道だ。」 (対紅花)「悪魔と契約か。……すぐ、楽にしてやる。」 (対ぺこ丸)「来たるべき世界に貴様の居場所はない。」 (対イヴ)「貴様は世界を蝕む熱病だ。今ここで元を断つ。この、白き刃で。」 (対ダスク)「もはや救いようもない。己の望むまま破滅しろ。」 (対しふぉん)「哀れな子供。世界を正す事、それが俺にできる救済だ。」」 (対戦版) 「俺だけがこの世界に残された希望。立ち止まっている暇はない。」 「無様だな。身の程を知らぬ愚者の末路にふさわしい。」 「この手に宿る光は世界の意思。俺だけに与えられた、白き裁きの力。」 「くだらぬ幻想を語るなら俺の理想を心に刻め。」 「………弱々しい奴だ。」 「……止めを刺すのも面倒だな。」 「貴様に俺の時間を浪費する権利はない。無駄に騒いで邪魔をした罪、軽くはないぞ。」 コンティニュー受付中 「他に誰が世界を救える。」 コンティニュー 「見せてやる!俺の世界を!」 ゲームオーバー 「堕ちた世界に未練などない!」 ロケテスト限定メッセージ