約 3,257,836 件
https://w.atwiki.jp/himaitame/pages/461.html
暇だから女友達にイタメール その885 http //log2.lazy8.info/test/read.cgi/news4vip/1135148231/ 330 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 18 23 09 ID 1om+XkeGO 過疎? 333 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 18 28 08 ID 1om+XkeGO 可塑なら帰る (`・Ω・´)プンプン 450 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 19 46 33 ID 1om+XkeGO 【ニックネーム】 いつかの温もり 【年齢】19 【性別】男 【性経験】あり 【特徴】妹似 【タゲネーム】 【年齢】14 【性別】女の子 【性経験】ねーよwww 【特徴】兄似 【タゲトとの関係】兄妹 【メールの方向性】イタメ 【将来の関係】兄妹 【相手に対する思い】かわいい妹 耐久性があまり高くないので過剰な魔王連弾はお控え下さい。 468 468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 19 50 13 ID UVRv7kEc0 v 471 :帝 ◆mZRScTA6Mk :2005/12/21(水) 19 50 32 ID 5yrAYns90 468 一文字ワロスwwwwwwwwwwwww 475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 19 51 34 ID 4/Y81hLD0 450食事はどうなった? 478 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 19 53 15 ID 1om+XkeGO 468 送信する 475 ねーよwww 彼女と行くからなwwwwwwwww 483 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 19 59 31 ID 1om+XkeGO 468 (猫?の絵文字) 意味が伝わってないよwww 495 495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 20 01 10 ID 4/Y81hLD0 ばか、それはハートマークだ。 クリスマスイブは兄ちゃんと2人でホテルのレストランでデートな。 497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 20 01 53 ID 5yrAYns90 495 散財ktkrwwwwwwwwwwwwwwwwww 498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 20 02 09 ID b36MxTEY0 495 うはwwwww 501 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 20 03 19 ID 1om+XkeGO 495 だからクリスマスは彼女(ry 送った 525 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 20 13 41 ID 1om+XkeGO 495 デート・ しょうがない麝クリスマス・に過ごす相手のいない兄ちゃんのタメに一肌脱ぐか麝・ だから彼女(ry 550 550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 20 17 14 ID sgmnYmqT0 本当はいたんだよ…俺、彼女に振られちゃった… ホテル予約してあるんだけど、コース料理ですごい豪華だよ。 タゲが将来、来ても緊張しないためにも練習しとこうよ笑 でもありがとう。本当にありがとうね。 その時にIpodも買ってあげるね。 557 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 20 19 31 ID 1om+XkeGO 550 妹とクリスマスなんてねーよwwwwwwwww 送る 563 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 20 26 49 ID 1om+XkeGO 550 おーう麝・ それじゃ夢が慰めてあげよう鵺・ ごほうび・忘れないでね黷・ 別れてませんから>< 580 580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 20 30 37 ID k9Ry/Pkc0 ご褒美あげるからホテルにお泊りでいいよね? あ、パパとママには内緒でな 588 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 20 33 46 ID 1om+XkeGO 580 私の温もりが…消えて…ゆ…く…… 送信する 603 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 20 41 26 ID 1om+XkeGO 580 わかった齊鹹 でもお母さんに言わないとお泊まりできないよ・・ 相手は中学生でつよ? お泊まりが許されるはずがない 620 620 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 20 45 52 ID AEDnDft30 「(*゚∀゚)萌え萌え~もうHしたくてたまらないよ! 621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 20 46 04 ID 5yrAYns90 620 家族会議 626 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 20 48 26 ID 1om+XkeGO 620 中学生にこれは犯罪ジャマイカ? 627 :620 :2005/12/21(水) 20 49 15 ID AEDnDft30 勇者の判断に任せます 628 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 20 49 35 ID 5yrAYns90 626 再安価するもしないもおまい次第 630 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 20 50 36 ID 1om+XkeGO いや、送ったけどさ 逮捕? 634 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/21(水) 20 51 21 ID 4/Y81hLD0 中学生妹 620 逮捕? 644 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/21(水) 20 55 49 ID 1om+XkeGO 620 にゃ・・ Hなんてしないもん・鵯 兄ちゃん変態だったんだ齒・ 俺は至って正常だ! ちょっと飯食ってくる 一時中断ノシ 暇だから女友達にイタメール その888 http //log2.lazy8.info/test/read.cgi/news4vip/1135255055/ 381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 00 56 ID 5Pru5MJaO 【ニックネーム】 いつかの温もり 【年齢】 19 【性別】 男 【性経験】 あり 【特徴】 普通程度 【タゲネーム】 夢 【年齢】 14 【性別】 少女 【性経験】 ねーよwww 【特徴】 兄似 【タゲトとの関係】兄と妹 【メールの方向性】今日はメールしません>< 【将来の関係】 将来も何も兄と妹 【相手に対する思い】かわいい妹 明日の行動安価 390 400 410 ※刑法及び青少年保護育成法に触れる恐れのある安価は再安価の対象です。 390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 02 32 ID gp9Zw3qh0 服装は柔道着 400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 03 21 ID V1Fl7JXv0 ずっと妹と手を繋いで街を歩く。 410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 03 57 ID DPDpnBnF0 語尾に「~~だよー」とつけさせる 433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 05 54 ID RwU0TncM0 いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY 妹とのデート行動安価 390:服装は柔道着 400:ずっと妹と手を繋いで街を歩く 410:語尾に「~~だよー」とつけさせる 450 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/22(木) 23 08 10 ID 5Pru5MJaO 390柔道着ナス 400了解 410デフォ 390はないから再で 468 468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 10 29 ID Kps6vDTi0 下半身にテント設置。妹in 精子out 473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 11 07 ID gp9Zw3qh0 468 いまいちどんななのかわからん 479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 11 51 ID RwU0TncM0 468 これはどういう意味?? 480 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/22(木) 23 12 18 ID 5Pru5MJaO 468 まずは説明してもらおうか? 519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 17 48 ID RwU0TncM0 いつかの温もり 妹とのデート行動安価 400:ずっと妹と手を繋いで街を歩く 410:語尾に「~~だよー」とつけさせる 468:下半身にテント設置。妹in 精子out 意味:とりあえず勃起して、妹を関与させ射精 530 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/22(木) 23 19 52 ID 5Pru5MJaO 468の具体的なやり方頼む 法に触れなきゃやる 533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 23 20 45 ID Kps6vDTi0 530 勇者様のアドリブでよろ。おまいがどうするのがみたかった 563 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/22(木) 23 23 39 ID 5Pru5MJaO 533 無理だろ。 考えてみるが、思い浮かばんときはやらんよ 暇だから女友達にイタメール その897 http //log2.lazy8.info/test/read.cgi/news4vip/1135255055/ 166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 22 22 20 ID 5Pru5MJaO (´・ω・`) 294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 22 47 53 ID 5Pru5MJaO 明日中学生とデートする俺が今北産業 299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 22 48 50 ID F9WNA7Gj0 294 それなんて犯罪? 300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 22 48 53 ID HeMpmoEk0 294 通報致しました。 また次に会える日をお待ちしております。 301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 22 48 55 ID RwU0TncM0 294 なんか報告ある?? 304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 22 49 21 ID 5Pru5MJaO 妹だよwwwwwwwww 308 :帝 ◆mZRScTA6Mk :2005/12/22(木) 22 50 04 ID SzFfhFih0 304 そういえば妹にIPod買ってホテルのレストランで飯食うとか行ってた勇者がいたな 309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/22(木) 22 50 06 ID riA3TzaH0 304 そんなのでごまかせれるかよwwww どうせ「お兄ちゃん♪」とか呼ばせてるんだろww 564 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 05 48 30 ID L612iOKYO 俺のこと知ってる奴いる? 567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 05 48 57 ID Hx1jlZGW0 564 妹とお泊まりだっけか? 568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 05 48 59 ID 9oE4bzZN0 564 見たことある。スペ見たら思い出す 571 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 05 51 56 ID L612iOKYO スペック作んのめんどい 誰か持ってない? 575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 05 55 43 ID O9eg6N7O0 【ニックネーム】 いつかの温もり 【年齢】19 【性別】男 【性経験】あり 【特徴】妹似 【タゲネーム】夢 【年齢】14 【性別】女の子 【性経験】ねーよwww 【特徴】兄似 【タゲトとの関係】兄妹 【メールの方向性】イタメ 【将来の関係】兄妹 【相手に対する思い】かわいい妹 電話したら普通に起きてた。 テスト中だから勉強してるってさ。 70言ったらどうせ明後日かえってくるじゃんだって。 冷たい(´・ω・`) 俺が見てる限りでの初出時のでスマンがこれでいいかな? 576 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 05 55 50 ID L612iOKYO 【ニックネーム】いつかの温もり 【年齢】19 【性別】男 【タゲネーム】夢 【年齢】14 【性別】女 【タゲトとの関係】兄と妹 はしょって作った 578 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 05 56 25 ID L612iOKYO 安価 400:ずっと妹と手を繋いで街を歩く 410:語尾に「~~だよー」とつけさせる 468:下半身にテント設置。妹in 精子out 意味:とりあえず勃起して、妹を関与させ射精 581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 05 58 07 ID 9oE4bzZN0 【ニックネーム】 いつかの温もり 【年齢】19 【性別】男 【性経験】あり 【特徴】妹似 【タゲネーム】夢 【年齢】14 【性別】女の子 【性経験】ねーよwww 【特徴】兄似 【タゲトとの関係】兄妹 【メールの方向性】イタメ 【将来の関係】兄妹 【相手に対する思い】かわいい妹 電話したら普通に起きてた。 テスト中だから勉強してるってさ。 70言ったらどうせ明後日かえってくるじゃんだって。 冷たい(´・ω・`) 120 582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 05 58 19 ID Hx1jlZGW0 下半身テントで完璧に思い出した 590 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 06 02 47 ID L612iOKYO 400:ずっと妹と手を繋いで街を歩く 410:語尾に「~~だよー」とつけさせる この二つは普通に出来た。 デートは昼飯食って、テニスショップでラケット選んでやって、電器屋にipod買いにいって、晩飯食って帰った。 別段変わったこともなく安価こなしたんで端折る。 592 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 06 03 41 ID Hx1jlZGW0 590 妹in 精子out wktk 593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 06 04 03 ID 9oE4bzZN0 590 100禁のバドミントンラケット渡すんじゃなかったか?wwwww 596 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 06 09 26 ID L612iOKYO 468:下半身にテント設置。妹in 精子out 意味:とりあえず勃起して、妹を関与させ射精 これは困った。 ぶっちゃけ妹じゃ立たん。 正常な人間が小学生に反応しないのと同様に、妹属性のない俺には無理だ。 しかし頭を使って別の解釈で安価達成に望むことにした。 597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 06 11 20 ID 9oE4bzZN0 596 wktk 598 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 06 17 53 ID L612iOKYO とりあえず妹とゲームをして夜ふかしさせる。 そして妹に限界が来たので部屋で眠らせる。 寝たのを確認してから行動開始。 まずは下半身にテントを設置するため、実家に隠蔽しておいたDVDコレクションを鑑賞する。 599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 06 20 56 ID Hx1jlZGW0 598 wktk 601 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 06 31 59 ID L612iOKYO そして勃起を持続させたまま妹の部屋へIN 何食わぬ顔でベッドに潜り込んだ。 夜更かしさせただけあって妹完全に爆睡していて起きない。 俺はとりあえず下半身テント設置と妹を絡める為に、息子を妹の尻に押しつける。 それでも起きないのでそのまま妹に抱きつく。 まだ起きない。がここで問題発生。 妹が可愛すぎて(この場合変な意味でなく)息子がパワーダウンしてしまう。 仕方ないが想定の範囲内だったので、そのまま妹を抱き枕にして睡眠。 602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 06 32 43 ID Hx1jlZGW0 601 乙 結局精子outまではいかなかったか 603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 06 38 40 ID EBix8eXh0 601 乙 彼女はどうした 604 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 06 43 41 ID L612iOKYO 妹「ちょwwwwwww兄ちゃん! 妹の声に目が覚める。 俺「あれ?どうしていんの? まずは妹のベッドにいることを誤魔化すために寝ぼけたふりをする。 妹「ここ私の部屋!もう、寝ぼけすぎだって! 俺「あれー?そうだった?ゴンメゴンメ。(とりあえず誤魔化せたな) 妹「もう。狭いから寝るなら部屋帰ってよ。 俺「分かった。じゃあお休み 部屋に戻る俺。 俺にはまだセカンドプランが残っていた。 『精子』と『妹』を絡めるプランが。 606 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 06 56 52 ID L612iOKYO とりあえず部屋でDVDをウォッチ&オナーニで精子を出す。 一度目は普通にフィニッシュ。なぜなら濃すぎて使えないからだ。 10分ほど休憩して二戦目を始める。 そしてフィニッシュ時に用意して置いたマグカップに放出!いい薄さだ。 もう読めただろう。 精子入りカフェオレを作ったのだ。 そして妹の部屋にお詫びといって持っていく。 そして雑談しながら俺がブラック飲む。自然な流れで妹が一口目を口に…飲んだ! 妹「っん?兄ちゃんなんかこのコーヒーゴミみたいなの入ってる。 俺「(やべww)マジで?じゃあ作り直してくるわ。俺の飲んでいいよ。 こうして任務は成功した。 その後妹がのどの痛みを訴えていたが多分風邪を引いたのだろうwwww 607 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 07 00 17 ID L612iOKYO あれだな。 コーヒーが匂いと味を誤魔化してくれるからいい策だと思ったが、 熱で変質した精子が固体化するところまでは予測出来なかったwwwwwww 608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 07 02 01 ID V8s74ZIB0 607 ワロスwwwwww 精子って熱で固体化するのかwwwwwwwww 知らなかったwwwwww 609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 07 03 22 ID m57AzhSG0 そりゃたんぱく質だからなw お前卵の白身にお湯かけたらどうなるか考えればわかるじゃねぇかw 611 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 07 05 00 ID L612iOKYO 608 卵の白身みたいな感じだな。 多分卵焼きにニラと一緒に入れたらバレないと思われwwwwwww 612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/25(日) 07 05 55 ID V8s74ZIB0 611 それ実行するんだよね?wwwwww 613 :いつかの温もり ◆7AFiPoPSdY :2005/12/25(日) 07 07 27 ID L612iOKYO とりあえず今は彼女と一緒なんでばれないうちに落ちるわ ノシ いつかの温もり3
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/2840.html
【作品名】 不思議のクロニクル 振り返りません勝つまでは 【ジャンル】ゲーム 【先鋒】アーチャー女 【次鋒】アーチャー男 【中堅】剣士女 【副将】剣士男 【大将】ナイト男 【備考】武器や防具に付与する能力に 【超撃】攻撃×1.4 【半減】受けダメージ×0.5 とステータス画面に書かれるのでダメージ2倍=威力2倍の図式が成立する 【黒曜石の壁】直径1.555km程の爆発を起こすスーパーエルザイト爆弾の直撃に耐えられる 大きさは333m程 【スーパーエルザイト爆弾】直径1.555km程の爆発を起こす 【共通設定・世界観】 【共通設定】 【攻撃力】殴り一撃で、【壁】を木っ端微塵にできる 素手の攻撃も武器の攻撃でも普通に幽霊にダメージを与えて殺せる 1kmほど先に居るウサギやコウモリを狙って、弓で射たり、クスリを投げつけられる精密な攻撃ができる 英明の聖杖:杖 打撃一撃で、【壁】を一撃で木っ端微塵にする。 自分の殴りの60倍程の威力 これを装備していると魔法がターン消費無しで発動できる 攻撃か魔法を150回ほど使うと壊れるが、これと全く同じ代えの武器が三個ある 付与効果の内訳(伝承超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃) シャイニングアーク:弓 射撃一撃で、自分の殴りの250倍程の威力、 射程は2km程、弾速はそれを一瞬 矢を100回放つと壊れるが、これと全く同じ代えの武器が三個ある 付与効果の内訳(伝承超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃超撃) 自分に敵対する相手でないとダメージを与えられない 敵と自分の間に障害物があると、矢が障害物の手前で落ちる 光翼の槍:槍 一撃で、【壁】を一撃で木っ端微塵にする。 自分の殴りの15倍程の威力 前方666mまでを一撃で貫き通せる 当たると90%程の確率で相手を眠らせる、人間、動物、人外、無機物(く鎧や看板や暖炉などの無生物でさえも)に有効 120回使うと壊れるが、これと全く同じ代えの武器が三個ある 付与効果の内訳(伝承闇夜闇夜闇夜闇夜闇夜闇夜闇夜闇夜) 仲良しのクスリ:投げて当たると、相手が友好的にあり何もしてこなくなる 強制的に相手を仲間にする洗脳のクスリに耐える相手に効果があるので精神攻撃×2 人間、動物、魔物、死体や人外に加えて、動く鎧や看板や暖炉などの無生物でさえも友好的にさせられる 射程1km、弾速はそれを一瞬、9個所持 サンダーフォース:魔法、元気度を15%消費、英明の聖杖も2回消費する 前方直径999mほどの範囲を雷で満たす、瞬間発動 一撃で、【壁】を一撃で木っ端微塵にする。 自分の殴りの10倍程の威力 アシッドボトル:投げて当てると酸塗れになる、9個所持 数分で333mの鉄の門扉が溶けて無くなる、効果は投げて当てる度に重複していき、 全部当てれば10秒で333mの鉄の門扉が溶けて無くなる程になる。 射程1km、弾速はそれを一瞬 書札『雷光』:自分の半径832mほどの範囲に雷で満たす 一撃で、【壁】を一撃で木っ端微塵にする。 自分の殴りの10倍程の威力、3枚所持、瞬間発動 書札『焦熱』:前方666m、幅333mの範囲で、地面を溶岩に変える 3枚所持、瞬間発動 【防御力】素の防御力は以下のとおり スーパーエルザイト爆弾の爆発の中心地で、最大HPの1割も減らない 雪国の豪雪地帯でクマやトラが焼死する業火が起こる、インフェルノボトルを飲んでも最大HPの1割も減らない 333m程の鉄の門扉が溶けて無くなるアシッドボトルを飲んでも最大HPの1割も減らない 全裸で豪雪地帯を普通に動いて戦闘をこなせる スーパーエルザイト爆弾の爆発が何度起きても無傷の山脈(4km程)を一撃で消滅させる、光の巨人の光をくらってもギリギリ戦闘続行可能 鍛えた成人男性が死ぬ食中毒でも掠り傷以下、歩いていればその内治る 審判者の聖衣:自分を一撃で殺す打撃、斬撃、射撃に8,9発は耐えられるようになるマント 80%程の確率で火属性の攻撃を無効化する 無効化できる攻撃の最大値は、光の巨人の光を無傷で耐えられる 20回攻撃を食らうと壊れるが、これと全く同じ代えの防具が9個ある 付与効果の内訳(半減半減半減半減半減半減半減半減半減) 【素早さ】カラスが333m程を飛行する間に、その3倍の距離を走行できる。 殴りの間合いで666m程先を一瞬で貫く槍の連続刺突を避けられる 覚醒:3ターンの間一方的に動ける、5回使える 上手く使うと1分未満の間に3330mを移動できる(覚醒使用→移動→覚醒切れる前に再度使用→移動→)の繰り返しで 【特殊能力】自然治癒:1時間経過するごとにHPやスタミナが5、6%回復する 4,5km先の森の中に居る野犬やコウモリを視認できる 常人なら振っただけで腕が外れる剣を装備して、全身鎧を着たまま普通に動けるし、水泳や登山もできる ヨーグルト:元気度が85%回復する、10個所持 枯れた草やこげた草を食うだけで元気度が5%回復する 現在の元気度100%、スタミナ100以上 1ヶ月以上何も食べなくても餓死はしない 1ヶ月以上の間、不眠不休で排泄も無しに歩き続けて戦闘もできる 浮遊:3km程を移動するまでの間、宙に浮遊している インビジブル:自分を不可視状態にする、瞬間発動、333m程を移動するとスタミナが1減る 誰かに触れると不可視状態が解ける 【短所】元気度が0になっても餓死しないが以下のペナルティがつく ・LIFEの自然回復量が半分になる ・スタミナが自然回復しなくなる ・敏捷Lv.が3減少する(ほぼ影響しない数値になってるので、考慮しなくていい) ・攻撃力が30%減少する 【備考】インビジブル状態で参戦 【名前】アーチャー女 【属性】狩人の女 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力】共通設定参照 ペネトレイター:前方1665m先までを矢が貫通する特殊な撃ち方をする 間に破壊できない物体があっても、それを破壊できないままに貫いていく 射程1665m、弾速はそれを一瞬、威力はシャイニングアークと同じ 武器の耐久3回分と矢1本と消費スタミナを1消費する 【防御力】【素早さ】【特殊能力】共通設定参照 【名前】アーチャー男 【属性】狩人の男 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】共通設定参照 貫通射:先鋒と同じ 【防御力】【素早さ】【特殊能力】共通設定参照 【名前】剣士女 【属性】剣士の女 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力】共通設定参照 ブラストインパクト:半径499mに気の爆発を起こす 威力は装備している武器と同じ 武器の耐久1回分とスタミナを14と元気度を10%消費する 【防御力】【素早さ】【特殊能力】共通設定参照 【名前】剣士男 【属性】剣士の男 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】共通設定参照 ブラストインパクト:中堅と同じ 【防御力】【素早さ】【特殊能力】共通設定参照 【名前】騎士男 【属性】剣士の男 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】共通設定参照 ブラストインパクト:中堅と同じ 【防御力】【素早さ】【特殊能力】共通設定参照 参戦 vol.115 568-572
https://w.atwiki.jp/laser_bm/pages/86.html
ここは? BMSの歴史 新規格の開発 他機種で遊べるBMS楽曲の一覧 コメント欄 ここは? 記事を書きたいけどわざわざ新規ページを作成するほどでもない・・・と考えて記事を書きあぐねている編集者のために作られた編集支援ページです。 ページを作るまでもない小ネタや小技があればガンガン書いていこう! 記事が長くなった場合は新規ページに移行することをお勧めします。 BMSの歴史 BMSが生まれてから二十年以上が経過しているが、BMSの過去の話を取り上げた情報は意外に少ない—— というわけでBMSの歴史について記したサイトを取り上げてみた。 BMS EVENT LITE https //hitkey.nekokan.dyndns.info/bmsevt.htm#ALL 著 hitkey 1998年~現在、そして今後開催予定のBMSイベントをまとめたサイト。 既に消滅したサイトには代わりにアーカイブのリンクが貼られているため、情報源として大変便利である。 BMSの歴史に触れたい人におすすめ。 BMS年表っぽい何か https //web.archive.org/web/20130528235622/http //nekomimi.name/image/nenpyo.png(アーカイブ) 著 ねこみみ魔法使い 1998〜2012年あたりまでの出来事がまとめられている。 本家はじめBEMANI機種の稼働日も並行して書かれているため、本家の影響を受けた部分がうかがえるかもしれない。 あまりBMS界隈とは関係なさそうなゲームも載っているが・・・ HISTORY OF BMS http //slap-stick.s17.xrea.com/BMShist.htm 著 har-k 1998〜2007年の出来事を記録している。 ほかにこんなページもある。変な用語辞典も参照。 ちなみにhar-k氏はBMSや他の音楽ゲームの考察・評論を中心とした活動をしている人物である。なんとBMSの歴史をまとめた本まで執筆している。 ブログにも様々なトピックを掲載しているので興味のある方は見に行ってみるといいだろう。 BMS同窓会ミニインタビュー http //bit192.ddns.net/temp/newevent/miniinterview/index.html 著 sta BMS作家へのインタビュー特集。BMS同窓会というイベントの一環で行われた。 同窓会という名の通り、BMSに長く関わってきた面々が名を連ねている。 歴史を記したサイトとはずれるが、かつて(今も現役の人も沢山います)のBMS界隈の人物が何を考え、行動してきたかを断片的ながら知ることができるサイトである。 このほか、hitkey氏のdoubledepthやAOiRO_Manbow氏の駄文サイトやBMS系ブログでも昔の話題が出ています。 調べてみるともっといいサイトがあるかもしれません。 新規格の開発 現状のBMS規格では、音声ファイルの定義数に限界があるなど、いくつかの制限があります。 そのため一部では新しい規格を開発しようという動きがあります。 新BMSプレイヤー開発・新BMS規格定義フォーラム http //bms.undo.jp (閉鎖) bmson 2015年8月中旬にwosderge氏が考案・開発したフォーマット。 BMS作成の手間を大幅に省けるようになっている。 詳細はこちら→bmson 開発に興味のある方はチェックしてみるといいでしょう。 他機種で遊べるBMS楽曲の一覧 BMS作者やBGA作者が商業進出し、現行の機種に楽曲やムービーを提供するということは以前からときどきありました。 しかし最近ではBMSで公開されている(いた)オリジナル曲が商業機種に収録される事例も増えてきています。ここではそういった曲を記載しています。 五十音順で並べています。 曲名 アーティスト 主な収録機種 Absurd Gaff siromaru SOUND VOLTEX aliceblue syatten Tone Sphereにリミックスが収録 Aleph-0 LeaF チュウニズム、太鼓の達人 Altale 削除 チュウニズム、Deemo Altostratus syatten Tone Sphere Aragami xi チュウニズム、太鼓の達人 Äventyr Grand Thaw チュウニズム AXION 削除 Cytus B.B.K.K.B.K.K nora2r maimai、チュウニズム、太鼓の達人 Black Lair 削除 Cytus Blacksphere s-don SOUND VOLTEX Conflict siromaru cranky Cytus、Tone Sphere、チュウニズム DRAGONLADY nankumo maimai EOS ginkiha SOUND VOLTEX FREEDOM DiVE xi Cytus、チュウニズム、SOUND VOLTEX、太鼓の達人 Future MUSiC Ym1024 feat. lamie* SOUND VOLTEX Halcyon xi Cytus、GROOVE COASTER HAELEQUIN orangentle SOUND VOLTEX(リミックス)、チュウニズム(原曲) Jack-the-Ripper◆ sasakure.U.K maimai kioku [unconnected] ATMBZK Tone Sphere L ice Cytus L9 paraoka maimai、チュウニズム、SOUND VOLTEX Laplace 削除 Cytus Lieselotte wa. SOUND VOLTEX Little "Sister" Bitch t+pazolite SOUND VOLTEXにアレンジ版が収録 messier 333 sun3 Ez2Dj ninth sta Tone SphereにStepmaniaバージョンが収録 Parousia xi Cytus、Deemo Reality SHK PUMP IT UP STAGER Ras Tone Sphere The Formula Junk チュウニズム Vallista 削除 チュウニズム ☆twinklesky☆ fether Tone Sphereにリミックスが収録 ララルトゥタ(SCK Remix) DOT96 vs cybermiso(原曲 sweez) Tone Sphereに原曲が収録 桜華月 AKITO DJMAX ほかにもあったら追加してちょ コメント欄 http //www.nicovideo.jp/watch/sm27007753 こちらの動画にかなり詳しく収録楽曲が紹介されていました。 -- 名無しさん (2015-08-25 22 48 41) ↑動画消えてた... -- (名無しさん) 2015-10-20 20 24 14 L9ってmaimaiにも入ってますよね…? -- (名無しさん) 2015-10-22 14 23 14 ↑直しておきました。BMS移植曲の表は結構ガバガバなところがあるのでこういった確認はありがたいです -- (editor) 2015-10-22 23 58 25 blacksphereとvallistaを追加 -- (名無しさん) 2015-11-28 13 07 37 チュウニにフリーダムダイブとsambista増えたね -- (名無しさん) 2016-08-02 10 30 32 aleph-0, -- (名無しさん) 2023-05-18 08 56 47 ↑とaragamiの太鼓追加を編集 -- (名無しさん) 2023-05-18 08 57 40 Altale太鼓にあります -- (名無しさん) 2023-10-19 16 33 01 様々な機種に入ってる曲とかだと全てのタイトルを入れるのは無理そうなんで「収録機種」から「主な収録機種」に変えさせていただきました -- (名無しさん) 2024-03-11 00 29 50 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/9119.html
827 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/24(土) 22 01 20 ID softbank126036058190.bbtec.net [116/155] 憂鬱SRW 融合惑星編設定集 【ザフト艦艇設定(改ボスゴロフ級、パノティア級潜水艦)】 改ボスゴロフ級潜水艦 型式番号:ZSSC-1100-47 全長:280メートル 全幅:32.7メートル 設計・開発・建造・運用:プラント 動力:プラズマジェネレーター 装甲材:ナノマシン装甲 防御機構:Eフィールド発生装置 推進機関:ウォータージェット/スクリュープロペラ併用、テスラドライブ 設備: 艦前部MS射出口×4 艦上部MS射出口×4 艦上部大型ハッチ×1 武装: 艦前方魚雷発射管 艦上部VLS ビーム砲 80ミリ対空機関砲 多目的発射管 概要: ザフトの運用する潜水艦。 黎明期に開発された潜水空母を現代化改修したもので、今なお現役を張り続ける老兵。 現行モデルとしては試作を含めたブロック47にあたり、C.E.72時点での標準的な技術を取り込んでいる。 性能・設計: 黎明期において開発されたMSの運用を前提とした潜水艦。 プラントは宇宙に領土のある国家である関係上、どちらかと言えば宇宙船や航宙船などの影響が強く出ている。 というよりも、下手に水上艦艇を作るよりも潜水艦の方が作りやすかったというのが正しいかもしれないが、ザフト関係者は黙して語らず。 設計技術の蓄積が浅いとはいえ、他国と比較して後発であったことから最初からMSの搭載を前提に設計されたアドバンテージがある。 その為、地球の国家が既存の潜水艦と機動兵器の折り合いに苦労する中において、比較的余裕のある設計と構造を獲得している。 おおよその形状などは原作などに準じる。 他方で憂鬱SRW時空技術の投入や何度も重ねられた改修によりスペックは段違いとなっている。 また、MSを射出後に支援攻撃が行えるように外部武装の増強が行われている。 これは旧来の潜水艦としての要素以上に、機動兵器の母艦としての能力を求められたことが関係している。 とはいえ、元の設計が古いこともあってそこまで極端な火力が搭載されているわけではない。 あくまでも支援用であり、搭載されているMSが戦闘をするにあたって優位を構築するためのものでしかない。 まともな撃ち合いになれば不利になることは明白であって、あくまでも支援に終始するのが安全である。 828 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/24(土) 22 02 12 ID softbank126036058190.bbtec.net [117/155] パノティア級潜水艦 形式番号:ZSSC-1147-22 全長:340メートル 全幅:45.7メートル 設計・開発・建造・運用:プラント 動力:プラズマジェネレーター 装甲材:ナノマシン装甲 防御機構:Eフィールド発生装置 推進機関:ウォータージェット/スクリュープロペラ併用、テスラドライブ 設備: 艦上部大型ハッチ×1 艦底部大型ハッチ×1 艦上部MS射出口×4 武装: 艦前方魚雷発射管 艦上部VLS 艦上部ビーム砲 120ミリ対空機関砲 75ミリCIWS 多目的発射管 概要: ザフトが運用する潜水艦。 どちらかというと空母的な意味合いが強いが、輸送任務から強襲揚陸などの多目的な任務に適応する。 前史: ザフト海軍が保有する艦艇はさほど多いとは言えなかった。 これは言うまでもなくザフトが宇宙に本国のあるプラントの防衛軍であることに由来しており、その余裕も理由も乏しかったのである。 とはいえ、国際協力の一環として整備を強いられてしまうこととなり、陸上艦艇など共に研究・建造されることとなった。 こうして海軍では理事国などの供与艦艇のほか、自前で建造したボスゴロフ級などで構成された艦隊を保有することになった。 他方で、戦訓や運用される戦力の多様化に伴い、旧来の艦艇、特にMSやMAの母艦となる艦艇では運用に支障をきたすようになった。 任務が多様化し、あるいは陸海空の垣根を超えた連携なども行う都合が生じたことも重なり、より高性能且つ多目的な艦艇が要求されるようになった。 斯くして、ボスゴロフ級を基にした、MSの空母のみならずそれ以外にも適応できる艦艇として設計が行われた。 性能・設計: 基本構造としてはボスゴロフ級の拡大・発展型となっている。 発展型とは言うが、空母能力の拡張と水上戦闘も意識した武装の追加、それに伴う艦の構造の変更など、変更していない箇所の方が少ない。 どちらかと言えばISA戦術に適応した先例の艦艇や大洋連合のアリコーン級などの要素を取り込んだといった方が正しい。 特徴と言えるのはその巨大なペイロード。 これはMS母艦としての能力の追求のほか、MAの運用、さらにはMSの外付けモジュールユニットの運用を考慮に入れたものである。 MSの高性能化に伴う整備設備の要求の向上や必要な人員の増加、それらに合わせた設備拡張なども受け止める形である。 通常編成としてはMSを20機 #65374;28機+MAあるいはモジュールユニットを2機、さらにSFSという形となる。 十全な運用をとるか積載量をとるかで微妙に変わってくるのだがそれは割愛。 ともあれ、ザフトの運用する潜水艦としては高いMS・MA運用能力を持っている。 829 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/24(土) 22 03 08 ID softbank126036058190.bbtec.net [118/155] 以上、wiki転載はご自由に。 SSがまとまらんのでちょっと先に設定だけ。
https://w.atwiki.jp/sazi/pages/25.html
バーナバス 七転学園用務員 38歳 海と言えば水着!水着といえば赤ビキニ!というわけで屋台出しやすそうなバナバのおっさんに決定!!とかそんなノリで出来たキャラ(待 『獣の槍』を守護する一族の末裔。とは言ってもすでに何代も前に守護任務から降りた分家で、『獣の槍』についても本来は特に関係を持つことも無かったはずなのだが… なんの偶然か、理事長が私有地として購入した土地が『たまたま』この封印の地で、『たまたま』バーナバスが職員として七転学園で働いていたことから臨海学校に参加することになる。 『獣の槍』は海の底にある竜宮城の宝物庫に保管されていたのが発見され、今でも竜宮城と共に海の底に沈んでいる。 なんか村始まる前には肝いミッシェルの親父とかって設定があったらしいよ? ちなみに奥さんは肝いミッシェルが幼いころに病死してるって設定だから今でも使おうと思えば使えるらしい。 いつまでも子供心を失わない浪漫を求める旅人。とか書くとかっこいいけど、実際は浪漫を追い続けた馬鹿いつまでも成長しないオサーン 用務員という使い勝手が良いポジションのためか、臨海学校以外でも時々名前を目撃することがある。 屋台 何でもついてるバナバさん秘密道具。 初号機は臨海学校の時にりゅうおうに突っ込んで爆砕。現在は持ち帰った金塊を資金に弐号機を製作中。あと、モニカと協力して学園を合体メカにする計画があるとかないとか。 実はプロトタイプとなる零号機もあったが、学園祭の時に試しで屋台に出したら思いのほか引く人が多く、結局はプリシラに押収されヤ○オクで結構な値段で売られた急遽ハズレにしたとか 『獣の槍』 人の魂を喰らい化け物を倒す力を与える槍。 適応者が槍を持つと、髪が異様に伸び、凄まじい身体能力を得る代わりに、魂を削られる。 魂を全て喰らい尽くされると、その能力者は異形の怪物に成り果ててしまうと言われている。 ぶっちゃけ、うしとらのアレです。 赤い紐は付いてなく、最初からフルパワーモードらしい。
https://w.atwiki.jp/wixi/pages/92.html
「ところで、お前。城にいた頃は何やってたんだ?」 青年の問いかけに、少女はびくっと身体を震わせた。 「………何と?」 「俺が城に行く前だよ。俺は世界中旅して魔獣退治とかしてたけど……今とやってることあんまり変わらないな。 お前は普段何やってたのかな、と。 魔王ってでっかい椅子に腰掛けて笑ってるようなイメージしかなくてな。 ……まぁ、お前見る限りそれもかなりかけ離れてるんだが。 なぁ、魔王って普段何してんの?」 少女は何故かしばらく苦い顔でギリギリと歯軋りすると、あげていた顔を本に戻した。 「我は昔から読書が趣味だったからな。魔王城の書庫に日がな一日篭っていたが」 「魔王城に恋愛小説なんて置いてあったのか?」 青年が少女の読む本のタイトルをチラリと見て、眉をひそめた。 『薬草味のファースト☆キッス』 最近少女がはまっているらしい小説シリーズの最新作だ。 荷物が増えるからと渋る青年を、こうすれば問題あるまい!と転送魔法で魔王城に送りつけ、 読みたくなったら召喚魔法で呼び出しているのである。 次の街に着いたらこのシリーズ全作集める気でいるらしい。嗚呼、貴重な路銀が消えていく。 「ば、馬鹿者!もともとこのような低級な娯楽小説に興味などなかったわ! 我が好んで読むのは千年の歴史を持つ魔道書であってだな!」 少女が顔を赤くしてわめく。 少女にしてみれば、恋愛の指南書である少女小説を必要としたのは青年と共に旅をするようになってからに他ならない。 妙な勘違いをしてもらっては困るのだ。色々と。 「ちょっと待て。でも、お前城から出たことなかったんだろ?本ばっかり読んでたのか?」 「……そうだが」 「仕事みたいなものは?王様っていや市民を管理するのが仕事だろう」 「魔王と人間の王を一緒にするな。人間の王は所詮人間に過ぎないが、魔族の王は魔王という一個の種族なのだよ。 したがって我は何もせずとも他の魔族の頂点にある。管理などする必要はない!」 本から顔を上げて無い胸を張る少女。 そこに、青年がふと気付く。 「つまり、お前何もしてなかったんだな」 「………………………………………………………」 「薄暗い書庫に篭ってでっかい魔道書抱えて、ブツブツ独り言呟きながら一日潰して。気がついたらもう寝る時間、か」 「………………………………………………………」 「根暗だったんだな。お前」 「うるさいうるさいうるさい!!」 少女小説が霞の如く消え去り、代わりに火球が現れる。 「も、勿論本ばかり読んでいたわけではないぞ!えーと、昼寝したり、散歩したり……ご、ごろごろしたり………」 「……お前………」 「そんな目で我を見るな!水晶で遠くの景色を見てたりしてたんだぞ!!」 「へぇ、お前そんなこともできるのか。何を見てたんだよ」 「それは……」 少女の顔が何故か真っ赤になる。 言えない。 “勇者”に選定された男が各地の強力な魔獣を撃破しているとの報告を受けた後、 水晶でその勇者の姿をずっと追って見ていたなどと。 突然魔獣が襲い掛かってきたとき、とっさに「危ない!」と叫んでしまったことなど、 気がついたらニヤニヤしていたり、その後この者は世界で一番我を嫌っているのだな、 とがっくり肩を落としたなど言えるはずもないのだ。 思えば殺す殺されるの関係しかありえないと思われた魔王と勇者がこうして二人で旅をしているなど、 あの頃は夢でしかなかったのだが。 まったく、喉元に刃を突きつけられて共に旅をすることを命令されたとき、 我がどれほど驚き、嬉しかったことか……この鈍感は気付くまいよ。 「……何ニヤニヤしてるんだ、気持ち悪い」 「きっ!気持ち悪いとは何を無礼な!」 火球を投げつけるも、まるで蝿かなにかのように弾かれて彼方に飛んでいってしまう。 遠くの山に当たり、大きなクレーターができた。 あれは最上劫火球魔法ではない。初級火球魔法だ。 ……誰もいなかったことを祈ろう。 「貴様こそ何をやっていたのだ、我を倒す旅に出る前は!」 ――勢いで言ってしまったが、ふと、今までその手の質問は一切してこなかったことに気付く。 魔王は勇者と出会う前など何も無い空虚な存在だったからいい。魔王は魔王でなかった時など一瞬たりともなかったのだから。 だが、勇者は―――勇者である前、ひとりの青年だった頃がちゃんとあるのだ。 「俺が、勇者になる前か――」 青年は少しだけ寂しそうに笑った。 少女はその顔に胸がちくりと痛くなるのを感じた。 勇者を勇者たらしめたのは、魔王という存在だ。勇者は、勇者になって本当によかったのか? 青年が一瞬だけ見せた表情は、少女の知らない青年本来の顔だったのではないか? 「そんな顔すんなって。俺は後悔なんかしてないんだから」 よほど不安そうな顔だったのか。 青年は普段の青年に戻って少女の頭をくしゃくしゃとなでた。 「う、うるさい!馬鹿者!」 気恥ずかしくなって怒鳴るが、それは普段より力が無い。 「そう、後悔なんかしてない。俺は俺にしかできないことがある。そのことに、誇りを持っているんだから」 ……この男はずるい。 少女はむにゅむにゅと口の中だけで呟いた。 そんな顔されたら、我はどうすればよいのだ。胸がきゅんきゅんするではないか。 「そ、それで?貴様はなにをやっていたのだ?あれほど我を侮辱したのだ。 よもや特に何もしていないなどとのたまうのではあるまいな?」 咳払い、そして無理矢理ニヤリと笑う。顔が火照っているのは挑発的な態度でカバー。最近身につけた照れ隠しだ。 「そうだったな。俺はずっと東にある国の王城騎士団にいて―――」 大好きな男と二人旅。 またひとつ、“すき”が増えていく。 ――――――幸せだ、と思った。 いつかのふたり~新ジャンル『魔王』純愛伝~ 完
https://w.atwiki.jp/bluesky-dreamer/pages/176.html
005 いつか終わる どんな苦しみだって どんな悲しみだって いつか終わるの そう信じて私は生きていくの どんな苦しみだって どんな悲しみだって いつか終わると あなたが言ったから そう信じて私は生きていくの どんな楽しみだって どんな喜びだって いつか終わるの あなたが証明したから そう身を持って証明してしまったから どんな楽しみだって どんな喜びだって いつか終わるの あなたがそうだったように 私がそうだったように あなたを失ったこの悲しみも いつか終わるの……? ■アトガキ■ この悲しみはあまりに深くて モドル
https://w.atwiki.jp/rm96/pages/121.html
毎日は楽しいけれど、一つ不満があるんだったら…。 そうだなぁ…。 あのヒトの笑顔を、自分だけのものにしたい。 それってさ、わがままなことなのかなぁ? テーブルに頬杖なんかついて考えてみる。 「レナ?」 「ん? なん? さゆ」 「うん。どーしたの? ぼーっとしちゃって」 「ぼーっとなんてしてないって」 「してたよー。あっ!」 さゆがポンと手を叩いた。 「あんまり私がかわいいからって、見とれてたんでしょ」 「いや。違うから」 みきねぇ張りの早いつっこみ。 でも、さゆのこういう感じ、さゆが目指すというか同じきしょい系のあのヒトと雰囲気近いかも。あのヒトもけっこう普段はほわほわーっとしてるし。 それにほら、レナもわりと突っ込みタイプ…だと思うんだけどなぁ。 「梨華ちゃん。それじゃ話わかんないって」 「だからね…ふふふっ」 「ほらほらぁ! 笑っちゃってわかんないってば」 みきねぇが笑顔満開であのヒトをいじってる。いじられてるイシカワさんは自分の話に受けちゃって、パシパシみきねぇの腕なんか叩いちゃってるし。 さゆはもう鏡の世界で自分と会話しちゃってる。 まっ、いっか。 レナも、いつかあーやって話したりできるかな? “梨華ちゃん”なんて言えちゃったりするのかな? 「こら。何ボーっとこっち見てんだよ」 「はっ?」 頭の上から声がして、顔を上げたらみきねぇがにやにや笑ってた。 むっ…! 「ぼーっとなんて見てないですぅ」 「うっそだぁ。なーんか笑ってこっち見てたじゃん」 「でも、かわいかったよ」 ふふって、笑って、イシカワさんが隣に座った。 「それに今のミキちゃんの言い方、なんかこわーい」 って、肩を引き寄せられて抱きしめられた! わっ…! どうしよ! えっらい緊張するったい! うっ…うれしいけどっ…! 「あれあれ? 何赤くなってんの?」 みきねぇが顔を覗き込む。 同期だけどセンパイだってわかってるけど、にらんでみました。負けませんよ! 「美貴ちゃん!」 「はいはい」 イシカワさんの一言で、くすくすって笑ったみきねぇがぐしゃぐしゃとレナの頭を撫で回す。 「しょーがないなぁ。貸しといてあげる」 そう言って、おなかすいたーっていいながら、ヨシザワさんを捕まえて引きずるように楽屋を出て行く。 「もう。美貴ちゃんってば」 イシカワさんの呆れたつぶやき。 けど、二人のやりとり、すっごいうらやましい。 だってさ、レナとじゃ、そーゆー会話、できるかな? だってセンパイで、だって年上で…。 「リカちゃん、田中ちゃん、食べる?」 つじさんがなにやら大きいタッパを持ってきた。後ろにはオガワさん。 「のの、これは?」 そしたらオガワさんがへへって笑った。 「あのぉ、これ、うちのおかーさんが作ったんです。みんなで食べなさいって」 前はたしかバンバンジーだったっけ。今度のはコロッケだ。 「おかーさんお手製のかぼちゃコロッケ」 「へぇー。マコトのお母さん、料理上手だねぇ」 そう言って、タッパに手を伸ばすイシカワさん。 「じゃあ、一個もらうね」 「はいぃ。どーぞ、めしあがれ」 「じゃあ、オガワさん、いただきます」 一個タッパから取り上げる。 ソースはついてないけど、かぼちゃが甘すぎなくってちょうどいい。 「すっごいオイシイ!」 そしたら、オガワさんがすっごくうれしそうに笑った。 「うん。おいしいよ。ね」 イシカワさんがこっちを向いて、にっこり。 この笑顔、レナのもんだよね? 「あたしののが持ってきたから、ののが作ったのかと思ったよ」 ってイシカワさんが言ったら、 「じゃあ、今度お母さんに教えてもらって、作ってくるね!」 「うん。期待してるぞっ!」 よーし! がんばるぞーっ! って、つじさんが他みんなのところにタッパを持って走っていく。 やわらかい笑い声がして、 「あーあー。おっことさなきゃいいけどね」 って、食べ終えたイシカワさんの目がつじさんを追いかけていく。 なんかホントに妹を見るような目なんだよね。 普段はけっこういじられちゃったりしてるのに、いざとなるとすっごく頼りになって…。 妹っていうのもいいなぁ。 でも、妹なんだよね。 恋人にはなれないんだよね。 それに、つじさんは同期だけど…年下で…。 同期って…。 センパイと後輩ってこんなに違うのかなぁ。 同期で入ってたら、梨華ちゃんって言えたかな? 「どうした?」 はっと気がついたらイシカワさんの顔が目の前にあった。 「えっ! あっ、なんでもないですよぉ」 「ふーん。なんかぼーっとしてるから、どーしたのかなぁって思ったんだけどね」 「はぁ…」 だって、あなたが…。 「ん? レナ?」 「…!?」 今……。 ちょっと心配そうに見つめるイシカワさんの優しい微笑み。 「あっ…大丈夫ですよ。イシカワさん、かわいいから見とれてました」 いくじなし。 自分で自分に腹が立つたい。 「うふふっ。ありがと」 あなたがいるからがんばっちゃて、張り切っちゃてみようって思ったけど…。 丸ごと愛して…なんて言えないよ。 「へへへっ」 だけど、せめて…。 「だいすきですから」 これくらい、言ってもいいよね? ふわりと笑った、この笑顔は自分だけのもの。 みきねぇとヨシザワさんが戻ってきて、二人だけの時間は終わっちゃった。 「じゃ、返してもらうね」 ぎゅって後ろからイシカワさんに抱きつくみきねぇ。 「何、それ?」 「いいの」 そう言って肩に顔をうずめるみきねぇが、なんか悔しいけどかわいかった。 抱きつくみきねぇの腕をそっと包んでるイシカワさんの手 。 見詰め合うまなざしのあたたかさと楽しそうな笑顔。 「美貴がいない間にレイナにいじめられなかった?」 「そげんことしないったいっ!」 できるもんならしてみたいっとよ。でも…っ。 「なぁにムキになってんの」 にやにやレナを見るみきねぇ。 「もう。美貴ちゃんってば。あんまりいじめちゃダメだよ。田中ちゃん、優しかったよ。かわいいって言ってくれたし」 「それだったら、美貴がいつもいっぱい言ってあげてるじゃん。あまーいキスまでつけてね」 えっ!? うそっ! けど、みきねぇはイミシンに笑うだけ。 「なによぉ。いつもはいじめるくせに。だいたい、美貴ちゃんじゃないんだから…」 「あっ、ひどい梨華ちゃん。いつ美貴がいじめたのさ」 「えー。だから、いつもじゃん」 なんか二人の空気がイシカワさんのだいすきなピンク色に染まってる? 「だってさ、かわいいんだもん。すねる梨華ちゃん」 「…もぅ」 すぐ隣にいるのに、なんだろう。 手が届かないくらい遠くに感じるのは。 …いじわるだよ。みきねぇ。 「ムキになってるの…みきねぇなんじゃないの?」 そしたら、みきねぇがきょとんとした顔をした。 イシカワさんがちょこんと首をかしげてみきねぇを見つめる。 「ふふ。だってさ、ライバルは早いうちに潰さないとね」 ライバル? レナとみきねぇが? …。 ライバルなんだ。 そっか。 「負けませんよ!」 「ま、美貴に勝とうなんて十年早いけどね」 「美貴ちゃん? 田中ちゃん?」 きょろきょろとレナとみきねぇを見るイシカワさん。 いつか、当たり前のように隣にいて、当たり前のようにじゃれあって。 そんな日が、きっとくる。 その時は、“梨華”って呼んでもいいですか? (2004/4/28)
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2162.html
○四章 「夢か」 帰宅した俺はつぶやいた。 ついそう表現しちまったが、もっと違う概念にも思える。 肝心の内容をさっぱり覚えてないもんだからその形を決めようもないんだが。 ハルヒは家に戻っただろうか。というか、そもそもどこにいたのかすら分からないのに戻るも何もない。あいつさえいればもう少しこの状態も改善するかもしれないのに。 「ハルヒ……」 今や寝る前に今日あったことについて考えを整理するのが非日常時の日課になっている。思わず名前を呟いていたが、あいつが戻ってきたら俺は何と言ってやればいいんだろうか。 「心配するな」 さんざん言ってきた言葉だ。魚屋のタイムサービス状態である。安っぽい語句をいくら並べたところで、誰の耳にも空々しく響くことなど分かりきっている。 「俺を信じろ」 どこの三流俳優だ。それに俺に何ができる。古泉が超能力を失くし、長門や朝比奈さんまで異常を訴えだしている今、俺などミジンコ以下の存在だ。 それに、ハルヒが今何かを必要としているのかどうかすら不明だ。むしろ拒んでいるから姿も見せず団員の属性を消したりしてるんじゃないのか。それならなおのこと誰かが何かしてやるという発想ではダメだ。でもまるっきりどこに行っちまったかも分からない奴を元に戻すなんて、どうすりゃいいんだよ。 「心配させやがって……」 ちぐはぐな嘘に混じって、本音がこぼれ落ちた。 さて翌日は休日で、早起きした俺はすでに着替えて出かける準備をし、靴紐を結んでいた。 「キョンくん、またハルにゃんたちとどっか行くんだー」 妹である。毎度毎度、いくら気をつけていても防ぎきれない雨漏りやスキマ風のごとく出立前の俺の元に現れるのはもはや通過儀礼と言ってもいい。 「言っとくが、今日は連れて行けんぞ」 「ふーんだ。いいもんねー」 妹は両手を頭の後ろで組むと、そのまま回れ右をして歩き去った。聞きわけがいいな。 「あたしだっていつまでもキョンくんばっかりに構ってあげないんだから」 と捨て台詞を吐くとドアを閉めて見えなくなった。妹よ。何だその急な兄離れ発言は。 いや、確かに小六なんだし、そろそろ「キョンくん」呼ばわりと共に大人へと続く階段への廊下を一歩踏み出すくらいはしてもいいのかもしれん。 だがどこか心許ない気になるのはなぜだ。俺ってそんなにも妹依存度が高かったのか? などと三分ほど考えこんでしまったので首を振って即座にとは行かないまでもそこそこの威勢で玄関から晴天の下へと繰り出した。実に清々しい晩春の朝である。 いつもの集合地点にはすでに俺以外のメンバーがそろい踏みで、しかし俺がしているのが重役出勤でもなければ純然たる遅刻でもないことはすでにして一年前から明らかであり、笑顔と怒りを同居させた団長が突きつける人差し指同様に見慣れた、そしてなにより心中安堵する光景なのである。 「遅い遅い遅いおそい! どんだけ待たせれば気が済むのよあんたは!」 「どんだけ待ったんだよ」 「五分よ五分! あたしが五分なんだから古泉くんほかの熱意ある団員達はもっとよ。反省文提出ね」 テンション上がるのも分かるがそんな学内の風紀を乱した生徒を取り締まるお局教師みたいな罰則を課すのはやめてくれ。 「だって今日は奢りようもないでしょ。市内探索じゃないんだし」 あとでジュースでも人数分買うから許せ。 「まあまあ、いいではないですか。痴話ゲンカの続きは車中でどうぞ」 やんわりと仲裁に入ったのは古泉だった。 「あっはっはっはっは! ほんとにキミたちは仲がいいにょろ。見てて飽きないよーっ!」 早速純度100%の笑みを浮かべて仁王立ちするのは名誉顧問の鶴屋さんである。 「鶴屋さん、余計なことは言わなくていいの! さ、みんな行きましょ!」 いい感じにテンポをずらされたハルヒ先導の元で俺たちは一路バス乗り場を目指す。 「長門、何分待った?」 「八分四秒」 双肩をキリマンジャロのように尖らせてずんずん行進するハルヒの背を眺めながら俺は傍らを歩く私服の読書少女に訊いた。長門はここしばらく制服で市内探索その他の休日行事に参加することが少なくなってきた。何か心境の変化があったのだろうか。俺はもちろん、そうやって長門が変わっていくことを好意的に受け止めている。 さて、雑談もそこそこにやってきたのは数ヶ月ぶりの鶴屋家所有地たる小山である。 桜舞う季節に花見することをハルヒはすっかり忘れていて、さらにその後のドタバタも含めて期間が空き、何だかんだで空気に湿気が混じりはじめるこの季節になるまで後回しにされてしまった。 もはや花見でも何でもなく、今回は予定調和の穴掘りもないことから単純にピクニックなのだが、だからこそ俺は単純に浮かれていて、それは一年中が春そのものであるかのようにたおやかな笑みを浮かべてバスケットを両手持ちして登山する朝比奈さんも同様であるらしかった。 「今日は晴れてよかったですね」 俺はそのまんま大きく肯いて、真冬の殺風景とはうって変わって鮮やかな緑色と咲き乱れる花々で彩られた山の景色を見渡した。 山を登る面々の三分の二には決して一般的とは言えない特性があり、そんな人物達がひとところに集まっているおかげで普通の行事の多くが台本ぶち壊しのアドリブ進行になってしまったり、大宇宙の法則を軽やかに無視したシチュエーションコメディが起きてしまったりするのだが、今日くらいは何もなければいいと思う。というか何も起こさないでくれ。誰に頼んでるのかは分からんが。 気温は高いが湿度は高すぎず、時折海から平地を渡って抜けてくる風が心地よく、山頂で無意味にプチ野球して小腹をすかせ、朝比奈さんから受け取る糖分やや増量のレモンティーでありがたく喉を潤し、長門vsハルヒの変化球キャッチボール大会に趣向がシフトし、鶴屋さんと朝比奈さんがけらけら話し込んでいるところで古泉が話しかけてきた。俺は五感とその他全ての身体及び神経感覚が快く青信号を点している状態だったので、半ば喜んで相手になってやる。 「あなたが涼宮さんに全てを打ち明けたと聞いた時はどうなることかと思いましたが、こうしてふたたび同じところにやって来れると、それでよかったという感慨を抱くと同時に、あなたにあらためてお礼を言いたいですね」 古泉は片膝をついて遠くに広がる街並みを見ていた。写真を撮って「高校二年・初夏」とか題字をつけてアルバムにしまっときたいと俺がこいつの親なら思うかもしれん。 「他にどうしようもなかったからな。お前も朝比奈さんもいないんだぜ。長門はあんな状態だったし、未来がまるごとなくなっちまうよりは、全てを吐いちまったほうがいいと思ったのさ」 実際、ハルヒはあれから現実を変容させるような真似をしていない。むしろ今のこの毎日を、さらに積極的に楽しんでいるように見える。 「涼宮さんの力は依然保たれたままですし、相変わらず夜半や夜明け前に例のアレが発生することもあります。ですが、僕はこの現状にとても満足しています。彼女が事実を知った後の展開としては理想的と言っても過言ではありません。涼宮さんはこの日常をいたく気に入っています。それは彼女の精神状態ももちろんですが、ああしている姿を見れば一目瞭然でしょう」 古泉は視線をハルヒ長門間に転じ、俺も導かれる。 「行くわよ! ワールドスピリチュアルアラウンドシェイクボール!」 ハルヒの放った大仰な名前のブレ球ストレートを、しかし長門はあっさりとキャッチ。そのミット から煙が出ているように見えるのは気のせいだよな。 まぁ俺も同感さ。これ以上を望みようもない。あとはあの宇宙人未来人超能力者のライバル連中と片がつけば、それで大団円に向かえる気すらしてくる。 「彼らがまだ何かしら攻勢をしかけてくることは間違いないでしょう。実際『機関』からもいくつか そうした動きに関する情報が入っています。ですが本当に、彼らさえ穏やかになればあとは大丈夫だろうと僕も思いますよ。そうなれば、あとはあなたと涼宮さんの今後を見守るだけですから」 「なっ!」 笑みの種類を識別……愉悦。こら古泉。そういう冗談を唐突に交えるのはお兄さん心情的にもどうかと思うけどなぁ。え? 「冗談に聞こえましたか? おかしいですね。僕は世界の危機に関する話をする時と同レベルの扱いで言ったつもりなんですが」 まずい。こいつはすでに言葉のトラップを爆弾と共に巧妙に仕組んでいる。このままでは赤か青か選ぶ前に俺自身が自爆しかねない。 俺がだんまりとキャッチボールとはもはや呼称しかねる豪速投球合戦観戦を決め込むと分かったからか、古泉は両手を後ろについて、同じく静観の構えを見せた。 「本当に、大満足です」 そう独り言を言ったのが、風に乗って俺の耳まで届いた。 休日をここまで悶々と過ごしたのは、SOS団結成以来初のことだったかもしれない。何度かハルヒに電話をかけたが、やはりつながらなかった。土日のどっちかに骨董品店巡りするとか言ってた気がしたが、中止の電話も集合日時指定の電話もかかってこなかった。 朝食を食べながら、またしても俺は違和感のようなものを感じていて、山積み書類状態の問題と合わせて一足早く梅雨に突入したかのような脳内湿度とイライラ具合だった。気になるものが確かにそこに存在しているのに正体がつかめないことの不快感といったらない。夢を見た気がしないのに夢の残滓のようなものが五感の端々にこびりついている。いよいよもって俺の口癖が『やれやれ』から変わりつつある。 「何なんだ」 「どうしたの?」 呟きを聴かれていたらしい。ふと見ると学校に至る坂道の途中、朝倉涼子が心配そうにこちらを窺っていた。 「あぁいや! 何でもないんだ」 俺は慌てて両手を振った。これじゃ何でもなくないことがモロ分かりだが、朝倉が急に近くにいることには未だに慣れない。普通にしてる分にはなんとか平気になってきたんだがな。 「何か顔色悪いみたいだけど。大丈夫?」 既聴感のあるセンテンスでかつてのクラス委員は言った。分かってる。こいつは本気で心配してるってな。 二ヶ月前、ハルヒにノーマライズされて以降、朝倉は宇宙人属性を付帯していた時とわずかに性格も変わったようだった。率先してクラスを引っ張るリーダータイプではなく、華のあるクラスの……そうだな、朝比奈さんのポジションの才女バージョンといった感じだろうか。谷口なんかはフラれてから必死で意識から遠ざけようとしているみたいだが、たまに鼻の下伸ばして朝倉の席に目をやってる姿を見る。隠しきれてないっつの。 「あぁ、ちょっと寝不足なだけだ」 「そう。……無理しないでね」 やばい。不覚にもほろっと来そうになってしまった。なぜだ。そんな事言ってくれる人物がいなかったからか? それともただ単に疲れてるからだろうか。 朝倉と並んで坂道を登ってる間、俺は一時煩雑な現状に懊悩することから解放されていた。 教室に入って自分の席に向かう朝倉の背を見つつ、これまでの一切を忘れてある地点から高校生をやり直すことについて考えた。 長門の話だと、朝倉はそれまでの記憶と歴史を作られ与えられていること以外は普通の高校生とまったく変わらないらしい。それこそ、誰かが証拠と共にかつて宇宙人であったことを告げない限り、本人を初めとする周囲の人間みんなが気づかない。 俺は入学当初の自分を振り返る。 あの時の俺はどうだった? この世の物理法則と、万物を形作ってきた悠久なる歴史を信じて疑わず、でもそれらを覆すものの存在を切れ掛かった糸のような危うさでギリギリ信じていた俺。 ハルヒがいて、長門に朝比奈さんに古泉からそんな妄想みたいな話の一部が実在していると明かされ、俺は認識をそれこそ宇宙の創生期からあらため直さなければならなかった。 朝倉は、そんな不思議や謎を知る側から知らない側になった。 あの世界改変の時を別にすれば、俺の知る限りで非日常から日常に回帰したただ一人の存在だ。しかも、そうされたことを本人は知らない。 そして、古泉や朝比奈さん、長門も、記憶は残したままだが同じ道をたどろうとしている。 このままいけばどうなるか? SOS団は普通の高校生が集まるサークルと化し、しかしその団長だけが自覚なしに不思議な力を有し続け、関心を抱く他の連中がちょっかいを出し続ける。 デタラメな構図だ。もはや何が原因で何が目的か分からない。 知らなければよかったか? 俺も同じように記憶を消去されて、普通の高校生としてここから先の人生を凡庸に送る。所詮不思議なんてのは絵空事でしかなく、宇宙人も未来人も超能力者も存在しなかった。 そうじゃないはずだ。年末にエンターキーを押してから、俺はこっちのほうが断然面白いってことを知ってしまった。そして、そんな刺激に満ちた日常を取り戻すためならどんなハードルだって飛び越えてやると、あの春に思ったんだ。だんだん提示される問題のレベルが難化してきていて、実際今回も相当ピンチなんじゃないかと思う。 が、まだあきらめるには早すぎる。必ずあるはずだ。朝比奈さんも古泉も長門も元の使命を取り戻し、かつハルヒが元通りの100Wスマイルで俺たちに命令を下す状態に戻す方法が。 自分で自分を鼓舞するのもいい加減限度があるが、俺がへばっちまったら今のSOS団は空中分解しかねない。何せ団長は今日も来ていない。休みは先週一杯じゃなかったのかよ。 と思っていたら、昼休み。 「キョン。ちょっと話があるから来てちょうだい」 突如教室の後ろの入り口に現れたハルヒは、谷口国木田と弁当を囲んでいる俺を見るやいなや脇目も振らずにこちらへ歩み寄り、俺の胸倉をつかんで持ち上げると人を所有物扱いして引きずりだした。 ちょっと待てよ! 何の説明もなしにどこ行く気だ。 「どこがいい? あんたとサシで話ができればどこだっていいわ」 言葉面だけをさらえば含みがあるようにも取れるかもしれんが、マントル直下型火山のごとき語調にはそんな様子は微塵も感じ取れない。 「はい時間切れ。決定、部室」 廊下を行軍するハルヒの表情は反対を向いていて見て取れなかった。さっぱり分からない。急に登場して何をする気だ? バタンと部室のドアを閉め、俺をいつもと反対の長テーブルの椅子に座らせると、普段俺が使ってるスペースにハルヒが座って向かい合った。 「なぁどうしたんだよ急に。連絡もつかないし。全員心配してたんだぞ」 「そんなのあたしだって同じよ!」 ハルヒはしょっぱなからエンジンを五速に入れ、しかしエンストを起こすこともなくその勢いの全てを言葉に眼差しに込めて、真っすぐ俺にぶつけてきた。 「あたしね。もうこんな中途半端な状態は嫌なのよ!」 ハルヒは席を立って窓際に歩き出す。歩くなんて穏やかな表現では似つかわしくない。床に穴を開けそうな程、一歩ごとに力がこもっている。 「白黒はっきりさせる。もしあんたがシラを切るようなことがあれば――」 そこでハルヒは言葉を切った。何もない向かいの校舎の屋上付近を見上げている。 あまりに長く先を言わずにいるので、俺はようやく二言目を口にする。 「あれば、何だよ」 「SOS団を解散するわ」 俺とハルヒ以外に誰もいない文芸部部室。そこで、自分の立ち上げたSOS団を崩す可能性を、団長自ら示唆しやがった。 「ちょっと待て! どうしたんだよ突然」 「突然も何もないわよ。だって、今回もあんたはあたしを外に置こうとしてるじゃない」 「外に? 何のことだよ」 ハルヒの発言は滅裂を極めていて、俺には何のことだかさっぱり分からない。 ハルヒは俺に振り返って、怒らせたままの視線で睨みつける。口を固く結んでいる。 「キョン。あんたって何かまだ他に秘密があるんでしょ」 ハルヒの強烈な視線は、怒りという感情以外にもいくつもの成分を持ってるようで、俺はただひたすら混乱する。秘密。そりゃハルヒに言っていないことならまだまだ山ほどある。だがそれはまだ言うべき時に来ていないと思うからであって――、 「それがもううんざりだって言うのよ!」 ハルヒは机を叩いた。俺の想像もつかないほどこいつは怒っている。 「キョン。あたしはね。あんたとみくるちゃんと、あのよく分からない『違う場所』から帰ってきて、 その後ずっとあんたから話があるんじゃないかって思って待ってた。でも結局説明も何にもない。不思議が存在してるって漠然と告げられただけ」 待ってただって? 自分から訊かずにか? 「あたしが問い詰めたって、あんたが言いたくならなきゃ言わないだろうって思った。これまでずっとそうだったんだから。でももう限界。何が何でもあんたから本当の話を聞いてやるわ」 依然言っていることがとっちらかったままだ。まずい。これじゃ冗談抜きにまた世界が塗りかえられちまうかもしれん。しかしそんなことを考えてたのか……。 「あんたは鈍感すぎるのよ。それも分かってたけど。けど……」 こんな状況で本当のことを話していいのか。ハルヒの情緒は見るからに不安定だ。事実を告げた瞬間にあたりが灰色一色なんてことになればそれこそ取り返しがつかない。くそ……どうする。 俺の様子をどう捉えたのか、ハルヒはふたたび後ろを向いた。 「キョン。あんたは普通の人間じゃないんでしょ」 声色に込められた感情以前に、その言葉は俺から一時的に思考力を奪った。 「あたしが考えた結論はそれよ。そう考えれば全部納得できるもの。不思議なことが起きていたのは全部あんたの力によるもので、そんなことを教えるわけにはいかないからかどわかすようなことしか言えないんでしょ」 「ハルヒ、待て! 落ち着け」 「何よ。言いたいことがあるならはっきり言いなさいよ! これまでさんざん言ってきたじゃない。あんたの悪いクセよ……」 お前は逆にはっきり言いすぎなんだがな。 「なぁ。本当に俺はお前をのけ者にしてるわけじゃないんだ。信じてくれ。ただ、今はま 「またそれ! やっぱりそうなのね」 「違う! 頼むから落ち着いて話を聞いてくれ」 「何も話さない奴にそんなこと言われたくないわよっ!」 ハルヒは俺に三歩で歩み寄って、また胸倉をつかんで引き寄せた。大きな瞳がこの上なく近くに見える。 「……バカっ」 突き放されると同時、目視する間もなく左頬にぴしゃりと痛烈な感触が走った。 「……」 絶句した俺は床に崩れ落ちる。目の前にいたはずの女は、既に入口から外へ消えようと――、 「ハルヒ!」 俺の声は誰もいない部室に虚しく響き渡った。 開け放たれたドアが、跳ね返ってわずかに動いていた。 その日の午後、放課後を待たずにいくつもの動きがあった。 「小規模閉鎖空間が相当数同時発生しています。『機関』に新たな能力者も現れているようですが、とても対処しきれる数ではありません」 廊下で話をする古泉に笑みはなかった。 「何があったんですか?」 俺は呆然と窓の外を見つめ、まだ痛む左頬を押さえていた。 「ああ」 「大丈夫ですか?」 「ああ」 「しっかりしてください。あなたがちゃんとしないと、涼宮さんが――」 ハルヒが何だというのだろう。あいつは俺の元を離れてどっかに行っちまったぜ。俺が「ちゃんとしない」ばかりにな。 「僕の力は相変わらず戻っていませんし、彼女の精神を感知することもできませんが、報告のあった発生件数は彼女がもっとも荒れていた時期のものに匹敵します。一体何があったのか、ちゃんと話して下さい」 ちゃんとか。なぁ古泉。何をどうすれば俺は『ちゃんと』話ができるんだ? 俺じゃ役者不足か?力量が足りないか? ……教えてくれよ。 「あぁ、もう!」 急に両肩をがっしとつかまれた。 驚くほどしっかりと固定され、目の前には古泉の真摯な眼差しがある。 「あなた以外に誰が涼宮さんを救うんですか! ふぬけてないで前を見て下さい!」 ドラマのワンシーンばりの熱意である。 そうか、お前の意気込みは伝わったよ。だからこれからはお前が陣頭指揮を取ってくれ。 益体なしの雑兵はここで退陣す―― 不意に肩の感触が解かれた。 続いて別の手が俺の肘のあたりをつかむ。さっきよりずっと力は弱い。 「……!」 誰だ? ちょっと待て。俺は今抱きつかれてるのか!? どうして? ここはどこでこいつは誰だ。 俺はゆっくりと瞬きをした。 正面には誰もいない。んなバカな。まだ腰の辺りに手が回されて…… 「……長門?」 視線を下げると、見慣れた髪の頭頂部が俺の胸に押し付けられていた。何をしてるんだこいつは。 というか、俺はなぜこんなところにいるんだ。ここは廊下? 長門はしばらくそのままだった。 どのくらいか計りかねる時間が経ち、ゆっくり離れると朧な目で俺を見上げて、 「しっかり」 とだけ言った。邪念の全くない澄み切った瞳に、不覚にも涙腺が緩みそうになる。 「……ごめんな」 俺は奥歯を食いしばってこみ上げて来そうになるものをこらえた。 さんざん分かってるけど、やっぱりだらしがねぇな。俺は。 長門はゆっくりと後ずさる。 心なしか、そのほのかな温もりが惜しく思える。 「古泉、すまない」 傍らで腕組みをしていた友に俺は言った。 「取り乱した。……何があったか話す」 古泉は黙ったまま肯いて俺と目線を交わし、 「部室に行きましょう。早退の届けは出してあります」 その時だけ穏やかに笑い、ウインクを飛ばした。この場限りは気色悪いとも思わない。 ここ数日、団長不在の部室。 さっき開け放たれたドアは、誰も閉めなかったのだろう。そのまま寂しく開いていた。 「お茶を淹れる」 長門がコンロに向かう。その姿を見つつ、 「朝比奈さんは?」 「今日は欠席なさっているようです」 古泉の言葉がちくりと胸に刺さる。まさか一人きりなんじゃないよな。 「どうでしょうね……」 古泉は珍しく言いよどんだ。いつもなら適当に茶を濁す言葉を付け加えるところなのに。 俺は昼休みにここであったことを洗いざらい二人に話した。 ハルヒは気持ちの整理もつかないまま俺にぶつかってきて、しかし俺はそんな状態のハルヒにすべてを打ち明けてやることができなかった。ハルヒは俺に平手打ちをかまし、呆然とするままの相手をよそにまたどこかへ行ってしまった。 「そうだったんですか。……そんなことが」 「古泉、すまん」 俺は古泉にお辞儀して謝った。 「今閉鎖空間が発生してるんなら、それはひとえに俺の不甲斐なさのせいだ」 長テーブルを目前にしていると、後頭部から声がかかる。 「顔を上げてください。僕はそんな言葉を求めてはいませんから」 古泉を見ると、また柔和な笑みが戻っていた。 「不謹慎ですが、僕個人としてはこの場にいられることが嬉しいですよ。前回はあなたの相談役しかできずに、気づけばすべてが終わっていましたからね。当然、みなさんと共有すべき記憶もありません」 こと、とテーブルに音。見ると長門が人数分のお茶を置いて席に座るところだった。今日は俺の向かいではなく隣に腰を下ろす。 普段はどちらかと言うとりりしい長門の目は、今この時に至って柔らかくなっているように見えた。 言葉こそ発さないが、こいつも内側では事の行く末が心配なのかもしれん。 「突然ってのもあったが、やっぱり俺にはすべてを話してやることはできなかった」 外ではいつの間にか、梅雨の予告のような小雨がぱらつき出してていた。晴れ間は見えない。 「僕も、現在の涼宮さんに秘密を明かすことが賢明とは思えません」 授業中の校舎は、雨が降り出したこともあって驚くほど静まっていた。俺や古泉の言葉は、ひとつひとつが木版画のようにそこだけ浮き上がって聞こえた。 「でも、これでハルヒはいつ現れるかわかんなくなっちまったし、何より閉鎖空間が……」 「そちらは僕らの仕事です。と言っても、僕自身は今援護に出向けませんが。代わりに、SOS団としてどうすべきかを考えましょう」 古泉はそう言って腕組みをした。俺も同様に知恵を絞ろうとするが、原因がハルヒそのものなのにどうやって元に戻せっていうんだ? 今のあいつは、ある意味入学当初より厄介な状態にある。 まして俺は、まっすぐぶつかって来たあいつに答えてやることができなかった……。 「情報の奔流がふたたび観測されている」 空気が凝固するのを防ぐように言ったのは長門だった。俺と古泉は湯飲みを持つ女子団員の方を向いた。 「涼宮ハルヒの力は発現当初の強さにまで戻ろうとしている」 ふり出しに戻ろうとしてるってのか。 長門はこくんと肯く。……そんなことってあるか。本当に少しずつ落ち着いてきて、このまま行けばあいつも自分とそれを取巻く世界を認めようとしてたはずなのに。なのにどうしてこんなことになる。 「情報統合思念体は変化が生じたことを喜んでいる」 そうだったな。お前の親玉はハルヒが自分の力に気づくことには反対しつつも、変化は望むっていう特殊なスタンスだもんな。 「でも」 長門は付け加えるように言葉を切る。 「わたし個人はいいことだとは思えない」 ことんと湯飲みを置く。その陶器のような横顔は、今はどこまでも落ちついている。今のは長門自身の意見に他ならない。俺は、長門も積極的に話し合いに参加してくれていることを嬉しく思う。 俺は古泉に向き直り、 「なぁ古泉、やっぱりお前の機関のライバル連中が部長氏の一件を仕組んだんじゃないのか?」 それかあのサインが関わっているかだが、長門の話ではサインそのものに効力はないらしい。 古泉は組んでいた腕を解いて机に乗せ、 「確かに。涼宮さんの反応を見るために刺激を与えるということは十分に考えられます。学内に潜入していることも間違いないようですからね」 「奴らをここから追い出すことはできないのか」 古泉は一度背もたれに身を預けて顎を引き、 「あなたもご存知の通り、僕、長門さん、朝比奈さんの属する勢力に敵対する者たちは、今の僕らと同様に事実上の共闘体制にあります。ですから、情報改竄も時空移動も可能なわけです。そのうえ、攻勢でいる彼らは狡猾に手段を選びます。となると、彼らすべてを見つけ出して退けるということは難しいのではないでしょうか」 こっちの分身が相手みたいなものか。確かに向こうは汚い手口を使ってくるし、ハルヒのいるこっちは半ば防戦一方だ。ハルヒは、あいつは力をここに来て増してしまい、しかもかつてないくらいに不安定な精神状態。情報奔流と閉鎖空間の再発生。長門の言うとおり、このままじゃこの世界の未来は長くないどころか賞味期限間近かもしれん。 「僕から一つ提案があるのですが」 古泉が言った。何だ? 思いつくことならとりあえず片っ端から言ってみてくれ。 「あなたが本当の気持ちを涼宮さんに話してみるというのはどうですか」 「……はい?」 一瞬カメのように首を前に出す俺だった。どういう意味だ? 「おや、お気づきではありませんか。先に言っておきますと冗談ではありませんよ」 いや、さっぱり分からん。さっきも言ったように、ハルヒにお前たちの隠し属性すべてを明かすのは危険だぜ。 そう言うと古泉は煩わしそうに首を振って、 「ですからそうではありません。あなたの涼宮さんへの感情を正直にぶつけるのです」 「心配させやがって」 俺は即答した。古泉は半ば半目となって、 「……ぶしつけですね。以前に比べると進歩したと言えなくもありませんが」 意味が分からない。俺の知らない国の言葉でしゃべってるんなら長門に通訳頼むが。 「……もういいです。僕が間違っていました。他の方向で話を進めましょう」 横を向くと長門が横目を俺に向けていた。今、何か言いたそうにしなかったか? お前。 「そうだ。あなたが週末に言っていた『夢』というのはどうです。その後何か進展がありましたか?」 古泉は指をぱちんと鳴らして効果音をつけた。すっかり忘れていた。確かにそんなことを言ったな。 「この土日の間にも何か妙な感じはしたんだが、それがその『夢』に当たるのかも、そもそも夢と言っていいもんなのかも分からん」 「それでは、確かにまた似たような症状に陥ったのですね?」 症状と言われると病気みたいだな。だがまぁそうだ。相変わらず内容がさっぱり思い出せんが。 「もう一つ質問です。最近見始めたそれとは別に、あなたは普段夢を見る時、翌日どの程度内容を覚えていますか?」 そう言われてもな。種類によるし気分にもよるが、ぼんやりと思い出せるくらいには。 「なるほど」 何か分かったのか。 古泉はまた腕を組んで思案しつつ、 「直接関係があるかは分かりませんが、少なからず一連の流れに関わっているのではないかと思います。 ……コンピュータ研のパソコンに現れたサインが見えたことだけは分かっているんですよね?」 ああ。それだってもうどんな状況の『夢』だったか分からんがな。 「とはいえタイミングがあまりに作為的です。何かしらの原因があるはずですよ、それにもね」 ひょっとして俺も予知夢か何かの超能力に目覚めようとしているのか。 古泉はにこりと首を傾げ、 「さてね。もしそうでしたら、『機関』からお迎えがあるかもしれませんが」 それはやんわりと辞退したいところだな。たまに関わるならまだしも、内部の人間として任務遂行するってのはいくら俺が海外長編ドラマに憧れることがあっても遠慮したい。 「残念ですね。あなたと共に涼宮さんにまつわる任務を行うのもなかなか面白そうだと思ったのですが」 カタン。 「ん?」 俺は音のした方を見た。 すると、長門が空になった湯飲みをテーブルの上に落としたところだった。 「どうした長門」 「生徒会室」 「え?」 「行って」 わけも分からずただ呆然とする俺に長門は視線を向けて、 「生徒会室に行って」 とだけ言った。妙に鋭く耳に響く。 「俺がか?」 俺は自分を指差した。 「そう」 長門は肯く。 「今から?」 「そう」 何でまた。 「行けば分かる」 訊きたいことはまだあったが、長門の目が俺を追い立てているように見えたので、やむなく俺は会談を中座し、同じく理由を考えている様子の古泉を一瞥しつつ部室を出る。 「さて。何でまた生徒会室に?」 頭上に浮かんだハテナマークは、長門の言う通り室内に入ってすぐに判明することとなる。 コンコン。 職員室なら何度か来たが、生徒会室は一年の時以来ごぶさただ。あの眼鏡の仮面生徒会長は元気にしてるだろうか。 「ん」 ノックを続けるが返答はない。携帯の時計を見ると、まだギリギリ授業時間だった。 「誰もいないのか?」 静まり返った廊下に一人突っ立っていた俺は、使い古されたドアのノブをひねった。 キィィ。 微かな高い音を立ててドアが開く。 南向きの窓にはカーテンがかかっていて光は抑えられていたものの、温度は高かった。 整然と並んだテーブルとパイプ椅子を見渡し、誰もいないのかと思って振り返りかけた時、 「…………く……」 何かが聞こえた。人の声か、機械音声のような高い音。振り返る。 「キョ…………ん」 俺は目を見開いて、同時に目を凝らした。瞬きを繰り返して確認する。 「朝比奈さん!?」 朝比奈さんだった。大人の。実に二ヶ月ぶりであるが、そんな久々の再開を喜んでいられるような余裕がないらしいことはすぐに理解できた。 「キョン……ん」 そう言う彼女の身体は、半透明に透けていた。 いや、それじゃ不正確だな。朝比奈さん(大)のグラマラスな夏服姿は、普通と変わらぬ実体を持っているかと思えば、また色が薄くなっていき、ほとんど見えなくなりそうになる。 最初、俺は自分の目のほうを疑った。カーテンから漏れる光で輪郭が捉えづらくなっているのではないかと思った。 しかしそうではない。いくら目を凝らしても、朝比奈さん(大)は不定期に明滅を繰り返している。点滅信号。いや、違う。もっと端的でイメージしやすい例えを持ち出すなら、 「幽霊?」 「……え」 朝比奈さんの姿が首を横に振った。俺の声が聞こえるんですか? その問いに朝比奈さんは二度肯く。まるで、声じゃ伝えにくいから身振りを使っているようである。 「どうしたんですか、何で透けてるんです?」 歩み寄る俺に朝比奈さんは口を動かす。 「……来が……かかってい……」 「えっ?」 俺は教師姿の朝比奈さんとあと一歩のところまで近寄る。 「もっと……寄っ……」 さっきより声が聞こえる。どうも相当小さな音量らしい。 何の物音もしない部屋なのに、一体こりゃどういうことだ。 「し、失礼します」 俺は慇懃にお辞儀をして、半透明の朝比奈さんに触れるかどうかのところまで近付いた。 「重なっ……」 朝比奈さんは手を差し出して、俺の胸に触れた。 「!」 朝比奈さんの手は、俺の身体を突き抜けた。 しかし、何も感触がないわけではなかった。 ぬるま湯につかるような、しかし感触はそれよりもう少し固体っぽいというか、溶けかかったゼリーみたいな感じだ。 「こりゃ一体……」 俺が唖然とする間に、朝比奈さん(大)は歩みを進めて俺に重なった。 「あの、ちょっとまだ心の準備が! そのっ!」 仰天する俺に、しかし朝比奈さんはばっちりとその身を合わせた。 不思議なことに、俺の体内にはぬるい感じはせず、外側、つまり皮膚にだけ感触があるようだった。 顔を少し前に出すことで息ができる。 「聞こえる?」 おお。何ということであろうか。朝比奈さんの色っぽい声がダイレクトに耳に伝わってくる、骨伝導じゃなければこりゃ何だろうな。皮膚伝導か? 「聞こえますよ、バッチリです!」 半ばはしゃぎ気味に俺は言った。蒸し暑さと無関係の等身大ぬるま湯コンニャクは、さしずめ立ったまま温度の低い温泉に入っているような気分になる。 「よかった……。でも、この状態もあまり長くは持たないと思うわ」 朝比奈さんの口調は終始シリアスだった。こんなに緊張感の色が濃く出ていることなどあっただろうか。あぁ、二回目の四年前の七夕で長門の家に一緒に行った時、こんな雰囲気だったかもしれない。 「一体どうしたんですか? 何がどうなってるんです?」 いい加減質問ばかりで申し訳ない気持ちになるが、クサクサするのはもう終わりでいい。 「未来が消えかかっています」 あまりにクリアに聞こえるものだからそのまま俺は首をうっかり後ろに引いてしまい、息が詰まって危うくむせかけた。 「未来が消えかかってる?」 詰まった喉を何とか整えて、俺はまた顔を前に突き出した。深呼吸、と。 「えぇ。だからこんなはっきりしない形でしか来ることができませんでした」 いつかの古泉もそんなことを言ってたな。あの時とはまるで状態が違うが、何かしらの危機に瀕してることだけは間違いなさそうだ。 「そういや、『分岐点』とやらはどうなったんですか? いつかまた話してくれるってことでしたが」 俺は思いついた疑問を片端から言ってみた。朝比奈さんの表情を見ることはできなかったが、 「ここはもう、わたしの知っているこの時代とは違います」 重要事項を緊迫した声のまま言った。迷うような様子は見られない。告げることを既に決めていたようにも感じる。 俺ははっとして切り返した。 「知ってる時代と……違う?」 「はい」 一瞬俺の頭が湯から出て、朝比奈さんの頭が動くのが分かった。たぶん肯いたんだろう。 「おそらく、分岐時期だったあの時に彼らが『介入』を成功させたんだと思います」 「介入、ですか?」 「キョンくん。前にわたしが話したこと、覚えてる?」 朝比奈さんは余裕を見せる様子もなく続ける。俺は肯きかけて、その瞬間普段は絶対に見ることができないような角度から彼女の胸元を覗いてしまい、すぐさま目を九十度上方へ向ける。 「えっと。前に話したこと、って言いますと?」 「過去は未来からの干渉を常に受け続けている――」 「あ、はい。覚えてますよ」 俺は極力視線を動かさないようにして、彼女の発言だけに集中するよう心がける。こりゃ五感その他のあらゆる神経系に多大な影響を及ぼしかねない。心なしかぬるま湯がほどよい湯加減になっちまった気がするが、それは朝比奈さんでなく俺の心拍数が上昇したせいだろう。 「大抵は同じ未来につながるようになっている。ここまでは話したはずです」 「はい」 視線が重なっているため、返事は極力声を使う必要がある。というかこりゃマジに通常の思考を保つのが難しい。 俺の精神状態をよそに朝比奈さんは話を続ける。 「あの『分岐点』は、それが大きく逸れて別の未来に向かってしまうかもしれない時期だったんです」 俺は朝比奈さんの話を聞きながら、この二ヶ月近く自分でまとめた考えを思い返していた。 「キョンくん、もう一つ思い出してほしいの。わたしがあなたに正体を明かしたとき、不完全だけど時間平面の概念について説明しようとしたでしょう?」 「あっ、はい」 一年以上前だ。あの川原のベンチで、ただの可愛らしい萌えキャラ上級生だと思っていた朝比奈さんは自分が未来人であることを明かし、パラパラマンガの比喩を使って俺に時間の流れについて説明しようとした。朝比奈さんが着ていた服から、指を立てて「禁則事項です」と慣れないウィンクする彼女までが昨日のことのように思い出せる。 「時間と時間の間には繋がりがない。あの時のわたしはそう言ったはずだわ」 朝比奈さんは腕を動かした。組み替えたのだろうか。身体に温かい波が走り抜ける。 そうだ。あの時の俺にはさっぱり分からなかった説明。時間と時間の間に繋がりがないのなら、俺がこれまでしてきたことには何の意味があったのか。 「正確には『繋がりをなくしても影響がない』という意味なんです」 朝比奈さんは静かに言った。 「考えてみて。ある時間平面、仮にAとします。そのAから延びた未来、仮にBとしますね。BからAに時間遡行して、Bが発生しないように過去――Aで起きたことをを変えてしまったら、どうなると思う?」 俺は実例に置き換えて考えてみることにした。 仮の話だが、今年の初めに救ったハカセくん。彼のおかげでタイムトラベルが可能になったとして、未来人がこの時代に来て彼が大人にならないように過去を変えたとする。 そうするとどうなるか? タイムマシンが生まれる未来は存在しなくなり、当然未来人もハカセくんを殺しに来なくなる。しかしそれだとタイムマシンは生まれてしまい……ダメだ、わからない。 「それでも未来Bから来ている人間は現在Aに存在することができる」 朝比奈さんは言う。 「ただし、変わってしまった瞬間にその場にいなければなりません。だから、過去のわたしはキョンくんの傍にいるけれど、今のわたしはこんな形でしか存在できない」 分かるような、分からないような。 「時間は、常に上書きされ続ける可能性があるんです」 朝比奈さんは続ける。俺は自分の考えていた仮説を脳内書庫から引っ張り出して答え合わせの準備をする。 「この時間から見て去年。夏休みの終わりに、涼宮さんの力で時間が切り取られたことがあったでしょう?」 俺は肯定の返事をする。 「あの時が分かりやすいわ。同じ時間を繰り返して、けれど繰り返すことで起こることはわずかに違っていたでしょう?」 俺は長門の話でしか知らないが、確かにそうらしい。 あの宿題片付けをしたのは俺の記憶にある最後の一回だけだったみたいだからな。 「二週間限定で、STC……いいえ、時間の上書きが繰り返されていたんです」 クリアに響き続ける朝比奈さんの声を受けて、俺は尋ねる。 「上書きすると、どういうことが起こるんですか?」 「そこから先の時間が変化します。あの時は上書きしないと未来そのものが存在しなかったけれど、通常は未来自体が変化します。そこから先の時間全てが上書きされるんです」 その言葉に、俺は風呂に浸かったような状態にもかかわらず鳥肌が立つのを感じた。 自分の考えていたことがおおむね正解だったらしいことよりも、まるっきり別の時間が出来上がってしまうってところに恐怖があった。 朝比奈さんは話を続ける。 「けれど、普通は誤差の範囲で済みます。川に小石を投げても、川の流れが止まったりはしないでしょう?」 確かにそうだな。丸ごと流れを変えるにはそれこそ超自然的な力がいるだろう。 「未来から起こすことのできる『干渉』は、そのくらいのことしかできないんです。わたしたちが直接過去に手出しできないことも、あなたは知っていますね」 だから二月の八日間、俺は意味不明にも思えるお使いRPGを行い、しかし朝比奈さんが直接何かをすることはなかった。何らかのタブーがそこにあると思われる。そういえばあの時の金属棒はまだ鶴屋さんちの倉にあるんだよな。 「でも、あの分岐点で行われた『介入』だけは違うんです。すでに、わたしの知っている未来は上書きされつつあります」 朝比奈さんの声色に変化は見られなかったが、それってとんでもないことじゃないのか。それじゃ上書きされた方の時間はどうなるんだ。 「それ……」 ここで急にふっと音声が切れた。ノイズが入る感じではなく、ふっと無音になる。 「朝比奈さん?」 身体全体に感じるお湯のような感覚が薄くなる。 「最後にひとつ……け」 朝比奈さんの声が空気にジャミングされたかのように聞こえなくなる。 「……る……」 「朝比奈さん!!」 俺が動くと同時。固体めいた感覚は、湿気た風に変わった。
https://w.atwiki.jp/bzdata/pages/8.html
(1st Single 1988.09.21 リリース) だからその離して ハートも濡れるナンバー ~stay tonight~ だからその手を離して 夢見ごこちの easy time いつものようにおまえがしゃしゃりでてきた おかたいその言葉で どこまでも僕をがんじがらめにする Why? どういうつもり いつまで夏にしがみついているの リクエストには答えられないよ だからその手を離して 今すぐ get out of my way ひとりでも大丈夫さ ここには何もない wanna be without you 目も眩むような 僕の main street おまえはまだ 路地から目をぎらつかせて 鼻につくその臭いが 遠慮もなしに しつこくつきまとってる Why? どういうつもり 一体何がほしいのさ tell me いい加減に 目を覚ましてくれ だからその手を離して 今すぐ get out of my way ひとりでも大丈夫さ ここには何もない はやくその手を離して とりあえず get out of my way かくれたりしないよ ここには何もない wanna be without you だからその手を離して 今すぐ get out of my way ひとりでも大丈夫さ ここには何もない はやくその手を離して とりあえず get out of my way かくれたりしないよ ここには何もない wanna be without you ハートも濡れるナンバー ~stay tonight~ いつまで暗い部屋で 踊っているの 窓を締めきったままじゃ 風も吹かない くりかえし流れる same old blues 君は知らずに すがってる If you let me stay tonight I ll give you anything ハートも濡れるナンバー I will make it alright You don t cry anymore 手をのばしておくれ right now 傷つきそうになると 目をふせて 夢を見たいなんてもう思いはしない あせたmake-up tight for you 流すこともできるのに… If you let me stay tonight I ll give you anything 真夜中色のルージュ I will make it alright You don t cry anymore 手をのばしておくれ Let me stay tonight I ll give you anything ざわめく街の香りを I will make it alright You don t cry anymore 手をのばしておくれ If you let me stay tonight I ll give you anything ハートも濡れるナンバー I will make it alright You don t cry anymore 手をのばしておくれ Let me stay tonight I ll give you anything 真夜中色のルージュ I will make it alright You don t cry anymore 手をのばしておくれ