約 3,258,123 件
https://w.atwiki.jp/negiijime2/pages/205.html
3-Aのピラミッドが初めて下から5段目まで成功する。残るは鳴滝姉妹とエヴァだけだ。 「みなさん、どうです。やればできるんですよ!努力して出来ない事なんかありませんっ!!」 これは、新しい配置に変えた事で、今までより全体が安定したのが大きいのだが、ネギは純粋に 徐々にクラスの団結が強まった結果だと信じて疑わない。 心底嬉しそうな担任に対し、生徒達。とりわけ下から2段目中部のアスナといいんちょあたりは表情に余裕がない。 「うっ・・・・動かないでくださ・・・・痛い・・・・です・・・・わ」 「ぐええっ・・・・うごご・・・・うでが・・・・ぜぼねがおでる・・・!!」 彼女達にかかっている重みはすでに自重の倍を余裕で超えている。5段くらいまでのピラミッドなら 真ん中の人間の負担を減らすため、両サイドに体重を分化させる事も可能だが、今の少しでもバランスを崩せば ぶっ壊れるピラミッドにそんな余裕はない。グラグラと揺れ、逆に瞬間的にかかる重みは、彼女達の3倍以上に達する時もあった。 「がんばってください!アスナさん、いいんちょさん、みんな!あと少しです。団結のパワーを見せるです!」 そもそも組体操のピラミッドは団結の象徴とするにはあまりにも不平等だ。参加している生徒の中で苦しんでいないものはいない。 それでも、その中で必ず「特に」苦しむ者が生まれるのがこの種目である。 一番体重のかかる位置の茶々丸こそ、彼女の性質上、表面に変化はないが、両サイドの楓と龍宮は珍しく表情に余裕がない。 人間外の体力をもつ彼女達をしてこの位置はなかなかにキツイのだ。 体格のせいで下段の中部に配置されたが、あくまで一般人の五月、アキラ、柿崎、桜子あたりに至ってはすでに顔色がヤバイ。 いつ、死人が出てもおかしくない状況だ。 そして、今まで出番がなく、ピラミッドが崩れるたび、目をそむけ、悲鳴に耳を塞いでいただけだった鳴滝姉妹が いよいよ、途中まで完成したピラミッドに加わる。 両サイドから、クラスメイト達の階段を登っていく双子。そうして6段目に到達するが・・・・ 「こ・・・・こわいよ~お姉ちゃん・・・」 「だ・・・・ダイジョブだよ・・・ひいっ!」 すでに、ピラミッドは姉妹の身長の倍の高さに達し、しかも非常に不安定な足場だ。 去年の5段ピラミッドの際、姉妹は二つのピラミッドのそれぞれ頂点を担当したのだが、それもかなり怖かった。 今回はそれよりさらに高く、さらに不安定だ。 5段目の真ん中のザジは職業柄(?)慣れているため安定しているが、 両サイドの二人は恐怖も相まってガタガタ震えているため、その足場はマリオのちくわブロックのようである。 それでもクラスメイトの『早くしろ』と言う無言の圧力が痛いほど伝わって来たため、 意を決して、最上段に乗る双子だったが・・・・・案の定バランスを崩した。 「「きゃーーーーっ!!」」 ドゴォォッ!! 約2メートル50センチの高さから双子は左右対称にスカイラブハリケーンに失敗したかのように体育館の床に叩きつけられた。 メメタァッ!! それから1テンポ遅れて、5段目まで完成したピラミッドが潰れる。 普段なら、高所から落下した姉妹の身をクラスメイト達は安じただろうが、もはや今の彼女達にその余裕はない。 それどころか『ようやくここまで来たのに何やってんの?』『ずっと重みに耐えてる下の気も知らないで』 と不満を抱いている者すらいた。 ネギはこのピラミッドをきっかけにクラスの絆がより強まり「和」を深めるはずだと信じているが、 むしろピラミッドとともにクラスが崩壊しかけている事に気づいていない。 「うごごごご・・・・・!」 痛みと疲労に呻く少女達の中にさらに異質の苦悶の声を挙げる者がいた。 中枢にいたアスナである。不幸にも真下の茶々丸の身体と床に手が挟まれ、しかもその上から 多くのクラスメイト達の体重がかかったので、彼女は手の関節が増えてしまっていた。 まわりの少女達も、これには流石に心配したが同時にこう考える。 (アスナには気の毒だけどラッキー・・・こんな酷いケガ人出たら練習も、いやピラミッド自体中止っしょ) そもそも、ここまで大きな怪我人が出なかった事が奇跡に近かったのだ。 しかし、ネギは一向に動じない。 「あ~、これはいけませんね。このかさん、治してあげてください」 「ほいな♪」 この短いやりとりの後、このかがアーティファクトを発動させて、すぐさまアスナの怪我を治してしまった。 3-Aの生徒一同唖然とする。 クラスの半数はこのかの魔法の存在すら知らなかったわけだが、もはやそんな事はどうでもいい。 問題はまだこの地獄が終らないという事実。 「ウチはこんな事でしか、役に立てんからなー。皆も怪我の心配はせんでええよー(はぁと)」 もうピラミッドには参加していないこのかが事もなげにそう言う。 (悪魔だ、こいつは悪魔に違いない) 刹那以外のクラスメイトの総意だった。しかしネギはなにやら感動している。 「これこそワンフォアオールの精神です。素晴らしいですね。さぁ、3-A、30人全員の力でやり遂げましょう」 このかが悪魔なら、彼の心は天使の様に清みきっていた。 疲労と絶望でうすれそうになる意識の中で超 鈴音はふと考えていた。 (あれ・・・?30人?おかしいアルね・・・なんで28人でピラミッド 作ってて余りが一人アルか・・・・?ああ、ネギ坊主の奴、自分も入れてるアルね ホント、都合のいい時だけ、生徒と対等になりたがる・・・・ てめーは野次飛ばしてるだけで何もしてねーだろーが) 次へ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/206.html
凪さん家の十兵衛さん 第十話<その名はG> さて、実は「G」と出合ったのはこれが初めてではないのは前回の流れから分かっていただろうが、そういえば初対面した話を言っていなかったので丁度良いから今言っておこうと思う。 それは対セイレーン戦が過ぎて間もないある日のことであった。 「ネット上の神姫が狙われている?」 「うん、最近なんだけどね」 今、俺の部屋には本部直属の違法神姫ハンターで、ファーストランカーの黒淵創とその神姫、天使型のミーシャが来ている。 珍しいとは思ったがなるほど、そういうことね。 「で、なんで俺にそれを?」 一応聞いてみる。まぁ答えは分かってはいるのだが…。 「力を貸して欲しい」 ほらね?やっぱりか…まぁこの前の対セイレーン戦の決定打となった十兵衛の力は強大だ。 しかしまた危険な目にあわせるのか…。 「お前らの戦力じゃ無理なのか?」 本部ハンターなんだからそれくらいどうにかなるんじゃないのか? 前回はたまたま十兵衛に適任だっただけで…。 「いや、そんなことはない」 「じゃあ十兵衛の出る幕はないだろう?」 「礼ならする」 「金の問題でもないんだが」 「どうしても駄目か?いや、この前の十兵衛ちゃんの戦いぶりを見て、情けない話だが今回もいてくれたらどれだけ心強いかと思って…」 「え~と…何度も言うが…」 「ん?」 「決めるのは俺じゃないんだわ。な、十兵衛?」 「え?は、はぁ…」 おいおい、なにきょとーんとしてるのさ。 「これは十兵衛、お前の話だ。だからお前が決めろ。な?」 「あ、はい…」 「そうか、そうだったな。…改めてお願いだ!」 創が十兵衛に頭を下げる。まぁこの後十兵衛がなんていうかも分かる気がするんだよなぁ。 「良いですよ。やります!」 ほら、もう~お人よしなんだから…。また面倒事に首を突っ込む羽目になるのか…。 「いいのかい?」 「はい、放って置けません!マスター…」 「いいよ、お前が決めたんならそれのついていくさ」 「有難うございます」 「じゃあ、早速良いか?」 「ああ、詳しく聞こう」 「うん、最近深夜零時から一時までの間にログインした神姫がイレギュラーによってログアウト不能となる事件が発生しているんだ。今回のミッションはこのイレギュラーを排除し、捕らわれたと思われる神姫達を救出するのが目的だ」 「でもネットだろ?どこにいるのかわかるのか?」 「狙われる神姫はセカンドリーグの一定以上のレベルに達した神姫のみ。だからこちらから出向かなくてもあっちから出てくるはず」 「なるほど…」 「問題なのは集団戦が不可能な事。相手は三人以上の神姫がいるエリアには出没しない。 しかもファーストリーグクラスの神姫にも手を出してこない」 「は?」 「確かに被害を受けた神姫の中にもファースト所属の神姫はいる。でもそれらのほとんどが助けようと途中から同一エリアにログインした神姫なんだ」 「ッてことは…」 「多分察しの通りだと思うよ。十兵衛ちゃんがログインして待機。イレギュラーが出てきた瞬間に僕達の部隊を突入させる。本部ハンターの部隊長はファースト以上の神姫で、それ以外はリーグ登録されていない。だからイレギュラーを撃退するにはどうしてもセカンド以上ファースト未満の神姫が必要なんだ」 「で、十兵衛に白羽の矢が当たったと…」 「そう、だから十兵衛ちゃんは零時にログインしてイレギュラーの出現を待って欲しい」 「ふむ…」 「イレギュラーが現われた瞬間に僕の部隊をログインさせて一気に攻める。大まかな流れはこんなところかな」 「救出は?」 「イレギュラーの破壊と同時に開放されるみたいだけど詳細は分からない」 「そうか…いけるか?十兵衛?」 「はい!なんとかします!」 「よろしくね。十兵衛ちゃん」 「はい!」。 『どうだ?十兵衛?』 「ええ、まだ何も無いみたいです」 『わかった、気をつけるんだぞ』 「はい」 現在夜の十一時、もう少しで零時になろうかという時間。 十兵衛は既にネット上にログインしていた。 武装はいつもの悪魔型レッグにサブアーム、左手首にライトサーベル、背中にはレーザーライフルを背負って待機している。 「もうじきだね…」 「あぁ」 「今更だが巻き込んでごめんよ」 「ほんとに今更だな…」 「すまない」 「ま、いいさ…俺は十兵衛を信じているからな」 「そうか…ミーシャ…」 「はい、マスター」 「小隊の展開準備は?」 「すべて完了しています」 「そうか、頼んだよミーシャ、皆」 「「はい!」」 ミーシャを筆頭に黒淵隊の面々が力強く応えた。その中には対セイレーン戦を潜り抜けたヴァッフェバニー、X2ことマヤ、セイレーンに取り込まれ奇跡の復活をなしたX3ことアヤの姿もあった。 「時刻あわせ…十、九、八、七、六、五、四、三、二、一…作戦開始!」 深夜零時…静かな戦いが幕を開けた。 『どうだ、何か変化は?』 「まだ何も無いみたいですね…」 『そうか…』 「まぁそんなに律儀に時間を守るような奴じゃないだろうからね…」 「…それもそうか…」 長い…時計を見るとそうでもないんだが…一分が十分にも二十分にも感じられる…。 創の腕を組んでモニターを眺めている。右手の指が左の二の腕にトントントンとリズムを刻む…。 心なしかそのリズムが段々早くなっているようで、その表情にはうっすらと焦りが感じられた。 「まだか…?」 「みたいだね…」 といっても時計を見た限りではまだ二十分回っていない。 ピピーピピーピピー。 唐突にアラーム音が響き静寂が終わりを告げる。 「来たか…?」 「良し、十兵衛!交代だ!リミッターを制限付きで解除!」 『はい!』 「センサーに反応を確認…数はお一人様みたいね」 はぁ、まったく…やっと久しぶりに出番が回ってきたかと思いきやこれ? もう少し緩やかな時を過ごさせてくれないかしら…。 『悪いな、これが終わったらうまいチーズケーキを探して買ってくるよ』 「食べ物に釣られるのは十兵衛だけで十分よ。(ちょっと銃兵衛さん!どういうことですか~!)でも、まぁ良いわ。楽しみにしてる」 『あぁ、期待していいぜ』 「さて、お仕事お仕事…」 私は背中に懸架したレーザーライフルを射撃姿勢で保持。 眼帯のセンサーをライフルのセンサーと同期させ、狙撃準備を完了させる。 「…子猫ちゃん、か…」 標準の先にいるのはマオチャオタイプの武装神姫。見た目は同じだが、その目には光が無く、無表情でこちらに接近してきている。 「…今楽にしてあげる…」 ヒュイィィィィン…ズキュウゥゥゥゥン…! ライフルのジェネレーターの機動音の後青い閃光が放たれる。 一直線に向かう先にはマオチャオタイプの首と素体の接続部分。 貫かれるマオチャオ。爆発することも無く慣性で大地を滑りながら落下し、その機能は停止した。 「これで終わり…?マスター?」 『あ、あぁあっけないな…創?』 「いや、安心するにはまだ早すぎるよ…」 「「確かに…」」 あ、マスターと被った…。まぁ思うことは同じよね。 「「これからが本番…」」 ピピーピピーピピー! その言葉が引き金になったのかレーダーの反応が一気に増えた。 「あらあら…団体さんのご到着?」 照射される無数の閃光。はるか遠くで目的を全うする事無く崩れ落ちていく神姫達。 「張り合いがないわね?これじゃあ目を瞑っても完遂できるわ」 『うぅむ…創?』 「うん…こんなにあっさりか…僕達の出番がないなぁ…」 ピピーピピーピピー! またアラーム。 「あら…これは少しやりすぎじゃないかしら…?」 私は少し驚いた…その数…ざっと500…いくら単体が非力でもこの数なら強引に押し切れるだろう。 「ま、歓迎しちゃうけど…ねっ…!」 私は引き金を引き、その団体さんにレーザーの洗礼を浴びせた。。 『行きます!!』 『了解!』 その言葉と共に私の周囲に実体化するミーシャと隊員達。 「散開!各個撃破!」 「了解!」 私を中心に一気に飛び上がり広がってゆくヴァッフェバニー部隊。 「さ、ちゃっちゃと終わらせちゃいましょう!」 ミーシャが叫ぶ。 「ええ、言われなくてもそのつもりよ…」 私の近くにはミーシャがいてマヤとアヤがいた。 「で、あなた達は行かないのかしら?」 「私達二人の任務は銃兵衛さんの護衛です」 「そう、だから狙撃に専念して」 「…そう…」 マスター以外に指図される筋合いはないんだけど…。 精々邪魔はしないでよ?もし私の射線上にいてもそれは自業自得だからその辺よろしく。 「ってね…私がそんなヘマするわけ無いじゃない…十兵衛じゃあるまいし…(だからどういう意味ですかぁ~!!)」 ふふ…冗談よ…。さっさと終わらせて帰りましょ。 「第二小隊、第三小隊は一時後退、武装変更の後、支援のまわって!」 『了解!!』 「ふぅ…きりが無い…」 ライフルがオーバーヒートしそう…ちょっと左眼も熱いわね…。 状況は五分五分、だが数の関係か少し押され始めている。 しかもジャマーが展開されているのか、レーダー上では敵味方の識別が出来なくなっている。 しかも 「マスター?マスター??」 ザザザ…ザザザザ… 「無駄か…」 通信不可。 なのに多分敵と思われる増援ばかりが到着する。 「そんなに私って魅力的なのかしらね?」 「それはジョーク?それとも本気?」 応戦しつつマヤが答える。 「…別にどっちでも良いわ…少し現実逃避がしたかっただけ」 「そう、確かに逃げたいわね」 「まぁ無理ね」 「えぇ、無理な願いよ」 「言われなくても知ってるわ…!」 飛び上がってきた敵に引き金を引いて応戦する。 「…ああもうっ!!」 マヤが飛び上がりブレードで敵を斬りつける。 「雑魚ばかりで反吐が出るわ…」 「ほんと、いつまで続くのかしらね…!」 全員ほぼ無傷だが、その体は酷使されて疲労感が漂っている。 「いつまでもつかしらね…」 私は思わず呟いた。 「何?何か言った?」 あら、聞かれたみたいね… 「いえ、なんでもないわ…」 私が余裕を忘れることは私が許さないわ…。 ピピー! アラーム…また増援?…って一体だけ?タイプはヴァッフェバニー…? 「なに…カスタムタイプ…?いよいよお出ましの様ね…」 私は標準をその兎に合わせ、比類なき超長距離射撃を敢行する。 「私の目が紅い限り、あなたに勝ち目はないわ…!」 照射、その後に着弾。そして ゴォォォォォォォ!!! 「…!!」 凄まじい速度でこちらに向かってくるヴァッフェバニー。 「ちょっと…聞いてないんですけど…」 呟きつつチャージの完了したライフルの引き金を引く。 しかしひらりとかわされる光線。 「落ち着け…まだ行ける…」 不規則な機動を描きながら突撃してくる兎。 「チャンスは一回…かしら…?」 既に周りにはミーシャもマヤもアヤも混戦状態で姿がない。 「これで決めなきゃ棺桶行きかしらね…」 ピッピッピッピッピッピッピッピピピピピピピピピピ…。 ロックオンアラームが響く。 「まだ…まだ駄目…」 ピピピピピピピ…ピピ! 「そこ!墜ちなさい…!」 軽い衝撃と共に発射されるレーザー。最大出力で放ったそれは掠っただけでも十分なダメージになる。 兎が反射的に機動を変え、回避行動を取る。 「残念…その道はハズレ…」 そう、まさしく回避行動をとった先に青い光りが向かっていた。 そして轟音。 「チェックメイト…」 黒煙の中から背部の装備を破壊されたヴァッフェバニーが出てきた。 「あら…勝負まではついていなかったようね…じゃあこれで終わり…」 引き金を引き、相手に最後の瞬間をプレゼントする。 が…。 「!」 それは妨げられていた。銀色の盾が空中から飛来していたのだ。 「いや…違う…あれは」 ソードバイザー…? AM社製の追加装甲ユニットの中でも特筆すべき性能を誇る機体である。 それが銀色で塗装され、凄まじい輝きを放っていた。 「何?兎だけに月からの使者でも現われたのかしら…?」 瞬間、バイザーが分解、ヴァッフェバニーを包む。 「とりあえず…月に帰ることをお勧めするわ…」 私をここまでさせるなんて中々じゃない?せっかくだから楽しませてもらう。 先ほどよりも数倍の速度で向かってくるヴァッフェバニー。 「そろそろ私も動かないと駄目ね…」 私は一定距離を保ちつつ移動を開始した。しかし相手の速度は武装神姫のそれを軽く凌駕している。 「時間の問題か…どうしたものかしら…」 もう左眼は結構限界、ライフルは冷却中。相手はおかしい位の性能を誇る兎さん。 「まったく楽しいったらないわね…」 ドン!! その瞬間激しい衝撃が走る。目の前には剣を構え、振り下ろした兎さん。私はその剣をライフルで受け止める。あ~あ…もうこれは使えないわね…。 「あなたの目的はなんです!!」 「…は?何言ってるのかしら…!」 ブンッ!! 私はライフルで剣を振り払った。 「その言葉、そっくりそのまましかも速達で返してあげるわ…!」 「何を言っても無駄のようですね!!」 ブォン!!兎が剣をもう一振り。 「あら怖い…短気は損気って言うわよ?落ち着いら?」 ギィン!!ライフルで再び受け止める私。 「ええ、あなたを倒したらいくらでも!」 「へぇ、それは無理なお願いよ?」 「いいえ、悪は滅びる運命にあります!」 「ち、ちょっとぉ…悪はどっちよ…なんであなたが正義の味方気取りなわけ?」 「言ってる意味が分かりませんね!」 「だから私の台詞とらないでくれる?」 何度かつばぜり合いを繰り返しながら何時の間にか討論している私達。 何なのよこの兎さん…。 「あなた、名前は?」 「悪に名乗る名など持ち合わせていませんね!」 「…まったく失礼しちゃう…」 「それに名乗るなら自分からでしょう?!」 「おあいにく様、私は名乗るに値する相手にしか名乗らない主義なのよ」 「あぁそうですか!!だったら黙ってやられなさぁい!!」 剣を水平に構え一気に迫る兎さん。 「だからやられるわけには行かないのよ…!!」 ライフルを振り、応戦する私。 ブォォン!フュン!!ライフルが衝撃に耐えられなくなり、真っ二つに斬りおとされる。 ま、良く持ったほうね。 「もうそれは使えませんね!これで終わりです!!」 兎さんはもう一撃加えようと白銀の剣を振りかざす。 「はぁぁぁぁぁ!!!」 「もぅ…まったく…」 さすがにこれで終わりかな… 「なんちゃって…!」 ズキュウン… 「!?…うぐ…な、何…」 「誰ががあれしか使えないなんて言ったかしら?」 「そ、そんな…カロッテ…?」 「ご名答。結構効いたかしら?」 「っく…」 隙間を狙うのに苦労したけど、どうやら当たってくれたようね…。 私は一気に距離を離す。左手にカロッテハンドガン、右手にはライトセーバーを装備。 あんまり得意じゃないんだけどなぁ近距離戦って…だって 「あ~あ…少し汚れちゃったじゃない…」 そう、戦場の汚れを被るのは好きではない。 「…やりますね…近距離精密射撃とは…」 「有難う。その言葉、受け取っておくわ」 「なんなんですその余裕…」 「余裕?ふふ、そのほうがかっこいいじゃない?」 「ふざけたことを…」 「見栄っ張りなだけよ」 「まったく、あなたとは違う形で出会いたかったですよ」 「そうね、今更だけど…」 剣を構える兎さん、私もそれに習いライトセーバーを構える。一か八かか…十兵衛よりはうまくやってみせるわ…。(私そんなにへたれじゃありませぇぇん!!) だから冗談よ。せっかくだし、もう少し目立ちたいじゃない? 「いきます!!」 「…」 「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「ふぅ~はぁっ!!」 ゴォォォォォォォォ!! 接近する剣と剣。銀と青。しかし ビャァァァァァァァァン!! 「「!?」」 彼方から二人を分断するように巨大なレーザーが降り注ぐ。 「ちょ、なんなの?意外と卑怯な手を使うのね?あなた」 さすがに声を荒げてしまった。いけないいけない…。 「なにを!あれはあなたのでしょう!?」 「知らないわ、あんな変なの。センスがないし」 それは四脚型のボディに巨大なレーザー砲、サイドにはミサイルポッドのようなユニットが付いている。なんというか…とにかく変としか…。 「何ですって!?それは本当なの!?」 「ええ、私はさっきから事実しか言ってないわ…って」 降り注ぐボム、追尾してくる機雷が迫る。 「もう、じゃああれは何?」 振り払いながら言う。 「知りませんよ!」 同じく兎さんも回避しつつ答える。 ピピィン。 「?ジャマーが解除された?」 「あ、あなた!!」 「?あらあら…」 お互いが顔を見合わせる。発した言葉は見事に被った。 「「味方だったの…!?」」 そしてあの変なのは 「「…あれが本当の敵…」」 また被った…あんまり被るのは好きじゃないんだけど…。 『…兵衛!!銃兵衛!』 「マスター!?やっと繋がったのね…」 『良かった、繋がったぞ!』 『おぉ!!』 「で、マスター?あれは何?」 『あぁ、あれが親玉みたいだ。あれを倒せば何とかなる!』 「…そう、オッケー…」 「はい、はい!分かりました。あの、少し良いですか?」 「…?何?」 「相手の分析が終了しました。情報の共有をしたいのですが…」 「いいわ、もう味方だってわかってるんだし?良いわよね?マスター?」 『あ、創?分かった、頼む!』 「オッケ~…良いわよ」 「では、リンク開始します。ネーム公開…私の名はG。よろしく」 「G?へぇ…私は銃兵衛。今はそういうことにしておいて」 「???…はぁ…リンク先ネーム受理、リンク開始!」 解析した情報が私を通じて流れてくる。 ゴゴゴゴゴゴゴゴ! 「あら…」 敵の巨大砲台、ジグラットというらしい。金色に光り始めた。そして中央から砲台本体が競りあがり、こちらへ砲身を向ける。 「あらあらぁ…」 「ちょっと、銃兵衛さん!?ほうけている場合じゃないでしょう?」 「え、あぁ…そうね…」 ゴゴゴゴゴゴゴ!! また地響き。 「今度は何??」 次はジグラットの周囲から反応が多数。地面から競りあがってきたそれは。 「なんていうか悪趣味ね…」 「ええ、私もそう思います…」 ジグラットの周囲には無数の十字架。そしてそれにくくりつけられている神姫達。 『銃兵衛!その神姫達は!』 「わかるわ、どうせ捕らわれた神姫なんでしょう?」 『あ、あぁ…』 その瞬間照射される極太レーザー。 「当たるわけないじゃない…」 「同じくですね」 そのレーザーをすっと回避する。 「見掛け倒しも良いところね…」 「…!!待ってください!あのままでは!」 「え?」 見るとジグラットはレーザーの照射をやめない。それどころかその矛先が捕らわれた神姫達に向けられている。 「あら…本当に悪趣味…」 「そんなのんきに構えている場合ではありません!守らなければ!!」 「え、ちょっと冗談!?」 Gと名乗った正義の味方気取りの神姫が十字架に向かってブーストを吹かす。 「何を…!?」 「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 Gは十字架の前に到達すると剣を構え 「ぐぬぅぅぅぅぅ!!!」 レーザーを受け止めた。 「あ、あなた!馬鹿!?そんなことしたら!!」 私は通信モードに切り替えて叫ぶ。 「ここにいる神姫達を殺させるわけにはいきません!!」 Gはそう言い放った。 「ちょ、あなたいったい何なのよ!?」 いくらなんでも無理しすぎも良い所じゃない!! 「そうですね…しいて言うならば…」 Gはレーザーを受け止めながら、不適に笑いこう言った。 「正義の味方」 「…は?はは…」 そうか、正義の味方か…ここまではっきりといわれて、しかもそれに見合う行動を取られてしまってはあぁそうか…というしかない。 「なるほどね…認めるわ…」 「ぐ、うぅぅぅぅ!!!」 「G!あぁもう!」 敵はジグラットだけではないさっきから雑魚が迫ってきている。それを退けつつ、通信しているのだ。まったくなんて器用なんでしょう私って。 「でも余裕はないわね…」 それは本当だ。こっちはこっちで結構手一杯。あちらはあちらで防戦一方。しかも結構まずい状況に陥っている。 おまけにさっきの戦闘で愛用のライフルはこの手にはなく、適当にその辺に転がってる射撃武器を拾い上げて使っている。 「こんなに落ちてるのになんでライフルはないのかしら…!」 迫る敵。あぁもう!しつこい!! 雑魚の癖にうじゃうじゃと…!! 一体どうしたら良いってのよ!! カワルカ?ワレト…。 はぁ?なによいきなり…って…あなた十兵衛じゃないわね… ワガナハジュウベエ…シンナルジュウベエ…。 何それ?良い所持っていこうっての? ワレニマカセロ… 何を根拠に!! ワ カ ル ハ ズ ダ キ サ マ ナ ラ … 。 っく…結局あなたも私だものね…いいわ、さっさと終わらせましょう? ギョイ…シバラクコノカラダカリルゾ…。 はいはい。 目の前が霧に包まれ、私の意識は深く深く潜行した…。 「くぅぅぅぅ!!」 一体いつまで照射する気!?なんてパワー…!! 【損傷率増大中…危険域、危険域、危険域…】 駄目か…ええぇい!! シャキィィィィィィン……。 金属音と共に照射が止まる、目の前の砲身がずり落ちて落下した…。 「え…」 その視線の先のは霧…そして奥から見えるのは紅い光点。その光点の持ち主は… 「…我が名は十兵衛…刻め…!」 「十…兵衛さん?」 「待たせた…後は任せろ…」 「え、はぁ…」 雰囲気が違いすぎる…全身から溢れる敵に対する殺気。しかしその殺気は私にとってもっとも心強いものとなっていた。 「参る…」 瞬間、ライトセーバーを構えジグラットに突進する十兵衛さん。 迫る機雷やボムを斬り、受け流して無力化していく…あんな動きが出来るのなら始めからしてくれれば良いのに…。 『いやいや、奥の手を最後にとっておくとはさすがだな!』 ちょっとマスター…何をのんきに…。 そしてジグラットの真上の飛び乗った十兵衛さんは一思いに剣を突き刺した。 崩れ落ちるジグラット。そして爆発と呼ぶにはあまりにも綺麗なエフェクトで消滅した。 その消滅に伴い十字架も消滅、何時の間にかそれ以外の敵神姫も跡形もなく姿を消していた。 「…」 あまりの動きの違いにすっかり呆けてしまう…。 「十兵衛さん…」 ゆっくりとこちらに歩いてくる十兵衛さん。 『よし…良いとことられた気もするが、とりあえずミッション完了だな…後は本部に任せよう』 「はい…」 「…行くのか…」 十兵衛さんが言う。 「はい、お別れですね…あ…」 「?」 「あの、ライフルを壊してしまいました…恐らくデータが破損しているので、リアルでは問題なくてもヴァーチャルでは使えなくなっているかもしれません」 「…そうか…我は使わぬから問題ないが…少し待て…」 目を瞑る十兵衛さん。 「…で?どうしてくれるのかしら?」 「へ?」 急に口調が変わる。雰囲気も先ほどまでの殺気が嘘のように消えうせ、表情もあの優雅で、余裕をもった不敵な笑みに戻っていた。 「聞いてるの?」 「あ、はい…それでここに来てください。今から十兵衛さんだけに位置情報を送信します」 「来たけど…ここは?」 ホビーショップエルゴ?玩具屋じゃないの。 「来てくだされば分かりますよ」 「罠…じゃないわよね?」 行ったら実は…みたいな…。 「意味がないですよ?」 「それもそうね」 それに今衛星から位置確認したし…本当に玩具屋みたいね。 「ワンランク上の物を用意させますから」 「そう、期待しておくわ」 「では、これで失礼しますね」 「ええ」 光に包まれるG。まったく、まさか正義の味方が現われるなんてね。 「大丈夫!?十兵衛ちゃん!!」 「あら、ミーシャ…ええ、この通りよ」 「よ、よかったぁ…ごめんなさい」 「謝る必要はないわ、結果皆生きている」 「ええ、本当によかったです」 『全員に告ぐ、要救助者を確保した後、ログアウト。繰り返す!要救助…』 「じゃ、行かなきゃ」 「ええ、お疲れ様」 「皆!あと一息だから!がんばっていこぉ~!!」 「「了解!!」」 「ふぅ…疲れた…」 『お疲れ、銃兵衛』 「ええ、約束忘れないでよ?」 『もちろん。それにしてもお前…』 「ええ、またあの人格が出てきたわ…確かに強いけど…かなり疲れるわね…体中が熱いわ…」 『そうか、よし…一足お先に離脱するぞ』 「オッケー…少し寝るわ…冷やさなきゃ…」 『あぁ、お休み…良い夢を』 「有難う…」 「いやぁお疲れ様、今本部から連絡があって、無事に犯人を確保したらしい」 「そうか…それは良かった」 「とりあえず報酬はこの前の口座に振り込んでおくよ」 「また破格じゃないだろうな?肝を冷やすぜ?」 「ははは、期待して良いよ?」 「いや、やめとく」 「とにかく、有難う、凪、それに十兵衛ちゃん…」 「ふ、良く眠ってら」 「あぁ、本当、気持ちよさそうだね…」 「さて…俺も寝るかぁ…!!」 「はは、良い夢を」 「あぁ、お前もな」 「僕はもう少しやることがあるからなぁ…眠くない眠くふぁ、ふぁ~あ…あはは…」 「ふ、嘘つけよ。はははははは」 「参ったなぁ…ははははは」 そうして深夜の攻防戦は幕を閉じた。 そして、 「ここか…」 「はい、ホビーショップエルゴです…」 俺達はGと名乗ったヴァッフェバニーが送信した位置情報を元にここにきていた。 場所は驚くほど近く、家から容易に寄れてしまうような距離だった。 実際ここにチャリで来てるし…。 「よし、行くぞ!!」 「はい!!」 俺達は意気込んで勇ましくエルゴの看板をくぐった…。 「「いらっしゃいませ~…あ!!」」 「「な!!」」 そこからである、俺達が本格的にいろんな事に首を突っ込む羽目になったのは…。 今となっては結構楽しんでいるが…やれやれ、運命って意外と近いのな…。 そんな事を思った事件であった。 第十一話も読む
https://w.atwiki.jp/hb_wiki/pages/61.html
君の笑顔がはじけるとほら頭に浮かび上がる空 まぶしそうに君がかざす手太陽は微笑み返すって 僕ら幸せそうに笑い 永遠に続くって甘い 考えはたった一度の嘘で消えてしまった 弁解の余地もなかった 君は振り返る事もなかった 「さよなら」 たった一言で終わる恋 いつまでもいつまでも忘れないよ 君は僕の心にいきづいてる あいたいよあいたいよ今すぐに かすれた声で君の名を呼ぶ やっぱり君を思い出すとほら頭にうかぶ青い空 君が去ってしまった後姿今も頭の中に残ってる 気持ちに入る余地もなかった 君は一瞬も振り返る事もなかった 「消えたいの?」 たった一つだけそれだけ いつまでもいつまでも忘れないよ 君は僕の心にいきづいてる あいたいよあいたいよ今すぐに かすれた声で君の名を呼ぶ いつまでもいつまでも忘れないよ 君は僕の心にいきづいてる あいたいよあいたいよ今すぐに かすれた声で君の名を呼ぶ 僕の心が君の名をよぶ 僕は過去を引きずって 君の幻影を追い続け いつまでも いつまでも 君の姿を 振り返れば足跡を 聞こえない足音を いつまでも いつまでも 君の名を叫ぶ
https://w.atwiki.jp/moemoequn/pages/26.html
澪「何時までも一緒にいような」 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1279460129/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 戻る 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2578.html
五十嵐家で、まゆみの誕生日パーティーが開かれている。 機動刑事ジバンこと直人、まゆみの両親の俊一と静江、友達みんなが、まゆみを祝う。 一同「お誕生日おめでとう!」「まゆみちゃん、お誕生日おめでとう!」 まゆみ「ありがとう!」 直人「まゆみちゃん。これ、僕からのプレゼント」 まゆみ「ありがとう! 開けてもいい?」 直人「うん」 直人からのプレゼントは、可愛い腕時計。 まゆみ「わぁ~、素敵!」 静江「良かったわね、まゆみ。お爺ちゃんが生きていたら、どんなに喜んでくれたかしら」 直人は、まゆみの祖父、五十嵐博士に想いを馳せる。 直人 (五十嵐博士……) 俊一「これからも隠し事をせず、パパとママに何でも話せる、素直な子でいておくれ」 まゆみ「うん!」 俊一「じゃ、乾杯!」 少女と戦士の心の誓い パーティーの後。 まゆみが1人で沈み込んでおり、直人が声をかける。 まゆみ「お兄ちゃん……」 直人「博士のことを思い出していたのかい?」 まゆみ「お兄ちゃん。まゆみ、パパとママに内緒にしているのが辛いの。お爺ちゃんやお兄ちゃんのこと、どうしても言っちゃいけないの? 言っちゃいけないの?」 まゆみが直人の体に顔を埋め、目に涙を滲ませる。 直人「まゆみちゃん…… おいで」 直人は、まゆみをジバン基地に招き、ある装置を用意する。 直人「これは博士が造った、過去の記憶を頭の中に再現する装置だよ。ボーイ、ファイル・ナンバー1をセットしてくれ」 基地のコンピューター・ボーイが応答する。 ボーイ「ファイル・ナンバー1は、直人さんがジバンになった経緯を、直人さんと五十嵐博士の記憶を合成し、推理を加えて再現したものです」 まゆみ「お兄ちゃん……」 直人「辛いのはわかるよ、まゆみちゃん。でも、もう一度僕がジバンになったときのことを、思い出してほしいんだよ」 過去の記憶が再現され、直人とまゆみは時間を旅するかのように、過去の世界へと向かってゆく。 まゆみ「お兄ちゃん……」 直人「まゆみちゃん!」 直人たちの脳裏に、過去の光景が再現される。 半年前、僕は初めて五十嵐博士に出逢った。 それがすべての始まりだった その日、僕はある事件の捜査で、 聞き込みにあたっていた。 半年前の世界。 直人が捜査中、傍らを荒っぽい運転の車が横切って行く。 直人「なんだ、あの運転は!? ひょっとして、何か事件に関係があるんじゃ?」 五十嵐博士がハンドルを握っている。 五十嵐「まゆみ、無事でいてくれよ!」 五十嵐は、海岸の倉庫に辿り着く。 五十嵐「まゆみ──!」 犯罪組織バイオロンのバイオ生命体、ウニノイドが待ち構えている。 ウニノイド「待っていたぞ、五十嵐博士!」 五十嵐「孫を、まゆみを返してくれ!!」 ウニノイド「返してほしければ、貴様が我がバイオロンを倒すためにどんな研究をしているか、話すんだ。さもなければ──」 まゆみが、バイオロンの戦闘員・マスクたちに捕らわれている。 まゆみ「お爺ちゃん、助けてぇ!」 五十嵐「まゆみ!?」 ウニノイド「さぁ、言え! 何を研究してるんだ!?」 五十嵐「研究なんか、何もしていない!!」 ウニノイド「どうしても吐かないなら、命は無いぞ!」 ウニノイドが五十嵐を、執拗に痛めつける。 五十嵐「うぅっ……」 まゆみ「お爺ちゃん、お爺ちゃん!」 直人が五十嵐の車を追い、倉庫に辿り着く。 窓から、五十嵐やウニノイドたちの姿が見える。 直人「ば、化け物!?」 直人が怯むも、意を決して、銃を構えて突入する。 直人「警察だ! おとなしくしろ!」 マスクたちが銃撃し、直人が銃で反撃する。 ウニノイドが直人に迫る。 直人「よせ! それ以上近づくと、撃つぞ!」 直人が銃を放つが、ウニノイドにはまったく通用しない。 まゆみ「お爺ちゃん!」 五十嵐「あっ、危ない!」 ウニノイドが直人を投げ飛ばす。 直人が五十嵐たちをかばいつつ、必死にウニノイドを銃撃する。 直人「さぁ、早く!」 雷雨の中、直人が必死に、五十嵐とまゆみを外へ逃がす。 ウニノイドの攻撃が、直人の背に直撃する。 直人「うわあぁぁっ!!」 直人は傷を負いながらも、必死にウニノイドを銃撃する。 五十嵐たちを庇う直人に、ウニノイドの攻撃が直撃し、直人が倒れる。 直人「うぅっ…… (僕は…… ここで死ぬのか?)」 ウニノイドはさらに、五十嵐たちに迫る。 ウニノイド「貴様もこの男と同じ運命を辿るのだ!」 まゆみ「お爺ちゃん…… お爺ちゃん!」 ウニノイドが攻撃を放ち、その余波で近くの電柱が倒れる。 直人の視界にうっすらと、五十嵐が襲われる様子、電柱からちぎれた電線が見える。 直人は渾身の力で、電線を手にして、ウニノイドに突きつける。 落雷が命中する。 ウニノイド「ギャァア──ッッ!!」 ウニノイドが大爆発、そして直人も倒れる。 五十嵐が直人に駆け寄ろうとし、自身も傷の痛みで倒れる。 五十嵐「うっ、うぅっ……」 まゆみ「お爺ちゃん!? お爺ちゃん!?」 五十嵐博士の助手、警視庁秘密調査官の柳田が駆けつける。 柳田「五十嵐博士、五十嵐博士!? しっかりしてください!!」 五十嵐「う、うぅっ…… この若者を……」 柳田「おい、おい!? ……死んでます」 柳田が、直人の警察手帳を見つける。 柳田「セントラル署勤務、田村直人── この若者のことは、私が何とかします。それより博士、病院へ!」 五十嵐「ま、待ってくれ…… 私は、もう助からない」 柳田「何を言ってるんですか!?」 まゆみ「お爺ちゃん!?」 五十嵐「頼む、柳田くん…… この若者を早く、私の研究室に運んでくれ」 柳田「えっ!?」 五十嵐「早く!」 柳田とまゆみは、五十嵐と直人を、後のジバン基地となる研究所へ運び込む。 五十嵐「ボーイ、改造手術の準備をしてくれ」 ボーイ「わかりました」 柳田「博士、ジバン計画はやめると仰ったのでは? 確かにバイオロンを倒すには、ジバン計画しかない。しかし人間の体を改造するなんて、たとえ志願する人間がいたとしても、できないと……」 五十嵐「わかっている。しかしこの若者は、私たちを助けようとして死んだんだ。だから、どうしても助けてやりたいんだ」 柳田「博士……」 五十嵐「あの若者の体なら、手術に耐えられるはずだ。ボーイ、準備はできたか?」 ボーイ「準備完了、いつでも手術を行えます」 五十嵐「柳田くん、マイクロハンドを」 柳田「はい」 五十嵐「柳田くん、手術を開始するぞ」 柳田「わかりました」 僕はあのとき、完全に死んでいた。 改造手術が始められる。 直人 (ここはどこだ? 僕を一体、どうしようというんだ?) ボーイ「ニューロンの生体反応、わずかながら上昇中」 五十嵐は傷の痛みを堪えつつ、手術を進める。 五十嵐「う、うぅっ……」 まゆみ「お爺ちゃん!? 大丈夫?」 五十嵐がびっしょりと汗をかき、まゆみが汗を拭う。 五十嵐「あぁ…… ありがとう」 改造手術が完了する。 直人は、全身を銀色の装甲に包まれた「ジバン」の姿となっている。 五十嵐「終わったよ、柳田くん…… 手術は完了した。後は活動スイッチを入れるだけだ。柳田くん」 柳田「はい!」 柳田がスイッチを入れる。 五十嵐「甦れ…… 甦るんだ、ジバン!」 機器に光が明滅するが、ジバンはまったく動かない。 五十嵐「ジバン!?」 ジバンの体に火花が飛び交い、とっさに柳田が五十嵐をかばう。 柳田「は、博士!?」 五十嵐「どうした、ジバン!? どうして動かないんだ!?」 機器に灯っていた光も、消えてしまう。 五十嵐「そ、そんな、馬鹿な!? う、うぅっ……」 五十嵐が倒れる。 まゆみ「お爺ちゃん、お爺ちゃん!?」 柳田「博士!?」 五十嵐「どうしてだ、ボーイ…… 手術を頭から再チェックしてくれ……」 ボーイ「わかりました」 五十嵐「ジバンは…… 必ず甦る! きっとだ…… まゆみ…… まゆみがいてくれたおかげで、お爺ちゃんはどんなに励まされたか…… ありがとうよ、まゆみ……」 五十嵐が事切れる。 まゆみ「お爺ちゃん!」 柳田「博士!? 博士ぇ!!」 まゆみ「お爺ちゃん、死んじゃ嫌ぁ!!」 五十嵐は病院へ運ばれる。 まゆみが廊下で涙ぐみ、柳田が付き添う。 柳田「まゆみちゃん。こんなときに何だけど…… おじさん、ひとつだけ頼みたいことがあるんだ」 まゆみ「……」 柳田「今日見たこと、博士の秘密研究所やジバンのこと、パパやママに内緒にしてほしいんだ」 まゆみ「……」 柳田「もしバイオロンに知られたら、きっとまた襲って来る。恐ろしい連中だからね。パパやママを、怖い目に遭わせたくないだろう? だから」 声「まゆみぃ!」「まゆみ!」 まゆみの両親が駆けつける。 まゆみ「パパぁ! ママぁ!」 まゆみが大泣きしながら、両親に抱き着く。 静江「まゆみ!」 俊一「交通事故だって聞いて、飛んで来たんだ! 一体、何があったんだ!?」 まゆみ「パパ…… あのね」 まゆみが、柳田と目が合う。 まゆみ「……うぅん、何でもないの。何でもない」 テレビがニュースを報じる。 『今日の午後、世界的に有名な工学博士、五十嵐健三さんが、交通事故で死亡しました。博士は物理工学だけでなく、バイオ工学での権威でもあり、大学教授の傍ら、警視庁科学研究所の所長も兼任していました。──』 バイオロンの基地で、首領ドクターギバ、秘書のマーシャとカーシャ、人工生物ブビたちもテレビを見ている。 マーシャ「ギバ様、結局博士は、私たちを倒す研究なんか、してなかったんですわ カーシャ「博士の家を家探ししても、何も出てこなかったし」 ギバ「これ以上、五十嵐の周辺を探る必要はあるまい。ファイルから抹消だ」 ギバがコンピューターを操作し、五十嵐の記録を消去する。 カーシャ「やったぁ! これで私たちがどんどん活躍できるわけね! マーシャ「世界は、私たちのものよ!」 ブビ「バイオロン、万歳!」 ギバ「見ておれ、人間ども。最早、容赦はしない。バイオロンの恐ろしさを見せつけてやる!」 まゆみが再び、研究所に現れ、動かないジバンの体にすがりつく。 まゆみ「ジバン! 生き返るのよ、ジバン! お爺ちゃんの願いをかなえて! ジバン、生き返って! ジバン!」 涙を流しつつ、ジバンに必死に訴える。 まゆみ「ジバン!、ジバン!」 涙の雫が、ジバンの体にこぼれる。 機器が作動し、指先が微かに動く。 ボーイ「ジバンの生体反応が急上昇! ジバンが誕生するまで、あと5秒、4秒、3秒、2秒、1秒── ジバン、活動開始!」 ついにジバンが、新たな命を得て甦り、動き出す。 研究所内を歩き回り、装置類のボタンを触れる。 五十嵐「いけません! 勝手にあちこと触らないでください!」 ボーイのカメラアイを持ち上げる。 五十嵐「あっ、駄目です! 落としたら壊れるじゃないですか!?」 そこへ柳田が現れる。 柳田「おぉっ、ジバン!?」 ジバン「ここは── どこですか? 僕は一体、どうなったんだ?」 柳田「君は一度死んで、五十嵐博士の手で、機動刑事ジバンとして生まれ変わったんだ」 ジバン「機動刑事、ジバン?」 柳田「それはバトルスタイルだ。君は自分の意思で、元の姿に戻ることもできる」 ジバンが自分の体を見回すや、体が光に包まれ、元の直人の姿に戻る。 まゆみ「良かったわね、お兄ちゃん。お爺ちゃん……」 柳田は海岸で、直人にバイオロンの事情を説明する。 直人「バイオロン?」 柳田「バイオテクノロジーによって作り出された怪物で世界制服を企んでいる、恐ろしい連中だ。五十嵐博士はバイオロンから地球の平和を守るために、日夜研究を続け、そして生まれたのが君だ。もう一つだけ、君に伝えておかなければならないことがある。実は……」 直人「……」 柳田「はっきり言おう。君の命は、いつまでもつかわからん」 直人「えっ!?」 柳田「五十嵐博士は自分の命と引き換えに、君を造り上げた。バイオロンと戦えるのは君しかいないんだ! やってくれるね? 田村直人、いや、機動刑事ジバン。本日付けをもって君を、警視正に任命する」 柳田が電子手帳を差し出し、直人は決意と共にそれを受け取る。 直人「やります…… 命の続く限り!」 過去の記憶の再生が終わり、現在。 直人「僕は博士に命を貰って、生まれ変わった。だから…… わかるだろう? まゆみちゃん」 まゆみ「……」 直人「パパやママに秘密を持つって辛いけど、でも悲しい時や辛いときは、お互いに励まし合ってやっていこうよ。2人で頑張れば、いつかきっと平和になって、本当のことが言えるようになるよ」 まゆみ「お兄ちゃん……!」 まゆみは笑顔を取り戻し、公園で、直人や友達みんなと楽しく遊ぶ。 両親の俊一と静江が、微笑ましく見守っている。 心と心、固い絆で結ばれた、直人とまゆみ苦しいとき、辛いとき、2人は支え合って頑張ってくのだ。頑張れ、直人!1日も早くバイオロンを倒し地球に平和を取り戻してくれ!戦え、機動刑事ジバン!! (続く)
https://w.atwiki.jp/marowiki001/pages/84.html
目次 【時事】ニュースいつか天魔の黒ウサギ いつ天 Itsuka Tenma no Kuro Usagi RSSいつか天魔の黒ウサギ いつ天 Itsuka Tenma no Kuro Usagi 口コミいつか天魔の黒ウサギ いつ天 Itsuka Tenma no Kuro Usagi 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース いつか天魔の黒ウサギ 「ちいかわ」アニメ化決定、制作は動画工房が担当 - GIGAZINE 『いつか天魔の黒ウサギ ポータブル』初回限定版特典の詳細&ゲーム情報が一挙公開 - ファミ通.com 「いつか天魔の黒ウサギ ポータブル」は12月22日に発売。榎宮 祐氏描き下ろしのパッケージイラストが公開に - 4Gamer.net PSP「いつか天魔の黒ウサギ」公式サイトが正式オープン。限定版の内容も公開 - 4Gamer.net 映像配信サイトMovieGateで「富士見アニメ祭」開催中! 今話題のTVアニメ「いつか天魔の黒ウサギ」の特製Flash待受けも無料プレゼント! - PR TIMES 注目アニメ紹介:「いつか天魔の黒ウサギ」 “死ねない”少年の学園バトル - まんたんウェブ ラノベ質問状:「いつか天魔の黒ウサギ」 “すべてをあきらめない”物語 アニメ化企画も進行中 - まんたんウェブ いつ天 櫻坂46 最年少 山﨑天がキャプテン菅井友香にモノ申す!?「笑ってもいいですか?」 - COCONUTS 自家製にこだわる〝金髪〟おやじ カレーとラーメン「天さん」(熊本市)【味のある店】|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞 櫻坂46が武道館で1周年ライブ「誇り高く美しく咲き誇れるグループを目指す」|オリコン|北國新聞 - 北國新聞 真剣な表情から笑顔まで、若手タカラジェンヌたちの「Xmas Dream Box」長編PVが到着(動画あり) - ステージナタリー 「ヌーヴォー・シルク・ジャポン2021」本日より3日間、玉藻公園披雲閣にて開催! - ガーカガワ 応募総数712 件!「神宮館こよみエピソードコンテスト」受賞作品発表!こよみで転居日を決めたことが転機に。出会いと結婚をもたらしたエピソードが金賞。 - PR TIMES 日本ハム・新庄監督に怪説浮上! ビッグボスの〝白髪デビュー〟はあるのか?(東スポWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 朗読劇「いつもポケットにショパン」第2弾、尾崎由香&高野洸ら8組登場(コメントあり) - ステージナタリー アニメ『プリコネR』2期放送日はいつ? - 電撃オンライン 滄海天記① 谷佳樹 公式ブログ - lineblog.me 怒髪天 増子直純が考える、ロックバンドとしての命題 過去作再録&セルフカバーの意義 - リアルサウンド 【2022年版】金運アップ!財布の選び方&開運ラッキーカラーを解説 - 占いTVニュース 「どうつきあう?『代替肉』」(みみより!くらし解説) - nhk.or.jp 星歴13夜・天まうるが脱退発表、グループは寝こもち1人で存続(音楽ナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ソニー「α7 IV」、静止画・動画“真のハイブリッドカメラ”の実力は!?(Impress Watch) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ONE】5連勝で王座挑戦へ、若松佑弥「殴り合いはいつでも出来る。8カ月準備していたのに、勝負を投げて殴り合うのではなく、練習してきたことを出したかった」(ゴング格闘技) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 低身長の夫婦のもとに舞い降りた天からの贈り物[特集] - VIETJOベトナムニュース 才賀紀左衛門、“67秒”衝撃KO負け 関根勤が苦言「超一流の大会は厳しいということ」魔裟斗は減量失敗を指摘(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Char 2時間独白「『Thrill』の頃、自分のキャリアに不安を感じていた」Johnny, Louis & Char誕生秘話(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 年越しそばって、いつ食べてる?【都道府県別投票】(全文表示)|Jタウンネット - Jタウンネット 「歌舞伎進化させた」中村吉右衛門さん 惜しむ声絶えず(毎日新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【THE PINBALLS ライヴレポート】『THE PINBALLS 15th Anniversary Oneman Go Back to Zero 』2021年11月24日 at Zepp DiverCity(TOKYO)(OKMusic) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【THE COLLECTORS インタビュー】モッズバンドとして生まれているので、やっぱり死ぬまでモッズバンド(OKMusic) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ホンダ自動運転レベル3、3日間体験してみた 「ホンダ・センシング・エリート」先進技術の1歩(AUTOCAR JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 超特急、グループ史上最大キャパの会場で結成10周年を祝うスペシャルワンマンライブを開催(THE FIRST TIMES) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【女子日本代表】“須賀なでしこ5”始動!最初のトレーニングキャンプメンバーが発表される(SAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【TrySail ライヴレポート】『LAWSON presents TrySail Live Tour 2021 Re Bon Voyage 』2021年11月13日 at 東京ガーデンシアター(OKMusic) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 堤幸彦監督特集上映トークイベント決定 松坂桃李、杉咲花ら俳優陣45名のコメントも(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 愛子さま、20歳を迎えると初公務へ ご負担はどうなるか(つげのり子) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 天達気象予報士が解説!静岡の本格的な寒さはいつから?【ただいま天気 11/17】(テレビ静岡NEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山村美智さんが続ける祈りの力「私と出会ってくれた人すべてにいいことがありますように」(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 数字での精査が必要な“超絶燃費大作戦”/チームが繰り返す『重労働』への新提案【トムス東條のB型マインド】(オートスポーツweb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 11月19日の「部分月食」は、ほぼ「皆既月食」〈歴史に見る月食の過ごし方〉(男の隠れ家デジタル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “シリコンバッグ”はなぜ人気?メーカー別にメリットを解説「何年も使えて、とにかく便利」(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース まるでうさぎパン!?「こんがり美味しそうに焼けましたよ~」「可愛いすぎて食べれません」(まいどなニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 男性ブランコ、ジェラードン、蛙亭、そいつどいつ、金の国が出演「ザ・ベストワン」(お笑いナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース その天分を蝕んだ若きジョブズの欠点 〜スティーブ・ジョブズの成長物語〜挫折篇(2)(榎本幹朗) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚」が本日リリース。 5確定スカウトチケットなど事前登録特典も配布 - 4Gamer.net 【満月いつ】2021年10月の満月は「ハンターズムーン」! 観測できる時間や方角を解説 - 25ans.jp 『天穂のサクナヒメ』のやりこみコンテンツ「花咲かサクナ」が大幅リニューアルへ。製品版にはアプデにて適用 - AUTOMATON 【白夜極光】ベツレヘムはいつ実装される? - AppMedia(アップメディア) 「これぞ俯瞰の目」 旗手怜央、“ノールック”高精度ロングパスに賛辞「いつ見てた?」 - Football ZONE web アニメ『見える子ちゃん』BD&DVDの発売日はいつ? - 電撃オンライン 2021年10月1日で引退する2階建て新幹線E4系Max車両基地取材と足跡を記録した保存版!『旅と鉄道』増刊10月号「ありがとうE4系Max」を発売します - PR TIMES 『雀魂』が『アカギ』とのコラボを発表。「ざわ…ざわ…」ボイスは天開司が担当 - ファミ通.com 「ダイの大冒険 -魂の絆-」正式版を先行プレイ。育成を深める“絆の天輪”など,CBTのフィードバックで成長要素が強化 - 4Gamer.net “前代未聞”かっぱ寿司が「寿司全皿半額」キャンペーン、9月26日の一日限り・店内飲食限定開催 - 食品産業新聞社 ごはん時間に爆睡の犬 横でパクパク妹たち「食べられちゃうよ~」予想外の顛末とは?(まいどなニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <岡村明美×石田彰>豪華声優集結の「平穏世代の韋駄天達」 “ドリームチーム”のアフレコの裏側(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 創業50周年の天下一品が公式アプリを9月中旬にリリース 『アプリで天下一品祭り2021』開催決定! - アットプレス(プレスリリース) 『メタリックチャイルド』追加DLCで『天穂のサクナヒメ』とのコラボが決定! ニンテンドーeショップでダウンロード版の予約受付も開始 - ファミ通.com 「見える子ちゃん」は10月3日放送開始、雨宮天とゲスト出演のWebラジオ配信決定 - コミックナタリー 秋アニメ「見える子ちゃん」ねぇ、見える? ティザービジュアル第3弾が公開 EDテーマも四谷みこ(CV.雨宮天)が歌唱 - アニメ!アニメ!Anime Anime じつは怖い意味だった!?ことわざ「天高く馬肥ゆる秋」の由来と使い方| - @DIME ペルセウス座流星群2021年いつまで見える? ピーク、時間帯や方角は 極大は8月13日、各地の天気予報は | 社会 | 福井のニュース - 福井新聞 何をやってもうまくいく!8月13日から始まる「天一天上」にやるといいこと - ニコニコニュース 歌い手 天月、Crazy Raccoon加入「よりエンタメとして楽しんでもらえるように」 - KAI-YOU 7月22日毎週木曜深夜フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送スタート『平穏世代の韋駄天達』OPムービー解禁! - スクリーンオンライン 【2021秋アニメ】今期(10月放送開始)新作アニメ一覧 - アニメ!アニメ!Anime Anime 雨宮天、本渡楓、佐倉綾音が出演決定! 10月放送「見える子ちゃん」第1弾PV&ビジュアル公開 - アニメ!アニメ!Anime Anime フジ「超次元音楽祭」に天月-あまつき-、上坂すみれ、すとぷり、舞台「ヒプマイ」メンバーら登場 - ナタリー 九州~関東甲信、東北の梅雨明けはいつ? 近づく夏空と酷暑「2週間天気」(tenki.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【12/10更新】新型スイッチ(有機ELモデル)の抽選/予約情報!値段や発売日・従来とのスペックの違いも解説! - GameWith 「天官賜福」話題の中国アニメがスタート!謝憐は、鬼が花嫁を奪う事件の解決に向かい…第1話先行カット - アニメ!アニメ!Anime Anime 『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』シリーズ初の“本格風”学園ミステリー - Fashion Press 中国発アニメ「天官賜福」諏訪部順一、花澤香菜、増田俊樹が追加キャストに! - アニメ!アニメ!Anime Anime 「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」7月30日に公開ケッ定(コメントあり) - ナタリー 「ヒプマイ」2nd D.R.B 決勝のバトル曲を収録! Final Battle CD、9月8日発売決定 - アニメ!アニメ!Anime Anime 天赦日で一粒万倍日とは? 「最上級の吉日」「一歩を踏み出しませんか」と各地の神社(2021年6月15日) - ハフポスト日本版 「奇しき赫耀のバルファルク」、「ヌシ・ジンオウガ」が登場! 『モンスターハンターライズ』の無料タイトルアップデート「Ver.3.0」が、5月27日(木)に配信決定。 - PR TIMES 【2021夏アニメ】7月期アニメの放送日はいつ?<更新日:6月24日> - アニメ!アニメ!Anime Anime 恵比寿天のご利益は? 大黒天との関係や特徴を紹介 - マイナビニュース 中国のロケットはなぜ落ちてくるのか? 国際ルールを無視して我が道を行く中国の無責任な宇宙開発(1/6) - JBpress ファウラーは不振続きだけど、いつだって誰にだって優しい【スポーツコラム】:時事ドットコム - 時事通信 新作映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉』制作決定!! - PR TIMES 「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」公開延期 「新型コロナウィルスの感染状況に鑑みまして」 - アニメ!アニメ!Anime Anime 中国の探査機「天問一号」が火星に到着 - 5月には着陸、水と生命を探索へ - マイナビニュース 【わたてん】『私に天使が舞い降りた!』完全新作アニメ劇場公開決定。スペシャルPVが公開 - ファミ通.com 伝勇伝、いつ天の次は『終わりのセラフ』! 鏡貴也原作のアニメ化作品を振り返る | アニメ ダ・ヴィンチ - ダ・ヴィンチニュース 映像配信サイトMovieGateで「富士見アニメ祭」開催中! 今話題のTVアニメ「いつか天魔の黒ウサギ」の特製Flash待受けも無料プレゼント! - PR TIMES エース新連載「いつ天」高校編、消失ハルヒフィギュア付録 - ナタリー Itsuka Tenma no Kuro Usagi 『いつか天魔の黒ウサギ ポータブル』初回限定版特典の詳細&ゲーム情報が一挙公開 - ファミ通.com PSP「いつか天魔の黒ウサギ」公式サイトが正式オープン。限定版の内容も公開 - 4Gamer.net 注目アニメ紹介:「いつか天魔の黒ウサギ」 “死ねない”少年の学園バトル - まんたんウェブ RSS いつか天魔の黒ウサギ #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 いつ天 #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 Itsuka Tenma no Kuro Usagi #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 口コミ いつか天魔の黒ウサギ #bf いつ天 #bf Itsuka Tenma no Kuro Usagi #bf 【参考】 ブックマーク サイト名 関連度 備考 Wikipedia ★★ 2ch ★★ ニコニコ動画 ★★ ニコニコニュース ★★ ニコニコ大百科 ★★ Pixiv ★★ ピクシブ通信 ★★ ピクシブ百科事典 ★★ mixi ★★ 関連項目 項目名 関連度 備考 参考/ドラゴンマガジン ★★★ 掲載誌 参考/ゼクシズ ★★★ アニメ制作 参考/ニコニコ動画 ★★ 配信 タグ 作品 最終更新日時 2012-06-30 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/zakuromaru/pages/160.html
どんな経験も、いつか「知恵」という宝に変わる あなたが自我と自立を手に入れるためにこれまで悪戦苦闘してきて、そのことをきちんと自覚しているのならば、 あなたは間違いなく賢明で愛情豊かな母親になれるはずだ。 辛い経験や苦しみは、知恵という大きな宝に変えることができる。 だからこそ人は成長していくのだろうし、その過程で他人に大きな恵みをもたらすこともできるのだろう。 普通、娘が成長し、変化していけば、母親も成長するものだ。 娘が母親に依存する状態から抜け出したからといって、母親は見捨てられたわけではない。 健全な母親なら、娘の勇気に励まされて、自分も新しい人生を歩み始めるし、 それを見た娘もまた母親に励まされて、更に前進することができる。 幼少期、思春期、成人期前半を通して、また大人になってからも、人は常に生長への歩を続けていかなければならない。 私たちの人生の目標は、成長し続け、変化し続け、自分の新たな才能や能力を発掘して伸ばしていくことだ。 自分自身になによりもダメージを与えるのは、成長を恐れて身動きがとれなくなってしまうことだ。 精神的に大人になるということは「幸福」を手に入れることではない。 恐怖や不安がすべて取り除かれて、自由になったと感じることでもない。 私たちが目指すのは、成長の各段階で人生に本当に必要なものを手に入れるための「選択の自由」を手に入れることなのである。 信頼と愛が基調にある親密な関係は、人生を豊かにしてくれる。 そうした関係を私たちは普通親から、特に母親から学ぶものである。 親離れしたいという願望は、母親と親密で痛いという願望と同じくらい大切だ。 そして、この両方のバランスが取れていることが大切なのである。 親密な関係を築くことが難しい母親もいる。 その場合は、自分が学んだことを生かして、母親との関係を作り直し、 それを維持することが大切だ。 人生で成功するためには、うるさく干渉してくる母親を完全に切り捨てなければならないと言っているのではない。 あなたがかかえている問題の核心は、すべて母親にあるとさえ言っていない。 あなたはもう大人で、母親の欠点や失敗には、もはやあなたを傷つける力はない。 そして、あなた自身が行動を変えれば、新しい視野が開かれ、二人の新しい絆と、これまで経験したことのない素晴らしい喜びがあなたを待っているに違いない。
https://w.atwiki.jp/sirenindex/pages/22.html
神裂 火織 / 10:13:33 / 第二学区 滝のように降り頻る豪雨の中。 神裂火織は、刀を振るっていた。 次々と襲いかかる『警備員(アンチスキル)』と学生達を、刀の峰で昏倒させていく。 狙うのは急所。手加減こそしているものの、神裂の手に込められる力は次第に強まっていた。 身の丈以上の長さがある七天七刀も、もう鞘に納められてはいない。 抜き身のまま、妖しく輝く刀身を晒している。 神裂「~~~ッッ!!」 神裂は、歯を食いしばり、ただひたすら『屍人』を薙ぎ払う。 薙いでも薙いでも、払っても払っても、倒しても倒しても、屍人達は、光に集る蟲のように、神裂へと襲いかかる。 神裂が刀を振るうそのすぐ傍に、五和の体が横たえられていた。 ピクリとも動かず、目は閉じられている。 そして、その額には、大きな銃痕が―――― 神裂「アアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」 神裂が一際狂ったかのように叫び、刀を握っていない左手を大きく振りかぶった。 すると、周囲のアスファルトの地面が音を立てて罅割れ、破砕し、屍人達はその破片を受けてたじろいだ。 『七閃』と名付けられた、神裂の戦闘技術。 周囲に張り巡らせた極細の鉄糸を操るものだ。 殺傷能力は高い。それ故に、神裂は今まで使用を控えていたのだが、その余裕も、今はない。 倒しても、立ち上がってくる。 倒しただけでは、安心出来ない。 五和が撃たれた時のように―――― 神裂の表情が歪む。 先刻、倒れた五和へ追い撃ちの銃弾を浴びせたのは、他でもなく、『神裂が最初に倒した警備員』だった。 既に倒していたから、地に伏せていたから、油断していた。 もう起き上がっては来れないと、タカをくくっていた。 その油断が、五和を。 殺した。 神裂「っ!!」 僅かな思考の隙にも、屍人からの攻撃は止まらない。 『七閃』で体勢を崩せたのは、せいぜい周囲5メートルにいた屍人だけだ。 その射程範囲外から、神裂には見えない遠隔攻撃―――『念動力(サイコキネシス)』や『精神感応(テレパシー)』―――が飛び込んでくる。 無論、見えないからと言って攻撃を受けるほど、神裂火織は脆くない。 『念動力』は原理こそ分からないものの、術式を施した刀で防御できるのは確認出来たし、 『精神感応』も、信仰による精神防壁がある神裂には効果が薄い。 それら全てを払い除ける。 五和の体へと向けられた攻撃も含め、全てを。 五和は、動かない。 脳に銃弾を受けているのだから、当然だ。 五和は、動かない 死んでいるのだから、当然だ。 五和は、動かない。 ――――まだ、雨除けの呪いが働いているのだから、当然だ。 五和の体を早く動かさなければ、『赤い水』の及ばない場所へ運ばなければならない。 でも、それはどこだ。 建物の中。否、屍人達が押し寄せる。 土の中。否、雨は土に浸透して辿り着く。 結界の中。否、外敵の侵入を許さない結界を張るには、それなりの下地が必要だ。 神裂は焦っていた。同時に、悩んでいた。 けれど、彼女には、そんな時間すら、残されていなかった。 五和の顔が。体が。服が。 いつの間にか、濡れている。 赤い雨に晒されて、赤く濡れている。 体中の傷跡は、いつのまにか無くなっていて、額の銃痕も、半分ほど『埋まって』いた。 神裂がそれに気付いた時には、もう遅く。 五和は、ゆっくりと、起き上がった。 いつもの朝を迎えたかのように。 穏やかな表情で。今にも笑い出しそうなほど、穏やかな表情で。 顔から、赤い水を垂らしながら。 起き上がって、神裂を見た。 神裂「――――い、つわ」 五和「プーリえースてぇぇェェェぇぇーす♪」 1、五和を倒す →2、逃げる 終了条件1:『第二学区』からの脱出 神裂「う、う」 神裂は。 神裂「うううう、うううううううう」 神裂は、堪え切れず、五和から目をそらした。 どうしようもないくらいに、変わってしまった少女。 嬉しそうに歪んだ笑顔からは、狂気と狂喜が滲み出る。 いずれ、元に戻せるかもしれない。 安易な考えで命を奪うことはできない。 そんな理由で、そんな自分本位の思考で、結果、目の前の少女は、こうなってしまった。 薄々分かっていたはずなのに。 認めたくなかった。救いたかったのだ。 ――――『屍人』は、恐らく、元に戻らない。 黄泉戸喫(よもつへぐい)。 一度黄泉の住人になった者は、決して現世には還れない。 黄泉還ることは、出来ない。 呪いを解くと言っても、これほどの強力な呪いを、果たして解呪出来る者が、本国にさえ何人もいるかどうか。 こういう事に滅法強い、あの『幻想殺し(イマジンブレイカー)』の少年も、今回ばかりは、恐らく無力だろう。 あの力が『右手に触れたモノ』だけを打ち消すのなら、屍人の体内を流れる『赤い水』には、触れる事が出来ないのだから。 神裂「うううううううううううううううううう」 だから、『これ』は、自分の責任だ。 神裂は自責する。 救われぬ者に救いの手を。 その名を掲げておきながら。 救われていた筈の少女でさえ、救えていない――――! 五和は、傍に落ちていたフリウリスピアを拾い上げ、戦闘態勢を取る。 切っ先は、当然、神裂の方向へ。 神裂「ううううううああああああああああああああっっっ!!!!!」 その気配を感じて、神裂は、ついに逃げ出した。 屍人となった五和に背を向けて、全力で。 警備員からの銃撃も、学生達の能力も、五和の魔術も、弾き飛ばし、払い除け、幾つかはその身に受けながらも、神裂は逃げた。 聖人の圧倒的な脚力は、群がる屍人をものともせずに、その包囲網を突き破る。 数十秒ともしないうちに、屍人の群れは見えない場所まで遠ざかっていた。 それでも、神裂は逃げ続けた。赤い雨の中を、冷たい汗に濡れながら。 間違っていたのか。それとも正しかったのか。 屍人になった彼らを、彼女らを、それでも救いたいと希望を持った事は。 屍人に止めを刺さず、五和を見殺しにした事は。 間違っていたのか。正しかったのか。 神裂が止めを刺さなかった屍人達は、今は倒れている者も直に起き上がり、他の人間を襲い始めるだろう。 それは、神裂の責任だ。屍人を完全に『殺し切る』事が出来たのに、そうしなかった神裂の責任だ。 屍人を救いたいと言っておきながら、人間を見殺しにする。 今、神裂がしていたのは、つまりそういうことだった。 神裂は、少しの間、考えるのを止めた。 そして、逃げ続ける。 終了条件1達成(ミッションコンプリート) 神裂 火織 / 15:47:39 / 第七学区 神裂は、赤い雨の中を、走っていた。 目的も無く、ただ、走っていた。 誰かを探す為だろうか。分からない。 何かを探す為だろうか。分からない。 逃げていた。何かから、逃げていた。 屍人から。 五和から。 自分から。 あの場所から逃げ出した自分から、逃げていた。 アレから、何体もの屍人を倒して。それでも、結局一体たりとも殺していない。 気が付けば、逃げるように走っていた。 誰にも見つからないように、誰も見つけてしまわないように、走っていた。 けれど、見つけてしまった。出会って、しまった。 知らない内に、第七学区まで来ていたらしい。 第七学区。『彼ら』の住む場所。 神裂「――――あ、あ」 分かっていた。 こうなるかも知れないという可能性を、分かっていた。 でも、何とかしてみせる、と思っていた。 必ず救ってみせる、と思っていた。 神裂「――――つち、みかど」 でもやっぱり、何も出来なくて。 気が付けば、世界は絶望に満たされていた。 どうして、こうなってしまったのか。 私の所為だ。 私の所為だ。私の所為だ。私の所為だ。 救える力があったのに。救わなければいけなかったのに。 逃げていた、自分のせいだ。 土御門「――――にゃあ」 土御門元春は、変わり果てた姿で、立っていた。 目からは赤い水を垂れ流し、全身隈なくボロボロで、立っていた。 化物になって、立っていた。 土御門「ねーぇ、ちーぃん?」 同僚で、仲間だった土御門は。 もう、ヒトでなくなっていた。 私の所為だ。 私の所為だ。私の所為だ。私の所為だ。 私の所為だ。私の所為だ。私の所為だ。私の所為だ。私の所為だ。 何もしなかったから。逃げたから。 五和からも、自分からも。 神裂「ううううううあああああああああああああああッッッッ!!!!!」 神裂は、耐えられない。耐えられなかった。 また、逃げ出した。土御門から、背を向けて、全速力で、逃げた。 土御門には追いつけない速度。魔術での追撃もない。 神裂は逃げる。逃げて、逃げて、逃げ続ける。 一体、いつまで逃げ続ければいいのか。神裂には、分からない。
https://w.atwiki.jp/butubutuhitori/pages/277.html
殴られたとか。。。痛い感情。。。 遮断しよう!!! 意識しつつ漏れてしまう。。。 それでいいんだ? ある意味。。。 生物としての本能と戦い。。。 ねじ伏せる行為だから。。。 頭で理解しつつ出来ない。。。 征服する時は。。。 解脱。。。お陀仏のときだろう。。。 人間だから人間らしい部分がにじみ出る。。。 仕方ないこと。。。 でも。。。あきらめずに戦い続ける!!! その姿勢を伝えることが大事だと思う。。。 もし自分が解脱者だとしたら。。。 相手は。。。 あなたは仏様。。。 私は人間。。。出来なくて当然なの。。。 こう思い。。。 説得力がなくなると思う。。。 だから人間として。。。 苦しみ戦う姿勢をあきらめない!!! だから。。。 人間らしさ。。。弱い自分をさらけ出すのか。。。 そう。。。 人間であるが故。。。 説得力がある。。。 と思う。。。 洩れてしまった。。。と気づいた時。。。 謝罪してまた戦う。。。 その姿勢を見せる。。。 そしたら。。。相手に痛い思いも伝えられるし。。。 痛い思いと闘っている姿勢もアピールできる。。。 こう思う。。。 完全に感情を抑え込むと。。。 相手は痛みを与えている自覚が芽生えない。。。 優しいと甘やかすは違うもの。。。 相手を傷つけているという自覚を伝えつつ。。。 相手を傷つけない努力を同時に見せる。。。 己があきらめずに戦い続ける。。。 その結果は自分にもわからない。。。 自分は。。。 伝えられる!!! 人間を信じたい!!! 弱いだけでは鬼畜の餌食になるだけ。。。 強力な強みを持った上で腹を見せられるのか。。。 なるほど。。。 小さいネズミ(人間)が腹を見せたら。。。 足が上ですから活動できない。。。 だから腹は見せられない。。。 大きいゾウ(人間)が足を地につけたら。。。 普通に腹が見えるのか。。。 背中見る方がむずかいいかな。。。 収穫(実り)を得ているが故。。。 腹(弱み)を見せられる。。。 謝れる余裕がある。。。 感謝出来るのか。。。 収穫(実り)が無いから。。。 腹(弱み)見せれば。。。 過ちを認めれば。。。何もなくなる。。。 実りがないから感謝する対象もないのか。。。 何もない。。。素質の段階で。。。 いかに投資して収穫を与えていくか。。。 こんな感じなのかもしれない。。。 親になって初めて親の気持ちを知る。。。 投資されて。。。 自律・自立収穫できる存在になったとき。。。 このことにに気付くのか。。。 そして。。。 収穫できた恵みを。。。その余裕を次の素質に。。。 どの素質に投資していくか。。。 思えば。。。 育てられてきた。。。 大半は親など。。。先人。。。周りの人たちに。。。 教えていただいたことばかり。。。 自分で作り上げたもの。。。 ないとは言わないが。。。 微々たるもの。。。 己の小ささを自覚する。。。
https://w.atwiki.jp/208002/pages/9.html
真赤な誓い 作詞 福山恭子 作曲 福山芳樹 アニメ「武装錬金」OP Oh…Oh…Da… Oh…Oh…Da…お前と 立ち止まるヒマなんかないさ 考える余裕なんかないさ ありったけの想いを胸に 灼熱の戦いの中へ あまりにも大きな 力の壁 世界の闇 絶対負けるもんか 限界超えて ※ 今はわからないことばかりだけど 信じるこの道を進むだけさ どんな敵でも 味方でもかまわない この手を放すもんか 真赤な誓い ※ いつまでも いつまでも 追い続けるんだ どこまでも どこまでも 明日への勇気を どこまでも どこまでも 燃えたぎるハートを お前と いつだって希望にあふれた その笑顔 子供たちの夢 どうしても守り抜かなくちゃ この熱い血が流れ出る限り 何でもいいから 誰も泣かない 世界が欲しい 絶対見つけるんだ 真実の鍵 何度ミスして落ち込んだとしても あきらめちゃダメだ 前を向こう 大切なもの守るこの使命を 思いっきり抱きしめて 真赤な誓い Oh…Oh…Da… Oh…Oh…Da… ※リピート いつまでも いつまでも 追い続けるんだ どこまでも どこまでも 明日への勇気を いつまでも いつまでも 追い続けるんだ どこまでも どこまでも 燃えたぎるハートを お前と