約 3,257,593 件
https://w.atwiki.jp/nob_ume/pages/59.html
パスカバーその2 パスカバーをするときは、バックペダルのままどこまでついていけるか、が最初の勝負である、と説明した。 しかし、レシーバーは前に走っているのに、自分は後ろ向きに走っているのだから、どこまでもついていけるわけではない。 そのため、どこかで振り返ってレシーバーと併走する形になる必要ができる。そのとき、できるだけ隙が少なくなるようにしなくてはならない。逆にレシーバーにとっては、その瞬間が狙い目となる。 例えば、振り返る動作の瞬間に、逆にカットを切られたら、大きく間を開けられてしまうので、右からでも左からでもその瞬間に応じた方向で裏返ることができなくてはならない。 振り返って併走になったら、まずはレシーバーに離されないことが第一目標。併走しているだけでプレッシャーを与えられる。 第2にボールが来たときに手を出す。これは周りから、ボールが行った瞬間に”ボール!”という声をかけて、助けてあげることが必要。ただし、JTFA関東では、ボールを見ずにタイミングだけで手を出すプレーは、やめようという流れになっている。 さらに余裕があれば、QBをちらちらと振りかえってレシーバーと両方見る。QBを見る瞬間はレシーバーから目を離すことになるので、その瞬間に方向を変えられたら負ける。QBを見るタイミングは経験でつかみましょう。
https://w.atwiki.jp/kaeuta-matome/pages/2992.html
元ネタ:素直な虹(NARUTO -ナルト- 疾風伝 SURFACE) 作:ヤジオーディエンス 子供の頃 見たアニメ 今見返すと それほどでもなく だけど見ればやはり 面白さは残っている 作り直したらどうなるだろう リメイク 作画を変えて またじっくり見ても やはり面白いのか 確かめてみたい 思い出補正は いつまでも続くと心に願い そう信じてる あの時見ていてはまったけれど そう 古びたものもきっとあるだろう だけどまだ僕らは昔を思って 懐かしむもの抱えてる 歳を取ると 今のものをやり玉に挙げて 無下に否定して 新規を笑ってた 食い入るように古いものを 何も変えないまま 大事にしたね 本当はあれからずっと 変わる表現を見るたびに頑固になってた つまらないからと 素直な感性 ただ好きで見ていたアニメは全て そう至高だと 何が変わったのかわからないものなど ないはずなのにどうしてだろう 面白さが変わっていくなら つまらないものなんてないよね 新しさはどれも 見たことがあるようなものだけで 色々と探すけど 面白さが理解できないんだ 過去作の世界にいる リメイクしたなら 美化された思い出補正が変わり 見直せるのか 古さのせいにして見逃したのは そう 過去のものじゃない 今のものだよ 思い出補正は いつまでも続くと心に願い そう信じてる 何か足りないなら今あるもので そう 過去のアニメを塗り替えてみたい 新しいものに古いもの どちらがどうと比べないで 時代を映し描いているから 検索タグ J-POP NARUTO その他ネタ アニメ フルコーラス ヤジオーディエンス メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
https://w.atwiki.jp/moemoequn/pages/35.html
澪「ムギっ!頼む~」 ピッピッ プルルルルル プルルルルル ガチャッ 澪「こんばんは、ムギ」 紬「あら、澪ちゃん こんばんは」 澪「ちょっと聞きたいんだけどさ、明日って予定空いてないかな?」 紬「ごめんなさいっ!澪ちゃんと一緒に出かけたいのは山々なんだけど…」 紬「明日はお父様の大事な取引先の方がいらっしゃるので家にいなきゃいけないの」 澪「そうかあ… ムギの家は大変だしな 前日にいきなりごめんな」 紬「そんなっ!私こそごめんね 私用だったらキャンセルして絶対澪ちゃんと遊ぶんだけど」 紬「今回ばっかりはどうしても無理なの まっ、また誘ってね!」 澪「ああ、また今度よろしくな」 ピッ 澪「あとは和だ!」 澪(和にまで断られたらどうしよう…)ハラハラ 澪「よしっ」 ピッピッ プルルルルル プルルルルル ガチャッ 澪「もしもし、私だけどさ」 和「あら、澪 こんな遅くにどうしたの?」 澪「それが明日の事なんだけどさ 予定、空いてたりしないかな?」ドキドキ 和「明日ねー… ごめんなさい、明日は生徒会の曽我部先輩、会長と色々と話があるのよ」 澪「ガーン!」ズズーン 和「いよいよ私達も3年生じゃない?私が生徒会長引き継ぐことになりそうだからその準備をね」 和「先輩、日曜は進学先の大学で講習会があるらしくて… どうしても明日は外せないのよ」 澪「なら仕方が無いな… 急に誘ってごめん」 和「明日、どうかしたの?」 澪「明日出かけようと思ってたんだけど部活のみんなは全滅でさ…」 和「それは不憫だったわね… でも私もどうしても外せないから、悪いわね」 澪「いやいや、和は気にしないでくれ 私の都合なんだからさ」 澪「それじゃ、おやすみ」 和「おやすみなさい」 ピッ 澪「これで全滅かぁ」ドヨーン 澪「はぁ」 澪(結局全滅か) 澪(でもせっかくママがくれたんだし) 澪(息抜きとして観に行こうかな) 澪(1人で映画… なんか虚しい気もするけどなー)チーン 澪(さて、勉強進めちゃうか)カリカリ 紬「ふわぁ 眠くなっちゃった」 紬「明日は大切な日だしはやめに寝て明日に備えなきゃ」 パチッ ゴロンッ 紬(せっかく澪ちゃんが誘ってくれたのに悪い事しちゃったわ) 紬(次回は何としてでも一緒に出かけるぞー)フンッ 紬(それにしても澪ちゃん、元気になってよかったわ) 紬(まだちょっとぎこちない気もしたけど) 紬(でも『嫌な人間』ていうのは何だったのかな…) 紬(とにかく!澪ちゃんは元気になったのよ!このまま立ち直れるように応援してあげな…きゃ…) zzz zzz チュンチュンッ 澪「ん~!おはようママ、パパ」ノビッ 澪パパ「おはよう」 澪ママ「おはよう」 澪ママ「そういえばりっちゃん行けるって?」 澪「いや、無理だって」 澪ママ「そう… じゃあ他の誰かと行くことになったの?」 澪「う、うん(なんか1人で行くとは言いづらいもんな)」 澪ママ「はい、朝ごはん」 澪「いただきまーす」パクッ ダンッダンッダンッダンッ ドンドンドン 律ママ「いい加減置きなさい!今日デート行くんでしょ!?」 律「むにゃむにゃ もうちょっと…」ゴロ バーン! 律ママ「いい加減なさい!!もう11時よ!!」 律「なにいいいぃぃぃっ!」ガバッ 律「やっべ!急がなきゃ」ドタドタ 律ママ「言わんこっちゃない はあ…」ヤレヤレ ガチャッ 律「それじゃ行ってきます!」ダッダッダッ 律ママ「気をつけなさいよ、まったく」 律「ハアッ ハアッ」ダッダッ 律「ハアッ ま、まだっ まだ十分間に合うな」ダッダッ 律「ハア… ハア… やっと着いた、ゲホッゲホッ」キョロキョロ 律「あ、おっす、ッハア!ま、待ったぁ?」ゼーハー 男「今ちょうど来た所ですよ って律さん!どうしたんですか?」 律「いやあ… 早めに家出たんだけど途中でお年寄りのおばあさんが困っててさ」 律「お手伝いしてたらギリギリになっちゃった」テヘッ 男「律さんは優しいんですね!それじゃ休憩したい所ですが電車があるのでホームへ行きましょうか」スタスタ 律「え… お、おうよ!」テクテク 澪ママ「時間大丈夫なの~?」 澪「うん、まだ大丈夫 映画が13:30からだから12:30の電車に乗れば余裕で間に合うよ」 澪ママ「でももう10分よ、ちょっと急ぎなさい」 澪「もう準備できたから、いってきまーす」 ガチャッ タッタッタッ 澪ママ「いってらっしゃい」 ガタンゴトン ガタンゴトン 『まもなく、○○、○○ お出口は左側です』 男「お、着きましたね」 律「30分近く乗ってると疲れるな~」 男「ハハハ 座れなかったから尚更ですね」 プシュー キイイイイン ガタンゴトン ガタンゴトン 律「ふぅ!」 男「まだ時間は11:57ですね 映画まで1時間半ありますから何処かで食事とりますか!」 律「だなー」 テクテク 男「何処で食べます?」スタスタ 律「んー 適当にファミレスでいいんじゃないかな」テクテク 男「じゃ、あそこにデ○ーズがありますからデニー○にしますか」 律「りょーかーい」 ピコンピコン 店員「いらっしゃいませ 2名様ですね ご案内いたします」 店員「ご注文はお決まりでしょうか?」 律「私は和風ドリアと桃のミルフィーユパフェで」 男「じゃあ僕はカルボナーラとフレッシュ桃とミルクプリンのスープ仕立てで」 店員「かしこまりました 少々お待ちください」 スタスタ 律「あのさーっ 今日の朝の事なんだけどさー」 男「はい、どうかしました?」 店員「ご注文はお決まりでしょうか?」 律「私は和風ドリアと桃のミルフィーユパフェで」 男「じゃあ僕はカルボナーラとフレッシュ桃とミルクプリンのスープ仕立てで」 店員「かしこまりました 少々お待ちください」 スタスタ 律「あのさーっ 今日の駅前での事なんだけどさー」 男「はい、どうかしました?」 律「私さ、おばあちゃんが~とか言ってたじゃん?」 男「言ってましたね いや~感心しました!律さんはお優しい人だ!」 律「んんん!」ムズムズ 律「かーっ!」ドッカーン 男「どうかしましたか?」 律「違うだろ?あそこはスパーンと『そんなわけないやろー!』って!!」 男「??」 律「わかってないか… アレはジョークなんだって」 男「ああ!ジョークだったんですか、律さんはユーモアのセンスもあるんですね!」 律「ぬおおおおぉぉぉ!!」 10
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/96.html
私はいつから唯先輩を好きになったんだろう… 初めて会ったときから?それとも合宿のとき? こんにちは。中野梓です。 何を隠そう私は唯先輩の虜になってしまったのです。でも、そんなこと言えるわけもなく、 唯先輩にスキンシップされても他の先輩がいると恥ずかしさでつい離れてしまいます。 部室 ガチャ 唯「おぉ~まだあずにゃんだけなんだぁ~」 梓「そうみたいですね」 唯「あずにゃん?」 梓「何ですか?」 唯「ぎゅー」 梓「先輩、やめてくださいよ~」 いつも通り唯先輩は柔らかいなぁ。今は2人っきりだし、これくらい大丈夫だよね。 あぁ、幸せ… ガチャ 律「おいーっす…おぉ、お二人さん仲良いですなぁ~」 唯「えへへ~」 梓「先輩っ、離れてください!」ドン 唯「ドテッ」 ああ、いつもの悪い癖が出ちゃった。ちょっと強くやりすぎたかな…でも、いつも先輩はここから更に… …あれ? 唯「…あずにゃん、ごめんね。嫌だったよね。」 梓「いやいや、今のはですね…」 唯「りっちゃん、今日調子悪いから帰るね」タタッ 律「ちょっ、唯!」 バタン どうしよう、やってしまった。そして私は唯先輩が泣いていたのを見逃さなかった。本当ならここで私が追いかけるべきだが、体が動かなかった。 結局この日は、唯先輩抜きで練習したが私は練習が手につかず凡ミスを連発した。先輩達は心配したが、「大丈夫ですよ、調子が悪いだけです」と返した。 学校を出ても唯先輩のことが頭から離れず、夕飯もろくに食べれなかった。でも唯先輩のことだから明日は何もなかったかのように来てくれるはず… そのときは私から謝ろう。 翌日の放課後 ガチャ 梓「こんにちは~」 律「やっと梓も来たか~」 紬「梓ちゃんの分の紅茶も淹れるわね」 梓「あれっ、唯先輩はまだなんですね」 律「あ、聞いてなかったか?唯は今日学校休んでるぞ?」 嘘だ、あの唯先輩が…もしかして私のせい??いやいや、まさか唯先輩があれだけで学校を休むなんて思えないし。 きっと風邪かなんかだ。私は平静を装って続ける。 梓「えっ、そうなんですか?風邪か何かですか?」 律「それがな、ただ『休む』としか言わないんだ」 梓「そうですか…」 私の中でどんどん悪い予感が大きくなってゆく。でも、もし勘違いだったらと思うと恥ずかしくて、いざ行動を起こすことはできなかった。 素直になれない自分がもどかしかった。 澪「まぁ唯の事だから明日になったらケロッとして来るんじゃないか?」 梓「だといいですけど…」 ▽唯視点 『離れてください!』 自室で唯はその梓の言葉を思い出してはため息をつく。 体から力が抜けてしまい、学校まで休んでしまった。 「あずにゃん、ごめんね…」ポロポロ 私は入部希望として部室に来たあずにゃんを見た瞬間から彼女に惹かれていった。 いつしかそれは恋だと気づいた。少しでもあずにゃんに触れていたいと、スキンシップの頻度も増えていった。 「あずにゃん、嫌だったんだね。今まで無理してくれてたんだね。嫌われちゃったな…」 「これからどうすればいいんだろう…」 夕飯 憂「お姉ちゃん、風邪大丈夫?」 唯「少しは良くなったよ。憂の看病のお陰だよ~」 憂「もう、お姉ちゃんったらぁ」 私は憂の前では精一杯元気と笑顔を振りまいた。 いつもいろいろやってくれる憂に心配かけたくないもん。 唯「ごちそうさまでした~」 憂「お姉ちゃん?」 唯「な~に、憂?」 憂「なにか辛いことあったの?」 唯「(!!)どうして?」 憂「ご飯食べてるとき、時々暗い顔してたよ」 さすがは憂だ。どうやら私は笑顔を振りまいたつもりだったけど顔に出ていたらしい。憂にだったら相談しても良いよね? 唯「憂?もしもだよ、もしも自分が好きな人に嫌われちゃったら憂はどうする?」 憂「う~ん、原因が自分だったらまず謝ると思うよ。」 唯「そうだよね。やっぱり謝らなきゃね。 憂、ありがとう!」タタタッ 憂「おっ、お姉ちゃん?(何があったか分からないけど、頑張って!)」 翌日放課後 ガチャ 梓「こんにちは~ って私が最初か。」 今日は唯先輩来てくれるかな?今日も休みだったらすぐに先輩の家に行って謝ろう。 で、あわよくば想いを伝えられたら良いな。 いつもだったら「部室に一人」という状況はのんびりできる快適な空間だが 今日はそうは行かない。試合前のような緊張感が梓を襲う。 ガチャ 扉が開く音と共に、おそるおそると唯が入ってきた。 梓「もう、昨日はどうしたんですか?心p…」 唯「抱きついたりしちゃってこの間はごめんね、あずさちゃん。嫌だったんだよね。」 そう言うと、先輩は泣き崩れてしまった。”あずさちゃん”?そんな寂しいこと言わないでくださいよ。 私は子猫のようにうずくまっている唯先輩をそっと抱きしめた。 唯「(!)あず・・・さちゃん?」 梓「"あずさちゃん"なんて呼ばないでくださいよ。寂しいですよ。」 唯「えっ、抱きつかれるのもあだ名も嫌だったんじゃ…」 梓「"あずにゃん"でいいですよ。むしろその方が良いです。抱きつかれるのも…嫌いじゃないですよ」 唯「ふぇ?」 梓「私こそこの間はすみませんでした。急に律先輩が入って来て、恥ずかしくなっちゃって。 本当は、抱きつかれるのも好きだったっていうか、その…ええと…」 唯「あず…にゃん?」 梓「私は唯先輩が好きです!大好きです!」 唯「…!」 梓「だから泣かないでください。先輩には笑顔のほうが似合ってますよ。」 唯「えへへ、そうかなぁ。」 梓「そうですよ。」 私は唯先輩をそれまでより強く抱きしめた。この状態でどれくらいの時間が経っただろうか。 聞こえるのはグラウンドの方から聞こえる音と2人の鼓動だけ。 梓「これで、仲直りですね」 唯「そうだね。あの、あずにゃん?」 梓「何ですか?」 唯「あのね、私もその…あずにゃんのことが… …ひゃん!」 私は先輩が言い終える前にやさしく先輩の唇をふさいだ。 ただでさえふわふわした先輩だけあり、その唇はとろける様に柔らかく、そして甘かった。 唯「んっ… ぁん… 」プハー かなり長くの時間こうしていたので、呼吸が苦しくなってきた2人は 名残惜しそうに唇を離した 梓「続きは言わなくて良いですよ、唯。」ハァハァ 唯「…!今私のこと"唯"って…」 梓「ダメですか?」 唯「ダメじゃないよぅ。でも…」 梓「ならいいじゃないですか。 唯?」 唯「…なに?」 梓「もう一回しよっか」 唯「…」コクリ 2人はいつまでも貪るように唇を求めた。 その頃 澪「ははっ、そうなのかww」 律「そうなんだよwwで、キャベツ太郎がさ…」 澪「あれ?なんでムギが部室の前で立ってるんだ?」 律「お~い、ムギ~」 紬「……」ポタポタ FIN ポタポタ -- (4ℓの噴水(赤)) 2010-08-30 00 13 00 りつみおはそこで待機! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-21 22 27 45 よかった。展開的には長編にした方がよかったかもね、贅沢言うとちょっと粗削りな所あるし… -- (名無しさん) 2013-07-29 00 47 46 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/wixi/pages/262.html
「疾ッ!」 ローラはすぐさま身体を返し、足払いを放った。 しかしそれを受け止め、ヒロトは逆に足を絡ませて逃げ場を奪う。 ここまで超接近されては剣も意味を持たない。そもそも捕まれでもしたらそれで終わりだ。 退けないローラは素早く背を丸め、大胆にもそのままヒロトの脇をすり抜けた。 ごろごろと地面を転がり、これで再び間合いをとる。 「勢ッッ!!」 起き上がったそこに突きが迫っていた。 身体を回転させコロのように衝撃を受け流す。そしてそのまま回転の勢いを殺さず、 剣の柄でこめかみを殴りにかかるが――― 「沸ッ!」 紙一重でそれも届かない。 また、傍目には紙一重でもそれは山脈のような分厚い隔たりがあることをローラは悟っていた。 ならばせめて、全身全霊をかけてこの師に向き合うのみ―――!! 「遮ァァッッ!!!」 「応ォォッッ!!!」 ―――まだ、届かない? いや届く!届く!もう一歩、この足を踏み出して――――――届け!!!! 「耶ァァーーーーーーーッッッ!!!!」 「覇ァァーーーーーーーッッッ!!!!」 閃、と音が響くようだった。二つの影はひとつになり、そして動きを止める。 ローラの突剣は高々と宙を舞い、くるくると回って地面に突き刺さった。 対するヒロトはローラの腕を捕らえ逆関節に極めている。 「……参りましたわ。武器なし“豪剣”なしのハンデですら届かない実力差。 私、腕を落としましたかしら」 「いや、それを言うならお前だって“雷刃”は使っていなかったじゃないか。 それに動きはむしろ良くなっている。俺がいない間にも鍛錬を欠かさなかったんだな。偉いぞ」 「ふふ、ありがとうございます。ですわ」 「…………む」 先刻までの鬼気迫る勢いはどこへやら、微笑む弟子と思わず視線を逸らす師。 ああ、辺りに幸せの花でも咲きそうなひと時だが―――。 「 何 を や っ て い る 、 貴 様 ら 」 邪魔は入るものである。 いつの間に接近したのやら、ジトーッとした半目で我らが魔王は二人を睨みつけていた。 「………何って、組み手ですわ。何か妙なところがあって?」 「ああ、あるね。我の目から見るとヒロトはローラを押し倒しているように見えるのだが?」 確かに……まあ色気には多分に欠けるが、形としては確かにローラはヒロトに押し倒されている。 ヒロトにしてみれば、空いた片手で色々することも可能だろう。当身とか。 「………いや、これは相手を制するためであって」 「そんなことはわかっている!大体なんだ、こんな人気のないところに二人きりになって!不健全だ!」 「ローラが新しく突剣買っただろ。一回慣らしておきたいっていうから」 「貴様ァァァァァ!!」 「あら、私の剣を折ったのはリューさんじゃありませんか?」 そう、ローラの剣は湖を渡る前、廃墟の町での大喧嘩(というより、なぶり殺し) のときにリューによって砕かれてしまった。 幸いローラのフルーレはそう高い剣ではなかったが、完膚なきまでにバラバラにした手前リューにも負い目があり、 今日ローラの剣を新調するのにヒロトがついていくのを黙認することになったのである。 なにせ相手がヒロトであるためにに色気も何もないデート(リューは断じてそこは認めていない)になったが、 それでもローラは楽しそうだったし、ヒロトは優しい眼差しを浮かべていたし、 リューは跡をこっそり尾行しながら知らずに“天輪”を展開するのを堪えていたのだ。 「そういえば今日ジョンさんたちはどうしたんですの?」 「ジョン・ディとリオレイアは工房を借りてアイテムの練成に行ってる。 そろそろ資金が足りなくなってきたそうだ」 「………私、ばっちり剣買いましたけど。しかも前のフルーレより格段に上等のボルテックを」 「いや、俺たちの仕事はもう見つけてある。荒事だから一応剣がないとな」 和気藹々と話をし始める師弟。 それでもぼくらの魔王は泣かない。めげない。くじけない。 ローラとの約束は新しく剣を買うまでである。もう剣は買ったあとなのだから、独占タイムは終了なのである。 「は、話を逸らすなァァァーーーーーーーッッッ!!!!」 「なんですか。五月蝿いですわね」 「五月蝿いとか言うな!その組み手とやらがそんなに重要だというのなら、我も混ぜてもらおうではないか!」 「………えー?リューさんがぁ?」 胡散臭そうな顔でリューを見るローラ。 その腹立たしい顔に、リューのこめかみがさらにひくつく。 「おい無理するなよ。ローラはこう見えて結構な使い手なんだぞ」 ヒロトまでそう言い出す始末である。 しかも何気にローラを褒めているから、ちょっと照れてるこの姫君がまた気に食わない。 ……だが、舐めてもらっては困るのだ。 リューは自分の髪を一本プチンと切ると、それに魔力を通した。 紅のオーラを纏った髪はびいんと張り詰め、一瞬にして形を変えて槍となる。 鮮血を研ぎ澄ましたかのような紅。 禍々しい気配を放つそれは、一目見ただけでそんじょそこらの槍とはレベルの違う業物とわかるほど。 デ・ミ・ジャルグ。 高位の悪魔のみが扱えるそれは魔王の骨を削って創られたと伝えられ、 使い手が持てば星をも貫くとされる魔槍である。 おおー、と声をあげる二人にリューは自慢げにふふんと無い胸を反らした。 「魔王は生まれながらにして歴代魔王の経験地を刷り込まれているのでな! これはかつて暇つぶしに地上に降りて山を谷にして帰っていった父上の愛用した槍よ。 そこいらの阿婆擦れ姫など相手にもならぬわ!」 「………カッチーンときましたわ。 確かに槍は凄そうですが使い手がへっぽこ魔王ではただの棒と変わらないでしょうね!」 「なんだとこの野郎!」 「ヤロウではありませんわー!」 「やるか!?」 「ヤロウではありませんか!」 また額をぶつけていがみ合う二人の首根っこを掴んで引き離す。 抱えられながら、それでもキイキイと威嚇しあうのをやめない二人はまるで獅子の子がじゃれあっているようだ。 二人とも友達という等しい関係になれる存在がいなかったから、この喧嘩も見ていて微笑ましい。 もう少し仲良くしてくれたら―――と、他ならないヒロトは思う。 どこからかツッコミが入るような気がしないでもないが。 そういえば。 ふと、ヒロトは気が付いた。 (父上……そうか、こいつにも親がいるのか………) しかし。 ヒロトの頭に、同時にあの城のことが思い返される。 (でも、家族とか、そんな存在がいたとも思えない……) 誰もいない城。 出払っている、という感じではなかった。 そもそも、もとより誰もいない―――人々が街へ出て行ってしまったがために棄てられた村をいくつか見たが、 そこと同じ空気が流れていた―――魔王の棲む城。 あまりに広大な城にたった独り暮らしていた孤独な王。 その、父親……? 聞いてみるべきか。 デリケートな話だが、今の関係なら話してくれそうではある。 聞かなくてはならないことでは、決してないけれど……。 「ヒロト離せ!やはりこの女一発殴らないと気が済まぬ!」 「魔法なしの体術のみならこちらに分がありますわ!勝ったらヒロト様一日使用権でどうです!?」 「望むところだ!」 「っておい!勝手に望むな!」 抱えた少女たちが当人に無断で賞品に仕立てていたため、それ以上の思考を中断しなくてはならなかった。 ………まあ、いい。 そろそろ風景も覚えがあるものに変わってきた頃だ。 魔王城は決して遠くない。 あの城に着けば、また何かわかることもあるだろう。 ヒロトはそう思い、ふうと息をついた。 「ボッコボコにしてやんよ」 「泣きを見るのはそちらですわ」 睨み合う二人。 街の外とはいえ、ここはまだ人々の生活圏内だ。 せめて、地形を変えるようなことはないように。 「それじゃー、はじめ!」 結果だけ言うと、やはりインドア派のリューの体術はたいしたものではなく、 ローラに軍配があがることになった。 ただし魔槍デ・ミ・ジャルグの破壊力は凄まじく、余波が辺りを襲うたびヒロトがそれを相殺するはめになった。 ヒロトはリューと、煽ったローラを正座させて説教した後、当面の魔槍の使用を禁じたという。 「………まあ、勝ちは勝ちですわね?一日使用権……」 「ダ、ダメ!!」 「俺の意思は無いのかよ」 いつかのさんにん~新ジャンル「日常ノベライズ」英雄伝~ 完
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/7253.html
828: 弥次郎 :2021/08/05(木) 21 29 07 HOST softbank126066071234.bbtec.net 憂鬱SRW GATE自衛隊(ry編SS リンクスたちの日常とお仕事6「アマツミカボシの場合」【リメイク】 企業間におけるリンクスの立ち位置は、不思議なことに日企連世界のそれと同じような役割を持つ。 即ち、実働戦力同士であり、同時にある種の企業間の窓口ともなる交渉役である。 事実、各企業の抱えるトップランカー若しくはその企業が抱える看板のリンクスは、「お茶会」と呼ばれる独自の会合で情報共有や交換を行っている。 例えば、オーメル・サイエンスはオッツダルヴァ、日企連ならば大空流星、インテリオル・ユニオンはウィン・D・ファンション。 GAならば古参の老兵であるローディーといったように、実力や戦歴の優れたリンクスが選ばれる傾向にあった。 これは一種の収束というべきか、あるいは因果などを引き継いでいることによるものというべきかは論じるべきかもしれない。 が、重要なのはリンクスが企業間における特使や大使といった交流を担う人材である、ということだろう。 何しろ、企業の精鋭戦力であるリンクスは必然的に優れた人間が選び抜かれてなるものなのだから。 つまり、戦闘技能はもちろんのこと、優れた知見あるいは知識を持ち、企業の一員として高い倫理観などを持ち合わせていなければならない。 生半可な人間は養成課程において弾かれるか、あるいはリンクス業を続ける中で淘汰されるというわけだ。 そうなれば、必然的にリンクスたちはそこらへんの人間を凌ぐ価値のある存在となりうるわけである。 そのほかのリンクスたちも養成課程の段階から交流を重ね、技術研鑽や将来的なつながりを形成するために顔を合わせることが多い。 企業ごとにリンクスやネクストの設計方針や運用のドクトリン、あるいは独自の傾向というのは存在しているのだが、研修の中で交流を行い、学び合うのだ。 それは戦術の幅を広げ、リンクスとしての技量を高めるほかにも、戦場での連携などを想定したものであり、数々の戦いでその連携はいかされてきた。 そして、アマツミカボシの個人的なことを言えば、会社間の取引や付き合いの端緒となることもあるので、なおのこと重視されていたのだ。 まあ、あくまでもリンクスであって、経営者でもなければ役員でもないアマツミカボシが直接何か影響力を持つわけではない。 長々と語ったが、つまりは、こういうリンクス業を長く続けていると、必然的に人の付き合いが多くなる、ということであった。 「げ」 そして、現在、特地の企業連の管轄基地。その中で、アマツミカボシは思わず声を上げていた。 ヴォルクルス出現の報を受けて招集されたのは自分だけではないとは知っていた。 事実、多くのリンクスと顔を合わせていたのだ。それこそ、C.E.世界の著名な企業からは続々と派遣されてきた。 だが、まさかここで「彼女ら」と顔を突き合わせるとは思いもよらなかった。 もちろん、可能性がなかったわけではない。彼女らの立場から考えてもおかしくはない。 しかして、アマツミカボシは端的に言って、会いたいとは思いたくはない相手であった。 「あらあらあら、どこかで見た顔と思えば」 「見覚えがあるかと思えば、ホシではないの」 瓜二つのソプラノボイス。万人を魅了するかのような美声は、これまた瓜二つの形の唇から発せられた。 いや、唇だけではない。唇を含む顔立ち、身長、身体の体形までもが鏡合わせのようにそっくりだ。 辛うじて髪型が多少違い、ローゼンタールのリンクスに支給される制服の装飾が一部異なっていることなどで見分けがつけられる。 だが、逆に言えばそれが無ければ、双子が入れ替わってもよくよく観察しなければ決して分からないだろう。 しかもそれは、一級品といっても過言ではない美しさと優雅さを兼ね備えていて、且つ磨き抜かれていた。 そこに美しい振る舞いが合わされば、それは一つの芸術品だ。生きた美しさという概念。あるいは、誰もが夢見る美しさの偶像(アイドル)。 傍から見ることさえおこがましく感じるような、そんな隔絶した美しさをたたえている。 だが、アマツミカボシは決してそれらに惑わされることはなかった。それくらいの精神的な耐性はある。これは前世から一貫していることだ。 一般に、というと失礼かもしれないが、日企連世界においてリンクスというのは一癖も二癖もある人間が多かった。 そんな中において、安定した実力と人間性を持ち、尚且つ企業に従順というのは中々にいなかった。 企業がその権力に任せてリンクスとなりうる人材を探していた世界においても、やすやすと手に入れることができるものではなかったのだ。 829: 弥次郎 :2021/08/05(木) 21 29 45 HOST softbank126066071234.bbtec.net だから、国家解体戦争の裏の面などを知っているにしても、表向きは従順だったアマツミカボシの評価は高かった。 極端な性格ではなく、面白みがないが、逆に言えば非常に安定した精神性を持つ。ほかのリンクスなどとも関係は良好。 さらに戦後のオルカの一員としての働きも見事であり、四大企業の求める模範的なものを備えていたのだ。 そんな彼は、常にその余裕を備えていたし、誰に対してもその余裕から友好的に接するものだった。 だから、出合頭に「げ」などということはほとんどない。そんな振る舞いは清廉さに欠ける。 あるとすれば相手が極端な性格の持ち主であるとか、あるいは例外的に苦手な人間とあった時である。例えば、ランク0とか良い例だ。 そして、今目の前にいるリンクス二人は後者に該当した。そのリンクス二人、いや二人組のリンクスの名前を、アマツミカボシはよく知っていた。 「オデットとオディール……ローゼンタール所属の有名なリンクスのお二人がこちらに来ているとは思わなかったです」 「覚えていただいているようで何よりですわ」 「ええ、まったく。散々私たちを弄んで挙句に捨てて、忘れてしまったかと思いましたわ」 悲しそうに目を伏せて大仰に振る舞う双子の姉妹に、アマツミカボシはこみ上げた悪態を咄嗟に飲み込む。 「言い方に語弊がありますね。交流会でお二人と戦って勝利して、その後は会う機会が減っていただけの事でしょう?」 務めて丁寧に応対する。正直なところ、この双子姉妹は苦手だ。 確かに美しく、気高く、さらにはリンクスとしての実力もある彼女らだが、それはあくまでも表面の姿。 その中身は、かなりねじ曲がった性格がある。人づきあいが出来ないとか、協調性が無いとかそういうのではない。 繰り返しになるがそんな人間ならばリンクスになれない。しかして彼女らは必要な素養を持ったうえで、愉快犯的で小悪魔的だ。 そのくせ、気に入った相手には、揶揄ったりあるいは普段は人を寄せ付けない態度をしておきながら突然無防備な姿を晒し翻弄してくる。 それが彼女たちなりの愛情表現というのは分かるが、どうにも慣れてはいけないという感じがするのだった。 思い返せば、彼女らとの付き合いは養成課程の段階から始まっていて、その時から今のように翻弄されていたような気がする。 (体よく押し付けられたとも言うんだけどな…!) 周囲はそんな彼女らを知ってか知らずか、アマツミカボシを彼女たちのおもちゃとしてに差し出したのだ。 どちらかといえば杓子定規な、柔軟さに欠ける真面目な性格であるアマツミカボシとの相性はある意味ではよく、ある面では悪い。 少なからず、彼女らと付き合うことはアマツミカボシの中にあった固着した考え方をほぐすことにもつながっていたのであるし、悪くはない。 それに、結果的には彼女らを知ることにもつながった。 彼女らが「そういう」環境で育ってしまったが故の性格であり、社交界などでは必要なものだったことに。 それを知った時は、欧州の上流階級とは相変わらずらしいと思ったものだ。 ともあれ、だ。アマツミカボシは回想をそこそこにして意識を現実に戻す。 「まあ、お二人に遭えなかったのは少々さみしくはありますが」 「あら釣れないことをおっしゃいますね、寂しいだけとは……」 「全くですわ。あなた様と私たちの仲だと言いますのに…」 「あくまで事実を述べたまでですよ、フロイライン…」 830: 弥次郎 :2021/08/05(木) 21 31 03 HOST softbank126066071234.bbtec.net クスクスと笑う彼女らに隙を見せないように注意を払う。 決して悪人ではないが、彼女らと付き合うのは控えたい。 それがアマツミカボシの偽らざる本音だ。ただし、彼女らを嫌っているとか、憎んでいるとか、そういうものではない。 リンクスとしての実力は評価しているくらいだし、戦場においての活躍は聞き及んでいて、それは素晴らしいものだと思っている。 だが、それはそれ。適当にあしらって退避しようとアマツミカボシは動きを作ろうとした。 しかし、彼女らはそれを読んでいたのか、逃げられる前に一気に距離を詰めた。 纏う香水の香りがほのかに鼻腔を刺激し、美しい碧眼の視線が自分を囲い込み、まるで檻に閉じ込められたかのような錯覚を抱かせる。 そしてそのまま、魅惑の声による二重奏がアマツミカボシの耳を柔らかくほぐしていく。 「私たちの鼻っ柱を圧し折っていただけたのは、あなた様が最初でしたのよ?」 「ええ、オディールの言う通り。 ジェラルド様やレオハルト様の様な先達には負けておりましたが、同期ではほぼ負けなしでしたから」 「殊更、私たち二人同時に相手取って圧倒して勝利したのは…」 逃げる前に距離を詰められた。 「「あなた様が最初」」 「……」 それは事実だ。当時の養成課程のリンクスたちの中でも飛びぬけたリンクスの中に彼女達はいた。 勝てたリンクスがいなかったわけではない。彼女達も先達に揉まれ、鍛えられて、抜群のコンビネーションを獲得したのだ。 それに対して、真っ向から自分は激突して、撃破した。 その時のことは今でも覚えている。正直、苦戦した。身体が過去の経験に対して不足があり、追従できないことなどもあって、苦労した。 前世と今の世の違い、全盛期と、全盛期に向かって成長する不安定な時期の差異に由来する感覚のずれ。 それは肉体面だけでなく、搭乗機であるネクストの方にも存在していた。今の世界の方が性能が圧倒的に上で、かつての感覚のままでは性能を発揮しきれないのだ。 そんなことをはじめとしたネガティブ要素はいくらでもあったので、苦労した、と認識している。 だが、そんなことは彼女らにとってもどうでもよいらしい。それ以来だ、彼女らに執着されるようになったのは。 気が付けば、手がそれぞれオディール、オデットの手に握られている。白磁の様な肌の手が、自分の手をからめとっている。 「責任を、取っていただけますよね?」 「私たちの、ジークフリート様?」 美女二人の顔が、間近に迫る。 五感のほぼすべてが、彼女達で占められてしまう。 理性が静かに溶け出すような感覚が苛む。 だが、早々に飲まれはしない。鍛え上げられた理性は伊達ではない。 深く深く呼吸を一つして、腕に力を籠めた。 「……冗談はよしていただきたい、白鳥と黒鳥のフロイライン」 すると、案外あっけなく手はほどかれた。 彼女らも、本気で迫ってきたわけではないようだ。どこまで本気なのかは分からないが。 ふっとため息を一つついて意識を切り替えると、彼女らに問いかけた。 「それで、お二人もやはりヴォルクルスへの対処のために?」 「その通りですわ」 「既に企業も、日企連領内のゲートの存在と、その先に出現した邪神ヴォルクルスの存在を重く見ております。 ただでさえ戦力が割かれている以上、日企連としても他企業に協力を仰ぐのも当然と言えますわ」 なるほど、危機感を抱いているのは日企連だけではなく、その日企連に恩を売っておこうと考えるのも当然か。 しかし、ヴォルクルス出現の報が出てからかなり短い期間で派遣されてきたことも確かだ。いや、彼女らだからこそ、か。 ローゼンタールの抱えるリンクス戦力でもトップのレオハルトやジェラルドはその地位に関係してどうしても動きが鈍い。 831: 弥次郎 :2021/08/05(木) 21 31 36 HOST softbank126066071234.bbtec.net ただ、鈍いというか、動きが遅くならざるを得ない、というべきか。彼らは企業の中でも、そしてある種の貴族社会でも地位を持っている故に柵が多い。 その点で言うならば、彼女らは比較的柵が小さい方だ。戦力的に見ても、単独でも強く、尚且つ二人組ならばなおのこと強いリンクス。 ヴォルクルスの強さを鑑みれば、生半可なリンクスでは数合わせにしかならないというのは想像に難くない。 そんな大激戦となる場所に派遣するという条件に、これほど合致しているリンクスも早々にいないだろう。 「ヴォルクルス討伐において、あなた方に力を貸していただけるのは大変ありがたいことですね」 「あら、そう固くなる必要はなくてよ?」 「全くですわ。お恥ずかしながら、欧州の企業は借りばかりで、返済しないとなんとももやもやするものですから」 揃って嫣然と微笑む彼女らは、しかし、欧州企業がその他の地域の企業に借りを作りっぱなしであることを憂慮していた。 嘗ての話、自分達がまだ幼い頃、欧州はWLFの脅威にさらされた。コジマが蔓延し、あらゆる兵器が投じられたこの世の地獄。 その欧州が急速に立て直しが出来たのも、比較的無事であった地域の企業や国が協力したところが大きい。 だが、それ故に欧州企業は高い借りを抱えている状態だ。それこそ、未だに尾を引くほどに。 だから今回のような事態は、ある意味で欧州企業にとっては渡りに船的なところもあるのだろう。 不謹慎などと言われるかもしれないが、彼女らも彼女らの事情があり、考えがある。 まだ彼女らは自分と同じ20歳を超えて少し経ったばかりで、そんな若い身に追わせるにはあまりにも重くはないかと思う。 (まあ、客観的に見ればそれは僕自身と同じだろうけども…) 主観年齢と客観年齢が違うのであるが、客観的に見てアマツミカボシもまた彼女らと同じ区企業の看板を若くして背負っている。 とやかく言うことはできないし、そんなことを言っているほど余裕があるわけではないのだ。 「ともあれ、お二人の助力に期待します」 「ええ、期待していただきますわ」 「報酬は弾んでいただきますわ」 綺麗に、そして華麗にカーテシーをしておどける彼女らに、ようやくアマツミカボシは苦笑を浮かべた。 が、その油断はある種命取り。直後、双子には悪魔の尻尾が生えた、ように見えた。 浮かぶ笑みは小悪魔のそれで、先程までの淑女然とした態度は霧散する。しまったと思うが、もう遅い。 ほどいたことで稼いだはずの距離が瞬時に狭まり、アマツミカボシは両側からしっかりと固定されてしまう。 「ではホシ?」 「エスコートをお願いしてもよろしくて?」 「私たち、少し休憩がしたいの。楽しませて下さるかしら?」 「私たちの間ですもの、喜んで受けていただけるわね?」 アマツミカボシは頷く以外の選択肢を持たなかった。 これは、特地であった僅かな幕間の一幕。二羽の白鳥に魅入られてしまった、北極星の神の名を持つリンクスの話。 832: 弥次郎 :2021/08/05(木) 21 32 08 HOST softbank126066071234.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 リハビリを兼ねてリメイクしてみました。 差し替えではなく、新規に転載という形でよろしくお願いいたします。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/303.html
【検索用 こころのうた 登録タグ 2007年 VOCALOID VY1 sawa こ てつやP 初音ミク 曲 曲か】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:sawa 作曲:てつやP 編曲:てつやP 唄:初音ミク(オリジナル、2021 Retake)、VY1V4(LighTrance Mix) 曲紹介 曲名:『心の詩』(こころのうた) てつやPの2作目。 歌詞 この歌が君の元へと 届いて行きますように 言葉のすべてを 君に捧げたい この歌が君の力に 変わって行きますように 全ての思いを綴ります どんなに辛いことがあっても 隣で支えて 元気を分けてあげるよ 君の笑顔がとても大好きで 私も笑顔になれるの 曇った顔なんて さよならしたいね 君のその声が大好きで いつまでも聞いていたいよ ずっとそばにいて 離さないでいて この歌が君の心に 響いていきますように 言葉の一つに この気持ちこめて この歌が君の元へと 届いたとき私は 愛する気持ちを伝えます どんなに二人離れていても 気持ちはいつでもつながってここにあるから たくさんの夢や希望を叶えて 二人で幸せになろう 苦しいことなんて ふきとばすように 私と君の間には いつでも笑顔光ってる ずっと消えないように 歩いて行こうよ どんなに道に迷っていても 必ず君のいる元へとたどり着くから 「大好き」この気持ちは変わってく 「愛してる」という気持ちへ たくさんの愛情を 君に注ぎたい これからたくさんの深い 絆を二人で作ろう 君と私の心 つながっていくよ たくさんの希望を叶えて 二人で幸せになろう 苦しいことなんて 吹き飛ばすように 私と君の間には いつでも笑顔光ってる ずっと消えないように 歩いて行こうよ ずっと側にいて 離さないでいて ああ、いつまでも君が好き コメント 歌詞読んだだけで泣けてくるとは…← -- 名無しさん (2012-11-21 06 53 00) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/devilheartruined/pages/21.html
楓葉花 15歳/女 『しろうま』に居候している少女。年の割にひどく子どもっぽい。オレンジジュースが大好き。ハクバスと精神的な意味で合体している。 「白石くん! キャベツあげるキャベツ!」 楓準一 37歳/男 葉花の父親。へっぽこ熊太郎。琴葉のことを愛するあまり、彼女の面影がある葉花のことを恋愛的な意味で好きになってしまった、罪深き男。 「ここからが俺のターンだ……さて、最高の逆転劇を見せてやる」 天村悠 15歳/女 佑の妹。病気がち。よく転ぶ。その性格ゆえ、よく誰かにいじられる。犬っぽい。 「元気になったからようやく転べるね!」 黒城ライ 14歳/女 3年前、黒城に拾われてそのまま彼の家に居着いている少女。実は遠野咲によって作り出された人間型の怪人である。バカ。 「バカとかいうな!」 河人真 ?/男 黒コートの男。10年前、タンポポの塔の中で倒れているところを発見され、石板を埋め込まれる。『I.ヴォルフ』に変化し、圧倒的な力で敵を制圧する。 「いつから風呂に入っていないか? そんなこと、とうの昔に忘れた」 柳川健悟 31歳/男 警察。直也とは古い繋がりがある。7年前、白馬と蘇生による最終決戦のなれの果てを目撃してしまう。 「この事件に関することはまたあとで話そう――おっと、誰か来たようだ。こんな時間に宅配便かな?」 菅谷紀彦 47歳/男 『しろうま』の常連客である顎ヒゲの男。仁の父親と仲が良い。自分を必要以上に卑下する癖がある。何の仕事をしているのかは不明。 「死んだ貝になりたい」 ディッキー レイによって生み出された、ネズミ型の怪人。二条裕美によって殺される。黒城のパンツを履いている。 「ついに登場! ネズミのディッキー!」 ハクバス 鏡の中の男。葉花に取りついている。いつだって他人事。自分のせいで起こってしまった悲劇も「しかたがない」で済ませる外道。 「まぁ、やっちゃったことはしかたがない。過ぎたことをいつまでもくよくよしていないで、これからどうするべきかを考えるべきだ」
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2292.html
~3 いつでも繋がってる~ 「もう知らないわよ! バカキョン!」 「俺もしらねーよ、バカハルヒ! 文句あるなら出て行け!」 頭にきた! 出て行ってやるわ! あたしは近くにあるコートを掴み、羽織ると外に駆け出した。 どこに行くんだって? 知らないわ。どっか行くのよ。ここは日本だから言葉も通じるし、お金も使える。 キョンなんか大ッキライ! 頼まれても戻ってあげないんだから! うー……寒い。なんで今日に限ってこんなに寒いのよ。パジャマにコートだけじゃ寒すぎるわ。 自販機で温かいココアでも買おうっと。……あれ? 財布が無い。 そっか、あたしはコートしか持ってきてないから……やっぱり。携帯もないわ。 どーしよ、携帯はともかくお金が無いとどうしようもない。帰……らないわよ。 絶対に帰らない。あのバカが土下座するまでは絶対に帰ってあげないわ。 それにしても寒い。……家のドアの前に居ようかな。そしたらあいつが探しに来たらすぐに帰れるもん。 そう決まったらさっさと移動ね。あー、寒い寒い。 あたしはゆっくり歩きながら家へと歩いた。 ……なんだろ、このモヤモヤ。謝らないと気持ち悪い気がする。やっぱりあたしが短気過ぎるのかな? キョンは今日のケンカの時も最後まで我慢してくれたもん。やっぱりあたしが悪いのかも……。 部屋の前に着くと、あたしはドアに手をかけて……下ろした。 やっぱり、許してもらってから入ろう。あたしが悪いんだもんね。……寒いわね。早く帰って来なさい、バカキョン。 どこに行きやがった、あんな薄着で財布も携帯も置いたままで! ハルヒが家を出てすぐに俺は外に出た。あんな格好だと風邪ひくからな。 それから30分、未だにあいつは見つからない。どこをほっつき歩いてんだよ、やれやれ。 そりゃさ、勢いでケンカになることはあっても出て行くことは無いじゃないか。 俺だって本気であんなことを言うつもりはなかったから謝るつもりだ。 しかしだな、ケンカと言うのは両者が悪いからケンカになるのであって、俺だけが悪いわけじゃないだろ? ……そんな理屈はどうでもいいか。ハルヒに謝って戻って来てもらう。それだけで幸せだ。 とりあえず家に戻るか。もしかしたらハルヒが部屋でコーヒーとか淹れて待っててくれてるかもしれんからな。 今来た道を振り向いて、歩き始めた。俺は着込んで出て来たからいいが、あいつはコートだけだからな。 風邪なんかひかれるのだけは絶対に勘弁だ。……急いで帰ろう。 小走りに家へ向かう。小走りだと5分くらいでつく。風呂を沸かして一緒に入ろう。背中向きでもいい。 そして、温かい鍋でも作って二人でつつきながら謝れば許してくれるさ。 そんな妄想というか都合の良い想像をしてるうちに家に着いた。……何してる? 「ご、ごめん……キョン。やっぱり出て行きたくない」 ドアの前、ハルヒは膝を抱えながら寒そうに座っていた。鍵は開いているのに。 「あたしから出て行ったんだから、勝手に入ったら犯罪でしょ? それよりさ、寒い……」 「バカ。さっさと上がってコタツに潜り込め」 本当にバカな奴だ。謝るタイミング逃しちまったじゃねーか……やれやれ。 ハルヒの背中を押して部屋に入った後、俺は風呂を沸かした。 凍え死にそうなほど青い顔してやがるからな。一人でゆっくりと浸かってもらうためだ。 ……ん? さっきの一緒に入るってのはもちろん冗談だ。そんな恥ずかしいことが言えるかって。 俺は自慢じゃないが、中学生並のピュアボーイだぞ? そんなことをした日には眠れなくなるだろ。 「キョン、寒い……」 もうすぐ風呂がたまるから準備して待ってろ。 「ためながらでいいからもう入っちゃうわね。うー、寒い寒い」 ハルヒはそう言うと、風呂場の方に走って行った。じゃあ、俺は鍋の準備でもするか。 多分、冷蔵庫に肉も野菜も十分に入っていたはずだ。味を付けた水の中にぶち込んで……よし。あとはハルヒを待つだけだ。 その時だった。耳からではない他のどこからかハルヒの声が聞こえてきた。 何と言うか……そうだな、心に直接聞こえてきた感じだ。『キョン、ちょっと来なさい!』ってな。 とりあえず風呂場に行き、ハルヒに尋ねてみた。 「ハルヒ、今さっき俺を呼んだか?」 「呼んでないけど……」 そりゃそうか。俺の気のせいだよな。 「あ、でもちょうどあんたのことを考えてたわ。い、い……一緒にお風呂に入ってくれないかな……なんて……」 は? 「は、早く入って来なさい! あたしがのぼせちゃうでしょ!」 ……まぁ、あれだ。今日は怒らせちまったからなんでも言うことをきく。 それだけの話だ。決してハルヒの裸を見てみたいとか、その先を期待してるわけじゃないからな。 手早く衣服をはぎ取り、タオルを腰に巻いてドアを開けた。……おぉ。 白い。美しい体とはハルヒの体のことを指すのかもな。かなり綺麗だ。 胸までしっかり手で隠してはいるが、プロポーションの良さがわかる。 どこにモデルに出しても恥ずかしくないな……。 「み、見てないでさっさと入りなさいよ、エロキョン! ……背中向きだからね」 正面を向けないのが少し悲しいがしょうがない。 ハルヒが飛び出す前に風呂に一回入ったから洗わなくていいか。 数回、軽く湯を体にかけて背中向きで湯船に入った。お邪魔しまーす……っと。 お互いの背中で支え合うような形になり、沈黙が続いた。……恥ずかしくて喋れるはずがないだろ。 別に構わないか。背中同士でお互いが繋がってるのがわかるからな。 もう口に出さなくったっていい気がする。 「ねぇ、キョン?」 「どうした」 「あたしね、あんたを待ってる時にずっとあんたのことが見えてたのよ。公園に行って、コンビニとか何軒も回ってたでしょ?」 こいつ……まさか『俺の居場所が見える』ようになるように願ったのか? それで能力が発動して、自分の能力に気付いたとか……考えすぎか。 そう思うとハルヒの能力は厄介だよな。自分の都合のいいように世界を変えられる。一歩間違えばふたりきり、一歩間違えば俺だけ消える……か。 能力を自覚されるのが一番怖いな。ハルヒに限って妙なことは考えないと信じてるけどな。 「だからね、あたしには凄い能力があるってことに気付いちゃったのよ」 おいおい……考えてるそばから……。 「きょ、キョンといつでも繋がってられるって能力だと思うの。だから、あたしが寒がってたからキョンが帰ってきてくれた」 「ハルヒ?」 俺はハルヒの手で首だけ振り向くように回された。もう少し回されたら曲がってはいけない方向に曲がりそうなんだが。 「出て行っちゃってごめんね……」 そして、キス。いつからこいつはこんなに大人っぽくなったんだよ。 大学入ってからグッと大人っぽくなりやがった。毎日顔を合わせてるんだが、なかなか気付かないもんだな。 それにしても暑いな。恥ずかしさのせいか、風呂のせいかわからん。 「……はい、おわり。許してくれるわよね?」 「あぁ。許してやるよ」 ほんとは俺が謝る所なんだけどな。 「やっぱりね。ちゃんと繋がってるから許してくれるってわかってた」 はいはい、そうですか。俺もわかってましたよ。一方的に繋がってることなんてないからな。 「背中がほんのり温かいな。メチャクチャ気持ちいい。寝ていいか?」 「ダメよ、風邪ひいちゃうから。あたしが100数えてあげるから、そしたら上がりなさい。いーち、にーい……」 俺はどこのガキだよ、まったく……。 ハルヒとこうしてられるのもあと90秒か。個人的にはずっとこのままでもいい。 幸せすぎるからな。あぁ、もうあと1分を切りやがった。なんだって幸せな時間は早く過ぎていっちまうんだ。 ほら、もう30秒……って少し早いと思うんだが。……ははーん、読めたぞ、ハルヒの考えが。 俺がニュータイプなのか、それとも俺とハルヒが繋がってるからなのかは知らん。 ただ、なかなかうれしいことを考えてるじゃないか。それで数えるのも早いってわけだ。 さぁ、もう少しか。こっちから迎えてやるぜ。 「きゅーじゅーはち、きゅーじゅーきゅー……ひゃく」 チュッ。 やっぱりな。繋がってるってうれしいことだ。 ~3 いつでも繋がってる~おわり ~4 ふたり~へ
https://w.atwiki.jp/yarahero/pages/88.html
期間制限ありの未達成の約束 「誰と」 「何を」 「いつまでに」の3つがわかればOK とりあえず作製したので、もっと見やすく編集を願います。 【 名前 】 安藤 【 分類 】 レギオンメンバー 【 約束事 】 樹海の二階層までをクリアする 【 期限 】 5月末までに 【 失敗時のデメリット 】 安藤が、レギオンから離脱する? 名前 コメント すべてのコメントを見る