約 1,206,906 件
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/868.html
140文字SS:フレッシュプリキュア!【9】 1.ラブせつで『約束事項』/ねぎぼう 「そうそう、それでねー」 「あ、テスト期間中の電話は1日5分まで、よ」 「あ、そうだった!See you!」 「ええ、Good luck!」 会話に英語を入れるのも約束事項。 一番大きな約束事項、それは再びラビリンスに行くこと。 おじいちゃんの願いを胸に、ラブは再び英語のノートを広げた。 2.ラブせつで『絶対絶命』/ねぎぼう 「お前に何がわかる」 お役にたてぬまま時が過ぎる苛立ち、任務を果たせなかった罪悪感などお前にはわかるまい。 「やり残した事を終わらせてくる」 どのみち絶対絶命は避けられない。 それでもこのまま座して寿命が尽きるのを待つ位なら…… お前の事だ、あのまま嘆いてばかりいるわけではなかろう。 3.ラブせつで【 触れた指先 】/ねぎぼう 額に触れた指先からも伝わるひどい熱。 「ラブは風邪がひどくて、ちょっと無理だわ」 「それなら、せつなも今日はついててあげたら?」 「そうね……」 申し訳なさげなせつなの手をとる。 「行っておいで」 この世界での思い出を少しでも多くという願い。 ありがとうとごめんなさいを込めてその手を握る。 4.ラブせつで『君という名の』/ねぎぼう 「幹部は3人いた筈だけど?」 「それが……」 クラインから聞かされた『予定外』の事実。 「イース君という名の知った幹部がまさか敵になっているとはな」 寿命が尽きる直前のモニター画像。 「敵は泣いているな。最後に仕事はしたのか」 キュアピーチの涙の意味などノーザにはわかるべくもなかった。 5.ラブせつで『愛したかった』/ねぎぼう かつて4人で行ったCDショップ。 試聴コーナーの空きブースが生憎一つしかなく、二人で一つのヘッドホンを共有。 “♪会いたかった……” 懐かしの歌にラブがそっとハモる、ささやかな悪戯。 「♪愛したかった……」 せつなは消えそうなくらい小さな声で 「今、愛して」 ヘッドホン越しに頬を寄せあう。 6.ラブせつで『距離のつかみ方』/ねぎぼう 占い業で必要になるのが対人スキルだというので、書棚にあったこの世界の心理学の本を読む。 「『距離のつかみ方』パーソナルスペースとは……、か」 成る程、戦闘の時に間合いを詰めていくのと同じだな。 所詮この世界の人間とて雑作ない。 ―― 「……覚えているかしら?」 「わはぁ~っ」 なんて子!? 7.ラブせつで『甘えてよ』/ねぎぼう 「いつも自分を抑えて無理するから。少しはアタシも信じて、甘えてよね」 「そうね、美希」 「そうだよ、せつな。あたしも美希たんに甘えちゃおうかな~」 「こら、ラブ。アンタが調子に乗るんじゃないの!」 「ラブちゃんはせつなちゃんに甘えてなぁい?」 「へ?へへ……」 「せつなちゃん、顔真っ赤」 8.ラブせつで【 寝顔を見てる間に 】/ねぎぼう ふと目を醒ましたラブが体を起こす。 今日来たばかりのせつなはラブの部屋で休むことになり、今はラブのベッドで眠っている。 眠れぬ日々の末にたどり着いたこの居場所での安らかな寝顔。 暫く見ていたいとは思ったが、眠れぬ日々を過ごしたのはラブも同じ。 寝顔を見てる間に安堵の睡魔がやって来た。 9.ラブせつで『いえない一言』/ねぎぼう ♪~ 携帯電話に着信した一本のメール。 『ラブ、お久しぶり』 添付ファイルには花で溢れた農地の風景、公園で子供たちがダンスを踊る風景…… 最後の写真を開くと、祝福の輪の中ではにかむとびきり綺麗なせつな。 (本当はずっと……) いえない一言を心にしまいこんだまま、打つ返信。 『おめでとう!』 10.ラブせつで『噂の二人』/ねぎぼう 「噂の二人?そんなのないない」 由美からの追及を否定するラブ。 「大輔とは、友達だよ」 ―― その夜、ベランダにたたずむ二人。 「大輔とはやっぱり似てないよ。あんなに真直ぐになれなかった」 「ラブはいつも真直ぐだわ」 「あたし、自分に嘘ついてた。満足だって、せつなとは友達でも……」 「ラブ!?」
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1164.html
東せつな・カレンダーツイート2015 12月 【12月1日(火)】毎月1日は『映画の日』。1896年の12月1日に、日本で初めて映画が一般公開されたの。「映画って、画面が大きいだけのテレビよね?」って聞いたことがあるの。「遠い映画館に、それだけの理由で人が集まると思うかい?」って問い返されたわ。今ならわかる気がする。みんなの答えも聞いてみたい。 【12月2日(水)】今日は『カレンダーの日』。カレンダーの起源は、紀元前18世紀頃と伝えられているわ。「月の満ち欠けは一定の周期で行われる」という法則の発見により生れたそうよ。月日を刻むことで人々は過去と現在を知り、未来を描いてきたのね。私がカレンダーを意識してつぶやいてるのも、それを学ぶためなの。 【12月3日(木)】12月に入って見違える程にストリートが活気づいてきたわ。クリスマスに備えて飾り付けを始めるお店もチラホラ。夜には街路樹にイルミネーションが点燈されるの。もうじき街にクリスマスソングが流れるのね。そうそう広場の大樹がこの時期はクリスマスツリーに変わるのよ。私も手伝いに行こうかしら。 【12月4日(金)】花の少ない季節だけど、この時期に咲く花だってあるの。お気に入りは赤いポインセチア。と思ったら葉っぱの色なのね。紅葉みたいなものかしら? 花言葉は「祝福」と「聖なる願い」。クリスマスフラワーとも呼ばれてるわ。もう一つ意味があって「私の心は燃えている」よ。真っ赤なハートは幸せの証ね。 【12月5日(土)】今日は『国際ボランティア・デー』。国内外のボランティア活動への理解を深めて、参加を促すための記念日よ。難しく考えなくても、近所や公園の清掃だって立派なボランティアなの。私たちは“クローバー”として、地元の支援施設でダンスを披露することになってるの。楽しんでもらえるといいのだけど。 【12月6日(日)】今日は『姉の日』。妹の日は9月6日ね。妹はわからないけど、姉ならわかるわ。コーチのミユキさん。ダンスレッスンはもちろん、身の回りの色々な相談に乗ってくれるの。もしも姉がいるならこんな人がいい。もしも姉になるならこんな人になりたい。姉には、女性に対する親称や敬称って意味もあるのよ。 【12月7日(月)】今日は二十四節気の『大雪』。山の峰は雪に覆われ、平地でも雪が降る頃。でもクローバータウンの初雪はまだだし、実感がわかないわ。「熊が冬眠するタイミングね」とブッキー。「スキー場がオープンしたりとか」と美希。「鰤が旬を迎えて美味しいの」とラブ。なるほど、冬の楽しさが始まる時期なのね。 【12月8日(火)】今日は『針供養』。古くなった針を豆腐なんかに刺して、神社に奉納して供養してもらう行事よ。柔らかい食材に刺すのは疲れた針を労わるため。そしてお供え物にするためなの。針に限らず、全ての物には命が宿るんですって。人は人や物を愛するために生まれ、愛することで守られる。源吉お爺様の教えよ。 【12月9日(水)】あの日の夜、私は幸せを学んだの。でも、その前からこの街の魅力は感じていたわ。それは隼人や瞬も同じじゃないかしら。ノーザにも北那由他というこの世界の名前があった。もっと早くこの街に来ていたら、ここでの時間を過ごす機会が持てていたら、違った結末もあったんじゃないかって。そう思うのよ。 【12月10日(木)】今日は『世界人権デー』。「全ての人間は生まれながらにして自由であり、尊厳と権利において平等である」という、『世界人権宣言』が国連で採択された日なの。言い換えるなら人権とは人が幸せになる権利のことね。それはラビリンスと総統メビウスが間違えたこと。ずっと守り抜かなければならないこと。 【12月11日(金)】今日は『百円玉記念日』。1957年のこの日に百円硬貨が発行されたの。ラブの百円玉貯金じゃないけど、紙幣から硬貨に変更されたのは使う頻度が増えたから。図柄は3回変更されていて、最初は鳳凰、次に稲穂、現在は桜よ。デザインの変遷からも、時代背景や豊かになっていく様子が感じ取れるようね。 【12月12日(土)】今夜の夕ご飯はすき焼きよ。スーパーで勤めてるお母さんが、あえて商店街のお肉屋さんと八百屋さんで買い込んだ食材。たまにしか食べられないご馳走。とても美味しくて、みんな普段より笑うし会話も弾むわ。毎日食べられるようになれば、この喜びは失われてしまう。ねえラブ、豊かさって何なのかしら。 【12月13日(日)】今日は『正月事始め』。万事に大吉とされる「鬼宿日」なんですって。それでこの日から新年を迎える準備を始めるのね。大掃除の取り掛かりや、縁起物の手配、年賀状の執筆と、忙しくてあっという間に過ぎてしまいそう。12月を師走と呼ぶのもわかる気がするわ。私は走ってるくらいが性に合ってるけど。 【12月14日(月)】今日は『南極の日』。1911年のこの日、ノルウェーの探検家アムンゼンと4人の隊員が、人類で初めて南極点に到達したの。観測された最低気温は-89.2℃。南極は北極と比べても平均気温で20℃は低いそうよ。南の果てがこの世界で一番寒いなんて、まるで何かのメッセージのような気がするわね。 【12月15日(火)】今日から「年賀郵便特別扱い」が始まるわ。25日までに投函したら必ず元旦に配達されるの。年賀状は日本だけでなく、かつては欧米にも広まっていたそうよ。現在はクリスマスカードと一体化されたんですって。歳を十二支になぞらえる習慣がないために定着しなかったそうなの。来年の干支は“さる”よ。 【12月16日(水)】憧れや目標としての夢は“意識”が見るそうよ。逆に眠っている時に見る夢は“無意識”が見るもので、どちらも心の訴えなんですって。無意識が見る夢は不可解だったり理不尽だったり、時に憂鬱なこともあるわ。でもそれは、意識がある時には気付けない無意識からのメッセージなの。私もそうだったから。 【12月17日(木)】冬の星空はとても綺麗で、そして力強いわ。秋には一つしか見えなかった一等星を七つも見ることができるの。ラブと一緒に、星の名前を星座や神話を交えて覚えていたんだけど、昨夜、神秘的な現象に出会ったの。それは“星の出”よ。真っ暗だった夜空に、突然星が輝くの。まるで、雪の降り始めのように。 【12月18日(金)】時々不安になるの。私のような異世界の者がこの世界と交わってもいいのかって。それをラブに打ち明けたら、「せつなは扉を開けただけじゃない」って言われたわ。外出したり帰る時に開ける扉。行ってきますとお帰りなさいの挨拶を交わす所。パラレルワールドの扉も同じ。出会いが不幸なはずはないって。 【12月19日(土)】ここで質問よ。基本はテーブルで、毛布も兼ねていて、暖房器具にもなる幸せのアイテムはなあに? 答えはこたつ。そう言えば一月にもこたつでつぶやいていたわ。上半身が冷たいから、下半身の温かさが嬉しいって。こたつのもう一つの魅力は、家族で囲んで使えること。そして不思議と笑顔になることね。 【12月20日(日)】今日は『鰤の日』。魚偏に師と書いてブリ。成長する度に名前が変わるブリは、この時期に旬を迎えることもあって師走の魚と言われているの。出世魚としておせち料理や祝いの席にも重宝されるわ。成魚になるまでに四度も名前が変わるのだけど、その名も地方ごとに違うそうよ。それだけ好まれた魚なのね。 【12月21日(月)】図書館で『六花(りっか)』って写真集を見つけたの。何の花かと思ったら雪の別称なのね。雪の結晶は全て六角形で、一つとして同じ形はないそうよ。小さな氷の粒だと思ってたけど、こんなに美しい形をしていたなんて。花の少ないこの季節に、天から舞い降りる氷の花。吹き荒れよ、とは言えないけれど。 【12月22日(火)】今日は二十四節気の『冬至』。夏至の反対で最も昼が短い日なの。冬至に「ん」が付く野菜を食べると幸せになれるそうよ。南京と人参、後は「ピーマンもね?」うっ、やぶ蛇だったわ……。ここは平等に、今夜はかぼちゃコロッケに人参とピーマンの金平。ほうれん草のおひたし。柚子湯に入るのも楽しみよ。 【12月23日(水)】今日は『天皇誕生日』。敗戦後、日本の占領統治を行ったマッカーサー元帥に対し、昭和天皇は「全ての責任は私にある」と訴え、国民に食料提供を望んだの。元帥は後に「世界で最も尊敬する人物は天皇陛下だ」と語っているわ。素晴らしい方だったのね。今上天皇は昭和天皇から厚く信頼されていたそうよ。 【12月24日(木)】今日は『クリスマスイブ』。イブとは前夜ってこと。聖なる夜ね。ユダヤ暦では日没が一日の終わりと考えられてるから、日が沈めばもうクリスマスとも言えるわ。サンタクロースがやってきてプレゼントをくれる夜。私は良い子じゃないのにもらっていいのかしら? 本当は私がサンタクロースになりたいの。 【12月25日(金)】今日は『クリスマス』。キリストの降誕を祝う日よ。お誕生プレゼントを贈りたいけど、無理よね。イエスはこう言ったそうよ。「私の兄弟である(全ての)小さき者に贈れば、それは私にしたのと同じである」って。それで世界中でこの日にプレゼントが贈られることになったそうなの。メリー・クリスマス! 【12月26日(土)】ラブ達三人の昔のアルバムを見せてもらったの。私にも幼い頃の画像はあるわ。証明写真のようなものだけど。そんな話をしたら、ラブが「それも大切に残しておこう」って言ってくれたの。「幸せな現在があれば、不幸な過去だって思い出に変えられるよ。ハッピーエンドって、そういうことでしょ?」って。 【12月27日(日)】ラブの「幸せゲット」は生き方。美希の「完璧」は希望を手繰り寄せる確認。ブッキーの「信じてる」は信条かしら。私の「精一杯頑張る」は誓いよ。それぞれの『幸せ』を目指しているけど、約束されたものじゃないわ。望んだ明日が来る保証は無いし、求めてはいけない。だから人は懸命に生きるのだから。 【12月28日(月)】今日は『仕事納め』。年内で最後の仕事を終える日よ。お仕事お疲れさま。明日から『仕事始め』までが年末年始休暇ね。お父さんとお母さんがずっと家に居る期間。嬉しいけど恥ずかしくて落ち着かないの。何かしたいのに親孝行って難しくて。「甘えればいいんだよ」って、そっちの方がもっと難しいわよ。 【12月29日(火)】クローバータウンに初雪が降ったの。これが六花。ううん、空に舞うから風花ね。一つとして同じ形のない雪の花。地面に触れると溶けてしまう。やがて全て消えてしまう。幸せも同じかもしれない。同じ形はなくて、いつかは失われるもの。だから大切にしたい。ずっと追い続けたい。雪はまた降るのだから。 【12月30日(水)】2015年も明日で終わり。色々なことを学べた充実した一年だった。私が見つけた喜びや幸せが、少しでもみんなの心に届いているといいのだけど。私のツイートは明日で最後。フォローしてリツイートやお気に入り登録してくれたみんな、ありがとう。今後はみんなのつぶやきから幸せを学ばせてもらうわ。 【12月31日(木)】今日は『大晦日』。過ぎ行く一年に感謝しながら、家族と一緒に自宅で過ごすのが一般的な習慣だそうよ。帰る場所があって、語れる友がいて、迎えてくれる家族がいる。私は忘れない。当たり前に繰り返される毎日が、最高の幸せだってことを。私の公開日記はこれで終わり。みんな一年間本当にありがとう。
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/896.html
140文字SS:フレッシュプリキュア!【13】 1.ラブせつで『無自覚ヒーロー』/ねぎぼう 貴女が敵になると知らされて、本当に敵として現れた。 ただ、その時から貴女が私の心の中にずっと残りそうな気がした。 それ以来貴女はヒーロー、この世界ではそう呼ぶのかしら。 最初は倒す相手だったのだけど。 貴女はきっと「友達だから」なんていうのでしょうね。 そう、貴女は私の無自覚ヒーロー。 2.ラブせつで『いつかの夢の続き』/ねぎぼう 「ラッキーがまた大きくなって現れる夢を見たの。 そしたらブッキーがキルンで話を聴いてくれて『お腹すいた、何か食べさせて』だって」 「そうなんだ!?」 「そしたら、ピルンがドーナツ出しちゃって『それ、ラブが食べたいものでしょ?』って美希が……」 いつかの夢の続きは随分明るくなっていた。 3.ラブ美希で『笑ってくれる?』/ねぎぼう 「別れたの、あの人と」 少し苦いカクテルを飲み干す。 「疲れたんだ、息が詰まるって。 アタシ完璧……正しいと信じてきたのがこのザマね。笑ってくれる?」 自嘲気味な笑みを浮かべた。 「笑わないよ」 「え!?」 「アタシ完璧、そうなるために美希は頑張ってきたんじゃないの!」 「ラブは変わらないわね」 4.ラブせつで『負けず嫌い』/ねぎぼう 「よーし、どっちが早いか競争だ!」 「私に勝てると思ってるの!?」 ―― (せつなちゃんは負けず嫌いなところもあるのね) 生真面目で控えめという印象の娘が見せる新たな一面。 (ラブが自分から『競争』、か……) 普段あまり競争を好まない娘が見せる意外な一面。 あゆみにとっても新鮮な思いだった。 5.ラブせつで「秘めたる本音」/ねぎぼう 「では、行ってきます」 「せっちゃん、体には気をつけてね」 今の今まで明るく見送ろうとしていたラブの涙腺がついに決壊した。 「せつな……やっぱり行かないで」 「ラブ……」 「わかってる……でもあたしはせつなが……」 せつなは抱かれた耳元でいう。 「私、ラブが来てくれるの向こうで待っているから」 6.ラブせつで『素直じゃないとこも可愛くてよろしい。』/ねぎぼう 「可愛い……」 せつなだけ皆に背を向けて密かにうっとりしていた、筈だった。 「だよね~」 「あ!それはその……」 ニヨニヨするラブ。 「素直じゃないとこも可愛くてよろしい。ま、いつも可愛いんだけどね」 せつなの顔がかあ~っと真っ赤に染まる。 「あ、おねえちゃん。どうして赤い顔しているの?」 7.ラブせつで『No thank you』/ねぎぼう “No thank you.” “Have a nice trip!” 「今の、ナンパだよ」 「そういうことだったのね」 せつなは英語は解るがその意図までは判らなかった。 「昔は英語、苦手だったわよね?」 「あたしだっていろいろ鍛えられてるもん」 (大事な人を守ってあげないといけないからね) 8.ラブせつで【 信じられないけど 】/ねぎぼう 仲間になることを固辞して去る。 気がつくと変身が解除され、『東せつな』の姿になっていた。 この世界の人間を、桃園ラブを欺く為の仮の姿。 今生きているのが信じられないけど、それは『イース』であった自分が消えてしまったということか? ただ、罪の記憶、ラブを傷つけてきた記憶は消えない。 9.ラブせつで【 あっちむいて 】/ねぎぼう 「じゃんけんぽん!」 せつなにはラブの手の動きで何を出すか判ってしまうが、それではゲームにならないので時には相手を見ずに出す。 「あっちむいてホイ!」 ジャンケンでの圧倒的な有利さに油断したか、ラブの指差す方向を向いてしまった。 「あたしの勝ちだね」 ラブが悪戯っぽい笑みを浮かべた。 10.ラブせつで『捨てられないガラクタ』/ねぎぼう 呆れながらもラブの部屋に瞬間移動するせつな。 押入れを開きせっせと捜し始めるが、捨てられないガラクタの類が散見されるも肝心のビーチボールは見つからない。 (この子、ね) せつなの声は聴こえていたが、姿を見るのはこの時が初めて。 (ラブをよろ……) 声をかけようとした時にはその姿はなかった。
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/930.html
140文字SS:フレッシュプリキュア!【21】 1.ラブせつで【 ひとめぼれ 】/ねぎぼう 「ひとめぼれだよぉ」 ラブは黒い仔猫を飼い始めた。 ちょっときまぐれで、仔猫ながら時に気位の高さを見せる。 それはあの子にどこか似ていた。 敵として何度も戦った。 やっと解りあえたと思った矢先に散った。 せつなの中のあの子を何度も否定した……今なら呼べそうな気がする。 「おいで、イース」 2.ラブせつで『君の最期に』/ねぎぼう 執心していた敵を倒すこと、 それが君の「やり残したこと」ではなかったのかい? なのに敵を倒さないまま、 やり残したことを終えたような顔をしていたね。 任務を果たせなかったということでしかないのに。 植物を手にとろうとして時間が来た時の無念な顔をといい、 君の最期には解せないことが多いよ。 ※ピーチVSイースの対決に対するサウラーの認識。 3.イースはキュアピーチに切なげに目を細め言いました。『もう、十分幸せになれた。』/ねぎぼう 「時間は……近いな」 胸の赤いダイヤの光が弱まっていきます。 イースはキュアピーチに切なげに目を細め言いました。 「もう、十分幸せになれた。お前がうるさいくらいくれたからな」 「そんな、貴女はもっと幸せになれるんだよ!まだ、やり直せるよ」 「ふふっ、そんな前向きなお前が……羨ましかった」 4.ラブせつで『幸せになれなくてもいい』/ねぎぼう 私の記憶はね、この街で仲間に、お父さん、お母さんに、 そしてラブにもらった思い出ででいっぱいなの。 だから、もうこれ以上幸せになれなくてもいい。 アカルン、私がゲージを壊したらシフォンにお願いを伝えて。 ラブから、この街の皆から私の記憶を消して、と。 私はゲージとともに消える、永久に。 5.ラブせつで『何を今更、』/ねぎぼう 夜のベランダにいるのはラブと……。 「ウエスターが『帰って来い、イース』って言うたびに何を今更、って思っていたわ。 でも、私の方こそ今更この姿でラビリンスに帰ってもいいのかしら?」 「ううん、心配しなくても大丈夫だよ。貴女は貴女だから。 あたしの、みんなの大好きなせつなで……イース」 6.ラブせつで【 明日からは 】/ねぎぼう せつなの前では絶対に泣かない、だから…… 「行ってらっしゃい!またね……バイバイ……」 ずうっと、笑って見送ったの。 せつなが何度振り返っても悲しくならないように。 でも、もう見えないよね。 バタン! 「うっ、ううっ……」 「ラブ、いいよ。もう」 ―― 大丈夫だよ。明日からはもう泣かないから。 7.せつなとラブ=『アンダンテ』+「これはお守り」/ねぎぼう 重要な議決のときには、決まってイースの手首にピンクのブレスレット。 議場を後にして若い議員と歩く。 「イースさん、それはなんですか?」 「これはお守りよ」 「貴女は……強いのにどうして?」 「議決は時にシビアなものになる。 それでも誰も傷つけない、誓いの色。 大好きな人の受け売りだけどね」 8.ラブせつで『最初から最後まで』/ねぎぼう 「イースに戻ってしまって……皆がいなくなるのが怖かったんだ。 だから、もうイースじゃないって……ずっとせつなでいようって」 そんなイースの手をラブは力を込めて握る。 「今はこのままでいいよ。だって……貴女だから!」 最初から最後まで、そしてこれからも、イースで、せつなで、大好きな人。 9.ラブせつで『おいていかないで』/ねぎぼう 晴れやかな笑顔で、 「せつな、大好きだよ」 「私もラブのこと……」 一転表情が曇り、 「でも……ごめんね」 ラブは少年のような影に駆け寄ると、そのまま遠くに消えていく。 「ラブ、おいていかないで!お願いだから……」 ―― また同じ夢を見てしまった。 「いなくなること」がより先鋭的になっていく。 10.ラブせつで【スキンシップじゃ足りない / 最後まで】/ねぎぼう 友達のままでいい、そう思っていたかった。 でももう抑えられない。 「せつなぁ、もうスキンシップじゃ足りないよ! このままじゃあたし、せつなのこと……」 大好きなせつなを最後まで自分の欲になど染めたくなかった。 「ラブの……馬鹿! どして……もっと早く来てくれなかったの? もう……手遅れよ」
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/960.html
夏希◆JIBDaXNP.gの140文字SS【2】 1.【桃園夫妻】/夏希◆JIBDaXNP.g 「仲がいい」 せつなには桃園夫妻は理想の夫婦に思える。 「昔は喧嘩もしたのよ」 いつからか以心伝心で通じるようになった。 「人が喧嘩するのは、相手のわからない部分が不安だからなの」 「ならそれを知れば」 「だから衝突しても嫌ってはダメ。仲良くなる勉強と思いなさい」 「はい」 きっとラビリンスも。 2.せつなとラブ「自然のメッセージ」/夏希◆JIBDaXNP.g ラブ「最近、天候が不安定だと思わない? 急に雨が降ったり止んだり」 せつな「異常気象ってこと? ラビリンス育ちの私にはわからないわ」 ラブ「そっか、変化があるだけいいのかな」 せつな「そうは言わないけど、天気が自然のメッセージなら、この世界の人はまだ耳を閉ざしていないんだと思う」 3.せつなとラブ「「はやぶさ2」打ち上げ成功おめでとう!」/夏希◆JIBDaXNP.g ラブ「はやぶさ2打ち上げ成功おめでとう~」 せつな「感動したわ。6年も宇宙を旅するのに、1秒も遅れずに打ち上げるなんて」 ラブ「なんて?」 せつな「30分で終わる宿題を、1秒でも先延ばしにする誰かとは大違い」 ラブ「今からやるってばー」 せつな「私たちも負けない6年にしましょう」 4.せつなとラブ「神戸ルミナリエ開幕」/夏希◆JIBDaXNP.g ラブ「わっはー、人がいっぱい」 せつな「これっきりよ? アカルンを使うなんて」 ラブ「ごめ~ん」 せつな「でも、とても綺麗。まるで消えない花火みたい」 ラブ「悲しい由来もあるの」 せつな「震災で犠牲になった方々への追悼と鎮魂の祈りよね」 ラブ「そして復興への誓い、希望の灯なの」 5.ラブせつで『来世でもよろしく』/夏希◆JIBDaXNP.g ラブ「離れていても心は繋がっている。あたしはいつもせつなと一緒だよ」 せつな「そうね、ラブ。死が二人を分つまで」 ラブ「ううん、ずっとだよ。来世でもよろしくね」 せつな「フフフ、イースの予感が当たっちゃった」 ラブ「?」 せつな「あなたとは、長い付き合いになるって、そう感じたの」 6.ラブせつで【熱いカラダを… / 可愛い声が聴きたい】/夏希◆JIBDaXNP.g ラブ「熱いカラダを……汗もびっしょり」 せつな「ごめんなさい。今日はお出かけの約束なのに」 ラブ「いいの。たまにはせつなの可愛い声が聴きたいし」 せつな「もう、それじゃいつも私が憎まれ口叩いてるみたいじゃない」 ラブ「大丈夫、毒舌なせつなも可愛いもの」 せつな「そこは否定してよ」 7.【めぐみの読書】/夏希◆JIBDaXNP.g “プリキュア・ロケットパンチ” 本屋の片隅で、めぐみが右手を突き出す。手には『スーパーロボット武装解説』という本。周囲の白い目に耐えて少年が声をかけた。 「あっ誠司。新しい技を考えてたの」 「おかしな技の正体はその本か……」 「変形合体ってどうすれば再現できるかな?」 「しなくていい!」 8.【ひめの読書】/夏希◆JIBDaXNP.g “プリキュア・ガトリング” 「なんてどう?」 「似た技があるから却下ですわ」 「じゃ、ミサイルランチャー」 「物騒すぎますわ」 同じ本屋の片隅で、ひめは軍事本を読む。 「どうして、ひめの技は飛び道具ばかりなのです?」 「うーん、直接殴るのはしんどいし、怖いじゃない」 「そんな理由でしたか……」 9.【ゆうこの読書】/夏希◆JIBDaXNP.g “トンカツ、から揚げ、コロッケ、天ぷら。油のリズムに衣のダンス~♪” 料理本を手に、ゆうこが口ずさむ。 「また変な歌を……」 「変とは酷いな、相楽君。楽しいと歌いたくなるものじゃない?」 「それはいいけど、みんなで新しい技の研究に来てるんだろ」 「いいの。腹が減っては戦はできないってね」 10.【いおなの読書】/夏希◆JIBDaXNP.g 「それ、チャッチャッチャ。リズムに合わせて腰を振るんだぜ」 「わかってる。お尻を丸く柔らかく使うのね」 いおなが手にしたのは『タンバリンリズム絵本』。面白がって子供達も一緒に踊る。 「氷川まで遊んでる。最近、性格変わったよな」 「私は大真面目よ?」 「わかってる。強いチームになるわけだ」
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/832.html
140文字SS:フレッシュプリキュア!【2】 1.ラブせつで『見てないけど』/ねぎぼう 「美希、ラブ見なかった?」 「見てないけど」 「ほんと何処に……」 せつなが去っていく。 「ごめん、美希たん!」 「ラブ、一体何したの?」 「ニンジンわざと買い忘れたのがバレちゃって」 「それはラブが悪い」 「そんなあ……」 「ちゃんと謝ること!」 「はぁ~い」 (ナントカは犬も喰わぬ、かしら?) 2.ラブせつで『幸福な朝』/ねぎぼう 「なんだこのオムレツの赤いのは」 「皆まで言わせないで。貴方達の顔よ!でもやはり難しいわね」 「そう言えばあの世界にはコーヒーの上に絵を描くラテアートというのがあってね……」 「でもお前みたいに山ほど角砂糖入れてたら絵も何もないだろ?」…… ありがとう、ラブ。 今日も幸福な朝だわ。 3.ラブせつで『手だけつないで』/ねぎぼう 「みんなで……ゆうごはーん」 ラブの歌声にせつながそっと応える。 手だけつないでいても伝わってくる温かさそして幸せが、 歌うことを知らなかったせつなに歌声をも授けたかのようであった。 二人の少女は星空の下の丘を駆けていく。 つなぐその手は互いにつかみ取った幸せのクローバー。 4.ラブせつで『美しい終わり方』/ねぎぼう (あのまま寿命が終わるのを座して待つくらいなら、 貴女と戦っていっそ倒される方がまだ美しい終わり方だと思ってたわ。 なのに、貴女といるとやはり私の中で何かがおかしくなっていったの。 あの清々しさはこれで思い残すことはないという気持ちの筈だったのに……) せつなの中に生きるイースの戸惑い 5.ラブせつで『ありふれた日常の中の幸せ』/ねぎぼう 「今日の献立酢鳥だね」 「酢鳥だわ」 「ピーマン入ってるよ」 「ニンジンもね」 「残しちゃおっかなあ……」 「ダメよ、私、食べるわ」 「それじゃあたしも」 (忍耐の食事) 「デザートはプリンだよ!」 「ええ」 (一匙口にする) 「プリンおいしい~」 ありふれた日常の中の幸せを感じる三学期の給食タイム。 6.ラブせつで『ゲームを始めようか』/ねぎぼう 二人でお小遣いをためて開店前から並んでゲットした 人気のダンスゲームソフト。 「せつな、ゲームを始めようか」 ところが電源をオンしてもうんともすんとも言わない。 「ピーチはんそれ最近調子悪いんや、叩いてみ」 タルトとラブが叩いてみるも点かない。 「精一杯頑張るわ!」 せつなの一撃に 「あ……」 7.ラブせつで『受け止めてくれるのはあなただけ』/ねぎぼう もう受け止めてくれるのはあなただけじゃなかったのね。 独りだと思い込んでた私を、 最後は一人で始末をつけるしかないと思ってた私を 皆が受け止めてくれていたの。 でもね、信じて飛び込んで行くことを、手を伸ばすことを 教えてくれたのはあなたよ。 受け止めてくれたラブの温もりを忘れない、永遠に。 8.ラブせつで『若いときには無茶をしとけ』/ねぎぼう 「カオルちゃん、結婚したい人がいるんだ…… でも今の日本では出来ないの」 「なら、出来る国の国籍取っちゃえば?」 「それに今はこの世界にいないの」 「その世界に行ったらいいよ。杏より梅が安しってね」 「……うん、行ってくる!」 ラブが駆けていく。 「若いときには無茶をしとけ、だな。グハッ!」 9.ラブせつで『言えない我儘』/ねぎぼう 酢豚に入ったピーマンを見つけ、 遠慮がちに目でお願いするせつな。 「ラブ、それ苦手……」 もう一人の娘が見せる数少ない駄目さが今は愛おしい。 「せつなったら、もうしょうがないなあ。今日だけ……だよ」 滲んで見えない緑色を口に入れる。 最初で最後のいえない我儘は苦くて、しょっぱい味がした。 10.ラブせつで『目を閉じて、三秒(その1)』/ねぎぼう 「ねえ、せつな。ラブちゃんが最後におまじないしてあげる」 「おまじない?」 「目を開けているとできないんだよ」 目を閉じて、三秒…… 唇に温かさが伝わる。 「もう少し目をつぶってて」 涙は見せない。 笑顔で見送ると決めたんだから。 「これで大丈夫だよ」 目の周りをやや赤くした天使が微笑んだ。
https://w.atwiki.jp/llss/pages/599.html
元スレURL ラブハウス!【SS】 概要 西木野家で開かれたμ’s親睦パーティ にこのちょっとした悪戯心が勘違いの連鎖を引き起こし、やがてとんでもない事態に 元ネタ:海外ドラマ 「フルハウス」 疑惑のパーティ タグ ^μ’s ^コメディ ^パロディ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pokeillust/pages/405.html
せつなvsテンプ せつな トゲキッス、ソーナンス、マッスグマ (ゴウカザル、ボーマンダ、シャワーズ) テンプ キングドラ、バリヤード、ラグラージ (ハッサム、カイロス、ネンドール) 1 トゲキッスvsキングドラからスタート! トゲキッス トライアタック 急所でキングドラ残りミリ キングドラ りゅうせいぐん トゲキッス残り3割 2 トゲキッス トライアタック キングドラ乙 キングドラ →ラグラージ登場 3 トゲキッス トライアタック ラグラージ残り3割 ラグラージ ストーンエッジ トゲキッス乙 トゲキッス →ソーナンス登場 4 ラグラージ ストーンエッジ ソーナンス残り9割食べ残し込 ソーナンス カウンター ラグラージ乙 ラグラージ →バリヤード登場 5 バリヤード アンコール ソーナンス カウンター不発 6 バリヤード サイコキネシス ソーナンス微ダメ ソーナンス カウンター不発 7 ソーナンス >マッスグマに交代 バリヤード サイコキネシス マッスグマ残り3割 8 マッスグマ 神速 バリヤード残り7割オボン込 バリヤード 10万ボルト マッスグマ乙 マッスグマ →ソーナンス登場 9 バリヤード アンコール ミス ソーナンス ミラーコート不発 10 バリヤード アンコール ソーナンス ミラーコート 11~25 バリヤード、アンコールでソーナンスを縛りつつ癒しの願い連打でミラーコートのPP消耗作戦に出る。 しかし無常にも先に自身のアンコールと癒しの願いのPPが尽きてしまったのであった。 26 バリヤード 10万ボルト ソーナンス残り9割+マヒ ソーナンス ミラーコート バリヤード残り1割 27 バリヤード 10万ボルト ソーナンス残り8割 ソーナンス びりり 28 バリヤード 10万ボルト ソーナンス残り6割 ソーナンス ミラーコート バリヤード乙 よってせつな氏の勝利!!
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/910.html
140文字SS:フレッシュプリキュア!【16】 1.ラブせつで『手繰り寄せた糸の先』/ねぎぼう 四つ葉町中を駆け回る。 もう一度その手をとるまでは……。 夕暮れになっても見つからず途方に暮れる。 それでも見えない糸口を手繰り続けた。 ―― 行くあても帰る場所もなく途方に暮れていた。 信じていた光も遠く閉ざされていく様に感じられた。 でも本当の光は…… ――手繰り寄せた糸の先にあった光。 2.ラブせつで『愛してる、って言ったら満足?』/ねぎぼう 「愛してる、って言ったら満足?」 (この世界の人間など……) 「そうだったらあたし本当に嬉しいよ!だってせつなが大好きだもん!」 まさかラブの背中にはまだあの羽根が? 「でも、せつなにもきっと大切な人がいるから……だから、言わなくてもいいよ」 そんな『天使』に目を背けるしかなかった。 3.ラブせつで【いつもとは逆の立場で / 吐息まじりに】/ねぎぼう 「新井白石が行った政治改革は何?」 「え~っと、しょ、しょ、『聖徳太子』!?」 「よく覚えていたね。でも、正解は『正徳の治』だよ」 「あ、そうなのね……」 せつなに勉強を教えるラブ、いつもとは逆の立場の二人だった。 吐息まじりに「はあ……歴史って難しいのね」 (せつなもたまにボケるなあ……) 4.ラブせつで『隣の人』/ねぎぼう 隣の人はその肩にもたれて気持ちよさげに眠っていた。 (起こすのも可哀想だけど、このままじゃ風邪をひくわ) せつなは毛布をかき集めてラブにかけると、頭を膝枕する。 そして自分は壁にもたれ掛かった。 「眠れなかったわね」 でも、この温もりがずっと続いてくれるなら……眠れないことも悪くない。 5.ラブせつで『ご機嫌取りも楽しみのひとつ』/ねぎぼう 「今日もそのペンダントでお出掛けかい?ご機嫌取りも楽しみのひとつのようだね」 「馬鹿なことを。私はメビウス様のお役に立つことを成しとげる。ただそれだけだ」 「ほう。ならそのタートルネックの服はなんだい?」 「こ、これは……作戦のひとつだ」 部屋ではウエスターが鼻血を噴いて倒れていた。 6.ラブせつで『愛に近い執着』/ねぎぼう 「まあいい、これでいつでもあの子に近づける」 「まあいい、次はあの子の変身アイテムを奪ってやる」 「まあいい、次は……」 “イースさん、まさに愛に近い執着ってやつですか?” 「ふん、愛などと虫酸が走る。そもそもこんなものがあるからいけないのだ、こうしてやる!」 「せつな~!」 「ラブぅ」 7.ラブせつで【 特別なフリをして 】 42話のイメージで/ねぎぼう 「ニンジン代わりに食べて、お願い!」 「もう、今日だけよ」 特別なフリをして、私の皿にニンジンのソテーを移させる。 「明日はちゃんと食べなきゃね、ラブ」 「明日もニンジン?」 「いいわね、ラザニアに入れちゃいましょう!」 「お母さん!?」 そうだ、明日から私は…… 「お母さん、肩もませて」 8.ラブせつで『本当、だったり。』/ねぎぼう 「せつなの占い、ぜんぜんデタラメなんかじゃなかったよ」 (占いはデタラメ、だったり……時には本当、だったり。 時々は本当らしいことも混ぜたほうが騙すのに効果があるから) 「占いは当たるかも当たらないも本人しだいよ」 (どんなに騙しても……全部本当のことのなるのだから。羨ましいくらい) 9.ラブせつで『新婚ごっこ』/ねぎぼう 「ただいま!」 「おかえり」 帰ってきて、そこにせつながいるのはとっても幸せ。 でももう少し欲張ってもいいよね? 「『アレ』でお出迎えして欲しいなあ」 「もう、ラブったら」 そう、『新婚ごっこ』でね。 「お風呂にする?ご飯にする?それとも……わ・た・し?」 せつな、顔が紅いよ? 勿論答えは…… 10.ラブせつで『どうせ嘘なんでしょう?』/ねぎぼう 「どうせ嘘なんでしょう? ウエスター。貴方の下手な嘘はもういいわ」 「ウエスターの言っているのは……嘘じゃないんだ、イース」 「サウラーまで!?」 「キュアピーチが……解放記念公園で踊っているんだ、今!」 せつなが窓から公園の方向に目をこらすと、観衆の取り囲む中央に確かにいた。 「ラブ!」 ※崩壊したメビウスタワーの跡地が公園になっていそう、ということで。
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/868.html
み-432 翼をもがれた鳥――――そして飛べない現実を知る(後編)―――― 夏希◆JIBDaXNP.gさんへ 言い訳。変わったなって思う、イースが。痛みをわかる子になった。なってしまったと言う表現が正しいのかもしれませんが。 そして悟る、自分の最後を。全力を出せるのも今日が最後だと。現実は優しく微笑んでくれなかった。それでも、イースはイースなりに 精一杯進んだ結果がこうだった。こうなってしまった。全てはラブと出会ったから。これもまた、現実で。飛ぶ事は許されない。 ラブのように、ラブと一緒にはもう…。合流する仲間たち、そして繰り広げられる戦い。残酷。本当はね、どちらもこんな事望んじゃいないのに。 あえてせつなと呼ぶ伝説の愛戦士。胸が苦しくなったな。とことんやって分かり合おうって言う気持ち、ハートがすごく切なくなって。一体どうなってしまうのか… み-405 を書いて下さったあなたへ 近年、日本にも定着しつつある〝アレ〟ですねw小ネタ以上~準SS未満なこの文章構成、自分はとても好きでね。サクって読めちゃうでしょ? ○○が現れた!とか某ゲームのようで面白い!差し詰め、せっちゃんが主人公とでも言いましょうかw ブッキーしかり、美希たんしかり、ついポロっと出ちゃう〝あの人〟からの命令に思わず笑ったり。やっぱり仲のおよろしいことw 残念ながらお菓子は底を尽きてしまったんでね、残ってるものはまぁ〝カラダ〟と言う事で。。。 策士!桃園ラブ!!! み-574 「すべてを包む空」 黒ブキ◆lg0Ts41PPYさんへ 考えてみれば自分で、一人で行動するって新鮮なのかもしれませんね。いつも誰かに支えられていた。誰かが自分を助けていてくれたのだから。 ほんの微かな事でも、今のせつなには何か新鮮に思えて。強調された色彩の赤。真っ赤なハート。そして、体を流れる血。せつなは今、生きている。 彼女にとっての美希の存在。不思議な感覚。それはみんなが感じた雰囲気。付かず離れず。でもどこか惹かれあう。それがこのSSにも十分生かされていて。 気が付けば、重い流れからシフトチェンジしていて。せつなの心模様もどこか晴れ晴れしているような。ほら、家族も後押ししているかのよう。 生きる事。毎日が変化。欠ける事のない存在。幸せと思いやり。今はただただ、感じる事を素直に、そして前向きに進んで欲しいなって思いました。 み-397 翼をもがれた鳥――――そして飛べない現実を知る(前編)―――― 夏希◆JIBDaXNP.g さんいつもありがとう! 冒頭のね、〝流れ〟が胸を突くんですね。それこそため息をついてしまうぐらい。〝寂しさ〟を感じたんです。それはイースの心情なのか、東せつなの心情なのか。 彼女は最初から飛ぶつもりなどなかった。けれど、ラブと出会い、いろんな経験をして微量でも〝飛ぶ〟事が出来てしまった。なかったはずの感情が芽生えてしまった。 そんな遠くない自分の過去を蹴散らすかのような言葉。〝スイッチオーバー〟。それは悲しくて、とても冷たい言葉。彼女が求めていた現実はそこにあったのかもしれません。 戦火の中、友は・ラブは何を思うのか。焦り、戸惑い、後悔、行く末。彼女たちの現実。それはこの町を救う事。プリキュアとしての運命。声は間違いなく届いているのだから。 それぞれの現実が交錯する中、自分が思うのはやはり寂しさ。イースの決意はイコール、もう〝飛ばない〟・〝飛べない〟のかなって。後戻りは…出来ないんですよね。 み-464 「幻想の楽園」 黒ブキ◆lg0Ts41PPYさんへ 心の拠り所を求めていたのかな。あまりにも衝撃的な一連の流れ。そこに携わってしまった自分。 ふと気付いた時には自分一人。プライドもあって。そんな彼女を知ってか知らずか、いつも通りのせつなが そこにはいて。興味を示す美希はある意味ピュア。確かめてみたくなるのは当然。女の子から見る女の子。 回顧すれば疑問符がいっぱい残るけれど、今を見つめてね。幸せを掴む為に何が出来るのか。何をしてあげれるのか。 楽園は手の届かない場所なのか。幻想のまま終わるのか。道標は自分自身で。美希もまた、せつなのために。 み-382 翼をもがれた鳥――――夢のまた夢―――― 夏希◆JIBDaXNP.gさんへ感謝の気持ちを。 イースの中の迷宮。森には光明がなく、そこから逃れたくなる。例え逃れられたとしても今度は孤独が待ち構えていて。 それでも救いの手は差し伸べられて。半ば強引な誘いもどこか断れない自分がいて。不思議な感覚。でも疑いの目は消えうせてなくて。 興味。吸い込まれていくイース。戸惑いから産まれた喜び。それはかすかな物だけど。恥ずかしさもやってきた。何だかイライラもするけれど。 そして訪れる現実。砕け散るのは夢なのか、幻なのか。それとも心だったのか…。やはり彼女には不幸しか訪れないのか。 さようならは完全なる別れの言葉。最後の嘆き。そして戦士は決戦へ出向く。夢を夢で、夢のままにしたいから。 み-349 翼をもがれた鳥――――飛べない鳥は大地を駆ける―――― 夏希◆JIBDaXNP.g さんへ 茶番。その通りかもしれません。端から見たら、一線を越える戦いでないのが明らかであり。 確かめ合う。本気ではあるけれど。イースは戦う事で、己の存在意義を証明する。受け止めてくれる 人がそこにはいるから。憎しみもある。だからぶつかる。けど、それはどこか気持ちのいい物でもあったり。 タイトルの通り、イースは飛べないんです。自由にはなれない。だったら地を駆け巡る。この子がいる限りと。 現実が容易には迎えてくれなくて。痛み、それが全て。周囲にも変化が起きる。導かれし四人はどうなっていくのか… み-318 翼をもがれた鳥――――飛べない空を見上げて―――― 夏希◆JIBDaXNP.gさんへ 長期作品の記念すべき第一話。駆け抜けていったイースと言う存在。そして生き方。それは今でも賛否両論があるでしょう。 では、もう一つの世界があれば。SSだから出来る事。SSだから補える事。イースの心を今一度、呼び起こしたとでも言えるでしょうか。 戦闘はやはり欠かせないですが、心の闇・またその先を描く事によって奥行きが出ていますよね。葛藤があるから後一歩が…、真の悪役には まだなれない。戦士と言うには若すぎて。14歳、少女には変わりないのですよ。翼はまだ未成熟。光は差し込むのでしょうか… み-305 「胸から零れた罪の破片」 黒ブキ◆lg0Ts41PPYさんへ 罪と言う言葉。非常に重たいですよね。このお話では冒頭から言葉の流れがとても重たく感じます。 さらに言えば、それは美希の悲痛な叫び、いや嘆きとも言えるのでしょう。裏切りの行為に近かったあの場面。 前回を思い出させます。ラブと祈里にはようやく現実が見えたのか、反省の想いが芽生えてきてますよね。 自分たちは何をしているのか。何をしてきたのか。これから何をすべきなのかを。イコール、それが〝タイトル〟の 意味を表してくるでしょう。人間は後悔をする生き物。それをどう生かして成長していくか。この物語、まだまだ成長しますよね。 み-292 『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。クローバーフェスティバル――』 夏希◆JIBDaXNP.gさんへ 僕自身が凄くラブに対して想いがあるので、物語のせつない部分を読むと胸が締め付けられる訳です。ふと最終回のラスト部分を思い起こしたり。 夢。ラブの夢だけ不透明のような気がして。呟いたセリフが象徴してますよね。そんな姿にせつなの心は動いていく訳です。 生きて行く事と言うのは夢との追いかけごっこだったり。実現出来そうでなかなか難しい。手が届きそうで遠かったり。それでも一人で進むより、二人で。 かえってきたせっちゃんがやらなければいけないこと。笑顔が行く末をナビゲートしてくれることでしょう。 み-277 「始まりは嵐の夜に」後編 ◆lg0Ts41PPYさんへ 文章が非常に繊細だなと思いました。もちろん、話の流れは二人の融合な訳ですから事細かい文章が 要求されます。描写も安易な考えだと不釣合いになってしまう。ラブの〝すぐだから〟これは愛してる人が 快楽の中で微量ながら恐怖も感じている、それを取り払うかの如く発せられたメッセージなのかなって。これもまた優しさ。 せつなは時折、不安な表情を見せます。態度でもわかったり。彼女自身、真の愛情と言うか〝愛される事〟に戸惑いがあるのでしょう。 わかってるようでわかってない。それが今の二人。だからこそ二人で愛し合い、一緒にいる事で答えが出てくるのだと思うのです。 嵐のような情事は過ぎ去ると爽やかな気持ちになったりして。あぁ、SSでこれだけ表現出来るようになりたいなぁ… み-258 雨宿り 磐丸◆A2AMtvz22Eさんへ いつも力になってくれてる副管理人様のレアな投下で御座いました。この初々しさと言うか、無邪気かつちょっと下心 出ちゃうラブと、冷静だけど案外凝視してたんだね的なせつなとのやり取り。もっと読みたくなるお話ですね。 でも憎い所で閉めちゃう所がポイントなんです。中学生の淡い恋やドキドキ感はこう言う表現の方がリアルだと 思うんです。もしくはこのスタイルが磐丸クオリティかもしれません。雨と制服。ラブとせつな。火照る体と恋心。 読み返して思うのは、やはり14歳は発育途中なんだなって。体も心も。本編では描けない部分がここにはありますね。 み-265 「始まりは嵐の夜に」前編 ◆lg0Ts41PPYさんへ 少女たちの冒険。背伸びでもなく、宛てのない旅でもなく。二人だけの旅。それも遠くへ。 若さって言うのかな。無謀にも思えるような事も、どこか応援したくもなったり。読み手はラブの 視点にもなれるし、せつなの視点にもなれる。流れを掴み取った時訪れる緊張感。それこそが二人だけの 世界だったり。濡れた体は冷たいはずなのに、どこか熱くなれる感情。込上げて来る欲望。それでも相手を 思いやる冷静さ。心はどう打ち解けていくのか…。そして後編に続く訳ですね。 み-232 【人魚姫の鍵】 ◆EeRc0idolEさんへ 貴重なブキせつ回のあの場所。思い出の地であり、二人が近付けた・きっかけになった所。 読んでいるとせつなは大人っぽく見えて。祈里はまさにときめく乙女。温もりと鼓動と満ち溢れる恋心。 キスはかんたんそうで難しく。ラブと美希もまたいい雰囲気だったり。大人の美希とまだまだ甘えん坊なラブ。 2×2で違う雰囲気を味わえるからこそ進む物語。それがクローバーなんですよね。 秘密はずっと守られていくのでしょう。美しすぎるそのパンドラの箱は永遠に開かないのかも。鍵は心の中ですからね。 み-217 「涙」 黒ブキ◆lg0Ts41PPYさんへ 美希のポジション。とても上手に描かれていますよね。怒り、まさに蒼き炎。 親友たりとも容赦はしない。理由があれど、やはり許されない行為。それを目撃してしまった。 巡るめく感情はパニックすら起こしてしまいそうで。無論、ラブとブッキーは事の大きさに気付く。 何て事を…。失ってしまう事に気付いた。一体どうすれば!?読んでてね、悪い事は続くと言うか ドロ沼になるんだよなぁって思いましたよね。これが継続の醍醐味だったりするんですよ。 言葉は悪いかもしれませんが、駆け引きだったりして。そう、これもまたクローバーが描く世界だったりするんです。 み-205 「AM6 00」 ◆BVjx9JFTnoさんへ かなりご無沙汰の美希せつで御座いました。正直驚きましたからねwすっかりラブせつのイメージが自分にはついちゃってるみたいで、、、 さて、タイムリーな夏休み作品となりました。誰もがあの頃経験したラジオ体操。と、その前に二人の小競り合いもポイントだったり。 さらに言うと!途中の〝また息が苦しくなった。〟これ実は深いかもしれませんよー。 何でかって?よーく考えよう。見詰め合ってるんだぜ? 僕が常日頃言い続けてるのはこの二人の空気感なんですよね。もしくは距離感。付かず離れずが絶妙にフィットしていて。 読んでて自然に入り込めるのも、このCPがもたらす魔力なんでしょう。ラジオ体操もSSになっちゃうなんてあなた完璧よ! み-189 【「ごめんなさい」より「ありがとう」】 遊◆0LbB6EOWlさんへ お帰りなさいませ。そしてお待ちしておりました!心からお待ちしておりました!!だってブキせつと言えばry っと、冷静に。41話のスピンオフ、そして自分が最初に思った事がお話になってウキウキでございました。 パッションが助けにいった→パインと二人っきり→よい子はわかるよね?ですよ、えぇ。あぁ、このキャッキャウフフ。 付かず離れず、でも愛おしい。そう、ぽかぽかするの。優しさが文章に表れています。あなたのポイントはコレなんです。 初々しさを忘れずに描いて行く。それがブキせつのポイントだったり。はい、メモりました! み-195 【始まりのご褒美】 ◆EeRc0idolEさんへ 私は変わってるんでしょうかwラブ美希の会話を何度も何度も読み返しては煩悩が活性化していますwwwこのCPは私の得意ry 取り乱しました…。ポイントはやはり美希たんだと思うのですよ。みんなの事を重んじてはちょっと没頭してしまう癖がある。 それが蒼乃美希と言う女性。そこを上手く抽出しながら、それぞれの展開へとナビゲートして。 決して長くならず、キャラを 存分に活かしてお話を描かれました。あ、こう言う展開も面白いなって。競作からのスピンオフも一味加える事で新たな展開が 進んでますしね。これが恵千果ワールド、中々やりますなぁ。。。 み-174 「eve」 み-178 「welcome back」 ◆BVjx9JFTnoさん二本投下ありがとうございました! 自分は家族の温もりを感じると共に、時の流れも感じました。このお話のように、せつなは未だ復興に力を注いでる、 その中でラブやあゆみさん、圭太郎さんは一日も早い帰宅を待ち望んでいる。あれから時が過ぎ、夏を迎えて。 お休みを利用して帰る彼女に、家族は最大限の幸せを準備してね。うん、ちょっと胸が熱いと言うか苦しくなると言うか。 ラブの明るい所が僕は大好きで。ハンバーグを喜んで作る様を想像した時、もうアウトでした。せっちゃんも恐らく、一人に なった時こう感じるかもしれないですよね?優しくてみんなが愛おしくなって。本当に、本当に家族って素晴らしいなって。 あなたが作る作品には、家族の在り方が描かれてる。それは今後も変わらなく。読んだ作品は色褪せる事なく輝いて。 み-151 「許されなくても」 黒ブキ◆lg0Ts41PPYさんへ リベンジ。それはラブの逆襲になるのかな。せつなの仇を取るでは少々暴力的かもしれませんが。僕はね、本分の 「……せつなは…嫌だって言うことも出来なかったんだよね…」 ←ここがポイントなのかなって思いました。 戸惑い、絶望、恐怖、そして快楽。せつなは親友の行為をただただ受け止めるしか出来なかった。その思いを汲んだ、 知ってしまったラブはもう…。幼馴染同士、その向こう側にはせつなの心。はぁ、巡るめく感情がもう交錯しまくる! み-121 『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。蛍を探せ!――』 夏希◆JIBDaXNP.g さんへ 季節や情景を言葉で伝える。それはせっちゃんだから出来る表現。目に映る全てが新鮮で、それは 彼女が桃園家で住んでるからこそ実感出来る喜びなんですよね。ifの世界ではあるけれど、これも SSだから・継続だから楽しめる物。と、同時に何だかあゆみさんになった気分でこのシリーズは 読めてたりします。すっかりハマってますねー 蛍とせっちゃん。浴衣美人。クローバー。そして夏。想像はまだまだ続きますね! み-131 「薄闇」 黒ブキ◆lg0Ts41PPYさんへ 感想にもありましたが、ブッキーはどうなってしまうのだろうと。暗闇でなく、明るくでもなく。 そして対に存在する少女せつな。が、こちらには輝く太陽が傍にいてね。起こってしまった事は 想像を絶する物、それも親友から。けれど、せつなには光り輝く場所があった。救いでしたよね。 太陽は次に闇へと差し込もうとしてる。とても強力で、協力的な彼女が。そうさせるのはやっぱり せつなの存在が大きいからなのでしょうね。 み-142 【願い星 叶え星】 ◆EeRc0idolEさんへ ラブはまだ少女。寂しければ泣くし、悲しむ。愛しい人を想えば尚。それを逸早く感じ取ったのは母、あゆみ。 想いを叶える為、ラブは努力する。そして掴み取る証。でもね、やっぱり隣にせつながいてこそ彼女は幸せ。 あまりにも隣にいた存在が大きかった。覚えていた感触は絶対忘れる事なく、繰り返す自愛。脳裏にはあなたが。 時は七月、七夕。織姫と織姫の物語 、突如降り注ぐ閃光。指先から感じる想いと喜び。届いた願いと叶えた 少女。その裏にはお互いの努力、苦労の積み重ねがあるんですよね。 み-49 三次を書かれた同志の方へ 道。それぞれが進むべき道。選んだ道。今は離れてしまうけど、必ずまた一緒になる。繋がると信じてね。 これは三次だから出来たafterstoryだと思います。自分は三次を描く派なので、とても興味深かったです。 元となったお話を投下された方も嬉しいでしょう。SSが好きな人もすんなり読めた、はたまた二人の今後を 占ういいきっかけにもなったと思うんですよね。そう、二人の物語はまだまだ続くんですよ! み-45 磐丸◆A2AMtvz22Eさんへ 短いながらも内容はかなりぎゅっと詰まってます。せつなく、涙するお話は貴重なだけに嬉しくもありました。 あえて旅立つ決意をした彼女。それを後押しした彼女。そこにあったのはやはり〝涙〟だった訳です。 やっぱりね、寂しいと思うのですよ。女の子なんですもの。静かな閃光は何を示すのか。こぼれ落ちた雫は何を 意味するのか。物語は読み手が描き続ける。二人の幸せへの道標として。 ラブせつの今後もまた無限大なんです。せつなく終わらせる事でまた広がる世界。奥が深いぃ~ み-113 【夕涼み】 ◆EeRc0idolEさんへ 戸惑いなのか動揺なのか。進んで行く二人の関係に、どこか期待も膨らんでいたり。 恋の予感?初夏の訪れは少女からの脱却をも意味していて。浴衣がクローバーたちを 後押し。輝きながら、ときめきながら。蛍の光はひっそりと、彼女たちの心を映し出す。 惹かれ合う鼓動。まだ踏み出せないもどかしさがあるのだけれど、これもまた彼女たち、 いやブッキーとせつなが醸し出す味なのかなって。緊張がほんのり汗となり、繋がれた 手と手が交わう。互いを感じて。答えはもう出たみたいだね! み-100 「罪の残滓」 黒ブキ ◆lg0Ts41PPYさんへ 表と裏。陽と陰。けれど二人は一人。否、一人の少女。無垢な彼女。 現実に引き戻されると、そこに現れるのは後悔の念。行動はせめてもの償い。 逃げてる?恐怖?全て当てはまるでしょう。それだけの事をしたのだから。 四人でいる事は救いであり、間が持つ。あれだけ楽しかったのだから、いつかまた。 心が痛むのは人間の証。同時に、あの子もまた苦しんでいる。祈里は何を思うのか。 考えてみると、祈里とせつなは似てるのかもしれません。だからこそ、輝いているせつなが 祈里には眩しかった。手に入れたかったんだろうなぁ、彼女の全てを…。 酒3-107 最短SS『おやすみの前に』を書かれたあなたへ 短めのお話をいくつかにわけて投下して頂きました。小ネタ書きだった自分にはとても興味深いお話でね。 短い文章に内容をぎゅっと凝縮するのって凄く、難しいんですよ。さらりと読める分、いかに読み手の心に 印象を残すのかと言うね。このショートストーリーでは独白+投げかけの展開に奥深さを感じました。 クローバーは常に前へと進んでいく。明るい未来の先には、必ず幸せが訪れる。明日をもっと、輝く日にするための おまじないとでも言いましょうか。おやすみなさい、うーん奥が深いなこの言葉。。。 み-90 「弱き者の祈り」 黒ブキ ◆lg0Ts41PPYさんへ 伝説の作品後日談が着ました。思い起こせば衝撃の作品だったんですよね。新たな祈里の可能性だった訳です。 補足にも書きましたが、あの時・あの場所で・一体何が起きたのか?あれは祈里であって祈里じゃないのだと。 が、しかし。せつなはせつななんですよ。哀れも無い姿の彼女を見て、祈里はどう感じたのか? 振り返る事で 開かれる新たな世界。それは失望なのか否か。そこに幸せと言う扉は存在しないのだけれど。 誰もが持っている〝暗闇〟 祈里はどうなっていくのか。うーん、立ち直ってくれえ・・・ み-9 【良薬口に甘し】 ◆EeRc0idolEさんへ せっちゃんは時に強情になったりします。それはね、きっと親友の事が大切な存在だからなのかなって。 心配になったり、庇ったり、叱ったりして。その先にあるのは真の優しさであり、思いやりなのだと。 今、自分がしたい事をする。真っ直ぐな子。それが東せつな。そんな彼女に惹かれる・魅了される山吹祈里。 お互いに優しい気持ちを持った少女。今回はせつなに母性愛を感じました。温もりに包まれる祈里を見てたらね。 薬は苦くても甘くても信じて飲み続けること。苦手でも、彼女が支えてくれたら治りが遅くなってもいいのかなって。 酒2-809 『4人はクローバー』 ◆T2ETDaxtSgさんへ 圭太郎さんもまた好きなキャラの一人で。〝正直〟なんですよね、凄く。 自慢出来る娘。今年は特別に奮発しちゃって。父親だから出来る事。娘を持つ 親だから出来た事。でもそこには主役の彼女がいなくて・・・。 ラブはこの日を楽しみにしてたんだよね。もちろんせつなも。そして、美希と祈里もまた。 友情と絆とひな祭り。忙しさなんて何処吹く風。女の子の日は1年に1回だもんね。 やっぱりクローバーは四人がいいなって確信したお話でした。 競-581 「解けない思い」 SABIさんへ 幼馴染みから憧れ、惹かれる存在へ。 いつも先頭を走っていた彼女に、祈里は淡い恋心を抱いて。 くしくも同時期に現れた存在が彼女、東せつな。 四人でいる事は楽しいし、互いが互いを導き、助け合い今を一 生懸命に生きて。これが運命だとしたら決して否定はしない。 山吹祈里と言う生き方。作品で描かれていた原点。それが〝引 っ込み思案〟と言う物でした。 女の子らしい女の子。対面に存在するのが桃園ラブになる訳で すが、祈里→ラブで描かれたこの作品は片思い。それもみんな の作品では珍しい〝叶わぬ恋〟 ラブちゃんの部屋もせつなちゃんの部屋も灯りが点いている。 ここは特に、自分にはせつなく伝わってきてね。中と外との温 度差もさる事ながら、それはどこかブッキーの心の灯火が薄れ ていく瞬間でもあったりして。深読みしすぎかもしれないけれ ど…。 片思いや失恋、届かぬ想いがまた一つ。雪の結晶と涙の雫。2 月がもたらした淡い青春のお話、ありがとうございました。