約 683,637 件
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/858.html
レス番号 作品名 作者 補足 避-968 幸せの花がひらく時(ラブ・せつな編)上 夏希◆JIBDaXNP.g 18禁 女の子同士が惹かれ合う事。それは悪い事なんかじゃない。今はまだ―――ゆっくりと 避2-41 幸せの花がひらく時(ラブ・せつな編)中 夏希◆JIBDaXNP.g 18禁 まだ無理だったのかな。早すぎたのかな。すれ違う感情と不安な気持ち。ねぇせつな、あたし… 10-252 幸せの花がひらく時(ラブ・せつな編)下 夏希◆JIBDaXNP.g 18禁 想いが通じ合って。そして迎える、二人一緒の快楽への旅立ち。恋人同士の花がまた一つ開いた瞬間を。 避2-176 幸せの花がひらく時(番外編)運命のディスク 夏希◆JIBDaXNP.g 18禁 全てのきっかけ。それは自らが導き出した物だったのかもしれない。欲情・欲望・葛藤・嘆き。美希視点で 11-70 幸せの花がひらく時(美希・祈里編)上 夏希◆JIBDaXNP.g 18禁 それは幼き頃の思い出。いや、夢だった。叶わぬ想いと知りながらも。あれから数年。開放できない心の想いが邪魔をして… 11-99 幸せの花がひらく時(美希・祈里編)下 夏希◆JIBDaXNP.g 18禁 幸せを迎え入れる決意をした一人の少女。張り詰めた想いと緊張、そして恐怖。体に起こる変化は何を示すのか…。
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/825.html
140文字SS:フレッシュプリキュア!【1】 1.ラブとせつなで『死ぬまでの君を全てください』/ねぎぼう 落ち着ける場所を得て眠りについたせつな。 枕元に座して黒い髪を撫でるラブ。 ふと前に読んだラノベに出てきた言葉が浮かぶ。 (死ぬまでの君を全てください) それを打ち消すあの時。 (あんなのはもう嫌!) でもこれから沢山の今日と明日を一緒に積み重ねられたなら。 (死ぬまでのあたしをあげるよ) 2.【美希ちゃん主役になる】/夏希◆JIBDaXNP.g 「はい、頼まれていた物よ」 「ありがとう」 祈里が美希に数冊の本を手渡す。学園祭の劇に使うらしい。 「ブッキーは白雪姫だったね。美希たんは何がいいかな?」 「シンデレラ!」 せつなが即答する。 「アタシにはドレスが似合うからかしら?」 「慌てて靴を落とすところが、美希にピッタリだからよ」 3.イース&ラブ 「馬鹿な子。」/一六◆6/pMjwqUTkg 馬鹿な子。騙されたとも知らないで。 馬鹿な子。友達と言っただけで単純に大喜びして。 馬鹿な子。こんな仮の姿に、あんな眩しいような笑顔を向けてきて。 全ての物の中で価値があるのは、メビウス様に選ばれた物だけ。 それなのに、あの子の笑顔が何度でも見たいと思ってしまうなんて、 本当に馬鹿な――。 4.せつな&ラブ 驚きの真実/一六◆6/pMjwqUTkg 「せつな、お願い!」 「しょうがないわね」 根負けした私の返事に、パッと輝く笑顔。これに弱い。 その後食べるニンジンは、いつもより甘く美味しくて。 もしラブがピーマン苦手だったら、私今より少しはピーマン好きになってたかも。 食事の味は時と場合により変わる。それもこの町で知った、驚きの真実。 5.せつな&あゆみ 「精一杯頑張るわ!」/一六◆6/pMjwqUTkg 「せつなちゃん、最近あゆみさんに似てきたねぇ」 そう言われて、夕方のスーパーが幸せ色に染まった。 どこがですか?って訊きたいのに、嬉し過ぎて言葉が出ない。 「そうやってニンジンを籠に入れてラブちゃんをたしなめる口調なんか、そっくりよ」 ラブ、覚悟してね。 これからも私、精一杯頑張るわ! 6.せつな&圭太郎 「父さん幸せだなぁ!」/一六◆6/pMjwqUTkg 「お父さんは昔から好き嫌い無かったの?」 「うーん、むしろ今の方があるかもなぁ」 え?と驚くせっちゃんにニヤリと笑いかける。 「好きなものが増えたのさ。このコロッケなんか最高だ。父さん幸せだなぁ!」 嬉しそうに微笑む娘にいつか伝えたい。 一番の幸せは、大切な家族が増えたことだよって。 7.ラブせつで『一緒に帰ろう』/ねぎぼう 補習授業を終えたラブ。 「すっかり遅くなっちゃったなあ……」 教室に戻るとそこには心配顔のせつながいた。 苦手にしていた歴史の勉強を手伝ってくれて、 そのあおりでラブが数学の試験で赤点を取ったのだと気にしていたのだ。 「(ごめんね、今度はちゃんと頑張るから)一緒に帰ろうか」 「ええ」 8.ラブせつで『なんだって知ってた』/ねぎぼう 「スーパーでカップラーメン積み放題なんだって知ってた?」 「ええ、チラシであったわね」 「やってみようよ」 「本当にやるの?」 …… 「精一杯頑張ったわ、ラブ」 「嘘っ!」 目の前にあったのはカップ麺で出来た2メートルの塔。 「この納豆餃子ラーメンも乗るかしら」 乗せると同時に突風が。 「あっ!」 9.ラブせつで『どうせ無意識なんだろ』/ねぎぼう 急場ごしらえの得物を闇雲に振り回すだけであった少女が、 変身後は一転して見事な体さばきを見せ瞬く間にナケワメーケを倒す。 (どうせ無意識なんだろう) 「貴様とは長い付き合いになりそうだ」 去り際戯れに残した言葉。 あの時水晶玉の告げた未来、その先の暗示には…… いや占いは変わるものだ。 10.ラブせつで『手だけつないで』/ねぎぼう せつな、勝手に入ってきてごめんね。 ラビリンスに帰るっていうなんて思っていなかったよ。 でもそう決めたんなら、あたしは応援するよ。 友達で……家族だもん。 でも本当は…… 「やっぱり行くの止める」なんて言うわけないってわかっていたけど。 だから今夜はずっと手だけつないでいて、いいかな?
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/763.html
「ん・・・」 うっすらと目を開けると、窓の外には既に夜の帳が降りていた。 事後の何とも言えぬ気だるい空気に包まれながら、せつなはゆっくりと身を起こす。 身支度を整えながら、せつなはこの数日を振り返る。 いつでも優しく迎え入れてくれる父母と過ごした暖かいひと時。 固い絆で結ばれた親友達と過ごした楽しいひと時。 ―――そして、最愛の人と過ごした甘いひと時。 また新たに増えたそれらの思い出を胸に、せつなは再び旅立つ―――復興の地へ。 「ん・・・せつな・・・」 未だ夢の中にいるであろうラブを見やり、せつなは小さく呟く―――ごめんなさいと。 そして、先程まで自らが横になっていた空間に手をつき、ラブにそっと口付ける。 ―――また戻って来るという誓いを込めて。 眩いばかりの赤い光が瞬き、すぐに消え去る。 静寂に包まれるラブの部屋。 ラブの目尻から一粒の滴がすっ、と流れて落ちた。
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/1044.html
「わっ!せつな、どうしたの?」 いつものように玄関を飛び出したラブは、そこに突っ立っているせつなの背中に、危うくぶつかりそうになった。 「ラブ。今日の空、なんだか不思議よ。海みたいに青くって、ほら、白い波まで立っているみたい。」 新学期が始まって一週間。二人の頭の上にあるのは、いつの間にか夏のベールを脱いだ、高く澄んだ空の青。ちょうど見上げた辺りに、まるで薄い反物を広げたような、雲の模様が見える。 「ああ、うろこ雲だね。」 「うろこ雲?」 首をかしげるせつなに、ラブはニコリと笑って説明する。 「うん。なんかさ、魚のうろこみたいに見えるでしょ?あれはね、秋によく見える雲なんだよ。」 「そう。なんだか本当に、大きな魚が空を泳いでいるみたいね。」 感心したようにそう言って歩き始めるせつなの腕を、ひんやりとした空気がなでる。ここ二、三日で、朝晩がめっきり涼しくなってきた。 「ラブ~!」 「せつなちゃん!」 商店街を歩いていると、向こうから美希と祈里がやってきた。 「おはよう。」 「おはよう、美希タン、ブッキー。」 「なんだか急に秋らしくなったわね。見て。すっごくキレイなひつじ雲。」 美希が蒼い髪をふわりとなびかせて、空を仰ぐ。 「ひつじ雲?」 再び首をかしげるせつなに美希が指差したのは、さっきラブと見た、あの雲の波。 「あの雲、うろこ雲って言うんじゃないの?」 「ああ、そんな呼び方もあったっけ。でも、ほら見て。雲の模様が、ひつじの群れみたいに見えるでしょ?」 「そう言われれば、小さいひつじたちにも見えるわね。なんだかのんびりと、草でも食べているみたい。」 素直にそう言ってせつなが頬を緩めると、 「え~、美希タン。あんな細かい雲でも、ひつじ雲って言うの?ひつじ雲は、もっとひとつひとつの雲が大きいときに言うんだと思ってたよぉ。」 ラブがちょっとだけ不満顔。 「そう?でも、アタシにはひつじに見えるわよ?うろこにしては、大きいじゃない。」 美希も少しだけムキになって、言い募る。 「もう、二人とも・・・。ねぇ、ブッキーは?あの雲、うろこ雲なの?それとも、ひつじ雲?」 困ったせつなが思わず祈里に助けを求めると、彼女は上目づかいにせつなを見つめて、これまた少しだけ、いたずらっぽく笑った。 「えーと、あの雲は、いわし雲かな。」 「え~!今度は、いわし?」 「そんな呼び方、あった?」 「ブッキー、ずるいよぉ。」 仲間たち三人に詰め寄られ、祈里は首をすくめて、再びいたずらっぽく笑う。 「いわし雲って言う呼び方はね、いわしの群れに似てるから、っていう説もあるけど、ああいう雲が出ると、いわしが大漁だからなんだって。」 「やったー、今日は大漁だぁ!って。あたしたち、漁師さんじゃないし!」 「ブッキー・・・相変わらず、いろんなことに詳しいのね。」 「あれ?わたし、褒められてるの?呆れられてるの?」 朝からテンション全開のラブ。大袈裟にため息をつく美希。きょとんと小首をかしげる祈里。そんな三人の様子に、せつなが思わず、クスクスと笑いだす。それにつられて、結局全員、顔を見合わせて、ひとしきり笑った。 「雲ひとつとってみても、いろんな名前があるのね。なんだか・・・ロマンチックね。」 少しはにかみながらそう言うせつなに、美希があたたかな目を向ける。 「秋は特に、空も雲もキレイだからね。昔の人も、いろんなインスピレーションが湧いちゃったんじゃない?」 「そうだね。あと、雲を波に喩えて、白波とか、波雲っていう素敵な言い方もあるみたい。」 「えーっ!それホント?ブッキー。」 再び始まった祈里のウンチク話に、ラブが突然嬉しそうに大声を上げる。 「せつなっ!この雲見て、せつなと同じように感じた人が、昔の人の中にも居たんだね!美希タン、ブッキー、あのね。今朝、せつなが空を見上げて、空に白い波が立ってるみたいって、そう言ったんだよ。」 「もうっ、ラブったら。そんなこと、大きな声で言わないでよ。」 真っ赤になってうろたえるせつなの肩を、祈里がやさしく叩いて、空を指差した。 「あ、ほら、せつなちゃん。さっきのいわし雲が、少しずつ繋がって、ホントの波みたいになってきたよ。」 見上げる彼女たちの目の前で、空がその模様を変えていく。千切れた雲が縦に繋がって、波のような、段々畑のような新たな顔を見せる。 空に広がる白い波は、なぜかいつもより、空を、より青く、突き抜けるように高く、どこまでも広く感じさせて・・・。 (なんだか今日は、いいことがありそう。) 口には出さないけれど、四人とも、同じことを考えていたのだった。 まだ青々とした街路樹の梢を、風がやわらかく、さわさわと揺する。四ツ葉町の美しい秋は、まだまだ始まったばかりだ。 ~終~
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/935.html
ねぎぼうの140文字SS【2】 1.ラブせつで『見てないけど』/ねぎぼう 「美希、ラブ見なかった?」 「見てないけど」 「ほんと何処に……」 せつなが去っていく。 「ごめん、美希たん!」 「ラブ、一体何したの?」 「ニンジンわざと買い忘れたのがバレちゃって」 「それはラブが悪い」 「そんなあ……」 「ちゃんと謝ること!」 「はぁ~い」 (ナントカは犬も喰わぬ、かしら?) 2.ラブせつで『幸福な朝』/ねぎぼう 「なんだこのオムレツの赤いのは」 「皆まで言わせないで。貴方達の顔よ!でもやはり難しいわね」 「そう言えばあの世界にはコーヒーの上に絵を描くラテアートというのがあってね……」 「でもお前みたいに山ほど角砂糖入れてたら絵も何もないだろ?」…… ありがとう、ラブ。 今日も幸福な朝だわ。 3.ラブせつで『手だけつないで』/ねぎぼう 「みんなで……ゆうごはーん」 ラブの歌声にせつながそっと応える。 手だけつないでいても伝わってくる温かさそして幸せが、 歌うことを知らなかったせつなに歌声をも授けたかのようであった。 二人の少女は星空の下の丘を駆けていく。 つなぐその手は互いにつかみ取った幸せのクローバー。 4.ラブせつで『美しい終わり方』/ねぎぼう (あのまま寿命が終わるのを座して待つくらいなら、 貴女と戦っていっそ倒される方がまだ美しい終わり方だと思ってたわ。 なのに、貴女といるとやはり私の中で何かがおかしくなっていったの。 あの清々しさはこれで思い残すことはないという気持ちの筈だったのに……) せつなの中に生きるイースの戸惑い 5.ラブせつで『ありふれた日常の中の幸せ』/ねぎぼう 「今日の献立酢鳥だね」 「酢鳥だわ」 「ピーマン入ってるよ」 「ニンジンもね」 「残しちゃおっかなあ……」 「ダメよ、私、食べるわ」 「それじゃあたしも」 (忍耐の食事) 「デザートはプリンだよ!」 「ええ」 (一匙口にする) 「プリンおいしい~」 ありふれた日常の中の幸せを感じる三学期の給食タイム。 6.ラブせつで『ゲームを始めようか』/ねぎぼう 二人でお小遣いをためて開店前から並んでゲットした 人気のダンスゲームソフト。 「せつな、ゲームを始めようか」 ところが電源をオンしてもうんともすんとも言わない。 「ピーチはんそれ最近調子悪いんや、叩いてみ」 タルトとラブが叩いてみるも点かない。 「精一杯頑張るわ!」 せつなの一撃に 「あ……」 7.ラブせつで『受け止めてくれるのはあなただけ』/ねぎぼう もう受け止めてくれるのはあなただけじゃなかったのね。 独りだと思い込んでた私を、 最後は一人で始末をつけるしかないと思ってた私を 皆が受け止めてくれていたの。 でもね、信じて飛び込んで行くことを、手を伸ばすことを 教えてくれたのはあなたよ。 受け止めてくれたラブの温もりを忘れない、永遠に。 8.ラブせつで『若いときには無茶をしとけ』/ねぎぼう 「カオルちゃん、結婚したい人がいるんだ…… でも今の日本では出来ないの」 「なら、出来る国の国籍取っちゃえば?」 「それに今はこの世界にいないの」 「その世界に行ったらいいよ。杏より梅が安しってね」 「……うん、行ってくる!」 ラブが駆けていく。 「若いときには無茶をしとけ、だな。グハッ!」 9.ラブせつで『言えない我儘』/ねぎぼう 酢豚に入ったピーマンを見つけ、 遠慮がちに目でお願いするせつな。 「ラブ、それ苦手……」 もう一人の娘が見せる数少ない駄目さが今は愛おしい。 「せつなったら、もうしょうがないなあ。今日だけ……だよ」 滲んで見えない緑色を口に入れる。 最初で最後のいえない我儘は苦くて、しょっぱい味がした。 10.ラブせつで『目を閉じて、三秒(その1)』/ねぎぼう 「ねえ、せつな。ラブちゃんが最後におまじないしてあげる」 「おまじない?」 「目を開けているとできないんだよ」 目を閉じて、三秒…… 唇に温かさが伝わる。 「もう少し目をつぶってて」 涙は見せない。 笑顔で見送ると決めたんだから。 「これで大丈夫だよ」 目の周りをやや赤くした天使が微笑んだ。
https://w.atwiki.jp/reflec_beat/pages/1794.html
センチメンタルラブ BASIC MEDIUM HARD Level 2 5 8 Objects - - - BPM 138 TIME - Artist みみめめMIMI Version plus(みみめめMIMI PACK) 動画 攻略 名前 コメント ※攻略の際は、文頭に[BASIC] [MEDIUM] [HARD] [SPECIAL] のいずれかを置くと、どの譜面に関する情報かが分かりやすいです。 コメント(感想など) 名前 コメント ↑攻略と無関係の曲に対するコメントはこちらでお願いします。あまりにもかけ離れた内容は削除される場合があります。
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/1038.html
【8月21日】 『いろんな意味でピンチ』 タルト「アイタ、アイタタタ……。冷たいもん食べ過ぎて、お腹が痛うなってきたわ」 祈里 「大変! 横になってて、まずお腹を暖めなきゃ」 ラブ 「それって大変なことなの? タルト、大丈夫?」 祈里 「胃が冷えて動かなくなると色んな障害が出るのよ。簡単に考えてちゃダメ!」 せつな「私にもできることないかしら?」 タルト「みんな優しいなあ……おおきに」 せつな「私たちの分のアイスまで食べちゃったお仕置きは後ね」 ラブ 「うん、元気になってからだね」 祈里 「早くよくなってね、タルトちゃん」 タルト「…………………………」 【8月22日】 『天然? 計算?』 祈里「美希ちゃん、海の写真ができあがったよ」 美希「ほんとだ、楽しい思い出がたくさんつまってるわね」 祈里「美希ちゃんの写真は全部ポーズ取ってるね」 美希「まあ、仕事柄ね。ラブは声かけられない限り全然気が付いてないみたい」 祈里「遊ぶ時の集中力がすごいよね」 祈里「せつなちゃんは気が付いてるけど、ポーズは取りたがらないみたい」 美希「恥ずかしいんでしょうね。そう言えばブッキーの写真は少ないわね」 祈里「わたしも恥ずかしいから主に撮る方だったの」 美希(それにしては、可愛らしいポーズ決めまくってるわよね……) 【8月23日】 『今は力を蓄える時』 ミユキ「今日は野外ライブでダンスするの。思いっきりハジケちゃおーっと!」 ラブ 「い~な~ミユキさん。あたしも思いっきりみんなの前で踊ってみたい」 せつな「はじけるって踊り狂うって意味よね。情熱的でいいわね」 祈里 「成熟して割れるって意味もあるみたいよ」 美希 「クローバーにぴったりの言葉ね。アタシたちはまず成熟目指して練習しましょ」 【8月24日】 『それぞれの楽しみ』 せつな「シフォンは暑くてもへっちゃらね」 シフォン「シフォン、夏だいすきー!」 あゆみ「若いっていいわねえ」 圭太郎「僕らも楽しくて仕方ない時期もあったんだが」 ラブ 「今は楽しくないの?」 圭太郎「夏そのものが楽しいとは思えなくなったなあ」 せつな「そうなの……」 あゆみ「大丈夫よ。その分、あなたたちの喜ぶ姿が楽しみになったから」 【8月25日】 『願い星、叶え星』 ラブ 「流れ星を見たら、願い事を3回唱えると願いが叶うんだって。見てみたいなぁー」 せつな「あっ、流れ星よ!」 ラブ 「ホントだ! えっと……」 せつな「消えちゃった……」 ラブ 「あんな一瞬に3回もお願いするなんて……」 あゆみ「それができるくらい普段から強く願えば、必ず叶うって意味なのかもしれないわね」 【8月26日】 『どうしても動物にしたいらしい』 タルト「涼しい部屋でお昼寝すると、気持ちええなぁ……zzz」 せつな「まったく、これじゃあナマケモノね」 タルト「誰がナマケモノやねん! お昼寝はスウィーツ王国の習慣なんや」 祈里 「大丈夫よ、タルトちゃん。ナマケモノってああ見えて働き者なの」 タルト「パインはん、フォローは嬉しいんやけど論点が違うんや~!」 【8月27日】 『夏休みの最後と言えば』 せつな「もうすぐ夏も終わり。楽しい季節はあっという間に終わっちゃうのね」 ラブ 「お盆が終わると夏も終わりって気がするよね。なんだか寂しいね」 あゆみ「ラブの場合は寂しいじゃなくて、忙しい、でしょ。宿題ちゃんとやったのかしら?」 ラブ 「あはは……まだ3日もあるからなんとか……」 せつな「せっかくの感傷が台無しね。しょうがないから手伝ってあげる」 【8月28日】 『良い子は真似しては~』 祈里 「今日はみんなで、残っていた花火をするの。夏休み、楽しかったなぁー」 タルト「見ときや、シフォン。こうやって束ねてやな~まとめて火をつけるんや」 美希 「危ないからやめなさい!」 せつな「タルトは動物なのに火を恐れないのね」 タルト「だ~か~ら~! 動物やないって何回言えば……」 ラブ 「タルト、タルト、尻尾が燃えてるよ!」 タルト「ぎゃあ――!あちち――!」 祈里 「大変! 火傷のお薬持ってくるね」 美希 「これで本当に火が苦手になりそうね……」 【8月29日】 『癒しのお仕事』 ラブ 「今日はクイズ! ブッキーの将来の夢はなんでしょう? 答えは明日!」 美希 「デザイナーなんてどうかしら? ブッキーの服でショーに出てみたいな」 祈里 「嬉しいけど、手芸は趣味でちょっとやってるだけだから」 せつな「じゃあ、コックさんなんてどうかしら?」 タルト「アカン、それだけは絶対あらへん!」 祈里 「タルトちゃん、それどういう意味かな?」 【8月30日】 『名医です』 ラブ 「ブッキーの夢は、お父さんみたいな獣医さん! ブッキーならきっと、やさしい獣医さんになるね」 タルト「そら~、いっぱい食べんとアカンなあ~」 祈里 「タルトちゃん、体形のことじゃないの……」 せつな「正おじさまの目で見つめられると安心するわ。包容力も大事よね」 美希 「おじさんって自信にも溢れてるわね。患畜も安心するんじゃないかしら」 祈里 (お父さんって評判いいんだ。がんばらなくっちゃ……) 【8月31日】 『巡りゆく季節』 サウラー 「夏の終わりは、なんだか少し切ないね」 ウエスター「それは違うぞ! 夏が終わるのではない、秋がやってくるのだ!」 サウラー 「君のそういう前向きなところだけは、大したものだと思うよ」 ウエスター「スポーツの秋、実りの秋、食欲の秋、行楽の秋、秋も楽しいことがいっぱいだぞ」 サウラー 「学びの秋と、読書の秋と、芸術の秋が抜けているのは気のせいかい?」 ウエスター「秋は短いからな、楽しいことだけで精一杯だ」 新-323へ
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/785.html
ラブ「雨ばっかでつまんないなー」 せつな「そう?私は好きよ」 ラブ「どうしてさー。遊びに行けないしダンス練習だって出来ないじゃん!」 せつな「ふふ。相変わらず子供なんだから。」 ラブ「へ?」 せつな「こうして二人っきりになれるじゃない。」 ラブ「あ…」
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/68.html
その夜、ラブは、本当に大急ぎで夕飯とお風呂を済ませて来てくれたみたいだ。 まだ髪が少し湿ってる。 ベッドに潜り込み、私に手を伸ばして来る。 反射的に、少し身を引いてしまった。 「今日は、何もしないよ…。」 ラブは少し苦笑しながら私を胸に抱き込み、宥めるように背中をさすってくれる。 額に唇を寄せ、指が優しく髪を梳き、頬や肩を滑っていく。 胸いっぱいにラブの匂いを吸い込む。溜め息が漏れ、また涙が出そうになる。 あんまり泣いてばかりだと、ラブが困るのに。 きっと私は、ずっと、こんなふうにしてもらいたかったんだ。 ただ、優しく抱き締め、撫でてもらう。 何もかも包み込まれる、温かく、幸せな時間。 あの日、祈里との関係が始まってしまった日。 私が正直に話せば、ラブはこんなふうに抱き締めてくれたんだろうか。 ラブの胸に顔を埋めながら、私はポツポツと今までの事を話す。 いざ言葉を紡ぎ出すと、話せる事はそんなに多くない、と言うことに気づく。 ある切っ掛けで祈里と体の関係になってしまった事。 それ以降もずるずると会い続けていた事。 もう会わないと決めて、今日、そう祈里に告げた事。 それだけ。 恐らく、ラブが一番知りたいであろう『切っ掛け』、については、 話そうとすると舌が強張ってしまう。 隠したい訳ではない。 ただ………、どう言っていいかわからない。 事実をそのまま話す。それが一番いいのだろう。 でもそうすると、どうしても祈里を責めるような言い方になってしまう気がするのだ。 「無理しなくていいよ……。」 私が言葉に詰まる度、ラブはそう言ってくれる。 ひょっとしたらラブも聞きたくないのかも知れない。 そんな都合の良い思いが頭を掠める。 さっきのラブの言葉も相まって、ますます私の口は重くなる。 『せつなが言いたくない事は、言わなくていいんだよ。』 こんな事になってまで、ラブに甘えている。すべて話そう、そう決心したのに。 抱き締められ、胸の中で甘やかしてくれるラブにすがりついている。 「……困ったコだね、せつなは…。」 不意に、ぎゅっと私を抱いていたラブの腕に力がこもる。 「あのね、せつな。他所で辛い事があったらね、 ただ泣きながら帰ってくればいいの。」 そしたら抱っこして慰めてあげるんだから。 そう言って、ラブはますます力を入れてくる。 まるで、私を自分の中に包み込んでしまおうとするように。 まるで子供をたしなめるような口調のラブに、私は少し苦笑したくなる。 「……なんだか私、小さな子供みたいね……。」 「小さいコだよ!夏に生まれ変わったばっかなんだから。」 赤ちゃんみたいなもの!ラブはそう言い切って私の髪をクシャクシャに掻き回す。 まぁ、確かにこちらの常識は知らないし、人付き合いも下手だし…… でも、ハッキリそう言われてしまうと…… 「うん、何か分かった。これが足りなかったんだよ!あたし達には!」 ラブは唐突とも思える言葉で私の物思いを遮る。 何が?と問う間もなく…… ぎゅう…とまたラブが抱き締めてくる。 「……気持ち良い?」 戸惑いながらも、私は素直に頷く。 「他には?」 温かい。良い匂い。安心する。 私は思い付くままに言葉を並べる。それから…… 「……ラブが、大好き……。」 「うん!あたしもー!」 にゃはは、といつもの笑い声を上げ、ラブがぐりぐりと頬擦りしてくる。 「せつなにはね、抱っこが足りなかったんだよ。」 「………抱っこ…?」 「そう!」 ラブが私の頬を両手で挟んで見詰めてくる。 「だから、あたしはせつなに信じてもらえなかったんだよ……。」 意味が、分からない。 ラブは何を言ってるの? 私そんな事、考えた事もない。 私がラブを信じない、そんなの想像すら出来ないくらいなのに。 慌て反論しようとする私の唇をラブが人差し指で押さえる。 「あたしは、せつなを安心させてあげられてなかったもんね。」 本当に、ラブは何を言ってるの? 私がラブを信じてない?安心してない?どうして? 愛情も、安心も溢れるくらいもらってる。 現に今だって、こうして抱き締めてもらってる。 裏切りの言い訳一つ、まともに出来ない。 ラブの優しさに甘えて、罪の告白すら中途半端にしか出来ない。 臆病で脆弱で、傷付けたラブに甘える事しか出来ない私なのに。 「せつな、怖かったんでしょ?あたしに嫌われるかも……って。」 だから、何も言えなかったんだよね? 「傷付いてるせつなを見て、あたしが嫌ったりすると思った?」 それが、どんな原因でも。 「いーっぱい抱っこされて、愛されてる自信のある子はね、外で泣かされて 帰って来てもね、また抱き締めてもらえばすぐに泣き止めるんだよ。」 だから、あたしはせつなの心をもっと抱き締めてあげなきゃいけなかったんだよ。 「ごめんね、せつな。」 ラブが見つめる。胸の奥がきゅっと苦しくなる。 どうしてラブが謝るの?ラブは何も悪くないのに。 それなのに、私は、もっと愛してもらえるの?どして? どうして、ラブはこんなに私なんかを大事にしてくれるんだろう。 「せつなは、もっと欲張りになってもいいくらいなんだよ?」 ちっちゃい子がママに抱っこせがんだって誰も笑わないでしょ? もっともっと我が儘言ってもいいんだよ。 ラブはあくまでも私を小さな子供として話を進めようとする。 私は悪くない……。そう言ってくれてる。 小さな子供が些細な失敗を隠す為に、見え見えの嘘をつく。 その嘘を誤魔化す為にまた嘘を重ねる。 でも結局、小さな子供はそんな自分に耐えきれなくて、最後は泣いて お母さんに謝る事になる。 だって、お母さんはいつだって許してくれるから……。 「ラブは……私のお母さんなの?」 「まっさかぁ!あたし達はラブラブの恋人同士でしょー?」 「だから抱っこ以外も色々しちゃうんだもん。」 ラブは私を抱き締めたまま、チュッと唇をついばんでくる。 「………んっ……」 優しく柔らかな感触に、思わず甘えた吐息が漏れる。 「コラコラ、そんな声出さないの。……続き、したくなっちゃうでしょ……?」 「………しても、いいのに……。」 ラブは困った顔してる。ホントに私は構わないのに……。 ラブさえ嫌じゃなければ……。 「あのねぇ、今までがおかしかったの。具合の悪いせつなに色々してた あたしは、すごーく悪い子だったの。だから今、反省中。 せつなが元気になるまで我慢しなくちゃダメなの!」 間違ったり、失敗するのは仕方ない事。 それに気付いたら、反省して、やり直す。 それしかないよね? 「今せつなに必要なのは、ラブさんの愛情たっぷりの抱っこ! それに、たくさん眠る事だよ。」 ラブの優しい声。温かい手。柔らかく、包んでくれるぬくもり。 「……はい…。」 「うん、いいお返事です。」 幸せだ……と感じる。 もう二度と戻れない。そう思っていた場所は、以前よりも優しい場所になって 私を迎えてくれた。 まるで羊水にくるまれた胎児のように、安らかな微睡みに誘われる。 うつらうつらと暖かい闇に意識を持って行かれそうになる中、 一人の面影がちらつく。 (………祈里…………) 彼女はまだ、冷たい闇で一人うずくまっているのだろうか。 どうすれば、彼女にも安らかな微睡みが訪れるのか……。 ラブのぬくもりに包まれて、せつなは長く忘れていた深い眠りの中に漂っていった。 黒ブキ19へ
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/243.html
その夜、ラブは、本当に大急ぎで夕飯とお風呂を済ませて来てくれたみたいだ。 まだ髪が少し湿ってる。 ベッドに潜り込み、私に手を伸ばして来る。 反射的に、少し身を引いてしまった。 「今日は、何もしないよ…。」 ラブは少し苦笑しながら私を胸に抱き込み、宥めるように背中をさすってくれる。 額に唇を寄せ、指が優しく髪を梳き、頬や肩を滑っていく。 胸いっぱいにラブの匂いを吸い込む。溜め息が漏れ、また涙が出そうになる。 あんまり泣いてばかりだと、ラブが困るのに。 きっと私は、ずっと、こんなふうにしてもらいたかったんだ。 ただ、優しく抱き締め、撫でてもらう。 何もかも包み込まれる、温かく、幸せな時間。 あの日、祈里との関係が始まってしまった日。 私が正直に話せば、ラブはこんなふうに抱き締めてくれたんだろうか。 ラブの胸に顔を埋めながら、私はポツポツと今までの事を話す。 いざ言葉を紡ぎ出すと、話せる事はそんなに多くない、と言うことに気づく。 ある切っ掛けで祈里と体の関係になってしまった事。 それ以降もずるずると会い続けていた事。 もう会わないと決めて、今日、そう祈里に告げた事。 それだけ。 恐らく、ラブが一番知りたいであろう『切っ掛け』、については、 話そうとすると舌が強張ってしまう。 隠したい訳ではない。 ただ………、どう言っていいかわからない。 事実をそのまま話す。それが一番いいのだろう。 でもそうすると、どうしても祈里を責めるような言い方になってしまう気がするのだ。 「無理しなくていいよ……。」 私が言葉に詰まる度、ラブはそう言ってくれる。 ひょっとしたらラブも聞きたくないのかも知れない。 そんな都合の良い思いが頭を掠める。 さっきのラブの言葉も相まって、ますます私の口は重くなる。 『せつなが言いたくない事は、言わなくていいんだよ。』 こんな事になってまで、ラブに甘えている。すべて話そう、そう決心したのに。 抱き締められ、胸の中で甘やかしてくれるラブにすがりついている。 「……困ったコだね、せつなは…。」 不意に、ぎゅっと私を抱いていたラブの腕に力がこもる。 「あのね、せつな。他所で辛い事があったらね、 ただ泣きながら帰ってくればいいの。」 そしたら抱っこして慰めてあげるんだから。 そう言って、ラブはますます力を入れてくる。 まるで、私を自分の中に包み込んでしまおうとするように。 まるで子供をたしなめるような口調のラブに、私は少し苦笑したくなる。 「……なんだか私、小さな子供みたいね……。」 「小さいコだよ!夏に生まれ変わったばっかなんだから。」 赤ちゃんみたいなもの!ラブはそう言い切って私の髪をクシャクシャに掻き回す。 まぁ、確かにこちらの常識は知らないし、人付き合いも下手だし…… でも、ハッキリそう言われてしまうと…… 「うん、何か分かった。これが足りなかったんだよ!あたし達には!」 ラブは唐突とも思える言葉で私の物思いを遮る。 何が?と問う間もなく…… ぎゅう…とまたラブが抱き締めてくる。 「……気持ち良い?」 戸惑いながらも、私は素直に頷く。 「他には?」 温かい。良い匂い。安心する。 私は思い付くままに言葉を並べる。それから…… 「……ラブが、大好き……。」 「うん!あたしもー!」 にゃはは、といつもの笑い声を上げ、ラブがぐりぐりと頬擦りしてくる。 「せつなにはね、抱っこが足りなかったんだよ。」 「………抱っこ…?」 「そう!」 ラブが私の頬を両手で挟んで見詰めてくる。 「だから、あたしはせつなに信じてもらえなかったんだよ……。」 意味が、分からない。 ラブは何を言ってるの? 私そんな事、考えた事もない。 私がラブを信じない、そんなの想像すら出来ないくらいなのに。 慌て反論しようとする私の唇をラブが人差し指で押さえる。 「あたしは、せつなを安心させてあげられてなかったもんね。」 本当に、ラブは何を言ってるの? 私がラブを信じてない?安心してない?どうして? 愛情も、安心も溢れるくらいもらってる。 現に今だって、こうして抱き締めてもらってる。 裏切りの言い訳一つ、まともに出来ない。 ラブの優しさに甘えて、罪の告白すら中途半端にしか出来ない。 臆病で脆弱で、傷付けたラブに甘える事しか出来ない私なのに。 「せつな、怖かったんでしょ?あたしに嫌われるかも……って。」 だから、何も言えなかったんだよね? 「傷付いてるせつなを見て、あたしが嫌ったりすると思った?」 それが、どんな原因でも。 「いーっぱい抱っこされて、愛されてる自信のある子はね、外で泣かされて 帰って来てもね、また抱き締めてもらえばすぐに泣き止めるんだよ。」 だから、あたしはせつなの心をもっと抱き締めてあげなきゃいけなかったんだよ。 「ごめんね、せつな。」 ラブが見つめる。胸の奥がきゅっと苦しくなる。 どうしてラブが謝るの?ラブは何も悪くないのに。 それなのに、私は、もっと愛してもらえるの?どして? どうして、ラブはこんなに私なんかを大事にしてくれるんだろう。 「せつなは、もっと欲張りになってもいいくらいなんだよ?」 ちっちゃい子がママに抱っこせがんだって誰も笑わないでしょ? もっともっと我が儘言ってもいいんだよ。 ラブはあくまでも私を小さな子供として話を進めようとする。 私は悪くない……。そう言ってくれてる。 小さな子供が些細な失敗を隠す為に、見え見えの嘘をつく。 その嘘を誤魔化す為にまた嘘を重ねる。 でも結局、小さな子供はそんな自分に耐えきれなくて、最後は泣いて お母さんに謝る事になる。 だって、お母さんはいつだって許してくれるから……。 「ラブは……私のお母さんなの?」 「まっさかぁ!あたし達はラブラブの恋人同士でしょー?」 「だから抱っこ以外も色々しちゃうんだもん。」 ラブは私を抱き締めたまま、チュッと唇をついばんでくる。 「………んっ……」 優しく柔らかな感触に、思わず甘えた吐息が漏れる。 「コラコラ、そんな声出さないの。……続き、したくなっちゃうでしょ……?」 「………しても、いいのに……。」 ラブは困った顔してる。ホントに私は構わないのに……。 ラブさえ嫌じゃなければ……。 「あのねぇ、今までがおかしかったの。具合の悪いせつなに色々してた あたしは、すごーく悪い子だったの。だから今、反省中。 せつなが元気になるまで我慢しなくちゃダメなの!」 間違ったり、失敗するのは仕方ない事。 それに気付いたら、反省して、やり直す。 それしかないよね? 「今せつなに必要なのは、ラブさんの愛情たっぷりの抱っこ! それに、たくさん眠る事だよ。」 ラブの優しい声。温かい手。柔らかく、包んでくれるぬくもり。 「……はい…。」 「うん、いいお返事です。」 幸せだ……と感じる。 もう二度と戻れない。そう思っていた場所は、以前よりも優しい場所になって 私を迎えてくれた。 まるで羊水にくるまれた胎児のように、安らかな微睡みに誘われる。 うつらうつらと暖かい闇に意識を持って行かれそうになる中、 一人の面影がちらつく。 (………祈里…………) 彼女はまだ、冷たい闇で一人うずくまっているのだろうか。 どうすれば、彼女にも安らかな微睡みが訪れるのか……。 ラブのぬくもりに包まれて、せつなは長く忘れていた深い眠りの中に漂っていった。 4-590へ