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元スレURL ダイヤ「果南さんはお強いですわ」 概要 彼女の脇で 観察日記 タグ ^黒澤ダイヤ ^松浦果南 ^かなダイ ^短編 ^コメディ 名前 コメント
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ゆっくりプレイス、それはゆっくりこと、ユクリーの家であろうが、その実態はユックの処刑場であろう。 英語では「場所」を意味する単語であるが、解釈次第では「ゆっくりの土地・ゆっくりの居場所」という意味であるヨ。 似たような言葉にビオトープというのがある。こちらも意味似たようなもので、直訳で「棲息群」だ。 キャッチコピーはな「東方Projectの二次創作ジャンルゆっくりいじめ・ゆっくり虐待イラストまとめブログです 」 使用法 主にユクリーが自分の住みやすい場所、ゆっくりした場所を決め、その場を「ここをゆっくりプレイスにするよ！」と居場所陣地宣言する。 使方例 ユクリーれいむ種がプレイス探しをしていると居心地がいいそうな場所を発見す、その場を観察して見回ると１秒で、 「ここ、れいむのゆっくりプレイスにするよ！」と宣言する 問意 実はユクリーが陣地宣言しても他のユクリーに奪われることもある。 この場合はプレイス争奪戦と呼ばれる紛争になり、どちらかがその場を立ち去るか中身が出て瀕死になるまで続けられる。 ゆっくりプレイスとは？ あらためて説明しようぞ、同プレイスはユクリーが暮らしていく安寧場所だ。 それは特に決まってなく、廃材ダンボールから巣穴まで豊富で、気分的に気に入ったり、住みやすければどこでもよいのだ。 野生種の場合、森林で暮らすものは崖に前歯を使って穴を掘ったり、街中で暮らすものはダンボールなど廃材を組み立てて暮らしておる。 飼種の場合、人の私物を勝手に持ち出して私物化し、居場所宣言することもあるでしょう。と。中には部屋そのもの、人の家自体がゆっくりプレイス化宣言することもあったりするん。 主作品 家ゆ ほんとうのしあわせ 勉強の合間に ～殻～ ドーナッツさんかうよ！ おくちトロトロ 通常種= あいうえお～わをん順に並べてあります ありす 中身：カスタード。レイプ魔(れいぱー)になりやすい。過去にある森では悪い知恵を頭の悪いユクリィに吹き込んだぱちゅ率いる群に襲われた種んもある。JRはどっち派かというと東海派と答えるだろう。 ちぇん 中身がチョコ。「わかるよー」とか「わからないよー」とかどっちなのかわからない。 ぱちゅ 中身がホワイトクリーム。知性が飛びぬけて高い一方で原作から紫モヤシときて身体が弱く飼育も難しい。ゲスも多く、悪い知恵を他の頭が悪いユクリィに吹き込むこともあるという。で、活字類をやたら好む変態。捕食種と組めば知識を与える意味で完璧である。 まりさ 中身がツブアン。狩りをすん役割をやらされることが多い。で、れいむとツガイになることが多い。ゲスも多い。貝殻を被ったんつむりという種もおり、こたつを被った亜種も存在している。 れいむ 中身がコシアン。定番になってる種。で、まりさとツガイになることが多く、子育てを担当す子供好きだが、それが災いして後で子供が増えすぎて食糧難に困ることを考えない種が多い。で、越冬に備えて食料を掻き集めるが、子供欲しさに秋～春前に妊娠・出産することもあり、生まれた赤ゆの食欲旺盛も手伝って１㌧近く貯めた食料もたった数日でなくなることも珍しくない。このため、無計画出産を行ってしまうことが多い。万が一越冬中に食糧難になっても生まれる前後な赤ゆを食べてしまうこともあるという。だ。 子を持ちたがる傾向があるも、生まれた子をどうするかについては考えてない。むしろツガイを作って家でグータラして文句を垂れるゲスが多い。 我が子がかわいいという考えを持つ種はゲス種にはなく、ゲスは子の要求に怒りを持つ傾向があり、我が子が一番かわいい説が崩落する一例がぶお。 眠りを妨げるとかうるさいとか悪口や口答えをしたという理由で我が子を殺害しても自分は悪くないような素振りを見セルん糞。 ゲス個体は我が子をダシにして被害者ぶる。「シングルマザー」とか「にんぷさん」などフレーズを多様する。 また、ツガイ・例えばまりさが死ねば、生まれた赤ゆのうち、自分似な赤れいむをかわいがり、ツガイ似な赤まりさを差別る。親のやることじゃないよ。 対処法 「しんぐるまざーだからかわいそうなんだよ」 に対し、「そうか、それは可哀想だな、頭がね！」というと効果的。 それに「じゃ、この世から解放してあげないとね！」と言いながら脳天を一気に踏む。すると0.251秒で絶命するぞ。 捕食種と希少種 さくや れみりゃの自称・従者で嫁んが。れみりゃを求めるため、れみりゃと番になることが多い。中身がプリン詰まっており、茂みで尻からプリンを排泄して、主人や我が子に献上するだろうとされているがれみりゃだけじゃねぇか？。 かつてはめーりんと番になったこともあるが、めーりんが弱いためゲス通常種の襲撃に遭いやすく、捕食種であるれみりゃと番になることが多いぞ。 かなこ ちょっと出てきた。御柱を使い人間に勝てるだと。ｇろいうｈｓｊ さなえ 奇跡を起こせるといわれている種類。で、ゲスもいる。 すわこ 帽子に目が付いてるが単なる飾りで動くことはない。壊せば内側からバネが出るん。 ふらん 捕食種組。他の種を食べる。なぜか「れみりあ」も食べる めーりん 中身がピザだったりする。力はあるが知性は低い。何故か弱い。激辛を嫌う他のユクリィと違い好むため飼いゆタイプは餌にジョロキュアが混ぜられることが多い。一部なめーりんはユッコリアという番犬を飼いならすようになったら通常種が攻撃してこなくなった。 ゆうか 花壇を作ることを好む変態。 ゆかり どんなスキマにも身体を細くして入ることが出来るんだ。 らん 九尾。 れみりゃ 捕食種組。中身が挽肉だったりする。ん。 新種／珍種 こたつむり つむりの亜種。そのとおりコタツを被って移動する。まりさのコタツを被った姿。雑草を主に貪りん＊コタツの上部テーブルにお茶やミカンを表示できる。寒さに弱く、寒い中でコタツから出してから子ゆなら１分以内に死ぬ。またか、こたつの中は熱があり、自身の殻なのにヤケドすることもある。泣き声は「こたー」だったとるん。 水上まりさ ただ被ってる帽子を逆さにして水に浮かぶだけど。帽子は耐水性が高いため多くの作品で設定受け入れられているぞぐぶ。被るはずの帽子を小船代わりに使ってるので自身まりさは被ってないため飾りを被ってないと不安という考えはない。しかしがぞ帽子が流されるなど自身から離れると不安になるっぽいのは通常種と変わらないよだ肉。落水しない限り問題なく過ごせるん。オールとして木の枝などを使い過ごせるがオールがなければ進めないため絶命であるぞ。 落水しなくても島などに上陸して帽子を止めとかなかったために水流とかで流されて島に取り残され絶望したっ！になるぞ。 貝殻まりさ 別名、つむり 突然変異で見つかった変種。まりさ一家だったかそこで先に生まれたまりさの後から貝殻を被ったまりさが生まれた。これがつむりである。が、つむりは貝殻が重く動きが鈍いことからよく親が手伝っている。一方で弟ばかり贔屓してると思う差別感を抱く子まりさはつむりに対して怨悪感を持つようになっていくというぞ。殻は本物の殻という風に紹介されてるとこともあるが、歯や皮膚、飾りとかが食物由来なのに殻がここでは砂糖の塊としておこう。 ユッコリア 中身が唐辛汁だが、ストレスを与えると甘みが増すユクリィとは対照的にストレスを与えると辛みが増すため虐待すると辛いものとなってしまう。材質は饅頭でなくモチゴメなので耐水性に優れている。一応捕食種で小さな芋虫や赤ゆを食べる。自己主張が激しく縄張り意識とか仲間意識が強いため番犬に使える。子ユッコリアと成ユッコリアまでは人懐っこく見知りはしないが大人になると威嚇する。戦闘能力が高く、若い成ゆでさえ瀕死になる。知性が高く、彼らに武器を作らせたらユクリィが８万匹死に追いやられる。リンチ好きな性格で不満があれば提携を結んだ同志に呼びかけ対象物を攻る。めーりんと仲がよく、番犬代わりに利用され今日も主人をユクリィから守っている。 万が一絶体絶命になると「おたべなさい」を発音しない限り自殺できないユクリィと違い、自らの意思で自爆ることができ、大きさによっては赤子でも50cm中身のさ辛味が飛び散り攻撃するものを長期に及ぶ苦悶に追いやる。 よってゲスに不意打ちんで潰されても潰したゲスも苦悶の末、絶命する道ズれ方式を採用している。このような仲間の死を同志は「勇敢に戦った戦士」として祭りたてる。死ぬよりも苦しむことを嫌うんだが。 ラムネでは眠らず、マッコリのが麻酔効果が高い。飾りは付いてるが、元々飾りなどない個体もいるため飾りがなくても個体を識別できる。 ユッコリアには、まりさ・れいむ・ありすのような個性名を持つ個体がおり、独特な名だったり同名同士だったり数え切れないほどいる。 チンやヒュン、ヒョン、イ、キム、スン、リン、リャン、コーなどがいるぞ。 体型種類 頭身 胴は付いてないので底辺を足としてズリズリ這うかソコで地面を蹴って飛び跳ねる。頭は悪い。 球体型 通常見られる体系。基本滑らかなボール型を形成しておるの。 ダブデブ型 なす型になり損ねたデブ。態度もフテブテしさにレベルアップする。れいむがこれになるとデイブと呼ばれる。よだ。 なす型 球体型だったのが腹いっぱい食った後の姿で幼少に多い貯蔵場を失った食料が身体を伸ばしてでも溜め込まれている。ちなみにこれを卵汁に絡めてパン粉を付けて油で揚げるとテンプラ絶品になる。 胴付身 上の頭身に丸っこい幼児体型が付いたタイプだ。人間に近いためにうんこ・頭身に比べ手先が器用になり、知能も向上しているん。が、態度は変わらないだ。 おさゆく 最近発生した首なし種類。中身は牛乳だったりコーヒーだったりするん ゆ虐にケチを付けるキチガイユーザー問題 そんな「ゆ虐」にケチをつけるIQがゾウリムシ程度のバカワイソウなキチガイがいる[1]ぜ。 こいつはトンデモナイクダラねぇ持論を提唱している。 以下は転載です。イカに反ゆ虐信者であるコイツがおかしいか、我々と格の違いを大いに見せ付けてやりましょう ※我転載 2013年07月02日02 27 カテゴリ・コンテンツ アフィ剥奪・企業が動いた・ゆっくり虐待は保護・容認されているという勘違いをしている方へ 何も知らず知ろうともせずに全くの想像で的外れな批判しかしていない方はご存じないかもしれませんが ライブドアブログにはカテゴリと言う物が今までもこれからも存在していたのです ゆっくり虐待と言うジャンルは言うまでもなく１８禁であり、それを取り扱う当ブログのカテゴリは当然アダルトカテゴリに設定して然るべきでしたが 餡庫の回し者の皆さんが甲斐甲斐しく最高に馬鹿らしく的外れな通報をするまでは趣味・創作に設定していました ところが餡庫の回し者の皆さんが頑張ってくれた結果、わざわざカテゴリを変更する手間が省けたのです ライブドア様が動いたのはそれだけです。企業様が動いたのはそれだけです。 餡庫の回し者の皆さんが甲斐甲斐しく通報を重ねた成果は、本来のあるべき姿に戻っただけです。しかしライブドア様もびっくりしたでしょう。これだけ小規模なジャンルにどれだけのキチガイがいるんだと そういう意味では、宣伝になって良かったかも知れませんね どうして企業様が動いてくれなかったのか。それはわざわざ書くのも面倒なほど当たり前の事です 原作キャラクターの顔を悪意的に崩し、嫌悪感なく殺めるために知能を話せる禽獣の様に貶めて 原作とは似ても似つかない醜悪な性格に悪意的に改変した饅頭(生首)を惨たらしく虐待するようなジャンルには誰一人味方しません むしろ貴方達が上海アリス幻樂団様に慰謝料を払って然るべきなのです 今回の行動を見ればライブドア様、Amazon様、楽天様は一大ジャンルである東方の登場キャラクターを惨たらしく虐待するような二次創作の著作権は認めず、擁護する気はないという事は一目瞭然です とりあえず、近々また餡庫の動向を見るために全記事を非公開にしますが、再度餡庫が復活するようなら 東方原作者であるZUN氏に、キチガイ集団が東方の登場キャラクターを惨たらしく虐待している事実を建白し、ゆっくり虐待を必ずネット上から抹殺することをここに約束します ※前にも書きましたが、二次創作の基本ルールは製作者への敬意だと思います ZUN氏への建白が通ればこんなことを言わなくてもすみますが、ルールに書かれていないからといってやっていいことと悪いことがあります 敬意とは正反対の悪意に溢れたゆっくり虐待がただ存在するだけでなく、大手を振って罷り通っているのは我慢なりません 上海アリス幻樂団、ゆっくりAA製作者、にちゃんねる、左記の著作を盗んでおいて、貶めておいて、感謝の念もなく自分たちの物だと主張する餡庫のゲスクズ共は絶対に許せません ZUN氏が何と言おうと私は餡庫のゲスクズ共を許しません。ネット上から絶対に消し去ってやります。そうなる前に、餡庫のゲスクズ共、自主的な削除をお願いします 転載終了 ここで触れるのは、なぜ原作者でもない、第三者がギャーギャー喚いているのかということだ。 そもそも原作者であるZUN公は「ワシが創造した、全てのキャラクターと楽曲は、楽しんでもらえればアレンジしてもよい。」と語っている。 ZUN氏への建白が通ればこんなことを言わなくてもすむのだ。 しかしこのバカは「ルールに書かれていないからといってやっていいことと悪いことがあります」と大変クダラナイ妄言を提唱しており、もはや救いようがないといえよう。 たしかに、「ゆ虐」は「ゆっくり」という架空生命体を虐殺して楽しむ一方でグロテスクという内容を多く含んでいる。 だが、それを楽しんでいる人は現実と空想を区別して楽しんでいるのである。 ゆっくりプレイスの冒頭にもしっかりと書かれているだろう。 また、冒頭にはコンナことも書かれている。 ※俺転載 このページには18歳未満の方には相応しくない表現内容が含まれる為、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。 18歳未満の方、性的表現が苦手な方の閲覧、年齢を偽って アクセスされた場合には、あなた自身が所属する国や地域の法律・条例等の違反に問われる可能性があり、なんらかの問題が生じても当HPは一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。 転載終結 ようするに、18歳未満やソレが苦手なヤツには刺激が強すぎる描写であることから、㌻管理者側から閲覧者へ18歳未満やソレが苦手なヤツは閲覧しないうようにお願いされているのであろう。 また、うっかり見てしまった閲覧者はもう自己責任でしかない。 それで気分が悪くなっても自己責任である。 「ゆっくり」は元々AAで作られたキャラクターに色と身体を造形したものが具現化したんだろうん？ それが、毒舌を吐いたり迷惑行為を多々行うので怨みの対象となったのか、虐殺・ジェノサイドイラストが増えていったとされている。 所詮漫画の中の話である。何も漫画のことに熱くなることはない。 それでも架空生物ジェノサイドを批判するやつはミドリムシかゾウリムシかハリガネムシのどれか程度の知能と体力しかないとされているだろう＠＠＠＠＠＠ イYahoo!知恵袋でも似たような持論を提唱＋質問があったも、回答者に通りなある説明と「「悪趣味だから消えるべき」という理由は理由にはなりません」と一蹴されている。 このクダラナイ持論者は絵師やコメンタを「キチガイ集団」呼ばわりしており、もはやお前がキチガイである。 結論からして、嫌なら見るな、それだけだ。 翌日、ゆっくりプレイスは閉鎖された。しかし、その３日に復活を果たしたぞ。 関連 ゆっくりいじめ ゆ虐 ゆっくりプライス 検索しろ ゆっくりプレイスで検索して、livedoor Blog - 無料/有料ブログサービスアダルト漫画・アニメ・ゲーム・同人があればダイタイOKなのよ だが、自己責任というなら閲覧OK 胎教ゆんすと死
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あらすじ。 ゆっくり拾った。 頭と腕が痛い。 終わり。 明けて翌朝。 腕が痛い以外は爽快な目覚めだ。 その前がほぼ徹夜だったとは言え、夕方まで寝ておいて夜は寝られるだろうかと思ったが、色々な問題が片付いて安心したのか家に戻ってきてゆっくりの様子を確認した後の記憶がほとんど無い。 俺が思う以上に、疲れや心理的な負荷があったのだろうか。 肝心の左腕は青くあざが浮かんで腫れており、曲げるとかなりの痛みが走る。 ……本気か休みの建前か判らんが、どっちにしてもやりすぎだあのジジィは。 しかし、これほど目に見える怪我の跡があれば大手を振って休めるのは間違いないだろう。 仲間連中に何を言われているかと思うとあまりいい気分ではないが。 さて。 それじゃ、この原因を作ってくれた連中に会いに行くか。 「ゆっ、おじさんゆっくりしていってね！！ でもごはんははやくちょうだいね！！！」 朝っぱらから元気だな、こいつ。 餡子圧とかあったらきっと高い奴なんだろう。 「おう、おはようさん」 それはさておき、今の発言には聞き捨てならん所があるな。 挨拶代わりだ。 叩いたりすると頭上の蔦が気になるので、こめかみをぐりぐり。 「ゆっ゛！？ いたいよおじさん！！ どうしていきなりれいむにそんなことするの？ ちゃんとあやまってよね！！」 なるほど、昨日の今日でもう忘れやがったか。 ……まぁ状況が状況だったから仕方ねぇのか？ いや、それ以前の問題だな、この態度の図々しさは。 「おい、ゆっくり。お前、ここが誰の家だかわかってんのか？」 「ここはれいむのゆっくりポイントだよ！ そんなことよりおじさんさっさとれいむにあやまってよね！！」 ああそうだな、その座布団の上においてやったのは俺だな。 この部屋だけなら使わせてもいいとも言った。 確かに言ったが…… 朝から疲れるなぁ。 眉間辺りへ膝での押さえ込みも追加してまたこめかみをぐりぐり。 「もう一度聞くぞ？ お前がゆっくりしている場所は何処で、ここは誰の家だ？」 今度は質問の間も止める事無く３点を責め続ける。 「ゆぎぎぎ！！ ごっ、こごはれいむの」 「よし。次はもう少しきついのいくぞ」 「ごめんなざい！！ こごはおじさんのおうちでれいむはゆっぐりさせてもらっています！！！ だからごはんくださいおねがいします！！！」 手段はさておきとりあえずの謝罪は得られたと判断し、拘束を解いてやる。 謝罪のケツに食事の事が混じっているのはどうかと思うが、基本的にはそういう生き物らしいからな、と納得しておく事にする。 礼儀の話はそれくらいにして、またまりさの傷の手当てだ。 傷を埋めてる小麦粉が取れたら怖いので布を包帯代わりに巻いているが、止めた方がいいのか。 巻くなら巻くで、乾かないよう適度に湿らせておいた方がいいのか、やっぱり饅頭相手に水気が無いに越した事は無いのか……ぜんぜん判らんな。 犬猫ならまだしも、何で俺こんなの拾っちまったんだろう？ だが、思った所で過去は変わらず、目の前のゆっくりが居なくなる事も無いのでさっさと取り掛かる。 まだ意識は戻らないようだが、治療中にうめく回数が昨日よりは多い事に気がついた。 若干は回復しているのだろうか。 片手がうまく使えない割には、昨日と同じくらいで処置終了。 こんな作業になれちまっても全然うれしくもねぇな。 いや、ありがたいことが一つあった。 さっさと飯だ、腹が減った。 痛みで不自由な腕と格闘しながら、手早く飯を炊いて朝食を作る。 「おじさん、たまにはもっとおいしいものたべさせてね！！」 そのうち何割かはお前らの所為なんだが。 まぁ物言いに腹は立つが俺も同感、だが地味な食事ともこれでおさらばだ。 そもそも今日は、食材の事を抜いても町に出るつもりだ。 酒やら頼んである家財やら、他にもまぁ色々ある。 あぁそうだ、ついでに饅頭でも買ってきてやるか。 餡子で治療が出来るとか抜かしてやがったし。 しっかしあれだけの大きさの中全部餡子かよ。 想像するだけで胸焼けしそうだぜ。 歩き詰めには堪えるので腕を三角巾で釣り、昼くらいには戻ってくる、と言い置いて家を出る。 まるで学習能力が無いのか昨日と同じ様に「おいていかないで」と騒いだが、「食糧も買ってくる」で大人しくなった。 あまつさえ、「はやくかえってきてね！ れいむごはんゆっくりまってるよ！！」と来たもんだ。 一見可愛いように見えて良く考えると図々しいことこの上ない。 さて、帰ってきたらどうしてくれようか。 外に出た男を襲ったのは、遮る物の何も無い青空と真夏の太陽。 その陽気を通り越して熱気と呼ぶべき空気の中を男は町へ向かって歩いていく。 それにしても、何かに思い悩むことも無く出歩くのは久しぶりだ。 町までは男の足でも３０分近くかかるものの、慣れてしまえばそれも季節の移り変わりを味わえる道のりへと変わる。 自宅と町までのほぼ中ほどにひとつ大きな川があるが、おおよそその辺りが自然の風景と人の手が入った風景との境だ。 その橋までの風景は、移動時間や天候の影響などを差し引いても見るに値するものだろう、と男は思う。 照りつける太陽の下、草木はその彩をいっそう濃くし、セミが一瞬の生をけたたましく主張している。 獣も、草木も、花も、人も、全ての命が生の輝きを謳歌する季節。 やがて道程の中ほど、橋を抜けた辺りから周囲の景色はがらりと変わり、青々とした水田や畑を中心とした農地や農場の姿が目に付き始める。 見渡せば、早くも色とりどりの実りを付け始めた作物や、その中に混じって働く人達の姿。 これもまた、ひとつの自然の風景だ。 その中を大粒の汗をかきながら、男はゆっくり町へと向かっていく。 だが、もう町に着こうかという所で男は進路を変えた。 自分が通ってきた町の中心へと続く大きな道を外れて、わざわざ遠回りになる横道へと入ったのである。 「どーせ行かなきゃならんが……どうしたもんだかなぁ」 迂回したのには理由がある。 この道をまっすぐ行けば商店街へと続いているのだが、そこまでには自分の作業現場があったのだ。 この時間ならもう作業は始まっているだろう。 事情はどうあれしばらく現場から抜けるのだ、自分で謝罪と説明をし、一応の筋は通さねばならない。 しかし、だ。 俺が休みを取る事を棟梁は皆にどう説明したのだろうか。 「説明も無しに休みをくれと言ったので殴り倒したらやりすぎた」 馬鹿正直にありのままに言ってくれたならばそれはそれでいい。 だが、妙に歪曲されたり捏造されたりしていたらば、仲間にどう茶化されるか判ったものではない。 そこら辺は意地やら面子やら、男にとっては守るべきものがある。 それに、「本当の事情」を説明しろと迫られたらどう答えるか。 まだ男は迷っていた。 「怪我したゆっくりを拾ってしまったんで、その看病で休みます」 最初にそう言えたならば、どれだけ楽だっただろうか。 だが、個人が気軽に「ペット」として所有する、そういった空気はまだなかった。 金持ちなどに道楽で飼ってみたりしている者が居ない訳ではないし、存在そのものが一般的でないという訳ではない。 しかし、たいていの認識はバカな害獣ないしは食品原料で、飼うのは一部の変わり者程度のもの。 子供がその実態を知らずにネズミを見て「可愛い、飼ってみたい」と言う、それに似ていると言えなくも無い。 その現実もまた男の気を重くした。 ゆっくりを飼っているなどと言った日には、間違いなく変人認定されてしまう。 さりとて、怪我の所為にするにしても、馬鹿にされないような説明をする必要がある。 「棟梁が上手く言っててくれりゃいいんだがなぁ……なんか上手い言い訳ねぇかな…………」 ぼやいていても仕方が無い。 板ばさみの状況にうめきながらも、男は先に買い物を済ませてしまう事にした。 荷物自体は決して多い訳ではない。 幾つか整備を頼んでいた家財を引き取り、酒を買う。 食料だけは、普段なら仕事帰りにその日の分だけでも買って帰れば済むのだが、今回は事情が事情なので少し多めに買っておく。 「饅頭、か」 別に買ってやると言ってもいないが、あれば餡子は傷の治療に使えるという。 懐の財布を確認する。 大金を持って来た訳ではないが、家財の事もあったので余裕はそれなりにある。 それに、手土産の一つも持っていけば仕事仲間も喜ぶだろうし、追及の手をそらせるかもしれない。 「……よし！」 悩んでいてもどうにもならない、自身に気合を入れる声を上げて男は手近な店で饅頭を購入する。 店の者に腕のことを聞かれるが、「ちょっと家でヘマこいちまって」と笑って言えば、「そりゃまあお大事に」とそれ以上の追求はされなかった。 よし、いける。 案ずるより産むが易し。 そんな言葉を思い浮かべながら、今の勢いが萎える前に早歩きで現場へと向うのだった。 そこには、音がある。 そもそもたとえ人の居ない荒野であったとしても、そこには人以外の生き物が生じる音、風の音、様々な音がある。 だが、これは人間の音だ。 木材を叩く音、削る音、切る音、加工された木材同士がこすれあい、組み合わされていく際の音。 そして、その中で様々な声を上げて働く人間達。 人間の営みの音だ。 その中を男は棟梁の姿を探して歩く。 ここへ来て最初に声をかけられた時には緊張した。 しかし、仲間からかけられたのは景気の良い挨拶と怪我を気遣う言葉だった。 棟梁はどうやらうまくやってくれたらしい、と判断する。 途端、急に気が楽になった。 我ながら現金なものだとは思うが、歩みが軽くなるのは仕方が無いと思う。 鼻歌が出そうになるのはさすがに堪え、目的の人物を探して歩くと一際大きな声が聞こえてきた。 見つけた。 そちらに目をやれば、歳の癖にデカイ声を上げるジジイ、じゃねぇ、うちの棟梁。 クソ暑いってのに元気なもんだぜ。 「おはようございまーす」 さすがに棟梁相手にだれた挨拶は出来ない、頭を下げつつそちらへと向かう。 周りの視線が一斉に俺へと向かうのが判った。 「おーう、遅い出勤だなぁ、大将？」 腰を下ろしていた木材の山から立ち上がり、ニヤけた笑いを浮かべる棟梁。 こちらは負い目だらけなので、どう言われた所で下手に出るより他に無い。 「すんません、ヘマやらかしてしまいまして」 これ取っといてください、と先程買ってきた饅頭を袋ごとまとめて手渡す。 「……酒はねぇのかい？」 ちらりと中を覗くなり、棟梁は次の手を放つ。 俺は一瞬答えに詰まる。 確かに、背負い袋の中に酒はある。あるにはあるが。 だが、これは俺のものだ。 このジジィ、俺が酒好きだと知っててとりあげようってのか、冗談じゃねぇぞ。 「バカ野郎、冗談だっての。幾らなんでも自分で殴っといてそこまでは言わねぇよ」 周りには聞こえないようにやや声を潜めた後、豪快に笑い飛ばす。 冗談か。 ……ジジィ、俺の心でも読んだんじゃねぇだろうな。 それはさておいて。 「あの、棟梁。ひとつ聞いておきたいんですが、皆には何と説明したんで？」 俺は一番気にかかっていた話を切り出す。 俺から説明しなおす事があるのなら、一応理由は合わせておかないとならないだろう。 昨日適当に言って置けばよかったが、思いつかなかったのだから今更だ。 まぁ、皆の様子を見る限り妙な説明はしてないだろうが…… 「で、どうなんです？」 「ううむ…………」 待った。 何だその反応は。 「いや、それがなぁ。思いつかんかったからとりあえず怪我したとしか言ってない。面倒だから手前で説明しろ」 えーと。 疲れた。 恐ろしく疲れた。 人間いざとなればどんなバカだって演じられるものなんだなぁ。 背中の荷物がやけに重く感じられる。 行きは楽しみながら歩いていた道も、まるで苦行の様だ。 「暑い。疲れた……」 一度声に出してしまうと、それらがさらに重くのしかかる。 堪えきれずに背中の荷を置き、田んぼの脇に腰を下ろす。 来る時に見た青々とした稲は、間近で見るとさらに瑞々しい命の強さを持って天へと伸びている。 『けろけろー』 げろげろという蛙の鳴き声に混じって聞こえる、妙に人間臭い鳴き声はゆっくりすわこのものだ。 カルガモやアヒルなどと同じ要領で扱えるため、田畑に住み着かれても駆除される事はほとんどない。 同じゆっくりでもれいむ種やまりさ種などとはえらい扱いの違いだ。 生活形態が蛙と似ているため、田畑を離れてあまり遠出しないのも原因のひとつだろうが。 しばらく眺めていても、あのにやけ笑いも無く、ニコニコしながらじゃれあったり歌を歌い、虫を追いかけているだけだ。 その無害さと鳴き声から「ケロちゃん」とも呼ばれ、比較的ゆっくりの中では好かれている方だろう。 まだ成体ではないのだろう、微妙におたまじゃくしっぽい尻尾が残っている姿は確かに可愛いと言えなくも無い。 なんで水に入っててもふやけたりしねぇんだろうな。 ふと疑問に思い、手近な奴を一匹捕まえてみる。 「あーうー」 適当に手を伸ばした割りに、あっさりと捕まった。 この辺のトロさはあまり他のものと変わらない。 ひっくり返したり色々してみるが、特に変わった所は無い様に思える。 そうやっているうちに、すわこは少しずつ顔を膨らませていた。 「っと悪い悪い、嫌だったか」 大体生き物が体を大きく見せようとする時は、威嚇か怒りを表す時だ。 そのまま田んぼの中へ戻してやる。 しばらくはふくれっ面でこちらを睨んでいたが、ほかのすわこが来ると歌いながらどこかへ行ってしまった。 ……これに住み着いて欲しかったなぁ。 「じゃあな。好きなだけゆっくりしていけよ」 俺の田んぼでもないので気楽な声をかけて腰を上げた。 背後からは、俺の言葉が通じたのか『ゆっくりけろけろー♪』の大合唱。 疲れも少しだけ癒されたような気がする。 帰れば昼食にはちょうどいい時間になっているだろう。 行きと同じ様に、またゆっくりと男は歩き始めた。 「帰ったぞー」 もう挨拶を返す家族も居ないが、一度身についた習慣というのはそう簡単に変わるものではない。 一人になって10年以上経つが変わらないという事は、この先一生変わらないという事なのだろう。 だが、今は不本意ながら同居している相手が居る。 その相手に帰宅を伝えたつもりだったのだが、予想外に何の返事も返ってこない。 背中の荷物を降ろし、いぶかしみながらもゆっくりが居る部屋の襖を開ける。 「おーい、戻ったぞ。飯にしよ」 「おじさんおそいよ！！ れいむあつくてぜんぜんゆっくりできなかったんだからね！！！ のどもかわいたし、はやくつめたいおみずのませてね！！！！」 むっとした熱気とゆっくりの非難がセットになって俺に襲い掛かる。 座布団の上には縦に潰れたと言おうか横に伸びたと言おうか、とにかくべったりとなったゆっくりが２匹居た。 確かに雨戸を閉めきっていた部屋は暑い。 とは言え、俺の家を空き巣などから守るためでもある。 そもそも開けっ放しにしておいて、野生の獣に見つかりでもしてたらどうするつもりだったんだろうか、こいつは。 多分考えてないんだろうな。 仕事場でそれとなく聞いてみた話と自身の経験から合わせて、男にもある程度ゆっくりの思考は予想がつくようになっていた。 いちいちマトモに取り合っていては身が持たない。 それが、今の所の男の結論だ。 れいむと茎に触って肌触りを確かめる。 伸びてはいるが、あまり乾いているようには思えない。 しかし、繊細だろう子供には確かに悪かったかも知れない。 「騒ぐな、と言ってあるよな？ 水と飯は持ってきてやるから、もぎ落とされたくなかったら静かに待ってろ」 事前に触ったのと合わせて恫喝だと思ったのだろう、途端に黙り込む。 やり方は好きじゃねぇが、とりあえず実利重視で行くと、こうするのが一番手っ取り早いらしい。 というよりも、そうした所であの餡子脳では学習能力も何も無いから、本気でしつけるつもりなら殴り倒してでもやらねばならんとまで言われたものだ。 言動は確かに一々癇に障るが、そこまでやらねばならないものかとも思う。 まぁいい。 あのまりさが治ってから、自分で確かめればいい話である。 結局は、人間自分で確かめた事を一番正しいと思うものなのだ。 とすると、あのれいむには少しきつく言い過ぎたか。 ……先に水だけ持って行ってやるか。 俺のそんなささやかな心遣いも、「はやくごはんももってきてね！ おじさんはゆっくりしすぎだよ！！」の一言であっさり決壊したのだった。 前言撤回、厳し目で行くことにしよう。 「よーし、おいしかったか？」 「おいしかったよおじさん！ またれいむにおいしいごはんつくってね！」 笑顔の中にも少し涙の跡が残った顔でれいむが言った。 涙の理由は、先程の発言に少しばかり忍耐の糸が切れてしまったので、さんざん頬を縦横斜めに引っ張り倒してやったからだ。 「ん、そうかそうか。だが別にお前一人のために作ってるわけじゃないからな？ そこは間違えるなよ」 だが、おいしかったと言われた事はやはり不快では無い。 自然と俺の頬も緩む。 そして食後は毎回恒例、まりさの手当ての時間だ。 だが、今回は今までとは少し違う。 今までは完全にまりさの体力任せだったが、今度は「これ」がある。 「おじさんなにそれ？ たべもののにおいがするよっ！！」 この鼻の無い面のどこで感じているのかはわからんが、れいむが匂いに反応する。 「ん、これか。これはだな、お前の待ちわびたものだよ」 ある意味ではこいつだけではなく俺も待ちわびていたものかも知れない。 俺はれいむの前で、もったいぶってゆっくりと箱の蓋を開けていく。 やがて姿を現したのは、１０個入りの饅頭だ。 棟梁に渡す前に、ちゃんと１箱だけ背中の方に移しておいた奴だ。 「ゆっ、おまんじゅう！ おじさんありがとう！ れいむゆっくりたべちゃうね！！」 「アホかお前は」 思わずツッコミを入れ、さらにこれまた思わず顔面に拳でもツッコミを入れてしまう。 「…………～～～ッ！ いだぁぁぁぁぁぁぁいい！！！ どうじでええええええええ！？！？」 顔面の中央を打ち抜かれた痛みにれいむがわんわんと泣き出す。 「いや、今のは俺も悪いかも知れんが、お前にだって絶対責任はあるだろ……」 ついついこぼれる弁解じみた発言。 だって、普通さ、身重とは言え健康な自分とな、死に掛けの亭主？を天秤にかけたら、相手の方優先するだろ？ …………………………ああ、そうか。 ゆっくりを人間の常識で量っちゃいかんという事か。 これが餡子脳の真髄という奴なのか。 なんとなく悟りの境地に近づいた俺は、泣き喚くれいむを無視してまりさの包帯を外していく。 ん、朝よりも傷口が乾いているな。 単に俺が部屋を閉め切って出て行った所為かも知れない。 どこと無く気まずさを感じながらもれいむに呼びかける。 「おい、れいむ。お前この前餡子があれば治療に役立つって言ってたよな？ どうしたらいいんだ、教えてくれないか」 だがれいむは未だに膨れたまま泣き続けている。 ええい、面倒な。 しかし、俺にはゆっくりと違って多少なりとも知恵がある。 それにこいつらの反応を見ていれば、ある程度効果的な行動というものも予想がつき始めていた。 「れいむ、この饅頭をひとつやるから、俺にまりさの治し方を教えてくれないか？」 「ゆぐううう……う？ おまんじゅうくれるの！？ おしえてあげるからおじさんはやくちょうだいね！」 その言葉に、れいむは一瞬で泣き止むとたちどころに饅頭の催促を始めた。 ……交換条件とは言え、饅頭と同程度の命って認識なのは悲しいよなぁ？ なんとなく隣のまりさに俺は同情してしまう。 多分、やるまで喋らないんだろうな。 恐らく下手な人質解放の交渉より難しい事になるのは見えていたので、先に饅頭を口元へと持って行ってやる。 「むーしゃむーしゃ……おいしー♪ おじさん、もうひとつちょうだい！！」 「なぁ、治す気無いならこのまりさもお前も捨てて来ていいか？ 出て行かないなら邪魔なだけだしよ」 半分以上本気でれいむの体を持ち上げる。 「う、うそだよおじさん！ おこっちゃいやだよ？ だからまりさをちゃんとなおしてあげてね！」 慌てて媚びた笑顔を作るれいむ。 だからその方法を聞いているんだよ…… いかん、頭が痛くなってきた。 言動にイライラさせられ、人間の常識も通じない。 人語を解するからってコミュニケーションが取れるとは限らんのだよ、全国の子供たち。 ネコとか犬とかとお喋りしてみたいなんて夢は捨てた方がいいかもしれない。 こいつらが特別バカなだけだとしても、根本的に常識が違う相手とはあんまり分かり合えそうに無い気がしてきたから。 「あんこがあればれいむたちはすぐげんきになるよ！ だからまりさにもあんこをいれてあげてね！！」 餡子を入れればいいのか、なんだ、簡単じゃないか。 それならそうとさっさと…………何？ 「なぁ、餡子を入れるって、この饅頭の餡子を、そのまままりさの中に詰めれば良いって事なのか？」 「いまそういったでしょ！ おじさんはもうわすれちゃうようなばかなの！？ ぐずぐずしてないではやくまりさをたすけてあげてよね！」 おい、俺今バカにバカって言われたのか？ しかも饅頭持ってきたときの態度はどこへやら、今になって相方の事を気遣うのかよ。 「ああ……判った判った。もう何でもいいから好きにしてくれ……」 こいつらを家に上げたときと同じ様に、俺は思考を停止させる事にした。 これが一番楽だ。 餡子脳のお前らと違って人間それなりに繊細なので、まともにやりあっても多分先に神経が切れるのは人間の方だろう。 もういい。どうなっても知らんからな。 まりさを転がして、一番大きく開いている傷口を探す。 おあつらえ向きに、後頭部にそれはあった。 痛むだろうが、朝に埋めてやった小麦粉ペーストを慎重に取り除いていくと、傷の周りには空間があり少し奥になって中身の餡子が見えた。 人間で言えば、はらわたとか脳みそなんだよなぁ、これ。 なんとも得体の知れない気持ちの悪さを感じながら、二つに割った饅頭の餡子をスプーンに載せ、傷口へと近づけていく。 ええい、ままよ！ スプーンを返して餡子を落とすと、なるべく強くなりすぎないように中へと押し込んでいく。 押さえている左腕に伝わる痙攣するような動きと、口からもれる「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ」という呻きに、一瞬で心が折れそうになる。 思わず助けを求めて隣のれいむに振り返った。 「それでいいよ、どんどんあんこをいれてあげて！ まりさもゆっくりがんばってね！！」 俺を見て一度強く頷くと、まだ意識の戻らないまりさへと声援を送る。 そうだ、もうこいつらには頼りになるのは俺しか居ないのだ。 だったらやるしかないだろう。 腹をくくると一気に餡子を入れるペースを上げる。 ５個目を入れた所で、最初に合った空洞はほとんど埋める事が出来た。 再び小麦粉ペーストで傷を埋めると、次に大きな傷を探す。 今度はその下、ほぼ裏の部分だ。 まりさには悪いがひっくり返した姿勢で、同じ様に埋めて、戻す。 支えたりする左腕が痛いが、こいつはこんなもんじゃないだろうと思えば我慢も出来る。 その傷も埋め終わると、饅頭の残りは１個になった。 治りかけとは言え皮を剥ぐ負担って奴もあるだろうし、これでは少なすぎてどっちがいいか判断できない。 「おい、１つ余ったけどどうする？ お前もうひとつ食うか？」 どうせ俺は饅頭は食えないので、隣で見守っていたれいむに聞いてみる。 「ううん、れいむはもういいよ。おじさん、まりさがおきたらたべさせてあげてね！」 意外にも自分が食うとは言い出さなかった。 やはり、こういった状況を目の前で見せられるとそういう感情は出てこないか。 「ん、そうか。じゃあこいつはまりさのためにおいといてやろうな」 いつ目覚めるかは判らないが、ちゃんと置いておいてやろう。 悪くなったら買いなおせば良いだけの事だ。 蓋をかぶせた後に重しを載せ、虫が入らないようにして戸棚へとしまう。 朝の出来事に加え、暑い部屋で慣れない事をしたので酷く疲れた。 れいむとまりさに砂糖水を飲ませてやると、遅めの午睡を取る事にした。 「おじさーん、おじさーーん」 「どうしたれいむ、なんかあったか？」 外はもう茜色も薄れ、夜の色が取って代わりつつあるような時間。 やや長めの午睡から目を覚ました男は、軽く体を動かしてから夕食の準備に取り掛かっていた。 れいむが男を呼んだのはそんな時だ。 鍋を火から避け、男はゆっくりを置いてある部屋に向かった。 「近くに人は居ないが一応対面ってモンがあるんだ、あんまり騒がないでく、れ……？」 部屋の中に居るのは相も変わらずゆっくり２匹。 だが、その中に見慣れない色彩がある。 金を帯びたような茶色、それが２つ。 半分ほど開かれたまりさの瞳の色だ。 「お、おい、起きてるのか？ 生きてるのか？？」 「まりさ、しっかりしてね？ ゆっくりおきてね？」 呼びかけるが、反応は無い。 れいむの呼びかけでも同じだ。 えーと。 とりあえず食べ物持って来よう。 なんとなく最近の感覚で、ゆっくりで困った時＝食べ物で何とかなるという図式が俺の中に完成されているようだ。 気がつくと、あの饅頭を傍らに置いて砂糖水をまりさに飲ませていた。 こられいむ、さっき自分でちょっと良い事言ったんだから饅頭を凝視してよだれを垂らすのはやめておけ。 「ゆ……ゆぅ……ゆっくり、ゆっくり……」 かなり濃い目に作った砂糖水を飲ませていると、次第に目が開き焦点がしっかりしてくる。 ほら見ろ、当たりだ！ ダメだ、ゆっくりに詳しくなっても全く嬉しくない！！ 水差し一杯分の砂糖水を飲み終える頃にはまりさの目は完全に開かれていた。 そして口の周りについた砂糖水を未知舐め終えると高らかに復活の雄たけびを上げる。 「ゆっくりしていってね！！」 ああそうだな。 ここ俺の家だからな。 大体ゆっくりしてるけどよ。 この程度ではもう癇に障る域にも達しない。 「まりざぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！！！！」 「れいむぅぅぅぅぅぅぅぅう゛う゛う゛！！！！！」 そんな俺の事など目に入っていないように、２匹は体を密着させて喜びの涙を流す。 「待てれいむ、頭の上が大変だ。それにまりさ、涙と振動で小麦粉がボロボロ落ちて行ってるぞ」 だがやはり２匹は完全に２匹だけの世界に入り込んでしまっている。 ま、いいや、ほっとこう。 水をさすのもアレだし、どうせしばらくしたら腹が減ったって喚くだろうしな。 そう結論付けて、男は台所へと戻る事にした。 腹は勝手に減るが、料理は勝手には出来上がらないのだ。 続く。 あらすじｗｗｗ -- 名無しさん (2010-06-08 23 27 42) まりさが治って良かったね！ -- 名無しさん (2010-11-28 02 19 20) ゆっくりに詳しくなってうれしくないだと！？どうかしてるぜっ！！ -- 名無しさん (2012-12-13 07 19 16) 名前 コメント
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元スレURL 果林「安価で威厳を取り戻すわ！」 概要 安価で余裕を取り戻せ！？ お姉さんキャラ果林のほのぼの紀行 タグ ^朝香果林 ^[[μ’ｓ]] ^[[Aqours]] ^虹ヶ咲 ^安価 ^ほのぼの ^[[かりハー]] 名前 コメント
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秋は短し。 -- (名無しさん) 2009-09-20 08 27 43 乙デスよー -- (名無しさん) 2009-09-20 08 28 21 秋はみんなの心の中に おとゥ -- (名無しさん) 2009-09-20 08 39 15 乙 Wのヒロインうざいけどそこがいいな ああいう話を動かすタイプのキャラは制作側にはかなり便利そう -- (名無しさん) 2009-09-20 08 41 01 演技上手いはずなのに、過剰に中学生っぽいよな あれ狙ってるんだとすれば凄い -- (名無しさん) 2009-09-20 08 48 22 ttp //www33.atwiki.jp/slowlove/pages/1644.html 最初の1レス分抜けてたのとタイトル違うみたいなので修正 -- (名無しさん) 2009-09-20 08 50 27 ヒロインが普通やらないようなことを平気でやるからね あっかんべーの顔はすごかった -- (名無しさん) 2009-09-20 08 50 50 一瞬ガンダムWかと思った -- (名無しさん) 2009-09-20 09 43 11 山川さん待ちでわざと編集してなかったのに… 企画スケジュール -- (名無しさん) 2009-09-20 09 44 39 企画スケジュールを企画所 111までの分に戻しました スケジュールの更新は参加表明に対するえーきさまの対応があってからにしませう 企画のスケジュールを決めるのは主催者ですから ところで下の広告ってまとめwikiみたいに 東方とかゆっくりの関連商品だけを表示するように できるんですかね？ -- (名無しさん) 2009-09-20 09 53 12 ゆっくりしていたら編集の方に先を越されたようで。いつものパターンで仮スケジュール書き込みました。 -- (えーきさまはヤマカワイイ) 2009-09-20 10 26 50 自分もガンダムWと思い込んで自分の耳を疑ったよ -- (名無しさん) 2009-09-20 10 46 53 スケジュールの更新は参加表明に対するえーきさまの対応があってからにしませう 企画のスケジュールを決めるのは主催者ですから フライングしてすいませんでした。以後そのようにします。 -- (名無しさん) 2009-09-20 11 21 13 「ゆっくち」とか「れいみゅ」とか変換できるもんなんだなぁと思ったけど、 ハングルは表音文字だからそのまま読んでるだけなのかな。 -- (名無しさん) 2009-09-20 11 46 40 秋葉に行ったら買おうと思ってた東方及びゆっくり同人誌が全然なかったでござる 腹いせにカレーとケバブとラーメンとアイス食べたのに全然使う予定だった予算に届かないでござる 改めて同人誌の高さを実感しますた -- (名無しさん) 2009-09-20 16 01 25 食い過ぎは命に関わるぞ！ リボーンやヘタリアはやっぱり沢山あったのかな？代用できればいいけど -- (名無しさん) 2009-09-20 16 03 39 ケバブって前にも話しになったけど、秋葉で売ってるのってそんなに美味しいの？ -- (名無しさん) 2009-09-20 16 27 04 リボーンやヘタリアみたいな女性向け同人って秋葉ではアニメイトかまんだらけでしか見たことないや みんなどこで買ってるやら -- (名無しさん) 2009-09-20 16 33 04 ケバブは肉が好きな人なら美味しく感じると思うな ジューシーでコッテリしてて少しくせのある味 秋葉以外の場所の味はわからないけど、 秋葉の店はお客さんに合わせてソースで味を調節してくれるし ビールが欲しくなる味 -- (名無しさん) 2009-09-20 16 36 21 なぜリボーンやヘタリアが代用になるのかkwsk -- (名無しさん) 2009-09-20 17 22 59 ＞女性向け やはり池袋かと -- (名無しさん) 2009-09-20 18 09 11 牛丼ウマス たまにはお腹一杯食べる日があってもいいよね -- (名無しさん) 2009-09-20 20 14 34 いまそんな感じのやつを書いてたりしたり -- (名無しさん) 2009-09-20 20 37 02 臼井先生…お疲れ様でした。ご冥福をお祈りします… -- (名無しさん) 2009-09-20 22 55 44 なんだか連休に入ってからwikiへのアクセスが不安定… 明日のイベントについてチェックしたんですが、 そこでぼいにくすさんが大変な状態だと知りました。 術後の経過はどうなのでしょう…。 -- (名無しさん) 2009-09-21 21 20 30 本人の報告を待つ以外ないかと しかしあの人ってゆっくりネタ以外の本を見ると 作風の違いにびっくりするよね -- (名無しさん) 2009-09-21 21 42 10 そう言えば自分の元々の締め切りは明日だったんだよな……… sugimiさんに感謝と言わざるを得ない。 -- (鬱なす（鰈）の人) 2009-09-22 12 18 16 2009-09-22 12 18 16 ・sugimiって誰？ ・ディケイネのことを言っているのならsumigiさん参加以前の締め切りは２６日なのに明日（２３日）締め切りとか言ってる まさか鬱なすさんがスタンド攻撃を受けている！？ -- (名無しさん) 2009-09-22 12 46 57 うあ、時間まで間違えてたうえに名前まで……… でも残り四日で書ききる自信もないしやっぱりsumigiさんに感謝してます。 -- (鬱なす（鰈）の人) 2009-09-22 14 13 19 ちょっと一言 映姫様って何であんなに難しいんだ？元絵から複雑だから、たくさんある絵も参考にしようとしたら、 皆解釈が違いすぎて唸った 本当泣かせるわあの帽子・・・・ -- (名無しさん) 2009-09-22 18 49 44 気難しいからでは？ -- (名無しさん) 2009-09-22 18 57 27 失礼 絵に表すのが、という事。帽子の飾りなんかの構造がちと -- (名無しさん) 2009-09-22 18 58 42 最終手段にある程度自己流にアレンジするって手もあるね 自分用に資料を作ってさ -- (名無しさん) 2009-09-22 19 04 14 えるしっているか やすみはあしたでおわりだ orz -- (名無しさん) 2009-09-22 19 10 33 精力的に書いてくれる人たちを見ると自分も頑張ろうと思う しかし完成できないジレンマ てか精力的に書いてくれてる人達ってネタが尽きるどころか どんどん面白くなるからパルパルするわ やっぱり上手くなるには量を書いて作品を完成させまくるべきなのかねぇ -- (名無しさん) 2009-09-22 19 14 37 自分は自分で作品書く時間が見つからないのが悲しい、自分で書きたいネタはたくさん貯めてあるのに… -- (名無しさん) 2009-09-22 19 22 38 2009-09-22 19 10 33 勤め人には「有給」と呼ばれる特殊な「休み」が存在する！ （俺はとってないけど） -- (名無しさん) 2009-09-22 19 23 40 溜まりに溜まった有休をまとめて使うときの快感と喪失感は異常 有休をとると決めたとき→金曜日以上のわくわく感 有休が終わったとき→日曜日のサザエさん時以上の憂鬱感 -- (名無しさん) 2009-09-22 19 26 52 そういう時はさくやさんにキングクリムゾンしてもらおう！！ -- (名無しさん) 2009-09-22 20 48 32 ただし有休の前日から有休最後の日の夕方まで飛ぶ -- (名無しさん) 2009-09-22 20 50 52 09-09-22 19 10 33 俺のバトルフェイズ 夏休み はまだ終了していないぜ！ -- (名無しさん) 2009-09-22 21 46 22 ゆうべ地上１０階くらいのベランダから飛び降りようとしてた人に ゆっくりぬいぐるみ見せて止める夢を見た -- (名無しさん) 2009-09-22 22 40 10 某東方大手ss投稿サイトにゆっくりのssが投下されたので興味を持って読んでみたら、 そのあまりの素晴らしさに涙が出ました 私が一番書きたかった、けれど自分の作風から考えるに向いていないから描くことの出来なかった、そして私が読みたかった、 そんな世界観及び東方キャラとゆっくりの関係が理想的に描かれていて、 このssを読めてよかったと、ゆっくりを好きでいてよかったとひたすら胸に来ました これだからゆっくりが出てくる東方ssって大好きなんだよなぁ私 ssを読んで本気で泣いたのはここでの某ss以来の本当に久しぶりなのでテンションが恐ろしく高まって困る 明日早いから早く寝なければいけないのに…… -- (6スレ) 2009-09-22 22 56 48 ぜひ検索ワードを そういう時はさくやさんにキングクリムゾンしてもらおう！！ いやそれだと休日が吹っ飛んでしまうんですが -- (名無しさん) 2009-09-23 11 26 36 逆に考えよう。平日を消し飛ばしてもらうのだと -- (名無しさん) 2009-09-23 14 29 58 それをクリスマスまでやりすぎて、一日で大人になり後悔する話がドラえもんにあったぞ -- (名無しさん) 2009-09-23 14 39 30 消し飛ばした時間の影響を自分も受けるのか -- (名無しさん) 2009-09-23 15 44 50 言ってみればBOT使っておいしいとこだけプレイするようなものだから、ゲーム内時間自体は経過しているのだ。 -- (名無しさん) 2009-09-23 19 13 59 ゆっくり年間カレンダー 春：リリーホワイト 夏：（季節をつかさどるキャラじゃないけど）のうかりん、リグル（土用丑の日）みすちー 秋：秋姉妹、のうかりん 冬：レティ、チルノ 2月：節分・すいか、ゆーぎ 3月：ひな祭り・ひな（甘酒的な意味で）すいか、ゆーぎ 4月：4月バカ・チルノ 9月：9月9日・チルノ、シルバーウイーク・ゆかりん（八雲一家）、ゆゆこ、えーりん その他 月曜日：リリーホワイト 土曜日：いく、乱射魔 19日の土曜日：いく 追加・修正歓迎 -- (もっちり) 2009-09-23 19 49 33 猫が飼えない人の作品で、すいかが節分にわざわざ巨大化して幼稚園の行事に出張に行くって 話があったけど、ゆーぎまで苦手な日があると思うと少し涙ぐましいきもするな あと、4月馬鹿ということで、てゐも今年は中々の活躍だったぞ -- (名無しさん) 2009-09-23 19 59 00 6月 こがさ、ぱちゅりー(無理があるけど晴耕雨読ということで) 7月 えーりん、にとり(お盆の茄子と胡瓜) とかかなぁ -- (名無しさん) 2009-09-23 20 08 48 そうすると夏はお化け屋敷でこがさも追加ですね。 強引な解釈だと冬は肉まん・アンマン・中華まんの季節ということで れみりゃ・ふらん・めーりん。 -- (もっちり) 2009-09-23 20 16 03 1月に、一富士二鷹三茄子を 茄子は勿論えーりんで、富士はもこう(さくやさんでもいいな) 鷹は誰にしよう -- (名無しさん) 2009-09-23 20 21 56 四季：えーきさま -- (名無しさん) 2009-09-23 20 26 52 ん もうっ……/// ヤマか(ｒｙ -- (名無しさん) 2009-09-23 20 29 01 上手いこと言いやがったw -- (名無しさん) 2009-09-23 20 42 15 もぅ相変わらず…w 鷹…みすちー、を遮るきめぇ丸 -- (名無しさん) 2009-09-23 20 49 44 一方かぐもこさんは夏の夜にみすちーを食らう幽々さまを思い浮かべているのであった。 -- (名無しさん) 2009-09-23 21 47 59 2009-09-23 11 26 36 遅レスですいませんが、 創想○の最新作品集にタイトルで「ゆっくり」が含まれてるssです プチじゃない方ね それと知ってる名前を見てびっくり 同一人物なのかしら もしそうなら向こうでも応援しますぜ -- (名無しさん) 2009-09-23 22 12 17 創想○の最新作品集にタイトルで「ゆっくり」が含まれてるssです 注意点 ・超長い ・コメント欄はあんまり見ない方がいい -- (名無しさん) 2009-09-23 22 33 44 （*ﾉДﾉ）ｷｬ ありがとう御座いますです。 -- (万年初心者) 2009-09-23 22 35 22 ほんっにんっだったのかー -- (名無しさん) 2009-09-23 22 46 32 いいえ、冬の夜二人でこたつ囲んでカードゲームに興じ、「罰ゲームと称して何してやろうか」とエロエロ考えてたら、ビギナーズラックが作用してまさかのみすちー連勝で、膝枕とか頼まれて、返ってドギマギするゆゆ様です。 -- (kgmk) 2009-09-23 22 47 19 この休み何してたかあまり記憶がない……… やっぱポケモンは電車の中とかそう言うところでやるべきなのだと実感した。 -- (鬱なす（刈）の人) 2009-09-23 22 48 51 電車は風景と漫画を楽しむところです しかし他にも名乗っている人がいそうなハンドルネームだったから確証が持てなかったけど本人さんだったとは…… ゆっくり頑張ってね！ しかしあの場所でここのハンドルネームを見つけるとちょいとびっくりしますね そういえば他の場所に投稿するとしたら皆さんってハンドルネーム変えます？ 自分はめんどいんで変えませんが それなりに愛着もわいてきましたし -- (名無しさん) 2009-09-23 22 54 17 2009-09-23 22 47 19 イカロに投下してくだされ -- (名無しさん) 2009-09-23 22 55 11 ひねりのないバージョン 月 かぐや 火 もこう 水 にちょり 木 ゆうか 金 しょう 土 すわこ 日 おくう -- (名無しさん) 2009-09-23 23 02 16 ひねくれたバージョン 日月火水木金土 ぱちゅりー -- (名無しさん) 2009-09-23 23 07 30 10月5日＝てんこの日を忘れていた。 -- (名無しさん) 2009-09-24 11 18 22 ５月14日は「こいし」の日なんだって。でもそれを言うなら毎月14日か15日は天子の日でもいいはずだから祝うべきなんだ。 だけどあの人は謙虚な天人だから、自分から言うつもりは無いらしいよ。 すごいなー あこがれちゃうなー -- (名無しさん) 2009-09-24 12 18 44 そうですか 緋想の剣すごいですね -- (名無しさん) 2009-09-24 18 18 02 すごいでしょう -- (名無しさん) 2009-09-24 19 16 31 しむらー、「それほどでもない」！「それほどでもない」！ -- (名無しさん) 2009-09-24 20 06 03 Mugenのゆっくり大会が見ていて楽しいこと楽しいこと 至福 -- (名無しさん) 2009-09-24 23 35 46 したらばのレビューすげぇ レビューっていうかもはや分析の域だ -- (名無しさん) 2009-09-25 11 33 44 レビューってレベルじゃねぇぞ！ちょっとした短編SSより時間かかってんじゃないか？ 数多あるSSと多くの作者の分析、カテゴリー分け見事です。 こういう見方もあるんだなと思わせて貰いました。有り難う -- (名無しさん) 2009-09-25 18 23 57 レビュー参考になるなあ。 あとゆっくりカレンダーに9月のお月見かぐや、えーりん、てゐの永遠亭ゆっくりを追加。 -- (名無しさん) 2009-09-25 20 19 44 すまん！創作発表の方でsage忘れた！！！ まぁたやっちまったぁぁぁぁorz 今回は子ネタを投稿したけど まりさを潰したいってコメントがあるヤツの続き書いてもいいものだろうか？ 大会じゃなくてストーリーだけど『ゆっくり×Mugen』のオススメは 【風と星の夜話】(ゆっくりがシリアスなストーリーのキーパーソン） -- (名無しさん) 2009-09-26 00 31 53 2009-09-26 00 31 53 書きたいなら書くのがいいさ それに一人二人の言うことはあまり気にする必要が無いぞ スレが一気に空気が悪くなったら気にする程度で、 それ以外だったら好きにやるのがいいさ もし何かやらかしたら謝ればいいんだし、そんなにビクビクしなさんな 気にしすぎか、気の使いすぎが一番良くない どうしても気になるならチル裏やスレの過去ログを見て雰囲気を掴むのもいいよ 空気に馴染むのには一番だ -- (名無しさん) 2009-09-26 00 37 45 2009-09-26 00 31 53 大筋では2009-09-26 00 37 45と同意見だけど 潰したい コメントの引用だろうとわざわざこんな事を書かないでくれ 本気で不快になる -- (名無しさん) 2009-09-26 00 45 28 取り敢えず投下することに対してしり込みする人は 「そのssを読んだ人はどう思うか」 ってのを少しでも考えるようにするといいと思う それだけで大分変わる 書きたいものを書くのも大事だけど、 読み手を意識することも忘れてはならない -- (名無しさん) 2009-09-26 00 54 04 多分、あれかな？続き気になってます。 あんまり気にし過ぎるとその不安感は内容にも出てしまいますから 気をつけるのは良いけど、気にし過ぎて避けすぎると却って避けた部分が目立ってしまうかもしれませんね -- (名無しさん) 2009-09-26 00 59 45 2009-09-26 00 37 45 「菜園とゆっくり」の事？ 続きなら「２」としてあるけど、別の人なのかな？ 一応そこも見てみるといい -- (名無しさん) 2009-09-26 02 51 57
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105 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2012/01/11(水) 02 28 25.75 ID gzcqygFT0 [1/5] お嬢が俺の布団に潜り混んで来たと思ったら猫だった(´･ω･` ) 118 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2012/01/11(水) 07 40 04.19 ID ab2D3Vz/0 [8/17] 105 「…………」 ﾓｿﾞﾓｿﾞ 「ぅ…………ん？ タマ……？」 「」 ﾋﾞｸｯ 「しょうがないな……寒いのか？」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ 「…………」 ｷﾞｭｯ 「よしよし…………？ あれ？」 「…………」 ｷﾞｭｰ 「猫耳美少女……だと……？」 ～～ 「で、一体全体君は誰？」 「タマ…………です」 「ごめんなにがなんだかわからない」 「…………えと……猫又……の……タマ……です」 「え、猫又？」 「は……い…………ようやく……人間に……化けれる……ようになりました」 「ええー……にわかには信じ難いな」 「……………ぁ……証拠……見せます」 「ん？ 証拠？」 119 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2012/01/11(水) 07 40 53.89 ID ab2D3Vz/0 [9/17] どろん 「にゃあー」 「え？ あ、うわっ！ タマになった！」 どろん 「……………どう……です？」 「おわー……いや、うん。わかった。なるほどね。猫又ね」 「は……い……」 ぴんぽーん 『タカシー、起こしにきてあげましたわー』 ｺﾝｺﾝ 「うわっ、お嬢だ……！ タマ！ 猫に戻って！」 「……………？ ……はい」 どろん 「にぁー」 「よし、良い仔良い仔」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ 「にー」 『タカシー？ 早く起きないと遅刻しますわよー』 ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ 「はいはい今開けまーす」 がちゃ 「まったくこの私を待たせるとは、見上げた根性ですわね」 「はいはいごめんごめん。今朝飯準備するから座ってて」 「今日はフレンチトーストがいいですわ」 「はいはい」 「にゃー」 「あら？ 何ですのタマ。かまって欲しいんですの？」 「ふしゃあっ！」 ｶﾞﾌﾞ 「痛いっ！？」 「うわっ！ 大丈夫か！？ 消毒液どこやったかな……」 「大丈夫ですわこのくらい」 「ダメだ。清潔にはしてるけど、一応動物だし。それにお嬢の体に傷なんかつけたら……(タマも俺も黒服さんに殺される)」 ｳﾙｳﾙ 「っ！///」 ﾄﾞｷｯ 120 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2012/01/11(水) 07 41 23.50 ID ab2D3Vz/0 [10/17] 「あったあった。ほら、手出して」 「ぇ、じ、自分でできますわ！」 「いいからじっとしてなさい」 ｷﾞｭｯ 「ぅー///」 「はーい沁みるよー」 ｼｭｯｼｭｯ 「っ……」 「んー……よし！ これでおっけー」 「なんですのこの子供っぽい絆創膏は……」 「ああ、この前福引で当たってさ。可愛いだろ？」 「ま……まぁ……」 「化膿はしないと思うけど、なかなか治らなかったらちゃんと言ってくれよ？」 「は、はい」 「タマもダメだろ。噛んだりしたら、めっ」 「……にゃー！」 どろん 「え」 「は？」 「…………」 ｷﾞｭｰ 「…………タカシ」 「えっ…………と……」 「通報しますわ」 「ぎゃあー！ 待ってー！」 121 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2012/01/11(水) 07 41 34.47 ID ab2D3Vz/0 [11/17] ～～ 「…………」 ｷﾞｭｰ 「…………」 ｼﾞﾄｰ 「…………」 ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ 「で、その子は、猫又とかいう妖怪で、今朝起きたら人間に化けれるようになっていたと？」 「は、はい」 ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ 「信じられませんわ」 「いや見ただろ？ 猫から人間に化ける瞬間！」 「それは……」 「な？ 俺も信じられなかったけど、そうなんだよ」 「ていうか……」 「…………」 ｷﾞｭｯ 「いつまでくっついてますの！？ 離れなさい！」 ｸﾞｲｸﾞｲ 「…………うるさい……牛」 「うっ……牛……ですって……？」 「乳牛か……肉牛か…………はっきり……しろ……」 「なっ……」 「ぎゃー！ やめて！ 黒服さんに連絡するのはやめて！」 「しかし！ この猫娘！」 「タカシは…………わたしの…………」 ｷﾞｭｯ 「えっ」 「なっ」 「…………餌生産機……なんだから……」 ｷﾞｭｰ 「…………」 「…………」 122 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2012/01/11(水) 07 42 33.61 ID ab2D3Vz/0 [12/17] いったん終わり。多分続く
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宮城県 -- (めいりん) 2023-08-04 16 22 36 沖縄県 -- (さくや) 2023-08-04 16 22 57 愛知県 -- (八雲ちぇんらんゆかり) 2023-08-04 16 23 56 福井県 -- (レティ) 2023-08-04 16 28 03 北海道 -- (アリスマーガトロイドリリーホワイトリリーブラック) 2023-08-04 16 29 09 三重県 -- (ルナサプリズムリバーメルランプリズムリバーリリカプリズムリバー) 2023-08-04 16 30 59 鹿児島県 -- (ようむゆゆこ) 2023-08-04 16 31 52 熊本県 -- (すいか) 2023-08-04 16 33 08 福島県 -- (リグルミスティアミスティア2) 2023-08-04 16 34 12 長野県 -- (けいね) 2023-08-04 16 34 36 愛媛県 -- (ていイナバ) 2023-08-04 16 37 07 福岡県 -- (えーりん) 2023-08-04 16 39 24 福岡県 -- (かぐや) 2023-08-04 16 40 03 大阪 -- (きもけーね) 2023-08-04 16 41 20 大阪 -- (もこう) 2023-08-04 16 42 06 山口県 -- (文) 2023-08-05 07 36 51 山口県 -- (はたて) 2023-08-05 07 37 21 鹿児島県 -- (メディスン) 2023-08-05 07 38 08 鹿児島県 -- (ゆうか) 2023-08-05 08 28 00 熊本県ないち -- (小町) 2023-08-05 08 28 27 熊本県 -- (ヤマザナドゥ) 2023-08-05 08 29 00 三重県 -- (しずはみのりこ) 2023-08-05 08 30 01 愛知県半田市名古屋市 -- (ひな) 2023-08-05 08 31 03 愛知県半田市名古屋市 -- (にとり) 2023-08-05 08 31 28 愛知県半田市名古屋市 -- (もみじ) 2023-08-05 08 31 51 宮城県 -- (早苗かなこすわこ) 2023-08-05 08 32 18 東京都 -- (いく) 2023-08-05 08 32 55 東京都 -- (天子) 2023-08-05 08 33 24 愛媛県 -- (キスメ) 2023-08-05 08 34 46 愛媛県 -- (ヤマメ) 2023-08-05 08 35 18 愛媛県 -- (パルスィ) 2023-08-05 08 36 02 沖縄県 -- (ゆうぎ) 2023-08-05 08 36 24 山口県 -- (さとり) 2023-08-05 11 22 48 山口県 -- (こいし) 2023-08-05 18 47 12 山口県 -- (お燐) 2023-08-05 18 49 29 山口県 -- (お空) 2023-08-05 18 49 48 岡山県 -- (ナズーリン) 2023-08-06 15 04 05 岡山県 -- (こがさ) 2023-08-06 15 04 55 岡山県 -- (いちりんうわざん) 2023-08-06 15 05 26 埼玉県 -- (みなみつ) 2023-08-06 15 05 54 埼玉県 -- (しょう) 2023-08-06 15 06 27 北海道 -- (びゃくれん) 2023-08-06 15 07 06 青森県 -- (ぬえ) 2023-08-06 15 07 47 沖縄県 -- (大ナマズ) 2023-08-06 15 08 37 岩手県 -- (サニーミルクルナチャイルドスターサファイア) 2023-08-06 15 09 40 岩手県 -- (ヒソウテンソク) 2023-08-06 15 10 22 宮崎県 -- (あきゅう) 2023-08-06 23 01 20 石川県 -- (レイセン) 2023-08-06 23 01 43 大分県 -- (とよひめ) 2023-08-06 23 03 02 高知県 -- (よりひめ) 2023-08-06 23 04 22
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名前 チームコード 得意コース 苦手コース メインマシン 備考 abyss 2407-7461-7802 AC 0559-7872-5942 64マリサ 遺跡 GBA ヘイホービーチ デジマ ファンバウ twitter Youtube AKABA 2665-1115-8697 SFC おばけぬま2 メイプル 優しさ担当 AKU 2194-3240-7112 akut 1763-7002-6019 Alice 0046-8486-6086 Alice. 1335-1537-4961 Alpha 1375-7443-7432 AQuA Arisa A.REI 4727-0057-2867 Asriel 0777-6989-1376 Asteroid 3568-2847-9075 クッパキャッスル ヘイホービーチ ファンバウ 選考会の数合わせ担当 β-ロマ Barson 5328-9724-9042 belze beryy BLACK 2148-9130-5079 SFC おばけぬま2 GBA ヘイホービーチ ファンキーバウザー Black yoshi BOMB￡R 3868-7869-2721 Buchi chap 3008-1901-6715 Citron 2320-7240-9610 cotton* Crack 3180-8278-1279 Crimson 1934-2127-6820 Crow 3998-6750-3038 Crow 0216-1354-6395 Chrono Dark☆yoshi 3824-8667-9072 DARS Deco 1120-2004-2182 64 DKジャングルパーク GC DKマウンテン ファンキーバウザー とてもやさしい Dior* D.L 2578-6770-5160 特にありません 主に全部。特に運コース、虹＆鉱山 Miiマッハ 役不足な自分ですが宜しくお願いしますm(_ _)m Doubt. 4211-6297-1459 Dova Drop 5244-5268-0686 ELS 3611-6977-0898 メイプルツリーハウス 遺跡 ロゼバウ ES f77★ΩγΞψ★ fanta64 1676-5794-1836 FBFR Fekate First 5284-7442-1555 FOXHOUND 4685-5054-1038 Frens 2796-3060-1684 Freya 3268-6746-2104 デジマorファンバウ GEN 0003-7204-6025 DelfinoSquare DKMountain FlameRunner geru 0906-3659-1881 GLICO Grief 4511-0582-2706 GRYPHON HAPPY HA￡U 4169-3384-7364 Haru 2492-4959-9544 デイサ 茸谷・兵浜 デジマ Haru 0990-9221-8613 heaven 1076-3619-0812 HeL 4555-2265-6444 HiDE34 1677-8542-2672 ムーンリッジ ハイウェイ GBA ヘイホービーチ ファンバウ youtube hiroki 3137-3372-4179 hisaro ice 3567-7534-8167 Ichigo janne* 0217-3520-1093 Jill 3010-1205-2303 カラカラ遺跡 DSサンサン砂漠 ファンバウ jun 2793-3906-3340 K K7 Kaede 4125-3609-7722 64マリオサーキット ルイージサーキット Miiマッハ ★kaito☆ 1593-4426-6340 kamina 5285-8718-3804 KA$ 4554-2221-2032 岬・遺跡・工場・虹 兵浜・氷・モモカン ファンバウ 交流戦雑魚担当 kasumi 2108-4853-5641 Katami 0560-2769-0687 雪山 氷山 MIIマッハ 現在は日本国外の方のみ募集してます kazuki Kazuya 1720-4918-8653 無期休止 king 0259-1934-2386 ファンバウ KING 1291-5371-6828 スノボ.クパキャ 虹.ヘイ浜 ファンバウのってます 性格はやさしいよ kinopi 4255-2604-4581 KJ 2622-6168-5811 Knight 0132-5302-6092 64マリサ・64クパキャ・クパキャ・クパキャ3・スノボ・レインボーロード・グラグラ（バグなし）・工場 平浜・シャーベットランド ファンバウ 得意コースは多いが、アイテム運が低いため、運が悪ければ、最下位も時々ある＾＾ kou 4511-5435-3141 KT KURO LAHIRE＠PIXY 0088-7199-7057 亀城 ほぼ全部・・ MIIバウ そこのMiiバウは私ですぞ・・ Lanta Leila Lemon LEXY★ムクッち 2321-5068-2223 LISA Lin Linkin 0690-9402-7309 link 4340-2230-2689 losy Lucy Lv5☆ m 1292-4636-0444 デイサ・キノキャニ 虹・スノボ・ワルスタ ファンバウ maakun 2664‐2606‐6444 Mach Maple 1206-5047-7720 mars 3096-1119-2624 Masa matchbo 0517-5143-2579 McRaren Mi*y 4427-5549-4656 Mint 5328-5663-1272 Miracy 3439-7331-3499 Moon 4297-8686-9303 虹道 遺跡 山 ファンバウ moro mugen Nachi*テント 0389-5629-4694 Nacu 0819-7960-8282 nagi nao 4812-9927-7426 nick 4339-6419-8518 Niyuki 0001-9806-1566 NoeL* Noise 亀城全般 スノボ 月橋 シャーべ デジマ・ロゼバウ nook 1032-1599-2213 Nos 4039-7373-0466 nova 5456-3461-8336 Oro-S OP 4769-8515-2840 Pat 4682-9523-4013 pepo 3740-0134-8533 Phantom** 1421-0225-7711 Player 2664-2207-0655 ρικα prant 1978-9677-7615 QoN★* 3182-1111-1751 R 1678-9507-9712 racer Rauou￡ 0903-2891-7552 reita ren 5327-1568-8068 ジャンパ 64亀城 ヘイ浜 ルイマ・デジマ 被弾担当 REX Retu rhea ribura 3179-7159-4407 Richard RinG* 1378-6029-8171 RIe-fu 3395-5463-4230 Ron 3824-0414-5297 Rossi 0433-1114-9913 ない 全部 ファンバウ ロゼバウ RoT Roze 仮復帰します RruTo 4186-1518-6029 Rudolf Ruko Rune 3482-7305-0517 R.Y 4340-8502-5751 Ryota 1633-4300-0951 ファンキースタジアム グラグラ、カラカラ デジバウ ダントツびり担当 Ryu Saika $aku Salvia 0090-5555-1918 SαN 2452-0703-2266 sangre Sea SENPU 0476-5894-5524 sepia 4513-5375-7096 Shift 3568-2206-0569 Silvia SJT S.K☆hｓ sky smile 3996-7897-7027 ﾙｲｻ 64ﾏﾘｻ GCﾏﾘｻ ﾏﾘｻ 月橋 ファンバウ $Nake Sre ＄sanoo 2838-2879-9579 沼 ファンキーバウザー STAR 0000-0000-0000 真理差3 虹道 出島 †40pt提供担当† ★STAR★ 1550-1150-4981 storm SUCAI 2064-8554-1500 SUPER 3009-9826-2046 SYO-GO S64Dnk 1206-4757-8696 Tac★ 0690-8523-0001 taka TAKE 3825-0841-3607 Të￡ 5285-2947-6954 Tewi Tia デイジーワイルドスター Titor 2409-8170-7386 tomo 2150-7858-1997 Tray Turboi Τωιπgγ Vanish Varuna waru 4339-5304-3002 変態担当 xia you yuuki γυυκί♭ 引退 Y.U.Z 2020-0308-7364 モンテ・亀城 ワルスタ・カラカラ ロゼバウ yuzuki YZR 3051-7654-2542 Zao 0433-5038-9208 ZEEBRA Zeet 0388-7819-2751 Zero(シュウト) 虹 DKSなど しゃーべっと ファンバウ 下手暴走者 Zeth ZEWZA 1290-0220-5686 znn 1547-5320-7329 ＠ 2710-2246-8999 ＠magi ＠mmd 2277-8122-7534 ＠Yui 5028-6262-0199 ピーチビーチ ヘイホービーチ Miiバウ σ 3rd 4rin 966 アイス 0132-3158-5762 あおい 4640-5014-9594 あおキジ あかいくん 4769-8936-9196 あかつき あぐあぐ 4683-9261-0786 アクイラ 1207-0227-5206 アサギシティジム あっぷる あなぐま 4599-5014-8016 あは アメザキ 3868-3273-0006 あやな 2321-7383-2389 あわび 4254-6506-9517 あんこ アンタレス あんちのみー 2237-2591-9736 いかづち イグドラシル 壱 1206-1432-9507 いちご いとふ イリアン 4642-8203-3738 いわお 1378-4046-3207 うえり 3008-8942-3372 ウッチーマン 1719-8935-4982 うよん 5329-0594-0020 エクス 2493‐6999‐4859 エクレア 2837-5268-3495 えちご 0302-4528-3276 DSヨッシーフォールズ GC DKマウンテン ロゼバウ 参加詐欺担当 えびカツ 1934-1312-5785 お馬 おかピ 1248-3892-0612 おこのみやき 2450-1229-8745 オワタ 0560-2965-5538 ヨシフォ 虹 miiマ おそらくＢＴＬで一番年下 ☆かぁびぃ☆ かい 4298-5046-3542 カイト 快陽 1635-7556-5670 がおー カオス 1163-2917-0842 かがやき カゲトラ 2879-7119-5092 デイジーマッハ ( ๑╹◡╹๑)っ担当 かせいじん 5026-6325-4329 砂漠 メイプル ジャンパ 遺跡 工場 スノボ バウザー かつき Gくら3ごうです。 かな 香奈 4768-8030-8244 かのん 1291-3362-6045 ガヤルド 0602-8965-1424 カラス カラリオ 3740-6533-0365 カリバー カンナ♭ キーブ きーろ キノコ 4383-6786-2551 稀夜 キャス キラ 5114-1262-9908 キラー キララ 4685-4564-4559 キリン ぎんが 0430-8645-2462 よろしくお願いします きんぐ くつした 3481-1527-2639 グッピー♪ クラウン くろ クロ クロウ クロサキ くろすけ まーたん担当 くろぼし 1978-0992-7219 全部 ロゼバウ ビリ担当 けいさつ 3739-5529-9869 けんや コウキ こうちゃ 2451-8663-2185 こしひかり 3910-5364-6131 ワリオ鉱山 DKマウンテン ファンバウ みんなの朝食担当 コットン 2709-6758-6344 コニタン 2580-2596-0044 こめかみ＠ｘｙｘ 4468-6171-6677 こらーげん 5456-3461-8336 コン 3612-1979-7888 サーは 3612-1979-7888 咲夜 4425-4762-5667 64クパキャ キャニオン＾＾； デジマかファンバウ ＾＾担当 さくら ざくろ* 0774-9278-5230 さけ丸 0475-7325-9776 ささやき サダヲ 3610-6903-6245 DSモンテタウン 熟女担当 サマルト 4555-2758-5018 サムライJAPAN 1160-9903-2945 沼 虹 マサト様信者～(＾ิ౪＾ิ)～ サメ 2837-0103-2367 しぃな ジーン ジェーソン 社員 4296-3134-8307 じゃっがーん しゅうへい じゅぴたー 4685-8270-8454 しゅん 3437-8743-6161 ディディマッハ しょしんをわすれず 4211-4898-3885 ジョセフィーヌ しょぼた 4342-3336-7076 じろうくん しろすけ シュウト 2451-5064-5269 ジュン しん シュウヂ 3394-3662-3809 シンタロウ 1934-0847-4049 すかい スギたまＴ スシン 0475-4494-6761 スズカン すたんぷしぃーと 4942ｰ3344ｰ9373 スティング ストッピー 4083-7435-3765 すねいく すわこさま 2965-3908-1186 ソックス ソマリ 5112-3549-0799 セリア そぃ* ソウゴ 4813-1394-1088 ぞろ ダイ 3438-5003-9883 レインボーロード 10年前のSFC以来のマリカーです。初心者です。 ダークマン たかはし 0390‐1620‐4384 たける ダオラ 3179-9298-3708 レインボーロード、64マリオサーキット 打開系コース マリオマッハ 一言でいうと雑魚ですが宜しくです＾＾； たけっち 2709-3773-6615 だいもん タシギ たつひろ 1292-2547-0619 たるみ 知事 沼＆SFCマリサ 砂漠系(ジャンパも) ロゼバウ それほどうまくありませんがよろしくです！(｀・∀・´)ゞ ちっぱ～ 2192-7213-9493 チャンピオン 2580-8302-1345 つくよみかのえ 3352-9246-6364 椿 2751-6707-5554 つばさ 0131-2217-2899 ヘイホービーチ クッパキャッスル Miiマッハ つれ ディア 4083-6173-8275 でこりぼん 3352-0056-1510 でっていう でっとん デュナ デリック 0776-8889-8497 てりやきチキン でるたん 3480-8710-0491 でんち 1463-7075-6305 とちおとめ 2795-8146-9945 どらい ドラゴン どりーむ*らいと 1934-8323-0308 どん 2925-1280-6961 ドM!?S.Z◇ 0218-1159－7146 なおき 4298-4053-0539 なし なだる* ナツ ナツキ 3136-9020-2794 ファンバウ はじめまして。新入りです。よろしくお願いします＾＾ なゆた 3353-8098-9568 デジマ ニャー ぬー。 3652-6032-0808 ヌッスィ ねーろ 1980-1248-9514 ねおち ネギトロ 0561-1810-6220 ねこ 2881-8616-6411 ネス ネロ のおー 5199-6442-0265 バイオ ハスキー 4898-5880-2840 パタパタ 2580-2304-7203 バッカスライダー 4683-6765-3823 ハッシー 3781-3412-4321 はてフロ 1720-0794-4270 ぱぱいや 1591-8881-1785 パパイヤ ハヤテ 0476-6302-2241 はゃてん 0646-2112-5705 はらぺこ はると ｸﾊﾟｷｬ ｷﾉｷｬﾆ ﾛｾﾞﾊﾞｳ ﾃﾞｼﾞﾏ はれた 2922-6542-2239 キノコキャニオン ヘイホービーチ ピーチマッハ ふわふわ担当★ ハンター1 ピア 3568-5658-0054 ぴぃぬこ 3568-7339-4862 ひいらぎ 2923-5379-8393 ヒイロ ヒカリ 3139-3851-5490 ヒトミ ひろと 1421-4311-0033 ぶーすたー ファイヤー ファンブル！ 0903-3324-8888 ハイウェイ レインボー デジマ 時間帯16時30～22時 フィル フウマ 3568-9064-0721 工場・虹・モンテ 茸谷 ルイマ・ファンバウ 下ネタ担当 フォックス（FOX） ふぉる ブガッティ ふさぎ ふじ 3696-5602-2866 フライ フラン ヨシフォ マウンテン メイポ ブリッド 2280-8874-7378 ベルゼブブ 4640-7945-7962 DKスノーボードクロス それ以外全部ｗ 緑舌龍の海豚(ヨッシードルフィン) 怠惰と暴食担当 ぽいずん 1592-4848-6437 ほかげ ホスト ホタル ほっけ 0047-0605-1892 ぽにょ ポンピちゃん 0774-8003-3824 運コース 運で勝てないコース イルカ＆バウザー Decoさんのファンです！サイン下さい(/ω＼)担当 マクドナルド マグマ 0002-6587-2524 マジンガーZ 4341-5031-7348 マサト 0989-9057-4881 マリオサーキット バトルコース ファンキーバウザー ～(＾ิ౪＾ิ)～いえ～い マスオ まっは 5199-6678-8203 運ゲ ココモ・スノボ ベビマリキラー よろお＾＾ｂ まぷれ 3652-0980-4198 まめしば 0989-2407-3841 なし 全部 デイジーマッハ ありがとうございました（無期休止） マリー 1504-6739-8281 マリオ-X 2837-0012-5767 64 DKジャングルパーク DKスノーボードクロス デイジーマッハ マリオン 1376-2899-0081 マロン まをう 0388-9865-0961 デイジーマッハ み～にゃん 2107-0757-2222 YF 遺跡 岬 ファンバウ みかる みさ 3352-8736-3512 ミサカ 4254-0063-3180 みつひろ 0948-4451-3388 ミナセ ミナギル鷹 1376-2680-4142 デイジーマッハ みやび 2235-8291-7646 ミヤマ 4297-5924-6156 キノコキャニオン 山 ファンバウ 凶運担当 みょん 3652-3360-0707 ミラノ 1206-2911-2508 みるくここあ 3224-9768-2351 ムリゲ 3867-3931-9675 メガネ 0690-6181-3335 めんたいこ もそじい 4296-7035-4141 もっちゃん 2794-8049-7421 もなか。 2492-4652-4559 ももん 4383-1485-3822 モラール 3182-1554-2631 やーきす 0732 6512 1713 デジマ やいば やまのて ヤマブキ 3138-1928-4829 なし 全て デジマ よろしくおねがいします！ 弥生 2492-9106-2375 ファンバウorデジマ ^^ やるる 1033-9167-1753 ゆーき ゆう 0046-0602-9324 ゆう 4941-7653-5267 ゆうき Gくら4ごうです。 ユウキ 1249-2422-1574 ドリバイ・カート以外 ユウちゃん 4900-4724-7024 ゆうや 5069-9181-5129 ユベル 3052-3866-8224 ゆら 1635-9722-7270 よ～し 1290-8843-9925 ヨッシー 5114-6424-6721 らいおん らいと ライト ライム 3267-1403-6130 ララプン 1291-0417-8850 虹 キノキャニ ファンバウ 生きてます𝕏 ランエボ@F ランピー 4898-7596-8183 ランブ 3181-9822-7823 り～ふ 1763-8286-9026 リーフ りったん 2752-3127-7228 りゅうD 3869-7597-7442 りゅの 0474-1331-7662 りょう りょうらん りょふ りんごちゃん るい＠DASH 4682-8582-6602 るいーじ* 2191-9986-8346 ルイージスタジアム マリオサーキット miiバウ よろしこー(｡◕‿◕) ルパン 1936-7630-0530 るろうに 1290-4487-2460 レイル 0389-5773-8873 れじ 4342-0904-1762 レミ レミリア 4297-7080-6683 レモーネ ロイド ろうと ロゼオ ロゼッタ ロゼみ ろっき 1635-1231-2515 わさび 2924-4980-5875 わらうふつうくん 3654-3335-2061 わるちゅろす 計517名
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１６匹の子まりさ１０／１６ 12KB 制裁 野良ゆ ゲス 希少種 自然界 人間なし ようやく書けた続編、やや長め？ １６匹の子まりさ１０/１６ マーラーあき ・ようやく書けました、多分誰も期待してない子まりさｓの続編です ・このシリーズはこれの次ぐらいで終わりにします ・かなり俺設定入ってますが無害です、多分！ ・希少種がたくさん出ますが希少種は死にません、めっちゃ優遇してます ある時は死に別れ・・・またある時は記憶を無くし別れた姉妹 そんな中、生き残りの子まりさ達は今もまだ旅を続けていた・・・ ―――山の中 あれから更に２週間が経過した・・・ 成体一歩手前ぐらいまで成長した子まりさ達は例の如く１匹欠ける事無く順調に旅をしていた。 生まれてからずっと街で育った子まりさ達が今回山の中を進んでいるのには理由があった それはあの町（１１／１６の舞台）を出る時に聞いた・・・ 「この町は保護団体がいるからそうでもないけど次の町は普通に虐待される可能性がある」 という言葉であった。 子まりさ達はその意見に従い、人の少ない山道へと入ったのだ・・・。 季節はまだ冬であったが暖かい日が続いたお陰か、草や山菜も少量ながら芽を出し始めていて 少なくとも飢え死にする事だけはなかった。 また、川沿いに歩いているので水分補給も出来たし、体を綺麗にする事もできた。 そんなある日の事、子まりさ達の前に分かれ道が現れた・・・。 「みちがみぎとひだりでわかれてるね・・・」 因みに右はこのまま川沿いに、左は川を抜けて木や草が生い茂っている道である。 「どっちにいく？」 「うーん・・・」 全員が悩んでいると長女子まりさが・・・ 「かわさんにそってあるいてるとそのうちごはんがたべられなくなるかのうせいもあるし ここはくささんがいっぱいあるほうにいこうね」 といった。 それを聞いた子まりさ達は 『ゆっくり理解したよ！』 と、誰も反対せず従った。 そして草木を掻き分け進むこと１時間・・・ ポッ・・・ポッ・・・サァ……… 山に小雨が降ってきた。 『ゆわぁぁああああ！あめさんはゆっくりできないぃぃぃぃぃぃぃぃ！！』 子まりさ達は雨宿り出来そうな場所を探し出す・・・。 暫くして次女子まりさが山小屋を発見した。 「みんなー、あそこにおうちがあるよ！」 「ほんとうだー！みんなゆっくりしないであのおうちまでいくよ！」 『ゆっくり理解したよ！』 小屋の入り口は閉ざされていたが、幸いな事にゆっくりが通れるぐらいの穴があり子まりさ達は難を逃れる事が出来た。 ザァァァァァ……… 子まりさ達全員が小屋に入った時、雨は本降りとなった もし子まりさ達が川沿いの道を選んでいたら今頃は全員増水した川に流されていたであろう・・・。 どうやら運は悪くなかったらしい。 「みんな、だいじょうぶ？」 『だ、だいじょうぶだよ・・・』 ―――翌朝 ザァァァァァ・・・ 雨はまだ振っていた・・・ 「ゆぅぅ・・・おなかすいたよ」 「そうだね・・・でもたべものが・・・」 その時三女子まりさが・・・ 「こんなこともあろうかと、どんぐりさんをひろっておいたよ」 そう言って、ぼうしから２０個のどんぐりを出した。 『ゆわぁぁ・・・まりさえらい！』 「ゆふふー・・・てれるよ」 この子まりさ達はかつてお爺さんに教育してもらったお陰で１００まで数える事が出来た。 故に喧嘩せず２０個のどんぐりを公平に分ける事に成功した。 『いただきまーす、むーしゃむーしゃ・・・しあわせぇー！』 とはいえ１匹たった２個のどんぐりでお腹が膨れる訳もなく、順番で素早く表に出て雨水で空腹を紛らわせた。 「ケプゥ・・・おなかふくれたよ」 「これできょうはいきていられるね」 「それじゃまだあめさんやまないみたいだし、みんなすーやすーやしようね」 『ゆっくり理解したよ！』 そして更に翌日・・・ ピチョッ・・・ピチョッ・・・ ようやく雨が止み、太陽が姿を現していた。 「ゆんやぁ！やっとはれたね！」 「おひさまさん、ゆっくりしていってね！」 「でも、まだじめんにおみずさんがのこってるからもうすこしゆっくりしてからしゅっぱつしようね」 『ゆっくり理解したよ！』 それからおよそ３時間後、ようやく地面から水溜りが消えた。 「もうだいじょうぶだね、それじゃゆっくりしゅっぱつしようね」 『おー！』 そして子まりさ達は途中草やドングリ、草に溜まった雫を食しながら進んでいった・・・。 そして夕方・・・ 「きょうはこのあたりでのじゅくしようね」 『ゆっくり理解したよ！』 子まりさ達は分散してベッドに出来そうな草を用意し、食べられる草やドングリを集め、捕食種や野生動物がいないかどうかの見張りをした。 やがて食事も終わり、すーやすーやしようとしたその時・・・ ガサガサ・・・ガサガサ・・・ 背後から何かが近づく音がした。 「な、なんのおとだろう・・・」 ガサガサ・・・ 「なんだかゆっくりできないおとだよ・・・」 ガサガサガサ・・・ 「みんな、はなれないでいっかしょにかたまって！」 『ゆっくり理解したよ！』 ガサガサガサガサ・・・ 『ゆんやぁー！ゆっくりさせてぇーー！』 やがてそれは姿を現した。 ザバァー！ 「おお、はっけんはっけん」 『き、き、き、きめぇまるだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！』 子まりさ達は急ぎ逃げようとしたが・・・ 「おとなしくするみょん！」 「もうにげられないんだよねー！わかるよねー？」 「むきゅ、ていこうさえしなければきがいはくわえないわ・・・いまはね」 「おお、あわれあわれ」 きめぇ丸（胴無）を筆頭に自分達よりも素早いちぇんが 自分達よりも高い攻撃力を持つみょんが そして自分達よりも知能の高いぱちゅりーが子まりさ達を囲んでいた・・・。 「どうするみょん？このままていこうしてにげるみょん？それともおとなしくとうこうするみょん？」 「おとなしくつかまればてあらなことはしないよー、わかってねー！」 やがて長女子まりさが口を開いた。 「ゆぅぅ・・・みんな、ここはおとなしくとうこうしよう」 『お、おねぇちゃーーーん！』 「だいじょうぶだよみんな、まりさたちはなにもわるいことをしてないんだから・・・ それよりも、もしここからにげられたとしても・・・またつぎのおってがまりさたちをおいかけてくるよ だったらいまのうちにごかいをといたほうがいいよ・・・そうでしょ？」 『おねぇちゃん・・・ゆっくり理解したよ！』 「むきゅ・・・どうやらはなしはおわったみたいね」 「おわったよ・・・さあ、まりさたちをつかまえてね！」 『かくごはできたよ！』 「おお、みごとみごと！」 そして子まりさ達は全員投降してきめぇ丸達に連れられ、とあるゆっくりプレイスへと連行された。 ―――翌朝・とあるゆっくりプレイス 「みんな、おきるみょん！おさのさいばんがはじまるみょん！」 「おくれたらせいっさいなんだよー、わかってねー！」 慌しいみょんとちぇんの声で群れのゆっくり達が広場に集合する。 ザワザワ・・・ （バン！バン！）「静粛に！」 そして広場の中央・・・裁判を行う裁判官にしてこの群れの長は胴付のえーき それを補佐する胴付さとりと胴無こまち その回りにはたくさんのみょんが長の警護に当たっていた。 この群れでは白黒をハッキリつけられるえーきと相手の心を読めるさとりが統括しているせいか 他の群れと比べて格段にゲスが少なかった・・・。 もし群れの中にゲスが現れた場合や、問題を起こしたゆっくりが現れた場合は今回の様に裁判を行って処罰を下す。 その結果基本種が激減し、俗に言う希少種が多数を占めていた。 「コホン・・・それじゃ今からゆっくり裁判を始める！」 と、裁判長の胴付えーきの一言で裁判は始まった。 「すーやすー（バシン！）ったた・・・では最初の被告ゆっくり、前へ」 というこまちの声を聞いたちぇん達が最初のゆっくり・・・ 「うがぁぁぁぁぁはなせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！」 『はなちぇーーーーーーーーーーーーーーー！』 いかにもゲスなでいぶとその子供の赤れいむ３匹が連れられて来た。 そしてでいぶを連れてきたちぇんがそのゆっくりの罪を述べる。 「こいつはこのむれのしょくりょうのちょぞうこをおそってたべものをうばおうとしたんだよー！ そのさいにみはりをしてたさくや（胴無）がけがをして、ありすがえいえんにゆっくりしちゃったよー、わかってねー！」 「なにいってるの！れいむはしんぐるまざーなんだよ！かわいそうでしょ！ なのにあれっぽっちのごはんさんじゃたりなくてゆっくりできないでしょぉぉぉおおおおおおおおお！ もっとたくさんごはんさんとあまあまたべなきゃおちびちゃんがおおきくならないよ！りかいしてね！！」 「しょうじゃ、しょうじゃ！」 「もっちょよこちぇー！」 「きゃわいぎゅっちぇごみぇんにぇー！」 その言葉を聞いた胴付さとりがでいぶと赤れいむの心を見る・・・。 「ふむふむ・・・駄目ですね、救う価値はありません」 「こまちも同感」 そして・・・ （バン！バン！）「判決を言い渡す！」 シーーーーーーーーーーーーーーーーン 「被告ゆっくりでいぶ！ その方・・・ふらんのあまあまになれ！刑と処す！」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！」 ふらんのあまあまになれ！刑とは・・・ 早い話が死刑である。 「尚、このでいぶの子供達も同じゲスになる可能性があるからこの群れに置く事は出来ない！ よってでいぶと同じふらんのごはんになってもらう！」 『しょんにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！ゆっくちしゃしぇちぇーーーーーーーーーーー！！』 その言葉にこまちはこう返した。 「ゆっくりさせてあげるよ・・・永遠に、だけど」 でいぶと赤れいむがふらんの眠っている洞穴までめーりんに連衡される・・・ それを見届けると同時にえーきは次の裁判の準備をする。 「次の被告ゆっくりをここへ！」 そしてありすに引きずられて現れたのは・・・ 「はなすのぜ！まりさはわるいことしてないのぜ！」 だぜまりさであった。 そして連れてきたありすがだぜまりさの罪状を述べる。 「このまりさは、さなえ（胴無）とゆるさなえ（胴無）のふうふのしょくりょうをうばって あろうことかベッドやたべものをほぞんするためのあなのなかにうんうんしーしーをもらし そしてさなえにけがをさせたところを、となりにすんでたかなことすわこにとりおさえられたいなかものです！」 「なにいってるのぜ！クズのごはんをまりさがたべてなにがわるいのぜ！ むしろクズはまりささまのうんうんでもたべればいいのぜ！」 その言葉を聞いて胴付さとりが一言 「駄目ですね・・・心を読むまでもありません」 「こまちも同感」 そして・・・ （バン！バン！）「判決を言い渡す！」 皆一斉に黙る・・・。 「被告ゆっくりまりさ！ その方・・・うんうんどんぶらこの刑に処す！」 「どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！」 うんうんどんぶらこの刑とは・・・ 罪人の口の中にうんうんを詰めて川に落とす 早い話が土左衛門にする罰である。 最も水死体になる前に溶けて消えるのだが・・・。 だぜまりさがゆうか（胴付）に肥溜めまで運ばれるのを見届けて・・・ 「次の被告ゆっくりをここへ！」 次の裁判をするべく進行させた。 そのついでみたいにこまちは一言 「あ、きょうはこれで最後みたいです」 そしてぱちゅりーに連れられて来たのは・・・ 「お・・・おねえちゃん」 「だいじょうぶだよ、おねえちゃんをしんじてね」 『ゆ、ゆっくり理解したよ！』 子まりさ達であった。 子まりさ達に緊張が走り、連れてきたぱちゅりーが罪状を述べる・・・。 「このまりさたちはこのむれのかりばからむだんでドングリとアザミ（※１）をあつめてたべちゃったのよ。 それと、むれのベッドにするためにってゆうか（胴付）がそだてていたチチコグサ（※２）もかってにとってベッドをつくっていたわ」 「え・・・あれってそだててたの！」 「てっきりもともとやまさんにはえてたやそうだとおもってたよ・・・」 その言葉を聞いたさとりは・・・ 「・・・ふむ、嘘はついていない様ですね 本当にこの群れの物だというのを知らなかった様です」 「こまちにはむずかしいからえーきさまにまかせます」 そして判決が下されようとした・・・その時、長女子まりさが口を開いた。 「・・・さいばんかんさん、おねがいがあるよ」 それを聞いたえーきは・・・ 「・・・聞きましょう、言ってみなさい」 「いもうとたちがかってにこのむれのごはんをとってしまってゴメンナサイ・・・ このせきにんはぜんぶまりさがとります、だから・・・いもうとたちをかいほうしてください！」 『お、おねえちゃん！』 「・・・いいんだよ、いもうとのつみはまりさのつみなんだから」 『やだー！おねえちゃんとはなれるのはいやだー！』 （バン!バン!バン!）「静粛に！」 『ヒッ！ゆっくり理解したよ！』 「ゴホン・・・それでは判決を言い渡す！」 『・・・ゴクリ』 子まりさ達に再び緊張が走る・・・ まるで○のさんのＦ・アンサーみたいに心臓に悪い沈黙が走る。 「フー、被告ゆっくりまりさ、及びその妹達！ その方達には・・・食った分だけ働け！の刑に処す！」 『・・・・・・・・・・ゆ？』 食った分だけ働け！の刑とは・・・ 要するに群れの食料食ったんならその分働いて返せ！ って事である・・・。 「ってことは・・・まりさたちは・・・」 その疑問に答えたのは、ここまで連れてきたぱちゅりーだった。 「むきゅ、おめでとう・・・あなたたちはむざいよ」 『や・・・や・・・やったぁー！』 「ただし、とうぶんのあいだはこのむれのためにはたらいてもらうわよ？」 『ゆっくり理解したよ！』 こうして子まりさ達は暫くの間、この群れに留まる事になった。 子まりさ達は狩りに、戦いに、見張りにと・・・ これまでの経験を生かし頑張り、また人間から教えられた知識も役に立てた。 これにより群れの食料が３割増となり、通常食べられない物を他の群れや野良ゆっくりを追い出す為の武器へと変えていった。 やがて子まりさ達も成体となり、姉妹達は新たな家族を得ようと思う年頃となった・・・。 でもこの時はまだ・・・ 子まりさ達に起こる悲劇を誰も知らなかった・・・。 ～～To Be Last Episode…～～ ※１アザミ・キク科アザミ属の野草 胡麻和えや天ぷらにすると美味しいが育ちすぎるとトゲが痛い ※２チチコグサ・これといった毒はないが食べられない ハハコグサと見た目がそっくり。 因みにハハコグサは七草粥等に入れて食べる。 ※あとがき・アザミの天ぷらに七味付けて食べたい・・・ でも３月入ってからじゃないと採れないのよね・・・orz 過去書いた物 （省略） ふたば系ゆっくりいじめ 909 ちょっとした憂さ晴らし ふたば系ゆっくりいじめ 923 甘味処 ゆうか～聖戦の巻～ ふたば系ゆっくりいじめ 961 山岳救助レンジャー部隊 〔冷覇〕 マーラーあきの作品集 トップページに戻る このＳＳへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ！よく考えて投稿してね！ 感想 すべてのコメントを見る 異議あり！えーきさま、この裁判は矛盾しています。 よって、このまりさは有罪です。 -- 2014-11-01 08 07 14 ↓↓↓流石ゲスだなwwwww餡子脳wwwww -- 2012-11-20 15 04 09 ↓↓おｗｗｗｗｗいｗｗｗｗｗ -- 2011-12-01 04 22 12 ↓おいゲスしかいねえぞｗｗ -- 2010-08-07 12 56 24 えいきはげすだね！かわいそうなしんぐるまざーはだいじにしなきゃいけないんだよ！！ -- 2010-07-16 18 17 32 さすが、えいきさま！！めいさいばんちょうだね！！あとあまあまちょうだいね！！ -- 2010-07-12 09 56 01
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ハロウィンパーティー二日目 仙石神姫センターの３Ｆ舞闘場には大勢の人が集まっていた。 「クロエさん！」 名前を呼ばれたクロエが周囲を見渡すが人が多すぎて声の主が見つからない。 「こっちです。こっち」 トントン、と軽く肩を叩かれ振り向くと、声の主である女性がいた。 「晶さん」 御剣＝晶、大学２年生の２０歳、神姫オーナーとして県内でも有名なランカーだ。 「クロエさんも参加しているんですか？あれ？エリアーデちゃんは？」 「今回は裏方にまわってるので、エリアーデは家でお留守番です」 「裏方？」 「今回のイベントは結構な規模ですからね。近くの神姫関連のお店は結構手伝いに来てますよ」 「そうなんですか」 「残念ですね。クロエさん達と一緒に参加出来ると思ったのに、とマスター晶は思っています」 晶のパートナーであるサイファがオーナーの心情を代弁した。 「サイファ！余計なことは――」 「？どうしたのですかマスター」 「やぁ、サイファ、昨日は大活躍だったね。」 「お褒めの言葉ありがとうクロエ、しかしイベントはあと二日ある。称賛はイベントが終了してから頂きたいのだが？」 「サイファ！なんてことを言うの！」 「あはは、それはすまないねサイファ、お詫びと言ってはなんだがまだ時間もある事だしお茶でもどうでだい？もちろん奢りますよ」 「良いでしょう。その申し出受けましょう」 「そんな！悪いですよ。失礼を行ったのはサイファなんですから」 「う～ん、それではこういうのはどうですか？暇なので付き合っていただけませんか？」 付き合っての言葉が晶の心に突き刺さる。 「はい！もちろん喜んで！」 喜ぶ晶を見てサイファが呆れたように呟く 「この程度で喜ぶのではまだまだ道は遠いですね。マスター」 神姫センター１Ｆのイベントホール、舞台上には昨日のダンジョンを勝ち上がった参加者６０名と司会を務める昨日と同じ魔女の恰好をした女性がいる。 「さぁ！ハロウィンパーティー二日目です！二日目の今日はっ！こちらっ！！」 司会者の紹介と共に巨大な舞台装置が動き始め、真ん中から今日の舞台である円形闘技場、コロッセオがスモークの中せり上がってきた。 大掛かりな仕掛けに会場内が湧き上がる。 「このコロッセオを使ってバトルロワイアルをしていただきます！それではルールの説明を、まずこのコロッセオにクジで決められた１０名の神姫に闘士として入っていただき制限時間３０分のバトルロンドを行います。そして二名になるか、時間が過ぎるか、いずれかの場合翌日の最終イベントの切符を手に入れる事が出来ます」 司会者が含み笑いを浮かべる。その笑顔は魔女の恰好に相応しかった。 「――ただし時間経過で試合終了した場合、１名になるまで時間無制限のサドンデスに突入、さらに３分経過後に今回の為に編成したエグゼキューターズを放ちます。その場合は全滅を覚悟してくださいね♪しかし彼女達を倒せた場合は生き残った全員が最終イベントへの切符を手にする事が出来ますのでがんばってください♪」 エグゼキューターズ、処刑人の言葉と魔女の笑顔に場内が静まり返る。 「それでは第一戦目にまいりましょう！」 第一戦目、二戦目と滞りなく試合は進んで行き、第四戦目、彼女達が牙を剥いた。 第四戦目はブーイングの嵐だった。選ばれた全員が積極的にバトルをしようとせずに非常に退屈な試合運びとなった結果、全員が時間経過で生き残ったのだ。 そしてそれはサドンデスへと突入した今も変わらず、３分が経過した。 「ふ～ん、これはこれはダメダメですね～仕方ありませんね。それではみなさんお待ちかねのエグゼキューターズです♪」 司会者に紹介された１０体の神姫の前に５体の処刑人がコロッセオに舞い降りた。 その処刑人達の姿に場内がざわついた。それは正体不明という訳ではなくいずれも雑誌やＴＶで見た事がある有名すぎる神姫だからだ。 「ウソ・・・だろ・・・あれって今年のワールドクィーンのネメシス！」 「っていうより、歴代のワールドクィーンばっかりじゃないか！」 「まさか、偽物だろ？」 「なんでこんな所に！？」 ワールドクィーン、毎年行われる世界神姫女王杯の優勝者に贈られる称号、オーナーにはキングが与えられる。そしてここにいるエグゼキューターズは皆、本物のワールドクィーンの称号を一度でも受けた者だ。 観客に投げキッスをするのは３年前の覇者、ヘルメス 獰猛な目で闘士を見つめ笑みを浮かべる５年前の暴帝、ベルセルク 静かに処刑の開始を待つ４年前の女帝、ロビン 準備体操をして万全に挑もうとする２年前の女王、ヴォルフ そして今年のワールドクィーン、ネメシス 「これよりコロッセオの殲滅を開始する」 ネメシスが静かに死刑宣告を告げる。 「行くぞ、小ネズミ共！」 ベルセルクが闘士に向かって突撃しバスターソードを振るう。 「遠くへお逃げなさい」 ロビンがマスケット銃に似た狙撃銃で神姫達を狙い撃つ 「エッヘヘ～行っくよぉ～」 ヘルメスが大鎌のグリムリーパーで神姫の狩り採りを始める。 「長く持ってくれよ！」 ヴォルフが拳を固く握り突撃する。 それは圧倒的な戦力差だった。ワールドクィーン達が敵神姫たちのあらゆる攻撃を紙一重でかわし反撃する様はまさに蝶のように舞い、蜂のように刺す。ただし蜂は猛毒と高い攻撃性のスズメバチだが。 ネメシスの殲滅の宣言通り、バトルロンドは一方的な蹂躙が行われていく。 「おら！これで終わり！」 ベルセルクのバスターソードがサイフォス型の神姫を叩き伏せる。 「無駄です」 ロビンの精密射撃が遥か後方の空にいたツガル型を捉え、落ちた。 「まだまだ、だな」 ヴォルフの拳がストラーフ型の腹部を深く刺し、吹き飛ばす。 「遅い、おそい」 ヘルメスのグリムリーパーがヴェローナ型を斬る。 「散りなさい」 ネメシスの西洋剣による二刀の鮮やかな剣技の前に飛鳥型と紅緒型の２体が斬り落とされた。 最初は激しく抵抗していた神姫たちだったがワールドクィーンの猛攻の前に１体、また１体と倒れ、そして最後の１体がネメシスの手によって斬り伏せられた。 「殲滅の完了を確認。引き上げる」 ネメシス達エグゼキューターズが引き揚げた後には静寂だけが残った。みんな魅入られたのだ。 ワールドクィーンの称号を持つ神姫達の鮮やかで美しくも恐怖すら覚える圧倒的な力に誰もが飲まれていた。 「エグゼキューターズのみなさんお疲れさまでした～♪残っている方は・・・いませんね。それでは次の試合に行きましょう♪」 第五戦、サイファの試合 「がんばってくださいね。晶さん、サイファ」 クロエの応援に晶が笑顔で答える。 「がんばります！」 「がんばってくるわ」 開始早々、バトルは大乱戦から幕を開けた。エグゼキューターズの登場は参加神姫に火を付けた。彼女達に会いたくないという意味で。 乱戦の中でサイファが気になったのは千姫、この中で特別に注意すべきはランカー同士である彼女だった。 耳を銃撃音や爆音などの大きな音が支配する中、一つの風切り音が聞こえた。それと共にサイファに襲いかかってくる刃 「くっ！」 風切る刃を紙一重でエウロスで受ける事が出来た。おそらく次は無いだろう。それほどまでにこの刃は速く鋭い。 紅緒型の神姫が納刀し、再び抜刀できる居合い切りの態勢をつくる。 「千姫、嫌な時に」 「久しいなサイファ、今度こそ決着をつけようぞ」 サイファと千姫には過去三度の勝負を行った事がある。その三戦すべて決着のつかない引き分けで周囲の認めるライバル関係である。 「悪いけど貴方に構ってる暇はないの」 「何だと！」 周囲が激戦を繰り広げる中対峙する二人、その二人を八人が確認すると一瞬、時が止まった様に静まり返り目で会話する八人、そして二人に砲火が集中し始める。 「ほら、やっぱり」 「くっ！卑怯な！」 第五戦のメンバーでランカー持ちはサイファと千姫の二人だけ、バトルロワイアルでは突出した力を持つ者を排除しようとするのは自然な流れともいえる。 砲火の雨を掻い潜るサイファと千姫、二人への攻撃は更に激しさを増してゆく。 「一時休戦といきません？」 「仕方ないか、その申し出受けよう！」 「だったら・・・」 二人の間にもう言葉は不要だった。ライバル関係にあるからこそ相手を研究した二人、出来る事も出来ない事もお互い知りつくしている。 周囲の目を引きつけながら舞い上がるサイファ、おのずとサイファへと砲火も集中する 「何故当たらない！？」 「速すぎる！」 砲火をかわしながら急降下、敵の陣中に強襲し連携をかく乱する。 「前に出るな！邪魔で撃てないだろ！！」 二人を倒す為共同戦線を引いているがまだ拙く、バトルロワイアルなのに誰かを犠牲にする非情さを持ち合わせていない敵の神姫たち。 「その程度では当たらせるわけには！千姫！」 サイファが離脱し、千姫がその後に入るように敵の真っ只中に入る 「応よ！」 千姫に肉薄され驚き慌てふためくティグリース型、そこを千姫の右片手での居合いによる左下から右上への一閃、そして貫放たれた為虎添翼(イコテンヨク)を両手で握り一刀両断する。 「な！？」 崩れ落ちるティグリース、それをもう千姫は見ていなかった。その目が捉えるは新たな敵。 「次！」 目の前でティグリースが倒され一瞬気を取られたアークその後ろに 「よそ見はいけないな、敵は前にいるだけじゃないのだから」 振り返ると同時にナイフで薙ぎ払う、しかしそこには誰もいない 「遅過ぎる。上だよ」 サイファの二刀のエウロスがアークの頭上から襲いかかりその姿を確認することなく意識を失った。 紫電の二つ名の由来であるその稲妻の如き速度と機動力でかく乱するサイファと、風切りの由来である神速の居合いと剛剣で確実に仕留める千姫のコンビネーションは即席とは思えない完成度を誇り着実にその数を減らしていった。 「これで最後！」 「止め！」 サイファと千姫の刃が交差し同時に斬る。最後の一人が倒れたコロッセオ中央に立つ二人。 「私達を」 とサイファ 「倒したくば」 と千姫 「「その三倍の火力は持ってこい」」 ハモる二人、そして終了のブザーが鳴り響いた。 以降エグゼキューターズの出番はなく、無事に１０名が選出された。