約 94,286 件
https://w.atwiki.jp/touhoupuppetshow/pages/71.html
キリサメ No.139 タイプ:でんき/ひこう 特性:やるき(ねむり状態にならない) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 80 80 65 135 80 90 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) こおり/いわ いまひとつ(1/2) くさ/かくとう/ひこう/むし いまひとつ(1/4) --- こうかなし じめん 魔理沙比較 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 キリサメ 80 80 65 135 80 90 Eまりさ 75 70 65 125 90 110 Aマリサ 70 85 60 110 80 125 旧作仕様の魔理沙。素早さが落ちたが火力増。でも炎技は不一致になり、大文字も使えなくなった。 代わりに草技を習得したのでEすわこ・Eてんしは突破できるようになったが、Eいくはやっぱり苦手。 Eまりさも結構つらい相手。特殊3種を半減される上に向こうの方が速く、一致炎が等倍で飛んでくる。 タイプ的には非常に優秀。耐性が多く弱点が2種しか無い上に、氷も岩もこちらからも弱点を突く事ができる。 攻撃種族値が80とそこそこ高く一致飛翔を持っているが、結局EいくやEまりさは殴れないので両刀は厳しいかも。 キリサメ基本型 覚える技レベルアップ 技マシン タマゴわざ 基本型 性格:おくびょう 努力値:特攻252 素早さ252 持ち物:しろいハーブ、ラムのみ、じしゃく 確定技:MスパークorブレイジングSor10まんボルト/ドラゴンメテオ/あさのひざし 選択技:でんじは/キノコのほうし/ちょうはつ/マナチャージ/にほんばれ/ソーラービーム 普通の特殊アタッカー。種族値も習得技もEまりさと似ているが、決定的に違うのは朝の日差しを覚える点。 これと飛行タイプのおかげで地面タイプも狩れるようになった。ある程度岩タイプにも抵抗できる。 というか朝の日差しを使わないアタッカー型なら素直に炎が一致のEまりさを使った方がいい場合が多い。 日本晴れとソーラービームも使えるが、元々草技がある上にEまりさにも同じ事ができるのでキリサメでやる意味はあまり無い。 マナチャージを積む場合、Eまりさと同じく特性の影響で全く回復できない事に注意。 攻撃範囲は狭くなるが一人で麻痺+混乱+怯みとかもできる。運ゲ好きな方はどうぞ。 性格補正無し特攻振りの朝の日差しを撃った場合、 HP振りEてんし確1 HP振りEすわこ、耐久無振りEちぇん乱1 特防特化Eてんし・Eすわこ、耐久無振りEゆうぎ確2 覚える技 レベルアップ きりさめ キリサメ 技 1 1 たいあたり 1 1 なきごえ 7 7 でんきショック 11 11 でんこうせっか 15 15 スピードスター 19 19 スパーク 23 23 よこどり 27 27 とっしん 31 31 でんじは 35 35 ひしょう 39 39 マナチャージ 43 49 でんじほう 47 59 Mスパーク 技マシン マシン 技 技04 マナチャージ 技05 ほえる 技06 どくどく 技10 メロメロ 技11 にほんばれ 技12 ちょうはつ 技15 LUNATIC 技17 まもる 技21 かまいたち 技22 ソーラービーム 技24 10まんボルト 技25 かみなり 技27 おんがえし 技32 かげぶんしん 技34 でんげきは 技42 からげんき 技44 ねむる 技45 あさのひざし 技46 どろぼう 技49 よこどり 秘02 そらをとぶ 秘05 フラッシュ タマゴわざ ブレイジングS キノコのほうし ラーニング ドラゴンメテオ ロックオン
https://w.atwiki.jp/retoruto/pages/78.html
すわこー うしろうしろ! 髪の色とか編集する際、自分色盲なんじゃないかって思ってしまう 参考にする資料が悪いのか いや自分の腕が悪いんだ \そーなのかー/ 母親が蛙を死ぬ程嫌いなのは内緒
https://w.atwiki.jp/gazoures/pages/382.html
エロ画像くれよ! 洩矢 諏訪子「もりや すわこ」 くれよ!姉妹が姉 ドMの変態であり、マゾの変態であり、後ドM変態である(本人公認) カエルみたいな帽子だが、カエルとは一切関係ない 天子とはリアル姉妹らしい
https://w.atwiki.jp/vip_mariokart/pages/34.html
test てすと Author 書いた人の名前 2011-10-17 08 49 14 お? -- すわこ (2011-10-16 16 53 05) お? -- ろめお (2011-10-17 08 49 14) 名前 コメント 日記の上へ
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1442.html
輝石の価値は 19KB 虐待-凄惨 悲劇 理不尽 実験・改造 家族崩壊 希少種 透明な箱 虐待人間 WARNING! 希少種虐待 WARNING! ・希少種虐待です。繰り返す、これより当としあきは希少種を虐待する ・虐待レベルを凄惨としたものの、希少種補正が入ってるものと思われます ・俺設定、パロディ、設定の借用、説明過多等が含まれている可能性があります ・希少種虐待派でもないかぎり精神的人間虐めも入ってるのかしら、コレ ・餡コンペに出す……そう考えていた時期がわたしにもありました 以上、てるあきよりの諸注意でした 【輝石の価値は】 やることは至極単純。しかしその内実にかけた金銭は莫大 贅沢の粋、ここに極まれりといったところか 此度の内容について私は正直そう思った 巨大な透明のケース。その中には三匹のゆっくりとそれを飼うのに必要なものが諸々揃っている 食料品、トイレット用品、寝具、遊具。一通り目を通した後に三匹のゆっくりに目を向ける そこにいたのはれいむだとかまりさといった通常種と比べると、 一部の人、いやほとんどの人が激怒して「比べるな!」と言うであろう希少種がいた ゆっくりさなえ、ゆっくりかなこ、ゆっくりすわこ 一匹でも「【その日】から読む本」に縁がないとあえないであろう希少種ゆっくり、 もっともこの三匹は家族をつくることが多いため、三匹セットで市場に出まわることがある つまり、三冊読むか前後賞でも当てないと顔を拝むことなどまずないだろう 三匹ともすやすやと寝ており、これから何が始まるかなぞ露程も知る余地はない 手が震えない、と言えば嘘になるがこれも仕事、やるべきことをやってこその勤め人である 『井枯君、準備はできたかね』 「主任ですか。こちらはとうに諦めがつきましたよ」 『心にもないことを。それじゃあ彼女たちに起きてもらうとするかね』 パチン、という小気味のよい音と共にケースの中がライトアップされる 「ゆゆーん……。ゆ! ゆっくちしていってくだちゃいね!」 ライトの光を浴び、まず最初に目を覚ましたのはさなえだった 他の二匹が成体サイズであるのに対し、赤子と子供の中間と言ったサイズである どういうわけか成体のかなことすわこが親でさなえが子となる家族形式をとる 今回も他聞に漏れず両親、子共々てんでバラバラな一家を作った事になる 「ゆゆーん。ゆっくりしていくといい!」 「あーうー!」 引き続いてかなことすわこも目を覚ます そしてあたりを見渡す。この部屋には私しかおらず、当然視線があうわけで 「ゆっくりしていってね」 「ゆっくりしていくといい。おにーさんはゆっくりできるひとかい?」 かなこが尋ねてくる さて、なんと答えたものか 「ゆっくりできるかは置いといて、おにーさんは君たちの世話係だ」 「あーうー?」 「あにょ……わたちたちはかいゆっくりなんですか?」 さなえがおそるおそる聞いてくる。すわこも首を傾げている ふむ。現状を把握しきれてないらしい 「えーっとだな。君たちは今は一応かいゆっくりだ おにーさんたちは君たちについて調べたいことがある。だから君たちをかっている ただ、調べたいことを調べ終わったら君たちが望むところへ放してあげてもいいし、 もっといい環境を持つ人のところでかいゆっくりになってもらってもいい ……そんな感じかな」 「うさんくさいおにーさんだね……」 「うん、自分でもそう思う 余談ではあるけど、この部屋でかなこさまは柱を振り回すことは出来ないよ 危ないから別の部屋に柱は置いてある。注連縄は取り上げないから我慢してね」 「ふん。わかったわ」 どうやら印象はかなり悪いらしい もっとも嘘をつくのは嫌いなので、嘘をついて仲良くなるよりはマシだと思っている 「それからすわこさま? 一応水場はあるけど、ケースの外まで水は出ないようになってるから」 「あーうー……?」 やはりすわこさまにも訝しがらている。仕方ないね 「そして最後にさなえちゃん?」 「な、なんでしゅか……?」 「これをあげよう」 ケースの中になんとかさなえちゃんの口に収まるサイズの石ころを投げ入れる 石ころといっても見た目は透き通っており、形は綺麗な立方体 そして表面には数字がかかれている 「これは……なんでしゅか?」 「輝石って言うんだ。キセキ。それでサイコロをつくった」 「さいころ……しゃん?」 「そう、サイコロさん。ゆっくりは3より大きい数が数えられないのがいるって聞いたから そのサイコロは1,2,3,1,2,3といった感じに数字がふられてる」 「ゆう……」 さなえちゃんはおそるおそるもみあげでそれを触る ころころと転がし、だんだんとサイコロの扱いも大胆になっている 転がす度にサイコロは光を反射し、そのキラキラとする様子が気に入ったのか、 サイコロに対する不信感はなくなったようだ 「気に入ったかい?」 「はい!」 「じゃあそれが僕からの最初のプレゼントだ」 「ゆわーい! おにーしゃんありがとうございまちゅ!」 「気に入ってくれてなによりだよ それじゃあ、起きたばかりでお腹が空いてるだろ? ご飯の用意をしようか」 と言って彼女たちの面倒を見続けて一週間程たつ いくらテーブルサイズとはいえ、ケースの中ではあまりゆっくりできないだろうということで 世話係の自分が本を読んであげたり、一緒にすごろくの相手を務めたり、 にらめっこをしたり、射的ごっこをしてあげたりした われながら親身になって世話をしたと思うのだが、 その甲斐あってすわこさまやさなえちゃんとは仲良しに、 まぁかなこさまともお酒の付き合いができるぐらいには打ち解けることができた さなえちゃんは片時もサイコロからはなれず、 何をするにしても頭の上に載せてるか、口の中に入れてるか、もみあげで抱えているか そんな感じである。おかげで扱いも手馴れたもの、といったところだ ……それだけにこれからのことを考えるとつらいわけだが 「あーうー?」 「……ん? どうかしましたかすわこ様?」 「『ところでおにーしゃんがさいしょにいってた しらべたいことってのはもういいのかい?』 ……だしょうです」 さなえちゃんがすわこさまの言葉を翻訳してくれるおかげで、 今では彼女とも普通に意思の疎通が成り立つ 最初は三日たったら言おうと思い、ズルズルと引き伸ばしていたことがある 主任から引き伸ばすことに関しては問題ないが、とは言われていた 「そのことなんだけどね……」 しかし、こうも言われた むこうから言ってきたら待ったなしだ、とも 「僕はこれから、君たちを虐待しないといけない」 とっさにかなこさまとすわこさまが前に出る 「ちょっと待ってくれ! 話を最後まで聞いてくれ!」 「ゆっくりできないおにーさんのはなしなんか聞かないよ!」 「あーうー!!!」 「話を聞かないなら……この場で君たちを殺さないといけない」 「……おにーさんはほんきでいってるのかい?」 「うそ……でしゅよね? うしょっていってくだちゃい!」 心を鬼にして、感情を冷却して、口から声を搾り出す 「……。まずは君たちが助かる条件を言う 3回。3回だ。3回さなえちゃんに痛い目にあってもらう そうしたら君たちは開放される」 かなこさまは凄い勢いで睨みつける 蛇に睨まれた、という表現をしたかったが、 生憎と無理矢理ではあるが凍らせた心の中へ蛇は入ってこれなかった 「1日1回、『さなえちゃんに』サイコロを振ってもらう 1がさなえちゃん、2がかなこさま、3がすわこさまだ 出た目に応じたゆっくりになんらかの痛い目にあってもらう」 「……」 すわこさまも歯を食いしばってこちらを見てる もっと、もっと憎んでくれ。そうしないとこちらも辛い 「3回1の目が出ればそれでおしまいだ…… 今までサイコロを何度か振ってもらったけど、 出る目に偏りがなかったのはわかってもらえたと思う」 だんだんと心が落ち着いていく。いや、底冷えしているのか 「つまり普通に考えれば10日ぐらいで君たちは自由になれるんだ」 そう、普通に考えればそうなる そうなることを願う彼女たちを育てていた世話係としての自分と、 そうなることを願わない研究者としての自分 今自分はどちらの顔をしていたのだろうか 1日目: 「しゃにゃえ、さいころさんふりたくない……」 「さなえ、がんばるんだ。わたしもすわこもがんばるから」 「あーうー」 三匹は互いに互いを励まし合っている やはり、家族というものは強い 「しょれじゃあ……いきましゅ」 さなえは口にサイコロを含み、プッと飛ばす コロコロコロ…… 「出目は……2か」 「かなこしゃまごめんなしゃい!?」 「さなえがわるいんじゃない。さなえはゆっくりしたいいこだよ」 オロオロするさなえをかなこはゆっくりなだめる。流石一家の大黒柱 「それじゃあかなこ様、いきますよ?」 親指で中指を押さえ、照準をかなこ様の額に向ける 「ぐっ!?」 バチンッ!という弾けた音と共にかなこ様は2,3歩後ずさった 1日目の虐待はデコピンである。虐待の内容は3日おきに「悪化」する しかし、まだそのことは伝えていない 「あーうー」 「ぺーりょぺーりょ!」 すわことさなえは真っ赤に腫れたかなこの額をなめる いかに希少種といえどもゆっくりはゆっくり、 皮を破りかねない衝撃に対し、かなこの体はビクン!ビクン!と定期的に震えていた それでも決して悲鳴をあげないかなこ様は強い父なのだろう 4日目: 「……2か」 2232。残念ながらまだ1の目は出ない 「きゃなこしゃまごべんにゃざいいいいい!!!!」 「さなえはなきむしだねぇ。ほーらいいこだ。すーりすーり」 「しゅーりしゅーり!」 「そろそろいくぞ」 そう言うとさなえちゃんはかなこ様から離れ、すわこ様の帽子の中に入った 子供に酷いところを見せたくないという親心なのだろう 「それで、今日もデコピンかい」 「いや、今日からはコレだ」 そう言って布団たたきを取り出す 「右の頬か左の頬、好きな方を選ぶといい さなえちゃんとすりすりしたい方を残しておくといい」 「あんた……ぜんぜんゆっくりしたかおをしてないね」 質問に答えず、かなこは言う。好きでやっているわけじゃない とてもじゃないがゆっくりのいうゆっくりした顔なんてしてないだろう 「じゃあ右にいくぞ」 「……さっさとやっちまってくれ」 「さっさと、か……フンッ!」 スッパーンッ! 「くぎゅっ!?」 かなこさまからすれば何が起きたのかわからなかったに違いない 人間で言えば真横から轢き逃げされたような衝撃が体を貫き、 そのまま吹っ飛んだに等しい。ピクピクと動きはするものの、口から泡を吹いている 「すわこさま、餌の用意はしておく かなこさまの意識が戻ったら食べるといい」 そう言って部屋を出る 昨日までは仲良く三人で食事をしていただろうが、 今晩ははたして一家揃っての夕餉を迎えられるのだろうか 8日目: 2232322 今日の出目:3 ……まだ一度もさなえちゃんは痛い目にあってない かなこ様もすわこ様も笑顔でさなえちゃんと接しているが、 それはつまりこの環境からまだ逃れられないということを示す 「すわこさま、動かないでくださいね 万一手元が滑って中枢を刺す可能性が0というわけじゃないですし」 「あーゔー!!!」 8日目だから8本、帽子を取られたすわこ様の頭にまち針を刺す プルプルと震えて涙を流すものの、さなえちゃんのために耐えているのだろう 「ずわこざまああぁぁぁ!!!」 「さなえ、めをつむるんだ」 「それじゃあ針を抜きますね」 「あ゙ーうー!!!」 一本一本、丁寧に針を抜いていく 万一にも殺してはならないと考えると手が震えかねないが、 ここ数日は実にスムーズに、作業的に加虐を行うことができた すわこ様は左頬に、かなこ様は両頬にミミズ腫れの跡を残し、 額にはデコピンによる傷、頭には傷跡こそないもののいくつもの針をさされ、 とてもではないが見られた顔とは言えなかった 「かなこさま、すわこさま。さなえのせいで、さなえのせいで……」 「あーうー……」 「さなえはいいこだよ。いいこだからなきやんでね……」 さなえちゃんをあやすかなこ様とすわこ様 疲れながらもさなえちゃんの幸せが自分の幸せ、そんな様子で二匹は微笑んでいた 12日目: 22323223233 「ゆっくりできないさいころしゃんなんかしらにゃい!」 さなえはサイコロを振るのを拒否した それ自体は予測の範疇であったのだが…… 「サイコロ、ふってくれないのかい……?」 「おとーちゃんとおかーちゃんをいじめるさいころさんなんかしらにゃい!」 ぷいっと知らんぷりをするさなえ たしかにサイコロを振らなければ加虐をする対象は選ばれない 「さなえ。サイコロを振らないってことは、 さなえが選ばれてみんなで帰れることもなくなるってことだよ?」 「あ……」 「それともう一つ」 むんず、とかなことすわこの頭をつかむ 後ろには既にホットプレートが用意されているが、三匹はそれがなんなのかは知らない もっとも、ここで新たに用意されたものでゆっくりできた経験がないのだ ゆっくりできないものだとはなんとなく理解していただろう その上に、二匹のゆっくりを押し付けた 「あ゙あ゙ーゔー!!!」 「ゆぎゃあああああ!!!」 中身はなんであれやはり饅頭。皮の焼ける匂いが鼻腔をくすぐる 「サイコロを振らなかった場合は二人とも虐待を受けてもらう」 「かなこさま……、すわこさま…… さなえのせいで……。しゃなえのせいで……」 「一日ゆっくりすれば歩けるようになる。今日の餌はさなえが口移しでやるんだ」 そう言って二匹を床に下ろす さなえは涙をあふれさせながらかけより、 部屋を出るまでごめんなさい、ごめんなさいと二匹に謝り続けていた 19日目: 22323223233×323222 「ゆっくりできないさなえはしねええええ!!!!」 「あーうーあーうー!」 部屋に入るとあたまにわっかをつけたかなこがさなえに飛び掛ろうとしており、 そのわっかを後ろから引っ張ることで必死にかなこをとめようとするすわこがいた さなえは親の制裁宣言に恐怖のあまりしーしーを漏らしており、 状況を危険と判断した自分は一時的にかなこを別のケースにいれることにした あたまのわっかを外ししばらくするとかなこは落ち着き、 自分の行った所業についてすわことさなえに泣きながら謝った やはり6セット目の金箍児もどき――不定期に頭を締め付けることで睡眠を妨害する―― を三日連続でつけたことによるストレスが原因だったらしい かれこれ15日目より三匹の食欲が徐々に落ちており、 これ以上の連続実験は危険と判断。主任に交渉することにする 今日の出目:3 「すわこさま。帽子で隠れる部分と前髪か後ろ髪、どれがいいですか」 「あーゔー」 「『うしろがみでおねがいします』だそうです……」 「あいよ。わかった」 すわこは涙目でされるがままの現状に耐える 「あう!? あう!?」 ブチッ ブチッ 髪の毛を千切るたびにすわこは「あう!?」と泣いた ゆっくりはハゲ饅頭になるのを嫌う そりゃ人間だってハゲにはなりたくないが、ゆっくりの場合少々事情が異なる ハゲはゆっくりできないものとされ、制裁の対象になる いずれ髪の毛が生えてくるにせよ、 ゆっくりの場合、それまでに生きていられるかという切実な問題が絡む もっとも今回は後ろ側三分の一を抜くだけだ 三回連続で3の目が出れば話は変わるだろうが、その可能性は4%弱 流石に丸ハゲになることはないだろう 22日目: 22323223233×323222333 今日の出目:2 すわこもさなえも瞼の下を真っ赤にして泣いている 涙が枯れる日はなく、目元の皮は若干薄くなっていた 別の研究所では非ゆっくり症なる疾患が発見されたそうだが、いろんな意味で心配である 結局主任へ交渉したものの、 『ゆっくりは動物ではない。それ故に生死は問わない』 との返答と共に、虐待を兼ねたデータ取りをするという言葉を頂いた 最初に実験動物取り扱いに関するガイドラインを無視しているのだ これぐらいのことはやらかして当然なのだろう 食欲は更におち、現時点でぎりぎり生命維持が可能な量だと思われる 「動かないでくださいよ。できるだけ薄い方がいいでしょ?」 かなこを枕に寝かせ横にして固定する かなこはこれから行われることを聞いてから震えが止まらなかった すわことさなえは一瞬ポカンと考えることを放棄し、次の瞬間凄い勢いで泣き出した 「必ず歩けなくなるわけじゃない、はずだし二人とも泣くな……」 そして、かなこの底部に実験用のスライサーをセットして スパッ、っとかなこの底部を厚さ1mm分カットした 「がなごのあんよざんがああああああ!!!」 ヒラリと舞う自分の一部を見てかなこははじめて絶叫した すわことさなえは、そのはじめて見せるかなこの絶叫に対し思わずビクッとする スライサーを外し元の体勢にすると 「いだいよおおお!!! あるげないよおおお!!!」 と絶叫する。慌てて横にし、すわことさなえに底面を舐めさせることにした かれこれ30分もするとかなこはずーりずーりとだが動けるようになったものの、 その顔に今までのような精悍さはなく、うっすらと恐怖が張り付いていた その顔を見たすわことさなえの顔にはそれ以上の恐怖が張り付いており、 ゆっくりという呼称からは程遠いものとなっていた 26日目: 22323223233×3232223332323 今日の出目:3 かなこの心が折れて以来、この一家は常にビクビクして一日を過ごしていた たとえどんなにゆっくりできない格好であれど、 通常種から虐待をうけることも、捕食種から狙われることも、餓死することもなく 一日一回人間から虐待を受けることを除けばそれなりの生活ができるのにも関わらず、だ 実験開始直後は笑顔の絶えなかった一家も、今や憔悴しきっていた 昨日はビニールで包み安全を確保した上でだが、 ゆっくりりぐるの群れの中に投げ込まれたすわこは 今日はどうなるのかと白目を剥きかねない勢いで震えていた もっとも、今は目隠しをしているので本当に白目を向いてしまったらどうしようと心配である 「今日は……ビニールで包む必要はないか。というか第1セットレベルなんじゃこれ」 「あうあうあう!?」 目隠しを外すと 「おおぶざまぶざま」 「おおのろいのろい」 「おおじんじおおじんじ」 三匹のきめえまるがすわこを取り囲んでいた 希少種ともなると、きめえまるを見ても落ち着いて対処することができ、 「おおむだいむだい」ときめえまるの方から去っていく事の方が圧倒的に多い ところがどうだ。すわこは目を白黒させ、口は開きっぱなし、それでガクガク震えている 「あうあうあうあう!!!???」 「「「おおみじめみじめ」」」 三匹のきめえまるは凄い勢いですわこの周囲を回り、蔑む そのきめえまるの連続蔑みに対しすわこは―― 「あゔあ゙うあ゙――うぇ゙え゙え゙え゙え゙え゙!!!」 「吐いた!? 不味い!」 すぐさま中身をすくい口の中に突っ込む そしてオレンジジュースをかけ、横にした 精神的にすり減っていたすわこにとって、 今日のきめえまるによる侮蔑は下手な通常種並に効果を発揮した なんとか一命は取り留めたものの、これ以上実験を続けるなら…… 「ずわ……ご……さまあ゙……」 さなえは、カタカタ震えるばかりですりすりもぺろぺろも出来ない有様であった 31日目: 22323223233×323222333232332232 今日の出目:2 「主任。これ以上加虐したら死んでしまいます」 『事前に定められたルールだ。やりたまえ』 決定は覆らず、作業という名の「処刑」を執り行う 「やべでぐだざいいいいいい!!!!! まだじにだぐないいいい!!!」 かなこの口の端に指をかけて持ち上げ、反対の手ではタバスコの蓋をあける 「きっと、大丈夫だ」 手のひらを開いて口を無理矢理あけ、タバスコの瓶をスッと一振り そしてすぐさま口を閉じる 「~~ッ゙~ッ゙゙~~゙ッ゙゙~ッ゙~!!!!!!」 ブリンブリンと凄まじい勢いで尻をふるかなこ 背中の注連縄が何度も当たって痛かったが、我慢する 「――ッ!!!! ――ッ!!」 ブリンッ! ブリンッ!と尻が揺れるたびに 前の穴と後ろの穴からかなこの中身がビュッ、ビュッと噴き出す 「がなござまあ゙ああ゙あ゙あああ゙あ゙あ゙!!!!!!!!!」 …… 数分後、手を放すとそこには中身まみれになった床と 少し前までかなこであった皮があるばかり そしてその傍らには 「みらくるふるーつ! らいすしゃわー! みらくるふるーつ! らいすしゃわー! みらくるふるーつ! らいすしゃわー!」 完全に壊れてしまったさなえと、ショックのあまり自我を亡失したすわこがいた [実験結果報告書] (前略) 結局、実験は成功とも失敗ともつかぬまま終了した ゆっくりさなえのもつという奇跡の力 さなえに振りかかるであろう万難を、通常では有り得ない確率を持って排する能力 その力のお陰でさなえは結局一度も加虐されることはなかった しかし、さなえの心は加虐されるかなことすわこの姿によって疲弊し、 凄惨なかなこの最後を見て、音を立てて折れてしまった 本当に奇跡の力であるならば、この事態に陥るという前提すら成り立たたず、 また徐々に苛烈になっていく虐待に対しなんらかの事象が発生するはずである それが起こりえなかったということは能力の発揮に何らかの制限があるものと推測される。 結果、これ以上に研究、実験、考察を必要とするものとして報告を終えたい 20XX年1月○○日 虹裏ゆっくり研究所 希少種研究部副主任 井枯照明 ――パキン どういうわけか、突然ケース内で輝石のサイコロが割れた キラめく断面がものを言うはずもなく、ただキラキラと輝くばかりであった すわこは何も言わずにさなえを帽子で隠し、無言でかなこだったものを掻き集めていた あとがき: 希少種の価値基準でめっさ悩んだわけですが、胴の有無で億いくかどうかの線引きをしてみたり ただ、価値に関しては作品ごとに変わるかもしれません ……意外と中の人の金銭感覚が透けたりしそうで怖いです 独白はここまでにしまして、読了の程ありがとうございます どうにも(執筆面で)ヒャッハー!系は苦手な作者です というよりも叩かれない希少種ヒャッハー!が書ける人は天帝レベルだろJK…… 生憎原作は妖永花以外はEASYクリアがなんとかな腕前でして と、話がそれた 淡々と、ただ淡々と実験という名の虐待を受ける希少種 それが自分の発想で書ける文章としての限界でした かなこさまがいじめられることが多いのは、 リアクション上すわこさまでは表現が限られるためです 表現力があればかなこさま一辺倒ということはなかったのですが。すいません どんなに希少なゆっくりでも、それが唯一のものではないかぎり このような目に遭う子はどこかに必ずいるのでしょう NextRoot: は今回はお休みです。 とりあえず前作で提示したBかCのどちらかを書き上げて、 またネタが二つ浮かんだら投稿しようかと思います なお、前作でCを選んだ方。実はアレ、超絶に後味の悪い地雷ルートです 何故地雷なのかは次回作を読むか、当方の名前の由来に気づいた時になんとなくわかるかと さて、それでは此度は閉幕。またのご開演をお待ちください 過去の演目: ふたば系ゆっくりいじめ 676 お汁粉職人の朝は早い(ジャンル:ゆっくり食品加工) トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 注意書を読んでいないお子様がいるなw 私も希少種虐待反対派だが、観察系は嫌いじゃないよ。 嫌いなのは、理由なく希少種を虐待する話かな。 数が少ないから希少種、そんな希少種を意味なく殺すのはもったいない。 -- 2018-01-11 23 14 36 希少種虐待の中でも珍しい作品だな。 もっとこういうのが増えるといいのにな・・・ -- 2017-08-02 10 33 52 貴重な希少種虐待作品をありがとう もっと増えると良いな♪ -- 2014-05-07 19 25 17 希少種虐待は最高だね。もっと増えてほしい! -- 2013-12-26 21 54 34 いいキセキだった・・・ -- 2013-12-16 03 22 07 というか、元のふたばにせよここにせよ 18歳未満は入ってきちゃ駄目だし、SS読んじゃ駄目だし、感想を書き込んだりしちゃだめだろう -- 2013-02-08 02 46 36 希少種優遇はあんまり好きじゃない。だからこういう作品もっと増えて欲しいね -- 2013-01-09 09 59 56 ちゃんと前書きされてた通り希少種虐待物だと言ったろ?それに文句を付けちゃならんよ。しかもつまらないからって知恵遅れだとかそういったコメって評価や感想じゃないんだよそれは罵倒や罵声、中傷と言うんだよ良く言って批判だ。 しかもここはあくまで感想を述べるところしかもss自体にだそんなこともわからないバカはネットでコメするな荒れるだけだし迷惑だから 俺自身ゲス以外の虐待は好きじゃないから飼育係りの鬼為山が虐待が楽しくなったら読むのをやめようと思ったが結局全部読んでしまったな で感想は俺には向かない作品だなと思ったが言うならもっとすわこの虐待過程が欲しかったなまぁあったら途中で読むのをやめてたなww -- 2012-07-27 02 05 47 希少種虐待はゆっくりできるね! -- 2012-04-07 00 08 53 『自分の体』だけにしか働かない奇跡っていうのは悲しいな。そのせいで壊れたさなえとすわこはこの後どうなるんだろう。 善良な家族が人間のせいで滅茶苦茶に、ってシュチュエーションは他にいくらでもあるけど、善良な希少種を虐待というのはやっぱり慣れんなぁ‥。 あとコメント欄随分荒れてるな。ゆ虐の中でもこういうのは特に人を選ぶってことか。 -- 2012-01-29 04 18 49 ↓あーうー -- 2012-01-28 22 19 57 ↓↓↓↓嫌なら読むな知恵遅れ 例えつまらんくても「ああつまらんSSだな」と『思う』だけにしろよ なんでわざわざコメントするかな お前の意見なんか誰も求めちゃいないんだよ そりゃみんながみんな『おもしろい』とは思わないだろうけど『おもしろい』と思う人だっているんだよ お前だって自分の好きだったり気に入ってるものをけなされたら嫌だろ?それと同じだよ知恵遅れ それにも気づかないんだかわざとやってんだかしらんがお前のほうが知恵遅れだよ 大事なことだから3回言ったよ 【知恵遅れ】。 -- 2011-10-23 01 11 13 人が嫌になる発言をする奴のほうがよっぽど中二で知恵遅れなんだねーわかるよー。 -- 2011-10-23 00 43 55 ↓↓どぼじでぞん゛な゛ごどい゛うのお゛お゛お゛お゛おおおおおおおおおおお!? -- 2011-08-23 15 48 50 ↓つ他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! -- 2011-07-02 18 04 28 これさあ作者自身が希少種虐待を好きじゃないだろ 他の人があまりやらないから希少種虐待を書いただけだろ 要は他の作者と違う事をして目立ちたかっただけの只の厨二SSだな 書くんなら書くでもっと面白く書けよ知恵遅れが 希少種を虐待したくない人間が仕事だからと だらだら虐待するだけの鬱SSを読んで面白いと思うか知恵遅れが 考察内容も実につまらん、サイコロで1が出ない奇跡?はあ? つまんねえんだよ知恵遅れが ゆっくりの心理描写もないし人間が見たままをだらだら書いてるだけ 実験内容が面白ければそれでもいいが サイコロふって人間が嫌そうにだらだら虐待するだけ・・・ びっくりするほどつまんねえんだよ知恵遅れが 2回言うくらいつまんねえんだよ知恵遅れが この知恵遅れの作者はれいむのまむまむから奇形ゆとして 生まれるところからやりなおした方がいいね!今すぐでいいよ! -- 2011-06-16 15 37 24 希少種優遇が風潮、というかもはや常識みたいになってしまって虐待種差別反対派が異端扱いされつつあるこの状況下でこのSSをあげた作者さんに拍手を送りたい。こういう流されない人は、ゆっくりSS作者の中の希少種と言えるかもな。希少性にしても能力にしてもね。 まあ…内容は好みは別れるだろうけど、希少種の虐待そのものじゃなく、それをためらわない作者さんの主体性のある態度が俺は好きだ。 -- 2011-01-06 01 43 58 うーむ、さなえさんの奇跡か… 痛い目に会いたくないという心が、自分が3回痛い目に会えば助かるという理性を上回ったのかな? それとも、奇跡は理性では使えないのか… 希少種苛めで私はちょっと心が痛んだけど、考察SSとして良いんじゃないかな? -- 2010-10-25 17 40 58 ↓あんた…今さら紳士ぶってもそれは通らんだろ…。あんたのやったことはただ自分が嫌いな類のSSに自己中なけちをつけただけじゃないか。 -- 2010-09-13 00 38 13 いや、そういう意味でいったのではなく、このまま、需要など関係なしに突き進むならなにも言わないけど、 もし需要をある程度集めたくてこういうssを作ったのなら、題材変えたほうがもっとよくなると思うという、 よければ参考程度に読んでくれるとうれしい、という事を言いたかった。 -- 2010-08-24 17 35 18
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/786.html
努力値 キーボードのCtrl+Fでページ内検索できるので、活用すると吉かも。 4の島の孵化機でリセット可(Lv5に戻る) HP 努力値 カケラ名 3 すいか こいし かぐや こがさ えいりん いちりん ゆうか れいむ マガン おおなまず サラ ことひめDもこう Dひじり Dかぐや Hえいりん Dれいむ Dゆゆこ Dさとり Tこがさ Dけいね ちびまがん 2 リリーW メディスン ときこ ちびこいし ヤマメ(攻撃1) ちびかぐや えーりん ひな ちびれいむオレンジ エレン Hしずは Dみのりこ HリリーW Dてぃ 1 しろりりー ちびメディ ちびときこ るーみゃ ちびすいか ちびヤマメ ここがさ ちびひなルナサ(防御1・特防1) こいちりん ちびゆうか こおれんじ ちびエレン ユウカ(攻撃1・特攻1)ちびサラ ちびカナ カナ(防御1・特防1) ちびひめ Hルナサ(防御1・特防1) Hらん(防御1・特防1)Tさとり(特攻1・特防1) Dリグル(特防2) Hけいね(特防2) Dえいき(防御1・特防1) ちびキクリ(防御1)Tはたて(攻撃1・特攻1) Dはたて(防御1・特防1) りんのすけ(防御2) 攻撃 努力値 カケラ名 3 レミリア フラン ようむ Aけいね もこう ゆうぎ めいりん リグル ゴリアテ エリー ゆめこ しんきAにとり Aルーミア Aちぇん Aゆうか Aてんし Tひじり 243しんぎょく Aこまち AえいりんAれいむ Aすわこ Aすいか Aぬえ Aゆうぎ Aレミリア Aフラン 2 もみじ ちびレミィ ちびフラン ちびもこう さくや(速さ1) ちびひじり ちびめいら(速さ1) めいら(速さ1)ちびしんき ミミちゃん Tナズー(防御1) Aスター 1 ちびもみじ しゃんはい ちびようむ ミスティア(速さ2) ヤマメ(体力2) ちびより(特攻1)よりひめ(特攻1・速さ1) ちびゆうぎ めーりん ちびさくや りん(特防1・速さ1) ちびリグル ちびエリーちびユウカ ユウカ(体力1・特攻1) はくれい(特攻1) ハクレイ(特攻1・速さ1) ちびゆめこ Tあや(速さ2)Sこいし(特攻1・速さ1) Tアリス(速さ2) Sめいりん(速さ2) Tぬえ(特攻1・速さ1) Tはたて(体力1・特攻1) 防御 努力値 カケラ名 3 ルーミア てんし しょう キクリ ルイズ ありす りか むげつ Hさくや Dようむ Dてんし DいちりんDかなこ 244しんぎょく Dひな Dめいりん Dゆうぎ 2 キスメ とよひめ(特攻1) げんじぃ Hスター Tパルスィ(特攻1) Dもみじ Tキスメ りんのすけ(体力1) 1 アリス(特攻1・特防1) ほーらい ちびてんし ちびキスメ ルナサ(体力1・特防1) ちびとよ(特攻1)ちびルイズ ちびありす カナ(体力1・特防1) ちびりか むげちゅ Tれいせん(特攻2)Hルナサ(体力1・特防1) Hメルラン(特攻1・速さ1) Hらん(体力1・特防1) Tナズー(攻撃2) Hナズー(特防2)Tいく(特攻2) Dえいき(体力1・特防1) ちびキクリ(体力1) Dはたて(体力1・特防1) 特攻 努力値 カケラ名 3 れいせん チルノ けいね いく レティ パチュリー パルスィ さとり にとり こまち ゆゆこ メルランうつほ えいき ひじり ゆめみ キリサメ りかこ ユキ Tにとり Aもこう Tさくや Aミスティ TゆうかAこいし Aかなこ Aかぐや Aうつほ エリス みま Dゆかり Tゆかり Aアリス Aゆゆこ AらんAひな Aりん Tすいか Aパチェ Aまりさ Aさなえ Aむらさ Aえいき Tとよひめ ちびエリス 2 しずは こあくま みのりこ ちびゆゆこ ちびかなこ かなこ(特防1) サニー ちびすわこ すわこ(速さ1)ちびゆめみ Dサニー Tれいせん(防御1) Tチルノ(速さ1) Aメディ Tヤマメ(速さ1) Tいく(防御1)Aみのりこ Aようせい Aてぃ(速さ1) ちびみま ここんがら(速さ1) 1 ちびアリス アリス(防御1・特防1) れーせん ちびしずは ここあ ちびチルノ ちびみのり ちびけいねちびいく ちびより(攻撃1) よりひめ(攻撃1・速さ1) はたて(特防1・速さ1) ちびレティ ちびパチェぱるすー ちびさとり ちびにとり ちびこまち ちびメルポ レイラ(特防1・速さ1) ちびうつほ ちびサニーちびえいき ちびしょう ちびとよ(防御1) とよひめ(防御2) ユウカ(体力1・攻撃1) はくれい(攻撃1)ハクレイ(攻撃1・速さ1) きりさめ ちびりかこ ちびユキ Sルーミア(速さ2) Tパルスィ(防御2)Sこいし(攻撃1・速さ1) Hメルラン(防御1・速さ1) Tメディ(速さ1) Tさとり(体力1・特防1) ゾンビFTさなえ(速さ2) Tぬえ(攻撃1・速さ1) Tはたて(体力1・攻撃1) 特防 努力値 カケラ名 3 さなえ ゆかり むらさ コンガラ サリエル ちゆり げんげつ マイ Dれいせん Hミスティ DパルスィTいちりん 245しんぎょく Dすわこ Aしょう Dいく Dパチェ Dレティ Dむらさ 2 ちびゆかり スター るーこと くるみ Hナズー(防御1) Dリグル(体力1) Hけいね(体力1) Hこあくまちびえる 1 ちびさなえ アリス(特攻1・防御1) ちびはたて はたて(特攻1・速さ1) ちびむらさ ちびルナサルナサ(体力1・防御1) ちびレイラ レイラ(特攻1・速さ1) かなこ(特攻2) りん(攻撃1・速さ1) ちびスターあきゅう ようき ちびちゆり カナ(体力1・防御1) げんげちゅ ちびくるみ ちびマイ Tルナサ(体力1・防御1)Hらん(体力1・防御1) Tさとり(体力1・特攻1) Dえいき(体力1・防御1) Dはたて(体力1・防御1) 素早さ 努力値 カケラ名 3 ナズーリン ちぇん らん リリカ あや ぬえ まりさ Tちぇん Sようむ Sあや Sうつほ Sこまち SチルノHリリカ Sこがさ Tしょう Sりん Sリグル Sまりさ Hレティ Dレミリア Sフラン Aときこ Sよりひめ 2 リリーB ミスティア(攻撃1) ちびらん ようせい ルナ てぃ ちびぬえ Tルナ Sルーミア(特攻1)Tあや(攻撃1) Tアリス(攻撃1) Sしずは Sヤマメ Sめいりん(攻撃1) Tさなえ(特攻1) SリリーB 1 くろりりー なずーりん みすちー ちびちぇん よりひめ(攻撃1・特攻1) はたて(特攻1・特防1) よーせいさくや(攻撃2) ちびリリカ レイラ(特攻1・特防1) ちびりん りん(攻撃1・特防1) ちびルナ ちびあや ちびてぃけだま すわこ(特攻2) ぎょくと ちびまりさ とり ちびめいら(攻撃2) めいら(攻撃2) ハクレイ(攻撃1・特攻1)Sこいし(攻撃1・特攻1) Tチルノ(特攻2) Hメルラン(防御1・特攻1) Tメディ(特攻1) Tヤマメ(特攻2)Tぬえ(攻撃1・特攻1) Aてぃ(特攻2) ここんがら(特攻2)
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/4363.html
洩矢諏訪子〔もりや すわこ〕 作品名:東方風神録 作者名:[[]] 投稿日:2008年5月10日 画像情報:640×480px サイズ:82,074 byte ジャンル:帽子 キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2008年5月10日 個別も 帽子 東方風神録
https://w.atwiki.jp/haruka17/pages/985.html
奇策士登場 アベノバシ 「カッ!カッ!カッ!カ!ケロッ!ケロッ!ケロッ!ふうぅ・・・。」 はるか♪ 「あ~ん?何だい?あのカエルは?」 チコ♪ 「さあ?」 アベノバシ 「ケロッ!ケロッ!ケロッ!ケロッ!オラぁ奇策士アベノバシだべぇ!」 チコ♪ 「あ!思い出した!はるか♪さん、あいつはR団随一の策略家アベノバシですよ!」 はるか♪ 「策略家ぁ?あの顔で?」 アベノバシ 「ケロッ!ケロッ!ケロッ!ケロッ!オラR団内でも5本指に入る策略家から随一の策略家に格上げだべ!」 すわこ♪ 「あ~うぅ。アベノぉぅ。かっこええべ。惚れ直したべ。」 アベノバシ 「すわこ♪ぉ~。オラも好きだぁ~。ちゅっちゅ♥」 はるか♪ 「・・・・・・・・・・・・・・・」 チコ♪ 「・・・・・・・・・・・・・・・」 パーコ♪ 「おおっと!R団随一の策略家でもあり愛妻家でもあるアベノバシ氏の登場です!」 あゆみ♪ 「R団随一の愛妻家は、ロンシャンさまです。」キリッ ロンシャン (・・・あのなあ・・・) ロンシャン 「で、だ。アベノ。お前ずいぶんタメ張って登場してるけど何か策はあるのかい?」 アベノバシ 「フフフ、女王の奴も、我々が総力を挙げればどうということはないはずだべ。」 はるか♪ 「いけ好かない奴ね。作者にお願いして出番を撤去してもらおうかしら?」 チコ♪ 「はるか♪さん!メタ表現は禁止ですよ・・・。」 アベノバシ 「ケロッ!ケロッ!ケロッ!ケロッ!望むところだべ!奇策士アベノバシに怖ぇものはねぇべ!」 ロンシャン 「アベノ。この状況を打破する秘策があるのかい?」 アベノバシ 「ケロッ!ケロッ!ケロッ!」 ロンシャン 「向こうは回復技があって、こっちはない。コーシエンじゃ相手を突破できないんだよ・・・。」 エミリ♪ 「自己再生♪」 パーコ♪ 「エミリ♪選手、体力を回復しています。一方・・・・。」 コーシエン 「じしーーーーん!」 エミリ♪ 「きゃん!」 はるか♪ 「地震なんかに負けないわ。」 ボウッ! コーシエン 「あちちちちちっ!」 パーコ♪ 「コーシエン選手、火傷でじわじわ体力を削られていきます。」 はるか♪ 「こっちは体力回復してるだけ。これで勝ちですわ。おお~ほっほっほっほっほっほっほ!」 ロンシャン 「なんとかならないか?アベノ・・・。」 アベノバシ 「ケロッ!ケロッ!ケロッ!これを見るべ~!ほれ!ほれ!」 はるか♪ 「きゃっ!」 ロンシャン 「そ、それは!」 チコ♪ 「はるか♪さん・・・何ぶりっ子してるんですか?」 はるか♪ 「ファンサービスよ。」 ロンシャン 「ア、アベノ。それは・・・・?」 アベノバシ 「ポケットモンスターBWだべ。」 ロンシャン 「見たらわかるよ。それが何なんだよ?」 パーコ♪ 「おおっと!奇策士アベノバシ。高らかにポケットモンスターBWを掲げています。」 あゆみ♪ 「あれはブラックバージョンですね。」 パーコ♪ 「ブラックバージョンに、この状況を打破できる秘密があるのでしょうか?」 あゆみ♪ 「さあ?見当もつきませんね。」 アベノバシ 「オラ、こいつを買うために発売日の朝早くから地元の近鉄百貨店に並んだだ・・・。」 ロンシャン 「おお!苦労して手に入れたんだな。」 アベノバシ 「うんにゃ。3人しか並んでなかったべ。」 ロンシャン ズコ!「あ、あのなぁ・・・・・。」 ボウッ! コーシエン 「あちちちちちっ!」 パーコ♪ 「ああっと!そうこうしているうちにも火傷がじわじわコーシエン選手の体力を奪っていくぅ~!」 ロンシャン 「おい!アベノ。じらさないで早くその秘策ってのを聞かせろよ!」 アベノバシ 「ケロッ!ケロッ!ロンシャンさま。焦(あせ)ることはねぇべ。」 すわこ♪ 「オラも早く知りてぇだぁ~。アベノぉ~。」 アベノバシ 「ん~愛(いと)しいすわこ♪に言われたら教えちゃうべぇ~。」 すわこ♪ 「うれしいべぇ~。ちゅっちゅ♥」 アベノバシ 「ちゅっちゅ♥」 ロンシャン (#^ω^)ピキピキ アベノバシ 「では、オラの秘策を披露するべ。」 ロンシャン wktk アベノバシ 「ルールが変わったべ。」 ロンシャン 「え?」 アベノバシ 「BWから対戦でもトレーナーが持ち物を使用してもよくなったべ。」 ロンシャン 「なんだそりゃ?」 はるか♪ 「ちょっと!待ってよ!」 チコ♪ 「はるか♪さん・・・。」 はるか♪ 「それって ミラクルシューター でしょ?聞いてないわよ!」 アベノバシ 「ちっちっち!女王さんよぉ!ゲームのメタ表現は禁止だべ。」 はるか♪ 「ち!」 チコ♪ (・・・ゲームのメタ表現って、そもそもそっちから言い出したことじゃん・・・) ロンシャン 「じゃあ、この状況を打破する秘策ってのは・・・?」 アベノバシ 「うんだ!ロンシャンさまがコーシエンに持ち物を使うだ!」 ロンシャン 「う、うん。わかったよ。」 アベノバシ 「ケロッ!ケロッ!レフリーさんよ。公式ルールでいいだべか?」 イスズガワ 「え?あ・・・う~ん・・・・。」 〃 (・・・・う~む。ここで許可しないとKYじじいとか言われそうじゃな・・・・) 〃 「うむ。ミラクルシューターを認めるぞい!」 はるか♪ 「ふん!」 アベノバシ 「カッ!カッ!カッ!カ!ケロッ!ケロッ!ケロッ!ふうぅ・・・。」 奇策士登場 (2011.3.19up byはるか♪) メタ的表現を多用するはるか♪氏にQBが意見するようです (◕‿‿◕)<メタ的表現を多用しすぎると、ストーリーの矛盾の言い訳が何でも許されるようになるじゃないか。創作のキャラクターは作者の人形じゃないし、世界観は作者の脳内の箱庭じゃないんだよ。わかっているのかい?
https://w.atwiki.jp/makotokidan/pages/156.html
+セクシーダンスマコト +そのもの、全裸につき +イケメン誠 +アリスの死 +のうかりんと誠 +マコトと鳥ST +STマーク2 +ゼータソニータイマー +すわこさま +マンイーター(微グロ注意) +ふぁっきゅんすばる +さやかちゃん +キリコ +真昼の恋アンゼロット +魔王アバドン
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1281.html
注意 この作品には死亡描写が含まれています。 この作品には共食い描写が含まれています。 この作品には暴力表現が含まれています。 大都会の隅に埋もれた、ガラクタの集まる廃棄場。 ポツリ、ポツリとゴミは増え、いつしか人々に忘れられていった通りと住宅街。 広場からの裏路地を通れば、すぐに都会の大通り。 ひっそりとそびえる住宅街には、大通りからかすかに伝わる騒音しか聞こえない。 元々捨てられたものや、生活に疲れ果てたものがこの場所に迷い込み、積もり行くガラクタを漁っては今日も生活を繋げている。 物音がするだろう? 彼らが生きている証拠さ。 耳を澄ませば、ほら―… ガラクタ通りの`ー゜)さなえさん 「ゆ゛っ…、ゆ゛う゛」 さなえの目の前に存在するものは、食糧の缶詰めであった。 Vol2.缶詰め 「…がっ、…ぺっ」 さなえは、限界であった。 頬はげっそりと痩せこけて、瞳の瞳孔はすっかり開いてしまっている。 虚ろに、ただ力無く壁にただれて遠くを眺めているだけであった。 「ゆべ、…ゆ゛」 まりさも、限界であった。 まりさはただ静かにさなえの側へ寄り添い、たたずむのみ。 されども、まりさの目の焦点はさっぱり定まっていない。 二人の体は薄汚れていて、下膨れしているはずのあごはべちゃりと地面にただれ伸びてしまっている。 すぐ周りには崩れ落ちて散乱したガラクタが、さなえたちの辺り一面に万遍なく存在していた。 …既に、びくとも動かない体。 さなえは自分の体を無理やりに絞り酷使して、ふらつきながらもなんとか近くのガラクタの集まりにまで身を引きずらせる。 そして、何かを探し始める。 その動きはもたもたとしていて、同じ場所を何度も確かめ探ったりと効率はとても悪い。 それでもさなえはすがりつくように、伏し拝む動きをして、…とうとう最後となった周辺にあるガラクタ山に飛び込み、探る。…しかし。 お目当てのものには巡り会えなかったらしく、さなえは顔に絶望を浮かべて重なり合ったガラクタの上に倒れこんでしまった。 「…ゆ゛がぁ」 同時に遠くからさなえの様子を見守っていたまりさも、後を追う様に体を地面にひっくり返してしまう。 二人は、そのまま気絶してしまった。 …さなえの体は、見る見る内にガラクタに埋もれ込んでいってしまった。 二人のこの様な行動は、初めてのものではない。 探しては気絶しその場に倒れ込むこの行動を、何回も繰り返しているのだ。…何の為にか。 地表に突っ伏した二人の周りにあるガラクタやゴミは、もともと二人が広場より漁り持って来たものの集まりである。 よって、二人はわかりきっていながら、意味の無い行動をずっと続けていたのだ。 二人の求めている物は、食糧。 例えねずみの死骸であろうが、少しでも食べられるものが転がっていれば、今の二人なら何でも喜んで望むだろう。 それくらいに、衰弱している。 …限界は、とうに通り越している。 転げひっくり返っているまりさの頭に被さっている、三角の円錐帽子が地べたへと真っ逆さまに落ちる。 帽子の中からは何か金属製の光り物が姿を現し、コトリと小さな音を立てて地肌に乗る。 そのまま地平線を伝い、コロコロと緩やかにそれは転がっていった。 その物の正体は、缶詰め。 缶詰めの腹部分や縁には所々に打痕が付いていて、蓋には歯でかじった痕すら、残っていた。 静かな音の響きを残し、缶詰めが地面に横たわり、静止する。 …二人は、缶詰めがやや遠くに転がり行った事を認識して、横たわった体をさらに潰れさせて落胆する。 仕方無しに転がった方向に体を這わせて、それを凝視する。 「…がっ、ゆっ…!」 憎み、食い入った目付きをして。 極限をゆうに通り過ぎた体を引きずり、それぞれ缶詰めの後を追っていく。 …しかし、それすら叶わなかった。 缶詰めからの距離にして、5分の1にも満たない所で、二人は完全に倒れ伏してしまった。 ☆ 「…ゆっ」 今日も無尽蔵にガラクタが流れ着く広場の端隅に、何やら見慣れない不自然に積み重なれたガラクタ山が存在する。 それはガラクタ山と言うよりも、ごたごたとぶっきらぼうに集め置かれた、用意された捨て場のような印象を受ける。 どこからか二人の影がぬっと山付近に現れて、その二人は口に咥えている薄汚れた塊を山に向かって放り投げ、頂上に重ね始める。 …その正体は、さなえとまりさであった。 今までに探ったものの目印として、あらかじめ広場や他の場所で漁ったガラクタやゴミを寄って、分けているのであった。 「ゆっ、ゆう~…」 一仕事終えたと、二人は額に汗をかいてその場に座り、休憩を始める。 二人の頬は若干の紅色を帯び、染まっている。 …これで二人は、とうとう二日もの間食糧を見つける事が出来なかった。 しかし、両者の表情からは途方もくれない不安といった、…絶望の類の当惑した様子は見られなかった。 むしろ何故だか生き生きしている様が、今の二人から見て取れた。 「ゆっ」 まりさは自分の体を縦に振り、頭に被さっている自身の帽子を眼前の地床に振り落とす。 落ちた帽子の腹部から銀や鉛色をした物体が、ゴトリと鈍い音を立てて地面に落下し姿を現す。 その物体の正体は、缶詰め。 いつしかまりさが広場にて発見し、大切に保管されていたものであった。 「ゆっ!」 「ゆう~っ!」 缶詰めは、二人の足元に4つ転がっている。 二人は缶詰めが無事に存在している事を確認し、安心したのだろう。 先ほどよりもずっと生き生きと、体を躍動させてはしゃぎ始める。 その内に二人は抑えきれなくなった胸中の衝動をそのままに、声色を高くしてそれぞれ歓喜の雄叫びをあげ、喜んだ。 …ただでさえ食糧が見つからなかったのに、こんなにも喜んでいる理由。 ずばり、ご飯にありつけるから、…なのだろう。 「ゆっ、ゆっ、ゆう~!」 「ゆああ、うあ~♪」 缶詰めは、保存が利く。 それゆえに、食べるというふんぎりが付かなかったのだろう。 …万が一の非常事態に備えるために、どうしても蓄える必要がある。 その様な考えがどうしてもちらつき、食べられなかった。…しかし。 「ゆっゆ~♪」 その制約が無くなった今、気兼ね無く食べられる。 その事を祝い、小躍りしているのだろう。 「ゆ、ゆうっ!」 まりさとさなえは、それぞれ缶詰めを2つずつ分け合う。 はてには缶詰めをそれぞれの頭のてっぺんに乗せて、小刻みに揺れながら辺りを踊り回っている始末である。 地面を軸にくるくると回転したり、体を上下させてビートを刻み込んだりと二人はとにかく感動を体に表している。 しばらく踊っている様子のままであったが、…いかんせん二日もの間何も食べていない体では辛かったか。 すぐに地面にへたり込み、息切れを起こしてしまった。 「…ゆっ、はっ」 苦しそうではあるが、顔の端には笑顔が見て取れる。 息が整い、落ち着いたらしい二人は体を軽く前に下げ、頭の上に乗った缶詰めを目の前に落とす。 踊っている最中も缶詰めは意地でも落とさない様に、二人の頭の上に乗ったままの状態で保たれていた。 そのため、普段からずっとまりさの帽子内で保管されていた缶詰めは健康そのもの。 少々の打痕と膨らみはあるが、久々にありつけるしばらくぶりのまともな食事である。 高鳴る鼓動をそのままに、二人は一斉に飛びついた! 「ゆがっ! がっ、…?」 「ゆがっ! …、…ゆ、ゆゆ!?」 缶詰めに飛びついて、噛み付いた。 …そこまでは、良かった。 「ゆ゛ゆゆ!?」 缶の蓋が想像以上に硬く、開かない。 二人の予想と違った結果から、それを想定していなかった二人の表情がみるみる内に青ざめたものへと変わってゆく。 鈍く、そして鋭く迫る歯の痛みが二人の口内を這って襲う。 目の前の食べ物を食べられない悶々とした気持ちに加え、半端ではない歯痛が二人を襲う。 「「…~!?」」 余りの鈍痛や、自分たちの気持ちに押し潰されてしまったか。 耐え切れない様子でそれぞれ勢い良く地べたに転がり、目の端に涙を浮かべて悶絶し始めてしまった。 …蓋が硬いという表現は、適切ではない。 正確には、今の二人に缶を開けるほどの力が不足しているのだ。 穴を開ける事はおろか、中身が入ってずっしりと重い缶詰めを数秒間咥えていることですら、今の二人には難しい。 …それほどに、さなえたちの体力は消耗されていた。 気付いて、いなかったのだ。 走る気力すらままならないさなえたちに、道具を使わずに蓋を開ける手段は無い。 …二人の、盲点であった。 「…がっ、がっ、…ぐ、ゆ゛う…!」 噛んでも、噛んでも穴は開かない。 缶には不揃いに歯痕が残るのみで、一向に開かれる気配は見えてこない。 「…あ゛あ゛ああ、かあ゛…!゛!」 さなえはかすれた声をあげて、胸に潜む行き場の無い憤りを表すも、それに反応するものは居ない。 まりさも同じで、声にこそしないが目の形相を変えて缶詰めを咥えては思い切り建物の壁に打ち付けている。 それでも缶詰めは中身がぶちまけられるどころかぼこぼこと腹部が凹むのみで、穴を開けるための切り傷すら見えてこない。 いつしかその行為は開けるためのものから、八つ当たりのものへと変わって行った。 「…」 やがて、まりさは八つ当たりを止める。 打音が響いていた通りはとたんに、水を打ったように静かになる。 さなえは既に精根尽きたのか、地面に突っ伏して動かない。 …ようやく食事にありつけると思っていた二人に、この事態は二人の思考を十分に放棄させるものだった。 「…ゆ゛」 さなえはぼやけゆく視界に、ある種のまどろみを憶える。 まるで、母の胎内に包まれている感触。 その様な生まれたての頃の記憶などさっぱり覚えてはいないが、何故だかさなえには母の温もりをひしひしと感じている様に思えた。 まりさの姿は、見えない。 単純だ、…目を瞑っているから。 「…おお」 唐突に、さなえは頬に風を切る感触を受ける。 耳を澄ますとヒュンヒュンと、研ぎ澄まされた音が聞こえてくる。 …ガラクタ通りは、その名の通り様々な物に囲まれている。 建物の屋上にでも行かない限り、滅多に風を受ける事は無い。 「…」 突如とした異変に一抹の不安を覚えたのか、さなえは体を起き上がらせて薄目を開ける。 その瞳に映った光景は、案の定散らばった缶詰めを自身の頭の上に乗せて盗もうとしているきめぇ丸の姿であった。 「―…ゆ゛ーーーーーっ!!」 先ほどまでぼんやりぼやけていたさなえの思考回路が一気に駆け巡り、活性化する。 何せ起きた拍子にいきなり引ったくり現場に出くわしてしまったのである、…さなえは動けないでいた。 きめぇ丸は顔をしかめる様子も無く、ただ当たり前にさなえに背中を向け、通りの道を走り始める。 その声に嫌々反応して体を起き上がらせるまりさであったが、まさしく強奪しようとしているきめぇ丸の姿が視界に入ったのだろう。 「…ゆ゛ーーーーーっ!!」 まりさもさなえに同じくすっとんきょうな金切り声をあげて体を飛び起き上がらせる。 その時に着地に失敗して尻餅をついてしまったのだが、今は気にしている余裕など無い。 ひりひりと痛みを訴えかけてくる尻をそっちのけに、まりさは一目散に逃げてゆくきめぇ丸の後を追いかける。 突然の出来事に体を固めさせていたさなえも、まりさが動いた事に気が付いて二人の後を追って行った。 「ゆっ、ゆっ、ゆ゛っ!」 空腹感も倦怠感も何も、二人は全ての苦痛をまるで感じていない。 消し飛んで、忘れたかのようにだ。 研ぎ澄まされている二人の神経は、きめぇ丸をどうやって捕らえるかを考える事にだけ、集中されている。 ただひたすらに、きめぇ丸を追いかけて行く。 …非常事態に、その様な余計な痛みに気を取られている余裕は無いと言った方が、正しいが。 「おお、おお」 きめぇ丸はすばしっこい動きで入り組んだ建物の中を出入りし、二人を翻弄する。 その動きからはひいき目に見ても余裕が見て取れて、二人はどこか馬鹿にされたようである。 まりさたちはただただ手玉に取られているのみで、一分も経たない内に体力の限界を迎えたさなえが体の体勢を崩し、倒れこんでしまう。 「ゆ゛う~…」 「ゆ゛っ!」 涙ぐみまりさを見上げるさなえを背に、まりさは黙々ときめぇ丸を追ってゆく。 しかし、その差は縮まることなく一方的に広がるのみで、迫るどころかきめぇ丸に挑発されたりとおちょくられている始末である。 「おお、遅い遅い」 「ゆっぎーーーーーーーーー!!」 まりさは挑発に乗り、思い切りその顔に激情をあらわにして大声で怒鳴り声を張り上げる。 きめぇ丸はまりさの様子を伺ってほくそ笑み、風を切る音を大きくしてその場に反復し、さらにまりさの怒りをせめぎ立てようとする。 「…おおっ」 しかし、流石に調子に乗りすぎたか。 きめぇ丸は思わず体のバランスを崩し、頬と地面をすれすれに近づかせてしまう。 その拍子に、頭の上に乗せた缶詰めを一つ床下に落とす。 きめぇ丸はしまったと顔をゆがめさせるも、まだまだゆとりを持っている様子である。 さっさと落とした缶を拾って頭に抱えなおそうとするきめぇ丸だが、すぐ後ろからはまりさが必死の形相で迫ってきている。 「…おおう」 きめぇ丸は缶詰めを拾う事を諦め、またまりさから逃げる体勢に戻る。 少々遊びすぎたかと、反省している面持ちである。 まりさは走りながら地面に落ちた缶詰めを口に咥え、そのままきめぇ丸の後を追ってゆく。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ、…ゆ゛っ」 「おお、おお」 咥えている缶の重さ、あごの痛みもあるのだろう。 まりさの追いかけるスピードは、見る見る内に落ちてゆく。 されども、対照的にきめぇ丸はばてた様子も無く、最初に駆け出した速さのままで通りをビュンビュンと駆け抜けている。 さらに、頭の上の缶の乗せた状態を保ったままでだ。 次第にまりさはきめぇ丸の姿を見失ってしまい、走らせていた体を徐々に減速させて立ち止まり、そのまま呆けてしまう。 最後に見たきめぇ丸の表情は、…悠然としたものであった。 「…はっ、はっ」 胸がまるでキリを差し込まれたように痛む。 きめぇ丸を追いかけている時はまるで夢中で気が付かなかったが、立ち止まった今になって、まりさは自分の体を限界よりもずっと酷使していた事に気が付いた。 意識をしてしまい、まりさはいきなりどうしようも無い息苦しさに見舞われてしまい、体をのたうちさせる。 やがて息苦しさの他にどっと背中に押し寄せてくる重み、果てには頭痛とめまいまでまりさの体に降りかかり、責める。 まりさは堪らなく耐えられなくなり、むずむずと落ち着かない口の中だけでも処理するためにペッと地面に唾を吐きかける。 その唾には自分の体内の構成分であろう、…餡子がちびりと、含まれていた。 「…はっ」 ある種のあきらめと、達観の交じった溜め息。 まりさは悲鳴をあげる体をぎちぎちと動かして息切れを解消するための運動を始めるが、それすらも上手く行えない。 ふと、自分が途中で取り返した缶を咥えていない事に気が付いた。 一瞬言いように無い喪失感がまりさの胸をいっぱいにしたが、すぐにそれは解消された。 缶は自分のすぐ隣に、転がっていたからだ。 「…」 嬉しくは、思えなかった。 ひょっとしたら、お腹いっぱいに食べられていたかも知れない食糧が、今ではたった一つのみ。 さらには、この食糧を食べられる保障すらない。 …むしろ、その手段が見つからない。 詮索しなければならない。 「…あ゛ああ、あ゛」 追いつかず、取り逃してしまった食糧たち。 一度は食べられるチャンスがあったのに、それすらをみすみすと逃してしまった。 とりとめない虚無感、脱力感。 消し飛ばされていた苦痛に加えた、向き合うことすらおっくうになるくやしさや情けなさなどの負の感情が、せめぎ、込み上げる。 今までに感じていた拭えない空腹感も同時に思い出してしまい、いっぺんに責め苦に見舞われたまりさは苦悶の表情を浮かべるのみ。 「…ゆぐぅ」 元より、一日の活動エネルギーをとうに使い果たしていたのだろう。 まりさは白目を向いてその場を回り、愕然と倒れこんでしまった。 ☆ 「…」 二人は、気を取り戻した様子であった。 枯水した噴水広場の中央で、二人は対立しあっている。 「…」 「…ゆ゛っ」 二人の眼光は、鋭い。 まるで凍てついた、ある程度の暴行も辞さないといった、…無表情に互いに互いを威圧しあい、けん制を行っている。 火花を散らしあう二人の中心には、ボロボロに擦り切れた缶詰めが存在していた。 「…あ゛あ」 「あ゛?」 強い目線でお互いを圧迫しあい、威嚇する。 その眼光は、まるで獲物を狙う鷹そのものである。 二人はじりじりと、間合いを取りながら缶詰めに着実に近づいていく。 …二人とも相手に少しでも隙が見えようならば弾き飛ばすとした、殺伐とした感情を隠し気も無く、全面に表している。 緊迫した様子が続く。 …やがて、二人の間で睨み合い無意味と悟ったのか、…二人は一斉に飛び込み、互いの頬を食いちぎろうと取っ組み合いを始めた! 「があっ! ゆっ、ぎいっ!」 「あ゛あああ!」 揉み合う二人の動きに、容赦の文字は存在しない。 ただ目の前の缶詰めを得ようと、その為ならば多少の犠牲もやむを得ないと、…本気で、互いを潰そうと試みているのだ。 いがみ合いはみるみる内にヒートアップしていき、初めは体当たりから噛み付きといったものの応酬であったが、…地面のつぶてを投げたり、互いの眼を狙って攻撃をしたりと、次第になりふり構わないものに変化していった。 …今の二人には、間違いなく鬼が宿っていた。 「ゆがあっ!」 激しい対立、衝突の末にさなえがまりさに対して馬乗りの体勢になる。 そして、まりさはさなえからの容赦ない頭突きを喰らってしまう。 額に、もろに。 ゴツンと、意識を思い切り引っ張られそうになる衝撃を受けるが、まりさは額に意識を集中することでなんとかその痛みに耐えた。 しかし、頭突きは何度も繰り返されてゆく。 …まりさにはどこか、さなえよりも相手を尊重する、情けといったものが垣間見えていた。 しかし、それも互いに通じ合わなければ意味の無いもの。 まりさはしまったと目をぎゅっと瞑り体を強張らせ、耐える体勢を取る。 「がっ、ぎっ、ゆぎい!」 「…かはっ、げっ」 それでも、さなえからいつまでも絶えず続く頭突きに、額を何度も打たれているまりさの意識がもうろうと、はっきりしないものになってゆく。 幾度か、意識が飛んだ。 …ある意味ではさっさと気絶してしまった方が楽なのだろうが、それを望んでも迫り来る鋭利な鈍痛が、思考の放棄を許してくれない。 …このままでは、まずい。 まりさの、本能的な呼びかけであった。 とめどなく、一向に止む気配の見えない暴行。 とうのさなえも理性を見失っているようで、まりさがいくら戦意喪失をアピールしても聞く耳を持たないだろう。 …本気で、殺されるかもしれない。 「…ゆがっ!」 まりさはかすかに残った余力を振り絞り、自身の体を振り子にして一度地面に転がり、一気に前に出てさなえを押し倒す! まりさはさなえに対して押さえつける体勢になった! しかし、さなえは興奮した様子を冷まさずに叫び声をあげて地面でじたばたと暴れ、もがいている! 普段のさなえからは想像ができない興奮ぶり、…さなえにまたがっているまりさは、その異変に気が付いた! このままでは、まずい! まりさは、大振りの賭けにでた! 「ゆうっ! ゆっ、…~んちゅー」 「ゆう゛っ!? ゆ゛っ、…んちゅー」 「…」 「…」 「…がはっ、げっ、ごぱぁ…」 「…ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ」 …二人は静かにお互いに取っ組み合いをしている態勢を解除して、間合いを置き、体を地面に落とす。 そして、それぞれお互いの今の行動を悔い責めるように落ち込み始めた。 まりさは壁に額を擦り付けおいおいと後悔している様子で、さなえは首を振り私は何をやっているんだと気を戻す為の行動を体に移している。 なんとか落ち着きを取り戻したみたいだが、その為の代償の大きさは計り知れないものだったようだ。 「…」 ぺちぺちと、壁にて頬を叩いて気を引き締めさせるさなえ。 げんなりして落ち込んでいる様子だが、これでよかったのかも知れない。 …ふと、さなえの視界に何か目に触るものが映る。 それに目線を向けると、先ほどの争いの火種となった缶詰めがぽつんと横たわっていた。 「…」 「…ゆっ」 二人は、恐らく同じ事を考えているのだろう。 こんな缶詰めが無ければ、悩む事は無かった。 確かにその通りであるが、…同時に二人は、無いよりは合った方が格段に良いという事も、理解していた。 缶の容器の大きさから推測する量にして、二人で缶詰めを分けて食べたのではとても腹の足しにもならないだろう。 だったら、いっその事一人で缶詰めを食べた方が良い。 …どちらが? 二人の悩みは、自分たちが食べ物に対して、妥協できるラインをゆうに通り越していることに対してである。 譲り合えるほどの余裕など、既に空腹という感覚により、よりパンパンに埋まってしまったいる。 極限の状態での葛藤が、二人の頭を抱えさせて苦悩させる。 「ゆう~…。…」 「…?」 突然、息を漏らしていたさなえがどこかを注目し始めた。 どうしたのだろうと、まりさはさなえの顔を覗きこむ。 その目線の先には、建物の陰に隠れておずおずと縮こまっている、ゆっくりのすわこの姿があった。 すわこが自分の存在が気付かれたことに目を開いて驚き、ビクリと体を震わせてひるむものの、その場所から離れようとはしない。 しばらく二人は見詰め合ったままであったが、次第にすわこが缶詰めを物欲しそうに眺めながら、さなえたちの方へとふらりふらりと近寄ってきた。 「??」 はたからその様子を見ているまりさには、事態がイマイチ飲み込めていない様子である。 しかし、なんとなくではあるが、すわこも当然食糧が欲しいのであろうなという事だけはきっちりと理解できた。 「…ゆっ」 さなえはすわこの前に立ちはだかり、物欲しげなすわこに拒否の態勢を示す。 すわこは自分を圧迫してくるさなえに驚き怯えながらも、欲を隠さずにじりじりと缶詰めに近づこうとしる。 それでもさなえはすわこを通せんぼし、缶詰めに一向に近づかせようとはしない。 さなえのまなざしは、苦渋のものである。 「…ケロ」 諦めきれないのだろう、すわこはまだ缶詰めに近づこうと足掻いている。 その内に耐えかねたさなえが、すわこの体をぼんと体当たりしてすわこを遠ざけた。 「…」 すわこは残念そうに、心残りに後ずさりをして振り向きながら、どこか別の場所へと跳ねていく。 さなえはすわこの姿が見えなくなるまで、すわこから目を離さないでじっと用心をしている。 …建物に姿が完全に隠れ、見えなくなった所で、さなえはお腹から息を吹き出す。 そのまま、その場所にへたりと座り込んでしまった。 「…ゆっ」 まりさが、さなえを慰めるように側に寄り添う。 さなえはそれを受け入れて、二人はお互いにもたれ掛かりながら、感覚すら危うくなっている自身の五感を休ませる。 時折気が遠くなるのだが、ここで一度意識を失えば最後、…間違いなく動けないであろう。 ただでさえ臨界点などどこかへ忘れてきた体なのに、くだらない喧嘩までしてしまいスタミナが底を尽きているのだ。 なんとしてでも体を休ませて、食糧の探索を行わなければならない。 …この缶詰めは、まぎれもない生命線であった。 例え食べられなくても、鋭利なものを見つければ食べられるという、希望の意味合いでも。 「ゆっ」 目をかすめさせながら、周りを伺っているさなえ。 ただでさえいつ失神を起こしてもおかしくない状態なのに、神経を張らなければならないというのは、大層な気苦労であろう。 まりさは、さなえよりかは大らかに構えている様子ではあるが、さほどさなえと変わりは無い。 同じく、気を澄ませ尖らせている。 …休まる暇も楽しみもない。 わかりきっている事である。 捨てられた通りに足を運んだ時から、覚悟していた事である。 今までもその様な考えはちらついていたが、とりわけ気にもしていなかった。 …しかし、今は状況が、状況。 いっそ生に諦めた方が、楽になる? 「ケロ~!」 「…! ゆがっ、あっ!」 「…! ゆ゛ーーーーーっ!」 突如、先ほど諦めて帰った素振りを見せたと思われるすわこが、さなえたちの背後を回り缶詰めを強奪し始める! 一瞬気が遠のいた瞬間を突かれてしまい、まりさたちは反応こそ出来たものの、すぐさま取り返す事を行動に移せなかった! 慌てふためきもたついた様子のすわこであるが、その姿は必死そのものでただひたむきに缶詰めを口に咥え、ガラクタが溢れかえる道を走り逃げる! まりさたちもすぐにすわこの背中を追い掛ける! 「ケロ、ケロ、…はっ、…」 全力で通りを駆け抜けているすわこ! その足取りは決して速い訳では無いが、さっぱりエネルギー不足のまりさたちといい勝負の速さで通りを駆けている! すわこが角を曲がる! …その道の中央にはがれきになった大きな岩が存在するも、当のすわこは気付く様子も無く血相を変えて走っている―…! 走る事に集中している事が仇となったか、すわこは目の前の危険に気が付いていない! 「! ゆっ!?」 さなえが危険に気付き、すわこに叫びそのことを忠告する! しかし、むしろその呼び掛けがすわこには呼び止めに聞こえたのか、より加速を始めてしまう! 「…ケロ、ケロ」 「ゆっ、ゆうーーーっ!?」 さなえは、叫ぶ! その手ごたえ空しく、すわこはしゃにむに走り続けるのみ…! すわこの体がとうとう岩面のすぐ側にまで近づき、…顔を、のめり込ませる! もう、避けられないだろう、さなえは思わず目を塞ぐ! あと、もう少しなんだ、もう少し逃げれば、ご飯なんだ! ああ、お腹空いたなあ。 いつぶりかな、まともなご飯はもう一ヶ月は軽く食べてないな…。 苦しいな、苦しいけど、今踏ん張れば滅多に味わえないご馳走が食べられるんだ! お二人には悪いけれど、無用心なのが悪いのさ。 私は私に素直に動くよ、あともう少しだ、もう次の角を曲がれば追ってこれないだろう、 走れ―…! 「…、…、…!?」 すわこが目を開き、広がっている視野から捕らえた景色は、何故だか曇天の空が視界いっぱいに広がっている光景だった。 私は道を走っていたはず? 疑問に思い体を動かそうとしてみるも、なぜだか前へ駆け出せない。 他にも、視界には残骸が舞い散っている様が、その瞳に映っている。 浮いている? 私が? …そんなはずは無いか。 とにかく二人から逃げないと、…すわこはそれだけを考えていた。 なんとなくだが、すわこは自分の体が、…特にお腹と顔が、やけに火照っていることに気が付いた。 やがて火照りは火にあぶられた様に熱くなり、すぐにスッと熱はどこかへ逃げてゆく感触を感じる。 変だなと片隅に思いながらも、別に怪我をした訳でも無いし気にしている余裕は無いと判断したのだろう。 すわこは、そのままもう一度体を動かした。 鈍い音が、通り全体の建物に吸収されてゆく。 道の真ん中で乱雑に転がっている大きな岩に衝突したすわこは、勢い良く弾き飛ばされてしまう。 その際に口に咥えていた缶詰めも吹っ飛んでしまい、すわこよりずっと先の所に鈍い音を立てて、地面に着地する。 まりさは、急いで缶詰めを取りに行く。 さなえはすわこに急いで近付き、…岩近くに横たわる、すわこの様子を伺う。 すわこは、ぴくりとも動かない。 「ゆっ」 まりさが息を切らしてしんどい表情を隠さずに表して、さなえの近くへ向かう。 すぐに、その表情は変わった。 …目を見開いて驚いた、はっとした表情であった。 「…」 …存外早く、決着は付いた。 缶詰めは、取り返せた。 少しばかり心配した缶の外傷も吹っ飛ばされた割には憎いほど被害は少なく、ちょっぴりぺしゃんこに潰れた程度の被害である。 よって、状況は先ほどまでとは何ら変わらない、元々ずっしり来ている疲れに少しばかり疲労が上乗りしただけであると言える。 …はずだが、 「…」 「ゆう…」 まりさは、さなえを気に掛けた様子ですわこに近づき、さなえをなだめる。 しかしながら、さなえはまりさの労わりを気に掛ける様子は無い。 ただ、すわこの前で震えているのみだ。 幼い顔立ちをしているすわこの相貌は、満足をした、幸せのものだった。 「…ゆ゛っ、がっ、…あ゛あ゛あ!」 その内にさなえは口を開いて、少しずつ、その胸内の気持ちをあらわにしてゆく。 …胸内からとめどなく氾濫する苛立ちを、えずき、唸り、…叫びに変える。 その叫びもただ大声で張り上げるものでは無く、出しづらそうな、怒りが膨大すぎてどこか穴の抜けた、…篭った声。 自分たちのふがいなさはもちろん、…自分たちの浅ましさ、環境、全てに。 くだらない事ばかり繰り返す自分たち、理不尽な環境にどうしようも隠せない憤りを感じて、やりきれなくなっているのだ。 「あ゛あっ、あ゛あっ、あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」 噴流する怒りを、そのまま吐く、叫ぶ、当り散らす。 …一通り叫び終わり、さなえは脱力したかの様に、やはりその場に座り込んだ。 さなえは目を閉じて、うんざりとした、嫌気の差した表情をしている。 こんな所で無駄に叫び体力を消耗しても意味が無く、ただ失うだけということを、…理解しているからだ。 それがわかっているだけに、歯がゆく、無念で、無力だと思い知らされる。 「…」 まりさは、温もりが逃げて冷たくなったすわこを凝視している。 その内に見るという行動から触るという行動に変わり、まりさはすわこの頬を小さく一かじり、口の中に含む。 余り美味しくは無いが、食べられない事も無い。 むしろ今の自分たちにとっては極上のご馳走だろう、まりさはいよいよすわこにあり付こうとする。 「…ゆっ」 さなえは、すわこを食べようとするまりさを静止する。 …倒れ込んだすわこの周辺に散らばる、鋭利な岩の破片を口に咥え、缶詰めの蓋に軽く当てる。 そのままキリキリと破片を押し付けて、カコンと、小気味良い音が鳴り缶詰めの蓋端に穴を透かす。 丁重に、そして力強く破片を回してゆき、最初に開けた穴の手前まで缶の蓋をこじ開ける。 「ゆっ」 さなえは、まりさに笑いかける。 ひたむきなさなえに、まりさは自分の行動を恥じ入たのだろう、下を向いてバツが悪そうに唇を尖らせる。 されどもすぐに拗ねた様子から立ち直り、それから顔を上げて、同じくしっしっしとさなえに笑いかける。 二人は何も無い通りで、お互いの笑い声をこだまさせ、笑顔を浮かべ合う。 その面構えに、先ほどのいがみ合っていた醜い感情は、欠片たりとも含まれていなかった。 さなえたちは、缶詰めに注目する。 くり抜いた蓋を上にあげ、いよいよ中身があらわになったその姿は、二人がずっと求めていた、 食べ物…―! 「ぶえっ、ゆっへぇ! くっさ!」 (ダッダラララダッダラララ) (アッハッハッハッハッ…) CAST さなえ Sanae _,,.. -- 、__,,..,,__ i / ,. -<. `ヽァo、`ヽ 人 i , '7´ ) ';`ー゚). i i i ノ ! ; ! i'´ i i < ;.' '; _!_ ,! ! /_!_ ,i ヽ ノ ! ・・・・・・・・・・・・ ,' '; L./ |__」/!_」__ ソ  ̄, ! i ,' ! 'ノ ヽ ` ! / ,' ! !_ハ_! ,ハ ⌒ ⌒ !コ i ヽ___ ソーr' !'" ~ ""'r'´二.ヽ ', ;' ノノ>.、.,_ _,. イ/´ _iノヽ i i ン´ ,,.ィ`i7こ__ノ こ二、ヽ,ハノ ', ! ァ'レ' レ' i iヽ._/ レ' 、_)、ノヽ/ / | ! (二`ヽノヽ_ てんこ盛りでダンス♪ シャダバダ ランダバエビバ~ディ♪ まりさ Marisa ./ _ハ ./ _ハ _,,. -┐ ___,,.へ./ /\ __ _;; -‐''" |_____ 「 `` ヽ、_ハ-'ァ´ ハ⌒ヽ-''" _,,. / rソ \__ >''`'ー---─'--< _; イ___ / く >'" ; - '"´ ̄`ヽ、 -─- '"´ ̄ `ヽ、 `"'< ノ>'"_ ;ア´ ヽ、 \ _,,. ''" ア´ / , '´ / i ', i Y _; >く; / _,..; r---―-、,..__. ,;'il ;} ,i ハ_ iヽ;__;;; ,. f''""゙゙゙´ 、 ̄ヽ,// ', / i / i ,.イ´./i i / _/ ...... 、 \//、 レ´| /, | / i ヽ7// ...... ; . ヽ、\ ゙ヽ ヘ γ=;ァ 'レ'_ン i \;;/ ;;;;;ノ ̄\ 〉 〉゙'、 `ヽ_ノ ´ ̄´.. ハ' ハ i/ .. 、__;;ノ;;;`ヽ_/ / /⌒)メ、_ノ 〈 ,.イ ./ ! ', .. イ;;.ヽ ;;;;;;;;;(__ノ /'" ハ ノ /‐ 、' ヽ. l;;;;;;;;;\;;;;;;;,.(__ノ ;.; . `ー二=-' ;イ人iハr'i /ヽ、. ヽ. ', ,! ;;;;;;;;;; .`゙'-、、 ;;;___,.;-' i ノ レ ヽ. ヘ/ .. ,!;;;;; ;;;;; ;;;;; ;;;;;;`゙ ̄'''冖''―--―'";;;;;;;;; ゙iヘ .,r' i !、 i !、 そうだ、なんで腐っているって気が付かなかったんだ、まりさのアホが…。 疑ってかかれよ、元々あの缶はパンパンに破裂しそうなくらいに腫れていたんだぞ…? 最初から食べられないことくらい気付けよ、まりさは、まりさは…。 なんだか体中感じる 感覚タンデム中♪(まだまだ!) きめぇ丸 OYAKATA AYAYA // ヽ, ''"´ ̄`ヽ、((⌒ヽ ,.'´ 、、 ヽ ⊂_ ヽ ノ lヽ j /、lヽ ト、 .', (⌒ヽ, 関・係 ないから(⌒ヽ∩ h'´ r'"イ .ノ\| .r=ァ レ'{ } | ⊂ `、 ヽ ノ {ヽ.,l.,l r=- l1 / / ) )) \ \´レ1ヽ'、 ー=‐' // / (( (⌒ )、ヽレ~', / \ \ / ( てんこ盛りでダンス♪ シャダバダ // ヽ, ''"´ ̄`ヽ、((⌒ヽ ,.'´ 、、 ヽ ⊂_ ヽ ノ lヽ j /、lヽ ト、 .', (⌒ヽ, 関係ないから~♪(⌒ヽ∩ h'´ r'"イ .ノ\| .r=ァ レ'{ } | ⊂ `、 ヽ ノ {ヽ.,l.,l r=- l1 / / ) )) \ \´レ1ヽ'、 ー=‐' // / (( (⌒ )、ヽレ~', / \ \ / ( ランダバエビバ~ディ♪ すわこ Suwako l'''"\li,-,,,,-‐‐‐-,,,/ i',il'/`''li i , (ヒ_],i!.ノ;; i il ヒ_ン ),|!; /'''`゛=='" / ;; ;;; `''=='",,| / ;;; | /__ .-‐ニ=--────-=ニ、..,,_ .,_ ! ,..-'´ァ''"´ / ;' ; '; `"ヽ`ヽ、 r'"´ / / ;' _」ノ! ハ, 、_L_ ! '; '; `ヽ. '、 ;' '、 i´ヽ_」ハ / ! ハ、!__ノ ,.イ .! '; ヽ、 ! ,! `!コ7´(ヒ_] ヒ_ン`Y_」 ハ ノ 本当はね、私もっと出番あったし、死ななかったし、 `V ヽ、,ハ ! ,___, .!7i,. イ ; - ''´ 何よりもレギュラーだったんだよね `ヽ// .! .! ヽ _ン ,! !`ヽイ おかしいね /(_ノ ,ハ ,ハ/|_ノ '、 , ' .! !>,、. ,..イ ! | i '; ` } \ |;;;; ,;;;;;;;;;ヽ _ l;;;; ,;;;;;;;;; `'ー- 、,__ l;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;,,,,, `'ー-、 l;;;; ,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; \ ', ,;;;;;;;;; ,;;;;;;;;; ヽ ∧ ;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,, ヽ、 / ヽ、;;;;;;;,,,, ヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;,,,,, }ヽ、 / 、_;;;;;;;,,,,, ヽ_ _ムミミヾ / ;;;;; / `T´ ̄ `'ー- 、',__ ̄ ー--─  ̄ ゙ヾ 〃´  ̄ `'ー- 、.,,_,,,,, _`⊃ なんだか体中感じる感覚タンデム中♪ STAFF SPECIAL THANKS がいたwiki 時間 はらはら二人きりのシートに 跨いだんだったらまあしっくり♪ びっくり体験ビーツ大回転 はたいたマシーンの尻ピンポイント♪ … 原作 増田龍治『ガラクタ通りのステイン』 EDテーマ ハルカリ『タンデム』 NEXT! To Be Continued... ガラクタ通りのさなえさん Vol1.鉄琴 ガラクタ通りのさなえさん Vol3.家 中盤にいきなりさなえとまりさが潰しあいを始めたときはびびりました いつかは戦うことになりそうだと予想してたけど、まさか二話でやるとは思いませんでした 理性が勝って相手を殺さずに済んだけど、状況が好転してないので、これから先どうなるんでしょうね? そう思っていたのに楽屋裏wwww たしかにきめぇ丸出てきただけだしすわこは扱いひでぇw -- 名無しさん (2009-06-06 09 11 17) 缶詰めはシュールストレミング? ひでぇw -- 名無しさん (2009-06-06 09 51 47) マジで生きることに必死で、読んでいてズシっと重くなります。 でもそんなところに胸を打たれるので、それを遠慮なく書ききって欲しいです。 CASTのすわこの体……ひでぇw -- 名無しさん (2009-06-06 11 27 25) 生命の極限を感じる作品だ。 そしてキャストもまた笑わしてくれるw -- 名無しさん (2009-06-06 18 44 26) …すわこちゃんしんじゃた…。 -- ゆっけのひと (2009-06-10 06 41 58) すわこの扱いwww -- 名無しさん (2009-06-21 22 50 11) 名前 コメント