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解剖 声帯を左右から支えている筋肉。甲状披裂筋。交錯筋、内筋、特に内側を声帯筋とも呼ばれる。 甲状軟骨に起始し後方の披裂軟骨に付着する。 迷走神経からの下喉頭神経に支配される。 筋繊維が交差するように走っていることからこのように呼ばれている。 収縮することにより雑巾をしぼったように硬く、内側にも弾力を増す。 側筋、横筋によって声帯を閉じ、この筋をさらに働かせることで完全に空気を遮断できる。 カラオケ板において カラオケ板においてはさまざまな解釈をされてきた。 現在も天下統一はされていない。 以下に紹介するので読み手側で判断されたし。 場合によっては新説の提唱を高らかに宣言するのも面白いだろう(?) a.鍛えるべき説 最後の閉鎖を担うのだから、歌においても閉鎖が足りない人は この筋肉が足りないと考えられるので鍛えるべき。側筋や横筋は 普段の会話で閉鎖できていることからもすでに十分と考えられる、という説。 b.むしろ鍛えるべきでない説 この筋に力を入れようと意識することは喉の力みを生むので鍛えるべきでない。 息を止めるときや発声普段から使っているのだから、わざわざ鍛える意味がない。 閉鎖が足りない人は側筋や横筋が足りないからである、という説。 当該項目に関するノート 名前 コメント すべてのコメントを見る
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本場の泥ママ 831 :名無しの心子知らず: 2012/08/30(木) 07 53 02.33 ID lz7YW+HT [1/4回発言] 出勤前にロバの耳。 数日前に電車に乗ってたら、前にいた大学生くらいの男性が 3DS持ってて 私も3DS持ってたからすれ違いラッキーとか思ってた。 私も出してゲームやってたら、前から「痴漢!」って声が。 そしたらその大学生が隣のおばちゃんに手を掴まれてて。 832 :名無しの心子知らず: 2012/08/30(木) 07 55 29.52 ID lz7YW+HT [2/4回発言] すぐにその辺のサラリーマンとかが大学生を確保して、 大学生顔真っ青。 ほどなく乗務員さんが来て対応してた。 で、そのおばちゃんが手に大学生と一緒の色の3DS持ってて。 何となく「その人さっき、ゲームやってましたよね?」って聞いた。 そしたらおばちゃんの方がすごい勢いでファビョって。 どうも本場のファビョりらしく、言語から違う感じで。 833 :名無しの心子知らず: 2012/08/30(木) 07 57 35.81 ID lz7YW+HT [3/4回発言] しばらくファビョってたら何か空気が変わって、 駅員さんも「…被害者…ですよね?」みたいに聞いた。 そしたら 「そうだ、私は被害者だ!」 「これは○○ちゃんのものだ!」 「日本人は思いやりが足りない!」 とか言ってて、あぁこれは…と思った。 834 :名無しの心子知らず: 2012/08/30(木) 08 00 01.37 ID lz7YW+HT [4/4回発言] そうしてる間に次の駅に着いて、大学生とおばちゃんとその子供 (いるのに気付かなかった) が降ろされていった。 その時子供と目があったんだけど、何とも気味の悪い目をしていて… …そのままその日から寝入るとあの目を思い出して目が覚めちゃう。 今日も睡眠時間15分くらい。眠い! 以上です。 835 :名無しの心子知らず: 2012/08/30(木) 08 20 44.88 ID iYPHSK+Y [1/1回発言] なんだかよくわからない 836 :名無しの心子知らず: 2012/08/30(木) 08 22 54.40 ID Vxa8lo32 [1/2回発言] 831- 834 要約すると痴漢冤罪を仕立ててその3DSよこせとあちらの国の方が 火病おこしたと そしてその帰り際に見たあっちの国の方の娘がすごく気持ち悪かったと こんなかんじ?? 次のお話→赤色球団ファン奥(854)
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おわりないもの【登録タグ 2012年 GUMI tagami お きゆなつひ 曲 柊希乃 鬱乃谷基】 作詞:tagami 作曲:tagami 編曲:tagami 唄:GUMI POWER 曲紹介 『可憐に咲くこの君の名の花 掴むよ』(動画説明文より引用。) Illust 柊希乃 Movie きゆなつひ Logo 鬱乃谷基 コンピレーションCD『sync-loid 03』収録曲。 歌詞 (PIAPROより転載) 変わらないもの探してたけど 何ひとつないよね 自分に嘘つく為に今日ここにいるわけじゃないしね 何度もわかり合って 夜を遠ざけ語り明かしてみた 何度もわかち合った 合図もなしに 景色は変わる 傷だらけでいい 色、重さ、形、何もかもすべて違うけれど 咲いて散りゆく花も心根に 繰り返しの日々 色あせていくよ 思い出がね 可憐に咲くこの君の名の花 掴むよ 朝と夜では何度も巡りながら「キセツ」迎えた 好き嫌いがある中 時間は流れ未 来へ向かって 今、この足で踏み出した 大きく長く曲がりくねった道 ひとり歩きながら 静 かに空は色を落としてて 今日も暮れていく 見えないものばっか見ようとしてもね ダメダメなの 今日も明日も丘の上のぼって 大きく吸い込んで 風を確かにね 感じるんだ 終わりないもの信じ続けてさ 描くよ 何度もわかり合って 夜を遠ざけ語り明かしてみた 何度もわかち合った 合図もなしに 景色は変わる 傷だらけでいい 色、大きさ形も 重さも全て それぞれ違うから このぬくもりがそっと 大切なあなたにきっと届きますように 色、重さ、形、何もかもすべて違うけれど 咲いて散りゆく花も心根に 繰り返しの日々 色あせていくよ 思い出がね 可憐に咲くこの君の名の花 掴むよ コメント 名前 コメント
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すれ違う宇宙 我々は数多の岩塊が漂う宙域にさしかかった。 宇宙にはところどころこういった場所が存在する。 太陽系にも同じようなものがある。 ずっと昔の、太陽系の小惑星地帯での思い出が頭をよぎった。 しかしそれは、あまりにもおぼろげなものだった。 私が記憶の糸をたぐり寄せようとしていると、戦闘文明の一団が現れた。 話し合いに来た様子ではなさそうだ。 直ちに戦闘準備に入る。 ⇒はじめる 戦闘文明の兵器群に敗北 戦闘文明の兵器群に敗北した。 今は一旦退却し、態勢を立て直そう。 ⇒帰還する 戦闘文明の兵器群を撃退 戦闘文明の兵器の一団を撃退した。 戦闘文明の一団は地球の軍隊と同じような組織になっているように見受けられる。 遠く離れた宇宙の異文明であっても、我々と似通っている部分はあるのだ。 そう思うと、いつかどこかで彼らと分かり合える日も来るのではないか、 と思ったが、すぐに思い直した。 地球人類同士ですら、分かり合えていないのだ。 戦闘文明と分かり合えるなど、夢のまた夢だろう。 しかし、だからこそ、私は私を理解してくれる人のもとに帰りたいのだ。 ⇒出発する 前ミッション→No.04幻想空間 次ミッション→No.06逆流空間∞ 名前 コメント
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うp暦 曲名 ニコURL 関連事項 2008/8/2 愛が足りない 【神威がくぽ】愛が足りない【オリジナル曲】
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CLと傭兵ギルドで編成します。まだ未完成です。~ 第1PT(前衛主体) ※印が付いてる人は、エンペ破壊を行う方です。~ PTL IzayoI(Mutsu) Sage 2 ※白き騎士 LK 3 タクト♂ Kn 4 ※†リオフォネス† Ass 5 ※マメ Ass 6 美里 Pri 7 (あしき夢) Pal 8 yasu0 LK 9 月?? Kn 10 狐 Kn 11 ファルト Cu 第2PT(後衛主体) PTL 蘭麝 WIZ 2 yasu WIZ 3 ななこ WIZ 4 GERD WIZ 5 アーチェ・クライン WIZ 6 チェルト Pri 7 HORK WIZ 8 (あしき夢) Pal 9 Final Pri 10 柚 ポタプリ 11 ノィル=リーツ 阿修羅 第3PT(妨害主体) PTL 切磋 Hun 2 静寂龍聖 Hun 3 ななせ Hun 4 グレイ Hun 5 十夜(ロキ) Bar 6 リトル・スノー(ロキ) Dan 7 狂士朗 Pri 8 HEAVEN Mon 9 紅 Pri 10 ブルーバード Kn 11 Licid Ass 他PT 変更有プレイヤー あしき夢 基本的に第一・攻撃時に魔法ブーストのため一時的に第二入りも有り †柚綺†・みにむ 砦前ポタ担当です。当日空いてるPTへ入ります ななせ メンバーによりプリorハンター yasu改 キャンプ地ポタ兼支援 Final プリが足りないと思われるPTに入れます。 狂士朗さんのプリ プリが足りない時に入れ替えで参加してもらいます 切磋さんのプリ プリが足りない時に入れ替えで参加してもらいます GERD 偵察要員が足りない場合モンクを動かします お手伝いさんが来た場合 前衛 PT1へ WIZ PT2へ ハンター PT3へ
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859 :名無しさん:2012/06/18(月) 22 43 10 840に触発されて 撫子「ふぅ…やっと仕事が終わ「追加来ました!」た…」 撫子「…………(ただ無言で書類を捌いている)」 撫子「予算が足りない人手が足りない時間が足りない予算が人手が時間が(以下リピート」 撫子「なんでうちの子達ってこういうのばっか(泣」自分の萌え18禁同人誌を見て 撫子「昨日買い足したのにもう栄養ドリンクが切れちゃった…」三日完徹中 撫子「アメリカさん…謝るのは、地獄に行ってからにしますね」終戦を迎えた時 撫子「最近おにぎりにサンドイッチにカ○リーメイトにゼリー飲料に茶葉とコーヒー豆だけ…」 撫子「もうすぐ…!もうすぐ引退の時「大変です!日本海にゲートが!」もうやだこのしごと(涙」 嶋田成分のみを抽出してみましたwwww
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愛情不足 愛情が足りない、と言われたときは思わず、そのお綺麗な顔を殴りそうになった。余りの嫌悪感に。 足りないも何も、元からそんなもの、お前には持ち合わせていないとはなんとなく言えなくて、結局、ただ押し黙った。 愛情が足りないところで、どうだと言うのか。 愛情が足りない、と喚くアイツ自身、なるほど確かに自己愛は強いが、他人に対しては愛情どころか思いやりさえ微塵も無い。 自分のことを省みず、人をどうこう言うヤツに、俺の顔は自然と歪んだ。 「京ちゃんはさぁ、俺への愛情が足りてない。俺が何しても笑顔で許してくれるとか、俺が何も言わなくても肩揉んでくれるとかするくらい、俺を愛してよ」 「お前、人のこと言えた義理じゃねぇだろ。それ以前に、そんなん愛情じゃねぇ」 うんざりと呆れた口調で言ってやれば、かっこいいとか可愛いとか散々モテ囃される顔をヤツはムッと顰めた。 「俺はいいんだよ。愛される側の人間だから。俺の役割はみんなの愛を受け止めることだもん。でも京ちゃんは違うじゃん。京ちゃんの役割は俺を愛することだろ?なのに、愛情が足りないとかダメなんじゃない?」 俺に口を挟む余地も与えず、一息で言い切ったヤツのご自慢の顔面を、気づけば殴っていた。 殴った、と言ってもそんなに大袈裟なものではない。血も出ていなければ腫れてもいなくて、少しだけ赤くなっているくらいだ。 ヤツがギャアギャアと騒ぐほどのことではない。 「痛ェ!」 「お前、頭腐ってんじゃねぇの?ちょっと顔が良いからって、性格とオツムがそんなんじゃあ終わってんぞ」 「いいんだよ、京ちゃんよりモテるから」 図星には違いないが、否、図星だからこそ、ヤツの整った顔で言われると、これ以上になく苛立った。 拳を強く握り締め、先程とは反対の頬を、今度は倍の力で殴ってやる。 「いってェ!!京ちゃんこそ、すぐ手が出る癖直しなよ」 「うるせぇ、お前しか殴らねぇからいいんだよ!」 「ほら!俺にだけ!愛が無い!」 「これが俺の愛情表現だ!」 文句あるか、と息巻いて言えば、片頬だけを赤く腫らしたヤツが、ニンマリと嫌な笑みを浮かべた。 「そうかぁ、殴るのは京ちゃんの愛情表現で、京ちゃんは俺しか殴らないのかぁ、そうかそうか」 「…おいテメェ、何か勘違いしてねぇか」 「京ちゃんが俺を愛してくれてることもわかったことだし、愛を確かめ合いますか」 どういう意味だ、と問う間もなく、視界がグルリと回転したかと思うと、ヤツの笑顔と天井以外、何も映らなくなった。 フローリングの、ひんやりとした感触が、背中越しに伝わってくる。 「でも、DVは良くないと思うなぁ~」 「どの辺がドメスティックなんだよ!つぅか退け!」 ヤツを殴って退かそうにも、両手首を床に縫い止められているせいで、それは叶わない。 「俺の愛もたくさん示してあげるね」 ヤツに惚れている女が見たら、悲鳴を上げるであろう、蕩けるような笑みは、悔しくも見惚れるほど綺麗だったが、やっぱり殴ってやりたかった。 愛情不足
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し永遠に生きられるようになったら自分ならどうする?ってことで書いてみた タイトルは同名の不条理SF短編から リスの檻 薬を飲んで、僕はあてがわれた部屋で布団にくるまる。 僕が永遠亭に囚われてどれくらい経ったかわからない。 「胡蝶夢丸」 飲むことで、好きな夢を楽しむことができる薬。 僕はこれを毎夜服用しその夢を戯曲に書き、生き延びていた。 ある時だ。 紅い目をした薬売り兎が外来人長屋にやってきた。 兎が言うには、自分の主が僕の戯曲のファンで食事に招待したいとのことだ。 正直、ここの生活水準は低い。 僕は承諾した。 食事は贅を尽くしたものだった。 海のない幻想郷では食べられない海産物も多くあり、僕は勧められるまま酒を飲み食べた。 やがて気がつくと、自分が窓一つない場所に囚われていることを知った。 永遠亭の主である蓬莱山 輝夜は言う。 あなたは永遠に私の為に戯曲を書くのよ、そのために必要な「処置」はしてあるわ、と。 僕は何度も逃げようとした。 だが、人里の方へ逃げ出そうとしてもその場所には人里はなかった。 非力な人間である僕は彼女の元へ戻るより他ない。 人里への道は間違っていない ではなぜ、人里はなかったんだ? 高々三日しかたっていないはずだ もしかしたら、僕が知らないだけで何千年も過ぎているんじゃ? 幾ら考えを巡らせても答えはない。 あの女に尋ねる?嫌だ。 もし本当だったら? きっと僕は壊れてしまうだろう。 籠の中の鳥である僕には夢の中にしか、自由はない。 「と、いう作品なのですが・・・」 「却下。自分語りは萎える。エロが足りない!バイオレンスが足りない!何よりも速さが足りない!!!」 「とはいいましても・・・・」 「何?私が身体を張って貴方の取材に協力してあげているのにまだ足りないっていうの?永琳例のヤクを・・・」 「媚薬か?!」 「性転換薬よ!ヤるよりヤられる方が濃厚な描写ができるでしょ?」 「そんな・・・・嘘だろ・・・・」 そして・・・ 「アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
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『ねえ、キョン』 言いかけ、足りなくなってしまった風景に気付く。 視線の先に彼は居ない。この四月から、また、彼が居ない風景が当たり前になっていた。 たった一年足らずの関係に慣れきって、ふとした瞬間、ついつい反応が遅れてしまう自分が嫌だった。 ばかみたいだ。 男性を遠ざける為に演じていたはずの難解な「僕」。演じていたはずの口調と思考。 誕生の経緯上、本来は「誰かに話しかけられたとき」に演じて、応対する為に生まれたはずの思考が、今、能動的に僕を支配していた。 ふとした瞬間に生まれた発想を、彼と共有したいと思ってしまっていた。 無意識に、彼に語りかけようとしていたんだ。 ほんと、ばかみたいだと思う。 男性に語りかけられた時、「僕」として迂遠に難解に受け答える。 すると相手は「変な女」として以後遠ざかってくれる。 それが本義のはずだった。 なのに何だ。 いつの間にか僕はキョンに「語りかける」ようになっていた。 今にして思えば、彼から語りかけてきたケースの方が少ないのではないだろうか。きっと、数えるほどしかないくらい。 応対のはずの演技が、いつの間にか私の自然体になっていたんだ。 だから、また、僕の視線は中空を彷徨う。 ばかみたいだと解ってるのに。 なんでこんなに慣れきってしまったのだろう。 何か、そう、何かフィクションのような事件があったのだったか? いや、そんなものはなかった。けど、敢えて言うなら彼とは会話が通じたから。 ただ、会話が出来た。だから会話して、日常を繰り返しているうちに、気付いたら「僕」は変質してしまっていたんだ。 一人、机に頬杖をついて考える。 あの忘れえぬ雨の日、「演技」が台無しになっていた事に、彼に女と見られたがっていた自分に気付いた、自分勝手な私の事を。 そのくせ、こうして独りになってみて、やっぱり「僕」が台無しになっていた事に気付いた。 すっかり「僕」を楽しんでいたことにようやく気付いた、間抜けな私に気付いた。 代わりなんて居ないのに。 代わり? なんて不誠実な考え方だろう。 代用品を求めるだなんて、彼を含むあらゆる他人に不誠実な考え方だ。 それにキョンはキョンであって他の誰でもない。だから、彼の特性を他人に求めるなんて無意味なんだ。 それにキョンを振り切ったのは僕だ。彼に惹かれそうになった「私」を振り切ろうと、彼に好意を振舞うまいと決めたのは僕だ。 彼に寄りかかりそうな自分を戒めたのは「僕」が大切だったからだ。 僕である事が必要だと思ったからだ。 だってそうだろ? 僕は「僕」として彼との関係を築いた。なのに今更「私」として彼に好意を求めるだなんて不誠実じゃないか。 そんなの虫がよすぎるだろう? 違うかい? だから僕は彼を振り切った。 そして僕は、僕の意志で彼を振り切ったのだから、彼や彼の代役を求めるなんてあまりにも不誠実だ………………! ………………………………… ……………… 『ねえ、キョン』 また視線が誰かさんを探した。 もう、いま抱いている気持ちが幸せに根差すものである事くらいは理解している。だから寂しい、ということくらいは理解している。 やっぱり僕はありきたりな人間なんだなって嫌ってほど思い知らされたよ。 変人ぶっても、やっぱりこれが限度なのかな。 価値観が変わると世界は変わる。 キミがいない日常の方が当たり前だったはずなのに、今、僕は寂しさを感じているんだ。 いつか同じ気持ちを誰かに抱くことはあるのだろうか。 代わりじゃない、けれど同質の気持ちを、異質な誰かに抱くことがあるのだろうか。それが成就する事があるのだろうか………。 でも僕は僕でありたい。ならそんな気持ちはやっぱり成就しないのかな。 また思考がループに陥る…………… ……………… …… 『佐々木さん!』 なんだかんだで一年過ぎ、僕の心は不意打ちを受けた。 こんな難解な僕に対してさえ、好意を打ち出す人が出てきてしまった。「僕」が無意味だった事を知らされたんだ。 あんな苦労してまで「僕」であり続けた私は、もしかしてバカだったのかな。 あんなに苦労した事が、全部無意味だったように思えて。 僕の心は散り散りになった。 『やあ、キョン』 けど視線が彼を見つけてしまった。 それからの事は語るべきことが多すぎる。 多すぎるから語るまい。 ただ一つだけ言えることは、僕の理性は、僕の本能を凌駕できた。僕の理性は本能に根差す精神病を抑えきった。 あの雨の日のように、また都合良く「女」になろうとしてしまった自分を抑えきった。 キョンの前で、僕は僕であり続けた。あり続けて見せた。 他人を遠ざけるという意味では、「僕」という演技は無力だったと思い知った。 けれど、やっぱり「僕」は有効なんだ。 それを彼が教えてくれた。 他人がどうこうって事には確かに無意味だった。 けれどね、僕が自分を律する為には、やはり「僕」は有効なのさ。僕が僕である限り、僕の理性は稼動し続ける。 僕で居る限り、僕は理性を持っていられる。僕は「佐々木」で居られるんだ。 僕は「僕」を捨てたくない。 彼を振り切ってまで守った思考規範だから。その決意を無駄にしたくない。 誰かに寄り添って、自分の重荷を、私の心を誰かに預けよう、なんて、やっぱり今の「僕」には出来ない。してはいけないんだ。 そんなんじゃ、あの雨の日の決意が無駄になるのだから。 『じゃあな親友! また同窓会で会おうぜ!』 けれど「僕」のままであったって、関係を変える事は出来るんだって。変えて行くことができるんだって。 最後の最後で、僕の虫のいい考え方を彼が肯定してくれた。 だから僕は一つの挑戦を考えたんだ………… ……………… ………… 「ねえ、キョン」 「なんだ」 なんとなく呼ぶと返事があった。 そりゃそうだ。だって傍らにいるのだもの。 「くく、すまないね。実はなんという事でもないんだ」 「お前って昔からそんなとこがあるよな」 「そうかい?」 呆れた声に返事を返す。 返事を、返せる。 同窓会でもなんでもない。 特別じゃない、なんでもない日に一緒に居られる。 「くっくっく、強いて言うなら、ただキミの名前を呼びたかったからかな?」 「なら本名を呼べ本名を」 「ふふ、断る」 「お前な」 だってキミはキョンだもの。僕にとって、キミはどこまでいってもキョンなんだ。 僕が僕であるようにね。 キミはキョンで、僕は僕。その前提だけあればいい。 その上でもう一つ大事な事がある。 やっぱりキミに代用はない。あらゆる意味でキミは僕を構成する要素なんだ。 キミは鍵。だから、僕にハマっていて欲しいのさ。 一番傍にいて欲しいのさ。 この関係をどう呼ぶかなんて知ったことじゃない。 ただ一番大事なのは、僕の一番傍がキミで、キミの一番傍が僕だって事さ。これだけは譲れないね。譲れないって解ったから。 僕は自分の意思で遠くに行った。だからこそ結論できるんだ。 そうさ、僕には結論をする権利がある。 やっぱり、キミの傍がいい。 いつかキミを振り切ったように、僕は自分の望みのためならどんな困難にだって挑んでみせる。 いつかキミと過ごしたように、僕の理性は本能を押さえ込んだ。押さえ込めたから、涼宮さんたちの物語の終わりまで待てた。 鍵も力も関係なくなるその日まで、僕は理性を以って待つことが出来た。 僕は頑固だ。だから失って、だから大事だと解って、だから挑戦できた。 その全てがあるから今の喜びがある。 全てがあるから結論できる。 なんでもない日常の中でキミに変えられたから、逆に変える事だって出来たのさ。 なんでもない日常の中でキミに惹かれたから、だから、なんでもない日常の中にキミがいて欲しいのさ。 「ねえ、キョン」 「なんだ」 ただ、それだけのお話なんだ。 僕がほんの少しだけ自分に正直になった、そんな日々の物語。 )終わり