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石版ボス討伐時のクリア報酬は ボスにしたモンスターの「通常ドロップ」「報酬限定アイテム」「モンスターの心」と 「共通クリアアイテム」の中からランダムで選出される 報酬限定アイテムは石版限定の物を含めて通常ドロップよりも価値が高いものが設定されている場合が多い 図鑑では「心を落とさない」モンスターでもクリア報酬では落とすことがある ※ゴーレムはゴーレムーガ、デスマシーンは選択不可能 共通報酬は石版のランクが高いほど良い物が選出されやすい 共通報酬 石版ランク アイテム やくそう 上やくそう まほうのこびん まほうのせいすい エルフののみぐすり ほねつきにく? ふくびきけん? せかいじゅの葉? 石版限定アイテム 通常ドロップはモンスターずかんに明記されたアイテム(曖昧さ回避) 青字は本編中に取得できない石版限定品 赤字は通常ドロップしないがクリア報酬だと取得できる心 No. モンスター名 心 クリア報酬 通常ドロップ 備考 035 スライムナイト スライムの服 どうのつるぎ 037 ひとくいばこ 命のきのみ 命の石 ちからのたね 129 プロトキラー ○ バトルアックス 181 しびれスライム こおりのやいば かいがらぼうし 188 メタルキング 真ふしぎなボレロ 189 ギガミュータント ○ まじゅうのキバ はがねのキバ 203 にじくじゃく ○ 月のおうぎ 209 オーガキング 真ちからのたて オーガシールド 219 プチファイター かしこさのたね ちからのたね 220 プチプリースト かしこさのたね 230 メタルスライムS しっぷうのバンダナ スライムピアス 231 バーバリアン せかいじゅの葉 まじんのオノ 232 デスカイザー 真まじんのかなづち ふぶきのつるぎ 233 ブラックサンタ やみのランプ 風のぼうし やみのころも 234 デッドドラグナー ミスリルヘルム ちからのたて 235 サタンメイル 真しんぴのよろい ゴディアスの剣 プラチナメイル 236 ブドゥのランプ まほうのたま ふしぎなきのみ かしこさのたね 237 まじんブドゥ ○ 天使のレオタード 238 バスカービル まじゅうのツメ あくまのツメ 239 ドラゴメタル スライムアーマー プラチナヘッド 240 まかいファイター せかいじゅの葉 みなごろしの剣 241 ポムポムボム ビッグボウガン どくばり インテリめがね 242 ゴーレムーガ ○ ごうけつのうでわ 「ゴーレム」の心を落とす 243 パンドラボックス みかがみのたて せかいじゅの葉 ひかりのドレス 244 くさったまじゅう オリハルコンのキバ まじゅうのツメ ほねつきにく 245 キラープラスター 真まじんのかなづち やいばのよろい 246 デビルマスタッシュ みなごろしの剣 バスタードソード しんぴのビスチェ 247 ゴードンヘッド にじのしずく まじんのかなづち 248 プラチナキング ☆ プラチナキングの心 スライムアーマー しあわせのぼうし 249 エビルプラント グリンガムのムチ はがねのムチ しんぴのビスチェ 250 ほうらい大王 えいゆうの杖 けんじゃの杖 ふしぎなぼうし 251 デスゴーゴン オリハルコンのキバ まじゅうのツメ 252 エビルエスターク ☆ エビルエスターク心 はかいのつるぎ バーサカヘルム 253 れんごくまちょう 真ふっかつの杖 たいようのおうぎ プラチナヘッド 254 ナイトキング はめつのたて ミラーアーマー みなごろしの剣 255 あんこくまどう 超どくばり ふっかつの杖 やまびこのぼうし 256 ドラゴン・ウー ドラゴンローブ ギガントアーマー まじんのかなづち 267 デビルアンカー おひさまボール かしこさのたね 268 エビルタートル ○ バイキングメット 269 海のまもりガメ まもりのたね 270 エレフローパー ふしぎなきのみ 271 マージスター いのりのゆびわ 272 ボーンフィッシュ さざなみの剣 273 シードラゴンズ うつくし草 もろはのつるぎ 274 岩とびあくま 風のぼうし 275 ヘルダイバー 276 あんこくつむり かしこさのたね 277 キルゲータ すばやさのたね バイキングアーマー 278 ワームスペクター ふしぎなぼうし 279 ダゴン 命のきのみ 280 フロッグキング 海なりの杖 ドルフィンシールド 281 グレイトマーマン バイキングメット いのりのゆびわ 282 ギャオース ○ ギャオースの心 ちからのゆびわ ちからのたね s026 ギガンテス 真まじんのかなづち s076 ピコヒーロー s077 ピコマージ s078 ピコファイター s079 ピコプリースト s128 あくまのねっこ せかいじゅの葉 メタルスコーピオン…どくばり、リカントマルム…毛皮のマント、アルミラージ…うさぎのしっぽ。レアか通常かわからないのでもう少し倒してみる - 名無しさん 2013-02-23 11 32 48 にじくじゃくからせいれいのよろい、ギガントドラゴンからドラゴンローブ確認。 - 名無しさん 2013-02-23 16 26 44 s115ドラキー…おひさまボール、キメラのつばさ。s118おおねずみ…おなべのフタ、ほねつきにく。おひさまボールとほねつきにくは共通報酬かも - 名無しさん 2013-02-23 21 24 20 リーダーのレベルが高いほどランクの高い石版を発掘しやすい。ランクが高い石版ほどボスが強く、階層が深くなるそうだ - 名無しさん 2013-02-24 03 50 33 一番上の説明ってあってるのか?ボスにしたサタンメイル何十回も倒してるがプラチナメイル落としたことないぞ - 名無しさん 2013-02-24 06 59 29 確定してない情報だから最後に「?」をつけるべきかも - 名無しさん 2013-02-24 07 23 58 心とレア報酬が別扱いされてるけど、心が存在するモンスターはレア報酬が心ってだけじゃないのか? - 名無しさん 2013-02-24 10 29 15 にじくじゃく 通常ドロップ月のおうぎ 石板ボス報酬だと心・せいれいのよろい・ふくびきけん・エルフののみぐすり・まほうのせいすい・まほうのこびん 落ちしたから心だけじゃないね - 名無しさん 2013-02-28 18 06 39 まじんブドゥ 通常ドロップ天使のレオタード 石板報酬だと 心・天使のレオタード・後はにじくじゃくとおなじ 通常ドロップと違う場合は別あつかいでいいとおもう - 名無しさん 2013-02-28 18 21 45 おちんちん大好きです - 上所小学校の前田なち☆♪ 2013-04-02 17 35 51 キラースコップのレアはウサミミバンド - 名無しさん 2013-05-04 13 09 48 スライムマデュラのレア報酬はスライムアーマー - 名無しさん 2013-05-05 14 05 41 名前
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誘帽子│新手(氷厘亭氷泉)│服部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-4760.htm 深川江戸資料館・妖怪絵馬展2015
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名前 値段 AC 能力/追加ステータス 装備職業 入手場所 ぼうし 30 -1 なし ALL モーダマス商店初期販売苦水B01F敵ドロップ どうのかぶと 90 -2 なし 戦侍ロ忍 モーダマス商店初期販売苦水B01F敵ドロップ ふるびたかぶと 460 +1 呪い ALL てつのかぶと 550 -3 なし 戦侍ロ忍 苦水B02F宝箱 はねつきぼうし 800 -2 なし ALL めいさいぼう 1500 -5 行動順上昇 盗 しんかんのぼうし 2000 -3 耐性状態異常ALL 僧ビ さんかくぼうし 2200 -3 呪文攻撃力上昇 魔練 にんたいのかぶと 2300 -6 なし 戦侍ロ忍 むぎわらぼう 3000 -7 なし 戦盗忍レ とりうちぼう 3200 -7 クリティカル レ むしゃのかぶと 3800 -9 連斬上昇STR+2 侍 くらやみのかぶと 4400 +1 呪い ALL てんいのかぶと 4800 -8 戦闘使用可 戦侍ロ忍 しのびずきん 5000 -10 行動順上昇AGI+3 忍 くんしゅのかぶと 5200 -11 なしHP+30 ロ サークレット 5300 -8 耐呪文 呪文攻撃力上昇 ALL ながれぼしのかぶと 5450 -9 行動順上昇 クリティカル 戦侍ロ忍 えいゆうのかぶと 5500 -11 なし 戦侍ロ忍 ダイヤモンドヘルム 7000 -12 耐属性ALL 耐呪文 戦侍ロ
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たこのかぶと クラゲのぼうし ハコフグのぼうし カサゴのぼうし ほたてビキニ わかめの服 クラゲのよろい ほたてがいのよろい しじみかたびら カブトガニのたて かれいのたて(鏡にうつしてヒラメのたて) ひらめのたて エイのおおたて マンボウのたて 大海ガメのたて(こうらのたて) ジュゴンのこんぼう いかのやり いわしのけん カジキマグロ(冷凍) カジキマグロ(生) カジキマグロ(腐) カジキマグロ(骨) ダツバリ シャークキラー ナマコ… うにのまきびし ひとでしゅりけん きくらげ… エイのどくばり かいぞくせんのいかり トロール網 ガザミクラブ さんごのくびかざり
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ゴールデンテクタイト とは、【ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし】のキャラクター。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール ゴールデンテクタイト 他言語 別名義 テクタイト(金) 初登場 【ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし】 金色のテクタイト。 作品別 【ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし】 素早く動き回る上、自ら突進してくることもある。公式ガイドブックだと、テクタイト(金)と書かれていた。 関連キャラクター 【テクタイト】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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トゲチュチュ とは、【ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし】のキャラクター。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール トゲチュチュ 他言語 初登場 【ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし】 近づくと体からトゲを出す灰色のチュチュ。 作品別 【ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし】 炎の洞窟では、中ボスとして8匹登場。 関連キャラクター 【チュチュ(ゼルダの伝説シリーズ)】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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『Discrimination 5 ~まりさの価値~』 57KB いじめ 差別・格差 自然界 連続物の続きです。 かすがあきです。 注意 anko4349 Discrimination4 ~まりさの涙~ の続きです。 anko4066 れいむのバレンタイン にでてきた 胴付き れいむと 金バッチぱちゅりーがでてきます。 「」はゆっくりの発言です。 『』は人間の発言です。 チート気味な ゆっくりがでてきます。 死なない ゆっくりがでてきます。 Discrimination5 ~まりさの価値~ 温泉旅行から1週間後の土曜日、俺は再びこの山にきた。 『おお、先輩、なかなかいいところですね。』 「むきゅ。くうきがおいしいわ。」 後輩の雑賀(さいが)と、雑賀が飼っている金バッチのぱちゅりー、 それと、俺と一緒に暮らしている胴付き金バッチのれいむが同行している、 当初、俺一人で来る予定だったが、先日の昼休み、 『少しお願いしたいことがありまして……… 俺と、家のぱちゅりーも一緒に行っていいですか?』 と同行を申し込んできた。 理由を尋ねると、ぱちゅりーが まりさの心配をしているそうだ。 野性で、帽子をなくしても、善良を保ったままの まりさが不幸になるのは忍びないとのことだ。 雑賀が俺に話しかけてきたのも、まりさの場所を聞くためだったそうだ。 まりさの様子を確認して、帽子のない まりが幸せになっていればそれでよし。 問題があったとしても、帽子をプレゼントすれば問題は解決できる。 雑賀と ぱちゅりーは俺と同じ考えをもっている。 お陰で、まりさへのプレゼントである帽子は俺と雑賀との折半となり、最高級品が買えた。 「むきゅ。いそぎましょ。れいむの おにーさん、みちあんないを おねがいするわ。 いそがなければ、まりさが たいっへんなことに なっているかも しれないし。」 キャリーバックに入りながら、ぱちゅりーが言う。 『先輩、道案内お願いしますね。』 ぱちゅりーが入ったキャリーバックを手に取りながら、雑賀が言う。 「おにーさん、いそがなくていいよ。ゆっくりいこうよ。 だいっじょうぶだよ。あの まりさは しあわせーに なっているに きまってるよ。」 俺と一緒に暮らしている胴付き金バッチれいむが、俺の腕に抱きつきながら言う。 「おぼうしのない まりさに おぼうしを ぷれぜんとするのは いいことだけど、 おぼうしが ないから まりさが ふこうさんに なること なんてないよ。 ぱちゅりーは しんっぱいしすぎだよ。ね?おにーさん?」 『ん?まぁ、そうだな。でも、早く帽子を渡したほうがまりさも喜ぶと思うから、少しだけ急ごうか。』 「ゆ?ゆぅ……そ、そうだね。すこしだけいそごうね。」 俺の言葉に納得したのか、れいむは俺の腕から離れて歩きだす。 れいむには黙ってこの山にくる予定であったが、昨晩、帰ってくると、れいむが玄関で正座をしてまっていた。 「おかえりだよ!おにーさん! おにーさん!おねがいさんがあるよ! あした、れいむも ぼうしのない まりさの とろこに つれていって ほしいよ!」 そして、俺の顔を見るなり、土下座をして頼み込んできた。 話を聞くと、金曜日の日中、駄菓子屋で雑賀が飼っている ぱちゅりーと口論をしたらしい。 発端は、他の飼いゆっくりに、帽子のない まりさのことを話していたところ、 店番をしている雑賀の祖母が、俺と雑賀と ぱちゅりーが まりさのところに行くことを話したらしい。 れいむが、理由を聞くと、 「むきゅ。ぼうしのないまりさが ふこうさんになっているだろうから、ぼうしを ぷれぜんとしにいくのよ。 たぶん ふこうさんに なっているだろうから、れいむには だまっていくの。 れいむが しょっくをうけると いけないからね。」 と、ぱちゅりーが正直に話してしまったとのことだ。(ゆっくりは嘘をつくのが苦手なため、仕方のないことだが。) れいむは、まりさが幸せになっていると信じているため、ぱちゅりーの まりさが不幸になるという意見に納得ができなかった。 そのため、ぱちゅりーと口論となり、自分も確認しに まりさの様子を見に行くと言い出したとのことだ。 「おにーさん。ぱちゅりーたらね、ひどいんだよ。 れいむの けがを なおしたから、まりさが ふこうさんに なるっていうんだよ! あのふたりは、こころから あいしあっているから そんなこと ないっていっても、しんじてくれないんだよ! ぱちゅりーが あんな ごうっじょうだった なんて しらなかったよ。 あした おにーさんたちが まりさに ぼうしを ぷれぜんと しにいくんでしょ? だから、れいむも いっしょに いきたいよ。 いって、まりさが しあわせーに なっているところを れいむも かくにんしたいよ!」 まりさと、怪我の治った れいむとの関係がギクシャクしていることを予想している俺としては、 れいむを連れて行きたくなかったが、山に行くことがバレてしまった以上はしかたがない。 俺はれいむを連れていくことにした。 まぁ、帽子を渡せば、まりさとれいむはすぐに仲良くなるだろうから、れいむがショックを受けても問題はないだろうし。 ------ 帽子のない まりさが、長ありすの家で、狩りの成果をを謙譲している。 「はい、いなかものの まりさ。これが きょうの あなたの ぶんよ。」 「…………」 まりさは何も言わず、籠の中を見る。 大量の苦い草と、今日捕まえた中で一番小さなミミズが1匹だけはいっている。 いつものように、狩りの成果のほぼ全てを献上させられたようだ。 「さぁ、はやく かえりなさい。まりさみたいな いなかものが いると、 とかいはな おさである ありすの いえが くさくなるから。」 「…………」 まりさは何も言わずに、長ありすの巣穴から出て、自分の巣に向かって歩きだす。 「ゆっくりできない まりさが あるいてるよー。 きぶんがわるくなるんだねー。さっさと あっちいくんだねー」 「むきゅ。さいきんは ますます ゆっくり できなくなって きたわね。」 道ですれ違う ゆっくりにバカにされるが、まりさは何も言わない。 以前のように笑顔を作ることをやめた為、まりさの低い評価は更に下がっているのだが、 そのことに まりさは気がついていない。 「まりさ、ゆっくりしていってね!!!」 「………ゆ?」 巣の側で挨拶をうけ、まりさが驚いて声のほうを見る。 声の主は、先週あった胴付き れいむであった。 れいむの隣には、梶田。その隣には、ぱちゅりーが入ったキャリーバックをもった雑賀がいる。 「あのときの れいむに、にんげんさん……ゆ、ゆっぐりじでいっでね……」 挨拶をしてくれたのが嬉しいのか、まりさが少し涙ぐむ。 「むきゅ。まりさ、どこか たいちょうが わるいの?ずいぶんと やつれている ようだけど。」 キャリーバックからおりながら、ぱちゅりーが尋ねる。 「べ、べいぎだよ………ば、ばりざ、べつに どごも わるぐないよ…… で、でぼ、ありがどうだよ。し、しんっぱいしでぐれで、ほんどうに ありがどうだよ……」 心配されたことが嬉しい まりさである。頬が少しだけ緩む。 「ねぇ、まりさ。れいむの けがはどう?ちゃんと なおった? それで、まりさといっしょになって、しわせーに なったよね?」 が、胴付き れいむの言葉で、まりさの顔が一気に沈む。 「ゆぅ………… れぃむは………れぃむは………いないよ…… でも……れぃむのけがは……なおっだよ……に、にんげんざんのおがげだよ…… ゆっぐり…あ、ありがどうだよ………」 泣きそうなのを堪えながら、まりさが元気なく言う。 まりさの様子から、まりさが れいむに裏切られたことを人間2人と ぱちゅりーは感じ取った。 「むきゅ。そして れいむは、まりさを うらぎって でていった、という ところかしら?」 『な!ぱ、ぱちゅりー??』 ぱちゅりーの容赦ない発言に、雑賀が慌てる。 「ぞ、ぞうだよ……れいぶは、れいぶは、だぜばりざど げっごんじだんだよ…… まりざど いっじょに ゆっぐりずるっで いっでだのに…… ば、ばりざどなんがどじゃ、づりあわないっで………」 「むきゅぅ……まさか いっしゅうかんで そこまで かんけいが あっか しているなんて……」 人間2人も、ぱちゅりーと同じ事を思った。 確かに、ゆっくりには、飾りや身体に欠損がある個体を見下す習性がある。 特に野性の ゆっくりはその傾向が強いと言われている。 ケガが治り、帽子のない まりさを視認することで、れいむが まりさを見下すことを2人は想定していた。 が、ケガで動けない際に世話になった恩があることから、しばらくは一緒に生活をしているものだと考えていた。 なお、人間と ぱちゅりーは1週間で関係が壊れた考えているが、 実際は、れいむの目が治った瞬間(日曜日の朝)に まりさは れいむに裏切られている。 『先輩、すいません。俺が仕事でミスしたから、ここにくるのが遅くなったんですよね。 もし、俺がミスしてなければ……』 仮にミスをしなくても、まりさのところに梶田がつくのが月曜日のため、無意味ではあるが、 雑賀は自分せいで まりさが苦しんでいると考え、ショックを受けている。 『れいむ、大丈夫か?』 「………」 「むきゅ。れいむ、しっかりしなさい。あなたが くやむことじゃ ないわ。」 ぱちゅりーも声をかけているが、れいむは動かない。 雑賀以上にショックを受けているのだ。 「……ぃ…ひどいよ………あ、あんばりだよ……… ま、まりざは、まりざは あの れいぶの ために、がんばっでだんだよ!!?? ばいにぢ いっじょうげんめい れいぶの ずぎなものを がっでぎで!! おに゛ーざんに ごえを がげるの だっで、ああああぶないがぼ じれないのに!!! なのに!!なのに!!!!なのにいぃいいいいい!!! ごべんだよ!!まりざぁあああああ!!!ごべんねぇえええええええ!!! れいぶが、れいぶが、あの れいぶを なおじでって おにーざんに だのんだから!! れいぶが わるいんだよ!!ゆっぐり ごべんだよぉおおおおおおおおおおおおおお!!!」 涙を流しながら、れいむは まりさに頭を下げる。 れいむを治すことを躊躇った梶田を説得した自分のせいで、まりさは今不幸になっている。 全て自分が悪い。れいむはそう考え、罪悪感でいっぱいになっているのだ。 「れいむ………ぃぃょ……れいむが わるいわけじゃ ないから…… だから、なかないで ほしいよ……… …………じがた……ないんだよ……‥だで……だっで…ば、ばりざは……… ばりざは おぼうじのなぃ………ゆっぐりじでなぃ……ゆっぐりだがら……… …だから……れいむは わるくないよ…… ……だ、だがら、ぼう ながないでよ…………… いいんだよ……じがだの ない ごど だったがら……」 まりさは、目に涙をためながら、れいむを慰める。 今不幸なのは、他者のせいではない。自分のせいである。 そう思えるのは、まりさが善良な固体だからだろうか。 「むきゅぅ………そうね。しかたのないこと かもね………」 「!!…………」 ぱちゅりーの言葉に、まりさの身体が一瞬震えるが、何も言わず、ただ涙を堪えるだけだ。 「そんなごど ないよ!ひどいよ!ぱちゅりー!! れいむは じっでるよ! ばりざは、けがを した れいぶの だめに、 あぶないめに あう かも しれないのに おにーさんに こえを かけてきたんだよ! だって、まりさは あの れいぶが だいっずぎ だからだよ。 とっても やさしくて、ゆっくりじだ ばりざなんだよ!! ひどいよ!!おぼうじが ないがらって……びどずぎるよ……ゆるぜないよ……… あの れいぶを、れいぶは ゆるぜないよ………」 「じ、じがだないよ……だから、れいぶを うらまないで ぼじいよ…… ば、ばりざは……おぼうじが ないんだよ…… ぞんな ばりざでぼ、ぼんの ずごじだったけど、じあわぜーに なれだんだよ…… いい ゆ゛め゛が みえだんだよ……だ、だがら……だがら、ぼぅ、じゅうぶん なんだよ…… だがら、だがら、れ゛いぶを うらばないで ぼじぃよ…… ばりざは、じゅうっぶん じあわぜーに なれだんだんだよ……」 泣くのを必死で我慢しながら、自分を裏切った れいむを擁護する まりさを見て、梶田と雑賀は考える。 もし自分がまりさと同じ立場になったら、恋人に捨てられ、不幸になったら、自分を裏切った恋人を擁護できるだろうか?と。 同時に、自分では無理だと考える。復讐といった物騒なことはしないにしても、恐らく恨み続けるだろう。 2人は、まりさが本当に心優しい善良な個体であると、認識した。 「むきゅ。まりさ、がまん しなくて いいのよ。すーりすーり……すーりすーり……」 ぱちゅりーは、ゆっくりと まりさに近づき、頬を合わせる。 「ゆ?ぱ、ぱぢゅりー??」 「まりさ、つらいときは ないたほうが いいわ。べつに はずかしいことじゃ ないのよ。 それとね、まりさの しあわせーは、そんな すこしじゃ だめよ。 だって まりさは とっても ゆっくりした ゆっくりなんですもの。」 「で、でぼ……でぼばりざには、おぼうじざんが ないよ……」 まりさの言葉に、頬を合わせながら ぱちゅりーが微笑む。 「むきゅきゅ。おぼうしさん なんて かんっけいないわ。 ぱちぇや、あそこで ないている れいむ。 それに、おにーさんたちは まりさが すっごく やさしくて、 ほんっとうに ゆっくりした ゆっくりだって しっているわ。 だから あんっしんして。 ぱちぇたちは、まりさが ゆっくりできるように ぷれぜんとさんを もってきたの。 ね?おにーさん?」 『ああ、そうだよ。まりさのために、俺と先輩が大枚叩いてまりさにプレゼントをもってきたからな。 ほら、先輩、早く渡しましょうよ。』 『あぁ、そうだな。まりさ、お前はとっても ゆっくりしている、良い ゆっくりだから、 プレゼントをもってきた。受け取ってくれ。』 「……ぷれぜんとさん……・?」 「ゆん!ぜったいに まりさは きにいると おもうよ! ぷれぜんとさんを もらったら、ぜったいに しあわせーに なれるからね! もうすこしだけ まってね。おにーさん、はやく まりさにわたしてよ!」 ペットショップのロゴが印字されたビニール袋から、成体向けまりさ種用の最高級帽子が取り出される。 その帽子を見た瞬間、まりさの目の色が変わった。 「……ゆ……ゆわぁ~~……と、とっても ゆっくりしている おぼうしさんだよ……… まりさ、こんなに りっぱな おぼうしさん、みたことないよ……」 「ゆぷぷ。まりさ、このおぼうしさんを かぶれば、もう だれからも ゆっくりしてない なんて ばかにされないよ!」 「ゆ?こ、このおぼうしさんが、まりさへの ぷれぜんとさん なの?」 「むきゅ。そのとうりよ。」 「ほ、っほんっとうに?ほんとうさんの ほんっとうさん??うそじゃなくて、ほんっとうなの??」 『そうだよ、俺と先輩、れいむと ぱちゅりーからのプレゼントだ。』 「っゆ?で、でも、その おぼうしを まりさが もらうと、 その おぼうしの ほんっとうの もちぬしさんが ゆっくり できなくなるよ? だ、だめだよ!おぼうしは たいせつなんだよ。 だから、だれかに あげたり、もらったり したら だめ なんだよ!」 まりさは、帽子を被りたいとい欲求を我慢しながら、帽子を辞退する。 帽子がない苦痛を、他人(他ゆん?)に与えたくないからだ。 「むきゅ。だいっじょうぶよ、まりさ。この おぼうしは、だれの ものでも ないわ。 にんげんさんは、まりさの ぼうしを つくることが できるの。 だから、このぼうしは どの まりさの ものでも ないわ。 いいえ、おぼうしを もっていない まりさの もの なのよ。」 「ほ、ほんとうに?ほんとうに この おぼうしさん、どの まりさの ものでも ないの? すごいよ………にんげんさんは けがをなおすだけ じゃなくて、おぼうしさんまで つくれるんだね…… ま、まりさの、まりさの おぼうしさん………にんげんさん、ゆっくり ありがとうだよ!」 ぱちゅりーからの説明で、まりさは帽子を受け取ることを決め、礼を言う。 目尻に涙がまだ残っているが、まりさの顔は朗らかな笑顔で、見ている者を幸せにした。 「ゆ?にんげんさんが いるよ、だぜまりさ。」 「ほんとうなのぜ。にんげんさんが ぼうしのない ゆっくりしてない まりさと いっしょに いるのぜ。」 まりさが笑顔になったところで、野性の ゆっくりが側に近寄ってきた。 れいむ種とまりさ種で、れいむ種のほうは額から茎を生やしている。 「おにーさん……あのれいむ……おにーさんが けがを なおした あのれいむだよ。」 胴付き れいむが、梶田の袖を掴みながら言う。その目には、怒りの感情が浮かんでいる。 「ゆぷぷ。にんげんさんは ゆっくりして いないから、ゆっくりしてない まりさと きが あうんだよ、きっと。」 「げらげらげらげら。きっと そうに ちがいないのぜ。 まったく、すこしは だぜまりささまや、うたひめである れいむ、 それに、ふたりの あいの けっしょうである おちびを みならって ゆっくり してほしいもの なのぜ。」 「ゆ!そうだ!めいっあんさんが おもいついたよ! ゆっくりしてない まりさだけ じゃなくて、にんげんさんにも れいむたちの ゆっくりした おちびちゃんを みせて、 その おだいとして あまあまを けんっじょう させようよ!」 「ゆ!それは めいっあんさん なのぜ!さっすが だぜまりさの はにーなのぜ!!」 2匹は醜く顔を歪めながら、相談をする。 「ゆっくりしてない まりさ!それと にんげんさん! あんまり ゆっくりしてないから、とくっべつに、 だぜまりささまと れいむの あいの けっしょうさんを みせてやるのぜ!」 「ゆぷぷ。どう?ゆっくりできるでしょ?でも ただみは だめだよ! ちゃんと おだいを ちょうだいね! ゆっくり できない まりさは、みみずさんでいいよ!にんげんさんたちは あまあまでいいよ! すぐに ちょうだいね!ぜんぶでいいよ!!」 『先輩、どうします?』 雑賀が青筋を立てながら言う。潰したい感情を抑えるのに必死なようだ。 「むきゅ。わるいけど、あなたたちの おちびちゃんじゃ ゆっくり できないわ。 だって、ぱちぇも どうつきの れいむも、まいにち あまあまを たべているし、 にんげんさんは、ぱちぇたち いじょうに ゆっくり しているわ。だから、あきらめなさい。」 「そうだよ!れいむたちは ゆっくり しているよ! それに、まりさだって ゆっくりしているよ! だから もう かえって ほしいよ!」 「ゆ?まりさが ゆっくりしている……?ゆ!!ゆぷぷぷぷ!!!!」 「げらげらげらげらげらげらげら!!!」 胴付きれいむの言葉を聞き、だぜまりさと、その隣にいる れいむが大声で笑い出す。 「むぅ!!!おかしくないもん!!まりさは ほんっとうに ゆっくり しているんだよ!!! れいむが そのことを おしえてあげるよ!!」 そう言って れいむは、帽子を手にとり、まりさに被せた。 ---------- ゆぅ……お腹が空いたよ……。 れいむ、妊娠してから、ずっとお腹が空いているよ。 だぜまりさはとっても逞しくて、ゆっくりしているけど、ごはんさんが少しだけ少ないよ。 それに、毎日苦い草がたくさんで、ミミズさんやチョウチョさんは少しだけで れいむ、不満足だよ。 前みたいに、ミミズさんをお腹いっぱい食べたいよ…… 「ゆぅ…………っゆ!いいことを おもいついたのぜ!!」 そのことを だぜまりさに伝えたら、だぜまりさが名案を考えてくれたよ。 帽子のない ゆっくりしてない まりさに、れいむの額から生えている おちびちゃんを見せて、 そのお代としてミミズさんを貰うんだよ。 れいむたちはミミズさんでお腹が膨れてゆっくりできるし、ゆっくりでいない まりさも、ゆっくりできる。 みんな幸せになれる凄い名案だよ!ゆーん、流石れいむのダーリンだよ!ゆっくりできるよ! 「れいむ、さっそく あの おぼうしのない ゆっくりできない まりさの ところに いくのぜ!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 だぜまりさと一緒に ゆっくりできない まりさのお家に向かって歩いていたら、人間さんがいたよ。 ゆぷぷ、そうだ。人間さんにも、ゆっくりできるおちびちゃんを見せて、あまあまを お代として頂こう。 ゆーん、れいむったら賢すぎるよ!賢くってごーめんねー!! 「むきゅ。わるいけど、あなたたちの おちびちゃんじゃ ゆっくり できないわ。 だって、ぱちぇも どうつきの れいむも、まいにち あまあまを たべているし、 にんげんさんは、ぱちぇたち いじょうに ゆっくり しているわ。だから、あきらめなさい。」 っゆっがぁぁあああああああああああああああああああ!!!! なに言ってるのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?? おちびちゃんは ゆっくりできるでしょうがぁあああああああああああああああああああああ!!!! 何てバカな ぱちゅりーなんだろう。あまりにバカな発言をするから、れいむ本気で怒っちゃうよ!!! 「そうだよ!れいむたちは ゆっくり しているよ! それに、まりさだって ゆっくりしているよ! だから もう かえって ほしいよ!」 ゆ?ゆっくりしている???まりさが???? 「ゆぷぷぷぷぷ!!!」 この胴付き れいむ、冗談さんが上手すぎるよ。 あんまり面白いことをいうから、ぱちゅりーへの怒りが飛んじゃったよ。 「げらげらげらげらげらげらげら!!!」 だぜまりさも同じみたいで、お腹を抱えて笑っているよ。 「ゆぷぷぷうぷぷ!!!!」 だめ、あんまり面白すぎて、笑いが止まらないよ! そんな、まりさが、帽子のない まりさがゆっくりしているだなんて。 あんまり面白すぎて、笑っていると、胴付き れいむの顔が赤くなってきたよ! ま、まさか、冗談さんじゃないの?本気で まりさが ゆっくりしていると思っているの? ゆぷぷ!!!な、なんて愚かな ゆっくりなの?こんなバカな ゆっくり見たことないよ! 胴付きになると、身体だけじゃなくて、頭まで おかしくなるの?? 「むぅ!!!おかしくないもん!!まりさは ほんっとうに ゆっくり しているんだよ!!! れいむが そのことを おしえてあげるよ!!」 っゆ?バカなことを言った胴付き れいむが、ゆっくりできない まりさの頭に何かを被せたよ? 「…………………」 ゆ??ゆっくりできない まりさが、帽子のない、ゆっくりでいない まりさが。 「…………………」 れいむと、だぜまりさは声をなくしたよ。 なんで?あの まりさは帽子がなくて、ゆっくりできないハズなのに…… どうして?どうして??どうして??? なんで??なんで???なんで??? なんで こんなに ゆっくりできるの?????? 帽子のない、ゆっくりできない まりさを見ていると、とってもとっても ゆっくりできるよ…… 「むきゅ。りっぱな おぼうしさんね。とっても にあっているわ。 ゆっくりした まりさが、より ゆっくりしているわ。」 「ゆーん、まりさ、とっても にあっているよ!ゆっくりできるよ。」 ぱちゅりーと、胴付き れいむの言葉を聞いた。そして、理解できたよ。 帽子のない ゆっくりできない まりさが……。 まりさが、とっても立派で ゆっくりできる帽子を被っているよ…… なんて ゆっくりできるんだろう……… まりさが、凄く凄く ゆっくりしているよ…… ふと、空腹なことを思い出した。 そうだ、だぜまりさと結婚して、妊娠してから毎日れいむはお腹が空いているよ。 まりさと一緒に暮らしていた時は、毎日ご馳走がたくさんあって、お腹が空いていなかったよ。 まりさと一緒に暮らしていた時は、毎日ゆっくりできたよ。 それって、まりさが ゆっくりしてる ゆっくりだからだよね? だって、まりさを見ていると、すごく ゆっくりできるから。 その証拠に、ほら、まりさの頭には、凄く立派で、ゆっくりした帽子があるよ。 「まりさーーーー!!!!れいむだよ!!!ゆっくりしてってね!!!」 気がついたら叫んでいた。 「ゆ?れ、れいむ??ゆ、ゆ、ゆゆゆっくりしていってね!!」 「ゆぷぷ。さっすがまりさだね!とっても ゆっくりしているよ! まいにち れいむに みみずさんや ちょうちょさんを くれただけのことは あるね。」 跳ねて まりさの側に近づくよ。 「れ、れいむ!あぶないのぜ!はねたら、おちびが たいっへんなのぜ!!」 だぜまりさが叫んでいるけど、関係ないよ。 「まりさ!れいむはね きが ついたんだよ! しんっじつの あいさんに!ゆっくり ごめんだよ。 だぜまりさに だまされていたとは いえ、まりさと すこしだけ はなれて くらしてて。 でも あんっしん してね!これからは まいにち ずっと ずっと いっしょだよ!」 「れ?れいむ??なにを いっているの??」 「まりさ、これからは、れいむと ずっと いっしょに ゆっくりしよーね! まいにち いっしょに みみずさんを たべて、れいむと まりさの おちびちゃんと いっしょに ゆっくりしよーね!」 「な、なにをいっているのぜぇえええええええええええええええ!!!?? れれれれいむは、だぜまりさざまの はにーなのぜぇええええええええええ!!?? そそそっっその しょうっこに、れいむの ひたいさんからは、 だぜまりさと れいむの あいの けっしょうさんが いるのぜぇえええええ!!??」 だぜまりさの言葉を聞いて、思い出したよ。 「ゆ?そうだったよ、ありがとうだよ、だぜまりさ。 れいむ、にんっしん してたね!でも、こんな かわいくない げすな おちびちゃんは いらないから まびくね!」 舌を伸ばして茎を折って だぜまりさのほうに投げつける。 「ゆっぎゃぁああああああああああああああああああああああ!!! おおおお おちびがぁああああああああああああああ!!!! ぺーろぺーろ、しっかりするのぜ!ぺーろぺーろ、ぺーろぺーろ」 ゆぷぷ。だぜまりさが可愛くないゲスな おちびちゃんを舐めているけど、見る見るうちに、黒ずんでいくよ。 ゆーん、ゆっくりできるよ! れいむの幸せを邪魔するゲスな おちびちゃんは、さっさと死んでね!苦しんでいいよ! 「っゆっぎゃあぁぁああああああああああああああああああ!!!! だぜばりざど、れいぶの あ゛い゛の げっじょうざんがぁぁああああああああああ!!」 「ゆぷぷ、へんなこと いわないで。 こんなの、だぜまりさの ひれつな わなに はまってできた、ただの よくぼうの けっしょうさんじゃない。 れいむは これから しんっじつの あいの けっしょうである おちびちゃんを まりさと つくるんだよ! じゃましないでね!だぜまりさ!!!」 「ゆっがぁあああああああああああ!!!?? なな なにを いってるのぜぇええええええええええ!!!??」 「だから、だぜまりさなんて、まりさに くらべたら まったく ゆっくりしてないから いっしょに いたくないって いってるんだよ!ゆっくりりかいしてね!!」 「ゆっぐりりがいできなのっぜぇええええええええええええええ!!! だぜまりざは、さいっぎょうなのぜ!? ぞんな ばりざよりぼ……」 「うそは だめ だよ!!だって だぜまりさは ちょうちょさんや みみずさんを たくっさん もってこないじゃない!」 「っゆっぎゃぁあああああああああああああああああああああああああ!!!?? どどどどっっどぼじでぇえええええええええええええええ!!!??? どぼじで さいっぎょうの だぜばりざよりぼ、ぞの ばりざの ぼうが ゆっぐりじでるのっぜぇえええええええ!!!?? おが おかじいのぜぜぇえええええええええええええええええ!!!!! だぜばりざの おぼうじよりぼ、ぞの ばりざのぼうが ゆっぐりじでいるのっぜぇえええええ!!!?? ごんなの ゆっぐりでぎないのぜぇええええええええええええええええええええええ!!!!」 だぜまりさが地団駄を踏んでいる。 ゆぷぷ、おお、愚か愚か。いい気味だよ。 ゆーん、とっても気分がいいよ。なんだかお歌が歌いたくなったよ! 「まりさ!れいむが おうたを うたうね!ゆっくりきいてね! おうたが おわったら、おさに けっこんの ほうっこくを しに いこーね!」 れいむのお歌を聞いたまりさは、喜んで れいむと結婚してくれるよ! 長に結婚の報告をした後、きっと れいむに みみずさんを くれるに違いないよ! 毎日ゆっくりできる まりさと、ご馳走を たくさん食べて、ゆっくりした おちびちゃんを たくさんつくるよ! ゆーん、たのっしみだよー!ゆっくりー!! 「れっいむは れっいむ♪れっいむは れっいむ♪うまれた~とき から れいむは れいむだよ~♪」 ゆ!今日は喉の調子がいつも以上にいいよ!真実の愛に気がつきたからね! 「ねぇ、れいむ。ちょっと こっちを みてよ。」 気持ちよく歌を歌っていると、まりさに声をかけられた。 もぅ、せっかく れいむが気持ちよく まりさへの想いを綴った歌を歌っているのに、何のようなの? でも許してあげる。だって まりさは、すっごく ゆっくりした ゆっくりだから。 そう思いながら、まりさの方を見る。 「……………………………」 まりさを見た瞬間、声がつまった。 だって、だって、あんなに ゆっくりした帽子がまりさの頭から無くなっているから。 なんで?なんで まりさはお帽子を被っていないの? 「ねぇ、れいむ?まりさは ゆっくりしている? まりさは おぼうしなんて もっていないよ。あれは にんげんさんのだよ。 ねぇ、れいむ。おぼうしの ない まりさの ことを、れいむは どうおもう?」 ゆっくりした まりさなのに。 立派な帽子を被った ゆっくりした まりさなのに。 立派な帽子を被っていない まりさ。 ゆっくりしてない まりさ。 この まりさは いったい何なんだろう? なんで こんなに ゆっくりしていないんだろう? 「ねぇ、れいむ。ほんっとうに まりさと ずっと いっしょに いてくれるの? れいむ、さっき しんじつの あいさんに きがついたって いっていた けど、ほんとうなの? しんじつの あいさんなら、ぼうしが なくても だいじょうだよね?」 ゆ?ずっといっしょにいる? 誰が? れいむが? 誰と? ゆっくりできない まりさと? なんで?れいむが真実の愛に気が付いたから? 真実の愛って何? まりさと一緒にいること? 帽子のないまりさと?? ヤダよ。 なんで?何で?ナンデ? ユックリデキナイヨ!ユックリデキナイ ユックリデイナイ 帽子のない まりさと一緒だなんて、絶対にイヤだよ。 何であんなバカなことを言ったの? 何で可愛い おちびちゃんを間引いたの? なんで?何で?ナンデ? ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ? ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ? ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ? れいむは悪くないよ。 ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。 ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。 ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。 悪いのは まりさだよ ワルイノハ マリサ。ワルイノハ マリサ。ワルイノハ マリサ。 ワルイノハ マリサ。ワルイノハ マリサ。ワルイノハ マリサ。 ワルイノハ マリサ。ワルイノハ マリサ。ワルイノハ マリサ。 --------------------- 「っゆっがぁあああああああああああああああああああ!!!!!」 突然れいむが雄叫びをあげ、まりさに体当たりをする。 「!!…………」 まりさは何も言わず、ただ、れいむからの体当たりを黙って受けた。 「だまじだね!!! また れいぶを だましたんだね!!!! ゆるざないよ!!!ぜっだいに!!!!ぜっだいにぃいいいいいい!!!! じね!じねじねじねじねぇえええええええええええええええええええええ!!!! れいむを だまして、かわいい かわいい おちびちゃんを ころさせだ ゆっくり できない げすな まりさは しねぇぇぇええええええええええええ!!!!」 れいむは叫びながら、まりさに体当たりを繰り返す。 ゆっくりは自己肯定のために、記憶の改竄を行う習性がある。 自分を悲劇のヒロインと勘違いしやすい れいむ種は、特にその習性が強い。 勝手に自分の子供を殺し、勝手に だぜまりさを捨てた れいむだが、 その全てを まりさのせいにし、自分は騙されただけで悪くないと本気で思い込んでいる。 『まりさ、大丈夫か?』 れいむからの攻撃を一切避けようとしない まりさを心配に思った梶田が、まりさを持ち上げる。 なお、雑賀は ぱちゅりーに被害が及ばないように持ち上げ、 また吐生クリームを心配して、吐き止め薬の注射を施している。 「っゆっがあぁあああああああああああああああ!!! ぐぞにんっげんっがぁああああああああああああああああああああああ!!! じゃまずるなぁあぁああああああああああああ!!! じゃまずるなら、おばえも ぜいっざいだよぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! だぜまりざぁあ!!なに じでるのぉおおおおおおおおおお!!! いっじょに ごいづらを ぜいっざいじろぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! れいむの だーりんだろぅがぁああああああああああ!!!」 「ゆ?そ、そうなのぜ!だぜまりさは、れいむのだーりんなのぜ! れいむを いじめた ゆっくりできない まりさと、くそにんげんを せいっさいしてやるのぜ。」 足元に軽い衝動を感じながら、梶田は まりさの言葉を聞く。 ゆっくりの体当たりなど、人間には何の痛みもない。 どちらかというと、マッサージに近いものがあり、衝撃だけならば心地好いものである。 (もっとも、服が汚れるため、気持ちよいものではないが。) 「にんげんさん、おぼうしを もってくれて ありがとうだよ。 おかげで、まりさは わかったよ。」 れいむが歌っている間に、まりさは梶田に帽子を預けた。 歌に夢中だった れいむからは、帽子を被った まりさから、急に帽子が無くなったように見えたのだ。 「おにーさん、はやく まりさに おぼうしを かぶせて あげてね! そうすれば、まりさは しあわせーになれるよ」 「ありがとうだよ、れいむ。でも、もう いいんだよ。」 胴付きれいむの言葉に まりさが乾いた笑顔でこたえる。 「ゆ?」 「むきゅう?」 『?』×2 「じねぇぇえええええええええええええ!!!げすな にんげんは じねぇぇぇええええええええええ!!!」 「げらげらげらげら!!やせがまんは やめるのぜぇえええええ!!!ざっざどじぬのっぜぇぇええ!!!」 梶田の足元で騒ぐ2匹以外が、まりさに集中する。 「にんげんさんが もってきてくれた おぼうしを かぶれば、 れいむは まりさのことを すきに なってくれるよ。 むれの みんなも、きっと まりさのことを みとめてくれるよ。 でもね、それって、まりさが ゆっくりしているから みんなに すかれるわけ じゃなくて、 おぼうしが ゆっくりしているから すかれるって ことだよね。 まりさは ゆっくりしてないって ことだよね。」 まりさが淡々と自分の考えを言う。 その顔はやつれており、精神的に参っている事が分かる。 「………まりさはね、つかれたんだよ。 いつも えがおで がんばって きたけど、 まりさの がんばりなんて、なんの いみも なかったんだよ。 がんばらなぐでぼ、おぼうじが あれば、ばりざが ぼじがっだぼのは でにはいっだんだよ…… でぼね、でぼね、ばりざの ちがらざ、どんなに がんばっでぼ、おぼうじは でに はらいんだよ…… ばりざが、ばりざが どんなに がんばっでぼ……どんなに がんばっでも、 ばりざの ぢがらじゃ、じあわぜーには なれないんだよ……… ぜんぶ、むだ だったんだよ………ぼぅ、ぼぅ、づがれだよ……」 『だから、この帽子を俺たちが まりさにプレゼントするからさ、それで幸せになれるだろ?』 雑賀が まりさに言うが、まりさは首を降る。 「ぢがうよ!ば、ばりざは、ばりざの ぢがらで じあわぜーに なりだいんだよ! ばりざのごどを、ぼうじが ないげど、がんばっでいる ばりざを、ばりざは うげいれで ぼらいだかっだんだよ! ばりざの がんばりど がんっげいないごどで じあわぜに なれでぼ、 まだ おぼうじが なぐなれば、すぐに ぶごうに なるよ!!ぞんなの いやだよ! ばりざは!!ばりざはぁあああああ!!!!」 幼い頃、帽子をなくし、孤独に生きてきた まりさが初めて本心を口にした。 笑顔でいれば幸せになれるという母の言葉だけを頼りに生きてきた。 が、笑顔だけでは、自分の力だけでは幸せになれないことを悟った。 自分の努力と関係なく、帽子さえあれば幸せになれる。 この事実は、まりさの これまでの人生全てを否定することである。 認めたくなくても、認めるしかない。歌姫れいむの豹変が何よりの証拠だ。 「ぞ、ぞぞぞぞれにね、ばりざは、いやなんだよ。 ぼうじが ないがら ゆっぐりじでない。けがが あるがら ゆっぐりじでない。 ぞんなごどで ばがにずる む゛れ゛ の びんなが、ぼう、いやなんだよ…… だがらね……だが、ら、ぼ、ぼぅ、やずび だいんだよ……… にんげんざん、ぜっがぐの ぷれぜんどざんだげど、ゆっぐり ごべんだよ。 いらだいよ……ぞれど、ばやぐ ばりざを じべんにおいで、にげでぼじいよ……」 長年、差別を浮けてきた まりさは、 能力・性格には関係のないことで見下す群れの ゆっくりに対し、少なからずの嫌悪感を抱いている。 帽子を無くす前は、仲良くしていた れいむ。 帽子をなくし、話すことさえ許してくれなくなった れいむ。 盲目となり、一緒に暮らすことで心が通じ合った れいむ。 目がなおり、帽子がないことを確認した瞬間、まりさを裏切った れいむ。 帽子を被ったところを見せた瞬間、胎児(?)を殺して再び まりさの元にきた れいむ。 再度帽子をとると、騙したと まりさを罵りながら制裁をしてきた れいむ。 一連の れいむの行動から、まりさは、帽子の有無で態度を豹変させる ゆっくりに絶望した。 「ばりざは、ぼう ゆっぐり じだいんだよ。おぞらの ゆっぐりぷれいずに いぎだいんだよ。 おがーざんぼ、わがっでぐれるよ。だっで、だっで、ばりざは もう じゅっぶん がんばっだがら‥… ごんな、ごんな ゆっぐりじでない む゛れ゛ なんがに いだぐないよ……」 「じねじね!!ごろじでやるぅううううううううううううう!!!おかざりのないばりざはじねぇえええええええええええ!!!!」 「ぜいっざいずるのぜぇえええええええええええ!!!ゆっくりしてないまりさを、せいっざいずるのぜぇええええええ!!!」 そして、自分もまた、ゆっくりであることを、まりさは理解していた。 決して酬われない努力と、ゆっくりの習性を理解した まりさ。 まりさは生きていくこと自体に嫌悪感を抱いてしまった。 「むきゅ。おにーさん、おねがい。まりさを……」 ぱちゅりーが雑賀にお願いをする。 『………わかったよ、ぱちゅりー。先輩、ちょっと動かないでいてください。』 雑賀はそういうと、まりさの側に、ぱちゅりーを近づけた。 「ぺーろぺーろ。なかないで、まりさ。 まりさは ほんっとうに ゆっくりした まりさなのね。 おべんきょうを うけていないのに、 おかざりの うむだけで さべつをする ゆっくりが きらいに なるなんて、ぱちぇは おどろきよ。」 「………ぱちゅりー?」 「むきゅきゅ。ねぇ、まりさ。ぱちぇといっしょに、おにーさんの かいゆっくりにならない?」 「……が、がいゆっぐり?」 「そうよ。ぱちぇといっしょに、おにーさんの おうちでくらすの。 むれで いきていくのが いや なら、べつに いいでしょ?ぱちぇと いっしょに おにーさんと くらしましょ。」 「で、でぼ、ばりざは ゆっぐり じでなぃよ……べいわぐを がげるよ……」 「むきゅきゅ。だいじょうぶよ。まりさは ぼうしがなくても ゆっくりしているわ。 それにね、まりさみたいに かしこい ゆっくりなら、ぱちぇと いっしょに おしごとも できるだろうし。 おねがいよ、ぱちぇと いっしょに かいゆっくりに なって。」 『先輩、いいですよね?これぐらい善良な固体なら、ばあちゃんの助けにもなるでしょうし。』 『え?まぁ、お前の家がいいならいいんじゃないかな?むしろ、そっちのほうが まりさの為だろうし。』 「まりさ、そうしなよ。かいゆっくりになって、れいむたちと いっしょに ゆっくりしようよ。」 「………ぱぢゅりー…に、にんげんざん………れぃぶ……… ど、どぼじで、どぼじで、ばりざに ぞんなにやざじいのぉ??」 「むきゅきゅ。そんなの かんたんじゃない。」 「ゆぷぷ、そんなの きまっているよ。」 ぱちゅりーと胴付き れいむが笑顔になる。 「まりさがゆっくりした ゆっくりだからだよ。」×2 そして、同時にまりさに理由を述べた。 「…………ぁ、ぁりが……ありがどうだよぉおおおおおおおお!!! ば、ばばばりざ、ばりざは ゆっぐりじでるんだよぉおおおおおおお!!! ありがどうだおぉおおおおおおおおおおお!!! に、ににににんんげんっざん、おでがじばず。ば、ばりざを、ばりざをがいゆぐりにじでぐだざい!!」 『もちろんだ。今日から まりさは、俺の飼いゆっくりだ。これから一緒にゆっくりしような。』 「ゆわぁぁぁああああああああああああ!!!ずるずるよぉおおおおおおおおおおおお!!! ばばばっばりざは、ゆっぐりずるんだよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! あありあいがどうだよ!!びんな、びんなありがどうだよぉおおおおおおお!!! ばり、ばりざは、ばりざは、ぼんっどうはゆっぐりじだがっだんだよ!! おぞらなんでいぎだぐながっだんよぉおおおおおおおお!!! ゆっぐりずる!ゆっぐりずるよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 雑賀の返事を聞き、まりさは大きな声で泣く。 「ゆぷぷ。れいむの せいっさいが こわいんだね!でも ゆるして あげないよ! かわいい かわいい れいむを だました つみは まりあなかいこうさんよりも ふかいんだよ。」 「げらげらげらげら。さっすが さいっきょうの だぜまりささまなのぜ。 ぜんっぜん ほんきを だしていないのに、ゆっくりしてない まりさを きょうふで ひきつらせているのぜ!」 まりさの泣き声を勘違いした2匹が、醜い笑顔で叫ぶが、その声は、まりさには届いていない。 まりさは、ありのままの自分を受け入れてくれる存在があったことに、ただただ、喜びの涙を流すだけである。 ----------- まりさを制裁しようと、梶田の足に無意味な攻撃をしている2匹を黙らせるために、雑賀は菓子(ゆっくりの舌が肥えない程度の甘味)をばらまいた。 「っゆ!あまあまなのぜ!!」 「あまあまは ぜんっぶ れいむのだよ!」 まりさに対する怒りなどすぐに忘れ、菓子に貪りつく2匹である。 2匹の注意が菓子にむいている間に、雑賀は ぱちゅりーと まりさをキャリーバックにいれ、梶田に渡す。 『先輩!俺することがあるから、こいつらを頼みます。 ばあちゃんには、電話しておきますから、家まで送り届けてください。』 『まぁ、お前なら そうなるわな。こうなる可能性もあるから、車2台で来たんだろ? やりすぎるなよ。俺らから見ればゲスだけど、野生のゆっくりなんてこんなもんなんだから。』 『ははは。前向きに検討します。それじゃぁ、ぱちゅりーとまりさを宜しく頼みます。』 梶田は、キャリーバックをもち、胴付きれいむと一緒に下山をする。 「ねぇ、おにーさん、うでくんでもいい?」 『ん?まぁ、好きにしろ。』 「ゆっくりありがとうだよ。えへへ……」 「むきゅ。よかったわね、れいむ。」 楽しそうに下山をする一行を、雑賀はタバコを吸いながら見送った。 「むーしゃむーしゃ……っしあっわっせーーー!!!」 「がーつがーつ……ぱねぇええええ!!まじぱねぇええええ!!」 下品に菓子を貪る2匹の側で、雑賀がカバンから色々と道具をだして準備をする。 準備を終えた雑賀は、2本目のタバコに火をつける。 『そろそろ先輩たちが駐車場につく頃だろうし、始めようかな? よし!お前ら!これから俺が まりさをいじめた貴様らを制裁するよ!覚悟してね!!』 しばらくして、携帯灰皿に、吸っていたタバコを入れ、雑賀が宣言をした。 この男、制裁派である。 『姓は雑賀、名は好雄。人呼んで 制裁のヨシ と発します。』 と学生の頃サークルで叫んでいたこともあるが、これは雑賀の黒歴史だ。 なお、野良・野性の99%のゆっくりは雑賀にとってのゲスである。 故に、雑賀は学生の頃、ゆっくりを飼っているにも関わらず、ゆ虐サークルに所属していた。 「げらげらげらげら!! さいっきょうの だぜまりささまが かえりうちに してやるのぜ!!!」 「ゆ?どぼじで ぞんなごどいうのぉおおおおおおおおおおおおおお!!?? れいむは ゆっぐり じでるんだよぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!! ぜいっざいは、あの げすな まりざでしょうがぁああああああああっゆ?おそらとんでるーー!!??」 雑賀は れいむを持ち上げ、透明な箱(非防音仕様・ビックサイズ)にいれ、蓋をする。 『さて、れいむ。とりあえず君はそこで だぜまりさが無様に死んでいく様を眺めていてね!』 「げらげらげらげら!!なにを いっているのぜ? さいっきょの だぜまりささまが にんっげんっぎゃぁああああああああああああああ!!!!」 -ッホ゛ッコーーン!! だぜまりさが全てを言い切る前に、雑賀はだぜまりさを蹴り飛ばした。 蹴る際、帽子が宙に舞ったので、雑賀はそれを回収し、不透明なビニール袋にしまう。 「っゆっぎゃぁあああああああああああああああああああああああ!!! いざぃいいいいいいいいいいいいい!!!!!おお、おぼにがんべんがいだいぃいいいい!!!!!」 だぜまりさは、顔面からキレイに地面にダイブした。 「っゆっべぇええ!!っぐっべぇえええ!!や、やべぇええ!!!っぐっべぇええ!!!」 雑賀は、だぜまりさを足で踏みつける。踏みつけられる度に、だぜまりさは悲鳴をあげる。 「だぜまりさーー!!なにしているの!? そんな くそにんっげん、さっさと せいっさいして あまあまを けんっじょう させてよ! さいっきょうなんでしょ!?」 透明な箱から、状況をまったく理解していないれいむが呑気に叫ぶ。 『なあ、れいむ。だぜまりさは本当に最強か?』 「ゆ?なにいってるの?だぜまりさは さいっきょうだよ! だって むれで いちばん りっぱな おぼうしを つけているもん!」 『本当か?ほら、見てみろよ。だぜまりさってさ、帽子なんて被ってないじゃないか。』 「ゆ?」 雑賀の言葉に反応し、れいむは だぜまりさを凝視する。 「いじゃぁいぃいいいいいいいいいいいいい!!!ああああぁぁああああああああ!!!!!」 帽子がとれたことに気が付いていない だぜまりさが、激痛から のたうちまわっている。 「ゆ?ゆぷぷ!ほんっとうだ!だぜまりさってば、ぜんっぜん、ゆっくりしてないよ! おお、おろかおろか。ゆっくりしてない だぜまりさが くるしんでるよ!ゆーん、ゆっくりできるよ!」 帽子がなくなっていることを確認したれいむが、苦しむ だぜまりさを見下す。 『やれやれ、帽子がなくなった瞬間コレか。 先輩は標準的な ゆっくりだといっていたけど、ちょっとひどすぎないか? 俺には許すことができないゲスだな。』 雑賀が呟く。 お飾りがない個体を見下すのは、ゆっくりの習性である。 が、制裁派である雑賀には、許すことができない習性でもある。 心優しい善良な個体は、この習性を矯正できる。 つまり、これを矯正しない固体は善良ではないことになる。 故に、制裁派である雑賀には、飾りのない個体を無条件で見下す ゆっくりは制裁の対象である。 -ッス゛!!ッズッズズズズズッズズズ!!! だぜまりさは、地面と顔面キスを強制的にさせられながら、雑賀の足によって押し進められる。 「っゆっぎゃばばぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!!! ややややあああべでぇええええええええええええええええええええあえええええええええええええ!!!!」 抵抗しようにも、だぜまりさの力では、雑賀には敵わない。 地面には、だぜまりさが擦った後ができ、その後には、黄色い砂糖の塊が幾つかあった。 『ん?これは?歯だな。それにしても、汚い歯だな。 今日帰ったら、まりさの歯を思いっきり掃除しないといけないな……』 地面に落ちた黄色の歯を摘み上げ、雑賀は言う。 『ほら、あまあまだ。』 れいむが入っている透明な箱の中に、だぜまりさの汚い歯をいれる。 「っゆ!あまあま!?ゆーん、さっすが れいむだよ! ゆっくりしているから、くそにんげんが あまあまを けんっじょう してきたよ! たべてあげるから、かんしゃしてね!」 れいむがだぜまりさの歯を口内にいれて、噛む。 「っゆ!?かたい あまあまだね。ゆ!そっか、これは あめさんだね! おくちのなかで、ゆっくり なめるよ。ゆーん、あまくて とっても ゆっくりできるよ!」 ゆっくりの歯は、砂糖を硬く押し固めたものである。 れいむは、硬い歯を飴と認識し、口内で舐め溶かしている。 「ゆ゛っゆ゛ゆ゛!!」 激痛から、身体を震わすだけの だぜまりさの右目に、ゆっくりとドライバーが入る。 「っゆっっぎゃあぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!! っべべぇぇえええええええええ!!!べっぎゃぁああああああああああああああああああああ!!!」 『なんだ、まだまだ元気じゃないか。もっといい悲鳴をあげろよ。』 「っゆっがやばぁぁあやあばっべっぎゃぁぁあああああああああああああああああああああああああ!!!」 雑賀はドライバーをグリグリと回しながら、だぜまりさの右目を抜き取り、その右目を れいむに与える。 『ほら、れいむ。葛餅だ。甘くて美味いぞ。』 「ゆ!くずもちさん!ゆーん、さっすが れいむだね! ゆっくりしているから くそにんげんが あまあまを たくっさん けんっじょう してくれるよ! ゆっくりしすぎて ごーめんねーー!!ゆっくりー!!」 だぜまりさの悲鳴を聞きながら、れいむは だぜまりさの歯と、右目を食べる。 甘味で幸せそうな、今すぐ潰してしまいたいぐらいに憎らしい顔をしている。 『なぁ、れいむ。だぜまりさが苦しんでいるけど、平気なのか?よく悲鳴の中で食べれるな?』 「ゆ?ゆぷぷ。なに ばかなこと いっているの?あほなの?しぬの? ぼうしのない ゆっくりしてない だぜまりさが くるしんで いるからって、 ゆっくりしている れいむには かんっけいの ない ことだよ。」 『ふーん。でもさ、だぜまりさって、お前の旦那なんだろ?』 「ゆ?ゆぷぷ。へんなことを いうにんげんさんだね。 れいむは だぜまりさに だまされて、むりやり けっこん させられていたんだよ。 かわいそうなんだよ。だから だぜまりさとの けっこんは のーかんだよ。 れいむは どくしんさんなんだよ。 そんなことより もっと あまあまを ちょうだね!とくもりで いいよ! れいむは あまあまを たべたら、ひろばで おうたをうたって、 ゆっくりしている ゆっくりと けっこんして、みみずさんを たべるんだよ! だから はやく あまあまを ちょうだね!すぐでいいよ! そしたら しんでね!くるしんで いいよ!」 清々しいまでのゲスである。 『ほら、だぜまりさ。お前の目と歯を、れいむが食べているぞ。いいのか?』 何も言わず、身体を震わすだけの だぜまりさにオレンジジュースを少しかけながら、雑賀が言う。 少量の為、傷は治らないが、体力を取り戻した だぜまりさが、目の色をかえて、透明な箱に向かって跳ねる。 「れれれれっれいっぶぅうううううううううううううう!!!! たべだら だめ なのっぜぇえええええええええええええええええええ!!!! ぞぞぞっぞれは、ぞれは だぜばりざの げがいを みわだす おべべざんど、 びがりかがやく ぱーるざんの ような はさん なのっぜぇえええええええ!!! かかかえっずのっぜぇええええええええええええええええええええ!!!」 透明な箱に顔面を押し付けながら、だぜまりさが叫ぶ。 「ゆぷぷ。なに いっているの?ばかなの?しぬの?れいむは あまあまを たべているんだよ。 おぼうしさんと おめめさんと はさんがない ゆっくりできない だぜまりさの からだなんて きもちわるくて たべれる はず ないでしょ? それより、その みにくい おかおさんを ちかづけるのを やめてね。みていて きもちわるくなるよ。」 「っゆっがぁあぁぁあぁああああああああああああああ!!!!! いいがらがえっぜぇぇええええええええええええええええええええええええええ!!!! ぜいっざいじでやるぅうううううううううううううう!!!!!! げずな れいぶを ぜいっざいじでやるぅうううううううううううううううううううううううううううう!!!」 だぜまりさが、必死に透明な箱に体当たりをするが、当然ながら無意味である。 「っゆ?やめてね!?かわいい かわいいれいむを いじめないでね!! ゆ?ゆゆ??なんともないよ? ゆぷぷ。おお、おろかおろか。 まったく、ゆっくりしてない だぜまりさは ほんっとうに ゆっくりしてないね。」 最初こそだぜまりさの制裁という言葉に驚きを見せた れいむだが、 自分の安全を確認できるやいなや、すぐに だぜまりさをバカにしだす。 「わら゛う゛な゛ぁぁあああああああああああああああああああああああ!!! っゆ?っゆっぎゃぁぁああああああああああああああぁああああああああ!!!! やべ、やべ、やべでぇええええええええええええええええええええええええ!!!!!! どげりゅぅうううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!」 透明な箱に、全身を押し付ける だぜまりさに、雑賀が液体をかけてから、話しかける。 『ほら、だぜまりさ、帽子だよ。』 ビニール袋から帽子を少しだし、まりさに見せつける。 「おぼうじざん!!!!がえっぜぇええええええええええええええ!!!! ざっざど がえずのっぜぇえええええええええええええええええええ!!!」 『はいはい。ちょっとまってね。』 雑賀は、帽子の入ったビニール袋にライターで火をつける。 そして、だぜまりさが透明な箱に向かって体当たりをしている間に 折り畳みスコップで掘った穴(成体2匹が入る程度の大きさ)の中に火のついた帽子をいれる。 「っゆっぎゃぁあああああああああああああああああああああああああ!!!! だだだだっだだぜばりざのおぼうじざんっぎゃぁあああああああああああああああああ!!!」 『ほら、早く帽子を救出しないと、全部燃えちゃうよ。どうする?』 「げじでぇえええええええええええええええええええええ!!!! びざんを げじでぇええええええええええええええええええええええええええええええ!!! びざんをげざないど、おぼうじが なぐなるぅうううううううううううううううううううううう!!!!」 火を始めて見るにも関わらず、火がどういうものかを理解しているあたり、流石は不思議生物(なまもの)である。 『やだよ。ほら、だぜまりさは最強なんだろ?火なんて制裁しろよ。』 「ゆが………ゆっが…………で、でぼ、でぼでぼでぼぉおおおおおお!!!!」 だぜまりさが躊躇している。餡子脳でも、火に飛び込むのはやはり怖いようだ。 『ほら、最強の だぜまりさ!火を制裁して帽子を取り返さないと、ずっと帽子なしだよ!いいの? 惨めで ゆっくりできない生活が待っているよ?本当にいいの? 大丈夫だよ、身体は今濡れているから、簡単には燃えないよ。 それに、最強の だぜまりさなら、火なんて簡単に制裁できるよ!』 「ゆっがぁぁ………あぁあぁあぁああああああああああ!!!!!!! や、やなのぜぇえええええええ!!!ゆっがぁぁああああ!!!ああああああ!!!」 だぜまりさの脳裏(餡裏?)に、帽子のないまりさの生活が浮かぶ。 狩りの成果のほとんどを謙譲し、誰からも相手にされず、子供からすらバカにされる毎日。 絶対にイヤだ。帽子のない生活など、ゆっくりできるはずがない。 大丈夫だ。自分は今、水で濡れている。燃える心配はない。 自分は最強なのだから、あんな火なんて、簡単に制裁できるにハズだ。 「ゆっがぁぁああああああああああああああああああああああああああ!!!! だぜばりざが、げずなひざんをぜいっざいじでやるのっぜぇええええええええええええ!!!!」 そして、だぜまりさは葛藤のすえ、火に飛び込んだ。 -ッホ゛!! 「っっゆっぎゃぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!! あづっあぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!! だだだだっだっずげぇええええええええぇえああああああああああああああああ!!!」 先ほど雑賀が だぜまりさの身体にかけた液体は、スピリタス。 アルコール度数96度の蒸留酒で、タバコの火で引火するほどの酒である。 それを頭からかぶった だぜまりさの身体は当然引火し、だぜまりは一瞬で、火だるまとなった。 「っだだっっだだだっずあぁああああああああああああああああああああああ!!!! あっっづぎゃぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! っがえっりゅぅぅうあああああああああああああああああああああああああああ!!! ぼぼっぼぼっぼうおうぢがええぇっりゃあぁあああああああああああああああああ!!!」 あたりに、饅頭が焼ける甘い香りを広げながら、だぜまりさが逃げようと暴れる。 が、穴の中にいるため、外に逃げることはできない。 仮に穴から逃げれたところで、自身の身体が燃えているので、火から逃げるのは不可能だが。 この穴は、だぜまりさの身体についた火が他所に燃え移らないようするために掘ったものである。 「っぎゃぁぁあああああああああああああああああああああづっだあああああああ!!!! っゆ!!!!!びびびびっびんっげんっざぁああああ!!!! だだっだあだだずっげっでぇえええええええ!!!だずげぇぇええええええええええ!!!!」 だぜまりさが雑賀に助けを求める。 『ヤダ。お前みたいな、ゲスを助けるのは俺のポリシーに反する。 それにな、お前は群れの ゆっくりを集めるのに必要だから、そこで苦しんで死んでくれ。』 「っやっじゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!! じじっじにだぐなびぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!! ああああっじゃあぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 『ははは。そんなこと言うなよ。ここで死ねるなんて、幸せだぞ。 他の ゆっくりには、もっともっと苦しませる予定なんだから。』 「っばあぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!! っもっどぉおおあおおおおおおおおおおお!!!っもっどおぉおおおおおおおおおおお!!! もっど ゆっぐりじだっがっだぁぁああああああっづあばぁぁあああああああああああ……………」 全身を炎でやかれ、だぜまりさは絶命した。 「ゆーーん!なんだが とっても おいしそうな あまあまの においがするよ! はやく たべさせてね!ぜんぶ いいよ!!!」 『そうだな。れいむの歌を聞かせてくれたら、食べさせてやるよ。 いいだろ?いっぱい あまあまを食べたんだから、少しぐらい俺にも歌を聞かせて ゆっくりさせてくれよ。』 「ゆ?ゆぷぷ。いいよ!とくっべつに ゆっくりしてない くそにんげんに かわいい かわいい れいむの おうたを きかせてあげるよ!かんしゃしてね!!」 『はいはい。』 雑賀はてきとうに返事をしながら、タバコに火をつけ、後ほど使う予定の穴を二つ掘る。 「れっいむは れっいむ♪れっいむは れっいむ♪うまれた~とき から れいむは れいむだよ~♪」 だぜまりさの死骸が入っている穴からは、甘い芳醇な香りが煙とともに広がっている。(死臭は炎のおかげで消えている。) その香りと、れいむの美声(ゆっくり視点限定)につられ、 雑賀の飼いゆっくりとなった まりさを苛めてきた群れの ゆっくりが ゆっくりと集まってきた。 穴を掘り終えた雑賀は ゆっくりが集まる様をタバコを吸いながら眺める。 「そして れいむの~♪ねがいは ひとつ~♪ずっと みんなと ゆっくり できますように~♪」 れいむの願いはかなわない。今日という日を最後に ゆっくりできる日は二度とこないだろう。 なぜなら、雑賀の飼いゆっくりを苛めた ゆっくりを、制裁派である雑賀が許すハズがないのだから。 ------------ 「ねぇ、おにーさん。ぱちゅりーの おにーさんを のこしてきて よかったの?」 駐車場についたところで、腕にしがみついている れいむが聞いてきた。 『ん?まぁ、本人がそうした言うからしょうがないんじゃないかな? 車も2台できているし。 まりさのことは、 電話でお婆さんに連絡しておいてくれるそうだから、問題ないよ。』 「むきゅ。そうよ、れいむ。 おにーさんには、この おやまさんで だいっじな おしごとが あるんですもの。 ね?れいむの おにーさん。」 雑賀の飼いゆっくりだけあって、ぱちゅりーは雑賀が制裁派ということを知っているようだ。 制裁という名の元で、虐待される同族がいるというのにぱちゅりーは笑顔だ。 『まぁ、そうだな。でも、ぱちゅりーは平気なのか?雑賀がこれからすることに対して。』 「むきゅ。ああなってしまった おにーさんを とめることは ふかのうさんよ。 それに、ぱちぇだって はらだたしいわ。こんな ゆっくりしている まりさを ここまで いじめるなんて。 だから、きに しないことに したの。」 『そっか。ところで、ぱちゅりー、まりさは どうした?ずいぶん静かだけど。』 「むきゅ。ぱちぇたちが うけいれたことで あんっしん したん でしょうね。 きもちよさそうに ねむっているわ。」 キャリーバックを持ち上げ、中をのぞくと、まりさが眠っていのが見える。 寝顔はとても穏やかなで、ゆっくりらしく、幸せそうな顔をしている。 自動車の後部座席にキャリーバックをおき、助手席に れいむを座らせ、車を走らす。 「ねぇ、おにーさん。おしえてほしいよ。」 『ん?なんだ?』 「なんで あの れいむは、まりさを うらぎったのかな?」 『そうだな……まぁ、簡単に言えば、帽子を被っていないからだろうな。』 「でも!でも、まりさに かんびょうして もらっている ときから、 まりさに おぼうしが ないことは しっていたはずだよ!? おぼうしのない まりさと すーりすーりして、いっしょに しあわせーに なろうと してたよ!」 れいむはシートベルトを強く握りながら言う。 『………目が見えなかったから、忘れていたのか、意識しなかったのか。 多分、そんなところだろうな。』 「むきゅ。ぱちぇも そうもうわ。 あいての いやなところが みえない から、れいむは まりさの ことを すきに なったんでしょうね。 でも、おめめが なおり、おぼうしが ないことを みてしまったから、 どうしても まりさのことを うけいれなくなった のでしょうね。 やせいの ゆっくり ならば、しかたのないことよ。 あの れいむが、れいむみたいに こころやさしい ゆっくりなら よかったのにね。 ……………もし、れいむの おめめさんが なおらなければ、 まりさは れいむと それなりに しわせな せいかつを つづけれたでしょうから、 すこし ざんねんな きもするわね。」 『どうだろうな?俺以外の人間に頼んで潰された可能性もあるぞ。』 「むきゅ。そうかもしれないわ。 でも、れいむの おめめさんが なおったから、 まりさは ふこうさんに なって こころに ふかいきずを おってしまったわ。 ほんっとうに まりさの しあわせーを ねがうなら、 ちりょう なんて するべきでは なかったのかも しれないわ。」 ぱちゅりーの言っていることは正しいし、事実だ。 俺が れいむのケガを治したことで、まりさは傷ついたのだから。 治療にともなう結果を予測できなかったわけではない。(予想以上に悪い結果だったが。) が、正しいだけで、心情としては受け入れ難いものがある。 「いけないことなの!?ぱちゅりーは そうやって いうけど、いけないことなの!? だいすきーな ゆっくりの めが みえるようになって ほしいって!! はなせるようになって ほしいって!! おんなじ けしきさんを いっしょに みたいって、 たのしく おはなしが したいって、ねがうのは、わるいことなの!?」 俺の考えを、れいむが泣きながら代弁してくれた。 「もうすこし しずかに しゃべりなさい。まりさが おきてしまうわ。」 「ゆ、ゆぅ………ゆっくりごめんだよ………」 「むきゅ。それと れいむ、まりさが ねがったことは わるいことではないと おもうわ。 ぱちぇが まりさの たちば だったら、きっと おなじことを おもった でしょうし…… でもね、そのねがいのために、まりさは しあわせーを うしなったわ。 ………しかたのないことだったのよ。 よかれと おもって とった こうどうが、かならずしも よい けっかを まねくとは かぎらないわ。」 「ぞんな………じゃ、じゃぁ、まりざは、ばりざは いっだい どうずればよがっだの? どうすれば、ばりざは じあわぜーに なれだの? あんなに いい ゆっぐりなのに、じあわぜーに なれない だなんで、ひどずぎるよ…… がわいぞうだよ………ぞんなのだべだよぉ………」 「むきゅぅ。ごめんなさい。ぱちぇにもわからないわ。」 「ゆ゛ぅ……む゛ぜぎにんだよ…… ね゛ぇ、おにーざん。ばりざは、どうずればよがっだの?」 れいむは泣きながら、俺に聞いてくる。 『…………さぁな。俺にも正直分からない。 強いて言えば、れいむの治療だなんて考えずに、 盲目のれいむと一緒に暮らすのが一番よかったのかもしれない。 そうすれば、裏切られて傷つくこともなかっただろうし。 でも、まりさは、それではイヤだったから、俺に声をかけてきた。 れいむのケガを治したいと願った時点で、まりさの不幸は決定していたのかもな。』 「ぞんなぁあああああああ!!!」 泣き出す れいむの頭に、左手を載せてから続ける。 『でも、これで良かったんだよ。きっと。 まりさは本当に善良なゆっくりだ。自分を裏切った れいむを庇うぐらいにな。 そんな優しい まりさが傷ついたから、雑賀の飼いゆっくりになれた。 きっとこれからは、雑賀の家で ぱちゅりーやお婆さんと一緒に店番をして、幸せになるよ。 それはきっと、れいむのケガを治したいと願いながら生きるよりも、 俺たちからのプレゼントの帽子を被って、自分を裏切った れいむと結婚して、 れいむがいつ裏切るのかを怯えながら生きていくよりも幸せな生活になるよ。 大事なのは、これからのことだろ?』 仮に まりさが帽子を受け入れて、れいむと結婚したとしても、あの れいむのことだ。 すぐに でいぶになって まりさを不幸にするだろう。 また、なんらかの理由で帽子をなくせば、すぐに裏切ることだろう。 「ゆ。そうだね。きっと そうだね。まりさは これから、ぱちゅりーと いっしょに くらして、しあわせーになるよね?」 俺の言葉に納得したのか、れいむが涙をハンカチで拭き、笑顔で言う。 「むきゅ。そうよ。ぱちぇが まりさを しあわせーに してみせるわ。」 「おにーさん、れいむも がんばるよ。まりさが しあわせーに なるように、がんばるよ。 れいむが しゃしゃりでた から、まりさは れいむに すてられて、こんなに きずついたから。 れいむには まりさを しあわせーにする ぎむが あるよ。 こんな ゆっくりした ゆっくりは、ぜったいに しあわせーに なるべきだよ。」 『そうだな。俺も頑張るよ。まりさの笑顔をみんなで見ような。』 「むきゅ。れいむの おかげで こんげつの うりあげさんは きたいできそうね。」 ぱちゅりーが冗談まじりで言う。 「ゆ?ゆぅ……じつは、もう おこづかいさんが ないよ……」 れいむの告白で、車内に笑い声が響いた。 「ゆぅ……あんしんしたら、れいむ ねむたく なってきたよ……」 「ぱちぇも、こんなに あたまを つかったのは ひさしぶり だから ねむく なってきたわ……」 『ははは、寝てていいよ。雑賀の家についたら、起こしてあげるから。』 「ゆっくりそうするょ……おにぃさん…ぱちゅりー……おやすみぃなさぁぃ………」 「むきゅ。ぱちぇも ねむるわ。れいむ、れいむの おにぃさん、おやすみなさい……」 ゆっくりは基本 愚かな生物(なまもの)だ。 飾りや身体に欠損がある固体を見下す習性がある。 だから、まりさが不幸になったのは、ある意味しかたのないことかもしれない。 帽子を無くした まりさが、殺されることもなく、生存していたので、 あの群れはむしろ優しい群れなのかもしれない。(まりさにとって生き地獄だったのだろうが) これは仕方の無いことだ。ゆっくりの習性なのだから。 が、中には、まりさのような固体に同情し、何とか助けれないかと頑張る善良な固体もいる。 また、まりさのように、自分を裏切った者を擁護する善良な個体もいる。 人間の価値観でものをいうのは傲慢だが、こういう善良な固体が、俺は好きだ。 「おにぃさん………れぃむとずとゆくり………」 信号待ちをしていると、れいむが寝言を言う。 後部座席を見ると、キャリーバックの中で、仲良く頬を合わせて眠る ぱちゅりーと まりさがいる。 楽しい夢を見ているのか、みんな穏やかな寝顔だ。 善良なゆっくりには、幸せな人生(ゆん生?)を歩んでもらいたい。 彼女達の寝顔を見ながら、俺はそう願った。 つづく あとがき あいかわらず、ゆっくりがチートすぎます。 制裁部分まで書けませんでした。すいません。 この群れ、野性としては標準的な群れだと個人的に思っています。 飾りなし、や身体に欠損があるものを見下すのは ゆっくりの本能だと思うので。 ですが、人間視点だと、どうしようもないゲスに感じるということは、ゆっくり = ゲス だということでしょうか? 次回でおしまいの予定です。 過去作品 http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/3986.html
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09年02月09日 お題 【テーマ】雪祭り 白っぽい色の服のみでコーデ。 過去お題の「黄色い服」の白バージョンというかパクリですが^^; インナー/Lovits いちごキャミ トップス/nostalgic 花コサージュカシュクール ぼうし/GMS スポーティーニットぼうし マフラー/KARAMOMO 和風花がらマフラー くつ/AS・USA ボアスノーブーツ ピンクと白を基本にまとめてみた もうちょっとふわふわな感じ出したかったな インナー/プレクロ シンプルタートル トップス/Sop ドットパフスリーブ アウター/マブリリ プリンセスコート スカート/AZ チェーンマイクロミニ 眼鏡等/AZ ラインストーンサングラス 頭/nos あみあみワッチ 首/sop カシミヤストール 靴下/プレクロ シンプルストッキング 靴/Sop レースアップピンヒール メイクも髪も白にして、ひたすら保護色 雪まつりの会場で迷子は確実!がコンセプト トップス/Marble Lily/ロリータレースブラウス アウター/Marble Lily/プリンセスコート スカート/Raven Candle/ゴスロリドットパニエ ぼうし等/Ranunculus/プリンセスティアラ マフラー等/ヒポポタマス/エスニックマフラー てぶくろ/Marble Lily/レース付きロリてぶくろ くつした/Lovits/カラーレギンス くつ/Lovits/ヒョウがらくしゅブーツ 「氷の女王」のイメージで。実際雪まつり会場にこの姿で行ったらどうなるかは 考えていません トップス/Cherry/スノークリスタルセーター アウター/Marble/うさみみロリータパーカ パンツ/GMS/2本ラインパンツ めがね/AZ/マリンサングラス ぼうし/GMS/スポーティニットぼうし てぶくろ/Cherry/カラーてぶくろ くつ/nos/ボアミドルブーツ トップス/Marble Lily ロリータベビードール アウター/AZ・USA フェイクファーベスト スカート/Marble Lily ロリータ花がらパニエ 靴/Soprano リングとんがりパンプス 靴下/plain cloth シンプルストッキング 飾り/Ranunculus メイドさんのカチューシャ 雪の妖精のイメージで作ろうとしたら白鳥の湖みたいになってしまった 開き直って髪型もバレリーナっぽくしてみた あえて普通のコーディネートで。 AZ・USA エンブレムTシャツ/パールシルバーダウン/デニムマイクロミニ/ボアミドルブーツ アウター/Lovits/ヒョウがらダッフルコート パンツ/カプセルドロップ/ボタンベルボトムジーンズ ぼうし/AZ・USA/ゼブラテンガロンハット てぶくろ/Jack・tar/パンクボーダーてぶくろ くつ/Jack・tar/パンクあつ底ブーツ コンセプト「見ろよ・・・これ全部’白っぽい’なんだぜ・・・」 手袋もちゃんと白っぽいで出てきたものです
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【山ぼうし事件】; やまぼうし - じけん BLACKが飲み屋に連れて行ってくれるとのことで、BLACKとFIRE、MALCOLMは なぜかBLACKの父に連れられて食処「山ぼうし」へ。 ※事前連絡が無かったため、MALCOLMは所持金300円ちょっと。 店員に「見ていて気持ちがいいです」と言わせるほどの食べっぷりを披露し、会計は12600円。 若者にはまだ居酒屋は早かったようである。 最終更新日 2012/01/01