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総評 72点 【★★★★☆】 時間 シナリオ 調整 操作 独自 価値 キャラ やり込み グラフィック その他 評価 3 5 4 5 4 4 4 3 4 5 パパッと遊べるPC用フリーソフト「三十秒勇者」を拡張させて生まれたお手軽RPG。 30秒のRPG「勇者30」、30秒のSLG「魔王30」、30秒のSTG「王女30」、30秒のACT「騎士30」の4種のゲームが詰まった一本。勇者30が大元であったゲームだけあって、その他の3種は今一つ遊んでいてもパッとしない内容になっている。特に後半2つはイマイチ。 しかし、それぞれの物語は相互にリンクしており、ゲームを進めることでその繋がりが新たな物語を生み出すゲーム全体の構成は秀逸。そういった方向性で来ると考えていなかっただけに受けた感銘も大きかった。 サクサク遊べるゲームが好きな人には十二分に楽しい一本。時間に追われながら一気に魔王を倒してゆく爽快感は素晴らしい。ただ、こういったソフトの難点であるプレイ時間の問題はやはり本作でも健在で残念。 1:プレイ時間 【★★★☆☆】 クリア優先でプレイして4種+追加ゲームクリアまで約8時間。勇者30に用意されているやり込み要素を充足して13時間程度。一応にも「30秒で世界を救う」と謳っているだけに、女神にお金を払って時間を戻すなど実際には30秒以上はかかっているとはいえ、1ステージにかかる時間は数分。長いステージでも10分はかからない。それでボリュームを出せという方が難しくはあるのだが、一応ストーリーの分岐やアイテム収集など楽しみながら長く遊べる要素が用意されている。 ……のだが、そういった工夫がなされていたのは勇者30くらいのもので、他のものにはあまり工夫も見られなかったように感じられた。 2:ストーリー(シナリオ) 【★★★★★】 あらすじ: 時は女神歴100年。世界を気ままに旅していた一人の旅人は、魔王の世界ハメツ宣言に慌てた王様によって突如勇者に仕立て上げられてしまう。とりあえず旅には出てみたものの、魔王の唱えた世界をハメツさせる呪文が発動するまでの猶予はたったの30秒。勇者が魔王の元に辿りつくよりも早く、世界の破滅の瞬間が訪れてしまう。もうダメだと瞼を閉じたその瞬間、勇者に救いの手を差し伸べる者がいた。それこそが時の女神……とは名ばかりの守銭奴だったのである―― あらすじは多少脚色アリ^^ 魔王の創造した世界ハメツの呪文を最初のストーリーで辛うじて食い止めるのだが、それを伝える存在が次々と世界各地の魔王にそれを伝え歩いてしまう。そこで勇者と時の女神はそれを追いかけながら世界を救って行く、というのがメインストーリーとなる。ステージは分岐含めて全部で30存在しているが、中には中ボスとでも言うべきランクの高い魔王も存在する。そういった場面では、それまでのステージで様々なイベントを経て力を合わせた仲間たちが結集して魔王に挑む、などのいかにもRPGらしい熱いシナリオが存在するのも良い。一つ一つのステージも、非常に軽いノリ・テンションの魔王や時の女神やキャラたちの織り成すイベントの数々が非常に楽しく仕上がっており○。一つ一つはありがちな展開などが多いが、それをキャラクター達の持つ魅力やノリで補うタイプの物語。管理人はもともと王道好きなので十分なのだが(笑 又、4種類のゲームはそれぞれ物語が繋がっており、上記勇者30が女神歴100年、魔王30が女神歴200年、王女が300年、騎士が500年に起きた出来事として描かれている。そして、これらをクリアした後に現れる最後の物語ではそれまでの彼らの物語に終止符を打つものとなっている。この構成も純粋に面白かった。 3:難易度設定・調整 【★★★★☆】 難易度は低く設定されており、勇者~騎士に関わらず大抵のステージは1~2回のプレイで攻略できる。 ゲームのテーマが30秒という限られた時間であり、そのスピーディなプレイ感覚こそ大切にするべき部分なのだから、本作の低い難易度はそこにマッチした良い設定。軽快に遊べるゲームの中でもトップクラスである。 調整面の難は、既述の通り主に王女と騎士における「先に進んでも難易度が全く変わらない」状態。レベルの存在しないこの手のゲームではありがちであるのだが。。やはりゲームは先に進むほど難しくなって然るべきである。それが無い為に手応えが一定で、マンネリ化を早々に招いてしまっている。 4:操作感(プレイ感覚) 【★★★★★】 非常に手軽な操作が可能でレスポンスも良く、プレイ感覚において文句は特にない。 システムも操作自体も直感的でわかりやすく悩む必要が全くないのも管理人好み。 ロード時間も短く、イベント飛ばしも用意されており○。 5:独自システム 【★★★★☆】 →勇者30 町の中以外の全ての行動(移動・戦闘)中30秒からのカウントダウンがプレイヤーに迫る。基本的には、30秒以内に雑魚を倒してレベル上げ&資金貯めを行い、適度なところで時の女神にお金を支払って時間を戻す。これを繰り返し(必ずしも必要ではない。ステージによっては20秒ほどでクリアできるものもw)、最終的に魔王を倒すのが目的となる。死んでしまった場合もステージの開始地点に戻されるだけである。 この町では回復や装備の購入の他にも様々なイベントが用意されており、物語を盛り上げてくれる。 また、各ステージには2種の称号(特定の条件を満たすと貰える)や様々なアイテムが用意されており、これらを集めてゆくのも一つのやり込み要素になる。 ちと女神の時間引き戻しの値段が安すぎるきらいはある。 →魔王30 モンスターを召喚する能力を持つ魔王が主役。ジャンケンと同様の相性を持つパワー・スピード・ショットの3種の敵が配置されているステージを、それぞれ敵に対して相性の良いモンスターを召喚しながら蹴散らして30秒以内に目的を果たせばステージクリアとなる。 シナリオ中に少しより道をすると四天王と呼ぶ召喚モンスターを入手できたり、魔王が恋い焦がれるミレニアに関するサブイベントを見れたりする。この魔王30も、勇者30と同様に時の女神にお金を支払うことで時間を巻き戻すことが可能。 →王女30 時機は王女を複数の兵士たちが担ぐかたちで構成されており、敵や敵の攻撃に触れることでこの兵士たちが徐々に減少し、攻撃力や移動速度が低下する。この王女30にも各ステージに30秒の制限時間が設定されており、女神のカーペット上を進むことでお金を失いつつ時間を回復することができる。 この「時間」を大切にしすぎた為か、STGと謳っているのに被弾死が存在しない(どんなに被弾しても兵士が「減る」だけで時機が死ぬことは無い)のは残念。 また、ゲームのシステムとして「目的地まで行って戻ってくる」のが1ステージのサイクルになるのだが、全てのステージがその構成になっているのは流石にマンネリがある。出てくる敵もそれほど変わり映えしない。 →騎士30 魔物を一掃する呪文を唱える賢者を、何度死んでもよみがえる騎士を使って守り抜くのが目的のゲーム。 フィールドにはこちらに迫ってくる敵シンボルが複数配置されており、プレイヤーは騎士を操作してそれらへの攻撃を加えたり移動の妨害をしたりして賢者を守る。 一応1ステージクリアするたびに「寝て回復する」か「寝る時間を削ってアイテムを開発する」かを選び、複数存在するアイテムから好きなものを開発して持って行くことができる。……のだが、正直このアイテムの開発を別段行う必要もなくクリアできてしまう。少し勿体ない。これも王女30同様に、全てのステージの行動目的が同じで代わり映えが少なくマンネリ化が激しい。 →勇者通信 アドホック通信を用いて、複数のプレイヤーが一つのステージの魔王に対して誰が早く倒せるかを競う。 ……管理人は結局一度もプレイしていないのでなんとも言えません^^; 6:価値 【★★★★☆】 管理人の購入価格:4000円弱 あっという間に終わってはしまうものの、そこまでの楽しみが多く用意されており十分に楽しめる。非常に携帯機にマッチした内容は素晴らしい。PSPということで値段が張らないのも良い。 基本的には誰でも手軽に楽しく遊べるジャンルのゲーム。 7:キャラクター 【★★★★☆】 主に時の女神なのだが、登場キャラクターの面々がどれも良いキャラをしていてゲームを楽しく盛り上げてくれる。この薄すぎず濃すぎないキャラ達が非常に良い味を出している。あえての2Dで描かれているのもキャラ達の魅力を引き出しているし、時折差し込まれるリアル絵の味もより引き出している。 8:やりこみ要素 【★★★☆☆】 各ゲームに用意された既述のやりこみ要素の他に、「女神の部屋」という収集要素のまとめ項目が用意されている。勇者30に出てくる様々な武器防具や、魔王(シナリオの進み方によって会わない魔王も複数いる)の一覧表などを集めると図鑑が埋まり魔王などの設定画像を見ることができる。 正直それほど報酬が嬉しいものでなく、全部埋めてやろうという気をそれほど湧かせてくれないのが惜しい。 9:グラフィック・アニメ 【★★★★☆】 あえて粗いドット絵で統一表現されたキャラクターの面々が非常にいい味出している。 本作の方向性によくよく合致しており、下手に画像を頑張るよりも○。 10:その他 【★★★★★】 あと一歩何か用意されていたら素晴らしかったなぁ、という内容。いや十分面白いのだが。 手軽なゲームがその壁を超えてくれると、非常に良いものになる。次回作を期待できない作品(複数出しても新しさを出すのが難しい)だけに、本作をもっと作り込んでほしかった。
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二つ名:切望の勇者 名前: 詳細: 武も学も富も持つとある屋敷のお嬢様。彼女の婚約者は勇者であったが魔界に行ったまま帰って来ない。彼の帰りを待ち続け、ある日彼女は唯一持っていなかった宝石、勇者の証を得る その他:
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二つ名:月光の勇者 名前: とある魔王との戦いで己の力と魔王の力が衝突暴走し、魔王と一つになってしまった勇者。マイナスの感情が高ぶると体を魔王に乗っ取られてしまう。魔王の時の方が人気があるような気がして複雑な気分。 彼の正義は潔癖症のようなものだ。 彼の定義による悪とは、”魔王とそれに属するもの”の事だ。 物心ついた頃から、反吐が出るほどにそれらが憎くて仕方なかった。 理由もわからない、たまたま見かけたゴキブリを容赦なく殺すが如く、それを排除することに躊躇は無かった。 たまたま彼の住む世界では、その行為が正義と呼ばれていたに過ぎない。 故に彼の心には誰かを助けようだとか、自己犠牲の精神なんて類のものは、微塵も存在していない。 ただただ”悪と自分が定義しているもの”をこの世から根絶したいのだ。 そんな屈折しながらも絶対的な信念を持った彼が勇者になることは、必然であった。 長い年月、彼は魔界を歩き続けた。 彼を見つけるのは簡単だ。魔族の死体を見つけるか、血の匂いを辿ればいい。 最初こそ彼は魔族を殺す日々に、清涼感と充実感を感じていたが、 今ではただ、吐き気と焦燥感のみが溜まっていくばかりだ。 魔王を殺し、奴が鮮血を撒き散らしながら、堕ちた羽虫のように悶え苦しむ様を見下さなけれは、この吐き気は収まらない。 更に長い年月を経て、ようやく彼は魔王と対峙した。 その瞬間、互いが殺気を放つと同時に、腹の底から湧き上がってくる快感の予兆に思わず彼の頬は緩んだ。 互いの殺気がぶつかり、刹那の攻防が始まった。 長い年月磨かれた彼の修羅の剣技は、魔王に一切の遅れを取らなかった。 両者に疲労と傷が徐々に蓄積していく。 剣を振る腕は熱を帯び、視界が徐々にぼやけていく。 そして気づけば一歩、また一歩と、徐々に魔王の攻撃に後退を強いられていた。 膝が震え出し、腕が鉛のように重い。 徐々に情景が遅く、スローモーションになっていく。 あぁ、これは、しんだ。 その時、彼の視界の隅に、物陰に隠れる悍ましい造形の醜い魔族が映った。 おそらく魔王の優勢振りを見て、油断して物陰から覗いてしまったのだろう。 彼は文字通り最後の力を振り絞って、その魔族に飛びかかった。 ボキリという音と共に、限界を超えていた自分の足がへし折れたが、そんなことは構いやしない。 彼は死ぬ最後の一瞬まで、悪を殺したかったのだ。 剣が肉を深く貫き、鮮血が宙を舞う。 彼は自身の掠れた視界を疑った。 自分の剣が貫いたのは、あの醜い魔族ではなかった。 魔王が、あの物陰の魔族をかばい、自分の剣の串刺しになっているのだ。 その瞬間、彼の心の底から溜まりに溜まった快感が湧き上がり、脳天を突き抜ける。 視界は光に包まれ、彼は絶頂に達した。 もう動けない彼の腹を、瀕死の魔王の拳が貫いた。 しかし彼にもう痛みはない、あるのは満足感と絶頂感だけだ。 彼は徐々に消え行く命の灯火の中で、このために不死になったのだと実感した。 醜い魔族が、魔王に汚い声で喚き散らす。 彼は魔族の言葉なんて理解出来ないし、するつもりもない。 普段は魔族がなんと言おうが、それが彼の耳に届くことは無い。 喚き散らす魔族に向かって、魔王が何か呟いている。 何を言っているかなんて当然わからない、はずだった。 しかし彼は確かに、確かに聞いた。 「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、パパ……」 「ブジデヨカッタ……」 その瞬間、絶頂感は吹き飛んだ。 そして一気に湧いて出た多くの疑問に答えを探すよりも前に、彼は意識を失った。 そしてそれと同時に、魔王もまた息を引き取った。 魔王と勇者、互いの体を剣と拳が貫き合い、死してなお残った互いの信念と執念は、一つのリングを紡ぎ出す。 そのリングを駆け巡る二つの清い魂と邪な魂は、どろりと混ざった。 勇者が意識を取り戻した時、彼は大扉の前にいた。 人生初の転生を経験した彼は、理由のわからない猛烈な嫌悪感に襲われていた。 心の中に、どうしても取れない汚れがあるような、ギリギリ手の届かない位置にある死ぬほど欲しい物のような。 一度意識してしまえば発狂してしまいそうな程の嫌悪感。 『あなたの魂の中には、魔王の魂が混ざっています。』 不意に女神の言葉が彼の頭に響く。 彼の反応を見ないうちに、女神は一方的に言葉を続ける。 『あなたの信念が揺らぐ時、魂は入れ替わるでしょう。気をつけなさい。』 聞いただけで気を失いそうな絶望感を勇者は感じていた。 絶対的嫌悪の対象が自分の中にいるなどと、到底許容出来る事ではない。 「僕の信念が揺らぐことなど在り得ません!穢らわしい魂を切り離す方法を教えて下さい!」 『魔王は様々な力を持ちます。それを討ち滅ぼす事で、あなたの望む力を得る事も出来るでしょう。』 それを聞くなり、勇者はゲートを潜り、新たな魔界へと旅立った。 勇者には確固たる自信があった。 自分の信念が揺らぐ事など今まで一度も無かったからだ。 新たな魔界でも、魔族を見つけるや一瞬の躊躇もなく剣を抜き、斬りかかる。 「タスケテ!ボクナニモワルイコトシテナイノニ!」 勇者は思わず、剣を地面に落とした。 いつもはただ動物のように喚いているだけの魔族の言葉が、まるで聖界に住む人間の言葉のように聞こえたのだ。 その瞬間、彼の視界がぐるりと回転し、彼の銀髪が徐々に黒髪へと染まっていく。 彼は怯えて腰を抜かしている魔族に歩み寄って、膝をつく。 「怖い思いをさせてすまない。今のうちにもう行きなさい。」 魔族が遠くまで逃げるのを確認すると、視界がまた回転し、黒髪が銀髪へと戻っていく。 彼は絶望に膝をつき、その耐え難い屈辱に涙を流した。 見ている風景は同じでも、入れ替わっている間は行動に一切干渉できない。 自分ではないとはいえ、自分の声で自分の体で魔族を逃した事が許せなかった。 「必ず、戻ってみせる……悪を滅ぼす……容赦なく、必ず……!!」 決意を言葉に発し、それを支えに立ち上がる。 悪とは、正義とは。 その言葉の矛盾に、彼が気づくのはいつになるのだろうか。 彼の旅は長く険しい。 武器:「拒絶の剣」 月光の勇者の意志が、長い年月を掛けて剣に溶け込み、聖剣となった。 勇者が悪とみなしたものは、物質であろうとなかろうと両断する。 防具:「耳の上についてるカッコイイやつ」 女神から授かったので一応つけてはいるが、いまだ効果は不明。 それなんですか?と聞くと、睨まれるので注意。 技:具体的な技と呼べるものはない。 常に戦いに身を置き、死線を越え続けた精神力と判断力、容赦のない攻撃性を用いて戦う。 弱点:「魔王状態」 自身の信念が揺らぐと、勇者と魔王の魂が入れ替わり、魔王状態になる。 信念が揺らいだ原因が解決、または目の前からなくなる事で、再び魂は入れ替わる。 中の人:魔王 月光の勇者が魔族を殺すことしか興味がなかったため、名前すらわからない。 無駄な殺生を嫌って平和な国を築いていたが、月光の勇者が現れた事により、世界は一変。 国民を守るために、命を賭けて勇者と戦うが、娘をかばって勇者の凶刃に倒れた。 魂になってからも、無駄な殺生は行わず、平和な解決を第一に考える。 しかし、そんな魔王を怒らせた者は、月光の勇者をも死に追いやった力を、思い知ることになるだろう。
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二つ名:夜空の勇者 名前: 詳細: 要人の暗殺を受け負ってきた暗殺組織の暗殺者。なぜ自分が勇者になったのかはわからないが、うっかり姿を見られても勇者という逃げ道ができたのでむしろ動きやすくなった その他:
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第二章-第二幕- 急襲の黒影 第二章-第一幕- 第二章-第三幕- アーム城へ急いで戻ったウォルフ王子は、 顔パスで警備を素通りし、走りながら城の中央部へ向かう予定だ。 そこが制圧されることは、城そのものの制圧と同義である。 それだけはアーム王家の面子にかけて、許すわけにはいかない。 とりあえず武器庫で手近な斧をひっ掴んで全速力で駆ける。 辺りには倒れている兵士達が気を失って、呻いている。 どうやら鈍器で殴り倒されたようであった。 中にはリールで拘束されているものもいる。得意なのだろうか。 どのみちかなりの数の兵を倒しているので、相当の手練れであろう。 「どこだ……!?」 気配がまったくない。感じられないのだ。 既にいないのか、分からないようにしているのか。 恐らくは後者だろう。 バツン! 「……照明が!?」 ブレーカーを落とされたようだ。城内の照明が一斉に消えて、 まさに暗闇に近い状態に陥ってしまった。 この状態で奇襲でもかけられれば、あからさまに不利である。 相手は一人とはいえ、一切の油断は出来なかった。 「ちいッ!」 一瞬感じた気配が敵かどうかは分からないが、 遠慮なくウォルフ王子は斧で斬り払う。 味方なら、恐らく気配を消してなど来ないはずだからだ。 敵と思しき人物は素早く回避する。 見事な跳躍だ。恐らくは一瞬壁に貼りついただろうが、 すぐに離れたのが音などから分かる。 それと同時に察した事もある。 最初からこの侵入者が自分を最大の標的として 忍び込んできたであろうということだ。 自分が来るなり真っ先に動いてきて、 ピンポイントで狙ってきているからだ。 それが証拠に、自らが建物に入ってからというものの、 他の兵士が倒れたりする音や悲鳴などがまったく聞こえない。 「…………」 神経を集中させて狙いを定めるウォルフ王子。 飛び込むタイミングを狙う侵入者。 まったく動けぬまま、約六十秒が経過する。 「!」 先に動いたのはウォルフ王子であった。 非常用に持っていたフラッシュグレネードを 放り投げたのである。 ビカッ! 「ぬう!?」 凄まじい閃光と爆音が周囲を包む。 城の人員の悲鳴が一部聞こえたが、それ以外の声が聞こえた。 その声が侵入者で間違いない。 ちょうど折りよくブレーカーを誰かが再度入れたようで、 照明の全てが点灯、ニンジャらしき者が見えた。 「腕前は認めますが、一人とはいささか無謀でしたね!」 ウォルフ王子が一撃を叩き込もうとするのを 敵ニンジャはかろうじて回避。反撃姿勢を取るが、 そこへマリー=ジーニアスの率いる作戦部が到着した。 一般兵士が主だった人員だが、マリーの実力は本物である。 もはやこのニンジャに勝ち目は無いだろう。 すると、ニンジャは初めてまともに口を開く。 「我の……実力……認める……か?」 異様な片言である。違和感と威圧感が半端ではなかった。 低く、野太く、恐ろしい声色である。それに加えて 鬼瓦のような独特な仮面も、他人の恐怖を増幅させる。 「何を今更!」 問答無用で斬りかかろうとするマリーを、 ウォルフ王子がとりあえず止めておく。 「王子、何故止める!?」 「あなたは本気ではありませんね? 何か目的があると見ましたが、真意を聞きましょう」 何か要求があって、ここまで来たのだろう。 それを察してウォルフ王子は訊いたのであった。 「我……名前……ホムラ=クロカゲ…… ニンジャ……ギルド……所属!!」 「クロカゲさんですね、ご用件は?」 「我……勇者軍……入りたい……入れろ! 実力……認めさせる……だから……忍び込んだ!」 「分かりました。では手続きを行いますので、人事部から人を呼びます」 「本気か、王子!? こんな危ない奴を入れるのか!?」 マリーは制止しようとしたが、 それをウォルフ王子に再度止められた。 「実力は本物ですよ、マリー。 このように癖のある人は入れておいて損は無いと思います」 「……確かにそうかもしれんが……すぐには信用出来んぞ。 それでなくてもロブという頭痛の種を抱えているのだ」 「まあ、様子見といきましょうか。 彼が何らかの差し金で来ているのか、そうでないのかは 人事部が聞き出してくれると思いますから」 あくまでストレートな意見のみを通して、 ウォルフ王子は、ようやく自分の玉座に座った。 が、ウォルフ王子は早速がっくり肩を落とすことになる。 志望動機はこういう事らしい。 『出来るだけ世俗から隔絶された世界でひっそりと暮らしたくて、 フレックスタイムで勤務出来て、なおかつ自分の修行の成果が 存分に発揮出来るであろう場所が欲しかった』からだそうである。 これを聞いて、マリーなどは膝から崩れ落ちるほど脱力した。 「そ、そんなアホな理由で勇者軍に……」 「ここは……勇者軍は修羅の生きる道だぞ。馬鹿か、奴は……」 こういった両者の態度も、勇者軍の任務内容を考えれば 無理からぬことだった。いくら自衛目的とはいえ、 超強敵とばかり戦うことが多いのだから、当たり前である。 ともあれこれだけの実力を示した者を 無下に追い返すわけにもいかず、 ホムラ=クロカゲは勇者軍情報部の人員として採用となった。 その後、彼はひっそりと誰にも気付かれずに出勤して、 誰にも気付かれずにマイペースに仕事をこなし、 誰にも気付かれずにひっそりと退勤するという生活を送るが、 勿論、非常時には出撃する事になる事は確実な人員となる。 しかしまあ、それはまた別の話である。 一方でウォルフ王子はマリーと共に、いよいよロバート達一行を 追撃するための部隊を編成し、出撃準備を始めるのだった。 一応、マイペースでもいいのでクロカゲも共に出撃する予定が入る。 彼は嫌がってはいなかったが、少々面倒そうに了解してくれた。 そして彼は、エリック=ルストとの合流を急ぐ―― <第二章-第三幕-へ続く>
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【PSP】 勇者30 Part5 【超速RPG】その6 501 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 08 34 ID oNih4Wx4てかこれ事実上はRPGではないよな 502 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 10 22 ID q3E/WwRh 501 時間を燃料に置き換えると分かりやすいがシューティングとかアクション 503 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 10 58 ID tZuyZ4te宝箱の開け方がわからないRPGとか レーシングゲームにしか見えないRPGとか STGにしか見えないRPGとか RPGは比較的何でもあり 504 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 22 00 ID UAwJE8X+いま勇者30クリアしたんだが テンプレのQ Aでサーシャのイベントのネタバレしないでくれよ 選択肢の一つとはいえ、重要なシーンだから知りたくなかった 505 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 26 30 ID 5sx97vtqRPGじゃなくて超速RPGっていう新ジャンルなんだよ そしてそれはミニゲーム集とも呼ばれる 506 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 34 21 ID qZotAMePQ28トップ更新されたな 結構凄い記録だと思ったんだけどやはりあっさり更新されるな もうトップとってもどれだけやり込んでも油断できんな・・・ 507 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 36 35 ID X/7uqGjvクリアするまでスレを見ないという選択もできたはずだが 特にRPGでは 508 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 38 52 ID SP5rIAaW 503 ハイスピード・ドライヴィングRPGとか知りませんよ 509 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 39 16 ID 5sx97vtq 506 まじだ… しにてぇ… ハードの方もいかれるんだろうな… 510 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 01 52 50 ID QW3YIc/o勇者30のジャンルはバラエティだょ 511 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 06 28 ID LUOY+cS/ 506 今見てきたけどなんだあれ…みんなすごすぎだろ ヒントない?w 512 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 12 54 ID 5sx97vtq 506 案外あっさり同タイムでて気分いいから装備だけ… 左から バルムンク プリクラ ライト デュエル スパイク 513 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 15 46 ID 5sx97vtqって…7秒って何だよw さよなら…俺のフランシスカたん……… 514 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 25 51 ID qZotAMeP 512 大体装備は同じなんだよなあ って言おうとしたらww 激戦だなぁ 515 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 31 47 ID TqI5WkQiモアっていう人、異常な記録ばっかりだな… 516 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 34 52 ID 5sx97vtq勇者3とかきちがいじみてるよね… いやいい意味でw 517 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 44 04 ID X/7uqGjvランキングトップには信頼性のあるルート記載しないとなれないようにできねぇかな… できないよな… 518 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 44 54 ID LUOY+cS/ 515 モア? フクってひとじゃないのか? 519 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 44 57 ID GI6PEaS4 448 遅レスだけどフルコンプ程度で手放すなんてもったいないだろ 買い戻して番付に参加しようか 520 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 49 23 ID X/7uqGjvなんでリプレイ機能付けなかったんだ… 521 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 51 50 ID z0TcsO0P 520 そういういい事にはもっと早く気づけよ! 体験版時点で言っておけば製品版に搭載したかもしれないだろ!? 522 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 02 58 20 ID qZotAMePつけたらつけたでまた激戦になるけどなw でも今チートくさいランクトップのやつ、実はあんまりチート入ってないのかもな いつまでも消されてないんだし 何かあるんだろうよ と初めてトップ取れたので言ってみるw 流石にあれは抜かせないだろ・・・ 523 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 03 25 30 ID TqI5WkQi何処のステージだ? 524 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 03 29 38 ID sd9perbG店頭チラシもこれで最後か…1と2を見逃してしまった… 525 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 04 03 12 ID 6XCdWajl賢者さまの絵、胸に微妙な影がついてるけどあれおっぱいなの? 526 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 04 19 48 ID 5sx97vtqちょっと自分探しの旅ついでに同率の場合の検証して来た 同率の場合他ランキングで上位の方が上になる でも、新たな道は開けそうも無い… 527 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 04 34 40 ID y5EVc+Y0勇者30終わせて、セーブデータみたら98%だったんだが ハードじゃないと出ない武器とか敵とかあったりするんですかね? 528 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 04 35 05 ID r3oGgeBjない 529 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 04 49 19 ID y5EVc+Y0じゃあ取りこぼしてる&会いそびれてるのかー レスサンクス 530 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 05 24 30 ID GpztqqOBかめせんにん倒せないんですけど、どうすればよいんですかね? 531 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 07 13 20 ID Kkwm6c0S賢者はふたなり天使でいいじゃん、正体もアレだし ED見る限りじゃ騎士を使いっぱしりしてのなw 532 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 07 15 29 ID vttWxst+大平原ギリタイムが取れない・・・ みんなどの装備で行ってるの? 533 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 07 16 24 ID Kkwm6c0S超魔王のストーリーも欲しかったし、500か700年にサーシャもっかい転生とかして出番欲しかったな。 全編ギャグと思ってたわ 534 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 08 07 40 ID CANeb7j5大平原の戦い魔王だけで10秒近くかかるんだが30秒ギリ行けるのか…? 535 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 08 08 29 ID i4RT0n03 534 リチャードを仲間にして馬に乗れ 他の仲間はいらん 536 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 08 11 31 ID AX6/j3Yl 532 オレがギリタイムとったときは、攻撃力重視で武器はゴールデンハンマーにした。 あとは靴とかでスピードを補う感じ。 537 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 08 11 35 ID CANeb7j5 535 他の仲間はいらんてひでぇなwとりあえず頑張ってみる㌧ あとウスノロさんネジの自動巻きに200年かかるって言ってたけど王女30で出てきたっけ? 538 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 08 13 36 ID x9sMFm6pウスノロさんの出番はあそこで終わりなんだよ…ウッ 539 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 08 58 58 ID u9gdUykt 534 シルバー系装備すれば砲台の敵は一撃。 リチャードは自分に近い味方を強化する能力あるから有効に使う。 これ気をつければギリタイムはすぐ取れる。 540 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 09 18 51 ID 8UqGm/F3女神の変なダンスみたいな動きがかわいいんですが 541 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 09 30 08 ID ysaQVsff 540 かわいいよなー。俺も好きだw ちょっと質問 みんながデス様って言ってるステージってどこのこと? 542 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 09 41 44 ID qaHVcdkL 541 デス=DEATH=死=死神 じゃない? 543 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 11 12 49 ID Kkwm6c0Sドット絵ってかわいいな 三頭身キャラに通じるものがあるかも 544 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 11 17 48 ID nrzMuNwe勇者の装備品のマークの意味が良く分からん… 剣:攻撃力 鎧:防御力 靴:? 重:ふっ飛ばされにくさ、移動力にも関係? 的:クリティカル率補正 盾:ガード? 靴と盾がさっぱりだ…どこかで解説されてたりする? 545 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 11 20 36 ID CANeb7j5靴-重の値が 10以上 移動速度うp 0~9 普通 0未満 移動速度低下 ってのをここで見た気がする あと盾はたしか回避 546 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 11 43 42 ID 9MuhtQ79それだと10以上が意味無く見えるけど 10ごとに速度が上がると思うよ 547 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 11 50 50 ID LUOY+cS/ 541 サーシャのとこ 548 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 11 51 28 ID 5MigNyXm盾の値が高いと敵からクリティカルを受けにくくなる、 ってキャラバンのえーと左から2番目の人が言ってたぞ 549 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 11 55 23 ID X/7uqGjv賢者様の変な踊り好き くるくる~ってやつ 550 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 12 20 58 ID aiZJ3M5iやっと図鑑99%までいったと思ったら勇者30の総合評価が低いおかげでギャードンヘルと戦えない ちくしょう・・・もう目の前なのに・・・ ギャードンヘルとブルウッドヘルさえ倒せば100%なのに・・・ 551 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 13 05 56 ID RGKeSSrg女神も賢者も変な動きするのは同一人物だからなのか 552 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 13 35 26 ID 7TsBkD+e村で装備品買う時に「重」って付いてるのは何だろ、吹っ飛ばされにくくなるとか? 553 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 13 44 20 ID X/7uqGjvそう、吹っ飛び難くなる それと 545の通り、戦闘中の走る早さ 逃げるときも影響する もうこの質問テンプレ入りしたらいいんじゃねぇか? 554 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 14 05 54 ID r3oGgeBj健康サンダルだけで速度アップするのどうするんだよ 555 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 14 08 20 ID 2z9rDD7yじゃあゴムながブーツの方が皮の靴より速く走れるのはどうするんだよ 556 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 14 24 12 ID WtK6kHBQタルよりセーラー服の方が防御力が高いのは(ry 557 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 14 29 05 ID x9sMFm6pだってゲームだもん 558 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 14 30 11 ID KvCSwjRg仕様です 559 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 26 04 ID WPdrSUY+勇者3のランキングどう見てもチートがいるwww 1秒とかありえねぇwwww 560 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 27 48 ID WtK6kHBQほっとくと消えるから無視しといていいよ 微妙な記録を升でやる奴の方が問題だ 561 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 28 41 ID 05i0BkCMいま勇者30の途中なんだが、 このゲーム台詞回しがへたすぎないか 女神の台詞がいちいちうざくて ゲームは面白いのに、物凄い萎えるんだが・・・ 562 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 29 40 ID qXFQkQNl 561 フォントも汚いんだよ 563 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 29 52 ID +S7f/hYA全編このノリなので合わないなら止めるのが吉。 下手ってか、同人(フリゲ)のノリをそのまま持ってきてるって感じだな。 564 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 30 57 ID aX9l2JjM勇なまもこんな感じだったけどな インスパイアしてんだろ 565 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 35 15 ID 05i0BkCM 564 俺の場合、ゆうなまの台詞はかなり面白く感じるんだよなぁ。 魔王たった一人で勝手にしゃべってるだけなのにw 566 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 36 03 ID qXFQkQNl 565 だなw 勇者30の女神の台詞は読みたくない。 スキップしまくってるわ 567 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 36 38 ID WPdrSUY+ 565 or2でLR連打した時は吹いたwww 568 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 47 14 ID 5MigNyXm台詞の面白さは 魔王>王女>>>賢者&騎士>>>女神 569 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 49 46 ID ZDI6qdee×魔王 ○ミレニアのツッコミ 王女はあんまり印象に残らなかったなぁ 570 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 49 59 ID XyrUGfvq 565 女神様は露骨すぎるからじゃないか? お金の事とか勇者に対する態度とか あと微妙に空気読まないというかあんまりあの世界観になじんでないというか 魔王はもう最初から最後まで突き抜けてるけど女神様はなんか尻軽なだけな気が まあ俺は嫌いじゃないけどね 好きでもないけど 571 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 16 50 37 ID x9sMFm6p女神は金に釣られて捕まったのを見て「ネーヨwwwww」と言いたくなった 572 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 01 06 ID GI6PEaS4バカゲーに相応しい台詞だと思うんだけどな 俺は好きだぞ 573 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 01 59 ID qXFQkQNl 572 たぶんフォントが悪いのもあるんだよ。 なにせ見にくい なんでこんなのOKだしたかわからん 574 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 02 46 ID CycHrEXpフォントが悪い・・・? 575 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 03 27 ID qXFQkQNl 574 フォントは重要だよ それだけでもストレスを感じる 576 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 05 58 ID yrDQXK0c 575 フォントが重要なのは大いに認める が、フォントが悪い…? 577 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 07 28 ID GI6PEaS4最近のゲームに慣れてる人だと漢字が少なくて読みづらいかとは思うけど べつにフォントは悪くないです。SFC世代っぽくて良いと思います。 578 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 07 48 ID qXFQkQNl 576 たぶんフォントを変えれば女神の発言も面白く感じると思う 579 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 11 46 ID GI6PEaS4えっ 580 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 13 23 ID qXFQkQNlというかあとズームでキャラ表示するな 低解像度のキャラでかくしてもうざいだけ SFC時代のスクエニ劇場のような感じで十分だから 581 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 14 34 ID CycHrEXpこれはひどい 582 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 14 53 ID yrDQXK0c真性のモンスターに釣られてしまったぜ… 583 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 15 02 ID v2lcmnpj 571 あの瞬間世界崩壊だもんな 584 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 21 50 ID XyrUGfvqそういえば女神様に装備とられると、というか所持金全部とられた時点から装備欄に差押ってでるんだなw 赤字で書いてあって吹いたわw 585 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 25 04 ID VKlP9Hetフォントっていうか確かにひらがな多いのは気になったかな 昔の時代を意識するより、なんかノリとか含めて若い子向けに作ってんのかなと思った 586 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 26 43 ID Ipuvin+O 560 このままだとそういう記録が上位を占めるようになるんだろうなぁ。 競うのが面白いのに残念だ・・・。 587 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 32 40 ID qXFQkQNl 585 独自フォントを起こすのに漢字が多いと大変なのとフォントのドットが小さいので あんまり作ってないと思ってる。 588 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 33 36 ID nq+YgGsjQ.25 もうひとりの女神がプレイできないよ・・・ 魔王は女神ミロワージュ以外埋めました。 他に確認すべき事ってありますか? 589 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 33 49 ID x9sMFm6p 588 テンプレ みろ 590 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 35 14 ID qaHVcdkL 588 2から抜粋 『魔王を種類関係なく108体倒す』が さいゆうりょくね♪ 591 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 37 20 ID nq+YgGsj同じ魔王でも良いから繰り返し108回倒すってこと? 592 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 40 41 ID x9sMFm6p 591 多分な 593 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 42 13 ID nq+YgGsjさんきゅ、試してみる 594 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 51 13 ID GI6PEaS4こうして何体もの虫魔王が死んで逝くのでした 595 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 52 49 ID 8L5pj+2s虫魔王って? 596 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 54 33 ID qXFQkQNl 595 ハエたたきで一発のやつじゃない? なんかサクサク進めたし、文字としゃべりうざくて内容覚えてないww 597 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 17 55 32 ID XyrUGfvq 586 でも実際の所どうなんだろう? 一目でチートと分かるのは結構頻繁に消されてるしそこそこのタイムの奴も消されてるのいるけど かと思えばかなりダントツでチートくさいのでも消されていないのいるし あの短い暗号でチートしてるかしてないか判別出来るまでの情報量無いとは思うんだが・・・ 598 :7氏:2009/06/07(日) 18 01 49 ID ASCzj31j「古代の遺産」のボムマスターの称号と「ゲットばっかー」の称号が分かりません。 助けてください。 599 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 18 12 36 ID VKlP9Hetそういやモードセレクトからスタート画面に戻れないのも謎だな 支障ないから良いけど、マーベラスの評判がどうのこうのってそういう些細なところから来てるのかね 600 :名無しじゃなきゃダメなのぉ!:2009/06/07(日) 18 17 00 ID ZlqEQsdP 597 たぶん暗号のどこかの桁でチート判別できるようになってるんじゃないのか? たとえば、3桁目にカ行が入ってたらアウトとか、サとカが連続で入ってたらアウトとか。 次:【PSP】 勇者30 Part5 【超速RPG】その7 前:【PSP】 勇者30 Part5 【超速RPG】その5 名前 コメント
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二つ名:観察の勇者 名前: 詳細: とある機関で勇者と魔王について研究している研究員。勇者になった時点で研究対象となるはずだったが日頃の熱心すぎる研究態度から隔離は免れている。最近は特定の勇者を熱心に観察している その他:
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バトルロワイアル開始から十五分。 「ククリー!!ジュジュー!!ああもうこの際オヤジやトマでもいいから助けてくれー!」 紅いバンダナに金の短髪、画風のせいで異様に幼い顔立ち。 魔法陣グルグルの主人公、勇者ニケは絶賛命の危機に瀕していた。 何故か、理由は単純である。追われているからだ。 「全く、呆れたすばしっこさね。逃げ足だけは英霊並みよ?貴方」 全速力で短い手足をしゃかしゃか動かして逃げるニケの前に、追跡者が空から降り立つ。 褐色の肌に桜色の髪、紅と黒の外套が印象的な少女。 クロエ・フォン・アインツベルンは呆れを顔に浮かべながらその手の双剣を獲物へと向けた。 「ままままま、待てって!早まるな!話せばわかる!」 「分からない。私は優勝して願いを叶える権利が必要だもの」 「落ち着けよ!こんな悪趣味なゲーム始めるボスが願い叶えるとでも思ってるのか!?」 必死に声を張り上げて、説得しようとする。 ニケから見たこの少女はきっと自分よりずっと強い。 戦ったら負けるどころではない、殺されてしまう。 だから、今は口先をフル回転させるほかなかった。 …それでも勇者かと、突っ込んではいけない。 「それでも、よ。悪いけど私の未来のための礎になって頂戴」 「ちょちょ、タンマ!タンマ!待ってくれ、お願い! ほ、ほら。お前の願いを聞かせてくれよ!場合によっちゃ俺が協力できるかも……」 「アナタが?悪い冗談もいい所だわ」 「そう言うなって!俺はこう見えても結構すごいんだよ!」 「……一応聞いておくけど、貴女の何がどう凄いの?」 よし、釣れた。 ニケは心の中でガッツポーズをとる。 次だ、次にこの説得の全てが掛かっている。 普段は余りひけらかしたりしないけれど、この場合は緊急事態だ。仕方ない。 ずびしっ!とサムズアップして指を自分に向けて宣言する。 「実は俺……勇者なんだ」 「あっそう。遺言はそれでいい?」 あっれー? 全然効果が無かった。そりゃあもう、哀しいほど。 春先に出てくるアレな人を見る目を向けられていた。ちょっと泣きそうになった。 ショックでがくりと情けなく項垂れ、地に這いつくばる。 そんな獲物の姿を見て、弓兵の少女はどうにも気が抜けるとため息を吐いた。 「…はぁ。そうね。私も鬼じゃないし、殺される理由ぐらいは冥途の土産に教えてあげましょうか」 「そ、そうそう!冥途の土産をもっとくr…うおおおっ!!」 「調子に乗らない。言い終わったらきっちり死んでもらうんだから」 ぱぁっと何か勝手な希望を見出そうとしている少年を諫めるように剣を投げる。 慌てて上体を逸らすことで躱した自称勇者の様を醒めた瞳で眺めながら、空を切って帰ってきた剣をその手に収め、胸に手を当てる。 「さっき、貴方は私の願いに協力できるかもって言ったけど、それは無理よ」 「まぁまぁ落ち着いて。取り合えず言ってみ?言ってみなけりゃ分からない───」 「私、もう永くないの」 「………っ!?」 さっきまでおふざけの様に百面相をしていたニケの表情が強張る。 殺し合いに巻き込まれたのに緊張感の欠片も無いお気楽極楽な自称勇者様のくせに。 そんな顔もできるんだ。 そう思いながら、クロエは続けた。 「不治の病…みたいなものだと思ってくれればいいわ。 此処から生きて帰れたとして、もうあと数日も生きられればイイトコでしょうね」 そんな時にこの殺し合いに呼ばれて。 見せられたのが、二人の兄弟が殺され、そして生き返る姿だった。 死の間際に治療した、と言う話なら彼女が知る魔術と言う技術でも可能だ。 だが、首が切断され、誰が見ても即死の状態で復活させたというなら。 それは最早魔法の領域だ。 「どうせただ脱出しただけじゃ未来(さき)が無いなら… 一縷の希望に縋りたいと思うのが人情ってものでしょう?」 そう言って、少女は俯き、ふっと笑った。 諦観の色を帯びた笑いだった。 これで話せる理由は全て。 納得は出来ないだろうけど、死んでもらう以外の選択肢は無い。 せめて苦しまない様に、一撃で息の根を止めてあげなければ。 心のどこかが軋む音を聞きながら、弓兵の少女は獲物を見据える。 「───?」 だが獲物の表情は先ほどまでとは違っていた。 泣いたり謝ったり、騒がしかった顔つきは今や別人の様で。 冷や汗は垂れていたけど、この絶体絶命の窮地において、彼は不敵に笑っていた。 「……一つ聞いていいか?」 「…まぁいいわ、一つだけよ」 「殺し合いに優勝できたとして──それでめでたしめでたしになると思ってるのか?」 「え…?」 流石に、看過できない発言だった。 だって、そうだろう。 優勝者の身の安全は保障される、その前提が崩れてしまったら。 「こんなゲームを仕掛ける奴が、一回上手く行って満足すると思うか?」 「それは……」 「優勝した奴がもう一回連れてこられない、何て──誰が保証してくれるんだよ」 仮に優勝できて、願いを叶えられたとしても。 そこから暫く経って、もう一度殺し合いに拉致されない保証は、あるのか? もし、そうなったとして、自分はまた優勝できるのか? 自称勇者の指摘にふと、考えが過ってしまった。 「賭けてもいいね。あの乃亜って奴は何が目的なのかは知らねーけどさ。 ゲームが上手いったらもう一度殺し合いを開くよ。 そしてそうなったら前回優勝者なんて美味しいキャラ、見逃すはずがない」 「随分自信満々なのね…根拠はあるのかしら」 勿論あるさ、と。 不敵な笑みを深めて、ずびしっ!とクロエを指さしそして宣言した。 「美味しい物には2がある!後藤ヒロユキもそう言ってた!!」 こいつ、ちょいちょい訳の分からない事言うわね。 そう感じつつも、言いたい事のニュアンスは伝わってきた。 脳裏に浮かぶのは、アインツベルンによって与えられ、 実の母によって封印されてきた一つの儀式の知識。 聖杯戦争。 冬木の地にて、複数回試みた…と伝えられている魔術儀式。 それに照らし合わせて考えれば、目の前の自称勇者のセリフも一理ある…のかもしれない。 「…それで、あなたの言ってる事が本当だとして、 貴方はこの殺し合いや、私の問題を何とかする具体的なプランはあるのかしら?」 「うっ!い、いやー…それはこうご期待というか。何とかできたらご喝采というか…」 さっきまでの不敵な笑みは何処へやら。 今度は冷や汗をだらだら流しながら、しどろもどろになっている。 その様を見ているとどうにも気が抜けた。 説得と合わせて、決めていた筈の覚悟が鈍った。 「……貴女、名前は?」 「え?ニ、ニケだけど」 「そう、ニケ君ね。私はクロエ、よろしく。 貴方のバカな説得に免じて、今回は見逃してあげる」 双剣を消して、臨戦態勢を解く。 どうにも、興が削がれてしまった。 だが、自分の様を見て勘違いしかねない彼に、釘を刺しておくのは忘れない。 「言っておくけど、私は乗らないって言ってる訳じゃないわ。 今回だけ見逃すって話よ。貴女以外の参加者は襲うし、 貴方も次に会った時、このゲームを打破する計画に何も進展がなければ──」 弓兵(サーヴァント)として身体能力を使って、跳躍する。 同時ににっこりと、これまでで最高の笑顔を見せて。 「──殺しちゃうから。頑張ってね。自称勇者さん?」 その言葉だけを残し、制止する暇もなく。 クロエと名乗った少女は、夜空に吸い込まれるように消えていった。 一人残された勇者はただ、天を仰いで…盛大に頭を抱えた。 「えらい約束をしちまった……」 正直、このゲームをどうにかすることも、クロエの体の問題も。 具体的な展望は何一つとして無かった。 え?ていうかクロエの体の問題も俺何とかしなきゃいけないの?という心境だった。 そうして暫く頭を抱えて…やがてはぁ、とため息を吐きながら立ち上がる。 「……ま、担ぎ上げられただけのダメ勇者だけど、偶には勇者らしい事もしてみますか」 一人の少女も救えないで世界を救う事は出来ないだろうし。 諸々が丸く収まったらパンツ見せろ位は要求してもいいかな、と。 喜劇舞台の勇者様はそう考えながら、改めてバトルロワイアルに挑むのだった。 【勇者ニケ@魔法陣グルグル】 [状態]:健康、不安(小) [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本方針:殺し合いには乗らない。乗っちゃダメだろ常識的に考えて… 1:とりあえず仲間を集める。でもククリとかジュジュとか…いないといいけど。 2:クロの願いに対しては…どーすんべこれ…… ※四大精霊王と契約後より参戦です。 「見逃すつもり無かったのに、どうしてかしら」 私の体には未来がない。 この殺し合いからうまく抜け出せたして、生きていられるのはせいぜい数日。 だから、優勝以外に道は無いと思っていた。 でも、ニケ君と出会って。 只のバカのだと見ていた彼が、意外な視点からこのゲームの前提を揺らがせて見せた。 きっとそれで、抑え込もうとしていた、心の贅肉って奴が出てきてしまったんだと思う。 でも、それはこれで店じまいにしなければならない。 「ごめんね、ニケ君。貴女はきっと……間に合わないわ」 ごそごそと、胸元からある物を取り出す。 それは一個の紅い宝石。 支給品の説明では賢者の石、と銘打たれていたエネルギー増幅装置。 魔力が亡くなれば消え得てしまう私にとっての生命線であり……殺すための、武器。 これを使って戦い、これを使って殺していく事になるだろう。 それを止めるには…どうあってもあの勇者様は間に合わない。 だから、一言詫びを入れた。 届くことのない、謝罪を。 「次に会う相手は、彼みたいな奴じゃないと良いけどね……」 そうでなければ、決意がまた鈍ってしまいそうだったから。 ……この時、一つ思い至った事がある。 何故、彼の様な人間に、刃を振り下ろす気が鈍ってしまったのか。 あの無邪気で、騒がしい感じが、知っている相手に似ていたからだ。 そう。文字通り、魂を分けた姉妹に─── 「助けてよ…イリヤ」 【クロエ・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ イリヤ ツヴァイ!】 [状態]:健康、若干自暴自棄気味 [装備]:賢者の石@鋼の錬金術師 [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2 [思考・状況] 基本方針:優勝して、これから先も生きていける身体を願う 1:とりあえず、覚悟を決めたいところね。 2:ニケ君には…ほんの少しだけ期待してるわ。少しだけね。 [備考] ※ツヴァイ第二巻「それは、つまり」終了直後より参戦です。 ※魔力が枯渇すれば消滅します。 018 ある名も無きあいの唄 投下順に読む 032 忍者と極道 時系列順に読む START 勇者ニケ 012 カサブタだらけの情熱を忘れたくない START クロエ・フォン・アインツベルン 003 俺が死ぬまで治らない
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【タイトル】片道勇者 【ジャンル】ローグライク系横スクロールRPG 【公開元】http //www.silversecond.net/ 【制作ツール】WOLF RPGエディター 【ランク】 A 【評価】 熱中度 画像/音声 物語性 独創性 快適さ 総合評価 5/5 4/5 3/5 5/5 5/5 21/25 【コメント】 不思議なダンジョンシリーズでお馴染みのローグライク系RPGが横スクロールゲームとなって登場。 主人公は画面左端から迫る「闇」に飲み込まれないように逃げながら、魔王を倒して世界の平和を取り戻す。 多様な職業やアイテムが用意されていたり、クリア後のボーナス特典があったりと、 繰り返しプレイすることを前提に作られている。 そのため、やりこみ度が非常に高くプレイヤーを飽きさせない。 ゲーム性を重視した作品でストーリーは薄いが、一応マルチエンディングが用意されている。 装備品の耐久度や走破距離、地形効果などの情報がメイン画面に表示されるので、 快適にプレイができる点も高評価。こういった細かい気遣いはなかなか嬉しい。 不満点を挙げるとすれば、ゲーム進行中にしばしばロードが入ることがひとつ。 それから敵キャラクターの種類が少なく、中盤以降は作業ゲーになってしまうというのがひとつ。 とはいってもゲーム全体としてはレベルが高いのでプレイする価値は十二分にあるように思う。 次回作にも期待したいところ。
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第三十章-第四幕- 勇者軍の矜持 第三十章-第三幕- 第三十章-第五幕- 勇者軍主力部隊と民政部の連合軍は、 FSノア49の情報を得たものの、 自爆コマンド挿入もしくは内部からの機能停止に失敗し、脱出。 やむなく勇者軍最高軍機を発動させる事に決定し、 ユイナ姫の指示のもと、足止めと時間稼ぎに徹さざるを得なかった。 この戦いが始まって、既に長い時間が経過している。 上で戦っていたメンバーも、下で戦っていたメンバーも 既に消耗の度合いが極限に達し始めていた。 「ええい、使うしかないか! 聖杯ライブチャージャー!」 テディが聖杯ライブチャージャーを発動させると、 ある程度全員が持ち直す事に成功するが、 いかんせん、人数が人数な上、道中でも使っているので 力を使い尽くしても完全回復には及ばなかった。 それでも勇者軍と民政部のメンバーは奮闘を続けていた。 特に光っているのはホークマンEXエディションに搭乗している メロウであった。新たにやってきたホークマン部隊と一緒に ワンバウンドミサイルを投げまくって辺り構わず FSノア49の兵装を、魔力を使わずに破壊し続けていた。 とは言え、そんな荒業もいつまでも使えず、 やはり弾数不足の印象は拭えそうになかった。 「マグマロックストライク!」 テディも懸命に地熱を帯びた岩石を打ち出すが、届かない。 「無駄な力を使うな! 有効な反撃が出来る奴だけ反撃! それ以外の奴は防御か回復に徹しとけ!!」 ヴァジェスの指示が飛ぶが、そこにS-LINKシステムを 展開したままのシルヴィアの指示が割り込む。 「ユイナ姫からの指示を受けました。伝えます! 隊長、ユイナ姫、ライナスさん、 それとテディさん、セシリアさん、私の六名は 大きく後退し、可能な限り力を温存して下さい」 「このタイミングでそれを言うの!?」 セシリアは驚愕し、逡巡しながらもやむなく従う。 セシリアが従った事で、他の者も続いた。 他のメンバーを見捨ててしまうように見えるのは問題だが、 作戦の都合があるというのならやむを得ない。 それにわざとメインメンバーだけ選抜したのも 意味があるはずだ、と彼等は思った。 ユイナ姫は爆風が吹きすさぶ中、シエルに近寄る。 「シエル! 出来るだけの支援魔法をレプリアーツにちょうだい! ストック限界いっぱいまで貯めこんで、上で使うから!」 「上ってどこよ!?」 「高度一万メートルを想定してるわ。早く!」 「え、ええ!? わ、分かったわ。 リフレクトフィールド! リフレクトフォース! マスター・ブースター! これでどうよ!?」 「ありがとう、後は私達で決着をつけるわ。耐えて!」 「ここまで無茶を認めたんだから負けんじゃないわよ!」 シエルの叱咤激励を受け、ユイナ姫はひた走る。 そんな事をやってる間にも、ミサイルが飛び交い、 機銃が入り乱れ、光学兵器で更に狙い撃たれる始末だ。 S-LINKシステムの力で、光学兵器を最優先で破壊し、 何とか瞬殺される危険だけは避けてはいるものの、 ギースが、コンラッドが、ミミックマンが、そして多くの者が、 次々と戦闘不能になっていき、残ったメンバーに 救出されて、何とか生き永らえる地獄絵図と化してきた。 「きゃあッ!?」 「お姉ちゃん!!」 ルシアが大怪我を負い、戦闘不能になった。 それをかばってソニアが立ちはだかり、 その攻撃が集中してきた。 「アースナックル!!」 ごがんッ! 土塊を腕に纏い、シールド代わりにして弾を受ける。 「くぅぅぅぅ!」 後ろでは更にゼクウが被弾して、ダウンしていた。 立ち上がろうと何とかもがいているが、間に合わない。 尚更退却など認めるわけにはいかなかった。 「うぅぅぅぅぅ!」 ジルベルトも助けに行きたかったが、 作戦をフイにしては全滅確定だ。それだけは認められない。 彼は拳を握り締めていた。誰でもいい、助けて欲しい。 ソニアさんを助けて欲しい。ただそれだけだった。 「ソニアさん……ソニアさん!」 断腸の思いで呼ばわると、ソニアの目が血走る。 キレた。土壇場にしてキレた。 それ以外に表現の仕様が無かったのだ。 「私を誰だと思っているの! 甘く……見るなぁッ!」 ずどんどがん!! その瞬間、どこからかの狙撃でミサイルが叩き落された。 ソニアの安全がある程度以上、確保されたのだった。 「よく言ったぁッ!!」 そして、長い間ジルベルトさえも聞いていなかった声が 大音声として戦場に、強く、熱く、激しく轟いた。 戦場の空気が変わった。いや、その時戦局は急転さえしてみせた。 究極の危機に、遂にその重い腰を上げ、現れたのだ。 七大戦線を戦い抜き、総帥としても人並み外れた働きを見せ、 まさに超世の傑と呼ぶべき、ジルベルトとはまた違う、 勇気と、機智と、技との象徴、人類史上最強にして、 絶対勝利の真聖勇者――その名も! 「俺の名はエドウィン! エドウィン=ストレンジャー!!」 俺は……勇者を凌ぐ者なり!! そして!!」 エドウィン=ストレンジャー、ジルベルトの祖父だった。 彼の後ろから、一人の女性も姿を現す。 「その女性は私の義理の娘になるかも知れない人ですの。 私の目の前で、手を出そうなどと、許しませんの」 その娘にして、ジルベルトの母、エリシャもいた。 その後ろからはレイリア、エイリアを筆頭に出るわ出るわ、 現役、引退、特務戦技教導隊を問わず、勇者軍メンバーが 総勢五十名以上の大進撃を開始していた。 勇者軍の五十名とは、並の人類五万人に匹敵する戦力だ。 「ここまでの戦い! まずはよくやった、ガキ共!」 エドウィンは立て続けに味方を激励する。 その後ろではレノールなどの回復呪文が広範囲に及び、 多くの傷付いた仲間が癒されていく。 「お前達の実力はその程度か、などと野暮なことを 言うつもりはない! だが俺は敢えて言おう!」 エドウィンは鞘ごと剣を地面に突き立て、吼える。 「誇れ!」 エドウィンの気迫が天を震わせる。 「ただ誇れ!!」 そして大地が唸る。 「自らが勇者軍である事を!! ただそれだけをだぁッ!!」 「お……」 まず、リゼルが立ち上がり、多くの者が続き、そして―― 「おおおおおおおおおおおおおおッ!!」 これまた負けじと気迫を込めて立ち上がる。 「来たか、エドウィンめ、お節介な――」 その中で、ヴェルファイア首相だけが、何故か複雑な心境を吐露した。 「凄い……」 ジルベルトが見たこともない祖父の剣幕に驚きを隠せない中、 セシリアだけは一人落ち着き払っていた。 「レイリアとエイリアの差し金ね。あの子等の考えそうなことよ」 「分かるんですか!?」 ライナスが驚く。 「先陣を切ってきたのはあの二人よ。立案者が先頭に出るのは、 勇者軍の作戦ではよくある事だもの、でしょ?」 「まあ、確かに」 「そして流石はエドウィンね。流れを変えたわ。勝ったわね」 「いや、だが例の軍機とやらは来ていないぞ!?」 テディが慌てるが、あくまでセシリアは、 そしてユイナ姫は冷静であった。 「いえ、来ました。天を照覧あれ!!」 遠くの空から何かが来るのが見えた。凄まじく巨大な何かだ。 「あれは――!?」 シルヴィアも、ジルベルトも驚いた。 空を飛んでやってきたのはアーム城。 彼等の、勇者軍の最重要拠点であった―― <第三十章-第五幕-へ続く>