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■ 英語学習アプリ「鬼桃語り」の攻略サイト■ 鬼桃語り攻略メニューへ戻る -闇深キ洞穴ノ島 > 山の神 > 小さな守護者 タップ 発音 おにぎり -11 -11 Score 100 86 獲得小判 5040 5040 獲得経験値 1431 2343 宝桃 バトル① ちびうさきの子、ちびねこきの子、ちびいぬきの子、ちばはねきの子、ちびつのきの子 バトル② 小あか鬼火、みど鬼魂、小きい鬼火 バトル③ 小緑葉たま×2、フェアリーナイフ 最終バトル ちびみど子影、丑、みどオニおばけ ドロップ ■ 英語学習アプリ「鬼桃語り」の攻略サイト■ 鬼桃語り攻略メニューへ戻る
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《小さな脱出劇》 No.229 Command <第三弾> NODE(3)/COST(1) 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:瞬間 目標の〔あなたの場のキャラクター1枚〕を手札に戻す。ターン終了時まで、この効果で手札に戻したキャラクターカードは「奇襲」を得る。 「出たっ!」 Illustration:源五郎 コメント 緊急回収コマンド、「場に出た時」の効果の使い回しなど、用途の広いカード。 マイナス効果の呪符の破棄などにも使える。 速攻は付いてこない為単純に戻して出してもスリープ状態だが、逆に言えば元より速攻を持つキャラクターならそのターン中のみ奇襲と速攻を同時に持つ事が出来る事になる。 殴った後の魂魄 妖忌を戻し自壊デメリットの回避したり、自分ターンに戻して追加攻撃、相手ターンに戻しそのターン中手札からブロッカーとしてプレイ等いろいろと出来る。無論その分プレイコストが掛かるのだが。 奇襲を得るが、出さなくても良い。 関連 第三弾 Advanced Starter
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武家屋敷 家具生産 小さな立て看板 (チイサナタテカンバン) 【家具】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (s-tatekanbann.JPG) 価値 重量 種別 特殊効果 属性 1 0.8 屋外 なし − 幅 奥 高 ◇ ◇ 1.0 0.5 1.5 1 6 材料内訳 家具名 材料名 加工材料1 小さな立て看板 樺材:2(@3x1)「工房1」 樺の枝:6「林地1」 楢の枝:6 - 生産可能職 職業 技能 陰陽師 陰陽家具之い
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小さなメダル交換レート 名称 枚数 分類 ちからのもと 3枚 錬金素材 まもりのもと 3枚 錬金素材 まりょくのもと 3枚 錬金素材 万能ぐすり 5枚 草 せかいじゅの葉 10枚 草 ライデインの巻物 15枚 巻物 ステテコパンツ 20枚 装飾品 とうぞくのこしみの 20枚 装飾品 てんばつの杖[20] 25枚 杖 メガンテの巻物 30枚 巻物 強化の印 30枚 錬金素材 金塊 50枚 錬金素材 成長の印 60枚 錬金素材 英雄のヤリ 70枚 武器 オリハルコン 80枚 錬金素材 メタルキングヘルム 100枚 装飾品 入手可能なダンジョン 大盗賊の洞窟(20F以降) 秘密の遺跡(15F以降) 勇気の洞窟(10F以降) 強き者の神殿(10F以降) スライムのもり(8F以降) もっと不思議の森(15F以降) 黄金の館(10F以降) 盗賊王の宮殿(20F以降) 入手可能なクエスト ナゾのお宝 不思議なカギ 酒場の人気料理(3枚) 宿屋の快眠グッズ(3枚)
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アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
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Last up date 2011-06-05 23 57 41 (Sun) 目次 小さな魔力の水画像 効果 入手NPC クエスト ドロップモンスター 小さな魔力の水 画像 ▲ 効果 ▲ 入手 NPC ▲ クエスト ▲ ドロップモンスター ▲ 過去のコメントはコチラ 名前
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│和(志州)│鬼部│ http //www10.plala.or.jp/cotton-candy/momomi2/maki-3343.htm
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恋にこがれてなく蝉よりもなかぬ螢が身をこがす ●校庭 空手部 どうして……、どうしてこんな事に……。 動機は単純だった。みぃネェと兄様は、いつも楽しそうで。 兄様はみぃネェを見て微笑み、みぃネェは兄様を見て微笑んでいる。 けれど、その二人の間には私は居ない。間に入る隙間すら存在しない。 人の恋路を邪魔するやつは、馬に蹴られてしんじまえ。なんて言葉がある。 実際に死んだのは、私ではなかった。 みぃネェは私を抱きしめて、壊れたレコードのように謝り繰り返している。 嗚咽が混じり、既に何を言っているのかすら聞き取れない。 そんなに涙を流したら、みぃネェの体が干からびてしまいそう。 日が暮れ始めていた。 既に部活の時間は終わり、居残り練習をする生徒以外は帰り、昼間の喧騒は既に無い。 蝉達の鳴き声も昼間の元気をなくし、夜を越すための準備に入るかのごとく、 少しずつ静まっていった。 空手部には、まだみぃネェと兄がいつもの居残り練習をしていた。 【士郎】「うーん……、なんか違う。」 兄は腕組しながら、これまた腕組しながら唸っているみぃネェを見ている。 【都】「せやかて、見たこと無い技やでぇ?そんなん、出来るわけないやん」 【士郎】「だよなぁ……。資料も残ってるわけじゃないし、言伝とし代々伝わってるだけだし……。 けど、お前しかいないんだ!この技を再現できるヤツは、お前しか!」 【都」「目にも留まらぬ速さの全方位攻撃なんて、むちゃくちゃやて~。 大体、それほんまにあっとるん?」 みぃネェが練習している技は、夢想阿修羅百烈破という物らしい。 武僧家と久々津家には、まったく同じ名前の技が大昔から伝わっていて、 武僧家では武技として、久々津家では傀儡の舞技として。 そして、それぞれ全く違う形をしている。 兄の話によれば、その双方がまた一つになる時こそ、この技の真の復活となる! と、いつも私に熱弁していた。 兄は時々格闘バカになる。 普段は良い兄なのだが、格闘技にあまり興味の無い私にとっては、いい迷惑だった。 みぃネェがへばってきていたが、兄は止めようとしなかった。 これ以上続けても無駄だと、格闘技に詳しくない私でも明らかに見て取れた。 兄もみぃネェもやめる気がなさそうだったから、 私は腰を上げ、とっくに下校時間が過ぎてることを伝えることにした。 【舞】「兄様、もうとっくに下校時間過ぎてます。 みぃネェも疲れてるみたいだし、今日はこの辺にしませんか?」 【士郎】「ん…、もうそんな時間か。けど、もう少しな気がするんだ。 悪いが先に帰ってくれ。」 格闘バカモードの兄に、何を言っても無駄なのは分かっていたが、 こうもそっけなく返されると、温厚な私でもムッとする。 このまま普通に帰るのも癪なので、ちょっとからかって帰ろうと思った。 【舞】「みぃネェともっと一緒にいたいだけでしょ?舞にはわかってるんだから! 邪魔物はさっさと帰りますよーっ!」 そう言うと兄の顔がみるみる赤くなっていった。 みぃネェも兄の反応に顔を赤くする。 図星か……。 私は深いため息を吐き、二人の反応にうんざりしつつも、その場を後にした。 釈然としない気持ちが心を満たしているのがわかる。 あの二人が仲良くしていることは、私にとってもとても嬉しいことなのに、 何か心に突っかかる物が感じられた。 振り返り兄様達の様子を伺ってみたが、もはや私は蚊帳の外。 二人は既に技の論議を始めていた。 寂しい?違う、そんなんじゃない。 どちらかというと、……怒りに近い。 なぜ?誰に対して? 【マトン】「ソレハ嫉妬でアルな」 【舞】「!?」 私はマトンに喋らせた覚えは無かったが、マトンが私に話しかけてきた。 私は立ち止まり驚愕とした表情、どちらかといえば恐怖かもしれない表情を ハンドパペットに向け、それを凝視した。 左手のハンドパペットは動かない。 それはそうだろう、人形は勝手に動かない。 それが普通だから、喋るはずも無い。 私が無意識に喋らせた可能性もあるが、それにしても私が嫉妬をしているだって? そんなはずは無い……。 そんなことあるはずが無い……。 そう自分に言い聞かせるも、心の隅にあった何かが徐々に大きくなり始めた。 それは、気にすれば気にするほど膨張の速度を上げ、瞬く間に心と頭を一杯にしてしまった。 苦しい……、息が詰まりそう……。 薄っすらと涙すら浮かんできた。 必死に押さえようとすれども、そうすればするほど制御が利かなくなる。 破裂というより溢れ出すという感覚が胸一杯に広がったかと思うと、 今度は逆に潮が引く様に胸の中に体が引きずりこまれそうになる感覚に襲われた。 私だって、兄様と一緒にいたい! 舞だって、大好きだったのに! 自然と押さえていた本心もとめどなく溢れ、もう蓋をするどころではない。 舞は、嫉妬を否定する事を止めた。 自分が嫉妬をしていることを受け入れ、大きく一度深呼吸をすると、 不思議と心が落ち着いてきたのを感じた。 そうだ……、私はいつも見ているだけで何もしていなかった。 それじゃ、私を見てくれるはずも無いよね。 舞は振り返り、運動場を離れていく二人の姿を見かけた。 練習用の丸太は片付けられていない。 二人は少し休憩するために運動場を離れているようだった。 舞は丸太の元に駆け寄り、そして初撃が入るだろう丸太を固定しているボルトを緩めた。 最初で失敗すれば、今日はもう続けないはず……。 これで一緒に帰れる……。 初撃が入るはずだった。 けれど、みぃネェがバランスを崩し一本ずれて、それが最後の一撃に変わってしまった。 ただ、それだけだったら何のことは無かった。 そこに兄がいなければ。 兄が丸太の下敷きになり、血を流している。 ピクリとも動かない。 私は何も考えられなかった。 何も話せなかった。 動けなかった。 みぃネェの叫び声が聞こえたような気がする。 けれど、私の耳が遠くなったのか、周りの音が良く聞こえなかった。 どれくらいの間、ここに立っていたのだろう。 気がつけば、救急車やらパトカーやらが止まっている。 誰かが私を呼ぶ声がした。 声のした方を向くと、しぃネェが私の肩を抱いていてくれた。 いつからそうしてくれていたのだろう。 それすら私には分からなかった。 みぃネェが私の足元で泣いている。 何で泣いてるの? みぃネェがずっと謝っている。 何で謝っているの? 繰り返し繰り返し、ずっと涙を流しながら謝っている。 周りの状況を把握しようと辺りを見回すが、 学校の先生が警察の人と話をしているのが分かるくらいで、 なにも分からなかった。 そして不意に、全身に気だるさが襲い掛かり、 体から力が抜ける感覚がしたと思ったら、そこで私の意識が途切れた。 目を開けると、少し薄暗いが白い天井が見えた。 ベッドの上に寝かされているの? ここは保健室?それとも病院? 【しのぶ】「……気分はどう?って、良くは無いよね。ごめん」 【舞】「しぃネェ?」 声のしたほうを見るとしぃネェが私の手を握って立ち、私の顔を見つめていた。 泣きはらしたのか、目が赤い。 私は再び天井に目を向け、しぃネェに話しかけた。 【舞】「あのね、しぃネェ。 私、夢を見ました。 兄様が丸太の下敷きになって、救急車で運ばれていく夢でした。 みぃネェが暴れてました。 でも、すぐに大人しくなって、私の元に駆け寄って、 私を抱きしめて大声で泣いていました。」 【しのぶ】「……っ!」 しぃネェの目から涙があふれ出た。 【舞】「でも、私は涙が出なくて、 きっと悲しいことが起きてるはずなのに、何も感じなくて。 ただずっと……、みぃネェにしがみつかれてて。」 しぃネェは私の手を強く握り締めて、その場にしゃがみ込んでしまった。 握られた手が少し痛い。 【しのぶ】「……わかっ…、……わかったから!」 【舞】「しぃネェ、泣かないで。私は大丈夫。 ……夢じゃ、無いんだよね?」 しぃネェが静かに一度頷いて、嗚咽を漏らして泣きだした。 私は体を起こし、しぃネェの頭を抱きかかえた。 自分でも分かるほどに、不自然に落ち着いていた。 その日は保健室の先生のご好意により、そのまま学校の保健室に泊まった。 しぃネェは、私と同じベッドに入り、ずっと私を抱きしめていてくれた。 兄様は、みぃネェの渾身の一撃により飛ばされた、ボルトが緩んでいた丸太が激突し、即死だった。 当たり所が悪かった。運が悪かった。 そんな言葉を警察の人から聞いた。 みぃネェは、私が気を失った時にパニックを起こし、そのまま病院に運ばれた。 今は比較的落ち着いているらしいが、それでも時々パニックを起こし、 病院で泣き叫んでいるとしぃネェに聞いた。 みぃネェは兄様のお葬式には来なかった。 というより、来られなかった。 あれから2週間くらいがたっているけれど、みぃネェはまだ病院で治療を受けているらしい。 難しいことは分からないけれど、しぃネェの話では心に大きな傷を負って、 それで考えることも出来なくなっていて、何を話しかけても反応を示してくれないらしい。 お見舞いに行こうとしたけれど、しぃネェに止められた。 今はそっとしておいた方が良いとのことだった。 私はというと、あの時から何も変わらない。 兄様のお葬式でも涙も出ず、特に感慨はなかった。 でも、ほんの少しだけ罪悪感を感じていたのかもしれない。 みぃネェが苦しんでいるのは、私のせいなのに、私は何も感じていない。 あの事故の原因を作ったという事については、私は何も感じていない。 ただ大好きなみぃネェを苦しませてしまったという事にだけ。 あれは偶然の事故だった。 だから誰かが悪いということは無い。 みぃネェが苦しむ道理は無いないはずなのに、苦しんでいるのはみぃネェだけ。 もし、悪い人がいるならそれは私。 私が全ての原因を作ったのだから。 それだけは、みぃネェに話さなければならない。 ……そう思ってる。 小さな揺らぎ3に続く
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武家屋敷 NPCドロップ家具 小さな手水鉢 (チイサナチョウズハチ) 【家具】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (手水鉢.JPG) 価値 重量 種別 特殊効果 属性 3 15.8 屋外 なし − 幅 奥 高 ◇ ◇ 4.0 3.5 0.9 1 2 ドロップ情報 公家系(?) 古河公方屋敷の古河公方一門 古河公方屋敷の古河公方古参 古河公方屋敷の足利義氏 神保屋敷の神保長城 山城の城州野武士 越中の流刑脱走犯 幻影館の多貫仁衛門 婆娑羅の巣窟の斜陽貴族 朝倉家の足羽巫女 情報募集 東西戦のNからでました、おそらくは構成の中に居た上級術士からのドロップだと思います-- 神威漣華? 名前 コメント
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すごくシンプルな話。 ありふれていて、きっと誰もが心の中に持っていて、その温もりを知っている灯のこと。 「いー天気ね」 そう言いながら、かがみは長い髪を大きな風に揺らした。 舞い上がった優しい彼女の匂いに、少しだけ私は、目を丸くする。 ―小さな恋の話― 三年生になって一ヶ月が過ぎたばかりの、五月の放課後。 ほんの少し前まで満開の花を咲かせていた桜の梢には、すっかり新緑の葉が生い茂っていて。 太陽は暖かく、空はぴんと真っ青に晴れていて、窓を開けると草の匂いでいっぱいの風が吹き込んできていた。 そんな日の放課後。 つかさとみゆきはそれぞれの用事でいそいそと先に帰ってしまって、取り残された私とかがみは顔を見合わせた。 かがみの空みたいな瞳は、「帰るのが勿体無いよね」と言っていた。かがみの瞳に映る私が、それに応えて大きく微笑った。 屋上へ行ってみようよ、と私は言った。 そうね、とかがみは言ってまんざらでもなさそうな顔をしたので、私は先立って歩き出した。 「屋上っていかにも青春って感じジャン?」 そう言って振り返り、いつものように笑ってみせる。 そうすると、かがみはいつものように目を細めてみせる。 「わからないでもないような気もするけれど……わからんな」 「それって結局どっちなのさ?」 「わからん」 連れない反応に「冷たいよー、かがみん~」と言って私が背中に飛びつくと、かがみは「ええい、うっとおしい!」と振り払うような仕草をした。 でも本気で振り払ってるわけじゃないんだ。 だって、かがみだって笑ってるもん。 それからきっと、私も笑ってる。 この話の、本当の始まりは、私にもよくわからない。 だって、私はかがみのことが始めから大好きだったから。大好きな大好きなともだちだったから。 その気持ちに、『ともだち』とは違う熱が帯びてるってことに気がついたのは、随分経ってからだった。 それは、もうそれがどうしようもなく大きくなってから。鈍い私でも間違えようが無いくらいに。 まだ二年生の頃。ストーブの匂いがしていたから、多分冬。 いつも通り四人で、机を合わせて、話しながらご飯を食べてた。 それはいつも通りのお昼の光景。私の口にはいつも通りのチョココロネの味。 全部、いつも通りだったはずなのにね。 なのに、空から羽が舞い降りてくるみたいに、突然私の中に灯ったんだ。 『私ってもしかして――かがみのことが』 そう思ったその瞬間、タイミングよく、目の前に座っていたかがみが笑った。 目が、釘付けになった。 屈託無く笑うかがみの笑顔に、私は、もう間違えようがないくらいハートに火がついてることを知った。 女の子だから、とか、友達じゃん、とか。 その時に、そういうこと考えてるスキマは無かった。 だって、目の前でつかさやみゆきさんと笑うかがみは、それはもう確実に可愛かったんだよ。 普段は行かない屋上に向かって、ふざけ合いながら私とかがみは階段を登った。 ハートの火を自覚してからは、かがみといる時間のすべてが嬉しくて仕方がなくなった。 ふたりきりだと尚更。きっとかがみは気付いてないけれど、私の気持ちはいつもより明らかにハイになる。 だからついついふざけすぎて、かがみの雷を食らっちゃうこともあるんだけれど。 私より二歩早く屋上の入り口の前に立ったかがみは、鉄のノブに手をかけてその扉を開け放った。 「おわっ」 そしたらいきなり、びゅう、と音を立てて強い風が吹き込んできて、かがみが声を上げた。 私はと言えば、かがみの舞い上がったスカートに慌てて視線を逸らした。 でもバッチリ見たけれど。 水色のストライプ。 「風がきもちいー」 屋上に出たかがみは伸びをしながらそう言った。 「うん、とてもイイ風だよね。風ぐっじょぶ」 私が力強く言うと、かがみは不思議そうな顔をした。子猫みたいに無防備に首を傾げてる。 だから教えてあげることにした。 「水色のストライプ」 そう言って、「くふふ」と口元に手を当てて笑った。 かがみは何のことかすぐには分からなかったようで「えっ?」って顔をしていたけれど、きっかり三秒後に顔を真っ赤にして、今更スカートの裾を押さえた。 「見たのか!? 見たのか!?」 「風のイタズラですよ。いや~、かがみって意外と可愛いぱんつはいてん…」 鞄が飛んで来て、私の顔面にクリーンヒットした。 五月の太陽が、私たちの身体を真っ直ぐ突き抜けるように、ぴかぴかに真新しい光を降らせる。 私とかがみは柵に寄りかかって、下界を見下ろした。 グラウンドで運動部の生徒たちが声を出しながら走り回っているのが見えた。 それから、学校の周りに広がる田んぼの畦道の緑色。 街の影は遠く、そのさらに遠くに山の稜線。 風が吹くたびに、薄荷の匂いが鼻を掠めた。 空はとても青い。 「……屋上って案外人、いないのね」 何となく降りていた沈黙を、かがみののんびりとした声が緩やかに砕く。 「そうだねー」 ふたりきりだよね、とは言わなかった。言ってもしょうがないから。 代わりにいつのも軽口。 「世間で見る屋上の青春度合いを考えたら、満員御礼でもおかしくないのにネ」 「いやそんな屋上おかしいから。てかアンタの言うその『世間』は、アニメやゲームや漫画の中のことだろ」 「まねー」 「全く……」 かがみは呆れたように頬杖をつく。 柵に足をかけて遊んでいた私は、その横顔をこっそり覗き見た。 かがみって、きれいな顎のラインしてるなあ。 私はかがみを見るのが好きだ。 そのピンとした姿勢とか歩き方とか。全体的に凛としてるのに、歩くと揺れるツインテールが尻尾みたいで可愛いくて。 モノゴトをきっぱりと言う喋り方も好きだ。キッツいときもあるけれど、かがみのそれは打ち水みたいで心地がいい。 それから、当人はツリ目なのをちょっと気にしてるけれど。 私は、かがみの眼がすごく好きだ。 パッと見は、ちょっと厳しそうに見えるんだけれど。 かがみって、瞳がすごく優しいんだ。 それはかがみのことが好きな人なら、誰もが知ってることだけれど。 でもそれ以外の人は気付かない。 かがみを大好きだと思ってる人にだけ、その瞳が教えてくれる。 かがみが、とても優しい女の子だっていうこと。 「何考えてるの?」 唐突に顔を覗き込まれて、私は変な声を上げてしまった。 「ふぇ!? えっと、ツンデレのすばらしさ? とか?」 あながち間違ってないよね。 「何それ」と、かがみは首を傾げた。まあ、当然かナ。 かがみはまた頬杖をついた。気付いてるかどうかわからないけれど、これはかがみの癖だ。そしてそれは彼女によく似合う。 「空中見て黙りこんでたから、何かと思ったわよ」 「んーとね、ほら、あんまりいい天気だからね」 と、とりあえず返してみたものものの、あんまり考えていなかったので言葉の続きが浮かばない。 さっきの、かがみの顔が急接近してきた時から、心臓の辺りがうるさくなってて。 「いい天気だから、なによ?」 かがみの突っ込みは容赦ない。 むぅ。かがみの所為なのに。 「いい天気、だからさあ……」 だから、猫口を作って、言ってやることにした。 「かがみが可愛いなって」 「はあ!?」 すぐにかがみは真っ赤になって裏返った声を上げた。 本当に期待を裏切らないなあ。 「全然関係ないじゃない!」 「関係あるよ~」 あ、語尾が少し震えた。 今のかがみにバレなかったよね? 大丈夫だよね。 冗談交じりでも、本音を言うのはスリル満点。 私は外を見る振りをして視線を外す。 「だって、いいお天気で、気持ちいい風が吹いてて、二人で景色見てて……」 柵の外の世界に向かって両手を広げ、大きく声を飛ばした。 「かがみが可愛いんだよ? 関係あるよネ!」 「全然関係ねーよ」 はい、その通りだネ。 ナイス突っ込みだ。 期待通りの突っ込みにウンウン頷いていると、隣のかがみが、はぁ、と溜め息を吐いたのが聞こえた。 その溜め息の音がいつもの『うんざり』と言うより、何だか切ない感じに聞こえたから。 私はかがみに顔を向けた。 かがみは空を見てた。 ちょっと物憂げな顔で。なんだかそれが妙に女の子っぽくて。 見とれてしまった。 屋上の柵に上体を載せるように寄りかかりながら、私はかがみをじっと見た。 私のすぐ横の柵の上に、かがみの手がある。 白くて、綺麗な指。 ハートの火が揺れた。 ……手、繋ぎたいな。 手を伸ばしたら、変に思われるかな? かがみのことだから、きっと振り払って怒るんだろうな。 そしたら、きっとかがみが真っ赤になって照れるところが見られるんだろうけれど。 …振り払われるのは、ヤだな。 そもそも、かがみって同性とか、どうなんだろ。 聞いたことないけれど、やっぱ無理かな。 わかんないな。 普段はくっついたりしても、悪い顔してないけれど。 でもそれは『ともだち』だからだよね。 『好き』なんて言ったら、かがみ、困っちゃうよね。 そう考えたら何だか鼻の奥がつんとしたから、慌てて遠くの景色を見た。 太陽は少し傾き始めてきているようで、遠くの街の輪郭がきらきらしてるのが見えた。 「こなた?」 かがみの声。 「んー」 まだちょっと鼻がつんとしてたから、視線を固定したまま生返事をした。 かがみの声が続く。 いつもより、少し優しい音で。 「どうかした?」 こんなときにばっかり鋭くならないでよ。 「……いつもは鈍感のくせに」 「え?」 「んーん、なんでもないヨ」 私はわざとかがみに聞こえないような小さな声で呟いてから、大仰な仕草で手を振った。 それから、にまっと猫口を作って、いつもと同じように笑ってみせた。 「ならいいけれど」 いつも通りに戻った私に、かがみは少しだけ緩んだ声を返す。 そして、思い出したように話を始めた。 「そうそう、昨日ね、つかさがさ――」 私は目を閉じた。 かがみの声は、空気に波紋を作る。 私にしか見えない波紋。 目を閉じると見える。かがみの声で。 優しさの輪郭が、浮かび上がる。 それはきっと誰もが知ってる灯のこと。 本当にシンプルで、ありふれた話。 私は、かがみのことが好きだ。 「――ってさ。本当、やんなっちゃうわよねー」 隣にいるかがみが笑う。すごく楽しそうに笑う。 その笑顔に胸が温かくなるのを感じる。 ハートの火が揺れてる。 結局、手は握れない。 でもふたりで話して、目を細めて笑うかがみに、笑顔を返すだけで、それだけで十分胸がいっぱいだった。 ――でも、いつかそれだけじゃ、満足できなくなる日が来るのかもしれない。 そんな予感がする。 そしたら、私は手を伸ばしちゃうのかな。 『ともだち』じゃイヤだって、私は言っちゃうのかな。 そしたら、かがみはどんな顔するだろう。 その時――それでも――かがみは隣にいてくれるかな。 「本当に、いー天気ね」 そう言いながら、かがみは長い髪を大きな風に揺らす。 舞い上がった優しい彼女の匂いに、少しだけ私は、目を丸くした。 レイニー・レイニーへ続く コメントフォーム 名前 コメント (≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-02-28 15 49 08) カワユスなぁ -- 名無しさん (2010-11-15 22 38 45) 二人ともカワイイ (*´Д`) -- ハルヒ@ (2008-06-12 19 07 44) 続き見たいなぁww -- 名無しさん (2008-05-15 23 11 25) 切なくてイイ! -- 名無しさん (2008-05-12 19 26 36) 実にシンプル だがそれがいい。GJ!! -- 名無しさん (2008-05-11 22 09 40)