約 1,574,416 件
https://w.atwiki.jp/miiplaza/pages/228.html
カナダ オンタリオ州ナイアガラの滝(カナダ滝) ケベック州 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー国際空港 スタンレーパーク アルバータ州ウェスト・エドモントン・モール マニトバ州 サスカチュワン州 ノバ・スコシア州 ニュー・ブランズウィック州 ニューファンドランド・ラブラドール州 プリンス・エドワード・アイランド州グリーン ゲイブルズ ノースウェスト準州 ユーコン準州 ヌナブト準州 カナダ すれちがいメッセージ:英語 You ve got a company! ※概要 人口が多い順に並んでいます。 ※人口 カナダ総人口(2010年)34,127,000人 計13地域(州単位) 地図○ アメリカの北に位置しメープルシロップやアイスホッケーなどが有名 2010年にバンクーバーオリンピックが開催された世界面積2位を誇るカナダ マップとしては難しくはないと思うが東京・京都・大阪・名古屋の主要都市もしくは国際空港はすれ違うでしょう 「オンタリオ州」から「アルバータ州」までは人口が多いので簡単な地域 「マニトバ州」から「ノバ・スコシア州」までは難易度普通くらいの地域 「ニュー・ブランズウィック州」から「プリンス・エドワード・アイランド州」までは難しい地域でしょう そして、「ノースウェスト準州」と「ユーコン準州」は10万人以下で非常に難しい地域です。 一番難しいのは、「ヌナブト準州」人口約は30,000人!と現地に行かないとすれ違うことが出来ないほどの超激ムズ地域! しかも、ヌナブト準州の人口の8割は先住民で3DSを所持している人は全く居ないだろう・・・ 「ヌナブト準州」の人とすれ違ったら超ラッキーです。 オンタリオ州 主な大都市:オタワ・トロント・ガティノー ナイアガラの滝(カナダ滝) ケベック州 主な大都市:ケベックシティー・モントリオール ブリティッシュ・コロンビア州 主な大都市:ヴィクトリア・バンクーバー バンクーバー国際空港 スタンレーパーク アルバータ州 主な大都市:カルガリー・エドモントン ウェスト・エドモントン・モール 世界で五番目に大きいショッピングモール アルバータ州ではかなりおすすめだろう。 マニトバ州 主な大都市:ウィニペグ サスカチュワン州 主な大都市:サスカトゥーン ノバ・スコシア州 主な大都市:ハリファックス ニュー・ブランズウィック州 ニューファンドランド・ラブラドール州 主な大都市:セントジョンズ プリンス・エドワード・アイランド州 グリーン ゲイブルズ 赤毛のアンの舞台として知られる観光地 ノースウェスト準州 ユーコン準州 ヌナブト準州
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/15122.html
サンムーン カプ・テテフ:ペテルティア アブリボン:プロロティア カプ・レヒレorキュウコン(アローラのすがた):シュナティア エンニュート:ノアティア ドロバンコ:ユニル マギアナ:ラビル -- (ユリス) 2017-09-18 11 45 52
https://w.atwiki.jp/smashbros3dswiiu/pages/2.html
ガイドライン 編集方針 ↑必ずお読みください! and or 掲示板 wiki運営 相互リンク テンプレート 規制者一覧 発売前情報 発売前情報まとめ 特典情報 動画 基本事項 ゲーム概要 ストーリー システム よくある質問 用語集 目次 あ行|か行|さ行 た行|な行|は行 ま行|や行|ら行 わ行|数字|記号 アルファベット データベース 操作・コントローラ アクション 仕様・システム テクニック 小ネタ 隠し要素 性能比較・ランキング 各種データ 相殺判定のない技 キャラ対策 ゲームモード フィールドスマッシュ オンラインプレイ キャラクター 公式発表順 シリーズ順 出演歴順 基本キャラクター 隠しキャラクター ステージ 表示/非表示 3DS 初期化爆弾の森 3Dランド 汽車 ゲルドの谷 フェリア闘技場 コトブキランド 子犬がいるリビング プリズムタワー レインボーロード すれちがい伝説 バルーンファイト ジャングルガーデン Wii U マリオギャラクシー パイロスフィア 村と街 特設リング パイロットウイングス スカイロフト ウインディヒル 再開の花園 Wii Fit スタジオ エンジェランド 戦艦ハルバード アイテム 表示/非表示 通常アイテム ビームソード バンパー スマートボム センサー爆弾 POWブロック ビートル ファイアバー バックシールド ボムチュウ 妖精のビン 巨塔 十文字爆弾 ドルフィン爆弾 ロケットベルト スティールダイバー モンスターボール マスターボール アシストフィギュア アンドルフ デビル ナックルジョー サキ・アマミヤ リン ニンテンドッグス ワルイージ ドクターライト スタルキッド マザーブレイン ミドナ アシュリー ダークサムス ワンワン しずえ エレキマン テレビゲーム15 ポケモン ニャース マルマイン イーブイ ヒトデマン メタグロス フォッコ メロエッタ ゴーゴート エンテイ デオキシス パルキア キュレム ビクティニ ケルディオ ゼルネアス アルセウス その他 BGM オプション 参加型企画 人気キャラ投票 人気ステージ投票 リンク集 公式サイト 相互リンクサイト カービィwiki 星のカービィ トリプルデラックス 攻略wiki 星のカービィ トリプルデラックス攻略 Wiki* 星のカービィ トリプルデラックス 攻略ランド 星のカービィトリプルデラックス攻略wiki カウンタ 今日 - 人 昨日 - 人 合計 - 人 現在 -人 更新履歴 取得中です。 人気ページ カウンターの値があるページは1つもありません。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2295.html
アルビオン大陸の青空を一匹の竜がルンルン気分で歌いながら、どこかに向かって飛んでいました。 その背中には一組の男女の姿があります。 「きゅい!子爵さま本当にお肉たくさん食べさせてくれるのね?」 「モチロンだとも!貴族は嘘はつかないさ」 竜はうれしそうにきゅいきゅいと鳴くと、また歌を歌いはじめました。 背中に乗っている魔法衛士隊の隊長風の貴族はバスケットからさくらんぼをひとつ取り出すと、 それを口に入れて舌でレロレロと転がします。 その様子を魔法学院の学院長秘書風の女性は呆れたように見ています。 女性の視線に気づいたのか、隊長風の貴族はほほ笑みながら女性に問いかけました。 「マチルダ、きみもどうだい?」 「アタシは遠慮しとくよ。行儀悪いしね」 「子爵さま!シルフィもさくらんぼ食べたいのね!」 竜がお願いすると、隊長風の貴族は手のひらいっぱいのさくらんぼを竜の口に放り込んであげました。 口の中いっぱいにさくらんぼをほおばり、竜はゴキゲンなって空を飛びます。 この竜はタバサの使い魔のシルフィードで、背中に乗っているのはなんと、あの裏切り者のワルド子爵と 魔法学院を襲った土くれのフーケなのです。 なぜシルフィードはふたりを乗せて飛んでいるのか、その理由は朝にまでさかのぼります。 お日さまが顔を出したころ、シルフィードはラ・ロシェールの近くの森で目を覚ましました。 昨日はたくさん飛んだのでおなかがペコペコです。 タバサにごはんを貰おうと宿屋に行きましたが、あれだけいた生徒たちはみんないなくなっていました。 ひょっとしたら桟橋にいるかもしれないと思ったシルフィードがそちらに向うと、ちょうど生徒たちが 船をハイジャックしているところに出くわしました。 シルフィードは厄介事はごめんなので遠くから生徒たちの顔を見ましたが、その中にタバサはいません。 そうしていると船がふわりと浮き上がり、風系統の生徒たちが魔法を使って風を起こします。 風で帆がパンパンに張った船は、ギシギシと悲鳴を上げながらドッギュゥーンと空をカットンで行きました。 シルフィードでもちょっと追いつけそうにありません。 いつまでもここにいても仕方がないので、シルフィードはごはんを探しに出かけました。 そうして森の上をフラフラ飛んでいると森の中に隠れた一羽のグリフォンを見つけます。 それは昨日の夜のグリフォンで、翼にけがをしているのでシルフィードでもやっつけられそうです。 シルフィードは口をペロリとなめるとグリフォンに襲いかかりました。 「おとなしくシルフィの朝ごはんになるのねー!」 「ぼくのグリフォンになにをするだァーーッ!ゆるさんッ!!」 シルフィードがグリフォンにかみつこうとすると、グリフォンを守るように風が吹き荒れます。 これにおどろいたシルフィードは慌てて地面に降りてまわりを見ました。 すると、グリフォンの影からひとりの立派な貴族が現れて、シルフィードに杖を向けて叫びました。 「わたしのグリフォンを傷つけることは、たとえ始祖が許そうとも、この魔法衛士隊グリフォン隊隊長 ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドが断じてゆるさんッ!!」 「……アンタ、魔法衛士隊クビになったじゃないか」 森の奥からバスケットを持ったひとりの女性が現れてワルド子爵のあたまを軽くたたきました。 女性の持ったバスケットからおいしそうな香りがするので、シルフィードのおなかがグウグウと鳴ります。 それにつられてワルド子爵のおなかもグウグウ鳴りました。 シルフィードとワルド子爵は、顔を見合わせてはずかしそうに笑います。 女性はそれを見てほほ笑むと、シルフィードとワルド子爵を呼んで食事の用意をはじめます。 ワルド子爵も森で狩ってきたイノシシを焼きはじめました。 シルフィードは自分もごはんを食べられると思ってなかったので、きゅいきゅいと鳴きながら踊りだしました。 イノシシをグリフォンと分けあったので、シルフィードのおなかの虫はまだ不満そうにしていましたが、 シルフィードはごはんをくれたワルド子爵と女性にお礼を言います。 「ごはん食べさせてくれてありがとうなのね!それから……さっきはゴメンなさいなの。 シルフィ、あのときはとってもおなかが空いてたのね」 「グリフォンは無事だし、そんなに謝ることはないよ。ジャン、アンタだって怒ってないだろ?」 「まぁ……腹が減ってはいくさはできぬと言うからな」 女性が顔を近づけてきたので、ワルド子爵は顔を赤くしてソッポを向いてしまいます。 しばらく照れているワルド子爵をからかった後、女性がシルフィードに話しかけてきました。 「シルフィードだったね?アンタ、ご主人さまといっしょにアルビオンに行かなかったのかい?」 「きゅい?!おねえさまアルビオンに行っちゃったの?どうして!!」 「ひょっとして……きみのことを忘れていたとか?」 閃光の二つ名を持ち風を自在に操る高貴なる魔法使いのワルド子爵の空気を読めない発言に、 シルフィードは貧民街出身の男に生まれついての悪だと言われた男にむりやりキスをされた 女性のようなショックをうけて、グスグスと泣きだしました。 それを見た女性は怒ったようにワルド子爵のあたまをたたくと、泣いているシルフィードを慰めるように 優しく言いました。 「シルフィのご主人さまは忘れてたんじゃなくてワザと置いていったんだよ。 今のアルビオンは危険だからね、アンタに危ないことをさせたくなかったんじゃないかな」 「ほんと?でも……シルフィはやっぱりおねえさまといっしょにいたいのね」 「だったら追いかければいいじゃないか!!ぼくたちもこれからアルビオンに向かうんだ。 きみもいっしょに来ればいい」 こうしてシルフィードはワルド子爵たちを乗せて、途中で空から落ちてきたマストや木の破片を避けながら アルビオンに辿りつき、ワルド子爵たちの目的地である王都ロンディニウムに向かって空を飛んでいるのです。 シルフィードは飛びながら、ふとあることに気づきました。 よく考えると、どうして今まで気づかなかったのかとてもふしぎでしたが、シルフィードはまだ子どもなので あまりあたまが良くありません。 ですが、子どもらしい素直さでワルド子爵に聞いてみました。 「きゅい、子爵さまはおねえさまたちの邪魔をしたのにどうしてシルフィに優しくするの? シルフィはおねえさまの味方だから子爵様の敵なのね。どうしてなの?」 「う~ん、どこから話したらいいのやら。そうだな……ぼくとマチルダの馴れ初めからかな」 「ジャン……余計なことは言わなくていいから。アタシが話すわ」 マチルダはシルフィードにワルド子爵は本当は裏切り者ではなく、自分に協力するためにレコン・キスタに 参加したことや、どうして自分が盗賊をしていたのかを話しました。 マチルダの本当の目的は、 レコン・キスタの総司令官であるオリヴァー・クロムウェルの暗殺だったのです。 盗賊をしていたのも有名になってからレコン・キスタに参加して、少しでもクロムウェルに近づくためなのです。 恋人であるワルド子爵を最初は巻き込むつもりはありませんでしたが、幸運なのか、それとも不幸なのか、 あるときワルド子爵に捕まってしまい、その思いを知られてしまいました。 そして、大切な恋人であるマチルダを放ってはおけないワルド子爵は、彼女が捕まらないようにニセの情報を 流したり、自分の地位を使ってレコン・キスタに参加した後、クロムウェルに信用されるようにまでなりました。 シルフィードはふたりのお互いを思いやる愛情をうらやましく思ってきゅいきゅいと鳴きました。 「おふたりはとっても愛しあっているのね!!なんだかうらやましいのね、きゅい!」 「なに、きみにもいつかそんな相手が見つかるさ。なぁマチルダ……マチルダ?」 「えっ?!ごめん……聞いてなかった」 よく見るとマチルダの肩は小刻みにふるえ、手をギュッと握り締めていました。 話すうちにあの恐ろしい夜の出来事を思い出してしまったからです。 それはちょうど二年前の、とても静かな夜に起こりました。 その日はなぜかとても眼がさえて眠れなかったマチルダは、少し散歩しようと部屋を出て庭に向かいました。 庭に向かうまでの廊下も、まるで自分以外にだれもいないようにとても静かで、少しだけ心細くなりましたが、 その内にだれかに会うだろうとそのまま庭に向かいます。 庭につくまで、マチルダはだれにも会いませんでした。 いつしかマチルダは、散歩をするよりもだれかに会いたいと思っていました。 庭でいつもいる警護の兵士を探しました。 兵士は見つかりませんでしたが、そのかわりに奇妙な彫像を見つけました。 昼間に庭に来たときはなかったものです。 ちょうど月が隠れていてよく見えないので、マチルダはその彫像に近づこうとして、すぐ立ち止まりました。 なんとその彫像が動いたのです。 その彫像はマチルダに向けて、手に持っていたものを放りました。 それを見たマチルダは悲鳴を上げました。 マチルダの足元にあるものは、見るも無残に姿を変えた人間だったのです。 おどろいて動けないマチルダに向かって、今まで彫像だと思っていた男はこう言いました。 「次は貴様だ」 そう言って男はマチルダに向かってゆっくりと歩いてきました。 マチルダはあまりの恐ろしさに、戦うことも、逃げることも、声を出すことさえできません。 自分はここで終わる。 そう思ったとき、自分のうしろから男に向かってなにかが飛んでいきました。 不意打ちのその攻撃を男はうしろに飛んで避けます。 そして、だれかに手を引かれました。 「逃げろマチルダ!!早く行けッ!」 「と、とうさま!?」 「マチルダ!こっちに来なさいッ!」 母親に手を引かれるままに、マチルダはひたすら走りました。 そして、屋敷で一番丈夫な宝物庫の中にあるクローゼットに押しこまれました。 マチルダはなにが起こったのか、そして、あの男はだれなのかを母親に聞きました。 母親からの答えは、すでに屋敷のものは父と母、そして、自分以外は皆殺しにされてしまったという、 マチルダが一番聞きたくないものでした。 マチルダの家であるサウスゴータの一族は代々王族護衛官を務めています。 その強さはアルビオンでも並ぶものがなく、ハルケギニア有数の武門の家系なのです。 マチルダの父親もとても強く、彼女を嫁にもらおうとやってきたワルド子爵と戦い無傷で勝ってしまうほどです。 マチルダは父の強さを信じていましたが、どうしてもからだのふるえを止めることができません。 ふるえるマチルダを、母親はそっと優しく抱きしめて言いました。 「マチルダ、ここから出てはいけません……生きるのですよ」 「か、かあさまなにを言うのです!きっととうさまがあの男を……!」 マチルダの言葉は、宝物庫の扉が壊される音に消されてしまいました。 そして、扉の奥からあの男が現れました。 母親は男に杖を向けますが、男はそれが目に入らないようなそぶりで、ぐるりと宝物庫を見渡します。 それからフンッと鼻を鳴らすと、男はまるで散歩でもするように母親に向かって歩きだしました。 母親は呪文を唱えて男を攻撃しましたが、男は軽々とそれを避け、アッサリと母親の胸を打ち抜きます。 母親を殺したあと、男はその死体を道に落ちている小石のように蹴飛ばすと、マチルダの隠れている クローゼットに向かってきました。 そして、クローゼットの前で立ち止まりニヤリと笑うと、いくつかの宝物を奪っていなくなりました。 マチルダはそれを、ただ見ていることしかできませんでした。 それから、屋敷のようすがおかしいことに気づいた街の衛兵たちにマチルダは助けだされます。 この夜の出来事はマチルダのこころに深い傷を残しました。 それから一年後、レコン・キスタが反乱を起こし、マチルダは父の形見と共にアルビオンから消えました。 マチルダは考えます。 自分が仇を討てるのか? マチルダは思います。 自分はあの夜のようになにもできなんじゃないのか? マチルダはふるえます。 あの男を前にしたら怯えることしかできなんじゃないか? マチルダのこころは不安で押しつぶされそうになりました。 ふるえるマチルダの肩を、ワルド子爵は優しく抱きしめました。 「きみにはぼくがいる。違うかい?」 「そうね、ジャン。あなたがいるなら……」 そうしてふたりは見つめあい、ゆっくりと顔を近づけたところでシルフィードがゲフンゲフンと咳き込みました。 ふたりはハッとなって離れます。 そのふたりにシルフィードは少し怒ったように言いました。 「乙女のまえで見せつけちゃってからに……そんなことしてたら背中から落っことしてやるのね!!」 「いや~、ハハハ……おっロンディニウムが見えてきたぞ!」 「アラ、ホントだね。無事につけてヨカッタヨカッタ」 ワルド子爵とマチルダはわざとらしく言った後、まだなにか言いたそうなシルフィードの口に サンドイッチを放りこんであげます。 シルフィードはサンドイッチをほおばりながら、モヤモヤしたものを吹き飛ばすようにスピードを上げて ロンディニウムに飛んでいきました。 かつては栄えていましたが、レコン・キスタが占拠してから死んだように静かなロンディニウムの大通りを ふたりの男が歩いていました。 ふたりとも背が高く、ひとりは頭巾をかぶり、もうひとりは前にだけツバがある帽子をかぶっています。 頭巾をかぶった男は肌をさらした服装で、帽子をかぶった男はマントに袖をつけたようなものを身に着けています。 ふたりとも無言で、ただ前だけを向いて歩いています。 そのふたりに一匹の子犬が近づいてきました。 おなかが空いているらしく、フラフラとしています。 頭巾をかぶった男は子犬をチラリと見ただけでしたが、帽子をかぶった男はポケットから布に包まれた 干し肉を子犬に投げました。 子犬は干し肉の臭いをかいでから、うれしそうに尻尾をふるとそれをくわえて通りの向こうに走りました。 その先には子犬よりもっと小さい、おそらくは兄弟の犬が待っています。 帽子をかぶった男はそれを見てほんの少しだけほほ笑み、歩きだそうとしたときにそれは起こりました。 「どけどけぇーッ!邪魔だ貴様らァーッ!!」 一台の馬車が通りをすごいスピードで走ってきました。 その先には、干し肉をくわえた子犬がいます。 御者は子犬に気づいていましたが、止まろうとはしません。 馬車が子犬がいたところを走り去りましたが、なぜか子犬は帽子の男の腕に抱えられていました。 そして、その馬車はふたりの男のとなりを走り抜けた後、盛大に事故を起こしていました。 事故を起こした馬車の近くにいた平民たちが、野次馬根性まるだしで馬車に群がります。 そして、集まった平民たちはおどろきました。 御者と馬車、そしてその中に乗っていた貴族が真っ二つになっていたのです。 「な、なんだこりゃ?!」 「見ろよこの切り口……まるでカミソリで切ったみてぇだ」 帽子の男は騒ぎを無視して、やれやれだぜと呟いて子犬を地面に降ろしてから顔を上げました。 目線の先にはハヴィランドの宮殿があります。 そうして見上げていると、青いうろこの竜がハヴィランドの宮殿に降りていきました。 子犬がお礼をいうようにあたまを下げるのを見てから、帽子を少しなおして男は歩きだしました。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2068.html
船の上でルイズとギーシュはふたり並んで夜空を眺めていました。 きれいな星空に猫草もおおはしゃぎです。 そうして眺めているとギーシュはクシュンとくしゃみをして寒そうにからだを震わせました。 先ほどのワルド子爵との戦いでマントをなくしてしまったので彼はシャツ一枚だけなのです。 寒そうなギーシュを見て、ルイズは頬を赤くしながらマントを開きました。 「し、し、し、仕方ないわね、わ、わたしのマントに、い、い、入れてあげてもいいわ!」 「ありがとう、ミス・ヴァリエー……あれ?急に寒くなくなったぞ」 ギーシュが手を伸ばすと見えない何かに触れました。 それは猫草が作った空気の球でした。 寒そうにしているギーシュを見て、珍しく気を利かせた猫草が空気の球で包んだのです。 猫草はマントを開いたまま固まっているルイズをふしぎそうな顔で見ていましたが、 やがて見飽きたのか葉っぱの手で顔を洗いはじめました。 そんなルイズをキュルケがおもしろそうに見ていると、となりで静かに本を読んでいた タバサが顔を上げてキュルケにはなしかけました。 「なぜ?」 「あ?ああ、ルイズについてきた理由か?」 小さくうなずくタバサのあたまを撫でながらキュルケは星空を見上げました。 召喚の儀式が終わったあと、キュルケは実家からの迎えの馬車に乗っていたのですが、 その馬車が人を轢いてしまいました。 轢かれた人は死んでしまい、たまたま通りかかった衛兵にキュルケは捕まって裁判も受けれずに 監獄に入れられてしまいます。 ですが、それはキュルケの父親のライバルが仕掛けた罠でした。 馬車に轢かれた人は、はじめから死んでいたのです。 キュルケの実家があるゲルマニアという国は、お金があれば誰でも貴族になれるのですが、 とても競争が激しく、誰もがのし上がろうとライバルの弱みを探っています。 キュルケの実家に弱みはありませんでしたが、そのライバルは弱みがなければ作ってしまおうと考え、 娘である彼女を狙ったのです。 キュルケもそれはわかっていたので、すぐに父親が助けてくれるだろうと心配していませんでしたが、 彼女の入れられた監獄は貴族が入るところではなく平民のための監獄でした。 「ツェルプストー?んなこたぁシラネェーんだよ!」 「気にくわねぇんだよなぁ~貴族のお嬢様よぉ~」 監獄の中に杖は持ち込めないので魔法は使えません。 魔法の使えないキュルケはひよわな貴族ですので平民に勝てませんでした。 そして、多くの平民は貴族が嫌いなのでキュルケはまわりからいじめられました。 キュルケを狙ったライバルの本当の目的は彼女のこころをヘシ折ることだったのです。 キュルケは監獄でみじめな生活を送りました。 食事にゴキブリを入れられたりツバを吐かれたりするので食べれません。 油断をすると殴られたり蹴られたりするので満足に眠ることもできませんでした。 キュルケは誰もいないところでひざを抱えて泣きました。 「うぐっ…ひっく……かえりたい……ママにあいたい……」 そうして泣いていると今までの疲れがでたのかウトウトして眠ってしまいました。 彼女は夢を見ました。 魔法学院で楽しく暮らしていたころの夢です。 夢の中で多くの恋人にかこまれながら食事をしたり、部屋で静かにジグソーパズルを組み立てたり、 ハープで好きな曲を思うまま奏でたりしました。 そして、キュルケはひとりの少女に出会いました。 「やーいゼロのルイズ!魔法が使えないダメルイズ!」 「さっさと学院やめちまえー!!」 まわりの生徒にいじめられているルイズの顔を見たところでキュルケは目が覚めました。 キュルケが目覚めるとあたりは暗くなっていました。 そして、彼女は静かに立ち上がり夢で見たルイズの姿を思い返して小さく呟きました。 「負けられない…ルイズにだけは……絶対にッ!!」 ルイズはずっといまの自分のような気持ちで暮らしてきたのです。 この監獄での生活に耐えられなければルイズに負けたことと同じとキュルケは思いました。 そして、彼女は強くなってやると決意したのです。 キュルケが最初にしたことは武器を手に入れることでした。 彼女は捕まっているので杖や刃物を持つことは許されていませんでしたが、最も身近にあって、 信頼できる、誰でも持っているものがあります。 それは、自分の肉体でした。 キュルケはいじめられながらも、必死にからだを鍛えました。 今まで食べられなかった食事もからだとこころを鍛えるために平気で食べるようになりました。 そうした努力の結果、もともと才能があったおかげでもありますが、わずか数日で彼女は誰にも負けない 強いからだを手に入れました。 そしてキュルケは監獄のボスである、回転する刃を持ち、体温以下になると固まる特別製の食べ物を 武器にする大きな女と戦ったり、なんでも食べるアリを使う女の殺し屋などに襲われたりしましたが、 傷つきながらもキュルケはその全員を人生からリタイアさせてしまいました。 そして、彼女は監獄のボスとして君臨することになりました。 それからしばらくしてライバルを倒した父親からの迎えが来て、キュルケは泣いて喜ぶ平民たちに 見送られながら監獄を出て魔法学院に戻ったのです。 「ま、アタシなりに借りを返そうって思ったワケよ」 「…………………………そう」 タバサはそういってからキュルケを見つめました。 そして、もし自分だったらどうするのかと考えましたが、あまり考えたくない結末になってしまったので すべてを忘れることにしました。 タバサも女性なので、ちびっ子マッスルにはなりたくないのです。 「貴族様方、甲板はお寒いでしょうから船室に入られてはいかがですか?」 「そ、そうねそうしましょう」 ルイズはひとり気まずい雰囲気になっていたのでその言葉にうなずきます。 そして、船員のひとりに案内されてルイズたちは船の中に入っていきました。 「へぇ~まあまあの部屋じゃない」 「おい!ワインがあるぜ!!」 案内された部屋の中には温められたワインと人数分のグラスが用意されていました。 ルイズたちのからだは冷えきっていたので、さっそくワインを飲もうとします。 ですが、タバサがそれを止めてディティクト・マジックという魔法でワインを調べました。 この魔法はキラキラ光る粉で魔法がかかっているかどうかを調べる魔法です。 「このワインは大丈夫」 「ミス・タバサは心配性だなあ」 ワインの安全を確認したのでギーシュが栓を開けようとしましたが、猫草がフ~ッと唸って 空気弾を撃ってビンを割ってしまいます。 これにはみんなおどろいて怒りましたが、アニエスはなにかに気づいて残ったワインを 少しだけなめてから吐き出しました。 「これは…眠り薬!!」 「え?だってさっき魔法で調べたじゃない」 「魔法の薬じゃない…迂闊」 ワインには魔法薬ではなく平民用の薬が入っていたのです。 これは魔法を使っていないのでディティクト・マジックには引っかかりません。 この船の船員たちの商売相手はレコン・キスタでした。 船員たちはルイズたちがアンリエッタ姫からの任務でアルビオン王国に行くことを酒場の騒ぎで知りました。 そして、レコン・キスタからのお礼目当てでルイズたちを捕まえようとしてワインに眠り薬を入れたのです。 自分たちのピンチを救ってくれた猫草をルイズたちは褒めてあげました。 ですから、一匹のハエが部屋の中にいることには誰も気づかなかったのです。 「それで、これからどうするんだい?」 「決まってんだろーがッ!船から脱出だ!アルビオンにはシルフィードで行く!!」 キュルケを先頭にルイズたちは部屋から出たところで奇妙な男たちに出会いました。 たくさんのヘビをあたまに乗せたものや、ナイフを持ち口ひげを生やした紳士風の男、 黒いよろいを着て剣を持った騎士のような格好の男など、あまりにも個性的すぎる集団です。 その中の無精ヒゲを生やし、左の目に眼帯をまいた派手な格好の男が前に出てきました。 ルイズを守ろうとキュルケが空賊の男に向かって杖を向けて叫びます。 「テメーッ!ジャマするならブッ殺す!!」 「ブッ殺すなんて言う必要はない」 そう呟いてタバサが杖をかまえながらキュルケの前に出ました。 眼帯の男はタバサを見てもなんとも感じないように進んできます。 そして、タバサが杖をふると眼帯の男のまわりにたくさんのツララが現れました。 タバサの得意な魔法のウインディ・アイシクルです。 「ブッ殺す…そうこころに思ったなら……」 タバサが杖を眼帯の男に向けるとツララがいっせいに襲いかかりました。 「その行動はすでに終わっている」 ルイズたち、その中でもタバサがいちばんおどろきました。 避けることのできないたくさんのツララを眼帯の男が避けたからです。 しかも、その避け方はふつうでは考えられないものでした。 眼帯の男はツララが刺さるところの間接を自分ではずして全ての攻撃を避けたのです。 「フハハハハハ!君たちは勇敢だな!!」 眼帯の男は笑いながら後ろに下がり間接を元通りに戻します。 そして、まるで古い皮を脱ぎ捨てるように変装をといて現れたのはひとりの立派な貴族でした。 「ようこそ大使殿!わたしがアルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ!!」 なんとこの男はアンリエッタ姫の思い人であり、滅びようとするアルビオン王家を柱のように 支えているので、平民たちから親しみをこめて柱の男と呼ばれているウェールズ皇太子だったのです。 そして、その後ろにいる男たちはどんな命令でも顔色ひとつ変えずに任務に向かうことから、 石仮面と呼ばれてレコン・キスタから恐れられている誇り高い貴族たちでした。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/11103.html
【登録タグ GUMI す ワンカップP 巡音ルカ 曲】 作詞:ワンカップP 作曲:ワンカップP 編曲:ワンカップP 唄:巡音ルカ(ルカ版)、GUMI(GUMI版) 曲紹介 おませな二人のあわい恋のおはなし。 歌詞 桜咲くころ君と約束した 夏休みには必ず会いに行くと 電車に揺られ初めての一人旅 誰にも言わず家を飛び出してきた 途中の駅に立つ人が君に見えた 君のことばかり考えすぎなのかしら ほらねもうこんなに遠くまで 君を追いかけてきたの ずっとずっと 君のことだけを想って 桜咲くころあなたと約束した 夏休みには遊びに帰ってくると 半年たたないけどなぜか懐かしい いきなり来たらびっくりするだろうな 向かいの電車の中あなたの影見た あなたのことばかり考えすぎなのだろうか ほらねもうこんなに遠くまで あなたに会いに来たんだ ずっとずっと あなたのことだけ想って ほらねもうこんなに遠くまで ずっとずっと君のことだけを ほらねもうこんなに遠くまで 君を追いかけてきたの ずっとずっと君のことだけを想ってる コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1990.html
謹慎期間が終わり、猫草とすっかり仲良くなったルイズの元に一通の手紙が届きました。 アカデミーではたらいている一番上の姉からです。 その手紙には猫草といっしょに呼ばれたふしぎな植物のことが書かれていました。 あの植物はハルケギニアのどこにもない新種の植物で、痩せた土地でも育てやすく 栄養豊富で保存しやすくて、簡単な調理でもおいしく食べられるという素晴らしいものでした。 ルイズは自分を助けるために生き返っただけでなく、こんなにも素晴らしい贈り物まで持ってきた 猫草のことがますます好きになりました。 そして手紙の最後に、この植物の名前を決めてほしいと書かれていました。 ルイズは困りました。 彼女はなにかに名前をつけるのがとても苦手で、いまだに猫草にも名前をつけていないのです。 それにあの植物はひょっとしたらハルケギニア中に広まるかもしれません。 妙な名前をつけるわけにはいきませんでした。 とても困ったルイズはギーシュに相談することにしました。 土系統の家系で、芸術家肌の彼ならいい名前を考えてくれるかもしれません。 「ねえギーシュ、どんな名前がいいかしら」 「う~ん、作るのも食べるのも簡単なら、Make.In、メークインなんてどうだろう」 その簡単で覚えやすい名前を気に入ったルイズはさっそく手紙を送りました。 もちろんその手紙にはギーシュが考えた名前だということも書いてあります。 ずっと未来のおはなしになりますが、このメークインと名づけられた植物は ハルケギニア中を襲った飢饉から多くの人を救うことになります。 そして、その植物は後にキラークイーンと名前を変えてみんなに親しまれることになります。 あの決闘以来、ルイズは生徒たちから馬鹿にされることが少なくなりました。 それはルイズが見せた勇気と猫草の主人を思いやるこころが多くの生徒たちに 伝わったからです。 ルイズとその使い魔の絆の深さをまわりの生徒は羨みました。 そして、自分たちも負けないように使い魔たちとの絆を深めていきました。 教師や学院長もルイズと猫草を優しく見守っています。 相変わらず魔法は使えませんがルイズと猫草は毎日を楽しく暮らしていました。 そんなある日のことです。 毎年学院では国の偉い貴族たちを招いた使い魔の品評会が行われます。 そして今年はなんと、この国のお姫様であるアンリエッタ姫が観賞に訪れるのです。 ルイズとギーシュは困ってしまいました。 アンリエッタ姫と幼なじみのルイズはなんとか姫様にいいところを見せようと考え、 ギーシュはきれいなお姫様にカッコいいところを見せようと思い、ふたりで頭をひねっていました。 しかし、当日になってもいい考えは浮かびませんでした。 はなしは変わりますが、この国は最近ある盗賊に悩まされていました。 その盗賊の名前は土くれのフーケといいます。 神出鬼没で貴族の屋敷ばかりを狙って盗みを働くフーケを捕まえようと、魔法衛士隊まで 駆りだされましたが一向に捕まえることができません。 「そろそろわたしの番だわ、あの子ったらどこにいったのかしら」 「あの猫くんなら、たぶんぼくのヴェルダンデといっしょにいるよ」 ヴェルダンデとはギーシュの使い魔の大きなもぐらのことです。 猫草はずんぐりむっくりしたヴェルダンデがお気に入りでよくいっしょに遊んでいるのでした。 どうやら二匹は会場の反対側の広場でお昼寝をしているようです。 さっそくふたりは二匹を迎えにいきました。 二匹を迎えに広場にきたルイズとギーシュはおどろきました。 なんとそこには今まで見たことがないとても大きなゴーレムが腕を振りかぶり、 ご~んご~んと学院の壁を殴っているのです。 それは学院の宝ものを盗もうとやってきた土くれのフーケが作ったゴーレムでした。 ふたりは慌ててゴーレムを攻撃しますがまったく歯がたちません。 無駄とわかりましたがもういちど攻撃しようとしてゴーレムを見ると、胸の辺りに なにかがいました。 「あ、あれはぼくのヴェルダンデ!」 「見て!頭にはあの子がいるわ!」 ゴーレムの胸からヴェルダンデが顔を覗かせ、あたまには猫草が生えていました。 二匹はお昼寝の最中にフーケの作ったゴーレムに巻きこまれてしまったのです。 ヴェルダンデはもぐらなので土は平気でしたが、猫草は怒っていました。 せっかくルイズがきれいにお手入れしてくれたからだを土で汚され、お昼寝まで 邪魔されたのです。 猫草はマヌケな盗賊のあたまに全力で空気弾を撃ちこみました。 「ギニャアァーー!!」 絹を裂くような悲鳴と共にゴーレムから人が落ちてきました。 ギーシュが魔法を唱えて落ちてきた人を受け止めます。 それと同時にゴーレムはがらがらと崩れはじめました。 ヴェルダンデは崩れるゴーレムの中を掘り進んで逃げ出し、猫草は空気の膜でからだを 包んで地面に落下します。 落ちてくる猫草はボヨヨ~ンとルイズの胸の中に収まりました。 そしてふたりと二匹は落ちてきた人の顔を覗きこみました。 「この人って、学院長の秘書じゃない!」 「ああ、たしか名前はロングビルだったかな。年齢は23歳、結婚適齢期はすぎているが 魔法学院美女ランキングで常に上位をキープしているね。スリーサイズは上から…」 手帳を取りだしてセクハラまがいの説明をするギーシュを無視して、ルイズは猫草を 地面に置くとロングビルこと土くれのフーケを縛りあげました。 ちょうど縛りあげたころに、こんなこともあろうかとロマリア彫刻のように美しく鍛えあげた肉体を 見せびらかしながらマザリーニ枢機卿があらわれました。 「なんと!君たちふたりがフーケを捕まえたのか!」 「いえ、わたしたちではありません。この使い魔たちが捕まえたのです」 マザリーニ枢機卿は、ううむとうなりました。 使い魔と主人は一心同体ですが多くの貴族たちは自己顕示欲が強く、使い魔の手柄を 自分の手柄にしてしまうことが多いのです。 ですがルイズとギーシュは誇らしげに手柄を使い魔にゆずりました。 そしてアカデミーからの報告で、ルイズの使い魔が国のためになる植物を持ってきたことを マザリーニ枢機卿は知っていました。 もちろんその植物の名前を決めたのがギーシュということも知っています。 マザリーニ枢機卿は感激の雄叫びをあげながら新レベル7のポージングでふたりと二匹の 栄誉を称え、略式ではありますがシュバリエの称号を与えました。 ルイズとギーシュは顔を引きつらせながら喜んでそれを受け入れました。 そして、猫草とヴェルダンデにはおいしいものをたくさん食べさせてあげました。 もちろん品評会の優勝もこの二匹で決まりです。 偉い貴族たちが新レベル6のポージングで見守る中、顔を引きつらせたアンリエッタ姫から お褒めの言葉をいただき、ルイズとギーシュは引きつった笑みを浮かべながら喜びました。 ルイズは猫草が大好きでした。 彼が使い魔になってからいいことばかり続いています。 ルイズが昼間のことを思い出しながらうふふと笑い、猫草を撫でていると扉が叩かれました。 「ノックしてもしも~し!ルイズ、わたくしですわよ!」 「こ、この声はもしかして!」 ルイズは慌てて部屋の扉を開けると、なんとそこにはアンリエッタ姫がいるではありませんか。 アンリエッタ姫を部屋の中に招き入れると、ふたりは仲よく抱きあいました。 それからふたりでむかしのはなしを楽しく語り合いました。 楽しいはなしを語り終えると、アンリエッタ姫はゲルマニア皇帝との結婚が決まったと悲しそうにいいました。 ルイズも悲しみました。 アンリエッタ姫はアルビオン王国のウェールズ皇太子と愛しあっていたのです。 ですが、いまはレコン・キスタと名のる貴族たちの反乱でアルビオン王国は滅びようとしていました。 アンリエッタ姫も皇太子様を救おうとがんばりましたがどうにもなりません。 「ルイズ、あなたにお願いがあって参りました」 「はい姫様、なんなりとお命じ下さりませ」 アンリエッタ姫はルイズにウェールズ皇太子から、むかしの恋文を取り戻してほしいとお願いしました。 もしそれがレコン・キスタの手に渡るとゲルマニア皇帝との結婚が取りやめになり、 この国はとても強いレコン・キスタと一国で戦わねばならなくなってしまうのです。 「かしこまりました姫様。わたしの命に代えても必ず手に入れて見せます」 「お願いしますわルイズ、それにあなたの使い魔にも」 アンリエッタ姫は猫草を撫でようと手を伸ばしました。 ルイズもほほ笑みながらそれを見ています。 アンリエッタ姫に撫でられながら、猫草はきらきら光る冠が気になって仕方がありませんでした。 だから、空気弾でそれを打ち落としてしまったのも仕方がないことなのです。 「ギニャアァーー!!」 「ひ、姫様!ア、ア、アンタなんてことを!」 怒るルイズを無視して猫草は手に入れた冠をぺしぺしと叩きます。 ルイズが吹っ飛んだアンリエッタ姫を起こして謝ろうとしたとき、ギーシュが部屋へと入ってきました。 なぜ彼がここにいるのか、それはアンリエッタ姫を影ながら護衛、というよりストーキングしていたからです。 「ギーシュ!アンタなんでいるのよ!」 「そんなことよりもだ、姫様!あなたは間違っています!」 ギーシュの家は代々軍人の家系です。 彼は父や兄たちから上官の負う責任の重大さを聞いて育ってきたのです。 だからギーシュはアンリエッタ姫の、お願いという形をとり責任逃れをするその態度が許せませんでした。 それに叱られることに慣れていない姫様をあえてお叱りすることで、覚えをめでたくしたいという 下心もありました。 アンリエッタ姫はギーシュの言葉を聞いて目が覚めました。 それから冠をもてあぞぶ猫草を見ました。 ルイズの使い魔はその卑怯な態度が許せなくてアンリエッタ姫を撃ったのです。 アンリエッタ姫はそう思いましたが、猫草はそんなことは知ったことではありません。 彼はふつうの猫よりもちょっと変わっただけの猫なのですから、自分のやりたいことをするだけです。 アンリエッタ姫はウェールズ皇太子あての手紙と、水のルビーをルイズに与えました。 そして姿勢を正してふたりに命じました。 「あらためて両シュバリエに命じます。アルビオン王国に赴き、必ずや手紙を奪還するのです」 「「杖にかけて!」」 翌朝、ルイズとギーシュが馬の準備を終えて旅立とうとすると、魔法衛士隊の制服に身を包み グリフォンにまたがったひとりの立派な青年があらわれました。 彼の名前は、ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド。子爵という地位に登りつめて 魔法衛士隊の隊長に抜擢された、閃光の二つ名を持ち風を自在に操る高貴なる魔法使いです。 そして、ルイズの婚約者でもありました。 「やあ僕のルイズ!とても美しくなったね!」 「こ、困りますわワルドさま」 婚約者であり、憧れの人でもあるワルド子爵との思わぬ再開にルイズは頬を赤く染めました。 だからワルド子爵の風にゆらめくヒゲを、胸に抱いた猫草が獲物を狙う目で見ていたことに 気づかないのも仕方のないことなのです。 「ギニャアァーー!!」 「ワ、ワルドさま!」 猫草の手加減なしの空気弾を間近で受けたワルド子爵は、哀れなことに顔が某国の不動産王が 発想のスケールで負けてしまった、とても強い男の攻撃を受けたみたいになってしまいました。 そして、吹っ飛んだワルド子爵のふところから一枚の手紙が舞い落ちました。 それを見つけたギーシュがいけないことと知りつつも好奇心からその手紙を見てしまいます。 手紙を見たギーシュはとてもおどろきました。 その手紙には秘密の任務についてのことが細かく書かれていました。 そして、なんと手紙のあて先はあのレコン・キスタの総司令官であるオリヴァー・クロムウェルでした。 ワルド子爵は裏切り者だったのです。 このことはアンリエッタ姫とマザリーニ枢機卿へと伝えられ、ワルド子爵は捕まりました。 アンリエッタ姫とマザリーニ枢機卿から感謝の言葉を賜り、ルイズとギーシュはたくさんの貴族たちに 新レベル4のポージングで見送られ、顔を引きつらせながら意気揚々と旅立ちました。
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/1129.html
いまいち時系列が伝わりにくいな -- (名無しさん) 2010-12-11 03 51 24
https://w.atwiki.jp/miiplaza/pages/231.html
イタリア ロンバルディア州ミラノ大聖堂 ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア カンパニア州ポンペイ ラツィオ州コロッセオ シチリア州 ベネト州サン・マルコ広場 エミリア・ロマーニャ州モデナの大聖堂 ピエモンテ州トリノ王宮 エジプト博物館 プーリア州 トスカナ州ピサの斜塔 カラブリア州 サルデーニャ州 リグリア州 マルケ州 アブルッツィ州 フリウリ・ベネチア・ジュリア州 トレンティノ・アルト・アディジェ州 ウンブリア州 バジリカータ州 モリーゼ州 バッレ・ダオスタ州 イタリア すれちがいメッセージ:イタリア語 Hai visite! ※概要 人口が多い順に並んでいます。 ※人口 イタリア総人口(2008年)59,870,000人 計20地域(州単位) 地図○ 世界第5位の経済大国であり、サッカーでは、本田圭佑選手でお馴染みのACミラノ、 長友佑都選手は、インテル・ミラノが有名、 観光では、コロッセオやピサの斜塔が有名である。 その形がブーツに似ていることから、「イタリアはブーツのような形だ。」と言われるイタリア イタリアは国としては難しくはないが、持っている人がちょっと少ないので少し難しいかも知れないが、 大都市に行けばすれ違うことが可能だろう。 ロンバルディア州 主な大都市:ミラノ、ブレシア、モンツァ、ベルガモ ミラノ大聖堂 ミラノの象徴とされる観光地 ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア ミラノのショッピングモールであり、平日・休日ともに賑わっている。 カンパニア州 主な大都市:ナポリ、サレルノ、ジュリアーノ・イン・カンパーニア ポンペイ 79年のヴェスヴィオ火山噴火によって埋もれた遺跡として知られる。 ナポリを代表する世界遺産 ラツィオ州 主な大都市:ローマ、ラティーナ コロッセオ ローマを代表する人気観光地 シチリア州 主な大都市:パレルモ、カターニア、メッシーナ、シラクサ ベネト州 主な大都市:ヴェネツィア、ヴェローナ、パドヴァ、ヴィチェンツァ サン・マルコ広場 水の都として知られるベネト州のヴェネツィア 世界で最も美しい広場とも言われており、観光名所の一つ。 エミリア・ロマーニャ州 主な大都市:ボローニャ、モデナ、パルマ、レッジョ・エミリア、ラヴェンナ、リミニ、フェラーラ、フォルリ、ピアチェンツァ モデナの大聖堂 建築家ジオ・ポンティが築いた大聖堂 ピエモンテ州 主な大都市:トリノ、ノヴァーラ トリノ王宮 トリノ市街地にある観光名所 聖骸布がある場所として知られる。 エジプト博物館 古代エジプト専門の博物館 プーリア州 主な大都市:バーリ、ターラント、フォッジャ、アンドリア トスカナ州 主な大都市:フィレンツェ、プラート、リヴァルノ、アレッツォ、ピサ ピサの斜塔 イタリアの代表的な観光地 カラブリア州 主な大都市:レッジョ・ディ・カラブリア サルデーニャ州 主な大都市:カリャリ、サッサリ リグリア州 主な大都市:ジェノヴァ マルケ州 主な大都市:アンコーナ アブルッツィ州 主な大都市:ペスカーラ フリウリ・ベネチア・ジュリア州 主な大都市:トリエステ トレンティノ・アルト・アディジェ州 主な大都市:トレント、ボルツァーノ ウンブリア州 主な大都市:ペルージャ、テルニ バジリカータ州 モリーゼ州 バッレ・ダオスタ州
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/11758.html
登録日:2011/07/18(月) 02 49 25 更新日:2024/05/05 Sun 01 33 40 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ANFO C4 MythBusters TNT スカパー セグウェイ テレビ番組 ディスカバリーチャンネル 不発弾処理場(爆破試験場) ←アラメダ 伝説バスターズ 大爆発で締めくくる 怪しい伝説 愛すべきバカ達 消火訓練場 滑走路 爆撃練習場 私ならダイナマイトで一発だ 試射場 黒色火薬 !? 怪しい伝説(原題 Myth Busters)とは、 スカパーのチャンネルの1つであるディスカバリーチャンネルで放送されている海外のテレビ番組である。 アメリカで囁かれている都市伝説・視聴者から投稿された噂が実際に有り得るかどうかを検証する。 莫大な制作費、実験に使える土地の規模、銃火器・爆発物に関する法律の違い等から日本の同系統の番組とは比べ物にならないほどの迫力で、日本でも人気の番組。 元大リーガーやオバマ大統領(inホワイトハウス)などの有名人がゲストとして出演したこともある。 番組内では特に爆発系が人気…というか、出演者達は爆発が大好きなようで、少しでも爆発が絡んでいれば爆薬の出番となる。 伝説自体は小規模だったはずが、どんどん爆薬を増していった末に大爆発で締める。なんて事も多々ある。 また検証の為には手段を選ばず、状況的にありえないような事でも納得がいくまでやってみる。 実験結果は「BUSTED」(ウソ)・「CONFIRMED」(正しい)・「PLAUSIBLE」(有り得る)の3種類で結論付けられるが、 実験内容が伝説とかけ離れていても「正しい」や「有り得る」とされる場合もある。 【出演者】 アダム・サヴェッジ もさもさのヒゲとメガネが特徴の陽気な人物。 ジョーク・パフォーマンスを交えながら実験を行う。実質的にこの番組のメイン。 実験を率先して活力的に行うが、痛い目に遭う回数も多い。 と言うか、たまに本当に死にかける。 乗り物・コスプレ・爆発をこよなく愛する。 蜂が苦手。 《マトリックス》等、有名映画の特殊効果を手掛けたハリウッドで活躍するその道のプロフェッショナル。 ジェイミー・R・ハイネマン ベレー帽と口元に蓄えたヒゲがトレードマーク。 沈着冷静で、実験も淡々とこなしていく。 ヒゲのせいで表情は読みづらく、無感動なイメージがあるが、無表情のままアダムに引けを取らないボケをかます姿はあまりにシュール。 やはり爆発が好き。 またそのビジュアルから、ファンからセイウチと呼ばれることも。 特殊効果制作会社のCEOであり、自身も特殊効果のプロ。 「私ならダイナマイトで一発だ」 〇3人組 上記の2人とは別の実験を行う。有名映画の検証等のスペシャル以外で2人と絡む事はあまり無い。 グラント・イマハラ 日系アメリカ人。ロボット工学のエキスパートで、番組で使う装置を自作するほど。機械関連の作業は主に彼が担当する。乗り物酔いがひどい。 ジェイミーとは10年以上の付き合い。 しかし、ジェイミーに変装したアダムを近づく(至近距離)まで見抜けなかった トリー・ベレッチィ お茶目なキャラクターで、砂浜に埋められる等実験台にされる事が多く、間違いなくメンバー中最も体を張っている。 見た目とは裏腹に手先が器用で、石灰を削って女神像を製作したことも。高所恐怖症。 登場初期こそまともだったが回を重ねる毎にメンバーと同じようなキャラに。 「また家族が嘆く…」 キャリー・バイロン 伝説バスターズの紅一点。裸の女神像に服を着せてあげたり、実験に使う廃車前提の車に色を塗ったりと優しい。妊娠中にガトリング砲をぶっ放した事がある。 何故か震災後の日本へのメッセージで1人ハブられた。 「これこそが科学よ!」 バスター君 生身の人間を実験台に出来ない場合のダミー人形。 危険な実験に晒される為壊れるのは日常茶飯事。身長・体重はアメリカ人の標準男性に合わせてある。爆発オチ担当。 それ故、伝説によっては出演?しない。 グラント曰く、全員の全身には保険がかけられているとのこと。 他に爆発物・銃器のプロフェッショナル、各分野の専門家が出演する。 「ワインは燃やす物じゃない」 一時期漫才コンビ「パックンマックン」のパックンが吹き替えで放送していたが、不評だったのか字幕放送に戻った。 また、番組終了時に視聴者に向けて怪しい伝説の応募を呼びかけている。 気になる伝説を投稿すれば、いつか2人が検証してくれるかも? さらにディスカバリーチャンネルの番組HPには未公開シーン(1回分{一時間}の撮影が約20時間かかる為)があり、それも呼びかけている。 このふざk(ry素晴らしい番組、時には物理の法則に挑戦して事実と証明したり、逆に撃ち破ったりする。 この度、RPGの使用許可が下りた。 大爆発させないと満足できない方、追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 特ホウ王国でエスパー伊藤が業務用ペットボトルのロケットで飛んだのが合成だと暴いたのってこの番組だっけ -- 名無しさん (2017-08-20 09 56 04) 名前 コメント