約 4,309,739 件
https://w.atwiki.jp/dbzsmpass/pages/49.html
タイトルとレギュとカスタムのコンセプトを見て何が起こったのかを察してください 真夜中の脳は恐ろしい回転率を誇るんですね…! ちょっと刺激が強い大会なのでURLはコピペでお願いします。 livetube.cc/notete/himadesu レギュっぽいもの この大会はネタで埋め尽くされています。 ネタです。ウケ狙いです。頭の沸いたマイコンセプトに基づかないガチンコカスタムは出来ればご遠慮下さい。 ガチで勝ちたい奴は天下一武道会でがんばってくれ!w 体力は四本まで。 HP多い奴は天使の輪と魔戦士の刻印で調整可。 デカブツも場合によっては可(でもネタはきっちり披露するんだぜ?) 勝っても負けても怒らないで大笑い。相手のネタには拍手喝采でお出迎え。 最萌えは己のリビドーままに作り上げるんだ!w 何コイツ等キモーイ馬鹿ジャネーノーとか思ったら見ないほうがイインダヨー 出場選手一覧 『変身したら、嫌われちゃう…!』 ザーボン オーラチェンジピンク 速く重い攻撃 攻撃アップ2 本気! コンボマスター 必殺アップ! トランクスタイプ 作ってきた。 ブロ輪付けようと思ったけどあえて付けんかった 『べ、別にあんたの事、好きじゃないんだからね!でも気にくわないから相手してあげるんだからね!ほんとなんだから!』 キャラ名 超ベジータ カラー 1 アイテム 攻撃3必殺-1 気力2必殺-1 防御3 ライトボディ 思考タイプ トランクス 備考 さっき参加出来なかった方の超ベジータです… 『姉より優れた弟などいねー!』 ラディッツねーさま 達人の打撃、攻撃アップ3&防御ダウン2、速く重い攻撃、コンボマスター、ドラゴニックオーラ 孫悟空タイプ お姉さまに防御などいらん! 『私…今一番輝いてるッ!(ポッ』 ジースちゃん カラー:1 オーラチェンジピンク、気を開放しろ、揺るぎない自信、防御アップ3&気力ダウン1、必殺アップ3&攻撃ダウン1 クリリンタイプ 堂々とポーズを決められるイタイ子だが赤面症 なんか自分で考えて恥ずかしいわw 『ぼ、ボクは天然なんかじゃありません!ドジっ子でもありませんから!』 キャラ名:アルティメット悟飯 カラー:1 アイテム: 必殺アップ3 気力ダウン2 防御アップ2 達人の気弾 ライトボディ オーラチェンジピンク 思考:ベジータ 備考:ドジっ子萌えを演出する為に気力マイナスかけてみた 『…か、カカロットさん…カカロットさー…!(ガフッ)』 キャラ名:ブロリー 形態:通常 アイテム:ブロリーの輪、攻撃アップ3&防御ダウン2、魔戦士の刻印、揺ぎない自信 思考タイプ:チャオズ ひ弱な幼馴染萌え 『カカロットもて王サーガ(攻略対象です)』 キャラ名 :孫悟空(後期) 形態:1 カラー :3 Zアイテム : 気力+2 必殺-1、攻撃+3 必殺-1、必殺+1、戦意高揚 コンボマスター 気を開放しろ 思考タイプ:なし 『ちょっとー!ヒロインは私よー!?』 キャラ名 :ビーデル 形態: カラー :1 Zアイテム :オーラチェンジ超4 気力3アップ 達人の打撃 激怒! 本気! 思考:なし 備考:サイヤ人の気を持つ地球人! 一回戦 ザーボン× VS ○ベジータ(前期超) ザーボン、羞恥心の為変身できず、王女にフルボッコ ラディッツ× VS ○ジース ねえさまはやはり柔らかかった 夕飯○ VS ×ブロリー 病弱な幼馴染はKYなドジっ子に五秒で瞬殺されたといいます 孫悟空(後期)○ VS ×ビーデル なんという主人公補正 準決勝 ベジータ(前期超)○ VS × ジース それにしてもこの王女、攻略対象が間近な所為かノリノリである 夕飯× VS ○孫悟空(後期) 王女のもとへ行きたがるモテ男だが、ドジッ娘がさせない モテ男なんとか辛勝 決勝戦 ベジータ(前期超)○ VS ×孫悟空(後期) 愛憎入り乱れた決勝戦 攻略対象はペアルック、能天気なモテ男に王女赤面ツン全開 しかし王女はご満悦であった(デレ)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4518.html
おぜうさまのこーまかん 家に帰ると大きな段ボール箱が玄関前においてある。 「ああ、『胴付きゆっくり用のペット小屋”おぜうさまの☆こーまかんだどぉ♪” ラージサイズ』が届いていたのか(なんて不自然かつ長いセンテンスなのだろう)」 段ボール箱が邪魔で玄関から上がれないので、両手で箱を押しのける。すると、 ぐもっという弾力と「う゛ー!?」というれみりゃの悲鳴が起こった。 つまり、こういうことなのだろう。 段ボール箱が届く。 ↓ 「うー!おぜうさまへのぷれぜんとにちがいないどぉ♪」 ↓ 開封しようとするが、れみりゃの不器用な手ではガムテープをはがすことができない。 ↓ 「うー!うー!さくやー!」 ↓ 泣き疲れて箱の陰で寝る。 ↓ 俺帰宅 ↓ ぐもっ 「えぐっ、えぐっ」 「やれやれ……」 ところで、梱包を開けられなかったのはれみりゃにとってちょっとした幸運といったところだ。 もし勝手に開封していた場合には、お帽子没収の刑を与えることになっているのだ。 もっとも帽子なしではぐずりが酷いので、俺はいつもパーティー帽をかぶせてやることにしているのだが。 いかにもチープなパーティー帽をかぶせてやっただけで機嫌を直す様は滑稽だし、ルックスの 間抜けさ加減も良い感じでおすすめだ。 * * * * さて、わざわざ値の張る”おぜうさまの☆こーまかんだどぉ♪”ラージサイズを買ったのは、 なにもれみりゃをこれ以上高慢にさせてよろこぶためではない。むしろその逆だ。 「れみりゃの~、謙虚なところが見ってみったい~」 鼻唄を歌いつつ”こーまかん”を庭で組み立てる。どうせまとわりついて作業の邪魔をするに違いない れみりゃは檻の中だ。 無事完成したこーまかんを見上げて一息つく俺とハイテンションのれみりゃ。 「うーうー!!こーまかーん~♪おぜうさまの~♪」 俺はれみりゃを檻から出してやる。 「うっうー♪」 「これ、待ちなさい」 俺はれみりゃを制止する。が、そんな話を聞くようなれみりゃではない。 普段にない力を発揮して強引に俺の脇をすり抜け、こーまかんに向かう。 「う~う~」 「待たんかい!」 とりあえず、足も砕けよとばかりに背後からローキックをお見舞いしておいた。 「ぎゃおーー!!??」 「あ゛う゛~あ゛う゛~」 泣きながらのたうちまわるれみりゃに、俺は説明を始める。 ちなみに足は吹っ飛んだが、すでに再生を始めている。ゆっくりだから大丈夫デース。 「さて。今日はれみりゃへのプレゼントがあるんだ。 ……一つはアレ」 庭にはっきりと存在感を示しているこーまかんを指差す。 さすがに(ゆっくりの住居としては)よく出来ている。瀟洒ならせん階段やらダンスホールらしき場所まであり、 あれなら思う存分れみりゃの虚栄心を満たすことができるだろう。 「あう~。こーまかん、とってもうれし~どぉ~!おぜうさまのえれがんとなおうちにふさわしーどぉー!」 「そして、もう一つはアレ」 俺は庭の隅を指差す。 「あう?」 そこには、もう使われなくなったみすぼらしい犬小屋がある。 「あそこに、ぷっでぃーんを置いておいた。どっちか好きなほうをお選びなさい」 「うー☆ぷっでぃーんー!」 腕の力と翼のはばたきで、れみりゃは犬小屋の方へ進み始める。 「どっちか片方だけだぞ」 俺は言ってやる。ぴたっ、とれみりゃの動きが止まった。 「う~う~」 おお、迷っている迷っている。 れみりゃ種の根底にある”えれがんと”への憧れを満たす立派なこーまかんと、とっても大きなプリン。 このれみりゃはどちらを選ぶのだろうか? 「うーぷっでぃんー」 のそのそと、犬小屋の方へ向かって行く。 「こーまかんはいらないのな?」 ぴくっ 「……こーまかんもほしーどぉー。だけどぷっでぃんたべるどぉー」 「あっそう」 「むーしゃむーしゃ……しゅしゅしゅしゅごいどぉぉぉぉぉ!!!!とってもおいちーどーー!!!」 俺の特製バケツプリンを感激しながら食べるれみりゃ。 「あう~あんまいどぉ~……あう?」 それを半ばまで食べたあたりで、れみりゃの顔色が変わった。 「ん…?む…ぷぅぅぅぅ!!」 好き嫌いをするれみりゃのために、ペースト状にした野菜を中につめておいたのだ。 甘いプリンと大嫌いな野菜の味が混ざってどうしたらいいのかわからないのだろう、 「……!……!」 どうにか飲み込むことには成功したらしい。 「うーうー!まじゅいのやだどぉー!!まじゅいのぽいっしておいしーぷっでぃんたべるのー!!」 手足をばたつかせているれみりゃを横目に、俺は庭から縁側に戻る。 「あう。おぜうさまのこーまかん~」 しばらくして機嫌を直したれみりゃは、とてとてとこーまかんの方に歩く。 洋館風になっている門の前に立ってもう一度こーまかんを見上げる。 「とおってもえれがんとだどぉ~。おぜうさまのおやしきにふさわしいどぉ~」 そのままれみりゃは門の前で踊り始めた。 「うっう~うあ☆うあ☆」 「れみ☆りゃ☆うー!」 ひとしきり踊ったあとで、門に手をかける。 「きょうからおぜうさまのおやしきだっどぅ~。すてきだど~」 ガチャ。 「あう?」 ガチャガチャ。ガチャガチャ。 「あかないどぉーー!!」 門を押したり引いたりするれみりゃに言う。 「いや、だってお前プリン選んだじゃん」 「こーまかんもー!こーまかんもおぜうさまのー!!」 「駄目だね」 「やだどぉー!あげでー!あげでー!」 * * * * それから三日経った。 れみりゃは毎日、自分のものになるはずだったこーまかんを眺めて暮らしている。 「おぜうざまのこーまかん……」 かつてれみりゃがのうさつ☆だんすをしたり遊んだりしていた庭は、こーまかんに占拠されて だいぶ狭くなってしまった。 だんすを踊っても、他の遊びをしても、入ることの出来ないこーまかんが目に入って、 すぐにつまらなくなってしまう。 「うー!うー!おぜうさまはふびんだどぉー!ざぐやなんとかするどぉー!」 今日は、そのこーまかんの中から声がしていた。 「うー!?だれだどぉ!?」 俺は知っているがれみりゃは知らない。 れみりゃが起きてくる三十分ほど前、庭に現れておうち宣言をしたゆっくりがいたので こーまかんをくれてやったのだ。 そして、そのゆっくりが今こーまかんのバルコニーに姿を現した。 「ここはれいむのおうちだよ!ゆっくりしていってね!」 「まりさもいるよ!」 「ううー!?ここはれみりゃのこーまかんだどー!?」 いや、お前のじゃねーから。 「「ゆっくりしていってね!」」 「うーうー!!ここはおぜうさまのなのー!!」 滂沱の悔し涙を流すれみりゃだが、門は俺が施錠しなおしておいたし、 二階のバルコニーまで飛ぶほどの浮遊力はれみりゃにはない。 れみりゃにできるのは、きっちりとこーまかんを囲う柵をむなしくひっかくことぐらいだ。 「やめてね!れいむのごーじゃすゆっくりぷれいすにきずをつけないでね!」 「ゆっくりしてないやつなんだぜ!」 俺は縁側から口を出す。 「こいつはなぁ、ぷっでぃんとおうちでぷっでぃんをえらんだれみりゃなんだぞー。 食い意地が張ってるんだぞー」 それを聞いてまりさが吹き出した。 「ゆぷぷ!れみりゃはおばかなのぜ!」 れいむも言う。 「ぷっでぃんはすごくゆっくりしてるけどむーしゃむーしゃしたらなくなっちゃうよ! おうちはずっとゆっくりできるんだよ!」 こんな時だけ正論を吐くこいつらは、実は意外と空気の読める性質なのかもしれない。 「たんらくてきしこうはゆっくりできないよ!」 「おうちとあまあまをくらべるなんて、ばかなの?しぬの?」 れみりゃはうつむき、ぷるぷると震えながらそれを聞くことしか出来ない。 「う゛う゛ーー!!ざぐやー!ざぐやー!」 二匹のゆっくりはバルコニーからゆっくりとした身を乗り出して言った。 「「ゆっくりしていってね!」」 END 書いた人:十京院典明 一周年企画『自分の一作目をリメイク』 fuku720.txt『豚小屋とぷっでぃーん』からのリメイクです。 おまけ お帽子没収の刑 「あ゛う゛ー!あ゛う゛ー!おぜうさまのおぼーしがえじでー!」 俺は取り上げた帽子をさっと後ろ手に隠す。 「あうー!でびりゃのー!」 まるで世界の終わりのように泣き喚くれみりゃ。 「えぐぅぅぅぅ!!!うびぃぃぃぃ!!!」 れみりゃに勝手に取り返されないよう、タンスの奥に帽子をしまい、代わりにパーティー帽を取り出す。 しゃがみこんで泣きじゃくるれみりゃの頭にそれを被せてやる。 「うー?おぼうしだっどぉ♪かり☆しゅま☆ふっかつぅ~だどぉ~!」 「(いやいやいや)」 安っぽい銀色のパーティー帽を被って踊るれみりゃ。 「帽子の何が大事なのかよくわからん……」 ゆっくりには謎が多い。 「いいこと思いついたのぜ。お兄さんは天才なのぜ」 パーティー帽の枠に磁石を貼り付ける。れみりゃの頭にも磁石を載せる。 俺が帽子から手を放すと、ふわり、と帽子が浮き上がり、頭の上を滑り落ちる。 「あう~。おっこっちゃったどぉ~。おぼうしだいじだいじだどぉ~」 拾う。 頭の上に乗せ直す。 ゆらり……ぽてん。 「あう~!おぼうしゆっぐりしないとだめだどぉー!」 拾う。乗せる。ゆらり。ぽてん。 「あ゛う゛ーーー!?どーじでゆっぐりじないんだどぉーー!!??」 END このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2502.html
おぜうさまのこーまかん 家に帰ると大きな段ボール箱が玄関前においてある。 「ああ、『胴付きゆっくり用のペット小屋”おぜうさまの☆こーまかんだどぉ♪” ラージサイズ』が届いていたのか(なんて不自然かつ長いセンテンスなのだろう)」 段ボール箱が邪魔で玄関から上がれないので、両手で箱を押しのける。すると、 ぐもっという弾力と「う゛ー!?」というれみりゃの悲鳴が起こった。 つまり、こういうことなのだろう。 段ボール箱が届く。 ↓ 「うー!おぜうさまへのぷれぜんとにちがいないどぉ♪」 ↓ 開封しようとするが、れみりゃの不器用な手ではガムテープをはがすことができない。 ↓ 「うー!うー!さくやー!」 ↓ 泣き疲れて箱の陰で寝る。 ↓ 俺帰宅 ↓ ぐもっ 「えぐっ、えぐっ」 「やれやれ……」 ところで、梱包を開けられなかったのはれみりゃにとってちょっとした幸運といったところだ。 もし勝手に開封していた場合には、お帽子没収の刑を与えることになっているのだ。 もっとも帽子なしではぐずりが酷いので、俺はいつもパーティー帽をかぶせてやることにしているのだが。 いかにもチープなパーティー帽をかぶせてやっただけで機嫌を直す様は滑稽だし、ルックスの 間抜けさ加減も良い感じでおすすめだ。 * * * * さて、わざわざ値の張る”おぜうさまの☆こーまかんだどぉ♪”ラージサイズを買ったのは、 なにもれみりゃをこれ以上高慢にさせてよろこぶためではない。むしろその逆だ。 「れみりゃの~、謙虚なところが見ってみったい~」 鼻唄を歌いつつ”こーまかん”を庭で組み立てる。どうせまとわりついて作業の邪魔をするに違いない れみりゃは檻の中だ。 無事完成したこーまかんを見上げて一息つく俺とハイテンションのれみりゃ。 「うーうー!!こーまかーん~♪おぜうさまの~♪」 俺はれみりゃを檻から出してやる。 「うっうー♪」 「これ、待ちなさい」 俺はれみりゃを制止する。が、そんな話を聞くようなれみりゃではない。 普段にない力を発揮して強引に俺の脇をすり抜け、こーまかんに向かう。 「う~う~」 「待たんかい!」 とりあえず、足も砕けよとばかりに背後からローキックをお見舞いしておいた。 「ぎゃおーー!!??」 「あ゛う゛~あ゛う゛~」 泣きながらのたうちまわるれみりゃに、俺は説明を始める。 ちなみに足は吹っ飛んだが、すでに再生を始めている。ゆっくりだから大丈夫デース。 「さて。今日はれみりゃへのプレゼントがあるんだ。 ……一つはアレ」 庭にはっきりと存在感を示しているこーまかんを指差す。 さすがに(ゆっくりの住居としては)よく出来ている。瀟洒ならせん階段やらダンスホールらしき場所まであり、 あれなら思う存分れみりゃの虚栄心を満たすことができるだろう。 「あう~。こーまかん、とってもうれし~どぉ~!おぜうさまのえれがんとなおうちにふさわしーどぉー!」 「そして、もう一つはアレ」 俺は庭の隅を指差す。 「あう?」 そこには、もう使われなくなったみすぼらしい犬小屋がある。 「あそこに、ぷっでぃーんを置いておいた。どっちか好きなほうをお選びなさい」 「うー☆ぷっでぃーんー!」 腕の力と翼のはばたきで、れみりゃは犬小屋の方へ進み始める。 「どっちか片方だけだぞ」 俺は言ってやる。ぴたっ、とれみりゃの動きが止まった。 「う~う~」 おお、迷っている迷っている。 れみりゃ種の根底にある”えれがんと”への憧れを満たす立派なこーまかんと、とっても大きなプリン。 このれみりゃはどちらを選ぶのだろうか? 「うーぷっでぃんー」 のそのそと、犬小屋の方へ向かって行く。 「こーまかんはいらないのな?」 ぴくっ 「……こーまかんもほしーどぉー。だけどぷっでぃんたべるどぉー」 「あっそう」 「むーしゃむーしゃ……しゅしゅしゅしゅごいどぉぉぉぉぉ!!!!とってもおいちーどーー!!!」 俺の特製バケツプリンを感激しながら食べるれみりゃ。 「あう~あんまいどぉ~……あう?」 それを半ばまで食べたあたりで、れみりゃの顔色が変わった。 「ん…?む…ぷぅぅぅぅ!!」 好き嫌いをするれみりゃのために、ペースト状にした野菜を中につめておいたのだ。 甘いプリンと大嫌いな野菜の味が混ざってどうしたらいいのかわからないのだろう、 「……!……!」 どうにか飲み込むことには成功したらしい。 「うーうー!まじゅいのやだどぉー!!まじゅいのぽいっしておいしーぷっでぃんたべるのー!!」 手足をばたつかせているれみりゃを横目に、俺は庭から縁側に戻る。 「あう。おぜうさまのこーまかん~」 しばらくして機嫌を直したれみりゃは、とてとてとこーまかんの方に歩く。 洋館風になっている門の前に立ってもう一度こーまかんを見上げる。 「とおってもえれがんとだどぉ~。おぜうさまのおやしきにふさわしいどぉ~」 そのままれみりゃは門の前で踊り始めた。 「うっう~うあ☆うあ☆」 「れみ☆りゃ☆うー!」 ひとしきり踊ったあとで、門に手をかける。 「きょうからおぜうさまのおやしきだっどぅ~。すてきだど~」 ガチャ。 「あう?」 ガチャガチャ。ガチャガチャ。 「あかないどぉーー!!」 門を押したり引いたりするれみりゃに言う。 「いや、だってお前プリン選んだじゃん」 「こーまかんもー!こーまかんもおぜうさまのー!!」 「駄目だね」 「やだどぉー!あげでー!あげでー!」 * * * * それから三日経った。 れみりゃは毎日、自分のものになるはずだったこーまかんを眺めて暮らしている。 「おぜうざまのこーまかん……」 かつてれみりゃがのうさつ☆だんすをしたり遊んだりしていた庭は、こーまかんに占拠されて だいぶ狭くなってしまった。 だんすを踊っても、他の遊びをしても、入ることの出来ないこーまかんが目に入って、 すぐにつまらなくなってしまう。 「うー!うー!おぜうさまはふびんだどぉー!ざぐやなんとかするどぉー!」 今日は、そのこーまかんの中から声がしていた。 「うー!?だれだどぉ!?」 俺は知っているがれみりゃは知らない。 れみりゃが起きてくる三十分ほど前、庭に現れておうち宣言をしたゆっくりがいたので こーまかんをくれてやったのだ。 そして、そのゆっくりが今こーまかんのバルコニーに姿を現した。 「ここはれいむのおうちだよ!ゆっくりしていってね!」 「まりさもいるよ!」 「ううー!?ここはれみりゃのこーまかんだどー!?」 いや、お前のじゃねーから。 「「ゆっくりしていってね!」」 「うーうー!!ここはおぜうさまのなのー!!」 滂沱の悔し涙を流すれみりゃだが、門は俺が施錠しなおしておいたし、 二階のバルコニーまで飛ぶほどの浮遊力はれみりゃにはない。 れみりゃにできるのは、きっちりとこーまかんを囲う柵をむなしくひっかくことぐらいだ。 「やめてね!れいむのごーじゃすゆっくりぷれいすにきずをつけないでね!」 「ゆっくりしてないやつなんだぜ!」 俺は縁側から口を出す。 「こいつはなぁ、ぷっでぃんとおうちでぷっでぃんをえらんだれみりゃなんだぞー。 食い意地が張ってるんだぞー」 それを聞いてまりさが吹き出した。 「ゆぷぷ!れみりゃはおばかなのぜ!」 れいむも言う。 「ぷっでぃんはすごくゆっくりしてるけどむーしゃむーしゃしたらなくなっちゃうよ! おうちはずっとゆっくりできるんだよ!」 こんな時だけ正論を吐くこいつらは、実は意外と空気の読める性質なのかもしれない。 「たんらくてきしこうはゆっくりできないよ!」 「おうちとあまあまをくらべるなんて、ばかなの?しぬの?」 れみりゃはうつむき、ぷるぷると震えながらそれを聞くことしか出来ない。 「う゛う゛ーー!!ざぐやー!ざぐやー!」 二匹のゆっくりはバルコニーからゆっくりとした身を乗り出して言った。 「「ゆっくりしていってね!」」 END 書いた人:十京院典明 一周年企画『自分の一作目をリメイク』 fuku720.txt『豚小屋とぷっでぃーん』からのリメイクです。 おまけ お帽子没収の刑 「あ゛う゛ー!あ゛う゛ー!おぜうさまのおぼーしがえじでー!」 俺は取り上げた帽子をさっと後ろ手に隠す。 「あうー!でびりゃのー!」 まるで世界の終わりのように泣き喚くれみりゃ。 「えぐぅぅぅぅ!!!うびぃぃぃぃ!!!」 れみりゃに勝手に取り返されないよう、タンスの奥に帽子をしまい、代わりにパーティー帽を取り出す。 しゃがみこんで泣きじゃくるれみりゃの頭にそれを被せてやる。 「うー?おぼうしだっどぉ♪かり☆しゅま☆ふっかつぅ~だどぉ~!」 「(いやいやいや)」 安っぽい銀色のパーティー帽を被って踊るれみりゃ。 「帽子の何が大事なのかよくわからん……」 ゆっくりには謎が多い。 「いいこと思いついたのぜ。お兄さんは天才なのぜ」 パーティー帽の枠に磁石を貼り付ける。れみりゃの頭にも磁石を載せる。 俺が帽子から手を放すと、ふわり、と帽子が浮き上がり、頭の上を滑り落ちる。 「あう~。おっこっちゃったどぉ~。おぼうしだいじだいじだどぉ~」 拾う。 頭の上に乗せ直す。 ゆらり……ぽてん。 「あう~!おぼうしゆっぐりしないとだめだどぉー!」 拾う。乗せる。ゆらり。ぽてん。 「あ゛う゛ーーー!?どーじでゆっぐりじないんだどぉーー!!??」 END このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1336.html
注意!! ゆっくり同士の交尾が出ます。 ぺにぺにまむまむが出ます。 他SS作者様の設定をパクってます。 パロディ有り 以上了承できる方はどうぞ。 「ゆゆ~ゆ~ゆゆゆっ~くりぃ~」 切り株の上で一匹のれいむが人間からすれば踏みつぶしてしまいたくなるような雑音を立てている。 切り株の周りには沢山のゆっくり達がおとなしく鎮座し、れいむの雑音を聞いている。 「ゆっ! きょうもたくさんうたったよ! みんな! ゆっくりしていってね!!!」 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 このれいむはこの群れ一番の美ゆっくりとされているれいむだ。 無論言い寄るゆっくりは後を絶たない。 「れいむ! きょうはまりさたちとゆっくりするんだぜ!」 「いんかもののまりさはだまっててね! れいむ! きょうはありすといっしょにすっきりしましょうね!」 「わかるよー。ちぇんといっしょにゆっくりするよねー!」 「むきゅ! きょうはいっしょにおべんきょうをしましょうね!」 「いいい、いっしょにゆっくりするみょん!!!」 「みんなへんなこといわないで! れいむはれいむといっしょにゆっくりするんだよ!!!」 ゲスもレイプ魔もみなれいむに言い寄る。 「ゆっ! きょうはひとりでゆっくりしたいからみんなどっかにいってね!!」 れいむの一声で群れは解散し、れいむは望み通り一匹になった。 全員このれいむに嫌われたくないから。 「れいむ!」 しかし、この群れにいるゲスまりさとよばれるまりさ達三匹組がれいむの前に姿を現した。 「おそいよ! さっさとごはんちょうだいね!!! れいむおなかすいたんだよ!!!」 自分の言うことを聞かなかった三匹に対し、食べ物を要求するれいむ。 この三匹は惚れた弱みにつけ込まれ、食料をれいむに貢ぐ生活をしていた。 「ごめんねなんだぜ! でもいっぱいごはんとってこれたんだぜ!」 「いっぱいたべてほしいんだぜ!」 まりさ達は帽子や口の中から餌を取り出し、れいむの前に置いた。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー」 がつがつと汚らしく餌を食い散らかすれいむ。 「れ、れいむ。きょうこそまりさたちとゆっくりしていってほしいんだぜ!!!」 いつものように一緒に過ごして欲しいと頼むまりさ三匹 「うるさいよ! こんなごはんじゃまんぞくできないよ! やくたたずなまりさたちはさっさともっとおいしいごはんをもってきてね! そうだ! いつもみょんがれいむのこといやらしいめでみるんだよ! きもちわるいからこっそりころしてね!!!」 いつものように全く相手にされず、さらなる餌と気に入らないゆっくりの抹殺を命令された。 このれいむは外見は良かったが中身はゲスであった。 ゲスまりさを利用し、餌を巻き上げ、気に入らない者を始末させる。 こうすることで、自分が存分にゆっくりでき、同時に自分に不平不満を持っている者を自らの手を汚さずに始末していった。 ゲスまりさ達が駆けていったことを確認すると、幼なじみのまりさの元へ向かう。 抹殺対象とされたみょんは一匹で餌を探していた。 「みょんみょん~♪ みょんmyヴェニス!!!!」 存分にゆっくりしながら餌を求めるみょんを一突きで絶命させたまりさ。 その死体は三匹の腹の中に収まった。 ちなみにこのみょんは前日に美れいむに対して我が儘な性格を指摘したため暗殺対象にされたのだ。 みょんを殺したゲスまりさ三匹はもっとおいしい餌を求め、草原を駆けてゆく。 (こんどこそはもっとおいしいごはんをれいむにあげていっしょにゆっくりするんだ!) その途中でぱちゅりーに出会った。 「みかけないぱちゅりーだぜ!」 「どこのぱちゅりーかしらないけど、まりささまたちにおいしいえさをよこせなんだぜ!」 「さっさとわたさないといたいめみるんだぜ!」 最初から強盗のように声を荒げるまりさ達。 しかしぱちゅりーは物怖じせず、 「むきゅ、今はご飯を持ってないけど美味しいご飯なら持ってこれるわ」 「じゃあ、さっさともってくるんだぜ!」 「あげるのはいいけど、何でまりさ達はそんなにご飯をほしがるの? みんなちゃんと自分のご飯くらい取っ手来られそうだけど」 「れいむにあげるからいっぱいごはんがひつようなんだぜ!」 「むきゅ、そのれいむって群れ一番の美れいむの事かしら?」 「そうなんだぜ!」 「ならもっと良い方法があるよ!!! よく聞いてね!」 逆にゲスまりさ達に提案をする。 数時間後・・・ 「ゆっ! おそいよまりさ! ぐずなまりさはきらいだよ!」 いつもよりも餌を運んでくるのが遅かったことに不満を述べるれいむ。 いつもならまりさは謝ってれいむに餌を与えていたが今回は様子が違った。 「なにぼーっとしてるの! ゆっくりしないではやくあやまってね! あと、ごはんさっさとよこしてね!!!」 「うるさいんだぜ!」 どんっ! 「ゆ"っ!!!」 一匹のまりさがれいむを突き飛ばした。 餌をゲスまりさ達に集めさせ、ろくに狩りにも行かずに歌うか幼なじみまりさとゆっくりするだけの生活はれいむから体力を確実に奪っていた。 れいむは突き飛ばされた衝撃で気絶し、まりさ達に運ばれていった。 数分後、れいむが目を覚ますとそこは湖の近くにある洞窟だった。 「むきゅ、あとはこの『あんだま』をれいむに食べさせてあげてね! そしたら後は好きにして良いよ!」 ぱちゅりーとゲスまりさ達の会話もはっきりと入ってこない頭でれいむは考えた。 (れいむはなにをしてたんだっけ、おひるねしてたのかな・・・、そうだ、あのばかまりさたちにつきとばされたんだ!) そこまで思い出し、ガバリと起き上がったれいむはさっそくまりさ達に文句を言い始めた。 「れいむにこんなひどいことしてただですむとおもってるの!? ばかなの! しぬの!」 「ゆぅ、ごめんなんだぜ、おわびにこれあげるんだぜ!」 まりさは素直に謝り、れいむにぱちゅりーから貰った餡玉を与えた。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!!!」 今まで食べたことのない甘味に舌鼓をうつれいむ。 れいむが餡玉を食べ終わると同時にまりさ達三匹はお互いの顔を見合わせ、一度頷くとれいむに頬をすり寄せだした。 「ゆっ! なにするの! れいむにへんなことしないでね!」 まりさ達はれいむの抗議など無視し、頬を激しく振動させる。 交尾、いや強姦を始めたのだ。 「やべでねええええ!!! れいむにはまりさがいるんだよおおお!!!」 「ま、まりさなら、ここにいるんだぜ!」 「ぢがうよおおおおお! おばえだちのようなぐずじゃないよおおおお!!!!」 どんなにれいむが嫌がってもまりさ達はやめない。 それどころか、 「「「すっきりー!!!」」」 「ずっぎりー!!!」 いっしょにすっきりー! してしまった。 「でいぶのばーじんがあああああ!!!」 泣きわめくれいむの頭には茎が生え始める。 まりさ達はれいむを押さえつけ、頭に生えた茎をぶちりと引きちぎる。 「でいぶのあがちゃんがあああああ!!!! どぼじでごんなごとづるのおおおおお!!!!」 「うるさいんだぜ! おかされてよろこぶびっちれいむはまりさたちをもっとすっきりさせるんだぜ!」 強気のまりさ達は休む暇無く強姦を続ける。 「ゆっへっへ! れいむのばーじんまむまむきもちいいんだぜ! もっときもちよくさせてやるんだぜ!」 「じゃあ、まりささまはばーじんあにゃるをもらってやるんだぜ!」 ぺにぺにまむまむあにゃるでの強姦も終わったところで余った一匹がれいむに無理矢理口付けする。 「ゆへへへへ・・・、まりささまはれいむのふぁーすとちゅっちゅでがまんしてやるんだぜ!」 普通ならば胎生にんっしんっするはずの交尾も、ぱちゅりーが与えた餡玉の効果で植物性にんっしんっになった。 蔦が生える度に蔦は引きちぎられ、その蔦はれいむに無理矢理食べさせる。 もとから餌に困らなかったれいむは、にんっしんっしすぎたために黒ずんで死ぬこともなく、延々と犯され続けた。 そして次の日。 「ちゃんと列に並ばなきゃだめなんだぜ!」 「わかったよー、ちゃんとならぶよー」 昨日れいむが輪姦された現場には長蛇の列が出来ていた。 最前列ではゲスまりさの内一匹が列に並んでいたゆっくりありすから餌を受け取っていた。 「ゆっ! かくにんしたんだぜ! じゃあ、なかにはいっていいんだぜ!」 今し方餌を渡して中に進んだありすの目の前には自分たちが夢中になった美れいむがゲスまりさ二匹に押さえつけられていた。 「つぎのやつなんだぜ! れいむ! ちゃんとあいさつするんだぜ!」 「ゆぎゃああああ!!! もうおうちかえるううううう!!!」 ありすはすぐさまぺにぺにを出し、れいむに襲いかかった。 ずんっ! 「ゆあああああ!!!! ぼおやべでえええええ!!!」 れいむの悲鳴など気にすることなくありすはれいむを犯す。 「ゆっ! ありすにれいぷされてよろこんでるんだぜ!」 「とんでもないびっちなんだぜ!」 「みんなのあいどるきどってたくせにとんだすっきりーあいどるなんだぜ!」 「「ゆーゆっゆっゆっゆっ!」」 「あ"あ"あああ"ああ"あ!!!!!! ずっぎりー!!!」 ありすはれいむに中出しすると、すっきりー顔で外へ出て行った。 れいむの頭に生え始めた茎はまた千切られ、無理矢理れいむ自身が食べさせられた。 そして、次のゆっくりが中に入ってきた・・・。 「むきゅ、うまく行ってるようね!」 「あ、ぱちゅりー! ありがとうなんだぜ! おかげでびれいむとすっきりーできたし、ごはんもたくさんもらえてるんだぜ!」 行列の最前列で受付をしていたまりさが答えた。 前日、ぱちゅりーが提案したのはれいむをレイプし、飽きたら餌と引き替えに他のゆっくり達と交尾させるというものだった。 普通、交尾をしすぎると赤ゆっくりに栄養をとられて黒ずんで死んでしまうが、 赤ゆっくりに栄養を奪われる前に茎を引きちぎり食べさせれば黒ずんで死ぬことはない。 そしてぱちゅりーが与えた餡玉は「食べると植物性のにんっしんっしかできなくなる」効果がある。 そのため、どんな交尾を行っても胎生のにんっしんっはせず、エンドレスで犯され続けた。 こうして、このゲスまりさ達は好きなときに美れいむを犯し、 飽きたら売春をさせて餌を確保するという生活を続け、効率的に食欲と性欲を満足させたのだった。 そして、いつの間にかぱちゅりーは二匹分の餡玉を残し、どこかへと消えてしまった。 だがこの三匹には子分が出来た。クズれいむとゲスまりさとレイパーありすのトリオだ。 そして、6匹の所帯となったゲスの一団はさらに美ゆっくりを連れてこようと考えた。 子分達にれいむの売春を任せ、三匹は群れを駆け回った。 しかし、美れいむほどの美ゆっくりは見つからず、割と困っていた。 今思えばあのぱちゅりーは中々の美ぱちゅりーだった。 どうせならあのぱちゅりーとすっきりーすれば良かった。 まとまって行動しては効率が悪いと三手に別れて行動しているまりさの内、人間の村付近を探索する一匹はそんなことを考えていた。 「ゆっ?」 まりさは人間と一緒に歩いているれいむを見つけた。 (あのありす・・・すごいびありすなんだぜ!) まりさの次の獲物は決まった。急いで巣に戻り、他の奴らに知らせねば。 そしてその日の夜、次の獲物を決めたことを話した。 他の二匹はいい美ゆっくりを見つけることが出来なかったようで、早速明日拉致することで合意した。 そして次の日 「なあ、ほんとうにびありすはくるのかだぜ?」 「そのうちくるんだぜ! いいからだまってまつんだぜ!」 まりさ達は人間に見つからないようにありすが通りがかるのを待った。 そして、昨日と同様に人間と一緒にありすが現れた。 「ゆっ! すごいびありすなんだぜ!」 「そうなんだぜ! びれいむなんかよりももっとゆっくりしてるんだぜ!」 「おちつくんだぜ! びありすににげられたらたいへんなんだぜ! にんげんがありすからはなれるまでまつんだぜ!」 三匹は人間と争っている間にありすがどこかへ逃げていくことを恐れ、人間がありすから離れる瞬間を待った。 「ありす、ちょっと近くに住むおじさんにこれ渡してくるから、まっててくれ」 「わかったわ! ゆっくり気をつけてね!」 人間がありすから離れ、見えなくなった。 「いまなんだぜ!」 三匹は待ってましたとばかりにありすの元へ跳ねて行った。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 「ゆっくりしていってね!!!」 お決まりの挨拶を交わす四匹。 「あなた達はどこのゆっくり? 見ない顔だけど・・・」 (やっぱりすごくかわいいんだぜ! はやくすっきりーしたいんだぜ!!!) 「ゆっ! じつはかわいいびありすにみせたいものがあるんだぜ!!!」 三匹はいぶかしがるありすの質問を無視し、おだててこの場から連れ出そうとしている。 「可愛い美ありすなんて・・・、よくわかってるまりさじゃない! ちょっとくらいなら一緒にゆっくりしてあげても良いわよ!」 おだてられるとすぐこれだ。とでも言われそうなほどほいほいまりさ達について行くありす。 「ねえ、見せたい物って何なの?」 道中ありすが尋ねる。 「すごくすてきなものなんだぜ!」 自信満々に言い放つまりさ達。 やがて、美れいむが売春を行っている洞窟の隣の洞窟にありすを連れ込む。 「なによ、全然良い物なんて無いじゃない! どこに良い物があるのよ!」 「ゆっへっへっへ、これなんだぜ!」 そう言って三匹が見せた物は自らのぺにぺにであった。 「何見せてるのよ! もう帰るわ!」 「そうはいかないんだぜ!!!」 「いやああああああ!!!」 一匹の力はまりさよりも高いものの、同時に複数匹に襲われては為す術もないありす。 このありすも無理矢理餡玉を食べさせられ、一晩中三匹と子分の合計六匹に輪姦されるのであった。 次の日から、ありすとれいむは同じ洞窟に監禁され、売春を強要される日々が始まった。 「もうやだ! おう"ちか"えるう"うう"うう!!!」 「おにいさあああん! みょおおおおおおん!! たすけてええええええ!!!」 「ゆっへっへ! ふたりならべてすっきりー! するのはきもちよすぎるんだぜ!!!」 やりたい放題の六匹。 しかし、ありすは元々飼いゆっくりであったため突然の環境の変化に適応できずに衰弱していった。 そしてありす拉致から一週間 「おーいありすー、どこだー!!!」 「ありす! どこだみょおおおん!!」 ゲス達が川へ遊びに行った居る間に飼い主とみょんが助けに来た。 このみょんは村の名士に飼われている戦闘強化型のゆっくりであり、同時にありすの恋ゆっくりであった。 最近行方不明になったありすを助けに行くため、ありすの飼い主に同行している。 飼い主はありすに取り付けられた発信器付きゴールドバッヂの反応を頼りにここまで来たのだ。 「お兄さん・・・ みょん・・・」 本当は叫んで助けを呼びたいが、衰弱しきった体ではそれは叶わなかった。 「ありすうううう!!!」 みょんがありすを見つけた頃にはすでに虫の息だった。 「みょん、お兄さん、ごめんね。ありす、もう・・・」 「みょおおおおおおん!! 死んじゃやだみょん!!!」 「待ってろ! すぐオレンジジュースを・・・」 「みょん・・・、お兄さん・・・、今まであり、がと・・・ぅ」 「・・・」 「あ・・・あり・・・す」 ありすはみょんと飼い主に見守られ、息を引き取った。 「ゆっ! にんげんとみょんだよ! はやくれいむをたすけてね!」 「・・・その前にここで何があったのか教えろ」 みょんは美れいむに冷たく言い放つ。 「れいむとありすはわるいまりさたちにつかまってまいにちすっきりー! させられてたんだよ!!!」 れいむはありのまま話した。 飼い主はがっくりと膝をつき、みょんはありすが受けていた仕打ちを思うと胸が張り裂けそうであった。 「ゆっ! だれかいるんだぜ!」 「みょんとにんげんよ!!!」 「あのみょんもすごいびゆっくりだよ! つぎはみょんもいれようね!!!」 「ありすがしんでるんだぜ! まったく、びょうじゃくはぱちゅりーだけでじゅうぶんなんだぜ!」 「おじさん、いたいめにあいたくなかったらおいしいごはんとそのみょんをおいていけなんだぜ!」 「・・・みょん」 「わかってるみょん」 飼い主は効きもしない体当たりを繰り返す洞窟の中に放り投げる。 「ぎゅっ!」 「べ!」 「らっ!」 そしてみょんにペーパーナイフを投げて寄越し、みょんはそれを目の前に置き 「ゆるさん・・・! ゆるさんぞ糞饅頭共! じわじわとなぶり殺しにしてくれる! 一匹たりとも逃がさんぞ! 覚悟しろ!!!」 そして始まる一方的な蹂躙。 「ゆっ! こんなのがでるわげない"よおお"お"おお!!! だずげでええええええええ!!!」 逃げようとしても出口に向かえば人間に投げ飛ばされ、みょんに突き刺され、踏みつぶされる。 「当たり前だみょん、たった六匹の生ゴミがみょんに勝てるとでも思ったのか?」 れいむは目にペーパーナイフを突き刺され痙攣する。 ゲス六匹を死にかけの状態まで痛めつけたみょんは飼い主に言った。 「そいつらにジュースを飲ませてほしいみょん」 「なぜ?」 「この程度で殺すなんて生ぬるいみょん! もっと痛めつけて苦しめてやるみょん!!」 飼い主としてはさっさと潰してしまいたかったが名士の飼いゆっくりであるため、一応言うことを聞くことにしてやった。 ジュースをかけて応急処置をし、麻袋に死なないように放り込んでゆく。 「ゆっ! すごいよ! みょんはつよいしかわいいしれいむのおよめさんにぴったりだよ!!!」 美れいむはみょんを褒め称えたがみょんは冷めた目で見据え、 「なんでお前なんかが生きてるみょん?」 「ゆっ? なにをいっtぎゃあああああああああ!!!!」 みょんは美れいむの頬を食いちぎり、何度も踏みつけた。 「なんでありすが死んでお前みたいな汚い野良が生き残ってるみょん! お前が死ねば良かったんだみょん! 汚い生ゴミのくせに! 害獣のくせに! 死ね! 死ね!」 「ぎゅべ! むぎゃ! やべでえええええ!!!」 単なる八つ当たりである。 れいむが虫の息になった頃になって飼い主はみょんから美れいむを受け取り、さっきの連中同様応急処置をし、麻袋に放り込む。 それから数日後 「ゆぎゃああああああ!!! ぼおやべでええええ!!!」 「ごんなのどがいはじゃないいいいいいい!!!」 みょんに半殺しにされたゲス六匹は人間の村で飼いゆっくりの性欲処理機として活躍していた。 かつて自分たちがありすやれいむにしたことと同じように犯され、孕んだ茎は片っ端から引きちぎられて食わせられる。 「ば、ばりざあああああああ!!!」 「ぼうやだ!!! おうぢがえるうう"ううう"う!!!」 野良のレイパーありすの性欲処理もさせられる始末であった。 「ゆるゆるのまりさだね! こんなゆるゆるまむまむじゃれいむはすっきり出来ないよ!」 「とかいは(笑)なありす! いなかものありすはすっきりー! することしかないからすごくゆるゆるだよ! いなかものまるだしまむまむ(笑)」 「がばがばれいむはゆっくり死ねば? ゲラゲラゲラ! これマジおすすめ!」 「ゆぎゃああああああああ!!! うるざいいいいいいいいいい!!!」 ちなみに美れいむはというと 「ゅ"っ、ゅ"っ」 加工所に連れて行かれたが、度重なるにんっしんっのせいで餡子の質が落ち、 食材失格の烙印を押され、変わりにゆっくりを苗床にする花を寄生させて「ゆっくり花瓶」に加工された。 加工の際に餡子や皮を薬で強化したため、今ではみょんのストレス解消のサンドバッグとして役に立っている。 「死ねっ! 死ねっ! お前なんか生きてる価値無いみょん! 臭い生ゴミ饅頭め!!!」 みょんは花瓶となったれいむや饅頭便器となったゲス達を虐めるだけでは飽きたらず、 野良ゆっくりを何度も襲撃し、そのたびに飼い主を通じ加工場に野良ゆっくり達を引き渡した。 みょんの襲撃は村の近辺から完全にゆっくり達が居なくなるまで続いたそうな。 「イカ臭い生ゴミ饅頭は死ねみょん! この性欲饅頭共め!!!」 終わり 補足 発信器がついてるならさっさと助けに行けばいいのに →このありすはみょんの元へ度々泊まりがけで遊びに行っていたため、今度もみょんの元にいったのだろうと餡子脳並みの思考で考えたため それと、発信器が故障していたため、修理に時間がかかったため。です。 元凶はぱちゅりーじゃないの? こいつ死なないの? →現在制作中のSSから引っ張ってきたぱちゅりーなのでこのぱちゅりーへの制裁はそっちで行われます。 なんか制裁が簡素すぎるような… →制裁は後付けなので仕様です なんじゃこりゃ →ゲスって言うくらいならこういう事もしでかすんじゃないかなあ…って思って書いてみました。 SSのネタとして使ってもらえればうれしいもんです 今まで書いたSS ドスまりさとゆうか1~3 ゆっくり闘技場(性)1 不幸なきめぇ丸 名物餡玉 行列の出来るゆっくり スカウトマンゆかりん前・後 ファイティング親子とゆっくり このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/83452/pages/4433.html
『後編』 ♪次の日の放課後・音楽準備室 唯「うわー相変わらず澪ちゃんのファンクラブは人がいっぱいだね」 梓「前より増えてる気がするんですけど……」 紬「以前と全く同じ状態だけど……」 唯「ていうか今回は私たちは、本当になにもしないんだね」 梓「ずっと舞台裏にいるんなら私たち別にここにいなくてもいいんじゃ……」 紬「ダメよ。澪ちゃんはまだ私の沢庵の効果が残ってるから」 梓「……詳しくは聞きませんけど、いったいムギ先輩の眉毛ってなんなんですか?」 紬「知りたかったら唯ちゃんとイチャイチャして」 梓「意味がわかりませんからっ」テレテレ 唯「あれれー?あずにゃんの顔が赤くなってるよー?」 梓「ち、ちがいますから」 和「唯たち、そろそろ始まるわよ」 唯「あ、和ちゃん」 和「あ、じゃないわよ。もう澪のほうは準備万端よ」 和「それにしても澪はどうしちゃったの?澪が自分から進んで人前に立とうなんて……なにかあったの?」 唯「和ちゃんもそう思うよね。なんだか今朝から澪ちゃんの様子が普段と違うしね」 和「なんか妙に堂々としてたり、言動がいちいちおかしかったわね」 梓「想像がつかないですね、そんな澪先輩」 紬「澪ちゃんに安易に沢庵を食べさせるんじゃなかったわ」 唯「まあまあ最終的にもとの性格に戻るんでしょ?」 紬「ええ。早ければ今日中にでも」 紬(……たぶん) 梓「そういえば律先輩はどこにいるんですか?」 紬「りっちゃんなら先生に進路のことで相談があるから遅れてくると思うわ」 和「そろそろ始まるわよ」 唯『それじゃみなさんお待ちかねの秋山澪ちゃんの登場でーす』 ガチャ 澪「…………」スタスタスタ 梓「本当に前回とは別人のように堂々としてますね」 唯「澪ちゃんカッコイイ!」 紬「でもいったいどうやってりっちゃんの誤解を解くのかしら?」 和「そうよね。澪はあんまり口が上手いわけじゃないしね」 澪「本日はわざわざ集まってくれてありがとう」キラ-ン 佐々木「秋山さん、今日は一段とカッコ可愛いわね……」 少女A「素敵……」 少女S「抱かれたい……」 澪「さて、今日はあらぬ誤解を受けた、幼なじみでもあり同時に親友でもある 田井中律の誤解を解くために私はこうして今みんなの前に立っているわけだ」 澪「しかし、生憎私はとても口下手だ。万が一私の律が誤解されるのは困る」 澪「そこで、私の律への思いを綴った詩を書いてきた。聞いてくれ!」ドンッ☆ 澪「『ニンニクにくにくにっこにこー』」 『ニンニクにくにくにっこにこー』 ふたりっきりでたべる焼肉 会話はないけどあたたかい きっとこのあたたかさは焼肉のせいだけじゃない あなたとわたしがふたりでいるから ああ あたたかい にんにくをすりつぶしましょう にんにくを焼肉のタレにいれましょう きっと口 臭くなるけど それがふたりで食べた焼肉のあかしなの ニンニクが生み出すあたたかさ ニンニクのかおりのするふたりだけの空間 ニンニクが誘いだすふたりのえがお ニンニクにくにくにっこにこー 作・秋山澪 澪「みんな、この私の詩をどう思う?」キリッ ちーん 和「す、すごいわね……」 梓「みんな黙ってしまいましたね」 唯「えーすごく素敵な詩だと思うんだけどなあ」キラキラ 紬「でも……」 一同「」ポカ-ン 梓「タチの悪い魔法にでもかけられたみたいにファンクラブのみなさん固まってますね」 和「仕方ないわ。あの詩を聞いた後じゃ誰だってああなるわよ」 澪「どうだろうか?私の律に対する思いが少しはわかってもらえたと思うが」 澪「まあ、私と律の間についてきちんと説明しようと思うと、それはそれは時間がかかるからあえて説明はしない」 澪「それに説明する必要もない。私と律を見ていればお互いに愛し合っているということがよくわかるはずだからな」 唯「ねえねえムギちゃん」 紬「なあに?」 唯「仮にムギちゃんの沢庵の効果が消えたら、澪ちゃんはどうなるの?」 紬「普通にもとに戻るはずだけど」 唯「記憶はどうなっちゃうの?」 紬「それは沢庵の効果が効いているとき記憶も、そのまま残るはず」 唯「なあんだ。じゃあ澪ちゃんは記憶のことで困ったりしないんだね」 紬「ええ」 唯「よかったよかった」 紬「うふふそうね」 唯「あははははは」 紬「うふふうふふ」 和「……澪にとっては不幸ね」 梓「澪先輩、お気の毒様です」 澪「……」 澪「…………」 唯「澪ちゃんいつまで黙ってるんだろうね」 梓「そういえばずっと沈黙してますね」 紬「もしかして……」 和「この状況で記憶が戻ったのかも」 澪「………………」フルフル 佐々木「秋山さん、どうしたんだろ?」ヒソヒソ 少女A「ずっと黙ってますね」 少女S「あっ……」 澪「アワワワワワワワワワワワワワ」ガタガタ 澪「いやあああああああああああああああああああああ」ピュ-ン 唯「澪ちゃんが全力で部屋から出てちゃった!」 和「記憶が戻ったのね」 唯「なるへそ~」 紬「それで澪ちゃん恥ずかしくなって逃げ出したのね」 梓「なにはともあれ澪先輩がもとに戻ってよかったですね」 和「……って、よくないわよ!」ツッコミ! 唯「へ?どうして?」 和「澪が繊細な娘だってのは知ってるでしょ?」 唯「うん」 和「想像してみなさい。もとの性格に戻った澪が今の今までの自分の行動を思いだしたら」 和「間違いなく羞恥心と後悔で枕を濡らすわ」 和「それだけじゃないわ。もしかしたら学校にもう来なくなるかも」 和「いいえ!最悪自殺するかもしれないわ!」ドンッ 唯「そ、そんな……」ガクブル 紬「まさか私の沢庵が澪ちゃんを……」 梓「ちょっと、ていうかだいぶオーバーな気がするんですけど」 唯「あずにゃん!」ダキッ 梓「ここで抱き着く意味がわかりませんけど、なんですか?」 唯「澪ちゃんはね、とっても繊細な女の子なんだよ。だから和ちゃんが言ってることは全然オーバーじゃないよ!」フンス 梓「はあ……そうですか」 紬「とにかくなんとかしないといけないわね」 ガチャ 律「よっす。澪の様子はどうだ?」 唯「おおりっちゃん!ちょうどいいとこに」 律「どしたの?」 紬「実はというと……」 ♪街中 澪「……」トボトボ 澪(ああ……久々に死にたいと思ったかも) 澪(なんで今まであんな恥ずかしいことをしてたんだろう?) 澪(詩をみんなの前で発表するのはともかく、その後、律についてあんな風に……///) 澪(思いだしただけで死にたくなるな) 澪(いや、それだけじゃない) 澪(この右のほっぺも律にやられたものとはいえ、もとはと言えば私のせいだし……) 澪(はあ……) ♪一日前・女子便所 澪「さて、律。どうして私が一緒に花摘みに行こうって言ったかわかるか?」 律「いやさっぱり」 澪「だろうな」 澪「しかしこの場合たとえ律がまったく私の考えを汲み取ってなくても、私は行動に移るけどな」 律「はい?」 澪「今、私と律は互いに便所の個室にいる」 律「そうだな」 澪「この瞬間はつまり用を足しているがゆえにお互いに無防備」 律「……ええと、言いたいことがよくわからない」 澪「まあ、じっとしてろ」 澪「今からそっちに行くからな」ビシッ 律「なんでだよ!?」 澪「私と律は愛し合っているんだ」スレタイ! 律「意味がわかんねえよ!!」 澪「私の愛が私をこんな行動に駆り立てるんだ。恨むなら私を惚れさせたお前自身を恨むんだな」フフフ 律「責任転嫁も甚だしいわ!」 澪「今の私には何を言っても無駄だ……今会いに行きます!」 律「こっちくんなああっ!」 澪「便所のフタを閉じてそこに乗って、仕切に手をかけてケンスイの要領で……」 澪「こんにちはー」ヒョコリ 律「の、のぞくなあああぁぁ」 澪「後は仕切をまたいで……」ヨッコラッショ 律「パンツ丸見えだぞ」パンツマルミエ- 澪「問題ない。今の私に羞恥心はない」 律「また縞パンか?」ホホウ 澪「さて、律」シュタッ 律「まさか本当にこっちに来るとは……」アゼン 澪「もはや私と律の距離はほとんどゼロ」 律「なにする気だ!?」 澪「決まってるだろ……想い人の両の頬を優しく包み込んで顔を近づけてやることと言ったら……」ムチュ- 律「頭突き!」ドスッ! 澪「ぐはっ!」 律「な、なにしようとしてんだ!?女どうしなんだぞ!?」 澪「問題ない。愛は国境をまたぐから」ムチュ- 律「ますます意味がわからないぞっ!つうかお前がまたいだのはトイレの仕切だ!」 澪「ちなみに律がまたいでるのは便座だけど。とりあえず、私とキスしっほっおお!」ビンタキマッタ- 律「なにがあったのか知らないけどいいから落ち着け!」 澪「私は普段となんら変わりないが?」 律「ウソつけ!」 澪「どうでもいいがウソつけと言うのは それはウソだ、という意味だが、ついつい私はそう言われるとウソをつきたくなるな」 律「本当にどうでもいいな」 澪「まあいい。放課後の学校は事に及ぶのに非常に都合のいい時間だ」 律「さっきからお前、ただの変態としか思えない発言しかしてないな」 澪「そうか?女どうしだからって遠慮する必要はないだろ?」 律「いやもうお前秋山澪じゃねえよ。澪の皮被った別人だろ? 澪「ああ。私は進化したからな。今の私は秋山澪Vだからな」 律「なんだよそのVは?」 澪「ヴァージンのVだ!」フンス 律「進化してないじゃん!」 澪「言われてみると確かにな。だがこれには深い意味があってだな」 律「なんだよ?」 澪「私と律は女どうしで愛し合っているが 女どうしであるがゆえに、たとえ愛し合っていても一生ヴァージンという深い」ウンタラカンタラ 律「もういい口を開くな」 澪「そうだな。私と律の間に言葉は不要だ」 律「そういう意味で言ったんじゃねえよ」 澪「今日という一日を心に刻ませてやるからな」 律「トラウマとしてか?私に一生もんのトラウマを背負わせる気か?」 澪「さあレッツゴおおいいぶはっあああああああああああ!!」ドガシャン! 律「またビンタしちゃったわけだけど……つうか説明してないから伝わるわけないんだろうけどさ」 律「私は今の今までずっと便座に腰掛けてんだよ。 お前とのアホなコントで痔になったらどうすんだ」 澪「そのときは私が律の肛門をやさしく(以下略)」ヘンタ-イ 律「もういい。私は音楽準備室に戻るから」プン 澪「ひとりじゃ寂しいだろ?エスケープする」キリリッ 律「おう。私の前から逃げろ」 ♪回想終了 澪(私って最低だ……) 澪(自分でなにもしようとしないでムギに頼ってそのあげく……) 澪(律にひどいことして……はあ~) 澪(もういいや。今日は帰ろう。帰って寝ちゃおう……!?) キキキキキキキー!!! 澪「トラッ…………きゃああああああああ!!!」 男はハンドルを切ると、目の酷使と先天的なドライアイから、目を何度かしばたたかせた。 ここ最近の過労は、四十路を終えようとしている身体に容赦無く負担をかけていた。 少しコンビニかどこかで休憩しないと事故でも起こすかもしれない。 佐●急便に勤めて、今年で二十三年になる男はため息を漏らした。 なぜこの仕事に就いたのだろう。アクセルを踏む足に僅かに力が入った。 大学を中退したのが原因なのだろうか。 大学時代、学校に馴染めなかった男はバイトにのめり込んで、気づいたら講義をサボりがちになっていた。 最終的に大学を中退してしまったがその頃の彼にとっては 大学をやめたことに対する不安よりも、馴染めない大学に通わなくても済むことに対する安堵のほうが遥かに大きかった。 そうして大学を中退した彼は昔から憧れていた劇団に入団した。 小さな劇団であるがゆえに給料はまさに雀の涙だったため、他の仕事と掛け持ちしなければとても生活などできなかった。 大変だったし辛かったが決して辞めようとは思わなかった。 彼は演技の魅力に引かれていた。 いつかは自分も主役として舞台に立つ。 その遠大な目標のために彼はひたすら自らの演技を磨きつつ、がむしゃらに働いた。 しかし、神様は男に対して意地悪だった。 男は劇団の同僚に騙されて借金の保証人になってしまった。 どうしてあんなに安易に印鑑を押したのかわからない。 過去に戻れるなら……何度そう考えたことだろうか。 もっとも過去を悔やんでいる暇などはなかった。 借金の返済のために男は劇団を辞めざるをえなかった。 必死に仕事を探して、ようやく佐●急便に就職することが決まった。 それまでよりも更に忙しくなって辛かったが、それでも給料は劇団のそれとは比べものにならなかった。 数年かけてやっとのことで借金を返済した。 そうして気づけば彼は妻帯者になっていた。 子宝にも恵まれて息子を二人、娘を一人授かった。 子供を授かったとき、幸せというものが、どういうものか初めてわかった気がした。 さらにその五年後には出世して主任になることができた。 順風満帆――このまま自分の人生はうまくいき続ける。そう信じて疑わなかった。 しかし、一つの電話が彼の人生の歯車を再び狂わせた。 続き
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1335.html
前 「ゆ~♪ ゆ~♪ かわいい~あかちゃん~♪」 「おかぁしゃんのおうちゃ、しゅごくゆっくちできりゅよ!」 「もっちょ! もっちょうちゃって!」 「今日はこれでおしまいだよ。ゆっくり寝てね!」 「わかっちゃよ!」 「おやちゅみなちゃい!」 産まれて来た赤ちゃん達。 れいむに似たおちびちゃん。 まりさに似たおちびちゃん。 思ってたとおり、すごくゆっくりした良い子達ばかりだよ。 眠ってしまった赤ちゃん達の顔を眺めながら、れいむは幸せに満ちていた。 まりさに捨てられた時は死ぬ事も考えたが、そのたびにお腹の中の赤ちゃんが動いた。 まだ生きたい。 外に出てゆっくりしたい。 お母さんとゆっくりしたい。 まるでそう訴えるように、何度も激しく胎動した。 れいむは結局死ぬことを諦め、赤ちゃんを産む決意を固めた。 この子達を産んで良かった。 死ななくて本当に良かった。 今なら心から、そう思う事が出来る。 赤ちゃんが産まれて、必要な餌の量は格段に増えた。 いつも朝早くに起きて、餌を取りに行かなければならない。 れいむは今、三箇所のゴミ集積所を回っていた。 日の空く事を考えると、一箇所で集まる量だけでは、とても家族全員の食料を賄いきれないのだ。 だが当然、後の方になるほど、他の生物とかち合う危険性が増える。 それでもれいむは、赤ちゃん達の存在を心の支えにして、危険の中を掻い潜っていた。 れいむは生ゴミの無い日に狩りもしていた。 土手を走り回って昆虫を捕まえ、川辺の小石の下からは川虫を捕まえる。 川岸に大きな魚が打ち上げられていた事もあった。 二日分に値する食料。 あれから毎日のように川岸をチェックしている。 だが残念な事に、今のところその姿はない。 れいむは公園にも通っていた。 最初は、まりさがいるかもと思い避けていたのだが、ご飯の事を考えると背に腹は変えられない。 公園の大きな木の下には、食べられる木の実が落ちているのだ。 いつも入り口から覗き込み、まりさがいない事を確認して中に入った。 ハトのおじさんには、よくお世話になった。 その場で食べずに持ち帰っているのだが、おじさんは気にしてはいないようだった。 ただ、最近もう一人の子が一緒じゃないねと言われた時、れいむは何故だかすごく悲しくなった。 今日は赤ちゃん達と、お家の前でゆっくりしよう。 そう考えたれいむは、一回り大きくなった赤ちゃん達を、巣の外へと連れ出した。 初めて見る外の風景に、赤ちゃん達は大はしゃぎ。 目の前に広がる世界を、思う存分跳ね回り堪能する。 ここなら、どれだけ跳ねても頭をぶつける心配はない。 ここなら、狭く低い天井等ありはしないのだから。 「おかぁしゃん! おかぁしゃん! ばったしゃん、ちゅかまえちゃよ!」 「おねぇしゃん、しゅご~い! しゅご~い!」 「まりさは狩りが上手だね。お母さんにも教えてね」 「ばったしゃんは、はにぇるから、とまっちぇるとき、はにぇればいいんりゃよ!」 「れいみゅもやりゅ! れいみゅもやりゅ!」 姉まりさを追いかけて、妹れいむも一緒にバッタを探し始める。 しばらくすると、ちゅかまえちゃたという元気な声が聞こえてきた。 今度は妹れいむが捕まえたようだ。 すぐ後から聞こえてくる、む~ちゃむ~ちゃちあわちぇ~という幸せの声。 そんな妹れいむの様子を見て、姉まりさは負けじとバッタを追い回す。 二人はまるで競うように、バッタを捕まえては口に運んでいった。 もうご飯が取れるなんて、ほかの赤ちゃんにはマネできないね。 きっとれいむの赤ちゃんが、ゆっくり一ゆっくりな赤ちゃんに違いないよ。 せいかくには、ほかの赤ちゃんの三倍はすごいよ。 れいむの餡子の中に広がる親馬鹿全開思考。 そんな幸せなゆっくり的物思いは、突然現れた人間の声によって破られた。 「見て見て! ゆっくりの赤ちゃんだ!」 「なにこれ、マジかわいいんですけど!」 そう口にした人間の行動は素早かった。三倍どころの話じゃなかった。 瞬きする間に、赤ちゃん達は人間の手の上に乗っかっている。 ああ、れいむは何て餡子脳なんだろう。 人間さんがこんなに近くまで来ているのに気づかなかった。 ゆっくりのゆっくりした性格を、今ほど恨んだ事はない。 ゆっくりした結果がこれだよ! 人間さんはやっぱり油断ならないよ! ちがうちがう、そうじゃないよ。今はそんな事考えてる場合じゃないよ。 赤ちゃん達を取り戻さないとね。今すぐにね。 れいむは人間から赤ちゃんを取り戻す決意を固めた。 「お、おお、おねーさん達! ゆっくり赤ちゃんをはなしてね! ゆっくりいそいではなしてね!」 「これって、どうすればいいの? ゆっくりすればいいの?」 「わかんないよね。不思議だよね」 「い、いいい、いいから、れいむに赤ちゃんかえしてね! 赤ちゃんいやがってるよ!」 「えっ? そうでもないよ?」 「むしろ、よろこんでるよ?」 「わぁ~い、おちょらをちょんでりゅみちゃ~い♪」 「ゆ~ん、しゅごきゅちゃかいよ~♪」 「どぼぢでよろごんでるのおおぉおおおお!?」 白目を剥き叫びながらも、れいむはゆっくりと理解していた。 ああ、赤ちゃん達は嬉しいのだ。 自分達の届かない視点から見える世界を、ただ純粋に喜んでるだけなのだ。 きっと自分だって、大はしゃぎしてしまうに違いない。 だってあんなに高い場所にいるのだから。 それがゆっくりの生き様だよね。 そう考えると、何だか赤ちゃん達が羨ましくもある。 思っていたほど悪い人間ではないのかも知れない。 「ゆぅ……おねーさん達は、ゆっくりできる人なの?」 「よくわからないけど、ゆっくりできるよ」 「うん、ゆっくりできるよね。よくわからないけど」 よくわからないのはこっちだよとも思ったが、うかつに喋って人間を怒らせるわけにはいかない。 今のところ、赤ちゃんに害を与える様子はない。 ひょっとすると、本当にゆっくりできる人間なのかも知れない。 せっかくだから、少し赤ちゃんと遊んでもらおうか? 気がすめば帰るだろう。れいむはそう考えた。 「ゆっ! れいむ、ゆっくり理解したよ。いじめないなら、赤ちゃんとゆっくりしてもいいよ!」 「やった~! 私、この赤いリボンの子もらうね」 「じゃあ黒い帽子のまりさは、私が持って帰るね」 「どぼぢでもっでがえるのおおおぉおおおおおおおお!?」 本日二度目の白目を剥き、れいむはただただ絶叫した。 何を言ってるの? 馬鹿なの? この人間達は馬鹿なの? 会話になってないよ。ぜんぜん会話になってないよ。 もうお家に帰って寝ちゃいたいよ。 でも、赤ちゃんは置いてはいけないよ。 れいむ頑張るよ。お母さんだから頑張るよ。 れいむは最後の気力を振り絞り、人間達に訴えかける。 「お、おおお、おねーさん達! 赤ちゃんはれいむの赤ちゃんなんだよ? ゆっくりするなら、れいむの前でゆっくりしてね!」 「えー、でもうちって大きいゆっくりは飼えないし」 「うちはお父さんがれいむアレルギーでちょっと……」 「どぼぢでれ゛いぶまでいぐごどにな゛っでるのおおおおぉおおお!?」 三度目の絶叫で、れいむは自分の中にある餡子を見た気がした。 もうこの人間達と話すのは嫌だよ。 ハトのおじさんはこんなじゃなかったよ。 まりさのとこのお兄さんはこんなじゃなかったよ。 だいたい人間と一緒じゃゆっくり出来ないよ。 しかし、れいむは知っていた。 この世界で本当にゆっくり出来るゆっくり。 それは人間に飼われているゆっくりなのだ。 人間に満ちたこの世界で、他にゆっくりがゆっくり出来る場所などない。 自由はゆっくりをゆっくりさせない。 れいむは赤ちゃん達にゆっくりして欲しかった。 れいむも本当はわかってるんだよ。 人間に可愛がられてるゆっくりは、すごくゆっくり出来るよ。 あんなだったけど、まりさはすごくゆっくり出来てたよ。 公園で見たゆっくりも、みんなすごくゆっくり出来てたよ。 おねーさん達と一緒に行けば、赤ちゃん達もすごくゆっくり出来るのかな? 「あ、あのね? おねーさん達……本当に赤ちゃんを可愛がってくれるの……?」 「うん! ちょうど、ゆっくり飼いたいって話してたから!」 「うちも、まりさなら大丈夫。れいむは無理だけどね」 れいむはこっそりと赤ちゃん達の様子を窺い見る。 はしゃぎ疲れてしまったのだろう。 白目を剥き続けた親の気苦労も知らず、赤ちゃん達は手の平の上でぐっすりと眠っている。 ゆ~ん、赤ちゃん達、すごくゆっくりしてるよ。 まるで、れいむの側でゆっくりしてる時みたいだね。 赤ちゃん達、そこですごくゆっくり出来るんだよね? おねーさん達と一緒なら、すごくゆっくり出来るんだよね? これまでみた人間と飼いゆっくりの姿を、れいむはもう一度強く思い返した。 人間は飼いゆっくりに優しかった。 人間はすごく美味しいご飯を作る事が出来た。 人間は暖かい家に住み、そこはまさにゆっくりプレイスだった。 飼いゆっくりはどれも美しかった。 飼いゆっくりはだれもが健康そのものだった。 飼いゆっくりはどんな時も、幸せに包まれた顔をしていた。 飼いゆっくりじゃない自分の子達が、飼いゆっくりになれるかも知れない。 母親として、これ以上してやれる事はないはずだ。 れいむは餡子を吐く思いで、その言葉を唇で紡いだ。 「おねーさん達……赤ちゃんね……連れてってもいいよ……」 「本当にいいの?」 「お母さんはダメだよ?」 「れいむは一人でもゆっくり出来るよ! だから気にしないでいいよ!」 一緒に行けるものなら、れいむも赤ちゃん達と一緒に行きたかった。 だがれいむは理解している。この女の子達が必要としているのは、れいむの赤ちゃんだけなのだ。 れいむは赤ちゃん達の幸せを、自分の我侭で壊したくなかった。 れいむに似た赤ちゃん、れいむよりずっと可愛くなれるよ。良かったね。 まりさに似た赤ちゃん、まりさみたいに綺麗になってね。でも性格は似ないでね。 れいむは心の中で、赤ちゃん達とのお別れを済ませた。 ぐっすりと眠っているうちに行ってもらいたかった。 目を覚ました赤ちゃん達とお別れするのは辛かった。 「おねーさん達、赤ちゃん達が起きないうちに、ゆっくりしないでおうち帰ってね! 赤ちゃん達とゆっくりしてね!」 「うん、ゆっくりするよー」 「ありがとねー」 「ゆっくりしてね!」 手の平に赤ちゃんを乗せたまま、女の子達が去っていく。 遠ざかる二人の楽しげなお喋りが、れいむのところまで聞こえてくる。 赤ちゃんの声は聞こえてこない。まだ眠っているのだろう。 起きたられいむがいなくて泣いちゃうかな? それともすぐに忘れちゃうのかな? 今更考えても仕方のない事だ。 未練を振り切るかのように、れいむは身体をブルブルと震わせた。 不思議と涙は出てこなかった。 れいむのゆっくりは、もうほとんど残されていない。 赤ちゃん達と一緒に、身体の中から大切な餡子が転がり落ちてしまった。 れいむはたまに、そう感じる事がある。 ぽっかりと空いた空洞を埋めるように、れいむは以前と同じ生活を続けていた。 身体が赤ちゃんのいた頃と同じ生活リズムを求めている。 今日も朝早くに目が覚めた。ご飯を取りに行かなくてはならない。 本当のところ、ご飯なんて充分に残っている。文字通り腐る程ある。 それでも三箇所の餌場を、以前と同じコースで回る。 一つ目の餌場に着いた。 今日はごちそうの日らしい。 まだ半分近く残った人間のお弁当が、無造作に捨てられている。 もう持ち帰る必要は無い。そのまま、もそもそと身体の中に収める。 二つ目の餌場に着いた。 いつもと変わり映えのない風景だ。 近づいてみると、骨だけになった魚が転がっている。 空っぽの眼窩がこちら見ている気がする。これは犬さんにでもあげよう。 三つ目の餌場に着いた。 そこには先客の姿があった。野良ゆっくりだ。 れいむはもう食べたからいらないよ。ゆっくりしていってね。 心の中でそう呟き、ゆっくりと餌場に背を向ける。 「れ、れいむ! やっぱり、れいむなんだぜ!」 聞き覚えのある声だ。誰だっただろう? れいむがゆっくりと餌場に振り返る。 先ほどの野良ゆっくりが、こちらへと跳ねてくる。 それは変わり果てたまりさの姿だった。 これは本当に、あのまりさなのだろうか? れいむは唖然としながら、目の前のゆっくりに目を走らせた。 真っ黒な帽子は皺だらけで、鍔が所々欠けている。 得体の知れないゴミの絡まった髪の毛は、脂ぎって土色に変色している。 肌はカサカサに乾燥し、今にもヒビ割れてしまいそうだ。 頬はゲッソリと痩せこけて、眼窩が暗く窪んでいる。 満足に食事や睡眠が取れてないのかも知れない。 「あまりジロジロみられると、てれるんだぜ~」 照れているつもりなのか、身体をくねくねと左右に揺らしている。 なんと醜悪なゆっくりなんだろう。 まりさは自分を捨てた最低なゆっくりだ。 だが、その美しさだけは本物だった。 赤ちゃんにまりさの面影を見た時、密かに感謝をしたくらいだ。 そのまりさが目の前のゆっくりだなんて、れいむにはすぐに信じる事が出来なかった。 「本当にまりさなの?」 「まりさにきまってるんだぜ! うたがうなんてひどいんだぜ!」 疑うなと言う方に無理がある。 似ても似つかないその姿は、そこらの野良ゆっくりの方がまだマシだ。 だが、やはりこのゆっくりは、まりさなのだろう。 このどうでもいい性格が、これはまりさだとれいむに訴えかけている。 「……仮にまりさだとして、まりさはれいむに何の用なの?」 「れいむ~、まりさをたすけてほしいんだぜ~。こまってるんだぜ~」 「どうして、れいむが助けないといけないの? 助けて欲しい時に捨てたクセに? 馬鹿なの? 死ぬの?」 「そんなつめたいこといわないでほしいんだぜ~。こうなったのには、れいむにだってせきにんはあるんだぜ~」 「聞き捨てならないよ。ゆっくり説明してね!」 頬に空気を溜め込んで、身体を大きく膨らませ威嚇してみせるが、本当は怒ってなどいない。 そんな気力はとうに失せていた。 ただ、まりさがこうなった理由にだけは興味があった。 叱られた子供のように、まりさがその身に起こった事をぽつぽつと語り始める。 れいむに会うため、毎日のように公園に通っていたまりさ。 ただし、いつもお兄さんと来ていたわけではない。 まりさはお兄さんの目を盗み、一人で公園に来る事もあった。 これは、れいむも承知していた事だ。 愛ゆえの行動だと、バカバカしいほどに信じていた。 だがまりさは、あれで外に遊びに行く味を占めていたらしい。 れいむを捨てた後も、まりさは家を抜け出していた。 初めはこっそりと、公園で他の飼いゆっくりと遊ぶ程度だった。 しかし仲の良いゆっくりが出来ると、少しでも長く一緒にゆっくりしていたくなる。 ある日まりさは、お兄さんの帰宅時間も忘れて、ゆっくりし過ぎてしまった。 慌てて家に戻ると、そこには、すでに帰宅しているお兄さんの姿がある。 必死になって謝りながらも、怒られる、もう外で遊ばせてもらえない、まりさはそう思い困り果てた。 だが、お兄さんは優しかった。愚かしいほどに優しかった。 冒険したい年頃なのだろうと思い、楽しかったかい? お友達が出来て良かったね等と優しい言葉をかけてしまった。 これが、まりさの増長を招いた。 お兄さんが家にいる間でも、堂々と外で遊べる。 好きなだけ外でゆっくり出来る。 怒られないのだから問題ない。 まりさはそう理解した。 まりさの行動は、徐々にエスカレートしていく。 お兄さんの帰宅時間との兼ね合いで、これまで近所の公園までだった行動範囲。 しかし自由を手に入れた今、まりさを縛るものはない。 他の飼いゆっくりの家に押しかけ、心ゆくまでゆっくりする。 まりさは飼い主が留守になる事の多い飼いゆっくりを狙った。 飼い主がいなければ、何をしたって咎められる事はないからだ。 そう、好きなだけ、すっきりが出来る。 まりさは普段、れいむの事を思い出したりしなかったが、すっきりの記憶だけは何度も反芻していた。 れいむとしたすっきりは最高に気持がちよかった。 薄汚い野良ゆっくりとのすっきりでも、あの恍惚感が得られるのだ。 自分と同じ飼いゆっくりとなら、もっとすごいすっきりが出来るだろう。 まりさはそう考えると、居ても立っても、すっきりしたくて堪らなかった。 だが公園ですっきりしようとすると、相手の飼い主に怒られてしまう。 なら、どうすればいい? 答えは簡単だ。飼い主のいない時にすっきりすればいい。 しばらくすると、まりさは複数の飼いゆっくりと、すっきり関係を持つようになっていた。 1日に1すっきりは当たり前。多い日は3人以上とすっきりする事もあった。 当然、帰宅時間は遅くなる。夜半過ぎまで家に帰らない事もあった。 それでもお兄さんは怒らなかった。 まりさが家に帰らない日があっても、お兄さんは怒らなかった。 だが、そんなまりさのすっきり生活も、ある日終焉を迎える事になる。 相手の飼いゆっくりの一人が、にんっしんしてしまったのだ。 れいむの場合は野良ゆっくりだった。 しかし今回は飼い主のいる飼いゆっくり。 怒りが有頂天な飼い主が、お兄さんの家に怒鳴り込んできた。 ひたすら平謝りさせられた挙句、ごっそりと養育費まで取られたお兄さん。 ここまで来ると、さすがのお兄さんも、自分がどんなに馬鹿だったのか気がつく。 まりさを見つめるお兄さんの目は、冷たい輝きに満ちていた。 その時、まりさは言葉ではなく本能で理解する。 このままここにいたら殺される。 まりさは唯一の出口を塞がれる前に、お兄さんの家から逃げ出した。 自分に都合の悪い箇所を端折りながら、まりさはれいむに説明した。 つまりは殆ど端折られた。 れいむが知ったのは、公園に行き過ぎたせいでお兄さんに殺されそうになり、まりさが家を飛び出した事くらいだ。 「おうちに帰れば?」 「そ、そんなことしたらころされるんだぜ! まりさはまだしにたくないんだぜ!」 「じゃあ、まりさはどうしたいの?」 「れいむにたすけてほしいんだぜ~。そうだ! まりさがれいむのおうちにすんであげるんだぜ!」 どこをどうすれば、この発想に辿りつくのだろう? まりさは自分を置いて行った時の事を、まったく覚えてないのだろうか? 実際、まりさはろくに覚えていなかったが、呆れ返ったれいむには、かける言葉が見つからなかった。 「はやくれいむのおうちにあんないするんだぜ! ふたりでゆっくりするんだぜ!」 「まりさは本当に馬鹿なの?」 「そんなことないんだぜ! ゆっくりかんがえたけっかがこれなんだぜ!」 ああ、やっぱり馬鹿なんだ。 れいむはこんなのに餡子をときめかせた事のある自分が、心底嫌になってきた。 このまま、まりさを振り切って、巣に帰る事は出来るだろう。 まりさの身体はボロボロだ。とても自分に追いつけるとは思えない。 だが、しかし……自分が捨てれば、まりさは多分、いや必ず死んでしまう。 別に死んでもかまわないのだが、れいむにはそれすらも、どうでもいい事に思えた。 どうせ巣は空いているのだ。 赤ちゃん達が去ってから、巣の中はれいむ一人で住むには広すぎた。 まりさが一人増えたくらいで、どうとなるものでもない。 なら、まりさがいれば、赤ちゃん達を失った悲しみが埋まるのだろうか? そんな事、考えるまでもない。 まりさはまりさだ。最低なゲスゆっくりだ。 赤ちゃん達の欠片にも値しないだろう。 だが、それでも……れいむは、まりさを巣に連れ帰る事にした。 「わかったよ。れいむのお家で勝手に住めばいいよ」 「さすが、れいむなんだぜ! あいしてるんだぜ!」 大喜びで、れいむの周りを跳ね回るまりさ。 その姿を見て、れいむは何も感じなかった。 まりさとの生活が始まった。 まりさは当然のようにれいむが持ってきたご飯を食べると、当然のようにどこかへ遊びに行った。 まりさがどこに行くのか、れいむは全く気にならなかった。 暗くなると、まりさは巣に帰ってきた。 そしてれいむの取っておいたご飯を当然のように食べると、当然のようにすっきりを求めてきたが、それは丁重にお断りした。 まりさとすっきりすれば、また赤ちゃんが出来るだろう。 可愛い赤ちゃん。 でもそれは、今頃人間の家でゆっくりしてる、あの赤ちゃん達ではない。 れいむの思考は、ゆっくり成らざる物へと変化していた。 れいむにはゆっくり出来る物が残っていなかった。 ある日、れいむが巣に戻ってくると、そこにはまりさともう一人のゆっくりがいた。 だらしない表情をしたまりさが、そのゆっくりに擦り寄っている。 初めて見るゆっくりなのに、その名前が何故かれいむの頭に浮かんできた。 あれは、ぱちゅりーだ。 「どうしたの、まりさ? 何でぱちゅりーがいるの?」 「ぱちゅりーはいえがなくてこまってたんだぜ。だからまりさのおうちにしょうたいしたんだぜ!」 いつの間にか、この巣はまりさのお家になっていたらしい。 大方このぱちゅりーは、まりさがすっきり相手として連れ帰って来たのだろう。 毎晩お断りしてたから、まりさはすっきりしたくて堪らなかったに違いない。 れいむはそう考えたが、怒りはどこからも沸いて来なかった。 陶器人形のような表情で、目の前にいる二人を眺める。 「ところでれいむ。ごはんはまだかなんだぜ?」 「ご飯? ご飯はこれでも食べるといいよ」 れいむは頬にしまっていたご飯をペッと吐き出す。 さっき巣の前で何となく捕まえたバッタだ。 何となく捕まったばっかりに、バッタはまりさに食べられてしまう。 目の前のバッタを見て、れいむはバッタと自分のどちらがついてないのだろう? などと考えていた。 「ちょっとまつんだぜ、れいむ。これじゃはらのたしにもならないんだぜ!」 「じゃあ自分で取ってくれば?」 「まりさよりれいむのほうが、かりがうまいんだぜ! それにまりさはいっかのだいこくばしらだから、どしんとかまえておくべきなんだぜ!」 一家の大黒柱。れいむの親まりさは、まさにそう呼ぶべき存在だった。 自ら先頭に立ち家族を支え、そして真っ先に人間に捕まった。 それに比べて、この新たな自称大黒柱は、何と頼りない事だろう。 この巣の中には何も残っていない。れいむの中にも何一つ残っていない。 れいむはゆっくりと巣を後にしようと二人に背を向けた。 「やっといくきになったかなんだぜ! びょうじゃくせっていのぱちゅりーのぶんもたのむんだぜ!」 「むっきゅう、じびょうのぜんそくがつらいわ」 「何言ってるの? れいむはご飯を持って来ないよ。ゆっくり理解してね」 「れいむこそ、なにいってるんだぜ? ごはんをもってこないなら、れいむはこのいえにすむしかくがないんだぜ!」 「それでいいよ。そのお家は二人にあげるから、勝手に使ってね」 れいむは巣の外に出た。 綺麗な夕日が空を赤く染めていた。 後ろの巣穴から、まりさが自分を呼ぶ声が聞こえる。 その声が、れいむのすぐ後ろまで近づいてくる。 「れいむ! さっさと、ごはんもってくるんだぜ!」 ポスンとひどく呆気ない音がして、れいむはまりさに突き飛ばされていた。 土手は傾斜だ。れいむの丸い身体が土手を転がり落ちていく。 この先には川が流れている。 ずっと住んでいた巣の前である。 れいむは誰よりも先に、自分に迫っている危機を感じ取っていた。 足に力を入れれば、今なら方向を変える事も出来るだろう。 だが、れいむは、このままでいいと思った。 最初に家族を失った。これは人間が連れて行ったせいだ。 その次に人間に飼われていたまりさを失った。これは赤ちゃんが出来たせいだ。 赤ちゃんを失った。これは自分のせいだ。 自分が良かれと思い決断したせいだ。 だが、これだけは誇りに思っていいはずだ。 赤ちゃん達は人間とゆっくりし、立派なゆっくりに成長するだろう。 失った物は多いが、自分は未来の幸せを得る事が出来た。 赤ちゃん達、ゆっくりしてるかな? れいむの意識が水に溶けた。 ここは静かな森の中──ではなく、都心に程近いベッドタウンの一画。 川原の土手に掘られた巣の中に、あるゆっくりの家族が住んでいた。 まりさとぱちゅりー二人きり。子供はまだいないが、ぱちゅりーの頭には茎がはえていた。 きっと後数日もすれば、可愛い赤ちゃんが産まれるだろう。 だが、二人にそんな時間は残されていなかった。 「わんわんわん!」 「い、いいいぬさん、やめるんだぜ! たべるんなら、ぱちゅりーのほうをたべるんだぜぇえええ!」 「むっきゅううぅうう!! ま゛りざなに゛いっでるのおおぉおおおお!?」 土手でゆっくりを見つけた犬さんことポチはこう考えた。 後ろの奴は何だか動きがにぶそうだ。まずはこのよく動く方を何とかしよう。 ポチの中で野生が弾けた。 逃げるまりさに飛び掛り、そのまま上から地面に押さえ込む。 これで相手は簡単に逃げられない。 今度は両手の爪をしっかり食い込ませ、動く気力を削いでおく。 「やべるんだぜえぇええ!! ま゛りざはおいじぐないんだぜえぇええええ!!」 何やら叫んでいるが、ポチにはそんなこと関係ない。 帽子が取れてガラ空きになった頭頂を一齧り、二齧り。 抉られた傷痕から、真っ黒な餡子が噴出する。 「ま゛りざのあ゛だま゛があ゛あぁあああああ!!」 あまりの痛みに、まりさはポチの抱擁の中で暴れた。 こいつ動くぞ! ポチはゆっくりのポテンシャルに戦慄した。 しかし、こちらが優勢なのに変わりはない。ポチは負けじと、そのまま頭に齧り付く。 饅頭の皮だけあって、あまり噛み応えがない。じじぃのくれる犬用ガムの方がまだ気合いが入っている。 噛んでは千切り、噛んでは千切り、後頭部の餡子を剥き出しにしていく。 顔面だけ残し抉り取った所で、やっとまりさの動きが止まった。 「ゆ゛っ……ゆ゛っ……ゆ゛っ……」 「わんわんわん!」 どうやらまだ生きているらしい。驚いたポチは、念のためにもう二齧りし、まりさの息の根を完全に止めた。 次のターゲットは、白目を剥いてガクガク震えてるぱちゅりーだ。 ポチは相手がまだそこに突っ立ってた事を犬の神様に感謝した。 一気に間合いを詰め、まずは頭上をふらふら揺れている茎を噛み千切る。 「ぱぢゅり゛ぃのあがぢゃんがあぁああああ!!」 思ったとおりだ。もう一匹になかったアレは、何やら大切な物だったらしい。 これで勝つるわん! ポチは勝利を確信し、微動だにしない相手の顔面に齧り付く。 その時、ポチに電流走る。 さっきのと味が違う! うっめ! めっちゃうっめこっち! じじぃのめしよりよっぽどうめぇ! パネぇわんわんわん。 ポチはガツガツとぱちゅりーに貪り付いた。まさに犬食いである。 だが、そんなポチの幸せも、長くは続かなかった。 「ぽーち、ぽーち! まったくポチは足が速いのぉ。ワシを置いていかないでおくれ──ってナニ食っとんのじゃあああああ!!」 「きゅうぅん……」 飼い犬を放して散歩させるという暴挙をしでかしていた飼い主が、ゆっくりを貪り食うポチを発見したのだ。 ポチは頭をペシペシ叩かれて、思わず尻尾をクルっと丸める。反省の合図だ。 これを見た飼い主はポチを撫でると、ふぅと大きくため息をついた。 「久しぶり散歩コースをもどした結果がゆっくりじゃよ! ポチ帰るぞ! そんなもん食ったら腹壊すだろうに」 「わんわんわん!」 一人と一匹が土手を後にする。 後にはただ静寂とゆっくりの屍だけが残された。 おわり このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/kana-memo/pages/182.html
オクトーバー釣りフェストで盛り上がっているアルベルタ。 イベントの一環で、夕暮れ時や夜明け前といった別の時間帯のアルベルタに行くことができます★ 夜のアルベルタ、港に停泊する船の上からの1枚。黄緑に光るのはイベントの釣りスポットです。 なんだか花火みたいでステキです(=ω=) こちらは夕暮れ時のアルベルタ★ 港から夕焼けを眺めながらのまったりなひとときでございます(=ω=) 昼間のアルベルタのお散歩も記事にしています★「てくてく/アルベルタ 賑わう港 オクトーバー釣りフェスト」も併せてどうぞ~ 【参考】 普段のアルベルタの光景RO内の勝手に百景/わたしたちの住むアルベルタ 海の見えるテラス RO内の勝手に百景/アルベルタ 旅立ちの桟橋 てくてく/アルベルタ わたしたちの住む町を探検するのです てくてく/アルベルタ 港にあるお魚屋さんチェック 夕暮れ時のアルベルタ イベントの間、プロンテラやアルベルタにいる猫の係員にお願いすることで、 特別に別の時間帯のアルベルタへ転送してもらえます(=ω=)b 夕焼けにかすかにそまった港もまたステキです♪ この時間帯のアルベルタもなかなかの賑わいです。 船の上から釣りをしている人もいるようです。〆(・ω・o)) はっ!Σ(=ω=;) どうやらこの時間帯は、港の中だけで遊べて、街中には入れないようです。 バリケードが設置してあります...さすがはギィ・ロックスター商会! 貸切とは、なんとセレブな御方なのでしょう(`・ω・´) 港を散策してみます★ ステキな雰囲気ですね~ 海を眺めながら、しばしまったりでございます(=ω=) つ~み~荷もーなくゆくあの船は~♪ うみにー沈む~とちゅう~(=ω=)♪ ...しばらく歌ってます... 家の前の階段からアルベルタの港を眺める1枚★ もう街はすっかり金色の野原でございます(=ω=) はっ! かなくんの横に青き衣をまといしモノがいますねぇ。 一番上の写真は夜のものですが、夕方のこの場所も花火があがっているみたいでステキです★ アルベルタ花火大会! って感じですね~ 夜明け前のアルベルタ ギィ・ロックスターさんと長話をして、夜明け前の時間帯に参りました(=ω=) みなさん早起きですね~ この時間帯でもちらほら人がいるようです。 うん、でも落ち着いた感じがまたステキです。 船の上を見に行ってみると、はっ! けっこう賑やかじゃーないですか★ 夜明けだけど、なんだかナイトクルージングに出発する船って感じです。 港でしばし、夜のアルベルタを満喫でございます。 むっふ~(=ω=) Σ(=ω=;)... 家に帰れない... 門限を過ぎて、家からシメ出された気分です(;ω;) かなくんの犬の物語 コカナルくん(仮名)もアルベルタを満喫です。 港で海水浴に興じるコカナルくん★ 海で魚を獲るコカナルくん(`・ω・´)b 実にたくましいです。きっと大漁になること間違いありません! 猫とバトルするコカナルくん★ ...って、圧倒的に... あ、いえ...猫も一歩も引いてません! この猫、かなりのツワモノです。 他にもいろいろ 他にも、普段の光景とは一味違ったアルベルタたち(=ω=) どれもステキですね~♪ なんとしても家に帰りたい! そんなわたしたちにピッタリのスキル「ノピティギ」 危ないだろうからヘルメットをかぶり、万全の装備でチャレンジです★ ...その場でジャンプできるだけでした... 今のアルベルタはノピティギでは太刀打ちできませんでした(;ω;) わたしたちの冒険は、時に地元アルベルタのいろんな顔に出会い、また旅立つのです(=ω=) 2011年 10月 15日 アルベルタ関連の記事たち 昼間のアルベルタのお散歩も記事にしています★「てくてく/アルベルタ 賑わう港 オクトーバー釣りフェスト」も併せてどうぞ~ 【参考】 普段のアルベルタの光景RO内の勝手に百景/わたしたちの住むアルベルタ 海の見えるテラス RO内の勝手に百景/アルベルタ 旅立ちの桟橋 てくてく/アルベルタ わたしたちの住む町を探検するのです てくてく/アルベルタ 港にあるお魚屋さんチェック
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/477.html
※後半ぐらいから多分大人向け ゆっくりが日本を中心に存在し始めてから数年。 今やゆっくりは犬や猫といった大衆ペットの一種とされ愛されていた。 私もゆっくりを飼っている一人だ。 ただし愛する方法は人とは違うのだが。 今日もゆっくりのためにゆっくり用のマッサージチェアを買って家に帰ってるところである。 今日はどうやっていじめてやろうか。 「ただいま」 「ゆ! ゆっくりしていってね!!」 出迎えてきたのはゆっくり魔理沙だ。こないだゆっくり霊夢に飽きたので別に拾ってきたゆっくりだ。 「おなかすいたよ! ごはんよういしてね!!!」 「まあ、待ってよ。今日は魔理沙のためにいいものを買ってきたんだ」 「いいもの? みせてね! ゆっくりはやくみせてね!!」 ぴょんぴょんと足元を跳ねてせがむまりさ。 私は楽しみに周りを飛び跳ねるまりさを片目にマッサージチェアをセットして説明書を読む。 えーと、警告やら何やらはいらないからぽーい♪ …リモコンでON/OFF。そして強弱のモードがある、と。 ゆっくりは揺らすだけですっきりするからな。機能としてはこんなものだろう。 「これでゆっくりできるの!? ゆっくりさせてね!!」 「それじゃあここにゆっくり座ってね」 「ゆっくりすわるよ!」 マッサージチェアに座ったゆっくりをベルトで固定する。 これなら何をやってもゆっくりは逃げられない。 「ゅ! うごけないよ!! ゆっくりはなしてね!!」 黙ってスイッチONする。まずは弱モードだ。 するとマッサージチェアが震え始めた。 「ゅ? ゆ、ゆゆ…ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」 「どう? ゆっくり出来た?」 「ゆ…っくりできるよぉ…」 早速顔がとろんと蕩けてきていた。 「気持ちいいか?」 「きもち…いいよぉ…」 こりゃマッサージチェアと言うよりも自動オナヌーマシンだな。 「ゅゅ…ゅゅゅ~♪ く、くるよぉ…ゆっくりくるよぉ!」 「思ったより早いな」 急いでスイッチをOFFする。 ブブブ…ブ。止まる振動。 そしてまりさは突然ゆっくり出来なくなってキョトンとしている。 「ゆ!? なんでとめるのぉ! ゆっくりさせてぇ!!」 「えー、なんでさー」 「ゆー!!!いかせて!ゆっくりいかせてぇ!!」 「しょうがないなぁ。じゃあ本当にゆっくりといかせてあげるよ」 ゆっくりとイきたいのが要望なら仕方ないな。私はまりさの言う通りにしてあげることにした。 スイッチをONする。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ~♪」 再び気持ちよくされてだらしない顔をする。 涎まで垂らして本当に気持ち悪い顔だ。 「いくときはちゃんと言ってね」 「ゆー! そろそろ…いっちゃうよぉ…」 さっき中断されたせいなのだろう。さっきより達しそうになるのが早い。 「い、いくよ! ゆっくりすっきりしちゃうよぉ!!」 はい、スイッチOFF。 止まる振動。だらしない顔のまま固まるまりさ。 「なんでぇぇぇぇぇ!? すっきりざぜでよぉぉぉ!!」 「えー、ゆっくりいかせてほしいんでしょ?」 「いやぁぁぁぁゆっくりしたくないよぉぉ!! すっきりじだいぃぃぃぃ!!!」 「そこはゆっくりしようよ」 「おにいさんとはゆっくりできないよ!! もうおうち帰る!!」 「悲しいなぁ」 まりさの波が引いてきたようなのでスイッチON。 「ゆっ!? ゆっくりぃぃぃ♪」 再びの振動に引いた波がまた押し寄せて気持よがるまりさ。 「ゆっくりぃじゃないよ。おうち帰りたいんじゃなかったっけ?」 「か、かえるぅ…帰りたいけどすっきりさせてぇぇぇ」 「体は正直だな。口からいやらしい汁(涎)がどんどん溢れてきてるぞ」 「あああ…いわないでぇ、ゆっくりいわないでぇ」 「機械相手にゆっくりされるなんて汚らしい饅頭だぜ」 「くやしいよぉ! でも…いっちゃう!!」ビクビクッ あ、やべ。 「すっきりー!!!」 あー、クリムゾンごっこしてたらすっきりされちゃったよ。 こうなったら仕方無い。モード・強だ!! ブブブブブブブブブ!!!! 弱モードとは比べモノにならない震動でゆっくり魔理沙をマッサージするチェア。 「ゆぁっ!? ら、らめだよぉぉぉ!!! すっきりした後はゆっくりしすぎちゃうよぉぉぉ!!!」 「なんだよ、ゆっくりしすぎちゃうって。イきそうって言わなかった罰だよ」 「い、いったよ! いっちゃうっていったぁぅんっ」 そうとう感じてるようで今までより激しい反応を見せるまりさ。いった直後は敏感なのかー。 「だ、だめだよぉ!! ゆっくりこわれちゃううぅぅぅ!!!」 ゆっくりの瞳はすでに焦点が合ってなかった。さらに顔を真っ赤にし、汁まみれになって乱れていた。 このままだとまたすぐにイきそうだな。 「もうちょっとでイく!もうちょっとで…イっちゃうぅぅぅぅ!!!」 体を震わせて盛大にすっきりするゆっくり魔理沙。その体はテカテカ艶が入っていた。 「どうだ? すっきりできたか?」 「あ…はぁ。ゆっくりすっきりできたよぉ♪ でも…」 「でも…なんだ?言ってみろ」 「ゆっくり相手にすっきりしたいよぉ」 「なんだぁ、機械相手にこんなに乱れておいてまだ言うかこのビッチめ」 「おねがいじまずぅぅ! ゆっくりとゆっくりしたいのぉ!」 まったくあれだけすっきりした後だってのになんて貪欲なやつだよ。 …まぁこっちもそのための備えはある。 「仕方のないやつだ。ちょうど隣の部屋にゆっくりアリスをいっぱい飼ってあるからそこに入れてあげるよ」 「ゆっ!? あ、ありすはだめだよ! まりさしんじゃうよぉ!!」 さすがに野良ゆっくりだっただけあってゆっくりアリスが危険であることを知っているようだ。 「えー、でも他のゆっくりとゆっくりしたいんだろう? うってつけの相手じゃないか」 「い、いやだよぉぉぉぉ!! れいむ! れいむがいいよぉぉぉ!!!」 「我が侭言うなよこの雌豚饅頭。そこまで言うならこれから言うことを一時間守れればアリスは勘弁してやる」 「わ、わかったよ! なんでもいうこときくよ!!!」 「よし、それじゃあ一時間イっちゃだめだよ。イったらゆっくりアリスルームへご招待だ」 「ゅ!!? む、むりだよ! いちじかんなんて…ゆ、ゆゆー!!!」 強モードでスタートだ。 (だ、だめだよ。たえなきゃ…でも…!) まりさは体から湧きあがる衝動に耐えてきた。 しかし常に座っている椅子の激しい震動が耐えようとするまりさの心を蕩けさせていく。 さっきは意地悪されたけどすっきりさせてもらった。 やさしいお兄さんだと思ったのに…ゆっくりした結果がこれだよ。 「あ"あ"あ"あ"…だめなのにぃぃ…でもかんじちゃうよぉぉぉ!!!」 声を出してないとすぐにでもすっきりしてしまいそうだ。 「なかなか耐えるな。でもまだ5分なんだよね」 (まだごふんなんて…やっぱりむりだよぉぉ!!) まりさはゆっくりアリスの部屋に連れてかれたくない一心で耐えていた。 ゆっくりアリスとはゆっくり出来ない。主導権を奪われるとかそういう問題ではない。 ありすはすっきりした後も何度も執拗に犯してくる。 まりさは目の前で母親をありすの集団に襲われる光景を見た。だからこそここまでがんばって耐えてたのだ。 だがそれももはや限界だった。 強制的に与えられ続ける振動に性欲が刺激され続け、意思とは無関係に体がすっきりしようとしていた。 (も……だめ………) 「すっきりーーーー!!!!」 涙と涎でぐしょぐしょになりながらまりさがすっきり発言した。 顔は全然すっきりしてない。それもそうだろう。イったら終わりなのだから。 「残念だったな。じゃ、ありすルームタイムだよ」 「ぅぁ…」 激しくすっきりしたためか声も出ないまりさを隣の部屋へと持って行ってあげた。 しかし涎やら何やらでべちゃべちゃして汚いな。後で掃除しないと。 部屋へ入ると3匹のゆっくりアリスがいる。こいつらがいるとゆっくりには困らないので虐めずに飼っている。 この前もゆっくり魔理沙の家族を襲わせたんだったな。ちなみに隠れていた一匹の子まりさは放置して見逃してやった。 ま、その子ゆっくり魔理沙も大きくなり、私が今現在抱えているわけだが。 「ま、まりざーーーー!!!」 「まりさ!? どこ? まりさーーーー!!!」 私の抱えてるまりさを見るなり目の色を変えて近づいてくるゆっくりアリス達。 「ぃ…やぁ」 怯えるまりさを部屋の床へやさしく置く。 そして落ち着く暇もなくゆっくりアリスに押さえつけられるまりさ。 他二匹のゆっくりアリスも囲って三方向からまりさを犯し始めた。 「ま、まりざぁ! ハァハァ」 「いっしょにゆっくりしようよまりさー!!」 「か、か、か、かわいいよまりざー!!」 「あ"あ"あ"あ"あ"!!! はなれて! はなれてよー!!」 絶叫するまりさだったが、その口は正面のありすに塞がれてしまった。激しい舌技に思わず嬌声があがってしまう。 「むぐ…むぐぅぅ♪」 その声を聞いたありす達はさらにヒートアップする。 耳を舐め、髪を啄み、ゆっくりと焦らすように肌をなぞる。なんともいやらしい奴らだ。 さらに三匹で同時にまりさの口の中を蹂躙したりもした。 しだいに抵抗できなくなるまりさ。その様子はまさに快楽の虜になっていた。 ありす達もそろそろフィニッシュのようだ。 「まりざ! いっしょに! いっしょにイこうよ!!」 「すっきりしようね!! たえちゃだめだよ!!」 「かわいいよまりざぁ!! やさしくすっきりさせてあげるぅぅぅぅ!!!」 「んあ"あ"……! あ"あ"ーーーー!!!」 「「「「すっきりーーーーー!!!」」」」 だがありす達はまだ満足なんてしていない。 まりさの頭には小さな芽が生えてきたようだったが、気にせずありすはまりさを再び犯し始めた。 これ以上見ていてもなんだか気持ち悪いので私は部屋を後にした。 「すっきりしていってね!」と言い残して。 夜中にゆっくりアリスの部屋へ食事を運ぶとそこには、 いくつもの蔓を生やして絶命したゆっくり魔理沙と、赤ちゃんまりさだったと思われるものがいくつか転がっていた。 そして、ゆっくりアリス達はすでに死んだそれに未だに群がっていた。 やっぱゆっくりアリスは狂ってる。 私は食事を置くと逃げるように部屋を後にした。 終
https://w.atwiki.jp/blackmatome/pages/27.html
532 :マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 17 13 55.35 ID HD2QBAQo 第四部『平成の孔明、マ男に過去を語る』 「マ男くん、私の過去の話だ」 ・・・なんだって? 俺は今まで、藤田さんの過去に多くの謎を感じていた。 仕事ができる。性格だって良い。 何より、どれだけ追い詰められても、それを切り開いていく力がある。 そんな人が、こんなデタラメな所で働く意味があるのか? 俺はいつもそう感じていたが、聞けずに居た。 それ所ではないというのもあったが、俺は自分の過去を聞かれるのはイヤだ。 自分がされてイヤな事はしない。これが俺の哲学。 「藤田さんの過去ですか・・・」 「興味ないかな?」 興味がないわけじゃない。むしろ、興味があると言っていい。 だけど・・・だけどな 今はそんなことはどうでもいいんだ・・・。俺は早く、この会社をやめて・・・ 「そのままで良いから、私の話を聞いてくれ」 藤田さんが、ゆっくりと口を開いた。 542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 15 12.06 ID kO8mg5Q0 532 キタ━━━━┳━━┳━┳━━━(゚∀゚)━━━┳┳━━┳━━━┳━ !!!! キタ━┳━┳┻┳━┻┳┻━━┳(゚∀゚)━┳━┻┻━┳┻━┳━┻┳ !!!!!! キタ━┻━┻┳┻━┳┻┳━━┻(゚∀゚)━┻━┳━┳┻━┳┻━━┻ !! キタ━━┳━┻━┳┻━┻━┳━(゚∀゚)━━┳┻━┻┳━┻━━┳━ !!!!! キタ━━┻━━┳┻━━┳━┻━(゚∀゚)━━┻━┳┳┻━━┳━┻━ !!! キタ━┳━━━┻━┳━┻━┳━(゚∀゚)━┳━━┻┻━┳━┻━┳━ !!!!! キタ━┻━━━━━┻━━━┻━(゚∀゚)━┻━━━━━┻━━━┻━ ! 592 :マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 17 23 18.80 ID HD2QBAQo 「どこから話そうか・・・。私も色々と波乱万丈の人生を歩んでいてね」 ・・・。俺よりもなのか? 「そうだな・・・。学生時代から、話そうか。 私が大学生の頃の話だよ。7年か8年前ぐらいかな」 藤田さんは大卒だった。俺は中卒だ。 大卒が説教を垂れるのか。もうやめてくれ。俺はもう疲れたんだ。 俺は必死に自分を抑えていた。利己的な考えしか出来ない事に気付いてはいたが 俺の中では、もうとにかく「逃げたい」「逃げたい」だったのだ。 「当時、私は夢があってね。 法学部に在籍してたんだが、そっち関係の仕事につきたかったんだ」 「・・・」 「だから、私は一生懸命だったよ。ただひたすら、勉強して、バイトして・・・」 この話に一体、何の意味があるというんだ・・・ 605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 25 46.99 ID M9I/qaso 藤田さん大卒だったか 607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 26 18.79 ID pVBIfGAo まだ卒業したとは書いてないぜ 600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 24 44.22 ID 9Zi9qqUo 法学部でSEって時点で既に波乱だな 609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 26 41.29 ID Chj49G2o 600 謝れ! 法学部でSE内定者でこのスレ見て内定ブルーな俺に謝れ;; 613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 27 43.46 ID g9y66aYo 609 大丈夫! 法学部でもSEって人はいるよwwww 616 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 28 16.99 ID vyp3ENI0 中西さん支援AGE http //kjm.kir.jp/pc/img/48351.jpg 624 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 30 20.66 ID Sf2rznE0 616 GJ 625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 30 24.54 ID 8xONJTQo 616 萌えた、罰として1が最後まで書ききる前にきれいに清書すること! 650 :マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 17 35 55.82 ID HD2QBAQo 「だけど、人生は上手く行かないんだよ。努力・チャンス・そしてそれを見逃さない判断力。 これらが無いと、中々成功は出来ないんだ」 良く分からないが、真剣に耳を傾けている俺が居た。激しく同意できた。 これは今の俺を説教してるんじゃない、何か重要な意味を持っている。 俺はそう感じた。 「当時、私には付き合ってた彼女が居てね。私はその彼女の事が本当に好きで、 その人を幸せにするためだけに勉強してたようなもんだった」 大切な人。俺の印象では、そう聞こえた。 「彼女は年上で、3つか4つ上だったのかな。すでに社会人だったんだ。私は学生で、お金も無くてね。 そんな彼女に、私は甘えていたのかもしれない。金銭的な面で、私はかなり援助してもらってたんだよ。 法学部で、しかもそっち系の仕事に進むとなると、膨大な額のお金が掛かる。当然、バイトだけじゃ回りきらないんだ。 私は家族と、そこまで仲良くなかったから、正直な話、かなり彼女に期待していたんだよ」 藤田さんは独力で何でもこなす人だ。 この話を聞く限り、まだ学生時代ではそういうわけではなかったと伺える。 いや、むしろ、独力だけではどうしようもできない状況だったのか? 「まぁ、そんなこんなで、私は学年を重ねていったんだ。当時の私は、本当に充実していてね。 毎日が楽しかったなぁ。本当に、真っ直ぐしか見えてなかった。 何もかもが、自分のために動いていると思っていた」 藤田さん、あなたの言いたい事が、俺はだんだんと見えてきました。 あなたは・・・ 653 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 37 16.69 ID N00ioOMo うまいところでじらすなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 654 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 37 17.24 ID Q8ZNGbc0 650 藤田さん、恋空展開? 657 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 37 57.09 ID 8BgcoIIo 俺にはぜんぜん見えてこねーwwwwww ヤバッシュwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 658 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 37 58.22 ID 1lGCvz20 650 藤田さんは中二病だったんですね 659 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 38 06.22 ID 9Zi9qqUo 藤田さんにも人生の転機が回ってきたんだな。マに似ている気がする。 660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 38 32.49 ID z.5fYeU0 藤田さん、あなたの言いたい事が、俺はだんだんと見えてきました。 あなたは僕のことが・・・ 661 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 39 23.87 ID ICFpu/Ao こんなにもリロードを連打するスレは久しぶりだぜ 664 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 40 37.66 ID 2i3xqy.0 引き込まれるわ おもしろい 666 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 40 43.80 ID QMWQUKEo 彼女死亡フラグ 665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 40 41.47 ID pVBIfGAo 藤田さんからスイーツ(笑)な香りが!! 667 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 41 45.57 ID 1lGCvz20 665 上原からはすっぱい香りが・・・ 671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 43 04.07 ID 1zLymtUo 上原ぁ!恋空もってこい 688 :マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 17 45 55.92 ID HD2QBAQo 「大学3年生の冬の話だ。周りは就職活動で慌しくてね。当然、それは私もだった。 だけど、それでも勉強し続けたよ。夢を掴むためにね。私はひたすらがむしゃらだった。 そしてその先に、彼女と結婚し、幸せを築いている自分を描いていたんだ」 少しの沈黙。 「だけどね、私は結果を追い求める余りに、彼女に・・・彼女の異変かな・・・。 気付いてあげれなかった。私は今でも後悔しているよ。なんで、気付かなかったのかと。 いや、気付いていたんだ。だけど、私は自分の事で精一杯だった」 藤田さんの沈黙が多くなってきた。 「彼女の職業は・・・」 沈黙。俺は藤田さんの話に引き込まれていた。 似ている。 いや・・・何か俺と、同じ道を歩んでいる気がする・・・。 「・・・プログラマーでね。それはもう忙しそうだった。 私が勉強に熱中しているせいで、会えないだけかと思ってた。 けど、そうじゃなかったんだ。彼女自身も忙しくて、会えなかったんだ。 そして、私の夢をかなえるために、彼女は凄く頑張った。自分の事じゃないんだよ? まだ未来も確定してない、ただの若造のために、彼女は頑張ったんだ。・・・けど」 言うな、言うな。言うな、藤田さん。 「頑張りすぎたのかな・・・。自殺して・・・しまってね」 俺は緊張の糸が切れたかの如く、泣いていた。 693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 46 55.15 ID N00ioOMo 688 。・゚・(ノД`)・゚・。 694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 47 04.04 ID z.5fYeU0 辛い・・・ 695 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 47 06.81 ID f7HIcNo0 688 うわぁあああああああああああああああああ 691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 46 49.96 ID Q8ZNGbc0 688 ふざけて上のレスで恋空と書いた自分に反省 692 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 46 50.76 ID jbY.mGU0 まじでスイーツ(笑)だったのか…… 696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 47 13.52 ID itk7klAo 688 。・゚・(ノД`)・゚・。 699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 47 25.48 ID S6RkSFEo 藤田さんなんでそれで同じ世界に飛び込んだんだ・・・ 701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 47 32.50 ID 2MXoL3Qo 藤田すわあああああああああああああ 702 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 47 40.69 ID kKvGX8s0 藤田さん・・・・・・・・・ 706 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 47 51.35 ID uchw7gDO うわあああぁあぁぁぁぁ 707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 48 07.61 ID i/7ECxAo 藤田さん… 713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 48 32.77 ID uflN5YAO 飲みの時の藤田さんの話思いだしてまた泣いた… 彼女つくるきないってそういうことか… 732 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 51 44.83 ID LlYU0aMo 713 そうか・・・そんな話もあったな・・・(´;ω;`)ウッ 714 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 48 33.55 ID DqS11ADO 目から汗が湧き出でくるのですが(ToT) 730 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 51 34.44 ID Iilu9kg0 有能な藤田さんがこのブラック会社にいるのは、 彼女を死なせてしまった自分への戒めだという事か、、、! 740 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 53 06.19 ID YXy/0b.o 藤田さん位の人物だと、やっぱり壮絶な人生送ってるんだな... まさか上原さんは大丈夫だよな? 743 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 53 31.44 ID nttkuXY0 これが実話とか……信じられん。 749 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 55 38.79 ID Jtbyn.so 743 日本は年間自殺者3万人以上の国だぞ。 珍しくもなんともない。 752 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 56 31.18 ID N00ioOMo 743 取り合えず言えるのはここで実話だなんだというのは野暮 753 :マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 17 57 00.10 ID HD2QBAQo 「私は驚いたというより、呆れたよ。本当に急な話だったんだよ? 笑ってしまうよね。 呆れながら泣いたよ。全てが終わったと思った。そりゃそうだろう。私は彼女のためだけに頑張っていたんだ。 それが急に居なくなった。一緒に買った指輪や、彼女から貰った物・・・それらが全て憎たらしかった」 もう・・・やめてくれ・・・。母ちゃんのことを思い出す・・・。 「私に残ったものは、計り知れない後悔と、積もりに積もった勉強道具・・・。そして、死の決意だった。 もう生きていても何の意味もないと思ったよ。私の大学生活は、彼女のために存在していた。 それが無くなったんだ。この先の人生なんて、何の意味も持たない。そう思っていたんだ」 部屋に、俺の嗚咽だけが響き渡る。 こらえろ、こらえろ、と念じるも、感情は高ぶっていく。 「彼女の葬式に出た時、私もすぐそっちに行くよ。という意味を込めて、指輪を花束の中に忍ばせた。 そして葬式が終わり、私は死ぬために帰ろうとしたんだ。けど、そこでご両親に呼び止められてね」 俺は、俺の体験なんて、藤田さんの絶望に比べれば、全然大したことないじゃないか。 俺は何やってるんだ。自分を叱咤する。 755 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 57 14.08 ID 8ouNIIDO 彼女は法曹を目指してた藤田さんを応援してのたのに、藤田さんはそれを辞めたんだな。 彼女のがんばりってなんだ。 762 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 59 31.95 ID 8xONJTQo 753 最初の方で藤田さんの生きざまが今の俺の基礎になっていると言ったけど その生きざま、最後までとくと見させてもらおう! 765 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 17 59 41.41 ID N00ioOMo 753 個人的には藤田さんも波乱万丈だけどマ男も同じくらいだと思うよ まぁあえて言うなら自分の気持ちが作用してるかしてないかの違いくらい 767 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 00 03.81 ID eZHvNhQ0 これは泣く 自分もこんな風にならないようにがんばらないとな・・・ がんばりすぎてもダメなんだよな 周りを見ながらやってかなくちゃ 難しいね 772 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 01 17.11 ID QMWQUKEo 藤田さんが会社を立ち上げないのが不思議だな 775 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 01 37.37 ID e53WEoko 藤田さんがぶちぎれてリーダーふるぼっこに1票 780 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 03 48.25 ID E7LqCT20 俺も好きだった母親が死んでヒッキーニートになったが、 がんばらないといけないな・・・ 796 :マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 18 11 30.50 ID HD2QBAQo 「彼女の分まで、生きてやってくれ。そう言われたよ。こんな事言えるか? 私のせいで彼女が死んだも同然なんだよ? 怒られて、殴られて、罵倒されて・・・それを覚悟してたのに 生きてやってくれ、だよ? 今思い出すと笑えて来るよね。どんだけお人好しなんだよ。家族ぐるみかよって。 今思えば、これがチャンスだったのかな・・・。 夢じゃなくなった夢を実現する・・・最後のチャンス・・・」 ・・・。 「だけど、私はそんなに強くない。 ドラマや漫画なら、ここで躍起になって、がむしゃらになって何が何でも夢を実現しようとするだろう。 でも、私には無理だった。そんなに私は強くなかったんだ。 だけど、ご両親の言葉が引っかかって、死ぬのも憚られた。 そんな私が取った行動は、ただ何の目的も無く生きるだけ。 つまり、今で言われているNEETだね。当時の私は何を考えていたんだろうね。 こんな事したって、彼女が報われるわけがないのに」 似ている。藤田さんの人生は、俺と似ている。 「そうやって、私は時を無駄に過ごしていった。 季節の移り変わり、出会いや別れ・・・。 全てが、私の外で起きているものだと思っていた。 私の中で、彼女が死んだ日から、時間が止まっていたんだろうね。 だけど、そんな私にも転機が訪れたんだ。 絶望のどん底に居た私を、奮い立たせる転機が」 799 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 12 36.90 ID M9I/qaso みんないろいろあるものですね 800 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 13 05.50 ID 1lGCvz20 マ男と似てるな 802 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 13 08.57 ID OB1nBaEo 796 社長か?社長登場なのか!? 803 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 13 17.51 ID uflN5YAO うわあ… 804 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 13 25.90 ID t8aAEZo0 あの藤田さんがNEETだったとは・・・ 806 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 13 27.27 ID 799.yKA0 今になって上原さんがどうなったのか気になる… 809 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 14 02.64 ID lYx7Tnoo 2人の出会いはまさに奇跡だな。 こんなに共通点あるのはすごい! 812 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 14 42.88 ID 9qIORYI0 やっと追いついた俺が流れをよまずうp 藤田さんかっこよすぎだぜ・・・ 826 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 16 18.63 ID M9I/qaso 812 いいないいな 827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 16 19.32 ID lYx7Tnoo 812 上段中の顔ワロスwwwwwwwwwwww 829 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 16 23.83 ID 3dz709co 812 上原さんはもっと人間にしてあげようぜ・・・ 835 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 18 03.54 ID a8Yro0E0 812 おお・・・俺の脳内のリーダーのイメージまさにこんな感じ・・・ 837 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 18 44.45 ID OB1nBaEo 812 上段真ん中と下段右はグレイタイプですか 838 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 18 46.43 ID pVBIfGAo 上原さんタルタルみたいで可愛いよwwwwwwww 813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 14 45.64 ID wSlvkOoo シャチョーさんに救われたのかな? 814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 15 06.66 ID laK2UC6o マ男にとって藤田さんはまさに人生の師匠だな 848 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 23 20.31 ID hSn7YEDO もう涙でちんこも握れないよ・・・ 涙でちんこが霞んでよく見えないんだ・・・ 852 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 24 42.72 ID eZHvNhQ0 彼女の自殺は耐えられない 855 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 25 35.80 ID caSJXGUo 852 そうだよな。 俺に彼女なんてできたことないけど。 859 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 27 38.83 ID aTcw9Tc0 法曹→彼女の死→NEET→出会い→プログラマー か? 人生わからんな 今幸せだが、俺にも・・・ 865 :マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 18 30 28.67 ID HD2QBAQo 「夏のある日、私は何となしに郵便受けを見たんだ。小さな封筒が入っていた。 宛名は彼女のご両親だったよ。開けてみてみると、手紙が入っていた。 細かな内容は覚えてないけど、要するに、人づてに今の私の状況を聞いたが 今のあなたの状況では、娘は喜べない。社会に貢献して欲しい。そう書かれていたんだ」 藤田さんが話を続ける。 「それで私は就職する気になった。だけど、4年か、5年かな。 そのぐらいNEETやってた私に、就職先が中々見つからなくてね。 学歴だって大学中退で、やはり厳しいんだよ。 けど何を思ったのかなぁw 彼女と同じ業種、プログラマの求人に応募した私が居たんだ。 それでもやっぱり落ち続けて、行き着いた先がこの会社だった」 そ、そうだったのか・・・。よりによって・・・。 「まぁ、マ男くんも予想している通り、ホントにひどい有様でねw これは社長には内緒だよ? 当時は上原さん、井出さん、リーダーしか居なくて、上原さん一人でこの会社が回ってるように見えた。 それで私は思ったんだよ。 彼女の立場は、上原さんのような位置だったのではないかと。 私は決意したよ。これ以上、自殺者を出してたまるかって。 だから必死に勉強して、吸収できるところは吸収してただひたすら仕事に打ち込んだんだ」 藤田さんの過去が、明らかになっていく。 今の藤田さんを形成している中身が、次々と見えていく。 873 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 32 10.82 ID lYx7Tnoo 865 一通り藤田さんの過去判明したな・・・ 875 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 32 23.71 ID Wapr.g.o 上原とリーダーと井出の3人だけって、それでよく上原死ななかったなww 877 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 33 01.14 ID 5g2e7jko つーか井出はずっと幸せだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 882 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 34 41.27 ID OB1nBaEo 865 社長も以前なにかしたの体験をして今のような会社にしてるのかな? 885 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 35 19.20 ID oWwNN4Ao 4,5年ニートとか親近感沸くわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 33 13.01 ID F3qlRJQ0 プログラマって未経験でも入社できるもんなのか 886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 35 55.20 ID HKuDnSUo 878 ・未経験者でもいいから雇わないといけないほど、忙しい会社。 ・この業界に無知な未経験者じゃないと応募が来ないほどの会社。 ・社員が次々と辞めていくので、もう誰でも良いから人が欲しい会社。 890 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 38 01.92 ID F3qlRJQ0 886 そういう会社を総じてブラックと呼ぶのか 恐ろしいな・・・ 894 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 39 20.39 ID q3kp6Z2o でもこの会社、社長は悪い人じゃないんだよな。 社員の状況まで面倒見る気はないようだが 898 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 39 40.23 ID M9I/qaso ほんと,就活のときは気をつけないとなぁ 899 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 39 43.65 ID t6UvyDUo ちょうど今デスマ中の俺が彼女に振られて、飼い犬が死んで、 仕事する気も会社行く気も起こらなかったが、このスレ見てるとちっぽけな事に思えるな。 905 :マ男 ◆kmd7lCK4/M:2007/12/02(日) 18 40 53.31 ID HD2QBAQo 「まぁ、変な話になっちゃうけど、動機は上原さんを助けることだね。 ここだけの話、上原さんのイジメ、前と比べるとかなりマシになったんだよw 本当は、もっと早い時点でこうしたかったんだけど、リーダーと井出さんは私の先輩だからね。 やっぱり中々強く言えないんだよ。 だから、仕事できるようになって、文句を言わせない立場になれば 少しは発言力も高まるだろ? まぁそれでも、あまり目立った事はできないけどね」 俺はここまで聞いて、自分の人生と藤田さんの人生を照らし合わせた。 NEETになるまでは、俺とは対極の人生を歩んできた藤田さん・・・。 全てが上手く行き、全てが希望に満ちていた。俺はその逆だ。 だけど、NEETになってからは、共通点がとても多い。 いや、正確には彼女が死んでからだ。 今まで俺は、何のために仕事を頑張ってきたのか? 母ちゃんのためか、父ちゃんのためか、自分のためか。そ んな事はわからん。 ただ言えることは、生き抜くためには仕事が出来ないといけない。 中卒でまともな人生を歩んでない俺が挽回するにはこの方法しかないと思ったのだ。 少なくとも、俺はそう思って仕事に打ち込んだ。 理由は違えど、どこか共通点のある藤田さんが話を続ける。 907 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 42 05.85 ID 1lGCvz20 wktk!! 911 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 42 57.21 ID d7RCwqM0 上原さんってTV版エヴァの制作で切羽詰ってた 庵野秀明っぽい気がする 917 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 45 26.71 ID FL94M.so 911 庵野は自分の作りたいもので作れなかったせいで壊れた 919 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 46 12.19 ID 3dz709co 今より酷い状況でよく上原さん生きてたね・・・ちょっと勃起した・・・ 922 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 46 54.78 ID ztHb06M0 919 アッー? 927 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 48 51.58 ID lYx7Tnoo 919へ上原さんからのレス ぼ、ぼbbきいぃ そそ、そ、そ、そ、そればほ、ほほ、めて、くれて、て、てるるののおのお 926 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 48 36.02 ID KMppKTM0 彼女の幻影とはいえ他人を救うために仕事をする藤田さんまじいい人だな 928 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 49 07.60 ID d7RCwqM0 なんかの本で読んだが、 PG/SEって仕事の性質上、理系より文系が向いてるらしいぞ。 どうもPG言語にもよるらしいが、文法の組立作業になると 作文力のある奴が仕事が出来たりするらしい。 つまり、リーダーより仕事の出来る 1は 文章がうまくて当たり前。 938 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 51 27.17 ID Ze8MtMMo 928 ほぼ正解。但し最近の言語限定だな より正確に言うと、論理的思考の出来る文系 935 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 50 27.99 ID iPI5Taco 一流のプログラマは文章が上手い人が多いしな。 アルファブロガーって言われてる人たちもプログラマばっかり。 939 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 51 36.03 ID 2E3Hls.o なんて藤田さんはいい人なんだ。 過去の経験を話すという行為はとても難しいと思う。 942 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 53 02.11 ID lmiC9oAO だから上原さんに気を使ってたんだなぁ・・・・彼女とと同じ被害者出したくなかったんだろう 978 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 59 54.74 ID 3dz709co おい上原ぁぁぁぁ次スレはどうしたぁぁぁ!!! 次スレへ 119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 20 05 34.19 ID lmiC9oAO おい上原ぁ!!続きまだかぁ!? 123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 20 08 09.35 ID /sNRprk0 す,す,すす. も,ももも,も,も 140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 20 15 28.41 ID TlmwbRI0 は、は、は、は、は、は、は、 はくしょん 231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 21 05 41.66 ID IttH47I0 SEもいいかなと思ってたけど、やっぱ営業やったほうがいいのかなぁ デスマには耐えられそうにない。 あと良く考えれば集団が一箇所で仕事するなら人間関係を円滑に出来ないと駄目だよな。 812 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/02(日) 18 14 42.88 ID 9qIORYI0 やっと追いついた俺が流れをよまずうp ttp //www.uploda.org/uporg1140240.jpg.html 藤田さんかっこよすぎだぜ・・・
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1389.html
れみりゃ:やわっこい体つきをしていて、動きがもたもたしている。ふらんのおねーさん 妹と共におねーさんの家に居候している。 ふらん:れみりゃの妹で胴無しだけれど、言動や要領はふらんの方がしっかりしている。 おねーさん:緑髪で、プリン好き。二人に慕われている。 「うあ、だどぉ! だど、だどお゛お゛お゛」 「もう、おねーちゃんったらうるさいよ! おねーさんが起きちゃうよ…、…あ」 「だっどぉ♪ だど、だっどぅ!」 「…」 朝、起きたてで髪の毛がぼさぼさだろう頭部を物ともせず、おちびちゃんたちの元へ向かった結果がこれでした。 チークでフローリングされた床下が幼い二人を一層引き立てて、…なんとなく、やるせない気持ちを憶えました。 「だどぉ! だど、だどぉ~…」 「…どうしたのですか、れみりゃ」 「そうだよ、おねーちゃん。おかしいよ、まるでミケーネ文明に攻め込まれてるクレタ文明並にどうしようもないよ?」 「だどぅ! だど、ぷんぷん!」 「…?」 今朝がたから家が妙に騒がしいなと思い、重い瞼をこじ上げながら騒音の発生源へと足を運ぶと、そこには床に転がって手足をじたばたさせているれみりゃとほとほと困り果てているふらんの姿がありました。 ふらんだけでは無く、れみりゃもれみりゃで戸惑いまごついている様子です。 何かあったのだろうかと思案を広げながられみりゃに近づき、床に仰向けで横ばっているれみりゃの手を引いて体勢を直し、小柄な脇から背中まで腕を通して抱き締めます。 ばたついていたれみりゃは途端に静かになり、鼻回りを真っ赤にしてこちらを見上げ、そのまま私の胸に埋まりました。 …うーん、れみりゃ自体が別の誰かに代わったということは無さそうですね。 ふらんは気を揉む目付きでれみりゃを心配しています。 実の姉ですし、案じるなと言う方が酷ですよね。 昨日、何か悪いものを食べさせたかな? 「れみりゃ、お腹でも痛いのですか? どうしてうーとか、だどといった語尾しか言わないのですか? 悪い事でもしたのですか、れみりゃが昨日ピーマンを残してしまったのだとか」 「う゛ーーーっ! だど、だどお!」 れみりゃは体を強ばらせ、けたましいほどに大きい難色の叫びを私に示してきます。 昨日はどこかに遊びに家を飛び出たれみりゃをそのままに、ふらんとデパートへ行ってきたことにへそを曲げているのかな…? でも、そんな様子は見えないし。 やましい事はしていないとの口ぶりですが、どこかもの思わしげな面持ちを見せるれみりゃ。 目線を私の顔からそっぽへ向かせる所が怪しいです、うむむ、れみりゃは本当に何にもやっていないのか…? 「素直に白状すれば今なら許してあげますよ、ほら、ほら!」 「うあ! あ、だど、だどぅ♪」 れみりゃを包み込んでいる腕の力をぎゅっと込め、胸に埋めさせている顔をぐりぐりと押し回し、同時に抵抗するれみりゃの頭部に顎を乗せてここもまた撫で繰り回すのです。 それでも諦めず抵抗するときはやわっこくぷにぷにのほっぺたを自分の頬にまで引き寄せて、擦りに擦って時々唇を合わせたりも。 おおよそならキスをした段階でノックダウンです。 おちびちゃんたちが物事を隠している時によくやる行動で大抵は気恥ずかしさに耐えられなくなるのか降参をしてくるのですが、慣れさせてしまったかむしろ受け入れて喜んでいる様子が窺えます。 一度手を止めて行動を静止すると、れみりゃはもっとやって欲しいといった態度で自身から私の胸にぐりぐりと埋まってきました。 ううむ、まずい。 自分がやりたいからといって無理に理由をこじつけさせてハグをしたバチが回ってきたか…。 「…ちょっと、うらやましい! …違う、うるさいよ! おねーさんはいっつもおねーちゃんばかり優遇して、…違う! ともかく、おねーちゃんの状態がよくわからないんだから、一旦病院行くなり調べたりするなりしようよ!」 「だ、だどぉ…」 背後からどす黒くねたみオーラを剥き出しにして威圧するふらんに気圧されて、私たち二人は素直にはいと頷くしかないのでした。 今のふらんの形相はまさに鬼の面持ちといったもので、どことなく雰囲気として何か嫉妬めいた、うーん、橋の神様の様な…? …何を考えているんだろう。 「行くよ、おねーさんっ!」 「…あ、待ってください~。せめて、髪の毛を整えてから~…」 考えを行動に移すスピードが早いの何の、ふらんとれみりゃは既に着替えていて玄関前にて靴を履いている有様でした。 朝食や歯磨きは愚か寝巻き姿からの着替えすら済ませていない状態で本格的に外にでるのはたまったものではないので、少しだけ待つように二人に伝えて自分も準備をするのでした。 「…」 「…う゛」 「…うーむ」 「…どうですか、先生」 近場にある病院へ出向き、診察室に呼ばれてたった今検査が行われている最中です。 担当となった先生は初老くらいの歳つきで、首裏にかけてある聴診器がネクタイに重なり何故か頼りなく見えて、…失礼だけれど大丈夫かと不安に感じる先生でした。 「…こりゃ、あれだね。だどだど病だ」 「だどだど病?」 「ああ。安静にすることだね。時間も無いし、次の人呼んで」 噂にすら聞いた事も無い病名を、さも息を吐くかの様に平然と告げる先生の言葉を聞き返します。 すると先生は一言呟いたのみで、近くにいた看護婦さんにあろうことか次の診察へ移る旨を伝えたのです! 満足行くまで話をうかがっていないのに、なんと横柄な! …それにしても、だどだど病って何だろう。 何が原因で、どんな不都合があるのか、説明をして欲しいな…。 「…あの。その病気について私は何も知りません。その病気は何が原因で、どの様に普段の生活に差し支えるのか説明をしていただけませんか」 「ん、別に。その子、あと3日で息を引き取るだろうねぇ~…。一緒に居てあげな」 「…。…、…申されますと?」 「だから、まあ。察することだな」 「…ええええ!? だどだど病って、そこまで深刻な病気なんですか!?」 「疑うなら調べればいいさ。こっちは時間が迫ってるんだ、冷やかしなら帰ってくれ」 「誰が冷やかしなもんか! こっちはあんたしか頼る人がいないと言うのに…! もういいです、ありがとうございました! いきますよ、ふらん、れみりゃ!」 「うう!? もう終わったのおねーさん?」 「うあ、うあ♪ だっどぅ!」 「おねーちゃんも踊ってないで、行くよ!」 「だどぉ~…」 「そんなアホな、馬鹿な話があるはずない、そんなわけがない!」 だどだど病 の検索結果 約 1,150,000 件中 1 - 10 件目 (0.21 秒) 「アホな…」 家にあるパソコンのモニター前で、ただ愕然とすることしか出来ませんでした。 調べた所、だどだど病は存在したのでした…。 「だど、だど?」 「どうしたの、おねーさん?」 肩を落としているとおちびちゃん二人が私の足元に寄り添ってきて、心配をかけてくれました。 当事者のれみりゃは何も気にかけていないあんばいで、ぶかぶかと時折足を滑らせたダンスを踊っている始末です。 ううん、信じられないけれど、本当なのかなあ…。 「…れみりゃ。食べたい物は、ありますか?」 「…? …だど、うー、だっどぉ♪」 「…え!? いきなりどうして、おねーさん! おねーちゃんばっかりずるいよ、ふらんにも買ってよね!」 「わかってますよ。何がいいですか?」 普段の私からは考えられない言動を耳にして、二人は少なからず動揺して驚いた素振りを示しました。 しかし、その後の態度はそれぞれに違い、れみりゃは素直に喜んだ歓喜のもの、ふらんは理不尽さに手をあぐねた嫉妬めいたものの態度を隠し気も無く全面に表していました。 うんん、ごめんね、ふらん。 しばらくはれみりゃにべったりになっちゃうけど、なるべく話を持ちかける時はふらんの方から話しかけよう。 その方が不自然じゃなくなるしふらんにも拗ねられないし。 けれどこのままじゃあいずれれみりゃは…。 「じゃあ、プリン!」 「うっうー♪ だど、うあうあっ♪」 大人による邪推など知る由も無く、無邪気に床下を跳ね回る二人。 たった今食べたいものを私に宣言したばかりだと言うのに、待ちきれないのか部屋中を転がっては心内の躍動を体に表しています。 …その様子を眺めている事が辛くなって、するりと逃げるように玄関まで進み、…振り向いて二人に出かける旨を伝えてやけに重いドアノブを捻りました。 行きつけの菓子店で飛び切り美味しいカスタードプリンを3つ買ったのはいいのですが、なんとなく家に足を運びにくく、ぶらぶらと町内をさまようばかりでした…。 右手にぶらさげたポリ袋が快晴の空より吹かれる風に虚しくなびき、より一層切ないものを引き立たせてきます。 途中足を動かす事すらままならなくなり、居た堪れなくなり、…目に入った公園のベンチに座り腰を落ち着けました。 「…れみりゃは、れみりゃは。…うう」 『うっうー! だど、だどぉ!』 「こら、やめなさい! 街中でしょう!?」 「だって俺も優しくして貰いたいんだもーん!」 「…。…!? すみません、その子はどうされたのですか!?」 しばらくして公園に母親と男の子の一組の親子が入ってきて、その男の子がなんとれみりゃと同じような言葉を叫んだのです! 男の子が特に思慮もなくふざけているだけの可能性だって十分にありますが、なぜ叫んでいるか理由を尋ねない手はない! 腰を据えていたベンチからいきり立ち、母親の元へ駆け足で詰め寄りました! 「ああ、ごめんなさい。昨日特番にてだどだど病というものをまとめた番組がありましてね、どうもこの子はそれを見て影響を受けてしまった様でして…」 「…。その、だどだど病というのは?」 「ええと。存在しない、架空の病気らしいですよ。ただでさえ存在しないのにれみりゃ種の病気が人間の子供にかかる筈無いのに、この子ったら病弱したれみりゃが労わって貰うシーンばかり見て真似して自分も配慮してもらおうと…」 「…もしかして。その番組が何時にやっていたか、教えて貰えませんか?」 れみりゃは昨日、この番組を…? 「…れみりゃ」 「うー!? うあ、だどぅ! プ…、だっどぅ!」 「やったあ、プリンだ! どういう風の吹き回しかわからないけど、ありがとう! …まだ、貰えるとも決まってないか」 「いや、プリンは皆で食べましょう。…少し後にね。 れみりゃは昨日、どこで何をしていたのですか?」 「う゛!? …う、う~♪」 家に帰り、リビングで待ち構えていたおちびちゃんたちにただ今の挨拶を告げました。 そして、私はれみりゃにある種のカマをかけてみたのです。 れみりゃは明らかに体を狼狽させて、明後日の方向を向き唇を尖らせて口笛を吹いている素振りをしますが、いかんせんかすれた音すら出ていません。 声で口笛を吹いていると誤魔化しているれみりゃに、容赦なく詰め寄ります。 「れみりゃ。お前の行動が予測できますよ。…昨日の午後2時には誰か友達の家にお邪魔して、テレビを見ていた」 「!? う、う゛あ!?」 なんでわかるの!? と深底驚いた様子で、れみりゃが表情を強張らせた、加えて羨望を交えたものにします。 憧れるのは構いませんが、生憎本題は凄い事をした自慢といった事ではありません。 …本題に、移ります。 「…その時にやっていた番組の名前は、『奇怪!? 伝承されしだどだど病の秘密!』。 …それを見て、とりあえず行動に移して私に優しくして貰おうと狡い考えを働かせたのでしょう?」 「うあ!? 違うどお! …うあ、だどお?」 「誤魔化しても無駄です。全く、私がその番組を見ているとは限らないのに、どうしてまた…」 「…う、うう」 ばれた事による恐怖か、やりきれなさに耐えられないのか。 みるみる内に鼻回りを赤くして、体を震わせて拳を握っているれみりゃ。 所々にボロがでていて最早ばればれなのですが、それでもれみりゃは諦めずまだよくわからない病気を装って取り繕うとしています。 うーん、良くない行為だけれど、ちょっといじわるをかけてみようかな。 「…れみりゃ。お前は、昨日私とふらんがデパートに行っていた事、知っていますか?」 「…!? うあ、う゛ああ!?」 「待ってよ、おねーさん! それは、ふらんと二人だけの秘密じゃあ…!?」 「言わない事について、れみりゃが嫉妬しちゃいますからね。もう、守らなくてもいいよ。 昨日れみりゃにその旨を伝えようとはしたのですが一目散に遊びに行ってしまったので、仕方なく私たち二人で言ってきたんです」 昨日デパートに行ったという、後々を考えて伝えていなかった秘密をれみりゃに暴露します。 れみりゃは何で自分に教えなかったのか、連れて行ってくれなかったのか抗議の声をあげて癇癪を起こしますが、元々は三人で行こうと計画していたもの。 突発的ではありますが、家計を計算してお金に余裕があることが判明し、たまには贅沢をしようと誘いかけたのですがれみりゃが一人でにどこかに消えてしまったため仕方なく二人で楽しんできた訳です。 私たちが家に帰ってきたのが4時ごろで、れみりゃは5時頃に家に帰ってきました。 「う゛、う゛う、…あ゛あ゛あ゛ああああん!!!」 …自分だけ外されたことが、滅多に無い贅沢に参加できなかったことが歯がゆく嫌になったのでしょう。 とうとうれみりゃは大声をあげて泣き出してしまいました。 …やりすぎたな。 許してもらおうとする訳ではありませんが、ただれみりゃの側へ寄り添い、泣き叫び縮こまるれみりゃを抱き締めて、じっと時間が過ぎるのを待ちます。 「れ゛み゛ぃ、お゛ね゛ー゛さ゛ん゛な゛ん゛て゛、…大゛っ嫌゛い゛だどお゛おおお~!」 「ごめんね、れみりゃ。…でも。 それだと、今後ハグだとか、…すりすりするのだとか。出来ないですよ?」 悪いのは私ですが、どうしてもちょっとしたいたずら心がくすぐられてしまい、言葉によってれみりゃに圧力をかけます。 肩越しに力を強く入れて抱き締め、お互いの頬と頬をぴたりと合わせて、そのまま止まったまま。 れみりゃは叫び声をやめて嫌々と顔を横に振りますが、何も応えず、じっとしたままです。 …抱き締めているうちに、れみりゃ特有の、肉まんの香ばしい匂いが漂います。 「…うう」 「暖かいでしょう? それに、こんなことも、こんなことも。それでもよければ、…私は悲しいですが、嫌いになってください」 手のひらにてれみりゃのお腹回りや髪の毛を掻き揚げてまさぐったり、額に唇をつけたり、持ち上げて抱っこをしたり。 果てにはれみりゃのほっぺをぷにぷにに弄んだり、あぐらをかいてその上にれみりゃを置いて落ち着かせたり。 …それはもう、れみりゃを引き止めようとさまざまな行動を移しました。 「…やっぱり、れみぃ、おねーさんが大好きだどぉ…」 最後には、れみりゃが根折れして好きだと言ってくれました。 一安心をしながらも、あともう一言言いたいことだけ、いじわるながらにれみりゃに呟きました。 「ふふ、良かった。…口調、治りましたね」 「…う゛。…おねーさんには、敵わないど」 大人気ないながらにちょっとした勝利を噛み締めて、足元に置いていたプリンのポリ袋をテーブルの上へと置き、食器棚からスプーンを2つ用意します。 プリンの温度は多少温くなっているもののまだまだひんやりとした冷たさは保たれていて、とても美味しく頂ける事でしょう。 私はおちびちゃんたちをテーブルの上に呼び、それぞれの目の前に3つ。 ふらんに1個、れみりゃに2個プリンを置きました。 「…うあ?」 よくわからないといった表情で、れみりゃが私の顔を見上げてきます。 きょとんとした瞳をするれみりゃの鼻頭を指で軽くつついてやり、れみりゃに言いました。 「それは私の分です。これくらいの贅沢ならいつでも応えてあげますから、もう心配させないでくださいね。 ふらん、ごめんね。今度またデパートに行った時、ふらんにはちょっと贔屓してあげるから」 「…別に、プリンに関しては、いいよ」 「…うっうー♪」 れみりゃは嬉しさを声に表してスプーンを握り、早速プリンに食いつきかかりました。 もう、お行儀が悪いですね。 たおやかな女の子になるためには、もっとおとしやかにならないとだめですよ、れみりゃ。 …ちょっとした疲労だって、口の端にカラメルが付いても気にせず満円の笑みを浮かべるれみりゃを見れば吹き飛ぶというものです。 れみりゃの下膨れした顎をさらりと撫でて、れみりゃの顔色を窺います。 れみりゃは、はにかみかけてくれました。 「…折角、お互いの秘密を共有したのに。おねーさんはすぐ破っちゃった。 おねーさんなんて、嫌いだもん…」 ちょっとだけ続く 普通に喋れてるw一瞬今までキャラ作ってたんかと思っちゃったw -- 名無しさん (2009-06-28 15 34 29) だどだど病ってセンスに惚れた。お姉さんとれみりゃのやりとりが可愛い。 -- 名無しさん (2009-06-28 18 10 11) お医者さんひでぇw後でぜってぇニヤニヤしてそうw -- 名無しさん (2009-07-04 22 36 45) これで医者が金取ってたら詐欺罪だな -- 名無しさん (2009-10-22 01 18 40) れみぃが無事で本当によかった・・・クソ医者○ね。 -- 名無しさん (2010-11-28 21 33 36) 名前 コメント