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by参考書マニア(東京都) かがみ「もしもしこなた?」 こなた「ああ、かがみ?久しぶり~元気?」 かがみ「まあ……そこそこね。あんたこそどうなのよ」 こなた「いやぁ、大学っていろんな交友関係が広がって楽しいよねえ」 かがみ「そ、そうよね!ところで今度……」 こなた「でさぁ、明後日からみんなで旅行行くんだ!あ、ちなみに聖地巡礼じゃないから(笑)」 かがみ「そう……」 こなた「で、ところでどうしたの?」 かがみ「ううん、別に何でもないから気にしないで」 こなた「ならいいんだけどね。かがみも夏をエンジョイしたまへ!」 かがみ「うん……あ、私レポートまとめなきゃいけないんだった!ごめんこなた。じゃあね」 電話を切るかがみ かがみ「なんでよ……こなたまで……」
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きんようびのほうかご! 梓「じゃあ、ちょっと早いけど、部室行ってくるね!」 憂「うん、梓ちゃん頑張ってね!」 純「いってらっしゃーい梓ー」 梓「じゃあね二人とも!」スタタッ 憂「……梓ちゃん、大丈夫かなぁ……」 純「梓じゃ憂のお姉ちゃんにいいように遊ばれるだけなんじゃないかなーって思うけど」 憂「そうかなぁ……、そこまでお姉ちゃん無神経じゃないよ、おでこ出すのとか恥ずかしがるし」 純「ふーん、……そうなんだ」 憂「あっ、これ梓ちゃんに教えておけばよかったかなぁ……」 純「いーんじゃない?……その方が面白いし」 憂「もう、純ちゃんったら」 純「だってそっちの方が憂のお姉ちゃんは喜ぶと思うよ」 憂「……そうだね、純ちゃん頭いい!」 純「えっへん。わたしは灰色の脳細胞を持つ女だからね」 憂「あはは、もう、純ちゃんなんなのそれー」 純「推理小説の探偵じゃなかったっけ、かっこいいよね!」 憂「純ちゃん、そういうとこなんとなくお姉ちゃんにそっくりだよねー」 純「そ、そうかな……。どうリアクションすればいいかよくわかんないけど……」 憂「いいんじゃないかな、わたしは好きだよ!」 純「ありがと、……ほんとに憂ってお姉ちゃん子だよね……」 憂「えへへ」 純「……はぁ……、唯先輩が羨ましいなー」 憂「え?」 純「だって憂みたいな妹がいてさ、梓にも好かれてるし……」 憂「お姉ちゃん可愛いからねー」 純「むぅ……(可愛いあんたらに好かれてるのが羨ましいんだってば)」 憂「あっ、……今のは別に純ちゃんが可愛くないってことじゃないからねっ?」 純「ぐさ…………それ、言わなきゃ傷ついてなかったよ……」 憂「その、えと、ち、違うんだよっ、わたし純ちゃんのことも好きだから!」 純「憂ちゃんは優しいねー、照れちゃうなー」クネクネ 憂「もう……ほんとだよ?」 純「へ」ピタッ 憂「別にお姉ちゃんとどこか似てるから友達やってるわけじゃないよ……」 純「う、ういっ……」がしっ 憂「うん」ぎゅっ 純「わたしも憂のこと大好き!これからもずっと友達でいようね!」ブンブン 憂「そうだね、梓ちゃんもいっしょにねー」にこー 純「だね!」 憂「あれ?純ちゃん。そういえばジャズ研行かなくていいの?」 純「あ、そうだった!じゃあ憂、行ってくる!」 憂「いってらっしゃーい!」 ぶしつまえ! 純「……しまった、今日ジャズ研休みなの忘れてた……」トボトボ… ガチャ 純「あ、澪先輩!……と、律先輩だ」 律「全く、唯と梓のやつ、なにイチャイチャしてんだか……」 澪「今日はずいぶんとべったりだったよな」 律「まぁ仲睦まじいことは良いことだけどなー」 澪「ん?あれ、鈴木さんじゃないか」 純「こ、ここ、こんにちは!」 律「ようー、はは、澪の前だからって緊張しなくて良いんだぞー?」 澪「今日はジャズ研の練習ないのか?」 純「それが、あると思って来たら無かったんですよねー……、あはは」 律「……まぁ、わたしたちよりマシだよ」 澪「全くだ」 純「どういうことですか?」 律「ちらっとだけでも部室覗いてみ」 純「あ、はい」そーっ 純「どれどれ」チラッ ――――― 唯「あずにゃん間接きっすだね!」 梓「なっ……!」 梓「…………」 梓「べ、べべべつにいいじゃな、いいじゃないですか!////」 ――――― 純「うわぁ……」 澪「はいそれまで」 律「な?あんな空間にほうり込まれてみろ、空気と化すのに大変だったぜ」 純「……思ったとおり、苦戦してるみたいだなー、梓」 律「ん?」 純「あ、いえ、なんでも」 純「(こうなった元凶がわたしだとは言えない)」 律「じゃあ私たちは帰るけど、鈴木さんは?」 純「一度教室に戻ります。憂がまだいるかも知れないので」 澪「そうか、じゃあまたな。鈴木さん、憂ちゃんによろしく」 律「じゃなー」 純「はい!さようなら!」 純「はぁ、梓……」 「そっ、そんな! わ、わたしはっ! 唯先輩を恥ずかしがらせたいのにーっ!」 純「やれやれ、教室いこ……」 … 純「って、あれ、タイミングよかったかな」 憂「あれ?純ちゃん、ジャズ研は?」 純「今日は休みだったー……、だからいっしょに帰ろ、憂」 憂「うん。あ、ちょっと今日の晩ごはんの買い物によっていい?」 純「良いよ、荷物もつの手伝ってあげる」 憂「ありがとう純ちゃん!」 純「憂姫のためならこの鈴木純、例え火の中水の中……」 憂「なにー?憂姫って、ふふ」 純「ノリかな!」 憂「あ、海苔切らしてたんだった、純ちゃんすごい!」 純「うん?ま、まあね!」 すーぱー! 純「そういえばさっきけいおん部の部室覗いたらさ、梓、やっぱり苦戦してたよ」 憂「お姉ちゃん、梓ちゃんのこと大のお気に入りだからねー。何されても喜ぶだけじゃないかな?」 純「わたしが覗いたときは逆に梓が恥ずかしがってたよ、間接キスとかなんとかいって」 憂「梓ちゃん、それくらいで恥ずかしがらなくていいのにね」 純「わたしのジュースは遠慮なく飲むクセに……」 憂「ほんとだよねー、意識してるのがバレバレだよ」ひょい 純「あれ、憂。今日の晩ごはんハンバーグかなんか?」 憂「うん、そうだよ。お姉ちゃんすごく喜ぶんだー」 ♪スッキスッキーダッイッスッキー 憂「あ、お姉ちゃんからメールだ……」 純「なにその着信音」 憂「LovelySisterLOVE」 純「……そっか」 憂「……!」 純「どしたの?」 憂「……純ちゃん……、この挽き肉戻してきて……、わたしカップ麺取ってくるから……」 純「えっ!?ちょ、なにがあったのよ」 憂「お姉ちゃん、梓ちゃん家にお泊りだって……」 純「おっ、梓やるじゃん。唯先輩おもちか……」 憂「うぅっ……!」うるっ 純「あっ、違うってば!別にそんな変な意味じゃなくってっ」 憂「わかってるよぅ……、お姉ちゃんと梓ちゃんが仲良くしてるのに……、わたし嫌な子だなぁ……」 純「……憂よりいい子なんてテレビでも見たことないよ」 純「そうだ憂、カップ麺なんて言わないでさ、今日はいっしょにハンバーグ作ろうよ!ね?」 憂「うん……、そうだね……」 純「ほら元気だしなよ、三年生の修学旅行のときだって大丈夫だったじゃん」 憂「あれは純ちゃんと梓ちゃんが居てくれたからだよ……」 純「……よしわかった!」 憂「?」 純「今晩憂ん家に泊まっていい?」 憂「えと、こちらこそ、いいの?」 純「三連休だし、いいよ。憂が寂しがって泣いちゃうんじゃないかって心配だしね」 憂「べ、別に泣いたりしないよー」 純「じょーだんじょーだん。さ、早く買って帰ろ?」 憂「うん、ありがとう純ちゃん!」だきっ 純「憂ちゃーん、ここスーパーだよー……」 憂「あっ、はわっ、ごめん!///」 ひらさわけ! 純「そういえば憂ん家で二人きりでお泊りは初めてかもね」 憂「確かにそうだねー」 純「いつもはわたしの家に呼んでたしね」 憂「最近純ちゃん家にもあんまり行ってなかったなあ」 純「お互い部活とか家事が忙しいし、仕方ないよ」 憂「あっ、じゃあ夏休みはいっしょに遊ぼうよ!」 純「うん、田舎に帰省するとき以外はたいてい暇だし、いいよ」 憂「純ちゃん、なにか飲み物いる?」 純「お、さすが憂、気が利くね」 憂「といっても麦茶しかないけど……、はい」コトッ 純「いただきまーす!……んぐっ、ごくっ……くっ……」 純「ぷはっ。いやー、最近暑くなってきたし、麦茶が美味しいねー!」 憂「おかわりいる?」 純「いくらでも飲めるよ!」 憂「いくらでもお注ぎします♪」 純「うん、やっぱりあと一杯でいいかな……」 純「それにしても、家片付いてるね」 憂「そうかな?」 純「これ、いつも憂が掃除してるんでしょ?」 憂「そうだけど……」 純「やっぱり憂のお姉ちゃんはずるい……」 憂「え?」 純「わたしも憂が欲しい!」 憂「ちょっと純ちゃん……」 純「あっ、ごめん、言葉のあやで……。でも憂が姉妹だったら嬉しいなー、って」 純「だってさ、美味しいごはん作ってくれるしー、掃除も完璧だしー、勉強も教えてくれるでしょー?……」 憂「……あの、純ちゃん、わたしはね――」 純「……それになによりさ、憂とずっと一緒にいられるし、って憂、なに?」 憂「……ううん、なんでもないよっ」 純「はあ、やっぱり憂のお姉ちゃんは羨ましいよ……」 憂「えへへ、純ちゃん」ぎゅっ 純「な、なによ」 憂「純ちゃーんっ……」ぎゅー 純「……やっぱり姉妹だね」 憂「よし!」 憂「純ちゃんのおかげでお姉ちゃんが居なくても頑張れそうだよ!」ふんすっ 純「うんうん、それでこそ憂だよ!」 ぐぅうう…… 憂「…………////」 純「……ごはん作ろっか」 憂「純ちゃん今の秘密だからね!//」 純「どうかなー、梓に教えちゃおっかなー?」 憂「うぅ……勘弁してよ……」 憂「そういえばお姉ちゃんたち、晩ごはんは大丈夫なのかなぁ」トントントントン 純「あ、親が公演だかでいないんだっけ」こねこね 憂「うん、お姉ちゃんはあんまり料理得意じゃないし……」トントントン… 純「まぁ梓なら、それなりに出来るんじゃない」ペッタンペッタン 憂「そうだよね、大丈夫だよね」ジュウウ… 純「いざとなればコンビニごはんだってあるしね」こねこね 憂「ああ、不安だなぁ……」 ~~~~~ なかのけ! 唯「あずにゃん、晩ごはん作ろっか!」ぎゅーっ 梓「えっと、じゃあいったん離れてくださいよ……」 唯「ええー?やだよお……、今は離れたくないなぁ……」ぎゅっ 梓「全く……、仕方ないですね、今日だけは特別ですよ?」 唯「やったあっ!」 梓「……で、抱きつかれたまま、どうやって料理すればいいんでしょうか……」 唯「あずにゃんの腰の辺りに後ろから抱きつくから、あずにゃん、美味しい料理頼んだよ!」ぎゅっ 梓「ちょちょちょっと!? おしりに顔うずめないでくださいよっ!?///」 唯「でへへ……あずにゃあ~ん……」すりすり 梓「唯先輩のヘンタイ……」 ~~~~~~ 憂「!……今なんか、お姉ちゃんが悪いことしたような気配を感じたよ……」 純「エスパーじゃあるまいし……」パカッ 純「憂ー、ごはん炊けたよー」くんくん 純「むはー、炊き立てのご飯って良い匂いだよねー……」 憂「あっ、またお姉ちゃんみたいなことしてるね」 純「えっ、誰でもやるよね?炊き立てのご飯の匂い嗅ぐの」 憂「そのあとの反応がお姉ちゃんっぽくてかわいいんだよお」 純「か、かわいい……?」 憂「うん」 純「……あっ、ごっ、ごはんよそっとくね!//」 憂「純ちゃん照れちゃってぇ」 純「まっ、まぁわたしはアレだからね!美少女だからね!//」ペタペタペタペタペタ 憂「あはは、ごはん盛りすぎだよ?」 純「はっ」 純「いっぱい食べるもん!」 憂「無理しないで戻せばいいのに」 純「それはなんか負けた気がするからや!」 憂「何と闘ってるの?」 純「……自分との戦い、かな……」 憂「す、ストイックだね……?」 純「もぐもぐ」 憂「おいしいねー」 純「むしゃむしゃ」 憂「純ちゃん、ほんとに無理しなくていいんだよ?」 純「んぐ。だいじょうぶ……」 憂「もう、ごはんつぶついてるし……」ヒョイパクッ 純「あ、ありがと、憂」 純「……ひょいぱく?」 憂「あっ……ごめん、いつものクセでっ」 純「いや、いいけど……いつものって……」 憂「お姉ちゃんったらいっつもごはんつぶほっぺにひっつけてるんだよー、そのたびに『ういとってー』って……、はぁあ……かわいいよねぇ……」 純「甘やかしすぎだよ……」 憂「そうかなぁ?」 純「うん、梓じゃないけど、憂が甘やかすから、唯先輩がだね……」 憂「純ちゃんもごはんつぶつけてたくせに」 純「ごめんなさい」 憂「ごちそうさまー」 純「うぷっ……ごちそうさま……」 憂「純ちゃんだいじょうぶ?」 純「だいじょうぶ……」 憂「そろそろお風呂の準備しよっか、純ちゃん、着替えとかは……」 純「あっ、そういえば持ってきてなかったね……よしっ、ちょっと腹ごなしにとってくるかな!」 憂「うん、いってらっしゃーいっ」 純「すぐ戻ってくるね!」 2
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「霧雨道具店の娘さんの魔理沙が見つからないんだってな…」 私が人里で聞いたのはこんな話だった。 霊夢「ええ!?魔理沙がどうしたって!?」 思いっきりその人間を揺さぶってやった。 半獣の歴史家、上白沢慧音だった。 慧音「やめろ……霊夢。酔う」 霊夢「答えを聞ける迄酔わせ続けるわ。どうしたって?」 ゆっさゆっさと揺れる慧音の髪が私の目に入ったのも気にせず揺らし続けた。 慧音「だから、魔理沙が見つからないんだよ。 それ以上だって私も知らない」 慧音を揺さぶるのをやめた。 気持ち悪そうに目を瞑ってる慧音を気に病まず問い続けた。 霊夢「霧雨魔法店とか実家はちゃんと探したの?」 慧音「ああ、居ないんだよ。」 霊夢「アリスの家は…ってあいつらは仲悪いけど」 最近神社にこないと思ってたらそんなことになってたのか。 霊夢「誰から聞いたの?」 慧音「にとりだよ」 と、いう訳で霊夢が訪れたのは妖怪の山。 今、この幻想郷には秋が訪れている。今日もどこかで二柱の姉妹神がお互いに自慢話を聞かせあっていることだろう。 霊夢は川岸に立ち、かつて弾幕を交えた者の名を呼ぶ。 霊夢「ちょっと、にとりー?居るなら出てきなさいよ」 にとり「ふふふふ……甘いよ霊夢!」 何事もなく流れていた川に柱が立つ。 そこから現れたのは――いや、何も現れなかった。 霊夢は空中へと平手を振るう。 にとり「この『真☆光学迷彩スーツ』の力をふぎゃっ!?」 霊夢「はいはい分かったから。それで、魔理沙の件について聞きたいんだけど」 にとりは平手打ちを受けた右頬をさすりながら話す。 にとり「いったいなぁ……手加減してくれてもいいじゃんかー……あ、そうそう魔理沙の話だっけ?えーっとね、私はたまたま魔理沙に会いに行こうと魔法の森まで来ていたのさ、窓から魔理沙の姿が見えたから訪問しようと家に近づいていったらいきなり眩しい光が見えたわけだよ。その光が消えたかとおもったら見えていたはずの魔理沙の姿がどこにもみあたらなくてさぁ……異世界にでもとばされちまったのかねぇ……」 霊夢「はぁ……?そんなわけあるわけ無いじゃない、でもその光っていうのが今回のキーワードっぽいわね!」 にとり「光のせいで魔理沙に何らかの変化が生じた。にゅっふっふ。興味深いね~。研究材料になりそうだよ」 霊夢「とりあえずこういうことに詳しそうなのは……霧乃助あたりかしらね」 にとり「私も行くよ(面白そうだしね)。」 文「あやややや、なんかスキャンダルの臭いがしますね」 霊夢「あら、文じゃない!」 文「どうしたんですか?」 霊夢「実は魔理沙を最近見なくてね。にとりが言うには光って消えたらしいのよ」 文「見たことは無いです」 霊夢「へぇ、そう」 文「そういえば!明日は大雪が降ると大天狗達が言ってました」 霊夢「そうなの?……まあいいわ」 霊夢「……で、鴉天狗。さっきから付いてきてるけどあんたも霖之助さんの家――香霖堂に行くの?」 文「明日は大雪という事で大天狗様が鴉天狗と白狼天狗、鼻高天狗で対策をしろって言うんでもう帰ります」 霊夢「は? そんなに大雪なの?」 文「私は千里先なら見えますが明日は見えませんよ?」 霊夢「誰がそこまで正確に言えって言った?」 文「うーん、私もそこまで詳しく聞いてないのですが明日の午前中だけで100cm以上と」 霊夢「は?! たった12時間で1m越え? 魔理沙探しどころじゃないじゃない、また神社が崩落するわ!」 にとり「河童は天狗や人間と違って技術が高いからもう大丈夫だけどね~」 文がにとりを睨んだがにとりはそっぽを向いて口笛を吹き出す。 霊夢「ま、いいわ。 神社には酒呑童子様が居るから!宴会一回分くらいで雪なんてあっという間に疎にしてくれるでしょうね!」 霊夢が萃香に妖怪の山で宴会しようなんて言ったら困るどころじゃない、と文は考えた。 文「で、では私はここらへんで……魔理沙さんが見つかったら最初にお伝え下さいね~」 霊夢「最後までずるがしこいわね、とっとと帰れ!」 文と別れた後、霊夢達は妖怪の山を降りた。 するっと登れたのは対策に忙しかったからか。納得。 麓に来た辺りで旧地獄への入り口が見えた。 そこに立っていたのは恋の瞳を閉じた少女だった。 霊夢「貴女はー……えっと……ころし、だっけ?」 こいし「そんな恐い名前じゃないよ……」 にとり「こいしだよ、霊夢……」 霊夢「あ、そうそう、こいし」 こいし「何してるの?」 霊夢「さっさと雪対策するわよーにとり」 尋ねるこいしを無視し神社に帰ろうとする霊夢。 こいし「ちょっと待ってよ!」 霊夢「何よ……煩いわね。」 渋々、霊夢は魔理沙が消えた事を話した。 こいし「その話から言うと萃香って鬼に雪対策任しとけばいいじゃないの?」 霊夢「……あんた頭は使えるのね」 こいし「六体満足ではないけどねー」 霊夢「人間は五体満足で十分だけどね」 ……私たちの後を付いてくる。 正確には後ろから気配がする。 後ろを向いた時だけ気配を消す、厄介な能力だ。 霊夢「ころし、出てきなさい」 こいし「貴方頭悪いね」 霊夢「五体満足よ。あんた明日は雪が恐ろしい程降るから帰ったほうが良いわよ」 こいし「地中で雪が降ると思う?その前に灼熱地獄があるのに……もしもの時でもお姉ちゃんのペットの地獄鴉――八咫烏がいるから大丈夫よ」 霊夢「……ちっ」 こいし「貴方本当に頭大丈夫?」 霊夢「あんたのところの地獄鴉よりましよ。……まぁ、あの小さな主人が居れば大丈夫かしら」 こいし「お姉ちゃん?」 霊夢「頭良さそうだからすぐ対策浮かぶでしょ…」 にとり「それよりどうするの?」 霊「うーん……萃香に頼むためにお酒を一本買うから人里に行こうかしら。魔理沙のことはその後にしましょう」 フラン「酒なら渡さなくもないわ!」 霊夢「……はい?急に出てきて何よ」 フラン「だぁかぁらぁ、酒が欲しいんでしょっ!?」 こいし「この人、おかしい……」 霊夢「……一応聞くけどお酒の種類は?」 フラン「ワイン!」 霊夢・こいし・にとり「…………」 霊夢「話にならないわ。行くわよ」 フラン「ちょっと!お酒欲しくないの!?」 霊夢「私は遠慮しておくわ。魔理沙にでも盗ませておきなさいよ……って、あいつを探すために活動してるんだっけ、私たち」 フラン「え?魔理沙居ないの?」 霊夢「……で!なんでアンタまでついてくるのよ!大名行列じゃないんだから」 フラン「咲夜は仕事があるって言うし、お姉様は遊んでくれないし。それに、魔理沙も居ないんでしょ?」 霊夢「ころし、何とかして」 こいし「もしかしてその呼び名気に入ったの?」 霊夢「気に入ったわ、大量虐殺とか言ってるあんたにはぴったりでしょ?」 にとり「(そんな恐ろしいこと言ってたのか……)」 フラン「別にいいじゃない! 魔理沙は私にコインをまだ払ってないのよ?」 こいし「もーいいじゃん、 妖怪の山の麓なんだから紅魔館があるのは判ってたんでしょ?」 霊夢「あーもういいわよ!付いてきなさい!」 こうして、巫女は河童、吸血鬼、覚を連れ博麗神社に居る鬼の元に向かった。 しばらく歩き、東の端にある博麗神社に着いた。 霊夢「萃香-!出てきなさいー!」 萃香「うにゃ?霊夢?魔理沙を探しに行ったんじゃないの?」 にとりはこそこそとこいしの後ろに隠れる――たぶん。 光学迷彩スーツで見えないのに。 霊夢「とりあえず、土産はワインでいいいかしら?」 萃香「洋酒は嫌い!」 霊夢「我が儘言わないの。で――」 霊夢は、これまでのいきさつを簡潔に萃香に説明した。 萃香「へぇ……でも、私は魔理沙の行方は知らないよ?」 霊夢「でしょうね。あんたに頼みたいのは別の事よ」 こいし「別の事って……噂の大雪?」 霊夢「ご名答。そんな雪が降ってこの神社が潰れたらたまったもんじゃないわ」 萃香「んー……どうしよっかなー」 霊夢「あーあ、残念、これじゃあ萃香の大好きなお酒もまとめてぺしゃんこね」 萃香「神社の事は私に任せて、安心して魔理沙を探しに行っていいよ!」 こいし「うわぁ現金」 ???「あらあら久しぶり」 霊夢「あ」 こいし「ぬえちゃんだ」 フラン「どうしたの?」 萃香「何?」 にとり「まあまあ」 ぬえ「何してるの?」 フラン「散歩?」 ぬえ「そうそう」 霊夢「……はぁ。じゃあ、私は香霖堂へ向かうわ。萃香、雪の件は」 萃香「まっかせろー!」 霊夢「……で!だからあんた達はなんでついてきてるのよ!しかも増えてるし!」 こいし「無意識で」 フラン「暇だから」 にとり「魔理沙が行方不明ってのは友人としてほっとけないし、何よりその『光』っていうのにいち科学者として興味があるからね!」 ぬえ「私は、貴方達の散歩い付き合っているだけなんだけど?」 霊夢「……霖之助さんには悪いけど、連れて行くしかなさそうね」 霊夢「そういえば、なんでぬえの事知ってたの?」 こいし・ぬえ「ちょっと前までは地底にいたんだもん!」 霊夢「そう……知らなかったわ。」 ぬえ「この前言ったけどね」 こいし「やっぱりこの巫女頭悪い」 霊夢「私はあんたたちのせいで頭が痛いわ」 ……魔法の森の入り口、香霖堂に着いた。 霖之助さん、怒らなかいかな。 別に怒ってもいいけど。 カランコロン 霖之助「はい……って霊夢!?」 フラン「お姉さまはこの店に来てるのか……」 ぬえ「大きな声出さなくても霊夢だよ」 こいし「そうだよー霊夢だよー!」 にとり「なかなか興味深いものがあるな!」 霊夢「霖之助さん、用事があるんだけど……」 霖之助「その前にこの百万鬼夜行をどうにかしてくれ……」
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ぴんせっとなんてもってない【登録タグ VOCALOID kokone たべっこ ひ 曲】 作詞:たべっこ 作曲:たべっこ 編曲:たべっこ 唄:kokone 曲紹介 「それでも、抱き締めて」 どんな愛の形でも、怯えなくていいんです 「それでも、私を愛して」 たべっこ氏のVOCALOID曲5作目。 動画は はなけん氏 が手掛ける。 後にリメイク版が投稿された。 歌詞 (投稿動画概要欄より転載) 傷付く心はほつれてく 毛糸のように絡まってく 自分のこと見失ってく 自分が分からなくなってく もつれた毛糸をほどいてさ 傷つく心を直してよ 知恵の輪のような私を 頭を悩ませて解いてよ でも ピンセットなんて持ってない 優しくしたってできないよ ピンセットなんて持ってない 嗚呼 ピンセットなんて持ってない 触れれば貴女を傷付ける ピンセットなんて持ってない 嗚呼 不器用な僕はハリネズミ 自分の居場所を知らなくて ジレンマ抱えたハリネズミ それでも貴女を抱きたくて 自分が嫌いなハリネズミ いつも通りself-mutilate ジレンマ抱えたハリネズミ 自分の身体を突き刺すの ただ 断ち切る鋏なら持ってる 燃やせる火種なら持ってる 引きちぎる腕なら持ってる 嗚呼 できるならコレは切らないで できるならコレは焼かないで できるならコレは裂かないで 嗚呼 Oh 君は笑って Oh 僕と笑って Oh 君が笑って 僕も笑った ピンセットなんて持ってない 壊れた貴女のsolution ピンセットなんて持ってない 嗚呼 ピンセットなんて持ってない そんなものきっと要らないよ ピンセットなんて持ってない 嗚呼 ピンセットなんて持ってない… それでも私を抱き締めて コメント 名前 コメント
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春が来たら… 作詞/隣のあの子 久しぶりに会う君は 少し大人になって 久しぶりに来た僕は ああ、なんて子供だろうか 隣に座るアイツが憎いよ どうして僕じゃないんだ あんなにも愛し合った日々は どこへ消えたのだろう 思えばただの彼氏の弟で 君を愛する資格はなくて それでも胸に深い傷を 残すなんて悪い人だね 三人で広げた膝かけ 暖かいね 二人で繋いだ手 離さないで… つながった心が遠くて今も話せないね 不意に見つめた瞳をそらしては微笑む 夜空に叫ぶ君の名前 同じ空でもこんなに遠い オメデトウ言えないよ 結婚するなんて言わないで なのにどうして僕の手を握るんだ…
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君はずっと知らないでいて欲しい【きみはずっとしらないでいてほしい】 公輝、斗真、里穂 「里穂ってさ、斗真の事好きだろ」 確信があっての問いかけ 「…えっ!?えぇえぇえっっ!?」 「声でけーよ」 里穂は多少大袈裟なくらいの反応を見せた 「なっ何で分かったの…?」 「何でって…里穂の好みまんまじゃん」 「たっ確かに…」 「それに見てりゃ分かるし」 そうだよ、見てりゃ気付くんだよ ―――嫌でも、な 「えっ嘘!?」 「そんな嘘ついてどうすんだよ」 「それ…本人には…」 「言ってない。多分本人も気付いてないと思う。鈍感だし」 だって、里穂からの視線に気付いてたら 俺からの視線にも気付くはず 「…本人には言わないでね?」 「言わねーよ」 それで斗真が里穂を気にしだしたら嫌だし ―――だって、俺、斗真が好きだもん ――― ― 「…何?」 「え?」 授業中に隣の席になった斗真をじっと見てたら気付かれた 「いや、ずっとこっち見てたから」 「あ、マジで?悪い、ちょっと考え事してた」 斗真が気付くぐらい見つめてたのか 少し恥ずかしい 「俺の顔に何か付いてんのかと思った」 「悪い悪い」 「そんな見つめるなよ。気になるだろ?」 ―――いっそ、気にしてくれたらいいのに 「分かった」 素直に従って前を見ると、前列の右端の方で里穂がチラチラ見ていたのに気付いた 隣を見ると、どうやら斗真は気付いてない様子だった いいな、と思った 気付かれないのも寂しいかもしれないが気付かれずにずっと見ていられるなんて羨ましい 何より、里穂が女である事が羨ましかった 「…何だよ」 ふと隣から視線を感じてそちらを見る すると斗真が俺を見ていて目が合った 「さっきの仕返し」 「もー…ちゃんと授業受けろよ」 「前田に言われたくねーよ」 斗真は可笑しそうに笑ったから、俺も一緒になって笑ったが 内心ドキドキだった 「誰見てたの?」 「え?」 「誰か見てたんじゃないの?百面相して」 「…別に誰も…ってか百面相なんてしてねーし」 「してたって!何か悲しそうな顔したり複雑そうな顔したり…」 俺は里穂を見ながらそんな表情をしていたのか 「お前何見てんだよやめろよ恥ずかしい」 「前田が先に見てきたんだろ?いいじゃん、前田面白かったし」 「面白がるなよなー」 「ははっ」 「コラ、前田に生田。そんなに俺の授業つまんねぇか?」 「「あ」」 気付いたら加藤さんがそばに立っていた 「ったく…珍しく授業出てると思ったら…生田はお前が居ないと真面目なのにな」 加藤さんは俺に向かって言った 「えー嘘だー斗真が真面目?」 「何疑ってんの、マジだよマジ。俺真面目だし」 「うっそだー斗真が真面目だったら俺も真面目だし!」 本当は斗真が真面目な事は知っていた だから最初は、ただ羨ましかった それがいつから“好き”に変わったかは分からない 「前田は生田と違って普段から不真面目だろうが。その証拠にその首にある装飾品」 「あ、これ?俺の体の一部」 「そうか、ならその着脱可能な体の一部は没収な」 「えー!マジで!?やだやだダメだって!」 「後で俺のとこ来い」 「…はーい」 加藤さんが手を差し出すので意味が分からす手を重ねると斗真に爆笑された そして加藤さんには「バカかお前。ちげぇよ装飾品外して渡せっつってんだよ。没収だっつったろ?」と言われた 「あーマジウケた!素でそういう事するんだもん」 「公輝そんな事したの?マナも見たかったー」 「伊倉さん病院行ってて遅刻したんだから仕方ないよ」 授業が終わった後、斗真は俺を見るなりまた爆笑し始めた それを見たさっき来たばかりの愛美が何事かと寄ってきた 「ホント病院なんて行かなきゃ良かったー」 「あの時加藤さんも驚き通り越して呆れてたし」 「だって何してんのか分かんなかったし」 「クラス皆爆笑してたもんなー」 「今度はマナも居る時にやってね」 「もうやんねーし」 少し恥ずかしいその話題を、俺は早く忘れて欲しいと思っていた だがしかし、自分の話を彼にしていて欲しいとも思った ――― ― 「なぁ、斗真の好きなタイプってどんな奴?」 瑛士が遅刻してきたある日 俺はまだ瑛士が来てないから珍しく斗真と2人屋上で昼食をとっていた 2人だけで話すのは久しぶりだった 「天然入ってて笑顔が似合う子かな」 「男?」 「女で。男でなんて勘弁してよ。そっちの趣味は無いし、気持ち悪いだろ?」 それはきっと、同性愛者を否定する意味じゃなく自分がそうだったら、という意味だろう だけど俺には 心臓を抉られるようなくらい残酷な言葉で 「ははっ…それもそうだな」 笑って言ったつもりのそれが、不自然になった 「何で?」 幸いにも、斗真はそれには気付いてなかった 「いや…知り合いにさ、女なら誰にでも手を出しちゃう奴が居てさ。もし今気になってる奴とか居るなら俺が言っといてやろうと思って」 それは半分瑛士の事で 瑛士なら俺から言わなくても、自分でその辺は上手くやっていけるだろうけど だが斗真は瑛士を知らない 「へぇー公輝、本当色んな知り合いが居るのな。気になってる奴かぁ…」 「誰か居るのか?心当たり」 「心当たりって言うか…最近ちょっと飯田さんが気になってるかな、みたいな」 ああ 2人はいつか近い未来に結ばれるのだろう だって、2人は両思いじゃないか しかもきっと、2人を結び付けるのは俺だろう 「へぇ…里穂かぁ…」 「あっ本人には言うなよ?」 「言わねーよ」 いつかの里穂に言われた時と、全く同じ返し方をした 「あ、公輝」 「…おう」 昼からの授業は出る気になれなくて、そして何となく風に吹かれたくなって屋上に行く そこには今日初めて会う瑛士の姿があった 「お前何処行ってたんだよ」 「授業でも出ようかなって教室に。あ、そうだ。瑛士、里穂には手出しちゃダメだからな」 「…ああ、いいけど」 柵にもたれかかった時、ちょうど向かいの校舎の俺達のクラスに、斗真と里穂の姿が見えた 「…好きなのか?」 「え?」 2人が仲良さげに笑いあって話しているのをぼんやりと見ていると、隣に並んで同じように柵にもたれかかった瑛士が俺に聞いた 「里穂ちゃんってあの子だろ?公輝の幼なじみの」 ちょうどあそこに見える子、と瑛士が指差した 「うん」 「好きなのか?」 瑛士は俺を見てもう一度聞いた 「…いや」 「?じゃあ何で」 「斗真が気になってんだってさ」 ほら、今一緒に居る子 そう言うと瑛士はまた二人を見た 「…好きなのか?」 また同じ質問 だけど今度は里穂の事じゃなく、斗真の事 「…好き…だよ」 自分で思っていた以上に弱々しい声が出た 「…そっか」 「…さっきさ、『男は勘弁してくれ』って『気持ち悪いだろ?』って言われた。気持ち悪いってのは自分が、斗真自身が男好きだったらって事だろうけど」 それでもキツいよなこの言葉 そう言った俺の声が、自分自身が思っている以上に自分はショックを受けている事を証明した 「…ごめん瑛士、瑛士もそういうの嫌いだったら今の話、」 「嫌いじゃない。前から興味はあった」 「…そっか」 前から興味はあった、なんてサラリとすげー爆弾発言だな そう考えて、何も深く考えずに 「…そういう経験、してみる?俺と」 そう口にしていた 「…そんな泣きそうな顔して言われたら、断れねーだろ」 「あー俺今そんな顔してんの?…いいんだぜ?断っても」 「いや…断る気なんてサラサラねーよ」 「そっか」 そうやって誰かを巻き込んで この思いは無かった事に出来ればいいのに ――― ― 「公輝ー!」 「ん?何?」 「里穂ってこういう映画平気!?」 あれから何日かして、斗真は里穂と付き合い出した そしてちょっとした心配事ややりとりについてなど色々な事がある度に斗真か里穂のどちらかは俺に報告したり相談したりする ―――同性だからか、斗真からの相談のが多いが 「それくらい本人に相談すればいーじゃん」 「だって里穂には楽しんで欲しいしさーちょっとしたサプライズな感じのが嬉しいかなって」 「バカじゃねーのお前。一緒にデートの計画立てるのも楽しみの一つだろ」 「そうそう。それに里穂みたいなタイプはサプライズより一緒に計画立てる方が喜ぶって」 今日はたまたま瑛士と一緒に居る時だったから良かった ――― ― 「そっかーなるほどね!いやー公輝に相談して良かったわ」 「そりゃどーも」 「それじゃ早速里穂のとこ行ってくる!」 斗真は嬉しそうに笑うと急いで里穂の居る教室へと向かった 「…もう平気なのか?」 斗真が出て行った扉をぼんやり見つめていると、瑛士が言った 「何が?」 「斗真の事、もう諦めたのか?」 「…ああ、それ?…うん…っていうか斗真が幸せならそれでいいよ」 好きな人には幸せで居て欲しい なんて俺は乙女なんだ なんて俺は良い人なんだ ―――諦めれてなんか無いけど 「…泣きたきゃ俺の胸貸しますよ?」 「泣かねーよバーカ」 「そー。ならいいけど」 瑛士と2人、俺のクラスの教室前の廊下が見えるフェンスへと移動し、もたれかかる ちょうど斗真が急いで教室に入るのが見えた 「………瑛士」 「ん?」 「胸はいいから手借りてもいい?」 「おう、いくらでもどーぞ」 いつかこの想いが消えてしまって 俺がちゃんと心の底から2人を祝福出来るようになるように 今日もただ願っている事を どうか、君はずっと知らないでいて欲しい
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おんがくしつ! 唯「りっちゃんこの前も同じようなこと言ってみんなを騒がせたばっかりじゃん!」 律「……」 澪「まーた律のドラムやめます病か。今度はなに?もう汗かくのやだーとか?」 律「そんなんじゃないやい」 紬「じゃあどうしたの?よかったら話してくれない?」 梓「真に受けちゃダメですよムギ先輩!」 律「……」 紬「でも…」 律「いいよもう…どうせお前らに言っても仕方ないし…」 唯「え?ま、マジなのりっちゃん?」 律「……」 梓「またまたそんな深刻そうな顔して!どうせいつものつまらない冗談でしょう?ね?」 律「……」 梓「あ、あの…律先輩?」 律「……」 唯澪紬梓「……」 唯澪紬梓(マジ……?) 唯「よーし!りっちゃん、また楽器交換しよ!ギー太貸してあげる!」 律「いい…」 唯「じゃあベースならいいよね!澪ちゃん、りっちゃんにベースを貸してあげて!」 澪「お、おお…律だから特別だぞ!」 律「いらない…」 紬「じゃあ私のキー」 律「それは100%ねえよ!」 紬「ガーン!」 律「もういいんだって……」 梓「もういいって、律先輩…?」 律「ごめん、今日は帰るよ。じゃあな」ガタン ガチャ、バタン 唯澪紬梓「……」 唯「澪ちゃあん…」 澪「いや、私に聞かれてもな…教室ではいつも通りだったのに…」 梓「何か気に入らないことでもあったんでしょうか?」 唯「りっちゃんの分だけケーキが小さかったとか?」 紬「そんな。ちゃんと8等分にしたはずけど…」 澪「いくらなんでもそんなにみみっちい奴じゃないよ、あいつは」 唯「じゃあ他に何が考えられるのさ!」 澪「うーむ…」 梓「あのう」 唯「ん?どうしたのあずにゃん?」 紬「何かわかったの?」 梓「多分なんですけど」 唯「うん」 梓「律先輩、今日は女の子の日なんじゃあ…」 唯澪紬梓「……」 唯「なるほど」 澪「そうかなぁ…?」 唯澪紬梓「……」 梓「私達が悩んでても仕方ないですよ。とりあえず帰りませんか」 紬「そうね」 梓「きっと明日になれば律先輩も「うおおおお!」とか言ってドラムを叩き始めるに決まってますよ!」 澪「そうだよな!あいつはそういう奴だよな」 唯「うんうん!りっちゃんが私達を置いてドラムをやめるわけないよ!」 せいとかいしつ! ガララ 律「和ぁ、退部届けの用紙ちょーだい」 和「えっ」 和「いきなり何よ」 律「何って何が?」 和「質問を質問で返さないで。退部って…部活で何かあったの?」 律「んー、別にぃ」 和「じゃあなんで退部届けなんて…」 律「ちょっとな…私もバカなりに色々考えた結果なのよ」 和「色々…?みんなに相談はしたの?」 律「してないけど?」 和「どうして?そういうことはまず…そうね、澪に話すべきじゃない?」 律「どうせ私の話なんて真面目に聞くはずねーもん」 和「そんなことないわよ。澪ならちゃんと話を聞いてくれる」 律「ぅうん……」 和「ね?いきなり退部届けなんて言わないでまずは誰かに相談してみて。 それからでも絶対遅くないはずよ。 今退部届けなんて出したら律もみんなも絶対に後悔すると思うの。 もし軽音部メンバーに言いづらかったら私が話を聞いてもいいし」 律「そっか…そうだな。うん、もう一度考えてみるよ!」 和「うんうん、誰にでも壁にぶち当たることはあるわ!それをどう乗り越えるか、それが人生の醍醐味よ!」 律「確かに!なんだか元気が出てきたぜ!そんじゃ、ありがとな、和!」 ガララ、バタン 和「ほっ、一時はどうなるかと思ったけど…」 和(でも律のあんな真面目な顔、初めて見たわ…) しょくいんしつ! ガララ 律「さわちゃん、退部届けの用紙ちょーだい」 さわ子「えっ」 さわ子「はいはい、仕事中だから出ていってちょうだい。それに私はそういう面白くない冗談は嫌いなの」 律「冗談じゃないよ」 さわ子「は?」 律「……」 さわ子「……」 律「冗談じゃないよ」 さわ子「……!?」 律「くれ、用紙」 さわ子「りっちゃん、あなた…本気で?」 律「うん」 さわ子「退部ってあなた部長でしょう!みんなを軽音部に引き入れた責任はどうなるのよ!」 律「…もう、もう決めたから」 さわ子「どうして…」 律「色々と今の軽音部に思うところがあってさー」 さわ子「それを聞いてなおかつその理由に私が納得するまで退部を受理することはできないわね」 律「そか…んじゃいいや。バイバイさわちゃん。失礼しましたー」 さわ子「ちょっとりっちゃん!」 ガララ、バタン さわ子「いきなりどうしたっていうのよ…」 ゆいんち! 唯「でねー、またりっちゃんが「ドラムやめる!」なんて言い出してさー」 憂「そっかぁ。律さん、何かあったのかな?」 唯「知らなーい。どうせまた前みたいに「やっぱりドラムは最高だぜ!」とか言ってヒョッコリ帰ってくるよ~」 憂「そうだといいけど…」 prrr 唯「お、メールだー。誰かな?」 憂「お姉ちゃん!食事中に携帯いじっちゃダメ!」 唯「ほいほーい」ポイッと みおんち! 澪「ええ!?」 むぎんち! 紬「りっちゃんが!?」 あずにゃんち! 梓「軽音部を!?」 ゆいんち! 唯「やめるってーーーーーーッ!?」 唯「マジンガー?っと」ポチポチ prrr 和『Z』 唯「うえええええぇぇぇえええぇえ!?」 わんち! prrr 和「あ、唯からメール」 唯『マジンガー?』 和「あらら…」ズルル 和「唯は本当に緊張感がないわね……。 律のあの顔を見て何も思わなかったのかしら?」 和「まあ…たまには合わせてやってもいいかしら…Zっと。送信」 prrr 和「ん、今度は澪からね」 澪『確かに今日の律は思いつめたような感じだったけど…でもまさか退部なんて…悪い冗談じゃないのか?』 和「私もそう思いたいわよ。って、律ったら結局まだ澪に相談してなかったのね」 みおんち! prrr 澪「きたきた!」 和『わからない(汗の絵文字)一応諭してみたけど、その時は部を続けるような感じだった(矢印が下向いてる絵文字)』 澪「そうか…なら安心だな。話は変わるけど、和って結構絵文字使うよなぁ…意外。っと」ポチポチ prrr 和『私の勝手でしょ(グーパン絵文字)』 りつんち! prrr 律「ほいほーいっと」 パカ 律「うわ……4通もメールが着てる」 唯『和ちゃんから聞いたよ!部活を辞めるってどういうことさ! お母さん、そんなこと絶対に許しませんからね!』 澪『明日詳しく聞かせてもらうからな』 梓『ドロリッチイチゴ味買ってきて』 紬『明日もおいしいお茶とお菓子を用意して待ってます』 律「……」 律「みんな……」 パタン 律「はあ~あっと」ゴロン 律「……」 律(私、何やってんだろ。みんなに心配かけて引っ掻き回して……。 こんなことして、部長失格じゃないか。 でも……あんなの見ちゃったら今まで通りに部活を続けることなんてできねえよ……。 やだなぁ…明日みんなに会いたくないや…) prrr 律「ん?またメール?」 パカ 梓『お母さんに送るメールを間違って律先輩に送っちゃいました…。 律先輩!辞めるなんていわないでください!』 律「……っぷ。心配してくれてありがとな、梓」 ゆいんち! 唯「うい~~~~!う~~~~い~~~~!」ドタバタ 憂「どうしたの?お姉ちゃん」 唯「大変だよ憂!りっちゃんがマジで部活辞めちゃうかも!」 憂「律さんが!?」 2
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――― 唯「……あー、ひまだー」 梓「本でも持って来ればよかったですね」 唯「はぁ~~」 梓「帰りに向かいのペットショップに寄っていいですか。トンちゃんの餌を買うので」 唯「うん……。コインランドリーにいると、なんだか他の人の服を着せられてる気分になるね」 梓「実際私達他の人の服着てますからね、今」 唯「あ……あのお店最近できたのかな」 梓「……ウェディングドレス?」 唯「あ、そういえば」 梓「なんですか」 唯「今日りっちゃんの弟君の結婚式なんだって」 梓「そうなんですか。ああ、だから今日練習休みだったんですね」 唯「りっちゃん、今頃おいしい料理を食べてるんだろうなぁ。羨ましい……」 梓「そっちに憧れを抱くのは、唯先輩らしいです」 唯「他に何があるの?」 梓「花嫁、とか」 唯「花嫁、かぁ……」 梓「唯先輩?」 唯「あのドレス、かわいい……」 梓「やっぱり唯先輩は唯先輩です」 唯「ねぇ、あのお店見に行かない?」 梓「洗濯物、盗まれちゃいますよ」 唯「防犯カメラがあるよ」 梓「油断はできません。行くなら唯先輩一人で行ってください。私は残ります」 唯「え~。う~ん、しょうがないなぁ。ちょっと待っててね」 梓(唯先輩、まだかなぁ) 唯(あずにゃん! あずにゃん!) 梓(……。声は聞こえないけど呼ばれたような……。あ、唯先輩が手を振ってる) 唯(あずにゃ~ん、このドレスどう? かわいいでしょ!) 梓(……なんで着てるんですか) 唯(ねぇ、かわいい?) 梓(綺麗ですね。そのドレス) 唯(お姫様のドレスみたいだよね、これ) 梓(馬子にも衣装というか) 唯(ほらほら見て~) 梓(クルクル回らないでください、見苦しい。……意外と露出多いんだなぁ) 唯(でも歩きにくいなぁ) 梓(大人しく立っていられないのかな) 唯(あ、ポーズをとってみようかな) 梓(ブーケなんて持って来て何を) 唯(えへへ~) 梓(ブーケを胸の前に抱えてもそんな顔じゃ格好がつきませんよ) 唯(ふんすっ!) 梓(それもなんか違います) 唯(…………あずにゃん) 梓(……唯先輩) 唯(どう?) 梓「…………かわいいですよ」 ――― 唯「ただいまーっ」 梓「おかえりなさい」 唯「あ、こんにちはー!」 梓「え、あ、こんにちは」 唯「どしたの、あずにゃん」 梓(男の人……。いつからいたんだろう。全然気付かなかった) 唯「あずにゃ~ん?」 梓「あ、すみません。というか唯先輩、何やってるんですか」 唯「ほぇ?」 梓「ウェディングドレスです」 唯「ああ。私、あのお店のお客さん第一号なんだよ! だから特別に、自由に試着させてもらえたの」 梓「いいんですか。唯先輩、結婚の予定があるわけでもないのに」 唯「わからないよ? 一週間後、電撃結婚するかもしれないよ?」 梓「……誰とですか」 唯「さぁ?」 梓「唯先輩に限ってそんなことありえないです」 唯「え~?」 梓「はぁ。乾燥、まだ時間かかるみたいですね」 唯「そうだねー。というわけであずにゃん」 梓「はい?」 唯「あずにゃんもウェディングドレス着てきなさい。 今度は私が留守番するから」 梓「え……いえ、いいです」 唯「でも私、店員さんにもう一人来るって言っちゃったし……」 梓「また人の都合も聞かずに……」 唯「さあさ、いってらっしゃーい」 ――― 梓(来てしまった……。そして着てしまった) 唯(やっほー、あーずにゃんっ!) 梓(恥ずかしい) 唯(ほら、笑って。ポーズとって。クルッと回って) 梓(髪型までセットしてもらわなくてもよかったのに) 唯(アップのあずにゃんも新鮮だね。かわいいっ!) 梓(ドレスのふくらみが邪魔で足元が見えない) 唯(ちょこちょこ歩いちゃって。かわいいっ!) 梓(ん? これってよく見たら) 唯(あれ? あのドレスもしかして) 梓(唯先輩が着てたのと同じ?) 唯(私が着てたやつ?) 梓(店員さんに聞いてみよう) 唯(私がさっきまで着てたのをあずにゃんが……) 梓(あ……やっぱりそうなんですか) 唯(あずにゃんの方がかわいいね! 私より) 梓(なんだか変な気分) 唯(かわいいからいいんだよ、あずにゃん) 梓(唯先輩、さっきから「かわいい」としか言ってないような。気のせいかな) 唯(でも、顔がよく見えないなぁ。ベールがジャマで) 梓(喜べばいいのかな? でも違うことも言ってもらいたい。……違うことって何よ) 唯(ん? あずにゃんがベールを?) 梓(自分でベールを上げるのはおかしいかもしれないけど……) 唯「…………綺麗だよ、あずにゃん」 梓「……なにやってるんだろ、私」 ――― 唯「おかえりー」 梓「戻りました」 唯「かわいかったよー……ってあれ?」 梓「……おみやげ、だそうです」 唯「……ドレスって高いんじゃないの?」 梓「お客さん一号二号だし、二人に良く似合ってたからあげる、だそうです」 唯「気前がいいですな~」 梓「元々売り物ではなかったそうです。店長さんが試着者にプレゼントするために用意してたとか」 唯「そうなんだー」 梓「さ、乾燥も終わったみたいですし帰りましょう」 唯「うん」 唯「お、晴れてきたねー」 梓「はい。明日も晴れてほしいです」 唯「でも雨だったらまたランドリーに行って、それからあのドレス屋さんに行く口実ができるよ」 梓「デパートの試食品じゃないんですから。そんな気軽に試着しに行ったら迷惑ですよ」 唯「じゃあ次はいつ行こっか」 梓「それこそ結婚が近くなってからでいいんじゃないですか」 唯「いつになるんだろう」 梓「当分はないでしょうね」 唯「え~、あの店員さんにまた会いたいよ~」 梓「じゃあ迷惑がかからない程度に会いに行けばいいんじゃないですか」 唯「そうだねー。あずにゃんも一緒にね」 梓「……貰いものがありますからね。お礼は言いに行かないと駄目ですよね」 唯「今日は楽しかったね」 梓「はい。パーカーにスウェットで入るようなお店じゃありませんでしたけど」 唯「おままごとみたいだったけどさ」 梓「そうですね」 唯「でも、綺麗な花嫁を見れたよ!」 梓「私もかわいい花嫁を見れました」 唯「あはは」 梓「ふふ」 唯「ランドリーにいた男の人には奇異のまなざしを向けられてたけど気にすることないね!」 梓「……そこは気にします」 ※終わり 戻る あとがき 今まで読んでくださった皆さん、申し訳ありません 1の力不足のため、これ以上続けることができません 中途半端ですが、このスレはここで終わりたいと思います 本当にすみません。そしてありがとうございました
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393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00 24 33 ID 6ub2saBA なんで投下までこんなに時間かかってるんだろうね? そうだよ、寝ちまったんだよ 例えば、そうツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら 『あー喉渇いた!ん、別府。これ貰っていい?』 「いいですけど、それ俺が飲んだ奴ですよ?椎水先生」 『固い事言うんじゃないって!減るもんじゃなし。んじゃいただきます……んぐ』 「マジで飲みますか。というか減りますけどね、確実に。はぁ…飲み物が欲しいんでしたら 俺が持ってくるのに……」 『ぷは…いいって。アンタはちゃんと勉強してなさい!私が教えてるってのに 今度赤点取ってきたら本気で殴るわよ?』 「……本気は勘弁して欲しいですね。割と痛いんで。…というか先生、いいんですか?」 『あ?何よ?アンタは馬鹿なんだから変な含み持たせてんじゃないの!』 「はい、あー…その。間接キスですよね。これって」 『…は?』 「いやだから!俺の飲みかけを飲んだわけですし…」 『ばっ、ばっかじゃないの?今時、間接キスとか流行んないわよ!あ、アンタとの間接キスなんて 私が、い、意識するわけ、なな、ないじゃないっ!』 「そうですか?俺は結構意識してるんですけどね。先生綺麗だし」 『もう!大人を茶化すんじゃないの!それより勉強してなさい!まったく…馬鹿なんだから…』 「……先生。俺が先生に家庭教師やめて欲しくなくて、わざと悪い点数とってたら……どうします?」 『はぁ?わざとってアンタほんとに馬鹿?いい点取ったほうが良いに決まってんじゃない。 家庭教師くらい続けてあげるから成績あげなさいな。そっちのほうが嬉しいわ。私は』 「………本当ですね?じゃあ、本気出しますけど…本当にやめませんね?」 『はいはい、本当ですよ。やる気あるんなら満点取ってみれば?そしたら付き合ってあげてもいいわよ?』 「………二言はなしですよ?先生。後でやっぱなしってのはやめてくださいね」 『おう、なんならちゅーもしてあげよう。だから頑張れ』 「調子乗りすぎですよ…先生。でもこれでやる気沸いてきました。何が何でも満点とって見せますよ」 『ん、期待しないで待っててやるわ』 その後別府君が下から数えたほうが早い順位から全教科満点までやっちゃったりやっちゃわなかったり
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熊井ちゃん落ち着いて! 熊井ちゃん謝罪して! 熊井ちゃん帰ってきなよ! ははは熊井ちゃんは糞真面目だなあ 熊井ちゃん小春の話なんてどうでもいいなんて言わないで! うち熊井ちゃんのことめっちゃ好きやねん!