約 1,236,992 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/369.html
C子「Y岡さん、ここは…?」 Y岡「ゆっくり加工場さ」 「KYし…もとい文々○新聞の方ですね、お待ちしておりました。ゆっくり製菓加工工場長です」 Y岡「やあ、今日はよろしくお願いします」 工場の中に案内される2人。奥に進むにつれ、何かざわめくような音がする。 C子「この音は一体…?」 …………っ゙………………゙ι゙ぃ…………ぃ゙ゃ……………………………ペ…… Y岡「ゆっくりの鳴き声さ」 工場長「ここが当社の人気製品『揚げゆっくり一口』の加工現場です」 通された大部屋の中にはさらに、シャワールームのように仕切られた小さな部屋が並んでいる。 その一つの前で立ち止まる。耐熱ガラス製のドア越しに、その中にいる加工員が会釈する。 「や゙め゙ぢぇ゙ぇ゙ぇぇ」「ゆ゙っぎゅ゙りざぜぢぇ゙ぇ゛ぇぇぇ」「だぢゅげでぇぇぇ」「じに゙だぐだにぃ゙ー」 その部屋の床にはコンロと油鍋が置かれている。鍋の上には滑車があり、そこから一本のロープが伸びている。 さらにそのロープの先には5匹ほどのちびゆっくりがまとめて錘のようにくくりつけられており、油の輻射熱と 目前に迫った未来に喘いでいる。 「ゆ゙ーっ、ゆ゙ーーっっ゙!!ゆっぐぐぅっゔゔぅ」 親まりさが鍋の横で、滑車に掛かったロープの端をくわえ必死にちびゆっくりを支えている。口を離せば子はドボン。 あまりにもテンプレート通りだが、それだけに精度の高い“加工”法の一つだ。 「ゅっぐ、ι゛ヵ゛ぅ゙、ぇぇ゙」 油は普通の揚げ物を作る温度としては低すぎる温度に保たれている為、“加工”の触媒として先に放り込んで おいた一匹のちびれいむは未だに絶命せず、油の中でうめき声を挙げている。 C子「おや? 滑車が鍋の上だけでなく、鍋の真横にもありますね」 工場長「ええ、いいところに気が付いてくれました。ロープを鍋の真横の滑車を経由させることで、ロープを 引っ張るために動くと、自身が火元に近づくことになります。つまり引き上げられず落とさずの状態が 続くことになります。以前のタイプではこの状態を適当に長引かせるのが難しかったのですが―」 構造がいま一つ想像しがたいという方は、三角定規を思い浮かべてください。直角の部分が鍋の底・火元です。 残りの角が滑車です。ちびゆっくり達は高さ部分にぶら下げられています。そして親まりさが底辺でロープを 引っ張っているわけです。 しばらく経ち、進むも引くも適わないことをようやく理解した親まりさは、動くのをやめてロープを支える ことに専念するようになった。 Y岡「膠着状態ですね…、こういう場合はどうするんですか?」 工場長「ええ、ですがこれも“加工”のうちの一過程です。このような状態になったら…ホラ!」 部屋の中の加工員が何かのリモコンをいじくると、壁に埋め込まれたブラウン管が起動した。 それに映し出されるは棚の上辺の端から紐でぶら下げられたちびゆっくり達。そして親まりさが それを見つけ、紐を口で巧みに手繰り寄せ、ちびゆっくりたちを棚の上に救出した。 加工員は明るい声で親まりさに呼びかける。 工員「おやぁ?まりさなら簡単に子供たちを引き上げられるみたいだね。さぁ、ゆっくりがんばってね!!」 ちびゆっくりにも映像とそれによって引き出された記憶、それと工員の言葉を組み合わせて理解できるほどの 知能は持ち合わせていた。しかしそこまでがゆっくりブレインの限界である。 「おかーしゃん、はやくゆっくりさしぇてね!!」「はやくーはやくー」「わかるよーかんたんだよー」 親まりさはふひゅるぶふゅると抗議のような息を漏らすが、ロープを咥えた状態で喋ることなどかなわないし たとえ喋れたとしても反論など思いつきようもないだろう。 「お゙がーじゃん、ゆっぐり゙はやぐだずげでね!」「どじでひぎあげでぐれないのぉ゙?」「わがらないよぉ!!」 一向に動かない、いや動けない親に、鍋からの輻射熱に耐えかねたちびゆっくりたちが抗議の声を投げつけ始める。 C子「すごいわ!こうやって親に子を、子に親を“加工”させるのね!」 そしてダメ押しとばかりに工員がさらなる“加工”を促す。 工員「そっかー、まりさゆっくりできてないね、こんなに息切らしちゃって。重いもんね、きみの赤ちゃん」 親まりさとちびゆっくりのゆっくりブレインに工員の言葉が染み渡ってゆく。 工員「まりさがゆっくりする邪魔にしかなってないね。こいつらのせいでゆっくりできないね」 親まりさはロープを噛み締めた歯の間から息を必死に吐き出す。否定の意を表そうとしているのだろう。 工員「でも、ロープをゆっくりすぐにはなせばすぐにゆっくりできるよね。どうしてそうしないのかなぁ?」 一度持ち上げて叩き落す、これぞ基本であり王道である。 工員「そうか! まりさをゆっくりさせないやつにはゆっくりしんでもらうんだね! すぐにおとしたら ゆっくりしなないもんね! ゆっくり熱であぶってゆっくりくるしんでからゆっくりしんでもらうんだ!」 一瞬の静寂のち、湧き上がるちびゆっくりたちの怒号と罵声と、 「こんなおがーちゃんじゃゆ゙っぎゅりでぎなぃよぼお゙ぉぉぉ」「゙おがーじゃんな゙んがい゙や゙あ゙ぁぁぁあ゙ぁぁ゙ぁ゙」 「わ゙がっだよー、おがーじゃんはおがーじゃんじゃないよぉぉぉぉ」「ゆ゙っ゙ぐりじだぃい゙ぃぃ゙ぃ」 親れいむは必死に、息だけでなく体を震わせ小さく跳ねて抗議するが、子供に伝わるはずもなし。 「お゙じじゃんだずげでぇぇぇえ゙え゙ぇぇえ゙ぇ゙ぇ゙」「わがるよーだずげでも゙らぅ゙んだよー゙」 「れ゙い゙むだじをゆっぐりざぜでぇぇ゙え゙ぇぇぇ゙えぇ」「ゆ゙っ゙ぐりぃい゙いい゙いぃぃ゙ぃぃいい゙ぃ゙ぃいぃいいいい゙ぃ」 唯一すがることができそうな相手を見つけ、哀願する声が響く。 工員「いやーでも、きみたちはこいつの赤ちゃんだしねぇー」 愛し守る対象の変心と罵声、肉体の限界、無力感と絶望、終わりの予感、もはや時間の問題であろう。 C子「鮮やか!これぞ熟練の職人技ね!」 Y岡「いやー実に見事だったね。――ところでさっきから気になっていたんですが、あの上の方の滑車、なんか 皿のようなものがぶらさがっていますね。あれは何の意味があるんですか?」 工場長「ああ、それはですね―」 突如チリンチリンと、ベルのような音が響く。右手を見やると、なにやら別室のドア上の緑色のランプが点灯している。 工場長「おや、向こうの部屋で加工が終わったようですね。行ってみましょう」 促されるままにその部屋の前へ移動する。中を見やると、同じような滑車の仕掛けはあるが、そこに掛かって いるはずのロープ、そしてそれにぶら下がっているちびゆっくり達が見当たらない。ただ、小気味よく油の 中で水分がはじける音と 「いぃ゙い゙い゙や゙あ゙あ゙あ゙ぁぁ゙ぁ゙ぁがぁ゙ぁうぅ゙あ゙あああうぶぐでいぶどあ゙がぢゃぁあ゙あ゙あぁぁん゙んんんんぐぶぇ゙え゙ええ゙え゙ぇぇ」 この部屋の“親”と思しき大きなゆっくりれいむの絶叫、 「ぶぐぎゃばぁあおげぇうっ゙ぶぁあ゙あああ゙ぁ゙ぁ゙ぁ」「ぶぅおぐぁあ゙ぢゃぶぁあ゙あ゙んんじゅぶうぁあ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ」 「ぢーっ、でぃーっ、でぃ゙んぼー、ぉー、ぉ゙おー」「どぶぇらでぶぐふぅぅ゙ぅぅぐ」「ぐひぃ゙ーびひぃ゙ぅ゙ぐぶゔ」 低温でじっくりと揚げられているちびゆっくりたちの長い長い断末魔 工場長「さあ、ここからが腕の見せ所です。お静かに」 Y岡「へぇ、こりゃ見ものだ」 「おじざん、どぼじでだずげでぐれながっだのれ゙いむ゙のあがぢゃあ゙ぁぁ゙ぁぁんんん」 工員「えーだって、れいむがその気になればゆっくりすぐにたすけられたじゃないか」 「でぎないよぼぉおお」「どうして?」「だっで、だっで、ひがぁあぁ」「火が?」 「ひがれーむ゙のまえ゙にあっだがらぁ゙あ゙あ゙」「あるとどうなるの?」「れいむ゙がやげじゃうぅ゙ぅゔ」 「つまりれいむは、自分が火で焼けるのが嫌だったから、代わりに赤ちゃんを揚げ饅頭にしちゃったんだね?」 静かにはなったが、鍋の中の断末魔は小さいながらもまだ響いている。息のあるやつらにはおそらく聴覚が まだ残っているだろう。 「ぢがぶぅづゔぅうう」「何が?」「だっ゙で、れ゙ーむや゙げじゃっだら、ぴも゙、ばなじ゙ぢゃゔぅゔ」 「我慢すればいいじゃない」「ぞんな、ぞんな゙、でぎない゙ぃ゙いい゙じんじゃゔぅ゙」 「じゃあ、何が悪かったのかな?」「びもが、びもがながずぎだぜい!!ながずぎで、あがじゃんをゔえにびっぱれなかっだぜい!」 いかにもわざとらしく、仕方ないなぁといった風情で工員は床に落ちたロープを手繰り寄せ、再度滑車に引っ掛け、 揚げ饅頭から鋏で切って離す。念には念を入れて、鋏は体で隠し親れいむに見られないようにする。 工員「じゃあ、試してみようか? 本当にひもが長すぎたかどうか」 「ゆ゙!?」 親れいむが暴れだすより早くその体をふん捕まえ、ロープの一方を髪と髪飾りに結わえ、部屋の隅に 備え付けてあった油まみれの透明の箱の中に投げ入れる。 ここで揚げ饅頭を仕上げる。鍋の火力を一気に強め、ザルですくってバットに置く。 工員「さあ、れいむの赤ちゃんにも本当かどうか見てもらおうか?」 火力最高の鍋の上に親れいむをぶらさげる。バットの饅頭は顔がすべて部屋中央にぶら下げられたれいむに 向くよう置いてあるご丁寧っぷりである。 「い゙やぁああ゙あ゙ぁぁぁ゙あずぃびぶぃいいぐぇえええぇ゙」 親れいむは沸騰した油の霧に焼かれ絶叫する。 工員「熱いよねぇ。そんなところにれいむの赤ちゃんたちはゆーーーーーーーっくりぶらさげられてたんだねぇ」 聞こえているのか聞こえていないのか、親れいむは痙攣でその言葉に答える。 工員「じゃあゆっくり長さをはかってみようね!」 「あげぶぁ゙ああ゙あ゙あ゙!!!!!」 工員は手元に手繰り寄せていたロープを放す。親れいむは一気に鍋の近く10cmほどの高さに落とされ、 激増した熱さに反応しひときわ高い鳴き声を上げる。 工員「ゆっくり確かめてね!!!」 工員はゆっくりと、ロープを鍋の横側にある滑車に掛け、改めてすこしずつ手元に手繰り寄せていく。 親れいむはロープに引き上げられ、少しずつ熱源から遠ざかり、やがて、吊り下げられている感覚が無くなった。 C子「あ、あれは山岡さんが気にした皿!」 親れいむは件の滑車にくくりつけられた皿に乗っかったのだ。 工員は、ロープの片端を、親れいむに見えるようしっかり握っている。 工員「紐が短ければ、れいむは引っ張って赤ちゃんを持ち上げられて、この皿に乗せられたんだよね?」 「そ、そうだよ!わるいのはこのひもだよ!」 最後の希望を見つけたかのように、勝ち誇ったような顔で叫ぶ。 工員は皿から親れいむを一度下ろし、また少し下に下ろす。 「あづ、あづいよ゙ぉおお゙」 親れいむは再び油の蒸気に焼かれ空中でのたうち回る。 すると工員は突如親れいむの髪をひっつかみ一気に引きちぎった。このときに髪飾りを完全に引きちぎって しまうと繁殖に回すのが難しくなってしまうので、ギリギリ取れそうで取れない程度に止める。職人の技である。 「ぎゃぶらぁ゙ばら゙ぁ゙!!!」 工員「見ろ」 取れそうな髪飾りをつかみながら、苛立ちも怒りも嫌悪感も何も無い、本当に無感情な声で命令する。 「わ゙、わがりま゙じだぁ、み゙ま゙ずぅ」 この期に及んでもなお、髪飾りは命より子供より大事らしい。 親れいむは今度は一気に引き上げられ、再び皿の上に載る。 工員「つまり、れいむがひもをここまで引っ張れれば赤ちゃんは助かったんだよね?」 工員の声が、猫なで声に戻った。 熱さからの開放と声色の変化で安堵した親れいむは自慢げに答える。 「そーだよ!ながすぎでひっぱれなかったんだよ!そこまでひっぱれれれば」 工員「ここまで?」 工員の片手はロープの端を掴んでいる。そしてその手は滑車と火元とのちょうど中間くらいにある。 工員「そっかー、ここまで引っ張れれば助けられたんだ」 親れいむが固まる。すかさず工員は親れいむを抱き上げる。 工員「ゆっくり見てみようか?」 工員は親れいむを、自分の片手を置いてあった場所に降ろす。 工員「そっかー、ここまで引っ張れれば助けられたんだ」 火は、遠い。親れいむは気付いているか分からないが、火力は最低に下げられている。 この箇所には何の危険も無い。その意味を理解するのには、ゆっくりと、ゆっくりとする必要があった。 工員「そんなに火が怖かったんだね。赤ちゃんを揚げ饅頭にしちゃうほど」 ぐいと引っつかみ、バットの中身を見せ付ける。苦しそうな、恨めしそうな顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔 顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔 顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔 「ぱぴぷぺぽろぐぉぉ!!!??」 全てを理解した親れいむは餡を吐き出しショックで絶命しようとするが、工員は人にあるまじき速さで 巨大なステープラーを掴み、親れいむの口蓋を封印する。 工員「今回の赤ちゃんは揚げ饅頭になっちゃったけど」 親れいむは白目をむき、なんとも付かない粘液物を垂れ流している。 工員「また、ゆっくり赤ちゃんを産んできてね!!!」 部屋の外の緑ランプは消え、代わりに青のランプが点灯した。 工員はこれといった感情が無いが、無感情でもないごく普通の表情を浮かべてドアを開ける。 「「お疲れ様でーす」」 工場長と工員は同時に帽子を取り、挨拶を唱和させる。 工員はワゴンに手際よく、失神したゆっくりをワゴンに備え付けの透明な箱に放り込み、バットの中身を より大きなバットに移す。 工員「おや、見学ですか?」 C子「ええ、そんなところです…ってY岡さん!!」 Y岡の目はワゴンに乗せられたブツに釘付けである。 これには工員と工場長は大笑い。 工員「はっはっは、あれだけ美味しそうな鳴き声を聞いていれば無理も無い。私だって…」 と慌てて口を塞ぐ。 Y岡「アヒャー、ところでこの大きなほうのゆっくり、“加工”は終わったようですが、どういう製品になるんですか?」 工場長「通常なら繁殖に回すところですが…、こいつの味に興味がありますか?」Y岡「ええそりゃもうもろちん!」 C子「Y岡さん!んもぉ~」 C子も、恥ずかしさと呆れと興味が三分の一づつのようだ。 Y岡「うんめこりゃうんめ!」 食堂のテーブルの上には、件のゆっくりが透明な箱に入れられている。ただ、今度の箱には直径5cmほどの穴が 開いている。ここからゆっくりのこめかみに穴を開け、餡を取り出すのだ。 C子「すごいわ…このお汁粉。成熟したゆっくりの餡はだらしない甘さって聞いてたけど、これはただ甘いだけ じゃなくてとても深いお味。コクがあって舌触りが滑らかで、シャッキリポンと(ry 工場長「どうです、美味しいでしょう」 Y岡「うん美味しい美味しい!」 C子「Y岡さんったらもう…」 工場長「でも成熟ゆっくりの餡には独特のクセがありますからね、やはり市場ではちびゆっくりのほうが 喜ばれるんですよ。甘みが弱いのが逆に製菓材料として尊ばれまして…」 びくりびくりとゆっくりが痙攣するが、それに注目するものはいない。 餡はその中の一割ほどしか取り出していないので、命に関わることはありえないからだ。 C子「驚いたわ…ゆっくりの加工場なんて聞いたからもっと無機質で冷たい印象を抱いていたけれど、 あそこはとてもゆっくりらしい温もりに満ちていたわ」 Y岡「あそこにはゆっくりの生と死、喜びと悲しみとゆっくり、すべてがあるのさ。 それを美味しくいただくのが、俺たち人間がゆっくりに送れる最大の賛辞なのさ」
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/252.html
※幻想郷はすでに外界(特に日本アルプスの近く)にさらされているとの設定でお読みください。 ※他の人の設定・パロディが多いです。そういうの嫌いな人注意。 「こんにちは。ゆっくりしていってください。」 その図書館の主、ゆっくりぱちゅりーが言った。 祖父いわく、今はゆっくり種と共生を始めて100年がたつという。 祖父は「あんな害獣と共生?駆逐の間違いじゃないのか?」とも言った。 さて、ゆっくり種は基本山中に住んでいる。 そのことについても祖父は「きっと人間を殺そうとしてんだよ」という。 祖父は、現役の農夫だったころゆっくりの駆逐を成功させたメンバーの一人であった。 幻想郷の人里にはゆっくりがいなくなった。 森にも川にもいない。ゆっくりは絶滅した。 そう思っているときに日本政府が「ゆっくりとの共生」を政策として打ち出したせいで祖父はキレてしまったのだ。 ちなみにゆっくりを1匹殺したせいで祖父は監獄生活を謳歌している。 「…そんな矛盾があったんだけど、そのことについての本はありませんか?」 私はゆっくりぱちゅりーに尋ねる。 「ああ、でしたらこの本がいいでしょう。差し上げますよ。手書きの原稿ですから読めないかもしれませんけど…」 彼女は主に人向けのゆっくりについての本を書くことで生計を立てている。 図書館には彼女の本で2棚埋まっている。3年くらいしか物書きはやってないらしいが、この量を書けるとは。 きっとその金がだぶついた部分を彼女以外の本の購入に当てているのだろう。献身精神がうらやましい。 …話がずれたが、その原稿は彼女の最新の本、「ゆっくりの歴史」の原稿だった。 「ありがとう。あとこの二冊借りていきますね。」 手早く手続きを済ませ、我が家に帰っていく。 「…さて、次の本は久しぶりに恋愛小説で…」 去り際に聞こえた彼女のハスキーな声で、彼女がどういう内容で書くかは大体想像できた。 せっかくもらったんだ。脳内の矛盾をただすために読むんじゃなくてゆっくりを理解するために「読破」するんだ! そう思って私は寝ころびながら丸い文字に目を通し始めた。 {~第一章 魔法の森のゆっくり~ 私は伝聞でしか知らないが、魔法の森はゆっくりのすみかにちょうど良かったらしい。 山の上で生まれ、山で育った私たちとその祖先には理解もできない話だが。 さて、代々私の家系に著書のネタを持ってきてくれたきめぇ丸(126)さんによると、 「森は強権者が独裁する地域だった」そうである。 彼女は新聞屋をやっていたので、このことは山のゆっくりにはすぐ伝わった。 この本の執筆に関して、きめぇ丸さんに当時の記事をいただいたので、ご厚意に甘えて載せさせていただく。} へぇ…まず祖父が駆逐したゆっくりと今いるゆっくりとは違うってことか。 あときめぇ丸さんは意外といい人だなあ。新聞の押し売りがなければ。 そう思い、次のページへと目を向ける。 {野蛮な森のゆっくり ※連載小説でないことを断っておく。 私きめぇ丸は、人里に新聞のネタを採集しに行った際に、魔法の森を通った時、森のゆっくりの虐殺による人民統制を目撃した。 以下がその写真である。 (筆者注:原典にはここに大量のゆっくりみょんを虐殺するゆっくりまりさの写真が貼ってあったのだが、全年齢向けの本であること、現在生きている上の二種類への冒とくとなることを考え白ぬきにしていることをご了承していただきたい。) 私はオフィスまで死にかけたゆっくりみょんを運び、事情を聞き出した。 彼女が言うには、 「巨大なまりさがみょんのコミュニティに襲いかかってきたれみりゃを追い払った」 「その際にリーダーが死んだのでそのまりさがリーダーになった」 「まりさは『ぜい』というものとして毎日食料を貢ぐことを全員に強制した」 「リーダーは絶対なので一生懸命働いた、貢がずに処刑されたものもいた」 みょんはここまでは普通だという。すでにおかしいと思うが。 言葉通り、さらにおかしいことが起きるのだが。 「ある月のない夜に、まりさとありすが逢引きをしていたら、次の日からリーダーまりさがありすをすべて処刑し始めた」 推測するにリーダーの息子だったのだろうが、それなら一家根絶でいいだろうに。 このみょんはその時の処刑役を任されたが、リーダーは高笑いしていたという。 「とんでもないものをリーダーにしてしまった」 「このままじゃあまりさ以外のみんなが死んじゃう」 「山には憎しみあわないゆっくりがいる」 それを知っていたみょんは夜に逃げ出し今に至っている。 (ちなみに写真のみょん種一斉処刑は逃げ出した1日後に始まった。 リーダーまりさの「1匹足りない」という言葉を盗み聞けたので間違いない) 怪奇ゴシップにも思えるかもしれないが、これは事実である。 これを読んでいる皆さんも、地上に買い出しに行った時には魔法の森には近づかないでほしい。 (原典:文文。新聞 分家 315号 (太陽暦で)1912年3月11日) 原稿と本の体裁上、上の一記事分しか載せられないが、この後に、れいむ種、ちぇん種、ゆかり種、さくや種と(難癖をつけられての)虐殺が続きこれでもともといたのはまりさ種とぱちゅりー種しかいなくなったという。 そして救出されたみょんの願いもあってきめぇ丸さんが一人でリーダーまりさを陥落させたらしい。ゆっくり史上最初の事件である。 (ただし人間からの虐殺は前に存在する。それらは地上のゆっくりが悪いので入れないことにする)} きめぇ丸さん本当にいい人。押し売りがなければ。 それと森のゆっくりと言われているやつらのあさましさがよくわかった。 祖父が殲滅したのはこいつらだろう。 ページを進めよう。 {次にあった事件は1952年の「青い石」事件である。 れいむ種の家族が人間の住み家にあがりこみ、放射性元素(ただし推測。私の学者仲間には有毒ガスというのもいる)でできた石を巣へと持ち込んだ。 ゆっくり唯一の臓器「あんこ」を放射線に侵され、居候のまりさが脱走して逃げた以外は巣で全滅し、そのまりさは「ゆっくりできない死臭」を振りまいているせいで投石による殺害が行われた。また好奇心の強いありす種が巣に入って死亡した。 その後巣は「ゆっくりできない場所」として成体まりさが封印し、近づかないようにさせたが、投石部隊と見張りは既に放射性物体になっていたので殺害され、ループが長く続いた。 森のゆっくり単体としてはこれで事件はなくなる。 ちなみにこの後1年後駆逐される。 さて次の章は水辺のゆっくり編とさせてもらおう。} なるほど。 危険物の危険の程度がわからないというのだろうか。 放射線特有の恐怖というか。 今日は眠いので続きは明日にしよう。 続く =========================================== ゆっくりの歴史を創作してもいいんじゃないかと思い。 「いじめスレ」と「愛でスレ」に同じ題材で 投稿しようとしたのが間違いだった。 もったいないので二つを混ぜて投棄場にうp。 青い石事件は「ゆっくりいじめ系149 ゆっくりと青い石_前」が元ネタです。 正直最初からまともなSSを書こうと思わんほうが良かったかも。 続き ===================================
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/30.html
ゆっくりヤリ方を工夫するよ!改行修正版 7KB ※スレの流れがオナホだったのに触発されて書いてみました ※いろいろな絵師さんのネタを使わせてもらってます ※すごく下品というか人間失格なので注意です 「ああ、やっちまった」 間違えた。しくじった。失敗した。 ちょっとした好奇心だった。欲望が抑えきれなかった。 それで、こんな大惨事を招いてしまった。 だが、後悔していても仕方ない。後始末はつけねばならない。 俺は覚悟を決めて、自分のしでかした失敗を改めて見つめ直した。 俺の股間に起きた大惨事。 とびちる餡子、つぶれたゆっくり。 ゆっくりをオナホにしようとした結果がコレだった。 ゆっくりヤリ方を工夫するよ! 最近忙しくて溜まっていた。だからAVを借りることにした。 気持ちは逸ったが、久しぶりなのだ。吟味に吟味を重ね、じっくり考えたっぷり悩み、最 高のものを選んだ。 借りたら家へ一直線。早足どころか駆け足にもなろうというものだ。家の扉を開けたとき には最高の気分だったね。 ところがそこには、 「ゆゆ!? ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ! ばかなにんげんさんはさっさとで てってね! それかあまあまちょうだいね!」 ゆっくりが忍び込んでいやがった。 キレるのは当然だと思う。虐待するのも仕方ない。それが性的な方向に行ってしまうのだ って、直前の精神状態を鑑みれば必然というものだ。 だから、「ゆっくりのまむまむって意外といけるんじゃね?」とか考えてしまうのも仕方 ない。 実際、具合が良かった。 ゆっくりのまむまむは人間の性器よりだいぶ小さい。そこに無理矢理突っ込んでいるわけ だから締め付けは最高。人肌の餡子のぬくもりもなかなかのものだ。しかも、ゆっくりに とって餡子は筋肉の役割を果たしている。つまり動いているのだ。それが独特の快感を生 みだした。 「ゆぎぃ、ゆぎぃ、やべでぇぇぇぇ!」 ゆっくりの悲鳴は正直うざかったが、この気持ちよさはそれを補って余りある。久しぶり と言うこともあって次第にエキサイトしてきた。 ピストン大加速。れいむの悲鳴が聞こえなくなったのにも気づかず行為を続け、 「すっきりーっ!」 そんな声を上げてフィニッシュ。正直変なテンションになっていた。 そして、後悔した。 あまりに強く握り激しく動かしたため、れいむはとっくの昔に永遠にゆっくりしていた。 それだけならいいのだが、ボロボロに崩れた身体は餡子が漏れ、激しく動かしたせいであ たりに飛び散っていた。俺の愚息も当然餡子まみれのひどいありさま。 最悪なのはいつの間にかれいむを貫通してしまっていたこと。つまり、俺のすっきりーっ はその勢いに任せて飛んで……。 ああ、もういい。とにかく掃除だ掃除。 終了後の虚無感と脱力感に萎える気持ちをどうにか奮い立たせ、俺はのろのろと掃除を始 めた。 「ふう、こんなもんか……」 ようやく床が綺麗になった。匂いは……幸い餡子の匂いの方が強くて不快なものではなか った。 他に掃除し残しがないかと部屋を見渡し……嫌なものが目に入った。 ゆ楽天。 ゆっくりを題材にしたエロ本という狂気の産物。こんなものが雑誌として成り立つなんて 世も末というものだ。 俺が買った物ではない。おそらくこの間、俺の部屋に来た悪友が置いていったのだろう。 ヤツはゆっくりに性的興奮を覚える変態なのだ。人間のクズなのだ。おお、きもいきもい。 ゆっくりをオナホ代わりにした俺にそんなことを言う資格はない? いや、違う。俺は出 すものを出していまや賢者モード。おかしいことはおかしいとちゃんとわかるのだ。変態 はちゃんと変態だと言ってやらないとダメだ。そうしないと俺のような紳士が困るハメに なる。 さて、それはそれとして。 この雑誌どうしようか。掃除の後だから、すぐに浮かんだ選択肢は捨てること。だが、ダ メだ。こんなものを捨てるのをご近所さんに見られた日には人生破滅だ。近所の公園に深 夜こっそり捨てに行こうか……いや、だめだ。うっかり小学生が見つけて拾っておかしな 性癖に目覚めてしまったらどうする……? そんなことをつらつら考えながら、俺はゆ楽天のページをめくっていた。 どんなアブノーマルなものだろうとエロ本があれば開いてしまうのは男のサガというもの だ。哀しい宿命なのだ。 雑誌の中身は驚くべきものだった。本当にゆっくりのエロ漫画ばかりだった。なかでも驚 きなのはゆっくりの四十八手特集だった。やつらは生首、手も足もない。それなのに四十 八手をきっちり実現している。 すげえ。まず発想がすげえ。そして本当にぜんぶやっちまってるのがすげえ。半端ねぇ。 意外と興味深い。ページをどんどん読み進めていくと、 「あああっ!?」 ある特集記事に行き着いた。「ゆっくりをオナホにしよう!」と題されたその記事は、数 ページに渡ってゆっくりを正しくオナホに使う方法が記されていた。 なんてこった。事前にこれを読んでおけば、あの大惨事を避けることができただろうに… …! いや、コレは天の配剤。俺は確かに失敗した。しかしその直後、こうしてその失敗を繰り 返さない手段が示されている。 ガイアが俺に囁いている。ゆっくりでオナニーしろ、と。 なんか賢者モードが微妙に狂ってきたような気がしたが、仕方ない。最近溜まっていたの だ。一回出しただけではゆっくりできないのだ。 だから俺は食い入るようにゆ楽天を読みあさり、ゆっくりでのオナニー法を学んだ。 まず目を惹かれたのは、事前にトイレットペーパーの芯をゆっくりの口に突っ込んで穴を 開ける方法だ。俺はなにも考えずゆっくりのまむまむに突き込み、そして破裂させてしま った。しかしこの方法なら、事前に穴が空いているわけだから破裂することもなく、そし てゆっくりの治癒力で穴は小さくなりちょうどいい締め付けになるらしい。ゆっくりのウ ザイ声を聞かずに済むというのも素晴らしい。 他にもゆっくりの口にオナホをツッコむというシンプルな方法もあった。微妙に意味がな い気もしたが、写真のゆっくりの泣き顔は嗜虐心をそそり、普通にオナホを使うよりエキ サイトできそうだった。 そんな方法がいくつもあり、そして、 「これだ!」 俺はそのひとつを実行に移すことにした。 「やべでぇぇぇぇ!」 「れいむのあがぢゃんがえしてでぇぇぇぇ!」 こういうとき簡単に捕まえることができるゆっくりは便利だ。 俺は適当にれいむとまりさをつかまえると、無理矢理振動・すっきりーさせた。結果、三 本の茎に実る二十体ほどの赤ゆっくりを入手した。 まずこいつらを茎から外し、空いたカップヌードルの容器に入れる。 「ゆっ」「ゆ”っ」 このままでは死んでしまうので、一肌に暖めたオレンジジュースを注ぐ。 オレンジジュースはゆっくりにとっては万能の治癒薬として有名だが、産まれる前の赤ゆ っくりに与えると急速な成長を促すらしい。人肌に温めればその効果も増すとのことだ。 ゆ楽天の記事に誤りはなかったらしく、 「ゆっ、ゆっ」 「ゆっきゅりー!」 「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇっ!」 「ゆぅぅ、おもちゃいぃぃぃ!」 赤ゆっくり共はすぐに成長した。声からすれば底の方の赤ゆっくりにもきちんとオレンジ ジュースが行き渡ったようだ。まったくいい加減かつお手軽なナマモノだ。 さて。いよいよ本番だ。 俺は小刻みにカップヌードルの容器を振動させた。 「ゆゆ? にゃんぢゃかへんにゃきぶんににゃってきちゃよ!」 「ゆふぅ、ゆふぅ、ゆふん」 「ん? ん? んほぉーっ!?」 赤ゆっくり共は見事発情した。狭いカップヌードルの中でひしめき押し合いすりすりし合 い、すっきりーをし始めやがった。 よし、今だ! 俺はおもむろに、自らの分身、股間の息子をカップヌードルの容器に突っ込んだ。 そして。 頭の中がスパークした。 古来より、人肌にぬるくしたカップヌードルを使ったオナニー法がある。試したことがあ るが、相当気持ちいい。 この赤ゆっくりを使った方法はその応用だ。 しかし、その快感はただのカップヌードルとは比べものにならなかった。 ぎっしりとカップヌードルの容器に詰まっているのだから締まりは十分。しかも赤ゆっく り一匹一匹が小刻みに振動し蠢くのだから、その複雑な感触はどんな高級電動オナホでも 敵わないのではないだろうか。 その快感、もはや、異次元。 「んほ、んほ、んほぉぉぉぉ!」 ゆっくりの、それも赤ゆっくりを使ったオナニー。その背徳感と、なにより圧倒的な快感 に俺は酔いしれた。思わずレイパーの声も出ようと言うものだ。 「や、やべちぇぇ!」 「ちゅぶれりゅぅぅ!」 「ぎもぢわりゅいぃぃぃ!」 耳障りなはずの赤ゆっくりの悲鳴も、今の俺には快感のスパイス。もっと聞きたいくらい だった。 だめだ。良すぎる。 「すっきりーっ!」 俺はいつもよりずっと早く達してしまった。 さて。 すっきりさっぱり満足して、賢者モードに入りました。 ええと、その。 どうしよう。 俺、人として踏み越えちゃ行けない領域踏み越えちゃったような気がするのですが。 いろんな意味で、どうしよう。 「れいぶのあがぢゃんがえぜぇぇぇぇ!」 「じじぃはじねぇぇぇぇぇぇ!」 足下ではれいむとまりさが騒いでいる。騒がしいなあ、もう。 「まあ落ち着け」 「「ゆゆっ!?」」 俺は両手でれいむとまりさを押さえつけた。 さて、今の俺は賢者だ。このうるさいゆっくり共をクールに処理する手段が思いつくはず だ。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ……」 「んほ、んほ、んほーっ!」 俺の手は、無意識に二匹のゆっくりを振動させていた。 まあ。 その。 あれだ。 ……もう一回ぐらいいいよね? 「ゆっくりしていってね」 俺は二匹にそう言ってやると、第二ラウンドに入る決心を固めるのだった。 了 by触発あき 元ネタ絵 byくらっかーあき 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりのー日ー -- 2019-10-19 15 52 07 ぼくはミッキーさ!ハハッ! -- 2019-10-19 15 50 44 マジ変態w w w w w w w -- 2019-10-19 15 49 34 天才かよ -- 2017-03-07 08 55 32 ゆっくりは食用、精神安定用のほかにこのようなイカガワシイ機器としても使用できるとは・・ すっきりいいぃぃぃぃ!!! -- 2015-01-01 13 39 47 え゛ -- 2014-01-25 10 01 33 なぜカップラーメンとオレンジジュース!? -- 2013-05-10 20 50 23 いやこれはキモイだろ汗 面白かったけど -- 2012-12-10 13 37 42 貧乏人だから逆にゆっくり大量生産して食いながらおなぬー道具に改良して使いたい! -- 2012-09-26 08 01 14 クッソキモイ -- 2012-09-06 02 32 46 絵wwww口wwwwwwww値段wwwwwwしかも試用可能ww -- 2012-06-28 10 07 43 なんだかオレンジジュースの可能性が大きくなったwww -- 2011-12-14 20 43 56 なんか目覚めたwww -- 2011-10-12 13 38 52 ↓同意 ゆっくりは虐待するものじゃなく食べるもの -- 2011-09-19 12 02 23 毎日が食料難の貧乏人には食べ物で自慰は絶対無理だお ゆっくりの口に・・・ってのは考えたことあるけどwww -- 2011-09-08 10 44 53 これ欲しい -- 2011-07-02 12 09 13 ゆナホ職人の朝は早い -- 2011-01-28 06 11 56 くっwwwどーでもいいけど面白かったぜ -- 2011-01-15 23 38 34 どっちみち息子はあんこまみれww -- 2010-12-12 23 09 38 立った -- 2010-10-03 03 07 25
https://w.atwiki.jp/mangaaa/pages/1978.html
795 名前:taka[sage] 投稿日:02/04/27(土) 22 54 ID ??? ,. -‐‐- .,_ /l "" ‐- .,,_ / ゙、 " -., / ヽ, ゙i / ` - .,_ _/ / . . . ~" ""~ / / . . . . . . . . . . .. / ,-‐- .,_r / . . . . . . . . . . . ./ | | v、 . . . . . . . . . / ヽ, `i , ´y . . . . . . . . . . / _,,. 、 \i \ . . . . . . . . . / `フ/゙i\ \ \ . . . . . . . . . / ` |l-i V,\ \ `-,,,_. . . . ._,./〉 |` `||_\ `- ;;;_ " " _;/ヽ, ∠` i ||~ヽ,.`-.,,,_ . " . "~ . . . . ) "ハ. || ゙ ‐ "レノ =-,_. /、ヽ, ,.、/ヽ ゙、|| 、_ _., ノ | "ニ~) ,へ-/_〈l `-.||ヽ, ` / | ‐",`i ┌" /` ´ ー` i_ ||` 、`ー- "=-.,、 | l | |`ヽ "~ヽヘ、┴ ニ | || .゙i | ヽ,"i~` 〈! ノ // i、 | \` "/\.|i ゙i | i "゙、` i┘ / l ヽi」 ヽ,. ̄ ̄、| |l,, / . ゙、 ` 、) / | |、. ゙、. . . ゙、 / . . . .\ 〈i / /| | ヽ, ゙、 . ./ . . . . . . . . . .`人 名探偵コナン(まじっく快斗?) 怪盗キッド 413 名前:しゃーねーなー2[sage ] 投稿日:2001/01/31(水) 17 31 / / / \ / / / \ / / / \ \______/ / / / \ / _/ / \_____/ _ /|\ | _ _/ 人| ミ__ / __________/| \| ミーヽ / | |\| ∨))/ \| ))ζ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ | | |く _// < 怪盗キッドの単行本4巻はいつ出るのだゴルァ! \| | | ヽ イ > \_______ | | ――′ | | | \ _|__ | | \_ /|______ / /\ | |____/ ̄ \__ / | | / Λ \ / | | / 人人 \ | | | 八 \ | | | | |
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1476.html
※この作品の中の幻想郷は、河童達の頑張りもあって比較的文明が進んでいます 「ゆっ!おにいさん、今日はどこにあそびにつれていってくれるの?」 「それは着いてからのお楽しみだよ。とっても楽しい所だからゆっくり待っていてね」 「ゆゆ~、楽しみ~~!!」 ごきげんなゆっくり霊夢を腕に抱えて、大きな荷物を背負い、私は林道を歩いていく。 この霊夢は数日前、単独で我が家に侵入しようとしていたところを捕獲したものだ。 その場でブチ殺してやることもできたが、肉体的な拷問は今まで散々やってきていささか芸がない。 少し考えた末、私はある計画を思いつき、そのためにしばらくこの饅頭を生かしておくことに決めたのだ。 準備が整うまでの間「親切なゆっくりできるお兄さん」を演じ続けたため、今ではすっかり私に懐いている……まぁこの関係も今日で仕舞いだがな。 「おにいさん、いっぱいゆっくりしようね!」 「ああ、たっぷりとゆっくりさせてあげるよ……」 虐待おにいさんとゆっくり霊夢が贈る、そんなとある夏の日のお話。 ーーーゆっくりダイビングーーー 「ゆっ!すっごくおおきなみずたまりがあるよ!」 「ああ、ここが紅魔湖だよ。綺麗だろう?」 私達が訪れたのは、幻想郷の中心に位置する紅魔湖と呼ばれる巨大な湖だった。 全長数キロ、中心には紅き悪魔の住む古城がそびえる、風光明美な場所だ。 今日のような暑い日には、涼をとりに来た周辺の人間や妖精達の憩いの場所となっている。 「ゆゆー!ひろいね、すごいね!!」 「それじゃぁ、近くに寄ってみようか」 わーわー五月蝿い饅頭を抱えて水場に近寄る。 環境汚染とは無縁の幻想郷の中でも、一際透き通った水面が涼しげに揺れている。うーん泳ぎたい。 「ゆゆー、おみずがすっごくあおいよ!きれいだねー」 「この透明度は反則だよなぁ……それじゃあ早速泳いでみようか!」 「ゆっ!だめだよおにいさん、れいむはみずにはいるととけちゃうよ!」 ほう、この饅頭頭も流石にその程度のことは知っていたのか。感心感心。 「ああ、それなら安心してね。このスプレーをかけると君の体は水を弾くようになるんだ」 そう言って荷物から取り出したのは、加工場で最近発売された新商品「ゆっくり撥水スプレー」だ。 これをゆっくりに噴射すると特殊な薬品で体がコーティングされ、最低数時間は水中に入っていても体が溶け出さないようになっている。 用途はゆっくりを使った水仕事用や遊戯用といったほのぼのとした物から、水を使った長時間の拷問用まで様々。 もちろん今回は後者である。折角今まで長い時間をかけて準備してきたんだ。すぐに終わっちゃ勿体無いだろう? 「ハイ、おしまい!これで君も湖の中で遊べるようになったよ」 「ゆゆっ、からだがなんともないよ!つめたくてきもちいい~」 スプレーを終えたれいむを水面に浮かべてやると、最初はビクビクしていたがすぐに大はしゃぎで遊び始める。 水面でくるくる回転したり、水を口に含んで吹出したりしてキャッキャと笑っている姿は正直殺したくなるが、まぁまだ我慢我慢。 一緒に水に入り、一通り遊ばせてやってから、私は再び声をかけた。 「ねぇ、折角だからもっと広いところに出てみないかい?もっと面白い遊びがあるんだ。」 「ゆゆっ、こんどはなにをしてあそぶの?」 あれから私達はボートを借りて、紅魔湖の中心付近へと移動していた。 「ああ、ダイビングといってね、水の中で泳ぐ遊びだよ。それじゃ必要な機械をつけようね。」 言いながら私は、荷物の中から小さめのボンベと水中眼鏡、レギュレーターを取り出す。 これらはゆっくりの体型に合わせて、河童に作ってもらった特注品だ。 「ボンベは背負えたね?じゃ、次にこのレギュレーターを咥えて。離すと水が入ってくるから口を開いちゃ駄目だよ! あと、ここについている計器に気をつけて。ここにはボンベの中の酸素の量が表示されているんだ。 この目盛りが0になるまで潜っていちゃあ駄目だよ。酸素が切れて死んでしまうからね!」 物覚えの悪いアホ饅頭相手に忍耐強く説明しつつ、なんとか器具の装着を終える。 そのままボンベを手で支え、ゆっくりを水中に沈めた。 「ゆゆー!みずのなかでもいきができる!すごいよ!!」 うん、どうやら機械は正常のようだな、さすが河童。 それにしてもはしゃぐのは結構だが、口を離すなと……ってあれ、こいつレギュレーター咥えたままだな。どうやって話してるんだ? 「ゆ?れいむはいわれたとおりにしているよ?」 ……どうやら河童の超科学の賜物らしい。ゆっくりなんぞに使うのは豚に真珠以外の何物でもないが…… まぁいいや、クリアな悲鳴が聞けるのはよい事です。 「じゃ、しばらく一人で遊んでいてね。お兄さんは準備をするから」 饅頭を再びボートの上に引っ張り上げ、私は仕置きの最後の仕上げを進めた。 モニターを立ち上げ、ゆっくりのボンベについていたパネルを開き、あるボタンを押す。 「よし……カメラも異常なし、と。上手く行きそうだな。」 「おにいさんがなにをしているかわからないよ!はやくれいむをみずにいれてね!!」 私が調整を済ませている間も、ゆっくりは五月蝿く喋くり続ける。この腐れ万頭が…… 沸騰しそうになる頭を必死で落ち着かせる。そうだ、この下等生物に付き合うのもこれで最後なんだ。なんと素晴らしいことか。 「まぁ慌てるな。すぐに連れて行ってあげるよ……地獄にね」 「ゆぅ?」 すべての準備が整ったことを確認すると、私は理解できていない様子の霊夢(+ボンベ)をゆっくりと抱え上げ…… 「それじゃぁ…………ゆ っ く り 沈 ん で い っ て ね !!」 「ゆっ!?」 今までのストレスを込めて、水面に叩きつけた。 「ゆぶッ!」 ドボンッ!! 「ふぅ……清々したぜ」 水柱が立ち、ゆっくりれいむの姿は水の中へと消えていった。 ============================================ 「水深5M」 「……ん……ゆっ!?」 水面に叩きつけられてから数十秒後、ゆっくり霊夢は意識を取り戻した。 どうやらショックで少し気絶していたらしい。早く上がって、お兄さんに文句を言わないと 「ゆゆ?からだがうかばないよ!」 浮上しようと願う彼女の意識とは裏腹に、彼女の体は水中を急降下していた。 通常のゆっくりの体は水に浮くが、くくりつけられたボンベが錘の役割を果たしているのだ。 「ゆゆ~~っ!おにいさん!ふざけてないで引き上げてね!!」 自力で水面に上がることを諦めた霊夢は、お兄さんが助けてくれるのを待つことにした。 この期に及んでも誰かが自分を助けてくれると考えているそのゆっくり脳には、流石におめでたいとしか言いようが無い。 暢気に魚を探したりなどしながら、ゆっくり霊夢は、沈んでいった。 「おにいさん、はやくたすけてね!!」 「水深20M」 「ゆっ!はやくれいむを引き上げてね!今ならおこらないでいてあげるよ!!」 呼吸ができるということもあり、ゆっくりれいむの声にはまだ余裕があった。 もっともわずかな焦りも感じている。体に感じる水温が徐々に冷たくなっているからだ。 一般に太陽光によって海水が温められているのは、赤色光が届く深度十数Mの辺りまで そこから先は深くなればなるほど極低温の深層水の世界に入っていくということを、霊夢はまだ知らない。 「こんなにさむくちゃゆっくりできないよ!ばかなおにいさんははやくひきあげてね!!」 「水深40M」 「ゆゆっ!寒いよ……それになんだかくらくなってきたよ!」 沈みながら、心細げに辺りを見回す霊夢。 繰り返しになるが、海の中で満足に光が届くのはごくごく浅い位置に限られており 十数Mも潜ればライト無しのダイビングはほぼ不可能になる。 流石のゆっくり脳も不安を訴えてきていたが、まだ彼女はおにいさんが助けてくれるという妄想にすがり付いていた。 「水深60M」 コバルトブルーだった水の色は、今では薄暗い青に変わっている。 先程までは木の葉ほどの大きさに見えていたボートは、今では点のようにしか見えない。 ここでボンベを捨てて力を抜き、水面に上がればまだギリギリで助かったかもしれない。だが彼女はもはやそれどころではなかった 「ゆぐぅ……からだがいたいよぉおお!」 先ほどから、彼女の体に締め付けられるような痛みが加わっていた。水圧である。 10M潜るごとに1気圧ずつ増加するその力は、徐々に霊夢の体を締め上げていく。 だがゆっくりの体は水圧に最も強い球形をしており、中身も水分が豊富な餡子で出来ている。 その特性が、結局彼女の苦しみを長引かせることとなった。 「水深100M」 「いだいいいいいい!もういやだあ゛あ゛!おうぢがえるうううううう!!」 既にボートの姿はとっくに見えない。先ほどまでちらほら見えていた魚影も無くなっている。 沈み始めて数分、霊夢はようやく自分の置かれた状況の深刻さに気付いていた。 だがもう遅い。もはや普通に浮上したとしても間に合わない深度まで、霊夢は降下してしまっていた。 「水深120M」 「水深140M」 「水深160M」 ………… …… … 「だずげでぇえええ!!おにいざんんんんんん!!!!!」 140Mを越えた辺りから、もはや周りは暗くて殆ど見えない。 なぜ水遊びなんかしてしまったのか、などなぜもっと早くボンベを外し水面に出ようとしなかったのか、 後悔だけを繰り返し、彼女はひたすら奈落の底へと落ちていった。 ………… …… … 「水深200M」 「ゆぎゅっ!」 衝撃とともに、れいむは自分の体が何か堅い物に叩きつけられたのを感じた。とうとう紅魔湖の底に着いたのだ。 痛みをこらえ、状況を確認しようと周りを見渡すと 「ゆ゛っ……」 そこは数十センチ先すら見えない、完全な闇の世界だった。 この深度になると、水面からの太陽光の到達率は0.5%を切る。深海魚でもない限り光を感知するのは不可能だ。 身を切るような寒さ。体を締め付ける水圧。そして耳を済ませても自分のレギュレーターの音だけしか聞こえぬ静寂。 この世で最も過酷で、孤独な世界に、彼女は一人で取り残されていた。 「いやあああああああ!!だずげでぇえええええええええ!! ぐらいぉおおおおおお!!ざむいよおおおおおおお!!ごわいよぉおおおおおおおお!!」 パニックを起こし、泣き叫ぶ霊夢。その声は何処にも反響することなく暗い空間に消えていった。 だれか、だれか自分を助けてくれるものはいないのか。 ワラをもすがる気持ちで辺りを見回す彼女の視界に、何かぼんやりと光るある物が映った。 「酸素残量:50%」 それは、ボンベについていた酸素残量メーターの蛍光盤だった。 食い入るようにその微かな光を凝視する彼女の耳に、ふいに湖上でお兄さんが話した言葉が甦る。 『ここにはボンベの中の酸素の量が表示されているんだ。 この目盛りが0になるまで潜っていちゃあ駄目だよ。酸素が切れて死んでしまうからね!』 「いやぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 その数字の意味する所に気がついた瞬間、彼女は絶叫した。 この計器は自分の死刑宣告。ここに書かれた数字が0になった時、自分は窒息し、死ぬのだ。 「だずっ げでっ だれがあ゛あ゛っ!!」 半狂乱で全身を動かし、少しでも水面に浮かび上がろうとするれいむ。だがその体は無情にもボンベで湖底に縫いとめらている。 彼女に出来たのは、刻一刻と無くなっていく酸素の量に怯えながら、芋虫のように湖底を這いずり回ることだけだった。 40%…… 30%…… 「いやあ゛あ゛だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!じにだぐないいいいいいいいいいい!!」 20%…… 10%…… 「おにいざん゛ん゛ん゛ん゛ん゛だずげでぇぇえ゛え゛え゛え゛!!!」 5%…… 0% 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ…………ガぼぁッ!!」 数十分後、しかし彼女の中では無限に思える恐怖の時間の末に、目盛りはとうとう0に重なった。 それと同時に大量の水が彼女の口に流れ込んでくる。計器の光も消え、辺りには真の闇が訪れる。 「ゴぱッ みずっ いぎが でぎなっ」 ゴボゴボと気泡を吐き出し、湖底をのたうち回るれいむ。 浸入した水で鼻や喉は焼けるように痛み、窒息の苦しみは彼女の餡子を生きたまま掻き回すようだった。 「いやだぁあ゛ゴブッ じにだぐないあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ゲぼッ」 死への恐怖が、彼女を最後の瞬間まで足掻かせる。その時、奇跡的にボンベと体を結ぶベルトが緩み、彼女の体は開放された。 だが酸欠と恐怖でパニック状態となったゆっくり脳は、もはや上下の感覚すら解らなくなっていた。 浮かび上がろうともがけばもがくほど体は逆に地面に突き刺さり、辺り一面に砂埃が舞い上がる。 そしてゆっくりと、ゆっくりと、もがく体は動きを止めていった。 クライ クルシイ サムイ イタイ どうして自分がこんな目に会わなければならないのか。自分はただ優しいお兄さんと楽しく遊びたかっただけだったのに。 薄れる意識の中でれいむは問う。だがどう考えても答えは見つからない。 やがて完全に体は動きを停止し (ゆぐっ……じだ……がっ……た……) お決まりの台詞を残して、彼女の意識は闇の中へと消えていった。 「……あっはっはっはっはははは!!いやぁ傑作だったな!!!腹が痛い!」 ボートの上で、私はモニターを眺めながら大爆笑していた。 霊夢が沈んでから湖の底で悶死するまでの映像、その一部始終を私はボンベに付いていた小型カメラで見ていたのだ。 録画も可能な優れモノなので、家に帰ったらもう一度見直すことにしよう。全く河童の技術力は大したものである。 「さてと……ボンベを回収しないとな。なんたって特注品だ」 ボンベには釣り糸程の細さしかない頑丈なロープが結び付けてある。それを巻き上げて回収し、 そのついでに死体となって浮かび上がってきたゆっくり霊夢もボートに引き上げる。 絶望と窒息の苦しみでグロテスクに歪んだそのデスマスクは、なんとも笑える代物だった。額に入れて飾っておきたいようだ。 兎も角、今年の夏はこれのおかげ楽しめそうだ……高い金を出した甲斐があったといえる。 次はゆっくりれみりゃでも沈めてみるか……あの再生力なら死ぬまでじっくり楽しめるだろうな。 撮った映像は稗田のお嬢さんにでも売りつければいい小遣い稼ぎになるだろう。 新しい遊びの成功に心を弾ませながら、私はゆっくりとボートを岸へ戻していった。 ======== 蛇足なあとがき こんにちは。以前ゆっくり改造職人の前編を書かせて頂いたものです。 後編を書いている最中、ふと電波を受信してこんなものを書いてしまいました。色々と突っ込みどころはあるかと思いますがご勘弁をorz 海とか湖って美しくも怖いですよね。足のつかない不安定な体勢、下を見ると光すら届かぬ冷たくて広大な空間が広がっている…… そこで何者かに突然足を掴まれ、引きずり込まれたら……そんな想像をしてしまい、自分は浅い所でしか泳げません。 暑い夏の夜に、ちょっと涼しいゆっくりいじめを。読んで頂きありがとうございました。 書いた人:ケイネスキー このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3608.html
※ぬるいです。 ※作者はEGSです。田吾作は出ません。 ばちっ。 「痛っ」 静電気である。 この時期は空気が乾燥しているからだろうか、金属性のものを触るのが怖い。 静電気が起きた玄関のドアノブを眺めながら、やれやれと男は息を吐いた。 「ゆゆっ? おじさんどうしたの?」 ふと、男の足元にゆっくりれいむがいた。その隣にはゆっくりまりさがいる。つがいだろうか。 「なんでさっさととびらをあけないんだぜ?」 まりさが意味の分からないことを言うので、男は呆れて聞き返した。 「なんでおまえらのために扉を開けなきゃいけないんだ」 するとれいむとまりさは、ふんぞり返って宣言した。 「こんなおおきなおうちはにんげんさんにはもったいないよ! れいむがつかってあげるよ!」 「ここをまりさとれいむのおうちにするんだぜ! だからゆっくりしないでとびらをあけるんだぜ!」 なんとまぁ素敵な餡子脳。男はそう思った。 人間がいない家を勝手に自分の所有物にするゆっくりは珍しく無いが、まさか今から人間が入ろうとしている家に乗り込んでおうち宣言とは。 多分、だぜ口調のまりさの方は、ゆっくりの中ではそこそこの実力を持っていたのだろう。 それで調子に乗って、人間相手でも勝てると思い込んだというところか。 しかし男はあることを思いつき、ゆっくりたちを家に招くことにした。 「ゆゆっ! なかなかかしこいにんげんさんなんだぜ! まりさにさからったらえいえんにゆっくりできなくさせてやっていたところなんだぜ!」 「おじさんはとくべつにれいむたちのけらいにしてもいいよ! どれいでもいいよ!」 「ここはまりさのおうちなんだぜ! ゆっくりできないじじいはゆっくりしないでしんでね!」 「ここはれいむのおうちだよ! ゆっくりできないじじいはゆっくりしないでしんでね!」 もちろん部屋を荒らされる前に、れいむもまりさも透明な箱に詰めた。 男は虐待おにいさんと呼ばれる人種である。 * * * * * * れいむを上から手で油のしかれたフライパンに押し付け、じっくりと弱火で焼く。 ゆっくりの足を焼く簡単な方法だが、男は特に弱火で行うのを好んでいる。 「ゆぎゃぁぁあああぁ! でいぶのあじがああ゛!? やべてやべてやべでぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「やべるんだぜぇぇええぇぇ! もうおうぢがえる゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 しかしまりさの足は既に焼き終わっているので、少しも動くことができない。 十分に焼いたところで、コンロを止め、フライパンかられいむを持ち上げて、焼け焦げた底面についた油を拭き取る。 そして二度と跳ねることも這うこともできなくなったれいむをまりさの隣に置き、後片付けを始めた。 「あ゛……ああ……でいぶの……でいぶのあじがぁぁぁ……」 「なんでごんなごどずるんだぜぇぇぇぇぇ!?」 男はフライパンを洗いながら鼻歌を歌っており、まりさたちの叫びを聞く耳は持っていなかった。 まりさは愛しのれいむとすーりすーりしようとれいむに身を寄せたが、絶みょんな距離で離されたれいむにまりさの頬の皮は届かなかった。 後片付けを終えると、男は一枚の小さな毛布と、プラスチックの持ち手がついた一本の金属棒を持ってきた。 「くそじじい! はやくまりさのあしをなおすんだぜ! そのあとえいえんにゆっくりさせなくしてやるんだぜ!」 まりさを無視して、男はれいむに毛布をかけてやる。 れいむは不思議そうに首をかしげた。というか前進が首のようなものなので、体を傾けたような感じである。 「ゆ? ……ゆゆゆ!?」 唐突に男は、れいむの体を毛布でこすり始めた。 その毛布は表面が非常に滑らかで、明らかに高級品である。それでこすられるれいむは、それはもうゆっくりとしていた。 「ゆ~♪ ふかふかすべすべできもちいいよ~♪ ゆっくりできるよ~♪」 鼻歌まで歌いだす始末であるが、男の毛布でれいむをこする手は止まらない。 そんな光景を見せ付けられているまりさにとってはたまったものではないだろう。 「ゆゆっ! まりさもゆっくりしたいんだぜ! ふかふかすべすべよこすんだぜ!」 男の手は止まらない。 「まりざをむじずるなぁぁぁぁぁ!」 れいむを存分に布でこすり付けた後、男は先ほど持ってきた金属棒をれいむに近づけた。 存分に毛布にこすられたれいむは「すっきりー♪」とほざきながら、まりさの恨みがましい視線に気付かずにいる。 金属棒がれいむに触れた。 ばちっ。 「ゆびっっっっ!!?」 突然全身を貫いた激痛に、れいむは目を見開いた。 一瞬だけの衝撃に思わずあたりを見回し、れいむは男の持つ金属棒にようやく気付いた。 「ゆゆっ!? いまのはなんなの!?」 「どうしたんだぜれいむ?」 一方のまりさは不思議そうだ。れいむは別に金属棒で叩かれたわけでも無いのに、とても痛がっている。 男はにやにやと笑いながら金属棒でれいむを軽く叩く。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ、やめてね! れいむにへんなことしたらおこるよ! ……ゆぅ?」 再び男は毛布でれいむの体をこすりはじめた。 「ゆぅ~♪」 「まりさにもふかふかすべすべさせるんだぜ! れいむだけずるいんだぜ!」 そして十分にこすった後、れいむに金属棒を見せ付ける。 「ゆゆ?」 「なんなんだぜ?」 金属棒をれいむに触れさせた。 ばちっ。 「ゆべっっっっっっ!!?」 再びれいむの全身を激痛が貫いた。 「なんなのぉぉぉぉ!?」 再び毛布でこする。 「ゆっくり~♪」 金属棒を触れさせる。 「ゆぎぃぃっっっ!!」 毛布でこする。 「ゆ、ゆ~♪」 金属棒を触れさせる。 「ゆぴぃっっっっっっ!!」 毛布。 「ゆ、ゆぅ~?」 金属棒。 「ゆぎぃぃぃぃぃぃぃ!!」 毛布。 「ゆぅ、ゆぅぅ……?」 金属棒。 「ゆげぇっっっっっっっっ!!」 何度も何度も繰り返しているうちに、れいむもまりさも次第に理解していった。 金属棒に触れても特に何も無い。 だが、ふかふかすべすべの高級毛布でこすられることで、金属棒から火花がはじけるのだ。 つまりは静電気である。 散々静電気の衝撃を受けたれいむは、最期には焼き饅頭と化して死んだ。 この時点でまりさには一切手を出していない。 男は焼け焦げたれいむをまりさの目の前に置き、毛布を手に取った。 「ゆゆっ!? やべっ……やべるんだぜっ! こっちくるなだぜ! ばりざはでいぶみたいになりたくない…… や……やべでぇえええええぇぇぇぇぇぇぇ! ぶがぶがずべずべじだぐな゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃぃ!! ばりざはでいぶみだいになりだぐない゛ぃぃぃぃ!! ゆるじでえ゛ぇぇぇぇぇぇ! ばりざがわるがっだでずうぅぅぅぅぅ! い゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! やべでぇぇぇぇぇぇ……ゆっ……でいぶみだいにっ! ゆゆっ……なりだぐぅぅぅ……ゆっくりぃぃぃ…… ……ゆゆっ!? あ……ああ…… やべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!? ぼうさんちかづけないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!! い゛やぁぁぁぁぁぁぁぁぁでいぶぅぅぅぅぅだずげでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! ありずぅぅぅぅぅぅぅぅ! ばぢゅりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? どずぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!! だれでもいいがらばりざをだずげろおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!? ゆびぃぃぃっっっっっっっっ!!? ゆ゛っ……ゆ゛っ…… い゛だ……いいぃぃ…… ……ゆ? ゆぅっ!? やべでぇぇ!? もうばちばちしたくないよ! おねがいもうゆるし…… やべでっでいっでるでじょおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 * * * * * * 「ゆ゛っ!」 「ゆぅ? どうしたのおちびちゃん?」 「おかーしゃん、いまばちってなったよ……ゆっきゅちできにゃいよ……」 「ゆゆっ、それはばちばちだね!」 「ゆっ? ばちばち?」 「きんぞくさんにさわるときはちゅういしないといけないよ!」 「ゆっ、わかっちゃよおきゃーしゃん!」 中途半端でごめんなさい。 静電気に関する知識は大分間違っていると思います。 ただ、自動車学校で車のドア開けるたびに静電気バチッとくるんでムシャクシャして書いた。 細かいところは気にしないでください。 by.EGS
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/669.html
ある森に、ゆっくりの親子がいました。 その親子は三人(?)家族で、親ゆっくりと子ゆっくりのれいむとまりさでゆっくり暮らしていました。 ある日子ゆっくりは親ゆっくりの言いつけで森の奥へ野いちごを取ってくることになりました。 「きょうはもりのおくのほうでのいちごをとってきてね!!!」 「わかったよおかーさん!!!」 「ゆっくりとってくるよ!!!」 れいむとまりさは仲良く出かけて行きました。 しかしあまり奥に進みすぎたために道に迷ってしまいました。 「みちがわからないよ!!!」 「どうすればいいのおぉぉ!!!」 とうとうれいむとまりさは疲れてその場で眠ってしまいました。 れいむとまりさは夢を見ました。 みんな仲良くできて人間達とも友達になれて幸せに暮らしている夢を。 次の朝、森の中を彷徨っているうちに美味しそうなお菓子の家を見つけました。 二人は昨日から何も食べていないのでお腹がぺこぺこ。 「ゆゆ!!おいしそう!!!」 「ゆっくりたべるよ!!!」 れいむとまりさは何の躊躇いもなくお菓子の家に被りつきます。 しかし、そのお菓子の家はゆっくり虐待妖怪の鬼意山の罠だったのです。 「ちょっと、ここで何してるのかな?」 「ゆ!ここはれいむたちのおうちだよ!!!」 「ゆっくりできないひとはでていってね!!!」 やはり野生のゆっくりは図々しい。 一般人だったらここで叩き潰すところですが、さすがの虐待鬼意山は違いました。 「まぁまぁ、でもそんな小さなおうちじゃあすぐなくなっちゃうし、れみりゃ種も寄ってくるかも…」 「ゆ!?ゆっくりできないよ!!!」 「だから僕の(ry 「ゆ(ry テンプレなので省略します。 おバカなれいむとまりさはゆうゆうと鬼意山の家へとついてきました。 まず鬼意山はまりさを透明な箱(一箱1260円特価)に入れます。 「ゆゆ!?ゆっくりできないよ!!!」 「まぁまぁ、今からご飯あげるからね」 鬼意山は台所から野菜屑を取り出し、まりさに与えました。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~!!!」 「おにいさん!れいむもごはんほしいよ!!」 「まぁまぁ、れいむは僕の仕事を手伝ったらおいしいごはんあげるからね」 「ゆ、ゆっくりてつだうよ!!!」 れいむは割と聞き分けが良いようです。 鬼意山は最近外から来た本で読んだパンをれいむに手伝わせようというのです。 しかしそこは虐待鬼意山、ただの手伝いで終わるわけがありません。 巨大な窯の前にれいむを立たせ(?)、様子を見てもらいます。 そして膨らんだら教えるように言いました。 「ゆぅ!ゆっくりあついよおにいさん!!ゆっくりできないよ!!!」 「我慢してくれ、終わったらおいしいごはんあげるから」 「ゆ、ゆっくりがんばるよ!!!」 健気な子です。 この後殺すのが惜しくなるくらいですが、そんな感情が鬼意山にあるでしょうか?いや、ないね! しばらく経つと、ゆっくりが叫び始めます。 「おにいさん!ふくらんできたよ!!!ゆっくりふくらんできたよ!!!」 「ん…?すまないな、僕にはよく見えないんだ、どのくらい膨らんだのかもっと詳しく教えてくれないか?」 「ゆ!めはだいじにしなきゃだめだよ!!!」 れいむは空気を取り入れる空間からパンの様子を観察します。 鬼意山が後ろから近づいてきてるなんて知る由も無く。 「おにーさん!さっきよりもさんぶn…ゆゆ!?」 れいむは下に落下しているのを感じました。 窯の中は灼熱の空間。人間だって耐えられません。饅頭なんて一瞬で炭饅頭と化すでしょう。 「おにいさああああん!!!ゆっくりいそいでれいむをたすけてねぇ!!!あついよおおお!!!」 「あれ、れいむはどこに行ったのかな?」 「ゆぶぅうううううう!!!!!!」 れいむは炭になりました。 きっとパンを作るために頑張ってくれることでしょう。 鬼意山はパンを焼き上げました。 香ばしく、餡子が少し混じった匂いがあたりに漂っています。 鬼意山は中に入れる具を探しますが、台所には大したものがありません。 味噌でも塗って食うかとも思いましたが、まだまりさがいたことを思い出しました。 早速まりさのいる部屋に戻り、パンをまりさにお披露目しました。 透明な箱に入ったまりさは退屈そうでしたが、パンを見ると表情が変わりました。 「ゆゆ!おにいさん!おいしそうだね!!まりさにもちょーだいね!!」 「でもねまりさ、まだ中に具が入っていないから…」 「ゆゆ?」 疑問に思うまりさをよそに、鬼意山は拳を振り下ろしました。 「るオオオオオ!!」 ドグオオォン きゃあぁあぁあッ!ゆ…ゆっくりをッ! メメタァ 「ゆぎゅうぅぅぅううッ!!!??」 と…透明な箱はなんともないッ! ゆ…ゆっくりを潰すのはそれほどでもないが…… それにもまして不思議なのは透明な箱も一緒に殴ったというのに透明な箱が無事なことッ! 「これが『仙道』だ!」 もうまりさは瀕死の状態です。 まりさは息も絶え絶えになりながら言いました。 「どうじでごんなごどずるのおおおおぉおぉぉおお!!!!?」 鬼意山は言いました。 「簡単な答えだ…ここは虐待スレ」 なおこの後作ったパンに餡子を入れて食べると美味しいということで幻想郷にアンパンが広まったという噂もありますが、それは別の話。 めでたしめでたし byGIOGIO お、俺は…一体何を書いているんだァ―――!!! このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1882.html
ゆっくりの因果 「むきゅ~っ、むきゅ~っ」 巣穴の奥から聞こえてくるゆっくりぱちゅりーの声。 歌うように声をあげながら、寝藁をしきりに均らしている。小さく跳ねる旅にゆれる艶やかな紫髪。 忙しなく動き回るこのぱちゅりーは、この種にしては珍しく顔色が通常のゆっくりに近く、動きも機敏だ。ぼろぼろの幼児向けの本に見向きもせず、寝床の藁をふかふかに敷き詰めている。 ぱちゅりーの顔は上気していた。疲れたのか、一端動きが止まると悩ましげなため息を吐き出す。よく見ればその表情は真っ赤。寝藁に身を沈めながら、しきりに巣穴の入り口に熱っぽい視線を向けていた。 それは、これから命をかけて交尾を試みようとしているぱちゅりの姿だった。 通常はその体の弱さから交尾と出産によって命を落とすぱちゅり種。ぱちゅりーもその運命は知ってはいたが、それでもなお愛しのまりさとともに子供を育み、自らの知識を直接教えていきたかった。 そのために、数ヶ月前から健康に気を配り、初交尾の準備を進めてきた。この巣穴一面に広げたふかふかで心地よい寝藁も、まりさを迎え入れるため精一杯集めた嫁入り道具のようなものだ。 今、その相手、まりさが戻ってくるのをひたすらに待っている。 通常の妊娠に至らない性交も体力温存のために控えていたぱちゅりと、理解してずっと我慢してくれたまりさ。久しぶりに愛し合うことに、ぱちゅりは興奮を隠せない。 「む、むきゅううう!」 何を想像しているのか、吐息をはきだしてその体をくねらせるぱちゅり。 もうすぐ、待ちかねた幸福の世界が始まる。 ぱちゅりーが夢想を想うがままに広げていると、幸福の使者はようやく入り口から顔をのぞかせた。 「むきゅ! ま、まりさーっ」 呼びかけると、まりさはにこにこ顔で巣に入り込んでくる。そのまま、ぴたりとぱちゅりの隣へ。 その精悍な顔を横目で見るぱちゅり。吹き上げてくる熱にかられるように口を開く。 「じゅっ、じゅんびはできてむきゅううう!」 言い終えるよりも早くのしかかられるぱちゅり。 十分に言葉を交わす前の行動に少しあわてるぱちゅりだが、元より待ちかねたこと。まりさも緊張しているのだと一人納得して、その動きに身を任せていた。 ぱちゅりーの巣に荒い息づかいと体を打ち付ける音が反響し、やがては淫靡な湿った音がこもっていく。 相手の体温にとろけてしまいそうなぱちゅりー。 「しあわせ~」 喘ぐように、そして夢見るように響くぱちゅりーの嬌声。 「ゆふっ、ゆふっ!」 ゆちゅりーの甘い声に、まりさはただ荒い息づかいを返すだけ。愛を囁いたりはしない。ただその動きをどんどん早めていく。 数ヶ月ぶりであるはずのぱちゅりの体温をじっくり味わうこともなく、ただひたすらに高みへ上り詰めようというその行動。 乱暴なほどにぱちゅりの体を貪っていく。 「ぎもちいいよおおお、そろそろすっきりしようねえええええ!」 「むきゅきゅきゅきゅ!? ま、まりさ、もうなのおおおおお?」 高みに一方的にのぼりつつあるまりさに、ぱちゅりの口をつく不満の声。言いながら、ぱちゅりはハシタナイことを口にしているに 気づいて、顔がますます真っ赤になっていく。 ぱちゅりーの理性はまりさの気遣いを推し量っていた。 まりさはぱちゅりーの体を心配して早くすませようとしているのだろうに、自分がそのおもいを否定してはいけない。 そんな優しさも大好き大好きだよ、まりさ。 小刻みになっていくまりさの蠢動を感じなから、ぱちゅりーはまりさとともにすっきりすべく、愛しいまりさに自らも体をこすりつけていく。 二匹は高みへ一直線。 「んほおおおおおおおおおお、いぐうううううううううう、すっきりー! ……はああん♪」 同時に声をはき出して、深く息をすいこむぱちゅりー。 命をこの瞬間、確かに授かってこぼていく喜びの涙。 するすると蔓がのびていくが、ぱちゅりの命はまだ輝いている。生き延びたんだ。子供たちといっしょにゆっくりできるんだ。 ぱちゅりの涙がとまらない。 これから、まりさと子供とともにどれだけの幸せの道を歩めるのだろう。 「むきゅう~ どっちに似た子供が多いかしら♪」 今はまりさと幸せを甘受しよう。満足の笑みで話しかけるぱちゅり。 一方、まりさはこちらに背を向けていた。口のあたりがもごもごと動いる。 「まりさ?」 呼びかけると振り向くまりさ。その口にはぱちゅりーが二人の生活のために集めた寝藁が、めいいいっぱいくわえこまれていた。 いぶかしむぱちゅりの視線に、まりさは口から一度わらを出してにっこりと説明する。 「子供ができるとここは狭いから、まりさが見つけた新居にもっていくね!」 「まりさ……」 まりさなりに自分との新しい家族との生活を考えていてくれた。 その優しさに再度暖かい涙がこぼれる。 実をつけつつある八つの膨らみ。確かにここでは狭かった。身重の自分が新居に行くためには無防備な自分を引っ張ってもらわねばならなかったが、その間まりさが守ってくれるなら大丈夫。 「ゆっくり引っ越しの支度をしてね!」 ぱちゅりーの声援を受け、黙々と作業を開始するまりさ。 半刻もしないうちにほとんどのねわらが運ばれていき、ふたりの愛液をすいこんだ恥ずかしい寝藁までが運ばれていく。 後に残されたのはがらんとした巣穴と、動けないぱちゅりー。 最後に自分が運ばれていくのを、今か今かと待ちかまえている。 「ぱちゅりー、待たせてごめんね! ゆっくりしすぎたよ!」 そこへ、朗らかなまりさの声。 入り口から慌ただしい足取りでまりさが転がり込んで、ぱちゅりーに幸せそうな笑顔を向け、そのまま凍り付いた。 「ぱ、ちゅ、り、い……?」 引きつった声で名前を呼びながら、その視線をぱちゅりーから伸びた蔓に視線を固定している。 「むきゅー、早くあたらしいおうちに案内してね!」 待ちくたびれたぱちゅりーが笑顔で促す。だが、まりさはぶるぶると震えだして応えようとしない。 ぱちゅりーへの愛情あふれる言葉の代わりに、かっと見開かれた敵意の視線。 「ぱちゅりー! 何で……なんで、にんっしんっしているのおおおおおおお!?」 わずかな困惑と、それをはるかに上回る怒りの声。 それを真正面から受けて、今度はぱちゅりが目を見開く番だった。 「むきゅうううう!? まりさがぱちゅりーをにんっしんっさせてくれたんだよ!」 あれだけ愛し合って実らせた命。二人の幸福の形。それなのに、当の本人は激情にまなじりをつり上げ、ぱちゅりーにくってかかろうとしていた。 「うそつかないで! まりさは一度もぱちゅりーと愛しあっていないよ! 誰と浮気したのか、言ってね!」 「む、むきゅうううううう!!!」 その真摯な怒りに、ぱちゅりは混乱した。だが、まりさの帽子がその視界に入ると同時に、ぱちゅりーの記憶がささやく。 そういえば、自分を守るときにツバが欠けたまりさの帽子。興奮状態で気づかなかったけど、さっきのまりさは欠けてなかったような…… 「む、むきゅうううううう! むきゅうううううううう!!!」 巣穴に響くぱちゅりーの絶叫。 「うるさいよ、何がむきゅうなの! まりさにずっとすっきりさせないで、自分は誰とすっきりしたのっ!!!」 まりさの怒声にはもはや涙声が混じっている。 ぱちゅりーを心から愛し、信用していた。ぱちゅりーとの約束を懸命に守って、数ヶ月を過ごしてきた。まりさの願望は、冬を越しながら子供と向きあってゆっくり育てること。何匹子供ができてもいいように、ひたすら食料を集めた。幸せな生活のため、どれだけの誘惑や危険を退けてきただろう。 その回答が、この不実。 「誰の子か、さっさと言ってね!」 「わ、わからないのおおおおおおおおお!!! むきゅーっ!」 ぱちゅりーは驚愕で視界がまっくらになる想いだった。頭の上で揺れる、幸せの果実だった我が子たち。 それが今、まりさへの裏切りの証拠として、ぱちゅりーの未来絵図を粉々に破壊しつつある。 「誰かもわからないの、このっいんらんぱちゅりー!」 「むきゅううううう! まりさ、それはひどいのおおおおおお!!」 「ほんとのことだよっ! ぱちゅりーが生きているってことは、ぱちゅりーもすっきりしたんでしょ! 誰とでも、相手がわかんなくてもすっきりできる子なんでしょ、ぱちゅりは!」 かわしきれない怒りの矛先に、ぱちゅりは苦痛に苛まれるようにぽろぽろと涙がこぼれる。 違うの、違うの、信じて。あなただと思ったの。それだけなの。 しかし、こみ上げる嗚咽に言葉にならない。嗚咽を堪えてむせるばかりで、ぱちゅりーから出るのは涙と咳のみだった。 その間にも、まりさは怒りに吹き上がる表情を、汚物を見るような覚めた眼差しにかえていく。 「もういいよ、ぱちゅりー。ゆっくりしていってね」 言い捨てて背を向ける。 ゆっくり遠ざかっていくその背中。 「まっでええええ! もうすぐ冬なのおおお、子供、どうすればいいのおおおおおお!」 背中を追ってくる悲痛なぱちゅりーの声に、まりさは振り向きもしなかった。 「まりさとは関係のない、いんらんとその子がどうなっても知らないよ。ゆっくり後悔してね!」 巣穴から出ていくまりさの足取りにためらいはなく、すぐに見えなくなっていく。 「まっでええええ、ちがうのおおおおおお! むきゅううううううううううううう!!!」 後にはいつまでも泣き叫ぶぱちゅりと、ゆっくりと健やかに育ていく子供たちが残されていた。 愛しいゆっくりまりさの消えた入り口から、一陣の木枯らしが吹き込んでくる。 冬は近い。 「ゆっしょ! ゆっしょ!」 広々とした巣穴に寝藁を敷き詰めていく一匹のゆっくりまりさがいた。 先ほどのぱちゅりーの住処に比べて、三倍ほどの広さだろうか。 それも、薄めに敷くことで人通りは寝藁に覆うことができた。 「すっきりさせた結果がこれだよ!」 得意満面で声をあげるまりさ。先ほど、ぱちゅりーを妊娠させて寝藁をとりあげたゆっくりまりさだった。 まりさ一匹には広すぎる我が家で、今はにこにこと戦果を眺めている。 それでも、まだ満足というまでは顔を緩めてはいない。 「あと、ゆっくりするにはご飯が必要だね!」 言うなり、巣穴を飛び出していくまりさだった。 「ゆっ、ゆっ、ゆう~♪」 ゆっくりれいむは、我が子の歌声を聞きながら目を細めていた。 四匹の娘が奏でる甘美な音階に不安はない。れいむは冬篭りの成功を確信していた。 れいむの背後には食料の山。入り口には完璧な偽装。仲睦まじい自慢の家族は、真冬であっても十分な温もりを与えてくれるだろう。 特に出入り口の偽装は母れいむの自信作。 人間の目線では藪にしか見えず、目線の低い獣では匂い一つこぼれていかない。 後は春先までゆっくりを楽しむだけ。 「ゆ~、ゆ~くり~ん♪」 母れいむも娘に応えて歌を口ずさんだその頃。 少しずつ、少しずつ、音をたてないように取り払われていく入り口の枯れ草。 「すごい、お母さん上手!」 「こう、もっとゆっくり歌ってね! ゆゆー、ゆっ~くりいいい♪」 持ち上げられ、脇に積み上げられていく石ころ。 一匹分だけかろうじて開いた穴に差し入れられていく、針金を使ったゆっくり用捕獲棒。 「こっちで練習してから、お母さんに聞かせてあげるね!」 部屋の奥で仲良く練習を始める娘たち。母ゆっくりれいむが娘たちの素直さに、母性あふれる微笑を浮かべたときだった。 針金の輪が、上から慎重に母れいむを囲み込む。 「ゆ?」 かろじて視界に入ったそれの疑問を口にしたとき、すでに輪は急速に収束しようとしていた。 「ゆううう……」 捕らわれる母まりさ。だが、力任せに締め付けるその抑圧に、声もあげられない。咽が潰されそうで、ひいひいと息がもれる。 「……!?」 何が起こっているのかわからないが、その苦痛に娘に声をかけようとするれいむ。 それも、すさまじい圧力に塞がれた。視界の先では、母親に見違えるほど上手くなった自分をみせたいのか、こちらから見えない物陰に隠れて歌に熱中する娘たち。 誰一人気づかれないまま、母れいむは静かに引きずり出されていく。 頬に感じる秋の風。防壁は粉砕されていた。なんでえええええと、叫びたいが声にならない。 そのまま、秋晴れの陽光の元ひ引きずりだされるれいむ。 そして、自らを囲んで見下ろす人間たちの姿に気がついた。 「よし、こいつは繁殖。もう少し育てれば、腹からいける」 年長の男が部下に言いつける言葉の意味はわからない。ただ、恐ろしさがふつふつとわいて、母れいむは涙がこぼれていく。 それでも、拘束された体はゆっくりの膂力ではどうしようもない。 部下が差し出した籠に詰め込まれる母まりさ。 上から、せんべいになれとばかりに凄まじい圧力がかけられ、籠一杯に広がる母れいむ。 弾け飛んで死ねれば楽なのにと思えるほど苦しい。 「奥には、ぱっと見いませんね」 「……ゆ~♪」 覗き込んだ人間の言葉を聞いて、息苦しさにもかかわらず笑みがこぼれる母れいむの顔。 娘たちだけでも、助かるかもしれない。 そんな希望の光は、陽気なほどの新たな声で再び闇に消えた。 「そんなわけないよ! れいむはここで娘を四匹産んだんだよ! ゆっくり奥を探してね!」 れいむの視界を闇に閉ざしたのは、人間たちの間を元気に駆け回るゆっくりまりさ。 あの、ぱちゅりーを妊娠させたまりさだった。 「まっまりざあああああああああああああ!!!」 れいむの絶叫で籠がびりびりとゆれる。だが、それだけ。母れいむはその裏切り者の忌々しい口を塞ぐことはできない。 「ち、違うよ! れいむはぴっちぴちのばーじんだよ! 子供なんていないよ!!!」 「よく探せ」 中の数が分かればもはやこそこそする必要はないとばかりに手短な年長の指示。 その言葉に、遠慮なく巣の壁を取り払い、身を中におどらせていく若い男。 「おにーさん、ふくが汚れるだけだよ! むだだからね!!」 真っ青な顔で、できる唯一の妨害にでるれいむ。 そうだね、でも仕事だから仕方ないねと、もぐっていく男の動きは止まらない。 れいむの顔はどんどん青く、顔は泣きそうなほどに歪んでいく。 「むだなことするなんて、ばかなの! だからやめてね! やめてねって、いってるでしょおおおおおおおお!!!」 「あ、いました。四匹確認!」 「ゆぐうううううううううううううううううううう!!!」 無慈悲な報告に、母れいむはとうとう断末魔の声。泡を吹き上げ、びくびくと震えている。自分の中に眠る母との幸せな生活。ようやく子供を得て、自分もそのゆっくりとした幸せを味わおうとしていた。それが今、命を次代につなぐという、母ゆっくりとしての意味すらなくなろうとしている。 次々と引き出され、周囲を見渡しているうちにどんどんしまわれていく娘たち。 「なんなのごれええええ!!! ぐべっ」 「ぐるじいよおおおおおお! びぎいい」 「なんとかして、おがあぢゃあああああん! ぎゅむううう!!!」 「れ、れいむが歌ってあげるから許してねええ! ゆーゆーゆっ、ぎゅべえええええ!!!」 口々にわめいていたが、籠に押し込まれて嗚咽とうめき声しか聞こえなくなる。 「こいつらはフライボール」 「なに、ぞれえええええ!」 年長の男が言い放った謎の単語に、濁った声で騒ぐ子れいむ。 「まず皮を全部剥いで、健康な薄皮がついたところで衣をつけて油で揚げる。油っこくならないように工夫を施した衣と油に、たっぷりのこしあん。砂糖はまぶす程度で、控えめの甘みが飽きさせない秘密だ」 律儀なのか、滔々と説明を加える男。一工程ごとに子れいむの震えが大きくなっていくのも気づかずに。 「みんな、残さず食べてくれる。君たちはまったく無駄にならないのだよ」 慰めにならないことを告げて、籠を背負いよっこらしょと立ち上がる。 その足元には、ゆっくりまりさがまとわりついていた。 「まりさがこのおうちをおじさんたちに教えてあげたんだよ! 子供の数も教えてあげたよ!」 ぴょんぴょんと、功を誇示して跳ね回る。 年長の男が顎をしゃくると、若い男が報酬の和菓子類を取り出す。 まりさは満面の顔で受け取っていた。 「まりざのうらぎりものおおおおおお」 「ひどいいいいいいいいい!」 「みんなにいっでやるうううううう!!!」 籠から響く呪詛の声にも、まりさの表情は陰ることはない。 「でも、みんなもう生きてお外にでられないよ! かわいそうだね!」 籠からの呪詛は止んだ。代わりに、狂おしいうめき声がこぼれていくる。 男たちが歩き出すと、その声も遠ざかっていき、後には得意そうにもらったお菓子とれいむが溜め込んだ食料を運び出すまりさの姿だけが残された。 「ゆー、まだ少し足りないね!」 巣の中でまりさは一人ごちる。 だが、奥に詰まれた満載の食料は一人で三度の冬を越えられそうなほど。 広々とした巣にたった一匹のまりさに不要なほどだが。 「もう一箇所、行くよ!」 言いながら、再び寒空の下に飛び出していく。 「ゆっくり待っててね! もうすぐだよ!」 秋風にそんな言葉をのせながら。 続く? このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1587.html
※希少種のこいしが出てきます。 ※死なないゆっくりもいます。 夜の公園へ足を忍ばせる。 大学の夏休みも後半に差し掛かり、イベントも全て終えてすっかり暇を持て余してしまった僕はゆ虐にはしっていた。 この公園は野原や並木通りがあるので、比較的ゆっくりが集まりやすい。 「この辺とか怪しそうだな」 公園の端にある公衆トイレ。 意外と人目に付かないのがこのトイレの裏だ。 ほらやっぱり、小さめのダンボールが3つもある。 全部ふたが閉じているので、どこの家族も寝ているようだ。 野良ゆっくりは警戒心が強いので少しでも物音を立てたら、すぐさま起きるだろう。 だから僕は ダンボールを縦に置いた。 入り口にたどり着けなければこいつらはおしまいだ。 ならば最初から入り口を上にすればいいだけの話だろう。 成体ゆっくりなら飛び跳ねて入り口を飛び越えてくるかもしれないが、成体ゆっくりにはそもそも興味が無い。 箱を一つ開けると、まりさにれいむ、それから子まりさ、子れいむ、赤まりさがいた。 両親は僕に向けてぷくーをして威嚇していて、子ども二匹は泣いている。 赤まりさは何が何だか分からないようでコロコロ転がっていた。 まあそんなの無視だ。 他のダンボールもついでに調べてみたが、赤れいむが大量にいたり、そうかと思えばありすが一人でいたり。 流石にゆ虐ばっかりするのも飽きる。 夏休みはまだまだある。 せっかく見つけた趣味なんだからもっとじっくりと楽しまないとな。 それですっきりして後期も頑張ろうと計画を立てているのだ。 「どうして、まりさたちのおうちをたてにするんだぜ!?」 親まりさがなんか言ってきた。 「ん?ゆ虐用の子どもを確保するためさ(キリッ」 「どうじでぞんなごどずるんだぜ!?」 「うるさいな、お前に構っているほど暇じゃないんだ」 まりさと適当な会話をしながらも、子ども3匹を持ってきたゆっくり捕獲用の袋に入れていく。 人の言葉をしゃべるゆっくりはちゃんと専用の袋に入れて持ち歩かないと、場合によっては幼児誘拐事件と間違われることだってある。 この前もバス停で幼女が荷物の中に入れられて、結局はタクシーの運転手が助けたとかいう事件があったしな。 あれ意外にうちの近くでマジビビったわ。 「おちびぢゃん!?おちびぢゃんんんんん!?ゆんやあああああああ!!ばりざああああああ!!はやくおちびちゃんをとりかえせええええええ!! 」 れいむが偉そうに叫ぶ。 それにカチンときた僕は軍手をはめた右手をれいむの目の前に振り落した。 「黙れ、殺すぞ」 「……」 れいむは震えて声が出せなくなった。 よし、脅しには成功したぞ。 しかし、まりさは飛び跳ねてなんとダンボールから出てきた。 「ふーん、なに?こいつらを取り返したいと?」 そう言って僕は袋の中から赤まりさを一匹まりさに見せつけるようにおさげを持って取り出した。 「おしゃげがいだいいいいいい!!おどおざーん!!はやきゅたちゅけてにぇええええええ!!」 「おちびちゃんをはなすんだぜ!!まりさたちなにもしてないんだぜ!!」 「じゃあ、人様の公園に勝手に巣を作るなよ。馬鹿かお前は」 「はああああああ!?こうえんをせんりょうするじじいはさっさとしぬんだぜえぎょぶべ!!」 ウザかったので蹴り飛ばした。 ついでに蹴り飛ばされて横に倒れたまりさの底面を思いっきり踏んで潰してやった。 「ゆぎゃああああああ!!まりさのおりんぴっくでせかいしんきろくをねらえるくらいしゅんっそくなあんよさんがああああああ!!」 「オリンピックはもう終わったよ。だから、まりさ。れいむにしっかり面倒を見てもらってね!」 やることやったのでさっさとその場から走って逃げた。 人様の公園に勝手に巣を作るなよとは言ったけど、ぶっちゃけゆっくりがこの公園に住みついてくれるからこそお金をかけずにゆ虐を楽しめる。 野良ゆっくりは黴菌とかたくさん持っていて汚いというけど、子ゆっくり程度なら食べさえしなければそこまで汚いとは思わない。 生ごみ食ってるぐらいで僕はゆ虐をためらうような甘い人間ではない。 ゆ虐は僕が長年生きてきてようやく手に入れた『最高の娯楽』なのさ。 「おかえりなさい、おにいさん」 「おう、ただいま」 家に帰って来ると飼いゆっくりのこいしが出迎えてくれた。 「おにいさん、きょうもぎゃくたいするんだね」 「これは僕の娯楽だからな」 「もう、悪趣味だよぉ」 「そういうこいしもいつも興味深々じゃないか」 「ふふ、だってそんなつうじょうしゅなんてゲスのかたまりでしょ?」 こいしはにやりと笑った。 僕もそれにつられてにやっと笑う。 話に聞けばこいしがいた巣の持ち主まりさ親子は相当のゲスだったらしい。 相手の弱みを握っては大量のあまあまを要求したり、親もゲスだが子どももゲスでおまけにわがままだった。 ただでさえ、害虫呼ばわりさせるような饅頭なんだ。 そんなクズにこれからも生き続ける未来などない。 とりあえず、机の上の透明な箱の中に袋につめた3匹の子どもを落とす。 「「「ゆぎゅっ!!」」」 袋をさかさまにして強引に振り落したので床に叩きつけられた衝撃に痛みを感じたのだろう。 ふっ、その程度で声をあげるなどぬるいわ。 ベッドの上でこいしはこれから始まるゆ虐を楽しそうに見ている。 さあ、娯楽の始まりだ! 手始めに赤まりさをつかむ。 「ゆっ!おちょらをちょんでるみちゃい!!」 「ヒャーハッハッハー!!」 掴んだ赤まりさをそのまま部屋のドアに叩きつけた。 パアン! 「ゆぎゅる!!」 ドアのほぼ中央に赤まりさはゆん生最初で最後の大きな餡子の花を咲かせた。 赤ゆっくりは身体が弱いのでじわじわとなぶり殺しにするには向かない。 でも、気持ちいいぐらいすぐにぷちっと潰れてくれるのでこういう瞬殺にはもってこいだ。 「れ、れーみゅのいみょーちょがああああああ!!」 「おうちにかえりちゃいよおおおおおお!!」 「くすくす」 「さあ、次はれいむちゃんでしゅよー?」 「やじゃあああああ!!くるにゃあああああ!!」 しかしあっさりと捕まっちゃうれいむちゃん。 「足焼きはめんどいから傷をつけてやるよ」 僕はズボンのポケットからカッターナイフを取り出してれいむの底面を素早く十字に切った。 「れいみゅのしゅてきなびきゃくしゃんがああああああ!!」 底面を切った子れいむは机の上に置いた。 あんよとして機能しないどころか起き上ることすら出来なくなっていたようでずっと仰向け状態だ。 「こいし、こいつをどうする?」 「いつもみたいにいじめてはんのうみるのはつぎのまりさにして、そのこはそのままほうちしてかんさつしてみない?」 「お、寝たきりゆん生の観察か」 「ゆ?れーみゅ、ねちゃきり……?」 「そうだよ。君はもう外の世界は見れない。永遠とこの白い天井を見つめるだけさ」 「しょんなのやじゃ。れーみゅ、かえる」 底面を切られた痛みで喋る元気も無くなってきたのか声が段々弱弱しくなってきた。 おっと、簡単に死んで楽するつもりか? そうはさせないぜ。 いつもはこいしに使う砂糖水のスプレーを子れいむに何回かかけて、トレ―の上に置いてベッドにトレーごと放置した。 「さて、いよいよまりしゃちゃんの晴れ舞台でちゅよー?」 「い、いちゃいことやめちぇね!まりしゃなにもわるいこちょちてないでしょ?」 「いや、君は十分に罪を犯してきたよ」 「にゃ、にゃに?」 「公園のしかもトイレ裏に住んでいたことだ」 「にゃにいってるの?あそこはまりしゃたちのゆっくちぷれいs」 ドゴーンと強烈な拳をまりさのすぐ目の前で机に叩きこんでやった。 「ひ……もうやじゃ!!おうちかえりゅうううううう!!」 「おっと逃げるなよ」 「ゆ?」 すかさず帽子を奪い取る。 まりさはすぐに逃亡をやめて、帽子に向かって必死にジャンプする。 「まりしゃのひみゃらやさんみゃくのようにそびえたちゅりっぱなぼうししゃん!!ゆっくちちないでかえってきてね!!」 残念だが、キミの帽子はキミの飛べる高さよりもまだまだ上にあるんだ。 「にゃんでまりしゃのおぼーししゃんうばっちゃうの!?まりしゃがかわいかっちゃから?まりさ、かわいくってごめんにぇー!!」 ブチンブチン 最初のブチンは僕、もうひとつのブチンはこいしだ。 こいつ、じわじわと痛めつけてやったら調子に乗りやがって……! 絶対、簡単には殺させんぞぉ!! 「おらぁ!!」 感情任せに帽子をびりびりに引き裂いた。 「ゆ……?」 子まりさはあまりのショックで叫び声が出ない。 ただ、目の前に舞い降りてきた帽子の欠片を見つけて舌で舐める。 「まりしゃのおぼうししゃん、ゆっくちなおってねぇ。ぺーろぺーろ」 「その舌なんかうざいな」 子まりさの舌を右手でつかむ。 「あがぁ!!」 あまりの苦しさに目から滝のような涙が流れ、おそろしーしーを垂れ流している。 僕は左手で子まりさの身体を掴むと、そのまま力いっぱいに引っ張り舌を引きちぎった。 「あああああああああ!!」 口から大量の餡子が吐き出される。 舌を抜かれる痛みってどうなんだろうな? うぇ、想像したくないわ。 子まりさはあまりの痛さに我を忘れて地面をじたばたと転がる。 あんまり暴れると口から漏れる餡子が周囲に飛び散って後片付けが面倒だ。 すると、こいしがひゅっとベッドから机の上にジャンプしてきた。 「おにいさん、ここはわたしにまかせて!!」 「こいし、どうするつもりだ?」 すると、こいしが突然視界からいなくなった。 ……いや、違う。 これがこいしの能力だ。 『無意識を操る程度の能力』 こいしはこの能力で自分の存在を周囲から意識されないようにしているのだ。 だから、こいしはどこかにいるはずなんだが、自分の意識下には全然入ってこない。 すると、丸い物体が子まりさの身体を爪楊枝で切り付けている姿が見えた。 「ひゅひいいいいいい!!ひひゃいひひゃい!!」 「……あ」 ここでやっとこいしの能力が切れた。 丸い物体の正体はこいしだ。 なるほど、身体を痛めつけて転がれないようにしたんだな。 「はっはっは、傷だらけのその身体じゃ激しい痛みに襲われて転がれまい。よくやったぞ、こいし!」 「えへへ、おにいさんから褒められるとちょっとうれしいな」 「……ひゅ……」 「なんだ?」 子まりさの目は焦点が合っていないようで完全にいかれていた。 「どうしてこんなことするの?とでも言いたそうな目だな。悪いがお前はもう僕のおもちゃだ。……ゆっくり諦めてね!!」 「ひゅ、ひゅひぃはあああああああああああああ!!」 お、元気復活したか。 まだまだいけそうだな。 それ、おさげをぶっちりと。 「ひゃひひゃのひゅっひゅひひはほひゃへひゃふひゃああああああああああ!!」 ムッキムキでどんなおさげだよ、きもいわ。 それから目玉も要らないね。 丁度さっきこいしが爪楊枝を持っていたので、それを貰って子まりさの右目に差し込む。 「ひゃひひゃひょほへへひゃあああああああああああああ!!」 「はっはっは、まだまだ終わらないぞ。じわじわをなぶり殺しにしてくれるわ!」 こいしはそんな僕の声を聴きながらすぐそばで悲惨な姿へと変えられる子まりさをじっと見つめていた。 子まりさは目を覚ました。 右目はなくなってもう見えないので、残された左目だけでじっと周囲を見渡す。 隣には黙って天井を見続ける子れいむの姿があった。 目の周りには涙の跡が乾いたのかゴミが付着して薄く汚れていた。 今頃お母さんたちはどうしているだろうか? ゆっくりしているだろうか? だけど、それはもう叶わない。 流石の子まりさも自分と子れいむの運命を悟ったようだ。 僕はこのトレ―に乗せた二匹のゆっくりを見て思う。 ゆっくりは痛みに弱く、激しく痛めつけるとすぐに「まだしにたくないいいいいい!!」と悲願する。 けど、こいつらを見てみろよ。 こんな生きてても殆ど自由のない生活を送るぐらいなら、 いっそ死んだほうがあの世でゆっくりとしたゆん生を過ごせると思わないか? そう思うと、ゆっくりを虐殺するのはちょっと考えものだと思う。 こいつらに死んでゆっくりさせられるのは気に入らない。 だから、少なくともこいつらは、このまま餓死するまで生きたまま苦痛を味わってもらおうと思った。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/112.html
スーパー赤ゆっくりボール (1) 特別悪い事をしていないゆっくりが虐待お兄さんに虐待されます お兄さんは少しウザいかもしれません ゆっくりの生体機能に一部俺設定を含みます ゆっくりの平仮名台詞、特に赤ちゃんゆっくりの台詞を多く含みます 読みにくいと思います 書きたいことを書き殴っていたらダラダラと長くなってしまいました 初SS+低文章力注意 「ゆぎゃぁぁぁぁん!!!やめぢぇぇぇぇ 『ブヂュッ!!』 ゆぼびゅっ!?」 「・・・ゆっ・・・ぎゅ・・・ぃ・・・・・・・・ゅ・・・・・・」 はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・・・・ シンと静まり帰った森の中では、途絶えたゆっくりの声に替わり、 興奮した獣のような荒い息づかいの音だけが聞こえていた。 -------------------------------- 「ふう・・・」 溜息をひとつ吐く。 「・・・あーあ・・・またやっちまった・・・」 そう呟きながら俺は足を持ち上げる。 俺の足があった位置には、ビローンと潰れた小さい饅頭の皮と赤いリボンの残骸。 その場所を中心に餡子が放射状に広がっている。 俺の周りには同じように無惨に潰れた饅頭の残骸が幾つか転がっている。 「赤ゆっくり潰しは最高に楽しいんだけどなぁ・・・ 一撃で終わっちまうのがなぁ・・・」 ブツブツ言いながら、靴をその辺の石に擦りつけて、靴底にこびりついた餡子を拭う。 俺は新人の虐待お兄さん。 一番の好物は赤ゆっくり。 そして一番好きな虐待は"踏み潰し"だ。 などと言うと、先輩のお兄さん達からは、 ひねりが無いだの、風情が無いだの、 ゆっくりはじわじわと身体的にも精神的にも追いつめて虐待するものだの、 お説教を聞かされるはめになる。 もちろん、それもわかる。 俺だって、 柔らかいほっぺをちぎったり、生きたまま囓ったり、巣ごと水攻めにしたり、 髪の毛を全部引きちぎったり、腐った生ごみや大量のうんうんを無理矢理食べさせたり、 タバスコを一気飲みさせたり、熱した鉄板の上でじっくりと足を焼いたり、 つぶらなおめめを抉り抜いたり、 そんな赤ゆっくり虐待だって人並みにはやるし、それはそれで大好きだ。 でも、何と言われようとも一番好きなのは"踏み潰し"なのだ。 頭上に迫る、自分の体よりも大きい人間の足を目にした赤ゆっくりが、 その圧倒的な力の前では、どう足掻いても抗うことも逃げることもできない事を理解し、 始まったばかりの己のゆん生が、 まだ見ぬ世界に一杯に溢れているであろう ゆっくりー!できる事やしあわせ~!な事を知る間もなく、 今、この場で、あまりにもあっけなく終わってしまうのだと、 ゆっくり理解したときのあの絶望に染まった表情と泣き声。 その赤ゆっくりを渾身の力で踏み潰す瞬間の充足感。 ソレがたまらない。 ・・・と言って理解してもらえるだろうか? しかし、言うまでもなくこの虐待の欠点は、 "虐待した瞬間に虐待が終わってしまう"という点に尽きる。 バスケットボール大の成体ゆっくりであれば、 一度踏み潰したくらいでは致命傷にこそなれ、即死はしない。 だから何度も何度も踏み潰して、苦痛に歪む表情と泣き声を楽しむ事ができる。 しかし、赤ゆっくりのサイズはピンポン玉大。人間の足幅よりも小さい。 思い切り踏み抜いたら一発で餡子を飛び散らせ、物言わぬのし饅頭になってしまう。 体の一部のみを踏むように加減したところで、 かかる圧力の大きさ故に相当量の餡子を一気に吐き出し、その場で絶命してしまう。 いや、赤ゆっくりであっても繊細な加減をすれば、 チビチビと踏み潰してゆくこともできなくはないのだろう。 事実、先輩お兄さん達の中には絶妙の加減で赤ゆっくりを生きたまま じわじわと潰し削って行く妙技を見せてくれる者もいる。 だが、俺はダメなのだ。 頭では加減をしようと思っていても、赤ゆっくりの怯えた表情を見た瞬間に そんな理性は吹き飛び、ついつい全力でド真ん中から踏みつぶしてしまうのだ。 ちょうど今もそうしたように。 「だいたい、ゆっくりが脆すぎるのがいけないんだよな・・・」 靴底にこびりついた餡子は既に綺麗に拭い去られているにも関わらず、 まだ石に靴をなすりつけながら、ブツブツと呟く。 「あいつらがこの石みたく頑丈だったら・・・いっそ鎧でも着せて・・・」 ガツ!ガツ!と饅頭のように丸い石を踏む。踏む。踏む。 いや、それでは意味がない。潰れるから楽しいのだ。 「っ・・・!このっ・・・!ゆっくり!ゆっくりしね!ゆっくり潰れてしねっ!!」 ハァハァと息を荒げながら、石を踏み続ける。 潰れなくてはダメだ。 潰れないくらいに硬くてはダメだ。 硬くてはダメなら・・・? その時、俺の中で一つのアイディアが閃いた。 -------------------------------- 三日後、俺は村の近くの森の中で獲物を探していた。 ほどなく森の中の少し開けた場所でゆっくり団らんしているゆっくりの家族を見つける。 「ゆっ!ゆっ!」 「いもむちしゃん、ゆっくち たべらえちぇにぇ!」 「ゆっ♪ゆっ♪ゆゆゆ~ん♪」 「おきゃーしゃんのおうちゃは とっちぇも ゆっきゅりできりゅにぇ!!」 「ゆっへっへ!ばったさんはまりさたちのごはんになるんだぜ!」 「ゆ~♪おちょうしゃん しゅご~い!」 両親と思しきバスケットボール大のゆっくりが二匹。 父親役のまりさと母親役のれいむのようだ。 そして、ピンポン玉大の赤ちゃんゆっくりが5匹。 赤まりさが3匹に、赤れいむが2匹だ。 赤ちゃん!赤ちゃん!三日ぶりの赤ゆっくりだぁ! ・・・思わず走り寄って赤ゆっくりを踏みつぶしそうになる気持ちを 素数を数えてなんとか落ち着かせると俺はゆっくり達に近づいて声をかける。 「ゆっくりしていってね!!」 「「「ゆっ!?ゆっくりしていってね!!」」」 反射的に答えるゆっくり一家。 「おにいさんはゆっくりできるひと?!」 少し警戒した様子で親れいむがこちらに問いかける。 「うん、とてもゆっくりできる人だよ! でもゆっくりした可愛い赤ちゃん達を見たらますますゆっくりしちゃったよ!」 微笑みながら俺はそう答える。 「ゆっ!かわいいれいむのかわいいあかちゃんたちは とてもゆっくりできるあかちゃんだよ!!」 子供を褒められた親れいむが誇らしげに言う。 誰もてめーが可愛いとは言ってねぇぇ。 「かわいいあかちゃんをみせてあげたんだから、 おじさんはさっさとおれいのあまあまをよこすんだぜ!!」 と、こちらは親まりさ。 ハハハ、潰してぇ。 だが今は我慢だ。 「勿論だよ。さあ、これを食べてごらん。とっても美味しいあまあまだよ。」 そう言って背中に背負っていた竹籠から革袋を取り出すと、 中から餡子の塊を取り出してゆっくり達の目の前にばら撒いてやる。 あまあまの出所は言わずもがなだ。 「ゆゆっ!あみゃあみゃ~!!」 「まりしゃの あみゃあみゃ なんだじぇ!」 「ゆ~!おねいちゃん じゅりゅい~!まっちぇ~!!」 ぴょんぴょんと跳ねながら我先に餡子にと群がる赤ゆっくり達。 「ははは、一杯あるから喧嘩しないでお食べ。ほら、お母さん達の分もあるよ。」 そう言って親ゆっくりの目の前にも餡子の塊を置いてやる。 「ゆゆっ!ありがとうおにいさん!」 「なかなかみどろころのあるにんげんなんだぜ! まりさのけらいにしてやってもいいんだぜ!!」 そう言って親達も餡子にガッつき始める。 願い下げだクソ饅頭が。 「はふっ!はふっ!うっめ!これめっちゃうっめ!」 「うっみぇ!きょれ めっちゃうっみぇ!」 「む~しゃむ~しゃ、しあわせぇ~!!」 「む~ちゃむ~ちゃ、ちあわちぇぇ~!!」 辺り一面に食べかすと涎を撒き散らしながら、餡子を食い漁るゆっくり一家。 そうか、幸せか。良かった良かった。 おまえらのゆん生最後の幸せだからな。よく噛みしめろよ。 などとは口に出さずに微笑みを浮かべながらゆっくり達を眺める。 そしてゆっくり達の「しあわせぇ~!!」コールを幾たびも聞かされ ビキビキィしながらも辛抱強く"その時"を待つ。 山のように大量にあった餡子の塊も八割方無くなってきた。 そろそろか・・・ 「ゆ・・・なんだかねむくなってきたんだぜ・・・・」 「ゆぅ・・・れいむもだよぅ・・・」 「ゆっきゅり・・・おにぇみゅぢゃよ・・・・」 「・・ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 ゆっくり達は汚らしく食い散らかした餡子が散乱する中で、全員寝息を立てていた。 何匹かの赤ゆっくりを指でグリグリと乱暴に突く。 「みょう・・・ちゃべらりぇにゃいよ・・・」 「おかーしゃんの しゅーりしゅーり きもちぇいよ・・・」 眠ったまま微笑んでいる赤ゆっくり達。 よし、夢の世界から戻ってくる気配はないな。 ゆっくり睡眠薬の効果は抜群だ。 続いてその辺に落ちていた小枝を拾い上げる。 「クソがぁ!!」 おもむろに親まりさの頬にブッ刺した。 「ゆっ・・・ゆゆっ・・・」 僅かに反応を見せるも、痛がりもせず、目を覚ます気配も一向にない。 親に与えた餡子には麻酔効果のある薬品を混ぜてあるのだ。 こちらも効果は問題ないようだな。 それだけ確認するとまりさの頬から餡子に黒く染まった小枝を引き抜く。 荷物の中から少量の小麦粉を取り出すと傷口にふりかけ、そこに何度か唾を吐きかける。 よし。これでコイツが目を覚ます頃には傷も塞がっているだろう。 俺は深い眠りについたゆっくり一家を持参した竹籠に詰めていった。 -------------------------------- (続く) 選択肢 投票 しあわせー! (14) それなりー (0) つぎにきたいするよ! (0) 名前 コメント すべてのコメントを見る