約 1,236,935 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/332.html
暁光が世界を目覚めさせる頃、迷いの竹林にある一軒家から白髪の少女が現れた。 藤原妹紅。 健康マニアの焼き鳥屋を自称する少女だ。 だが可憐な外見に騙されてはいけない。彼女は千と有余年を閲しているのだ。 妹紅は軒先に掛けられた木箱を開ける。 中には牛乳瓶が入っていた。 お日様のほうを向いて、腰に手を当て、ぐいとやる。 そのまま一息に飲み下していく。なだらかな喉元の線が艶かしく蠢く。 「っぷっはぁ~~~」 少女とは思えない余韻。 まるで、これがアタシの目覚めの儀式だ、文句あるか!?と言っているようであった。 健康マニアらしく、小鳥の囀りを聞きながら朝の体操をしている妹紅。 前屈をした時など、長い白髪が地面にばら撒かれたが、まったくと言っていいほど気にも留めていない。 体操のあとに行水をするから、束ねていないのだ。 程好く体もほぐれた妹紅は、その目にあるものを映す。 ゆっくりだ。 ゆっくり魔理沙の群れが、木の下で眠っている。 西瓜大の親ゆっくり魔理沙と、林檎大の姉ゆっくり魔理沙。卵大の妹ゆっくり魔理沙であった。 ゆぅゆぅと寝息を立てている。 しばしじっとその様子を見ている妹紅。 なにかを思いついたのか、にんまりと笑った。 その三匹を捕獲した妹紅は、家に入ると、鶏を飼っていたときに作った柵の中に安置した。 ここなら親ゆっくりでも飛び跳ねて出ることは出来ないし、体当たりで壊せもしないつくりになっている。 行水から戻ってくると、ゆっくりたちは目を覚ましていた。 「ゆ?ここどこ!?おねーさんだれ?」 「ゆっくりできるの?」 「おねーさん、しらがー!けらけらけら」 「アタシのことはどうでもいいだろう。それよりお前達、腹減ってないか?」 「ゆ!おなかすいた、あさごはん!あさごはん!」 三匹が騒ぐ。 妹紅はどんぐりなどの木の実を柵の中に投げ与えてみた。 ぼりぼりとかじりつく三匹。 「おまえら、いいものやるから、飲み込まないで口開けてみ?」 「?」 一斉にあ~~んと開ける。口の中には形がそのままの木の実が残っていた。 その中に水を流しながら、妹紅は困惑した。 咀嚼しても噛み砕けていないではないか。 ゆっくりは野菜を噛み千切ったりすると聞き及んでいたが、どういうことか? ひょっとすると、口より大きい植物だけは噛み千切れるという不思議能力だろうか? 「おねーさん!もっとちょうだい!」 食べ物をねだる親ゆっくり魔理沙。 妹紅は苺をひとつずつ投げ入れてやった。 「うめぇ!これ、すっげぇうめぇ!!」 「おねーちゃん、もっとちょうだい!!」 「もっともっと!!」 妹紅は、葛を熱して苺に塗れさせると、それを洗った牛乳瓶に入れた。 底にへばりつく苺。さらに葛が冷えて、逆さにしても容易には落ちなくなった。 柵から出された三匹は、板の間で目の前の瓶をにらみつけていた。 中には先ほど食べた美味しい苺。 妹紅は、その中から苺を取り出せたら腹いっぱい苺を食わせてやると約束した。 それから三匹は四苦八苦しながら、取り出そうとしたが無理だった。 割ろうとしても牛乳瓶は頑丈で、親ゆっくりのストンピングでもびくともしなかった。 舌をいれようとも、狭すぎて入らないし、ゆっくりたちの舌はそんなに長くない。 妹ゆっくりが入り口から入ろうとしても、無理だった。 一生懸命に入ろうと全力でもがいているが、入り口でつっかえてしまって、皮が波打っている。 「む、むりだよぉおぉ~~~」 泣きそうな顔で瓶をにらみつけている三匹。 「降参か?」 「ゆ、ゆ~~~」 「まだがんばるよ!ゆっくりやればできるよ!!」 「ゆゆゆ」 横臥してそれを見守る妹紅。 眉間に皺を寄せてあれこれ浅知恵をめぐらせているゆっくりを楽しそうに見ている。 もしこの状態の苺をゆっくりが割らずに取れるのだとしたら、その手段を見てみたいとも思っていたのだ。 だが、期待に反して降参の声が上がるのは程なくしてからであった。 「そっか。降参か」 「ゆ~~~」 「とれないよ」 「ゆぅうぅ」 意気消沈して暗い空気をまとわせる群れ。 「んじゃぁ、そのおちびちゃんには、特別にこいつを食べさせてやるよ」 その言葉に一斉に妹紅を見据える三匹。 「ゆ?このこだけ?まりさには!?」 「ゆ!ゆ!ありがとう、おねーさん!!」 「おいおい、お前らお母さんにお姉さんだろ?そういうのは一番小さい子にやるもんなんだよ」 そう言って、妹紅は寝そべっていた体勢からあぐらを掻いて座った。 左手で牛乳瓶を持ち上げ、右手で妹ゆっくり魔理沙を掴むと、そのまま右手の人差し指に火を点けて、牛乳瓶に指し込む。 くるくると回して数秒後に、目にも留まらぬ速さで人差し指を抜き去ると、妹ゆっくり魔理沙を瓶の口に置いた。 そのまま二匹の目前に瓶を立てる。 「ゆ!ゆ!」 「ゆう~」 見れば瓶の口に妹ゆっくり魔理沙の体が入り込んでいくではないか! ずるりと音がしても不思議ではないそれに、二匹は飛び跳ねて喜んでいた。 「すごいすごい!まりさすごい!!おかーさんもはながたかいよ!」 「さすがまりさのいもーとだね!やればできるよ!」 やがてぽとりと落ちると、すぐさま苺をむさぼった。 「うんま~い」 見事食べ終わると、思う様堪能したという満たされた表情になる。 「おねーさん!まりさたちもいちごたべたいよ!」 「たべたいよ!」 「あ~?おまえら問題が出来なかったじゃないか」 「うゆぅ。じゃぁじゃぁ!べつのもんだいをだしてね!ゆっくりといてみせるよ!」 「そうだよ!もっともんだいだしてね!」 「ん~じゃぁ、問題出すけど、大丈夫か?」 頭をぽりぽりと掻きながら問う。 それに何故か得意げな顔になる三匹。 「ふっ!まりさたちにかかればちょちょいのちょいだよ!」 「ちょいちょい!」 「わかった」 そう言って妹紅は牛乳瓶を指差す。 「この中から、その小さいゆっくりを出してみろ。できたら食わせてやる」 「ゆ!そんなかんたんでいいの?」 「簡単だったかな?」 「ゆっふふふふ。ゆぅっふふふっふ。ゆふふのふ」 「かぁんたんだよ!さぁ、でといで!」 「ゆぅ~!ゆぅ~!でれないよ!」 家族の言葉に飛び跳ねる妹ゆっくり魔理沙。 しかし飛距離など見るまでもない。 「こうすればでられるよね!」 親ゆっくり魔理沙が体当たりして、牛乳瓶を倒す。 瓶は倒れた勢いでしばし転がり止る。 「さぁ、でておいで!」 「ゆぅゆぅ♪いっちご~~~ん」 「ゆっくりでるよ!」 瓶の口に向かって這いずって行く卵大の妹ゆっくり魔理沙。 だが、瓶の首、曲線になっている場所で足止めされてしまった。 そのままどう頑張っても前進できない。 「ゆ、ゆぅうぅううぅ!でられない!でられないよぅ!!」 泣き出してしまった。 「ゆ!?なにいってるの?はいれたんだからでられるよ!!」 「そうだよ!はやくでてきてね!」 「だっで、がべがじゃまぢでずずめないのぉおぉぉお~~~!!」 その言葉にじっと見る二匹。 たしかに、瓶の首にびっちりとくっついたようになっていて、進めそうにない。 「ど、どおぉぢでええぇええぇぇぇえぇっ!」 「なんででられないのぉぉおぉぉ!!」 泣きじゃくる三匹。 その様子をあぐらを掻いて見守っていた妹紅は、今はぴしゃりぴしゃりと膝を叩いて大笑いしている。 「おねーさん!わらってないでたすけてよん!」 「そうだよ!いもーとがとじこめられてるんだよ!」 「ん?降参か?甘くて美味しい苺はいらないんだな?」 しばしの逡巡。しかし、 「い、いらないよっ!」 「そうだよぅ!いちごよりかぞくがだいじだよ!」 と、叫んでいた。 妹紅は感心していた。 ゆっくり魔理沙は、自己中心的思考が肥大した、てめーさえよけりゃあいいというナマモノだと思っていたのだ。 これは認識を改める必要があるかな、と思い直していた。 しかし、弱者は強者に搾取されるもの。 この暇つぶしをここで止めるつもりはなかった。 「そうか。でもアタシにも出すことは出来ないんだ」 「ゆ!?」 「でも、おねーさんがいもーとをいれたんだよ!だせるはずだよ!!」 必死に叫ぶ姉ゆっくり魔理沙。 「無理だよ」 「なんで!どうじでぇっ!!!だじでよぉぉおぉぉっ!までぃざのがわいいごどもぐぁあああ!!!」 「まぢじゃのうもうどがあああ!!ででよぉぉおおお!おねがいだよぉぉぉおお!!!」 「ま、時間はあるし、じっくりと頑張りなよ。大丈夫、そのうち出てくるって」 そう告げて、妹紅は鶏用の柵に、二匹のゆっくり魔理沙と牛乳瓶をひとつ置いた。 終わり。 うす味、短め。 著:Hey!胡乱 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/744.html
※オリ設定の垂れ流し ある日、俺は最近庭先でよく見かけるゆっくりまりさにずっと気になていたことを尋ねてみた。 「なあ、まりさ?」 「ゆぅ?なあに、おにいさん!」 「お前ら、なんで帽子がないとゆっくり出来ないんだ?」 「ゆっくりできないものはゆっくりできないんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 まあ、なんだ。予想通りの回答だな。 しかし、こんなところでめげるくらいなら最初から質問なんてしない。 と言う訳で・・・俺はさっさとまりさを回収すると帽子を引っぺがし、透明な箱に放り込んだ。 誤解の無いように言っておくが、透明な箱に入れたのはお帽子のほうである。 まりさは飼育用のケージにでも放り込んでおこう。 「ゆゆっ!おにーさん、まりさのおぼうしさんかえしてね!」 「やだ」 「ゆえーん!どうしていいじわるするの!?」 「知的好奇心」 「はやくおぼうしさんかえしてね!ぷくうううううううう!!」 まりさは飼育ケージの中でぷくぅ!と頬を膨らませている。 が、当然怖くもなんともない。 その日は、まりさのケージにゆっくりフードを置いて、とっとと眠りについた。 翌朝。 目を覚ました俺がまりさの様子を見ると、とても気だるそうにしていた。 「どうした、まりさ?」 「お、おにー・・・さん。はやく、おぼうしさん・・・かえしてね?」 昨日のように声を張り上げることも荒げることもせず、今にも泣き出しそうな表情で懇願するまりさ。 しかし、ここでやめるくらいなら最初からこんな実験はしない。 もちろん、個体識別の話は俺も知っているが、日頃単独行動で身よりもないらしいこいつにどれほどの意味があるのか? 今、俺が知りたいのはその他にもゆっくり出来なくなる要因があるのではないかという話だ。 「なあ、まりさ?」 「ゆっ・・・おぼうしさん、かえしてくれるの?」 「それはない。ところで、この家には俺とお前しかいないのにどうして帽子がないとゆっくり出来ないんだ?」 「そんなのわからないよ・・・でも、おぼうしさんがないとゆっくりできないんだよ・・・」 まあ、ゆっくりの言語能力じゃあ聞き取り調査は無理か。 こいつらに自分たちの成り立ちを科学的に解明しようなんて意欲があるとは思えないし。 そもそも、こいつらには科学って概念が存在しやしないのだから。 「そうか。じゃあ、調査は続行だな」 「ゆぅぅぅ・・・おに゛ーざぁん、おでがいだよぉ・・・ばりざ、ゆっぐぢしだいよぉ・・・」 「知らん」 取り合えず餌だけおいて家を出た。 帰宅後も簡単な聞き取りと観察、餌の世話だけしてさっさと布団にもぐりこんだ。 更に翌朝。 今日も今日とてまりさの様子を見てみると、目に見えて衰弱していた。 いや、衰弱とは少し違うかもしれない。人間の作ったフードを食べているまりさの肌はもちもちである。 髪も目も、明らかに野生に居たころとは比べ物にならないほど健康的で美しくなっている。 「ゆぅ・・・お、おにぃ・・・さん?」 「ゆっくりしていってね」 「ゆっ・・・ゆっくり、していってねぇ・・・」 が、こんな状態になってもゆっくりとしての本能は失われていないらしい。 まあ、そのうち慣れるだろう。そう判断した俺は餌をおいて今日もさっさと家を出た。 まりさはずっと・・・ 「おぼうしさぁん・・・」 「おぼうしさん、ないと・・・ゆっくりできないぃ・・・」 「ゆっくりしたいよー」 「おにぃさぁ・・・ゆっくりさせてよー」 などと涙をぽろぽろこぼしながら力なく呻いていたが、構うことはしなかった。 そして、これが俺とまりさの最期の会話になった。 「まりさ?」 「・・・・・・・・・」 家に帰った時、飼育ケージの中にはまりさの姿がなかった。 代わりにケージの中にはバスケットボール大の饅頭がひとつ。もちろん、口も顔も見当たらない。 「ふむ・・・?」 なんだか良く分からないが、取り合えず俺はそこにあったでかい饅頭を切ることにした。 でかくて面倒臭かったが、所詮は饅頭。これといった苦労も無く真っ二つ。 中はいたって平凡な餡子があるだけだった。 唯一つ、平凡でないところを上げるとすれば、大きな空洞が一箇所存在することくらいだろう。 「これは・・・まりさの口のあった場所か?」 じっくりと観察を続けて、その空洞は間違いなく元まりさの口であると確信した。 付け加えるならば、この饅頭がまりさであることも同時に確信した。 「・・・もしかして」 ある結論に至った俺はずっと箱に封印しておいた帽子を持って来た。 そして、少し萎れてしまってはいるが別段異常はないそれは、元まりさの饅頭の乗せてみる。 もちろん、2つに分けた切断面をくっつけた状態で(ただし、面倒だったので小麦粉による修復は無し)。 すると、帽子はみるみるうちに瑞々しさ?を取り戻した。 「おおぉ!?」 それからおよそ1分後。 いつの間にか巨大饅頭には目と口が出現し、一瞬にして髪が生えてしまった。 それは紛れも無くあのまりさだった。 「ゆゆっ!ゆっくりゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」 そうして復活したまりさは、挨拶を済ませる前に絶叫した。 そして、「もっとゆっくりしたかったよ・・・」とだけ言い残して永遠のゆっくりへと旅立っていった。 ・・・きっと、切断面を修復しなかったのが死因なのだろう。まりさ、ごめん・・・。 その後、仕方ないので帽子を自分で被ってみたが、これといった変化は見られなかった。 他にも犬や牛、キャベツにも被せてみたが、やはりこれといった変化は無い。 「なんなんだろうな・・・この帽子?」 何にせよ、調べても面白い結果は得られなさそうだ。 そう思った俺は、玄関先のバスケットボールの上にそいつを乗っけておいた。 「・・・・・・おいおい、マジかよ」 数分後、玄関先から物音が聞こえてきたので様子を見に行ってみると涙目になっているバスケットボールそっくりのまりさの姿があった。 「ゆっくりしていってね」 「んんっ・・・・・・・・・!」 どうやら、饅頭と違って硬いバスケットボールでは思うように喋れないようだ。 それに、硬さと丸みのせいで思うように動くこともままならないのだろう。 口同様に思うように開くことの出来ない大きな双眸から、助けてくれといわんばかりに涙が溢れていた。 どうして口から空気が抜けないのかは・・・もう考えるのが面倒臭かったので突っ込まない事にした。 その後、更に色々調べた結果、ゆっくりの飾りはある程度の丸みを帯びた無生物限定の寄生生物であることが判明した。 ただし、記憶のほうは寄生先に宿るらしく、バスケットボールまりさは俺のことを覚えていはいなかった。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ このネタはユユー氏の『飾ゆ』を読んだ時に閃いたネタです。 氏にはこの場を借りてお礼を申し上げさせていただきます。 実はお帽子は元々はどこか別の星の無機生命体に寄生する生き物。 それが何の因果か地球に来ることになってしまい、環境への適応を余儀なくされる。 有機生命体には何故か寄生できず、無機生命体より栄養価の高い有機物でも流石に生涯分の糧にはならない。 そんな中で編み出された生存の為の策が・・・有機物を擬似生命体にすることで栄養を溜めさせるというものだった! ゆえに現在地球にいるお帽子には「有機・無機を問わず無生物に寄生し、擬似的な生物にする」能力が備わっている。 なんてイミフな裏設定は特にない。 byゆっくりボールマン
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4772.html
ほんのりと俺設定注意 車を走らせ馴染みのコンビニへと向かう。 途中ゆっくりが飛び出してギリギリかすめて通過。セーフ。 車が汚れなくて良かったとひと安心。 駐車場でに着いてドアを開けると不快な熱い外気、と、 「ゆっふ!ゆっ!ゆーふっ!!」 不快な声が耳に響く。 店の前に設置しているゆっくり専用ゴミ箱から聞こえてくる。 その前を通りすぎる際にゴミが話しかけて来た、 「ゆっ!?おにいさん!れいむをたすけてねっ!」 無視。 「どぼじでむしするのぉ!?」 自動ドアから店の中に入る。冷房が効いていて最高の環境だ。 お目当ての弁当と飲み物を買ってから週刊誌を立ち読みする。 そのあと、気に入った雑誌を追加購入して店を出た。 「おにいさん!かわいいれいむをたすけにきてくれたんだねっ!」 (まだ居るのかよ……。) れいむは、ゴミ箱の淵をもみあげで掴み踏ん張っている。 体は半分穴に埋もれていて、自力での脱出は厳しそうだ。 「れいむはとってもゆっくりできるんだよーっ!」 滅茶苦茶必死の形相。凄く暑苦しい。 全然ゆっくり出来て無いじゃん。 「はやくたすけてねっ!このままじゃおちちゃうよっ!?」 唾を撒き散らし喚く。 こんなゆっくり誰も助けたいとは思わない。 「かわいいおちびちゃんをみせてあげるから れいむをたすけてねっ!」 「…おちびちゃんはどこに居るんだ?」 「おにいさんのあしもとにいるでしょうっ!おめめがみえないのっ!?」 足元? 下を見ると確かに居た。 虫の息だったが。 「おちびちゃんたちはかわいいでしょっ!?ゆっくりれいむをたすけてねっ!」 「可愛くないから助けなくていい?」 「どぼじでぞんなごどいうの゛ーーっ゛!?」 号泣。本当に暑苦しい。 下に落ちている赤ゆを摘みあげれいむに見せる。 驚愕の眼差しの後、「ひどいことするにんげんはゆっくりしねっ!」と喚きだす。 ただ拾っただけだっつーの。 「れいむ口開けて。」 「ゆっ!そうだねっ!れいむのおくちのなかにゆっくりかくれてねっ! やばんなにんげんさんはゆっくりできないよっ!」 赤ゆ達を放り込む。 勝ち誇った顔がまたムカツク。何も好転してねーよ。 「おちびちゃんたちをきずつけた いしゃりょうをせいきゅうするよ!」 チラチラと手に下げた袋を見ながら催促をして来る。 口に赤ゆ詰め込んで流暢に喋るその無駄な技術。何げに凄くね? 「はいはい。わかりましたー。」 「なかなかいいこころがけだよっ!」 戯れにパックのジュースを飲ませてみた。れいむは至福の顔でとろけている。 普段口に出来ない甘みに感動しているようだ。 ゴックンと喉?を大きく鳴らす。 「もっといしゃりょうをちょうだいねっ!こんなんじゃたりないよっ!」 大口を開けて追加を要求する。 そこで先程放り込んだ物体が無いことに気づいた。 「……赤ゆは?」 「ゆゆっ?」 口を閉じて、もごもごと動かした後、れいむは固まった。 信じられない…。と言う顔をして、また口中を舌で探る。 いや、居ないから。明らかにお前が飲んだから。 「うっ!うわぁぁぁぁぁぁぁっ゛!!?あかちゃんがぁぁぁっ!」 「あーあ。お前アホだろ?」 「じゅーすをいっぱいおぐぢにいれるからでしょぉぉぉっ゛!?」 また言いがかりですか。 もう付き合いきれん。というか暑いからそろそろ帰りたい。 「ゆっくりはんせいしたなら れいむをひろってかわいがってねっ!? いっぱいかわいいあかちゃんうんであげるよっ!かんしゃしてねっ!?」 自信に満ち溢れた声を張り上げる。 可愛いからジュースを貰えたし、ゆっくりプレイスにも連れて行ってくれる。 お嫁さんといっぱいすっきり~っ!してあかちゃんを作るよっ! 都合の良い妄想で未来を作り出している最中に、人間の手がゆっくり迫ってきた。 それを見てれいむは最高の笑顔で声を張り上げる。 「れいむをゆっくりさせてねっ!にんげんさん!」 薄暗い穴の底で蠢く物体が二つ。 ゆっくり出来る環境では無い事は確かである。 臭い,狭すぎる,暑い。まさに地獄。 「ぐぞにんげん!れいぶをおどしだなーーーーっ!?」 油断していたれいむはあっさり落ちた。 箱の中で運悪く逆さまに落ちて身動きが取れなくなっている。 「ゆ゛ーーっ!ぜっだいゆるざないよーーーっ!!」 マヌケな姿で強気に吼える。 体を震えさせ起き上がろうと試みるが、スペースが狭すぎて思うようにいかない。 そこで不安からちょっと弱腰になってしまい、 「いまたすけてくれたらゆっくりゆるしてあげるよっ!」 あっさり和平交渉に入った。 「きこえてるんでしょぉぉぉぉっ!おみみがわるいのっ!?」 『…ユッ』 「かわいいれいむがこまってるんだよっ!ばかなのっ!?」 『ユフッ。コフーッ!』 「しぬのっ!?……ゆっ!?じゃましないでねっ!せなかがあついよっ!」 れいむは背中に熱い風がかかるのが気になった。 人間さんを説教してる時に邪魔するなんてゆっくりできないよ! さらに声を張り上げて話を続けようとした時、 『アマアマッ!イタダキマァァァスッ!』 後頭部に鋭い痛みが走った。 次は頬っぺたが引っ張られる感触。 そしてブチブチと千切れて何かの口に収まる。 「いだいーーー~っ゛!どぼじでっほっべざんがいだいのっ゛!?」 髪ともみあげが無理矢理毟られ 頬からは餡子がボタボタと床に落ちる おりぼんが軽快な音を立てて砕けた 硬い物がれいむの体を削り取っていく 『ウッメッ!メッチャウメーーー~ッ!!』 「やべでーーっ!?ゆっぐぢでぎない゛ぃぃぃぃっ゛!!」 許しを願っても全く辞める気配を感じない。 自分の餡子が急激に減っている事が嫌でもわかる。 このままではれいむが死んじゃう! にんげんさんっ!にんげんさんっ!おねがいっ! 「にんげんざん゛っ!だずげでっ!れいぶだべられぢゃうよっ!」 『ムーシャ!ムーシャッ!!』 「おでがいだがらっ!ゆっぐぢざぜでーー~っ!?」 『ウンメッ!マジパネェッ!!』 「うっ゛ぎゃぁあぁぁぁぁぁぁ!?」 このゴミ箱は水流式ではない。 コンビニでは回収作業が定期的に行われるので、投下式を設置していた。 この最新のゴミ箱は、転倒防止機能と這い上がりが出来ない構造に作られている。 回収作業を容易に行える様に、箱の底には棘状の突起物は無い。 その為、生きたまま投入されるゆっくり達は、そのまま底で生存する確率が高い。 餌の代わりに他のゆっくりを共食いして、生き残るのも珍しい事ではなかった。 そして、れいむはゴミ箱に居た主の糧となり死んだ。 食われる少し前にジュースを大量に飲んだ為なのか、 生命維持活動が活発になってしまい、なかなか絶命する事が出来なかった。 どこまでも不幸なれいむである。 「やっぱり野良は可愛く無いな。」 残りのジュースを飲みながら結論を述べた。 あの自信満々な声で喚いているのを聞いていたら、いつの間にか突き落としていた。 野良は人をイライラさせる何かがある。 やっぱり躾が行き届いて可愛いゆっくりの方が良い。 「そのあまあまをまりさによこすんだぜっ!」 「まりさっ!かっこいいっ!」 「ぴゃぴゃ!ぎゃんばれっ!」 「いちゃいめみりゅまえに こうちゃんしてにぇっ!」 とか思ってるとまた野良ゆっくりだよ。 全然ゆっくりできない。 「さっさと…」 「はいはい。ゆっくりゆっくりーっ。」 ポイポイと捨てる。 手際のよさに呆気を取られ、親達は何の反応も見せずゴミ箱の中へと消えた。 「…ぴゃぴゃとみゃみゃがぁー~っ!?」 「うぅ?にゃんでぇぇぇぇっ゛!?」 煩く騒ぐ赤ゆも例外なく放り込む。 片方の赤ゆを放り込んだ所で、残りの1匹が、 「…お、おにいしゃんのこじょもになりゅよ!」 早い、早いよ!裏切りが。 この赤ゆは優秀だ。生き残る術を知っている。 「ゆゆー~ん!きゃわいく…。」 でも残念ながらゴミ箱にIN! 汚いし可愛くも無い。それに簡単に家族見捨てるのは良くないよ? みんなに会わせてやるから謝ってきな。 片道キップでの送迎になっちゃったけどね。 ……すっごくガタガタ揺れてるよ。喧嘩でもしてるのか? まぁ、なにはともあれゆっくり仲良くしていってねーっ。 家族の幸せを適当に願いつつ帰宅する事にした。 「ゆあっ゛!?ゆっぐぢやべでっ!まりざはづよいんだよっ! あ゛ぁー~っ゛!?」 「れいぶはおいじぐないよっ!だべるならおちびぢゃんをたべてねっ!?」 「「ぢょぼじでじょんなごぢょいうにょー~っ゛!?」」 『ムーシャ!ムーシャッ!シッ…シアワセーーー~ッ!!!』 「「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ゛!?」」 食欲旺盛にモリモリと食らう。 親ゆの大半を食らった後、隅に逃げた赤ゆを追い詰めていく。 「りぇいむはおいちくにゃいよ!おにぇちゃんのほうがおいちいよ!」 「いみょうとのほうがまろやきゃでおいちいよ!だきゃら……ゆびゃぁ!?」 「ゆっふゅふゅ!れぇいみゅはえりゃばれたんだにぇ!しゅーりりゅーりすゆよ! ゆ…?おくちしゃんあけてにゃにするの?」 一口で絶命した。……ら幸せだったのに。 紙一重で生きていたが擦れ声を上げたのは大失敗。再度大きな口が迫ってくる。 もう一度容赦なく噛まれる恐怖を味わいながら、赤ゆは天に召された。 租借しながら狂ったように歓喜の声を上げ続ける主。 環境のストレスから食べる欲求のみが色濃く表面化して、完全に壊れていた。 この主も夕方の回収を待たずに死ぬだろう。今からまだまだ暑くなる。 じっくり蒸されてこの世にお別れをするのは時間の問題だ。 ひと時の幸せを求めて哀れな主は腹に同胞を詰めていく。 帰り道の途中で路上に転がる、ゆっくり家族の変り果てた姿が視界に入った。 (さっきのが餌を狩った後に戻ろうとして轢かれた。のかな?) ゆっくりの固体判別は難しい。 外見個性が乏しすぎる。 そこに加えて現状はただの餡子の塊が数箇所に点在するのみ、 詳細な判別はほぼ不可能。 「こういうのは誰が片付けるんだろ?」 疑問を呟きながら、塊を避けるのは対向車が接近してる為にちょっと厳しいと判断する。 洗車を覚悟しながら、愛車で餡子に新しい轍を刻み込み走り去った。 終 「れいむとまほうのいた」 「金バッチ品質保障証」 「まりさは優秀な劇団員」 「ぬし」 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2299.html
ゆっくりおろしていってね!!! ※ぺにぺにとまむまむ注意です ある日、森を散歩していたら、身重のゆっくりれいむに出会った。 動物型のにんっしんというやつだ。 聞けば、一緒になったゆっくりまりさがゲスだったらしく、 子供が出来たと分かるや、れいむを捨てて逃げてしまったのだそうな。 不憫に思ったので、何か出来ることはないかと尋ねた。 「ゆぅ~れいむはほんとうはあかちゃんはほしくなかったよ!! まりさがすっきりしたいっていうから、れいむさせてあげたんだよ!!」 言いつのるれいむ。どうやら望まぬにんっしんだったらしい。 いわゆる「やり捨て」の状況だった。れいむがまくし立てる。 「これからもうふゆだっていうのに、まりさったら!!やらせろやらせろって、 すこしもおしごとしないんだもん!!れいむやんなっちゃうよ!!」 身につまされるご発言である。それから延々とれいむは元つがいへの不満をぶちまけた。 やれ一日中寝転んで餌を取りに行かないだの、そのくせ食い意地だけは張ってるだの、 やれ大して器量がよくもなかったけど、つい、黒くてぶっといぺにぺにに惹かれただの…。 気がつけば太陽が西に沈もうとしているではないか。 会話(一方的な)を切り上げようとすると、れいむが深刻な面持ちで切り出した。 「おにいさん、れいむしゅっさんはいやだよ…。ぜんぜんたべもののたくわえないのに、 あかちゃんがいたらふゆをこせないよ!!れいむもっとゆっくりしたいよ!!」 「そんなこと言うと、赤ちゃんがかわいそうじゃないか…。とは言え、 お前の命もかかってるわけだしな。よし、名案があるんだ。うちへ来い」 「ゆゆゆっ!?」 虐待お兄さんの柄にもなく、身重れいむを抱きかかえて、自宅へ運んできてやった。 なに、これから、虐待とほぼ等価の行為をおこなえるわけだから、安い物である。 「おにいさん、ここがおにいさんのおうち!?とってもゆっくりできそうだね!! すごくあったかくて、れいむここならあかちゃんうめそうだよ!!」 「おいおい、勘違いしてもらっちゃ困る。れいむ、お前は赤ちゃんをどうしたいんだ? たとえ、ここで赤ちゃんと冬を越したとしても、この環境に慣れきったお前達が、 再び野生の世界で上手くやっていける保障はないんだぞ」 「ゆぅ~そうだね。でも、それじゃあ、あかちゃんはどうすればいいの? れいむ、まりさにかえってきてほしいよ…」 未練がましくすすり泣きを始めるれいむ。うっとうしいことこの上ない。 「泣かないでくれよ。とにかく、赤ちゃんは俺が何とかしてやる。 良い方法があると言ったろ?」 「ゆぅ~、ほーほー?あかちゃんもゆっくりできる?」 「ああ、永遠にな」 「ゆっ!!じゃあおにいさんにまかせるよ!!」 ゆっくり特有の警戒心の薄さ、論理力のなさで、満面の笑みとともに、 赤ちゃんの処遇を見知らぬ者に一任するれいむ。まったく、仕事がやりやすくてかなわない。 「よし、それじゃ話は早い。ここに寝転んでくれ」 「ゆぅ?れいむおねむじゃないよ!!」 「いいからいいから。そうでないと、赤ちゃんがゆっくり出来ないぞ?」 「ゆぅ~、ゆっくりおやすみなさい!!」 何か勘違いしているれいむを尻目に、麻酔代わりのアルコール注射の準備をする。 はや、寝こけているれいむに、そいつを注射し、声をかける。 「おい、気分はどうだ、れいむ?声が聞こえるか?」 「ゆぅぅ…ゆっ?おにいさん、どうしておこすの!!」 仕方なく、れいむのほっぺをつねってみる。 「ゆうぅっ!おにいざん、やべで!!れいむいだいのいやだ!!いやだいやだやだやだや」 「どうだ?」 「ゆっ!!いたくないよ!!そういえばれいむつよいこだもん!!」 完全にアルコールが回ったらしい。酩酊しない程度の量だが、運動機能と、 痛覚を麻痺させることができた。これで、手術の準備は完了である。 「よし、れいむ。それじゃあこれから、お前の赤ちゃんを取り出すぞ」 「ゆっっ!??おにいさん、なにいってるの? あかちゃんはまだゆっくりしなきゃいけないんだよ!!」 「ゆっくりしてたら、産まれちゃうだろ。その前に、掻き出してやるんだよ」 「ゆ゛うううううううううう!!!!やべでえええええええ!!!! あがぢゃん!!やべでっ!!でいぶのだびじなあがぢゃん!!!」 「はいはい。まったく、どうしたいんだよ」 まず、産道を拡げて、中身を出しやすくせねばならない。へガールという器具を要するが、 そんなものは持ち合わせていないので、やむなく、まむまむの入り口に切り込みを入れて、 素手でも拡げやすいように「整形」する。使うのは100均で手に入れたキッチンバサミで、 購入してからおよそ半年、一度も洗浄したことのないものだ。所々サビている。 「ゆぴっ!?おにいざん、そそそそそそれ、どどどうずるの!!??」 「どうするって、れいむのまむまむを拡げなくちゃ、掻き出す器具を入れにくいじゃん」 「やべでっ!!がぎだずの、やべでっっ!!!!!!!」 容赦なく、ハサミを縦に二箇所に入れる。これで、手で拡げやすくなったぞ。 「ゆっぎいいいいいいいいいい!!! でいぶの、でいぶのさーもんぴんくのまむまむがああああああああ!!!!!!!」 「馬鹿、痛くもないのに叫ぶんじゃないよ」 確かに痛みはないのだろうが、まむまむを切り裂かれたのはショックだったらしい。 非常に声が大きくうるさいので、さっさと済ませてしまうことにした。 「よし、準備は終わったぞ、れいむ。これからお前の赤ちゃんを掻き出すからな」 「ゆ゛っ゛!?おにいざん、やべでぐだざい!!! でいぶ、やっばりあがぢゃんをぞだでまず!!!だべものもあづめまず!!!!!!」 「なんだ、気が変わったの?」 「はい゛!!!!だがら、だがら、おうぢにがえじでねえええええええええっっ!!!!!」 「悪いけど、面白そうだから続けさせてね。れいむも、自分の赤ちゃんが掻き出されるところ、 じっくりそこで見ていってね!!!」 「ゆっがあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」 人間の胎児の掻爬は、特別な鉗子を用いて行うそうだが、ここには当然ない。 代わりの器具として、愛用の、先割れになっているパフェ用の、柄の長いスプーンを取り出す。 先ほどパフェを食べた時に使ったもので、チョコソースやコーンフレークがこびり付いたままだ。 「いくぞ、れいむ」 「やべでっ!!!やべでっ!!!!!」 口の端から、餡子色の泡を飛ばして嘆願するれいむ。しかし、ゆっくりの堕胎という、 世にも珍しいシチュエーションを楽しまない手はない。 先割れスプーンを、拡げたれいむのまむまむに突き立て、産道をズブズブと掘り進んでゆくと、 何か異質な物体に、スプーンの先端が触れた。 「お、れいむの赤ちゃんみっけ」 「ゆ゛っっ!!!!おにいざん、ぞごじゃないよ!!!でいぶのあがぢゃん、 もううまれだがら、ぞごにはもういないよ!!!!!!!!!」 「はいはい」 早速、突き当たった物体に、スプーンを刺してみる。思ったより柔らかく、楽々削り取った。 後はもう簡単なことで、次々に、未熟な赤ちゃんの体を破壊し、掻き出してゆくだけだ。 受け皿代わりのゴミ袋に溜まっていく物体と粘液を見た所によると、どうやら赤ちゃんは、 れいむ種のようである。髪は生え揃っていないが、赤いリボンは既に形成されていた。 「ぎぼぢわるい!!!ぎぼぢわるいよおおおおおおおおおおお!!!!!」 「れいむ、おめでとう!!元気なれいむ種の赤ちゃんだったよ!!」 「ゆ゛っ゛がぎゃ゛ああああああああああああ!!!!! べいぶのあがっ、ぢゃああああああああああああああああああああん!!!!!!」 やはりれいむはブタだった。こうして、テンポ良く、3匹分と見られる赤ちゃんゆっくりを、 完全に掻き出し終える頃には、れいむは「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」と痙攣を起こし、 正気を失いつつあった。痛みを感じないとは言え、自らの赤ちゃんが掻き出される様を、 目の当たりにしたのだ。当然の結末といえる。 「ああ、いい仕事したなぁ。後はこいつの始末だけか」 ペンライトで、れいむのまむまむの奥を照らしてみると、無数の傷が出来ていた。 どうやら、手際が悪かったらしく、母体を傷つけてしまったようだ。 どんな形であるにせよ、子を排出した母体ゆっくりのまむまむはしばらく閉じないそうだから、 この傷が元で致命的な感染症にかかり、命を落とすであろうことは明白だった。 いや、それ以前に、麻酔が切れてしまえば、痛みでショック死するかも知れない。 もはや、虐待の楽しみは満足させられてしまった。満身創痍で脱力しきったれいむを、 窓から外へ放り捨てる。数度バウンドし、「ゆべ」とか何とか、うめいた。餡子が飛び散る。 僕は器具として使ったスプーンとキッチンバサミに目をやった。 得体の知れない粘液にまみれ、これはもう二度と使い物にならないだろう。 今度ゆっくりの堕胎手術を行う時は、木の枝か何かでやろう、と思った。 byハチの人 ご指摘を受け、色々と試行錯誤してみました。少し、文章がほぐれたのではないでしょうか。 だといいなあ。皆様ありがとうございました。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5150.html
どうすればいいのだろう 作、 茄子 まりさは苦悩していた。それは 『赤ん坊』だ、親を馬鹿にしているのだろうか 自分のいうことをまっったく聞かない どうすればいいんだろう、れいむも話を聞かないし… 「いい!?おとうさんのまねをしてするんだよ!みてて!」 そう言って親まりさは肛門を地面に触れるか触れないぐらいに 近づけて、『うんうん』をした、これが正しい『うんうん』の仕方 「おとーしゃん…なにうんうんしてるの?ばきゃにゃにょ? こどみょにきょうもんみしぇてはずかしきゅにゃいにょ? しゅーちぷれいにゃにょ?」 「みょういいよみゃりしゃ、うんうんとうちゃんはほっといて ごはんしゃんをたべようよ」 「…ッ!!」 これだ、こうやって親の話を聞かないのが悩みなのだ しかも妻のれいむは… 「さっさとかりへいってこいッ!!!」 どうすればいいんだろう… 「ごはんしゃんもたべたしうんうんしゃんをしゅりゅよ!!」 「しゅりゅよ!!」 果たしてちゃんとできるのか親まりさはどきどきして見守りました 「うんうんしゅりゅよーーーっ!」 赤まりさはひっくりかえりながらうんうんをしました 案の定顔にうんうんが付きました 「ゆっぴゃあああ!!くしゃいいいい!!!」 隣では赤れいむがうんうんにはまっていました、 どうして… 「うんうんくしゃいいいい!!!!」 「ゆぴゃあああああああああ!!!」 「しょうがないね、ちゃんとまりさのを見てなかったから こうなったんだよ!!」 そう言って親まりさは赤ゆ供をぺーろぺろしました 所が、 「なにきょどものうんうんしゃんにゃめてりゅの?」 「しょんにゃにりぇいむのうんうんしゃんにゃめたいの?」 「ッ!!」 さすがに親まりさも堪忍袋の緒が切れたようです 刹那、親まりさが赤ゆを突き飛ばしました、 「「ゆっぴゃああああああ!!!」」 「にゃにしゅりゅにょおおおおお!!!」 「しどうだよ!おやとしての!!!」 「ふざけるなあああああああああアッ!!!」 なんと親れいむが親まりさに向かって タックルをしたのです 「ゆべえええええええええ!!!!」 「なにがしどうだよ!!このこたちは こどもなんだよっ!!おやなんだから なんだっておしえなきゃいけないんだよっ!! じっくりじっくりとね!!! まったくこれだからまりさはだめなんだよ! かりしかのうがないくせに!!! だめおや!ぎゃくたいちゅう!! このくそあんっこさんがああああああああああ!!!」 すると、まりさの頭の中で何かが 『はじけました』 なやむ?どうすればいい? そんなのかいけつするのはかんたんだ それはっ… 「ゆっぎゃああああああッ!!!!」 「れいむがいけないんだよ!!!」 まりさは帽子に隠していた『棒』を れいむに突き刺しました 「いだいッ!!はなぜっ!!!」 「ゆははははははハッ!!!」 まりさは口を一の字に振りました するとどうでしょう、 綺麗にれいむの体が一の字切れたではありませんか 「ゆぎゃああああああああッ!! くそでぃーぶいがああああ!!!」 「くるしまくるしめくるしメッ!!!!」 まりさは踊っていました、れいむも踊っていました それは『死の踊り』あんこが飛び散る、踊りッ!!! 「ゆはー…ゆはー…」 「…………」 ペースト状になったまりさはものすごい快感におぼれました それはカタルシス、あぁ、また味わいたい、 まりさは後ろを向きました、そこには おびえている2匹の子供、 「おちびちゃん…」 「「っぴぃッ!?」」 赤まりさのはらからちーちーがでてきた 「おもらししちゃだめだよぉ 『掃除』しなきゃねッ!!」 親まりさは赤まりさの髪をくわえて ちーちーした場所に叩きつけました 「こうやってッ…そうじッ…するんだよッ!!!」 親まりさは赤まりさを地面に8の字の形に 擦り付けてました、 「ゆぴゃあッ!!やべッ!!やべでッ!!」 「だめだよ!じぶんがしたことは じぶんでかたづけなきゃねっ!!!!」 ぶちゅ… 「あはははっはああああああああ!!!」 又、この世のものとは思えない快感に 酔うまりさ、 解釈 きゅりゅってるよ!? (くるってるよ!?) にゃんであのばきゃおやはみんにゃを (なんであのばかおやはみんなを) きょりょしたにょ!?つぎはりぇいむのばん? (ころしたの!?つぎはれいむのばん?) きょろしゃりぇるの?あのばきゃに!? (ころされるの?あのばかに!?) その時、赤れいむは思い出した 親まりさの後ろからタックルして ぼろぼろにしたことを… しょうだ…りぇいむはあいつに (そうだ…れいむはあいつに) あんなきずをおわしぇたんだ!! (あんなきずをおわせたんだ!!) ほんきでやりぇばきゃてる!!! (ほんきでやればかてる!!!) 正直都合のいい妄想ですけどね まだ、まりさは快感の余韻に 浸っている、 赤れいむはまりさの後ろに回り… タックルッ!!!!! 「ゆふん!!りぇいむのすとろんぐたっくる!! いたしゅぎてちにぇ!!!!」 「…にげればいいものを…ほんとばかだね」 「ゆ?」 ビリリッ!!! 赤れいむの自慢の髪飾りが破れた いや、破かれた、まりさは、知能を得たのだ、 『ゆっくりを殺す知能!苦しませて殺す知能!』 「ゆわあああああ!!りぇいむのじみゃんの きゃみかじゃりいいいいいい!!!!!」 「ゆふふふ…もっと苦しませて、殺してあげるよ!」 知能も得たのだ ぶちゅ しゅみましぇん ぐちゅ やめて ゆるちて どちゅ ゆっぴゃあああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああ あああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 「まだ、味わいたいこの感覚に」 まりさは群れへいどうしていったのだ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1246.html
「ゆっくりしていってねーゆっくりしていってねー」 別にゆっくりが言っているわけではない、ここはゆっくり加工所 牛や馬の厩舎のようなつくりの中で、ここ幻想郷で現れた謎のイキモノ ゆっくり種を加工するところだ ゆっくりたちは驚くことに「生きている饅頭」とでもいうもので 食事や生殖を行い、しかしその体はあんまん肉まんクリームまんなどの饅頭である 「「ゆっくりしていってね!」」 多重音声で答えるゆっくりたちに野菜クズや草などを与える ここはゆっくり霊夢、魔理沙、アリスなどを混成で育てるという場である 広さは10畳程度、地面は土でところどころに鶏を育てるような小屋がある 屋根と網で囲いがしてあるのは内部の逃走を防ぐ役割の他空から迫る捕食種のゆっくりレミリアに対する処置である 数人の男たちがそういういかにも動物の餌を振り撒きつつ、口にする言葉は 「ゆっくりしていってねーーゆっくりしていってねー」 念仏を唱えるように続けるとゆっくりたちがそれに続いて 「ゆっくりしていってね!」とつづけながら撒かれる餌に飛びつく 「うわっ」 そのうちのある男が足元に当たったものを見つけて飛びのく 金色の髪のゆっくりが地面に突っ伏している 「これはゆっくりアリスか、死んでるぞ」 持ち上げると、その顔は強張っており口からぼろぼろと土がこぼれる 「おおこわいこわい」 側に居たゆっくり霊夢と魔理沙が目を細め、体を寄せ合うと なんともうさんくさい表情でそんな言葉を吐く 「こいつどうしたんだ?」 普通、動物を飼ってる厩舎などでは死んだ動物の死因を突き止めるのは人間の仕事だが ゆっくり種の場合は他のゆっくりに聞けば返ってくる、その点は楽だ 「とかいはだから、ほどこしはうけないんだってー」 「あんたたちよくそんなのたべれるわね、とかいってたぜ」 「都会派?なんだそりゃ」 くだんのゆっくりアリスを持ち上げ見てみれば随分とほおがくぼんで髪などの色艶も悪い するとふたたび「おおこわいこわい」をはじめた2匹をぽんぽーんと蹴り飛ばし 年かさの男が近づいてきた。 2匹は「ぷんぷん」と怒ったが少し遠くに餌を投げるとすぐ忘れたように追っていった。 「ゆっくりは死んだやつあざけるのが腹がたつがやー」 少し年かさの男は訛っている 「アリズは外で知恵をづけっど、それにとらわれるんだなや、餌のえりごのみしやる」 「そうなんですか」 「動物のながには鳥とかのう、野性のもんをかおーとすっと、出される餌くわんとしんでしまうやつもおるけどのお、なんかそゆのとはちがうみたいやの」 訛りは幻想入りした日本語のため、分かりにくい部分もあるが 彼は元猟師、要するに習性か、プライドとでも言おうか、ゆっくりアリスは他のゆっくりたちより自分が特別でないと気が済まないという種であるらしい それでも孤立して暮らしていくには種として脆弱過ぎるため群れなどを利用するわけだが ある程度バラバラの群れを渡るようにして暮らせる野生ならともかく、いや野性でもそうなのかもしれないが 自分を精神的上位に置くという、そんなことを気取ってみても少なくともこの場では餌も居場所も一律のものが与えられている、群れはこの厩舎内のすべてのゆっくりでひとつで野性でもゆっくり種にどれだけの格差をつくりだせるものか、その結果現状を否定しつづけるうちに衰弱して死んでしまうようだ 「こいつら全部ココ生まれだぞ?どこから都会派なんて概念を知ったんだ?」 「つっても親は野性のもんやろ?親が教えたんかもしれん、そうでなくてもカラスはカーとなくげんどもな、ハハハ」 他方に餌をやりに行っていた、比較的がっちりした体型の男がゆっくりアリスを抱えて脇に挟んでと合計3匹ほど抱えて来る 「ありすはとかいはだもの、とくべつあつかいはなれてるわ、えすこーとはまかせるわ」 ゆっくりアリスはなんだか口々に若干甲高い声で喋っているが 解せず男は言う、ゆっくりは言葉は通じるが考えが狭く自分勝手で会話は疲れる 「どうします?アリス種はまた数を減らしてるみたいですよ、餌を食わない以外にどうも喧嘩を売って殺されたり、発情時の危険を知ってるらしい成体にやられるようですが」 「うーん、ここは自然から獲ってくるのではなく、できるだけ自然に近い味のゆっくりを人の手で育てられないかということでやってる厩舎だからなあ、だから種別もばらばらでやってるわけだし」 いわゆる地鶏ならぬ地ゆっくり(じゆっくり?)だろうか ふとゆっくりアリスを踏んだ男が見やると 用意した障害物の切り株や小屋の影に数匹の金色の影が隠れたのが見える ああ、と何か理解してがっちりした体型の男に抱えたアリスらを離すように目線を送り 答えてその持って来られたゆっくりアリスが放たれる 他のゆっくりが「うめ!めっちゃうめ!」などと餌に夢中なのに対して 「まあ、わたしはべつにどうでもいいんだけど、わたしのどこにそんなみりょくがあったのかしら、まったくわからないわ、ふふふ」 と誰ともなく自慢?をしているようだ もちろん食べるのに夢中で相手にしているゆっくりは居ない その3匹以外のゆっくりアリス以外は・・・ 餌も食べずじっとりとその3匹を見てる。苦渋の表情を浮かべたのは人間である 「同士打ちもするようだな、こりゃ」 「すみません」 がっちりした体型の男はその身を縮めてしまう ゆっくりアリスを踏んだ男はいいよと返しながらそのがっちりした男に向かって述懐する 「野性でもあの旺盛な繁殖能力でゆっくりアリスの数が少ないはずだ、ゆっくりアリスの群れの外からの視点が、いわゆる群れの思考の凝固を防いでいるようなところもあるんだろうが 脆弱なゆっくりなのにこんなに群れに馴染まない性質をもつとは頭が痛いな ゆっくりパチュリーなんざこんな実験段階の厩舎にまわってこないし こりゃあ、発情で全部ゆっくりアリスになるとかの状況の前にゆっくりアリスが死滅してしまうぞ・・・ゆっくりアリスだけ餌を特別にやるとか何か考えないと」 「さすが元学者さんはゆっくりに詳しいですね」 がっちりした体型の男が賞賛の言葉をかける、元学者という男は頬を掻くが じっとゆっくりアリスを観察しながら年かさの猟師の男が言う 「いや、それはあかんやろ」 「そうですか?」 「いくらゆっくりでも特別扱いしたら不満に思う、フリだけで本当は皆と同じものしか食わさないとしてもなあ 牛や鶏でもそうなんだから、ゆっくりがそうでないという保障もねえや そういうことばっかりめざいといような生ぎもんだしな あとゆっぐりありすはどうもこうやって飼ってる以上は増えないようだど?」 元学者の男は目を見張ってゆっくりアリスを見やる ちょうどまださっきの特別扱いされたと思っている3匹のゆっくりアリスが 誰にも聞かれてない自慢を、ほぼ涙目になりながら続けているおかげでほかのゆっくり種はともかく、ゆっくりアリスは全部動かずにじっとり目線を送り続けている、すばやく数を数える 「本当だ、減ってるけど増えてない、ゆっくりアリスは繁殖すると子が全部ゆっくりアリスになるとか5分5分じゃなくて半分以上の子がゆっくりアリスになるというけど」 「普通は動物っていったら取れる餌が多くなって増えすぎるもんだが ゆっぐりありすはどうも取れる餌が少なくなると、群れを圧倒するために増えるよだな なんともはや」 どうもゆっくりアリスは、自分のためだか意図せずか、自分で自分で命綱のはずの群れの生態バランスを崩しにかかりすらするらしい 元学者という男があきれたようにゆっくりアリスを見やる そろそろ、三匹のゆっくりアリスたちは無視を続けるほかのゆっくり種に偶然をよそおって体当たりし注目を向けさせようとしているようだ、返り打ちにあって踏みつけられた。 「なんでこいつら野性で生きていけるんだ」 思わずこぼした言葉にがっちりした男が身を縮めながら答える またゆっくりアリスが減らないかと気が気でないようだ 「たぶん人間の顔と言葉を持つからだと思います。熊とかでも歌いながら歩くと襲われないといいますし、で妖精や妖怪が避けるのは・・・」 男は大柄な体をさらに縮めて言葉を続ける 「たぶんその人間のなかでも特別な顔に似てるからではないかと・・・」 学者の男は肩をすくめる たいてい妖怪同士が繰り広げる弾幕勝負は死と隣り合わせの幻想郷の神秘、娯楽だが それに参加できる数少ない人間、その人間の顔をぎゅっと潰して中途半端に膨らませるとゆっくりたちの顔になる、どうも本人たちは不本意のようで口にするのも失礼なようだが それでゆっくりたちが生き残ってるというなら、毒蛙のふりをする無害な蛙や毒蛇のふりをする無害な蛇のようなものだろうか 「わしも猟師の仕事があがったりじゃけん、でかせぎにきとるんよ たいていの動物は人間の声で逃げるでの」 思考の海に沈みかけた元学者の男に別方向から声がかかる 「おーいまたやってるぞー」 男が瞬間で思考から戻り、顔を上げ声の元にいく 「ここはれいむのおうちだよ、じゃましないでね!」 「またやったか」 厩舎の端に餌やりの全員、総員6名がそろっている それほどの事件とは 「おまえら言っただろ、それはダメだって」 「あそこはダメになったからここにしたんだよ?ゆっくりでていってね」 主張によると場所を変えたからいいだろうということらしい そこには通称十分育ったお母さんゆっくりこと、ゆうに1m以上の大きさのゆっくり霊夢が半分ほど土に埋まって鎮座していた。 絵面はどうもユーモラスだが、またやらかしたこととはその掘った穴のことだ 「ここでは穴を掘るのはやめてくれと言っただろう」 「しらないよ!ぷんぷん、あかちゃんたちがゆっくりするためにひつようなんだよ、れい むのうちだよ!ゆっくりさせてね!」 「お前が産んだ子は加工されて居ないよ、それは未熟だから代理母を頼んだだけなのに」 「ゆ?わかんない、ここはれいむとあかちゃんたちのいえだよ!」 「ていうか3日前に来たやつだろコイツ、まあ大した母性本能だな」 話は平行線である 元学者の男だけが無言でその様子をみていた。 なんとそのゆっくり霊夢は今も土を食べて穴を掘っているのだ 「はぐはぐはぐ、むーしゃむーしゃ」 「掘るんじゃねえ!」 職員の全力の蹴りが飛ぶ そういえば食事をえり好みするくせに排泄をしないゆっくり種は、代わりにありえないほどの回復能力を持ち、形態としては単細胞生物や植物に近いと永遠亭の研究結果があるが 「ていうか、こいつら餌って土でもいいんじゃねーの?」 「いや、まあ一応は食料となるもの以外を食わせると回復力も味も落ちる一方なんだがな、そもそも普通は口にしようとしない」 さっきまで餌やりをしていた立場からすれば土などを食われてもということだ 土を穴を作るほど食うなどミミズのようである 「どうも子供が居ると一定の場所、巣を求める性質のようです。」 「熊とかといっしょだなや、しっかしそんなしょっちゅう穴も掘っとれんだろに」 「大きい固体ですからね、ココ育ちで経験は無いはずですが・・・本能でしょうか」 一人の男がボロ布を手に巻いて無造作に穴掘りを続けるゆっくり霊夢の下に手を突っ込む 「ゆっくりさせてねッ!!がじ!」 「あーこれだけ大きいと流石に噛まれると痛いねー」 そんなことを言いつつ何事も無く、口を取っ手か何かのように基点にして担ぎ上げると穴から出す。皆心得たもので数人で踏みつけて穴に戻るのを阻止する 「れ゛い゛む゛のおうちーーー!あかちゃんたちがーー!」 「「ままー」」 「あーはいはい、とりあえずもう穴はやめろよ何度やっても無駄だ」 足蹴だ、蹴飛ばすように足で穴からちび霊夢たちを蹴り出す。 「ぷんぷん、おにいさんはゆっくりできないよ、ゆるさないよ」 「あーはいはい、その頭で明日まで覚えてられるなら憶えてろよ、俺は今日はこれで上が りだ、メンバーかわんねえのに誰の顔も覚えたことなんてねえだろ」 「ひどいごとされると顔憶えるが恩義はすぐに忘れるみてーだなや、犬猫と逆や」 「回復能力が高く雑食だから恩義で懐くより利用に頭が向いてるんだろ」 ボロ布を巻いた男に声がかかる 「噛まれて平気なんですか?」 「あーどこまで大きくなってもこいつら噛む力は人間並みだから、普通そんなに噛む力が 強い動物は口がアゴから出てて噛むのを得意とする形状してるだろ、犬とかな こいつらは人間の言葉を話せる代わりにそのへんが弱いのよ、だから餌も食い散らかす 本来は虫とかの一口大の大きさのものを丸ごと食べるか、柔らかい草木をむしりとるよ うに食うんだ、それしか出来ないというのだろうがな」 「だが餌をいちいち一口大に切り刻んでというのは手間がかかる」 「動物が硬い獲物をぐうときは首をこっ、こうやって捻ってちぎるんだども、こいつら首ねえしなあ、顔が地面にめりごんじまう、ハハハ」 「ゆっくりが信条だから食事も楽しむようだしな、むーしゃむーしゃしあわせーってか」 「鼻がないから噛んでも長時間保てないとかも聞きます」 「とりあえず食事のことはいい、この穴だ」 皆はしげしげと穴を眺めた。 太い穴には小さな横穴が掘ってあって、そこに小さなゆっくりがおさまっていた。 小さなゆっくり霊夢が食べて掘ったらしい、このおうちとやらは完成すれば、入り口から直径一メートルの穴が続き奥で小さな分岐がいくつかある、キツネなど巣のようになったはずだ、聞くところに寄ればそういう動物の巣などを怒鳴って追い出し占有するとも聞く 動物だけじゃなく人間の家すらそれをするらしい とりあえずゆっくりを全部巣穴から放り出し、目の前の問題としてはこのゆっくりの巣穴は埋め戻しが困難なことだ、掘った土が無い 「野性だと口に含んで吐き出して掘るそうですが、それをしないのは餌が十分あるからでしょうね、捕食種も居ないから体力が落ちても襲われる心配がないというのもあるでしょう、どうしますか」 「あーあのへんな道具屋の一輪車とやらを買えばよかったー」 「結構手間ですよ、もう何回目でしょう・・・」 「やれやれ・・・」 ほおっておけば厩舎が崩れかねない、穴に落ちてごく小さな種が潰れて死んでも困る そもそも一定のテリトリーなどを許せば、排除行動も行うだろう 前提とした厩舎のつくりになってないという人間側のミスの問題もあるだろうが・・・ ずーんと暗い空気のなる人間をよそ目に一匹のゆっくり魔理沙が巣穴に飛び込んだ 「ここはまりさのおうちだよ!でていってね!」 「ちがう!れいむの!」 相撲取りが太ってると強いという論理でゆっくりの大きな個体は強い 体全体の押しつぶしや体当たりは、その個体より小さな個体はほぼ圧倒する その分大きくなるほど動きは鈍くなる、高く跳ねることはできないし小回りも効かない 足が無いからふんばりが効かず動物や人間などを押し倒すことなど不可能だ、よほど地面に伏せている、寝てるなどと身を低くしているところに押しつぶしを食らえばそれなりにダメージはあるだろうが しかしどこまで行っても体は饅頭で攻撃法もそれ以外無い、飛び跳ねる足音?も相当響く野性では動物はそれで存在自体を避けるようだ つまり、どんなに大きくてもやっぱり人間に足蹴にされて簡単に排除されてしまうわけだ 「いたいよ!せっかくまりさのおうちになったのに」 「あーおら!貴様自分で掘るのはダメでも他人の掘ったのを奪えばいいって腹だな」 「おにいさんがんばってね!れいむのおうちをまもって!」 「あー!!守らねーよ!ここは埋める!誰の家にもしねえ!」 「小屋もあるけど体が入らないのか、もっと大きな小屋が要るのかなあ」 「これ以上おっぎな家となるとぉ、牛が飼えるようになるぞハハハ」 「この場所では無理ですね、この大きさのゆっくり霊夢はまだ3匹くらい居る、元は交配用の処分物を幼児種の育成にもってきたのにどんどん大きくなって」 「餌がいいのかねえ、それとも運動が足りないのか」 「こいつら成長はしても肥え太るというのは聞きませんけどね」 ふと会話は止まり、視線はずっと無言の元学者の男に集まった。 彼はここの責任者だった。 「・・・」 元学者の男は考え、そして端的に言った。 「ここの育成は問題があるから最初からやり直す」 他の五人からはため息とともに嘆息の声が漏れた。 「そして自然のままに育てるという目的は果たされていないため、全部商品にならない 品質のため全処理を行う、撤収」 巣穴はなんと手近な小屋をひっくりかえして突っ込むというぞんざいな方法で埋められ 「れいむのおうちがー!」「まりさたちのおうちがー」などという被害の声を無視し 人間は全員が厩舎から出て行く 「ゆっくりしていってね!」 ゆっくりはさようならもそんな言葉だ 人間皆が哀れみの表情を浮かべているのに気づかない 夜はほどなくして訪れた。 厩舎の明り取りに程度しか開かないはずの天窓部分が全開に開き 人間の声がさっきの地ゆっくりたちの厩舎の天井からする 「はい、う゛っう゛ーはい、う゛っう゛ー」 薄い天井を歩き回る人間の足音にいぶかしげに天井をみやるゆっくりも居るが 大抵は睡眠欲のほうが勝って眠りに入る、すっかり警戒心を失っているのだ それに人間でない子供のような舌足らずの声が返る 「う゛っう゛ー♪」 ここで俯瞰してゆっくり加工場全体を見てみよう 加工場は広く、その施設の中でも鉄の骨組みに編んだツタなどの網で数本の木を丸ごと包んだ、巨大な鳥かごのような施設がある その鳥かごは四方八方に腕のようにトンネルが厩舎の格施設の天井に繋がっているようだ。これが現代ならそのようなものを空調の配管などと答えるところだが空調などではない、そのトンネルは直径一メートルを越えた太さで金属の網製だからだ 「「う゛っう゛ー♪う゛っう゛ー♪」」 処理が開始される 捕食種ゆっくりレミリアが食べるのは他のゆっくり種 加工場では加工に回されないゆっくりをトンネルをつたってその厩舎に行って食べる 要するによほど特別に育てられてる種でないかぎり他ゆっくりの処分に使われてた。 これは工場部の逃走したゆっくりの駆除などにも使われているシステムだ やっと地ゆっくりたちが天井からやってくる天敵に気づく 「まりさはみないこだね?ゆっくりしていってね」 「なあにーれいむねむいー」 「とかいはのありすはりゅうこうにびんかんよ、と・ともだちになってあげてもいいわ」 「「ぎゃお~たべちゃうぞ~♪」」「「う゛っう゛~♪」」 ゆっくりたちは夜目が利かないらしく気づかないようだ もう天井を埋め尽くすほどゆっくりレミリアの大群が存在するのに よたよたぽとんと、とても他の鳥と比較するには無様な様子でゆっくりレミリアが降りる そこにゆっくり魔理沙が近づいた。 「しんがおか?ここはうまくはないがたべものもあるし、ゆっくりしていってね!」 「がぁお~♪う゛っう゛~♪いただきまーす」 「えさはにんげんがもってくるんだぜ?」 会話は成立せず、ゆっくり魔理沙のもちもちのほっぺは半分欠けた。 「むーしゃむーしゃ、う゛ーでりしゃーす♪」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛な゛なんでこんなことするのお゛ーーーー!?」 「おいっしーよ、まりさおいしー♪」 ここに至っても双方にコミニケーションは無かった。 再び牙か八重歯だかの見える口でゆっくりレミリアがゆっくり魔理沙の頬にかぶりつく 「や゛め゛でぇぇぇぇたべないでーーー!ゆっくりできないよお゛ーーー!」 振りほどくようにゆっくり魔理沙がその場で身を翻すと、伸びたほっぺがぶちんと切れた。 「まりざのほっべち゛ぎれ"たあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 ぽろぽろとみずみずしく光る餡子が落ち、すかさずゆっくりレミリアが舌で舐め取る 「もーぐもーぐ、しあわせー!う゛っう゛ー♪」 「まりさしあわせじゃないー!ゆっくり゛できない゛ーーーーーー!」 目の幅涙を流しながら訴えるゆっくり魔理沙の声は無視されて今度は帽子が奪われる ゆっくりレミリアには、いわゆるゆっくり種の特徴、飾りを食べ残す種も居るが 「むーしゃむーしゃ、おつなあじーう゛っう゛~♪」 このゆっくりレミリアは好き嫌いが無いらしい 「やめ゛て、やめ゛て、やめ゛て、やめ゛て」 その後も会話は成立しなかった。 頭が欠け、目が片方欠け、口が半分になるころには声も出なくなり ゆっくり魔理沙はすべてゆっくりレミリアの食事となってゆっくりと腹?に収まった。 そんなことが厩舎の全域で起こっていた。 巨大なゆっくり霊夢は数匹のゆっくりレミリアにたかられ、バラバラ千切られ 逃げ回っていた小柄なゆっくり魔理沙はちょうどジャンプの頂点で噛みちぎられ落ち 口八丁でゆっくりレミリアに取り入ろうとしたゆっくりアリスは会話を解されず 「とかいはのありすにはあ゛りえないよー」などとのたうちまわりながら食われ 小屋に逃げ込んでも、小屋はこの処理を前提にして壁が丸ごとない構造 そもそもゆっくりが入れる小屋にゆっくりレミリアが入れない道理もなく 小屋に逃げたゆっくりは小屋で二人きりゆっくりと捕食されることになった。 厩舎の乱痴気騒ぎはそれだけでなく、必死で背中に子供を隠そうとするあまり押しつぶし殺してしまう母親や、危機に瀕して本能が目覚め、自滅必至の幼生種に交配を強要するゆっくりアリスや「うふうふふ」などと友か親かの死滅に現実逃避し笑い続けるゆっくり魔理沙など ゆっくり朝日が昇るころには全ての種が、文字通りゆっくり消えてなくなった。 「はい、う゛っう゛ーはい、う゛っう゛ー」 天井が叩かれるとゆっくりレミリアはよたよたと飛んで鳥かごの自身の厩舎に戻る 大抵のゆっくりレミリアは夜行性、太陽で消えてなくなるなどという種も居るが太陽は苦手で共通している、が苦手とするわりに遮光の程度は木陰に居る程度でかまわなかったり日傘があれば大丈夫だったりもするのでそのへんはゆっくりらしくぞんざいな作りである 「う゛っう゛~おなかいっぱーい♪」 「はいはい、おじょーさま巣に帰ってね、おねむの時間だよー」 ゆっくりレミリアの飼育員が処理に使った個体全ての帰還を数で確認し天井を閉じた 厩舎には大量の食べかけの饅頭のかけら、そして帽子やリボンなどの飾りが落ちている 朝出勤した別の職員が熊手などでそれもかき集め、他の捕食種ゆっくりゆゆこやゆっくりレティなどの食料とするのだ、そしてしばらくの時間が流れる 「ここがれいむのおうちなんだね」 「そうだよ、ここが新しいおうちだよ、ゆっくりしていってね」 「うんゆっくりしゅるよ、ゆっくりちていってね」 小さなゆっくり霊夢は手のひらからぴょんと飛び、その場所がひとめで気に入った。 母親が居ないという異常事態が依然存在するはずだがゆっくりブレインは忘却を選択 板張りの床に遊具、彼女にぴったりの大きさの小さなおうちに水のみ場 そこに同じくらいの大きさの黒い帽子のゆっくりが近づいてきた。 「ままーままーまりさのままはどこー」 「ゆゆ!あなたはゆっくりできるちと?」 どうも同じく幼いまま親から離されたゆっくり魔理沙のようだ 「ゆ?れいむいがいのゆっくり?ゆっくりちていってね!」 「ゆ?だれ?あ!ゆっくりちていってね!」 本能に刻み込まれたゆっくりしていってねは舌足らずでも通じあいきゃっきゃと騒ぐ 幼くストッパーの親も居ないゆっくりブレインには危機感の三文字は遠いことだ 「名づけるならば幼稚園方式、またの名を紅魔館方式」 腕組みしてつぶやく職員の横から次々に厩舎に放たれるゆっくり種は全部幼生体のみ 処分に対しては上の許可が下りたが厩舎は拡張が効かなかった。 そこで敵が居ない、餌が豊富という厩舎の状況を逆手に取って厩舎を広くできないならば小さなゆっくりたちを飼えばいいという考えである この第一陣以外に同じような幼生体ゆっくりを継ぎ足し継ぎ足し追加し成体になった個体からじゅんぐりに加工に回すという育成計画である 「ありしゅはありしゅだよ、ゆっくりしようね」 「いいよれいむとゆっくりしようね」 職員の一人がふとつぶやく 「これが牛とかならこんな簡単に処分というのは無いでしょうね」 「ゆっくりのサイクルの早さがあればこそだな、抱えるほどの大きさとなるとそれなりに 時間がかかるものだが茎式の出産では即座に喋れる個体が出来る」 「どうだか、外では狩りもせんと肉を食えるていうからのぉ・・・」 ふとある個体が彼女らにとってはとてもとても広い厩舎の端に、板の下に違和感を感じた。 「おにーしゃーんおにーしゃん、れいむのおうちのここへん」 「ここって?どう変なんだい?」 期せずしてその職員は数ヶ月前に同じ厩舎でゆっくりアリスを踏んだ元学者の男だった。 「おこえがしゅるのーへんだよーきょわくてゆっくりできないよー」 「はいはい、おい食事を与えて集めろ前に穴があった所だ、埋めたぞ?・・・それに声?」 さあ食事だよーと餌が撒かれる、餌やりの文句は 「ゆっくりしていってねーーゆっくりしていってねー」 「ここか」 数人の職員がその厩舎の端の板に集まり、がっちりした体型の一人が板に耳を当てる 「しますね、なんか声します。」 「あー?なんだなんだ一体、こりゃ恐怖物語の一説か?」 手早く板が外されると円形にそこだけ色の違う土が見える その色の違う土の一部がなんだかもこもこと動いてる 「ぷは!おそとだーすっきりー」 「すっきりー」 ゆっくりのあらゆる状態を見てきて慣れている職員でもぎょっとしたのはその土から出てきたゆっくり霊夢?が輪をかけて異常な姿をしていたかだ 「おじさんたちはごはんをもってきてくれるひとだね、れいむはおなかすいたよごはんもってきてね、れいむはゆっくりできないよ」 「れいむもこんなのばっかりたべてたからべつのものがたべたいよ、れいむのぶんもはやくもってきてね」 「泥団子だ」 職員のつぶやきが正解である、そこには赤いリボンを付けた黒髪の・・・ゆっくり霊夢型の泥団子が鎮座してゆっくり霊夢のように喋っていた。 「ぷんぷん、れいむはどろだんごじゃないよ、しつれいしちゃう」 「ゆ?」 片方の個体が片方の個体を太陽の下でしげしげと見やる、泥団子である 「よごれてるよ?れいむがきれいにしてあげるねぺーろぺーろ」 「あは、くすぐったいよ」 「あーなんだ汚れてる・・・だけだ・・・よな?」 舌まで砂色の片方のゆっくり霊夢が、もう片方のゆっくり霊夢を舐める さらさらと舐められたゆっくり霊夢からは砂が落ちて下からはもちもちの真っ白な饅頭皮ほっぺが・・・出てこなかった。舐めても舐めても泥の塊 「おおおおおかしいよ、れいむのかおおかしいよ?」 「ななななんんなのれいむのかおなんなの?」 「ちょ、ちょっと穴を見てください、あ?うあ!」 穴を覗き込むと相当深い、別の職員が底に手を突っ込むと肩まで入っている 最後のあ!はあちこちに支道があるようでそれを踏み抜いて職員がつまづいた声 そして掘った土は無い 「君たちいったいどうしたんだい?」 分からなければ本人?に聞いてみればいい、ゆっくり飼育の基本である そして聞いたところによると 夜に眠っているとう゛っう゛ーと唸るへんなのが来てお母さんがおうちで塞がっていたおうちに押し込んで土を食べて食べてといわれたので食べまくっているとそのうち静かになった。 どうやらあの処分の前の日に穴を掘った一メートル越えのゆっくり霊夢の子だったらしい ゆっくりレミリアから守って親が土の中に生かしたようだ 「余計なことを・・・」 「れいむたちどうなったの?」 「俺が聞きたいよ」 時間的にはその処分から1ヶ月が経っている 次の計画の実行のために厩舎には板が張られといろいろやってるうちにどうやら土の中という環境に馴染んだ固体になったようだ、話からすると土だけじゃなくミミズなども食べていたということらしいが子供の個体というのが環境の適応能力の柔軟性を持たせたのか これがホントの地(面の下で生きられる)ゆっくり 「まあ要らないな」 「れいむいらないこじゃないよ?!」 どっかの3姉妹の定型句か 「2匹居るのは好都合だ永遠亭行きだな」 「えいえんていってなあに?」 「ゆっくりできるところだよ、ああゆっくりできるだろうさ、死なない人間が相手だ」 「ここじゃないところでゆっくりできるんだね?ゆっくりしていってね」 無邪気に笑う、名づけるとすれば泥団子霊夢2匹は早々に退出される 「穴は板を張れば全然大丈夫です」 「なら予定通りに育成が始められるな」 加工場の本当の地ゆっくり育成はこれからである 泥団子霊夢が永遠亭でどうなるのかそれはまた別の話 byアンバランス このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/164.html
「ホホホホ....よくぞいらっしゃいました。さて今日はどんなご用件で?ああ?猟ゆっくりをご覧になりたいと承知しました。ではこちらへ」 私はある興味深い話を聞いて里にほど近い廃農場を改築してできたゆっくりの養成所に来ていた。 「ここ最近ゆっくりの駆除数は多くなってますが、ゆっくり全体で見れば統計上減るどころかむしろ増えてるのが現状です なにしろあれはゴキb・・・失礼雑草のようなものですからねホホホホ...それはともかく減らないのは駆除の仕方に問題があるからなのです。 臭いものは元から断つのが一番。巣を見つけてコロニーごと叩きつぶすのが最も効果的と言うわけですなホホホホ.... しかし人間では隠れたゆっくりの巣を見つけるのは難しい。そこでわたくしめはゆっくりにやらせてみればと思いついたのです つまりはコペルニクス的思考転換と・・・オホン、まぁ毒を以て毒を制すと言う訳ですな」 歩きながらの男の説明終わったあたりでガラスの向こうに厩舎らしき場所にいくつもの鉄柵の囲いがいくつもある場所にきた 「ここは未来の生まれたばかりの猟ゆっくりの卵たちを育てる場所でございます。猟ゆっくりというのは若いうちから育てないといけません。 ま、当然ですな…躯が大きくなると態度も大きくなって育てるのも難しいですからなホホホホ....」 一つ囲いの中には大体5~6匹のちびゆっくり達が居る。まだビー玉大から野球ボール程の大きさの様々の子ゆっくりが飼育されている 「ゆっ!」 「ゆ~ゆゆ~♪」 まだまだ子供なのでどれも元気に跳ねまわったり、歌ったり、仲間同士で追いかけっこっしたり藁の上で飛び跳ねたりして遊んでいる。 「猟ゆっくりと言うのは全てのゆっくりがなれるものでは有りません。ここは適性があるかどうかを調べる場でもあるのです。おや… そろそろ時間の様ですな」 案内をしている男がそう言うと厩舎内のベルが鳴り始めた。すると周囲のゆっくり達が急に騒ぎ始めゆっくり達の大合唱が始まった 「ゆ!ゴハン~!」 「おなかしゅいたよ!はやくれいむにごはんをちょうだいね!」 白衣を着た男達がバケツを抱えてやってきた。男たちは囲いの前に立つと餌をエサ入れに流し込む。よく観察してみると小さいゆっくりの 囲いには大量の餌を入れているが、比較的育っている子ゆっくりの方にはその半分かそれ以下しか入れていない。明らかに囲いの中の ゆっくり達の十分の量なエサではない。どういう訳か尋ねてみる 「ホホホ...よくぞお気づきになられました。これも適性を図るプロセスの一つなのです。まぁこちらをご覧ください」 私は案内役に促され今白衣の男が給餌している一つの囲いを覗く。中では3匹の子ゆっくりれいむと2匹のゆっくりまりさ達がエサ台の前に集まっていた。 「ゆ!きょうはきのうよりごはんがすくないよ!おじさんごはんもっとちょうだい!」 一匹の子れいむが声を上げる。しかし白衣の男は次の囲いの給餌に行って既に居ない 5匹はゆーゆーと不満の声を上げていたが 「だいじょうぶだよ。わければみんなたべれるよ」 と5匹の中で2番目に大きいれいむが提案する 「みんなでいっちょでたべればおいちいよ!」 「そうだね!」 と嬉しそうに飛び跳ねながら口々に声を上げる3匹のれいむとまりさ 「そんなのぜったいやだよ!おっきなまりさはわけたらまんぞくできないよ。」 一番大きいまりさが異を唱えた 「ねんちょうしゃのいうことはぜったいだよ!」 それに3番目に大きいれいむが一番大きいまりさの横で援護する。こいつはどうも一番大きい奴の側らしい 「でもみんなでわけないとゆっくりできないよ!」 「そうだよ!」 口ぐちと非難をあげる3匹 「ちっちゃいくせなまいきだよ!まりさをうやまわないれいむはしね!」 そう言うとガキ大将は他の3匹を跳ね飛ばす。 「ゆぎゃっ!」 「い゛た゛い゛よぉぉぉ!!」 「ゆ゛う゛う゛う゛ぅぅぅぅ」 3匹と言えど体格差ではまりさには足元に及ばず成す術もない 「おねえちゃんのいうこときけないけっかがそれだよ!」 と言ってガキ大将の側についてた腰ぎんちゃくのれいむが跳ね飛ばされて動けないゆっくり達の傍で芥悪態を付く 結局餌はガキ大将まりさが総取りし、そのおこぼれを腰ぎんちゃくのれいむが食べていた 「ハフッハフッ!めっちゃうめ!」 「しあわせ~♪」 「おなかすいたよぉ~…」 「ずるいよぉ~…」 「ゅぅ…」 残る3匹はおこぼれすら貰えずその様子を見て愚痴ることしかできなかった。しかし空腹に耐えられず敷いてある稲藁を力なく 食み始めた 「さてお客様ここで一つクイズです。この5匹の中猟ゆっくりの適性があるのはどれだと思いますか?」 私はおそらく一番大きいゆっくりまりさでないかと答えた 「なるほど…ホホホ、それでは選別を行いますのでしばしお待ちください」 案内役はジェスチャーで指示を出すと、一人の白衣の男が今みていたゆっくり達の囲いにやってきた。 「ゆ?おじさんこんどはでざーと?はやくだしてね!」 ガキ大将まりさは開口一番生意気な口を叩く。白衣の男は何かを取り出す 「じらさないでまりさのためにはやくちょうだいね!」 白衣の男は表情一つ変えず何かをまりさの口に素早く突き出す そばで大きな口を開けて餌をねだる口には餌の代わりに尖った鋭い棒が刺さる 「げぶぁッ!」 後頭部に突如風穴を開けられるガキ大将まりさ 「どぉぼでぃでぇぎょんぼどずるのぉ...」 ガキ大将まりさにさした棒を引き抜き何度も突くのが繰り返される 「ゆ゛…ふ゛り…たか…よ」 何かを言い残し息絶えるガキ大将まりさ 「ざまぁだね!」 「いじわるなまりさしんでね!」 それを見たガキ大将に跳ね飛ばされてた3匹のゆっくりは嬉々として飛び跳ねる 「ホホホホ....お客様残念ですが不正解です。あのゆっくりまりさは体格や強さなどは申し分ありませんが、猟ゆっくりに求められるのは、 他の猟ゆっくりとの協調性と主人への忠誠心。 ゆっくり狩りというのはゆっくりの集団を追い込み仕留めるのを目的しております。 単独では難しいので普通はチームを組むのが基本です、お山の大将など必要ありません。強さなどは二の次…そんなものは訓練次第でどうでもなります。無論同族食いする様なのはNGですぞ。例えば10匹の群れを追うのに1匹に食いついて9匹を逃すようなのを猟ゆっくりとは言えませんからねホホホホ....。 それと人を小馬鹿にするようなことを堂々と言うゆっくりが主人の言う事など聞くはずありませんからねぇ。当然ダメ おっと何時までもここで時間を取ってたら昼になってしまいますな。それでは次に参りましょう、ホホホホ....」 案内役は私を次の部屋へ案内する。次は猟ゆっくりに選ばれた奴らが野生のゆっくりの巣の追跡や集団を追い込む 訓練が見れるらしい このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1205.html
注意:虐待成分低めです。結構gdgdです 「グダグダ抜かさずに読ませろ 虐待スレの雄豚共」という司教様や「どんとこーい!!!」な上○次郎教授な方 どうぞご覧下さい 外界から来た友人に聞いたお菓子を再現してみることにした。 材料の確保 まあ、当たり前の事だが材料は毎度おなじみの駄目饅頭、ゆっくり。 ちょっと数が欲しいので親子連れがいいな。 探しに行くのが面倒なので、近くの家から畑を荒らしたゆっくりを貰ってくる。 「ゆー! おじさん、れいむをたすけてくれてありがとうね!!! おれいにあとでれいむのかわいいあかちゃんみせてあげるね!!!」 「むきゅー、いじわるなおじさんからたすけてくれてうれしいよ! ゆっくりしていってね!!!」 「おじさん! かわいいまりさをさっさと助けるんだぜ!!!」 「と、とかいはのありすがおじさんのおともだちになってあげてもいいんだからね!!!」 貰ってきたのは成ゆっくり4匹、あとは虐待お兄さんに渡すらしい。 「まずはれいむをお家に返してあげるよ!」 「なんでなんだぜ! まりさg「ぱちゅr「ありs」」」 予想通り文句をたれる選ばれなかったゆっくり達 「みんなちゃんと帰してあげるよ。順番だよ、順番」 それでも文句を垂れ続ける駄目饅頭共。 「さあ、ここでお別れだ。ゆっくり帰るんだよ」 「ゆっ! おじさん、ありがとう!!! またつかまったらたすけてね!!!」 ぴょんぴょん跳ねて森の中にはいっていくれいむ。 身を屈めながら後を付ける。 饅頭共は非常にのろまで愚鈍なため追跡は楽だ。 しばらくすると、藁や葉で隠した(つもりなのであろう)巣に着いたようだ。 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「「「「ゆっくりちていってね!!!」」」」」」 駄目饅頭が巣に向かって挨拶をすると赤ゆっくりれいむが6匹と成ゆっくりれいむが一匹出てきた。 「ゆっ! おそいよれいむ! ゆっくりしんぱいしたよ!!!」 「ごめんねれいむ! わるいにんげんにつかまってたんだよ!! でもつよいれいむがにんげんをやっつけてかえってきたんだよ!!! にんげんのごはんのあるばしょもわかったし、こんどみんなでごはんをたべにいこうね!!!」 「おかあちゃんちゅごいね!」 「みんなでごはんたべようね!」 「にんげんをやっつけるなんてすごいね! さすがれいむのれいむだよ!!!」 やり遂げてもいない事を自慢する饅頭。 全員の関心が帰ってきたれいむにむかっているうちに一家に近づき。 むんずっ「ゆっ?」ぽいっ ビニール袋に逃がしたれいむを突っ込む。 がっしぼかっ 「人間をやっつけたなんて嘘をつくクズはお仕置きだよ」 「ゆぎゃああ"ぁぁぁ"ぁあああ"ぁぁ!!! やべでええ"ぇえ"ぇぇ"え"え"!!!」 れいむを殴っている間にもう一匹は自分の口の中に赤ゆっくりを入れ、こちらを挑発してきた。 「こへへ、あひゃひゃんはあんへんらよ!!!(これで赤ちゃんは安全だよ)」 あ、ラッキー。そのままむんずと掴み上げさっきのれいむと一緒にビニール袋に放り込み、口を縛る。 これでこの饅頭共は逃げられない。そのまま家に帰り、物置に放り込む。 まりさとぱちゅりーにも同じ事をし、家族をまるごといただく。 ありすのみ別の目的に使いたいから逃がさないけど。 これで材料は揃った。 成ゆっくり れいむx2 まりさ ぱちゅりー ありす 子ゆっくり れいむx2 まりさx3 赤ゆっくり れいむx6 まりさx4 ぱちゅりーx2 下準備 まずは成ゆっくり共を痛めつける。 ゴム袋にゆっくりありす以外を入れ、壁やら床やらに叩きつける。 ビダーン「ゆぎゃああ"あぁぁぁ"あああ"あぁ"あ"」「どぼじでごんなごどz(ry」 餡子がなくならなきゃ死なないらしいので遠慮無く叩きつけ、踏みつぶし、殴り飛ばす。 全員あまり反応しなくなったところでありすに振動を与え発情させる。 「まりざっ、れいむ、ばぢゅりー!! みんながわいいよおおおぉおぉぉぉ!!!」 片方のれいむをゴム袋からだし、ありすに与える。 結果は言うまでもなく、レイプ→にんっしん レイプされている間中れいむたちは叫んでいたがどうでもいい。 これでありすは用済みなので、にんっしんしたれいむ共々透明な箱に突っ込む。 ゆっくり共は恐怖や苦痛で美味しくなるらしいのでこの光景は赤ゆっくりと子ゆっくりにも見せつけている。 調理 相方をレイプされ、孕まされたれいむから取りかかる。 れいむは死にかけながらも「じねええぇぇ・・・」と力なく言った。 まずは超小型電動ミキサーでれいむの片目を抉る。 「いぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!!」 断末魔とも思える絶叫を上げ、苦しむれいむ。この光景はもちろん全てのゆっくりに見せつけている。なぜなら恐怖やk(ry なるだけ苦しめて殺せばそれだけ美味しくなるはずだ。「ごべんなざぃ・・・だずげでぇ・・・・」自分の身に危険が迫ると今度は命乞いを始めた。やめるつもりはないが。 様々な箇所に死なない程度に穴を開け、お玉をつかって口を抉る。歯の部分はいらないのでべっと捨てる。 抉った口から餡子を取り出していき、ボウルに入れる。 れいむが苦しむようにわざとゆっくりと時間をかけて。 残った片方の目から光が消え、痙攣もしなくなったら、残りの餡子を全部掻き出し、ボウルに入れる。 これをまりさ、ぱちゅりーにも行う。ぱちゅりーのみ紫色の餡子なので別のボウルに入れる。 子ゆっくりも同様の処置を施す。 ボウルに空けた餡子を一口サイズに丸めていく 12個だけ中にぱちゅりーの紫餡子を詰める。 餡子で出来た一口大のボールが120個ほど出来上がる。これでメインは出来上がり。 赤ゆっくりはまず底部を切り取り、死なないぎりぎりの所まで餡子を取り出す。 空洞に苺を入れ、ちぇんから作った板チョコで蓋をし、切り取った底部で更に蓋をする。 「ゆ"あ"あ"ぁぁ・・・・」 わずかに残った餡子により意識を持ったまま悶え苦しむ赤ゆっくり。これで当たりの出来上がり これで「餡玉」が完成した 試食 まずは餡子ボールを一つ食べてみる。 じっくりと恐怖を与えながらゆっくりを殺して取れた餡子は非常に美味い。 そして二個目にぱちゅりーの紫餡子の入った餡子ボールを食べてみる。 一口食べると、餡子とサツマイモの味が口に拡がる。 そして、赤ゆっくりを一匹食べる。 餡子と苺の味が同時に拡がり、苺大福を食べているかのような感覚である。 底部に仕込んだチョコレートは赤ゆっくりの体温で少しだけ溶けておりチョコレートの甘みが口に拡がる。 美味いが、一人で食べきるのは厳しい。 せっかくだから寺子屋から帰る子供達にも食べさせてやることにする。 評価 「おにいさん、これ何?」 屋台を借りて、「餡玉」と書かれた紙を柱に貼り付けてぼーっとしていると興味を持った子供達が尋ねてきた。 子供達は好奇心に満ちた目を輝かせ、餡子ボールと動けない赤ゆっくり、そしてこちらを見つめている。 「餡玉って言ってね、外の食べ物だよ。どうだい一つ食べてみるか?」 「うん!」 「一人一つずつ餡子のボールをとって、んで、中を半分に割ってみな。」 「うん!」 「あ、僕のは中が紫色だよ~」 「他に紫のがあった子はいるかい?」 返事はない。 「紫のは当たりだよ。はい、これが当たりの景品だよ」 当たりを引いた子供に赤ゆっくりを与える。 「それじゃみんな食べてごらん」 「!・・・おいしい!!」 「この赤ゆっくり、中にチョコと苺入ってて美味しいよ!」 その後彼らは友達を連れてきてみんなで餡玉を食べた。 子供達には大好評だった。 借りた屋台を返しに行こうとしていると一人の少女が尋ねてきた。 「あの・・・これどうやって作ったんですか?」 「ああ、これはね・・・」 作り方を教えると少女は目を輝かせ、今度作るときは是非とも自分も手伝いたいと言ってきた。 本当は大量に作るのは今回だけにして、あとはありすとれいむにレイプ→にんっしんさせて出来た子供を材料にして少量だけ作り、 教えてくれた友人と一緒に食べる予定だったが、この少女の中では俺がいつも作っていると思っているようだ。 ただ、俺はこの少女が「お菓子作り」を手伝いたいのではなく、「ゆっくりを限界まで苦しめて殺す」方を手伝いたいと思っているであろう事に気付いた。 なぜなら、俺にゆっくりが恐怖や苦痛で美味しくなることを教えてくれた青年のような「におい」をその綺麗な瞳から感じ取ったからだ。 終わり 餡玉についての解説 青森でお正月とかに食べられてる「餡玉」という名前のお菓子です。 ピンポン球より小さな餡玉を一つ取り、二つに割って中に色つき餡子があったら、 その色に応じた景品(餡子で作られたエビや鯛、花など)をたべることができると言う奴です。 (分かりづらかったらGoogle先生にビシッと聞いてみてください) 母の話では昔は駄菓子屋で一個十円で食べることが出来たそうです。 現在はある一部の駄菓子屋か、イトーヨーカドー(青森)の駄菓子コーナーにしかないらしいです。 一箱千円くらい。 今まで書いたSS ドスまりさとゆうか1~3 ゆっくり闘技場(性)1 不幸なきめぇ丸 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2584.html
『ゆっくり女』 14KB 二次創作 現代 創作亜種 二次創作ならぬ三次創作。普通のSSを期待している人は気をつけてお読みください。 注意:普通のSSを期待している人は用心してお読みください。内容は優しめのサイコなホラーです。 サイコホラーというジャンルに忌避感を覚えている方は読むことをおすすめしません。 ゆっくり女 嘘あき 0. 小学生の頃の話だからそれが本当の話なのかは分からない。赤い烏がいるといえばそれを真に受け て、夕焼け空の中を烏を見かけえては烏は赤いなと叫び散らす年代だからな。だから、この話は本当 の話かはわからないが僕の弁明を聞いて欲しい。 1. 最初に彼女と出会ったのは小4の時。夏休みが終わって体育祭が始まる前の辺りだったか。組体操 の練習を何度も何度も練習させられて、女子の一人がピラミッドから落っこちたんだ。それも一番上 の人間が。原因は基板になっている女子が突然崩れた、いや、わざと崩れたんだよ。アンタッチャブ ルのベビーカーみたいに段階を踏んで落ちたならまだしも、頭からズドンと。やりすぎたって感じに 皆青ざめてたんだが、落下したはずのその子はけろりと立ち上がったんだ。それも、頭には何の傷も 残されていない。で、その女子たちの中でひときわ悔しそうなヤツもいたんだ。彼女はとんでもなく いじめられてたんだよ。でもね、藪を啄きたい年頃の俺は興味を持ったんだ。 放課後、保健室から帰ってきて誰もいない教室の中で黙々と帰る用意をしている彼女に俺は声をか けたんだ。 「痛くなかったの? 大丈夫?」 そうきくと彼女は返事もしないでさっさと帰っちまった。だが、あの頃から我慢弱い俺は腕を引っ 張ってもう一度聞いたんだよ。どうして、平気なのかを。 「痛みを感じないから。これでいい?」 素っ気ない答だったけど当時の俺には衝撃的な答だった。だって、双子という存在を実物を見るま で信用していなかった俺だ。まあ、単に俺がアホなだけだが。親に張り手を食らわせられれば痛みを 感じるし、アリに手をかまれれば癇癪が押し潰そうとする。そうさ、実感がないと分からないんだ。 夕焼けこやけでまた明日って歌の名前は忘れたが、イントロ部分が永遠と流れる校舎で俺はあるこ とを思いついた。悪趣味極まりないんだが、本当に痛みを感じないか試してみようと思ったんだ。だ が、自分で手を下すとかいじめるとかは心がひけちゃった。だからこそ、観察に徹してみたんだ。 ひとまず、俺が最初にしたのはいじめの中心人物がなんで彼女をいじめるかを知ろうとした。だが 、口に出して何故彼女がいじめられるのかを聞けばいじめが拡散する恐れがある。この手のコミュニ ティーに対する危機管理に関しては自然と自分の中で溶け合っていたらしい。だから、リーダーと仲 が良い俺にしか取れない行動を取ることにした。 リーダーの名前は飛騨と言って、幼稚園の頃から同じクラスの女子だ。勝気で頭がよいので女子を 率いる立場で、アメリカ風に言えばクインビーってやつだ。だが、どこか冷徹で人を殴ったりしても 何も思わない女子だ。一度、彼女がゆっくりをいじめているときに茶々を入れたら顔面を樹の枝で刺 されたことがある。それぐらいに危なっかしいヤツだが、手綱を取りさえすれば案外扱いやすい人間 である。ただ、誰もしらないだけで暴れ馬の前でなだめるだけが精一杯みたいだ。 「ねえ、どーして霊夢さんをいじめるの?」 そんなことより助けてくれと命乞いをするゆっくりを前に彼女は無表情で金槌を握った腕をふりを ろし続けた。 「なんでって、ムカつくから」 飛び散る歯の欠片を拾って、俺はそれを眺めながら飛騨をじっくりと観察した。だが、飛騨はいつ も通りの飛騨で、感情に率直な体の持ち主だ。ただ、神経に障るから暴力で解決しようとする。それ は、彼女が常に虐殺しているゆっくりと同じように。 彼女がどんな思い出ゆっくりを殺し続けているのかは分からない。野良のゆっくりは自然公園に行 けばどこにでもいるし簡単に捕まえることができる。野良のくせに危機管理能力のないゆっくりが多 すぎるからだ。触らぬ神に祟りがないと人は言うが、神を試してはいけないと書いてはあるが、俺に は何のことだかさっぱりわからない。 「そのうち殺しちゃうんじゃないの?」 「そうかも知れないわね」 次の年が来ても、彼女の行いはエスカレートしていた。物を隠すのは序の口で、掃除中に箒で殴っ たり鉛筆を踏みにじったり。トイレに行けば水をかけられたり。とにかく、男子にまで影響を与える まで飛騨はいじめを辞めなかった。 「私もあの人が嫌い」 飛騨のことをどう思っているかを彼女に聞いた時の答え。落書きだらけの机を窓辺から月の光が照 らし続ける。当たり前すぎる答だったが、俺がどうしてと聞けば予想外の答えが返ってきた。 「生理的に無理だから」 「苛めてくるからじゃないの?」 「痛みを感じないから平気だわ」 その言葉を聞いたのは二度目だった。徹底的に追い込まれているのに彼女は痛く無いというのだ。 これはただの意地っ張りじゃないのかと疑ったけど、手に刺さった鉛筆の芯は本当のことだと物語っ ていた。 「それ、抜かないと」 彼女は自分の手をしげしげと見つめて、雑草が花の側に生えているかのように自分の爪で悪を切り 裂いて鉛筆の芯を取り出してしまった。 「そうだね。体の毒だね」 平然としながら、手の甲から滴る血を拭う彼女に俺はコイツは本物だと、理解させられた。だけど 、肉体の痛みを感じ無いのなら精神的な痛みを感じないのはなぜだろう。誰かに攻撃されたら肉体が 痛いんじゃなくて普通は精神に来るはずなのだ。鐘を鳴らせば中の空気が震えるように本当は心が痛 いはず。 「辛くない?」 感情移入を初めて彼女にした。だが、彼女は痛く無いとだけ呟いたまま僕から離れていった。そん な彼女への思いはどんどん募ってゆく。降りしきる雪のように溶けては凍りつく。自分の興味心は彼 女へと向かっていくのだった。 2. 突然、彼女へのいじめは終わった。クラス全体が彼女を敬遠するような態度に変わったのだ。それ もそのはず、彼女の家は有名なゆっくり愛護団体の団長の家だと分かったからだ。いじめをしていた 人間たちに直接、家に電話がかかってきて色々とほのめかす内容の言伝があったらしい。その事を聞 いて、俺は別の見方をした。彼女がどんなことをしているかを測る物差しが見えたと。 休みの日に自然公園で行われている愛護団体の会合に参加してみた。ゆっくりたちの生態を監視し つつ、 ゆっくりを集めて人と触れ合う物。その中に彼女は嬉々としてゆっくりと触れ合っているの を見つけた。それは、彼らの言葉を借りればとってもゆっくりしていて。学校では見せることのない ほほえましい姿だった。だが、それを見つめていたのは俺だけじゃなく飛騨も見つめていのだ。 その翌日に、自然公園にいたゆっくりのほとんどは無造作に殺されていた。急いで駆けつけた警官 は辺りを封鎖して調査をすると共に動物愛護団体ご取り巻きをなし、涙を流して震えていた。その中 には心に痛みを感じないはずの彼女も仲間として泣いていたのだ。そっと近づいて僕は言ってはなら ないことを零してしまった。 「心が痛いの?」 その言葉を聞いた彼女はただ涙をながすだけで答えは永遠に返ってこなかった。だから、僕は彼女 にこう告げたのだ。 「犯人はあいつだよ」 言葉の意味は直に伝わったのだろう。怒りに震える彼女を初めて魅力的だと感じた。見てくれはそ れなりのものでただのお人形さんかと思えば、血が通った美しい人ではないか。背筋から走る電流が 俺の体を彼女への愛に変えてしまったのさ。一生物の呪いみたいなもので。俺の人生は彼女を軸に回 るようになっちまった。 三日後、彼女が僕に電話をかけて来た。飛騨の家を教えろとタダそれだけで。その事を聞いて僕は 二の句もつけずに住所を教えてあげた。だが、住所を教えるだけでは物足りないので、彼女が何をす るかを聞いてみた。 「ただ、話したいだけ。それだけだよ」 話し合いで終わるはずがないとこの時俺は気づいていた。だから、俺は会いに行くなら一緒に行っ てやると約束を取り付けてしまったんだ。そこからが大変なわけで、俺が彼女を愛している最大の理 由があるんだ。 家の前まで案内してから俺は物陰からずっと彼女と飛騨の話し合いを見つめていた。ポツポツと言 葉をつなぎあう彼女たちはどこか正反対でも同じタイプの人間で反発しあう磁石のように絶対に相容 れない論議がかわされていた。数分の語りから、彼女らは突然外へ出始める。だが、俺は見ていた。 飛騨のポケットにはあの金槌が入っていることを。 自然公園の山の中へ入ってからは急展開だった。飛騨が金槌を振りかぶったのだ。それをまともに うけた彼女は頭から血を流しながら地べたを血液で汚した。葉っぱに掛かった血液を見て、飛騨は慌 てて逃げたんだ。そりゃそうだ、人間は殴られれば血が出るし下手すれば死んでしまう。飛騨だって わかっていたはずなのに、何故あのような真似をしていたのか。自慰をするように興奮した僕はその 場を離れることが出来なかった。ただ、彼女を見つめ続けていたかったのだ。人形のような彼女はや はり人間で。そう思うと体中から血の気が下がり始め、急いで僕は帰宅した。 けれど、一週間も経たないうちに彼女は平然と学校に通っていた。 3. 中学校になっても、彼女は常に一人ぼっちだった。だが、学校指定のセーラー服と古臭くも日本人 らしい長髪が黒豹みたいな雰囲気を醸し出していた。まあ、彼女は深窓の令嬢って感じの美人だった んだ。だけど、お嬢様らしく彼女は誰とも仲良くしようとは思わなかった。また、家が家なので誰も が話をしようとは思えなかったのだ。そんな最中、俺は彼女と付き合うことにした。 「付き合わないか?」 彼女は何の返事もしなかった。ビスクドールのように飾られた彼女は弄ばれる対象のように、当時 の俺はそう思わざるを得なかった。だから、彼女を試してみたくなったんだ。あの時本当に彼女は死 んだんじゃないのかって。 自分のペースで彼女を誘導できないのは分かっているから、自分から彼女に付き添ってみた。まあ 、両親の教育の賜物なのか。彼女は異常にゆっくりが好きで自治会が面倒をみているゆっくりやゴミ あさり・物乞いなんぞをしている野良にまで愛想良く声をかけていた。普通の人間が声をかければ間 抜け面しながら挨拶するか身の程知らずのセリフを吐くか、逃げるかだ。でもね、彼女はゆっくりと コミュニケーションを取るのが異常にうまかったんだ。人間同士じゃそうはならないのに彼女は場の 空気をゆっくりさせる力があったんだ。直行で本題に入るが、彼女はゆっくりじゃ無いのかと思える ようになったのさ。 飛騨にも直接聞いたんだが、確かにあいつは金槌でかち割ったはずなんだ。本気で力任せに脳天を 叩いた。血だって鯨の噴水みたいに出血しまくってたはずなんだ。なのに、けろりとしてやがる。も しかすると、一週間で親御さんが囲っている名医が治したのかもしれない。でも、ありえないんだ。 飛騨は彼女の死体と目を合わせ続けていたからさ。じっと恨みがましく目線が離れなくて根負けして 飛騨は逃げちまった。それ以来、飛騨は興味をなくしてしまったらしいが。 ここからが本番だ。俺が彼女を初めて殺した時の話。ストーカーっぽく彼女に寄り添いながら誰も いない夜道を歩いているときに魔が差したんだ。気がつけば首を両手で締め上げていた。括り殺そう と思ってやったわけじゃない。ただ、彼女が人間なのかを試したかったんだ。だから、血管や神経が 一番集まる謂わば人間の大事な部分を握って確かめたくなったんだよ。とくっとくって鼓動が手に染 み付いてきても俺はまだ疑った。だから、首を締め続けたんだ。でも、痛みを感じないはずの彼女が いきなり俺の手を振り払おうとするんだよ。言葉にならないうめき声をあげながら、俺の手がどんど ん涎と涙で湿っていく。矛盾に近い感情が俺の体を刺激して、彼女を殺してしまった。魔が差したと いう瞬間的な感情だったから、途端に罪悪感と狡猾な計算式が生まれて、俺はその場で逃げちゃった 。だけど、逃げてから何の音沙汰もなく。警察が騒ぎ立てることもなく、彼女は転校したことになっ ていた。 でも、あいつは生きていたんだ。大学生になって初めて授業を受講したときに彼女は前の席にぽつ んと座っていたんだ。 「久しぶり。元気にしてたか?」 軽々しく声をかけられる立場じゃないと分かっていたけど。青褪めるより興味心が猫をも殺す勢い で口から出てきたんだ。 「あなたはだれ?」 彼女らしくもない生気の通った笑顔で俺にあいさつをするんだ。自分のことを憶えていないのかと 勝手な怒りが深々と背筋を駆け巡ったが、俺は抑えて適当に話を合わせた。その時は適当に話に区切 りをつけて、仲良くなるだけなっておいたんだ。でもね、後で確認したら彼女の名前も両親も全て合 致したんだよ。 4. ゆっくり愛でサークルというのに彼女に誘われるまま入った。相変わらず彼女は俺のことをさっぱ り知らないみたいで何度かほのめかす内容も会話に交えたりしたんあが全く引っかからなかった。け れど、彼女の断片であるゆっくりに愛されるって所だけはまだ残っていたんだ。だから、俺は確信し た。彼女はやはり彼女のままだって。きっと、脳を直に攻撃される殺し方を俺がしてしまったから記 憶が飛んでしまったんじゃないのかって。 それから付きっきりで彼女と仲良くなることを心がけたんだ。クソ生意気なゆっくりにだって良い 格好をしたり、サークルのイベント管理だって手伝った。彼女が好むことなら何でもやり遂げたんだ 。でもね、あの時と同じように彼女と仲良く離れなかった。彼女は他の男に興味を惹かれていたんだ 。どうしようかと悶々と悩んだ。悶々と悩んでも仕方が無いと悶々と悩んだ結果生まれて、とにかく 彼女にアピールを続けるようにしたんだ。でもね、彼女は遂に好きな男と結ばれたんだよ。 俺は水の詰まったバケツが頭上でひっくり返ってくるような衝撃を受けた。心苦しい痛みと氷氷と した感情がぶつかってきたんだ。ああ、これでは人生の謎が謎のままになってしまうんじゃないのか 。けれども、俺の両手をまじまじと眺めたら答えはすぐに見つかったんだ。彼女をもう一度殺せばわ かるって。 彼女とはかなり仲が良かったから、彼女が一人暮らしをしていることと住んでいる場所を知ってい た。早速、何食わぬ顔で乗り込んで、適当な理由をつけて彼女の家に上がらせてもらったんだ。入っ た瞬間に猛烈な殺意が湧いたんだけど、近所に他の大学生がいることを知っていたから冷静に考えて 眠らせるか気絶させるかして彼女を殺そうと考えた。その前に、彼女の口から話を聞けるんじゃない かと思えてきたんだ。 「霊夢はさ、ゆっくりなんだろ」 普通の人間から見れば顰蹙をかうような言い方だけど、彼女はこう返したんだ。 「そうだといいね。私はゆっくりが大好きなの!」 気がつけば俺が隠し持っていた果物ナイフが彼女の腹に刺さっていた。 「あっ…あっ……どう……し……て」 声を張り上げられないようにいつの間にか腹に刺さっていたナイフは首の気管の辺りを引いて裂き 始めていた。ギコギコと、ドラマみたいに力任せに抑え付けても切れなかったもんだからさ。信じら れないって、汗でグショグショの髪が張り付いた骸骨みたいな顔が俺を睨み続けたんだ。でも、俺の 手はずっと動いてた。 硬い感触が包丁から伝わってきたときには彼女は死んでいた。でも、そこから逃げ出そうとは思わ なくって、俺は彼女の腹を横に割いてみたんだ。でもね、その中からは黄色い脂身と肉屋で見たこと があるサーモンピンクの腸がでろでろと血と一緒に出てくるだけなんだ。 ああ、彼女は人形なはずなのに。痛みも感じないはずなのに。これは可笑しい。笑いがこみ上げて 、通報されてここまで来たってわけだ。 5. スチール製の机をまたいで担当の刑事は吸殻にタバコを置いた。 「要するに、お前が人形なのかもな」 人間以外の動物は鏡を理解することが出来ない。だから、動物は自分を知ることが出来ない。だか ら、周りの物を観察することによって自己を形成するのだ。犬が周りが人ばかりの環境で生きていれ ば、自分は人だと思ってしまう。そんな感じで、俺は自分を見ていたのだろうか。 「でもね、あの霊夢は人間だったかもしれませんが、中学校と小学校の頃の霊夢はゆっくりだったん ですよ」 ただ、知りたかっただけなのだ。この一生分を賭けても解きたかった謎だったのだ。俺と霊夢、こ の二人の命を賭けたショーだったんだよ。それは、二人の中で抱きしめあいながら感じることが出来 るものだったんだ。それが終わって、残ったものは結果というなんとも味気のないもの。ゆっくりと した時間を味わうだけ味わった結果がこれだよ。 可笑しいな。なんで痛くもないのに泣いているんだろう。 おわり TOEICを受けに行く日なのに徹夜でスラスラと書けてしまったおはなし。ただ、じっくり書くと内容 量が半端ないので男のひとり語りという形を取りました。ホラー風に書いてみたその2です。 内容については言及する気はないのですが、前作から続く生きることってなんだろなってお話。また また、反吐が出そうなほどに電波で腐った内容。飛騨は稗田阿求から。霊夢はまんまです。霊夢に関し てはなるべくゆっくりれいむと喋り方は似せたつもり。 ゆっくり関係なくね? と言われるのは重々承知ですが、ゆっくりという題材だからこそ書けた歪ん だお話だと思います。そう言ってしまうとゆっくりへの皮肉に繋がるのですが。ゆっくり自体不透明で 形而上のあやふやな存在だからいいよね! 堪忍してください。お願いします。 相変わらずチェックは軽く読みなおす程度なので脱字・謝った言葉の使い方があるかもしれません。 その辺りは多めに見てください。自分の気持をすっきりーさせたくて書いたSSなので。
https://w.atwiki.jp/notsearch/pages/136.html
グロリアン グロ動画や画像を集めているサイト。 GLAYを聞こうとした人涙目。 ジャンル 画像・動画 グロ系 総合評価 レベル6- コメント所 タグで不覚にもワロタwww -- スター (2011-09-08 16 17 45) 名前 コメント タグ 仕事柄、男しか居なくてボクからすればハーレムだ。しかも今日は上司に褒められて機嫌がいい。 でも、上司はノンケだし迷惑かけるわけにはいかない。 ボクのケツマンコと雄マラを慰めてくれる兄貴は居ないかなーって掲示板に載せたところ、すぐ1通のメールが着た。 「オラァ!お前の種壷に雄マラ突っ込んで雌泣きさせてやるよ!」 と、普段は敬語でしか来ないメールに、いきなりオラオラ系のメールが着ていた。まったく同じものが大量にある中、そういったものが1つあると目立つというやつだ。 ボクは興味半分でそのオラオラメールに返信をしていた。 返信してみると、まさか返信が来るとは思わなかったと返ってきた。 面白い人なので、メールを続ける事にしたのだが彼は早く会ってボクのケツマンコを掘りたいと言っていた。 彼は毎日雄マラと自分の顔を写した写メを送ってくる。そうして何度かやり取りしているうちに会う日が来た。 ゲイホテルは数が少ないので、男同士でも入れるホテルを探すのに苦労した。ホテルに入ったとたん、兄貴はボクを押し倒し乳首責めをしてくる。 いつも乳首オナニーをしているボクは、兄貴の舐めテクに感じさせられ思わず声をあげてしまった。 パンツ越しにも判るように我慢汁が大量にあふれ出て灰色のパンツにカウパーが凄く染み付いている。 ゆっくりと脱がされ、反動でお腹に雄マラがぺちっとあたる。勃起しても皮がめくれないボクは少し恥ずかしくて俯いた。 兄貴はそんな事お構いなしにボクのケツマンにワセリンを塗りたくり擬似トロマンにさせたところでデカマラを挿入してきた。 兄貴のデカマラは思ってた以上に大きく、19cmもあり、中で膨張しているかのような錯覚に陥いるほど太かった。 ガン堀りされ、本当のトロマンにされたところあまりにも気持ちよくて種付けしてほしいとせがんだところ兄貴はデカマラを勢いよく抜いてボクにビュビュっと濃い雄汁を顔射した。 ボクも抜かれたた衝撃にトコロテンしてしまった…… メールではオラオラ系だったが、リアルでは案外普通な人で言葉攻めはなかったがテクは凄かったのでボクもかなり満足した。 また、会いたいな。