約 108,143 件
https://w.atwiki.jp/mcmilitary/pages/101.html
Minecraft of Tanks(仮) 概要 戦車模擬戦概要ブロマガ 本戦出場戦車が公開 8/3より本戦出場の11両の戦車を公開しました。 本戦で優勝すると思う戦車に、是非投票してみてください。 どの戦車が勝ち抜く? 選択肢 投票 ネコ3世 (218) 和 (13) arukarisui (23) エノール (3) あここあ (1) Shirige (1) そーま (10) tank_goike (16) Guren_Panther (7) じむ (4) 東西往復 (3) [0] (4) 予選ブロックが公開 7/3より予選ブロックを公開致しました。各ブロックの1位・2位と、各ブロックの3位を集めて構築する予備ブロックの1位、総勢11両の戦車が本戦に出場致します。 予選ブロックの終了まで、下記格納テキスト内にて予選を通過する戦車の投票を行っております。是非貴方が勝ち抜くと思うご贔屓の戦車に票を投じてみてください。 + Aブロック どの戦車が勝ち抜く? Aブロック 選択肢 投票 ネコ3世 (15) 和 (3) Skylink (0) miya Q (0) おやすみ (1) amu_yugo (1) 紅葉 (2) あっぷる (0) bo_ny (3) + Bブロック どの戦車が勝ち抜く? Bブロック 選択肢 投票 arukarisui (3) レフとんぼ (1) くろびん (0) にょろにょろ (1) Fletcher (0) エノール (3) 天津風 (0) akimoko (1) + Cブロック どの戦車が勝ち抜く? Cブロック 選択肢 投票 野菜 (1) 東西往復 (0) Shirige (1) 結城ゆきは (0) 井上1380 (0) あここあ (0) kamatama1118 (2) ブレイブ国の人 (0) + Dブロック どの戦車が勝ち抜く? Dブロック 選択肢 投票 そーま (2) 暇人Frandle (0) Sawappy (0) tank_goike (0) 蓮根 (3) 背を向ける (0) 紅ヒ月 (0) 赤色朱色 (1) + Eブロック どの戦車が勝ち抜く? Eブロック 選択肢 投票 Guren_Panther (0) URAN (0) あかめがね (3) こんふぃぐ (6) KAWAMURA (1) momi (1) じむ (0) 赤龍 (0) 全参加者名簿 製作者名 戦車名 予選ブロック ネコ3世 M60 コンカラー Aブロック 和 Pz.Kpfw.II.Ausf.G Aブロック Skylink Strv.112XC Lclerc Aブロック miya Q Fh-4 leopard Aブロック おやすみ M21号戦車ティーガーE型 Aブロック amu_yugo MT-31E Aブロック 紅葉 M48A3 レーヴェ Aブロック あっぷる SY-6 A8 K.Katyusha Aブロック bo_ny NT-7a-9 Aブロック arukarisui XpH-24B Bブロック レフとんぼ MBT-M65A5"Westmare-.NET.Burst" Bブロック くろびん 陸十七号主戦闘戦車D型"エストックD型" Bブロック にょろにょろ WILDCAT Mk=ⅢⅩ12 Bブロック Fletcher M23A5 スヴァローグMk.Ⅳ Bブロック エノール KPz-20 クリシュナ Bブロック 天津風 AzT-2A2 Spatha Bブロック akimoko PA-4 light Mk.3 Bブロック 野菜 Object212-2 Cブロック 東西往復 Ps-28D Stier Cブロック Shirige リチャードS2Mk.12 Cブロック 結城ゆきは T-47-2 "ペナンシュール" Cブロック kamatama1118 T-10 Cブロック ブレイブ国の人 KP-1 Cブロック 井上1380 T34a2 Cブロック あここあ A51 Mk.Ⅷ Challenger2 Cブロック そーま MMT-165A3 グリンブルスティMk.2 Dブロック 暇人Frandle FMBT-8 Dブロック Sawappy M-102 Tigon Dブロック tank_goike S-19e-2 ChallengerⅢ Dブロック 蓮根 EZ-19 FOX Dブロック 背を向ける CT-25A2 Devon Rex Dブロック 紅ヒ月 FV4023/1 A21 Centurion Mk.2 HVSP Dブロック 赤色朱色 RV1A3 strom Dブロック Guren_Panther Pz-11C2D2 "Panther Zwei" Eブロック URAN ST-3M-ruby Eブロック あかめがね Gla-16F8G8 Gymnema Eブロック こんふぃぐ XMT-16C Gespenst NewGenerationDemo Eブロック KAWAMURA ZH-12 Eブロック momi SR.1 エンゲージ Eブロック じむ 87式戦車 チハ改弐 甲型 Eブロック 赤龍 70A3式戦車 北京軍仕様 Eブロック
https://w.atwiki.jp/208sit/pages/16.html
戦車評価 USSR中戦車ルート この評価は個人的な見解に基づいて作成しています。 評価は数字より実際に使った時の使用感を優先、同Tierとの比較でつけています。 USSR中戦車ルート MS-1 Tier1/軽戦車 貫通力 ★★★★★ 威力 ★★★★ 精度 ★★ 耐久力 ★ 装甲 ★ 機動性 ★★ お勧め度★ 苦行度 ★★★ お勧め装備:23mm Vja→45mm mod. 1932 お勧めオプション:Camoflage net(カモフラージュネット/隠蔽性向上)、使い終わったら外すのをお忘れなく。 ソ連戦車の基本。リサーチを進めれば大口径砲を積めるが、それ以上に使い辛い。 リサーチが終わったら次に進むのが吉。 低Tier戦の悪魔、独H735の天敵。 BT-2 Tier2/軽戦車 貫通力 ★★ 威力 ★★★★ 精度 ★★ 耐久力 ★ 装甲 ★ 機動性 ★★★★★ お勧め度★★★★ 苦行度 ★ お勧め装備:23mm Vja お勧めオプション:Spall Liner Light(内張り装甲/HE弾ダメージ減少。体当たりダメージ減少) 最高の機動性を持った高速戦車。ただし装甲は雨避けと思った方が良い。 機動性でかく乱、後方からバックアタックなどを主体に戦う。 間違っても正面から撃ち合う戦車ではない。 速度を生かした体当たり(通称KAMIKAZEアタック)をすると意外に大ダメージを与えられる事もある。自分も痛いのはご愛嬌。 BT-7 Tier3/軽戦車 貫通力 ★★ 威力 ★★ 精度 ★★★★ 耐久力 ★ 装甲 ★ 機動性 ★★★★★ お勧め度★★ 苦行度 ★★★ お勧め装備:37mmZis-19 お勧めオプション:Spall Liner Light(内張り装甲/HE弾ダメージ減少。体当たりダメージ減少) BT-7の強化型。強化具合が半端なのでこれを使うならBT-2で良いのではとたまに疑問になる性能。 初めて使うと非常に弱く感じるが、A-20を使った後になると「まあ戦える」と思う不思議な品。 砲の精度は良いので速度を生かして有利な地形に移動、その後静止し攻撃など。軽~中戦車での戦い方を学べる戦車でもある。 A-20 Tier4/軽戦車 貫通力 ★★★ 威力 ★★★★ 精度 ★★★ 耐久力 ★★★ 装甲 ★ 機動性 ★★★★★ お勧め度★★ 苦行度 ★★★ お勧め装備:76mm L-11 お勧めオプション:Binocular telescope Edit(双眼望遠鏡/視界強化) 不遇の名戦車。最高の軽戦車として格上の過酷な戦場に投入されて悲しい思いをする事が多い。 性能は機動性が良好な他、バランスよく高水準。 主砲を3連射出来るのが売りの37mm automatic SH-37は数字上非常に良好ではあるが、現在罠としか良いようが無い。 A-20が投入される戦場においてこの砲で活躍する幻想は大口径砲によって吹き飛ばされるからである… T-34 Tier5/中戦車 貫通力 ★★★★★ 威力 ★★ 精度 ★★★★★ 耐久力 ★★ 装甲 ★★ 機動性 ★★★★★ お勧め度★★★★★ 苦行度 ★ お勧め装備:76mm L-11→76mm F-34→57mm ZiS-4 お勧めオプション:Camoflage net(カモフラージュネット/隠蔽性向上)、caliber tank gun rammer(装填補助装置/射撃速度向上)、Improved ventilation class(換気改善装置/クルー能力向上) ここに来て報われる傑作戦車。良好な貫通力と精度の砲を装備でき、装甲の薄い部分を狙えば格上の重戦車を遠距離から破壊する事が可能。 最高速度は非常に高いのだが、エンジンが弱いのか加速が遅いのに注意。 装甲は傾斜しているものの薄いので過信は禁物。 T-34-85 Tier6/中戦車 貫通力 ★★★★★ 威力 ★★★★ 精度 ★★★★ 耐久力 ★★★ 装甲 ★ 機動性 ★★★★★ お勧め度★★★★★ 苦行度 ★ お勧め装備:100mmD10T お勧めオプション:Enhanced gun laying drive(改良型砲駆動装置/レティクル収束速度上昇)、caliber tank gun rammer(装填補助装置/射撃速度向上)、Improved ventilation class(換気改善装置/クルー能力向上) 名作中戦車。Tier7~8相当の砲を装備できるので格上の戦車とも渡り合える。 機動性も相変わらず良い。砲等は十分な正面装甲があるが、車体装甲は相変わらず薄い事に注意したい。 T-43 Tier7/中戦車 貫通力 ★★★★ 威力 ★★★ 精度 ★★★★ 耐久力 ★★★ 装甲 ★★ 機動性 ★★★★ お勧め度★★ 苦行度 ★★ お勧め装備:100mmD10T お勧めオプション:Enhanced gun laying drive(改良型砲駆動装置/レティクル収束速度上昇)、caliber tank gun rammer(装填補助装置/射撃速度向上)、Improved ventilation class(換気改善装置/クルー能力向上) 決して弱くはないが名作戦車に挟まれた不遇な存在。 T-34-85を素直に強くしたと言える存在だが、火力は変化してないのでT-34-85で十分と言える。 フリー経験値が十分にあるならスキップしてしまうのをお勧めする。 T-44 Tier8/中戦車 貫通力 ★★★ 威力 ★★★ 精度 ★★★ 耐久力 ★★★★ 装甲 ★★★★ 機動性 ★★★★★ お勧め度★★★★ 苦行度 ★ お勧め装備:100mmD10T お勧めオプション:"Wet" ammo rack class2(湿式弾薬庫/弾薬庫誘爆率低下)、caliber tank gun rammer(装填補助装置/射撃速度向上)、Vertical Stabilizer MKI(砲安定装置/移動時射撃命中率増加) 良好な機動性と耐久力を持つ中戦車の完成系。中戦車にしては厚い正面装甲と良好な傾斜を持ち、大口径砲も良く弾いてくれる。 機動性を生かして重戦車相手に接近戦を挑みたいが、孤立すると弱いので味方との連携を心がける必要がある。 不思議な位に弾薬庫が誘爆しやすく。即死の危険性と常に隣り合わせでもある。迂闊に車体及び砲等側面を敵に向けないようにしよう。 122mm D-25-44という専用装備があるが、貫通が100mD10Tと変わらない割に装填が非常に遅く。T-44の機動性を生かせないのでお勧めできない。 T-54 Tier9/中戦車 貫通力 ★★★★★ 威力 ★★★★ 精度 ★★★★★ 耐久力 ★★★★★ 装甲 ★★★★ 機動性 ★★★★★ お勧め度★★★★★ 苦行度 ★ お勧め装備:100mmLB-1→100mmD-54 お勧めオプション:Improved ventilation class2(換気改善装置/クルー性能増加)、caliber tank gun rammer(装填補助装置/射撃速度向上)、Vertical Stabilizer MKI(砲安定装置/移動時射撃命中率増加) 使っていると稀に罪悪感を感じてしまう中戦車。実質「高機動重戦車」とも言える存在。 傾斜と角度に注意すれば重戦車の砲すら正面装甲で弾いてくれる事も多い。 まず最優先で狙われるので孤立しないように気をつけよう。
https://w.atwiki.jp/government/pages/26.html
戦車の人 ヒトラー、ゲッベルス他で進行する「ナチスちゃんねる」を展開。 ムッソリーニによる「パスタちゃんねる」も第5回にしてレギュラー化。 初音ミクをたまに使用する。 実に150作以上の動画を上げている。 関連サイトなど 本人ブログ→ニコニコ戦車 有志サイト→ナチスちゃんねる@wiki ファンサイト→戦車の人ファンクラブ mixiコミュ→戦車の人 関連タグ 替え歌歴史シリーズ 戦車の人 ナチスちゃんねる 国策放送 パスタちゃんねる マイリスト nicovideo_mylist エラー ( マイリストURLの取得に失敗しました。正しいURLを入力してください。 ) 最新作 代表作 ラジオ 現在、第19回まで放送されている 現在、第5回まで放送されている
https://w.atwiki.jp/jp-summons/pages/198.html
ひとまるしきせんしゃ 陸上自衛隊の最新主力戦車。実在する。 ※出典:陸上自衛隊ホームページ (https //www.mod.go.jp/gsdf/equipment/ve/index.html) 全長 9.42m 全幅 3.24m 全高 2.30m 重量 約44t(全備重量) 懸架方式 油気圧式 速度 70km/h(前進・後進速度) 主砲 10式戦車砲(44口径120mm滑腔砲) 副武装 12.7mm重機関銃M2(砲塔上面) 74式車載7.62mm機関銃(主砲同軸) 装甲 複合装甲(正面要部) 増加装甲(砲塔側面) エンジン 水冷4サイクルV型8気筒ディーゼル1,200ps/2,300rpm 乗員 3名 開発費 約484億円 単価 約9.5億円(平成22年度) 序文 概要 試製一号戦車から10式へ続く日本戦車 2 61式戦車 74式戦車 90式と比較する10式戦車 各部詳細 開発経緯 火力編 射撃管制装置 防御力 機動力 運用 そもそも戦車要るの? 第一参考資料 編集参考資料 作中での活躍 + 旧概要 2010年に制式化された陸上自衛隊の4世代目の主力戦車。 世界初の第四世代戦車とも呼ばれた(現在は第四世代戦車の定義が定まってないので第三世代扱い)。 10式戦車が登場するまで陸自最新戦車だった90式戦車は、重量の問題で富士教導団以外は北海道の部隊に集中配備されている。 そのため、本州や九州、四国における主力戦車は一世代前の74式戦車であり、これに代わる40tクラスの軽量戦車が待ち望まれていた。 これに加えて、C4Iシステムによる情報共有および指揮統制能力の付加、火力・防護力・機動力の向上、そして従来の対機甲戦闘・機動打撃に加えてゲリラ・コマンド攻撃対処能力が必要とされていたのである。 各国の戦車が重量化していく中、10式戦車は全備重量43.3tと戦車としては極めて軽量化されている。 これは73式特大型セミトレーラや有事に数を揃えやすい民間の大型トレーラーでの輸送が可能なほどで、全国の主要国道にある橋のうち10式戦車が通過できる箇所は84%に及ぶ。 因みに90式戦車でも65%、M1など60t級の戦車では40%程度であり、全国での運用に注意を払ったかがわかる。 この43.3tという重量を実現するため、90式戦車より一回り小型化し、新開発の複合装甲を用いる事で、防御力を下げることなく軽量化を実現している。 メーカーによると、90式戦車より防御力は向上しており、現在の主要国のあらゆる戦車砲弾に抗堪できるとの事。 90式戦車に採用されている複合装甲が開発されてから20年近く経過した現在、 当時と同じ材質を用いた場合70%、最新の理論と素材を用いた場合30%の重量で90式戦車と同じ防御能力が得られるとのことである。 以上の様に「軽量化に伴って防御力が大きく低下した紙装甲戦車」と言われることもあるが、真っ赤な嘘である(*1)。 実際問題として、10式戦車は世界最強戦車の一角であり、評価基準で上下動することはあるが、低くともベスト10には入る。 そして、このベスト10に入るような戦車は10式戦車より重い。 本土防衛の最後の盾という点で考えてみると、河川だらけの日本において通過できる橋が多いことは、侵攻してきた敵戦車に対してどれほど有利かは言うまでもないだろう。攻め込むなら判らないが。 同じく最強候補のレオパルト2は70tであり、10式より30tも重いあたりよくわかると思う。 10式戦車には、C4Iによる車両間用のデータリンクシステムが陸自車両として初めて搭載されている。 これは自車の位置や味方の位置を野外コンピューター・ネットワークにより情報共有することで、車内モニターのデジタルマップにリアルタイムに敵味方情報が表示されるというものである。 将来的にはOH-1観測ヘリコプターやAH-64D攻撃ヘリコプターともデータリンク出来るようになり、戦車部隊は作戦環境をほぼリアルタイムで受けながら行動が可能になる。 このメリットははかりしれない。 従来までの戦車の意思伝達方法は基本的には音声通信、あるいは簡単な敵味方識別情報等の信号等であったものが、相互にネットワーク化され様々な情報が自動的にやり取りされることになる。 それまで基本的に単独で戦ってきた戦車が、チームプレイを可能としたのだ。 この機能をフル活用する事で、10式の試作車が戦車教導隊を相手にした模擬戦で、圧倒的な結果を残したと言われている。 なんと90式戦車との模擬戦では、3対14という圧倒的に不利な状況にもかかわらず、10式は1両が撃破判定になったのみで90式戦車は全滅という結果となった。 74式とはどうなったかは言うまでもない(*2)。 こういったシステムは戦車間だけで成立するわけではなく、部隊レベル、連隊レベル、師団レベル、と規模を大きくさせたC4Iネットワークの構築が必要となる。 陸上自衛隊においては、基幹連隊指揮統制システム(ReCs)が前線部隊のネットワーク・指揮統制を行い、その上位システムとして師団等指揮システム(FiCs)、方面隊規模として方面隊指揮システムが存在する。 特科部隊向けのC4Iシステムとは、野外通信システムを介して連接される。 現在、陸上自衛隊北部方面隊第2師団がこのReCsを導入しC4Iネットワークのテスト中。 ちなみに、10式戦車は変態戦車とも呼ばれているが、これはスラローム走行しながらの射撃でも動いている目標に対して高い命中率を実現しているためである。 これは走行中も目標に主砲の照準を合わせ続ける自動追尾機能付きの指揮・射撃管制装置と「走行中も主砲の先端においたワイングラスのワインが零れない」ほどの優れた姿勢安定システムによるものである。 更に小隊長の指示で、同士討ちや重複射撃する事なく目標を射撃する自動割り振り機能も有している。 主砲も軽量化しつつ高威力化し、90式戦車も採用した自動装填装置を装備した国産の44口径120mm滑腔砲を採用している。 因みに、90式戦車までは海外で開発された戦車砲のライセンス生産またはその独自改良型を搭載している。 が、問題発生。 防衛大綱の改正により、戦車定数が激減してしまった。 90式だけでほぼ定数を満たしている状況では、10式の大量配備はもはや夢物語である。 防衛省は16式機動戦闘車にて火力を補う一方、生産ラインを維持できる最低限の生産数である年6両を維持する計画になっている。 しかし、戦車定数を圧迫してる74式戦車が退役すれば、10式の大量配備が実現されるだろう。 序文 自在に移動しつつ敵に対応する射撃力。時速70kmで疾走する44tの巨体。 それが陸上自衛隊の最新鋭戦車、10式戦車である。 極限まで合理化、効率化された車体設計。 戦車に初めて搭載された最新のトランスミッションが初めて可能にした軽快な可動性。 軽量かつ、高い威力を持つ新開発の主砲。 1km先にある5cmの標的を狙える照準性能。 画像認識技術を駆使した自動追尾機能は捉えた敵を決して逃さない。 特殊な装甲により、防御力は従来の戦車から飛躍的に上昇。 国産戦車初のネットワークシステムは、多様な戦闘隊形に対応する。 これが、10式戦車のシステム。すべて国産技術によって成し遂げたものである。 日本の国力を結集し、世界に先駆けて完成した次世代戦車。 これは資料も新たに書き直した10式の解説。そのVersion2である。 概要 10式は1996年から開発が始まり、2010年に制式化された。 全長9.4m、重量44t。 乗員は、車長、砲手、操縦手の三名。 とりあえず戦車製造能力のある各国の主力と比較してみよう。 10式戦車 M1A2 SEPv3 T-14 チャレンジャー2 ルクレール AZUR アリエテ レオパルト2A7 メルカバMk4 99A式戦車 生産国 日本 アメリカ ロシア イギリス フランス イタリア ドイツ イスラエル 中国 全長 9.42m 9.83m 10.8m 11.55m 9.87m 9.67m 10.93m 9.04m 11.0m 全幅 3.24m 3.66m 3.5m 3.52m 3.71m 3.61m 3.74m 3.72m 3.40m 全高 2.30m 2.37m 3.3m 3.04m 2.92m 2.50m 3.03m 2.70 m 2.40m 重量 44t 66.8t 49t 62.5t 56.5t 54.0t 67.0t 65t 54.0t 主砲 44口径120mm滑腔砲 44口径120mm滑腔砲M256 125mm滑腔砲2A82-1M L30A1 55口径120mmライフル砲 52口径120mm滑腔砲 CN120-26 OTOメラーラ44口径120mm滑腔砲 55口径120mm滑腔砲L55 44口径120mm滑腔砲MG253 50口径125mm滑腔砲ZPT-98式 他国の戦車と比較すると小柄で軽い戦車だが、これは日本の国土地形に合わせて限界まで機能を凝集した結果である。 戦車にとって重要な要素は、火力、機動力、防御力の3点である。 10式の火力には、射程距離約3,000mを誇る新規開発の44口径120mm滑腔砲。 74式戦車等に使われているライフル砲では、砲身内に溝が掘られている。 これは発射する砲弾に回転を加えることで弾道を安定させるためだ。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File MO120RT_rifling.png?uselang=ja) この文書は、フリーソフトウェア財団発行のGNUフリー文書利用許諾書 (GNU Free Documentation License) 1.2またはそれ以降のバージョンの規約に基づき、複製や再配布、改変が許可されます。不可変更部分、表紙、背表紙はありません。このライセンスの複製は、GNUフリー文書利用許諾書という章に含まれています。 だが10式戦車砲は滑腔砲の名の通り、砲身内は平滑である。摩擦を少なくして、より速いスピードで砲弾を発射するためだ。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //ja.wikipedia.org/wiki/滑腔砲#/media/ファイル L16_smoothbore.png) この文書は、フリーソフトウェア財団発行のGNUフリー文書利用許諾書 (GNU Free Documentation License) 1.2またはそれ以降のバージョンの規約に基づき、複製や再配布、改変が許可されます。不可変更部分、表紙、背表紙はありません。このライセンスの複製は、GNUフリー文書利用許諾書という章に含まれています。 砲弾は主砲に合わせて新規開発された貫通性能の高いAPFSDSとHEATが使用される。 APFSDSは矢のような形をしており、弾芯の後方の羽によって砲弾を安定させ、一点集中で装甲を貫く。 HEATは爆発の圧力によって生じる化学エネルギーによって金属の噴流を生み出し総甲を貫通する。 副武装としては、砲塔上に12.7mm重機関銃を装備。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File M2E2_Quick_Change_Barrel_(QCB).jpg?uselang=ja) この画像ファイルはアメリカ合衆国陸軍に属する者が職務上作成したものです。これはアメリカ合衆国連邦政府が業務上作成した著作物と見做されるため、この画像ファイルもパブリックドメインとなります。 機動力は、極限まで小型軽量化が図られた1,200馬力のディーゼルエンジンを搭載。 世界で初めて戦車に採用された最新のトランスミッション、HMT(無段変速トランスミッション)はより俊敏で安定した走行を可能にした。 走行性能を大きく左右する履帯にも新型を採用。 そして防御力の面では、砲塔側面に取り外し交換可能なモジュール装甲を採用。 たとえ破壊されても交換が容易で、防御性に優れた新素材が開発されれば、すぐに置き換えが可能。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File JGSDF_type10_Tank_Gun_Turret.JPG?uselang=ja) このファイルはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際ライセンスのもとに利用を許諾されています。 被弾率の高い車体前面と砲塔には、防御力の高い複合装甲として、装甲板の間に複数の素材を挟み込んだ特殊な装甲が施されている。 防弾鋼板のみの通常の装甲では、HEATなどの攻撃を受けると容易に貫通してしまうのだ。 しかし複合装甲は、APFSDSやHEATの運動エネルギー、化学エネルギーを吸収分散させる効果を持ち、貫通を防ぐのだ。 限界まで戦車の性能を高めつつ日本の国土に適合させた10式は、日本の技術力を世に示す究極の戦車と言えるであろう。 さらに10式戦車の実力は、これだけにはとどまらない。 10式には驚異の射撃能力が搭載されている。 一回狙うと狙ったところを外さない機能がついている。車体がどこを向いても、狙ったところをずっと向いている。 撃たれないようにしながら相手を撃つには、運動しながら撃つ方がよい。動き続ければ、相手から撃たれづらい。 スラローム射撃と呼ばれる、蛇行走行で車体がぶれても、主砲が目標物を自動追尾し続け、正確に射撃し続ける機能である。 世界中の戦車で10式にしか出来ない攻撃方法である。 この自動追尾機能は民間でも利用される画像認識技術を高度化したものであり、たとえ相手が動こうとも主砲は自動追尾し続ける。 高い機械性能を誇る10式、その真の実力はIT技術を元にネットワークシステムを国産戦車に初めて用いた点にあると、開発を担当した技術者は言う。 10式には三次元で探査するGPSが搭載され、C4Iと呼ばれるネットワークシステムによって戦車間で情報共有が出来る初めての本格IT戦車である。 車内には、タッチパネル式モニターが搭載され、敵味方の位置関係が表示される。 従来は無線で行われていた小隊長の指示が、10式はこのタッチパネル上で行われる。 ちなみに青と赤で別れ、青が陸自で中央に自分の車両が表示される。 仮に目標配分が偏っていたら、小隊長が脅威度に応じて目標配分を指示出来、そこにはヘリコプター等も含まれる。 自動追尾させるロックオンも指一本。 一言で言うならば、指揮官の感覚を拡大するものである。 指揮官が状況を判断して行動を決断、それを迅速に正確に。それがC4Iである。 これによって戦車運用はより迅速かつ確実に成功させられるようになったのだ。 陸戦兵器の王者こそ戦車である。 火力と機動力と防御力。ここに情報力を加え凝縮することに成功した戦車。それが10式戦車。 これは高い技術によって成し遂げたことであり、技術を磨くことでそれは抑止力へとつながる。 だから日本を攻めようという国がなくなるなら良いのではあるが……あるんだが…… 試製一号戦車から10式へ続く日本戦車 2 まず2である理由だが、1という事実上前編はチハ書くときについてきます。 というわけでまだない。そっちも執筆中。といってもこの部分自体はもう完成してるんだが。 それはさておき。 最新世代ということで、それまでの歴史、どのようにして10式に至ったのかを書かねばならない。 兵器の歴史に戦車が登場してからおよそ百年。 その間、世界中で時代ごとに異なる脅威に対応するため、常により高い性能を求められてきた戦車。 日本ではどのような歴史をたどってきたのか。簡単に解説しよう。 大正末に第一戦車隊が久留米に作られました。これが日本初の戦車隊である。当時の戦車はルノーNC軽戦車。 撮影 1932年日本を本国とするこの写真画像は、以下の条件のいずれかに合致するため、日本の旧著作権法(明治32年法律第39号)第23条及び著作権法(昭和45年5月6日法律第48号)附則第2条の規定により、日本での著作権の保護期間が満了しています。1956年(昭和31年)12月31日までに公表(発行)された。1946年(昭和21年)以前に撮影(製作)された。 ここから国産戦車開発が始まりまして、昭和2年に試製一号戦車が作られました。 撮影 1927年日本を本国とするこの写真画像は、以下の条件のいずれかに合致するため、日本の旧著作権法(明治32年法律第39号)第23条及び著作権法(昭和45年5月6日法律第48号)附則第2条の規定により、日本での著作権の保護期間が満了しています。1956年(昭和31年)12月31日までに公表(発行)された。1946年(昭和21年)以前に撮影(製作)された。 国産戦車の幕開けはこの試製一号戦車。 これはイギリス製の戦車を参考に作られたが、それを上回る性能を示した。 その後、日本初の国産戦車。89式中戦車が誕生。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File Type_89_Yi-Go_at_Tsuchira.jpg?uselang=ja) 本画像はパブリックドメインです 日本は、世界でも数少ない戦車生産国としての地位を確立。その後、新型戦車の開発が次々と行われた。 中でも日本軍の主力戦車として活躍したのが、九五式軽戦車と九七式中戦車である。 撮影 1940年日本を本国とするこの写真画像は、以下の条件のいずれかに合致するため、日本の旧著作権法(明治32年法律第39号)第23条及び著作権法(昭和45年5月6日法律第48号)附則第2条の規定により、日本での著作権の保護期間が満了しています。1956年(昭和31年)12月31日までに公表(発行)された。1946年(昭和21年)以前に撮影(製作)された。 マレー電撃戦として語り継がれる日本軍のマレー半島での快進撃。 このとき、イギリスとの戦闘で大進撃を果たしたのが九五式と九七式であった。 ジットラ・ラインと呼ばれるイギリス軍の強固な防御線を、たったの一日で突破。 わずか55日間で1,100kmの進軍を果たした。 シンガポール攻略の主力を担った日本の戦車部隊。 国産戦車の当時としては高い機動性を示した戦闘であった。 しかし、日本の戦車は大きな弱点を抱えていた。 それは、敵の戦車への攻撃力も防御力も足りていなかったという点である。 九五式と九七式は日本陸軍が主力として大東亜戦争の全般に渡って活躍して、バランスが良く非常に実用性の高いものでありましたが、対戦車戦闘に問題があったのだ。 その問題点が浮き彫りになったのが日ソ国境紛争で最大の戦闘であったノモンハン事件である。 このとき、日本の戦車部隊はソ連軍の戦車に大敗を期した(*3)。 その根本的原因は、戦車の運用思想にあった。 日本軍にとっての戦車は、主に歩兵の盾としての存在である。 つまり、敵の戦車を撃破するといった攻撃をする目的では作られてはいなかったと。 戦車は、歩兵を支援するもの。その考え方を改める時間がないままに、日本は終戦を迎えた。 1950年、朝鮮戦争を機に自衛隊の前身である警察予備隊が設置。 GHQによって兵器の開発を禁止された日本は、米軍から供与された戦車の使用に甘んじる時代が続いた。 「M24 チャーフィー」「M41 ウォーカー・ブルドック」である。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File M24-Chaffee-latrun-1.jpg?uselang=ja) この文書は、フリーソフトウェア財団発行のGNUフリー文書利用許諾書 (GNU Free Documentation License) 1.2またはそれ以降のバージョンの規約に基づき、複製や再配布、改変が許可されます。不可変更部分、表紙、背表紙はありません。このライセンスの複製は、GNUフリー文書利用許諾書という章に含まれています。 この2つについては省略するが、朝鮮戦争でT-34やT-85に対抗できてないまま退役した戦車であり、それが日本に来てたのである。 つまり日本にこれ使ってる時に攻めて来られてたら大変なことになってた。 いや旧軍時代の戦車だともっと大変だったわけだが。来られるだけでも大変か。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File Char_T-34.jpg?uselang=ja) このファイルはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 2.5 一般ライセンスのもとに利用を許諾されています。 1954年、陸上自衛隊が発足。このとき初めて、戦車大隊が編成されたが、まだ戦車の開発は許されなかった。 しかし翌年の1955年、日米共同声明によって兵器の国産化が可能になり、国産戦車は再び息を吹き返した。 まだ、アメリカ戦車である「M47 パットン」を導入する声もあるにはあったのだが、上の通り全然戦車の性能が劣ってたもんだから更新に追われてて日本に供与する余裕なんてなかった。 この画像ファイルはアメリカ合衆国陸軍に属する者が職務上作成したものです。これはアメリカ合衆国連邦政府が業務上作成した著作物と見做されるため、この画像ファイルもパブリックドメインとなります。 そんな訳で国内メーカーは長く途絶えていた戦車開発を再開、戦時中の反省を踏まえ、高い対戦車能力を持つ国産戦車の開発を始めた。 一応、朝鮮戦争中に半島から後送された奴の修理やらオーバーホールやらで技術の蓄積はあったのだ。 そして1961年に戦後初の国産戦車。61式が制式化された。終戦から16年後。ようやく日本の戦車が甦った記念すべき存在。 この戦車から、10式までの4世代に渡って国産戦車の歴史が始まる。 61式の主砲は国産の90mmライフル砲。初めて砲撃力の高い大口径の主砲を搭載した意欲的な戦車となった。 しかし、61式は大きな制約のもとに作られている。 鉄道輸送を前提にしたための車体幅制限。 国土地形的に、鉄道輸送を考慮せざるを得ず、在来線貨車の幅3m以内である必要があった。 国産戦車を復活させた61式の開発だが、同時期の他国の戦車と比べると、火力も防御力も共に非力であった。 そんな61式の詳細を簡単に述べてみよう。出てこないだろうし。 戦前のはチハ辺りを書く時にやる。というかもう書いてある。長くなりすぎたので削った。 61式戦車 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File Japanese_Type_61_tank_-_1.jpg?uselang=ja) 本画像はパブリックドメインです。 1961年に制式化された61式戦車。 某宇宙世紀の作品に同名の連装砲を搭載してる戦車があるがあれは関係ない。 それまで使われていた米軍供与の戦車の更新のために、三菱重工と日本製鋼所が中心となって開発した第1世代戦車である。 ずいぶん丸くて可愛いが、それはこの頃は鋳造砲塔が主流だからである。整形の都合で丸みのある形が多い。もちろん車体を含めてちゃんと避弾経始を考慮してる。 避弾経始とは装甲が傾斜してると敵弾をはじきやすくなるのと、垂直の装甲と比べて見かけ上の厚みが増すため、その分防御力が増す仕様の事を言う。ソ連のT-34が本格的に取り入れたので当時有名だった。上のやつである。 61式は第1世代としては標準的な90mmライフル砲を積んでいるが、アメリカで使われていた同世代のM48パットンよりも砲身の長い52口径砲だったので砲の威力は高かったと言われてる。 ……まぁすぐに105mmライフル砲を搭載した第2世代のM60が開発されているわけだが、そこは戦後初の国産戦車だしねうん。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File M60a1_lesany.jpg?uselang=ja) このファイルはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植ライセンスのもとに利用を許諾されています。 日本の戦車開発は悲しい事に、その予算規模と国内専用ゆえの高価格からどうしても戦車先進国の後手を踏むことが多かった。 エンジンは戦前からの伝統の空冷ディーゼルエンジン。 後部エンジン前輪駆動という戦時主流だった古いレイアウトを採用しているため、ドライブシャフトが邪魔で車高を低くできなかった。戦闘車両として車高の高さは問題だった。 これを教訓に、次の74式では車高を低くした上に、油圧による姿勢制御で攻撃時の露出面積を最小限に抑える工夫がされる。 この61式当初計画では重量25トン、火砲90mm砲と強力なエンジンと低接地圧、装甲は以上を実現する範囲で忍ぶという、当たらなければどうということはないという……どこかの赤い少佐のような仕様であった。実際、ボフォース40mm機関砲までしか耐久試験してない。砲塔の旋回も油圧式だから火災の危険もあったし。 ちなみにだが、開発当時まだ日本陸軍の戦車派閥が残ってまして、76mm砲の25t軽戦車を求める声もあった。もう軽戦車の時代じゃないでしょうに……今はともかく。採用されてしまっていたらどうなってたんだろう。 対戦車火器の発達により、防御を固めるよりも機動力で回避しようという考え方なんだけど、現在の戦車開発を見れば普及したか否かはわかってもらえると思う。ただ誤解のないように言っておくが、機動力は戦車にとって重要な要素の一つであるのは間違いない。 機動力を軽視した超重戦車なんてのが現代に生き残ってないあたり、そのへんわかると思う。マウスみたいな陸上戦艦の再現とか作られる気配ないし。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File Metro-maus1.jpg?uselang=ja) この作品は、作者であるSuperewerによって権利が放棄され、パブリックドメインとされました。これは全世界的で適用されます。 61式はこれだけ機動力にこだわっただけあって、加速性能が現代の第3世代戦車と引けを取らない。日本だと90式相当。 砲は小さく装甲も薄いとはいえ、パワーウェイトレシオから考えると相当加速重視な設計だった。素早い加速で敵の攻撃から逃れるのを目指した。 この61式は全部で560輛が生産され全国に配備。長く国防の任に就いた後、90式が配備されるに従って退役していき、2000年に全車退役した。 全車が実戦を経験することなく退役できたのは、国防の要たる戦車として誇るべきことである。が、砲火力など色々と遅れていたのは事実。 61式が想定していた相手は東宝の怪獣王……ではなくT-34とかT-34/85とかである。 が……当時はソ連全盛期。T-54やら55やらが大量配備されて、それに90mm砲の35t戦車では…… 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File T-54-.jpg) この文書は、フリーソフトウェア財団発行のGNUフリー文書利用許諾書 (GNU Free Documentation License) 1.2またはそれ以降のバージョンの規約に基づき、複製や再配布、改変が許可されます。不可変更部分、表紙、背表紙はありません。このライセンスの複製は、GNUフリー文書利用許諾書という章に含まれています。 このため、61式の開発から間をあけずに新戦車の開発が始められた。そして13年後に74式が誕生。 現在は陸上自衛隊の全国駐屯地に展示されている車両が少数という状態。が、2019年8月5日にこの戦車に動きがあった。 なんでもヨルダン王国のアブドゥッラー2世の要請に応え、滝ケ原駐屯地に展示してあった1輌に再塗装を施し、ヨルダン王立戦車博物館へ無償貸与されることが決定した。 ヨルダンは、イラクとシリアとエジプトとサウジアラビアとイスラエルに囲まれた位置にある。国王はヨルダンの特殊部隊の司令官をやっていた人である。 この要請、なんと王様の趣味……アブドゥッラー王は戦車やら航空機やらを操縦できる上に、上記の通り特殊部隊上がりで、陸自の特殊作戦群の演習も視察してたりする。で、貸与先の博物館も王様の趣味の産物……だが王様だけあってここには120輛も時代背景に法ったジオラマ形式で展示されている。博物館としてはかなりハイレベルな場所である。 ちなみにこれ、事実上の日本戦車初の中東派遣でもある。広報任務だね。 なんで貸与なのかというと、日本は今まで展示であっても戦車の輸出なんかしたことなかったから。だから外務省と防衛省と首相官邸でなんか一悶着あったんだとか。 でもヨルダンって中東の親日国だったりするわけで、あっちの国王のたってのお願いだからね。外交上のメリットも大きいということで、結局貸与という形になった。一応形式上はまだ日本の物ということになってます。 日本戦車は輸出しないわ、国内外で戦わないわなので、実は日本に戦車開発能力があることは世界であまり知られてなかったりする。 これを機に有名になれば良いね。まぁ10式売ってくれとか言われても売れないんだろうけど。 返礼で「アブドッラー2世王立設計開発局(KADDB)」が設計開発した「アル・サーテル(Al-Sater)」という装甲車を貰いました。 出典:防衛装備庁(https //www.mod.go.jp/atla/) この車両はいわば「装甲フォークリフト」のようなもので、防弾装甲が施され小銃で射撃することができる銃眼を2か所設けたキャビンを、フォークリフトのように上下できるようにしたものです。ブルドーザーのようなゴム製履帯を装備して静粛性に優れ、最高速度は12km/h。軍用というより、対テロ制圧用の特殊部隊の装備と言えそうです。 参考先によって、フォークリフトだったりブルトーザーだったりでどっちだよと思うのだが筆者にはわからない。自衛隊で使えるの……?とかそういう事も考えてはいけない。輸送費とか全部あっち持ちなんだし、防衛装備庁としても色々検討しているそうな。 簡単に説明しておくと、あっちはテロで頭を悩まされてきた事もあってね。これ対策のプロ集団の軍隊だから、そういうの用だったら使えるんじゃないかな、きっと。特殊作戦群やSATが、この手の実績がある装備を外国から積極的に買ってはいる。向こうも売り込みに来てるね。 ただ、これの数を揃えなければならない事態は来てほしくないものである……あとコレをどのように使うのかとかは聞かないでください。答えられません。 74式戦車 出典:第6師団公式HP(https //www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/equipment/74tk.html) 自衛隊の2代目主力戦車である。その名の通り1974年度に制式化された戦車で、61式の後継として、日本全国に配備された。避弾経始を重視したデザインの第2世代主力戦車である。 74式は、アメリカの「M60パットン」やドイツの「レオパルト1」などと同様に当時西側諸国の標準装備だった105mmライフル砲を搭載。ようやく国産戦車の火力が、列強各国と肩を並べるに至った。防御では、避弾経始と呼ばれるあたった弾を逸らすための流線型の車体設計がなされている。 また、74式には他国の戦車には無い能力が与えられた。それは、油気圧懸架と呼ばれる車体の姿勢を自由に変えられる機能である。これにより、敵に見つからないように山の稜線に隠れながら射撃を行うことが出来る。山がちな地形の多い日本ならではの独特な機能は、10式にも引き継がれている。国産戦車の伝統的な機能になりました。 上記の通り、61式の制式採用日から3年後の1964年には開発が開始されているため、かなり性急な印象を受けるが、これにはいかんともしがたい理由があった。 61式戦車が制式化された当時、すでに西側諸国ではソ連の「T-54」や「T-55」などといった100mmクラスの大口径砲と避弾経始を備えた厚い装甲を持つ戦車に対抗すべく、主砲口径105mmの戦車の開発を進めており、前述のパットンやレオパルトは60年代半ばにはすでに配備が開始されていた。 そこで当初は61式の主砲を換装した改良型も検討されたものの、走行時のバランスが崩壊する可能性を危惧され、新規設計されることになった。 主砲を変えて攻撃力を上げてもエンジンがそのままなら重量増で速度は低下。装甲も攻撃力と比べ相対的に弱くなるわけだし、全面改修レベルの改良をすると考えたら新規開発は妥当だと思う。 そんなわけで開発開始されたわけだが、防御面においては国産複合装甲がまだ研究段階だったため、砲塔は避弾経始を重視した防弾鋳鋼。車体は、圧延鋼板で構成される第2世代としてはオーソドックスな作りとなった。その点では、ソ連やイギリスに一日の長があったみたいである。 ソ連はともかく、イギリスは予算の都合で正面全体を複合装甲で構成した戦車は作られなかった。イギリス製複合装甲の別名、チョバムアーマーなんてその筋には有名なのにね。 さて74式に戻るが、試作車には随分と贅沢に装備を持たせたらしい。半自動とはいえ、砲弾の装填装置や遠隔式の対空機銃もあった。費用対効果や有用性の問題で、量産車ではオミットされた。コストは無視できないから仕方ない。 逆に試作車から一貫して載っている装備もある。それが74式最大の特徴というべき、独立型油気圧サスペンションである。こいつは標準姿勢から車高を20cm上下できるほか、前後左右のサスペンションを独立して動かせるため、前後に6度ずつ左右に9度ずつ傾けられる。上下20cmや6度というと大したことないんじゃと思うかもしれないけど、戦車くらいのサイズになるとその効果のほどは侮れない。 http //www.nicovideo.jp/watch/so20430404 と、こんな具合に車高や前後左右の傾斜を変えられるのは、スウェーデンの「Strv.103」通称「Sタンク」を参考にしたらしい。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //commons.wikimedia.org/wiki/File Stridsvagn_s.jpg?uselang=ja) このファイルはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際ライセンスのもとに利用を許諾されています。 なにこれって思ったことだろう。これ主力戦車なんです。駆逐戦車でも突撃砲でもなく。 これは無砲塔の自走砲みたいな戦車で、しかも砲は完全固定。上下左右に一切動きません。代わりに油気圧で車体の前後角度を変えられるようにしたそうである。ついでに言うと左右旋回も高速らしい。なぜそこまでして砲固定したんだ。 ソ連の脅威に対するスウェーデン陸軍の回答な訳なんだが、これが撃って隠れて逃げるの究極系なのかもしれない。その場で穴掘ってそこにすっぽり収まれるし。まぁこれの詳しいことは、この動画見てください。 http //www.nicovideo.jp/watch/sm2096212 なおSタンクの後継に全世界の軍事関係やミリオタは結構な注目をしていたが、冷戦終結によりソ連の脅威がなくなったため、現在スウェーデン陸軍はドイツのレオパルト2をStrv.121及びStrv.122として採用しており、Strv.103は全車退役している。ロマンの塊のようなあの形状で進化してほしかった。 ちなみにこれ海外に輸出しようとしてたようなのだが、どこも買いませんでした。 「Sタンク」はこの辺にしておき、74式に戻ろう。 「Sタンク」では低シルエットのために無砲塔とし、その照準動作のために油気圧サスペンションを使うというのに対し、砲塔を有した上で広い仰俯角と地形に合わせて車体の暴露面積を抑えるために使うというのが74式。左右の傾斜まで制御できる能動的な使い方は74式が初。 どちらもアンブッシュを基本戦術とするため、全高が低いのは共通してる。 ちなみにイスラエル軍の武官が見て「これじゃ砂漠で戦えない」的なこと言ったらしいが、砂漠で戦うことは想定してないので関係ないね(*4)。行くのはヤキマ演習場ぐらいである。というわけで、防塵フィルターとかは付いてない。 第二世代戦車の中では「Sタンク」は例外としても、74式は1位2位を争うくらいに車高が低い。避弾経始で弾を反らす以前に、被弾そのものを避けることを目指した結果である。 そして低車高化の分被弾面積が小さくなり、他国戦車より軽量に出来た。その分中は狭いけど(*5)。 そう言うと装甲が犠牲になってるように聞こえるが、装甲厚は当時の他国戦車と比べ見劣りするようなものではなく、前述の西側戦車と比べてもそんなに大きな差はなかった。 どのくらい狭かったのかというとだ。61式と比べて大型化したにもかかわらず、見学に来た米将校が「車長席どこ?」と聞いて、今座ってるとこと回答するくらい。 米将校が砲手席だと思っていたところが車長席で、砲手席はその足先。大柄なアメリカ人だから狭いというわけではなく、日本人の体格でも余裕のない狭さである。 当時すでに対戦車火器の主流となっていた成形炸薬弾に対しては分厚い装甲で防ぐのではなく、61式の時と同様に避弾経始と加速性能による機動力での回避を目指したそうである。 そのためエンジンは瞬間的な加速に優れる2サイクル……しかもツインターボの空冷V型10気筒というディーゼルエンジンを使用し、加速性能は0-200mに限定すれば第3世代に比肩するほど。これは車重とエンジン出力のおかげ。 操縦に関してはマニュアルだった61式に対してセミオートマチックになってる。当時はまだ大出力エンジンをオートマにできるだけの技術がなかった。ヘッドセットでエンジン音はあまり聞こえないわ、タコメーターなんて見てる余裕もないわであり、シフトタイミングに慣れるまで大変なようである。これ以降の自衛隊の戦車はすべてオートマになっている。 次は攻撃力。 主砲は英国のロイヤルオードナンス社製51口径105mmライフル砲L7A1を日本製鋼所がライセンス生産したものである。 弾種は当初APDS(装弾筒付徹甲弾)とHEP(粘着榴弾)だったけど、現在はAPFSDS(93式105mm装弾筒付翼安定徹甲弾とHEAT-MP(91式105mm多目的対戦車榴弾)が開発、配備されてる。 また74式からはさまざまな電子装置が搭載された。ルビーレーザーを使用したレーザー測距儀やアナログ式の弾道コンピューター、砲安定化装置等。 世界的に見ても先進的なシステムであり、主砲発射速度は初弾がレーザー測距による照準後で3秒、次弾がその発射後4秒とされる。 当時としては高度な射撃精度を誇り、現在でも測距装置や火器管制装置の改修などにより、総合火力演習などでは90式に引けを取らない命中精度を誇る。ただ停止射撃ないし躍進射撃での話。 測距装置の更新のほかにも、車内に高分子素材のライナーを追加するなど、見た目には分からない改良がかなりされている。正面装備以外にもやってほしいものであるが、残念ながら予算は無限ではない。 攻撃力に関してもう一つ。 74式にはアクティブ式の暗視装置が量産の途中から採用されており、砲塔正面の向かって右側に装着されてるのがその近赤外線投光器。 試作車ではパッシブ式だったけどコスト的に難があり、採用は見送られたそうである。これは強力なキセノンランプで、照らされれば夜間2500メートル離れた所で本が読めるほどの光量と言われる。 おおむね74式戦車1個小隊につき1台の割合で装着されてる。探照灯のシャッターのような短冊状の赤外線フィルター内蔵で、通常のライトと赤外線ライトを使い分けている。 これ、フィルター使用中は不可視光となるのでついてるのか消えてるのか見た目には分からず、不用意にライトの前に立つと火傷したり被服が熱でダメになったりするらしい。現在ではパッシブ式どころか熱赤外線画像なども使用されるため、だいぶ旧式な暗視装置。 さてこの74式は運用期間が長いこともあり、現在まで大小様々な改修がされている。 初期生産型からかの有名なG型まで簡単に紹介する。 初期型量産の途中から先ほどのアクティブ式照準用暗視装置が追加され、夜間戦闘能力が付与されたりドーザーブレード付きの車両も開発された。 ドーザーブレード付きと言えば、東日本大震災で福島第1原発事故が起こった際、NBC対策がされ装甲による放射線遮断能力も高いため、原発までの車両通路開設に2輌投入される予定だったそうである。遠隔操作のできる車両の手配がついて、派遣はされたけど使用されなかったが。 次はB型の初期型で使用できた装弾筒付徹甲弾と粘着榴弾に加え、装弾筒付翼安定徹甲弾が運用できるよう火器管制装置や砲弾のラックが改良された型である。また初期型も同様にすべて改修された。 その次はC型。B型までオリーブドラブ一色だった塗装が現在使用されている2色迷彩に変更された。B型とC型が混在してた時期もあったりして。 D型は射撃時の熱で砲身が歪むのを防ぐためサーマルスリーブが取り付けられた型である。C型以前の型もすべてD型に改修された。ちなみに着脱可能。 E型は、火器管制装置の改良で91式105ミリ多目的対戦車榴弾に対応した。 8割程度が良い方へと改修。 あとはレア度が高い存在なので、74式が本編に登場するまでおいておく。 一つ有名……と思う話ではあるが、実は74式用の爆発反応装甲が開発されていたりした。 部隊運用まで考慮し、経年テストまで行われた実在するものである。 ただし、自衛隊の戦車運用思想は普通科隊員との連携を重視したものであり、車重アップに加え、味方も殺傷しかねない爆発反応装甲は開発したものの採用はされなかった。 同様の理由で90式にも10式にも、トロフィーみたいな対戦車弾を迎撃するアクティブ防御も採用してない。 特に10式は市街地における対ゲリラコマンドも視野に開発したというくらいだから、敵の制圧のために連携必須の普通科隊員を殺傷しかねない装備はまずい。 世界の趨勢にようやく追いついたかにも思えた日本の戦車だが、しかし世界ではより攻撃力にも防御力にも優れた戦車が開発されていた。 更に東西冷戦の激しさが増し、ソ連による北海道侵攻が現実味を帯び始め、その驚異に対抗する戦車の開発が求められた。 こうした背景の中で生まれたのが90式戦車だ。 90式と比較する10式戦車 出典:ウィキペディアコモンズ(https //ja.wikipedia.org/wiki/ファイル JGSDF_MBT_Type_90_at_JGSDF_PI_center_2.jpg) このファイルはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 2.5 一般ライセンスのもとに利用を許諾されています。 重量50tは、国産戦車の中では最大である。 90式はすでに詳細な記事があるので比較を多様する。書いた人はこの記事と同一人物です。 主砲は120mm滑空砲。10式と同じ口径である。 90式には高度な射撃管制装置が搭載され、走行しながらでも精度の高い射撃管制が可能になった。 砲塔と車体前面には国産戦車初の複合装甲が施され、デビュー当時の正面防御力は世界最強と評された。 74式の倍以上の1,500馬力の高出力ディーゼルエンジンを搭載したことで高い機動性を実現した。 90式に至って、火力、機動力、防御力を兼ね備えた列強国の戦車を超える事になったのだ。 しかし、冷戦終結するとソ連の脅威は遠のき、変わってゲリラやテロリストの脅威が急増。街中での交戦、都市型戦闘に対抗できる戦車が求められ、そうした脅威に対応するために、10式が誕生した。 見通しが悪く、隠れる場所が多い都市部での戦闘には、C4Iによる情報共有が大きな力を発揮する。90式よりも全長が1m短くなった10式は、回転半径が半減し、市街地での行動が格段に容易になった。 90式と同等の火力と防御力を持ちながら、高い戦略機動性と、C4I機能を持つ10式戦車。 世界に先駆けて、唯一日本だけが実現させた次世代戦車といえる。 日本が生んだハイテク戦車、10式は1200社以上の民間企業の力を結集して作られた。そこにはどのような技術が用いられているのか。 戦車にとって最も重要な主砲。90式の主砲はドイツのラインメタル社のライセンス生産品だったが、10式には純国産品が採用された。 10式の主砲開発を行ったのは、東京都品川区大崎に本社を置く日本製鋼所。 日本製鋼所は戦前から、戦艦の主砲などの重厚な鉄鋼製品の開発を得意とする鋼を知り尽くした会社である。陸奥とか。 諸外国で砲身の素材から自社で作ってるところは無い。だいたい素材メーカーに発注してそれを加工してるところばかり。素材の鋼から砲身システムまでを一貫製造できるのは世界でも日本製鋼所のみで、自社で鋼を調合するところからやってる。 10式戦車の鋼の部分は世界で最高レベルのものを準備し、それに合わせて軽量化とか自由に調整することが出来るのだ。 10式の主砲は、如何にして作られたのか。中を高速で弾丸が飛んでいくわけですから、当然まっすぐ、そして円形であることが求められる砲身。これ、完全に職人技で削りながら調整して作っております。 主砲から放たれる弾は、秒速約1,600mというとてつもないスピードを持っている。このとき、主砲内部には約5,400気圧という凄まじい圧力がかかる。砲身は、射撃のたびに非常に高い内部の圧力に耐えなければならず、そのため特殊な鋼材が必要とされる。 その圧力というのが、一般的な機械ではかからないような圧力がかかるので、通常の材料にはないような強度の高さと粘り強さ。その両方を併せ持つ材料が求められた。 砲身の素材が作られている日本製鋼所の室蘭製作所。ここの一角で、なんと日本刀作ってたりする。日本刀製造は伝統が重要であり、なんでその方法が良いのかが最近ようやく解明された。 鋼の純度を高め、鍛錬し、緻密に加工する技術の追求は、千年経とうが変わらない鉄鋼製品の本質といえる。世界史上、最も鋭い刃物を作った日本。ハイテクと伝統の融合が、10式を生んだといえる。 上記の通り、戦時中には戦艦長門の主砲、陸奥の砲身、大和の装甲板など錚々たる物を製造している。 戦時中に陸軍の視察を断ったこともあるくらい海軍の最高機密に属するわけだが、そんなところが時を経て陸自の装備を作っていると思うと胸が熱い。 視察しようとしたのは東条英機内閣総理大臣なんだけどね。 出典:ウィキペディアコモンズ(https //ja.wikipedia.org/wiki/ファイル 41_cm_Mutsu_gun_Yamato_Museum.jpg) 戦艦陸奥の砲身 このファイルはクリエイティブ・コモンズ 表示 2.0 一般ライセンスのもとに利用を許諾されています。 ここで作ってる刀についてはこちらのリンクへお飛びください。 権利上の都合、画像を貼れません。 目標物を自動追尾するスラローム射撃。これを可能にするには、非常に高い精密な主砲角度の制御機能が要求される。 長野県飯田市にある多摩川精機ではスラローム射撃の大きな一翼を担うセンサーを製造している。 実は、戦車用の角度用センサーと同様の機能は、その精度こそ違うがハイブリッドカーの動力であるモーターとエンジンの回転数を同期させるためにも使われている。多摩川精機は、ハイブリッドカー用の角度センサーで世界的に有名な企業であったりするのだ。 戦車用の角度センサーとは別の場所で作られる。驚くことに、戦車の角度センサーは手作業で作られている。しかも精密な作業を行っているのは全員女性。戦車用の角度センサーは機械任せでは出来ない緻密な作業で、1つ作るのに1週間ほどかかる。 この超精密な角度センサーが10式戦車の正確な射撃を実現している。その精度は1km先にあるわずか5cmの的を狙える驚異的な性能である。 戦車の角度センサーはハイブリッドカー用の約1,800倍の精度を持っている。戦車技術は波及効果が高く、意外に我々の身近に存在しているのだ。 ちなみに、多摩川精機はP-1やC-2も一部生産担当している。 国内の高度な技術が神奈川県にある三菱重工業の相模原製作所に集約され、10式戦車が誕生する。 日本の国土事情から、日本の戦車は常に小型軽量化を要求された。戦車とは、本土防衛に必要不可欠な兵器なのだ。 試製一号戦車から始まった戦車開発。多くの問題を乗り越え、ついにシステムすべてが国産技術という次世代戦車の開発。 伝統技術と、ハイテクを融合させ、戦車史上類を見ない性能を高めた戦車、10式。 日本の戦車は、試製一号から始まり、ここまで進化したのだ。日本の国力を結集したその力は抑止力となり、日本の平和を守っている。 各部詳細 出典:陸自調査団(https //rikuzi-chousadan.com/soubihin/sensya/10mbt/10mbt_6.jpg) さて、ざっと10式への流れを語ったところで、本格的に10式について語っていこう。 10式戦車は陸上自衛隊が配備を進めている、61式戦車、74式戦車、90式戦車に次ぐ第4世代の戦車である。この戦車は市街戦や非対称戦を強く意識した自衛隊初の戦車で、開発は防衛省技術本部が担当、試作量産は三菱重工が担当。 非対称戦というのは、相手が正規軍以外との戦闘を言う。ゲリラとか。 そのほかにも上記の通り、90式戦車のとき同様に日本産業界の名だたる面々が参加しております。10式戦車は90式戦車並の攻撃力・防御力・機動力を有しつつも、日本全土で運用できる小型軽量な戦車を目的に開発。 そうして完成した10式戦車は、44tという破格の軽さに90式戦車以上の戦闘力を詰め込んだ、なんとも変態的な戦車として完成。 しかもコストカットにも成功。他所の国の戦車は大体10億超えの価格なのに対し、こちらは9.5億円。調達年によって変動するものの比較的安価である。しかも日本でしか使わず他国にも売らないのにも関わらず。 また、10式戦車では西側戦車の標準的な装備となりつつあるC4Iシステムを搭載。C4Iシステムとは、とても高度な指揮統制システムである。これによって、それまで音声で行っていた命令や位置情報の伝達をデータ端末を使って視覚的かつ正確に伝達できるようになった。 これに関しては後で詳しく。 国産技術の粋を集めて開発された最新鋭の10式戦車。その開発経緯を解説していこう。 開発経緯 2000年代、防衛省は悩んでおりました。当時、数の上で主力だった74式戦車はそれはもう足回りの損傷がひどくて…… 2010年頃には退役が始まるのは予想できていたのです。 で、この時の最新鋭戦車だった90式は性能を追い求めた結果として、重量は38tの74式より12tも重い50t。 これでは北海道以外じゃ使いづらい。 10式 90式 74式 61式 全長(m) 9.42 9.80 9.41 8.19 全幅(m) 3.24 3.40 3.18 2.95 全高(m) 2.30 2.30 2.25 2.49 重量(t) 約44 約50 約38 約35 装甲 複合 複合 圧延防弾甲 圧延防弾甲 値段(億円) 約9.5 約8 約4 約1 大きいとか重いとか超重戦車と言われることが多い90式だが、各国の同世代戦車と比較するならば、かなり小型軽量な部類に入る。 28tの軽量戦車を米軍が新規で作るのが話題になる程度には、各国の戦車は重量級。 それは置いといて、90式戦車は小型軽量に作られた代償として、拡張性を犠牲にしている。そんなわけで各国が整備を進めていたC4Iシステムの搭載は厳しかった。小さく作っといてあとで拡張性がーとか言われても困るよね。 それとは別の問題もあって、当時は冷戦終結直後、どの国も軍事予算は削られる方針にあって、日本も例外にはならなかった。更にバブル崩壊して不景気という。 こんなわけで、「90式戦車の改修」という名目では予算がつかない可能性が高かった。冷戦終結したのに何に使うのって話になるしな。 ……そんなわけで、今回も海外戦車購入が検討されることに。 当時の戦車を今度は簡単にもう一度見てみよう。 M1A2 SEP v3エイブラムス 66.8t レオパルト2A7+ 67.0t ルクレール 56.6t 全部輸出価格で10億円オーバー。 これに加えてC4Iシステムを自衛隊仕様に改修する必要性かある。あとで改修が必要になったとき、自由に出来るかどうかはまた別問題。 そんなわけで輸入案も没。新型戦車の新規開発が決定し、以下のように開発要求がまとめられた。 1:90式戦車と同等の攻撃力+防御力+機動力。 2:C4Iシステム搭載。 3:90式戦車より小型軽量。 4:将来の改修に対応できる拡張性。 5:生産コストも運用コストも安価であること。 簡単に要求をまとめると、強くてC4I積んでて小さくて拡張性もあるやつを安くしろと。 本当にこの国は技術者に無茶を要求する国である。特型駆逐艦もこんな感じに生まれたし。 そして、またやってのけてしまった日本の技術者達。全部満たした戦車を作ってしまったのです。 10式戦車の開発は2002年から始まって、2008年までに5つの試作車両が完成。 2008年に4号試作車が報道陣に公開されて記者会見もやってる。 出典:陸自調査団(https //rikuzi-chousadan.com/soubihin/sensya/10mbt/10mbt_17.jpg) 2009年12月には防衛省装備審査会議にて、部隊の使用に供することを認める評価がなされ制式化が決定。翌2010年には10式戦車として制式化。 それから2年後の2012年に量産初号車が富士教導団戦車教導隊に引き渡されて、10年に及ぶ10式戦車の開発は終了しました。 火力編 主砲は西側の標準戦車砲である44口径120mm滑腔砲を日本製鋼所が新規開発したもので、90式戦車に搭載されていたドイツからライセンス生産してたのより高腔圧に対応させつつ約13%の軽量化に成功。砲の精度は1km先の5cm四方の的に命中させるレベル。これがどの程度すごいかと言うとだ。74式戦車の砲精度が±12cmだったわけなので、ものすごい進歩であると言うことがわかるだろう。 10式戦車は90式戦車同様に自動装填装置が搭載されていて、給弾方式も90式と同じベルト給弾である。 10式戦車の自動装填装置は非常に良く出来ていて、他の自動装填装置を搭載している戦車は装填の時に一旦装填用の砲角度にする必要があったりするのだが、10式のはある程度角度がついてても装填可能である。 つまり装填速度上昇……してると思われる。推測だけどねこれは。手順が減ってる分、多少は短縮されてるのではないだろうか。 10式戦車の貫徹力が上昇した新型の10式APFSDSやHEAT-MPに00式120mm戦車砲演習弾の他、空砲や90式戦車用の砲弾にNATO弾も使用可能。 出典:陸自調査団(https //rikuzi-chousadan.com/soubihin/sensya/type10.html) NATO弾を一応解説しておくと、NATOは北大西洋条約機構の略でものすごく簡単に言うとアメリカとヨーロッパの軍事同盟。 NATO加盟国の弾丸を共通化しておいて各国で弾丸の融通が効くようにしている。もし戦争になった時にフランスとイギリスで弾丸の規格が違ったら面倒じゃない?それを共通化した奴をNATO弾という。 これをそのまま使えるようにしておけば、アメリカの弾丸を日本で使えるわけで。日本とアメリカは同盟国なわけで。つまり重要で便利と。最近はイギリスとかとも仲良いし。 10式戦車は、設計段階で主砲を55口径の120mm砲に換装することも考慮されている。つまり、より高い火力が必要になったら即対応可能。 口径が上がると火力が上がるのか?というか口径なんだ?って人のために解説しよう。 ぶっちゃけQ Aにリンク飛ばせばよいのだが、書きたいのでここで説明する。口径とは、砲身の長さの単位である。 その砲の弾の直径を1口径として、弾の直径何個分かで砲身の長さを表す方法である。例えば、55口径120mm砲だと砲身の長さは6,600mmとなる。 つまり、弾の直径によって1口径は変動する。同じ55口径であっても、105mm砲と120mm砲では違うと。 具体的に計算式にするとこう。 55口径105mm砲 105×55=5,775mm 55口径120mm砲 120×55=6,600mm 注意点だが、これは大砲に限る話であり、小銃や拳銃だとまた別ね。 次に、口径が大きくなると威力が上がるのか?という点だが、大きくなる。 理由はとてもわかり易い。砲身が伸びれば伸びるほど、弾は装薬の爆発エネルギーを長く受けることができるから。エネルギーを受け取る時間が長くなるから、弾の初速も早くなるから、徹甲弾とかの貫徹力が増す。 あと初速が早くなるから、弾の飛翔距離も延びて、射程も長くなると。よって、口径が大きくなれば威力が高くなるのである。 じゃあなんで最初から55口径で作らんのよ。という話になるわけだが。理由は、口径が大きくなると重くなる。コストも増えるよ。長いんだもん、当然だよね。使う金属の量増えるわけだし。 あと砲身が長くなる分たけ小回りが効かなくなる。屋内で殺陣やるとき、刀と槍どちらが有利ですか?と考えるとわかりやすいと思う。特に10式は市街戦や非対称戦を想定している戦車なので、小回りはとても重要なのである。 つまり55口径搭載の余裕というのは保険である。155mm砲搭載戦車とかも出てきてるし、そういうの抜けないと困る。 10式戦車に搭載されている弾の数は、14発から40発までと、まぁ書籍によって幅が広い……どれだよ。 一応参考もここで一緒に書きますと 「軍事研究」ジャパン・ミリタリー・レビュー2008年14発 「PANZER」アルゴノート2008年22発 「丸」潮書房2013年40発 という具合。 まぁ上2つは制式化前の資料なので、多分40発じゃないかなーと筆者は思う。「丸」だし。 不確定だが、日本国召喚に登場している10式戦車はグラ・バルカス帝国の戦車撃破数から「丸」に近い40発前後の砲弾を搭載しているものと思われる。 そして10式は副武装として砲塔上部に12.7mm重機関銃と主砲同軸に7.62mm機銃が搭載されている。 あと乗員携帯火器で折り畳み銃床の89式小銃が支給されている。 射撃管制装置 10式戦車に搭載されている射撃管制装置の性能は世界トップクラスであり、スラローム走行中での射撃を世界で初めて実現。 これはとてもすごいことであり、上で書いたようなとても高精度な射撃管制装置があってようやく実現した。 10式には自動索敵機能が搭載されており、目標の探知、識別、脅威度判定を全自動で行うことが可能である。探知した敵はC4Iシステムを搭載した味方のすべてで共有される。車長席に搭載されている液晶ディスプレイに色やアイコンとかで視覚的に表示される。 10式戦車で小隊行動をした場合、小隊長が目標指示を行うと自動で指示された目標に照準して、目標の弱点をデータベースから割り出し、自動で弱点に照準する機能を有している。 そして5センチ四方の的に当てる砲精度で弱点を正確に撃ち抜く。自動で照準してあとは砲手が引き金を引くだけ。射撃後は自動的に撃破判定を行い、撃破不確実と判断した場合は乗員に次弾射撃をリコメンドする機能まで搭載してある。 つまり10式戦車は 目標の探知 識別 脅威度判定 照準 撃破判定 と、ここまで出来ると。 10式は90式が出来た行進間射撃は当然として、上で書いたスラローム射撃に急速後退しながら射撃する後退行進射撃も可能であり、とにかく高い評価がなされている。 ハイテク戦車ここに極まれり。隊員の間では「走るコンピューター」と呼ばれている。ネットとかで変態戦車っていう単語が出てきたら、だいたい10式を指してると思って良い。 次にC4Iシステムだが、C4Iシステムとは、各国で整備が進んでいる指揮システムで、データリンクの一種と思って良い。敵の位置とか種類とかの情報の共有を自動で行えると。ただC4Iだと戦車のステータスや命令などの共有もやる。 10式戦車では、このC4Iシステム経由で得た情報を液晶ディスプレイに色やアイコンなどで視覚的に表示する。小隊長はこのディスプレイに表示された目標をタッチパネルを使って、小隊車に振り分けることが出来るから、オーバーキルや同士討ちを避けることが可能。 10式戦車はこのC4Iシステムによって、集団での戦闘力を格段に向上させていて、10式戦車を装備した戦車小隊は自衛隊のアグレッサー部隊を打ち負かしたのだとか。このアグレッサー部隊は自衛隊創設以来、数回しか負けたことがないので、とてもすごいことである。 このC4Iシステムは将来的に陸上自衛隊の偵察ヘリコプターや戦闘ヘリコプターにも搭載予定なので、ヘリコプターで発見した戦車を10式戦車が撃破する……なんてことも将来的には可能である。 もちろん10式戦車に対戦車ミサイルを発射した敵に対して、戦闘ヘリコプターが機銃掃射するなんてことも可能になる。空と陸での連携が強化されると。 このC4Iシステムが本格的に陸上自衛隊に整備されたら、陸自の戦闘力は格段に向上することだろう。 射撃映像 ※出典:陸上自衛隊ホームページ 富士総合火力演習・そうかえん (
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/17930.html
登録日:2010/03/24(水) 14 46 40 更新日:2024/09/19 Thu 23 20 06NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 - (◎) KO イッテツ戦車 オヤジ戦車 ガンコ戦車 クロスボウ クロスボウヤー コドモ戦車 ゴウジョウ戦車 タンク チビタンク トラウマ ヘンクツ戦車 ボウヤー モンスター 一徹 不思議のダンジョン 偏屈 動きたくなくなる 坊や 大砲 子供 常連 弓矢 強情 強敵 戦車 最多段LVUP 爆発 西のイッテツ 親父 雷 頑固 風来のシレン 魔物 プロローグ ボウヤー/コドモ戦車/オヤジ戦車とは… ヨーオッ ド゙ン ハッ ボウヤーはクロスボウヤーになった クロスボウヤーはコドモ戦車になった コドモ戦車はちびタンクになった ちびタンクはオヤジ戦車になった オヤジ戦車はガンコ戦車になった ガンコ戦車はゴウジョウ戦車になった ゴウジョウ戦車はイッテツ戦車になった イッテツ戦車はヘンクツ戦車になった \(^o^)/ シレンは50ダメージを受けた シレンは50ダメージを受けた シレンは倒れた …寸劇失礼。 概要 『風来のシレン』シリーズに登場するモンスター。情報発表時点でイラストを貰い、CMにも登場している常連枠。 催眠術師のゲイズ、投石屋デブータ、ストーリー終盤の常連ドラゴン、装備品ロストの代名詞ケンゴウ/セルアーマーと並ぶ、 凶悪かつ代表的なモンスターで、一族総出で飛び道具を使う。 系統図 2024年に発売されたシレン6までには以下の種類が登場している。 ボウヤー系 ボウヤー(→クロスボウヤー)、(オトシボウヤー→オオアナボウヤー) コドモ戦車系 (ボウヤカート)→コドモ戦車/クロスカート→(吹き飛びカート→)ちびタンク/貫通カート オヤジ戦車系 オヤジ戦車→(ガンコ戦車→ゴウジョウ戦車→)イッテツ戦車(→ヘンクツ戦車) 能力と活躍 Lv1のボウヤーは木の矢を、Lv2のクロスボウヤーは鉄の矢を遠くから誰がいようとお構いなしに放つ。 初代では序盤の山間渓流で他のモンスターを誤射した結果クロスボウヤーが誕生してしまい、その勢いで瞬殺されるというお約束ネタがある。 さらにレベルアップしてコドモ戦車系になると倍速行動になり、コドモ戦車は逃げ回りながら鉄の矢を放つ。 だが、ここまでは攻撃が外れたら矢を回収できてまだ美味しい。危険ながら魅力的なモンスターである。 しかし、コドモ戦車がレベルアップしてちびタンクになると、こいつは銀の矢を放つ。 この銀の矢は地形やキャラクターをすべて貫通するので、回避したとしても再回収することはできない。 そして、後ろに他の生物がいればそいつにも当たる。 そいつが死ねば当然、ちびタンクはさらに進化する。 本当の恐怖はここから始まる。 こうして、コドモ戦車系から進化してオヤジ戦車系になる。 ここからは全て、盾の強さが関係ない固定ダメージ攻撃が風来人を容赦なく襲う。 攻撃も矢から大砲に変わり、射程10マス×炸裂範囲9マスの攻撃になる。 炸裂範囲内に他のモンスターがいればダメージを受け、巻き添えで倒れればレベルアップにつながる。 Lv1のオヤジ戦車は鈍足行動だが、大砲を撃ち、20ダメージを与える。 Lv2のガンコ戦車になると通常速度で行動し、30ダメージの大砲を打つ。 さらに、Lv3のゴウジョウ戦車になった場合は2倍速1回攻撃で、40ダメージの大砲を打つ。 最後に行きつく先であるイッテツ戦車も2倍速行動で、40ダメージの大砲を打つ。 しかも2連続で撃つので、1ターンに80ダメージを受ける計算になる。 その上を行くヘンクツ戦車や『4』『5』『6』のイッテツ戦車は2倍速かつ、さらに50ダメージの大砲を2連続で打って来る。やめれ。 オヤジ戦車の時点では下位種のちびタンク等よりも御しやすかったりするが、他のモンスターや旅仲間が巻き添えになると悪夢の始まりとなるので油断ならない。 禍根を絶つために自分と隣接した敵を倒しておく、護送が必要な時は一時しのぎするなどで対策したいが、自分から離れたところで勝手に成長することもあり、始末に負えない。 ちなみに「封印の杖」などを使えば大砲攻撃を封じられるが、シリーズによっては悪手になる。 顕著なのはイッテツ戦車の場合で、初代だとカンスト攻撃力で轢き殺してくるため、息の根を止めるまで油断ならない。 初代以降でも封印しておけば安全なタイトルと、封印してもその階層相応のパワーを持つタイトルが混在しているので、一度確認は必要。 更に作品が進むにつれ、大砲の爆風で壁どころか地面に置いてあるアイテムも木端微塵にされてしまうというおっかない能力が付いた。 AIも発達してしまい、こちらに正確に軸を合わせてから砲撃してくるので近づく為の隙が減り、遠距離から不意討ちをかまされるケースも多くなっている。 最悪なことに直撃しなくても爆風に巻き込める位置なら撃ってくるため、それも頭に入れて立ち回らないと容赦なく消し炭にされる。 いっぽうでイッテツ戦車は経験値も比較的多めで、誕生させやすいのがセールスポイント。作品によってはHPが低いので固定ダメージで素早く狩ることもできる。 特にシレン2の「中腹の井戸」ではボウヤー、コドモ戦車からレベルアップさせた上で無力化し、レンサのワナを中心としたコンボで荒稼ぎするのが定石となっている。 唯一、アスカ見参!では早期から通常出現することもあり、経験値は1000に惜しくも届いていない。 対策・利用法 イッテツ戦車が深層に出てくるシリーズでは、爆発のダメージを軽減できる地雷ナバリ/爆発隠の盾が欲しい所。 その強さはこちら側の最大HP(低い時は250、多い時は999。)によるものが多いが、大抵低くなりがちなので盾の能力が重要視されやすい。 作品によっては秘技「爆弾無効」、道具「冷え冷え香の壺」「耐炎耐爆のお香」で爆発のダメージを一時的に無効化できるので、出現階層で持ち合わせがあれば是非。 爆発ダメージを軽減したら後は力押し。他に爆風に巻き込まれそうな敵がいる場合は手伝ってもらいこちらでとどめを刺すなどして、暴走を防ぐことも忘れずに。 『シレン5』では「爆発無効印」という最強の対抗手段が追加。付けられればイッテツ戦車もただの鉄クズと化す。 ただしその分付ける手間も最難クラスで、「爆発の腕輪」「予防の巻物」「土塊の杖」を盾と同時にマゼルン種へ飲み込ませる必要がある。 3000ポイントで交換できる爆発の腕輪や普通に拾える上に白紙の巻物にも書ける予防の巻物はともかく、土塊の杖は入手できるダンジョンがかなり限られている超貴重品。 フォーチュンタワーでは高級店をひたすら探す以外に手に入れる手段がないので、もしストーリー攻略中に合成出来たら超ラッキーである。 モンスターの壺/エレキ箱で仲間にしたり肉/桃まんで変身した場合、ボウヤー系なら無限に木の矢・鉄の矢を稼ぎ放題。オヤジ戦車系なら大砲の球を撃ち放題になる。 飛び道具は他の強力なアイテムやHPの消費を抑えられるので言わずもがな優秀、時には99本セットを何束か常備するのも悪くない。 オヤジ戦車系は大砲で先制攻撃できるがそれでもプレイヤーは爆風に巻き込まれるため、モンスターと距離があるうちにNPCとして放出しよう。 肉を喰ったり装着して変身した時は、固定ダメージと倍速を駆使した高速潜行や、壁を破壊するつるはしの代用に使うことができる。 野放し?自殺願望や破壊衝動でもあるのか? また、爆風でアイテムが消し飛んでしまうタイトルの場合、壁落ちアイテムやモンスターハウス関係には向かないので注意。 砲弾を反射したり投げ返したり、爆風で分裂する敵も多いので敵を選ぶことも考慮しよう。 よくある悪夢の例 モンスターハウスでオヤジ戦車が中の奴等を皆殺しにしてイッテツ戦車に進化 召喚スイッチ踏んだらオヤジ戦車に目を付けられ砲撃され、モンスターハウスでもないのにイッテツ戦車に進化 戦車の大砲の弾の爆風が火炎入道/フラッシュバード種に触れた。そしたら火炎入道や鳥が分裂してすごい増えた 最果てへの道で峠を越えたと思ったら、こいつをはじめとする飛び道具モンスターに集中放火された とぐろ島の神髄の中層で風来人が襲撃され、ガンコ戦車もゴウジョウ戦車も「イッテツ戦車も」全弾発射してきて脱落した 封印しておけば大丈夫だと思ったら、攻撃力255で轢かれた 無敵の洞窟マムルorおうごんマムルを放流していたら爆風の20ダメージor1ダメージが蓄積していつの間にか脱落していた 小説版でも他のモンスターを巻き添えにしてイッテツ戦車が誕生していた ちなみに作品にもよるが防御力が高く、硬い。殴って処理するのには時間がかかることが多い。 そういう意味でも強敵だが強さが中盤で頭打ちになったりするケースもよくあるようだ。 ただし、シレン6の場合は深層の敵と並んで違和感ない攻撃力と防御力で出張している。経験者からはねだやしの優先対象にされるほどマークされている。 余談やお仲間 『トルネコ』シリーズにも弓矢を使うモンスターは初代から登場。 DQ4から出張してきたリリパット系と、DQ6から出演したドッグスナイパーというヤツがいる。 前者はボウヤー系と同じノリで接せる枠で、後者は本家だとマイナーな雑魚モンスターだったのだが… 「撃ちまくるワン!」 ドッグスナイパーは「倍速で動き回り鉄の矢を二連射する」とコドモ戦車とほぼ同じ特性を持つのだが、深層で出るために一発の威力が周囲の脳筋枠と並んでいる。 そのうえ、通路の奥から部屋に、などという風に見えない場所から撃ってくるなど索敵能力が強化されており部屋の入口に立つと何が起こったのかわからず暗殺されることがある。 その悪名高さからコミュニティでは「犬」と書かれれば大体ドッグスナイパーを指す。 性質上、満腹度に悩まない代わりにHP回復が遅く盾も持てない魔法使いにとっては最大のライバルとされている。 さらに浮いているため周囲に水が張っている通路で水場から無抵抗のまま蜂の巣にされたプレイヤーも少なくないであろう…。 ええ、勿論同士をも狙撃してレベルアップしますとも! 上記の悪夢からトルネコシリーズではすっかり常連に。 もちろんポポロ編で仲間に出来た日にゃもうそれはそれは心強い。こまめにちからのたねでドーピングすればもはや鬼に金棒である。 『少年ヤンガス』では銀の矢を撃つように…なったはいいが倍速一回攻撃になり、ポストちびタンクとはいかなかった。 他にも弱体化したモンスターは沢山いるので、さすがにスタッフも自重したのだろう……と、思いきや。 飛行能力はしっかり残ってるし、ヤンガスから常に距離をとって倍速行動する習性を持つので、なかなか密着して仕留めるのが手間になっている。 集団で現れ包囲網をしかれた後に、四方八方から銀の矢が飛ぶ光景はまさに悪夢。仲間がいたとしても、まとめて撃たれる構図だって考えられる。 そんな状況下でロクに道具が揃ってなかったり大部屋の巻物を誤読したりした日にはマジ死を覚悟したほうがいい。 そんなわけでシリーズ通じて、ドッグスナイパーは危険なモンスターとしての立場を貫き通している。 その癖仲間にしたときは、二連射じゃない+上記の習性のせいで使い勝手はイマイチ…トルネコ3での超性能にだまされがっかりした人も少なくないハズ。 オヤジ戦車は レベルアップして ガンコ戦車になった。 ガンコ戦車は レベルアップして ゴウジョウ戦車になった。 ゴウジョウ戦車は レベルアップして イッテツ戦車になった。 シレンは追記・修正の巻物を読んだ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ドカーン!/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] おお、もう・・・ -- 名無しさん (2014-03-28 11 01 08) シレンシリーズでは珍しく、レベルアップすると外見が大きく変わるモンスター。 -- 名無しさん (2014-03-28 13 29 50) Bow矢? -- 名無しさん (2014-03-28 14 03 18) 双璧を成すドラゴンがシリーズを追うごとに弱体化する中、コイツはシリーズを追うごとに強化されるという謎の待遇を受けている -- 名無しさん (2014-06-16 20 15 01) イッテツは4で強くなった。いやむしろかしこくなったというべきか。的確に爆風だけ当てやがる -- 名無しさん (2014-06-23 20 03 12) 5だと吹っ飛びカートは矢稼ぎでお世話になってる -- 名無しさん (2014-06-23 20 06 22) 4と5の戦車はやばすぎる。5では対策が増えたは増えたが、爆弾岩が無くなったり出現時期が早まったりとむしろ凶悪化してる気がする。 -- 名無しさん (2015-05-08 19 50 51) シレン2ではボウ・コドモ・オヤジ・イッテツの四段階しかない。20ダメ×2どまりなので大して強くない。 -- 名無しさん (2015-07-09 00 00 44) シリーズごとに弱かったりキチガイだったりするイッテツ戦車 -- 名無しさん (2015-08-27 19 58 08) 爆風エフェクトがかったるい。心頭滅却してても鬱陶しい… -- 名無しさん (2015-09-11 02 15 23) 弱い時はわざと作って経験値稼ぎにも使える気前のいいオヤジなのだが、ぶっちゃけシレン2とアスカ以外では強さや仕様変更を考えるとあまり過剰には育てたくない・・・。 -- 名無しさん (2016-11-06 17 31 39) 一番弱かったのはGBのときかな。地雷ナバリありで7て・・・ -- 名無しさん (2021-04-24 00 02 04) GBはGBでこども戦車が怖いけどな矢の攻撃力がシレン側を参照するバグやらレベルアップ後のイッテツの攻撃力をコドモの矢の時点で参照するおそろしいバグあるし -- 名無しさん (2021-10-15 20 30 10) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/23554.html
登録日:2009/08/30(日) 09 20 08 更新日:2024/09/02 Mon 08 28 46NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 90式はブリキ缶だぜ 90式戦車 ⑨式戦車 やわらか戦車 ←の先輩 ハイテク 大事なことなので二回言いました 戦車 自衛隊 軍事 陸上自衛隊 骨董品 ←なりかけ 読み きゅうまるしきせんしゃ きゅうじっ式戦車じゃないぞ。間違ってもきゅうじゅっ式戦車じゃないぞ。 90式戦車とは陸上自衛隊が開発した国産三代目の主力戦車である。 一代目 61式戦車(STA) 二代目 74式戦車(STB) 三代目 90式戦車(STC) 四代目 10式戦車(TK-X) 【武装】 L44 120mm滑控砲 ドイツの名門火砲メーカー、ラインメタル社製の120mm滑腔砲をライセンス生産したもの。 ちなみに、こんなエピソードがある。 自衛隊「おい、STCの主砲どうする?」 自衛隊2「日本で作ったことないしなぁ、そうだドイツに頼もうぜ!」 ラインメタル社「分かりました、作りましょう。ライセンス生産も許可します。但し3億円/門です。」 自衛隊「高ぇよ!どうするの?」 自衛隊2「じゃあ日本製鋼所に作ってもらおうぜ。」 日鋼「日本の技術力を甘く見るなよ。」 そして月日がたち 日鋼「完成したよ、ドイツのより少し高性能だけど予算オーバーしちゃった。」 自衛隊「よくやった、これを採用しよう。」 ラインメタル社「あ…あの…値下げするんでウチのを買ってくれませんか?」 自衛隊「仕方ない、ここはドイツ製を採用しよう」 終わり もっともこの時に試作された国産滑腔砲はコストを無視した特注に等しい代物であり、 量産仕様で性能面で大差が付かなければラインメタル製を採用する約束だったという。 余談だが90式の主砲には長らく空包がなく駐屯地祭の模擬戦では同軸機銃しか射撃しなかった。 しかし10式戦車用に120ミリ空包が開発されたことで、近年では迫力不足の問題も解決(?)されている。 当然といえば当然だが日本製鋼所の試作120mm砲に合わせ、ダイキン工業と小松製作所が徹甲弾と対戦車りゅう弾を試作している。 こちらも採用はされず弾薬はドイツ製のライセンス品だが、のちの74式戦車用93式APFSDS、91式HEAT-MPに技術は活かされた。 ブローニングM2重機関銃 74式戦車車載機関銃 副武装に関しては74式戦車と同じであり概ね過不足無いものである。 ただし近年発覚した住友重機械工業による機関銃強度偽装事件により不安が持たれる。 そのためか朝霞駐屯地展示の試作車からは、当初は搭載されていたM2重機関銃が今は撤去されている。 【FCS】 各種センサーと一体となった火器管制コントロールユニットは、90式の時点で「世界一」とまで評される。 フルブレーキング中に発射しても命中弾、3km先のターゲットに行進間射撃を1発目から命中させる等、ふざけたエピソードは盛りだくさん。 曰く「競技会で1位になったが、1発外したためにお通夜ムードだった」とかいうレベル。 砲の俯角だけではなく、74式譲りのアクティブサスペンションも併用してこのコントロールを行っている(*1)。 敵からしてみたらこっちみんな。 【防御力】 一時期「第三世代で再軽量ゆえに紙戦車」と揶揄されたこともあった。 しかし同様に第三世代最小であるため「容積単位あたりの密度」はギチギチに高い。 その上で純国産のセラミック、チタニウム主体の複合装甲を採用(内装モジュール式拘束型セラミック装甲と言われる)。 傾斜装甲は採用していないが、APFSDSを被弾した場合は避弾経始が意味を為さない、複合装甲を収める容積を確保するため等が理由と考えられる。 耐久試験では自らが搭載する120ミリ徹甲弾、対戦車りゅう弾複数を被弾しても貫通なし。 エンジンも無事に再起動するなどかなりの強靭さを見せつけている。 他にも側面装甲は89式装甲戦闘車の35ミリ機関砲の徹甲弾射撃に耐えたとか。 加えて第三世代戦車の標準装備といえる弾薬庫上面のブロウオフパネルも装備。 仮に弾薬庫が被弾誘爆してもパネルが吹き飛び上部へ爆風を逃し、極力戦闘室へ被害が及ばない配慮が為されている。 装甲以外の防御としてはレーザー検知器と連動した発煙弾発射機がある。 相手のレーザー照準を受けると「貴様、見ているな!?」と自動的に発煙弾を発射。 光学、赤外線照準を問わずに視野を遮り退避できる優れものである。その盛大な発煙は総火演の名物の一つだった。 【走行・航続性能】 燃費は一リットル当たり250メートル程。しかし燃料タンクが大きいので東京から三重県まで余裕でいけるとの噂もある。 最高速度は時速70キロメートルと第三世代として申し分ない。 軽さが効いてか加速性も良好で、停止状態から200mを20秒という記録がある。 ブレーキに至っては効きが良すぎて車体から上半身を出した車長が胸等を打つ怪我をするので"殺人ブレーキ"と言われている。 この点は敵戦車の照準を感知した時に急加速・急停止を使い、相手の照準を大幅に狂わせることも意図に入っている。 【車重】 重量は50トン。流石に民生品トレーラーでは運搬できず特注品の特大トレーラーで運搬される。 90式戦車は重すぎて橋を渡れない、と言われたりするが、これは誇張の類。 実際のところは国内の主要幹線道路に架かる橋は軒並み走行可能で、通れない橋梁は全体の3~4割に留まるとされる。 【操作性】 乗員は操縦士、射撃手、車長の3人。 弾が自動で装填されるので装填手がいらなくなり、人員を減らせた。 但しこの点は3名で戦車の簡易整備を行うためマンパワー不足であり、戦時に稼働率を維持できるかは後方支援隊の働きにかかっている。 高度なFCSと自動装填装置の組み合わせから砲の命中精度も非常に良好で、米国ヤキマ演習場では米軍からも高評価を得た。 2000年代に入ってからは演習用徹甲弾(一定距離を飛翔すると自壊)が配備され、総火演でも行進間射撃が見られる。 【その他】 日本の最先端技術を集結させて完成したのが90式戦車である。 しかし値段が高くて多くは調達出来なかった。この点は当時AFVまでは複数年度会計でコストダウン出来ないことも響いた。 ただし1台約11億円という値段が高かったか、というと他国(ドイツやアメリカ)の輸出仕様も大抵10億はするのでそこまで違わないという声もあり、自国用に小型軽量化できたことを価値と捉えるならむしろ妥当かもしれない。 主に10式戦車と共に北海道に配属され、本州では16式機動戦闘車という戦車とはちょっと違う、装輪(タイヤ)式の大砲を積んだ車が機甲部隊の主装備となっている。 ただし、中国や北朝鮮といった南西方面の脅威に対抗するため、協同転地演習などで関東や九州方面に展開することもある。 小規模ではあるが89式装甲戦闘車なども加えた中隊戦闘群編成であり、民間輸送力活用も含めて南西への抑止力向上が期待される。 90式戦車がいかに優れた戦車かお分かりいただけただろうか? 配備当時は世界に先じて対レーザー警報装置を装備したりもしており、実に先進性に富んだハイテク戦車だったのだ。 ええ何しろ第三世代戦車後発というのは伊達ではなかったのです。 配 備 開 始 当 時 は 残念ながら配備開始から既に20年以上も経っているのに拡張・改良がほとんどされず、C4I機能(早い話がIT技術)も弱い部分がある。 広域多目的無線機の搭載、第2師団などにおけるC2Tシステム運用試験も継続されているが結果はパッとしない模様。 これは小型ゆえの内部スペース不足に起因する。 このことからアメリカのM1A2SEPエイブラムスやロシアのT-90Mとは、かなり水をあけられている可能性もある。 但し前者は手足が三本いると言われるほど使用性の劣悪さが指摘されていて、後付でのC4I実装は90式と同じく容易ではないらしい。 一応、そこらへんは10式戦車で大幅に改善されたが。 2024年3月末に74式戦車が完全に退役し、10式戦車の調達も超スローペースだったので以降は90式戦車が日本戦車の数的主力になっているが、古いので退役が始まっている。 ……が、予備戦力として退役車両を保管するという話が持ち上がっている。日本の高温多湿な環境下では難しいんじゃないか?(*2)という意見もあるが果たしてどうなるか。 【プラモデルの90式】 1/35 タミヤからミリタリーミニチュアシリーズで発売された。 通常仕様の他に、92式マインローラー付きと自動装填装置再現、砲弾交換作業中のフィギュア付きがある。 また、自動装填装置付きの通常仕様が一時限定販売されていた。 オプションでエッチングパーツが別売されている。 1/48 アリイとアオシマからリモートコントロールキットが発売された。 ちなみにアオシマはかなり出来が良く、後にシングルモーターライズも発売された…最近見かけないが。 アリイは…押して知るべし。 1/72、1/76 ピートロッド東名からは1/72 フジミからは1/76が発売された。 フジミのは同シリーズの61式と74式と比べるとあっさりしている。 ピートロッドはスケールの割に値段が高い…、通常仕様の他に戦国自衛隊1549仕様がある。 【その他立体物の90式】 トミカ トミカプレミアムシリーズ第三弾として発売。 1/124スケールで砲塔・砲身・履帯が可動する。 ラジコン 東京マルイからRCバトルタンクシリーズ第1弾として1/24が発売された。 主砲が10歳以上用電動ガンになっており、撃ち合いが楽しめるというエアガンメーカーらしい仕様となっている。 後にリニューアル版として第71戦車連隊仕様も登場。 変形ロボット タカラトミーからトランスフォーマー/リベンジシリーズにて、ディセプティコン兵士ブラジオンが発売。 90式から落ち武者モチーフのロボットに変形する、映画には登場しない玩具のみのキャラクターである。 追記編集ヲ求ム △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] やわらか戦車では男らしく描かれるキューマル先輩。現実でも日本を守ってくれているんだよね。もちろん自衛隊の皆さんも。 -- 名無しさん (2013-09-19 11 32 34) 骨董品は流石に言いすぎだろ、世界的にはもっと古い奴とかも現役で動いている -- 名無しさん (2014-04-04 15 05 03) これで拡張性が高ければ言うことなしだったんだが… -- 名無しさん (2014-04-04 15 14 12) いかにも「戦車」な74式と最新鋭の10式に挟まれて影が薄くなっている90式、数年前まで日本の戦車と言えば自分にとっては90だった -- 名無しさん (2014-04-24 18 47 21) 戦車砲の開発って日本製鋼所の管轄じゃないのか? -- 名無しさん (2014-06-27 16 56 49) エイブラムスみたいに「フレーム以外全とっかえで生まれ変わる」とかできないのかな? -- 名無しさん (2014-06-27 20 08 27) ↑それやるくらいなら10式新造した方が安い -- 名無しさん (2014-09-04 03 58 54) 滑腔砲の件はhttp //www.warbirds.jp/ansq/3/C2000253.htmlの裏話がソースか -- 名無しさん (2014-11-04 21 41 24) あ゙ぁ゙!!?十二億円のせんしゃがぁー!!弁償しろぉぉぉ~ -- 名無しさん (2015-08-17 23 26 15) トミカにもなりましたね -- 名無しさん (2015-09-26 17 38 28) 現実ではいい戦車なんだけど特撮やアニメの世界では盛大にかませ犬 -- 名無しさん (2015-09-26 19 01 09) 生産終了直前は8億円台まで値下がりしてた・・・ -- 名無しさん (2015-09-26 19 30 18) ↑2 90式に限らず戦車…というか、近代兵器全部に言えることなのでは… -- 名無しさん (2016-10-01 14 43 23) 高値でふっかけておきながら、日鋼の砲身を使うと聞いた途端に慌てて安くするラインメタル社ざまぁって思ったw え、ライン……?もしかして閃のラインフォルト社の元ネタって、もしかしてこいつかしら? -- 名無しさん (2016-11-13 09 59 19) ↑自前で用意できないものはどうしても足元見られちゃうからね。兵器の自主開発は重要なのよ… -- 名無しさん (2016-11-29 19 12 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/129.html
中空装甲って、APDSとか喰らったらどうなっちゃうんでしょ? 戦車の装備の爆発反応装甲ってのはどんなものですか? 複合装甲とリアクティブアーマーを組合す事はできないのですか?爆発反応装甲ボックスというのがイマイチ掴めません。 チョバムプレートとリアクティブアーマーって同じ物なんでしょうか?効果が違うんでしょうか?見た目似てるんですが...。 アキュムレータ/エバキュエータ、作動原理を弾丸通過前、弾丸通過直後、弾丸砲口通過後にわけて解説してくれ。 戦車の砲塔基部は弱点なのは何故?隙間が狭すぎて狙っても無理な気がするんですが。 航空機の20mmによる攻撃で、複合装甲は抜けますか?不可能な場合、30mmでは可能ですか? 実弾に対して衝撃を分散する目的で継ぎ目がたくさんある?装甲は実在しますか。 リアクティブアーマーの話題になりまして、実際どの程度の効果があるのか ヘビーマシンガン程度の火器を雨霰とくらっても戦車は大丈夫ではないかと思うのですがどうなのでしょうか 戦車に使われてる装甲材で最高の物(防御力)何? 戦前から第二次世界大戦頃までの戦車の装甲の種類と、装甲の特色を教えて下さい。 戦車の装甲板の修理ってどうするのでしょう? 戦車はミサイルの直撃を受けても壊れないもんなんですか? 最近の戦車に155mm榴弾が直撃したら乗員ってどうなるんですか? 表面硬化処理された装甲板は表面の割れのノッチ効果で装甲板が抜けるように割れるそうですが 戦車の装甲って20cm~30cmなんですか? 戦後第一世代の戦車が成形炸薬弾対策をしてないのはなぜですか? ガラスはHEAT弾に強いから戦車の複合装甲に使われてるって本当ですか? アメリカのM1戦車は劣化ウラン装甲のせいで乗員の搭乗時間に制限があるという話を聞きましたがこれって本当ですか? 最近の戦車は、防御力=重量ではないそうですが、これって何故なんですか? ショト装甲のショトってなんですか? 現代の戦車でも側面からのRPGは貫通するって本当ですか? レオパルド2や90式が登場した当初、装甲が直立してるのは良くないって言ってたのは間違いですか? WW1の戦車の装甲厚は最大でも12ミリ~14ミリ程度と、驚くほど薄いのですが、どうしてなんでしょうか? T-80は500ミリ近い前面装甲で50t以内でキングティーガーは150ミリの前面装甲で70tなのはどうしてでしょうか? 湾岸戦争時のチャレンジャー2のスカートは完全に転輪部分を覆っているがこれには意味が有るのだろうか 戦車の横面にたくさんくくりつけられてる大きな布袋中に何が入ってるんですか? リアクティブアーマーってなんですか? T-34の”鋳造式の装甲”というのが、いまいち理解できません。 逆ショットトラップ装甲ってどんな装甲ですか? 反応装甲についてなのですが、ロシアは主力戦車にもゴテゴテつける。 今の戦車が角ばっているのは避弾経始の意味が無いからだそうですが 現代戦車では避弾経始は無意味と言われますが工夫しても無理なのでしょうか? 複合装甲って、なにとなにが複合されてるんですか? M1A1の装甲は核爆発にも耐えるそうなんですが本当ですか? チョッバム・アーマーとは何でしょうか? 戦車の防御力は 前面 側面 後部 トップ の順で合ってますか? 複合装甲はどのようにして造られますか? M1A2の装甲は46センチ徹甲弾受けたらもちろん木っ端微塵ですよね 戦車の正面装甲は、物凄く頑丈に作られてると思いますが、敵の弾をくらって装甲は破壊されなかったとしても、乗組員はそのときの衝撃で、戦闘不可能になる気がするのですが、実際はどうなんでしょう? 自衛隊は弾頭開発用の反応装甲があるのでしょうか? 現代の戦車は、航空攻撃対策に上部装甲が強化されてたりするものなんでしょうか? アメリカ陸軍M1に劣化ウラン装甲が装着されているそうですが、装甲に被弾した場合劣化ウランが乗組員に害を及ぼす事は考えられますでしょうか。 MBTの定義に、自己の主砲の直撃に耐えられる(前面)装甲を有する事は含まれる? タンデム弾頭はERAを二重とする事で防護出来ないの? なぜ現代の戦車やWW2の連合軍戦車にはシュルツェンが付いていないのですか MLRSの直撃に耐えられる戦車ってありますか? 対戦車榴弾でもかすり傷程度しかつけられないほど硬い装甲があったとして、核ミサイルが直撃すれば穴を開けられますか? 戦車と装甲車それぞれのRPGの耐性はどのくらいのものなのでしょうか。 劣化ウラン弾で、リアクティブアーマーを装備した戦車を撃つとどうなるのでしょうか? RPGの攻撃に対して90式の装甲は無問題なんでしょうか? なぜ戦車には車体側面にしかスペースドアーマーが付かないのですか 湾岸戦争で、LAV-25の25mm機関砲でイラクの戦車を撃破したって聞きますが、 対HEAT用吊り下げチェーン(チェーンカーテン)ってタンデム弾頭には無力でつか? 最近の戦車では装甲を傾斜させてもAPFSDS弾は早すぎて跳弾させることがまず無理だから意味がないと聞きますが WW2ではどのくらいの戦車が複合装甲や中空装甲だったんですか? Ⅳ号戦車が装備していた金網シュルツェンてなんか意味あったんですか? 戦闘攻撃機についてる機関銃は戦車の装甲を撃ち貫くよね? 戦車の装甲を語る際によく使われている「ひだんけいし」ですが、漢字で書くとどれが正しいのですか? M48やT-55など50年代から70年代の戦車のRPG、バズーカ対策はどうなっていたんですか? 第二次世界大戦中の空母は70mm装甲で250kg爆弾を跳ね返せるのに、同時代の戦車は50mmぐらいの装甲で5kg程度の地雷や爆雷で穴があくのでしょうか? RHA100mmの貫通能力を持つ砲でRHA100mmの装甲を持つ戦車の装甲を貫通できるのでしょうか 傾斜装甲にすれば弾が装甲内を進む距離は増えますよね。 レオパルトⅡA5から装着されている”ショト装甲”ですが、”ショト”とはどういう意味なのでしょうか? 戦車って、装甲の部分はとても硬いらしいですが、キャタピラのへんを狙ったら動き止めれますか? 輸送しやすいように最初軽量な戦車を作って増加装甲を上からつけるという形にはできないのですか? 中空装甲は粘着榴弾に対して有効との事ですが、破片が車内に飛ばないだけで装甲が破損する事には変りないのですか? 戦車の装甲で砲弾を防いだとしても中の人は大変なことになるという話を聞いたのですが? コンクリートで装甲強化した戦車はあるの? 戦車の装甲のは大戦中ですら100mmを超えていたのに第二世代の装甲厚100mm強のチーフテンが重装甲といわれたりするのは何故なんでしょう 対戦車ライフルで打ち抜ける戦車って、どの時代の戦車くらいまでなのでしょうか? 90式戦車を含めて第三世代の戦車の装甲は、自分の搭載砲で撃った場合に貫通してしまうのでしょうか? 高速のAPFSDSが傾斜装甲をほぼ無効化するのは、装甲に突き刺さった瞬間に装甲に対して垂直に向きを変えるため? 傾斜装甲は意味無いの? 第二世代の戦車は鋳造が多い事について。 90式戦車は自身の主砲の直撃に正面装甲ならば耐えることができるそうですが、現在の戦車戦においては被弾=撃破であるという記事も見たことがあります。 西側第3世代は反応装甲をつけない。東側の同世代戦車は反応装甲を付けまくり。この違いはどのような考えや事情の違いによるものでしょうか? 戦車が対戦車ミサイルや無反動砲やロケット弾などへの対策としてどのようなものがあるか教えて下さい 爆発反応装甲って、爆発するんですよね?危なくないですか? 複合装甲は平面構成の方が効率が良いの? レオパルト2のショト装甲ってどんな効果があるの? 最近の戦闘車両にはケージ装甲がよく付いていますが、なぜこの効果的な装甲が標準オプションになっていないのでしょうか? 戦車にCIWSや電磁装甲を付けないのはどうしてですか? スペースドアーマーが廃れたのは何故ですか? 爆発反応装甲とゆうものがあるそうですが、どの位の衝撃で爆発するんですか? セラミックス装甲の性能に優劣はあるんでつか? モジュールアーマーというのはトランスポーターに載せる時はずして、戦場後方現地で付けたりとかできるものですか? 昔はHEAT対策に土嚢を戦車の車体に積み上げたそうですが、効果の程はあったのでしょうか? 戦後の戦車の装甲の性能向上って何が進歩したおかげなの? 拘束セラミック複合装甲ってどういう構造の装甲なのでしょうか? 被弾傾斜について 反応装甲ですが、爆発した時に周囲に金属片を撒き散らす負の側面もあると聞きます レオパルト2A6の砲塔の先についてる三角はなんですか? レオパルト2A6の下側の傾斜してる部分に余り威力の無いAP弾が命中して跳弾したら、車体上部が貫通されてしまうのでは? 西側MBTがペラい装甲だったのは、矢張り機動回避で敵弾を避けようということなのであろうか 戦車には上からの攻撃が有効と聞いたのですが、何故ですか? 跳弾板はどのような役目のもので、これが装備された兵器とか何かありますか? 現用戦車の装甲って何系? 中空装甲って、APDSとか喰らったらどうなっちゃうんでしょ? 単純な中空装甲の場合、中空分だけ装甲が薄くて損するだけです。 とはいえ、その分軽くてすむわけなので、成形炸薬弾頭避け効果を考えたら悪くない選択ではあります。 最近は、その中空分に高圧下で液相に転移しないセラミックや炭素繊維などを入れるのが流行っています。 これならある程度APDS(あるいはAPFSDS)に対抗する力もあります。 (5 387) APDS(最近は細長さをかせぐために翼安定、ADFSDSが普通)の貫通効果は、命中点に発生する 高圧によって、装甲が液相に転移し、弾頭の浸徹を許すことによって生じます。 命中点で可能な限り高い圧を発生させるために、弾速を上げ、弾体を細くし、また大きな質量(=密度)を持たせます。 この結果、タングステンや劣化ウランを使用した、細長い、マッハ5の貫通体が使用されるわけです。 しかし、セラミックなどは高圧下でも液相化しないため、貫通効果が損なわれるのです。 もちろん衝撃で破砕される事はありますが、続いて内側の金属装甲に突入する際に、貫通体の連続性が損なわれ、 早い話が折れたり曲がったりして、貫通効果が落ちる事が期待できます。 (5 393) 戦車の装備の爆発反応装甲ってのはどんなものですか? リアクティブアーマー? 簡単に言うと、 砲弾が装甲に着弾した時に装甲自ら爆発させて貫通力を相殺するって感じ。 (10 188) 基本的には成形炸薬弾への対策という側面が強いです。 (10 193) 複合装甲とリアクティブアーマーを組合す事はできないのですか?爆発反応装甲ボックスというのがイマイチ掴めません。 複合装甲で組み合わせる材質次第で、「溶かす弾」(成形炸薬弾など)にも 「ダーツのような弾」(徹甲弾系)にも有効な装甲を作ることは可能です。 ただ、そういう万能複合装甲を作るには材料工学などで相当高い技術力が要求されるので、 かなり新しい世代の戦車でないとそういう贅沢な装甲は用いられてなかったりします。 リアクティブアーマーは古い戦車の近代化改装によく用いられる手法で、 対装甲兵器としてもっとも多用されてる成形炸薬弾に対して 有効な防御力をわりと簡単に後付けで与えることができることから、 そこであげられてる「PT-91」とかイスラエルの「サブラ」なんかみたいな 近代化改装キットの目玉としてよく使われます。 まあ、ですから複合装甲とリアクティブアーマーを組み合わせることは不可能ではありませんが 重量増加やらなんやらのデメリットを押してまで、 効果が重なる装甲を複数使う必要もないということなのでしょう。 (10 195) チョバムプレートとリアクティブアーマーって同じ物なんでしょうか?効果が違うんでしょうか?見た目似てるんですが...。 チョバムプレート(チョバムアーマーのことか?)は複合装甲の一種でイギリス製。リアクティブアーマーは反応装甲のことだよ。 (10 199) アキュムレータ/エバキュエータ、作動原理を弾丸通過前、弾丸通過直後、弾丸砲口通過後にわけて解説してくれ。 ① 弾丸発射 ┏━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ━━┻━━━ ━━━┻━━━━━━━ [弾> ━━┳━━━ ━━━┳━━━━━━━ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━┛ ② エバキュエーターに燃焼ガス充満&砲身内の圧力低下 ┏━━━━━━━━━┓ ┃ガスガスガスガスガスガス ┃ ━━┻━━━ガスガス━━━┻━━━━━━━ ガスガスガスガスガスガス[弾> ━━┳━━━ガスガス━━━┳━━━━━━━ ┃ガスガスガスガスガスガス ┃ ┗━━━━━━━━━┛ ③負圧で燃焼ガス排出 ┏━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ガスガスガス ━━┻━━━ガスガス━━━┻━━━━━━━ガスガスガス ガスガスガスガスガスガスガスガスガスガスガスガス[弾> ━━┳━━━ガスガス━━━┳━━━━━━━ガスガスガス ┃ ┃ ガスガスガス ┗━━━━━━━━━┛ (10 666) 戦車の砲塔基部は弱点なのは何故?隙間が狭すぎて狙っても無理な気がするんですが。 車体前面に当たった弾が滑って、砲塔基部に当たってしまう事が多いようです。 (10 671) 航空機の20mmによる攻撃で、複合装甲は抜けますか?不可能な場合、30mmでは可能ですか? 航空機関砲で正面装甲は無理ですが、エンジン上部などの薄いところは可能ですし、 砲塔上面でもM1は大した厚さがないので抜けます。 30mm劣化ウラン弾なら抜き放題、20mmでもAP弾ならけっこういけちゃうと思いますよ。 重量級主力戦車といえども、側、後方は比較的弱いですし、上面は特に強化したタイプでない限り、脆弱といってよろしい。 (31 560) 実弾に対して衝撃を分散する目的で継ぎ目がたくさんある?装甲は実在しますか。 スナップロックアーマーのこと? 砲弾が弾着すると衝撃でセラミックのプレートがズレて、砲弾を切断 して運動エネルギーを奪うってヤツ。 (31 771) リアクティブアーマーの話題になりまして、実際どの程度の効果があるのか 第一世代のリアクティブ・アーマーでも350~400mmの均質圧延鋼板に相当する防御力を有していたとのことです。 また、同サイトに作動時写真が掲載されている、最強リアクティブ・アーマーとウワサされる、 ロシアのコンタクト5では、APFSDS徹甲弾に対しても均質圧延鋼板300mm相当の防御力を有すると公称されているようです。 上記サイトでの解析では、M1の120mmAPFSDS、M829A1の貫徹力を38%削減する、という結論を出しています。 また、HEATに対しては、600mmの均質圧延鋼板相当と主張しています。 もちろん、タンデム弾頭などでは話が変わってくるでしょう。 また、ちょっと水増しの数字かも知れませんね。 (32 697) ヘビーマシンガン程度の火器を雨霰とくらっても戦車は大丈夫ではないかと思うのですがどうなのでしょうか 第二時大戦前期でしたら、重機関銃でもある程度なら戦車に対抗出来ました。 対戦車ライフルなる代物まで有るくらいですから。 ところが中期以降、戦車の装甲板が強化されてくると、重機関銃では正面装甲 を破るのが困難になり、歯が立たなくなって来ました。 但し、上面装甲はその限りでは無く、航空機からの機銃掃射により、戦車も けっこう被害を被っています(大口径機銃に限りますが)。 (36 957) 戦車に使われてる装甲材で最高の物(防御力)何? 何を防ぐか?によって違ってくる。 運動エネルギー弾に強い劣化ウランや 化学エネルギー弾に強いセラミック、 HESHを防ぐケブラー等いろいろ組み合わせることで「最高の防御」が出来る (37 パヴロフ軍曹) 戦前から第二次世界大戦頃までの戦車の装甲の種類と、装甲の特色を教えて下さい。 均質圧延装甲板とかいわれてもチンプンカンプンです。 圧延された厚板鋼板で、ニッケル、クロム、炭素、銅、モリブデンを配合したものが主流です。 機械工業用に使われる普通の鉄は軟鉄圧延鋼板で、これは試作車に使用されます。 これは文字通り軟らかい鉄なので加工しやすいです。 初期の戦車は、これで作られています。 戦車や戦艦の装甲は、炭素鋼表面に浸炭処理を施して、更に表面を硬化させたものです。 浸炭処理については此処辺り。 http //homepage1.nifty.com/seas/database/heat/carbon.htm (40 眠い人 ◆ikaJHtf2) 戦車の装甲板の修理ってどうするのでしょう? タミヤニュース連載の「モデラーのための戦史」に、戦車整備部隊物語が 連載されていました。その中の一描写で、 「戦車の被弾孔を鋼板の切れ端でピッタリふさいで溶接し、その上に キャタピラー・シューを並べて再び元通りに修復した」云々とあります。 戦場での応急修理程度ならほとんどがこの程度でしょう。 大規模な修理は後方へ送り返して戦車修理工場が行ったものと思います。 (41 556) 戦車はミサイルの直撃を受けても壊れないもんなんですか? 戦車の場合、ミサイル何発まで耐える?という話は無意味なのです。 装甲を貫通できればミサイル1発で撃破されますし 貫通できなければ、何発食らおうと戦闘可能な場合もあります。 また戦車は場所によって装甲の厚さが違いますので 正面ならば貫通できなかったミサイルでも 背後からなら撃破可能だったりもします。 ちなみに最近では、最新鋭の戦車の装甲に対して 配備されているミサイルの貫通力が不足しているそうです。 (41 658) 最近の戦車に155mm榴弾が直撃したら乗員ってどうなるんですか? 装甲が貫かれることはないでしょうが、車外の装備品や機銃はおそらく破壊されるでしょう、 戦闘能力になにも支障をきたさないということはないと思います。 (41 789) 表面硬化処理された装甲板は表面の割れのノッチ効果で装甲板が抜けるように割れるそうですが この「ノッチ効果」ってヒビの部分に力が集中して割れるってことですか? 穴・ミゾがある材料に応力を加えると、その集中効果によって強さが低下する効果のこと。 罅ではないと思いますけど、一種罅もその中に入るのかな。 (42 眠い人 ◆ikaJHtf2) 戦車の装甲って20cm~30cmなんですか? 戦車といってもいろいろある。 時期、国、用途によっても装甲厚はさまざま。 現代に限って言うと、アメリカ軍の主力戦車 M1A1エイブラムスは世界最高クラスの防御力を持つが、 砲塔正面で約500ミリ前後といわれている。 ただし、これは複合装甲と呼ばれるさまざまな材料を組み合わせた装甲板なので、 鉄板一枚というわけではない。むしろ、鉄板一枚を上回る防御力を持つと言われる。 (42 269) 戦後第一世代の戦車が成形炸薬弾対策をしてないのはなぜですか? 空間装甲にしたり、装甲を厚くしたりしてますよ。 (45 901) ガラスはHEAT弾に強いから戦車の複合装甲に使われてるって本当ですか? ガラスというかSi自体がかなり対HEAT特性が高い。 昔大容量セラミックバルクが作れない時はそれなりに 使われてた。 以下某所の某お方の引用 ガラスというのは対HEATにおける標準的装甲材料として用いられるくらい、非常にポピュラーな代物で あったのです。その後、ガラスよりも極めて高い靭性及び衝撃インピーダンスをもつ大バルクセラミックスが 製造可能になったために急速に廃れていきましたけど。 ま、そういう短期的な歴史的変遷はともかくとして、対HEAT性に限れば主装甲の前にガラスの厚板を置いただ けでも、それなりに防御能力の向上を図ることができます。その主なる因子はmicro-yieldingによるエネルギ 吸収と衝撃インピーダンスの高さによる慣性結合阻害によるものと言われています。 (46 85) アメリカのM1戦車は劣化ウラン装甲のせいで乗員の搭乗時間に制限があるという話を聞きましたがこれって本当ですか? うそです。劣化ウラン装甲により被爆する事はありえません。装甲がダメージを受けて その破片が空中にまい、破片を吸い込めば話は別ですけど。 (47 128) 劣化ウランからでる放射線はアルファ線らしいので、ふつうなら簡単に被爆は防げるはずです。 体内に入ったときが問題なのですが。 (47 136) 最近の戦車は、防御力=重量ではないそうですが、これって何故なんですか? 複合装甲とかあって、一概にいえなくなっていると言うこと。 大戦中の独の重戦車が70tぐらいあるからといって、レオパルトより防御力が高いとは思わないでしょう? 装甲の材料・型式等及び車体サイズが同じなら重い方が重装甲といって良い (52 526) ショト装甲のショトってなんですか? ショト装甲=Schott Panzerung (53 646) 現代の戦車でも側面からのRPGは貫通するって本当ですか? 歩兵の使う、対戦車兵器は、そのほとんどが「成形炸薬弾」を 使ってると思いますので、携帯兵器ですが貫徹量は大きいです。 最新型の、成形炸薬の部分が、2重や3重になっているものは、 車体の正面装甲ぐらいなら、貫徹も可能かもしれませんね。 航空機用として使う、もっと口径の小さい「機関砲の砲弾」も、 対戦車用に作った砲弾も有りますし、正面装甲以外の破壊なら、 大抵の砲弾で、効果が有ると言えるでしょう。 (64 176) 歩兵の使う、対戦車兵器は、そのほとんどが「成形炸薬弾」を 使ってると思いますので、携帯兵器ですが貫徹量は大きいです。 最新型の、成形炸薬の部分が、2重や3重になっているものは、 車体の正面装甲ぐらいなら、貫徹も可能かもしれませんね。 航空機用として使う、もっと口径の小さい「機関砲の砲弾」も、 対戦車用に作った砲弾も有りますし、正面装甲以外の破壊なら、 大抵の砲弾で、効果が有ると言えるでしょう。 (64 軍事板☆六等兵) レオパルド2や90式が登場した当初、装甲が直立してるのは良くないって言ってたのは間違いですか? 直立した装甲が良くない、なんて話はなかった。というか、そのころは APFSDSに関する十分な知識が行き渡っておらず、何十年も前の常識で 止まっている「評論家」が的はずれな指摘をしたというだけ。 (67 282) 当時の評論家は、複合装甲=対戦車ミサイル対策と考えており、 運動エネルギー弾への耐弾性も向上してるなんて知りませんでした。 また、当時の西側の目標:T-72が、メルカバには惨敗したという(偽)情報が伝わりましたんで、 ま、メルカバのイメージもあって、傾斜装甲は効果があるのに何故に採用しない? ってなったかと。 でも、同時に「ドイツが平気と判断したのだから、運動エネルギー弾への耐弾性も充分」 と言う仮説も出てましたよ。 (67 307) WW1の戦車の装甲厚は最大でも12ミリ~14ミリ程度と、驚くほど薄いのですが、どうしてなんでしょうか? 「歩兵銃を防げれば充分」だったから。 (68 155) 当時のエンジンやサスペンションでは重装甲は無理。 あと,当時の戦車はあくまで機関銃や弾片に耐えつつ塹壕線を突破するためのモノと 考えられていたため。 実際,野砲の集中射撃や平射で結構損害が出てる。 (68 157) T-80は500ミリ近い前面装甲で50t以内でキングティーガーは150ミリの前面装甲で70tなのはどうしてでしょうか? 装甲の技術の違いです。 装甲が厚いからといって必ずしも重くなるわけではありません。 50年前の技術と今の技術が比べ物にならない位違うという事をお忘れなく (70 496) T80は複合装甲です。 中身が鉄系・金属系材料だけとは限りません。 (70 497) 湾岸戦争時のチャレンジャー2のスカートは完全に転輪部分を覆っているがこれには意味が有るのだろうか 転輪が壊れて動けなくなったら、いい的になるからでは? (70 514) 戦車の横面にたくさんくくりつけられてる大きな布袋中に何が入ってるんですか? 見てないので正確な事は言えないが、増加装甲としてなら中身は砂だと思う ひょっとして単に小物を入れてくくりつけてるだけの可能性もあるんだけどね。 側面にずらーっと並べてあるなら増加装甲でしょう。 箱が並んでるときはまたちょっと違う話になるよ。 (72 660) リアクティブアーマーってなんですか? 爆発反応装甲ともいわれる箱型の装甲で、中にはTNTが入ってます。 基本的にはHEAT弾に対する防御力向上が望めるものですが最近では運動エネルギー弾にも効果があるといわれるものも出ています。 比較的手軽な装備ですが特性上一定以上の装甲を持たないものには装着できません。 (73 489) 爆発反応装甲(ERA:Explosive Reactive Armor)と言いまして、2枚の鋼板の間に爆薬を 挟んだ装甲板で、補助装甲として使用されています。 戦車砲弾やRPGの弾頭の衝突の圧力で起爆して表面側の鋼板を高速で飛散させ、HEAT弾の メタルジェットの進路を横切って収束を妨げたり、 APFSDS弾の弾芯に衝突し変形・破壊させて貫通を妨げます。 (73 名無し軍曹) T-34の”鋳造式の装甲”というのが、いまいち理解できません。 鋳造ってのは鋳物のことでしょ、そのままでは脆いし・・・ 「鉄系」の鋳造には、「鋳鉄」と「鋳鋼」と言うのが有るのですが、 強度を必要とする戦車の場合は、「鋳鋼製」となります。 一般的に言って、(丸っこい形状の砲塔)は、鋳造で製作してる、 と思って正解です。 アメリカの「M48」などは、車体底面の断面形状も半円形なので、 ほぼ鋳造で作られているのは、確実と思われます。 (76 ≡ 6等兵 ≡) 逆ショットトラップ装甲ってどんな装甲ですか? 最新型のレオパルドⅡの砲塔前面に付いている増加装甲だそうです。 (77 516) 516氏の補足ですが、おそらく「ショト装甲」の事でしょう。 詳しくはぐぐってください。 (77 523) 反応装甲についてなのですが、ロシアは主力戦車にもゴテゴテつける。 しかし、 1 西側は第2世代の戦車には付けていたけど第3世代には多分付けていない。 2 自衛隊は一貫してつけていない。 この二つの理由は何でしょうか。 1、反応装甲なくとも十分な防護力があるから。 随伴の歩兵に被害が出るから、と言うのも理由のひとつかと。 2、金がない。 (79 417) 今の戦車が角ばっているのは避弾経始の意味が無いからだそうですが ↓こういう意義もあるのでしょうか? 重量低減(重たい正面装甲の面積を減らす) 製作コストの低減 内部容積の有効活用(丸い部屋よりは四角い部屋のほうが使いやすそう・・・?) おっしゃられている効果はあくまでも副次的な効果です。 そもそも現代戦車の主要装甲である複合装甲とは、セラミックや複合材などを 防弾鋼板に重ね合わせたり挟み込んだりした装甲である事を頭に置いてください。 そのような構造では、曲面を持たせた形状の装甲の製造は非常に困難な上意味がないのです。 (80 472) 現代戦車では避弾経始は無意味と言われますが工夫しても無理なのでしょうか? なぜ避弾経始が無意味なのかもう一度考え直されてはいかがかと思います。 それは現用の運動エネルギー弾は跳弾しない(厳密にはしづらい)からです。 跳弾しないのに避弾径始を求めても無駄。 跳弾させようとすれば凄まじく浅い角度で着弾させるように装甲を作らなければならず、 それは非現実的です。 あと二重装甲の内側で弾くってのはちょっと無理なような……。(はじいた弾はどこへ?) (80 813) レオパルトの増加装甲みたいなのでは満足できないかね? (80 816) 現代の砲弾の速度では、弾性衝突(=跳弾)はまず起こりえず、 浸徹という現象が必然的に生じます。そこで 816のような、 いわば屈折を用いた偏向と、それによる実効弾体長の減少、 弾体の折損、屈曲を狙うことは可能です。理屈では、弾体の速度を 減少させれば跳弾に持ち込むことは可能ですが、何重ものそれぞれ 厚い装甲と空間が必要でしょう。戦車に装備させると実用にならない サイズ、重量になると思われます。 (80 system) 現在の高速APFSDS弾は浸徹する形で装甲を貫通するので、傾斜させても 意味がないからです。逆に内部空間の形状が限定されるので使い勝手が悪くなります。 補足 厳密に言えば、従来の比較的低速な徹甲弾は、命中点での単位面積あたり圧力が低いため、 装甲の剛性で弾かれ、あるいは偏向して最適の貫通を行うことができませんでした。 現在の高速徹甲弾は、ピンポイントの先端と相まって、命中点での単位面積当たり圧力が高く、 装甲素材は高圧のため流動体と似た挙動を示して貫通体の針路から排除されます。 このため、非現実的な傾斜でない限り、傾斜させても弾いたり、 有効なほど偏向させたりする効果が期待できないのです。 (115 system) 複合装甲って、なにとなにが複合されてるんですか? 異素材を組み合わせればなんでも複合装甲です。FRPとセラミックでも。 一般的には、鉄とセラミック、ケブラー、FRPといった素材を組み合わせて 構成されています。正確な成分や構成比、構造などは公開されません。 (83 system) M1A1の装甲は核爆発にも耐えるそうなんですが本当ですか? 核爆発の中心温度は金属も蒸発するもので、これに耐え切る兵器は現在のところ存在しません。 要は爆心地よりちょっとだけ離れた地点で被爆しても、戦闘能力を維持できるか? がキモです。 (90 194) 仮に耐えたとしても中の人が大(ry (90 197) 恐らくNBC防御機能の事を、誤解したのだと思われます。 直撃、もしくは爆心地近くでは、 194氏の言うとおり絶えられません。 ちなみに、NBC防御機能の事は、当然御存知ですよねえ。 (90 198) チョッバム・アーマーとは何でしょうか? そもそも"Chobham armour"とはイギリスのチョバムにある戦闘車輌研究開発所が開発した 特殊装甲です。詳細は明らかにされていませんが、セラミックと重金属を組み合わせた 複合装甲の一種である事は間違いないです。 単に装甲にセラミックを挟み込むだけだと被弾したときの衝撃が伝播して一発で セラミックが駄目になってしまうので、小さなブロックに分けた構造になっているのです。 (90 204) 戦車の防御力は 前面 側面 後部 トップ の順で合ってますか? 物によっては 前面=側面>後面とかありますが、おおむね合ってます (91 273) 最近はトップアタックに備えるため、重装甲になる場合もあります タイガー戦車の後期型は、連合軍の戦闘爆撃機に対抗するため 40mmまで増加した例もあります。 (91 274) 複合装甲はどのようにして造られますか? 複合装甲っつっても、K1のように鋼鉄と空気の複合装甲もあるのでなんとも T-72は、鋳造鋼板にセラミックの板を封入したそうだ。 (93 941) 秘中の秘です。 あれこれ思うんですが、かなり職人頼み的な要素があるらしいです。 (溶接そのものが難しいのか、ノウハウが難しいのか判りませんが)技術の継承に大変な努力を要するようです。 (93 944) M1A2の装甲は46センチ徹甲弾受けたらもちろん木っ端微塵ですよね 155mm榴弾砲ならどうですか? まあ、1t以上の撤甲弾をマッハ以上で受ければ、どんな戦車も粉々でしょう 155mm榴弾砲の場合、対戦車用のHEATなら正面装甲で防げる可能性はあります 側面、背面なら怪しいですな 榴弾の上部直撃なら、恐らく撃破されます、VT信管付で、空中破裂なら問題なしです。 (94 116) 車体が無事でも、乗員はミンチだろうしな。 (94 117) 戦車の正面装甲は、物凄く頑丈に作られてると思いますが、敵の弾をくらって装甲は破壊されなかったとしても、乗組員はそのときの衝撃で、戦闘不可能になる気がするのですが、実際はどうなんでしょう? パニックになります。 戦車モノの戦記を読むとどこの国だいたい同じ。 (94 322) 絶対に割れない防弾ガラスに自分の正面からガラスを隔てて銃弾打ち込まれたみたいな感じになるらしい。 (94 323) 自衛隊は弾頭開発用の反応装甲があるのでしょうか? 自衛隊が研究用に反応装甲を購入したという記事を何かで見ましたがうろ覚えなので定かでなし。 まあ、とりあえず作ってみるぐらいなら国産も出来そうですが、 本気で弾頭の性能試験するなら実物を輸入すべきでしょうね。 (96 system) 現代の戦車は、航空攻撃対策に上部装甲が強化されてたりするものなんでしょうか? 全周に十分な装甲を施すと、機動性が極度に悪化(っていうか事実上トーチカに)するので 狙われる危険性の高いところを厚く、そうでないことを薄くしているわけです。 で、戦車は陸戦兵器ですから陸戦で狙われやすいところが厚く、自分で能動的に対処使用のない 経空脅威に狙われる上面は薄く、となっているわけです。 (96 921) アメリカ陸軍M1に劣化ウラン装甲が装着されているそうですが、装甲に被弾した場合劣化ウランが乗組員に害を及ぼす事は考えられますでしょうか。 充分に考えられるが、証明はされていないっす。 貫通した場合はヤバイでしょうが、貫通されない限りは大丈夫だと思います。 (100 361) MBTの定義に、自己の主砲の直撃に耐えられる(前面)装甲を有する事は含まれる? 別に定義ではなかろ。 そりゃあ、普通はそのように設計するだろうけれど。 (101 365) それは戦艦の定義だ罠。 自己の主砲の直撃に絶えられない装甲の戦車は、巡航戦車かや?(w (101 366) タンデム弾頭はERAを二重とする事で防護出来ないの? ERAは金属流を乱して連続性をなくさせ、装甲貫徹力を 削ぐことは出来るでしょうが、高熱高圧の金属流そのものは 止められませんから、二段目のERAも金属流に貫通され、ひとつめの 弾頭でERAは二段とも起爆して終わるでしょう。それを止めるほど 硬い一段目ERAであれば、それはすなわち主装甲、というわけで。 (102 system) 2重ERAはあります。 ロシアのコンタクト等。 タンデム弾頭に対し効果があるとして提案。 (102 287) なぜ現代の戦車やWW2の連合軍戦車にはシュルツェンが付いていないのですか そもそもシュルツェンはドイツ軍では3号・4号戦車の各所に付いていた視察孔や車体側面を ソ連兵に対戦車銃で狙い撃ちされたためにその対策として取り付けられたものです。 成形炸薬弾に対する効果が認められたのはその後だったりします。 要するに車体に元々ある程度の装甲があるのならば必要ないものなわけで。 ましてやドイツ軍は対戦車銃なんてあまり使ってませんし。 もっともパンツァーファウスト対策には土嚢を積み上げたり、T-34/85がベッドの スプリングを溶接したり現場ではいろいろやっていましたが・・・。 (105 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) 現用戦車でもサイドスカートや後付けの増加装甲を付けることはあります。 (105 673) MLRSの直撃に耐えられる戦車ってありますか? もっとも一般的なロケット弾M26なら、現代の大抵の戦車は耐えられるでしょう、損傷は受けても。 (105 955) 対戦車榴弾でもかすり傷程度しかつけられないほど硬い装甲があったとして、核ミサイルが直撃すれば穴を開けられますか? 今現在、戦車に直撃してピンホール状の穴を空ける様な性質の核兵器が無い。 旧ソ連が普通の核兵器を使って実験した戦車の被害調査では、爆心地付近では熱でアウト。 爆心地から離れても、横から爆風を受けると簡単に横転したという。 (106 802) 戦車と装甲車それぞれのRPGの耐性はどのくらいのものなのでしょうか。 正面以外だったら一部の車両を除いてほぼ確実に破壊される。 (108 74) どこの戦車だろうと、エンジン付近はRPGで狙うべき弱点として良く知られている。 90式だろうと、レオ2だろうと、その点は変わらないよ。 (108 76) 劣化ウラン弾で、リアクティブアーマーを装備した戦車を撃つとどうなるのでしょうか? 劣化ウラン弾に対してさほど効果は無い(ものが多い) どちらかというとHEAT弾に対応するものなのでAPFSDSには効果ないし。 (108 351) 劣化ウラン弾・戦車・リアクティブアーマーの種類による。 劣化ウラン弾はAPFSDSだけでなく、ライナーコーンに劣化ウランを使ったHEAT弾もある。 リアクティブアーマー無しでも、劣化ウラン弾芯を使用するAPFSDSに耐える戦車もある。 リアクティブアーマーにも、APFSDSに対し効果が有る型がある。 (108 358) 条件次第。 一応、第三世代型のリアクティブアーマーはAPFSDS弾に対する効果があります。 ロシアのKontakt-V ERAは対APFSDS弾で均質鋼板250mm程度の防御効果があるよ。 (108 360) RPGの攻撃に対して90式の装甲は無問題なんでしょうか? あと、戦車みたいな装甲車はRPGに対してどうなの? 側面や後面だとヤバイだろうという推測。 まぁ、RPG-7に側面や後面撃たれて平気なMBTは少ないが。 戦車みたいな装甲車・・・というのはイタリアのチェンタウロみたいな砲を装備した装甲車のことか? であれば、あれらは基本的に装甲防御は装甲車レベル(正面で機関砲の直撃に耐え、 その他の面で機関銃の直撃や砲弾の破片に耐える)なので、対HEAT用の増加装甲がない限り、 RPG-7には耐えられないだろう。 実際、前述のチェンタウロはユーゴ派兵の時には対HEAT用の増加装甲を装着している。 (108 566) なぜ戦車には車体側面にしかスペースドアーマーが付かないのですか メルカバあたりだと、砲塔前面もスペースドアーマのはずだが? シェルツェンの間違いでは? (108 620) 湾岸戦争で、LAV-25の25mm機関砲でイラクの戦車を撃破したって聞きますが、 25mm程度でも、対MBTとして使えるんですか? 装甲が薄い所がある。 (108 613) 対HEAT用吊り下げチェーン(チェーンカーテン)ってタンデム弾頭には無力でつか? 一つ目を起爆させることができれば、タンデムを単なるHEATに変えることができる理屈です。 次の装甲にそれなりのHEAT対策があれば無力化できるでしょう。 (109 542) 最近の戦車では装甲を傾斜させてもAPFSDS弾は早すぎて跳弾させることがまず無理だから意味がないと聞きますが 傾斜させることで装甲が増す効果も期待できないのでしょうか? APFSDSの前では斜めにしてもあんまり装甲は厚くなりません。 (110 81) 板に対して垂直に貫通しようと 砲弾が自然とコースを変えるので効果が殆どないようです (110 84) 根本的にソレだけだと無意味。 http //www.geisya.or.jp/~mwm48961/math/m3pita01.htm 具体的に言うと、50cmの高さを覆う為に必要な装甲板の長さは垂直(a)なら 50cm、60度傾斜(b)なら100cm。同じ重量にしたければbはaの半分の厚みになる。 水平方向から見た厚みが倍になっても、a/2*2=aなので結局同じ。 (110 117) WW2ではどのくらいの戦車が複合装甲や中空装甲だったんですか? 複合装甲なんてないよ。これが開発されたのは戦後かなり立ってから。 (複合装甲のことをわかってない?) 中空装甲はⅢ号戦車のG型だったかが主砲の防楯に使っていた記憶があり。 ただ、HEAT対策とかではないはず。 バズーカ砲などの攻撃をちゃんと防げたのですか? 防げません。だからシェルツェンを装備したり土嚢を積み上げたり ベッドのスプリングを溶接したりいろいろ対策を取った。 (110 664) ではシェルツェンなどがつけられてない戦車はどんなに装甲が厚くてもバズーカ砲でやられてしまうんですか? M1バズーカの装甲貫徹力は最適時で130mm程度、これより厚い前面装甲を持つ戦車はWW2でも幾つかある。 また常に最適な条件で当たる訳ではないので、それ以下でも必ずしも貫通される訳ではない。 (110 666) バズーカにもいろんな種類があって、全部が戦車を撃ち抜けるとは限らない>朝鮮戦争開戦時など参照 (110 667) Ⅳ号戦車が装備していた金網シュルツェンてなんか意味あったんですか? HEAT弾を車体の手前で爆発させるので良いのです 軽量化も出来る (111 754) 戦闘攻撃機についてる機関銃は戦車の装甲を撃ち貫くよね? でも戦車の大砲は戦車の装甲を撃ち貫けないこともあるよね?これってただ単に口径がでかいから? 戦車の上の装甲は薄いから。 逆に敵戦車と相対する正面が一番厚い。 全部厚くすると重くなりすぎちゃうからね。 (114 90式MTB ◆8ijqzUsUAo) 戦車の装甲を語る際によく使われている「ひだんけいし」ですが、漢字で書くとどれが正しいのですか? 検索してみたのですが、「被弾径始」、「避弾経始」、「避弾径始」、「避弾傾始」、「被弾経始」 と微妙に異なっていて混乱しています。 避弾径始だよ ”径始”の由来は城郭用語の斜堤”Glacis”からきてる (115 517) M48やT-55など50年代から70年代の戦車のRPG、バズーカ対策はどうなっていたんですか? バズーカというか成形炸薬弾対策は、この時代諦めていた。 流線型や鋭角な装甲で逸らすことが重要な防御策であり、 装甲の防御力で何とかすることはほぼ諦められていた。 (118 27) 第二次世界大戦中の空母は70mm装甲で250kg爆弾を跳ね返せるのに、同時代の戦車は50mmぐらいの装甲で5kg程度の地雷や爆雷で穴があくのでしょうか? 戦車の底面で50mmもある奴は殆ど無い。 (119 828) 対戦車成形炸薬(HEAT)なら孔く。 (119 831) とりあえず、数万㌧の空母に250Kgの爆弾をぶつけるのと、 30㌧の戦車に5kgの爆弾をぶつけるのを一緒にしないほうがいいと思うが・・・。 (119 833) 単純な比例にはならないよ。 それに装甲空母の甲板は「急降下爆撃で放たれる半徹甲爆弾」に耐える事が 目的だから、問題としているのは運動エネルギーが主だし。 無論、装甲表面で炸薬が爆発しても耐えられるけどね。 (119 835) 仮に瞬発信管で着弾と同時に250kgが爆発しても、75~90mmあれば そりゃ持つよ。でも250kg爆弾の炸薬量は50kgくらいなのだが。 それと、平らな装甲版の上で爆発しても爆圧は上に逃げる。 戦車の場合、隙間に爆雷を押し込まれたら終わり。 (119 841) 地雷の場合はキャタピラがやられる。 爆雷の場合は隙間に押し込む。エンジングリルの上に置く。 すると破壊されてしまう。 (119 842) 地雷による乗員殺傷効果は衝撃(正確には加速度)も利用しています。 車両の対地雷対策を見ればわかりますが、ボート型にして爆風を逃がす、 底面装甲を厚くする、と同時に、座席を吊り下げ型にして爆発時のGを かわすということも普通に行われています。 (119 system) RHA100mmの貫通能力を持つ砲でRHA100mmの装甲を持つ戦車の装甲を貫通できるのでしょうか 回答:できます。ただし、 貫通能力の前提となった射距離より離れていれば貫通できません。同じく、前提となった 撃角(命中角度)より大きければ貫通できません。あとは組み合わせになるので多様です。 まあ、貫通といっても、米海軍流の完全浸徹で良しとするか、耐弾性試験的に装甲の背後の 評価板まで貫通しないとダメとするか(これはないか)、など詮索し出すときりがないと思いますが、 とりあえず上記でいかがでしょう。 (122 system ◆systemVXQ2) 傾斜装甲にすれば弾が装甲内を進む距離は増えますよね。 素人目には傾斜装甲の意味はあるように思えますが、どこも実践してないのはなぜですか? 傾斜した装甲に着弾すると、屈折に似た進行方向の偏向現象ガおきます。 つまり傾ける意味がない。傾ける意味がなく、ヘタすれば重量増えるだけ。 それなのに実行するメリットがありません。 (125 717) 717が前提として触れてない事実で幾何学的な問題ですが、 平射砲弾に対する防御を考え、ある前面投影面積に対し一定の必要貫徹長の装甲を施す場合、 装甲を傾斜させて貫徹長に合わせて装甲厚を減らしても、その分装甲面積が増大し基本的に重量は変わらないのです。 装甲傾斜角:θ(垂直で90度)、貫徹長:L、必要な装甲厚:Lsinθ、前面投影面積:S、 装甲面積:S/sinθ、装甲比重:ρ、装甲重量:ρLsinθS/sinθ=ρLS =θに無関係 もちろんこれは原則的な事であり、実際の問題に当てはめるのは、砲弾の着弾角度や、 内部のスペース効率など細かな検証が必要ですが、 2次大戦型の避弾経始はやはり弾く(着弾角をそらす)ことに意義が有ったのです。 (125 720) 716がいいたいのは現代のAPFSDSでも仮に45度傾けてあったら sin45°=1.4で近似すると1.4倍の装甲を破る必要がある、って事だと推測。 砲弾が直進すると考えると確かに正しい。 が、高さ1mの車体に45度傾けて装甲をつけると1.4mの長さの装甲が必要となり 傾けずに1.4倍の厚みの装甲を1mつけたのと同じ重さになる。 戦車の装甲の厚みを制限するのは主に重さだから装甲を傾けるメリットがないし 傾けておいて斜め上空から90度で攻撃されたら傾けていない戦車よりも弱くなる。 (125 723) 厚さが同じまま角度を変えても、長方形と平行四辺形の図を書いてわかる通り、 底辺長が変わらない以上、必要な浸徹長は変わりません。変えようとしたら厚さを 増さねばならず、重量増となります。 (125 system ◆systemVXQ2) レオパルトⅡA5から装着されている”ショト装甲”ですが、”ショト”とはどういう意味なのでしょうか? ショトは海語だと防水隔壁の意味だから直訳すると隔壁装甲になる。 傾斜隔壁装甲と書いてあったこともあったが オフィシャルな日本語訳は分からない。 隔壁装甲よりも装甲隔壁の方がよく使われているようだが ほとんどはショト装甲だな。 (126 409) それと、「ショト装甲」の日本語訳語ってなんになるんでしょうか? Schott n. -[e]s, -en, (-e) 《造船》 隔壁 しかし、Schott Panzerungでひっかかるのが日本語サイトばかりなのは どういうことだろう。 オフィシャルな日本語訳はまだなさげ。 (126 410) 戦車って、装甲の部分はとても硬いらしいですが、キャタピラのへんを狙ったら動き止めれますか? 戦車砲弾などを当てれば可能です。 ただし実際の戦車戦では、命中弾の多くが砲塔に集中するという戦訓が得られており、 履帯は実際に狙って当てられるものではないのです。 追記すると、戦車の履帯は非常に頑丈です。 ものにもよりますが、対戦車地雷を一発踏みつけても、なんとか走り続けられるとかもあるとか。 (あとで修理する必要はあり) (378 733) 輸送しやすいように最初軽量な戦車を作って増加装甲を上からつけるという形にはできないのですか? アメリカのM8 AGS(装甲砲システム)という軽戦車がそのコンセプトを採用していた。 M551シェリダンの後釜を狙ったんで、空輸可能なレベル1~30mm機関砲抗弾のレベル3まで多種の増加装甲パッケージを 用意した画期的な軽戦車と言うふれこみだったが、予算不足から正式採用には至ったものの量産には至らず。 (365 927) 中空装甲は粘着榴弾に対して有効との事ですが、破片が車内に飛ばないだけで装甲が破損する事には変りないのですか? 粘着榴弾は爆発の衝撃で装甲の裏側が剥離し被害をあたえます 中空装甲は外側の装甲の剥離を内側の装甲で止めるかたちになります 装甲の破損にかんしては中空装甲のほうが破損し易いと言われています (365 837) 戦車の装甲で砲弾を防いだとしても中の人は大変なことになるという話を聞いたのですが? 装甲が貫通されなくとも内部に被害が及ぶのは、装甲板の内側(戦車内部側)が着弾の衝撃で剥れて小さな破片となって飛び散るから。 その効果をより高めた砲弾が粘着榴弾(HESH)。 また、装甲板をリベットで留めてた時代の戦車だと、装甲板内部が剥れるよりも低い衝撃でリベットが飛び、乗員を死傷させた。 内部剥離破片による被害を防ぐ方法として内張り(ライナー)があり、初期にはフェルトなどの厚くて衝撃吸収力のある布が使われ、 現在ではケブラーなどの高張力樹脂繊維が使われています。 (501 461) コンクリートで装甲強化した戦車はあるの? 大戦末期、帝国海軍は空母信濃の側面に装甲強化の為コンクリートを打診したと聞きましたが http //images.google.co.jp/images?q=concrete+armour+stug+III 模型の写真ですまんが。 http //menatezz.sakura.ne.jp/sbm2/m4a3ct/a3ct-05.jpg 重たい割に被弾一発で割れて砕け飛んじゃうのであまり意味がなかったとのこと。 (517 349-361) コンクリート装甲は殆ど効果が無いです。 ドイツ軍ではⅣ号突撃砲にコンクリートブロックを用いた増加装甲がありましたが、 陸軍砲兵科総監では射撃試験の結果補強効果が無いことを確認しています。 また、砲弾命中時にコンクリート破片による損傷の危険もあったため、 陸軍兵器局では正式にこの補強方法を禁止しています。 しかし、前線部隊ではしばしば独自にコンクリートによる補強を行ったようです。 (273 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) コンクリート装甲は、セラミックを使用した現在のセラミック複合装甲が確立する以前に、過渡的に使用された物です。 徹甲弾などの運動エネルギー弾頭の持つ運動エネルギーを、コンクリートが砕ける事で吸収させようと言う物でした。 しかし、上のレスで誰かが答えていた様に、コンクリートを装甲の表層に取り付けたのでは披弾時にコンクリートが飛び散り、 周囲の歩兵やソフトスキンの車輌に被害が出てしまうので使用されなくなりました。 ですが、「砕ける事で運動エネルギーを吸収する」と言う理論は有効である為に研究が続けられ、 セラミックを装甲板で挟んだ「セラミック複合装甲」が開発されました。 (273 716) 戦車の装甲のは大戦中ですら100mmを超えていたのに第二世代の装甲厚100mm強のチーフテンが重装甲といわれたりするのは何故なんでしょう そもそも100mmやと200mm程度なら115mm滑空砲が当たれば(当たれば)紙程度の厚さだと思うんですが 大戦中と第二世代の装甲は抗弾力が別物と考えていいんですか?レオ1とか四号戦車と変わらない80mmだし その通りで、戦車砲や対戦車ミサイルの発達により、100mmでも200mmでも防御不能と思ったので、 レオパルト1やAMX-30などは重量を軽くして機動力を高める方向に行った。 (552 867) 大戦中の重戦車には少々ツラい事情があった。 装甲材の粘りを出すのに必要なニッケルが不足していたので、装甲材が脆かった。 ヒットラーが重厚長大な戦車を好む傾向があった。その上でT-34ショックがあったので、ヒットラー の言い分に逆らうのが難しくなった。 国内の主だった橋梁の荷重限界が24tだったので、ある時期まで乾燥重量が20tを超える戦車は潜水 渡河機能の装備を必須と考えた。 車輌に使用可能なガソリンのオクタン価が非常に低かったので、余りコンパクトで優秀なエンジンは作れ なかった。 と言うことで、ヒットラーの好みや脆さを装甲厚でカバーする必要性があったり、エンジンデッキ周辺が大柄 に設計されたりで、信頼性を度外視したような過荷重戦車の開発に傾倒している。 で、大戦終結後、米英はもうあんなロクに使えない戦車を運用する敵と戦うことも無いだろうと考え、M26 M46やセンチュリオン(20ポンド砲)を主力と考え、それ以上の戦車は不要と判断した。 ソ連はJS4の開発、配備を進めたがやはり運用上の問題が大きく、JS3の再生産で繋ぎながら、装甲形状 の変更で軽量化、冷却器によるパワーロスを改善したT10を開発している。 その過程で米英はソ連のJS3の性能を過大評価したために重戦車M103やコンカラーを開発している。 その後、フルシチョフ政権下でミサイル万能論が台頭し、ソ連の重戦車の命脈は尽きていく。 (ブレジネフ政権下ではミサイル万能論は見直される。) 実のところ、戦後第2世代はこれこれな特徴があるなどと言う評論は誤り。 ほんとは各国が様々な思惑の元、東西が相互に影響を与えながら戦車を開発しています。 アメリカはT-54・T-55への対抗上、M48を改良してM60、M60A1を開発した。 イギリスはセンチュリオンの主砲を強化した。 で、独仏は機動性を重視して、余り重装甲では無いレオパルド1・AMX30を開発した。 だけど、開発中、既にT-62危険な存在として認知されるようになり、ドイツはアメリカとMBT70 の開発に乗り出している。 で、イギリスもセンチュリオンとコンカラーを統合するMBTとして、チーフテンの開発を行う。 と言うわけで、戦後もM103、コンカラー、JS4やT10、そしてMBT70など、重装甲の戦車が連綿 と試作・生産されてたし、機動性重視の戦車と言っても独仏くらいで別に多数派でも無いんだけどね。 何と言うか、少数の運用に留まった西側重戦車や試作に終わった戦車は無視して、何かチーフテンがいきなり 重装甲を採用したかのような勘違いするライターはPANZERあたりに多いですね。 (553 128,129) 対戦車ライフルで打ち抜ける戦車って、どの時代の戦車くらいまでなのでしょうか? WW2の頃の戦車なら側面を打ち抜けたのですか?さすがに正面は無理ですよね? 当たり所によるけどパンターなら側面は打ちぬけた 装甲を打ち抜くわけじゃないけど正面も視察窓なんかをねらってうってる うまく行けば隙間から車内に飛び込んで中の人にダメージを与える 基本的に側面下部(キャタピラや転輪) ここ壊されると動けなくなる。そのまま孤立すると・・・想像しただけでどれだけ怖いかわかると思う。 パンターなんかシュルツェンという側面に防弾板をつけたりして対策するほど狙われた (658 805-809) 90式戦車を含めて第三世代の戦車の装甲は、自分の搭載砲で撃った場合に貫通してしまうのでしょうか? 正面装甲なら貫通しないです。 正面以外だったら、世界のどの第三世代戦車でも貫通してしまうデス。 ちなみに90式は、120ミリ滑腔砲のAPFSDSとHEAT弾を合計九発食らっても まだ走行可能な状態だったと言います。 (345 978) 高速のAPFSDSが傾斜装甲をほぼ無効化するのは、装甲に突き刺さった瞬間に装甲に対して垂直に向きを変えるため? 高速のAPFSDSが被弾経始をほぼ無効化するのは垂直曲がるからじゃなく 秒速千キロ以上の速度ではあらゆる物質が擬似的な流体として振舞うため。 どんなに硬度や強度があっても変わらない、金太郎飴みたいにぐにゃぐにゃ曲がるのよ。 で、この擬似的な流体状の侵徹体が装甲に接触すると、装甲がどんなに傾斜してても「屈折」するのね。 イメージとしては、水面に水鉄砲を打ち込む感じかな。 侵徹体と装甲が融合しつつ侵食されてゆくから、どんな被弾経始も無効化されちゃうわけ。 (344 689) というかあれだ。もう装甲による高速侵徹体防御はほとんど限界だってんで、 今ではアクティブ防御が主流になりつつあるだろ。装甲で防ぐより着弾する前に撃ち落すってやつ。 (344 690) 傾斜装甲は意味無いの? 最近のAPFSDSはマッハ5ぐらいで飛ぶから、流体力学なんだ。という書き込みを見ました。疑問です。 例えば、APFSDSが地面に水平に飛んでくるとします。 厚さ1センチの装甲板、地面に垂直に置きます。このとき、厚さは1センチです。 しかし、厚さ1センチの装甲板を地面に45度の角度に置くと、APFSDSが貫徹しなければいけない厚みは、実質√2センチです。 約1.4倍の厚さになります。同じ重量でも、傾斜装甲のほうが、実質装甲厚を増すことができると思うのですが。 APFSDSは、傾斜した装甲に命中すると 装甲の垂直方向に曲がって侵徹する性質があるため、見かけの厚さは相殺される 完全に垂直になるわけではないらしいから、傾斜にまったく意味がないわけではない しかし効果が微妙な一方で、傾斜させた分の重量増という問題が出てくる (597 703) 擬似流体と言う概念は、高速下の装甲と弾体の関係を解析した結果得られた概念です。 超高速での衝突で起きる現象を、簡単に言うと、摩擦熱と衝撃による熱で装甲と弾体が溶解する現象で 例えば板チョコレートにシガレットチョコを押し付ける事で見られるような現象が 極短時間に起きているのです。 これは超高速度カメラによる撮影によって、つい最近解明された物理現象で 一般には余り知られていません。 この場合角度に関係なく、弾体の進む方向に装甲が浸徹される事になり 弾体の物理的限界に来ると、装甲に貫入する途上で折損、破砕してしまいます。 (597 三等自営業 ◆LiXVy0DO8s) 第二世代の戦車は鋳造が多い事について。 鋳造装甲は同じ厚さの均質圧延装甲に比べて二割程強度が落ちるそうですが、 鋼板をプレス機で成型して砲塔を造る事は出来なかったのでしょうか? 当時の技術で何10ミリもある鋼板を型押し成形するのは無理。 今だって難しい。 一応T-34の車体正面装甲なんかは装甲鋼板をプレス型抜きして作っている。 ドイツはプレス 溶接だよ。こっちの技術は世界最高峰だったし。 ただし、M4とかT-34のように数をこなす場合は多少強度が劣っても鋳造の方が望ましい。 どっちが正しかったかは勝敗と戦車の進化のその後が示している。 (339 539-540) 量産性の為。戦車は量産性も命なので溶接で砲塔や装甲を作ると量産性に難が出る。 大戦中のドイツ戦車がまさにそうだった。鋳造技術の問題だったけど。 他にも第二世代までの戦車の装甲は硬さよりも靭性と装甲厚で防御力を稼ぐタイプ。 鋼材の質が良くて装甲厚が確保出来るなら多少の強度の差は無視できる。 また、避弾経始を重視した複雑な曲面形状等が造りやすいから。 プレス加工 溶接で曲面装甲なんか作ったら洒落にならない手間が掛かる。 後、金型製作業に関わっている身から言わせて貰うと、型の設計、製作がキッチリされていれば 巣は強度的に問題になるほど入らない。鍛造より劣るのは確かだが。 (250 ue ◆WomMV0C2P.) 90式戦車は自身の主砲の直撃に正面装甲ならば耐えることができるそうですが、現在の戦車戦においては被弾=撃破であるという記事も見たことがあります。 どちらが正しいのでしょうか? 装甲の薄い第二世代戦車はそんな感じ 複合装甲を装備する第三世代戦車は何とか自らも搭載する120mmクラスの戦車砲に耐えられる用になった。 装甲は機密のベールに阻まれて詳細は分かりづらいがいくつか伝えられるところを聞くとそうなる なお、現代の対戦車砲弾には傾斜で弾いて無効化という事ができない。 (ただ照準装置の発達で、撃ったらたいてい当たるようになった→初段必中って話が変化したような気もしないではない) おはなし 九○式戦車の耐弾実験で、至近距離から120mm砲をいくつも撃ち込まれたにもかかわらず、自走可能な状態を保ったとされる。 これを受けて、演習では九〇式の正面に何を当てても無効判定される。 また、イラク戦争で遺棄するM1を破壊するために僚車のM1が主砲を何発も撃ち込んだが十分に破壊できなかったという話が伝えられている。 また、湾岸戦争やイラク戦争でT-72モンキーの主砲は何発食らっても行動不能になるだけで撃破されなかった、 同士討ちでAPFSDSを正面に食らったが平気だったなど、その手の逸話は多い。 (581 モッティ ◆uSDglizB3o) 西側第3世代は反応装甲をつけない。東側の同世代戦車は反応装甲を付けまくり。この違いはどのような考えや事情の違いによるものでしょうか? ソビエト軍のAFVがアフガンでボコボコにされた経験から、ソビエト(ロシア)と その系列である東側のAFVは対戦車兵器対策としてERAを重視している。 それと、同じ第3世代でも、東側の戦車は単純装甲以外の装甲の採用にあんまり 熱心ではないので(砲塔正面と車体正面だけ複合装甲であとは全部単純装甲、空間 装甲は装備品をゴテゴテとつけてそれで補う、という設計が多い。これは全体を コンパクト且つ軽量にしたいという考え方だから)。 元々複合装甲と空間装甲(スペースドアーマー)を装備した第3世代戦車の整備を 進めた西側と違って、東側の戦車は複合装甲も空間装甲も装備していない旧型戦車 を大量に装備(90年代になってもT-55が主流)していたので、手っ取り早く装甲を 強化するにはERAの追加装着が手っ取り早かったので。 その流れもあって東側系列の国はERAが大好き。 準西側のイスラエルは同じような理由でAFVにERAを付けまくる。 最近は元々複合装甲と空間装甲組み合わせた分厚い装甲を装備してる車両が多いから あまり見なくなったけどね。 (582 224) 戦車が対戦車ミサイルや無反動砲やロケット弾などへの対策としてどのようなものがあるか教えて下さい 対戦車ミサイル、無反動砲、ロケット弾は戦車の装甲に有効な弾頭としてHEATを用いている物が多い。 HEATは強力な装甲貫徹力があり、その貫徹力は弾頭の速度に左右されないという長所がある反面、 起爆点から装甲まで適正な距離(スタンドオフ)を保てないと貫徹力が大きく減衰する[a]という欠点があります。 また、装甲の密度が変化する事でもその貫徹力は減衰[b]されます。 その負の特性を逆手に取り、スタンドオフを狂わせる事で装甲の貫徹を免れる可能性は高くなります。 [a]の場合は、装甲の前に弾頭が接触する物(吊り下げたチェーン、金属製の籠、コンクリート、土嚢など)があり、 [b]の場合は、密度の違う物の組み合わせ(複合装甲、中空装甲など)があります。 対HEATだけに限らず弾頭の貫徹力(衝突時のエネルギーを含む)を削ぐものとして、爆発反応装甲(リアクティブ・アーマー)と言う物もあります。 (583 672) 爆発反応装甲って、爆発するんですよね?危なくないですか? 戦車の上とか近くに味方の兵隊がいたらやばいですよね? それに、火災にも弱そうだし、敵弾が当たったら連鎖爆発して収拾が付かなくなりそうだし 普通に金網とか、シュルツェンとかでは不足なのですか? 危ないですよ。 着弾の衝撃で爆発し、外板を(時に破砕破片として)飛散させますから。 それ以前に交戦中の戦車周辺はHEAT等の砲弾が着弾した時も弾殻破片は飛散しますし、発砲時の衝撃波も大変危険です。 誘爆についてですが、鋼鉄で覆われた炸薬を1ユニットとして複数配置しているので誘爆はしないとされています。 戦闘時、歩兵は設計上の危険範囲より離れて行動するようになっています。 爆発反応装甲の感度は小口径弾で爆発しないように低く設計されています。 金属の箱に入っていますので簡単には湿気ません。 金網では戦車から発射されるHEAT弾に対抗できません。 シュルツェンは元々、対戦車ライフルから身を守るために開発されたもので、言ってしまえばただの鉄板なのです。 (585 33,35) 複合装甲は平面構成の方が効率が良いの? ソ連戦車はT-64あたりから複合装甲を装備しています。複合装甲の研究開発を行うにあたって、 ソ連の技術者たちも西側戦車のように平面構成の方が効率が良いという知見自体は得ていたのでしょうか? 知見を得ていたならば、T-80Uに至るまで基本的に鋳造砲塔なのは何故でしょうか。 まず基本的な話だけど平面構成の方が効率が良いという話が無い。 チョバムアーマーで構造物を作る、もしくは溶接した箱の中にモジュラー装甲を収納する形式の場合、 溶接を使用するってだけ。 つまり複合装甲の材質や後日交換する意図が無いなら鋳物の砲塔に仕込んでも別に問題は無い。 あと、ソ連はある時期から対戦車ミサイルを使って西側の戦車をアウトレンジで撃破する戦術に傾倒して おり、西側が思っている以上に遠距離戦闘に強みを感じている。 ちなみにT80が実用化された時期って、アメリカはMBT70がどうにもならなくなってM60A1をRISEに改造してる 頃合。 でもってブレジネフ政権で無茶やったツケと米国のレーガン政権の経済的な圧力で、ロシアになった後、数年 前までの好景気の山の前は完全新型戦車の開発なんぞに大金使ってる場合じゃ無かったのも忘れないでな。 (614 675) レオパルト2のショト装甲ってどんな効果があるの? ショト装甲は、HEAT弾から主装甲を守る(いわゆるスペースドアーマー)と 共に、大口径機関銃や機関砲の弾から主装甲を守るために装着されている。 HEAT弾防御は説明不要なので省くとして、複合装甲は中にセラミックスが 詰めてあるので、たとえ表面の鉄鋼部分を貫通されなくても、大口径機関銃や 機関砲を同範囲に集中して食らうと、着弾衝撃で割れたり歪んだりして 対弾性が低下する恐れがある。 また、複合装甲は砲塔の全ての面を一体化して整形しているわけではないので、 必ず面と面とを組み合わせた「接合面」がある。 ここに被弾すると装甲面そのものが脱落する恐れがあるので、その部分を 守る。 (314 804) 最近の戦闘車両にはケージ装甲がよく付いていますが、なぜこの効果的な装甲が標準オプションになっていないのでしょうか? 昔シュルツェンが対HEATに効果があるとわかったんですよね? 中国の69/79式戦車などが砲塔脇に付けてる柵状のバスケットなど、スラット装甲を兼ねてるな。 あとはスウェーデンのStrv.103Cの車体前面のやつ(1980年代半ばに改修)とか。 シュルツェンは、朝鮮戦争で米軍が金網利用のやつを現地改修で作ったり、板状のをソ連のT-44-100の試作車が装備してる。 他にもユーゴの内戦で、現地改造でゴム板を貼り付けたやつとか。 しかし同じ効果を求めた場合、普通は主装甲と一体化したスペースドアーマーを採用していることが多い。 (642 841) 戦車にCIWSや電磁装甲を付けないのはどうしてですか? CIWSに近いアクティブ防御システムはすでに開発され、一部は配備されています。 機関砲ではなく、空中爆発して破片で破壊するシステムが多いようです。 電磁装甲は英国がM-113を使用してテストしたものが有名ですが、 重量、電力などのバランスが悪く、今のところ実用にはなっていません。 「電磁バリアー!」と叫んで弾を跳ね返す仕掛けではなく、 空間装甲間に電圧をかけてHEATの金属流を攪乱する理屈だったと思う。 (298 38) スペースドアーマーが廃れたのは何故ですか? 別に廃れちゃいない。 現在では”新型”とされる戦車には普通に設備されてるので「特殊装甲」という 位置付けではなくなっただけ>空間装甲 HEAT弾に対してびっくりするほどの効果がない。 APFSDSに対してほとんど役立たず。 対戦車戦闘も考える国は、無駄なのかもね。。 http //sus3041.web.infoseek.co.jp/contents/arm_var/spaced.htm 中空装甲の成形炸薬弾に対する質量効率は、1.25程度と言われている。 この理由は、近年の成形炸薬弾の性能向上により、多少スタンドオフ距離を狂わされても、侵徹効果が阻害され難いものが出現しているためである。 中空装甲の運動エネルギー弾への質量効果は、L/D比の低い弾芯に対しては、ほとんど効果が無い(むしろ、同じ重さの1枚板のほうが強いと言われている)。 一方、高L/D比の運動エネルギー弾への質量効率は1.25程度だと言われている。 これらのことから、中空装甲の防御効率はそれほど高いものではないことが推察される (298 533-534) 爆発反応装甲とゆうものがあるそうですが、どの位の衝撃で爆発するんですか? まさか石をぶつけた位では爆発しないですよね? セッティングしだいですが、基本的には戦場で普通にさらされる程度の衝撃では爆発しないよう作られています。 つまり、重機関銃弾の直撃や大口径榴弾の破片では爆発せず、また隣接するERA(爆発反応装甲)ブロックの爆発にも 反応しません(これがけっこう難しく、開発期のERAではしばしば誘爆したらしい)。 HEATやAPFSDSの直撃で初めて反応します。このためにERAの前面、側面の鉄板の厚さを調整し、 低感度爆薬を使用します。 (298 855) セラミックス装甲の性能に優劣はあるんでつか? レオ2は優秀だがT-64はモロイとか セラミックス装甲と言っても、それだけを使ってるわけじゃないので、 総称して「複合装甲」の一種になるのが基本かなと。90式戦車にしても、 セラミックスの外枠で圧縮して強度を保っている(と言われている)金属 部も装甲の一部と呼べるだろうし。 んで、複合装甲にはピンからキリまであるのは良くご存知のとおり。 レオパルド2A5~の装甲強化等は、純粋に強さを稼ぐよりも、つまらない RPGの直撃弾で正面装甲が弱るのを防ぐとか言う説もあるし。 絶対的な強度そのものは、装甲の性能としては1つのパラメータでしか 無いのが現状かも。あとはいかに軽く、汎用的にするか、みたいな。 セラミックスのモジュール装甲を採用している(といわれる戦車)には、 他にルクレールがあるけど、あれは破損部だけ取り外しが可能という 運用上の利点がある。けど、破損時に変形して取り外しが上手くいかない orボルトごと吹っ飛んで役に立たないという説や、そもそもフランスは セラミックバルク(つまり装甲の一塊)を大きく出来ないから、モジュール に分割して強度を保ててないとか言う話がある。 日本も含めて各国、信念に応じた装甲をつけてるから、優劣を つけるのは現状では難しいと思う。 補足 戦場で歩兵にとって大きな脅威になるのは、榴弾(炸裂して破片をばらまく砲弾)。 榴弾は対装甲車両用の徹甲弾と違って、重装甲に対する貫通力は少ないが、 (最近は装甲貫通力のある榴弾ってのもあるんだが、とりあえずおいといて) 広範囲に破片をまき散らすため、装甲の薄い車両や服と皮膚しかない歩兵にとって 非常に危険な存在。逆に言えば、これが防げれば歩兵の死傷率はかなり落とせる。 (重傷が軽傷になるだけでかなりマシ) というわけで、小銃弾や機関銃の弾は防げなくても(というか、小口径の拳銃弾ならともかく、 軍用の小火器を防げるような防御力を持ったチョッキを作ったら凄い重さになる) 破片よけでもかなりの効果は見込めるのです。 (295 656-657) モジュールアーマーというのはトランスポーターに載せる時はずして、戦場後方現地で付けたりとかできるものですか? 普通「モジュールアーマー」(モジュール式装甲)と呼ぶものは、車体や砲塔の構造とは 一体になっておらず、被弾したりして壊れたらその部分だけ外してつけ換えられる ものの事を言う。 ものにもよるがその車両が整備できる環境があれば取りつけ/取り外しはできる。 ただ、短距離をトランスポーターに載せるくらいだといちいち外したりはしない。 取り外しにはそれなりに時間かかるし面倒だから。 あと元々の装甲の上に追加装着する装甲キットの事も「モジュール式装甲」と 呼んだりするんで注意。 (これは”モジュール式増着装甲”なんて呼んだりもする) (276 21) 昔はHEAT対策に土嚢を戦車の車体に積み上げたそうですが、効果の程はあったのでしょうか? 土嚢の積み上げはパンツァーファウスト一発くらいなら効果はあったそうです。 しかし複数弾撃ち込まれるのが普通であるため実質的な効果はなかったそうです。 (オスプレイのM4シャーマンより) また北アフリカで戦ったイタリア軍は土嚢は50㎜以下の砲には対弾能力がある としています。Pak38が多く残っていた西部戦線では、それなりに有効であったの では? と考えます。(当然初弾のみですが) (273 420) 戦後の戦車の装甲の性能向上って何が進歩したおかげなの? 材質。特にセラミックを使った複合装甲になってる。 表面は固い防弾鋼板でセラミックはHEAT等を防ぎ、衝撃を吸収する靭性に優れた素材と組み合わせる。 更にホプキンソン効果で内部が剥離しないように、ケブラーで内部を覆ったり。 (俺初質スレ433 86) 拘束セラミック複合装甲ってどういう構造の装甲なのでしょうか? セラミック板を鋼などでできた容器に密封したもの。通常、いくつもの拘束容器に分け、 タイル状に並べて装甲面を形成する。 着弾によるセラミックの破壊が容器内に留まるため、隣接する箇所の装甲が無傷で済み、 修復も容器をモジュールで取り替えれば済むという長所と共に、 貫通体に対して、破壊されたセラミックが容器から出られないため、貫通体の射入口に回って行かざるを得ず、 貫通体の侵攻を抑制すると共に運動過程で貫通体を損なう効果も得られる。 一般に装甲の強度は素材自体の強度と共に、その背後にあって素材の運動を妨げる構造の強度にも 大きく影響される。 (256 842) 被弾傾斜について 現代の戦車砲に対しては被弾傾斜は意味が無いと聞きましたが、対物ライフル相手なら意味はあるのでしょうか? もちろん現代戦車は対物ライフルで貫通できないと思いますが、装甲車などでは対物ライフルに対する被弾傾斜は効果はあるのでしょうか? APFSDSじゃない普通の徹甲弾相手なら被弾傾避は充分意味がある。 またAPFSDSに対しても、まったく無意味というわけではない 完全に垂直方向に曲がるわけじゃないので 用語としては「被弾経始」が正確。 大雑把に言って、成形炸薬のモンロー効果による破壊、粘着弾のホプキンソン効果による破壊、 キネティック弾の貫通による破壊、いずれに対しても被弾経始はある程度有効でした。 もちろん対物ライフルに対しても有効です。 (529 776-780) 反応装甲ですが、爆発した時に周囲に金属片を撒き散らす負の側面もあると聞きます 近くに人がいれば巻き添えをくらうわけですが、危険な距離はだいたい何メートルぐらいでしょうか? Military Technology誌にちょうど記事が載ってた。 ここでも、ERAのタイプによるし、破片飛散距離は様々なので、一概に言えないとしているが、 ERAの破片(というより前面の板)の速度は500~1000m/secに達するため、 急速に減速するにしても、80~100m飛ぶことが少なくないそうだ。 一方、爆発そのものによる加害距離は、これは100~150gの爆薬が使用されると仮定すると、 ひどい火傷を負わせたり、脳震盪を起こさせるのは1~2m以下だろう。鼓膜が破れるとかだと、10m近くに達しそう。 破片がまぐれ当たりするのはあきらめるとすると、ロシアの30mという距離はでかいERAを使ってても、 まあ、妥当だということになる。 (503 709) 爆発反応装甲といっても、装甲の薄い歩兵戦闘車用とごつい主力戦車用、はたまたさらに ひ弱い装輪装甲車に無理矢理付けるよう作られたものでは危険範囲はまったく異なります。 確か、ロシアの重ERA、KONTAKT5で30mが危険範囲だったと思います。 RPG自体も20mとかの危害半径を持っていますから、仮にERAが不発でも随伴歩兵はやはり大迷惑でしょうね。 主砲発砲時の危険範囲には方向性がありますし、予告もできますが、RPGやERAではそれはありません。 (355 651) レオパルト2A6の砲塔の先についてる三角はなんですか? 間隙装甲という増加装甲の一種で、詳細は不明ですが、最近最も説得力 があるのは、内蔵するさまざまな角度の板によって徹甲弾を装甲強度の高い 装甲板中心部に誘導したり、徹甲弾を偏向して貫徹能力を落とす、というもの です。たまたま工場から漏れた、この装甲の裏側の写真から推定されました。 ホントは違う可能性ももちろんありますが。 (60 416) レオパルト2A6の下側の傾斜してる部分に余り威力の無いAP弾が命中して跳弾したら、車体上部が貫通されてしまうのでは? 最近の戦車が使うAPFSDS (Armor Piercing Fin Stabilized Discarding Sabot 翼安定式装弾筒付徹甲弾、ダーツみたいな弾)という砲弾は着速の関係で跳弾 というものが殆ど発生しないで、逆に衝突面に食い込むように働くらしいです。 それを応用してレパードの間隙装甲が設計されたといわれています。 (60 423) 西側MBTがペラい装甲だったのは、矢張り機動回避で敵弾を避けようということなのであろうか 対戦車ミサイルを食らって耐えられる装甲をまともな重量で達成できる方法がわからなかったから 早くして弾をよけようって発想 戦闘機とかに装甲が無いのと似たようなもの (60 862) 戦車には上からの攻撃が有効と聞いたのですが、何故ですか? 装甲が薄いから (61 850) 当然全面にわたって十分な防御ができればいいのだけれど、それでは重量が 重くなりすぎるので、撃たれやすいとこを厚く、そうでないところは薄くして重量を 抑えなくてはならない。 で、戦車は地上での撃ち合いのためのもんだから、垂直面の装甲を強くしてある。 その分水平面(上面と底面)は薄くしてあるので、上(飛行機や下(地雷)からの 攻撃には弱いというわけです。 (61 856) 跳弾板はどのような役目のもので、これが装備された兵器とか何かありますか? 言葉にして説明すると、構造的に弱い箇所、例えば開口部(ハッチ・覗き窓)や接合部(砲塔回転軸)の直前もしくは周囲に 断面が三角形の鋼材を溶接して、敵からの銃弾をその鋼材の斜辺に当てることで跳弾及び威力減衰させて、 前述の防護したい部位への直撃を避けるための工夫、ってとこかな。 同じようなものだと戦車砲塔のアゴ付き防楯かな。あっちは逆に防楯の丸みの下半分に当たった敵弾が跳弾して 車体天井や砲塔嵌め合い部分へ直撃するのを避けるためのものだけど。 (俺初質スレ2050 489) 現用戦車の装甲って何系? 調べても大概、単に複合装甲としか書かれてない。 M1A1が非拘束セラミック、M1A1HA以降は重金属系じゃなかったか レオ2やルクレール、チャレンジャーはセラミック系 (俺初質スレ30501 363) セラミック系にも拘束式と非拘束式が有るみたいだけど違いは何?同じ材質だとしたらどっちが有利? 拘束式・セラミックスが金属装甲でガッチリ固定されている 非拘束式・セラミックスは金属装甲の間に突っ込んだだけで、多少の隙間がある どちらが優れているかは、一概には言えない あくまで一般論だが、APFSDSなどの運動エネルギー弾には拘束式が、HEATなどの化学エネルギー弾には非拘束式が、 それぞれ有利とされている 正直、複合装甲の材質や構造は、各国とも秘中の秘だから、不明点が多い (俺初質スレ30501 366) セラミックは圧縮応力には強いが引張応力には弱い なのであらかじめ圧縮応力をかけた状態で金属の拘束容器の中に突っ込むことで、被弾時に大きな引張応力がかからないようにしたのが拘束セラミック装甲 HEATや鉄芯APFSDS相手なら非拘束セラミックでも防げるけど、タングステン/劣化ウラン弾芯APFSDSを防ぐには拘束セラミック装甲の方が良い 非拘束セラミック装甲のメリットは、作るのにそれほど技術も費用も要らないことぐらいか (俺初質スレ30501 367) 非拘束式だと、より優れたセラミックスが開発されたときに、改造が楽ってメリットも (俺初質スレ30501 369)
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/13607.html
2号戦車(Lv.01/MAXLv.05) 習得スキル 初期→照準(命中率30%UP) LV3→連続射撃(ニ回攻撃) LV5→三連射(三回攻撃) 脚注:初期の手持ち機体。 ただし、"ポーランド戦役"で"発売のお知らせ"を拾わないと、 店では売ってない…が、正直言ってコイツは2台もいらない。 Lv上限が5なので「偵察」や「煙幕」とか習得させる位なら、 "ポーランド戦役"で購入可能になる、 ハノマークや、 "ヴェーゼル演習作戦・北"で購入可能になる、 3号戦車L型やsdkfz.222の方を優先した方がよろしいかと。 ある程度戦車系や対戦車砲が出揃ってくると、 大体お払い箱に。 編集中
https://w.atwiki.jp/abyssp/pages/48.html
90式戦車(きゅうまるしきせんしゃ、Type-90 tank)は74式戦車の後継として開発された 陸上自衛隊において国産三代目となる主力戦車である。 ちなみにアイマスカラーは存在しないと思う(存在しないと断言できないところが自衛隊らしい・・・) 概要 第3世代主力戦車に分類され価格は一輌辺り約8億円(2007年度調達価格)と言われているが、天海春香内閣 になり、防衛力強化のため増産、コスト低減化のために同時発注で300両ちかく発注された模様 製造元の営業担当者の後日談で「300両買うんだから89式装甲戦闘車を100両つけなさい」と春香氏に言われ 妥協して40両までにまけてもらったと誇らしげに話しているが赤字であることは明白である。 44口径120mm滑腔砲と国産の射撃管制装置により、高い射撃能力を持ちロックオンした標的から目を 離さないため一般人・隊員共に「こっちみんなwww」といわれ続けてるが性分なので仕方ない。 ベルト式弾倉を持ち、自動装填装置を採用複合素材装甲が用いられ、その正面防御力は世界最高水準 「日本の技術は世界いちぃぃぃぃぃぃぃぃ」 開発コンセプトは『上陸してきたソビエト連邦軍の機甲部隊に対抗する事』だったが天海春香内閣後 対中作戦のため九州から台湾にわたる為に北海道から遥々佐世保まで陸路移動を強いられた これは佐世保から台湾への海上輸送に艦艇が全力投入されたためである ヤキマ演習場にて 日本の演習場では、広さの問題から90式戦車の売りの一つである行進間連続射撃や最大射程射撃訓練などが 十分に出来ない為、1992年(平成4年)度より毎年9月にアメリカ・ワシントン州のヤキマ演習場に90式戦車を 持ち込んで戦闘射撃訓練などを行っている。 ヤキマ演習場で高機動テストや走行間射撃テストを行った際には、走行しながら3km先の目標に命中させるなどの 性能に、テスト最終日にはアメリカ軍関係者が詰め掛けたという。 この時観戦したとある陸軍准将が「あれ欲しいな~」と呟いたところ米国主力戦車の製造元ジェネラル・ダイナミクス社から 10時間にわたる「米国戦車の良さ」という洗脳教育的な講座を受けさせられたそうな 戦略機動性 90式戦車は北海道の地形や道路条件を想定して開発されたものであり、他地域でのより柔軟な運用を行うには更なる小型軽量化が望ましいとされた。このため、40t級の次期戦車としてTK-Xの開発が進められている。 道路を使った移動と輸送 北海道以外では通行可能な場所が限られ運用上の困難が多いと予想されている。 自走による移動 舗装路上を走行する際は、路面を傷つけないよう履帯(履板)に路面保護用のゴムパッドを装着して走行するが、 これは日本だけの例外ではなく欧米でもゴムパッド付履帯で走行している。 また方向指示器やバックミラーも同様についている。 トランスポーターによる輸送 トランスポーターで運搬される場合は、積載量と安全面の問題から砲塔と車体を分離して夜間に運搬される。 最大積載量が50 tの特大型運搬車では砲塔及び車体を一体化させた状態で運搬する事が可能。 鉄道輸送の現実性 長距離を輸送する際には鉄道貨物輸送が考えられるが、在来線では通常の運転形態では、建築限界に支障するため困難 東海道本線などの高規格線においては決して不可能ではなく、ある程度、運転速度や走行時間に制約を設ければ可能 これを受け試験的に実施、良好の成果を得たため専用貨物の開発を実施することとなった。 また、装甲列車を作る計画も提案されたがいまどきドーラみたいな巨砲は必要ないとされ却下されたが まさか却下されるとは思っていなかった技術陣はすでに設計図を完成させていた。 航空機による輸送 重量50 t以上の戦車を空輸するにはC-5ギャラクシー/C-17グローブマスターⅢ/An-124ルスラーンといった 最大級の輸送機が必要とされる。航空自衛隊はその種の大型輸送機は保有しておらず、 また現在開発中の航空自衛隊の次期輸送機であるC-Xは大型の手術車や装輪装甲車の搭載は想定しているが、 戦車の搭載を想定しているという情報はない。 輸送艦による輸送 海上自衛隊の保有するおおすみ型輸送艦では最大10数輌程度と、積み込める量には限度があり、 一定規模の部隊をまとめて輸送するのに必要なだけの輸送艦を自衛隊は保有していない。 戦車への異常な愛着 インド戦では加熱した砲身でレトルトカレーを温める姿も確認されたとか 山登りをする90式戦車とか砂漠を駆け抜ける90式戦車とかのグラビア写真集が馬鹿売れなそうな まだ川を渡れる橋があるのに『カッコイイから』という理由だけで川を泳ぐ戦車部隊があったりなかったり
https://w.atwiki.jp/a-maho/pages/38.html
所有技能 車両運転 人型戦車操縦 無線 機拳銃 砲術 回避 登録者名簿 遊部 雛子 素二亜 (ソニア→ソーニャ) 川流鐘音 遊部 雛子 PL名:小鳥遊敦 係:リーダー 部下:2名 素二亜 (ソニア→ソーニャ) PL名:ソーニャ 係:偵察係 部下:2名 川流鐘音 PL名:川流鐘音 係:ヘリ操縦係 部下:なし