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受験を終えた三年生は、それぞれアンケートというものに答えるように言われている。 例えば、『志望校を決めたのはいつ頃でしたか?』『一日の勉強時間は?』 『受験に際して何か心掛けたことはありますか?』というような質問群だ。 三年生の回答は、来年の三年生――つまり今の二年生の進路指導に役立てられるとか。 私もその一つ上の先輩が答えたアンケート結果を読んだ覚えがある。 そんなわけで、今日の最後の授業は一時間使ってこのアンケートに答えるというものだった。 三年生は自由登校なのだけど、卒業式も近いので今日は全員登校している。 律は退屈そうに一番前の席に座っているし、唯もムギも皆揃っている。 質問自体は三十問ほどあって、なかなかに大変そうだと私は思った。 すでにN女子大に私を含む軽音部メンバーは合格している。 そんな受験の体験を、私はなんとか思いだしながら質問に答えていくことにした。 第一問。得意教科は何ですか。 第二問。苦手教科は何ですか。 第三問。部活は何をやっていましたか。 第四問。本格的に勉強を始めたのはいつ頃からですか。 第五問……―― 何気ない質問ばかりだけど、私は結構真面目に答えていっていたので、時間を割いてしまった。 ふと時計を見ると、残り二分。やばい、放課後に提出しなきゃいけなくなる。 私はあと八問ほど残っていることを悟ると、急いで鉛筆を走らせた。 二十四問。面接の時……――あ、これは私には関係ない。 二十五問。赤本は何冊使いましたか。えっと、三冊だったかな。 テキパキと答える。よし、この調子だと全部答えることができそう。 二十六問。 受験生活で、支えになった人はいますか。それは誰ですか。 手が止まった。 同時にチャイムが鳴った。 ■ 書き終わったら職員室に持ってきてねと先生に言われた。 放課後になったので、教室はがやがやと騒がしくなる。 「なんだ澪ー、終わらなかったのか?」 「け、結構真面目に書いてたからなっ」 律が近寄ってきてからかうようにそう言った。 私は律の顔を見ると急にドキッとして、ちょっと言葉が安定しなかった。 いつも通りかもしれないけど、ちょっとぶっきらぼうに返事をしてしまう。 唯とムギも近くにやってきて、笑いかけてきた。 「結構難しいものね」とムギ。 「じゃあ部室には先に行ってるね」と唯が言った。 「じゃーな澪。早く来いよー」と最後に律が付け加える。 私は三人の――律の後ろ姿が教室から出て行くのを、ちょっとモヤモヤしながら見ていた。 溜め息を吐いてアンケート用紙に目を落とす。 支えになった人。 受験生活で、支えになった人はいますか……。 支えに……。 考えれば考えるほど、律の顔が浮かんでくる。 教室は、帰ろうとする人や部室へ顔を出してみると言う人で溢れてる。 皆ほとんど受験が終わってるから、心持穏やかだった。 会話が弾んでるのもその証拠。 でも私は一人だけ席について、頬杖を突いて唸っている。 この二十六問目だけが、悩ましかった。 受験生活で私を支えたのは、家族や友達……。 だったらそう書けばいい。きっとそういう答えを学校は望んでる。 だけど、本当に私を支えたのは――律だったんだ。 律は私を頼ってばかりだったけど、でも私は楽しかった。 律が点数上がって喜ぶのを見ると嬉しかったし、何より律の笑顔は本当に可愛くて。 一緒に勉強したり、一緒に学校に行ったり、お泊まり会で二人だけで勉強したり。 別に受験生活じゃなくて、年がら年中そうだけど、でも。 本当に、律がいてくれてよかったって思うんだ。 ……でも、そう思うのは、私の心の中だけにしよう。 先生や学校のアンケートに、律の名前を書くの、ちょっと忍びないものな。 心の中で思っておけば、それで……。 私は自分に言い聞かせるように笑い、二十六問目に『友人』と書いた。 ■ 質問に全部答え終わって、職員室へ赴いた。 ところがさわ子先生はいなかった。 まあ直接じゃなくても、先生の机の上に置いておけばわかるかな。 そう思って先生の机に行き、アンケートを机の上に置こうとした。 が。 「ん……?」 先生の机の上には、当たり前だけど、さっき回収した皆のアンケートがまとめて置いてあった。 ――律は、最も支えてくれた人、誰って書いたんだろう。 そんな疑問が湧き上がった。 キョロキョロ辺りを見回す。先生はたくさんいるけど、誰も私を気にしていない……。 見ちゃ駄目だ。大切なアンケート……見るべきじゃない。先生がいないからって! と心では思っているのに、私の指はゆっくりそのアンケートの束に伸びていた。 名前のところだけ見ながらペラペラとめくり、律の分を探す。 もう収まりがつかなかった。 あった……。三年二組、田井中律。 ――息を呑んで、ゆっくりと二十六問目に目を落とす。 『澪』 数秒。いや数十秒、息が止まった。 そして、自分でもわかるぐらい顔が熱くなってきたのがわかった。 ば、ばばばばば、馬鹿馬鹿、もう恥ずかしい! 馬鹿律! 誰もいないのに私一人恥ずかしくなって、口をわなわなさせ始めてしまった。 なんで私の名前堂々と出せるんだよ……う、嬉しいけど……。 「秋山さん」 「えっ、あ、はい!」 いきなり名前を呼ばれたので、驚いて条件反射にアンケートの束を机に戻す。 振り向くとさわ子先生が立っていた。 「何してるの?」 「あ、いえ。なんでも、ないです」 どうやらアンケートを盗み見ていたのはバレてないみたいだった。 しかし、律が私の名前を二十六問目に出してくれていたことへの嬉しさで、高揚している。 先生が「何をニヤついているの?」と聞いてきた。どうやら顔に出ていたらしい。 なんでもないですとまた言うと、先生は首を傾げた。続けて先生は言う。 「アンケート出しに来たんでしょう?」 私はまだ自分の分のアンケートを手に持ったままだった。 はい、と先生が手の平を差し出してきた。渡せば私はもう用はない。 ただ、私はすぐに先生にそのアンケート用紙を渡すことができなかった。 高揚は冷めて、冷静すぎるくらいに自分の回答を見直す。 もう恥ずかしさもなくなっていた。 律は、私が支えになったと堂々と恥ずかしげもなく書いてくれたのに。 私は……私は、恥ずかしいからって友人って濁しちゃうの? 本当に律が支えになってここまでこれたのに、それも隠しちゃうのか私。 『澪』――。文字が頭に思い浮かぶ。 律は、あの質問に、間髪いれずに私の名前を書いてくれたんだろうか。 何の迷いもなく、私の名前を書いてくれたんだろうか。 学校側は望んでないとか、心の中でとか言い訳してた私が恥ずかしい。 支えになった人はいますか。います。それは誰ですか。 誰ですか――。 それは。 「先生、鉛筆貸してください」 「いいけど、何するの?」 「回答、一つだけ書き直します」 ■ アンケートをまとめなきゃいけない。 澪ちゃんが一番最後だったから、これで全員ね。 私は一人一人のアンケートを整理し始めた。 ……―― 【第二十六問】 受験生活で、支えになった人はいますか。それは誰ですか。 A、澪 「りっちゃんったら、ここでも澪ちゃんの名前を……まあ当たり前か」 【第二十六問】 受験生活で、支えになった人はいますか。それは誰ですか。 A、律 「さっき書き直したのこれね。もう、ラブラブじゃないの」 おわる。 二人の絆が伝わる -- アクティブ (2012-02-10 17 32 20) 名前 コメント
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12月25日。今日はクリスマスだ。 街は色とりどりの電飾で綺麗にライトアップされ、プレゼントを待ちわびる子供達と愛を育む恋人達で賑わっている。 しかし、私は全くそんな浮かれた気分にはなれなかった。 「一人で過ごすクリスマスってこんなに寂しいものなのか…」 大学を卒業してから東京の企業に就職した私は、上京してアパートで一人暮らしを始めた。 以前の私なら一人暮らしをするなんて到底考えられなかった。 だけど律やみんなのおかげもあってか、大学生活の4年間を通じて私は成長した。 なんだかんだで都会での一人暮らしにも慣れて、そこそこ充実した毎日を送っていた。 でも、クリスマスに家で一人っきりという初めての経験は中々つらい。 そうか…私、高校1年の時から大学を卒業するまでクリスマスはいつも軽音部のみんなと過ごしてた。 律とは小学生の時からだから軽く10年くらいは一緒にクリスマスを過ごしてきたことになる。 あまりに当たり前過ぎて毎年気にしてなかったけど、みんなと過ごしたクリスマスは本当に楽しくてかけがえのないものだった。 それなのに、いきなり一人っきりのクリスマスだもんな… 「はぁ…。楽しかったなぁ…」 みんなでプレゼントを交換したりしたっけ。さわ子先生に当たるプレゼントはいつもひどかったよなぁ… ムギの一発芸もすごかったし、憂ちゃんの作る料理もおいしかったよな… それに何よりも律が楽しそうに笑っていた顔が忘れられない。 私達は大人になった。だから、もうあんな風にふざけたり、馬鹿騒ぎしたりすることはできないんだろう… ワンルームの狭い部屋でただテレビの音だけが賑やかに鳴り響いている。 会社帰りに何となくコンビニで買ってきたショートケーキも全く食べる気がしない。 もう一度あの頃に戻りたい…もう一度みんなと一緒に騒いでクリスマスを過ごしたい… 「…っ……」 あれ…?私、泣いてる…? なんで…? 一人っきりで寂しいから? 馬鹿だな、私… せっかく一人暮らしに慣れてきてしっかりしてきたと思ってたのに… 今更ホームシックにかかるなんて… ―――こんなんじゃ駄目だ 分かってるのに涙が全然止まらない。 なんで…だよ… やっぱり私、一人じゃ駄目なのかな… 律… 「…ううっ……りつぅ…りつぅ…」 ―――ぴんぽーん 「……へ?」 ―――ぴんぽーん 突然、部屋のインターホンが鳴った。 な、なんだ…? 誰だよっ…こんな時間にっ… どんどんどんっ!!! 「ひっ!」 「おい!こらっ!澪っ!いるんだろっ!あけろっ~!」 え…嘘だろ… この声って… 私は驚きと信じられないという気持ちとで玄関の扉を開けた。 「じゃじゃ~ん!りっちゃんサンタだぞ~!澪~、ひさしぶりー!」 夢…じゃないよな… 扉の前にはサンタクロースのコスチュームに身を包んだ律が満面の笑みで立っていた。 「あれ…?澪…もしかして泣いてた?目が真っ赤だけど…」 あ…しまった… 「あ~!!もしかして澪しゃん、一人で過ごすクリスマスが寂しすぎて泣いちゃってたのかな~?」 「そ、そんなわけないだろっ!!馬鹿っ!!それよりもなんなんだお前!こんな時間にいきなりっ!」 「だからさっきも言ったじゃん。私はりっちゃんサンタ。一年間いい子にしてた澪にプレゼントを持ってきたってわけ」 「なんだそれ!?意味がわから… 「ちょっと澪!寒いから中に入れろよ!」 律は私の横を通り抜けて部屋の中へするりと入り込んでいった。 そんな…嘘だろ… 私はまだ自分の目を疑っていた。でも、部屋の中に勝手に入り込み、勝手にくつろぎ始めているあいつは律以外の誰でもなかった。 「澪~、このケーキすげーうまい!」 「うわっ!なに勝手に食べてるんだ!」 とりあえず鉄拳制裁。 「いたい…澪ぉ…」 「…ったく。…ていうか全然意味が分かんないからさ。ちゃんと説明してくれよ。それになんなんだよそのカッコ…」 私の中のセンチメンタルな気分は突然の来客によって吹き飛ばされた。 それどころか、久々に見る律があまりに変わってなくて… 私は弾む気持ちを出来るだけ抑えて律に問い詰めた。 「ん…、まぁさ…。なんて言うか、久々に澪の顔が見たくなったから…かな…」 「え…」 「へへっ!…ていうか私達毎年一緒にクリスマス過ごしてたじゃん?それが突然無くなるのもなんか……な?」 あ… 律も私と同じこと思ってたのか… あの気持ち…私だけじゃなかったんだ。 「律…実は私もそう思ってたんだ。…律が来てくれて良かったよ」 「あ!やっぱり!…澪、寂しくて泣いてたんだ!?ふふっ、かわいいなー、澪はー!」 …なんか無性に腹が立つ。 …こいつには何でもお見通しってわけか。 でも、本当に良かった…。律が来てくれて…。 「そうそう、澪!それで、りっちゃんサンタからのプレゼントがあるんだけど」 「えっ、なに!?」 「これ」 律が嬉々とした顔で何かを差し出してきた。 こういう場合、まともなプレゼントであった試しがないけど… …とりあえず乗ってあげることにした。私はやけに綺麗に包装された紙を開けた。 「なんだ、これ…」 「あ、これウサミミとバニースーツ。ほら、来年うさぎ年だから澪に着てもらおうと思って!」 「お前はいつからさわ子先生みたいになったんだよ…」 「それに寂しがり屋の澪しゃんはうさぎみたいにかわいいしね!」 「あほかっ!」 鉄拳制裁。 「いたー…」 ―――ぴんぽーん 律と少し話をしているとまた家のベルが鳴った。まったく今日はいったいなんなんだ… 「…ったく誰だよ、こんな時間に!変質者とかじゃないだろうな…」 いや、お前もさっきこんな感じで来たんだぞ… でも本当に誰だろう…? 「えへへー、私も来ちゃったよ~!澪ちゃーん!」 「どうも、こんばんわ澪先輩律先輩。遅くにすいません…」 「まんぼうのまね~~」 …ってなんで唯と梓とムギまで来てるんだよ! 「ああー!そういえば私が誘っといたんだったー!これで全員集合だー!」 やっぱり律の仕業かよ! そういうのは普通私に連絡してからやるもんなんじゃないですか… それにワンルームのこの部屋じゃちょっと狭いし、あんまり騒ぐと苦情も来かねない。 …でも今日は怒るのはよしておこう。これも律なりの私への気遣い…だよな? 多分。 「おい、澪。澪は一人じゃないからな。私がいるし、それにみんながいる。ずっと一緒だぞ!」 「うん、わかってるって」 ありがとうな、律…。 「律先輩なんなんですかその衣装気持ち悪いです…」 「あずにゃーん!こんなところにうさみみがあるよ!これつけて~!」 「まんぼうのまね~~」 おわーりーめりーくりー 名前 コメント
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「なぁみおー明日どっかでかけようぜ」 「あっごめん律、明日も撮影なんだ」 「そっか、あれ明日だったか。じゃあしょうがないな」 最近澪は撮影とかの仕事で忙しい。最後に二人で遊べたのはいつだったかな… でも仕方ないよな。HTTの人気があるのはいいことだ。 HTTの中で澪の人気は高い。まあ学生時代からFCがあったくらいだしな。 こい…親友の私としても鼻が高い。ちなみに私はというと残念ながらそれほど 人気はない。まあとくにかわいいってわけじゃないししょうがない。 だからツーショットの撮影なんかだと澪、唯、梓の中の二人という組み合わせが多い。 澪は当然ながら、唯はやっぱりあのぽわぽわした感じが癒されるっていうか、人気が 出るのはうなづける。梓だって小さくてかわいい。あのツンデレっぽいっていうのか? 私から見てもかわいいと思う。やっぱ絵になると思うよ。私なんかじゃ… こんなこと考えちゃダメだ。でも考えちゃうよな。私と澪じゃ釣り合わないかもってな。 くだらねー。今日はもう寝るか。 あーあ。せっかく律が誘ってくれたのにな。 でも、しょうがないよな。撮影も大事な仕事だ。でもどうせなら律と一緒に写りたいな。 最近律とゆっくり会えてないし…そうだ!明日律も撮影スタジオにこないか誘ってみよ。 撮影終わったら一緒にどこか行きたいな。よしメールメール。 ドンナニサムクテモ~♪ ん?澪からメール?一緒にスタジオ行って終わったら遊びに行く、か…どうしよ…うん せっかく澪が誘ってくれたんだから行くか。 澪と待ち合わせしてスタジオへ。今澪は控え室で今日の撮影用の衣装に着替えている。 今日は梓と撮影だったな。梓、またかわいくなってたな。二人ならぶとホント絵になるよ。 あ、澪が出てきた…って、え?水着?梓も…。まあいまさら水着で撮影なんて驚くこと でもないんだけど。でもちょっと待てよ、寝そべった梓に澪が上から覆いかぶさるとか ちょっと際どすぎないか?やめてよ…そこは私の…ははっ何考えてんだ私。みっともな。 「いいわよいいわよ~澪ちゃんも梓ちゃんも輝いてるわ~」 カメラマンがシャッターを押していく。女性でもカメラマンっていうのかな? 確かに二人とも輝いてる。今の私にはちょっと眩しいかな。 「やっぱりあの二人は絵になりますね。リーダーとしても鼻が高いでしょう」 スタッフの一人が話しかけてきた。 「そうですね。HTT自慢の美女二人ですから。リーダーとしても親友としても自慢です。」 チクリ…胸が痛んだ。 撮影の途中だけど私はスタッフのみんなに挨拶してスタジオを出た。 「あーりっちゃん!」 「あれ?唯、どうしてここに?」 「あずにゃんを迎えにきたんだ~。撮影が終わったらごはん食べに行くの」 せっかくだからと唯と近くの喫茶店で一緒に撮影が終わるのを待つことにした。 「りっちゃん聞いて聞いて~次のポスターは私とあずにゃんで撮れることになったんだ~」 「知ってるよ。よかったじゃないか」 「りっちゃんと澪ちゃんもツーショットの撮影の仕事くるといいね」 「あー私は無理だろ、澪や唯と比べると人気とか全然だし」 「えーりっちゃんかっこいいのに」 「ははっ…ありがとな唯」 「りっちゃん?」 「ところでさ~」 唯と二人で他愛もない話で盛り上がっていると 「あっいたいた。唯先輩!律先輩!」 「もーなんでスタジオで待っててくれなかったんだ?」 「おじゃましますね。」 澪と梓、それからさっきのカメラマン?の人がやってきた。 「せっかくだからみんなで昼食でもってことになったんだ。」 なるほどね。こういう付き合いも大事だと思うし。いいことだと思う。 先ほどの撮影の話題で盛り上がる3人。唯なんか目輝かせてわー澪ちゃんとあずにゃんの セクシーピンナップとかたのしみーとか言ってる。 私はちょっと会話に取り残されてる。 「そういえば律!なんで私にもメールくれないだよ」 「え?いや、唯が梓にメールしてたからいいかなって」 「なんだよ冷たいな。撮影中だって途中で出てっちゃうし…寂しいだろ…」 「え?あ?ごめん」 「お二人は本当に仲がいいんですね。」 「まあ、私と澪は幼馴染でこ……親友ですから…」 「律?」 「そーそー。高校の頃なんて学祭の劇で二人がロミオとジュリエットやったんだよ~」 「あれは凄かったですね。観てて本物のロミオとジュリエットかと思いました。」 「たくさん練習したからな。それにジュリエット役が律だったし」 「そうなんですか?私はてっきり澪ちゃんがジュリエットかと」 「あはは、よくいわれますよ。やっぱり私がジュリエットとか似合いませんよね」 「そうですか?けっこう似合うと思いますよ。本当にお二人はいい関係ですね」 「ええ。律は昔から私を支えてくれてる幼馴染で親友で…一番大事な人ですから」 澪…ありがと。私、何一人でグズグズ考えてたんだろ。澪のその一言で私の心が一瞬で 晴れ渡った。我ながら単純だ。呆れるね。 「まー澪しゃんはホント手間がかかる子でしたからね~」 「うるさいな」 「澪は~私がいないと~ダメダメで~すぐ泣いちゃうし~」 「調子に乗るな!」 ガツン 「あーあまた始まったよ~ほんとあきないよね~あずにゃん」 「ほんとですよね。あと唯先輩離れて下さい。」 「この二人…いいかも…」 みんなと別れて二人で歩く。 「さー澪しゃん。これからどこいこっか」 「律」 「んー?」 「律は私の大事な大事な恋人だからな。変なとこで寂しがるなよ」 「もー澪しゃんたらどったの急に。恥ずかしいこといって~」 「茶化すな」 ゴチン 「あてっ」 わかってるよ。ありがと澪。だいすき。あと、ごめんな。 ぎゅっ。私は澪の手を握った。 「律///」 「さっデート行こ!今日はとことん遊びまくろうぜ!」 今日は絶対この手を離してやんないんだからな。 一ヶ月後 リツミオデドウダ♪ ん?律から電話だ。どうしたんだろ。 『みおー、澪にまた撮影の仕事がきたぞー』 「またか…今度はどんな撮影なんだ?」 『ふっふっふ~よろこべ!私と澪のツーショットだ!!』 「ほんとか!久しぶりだな!」 『おっ澪、うれしそうだな~』 「そっそんなことないぞ」 『私は嬉しいよ』 「えっ」 『大事な恋人と二人で写れるんだからな!楽しみだな!じゃあな!』 「あっちょ律!」 きれちゃった…。まったく恥ずかしいこといって…。でも、私は顔がにやけ てしまうのをこらえることができなかった。 律とのツーショット、楽しみだな。 その撮影が何故か私がタキシード、律がウェデングドレスで何故かHTTメンバー が全員見学にきてて二人で全力で照れて撮影にとんでもない時間がかかったのは また別の話。 ムギがナチュラルにハブられてるな -- 名無しさん (2011-01-18 00 15 58) 名前 コメント
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【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >けいおん!!>けいおん!! 第1話「高3!」】 けいおん!! 第1話「高3!」 YouTube , ニコニコ動画 ,veoh,MEGAで 無料 で見れるけいおん!! 第1話「高3!」の アニメ 動画 を紹介。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) 【お気に入りに追加する】【 bookmark_hatena】 veoh Watch K-ON!! S2 Eng Subbed 01 in ã¢ãã¡ | View More Free Videos Online at Veoh.com MEGA このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画けいおん!! コメント(感想) 動画けいおん!! 第1話「高3!」に関するコメントを気軽に書いてください♪ 見れねぇwww - ふひ 2010-05-30 08 01 01 MEGAは見れますよ。 - 名無し 2010-05-30 14 57 19 豊郷行って見たくなってきたwww - xx 2010-08-24 19 48 35 ういうううう - 名無しさん 2010-09-04 16 54 03 唯かんわぁいい♪ - 唯 2010-10-18 17 34 57 唯たああああああん!!! - ヤバス 2010-12-15 20 28 23 やっぱ楽しいねぇ♪放課後ティータイムみたいなバンド組みたいなぁ。 - あんちゃん 2010-12-30 11 51 13 他の生徒みんな地味ww唯とかは高校で染めていいのかw - 名無し@お腹いっぱい 2011-01-26 15 26 26 megaが見れねー - 名無しさん 2012-01-21 11 20 20 見れません - 名無しさん 2013-01-16 18 47 56 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた
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【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >けいおん!!>けいおん!! 第6話「梅雨!」】 けいおん!! 第6話「梅雨!」 YouTube , ニコニコ動画 ,veoh,MEGAで 無料 で見れるけいおん!! 第6話「梅雨!」の アニメ 動画 を紹介。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) 【お気に入りに追加する】【 bookmark_hatena】 veoh Watch k-on!! 06 in ã¢ãã¡ | View More Free Videos Online at Veoh.com MEGA このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画けいおん!! コメント(感想) 動画けいおん!! 第6話「梅雨!」に関するコメントを気軽に書いてください♪ かわゆぃ^m^ - 名無しさん 2011-04-16 18 40 11 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた
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木の板と、羽の先の木の実がぶつかる音。 小さな公園で、私と澪は羽つきをしている。 現在、12月。 軽く部屋の掃除をしていた。流石の私も、部屋の片付け位はする。 押入に色々詰め込んでいたら、古臭い箱が見つかった。 見覚えがあるような無いようなその箱を開けたら、中身は羽子板と羽根。 眺めていたらやりたくなったもんだから、携帯電話に手を伸ばした。 「羽つきをしよう!」 『急になんだよ……っていうかまだお正月じゃないんだけど』 分かってないなー澪は。 私は、今、羽つきがしたいんだ! 「掃除してたら出てきた!やろう!」 『あのなぁ。……掃除は終わったのか?』 「澪が羽つきやってくれたら掃除の続きする!」 『…………分かった』 電話の向こうで『やれやれ』という声と共にため息。 断ってもいいだろうに律儀に付き合ってくれるのが澪のイイトコ。にへへ。 「んじゃ、すぐそこの公園集合な!」 『はいはい』 電話を切って、出かける準備。 部屋は掃除する前より凄いことになってるけど気にしない。 今は『公園で澪と羽つきをやる』これが最重要事項。 お、そうだ。……羽つきっていえば、やっぱアレは必要だよな。ふふふ。 羽子板、羽根、そしてアレを持って私は家を飛び出した。 「遅いぞ、律」 「澪が速いんだよ」 公園に着くと澪のほうが先に着いていた。 カバンから羽子板を取り出すと、澪が呟いた。 「へぇ、懐かしいなぁこれ」 「あれ。澪は見たことあったっけ」 「お前な……小学生の時にやっただろ」 「そだっけ」 言われてみれば、そんなこともあった気がする。 「たしかあの時は、私が勝って律の額にウサギのマークを……」 ……思い出した! バカとか書かれたほうがマシってくらい可愛らしい落書きをされまくったんだ。 何故、忘れていた私。あの屈辱を。 「ぃよっし!!小学生の頃の恨み、今ここで晴らしてくれる!」 「忘れてたくせに。……いいぞ、今度も私が勝つ」 「にゃにおう!……あ、もちろん負けたら墨で落書きのバツゲームな」 「えっ」 「羽つきつったらコレだろ!」 そう言いながらカバンの中から筆と墨を取り出す。 とたんに澪の顔が青ざめた。流石に持ってきてないと思ったんだろう。 残念でした!へっへーん。 「おやおやぁ?怖気付いたのかな澪ちゅわん」 「んなっ!そんなわけないだろ!……今度は額に何を書いてやろうかな!」 澪は負けず嫌いだから、煽れば簡単に引っかかるから面白い。 さぁて、準備は整った。 「いざ」 「「勝負!」」 久しぶりにやってみたけど、結構簡単にできるもんだ。 「よっと。……律、上手いな」 「澪もな!っと」 勝負とか言いながらお互いに取りやすいところへ打ち合っている。 だって、なんか打ち合うの楽しいんだもん。 このままずーっとやってたい。そんなふうに思っていた。 「隙あり!」 「あっ!澪、お前っ!」 裏切りやがったー!! 私の左斜め下を狙い綺麗に打ち付ける澪。やりやがったなコノヤロウ。 …………とどけ! 「あ」 澪が小さく呟いた。 「へっへっへ、私の勝ちだな!」 私が打ち返せると思っていなかった澪は、油断して羽子板を構えていなかった。 結果、私の打ち返した羽根は澪の足元に転がっている。 「ばぁつげぇーむ!」 「い、いやああああ!」 筆と墨を手にして叫ぶ私と、逃げようとする澪。 おやおや裏切っておいてそれはいけませんなぁ澪さんや。 「先に仕掛けてきたのは澪だろ~?」 「……わかったよ、さっさとやればいいだろ!」 澪は案外あっさりと観念して近くのベンチに座った。そういうところは潔いなと思う。 さぁ、なんて書いて差し上げましょうかねぇ。うへへ。 ニヤニヤしながら澪のいるベンチへ近寄り、向かい合う形になる。 澪は、目をぎゅっと瞑り、恥ずかしさから若干頬が赤らんでいる。 ……なんか。まるで、キスでも待ってるって顔。 澪の頤をつかみ、少し上を向かせる。 一瞬、澪はビクリと震えたけど、そのまま目は瞑ったまま。 しばらくそのままどうしようか考えていると、痺れを切らした澪が呟く。 「は、はやくしろっ」 今から落書きされるって思ってんだろうなあ。 私も最初はそのツモリだったんだけどなあ。 でもこれは絶対澪が悪いと思うんだよなあ。 うん、絶対澪が悪いな、私は悪くない。 結局、澪の顔に落書きがされることはなかった。 代わりに、私の頬に真っ赤なモミジ。おーいてぇ。いいじゃんちょっとくらいさぁ。 「外ではダメってアレほどっ!」 「だって澪ちゅわんが早くしろってオネダリするからぁ」 「なっ!ちがっ!ばか!!」 おわる。 ヒューヒュー -- アクティブ (2012-03-06 04 57 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/404.html
投稿日:2010/11/23(火) 11 23 17 律「みおーお昼ごはん何食べたい?」 澪「律がつくってくれるならなんでもいい」 律「何でもいいが一番困るんだよなあ」 澪「でも…」 律「ん?」 澪「デザートは…パイナップルで…」 律「おっお昼ごはんつくってくる////」 11月23日いい夫妻の日11 23秋山家のそんなひと時 澪「りーつ」 律「わっなんだよ澪!今料理してんだから邪魔するな」 澪「えい」 律「わっカチューシャとるな!料理しづらいだろ!」 澪「いーからいーから。ほらパイナップル~」 律「人の髪で遊ぶな~」 澪「いいだろ。律だっていつも私の髪で遊ぶじゃないか」 律「そっそれは澪の髪が大好きだから…」 澪「ありがとところで律、さっき、デザートで勘違いしただろ?」 律「えっ」 澪「こないだもらったパイン缶のこといったんだけどな~」 律「むー」 澪「むっつりつ~」 律「…澪のカレーだけ激辛にしてやる」 澪「えっごめん律、許して」 律「しらーん」 澪「ほんとうはさっきの勘違いじゃなかったりして」 律「/////////」 11月23日11時澪分秋山家台所でのそんなひととき 澪「あのー律さん?」 律「なんでしょうか澪さん」 澪「なんで私のカレーだけ色が違うんでしょうか?」 律「秋山律特製カレーだからな」 澪「ルーが真っ赤なんですけど…」 律「りっちゃん特製スパイス入りだからな。澪への燃える愛情のごとく!」 澪「普通でいいです。替えてもらえませんか?」 律「えっ…みお…私のカレー食べてくれないの…?」 澪「くっ、卑怯だぞ律」 律「聞こえませーん」 澪「食べればいいんだろ!食べれば!…ぱくっ…あれ?普通においしい…」 律「だろー。私が澪にそんな意地悪するわけないじゃん」 澪「いつもするだろ」 律「さっ、それ食べたらでかけようぜ」 澪「ごまかすな。まったく。で?どこ行くんだ?」 律「まずは楽器屋だな。それからゲーセン行こうぜ」 澪「変わりばえしないな。」 律「いーじゃんいーじゃん。安上がりだし、楽しいだろ」 澪「お前と一緒だからな。ついでに帰りに夕飯の買い物もするか」 律「もー澪しゃんたら。まだお昼ごはん食べてるとこなのにもう夕飯の 話なんて、食べることばっかり。そんなんだから体じ」 ガツン 澪「いーからさっさと食べて出かけるぞ!」 律「…はい」 11月23日毎日がいい夫妻の日の秋山家でのそんなひととき それではみなさんもよいいい夫妻の日をお過ごしください。 名前 コメント
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投稿日:2010/09/26(日) 23 44 03 澪はああ見えて甘えるということをしない。 いや、一見するとクールな彼女だから甘えるという行為は似合わない気もするが 実際は怖がりだし気の弱いとこがあって、そんな中身を知っているからこそ意外に思えるのだ。 それは恋人同士であってもかわらない。 澪は私に甘えてこないし、だいたい私から澪にくっついていくのがパターン化している。 私はというと(自分で言うのもなんだが)人懐っこいしスキンシップも多いほうだ。 もともと甘え上手なのかもしれないが、 こと澪に関しては、風邪を引いて迷惑をかけた一件以来素直に気持ちを伝えられるようになった。 たいして澪は、私が手を握ったら握り返す、私が抱き締めたら同じように腕を回してくれるくせに 自分から抱き締めてくれたことはない。 それがなんだか面白くなくて、なので最近は一緒にいても余計にモヤモヤするばかりだ。 それでも今日も結局一緒にいるんだけど。 澪はベッドを背もたれに、なにやら熱心に雑誌を読んでいる。 私はそんな澪をベッドの上から観察していたけれど、澪はそれに気付いていないようだ。 真剣な後ろ頭がかわいいぞー澪ー。 しかしいつまでも構ってくれないのは悔しいので、ポンポンと澪の後頭部を軽く撫でてみた。 「なんだよぉ」 澪が雑誌を閉じてこちらを向く。 さて、モヤモヤを晴らすには本人に直接ぶつけてしまうのが一番だろう。 「澪しゃんに話がある!」 「そんな大声出さなくても聞こえるよ…」 これは自分に言い聞かせてるのだよ、澪しゃん。こんな話、改めてするのは恥ずかしいんだから。 「まあまあ、ちょっとここに座りなさい」 そう言って私の隣に座るよううながす。 澪はハイハイと私の態度にも慣れた調子で返事をしながらベッドに座った。 「で、話ってなんだ?」 「え、いや~澪ってさ…」 「?なんだよ」 「いや、澪ってさ、甘えてこないよなって」 澪は露骨に何言ってんだこいつって表情を浮かべる。 こっちは真剣に悩んでいるというのに。 「なんか手ぇ繋ぐのも、くっつくのも、いつも私からだし…」 「澪から甘えてきたことってないなって思ってさ」 私はそれだけ言うと澪からの返事を待った。 しばらくの沈黙のあと、澪は口を開いた。 「…でも律が抱きついてきたら私だって応えてるし」 「そうじゃなくて、私は澪から甘えてきてほしいの!」 「えー」 澪は困ったように眉を八の字に下げて、笑った。 このモヤモヤの原因は、私ばかりが澪を求めているように感じることにあるのだ。 本当は、澪は私を必要としていないんじゃないかという不安感。 「私は、律が甘えてきてくれるだけで嬉しいよ」 澪が言う。 そうじゃない。私はただ純粋に澪が私を求めてくれているという明確な形がほしい。 「ねえ。澪はさ、私といて甘えたいなーって思うこと、ないの?」 「ぅ、ないことはないけど…」 言葉を濁す澪に更に自分の気持ちを吐露する。 「なんか私ばっかりが好きみたいでさ、空回ってるみたいじゃん」 言いたいこと言ってしまうと幾分心が軽くなった。 澪は私の言葉を聞いて、返事に困っているようだ。 「私だって律のこと、…だ、抱き締めたいって思うこと…あるよ」 俯いて澪が言う。 思わず「じゃあ抱き締めてよ」と言いそうになったが、さすがに恥ずかしい台詞すぎたのでやめた。 「じゃーなんで」 「だ、だって恥ずかしいし!」 抱きつくのが恥ずかしいなら私はどうすりゃいいんだ。 こうなったら私だって恥ずかしいが言うしかない。 「だーかーらー!わっ私だって澪にぎゅーってされたいんだってば」 布団をバシバシ叩きながら言う。もう私の顔は赤くなってるんだろう。 私の言葉にぱっと顔を上げた澪の表情は意外なものだった。 「…あに笑ってんだよ」 「フフッ、だって可愛いなあって」 澪は緩んだ頬を手で押さえているが全然隠しきれていない。 今度はこっちが俯く番になってしまった。 澪の顔を見れなくてただ布団を見つめているとベッドのスプリングがギシリと鳴った。 ふわりと澪の匂いがした。 ギュっと腕に圧力が掛かって、澪の温もりを感じてやっと抱き締められたんだと気付く。 「…不安にさせてごめんな」 耳元でボソボソ喋るもんだから、やたらと澪の声が艶っぽく感じる。 抱き合っていると言い表わしようのない幸福感に満たされた。 胸の奧が熱くなって私からも澪の背中に腕を伸ばした。 「抱きつくのって、すっげー気持ち良いっしょ?」 「うん…意外と恥ずかしくないな」 澪がフフと息を漏らす。 またぎゅうっと抱きしめられたので、もう澪に体重を預けることにした。 澪の胸に頭を押しつけるようにしてくっつく。結局、私が澪に甘えてるような形になってしまった。 でも今日は澪からだったからいいやって事にしとこう。 「ねえ、律」 「んー?」 「…好きだよ」 !?素直に行動すると、色々と大胆になるのだろうか。 とりあえず今は甘んじてこの状況を満喫しよう。 おわり 名前 コメント
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今年も、もう終わりか。 今年も唯の家で、皆でコタツに入ってトランプをしていた。 梓とムギと唯はうさ耳を付けていて、私と澪は何も付けていない。 こんないつも通り、例年通りのことが今日も起こっている。 そして、ババ抜きだ。 毎年カウントダウンまでのこの数時間は、トランプをしている私たち。 大富豪、七並べ、神経衰弱。さまざまな遊びをした。 結局残りの三十分、最終決戦はババ抜きとなったのだ。 「うわっ、またババだあー!」 「唯先輩そういうのは言ったらダメですよ」 「へっ? なんで?」 「ポーカーフェイスって言ってね、表情を崩さないのよ。 そうすれば、次の人はあんまり危機感を感じないでしょう?」 「つまり、ムギちゃんが急に顔を怖くさせたらババがあるってこと? で、澪ちゃんは気をつけなきゃいけなくなるよね」 「そう。そういう風に相手にばれちゃうから、言ったり表情に出したらダメなの」 「なるほどねー」 ちなみに順番は、唯→梓→ムギ→澪→私→唯…と続いていく。 さっきまで私はババを持っていたのだけど、唯がさらっていった。 私はポーカーフェイスだとしても、笑ってしまった。 で。 ババ抜きは続いて。 私と澪が残った。 ■ 時刻は二十三時五十分。 私と澪は、お互いに睨み合う。 「律……今年もあと十分しかないからな。さっさと終わらせようか」 「私を舐めるなよ。ババ抜きの達人とは私のことだ」 「捏造するな。じゃ、私からだな」 実は、私はババを持っていない。ということはババは澪が持っている。 澪はこういう局面だと滅多に表情は崩さない。 緊張すると慌てる澪だけど、いかんせん今澪は追い詰められている。 なぜなら。 負けたらうさ耳の刑だからだ。 ちなみに梓とムギと唯が全員それを付けているのは、負けたからである。 神経衰弱は唯が、大富豪はムギが、七並べは梓がそれぞれ負けた。 つまりここまでずっと私と澪は勝ち続けてきたのである。 昔からこういうトランプは二人でよくやったもんだしなあ。 だから澪はうさ耳を付けたくない一身でやっている。 つまりリスクがあるので追い詰められているから強いのだ。 くっそー、簡単に表情を崩さないし視線も泳がない。 しばらく一進一退だった。 私がババを引く。澪がにやける。私は背中の後ろで混ぜて澪に向ける。 澪が今度はババを引く。私がにやける。澪は背中で以下略。 こんな風にババを引いては戻ったり、ババじゃなくとも数字が揃わなかったり。 そのままずっとやっていた。おい、時間がねえぞ。 「なかなか決まりませんね……ふああ」 「二人ともトランプ強かったもんねー……ふああ」 「さすがりっちゃんと澪ちゃんね――ふああ」 三人がそう漏らした。だって澪強いんだし。 澪が表情を崩すのは、私がババを引いた時の勝ち誇った顔のみ。 それ以外は、ずっとどこを見ているのかわからないという感じだ。 どうにかして、澪の表情を崩せないかなあ。 ――澪の表情か。 表情を崩すのは、澪が集中を切らさなきゃダメだ。 その方法は、私が一番よく知っていた。 「澪ー」 「なんだよ」 「好きだよ、澪」 「ぶっ!」 澪が吹いた。 そして震えながら下を向いてしまう。 よしきた。さっきまでかなり集中していた澪を崩したぞ。 これで少しは表情が変わりやすくなったり、綻びが出るかも! 澪はトランプを持っていない方の手で口元押さえて顔を上げた。 顔はもうこれ以上ないというくらい真っ赤であった。 「ば、馬鹿……お、お前は、突然、な――」 「だってー、言いたかったんだしー」 「は、早く引けよ馬鹿律……!」 「へいへい」 きた! 今、澪は微かに一番左端を見た。ほんの一瞬だけど見逃さなかったぞ。 私はかなりの自信を持って、左端ではないカードを引き抜いた。 よし、ダイヤの3! これで! あと一枚になった。 つまり、これを澪が引けば――。 澪は、真っ赤な顔で悔しそうに、それを引いた。 「あっがりー!」 「あ、お前! さっきの、私の集中を切らすためだったんだな!?」 「へへっ、私の方が一枚上手だったなー」 「ず、ずるいぞ律。あ、あんなの卑怯だろ……」 「澪の集中切らす言葉なんていくらでも知ってんだよ」 勝ったー! 別に罰ゲームが怖いとか、そういうのはなかった。 ただ漠然と澪に勝ちたいなーって気持ちがあったからスッキリした。 うーん、と背伸びする。澪はがっくり項垂れている。 横で付けっぱなしのテレビでカウントダウンが始まっていた。 「おっ、いよいよだな」 振り向くと、唯と梓、ムギの三人は思いっきり寝ていた。 「ってまた寝てるし!」 私と澪の戦いに途中から何も口出ししないので、予想はできてたけど。 でも、やっぱりいざって時にこうやってのんびりなのが軽音部らしいかな。 私は寝ている三人を見つめながら、笑った。 視線を戻す。 横で下を向いている澪。 ちょっと卑怯すぎたかなやっぱり……。 私は澪の肩に触れて、やれやれと思いつつ声をかけた。 「澪ー、悪かったって。ほら、もう来年になっ――」 言葉を言い終える前に、澪が私に抱きついた。 勢いがついていて、私は思いっきり後ろに倒され、背中を打つ。 これは、押し倒された、のか? 倒れて上を向いている私。四つんばいで見下ろす澪。 その表情は、不服そうだけど、まだ真っ赤に染まっていた。 微妙に、泣いているようにも見えた。 「――律」 「……な、なんだよ」 「さっきの言葉……私の集中を切らすためだけの言葉、なのか?」 『好きだよ、澪』 「――」 澪が私の言葉で驚いたり、恥ずかしがったり、照れてくれたり。 そんな風な反応をしてくれる言葉なんて、限られてるから。 「そのためだけ、なわけないだろ」 私は右手で澪の頬に触れた。 熱かった。 「ずるい……好きだ、なんて言われたら、どうしたって律には勝てない」 「それを知ってて言ったんだよ。私に好きって言われたら――。 私がそう言えば、澪は簡単に恥ずかしがって痺れちゃうんだからさ」 今までだってそうだった。 想いを伝えれば。好きだといえば、愛してるといえば。 澪は簡単に顔を真っ赤にさせて、何も言えなくなって、照れて。 「律が――律が悪いんだからな」 「ああ……悪かったよ」 「好きだよ、律」 「もう何回も言われてるから、そうそう照れないぞ私は」 「馬鹿律……」 澪は笑った。 そして、そのままキスをする。 舌を絡ませ始めたのと同時に、テレビが叫んだ。 『あけましておめでとうございまーす!』 ■ 行為を終えたら、一時半だった。 二人で声を上げまくったり喘ぎまくったりしてしまった……。 というか澪がまさかあそこまで暴走するなんて。 よく三人が起きなかったもんだ。 「ったく、澪激しすぎだろ」 「律が悪いんだぞ。あんなこと言ってその気にさせたから」 「……でも、まあ、いっか」 私と澪はしっかり服を着て、コタツに入る。 ほかの三人の寝息。起こさないようにしなきゃな。 唯と梓とムギが、寄り添って寝ていた。 「……」 「律?」 いいよな。別に。 「澪」 まだ火照ったように顔が赤い澪。 私もドキドキしながら、告げた。 「その……い、一緒に、寝ないか?」 澪は、キョトンとする。 でもさっきよりは冷静に、笑った。 「いいよ。律は甘えん坊だな」 「う、うるせ」 澪は自分のところから一旦出ると、私の隣に入った。 コタツの布団は少しだけ短いけど、十分暖かかった。 私たちは寄り添うように寝転んで、見つめ合う。 「あけましておめでとう、澪」 「あけましておめでとう、律」 もう一回だけ、キスをして。 新しい一年を祝った。 「今年もよろしく」――! ホントに寝てたのか? 約一名鼻血だしてなかったか? お二人さんよ。 -- 名無しさん (2012-07-18 23 26 03) 出してたと思うよ〜絶対っ -- 名無しさん (2012-07-19 11 11 54) 名前 コメント
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唯「あーずにゃんっ!」ダキッ 梓「ゆ、唯先輩!」 紬「うふふ」 律「今日も絶好調だな…」 放課後のいつもの光景だ。 ムギの煎れてくれたお茶とお菓子を囲んで、時折唯が梓に抱き着いている。 うん、いつもと違うところといえば珍しく職員室に呼び出された澪がまだ来ていないことぐらいかな。 それにして唯、今日はやたら梓にベタベタだな。 …澪がいなくて止める人がいないからか? まぁ梓も嫌な顔してないし、むしろ…。 紬「りっちゃん、どうかした?」 律「…え、何が?」 紬「ぼーっとしてたから」 唯「あ、分かったよ!澪ちゃんがいなくて寂しいんだね!」 律「残念、唯が今日はやたらと梓にくっついてるなーって思ってただけだ」 梓「見てたんなら助けて下さい!」 律「ごめんな梓。あんなに嬉しそうな顔見せられたら、止めるに止められなくて…」 梓「ちょっ…」 唯「あずにゃん!」ダキッ 梓「唯先輩、もういい加減に…」 唯「抱き着いて欲しいならそう言ってくれればいいのに」ギュ- 梓「違っ…!」 律「…わないな、あの顔は」 紬「梓ちゃん本当に幸せそう」ポワポワ 唯「う~んふふふ~♪」スリスリ 梓「ふわぁぁ…」ポーッ 紬「…陥落ね!」 唯「えへへへ~」 律「…なるほど」ボソッ 紬「? りっちゃん何か言った?」 律「え?ああ、何でも…」 紬「そう?」 ガチャッ 澪「悪い、遅れた」 律「…ん。よしじゃあ始めるか!」 澪「どうせティータイ…」 律「練習をな!」 澪「なんでだよ!!」ゴチン 律「なんでだよ!?」 澪「あ…ごめん」 ――――― ――――― ~帰り道~ 律「………」ムスーッ 澪「り、律、悪かったって…」 律「…誠意がない」 澪「誠意って…だいたいあれは普段お前が不真面目なせいでもあるんだからな。身から出た錆だ…よ?」 律「…ほらみろ謝る気なんてさらさら」 澪「だ、だからそれとこれとは!」 律「ふんっ…」 澪「…悪かったよ律、ごめん」 律「………」 澪「りつー…」 律「……!」ハッ 練習しようと言っただけで(思いっきり)叩かれて不機嫌な私。 そんな私に謝り続ける澪。 そして今私は気づいたんだ。 …もしかしてこの状況、とっても美味しい? うん、今なら澪はなんでも言うことを聞いてくれそうな気がする。 チャンス、チャンスですよ奥さん。 でもそうだな、何をしようかな。 澪「なぁ律…」 律「…分かったよ、許してあげよう」 澪「あ、ありが」 律「ただし!」 澪「えっ」 律「…まぁお楽しみは澪の部屋でな。今から行って大丈夫だよな?」 澪「う…いい、けど…」 …まぁ澪の家に着くまでには何か考えつくだろ。 それにしても楽しみだないいなり澪しゃん♪ ――――― ――――― 律「着いた!けど…」 澪「うん?」 …やばい、なんにも思いつかなかった。 こんなチャンスめったにないのに…くそ、回れ私のブレイン! 澪「律?それで…えっとどうすれば許してくれるんだ?」 律「えっとだな…あ」 閃いた。 いい機会だから澪の本音をさぐってみよう。 方法はもちろん、部室で二人のやりとりに学んだあれで…。 律「…そうだな、とりあえず私がいいって言うまでじっとしていてもらおうか」 澪「え。変なことするなよ…?」 律「しないよ?…多分」 澪「多分ってお前…!」 律「ほ~らじっとしてまちょうね~」 澪「わ、分かったよ…」 律「まずは…こうだ!」 澪の後ろにまわりこみ、ぎゅっと抱きしめてみる。 澪「り、律!?」 律「はいはい動いちゃいけないよー」ギュー 澪「うぅ…」 そのまま横から顔を覗きこんでみる。 …あ、耳まで真っ赤だ。 ぎゅっと目をつむっているのは恥ずかしいからか? 嫌だから…じゃないよね? …あ、嫌な顔みれば分かるか。 律「ちょっとごめん」サワッ お腹の肉…はダメだ、私の明日がなくなる。 ということで胸を少しさわってみる。 これで多分嫌な顔するは…ず? あれ、さっきとあまり変わってない…。 律「………」 澪「へ、変なことするなって…」 それってもしかして…。 澪「なぁ、もういいか?」 律「…あ、あぁ」 澪「………」 律「…なぁ、澪って私のこと」 実はそんなに好きじゃない? むしろ、 澪「なんだよ?」 律「嫌い?」 澪「え?なんでそんなこと…」 律「あ、はは、ごめん、ごめんな」 澪「…律?」 律「今まで気づけなくてごめんな…」ジワッ 澪「……!」 律「じゃあ私帰るから…」 澪「待って!」 澪の気持ちを知った以上、もうここにはいられない。 そう思って駆け出した私。 それを…なんで? 澪が抱き留めている。 律「…離してよ」 澪「だめ」 律「なんで…」 澪「こっちが聞きたいよ。なんで泣いてるんだよ律…」 律「な、泣いてなんか…」 澪「うそつけ。大体、なんで急に嫌いとか…全部話してもらわなきゃ」 律「………」 澪「律が話してくれるまでずっと離してやんないからな」 律「………」 澪「…律」 律「…分かったよ」 律「かくかくしかじか、という訳だ」 澪「なるほど、 部室で唯が梓に抱き着いていた。 梓は嫌がってるようなことを口にしていたけど本音が見事に顔にあらわれてて、それを見ていた律は気づいた。 そう、表情っていうのは隠し切れるものじゃないってことに。 そんなおり、ちょうど私が律に理由なき一撃を加えた。 律は拗ね、そこで弱みを見せた私につけこもうとした。 でもどんなことをしようかまでは考えつかなかった律は、ちょうど部室での出来事を思い出し、それを使って私の本音をさぐろうとした。 それでとりあえず抱き着いてみて私の反応をまじまじと観察したがいまいちよくわからない。 だから今度は私が絶対嫌がりそうなことをして反応をみて、律が私に抱き着いた時の反応が嫌がった時のものじゃないことを確認しようとした。 けどほとんど変化がなかった。 そこで律は思った。 私は好かれてなんかいない、むしろ嫌われているのではないか、と。 それで今までこのことに気づかなかった自分の鈍さ、そして今ここで私に不快感を与えている自分に心底嫌気がさしてさらに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。 結果律は涙目になりながらも謝りながら逃げ出そうとして私に抱き留められた。 という訳か」 律「…ああ」 澪「そうか…」 律「………」 律(なんで繰り返した?) 澪「ばかりつ…」ギュッ 律「…!」 律「…離してくれていいよ。気を遣わないでくれ」 澪「いやだ」 律「なんでだよ…」 澪「離したくないからな、…私の大好きな律だから」 律「嘘は…」 澪「嘘じゃない」 律「じゃあなんでさっき嫌な顔…」 澪「…嫌な顔なんてしてないよ」 律「だって胸さわってみた時と同じ反応…」 澪「あ、あれは…その…」 律「やっぱり嫌だったん」 澪「違う!すっごく緊張してたから!」 律「緊張…?なんで」 澪「あ…とにかく!私は律のこと嫌ってなんかいないし、むしろ大好きだから!」 律「…!」トクン 澪「だからな、律」 律「…そういうことなのか…?」 澪「…ん? 律?」 律「…なんとなく分かった。そんでもって、気づいちゃったよ」 澪「何が…?」 律「澪が言おうとしなかった、緊張の理由」 澪「…!」カァァァ 律「…また真っ赤になってるぞ?」 澪「う、うるさい…」 律「…あと自分の気持ち」ボソッ 澪「え?」 律「なぁ澪、確かめてみてもいい?」 澪「り、つ…?」 律「こんな…感じでさ…」スッ 澪「あ、」 律「違うかな…?」 澪「違…わない」 律「じゃあ…」 澪「う、うん…」 律「私、初めてなんだからな…」 澪「私も…初めて」 律「…ん」 澪「…好きだよ、律…大好き…」 律「大好き、澪…」 ――大好きな人とのキスって、幸せ。 ――――― ――――― ~数週間後~ 律「さぁーって全員揃ったことだし!」 澪「練しゅ」 律「お茶にするか!」 澪「なんでだよ!!」ゴチン 律「ふぁっ…」ビクン 澪「しまっ…!」 ガタン 澪律「!!!」 紬「」ハァ…ハァ… おわり。 名前 コメント