約 873,200 件
https://w.atwiki.jp/gc2nd/pages/102.html
がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻 【がんばれごえもん ゆきひめきゅうしゅつえまき】 ジャンル 横スクロールアクションゲーム © Konami Digital Entertainment 発売機種 スーパーファミコン 発売元 KONAMI 発売日 1991年7月19日 分類 時代を彩った作品演出に優れた作品
https://w.atwiki.jp/gc2nd/pages/61.html
がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻 【がんばれごえもん ゆきひめきゅうしゅつえまき】 ジャンル 横スクロールアクションゲーム © Konami Digital Entertainment 発売機種 スーパーファミコン 発売元 KONAMI 発売日 1991年7月19日 分類 時代を彩った作品演出に優れた作品 概要 特徴 気になる点 余談 引用 外部リンク 概要 コナミからスーパーファミコン向けに発売されたアクションゲーム。 ファミリーコンピュータで人気を博していたシリーズの スーパーファミコン向けの新展開として発売された。 機種を変えた事でナンバリングが一旦リセットされた再出発のシリーズでもある。 ほろほろ寺の幽霊退治に乗り出したゴエモン達は 謎のお面集団によるゆき姫誘拐騒動に巻き込まれて行く。 全9ステージ、二人同時プレイ可能。 特徴 スーパーファミコンの性能を活かしてビジュアル、音楽両面が大きく強化されている。 ゲームの雰囲気としては次回作以降がギャグ路線を強めていくのに対し、 今作はギャグもありつつ日本の怪談などをモチーフとした 幽玄的なステージやシリアスな雰囲気のステージもあり、 シリーズの中でもコミカルさとシリアスの混在した独特のバランスを見せている。 FF4と発売日を同じくするSFCの初期作品の一つでもあり、悪魔城ドラキュラなどと並んで、 FC時代の名作をリファインした定番シリーズの代表作品の一つとしても人気を博している。 ジャンルはこれまで斜め見下ろし方の平面アクションゲームだった物が変更され、 一部例外のステージを除いて前半の道中はこれまで通りの平面ステージ、 後半からボスにかけては横視点のジャンプアクションステージという形の二部構成が採用された。 この二部構成や日本各地を旅する設定により旅情感のある多彩なステージを楽しめる。 さらに今作の特徴として、ステージ各地に配置された様々なミニゲームも豪華な内容だった。 これは各地に点在している他に、ステージ3のからくり遊園地ではまとまって営業している物を遊ぶ事ができる。 特にゲームセンターの施設でグラディウスを丸々1ステージ収録している事は 当時の家庭用ゲーム作品におけるゲーム内ミニゲームとしては常識を超える物でもあった。 ミニゲームは主にクリアや達成度に応じて報酬の貰えるアルバイトや参加型ゲーム、 お金を掛けるギャンブル、特に報酬のないゲームセンター等がある。 コンティニュー方式はたびにっきと呼ばれるパスワード方式。 電源を切らなければ入力をしなくても最新の物から継続できる、 これは実質的には一時セーブに近い内容の物だったが、 説明書ではゲームオーバー時のたびにっきからの再開のみ解説され、 リセットでも即座に再開できる事は載っていなかった。 ゲームオーバーの場合はステージ最初からのコンティニューも選択できるが、 アイテムなどは没収されるため、たびにっきからの再開より不利になる。 たびにっきからの再開は時間も最大値に戻るため、稼ぎプレイを無制限に行なう事もできた。 このため稼ぎやたびにっきを利用した際の難易度自体はそう高くはないが、 ステージによってはたびにっき屋が少々見つけづらい場所にある事や、 ネット上では稼ぎなしの初見一発プレイなどが実況動画などで求められ易い事もあり、 実際より過大に難しいように吹聴される場合もある。 気になる点 被ダメージのコストが高い。 体力が減るだけでなく、武器が一段階落ちる他、平面ステージでは スピードアップアイテムの草鞋も減るため、 体力を回復するだけでは元の状態に戻る事ができない。 シナリオ上で必ず買わなくてはいけないアイテム「手形」「辞書」の存在。 前作FC版の必須アイテムであった手形と比較して、必要なステージや枚数は減少した一方で、 入手手段が「購入」のみとなり、しかも価格は980両と高額。 しかも悪い事に必要なステージはゲーム中でも特に難易度の高いステージな上、 ゲームオーバーしてステージ頭から再開すると買い直さなければならない。 たびにっきからのコンティニューの場合は購入状態で再スタートできる。 術のコストが高すぎて実用的でない。 習得が高額な上にそのステージのみしか使えない仕様のため、 あれば便利そうな場面でも習得を諦めたほうが早い場合が多い。 余談 本作はネット上では150万本を売り上げたという記述が Wikipediaの過去版を始めとした複数のサイトで拡散され、 ゴエモンシリーズ衰退論の論拠とされたり、FF4の売上を超えた、 などとニコニコ大百科にもっともらしく書かれる(*1)などしているが、 一向に出典らしき物が見当たらず、Twitterで実際に資料を所持しいる人物の報告(*2)によると、 どうも根拠不明のネットデマが受け売りされている可能性が高いようである。 引用 50 ななしのよっしん 2021/09/28(火) 13 17 54 ID EkUgCGRdZo マッギネス以降と同じつもりで近接武器主体+金稼ぎあまりなしでプレイすると相当難しいけど 金による救済措置自体は豊富だから腕が足りない分は稼ぎで調整してもらうって思想なんだろうな 最難所の琉球後半も飛行で飛ばせるようになってるし ニコニコ大百科 外部リンク The Cutting Room Floor - 海外版、開発中バージョンとの比較や没BGMの情報を掲載。 名前 コメント すべてのコメントを見る KONAMI がんばれゴエモン アクションゲーム スーパーファミコン
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6862.html
傑作選! がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス 【けっさくせん がんばれごえもん わん つー ゆきひめとまっぎねす】 ジャンル アクション 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 128MbitROMカートリッジ 発売元 コナミ 開発元 ジュピター、六面堂 発売日 2005年4月21日 定価 3,990円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO 全年齢対象 廉価版 コナミ・ザ・ベスト2006年4月27日/2,625円(税込) 判定 良作 がんばれゴエモンシリーズリンク 概要 変更点 問題点 評価点 総評 余談 概要 がんばれゴエモンシリーズのSFC版第1作『ゆき姫救出絵巻』と第2作『奇天烈将軍マッギネス』のカップリング移植作品。 変更点 変更点(共通) 解像度の都合によりアイテム欄などの画面レイアウトが変化した。 おんぶシステムの廃止により1プレイ専用となった。 タイトル画面に「遊技場」が置かれており、両作品のミニゲームが手軽に楽しめる。特に制限はなく、最初から全てのミニゲームを遊ぶことが可能。 原作に存在していた『グラディウス』『XEXEX』も問題なく収録されている。 原作に存在したバグの修正。 『ゆき姫』の変更点 パスワードによるセーブ方式からバッテリーバックアップによるセーブ方式に変更された。 ただし、原作同様に旅日記屋があるステージでしかセーブできない。 1人プレイ専用になった代わりにゲーム開始時にゴエモン・エビス丸のどちらを操作するか選べるようになり、ゲーム中でもセレクトボタンで瞬時に変更させることができるようになった。 ライフや所持金などは全て2人で共通となっている。 ミニゲームの絵合わせの配置が8パターンの固定配置からランダムになった。 巻き物のストックの上限が、術10回分から99回分になった。 『マッギネス』の変更点 セレクトボタンを押せば、いつでもキャラクターの切り替えが可能。ステージマップ上での変更も可能。 ライフと残機数のみ共有で、原作同様に所持金・アイテムはキャラ別のままとなっている。 これを利用し、回復・防御アイテムを全キャラ分整えておくことでアクションステージやボス戦である程度まで粘れるようになった。 セーブ時に残り人数が記録できるようになった。 「ぞうきんがけ」の各種ステージに対応する場所が原作から変更された。ステージの内容自体は変更ない。 原作ではメッセージ送りができず、待つしかなかったボス撃破後のマーブル五人衆やラスボス撃破後の会話シーンなどで、ボタンによるメッセージ送りができるようになった。 問題点 ハード性能の制約上、劣化点が多い。 共通 音質がかなり劣化している。特にBGMはハード性能を考慮したとしても明らかに再現度が低く質が悪い。『マッギネス』では一部の効果音も削られている。 画面の縦幅が狭いので、いくつかのステージは上方が画面から見切れてしまう(スクロールさせないと見えない。)ために視認性が悪く、やや攻略し難くなった。 2人同時プレイの廃止 遊びの幅を広げる要素であり、特に『マッギネス』ではキャラ選択制になった分、おんぶプレイによる役割分担が出来るようになって楽しみ方が増えていただけに、通信プレイで再現されなかった点は惜しまれる。ミニゲームも通信による2人プレイは楽しめない。 『ゆき姫』 「最終面で特定の操作を行うと1面に戻される」といったハタ迷惑なバグが新たに誕生した。 『絵合わせ』ゲームの絵柄の配置がランダムになったため稼ぎ難くなった。 『マッギネス』 城ステージでエリアが切り替わる度にBGMが最初から再生されるようになった。 ボタン数がSFCのコントローラーよりも少ないため、インパクト戦がやや操作しづらい。 戦闘中のセリフのほとんどが削られているなど、演出面も劣化している。 クリア済みの城ステージ・インパクトステージは相変わらず再挑戦出来ない。 バグが多い。深刻なバグが無いのがせめてもの救いか。 その他 ミニゲームの『グラディウス』『XEXEX』は、元々「ゲーム画面の表示領域が小さい=フル画面で遊べない」という仕様(画面内に置かれたモニターにゲーム画面が映し出されるという描写になっている。)であるため、携帯機の小さな画面ゆえにやや遊び難くなっている。 評価点 ゲーム進行に関わるような深刻なバグは幸いにもなく、原作のゲーム性やおもしろさそのものは損ねずに保っている。 リメイクにありがちなステージ構成や内容の変更なども見られず、隠しキャラが残っているなど内容は原作に忠実。 『ゆき姫』がバッテリーバックアップ形式になったため、パスワードをメモする手間がなくなった。 後続の作品同様、データ保存枠は3つ用意されており、データコピーにも対応している。 『マッギネス』でキャラチェンジができるようになったため、キャラを変えるためだけにリセットする必要が無くなった。 総評 SFC版ゴエモンシリーズの中でも特に評価の高い初期2作品のカップリング作品であり、VCでの作品の配信が本格的に始まる前だったこともあって、手軽に遊べる携帯機でのリリースが喜ばれた。 しかし、原作の面白さ自体は全く損ねてはいないものの、売りであった2人同時プレイがオミットされてしまった他、ハード性能を考慮しても細部に粗の多い出来であるのは否めない。 既に3DS向けにVCで2作品の原作に忠実な移植版が出ているが、そちらも本作同様1人プレイ専用であり、忠実移植のため本作での変更点や追加要素はないという相違点はある。 しかし、全体的な質から言えば、今からこちらを選ぶ意義は薄いと言わざるを得ないだろう。 余談 本作はシリーズ最終作『東海道中 大江戸天狗り返しの巻』との連動要素が存在しており、初代DSのGBA用スロットに差し込んだ状態で『東海道中』を起動すると、本2作が初出のキャラであるクロベエとマッギネスが本編にゲスト出演する。 開発者の山内円氏が公式サイトの製作者日記にて語った所によると、本作は「システムの根本から何度も作り直しを行なって、主力で制作を行なっていた人達が倒れそうなくらい辛い制作」だったらしく、超難産だったとの事。 同時に「3・4はあるのかな?」と語っていたが残念ながら実現はしていない。
https://w.atwiki.jp/sutoraiku/pages/11.html
がんばれ!ストライク君 まとめ ここは「ふたばちゃんねる」二次元裏may鯖発祥のショートストーリー『がんばれ!ストライク君』をまとめたwikiです。 当サイトは管理人であるとしあき(名前募集中)が1人で必死こいて頑張ってます。 だから荒らしはイヤン。 更新情報 2008/03/ まとめwiki設立
https://w.atwiki.jp/tkgp/pages/11.html
ごえもんを作る
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7363.html
がんばれゴエモン ~天狗党の逆襲~ 【がんばれごえもん てんぐとうのぎゃくしゅう】 ジャンル RPG 対応機種 ゲームボーイカラー(全GB共通) 発売元 コナミ 開発元 トーセ 発売日 1999年1月14日 定価 4,515円 書換 ニンテンドウパワー2000年5月1日/1,000円/F×8・B×1 プレイ人数 1人 判定 シリーズファンから不評 ポイント 謎の架空アニメ版99年製とは思えない低ボリューム がんばれゴエモンシリーズリンク 概要 ストーリー 問題点 評価点 総評 アニメ版設定の謎 余談 概要 シリーズ初のゲームボーイカラー対応ソフトとして作られたがんばれゴエモンシリーズの1作。 ゲームジャンルは『外伝2』以来となるRPG。 『現代に住むTVアニメ版『ゴエモン』の視聴者の子供がゴエモンたちと共に冒険する』というストーリーで、本作発売の1年前に放映されていた実際のTVアニメ版とのタイアップ的な設定になっているが、実際のシナリオの内容はそちらとはほとんど関係ない。 ストーリー ゴエモンのアニメが大好きな小学生の主人公・ハジメは祖父母の家の裏山で不思議な穴の空いた大木を発見。 穴をくぐるとなんとそこは大江戸時代。ハジメはタイムスリップしてしまったのだ。 奇妙な天狗の化物に襲われたがエビス丸に助けられたハジメ。 エビス丸と通りかかったヤエ・サスケと共に、憧れのゴエモンに会うために大江戸時代の大冒険へと向かう。 問題点 時代にそぐわぬボリュームの薄さ 本作最大の問題点。じっくり探索して普通に遊ぶだけでも4、5時間で終わってしまう程。ファミコンで発売した『外伝1』・『外伝2』のように長く遊べる大冒険ではない。 同時期のゲームボーイでは『ポケモン』や『DQM』といった据え置きに迫るボリュームのRPGが発売している中、この低ボリュームRPGはあまりにも時代遅れ。 それでいて収集要素などの遊び込める部分は無く、ストーリーは平凡でゲーム部分は一本道。つまりクリアしたら終わりである。 『黒船党』を反省したのか難易度はやや低めで常識的なのだが、このボリュームで低難易度では味のないガムを噛んでいるようなものである。 最初のダンジョンはまだそれなりに楽しめるが後述の術が強烈なため、NP(他のゲームで言う所のMP)が増えて自由に使える中盤辺りから一気に作業化してしまう。 ボリューム不足を誤魔化すためか、エンカウント率が高い。1マス歩くだけで即エンカする事もよくある。 更にダンジョンや街道はマップを切り替えると即行き止まりという構成の場所が多い。そして、行けそうなのに歩けない"見えない壁"も多い。 短いストーリーに活かされない設定 ストーリーは異常に短く、敵組織である天狗党の本拠地が最序盤で陥落(*1)。後は宝が眠る鉱山を目指すのだが、通り道の街道や船といった短めのダンジョンを3個ほど進むだけですぐに鉱山へ。後はイベントをこなして鉱山を攻略して終わり。 各キャラクターの見せ場も少なく、特にサスケは見せ場という見せ場が皆無で、「いてもいなくてもどうでもいい存在」に感じられる。主人公も空気に近く大半のイベントは見てるだけで、序盤はゴエモンに突き飛ばされたまま放置されるなど扱いも雑。 タイムスリップを活用するのも2回のみ。しかも1回目は英語の解読をするだけというタイムスリップをする必要が感じられない(*2)要素。2回目は「大江戸から船で渡った先にあるはずの鉱山が、現代では何故か大江戸裏山の大木の近くにある」という地理的に明らかにおかしい点が引っかかる。 更に現代でも両で売り買いができるという謎。『ゴエモン3』の未来世界と違って現代日本を舞台にしている為、齟齬がある。この世界の日本は未だに両を使っているのか? ボス戦と呼べるような戦闘は6回しか無い。その内の1回はチュートリアル的な雑魚敵とのバトル、3回はラストダンジョンの前座ボス→回復を挟みボス2体連戦という形のため、実質3回のみ。 その有様のため天狗党の幹部2人のキャラもまるで印象に残らない。サブタイトルは本拠地を潰された天狗党の逆恨みと文字通りの意味なのだが、本拠地を潰した後は中盤とラスボス戦でしかちょっかいを出してこないので因縁も希薄であり、空気。 短いのに戦闘内容はワンパターン 戦闘はターン制のドラクエ風。前列1人と後列2人の基本3人で戦う。 このゲームはとにかく物理不遇。通常攻撃が「ぼてぼてのあたり」というハズレ攻撃である事が多く、もちろんミスもあるため使い難い。逆に術攻撃は「ぼてぼてのあたり」が無く安定してダメージを与えられて使いやすい。NP回復アイテムが平然と売っているので消費もあまり気にならない。 エビス丸とサスケが初期から覚えている「じばしりのじゅつ」と「このはのじゅつ」が全体攻撃で有用、それを連発しているだけで基本は終わる。他の単体術も通常攻撃よりは使いやすい。 各キャラの術は3種類しかないため上位の術はヤエの「ふぶきのじゅつ」しか存在せず、最初から最後までボス戦含めて同じ術を連発するだけというワンパターンな戦いが最適解となる。 サスケはレベル10で強力な攻撃術である「こなみじんのじゅつ」を習得する。これは「自らを戦闘不能にする代わりにザコ敵全体を全滅させる」という強力なもので、消費NPもたったの1。そして本作は戦闘不能になっても戦闘後にHP1で復活する仕様なので、デメリットも殆ど気にならない。レベル10以降の雑魚戦はサスケが自爆するだけのゲームと化してしまい更に作業化する。 必殺技も存在するが威力は中途半端。合体必殺技は使用キャラ全員の行動ターンを使ってしまうため個々で術を使った場合と総合ダメージは大差無く、あまり役に立つものではない。 非常に貧相な立ちグラフィック 戦闘中は前列に表示したキャラのみ立ち絵が表示される仕様なのだが、そのグラフィックが今一つ。 特に主人公はゲーム中見る機会が非常に多いにもかかわらず描き込みの出来が悪く、鏡餅のような顔に遠近感がありそうで無い謎ポーズ、垂れ気味のヨーヨーと見栄えが宜しくない。 ヤエもかなり出来が悪い。肌色パレットがある筈なのに肌は真っ白、目付きも可愛くない。 一方で顔グラフィックはそこそこ出来が良い上に差分も存在、戦闘中と移動時では別々のものが使われており凝っている。 評価点 立ち絵と歩行絵以外のグラフィックはそれなり。 戦闘中の立ち絵は総じて今一つなのに対して、他のイラストはまあまあ良好。前述の通り顔グラも悪く無い。ほとんどの村人や町人に専用の顔グラが存在しているのも特徴。妙な所には気合が入れられている。 前述の立ち絵もエビス丸だけはかなり出来が良く、戦闘不能時の差分として半裸のサービスカットまで存在する。 必殺技「Gハンマー」使用時には枚数の多いアニメーションでゴエモンインパクトが出現。画面をぶち抜いたカットインで攻撃し、中々に迫力がある。 出現時のメッセージはランダムで表示される。何故か「そして伝説へ」などの全く関係ないものが表示される事も。 エンディングの一枚絵の和風イラストはどことなく浮世絵を彷彿とさせつつもゴエモンらしくもあり、絶妙なタッチで仕上がっている。 BGMは全体的に良好。ゲームは短いのに雑魚戦は2種類の曲が存在し、どちらも和風の心地よいリズムで盛り上げてくれる。 防御力の高いエビス丸、回復が得意なヤエなど、キャラの個性はきちんと活かされている。 後列から攻撃した際はキャラによって異なる飛び道具を使用する。 全体マップから行き先を選べばすぐに行きたい所に飛べる便利機能を搭載。帰り道で1歩エンカに悩まされるといった事はない。 ゴエモンらしいギャグやパロディは健在 エビス丸の武器がバキハンマー、オーガハンマー、ジャックハンマーだったり。 雑魚敵も個性豊か。リサイタルを行うガキ大将風味の「じゃいてんぐ」、不気味な目玉を持つ宇宙人風味の馬「UMA」、「あーむぱんち」で攻撃するゴーグルを付けた犬「スコープドック」といった具合。 主人公の必殺技が何故かろっこうおろしで、虎の姿をしたタイガースというザコ敵がいたりと妙な所に関西ネタがある。 現代の住民たちは進行状況に応じて細かく台詞が変わる。英語の解読を依頼する際は「英語を使う国とは取引していない」「英会話を習っているが、英語は喋れるけど読めない」と、特に意味のない会話でもバリエーションが豊富。ついつい進行と無関係な人にも話したくなる。 ただ、本作のターゲットであろう小学生低学年に『グラップラー刃牙』や『装甲騎兵ボトムズ』といった作品のネタが通じるかは疑問な所も。 総評 とにかく低ボリュームで貧相なRPG。当然ながら当時のゴエモンファンのみならず一般ユーザーからも速攻で否定的評価を下される事となった。 ゲームとしては破綻しておらずクリアまで遊べるだけ『黒船党』よりはマシだが、様々なRPGが流通している1999年でこの内容は流石に苦しい。 結局、ゴエモンシリーズの1作としても単体のRPG作品としても、褒められない出来となってしまった。 アニメ版設定の謎 本作発売の1年前に放映されていたTVアニメ版『アニメがんばれゴエモン』は、「ゲーム界から人間界へとやって来たゴエモンたちの悪との戦いと、ゲーム好きの少年・ツカサ一家との交流を描くドタバタコメディ」という内容である。 一方、本作においては上述の通り「ゴエモンたちの住む大江戸を現実世界の過去」と扱っているため、TVアニメ版の設定は反映されておらず、ゲーム内におけるアニメ版の設定とも齟齬が生じている(*3)。素直に解釈するなら「ゴエモンたちが過去の偉人として伝わっており、それに基づいたアニメ化作品」ということなのだろうか。 TVアニメ版のゲーム化とみれば宣伝詐欺的な内容であるのは否めないが、実際にタイアップ作として作られたのかどうかがはっきりしないため、今となっては真相は不明である。 余談 当時ゴエモンシリーズとタイアップしていたコミックボンボンで本作のコミカライズ版が連載されていた。 ただし、作者は帯ひろしでは無く本作で初登場の山藤ひろみ氏。内容も『でろでろ道中』『綾繁一家の黒い影』の2作との抱き合わせであった。
https://w.atwiki.jp/dn_barnack/pages/27.html
【名前】 ごえもん3232 【職業】 パラディン 【SS】 【詳細】 GDHCにてGDL矢筒をパラディンにも関わらず何故かダイスロール (アクロバットがPTメンバーにいたかどうか不明、情報提供求む) 【情報元】 http //awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1345258590/306
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8778.html
がんばれゴエモン ~星空士ダイナマイッツあらわる!!~ 【がんばれごえもん せいくうしだいなまいっつあらわる】 ジャンル アクション 対応機種 ゲームボーイカラー 発売元 コナミ 開発元 コナミコンピュータエンタテインメント神戸 発売日 2000年12月21日 定価 5,040円 プレイ人数 1人(ミニゲームのみ2人) 判定 良作 ポイント 携帯機ながら据置機とほぼ変わらない完成度ゲームバランス等、様々な面で完成度高しBGMは全て過去作のアレンジ がんばれゴエモンシリーズリンク 概要 ストーリー システム 評価点 賛否両論点 難点 総評 概要 ゲームボーイ版「がんばれゴエモン」シリーズの1作。 カラー専用ソフトで、SFC版『奇天烈将軍マッギネス』を踏襲した、ステージクリア型横スクロールアクションゲームとなっている。 本作はKCE神戸による外部開発であるが、本家開発チームの中心人物の1人であった蛭子悦延氏がプロデューサーとして関わっている。 ストーリー ある日のこと。江戸の上空に謎の宇宙人「星空士ダイナマイッツ」が駆る巨大なUFOが現れた。 ダイナマイッツは地球征服を宣言し、その手始めにと配下のからくりネコ軍団を使って日本の各地を荒らし始めた。 別々の目的ではぐれ町を留守にしていたゴエモンとエビス丸は、 騒動が原因で楽しみにしていたイベントが中止になってしまった怒りを思い知らせるべくダイナマイッツに立ち向かうのであった。 (Wikipediaより引用) システム 基本的なシステムは上述の通り『マッギネス』にほぼ準拠。 マップ上からステージに入り、クリアするとマップ上を進んで新しいステージに挑戦できる。マップ上には町や村もあり、回復やアイテム購入もできる。 なお町の中で女性キャラに触れるとお金をもらえたり、道行く人を叩くと役人が現れて攻撃してくるのも『マッギネス』準拠。 本作ではゴエモンとエビス丸のみ使用できる。この二人に基本性能の差はない。 ゲームスタート時、南国エリアにいるゴエモンか北国エリアにいるエビス丸か、どちらからスタートするか選ぶことになる。一度選ぶと途中変更は出来ない。 特定の地点まで進むともう片方に交代する事になり、ゲーム中盤で二人は合流。以降はいつでも変更できるようになる。 サスケとヤエはゲスト参戦に留まり、特定エリアのシューティングステージでのみ使用できる。 但し1周目ではクリア後の再プレイは不可で、全面クリア後に占い屋に行くと再挑戦できるようになる。 ゲーム後半ではインパクトに乗っての巨大ボス戦もある。 『マッギネス』『3』でおなじみのコックピットからの主観視点でのバトルが繰り広げられる。お馴染みの必殺技「百烈パンチ」と「んが砲」も使用可能。 インパクトの特殊技 コマンド キック ↓↓B 百烈パンチ ↑↓↑B スタン弾 BBBA んが砲 ゲージMAX時に↑→↓←B 本作では『3』の招き猫システムが形を変えて搭載されている。 金の招き猫 15個存在し、5個集めるごとに体力の上限が上がる。 銀の招き猫 5個存在し、全て集めるとゴエモンの武器がパワーアップする。特定の壁を破壊できるようになり、攻撃力も上がる。 黒の招き猫 5個存在し、全て集めるとエビス丸が「ちびエビスン」の術を使えるようになる。この術は、攻撃は出来ないが狭い通路に入り込める。 ゲームをクリアすると招き猫をいくつ集めたかが表示される。 コンプリート時の特典も用意されており、全て集めてクリアするとボスラッシュ用のステージが追加される。 本作独自の要素として「わるもの図鑑」が存在。倒した敵は自動的に図鑑に登録される。中には特定の場面でしか出てこないキャラもいて、コンプリートはかなり大変。 ミニゲームも存在。これのみ通信を利用して二人対戦が可能となっている。 評価点 GBCでほぼ忠実に再現されたSFC版シリーズのゲーム性。 ハード性能の都合上、規模が縮小したり演出が簡素になってはいるものの、基本的な部分はSFC版と遜色ない。 特にインパクト戦が秀逸な出来。ハード性能の都合で原作のようなスピード感や拡大・縮小機能で表現されていた派手な演出こそないが、遠近法を活かして大小のパターンを用意することで敵弾の飛来を表現したり、カラー専用ハードであることを活かした残像表現やエフェクト等、地味さを逆手に取った演出が盛り込まれており、作り込みのレベルはかなり高い。更に処理落ちも皆無。 グラフィック面も非常に良好。 GBCの鮮やかな色遣いと限られた解像度の中で味方から敵までしっかりと描かれており、アクションもバッチリと再現している。デモシーンにおける1枚絵も限られた解像度でしっかり書き込まれており、キャラデザインの再現度も非常に高い。 ステージ総数はベースとなった『マッギネス』と比べて減少している(*1)が、ハードがGBであることを考えれば十分及第点と言える。ステージ1つ1つの密度が高いため、極端な物足りなさも感じにくい。 ゲームバランスも良好で簡単すぎず難しすぎず、初心者でも十分楽しめる出来。 ゴエモンとエビス丸、どちらからスタートするかで合流時の会話イベントの内容が少し変わる。両者の個別プレイが強制されるため自由度こそ低いが、この仕様のおかげで2周目のやり込みの余地にも繋がっている。 合流以降の会話イベントも、ゴエモンとエビス丸とで二通りあるという芸の細かさ。 ゴエモンらしいバカバカしさも健在。最初から最後までコメディ調で楽しませてくれる。 今作の敵ダイナマイッツも緊張感のない敵で濃いキャラをしている。 敵方のからくりメカも旧作に劣らず個性的で、猫型ロボット達にサイボーグ町娘など、相変わらずのカオスな面々が目白押しである。 ボス登場時、64シリーズ以降でお馴染みとなった名称付きカットインが入るため、盛り上がる事請け合いである。 サスケとヤエの操作機会が限定的ながら用意されている。 シューティングステージという毛色の違うシチュエーションではあるが、プレイヤーキャラが刷新されたPS版『アコギング』では両者とも出番はあるもののチョイ役程度の扱いで操作機会が皆無であったことが不評だったため、この点は配慮されていると言えよう。 やり込み要素が充実している。 旧作でお馴染みの招き猫集めに加えて、「わるもの図鑑」等シリーズとしては珍しくやり込み要素が豊富。 賛否両論点 BGMの大半がSFC版シリーズのアレンジ曲。 アレンジ自体はとても良好でありファンサービスとしても充実しているが、新曲がないのはやはり物足りない。 この点はPS版含めた外部開発作品の傾向(*2)でもあり「手抜き感が否めない」とする意見も少なからず存在していた。 難点 全体的に挙動が重くなっており、旧作に慣れていると違和感がある。 また、しゃがみ移動が削除されているため、アクションの多彩さでは本家に少々劣っている。 仕様ゆえの若干の不自由さ。 『きらきら道中』同様にキャラ毎のエリア割り当て制になっているが、そちらと異なり、攻略の途中でエリアを自由に選択することはできない。そのためやや不自由さはある。 インパクト戦の回数が減っており2回しかない。 ハード性能や容量の都合を考えれば仕方ないが、やはり物足りなさは否めない。 シューティングステージの最中は、途中にある招き猫を取れない。 入手するためには1度ゲーム本編をクリアしてからステージに再挑戦する必要があるので二度手間感はある。 シューティングステージのテンポが悪い。 スクロール速度がかなり遅いため、テンポが悪く爽快感もイマイチ。 「わるもの図鑑」のコンプリート難度が高く面倒臭い。 一部の無敵で倒すことができない敵については規定回数の攻撃を当てれば図鑑に登録される仕様だが、この点について全く説明なし。 又、他にも特定のボス戦で出てくるのを待たなければいけない敵も存在する為、真面目にこなそうとすると作業的になってしまう。 特定の街でないと達成状況の確認が行えないのも面倒臭い。 完全なおまけ要素でありコンプリートを達成しても特に何もないので、関心がなければ無視しても問題ない。 総評 SFC版シリーズで確立されたゴエモンのゲームシステムをある程度簡略しつつ、単純な劣化に至らせずにGBCというハードに落とし込んだ意欲作。 アクションゲームとしても完成度が高く、スーパーファミコンのシリーズに親しんだ人、本作が初プレイの人でも十分に楽しめる良作である。 惜しいのは知名度の低さ。2001年にニンテンドウパワーの書き換えソフトとして発売されてはいるものの、以降に移植や配信はされておらず、2021年現在ではレアなソフトとなっている。 旧作に劣らぬゴエモンらしさを内包した良作なので、もし機会があればプレイしてみてほしい。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6002.html
がんばれゴエモン2 【がんばれごえもんつー】 ジャンル アクション 対応機種 ファミリーコンピュータ メディア 2Mbit ROMカートリッジ 発売・開発元 コナミ 発売日 1989年1月4日 定価 5,500円(税別) プレイ人数 1~2人(同時プレイ) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2012年1月24日/500Wiiポイント【3DS】2014年1月8日/500円(ここまで税5%込)【WiiU】2015年3月11日/514円(税8%込) 判定 良作 ポイント 昭和64年発売ソフトの代表格ゲームで楽しむ日本巡り がんばれゴエモンシリーズリンク 概要 ストーリー ゲーム内容 好評点 問題点 総評 余談 概要 昭和64年に発売されたコナミのアクションゲーム。 『がんばれゴエモン! からくり道中』の続編で現在も続く人気アクションゲーム『がんばれゴエモン』シリーズの第2作目。 前作よりステージは削られたが、2Mbitの大容量を活かし、日本各地の地方を代表する名物や名人、名所をふんだんに組み込んだエリア表現に加え、和風情緒を感じさせるノリの良いBGMで高い人気を得た。 ストーリー うかつにも役人につかまって牢屋にぶち込まれ、暇を持て余していたゴエモンは、相部屋になっていた鼠小僧・エビス丸からからくり城に隠されているという財宝の話しを聞き、そんなら暇つぶしにと、エビス丸と共に牢破りを企てる。まず向うは、からくり城の情報を知っている悪徳庄屋の屋敷。 こうして、新たな相棒・エビス丸を加え再び始まる、ゴエモンの珍道中の行く末やいかに。 ゲーム内容 全10ステージ構成。周回制だった前作と異なり、1周クリアでゲーム終了となる。また、前作で搭載されていたスコアシステムは削除された。 ステージクリア条件は、制限時間内にアイテム「通行手形」を3つ集めてゴール地点に到達する事だが、本作では一部「ステージボスを倒す事」がクリア条件になっているステージも存在する。 横スクロールに加えて縦スクロールも追加され、画面上方・下方に向かって進むシーンもある。 穴や水に落ちる、制限時間が0になる、ライフゲージが0になるのいずれかによって1ミスとなり、残機0でゲームオーバー。 コンテニュー後はゲームオーバーになったエリアから再開できるが、アイテム及び所持金は初期状態に戻る。 2人プレイ時に片方がゲームオーバーになった場合、もう片方のキャラの残機が残っている場合に限り残機を貰って復活が可能。 又、各エリア毎に1度だけゲームオーバー回避の機会があり、初めて残機が0になった際に「釜ゆでイベント」が発生する。 釜に放り込まれる前にABボタンを連打し、脱出に成功すると入手アイテムと所持金全額を保持したまま残機数1の状態で復活できる。 操作方法 Aボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃。 アクションエリアにある「がまぐち」付近でジャンプをすると5両、「ひょうたん」付近でジャンプすると強化アイテムが入手でき武器、又は移動速度を1段階強化できる(2,3段階目のループとなる)。 特定の障害物に「独楽」が隠されており、取ると一定時間(もしくは画面切替まで)光りながら回転し、無敵となる。 また、マイナスアイテム「うんち」が飛び出してくる場所もあり、取ると武器が1段階パワーダウンする。 キャラクターと民家 町の外を歩くキャラクターは基本的に全て敵であり、触れるとダメージを受け、倒すとお金が手に入る。 例外として女性キャラ及び雪ん子はボーナスキャラとなっており、触れると50両入手できるが、攻撃すると100両の罰金を取られてしまう。 又、落下する岩、空中を飛ぶ敵が落とす落下物、フィールドを転がってくる米俵等の障害物も存在し接触するとダメージを受ける。破壊はできない。 マップ上にある民家に入ると、中にいる住人と会話できる。攻略上のヒントからただの雑談まで種類は様々。 アイテム入手の機会はなく情報がメインだが、大半はネタ会話である。その為あまり需要が無くなった。 寝ている住民はマイクで起こす事ができ、怒られて所持金の半分を取られてしまう人と、お金を250両くれる人がいる(*1)。 因みに、1人だけ起こした途端に大ボケをかますだけの人がいる。 アイテム購入システム 前作同様、お店で買い物が可能。1回買うと次からは値上がりする。値上がりするのはステージごとに1回だけ。 販売アイテム一覧 + ... 通行手形 ステージクリアに必須のアイテム。全部で3つ必要。 食べ物 ライフ回復アイテム。エリアによって様々な物がある。回復量は3または4。 おにぎり ライフ0になった際に1度だけ自動的に一定量回復する。サルに触れると奪われることがある。 三度笠 落下物からのダメージを10回まで防ぐ。ステージを跨ぐと防いだ回数がリセットされる(*2)。 鎧 落下物以外のダメージを8回まで防ぐ。防いだ回数の仕様は三度笠と同じ。又、持っている間は武器もパワーダウンしない。 ろうそく 一定時間、隠し通路の入り口が見えるようになる。 時計 残り時間が増える。 御守り 籠屋から身を守る。スリに触れると所持金と共に奪われることがある。 やじるしくん 3D迷路でゴールの方向に導いてくれる。 これ象くん 3D迷路でセレクトボタンを押すと出口まで連れて行ってくれる。正式名称は『これを持ってると出口まで出れるんだ象くん』。 さあびすちゃん ゴエモンの形をした人形。1UPアイテム。 施設 風呂屋、宿屋 有料の回復施設。風呂屋はちょっとした仕掛けがあり、ゴエモンは男湯、エビス丸は女湯でないと回復できない。宿屋は松竹梅で料金、演出と回復量が違う。 見世物小屋 本作以後お約束になったお遊び施設。 賭博屋 サイコロ3つの合計値が一定以上か以下かを当てると所持金倍増か半減。定額を支払い、出た目の合計が3種のアイテムの内設定してある数値と同じ物を貰える、ある種のくじ引きタイプの店もある。但し、このタイプの店は所持金は増えない。 おみくじ屋 おみくじを引き、大吉ならばお金が、凶ならば岩が降ってくる。 ?屋 3D迷路に挑戦できる。 マップ構成 各ステージは前作同様、地上の通路や隠し通路によって繋がれた複数のフィールドから構成されている。制限時間内にフィールドを周り、効率よく装備を整えながらクリアに必要な通行手形を集めていかなくてはならない。 本作では新たに縦スクロールエリアの他、無料の3D迷路エリア「洞窟」が登場している。 マップ内に存在する地蔵を殴ると、妖怪やお化けがうろつく地獄エリアへ強制連行されてしまう。 ここでは画面左から右に向かって進んでゴール地点に到達し、そこにいる鬼を殴ることで脱出できるが、それ以外の脱出方法はない。更に、武器が強制的に初期状態にダウンし、通常武器しか使えなくなる。 プレイヤーキャラクター 武器の種類とパワーアップ後の武器の性能が異なる点のみで、ジャンプ力や移動速度などの基本性能に差はない。 キャラクター ゴエモン 鼠小僧エビス丸 メイン武器 キセル 笛 パワーアップ1 小判 かんしゃく玉 パワーアップ2 鼠花火 手裏剣 好評点 各エリアのご当地ネタが非常に拘った内容。 2メガビットという大容量を最大限使った作り込みはゲームで楽しむ日本巡りとまで称された。 同じステージなのに、エリア毎に登場する敵も背景の雰囲気も変わってくるので単純なゲーム性ながら飽きさせない。 エリアが進むごとに春夏秋冬を感じさせる遠景の作りも見事。 又、飯屋もエリア毎にご当地食品が出てくるという芸の細かさ。 拘りのご当地ネタ + ... ステージ2の九州は肥前・肥後・豊後の3エリア構成。 肥前エリアには敵として爆竹を投げる中国人や宣教師が登場。街並みは唐人街を意識した作りとなっている。 飯屋の品物は「かすてえら」 肥後エリアには背景に熊本城と阿蘇山が見える。 飯屋の品物は「ごはん」 豊後エリアには磨崖仏があり、道中には二か所の温泉(*3)が見れる。 飯屋の品物は「桜島大根」 ステージ3の四国は伊予・阿波・土佐・讃岐の4エリア構成。 江戸時代に流行った伊予染の影響か、伊予エリアには女性キャラが非常に多く登場する。 背景には道後温泉があり、風呂屋として機能している。 阿波エリアには鳴門海峡があり、足場が悪く即死エリアが多い。 その海中にも大渦が至る所に起こっている。 又、遠景には瀬戸内の島々が描かれている。 飯屋の品物は「饅頭」(*4) 土佐エリアには土佐犬が登場。関所が多かった土地柄か殆どの敵が役人である。 遠景に高知城と思われる城がある。 讃岐に続くエリアには中間ステージとして祖谷のかずら橋が存在。 讃岐エリアには金刀比羅宮に続く道がある。又、金刀比羅宮にゴエモンかエビス丸の飛び道具でお賽銭を入れると全てのアイテムを無料で入手可能。 飯屋の品物は「讃岐うどん(4回復)」 ステージ4の中国は安芸・備前・長門・出雲・因幡の5エリア構成。 安芸エリアには厳島神社の大鳥居や曲線を描く反橋が存在。 飯屋の品物は「ごはん」(*5) 備前エリアは草戸千軒町をイメージした背景が特徴。 飯屋には「かすてえら」「きび団子」「たこ焼き(元ネタは明石焼き)」が並ぶ。 雑魚敵には鬼が出てくる他、登場するボスの「モモザンヤ」はからくり桃であり、子鬼を吐き出して攻撃してくる(*6)。 出雲エリアには有名な出雲大社が存在。おみくじが引けるほか金刀比羅宮同様にお賽銭を入れると1UPアイテムが出てくる。 長門エリアには巨大な自然の洞窟(*7)があり、中は広大な3D迷路になっている。 因幡エリアには白兎が敵として出るが、民家住民から「いなばのしろうさぎをいじめないでね」と注意を受ける(*8)。 ステージ5の近畿は播磨・摂津・山城・河内・大和の5エリア構成。 山城エリアの遠景には大文字五山送り火。又、京美人という事か、女性キャラが多く出現する。 エリアには五条大橋が存在し、ここ限定の雑魚敵に弁慶が登場する。 摂津エリアにはコナミ屋(*9)が存在する。 ここでは『コナミワイワイワールド』『月風魔伝』『けっきょく南極大冒険』のROMが販売されており、これらROMを購入すると敵キャラにコナミマン、ペンタ、月風魔が追加され、ボーナスキャラにコナミレディが登場。 大和エリアの奥には奈良の大仏が存在。建物の外観も東大寺を思わせる造りになっているが、大仏殿に入る度に拝観料として50両取られる上に、入ることに因るメリットが何も無いため、ある意味罠か。 ステージ6の中部エリアは伊賀・伊勢・尾張・飛騨・信濃・甲斐・駿河・大井川と8エリアの広大なマップ。 開始位置の伊賀エリアは早速敵の忍者がお出迎え。 即死穴の多いエリアや遠景の険しい山々は伊賀越えのイメージだろうか。 伊勢エリアの遠景には注連縄で結ばれた夫婦岩の姿が見れる他に、伊勢神宮も存在。 尾張エリアの遠景には名古屋城と思われる城が見える。 飛騨エリアは六地蔵(ここでもお賽銭で1UPアイテム)が存在するほか、至る所に地蔵が点在している(*10)。 又、飛騨エリアはフロア1つ1つが広い上隣のフロアへの道がループになっている場所が存在する。本作最初の難所としてプレイヤーを苦しめた(*11)。 信濃エリアは黒姫山をジャンプで登ってゆく縦スクロールエリア。 駿河エリアの遠景には富士山が見える。そして、甲斐エリア寄りの飯屋には「ういろう」が販売されている。 大井川エリアは水場が多く非常に足場の狭いエリア。伝承の妖怪、河童が登場する。 ステージ7の関東エリアは伊豆・相模・武蔵・日本橋・江戸城の5エリア構成。 伊豆エリアはおかっぴきがサーフィンしていたりする。伊豆温泉を思わせる入浴施設もある。 相模エリアには「草加せんべい」があり、遠景には巨大に描かれた高徳院大仏が存在。 武蔵エリアには雷門。場所柄繋がりか飯屋の商品は「おでん」。 日本橋エリアに到達すると前作のメインBGMが流れるニクい演出。 ステージ8の東北エリアは上野・下野・越後・羽後・陸奥の5エリア構成。 下野エリアは険しい山々が遠景にあり、越後に向かうには縦スクロールの山越えを行う(*12)。 越後エリアは一面雪が広がる銀世界。敵には雪だるまや雪ん子が登場。飯屋には「わんこそば(4回復)」が並ぶ。 羽後エリアは立石寺を思わせる長い階段が続く縦スクロールエリア。 陸奥エリアからは殆ど敵が妖怪になる。これは恐山がある地だからだと思われる。 このステージの3D迷路は中央上端からのスタートになっている。スタート地点が左上隅以外なのはシリーズ初。 ステージ9の北海道エリアは蝦夷のみのエリア構成。 辺り一面に雪原が広がっていて家も疎ら。単純だが同じような地形が多く、迷いやすいエリア構成。 敵には前ステージに続いて雪だるまや雪ん子が出てくるほか、ステージ2に出てきた爆竹を投げる中国人がどういう訳か出てくる。 ステージ中には登別が元ネタであろう風呂屋もある。 ボスとして巨大な「ヒグマの赤丸」が登場する。 ストーリーとキャラクターを前面に出したコミカルな作風。 前作ではゴエモン1人しかプレイヤーキャラがおらず、ストーリーも「義賊ゴエモンが世直しのために旅に出る」程度でストーリー性も希薄であったが、本作では相方のエビス丸が加わってストーリーにも膨らみが生まれた他、コミカルな敵キャラも増える等して、後のコミカルテイストの片鱗が見受けられる。 ステージクリア時のゴエモンが小判を撒く演出も、偶数面ではエビス丸が小判を意地汚く拾おうとしてゴエモンにしばかれたり(*13)、二人でラインダンスを踊るなど漫才デモになっており笑わせてくれる。 和風情緒全開のノリよいBGM。 前作同様、矩形波倶楽部らしい質の高いサウンドは健在で、前作以上にコミカル且つ派手な曲調のBGMが多くなり、後のシリーズに通じるサウンドのノリを感じさせるものである。 104面(13面×8周)というボリューム故に冗長だった反省から、全10面と大きく減少して1周エンドになり、遊びやすくなった。 エリア毎に個性の異なるステージデザインになっていることもあり、冗長さも軽減している。 ボーナスキャラは、触れるとお金が手に入るようになりスコアアイテム扱いだった前作と比べて存在意義がきちんとできた。 救済処置が増えた。 前作では特に3D迷路で迷うプレイヤーが続出したが、これらの救済措置も豊富。 但し、前作で使えたマップ参照の裏技は使用できない。又、前作では方向がキャラクターグラフィックの向きによって表示されていたが、本作では東西南北の1文字で表示されるのみなので直感的に分かりにくくなっている分、難易度は上がっている。 1歩ずつボタンを押さないと進めなかった1の3D迷路と違い、押しっ放しにすればその方向に壁にぶつかるまで進めるようになり、進行が快適になった。又、今作では地図に出口の位置も表示される。但し、地図に表示されるアイテムは前作では千両箱と通行手形の区別はついていたのだが、今作では全く区別がつかなくなった。 クリア時に残りタイムに比例して小判が加算されるようになったため、意図的に金稼ぎを行う重要性が緩和された。 ミスする度に所持金が半減するペナルティも廃止されているため、ミス後の立て直しが比較的容易になった。上述の通り、ステージごとに1度だけゲームオーバー回避の機会も用意されている。 ボス戦の追加。 力士のロボット(庄屋壱号)、巨大な桃(モモザンヤ)、ゴエモン達の偽物(ブラックゴエモン&エビス丸)、巨大な熊(ヒグマの赤丸)、皿回しロボット(こて丸)、等々豊富に用意されており、大型で多彩な行動は流石はコナミである。 尚因みに、こて丸はシリーズの続編やワイワイワールド2 SOS!!パセリ城でも登場した。 アーケード版のグラディウスII -GOFERの野望-からビッグコアマークIIがからくり城3階のボス巨大核弐号としてゲスト出演している。攻撃していくと両翼の片方が動かなくなる。これは原作でコアを片方破壊した時に破壊した方が開いたまま動かなくなるのを再現したもの。 FC版グラディウスIIでお呼びがかからなかったところをからくり城の殿様にスカウトされたという設定(当時の攻略本より)。 難易度も丁度良いと言われている。もちろん専用BGMもある。 問題点 2人プレイの作りが甘い。 まず、後述の作品と違いアイテム、武器強化の招き猫や速度強化アイテムの効果が双方で共有となっている為、片方のミスだけでパワーアップ効果やアイテムを失ってしまう。又、一撃死の穴が多いエリアなどは息を合わせて動かないと画面がスクロールせず、先走った方がひっかかって落ちてしまう。 この仕様上、お互いの腕前に差があればあるほど遊びにくくなる。 更に、風呂屋では、ゴエモンは男風呂、エビス丸は女風呂に入らないと回復できず、逆の方に入るとダメージを受けてしまうのだが、2人プレイだと2人とも同じ風呂に入ることになる為、必ずどちらかがライフを減らしてしまう。因って、2人プレイでは風呂屋を利用する価値が全くと言っていいほど無い。 最大まで強化した後の武器の癖が強い。 ゴエモンの鼠花火は設置型飛び道具で、こちらの性能面に大きな問題がある。 一定時間経過後にその場で爆発(判定あり)するか、自動的に敵を追尾するのだが、追尾開始までに間が空く上にサーチ範囲が広い割に追尾距離がせいぜい3キャラ分と非常に狭いので、待ち伏せか置き逃げ以外の使い道が無い。結局はキセルより使いにくく地雷。 エビス丸の手裏剣はゴエモンの小判と異なり、やや蛇行しながら飛ぶ上に、貫通性能がある為ボーナスキャラを巻き込んでしまいやすい。 前述の通り武器レベルが共有で、パワーアップ後は使い難い鼠花火と手裏剣のセットで固定となってしまう。その影響で結局は最初から最後まで小判とかんしゃく玉になってしまう。 鎧の問題。 敵の攻撃によるダメージを8回まで無効化し、武器のパワーダウンも防いでくれるのは良いが、攻撃を受けて耐久力が減った時、その段階で新たな鎧を買っても、耐久力は上乗せされない。つまり、例えばあと3回のところで鎧を買っても、新しい鎧の耐久力はMAXの8にはならず、残り3のまま。因って、新しい鎧を買うためには、今ある鎧をわざと失わなければならない。 又、武器がパワーダウンしないという性能もゴエモンの武器を鼠花火にしてしまった場合に困ることになる。 但し、マイナスアイテム「うんち」は通常通り効果が出るのでこちらで対処が可能。また、地獄エリアにわざと行く事でも、武器が強制的に初期状態になるので対処ができる。 難易度の高さ。 救済措置は増えたため前作よりはやや易しくはなっているが、それも前作と比較しての話であり、単体で見た場合の難易度はやはり高い。 ステージ4の中国、ステージ8の東北、ステージ9の蝦夷では通行手形を売っている店が存在せず、隠し通路及び3D迷路にあるもの及びボスを倒すことに因って出現するものを手に入れるしかない。ステージ5の近畿では逆に2枚買わないと揃わない。 最終面(ステージ10)のある部屋は無限回廊となっており、出口までの道のりは一切ノーヒント。行き方を知っていなければたどり着くまで同じ様な造りの部屋をグルグルと回り続ける事になる。 前作の問題点が改善されていない。 序盤から即ミスのエリアが多い、物価が高い、後半に行くに連れてのエリア構成の複雑化や敵の攻撃の激化、3D迷路が大型かつ複雑化する点がそのまま。 前作で問題視されていたゲーム進行保存手段の欠如も相変わらず。周回の排除や隠し通路によるショートカットが増え、面数自体も大幅に減ったとはいえ、長丁場には変わりないのでこれはやはり辛い。 プレイ時間が限られている人にとって複雑な面構成は煩わしさを伴うものでもあり、プレイを投げてしまった人もいたことだろう。次のプレイではそこまで来るために最適化ルートを辿って行く作業ゲーになってしまい、幾ら良作と言っても最初から毎回同じ事の繰り返しはやはり辛い。これが本作の一番の難点と言われている。 コンティニューがあるのは良いが、セーブやパスワードの類は一切ないのが残念。 総評 前作より格段に作りこまれたステージとグラフィックに良質なBGMと単純なアクションながらも飽きさせない作りだが、前作の問題点はあまり解消されておらず、やはり好き嫌いがはっきり分かれてしまう作りではあった。 しかし、ストーリーを強く押し出しコミカルさを加えた作風や2Pプレイの導入など、後に続くゴエモンシリーズの根幹は本作で完成されたと言って良く、上記の欠点に負けないくらいの魅力を持ち得ている。 コミカルな日本全国旅巡り、ぜひ味わってみて欲しい。 余談 ファミコンだけでなく、全ハードで見ても3本しかない昭和64年発売のゲームソフトである(*14)。 昭和天皇が崩御した当日及び翌日は、それに纏わる報道特別番組に占められていた(*15)ので、小中学生などはお年玉で買ったばかりの本作をプレイして昭和~平成の変わり目を迎えたという者も多かったことだろう。 わずか1週間しかなかった昭和64年は本作の他に2日後の1月6日に発売された『スペースハリアー』のファミコン版(タカラ)、と『100万$キッド 幻の帝王編』(ソフエル)があり、この2本が文字通り「昭和最後に発売されたゲームソフト」なのだが、インターネットが普及した現在「昭和64年発売のゲームソフト」となると本作が取り上げられることが最も多い。 それというのも前者は移植でしかなく元々1985年のセガ作品。後者に関しては完全な新作だが売上本数が少なくしかも、その完成度も今一つなので、ネームバリューのあるコナミでしかもその看板キャラのタイトルということも大きい。また両者ともクレジットは「SEGA 1986 TAKARA 1988」「SOFEL 1988」と本来は昭和63(1988)年の内に発売するはずだったものが順延したのが色濃く、その点本作は「KONAMI 1989」とハナから昭和64年内に発売することを目論んでいた(*16)。 本作には副題が存在しない為、検索をかけると必ずといっていい程SFC用ソフト『がんばれゴエモン2 ~奇天烈将軍マッギネス~』が引っかかる。 「FC」「ファミコン」などのワードを加えて一致検索したいところだが、それでも「SFC」や「スーパーファミコン」の『がんばれゴエモン2 ~奇天烈将軍マッギネス~』が引っかかってしまうのがもどかしい。検索サイトによっては「-マッギネス」を追加すればいい感じになる(*17)が、それでも『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』関連が少数引っかかると思われる。 エビス丸の黒歴史 古参プレイヤーにとっては有名な話ではあるが……以下ネタバレ。 + ... 本作のエビス丸は、からくり城の城主に「へんしんからくりの術」で変身させられた女性という設定になっている。(*18) ところが次回作である『きえた黄金キセル』ではエビス丸は男性で、ゴエモンとはそちらの方で初対面だったと言う設定になっている。その後の作品も一貫して男性設定で扱われており、本作のエンディングにおける設定はなかったことにされた。 これは開発者曰く「女性設定が定着した場合、続編で新たに2Pキャラを考える必要があり、面倒だったので無かったことにした」という事で、まさかの開発者公認の黒歴史である。 一方で、『きえた黄金キセル』本編でパーティメンバー全員がへんしんからくりの術でエビス丸そっくりに変えられてしまうという展開があったり、後のシリーズでもチュチュ着用のバレリーナ姿になったり、相変わらず女湯に入らないと回復できなかったり、オカマであるシスター姿の瓜二つのキャラクター「ビスマル」が登場したりと、この設定の名残とも取れる描写も数多い。賛否両論を呼んだのは事実だが、相棒キャラとしてレギュラー化し活躍していったことを見るに、変更は妥当だったとも言える。 ちなみに、『2』における正体は、ピンク髪のヤエちゃんといった風貌であり、恐らくデザインを流用したのではないかと言われている。また、興味深いことに、総合サイトの資料館に置かれている本作の資料の中に描かれているエビス丸の正体の初期案は、ボンボン連載の漫画版のヤエちゃんに激似(というかほぼそのまんま)だったりしている(髪型もポニーテールであり、仮面で素顔を隠しているという設定だった)。 SFC版のシリーズ最終作『それ行けエビス丸 からくり迷路 消えたゴエモンの謎!!』は、本作及び外伝作『きえた黄金キセル』のパラレルストーリーに当たることがエンディングで判明する。 ゲーム内のイメージとは正反対の哀愁漂う始まり方のCM。 前作のCMは田の中勇氏のナレーションや小判を派手にバラまくゴエモンなど、とことん明るい雰囲気だったこともあってそのギャップが与えたインパクトも大きいものだった。 しかしオチはやっぱりギャグ路線である。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/9198.html
がんばれゴエモン さらわれたエビス丸 【がんばれごえもん さらわれたえびすまる】 ジャンル アクション 対応機種 ゲームボーイ メディア 2Mbit ROMカートリッジ 発売・開発元 コナミ 発売日 1991年12月25日 定価 3,689円(税別) プレイ人数 1人 配信 バーチャルコンソール【3DS】2012年6月27日/419円(税10%込) 判定 ゲームバランスが不安定 がんばれゴエモンシリーズリンク 概要 ストーリー 主要登場人物 ゲームシステム 評価点 問題点 総評 移植 概要 ゲームボーイ初となるがんばれゴエモンシリーズの一作。 基本システムはファミコン版の『からくり道中』や『2』の作風を踏襲している。 ストーリー いつも平和な江戸の外れのはぐれ町。家で昼寝をしていたゴエモンの元に、肥前国からの手紙が届く。 『私の名はヤギ・ジュウベェ。貴殿の仲間のエビス丸は我らが預かった。無事返してほしくば肥前まで来るがよい。さもなければエビス丸の命はないと思え!』 「なにー!! あの間抜けヤローが何で肥前なんかに! しかも妙なヤツらに捕まりやがって。何でオレが助けにゃならねーんだ! ったくもぉしょーがねーなーエビス丸! この貸しはでかいぜっ!」 さてさて、嫌々ながらも肥前に向かうゴエモンであった。がんばれゴエモン!! (プロローグより要約) 主要登場人物 ゴエモン:華のお江戸の伊達男で、本作の主人公。 エビス丸:ゴエモンの相棒。今回は囚われの身であるため、使うことはできない。 おみっちゃん:ゴエモンの恋人。時々お助けキャラとしてステージ中に登場し、触れたらお金がもらえる。逆に叩いたら罰金。 ヨロズヤ:和泉国の商人。ゴエモンとは何かしらの因縁があるようだが…。 ヤギ・ジュウベェ:エビス丸をさらった張本人。何やら目的があるらしいのだが…。 みこ:ステージ8において、倒れたゴエモンの代わりにプレイヤーキャラとなる少女。性能はゴエモンと同等。 ゲームシステム 見下ろし視点でゴエモンを8方向に操り、さらわれたエビス丸を助けるため、ゴエモンが全国を駆け巡る。 ステージ内で起こるイベントをこなした上で、関所などのゴール地点に到達すればステージクリア。制限時間は無い。 ステージクリア時にいわゆるパスワードコンティニューである「あいことば」が与えられる。タイトル画面で「あいことば」を選び、正しく入力できればクリアした次のステージから再開できる。 残機 ライフ制。ライフは最大9メモリで、敵に触れるか、敵の攻撃を受けるかするとライフが減る。ライフが無くなるか、水に落ちるか、炎に触れるかのいずれかでミス。残機0の状態でミスするとゲームオーバーになる。 コンティニューは無限に行えるが、再開はそのステージの最初からになり、所持金、所持品も初期化される。 十字ボタンで移動し、Aでジャンプ、Bで攻撃。敵を倒すとその場でお金が手に入る。所持金は最高9999両まで増やせる。 ジャンプすると隠し階段が出現することがある。道中で隠し部屋に入ることができる他、牢などから脱出する際には隠し階段を見つけて入る必要がある。 ステージ2~8の道中にある隠し部屋には「宝石」が隠されていることがある。全て回収するとエンディングが若干変化する。 入手した重要アイテムはセレクトボタンを押して確認することができる。 道中には招き猫かおかめが入っているひょうたんと、お金が入手できる壺が置いてある。どちらも側でジャンプすると中身が飛び出す。 招き猫は武器がキセルから飛び道具の小判になる。黒い招き猫を取ると一定時間ゴエモンの周囲を小判が飛び交うようになる。 おかめはスピードアップの効果がある。黒いおかめを取ると一定時間大幅にスピードアップする。 招き猫とおかめの効果は一度ダメージを受けると効果が切れてしまう。 道中にはヒントをもらえる民家の他、様々なお店がある。 よろず屋:ライフが無くなったときにその場で一定量回復するおにぎり、敵の飛び道具によるダメージを一定回数防ぐ三度笠、敵との接触ダメージを一定回数防ぐ鎧を売っている。下、中、上の3種類の性能があり、ステージが進むほど性能のいいものが売られるようになる。 飯屋:その場でライフを回復できる。高いものほど回復量は多い。 宿屋:30両でライフを全快できる。 銭湯:30両で入れる。男湯で湯船につかるとライフが全快するが、女湯に入ると…? サブゲーム:ステージ3以降の民家に登場。お金を増やすことができる5種類のサブゲームが遊べる。ステージによって遊べるサブゲームは決まっているが、ステージ9では全てのサブゲームが遊べる。 + サブゲーム紹介 丁半ばくち:サイコロ2個の出目の和が丁(偶数)か半(奇数)かを当てる。掛け金は10両からで、ゲーム毎に倍々に増えていく。 カブ:親である天狗との勝負。一から九までの札が2枚配られ、必要であれば3枚目を引く(親も3枚目を引くことがある)。手札の合計の一の位が9に近い方が勝ち。掛け金は10両からで、ゲーム毎に10両ずつ増えていく。 カメレース:200両必要。3匹のカメの中から1着でゴールするカメを予想する。的中すれば倍率に応じた払戻金が得られる。外れたら200両没収。 弓矢:100両必要。上から下に移動する的目がけて矢を発射する。4回の試技で得た点数に応じた賞金を獲得できる。試技ごとに上部2か所の通風孔が開くことがありその場合風が吹いて(矢印で示される)矢の軌道が変わる。全部中央に当てることができればパーフェクトボーナスとして300両得られる。 かけっこ:100両必要。スタートからゴールまで、水に落ちないように注意しながら走り抜ける。途中に黒いおかめが隠されているポイントがある。ゴールまでのタイムに応じ、最高700両の賞金が獲得できる。水に落ちたらその場で失格だが、残機は減らない。 全9ステージ構成。最初は肥前に向かうはずだったが、いつの間にか全国を一周することになる。 + ステージ紹介 ステージ1 駿河 スタートからゴールまで、必須イベントはなく一本道。基本的な操作の仕方を一通り学べる。 ステージ2 和泉 肥前に向かう船着き場に向かう途中、ヨロズヤを巡る事件に巻き込まれる。 ステージ3 肥前 海の上の小島を渡り、手紙の主、ヤギ・ジュウベェの元に乗り込む。 ステージ4 長門 このステージからボスが登場。因幡で「ひのかみ」を手に入れてボスに挑む。 ステージ5 山城 誘拐されたヤギ・ジュウベェの娘、オサキを救出すべく、迷路状のダンジョン、御所に乗り込む。 ステージ6 越後 雪国のステージ。高い年貢で私腹を肥やす悪代官のからくり屋敷に乗り込む。 ステージ7 出羽 黒幕を倒すカギを握る宝玉を求め、蝦夷地を目指す。 ステージ8 陸奥 団子の毒にやられたゴエモンに代わり、介抱した少女「みこ」がゴエモンの毒を治す薬草を入手すべく、金華山に挑む。 ステージ9 江戸 江戸城を占拠した黒幕を倒し、エビス丸を救出する。 評価点 白黒画面のゲームボーイでありながらの秀逸なグラフィック メッセージウィンドウに時折見せるゴエモンの笑顔、驚き顔、怒り顔の他、ストーリーに登場するキャラのグラフィックがよく描き込まれている。 ステージに登場する雑魚敵も浪人から役人、スリや相撲取りなど様々おり、それぞれに対してやられた時のグラフィックも用意されている。 道中、駿河国には富士山が描かれていたり、サブゲームの丁半とばくで他の客が丁半の結果で一喜一憂していたりなど、背景も細かいところまで描き込まれている。また、雪国のステージ6と7ではボーナスキャラのおみっちゃんがゆきんこの姿で登場したりなど、芸が細かい。 白黒画面でありながら、グラフィック面はむしろファミコンの『からくり道中』『2』に比べてパワーアップしていると言っていいだろう。 ファミコンの2作に比べて遊びやすくなったこと 何より、あいことばの存在が大きい。記録されるのはステージの進行状況とエンディングの分岐に関わる宝石の収集数だけだが、それでも長丁場になりやすい中で中断ができるのは嬉しい限りである。あいことば自体も「もち」「たけのこ」「たこ焼き」「おでん」「ちくわ」「すし」「ふぐ」の7種類のアイコンを4つ並べただけなので、メモも暗記もしやすい。 他にも、防御アイテムが2種類とシンプルにまとめられ、値段もそこまで高くはなくなった。また、ライフ回復のための施設も最大30両と安価である。そして関所を通るための通行手形を集める必要も無くなった。これにより、アイテム入手のための金策や探索も必要なくなり、ステージ攻略がスムーズになった。 豊富なサブゲーム 5種類のサブゲームは発売当時からすればかなり多い方である。その種類も、運だけで決まるものからプレイヤーの腕前がものを言うものまで様々。 カメレース、弓矢、かけっこはある程度の種銭が必要だが、上手くはまれば大儲けできる。ステージ攻略そっちのけで夢中になった人もいるのではないだろうか。 秀逸なBGM ファミコンの2作に負けないぐらいの和風テイスト全開のサウンドはどの曲も聴き応え抜群で、中には『からくり道中』のメインBGMのアレンジもある。ゲームボーイはイヤホンで聴くとステレオ音源になるため、さらに迫力のあるサウンドが楽しめるだろう。 さらに本作にはウラ技扱いながらサウンドモードも搭載されている。ゲームオーバーになり、コンティニュー画面でコナミコマンドを入力すればエンディング以外の全てのサウンドが試聴できる。 問題点 一部ステージの難易度の異常な高さ 特にステージ8のダンジョンである金華山では、落ちたら一発でアウトになる海の上に浮かぶ非常に狭い足場を頼りに進むことになる。その足場も一定時間ごとに出現と消滅を繰り返すものもあり、悪い足場をさらに不安定にしている。さらに、薬草を手に入れるためには海の主の好物である真珠を4個入手しなければならない。このため、攻略のためにはジャンプ中に進行方向と逆に十字ボタンを入れるとジャンプ距離が調整できる、というテクニックを駆使する必要がある。 やっとの思いでダンジョンの最奥に到達して海の主に会い、キーアイテムの薬草を入手しても、来た道を逆戻りしてゴエモンの元まで戻らなければならない。もし帰り道で海に落ちて残機を全て使い果たしたら、当然ステージ8の最初からやり直しになってしまう。 その難しさたるや、本作はもちろん、がんばれゴエモンシリーズでも一、二を争うほどで、 みこを何人も泣かせた挙げ句、 ここで投げ出してしまった人も多いことだろう。ボス戦がないとは言え、せめて海の主が出現する地点から何らかの形ですぐゴエモンの元まで戻ることができればまだ何とかなったところである。 一方、ステージ4の因幡国には触れただけで一撃即死となる炎があちこちにある。その炎に触れないように細心の注意を払いながらひのかみを探さなければならない。時には炎の上をジャンプで越さなければならないところもあるため、難易度が高い。前半の大きな壁として立ちはだかることになるだろう。 こちらはひのかみを入手した時点で炎は全て消えるので、ステージ8の鬼畜さに比べたらまだましである。 いずれのステージもバーチャルコンソール版だったら「まるごとバックアップ機能」があるので、それを上手く活用して攻略したい。それぐらい難易度が高いステージである。 残機を増やす手段が無いこと 『からくり道中』の大入り袋、『2』のさあびすちゃんに相当する1UPアイテムは無く、残機は2で固定となっている。そのため、前述のステージ4や8を大量の残機でごり押しする、という手段が封じられている。 本作では物価の安さやサブゲームの存在も相まってお金は非常に貯まりやすいので、少々高くてもいいから1UPアイテムを店売りしてほしかったところである。 ラスボスの倒し方のわかりにくさ ラスボスは7回ダメージを与えれば倒せるのだが、ゴエモンでいくら攻撃してもダメージは全く通らない。唯一ダメージを与える手段は投げてくる扇を攻撃してはね返し、ラスボスに当てることである。ただし、投げてくる扇は軌道が不規則なため、攻撃を与えるのが若干難しい。特に小判を持っているときは尚更である。 本作でのボス戦は基本的に直接攻撃するものばかりなので、ラスボスだけカウンターでダメージを与える必要がある、というのは初見ではまずわからないだろう。 グラフィックと当たり判定のずれ こちらから敵を攻撃するとき、明らかに敵のグラフィックとずれたところに攻撃の当たり判定が生じたり、逆に敵のグラフィック上にもかかわらず当たり判定が生じなかったりする場合がある。 総評 ゲームボーイというハードであるにもかかわらず、ファミコンで発売された『からくり道中』や『2』に負けないぐらいのグラフィックやサウンドは賛辞に値する。さらにパスワードコンティニュー搭載により中断もしやすくなり、ぐっと遊びやすくなったのも大きな評価点と言える。 しかし、一部ステージの難易度の異常な高さが評価を押し下げてしまっているのが非常にもったいないところだろう。残機を増やしてのごり押しが許されない点や、ステージ8で目的を果たした後のファストトラベルすら用意されていない不親切さもあるため、尚更である。 難易度の高さという大きな問題点故に万人に手放しでおすすめすることはできないものの、そんなのはものともしない、という猛者は是非とも迫力ある和風コナミサウンドを堪能しながら通しでのクリアに挑戦していただきたい。 移植 今作は1997年に発売されたオムニバスGBソフト『コナミGBコレクションVOL.2』にも収録されている。一応スーパーゲームボーイに対応しているが、タイトル選択後は終始カラーは変化しない(*1)。 また、同作の欧州版はGBCで発売されており、今作もカラー化が施されている。