約 660,373 件
https://w.atwiki.jp/touhoupuppetshow2/pages/61.html
Hさくや No.216 タイプ:はがね/ことわり 特性:しゅうちゅう(自分の命中率が1.3倍される) ガードアーマー(技を急所に受けない) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 80 75 110 75 110 80 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) おばけ/あんこく/だいち/ほのお/こころ いまひとつ(1/2) ひこう/はがね/しんとう/ことわり いまひとつ(1/4) --- こうかなし しょうき コスト:100(コスト技の威力:80) Hさくや 解説 覚える技レベルアップ タマゴ技 技マシン 解説 受けとしてはちょっぴり高めの素早さと、物理でも特殊でも受けられる堅牢さが特長の紅魔館の侍女長 もとより主役を立てるサポートが得意なさくや系の中でももっとも補助関連で出来る事が広い 味方の回復こそ出来ないものの、場の構築が非常に得意。さくや三形態で唯一天候操作とバトンタッチが可能である事から、雨パや晴れパのサポーターとしてもいい 特性は集中かガードアーマー。咲夜の世界を使う気が無いなら後者を取って安定性を強化しよう スカルプチュアはあるものの、A/C75の為攻撃能力はほとんど無い。もみじやようむを後出しされると相手が安定して積めてしまうので要注意 覚える技 レベルアップ ちびさくや Hさくや 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 1 - ナイフなげ 50 100 鋼 物理 25 5 - にらみつける - 100 幻 変化 30 9 - にどげり 40 100 夢 物理 30 14 - みやぶる - 100 理 変化 40 18 - みきり - - 夢 変化 10 23 - トリック - 100 理 変化 10 27 - マジックナイフ 25 95 理 物理 15 32 - メタルクロー 75 100 鋼 物理 20 - 1 ミラーコート - 100 心 変化 20 - 1 クイック 30 100 幻 物理 10 - 1 ヒートクロー Cost 100 獣 物理 20 - 1 カウンター - 100 夢 物理 20 - 1 れいとうパンチ 75 100 氷 物理 15 - 1 まきびし - - 地 変化 20 - 1 てっぺき - - 鋼 変化 15 - 1 つるぎのまい - - 鋼 変化 30 - 1 じこあんじ - - 理 変化 10 - 1 バトンタッチ - - 心 変化 40 - 1 さくやのせかい 40 55 氷 特殊 5 - 37 れんぞくぎり 40 90 鋼 物理 20 - 40 とびげり 85 90 夢 物理 25 - 43 つるぎのまい - - 鋼 変化 30 - 46 まきびし - - 地 変化 20 - 50 スカルプチュア 95 必中 鋼 物理 10 - 54 じこあんじ - - 理 変化 10 - 58 バトンタッチ - - 心 変化 40 - 62 さくやのせかい - 55 氷 特殊 5 タマゴ技 技 威力 命中 タイプ 分類 PP クロスポイズン 70 100 瘴 物理 20 シャドーダンス 120 100 化 物理 15 まわしげり 80 90 夢 物理 15 ハートブレイク 80 100 暗 物理 15 ねこだまし 40 100 心 物理 10 いちゃもん - 100 暗 変化 20 こおりのつぶて 40 100 氷 物理 30 技マシン 技マシン 威力 命中 タイプ 分類 PP 06 どくどく - 85 瘴 変化 10 11 にほんばれ - - 炎 変化 5 12 ちょうはつ - 100 暗 変化 20 13 れいとうビーム 90 100 氷 特殊 10 14 ふぶき 120 75 氷 特殊 5 15 ソニックブーム 80 100 鋼 特殊 10 16 ひかりのかべ - - 神 変化 30 17 みきり - - 夢 変化 10 18 あまごい - - 水 変化 5 27 おんがえし 102 100 幻 物理 20 29 マナバースト 90 100 理 特殊 10 31 かわらわり 75 100 夢 物理 15 32 かげぶんしん - - 幻 変化 15 33 リフレクター - - 夢 変化 30 37 サイコカッター 70 100 理 物理 20 42 からげんき 75 100 幻 物理 15 43 ひみつのちから 70 100 幻 特殊 20 44 ねむる - - 幻 変化 10 45 メロメロ - 100 心 変化 15 46 どろぼう 40 100 暗 物理 20 49 よこどり - 100 暗 変化 10 50 マインドボム Cost 100 心 物理 20 秘01 いあいぎり 60 必中 鋼 物理 20 秘06 いわくだき 50 100 夢 物理 20
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/1329.html
私はタブンネ。 人間のトレーナーさんといっしょに暮らしているの。 トレーナーさんはポケモンとバトルするのがお仕事なんだって。 私たちはトレーナーさんためにほかのポケモンと戦うの。 とても痛くて怖いんだけど、トレーナーさんのためにがんばってるの。 トレーナーさんは私に『えいちえすぶい』って名前をつけてくれたのよ。 私のことをわかりやすく表現した名前なんだって。 私のために考えてくれたかと思うと、自然と笑顔になっちゃう。 うれしいなぁ。 トレーナーさんは最近、お仕事をおやすみしているの。 なんでかって? それは、私がタマゴをあたためているから。 この前お見合いしたトゲチックさんとの間にできたタマゴ。 トレーナーさんの知り合いの人のポケモンだからいっしょには暮らせないんだって。 トゲチックさん、とてもたくましくて素敵だったからいっしょに暮らしたかったな。 何日かタマゴをあたためているとタマゴにヒビが入ったの。 みんなが見守る中、どんどんヒビが大きくなって…あっ! タマゴが割れてちっちゃなタブンネが生まれたの。 かわいいかわいい女の子。 チィチィ鳴いてお母さんのことを呼んでるよ。 …そっか。私、お母さんになったんだ! トレーナーさんは赤ちゃんに『えいちしーでぃーえすぶい』って名前をつけてくれたの。 私の名前に似るようにトレーナーさんが考えてくれたんだよ。 おっぱいをたくさん飲んで、赤ちゃんはすくすく育っていったの。 いまでは自分で歩き回ることもできるし、木の実だって食べれるよ。 もう赤ちゃんとはいえないね。まだまだ、ちっちゃいからチビちゃんかな。 あ、ライチュウさんが抱っこしてくれてる。ミィミィって楽しそうに笑ってる。 マリルリさんの体にのぼろうとしてる。マリルリさんは落ちないように支えてくれてるの。 エルフーンさんにぶつかっちゃった。くすぐったかったのか小さなクシャミが聞こえるね。 みんな笑ってる。みんな、チビちゃんのことが大好きなんだね。 私、とっても幸せだよ。 ある日、トレーナーさんがチビちゃんを貸してほしいって言ってきたの。大事な用事なんだって。 チビちゃんが私から離れるのは不安だけど、トレーナーさんといっしょなら安心かな。 トレーナーさんにどうぞってしたら、ありがとうって言って私の頭をなでてくれたの。 チビちゃんはしっぽをパタパタさせてよろこんでる。すっかりトレーナーさんになついてるね。 トレーナーさんはチビちゃんといっしょにお出かけしていったの。…やっぱり少し不安だな。 だって、トレーナーさん、チビちゃん以外にオニゴーリさんといっしょにお出かけしちゃったんだもん。 オニゴーリさんは悪いポケモンじゃないとは思うけど、顔は大きくて怖いし、何を考えてるかよくわからないのよね。 チビちゃんを怖がらせてないといいんだけど。 ライチュウさんたちとお話ししてたらあっという間に夕方になっちゃった。トレーナーさん遅いなぁ。 あっ! トレーナーさんの足音が聞こえる! 私は急いで玄関にお迎えに行ったの。笑顔でただいまって言うトレーナーさんの後ろには…… ものすごく不機嫌そうなオニゴーリさんと、なんだか落ち込んだ様子のチビちゃん。 チビちゃんどうしたの!? オニゴーリさんにいじめられたの!? あれからチビちゃんを抱きしめるとチビちゃんはくうくう寝息を立てて眠り始めたの。 なんだ落ち込んでたんじゃなくて疲れてただけなんだね。安心した。 トレーナーさんはチビちゃんにポケモンバトルを見学させたって教えてくれたの。 ポケモン同士が戦うの初めて見たからビックリしちゃったんだろうって。 そっか、オニゴーリさんにいじめられたわけじゃないんだね。 オニゴーリさんが不機嫌そうなのはオニゴーリさんも疲れたからなのかな? それから何日かして、トレーナーさんはお仕事を再開したの。 戦うのは嫌だったけど、トレーナーさんがお仕事をしないと私たちが生活できなくなっちゃうって言われたらしょうがないよね。 それに、私のかっこいいところをチビちゃんに見せてあげることができると思うとやる気が出てきたの。 お仕事を再開して最初のバトル。 ライチュウさんが相手の1匹目をあっという間にたおしてしまった。 すると次はカイリューさんが出てきたの。ライチュウさん大丈夫かなと思っていたら交代で私の出番がきたの。 チビちゃん見てて。お母さん、がんばっちゃうから。 痛い、痛いよ! 私が交代で出た瞬間、カイリューさんが暴れながら襲いかかってきた。 暴れまわるカイリューさんの足や尻尾が、私のからだに容赦なくたたきつけられる。 めちゃくちゃに殴られて自分の体力がどんどんなくなっていくのがわかる。 痛いよ。怖いよ。もう倒れてしまおうか。 ……チビちゃんが見てるんだから、しっかりしないと! 持っていたオボンの実を食べてなんとか気力をふりしぼる。 とにかく痛くないようにリフレクターをはろうとしたら、その前にカイリューさんが攻撃してきたの。 何もできずにカイリューさんにかみつかれ、殴られ、投げ飛ばされ、私の視界はどんどん暗くなっていく。 私まだ何もしてないよ。痛いよ。痛いよ。…助けてよ。 結局、そのバトルは負けちゃったみたい。しょうがないよね、相手が強かったんだから。 でも、チビちゃんががっかりしたような顔で私を見てるのはイヤだなぁ。 見てて! 次こそはかっこいいところを見せてあげるんだから! そのあとも何度か私の出番はあったけど、何もできなかったの。 最後にはバトルに出してもらうこともなくなっちゃった。 うぅ……チビちゃんの私を見る目が冷たい気がするよ。しかも、ライチュウさんといっしょに寝てるよ。 確かに今日のライチュウさんは大活躍だったけど、お母さんだってがんばったんだよ。 痛いのも怖いのもがまんして戦ったんだよ。 いいんだ。明日がんばればチビちゃんも私のこと見直すよね。 よし! それなら明日のために今日はもう寝ないとね。 おやすみチビちゃん。 それから何度も何度もバトルに参加したの。 だけど全然活躍できなかったの。 何度も何度も失敗して、ぜんぜん上手にできなくて、どんどんチビちゃんが私から離れて行ってるような気がするの。 体も心もズキズキするの。もうイヤだよ。 ある日、トレーナーさんが戦うのは好きって聞いてきたの。 戦うのは痛いし怖い。嫌い、もう戦いたくないって答えたの。 そしたら、もう戦わなくていいよって頭をなでながら言ってくれたの。 そっか、もう戦わなくていいんだね。 痛い思いも怖い思いもすることがないし、 かっこわるいとこ見せることもないからチビちゃんもわたしのこと好きになってくれるよ。 それから私はずっとお留守番。 みんながお仕事に行ってるあいだ、ボーっとしてみんなが帰ってくるのを待ってるの。 帰ってきたみんなはボロボロだけど、すごく充実した顔をしてる。チビちゃんもにこにこしてる。 チビちゃんが楽しそうでよかった。 でも、ご飯の時間になると、みんな浮かない表情になる。こんな空気だとご飯がおいしくないよ。 そんなことが何日か続いて、トレーナーさんから私だけ別の場所でご飯を食べるように言われたの。 あんな空気の中でご飯を食べてもおいしくないもんね。私に気を使ってくれてるのかな? うれしいんだけど、1匹で食べても楽しくないよ。みんなといっしょに食べたいな。 そしたら、バトルの反省と対策を考えるから、関係ないポケモンにはいないほうがいいって言われたの。 関係ない。その言葉がすこしチクリとしたけど、私はもう戦わないんだからしょうがないよね。 1匹でご飯を食べるようになってずいぶんと時間がたったある日。 お出かけしよう。 トレーナーさんにそう言われて久しぶりに外に出たの。 少しの間に季節はすっかり変わっていたよ。 トレーナーさんの自転車に乗せられて、知らない人のところに連れてこられた。 この人は、私が覚えてる技を忘れさせることができるらしいの。 その人が私の頭に手を置くと、どんどん技を忘れていくのがわかった。。 トレーナーさんといっしょに戦った思い出も消えていくみたいで少し悲しくなっちゃった。 家に帰るといつも1匹でご飯を食べている部屋に連れて行かれたの。 ……えっ? 今日はオボンを食べていいの!? いつもはカリカリのポケモンフーズしか食べられないからうれしいなぁ。 ……おかわりもしていいの? 今日は好きなだけ食べていいんだって。やったね。 おなかいっぱいになるまで食べるとすぐに眠くなっちゃった。 横になるとトレーナーさんが私の体をやさしくなでてくれるの。気持ちいいよ。 そういえば『サイゴノバンサン』って言ってたけどどういう意味だったんだろう? 体を揺らされて目を開けるとトレーナーさんがいたの。 部屋の中が薄暗いってことはまだお日様がのぼってないのよね。こんな時間にどうしたのかしら? トレーナーさんの後をついていくとよく知ってる場所に出たの。 ここはトレーニングルーム。実際に戦うことで私たちを鍛える場所。 どうしてこんなところに? あ! チビちゃんが向こうにいる! うわぁ、大きくなったねぇ。もう立派なタブンネだね。お母さん、嬉しいよ! 私が喜んでいるとチビちゃんが向こうで何か動いたのが見えたの。 何をして……キャアアアアッ! 何これ!? 急に体がしびれて動けなくなってしまった。チビちゃんがこれを? どうして? チビちゃんの方を見るとチビちゃんの前に大きなエネルギーがたまっているのが見えたの。 その技は… チビちゃんのはかいこうせんが何度も何度も私の体に飛んでくる。 耳は片方なくなっちゃったし、目もほとんど開けられない。 私の体はすっかりボロボロ。もう動くこともできない。 痛くて痛くて、訳が分からなくて、どんどん涙があふれてくる。 チビちゃん、なんでこんなことをするの? ママだよ。忘れちゃったの? 「トレーナーさんの言ったとおりね」 チビちゃんはそう言うと床に転がる私を見下ろしてきた。 その目は私が知ってるチビちゃんじゃなかったの。 とっても冷たくて、とっても怖い目。 そんなのチビちゃんじゃないよ。思い出してよ。みんなで楽しく遊んでたあの時を。 お願い! 「バトルでは何の役にも立たず、みんなの足を引っ張る。 役に立ってないくせにご飯だけは当たり前のように食べる。 こんな状態になっても現状を理解できないほど頭は悪い。 その上、目の前の敵に立ち向かおうともしないで命乞いをする」 チビちゃん何を言ってるの。 お願いだから、昔のかわいかったチビちゃんに戻ってよ。 お母さん、チビちゃんのこと大好きなんだよ。 「情けなくて、格好悪くて 何もできないあなたのことが 昔から…そして今も、大嫌い」 大嫌い… そっか、わたしはチビちゃんに嫌われてたんだね。 情けないから。格好悪いから。 嫌われて当然だよね。 チビちゃんは私に向かって最後のはかいこうせんを撃とうとしてる。 もうよけようとも思わないよ。 チビちゃんに嫌われちゃったら私が生きている理由はないから。 さよなら、チビちゃん… (おわり) チビちゃんは可愛いなぁ -- (名無しさん) 2013-09-07 09 18 45 しかしそんなチビちゃんも所詮は無能なタブンネである。いつの日かママンネと同じ運命を辿るとは想像もしていないだろうね -- (名無しさん) 2013-09-14 00 55 59 タブンネにしとくにはもったいない個体値だな -- (名無しさん) 2013-10-15 18 04 20 文字数制限と思ったけどひらがなでさえ理解できたらすごいクソンネがhsVとか覚えられる分けねーか -- (名無しさん) 2018-06-03 15 44 49 チビちゃんのあの性格からだと最期のときも納得して死んでいくな -- (名無しさん) 2018-06-27 21 19 43 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/3429.html
望月杏奈「杏奈がんばる」 執筆開始日時 2020/05/30 元スレURL https //wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1590844109/ 概要 望月杏奈(百合子さんから電話……?)ピッ 七尾百合子『もしもし杏奈ちゃん?』 杏奈「はい……杏奈、です……どうしたの?」 百合子『あのね……』 百合子『今日のラジオだけど、間に合わないかも』 杏奈「何か、あったの?」 百合子『目の前で踏切事故が起きて……あ、私もプロデューサーさんも怪我はないから』 杏奈「それは……運がよかったね」 百合子『うん。でも、そのせいで車も電車も完全にストップしちゃって……そっちにいつ着くかわからないみたい』 杏奈「……そうなんだ」 タグ ^望月杏奈 ^七尾百合子 まとめサイト えすえすゲー速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! ポチッとSS!! SSまとめ SSでレッツゴー SSびより SS 森きのこ! SS2chLog wiki内他頁検索用 コメディ ミリオンライブ 望月杏奈
https://w.atwiki.jp/milktea/pages/6.html
うわぁあ ギリギリ(まだ時間あるけど)更新。だはー。 明日から冬休み!楽しみでしょうがないですよ。 友達とクリスマスパーティするんですよおぉお!! プレゼント何がいいかなぁ・・・? 手ごろなのはキーホルダーか・・・?うぬぬ・・・。 クリスマスかぁ・・・。あとたったの3日でくるのかぁ・・。 部活あったらどーしようかなぁ・・・。 聖なる夜に部活とか。無理です、よ。 がんばるかぁ!
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/136.html
私はタブンネ。 人間のトレーナーさんといっしょに暮らしているの。 トレーナーさんはポケモンとバトルするのがお仕事なんだって。 私たちはトレーナーさんためにほかのポケモンと戦うの。 とても痛くて怖いんだけど、トレーナーさんのためにがんばってるの。 トレーナーさんは私に『えいちえすぶい』って名前をつけてくれたのよ。 私のことをわかりやすく表現した名前なんだって。 私のために考えてくれたかと思うと、自然と笑顔になっちゃう。 うれしいなぁ。 トレーナーさんは最近、お仕事をおやすみしているの。 なんでかって? それは、私がタマゴをあたためているから。 この前お見合いしたトゲチックさんとの間にできたタマゴ。 トレーナーさんの知り合いの人のポケモンだからいっしょには暮らせないんだって。 トゲチックさん、とてもたくましくて素敵だったからいっしょに暮らしたかったな。 何日かタマゴをあたためているとタマゴにヒビが入ったの。 みんなが見守る中、どんどんヒビが大きくなって…あっ! タマゴが割れてちっちゃなタブンネが生まれたの。 かわいいかわいい女の子。 チィチィ鳴いてお母さんのことを呼んでるよ。 …そっか。私、お母さんになったんだ! トレーナーさんは赤ちゃんに『えいちしーでぃーえすぶい』って名前をつけてくれたの。 私の名前に似るようにトレーナーさんが考えてくれたんだよ。 おっぱいをたくさん飲んで、赤ちゃんはすくすく育っていったの。 いまでは自分で歩き回ることもできるし、木の実だって食べれるよ。 もう赤ちゃんとはいえないね。まだまだ、ちっちゃいからチビちゃんかな。 あ、ライチュウさんが抱っこしてくれてる。ミィミィって楽しそうに笑ってる。 マリルリさんの体にのぼろうとしてる。マリルリさんは落ちないように支えてくれてるの。 エルフーンさんにぶつかっちゃった。くすぐったかったのか小さなクシャミが聞こえるね。 みんな笑ってる。みんな、チビちゃんのことが大好きなんだね。 私、とっても幸せだよ。 ある日、トレーナーさんがチビちゃんを貸してほしいって言ってきたの。大事な用事なんだって。 チビちゃんが私から離れるのは不安だけど、トレーナーさんといっしょなら安心かな。 トレーナーさんにどうぞってしたら、ありがとうって言って私の頭をなでてくれたの。 チビちゃんはしっぽをパタパタさせてよろこんでる。すっかりトレーナーさんになついてるね。 トレーナーさんはチビちゃんといっしょにお出かけしていったの。…やっぱり少し不安だな。 だって、トレーナーさん、チビちゃん以外にオニゴーリさんといっしょにお出かけしちゃったんだもん。 オニゴーリさんは悪いポケモンじゃないとは思うけど、顔は大きくて怖いし、何を考えてるかよくわからないのよね。 チビちゃんを怖がらせてないといいんだけど。 ライチュウさんたちとお話ししてたらあっという間に夕方になっちゃった。トレーナーさん遅いなぁ。 あっ! トレーナーさんの足音が聞こえる! 私は急いで玄関にお迎えに行ったの。笑顔でただいまって言うトレーナーさんの後ろには…… ものすごく不機嫌そうなオニゴーリさんと、なんだか落ち込んだ様子のチビちゃん。 チビちゃんどうしたの!? オニゴーリさんにいじめられたの!? あれからチビちゃんを抱きしめるとチビちゃんはくうくう寝息を立てて眠り始めたの。 なんだ落ち込んでたんじゃなくて疲れてただけなんだね。安心した。 トレーナーさんはチビちゃんにポケモンバトルを見学させたって教えてくれたの。 ポケモン同士が戦うの初めて見たからビックリしちゃったんだろうって。 そっか、オニゴーリさんにいじめられたわけじゃないんだね。 オニゴーリさんが不機嫌そうなのはオニゴーリさんも疲れたからなのかな? それから何日かして、トレーナーさんはお仕事を再開したの。 戦うのは嫌だったけど、トレーナーさんがお仕事をしないと私たちが生活できなくなっちゃうって言われたらしょうがないよね。 それに、私のかっこいいところをチビちゃんに見せてあげることができると思うとやる気が出てきたの。 お仕事を再開して最初のバトル。 ライチュウさんが相手の1匹目をあっという間にたおしてしまった。 すると次はカイリューさんが出てきたの。ライチュウさん大丈夫かなと思っていたら交代で私の出番がきたの。 チビちゃん見てて。お母さん、がんばっちゃうから。 痛い、痛いよ! 私が交代で出た瞬間、カイリューさんが暴れながら襲いかかってきた。 暴れまわるカイリューさんの足や尻尾が、私のからだに容赦なくたたきつけられる。 めちゃくちゃに殴られて自分の体力がどんどんなくなっていくのがわかる。 痛いよ。怖いよ。もう倒れてしまおうか。 ……チビちゃんが見てるんだから、しっかりしないと! 持っていたオボンの実を食べてなんとか気力をふりしぼる。 とにかく痛くないようにリフレクターをはろうとしたら、その前にカイリューさんが攻撃してきたの。 何もできずにカイリューさんにかみつかれ、殴られ、投げ飛ばされ、私の視界はどんどん暗くなっていく。 私まだ何もしてないよ。痛いよ。痛いよ。…助けてよ。 結局、そのバトルは負けちゃったみたい。しょうがないよね、相手が強かったんだから。 でも、チビちゃんががっかりしたような顔で私を見てるのはイヤだなぁ。 見てて! 次こそはかっこいいところを見せてあげるんだから! そのあとも何度か私の出番はあったけど、何もできなかったの。 最後にはバトルに出してもらうこともなくなっちゃった。 うぅ……チビちゃんの私を見る目が冷たい気がするよ。しかも、ライチュウさんといっしょに寝てるよ。 確かに今日のライチュウさんは大活躍だったけど、お母さんだってがんばったんだよ。 痛いのも怖いのもがまんして戦ったんだよ。 いいんだ。明日がんばればチビちゃんも私のこと見直すよね。 よし! それなら明日のために今日はもう寝ないとね。 おやすみチビちゃん。 それから何度も何度もバトルに参加したの。 だけど全然活躍できなかったの。 何度も何度も失敗して、ぜんぜん上手にできなくて、どんどんチビちゃんが私から離れて行ってるような気がするの。 体も心もズキズキするの。もうイヤだよ。 ある日、トレーナーさんが戦うのは好きって聞いてきたの。 戦うのは痛いし怖い。嫌い、もう戦いたくないって答えたの。 そしたら、もう戦わなくていいよって頭をなでながら言ってくれたの。 そっか、もう戦わなくていいんだね。 痛い思いも怖い思いもすることがないし、 かっこわるいとこ見せることもないからチビちゃんもわたしのこと好きになってくれるよ。 それから私はずっとお留守番。 みんながお仕事に行ってるあいだ、ボーっとしてみんなが帰ってくるのを待ってるの。 帰ってきたみんなはボロボロだけど、すごく充実した顔をしてる。チビちゃんもにこにこしてる。 チビちゃんが楽しそうでよかった。 でも、ご飯の時間になると、みんな浮かない表情になる。こんな空気だとご飯がおいしくないよ。 そんなことが何日か続いて、トレーナーさんから私だけ別の場所でご飯を食べるように言われたの。 あんな空気の中でご飯を食べてもおいしくないもんね。私に気を使ってくれてるのかな? うれしいんだけど、1匹で食べても楽しくないよ。みんなといっしょに食べたいな。 そしたら、バトルの反省と対策を考えるから、関係ないポケモンにはいないほうがいいって言われたの。 関係ない。その言葉がすこしチクリとしたけど、私はもう戦わないんだからしょうがないよね。 1匹でご飯を食べるようになってずいぶんと時間がたったある日。 お出かけしよう。 トレーナーさんにそう言われて久しぶりに外に出たの。 少しの間に季節はすっかり変わっていたよ。 トレーナーさんの自転車に乗せられて、知らない人のところに連れてこられた。 この人は、私が覚えてる技を忘れさせることができるらしいの。 その人が私の頭に手を置くと、どんどん技を忘れていくのがわかった。。 トレーナーさんといっしょに戦った思い出も消えていくみたいで少し悲しくなっちゃった。 家に帰るといつも1匹でご飯を食べている部屋に連れて行かれたの。 ……えっ? 今日はオボンを食べていいの!? いつもはカリカリのポケモンフーズしか食べられないからうれしいなぁ。 ……おかわりもしていいの? 今日は好きなだけ食べていいんだって。やったね。 おなかいっぱいになるまで食べるとすぐに眠くなっちゃった。 横になるとトレーナーさんが私の体をやさしくなでてくれるの。気持ちいいよ。 そういえば『サイゴノバンサン』って言ってたけどどういう意味だったんだろう? 体を揺らされて目を開けるとトレーナーさんがいたの。 部屋の中が薄暗いってことはまだお日様がのぼってないのよね。こんな時間にどうしたのかしら? トレーナーさんの後をついていくとよく知ってる場所に出たの。 ここはトレーニングルーム。実際に戦うことで私たちを鍛える場所。 どうしてこんなところに? あ! チビちゃんが向こうにいる! うわぁ、大きくなったねぇ。もう立派なタブンネだね。お母さん、嬉しいよ! 私が喜んでいるとチビちゃんが向こうで何か動いたのが見えたの。 何をして……キャアアアアッ! 何これ!? 急に体がしびれて動けなくなってしまった。チビちゃんがこれを? どうして? チビちゃんの方を見るとチビちゃんの前に大きなエネルギーがたまっているのが見えたの。 その技は… チビちゃんのはかいこうせんが何度も何度も私の体に飛んでくる。 耳は片方なくなっちゃったし、目もほとんど開けられない。 私の体はすっかりボロボロ。もう動くこともできない。 痛くて痛くて、訳が分からなくて、どんどん涙があふれてくる。 チビちゃん、なんでこんなことをするの? ママだよ。忘れちゃったの? 「トレーナーさんの言ったとおりね」 チビちゃんはそう言うと床に転がる私を見下ろしてきた。 その目は私が知ってるチビちゃんじゃなかったの。 とっても冷たくて、とっても怖い目。 そんなのチビちゃんじゃないよ。思い出してよ。みんなで楽しく遊んでたあの時を。 お願い! 「バトルでは何の役にも立たず、みんなの足を引っ張る。 役に立ってないくせにご飯だけは当たり前のように食べる。 こんな状態になっても現状を理解できないほど頭は悪い。 その上、目の前の敵に立ち向かおうともしないで命乞いをする」 チビちゃん何を言ってるの。 お願いだから、昔のかわいかったチビちゃんに戻ってよ。 お母さん、チビちゃんのこと大好きなんだよ。 「情けなくて、格好悪くて 何もできないあなたのことが 昔から…そして今も、大嫌い」 大嫌い… そっか、わたしはチビちゃんに嫌われてたんだね。 情けないから。格好悪いから。 嫌われて当然だよね。 チビちゃんは私に向かって最後のはかいこうせんを撃とうとしてる。 もうよけようとも思わないよ。 チビちゃんに嫌われちゃったら私が生きている理由はないから。 さよなら、チビちゃん… (おわり) 哀れなママンネだな -- (名無しさん) 2017-05-15 07 42 14 哀れだな -- (名無しさん) 2017-06-14 06 44 02 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kinoutun/pages/296.html
https://w.atwiki.jp/tamakagura_player/pages/32.html
さくや 鋼/氷 H115 A100 B85 C60 D90 S95 以下2/4修正前、新Nさくやのページ作ったので良ければそちらも参考にしてください 言わずとしれた強コダマ。分かりやすい強さを挙げるなら次の通り。 高速度からの確定凍結(S64振り前提ならS100族 能力5%up込みNさくや S105族) 凍結の効かない氷には一致鋼、炎にはメタバで大ダメージを狙える 鋼氷タイプによる多くの耐性+毒無効+天候ダメージ無効(妹紅メタバ対策がしにくい) 凍結後or有利な相手に対峙したときの交換読み継続ダメージ そこそこの攻撃力と速さと数の少ない一致氷による氷弱点狩り 手持ちにいるだけで全コダマの能力5%up 特に上3つにより対策が困難で、大抵の場合1体瀕死~2体目ダメージの損害を与えることができる。 一方さくやの弱点はどうだろうか。パッと思いつく限りでは次の通り。 炎相手には多くの場合メタバ以外にやれることがない 耐久は低くはないがそこまで高くもないので後出しして攻撃を受けるとHPが減ってメタバが使いにくくなる 能動的な攻撃性能はそれほど高くない 消費が重い BP振り 先制確定凍結のためのS64は必須 あとは氷弱点を狩ったり、相手が交換せざるを得なくなったときに交代先に負担をかけるためにA64 またはメタバや行動回数のためにH64というのもありかもしれない 相性のいい装備 妹紅カード…メタバを最大限活かす+速度が高いため瀕死状態でもそれなりに動ける 速度up装備…先制確定凍結の範囲を増やすため+速いと色々と便利 状態異常カード、魔理沙カード…相手への交代強制力が強いので、交代先に更なる負担をかけたいなら 永琳カード…麻痺をくらっても治して高速凍結できる。それだけ 対処法 ①凍結平気で補助技、継続、時間差スペル等でメタバをすかしつつ負担をかけれるコダマ(Dひな、りか等) ②凍結平気でメタバを妹紅カードで耐えて瀕死になった後でも仕事ができるコダマ(ADチルノ、Sあや、フラン系統等) ③永琳カードを持った疑似①②コダマを用意する ④消費が重いので1回引っ込んでまた出てきたときにHP削りor状態異常or装備消し等で強みのどれかを封じる これらのうち②③④は不確実あるいは大ダメージを負うことになる対処法というのもおこがましい内容だが 筆者にはこれくらいしか思いつかなかった。そんな対処のしにくさこそが強コダマたる所以なのだろう。 2/4の修正でパーフェクトメイド(メタバ)がパーフェクトスクエアに変更された。 よって炎に対する対抗手段がかなり減った(と言うか無理)のでだいぶ対策が楽になった 足りなかったり間違ってたりする内容があると思った人は修正加筆お願いします。うx
https://w.atwiki.jp/lls_ss/pages/1054.html
元スレURL ルビィ「万引きがんばるビィ」 概要 ふとした切欠で万引きの味を覚えてしまったルビィは… タグ ^黒澤ルビィ ^黒澤ダイヤ ^シリアス 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/miporin/pages/4.html
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3508.html
あの町は嫌いだった。 嫌で忘れたくて、それでもどうにもならない思い出ともいえない記憶がこびりついてるから。 毎日学校に通い、授業を受け、友達とだべり、そして帰りたくもない家に帰る。 何も新しいことなど始まらないだったのに。 朋也(……………) やたらと自然の多い場所だった。 山を迂回しての一々面倒な登校。 すべての山を切り開けば、どれだけ楽に登校できるのだろうか 直線距離を取れば、20分ぐらいは短縮できそうだった。 朋也(一日、20分……。するとそういやあの時は諦めたが一年でどのくらい、俺は時間を得することになるんだ…) 計算しながら、呆ける。 朋也(ああ、やっぱよくわかんねぇ……) 辺りに友達の姿は愚か顔見知りはいない。 本来であれば繁盛していて賑わっていてもおかしくないであろうショッピングモールがあった。 今日が休日というわけでもない。 つまりは…そんな買い物を出来るような状況ではない、ということ。 そんな閑散としたした光景を目の当たりにしても俺は焦ることなく、悠長に歩き続けた。 ……。 一度、立ち尽くす。 朋也「はぁ」 ため息と共にコンクリート固めの天井を仰ぐ。そして、視線を戻す。 視線の先には、何もなかった。強いて言うなら衣服がいっぱいあった。 特に俺は意に介さず、歩き進めようとする。 声「はぁ」 別のため息。俺のよりは小さく、短かった。 発生源である背を見ている。 そこには、俺の背でゴロゴロ言ってるなんとも惨めな女生徒がいた。 聞いた話だと同じ三年生らしい。 けれど見慣れない顔だった。当然の話だ、聞き慣れない学校の生徒だというのだから。 少し長い髪が、俺の背中で踊っている。 女の子「………」 何故だか知らんが怒った顔だった。 俺は特に衣服に興味がないから素通りしたが、こいつは違うのだろう。 こんな異例な場に置いてよくもまあそんなこと思えると逆に俺はその胆っ玉に称賛するよ。 女の子「うんうん……」 何かを自分に言い聞かせるように、目を瞑って、こくこくと頷いている。 女の子「………」 そして少女は目を見開く。 じっと、目の前に広がる衣服の山を見つめた。 女の子「おにーさんはさ、服が好きかい?」 名指しで指名される。 けど、俺に訊いているのではなかった。 一人で、誰ともなしに問いているのだ。 俺だったら、どう答えるべきなのだろうか。 女の子「ぼくはとってもとっても好きだぜ」 女の子「けどさ、たとえお気に入りの服があったところで何時までをそれを着るわけにはいかない」 女の子「なにもかもさ、変わらずにはいられないんだよ」 女の子「汚れるし、解れるし、そして流行おくれになるもんね」 女の子「たとえ高くても、お気に入りでも、安くても、杜撰でも」 女の子「変わらずには、いられないんだよ。その度にぼくは、泣きそうになる」 過去捨ててきた服を思い返しているんだろうか。 なんか泣きそうな口調で、話し続ける。はっきりいってどう対処すればいいのか困る。 女の子「それでもさ、服を一々好きできるのかなあ」 …………。 俺は思い出していた。 以前、俺は長い長い、校門へとつながる坂で、似たようなことを聞いたんだった。 尤もあっちの方が言ってることは高尚だったんだがな。 あの少女は、止まっていた。立ち止まっていた。立ち竦んでいた。けれど、前に進んだ。 ならば、この少女はどうなんだろうか。 この少女は、弱いんだろうか。……俺と同じ様に。立ち止まってしまうんだろうか。 女の子「ぼくは……」 朋也「だったら、もう一回見つければいいだけだろ」 女の子「うん……?」 少女の視線が、こちらに向く。 まるで、俺の言葉を待ってたかのように、嬉しそうに言葉を返す。 朋也「何回でも見つければいいんだよ。次の可愛い服とか、お気に入りの服とか」 朋也「というよりも服じゃなくたって嬉しいこととか、楽しいこととか、あるんだろう。なければそれも探せばいい」 朋也「おまえの楽しいことや、嬉しいことはひとつだけなのか? 違うだろ」 結局は、俺もまだ弱かったのだろう。 なにが支えになって、強くなったと錯覚していたのか。 この女の子に言うと同時に、俺自身に言い聞かせているのだ。 女の子「…………アハッ」 笑う。 そう。 何も知らなかった。何もできなかった無垢な頃。 誰にでもある。 朋也「ほら、行こうぜ」 俺は女の子を背に乗せたまま、歩く。 衣服売り場を目指して、坦々と歩き始める。 ○ 岡崎朋也は超がつくほどのお人好しだった。 岡崎朋也はどのように言っても不良だった。 反する性質。 善に位置する、一つの根源。 悪に位置する、一つの肩書。 上っ面の偽悪者。 故にこの現状を受け入れ難かった。 殺し合い。 生と生のもぎ合い。 生と死の奪い合い。 こんな現状が――――嫌で嫌でたまらなかった。 何も変わらない日常が、今では何故か恋しかった。 あんなに変わってほしかったのに。 あんなに終わってほしかったのに。 今では、この変わり果てた現実を前にしては、そんなのは戯言でしかなくて。 望んでいたがために、願ってしまったがために。 その激変を受け入れきれなくて。感情が溢れ出して。どうしようもなくて。 どうしようもなくて。 どうしようもなくて? どうしようもなくて、どうしたいんだろうか。 せっかく手に入った異常をぶち壊すのか。 三年という長い月日の間、ずっと待ち望んでいたものを、もう一度手放すのか。 その通りだ。 実際、岡崎朋也はこの異常は要らなかった。 不要。不必要。 どうにも扱いきれなくて、実感する。 夢は夢でしかない。それも悪夢。 早く目を覚ましたかった。目覚めるのが、いつものあの帰りたくもない家でいい。 そしてまた行きたくもない学校に行き、ぼんやりと過ごし、親友のいる寮へと足を運ぶ。 だから。 彼は殺し合いなんか、捨てたのだ。 現実逃避に逃げ込んだのだ。 弱さ故の、行動だった。 一度、幼き身体の少女と共に掴んだ強さは、儚げに見えた。 ○ 先に言っておくと、飯島遥光という少女は精神年齢が幼い。ついでに言うと身体的成長も乏しい。 病気とかではない。ただ単に家での環境や、根本的な遺伝子レベルの話なだけであって、深く考える必要はない。 とは言っても、彼女は既に、高校三年生。 永劫学院の三年生にして、熊本潤平と恋仲。 いや、主観的にみると確かにそうなのだろう。 両者が両者とも、恋に落ちたともっているし、愛している。 しかし客観的な事実では違う。 熊本潤平は飯島遥光を保護している。 そんな共通認識ができているのだ。 しょうがないのかもしれない。どうしようもなく釣りあうわけもないのだから。 幼すぎるが故に、それはもはやいじめの対象、そこまで言わずとも所謂“浮く存在”にまで自然と伸し上がった。 だからこそ、熊本潤平と出逢う前の彼女は直ぐ様孤立するようになる。 兎にも角にも冷たい印象のクラスだったのだ。実際は明るさも併せ持つクラスだったのだが、当時の彼女には関係がない。 遥光(………面白くないなあ) 学校生活が、相変わらずつまらないものであった。 相変わらずという継続する形を取ったのも簡単な話で中学のころからだったから。 だから、彼女は学校を転々と移動していたという経歴を持つ。 そんな典型的な虐められっ子体質。 だが、彼女は何時だって学校をやめようだなんて思わなかったし、 何時だって彼女は前向きに生きてきた。いじめに屈することなんて―――無かった。 たとえ面白くなくとも、その先に希望があると信じてやまなかった。 そんな中。 彼女は巡り逢った。 同じく孤独―――孤高を自ら貼っていた彼に。 性格の殻に悩まされていた熊本潤平に中学三年生の時に出逢った。 そして彼女は命じる。 特に出逢ったことのない人間だったけど、直感めいたものを信じて幼き彼女は、ただ言った。 子供がものをねだるかのように。 遥光「変態になってよ。そしてさぁ、ぼくだけのものになってよ」 潤平「いや意味分かんねえし」 類は友を呼ぶ。 悩まされる者たちは自然と引き合い、そして何時しか惹かれあい。 ロワイアルに参加させられるということになった。 ○ そして、岡崎朋也が飯島遥光を拾ったのは、ショッピングモールの衣服売り場。 淋しげに、怯えた感じに、隅っこで固まっていたのを見つけたのが始まりだった。 ○ 服売り場。 はあ、俺は何やってるんだろう。 早く古河や、春原と合流したいって言うのに。 なんで俺はこんな小さいガキと戯れているんだろうか。 朋也(………けど、なんか懐かしいな) 不思議だった。 今までこんなガキと遊んだ記憶なんて無かったのに。 思いとは裏腹に、懐かしかった。温かかった。 朋也(そういやさっきも………) さっきも、名簿を見たときもなんかそういう感じになったよな。 確か伊吹風子っていたっけな。その名前を見たとき、何故だか心が、チクリとした。 さながら恋に落ちたかのような……。 朋也(……バカバカしい) 本当にバカバカしい。 ありえない、名前だけ見て恋するとか俺はどれだけ情緒不安定な人間なんだ。 そう言う役柄は春原に任せるべきだ。 あいつなら女っぽい容姿してりゃあ、男でも惚れそうな勢いだからな。 朋也(さすがにそりゃないか) ていうかあったら困る。 俺が色々と危ない。せめてそういうのは柊勝平とかそんな名前の人に放り投げてほしい。 全国の柊勝平さんには申し訳ないが。 朋也(まあさすがにそんな都合よくいないだろうがな) と、ここで俺は視線を、現実へと戻す。 そうだった。 ここから、生き返らないと……それすらも叶わなくなる。 朋也(…………はあ) 心の内で溜息を吐く。 そして、目の前ではしゃいでいる女の子に目をやる。 しかしどうみても高校三年生には見えないな。 よくて中学の一年生にしか見えない。精神年齢はもっと低いだろうが。まあ春原とどっこいどっこいって感じかな。 妖怪(あんた、人がいないところでなにいってるんすかねぇ?!) なんか聞こえた気がするけど、いいや。 馬鹿(よくねえよ!) うっさい。幻聴。 本当春原の幻聴だけあるな。 金髪(金髪を馬鹿にすんなよっ! ………もういいです) なんか泣きながら立ち去る春原の幻影が見えた。 俺も疲れているのかな。 …………はあ。 遥光「みてください! おにーさん! 似合いますか!?」 そんなことを考えると、あの子がトテトテと可愛らしく走ってくる。 言われたのでみると、それは先ほどまでの制服から一変して、カジュアルなファッションだった。 うん、ファッションセンスはある。あとは素材の残念さがなければ完ぺきだったのに。 朋也「うん、似合ってる似合ってる」 遥光「投げやりですぅ! ―――うぅ、もっと可愛くなってやるぅ!」 というと、せっかく褒めてんのに制服をこっちに投げやって衣服売り場に逃げ込んだ。 ていうかもっと緊張感を持てないのだろうか。 朋也(…………いや) そこで俺は気付く。 思いのほか、自分がリラックスできていることに。 朋也(…………) 開始してしばらく俺は物にあったり、色々やってしまっていたが、今は割と落ち着いている。 あり得なかった。 朋也(…………まあ) 本当に、懐かしい。 もしも□吹□□と遊んでいたら、こんな感じになったんだろうな。 …………ん? なんだ今の記憶。 なにか、元に戻ったかのような。そんな感覚。 朋也「………はあ」 三度目のため息。 その色は、不思議と温かかった気がした。 ○ その一方の飯島遥光 遥光「うぅ…。おにーさんとはお友達になれそうなのに!」 ぼくは手当たり次第に服を手に取る。 せっかく、せっかく友達が出来そうなのに……ぼくって駄目だ。 がっかりさせちゃだめじゃんか! 服装を見せて喜ばせることすらできないなんて。 遥光「せっかく慰めてくれたのに………恩返しすらできないのかなあ………」 ぼくの声は小さく響く。 うぅ。うぅ。 隅っこで固まっていたぼくにせっかく手を差し伸べてくれたのに。 こんなぼくに。嫌われ者のぼくに。 なんの同情――――まあここにいるってこと以外の同情以外なく接してくれた稀な人なのに……。 ぼくってダメダメだ……。あぅ……。 ……潤ちゃんだったら、こういう時、どうするのかなあ。 あんなことやってて、退学にならないのは、やっぱり潤ちゃんの人徳故だと思うし、こういう悩み、無いんだろうな。 比べぼくは、人と関わったことがないから………。 正直言って、羨ましいなあ………。うぅぅ。 遥光「あ、そういえば………」 潤ちゃんのお部屋に前遊びに行った時、なんか本があったんだけど、 その時にあれの写真がいっぱいあったよね! きっと男の人はみんなあれが好きなんだよね。なにがいいのかよくわかんないんだけどさ……。うぅ。 けど恥ずかしがってちゃだめだよね。 ぼくは変わらなくっちゃ。 そうだよね、変わらずにはいられないんだよね。 ぼくも、何時までも潤ちゃんに頼ってはいけないんだよね。 そう、これはきっと神様のお告げだよ。 今まで甘えてきた、ずっと甘えてきたぼくに対する、罰だったんだ。 潤ちゃんに、パパに、ママに、お姉ちゃんに。 失うのは怖い。 ぼくは知っている。だからこそ怯えていた。 だけど、手に入れればいいもんね。見つければいいもんね。 おにーさんが教えてくれた。 ぼくにとっての幸せを、手に入れなきゃいけないんだよね。 自分から。積極的に。 うんうん、ぼくも理解できたね! またひとつ賢くなった! やったよ、潤ちゃん! 遥光「よーし、ぼくもがんばっろか!」 ぼくは一つの売り場に走った。 孤独はいや。―――知ってる。 孤高もいや。―――知ってる。 団欒がすき。―――知ってる。 親密がすき。―――知ってる。 ぼくは一人ぼっちはいやだ。 けど、一人ぼっちになっちゃう。理由も知ってる。努力だってしてきた。 たとえば牛乳たくさん飲んだりとか、早く寝たりとか。 それでも、一人ぼっちのげんいんは消えて無くならない。 いやだった。 いやだった。 にげたかった。 にげたかった。 こわかった。 こわかった。 それでもぼくは、にげなかった。 ぼくのゆいいつのトリエだから。 めげないのが、たったひとつのほこれるものだから。 でもひとは、ぼくのそのトリエがきらいらしい。 それは、みにくいらしい。いらだたせるらしい。がんばるすがたは、うざいらしい。 ぼくはこりつした。ここうではなくて、こりつした。 そんなときに、ぼくたちはであった、であってしまった。 ふしぎと、みとれちゃった。 なぜだか、なかまいしきがめばえた。 だからぼくはじゅんちゃんとであってから、ずっとたよりっぱなしだった。 いやだったから。ひとりはいやだったから。 あまえた。ねだった。きょうせいした。 でも、だめなんだよね。 だめだめだよね。 うん。まえにすすまなきゃね。ひとりで。ひとのてをかりずに。 ぼくはぼくは。 せいちょうしなきゃね。もうだれにも、めいわくはかけたくないから。 そう、そうなんだよ。 ぼくはまなんだから。 たたかうんだ、ひとりで。そしてみんなで。 遥光(まずは、おにーさんから! ぼくのみりょくでめろめろにしてやるー! ……あれ、なんかちがうかな?) ○ その後の話。 スクール水着をきて颯爽と登場した飯島遥光は岡崎朋也に怒られました。 【一日目/深夜/G-1 繁華街-ショッピングモール】 【岡崎朋也@CLANNAD】 [状態]健康 [装備] [道具]KS×1、RS(1~3) [思考] 基本:生き残る 1:みんなと合流 2:こいつ(飯島遥光)と行動 3:伊吹風子……? [備考] ※風子ルート、結婚式直後からの参戦です 【飯島遥光@オリキャラ】 [状態]健康 [装備] [道具]KS×1、RS(1~3) [思考] 基本:生き残る 1:おにーさん(岡崎朋也)と行動 2:熊本潤平と合流 【飯島遥光】 [身体的特徴]よくて中学生程度にしか見えない。髪はセミロング、艶のある黒髪 [備考] ※永劫学院三年生所属 ※熊本潤平と恋仲。ちなみに当人は覚えていないが桂馬悠木との面識あり。 ※精神的にも幼い。一生懸命になると漢字が使えなくなる。 ※親しくなるとあだ名をつけたくなる。その程度の中二病 無題――――NoTitle―――― 投下順 ばとるろわいあるのじゆーけんきゅー GAME START 岡崎朋也 [[]] GAME START 飯島遥光 [[]]