約 1,155,486 件
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/682.html
もともと、泉こなたと柊かがみは仲の良い友人であった。 だが、いつからかこなたはかがみに、よく懐くようになった。 こなたにとってかがみは、かけがえのない存在になっていた。 とある日の朝。 こなたとかがみは手を繋いで登校している。 こなたは、とても嬉しそうに笑っていて、まるで子供のようだった。 そんな様子を見て、つかさは微笑ましく思うのだった。なごむ。 学校に到着する。 こなたとかがみはクラスが違うため、ここで離れなければならない。 「かがみ…」 こなたがとても寂しそうな顔をする。 「休み時間になったら必ず行くから…それまでおとなしくしてなさいよ」 こなたの頭をなでる。 「うん…」 「じゃあね」 こなたは寂しそうにしながら、かがみの後ろ姿をずっと見ていた。 授業が始まる。 こなたは、かがみのことが恋しくて仕方なかった。 寂しくて悲しくて、涙がこぼれてくる。 「うっ……うぅ……………」 「どうしたの、こなちゃん…大丈夫?」 つかさが小さな声で聞いてくる。 「ふえっ、…ふぇぇ…………うっ、うっ………………うえ~~~~ん!!!!!」 こなたが泣き出した。 まるで突然親から引き離された子供のように泣き始めた。つかさはどうしたらいいのかとおろおろする。 「ど、どうしました?泉さん?」 「かがみに会いたいよぉ~~~!!!」 「…」 「かがみがいないと…くすん、くすん……寂しいよぉ…」 その時間、つかさとみゆきは必死にこなたをなだめていた。 つかさの用意したかがみの写真が特に効果があったようだ。 休み時間になって、かがみがB組に来た。 つかさとみゆきは、安堵した。二人はひどく疲れていた。 「かがみぃ!!」 こなたの顔がぱあっと明るくなって、かがみの方にとてとてとやってくる。 かがみに抱きついて胸にすりすりと顔を寄せる。 「かがみぃ~~会いたかったよぉ~~~~……」 かがみは苦笑しながら、こなたの背中をなでてあげる。 「ふふっ…ちゃんといい子にしてた?」 「うん!」 つかさとみゆきは苦笑した。 かがみは、手をつないであげる。 こなたは「えへへ…」と笑い、とても嬉しそうにした。 つかさとみゆきはなごんだ。 やがて、チャイムが鳴る。 「あ、ごめんねこなた。そろそろ教室に戻らなくちゃ」 手を離して教室から出ていこうとするかがみ。 「やぁ~~!!」 かがみの腕にすがりついてくるこなた。 「も、もう行かなきゃいけないの!ね?こなた、分かって…」 ぶんぶんと頭をふって嫌がるこなた。 仕方がないので、つかさとみゆきに押さえてもらって、ようやくこなたから離れることができたかがみ。 かがみが出て行こうとすると、「かがみぃ~~かがみぃ~~」と言いながら、手をのばして名前を呼ぶこなた。 「ごめんね、授業が終わったらすぐに行くからね」 次の授業でも、やはり、こなたは泣き始めた。 「うえ~んうえ~ん、かがみぃ~~~」 当然、授業にならない。 そこでつかさとみゆきは、こなたをなだめる為に、話をしたり、つかさのギャグで笑わせようとしたり、 お菓子を食べさせたり、漫画を読ませてあげたり、かがみと電話で話させたり、つかさお手製かがみん人形を抱かせたりと、尽力した。 お昼休み。 つかさとみゆきは疲労困憊でぐったりしている。 そして、お昼ご飯を食べる4人。 こなたはいつも通りチョココロネをはむはむとかじっている。 その途中でこなたの手が止まる。 こなたは指を加えて、かがみのお弁当をじーっと見ている。 「…どうしたの?こなた」 「かがみの作ったおべんと食べたい……」 「もう、しょうがないわね…じゃあ、少しだけよ」 「やったあ!」 「はい、あーんして」 「あーん」 こなたはとても嬉しそうに口を開ける。 かがみはそんなこなたの様子にクスッ、と笑い、お弁当のおかずをこなたに食べさせてあげた。 「どう?おいしい?」 「うん!とってもおいしいよ、かがみっ!」 こなたは満面の笑みで言った。 そんな光景にクラス中がなごむ。 午後の授業が始まる。 「うっ……うっ、ぐすんぐすん……ふぇえ…………ひっく、ひっく」 午後の授業になっても、やっぱりかがみが恋しくて泣いてしまうこなた。 つかさやみゆきがいくら手を尽くしても、いっこうに泣き止む気配はなかった。 「うっ、うっ…ぐすん、ひぐ……ぇうう……」 いつまでも泣きやまないこなたに黒井先生が言った。 「泉!いいかげんにしーや!!」 「ぐすん…だって……だって……かがみがいなくてさみしいんだもん……!」 「柊姉はクラスが違うんや!!無理言うなや!!!!」 「!!!……………………ふえっ、ふぇ……ふえぇ…!!!」 「びえええええええええええ!!!!!!!!!」 こなたは大泣きしだした。 クラス中の生徒から白い目で見られる黒井先生。 「かがみぃ~~!!!かがみぃ~~!!!」 こなたはひたすらかがみを呼びながら泣き続ける。 そこで、つかさはある行動をとった。 自分の髪を二つに分けてリボンでまとめる。 「ほ、ほ~ら、こなちゃん、私はかがみよぉ~~~」 「……」 涙目で見つめるこなた。 「…こなた、宿題はやってきたの!?」 「……」 涙目で見つめるこなた。 「べっ、別にこなたのためにやったんじゃないからねっ!」 「……」 涙目で見つめるこなた。 「あっはは~、パン工場~」 「……」 こなたの肩が震えはじめた。 つかさは固まっている。 仕方なさそうに、みゆきが言った。 「…かがみさんを呼んできますね」 「私がふがいないばかりに……面目ねえ……」 そんなわけで仕方なく、かがみが急遽C組から連れてこられた。 orz ←つかさ 今はこなたの席に座り、かがみは泣きやまないこなたを抱っこしてなだめている。 「くすん…くすん…」 「よしよし……もう大丈夫だからね……」 こなたはかがみにしがみついている。かがみは頭を優しくなでて抱きしめる。 「よーしよし」 泣いているこなたをあやす様子は、まるで泣く子をあやすお母さんのようだった。 クラス中がなごむ。 かがみが優しく聞く。 「もう…一体どうしたのよ…?」 「黒井先生がいぢめる…」 「!!!」 「そ う」 かがみは、頭をゆっくり…ゆっくりと持ち上げ、黒井先生の方を見る。 笑顔だった。 〈殺意の込もる〉笑顔だった。 それは誤解や~!という声は意味をなさず、 かがみは、一言も発さず、ゆらり、と立ち上がる。 その時、クラス中の誰もが思った。 今 日 が 黒 井 先 生 の 最 終 回 だ と !!! だが。奇跡は起こった。 「かがみだいすき…」 俯いてるこなたが、ぼそっと呟いた。 かがみは、こなたの席の所に戻った。 「…ありがとね。私も…大好きよ…」 こうして、黒井先生は生き長らえることができた。寿命は縮んだけど。 その後も、こなたはずっとかがみに抱きしめられていた。 「かがみぃ…」 「なあに?」 「…かがみ…あったかくて…いいにおい……」 「…眠くなっちゃったのね」 こなたの長い髪を優しくなでる。 「……うん」 こなたが弱々しく応える。 「じゃあ、お昼寝しよっか。子守唄歌ってあげるから…」 「うん…」 「ねーんねーんころーりーよー、おこーろーりーよー」 子守唄を歌うかがみ。 その優しい歌を聞きながら、こなたの瞼が少しずつ閉じられていく。 やがて、抱っこされているこなたはそのまま眠りについた。 「すう……すう………」 子供のように、かがみにしがみついて寝息をたてるこなた。 クラス中がなごむ。 黒井先生が言った。 「ふう、やっとこさ眠ったか…柊姉はもうC組に戻ってえーよ」 「え…でも、こなたが…」 「ははは、大丈夫やって!こいつ昨日も遅くまでネトゲに勤しんでたんや。授業終わるまでぐっすりや」 かがみはC組に戻っていった。 数分後、こなたが目覚めた時、B組が大変なことになったのは言うまでもない。 それから後日。 かがみは、B組に変わった。 思わぬ所で、かがみの念願が果たされたわけだ。 よかったね。 だだっ子こなたん・保護者のかがみん~お前…唇で教育が必要か?~へ続く コメントフォーム 名前 コメント GJ!!笑 -- 名無しさん (2023-05-02 00 34 49) ...よかったね。 -- 名無しさん (2023-02-13 03 12 29) 爆笑した -- ブレイブ (2012-12-25 14 34 24) 面目ねぇて 随分漢らしくなったなw -- 名無しさん (2012-12-25 07 59 46) いやはや何たるカオス…色々な壊れっぷりが素晴らしい。 -- 名無し (2010-05-31 00 38 28) この混沌とした全ての状況をなごんだ…で済ますこのクラスって、一体…。 -- 名無し (2010-04-27 18 41 47) こなたかわいいよこなた ”今 日 が 黒 井 先 生 の 最 終 回 だ と !!! ” わらっちまったヴぁ -- 名無しさん (2009-11-08 23 30 08) なごんだ・・・でOKなクラスっていったい・・・ もはやオタクこなたは陰も形もないwでもそこもいい! つかさ毎回ドンマイ。 -- 白夜 (2009-10-14 00 36 07) このこなたなら……同じクラスになれば普通に頭撫でたりできるのでは…? -- 名無しさん (2009-08-28 00 45 08) なごんだよりも、よかった。黒井先生殺されずに済んでww -- 名無しさん (2009-08-20 23 22 02) これを読むと…なんだか自分の甥っ子を思い出します…? -- 名無しさん (2009-05-05 17 59 21) なごんだにふいたww -- 名無しさん (2008-09-26 00 10 49) 私もなごんだ//// -- ハルヒ@ (2008-09-16 23 34 24) こなたいいなあー… -- 名無しさん (2008-08-14 12 40 22) 面目ねぇWWWつかさWW -- 名無しさん (2008-08-14 01 30 23) つかさの努力が健気w -- 名無しさん (2008-07-13 23 43 46) 「かがみぃ…」で萌え死んだw -- 名無しさん (2008-07-13 23 37 45) さすが!絶妙な壊れ具合w 俺の糖尿病どうしてくれるんだ -- 名無しさん (2008-07-08 23 46 00) はちゃめちゃだが、いい!! -- 名無しさん (2008-07-08 23 05 37) 面白すぎるww あなたの作品大好きだw -- 名無しさん (2008-07-08 20 27 53)
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/725.html
避難所スレ 522 :名無しさん:2008/07/29(火) 11 17 56 ID on2g.GXc こなたがかがみにじゃれて引っ付いて、かがみが「離れなさいよ!」と赤面する。 これが個人的に好きなこなかがの一場面なんだけど、みなさんはどんな展開・やりとりでニヤニヤしてる? 523 :名無しさん:2008/07/29(火) 13 03 40 ID 7V.nKBoQ かがみがこなたと感情や趣味の共有をしたいのに、そういう時に限ってつれなくて冷めてるこなたのやりとりが好き。 ラノベ関係の時とか、図書館の電気を消す場面とか、回転寿司の事とか。 こなたの隠れツンデレが垣間見えたり、かがみがデレてヘタレてる場面はにやける。 524 :名無しさん:2008/07/29(火) 17 35 08 ID XtZO1PzE そういえば、ラノベ関連だけじゃなく、かがみから積極的に話題振ってる時は冷めてるというか、現実的な物言いが多いね。 ああいうのを見ると、どうしてもこなたの素の部分はとても常識的なんじゃないかと思える。 というか、こなたってネトゲやり過ぎな以外はなかなかちゃんと女子高生してる気がしないでもなく(笑) 525 :名無しさん:2008/07/29(火) 17 58 36 ID ypzm4rfk ちゃんとどころか、そこらのリアルJKよりよっぽどしっかりしてる気がゲフゲフン 526 :名無しさん:2008/07/29(火) 18 06 36 ID mtx7JNsY こなたが常識人だということは私の中では既定事項。 そんじょそこらの女子高生よりも常識をわきまえてるし、 ふざけた振りをしながらも、物事の認識の仕方はかなりリアルで どことなく冷めてるという印象がある。 それはとても悲しいことなのだけれど、でもその中で未だ失われていない とても無邪気で純粋できれいな感情が眠っている気がして…… って分析しだしたらきりがないなあ。 うーん、こなたは奥が深い。 527 :名無しさん:2008/07/29(火) 18 26 10 ID 7V.nKBoQ かがみの方が意外とロマンチストなんじゃないかなと思う。占いとか神様とか頑なに 信じてないような言動を取るけど、結局はクラス替えの時に神頼みしちゃった辺り。 根がロマンチストだからこそ叶わなかった時が嫌で、普段は予防線張ってる感じ。 ムードに流されて歯が浮くようなセリフを吐けるのもかがみのような気がする。 528 :名無しさん:2008/07/29(火) 18 30 24 ID 2LUpCU/s 常識人はともかくそんな冷めてるかなぁ? オタクとか少し世間ずれした趣味を持ってる子には、結構ありがちな性質だと思う。 冷めてるっていうか、自分の価値観がぶれないって言うんだろうか。 あと趣味や感情の共有といえば第一話がまさにそうだよね。 ああいうやりとりを繰り返して仲良くなってんだろうなと思うと、あの気怠い会話もニヤニヤする。 529 :名無しさん:2008/07/29(火) 19 20 16 ID /W3oZ0dg 冷めてるとかじゃなくて、ある意味「達観してる」という気がする。 諦観じゃないぞ。 言ってみれば、酸いも甘いも噛み分けた、という感じ。 歳に似合わず、相当いろんなことを経験してきた感じがする。 だから、たいていのことには鷹揚に構えていられるし、 演技でもなく感情的でもない「微妙なライン」でおちゃらけることもできる。 ……なぜそう言えるかって? 四十歳間近の俺がそうだからだよ、チクショーw 俺目線でこなたの言動を見ているとすごくしっくり来るのは、そのせいかもしれないな、と思ってる。 そうじろうはその辺を踏まえて、「中身はオッサン」と言ったんじゃないか、とさえ思う。 531 :名無しさん:2008/07/29(火) 20 03 01 ID mtx7JNsY 528 冷めてるという言い方は語弊があったかな。 別に物事に熱心に取り組めないとか、何にも興味を示さない という意味じゃない。 上手く言葉にできないけど、 529氏の達観しているという 言い方が一番しっくりくるかもしれない。 みゆきさんのように知識があるとか賢いとかではなく、 年不相応に自分のことを、まるで世の中を高いところから俯瞰 するかのように見ているところがあるといか。 そう思うようになったのも、これまでに読んできたSSが大きな 影響を与えているのかな。 532 :名無しさん:2008/07/29(火) 20 29 21 ID 2Mv.8QZk おお、避難所スレが賑わってる ! いろいろな人たちのこなた像が聞けて勉強になったな ! 私もこなたは表面上はともかく、一歩引いて物事を見てる気がする かがみは双子の妹がロマンチストっぽいし、姉という役割を演じ続けてきた 人格形成過程があるから素直に認めないだろうけど、根は妹と同じくロマン チストっぽい気がする 付き合い始めたら、かがみはこなたに甘えまくりかもw 533 :名無しさん:2008/07/29(火) 20 38 55 ID t3zQU50s よく言われてるけど、こなたはスポーツ万能で料理も出来てオタクで空気読めて貧乳はステータスで 頭も悪いわけじゃなく面倒見が良いという超高性能なんだよな そのうえ性格もおおらかで、かがみと相性がいいときている。パーフェクトじゃないか! 534 :名無しさん:2008/07/29(火) 21 10 05 ID 2VgoSa5A まさにかがみの嫁として打って付け、という事ですね、わかります。 535 :名無しさん:2008/07/29(火) 21 58 26 ID 7V.nKBoQ 外ではキリッとバリバリ働き、家ではデレデレのヘタレ亭主かがみと オタク趣味は相変わらずだけど家事をしっかりやって癒してくれる嫁こなた。 理想的だなぁ。 536 :名無しさん:2008/07/29(火) 22 21 37 ID 2Mv.8QZk なんていうか、こなかがって完璧な相互共存関係なんだよな こなかが好きの人たちは、本能的に二人の支え支えられ関係を嗅ぎ取って 「この二人はベストカップルだ !」と直感的に認定している気がする 537 :名無しさん:2008/07/29(火) 22 36 44 ID iL4GG1Ew 確かにSSを書くときなどに、2人の内面を考えれば考えるほど、 お互いがお互いを必要としているっていうのが感じられるんですよね・・・。 それを考えると、この2人はお互い惹かれあってしまうのは当然のことなんだと思います。 こなかがサイコー! 本スレ(23) 680 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/07/30(水) 09 06 40 ID V/ARfR2E 少し下世話な話だけどこなたってあんまり自慰とかしなさそうだ。 エロゲとかギャルゲの話をするけど、どうも性欲が薄いタイプのように思えるんだよね。 手を繋いだり軽くキスしたりして仲良くじゃれあえれば満たされそうというか それだけでいっぱいいっぱいというか 681 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/07/30(水) 10 28 36 ID 8V4kcEsb このスレでも、こなたって現実の性欲無いんじゃないの? とか無性愛じゃないの? といった説は何回か出てるけど、 エロパロ板の方で、こなたがアセクシュアルって設定のSS来てるよ。 682 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/07/30(水) 10 40 06 ID yXJU+7rf 680 681 おまいら表現が即物的杉 心の触れ合いだけで満たされるとか、もうちょっと言い方あるだろw 683 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/07/30(水) 10 54 20 ID V/ARfR2E いや、いい表現が思いつかなくて。 こなたは意外とプラトニック重視なんじゃないかってことを言いたかったんだ。 性欲ないってわけじゃくて、あんまりがつがつぜず淡白みたいな感じ。 もしくは、あのかがこな相視点シリーズみたいに性的に幼くて怖がってるような。 684 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/07/30(水) 11 16 36 ID dj3L7bmN こなたは淡白というか、単に初心ってイメージがあるかなー 外見もそうだけど、中身も子供っぽかったり案外無邪気な面もあるし、 エロゲとかで知識はあるんだけど、精神的にはまだ幼い、という感じかな 685 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/07/30(水) 11 28 57 ID Ez9NCLdN 避難所スレと全く逆の考察になってるのがおもしろいよな。 あちらじゃ、「こなたは達観してる」、という意見があった。 それに個人的見解を加えると、「老成」なのかもしれん、とオモタ。 性欲と愛情すら、切り離してるかもしれない。 肉体の繋がりは薄くても(なくても)、お互いを思う気持ちがあればそれで満足、みたいな感じ? 恋に恋する、とかはとうに卒業して、本当の意味での愛情に目覚めた、というか。 お年寄り夫婦の夫婦愛みたいな…… 686 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/07/30(水) 11 57 59 ID zQYNrnbO 二極化するのは、ある意味では必然じゃないかな? 外側から見たこなたの恋愛観や性指向及び嗜好みたいなものは、大体皆同じに捉える。 でも、その理由を「精神的な思春期の到来が遅れているだけ」と見るか、「Aセクかそれに準じる性的情動の薄さ、または純愛思考」と見るか。 前者であればよくある事だし、後者はちょっとマイナーな理由と言える。 こうした症状(というには語弊があるけど)を見せる理由にPTSDや家庭不和、人間嫌いなども挙げられるけど、これらは本編からあり得ない。 というか、あったらやってられないので、必然的に除外されるわけで。 で、原因をどっちにあるかと捉えるのは、こなたにどうあって欲しいのかを望む視聴者次第なのかなぁと…… 687 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/07/30(水) 12 25 31 ID gQCLH/RQ 人の精神構造は複雑だから、達観している事と幼い一面は両立できるのでは。 大人なんだけど、子供っぽい一面も持っている人っているじゃん。その逆も然り。 その二面性・多面性こそこなたの魅力の一つではないかと。 セクシャリティだって一つのグループの中に色んな人がいるもんだしね。そう考えてみるとこなたの構造は複雑で面白いな。 つか、こなたが淡白だというのは度々語られているが、かがみは……おっと誰か来たようだ。 688 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/07/30(水) 12 54 01 ID 3JA2Khfy 687 ハゲド。そして俺は、その二面性こそがこなたの魅力だと思ってる。 そして、そんなこなたに振り回される、「少しマジメでカタブツな普通の女子高生」であるかがみ、 という対比が面白いなあと思ってるんだが。 コメントフォーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kagamin_bocchi/pages/132.html
大学生になって友達の出来なかったかがみだが、捨てられていた小犬を拾ってアパートで飼っている。 かがみは、まるで親友 泉こなたの生き写しのようなこの犬に、"こなた"という名前をつけた。 第1話「ぼっちのかがみ様は危険がいっぱいなの?」 私の名前は木冬かがみ、23歳の大学生。 最近アパートにひきこもりすぎて、とうとうアタマがおかしくなったのだろうか・・・。 私が飼っている元捨て犬のこなた(通称:こな犬)が突然言葉をしゃべりだしたのだ。 かがみ「ウヒィ! こ・・こなた(犬の名前)がしゃべってる・・・」 こな犬「かがみんやー、驚かないで聞いて欲しいわん。世界的悪の組織、SOS団の魔の手が迫っているんだわん。 君はこれから魔法少女マジカルかがみんに変身し、悪の野望を打ち滅ぼすんだわん。これは埼玉県内の大学生で最も孤立しているぼっち、 つまり君にしか出来ない任務なんだわん(≡ω≡.U)」 かがみ「誰がぼっちだ!」 こな犬「大学では誰とも会話せず授業そっちのけでラノベを読み、飲み会に誘われたのは入学当初の2回だけ、 お昼休みは大学の人たちから独りでいると思われるのが怖くていつも便所飯の君には、 スペシャルぼっちパワーが宿っているわん。そのカでどうか・・・ぐぇっ(≡ω≡.U)」 かがみはこな犬の首ねっこをつかんで、ぐりぐりと殴りつけた。 かがみ「このっ、このっ・・・」 こな犬「い、痛い痛い・・・とりあえず話を聞くんだわん・・・っていうか、聞いて下さい。 世界的悪のSOS団、やつらはこの糟日部市を侵略しようと狙っているんだわん(≡ω≡.U)」 かがみ「糟日部市を・・・!!?って、えらくピンポイントな世界的悪の組織ね・・・」 こな犬「現在やつらは日本の地方都市から徐々に勢力を拡大しつつあるんだわん。既に函館、金沢、倉敷、別府はやつらの 手に落ちてしまったわん・・・このままでは地球が大ピンチだわん(≡ω≡.U)」 かがみ(なんて事、こなたと行ってみたいところばかりだわ・・・もちろん人間の方のね) かがみ「でもあたし、もう魔法少女なんてトシじゃないし・・・」 こな犬「ダイジョーブ!そういうニーズもあるんだわん!(≡ω≡.U)」 かがみ(なんか懐かしい気がするけど、ムカつく言い方ね・・・) こな犬はまるで人間がその動作をとるかのように、まかせよ!とばかりに、ポンっと自分の胸を叩いた。 こな犬「この魔法のステッキ"らき☆すたーりんぐいんふぇるの"を使えば、かがみのスペシャルぼっちパワーを∞に開放し、 魔法少女マジカルかがみんに大変身だわん!なのはちゃんみたいになれるわんよ!!?(≡ω≡.U)」 かがみは動揺した。百万歩ゆずって仮にこな犬の話を信用するにしても、自分などに悪の組織とたった一人で立ち向かえるわけがない。 どう考えてみてもムリだ。かがみは洋服の袖をまくって、包帯が巻かれている左腕を見せた。 かがみ「あのね、あたしは今、大ケガしてるの!だから、そんなステッキなんか振れるわけないわ。見てよ、この利き腕の左手首の傷を・・・」 こな犬(なんとイタイタしいリストカットの痕・・・。この女の子を選んだ僕の目にやっぱり狂いはなかったようだわん。 間違いなく彼女こそ最高の逸材・・・。(≡ω≡.U)) かがみ「ね? あたしにはムリなのよ、わかった? これからあたしはアキバまで志方さんのCDを買いに行くから、お留守番よろしくね、こなた(犬の名前)」 ちゅどーん! その時、部屋の窓の外から大きな爆発音とともに市街地から火の手が上がったのが見えた。敵だ!敵の侵略が始まったのだ。 こな犬「ああっ!! もう話をしている時間なんて無いわん・・・。かがみが今ここで闘わないと、この糟日部の街は、死の街となりはてぬ・・・・(≡ω≡.U)」 かがみ「うっ・・・わかったわよ。やればいいんでしょっ!やれば~」 *ちなみに変身ポーズやら変身の呪文などがSSでどう書いたらいいのかよくわからないので読者諸氏のご想像に省略である。 戦闘シーンも似たような理由で簡略化。 マジカルかがみんの魔法カは敵を圧倒した。やはり潜在的に強力なスペシャルぼっちパワーを秘めているのだろう。 敵の下っぱ戦闘員が次々と逃げ出していく。 SOS団戦闘員A「おのれこいつただものじゃないぞ。悪の首領・ハルヒさまに報告だっ」 SOS団戦闘員B「ちっ、今日はこのくらいにしといたるわっ」 SOS団戦闘員C「次に会うときまでにオマエの戒名を用意しとけ」 かがみ「は~・・・暴れてスカッとしたわ!魔法って最高ね~。 決めた。あたし、これからも魔法少女になるわッ。よろしくね!こなた」 こな犬「それどころじゃないわん・・・糟日部の街が大変な事にッ・・・あわわわ(≡ω≡.U)」 かがみんの放った魔砲はビルやマンションを貫き、住宅をことごとくなぎ払い、工場が何件か爆発した。 糟日部の街は、死の街となりはてた・・・。 がんばれ、かがみん! 糟日部の平和を守るんだ。SOS団との闘いは今、始まったばかりだぞ。 次回もまた見てね。 スレに投稿するまでもない第2話「かが迷惑!リア充だらけのキャンパスライフ!」 私の名前は木冬かがみ、天才魔法少女の私にはマジカル頭脳パワーが宿っているのよ。 こな犬「それを言うならスペシャルぼっちパワーの間違いだこな・・・。スペシャルぼっちパワーというのは、やたらノリが悪くて、服装がヤバイ、 おまけにKY(空気が読めない)という三拍子そろった、つまり今のかがみんの様な孤立したぼっち大学生に秘められた潜在能力の事で、ぐえっ・・・(≡ω≡.U)」 かがみ「むぎゅうっ」 こな犬「げほgふぇほえほ・・・く、苦しいこな!背後からツインテールで首を絞めないで欲しいこな(≡ω≡.U)」 かがみ「そういえばあんた、いつの間にかセリフの語尾が変わったこな~」 こな犬「こな~・・・!マネしないでっ(≡ω≡.U)」 かがみ「それはそうと、前回はあたしの大活躍で悪のSOS団を追い払ったのよ!ちょっとはあたしを褒め称えなさいよね~」 こな犬「大活躍じゃないこな!危うく糟日部の街が消滅するところだったこな(≡ω≡.U)」 かがみ「うーん、もともと何にもない場所だったからねぇ」 こな犬「確かに・・・い、いや、それだけは正義の味方として、言ってはいけない気がするこな・・・とりあえずかがみんや~、 次からはもう少し正義の味方としての節度ある行動を・・・(≡ω≡.U)」 かがみ「あーはいはい。今、ニコニコのこなかが動画に夢中だから後でね~」 こな犬「・・・・・・(≡ω≡.U)」 時計は午後1時半を指していた。 こな犬「かがみん。そろそろ制服から私服へと着替えないと、また大学に遅刻するこなよ(≡ω≡.U)」 今、かがみは薄暗いアパートの部屋の中で、高校時代の制服姿のままパソコンに向かっている。 大学生になってからもかがみは大好きだった陵桜学園高校時代の制服を着ては昔を思い出しているのだ。 かがみ「はーい、はいはい」 生返事をしつつ、制服を丁寧にハンガーにかけてクローゼットにしまった。 こな犬(23歳にもなって、自分から好んでセーラー服を着てくれる女の子はなかなかいないわん。彼女を魔法少女に選んだ僕の選択は正しかったわん・・・(≡ω≡.U)) かがみ「じゃあ、一応4時限の出席だけとって来るから・・・お留守番お願いね、こなた(犬の名前)」 こな犬「いってらっしゃいこな~!(≡ω≡.U)」 結局今日のかがみはついついニコニコ動画に夢中になってしまい、四限目のミクロ経済学の授業からの遅い登校になった。 もう弁護士の夢なんかもうとっくに挫折しているのだし、魔法少女という世にも珍しい就職先(?)を手に入れている今、この際大学なんか 何年留年しても構わないといった心境に達しつつある。そんな投げやりなことを考えつつ、かがみは授業の行われる講義室乙に入るなり、絶句ッ・・・。 講義室の中はいつもは閑散としているのに今日はリア充そうな学生でいっぱいだった。 どこを見渡しても幸せいっぱいのリア充・・・。リア充の山。 かがみ「い、息苦しい・・・これじゃどこにも座れないじゃないのよ・・・何なの!!?何なのよ・・・・」 古今東西、ヒーローにも弱点はつきものだ。ぼっちかがみの場合、リア充に囲まれて授業を受けてはいけない。それではとても精神カが持たない。 出席を取ることも出来ずにかがみが慌てて構内から逃げ出したところ、学ラン姿の怪人が学生を追い掛け回して毒電波を飛ばして襲っているのが見えた。 本日の敵『怪人 谷口』登場。 谷口「どうも!白石みの・・・谷口です。うははははは!この大学の学生をマインドコントロールしてリア充だらけにしてやる。 意欲と活気に溢れた優秀な学生を大勢増やして、卒業した後は更に洗脳を強化して悪のSOS団員に無理やり就職させてやる。 そうすれば、糟日部征服などあっという間に果たしてくれるわぁ!」 かがみ「すべてそういう事だったのね。キャンパスをリア充だらけにするだなんて、なんて残酷なマネを。ぼっちはただでさえ大学生活自体が苦痛だというのに・・・」 さぁ、スーパーヒロインに変身だ!悪を蹴散らして正義を示すのだ。 かがみんはらき☆すたーりんぐいんふぇるの(魔法のステッキ、普段は13センチくらいのサイズで携行に便利なのだ!)をかばんから取り出し、変身のポーズをとった。 かがみ「マジカル参上XYZ!マジカルかがみんは今日はとってもご機嫌ななめだわ!悪魔はとっとと地獄へ帰りなさい!」 谷口「ははは!現れたな!マジカルかがみんよ!この前の恨み!HAHAHA晴らしちゃる~(音符」 そのとき、かがみのケータイの着信音が鳴り響いた。 かがみ「ん?メールだ・・・。つかさとお父さんから?・・・なになに・・・んんん!?」 谷口「どうした?戦わないのか!マジカルかがみんよ」 かがみ「あんた、ちょっと一緒にうちまで来てくれない?」 谷口「????」 かがみは怪人谷口を連れて鷲宮町の実家へと向かった。 夕方5時。鷲宮神社の境内の隅っこにあるかがみんの実家。 今日は、つかさが専門学校で知り合って出来た彼氏のりゅうじくんを連れて来ている。 先ほどのかがみのケータイに着たメールの内容は、今日は初めてつかさに出来た彼氏、りゅうじくんが遊びに来るから、家族みんなで夕飯を食べようというものだった。 つかさとりゅうじくんは二人きりで、リビングで仲良さげにくつろいでいた。つかさは編み物をしながらりゅうじとCSでやってる洋画を見ていた。 つかさは料理も編み物も大得意。今編んでいるのは、りゅうじにプレゼントするマフラーだろうか。 その光景をかがみと谷口はリビングの引き戸の隙間から、こっそり覗いている。 つかさ「りゅうじくん、もうすぐ完成するからね」 りゅうじ「やっぱつかさ、編み物上手いじゃん。出来上がりがスゲー楽しみになってきた」 かがみ「つかさの奴・・・妹のくせに・・・あなくちおしや・・・・。あ、そうだ!いいこと思いついた! 白石、あとで完成品のあのマフラーを股間に巻いて皆の前に出てきなさい!」 谷口「えぇっ、それはいくら何でもマズくないですか?」 かがみ「やるといったらやるのよ!これはサプライズなのよ。びっくりイベントを起こして、つかさを驚かせるの!出来るわよね?」 谷口「まあ、汚れ芸人としてはやれなくもないですが・・・」 午後7時。今日の夕飯のメニューはすき焼きだった。 ただお、みき、いのり、まつり、かがみ、つかさ・・・家族全員が集まり、そしてお客さんのりゅうじが木冬家の食卓についた。 ただお「りゅうじくん、たくさん食べていきなさい」 りゅうじ「ありがとうございます」 みき「つかさが彼氏を連れてくるなんて、母さん感激だわ」 しばらく家族たちからりゅうじへの質問タイムが続いたが、ずっとかがみは無言で肉をほおばった。 かがみはつかさが自分より先に恋人ができたことを憎憎しく思う感情と共に、谷口と共に仕掛けた悪の企みにちょっぴり罪悪感が芽生えてきた。 りゅうじ「ところで、かがみさんは司法試験を目指してらっしゃるんですよね、すごいっす。尊敬するなー」 かがみ「え・・・まあ、別に尊敬だなんてっ、それほどのことじゃないですから・・・(ああそっか、とっくの昔に挫折したなんて家族は誰も知らないのよね・・・)」 つかさ「お姉ちゃん!どうしたの?さっきから渋い顔しちゃって」 かがみ「え・・・いやぁ、何でもないのよ。あはは・・・」 かがみ(つかさ、悪いけどそろそろぶち壊しにさせてもらうわ。これであんたもお終いね・・・) つかさ「えへへ・・・今日はお姉ちゃんにプレゼントがあるんだよぉ。私の部屋にあるからちょっと持ってくるね」 かがみ「え・・・?プレゼント・・・・まさか・・・」 かがみ(ヤバい・・・・・・・?) つかさは立ち上がり、廊下へつながる引き戸を開けた。そこへ予定通り上半身裸の怪人谷口が乱入。 一同呆然。引きまくる家族たち。つかさは突然の変質者の出現に驚いて、しりもちをついた。 谷口「あぱらぱーー!どうだ、赤フン魔人参上だぞぉ!ハァ~すっぽんすっぽんすっぽん・・・」 つかさ「え・・・白石君? 何なの、どうしてなの?・・・ひどいよ。その赤いマフラー、大好きなお姉ちゃんにあげようと思ってたのに・・・、 りゅうじくんにも本を見ながらデザインとか選んでもらって、せっかく苦労して作ったのに・・・」 つかさはぽろぽろ泣き出した。 かがみ(まずい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!) 谷口「うわーもうっ・・・ほらやっぱり言ったじゃないですか!かがみさんがあんな提案するから、つかささんが泣き出して、大変なことになっちゃったじゃないですか!」 つかさ「え、お姉ちゃん・・・?」 かがみ「ち、違うわよ。あたしとこの変態は何の関係も・・・」 つかさ「お姉ちゃん最低!」 かがみ「あぁぁっ・・・待ってつかさぁぁぁ!!!!」 りゅうじ「・・・・・・・・。」 つかさは二階の自分の部屋に篭ったきり、かがみが何度呼びかけても返事をしてくれなかった。 すっかり食事会どころではなくなり、りゅうじくんには帰ってもらうことになった。かがみは何も言えずに、ただただりゅうじくんに頭を下げるしか出来なかった・・・。 その後は気がつくと、かがみと白石は共に居酒屋でやけ酒をかっくらっていた。 谷口「ハァ・・・・。僕達いったい今日は何をやってたんでしょうね」 かがみ「うるさいわね・・・。ここ割り勘にしてあげるからもっと遠慮しないでガンガンあんたも飲みなさいよね」 谷口「ええっ・・・、もうカンベンしてくださいよぉ。怪人の仕事なんて給料安いし、それに明日ココイチのバイトの予定が朝から入ってんですから・・・」 かがみ「うるさい!飲め!」 今日は最愛の妹が彼氏を連れて来て、家族紹介をして、みんなで一緒に食事をして大切な記念日になるはずだった。 それなのにかがみは、好きでもない男(怪人)と朝までお酒を飲んで過ごしたのだった。 第二話、終わり。 次回も見て、見て、見てね!今回はよっぱらって書きました。後悔はしてない。
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/356.html
696 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/01/29(火) 10 13 52 MHzfXUn6 ちょwwwwどんだけwwwww 柊かがみの指名手配書 http //usokomaker.com/wanted/?a=Maker oo=%C9%A2%A4%AB%A4%AC%A4%DF 697 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/01/29(火) 10 22 30 D5Wt9Peq 696 ぶは、またktkrww 苗字と名前の間に半角スペースや全角スペースなんて入れてはいけないぞ!! 698 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/01/29(火) 10 41 41 YiebLyeE http //usokomaker.com/wanted/?a=Maker oo=%C0%F4%A4%B3%A4%CA%A4%BF こなただと http //usokomaker.com/nenga/?a=Maker oo=%C0%F4%A4%B3%A4%CA%A4%BF oo2=%C9%A2%A4%AB%A4%AC%A4%DF 699 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/01/29(火) 10 42 34 O4+Lmk64 こなたでやると・・・さらに氏名の間にスペースを入れると・・・
https://w.atwiki.jp/ryouohgakuen/pages/13.html
柊 かがみがメインのお話です 「ううん、そんなことない。…あんたが、いい」 無題(かがみ) <1レスもの> 作者:1-900氏 かがみSSなのに大長編 作者:1-196氏 かがみんあふたー。 作者:1-614氏 伝わる熱・かがみのお見舞い 作者:2-14氏 無題(かがみ)2 作者:2-71氏 風邪、移されてもいい? 作者:そらる氏 愛してるを貴方に 作者:2-191氏 無題(かがみ)3 (鬱展開有) 作者:2-358氏 カガミノウラガワ 作者: 陽影 ◆e0AGrqamv. 氏 屋上 作者:1-668氏 踏み出す一歩 作者:2-837氏 concealed love作者:2438氏 concealed love another side story(↑の番外編 )作者:2438氏
https://w.atwiki.jp/kagamin_bocchi/pages/70.html
byらきすた厨(京都府) 「はぁ……」 近頃ため息ばかり付いているような気がする。思い返せば家族と離れて一人暮らしを始め、3年の月日が流れた。大学に入学した当初は友達なんてすぐ出来るだろうと気楽に構え、積極的に友達をつくろうとはしなかった。 しかし、私は元来の性格から少し近寄りがたく見られてしまうのか、あまり人から話しかけられることはない。こんな私が待っていても友達なんて出来ないのは当然だ。 それでも当時は、まだこなた達と電話やメールのやり取りは活発にしていたし、焦る必要は無いと楽観していた。今思うと、これが間違いだった。 皆、新生活で新しい人間関係を築いていった。そして、少しずつ疎遠になっていった。新生活を謳歌している彼女らが私には眩しかったのだろう。今では完全に一人ぼっちになってしまった。 勉強をしようにも身が入らず、ただ空虚に日々を過ごしている。 1年ほど前から夢を見るのだ。夢の中には、こなたやつかさ、みゆきが居る。日下部や峰岸も居る。 昨日の夢はただ皆とお喋りをしているだけの夢。それでも、現実より何倍も、何十倍も楽しかった。 「昨日もネトゲで徹夜して眠くってさー」 「お姉ちゃーん、ここの問題教えてー?」 「また虫歯ができてしまいました……」 「おーい、柊ぃ。宿題見せてくれよぉ~」 「柊ちゃん、クッキー焼いたよー」 他愛も無いお喋りがこんなに楽しいものだとは思わなかった。 「今日も良い夢が見られるといいな……」 まだ午後10時。大学生ならば当然皆起きているような時間だ。それでも私は布団に入る。 半年ほど前から、睡眠薬を使って無理にでも眠ろうとしている。布団に入ったまま眠れない時間が続くと、つい色々と嫌なことを考えてしまうからだ。 「おやすみ、こなた」 と、居もしない人物にあいさつをした。 そして私のまぶたが落ち、意識が遠のいていった。 「時代はチアだよ!おふたりさん」 「ゆーちゃんが皆で一つのことをやり遂げたいって凄く一生懸命でさー」 「あれだけ嫌がってたのになんかこう…… 一番熱心でいらっしゃいますね……?」 「こんな風に皆さんと何かを出来るチャンスに恵まれて、嬉しいデス!」 「お祭りを準備をしているときが一番楽しいと言いますしね」 ジリジリジリ、ジリジリジリ、ジリジリジリ・・・ いつものように目覚まし時計の音で目が覚める。 今日の夢は桜藤祭で踊ったチアダンスの準備をしていたときの夢だった。 みゆきがお祭りは準備が楽しいと言ったのは今でも鮮明に覚えている。高校生や大学生のモラトリアムの期間は、言わば人生の準備期間。今私が空虚に過ごしている期間が、本来ならば人生で一番楽しいのかもしれない。 「最近ネガティブなことばっかり考えてるわね。気を付けなくちゃ」 そう自分に言い聞かせる。昨日が夏休み最終日。今日からまた学校に行かなければならない。 「いってきます」 もちろん返事は返ってこない。憂鬱な気分で私は学校へ向かった。 夕方、どこかに遊びに行くことも無く、一人帰宅する。そのまま私はベッドへと倒れこんだ。 今までは切り替えが出来ていたはずなのに、今日はネガティブな思考がずっと頭の中をグルグルとまわっている。 「今まで何とか耐えてきたのに。どうして今になって。もう耐えられないわよ、こんなの……」 今まで抑えてきたものがここにきて決壊した。自然と涙が溢れる。1時間ほど泣き続け、泣き疲れた頃には眠ってしまった。 「おーい、かがみぃ~」 「お姉ちゃーん」 「かがみさーん」 「柊ぃ」 「柊ちゃーん」 はっと目が覚めた。時計の針は午後9時を指している。帰ってきた頃に部屋を照らしていた西日はもうとっくに姿を隠してしまった。 夢の内容は思い出せなかったが、とても暖かいものだった気がする。 ふと睡眠薬が目に留まった。まだ20錠以上残っている。 「これ、全部飲めばずっと皆と一緒に居られるのかな」 永遠の夢の世界で、皆と終わらない日々を過ごす。 ずっと同じ日々の繰り返し。 皆とずっと一緒。何て甘美な響きなんだろう。 一錠一錠、丁寧に取り出していく。 「あぁ、そうだ。水も必要よね」 コップに水を汲み、睡眠薬を手に取った。 不意に水面に自分の顔が映る。泣きつかれて目元が真っ赤になっている。 「ひどい顔ね」 と、私は自嘲気味に笑った。 「こなた、つかさ、みゆき。皆。ずっと一緒にいようね」 そう呟き、いざ飲もうとした瞬間、携帯の着信メロディーが流れた。 「誰?」 そこには「泉こなた」という文字が浮かんでいた。 「もっ、もしもし? こなた?」 「やぁー、かがみー。久しぶりー」 「そっそうね。 何か用でもあるの?」 内心の動揺を悟られまいと出来るだけ平静を装う。 「いやぁ、久しぶりに話したくなっちゃってさ。かがみはさびしんぼさんなんだから泣いてるんじゃないかと」 だめだ、限界だ。 「ちっ、違うわよぉ。こなたの馬鹿ぁ……」 涙が溢れる。もう、隠すことなんて出来ない。 「ちょ、どうしたの、かがみ? 本当に泣いちゃって」 今までのこと。友達が居ないこと。ずっと寂しかったこと。 そして、大量の睡眠薬を飲もうとしていたことを。 「馬鹿だなぁ、かがみは」 「ば、馬鹿って何よっ」 「だってそうじゃん。会えるっていったって夢の中だけなんだよ? それに、もしこれでかがみが死んじゃってたらどうすんの?」 「そ、それは……」 珍しく真剣なこなたの口調に気圧される。 「かがみ、夢というのは終わらなくちゃならないものなんだよ。終わらない夢っていうのはもう何も先にないんだよ」 「うん……」 涙が止まらない。 「それにね、かがみがもし死んじゃってたら、つかさやみゆきさん。それに私だって悲しいよ。だからさ、かがみ。ちょっとずつ現実を歩いていこうよ。辛いときはいつでも相談に乗るから」 「うん……。私が馬鹿だった。ありがとう、こなた。ねぇ、こなたって今でも私のこと、友達って思ってる?」 「当たり前でしょ! かがみんはずっと私の大切な友達だよ!」 「ありがとう。ありがとう、こなた……」 嗚咽でまともに喋ることができない。 「じゃあね、かがみ。また電話するよ。今度一緒にカラオケでも行こうよ」 「うん。絶対!」 電話が切れる。でも、寂しくなんかない。 少し、ほんの少しだけ勇気が湧いた。この一歩踏み出す勇気が私には足りていなかった。 夢に停滞していた私とは今日でお別れにしよう。 例えどれだけ辛くても、現実世界を歩んでいこう。 そうだよね?こなた。 End
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/168.html
(・・・・・・?・・・・・・ここは・・・・・・?) 見覚えのある風景。高校の教室だ。 気がつくと私はかつての自分の席に腰掛けていた。 私の背丈には少しだけ余る大き目の椅子。 足が歪んでがたがた言う机。 いつも睡魔を運んできた南向きのガラス窓。 何もかもあの頃のまま。懐かしい風景が目の前にあった。 よく見れば服装もあの頃のもの。私はセーラー服を着ていた。 (・・・・・・こりゃ完璧だね) 女子高生という地上最強の権利を剥奪されて一年と数ヶ月。 大した時間が経ったわけではない。 けれどその期間を終えた者は例外なく思い知らされることになる。 行き場もないのに無尽蔵に湧き上がるエネルギー。 あの愛すべき時間はもう二度と戻らないのだと。 そう。二度と戻らない・・・・・・・・・そのはずだ。 なのに私はこうして制服を着て教室にいる。 この状況はいったいどうしたものか。何が何やらわからなかった。 おかしいのはそれだけではなかった。静か過ぎるのだ。 教室には私以外に誰もいない。・・・廊下にも。・・・校舎の外にも。 人の気配がない。それ以前に生物の気配がない。音がない。 窓からは不自然に明るい光が降りそそぎ、教室を白っぽく染めている。 本当に誰もいない。 まるでこのやさしい光が世界中の生き物を溶かしてしまったようだ。 何千里も先が見渡せるような静寂の中、私は独りぼっちだった。 途端に、不安がよぎる。 (・・・・・・私、何でこんなとこに・・・・・・? みんなはどこ行っちゃったたんだろ・・・・・・? もしかしてこのまま・・・・・・なんてことないよね・・・・・・?) もう誰にも会えないかもしれない。そんな予感に焦燥が募る。 (・・・・・・どーしよ・・・・・・。嫌だよ・・・誰か・・・・・・) 立ち上がって辺りを見回す。誰か・・・・・・誰かいないのだろうか? ――と、背後に人の気配がした。 ほとんど反射的に振り返る。 (――え・・・・・・―――) (・・・・・・・・・かがみ・・・・・・) かがみが立っていた。 私と同じように高校のセーラー服を着て。 薄紫色の長い髪をツインテールに結んで。 腰にちょこんと手を当て、ツリ目の瞳が少し笑っていた。 あの頃のままのかがみ。 あの頃と少しも変わらない私のかがみんだ。 大きな安心感に、緊張していた身体が一気に弛緩する。 (ちょっと~、かがみーん、いたんなら声くらいかけてよ~ 誰もいないかと思ってちょっと焦っちゃったじゃんよ~) 近寄っていく私にかがみはやさしく笑う。 (ところで私たちなんでこんなとこにいんの? さっぱりわけわかんないんですけどー?) かがみは、信じらんない!とでも言うようにあきれた顔をする。 (そんな顔しないでよ~ 気づいたら高校生に戻ってましたーなんて混乱するじゃん。 だって私はもう高校は卒業して、今は大学生で・・・・・・――) ――・・・・・・あれ? 胸に引っかかる違和感。重大な何かを忘れている気がする。 でもそれを思い出しちゃいけないような・・・・・・ (ねぇ・・・かがみ・・・・・・?) 不安になってかがみを見上げる。 するとかがみは哀しそうな顔で笑っていた。 不安が大きくなる。 (かがみ・・・・・・?なんでそんな顔してるの? ねぇ、一緒にみんなを探そうよ) かがみの顔がいっそう哀しくなる。 その顔を見て、何だかかがみが遠くへ行ってしまいそうな気がした。 そしてそう思った瞬間、かがみの姿が10メートルほど先に遠のいた。 ちょうど25メートルプールの半分地点くらいまでの距離だ。 不安が恐怖に変わる。 かがみは相変わらず哀しそうに笑っている。 かがみと私との距離がだんだん開いていってるような気がした。 いても立ってもいられなくなって、私は駆け出した。 (ちょっと待ってよ、かがみ・・・・・・) 走っているのに距離が縮まらない。 それどころか走れば走るほどどんどん距離が開いていく。 いつの間にか教室は消えて真っ白な世界が広がっていた。 (待って・・・・・・!待ってよ! おいてかないで! 独りにしないで! ・・・かがみ!かがみぃぃぃぃ!!! ) 目が覚めるとこなたは自分が泣いていたことに気づいた。 思考が息を吹き返し先ほどまでの光景はただの虚構だと告げる。 だが夢から引き摺ってきた寂寥感がまだこなたの周囲に渦巻いていた。 こなたは身を強張らせて、現実が出来上がっていくのをじっと待った。 ――うん、もう大丈夫。こなたはひとつ息を吐いた。 「あちゃ~、情けないなぁ ハタチにもなって夢で泣いちゃうなんてサ」 おどけてわざと言葉を出してみるが、気分は少しも軽くならない。 言いようのない孤独感がまだ部屋の中をどことなく漂っている。 時計を見ると午前6時10分前だった。 今日は1コマ目の講義があるが、それにしても起きるには早過ぎる。 かといってもう一度寝直すような気分にはとてもなれなかった。 「仕方ない、勉強するか」 そう言うとこなたは机に向かい、 スタンドの灯りを点けて読みかけの判例集のページを開いた。 こなたは高校卒業後、東京の私大の法学部に進学した。 3年の後半に猛勉強した甲斐あってそこそこの有名校に合格した。 今は東京と埼玉の県境の埼玉側で一人暮らしをしているが、 父のそうじろうと従姉妹のゆたかが心配なので月2,3回は家に帰っている。 高校の頃の彼女を知る者は驚くかもしれないが、 受験が終わってもこなたにはしっかり勉強する習慣がついていた。 そのせいか大学でも中の上の成績をキープしている。 こなたはとりあえずの目標として弁護士を志望している。 だが大学ではまだそこにつながる様なカリキュラムは受講できず、 まずは教養科目を中心に必修単位を取らなければならない。 こなたは与えられた課題を黙々とこなしていった。 何を考えるでもなく、呼吸するように、眠るように勉強を続けた。 こんな風にこなたの日常は静かに静かに過ぎていく。 かがみが死んだのは初秋のことだった。 タタタタタ・・・・・・ 小さな歩幅がだんだんと近づいてくる。 ガラッ! 「遅刻じゃないですぅ!これはそのっ!やむにやまれぬ事情がっ! ・・・・・・って、あれ?ツッコミが来ない」 教卓のほうを見てみる。 出席を取っているはずの黒井先生はまだ来ていないようだった。 「なぁんだ、先生も遅刻かぁ~。 まったくぅ・・・・・・走って損したよ」 こなたはぶつぶつ言いながら自分の席に向かった。 既に予鈴が鳴っていたのでみんな席についていたが、 こなたとつかさの席だけが空いている。つかさはどうしたのだろう? こなたは席に着きながら近くの席のみゆきに声をかけた。 「おはよ、みゆきさん♪今日つかさは?休み?」 「おはようございます、泉さん。私は何も聞いていないのですが・・・ どうやらかがみさんもまだ来ていないみたいなんですよ」 「かがみも?めずらしいね。う~ん、姉妹そろってサボリだったりして」 「あのお2人に限ってそれはないと思いますが・・・・・・」 みゆきは困ったように微笑んで首をかしげた。 「まぁ普通に遅刻だろうけどネ 昨日かがみとゲ○ズ行ったときも別に何も言ってなかったし それより今日は先生も遅刻なんだね いつも私が遅刻すると怒るくせにぃ・・・・・・ これじゃ次回の遅刻は見逃してもらわないとわりに合わないよ」 口を三角にして文句を言うこなたに、みゆきはいっそう困った顔をした。 黒井先生は予鈴から15分遅れて教室に入ってきた。 彼女は教卓に着くと何やら沈痛な面持ちで、 1限は自習であること、1限が終わったら全員下校になることを伝えた。 予想外の言葉に教室はザワめき立ったが、彼女は表情を変えずに、 「静かに!ちゃんと勉強するんやで。帰りは寄り道しぃひんようにな」 とだけ言って教室を出て行った。 自習時間中こなたは退屈な時間を過ごした。 みゆきは数式を解くのに集中してしまい、こなたが話しかけても気づいてくれない。 つかさのほうも相変わらず教室に現れなかった。 仕方ないのでこなたは落書きだらけの世界史の教科書を取り出し、 新しく落書きできるスペースを探してえんぴつをぐりぐりやっていた。 退屈な自習時間が終わるやいなやこなたはかがみの教室に向かった。 教室の入り口でかがみを探したがどこにもいなかった。 かがみと仲のいい女子生徒に聞くと、今日はかがみも学校に来ていないらしい。 (2人して休みなんて・・・・・・。どしたんだろ?) かがみを誘って街に遊びに行くつもりだったが、 新刊も出ていないし、一人で街に行っても詰まらない。 こなたは黒井先生に言われたとおりまっすぐ家に帰ることにした。 (帰ったら電話でもしてみるか・・・・・・) 「ただいまぁ」 「おかえり・・・・・・」 家に帰ると父のそうじろうが玄関で迎えてくれた。 何か言われる前にすかさず声を出す。 「おぉっと待ったぁ!サボリじゃないヨ? これは学校から直々に帰宅命令が出ていてデスねぇ いわば合法的なサボリ・・・・・・ってサボリじゃないんだけどぉ・・・」 「ああ、学校から連絡が入ってるよ・・・・・・」 「あり?ああ、そっか、連絡がないわけないもんねぇ さすが、先生たちは仕事が早いやぁ」 「・・・・・・・・・・・・んが・・・・・・・・・った・・・うだ・・・・・・」 「え、何て?聞こえなかったヨ?」 「かがみちゃんが亡くなったそうだ・・・・・・」 居眠り運転による交通事故だったそうだ。 運転をしていたトラックのドライバーは東京で荷を降ろし、 そのまま大した休憩も取らずに次の目的地に向かっていたという。 ハンドル操作を誤ったトラックは駅に向かうつかさとかがみに突っ込んでいった。 瞬間、かがみはつかさを突き飛ばしたという。 だが自分が逃げる時間は残されていなかったようだ。 かがみはすぐに病院に運ばれたが間もなく息を引き取ったそうだ。 つかさのほうは軽い捻挫と擦り傷だけで済み入院の必要もなかったらしい。 ――かがみらしいな。 ぼんやりした頭でそんなことを考える。 さっきから頭がグルグルして気持ち悪い。 目に入ってくる光景も耳に入ってくる音もみんなグルグルして まるで夢の中にいるみたいに不自然な感じがした。 「明日は告別式だそうだから今日は家でおとなしくしてなさい」 そう言われたが、その日どうやって過ごしたかよく覚えていない。 かがみの葬式は神道式で執り行われた。 かがみの父親が白い装束を着て聞きなれない言葉で何か話していた。 それをかき消すくらいの大きな声でつかさが泣きじゃくっている。 その隣で2人の姉が今にも突っ伏してしまいそうになるつかさの肩を支えてやっていた。 こなたはその光景をぼんやり眺めていた。 昨日からグルグルが治らない。 まわりが非現実的すぎて遠くから作り物を見てるような感覚に陥る。 ――私、なんでこんなとこにいるんだろう? こなたはそんなことを考えていた。 と、何かを手渡された。受け取るとそれは白い紙のついた柏の枝だった。 まわりを見ると参列者が順番に柏の枝を祭壇に供えているところだった。 ――ああ、これをあそこにお供えすればいいのか 順番が来ると祭壇に向かってゆっくり歩きその一歩手前で立ち止まる。 柏の枝を持ち替えて反転させ祭壇に供える。 音を立てないように手を打つ真似をしてから礼をした。 何も意識してないのに体が勝手に動いてくれた。 誰か別の人が自分の体を動かしてるみたいだ、と思った。 祭壇から自分の席に戻るとき、つかさの姿が目に入った。 少し落ち着いたようで、遺族席でずびずびと泣き声を我慢しながらおとなしくしている。 それを見て、ああ、可哀相だな、と思った。 つかさはとても悲しそうでとても辛そうでとても苦しそうだった。 そうこうしているうちに式の終わりが近づいてきたらしい。 棺が開けられ、参列者がその中に次々と花を添えていく。 こなたもそれに倣い棺に近づいていく。 ――と、棺の中にかがみがいた。 「かがみ・・・・・・」 無意識のうちに声が出た。 だがその声は棺の中のかがみには届かなかった。 きれいに化粧をして棺の中に横たえられているかがみは、 確かにかがみのはずなのに全然かがみなんかじゃなかった。 そう思った次の瞬間、理解してしまった。 ――もうかがみに会えないんだ・・・・・・ さっきまでのグルグルがすうっと治まっていくのがわかった。 かわりにものすごく嫌な感じがざわざわと身体を這いまわる。 (かがみに会えない?・・・・・・なんで? ・・・・・・嫌だ、そんなわけない。 だって、また明日って言った・・・・・・また学校で会おうって。 バイト先にも今度は一人で来てくれるって約束した・・・・・・! なのになんで?どうして?嫌だ!わけわかんないよ・・・!) 「・・・うっ・・・・・・ふぐぅ・・・う、うぅぅ・・・・・・」 せっかく取り戻した心が、悲しみに負けてしまった。 「うぁあああ・・・ぁあん、あぁああああぁぁ・・・・・・」 (後編)へ続く コメントフォーム 名前 コメント 俺もちょっと泣きそうでんがな… -- 名無しさん (2009-12-05 22 52 36)
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/1203.html
コメントフォーム 名前 コメント ほぅ…。これはこれは。 -- 名無しさん (2012-12-09 12 03 17) ありです -- 名無しさん (2009-06-19 01 06 16) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/24.html
私はこなたが無事家に着いてるか心配になり電話をかけてみることにした。 まぁあいつのことだから大丈夫だと思うけど・・・ プルルルルッ プルルルルッ ガチャ! 「はい、泉です!」 「あ、ゆたかちゃん?柊ですけどこなた帰って来てるかな?」 「あ、かがみ先輩ですね!ちょっと待っててくださいね、 こなたお姉ちゃ~ん!かがみ先輩から電話だよ~」 待っている沈黙は続く・・・ 私はさっきの出来事を思い出していた・・・ 頬に手を当てる。 そういえばさっき・・・こなたに・・・キス・・・されたんだっけ・・・?/// 今さらながら気恥ずかしさが生まれてしまう・・・ 「やふぅ~かがみ~ん♪」 「わ!!!???べ、別に!!さっきのこと思い出してたんじゃないんだからね!!!///・・・・・・ふぇ!?」 しまった・・・/// 急にこなたが出てきたため焦ってボロが出てしまったようだ。 おそらくこなたは電話越しでニヤニヤしているのであろう。 「あれぇ~?かがみ~私が電話に出るまでさっきのこと思い出してたんだ~♪ 可愛らしいな~♪かがみんも乙女だね~♪」 「うわぁぁぁ!!!///ちょ!!今のは無し!!頼むからスルーしてくれ!!!///」 「ふっふっふ、もう覚えちゃったもんね~♪『べ、別に!!ry・・・」 「ええぃ!!!恥ずかしいからリピートするな!!!///」 くそぅ・・・///と、とりあえず冷静になれ私・・・/// 「と、ところで、あんたあのあと大丈夫だったの!?あの三人組、仕返しとかに来なかった?;」 「え?全然何もなかったよ~♪もぅ~かがみんは心配性だな~ 昼間の闘いぶり見たでしょ?また来ても余裕で追い返せるよ~♪」 こなたは自信たっぷりに言う。 「で、でも・・・あの時は不意打ちだったし、もし、もっと強い人とか連れて来られたらいくらあんたでも・・・;」 「かがみ~私のこと見かけだけで判断してるでしょ~」 「そ、それは・・・だって・・・」 たしかにこなたは強い・・・昼の戦闘をまじかで見た私が言うんだ・・・ だけど・・・もし相手が武器や防具をつけてたり、格闘技をやってるもっと強い人を連れてきたら? そして体格差というものもある私より小さい体なのだ・・・ 張り倒されたりしたらあっという間にやられるかもしれない・・・ それが心配であり私はこなたに電話したのだ。 でも、無事に帰ってるようだし・・・とりあえず安心した・・・ 「言っとくけどね~武術は見た目だけじゃないんだよ~かがみ~」 こなたが語り始める。 「やめた私が言うのもなんだけど、私、習ってた頃は4対1の試合もやったことあるし~♪」 「え!?それはマジっすか!?こなたさん!;」 「うん♪しかもみんな空手経験者」 「ちょ!;あんたの師匠は何考えてるのよ!!」 「いやいや、私こういう事に関しては覚えが早いみたいで、 師匠も私がそれくらいのレベルに達してるのわかってて『試してみるか?』ってことになって 了解の上での試合だよ~」 「そ、それであんた怪我とかしなかったの!?;」 「うん、勝っちゃったし♪」 「・・・あんたは何者だ・・・;」 「へ?格闘技経験者ですがww」 こなたがこんなに強かったなんて初めて知ったなぁ・・・ 「あ、そういえばあんた闘ってる時ぶっ殺すとか言ってたけど、いくら悪者相手でもちょっとあれは言い過ぎじゃないか?; その~・・・ちょっと怖かったわよ;」 「あぁ~;ごめんねかがみ・・・あの時はちょっと気が動転してて・・・ それに・・・その・・・か、かがみのこと、守りたい気持ちでいっぱいだったからさ・・・」 「こなた・・・///」 急に出たうれしい言葉にまた私の顔が赤くなる。 こなたは必死になって私のことを守ってくれたんだ・・・ だからこそ、あんな言葉が出てしまったのかもしれない・・・ 「で、でもね!///闘ってる時のこなた・・・す、すごい・・・! かっこよかったんだから・・・///」 「かがみ・・・///」 「・・・・・・///」 「・・・・・・///」 お互いに沈黙してしまう・・・ 「そ、そろそろ!私ギター練習しないと!!///」 「え?あ!そうだよね!急に電話してごめんね!/// それじゃ!また明日ね、こなた・・・///」 「あ、待ってかがみ!」 「ど、どうしたの?///」 「あの・・・これから危ない事があったら・・・ わ、私が~・・・かがみのこと・・・・・・守ってあげるから///」 こなたは恥ずかしながら言ったようで語尾が小さくなってた・・・ 「・・・・・・//////」 またの不意打ちに私は顔が真っ赤なまま黙っていた・・・ 「じゃ、じゃあ!また明日ね、かがみん♪」 「う、うん・・・お休み・・・///」 プー プーという音とともに私は受話器を戻した。 さっきの言葉でもう私の頭はこなた一色に染まっていた・・・ ボーっとしながらこなたのことを考える、 その様子をドアの影からつかさがニヤニヤしながら見ていたようで 「こなちゃんからうれいこと言われて妄想するお姉ちゃんどんだけーww」 「はぅあ!?///つ、つかさ!いつの間に・・・///」 「青春真っ盛りだね♪」 「あぁ!もうとっとと寝るわよ!///」 とか言いつつ眠れないであろうと思うのは私だけだろう・・・ コメントフォーム 名前 コメント GJ! -- 名無しさん (2022-12-27 08 11 37)
https://w.atwiki.jp/kagatsuka/pages/25.html
201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 10 43 22 ID VkJZPaoIこのスレではかがみはつかさ以上に甘えん坊な一面があるっていうのが 何気に定着していってるなw 朝 「おーい、つかさ起きろー」 「うーん・・もう少しだけ・・」 「いい加減起きないと遅刻するわよ、ほらさっさとしなさい」 布団をはいでつかさのパジャマを脱がせにかかる 「お、お姉ちゃん、自分で出来るからいいよ~」 登校時の会話 「それでこの前ホラー映画見たらつかさが布団に潜りこんで来てさー」 「つかさは怖がりだねー」 (普段はお姉ちゃんからの方が多いクセにぃ~) 昼休み 「ほらつかさ、顎にソースが垂れてるわよ。みっともないわねー」 つかさの肩に手をかけて軽く抱き寄せハンカチで口の周りをかなり念入りにフキフキ 「お姉ちゃん、そこまで綺麗にしなくてもいいよぅ」 下校の電車 「はぅ~何だか眠いよ~」 「全くしょうがないわねー、私に寄りかかってもいいわよ。ほら、いらっしゃい」 「ありがとうお姉ちゃん」 夜 「お姉ちゃん、宿題教えてー」 「またぁ?私に頼ってばっかじゃないの」 「メンゴメンゴ」 「あんたここの公式ちゃんと覚えてないんじゃないの? ほら、教えてあげるからもっとこっち寄りなさいよ」 「うん、ごめんねお姉ちゃん」 寝る時 ガチャ 「つかさ・・一緒に寝ようか?」 「えっと、今日はどうしようかなぁ」 「え・・・」 (うわ、お姉ちゃんそんな悲しそうな顔しないでよぉ~) 「わ、私も一緒に寝たいしいいよね。お姉ちゃん来てー」 (ホッ) ゴソゴソ 「おやすみつかさ(ギュッ)」 「おやすみお姉ちゃん(ナデナデ)」 「そんな感じで私は一日中お姉ちゃんに頼っりっぱなしな分、 寝る時だけはお姉ちゃんの方が甘えん坊さんになっちゃうんだよ」 「いや、つかさ・・それってよく聞くと寝る時以外も・・(=ω=.;)」 202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12 06 22 ID hjACszqo 201 GJではあるが、いささか画竜点睛を欠いているようにも思える お 風 呂 は ど う し た ん だ 203 :200:2008/02/24(日) 13 48 23 ID VkJZPaoI狭い浴室で体を密着させながらお互いをシャンプー&背中を洗いっこ かがみのターン 「お姉ちゃんもうそれ位でいいよ~」 「ダーメ、女の子なんだからちゃんと綺麗にしないと」 つかさのターン 「ちょっと、あんたも念入りにしすぎよ」 「だってお姉ちゃんの髪長いんだもん。なんか誰かを洗ってあげると 自分を洗う時より綺麗にしてあげたくなるんだよね」 最後はお互い向き合って相手の前を同時に洗いっこ 「ヒャン!お、お姉ちゃんそこはそんなに念入りに洗わなくていいよぉ~」 「つ、つかさこそちょっとは擦る力緩めなさいよ」 「むぅ~、お姉ちゃんがその気なら・・えい」 「ちょ、ちょっとつかさ!さすがにここは自分で洗うわよ」 「えへへ、やわらかーい。お姉ちゃんの体、すみずみまで綺麗にしてあげるね」 ・・ダメだ、風呂ネタこれ以上書くと必然的にエロパロスレ行きになってしまう 206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 14 46 18 ID Qf/K/JeO 203 正直、たまりません 209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 16 29 11 ID BiPOk96k 201 203 かがみ臨界突破でたがが外れちゃってるな 小学校や中学校低学年ならまああってもおかしくない光景だけどさすがに高校生でこれはwww 最近この二人がだんだんデンジャラスな方向に突き進んでるような気がする 誰か止め・・・いやむしろこのままでおながいします