約 1,418,145 件
https://w.atwiki.jp/asahiruban/pages/109.html
お父さんすいっち「あ」1 お父さんすいっち「あ」2 お父さんすいっち「あ」3
https://w.atwiki.jp/npb-gizinka/pages/53.html
お父さんと他のキャラクター(擬人化キャラ・選手・監督コーチなど)とのコラボAAを掲載します。 【白戸家】 __ __ 〓白戸家☆全員集合〓 ,/ ̄ ヽ、/⌒ヽ ``' _/... .. . .. ヽ ...| ; ヽ /.... 鷹子 、.. . i v .| 雁子 i ,-ー→-、 ,┐ |... ハ ハ i i; } | ハ, v | / ... .. . l ,/ └、_,ィュ |. l/⌒ ヽハノ ⌒ ヽ } lヽハノ/ Vレ l 〈 .l´ . .. ノ ̄`^Fニ、 tァ | i;; / ● ● }N! . | ○ ` }N . | ハァハァ ノ ' .`ー-' ヽ-‐ . . .ン .人 |〃 〃| .| ・・ ///| ;; .| `ク 、.. , . / \ ▽ ノr ノ .. |──ァ ノr ノ | | ,ノ .. . . ,、;;. `ー-、 >、 _ イトノヽ 人|-_ イ/人人| ノ ,ィ^. ( ̄`ヽ、; .. ヽ、 `ヽ、y' /´ ヽ ▼ / `ヽ ヽ ▼ / `ヽ } | \,、) `ー-、 \ ./ ||SoftBank|| |SoftBank|| | `ー' ヽ,ソ /=∥ HAWKS ∥=| HAWKS ∥==| 【お父さん犬と一緒♪】 , r ' .ヽ、/⌒ヽ ,---、 _/ . .. ヽ l / .や | /゙ヽ_ / iイ N、..iv、.. .. .. i vr-、 | 鷹 っ | i f,; /. ̄´ 〈 /十ヾN-、Ni i i / i | 子.た | | . r=, r_i⌒ , ⌒`} N) i ふ怪 .! ,. ' '゙'゙'゙ ゙'゙' ';., | !な .>i i ゙ rフ .r-┐'''.}rrノ | え.我 | r゙ ,. ;;; ; ` 、_/ ./ ヽ li==イ>`ニ イ/ト;;;< た人 | | ~'; --ー'ー-----ーー;; '゙ . ヽ.,.,  ̄〒_,.r'r'l、_,.// ` ! .よ.が | ,i ヾ i/ l`、_,// \.!! / r' . . / | `、 ./ イ' .iー' .| イ=i`SoftBank ./====| 【お父さん犬に嘆く】 , r ' .ヽ、/⌒ヽ _/ . .. ヽ l ./゙ヽ_ / iイ N、..iv、.. .. .. i i 元星菜ちゃん護衛の多村君は相変わらずだし まあ、しゃーない i f,; /. ̄´ 〈 /十ヾN-、Ni i i l 本多君もスタベン・・・ .| r=, r_i ̄ ,  ̄`} N) ノ 藤岡君ボッコボコにされちゃったね・・・ ,. ' '゙'゙'゙ ゙'゙' ';., .i i ゙ rフ 、 '''.}rrノ ( 店長三瀬先生君も燃えちゃった・・・ r゙ ,. ;;; ; ./ ヽ li==イ ` .┬イ/ト; ( ; ヽ | ~'; --ー'ー-----ーー;; '゙ ヽ.,.,  ̄〒_,.r'r'l、_,.// ` ノ ,i ヾ i/ l`、_,// \ r' / | `、 ./ イ' .i .| .イ=i`SoftBank ./====| 【お父さんと多村】 /i _,.r-. ミ ,-/r' 」'ー-'〈 ,r'゙' '゙';,'゙';., / ;;゙;' ヽヽ ,.;'゙_ _ ` ´`゙;, / ;' r=, i ,.;_/_Shヽ . . ';, i `';,,....;.(´ー` ミ゙''i.;., ,, ; | -.,__,シ' U-U `'; ; f゙' .,_ _,. - ' ハヽ i, i ,.; ; ゙i l ,. ;;' ; ; ;;;'' ; i ,..,,.; '゙ ; ' ,. ''゙゙´ ;; ; l ,, ノ ,..; ー〈´ `' '; , ;
https://w.atwiki.jp/p777/pages/341.html
超お父さんをお気に入りに追加 [PR]任意整理等の無料相談 情報1課 <超お父さん> #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <超お父さん> 使い方 サイト名 URL 成分解析課 <超お父さん> 超お父さんの45%は罠で出来ています。超お父さんの28%はかわいさで出来ています。超お父さんの15%は時間で出来ています。超お父さんの10%は不思議で出来ています。超お父さんの1%はカルシウムで出来ています。超お父さんの1%は月の光で出来ています。 情報2課 <超お父さん> #technorati 外部リンク課 <超お父さん> ウィキペディア(Wikipedia) - 超お父さん ぱちんことは ぱちんこの33%は税金で出来ています。ぱちんこの23%は歌で出来ています。ぱちんこの21%は愛で出来ています。ぱちんこの11%は勢いで出来ています。ぱちんこの6%は成功の鍵で出来ています。ぱちんこの4%は元気玉で出来ています。ぱちんこの1%は白インクで出来ています。ぱちんこの1%は下心で出来ています。 パチスロとは パチスロの26%は祝福で出来ています。パチスロの24%は微妙さで出来ています。パチスロの12%は真空で出来ています。パチスロの10%は赤い何かで出来ています。パチスロの8%は時間で出来ています。パチスロの6%は税金で出来ています。パチスロの6%は下心で出来ています。パチスロの3%は犠牲で出来ています。パチスロの3%は玉露で出来ています。パチスロの2%は電波で出来ています。 攻略とは 攻略の半分はやましさで出来ています。攻略の27%は心の壁で出来ています。攻略の12%は濃硫酸で出来ています。攻略の7%は罠で出来ています。攻略の2%は睡眠薬で出来ています。攻略の1%は苦労で出来ています。攻略の1%は世の無常さで出来ています。 256-5813_02.jpg 無限∞エダマメ豆しばバージョン2 ページ先頭へ 超お父さん このページについて このページは超お父さんのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される超お父さんに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先には学生・未成年の方には不適切な表現内容が含まれる場合があります。またリンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1792.html
前回までのあらすじ! アレッシアさんと温泉旅行に来たお父さん。女将を気絶させたり、なんだか気まずい雰囲気になったり前途多難な旅行であった。 そんな折、お父さんはなぜかアレッシアさんに毛布をかけたきり動かなくなるが…… 父「……? あれ、タイマーよりも早いな……あ、アレッシアさん。おはようございます」ピキョーン アレッシア「え、え……?」ポカーン ――数分後―― アレッシア「しょ、省電力モード?」 父「ええ。内部の油圧式タイマーをセットして、時間が来たら自動で主電源をオンにする機能です。まぁ、早く言えば睡眠ですね。 別にエネルギーが少なくなってるわけじゃなかったんですが、なにせ退屈で……飯が来る6時ぐらいをメドにタイマーを入れておいたんです」 アレッシア「……も、もう!! やめてください!! びっくりしちゃったじゃないですか!!」 父「えっ!? あ、ああ……すみません……」ショボン アレッシア「……ほんとう、どうしようかと思ったんですよ……壊れちゃったかも、って……」ハァー… 父「も、申し訳ない……」ショボーン アレッシア「…………」(……あ、ちょっと言い過ぎちゃったかな……) 父「…………」(……き、嫌われた……完全に嫌われた……あああああ……) コン、コン アレッシア「? はい」 従業員「コルチ様、お夕食をお持ちいたしました」スッ アレッシア「あら、ありがとうございます」 従業員「何か御用がありましたら、ご遠慮なくフロントへお申し付けください。それでは」スタスタスタ… アレッシア「わぁ……本当に豪華なお料理……見て下さいお父さん! ほら、エビが丸ごと……!」 父「え、ええ……美味しそうですね、全く……」 アレッシア「…………」 父「…………」ショボン アレッシア「……ねぇ、お父さん」 父「はい?」 アレッシア「……私、静かに食べるの、なんだか苦手で……何か、お話していただけませんか?」 父「? 俺の……話ですか?」 アレッシア「ええ。聞きたいんです、お父さんのお話。お父さんから見たみんなの事とか、私さんのこととか……それになりより、お父さんのことも」 父「――!! は、はい! 勿論! いくらでもお話して差し上げますとも、ええ!」 アレッシア「……ふふっ、お願いします」(……よかった。元気になってくれて) ―――――――――――――――――――――――――――――― 父「それでですね、その時私の奴が……」 アレッシア「えっ? ほ、ほんとに……?」 父「ええ、中佐のズボンにネウロイが入ったところを偶然見て……」 ―――――――――――――――――――――――――――――― 父「……で、聞いてみたんですよ。なんだって俺は犬型なのかって」 アレッシア「そ、そしたら?」 父「『犬の舌の動きを再現したかった』だとかぬかしやがったんですよ! なんだよそれ、って感じでしたね!」 アレッシア「まぁ……ふふっ」 ―――――――――――――――――――――――――――――― 父「……エレンが死んだ時のあいつの顔は、今でも忘れられません。あの、この世の全てを失ったみたいな顔は……」 アレッシア「……いい、お母さんだったんですね」 父「……あいつの母であり、そして俺の母でもありましたから。開発者、という意味ですけど」 アレッシア「……お母さん、か……」 アレッシア「……ふぅ、ごちそうさまでした」 父(……美味しそうに食べるもんだよなァ……) アレッシア「お父さんのお話のお陰で、とっても楽しい夕食でしたわ。……ありがとうございます、お父さん」 父「! い、いえそんな……ハハ……」テレテレ アレッシア「でもお父さん、やっぱり私さんが心配なんですね。さっきの話、ほとんど私さんのお話でしたよ?」 父「えっ……ま、まあそりゃ、俺だってあいつの誕生に立ち会って、今日までを見て来たんだ……そりゃ、可愛いですよ。まるで実の娘みたいに」 アレッシア「……やっぱり、大事に思ってらっしゃるんですね」 父「……ええ。約束、しましたから」 アレッシア「……お母さんと?」 父「『私を頼む』……それが遺言でした。最期まで……あいつの身を案じていましたよ。だから……」 アレッシア「……その気持ち、きっと私さんにも伝わっていますよ」 父「伝わってますかね?」 アレッシア「勿論ですよ。人って、大事にされた記憶は絶対に忘れないんです。ただ、それが当たり前すぎて……なかなか感謝を口に出来ないだけ」 父「……だと、いいんですがね……」 アレッシア「……あら? もうこんな時間……お風呂入ろうかしら――あ」 父「……! あ、いえ。気にしないでください。俺は俺で、適当に時間を潰してますよ」 アレッシア「……すみません」 父「はは……謝らないでください。大丈夫ですよ。ロビーには色々暇つぶしになりそうな物もありましたし。それに……」 アレッシア「?」 父「……待つってのも、結構楽しいもんです」 アレッシア「……ふふっ、ありがとうございます……」 父「……それじゃあ、ロビーで待ってます。ゆっくり浸かってきてください」 アレッシア「ええ。上がったらロビーに行きますから、一緒に戻りましょう」 父「! は、はい! そ、それじゃ!」タタタッ アレッシア「……ふふっ、ほんと、機械だなんて思えないな……」 ――1階・露天風呂―― アレッシア「……とは言ったものの、お父さん、大丈夫かな……」カポーン… アレッシア「……上がったら、ブラッシングでもしてあげよっと」 アレッシア「……懐かしいわね……マルコ……」 ――同時刻・ロビー―― 父(……とは言ったものの、やっぱり暇だな……) 父(新聞は普段は絶対読まないような広告欄の隅々まで読んじゃったし……あとは……) カコン! カコーン! パコォォン!! 父(……ん?) ドミニカ「それっ! たぁっ! サーッ!!」カコーン!! ジェーン「わぁぁぁっ!!!」スカッ! ドミニカ「……さて、これで私が5連勝だな」 ジェーン「うう……大将、強すぎだって……!!」 ドミニカ「中々面白いな、この扶桑式温泉ピンポン……さて、もう一戦行くぞ、ジェーン」 ジェーン「も、もういい……私、パス……誰か代わって……」 ドミニカ「なんだ、お前が降りたら誰もやってくれな――」 父「…………よし、いいだろう」 ドミニカ「……ん?」 ――数十分後・更衣室―― アレッシア「ふー……いいお湯だったわ……」ホカホカ アレッシア「動きやすくっていいわね、このユカタってパジャマ……」 アレッシア「お父さん、退屈しちゃってるわね、きっと……早く行ってあげなくちゃ」スタスタ ――ロビー―― アレッシア「お父さーん、上がりましたよ……あら?」 ドミニカ「ふん! とぉっ! たぁっ!! それぇっ!!!」カンポンカンポン 父「とぁっ! そりゃっ! うらっ! どらああっ!!!」コンパンコンパン ジェーン「た、玉が見えない……あ、大将ー! ワンちゃーん! どっちもがんばれーっ!」 ドミニカ「……ハァ、ハァ……やるじゃないか、ワン公……! ていっ!」パン! 父「ハハ、お嬢さんとは踏んできた場数が違うんだよ……せいやっ!」パン! ジェーン(……口でラケット咥えてるのに、どうやって喋ってるんだろ?) アレッシア「……ふふっ」 アレッシア「なぁんだ……心配する事、なかったわね」 ――501基地、食堂―― ≪亡命では無い。自分に忠を尽くした……お前はどうだ? 国に忠を尽くすか、それとも私に忠を尽くすか≫ウィーンカリカリッ ミーナ「……忠、ね」カチッ ≪国か、恩師か? 任務か、思想か? 組織への誓いか? 人への情か?≫ウィンカリリッ ミーナ「さぁ、ね……でも、思想だけ、情だけを信じていても、戦いには勝てない。共に戦う仲間、守るべき人々、そして何より、自分……」カチッ ≪……自分に忠を尽くす、か≫ウィーン… ミーナ「自分にも、かしらね……国を、世界を、人々を守るなんて、自分一人で出来るわけがないわ。だから、私はこの部隊を……隊員の皆を信じている。 それが、隊長としての責務だと信じているわ」 シャーリー「……なぁ、まだ終わらないのか?」ヒソヒソ 私「もう夜よ……とんでもない長期戦ね」ヒソヒソ 宮藤「ミーナ中佐ぁー、晩ごはん、できましたよー?」 ミーナ「あ、後で頂くわ。ごめんなさい、宮藤さん」 ゲルト「おーい、帰ったぞー」ガチャッ 整備兵1「…………」ゲッソリ ――旅館、2階・椎茸の間―― 父「ふぅ……結局、決着は着かずか……」 アレッシア「お父さん、ピンポンお上手なんですね、びっくりしちゃいました」 父「いえ、それほどでも……ボールをよく見て、打ち返せばいいだけですから……」 アレッシア「……ふぁ~あ……」 父「もう、お休みになられますか?」 アレッシア「ええっと……あら、もうこんな時間なんですね……眠いはずだわ。そうですね、明日も早いですし。お父さんは、まだ眠ら――あ、タイマーはセットしないんですか?」 父「え……あ、ええ。もう少ししたら入れますよ。だから、どうぞお気になさらず。ごゆっくりお休みになって下さい」 アレッシア「……そうですか? ありがとうございます、お父さん」 父「いえ。それでは……おやすみなさい」 アレッシア「はい。おやすみなさい……」 リーン、リーン… スイーッチョン、コロコロコロ…… 父(……山の近くだからか、随分……虫の声が綺麗だな) 父(それに……いい月だ。ぼうっと、青白くって……) アレッシア「……すぅ……すぅ……」 父(……寝つき、いいんだな……それとも、よっぽど疲れてたのか……) 父(……思えば、今日は……アレッシアさんに迷惑かけっぱなしだったな) 父(いろいろ気を遣わせてしまって……さっきの夕飯だって、きっと気を遣って引き止めてくれたんだ) 父(……俺は、今日という1日は楽しかった。言葉では言い表せないぐらいに。だが……アレッシアさんは、どうなんだろうか?) 父(そもそも俺は……彼女にとって、どんな存在なんだ?) アレッシア「……ぅ……ん……」 父「――!」 アレッシア「……ん……すーっ……すーっ……」 父(……なんだ。起こしてしまったのかと……) アレッシア「……どう……して……」 父「……?」 アレッシア「……どうし……て……しんじゃったの…………?」 アレッシア「……マルコ……」 父「…………」 『犬飼ってた事があるんです。白くって、フワフワで……私が大人になる前に、死んじゃったけど』 『……マルコです。マルコ・ポーロの、マルコ』 父「……そうか」 父(……そうか、そうか。最初から……) 父「……所詮」 父(所詮、俺は……) 父(……ただの、犬コロか……) アレッシア「くぅ……すぅ……」 父(……分かっていた…分かっていたさ) 父(いくら、人間っぽくあろうとしても……いくら、言葉を重ねても……) 父(……俺は、人間にはなれない。誰も、人間とは見てくれない) 父(…………分かっていたよ。最初から……) 父「……でも……でも……!」 リーン、リーン… コロコロコロ…リーン、リーン…… 父(……なぁ、エレン……どうしてだ?) 父「……どうして、機械は……俺は、涙を流せないんだ……?」 アレッシア「……ぅ、うーん……お父、さん……?」 父「! あ、アレッシアさん! す、すみません……起こしてしまって……」 アレッシア「いえ……なんだか、寝付けなくって……」 父「……そう、ですか? さっきは……すぐに眠っておられましたが……」 アレッシア「……それに、ちょっと……思い出したんです」 父「――! ……何を……ですか……?」 アレッシア「……えっと、ですね……」 父「…………」 アレッシア「お父さんに、ブラシをかけてあげること。やろうと思ってたのに、すっかり忘れちゃってて」 父「……へ?」 アレッシア「……ほら、お父さん、お風呂に入ってなかったでしょう? いくら機械って言っても、やっぱり、動いてるだけでホコリとか溜まってきちゃうんじゃないかしら、って思って……」 父「あ……え、ええ……」 アレッシア「ほら、それに……今日、とっても楽しかったから。だから、こんなことで釣り合うとは思えないけど……せめてもの、お礼をと思って。 ……すみません、差しでがましいようでしたら……」 父「あ……いえ、そんな……そりゃ、やっていただけるなら……こんなに嬉しいことはありませんけど……」 アレッシア「……よかった。やっと、お父さんにお礼ができるわ。今日1日…私、お父さんにわがままばかりで……。 ……それじゃあ、こっちにいらして下さい、お父さん」 父「は、はい……」(……とんでもない。我儘を言ったのは……こっちの方だ。単なる機械のくせに……旅行なんて……) リーン、リーン…… コロコロコロ… アレッシア「お父さんの毛並みって、すごくつやつやしてるんですね」 父「……ええ。合成繊維ですからね……ただの人工物、まがい物ですよ」 アレッシア「……私はこの毛並み……好きですけど」 父「……犬の毛並みが、ですか?」 アレッシア「え?」 父「! あ、いえ……何でも」 アレッシア「……ねぇ、お父さん」 父「…………」 アレッシア「……こんな事言うと、きっと軽蔑されてしまうでしょうけど……言わせて下さい」 父「…………」 アレッシア「……私ね、昔、犬を飼ってたんです」 父「……マルコ、でしょう?」 アレッシア「……ええ。白くてフワフワの毛並みの、とっても可愛い犬……ちょうど、お父さんみたいな」 父「……光栄ですね」 アレッシア「……初めて、基地の裏庭でお父さんと会った時……マルコが生き返ったのかと思いましたわ。そして、それからも、今回の旅行でも……。 お父さんの一挙一動を見る度に、私の頭の片隅には、マルコの姿がちらつきました」 父「……」 アレッシア「……でも、マルコは……喋れませんでした」 父「……!」 アレッシア「話す事も、列車に乗る事も。旅館に泊まる事も……こうして、胸の内を明かすのも。 みんな、みーんな、お父さんと出会ったからこそ出来たこと……お父さんとこの旅行に行かなければ、きっと、ずっと出来なかった……」 父「……」 アレッシア「……たぶん、人は誰の代わりにもなれないし……誰の代わりもいないんですよ。 マルコは、マルコしかいなかったし……お父さんは、お父さんしかいないんです。たとえ、姿形が私達とは違っても。たとえ……機械であっても」 父「…………」 アレッシア「……お父さんは、お父さんにしかできないことを……お父さんだからこそ、できたことを……私に、たくさんくれたんですよ。 ……ごめんなさい。……ありがとう。お父さん……」ギュッ… 父「!? あ、あ、アレッシアさん!?」(だ……抱きつかれて……!!) アレッシア「お父さん……お父さんは、犬なんかじゃありません。ただの機械なんかでもありません。 ……物知りで、照れ屋で、寂しがり屋な……世界でただ1人の……お父さんなんですよ……」 父「……アレッシア……さん……」 リーン……リーン…… サァァァァ………… アレッシア「……ねぇ、お父さん」 父「……どうしたんです、アレッシアさん」 アレッシア「……月、綺麗ですね……」 父「……ええ。本当に。……そう思います」 アレッシア「……聞こえますか? なんだか……雨みたいな音が……」 父「……不思議ですね。月は……あんなに、澄んで見えるのに」 サァァァァ…… 父(……ん?) アレッシア「……すぅ……すぅ……」 父(……寝てしまった、か。……あれ? ――!! だ、だ、だ……抱きかかえられたまま……!!??) アレッシア「……んっ……」 父(!! い、いかん……下手に動くと、起こしてしまう) アレッシア「……くぅ……」 父「……ほっ」 父(……犬でも無い、機械でもない……"お父さん"……か) 父(…………あぁ……) 父(……あったかいなァ……人って……) リーン……リーン…… サァァァァ……ッ ――翌朝、旅館・玄関―― アレッシア「どうも、お世話になりました」 女将「ほほ……またのお越しを、お待ちしておりますよ」 父「ええ、いつかまた……」 女将「…………」 父「…………」 女将「……ええ、是非とも、いらしてくださいな」ブルブル 父(の、乗りきったッ!) ドミニカ「……ん? あ、あのワン公……」 ジェーン「え? ……あ、ほんとだ。もう帰るみたいだね」 ドミニカ「久々の好敵手だった。……いつか、決着をつけたいものだな。……おーい! ワン公ー!!」 父「ん? あいつは……」 ドミニカ「次は、私が勝つからなぁー!!」 父「……ハッハッハ、やってみろ、やれるもんならなぁー!!」 ――温泉街、下り坂―― アレッシア「……いい天気ですね」 父「ええ……」 アレッシア「ゆうべ、雨が降ってたから心配だったけど……晴れてよかったわ」 父「ハハ……」(……結局、夜明けまでずっとあのままだったな) 少年「コロ、コローっ!」タッタッタッタッタ アレッシア「……あら? あの男の子って……」 ハッハッハッハッハッ… 父「……?」クルッ 犬「ハッハッハッハッハッ」パタパタ 父「……よう」 犬「ワン!」 父「……長生きしてやれよ?」 犬「クゥン?」 少年「おーい! こっちだってー!」 犬「ワォン!」ダダダダダッ! アレッシア「…………」 父「……行きましょうか」 アレッシア「……ええ。行きましょう」 ――501基地、食堂―― ≪……私はお前を育てた≫ウィーン… ミーナ「……ええ」 ≪お前を愛し、武器を与え、技術を教え、知恵を授けた≫カリリリッ… ミーナ(……武器は貰ってないと思うけど……) ≪……もう私から与える物は、何もない……。あとは私の命を、お前が奪え……自分の手で≫カリッ… ミーナ「……ボス。ありがとう……“チェックメイト”」カチッ ≪――――――≫ 私「う、うそ……勝ったの? 難易度……EXTREAMに!?」 ミーナ「……んっ……」バタッ 宮藤「! ち、中佐!」 シャーリー「……無理もない。徹夜でやってたらしいからな……」 私「……人間ってすごい」 ミーナ「……くー……くー……」 ――列車内―― ドデスカデン、ドデスカデン… アレッシア「よかった……この列車に間に合って」 父「この調子だと……基地に着くのは昼過ぎになりそうですね」 アレッシア「……あ、お土産、どこにしまいましたっけ?」 父「ああ、俺の鞄に入ってますよ。温泉まんじゅう」 アレッシア「……あれ、どのあたりが温泉なんですかね?」 父「……売ってる場所、じゃありませんか?」 アレッシア「……やっぱり?」 父「……たぶん」 アレッシア「……ふふっ」 父「……ハハハ……」 幼女「ね、ねパパー、さっきママにやってた“ドゲザ”っていうの、もっかいやってー」 青年「ちょ! ちょっと待ってシェリー! ここじゃ駄目だ! ここじゃ!」 女性「……そうよ、シェリー。あとでいくらでも見れるわ。パパはこれから毎日、私とシェリーにドゲザすることになるんだから」 青年「!!?」 アレッシア「……よかった」 父「?」 アレッシア「……ほら、あのご家族」 父「……ああ……」 アレッシア「……ねぇ、お父さん」 父「え?」 アレッシア「……お父さんにとって、私さんが私さん1人しかいないように……私さんのお父さんも、お父さん1人しかいないんですよ」 父「…………」 アレッシア「……私さんにとっての幸せが何なのかは、私には分かりませんけど…… でも、お父さんがそばにいることが幸せじゃないなんて、そんなことは絶対にないはずです」 父「……私……」 アレッシア「……自分はどうあるべきか、なんて考えなくても、お父さんはそのままで十分……その、素敵だと思いますよ」 父「!!」 アレッシア「だから……その……上手く言えませんけど、そのままで……自然体なままで、私さんに接してあげたらいいんじゃありませんか? 飾らずに互いの本心をぶつけられる……そんな相手がいるのって、とっても幸せなはずですから」 父「…………アレッシアさん……」 アレッシア「あっ……す、すみません、偉そうなことを……」 父「いえ、そんな……」 アレッシア「…………」 父「…………アレッシアさん」 アレッシア「……はい」 父「……この旅行に……アレッシアさんと行けてよかった。……ありがとう」 アレッシア「……こちらこそ。本当に……楽しい旅行でしたよ。……ありがとう、お父さん」 ガタンゴトン… ガタンゴトン… ――昼過ぎ、501基地、玄関―― シャーリー「……おっ、あの車かな……あ、違った。あ! あれかな……」 私「…ねぇ、シャーリー。別にいいじゃない、出迎えなんて……」 シャーリー「なーに言ってんだよ。迎えてあげた方が、アレッシアさんもお父さんも絶対喜ぶって」 私「……まぁ、そりゃそうかもしれないけど……」 シャーリー「……! あ、あれだ!」 ブロロロロ…キキッ! ガチャッ… アレッシア「ふぅ……ただいま、シャーリーさん、私さん」 父「いやー、たった一日出てただけなのに……なんだか懐かしく感じるなァ」 私「…………」 父「! …………ただいま」 私「……おかえり。……楽しかった?」 父「……ああ。すごくな」 私「そう……良かったわね」 父「……さ、基地の皆に挨拶したら……すぐ仕事に掛るぞ。俺がいなくて、どうせいろいろ溜まってるんだろ?」 私「? ……なによ、ずいぶんやる気じゃない?」 父「バカ言え、俺はいつだってこんな調子さ」 私「……フフッ、はいはい、そうでしたね……」 シャーリー「なぁ、お父さん。お土産……何?」 父「おお、ちゃーんと買ってきたぞ! 本場の温泉まんじゅうだ!」 シャーリー「ま、マンジュウ?」 父「美味いぜぇー? ま、俺は食った事ないんだけど……」 シャーリー「おいおい、なんだかご機嫌だな……何かいい事あったのか?」 父「……ああ」 アレッシア「……」ニコッ 父「……本当に、いい旅だったよ」 第8話、おわり
https://w.atwiki.jp/tsuvoc/pages/1851.html
福嗣君のお父さん ふくしくんのおとうさん (実)別名化け物のだんな.落合博満.現中日ドラゴンズ監督.当時は日ハムの選手だった.
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/8056.html
autolink() GT/W29-012 カード名:お父さんっ子 ぎんか カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:7500 ソウル:1 特徴:《タロット》?・《商人》? 【永】記憶あなたの思い出置場の《タロット》?のキャラが2枚以上なら、このカードのパワーを+2000。 心配せんでええよ父ちゃん レアリティ:U illust. 13/11/11 今日のカード。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 幸せな時間 ぎんか 1/0 1500/1/0 黄 チェンジ元 友への想い せいら 0/0 500/1/0 青 絆
https://w.atwiki.jp/wikisol/pages/214.html
〇ックスが得意らしい❤️
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/374.html
おや…? ゴトゴトと音を立てて卵が揺れ始めた。 この卵は近所のタブンネさんから貰ったものだ。 卵にヒビが入り始める。ヒビはだんだん大きくなっていき、ついに… パカッ! 卵が孵って可愛いタブンネちゃんが生まれた!おめでとう! 「ミッ?」 目の前のタブンネちゃんは初めて見る外の世界に驚きと戸惑いを感じているようだ。 「ミッミッ!」 しかし僕の顔を見ると愛らしい笑顔で元気に鳴き始めた。 「初めまして、僕が君のお父さんだよ」 「ミッミッ!!」 喜んでくれているようだ。とっても嬉しい。 「じゃあタブンネちゃん、一緒に遊ぼう」 「ミッ!」 屈託の無い笑顔はまるで天使のようだ。 僕は幸せな気分に浸りながら机の上に鉛筆を一本立てた。よく削られて尖っている。 「ほらタブンネちゃん、高い高ーい」 「ミミミ、ミッミッ♪」 僕はタブンネちゃんの尻を掴んで片手でゆっくり持ち上げると、一気に降り下ろし、鉛筆に脳天を叩きつけた。 「ミッ?」 タブンネちゃんはトロいから何が起きたのかわかっていないようで首を傾げたが、すぐにやってきた痛みに叫びを上げた。 「ミャアアアアッ!!」 タブンネの眉間に鉛筆が突き刺さっていた。 「可愛い可愛い」 「ミュイッ、ミ、ウミミ」 脳まで達しているのか、鉛筆をグルグルかき回すとネンブタは舌を垂らしながら両目を明後日の方向に向けた。 僕は何だか目の前のピンクいのが気持ち悪く思えてきた。薄汚れた尻を強く掴んで醜い頭を何度も机に叩き付けた。 「ブギィッ!ミヒアア、ア、アア……」 そのうちグブンと汚い音を立てて鉛筆が糞豚の頭を貫通した。 糞豚は白目を剥いていて吐き気がしたので金槌で鉛筆ごと頭を叩き割ってとどめを刺した。 それでも不愉快だったので踏んづけてから庭にぶん投げてバットでミンチになるまで念入りに打ち据えると殺虫剤のスプレー缶を置いて火を付けた。糞ゲロは木っ端微塵に爆滅した。 死ね、くたばれキモゴミ。くたばれ。 オチが笑えたw間違いないww -- (名無しさん) 2012-01-24 01 48 20 呼び方がタブンネ→ネンブタ→ピンクいの→糞豚→糞ゲロ→キモゴミに変わっていくのすこ -- (名無しさん) 2023-03-06 02 43 06 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1791.html
前回までのあらすじ! アレッシアさんと温泉旅行に出かける事になったお父さん。犬扱いされたり、ババアにいじられたりしながらも、2人はなんとか目的地のポンペイへと到着する。 一方その頃、501のみんなと私はチェスに興じていた。 アンナ「……身の程はわきまえることだね」 父「大きなお世話だッ!!」 ――駅前―― アレッシア「ふー……着きましたね」 父「ええ。えーっと、まずはタクシーで……」 アレッシア「結構遠いんでしたっけ?」 父「ええ、山の近くらしいです。でも遠いって言っても、車で10分もかかりはしませんよ」 アレッシア「へえ……あ、お父さん、あそこ。タクシー乗り場ですよ」 父「お、丁度いい。じゃ、行きましょうか。アレッシアさん」 アレッシア「ふふ、分かりました」 運転手「ふ~ん……ふ~ん……ふんふ~ん……♪」 父「すまない」 運転手「ん?」 アレッシア「この住所の温泉まで、お願いできますか?」 運転手「えーっと……ああ、あの温泉ね。分かったよ。乗りな」 アレッシア「ありがとうございます」 運転手「でもよう、あの温泉、たしかペットは……」 父「……もういちいち指摘するのも疲れた」 運転手「…………え?」 アレッシア「まあ、普通の人はそうですから……あ、じゃあお願いします、運転手さん。ほら、お父さん、早く」 運転手「え? お父…………え?」 父「……どうしたんだ、早く出してくれ」 運転手「えっあっハイ」ブロロロロ… 運転手(……疲れてんのかな。ま、いいや) ――ローマ市内―― 整備兵1「た、大尉……まだですか……」ゲッソリ ゲルト「なんだ、まだ2時間しか経っていないじゃないか。クリスは長い入院生活を娯楽もなくただただ寂しく過ごしているんだぞ。 そんな妹に与えられるだけの娯楽を与えてやることが、姉の務めだとは思わないのか?」 整備兵1「は、はぁ……すみません、俺1人っ子なんで……」 ゲルト「まあ待て。ええと、絵本だろ、ジグゾーパズルに積み木、あとミニカーに着せ替え人形……そうだ、扶桑人形も買って行こう。 見ろ、この"日具摩"だの"璃母瑠哲句"だのいう扶桑人形、自由自在にポーズが取れるんだぞ!」キラキラ 整備兵1(……もし妹さんが不良になったりしたら、立ち直れないな、こりゃ……) ――ポンペイ、温泉街入り口―― アレッシア「それじゃ、ありがとうございました」 運転手「ああ。いい旅を。ワン――ああいや、親父さんもね」 父「ああ。ありがとう」 ブロロロロ… アレッシア「えーっと、この山道を登ったところですよね」 父「ええ。まあ、そんなにキツイ道でもなさそうだ……よかったですよ。 あ、アレッシアさん。そろそろお昼ですけど、お腹はまだ……」 アレッシア「え? ……あ、そう言えば少し……」 父「なら、どっかで食べていきましょう。……あ! ほら、あそこのラーメン屋! 昼前だから2人分ぐらいは……」 アレッシア「えっ、で、でも……何だか……悪いですよ」 父「悪い? 悪いって……何がです?」 アレッシア「だ、だって……お父さんは」 父「――! あっ……」 アレッシア「…………」 父「…………」 アレッシア「……その、私、まだ大丈夫ですよ。旅館に着いてからでも十分……」 父「す、すみません……」 アレッシア「もう……謝らないでください。なんだか……」 父「は、はい……」 タッタッタッタ… 父「ん?」 少年「おーい、コローっ!」 犬「!」タッタッタッタ 少年「ハハハ……よーし、次はあっちだ! それっ」ポーイ 犬「!!」バッ! アレッシア「……可愛いですね」 父「……ええ。全く」 アレッシア「……昔ね」 父「え?」 アレッシア「犬飼ってた事があるんです。白くって、フワフワで……私が大人になる前に、死んじゃったけど」 父「……なんて犬だったんです?」 アレッシア「……マルコです。マルコ・ポーロの、マルコ」 父「……いい名前だ」 アレッシア「ふふ……ありがとうございます」 父(……犬、か……) ――501基地・食堂―― 坂本「」プスプス… ペリーヌ「そんな馬鹿なわたくしがそんな馬鹿な」ブツブツ 宮藤「え、えーと、ここに打ったらこうだから……こ、ここ?」カチッ ≪チェックメイト≫カリリリッ 宮藤「あーっ! 負けちゃった!」 シャーリー「凄いな……これでもうみんな負かしちゃったよ」 私「眠いからってやってくれなかった子もいたけど……それでもまあ、これでほぼ全員かしらね」 サーニャ「う~ん……」スースー エーリカ「くかーっ……」グーグー シャーリー「えーっと、後は……」 ミーナ「あら? どうしたの、みんなして」 私「あ、中佐」 ミーナ「あら……チェス? 懐かしいわね。これでも昔、結構やってたのよ」 私「へえ……それじゃあ、どうですか? 一局」 ≪さぁ、来い!≫ウィーンカリカリッ ――温泉街―― アレッシア「えーっと……ここで、いいんですよね?」 父「ええ、そのはずですが……」 <ロマーニャの秘湯・ポンペイ草津温泉> 父(……まさか扶桑風の旅館とはな) アレッシア「すごいですね……これ、扶桑のホテルなんでしょう? ほら、あのクラゲが逆さになったみたいなマーク」 父「え、ええ。ま、そんなもんです。……多分」 スタスタスタ… 女将「お待ちしておりました。お2人でご予約の、コルチ様ですね?」 アレッシア「はい。でも、すごいんですね……ここ。私、てっきりパルテノン神殿みたいな感じかと思ってたんですけど」 女将「ほほほ、がっかりなされましたでしょう?」 アレッシア「いえ、そんな。質素で素敵ですわ、とっても」 女将「これはこれは、ありがとうございます。ウチの人、扶桑かぶれでねぇ、ここのテーマも『扶桑の温泉街の再現』なんですよ」 父「扶桑の『志摩ヒスパニア村』みたいなもんか」 アレッシア「? なんなんですか、それ?」 父「扶桑なのにヒスパニアっていう、妙ちくりんなテーマパークらしいですよ」 女将「ほほほ……」 父「……あれ?」 アレッシア「どうかしましたか、お父さん?」 父「いえ……今まで、俺が喋った途端に誰も彼もが顔色を変えましたけど……この女将さん、眉ひとつ動かしてません」 アレッシア「まぁ……プロ精神の旺盛な方なのね」 女将「」 父「……あ、違う! これ立ったまんま気絶してるんだ!」 アレッシア「えっ!?」 ――旅館内・ロビー―― 従業員「ホントすみません! お客様にこんなご迷惑を……」 アレッシア「いえ、いいんですよ。見たところ、脈も正常ですし、息も乱れていません。ただ気を失っているだけですわ。 しばらくごゆっくり休ませてあげてください」 女将「」クカーッ… 従業員「ホント、ありがとうございました。あなたがお医者様で良かった……母ちゃ、あ、いえ、女将さん、もうすっかり歳で。 それなのに無理するから……」 父「へえ、息子さんかい、あんた」 従業員「!!??」 父「……そーだよ、それが正常だ」 従業員「あ、えーっと……あ! じゃ、じゃあ、お部屋の方にご案内しますね!」アタフタ アレッシア「あ、はい」 父「わん!」 従業員「!!???」 父「……鳴きマネ。似てるだろ?」 従業員「……は、はは……」(母ちゃん……俺やっぱこの仕事向いてないわ……) ――2階・椎茸の間―― 従業員「こちらのお部屋です」 アレッシア「わぁ……いいお部屋! ね、見て見てお父さん! ほら、山が見えますよ」 父「ええ、いい景色です。部屋も落ち着いた和室で……でも、部屋の名前はもうちょっと何とかならなかったのか」 従業員「父ちゃ――オーナーの趣味でして」 父「あ、そう……」 従業員「ご夕食は6時からでよろしいですか?」 アレッシア「あ、はい。お願いします」 従業員「かしこまりました……あ! えーと、その……」 アレッシア「はい?」 父「?」 従業員「お2人分で、よろしいんですよね……?」 アレッシア「あ……」 父「…………いえ、1人分で。お願いします」 アレッシア「!!」 従業員「あ……そうですか。すみません。分かりました。それでは、また6時にお持ちします。 お風呂は4時からとなっておりますので、ごゆっくりおくつろぎ下さい」 父「ありがとうございます」 従業員「それでは」スタスタ シーン…… アレッシア「……あ、あの」 父「あ、そうだ! 長旅でお疲れでしょう、アレッシアさん!」 アレッシア「え?」 父「お昼も軽食で済まさせてしまったことだし……どうぞごゆっくり、お昼寝でもなさったらいかがです? 俺はその辺を散歩でもしときますから」 アレッシア「え、いや……でも」 父「ああ、ご心配なく。飯までには戻ってきますよ。それに風呂も……あ、入れなかったか、ハハ」 アレッシア「…………」 父「…………」 アレッシア「……それじゃあ、お言葉に甘えて。少しお昼寝でもしようかしら」 父「ええ、それがいいと思いますよ。……それじゃあ」スタスタ アレッシア「あ、はい……」 父「…………」スタスタ アレッシア「……無理、してるのかな……」 アレッシア(……別に、いいのに。一緒にご飯、食べられなくても) アレッシア(私は……ただ……) アレッシア(……いてくれる……だけで……) アレッシア「……すぅ……」スー、スー… ――廊下―― 父(……くそっ、何を悩んでいるんだ、俺は) 父(何が不満なんだ。飯を食えなくたって、外見が犬だからって……機械だからって、アレッシアさんは、俺に変わらず接してくれる) 父(それの、何が……) 『機械は機械。人には慣れない。分かってるでしょう?』 父「……くそっ、勝手に人の想像に出てきやがって」 父(……埒が明かない。しばらく、どこかで頭を冷やそう) ――1階、ロビー―― 父「で、降りてきたはいいものの……」トコトコ 父「……やること、ないな」トコトコ 幼女「! ね、パパ! わんちゃん! わんちゃんいる!」 青年「ぐかーっ……」ムニャムニャ 幼女「パパ! ねぇパパー!」 父(……疲れるのが父親ってのは、どこの家庭でも変わらんらしいな) ドミニカ「なぁ、風呂って何時からだっけ?」 ジェーン「えーっと……あ、5時からだって」 ドミニカ「長いな……どうしよう」 父(……風呂、か) 父(入ったって、別に意味無いしなァ……水、苦手だし。 でも、もし……アレッシアさんと入れたら……) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ アレッシア『ふぅ……いい湯ですね、お父さん……』 父『ええ、全く……それに、あの月も、あの雲も。……本当に綺麗だ』 アレッシア『……ええ。本当に』 父『……アレッシアさん』 アレッシア『なんですか? お父さん』 父『……"月が綺麗ですね"』 アレッシア『! ……はい。私も……そう思いますわ』 父『…………ありがとう』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 父「なーんてな! なーんてな! うわははははは……あっ」 ジェーン「…………」ポカン ドミニカ「…………」ジーッ 父「…………」 父「……わ、わん」 ドミニカ「……なんだ、ただの犬か」 ジェーン「えっ」 父(……あ、危なかった……上手くごまかせたな)フィーッ 父(だが、ロビーに居づらくなってしまったな……戻るか)テコテコテコ… ジェーン「……ねぇ、大将」 ドミニカ「ん?」 ジェーン「さっきの声さ……あれって」 ドミニカ「ああ、流暢なロマーニャ語だったな」 ジェーン「いやその、そうじゃなくって」 ――2階、椎茸の間―― 父(……結局戻ってきてしまった) 父(……どうする、散歩するなんて言っておいてすぐ戻ってきたら……なんか、すげえ恥ずかしい) 父(なんて言おう……『いやあすみません、アレッシアさんが気になっちゃって!』……いや、駄目だな。俺のイメージじゃない。 えーと……じゃあ『いやあ、狭い旅館ですなぁ』……これも駄目だな。ネガティブなイメージでは駄目だ) 父(……『すみません、やっぱり戻ってきちゃいまして』……うん、これで行こう)ガラッ! 父「すいませんアレッシアさん、やっぱり戻――あれ?」 アレッシア「……くーっ……くーっ……」 父「……なんだ、お休み中か……やっぱり、疲れてたんだな」 アレッシア「……う~ん……」ブルルッ 父「!…………えーと、押し入れ押し入れ……」ガラッ 父「毛布は……これか。それっ、と」ガシッ、ズルズル 父「…………」ファサッ アレッシア「……すーっ……」 父「……せっかくの旅行なんです。風邪でも引いちゃ……大変ですからね」 アレッシア「……ふふっ……すーっ……」 ――501基地・食堂―― ミーナ「はい、チェックメイト」 ≪くっ……!≫ シャーリー「え……あ……」ポカーン エイラ「す、すげえ……隊長」 私「な、難易度HARDが余裕で……!?」 ミーナ「……ふぅ、結構盛り上がるわね。私教授、もっと上の難易度は無いの?」 私「えっ!? そ、そりゃあることにはありますけど……とんでもないですよ? チェス世界チャンピオンの遥か上を行くぐらいのレベルで……」 ミーナ「ふふ、それぐらいじゃないと面白くないわ。さ、早く!」 私「は、はい……それじゃ、難易度・EXTREAM…!」 ≪……どちらかが死に、どちらかが生きる。生き残った者が跡を継ぐ≫ウゥィィーン ≪生き残った者が、ボスの称号を受け継ぐ……≫カリカリリィ ミーナ「……謹んで、受け継がせていただくわ」ゴゴゴゴゴ シャーリー「なにこいつらこわい」 私「……これは闘いよ。大いなる闘い。人とAI、その限界と可能性を賭けた……!!」 シャーリー「は、はぁ……」ポカーン ――旅館2階、椎茸の間―― アレッシア「……う~ん……」ムクッ アレッシア「……何時かしら、今……えーと、時計時計……」ファサッ アレッシア「……あら?」 (毛布……? なんで……あ) 父「…………」シーン アレッシア(……そっか。お父さんが……ふふっ) アレッシア「ありがとう、お父さん」 父「…………」シーン アレッシア(……? 寝てる……のかしら?)サワッ 父「…………」シーン アレッシア(!!! つ、冷たい!? い、いや、ロボットなんだから当たり前か……え!? これ……どうしたらいいの!?)アタフタ 父「…………」シーン アレッシア「お、お父さん! お父さん!! 大丈夫ですか!? お父さん!!」ユサユサ 父「…………」ガクガク アレッシア(ど、どうしよう……どこか壊れちゃったのかしら!? そんな……!!)オロオロ アレッシア「く、首の脈は!! ……な、無い!? あ、でもロボットだし……あれ? だったらどうしたら……!!」イジリイジリ ――カチッ 父「――!!!」ピキョーン!! アレッシア「きゃっ!?」 父「……? あれ、タイマーよりも早いな……あ、アレッシアさん。おはようございます」 アレッシア「え、え……?」ポカーン
https://w.atwiki.jp/aion20memo/pages/1298.html
お父さんが残した贈り物 遂行地域 サルファン - ヌビリム研究団の野営地 適正レベル 取得 58 / 遂行 58 報酬 経験値 6,090,020 / 222,912 ギーナ+ 選択報酬リナクロフト ショルダーガードリナクロフト レザー ショルダーガードリナクロフト スポールダーリナクロフト ポールドロン -の中から1つ選択 関連クエスト 1.探査者のリュック2.ナイトシャドウ盗堀団の道案内3.ナイトシャドウ盗堀団の盗堀屋4.遺跡の場所を暴く盗堀団5.[PT]お父さんを殺した真犯人6.お父さんが残した贈り物 進行順序 1.NPCリナクロフトと会ってクエスト獲得2.リナクロフトに、浮遊する古代聖所に隠されている遺物を届けよ-ヌビリムの秘伝書(1)3.NPCリナクロフトと会ってクエスト完了